1 :
無名草子さん:
ミス板だけにあるのはもったいない
この人こそ文学でしょ
2ゲト
孤高の人だよな
元祖腐女子でしょ?
それはどうかな?
李歐は普通の人が読むやおい小説。
6 :
無名草子さん:2009/08/27(木) 17:18:23
「太陽を曳く馬」凄い
ハルキの流行り本読むぐらいなら絶対こっち読んだ方がいいわ
7 :
無名草子さん:2009/08/29(土) 05:12:06
「太陽を曳く馬」の方が「1Q84」よりは確かに上だ。
でもその「太陽」は、残念ながら「晴子」や「リア王」
よりも下だ。
8 :
無名草子さん:2009/08/29(土) 18:24:57
ピアニストなんだってね
9 :
無名草子さん:2009/08/31(月) 00:45:50
今日は選挙だったがリア王の内容があまり思いだせん。
後半に合田が出てきたところは笑った覚えあり。
>>7 そうかな?どの部分でそう思われました?
何故、人が人を殺すのか、「殺すのはだれでもよかった」という現象、
言葉で表現できない部分の描写ということでは健闘していると感じましたよ。
それを踏まえた上で
死刑制度は力で制圧する思想だというあたり、読む側に迫るものがありました。
この人の小説、誰でのよかった、なんでもよかった、特に意味はない、ばかりでなんだかなあ・・
バブル世代ってこんなもんなのかな
>>11 はぁ?高村薫が「こんなもん」ですか?
普段何読んでるの?ちなみにここ数年の間で一押しをあげてみ。
「太陽を曳く馬」、やっと読み終わった。
泣き過ぎてまぶたが腫れた。
あれはずるい。
14 :
無名草子さん:2009/09/24(木) 19:58:03
そこはかとなく漂う腐臭
15 :
無名草子さん:2009/09/28(月) 15:41:10
晴子もリアも読まずにいきなり太陽読むのは有りですか?
特に支障はないよね?
マークスもやおい
そもそも一流の女性作家で腐が入っておらぬ人なぞいないのです。
エライ人には以下略
>>17 「腐」ジャンルに分類されておらず
一般と思いきや読んでみたらおめぇて腐じゃねーか!な
「腐」の女性作家って高村女史以外に誰がいるでござるか?
>>14 晴子は読まなくても大丈夫そうだけど、リアは読んだ方がよりわかりやすいと
思います。
>>18 パトリシア・ハイスミス、ルース・レンデル、アイリス・マードック
杉本苑子、松井今朝子…あ、あれ?
高村さんは長文すぎる。
もっと纏めてみたらどうよと思う。
内容が濃い長文じゃないもの。
あのくどくどと書き込んだ描写を読むのが楽しみなのに、なんてこと言うんだ(`・ω・´)
ミス板の高村スレって信者が真剣で怖いおw
こっちは気楽でいいおw
わかるわかる、世間のみんなが評価しているベストセラー、読んでみたけど
おれ様の目から見ると、だせーぜって厨2書込みが叩かれないだけでも
ここはほっとするよな、の巻
25 :
無名草子さん:2009/09/29(火) 22:01:05
>世間のみんなが
wwwwwwwwwwwwwwww
>>24 高村先生の顔に泥を塗るような低レベルなレスをするでない。
27 :
無名草子さん:2009/09/30(水) 11:25:36
そもそも性描写や心情描写そのものが濃密なんであって、♂×♂に特化してるわけではないと思う
特化してみせるつもりはなかったんだけど、隙間から漏れていたんです。
そいで溜まったのを一旦出しちゃえ!と開き直ったのが李歐ですね。
大分スッキリしたんでその後漏れなくなりました。
接して漏らさず、高村先生の顔に今日も泥を塗ります
でも李歐に男同士の性描写って実はないんだよね
この人男女に関係なくセックスに関する興味や追求はあるんだろうけど、男同士の感情を描くのは「生理的に差別というものを受け付けない」ってところから来てるんじゃないかな
精神障害者や部落、在日が出てくるのもそういった所以で
とりあえず腐だの何だので騒いでる地点で止まってると、この人の小説の真髄は味わえないと思う
ホモソーシャルの延長上にある濃い関係も含めて、女子が同性愛を書きたいという指向「も」あったのは間違いないよ。
李歐もあからさまな性描写がない(というか意図して書かなかった)だけで、二人の心情は恋愛だし。
っていうか、それがあると作品の質が落ちるとでも思ってるならそれこそ同性愛に対する偏見だ。
それがある事に気付いたからといって、「それだけで止まってる」と思うのも偏見だ。
誰が女子やねん、女史でした
>>31 恋愛って定義付ける必要はないと思うよ
あえて性描写に持って行かなかったのはそういう意図なんだろうから
もちろんそれに近い感情ではあるだろうし、この人の作品にホモセクシャルの指向は確かにある
それに別に同性愛が描かれているからって作品の質が落ちるとも思ってない
けれどそれが巷に言う“腐女子”などと言った安直な表現に落ちるとはどうしても思えないし、
同時にそういった発言、例えば
>>3みたいなのが本質を突いているとも思えない
ウィキペディア見たら結構刊行されてない作品多いんだな
全部まとめて出してほしい
なんか下らなさそう。高村薫って。このスレ見てるだけで分かるわ
きゃあ、孤高の35さんかっこいい!
