>>291 SHINOBIの天膳は体内に特殊な虫を飼っていて
その虫が傷を治すから、どんな重い外傷を受けても治ってしまうが
毒だとその体内の虫ごと死んでしまうので天膳は復活しない、という設定
バスタードでそんなキャラいたな・・・。
無限の住人にもそんな主人公がいたな・・・。
まあ忍者のキャラが違う、とかは監督はこれが面白いと思ったのか、フーン。
ですませることも俺はできるんだけど、あの十兵衛の扱いはなあ…
甲賀も、深作が監督すれば、すくなくとも忍者連中はキャラ立ちまくりだった
と思うんだけどね。
深作は、個性的な人物を多数登場させる手腕は抜群だったから。
NHKの「警視庁草紙」は、テレビの予算とかも考えれば許容範囲だったと
思う。
原作(個人的には明治物の最高傑作とおもう)に一応忠実なんで、腹は立た
ないよ。感動もしないけど。
このスレかミステリ板の山風スレで明治物が絶版になるって知って急いで本屋で注文したけど
既に絶版になってて辻馬車の下とエドの舞踏会だけ手に入らなかった\(^O^)/
札幌駅横の紀伊国屋に明治ものいっぱいあったよ
それだけ手に入ってうらやましい・・・
下巻だけしかないのとかあってどーしろってゆーんだよお
みんなでちくまにメールおくろうぜ
ちくま、まさか忍者物まで絶版じゃないよね…?
忍者物は今のご時勢でもコンスタントに売れているらしい
忍びの卍あたり講談社に出してもらいたいな
でも筑摩の短編集とかは早いとこ買っておかないと絶版になりそうで怖い
明治物なんて警視庁草紙しか見たこと無いよ……
図書館でも見たことないです
書店と古本屋を何軒もはしごして探しまくったけど、明治物は一冊も売ってなかった。
忍者物ならどこもたくさん置いてあるのに〜
近所の書店に明治ものがあるなあとおもってたらいつの間にかぜんぶ消えていた
うんこ殺人っておもしろいの?
読んだけど憶えてない、ってことはオレ的にはつまらない
>>314 タイトルほど面白くない。
読まずに、どんな内容なのかなと夢想しているのが吉。
竹本健治が騒いでるからカルト作品みたいに思われてる
双頭の鷲は三人とも生き残って安心したよ。
山風のことだから全滅させるんじゃないかと思って、最後の方を読んでるときは気が気じゃなかった。
風来と忍法八犬伝はあのノリだったから姫以外が全滅した時は欝になったなぁ。
山風って新選組や源平なんかはあまり題材にしてないね
莫大な資料と完璧な裏打ちがあっての作品が多いから
違う時代の作品にとっかかるのは大変なんだろう・・・。
そういや、歴史漫画の巨匠・横山光輝も新選組は避けてるな
室町、幕末、あと太平洋戦争関連だったかな
は善悪の区別が難しいから避けられやすいらしいらしい
>>321 原作つきだけど、土方と少年忍者が絡む漫画を描いていた。
>>323 原作つきだとふだんは描かないエログロにも手を染めてる(『戦国獅子伝』)。
その辺りは職人だね。
忍者武芸帳の影一族の登場と甲賀忍法帖ではどっちが早かったのな
武芸帳は甲賀のパクリだって聞いたけど。
影丸は数年ひらいてるけど
武芸張は連載が同時期なんだね
大雑把に言って、白土=司馬の影響、横山=山風の影響だよ。
横山作品は、山田とか吉川が元ネタなんだけど、おもしろいんだよなぁ。
藤沢周平の密謀を読み、忍法忠臣蔵と繋げて夢想した
漫画の話はするな、と言われるかも知れんが…
石川賢が逝っちまった。
残念で仕方がない。
まだ、10年は創作活動のできる年齢だったのに。
遠藤周作の沈黙を読んだ後に
山田風太郎の外道忍法帖読んだら激しく凹んだ
フェレイラ神父があんな事になるなんて……
>>332 どっちの解釈も間違っているとは言えないところがまたね〜w
>>331 オレもショックを受けた。
まるで鷹狩りの最中に倒れた十兵衛みたいな突然死。
『ゲッターロボ』、夢中になって読んだものだ。
旅人国定龍次よんでるけど下巻も半ばにさしかかり
それまでの痛快さとはうってかわってだんだん血の匂いが濃くなってきた、ハラハラ
しかし龍次といいおげ丸といい純粋なやつほど
終盤は話が悪いほうへ悪いほうへといって悲惨な目に遭う
山風は酷いやつだな
世の中というものを分ってるからだろう。
たびたび評論で名を見かける宅和宏ってだれですか?
