◆ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ5◆

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1無名草子さん
ハリー・ポッター日本語版の初版が出版されて以来、
ごく一部の原語版既読者たちの間で、
松岡祐子女史の翻訳に関するさまざまな問題が指摘されてきました。
しかし、残念ながら日本国内では松岡版のハリー・ポッターしか知らないファンが大半で、
ほとんどの人たちはその問題を知らないまま、
原語版とは一味も二味も違うだけでなく、
日本語としてもかなり微妙なハリポタを読まされてきました。

この運動は、そういう悲しい状況を改善し、
日本の読者達に原作のイメージにもっと忠実で
オトナが読んでも恥ずかしくないハリポタを、
子供に読ませても安心な正しく読みやすい日本語で読んでもらおう、
という目的で始まりました。

活動の中心はあくまでも日本です。
我々の静山社・松岡女史への働きかけが少しでも功を奏するように、
イギリスでは英在さんが原作者や版権管理エージェントにも
実情を訴えようとしてくれています。
しかし、まずは日本の我々が立ち上がり、日本の出版社側にかけあわないと、
この問題の解決は不可能です。
そのことを忘れずに、みんなで力をあわせてがんばりましょう。

なお、訳し方に限らず、日本語としておかしなところや分かりづらいところなども
検証していきたいと思いますので、邦訳のみの読者の皆さんも、
疑問に思ったところがあればぜひお知らせください。

住人心得とリンクは>>2
2無名草子さん:2006/02/15(水) 01:16:51
1.基本的にsage進行で。
2.荒らし、煽りはスルー。
3.過去ログにも目を通しましょう。
4.松岡女史個人や静山社を叩くことが目的ではありません。
  単なる愚痴や文句は控えめにしましょう。
5.誤訳、珍訳例などをあげる時には、皆にわかりやすいように
  何版(UK・USA・日本語/ハードカバー・PB・携帯版など)の何巻の何章の
  どういったシーンかをできるだけ表記しましょう。
6.他スレ、他サイトへのマルチ宣伝はやめましょう。
  我々のイメージを悪くしたり荒らしを呼び寄せるもとになります。
7.検証クオリティを高くするため、お互いに批判しあうことにも慣れましょう。
  みんなハリポタを愛する仲間同士。仲良く話し合いましょう。
8.翻訳権剥奪は不可能に近いかもです。まずは焦らず気楽にいきましょう。
  英在さんやまとめサイトの中の人に過剰な負担をかけないように
  協力し合いましょう。

※本気組はコテ&トリつけて意思表示運動も展開中。
 でももちろん強制じゃないので気が向いた人だけどうぞ。


ここがヘンだよハリー・ポッター日本語版(誤訳問題入り口サイト)
http://www.geocities.jp/hendayo_hp/
(備考・現まとめサイトは更新終了。新サイトについては調整中。)
前スレ
◆ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ4◆
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1138608226/
3無名草子さん:2006/02/15(水) 01:24:31
過去ログ

◆ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ3◆
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1137843143/
◆ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ2◆
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1137213289/
◆ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ◆
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1135351868/
4無名草子さん:2006/02/15(水) 01:35:41
スレ立て乙です!
5無名草子さん:2006/02/15(水) 04:23:04
(*゚0゚*)オ(*゚・゚*)ツ(*゚◯゚*)カ(゚▽^*)ノ^☆レ
6無名草子さん:2006/02/15(水) 07:48:57
前スレ>>977

過去ログ調べてみたら、lumosさんは自分ができることとできないことを明言して、
ちゃんとその通りにやってくれてるようだが?


939 :lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/01/29(日) 21:50:42
連日のアク禁でなかなかまとめてログが読めませんでした。
「玄関サイト」のアイデアは大変良いと思います。
私の個人的な意見ですが、サイトは「玄関サイト」と「まとめサイト」、
掲示板は、今のここが「翻訳に関する指摘」、運動についての掲示板は
したらばあたりに新設するということではどうでしょうか。
私は、本当に簡単なデザインのサイトしか作れませんが、それでよかったら玄関作ります。
したらばの板作りと管理(荒らしの削除等)もします。
「まとめサイト」を引き継げたら…と思うのですが、何度も考え込んだのですが、スキル的に自信がなくて。
できることは何かなと考えて、玄関サイトと運動関係の掲示板ならできるかもと思いました。
7無名草子さん:2006/02/15(水) 09:17:31
そろそろ誤訳検証を再開したようがよくない?
とりあえず、ネタひとつ投下してみます。

4巻(下)22章54ページ
「ホグワーツの教職員は、ボーバトンとダームストラングの客人を、引き続きあっと言わせたいとの願いを込め、」
UK P344
「The Hogwarts staff, demonstrating a continued desire to impress the visitors from Beauxbatons and Durmstrang,」

Visitors を「客人」にしたらしいけど、なんか渡世の人みたいw
それから、この文も句点多すぎ。大して長い文じゃないのに句点が3つもある。
8無名草子さん:2006/02/15(水) 11:49:22
「客人」の是非はともかく「ボーバトンとダームストラングからの客人」
としなければ日本語として正しくないような。
(「八百屋の客」と「八百屋からの客」じゃ大違いだもんね)
句読点の多すぎは何回か指摘されてるが、ほんとに目障り。
文の印象をさらに稚拙にしてる感じだね。


>>1 乙です!
9無名草子さん:2006/02/15(水) 14:28:00
句読点の数だけは特に思わない。
10無名草子さん:2006/02/15(水) 14:43:45
>>7
適当に削って
「ホグワーツ一同、両校の客人をなお歓待する」でよし。

>>8
「ホグワーツの日本の留学生」は「日本に来ているホグワーツの生徒」と解釈できるから間違いで
「ホグワーツの日本からの留学生」とするのが正しいのか?
「スネイプはジェームズの恨みを忘れない」はスネイプがジェームズの頭の内容を知っているみたいだから日本語としておかしい、
「スネイプはジェームズへの恨みを忘れない」とするのが正しいのか?
11無名草子さん:2006/02/15(水) 15:17:59
>>10
>「ホグワーツ一同、両校の客人をなお歓待する」でよし。
それじゃ新聞の見出しみたいだよ〜w
試訳するなら原書と邦訳の該当部分の前後をよく読んで文がつながるようにしなければ。

>「ホグワーツの日本の留学生」は「日本に来ているホグワーツの生徒」と解釈できるから間違いで
>「ホグワーツの日本からの留学生」とするのが正しいのか?
本に載せるなら「ホグワーツに滞在している日本人留学生」などと
読み違えないようにきちんと書かなければだめだね。

>「スネイプはジェームズの恨みを忘れない」
↑これだと忘れないのが「ジェームズのスネイプへの恨み」なのか
「スネイプのジェイムズへの恨み」なのかよくわからない。
当然「スネイプはジェームズへの恨みを忘れない」とすべきだね。
12無名草子さん:2006/02/15(水) 15:26:18
多くて目障りなのは、句点ではなく、読点ではないか?という件についてw
だよね?w

読点多すぎるのは、長文翻訳に慣れてない人が陥りやすい悪癖のひとつともいえる。
文章全体を理解して、そのイメージで翻訳文を作り上げていくのではなく、
原文をあたまから少しずつ部分的に訳しながら日本語にしていると、
ああいうぶつ切り訳文になってしまうことがある。
13無名草子さん:2006/02/15(水) 15:29:38
>>11
続けて聞いてスマンが「東の風」は「東からの風」といわないと間違いなのか?
14無名草子さん:2006/02/15(水) 15:37:28
句点は「。」
読点は「、」  だね。

私も邦訳は読点が多くてとても読みにくいと思う。

>読点多すぎるのは、長文翻訳に慣れてない人が陥りやすい悪癖のひとつともいえる。
そうかも。
でも巻末のあとがきなんかみると本文ほどは気にならないけど読点が多めなので
訳者の癖ということも考えらるかな。
15無名草子さん:2006/02/15(水) 15:42:01
>>13
「東の風」というのは(天気予報などで)風向きを言う場合の習慣的な言い方だ。
気象庁も毎日使っている。当然間違いではないよ。
16無名草子さん:2006/02/15(水) 15:54:45
そういえば子供の頃、「南の風」は南から吹く風なのか
南に吹く風なのかわからなくて親に確認したことがある。
この方式を他の日本語に当てはめて「ホグワーツの客」とかいっても
言われたほうは「ホグワーツに滞在してる」のか「ホグワーツからやってきた」のか
わからないことがあるだろう。
まぁ話し言葉ならどうでもいいという場合も多いだろうが、
本の上では気をつけて欲しいということだな。
作家や翻訳家はなるべく日本語があいまいにならないよう勤めるべきだと思う。
17無名草子さん:2006/02/15(水) 19:12:18
「あなたがたは、未来を透視する神秘の震えを乱していますわ」(3巻15章 p387)
‘You are disturbing the clairvoyant vibrations!’(UK p219)

水晶占いの授業にて。
ばかばかしいと思って談笑してしまった三人組に対するトレローニーの反応。

clairvoyantを「未来を透視する〜」としたのはまあいいけれど
vibrationsを「神秘の震え」っていうのが苦しすぎる。なんだよ〜「神秘の震え」ってw

この場合のvibrationは「震え」ではなくて「霊気」とかに近い意味だと思う。
透視のためには静かに気を張りつめなければければならないのに
三人がそれを乱してしまったと怒っているのだろう。

『あなた方は、透視に必要な集中の気を乱しています』とでもすればどうかな。
18無名草子さん:2006/02/15(水) 19:23:28
あと前後するけどおなじくトレローニーのセリフ。

「〜未来の響きへの感受性というものがほとんどございませんわ」(3巻 6章 p142)
‘…Very little receptivity to the resonances of the future.’(UK p83)