もしかして大藪晴彦とか平井和正とかの愛読者かしら
多分君は本当に面白いものに出会った事ないんだと思う
38 :
無名草子さん:2009/09/30(水) 22:28:31
面白いのと下らないのはちがいますよ。35さん。
読んでいて楽しくなくても、読むに値するものはたくさんあります。
それを見つけるのはその人の知性。 なんて…キャッ!
40 :
無名草子さん:2009/10/01(木) 01:59:00
38です。わかっております。小心者なのでアルコールが入らないと書き込みも
できないんです。お許しを。
太陽を〜を今読んでる。下巻、オウムについて語るくだりは
宗教は全く門外漢なので分からない単語続出だけど、読んでる。
勉強になる。この辺りを書くに辺り、仏教関係の書物を読み込んだのかな。
オウムら辺の下りを読んだ仏教関係者の方の感想聞きたいな。
リヴィエラを撃て、いつか読もうと思ってたけど諦めてブックオフに売る。
レディージョーカーは好きなんで手元に置いとく。
李歐はホモくさくて読み返せない。
>>41 李歐の改作前の「我が手に拳銃を」はベタベタしてなくて良作と思う。
>>43 同意〜。
わしは他の著作も概ね改稿or改作前の方が好きだわ。
細かい矛盾点を直したり、無駄だと思った部分を削って整えたりしてるのは分かるんだけど、
若書きが覗いていても初稿の方が勢いを感じるっていうか、ニオイが強いっていうか。
「マークスの山」は文庫本の方が引き締まっていて好きだなあ
過去の人
>同性愛が描かれているからって作品の質が落ちるとも思ってない
質云々じゃなくて作品の中にホモを描く必要がある話とは思えない。
やはり女子の趣味でしょうと取られて仕方ないよ。
誰が女子やねん、女史でした
だいたい、意味もなくBL臭を入れたがる人はちょっとガキ的な性格のところがある気がする。
だな。それ以外、批評の言葉がねえのかよって感じ。
え、50が言ってるのは高村女史のことでしょ
51のいっているのは、おまえのことだよw
>>50 確かにテレビとか見てても、故栗本薫をはじめ、あさのあつこ、三浦しをんとか
なんかBL的な作家はどこか子供っぽい印象受ける。お調子者のお嬢さんって感じ。
森茉莉の時代から、それは伝統なんだ。
いいじゃねえか、金持ちないし早くからの成功者なんだろ。
世間ズレして生活に疲れたおばさんの世知辛い話なんぞ
読者は読みたくないぞっと。
そうそう、森茉莉も、お父さんにすげえ甘やかされたんだってね。
17歳まで?外のひざの上に乗ってたと書いてあった。
BLと子供っぽさ、お嬢さんっぽさって関係あるのかなあ。
女史の場合はそれを補償しようとして、ハードで残酷な男の世界や社会を
書いているのかもしれない。
× ?外
○ 鴎外(メじゃなくて品なんだけど)
変換しないんだね
まあ、そうなんだけど
補償とか代償作用とか無意識とか超自我とか
そういう分析は、分析以前の・・・
小説内容で作者の実人生を推し量るのは、なんか違うと思いますぜ
そんなことねえよ
まあ、BLというか腐女子が嫌いな人は高村嫌いだろうね
てか過去の人。ミス板のスレもまだパート1だもんw
京極スレなんか25
鎌池和馬にいたってはスレッド281だものなw
やっぱコナンドイルとかアガサクリスティよりいけている今の作家だよっと。
・・・寂しさは埋まりましたか?