339 :
無名草子さん:2006/12/05(火) 15:07:05
さあ?
忍法帖シリーズで最初に甲賀買って読んで面白かったから
他の伊賀とか風来とか色々読んだんだけど…
他のも面白かったんだ。何となくね。でもくノ一の面白さだけが分からん。
誰かこの話のどこが良いのか教えてくれ。
あとがきで「多感な時期に(作者が)母親を喪ったことへ、の絶望は
二度と手に入れることのできない母性への渇望を作者に与えたはずだ。
そうした母性に対する抜き差しならない渇望が
妊婦たちの壮絶な活躍の根底にあるのではないだろうか」
とか書いてあるけど、妊婦にこんな事させるとは…いくらなんでも。
最初読んだ時山風って狂ってたのかなとか思ってしまったよ。
俺高校生なんだけどまだ読むの早かったかな…。
>>340 俺も君ぐらいの年齢のときに読んだが、面白いとは思わなかった。
ただ、時間がたってから考えてみれば、構成のきっちりした、完成度の
高い作品であるということは間違いないと思ったな。
まあ、好きな作家でも感性の合わない作品というのはあるもんだよ。
そういう本は、とりあえず置いておくw
5年たち、10年たち、するうちに、もう一度読みたい、という時がきたら
読めばいいと思う。
小説っていうのは、同じものでも年齢によって感動できる部分があった
りなかったりするものだから。
>>341 なるほど。
とりあえず俺も数年ほっとく事にします。
構成か…ストーリーだけ読んでてあんまり気にして無かった。
やっぱり成長すれば今見えてない物もそのうち見えてくるのかな。
レス感謝です。
『くノ一忍法帖』の魅力は、講談社の新書サイズの解説を書いてた橋本治が一番端的につかんでいると思う。
妊婦が戦う、という発想に驚けないなら面白くもなんともない作品になるかも。
自分の場合はそれまで『魔界転生』が最高傑作だと思っていたのが、『くノ一』を読んでちょっとぐらついた。
くノ一は、妊娠してない千姫がいちばん母性をムンムンさせてる描写なんかがいいかんぢだとおもう
千姫、作中の女性で数少ない非妊婦だしね。
あらためて読み直して思うのは、19歳の未亡人という設定は、今なら確実に(ry
信玄忍法帖を読むと、くの一・八犬伝の時の服部一党の情けなさは何なんだ?
って思う。
「忍法時よどみ」なんか、破れる奴いないぞ?
時よどみは瞳術だから目が見えないやつには効かないんじゃね
くノ一はオチの離れ業が秀逸
最近、講談社の甲賀忍法帖読んだんだけど、解説の浅田次郎の文
が適当に書いた感全開でどうにも違和感。
いくら旅行中に書いたからって、ラスベガスと甲賀忍法帖を無理矢理結
びつけんでも……。
浅田次郎だもん・・・・・・・
戦中派日記シリーズを読もうと思ってるんだが、ひとまず「不戦日記」
だけ読んでおいても大丈夫でしょうか? それとも年代順に
「虫けら日記」→「不戦日記」→「焼け跡日記」と読んだ方がいいでしょうか?
読んだことある人いたらアドバイスお願いします。
351 :
無名草子さん:2006/12/10(日) 07:21:06
ジュンバンの方がいいと思う
ジェバンニの方がいいと思う
山風が日本映画と海外映画のベスト10みたいなのに答えたのがあったけど
なにがはいってたっけ?