ハーマイオニーへの言葉。
receptivity to the resonances of the future=「未来の響きへの感受性」って
まんま直訳でなんとなく意味がわからなくもないけどやっぱり苦しい。
『未来と共鳴し受け入れる感性』とでもすればもっとすんなり読めると思う。
19無名草子さん:2006/02/15(水) 19:39:17
>>17>>18
ごめんかえって分かりづらいよ。相当意訳だし。
といって自分は試訳提案しないから書き逃げだけど。
20無名草子さん:2006/02/15(水) 19:54:46
>>19
具体的に17、18の試訳のどこがわかりにくいか。
邦訳の方がわかりやすいと思うのはなぜなのか言っていただけると助かります。
21無名草子さん:2006/02/15(水) 20:32:38
>19じゃないけど、
試訳のほうは霊能力みたいなのに全然興味ない人には
確かにわかりづらいかもしれないな。
特に「未来と共鳴し・・・」ってところがわかりづらいかも?
でもトレローニーの言わんとしてることには近い訳と言えるかもしれない。
邦訳のほうは相変わらず、深い意味を考えずに直訳しただけって感じ。
特に「震え」と「響き」が訳してる本人もワケわかんないまま適当に言葉を
あてはめてるみたい。
よって、自分としては試訳のほうに白星あげたいw
22無名草子さん:2006/02/15(水) 20:44:01
いくらなんでも読点多すぎるよ、と思った文をひとつ。
既出だったら失礼。

2巻16章P418
クモを探すことさえ簡単にはできなかったのだから、ましてや先生の目を盗んで、
女子トイレに潜り込むなど、特に、最初の犠牲者が出た場所の、
すぐ脇の女子トイレだし、とても無理だった。
23無名草子さん:2006/02/15(水) 20:49:37
5巻下134-135(23章)を読んでいたのですが、またすごく日本的な言葉に戸惑っています。
ドビーが描いた絵をからかった双子に、ハリーがハーにもらった「宿題計画帳」を投げつける。
するとそのノートが「爪にツメなし、瓜にツメあり」と言うんだけど。
意味がわからなくて調べたら、昔の漢字の覚え方の一つだそうです。
うちのばあさん(73)が知ってました。今でもよく言うのかな。
で、原文はどんな言葉なんですか?


そのほんの少しあと、ハーがクリーチャーにプレゼントをあげるといって
「厨房」に降りていくと、ロン母が「竈」(かまど)のところに立ってるのです。
イギリスに竈ってあるんですか?原文はどうなってるのか知りたいです。
24無名草子さん:2006/02/15(水) 20:56:17
>17
vibrationは「波動」というか、音が空気を震わせるみたいに
神秘的な力が及ぼすなにがしかの影響に対して云々という話なんだろうね。
難しい訳だけど震えが乱れるというよく分からん訳よりは>17の方が的確だと思う。
うーん「千里を見通す神秘の波動を濁していますわ」とか・・・?難しいねこれ。
>18に関しては原著も改訳もあまり変わらないかも?
トレローニーのセリフはいちいち回りくどくてわかりにくいのがキャラクターとしても正確だと思うから
日本語としての明確な間違いでなければ誰が訳しても似たようなものかもね。
25無名草子さん:2006/02/15(水) 21:11:08
「爪にツメなし、瓜にツメあり。
 最後の仕上げが終わったら、何でも好きなことをしていいわ!」(5巻下23章P134)
‘If you've dotted the “i”s and crossed the “t”s
then you may do whatever you please!’(UK版P444)

邦訳だと一文目と二文目の繋がりがよく分からないけど、
原書では「(iに横棒を入れてtにするみたいに)最後の仕上げをしたら
後は何でもしていい」という事だから、ちゃんと意味が繋がってるね。

イギリスにかまどがあるかはよく知らないけど、原文はこうです。
竈(かまど)のところに立って(5巻下23章P135)
She was standing at the stove(UK版P445)
「stove」だから、料理用のコンロみたいな物かな?
詳しい方お願いします。

ちなみにもう一ヶ所。
ハリーは手伝おうと竈(かまど)のほうに急いだ。(5巻下22章P98)
Harry harried over to the stove to help.(UK版P424)

「竈」も普段あまり見ない漢字だよね。
ひらがなのほうが違和感がないかも。
2624:2006/02/15(水) 21:14:33
ああ、でも、感受性がほとんどない、というのは少しおかしいかもしれない。
感受性があるとか感受性がないという言い回しはしないような。
感受性に乏しい、という言い方ならするかな。
「未来の予兆に対する感受性に欠けてらっしゃるのですわ」とかかなあ。
27無名草子さん:2006/02/15(水) 21:14:55
>>17
このvibrationを「神秘の震え」としたのはskinを「赤むけ」にしたのとちょっと似たような印象を受けた。
つまり訳語の取り間違いで、自分的には限りなく誤訳に近い珍訳だと思う。

このvibrationの訳は確かに「気」みたいな意味の方でしょう。
(辞書には「霊気」とか「直感的に感じる雰囲気」とか載ってるね)
したがってthe clairvoyant vibrationsは「透視のための気」でいいと思うけど
「透視に必要な集中の気」くらいの意訳はOKだと思うよ。

でもreceptivity to the resonances of the futureが『未来と共鳴し受け入れる感性』というのは
精神世界が好きな私にはわかるけどw他の人にはちょっと難しいのかなぁ。
直訳に近いとこで「未来の波動を感じる力」とかどう?
「波動」なら邦訳の「響き」より、時空を超えて伝わってくるという感じがあるから。
トレローニーが言いたいのは占いをする人は「未来からのエネルギーを受け取る力がないと」
みたいなことだと思うので。

まあ原書のトレローニーのセリフからして神秘系に免疫がないとわかりにくいのは確か。
それにしてもやっぱ邦訳は工夫が足りなすぎだよね。
28英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/15(水) 21:30:43
まずは宿題計画帳のところ。
原文(UK p443)は
'Do it today or later your'll pay.'
になってます。今日やるべきことはやっとかないと、あとで後悔するよ、って意味ですね。
日本のことわざだったら「今日の一針、明日の十針」というのが一番近いみたいだけど、「今日の後に今日はなし」ってのが
(by故事ことわざ辞典)、読者に子供が多い本なんだからもっとなじみのある
「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」とか「転ばぬ先の杖」とか、似たような感じの
ことわざにしてもよかったですね。

29英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/15(水) 21:31:19
それから竈ですが・・・・・w
原文(UK p445)では、She was standing at the stove になってます。
Stoveを竈と訳したんでしょうが、こちらの人は調理台(いわゆるガス台)の
ことをよくStoveと言います。多分、大昔は本当に竈で調理していて、それが
部屋の暖房も兼ねていたので、今でも調理台をそう呼ぶ習慣だけが残っている
んじゃないかと思うんですが・・・・・・。
ブラック家はちょっと古そうだけど、竈があるほど古いとは思えないし、普通の
調理台のことだと思うんですが・・・・・・。まあ、ちょっと古めのタイプのやつw

最近、レトロでちょっとはやってるやつで、100年ぐらい前のイギリスで使われてた
AGAって調理台があるんですが、これは中で薪を燃やして暖房とオーブンと上の調理台を
兼ねてるんですが・・・・・・私の脳内イメージだとそんな感じかな?
(最近流行ってるヤツは、さすがに形はこれだけど、熱源はガスですが)
一応、ご参考まで画像つけます。これを日本語で「竈」としてしまうか、
調理台とするかは、個人的見解の違いでしょうか?

ttp://www.ive.org.uk/iveimages/aga_cooker.jpg
30英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/15(水) 21:33:34
>>28
相変わらず校正いい加減ですね、私。すみません。
>「今日の後に今日はなし」ってのが ・・・・を針ことわざの
次に入れといてください。
失礼。
31英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/15(水) 21:36:45
>>25
あ、そうか、「爪」のやつはそっちのほうだったんだ。
失礼しました。全然ちがうところを見てました。
ゴメンナサイ。

とぼとぼ退場します・・・・・・・
32英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/15(水) 21:37:46
しかもageてるし・・・。
重ね重ね、失礼
33無名草子さん:2006/02/15(水) 22:20:17
>>25
本編と関係ないことでスマソ、
iをdotしてtをcrossって、iをtにするじゃなくて、
iの点を打つ&tの横棒を引くって事じゃない?
どっちにしても瓜爪では意味が全く違うと思うけどね。
34無名草子さん:2006/02/15(水) 22:24:09
>>23,25
「爪にツメなし、瓜にツメあり。
 最後の仕上げが終わったら、何でも好きなことをしていいわ!」(5巻下23章P134)
‘If you've dotted the “i”s and crossed the “t”s
then you may do whatever you please!’(UK版P444)

原書の方は「iに点をつけたなら、tに横棒引いたなら〜」と宿題ノートらしくw
文字を最後まできちんと書くよう指南しているわけだよね?
だったらここは邦訳も「誤字脱字を見直して最後にマルをつけたなら〜」とか
(この例おもしろくないけど)最終チェックを要求させればよかったのにね。

「爪にツメなし、瓜にツメあり」は漢字の覚え方で宿題の仕上げとは関係ない。
だからムリに「最後の仕上げが終わったら、」とか入れなきゃいけなくなって
ますますこの部分が何を言ってるのかがわかりにくくなってる印象だな。
35無名草子さん:2006/02/15(水) 22:37:45
>>29
手持ちの英和でstoveを引いたところ
真っ先に「料理用レンジ」「こんろ」と載ってました。
「かまど」それも漢字で「竈」とするセンスは理解できませんね。
36英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/15(水) 22:41:01
恥ずかしながらまた出てきました。

'dot one's i's and cross one's t's.'というのは、
「隅々まできちんとやりなさいよ」、という意味の昔からある慣用句です。
ご参考まで・・・・。

はい、私に一番必要なことわざっすね。
では、またひっこみます・・・・
37無名草子さん:2006/02/15(水) 22:52:06
>>36
慣用句の意味はもちろん皆さん分かってると思いますよ〜。
ただ>>25さんのiに横棒・・・ってとこがちょっと違ってるようだったので、
そこが話題になってただけでは?
38無名草子さん:2006/02/15(水) 22:54:07
>>36
そうだったんだ。ありがとうございました。
39無名草子さん:2006/02/15(水) 22:59:17
うひひ。英在さんって、なんかオモロイw
好きだよ、おまいさん。

