1 :
無名草子さん :
2008/11/17(月) 23:49:18 中国希少種のドラゴン「テメレア」と元海軍の空軍キャプテン「ローレンス」を中心に 描かれる歴史ファンタジー。現在第一巻「気高き王家の翼」のみ発売中。 第2、第3巻も翻訳出版予定でピータージャクソンにより映画化も決定されている。
4 :
無名草子さん :2008/11/30(日) 01:54:30
お、いつのまに、 はよ二巻翻訳しておくれ。
12月20日に2巻発売するお
6 :
無名草子さん :2008/12/20(土) 20:11:01
二巻発売上げ
2巻読んだ。 世界観も死者数もグレードアップしてるなぁ。ウィロビー死亡が個人的にぐっさりきた キャラ的にはそんな思い入れないんだけど、忠告聞いて逃げてりゃ死なずに済んだってのがな… 本文にもあったがああいう避け得る可能性は十分にあった「無駄死に」って奴が一番きっつい
8 :
無名草子さん :2008/12/24(水) 12:14:19
国内じゃまだマイナーな部類だけど、海外ではなかなかの人気らしいね。 いい作品だけにスレの過疎りっぷりがちょっと悲しい。
あうう今2巻を英文で苦労しつつ読んでいる 苦しんでいたら何と日本語訳が出ていたという悲しみ 面白いのに認知度低いのがさみしい
二巻でてたのか! 気付かなかった。明日買ってくる。
買ってきた! 読み終わったぞ。 一巻にまして面白かった。 竜との絆がいいね。 エラゴンとは違った、深い結びつきを感じる。 映画公開されたら、日本でも人気出るんじゃないかな。
一般書籍扱いだからこっちが適切じゃないか? 竜を擬人化しつつも、人間との理性的な差異はきっちりと描いてるよね 無垢で温和なテメレアも闘争心に火がつくと殺戮に対して何ら嫌悪感を示さなくなるし、 ドラゴン達の食事シーンはあえて残酷な表現を選んでる 理性に忠実か、野性に従順か、 互いに知性を宿しながらも根幹が違うという前提で成り立っているからドラマが面白い
>>11 映画はエラゴンみたいに半ば原作レイプなシナリオにならないかと心配で心配で…
エラゴンは原作レイプだったなー。 ひどかった。 特にドラゴンの成長過程には笑うしかなかった。 デザイン的には、エラゴンの場合、ドラゴンの顔なんかが日本人に受け入れられ難い顔だったけど、 あれって原作の表紙もあの顔なんだよね。 それを思うと、デザインだけは大丈夫かなーとか思う。 ピータージャクソンのモンスターデザインは悪くないし、ロードオブザリングも素晴らしかった。 上映時間もアレぐらいやって欲しいもんだ。 そんで、今日二巻読み返したんだが、面白いわ。 早く三巻みたい。 リヤンが好きだ。 ドラゴンはみんなかわいいな。
16 :
無名草子さん :2008/12/31(水) 16:30:07
また一巻から読み返しているあげ。 最高に面白いなあ。
問題は声優かなあ テメレアに相応しい配役って難しいところじゃない? 幼竜から生竜にかけて声変わりもするだろうしw
18 :
無名草子さん :2009/01/03(土) 01:00:45
声優かー。 ドラゴンハートのコネリーはよかったけど、テメレアは少年→青年って感じだから難しいな。 若々しいけど威厳ある声ってなかなかない。
19 :
無名草子さん :2009/01/03(土) 05:03:02
声っていうと万人が持ってるものなんだが 「聞き惚れる」「魅力のある」声となると一気に絞られるんだよな。 果たしてその少数精鋭の中から どれだけドラゴンという上位生物に相応しい適合者が抜擢できるものか。
作中では結構低い声っぽいことが示唆されてるけど、 ドスのきいた声で「ローレンス…」とか言われたら怖いわな
21 :
無名草子さん :2009/01/13(火) 02:35:28
ほっしゅあげ。 良作だから、みんなと話し合ったりしたいのになー
ノヴィクさんはキャラ立てるのが上手い 定番中の定番だがケインズ医が素敵
1巻読んだ。面白かったー 2巻は予約待ちなんで読んだらまた来ます
25 :
無名草子さん :2009/01/20(火) 17:19:23
今読み返し中。 何回読んでも発見があって面白いな。 初めて読んだとき、ローランドとローレンスが混ざったことを思い出した。
2巻でてたのかよ・・・
27 :
無名草子さん :2009/01/20(火) 21:23:14
映像情報が出てくるのはいつくらいになると予想する?
映画はまだまだ先かもしれないな 監督のピータージャクソンが今は『ホビットの冒険』の製作で忙しいだろうから まあ、この映画でも竜は出るっぽいけど
29 :
無名草子さん :2009/01/21(水) 02:23:57
映画もいいけど、それより三巻! 三巻いつですか?!
1巻 2007/12/20 2巻 2008/12/20 3巻 2009/… 判るね?
翻訳のスパンはまだいいとして、4巻以降もちゃんと出版してくれるのか心配なんだが…
32 :
無名草子さん :2009/01/21(水) 16:45:43
33 :
無名草子さん :2009/01/21(水) 22:34:14
映画が上映されれば、続編もちゃんと出版されると思う。 あんまり売れていないような児童文学ハードカバーシリーズも、結構ちゃんと翻訳されてるし。 しかし3巻12月だったら待ち遠しすぎて辛いな。 皇国だの12国記だの待っている俺だから、実際はなんともないのかもしれんが orz
34 :
無名草子さん :2009/01/28(水) 02:20:35
ほしゅあげ
35 :
無名草子さん :2009/02/01(日) 03:26:50
牛たべすぎあげ
予約回ってきた。読了。 こう来たか、という感じ。続きが気になる。 全然関係ないがランサムスレのおすすめにテメレアが出ててビックリしたwww
37 :
無名草子さん :2009/02/06(金) 20:03:27
3巻はやくでますように
38 :
無名草子さん :2009/02/09(月) 01:16:45
日本のドラゴンも出てくるといいな。
リエンはこの先の話にも出てくるんだろうか? 表紙になってる割にはセリフもなく、色が違う事でみんなから忌み嫌われたうえ パートナーも死んじゃうしかわいそうなんだが
俺もこの先知らんから当てずっぽうだが…中国に居場所がないとなれば、案外テメレアを頼って英国に亡命するんじゃないか? で、中国に対するアンヴィバレントな感情が入り混じったリエンの意見が、英国の対中政策に影響していく、とか。
ところでこのスレってネタバレはどこまでOKにする? 翻訳されたところまで? それとも全部OK? まあ全部OKだとしても一応最初にネタバレ注意と書く必要があると思うけど・・・
リエンなら今俺の隣で寝てるよ。
チエンは俺と濃密な夜を過したよ。
45 :
無名草子さん :2009/02/10(火) 23:48:58
>>41 一巻のあとがきに、三話がアフリカ。四話がイスタンブールとあったが。
なぜそうなるのかはわからんわー。
テメレア、知人に勧められて先日読みましたが、龍がどれも可愛いですねー。 龍というより犬みたいです。前に誰かが書いてたように、日本龍も見たいです。
47 :
無名草子さん :2009/02/17(火) 01:26:01
日本竜は雨を降らせたり嵐を起こしたり出来るらしいよね。 なんか他のとベクトルが違うわ。
>>47 落ち着いて2巻の最後らへんにある
エドワード・ハウ卿が語ってる所を読むんだ
2巻100ページで中断 全然入り込めん 元々1巻も北上次郎に釣られてなんとなく読んだ感じだったしなぁ 良い奴悪い奴が余りに明確過ぎてどうも…… 小中学生の頃に読みたかったかな
50 :
無名草子さん :2009/02/19(木) 23:54:19
>>49 そうか? 二巻は結構悪役と善玉が入れ替わり激しく感じた。
敵の皇子もいいとこあるし、最終的に仲良くなるんじゃないかとさえ時々思った。
一緒に中国に行ったなんだっけ、通訳してたうやつとも、仲良し→険悪→仲良し みたいに変わるし、
ライリーともうまくいったりいかなかったり。
リエンを代表する敵方の竜は、敵でも敵じゃないみたいな感じするし。
ほう そんならもうちょっと読んでみるか
基本的に善も悪もなく、みんな立場やおかれてる状況が違うだけだから 敵にもそれなりの事情があったりして憎めないよね ところで、自分は竜が好きだから色眼鏡でこの本を面白いと思ってるけど 普通の読書好きの人の評判はどうなんだろう?
53 :
無名草子さん :2009/02/20(金) 23:41:44
つか、一巻だって、最初すごい嫌われてたジョンと最高のパートナーになれたじゃないか
>>50 だな。ランキンだっけ?最初はローレンスの心境もあって
物腰柔らかで気の合う男みたいな感じで描かれてたし
55 :
無名草子さん :2009/02/25(水) 00:56:49
中国の皇太子が好きになった。 テメレアの双子の竜のパートナーだし、もっとローレンスと絡んでいる様子がみたい。 気が合うんじゃないか。
56 :
無名草子さん :2009/02/28(土) 14:22:14
___ | 嫌 | | わ | | れ | | 者 | | 内 .| ,,,. | 地 | ,'"';, 、''゙゙;、). | 人 | 、''゙゙;、),、 ゙''!リ'' i二二二二!゙''l!リ'''゙ ‖ `i二二二!´ ‖ 昌 |: ̄ ̄ ̄ ̄:| 昌 | ̄:|_|;;;l"二二゙゙l;;|_| ̄:| | :|::::::| |;;;;;;;;;;| |::::| :| | :|::::::|┌─┐|::::| :| ./゙゙└‐┴ ┴l,,,,,,,,,,l┴┴‐┘゙゙゙゙\ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  ̄|三|三三|三三三三|三三|三| ̄ | |::: |: : : : |:: | | | |::: |: : : : |:: | | ┼ヽ -|r‐、. レ | /_|::: |: : : :.|:: :|_ヽ d⌒) ./| _ノ __ノ _|___|;;;;;;;;;;|,;,;,,,,,,,,,,,,,,,;,;,|;;;;;;;;;;|___|_ ─────── l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l 制作・外地人一同
ランキンの評価がずるずる落ちていくのには笑った。 レヴィタス…
ローレンスがドラゴン寄りになってくのと歩調を合わせるようにね レヴィタスはマジ可哀想だった 遅レス >52 49と同じく北上さん経由で入った一般読者のつもりが 思い返したらパーン始めナルニア指輪ゲドと結構竜物読んでたのに気付いたwww
59 :
無名草子さん :2009/03/14(土) 00:36:30
三巻まだー!?
