ハリー・ポッター ネタバレスレッド〜part45〜

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952無名草子さん:2007/08/17(金) 11:43:19
ハリーやマクゴナグルが何の躊躇いもなく許されざる呪文使ってたけど…いいの?
人に使うのは終身刑くらうほどの重罪なんじゃなかったっけ
953無名草子さん:2007/08/17(金) 11:43:55
>>975に期待age
954無名草子さん:2007/08/17(金) 11:44:21
>>943
5巻のラストでダン爺は盗み聞きしてた人は最初の方を聞いただけで
見つかって放り出されたといった。
しかし6巻のトレローニーの話では、彼女が気づいたときドアが開いて
スネイプとヤギ爺が立っているのが見えたということで辻褄は合わないね。

トレローニーは最初の方を予言した時点で一旦我に返り、スネイプが
つまみ出された後でまたトランス状態になったのかとも考えたが、
ダン爺の記憶の中では最初から最後まで一気に予言してるのでそれもない。
スネイプはつまみ出される前にヤギ爺と口論になり、予言を最後まで
聞けなかっただけで、どこまで聞いたのかはダン爺があとで問いただしたとも
考えられるけどそれでも完全に納得はいかない。

数ある矛盾点のひとつなのかもしれないが、ひとまず5巻ではダン爺が
盗み聞きの犯人をよく見なかったという印象をハリーに与えるため
あいまいな状況説明をしたと考えることにしている。
ヤギ爺はバカじゃないのでスネがすぐつかまったのは不思議じゃないだろう。
955無名草子さん:2007/08/17(金) 12:14:07
>>490
約一ヶ月かけて全巻読み終えた者ですが、まさにそういう話なのだと思う。
テーマは「愛は最強」。これに尽きるのでは。
もちろん、愛を美化するのではなく、これでもかというくらい皮肉が込められてるわけで…。
もっとも、愛は素晴らしいのよ!なんていう作者の意図を感じたら私はその場で本を放り投げてましたが。

典型的にはヴォルVSスネイプという構造でしょうか。
スネイプはリリーだけが大切で、他の人のことはまったく眼中にない。
つまり、愛とはえこひいきなんです。Aは死んでもいいけどBが死ぬのは耐えられない。
これが作者の考える「愛」の姿。
(モリーがフレッドの死でパワー最大になるのも同様。)
一方、ヴォルは誰も愛さない、つまり自分以外の特定の他者に価値を見出さない。
見方を変えれば、ある意味これは究極の「公平」といえるでしょう。
しもべ妖精の地位向上を望むハーマイオニーも足元にも及びません。

でも、ヴォルは最後負けてしまう。だって「愛(えこひいき)」のパワーは最強だから。

やはり真の主役は皆さんおっしゃるようにスネイプなんでしょうね。
スネイプの行為が美しいかどうかは別として。
956無名草子さん:2007/08/17(金) 12:45:50
ハリーとドラコってどっちのがチンコでかいん?
957無名草子さん:2007/08/17(金) 13:15:38
やっとまともに回ったてきたね エライ エライ
958無名草子さん:2007/08/17(金) 13:19:23
>>955 亀レスにろくなものなし まさにえこひいきレスw
誤魔化してるつもりだろーがスネイプの悪口言いたくてたまらないの透け透け
500遡っても言いたかったのがそれ?あんただけダヨw
959無名草子さん:2007/08/17(金) 13:50:37
>>958
すごい誤解だよ、それ。

ただただスネイプというキャラを作りたいがために、
作者はハリーポッターの一連の作品を執筆したのでは?とさえ思ってますよ。
スネイプに比べたらハリーもダンブルドアも霞んでしまう(とか言えばいいのかな)
ヴォルはスネイプとの対比という意味合いが強すぎて薄っぺらいキャラになってしまった
けどこれもしかたないと思う。
960無名草子さん:2007/08/17(金) 13:53:33
そもそもテーマらしいテーマがないんだよなwちゃんとしたモラルを持ったキャラがほとんどいないし。
強いてテーマを挙げようとすると「愛」くらいしか残らないw
961無名草子さん:2007/08/17(金) 14:13:20
リリーとジェイムズ、シリウス、ルーピンは、無条件な親の愛をハリーに
注ぎ、有形無形にハリーを助け、守り抜いた。