それにしても瓜と爪、翻訳読んだ時、意味わからなかった。
そのあとの文と全く続いていないので。
今ここ読んで、初めて意味がわかったよ・・・。
40無名草子さん:2006/02/15(水) 23:03:10
>そのあとの文と全く続いていないので
そういう唐突な訳語が多すぎるよね。
41無名草子さん:2006/02/15(水) 23:07:40
>>23ですが、いろいろ教えていただいて、ありがとうございます。
漢字の覚え方にしてしまうなんて、置き換える例がヘンすぎる。
ばあさんがもう一つ教えてくれた「ムーツキテンテン、ヒヒテンテン」の方じゃなくて良かった。
(「熊」の字の覚え方なんだって)

竈の方も、調理用ストーヴと聞いたらすぐわかりました。
イギリス映画で見たことがありますし、モンゴメリの作品にも出てきました。
竈って言ったら、土間にあってご飯のお釜が載ってるのしか思い浮かばなくて。
あー、やっと両方の意味がわかってすっきりしました!
42無名草子さん:2006/02/15(水) 23:27:10
日本語版についての質問です。

4巻20章522ページ(上巻)
ハリーと図書館でドラゴン対策の方法を探していたハーマイオニーが
クラムが入ってきたのを見ていうせりふ。
「あの人のファンクラブがすぐに来るわ。ピーチクパーチクって・・・・」

ファンクラブの女の子たちがうるさいっていうのを「ピーチクパーチク」って
言ってるんだろうけど、こんなこと言うの、年配の人ぐらいじゃないですか・
原書だとどうなってるんですか?
43無名草子さん:2006/02/15(水) 23:32:23
>>36
そうですね。
たぶん原書の'dot one's i's and cross one's t's.'が文字を書くことにちなんだ
慣用表現だから、邦訳も昔から伝わる(?)文字にちなんだ言葉あそびみたいのを
ってことで爪瓜を持ってきたのかもしれません。
でもやっぱり苦しいから>>34みたいに「よく文字を見直して〜」とかやっちゃった方が
意味がわかってよかったんじゃないかと思います。
44無名草子さん:2006/02/15(水) 23:35:54
>>42
‘his fan club'll be here in a moment, twittering away...’(UK版P296)
ですね。
小鳥がさえずるとか、小鳥がさえずるように話すとかいう意味はあるけど、
ピーチクパーチクはちょっとなあ。
45無名草子さん:2006/02/15(水) 23:36:48
>「ピーチクパーチク」って
言ってるんだろうけど、こんなこと言うの、年配の人ぐらいじゃないですか・

訳しているのが年配の人たちなのでorz
46無名草子さん:2006/02/15(水) 23:39:00
twitterは小さな声でペチャクチャしゃべる感じだと思うよ。
ピーチクパーチクってもっとうるさい感じじゃない?
47無名草子さん:2006/02/15(水) 23:41:33
>>43
でも、そのdotなんとかってやつが物事は細かいとこまでちゃんとやれ、って
いう意味の慣用句なんだったら、漢字の覚え方のコツの「爪はつめなし」なんてのを
もってくるのはすごくおかしくないか?
48無名草子さん:2006/02/15(水) 23:44:40
43ですがおかしいと思います。ハイ。
49無名草子さん:2006/02/15(水) 23:51:03
>>46
おめえら、ピーチクパーチクうるせえぞっ!!!!
ってオッサンが怒ってるシーン、昔のテレビドラマでよく見た気がするw
小鳥のさえずりよりかはうるさい感じだね。
どっちにしても今どきの若い女の子が使う表現じゃないなw
50無名草子さん:2006/02/15(水) 23:52:18
>>47
たしかにw
51無名草子さん:2006/02/15(水) 23:54:12
つーかぴーちくぱーちくといえばおてもやん。
52無名草子さん:2006/02/16(木) 00:01:04
>>42
これクラムが図書室に来たからファンクラブが来て騒ぐ前に
談話室に帰ろうよってハリーに促すシーンだよね。

「〜ペチャクチャうるさくなるから」とやってもいいし
「すぐにあの人のファンクラブがやってきてしゃべりまくるわよ」
とかやってもいいかな。

「ピーチクパーチク」って…昔おばあちゃんが言ってたのを聞いたことが
あるような気がするけど、またレトロな表現がでてきたもんだなw
53携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/16(木) 00:06:16
3巻17章
p430「『ハグリッドだ』」の後に改行。(480)
p430「ハーマイオニーは声を詰まらせた。」の後に改行。(480)
p432「『ロン―早く―マントに入って―』」の後に改行。(482)
p434「『ハリー―助けを呼ばなくちゃ―』」の後に改行。(484)
p434「僕たちにもできるはずだ』」の後に改行。(485)
p434「『ああ、誰か、助けて』」の後に改行。(485)
p434「狂ったように呟き続けた。」の後に改行。(485)
p434「ハリーは厳しい顔で言った。」の後に改行。(485)
p435「『こっちだ』」の後に改行。(486)
p436「窓をズーッと見回していた。」→「窓をずいーっと見回していた。」(487)
p436「頭上で何かが軋む音がした。」→「頭上で軋む音がした。」(487)
p439「ハーマイオニーは凍りついたような」→「ハーマイオニーが凍りついたような」(490)
p440「『もう遅過ぎる―』」→「『もう待てない―』」(492)
p441「シャーッと鳴いてわきに跳とび退いた。」→「シャーッと鳴いて脇に跳びのいた。」(493)
p441「蒼白だった顔がいまや青ざめ、」→「蒼白な顔がますます青ざめ、」(493)
p441「心臓に向けたまま、ゆっくりと」→「ブラックの心臓に向けてゆっくりと」(493)
p441「『おまえは僕の両親を殺した』」の後に改行。(493)
p442「『すべて?』」の後に改行。(493)
p442「怒りで耳の中がガンガン鳴っていた。」の後に改行。(494)
p442「『聞いてくれ』」の後に改行。(494)
p442「ブラックの声には緊迫したものがあった。」の後に改行。(494)
p442「僕はたくさん知っているんだ』」→「僕はたくさん知っている』」(494)
p442「ハリーの声がますます震えた。」の後に改行。(494)
p442「『おまえは聞いたことがないだろう、え?」→「『おまえはあの声を聞いたことがないんだ。」(494)
54携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/16(木) 00:07:02
(3巻17章続き)
p445「ハーマイオニーの方を見た。」→「ハーマイオニーを見た。」(497)
p446「また震え出したのを感じた。」→「また震えはじめるのを感じた。」(498)
p446「『僕は先生を信じてた』」の後に改行。(498)
p446「『だめよ!』ハーマイオニーが叫んだ。」の後に改行。(498)
p447「『スネイプ先生がお喜びだろう』」の後に改行。(499)
p447「みんな知ってることだ』ルーピンが言った。」の後に改行。(500)
p447「ロンが息を呑んだ。」の後に改行。(500)
p447「ルーピンが続けた。」の後に改行。(500)
p447「わたしが信用できると、」→「私が信用できる者だと、」(500)
p448「天蓋付ベッドの方に歩いていき、」→「天蓋付ベッドのほうに歩いてゆき、」(500)
p448「手引きはしていない』ルーピンが言った。」の後に改行。(501)
p448「『ほーら』」の後に改行。(501)
p448「『もちろん、使い方は知っているよ』」の後に改行。(501)
p448「ルーピンは先を急ぐように手を振った。」の後に改行。(501)
p448「友人はわたしをそういう名で」→「友人は私のことをそういう名で」(502)
p449「『ジェームズがマントに隠れるのを何度見たことか……』」の後に改行。(502)
p449「ルーピンはまた先を急ぐように手を振った。」の後に改行。(502)
p449「君はハグリッドのところを離れ、」→「君たちはハグリッドのところを離れ、」(502)
p449「『わたしは目を疑ったよ』」の後に改行。(502)
p450「『大ありだ』ルーピンが言った。」の後に改行。(503)
p450「ルーピンが静かに言った。」の後に改行。(504)
p450「『『動物もどき』だ』ブラックが言った。」の後に改行。(504)
55携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/16(木) 00:09:37
間違った!
× p441「心臓に向けたまま、ゆっくりと」→「ブラックの心臓に向けてゆっくりと」(493)
○ p441「ブラックの心臓に向けたまま、ゆっくりと」→「ブラックの心臓に向けてゆっくりと」(493)

失礼しました。
56無名草子さん:2006/02/16(木) 00:10:34
おてもやんって明治か大正の歌じゃなかったか。
57無名草子さん:2006/02/16(木) 00:12:37
いつも乙です。

p440「『もう遅過ぎる―』」→「『もう待てない―』」(492)
おっ、これ直ったんだ!
前に指摘があった、シリウスの
‘I've waited too long-’(UK版P250)
だよね。
58無名草子さん:2006/02/16(木) 00:16:44
p441「シャーッと鳴いてわきに跳とび退いた。」

携帯版チェックさんの打ち間違いかな?
と思って本で確かめたら、確かにそうなっていた…。
「ととび」って一体 orz
本当にちゃんと校正入ってるんだろうか。
59無名草子さん:2006/02/16(木) 00:25:47
>>37
そんな慣用句があったなんて知らない人多いと思うよ。
自分もその一人だけどw
ここに来るといろんなこと勉強になってオモシロイ。
英在さんも他の人たちもありがと。
自分は日本語版しか読んだことないけど、原書のほうが
ずっと面白そうだね。自分、英語読めないけどw
60無名草子さん:2006/02/16(木) 00:30:54
>>58
はねとびのいた と読ませたいのかも。
そんな言葉は聞いたことないけど。
61無名草子さん:2006/02/16(木) 00:34:20
>>57
ずっと前、バレスレで指摘があったやつだよね。
ハリーと格闘になってしまったシリウスのセリフ。
‘I've waited too long-’といったのはピーターをしとめるチャンスをずっと待っていたからだよね。