3巻まで長いな それまでヴォリーのかわいさについて語ろうか
61 :
無名草子さん :2009/03/21(土) 16:57:46
秋ごろだろうか、三巻は。
62 :
無名草子さん :2009/03/23(月) 17:22:06
エラゴンの新刊が出てたから読んでいるけれど、 ドラゴンの性質がやっぱり似ているな。 ただ、エラゴンがラノベ的 不老美形魔法も剣もパーフェクトな英雄に対し、 テメレア戦記はいかにも現実的で、そこがたまらなくいいと俺は思う。 っていうか、アメリカの小説って、子供向けでもドロドロしすぎだろ常考
アメリカに限定する意図が不明
わざわざここで他の作品を貶すような相手なんだぜ?放置しる
65 :
無名草子さん :2009/03/27(金) 01:14:14
2巻のローレンスがウザイと思うのはオレだけ?
巻末の竜の挿絵、特徴しっかり描いてよ
67 :
無名草子さん :2009/04/08(水) 21:01:58
68 :
無名草子さん :2009/04/18(土) 15:38:46
最近初めてコレ読んだんだけど、面白いっすね! レヴィタスの最後、号泣しちゃったよ・・・
69 :
無名草子さん :2009/04/20(月) 12:37:57
面白いですよね。 翻訳もかなり好みなんですけど、どうなんでしょう。 テメレアの一人称とか賛否両論あるっぽいですけど。
「私」と呼ぶには幼すぎるし、ローレンスと被る 「おれ」はちょっと… 現状でいい
ふふん
保守
やっぱり映画情報が回ってこないといつまでも盛り上がらないよな
翻訳版が年1回しか出ないのがネックだよね。 盛り上がりようがないよ_| ̄|○ ペット用に改良されたぬこサイズのドラゴンとか あの世界にはいないのかな?
皇国の守護者好きなもんで、竜と担い手の関係が猫との関係に見えて微笑ましい。
千早よかったな
77 :
無名草子さん :2009/05/23(土) 16:46:58
ほしゅっとこう
保守 夏くらいからぼちぼち情報が増えそう
79 :
無名草子さん :2009/06/16(火) 16:49:43
ほしゅほしゅ 3巻の情報もそろそろじゃね?
80 :
無名草子さん :2009/06/30(火) 23:52:16
新刊まちあげ
1巻図書館で借りて嵌ったんで買いなおしたよ。 3巻が待ち遠しい。 ところでローレンスって1巻の時点で何歳なんだろう。 海軍のキャプテンになった年もはっきり出てないけど 相当若い年で昇進したんだよね? ほとんどの人物の年が分からなくてモヤモヤする。
>>82 ありがとう。30歳前後か。
ヒーローとして一番ちょうどいい年齢だね。
でも元婚約者とは4歳差くらいだったから、結局待たせすぎだったんだなー。
保守 3巻が待ち遠しい
テメレアの股間 撫で撫でしたい保守
86 :
無名草子さん :2009/08/04(火) 11:46:19
発売年末だって。 問い合わせたら教えてくれた。 遠いよー
年間一冊・年末発売は最初からのパターンだろ。
88 :
無名草子さん :2009/08/05(水) 00:46:26
今までは10月だったからさ。 3巻は12月予定だそうだから。
映画はどうなった
90 :
無名草子さん :2009/08/21(金) 04:19:43
二巻を発売日と同時に買ったのに、忙しくて未だ読み終わってない…orz
>>90 いそげ、2巻はいろんな意味で(・∀・)イイ!!
92 :
無名草子さん :2009/09/01(火) 16:59:14
hosyu
はよ3巻読みたい
3巻も気になるけど、その先が心配だわ PJが映画化に取り掛かるまで翻訳もストップしちゃうのかな… 贅沢は言わないので一年間隔でもいいから翻訳して欲しい
3巻まだかな〜
96 :
無名草子さん :2009/10/12(月) 01:25:03
3巻楽しみすぎる。 本当に楽しみだ!
97 :
無名草子さん :2009/11/08(日) 03:12:53
三巻発売日まだきまらないのかなあげ
98 :
無名草子さん :2009/11/10(火) 00:30:51
来月かな?発売
99 :
無名草子さん :2009/11/17(火) 20:19:53
3巻まだかー
大ショック。 villageのHPの12月新刊発売予定にテメレア3巻が載ってない!! 年内発行は無い模様。 楽しみにしてたのにーー
101 :
無名草子さん :2009/12/01(火) 23:46:59
俺も数日前からチェックしてたから朝からショックだった。
年末の楽しみになってたのになあ… かなりショック
正月にコタツでゆっくりテメレアの予定が・゚・(つД`)・゚・
メールでいつでるのか質問したら、今月にでるって!
105 :
無名草子さん :2009/12/03(木) 04:19:36
な、なんだってー! 俺も同じこと問い合わせたんだぜ。 ほんとだ返事きてた。 今まで以上に超年末だけど嬉しい。
今月出るの!? 嬉しい。めっちゃ嬉しい。 1巻から読み返しておこう。 3巻は20日頃発売かな?
107 :
無名草子さん :2009/12/04(金) 00:05:44
26日
正直出るだけで有難いな。 これが海外なら出版打ち切りでも不思議じゃない。
109 :
無名草子さん :2009/12/05(土) 05:07:02
>>109 乙です
あっ萌えドラでもご苦労様ですっ
111 :
無名草子さん :2009/12/05(土) 13:50:47
最初の行からワロタ >中国にあわや骨をうずめるところだったテメレアとローレンス 文章がちょっとおかしいですよしかししかし >しかし晴れて故郷に帰れることとなった。しかし懐かしのアリージャンス号が火事になり、
ローレンスとナポレオンがテメレアを巡って争うのか…… これなんてエ(ry
エじゃわからんよ。あと2文字くらいくれ
エラゴ…ン?
三巻の表紙がヴィレッジのhpにでてた。 はやく26日にならないかなー
>>111 が言ってるようにHPで3巻粗筋の日本語がおかしかったのが
まともな粗筋に変わってる。
前のやつ見たときから「この粗筋ってもしかして後半部分の内容では?」と疑ってたけど、
やっぱり前の粗筋はかなりのネタバレだったっぽい。
編集者が出版前にあらすじでネタバレすんなよ!!
すごく楽しみにしてたのに最悪だ。
まあ出してくれるだけありがたい 一年に一巻でもいいからこのペースでお願いします 3巻もヴォリー出てくるかな
118 :
無名草子さん :2009/12/10(木) 10:58:46
3巻キター!! 12月26日楽しみー
119 :
無名草子さん :2009/12/11(金) 00:15:23
>>116 ほんとだ直ってるw
俺も、すげーネタバレだなーとか思ってはいたけどな。
もう感想とかあるし、楽しみすぎる人は俺だけじゃなかったんだな
120 :
無名草子さん :2009/12/15(火) 20:54:22
そういえばPJはテメレア戦記を映画じゃなくてミニシリーズにすることを考えているんだとか。 どっちにしろ待ち遠しいなー。
八巻正治先生の出身の米ニューポート大学大学院 とは、どんな大学でしょうか。 八巻正治先生が学ばれただけあって権威のある大学なんでしょうね。 八巻正治先生、八巻正治先生、八巻正治先生!! 応援していますよ! がんばってくださいね!
映画のほうがいいなー 本も売れそうだし
PJはいつ頃になったら映画制作に入ってくれるのかな? 2013年以降?? 全然予想できない…orz 幾つ企画を抱えてるか知らないけど、待ち遠しいね…
あと二日! 予約してるけど、発売日に来るといいなあ
konozamaが怖いので某大型書店で発売日購入を目指す
この出版社って発売日きっちりに発売かな? フラゲできたら嬉しいが…
128 :
無名草子さん :2009/12/25(金) 11:00:14
北海道の俺は既に発売日に手に入れることを諦めているよ…
東京だが昨日書店に入ってたみたい
買ってき! 4巻刊行決定おめでとう!
3巻面白いね 個人的には2巻よりかなり好き
マジで地方の本屋クソ 未だに発売する気なし
結構難民出てるみたいだね 札幌近郊だが普通に発売日の開店直後に入手できたよ 他の本屋にも立ち寄ったけど、平積み、面陳してる店も多かった 4巻の翻訳も決定したということは、そこそこ好評なのかな?
新潟の田舎だけど、大型書店にはなくて(売り切れ?)小さな書店にはあった
吉祥寺、早売りしていないのかと思いながらも店員に聞いたら 早売りが瞬殺だったらしい。 新宿で無事にかえたけれど、はけるスピードが早かったようだ。
売れてるんだね。 近所の大きめの書店も発売日の前の日に行って店員さんにあるか聞いたら、 朝のうちに売れちゃったみたいですって言ってた。 次の日別の店で買えたけど。
ローレンスは「笑いジワが刻まれた快活な褐色の顔」だったのかw 作中では常時怒ってるから顔立ちが全く想像できない
地元で発売日に買おうと思ったら、入荷は来週と言われ消沈。 しかし上野で購入、読み終わった。 続きも出るようで安心した。 ネタバレはいつごろから解禁?
