前半のおもしろくない部分でも何気なくアロンの息子が死んだりするから困る。
36 :
無名草子さん:2008/08/17(日) 23:44:53
>>35 はは、民数記3章2節だね。4人の息子のうち2人が死ぬ。
理由は、規定に反した礼拝だが詳しくはわからない。
しかし、その後15章に捧げ物の規定があり、16章に同じレビ族の中で
反逆したコラ(子等じゃなくて人名)が死にますので何か関係するようなことを
2人に息子が犯してしまったのかもしれません。
ユダヤ人は自分の血統をこの面白くもない民数記から必死になって探しますから
彼らにとっては面白いんでしょうかね。
神様って律法違反には容赦ないよね。
運搬中にひっくり返りそうになった契約の箱を支えただけで天罰覿面だし。
38 :
無名草子さん:2008/08/29(金) 01:15:52
レイチェルって、ラケルのことだったんだ。
そういえば、どちらかといえばかわいそうで、色っぽい感じ。
一般書籍とあるけど何だかんだで神学や宗教学に造詣の深い人が多くて門外漢な俺涙目
40 :
無名草子さん:2008/09/02(火) 18:37:49
いやいや、やっぱし、一般書籍だんべ。
聖書は世界のベストセラーでロングセラー。
神学、宗教学にいくら詳しくても、聖書読んでるかどうかは別問題。
ベストセラーって、売れてるほどは読まれてなかったりすてさ。
ほなら、積ん読かねえで、読むべが。
41 :
無名草子さん:2008/09/04(木) 01:19:34
旧約に特に多いんだけど
なんか系図がめっぽうつまらんのですけど
おもしろおかしく系図を読む秘策があればおしえてください
42 :
無名草子さん:2008/09/04(木) 02:11:14
旧約の系図はユダヤ系の人間にはおもしろいが基本的にはおもしろくないもので
飛ばして読み、なんかの拍子に出てきた名前が「ああ、この系図のこの人間か」
となれば徐々におもしろくなるかもしれません。
新約のマタイ伝冒頭の名前とルカ伝の逆順の系図ですが、ここに出てくる名前は
それぞれが結構おもしろい物語を旧約に記されています。
とりあえず女だけでもおもしろい。女はタマル、ラハブ、ルツ、ウリアの妻(バ
テシバのこと、ソロモンの母)。赤裸々な性の世界も描かれています(ポルノ
じゃないよ、誤解しないで。)
タマル=創世記38章
ラハブ=ヨシュア記2章
ルツ=ルツ記全部
バテシバ=第二サムエル記11章
確か地名や民族名が下敷きになっているんだっけ
横浜から茅ヶ崎が生まれた…とかそんな感じで
44 :
無名草子さん:2008/09/04(木) 15:50:29
聖書学のスレッドはないの?
46 :
無名草子さん:2008/09/04(木) 19:54:39
結局、ここが聖書学でしょ。
47 :
無名草子さん:2008/09/04(木) 20:00:17
46ですけど、心とか宗教の聖書と聖書学は別という意味です。
あちらは「客観的な聖書学」とは無関係なのが多いと思いました。
48 :
無名草子さん:2008/09/04(木) 20:07:23
再び46ですけど、
【新約】聖書総合【旧約】
というのが比較的聖書学っぽいですね。
しかし、このスレ終わりそうですよ。
ほかは危ないスレとか、比較宗教学や比較文化的で
正典聖書本文ならびに聖典外聖書本文には集中していませんね。
死海文書の解析進んでるらしいね。
今までのキリスト教観が覆るようなことがあったらおもしろいね。
50 :
無名草子さん:2008/09/10(水) 22:31:46
キリスト教の欺瞞が分かる本を教えてください
51 :
無名草子さん:2008/09/11(木) 05:11:58
聖書じゃなくてキリスト教ね?
OK,しかしキリスト教といったって漠然としすぎるなあ。
もっと具体的なことが聞けるように勉強しなきゃ。
とりあえず、一般書籍として聖書を読んでみるとかさ。
52 :
無名草子さん:2008/09/11(木) 21:03:23
あ、すみません!
