>>951 前回までのように、楊令が読者に嫌われるという最悪の状況は脱した。
次は、楊令をヨイショしすぎて、劣化を疑われた呼延灼ら幹部の復権だな。
会話場面、調練場面が多すぎたのも、白紙で登場した新キャラの肉付けのためだった。
その意味で、今月の孫安・馬霊らの登場は、明るい材料じゃない?
名前と短い台詞だけで、すでに十分の存在感。
>>951 いちおう童貫と王ホの間に協力関係を作り出したりはしているけど、
それが童貫の悪印象を強めているわけではない。
まあ、強める必要もないだろうけど。
これまでの童貫の高Qに対するスタンスを見ていると、王黼に対しても同様だろう。
軍費が必要だから利用しているだけで、童貫が宋から切り離された孤高の人であることに変化はない。
「陛下がお心を痛められているのか?」
この童貫だけでも残して欲しかったな。
こうすれば童貫の名誉を守りつつ、その唯一の弱点〔帝大事の頑迷さ〕にイライラすることができた。
高Q・王黼と一線を劃し、憎むべき対象ではないが、イライラする対象としての童貫。
これならば、梁山泊をもっと好きになれた。
小柄で華奢で武術はいまひとつ。甲高い神経質そうな声の童貫は、そんな人だと思っていたのにね。
958 :
羅辰盤:2008/04/19(土) 17:32:26
>>952 呼延灼と宣賛に関しては、すんなり以前の絶好調の状態に戻して、まったく支障はない。
呼延灼は、頭領楊令が不在がちだったこと、呉用不在で慣れない内政をやらされたこと。
これがスランプの原因。
宣賛も、呉用不在で負担増。過労死寸前で、かつてのキレを亡くしていた。
もはやスランプの原因は、なにもない。
史進は、九枚の逆鱗で、見事にオチが決まったしな。
公孫勝も、快調。
あとは、「いきなり将校組」が、実戦の中で存在感をアピールすれば、
順調に進行すると思うよ。
>>956 呼延灼との対比で、その童貫像はすぐれていたよな。
>>957 いまの童貫だと、三船敏郎/渡哲也が演じても、違和感ない。
小柄・華奢・甲高い声という属性は、もう頭の中に残ってないよw
>>956 > 「陛下がお心を痛められているのか?」
> この童貫だけでも残して欲しかったな。
賛成ですな。それがないと、極めて抽象度の高い「闘いの美学」を追求されているようで、
読んでいて、何がなんだかわからない。
王進と楊令が剣を構えて対峙し、一合も剣を交えず楊令が失神。
わしらは宮本武蔵ではないので、あれ、意味がわからんのですわ。
あれ以来、子午山がうざい。
あの道楽好きの徽宗皇帝は、度重なる軍費の支出を、どう思っているのでしょう?
