1 :
無名草子さん:
「歴史小説作家司馬遼太郎」
この男は、どうかね
乙〜
大丈夫か
>>1 乙であります。
で、よければ元ネタを教えて欲しいであります
52〜54Pと書くつもりだった。
海軍の役立たずをリストラしまくる山本権兵衛のくだり。
西郷従道が東郷平八郎はどうするの?ってやつな。
ショーインズデビュー
11 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 22:21:07
吉村昭もかなりいい
司馬に比べたら二流だけどな
吉村昭は司馬が嫌い
司馬賞辞退した
14 :
1:2006/07/15(土) 10:16:57
>>8-9 おっしゃるとおりです。さすがよく読みこんでらっしゃる。
>>13 知らなんだ。
あんまり小説っぽくないんだよね?
司馬でいう「翔ぶが如く」「空海の風景」みたいな感じ?
>>13 露骨だな、小説をけなされたのかな?
>>14 司馬から”萌え”を取り除くと吉村昭になるらしいw
「自分は司馬さんの作品をあまり読んだ事がないから受賞する資格がない」と言って辞退した。
真相は知らん。
そういう理屈なら、池宮彰一郎に司馬賞を贈るべきだな
吉村さんと司馬さん、同じ歴史小説を扱っているのに作家として資質が全く異なっているのが面白い
前スレ1000行かずに落ちたな…w
うんにゃ、1000いったぞ
更新してなかったのでは
秒数が奇数だったら空海を、偶数だったら講演集買う
22 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 14:14:42
吉村は実力では司馬より上かもしれない
でも、脚色しないし地味だからあまり語られない
下手な釣りだな、おい。
25 :
無名草子さん:2006/07/16(日) 21:59:44
「手掘り 司馬遼太郎」っつー本が出てるな。
何を掘りますか
27 :
無名草子さん:2006/07/17(月) 00:36:59
司馬さんの「手堀り日本史」にひっかけてんでしょ。
歴史と風土が分かる本としてお気に入りです。
司馬遼太郎を掘るって・・・なんかウホだな
「風神の門」のお国、萌え。
初期の伝奇ロマンに登場する女性は、若くて美人が多い。
後期になると、阿茶局とか大蔵卿局とかのババアが多い。
ツェベックマたん萌え
みどり萌え
アビアたんの放尿シーンで興奮。
21世紀を生きる君たちへを、音読してみると泣けてくるよな
>>30 「翔ぶが如く」の千代は若くて美人っつー設定だったのに、消えた。
設定がすべて正しければ、尾張・美濃は、美人であふれかえっていることになるわな。
美人の設定にはなっていたが、そのイメージを結びにくかった千代
誰ともセックスせずにとっとと消えたから>千代
余談だが、
じつは「翔ぶが如く」でフェイドアウトした若いおんなの名は千絵である。
千絵は多分桐野と絡ませるつもりだったんだろうな、いろんな意味で。
千絵の船中放尿ハァハァ。
箱根の坂の、山中の消えっぷりは意図的なものかな?
43 :
無名草子さん:2006/07/20(木) 09:59:58
>>40 大河では矢崎八郎(宮崎八郎の改造キャラか?)とヤって西南戦争の後、子を産んだ
小説にも出てくる、宮崎家の子孫の偏屈な爺さんいたじゃん。
ひょっとしたら、あの爺さんが架空のキャラと八郎を絡ませることに反対したのかも。
で、司馬の当初の構想は崩れたと…
それを聞いた脚本家が、大河で八郎の名前を架空にして幻の構想を実現化した。
まあ勿論俺の推測に過ぎないが。
>>43 たしか矢崎八郎太じゃなかったっけ?堤真一が演じてたんだよな。
>>44 俺はただ作品とふいんき(←ry)があわなくなって
無い者としただけだと思う。実際はどうなんだかね。
司馬って作品そのものに関するエピソードみたいなことをあんまり残してないんだよな。
そういや大河千絵は終盤で基地外になったが、
創作キャラの分際であんな醜態晒すくらいなら
原作でフェイドアウトしたのも適切な処理だったのかもな。
箝恨の板つまんね
千絵は八郎と絡ませようとしてたのかな?
桐野、川路、村田あたりを主役に据えようとしてた時期の、
桐野にあてがう形の架空の彼女役だったんでないかな、司馬十八番の。
燃えよ剣の佐絵、竜馬のお田鶴様、関ヶ原の初芽みたいな。
司馬の興味が八郎に移っちゃってそっちに絡ませようとしたが、
結局中ぶらりんのまま終わっちゃったような。
大河の翔ぶが如く見たいのー
始めの数回の方言は、すごかった。字幕がついていたな。
>>49 ひょっとして薩摩言葉にか!?
いや、ありえる・・・
司馬の描く最大の悪役は源頼朝
司馬の描く悪女は北条政子、日野富子、呂夫人
頼朝はむしろ馬鹿弟と恐妻に困る気の毒な人に思えたが
日本史探訪だかで、
「義経が官位をもらったりしたことで頼朝は可愛そう。ああでもしないと頼朝を支えてる人に殺されます」とか書いてた。
>>34 これを書いた時、司馬は十分21世紀まで生きる余命があった筈なのに
不思議だ。
ちなみに存命していれば今年で83歳。
司馬の頼朝に対する評価は、非常に高いよ。
鎌倉幕府の成立が、その後の日本の原型の成立で、
それ以前は、外国の話のようだとか言ってた。
この国のかたちで
福沢諭吉の脱亜論は中国人、朝鮮人を馬鹿にした人種と書いてあるな・・・
一方で確かに朝鮮に批判的なことも司馬は多少書いている
しかし、司馬の小説全部を読むとやはりアジアをかばう論が多いような気がする
58 :
無名草子さん:2006/07/22(土) 05:03:15
【 靖国神社とは … ”靖 国 機 関 説” 】
-----------------------------------------------------------------------------------
戦 前 : 官僚が天皇の名を騙り、国民を騙す戦争推進機関として設立。神を捏造。不遜、極まりない。
戦 後 : 官僚の敗戦責任を、国民の戦没者哀悼の念・祖先尊崇の伝統・家族愛等と話をすり替え、
数多の戦没者の中に、敗戦の責任を埋没・隠蔽させる官僚のための官僚スキーム。
個人情報保護法が、国家経済破綻の責任者を隠す為の、隠蔽スキームであるのと同じ汚い手口!
-----------------------------------------------------------------------------------
影 響 : 戦後外交の足かせ。中国、朝鮮に付け入られる原因となった。尖閣しかり、竹島しかり!
今 後 : 古臭い靖国モデルは、21世紀日本にとって百害あって一利なし。破壊すべし。
-----------------------------------------------------------------------------------
天皇陛下も国民とともに、官僚とその手先自民党と闘われていた事が判明!
【昭和天皇、A級戦犯合祀に反撃 …宮内庁長官メモ】(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060720it06.htm 「親の心、子知らずとはこの事…」
【「増税して下さいと謝るまで削れ」、「病院・幼稚園つぶせ」、「年金払うな」、小泉首相、諮問会議で指示】
http://www.asahi.com/politics/update/0627/014.html 【米 狂牛病(BSE)調査 打ち切り を 通告 … 日本は『靖国』で忙しいなのでw】
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060721AT3S2002120072006.html 【「続けることが大事なんだ」 … 司馬遼太郎】
アジアには暖かい目を向けるが、ロシアには冷たい気がする
60 :
無名草子さん:2006/07/22(土) 12:11:18
新選組血風録は戊辰まで書いてあるの?
ないよ(・∀・)
62 :
無名草子さん:2006/07/22(土) 18:15:13
やっぱ項羽と劉邦最高だな〜
他の作者書いたのいくつか読んだが、劉邦は単に猜疑心強い奴とか韓信は善良な忠臣とかそんな書き方ばっかでツマラン。
63 :
無名草子さん:2006/07/22(土) 20:13:31
65 :
無名草子さん:2006/07/23(日) 03:41:47
そうねえ。街道を行くの北海道のとことか読んでるとロシア人には
尊敬や愛情があると思う。ニコライさんの話とか。
ソ連に対してはどうだろうかと思う。
共産主義は後進国が近代化するための必要悪みたいな見方をしていた時期もあったな
中国関係のエッセイでは中国が近代化するにはこういう形での共産主義がok
みたいに肯定はしてた、そういや
68 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 14:58:50
俺幕末が好きなんだが
世に潜む日日って面白いの?
>>68 「世に棲む日日」な。
「潜む」じゃなくて「棲む」。
まぁ、幕末が好きなら一度読んでおいた方がいいんじゃないか?
吉田松蔭の描き方に問題点はあるらしいが、高杉晋作の話として読むぶんには面白いと思う。
よっ!征夷大将軍!!
なんて、徳川将軍に言っちゃうんだぜ?高杉さんは。スカッとするわな。
71 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 15:19:13
ありがとう
恥かくとこだった
本当にありがとう
地位にこだわらない高杉晋作はかっこいいというか、痛快というか。
高杉と坂本は似たタイプだったが、上士の子だった高杉は最後まで藩を捨てなかったね
>>73 後せめて3〜5年生きていたらどうなったかは興味あるよ。
ヘタに長生きしなくてよかったとも言える。
明治に生きててもどうも居心地はよくなさそうだし、
二流の志士あがりの伊藤や山縣もやりにくかろう。
私は限り無く明るい松蔭が好きです
77 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 22:23:37
「燃えよ剣」読み終わった〜。
正に剣に生き剣に死ぬという生涯だな。
喧嘩師の土方はあの動乱の時代に生まれて幸せだったと俺は思ったよ。
余談だがなんとなく生涯が桐野と似てると思った
78 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 22:32:35
喧嘩本読んで
「面白ぇ」
って言うのがカコイイ
79 :
無名草子さん:2006/07/24(月) 23:48:19
坂の上の雲あと少しで読み終わります。
さて、2番目は何を読もうかな?
80 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 00:12:22
坂の上の雲のあとは殉死で余韻を味わってみるのはどうだろう?
乃木のその後のエピソードが書かれてるよ
>>75 短編「長州人の山の神」をちょっと思い出した。
ああいうパターンになったのだろうか。
なんせ革命期にしか使いようがないくらいの天才だしw
82 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 10:15:02
対談選集が次々文庫化されて嬉しい
83 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 16:32:38
功名が辻面白いよね。一豊の必死さが伝わってくる。
でも千代の性格悪いよね
現実に人を沢山殺したり滅亡させたりする事=出世 って時代だからなぁ
今の基準で言うなら性格のいい奴なんて大名になってないわな
尋ね人 小若
駿府からの旅の帰途、別れたきりで行方が知れません。
ご存知の方、ご一報ください。薄謝進呈
霧隠 才蔵
87 :
無名草子さん:2006/07/25(火) 21:33:39
>>84 「一人殺せば罪人だが百人殺せば英雄」って言ったの誰だっけ?
おれ。
>>87 チャップリンの「殺人狂時代」しか知らん。
それ以前に似たような格言はあったかもだが。
>>87 「一人を殺すのは悲劇だが百人殺すのはただの記録になる」ってのはスターリンだった気が
91 :
無名草子さん:2006/07/26(水) 02:55:45
ラスコリーニコフ
一人を殺せば殺人 者だが、百万人を殺せば英雄だ。殺人は数によって神聖化させられる
チャップリンの「殺人狂時代」
>>75 伊藤は高杉を尊敬してたんじゃなかったっけ?
第一線からは退くかもしれないけど、山の神様(名前忘れた)みたくは
ならないと思う。
桂もあんまり権力に固執してないね。
尊敬してればなおさら、高杉をたてなきゃならないからな。
桂たてて高杉たてて、守成型の伊藤が活躍できると思うか?
「晋作がなにやら百姓町人を集めて軍隊を作るとか申しておりますが」
「そうせい」
「しかしいつものように金の無心をいたしておりますようで・・・、
金蔵は底をついておりまする」
「増税」
数年後
「晋作が息を引き取ったそうにございます。松陰もそうでありましたが、玄瑞に晋作と、なぜ有為な若者ばかりが・・・」
「早世」
「この先の見えない時代、もし松陰門下が全員生きておれば・・・」
「総勢」
「100人くらいかな?って、ちゃうわボケ」
warota
>>87 2000年くらい前に孟子が同じようなこと言ってた。
2000年間、ほんとに一歩も人類は進歩していないんだなと思い、やや呆然とした。
>>98 最後司馬っぽいなw
でも、一歩も進歩してないというか、
2000年前にすでにそういう言い方があったというだけだと思うけど。
以上は、余談である。
100 :
無名草子さん:2006/07/27(木) 00:51:09
閑話休題
余話
このことはすでにふれた
朝日新聞社の『AERA』が創刊されるとき、
街頭でパンフレット? が配られたらしいのですが、
そのパンフに司馬遼太郎が何か書いているらしいのです。
この文章は何かの単行本に収録されていたりするのでしょうか?
ニュースというものは、四条大橋の上にムシロを敷いて座って、
街を往来するひとびとを眺めていくような視点が大事だとか、そういうことを
言っているらしいのですが。
>>90 それ「一人の死は悲劇だが、ン万人の死は統計である」に似てるな。
どっちが先なんだろ。
この人小説の映像化に厳しかったんだってね。
例えば「○○ならいいですよ」みたいなスタンスだったらしい。
特にドラマにされるのが嫌で、ドキュメンタリーを望んでいたらしい。
亡くなってからやたらと映像化される理由がわかった。
それほどでもないんじゃない。大河の常連だったし。
坂の上の雲だけは映像化が難しいと見て封印してたけど。
107 :
90:2006/07/27(木) 17:56:57
>>104 あ、そちらのほうが正しい。あいまいな記憶でかいてた、ゴメン
>>104 それを言ったのはナチスの幹部だったアイヒマン。1960年代にイスラエルでの裁判で言ってたと
思うから相当新しい。それとも元ネタあるのか?
スターリンが言ったという説もあるな。
アイヒマンはそういう事言ってないという説も。
1人が百人になったり、天災とか悲劇とか色々とややこしい。
>>85 「風神の門」の後、「伊賀の四鬼」に出ていた。
『兜率天の巡礼』
普洞王の発言「大秦から来た』を大王が「秦」と勘違いした。
ここを呑めるかどうかだな。
街道1巻にでてたメイチン君が21巻ぐらいで再登場したのは驚いた。
今日から『竜馬』読む。
街道39巻の最後の箇所がなぜか笑える
39巻かあ、順番に読んでるからまだ遠いな。
読むのは1年後ぐらいだろうか。
>>112 メイチン君と一緒に食事した司馬が天ぷら定食頼んでるのを見てびっくりした。
司馬ってエビや甲殻類全然駄目なんじゃなかったっけか。
117 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 10:44:11
>>116 だったらエビ天は人にあげて野菜のみ食ったんじゃないの?
魚介類基本的に駄目だけどイカは喰えるんだよな>司馬
カニが駄目。食べるとアレルギー起こすらしい。エビはおk。
120 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 13:20:51
難儀なおっさんだ
食糧難の時どうしてたんだろ?
須田さん!それは菊ではありませんか!
コーヒーはエスプレッソ好きだったりする
おまんら、よう知っちょるのう!w
一時期そばに嵌ってたこともあったらしいよ。
基本的に魚介類と野菜が苦手だったらしい。
そば、カレーライス、トンカツだっけ?
外国ではステーキ以外食わないとか。
あるときステーキがなくて須田画伯の持ってきたカップメンを食べてたとかw
126 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 07:45:04
とても日本人らしからぬ偏食ですな。
127 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 09:05:48
直木賞の直木って誰?
129 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 12:03:48
d
松波庄九郎 親子二代説もあるからな。
ちなみに直木三十五
132 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 14:00:44
d
133 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 14:05:00
>>128 道三は頼芸が死んだと勘違いしてたってことじゃない?
追い出した国主の生死なんてそんなに分かるもんじゃないだろ
脳姫も、本能寺の変で薙刀をとって戦って戦死したという国盗り設定のほうが良い
135 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 20:06:26
>>134 大坂の陣の辺りまで生き延びたって説もあるらしいな
そうなると政治利用されなかったのが不思議だけど
>>13 死んじまったぜ二人とも
司馬は道歩いてたら隕石に当たり、
吉村は大地震に巻き込まれ地割れに落ちちまった
吉本昭氏の冥福をお祈りします
司馬さんと吉村さんが対談したら盛り上がりそうだけど、合わないのかなあ
139 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 23:18:20
まぁ、どちらも今じゃ仏様ですからね
戦国無双に感化されて関ヶ原を読もうと思うのですが
初心者でも大丈夫ですよね
141 :
無名草子さん:2006/08/02(水) 01:17:04
読みやすいけどドンパチはそれほどでもないよ
むしろそれまでの権謀術数がメインな気もする
個人的にだけど、関ヶ原は初心者用では無い。けどまあ、いいんでない。読後の君の反応が見たいな
>>140 関が原の戦いがなんだったのかを知りたいならオススメ。
家康好きなら「覇王の家」もいいかもしれないし、関が原にでてくる人物に関してならいろいろあるよ。
余談が過ぎた
145 :
140:2006/08/02(水) 21:56:19
皆さんレスありがとうございます。
とりあえず、関ヶ原の戦いの背景みたいなものを知りたいので
関ヶ原を読もうと思います。
小説を本格的に読むのは初めてですが、楽しみです。
読み終わったら感想を書かせていただきます。
146 :
無名草子さん:2006/08/02(水) 23:03:54
吉村昭先生、ご冥福お祈りいたします。
司馬先生に勝るとも劣らぬ偉大な作家だったと思います。
巨星が二つこの世から去りました。
まだ、よみつづけます。
♪だってぇ、しょぉがな〜いじゃない
「左近・・・!世話になった・・・」
未練そうに振り返りつつ、長年の奉公に礼を言う三成。
「さらば、正義の人よ」
死を覚悟し、さわやかに言い放つ左近。
・・・泣ける。
ドラマのほうの台詞だけど。
ウィキペディアの存在意義を理解してるかい?
あと、ウィキには議論ボード他があるからできればそっちへ。
151 :
149:2006/08/04(金) 17:23:06
>>150 失礼しました。
こういうHPの仕組みをよく理解してなかったもので
>>138 目下文庫版刊行中の対話選集にもない組み合わせじゃないすかね
須田剋太と村田蔵六に対談してもらいたい
ドナルドキーンとかとの対談は読みたいが、小田実との対談は読みたくない
司馬さん・・・好きだ・・・大好きだ〜〜〜!