356 :
無名草子さん:2006/12/15(金) 23:52:50
>>354 そんなのあったんだ。
何が好きなんだろ?
獣兵衛忍法風帖とかは見てたんだろか?
357 :
無名草子さん:2006/12/16(土) 01:28:13
>>343 アンソニークインに
ジョディフォスターって奴だよね
橋本は「シネマほらセット」という本でも
・魔界転生
・くのいち
のハリウッド映画化計画を書いてるw
>>355 ありがとう
>>356 ずっと前に見たような気がするけど
記憶では黒澤明が三作くらい入っていたような気がする
359 :
無名草子さん:2006/12/17(日) 09:30:57
>>354 文藝春秋が出した
文庫版
洋画ベスト100
邦画ベスト100
のアンケートかな?
>>357 家康→アンソニークイン
千姫→ジョディフォスターかユマサーマン
忍者→シャロンストーン・ジョンマルコビッチ他
十兵衛→デンゼルワシントン
天草→トムクルーズ
田宮→クリスチャンスレーター
柳生父→アンソニーホプキンス
武蔵→デニーロ
正雪→バンデラス
そんなんだよなw
魔界は設定だけ頂いて舞台を昔の欧米に移せばハリウッドでも無理なく映像化できるし、結構面白そう。
タランティーノとかがぱくってやってくれないかなー。
でも転生するメンバーを欧米風にしないといけない
いつの時代にするんだよ
あちらの有名な剣士とかって、いるのかねえ?
ダルタニャンが、甦った三銃士と戦うとか?
多分、むこうの人間なら知ってても、こちらでは有名な
剣士、傭兵、なんてほとんどいないんじゃないの?
そこでガンマンですよ
レジェンドリーグって映画があってね…
ちょっと違うんだけどジキル&ハイド、ドリアングレイとかネモやら切り裂きジャックとか
その他オレにはなじみの薄い人たちがゾロゾロとショーンコネリー演ずる束ねる役の人の
名前が思い出せないぐらいだ。
コネリーが演じたのはアラン・クォーターメン。
「ソロモンの洞窟」など、冒険小説の古典シリーズで主人公をつとめた大物だよ。
子どもの頃、ワクワクしながら読んだものだ。第1章「血で書いた地図」とか。
追伸 月食の知識を利用し、危険を逃れるってアイデアは「ソロモンの洞窟」から。
>>364 ああ、それならありだなあ。
武蔵=ワイルド・ビル・ヒコック
宝蔵院=パット・マスターソン
荒木=W・アープ
田宮=ドク・ホリディ
但馬守=ジェシー・ジェイムス
天草=ビリー・ザ・キッド
森宗意軒は、インディアンの魔術師か、南軍の残党とかで。
個人的には、これ映画にするならサム・ライミにやってほしい。
武蔵=山田
胤舜=山田
荒木=山田
田宮=山田
宗矩=山田
天草=山田
十兵衛先生=俺
すばらしい映画だ
関川夏央と谷口ジローの 「坊っちゃん」の時代 って明治ものみたいな感じかな?
>>370 うん、そんな感じだ。
ただ、小説の方がダイナミックかもしれん。
なるほど、娯楽より純文学寄りだと聞いたけどおもしろそうなので読んでみよう
4部の大逆事件がとくに興味がある
>>370=372?
おそらくというか、かなり高い確率で山田風太郎の明治ものを狙ったふしがある。
(関川夏央は山田風太郎のインタビュー本もある)
実はこの小汚い少年はのちの○○…とか、そういうサービスもいっぱい。
かなり娯楽寄りだと思うし、絵的にも(ちょっとごついが)素晴らしいと思う。
次郎長がいい味だしてるんだよな。
「次郎長の顔に免じて、この場は梨の花にしてもらいてえ」
とか。
『舞姫』エリスが出てくるところも、明治ものに似てるぞ。
「魔界転生U 魔道変」というのがあるらしいけど観るのが恐い
「魔界転生」の映画を久しぶりに見たら、やっぱ面白かった。
燃え盛る城の中で細川ガラシャが笑いながら歩くシーンとか、ケレン味たっぷり。
>>376 あれは個人的には若山富三郎の異常な素早さを堪能する映画です。
378 :
あけましておめでとう:2007/01/01(月) 01:37:22
下がりすぎage
379 :
無名草子さん:2007/01/01(月) 02:46:03
Y十Mアニメ化するかな
バジリスクのファンドは失敗だったみたいだからな…
GONZOじゃ無理かも
もっともスタッフさえ同じなら別にいいし。それこそIGとかBONESでやって欲しい
BONESだけは勘弁してくれ…。
あれはマジでダメ。
382 :
無名草子さん:2007/01/03(水) 17:20:14
忍法を格好良く映像化してくれたらどこでもいいよ。
383 :
無名草子さん:2007/01/03(水) 19:56:25
風ちゃんの育児日記には息子さんが、天才ってなに?
