民を殺す重い決断をしたから、人物の等級が上がるといったバカな妄想は捨てろ。
夜中に仕事しているから、そんなバカバカしいことを考えるんじゃないの?
朝日の中で読み直すと、なんてバカなことを考えたんだ、と恥ずかしくなるよ。
>>951 当時は、阿骨打を含めて、女真の人間は幼児のような幼さで(まるでマッカーサーに12歳
と言われた戦後の日本人のように)、楊令のやることを呆気にとられて見ていただけなんだよね。
楊令の所業を評価しうる知能すらありません、といった有様で。
俺は3巻あたりまで、黒船を見て驚いている19世紀の日本人の中に、21世紀から楊令がやって
きたドラマなのかと思っていた。そのくらい、他の人物は幼稚な人物という扱いだった。
その筋から考えると、幻王の所業を評価する能力は、この小説の他の人物には無いのだろう。
まさに新左翼の独善性を、楊令の位置づけが表現しているのだと思う。
>>951 それを考えて書いていたら、こんな駄作になってないよ。何も考えていない。
楊令と阿骨打の息子たちの関係が、短い登場期間のあいだに、何回変化したと思う?
ぜんぜん両者の関係が定まらないでしょう?何も考えないで、後で困っているだけなんだよ。
俺は、楊令は、女真族から100回以上暗殺されかける事件があって当然だと思う。
>>952 石秀の子供殺し、北京大名府の闇塩従事者の皆殺し、これらはまずまず上手く処理できていた。
それに較べ、幻王と岳飛の皆殺しは、お粗末すぎてドラマになっていないのよ。
幻王の殺戮など現場が描写されたわけでもなく、経緯が語られたわけでもない。
岳飛の皆殺しは、一目瞭然、下手な展開だったよね。
時間がないなら、ややこしい話題は避けるのが賢明だよ。後の補足説明で、理屈にならない
ことばかり言って、かえってグダグダになっている。
李逵が武松の財布を盗んだ張平にした仕打ちは、原典のある話を思い出した人も多い
と思うけど、ああいう処理はできんのかね。楊令は、人間としての風格が、李逵と比べても、
はるかに劣るよね。
キャラを魅力的に仕上げてゆくエピソードが皆無だわな。
戦シーンに関して余程自信をお持ちなのかもしれないが、
戦の合間は、食事・恋愛・セックス・死んだ好漢ネタ・雑談でお茶を濁していれば
十分といった感じに見受けられる。戦の場面に向かって徐々に緊張感が高まって
くるなんて仕様もまったく施されていない。馬泥棒によって唐突に戦が始まる。
その戦は従軍記者が戦の翌日に書いたように淡々と進行してゆくが、両軍の将軍格
が闘いに参加しないで、高地から戦を見物しているだけなら、そういう叙述もありうる。
しかし、両軍の将軍・将校は、足軽働きをしなければならない。はたして自分の持ち場
以外の戦況をのんびり見ている暇があるのだろうか?とくに戦が始まれば、自身手傷を
負うこともあるだろう。血止めをしないと手が滑って剣を落すのではないか?目の中に
汗が入って視界が暗くなると思えば、汗を拭かないか?のんびり他の部隊の動きを
眺めている暇があるのだろうか?戦の叙述も、お手軽すぎるように思える。
戦の現場を迫真の筆で描き、読者に戦の擬似体験をさせる以外に、この小説に取り得はないんじゃないか?
一人の人物を連続10ページで描くのと、1ページの登場が細切れに10箇所あるのとでは、
印象がまったく違う。1ページで細切れに描いても、ぜんぜん印象に残らない。
そういうのが多すぎない?
>>957 公孫勝や時遷の梁山泊への現れ方がカッコ良かったな。
玄関から来ればいいものを、わざわざ天井裏から来る。
そういうときは、呉用と会話することが多かったが、対等な同志を絵に描いたようだった。
ベテラン・キャラについては、若い楊令を頭領と奉るから、この対等性が失われる。
楊令以外の二世キャラについては、いつまで経っても、雑巾がけの陣笠にしか見えない。
面白くならんわな。
∧_∧
( ・∀・) ドキドキ
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・) ワクワク
oノ∧つ⊂)
( ( ・∀・) 8月号では、どんな捏造が読めるのかな?