156 :
無名草子さん:2006/08/05(土) 23:53:04
新潮文庫で、「項羽と劉邦」は活字が大きくなった改版が出たけど、他のは出ないのかなー。
ヒント:最近、新潮の文庫が厚くなった。
さらにヒント:最近、『峠』は3巻、『覇王の家』は2巻になった。
活字が大きくなってうれしい人もいるんだね
自分は古本対策かとか悪意をもってしかみれなかったorz
分冊されていないものでも
改版になっているものはある・・・
>>149 荒れそーなネタだな…
『アメリカ素描』とかを読むと文明大好きっ子に見えるからいいんでない?
電車の中などで読むことの多い私には、活字の大きい改版がベター
昔の文庫本は本当に文字が小さい
よく読んでたなと思うよ
1ページ19行もあるし
昔の文庫は字もそうだが、紙も薄い気がした。何度かの引越しで本を大量に処分してしまったので検証できないが
俺はどちらかというと本に関しては秋山のじゅんさんタイプかな。本は読んだら捨てたり売ったり人にあげたりして本そのものに執着しない
『世に棲む日日』の文庫初版を古本市場で手に入れたら
紙がペラッペラだったな。
当時は1巻200円くらいだったようだ。
ウィキ「文春文庫」からコピペ
創刊当時は紙の質が悪く、新品でも既に変色してしまっていた。
これは、当時の石油ショックの影響で、紙の確保ができなかったので、
電話帳の紙を使ったためであった。
166 :
無名草子さん:2006/08/08(火) 22:06:57
功名が辻の家康に忠誠を誓うところが泣ける
司馬の朝鮮賛美ワロス
国盗り物語の四巻は確か700ページ以上ありますよね
他社だとそんなページ数では読みにくいほど分厚くなるものですが、新潮はそんな印象も与えません
まあ、紙がぺらぺらなだけなんですけどね
169 :
無名草子さん:2006/08/09(水) 19:43:57
世に棲む日日で「三千世界の烏を殺し 主と朝寝がしてみたい 」って都都逸があったけど、
あれってどういう意味なのかね?いまひとつわからないんだけど…
お子ちゃまだなあ
171 :
無名草子さん:2006/08/09(水) 23:45:19
バラガキの発音がわかりませぬ
172 :
無名草子さん:2006/08/10(木) 01:46:55
>>169 >三千世界の烏を殺し 主と朝寝がしてみたい
この都都逸は司馬小説(世に棲む)だと、三巻の始めのくだりで、
紹介されていますが、小説の筋と都都逸の意味を
無理矢理ごじつけると。
「ぷっ、お前ら、何にもわかっちゃいねーな、ぷぷぷっ」
と、幕府に、藩政府に、仲間に、攘夷に、自分に、或いはこの世に、
晋作が愚痴ってるだけでして、さしたる深い意味はありません。
この頃の晋昨は、洋行帰りなもんで、ちょっとトッポイんです。
久しぶり聞いた。>トッポイ
初めて「トッポイ」って聞いたときはトッポジージョのイメージでした。
174 :
170:2006/08/10(木) 08:16:27
>>172がさっぱり意味不明なことを言ってるんで、野暮な説明を。
文字通り「朝になると騒がしい明けがらすどもをみんな殺して、おまえ様とゆっくり朝寝がしたいわ」てな感じの、
遊女の気持ち(っていうか、常套句)を歌った都々逸です。遊女って言葉が出ない
>>172の解説は信用なりません。
この都々逸は遊蕩児・晋作の、武士らしからぬ(ごろつきのような)粋っぷりを表しているとともに、
「騒がしい世間にいちいちかまっておれるかよ」とちょっとハスに構えた晋作の心境を表している
かどうかは、本を読んで考えてください。
新装版の文字のでかさに慣れてしまい、全集が読めなくなった
お子ちゃまだなあ
『国盗り』のお槙さんは最後はどうなってしまったんでしょう
生死すら触れられてないので心配でなりません
やっぱり殺されたんでしょうか
いい夫婦だったのに・・・ ・゚・(ノД`)
週刊文春で角川春樹が坂の上の雲を映画化したいと言ってた。やばすぎ。
179 :
晋介:2006/08/12(土) 02:14:49
十一番目の志士の十一人とは誰のことですか?
180 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 04:18:32
しかし司馬もそうだが松陰や松陰の弟子達を美化しすぎ
高杉が天才なんて勘違いもいいとことだし。
維新前は勝手に暴れまくって長州を滅亡寸前まで追い込んだり、京都を火の海にして天皇さらおうと考えたり。
維新後は汚職や天皇神聖化などクズばかりだろ。
司馬の小説に書いてあることを偉そうに吹聴しているやつがいるな。
薩摩っぽか?
>>178 いいことじゃないか。
原寸大の三笠やバルチック艦隊作ってくれそう。
春樹は児玉役で出演するのだろうが。
184 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 20:25:20
>>180 その通りだな。特に高杉なんかどーしよもないクズ野郎だ。
さーてと・・・
最近推理小説にはまってたので
そろそろ司馬さん読もうかな。
戦後なんたらとかいう番組が多いので
坂の上の雲読みたくなったわ。
「坂の上の雲」第一部のあとがきが最高
一巻だけ持ってない。。。
>>187 同意。
のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば、
それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。(完)
>>179 あくまで俺の考えだが。
十一番目=その他1名 という意味であって、
司馬が実際に志士を11人カウントしたわけではないと思う。
『義経』に那須与市(余一)が登場しますよね。
彼は那須家の11番目の子。
10人+1人、つまり余りの1人だから「余一」。
この那須与市の名づけ方をまねたんだろう。たぶん。
幕末といや、司馬が幕末明治物で書いてた、
「幕末には”人斬り”と言われた剣客は3人いたが云々」
ってのは何か根拠があるんだろうか。
根拠もなにも有名な話だろうよ。
そうじゃなくても日本人は三括りが大好きだからな。
だから、三大人斬りだし、維新三傑だし、三大ギタリストなんだよ。
三括りにするためならリッチーだって外すさ。
三大人斬りって、イゾウとキリノとあとは誰だっけ?
俺俺
おまいら真面目にやれよ。
以蔵と田中新兵衛と、あと一人は忘れた。
岡田以蔵、田中新兵衛、河上彦斎が三傑
これに中村半次郎を加えることもある
以蔵と田中新兵衛と大石鍬次郎。
>>187、
>>189 あとがきなんてねーよ
と思ってたら文庫の8巻にあったのな
読了してる分にあわせて、あとがき4まで立ち読みしてきた
他のもよかったが、あとがき1はあとがきとは思えないほどよかった
これを読んだだけで躍動感溢れる明治が目に映るようだ
これを読んでからいままで読んだ5巻まで(特に子規が死ぬまで)を振り返ってはじめて、この作品の面白さがわかった気がする
昨日までは凡作だったが今日から傑作になった
人きりいぞう短編で読んだけどなんともやるせない…
司馬作品全体の傾向からいって、人斬り以蔵みたいな全編に漂う叙情性がある作品は珍しいと思う。他にそういうのあるかな
時期ゆえかアマゾンで司馬作品を検索すると
「坂の上の雲」1〜8巻がトップにくるね。
>>193 そんなこといったら四賢侯だの徳川四天王だの4だって結構好きだぞ
四賢候はともかく四天王はもとは仏教では?
なんだ、四人の賢いソウロウって。
賢い人は早漏だというのか 俺は遅漏だというに
五人囃や五人組もあるぞ。
六歌仙とか
八犬伝
七福神をとばすな。
さいぼーぐ009
真田十勇士
南葛イレブン
十二星座占い
伊丹十三
十四松
二年間の休暇
十姉妹じゃまいか。
十四松はおそ松君の兄弟。
十五少年漂流記
何だねこの流れイックストリーッムは
梁山泊十六傑
台風十七号
人造人間18号
もうよいわえ
juke box
×juke box ○jukebox
227 :
無名草子さん:2006/08/19(土) 00:03:53
怪人二十面相
CDの講演集「司馬遼太郎は語る」を聞いてみたけど、
余談満載で良かったw
NHKの「太郎の国の物語」とか再放送してくれないかな。
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
21世紀少年
いい加減ツマンネ。
閑話休題
ニニギノミコト
彼女について私が知っている二三の事柄
二十四の瞳
余談が過ぎた。
2ちゃん最大の自作自演事件と言われたのが、姉小路少将暗殺事件である。
一説によると、長州藩は250名の工作員を送り込み、薩摩藩士田中新兵衛を
下手人に仕立て上げたと言われる。一時期2ちゃん論壇は長州に席巻された観
があった。
その後自作自演が発覚し、会津と手を握った薩摩により、長州系工作員は
2ちゃんから一掃された。世に言う禁門の政変である(文久3年)。
昭和25年政令175号
きんもー☆の政変なら知ってるけど
26聖人殉教
なんか他に話題ないの
暑いからな。本を読んでいると、目に汗が入ってだめだ。
>>103 亀レスだけど…
その文章なら司馬遼太郎が考えたことに
何巻か忘れたけど載ってると思う。
アエラを創刊することは
朝日にとって風通しを良くする…
てのを読んで思わず笑ったw
燃えよ剣面白すぎ・・・
一昨日上下巻借りてきたんだが夢中になって読んでしまった。
涙出まくりで姉貴に気味悪がられた。
うんこして寝ます
余談の余談で一冊ロシア史
それが司馬クオリティ
司馬作品のいい女3人選ぶとしたら誰を挙げる?
俺は、お田鶴さま(竜馬)・千代(功名)・アビア(韃靼)
ツェベックマさん
おやべさん(竜馬)
街道を行くの深川編で紹介されている落語に出てくる踊りのお師匠
落語も江戸も踊りも実は司馬作品もwさして興味ないのに
やたら印象に残っている
これも司馬クオリティ
お夏@城塞に一票
木さるたん
やっぱ、お万阿さんでしょ
だよな、ののさまだよな
お夏は隠岐殿の焼き直しではあるまいか?
255 :
103:2006/08/22(火) 20:41:21
>>243 おおっ! ありがとうございます!
で、実際風通しは良くなったのかな(笑)?
>>250 お夏、いいですよね〜
―ね、住吉詣でを。
さな子はまさにツンデレ
さな子はちと気の毒な感じだな。
『国盗り』のお万阿とか『城塞』のお夏とかは架空の人だと思うけど
『関ヶ原』の初芽も創作かと思ったらウィキの三成の欄を見た感じだと
実在みたいね
ほーう。知らなかった。どうやら実在だ。
お夏たんはツンデレ
イネかわいい
さな子役は田中麗奈に。百歩譲って江角マキコ。
どちらもイメージ違う。
19くらいの天海さん。
いまいち。
さなえのイメージはハルヒ
さな子は前に松たか子がやってたときのイメージが強い
それでOK
269 :
無名草子さん:2006/08/26(土) 20:07:57
城をとる話でおううという女が二人連続で出て来るけど
あれ誤植だよな?
登場人物も同じ名だと認知してないし
関ヶ原大河でやらんかね
ブコフで昭和59年印刷の関ヶ原上下巻を買いました(中巻は新品を購入)。
紙が黄ばんで字が小さく、目の下が痙攣してきました。
最近関ヶ原にいったけど、けっこう観光化されてるのね
遅い夏休みに「城塞」読破中。
初めて読んでからもう七度目だ。
いま下巻の夏の陣突入直前だけど、やはり浪人組の
悲壮な描写は何度読んでも目頭が熱くなるな。
局地的な勝利のくだりはそれだけに溜飲が下がる。
司馬遼も共感して書いてるなって思うし。
街道をゆくを読んでみようと思うんだけど、
1巻から順番に読むべき?
この巻がおすすめ、ってのがあれば教えて欲しい。
若い巻のほうが司馬さんも壮年で元気で記述もメリハリが利いてて面白いと思う
外国紀行の巻は総じて面白い
全部読んだわけじゃないけど、三浦半島記が好きだ。
鎌倉、後北条、横須賀海軍と、司馬作品で読んだ風景に出会える感じ。
>>272 関ケ原駅の看板見た?
主な武将ってやつ
なぜか福島やなんかと竹中重門が肩を並べてるのに笑った
278 :
無名草子さん:2006/08/27(日) 19:56:53
関ヶ原の領主だからじゃね
見たけど盗作で賞金500万円盗んだって佐藤って奴が
盗作本「バルタザールの遍歴]
↓
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
280 :
277:2006/08/27(日) 22:15:18
オレはまず「城塞」読んでから
「豊臣家の人々」→「関ヶ原」→「太閤記」→「播磨灘物語」→「覇王の家」→
「国盗り」と遡るパターンを毎回取る。
気分で間に「戦雲の夢」「夏草の賦」「功名が辻」「軍師二人」「尻啖え孫市」、
最後に「箱根の坂」を入れる。
こうしてみると南海道の話、結構好きだよなあ。司馬さん。
282 :
無名草子さん:2006/08/27(日) 23:15:45
関ヶ原町は島左近のことを司馬と同様に島勝猛って書いてたね
清興が正しいらしいが。
確かに猛々しく勝つってのは出来すぎな名前だよな。
いや、平八郎ただ勝つって名前もあるけどさ
まあ名前より通称の方が普通な時代だから。
真田幸村も「信繁」説があったって書いてたね。でも当時は
どうでもよくて「左衛門佐」と呼ばれてたとか。
284 :
晋介:2006/08/28(月) 02:29:01
>>274 第5巻の「モンゴル紀行」と第40巻の「台湾紀行」はおすすめ。
「モンゴル紀行」に出てくるツェベクマさんは、新潮文庫の「草原の記」で再登場。
彼女の波乱の人生が描かれます。
今さらながら「功名が辻」読了。おもしろかった。
ただ、クライマックスでテンション落ちた。一豊…。
ついでに大河も見てみた。
なにこの三成と淀殿の怪しい雰囲気。
これを関ヶ原の伏線にする気か?
287 :
無名草子さん:2006/08/28(月) 13:49:45
三成×淀君は大河の伝統です
宮本武蔵、ビミョン
宮本武蔵は吉川版への、司馬なりの挑戦だよね
司馬は吉川には好意をもってなかったような
リアリズムに欠けてたせいかなあ
つーか先行する歴史小説家を大して評価してなかったね
先行の小説じゃ満足できないから、自分で表現したくなるもんなんじゃなかろうか。
>>279 そのスレすごい。盗作で賞金500万円詐欺だと。佐藤てのw
盗作本「バルタザールの遍歴」
こいつ ↓
【盗作3バカ】田口/ 佐藤亜紀 /篠原
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
吉川英治の太閤記読んだけど朝鮮出兵前に話が終わっててちと物足りなかった
読まずして、読む必要無しと断定していた
「梟の城」を読んだら案外面白かった。
あれだ、なんとなくだけど、「鷲は舞い降りた」を思い出すような冒険小説風味。
あの男、いろんな意味でもう少し生きてもらいたかったな・・・とか思った。
>>294 最後のほうの風間五平の台詞「石川○○○○」で興奮したな。
『豊臣家の人々』のラストでは
「豊臣家はこうして滅んだ。無惨ではあるが、
詩にも歌にもならない無惨さだろう」
『城塞』のラストでは
「修理はやはり並の男ではなかった。
豊臣家の最後を一編の詩にしてしまった」
どっちやねん!
298 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 18:43:10
>>296 ていうか、テンパってたとはいえ、そんな同時代人の名前を出して
本人を知ってる人がいたらどうするつもりだったんだろうと思った
>>297 『城塞』の修理に関しては、作中評価がコロコロ変る。
大坂の陣が繰り返し小説化・映画化されるのは、真田幸村がいるからだと思うが。
家康の本陣を突く場面は、痛快だ。
真田幸村ら浪人集→詩
豊富毛→無惨
司馬は豊臣家の評価も徳川幕府の評価も低いから評価が揺れ動くのだろう
>>297 なんか微妙に違うぞ。
豊臣家の人々のラスト
「その光景は無残ではあるが、詩にも歌にもならぬ無残さであろう。
このようにしてこの家は滅んだ。このように観じ去ってみれば、豊臣家の栄華は、
秀吉という天才が生んだひとひらの幻影のようであったとすら思える。」
「その光景」とは家臣に無理矢理に殺されたであろう秀頼の最期のこと。
詩にも歌にもならないのは秀頼の悲惨な死にかたであって、
豊臣家の最後のことではない。
「城塞」の大野修理は中盤までクールな豊臣家唯一の「漢」って感じで
後半になると所詮は女官の子って扱いになる。
木村重成が主人公の短編が好きだ。
司馬の朝鮮賛美ワロス
盛親のことも思い出してやってください。
毛利勝永も地味ながら、いい働きをしている。
又兵衛みたいな上司が欲しい。
全登はヒゲが濃そう
>>294 梟の城ってさ手首切り落とされるの3回くらい無かったっけ
洞玄最後腕なくなったような
洞玄は重蔵に腕切られた。
梟の城は人間関係が複雑で面白かったね。30度ぐらいの敵とか45度ぐらいの敵
とかがいっぱいいて。洞玄と重蔵は180度敵対していたわけだが、
洞玄の最期の場面ではチラッと友情をみせた。
「城塞」ですごい詩を感じさすとこは、浅野軍と大阪方が鉢合わせする
桃畑のシーンかな。亀田大隅と山口兄弟がふいに出会う。
亀田も徳川方とはいえ、戦国の生き残りみたいに書いてるから、
この辺のくだりは面白い。
合戦描写で痛快なのは、冬の陣では真田丸、夏の陣では長宗我部対藤堂。
デパートで古本市やってたんで街道1巻の単行本買ってみたら初版本のようだ。
昭和四十六年九月二十五日 第一刷発行 四八〇円
売値が525円だったw。
なんか文庫本のような○○街道っていう区切りがなくて変な感じ。
西尾『戦後の学者、知識人の人は必要以上に日本を悪く書き中国、朝鮮を賛美する。
晩年になるとやりすぎたと気づき後悔した人も多いそうです』
司馬もこのパターンか?w
司馬が必要以上に日本を悪く書いたことなどない
司馬は西尾一派に利用されてる側だろ
司馬遼太郎という人は戦前後の、いわゆる知識人を信用しなかった。むしろ一般大衆の常識というものを信じた。そうひと。
ノモハンはめちゃくちゃ悪く書いたが
最近の研究ではロシア側もかなり苦戦したと判明
これが司馬史観ww
>>331 >30度ぐらいの敵とか45度ぐらいの敵
それは敵とは言わんだろw
320 :
無名草子さん:2006/09/03(日) 09:13:38
既出だったら、すいません。作品中、「たれだ」って、表記されてること多いと思うんですよ、なぜに濁点を付けないんでしょう。
「たれ」の方が古い言い回し
もっと古くは「た」だったかな(うろ覚え)
「たそがれ(誰そ彼)」とか「かはたれ(彼は誰)」とか言うもんね。
大正生まれだから、言い回しが古いのはまあ当然
たれ・・・somebody
だれ・・・who
使い分けるのが自然な人には別の言葉なのだろう。
>>314 その発言のオリジナルは中西輝政だけど、中国・朝鮮を賛美するという発言は含まれていない。
もっぱら西洋近代を基準に日本の前近代性を撃つ、というのが基本。
戦後の知識人はながいことアジアに無関心だったのが現実。
ある意味戦後の日本は脱亜の時代だったな。
戦前のアジア学は相当な水準だったがあまり継承されなかった。
326 :
無名草子さん:2006/09/04(月) 07:12:02
薩の斬り込み隊と聞いただけで恐慌をきたす政府軍のくだり読んでて
何故かバイオ4の盲目の爪男が出てきた時を思い出してしまった。
怖かったからかな。
つまんない話スマソ。
司馬も大ファンなザビエルさんが、インドでユダヤ人を異端裁判で
大量虐殺したって本当?