とりあえず発売日から一週間くらいは様子見? 今後も順次翻訳してくれるみたいで何より かと思えば原作はもう6巻が控えてるんだね…
三巻出たんだ・・・
141 :
無名草子さん :2010/01/01(金) 00:14:05
気付いたら2010年。4巻まであと11ヶ月半も待つのか…
グランビーよかったな。 イスキエルカかわいいよ。大変そうだが
グランビーは物語が進むにつれてどんどん魅力的になってるよね 副キャプテンの代わりはどうするんだろう 階級ではフェリスかリグズが順当だけど…
リエン、二巻の読んだ後にこうなるだろうとは思っていたけれど ヨンシンを本当に慕ってたんだな。 あろサルカイ便利すぎるだろw
サルカイは本作最強の人物だなw 4巻ではどんな立場で登場するのか楽しみ
>>144 リエンがヨンシンを絶賛してるところは思わず笑ってしまった。
どんなに賢くてもドラゴンはみんなアホの子(褒めている)
147 :
無名草子さん :2010/01/05(火) 02:40:17
テメレアはようやく三歳で、リエンは30歳以上だもんな。 人間でたとえたら話にならない相手だ。 ドラゴンはすぐ成熟するからあてはまらんだろうけど、それでもテメレアがんばれと言いたくなる。
そういえばテメレアは一度もローレンスをファーストネームで呼んだことがないな リリーは普通にハーコートをキャサリンと呼んでいたのに
>>148 卵の中の海上でも周囲の人物もローレンス呼びだから染み付いているのかも
今回でレギュラー入りするかもしれないアルカディはヴォリーと似た何かを
感じるのだが、牛を見て突進とか
150 :
無名草子さん :2010/01/05(火) 11:31:46
実は新キャラの中でアルカディが一番気に入ってしまった俺
アルカディはアホの子二号として愛されるキャラ
152 :
無名草子さん :2010/01/05(火) 14:48:45
カジリク種ってどれぐらいの大きさになるのかな。 テメレアと翼を並べて戦う日が楽しみだ
153 :
無名草子さん :2010/01/05(火) 20:07:14
なんとなくファイブスター物語に似てる
テメレア:素直な良い子。おぼっちゃまなので空気が読めない マクシムス:図体の割に小心者でおおらか リリー:おっとり ヴォリー:アホの子 レヴィタス:健気かわいい メッソリア:熟女 エルシー:幼女 リエン:ヤンデレ イスキエルカ:ツンデレ ←new
155 :
無名草子さん :2010/01/06(水) 01:02:43
俺的には レヴィタス:薄幸 かなw チエン:熟女 チュワン:影薄い双子の片割れ メイ:やり手 アルカディ:アホの子2。話が長い
アルカディはアホというか天然w この著者は魅力的なキャラを描くのが本当に上手だ モブキャラに至るまで記憶に残る
157 :
無名草子さん :2010/01/06(水) 01:44:22
翻訳も翻訳っぽくなくて好きだ。 キャラクターの特徴を捉えて、魅力的にしてくれる。 ハリーポッターもこのひとでやり直して欲しいぐらいに。
1巻が出た頃は結構荒れてなかった? 今となってはこの人以外考えられないんだけどね 「ふふん」が無いテメレアは寂しすぎるよ
今回、「ふふん!」って怒ってたのでワロタ
はやく日本竜出せや
161 :
無名草子さん :2010/01/06(水) 07:16:21
日本出てほしいけど、また何ヶ月もかけて旅して日本に行くのは結構大変そう。鎖国の時代だし。 ヨンシンみたいにはるばるイギリスに来れば別だけど、作者としてはどう考えてるんだろう。 いつか日本も書きたいって言ってたけど…。
外伝か何かで書いてくれるかもしれないけど、 本編には登場しないんじゃない? 時代が時代だし
外伝でもいいから竜巻起こす日本竜読みたいな
164 :
無名草子さん :2010/01/06(水) 17:24:52
>>163 こいつは俺の勘だけど。
日本には、セレスチャルの亜種が一杯いるんじゃないかな?
中国では神聖視されて、繁殖が制限されていたセレスチャルだけど、
そんな習慣の無い日本人は遣唐使だか遣隋使が持って帰ってきたセレスチャルを積極的に繁殖させた。
で、おまけに武家政権や戦国時代に戦闘用に大胆にアレンジ!
元寇で活躍したライデンは、まんまセレスチャルだったし、
日本の水竜の大量の水を飲んで吐き出す能力は、『神の風』の亜種のように思える。
問題は火竜だよな。英文wikiだと、こいつら硫酸を吐くんだが、マジか?(汗)
一体あの世界のペリー提督はどうやって鎖国日本を開国まで持っていったんだろうな
侍が鎧兜を着て竜に乗るってシュールだな
しかしテメレアに300人余裕で乗れるとか、一巻巻末のイラストにあった大きさだと無理だと思うんだが。 マクシムスなら600人乗れたって書いてあるし、 どんだけでかいんだお
単純計算でイナバ物置3個分と考えればそれほどでもないのかもしれない
一人65キロとしても、大体20d テメレアって何トンだっけ。
wikipediaより >Lung Tien (Celestial Dragon) >20--25 tons 100--110 feet (30 m) >Regal Copper >40--50 tons 110--120 feet (35 m) 300人とか600人は無理矢理乗り込んだ時の限界積載人数だろうな
通勤時間山手線モードか。
依然として映画化決定!ってふれ込みを帯に載せてるけど、 PJ的にはミニシリーズとしての展開を検討してるらしいね 3時間のフィルムに落とし込むアイディアが思い浮かばないんだとか ファンとしては複雑な心境だ 劇場を3Dで飛び回るテメレアを拝めないのは寂しいが、 ストーリーを端折らない原作に忠実なミニシリーズも捨てがたい
3Dじゃなくてもいいんだけど、ミニシリーズってどうなのかね。 映画公開以上に、日本に来るのが遅くなるんだろうなあ。 しかしドラゴンは大画面で見たい。 そしてそのソースはどこにあるんだ。
問題は予算だな・・・ ドラゴンハート続編オチにならなければいいけれど。
人気作品だし、ピータージャクソンだし、予算出し渋ったりはしないと思う。 一巻はうまくまとめれば3時間ぐらいにまとまりそうだけどなー
映画のほうが知名度はぐっと上がるよね 日本ではまだまだ知名度が低いので映画の相乗効果を期待したいところでもある 翻訳のペースも早まるだろうしw
178 :
無名草子さん :2010/01/07(木) 07:24:17
だいたいセレスチャルは日本産じゃないとつじつま合わないんだよな。 神風は日本にしか吹いてないんだしさ。
179 :
無名草子さん :2010/01/07(木) 09:04:48
>>165 造船技術に200年以上の差があって、大砲の威力も射程距離も向こうの方が上。
おまけにあっちの世界じゃ、アメリカはリーガルコッパーやロングウィングを返り討ちにするぐらい強いからな。
あと、徳川政権のせいで竜の数や戦闘訓練がおもいっきり制限されてたのかもね。
生類哀れみの令無双>徳川 まあまだ出てきてない国の竜も気になるっちゃ気になるが ナポレオンのリエンに対する考え方も気になるな 孫子の兵法を好んでいたからテメレアみたく質問しまくってそうだ
生類憐みの令にドラゴンが加わるとえぐいことになりそう。 例えば、魚に飽きた将軍家の竜がおやつ代わりに、そこらのお百姓さんを・・・ リエンが孫子や曹操の話をして。 ナポレオンがお返しにハンニバルやカエサルの話をしてあげる場面が浮かんだ。 二人とも読書家だし、天才だし、お似合いのカップルなんだよな。 無くなった皇子には悪いけど。
復讐の旅のはずが自然とナポレオンに惹かれて親密な仲になってしまう展開に牛2頭
その流れだとワーテルローとウィーン会議が凄いことになりそうだな・・・ アメリカへ逃避行とか、コルシカで一緒に幽閉か、弁慶死にか。
結局ナポレオンは労せずしてセレスチャル種を手中に収めたんだよな ヨンシン殺害にも一枚噛んでそう
185 :
無名草子さん :2010/01/08(金) 06:24:46
>>184 ヨンシンのあれは、普通に事故死なんじゃないか?
さすがに、ナポレオンでも飛んできた木の破片まで操ることは出来んでしょ?
ただ、王子死亡とほぼ同時に動いたフランス大使がえらく優秀だったことは間違いない。
中国→白は不吉 フランス→三色旗の一色であり白は「平等」を表す。ナポレオンも引き続き使用。 フランス革命後のgdgdを聞いて、革命の申し子とかを馬鹿にしてたけど、 実際に会ってみたらアラ何ヤダこの気持ち?!って奴か。
ディグビー13歳か・・・ 今後もクルーの名前が出るたび「次はこいつか」みたいな死亡フラグgkbrになりそうで心臓に悪いw
アレンはしななそう
ディグビーはかわいそうだった 直前に野生ドラゴンと仲良くなろうとして叱咤されてたけど、よっぽどキャプテンに憧れてたんだろうな だからこそ決死の覚悟で卵を守ろうと・・・ 心境を思うといたたまれない
ダンとハックリーは鞭打ちにしないで卵奪還作戦でこき使えばよかったのにね そうすればディグビーも死なずに済んだかもしれないのに
それでもマーティンなら!
マーティンなら生き延びてくれると俺は信じている!
でも、白兵戦要員だからなぁ
戦闘になるたびにマーティンファンは胃が縮まるぜ。
>>190 けど、あそこで鞭打ちやっておかないとオスマン側に示しがつかないからね。
卵が浴場にあることもわかっていなかったし……
それにしても、手加減した40回でも何日も行動不能になるなんて鞭打ち恐ろしいなぁ
英国竜たちが出なかったのは残念だったけどイスキエルカ可愛いよ
イスキエルカもかわいいが、それに振り回されてるグランビーがかわいい
最終巻でローレンスかテメレアが死亡に牛3頭
撃墜されて塔に突き刺さるようなオチだけは勘弁
おい、それは某ゲームの話だろwカラオケ対決くらいにしてやれよ テメレアは議員になるんじゃないかな
ドラゴンの権利を求める訴えが通る可能性なんてあるのだろうか ローレンスの考え方すら楽観的に思える 空軍以外の人々はドラゴンとは無縁の生活を送っていて、彼らに会話能力が備わっていることも知らないというのに・・・ そもそも奴隷制廃止すら数十年後の話な訳で
その布石が、今回の、どんな人間も二週間もすりゃドラゴンに慣れるって事だったんだろうな。 リエンが色々ナポレオンに要求しているさまが目に浮かぶ。 どっちにしろ、一般の兵士や物資をフランスのようにドラゴンを使って運搬するようにしなきゃ勝ち目はないし、 そうなってくれば、空軍以外にもドラゴンの性質が知れ渡っていくだろうし。 巻末にあった論文みたいなのは完全に間違ってるって理解されるだろう。
パラレルワールドだからどういう展開になっても不思議じゃないな 確かにナポレオンのお陰でドラゴンと人間の関係が一変する可能性があるし、 作中でもちらっと名前が出てたウィルバーフォースあたりが絡んできて人権問題と一緒くたに解決の道を歩もうとするのかもしれない まあ個人的にはさらなるゴタゴタの火種になるんじゃないかと予想してるw グランビーの話が本当なら議会のお偉方は相当堅そうだし、空軍の扱われ方の酷さも考慮すれば相当難儀するに違いない
テメレア、というか、セレスチャルが図抜けて賢いってのもあって、 他のドラゴンにどれだけ当てはまるかって問題もあるしな。 そういやイスキエルカは信号旗の暗号とkちゃんと教わったかね。
知性でテメレアを基準にするなら大抵の人間は人権無しになってしまうw ヴォリーなんかは権利より牛のほうが喜びそうだし
三巻はヴォリーが出てこなくて寂しかった 四巻では登場してくれるかな?
