人間が神になる話
天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラスという明治憲法の下でも、
本気で天皇が神であると信じていたひょうきん者はいなかったという話。
過剰反応したのは、人間宣言を出したGHQのみ。
「当時の右翼青年にはいろいろ型があったとおもうが、私のまわりには偶然だろうが、
いま思いだしても反吐のでそうな人間が数人いた。その数人に共通していたことは、
一、人格骨柄がいかにも下品であったこと
二、女郎買いが好きであったこと
三、女郎を買うことが豪傑の資格だとおもっていたこと
四、座禅を組むことがすきであったこと
五、帝国主義者のくせに兵隊にとられることをまるで反戦主義者のようにいやがったこと」