誰でも叩けば埃が出る
いや埃で済ますには大きすぎる気が…。
ちょとショックだ
異教徒認定した相手にとってはそんなもんなんでないの。
国盗り物語(文庫新装版4巻)で、信長が比叡山焼討ちして光秀が苦悩する横で、
「やった!異教徒共皆殺し!そういや今日はキリスト教の祝日じゃん!」
って風な日記書いてた宣教師だかがいたろ。
>>292 見た。笑った。盗作で賞金泥棒の佐藤亜紀とランディの激バトルw
盗作本「バルタザールの遍歴」
ここ
↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪!! 盗作犯人同士がバトルがすごい!
まあユダヤ人と朝鮮人の言うことは普通眉唾だがね。
333 :
無名草子さん:2006/09/04(月) 21:23:00
334 :
無名草子さん:2006/09/04(月) 21:52:43
>>333 で、キリスト教への理解があった筈の信長が自ら神を名乗ろうと
したのは、流石に、やばい、という事で、本能寺の変・イエズス会
黒幕説が出てくるのですね
光秀とイエズス会はなんか関係あんのか
336 :
SPO:2006/09/04(月) 22:22:46
>>335 無いと思います。
むしろ光秀は南蛮人嫌いで有名ですよ。
>>329 そんなこと言ったら信長はヒトラー級の大量虐殺者じゃねえかw
>>329 司馬もイエズス会のネガティブな面に触れてたと思う
陰謀の代名詞の様な存在だったとか
うろ覚えだけど
夏草の賦で長曽我部元親がやってた、願いをかなえてくれたら社を建て直してやるけど、
願いかなえてくれなかったら放置、ってのが宗教に関する権力者の基本スタンスでないの
利用価値があるかどうかで、利用価値どころか邪魔になりゃ理由つけて消し飛ばす
信長は典型的な例ってだけかと
信長が長生きしてたら功臣をぜんぶ粛清して
中華王朝的な一君万民の皇帝独裁+官僚の
中央集権社会になっていたのかな
官僚が育つには、まだまだ時間が必要だったろうと思う。
信長って結局幕府作る気はなかったん?
彼は平氏だけどやろうと思えば徳川や豊臣みたいにどうだってできたと思うが
信長は海外進出の野望はあったのかな
秀吉の朝鮮出兵は信長の構想の模倣と、どこかでよんだような気がするが
封建制ではなく、ナポレオン流の中央集権独裁制が
誕生していた「可能性」があるとしたら、信・秀・家のうち、
信長だけでしょう。
もしかすると明治維新なしに脱亜入欧の富国強兵国家が
できていたかも、とか妄想してみたりもして。
鎖国によって日本の発展が遅れたという意見と
鎖国のおかげで国内の同質性が進んで国民国家の形成が容易になったという意見があるね
独自の文化が生まれたのは、鎖国が原因だろうな。
347 :
無名草子さん:2006/09/05(火) 16:58:21
本屋いったら司馬の文庫本の新刊が出てたよ
「侍はこわい」
なんと単行本未収録作品ばかり8編。
短篇全集買った人、気分複雑。
功名が辻ってどうですか?
侍はこわい
ちなみに新刊じゃないと思う。大分前に出てた。
今度は熱いお茶がこわい
「侍はこわい」がでたあとに短編全集が出たんだよ。
「侍はこわい」は天然自然流の話が好き
あれは創作か?それともモデルがいたのか?
なんにしろ面白い小噺だった
天然理心流のバッタもんみたいだなw。>天然自然流
私は司馬さんは人間を描きたかったのだと思う。きっと寂しがりやで、人間が好きで仕方ない人。
おまけに、過去の歴史上の描写に満足できず、自分で多くのテキストを描いてしまった人なんじゃないかな。
司馬遼太郎の登場人物には毎回泣かされる。嬉し泣きですよ。冷たい官僚主義が嫌いで「俄」なんて小説が好きなんだ。
「項羽と劉邦」は私の世代の人間が若かった頃に発売されていました。持っているけど中国史は複雑でしょ。
読みたいんだけど読めないよ。
「俄」は面白かった。「項羽と劉邦」はお勧め。
項羽と劉邦は全然複雑じゃないよ
韓信と韓王信がややこしいくらいか?
「項羽と劉邦」のくだりは中国人にとっては馴染みのストーリーだから
受け入れやすいかもね
自分の記憶ではほぼ正史に沿った記述だったと思う
やや項羽よりかな
劉邦は西郷隆盛と同じで人物がデカ過ぎて茫洋とした感じ
フムフム。項羽と劉邦読もうかな。中国史が好きならとっくに読んでいたよ。
私は日本史が好きなので、どうしても幕末と戦国末期の時代背景に注目してしまう。
好きな作品が多過ぎて困るくらいだ。河合継之助(これで間違いないかな)は近くの長岡市が舞台だし、
良く知っているので二度読んだけど感動したし、勿論、巧妙が辻も読みました。
人びとの足音(文字浮かばず)も好きな作品だ。子規を描いた傑作ですね。
司馬作品は好きだなあ。
河合も巧妙も違うっつーの。
分かるよ。それくらい。河井でしょ。功名でしょ。笑ってしまったよ。
快男児目あてで初めて司馬遼太郎モノを読んでます。
本格的な小説が苦手でライトノベルをちょろちょろしか読まないおいらだけど
読みやすくて嬉しい。
司馬遼太郎で読みづらいと思ったのは翔ぶがごとくかなぁ。
途中で放り出してしまった
『権平五千石』
平野権平、徳川の時代も生きていたんだな。
368 :
無名草子さん:2006/09/10(日) 18:55:36
いま「竜馬がゆく」読んでる。5巻目。
長すぎて、これまでどんな展開だか、忘れ始めてるw
ほかにオススメあります?
燃えよ剱、国とり物語は読みました
池田屋ノ変まで読んだ。
幕末もので短いのだったら「最後の将軍」「酔って候」「人斬り以蔵」
最後のは幕末以外も入ってたかな
短編なら「おお、大砲」でしょ。
オチも面白いし変にエロイ、短編の最高傑作かも。
短篇の最高傑作は、『忍者四貫目の死』
「いかにも。信玄の垂れる糞とともに暮らしている。さぞ臭かろう」
最近読んだんだけど、「八咫烏」「神々は好色である」
みたいな神話を題材にした短編もけっこう面白かった。
奈良時代の『朱盗』も好きだなー。
いま蛤御門の変
今日「竜馬がゆく」四周目に入りました。
四回も読んだから、さすがに話は憶えているんだけど、面白い
蛤御門の変
久坂玄瑞が自重派で、来島又兵衛が暴発派 ワロタ
『みょうが斎の武術』
これサイコーに面白い。
>>380 短編集「侍はこわい」の中で、それだけが当たりだったね。
小説の舞台となったとこの、すぐ近くに住んでいる俺にはなおさら楽しく読めた。
どの本が活字が大きくなっているのでしょうか?
司馬初心者なので読みやすいのを探してるのですが
オススメがありましたら教えてください
街道をゆく37巻の本郷界隈を読んでいると、鴎外や漱石の文学の話
に絡めて(かなり引用が入る)、東京大学の話から考古学の話から
神社の話から江戸時代の話から明治期の話からいろんな話を盛り込みつつ、
江戸の風土と歴史を捉えていて、とても面白いと思う。
大正生まれの司馬さんが同じ小説家として、(明治の)東京生まれの
文学を通して江戸・東京というものを、どう捉えながら生きてきたかが
分かる気がしました。
僕はNHKの「街道をゆく」を本郷編を何度も映像として見ているけど。原作も持っています。
却って、ああいう作品は映像で見ていると知らない画をがみることが出来て良いものですよ。
まあ、「街道をゆく」という作品が良かったからテレビも面白かったんだろうけどね。
松山東高校の授業風景も道後温泉も見ることが出来て面白かったけれども。
あと、東大の映像も面白いよ。
土方の俳句の何がまずいのかいまいち分からない…
NHK「街道をゆく」は原作とセットで観てなんぼだと思う。無論単体でもおもろいが。
ただ連載当時はやってた店や司馬が宿泊した旅館等が閉店/閉館されてたりして寂しかったりもするが。
「壱岐/対馬のみち」の最後に出てきた喫茶/軽食店がイメージ通りでちょっと笑ったが。
>>382 文庫などで
新装版と書いてあるものは
改版されているから活字が大きくなっているはず
短篇全集に興味がなければ
新潮文庫の『人斬り以蔵』とか・・・講談社の文庫とか
で興味あるものを選択する・・とよいかも ?
388 :
383:2006/09/15(金) 02:09:35
>>384 NHKのは面白いですか。興味有るけどまだ見たことないです。
街道を行くに出てきたところ(とその周辺)に実際に行ったりしてますが
それもけっこう面白いですよ。本郷は大学に用事があるときにたまに
行く程度ですけど。まだ歩き回ったりしてないので、そのうち
歩き回ってみたいと思います。
>>386 13巻の最後に出てくる魚が大変旨かったらしい、という佐須奈のバー?
のことですかね。対馬は行ってませんが壱岐に行ったときに買って来た
魚の干物がえらい旨かった思い出があって、体験がダブった感じがして
楽しい〜♪(笑)と思ったことがあります。
僕はね。東大の校内に入って行きましたが、わりとこじんまりしてたよ。安田講堂なんか小さいね。
東大病院のほうからだと入りやすい。
390 :
無名草子さん:2006/09/15(金) 08:22:23
大警視ってバス停まだあるの?
那須信吾の養父俊平はイかった(竜馬)。
短編でよく描かれてる
「カラッと晴れた青空」のような戦国武者が大好きです。
今日は台風きたし、家で竜馬を最後まで読もう。
394 :
無名草子さん:2006/09/17(日) 18:04:36
司馬作品はさ、同じ作品が別の文庫から出ているのあるよね
例えば、中公と角川、講談社とかさ
どこを選んでいる?
395 :
無名草子さん:2006/09/17(日) 18:11:01
新潮文庫の「人斬り以蔵」とか
>>394 複数の出版社から出ている文庫って、
新選組ケップウ録と花咲けるぜえろく武士道と豊臣家の人々以外に何があったっけ?
398 :
無名草子さん:2006/09/17(日) 21:15:06
尻くらえ孫市
こないだ関が原のドラマを5時間くらいぶっ通しでTBSチャンネルでやってたが
戦に全く迫力がなかった。
>>399 そう言ってやるな。世の中には桶狭間の戦いを10人くらいでやってる大河ドラマもある。
関ヶ原は東軍西軍合わせて20万人近い
これを再現するのは、どんな金持ちでも無理だろうなw
実際戦った両軍先鋒だけでも数万規模だしねぇ。
となると毎回兵力が関ヶ原規模でしかも数日にわたって続く戦闘満載の
大河「坂の上の雲」は一体どうな(r
地図とパンパン
>>400 桶狭間はまだ50人ぐらいいるから許せるんだよ。
許せないのは、関ヶ原を10人でやっているということ。
坂の上の大河はホントにやめてほしいなぁ。
あれは映像化なんて絶対にできないって。あまりにも多元的な要素が組み合わされた作品なんだから。
軍事、政治、経済、文化…しかも相手のロシア側の事情も丹念に描かれていて(その白眉がロジェスト
ウェンスキー航海)、決して一面的な視点になってない。これを映像化しようとしたって、小説だからできる
重層構造を再現できるわけがない。無理にやればものすごい時間のかかる、冗長なものになってしまう。
このまま構想自体フェードアウトしてほしい。
今の日本の監督で坂の上の雲を映像化出来る人はいないよね。。
日本海海戦なんて、どうせ船室の中ばかり映すのだろうしな。
坂の上の雲の映像化は楽しみだけどなぁ。
ロシアを叩きのめすほど昔の日本は強かったんだということを
若い人たちにも教えてやってほしい。
映画「二百三高地」レベルの戦闘シーンが全編続くんならいいが。
あれ以下ならやめてくれ。やらん方がマシ。悪いけど。
妙なヒューマンドラマなんて見たくもないから。
つか、全編の8割以上が戦闘関係シーンで構成されてるこの原作で、
戦闘シーン少なめにできるもんなのかどうかね。
原作台無しにしそうだからやらんでいいよ
序盤の青春物語を10話完結くらいのドラマシリーズでやってくれないかな。
最近の大河は女性重視だから難しそう
有力な女性キャラが皆無の作品だし
せいぜい子規の妹くらいかね?
あとは好古の奥さん(お姫さま)と真之の嫁で話膨らませるとか
つか原作だと実質数行くらいしか出てなくてほとんどオリキャラ同然になるが
あー。たしかに原作をマジメにやったら女性受けはムリぽいな。
そういう場合は、完全オリキャラを作り上げるのがNHKクオリス。
きっと、女性新聞記者とか、従軍看護婦とか。
416 :
無名草子さん:2006/09/19(火) 12:37:13
なんかつまんなくなってしまうよね
子供にもおいしいファミレスのラーメンみたいな感じ?
テレビじゃ無理だろうな。
原作のテーマと予算からして左寄りヒューマンドラマに改悪されそうな臭いがプンプンするが、
逆にあの原作から戦争シーンや謀略シーン省いたらどういうドラマになるのか一度見て見たい気はするw
やれるもんならやってみやがれって感じw
作者自身が一番危惧していたのが、むしろ映像化すると単純な大日本テーコクマンセーになりかねないことだったわけじゃん。
そうじゃなくて、あのとき日本が辛うじて優勢勝ち(決して完勝ではなかった)までもっていけたのは、当時の政府から
財界から軍部から民間から、全て日本が弱小の国であり、とてもロシアには勝てないと自覚し、しかし立たなければ
ロシアに蹂躙されるという危機感からくる徹底したリアリズムと理性と謙虚さがあったからだということ、さらにはロシア側の
内部的事情にも相当助けられた結果だったということ、それを司馬は強調したかったんであって、こんな壮大なテーマ、
場面場面の描写しかできないドラマで十全に表現できるわけがない。やろうとすればドラマのセオリーを過剰に逸脱した
解説をたっぷり挿入しなきゃ無理。
戦闘シーンだけ描きゃいいというわけでもなくて、大山や児玉、東郷たちの戦略意図とか戦術の解説がなければただの
ドンパチがわけもわからず延々と流れるだけになりかねないし、例えば満州での陸戦の結果が外債募集に影響を及ぼし
ていたなんてこと、どうやってドラマ上で描くつもりなんだろう? これ、日本の戦争遂行の実情を示す重要なことなんだが。
こういう点もちゃんと描かなければ、ただのオナニープロパガンダになってしまう。
というわけで、作ったとしてもおそらく「坂の上の雲」のタイトルを借りた全く別物になると予想。どうせなら「外伝」的な感じ
にすればいい。真っ正面から完全にドラマ化するなんてどだい無理なんだから。
沖縄の小さな島から、丸太舟にのって、ロシア艦隊の接近を鹿児島まで知らせに
行った漁師の話はえかった。
序盤は坂の上の雲、子規が死んだ後は人々の跫音にすりゃいいんじゃね?
その時はシバリョー役として大木凡人を。
凡ちゃんには「街道をゆく」をやってもらいたい。
424 :
無名草子さん:2006/09/19(火) 20:51:51
司馬遼太郎の本で歴史小説というか時代物というと梟の城を読んだ。主人公の名前は忘れたが良くできていたと思う。
426 :
無名草子さん:2006/09/19(火) 23:04:59
やるならその時歴史が動いたみたいなドキュメント番組仕立てだな。
さすがに1時間やそこらで伝えきれる内容じゃないから、正月に一挙に10時間放送するか、何回も分けて放送するか。
原作がドラマになりえれるのは子規が亡くなるまでが限界なのは目に見えてる。
てか、原作ですら後半は小説っぽくなくなってるからな。
山寺宏一も司馬役できそう
それこそ『街道をゆく』『空海の風景』みたいに
朗読ドキュメンタリーにすればいけるんじゃないか?
でもいちばんいいのはおとなしく司馬の言うこと聞いて
映像化をあきらめることだと思う。
ときに、昔BS2のテレビ欄で『アメリカ素描』という文字を見た記憶があるのだが、
ご覧になった方いらっしゃいます?
429 :
無名草子さん:2006/09/20(水) 05:09:40
俺はね^^
テンの皮が好きなんだ。
現代におけるビジネスマンの訓話として価値があると思う。
失敗しても取りかえそう。
そうだ。アニメ+CGでやればいいじゃないか。ついでにPS3でゲーム化w
どうせ主役はジャニーズなんだろ?
シバリョーをキムタクに。
大木凡人主役で司馬本人の大河ドラマ
饅頭屋長次郎は、なぜ途中から、まんじゅう屋長次郎になるのか?
漢字書くのがめんどいから
436 :
無名草子さん:2006/09/21(木) 12:24:05
433ワロタ
437 :
無名草子さん:2006/09/21(木) 19:32:56
司馬の長編の中では、覇王の家が一番完成度が高いと 短編では大和大納言
覇王の家は、落穂拾い。
覇王の家は関ヶ原、城塞でのタヌキ親父に家康が如何にしてなったかという成長小説。
ちょうど今読み返していたところだったんだけど、おもろいわ、これ。
司馬遼の神髄はツッコミ芸だということがよくわかる。
たとえが好き。
確か覇王の家だったかと思うが、小牧長久手の秀次軍が
「天使のようなあどけなさで進軍していた」というのにかなり笑った。
あ
る
意
味
、
天
才
と
い
え
る
で
あ
ろ
う。
おいおいおい。行頭だけ書いてどうすんの。略さないでちゃんと書けよ。
443 :
無名草子さん:2006/09/22(金) 17:50:13
長すぎて、いやになったんだろうか?