愛に恵まれずに育ち、不器用な形でしか人を愛せなかったスネイプは、
リリーへの愛をハリーを守る事に転化する事でしか、自身の愛を
昇華することしか出来なかったが、それが、ある意味、
彼の愛の理想の完成形だった。そして、スネイプのリリーへの愛が、
やはりハリーを守った。

一方、時として愛が不幸を招く事を身を持って知っってしまっている
ダンブルドアは、愛に包まれた少年・ハリーを育て上げる事に、
自身の、素直に愛を信じきれない弱点も含めて、全ての望みを託した。

愛に見放されて育ち、愛を理解できない人間が完成したヴォルデモートは
愛され愛する事を知るハリーと、彼に愛を注いだたくさんの力の集結に
打ち負かされた。

ひとつひとつの愛の力だけでは完璧ではなくても、それぞれの愛が
ひとつになった時、愛は憎しみを越えることが出来る。
だから、みんな憎しみ合わずに、愛し合おう。愛するものを守ろう。
恥ずかしがらずに愛を形に表そう。それが、きっと、誰かの力になり、
時には、ちっぽけな愛が、大きな山を動かす原動力にだってなるんだから。

がんばって、児童書的にまとめてみた。

962無名草子さん:2007/08/17(金) 14:18:27
スネイプは今流行の秋葉ツンデレ系。
リリー以外には心を開かない。
そんなキャラに読者の心ははまる。

いい話じゃないか。愛が故にヴォルは滅びる。
ダンブルドアはヤンキー先生のようだ。悪を滅ぼすには悪を知るものでなければ。
963無名草子さん:2007/08/17(金) 14:21:26
>>961
そうそう、児童書的にはそういう解釈がベストなんだろうね。

でも>>955で書いたように、作者自身は「愛」に対してそういった美しい思い入れは皆無だと思うし、
だからこそハリーポッターは素晴らしい作品(というか私好み)になったと思ってる。
964無名草子さん:2007/08/17(金) 14:24:49
ヴォルも、母親に愛されてたのに。
命を張り、愛する人の子を産んだのだから。

965無名草子さん:2007/08/17(金) 14:27:23
天王寺は日本の南部ではなかったら何の北部なのだ?
966無名草子さん:2007/08/17(金) 14:59:18
愛のほかのもう一つのテーマは「人種差別」じゃん?
マグル差別とか屋敷しもべ妖精に対する差別とか。
後者のは、結構いい感じにまとめられたと思う。
967無名草子さん:2007/08/17(金) 15:11:57
マイノリティに対する差別ということでスリザリン差別も。
全校あげての虐めみたいなもんなのに、作中で一切言及なし。
それどころかエピローグまで主人公がスリザリン差別。これには呆れた。
968無名草子さん:2007/08/17(金) 15:50:00
スリザリンへのあたりのキツさは、イギリス社会の
階級意識に対する回転女史の一筆申し上げも含まれてるかもね。
最後まで悪者扱いだったのは、上流階級の傲慢さへのアイロニーとか。
969無名草子さん:2007/08/17(金) 16:16:06
魔法省陥落後は自発的にマグル狩りをする人々もいたようだし純血主義も暗黙に支持されていたような
フシもあるにはある。ナチスに自発的に協力したドイツ人が結構いたようにね。そこら辺をもうちょっと深めて
くれたらよかったんだが、何分材料がないから解釈が難しいw Muggle-born registrationとかほんの10年くらい
前にルワンダ内戦で似たようなことをやっていたよ。
970無名草子さん:2007/08/17(金) 17:39:05
作者はこれを児童書らしくするために「愛じゃよ、愛」ってことで
柄にもないテーマをこめようとして半端な印象が残った希ガス。
もっと身勝手でえこひいきばかりしてる人間の愚かさとけなげさ
みたいなものを真正面から追求すればよかったのじゃないか。
その方が最終的に>>961に近いテーマイメージになったかもしれない。
ただこの作者、基本的に人間に対する愛情が足りないというか
愚かさも含めて人を愛しいと思うような包容力に欠けてると思う。
だから登場人物もおしなべて心が狭いし、その描写は不自然な
ほど容赦なさ過ぎて読者を戸惑わせる。
作者の性格はたぶんスネイプに近く作品全体の性格もスネイプ的。
シリーズは欠点と偏愛に満ちていて突っ込みどころ満載。
しかしその偏愛を貫き通して読者に圧倒的な印象を残したのも
スネイプと同様でアンバランスゆえの魅力は否定できない。