鎌池って誰?
>>61
てか、ほとんどの高村読者は2chなんかに
興味ないと思いますけど・・・
65 :
無名草子さん:2009/10/14(水) 22:19:43
時事馬場が多いのか?
高村さんの熱狂ファンが怖い。崇拝しすぎで宗教みたいだ。
>>64 ごもっとも
まさか2ちゃんで高村薫の名前を見つけるとは…
ざーとらしい
69 :
無名草子さん:2009/10/15(木) 20:38:35
高村薫が来週テレビに出るらしいんだけど、どの番組か誰かご存知ですか?
月夜堂に聞いてみたら?
>70です。月夜堂さん、すみません。(2ch見てないだろうけど)
メールが殺到してるみたいですね。私の責任で
10月19日 BSフジ プライムニュース ゲスト出演 生放送 (月夜堂HPより)
だそうです。
>70
ありがとうございます
73 :
無名草子さん:2009/10/23(金) 18:28:33
この人、きれいだと思うんです。
眞子さまが行く大学、高村氏卒業生ですね
キリスト教徒じゃなくても行く人いるんだね
75 :
無名草子さん:2009/11/07(土) 17:20:35
ほとんどキリスト教徒じゃないだろw
76 :
無名草子さん:2009/11/07(土) 22:57:56
太陽を曳く馬
すごく良かった
77 :
無名草子さん:2009/11/08(日) 00:22:34
【照柿】の野田達夫が何か好きだ。
【レディジョーカー】の城山社長もいい。
レディジョーカーって長すぎて読んでないんだけどおもしろい?
79 :
無名草子さん:2009/11/13(金) 07:47:19
文化の日のNHK番組「永田町・権力の攻防」で出てきた
高村薫は惨かったな。
「私たちに説明してくれなきゃ、わからない」と
ヒステリックに言い続けた市井のオバサンだった。
政治なんか、いちいち説明していたら収拾がつか
なくなる。世の中、いろいろな人がいるし、様々な
意見・思想があるのだから。
政治はそれを全部丸めこんで、ある方向を目指すと
いうものではないかいな。
とても、『新リア王』の作者とは思えない、子供の
意見だった。
80 :
無名草子さん:2009/11/13(金) 19:49:04
金で買われて台本どうりに言ってるんだろうね
作家なんて芸能人・マスコミと並んで下衆の代表みたいなもん
直木賞作品はずっと読んでいて
手に取った本を途中でやめることはめったにない私ですが
マークスだけは100ページでやめました
まるで下手糞は翻訳本を読んでいるような印象で
リズムが悪く読ませてもらえず、登場人物への感情移入もなしでした
>>81 単行本と文庫のどっち読んだの?
自分は単行本を先によんで面白かったけど
数年後に出た文庫(内容変わりすぎ)を読んでつまらなくてがっかりした。
あと何作を全編書き直し(書き下ろしではない)するのかな?
時間の無駄すぎるし、書き直し文庫を出すたびにがっかりする。
>>79 読売にもコメント書いてたことあるけど
凡人すぎなどこにでもある内容でつまらなかったよ。
高村先生は小説の中だけでハァハァしてるタイプ。
84 :
無名草子さん:2009/11/22(日) 08:08:21
>>83 高村の小泉への「構造改革」批判、民主党への「説明責任」
ホントに凡庸だよな。市民活動家のレベル。
小説の人物であれば、「くだらないタイプ」として末席に登場
する程度。
高村薫は、自分の発言について、小説ではどんな位置づけにな
るか、どんな登場人物に語らせるものか、よく考えたほうが
いい。
おーい。何時からアンチ高村スレになったんだい?
私は TV も見てないし、馬、も未だ読んで無いのでなんとも言いようがないけど。
みんな、なんか言ってやって。
「太陽を曳く馬」の前に「新リア王」読んでおくべき?