「もう遅すぎる」はあんまりだけど「もう待てない」もぴんとこないな…。
バレスレで誰かが試訳した「俺はもう十分すぎるほど待った」とかいうのがよかったと思う。
62無名草子さん:2006/02/16(木) 00:48:08
邦訳2巻では、ドラコってルシウスに対してタメ口だったよね。
6巻のドラコとナルシッサの会話シーンも、そうなってしまうのかなぁ……
63無名草子さん:2006/02/16(木) 07:53:50
携帯版チェックさん、いつもごくろうさまです。

>p436「窓をズーッと見回していた。」→「窓をずいーっと見回していた。」(487)
「ずいーっと」見回す・・・?
相変わらずですなw
64無名草子さん:2006/02/16(木) 08:15:28
歌舞伎の舞台挨拶っていうか口上だっけ?
「隅から隅までずずずいーっと〜」とかいうの。

「おてもやん」の歌詞も検索してみたよ。
♪尻ひっぴゃーで 花盛り 花盛り
ピーチクパーチク ひばりの子
玄白なすびの いがいがどん〜

そもそも熊本県の民謡だそうで…。
さすがハーマイオニーなんでもしってるんだなー。
…なんて感心してる場合じゃないよ。やれやれ…orz.
65無名草子さん:2006/02/16(木) 08:23:51
>>64
歌舞伎に限らないと思うけど、かなり古い言い方だね>ずいーっと
さすが幕末通詞・・・orz
66無名草子さん:2006/02/16(木) 08:34:51
4巻(上)16章415ページにでてくる「くり抜きかぼちゃ」ってなんですか?
67無名草子さん:2006/02/16(木) 09:18:34
>>66
本がないんで勘だけど、ハロウィンのかぼちゃじゃないか?
ジャック・オ・ランタンってやつ
68携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/16(木) 13:51:47
3巻18章
p452「ハリーが言った。」の後に改行。(506)
p452「『シリウス、よせ!』」の後に改行。(506)
p452「知る―権利が―あるんだ!』」の後に改行。(507)
p453「『いいだろう。それなら』」の後に改行。(507)
p453「ブラックはネズミから目を離さずに言った。」の後に改行。507)
p453「ルーピンが静かに言った。」の後に改行。(508)
p454「目を離さず、ブラックが」→「目を離さずに、ブラックが」(508)
p455「階段の踊り場の方を見た。」→「階段の踊り場を見た。」(510)
p457「他の親にしてみれば、」→「他の生徒の親にしてみれば、」(511)
p457「ダンブルドアが校長になり、」→「ダンブルドア先生が校長になって、」
p458「君のお父さんだ―ジェームズ・ポッター』」→「君のお父さん―ジェームズ・ポッターだ』」(512)
p458「変身は辛くないものになった」→「変身は辛いものではなくなった」(513)
p459「そっとトンネルを降り、」→「そっと柳の下にあるトンネルを降り、」(514)
p459「『どんな動物に―?』」の後に改行。(514)
p460「『それを思うと、いまでもゾッとする』」の後に改行。(515)
p461「『スネイプだって?』」の後に改行。(516)
p461「ルーピンが重苦しく言った。」の後に改行。(516)
p461「ブラックがせせら笑った。」の後に改行。(517)
p462「わたしに出会っただろう―」→「私に出会っていただろう。―」(517)
p462「『だからスネイプはあなたが嫌いなんだ』」の後に改行。(518)
p462「ハリーは考えながら言った。」の後に改行。(518)
p462「『その通り』」の後に改行。(518)
69携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/16(木) 13:53:24
3巻19章
p464「『マント』をわきに投げ捨てた。」→「『透明マント』を脇に投げ捨てた。」(520)
p464「『セブルス、君は誤解している』」の後に改行。(521)
p465「ルーピンが静かに言った。」の後に改行。(521)
p465「スネイプが低い声で言った。」の後に改行。(521)
p466「君は停学処分を待つ身ですぞ』」の後に改行。(522)
p466「スネイプが吐き出すように言った。」の後に改行。(522)
p466「スネイプが囁くようにブラックに言った。」の後に改行。(523)
p466「ブラックが憎々しげに言った。」の後に改行。(523)
p466「スネイプがいやに滑らかに言った。」の後に改行。(523)
p467「スネイプが唸った。」の後に改行。(524)
p468「『学生のとき、からかわれたからと」→「『学生時代に、からかわれたからと」(524)
p469「『こんなこと、君がしてはいけなかった』」の後に改行。(525)
p469「ブラックがハリーを見ながら言った。」の後に改行。(525)
p469「ブラックが言った。」の後に改行。(526)
p469「ロンが弱々しく言った。」の後に改行。(526)
p470「『ファッジだ』ブラックが答えた。」の後に改行。(527)
p471「『ロン、聞いたことはないかい?』ルーピンが言った。」の後に改行。(528)
p472「どうだね?』ルーピンが続けた。」の後に改行。(529)
p473「『ハリー』」の後に改行。(531)
p474「ブラックの声がかすれた。」の後に改行。(531)
p476「男はハアハアと浅く、」→「男はハァハァと浅く、」(534)
p478「脱獄するとわかっていたと言うのか?』」の後に改行。(536)
p478「ルーピンは眉根をよせた。」の後に改行。(536)
p478「ブラックが言った。」の後に改行。(536)
70携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/16(木) 13:54:00
(3巻19章続き)
p480「力のある人たちに」→「力のある者たちに」(538)
p480「ハーマイオニーがおずおず口を開いた。」の後に改行。(539)
p483「襲えるように準備万端だ……」→「襲えるよう準備万端だ……」(542)
p483「『看守が、(省略)『あいつはホグワーツにいる』って』」が薄い色の文字に。(542)
p484「それ以外は……ハリー、」→「それ以外は…………。ハリー、」(543)
p484「『信じてくれ』」の後に改行。(543)
p484「死刑の宣告でもあるかのように」→「死刑宣告ででもあるかのように、」(543)
p484「この上おまえの手で汚されたくはない』」の後に改行。(544)
p485「ルーピンが答えた。」の後に改行。(544)
p485「ルーピンは袖を捲り上げながら言った。」の後に改行。(544)
p486「一層青白くなりながら、」→「いっそう蒼白になりながら、」(545)
p486「ブラックが大声を出した。」の後に改行。(546)
p488「あらゆるところを征服していた!』」の後に改行。(547)
p488「史上もっとも邪悪な」→「史上でもっとも邪悪な」(547)
p488「ルーピンが静かに言った。」の後に改行。(548)
p489「平然として眺めていたはずだ。」→「平然と眺めていたはずだ。」(548)
p489「我々の手で吸魂鬼に」→「僕たちの手で吸魂鬼に」(548)
p489「『ハリー、君だけが決める権利がある』」→「『ハリー、君だけが決める権利を持つ』」(549)
p489「ブラックが言った。」の後に改行。(549)
p490「ハリーはくり返し言った。」の後に改行。(549)
p491「『僕も』」の後に改行。(551)
71無名草子さん:2006/02/16(木) 14:14:54
いつも乙です!

p489「我々の手で吸魂鬼に」→「僕たちの手で吸魂鬼に」(548)
これ訂正入って嬉しい。
ハリーが「我々」なんて変だしねw
72無名草子さん:2006/02/16(木) 14:40:07
>>22
なんだこの文章……。
このまま載ってるの? 本当に?
73無名草子さん:2006/02/16(木) 15:22:50
わ、、ほんとだ。
22の引用、読点だけの問題かと思ってちゃんと読んでなかったけど
(ごめん22)それ以前に日本語の文として最低。
74無名草子さん:2006/02/16(木) 15:53:51
>>66
67のいうとおりハロウィンのかぼちゃのランタンのようです。
原文はcarved pumpkins. (UKp236)
細かく言えばこのcarvedは目鼻を彫刻してあるって意味だと思うので
たんなる「くりぬき」じゃちょっとイメージが違うようにも思うが。
まあ他にハロウィンの描写があるからわかるでしょ…ってことかな。
「かぼちゃのランタン」とすれば一番わかりやすかったのではと思うが
今までの感じから言って「南瓜の提燈(ちょうちん)」とされなかっただけましかも。
75無名草子さん:2006/02/16(木) 16:05:29
誤訳挙げたり、携帯版チェックするのもいいけど
まとめサイトどうするの?
今まで挙がってきたやつ、誰がどこのうpするの?
76無名草子さん:2006/02/16(木) 16:35:30
2〜3日元管理人さんから意見表示がないか待ってみて
それから必要の部屋でスレッド立てて話し合おうみたいなことになってるらしい。
77無名草子さん:2006/02/16(木) 16:40:54
>>72
本当にこのまま載ってます。

>クモを探すことさえ簡単にはできなかったのだから、ましてや先生の目を盗んで、
>女子トイレに潜り込むなど、特に、最初の犠牲者が出た場所の、
>すぐ脇の女子トイレだし、とても無理だった。(2巻16章P418)

>It had been hard enough trying to look for spiders.
>Escaping their teachers long enough to snake into a girls'bathroom,
>the girls' bathroom, moreover, right next to the scene of the first
>attack, was going to be almost impossible.(UK P210)

なんか邦訳読んだら英語ニュースの同時通訳放送とかを思い出してしまった。
(ぜんぜん何言ってるかわからないことあるよね)
僭越ながら試訳してみる:

「クモを探すことさえ難しかったのだ。先生の目を盗んで女子トイレに ― それも
最初の犠牲者がでた場所のすぐ脇のトイレに ― に忍び込むなどということは
ほとんど不可能に近いだろう。」