――ってところが全体を読んでの感想だなw
971無名草子さん:2007/08/17(金) 17:56:52
この本は初めは児童書としてスタートしたけど、
作者の腕が良くなるにつれて内容もどんどん進化していったんだよね。
だから、スルザリンの人達がみんな意味もなく嫌なやつだったり、ヴォルに善の欠片もなかったり
マグルがどこまでも滑稽に描かれているのは、初めはよかったんだけど、
内容が深くなるにつれて薄っぺらくなってきちゃったんだと思う。
972無名草子さん:2007/08/17(金) 18:10:32
この話だと一番不幸なのは愛された経験がない俺様?
973無名草子さん:2007/08/17(金) 18:14:25
ベラには愛されてたと思うけど
俺様がそれをわかってないからね。
974無名草子さん:2007/08/17(金) 18:16:22
>>973
傍で見ているもの(読者)は分かるのに。
975無名草子さん:2007/08/17(金) 18:25:17
>>971
そもそも児童書として考案したのじゃないらしいからな。
作品世界が子供っぽいから児童書になったがテーマ的には
児童書に向いた人ではないのかも。
作者の腕が良くなったというのもやさしい見方だな。
あれもこれも盛り込もうという欲が出て破綻が目に付いてきたように思う。
スリザリンが意味もなく悪い性格とかは最初から感心しなかった。
最後の章題が The Flaw in The Plan というのは象徴的。
でも誰かが言ったようにそういう破綻や欠点に耐えてよくがんばった
よく最後まで書いたという感慨はあるな。
976無名草子さん:2007/08/17(金) 18:39:57
俺様とベラって救われないよねカワイソス(´;ω;`)
977無名草子さん:2007/08/17(金) 18:52:39
>>970
自分、好きな脇役キャラが フィニアスとアバーフォースなんだが、
スネイプも含めて、こういう偏屈キャラが生き生きしていた理由も、
「回転女史が偏屈だから」だったのだろうかw。

そういう意味では、2〜3巻ごろには「ブラッディバロンも、そのうち
きっと暴れてくれそう」的な期待をしてたので、活躍がなくて、
ちょっと残念だった。
978無名草子さん:2007/08/17(金) 19:00:06
シリウスやルーピンみたいなキャラをもう少し上手く使えればもっと面白くなったのに
979無名草子さん:2007/08/17(金) 19:04:47
死んでゴーストになる場合とならない場合の
説明ってあったっけ。
980無名草子さん:2007/08/17(金) 19:08:24
>>970
>ただこの作者、基本的に人間に対する愛情が足りないというか
>愚かさも含めて人を愛しいと思うような包容力に欠けてると思う。

そこがいいんじゃん。暑苦しくなくて。
イギリス人にありがちな感じ。シェイクスピア以来の伝統なの?
でもスネイプ的っていうのはどうかな。
作者自身は非常に公平に登場人物を描いていると思うよ。
誰に対しても容赦なく冷徹でしょ
981無名草子さん:2007/08/17(金) 19:12:05
いや〜、スネイプとハーマイオニーに対する作者の思い入れは、
他キャラと一線を画してたと思うよ。
982無名草子さん:2007/08/17(金) 19:15:36
>>981
そりゃ、スネイプのためのお話(←勝手に決め付けてる)なんだから
思い入れはひとしおでしょう。

って、思い入れって話だったの?
えこひいきして描写が甘くなっているという話かと思ったので。
983無名草子さん:2007/08/17(金) 19:23:43
そういう意味では、スネイプは主役なので、いいとこ悪いとこ含めて
時には辛辣に愛を込めて描き切ったと思うが、

ハーマイオニーに対するえこひいきだけは、作者は、最後まで貫き通した
ような気がするw。最終巻ではけっこうヒドイ目にもあってたけど、
最後まで、「たとえハリーが死んでも、絶対に生き残りそうなキャラNO.1」
のポジションは死守していたと思うよwww。
984無名草子さん:2007/08/17(金) 19:26:41
>>983
ハーは作者に愛されてたね、一番。
7巻でも用意周到でドラえもんみたいな存在だったw

