北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十七章

このエントリーをはてなブックマークに追加
324無名草子さん
>>321
つーか方臘正規軍の生き残りである韓成隊を、方臘信者のように扱っているところが、
事実誤認だと思うんだな。方臘は信者の戦闘力を信じていないから、石宝に官軍と
変りない正規軍を創設させたという叙述があった。何巻のどこの頁か探せなかった
が、正規軍は信者ではない、とハッキリ書いてあった。つまり、宋に表と裏があった
ように、方臘にも表と裏があった。教祖が表の顔とするならば、叛乱軍の首領の顔
が裏。石宝の正規軍は、梁山泊軍と変りがないというのが趙仁(呉用)の評価であり、
それだからこそ、呉用は方臘に惹かれていった。呉用は決して信者になったわけでは
ない。そもそも方臘自身、方臘教なるものを信じていない。
しかるに、梁山泊へ来た旧方臘正規軍の残党は、いつの間にか方臘信者になった。
そして、幻王軍の闘いを美化するために、いつまでもいつまでも方臘戦の話を
ひきずった。信者を楯にした方臘と同じぐらいに許せない。