司馬遼太郎をあれこれ語る 19巻目

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95無名草子さん
私の関東地図

異色作。兵隊時代の話は、他にも多いが、いずれも自己の体験を通じて、太平洋戦争を
客観的に論じたものだった。
「私の関東地図」は、きわめて主観的な論稿で、戦争の時代を生きた青年福田定一を
描く。戦争や兵器の話は一切していない。
ラストは、司馬遼太郎とは思えない感傷的なタッチ。
96無名草子さん:2007/08/28(火) 16:33:26
一つの錬金機構の潰え

田中角栄逮捕のニュース特番を見ている司馬さんの場面で始まる。たしか、街道の佐久平みち
にも、少しだけ書かれていた。
元首相の逮捕が余程情けなかったのか、かなり興奮ぎみ。
これは雑誌発表当時に読んだ記憶がある。