構想3年の大作とみた。完成は2009年。
445 :
無名草子さん:2006/09/22(金) 18:59:44
司馬作品は、戦国物から坂の上の雲までが一本の小説に思える 商売上手いよなこの人
縦のつなぎも、横のつなぎもうまい。竜馬にちょこっと出てくる歳三と総司は、
「燃えよ剣」のままのキャラ。
「竜馬がゆく」と「萌えよ剣」は同時期に連載していたからね。
剣が萌えた。
449 :
無名草子さん:2006/09/22(金) 20:40:34
夏草の賦→功名が辻→竜馬がゆく 花神・竜馬がゆく→翔ぶが如く→坂の上の雲 国盗り物語→新史太閤記→関ヶ原→城塞→覇王の家→竜馬、最後の将軍
という意図的な流れを感じてしまう
国盗りの前に箱根でしょう。
「項羽とUFO」は他の作品とのつながりがよくわかんないな。教えて宇宙人。
451 :
無名草子さん:2006/09/22(金) 21:30:44
箱根はどうかな あくまで天下の主流と言う事で
452 :
無名草子さん:2006/09/22(金) 21:47:41
ま、日本にいい作家がいてよかったね。
司馬の後を継げる歴史作家はでるかな?
昭和と平成を紡げる作家。
福井敏晴あたりはウンコ認定。
453 :
無名草子さん:2006/09/22(金) 23:01:54
南北朝ものを書いてほしかったな
>>453 単なる身内同士の財産争いだから小説にはなりにくい、みたいなことを言ってた気が。
>>453 その時代を描くと吉川みたいに
早死にしちゃうからやだ
とも言ってたw
今年の菜の花忌で北方が
今後は南北朝が書きたいとか
何とか言ってたけど
「やめとけよ」と思ったw
456 :
無名草子さん:2006/09/23(土) 00:02:28
今の世代でも昭和は難しい 次の世代からようやく昭和の歴史を達観できる
>>452 司馬さんの後を継ごうと思ったらいつの間にか盗作呼ばわりされること請け合いw。
>>454 南北朝のころには興味はあったらしいよ。しかし争いごとの細かい中身を見て
いくうちに、争いの理由が「自分は主家のためにこんなに尽くしたのにさっぱり
報われない」とかそういう個人レベルでの嘆きがほとんどだったので、これを
いちいち取り上げるのは無理と思ったそうだ。近寄らない方がイイと言ってた
ような気がする。
兄弟や主・従家間で簡単に争いに発展するってことは、南北朝のころって、
まだ長男が家督を継ぐっていう制度が定着する前だったんじゃないかなー
と思ったりしてますがどうでしょうね。
458 :
会津生まれの会津育ち:2006/09/23(土) 07:45:12
「竜馬がゆく」、1ヶ月かけてようやく最後まで読んだ。
幕末は全然詳しくなかったんだが、この坂本竜馬の散在は確かに「奇跡」だな。
死に時もまるで絵に描いたような機会だね。
福島県民のオレとしては、どうしても会津贔屓の視点で読みたくなるが、
会津藩も運が悪いというか、貧乏くじを引かされた気がするね。
次はなにを読もうかな?やっぱ「峠」かね。
読まれたことがなかったら
短編集に収められている『王城の護衛者』は ?
短篇全集とか講談社の文庫に収録されています
460 :
無名草子さん:2006/09/23(土) 09:05:23
司馬の後は北方謙三に後を継いでもらいたい。
北方三国志凄く良かった。
北方三国志なんて知性ゼロじゃん・・。
司馬とは正反対な作家だと思うが。
462 :
無名草子さん:2006/09/23(土) 10:25:35
司馬さんも大陸の遊牧民族の小説を書きたかったんじゃないかな。でも歴史小説にはまだ未開拓の分野があるかと イスラム史なんてやりようによっては日本人にも受けるかと
司馬遼→戦中派の歴史観
北方→団塊の歴史観
戦中派は次々にくたばっていくので今からは団塊の書いた歴史小説ばかり読まされるようになるんだよ。
革命幻想、階級闘争小説ね。
>>458 俺も会津は好きなんだが『会津士魂』はちょっとやりすぎな感じ。
司馬ばかり読んでいたから、勤王志士をあそこまでボロクソにかかれるとな。
465 :
無名草子さん:2006/09/23(土) 13:17:56
いやな歴史小説だな。
共通するテーマは「人権の尊重」みたいなw
合戦シーンの描写なんて、ただひたすら
悲惨な足軽の現実をクローズアップして全然爽快感じなんてないw
466 :
465:2006/09/23(土) 13:19:21
>>457 長子単独相続が確立する前の戦は、ほとんどそれが原因。司馬さんもどこかで書いていた。
468 :
無名草子さん:2006/09/23(土) 16:56:51
ところで相談なんだが翔ぶが如くを読み終えて司馬の有名処が大体なくなってしまった。残すは 項羽と劉邦、播磨灘物語、戦雲の夢胡蝶の夢が浮かぶくらい 次に読むべき本をぜひご指南を
俺は胡蝶の夢以外は読んだ。どれもみな面白い。戦雲の夢はちと古いが、
わるくない。
>>458 459も推薦してるけど、当時の松平家当主と秩父宮勢津子妃殿下(実家が会津松平家)に
お礼を言われた「王城の護衛者」は外せないでしょう。
>>468 中国で翻訳された記念に「項羽と劉邦」
>>463 読まされるって・・・w
俺そんなの読まないよ・・・
そこで思い出したんだけど、テレビのドラマは既にそうなってるね。
NHK朝の連ドラと、民放の松嶋ななこの出てたドラマ、いずれも
東京大空襲のシーンがあったんだけど、一人としてアメリカに
対して呪いの言葉を発する者がいなかった。
恐ろしい脚本だと思った。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>468 戦雲の夢は良かったぞー。
アクションあり、セックスあり、忍者ありのハードボイルドな「黒司馬」と、
セリフ少なめ、余談多し、ときには国家論、文明論まで飛翔する「白司馬」のふたつがあるとすれば、
戦雲の夢は黒司馬の魅力満載。
唯一の救いは団塊Jrが団塊のカウンターで結構右寄りな事。
それで国家が左右されれば困るが、まあバランス的にはいい事だ。
司馬作品って右にも左にも都合よく使われるよな。
というか高度成長期以前の伝統的な日本に対する記憶があるのが司馬の世代が
最期じゃないのかな
日本の歴史は、縄文→弥生→高度成長(工業化)、という大きな節目があるように思う
黒沢明の「七人の侍」なんか今の世代には作れない映画
「美しい国、日本」というやつでしょうか
>>474 >縄文→弥生→高度成長
すいぶん飛ぶけど、そのとおりかもしれんな。高度成長期に少年だったやつが、
かすかに残っていた伝統の匂いを嗅げるぐらいなのかもしれん。
戦雲の夢に出てくる林豪とかいう坊主が好きでない。
あの手の生悟り坊主が、初期作品には多いと思いませんか?
新聞記者時代、寺院・大学担当
>>478 そんなことしてたのか
最終的には文化部部長だよな
司馬さんってヘビースモーカー?
スモーベビーカー。
アメリカでは禁煙したらしけど
483 :
無名草子さん:2006/09/27(水) 20:59:42
相撲蛇科
偏食だったし、あんまり健康に気を配ったって感じじゃないな
死ぬのはそんなに怖くないって、講演かなにかで言ってなかった?
まあ、戦争で死んでてもおかしくなかったわけだし、戦後は余生みたいなとこもあったかも
てか、生存欲捨てたからあれだけの知恵が沸くんでしょ
司馬さんが描くひとはそういう人多いね。生を顧みず、死を恐れない。
竜馬の台詞の中に、生きる死ぬなど、どうでもいい。
仕事をなしとげるかどうかだ、というニュアンスのものがあったな。
おりょうと二人で話してた場面だっけ。
竜馬「死ぬときは、たとえドブの中でも前のめりに死にたい」
そんなこと言ってたっけか?
まあ志士は溝壑にあるを忘れずとか陋巷に窮死すべきと言った類の諺を好んでいるのは確か
おりょう「今から京都に行くなんて死ににいくようなものよ」
竜馬「俺は死なないよ」
おりょう「どうして?」
竜馬「なぜなら俺がやった仕事は後々まで残るからだ」
って感じじゃないっけ。自分で書くと照れくさいな
>>484 ドスコイ> >¨========-------
496 :
484:2006/09/29(金) 02:50:59
箱根の坂読了。早雲素敵すぎ。
あれだな。
英雄って呼ばれる人は悪事を悪事と感じさせないものだな。
太閤記にも悪事を陽気にやれば云々ってあるね
大盗禅師2度目の読了。
1度目はつまんなかったけど、2年ぶりに読み返してみたらこれがなかなか面白かった。
もったいないね、もっと続ければそれなりの佳作になったと思う。
登場キャラが皆、魅力的で忘れがたい。
物語が面白くなり始めたところで終わるから余計に辛い。
俺昨日スカパーのTBSチャンネル見てたら巨人の星やってて、
>>492のエピソードを星が言ってた
502 :
484:2006/09/29(金) 20:10:25
>>501 × 星が言ってた
○ 梶原一騎が言ってた
北条政子って日本三大悪女の一角なのに、司馬さんは買ってるよな
三大悪女って北条政子と日野富子とあと一人だれだっけ
505 :
無名草子さん:2006/09/30(土) 00:09:01
淀君
くまぇり
八百屋お七
中島みゆき
松田聖子
511 :
無名草子さん:2006/09/30(土) 10:34:29
小野妹子
アジャコング
ドンキーコング
くどい
このスレの盗作犯佐藤亜紀って
夫婦で1000万円詐欺って本当だったんだね!
バレたんで佐藤亜紀がすごいあらし。
気狂いみたくコピペ貼り・・自演工作・・夫婦で盗作が事実だからだよ絶対!
でないとあんなに荒らすはずない。 盗作本バルタザールの遍歴
,このスレ ↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
佐藤亜紀
クレパト
519 :
無名草子さん:2006/09/30(土) 22:30:04
「花神」また読もうかな
>>458 ベタだが会津贔屓のあなたには
つ燃えよ剣
つ新撰組血風録
余談である。どの小説であったかは忘れたが、かつて「一所懸命」の意義を説明したこと
がある。今度全集を出版するという話があったので「竜馬が行く」の校訂をしていた。
「一生懸命」という語を使っていた。顔が赤くなった。
説明は義経辺りですかね。だったら、竜馬の後だから辻褄はあうかな。
523 :
無名草子さん:2006/10/01(日) 21:19:37
江川達也の日露漫画打ち切られたな
どうでもいいけどww
ああ、そんなものあったな
>>524 最初は面白かったのに・・・
地図と「パンパンパン」ばかりになってからはシラネ
月刊現代で縄田一男が司馬遼太郎をおもしろいと言うヤツは司馬遼太郎教だと発言。
昔から揶揄してきたけど、上の世代が減ってきたのでいよいよ遠慮しなくなってきたな。
この手の世代がこれから時代小説文壇を代表してくるようになるんだろうな。
今頃梟の城を呼んでます。
面白いというかエロい!
別にアンチ司馬でも面白い時代小説書いてくれるんならちっともかまわんけどね。
文学の世界もけっこうドロドロらしいから・・・・・・
縄田一男は小説家じゃなくて評論家。ニッチな時代小説評論界をしきってる。
尾崎秀樹も死んだしなあ。
>>529に同意
俺は司馬を超えたと言われるような作家を見てみたい
その理屈だと「○○(作家名)は面白い」って言ったら、そいつは○○教ってことになるよな
なるほど、なら間違いなく俺は司馬教だ
全集の尾崎秀樹の解説には違和感ありまくりだったな
2次全集では谷沢永一に替わったけどこっちのほうはどうかな
谷沢って、あの右翼のおっさんか
536 :
無名草子さん:2006/10/03(火) 08:57:45
>>535 右か左かよくワカランが開高健の方にも出て来るオッサンだね。
まぁ昔気質の評論家って感じの印象です。
谷沢永一って、解説でやたらと司馬の本文をつぎはぎしてる印象があるな。
もっと自分の文章で書けってw
>>534 尾崎秀樹の解説は面白いんじゃないか?自分で小説の舞台になった土地を
歩いているし。谷沢永一の文章は、読む気しない。
一般に、全集第1期の尾崎さんの解説は、文芸評論史上に残る大傑作と言われてますよね。
>>539 へえ、知らんかった。今度図書館で全集読んでくら。
541 :
無名草子さん:2006/10/03(火) 22:31:47
>>535 歌手の谷沢永「キチ」とは関係あるのか?ただのファンかな?
>>538 「歴史の中の地図」って本になってるやつだよな?
543 :
無名草子さん:2006/10/04(水) 03:15:05
坂の上の雲とはどういう意味ですか?
ロシアとの戦争を坂上田村麻呂が蝦夷征伐をした故事に掛けている
あっちは矢沢だろ。
>>543 あとがきから転載してやる。読め。
読みやすいように改行も加える
楽天家達は、そのような時代人としての体質で、前のみを見つめながらあるく。
のぼってゆく坂の上の青い天にもし一ダ(原文では「乃」のしたに「木」)の白い雲がかがやいているとすれば、
それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう。
さあ2つの説が出てきたぞ
>>542 当時の評論は、1本の文の中で、良いところは良いと評価し、つまらないところは
つまらんと言っていた。最近のは、100%よいしょするか、叩くかのいずれか。
549 :
無名草子さん:2006/10/04(水) 17:04:41
>>548 ○か×か極端な評論が多い理由
評論家のレベルが低い
評論読む人間の理解度に合わせてる
550 :
無名草子さん:2006/10/04(水) 23:34:12
>>549 後者はいかにも評論家が言い訳に使いそうな言い回しだな
実際どうなのかはよくわからん
ところで評論家って必要なのか?
久々に竜馬読み直した。
大政奉還が完了した後の一連の流れは泣ける。
近藤の描かれ方が小物っぽかったのがチト残念だけど。
人物としての色合いが後藤や竜馬とは違うんだから、政治面での才能を比べるのもどうかと思うんだけどなぁ。
あ、あとおりょうモエス
おりょうは作中なんども美人と書かれているが、
残っている写真が年増になってからのものなので、
ひい婆さんを思い起こしてしまう。
554 :
無名草子さん:2006/10/05(木) 12:34:15
若いころの写真あるじゃん
女優の戸田奈穂みたいで、確かに美人だよ
園まりとか新珠三千代とか、分かりやすい例でたのむ。
557 :
無名草子さん:2006/10/05(木) 17:18:42
司馬さんの戦国ものでおすすめはある?
幕末明治は結構読んだので・・・
ありきたりだが、国盗り物語が良いんじゃないかね
まず国盗り物語からはいって、他のも読む。
560 :
名無しのオプ :2006/10/05(木) 20:10:30
夏草の賦
戦雲の夢
号泣した。
だれか「街道を行く43濃尾参州記」の続き書いてくれ。悲しすぎる…。orz
562 :
無名草子さん:2006/10/05(木) 21:16:08
>>561 気持ちわかるなぁ
俺は岐阜出身だから未完が悔しい
他人が書いても意味無いけどさ
563 :
無名草子さん:2006/10/05(木) 21:32:41
やっぱり司馬さんは元気をくれるから好きだ
初めて読んだときのあの熱い思いをもう一度よみがえらせたい
というわけで、再読する
>>546 >ダ(原文では「乃」のしたに「木」)
こう書かれてはじめて思ったが、
わざわざ「朶」なんて文字を使ったのは
司馬一流の駄洒落だったのかな?
洒落が入っているとしたら文から受ける感じがずいぶん暗くなるなあ。
一朶の雲とか、時々、みかけるから、漢詩にでもあるんじゃないの。
てもとの漢和辞典(新漢語林)をみた。
字義1 えだ。花のついた枝。また、花のひとかたまり。
「万朶バンダの桜」
2 動く。動かす。
3 しだれる。木の枝・花・実がたれさがる。
熟語は二つだけ。
【朶頤】ダイ あごを下げ動かして食べようとするさま。
転じて、強国が弱国を征服しようとするさま〔易経〕
【朶雲】ダウン 垂れ下がった雲。他人からの手紙の敬称。
個人的にはスルーできなくなってきたよ。
漢字源
《意味》
1.タル{動}たれる。木の枝がたれさがる。
2.{単位}花や雲のかたまりを数えるときのことば。「万朶花バンダノハナ」「五朶雲ゴダノクモ」
3.「耳朶ジダ」とは、みみたぶ。
4.ダス{動}たらせる。下へたらすように動かす。「朶頤=頤ヲ朶ス」〔→易経〕
《解字》
象形。木の枝のたれたさまを描いたもの。
568 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 10:23:20
(竜馬がゆく)読み終わりました。
街道は晴れている。竜馬がゆく。
岡本と藤吉が追いすがり追いすがりしながら、湖畔の野を歩いた。
最後の最後でただ1回だけ「題名」が出た。
時代の先端をゆく竜馬と、新しい時代が始まるのを暗示しているようで、
とても名文だとおもいました。
569 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 10:55:04
>>568 感動したのはわかったが、これから最終巻読もうとしている俺には最悪のネタバレ
謝れ
俺に謝れ
腹を切って謝れ
首をさらして謝れ
俺の感動をかえせ
>>569 何を勝手なこと言ってんだか。40年以上も前の作品にネタバレもなんもないだろ。
嫌ならこんなところには来なければいいことだ。それくらいはわかりそうなもんだがな。
ネタをネタと見破れない人は(ry
572 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 12:48:56
>>570 ネタとわからずマジレスしたのは許してやる
しかし、嫌なら来るなという幼稚で的外れな反論には目眩がした
同じ司馬愛読者として恥ずかしい
あんまり馬鹿を追いつめてやるな。
馬鹿は馬鹿なりの正義感に燃えての行動だったんだろう。
574 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 16:11:16
「四ツ足はいや」 (さな子萌語録)
>>554 おりょうはういてないか?