>>960 部隊を占領地や禁軍の進出地近辺に分散したから、小説で描ける適正規模の戦になりそう。
そこは安心できるよね。
>>962 童貫が初登場したのは、太原府戦後だと思う。
高Qなどとは違って、嫌な人ではなかった。
でも、躰と声のイメージから、いまの巨人像は想像できなかったな。
軍人として完璧な童貫の印象をいまさら変えることは無理だと思うが、
軍費分捕りの我儘さ、意地汚さぐらいは、匂わせてもいいと思うな。
「陛下がお心を痛められておられるのか?」の童貫が唐突に消滅したのは、俺も納得いかない。
>>965 童貫が宋と切り離されて闘っているところが、極めて抽象度の高い「闘いの美学」(
>>962)と
批判される所以だろう。苦労もなく軍費が出来てしまうところは、ドウカン・ファイトそのものだしな。
方臘戦の前、帝の御前でスッタモンダがあったが、ああいうところは、面倒がらずに書いて
もらわないと、官軍の軍人という童貫の立場そのものが、曖昧なものになってしまう。
いかに童貫が「自分の軍を私兵のように扱って」いようと、文治主義の下における軍を
動かしていることを忘れてはならない。
禁軍改革のやりすぎで「左遷されたかもしれない可能性」についての叙述は、説得力があった。
>>956 禿同
65歳の高齢すら、弱点になっていない童貫。
「すごい。楊令殿、すごい」にする必要があったのも、
「すごい。童貫元帥、すごい」に追いつかなければならないから。
「陛下がお心を痛められておられるのか?」は、童貫の弱点になることはなく、
童貫ですら停戦の勅命にはしたがうことの根拠になっているにすぎない。
>>963 1年後には退位なわけだし、そろそろ顔出してもいいよな。なんぼバカでも、何か言うことあるだろうよ。
>>966 >禁軍改革のやりすぎで「左遷されたかもしれない可能性」についての叙述は、説得力があった。
禁軍改革だったかどうかは忘れたけど、童貫もそれなりに苦労している話は、好感が持てましたね。
971 :
無名草子さん:2008/04/19(土) 22:20:46
_| ̄|○ ←唐斌
卞祥→ ○| ̄|_
972 :
張平:2008/04/20(日) 00:24:37
>>943 役割分担もいいですが、とりあえずどっちか覆面の色か形を変えて下さい。
馬雲と馬霊のみわけがつきません!
>>973 そうだよ! 名前が被るんだからやっぱり唐斌か卞祥を出すべきだったんだよ!!
唐斌:唐昇、范斌
卞祥:文祥
童貫を三国志の諸葛亮みたいに配下の猛将たちを自在に操って
敵軍を圧倒する人物にしても十分に魅力的だったと思うんだが
>>349 南宋初期の話だが、岳飛らの軍閥は、一銭も南宋にカネは入れていない。
農民から集めたカネは全部軍閥維持のための経費にあてた。
それだけでは足りないので、南宋の高宗のカネも搾り取った。
俺たちは、あんたのために、金と闘ってやっているというのが名目でね。
>>423 宋の農民の中には、かなり裕福な者もいた。
日本の江戸時代の農民の姿も、今日の研究によって、かなり変りつつある。
武士に対しても横柄な態度をとる豪農も多かったらしい。
>>976 水滸伝と三国志を比較して、水滸伝における軍師凋落の原因を考えてみた。
三国志では、戦術レベルで口を挟む軍師は少ない。むしろ政治・外交の場面で活躍する。
ところが、水滸伝では、戦の場面が前面に出て、政治・外交の場面が後退した。
しかも、その数少ない政治・外交も、青蓮寺・致死軍が暴力で進展させることが多い。
結局、戦術レベルで智恵をつけるというスケールの小さい軍師像となってしまった。
ところが、圧倒的に数の多い軍人たちが軍師の指図どおり動いていると魅力がなくなる。
彼らが自らの戦術を戦場で実現するようになると、さらに軍師の出番が減る。
結局、兵站の統轄をするという地味で目立たない立場に追いやられてしまうことになった。
>>978 頭領と軍師の役割分担も違うしね。
劉備や孫権のようにボサーとした頭領なら、代理人である軍師が大活躍できる。
曹操はボサーとしていないが、丞相として政治にかかりきりになると、軍事は軍師に丸投げした。
水滸伝では、大きな戦略は、軍師ではなく、頭領が決めるということになった。
それなりにしっかりした人が頭領になっている。
晁蓋などは、軍師をやらせても、阮小五より上なんだろうが、後進を育てるために、
阮小五に丸投げしていた感じだ。
>>978 梁山泊が領地を有するようになると、兵站以上に、内政の仕事が増えると思う。
今まで、内政に関しては、文治省という便利なカードを切ることで、切り抜けてきた。
文治省の人員数はよくわからないが、彼らの仕事が多岐にわたることを思うと、
過労で死なないのが不思議なぐらいだ。
とにかく、兵隊の数と文治省のスタッフの数を比べると、後者は明らかに少なすぎる。
楊令が戦場で指示を出せるのだから、呉用と宣賛は、文治省を充実させるための
仕事を優先させるべきだろう。「軍事でないことは、文治省にやらせておけ」といった
従来の安直さでは、国家経営は不可能。ドウカン・ファイト。
981 :
楊令:2008/04/20(日) 18:31:37
「新しい国を作る」
>>980 兵士の名簿作りなどは、文治省がやるべきではない。
彼らが兵士について詳しくなっても意味がない。各部隊の下級将校にやらせろ。
文治省に作らせて、将校が後で読む、ということなんだろうが、
名簿などは、作っているときに、最も頭に入るものだ。
文治省のない二竜山では、花栄や解珍が名簿を作ってなかったか?
