お勧め自己啓発書 パート20

このエントリーをはてなブックマークに追加
767無名草子さん
>>759
表面的な勝利と本物の勝利が何なのかわからない。
>>760
勝利はすなわち生を強固なものにします。
企業に採用されるというのは生活基盤の確立であるわけです。
採用されなければ非正規になるか、無職かということで生活が安定しません。
医療もままならないでしょう。今や国民健康保険に加入していないひとが数百万人いるようです。
これらの人々は社会的な敗者になったので、生きることが困難になっているのです。
768無名草子さん:2008/01/03(木) 00:15:50
>>763
強いものが弱いものに与えるというのはなかなかないものです。
しばしば、弱いものが強いものの生贄になるものです。
一部の成功者が慈善事業に乗り出し、社会に還元していますが
貧困者や生きることが困難な人口は減っていません。
たとえば、アフリカにおいてNGOや基金が救いの手を差し伸べていますが
植民地時代のプランテーションの負の歴史は今、アフリカに終わりのない紛争を
もたらし、子供たちは残酷な運命を辿っています。
「貧困を無くす」という目標を掲げるなら、問題は解決できます。
超法規的措置を講じ、先進諸国が団結して独裁政権を打倒すればいいのです。
内政干渉になりますが、貧困を無くす目標を優先すればできないことではないのです。
しかし、そういうことはありえません。
何故なら、貧困を無くすことは先進諸国には利益がないどころか、不利益になるからです。
彼らの生活水準が高まり、民主的な政治が行われれば、国際的な地位は向上し
コーヒー豆や石油、レアメタルが値上がりし、先進国に大打撃を与えるからです。

豊かな国を運営するためには、豊かでない国がどうしても必要です。
かつてのあからさまな奴隷制によって西欧は豊かさを享受しました。
しかし、フランスの自由・博愛・平等という精神が出てくると、欧米諸国も
かつてのように軍事で好き放題できなくなったのです。
言ってることとやってることが違うじゃないかと、責められるからです。

だから、現代においては、目に見える形での搾取はできないのです。
できるだけ巧妙に、大衆にわからないようにやるのです。
一部の勉強熱心な人には知られるが、数が少ないので、問題ありません。
NGOなどの活動は尊敬するし、敬意を払っています。
しかし、残念ながら大局的には所詮付け焼刃程度の慰めなんです。