竜馬の面白みを理解できない女と司馬も書いていた。
京急の駅におりょうさん没後百年忌のポスターがあったような気がする。
さな子、お田鶴さま、おりょう
と竜馬がゆくには三人のヒロインがいるが、俺はさな子とくっついて欲しかった。讃州丸亀にいたお初も好き。
579 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 20:46:17
いや、だけど
>>568のレスは余計だと思うな。
自分で勝手に感動してるのは構わないが、
>>569の心情なんて、ほかの人には100%興味ない話だしw
まさにチラシの裏に書いとけって感じだ
580 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 20:50:11
>>575-577 「ういてる」の意味がわかんないんだけど?
史実に基づいている話で、「お田鶴」は架空の人物だが、
「誰々と結婚してほしかった」って、なんだそりゃ?
おりょう以外の女性(男性もだが)は、読者が感じている竜馬の魅力と同じものを感じている。
おりょうだけが、違うという意味。おりょうは、乙女大姉にも嫌われていたようだし。
久しぶりに雰囲気悪くなった感じだな
それと、寺田屋の庭の菊の花を全部切って枕を作った話も、どうかと思う。
お登勢が大事にしていた菊の花だ。もちろん竜馬は叱った。おりょうの
ああいうところ苦手だ。
>>583は、司馬の創った小説のキャラクターとしてのおりょうに違和感をおぼえていると予測
>>583は、作中人物としてのおりょうが苦手だと言いたかったんだと思うが・・。
それはともかく、その菊で枕を作った話を基に二次創作をされた
(確か舞台劇)に対して、司馬が激怒したらしいね。
ちゃんと史料を当たれと。
587 :
586:2006/10/07(土) 22:22:03
かぶった。スマソ
街道を行くを読みながら道筋をGoogle Earthの鳥瞰表示でたどっていくと面白い。
司馬さんの表現が映像的だからなおさら。
589 :
無名草子さん:2006/10/08(日) 23:52:43
韃靼疾風録は?
呉三桂が痔に利く話、
歴史小説で初めてふきだして笑ってしまった。
個人的には駄作。人物造形は中途半端だし、ストーリーも良いとは言えない。相変わらず文明批評や歴史ウンチクは冴えているけど。やっぱり、司馬の往年のエネルギーは衰えたかな、という感じ。
だけど、アビアやドルゴンは魅力的だと思うし、ラストの合戦シーンは良かった。
と偉そうに書いてみました
アビアに小便で顔洗うかどうか聞くシーンで萌えられるのでおk。
でもあんましwktkな展開はない。
主人公が異国で敵をバッサバッサと切り捨てるような展開を期待してた俺orz
確かに、初期の頃のような純粋な娯楽小説家的な匂いは抜けてたね。
でも、文明批評家的な後期司馬像のイメージから入った俺は、
初期司馬作品の、殆ど脈絡無く、不必要に思えるほどに展開されるエロシーンに
むしろ戸惑った覚えがある。
主人公の設定を間違っていたと思う。
物語全体から見れば桂庄助は終始脇役でしかなかったし。
この「題材はそそるが、もう一つ」感は、同時代の小説「大盗禅師」に通じるものがある。
けどまあ、「関ヶ原」や「城塞」に似た、
滅び行くもののあわれを感じられる小説と思えばそれなりに良い。
本格的小説としては最後の作品
初期の伝奇的な要素も復活して個人的には面白かった
ただ上にもあるけど主役がパワー不足
年を取ると登場人物に生命感を込めるのが難しくなるみたい
>>594 それは言えてるかもな。やっぱ会社辞めた後、10年ぐらいの間に書いたものが一番面白い。
坂の上の雲がピークだった気がする。勿論、後期の作品が面白くないという訳では無くて、単純な娯楽性が減っていった印象を受ける。
竜馬などは、ユーモアあるからね。娯楽性がなくなって長いと、読むのちとつらい。
坂の上の雲は事実に拘束される度合いが強かったからそれ以降作風が変わった感はある
海音寺潮五郎言うところの「大きな嘘の付ける人」という点が弱くなったかな
そういうもんかねえ。小手先の脚色よりも風土と歴史の成せる脚色の方に
重点が移って行ったんじゃないんだろうか。司馬さんが余談を交えながら
淡々と歴史を語っていく方が断然面白い。
初期〜中期は司馬なりの史観を交えた歴史小説
後期は主人公に一言何か喋らせたあと司馬の解説を楽しむ歴史エッセイ
って評がどこかであったけど、後者に関しては既に国盗りあたりでその傾向が見えるんだけども
私は圧倒的に初期から中期の作品に感動します。「峠」「竜馬がゆく」「世に
棲む日日」「歳月」「胡蝶の夢」「花神」「燃えよ剣」「俄」、順不同。どれも
皆、楽しかったな。後期の「人びとの跫音」も入れておかなくちゃ。
跳ぶが如くはー?
「跳ぶが如く」 は明治日本を描いていて興味深いんだけれど
西郷とはこういう人物である・・・
という認識をつかみ損ねている感を受ける
西郷を囲む人々が交代で主人公を演じているような・・・
主人公不在の小説という感じも受ける
好きな方ゴメンね
>>600 そういうスタイルは司馬にかぎったことでもないね。
歴史小説では割とありがちな気がする。
江藤新平って何やった人 ?
と期待せずに読んだ 「歳月」 は面白かった
今CSでやってる大河の「翔ぶが如く」がちょうど「歳月」の後半あたりだね。
>>603 司馬さん自身、西郷という人は、よくわからない、と作中何度も口にしているしね。
下野後の西郷が、第一次征長の頃と別人のような印象なのは読者も同じ。
心優しすぎるところはある。自分がやった廃藩置県で侍が大量失業。
同情してしまったんだろうな。古来政治は悪人の仕事。
下野後やるきがなくなったのは、肥満も原因だと思う。
>>600 竜馬の中で塩浸温泉へ筆者が行くくだりは、街道を行くのはしりだな。
さっき「竜馬がゆく」を読み終わった。
竜馬が新政府の役人にならず「世界の坂本竜馬になる」
って言った箇所では泣いてしまった。
笑った箇所は、寝小便を笑うさな子に
「いつまでたっても子供だな」っていったとこ。
おめーだよ!
まさかあれ史実じゃないよね?
たしか25歳ぐらいで寝小便したんだっけ?
さすがにそれはないと思うけどな。
小説を読むと、
頭の中で登場人物のイメージ映像がくるくる動く。
「竜馬」は「風雲児たち」のせいで、竜馬・勝・さな子ほか、
みなもと太郎の絵でイメージ映像が湧いた。
ただお田鶴さまだけは「ハルヒ」の鶴屋さんだった。
たぶん「鶴」という字のせいだと思う。
俺の竜馬は浜ちゃんだったなー。微妙……
ところで、
>>586の話で思ったんだが、司馬がたまに、
「江戸期の軍学者たちは平家物語や三国志演義などの
稗史小説を正規の歴史書と思っていた」と書いていることがある。
「大盗禅師」「宮本武蔵」(朝日文庫のほう)などにある。
また、「燃えよ剣」で沖田が、
「講談を聞くといっぱしの歴史家になった気になる」という意味のことを言っている。
これは司馬が、
「俺の小説を全部史実やと思たらアカンでぇ」
と暗に忠告しているのかも、と思った。
お田鶴さまは、長曾我部氏の「戦雲の夢」にも出てきますね。
後者は多分創作だと思いますが、司馬さんはこの名前を気に入っていたのでしょうか。
前者も創作だよ
>>611 「世界(をまたにかける大貿易会社で大儲けしてウハウハ)の坂本竜馬になる」ってことだよ。
西郷などは私心の無さに度肝を抜かれたらしいが、どうやらそういう魂胆だったのではないか───、
と何かで読んだ。
武士が滅んで商人の世になるのかな、とかいう台詞が確かあった
竜馬は竜馬のやり方で天下を目指したのかも
士農工商って言っても実質商人が偉い世の中だったからねえ。>江戸末期
実質の跡目は岩崎弥太郎ってことになるのかなぁ。うーむ。
そうとも言えない。一番、偉かったのはお百姓さん。それに寄生したのが武士であり、
貨幣の流通、商業の発展により、武士は赤字で火の車。それら借金を失くした数々の
徳政令です。武士は貧しく商人は富裕になり、百姓は商品経済のお陰で生活が豊かに
なった。偉い振りをしていたのは、幕臣であり旗本は貧しく生活もままならず、
江戸は男ばかりの都市となり、吉原が繁盛したのも男ばかりで職人が最も多かった、
と司馬遼太郎は何度も書いています。士農工商は実質的には商農工士だったのだ。
>一番、偉かったのはお百姓さん。
はあ。そうですか。農民が実権握ってたんですか?そんな話し聞いたこと無いや。
偉いと有り難いを勘違いしてませんか。
そうとも言える。
623 :
無名草子さん:2006/10/11(水) 11:52:42
慶喜が長州大討入の触れを出しら、江戸の壮年の旗本が、大量の隠居届けを出した。
諸藩の侍はともかく、旗本は情けない。
>>623 それよりずっと以前に講武所開設時にその現象が小規模だが起きてる
今でいうならひょっとしたら戦争とか起るかもしれないね、って段階で
予防線引いて逃げ出すようなもん
余程ヘタレだったのかと
>>620 あんたの言ってることは官僚よりリーマンのほうが偉いって言ってるようなものだな。
もしくは経営者より労働者の方が偉い、でもいいが
実際問題としてそんなことはあるまいよ
別に官僚や経営者は労働者から搾取してないし、官僚も経営者も基本的に労働者だわな
封建時代の身分制度を無理に今にあてはめたり、どれが偉いとか言う事もあるめ
>>625分かってないな。本当に偉い人間なんていないのさ。官僚即ち、昔の
武士階級がだよ、彼等が生活できたのは大多数を占める農民からの年貢による
もので生きてこれたわけだ。その武士というのは、聖人君子では無いよな。
勉強をしているのだが、彼等が多くの日本人の見本というか理想像を体現
していない限り、農民の信用は無くなるんだ。その農民の中にもちゃんと
上下階級があったわけだ。農民の中では学問を志す人間も幕末になると出てくる。
いわゆる、富農からなんだが、彼等は今のサラリーマンのような存在だった。
農業の基礎を幼い頃から叩き込まれて育つ。そうして、農民と武士というか、
社会の支配階級とのパイプ役を務めた。大村益次郎とかは、そうだろう。そこで
武士と農民との差は彼等が官僚かどうかなんだが、武士は鉢植えの木なんだが、
百姓にとっては毎回変わる存在で不安定な存在だった。何時、零落するのかも
分からない。彼等が偉いと見えるかどうかなんだが、関係ないな。偉さというのは
生れた時からのものでは無いからだ。代々の幕府の将軍の中には暗愚なもの
賢いものが、代わる代わる存在したわけだ。まあ、良いじゃないか。そういうことだ。
少なくとも私の家は武士ではなく農民だったということなんだ。だから武士
に対する反感が根強く残っているんだろう。しかし、パイプ役を務めていたことは
確かなんだ。そういう立場から見ると経営者も労働者も上下関係が存在しないんだ。
偉さも無い。ただ、己の存在を活かすには器にあった仕事を選択するしか無いだろう。
難しいことは言わないことだ。
難しくて頭が痛いよ
以上余談
>>627 見ると袴のすそが濡れていた
どうやら小便をひっかけたらしい
まで、読んだ
631 :
無名草子さん:2006/10/12(木) 13:14:49
>>621 >>625 いつの時代も、
大衆の要求に応えられなくなった為政者や政府は
そう遠くないうちに潰されるわけで。
そーいう意味では、最高権力者は、
農民であり、リーマンだよね。
権力じゃなくて集団暴力だろ、それ
あといい加減スレ違い
出ましたな
スレ違い認定厨
むろん冗談である
次の話題まだ?
>>638 厠に行った竜馬が帰ってきた
見ると袴のすそが濡れている
どうやら小便をひっかけたらしい
えーと、なんでしょうか?
司馬は小便ネタ好きだよね
雪の日に北の窓あけシシすれば
あまりの寒さにちんこちぢまる
641 :
無名草子さん:2006/10/12(木) 15:19:19
風呂場で遊女にしっこさせてそれが原因で斬り殺された侍(の身内)の短編があったな
世に変態の 種は尽きまじ
翔ぶが如くにもあったな
645 :
619:2006/10/13(金) 00:25:07
>>620が頓珍漢なレスつけてるから脱線したなぁ。
>>627も同一人物なのかな?
とにかく場の話の内容をわきまえないで、自分が聞きかじった司馬さんの
歴史認識をお披露目したくてしょうがない様子が目に浮かぶようだ。しかも
へんな主観が混じってるし。そういうのはお友達を作って歴史同好会かなんかで
やってねw
646 :
619:2006/10/13(金) 00:33:31
竜馬の役をやった俳優と言ったら武田鉄也か。RONINだかって映画あったね。
何年か前の正月のマツキヨ10時間時代劇でもなんか若いのがやってたな。
漫画だったら小山ゆう(原案?武田鉄也だっけ?)の「おーい竜馬」と、
>>613の風雲児たちと、最近でもないが、むつなんとかの打ち切られた竜馬の漫画が
有ったような気がする。
でも俺のイメージは和服で靴履いてる写真かなあ。長崎の亀山社中前に
小さな展望場所が設けられていて、そこに行ったらブロンズで出来た靴が
あったっけ。でっかいサイズで、靴はいてても足がそのまま入った。
亀山社中跡はもう閉鎖されたんだよな。また行きたかった。
翔ぶが如くの神風連の乱のところを読んでたんだが、
児玉こんなに格好良く書かれてたっけ?今まで全然気がつかなかったよ。
翔ぶが如く→坂の上の雲
の順で読むとより一層いいんだろうが、通し読みするには司馬の明治ものは長編すぎるんだよな。
翔ぶが如くだけでおなかいっぱいだよな。
>>612 「竜馬がゆく」確認したら
数え29のときだった。
まさか史実じゃあないだろ。
651 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 18:06:50
歴史上のスーパースターは脱糞や寝小便など
最近どう!?
俄、読み始めたけど面白い。
度胸さえあれば知恵などは浅知恵でもよい、とか
世間はからくりでできている、とか
司馬さんが痛感していたのだろうかなあ。
653 :
無名草子さん:2006/10/14(土) 07:26:41
あんまり人気ないみたいだけど『胡蝶の夢』が好きです。この時代の蘭学者の行動力ってすごいですね。同意見の人いませんか?
>>652 講談社文庫の分厚いシリーズは、エンタメっぽくて
講談社らしくて良いよね。
>>647-648 翔ぶが如くの前半は面白いが、後半の戦闘シーンは、坂の上の雲と比べるとちとだるい。
作品の内容がどうこうというより、薩軍の装備があまりに旧式で、読んでいて憐れ。
飛ぶが如くを読んで思ったことは司馬さんはよっぽど
山縣の事が嫌いなんだなって事。
「金と権力が異常に好き」「本人が思いこんでいるほどの軍才は無かった」
「痛快なほど独創性が無い」「愚かな男だったという他無い」
山縣が登場する度に何かしら意地の悪い批評が入ってた気がする。
>>656 陸軍で嫌な目に遇ってるからねえ。
その陸軍の色を作った山縣、寺内などには好意的にはなれなかったのではないかと。
本人の直接体験から滲み出るものはどうにもならなかったのでは?
「竜馬が行く」で気になったのは中盤あたりまでやたら竜馬に絡んできた左馬介が終盤では登場すらしなくなったこと。
完全に竜馬殺しのフラグかと思ってたんだがな。とまれ、違和感を感じた。
個人的に深く感じ入ったのは武智瑞山、吉村寅太郎、吉田稔麿の死の描写だな。
思わず涙が溢れた。
左馬介は剣豪物だった前半の名残だからなー、歴史物になった後半では扱いに困る。
>>657 現存している写真を見ただけで、山県は好きにれんわな、一般的に。
山縣に好意的な小説のほうがめずらしい。
俺は峠、坂の上の雲を読んだあとで飛ぶが如くを読んで
山県へ少し好意を持った。
>>654 たしかに厚いですね。815ページもあるのになんで2分冊にしなかったんだろう。。
>>653 手塚治虫の「陽だまりの樹」なんかも併せて読んで、楽しかったなー。
淀殿のこと、大河ドラマの『功名』では、まるで大奥の意地悪女官みたいに
わかりやすいエキセントリックな悪女キャラにしてますが、
原作でもそうなんですか?
何か、司馬さんらしくない気がする。
司馬さんの書く淀殿は、むしろ陰謀などとは縁遠い、気の毒なぐらい
権謀術数のない「お姫様」という感じなんですが。
生殖以外に存在意義がない、みたいなこと書いてた覚えが
城塞では淀は馬鹿でヒステリーでPTSD。
>>665 閨房以外ではなんの価値もない愚痴っぽい女
だったかな?
そういう女を飼いたいよな
確かエッセイで初期の構想で「城塞」は「女の城」という題で
淀殿を中心として話を進めようとしたけど、
調べていくうちに淀殿がつまらないただの女という事がわかってきて、
結局大阪城を中心とした話にしたと語ってたな。
670 :
無名草子さん:2006/10/14(土) 23:11:39
『城塞』は淀殿云々て後から言ってるけど、ありゃ明らかに家康叩きが主題の作品でしょ。
作品の初っぱなから「大坂側の感情で描く」と宣言してるし。たぶん山岡荘八の『徳川家康』
へのアンチテーゼだと思う。まあ俺は家康嫌いじゃないけど確かに山岡の家康像はやりすぎ
なくらい聖人君子化してるからな。
司馬の淀殿は今年の大河ドラマの淀殿みたいに「自らの意志で」
正妻に対抗しようとして画策したりはしない。
大河ドラマの淀殿は俗流の「妖女・淀君」像をわかりやすく描く
大衆サービスだろう。
>>671 山岡家康から入った俺は司馬の家康の描き方は正直むかついた記憶があるw
うちのかみさんは逆だったから家康を美化しすぎだと思ったようだ>山岡
>>672 つーか永作のつけまつ毛、なんとかならんか?
淀殿の妖女キャラにたぬき顔は合わない
あれは侍女の顔だ。
竜馬に出てくる大浦のお慶は、実年齢38歳だが、22、23にしか見えない、とあった。
これって、熟女ものエロ小説の常套句だよね。
倒産寸前の亀山社中を救ったのは、お慶なのか?
お慶が登場しなくて、土佐藩が金を出す話は、まとまりそうな様子であったが?
