小説の匠(たくみ) 吉村昭スレッド2

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750ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
「星への旅」の最終部分は、アンブローズ・ビアスの「アウルクリーク橋の一事件」を
想起させるものがある。当然、吉村先生は読んでいたであろう。
しかし、「星への旅」、吉村作品独自な透明感溢れる甘さ皆無の幻想的ラストが
鮮烈な印象を残す。
ひょっとしたら、「死」への誘惑へ駆られる読者もいるかも…