北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十七章

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337無名草子さん
梁山泊でストーリーを作るのは難しいよ。領土を広げないという梁山泊は、ため池を連想させる。
朝から晩まで、ため池の水面を眺めていて、飽きない人はいないと思う。
主人公楊令には何もドラマがなく、ただただ能力太りしていくだけ。
第2巻で登場して以来、常に完成した人間として扱われ、師匠の王進すら何のアドバイスもできない超人。
親子ほど年の離れたキャラとも友達みたいな口調で会話するし、この国最高の軍人が選んだ今
もっとも闘いたい相手だし、80年生きてきた老人のように人生や世界を達観しているし、もうどうしようも
なく面白みのない人物。国のかたちが整えば頭領をやめると公約したんだから、その時は辞めろよな。
呉用は、来年になれば、いちおう国のかたちは整うと言っていた。