原文がカンマを使い(the)girls' bathroomを繰り返して強調しているので
こちらはダッシュを使ってトイレという言葉を繰り返してみたけど、どうかな。
これなら読点はひとつもいらないと思う。
78無名草子さん:2006/02/16(木) 17:09:36
原文がひとつだからって、訳文もひとつにまとめる必要はない。
日本語と英語は構成のしかたが全然違うんだから、日本語と
して読みやすくするためには訳文のほうを二つに分けてもいい。
文芸翻訳ではそのぐらいのことは許容範囲だし、そういう柔軟性も必要。
・・・・・ってこと、知らなかったんだろうね、訳者さんたち。
79無名草子さん:2006/02/16(木) 17:20:51
77の引用をよくみると原文はふたつに分かれてるよ。
邦訳はそれをわざわざくっつけて長くして、読点で区切ってわけわからなくしているよ。
80無名草子さん:2006/02/16(木) 17:35:20
>78
どっちかっていうと、原文で一文のところを二文にも三文にもぶったぎってることの
方が多いよ>松岡訳
81無名草子さん:2006/02/16(木) 17:48:26
いくら原文がcarved pumpkinだからって、そのまま「くり抜きかぼちゃ」って直訳しちゃうのって
芸がなさすぎだね。
82無名草子さん:2006/02/16(木) 18:24:14
ライティングデスクが文机になったり、キッチンが厨になったり、
芸がありすぎることもあるけどねorz
83無名草子さん:2006/02/16(木) 18:50:58
分けて訳すべき文は無理やり一文にし、
一文で訳せるものをわざわざぶった切る。
訳を工夫すべき単語は芸もなく直訳し、
直訳やカタカナ語でいい単語にばかげた訳を当てはめる。
…ってことかな。
84無名草子さん:2006/02/16(木) 19:08:16
まとめの中の人、自分の行動で住人が一喜一憂するのを楽しんでるんだよ。
こうなるともう嵐と一緒じゃないか?
華麗にスルーしてしまえ。
85無名草子さん:2006/02/16(木) 19:22:37
玄関サイトの人は、まとめサイトを運営してるのが別人だと
はっきり明記すべきだと思うが。あれじゃわからんよ
86無名草子さん:2006/02/16(木) 19:33:51
まとめサイトは別の者が運営しています・・・・ってどこかに書いてあったよ
・・・・と思って、今見てきたけど、見つからなかった。
まとめサイト管理人さんがいなくなっちゃったから、あの文も消しちゃったのかな?

>>84
でもあのまとめサイト、すごくよくできてるから、できればあれをそのまま
継承する形がいいと思うんだけど。でも元管理人さんが出てきてくれないと
そういう引継ぎの話し合いすらできない。
87無名草子さん:2006/02/16(木) 20:18:10
>>84
そういう決めつけはヨクナイ
みんながこれだけ心配してるのに全然答えてもくれない今の態度は
向こうもよくないと思うけど、あれだけの仕事をひとりでずっとやってきて
くれた人に対して失礼だと思うよ。

まあ、ここでこんなことずっと話しててもなんの解決にもならないから、
誤訳検証は続けていったほうがいいと思うけどね。
まとめサイト更新終了から今までの分、あとでまとめてアップしなくちゃいけない
ことを考えて、ここでの検証も今までみたいにただダラダラと書いてくだけじゃなくって、
検証一例ごとにできるだけアップしやすい形にまとめながら進めていく、っていったら
いいんじゃないか?
スタイルとしては今のまとめサイトの形みたいにして・・・・。
そうすれば新まとめサイトが出来た時、アップしやすいと思うんだけど。
88無名草子さん:2006/02/16(木) 20:33:05
>検証一例ごとにできるだけアップしやすい形にまとめながら進めていく、っていったら
いいんじゃないか?
それいいね。
話がまとまったところで、誰かが
原文:
邦訳:
試訳、及び解説(?):
みたいな感じに書き直していくようにすればいいかな?
89無名草子さん:2006/02/16(木) 20:34:08
誰かって誰。
90無名草子さん:2006/02/16(木) 20:39:03
その検証に関わった人たち。
テンプレ作りのときみたいな要領でってこと。
ああやってそこにいる人たちで確認しあいながらやってけばいいんじゃない?
今のやりかたより手間かかるけど、しょうがないでしょ。
少なくともあとでアップする手間が少しは楽になるんじゃ?
91無名草子さん:2006/02/16(木) 20:41:08
まとめ管理人さんも無名草子で戻ってきてる気もするけどね。
匿名掲示板ってそういう時ベンリだよねw
92無名草子さん:2006/02/16(木) 21:06:30
>90
ずいぶん前、まとめサイト管理人さんの負担が少なくなるように
そういうやり方にしないか?って自分も提案したことあるけど
その時は華麗にスルーされたけどねw
今回はこういう事態だから、みんなやってくれるのかな?
めんどうなことは誰か他人がやってくれるでしょ、って人が
多いみたいだし。
まとめサイトの人を中傷する住人へ送る

このレスを読むときには私はとうに屍となっていよう。
だがスレの秘密を知ったことは覚えておけ。
真のホルクルクスを盗み出した。命を尽くして亡きものとする。
汝が宿敵に相対することを願って死ぬとしよう。
再び死すときが来よう
R.A.B(レノミナーレ・あんた・ばか?)
94無名草子さん:2006/02/16(木) 21:27:26
また来た。こういう時はちゃっかり自己主張したがるね。
こういう時だけしか書き込めないんだろうけど。
95無名草子さん:2006/02/16(木) 21:31:21
6巻の例の文章だとすればまるきり誤訳だしな。
>>95
正しい訳を教えてください<(_ _)>。
>>94
私が書き込むことでスレの皆様にご迷惑がかかるとお考えでしたらメール欄に「死ね」とお書き込みくださいますか?
98無名草子さん:2006/02/16(木) 21:38:37
>>97
書き込む内容にもよる。
単なるウケ狙いの書き込みは、他のスレでやったほうがいいと思うよ。
空気読むように・・・・。
99無名草子さん:2006/02/16(木) 21:39:11
原文がひとつだからって、訳文もひとつにまとめる必要はない。
>日本語と英語は構成のしかたが全然違うんだから、日本語と
>して読みやすくするためには訳文のほうを二つに分けてもいい。
>文芸翻訳ではそのぐらいのことは許容範囲だし、そういう柔軟性も必要。
>・・・・・ってこと、知らなかったんだろうね、訳者さんたち。

このような内容の文章は容認しうるものですか?

101無名草子さん:2006/02/16(木) 22:00:09
必要の部屋、新スレ立ったね
102無名草子さん:2006/02/16(木) 22:00:59
>>100
検証の一環でその程度のことはまあ書いてもいいだろう。
ただ78のその文は77の珍訳例について言うこととしてはちょっとピントがずれていたけどね。
(77の珍訳例はふたつの文をひとつにまとめたことによる失敗だから)
まとめました。

英語版:She was standing at the stove (UK版P445)
日本語版:竈(かまど)のところに立って(5巻下23章P135)
注:竈よりは「炉」や「コンロ」のほうが近いと思われる

英語版:?You are disturbing the clairvoyant vibrations!’(UK版P219)
日本語版:あなたがたは、未来を透視する神秘の震えを乱していますわ(3巻15章 p387)
注:「神秘の震え」はなじみがなく意味が分かりにくい。

英語版:‘…Very little receptivity to the resonances of the future.’(UK版p83)
日本語版:〜未来の響きへの感受性というものがほとんどございませんわ(3巻 6章 p142)
注:誤訳でないがなんとなく分かりにくい

日本語版:「爪にツメなし、瓜にツメあり。最後の仕上げが終わったら、何でも好きなことをしていいわ!」(5巻下23章P134)
英語版:‘If you've dotted the “i”s and crossed the “t”s then you may do whatever you please!’(UK版P444)
注:「爪にツメなし、瓜にツメあり」では「ちゃんと仕上げる」の意味につながらない。
104無名草子さん:2006/02/16(木) 22:29:13
悪いけどレノミナーレ、そんなまとめじゃ読んだ人がぜんぜん納得しないと思うよ。
まとめるのはその検証にかかわった人に任せたほうがいいのじゃないかな。
その人たちは邦訳や原書の指摘箇所の前後の文をちゃんと読んでると思うし。
読んでないレノミナーレがいい加減にまとめてもあまり説得力ないと思うよ。
私が書き込むことでスレの皆様にご迷惑がかかるとお考えでしたらメール欄に「死ね」とお書き込みくださいますか?
お前はすっこんでろボケ!とおっしゃりたいのでしょう?
レノミナーレは悪い子悪い子!(ガンガン)
107無名草子さん:2006/02/16(木) 22:33:30
>>105
「死ね」なんて言葉は誰に対しても使いたくないよ。
でも正直、君の書き込みはちょっと迷惑かな。
ごめんね。もっと楽しいスレだったら君みたいな人の相手するのも
楽しいだろうと思うんだけど…。
ここまじめなスレッドだからあんまりふざけられるとちょっと困るんだよ。
コピペ

日本語版:「シャーッと鳴いてわきに跳とび退いた。」(携帯版3巻p441)

注:「はねとびのいた」 と読ませたいのかも。


日本語版:クモを探すことさえ簡単にはできなかったのだから、ましてや先生の目を盗んで、 女子トイレに潜り込むなど、特に、最初の犠牲者が出た場所の、 すぐ脇の女子トイレだし、とても無理だった。(2巻16章P418)
英語版:It had been hard enough trying to look for spiders. Escaping their teachers long enough to snake into a girls'bathroom, the girls' bathroom, moreover, right next to the scene of the first attack, was going to be almost impossible.(UK P210)
注:いくらなんでも読点多すぎるよ
試訳:クモを探すことさえ難しかったのだ。先生の目を盗んで女子トイレに ― それも最初の犠牲者がでた場所のすぐ脇のトイレに ― に忍び込むなどということはほとんど不可能に近いだろう。」
109無名草子さん:2006/02/16(木) 23:01:57
ごめんね スレ違い。レミちゃん、空気読んで出てきたんだと思うの。
今ここちょとベクトル見失ってるでしょ。だから。いや、みんなの気持ちも
わかるんだけど。こんな発言でスレ消費しちゃダメだし。でも言いたかったの。
110無名草子さん:2006/02/16(木) 23:16:43
たしかに。レミちゃんがでてくる隙を作ったわしらが悪かったかも。
111無名草子さん:2006/02/16(木) 23:18:44
>>110-109
れのみなーれ、もっと生産的なことはできんのか
112無名草子さん:2006/02/17(金) 02:07:34
あぼんすればいいのに
113無名草子さん:2006/02/17(金) 11:11:18
こかがおかしいスレの1からしか見てないのですが、この嫌われっぷりを見ると
レミさんはこのスレの前身スレかなにかで昔なにかされたのでしょうか。

自らサンドバッグにならなくてもいいのに、とは思いますが
まとめの中の人を嵐とか誹謗中傷するのよりましに見えますけどね。
本当に嫌ならかまわなければいいのに。
114無名草子さん:2006/02/17(金) 15:14:21
検証一例ごとにテンプレにあわせてまとめていくというのはいいアイデアだけど
それだと新しい指摘をだすタイミングが今より難しくなるし、一つの語訳例についての
レスや話し合いが長くなって、短いレスが埋もれてスルーされたりすることも増えてくるだろう。
スレの消費も早まれば結局あとで読み直しにくくなるし、そうしたらやっぱりまとめるのが大変になる。

誰かが言ってたようにここで出た指摘をテンプレにあわせてまとめたのを
そとの掲示板を借りてそこに書いていくとか、そういうことはできないかな。
もしくはそのためのスレを難民板などに立てたりしてはいけないだろうか?