映像化したら、表紙の絵みたいなドラゴンになるのかな。 ちょっと知性があんま感じられない顔だけど、エラゴン系のは嫌だし。
もうちょっと大きくないと300人は乗れないな。 でもかっこいい
若干小さいね 大きく見積もっても全長20メートルくらいしかなさそうなので、もう一回り大きいかと テメレアの歯一本が成人男性の足くらいの大きさがあるというのだから本当にデカいな 昔はハンモックで寝てたのにw
アルカディさん目つき悪いw
210 :
無名草子さん :2010/01/10(日) 11:38:54
キャメロン監督のアバター見てきました。 ドラゴン乗りなら、必見の映画です。 あれをみて、小型ドラゴンや中型ドラゴンのイメージが固まりました。
211 :
無名草子さん :2010/01/10(日) 12:30:17
>>207 アルカディ無駄に格好良いなwww
これからも活躍してほしい
>>209 一番上は欧州版ハードカバーの表紙だっけ
テメレアも帆船も素敵だよね
>>210 アバター良かったなー
ノヴィクさんもTwitterで観たって言ってたw
PJの対抗心に火が付いてくれると嬉しい
213 :
無名草子さん :2010/01/10(日) 22:55:19
pixivにもテメレアのイラスト何枚かあがりはじめているな。
広まってきてくれると嬉しい。
>>213 のやつって、もうちょっとうまい人に描き直してほしいと俺は思う。
ちょっと原色すぎるんだよなー
既にDeviantARTには凄い数のイラストが投稿されてるね 日本でもテメレアの知名度が上がるにつれてpixivに広まっていくんじゃないかな
>>215 見に行ったら、
サルカイ×ローレンスのBL絵があって吹いたw
Tharkayって誰かと思ったよ。
MAJIKAYO!!
なんてマニアックな……欧米の婦女子は計り知れぬ。
ところで、
>>213 で気付いたんだが、
日本の水竜(Siu・liu)の綴りが、Sui・liuになっているよ!
あと、水竜って意外とでかいんだな。日本のドラゴンは全部小型だと思っていたのに・・・
218 :
217 :2010/01/11(月) 08:41:02
間違えた。 Sui・liu→Siu・liuになっていると言いたかったんだ。 酒飲んでいるときに書き込みするもんじゃないね。 そう言えば、3巻じゃテメレアが酒を飲んでいたけど、ドラゴンも酔っぱらうのかな? 日本のドラゴンたちはお酒が好きそうだけどw
お酒飲むシーンなんてあった? いかん、読み直すか・・・ まだ二歳にもなってないのに雌ドラゴンにはたらし込まれるわ飲酒はするわ、 不良ドラゴンに育ってしまうw
>>219 ちょっとほのめかしている程度だから、見逃しててもしょうがないよ。
ちなみに、第三巻の369ページで、
>ローレンスは宿屋の裏手にある貯蔵室で、無傷のワインボトルが並ぶ棚と、ビール樽を一つみつけた(第一行)
>人間たちはワインを分け合い、ビール樽を割ってテメレアが飲めるようにしてやった(第六行)
ごく自然にビールを飲ませているところをみると、これが最初の飲酒ってわけじゃなさそうだ。
中国にいるときに、ふつーに酒と女を覚えたんだろうなぁ。
しかし、こんなに早熟な生き物があまり野生で繁殖していないのは何故なんだろ?
野生のドラゴンはかなり痩せこけてるらしいし とんでもない量の餌を消費するから好き放題増やせないんだろう まあぶっちゃけ物語の展開の都合が大きいんだろうけど
レッドリストアニマルみたく乱獲→希少種とかかな それかトキみたく少量のストレスで卵を育てるのを親が放棄してしまうとか?
223 :
無名草子さん :2010/01/11(月) 21:56:59
グランビーの話では親ドラゴンはそれほど母性的ではないらしいから、 ほとんどの子竜が自然淘汰されてしまうのかもね
通常、ライオン1頭に対して、草食動物が100頭ぐらいいないと数を維持できないからな。 群れ単位で数日に獲物1頭ほどしか狩りをしないライオンでさえそうなんだから、 毎日単独で何頭も牛を食うドラゴンが野生で増えられるわけがない。 一巻に、エサとなる牛の繁殖に成功して云々って記述があったように思う。 まずそこからなんだろうな。
3巻の巻末で犬との類似性について言及されてるけど、 人懐っこい性質ゆえに自然と共存関係が進んでしまって、野生のドラゴンは僅かしか残らなかったんじゃないかな ドラゴンにしてみれば毎日うまい飯にありつける人間の庇護下は居心地がいいんだろうさ
>>225 3巻に出てきた、ドイツの野良ドラみたいに、
餌が豊富にあるドラゴンはかなり好奇心旺盛で人懐っこいみたいだね。
最初に人間と交流し始めたのは、小型ドラゴンたちだろうな。
食物連鎖の頂点に立つ中、大型ドラゴンが人間に媚びるとは思えないから。
で、人間の共同体と一緒に暮らしているうちに、卵の中の子ドラが人間の言葉を覚えて、
ドラゴンライダー達が誕生するようになったわけだ(w)
食物連鎖の頂点のいるってことは生態系のバランスの影響をモロに受けるわけで、 ドラゴンの餌になる大型草食動物の生息数が減れば 人間の元で生活せざるをえなくなるかと。 マクシムスやエロイカを見る限りでは 大型種ほど気難しいってわけでもなさそうだしねー
>>227 最終的にはそうだろうけど、
一飛びに大型ドラゴンたちが人間になついたとは思えないのよ。
虎やライオンは、牧畜が発達しても、人間には懐かなかったでしょ?
増してや、ティラノサウルス並みでっかい空飛ぶ肉食獣だったら、
人間に媚び売って、餌を分けてもらうよりも、アカルディたちみたいに家畜を略奪した方が早いと考えるはず。
私が思うに大型ドラゴンたちは、
@食べ残しなどを目当てに小型ドラゴンが人間の居住区の近くに集まる。
A狩猟採集時代にちびドラと人間が、カラスと狼みたいに力を合せて狩りをするようになる。
B人間が牧畜と農業を覚えて、ドラの数が増え、品種改良を経て強力な種が生まれるようになる。
C人間が金属の農具や武器を手に入れ、大型ドラゴンに対抗できる力を手に入れる。
という段階を踏んで人間と対立するのをあきらめて共存を目指すようになったんじゃないかな。
ああ、いろいろ考えるうちに妄想が沸いてきて、SSが書きたくなったわw
つか、ドラゴンは言語を持つ、知能的には人間とあんまかわらん生物なのだから、 普通に交流が始まっただけじゃないの? >人間に媚び売って、餌を分けてもらうよりも、アカルディたちみたいに家畜を略奪した方が早いと考えるはず。 それ以前に、人間食べたほうが早いし。 むしろ、親ドラゴンが卵にあんまり感心もたない事の方が重要だと思うけど。 卵さえ手に入れば、どうとでも教育できるんだからさ。
3巻に登場した野良ドラゴンのガーニはドゥルサグ語に加えてオスマン語も身に付けてたね 欧州のドラゴン学は嘘ばっかりだw テメレアほどではないにせよ、大抵の種は人間に優るとも劣らないと言語習得能力を有していると思われる >それ以前に、人間食べたほうが早いし。 そういえば本作にはドラゴンが人を食べる、あるいは食べたがるような描写がないな やっぱり、おいしくないのかね
人を襲うドラゴンは処分されてしまうからだよ、描写されないの 動物園の猛獣だって人を襲えば処分されてしまう 二巻で人を襲ったドラゴンしか処刑の例は無いみたいな文あったよね?
足を引きずるくらい空腹で衰弱したテメレアでさえ兵士の死体を食べたいとは言わなかったし、 倫理的な嫌悪感があるのかも
>>228 ノヴィク女史は二次創作推進団体の方なのでSSやイラストはどんどんやっちゃっていいと思います
テメレアと野生ドラゴンとを一緒にするのはどうかと思うけど、
もし自分だったら、言語を使うような生き物を食べるのはやっぱちょっと嫌かもね。
テメレアのような、人間と共存しているドラゴンは、人間は友達、あるいは共生仲間で、「獲物」ではないだろう。
文化や言語を共有しているし、もし自分が人間を襲ったらどうなるかも良く理解しているだろうし。
>>231 野生ドラゴンは関係ないと思うよ。
>>233 おっけー。
書き上がったら、このスレに投稿するわ。
しかし、テメレアのSSは英語サイトを探しても少ないので寂しいわ。
そして、代わりに見つかる山のやうなハリーポッターの二次創作(´・ω・`)
英語も日本語も両手の指で数えられるくらいしか知らないなー 楽しみにしてます
二次創作かぁ…ローレンスとテメレアが諸国漫遊する気楽な奴読みたいなあ… ナポレオンの100日天下終わってから以降のそんな展開希望… 書くしかないのかorz
>テメレアの口癖「ふふん」、原文は「Oh」
ふふんはOhだったのか
健気なテメレアらしくて素敵な意訳ね
>>237 テメレア戦記の世界観で日本史を改変するのも面白そう
ナポレオン戦争に日本が関わる事件といえばフェートン号事件しかないのが悔やまれるな…
>>238 テメレアの「ふふん」は、間違いなくこの作品の魅力のひとつ
ヴォリーの「テメレー」は原作でもTemererなんだよねw
4巻はアフリカだっけ? 何でまたいきなりアフリカへ…
>>242 エジプトの戦いはとっくの昔に終わっているしね。
心当たりはあるが、ネタバレになりそうなので、黙っていましょう。
たぶん、今回英国の援護がなかったことと―――。
ネタバレ…なのかな でもテメレアがあの海戦に参加出来なかったのは残念に思う
3巻まで読み終わったんで話を整理するために もう一度最初から読み返してたら、エミリー&ダイアーの 見習いコンビが何気にいいキャラしてて可愛いなぁと今更ながら思った。 2人には何とか最後まで生き残って欲しい…。 エミリーは成長したら、やっぱりジェーン姐さんみたいになるんだろうか。 楽しみなような、怖いようなw
ほしゅ
249 :
228 :2010/02/04(木) 16:02:52
>>228 でSSを書くと言っていたものです。
規制のために、投稿できなかったSSを投下させていただきます。
以下は、注意事項です。
@ 残念ながら、ローレンスとテメレアは登場しません。
A オリジナル主人公と、オリジナルドラゴンが登場します。
B それどころか、舞台はテメレアの時代から二万年前。
C 人間が石槍をもって動物を追いかけていた旧石器時代のお話です。
D テメレアでやんなくても良いんじゃない、とか言わないでください。