どの教皇がヒトラー応援してたとか列挙してある文庫があったような気がするんです
今の教皇であるベネディクト16世(元ラッツィンガー枢機卿)も、
ヒットラー・ ユーゲントのメンバー。
オデッサ・ファイルを思い出すね(笑
54 :
無名草子さん:2008/09/12(金) 00:58:20
こらこら、そんなこと言って誤解されたらどうする。
中学生くらいのものがヒトラー応援もなにもないだろう。
みんな動員されただけだよ。彼の家庭はみんな密かに反ナチスだった。
カトリック教会全体としては(というか個々の神父は)ほとんど反ナチスだが、
イタリアではムッソリーニの協力者が多かったようだね。もっとも、これも
圧力があったからだろうけど。
スレ違いの話題だったけど、まっ許してつかあさい。
「ユダの福音書」を読んだ人いる?
>>54 ほう、密かに反ナチスって証拠あるの?(笑
ヒットラー・ユーゲントって志願するんじゃなかったっけ?
ガチだろ
57 :
無名草子さん:2008/09/13(土) 02:35:04
>>55 英語訳なら読んだ。コプト語の印刷本も2年前に出たが私は読めない。
しかし、それを見てもわかるが(読めなくてもわかる)、虫食いというか
欠落部分が多く、英訳といってもかなり訳者の推測による解釈が入っている。
内容だが、このコプト語写本が書かれる(発見された写本の現物は4世紀)前の
2世紀から既に知られていたことでセンセーショナルなわりには新鮮味はない。
要するに、ユダが裏切るように(ここが問題なのだが、単に大祭司らに「引き渡す」
という意味しかないという意見もある)イエス自身が指示していたのだということと、
他のどんな使徒よりもユダが特別にイエスから選ばれて奥義を授かっていたということとが
書かれています。(発見された写本も全体の一部であって、内容はこんなもんです。)
日本語ウィキを見てみましたが、そのあたりのことは書いてありませんね。
(英語版ウィキはかなり詳しいです。)
反ユダヤ主義のグノーシス主義文書の一つに分類されています。
こんなものより、聖書本文のほうがはるかに面白いですよ。
58 :
無名草子さん:2008/09/23(火) 22:01:30
母の乳で子の肉を煮てはならないって聖書だっけ。
親子丼をたべるとよく思い出すんだ。
子やぎをその母親の乳で…
出エジプト記23:19、申命記14:21
>>59 ありがとう。
ヤギのことを特に言ってたんだね。
沖縄でヤギ汁を食べたことあるけど、めまいするぐらいマズかった。
その後1か月は、ゲップがヤギ汁臭かった。
肉の臭みだけど、ユダヤ人てその臭み取りがうまいんだよね。彼らの肉料理はなんでもうまい。
聖書に出てくる食べ物はおいしそうだなあ
レンズ豆の煮物、イサクの好きなおいしいごちそう、マナ、上等の小麦粉でこねた「こころ」という名のお菓子…
長子権と引き換えにしたメシが不味かったら泣く。
65 :
無名草子さん:2009/02/09(月) 23:30:28
実はレビ記が面白い。
66 :
無名草子さん:2009/02/18(水) 21:47:06
日本ではキリスト教徒が少ないからしょうがないんだろうけど
キリスト教関連書籍が本当に少ないね。
アメリカの1000分の1くらいの量じゃないか?