115無名草子さん:2006/02/17(金) 15:18:37
>>114
誰がまとめて書くんだ?という問題。
116無名草子さん:2006/02/17(金) 15:20:47
>>114
そういう話は必要の部屋のほうでしたほうでしたほうが・・・・?
そのための場所だから。
ttp://www.progoo.com/rental/tree_bbs/bbs.php?pid=33366
117無名草子さん:2006/02/17(金) 15:27:45
ここでちょっとゆっくりそういうまとめに集中するのもいいかもよ。
知り合いのハリポタファンにこのスレのこと教えて投稿頼んだんだけど、
概出例チェックしたくても、スレの流れが速すぎてチェックしきれないって
言ってた。
今までずいぶん速く突っ走ってきたから、これを機会にそういう整理にちょっと
時間を費やすってのもいいんじゃない?
118無名草子さん:2006/02/17(金) 16:42:24
>>115
>誰がまとめて書くんだ?という問題。
このスレで検証にかかわった人がまとめて書こうという話が出ているみたいですけど。
とりあえず皆でやるしかないでしょう。

>>116
>そういう話は必要の部屋のほうでしたほうでしたほうが・・・・?
そうだけど、夕べなんかテンプレにあわせてまとめ書きしようみたいなことが
ここで話し合われたみたいなので、その件はだけでも
ここで決着つけないと新しい語訳例も書きにくいでしょ。
119無名草子さん:2006/02/17(金) 19:43:48
もし、テンプレつくってそれに沿った形で書いていくなら
邦訳:
原文:
解説:
試訳:
の順番がいいと思います。
その方がスレで書かれる順番にも沿っているし説得力があると思うのですが。

今のまとめサイトの書き方はそこが不満でしたが
元管理人さんに悪いので要求できませんでした。
でもせっかくたたき台として作ってもらったので、
この機会に不満点もあげてみたほうが今後のためかもしないと思うのですが
いかがでしょうか?

もしテンプレ書きするなら、の話ですけど。
120無名草子さん:2006/02/17(金) 22:12:21
>今のまとめサイトの書き方はそこが不満でしたが
 元管理人さんに悪いので要求できませんでした。
なんでいちいちそういうこと書くかな?
その時いえなかったんなら、今も言わないのが礼儀じゃないのか?

121無名草子さん:2006/02/17(金) 22:59:15
119じゃないけど、管理人さんがどうとかじゃなくて
たたき台作りが一段落するまで、あれこれいうのは気が引けたってことじゃないの?

それにしてもこうして皆で固まってるわけにもいかないな。
なんか方策を考えないと。
今からでる指摘だけでもまとめを意識した書き方にしてみる?
122無名草子さん:2006/02/17(金) 23:24:34
ちょっとおじゃまします。かなり皆さん沈んでいらっしゃるようで、そんな中
書き込みするのはおこがましいのですが・・
今まで子供が読んでいるものに目を通してみても、ハリポタほどいちいち表現にひっかかる文章は
まずありませんでした。美しい表現、というほどの質を児童書には求めませんが
『間違っていないもの』であってほしい。話の中身に集中できる文章であってほしい。
そうでないと子供はそれを標準としてとらえてしまう。うちの子(小6)がそうです。
1巻は特にボロボロになるまで読んだ様子ですが
「ハリポタって日本語としておかしい表現多いよね」と尋ねてもピンとこない顔をしています。
すべてを受け入れてしまっているのだと思います。とても怖いことです。
だからこそ、この運動を続けてほしいのです。自分にも何かできればと思ってます。
失礼しました。
123無名草子さん:2006/02/18(土) 00:01:21
>>120
119ですが自分のレス読み直したら確かに言葉が足りず嫌な書き方になってると思いました。
元管理人さんも皆さんもごめんなさい。
121さんのいうとおり、たたき台ということなので一段落したらここをこうしたら
とかいうアイデアを皆で出し合うのかな・・・と思っていたけど
そういう機会がないまま更新が終わってしまったので言いそびれてしまったのです。
でもサイトはやっぱりある程度作る人の考え方に任せるしかありませんね。
次に引き継ぐ人のやり方とかわからないとテンプレ考えても役に立つかどうか
わからないっていうのもあるかもしれませんね。
124無名草子さん:2006/02/18(土) 00:03:55
>>122
勇気付けられる書き込みでした。ありがとう!
よし、また頑張ろう!
125無名草子さん:2006/02/18(土) 00:20:50
>「ハリポタって日本語としておかしい表現多いよね」と尋ねてもピンとこない顔をしています。
 すべてを受け入れてしまっているのだと思います。とても怖いことです。
そうそう、それなんですよ、一番怖いことは!
私たちみたいなオトナだったら「この日本語ヘン!」ってこうやって文句いうことできるけど、
お子さんたちにしてみたら、そういうもんなんだ、と思い込んでしまう。
最近、日本語の乱れがひどい、と言われるご時世だからこそ、ちゃんとした日本語で
書いた本を読ませてあげたいですよね。
ましてや原作が言葉遣いに気をつけて書かれた本ならなおさら、です。

>>122さん、ありがとう。
そういうお母さんとしての立場からのご意見、とても参考になります。
これからもどうぞよろしく。
126無名草子さん:2006/02/18(土) 00:26:43
>>122
いいタイミングで勇気づけていただきありがとうございました。
それにしても…、まわりに小さい子供がいないから
ぴんとこなかったけど、やっぱり日本中の何百万人という子供達が
あの文章がつながっていなかったりするすごい邦訳を何度も読んで
柔らかい頭と心に吸収してしまっているのかなと思うとやりきれません。
大人の責任としてやっぱり何かしないといけないなと改めて思いました。
127無名草子さん:2006/02/18(土) 00:56:56
>>122
元気付けてくれてトンクス!これからもヨロシク。
うちの姪っ子(当時4年生)は3巻まで夢中で読んだんだけど、
その後は「書き方がヘンで、読んでるうちに何がなんだかわからなくなってくる」といって
4巻途中で挫折しました。
現在6年生だから、今の読解力だったら多少頭ひねりながらでも読めるようになってるとは思うけど、
あれ以来、ハリポタを読もうとはしなくなった。
販売部数激減みればわかるように、そういう子供も多いんじゃないかと思います。
あんなすばらしい作品なのに、もったいないですよね。
128無名草子さん:2006/02/18(土) 01:09:09
>>123
そうやって素直になれる態度ってエライ!
まあ、後を振り返ってばかりいても、前に進めないので、
これからどうするかを考えることにしましょう。
これから出てくる誤訳指摘については、一応、検証が終わった時点で
それに関わった人たちがテンプレ形式でまとめていくって案に賛成です。
多少、スピードは落ちるかもしれないけど、しょうがないんじゃない?
つか、>117みたいなケースがあるんだったら今まで飛ばしすぎだったかも?w
129無名草子さん:2006/02/18(土) 10:52:11
>それに関わった人たち
自己申告するのか?
130無名草子さん:2006/02/18(土) 15:15:28
別に申告する必要なんてないんじゃない?
いつもテンプレ案をみんなでまとめていくような感じで
書き込んでいけばいいんだから
131無名草子さん:2006/02/18(土) 16:16:54
試しにやってみた。
たしかに邦訳と試訳で原文を挟んだほうがまとめやすいしわかりやすい気もする。
それとも原文が先のほうがいいかな。

邦訳:クモを探すことさえ簡単にはできなかったのだから、ましてや先生の目を盗んで、
女子トイレに潜り込むなど、特に、最初の犠牲者が出た場所の、
すぐ脇の女子トイレだし、とても無理だった。(2巻16章P418)

原文:It had been hard enough trying to look for spiders.
Escaping their teachers long enough to snake into a girls'bathroom,
the girls' bathroom, moreover, right next to the scene of the first
attack, was going to be almost impossible.(UK P210)

試訳:クモを探すことさえ容易ではなかったのだ。先生の目を盗んで女子トイレに ―
それも 最初の犠牲者がでた場所のすぐ脇のトイレに ― に忍び込むなどということは
ほとんど不可能に近いだろう。

解説:邦訳は読点の使いすぎ。日本語の文としても著しく自然さに欠け読みにくい。
原文はふたつに分かれているのに、むりやりひとつにまとめようとしたのが災いしているようだ。
原文はカンマを使って(the)girls' bathroomを繰り返し、強調している。
この感じをだすなら試訳のようにダッシュ(―)を使ったほうが良い。
132無名草子さん:2006/02/18(土) 17:20:14
うん、いい感じ
で、どこかに「最終まとめ」とでも書いておけば
あとでまとめサイトに移すとき、見つけやすいかも?
133無名草子さん:2006/02/18(土) 18:50:49
データを取りまとめて蓄積しておこうと思います。
>>131 はとても良いと思いますが、加えて
「○巻○章」「邦訳○ページ」「○○版○ページ」
があるとありがたいと思います。
134無名草子さん:2006/02/18(土) 19:31:21
>「○巻○章」「邦訳○ページ」「○○版○ページ」
は絶対必要だね。