E この小説は、舞さまの小説投稿サイト【arcadia】に投稿されたものです。
以上の注意事項がお気に召さない方は、どうか見なかったことにしてください。
よろしくお願いします。
さあ、少し眼を閉じてごらん。 瞼で余計な光を遮り、両の掌で耳をふさぐんだ。 そうすると……ほら、聞こえてくるだろ、君の体を流れる血の音が。 そして今度はその血の流れをたどろう。赤い血潮の波に魂の船を乗せよう。 深く深く、心臓よりなお深く、古く古く、記憶よりなお古く。 君が生まれる前よりはるか昔の時代へ。 人と竜がまだ獣であった世界へと。 ……君は旅をするのだ。 ◆ ◆ ◆ 時は遡って二百世紀前、場所はユーラシア大陸の端っこ。 血脈のように枝分かれしながら、大地を走るアムール川の支流の側に広がる大平原。 のちに自らを中華と名乗る大帝国は影すらなく、大地は地平線まで緑の海に覆われていた。その潮のように波打つ草原で、一人の少年がじっと気配を殺しながら、地に伏せていた。 少年の柔らかい肌は草の鋭く硬い葉に触れ、耳はドクドクと脈打つ血の流れを聞き、鼻は風上から運ばれてくる濃い獣臭を嗅いでいる。 そして黒い瞳は、射るような眼差しを三十歩先にいる鹿の群れに放っていた。 少年の名は、フューイ。この草原に住む狩猟民族、ミオ族の狩人だった。
フューイは、鹿の敏感な聴覚を刺激しないように、静かに腰紐に差してあった槍投げ機を取り出した。槍投げ機とは、肘の長さほどの棒の先にフックがついた簡単な道具のことだ。 フックの先に、左手に持っていた石槍の柄を取り付ける。このまま、槍投げ機の端を握って投げつければ、少年の腕は五割近く伸びたことになり、石槍の命中率と威力は十倍以上に跳ね上がる。 緊張に指が震え、汗が頬を滴り落ちる。今、この場に獲物を近くまで追い立てたり、槍が外れたときにフォローしてくれる仲間はいない。果てしなく広い草原の中で、少年はただ一人で狩りに臨んでいた。 もし、この手にある槍が外れたら、鹿たちは一目散に走り出すだろう。背負っている予備の槍に手を伸ばすころには、すべての獲物が少年の手の届かない場所まで逃げ延びているはずだ。 自分の槍が必ず当たると確信できる距離に近づくまで半日近くかかった。その労力を一瞬のミスで無駄にするわけには行かない。 草の陰で息を潜め、逸る心を押し殺しながら、少年は獲物を慎重に観察する。鹿の群れは、冬に備えて食料を腹に詰め込むのに夢中になっていた。油断なく周囲に目を光らせているのは、見張り役の三匹だけだった。 フューイの目の前で見張り役の一匹が草を食べ始めた。二匹目が一匹目の後に続き退屈な任務を放り出し、そして今三匹目が少年から目を離そうとしていた。チャンスだ! なるべく音を立てないよう、しかし出来る限り速く、フューイは隠れていた茂みから立ち上がる。骨を弓に変え、肉を弦にして、少年は渾身の力で黒曜石の槍を投げ放ち……。 と、槍の柄が槍投げ機のフックを離れようとした瞬間、稲妻のような影がフューイの頭上を通り過ぎた。 大きく翼を広げたその影は、高速の投槍と平行して空を飛び、槍の穂先が鹿に当たると同時に同じ獲物の身体に鋭い爪を突き立てた。 槍を投げ終わった姿勢のまま、フューイは凍りついた。トカゲに良く似た鱗、長く鋭い牙と爪。蛇のように長くしなやかな尻尾が空を切り、蝙蝠のような皮膜の翼が大気をかき混ぜる。 少年の前に降り立ったのは、まさしくこの時代の食物連鎖の頂点に立つ獣の王、ドラゴンであった。
一瞬の衝撃から覚めると、フューイは素早く目の前の竜を値踏みした。 ドラゴンは美しかった。腹部は空の色に紛れそうな淡い青灰色で、背中は鮮やかな青い鱗の上に黒い虎のような縞模様が走っていた。 竜の体格は、その足元に倒れている鹿よりふた回り大きい。頭から尾の先までの長さは六メートルほどだろうか。今までフューイの見てきたドラゴンの中でも際立って小さいように思える。おそらくは、生後一年か二年の幼い固体。周囲には仲間の影もない。 手に負えない相手ではない、そう判断するとフューイはその場から走り出した。 地を蹴りながら、背負っていた予備の槍を引き抜き、槍投げ機のフックに固定する。 竜から十五歩程度の距離で足を止めると少年は、 「どけよ! 俺の槍のほうが先に当たっただろ! だから、そいつはおれのもんだ!」 槍を振りかぶり、相手を威嚇する。 黒曜石の穂先が傾きかけた太陽の光を反射して凶悪な輝きを放った。 竜のほうも顔の周りに生えた棘状の突起物を逆立て、唸り声を上げる。湾曲した長い牙を見せ付け、一歩も退く様子はない。 フューイはすでに投擲姿勢に入っていた。この距離で槍を投げれば、ウサギの頭をも射抜く自信が有る。だが、少年はなかなか槍投げ機を握った手を動かそうとはしなかった。 フューイは見てしまったのだ。さきほど、ドラゴンが彼の投げた槍にも劣らぬ速さで鹿を引き裂いたことを。その気になればあの竜は、少年が石槍を投げた後でも、悠々と槍の穂先を避けることが出来るに違いない。 一方、ドラゴンのほうも自分が殺した鹿の上から安易に動こうとはしなかった。一瞬のことだったが、少年の投槍の威力は、竜の目にしかと焼き付けられていた。 槍投げ機で加速された石槍は、小型ドラゴン相手ならば、充分にその鱗を破り、肉を引き裂く威力を持っている。穂先に毒が塗られている可能性も見過ごすことはできない。 自分の身体ひとつで生き抜いていかなければならない肉食獣にとって、何よりも忌避すべきものは、強敵との戦い、そして狩りに支障をきたすような大怪我だ。 自分から少年の間合いに入って、槍の標的になることは避けたかった。 二つの種族の武器と身体能力が生み出した、絶妙の均衡。人間とドラゴンは、お互い先に手出しができず、身構えたまま、じりじりと睨み合った。
十分ほど過ぎただろうか? フューイはふと自分の槍の穂先が震えていることに気づいた。手が疲労でしびれ始めたのだろうか? ドラゴンのほうを見ると、相手は自分から眼を逸らし、あさっての方向を見ていた。 少年は片目で竜の姿を捉えながら、残る目で相手が見ている方向に、視線を送った。 その瞬間、恐怖に全身の血が一気に足元まで駆け下るのを感じた。 「サ、サイだああ―――!!」 全身を剛毛に包まれたケナガサイの群れが、大地を震わせる轟音と共に、フューイたちのほうに走りよってきた。もう獲物にかまっている場合じゃなかった。少年も竜も、鹿を放り出してその場から大慌てで逃げ出した。 間一髪、サイの突進を避けたフューイは、近くの草むらに飛び込み、身体を地面に押し付けた。 ケナガサイは凶暴で、近づいたものすべてを長大な角で串刺しにしようとするが、目は良くない。こうやって、草の中に臥せっていれば、サイの群れをやり過ごせると少年は考えた。 荒れ狂うサイの群れが大地を揺るがせ、フューイの頭から数歩先の場所を通り過ぎる。サイの足が蹴り上げた石や巻き上がる土ぼこりに耐えながら、少年はひたすら待ち続けた。 悪夢のように長い十秒が過ぎた。ケナガサイの群れが十分、遠ざかったと確信した少年は、ようやく地面から顔を上げた。 その途端、突風が少年の顔を襲った。 風に舞い上げられた土ぼこりが目を襲い、激痛にフューイは思わず叫び声を上げる。 涙で滲む視界を頭上に向けたとき、少年は翼を生やした絶望を見た。
それは、さきほどまでフューイが獲物を奪い合っていた青いドラゴンが赤子に見えるほど、巨大な赤竜だった。 巨竜は少年がすっぽり納まりそうな大きな手の中にケナガサイの子供を掴んでいた。 この瞬間、フューイは自分たちのほうを突進してきたサイたちが、何から逃げていたのかを知った。 赤い巨竜は、不吉なコンドルのようにぐるぐると少年の頭上を旋回する。と、巨竜の目が草原の一箇所に向けられた。巨竜の視線を追ったフューイは、殴られたような衝撃を受け、掠れた声を漏らす。 「よ、よせ、やめろ……」 巨竜はまるで少年の言葉を嘲笑うように、翼をたたみ、地面めがけて急降下する。その先にあるのは、少年は丸一日かけて、やっと捕まえた鹿があった。 少年の失意の叫びを、翼の轟音で掻き消しながら、巨竜は顎を使って、器用に鹿の死体を掻っ攫っていた。 そして、バキ、グチャ、ゴクリ、たった二噛み。 ろくに味わいもせずに、フューイの一日分の労働の成果を呑み込んだ。 そのとき、少年ははっきりと見た。鱗と角に覆われた巨竜の顔が、たっぷりと悪意の篭った笑みを自分に向けるのを。 『なかなかうまかったよ、ちび猿。また、頼むぞ』 フューイに竜の言葉はわからない。竜がしゃべれることすら知らない。 しかし、呆然と立ち尽くす少年の耳に、自分を見下したドラゴンの声が確かに聞こえたように思えた。 巨大な赤い姿が、空のかなたへ消え去った後、フューイはとぼとぼと自分の鹿が転がっていた場所へと歩み寄った。 そこには、巨竜が吐き出した鹿の角や蹄に混じって、石槍の穂先が落ちていた。
無残に変わり果てた石槍の残骸を拾うと、竜の涎がべっとり手についた。 怒りが火のように腹の中に広がり、抑えきれない感情が涙となって眼の端から零れおちた。 フューイは折れた槍の穂先を、巨竜が飛び去った方向に向かって振り上げ、あらん限りの声を振りしぼって叫んだ。 「戻ってこいよ! このクチナワのできそこない! いつもいつも、人の獲物を横取りしやがって! 戻せよ! 返せよ! お前なんか、いつか鱗を剥いで、串に刺して、たき火でこんがり焼いているからな! ちくしょう! ちっくしょう……」 肺の中の空気を使い果たしたとき、フューイは空に向かってわめいてるのが自分ひとりじゃないことに気付いた。 横を見ると、青い小竜の縦長の瞳と眼が合った。 お互いに近づきすぎたことに気付いた少年とドラゴンは、思わず悲鳴を上げて飛び離れた。 石槍と牙を剥いて、再び睨み合う一人と一匹の狩人。しかし、今回の相対は長続きはしなかった。 『ぐぅぎゅるるるるぅるるるるる――……』 声高に主張を始めた腹の虫の鳴き声が、二人の戦意を根こそぎ駆逐した。 奪い合う獲物もいないのに、狩人同士が争う。 こんなに不毛なことがほかにあるだろうか? 太陽はもう西に大きく傾き始め、草原は少しずつ赤く染まり始めている。 まもなく夜目の利かない生き物にとって巨竜よりも恐ろしい闇が世界を覆い尽くすだろう。 狩りのために残された時間はもう残り少ないのだ。 ドラゴンと少年は、相手から目を放さないように気をつけながら、じりじりと後ろ向きに下がった。 そして、充分安全な位置に至ると、まず小竜が捨て台詞のような鳴き声を上げて飛び去り、それから少年が石槍を引きずりながら、とぼとぼとその場から立ち去った。 * * * すみません。 実は、第一話はもう少し続くのですが、時間がなくなりましたので、残りは後で投稿致します(汗)