87 :
無名草子さん:2009/11/30(月) 05:13:26
「太陽を曳く馬」の前に、「新リア王」を読むべきだし、
「新リア王」の前に「晴子情歌」を読むべき。
だけど、そうなると「太陽・・・」まで行き着く前に挫折する
可能性高い。
晴子つまらなすぎてやめた。
母親の無意味に長い手紙で挫折。
息子に向けてあそこまでgdgd身の上を話す
母親も気持ち悪いし息子の母親に対する好奇心みたいな
反応も気持ち悪い。
89 :
無名草子さん:2009/12/05(土) 18:53:29
俺は三部作の中では、『新リア王』が一番おもしろかった。
『晴子』も歴史という裏打ちがあるから、集中力をもって読めた。
三つの中で駄作を選ぶとしたら、『太陽・・・』。
宗教は難しいよね。『カラマーゾフ』だって、正面切って論じる
のは、大審問官と僧侶の告白だけにとどめている。
あの長さが限界で、説明しようと長くなればなるほど、中身が
発散していく。
新潮読んだ。
訳わからんかった。
>>56 BL性とファザコン性は関係あると思う。
父親に大切にされ大事に育ったお嬢さんはBLを書きやすい。
反対に父親にDVされ父親というか男の負の部分を現実にさんざん目の当たりにしてきたお嬢さんは
普通の異性愛小説にいく。
娘なら誰もが持つ父性に寄せる信頼感と父親(男)の全能性が
成人後も消えない人がBLに行く。
反対に父親(男)の無能ぶり、情けなさを知っている娘っ子は母性(女性性)に信頼を置くようになるから
おのずと女性である自分を肯定でき、男じゃなくて良かったと思い、異性愛に行く。
>>83 高村薫は作家によくいる「しゃべると稚拙」なタイプ。
物書きは自分が書いた本の中では雄弁になるが本物の口を使う場だとまるでたよりなくなる。
いや、そういうそこの浅い、三流大学の文学部1年生の論文みたいな
作家の日常の推測はいいから。
全能性・・・フロイト先生・・・そんな手垢のついた
このスレには、どうしても高村薫が大嫌いって人が、いるみたいだね。
そんなに嫌いならば、わざわざあんなややこしい話読まなくても、
無視しとけばいいわけでしょ?
そこまで高村女史に執着する訳、教えて。
ちなみに自分は
>>88に共感する部分も少しあるけど、
高村薫は好きな作家だね。
95 :
無名草子さん:2010/01/18(月) 06:32:31
>>94 そうではない。『新リア王』で現代社会の実相を深く
叙述する内容と、読売新聞などへの寄稿やテレビでの発言の
稚拙さとのギャップが、なんとも虚しく思うのだよ。
と、ソファーでTV眺めながら鼻糞ほじりつつ放言しております。
スタジオ返します。
「なんていうか、身の程を知らないというか・・・」
スタジオは失笑に包まれる
>>95 ミス板にもそういうことを真剣に書き込んでる人がいたね。
自分も出来たら小説に専念して欲しいなと・・・
98 :
無名草子さん:2010/01/22(金) 20:28:35
95だが、『新リア王』で一番感銘したのは、
現代はエネルギーがない時代なのではない
エネルギーがひとつに集中できずに発散しているんだ
というくだり。
こういう現代を切り裂く視点が、読み手の自分としては新鮮だった。
で、新聞・テレビではこうした<驚く>視点がないから凡庸。
もっとも、「ネタは小説で」というなら、わからないでもないが、
そうであれば、ノコノコと新聞・テレビに出ない方がいいと思う。
>95、どうしても同意を得られるまでグダグダ書きそうな人だな。
じっくり時間をかけて練り上げた小説と、ごく限られた時間、字数の
文章と比べてみたって仕方ないだろう。差があって当然。
高村さんは練って練って練り上げるうちに、自分の力以上のものを
出せる、秘めた力がある人なんだよ(知らないけど)。
この人の改稿癖を知らないのか?
