>>298 そういうドラマチックな展開なら面白そう。
楊令に関しては、10巻かけてキャラ設定だけしていたんだと思う。
第1巻で、およそヒーローとも主人公とも思えないような変身ぶりを見せた楊令であるが、
まともな主人公に復帰させるのに、ずいぶん手間取ってしまった。
楊令を多芸多才な天才にするために、登場するたびに新たな能力を付与したが、
そんな楊令に憧れてくれるほど読者も甘くない。というか楊令のアンチヒーローぶりが、
重すぎた。楊令をめぐるドラマは何も語られず、ただただ能力値を高め、周囲に絶賛させる
場面ばかりが続いた。能力付与よりも、ドラマの主人公にすることが大事だったんだと思う。