日本語版ハリー・ポッターの不思議 part7

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5無名草子さん
2. 名付け親問題
「男の子だ! ドーラの父親の名を取って、テッドと名付けたんだ!」(下巻p191)
「君が名付け親になってくれるか?」ハリーを離して、ルーピンが聞いた。(p192)

7巻に上のようなわけのわからない記述が出てくるのは
godfatherを安易に「名付け親」と訳したため。
ルーピンがハリーに頼んでいるのは「後見人」(まさかの時の保護者役)
godfather(parents)はもとは宗教関係の教育をする人という意味で
代父、教父、後見人、保護者代理、名付け親などの訳語がある。
「名付け親」というのは古い訳語。原則godfatherは名前をつける人ではない。

3巻でシリウスがハリーを引き取ろうとしていたり、保護者代理として
ホグズミード行き許可証にサインしたりしていたのは「後見人」だから。
ハリーに名前を付けたわけではないということは当時から言われていた。