新聞やテレビに「ノコノコ」でても、市井の凡人より優れた視点を
持っているから需要がある。
あなたの大好きなリア王は、その非凡人がさらに時間と労力を
注ぎ込んだ超力作なんだよ。同列で読もうとするからひずみが生じる。
私は喋ると稚拙な薫タンが「この人も人間なんだよな」とほっとするから好きだが。
こういう普通のオバチャンがあんなすごい本書いちゃうんだもんなー、と感心する。
95さんはさあ、もっとドライに割り切って長編作品にはあたなの求める「驚き」と
出会えるようにのめりこみ、その他は、高村さんにもこんな一面があるのね、と
ちょっと距離を置いて向き合ってみてはいかがだろうか。
うん、95やおれもそうだけど、ここで書き連ねる文字と
実際の会話は乖離があって当然なんだからさ。
作家の執筆の原動力はインフェリオリティ・コンプレックスだなんてレベルの話は、
三流大学の文学部1年生の論旨だからな
>>100 私は91ではありませんが、超三流大学出身の高村ファンにとっては
かなりつらい物言いですね。それにその分析は91と同レベルの凡庸さですね。
さすが超三流は頭の悪そうなレスですね。
103 :
無名草子さん:2010/01/29(金) 21:54:24
95だが、どうして「超三流」なる言葉が出るのかと憂う。
どこだっていいじゃん。
『シンセミア』は大傑作だったし、その作者の学歴なんて、
誰も関心ないだろ。
ちなみに俺は、毎日毎日、こんなアホな部下の指導を
賽の河原のようにせねばならないのかとめげてる。
ちなみに、そいつは早大政経卒。
学校でグルーピングする時代は終わったよ。
ん?超三流なのは>101自身のことだろ。
>95はすばらしい持論をお持ちなのはわかったからsageて頂けないだろうか。
105 :
BS:2010/01/31(日) 20:44:18
BSミステリー 高村薫サスペンス 去りゆく日に
河原に残された“行儀"の良い死体の謎! 退職刑事最後の追跡と妻の裏切り…
定年退職間近の刑事・松井和郎が警察官人生最後の事件に挑む!ある日、
河川敷の階段で不動産会社社長・朝倉幸介の変死体が発見された。
死因は、コンクリートに頭を強打したことによる頭腔内損傷と判明。
被害者が日課にしていた散歩中の事故死と思われたが…。
和郎は、朝倉が両手両足を揃えて死亡していたことに疑念を抱き、
部下の阿部と聞き込みを開始、事件の真相に迫る。
出演
小林稔侍、高畑淳子、川上麻衣子、蟹江一平、神保悟志、
山下容莉枝、濱田万葉、松澤一之、池田政典、沼田爆
第61回読売文学賞(読売新聞社主催)が発表された。受賞作は次の通り。(敬称略)
【小説賞】高村薫「太陽を曳(ひ)く馬」(新潮社)▽【戯曲・シナリオ賞】鴻上尚史 戯曲集「グローブ・ジャングル 『虚構の劇団』旗揚げ3部作」(小学館)
▽【随筆・紀行賞】堀江敏幸「正弦曲線」(中央公論新社)▽【評論・伝記賞】湯川豊「須賀敦子を読む」(新潮社)▽【詩歌俳句賞】河野道代 詩集「花・蒸気・隔たり」(panta rhei)
▽【研究・翻訳賞】丸谷才一・訳 ジェイムズ・ジョイス「若い藝術家の肖像」(集英社)
高村薫・藤原建 作家と新聞記者の対話
高村 薫/ 藤原 健:著
毎日新聞社
1,575円
新潮文庫 レディ・ジョーカー(上)高村薫 780円 3/27
新潮文庫 レディ・ジョーカー(中)高村薫 780円 3/27
新潮文庫 レディ・ジョーカー(下)高村薫 700円 3/27
いつも情報を書き込んでくれる方、ありがとうございます。
レディ・ジョーカーついに文庫化かぁ。
レディ・ジョーカー文庫化嬉しい。待ってました。
「マークスの山」文庫版から高村薫を読み始めた自分としては
どんな加筆、修正がされているかも楽しみ。
もし、晴子情歌が文庫化されるなら、旧文体の手紙部分を現代文体に
直して欲しい。内容は面白いのに読みづらくてめげる。
作者にすれば旧文体であることに意義があるんだろうけどね。
あなたの言うとおり、旧字体であることに深い深い意義があると思うが。
馬で、秋道が旧字を好むとあったのは、もしかしたら彰之が息子に
「おばあちゃんが書いた手紙だよ」と見せたところ、興味を持ったのかな、と
思ったし。
112 :
無名草子さん:2010/03/06(土) 16:08:35
マークスとLJはエンターテイメントだよな
それに挟まれた照柿は高村文学の兆しなんじゃないの?
照柿で目覚めて晴子、新リア、馬と来たんだよ
くど過ぎる描写もそれぞれが背負っている業や宿命を強調している
しかし馬で雄一郎は完全に壊れちゃったな
次作で廃人かな?