前語撤回。少し時間に余裕ができましたので、残りのお話も投下しておきます。 * * * 「それで、フューイ? お前は、たったひとりでシカを仕留めた。だが、その後にドラゴンがやってきて、せっかくの獲物を攫っていたと、そう言うんだな?」 ミオ族の族長、マンモス殺しのダブオンは、いかにも信じていないふうにフューイの言葉を繰り返した。 「そうだ……」あからさまな侮辱に耐えながら、フューイは仏頂面で答えた。 「そいつぁ、気の毒だったな、坊主。だけど、森の民の掟じゃ、手ぶらで帰ってきた狩人の分け前を減らすことになっている。たとえ、そいつがどんなに頑張ったと言ってもだ。 解るだろ。こういう言い訳を認めたら、そのなんだ……真面目に働いている一人前の男の獲物を、口だけの怠けもんに分けるわけことになるからな」 ダブオンの取り巻きどもが、申し合わせたようにクスクスと陰険な笑い声を漏らした。 ダブオンはわざとらしくため息をついて、 「お前はまだ子供だ。一回や二回の失敗や嘘……おおっと、言いわけは、大目に見てやらないとな。ほら、今日の分け前だ。大事に食えよ」 一欠けらの干し肉をフューイの足元に投げた。その干し肉は、シカ肉の中で一番まずく固いところで、おまけにフューイが一口半齧ればなくなる程度の量しかなかった。
フューイは頭に血が上って、顔が真っ赤に染まるのを感じた。 もう少しで、ドラゴンのいる狩り場を俺に割り当てたのはあんたじゃないか、と叫びそうになった。 ダブオンは、先代の族長であったフューイの父親の跡を次いでミオ族の長になった男だ。先代の族長が生きていたころは、ダブオンは力自慢の粗野な男だったが、フューイの父親の見ているところでは常に頭を低くして、卑屈な態度をとっていた。 それがフューイの父が死んで、族長の地位を手に入れた途端、ダブオンはその弱い者いじめが好きな、陰険な性格を隠そうとしなくなった。 男たちの狩り場を割り当てるのが族長の役目だったが、ダブオンは自分にゴマをする取り巻きたちには能力にかかわらず一番いい狩り場を与え、フューイの父親を慕っていた男をたちを危険で獲物の少ない場所に追いやった。 そして、先代の族長の息子だったフューイには、竜のいる草原が割り当てられた。 竜の草原は、獲物の少ないところではなかったが、人間の狩人にとって最悪の狩り場の一つだった。 フューイはそこで、仲間も与えられず、いつも一人で狩りをさせられていた。 動物たちはいつ飛んでくるかわからないドラゴンに怯えて、いつも警戒心が強いし、運よく狩りが成功しても、今度は竜たちが獲物を奪いにやってくる。 そして、族長のダブオンはフューイが狩りに失敗するとそれを理由に食べ物の分け前を減らし、狩りに成功すれば適当な難癖をつけて捕まえてきた獲物を横取りした。
喉元に苦い感情が押し寄せるのを感じながら、フューイは干し肉を掴み、大股でその場を離れた。背後から、ダブオンと取り巻きたちが部族の全員に聞こえるように大声で自分のことをくさすのが聞こえた。 「……やれやれ、人が好意で食い物を分けてやったのに、礼の言葉一つないとは。俺はあの子に眼をかけてやったが、どうやら見込み違いだったようだな」 「ダブオンさんは人が良いから、騙されるんですよ。あの子は、口のうまいカラスなんです。父親と同じようにね」 「まったくだ。フューイはどんどん父親に似てくる。あの餓鬼の顔を見たか、あれは臆病者の狐の面構えだ」 一瞬、怒りを堪え切れずに、戻っていってダブオンを殴りつけてやりそうになった。自分が侮辱されるのは我慢が出来る。だが、部族のために身を削り、命まで失った父親を貶められるのは……。 フューイの命を守ったのは、痛みだった。まだ自制心の身についていない子供のころ、ダブオンに噛みつき、殴られ、生え換わる前の歯を三本失った時の痛みが少年の足と拳を押しとどめた。 幼児だったころに比べて、少年は逞しく、強くなった。しかし、ダブオンは卑しい根性をしているが、マンモスを一人で倒した部族の英雄であり、分厚い脂肪の下にたっぷりと筋肉を隠した巨人だった。
もし、フューイが激情に負けて、ダブオンに襲いかかれば、族長は喜んで将来のライバルを捻り殺すだろう。フューイに好意的な女たちも、もう子供であることを言い訳にして、少年を守ることはできないはずだ。 そのことがよく解っているフューイは、血の味がするほど歯を食いしばって、ダブオンたちのいる大広間を後にした。 ミオ族は複雑に入り組んだ洞窟の中に住居を構えていた。 祖先の手で彫り進められた通路を折り曲がり、ダブオンたちの眼が届かないところに辿り着くと、フューイは失意と空腹で、洞窟の壁に倒れかかった。 苦しげに上下する少年の肩に、柔らかな掌がそっと触れた。 「……シェルミ?」 「フューイ、大丈夫? 顔が真っ青だよ」 自分を心配げに見下ろす幼馴染の少女に、少年は力なく微笑み返す。 「平気だよ。この程度慣れっこだから、シェルミこそ、俺と一緒にいるところを見られたら、ダブオンがまた怒るよ」 「お父さんのことは良いの。いざとなったら、お母さんやお婆さまが守ってくれるし……」 そう言うシェルミの口の端や毛皮に隠れた肌に明らかに殴られたと思しき痣があるのを、フューイは見逃さなかった。 ダブオンには子だくさんで有名な男だったが、子供に惜しげなく愛情を示すような父親ではなかった。 それどころか、伴侶や子供たちを自分の石槍の延長程度に捕らえている節があった。 フューイはダブオンへの怒りを抑えたときに匹敵する精神力を振りしぼって、シェルミから身を引き離した。
「俺、もう寝床に戻るよ。明日、また狩りに出かけるし、早く寝ないと……」 「待って、フューイ!」 よろけながら立ち去ろうとする少年を引きとめ、その懐にシカの皮で作った小袋を押しこんだ。 「それ、いつものやつ。見えないところで食べてね!」 「あ、シュルミ! 待って!」 少年の制止を無視して、少女は父親たちが待つ洞窟の大広間へ戻っていった。 一人取り残されたフューイは仕方なく自分の寝床へ戻った。 貴重な松明に照らされた暖かい大広間から離れた所にある岩の窪み。それがフューイに割り当てられた寝床だった。 干乾びて嫌な匂いのする毛皮の中に身体を押し込め、フューイはシェルミから手渡された袋を開いた。 毛皮の小袋の中に入っていたのは、固い木の実と数本の草の根だった。 ミオ族では、一三歳以上の男は狩りに出かけ、女や子供は森で食べ物を拾い集めることになっている。 森にはトラや豹など危険な獣が多く生息している。採集は狩りに比べて決して安全な仕事ではない。 それでも、育ち盛りの少年の食べさせるためには、自分の取り分を減らすか、危険を承知で少しでも長く食糧を探すしかない。 フューイは木の実を一つ取りだし齧った。固い皮の下にある果実は、少年の心のように渋く、苦かった。獲物を取り逃がしたことの無念、自分を侮辱するダブオンたちに対する怒りと憎しみ。 中でも命をかけて、自分を助けてくれた幼馴染の気持ちに応えてやれないことが、一番つらかった。
父親が存命だったころ、フューイとシェルミは兄弟同然に育った。ダブオンだって、滅多に娘に手を上げることはなかった。 だが、今は……ダブオンが族長となった今では、二人がつがいになる可能性は万に一つもなかった。 このままでは、フューイの未来は食料を減らされて飢え死にするか、空腹のあまり狩りでヘマを犯して、竜の餌になるか、どちらにしても明るいものではない。 それでも今日、あのシカを持って帰ることができたら。 ダブオンに渡す前に、こっそり自分の肉を切り取ることができたら。 そう、考えるたびに、少年の腹は煮えくりかえった。 あの青いちび竜がシカを横取りしようとしなければ、赤竜に見つかる前にシカを隠すことができたのだ。そうすれば、シェルミに心配をかけずに済んだし、シカの肉で腹を満たして、明日に希望を繋ぐこともできたのに……。 寝床の中で、草の根を噛みながら、少年は自分の邪魔をした青い竜を激しく罵った。 そのころ、ミオ族の穴倉から遠く離れた洞窟の中。小さな青いドラゴンが、肉のほとんどついていない骨をしゃぶりながら、狩りの邪魔をした生意気なちびの禿げ猿を、少年に劣らぬ激しさで呪っていた。 ◆ ◆ ◆ 時はローレンスがフランスの戦艦で、テメレアに出会う二万年前。 場所はイギリスから約九〇〇〇キロ離れたユーラシア大陸の東の端。 誰も知らないところで、竜と人間の運命を司る運命の歯車が静かにかみ合い…… ゆっくりと動き出した。
たぶん、誰も読んでいないだろうけど、引き続き投下しますよ(・ω・) * * * 朝、かたい狼の毛皮の中で、フューイは目を覚ました。 育ち盛りの空腹は健在だったが、一晩たっぷり休んだおかげで体力はだいぶ回復していた。 少年は寝床である岩のくぼみからから這い出すと、手探りで狩りの準備を始めた。 狼の毛皮できた外套をはおり、鹿の毛皮で包んだ予備の石槍を取り出した。 水袋の中身が腐っていないか味見をして、昨夜残しておいた木の実と干し肉でわびしい朝食を取る。 少年が動き回る音と五十人分の寝息を除いて、ミオ族の洞窟は静まり返っていた。 普通、この時代の人間の夜は早く、朝は遅い。 夜更かしをするような娯楽もなく、薄暗い朝に早起きをしてする得もなかったからだ。 しかし、一人で狩りをしなければいけないフューイは、人よりもたくさんの時間が必要だった。 だから、少年は夜は誰よりも早く寝て、朝は誰よりも早く目を覚ました。
寝静まった人々を起こさないように気をつけながら、そろりそろりと影のように這い進む。 途中、平たく大きな一枚岩の上に有る『族長の寝床』の前で足止めた。 となりに三人目か四人目の伴侶を侍らせて、眠りこけているダブオンをじっと凝視する。 毛布からだらしなく覗いている太鼓腹にナイフを突き刺し、あの大いびきを野豚のような悲鳴に変えられたら、どんなに愉快だろう。 その想像があまりに甘美だったので、少年は指に肉を切り裂く手ごたえや飛び散る血の暖かさを感じることさえできた。 だが、どんなに魅力的でも、ここでダブオンを殺そうとするのはあまり賢明ではなかった。 たとえどれほど無能でも、ダブオンはミオ族に選ばれた族長であることに変わりはない。 正式な決闘ではなく、不名誉な暗殺で彼を殺せば、一族からの制裁は免れない。 もちろんダブオン自身、簡単に暗殺できるような男ではなかったし、洞窟の中にはフューイ以外にも目を覚ましている人間が何人かいた。