スレ立て無理だった・・・・・
誰か行ってくれ。
>982
旧日本軍でも中隊長クラスがかなりデスクワークやってたようなんで、
下級将校が名簿を作って文治省が保管でいいと思う。
985 :
無名草子さん:2008/04/21(月) 00:23:46
史実では、耶律大石が金攻めようとした瞬間に病死して、
それで岳飛とカラ・キタイとの挟撃っていう金を破る唯一の方策が消えて、
秦檜の岳飛弾圧が本格化するって流れで、耶律大石って歴史的に超重要人物だし、
単純に中央アジア制圧時の耶律大石って典型的な軍事英雄でかっこいいから、
北方さんに書いて欲しいなあ、と思ってるのって世界中で俺一人だろうな。
あまりにも梁山泊から話が(距離的な意味でも)はなれちゃうしな。
正直水滸伝で完結してもらって他の舞台での新しい話を書いて欲しかった
楊令伝も悪くないけどちょっと飽き気味
いまの北方センセなら間違いなく面白い物を書いてくれるだろし
スレ立てよろしく↓
>>984 上級将校には、文字を読めないやつが多いから、名簿作っても、意味ないと思うんだ。
>>988 スレ立てよろ。
>>985 大丈夫、大石スキィなら俺もいる。(*^ー^)人(^ー^*)
阿骨打、方ロウ亡き今、頭領ていうか君主の器は大石さんだけだろ。
ただ先月の描写が登場終了フラグぽいから外伝に期待するしか。
呉用の器が大きくなったのは認めるけど頭領ではないような気がする。
No.2廬俊義ポストを継いでもらいたい。
密かに期待していた李俊は自らアナーキスト宣言してるしなあ。
>>986 どっちかっつーと、生き残りの好漢の活躍を期待していたからなー。呉用以外は、いまいち。
楊令の戦略が、晁蓋・宋江の戦略を否定するものだとすれば、水滸伝ファンにとって、これ
以上面白くない読み物はない。やはり、延長線上にないとな。
>>986 水滸伝1巻に公孫勝が牢に入れられているという台詞が1行ある。
たった1行なのにワクワク感はすさまじい。実際出てくるのは3巻だがな。
原典と話の展開が違っていたから、次は、誰が、どういう形で出てくるのだ?というのが、
話の内容とともに、水滸伝の大きな売りだった。
>>993 原典のプロットも使い果たしたし、史実キャラ以外は、ほとんどオリキャラ。
厳しい戦いをなさっているのは、理解できる。
>>994 一部訂正 北方水滸伝・楊令伝を語ろう 第二十七章
>>993 二世だと、ワクワク感は、かなり減少。内部昇進の新将校は、
地球の裏側でブラジル人が屁をこいたごとし。
>>992 今月号で、梁山泊が糧道を確保していたことは認めていたが、
その他については、やはり否定なのだろうか?
次第に大人の偉大さが、楊令殿にもわかってくるのさw
まあ今月号の調子なら、来月号も期待できる。
聚義庁の隅にこっそり隠れ 会議でも発言しない呼延灼
呉用に会わせる顔がないのか はたまた入歯を忘れたのか
劣化速度 世界記録保持者 呼延灼に 光は当てられるのか
すべては小説すばる6月号で明らかになる
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