>>122
遅レスだけど、子供がそうやって間違った日本語を疑問感じずに読んでしまってるって
本当に怖いことだね。
「最近の若者たちの日本語はめちゃくちゃだ」って怒るべき年齢の人たちが
訳してるのにorz
>>122さんみたいに自分の子供がどういう本を読んでるかなんて、ちゃんとチェックしたない
親も多いんじゃないかな?そういう親とか学校の先生がハリポタ邦版の日本語読んだら
どういう反応するんだろ?
135無名草子さん:2006/02/18(土) 19:40:31
131には邦訳のあとに(2巻16章P418)
原文の後に(UK P210)とありますがまだ足りないですか?
邦訳は携帯版と書いてなければハードカバーという了解でいいと思うのですが?
136無名草子さん:2006/02/18(土) 19:42:37
>>135
それでいいと思います
137無名草子さん:2006/02/18(土) 20:03:11
■最終まとめ(かどうかは反論がこないのを確認するまでわかんないねw)

邦訳:「あなたがたは、未来を透視する神秘の震えを乱していますわ」(3巻15章 p387)
原文:‘You are disturbing the clairvoyant vibrations!’(UK p219)
試訳:「あなた方は、透視に必要な集中の気を乱していますわ」

水晶占いの授業にて。
ばかばかしいと思って談笑してしまった三人組に対するトレローニーの反応。
clairvoyantを「未来を透視する〜」としたのはまあいいけれど
vibrationsを「神秘の震え」というのがいかにも苦しい。
このvibrationは「震え」という意味ではなく、「気」のような意味。
(辞書には「霊気」とか「直感的に感じる雰囲気」などと載ってる。
つまり辞書の訳語を選び間違えているので限りなく単純誤訳に近い)
したがってthe clairvoyant vibrationsは「透視のための気」でいいと思うけど
「透視に必要な集中の気」くらいに意訳してもいいかもしれない。
138無名草子さん:2006/02/18(土) 20:04:32
■まとめ

邦訳:「〜未来の響きへの感受性というものがほとんどございませんわ」(3巻 6章 p142)
原文:‘…Very little receptivity to the resonances of the future.’(UK p83)
試訳:「〜未来からの波動を感じる力というものがほとんどありませんのね」
試訳2:「〜未来の予兆に対する感受性に欠けてらっしゃるのですわ」

ハーマイオニーへの言葉。
トレローニーが言いたいのは占いをする人は「未来からのエネルギーを受け取る力がない」
みたいなことではないか。
「波動」なら邦訳の「響き」より、時空を超えて伝わってくるという感じがあるから
上のように訳してみたが、試訳2のようにかなり意訳してしまってもいいかもしれない。
原書のトレローニーのセリフからして神秘系に免疫がないとわかりにくいのは確かだが
邦訳は深い意味を考えずただ直訳したという感じを受ける。
139無名草子さん:2006/02/18(土) 20:09:30
■まとめ

邦訳:「爪にツメなし、瓜にツメあり。
 最後の仕上げが終わったら、何でも好きなことをしていいわ!」(5巻下23章P134)
原文:‘If you've dotted the “i”s and crossed the “t”s
then you may do whatever you please!’(UKP444)
試訳:「誤字脱字を見直して最後にマルをつけたなら、何でも好きなことをしていいよ」

宿題系計画帳の歌。勉強をいい加減にすまさないようにといっているのだろう。
'dot one's i's and cross one's t's.'は物事を最後まできちんとするようにという意味の
慣用表現。そのため邦訳も昔から伝わる文字にちなんだ言葉あそびみたいのを
持ってきたのかもしれないが、爪瓜は漢字の覚え方のコツなので
歌の意味がつながらなくなってしまっている。
いっそ試訳のように慣用句とは関係のない文句にしてしまったほうがわかりやすいのでは。
140無名草子さん:2006/02/18(土) 20:20:09
■まとめ

邦訳:「あの人のファンクラブがすぐに来るわ。ピーチクパーチクって……」
(4巻上20章522ページ)
原文:‘his fan club'll be here in a moment, twittering away...’(UK版P296)
試訳:「すぐにあの人のファンクラブがやってきてしゃべりまくるわよ……」
試訳2:「すぐにあの人のファンクラブがやってくるわ。ぺちゃくちゃうるさくなるから」

クラムが図書室に来たから、ファンクラブが来て騒ぐ前に
談話室に帰りましょうとハーマイオニーがハリーに促すシーン。
twittering awayはさえずり続ける、しゃべり続けるの意。
ピーチクパーチクは熊本県の有名な民謡「おてもやん」の一説。
こんなところで使うのはどうかしている。
141無名草子さん:2006/02/18(土) 20:22:56
■まとめ

邦訳:「もう遅過ぎる―」(3巻p440)「もう待てない―」(携帯版p492)
原書:‘I've waited too long-’(UK版P250)
試訳:「俺はもう十分すぎるほど待った―」

叫びの屋敷でハリーと格闘になってしまったシリウスのセリフ。
ハードカバーの訳は意味不明。
携帯版のほうもピーターをしとめるチャンスをずっと待っていたシリウスの心情が
伝わってこない。
142無名草子さん:2006/02/18(土) 20:33:26
■まとめ

邦訳:ハリーは手伝おうと竈(かまど)のほうに急いだ。(5巻下22章P98)
原文:Harry harried over to the stove to help.(UK版P424)
試訳:ハリーは手伝おうと調理台のほうに急いだ。

いくらブラック家が古いとはいえ90年代のロンドンに竈は似合わない。
竈という漢字も他ではめったに見かけない。
厨(くりや)、文机(ふづくえ)と同様、今では日本人でも言わないような
古臭いことばを現代のイギリス人に言わせているのは激しく違和感。
143無名草子さん:2006/02/18(土) 20:41:09
■まとめ

邦訳:くり抜きかぼちゃ(4巻上16章p415)
原文:carved pumpkins. (UKp236)
試訳:かぼちゃのランタン

場面がハロウィンなので「くりぬき〜」でもわからなくはないが直訳すぎて工夫が足りない。
144137-143:2006/02/18(土) 20:47:36
ごめん。
らちがあかないから勝手にまとめちゃった。
これで現スレの指摘全部じゃないと思うけどほとんどかな。
訂正案ありましたら宜しくお願いします。
145無名草子さん:2006/02/18(土) 20:59:00
>>137-143
編集乙カレ〜
とりあえず気がついたところを書き出してみる。

>>138
「未来からのエネルギーを受け取る力がない」、ではなく、「・・・・力が必要」ってことではない?
あるいは、ハーマイオニーには「未来からのエネルギーを受け取る力がない」か・・・・。
個人的には>>137の解説のほうがわかりやすい気がするんだが・・・・。

>>139
'dot one's i's and cross one's t's.'は物事を最後まできちんと・・・・ではなく、
隅々まできちんとする、という慣用句。似たような意味だけどねw

>>140
ピーチクパーチクはおてもやんだけじゃなくって、ちょっと昔に使われた「おしゃべりで
うるさい」みたいな意味の言い回し。民謡以外でも実際にそう言ってるの聞いたことあるよw
146無名草子さん:2006/02/18(土) 21:12:39
三巻17章の携帯版チェックででてきた
>63 :無名草子さん :2006/02/16(木) 07:53:50
携帯版チェックさん、いつもごくろうさまです。

>p436「窓をズーッと見回していた。」→「窓をずいーっと見回していた。」(487)
「ずいーっと」見回す、という言い方が古くさすぎる(しかも口語的過ぎる?)という
指摘も入れたほうがいいと思う。
すみません、英語版持ってないんで、そこ原語でどうなってるかだれかヘルプ!


147無名草子さん:2006/02/18(土) 21:17:49
>「未来からのエネルギーを受け取る力がない」、ではなく、「・・・・力が必要」ってことではない?
いえ。邦訳か原文を読んでください。
ここでトレローニ先生はハーマイオニーを見限ったような言い方をしています。
でもこのくだりはどう説明しても難しいところなのであえてまとめサイトなどに出さなくてもいいかもしれません。

宿題計画帳は邦訳の「最後の仕上げ」という言葉に引きずられました。ごめん。。

うるさいおしゃべりを「ピーチクパーチク」というのが「おてもやん」から来た言葉かと思ってました。
こんなふうに直せばいいかな。↓

ピーチクパーチクは熊本県の有名な民謡「おてもやん」の一節。
かつてはうるさいおしゃべりに対して怒るときも使われたが今ではあまりきかない。
こんなところでハーマイオニーに言わせるのはどうかしている。

窓をずいーっと〜は今調べています。
148lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/02/18(土) 21:41:39
>>133 我輩でした。コテトリ忘れました、すみません。
おまけに、ちゃんと巻・ページ書いてあるのに見落としました_/ ̄|○
重ねて、すみません。

詳細は必要の部屋に書きましたが、そういうことです。
で、前スレの800番台以降も、まとめサイトに入ってなかったんじゃ
ありませんでしたっけ?追加されたんだっけ・・・?
149無名草子さん:2006/02/18(土) 21:45:43
邦訳:目を見開き、ハーマイオニーは板の打ちつけられた窓をズーッと見回していた。(3巻p436)
目を見開き、ハーマイオニーは板の打ちつけられた窓をずいーっと見回していた。(携帯版
原文:Her wide eyes were travelling around the boarded windows.(UK p247)
試訳1:彼女は大きく目を見開き、板の打ちつけられた窓をぐるぐる見回していた。
試訳2:彼女大きく目を見開き、その視線は板の打ちつけられた窓をさまよっていた。

