小説の匠(たくみ) 吉村昭スレッド2

このエントリーをはてなブックマークに追加
761ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
俺は短編小説から吉村作品に入り、その独自な透明感に魅せられた後に、
「戦艦武蔵」「高熱ずい道」「羆嵐」「漂流」「破獄」等の長編の力作を
読み進めていった。
長編には長編、短編には短編の異なる魅力があるやに思うが、
両方でこれだけの水準の作を連発し残した作家は稀有であろう。
一般には、ダイエー松中のような地味な実力者的存在扱いなのが、
少し残念ではある。