680 :
無名草子さん:2006/10/16(月) 20:20:05
漏れの英雄
坂本龍馬「竜馬がゆく」
児玉源太郎、秋山真之、島村速男、くがかつなん、「坂の上の雲」
蔵六「花神」
大久保利通「翔ぶが如く」
「陸カツ南」くらいにしといてほしかった。陸羯南
682 :
無名草子さん:2006/10/16(月) 22:02:23
韃靼疾風録クソツマンネ…
「梟の城」読了
ハッピーエンドかよっ
>>680 くがかつなんと蔵六だけアフォっぽく見えるな。
686 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 00:01:34
何を言やがる。
687 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 00:11:15
1950年に最初の結婚。1952年に長男が誕生するが、1954年に離婚。長男は福田家の祖父母に預けられる。
>>656本当の事なんだから仕方ないよ。山縣には権謀術数しか能力が無かった、
ということは心理学の分野での常識です。過剰なまでの自我意識、それゆえの
庭園趣味に対する愛着。維新の功労者たちの死の上に成功者として生き残った
山縣の成金趣味に司馬は愕然としたのだろう。要するに松陰や高杉などが存在
しなかったら、山縣のふてぶてしさは通用しなかった、ということなんだ。
清水義範の、猿蟹合戦を司馬遼太郎っぽい文体で書いた話は面白かった。
司馬遼太郎って司馬遷に遼かに及ばないからって理由のペンネっしょ
そだよ
>>688 > 庭園趣味に対する愛着。
椿山荘や古稀庵(合ってるかな?)はその遺産ですよね。
古稀庵は、研修でよく利用するから、少しだけ感謝しとこ。
>>690 世上そのように伝わっているが、腹の中では、遼かに凌いでやる、と思っていた
という文章をどこかで読んだことがあるな。
山縣に対する描写不足については翔ぶが〜で評者に突っ込まれてたな
翔ぶが如くの山県はまだまし
一番悲惨なのは世に棲む日日の山県
実際不人気で山縣の葬儀に集まったのは政府関係者ばかりで
「民無き国葬」とか新聞に書かれたらしいね。
日本史の中で頼朝、家康、山縣が大衆不人気三人衆だと思ってる。
同じころ亡くなった大隈重信の国民葬には多くの参列者があって、
山形の国葬はガラガラだったらしいね
698 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 18:18:55
私の趣味はキャバ嬢の携帯メールに股間の写真を送りつけるのが
大好きなんですよ、笑えてしょうがない
まあ死ぬ直前にあの事件があったからね
そんなに山縣自身が悪いとは思わんけど、ほとんど国賊扱いされちゃったし
700 :
無名草子さん:2006/10/20(金) 12:27:08
あの事件って?
>>700 当時皇太子だった昭和天皇の奥さん候補だった人がいたんだけど、
その奥さん候補の実家が色盲が多い家系だからつって、
山縣を中心とした勢力が辞めさせようとした事件(この事件?の翌年に山縣は死んでる)。
「宮中某大事件」とかでぐぐると色々出てくるとオモ。色々な陰謀説がある。
703 :
無名草子さん:2006/10/20(金) 14:08:29
最近随筆中心に読んでるけど、たまに名文に出会うな。
「大阪城公園駅」とかよかった。
>>702 wikiじゃなくてウィキペディア(wikipedia)と書いたほうが誤解をまねかないよ。
中傷合戦がいたるところで勃発しているので正確なソースじゃない場合がある。
>>703 その文は大阪城公園駅の壁画に描かれてる
ただ自動改札口の真上に飾られてるから
ゆっくり読めないし、長文だから
見上げて読んでると首痛めるw
>>701 通りすがりですが…その色盲云々事件は、結局陰謀が実らずに
良子皇后が誕生したんじゃなかったすか? 良子皇后の話だと思ったが…
未だに諸説ある微妙な事件だよな>皇室某重大事件
20年生きてきて初めて知った>皇室某重大事件
俺は22年生きて初めて知ったよ
俺より2年早く知れてよかったな
>>708
710 :
無名草子さん:2006/10/21(土) 22:07:29
俺も初めて知った
山県も大隈もいまいちだな
伊藤のほうがましかな
小村は素晴らしいけどな
司馬は家康や木戸を好んでいないみたいだけど彼等の能力と業績は、
それなり評価をしてるに対して、山縣に関しては実務家として評価するのみで、
それ以外の主に人格面に関しては否定しまくってるな。
まあ誰が書いても山県の扱いはそんな感じだろ
長州オタの古川薫に山県が人格者で主人公の小説書いてもらいたい
713 :
無名草子さん:2006/10/22(日) 02:43:16
最近になって司馬遼太郎を読み始め、関ケ原、国盗り物語、播磨灘物語、箱根の坂、坂の上の雲を読了
一番心躍ったのは坂の上の雲1巻のあとがき
他のがつまらないわけじゃないが、あのあとがきは名文
俺もそのあとがき好きだ。竜馬がゆくの薩長同盟の巻のあとがきもよかった。
昨日偶然にも短篇集「酔って候」で肥前の妖怪、
佐賀藩主鍋島閑叟の話読んだんだけど
佐賀って幕末期は凄かったんだねw
もし薩長土と佐賀藩が戦場で勝負したら
薩摩、長州、土佐の三藩の兵力を総動員しても
肥前佐賀藩の洋式武装化した足軽銃隊相手をすれば
ことごとく打ち破れるだろうって言うくらい。
なのになんで今はこんなに駄目なんだwww>佐賀
幕末期は鍋島閑叟が名君過ぎただけ?
革命戦などで
血を流し体を張らなかったから明治政府内で発言権が低かった
佐賀の江藤を描いた作品
「歳月」 では、そんな書き方をしていた気がする
葉隠を重視した二重鎖国の藩だったらしいし
「歳月」を読んでの感想だけど
> もし薩長土と佐賀藩が戦場で勝負したら
装備が超一流でも指揮官、兵の質はどうだったんだろうね。
藩としての政治力も劣りそうであるし、一戦して壊滅でもさせない限りじり貧では?
歳月まだ未読だ…
俄かに佐賀藩に興味出たし、後で本屋行って買って来ようかな
確か江藤新平は葉隠で二重鎖国な佐賀藩に有って、
数少ない脱藩者だったよね?
その後閑叟に拝謁した時に京の薩摩や長州の動向を詳しく
報告してる所を見ても志士然としながら
染み付いた葉隠の精神は生きていたんだな、と。
当の鍋島閑叟は葉隠を信じられぬ経済、物質主義的な
人だったらしいが、軍備増強に力を注ぎ自信を持つ余り
肝心の戦術、指揮官は疎かにしてたっぽいね。
当時の戦力で村田蔵六を指揮官に迎えていれば
倍率ドン、更に倍で三百諸侯最強?w
719 :
無名草子さん:2006/10/22(日) 18:01:58
>>716 つか同じ小説読んでも解釈全然違うもんだな〜
俺は単に江藤新平という人間の不思議さを書いたような気がする
あんま長くないのでは、項羽と劉邦、酔って候、歳月が面白いと思った
>>706 兄である朝融王が学習院の身体検査で色盲であることが発覚した
のが始まりだったかな。
721 :
無名草子さん:2006/10/22(日) 20:00:51
俺の見てるスレの殆どが佐賀
誰か責任とれよ
戦雲の夢ってどう?
歳月の大きな着目点は江藤新平の「法廷」での発言にある。多くの識者たちは、
江藤が発言しなかったことで江藤が要領の悪い、自ら司法制度を築き上げ、捕らえられた
臆病者として観察したいたが、資料を徹底的に読む司馬さんにかかっては丸で逆の判断
で描写されている。政治犯が先進国では酷い扱いを受けないのが常識であることに
全く容赦なく惨殺した大久保利通の異様さ悪辣さをこれでもか、と描いている所に
この小説の異様さがあったのです。面白かったので二度読みました。
724 :
OPS:2006/10/23(月) 19:58:27
>>722 夏草の賦を読んだ自分としては長曾我部が大坂で最後の抵抗をするのが主体の話。
序盤は自分が関ヶ原で馬鹿なことをやったとかそうゆう話です。
自分的にはけっこうおもしろかったです。
725 :
無名草子さん:2006/10/23(月) 21:01:28
>>722 若々しい文章で物語がぐいぐい進んでゆくのにびっくりした覚えがあります。
それまでは例の独り言の様なものしか読んだこと無くて。
726 :
無名草子さん:2006/10/23(月) 21:14:05
チョイト質問です。
司馬さんは同じ東大阪出身の塩川正十郎さん(塩爺)とは何か親交はあったのでしょうか?
>>689 清水ヨシノリの猿かに合戦は丸谷才一のパロディだと思う。
司馬遼のパロディは『蕎麦ときしめん』の「商道をゆく」では?
検索したらでてきた 猿蟹の賦
1ページだけ転載してあったが確かにおもしろいな
730 :
無名草子さん:2006/10/25(水) 17:00:58
>>727 特に関係は持ってないと思う
政治家は嫌いだし…。
司馬遼太郎って忠臣蔵は小説の題材にしてないようだけど
忠臣蔵にたいしてはどういう評価をしていたの?
>>731 「街道をゆく36」本所・深川に吉良邸の話が載ってるよ。
討ち入りの話も出てくる。忠臣蔵に対する評価は載ってない。
733 :
無名草子さん:2006/10/25(水) 21:28:28
胡蝶や菜の花で書いてたけど、江戸期封建社会における負のイメージのひとつに
上位の者が目下に対して行う「いじめ」の構造を書いてましたよね?
その一例として忠臣蔵は書かれてませんでしたっけ?
記念館行ったけど、目の届かん位置の書名が見えんから困る
八重洲ブックセンター行った。
司馬遼太郎を評論した文芸書が20冊くらいあって
その中から俺は北影雄幸の「司馬遼太郎作品の女性たち」という品を購入してきた。
まだ読み始めだが大変面白い。
先週は石原靖久の「司馬遼太郎の『武士道』」という作品を図書館で借りて読んだがこれも秀作だと思った。
こういった評論書で他にお勧めがあったら教えてくりゃれ。
読んで面白かったのがこれかな。
信長に対する評価の違いを両作家の視点の違いなどから解説してあって楽しめた。
もちろん、両作家の作品を読んでいるのが楽しむための前提だが。
知恵の森文庫
司馬遼太郎と藤沢周平―「歴史と人間」をどう読むか
ISBN:4334781543
257p 15cm(A6)
光文社 (2002-05-15出版)
・佐高 信【著】
[文庫 判] NDC分類:910.268 販売価:\539(税込) (本体価:\514)
佐高かよ・・・この人アンチ司馬だろ
>>737 読まずに決め付けるのはどうかと思うがね
ネタにマジレスイクナイ
740 :
732:2006/10/27(金) 05:53:33
「街道をゆく36」を読み進めて神田界隈のとこ読んでるんだが、いろんな大学の
生い立ちがこと細かに述べてある。すげえ。司馬さんよく調べたなー。しかも書き方が
イキイキしてるから、書いている司馬さんも楽しかったのに違いない。
明治期の神田にボコボコ(まさにボコボコ)と大学が出来ているサマは、なんだか
シリコンヴァレイがHPやアップルから始まってゼロックス・パロアルトからSUN、
YAHOO、GOOGLEと企業が立ち上がって盛大になる光景と重なるなぁ。
漏れはあっちで働いていたことがあるのでなおさらだ。
東京の大学の密集具合って世界で何番目なんだろう?調べたら面白いかもしれない。
>>740 言わんとすることに大いに共感する反面、ということは
エッポーやグォウグゥもいつかは筍の瑞々しさ失うんだなー
とも思わされた
まー俺はあっちでもこっちでも働いていたことないので
本とネットから想像たくましくしてるだけだが
>>740 人口当たりで換算すると日本では京都市が一番学生が多く、福岡市が二番らしい。
学生数はもちろん東京23区だろうけどね
なんでだろ。第二次産業従事者の割合が東京大阪より少ないとか?
街道2巻の造船人のキ○ガイっぷりに笑えた
他界された後、"司馬遼太郎を偲ぶグループ"みたいな雰囲気のメンバーが現われて、メンバーのそれらたれもがマスコミに露出することが多くなってるな
そういう胡散臭い連中をのぞいて司馬さんを真に偲んでるのは陳瞬臣とドナルド・キーンぐらいじゃないか
「故郷忘じがたく候」
読んだんだが司馬作品では初めて、なんか気持ち悪さを感じた。
嫌韓云々抜きにして。
最後の短編の「胡桃に酒」の細川忠興に基地外っぷりと相まって
読了後は最悪の気分になった。
なんなんだこのネガな短編集はw
どう気持ち悪かったの?
ただ嫌韓なだけじゃないの。
故郷忘れじがたく候は、年配には受けが良いんだけどね。
若い人は何も感じないだろうなあ。
750 :
747:2006/10/28(土) 16:45:00
途中まではよかったんだけどね、壷造りの話とか面白かった。
最後の方に行くに従ってなんか胡散臭さというか美化というか遠慮というか、
うーん説明できない。やっぱ嫌韓のイメージがあるからかなあ。
>>749さんの言う通り俺若造だからかも。
でも行ってみたいと思った、苗代川の朝鮮集落に。
やすらい国に行きたい
あきらかに嫌韓なだけじゃねーか。
俺は若いし、しかも嫌韓(←まだ一発変換できない)だが、
「故郷忘じがたく候」はかなり好きだ。
朝鮮云々を抜きにして
沈寿官、というひとりの人間を主人公とした小説としてしか読んでいないからかな。
むしろ
「〜の(○○)は(××)上もっともすぐれたものである」
みたいな文章がでまくる司馬作品全般が胡散臭いだろw
もっともファンとしては「だがそれがいい」だがな。
司馬さんの文章一般には、山師的な雰囲気が漂っているよね。俺はそこがカイカンなんだけど
個人的におお大砲の面白さがわからん……
俺的には新史太閤記が面白いと思ったが、家康上洛で話は終わるのな
その後の秀吉はネガティブなエピソードが多いから、描くのが嫌になったのだと思うが
覇王の家に繋がってるってのもあるのかな。
「豊臣家の人々」でしんみりするのがよろしい。
758 :
無名草子さん:2006/10/30(月) 02:04:15
その光景をみて私は思わずアッ―――っと声を上げそうになった。
759 :
無名草子さん:2006/10/30(月) 02:34:34
故郷忘じがたく候はおれも疑問が残った
なんでそこまで日本人に張り合うのかって思わない?
それと、東郷平八郎が英雄のようになったあとで
東郷に改名したという話もね(笑)ちょっとへんだろ
大河の堀尾の性格があまりに本と違いすぎてワラタ
大河も要約関ヶ原か…
>>760 違いすぎるというか、もう原作無視の姿勢になってるな。
清洲の軍監は本多忠勝じゃないし、正純はもう出てきているし。
>>761 予告編では『徳川家康』と違って、エキストラ5人ではないみたいだったが、
いいとこあれで全部じゃないだろうな?
>>759 > それと、東郷平八郎が英雄のようになったあとで
> 東郷に改名したという話もね(笑)ちょっとへんだろ
そんな話あったか?
なかったと思う。
猪苗代では
「みんな東郷さんのような立派な人になれ」
みたいなことが言われていて、
筆者は東郷平八郎のことかと思ったが、実は東郷茂徳のことであった。
みたいな話ならあったような気がするが。
765 :
無名草子さん:2006/10/31(火) 01:06:14
”翔ぶが如く”終わってしまった。
すごい作品でした。
すごいとしか僕のボキャブラリーではすごいとしか言い表せないです。
知人にこの作品はだるいとか言われて読むの躊躇ってましたが読んで
良かった。
心からそう思いました。
桐野は最後までカッコ良かった。ラオウを思い出しました。
つまらない感想書いてごめんなさい。
いやいや。新鮮ですよ。
逃げの小五郎を読んだ。桂への評価厳しいな。
竜馬がゆく、花神ではもっと好意的だったような気がするのだけど。
逃げの小五郎は初期作品で、花神は後期作品だからな。
逃げの小五郎を書いてから、司馬の木戸観もずいぶんかわったのだろうと推測できる。
逃げの凝ろうってのがあったんだw初めて知った
「義経」も「功名が辻」も、「原作/司馬遼太郎」の
クレジットは外すべきだな。
>>768 客観的に書けばああなるってだけですよ。
長編では個人の事情をもと書き込んで擁護できるけどね。
>>771 そしたらタイトル変えなきゃいけないじゃん。
大河の翔ぶが如くの大久保役が鹿賀丈史だったのは、原作の雰囲気を重視する点でも、あまりにもハマリ役だったな
「義経」は原作宮尾ですっぽ。
776 :
OPS:2006/10/31(火) 22:21:29
司馬遼太郎の「義経」はどんな作品ですか。
源義経についてえがいた作品です
以上
軍事的には天才だった
政治的には無能だった
見栄えはかなり不細工だった
くらいしか覚えてない > 司馬義経
牛若丸が坊さんに冒されるところが
妙にリアルだった覚えがあるw
>>774 あれは西郷、大久保、江藤のためのドラマだな。
他にもイメージぴったりの役者が大勢出ていたし。
>>779 下巻前半までしか読まなかった俺もそこは覚えてるw
781 :
無名草子さん:2006/11/01(水) 12:53:34
>>771 坂の上の雲も心配だ・・・
(司馬の生前は2回ドラマ化の話があったが2回とも断った。
遺書にドラマ化してくれるなと書く、という話があったけど
どうなったんだろう。死んだのでドラマ化が決定した。)
782 :
無名草子さん:2006/11/01(水) 13:39:23
>>768-769 りょうまがゆく、でも司馬的に
桂こごろう評は高くはなかったんじゃない?
というより維新後の木戸の印象が余程尾を引いていたらしい。
最後まで怜悧な政治家だった大久保との対比で余計木戸の印象が悪くなったんじゃないか?
>>781 司馬の生前の希望にもかかわらずみどり夫人が映像化を後押ししたというのが真相じゃないか
そう考えるとみどり夫人は花神のお琴とかぶりまくってるよなw
>>728 丸谷才一風の猿蟹は『国語入試問題必勝法』に所収。
司馬風の猿蟹は「商道をゆく」と同じ『蕎麦ときしめん』に所収。
司馬遼太郎は家康好きだったと私は主張するのである
あえて聞く
なんで?