焚き火の周りでは、一族の精神的な指導者であるシャーマンとその弟子が眠らずに火の番をしていた。 洞窟の入り口には、見張り役の男が眠い目を擦りながら、忍び寄る肉食獣がいないか目を光らせている。 フューイは彼らに簡単な挨拶をすると、暖かな洞穴から冷たい外の世界へと出て行った。 空に星が瞬き、地平線に太陽の気配を感じる紺色の空の下を、狼の毛皮の外套をなびかせながら、少年は走る。 この時間帯、夜行性の獣は寝床を目指し、昼間に狩りをする肉食獣たちはまだ目覚めきっていない。 草原は比較的安全だったが、フューイは油断してはいなかった。 野性では、狩るものと狩られるの境目はあいまいだ。一瞬の油断が狩人を肉に変えてしまう。 獣に足取りをたどられないようにジグザグに進路を変更する。 十分ごとに足を止めて、尾行してくるものがいないか、背後を確認した。 走るうちに、空は紺色から藍色に、藍色からスミレ色に変わった。 そして、スミレ色の空がバラ色に輝くようになったころ、少年はやっと目指す竜の草原に到着した。
狩りをするにはまだ少し暗いので、少年は昨日のうちに仕掛けた罠を確認した。 ここ数日間、フューイの仕掛けた罠は主の期待を裏切り続けていた。 今日も、少年が胸を膨らませて覗き込んだ一つ目の罠は外れだった。 二つ目の罠は空っぽで、三つ目の罠には狸か狐に食い荒らされた跡があるだけ。 四つ目の罠と五つ目の罠も似たような結果だった。 だが、六つ目の罠を覗き込んだとき、フューイは喜びのあまり踊り上がった。 罠の中に入っていたのは太った野うさぎであった。 すぐさま、その場で獲物を焼いて、食べたいという衝動を、少年は何とか堪えた。 森の中で火を使うときは慎重でなくてはならない。野生の獣は意外と火を怖がらない。 特にサイやマンモスのような巨獣は、火を見ると積極的に近づいて、踏み消そうとする。 野外で焚き火をしているうちに、眠りこけ、火と一緒にサイに踏み殺された狩人は決して珍しくないのだ。 フューイは獣たちが近づいても、泳いで逃げられるように川辺で捕まえたうさぎを火にかけた。 火に焙られた野うさぎの肉からしゅうしゅうと美味そうな脂を流れ落ちる。香ばしい匂いが辺りいっぱいに漂った。 渇いた口の中に、たちまち唾液が溢れる。もう我慢の限界だった。 焼き加減を調べもせずに、少年は飴色に焼きあがった肉に喰らいついた。
熱いっ! 口の中を火傷した! でも、構わず、またかぶり付く。 舌の上に甘い肉汁の味が広がり、一口齧るごとに生きる喜びが湧き上がる。 周囲を警戒することも忘れ、ヒューイは夢中で、久しぶりの焼肉を貪った。 うさぎ一匹分の肉を瞬く間に食いつくすと、少年は川辺の草はらに寝転がった。 胃袋を中心に、満腹感と心地よい気だるさが全身に広がっていく。 叶うならば、一日中こうして草の上に寝ていたかった。しかし、厳しい現実はヒューイに怠惰という贅沢を許さなかった。 しぶしぶ起き上がった少年は、剥いだばかりのうさぎの皮を的に投げ槍の練習を始めた。 立った状態から三十回。膝をついた状態でまた三十回。最後に伏せた姿勢から起き上がった状態で三十回。 ありとあらゆる姿勢から槍を投げ続ける。 フューイがこうして槍投げの練習を始めたのは、父を亡くした十歳の頃からであった。 十歳の幼児にとって、自分の背丈よりも長い槍を的に当てるのは容易なことではなかった。 少年の手から離れた槍は的に当たるよりも、見当違いの方向に飛んでいく方が多かった。 だが、皮膚は破れて血を噴いても、フューイは練習をやめなかった。 族長やその取り巻きに笑われても、槍を投げ続けた。
そして、あれから四年。 柔らかだった掌はなめした革のように硬く頑丈になった。 的外れだった槍は、たとえ全力疾走する野生馬であろうが、跳ねまわる小ウサギであろうが、一度間合いに捉えた相手の急所を絶対に外さないようになっていた。 練習でたっぷりと汗を流すと、少年は狼の毛皮を脱いで川の中に飛び込んだ。 ここに来るまで、狼たちの嗅覚から守ってくれた毛皮だが、狩りをする時にはその匂いが邪魔になる。 ヒューイは冷たい川の水で狼の匂いを洗い落とし、槍を包んでいた鹿の毛皮で身体を拭いた。 練習で鈍った石槍の穂先を砕いて尖らせ、毒草を煮詰めた液体を穂先に塗り込める。 鹿の角で作ったナイフを腰に差し、鹿の頭の皮で作った帽子をかぶる。 顔を上げると、天高く上った太陽が、草原を地平線の果てまで明るく照らし出していた さあ、狩りの時間だ。
* * * 生前、フューイの父親は息子に、狩りには三つのコツがあると教えていた。 一つは、獲物の動きを予測する鋭い頭脳。 一つは、相手が隙を見せるまでじっと待ち続ける胆力。 三つの中でも、一番重要で難しいのが、時の運であった。 しかし、その日、フューイはついていた。 狩りに出て間もなく鹿の群れを見つけることができた上に、天までも味方をしてくれた。 正午から、空が次第に曇り始め、ばらばらと小雨が草原に降り注いだ。 曇り空は獲物の視覚から狩人を隠し、雨音は狩人が獲物に忍び寄るのを助け、雨水は鹿の鋭敏な嗅覚を封じてくれる。 いつもの半分以下の時間で、少年は鹿の群れの近くに忍び寄ることに成功した。 目を凝らし、狙い打つべき獲物を定め、槍を振りかぶる。 間合いは十分、タイミングも完璧、今度こそ外しっこない!
だが、フューイが槍をまさに投げようとしたその瞬間、甲高い鳴き声が湿った空気を震わせた。 鹿の群れがはじけるように走り出す。獲物の群れが悪夢のような速さで遠ざかっていく。 追いかけるように武器を投げ打ったが、好機を逃した槍は、大地に空しく突き刺さっただけだった。 呆然となった少年は、好機を台無しにした鳴き声の出所を探して頭を巡らせる。 そして、昨日、獲物を奪い合ったあの青いドラゴンが草の中から頭を突き出して、こちらを見ているのを発見した。 竜は『このへたくそ』と言わんばかり笑うと、少年に槍を投げる暇も与えず、空に舞い上がる。 けらけらと軽快な笑い声を上げながら、一回宙返りした後に飛び去った。 少年はしばらくその場に立ち尽くしていた。 ショックのあまりの大きさに、混乱して、動けなかったのだ。 渦巻く感情が次第に収まり、やがて一つの方向に収束していく。 少年は大地に刺さっていた槍を引き抜くと、竜が飛んでいった方角に向って猛然と走り出した。 狩りの効率や損得といった概念は頭からきれいに吹っ飛んでいた。 フューイは頭に来ていたのだ。
* * * 波打つ丈高い草の間を、青いドラゴンが長い体を蛇のようにくねらせて這い進む。 その美しい鱗は、晴れた空で最高の迷彩になったが、あいにく今日の天気は雨だ。 こんな日は、腹部にある浅黄色の鱗よりも、背中を走る縞模様の方が目隠しになる。 今、竜が忍び寄ろうとしているのは、巨大な野牛、オーロックスの群れだ。 その中でも、竜が狙っているのは足の遅くて肉の柔らかい子牛であった。 口の端からこぼれ落ちる涎を長い舌で舐めとり、竜は走り出した。 空を飛ぶこともできるドラゴンだが、その俊足は、地上を走る豹にも負けてはいない。 草の海が溶けるように流れ去り、子牛が目前に迫る。 あとはもう捕まえて、牙を食い込ませるだけでいい。 そう、竜が確信した時のことだった。
271 :
無名草子さん :2010/02/08(月) 23:20:54
保守
272 :
第二話『諍い、狩り、竜の唄』10/21 :2010/02/08(月) 23:26:13
一本の槍が霹靂のように、オーロックスの群れの近くに突き刺さった。 たちまち、子牛やメスが群れの中心に集まり、オスがその周りに分厚い防壁を築き上げる。 野牛の鋭い角でできた槍衾の中にまともに突っ込みそうになった竜は、翼を広げて慌ててブレーキをかけた。 悲鳴を上げ、遠い親戚のエリマキトカゲのように二本足で立ちあがり、突進してくる牛の群れから死に物狂いで逃げ惑った。 やっとの思いでオーロックスたちの角から逃げ延びた竜は、怒りを込めて辺りを見渡した。 そして思った通り、 「ざまぁ見ろ!」 百メートルほど離れたところ、先ほど狩りを邪魔してやった禿げ猿が得意顔で立っていた。 ドラゴンは憤りに身体を震わせると、ちび猿に牙をむき出した。 蛇のように長い牙の根元から、刺激臭のする液体がちび猿目掛けて放たれた。
ちび猿が魂消た悲鳴を上げた。 だが、距離が開きすぎていたせいで、竜の毒液は届かず、狙った相手の足元に落ちた。 ほっと胸をなでおろしたちび猿は、こっちを威嚇するように歯を見せると、草原をかき分けながら、姿を消した。 青い小さな竜はちらりと、野牛の群れの方を見た。 このまま牛たちが気を抜くまで待った方が得策なのは分かっていた。 しかし、そんなことはもうどうでもよかった。 『あいつだけは、絶対に許さない!』 空腹も吹き飛ぶほどの怒りが、竜の中で燃え上がっていた。 大地を強く蹴ると、ドラゴンは少年の後を追って空に舞い上がった。 ドラゴンと人間の仁義なき争いが始まったのは、それからだった。 お互いが本気でぶつかり合えば、命に関わる大怪我をすることが目に見えていたので、喧嘩の方法は自然と間接的なイタズラに収まった。
少年が竜の埋めた肉を掘り出せば、竜は少年が狙っていた鳥の巣を横取りして中の卵を眼の前でムシャムシャと食べて見せた。 竜がサイの群れを少年にけしかけると、少年は死ぬほど辛い山椒の実をたっぷり詰めたうさぎを竜に食べさせて悲鳴を上げさせた。 ドラゴンも人間も、自分の狩りをそっちのけにして、相手の狩りを邪魔することに熱中した。 二人の嫌がらせ合戦は、獲物の数を減らした少年はとうとう肉の分け前を差し止められ、竜が空腹と疲労で墜落する寸前まで続いた。 だが、この大人げない諍いがまったく不毛なものだったかといえば、少し違う。 イタズラをするために、相手を観察するうちに、ドラゴンと人間は次第にお互いのことを理解するようになっていた。 人は思った。あいつは馬鹿けど、空が飛べる上に、俺よりもよく見える目を持っている。 竜は思った。あいつはチビで弱いけど、私よりもよく回る頭と便利な道具を持っている。 そして、二週間の時が過ぎた……。