∪( ∪ ∪
と__)__)
「よく来た。まあ遠慮しないで、上がれ、軻輔」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「ちょうど、今、そのニュースをやっていたところだ。四人しか死ななかったと、ウソばかり
言っている。最近のマスコミはなってないな。捏造ばかりだ」
「火はかけています。だから、皆殺しのつもりでやった、ということでしょう。隠れていた者、
逃げた者が、いるはずがありません。それが焼討ち。本当の皆殺しというものです」
「まあ、飲め。お前だけは、よく分かっている。世間の連中は、阿呆ばかりだ」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「さあ、飲め」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「くどいな」
「一頁で、同じことを四回喋る。それが楊令伝ではないですか」
「さすが、お前は、よく分かっている」
「だとしても、焼討ちはやめてください」
「粘罕・斡本が力を持って、撻懶の力が弱まる」というフレーズも、7月号だけで10回
ぐらい読んだような気がする。一箇所にまとめれば、粘罕・斡本・撻懶を登場させて、
ドラマ仕立でやれたんじゃないか?そっちの方が印象に残ると思うが。同じことを何度
も言わなくても。
>>963 蔡福のセックス・シーンをカットすれば、十分やれたな。意味ないからな。
それとも、また、女が自殺するんかいな?
誰も興味を持たない、くそくだらない食事やセックスを描写して、
誰もが興味を持ちそうな話題は、すべて伝聞で進行してゆく。
面白くなるわけないわな。
水滸伝の読み直しを2度ほど試みたが、不思議と2度とも挫折した場面は同じ。
7巻だったか、阮小五が少華山へ行っていたときの、長い長い少華山料理のところ。
すぐに途中で放り出したわけではなく、毎晩(俺は寝る前が読書時間)トライするが、
何度読んでも、あの少華山料理の話はツマラン。長すぎる。美味そうな料理だとも
思わない。飛ばせばいいようなものだが、性格的に飛ばせない。CDでも曲を飛ばして
聞けない。そこで、挫折する。
油っこくて胃にもたれそうな料理だな。いずれにしても食事場面はバラエティ番組のように
感じさせる効果しかなく、少しも面白くない。キャラを特徴づける食べ物(顧大嫂や解珍)の
話以外はやるべきではない。他にやることがないなら仕方ないが、そんなことはない。
宗沢や金国の権力争い等、「権力とは何か」をやりたいのなら、そこらあたりに着目すべき
だと思う。「権力とは料理とセックス」なのか?
>>964 軻輔のタワゴトの方が、もっと意味ないだろww
扈家荘焼討ちのデマの話題を出し、幻王の殺戮も話に尾ひれがついて大げさに言われて
いるだけで、実際はたいした殺戮ではなかったという方向に持っていきたいようだな。
岳飛は2万人で5000人を取り囲み、3000騎で5000人を皆殺しにした。これを書いた時点
では、幻王も、こういう英雄的壮図によって、天下を取る器になったのだ。楊令が女真の地
で孤独であったと考えるのは傲慢だ。ガタガタ言うな。と張り切っていたんだな。
ところが、「実際、それほどひどい虐殺をしたわけじゃない」と一気にトーン・ダウンした。
それを被害者的立場にある軻輔に言わせる。もっとも楊令に悪く解釈するであろう軻輔に
言わせたのは、どうしてなんだ?
拉致被害者の会が、北朝鮮に有利なコメントをしているみたいで、違和感が大きすぎたのだが。
>>969 うん?拉致被害者は、軻輔の契丹ではなく、熟女真だろう?
971 :
撻懶:2009/07/08(水) 19:26:21
そうだ、拉致被害者は俺たち熟女真だ
>>971 おまいは熟女真の巨頭だが、拉致被害者のいない第二種熟女真に設定を変更されただろうがww
975 :
無名草子さん:2009/07/08(水) 19:35:53
鍋に血液と山椒をいれてもまずいだけだと思うのだが北方氏は食べたことがあるのだろうか
>>973 あのあたりも、不用意に撻懶を「熟女真の巨頭」と書いて、そうならば熟女真を殺しまくった
楊令に深い恨みがあるだろうな、と思っていると、熟女真は熟女真でも、楊令が殺しまくった
熟女真ではありません、と変更する。弾圧された側(熟女真)が、弾圧した側(幻王)に対して、
どのような感情を抱いているかなどは、まったく考慮しないんだろうな。
何を考えて、小説を書いているんだろうか?
>>975 味よりも先に、色で食欲が失せるだろうな。
>>976 今度は、撻懶が「俺は熟女真だ。幻王が熟女真に対して行った殺戮・略奪は忘れない」とか言い出すのだろうか?
