司馬遼太郎をあれこれ語る 19巻目

このエントリーをはてなブックマークに追加
27無名草子さん
歴史と視点 戦車の壁の中で〜石鳥居の垢

ひきつづき司馬さんの戦争体験、戦車の話。
ここまでの4編で、ひとまとまりの話になっている。
参謀本部に対しては、痛烈。「基地外」という直截な言葉で罵っている。まったく同感。
避難する住民を轢き殺してでも戦場へ行け、と言った将校も、登場する。

どうして歴史小説を書いているのか、については他の随筆でも書かれていたが、
「歴史と視点」の中の戦車四編は、それを敷衍したもの。
司馬遼太郎ファン、必読。