司馬遼太郎をあれこれ語る 19巻目

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128無名草子さん
箱根の坂 骨皮道賢

応仁の乱の頃の世情の解説がほぼ終わり、のちに早雲になる主人公の思想の変化が
このあたりから書かれ始める。
きっかけを与えた人物の一人が足軽の骨皮道賢。鎌倉武士に憧れる荒木兵庫と、足軽
の戦法を取り入れようとする新九郎の対比が面白い。
敵の大将御厨子某を討ち取ったのは山中小次郎である。腕は立つ。後半、もう少し活躍
させてほしかった。