* * * 平原をオオツノジカの群れが往く。 その名の如く、大木の枝と見まがうほど見事な角をつけたオスが空を見上げ、警戒している。 その時、青い翼影が群れの頭上を通り過ぎた。 リーダーであるオスの鳴き声を合図に、群が一斉に逃げ出した。 走りながら、シカたちはメスや子供を中心にした陣形を組んでいく。 こうすれば、空に居る竜は周りのオスを警戒して迂闊にメスや子供を襲うことは出来ない。 陣形を維持しながら、シカたちは竜の入ってこれない林を目指した。 だが、天然の防空壕まであと少しというところで、 「ヴラァアアアアアアアッ!!」 槍を構えた人間が、木々の間から飛び出した。
若い狩人、フューイの投げた槍は、弧を描いて空を飛び、オスの防壁を飛び越して群の中心に居るメスとコジカたちの中に飛び込んだ。 たちまち、混乱がオオツノジカの群れを包み込んだ。 戦闘は次の槍から逃げようと森から離れようとし、後続は竜におびえて森の中に逃げ込もうとする。 もはや陣形も何もあったものではない。 何十匹ものシカが四方八方に、めちゃくちゃな方向を目指して逃げ惑った。 その時、群れからはぐれた一匹の肥えたメスを、竜の鋭い眼は逃さなかった。 翼をたたみ一陣の疾風となって、竜は獲物の頭上に舞い降りる。 黒曜石の穂先のような爪をメスの肉に食い込ませ、毒牙を首の根元に埋め込んだ。 竜がメスのシカを倒したころ、少年も腰のナイフを抜いて森の中から飛び出した。 向かうのは自分の槍が命中した子供のシカだ。 まだ若いとはいえ、オオツノジカは石槍の一撃だけで即死することはない。 身体を槍に串刺しにされながら、若ジカは蹄で地面を掻きながら、なんとか立ちあがろうとしていた。
こういうのは自分でブログを借りるなりして 余所でやってくれ
もしくは、こっちでやった方がいいと思う
ttp://www13.atwiki.jp/moedra/pages/50.html ここはテメレアについて語る場であって、
2次創作作品の投下場所ではないよ
「気に入らなければ見なければいい」なんて
前フリをしておけば何をしても許される訳じゃない
はっきり言って、このままでは誰もここでテメレアについて
語る事が出来ないよ
ただ、あなたの小説は素敵な作品だと思うから、
このスレではないそれなりの場所に投下してくれるなら、
自分は喜んで読みに行くよ
どうか考慮して欲しい
楽しみにしてるってレスがすぐついたから言いにくかったけど、 自分もここに作品を投下するのは反対です。 書いたよっていうお知らせぐらいならいいかもと思うけど……。
280 :
投稿主 :2010/02/11(木) 10:35:13
いちおう、確認をしたのですが、やっぱり板違いでしたね(´・ω・) これからは、投稿はarcadiaの方に集中させることにします。 すみませんでした。
元々過疎だからか優しいな。ボロクソに言われても仕方ないことなんだが。
こっちにも投下した、なんてarcadiaの方に書いてあったから 「ほほう、SS投下スレなんてのもあるのか」と思って見に来たら本スレだった 久々のポルポル体験でした いや真面目な話、これは常識レベルのNGだろう…… 普通は確認するまでもない話だし、そりゃ何処にも「やっちゃダメ」なんて書いてはいないんじゃないか そうでなくても、最後の確認として事前にスレで質問くらいするもんでしょ 既に謝った後だし、こんな追い打ちかけるようなレスするのも少し気は引けたんだけどさ それだけ「有り得ない大ポカ」をやらかした、ってのは強く認識しといてほしいな
3巻何度も読み返してる。すごく面白いね。 ローレンスのカリスマ性が存分に発揮されてるところがイイ! 2巻にはこれがなかった上、細かくて気にし屋なところが強調されすぎてて 小姑みたいでウゼーーって思ったけど、3巻ではそれがなかったからよかった。 ローレンスの他人に寛大なところが好きだな。 続きが早く読みたくて仕方ない。一年って長いよ…。
>>283 ローレンスさんは、良くも悪くも根っからの軍人だからねw
平和な時は、堅苦しいわ、細かいわ、繊細だわ、でちょっと鬱陶しい純情中年だけど、
一端戦争が始まれば、勇気と決断力の塊のような、有能な将校に早変わりする。
……グランビも、このギャップにやられたんだろうなぁ。
こう、雨の日に子犬を拾う不良少年の法則で(ローレンスさんの場合、全く逆だが)
どうしても待ちきれないなら、英語の公式HPに、作者が書いた外伝が四巻の冒頭が置いてあるよ。
3巻はリエン萌え回でした
>>284 英語力がないから原書はやめとく。
自分の頭の悪さが憎いw
クインビーとの名コンビぶりが毎回の楽しみでもあったのに
イスキェルカが登場した今、今回で見収めになるね。
次の副キャプテンは誰になるんだろう。
リエンとナポレオンがテメレアの神の風くらってエッフェル塔にぐっさりぐっさりいきそうで怖い オガーザーン
いや、あと百年先だから>エッフェル塔
だからもうあの鬱ゲーネタは封印してやれと。 ワーテルローで弁慶死にだろう、リエンはきっと。
290 :
無名草子さん :2010/03/04(木) 17:01:17
やっぱ史実通りに島に流されるんじゃない。 リエンはわからないけど。
>>286 クインビじゃなくてグランビーな。
副キャプテンについては上でも言われてるけど、
多分フェリスか、怪我が直ってるならエヴァンズか。
最もエヴァンズは復帰できてもブランクがあるし、
旅の間中ローレンスをフォローしてきたフェリスが
一歩リードってところかな。
292 :
無名草子さん :2010/03/05(金) 17:57:09
フェリスに1票!
誰一人として、リエンが生き延びると予想しないのねん! まあ、おいらもそうだけどね(´・ω・) 死ぬ前にセレスチャルの卵をヨーロッパに残してほしいものだけど、 彼女の性格や今は亡き皇子の理想から考えて、まずありえない、か……。 個人的に、リエンを庇って弾を食らった小型ドラゴンがちょっと気になっている。 まだ生き残っているかね。
リエンは敵だが、なんか憎めないキャラだから死んで欲しくないな リエンかわいいよリエン
保守
グランビーもキャプテンになった今、今後はローレンスとどういう 関係を築いていくのかが気になるな 例えばイスキエルカが編隊のリーダーでテメレアが補佐に回るとか そういう展開も有り得るんだろうか
ここには誰もいないのか
>>298 お兄ちゃんなんだから我慢しなさい!
とローレンスが必死になだめる様子が目に浮かんだw
とはいえテメレアにも神の風があるんだから
リーダーになれる素質は充分あるんだよな
/ ̄ ̄ ̄\ / ⌒ ⌒\ / ,(⌒) (⌒)、\ テメレアV巻 買ってきたお! | /// (__人__)/// | \ ` ヽ_ノ / ヽ , __ , イ / |_"____ | l.. /l´ テメレア3 `l ヽ 丶-.,/ |_____________| /`ー、_ノ / _ /
正直3巻が一番面白いと思う(邦訳版しか読んでないけど) ページをめくる手が止まらなかった
一巻≧三巻>二巻 二巻も物語の方向性を定めるお話としては外せないんだけどね
それぞれのキャラにも個性が感じられるところがいいな グランビーやケインズやサルカイやエミリーはもちろん ダン&ハックリーもww ところでテメレアの双子の兄弟は2巻での登場だけで もう出番はないのかな?
>>303 せっかく兄弟なんだから、どこかで活躍して欲しいね
このロン・ティエン・チュワンすごいよ!
さすがテメレアのお兄さん!!
保守 絶 好 調 で あ る !!
とにかく何でもいいから最終的にリエンが幸せになりますように…! 史実?何そ(r
307 :
無名草子さん :2010/05/12(水) 18:04:41
おや、気が付けば3巻発売から最早5ヶ月。時が経つのは早いのう。
308 :
無名草子さん :2010/05/13(木) 00:38:11
4巻が待ち遠しい・・・
309 :
300 :2010/05/13(木) 20:47:38
3巻読み終えた記念カキコ
丁度1巻読み終わったんだけど、最後の宴会で紹介された「アレンデール卿のご子息」 にローレンスがああいう反応した理由って何? ローレンスの兄弟ってことだよね?婚約者かっさらった男は別だし???
311 :
310 :2010/05/14(金) 12:39:24
自己解決。勘違いだった。
「カンガルーみたいなポケットに人間を乗せて闘うドラゴン」 ってのがどうやっても格好良いところが想像できない。 映画化はしてほしいようなしてほしくないような。
313 :
無名草子さん :2010/05/30(日) 14:00:34
3巻読み返してふと思った。 グランビーが晴れてキャプテンになれたのはめでたいが、 よくよく考えるとイスキエルカの担当士官て 最初は別の人にもう決まってたんだよな。 状況的に仕方なかっにせよ、面倒な事にならないかちと心配。 イスキエルカはあの性格だから、担い手交代なんて言われたら 火を吐いて暴れそうだしw
ヒックとドラゴン見てたらテメレア思い出した。 こっちも真っ黒ドラゴンだから。 CGアニメっていうのもいいかもなー
特別なドラゴンでほかと違う能力があるあたりもテメレアっぽいね。 まだ船の上にいて子供だったころのテメレアはあんな感じなのかも。
317 :
無名草子さん :2010/06/19(土) 20:03:20
そういえばテメレア映像化の話題はいつ続報来るのかな〜 誰かここ最近の動向知ってる?
それより邦訳4巻はまだか
12/20だろ。1,2、3巻と同じだ。
>>319 即レス驚いたw
最近読み始めたから発売日の傾向とか知らなかった。d
ヒックとドラゴン見てきた。 真っ黒いドラゴンに試行錯誤の手製ハーネスつけて……ってテメレアをどうしても思い出す。
テメレアの方が数倍大きいだろうけど 孵化したてのお子ちゃま時代みたい…と思うと幸せ 魚も好きみたいだし
単純に、ヒックとドラゴンは良映画だからオススメだ
ヒックとドラゴンのトゥースレスは原作ではヒックの服の中にはいり、手の平に乗り、冬は寒いので毛皮の服を着せてもらってるドラゴン 映画はだいぶイメージをかえてるな。