ヨナ書は面白い。
丸谷才一が書いた小説のやつはだらだらとつまらん。
やっぱり短いから面白いって言うのもあるな。
ヨナ書はイスラエル人でなくても救われるのがいい。
逆にエステル記の9章はどうも駄目だわ。
>>66 >キリスト教関連書籍が本当に少ないね。
でも、キリスト教関連の研究本は、真っ先に日本で発表されるという幸運な国だけどね。
信者、中でも原理主義者たちがどんな反応をしてくるかわからないから、
まずは日本で出してみて、それで様子を見て大丈夫そうなら自国でも発表するそうだ。
教文堂とか行くと
人口の割りにキリスト教書籍って多いなあと思うぞ
人口100万の国でこんなに本出るかなっていうくらい
「ここへ来て、わたしと寝なさい。」
さらりといいすぎw
73 :
無名草子さん:2009/06/07(日) 11:14:25
74 :
無名草子さん:2009/08/24(月) 14:42:54
ヨハネの黙示録はなかなかスペクタクル
私の扉に 彼の手が入ると、
私の胎がびっくんびっくんするの
何を以て律法学者アキバ ベン ヨセフが このシール ハ シーリームを、
ケデシュ ハ クォダシーム(最も聖なる しまったこれは所だ)
と言わしめ 聖典にぶち込んだかは不明である。
76 :
無名草子さん:2009/11/14(土) 11:45:53
聖書はなぜ文庫にならないのか・・
77 :
無名草子さん:2009/11/14(土) 13:21:39
>>65 普通は箴言が面白い。
詩篇は完全にワケワカラン
>>77 詩篇は要するに神様ハァハァだと思えば、そう大きく外れてない。
自分は詩篇と哀歌と雅歌くらいしか読まない。
79 :
無名草子さん:2009/12/19(土) 01:04:05
>>78 詩篇は誉め殺しのようなもので
称えられているようで実際には嫌味を言われてるに等しいよ>神様
80 :
無名草子さん:2009/12/27(日) 20:20:14
ある時、イエスが弟子たちを連れて街中を闊歩していると、
一人の女性が民衆から石を投げつけられていた。
なぜこんなことをしているのかと、弟子が民衆の一人に問うと、
「この女は罪人だからだ」
と答えた。
それを聞いたイエスは民衆にこう言った。
「ならばしかたがない。続けなさい」
そしてこう続けた。
「ただし、一度も罪を犯したことのない正しき者だけこの女性に石をぶつけなさい」
民衆は、とまどい、やがて一人また一人とその場を離れ、
石をぶつけているのはイエスただ一人だけとなった。
82 :
無名草子さん:2010/02/12(金) 22:38:58
>一度も罪を犯したことのない正しき者だけ〜
こう言われて「別に俺罪犯してないから遠慮なくぶつけまーす」と言わずに
「そういえば自分も罪おかしてたこんなことはやめよう」と思って去る街の住人も良心あるよなあ
投石していた人も当時の律法学者がつかさどるユダヤ社会から締め出しをくらって
日ごろの不満を「罪人の女」相手に解消していたんだろうか
それはともかく最後の改変を福音史家が見たら発狂するからだめ
83 :
無名草子さん:2010/04/13(火) 05:12:35
スレ違いだけど、アウグスティヌスやルターみたいな
神学者が書いた本も結構面白いよな。
84 :
無名草子さん:
この本は、今の時代には珍しく極端に政治的な本である。
『地獄の黙示録』や『ゴットファーザー』、あるいはクリント・イーストウッド、オリバー・ストーン、
スパイク・リーなどの監督作品は、ハリウッドで制作された商業映画でありながら、アメリカ知識人の
文脈では「政治映画」というジャンルに分類される。
本書はこれらの優れた政治映画映画を導きの糸として、そこから、欧米の白人社会内を分断する
カトリック対プロテスタントの激しい対立や、リベラル対保守という政治的対立のほんとうの意味を、
明らかにしていく。なぜなら、そこにアメリカ社会を理解するための確信があるからだ。
同時に、欧米の白人社会の間にプロテスタントとカトリックという深い対立と差別の構造があることが
本書によってはじめて明らかにされる。
こんなことは欧米の知識人の間では常識なのだが、彼らは絶対にそのことを口にしないから、日本人は
これまで誰もはっきりと理解できなかったのだ。
副島隆彦「ハリウッド映画で読む世界覇権国アメリカ」より抜粋