そうか、司馬はツンデレか
>>787 本当に嫌いならわざわざ調べて小説にしない、というかできないだろ。
陸軍の経験やノモンハンみたいに。
理由としていまひとつ弱いな
>>787 つまり、ツンデレだと……先に言われてしまったorz
まあ本当に嫌いだったら文庫本で8巻の小説にはできない気もするし
なんか、貶そうとしても無意識に褒めてしまっているような気がするんだな
「燃えよ剣」を書いたのも土方嫌いからだった、と何処かで読んだような。
昔は新撰組=鞍馬天狗に斬られる悪役ってイメージがあったらしい。
ツンデレブームを先取りしてたのか。
793 :
無名草子さん:2006/11/04(土) 13:23:29
土方は龍馬とは対称的な暗さがあるけど、
男としての魅力はあるんだよね。
人生の散りっぷりが素晴らしい。
美化しすぎ 龍馬もだろうけど
小説だってw
796 :
無名草子さん:2006/11/06(月) 19:19:15
翔ぶが如く読了した
二回目だったがやはりつまらん
一月かかってしまった
もう二度と読むことはないだろう…
797 :
無名草子さん:2006/11/06(月) 20:16:21
つまらん小説なのに一ヵ月で読破か
確か10巻まであるよな?
面白い小説なら何冊読めるんだ?
798 :
796:2006/11/06(月) 22:58:47
>>797 そうです、全10巻
つまんないから後半はサラっと読みました
やっぱこれは失敗作だと思う
同内容の余談繰り返されるのはイライラする
>>798 「翔ぶが如く」、私も合わなかった。
1巻の出だし(エッセイのところ)から2巻前半ぐらいまでは面白かったんだけどね。
余談だが、その昔、「よたろう」という若手落語家の深夜番組で「翔ぶが如く」を
題材にした下ネタを見た記憶がある。
>>728 清水義範の「猿蟹の賊」って司馬パロディじゃないの?
猿が蟹とオニギリを交換する時の「考えてもみよ」から始まる説得や、
「余談ではあるが」「(〜〜〜。)とは言わない」とか、
それ以外にも全体が司馬遼太郎チックだったけど。
801 :
無名草子さん:2006/11/07(火) 02:00:04
>>796 通勤時間だけ少しずつ1年位掛けて読めばその感想も少し違うものになると思うよ。
漏れには傑作だった。
時間置いてまた読みます。
今は村田蔵六読んでます。
翔ぶが如くは最も評価の割れる作品だな
NHKもよく大河にしたよな。
富司純子の篤姫は老けすぎだろと思った大河だった>翔ぶが如く
>>803 脚本の小山内も
こんなにドラマになりにくい作品はない
と言って嘆いてたw
806 :
無名草子さん:2006/11/07(火) 22:55:35
飛ぶが如くは一巻が一番面白かったな
汽車からウンコ投げたり…
外国での侍のきょどりぶりとか…
以降は小説的な娯楽性が皆無だから苦しい
かといって司馬の本は歴史書として読むわけにもいかんし
ひたすらエッセイを読まされてる感じがしたな
奇遇なことに俺も「翔ぶが如く」2回目だが、
1回目は苦痛だったにもかかわらず2回目はかなり面白い。
淡々とした文章だと分かって読んでいるからかもしれない。
実は
征韓論争→佐賀の乱→征台→神風連の乱→萩の乱→西南戦争
と息つく間もない展開だったということににワクテカしながら読んでいる。
ただ、宮崎八郎の話だけはやっぱり要らん。
>>796 とりあえずひと月で全10巻読んでるようじゃ良さも悪さもわからんのではないか。
1回目のときはさらに短時間で読んだようだが、もう少し落ち着いて読んだらどうだ?
>>807 そうかもしれない。街道をゆくでも2回目読むと「こんなこと書いてあったっけええええ?」
っていうのがけっこうある。受け取り方って変わるよ。俺も「翔ぶが〜」2回目読んでみようかな。
1回目は引越しとか入って10ヶ月近くかかったからな。
でも1ヶ月で10冊は別に早くないよね。
俺も一応、社会人だけど。
810 :
無名草子さん:2006/11/08(水) 03:44:01
>>809 俺は1日2時間ほど読書時間設けてるが月7冊が限界
あと、なぜか1巻読み終わるごとに別の本を挟まないとキツイ
大河の翔ぶが如くは半分以上小山田オリジナル、つーか征韓論以前どころか斉彬存命時代から描いてるし
>>809 つか、読む速度が速いからといって1ヶ月に沢山読む訳じゃないからなぁw
俺は文庫本なら基本的に1冊を半日で読むけど、一ヶ月通算だと4〜7冊くらいで。
3日で1冊ペースだから別に早かないだろ
1ヶ月10冊を常に持続してるなら本読みっていうか凄いが
>>810 わかる。翔ぶが如く等の長編は他の小説を間に挟み同時進行で読んでた。
翔ぶが如くは在野の人物として宮崎八郎ばかりじゃなく頭山満あたりも出してくれるとよかったね。
ちょっとだけ出てきたような記憶<頭山満
で、おまいら宮崎八郎ってどうよ?この際、矢崎八郎太でもおk。
宮崎八郎関連の話は退屈だったという記憶しかない。
飛ぶが如くを読み返すたびに若い頃の桐野が川に投げ込まれる逸話が
作中に何回出たか、数えようとするんだが、いつも途中で忘れてしまう。
>>817 おまえ、本当に水臭いな。何のためにこのスレがあると思ってるんだ?
みんなで数えればすぐに済むじゃないか。
>>1-816と、そして俺を見てくれ。
おまえと数えてもいいってヤツがこんだけいるんだぜ。
なんでも独りで背負い込むなよ。俺たちも頼ってくれよ。
じゃあ俺から数えるぜ。
はい、1回。
俺は好きだね、宮崎八郎の話は。民権とかルソーとか、そういうの
宮崎八郎の話は中途半端だから面白くない。
やるなら徹底的に薀蓄語ってほしかった。
あとは元旗本の娘が途中からいなくなるし。
>>818 何巻の何ページを数えたのか書いとけよ。わかんないぞ。
ていうかそんな逸話が有ったっけ?それすら忘れてるw
中江兆民をもう少し全面的に取り上げて、その後の民権史を総括するとよかったかもね。
823 :
818:2006/11/09(木) 17:52:12
わっ、わたしは…
826 :
無名草子さん:2006/11/09(木) 21:42:24
飛ぶが如くに主人公を無理矢理選ぶとなると桐野になるよな
桐野はバカだったのかもしれんが俺は好きだなー
桐野も篠原も初期は好意的に書かれていたのに、
後期になると司馬の彼等に対しての感情が冷めているのがわかる。
篠原なんか一種の愚人とまで書かれているし。
篠原って・・・確か登場したとき(4巻くらい?)は冷静にものごと考えるキャラじゃなかったか?
なのに西南戦争が始まると(8巻くらい?)ただのDQNになってたような。
しかし、読めば読むほどDQNの集まりだなw、特に辺見あたりはひどい。
新八どんや永山さぁ、小兵衛どん(あんまり出てこないが)カワイソス。
野村忍介もかわいそうだったな
熊本城なんぞこの青竹一本で充分ごわすw
作中でこの時の薩軍まったく同じ行動とったのが後の日本軍である、
って文があったけど、書き進めていくうちに西郷達が司馬の嫌いな、
日本軍とダブって見えてきて、だんだんむかついてきたんだろうな。
桐野はまあ、最後まである程度は好意的に書いてたような気もするが。
西郷は子孫のために美田は残さなかったが、桐野は自ら開墾し美田を残した、とか。
篠原国幹に関しては、軍使を酷く扱ったとかで、
そもそもこの程度の下らぬ人物だったのだ、などと身も蓋もない書かれ方をされてたね。
>>830 そう言って振り払った夏草のように桐野の野望はついえた。
当初主役級で扱われてた登場人物に対する筆の冷え方が凄かったな確かに>翔ぶが
西郷軍サイドもそうだが、川路と大久保、特に川路に対する描写が・・・。
(面白き書類と表現する所に川路の人間が出ている、とか)。
後半の大久保と川路だとふつーーーに西郷なんて軽く暗殺してしれーっとしてそうだが。
なのに10巻後半で大久保が西郷を殺した事を死ぬほど悩んでて川路も同じでした、
って終わり方で(゚Д゚)ってなった。
西南戦争自体が好きなので翔ぶがは俺的に司馬作品中の最高傑作なんだけど、
やっぱ小説としては失敗作だと個人的にはオモ。
やっぱり準備期間が足りなかったんじゃないか?
「坂の上の雲」のように構想5年、執筆5年だったらもっとクオリティーの高い作品になったと思う。
大作「坂の上の雲」がようやくクライマックスにさしかかろうとした時分に
「翔ぶが如く」なんてさらに大作を書き始めるのはさすがに無理があったのでは。
>>827 文章読み進めていくと感情が冷めたというより、その行動やらなにやらから
の考察の結果愚人とか任侠の人とかと結論付けてるのだとおも。
決して感情が冷めてる風には思わなかったよ。
川路はともかく、桐野については最初からさほど評価は
高くなかったんじゃないか?
>>834 その主役級3人の死期がきわめて近いのが凄く不気味。
西郷どんはともかく、偶然とはとても思えなかったな。
3人ともまだ若かったのにな。
評価関係なく主役にする人だからな>司馬
桐野に関しては評価が低くなったというよりも興味を失せてしまったって方が
正しいんでないの
当初は明らかに主役の1人に据えようとしてたでしょ
川路とからませたり、オリキャラの武家娘の兄貴殺しで多分話引っ張るつもりだったハズ
840 :
無名草子さん:2006/11/10(金) 18:36:03
飛ぶが如く、最初の方は面白かったのにな
川路がウンコ投げたり、川路と桐野が風呂場であーっとか
そういや西郷が主人公で面白い小説って読んだことないなぁ
強いて言えば池波のは簡潔で良かったが
長い小説のなかで、人物の評価が、変化していくのは不味いな。
史料研究と執筆とが同時並行だったんだろうな(
>>834-835)。最初の史料では、いい男、
他の史料読み進めていくうちに、ダメ男。
篠原国幹には期待していたんだが、後半ではボロクソに言われていた。
高校以来10年ぶりくらいに項羽と劉邦読んでるんだが
登場人物に萌えますね
843 :
無名草子さん:2006/11/10(金) 22:51:41
桐野は生きてたら陸軍でどこまでいったかな
三浦悟楼程度じゃないだろうか。
西郷の引き立てがなければ、陸軍少将もありえない
西郷のおかげで陸軍中将についたが、後世から見れば軍曹程度。
桐野は字をかけたの?
坂の上の雲を読んでるんですけど
話が2歩進む
余談が入る
1歩戻った状態で元の話が続く
の展開にうんざり。
同じ逸話を3回も4回も読まされるのもうんざり。
1,2巻あたりはおもしろかったんだけどなあ。
このスレで評判が悪くないところを見ると
俺は司馬遼太郎の作風自体にあってないんでしょうね。
子供のときに読んだ他の作品はこんなこと思ってなかったはずなんだけど・・・
>>848 確かに同じような戦闘描写で疲れる。
でも8巻の日本海海戦は最高にドキドキした。東郷が腕を振り下ろして砲撃開始するとことか最高。
だから一度最後まで読んで、駄目だったら他の作家へGo
余談で話がそれまくる、同じ逸話が何度も出てくるの司馬の小説の特徴。
坂の上の雲と飛ぶが如くは特にそれがひどい。
>>848 俺もこのスレの評判見て読んだ口だけど、やっぱり「あれ?」って思った
最初の方は確かに面白いんだよな、正岡子規とか躍動感満載だし
途中から陸戦も海戦もどうでもよくなって、バルチック艦隊の航海だけが楽しみになった
日本海海戦シーンは悲惨極まりない光景にしか見えないし
俺には合わなかったな
852 :
848:2006/11/11(土) 16:44:15
とりあえず最後まで読んでみます
レスさんくす
坂の上の雲はあの余談も含めて楽しい。
ただ海戦の方が個人的におもしろく司馬の嫌悪感ただよってる陸軍の無いようになったらさらっと読み流してしまう。
東郷がビュコック元帥で、乃木はロボス元帥だよな
飛ぶが如くは、当初村田新八を主役にするって
いってなかったっけ
けど、新八の資料が少なすぎて断念したって
856 :
無名草子さん:2006/11/11(土) 23:39:59
フジで司馬遼やってる。
二十一世紀に生きる君たちへが有名になりすぎるのも・・・・
翔ぶが如く面白いじゃん。
筋だけ追いたけりゃ他の小説読んだ方がいいよ。
あれの面白さは、近代日本とは、てのを考えながら読めることじゃん。
勿論小説でフィクションも多いけど、大まかにはつかめるからな。
知識になるとかじゃなくて、読みながら思考するのが楽しい。
司馬さんの風体があまりにも小説家然としてたので
ヘソまげてずっと避けてた。
今はもう夢中になって読んでます、ハイ。
俺が読んだ司馬さんの最初の作品が「翔ぶが如く」だった…
>>840 池波さんのは確かに簡潔であったけど、
対峙したまま踏み込んでいけなかったという印象。
禅の影響というキーワードに足が絡め取られた。
白眉は斉彬にとりたてられる前の描写はよかった。
海音寺さんのにも見られないもの。
それから兎皮の玉袋入れに諄い程の描写がやけに焼き付いたなぁ。
「その男」という長編小説では西郷に男惚れした主人公に縫わせているし。
翻って司馬さんの西郷観に言及すると
維新以前の西郷の行動を誤って認識しているよう見てとれる。
”政治的寝技”という言葉で集約された部分。
このへんの情報と西郷南洲先生遺訓の理解の深さで西郷翁像が変わってくるんですな。
飯の描写
池波先生>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>ド偏食司馬
ところで、翔ぶが如くだと
作者お気に入りの児玉はもちろんだが、作者的問題児乃木が意外と悪く書かれていないよな。
けっこう同情的に書いている印象。
西南戦争の田原坂のシーンだったかな?
「山縣にしてはよく出来た作戦」って感じの文があって、
珍しく山縣を誉めているなと思ったらすぐ後に、
「恐らく児玉辺りが山縣に献策したのであろう」って書かれていて笑った。
山縣は世に棲む日々の奇襲作戦を司馬は評価してたよ
ただし山縣にしては・・・みたいなニュアンスだったけど、やっぱり
>>864 西南戦争時の鎮台兵と日露戦争時の日本軍の質が雲泥だったからねぇ
司馬氏は乃木好きだろ?
無能とは思ってたんだろうけど、文章から嫌悪感は感じられない
>>862 素人ですまんが西郷さんの実績って何よ?
平易な言葉で書くと「まわりのみんなから度量が大きな人として
好かれていました」以外に評価できることがないんだけど。
司馬さんも似たような感覚だったんじゃないの。
江戸無血開城
>>867 名将乃木希典の作者に直接電話をかけて「私は乃木将軍を尊敬している」とか言ったらしいしね。
司馬は、家康と乃木に対してはかなりのツンデレだな。
>>870 それ初耳だわ。ソースあればキボンヌ(←今や死語)
大久保と蔵六のコンビの国家作り見たかったな。
斬ったヤシ許せん!
村田先生はあの時斬られなくてもいずれ
他の誰かに斬られたと思う
あんまり人馬鹿にしちゃダメですよ
斬った香具師というより海江田だな。
あいつはかなりのDQN。
大河の翔ぶが如くでも吉之助サァに怒られまくってたな。
きっと一蔵どんと蔵六は合理という一点で気が合ったはず。
二人とも無口だから対面とかどんな感じだろうと想像するとなんか可笑しい。
木戸さんは蔵六先生を宰相に据えたいと思ってたようだからホントに楽しみ
だったのに・・・。
斬ったヤシら生涯恨んでやる。ヽ(`Д´)ノワァァン!!
もし蔵六が存命だったら西南の役も様変わりしてたとおも。
私学校も相手は軍神とみて慎重に戦略を立てたとおも。
もっと惨烈な戦いになってたかもしれないと思う反面10日くらいで制圧
されてたんだろうな。
まぁこんなものです。って感じで。
蔵六天寿全うということになれば一番大きく人生が変わったとしたらそれは
山縣だったろうね。
あそこまで権力を掌中に納められなかったとおも。
第2二次世界大戦も無かったんじゃまいかとも思ってしまう。
880 :
無名草子さん:2006/11/14(火) 02:02:39
幕末の西郷が英雄と言われているのは
大久保とか小松の存在があってこそのものだったと思う
だから西郷自身は凄くないとかそういうわけじゃなくて、
西郷個人を評価しようとする際の難しさは
その辺にあるんじゃないかなーと感じる
ちなみに俺も西郷は維新の三傑と呼ばれるだけの仕事を十分したと思う
かといって具体的に何をしたからかと聞かれると困る
江戸城無血開城とか薩長同盟とか、薩摩のニセたちをまとめた
と言ってもいまいち合点がいかない
というわけで西郷について書かれた本でオススメのものがあったら
教えていただきたいです
昨日、飛ぶが如く買ってきて一巻から読み始めたのだが、はじめのうんこが保線員に当たるってのは本当かね
>>881 向こうの新聞に載ったと書いてあったから本当なんだろうとおも。
883 :
無名草子さん:2006/11/14(火) 09:55:22
>>878 花神の中だと、新政府での自分の仕事(役割)は数年で終わり、その後は国へ帰る(村医者)
みたいな台詞がありましたよね?
翔ぶが如くの萩の乱で、前原一誠が旧奇兵隊士や不平士族らに担ぎ上げられた経緯を見ると
蔵六の場合は反乱軍首領の要請をニベも無く断り、逆上した相手に殺されそうかなとの
推測をしてしまいます。
まぁ、史実でどうなったかを考えるには、
小説でのキャラのイメージがつきすぎてなんとも言えないな。
無口というと村田先生ばかり言われるけど、西郷だって大久保だって無口キャラだった。
司馬小説って、1日数語しか喋りません、みたいなキャラがかなり多いような。
昔の日本人の男は無口なのが多かった。
健さんみたいなのが格好良いとされていた。
amazonの和書ランキングで「二十一世紀に生きる君たちへ」が1位だ。
翔ぶが如くだったかで、お互い無口で通ってる香具師同士が会談して、
お互いずーーーーーーーっと無口で無口のままで一言も言わずに
茶菓子とお茶頂いただけで帰った、ってのなかったっけ?
無口もあそこまでくると(r
>>887 あったあった。
確か、朝から論じに行ったかなんかで、最初の3時間ほどはひたすらひとりで喋ったんだが、
相手(確か薩摩人)が一言も言わず、夕刻ごろになって仕方なく帰った、ってやつね。
たれとたれだったっけ・・・。
あれは失礼ではないのか?
>>886 本当だ。『十六の話』買えばいいのにw
>>867 どのエッセイか忘れたけど、
「乃木大将のことは好きでも嫌いでもない。あえてどちらかと聞かれたら好きかも知れない。」
みたいなこと書いてる。
どう見てもツンデレです。本当にありがとうございました。
たしか司馬が一番気に入ってる作品が殉死と燃えよ剣じゃなかったっけ?
