北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第三十七章

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301無名草子さん
 昨日、頭領楊令の麾下にある黒騎兵が逮捕されたことについて、楊令は本日、記者会見を行い、
梁山泊の民に対して説明責任をしっかり果たし、その説明において違法性が全くないことを明らかにした。
 幻王軍が熟女真および契丹に対して行った殺戮・略奪は、かの地に平和をもたらすための殺戮
であり、大商人から金品を強奪したのは、もともと民のものであったものを返してもらっただけであり、
熟女真の若い娘を攫ったのは、融和を図るために熟女真の娘を生女真の兵に娶らせただけである。
 したがって、幻王軍は、平和の推進、富の均等な配分、もてない男の非童貞化をはかってきており、
この方針は不変であるが、今回の検察の対応については遺憾と言わざるを得ない。
 今回の検察捜査は、張俊戦を控えたこの時期、そして過去の事例、潔白が証明されるに要する
期間を考えれば、検察の政治的意図を疑われて当然である。この疑念を払拭しようとするなら、
検察はこの異常な黒騎兵逮捕、強制捜査の明確な理由、根拠等を梁山泊の民に示す説明責任を有する。