今日の毎日新聞読んだ。
なんかこの人、新聞への寄稿文とかインタビューとかはアレなのが多いね。
あんまり受けない方がいいんじゃないかな。
114 :
無名草子さん:2010/03/15(月) 20:59:11
>>113 そんなこと言うと、95みたいに批判されるぞ・・・。
>>95は別に批判されてたわけではないだろ。
小説と違って寄稿なんかは肩の力抜いて読めってことだ。
昨日のもアレだった。
でも、今日のはなんだか可愛かった。あれは良い。
っていうか、インタビューを記事に起こした記者が
ネラってる気がしてしょうがなかったw
では、さようなら。
『晴子情歌』『新リア王』『太陽を曳く馬』3部作は、
福澤彰之伝でもあるわけだから、どこから読み始めてもいいけど、
全部読まないと、彰之の人生も福澤一族の関係も分からない。
『太陽〜』からはじめて、さかのぼって読むのも面白い。
彰之が筒木坂に執着する理由が、3部作全部を何度読み返しても、
直接は知らない母方祖父の野口康夫への関心以外には見えてこない。
彰之は漁船員のときからオフは筒木坂に執着していたので、
死期を悟った母の晴子が、遺書かわりに手紙で母方祖父を書きつづった。
彰之はインド洋の船上だったから、晴子は手紙しか手段は無かった。
彰之が、刑務所の秋道に手紙を書かざるを得なかったのと同じ。
突然どうしたんだ。
いいじゃないか、一読、感動したんだろ。わかるよ。
・・・・・・・・・・・・・感動したんだよね?
>>117>>118-119 唐突だったか?
例に挙げて恐縮だが、
>>88のようなレスへの反論とでも解釈してくれ。
『晴子〜』が基礎ということ。
>>119 >一読、感動
人それぞれだが、「一読、感動」というより、
何度も読み返すうちに、作者の言いたいことが見えてくる、
そういうたぐいの3部作だと思う。
日本のドストエフスキーを目指しておられるから
三部作、三層構造、三兄弟、三姉妹、三世代、父と母と子、三位一体?
曹洞宗の教義はよく分からないが
122 :
無名草子さん:2010/03/26(金) 20:29:23
『晴子』と『リア王』は好きだ。
ただ、『太陽』は彰之が登場する必然性を感じないのだが。
合田が出てくるのは、わからんでもないが。
123 :
無名草子さん:2010/03/26(金) 23:33:39
最近李謳を読んだ。
面白いって10年くらい前から聞いてたから自分が読む前に彼氏に勧めたんだけど
感想を言わなかったのはそういう事か。
腐は深読みして萌えてるんだろうと思ったら、心臓にチュッチュしたりベッドで一緒に寝たりしてて
どう見てもホモでした。本当にありがとうございました。
124 :
無名草子さん:2010/03/26(金) 23:34:59
まあ正直結構面白かったんだけど、彼氏に勧めたのは失敗だった。
125 :
無名草子さん:2010/03/29(月) 21:26:53
「週刊ポスト」のクジラ喰うな・マグロ喰うな、は政治ネタ
よりはまともだった。
誰か文庫版の「レディ・ジョーカー」読み終わった?
またも改訂してるそうだが。
そろそろ初回読書の感想が出てくる頃か
Happy Birthday to You
Happy Birthday to You
Happy Birthday Dear YUUICHIROU
Happy Birthday to You
Λ_Λ
∂/ハ)ヽヽ ∧ ∧ ∧_∧ ∧ ∧
ハ`∀´ノ ( ゚Д゚) (゚ο゚*) ( ´ー`)
/つ * ヽ ⊂~~~~つ ♪ ⊂~~~⊂ \∽ /|
/___ゝ / | (-_-) / ヽ \.\_∩____//
(__)_) 〈// / (∩∩) 〃〃〃ゝ \ / ./ 〉
~~~~ ~~~~~~ ∪ ̄ ̄∪∪
Λ_Λ ♪〜♪♪
( ・∀・) ♪ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( つ「 ̄ ̄] (__´∀`) ∇ < 51才になったよ♪
( 「 ̄ | ( <y> ]つ \____
. |__iiiiiiiiiiiii |__|_|
(__)_)
~~~~~~~~~~~~~~~
※彼の誕生日については異説もあるが一応今日という事で。
129 :
無名草子さん:2010/04/04(日) 05:28:54
サンデー毎日で、今週から
『新・冷血』を連載開始
130 :
無名草子さん:2010/04/10(土) 14:56:38
>>122 3部作は福澤彰之伝でもあるわけだから。
晴子…母の死で、出家するまで。
リア王…父の死で、執着した筒木坂を捨てるまで。
太陽…息子の死で、育てたサンガを捨てるまで。
太陽で合田が登場したのは、
今後の彰之を語るのが合田になるという暗示?