>>965 読者さんはオツムが悪いから、歴史の話なんかいらないでしょう?
食事やセックスの話なら難しくないから、読者さんでも理解できるでしょう?
てな感じで、読者は舐められているんだろう。
980 :
読者:2009/07/08(水) 20:00:18
オイラはおつむが悪いから、何度読んでも、「焼討ちは本当の皆殺し」というところが理解できましぇん
今朝の桃太郎侍では、悪役の親玉が、桃太郎の住んでいる長屋に火をつけて桃太郎を殺せと言っていました。
張俊や軻輔のような人も、いるにはいるんだね。
眼がさめれば、桃太郎も逃げると思うけど。
>>981 長屋に火を放つ前に、悪役は桃太郎に斬られて死んだ。
「相変らず、頭の中は絵図か、花飛麟」
気づくと、史進が背後に立っていた。花飛麟は、一度直立した。
「楊令伝のストーリーは、決まっていない。絵図に描きこむな」
「しかし、そのせいで、あちこちに綻びで出てきています。矛盾だらけですし、このところ
天然ボケも目立ちます」
「たとえそうでもだ。俺は、書き譜を演奏するのはいやだ。アドリブに命を懸けているんだ。
アドリブはミュージシャンの精神性の表れだ。岩浪洋三なら、そう言うと思う」
ジョン・ルイスは、ピアノの上に譜面を置いて、ジャンゴを演奏していたよ。
「申し訳ありません。消します」
ミルト・ジャクソンが、かすかに頷いた。
>>984 水滸伝では、一人ひとりが最後に男の意地を見せて死ぬ場面が、最大の見せ場になっていた。
死ぬ直前にはエピソードが紹介され、その章の主人公になって死んでいった。
楊令伝では、視点ももらえず、何の盛り上がりもなくあっさり死ぬのが多いね。
乱戦の中で、○○が突き落とされているのが見えた→そのまま死亡
老衰だ、もう印鑑彫れない→そのまま死亡
馬泥棒に刺された→そのまま死亡
飯やセックスや雑談に何ページも使うのに、
108星が死ぬシーンが数行で片付けられるって何なの?
>>960 公孫勝が頭だけで逆立ちしていても、変だと思わなかった。むしろ彼の性格にピッタリ
合っていると感じた。最近は、こういうアイデアは浮かんでこないみたいだね。
>>988 死に様を考えなくていいから、早く書き終える。楽して儲けることができる。
最少のコストで最大の利益を上げるのが、資本主義的小説作法。
それ、マックス・ウェーバーの「職業としての作家」からの引用だよね。
992 :
無名草子さん:2009/07/09(木) 14:53:46
童貫戦読み直してみたいんだけど、童貫と楊令出し惜しんでこれもわけわからんことになってるんだな。
凄いの楊令でも童貫でもなく郭盛と劉譲じゃねえか、っていう。兵半分になっても戦えるとかこの二人怪物だろ。
こういうのも楊令凄いの犠牲なんだろうなあって思う。戦シーンもあきらかに過去作より劣化してると思う。
993 :
無名草子さん:2009/07/09(木) 14:55:14
xみたいんだけど ○みたんだけど
994 :
970:2009/07/09(木) 15:03:47
>>992 戦が始まる前に、楊令の独白で「楊令ひとりが、いいとこどりするようなことはない」と言わせて
いたからな。童貫に関しても、梁山泊の古参キャラが老化を嘆くシーンが多いのに、童貫が
老化しないのは変だ、と批判されていた。結果的に、あの二人のどこがすごいのか、読者に
伝わらなくなった。
>>985 呉用は、楊令殿の志の考え方を絵図に書き込んでいなかったんだろうな。
まるで正反対のことを言っていた。
997 :
方臘:2009/07/09(木) 15:32:52
地図を捨てるんじゃなかったな、呉用
998 :
無名草子さん:2009/07/09(木) 15:35:11
凄い楊令殿だけど、歩兵指揮では郭盛に劣り、騎馬隊の指揮では史進に劣り、武術では秦容に劣り、
行政では呉用と宣賛に劣り、韓成の反発が示すように人的魅力も無い、とけんちゃんはこのキャラをどうしたいんだろう。
西から登った朝日は 東に沈むのか
燃えさかる屋敷の中に 住人は飛び込んで穴に潜むのか
常軌を逸した物語は 捏造と天然ボケにまみれ 予測がつかない
すべては小説すばる8月号で明らかになる
1000 :
無名草子さん:2009/07/09(木) 15:38:18
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。