182 :
その1:
2006-11-24 渡辺秀樹余罪
前に触れた常磐幸利のメールである。
正直に書きます。
他言しないで下さいね。
僕は言文に入学して、一人だけ「親友」といえるような友人ができました。
そもそも大阪は僕の地元で小学校や中学校の友人が大勢いるので、言文に入学した当初は
「わざわざ大学院で友人なんてつくらなくてもいいや」、そんなふうに思っていました。
ところがその「親友」とは境遇はさることながら、思想信条、性格、趣味など至るところで気が合い、
彼がアルバイトをしていた塾を紹介してもらってそこで一緒にアルバイトをしたり、
一緒に韓国旅行に行ったり、修士の1年から博士の2年の前期までのおよそ3年半の間、親交を深めてきました。
ところが博士の2年の後期で彼は言文を辞めてしまいました。
ちょうどその頃、僕は言文の修士の1年生の女性と付き合っていて子供ができたので(計画的だったのですが)、
結婚してとりあえず就職しなければならないし、言文はできることなら辞めたくないし、そんな状況でした。
彼と僕は生まれや育ちが「悪い」など、本当に境遇が似ていたのですが、後々になって大きく違ったのが、
僕が村上先生の指導を受けていたこと(言文の事務上の指導教官は仙葉先生とジェリー先生なのですが)と、
彼が英語学を専門としていて渡部秀樹先生を「師匠」としていたことです。