ヨゼフ断章を読んだことある方いらっしゃいますか?どんな内容だったのでしょうか?
句読点が無駄に多く読んでいて苛々するのですが。黄金
諦めるのはまだ早いでしょうか
1、2冊読んで慣れないようなら諦めた方がいい
>132
句読点つけると、煽られる、ネット世代、乙。
つうかつけるとおかしいいうのバカじゃねえの
まあでも高村薫は長文過ぎ&句読点多過ぎなところは唯一の欠点ではあると思う
慣れればどうって事無いけど
136 :
無名草子さん:2010/04/17(土) 11:31:49
LJは「そういえばそういう事もあったな」と一瞬錯覚しそうなぐらい時代に溶け込んでるな
合田シリーズしか読んだ事なくて太陽を曳く馬を読んだがよくわからん。
やっぱり晴子情歌と新リア王を先に読まないと駄目かな。
138 :
無名草子さん:2010/04/19(月) 20:35:58
合田の人物形成に興味があるなら
まずは「照柿」。
ついで、
・マークスの山
・LJ
といったところ。
・
素直に順番で読めば良いじゃん
>>137 それでもキツい事には変わらないけど、準備運動にはなる
てか面白いから読むべし
ローソン恐喝犯はLJ読者だな。
141 :
無名草子さん:2010/04/21(水) 18:16:58
「お笑いやりたい」とか言ってたけど、どうなったのかな
7係陰険マンザイは十分面白い
森の島生活でほのぼのお笑い書いて欲しいな。
島の暮らしに馴染みすぎてかなり性格が変わっている悪寒。
LJ文庫本OPは照柿文庫版で削られた
日の出桟橋でも森の壮絶な紙テープと花吹雪の送迎会ときいた
高村女史は日の出桟橋って書いてあるけど正確には竹芝桟橋だよね。
位置的には同じようなものだが。俺も東海汽船は何度か乗ったが
デッキに立つ森に向かって七係が総出で紙テープを投げるのを想像すると
何だか微笑ましい。
相変わらず合田関係の話しかしてないのかw
今の「新・冷血」についていけん
「理解できないもの」を必死になってトレースされても…
読みづらいし、ものすごい違和感を覚えるよ
LJやっと読んだ
城山(´;ω;`)
「会社のためになど死ねるか」
m9(^Д^)
もう純文学も通り越して前衛芸術みたいになってきてるね
高村薫の小説は
新国劇の判りやすい浪花節から出発して
前進座のプロレタリズムを経由して
山海塾の暗黒舞踏ですね、いまや
判ります
黄金を抱いて〜と李謳読んだ
それが売りの一つなのかもしれないけど(?)、
エレベーターとか銃とか切削機械の構造をあんなに細かく描写されても
苦痛なんだけど・・
心理描写も共感しづらいし、
ただ起こっていることをダラダラ書いてるだけって感じだったような
初期の作品だからってのもあるのかなー
155 :
無名草子さん:2010/05/28(金) 20:00:25
>>151 それだ。よくぞ言ってくれた。
最近の三部作を読んで、何なんだろうと不思議な感覚を
もったが、前衛芸術で疑問が氷解した。
現代のドフトエフスキーとか言われるが、本当は
ジェームズ・ジョイスだったんだ。
春樹とかより遥かに世界に紹介したい作家だけど、高村薫を英訳できる人はいないんだろうなぁ・・・
リヴィエラぐらいは読まれても良いと思うんだが
157 :
無名草子さん:2010/06/26(土) 20:08:23
そう思う
自分、専門は西洋文学だけど
実際のところ、日本文学を英訳
している人たちのなかで高村をきちんと
読めて、なおかつ英訳ができる人って
想像できない
そもそも日本文学自体、翻訳が難しいからな
春樹みたいに直訳調の一人称なら楽だけど、高村薫みたいなのを文学的魅力を残しつつ翻訳するのは不可能に近い
学生の頃、高村薫の小説を読んで日本人で良かったと心からおもた
日本人というか日本語のネイティブ
恐ろしい位の描写力を母国語で読める幸せってこの上ない