って聞いたら風ちゃんは
おとうさんみたいなひとのことだよ、
っていってるのね。
自他共に認める天才であったことは確かだ
384 :
無名草子さん:2007/01/05(金) 00:12:52
よくそんな事日記に書けちゃうね。
実際、天才だよね。
小説読んだあと、何度「山風って天才!」と感嘆したことかw
同感。筒井康隆が嫉妬したほどの才能
387 :
無名草子さん:2007/01/12(金) 15:42:50
>>365 ちょっと違うよ。
正しくはリーグオブレジェンド。
あれは映画より原作の方が面白いね。
山風が短編小説ですごいとおもったのが久作の瓶詰地獄らしいけど
その影響か風太郎も書簡体の短編を結構かいてるな
おれも瓶詰地獄はすごいとおもってたからなんだかうれしかった
乱歩周辺は凄い才能の持ち主ばっかりだよな
何人かの作家が自分の短編+好きな短編を載せるというアンソロジーだったか
確かに瓶詰地獄はあの分量であの文章、構成、複線は空前絶後といっても大げさじゃないな
ただ、絶海の孤島で育った二人の文章力がじょじょに上がってゆくのは
不自然だという指摘がある。
妖説太閤記読んでるけど半兵衛の死に際かっこよすぎ
それを上回る秀吉の怪物っぷりもいい
>>391 あんまり話すとスレ違いだが
あれは無関係の手紙3枚をそうとは書かずに
読者が勝手に関連付けてひとつの話だと錯覚するように作者が配置してるんだとおもってる
スレ違いを承知で一言わせてくれ
「爆弾太平記」だか「犬神博士」も面白かった
たしか未完だとおもったが。
山風も久作もハズレがないね。
>>392 > あれは無関係の手紙3枚をそうとは書かずに
> 読者が勝手に関連付けてひとつの話だと錯覚するように作者が配置してるんだとおもってる
そうだろうか? 海流の関係で順不同に流れ着く手紙を全て読み終えた時、読み手の
心に悲劇の全体像が浮かび上がるのだから、その解釈だと興醒めなのでは。
shinobiの弦の介と朧の瞳術をあわしたら信玄の「時よどみ」になるな
ちょっと皆様のお知恵を拝借。
懐かし漫画板の手塚治虫スレッドに「ブラック・ジャックは山田風太郎の
医者が主人公の作品に影響を受けて描かれたらしい」
という書き込みがあり、自分は、
「茨木歓喜シリーズのことなら、全然雰囲気が違う」
とレスしました。
他にブラック・ジャックに似た作品が存在するのでしょうか?
医者が主人公の話って
短編だと結構多いような気がするんだが…
>>397 それとおなじことを書いてる日記があったけど
そのひとは茨木歓喜が手塚治虫のブラック・ジャックや
黒澤明の酔いどれ天使(だったと思う)の医者の原型だと書いていたんだが
これは明らかに勘違いで
黒澤の映画のほうが茨木歓喜の初登場作品より数年前に発表されてるので
俺は映画を観てないからなんともいえないけど
もしなんらか共通点が見出せたなら、黒澤の撮った医者が手塚や風太郎に影響を与えたというほうが正しい
手塚も風太郎も黒澤ファンだしね
つぎはぎで一人の人間を作るって話があったようななかったような