空海の風景もお気に入りだお
ひとびとの足音はお気に入りじゃないのね
>>892 その本の上巻半ばで挫折したところなんだけど
もうちょっと我慢したら面白くなりますか?
それともこういう本ですか?
お万阿たんに惚れますた
>>893 同じく上巻で挫折。
坂の上→殉死ときていざ読み始めたらさっぱり良さが理解できなんだ。
正直、翔ぶが如くなんかよりはるかに読みにくい。
藤沢周平が司馬の小説で唯一好きだったらしいが、藤沢ファンの我が母も挫折した。
ひとびとの跫音、にドラマや物語を期待してはいけない。
あれは司馬が出会った、好もしい人の、まさに「跫音」を、
ただ淡々と書き綴ったもの。
俺は寝る前に数十分ずつぐらいのペースで読んでいったけど、
なんかそれはとても貴重な時間のように思えた。
「ひとびとの跫音」は未だに読んでないなあ。
「坂の上の雲」も近頃では子規が死んだあたりから読み始めるようになった。
話の筋がばっちり頭の中に入っているので、寝る前に読むには最適なんだよね。
>>896 そうだね。同感。
司馬さんの人間関係とかノボさん好きなところやモノの感じ方
に興味がないと進みにくいだろうよ。小説しか読んでなくて、
ひとびとに切り替えるとかなり苦しいと思う。街道とかの
エッセイものを間にはさむべし。
899 :
無名草子さん:2006/11/15(水) 01:36:10
日露戦争ってホント危ない戦いだったんだよなー
もし負けてたら、と思うとゾッとするよ
>>899 ちょwwwww おまwwwwwwww 歳いくつなんだ?
流石に流石のおまいらでも、街道をゆく全巻は読めないだろう?
俺のように地元の街道を、図書館で半分読む程度か?
時間がなくて、半分しか読めなかったが面白かったなあ
地元の街道をゆくが半分以上索引な俺がきましたよ
>>900 奇遇だな俺も22だ
司馬さんの翔ぶがと花神読み終わってたまには違う人のとおもて今舟戸与一
の蝦夷地別件っての読み始めた。
とりあえず読み始めがペリー来航嘉永6年の65年前天明8年(1788年)が
舞台のようなんだけど。
いきなりベレッタとかいうイタリア製拳銃が出てくるわ、オホーツクとかエトロフ
が舞台なんだけどそんな極寒の地に薮蚊が飛んでるわでそれホント?って
感じになってます。
司馬さんの読んだ後だけに特にこういうの凄く気になる。
>>904 拳銃はどーか知らんけど、ベレッタは銃器製造販売の老舗中の老舗だよ。
M92とか有名だけど、1400年代から銃器を製造販売しとる(法人としてのベレッタ社設立は16世紀後半)。
だから18世紀末にベレッタが出てきても全く不思議じゃない。
あと薮蚊かどうか知らんけど蚊はシベリアにもいる。むしろ日本じゃ考えられない程巨大でしかも大量発生するw
>>905 そうなのか。
司馬さんの余談とか解説とか背景説明などにになれてしまうと突然出て
くるものにホントとか不信感持つようになってしまってるわ。
これじゃ他の小説楽しめないよね。w
907 :
tyam:2006/11/15(水) 19:47:56
「箱根の坂」の法栄が湯漬けを食べるところで、
「動作の節目々々が鳴るように男行儀がいい。」
という表現がありますが、独特だと思います。
「男行儀」は司馬さんの造語のような気がしますが、
このは登場人物を快男子として表現することに
心血を注いでいたのではないでしょうか?
「バルチック艦隊」 勝手に勇壮なイメージを持っていたのだけど
『坂の上の雲』で一変。
ロジェストウィンスキーとゆかいな仲間たち、+珍道中記 て感じ。
司馬先生の語り口が問題なのか何か知らんがユーモラスだよね
南の島の住人が、敵艦隊発見を報せに手漕ぎ舟で大きな島まで行く話と、
対馬海峡にある島の神官の小僧が敵艦隊を見た話最高だ。
後地元の平戸島を緑の湿気の多い島を北に見ながら進んで行くくだりなんか、
おうそこをいったのかと思えて最高だ
日露戦争中の明石の謀略がどこまで効いてたかは問題が問題なだけに
判然としないことだけど、
戦争を終結させたのがロシアの国内情勢の不穏であることを考えると
まさに影の一大功労者
こういう人も教科書には載せるべきだ
>>908 最初は何であの珍道中を詳しく書くのか意味がわからなかったが、
あの珍道中のおかげで、幸運にも日本海海戦で勝ちを拾ったという意味だったのだろうか?
ただの回収し損なった複線だと思う
好意的に見ればロシアには穴がいっぱいあったという証明の一つか
あんな航海無茶だ、ということで
当時の国際情勢と帝政ロシアの官僚の典型を描きたかったんでしょ。
それと当時のロシアの政体を通して日本を分析してるのかも。
単に面白くて、筆がとまらなかったんじゃ?
どっちがどうということではなく、両側からできるだけ公平に書きたかっただけでしょ。
ロシア陸軍だっていっぱい書かれているんだし。
バルチック艦隊って実際は士気旺盛みたいだったらしいけどね
ベトナム辺りに来てからは
バルチック艦隊って実際は士気消沈みたいだったらしいね
環境の悪い停泊地ばっかりで
>>916 どうとでも書ける。
ベトナム湾というかネボガトフ艦隊と合流して以降士気上昇したってのは7巻であったな
, -ー,
/''⌒\ /. |
,,..' -‐==''"フ ./ |
゜( ´・ω・`) /. | <なんかトーゴーがα運動しだしたんですけど、なんの嫌がらせですか?
( つつ'@. |
ゝ,,⌒)⌒) |
 ̄ ̄ ̄し' し' |
| |
| |
| |
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜 〜〜〜 〜
〜〜〜 〜〜〜
っつか、
あれって結局何の意味があったんですかね?
東郷といえば、
真木洋三って作家の「東郷平八郎」って小説ブクオフで100円購入したんだが、
文が
〜した。〜した。〜だった。〜した。
ばっかりで驚いた。ここまでの糞作家もなかなかいまい。
>>920 全然気が付かないで読んでしまったな
ここまでの糞読者もなかなかいまい
>>290 橋本昌樹の田原坂もなんかそんな感じだったな。記録文書読んでる感じだった。
竜馬がゆく→世に棲む日々→燃えよ剣→翔ぶが如く→坂の上の雲
と読んできたんですが他に幕末、明治モノで何かオススメありますか?
好きな人物は、竜馬、そうせい公、秋山真之あたりです。
峠
花神
>>923 花神最高でしたよ。
漏れは村田蔵六と大久保斬ったヤシら未だに呪ってます。
竜馬じゃなく彼らが天寿を全うしてたら日本はもっと素晴らしい国に
なってたとおもた。
>>926 俺も蔵六好きだ。
あの偏屈なところ、それでいて恐ろしく的確なところ。
今は街道をゆく読んでる。熊野の最初のとこ。若衆組の説明のとこ。
児玉が来順しなければ203高地はもっとはやく陥落していた。
第三軍は、11月30日の時点で高地占領寸前の状態まで持ち込んでいたのだが、
児玉が来順し重砲移動の命令を下したため、12月1日から4日まで攻撃が中止されてしまった。
ロシア側の記録では、203高地の防御力は11月末には限界に達しており、この4日間は謎の休止期間とされている。
従って、児玉さえいなければ、203高地は12月2日か3日には陥落していた可能性が高い。
>>928 でも司馬は、児玉英雄、乃木無能という評価だよな。
兵の消耗を避けたという見方もできなくもないが、しかし児玉は、
重砲の砲撃は味方撃ちするのも止むなしとしている。
児玉は一体何をしにきたのだろうか。
931 :
923:2006/11/19(日) 17:18:44
>>924-926 レスありがとうございます。早速花神読んでみます。そして峠も。
長編が続いたので、手元に司馬作品がないと寂しいw
乃木無能というより、
海軍の東郷が参謀秋山に任せたように、
乃木もそうしたっていう描写じゃなかったかね。
伊地知が悪いってな書き方だった
ほとんど悪役だったな。伊地知幸介
花神何度読んでも面白いな。大楽源太郎とか神代直人とか魅力的な人物もいっぱいいるし
いっぺん203を取れそうになったのに引き返してきたんだっけ
>>923 殉死もお忘れなく。坂の上の雲とワンセットですよ。
おれは胡蝶の夢がいちばん面白いと思う!
俺たちが全部読みきれないほど書いているのだが、つくづく神だよなあ
まったくだ
司馬遼太郎は毎日決めた枚数を書く主義だったらしい。
一遍にそれほど量はこなさないが毎日書くから多く作品を残せたんだろうな。
ちなみに結構夜型で起きるのは昼近かったとか、以上、余談である。
まあ自宅でできる仕事って絶対夜型になるわな
一日に書く量が多すぎるから
同じ余談を何回も書いちゃうんだろうな
945 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 10:26:57
新聞各紙で同時連載してたらしいからな
人人人人人人人人人人人人人人人人人人
) (
) 全て我が手の内よ! ( __,, , , , _ 、 ,,, ..,_
) ,rrr、 ( ー=、 、ー-、`ヽ、、ヽ`!i' , ,i"=ミ
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y| |.l ト⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y/つ))) //`ヽ`ヾ`、 ! ヽ ! l! i! /ノヽ
⊂ ヽ | __ ☆ __ _/ 巛 .│/ ii /、," ◇ヾiiソヽ
/ ̄ ̄ ヽヽ ,`ー \ | |l / \ __つ .ゝ::。:ッィ -o=-ヾif'')ヾ
/{゚} 、_ `ヽ/|| , \.|||/ 、 \ ☆ { ┃ii”ヽ ;;;;丿 ソi / ”"ヽ
/ /¨`ヽ {゚} | / __从, ー、_从__ \ / ||| /"""i┃=ii iノミ//'/ }
| ヽ ._.イl ',/ / / | 、 | ヽ |l { ◇ ヽ--"ィ"'' ソi ヾ i
、 ヘ_/ノ ノ/ ) `| | | |ノゝ☆ t| | |l \ i /”/'''ヘ: /ソ .|ゞ.. ソ
\___ ノ゙ ─ー `// `U ' // | //`U' // l f i /''''/''''''}-ソ ヽ ii # i
/ / W W∴ | ∵∴ | .| .|ii /''/''''''} へ i '''' ノ
/ ☆ ____人___ノ { i r i /'''' i /
/ /
最盛期は5つぐらい同時に連載してて、短編や随筆も書いてたんでしょ?
なんか手塚治虫とダブるね。
清張&司馬は執筆期間(40年くらい?)も執筆量(全集70冊くらい?)で
ほぼ等しい量の仕事をしてるな。
内容は清張のほう幅広いね。興味持ったことはなんでも書いてるもんなぁ。
文豪ってのは漱石、鴎外の固有名詞に近い印象もあるが、
もし昭和の文豪は誰かと言われたら、清張と司馬ジャマイカ?
少なくとも影響力ではこのふたりがダントツだわな。
文豪っていうとワープロしか思い出さない俺
次がいしいひさいちの文豪春秋
その次が漱石
文豪という言葉が相応しいのは、
明治の空気。
昭和の戦後派は合わん。
西洋の音楽を持ち出すと、
JAZZ界でどんなに巧いのが出ても、
マイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーン以上のカリスマにはなれなかったり、
Rockではビートルズやエルヴィス以上のスターが絶対に出ないのと
同じ理由で、
創成期から熟成期の間に突出した成果を達成することが不可欠。
漱石や鴎外は
以前の漢語体の日本文学から、西洋文学と融合された口語体の文学へと
交わり変容されるなかでの成功者だから偉大なんじゃないのかな。
後人は結局のところ彼らの成果の上に成り立つ形になるからねぇ。
いやそう一概には言えんぞ。
要は時間が必要なんだよ、生きてる間は絶対無理。
岡本太郎なんて生前はボロクソに言われてる時期もあったが
最近は妙に人気じゃないか。
司馬や清張もあと五十年くらいすれば立派な文豪だよ。
この二人の作品が忘れ去られることはないだろうからな。
なんだろう、このにわか臭
膠臭
にわかって言っている奴にかぎって
にわかか論語読みの論語知らずの類が多かったりするんだが・・・
これだけ人気作家になると”文豪”という称号が相応しいと
皆が感じるなら、とっくに広く使われてるって。
現実は吉川英治と同じ”国民的人気作家”が圧倒的だろ。
それはそうと、岡本太郎ってのは不思議な人だったねぇ。
彼の作品が芸術的にいいか悪いかは判らんが、一目で作者が判別できる。ルイヴィトンの鞄みたく。
そこら辺に人気の秘密があるような気がするねぇ。
二十一世紀〜
記念館にも注文が殺到してるようで
図録の発送に手間取ってるみたいだ
ほんとテレビの力って恐ろしいわw
星占術士の本が大ヒットすることを考えれば
ずっと健全だ。
ただし来年の春あたりにブックオフの100円コーナーで
47頁で1260円の豪華本を腐るほど見かけなければだが。
21世紀に生きる君たちへなら
Webでただで読めるのにね。
>>957 そーなん?
俺も読んでみたかったんだが
960 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 21:08:28
司馬遼太郎分が足りねえ
お金も足りねえ
俺の財布の中身1552円で賄える司馬遼太郎分を誰か挙げてくれ
>>959 サンクス。司馬らしい文章だな
>>960 古本屋なら十分満足できる量が買えると思うぞ
古本嫌いか?
そろそろ湯豆腐が美味しい季節だし花神でもどうだ
街道をゆくの 熊野
>>960 そんな時こそ図書館。
俺は街道以外は殆ど読んだけど持ってるのは十数冊くらい。
965 :
960:2006/11/20(月) 21:58:32
古本は変色してたり、なかなか全巻揃ってなかったりであんまり好きじゃないんだ
俺にとっては本棚に並べて眺めるまでが読書なんだ
といいつつすでに近辺の古本屋は回った
ダメだった
図書館は人間観察してしまうから読めないし、読んだ本は背表紙を眺めていたいんだ
花神とは何の話か知らないが読んでみる
なぜ数ある街道をゆくから熊野を選んだのか
ありがとう
>>965 1552円なら花神上中下巻のうち二冊は買えるな
金が入ったら下巻を買うといい
花神は村田蔵六、つまり大村益次郎の話だ
幕末の長州の軍師だな。靖国に像も立ってる
これでもピンとこなかったらこの一言でわかるだろう
夏が暑いのは当たり前です
967 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 22:15:00
>>961 花神はいいよね。司馬さんの中で一番好きかも知れない
968 :
960:2006/11/20(月) 22:18:08
すまん、全然わからん
読んで知ることにする
今から買いに行ってくる
あなたは戦を知らぬのだ。
970 :
868:2006/11/20(月) 22:45:07
>>927,962
そこ大事だから肥薩の道とあわせてよく読んでおいた方がいい。
翔ぶが如くの根底を流れている薩摩(もっと言うとヤポネシア)の風土を、
司馬さんが手探りで掘り起こしているところだから。
「幕末に存在した西郷という役割」を形成したものは何だったのか?
司馬さんの頭の中に、その疑問が渦を巻いている様子がなんとなく伺えます。
夏草の賦おもしろすぎて一気読みしちゃったよ
のぶやぼで元親プレイしてくる
「風の武士」読んだけど、あまりに「正しい伝奇小説」で、なんか笑えた。
若いというか何というか、すごく違和感を感じる。これ司馬遼太郎?みたいな。
「花神」は初読のときは、「峠」の継之助と比べると面白みのない男に感じたけど、
二度、三度読んでくうちにこの小説の面白さが分かってきて、俺の中で「燃えよ剣」「峠」を越えた。
そういう風に、何度か再読してから面白さに気づいた本が結構ありました。
「項羽と劉邦」「胡蝶の夢」「最後の将軍」「菜の花の沖」「覇王の家」あたりはそうだった。
逆に最初から面白かったのは、
「燃えよ剣」「新選組血風録」「尻喰らえ孫市」「峠」「功名が辻」「北斗の人」「国盗り物語」「歳月」etc
しかし、今でもつまらなく感じるのは
「妖怪」「箱根の坂」「大盗禅師」「播磨灘物語」「飛ぶが如く」あたり
おーい播磨灘
空海の風景を二回読んだが、まだ理解しきれねえ。
なんだか土佐藩の人物について書いたのが多いな。
977 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 19:00:42
司馬遼太郎って若い頃は、長州好きで、晩年は長州嫌いになってるイメージがある。
幕末の長州人が好きで、明治以降の長州人が嫌い
まあ薩長って元祖派閥政治だしね
980 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 19:56:54
>>975 俺も苦手だ。密教が理解できんからかもしれん。
マカーキ!
ロシアについてを読んであーなるほどと思ったんだけど、
ロシア革命の移行期経過についてこの筆者本ってある?
984 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 20:40:33
ここのsage厨ってなんなの?
自動スクリプト
詳しく述べたものはない。
この人は時によって、歴史好きなら知っていて当然という
かたちで叙述を省略することがあるからね。
ロシア革命に限らず知らない歴史や事件があったら、それを
扱っている本を読んだ方がよいとおもうよ。
司馬の作品は歴史に対する興味への足がかりとしての役割も
果たしていると考えたらどうだろう。
「坂の上〜」だけでも、だいぶロシアのこと分かるぞ。
988 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 22:43:08
>>987 他に菜の花などロシア論的な本が多いよね
調べて行く内に、よっぽど書きたかった事が多かったんだろなぁ?
ノモンハンを書いていたなら、1冊ぶんぐらいロシア革命について書きたおしていたにちがいないのだが。
山県って、北条義時や斎藤道三以上の悪玉なんじゃね?
菜の花の沖ってスレであまり話題にならないけど
かなり名作じゃない?まだ2巻目だけど司馬遼太郎の中でも3本の指に入れたいくらい面白い。
自分の好みと合ってるだけかなぁ。
992 :
818:2006/11/22(水) 19:23:25
なんで3本指?
キッキャ
菜の花の沖は、文庫本1巻と6巻が面白かった。特にゴロウニン(だっけ?)と嘉兵衛の最後のやりとりは泣いた
出来事をつながるように順序だてて書いてあるから、
すごく分かりやすい。
山県は今現在の自分への評価聞いたらなんて思うだろうな
このスレ的には燃えよ剣はどうなの?
龍馬>坂の上>花神>峠>燃えよ
かな
人柱↓どうぞ
どうも
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。