ハーが活躍しすぎてロンが霞んで見える
985無名草子さん:2007/08/17(金) 19:30:46
>>983
どうしてそう思うのかな?
「あなたはハーマイオニーになりたいですか?」って聞かれたら、
私、絶対やだよ。だって恋のお相手がロンだよ?w
ってそれは冗談としてもハーマイオニー、そんなにおいしいポジション?
986無名草子さん:2007/08/17(金) 19:35:06
ハーが美味しいとこ全部持っていってロンハリーはそれを黙ってみてた感じだったな
987無名草子さん:2007/08/17(金) 19:36:20
思い入れという意味でなら回転さんはスネイプに一番思い入れがあったように思う。
スネイプを孤高の存在に描くために大人キャラのバランス崩れてるくらい。
988無名草子さん:2007/08/17(金) 19:38:10
聡明、博学、研究熱心、正義感強くときに熱血、早とちりでお茶目、
同性に理解されにくく時に不本意ながら孤独、
ドリカム状態、着替えたら美人、常に主人公の一番の理解者だが恋人に
あらず、ケンカする程仲が良いツンデレな恋人、

これを「おいしい」と言わずして(ry
989無名草子さん:2007/08/17(金) 19:41:01
ハーマイオニーは、回転女史が少女時代の自分に似ていると言い続けてきたキャラだからな…
どのキャラが一番好きかって訊かれた時も彼女を上げてたし
ちょっとメアリー・スーっぽかった


ところで、次スレはここと児童書板のどちらに立てるのですか
990無名草子さん:2007/08/17(金) 19:44:13
>>986>>988
なるほどね。でもテーマ的にはいてもいなくてもどうでもいい人だと思うよ<ハー
だからこそ制約受けずに自由に描けたっていうのもあるんだろうね。

>>988
そうそう、まずスネイプありきで、そこから計算して他の大人キャラ描かれているよね。
ハリーのパパなんていったいどういう性格してんだよ?
リリーはなんであんな奴好きになるんだよ?
でも、ストーリー上しかたないわけで。
991無名草子さん:2007/08/17(金) 19:50:16
>>989
1000も迫っているので、総意が決まるまでは、安易に他板に移らずに
ここでよいのではないかと。立てて見ようか?
992無名草子さん:2007/08/17(金) 19:55:38
993無名草子さん:2007/08/17(金) 20:00:05
でもスネイプは最初からあそこまで酷で孤高な使命とキャラではなかったと思う。
最初は多分、騎士団辺りはスネイプがリリィありきにしても光側だってこと、
パトローナスを通して知っていたと思う。少なくともマクゴ ルーピン ハグリッドは。
そういう伏線ぽい台詞あったし。ただそれだと騎士団あげてハリーを騙すことに
なることに気づいて、それはあまりに大人としてどーよ。ってことで変更したのでは。
994無名草子さん:2007/08/17(金) 20:02:06
>>992
乙〜

やっぱりハーは贔屓されてたね。
最初は頭固くて理解のないガリ勉キャラだったのに後から
(実は)美人とかおいしい設定がいろいろ出てきたよね
私も一番好きなのはハーだからまあ良いんだけどさ。
でも7巻のドラえもんっぷりはワロタ
995無名草子さん:2007/08/17(金) 20:06:52
大人4人組の性格や過去の行為は破綻し、フォローなく終わったまま。
グリフィンドールって何?ほめそやしていたダンブルドアやマクゴまで
人間性疑わざる得なくてあんた達、結局は自寮の身贔屓かい?な感じで終わってしまった。
 といって、フォローするためにスネイプの悪行みたいなの出さないといけないのも
うんざりだし、だから死後でも良いから仲直りみたいな描写しとけば良かったのに。
後は辞典とチャットに期待かな。
996無名草子さん:2007/08/17(金) 20:18:29
実は少なくともジェームズは自分の所業を後悔していた。とか
実は騎士団同士ルーピンなどとはお互い信頼して、認め合っていた。とかなると
べたついた感じになるけど、それくらい無いとバランスが悪すぎる。
馴染まないのは日本の漫画で育ったからかなー
でも児童書なら、15少年漂流記のようにライバルとの和解があるのは当たり前だと
思っていた。せめてハリー達とドラコ達は団結あって良かっただろう。
997無名草子さん:2007/08/17(金) 20:23:24
仲直りしたり信頼し合ったりなんて、
そんな甘ったるい描写があったら、
スネイプがスネイプでなくなっちゃうじゃないですか。
それがこの作品の一番の肝なのに。

>>992
998無名草子さん:2007/08/17(金) 20:30:56
相対的にヴォルがそんなに悪い人ではなかったような気がしてきた…
999無名草子さん:2007/08/17(金) 20:36:05
1000なら俺がゆうこりんに変わって、日本語訳出版する!
1000無名草子さん:2007/08/17(金) 20:38:52
ふぁっく!
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