【オタキング】岡田斗司夫Part7【イズ・デッド】

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102無名草子さん
例えば「萌えアニメ」なんかにしても、
アニメオリジナルの作品なんてものはごく少数で
大抵の作品はライトノベルやパソコンゲームが原作になってる。
だからアニメ化された時には、すでにその作品は数年分の「歴史」を持っていたりする。
そういうアニメでファンをやろうと思えば、
「その作品の歴史を予習」するところから始めなければならない。
これが結構シンドイ作業で、大量の「脱落者」が発生する理由になってる。

エヴァンゲリオンやSEEDが荒れに荒れた理由は正にここで
TVアニメという一見開かれた媒体でありながら
実はそのジャンルについての予備知識がある一定ほどなければ入り込めない、的な作りになってる。
しかし世間やアニメ界では話題になっているから参加しない訳には行かない
じゃあどうするか?という話になるのだが
この時"厨"的な人間が行なうのが「キャラ萌え」というかキャラ逃げ。
SFの難しい知識や、そのジャンルの歴史なんてのはわからなくても
『綾波レイ、萌え〜』とか言ってれば、一応はその作品のファンで居られる。
キャラクターへ偏向した愛情を持ってる奴ってのは、
実はその作品そのものにはあまり順応出来ていない奴。
情報過多時代が生んだ悲しい負け犬的ファンなのだが、
岡田が否定してるのは、自分がそういう負け犬的なスタイルになることなのだろう。
でも予備知識を予習することをサボってるなら
そういう屈辱的なスタイルででも必死に喰い付いて行かなければ
どんどん後方に置いて行かれるだけなんだけどね。