ロンとパッドフットを追って叫びの屋敷に入ってしまったシーン。
邦訳のずいーっと(ズーッと)見回したという表現は古臭くておかしいばかりでなく
動揺しておびえているハーマイオニーの様子がまるで伝わっていない。


試訳1が普通かもしれないけど2みたいにするとハーマイオニーの動揺が伝わると思ったんだがどう?
「彼女の大きく見開かれた瞳が板の打ちつけられた窓をさまよっていた」でもいいかもしれない。
厳密には瞳や目がさまようのは少しおかしいけれどね。
それにしてもこんなシーンで「ずいーっと」みたいなギャグを放つとはw
150無名草子さん:2006/02/18(土) 22:17:33
「彼女は目を大きく見開き、板の打ち付けられたあちこちの窓を見回した。」ではどう?
かなり意訳っぽいけど、いくつもある窓がどれも板打ち付けられてるのを見てるわけだから、
このほうが日本語としては自然な気がするんだが・・・・。
151無名草子さん:2006/02/18(土) 22:23:55
■最終(?)まとめ

邦訳:「爪にツメなし、瓜にツメあり。
 最後の仕上げが終わったら、何でも好きなことをしていいわ!」(5巻下23章P134)
原文:‘If you've dotted the “i”s and crossed the “t”s
then you may do whatever you please!’(UKP444)
試訳:「誤字脱字を見直して最後にマルをつけたなら、何でも好きなことをしていいよ」

宿題計画帳の歌。勉強をいい加減にすまさないようにといっているのだろう。
'dot one's i's and cross one's t's.'は物事を隅々まできちんとするようにという意味の
慣用表現。そのため邦訳も昔から伝わる文字にちなんだ言葉あそびみたいのを
持ってきたのかもしれないが、爪瓜は漢字の覚え方のコツなので
歌の意味がつながらなくなってしまっている。
いっそ試訳のように慣用句とは関係のない文句にしてしまったほうがわかりやすいのでは。
152無名草子さん:2006/02/18(土) 22:32:45
>>150
たしかに窓はいくつもあるんだよね。
日本語は複数形がないからこんなとき不便だね。
「板の打ちつけられたいくつもの窓を見回していた」としてもいいかもしれない。
153無名草子さん:2006/02/18(土) 22:36:16
■最終(?)まとめ

邦訳:「あの人のファンクラブがすぐに来るわ。ピーチクパーチクって……」
(4巻上20章522ページ)
原文:‘his fan club'll be here in a moment, twittering away...’(UK版P296)
試訳:「すぐにあの人のファンクラブがやってきてしゃべりまくるわよ……」
試訳2:「すぐにあの人のファンクラブがやってくるわ。ぺちゃくちゃうるさくなるから」

クラムが図書室に来たから、ファンクラブが来て騒ぐ前に
談話室に帰りましょうとハーマイオニーがハリーに促すシーン。
twittering awayはさえずり続ける、しゃべり続けるの意。
ピーチクパーチクは熊本県の有名な民謡「おてもやん」の一節。
かつてはうるさいおしゃべりに対して怒るときも使われたが今ではあまりきかない。
こんな古い表現をハーマイオニーに言わせるのはどうかしている。
154無名草子さん:2006/02/18(土) 23:19:25
>>153
Twitteringって小鳥がチッチッチッて鳴くような感じだから
「ピーチクパーチク」ほどはうるさくないニュアンス。
・・・・ってのもちょっと書き加えてくらはい。
155無名草子さん:2006/02/18(土) 23:50:33
■最終(?)まとめ

邦訳:「あの人のファンクラブがすぐに来るわ。ピーチクパーチクって……」
(4巻上20章522ページ)
原文:‘his fan club'll be here in a moment, twittering away...’(UK版P296)
試訳:「すぐにあの人のファンクラブがやってきてしゃべりまくるわよ……」
試訳2:「すぐにあの人のファンクラブがやってくるわ。ぺちゃくちゃうるさくなるから」

クラムが図書室に来たから、ファンクラブが来て騒ぐ前に
談話室に帰りましょうとハーマイオニーがハリーに促すシーン。
twittering awayはさえずり続ける、しゃべり続けるの意。
小鳥がチッチッとさえずるようなしゃべり方のイメージがあるので
ピーチクパーチクほどはうるさくない感じ。

またピーチクパーチクは熊本県の有名な民謡「おてもやん」の一節。
かつてはうるさいおしゃべりに対して怒るときも使われたが今ではあまりきかない。
こんな古い表現をハーマイオニーに言わせるのはどうかしている。
156無名草子さん:2006/02/19(日) 02:15:15
>またピーチクパーチクは熊本県の有名な民謡「おてもやん」の一節。
>かつてはうるさいおしゃべりに対して怒るときも使われたが今ではあまりきかない。
>こんな古い表現をハーマイオニーに言わせるのはどうかしている。

これだと、まだ「おてもやん」が出典のような感じがするような。
それと、「かつてはうるさいおしゃべりに対して怒るときも使われたが」
という書き方だと、怒る時に多く使われるように聞える。実際はそうでも無いと思う。
(うるさいお喋りに対しての言葉だから、多少は不快感も含むかもしれないけど、
 必ずしも怒ってるわけではないと思う。)
「どうかしている」というのも、訳者批判みたいにとられないかな、と少し心配が。
ちょっと修正してみた。どうでしょう?


ピーチクパーチクは、かつては鳥のさえずりやうるさいお喋りを意味する言葉として使われたが、
(熊本県の有名な民謡「おてもやん」の一節にも、「ピーチクパーチク ひばりの子」とある。)
今では口語で若い女の子が使う事はほとんどないので、
ハーマイオニーが使用するのには違和感がある。
157無名草子さん:2006/02/19(日) 02:21:10
私は試訳2のほうが好きですが・・・・w
日本語だと小鳥がチッチッチっって鳴くけど、英語だとtwit,twit,twitって鳴くんですよね。
おてもやんに出てくるひばりの子よりずっと小声w
158無名草子さん:2006/02/19(日) 09:04:00
>137
「集中の気」
は日本語として違和感があるんですが。普通に「霊気」でいいのでは?
あとは波動とか。

試訳:「あなた方は、透視に必要な霊気を乱していますわ」
159無名草子さん:2006/02/19(日) 11:43:42
>>150
「あちこち」というのは口語的で地の文にはイマイチかもしれないので
いくつかある窓を見回したことにするなら
「ひとつひとつ見回していた」とするといいかも。
「彼女は目を大きく見開き、板の打ち付けられた窓をひとつひとつ見回していた」

>>156
それいいですね。
他の人のまとめ案を修正してもらうときは
156さんみたいに自分も修正分を出していったほうがいいですね。
じゃないと最終まとめがつぎはぎ文みたいになってしまうから。

>>158
武道なんかでは「集中の気」というみたいですが
違和感のある人がいるならたしかに「霊気」が無難かもしれませんね。
160無名草子さん:2006/02/19(日) 13:44:44
前スレ800以降も、上みたいな感じでまとめておいたほうがいいと思う。
とりあえず一つ。

■まとめ

邦訳:ハーマイオニーが石の彫刻のように横たわっている姿が、目にこびりついて離れない。(2巻14章P383)
原文:He didn't seem to be able to get rid of the picture of Hermione,
  lying on the hospital bed as though carved stone.(UK版P191)
試訳:ハーマイオニーが病棟のベッドに石の彫刻のように横たわっている姿が、目に焼きついて離れない。

ハリーが、バジリスクに石にされたハーマイオニーの事を考えるシーン。
「こびりついて離れない」は耳に使う言葉で、
「目にこびりついて離れない」というのは、日本語としておかしい。
また、原文にあるハーマイオニーが横たわっていた
「病棟のベッド」(hosupital bed) が、意味なく訳から抜けている。
161無名草子さん:2006/02/19(日) 14:02:42
■まとめ

邦訳:マクゴナガル先生は、少しぎごちなく肖像画の裏の穴から出ていった。(2巻14章P382)
原文:She climbed somewhat awkwardly out of the portrait hole,(UK版P191)
試訳:マクゴナガル先生は、少しぎこちなく肖像画の裏の穴から出ていった。

「ぎごちない」の方が伝統的な読み・語形だが、
今では「ぎこちない」の方が一般的に使う言い方。


「ぎこちなく出ていった」というのも、少し日本語的に不自然な感じがするので、
もっといい試訳を考えたほうがいいかも。

参考:ぎごちない の検索結果 約 9,250 件
   ぎこちない の検索結果 約 425,000 件(Googleで検索)

ぎこちな・い 4 (形)
〔「ぎこつない」の転。「ぎごちない」とも〕十分になれきっていなくて、動作や言葉がなめらかでない。
「―・い手つき」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
(goo辞書)

ぎごちない
(文)ぎごちな・し(ク)
 (ギコチナイとも。「ぎこつなし」の転)
1・無骨で洗練されていない。動作などがなめらかでなく、不自然である。「―・い挨拶」
(広辞苑)
162無名草子さん:2006/02/19(日) 14:13:22
■まとめ

邦訳:「ベクトル先生がハーマイオニーに、がっぽり宿題を出してるといいな。」(4巻下21章P20)
原文:‘I hope Hermione got loads off Professor Vector,’(UK版P325)
試訳:「ベクトル先生がハーマイオニーにどっさり宿題を出してるといいのに。」

ロンの台詞。
「がっぽり」は一度にたくさんの金が手に入ったり、または出たりするさまを表す
俗語なので、この場合は「どっさり」などの方がいいのでは?
163無名草子さん:2006/02/19(日) 14:26:27
闇陣営では口芸が流行っているらしい。

■まとめ

邦訳:マルフォイ氏の口元がにやりとめくれ上がったのはなぜなのか、
   ハリーにははっきりわかっていた。(4巻上8章P158)
原文:Harry knew exaxtly what was making Mr Malfoy's lip curl.(UK版P92)
試訳:マルフォイ氏が不快そうに口元をゆがめた理由をハリーはよく知っていた。

クィディッチ・ワールドカップの客席にて、
ルシウスがハーマイオニーに嫌な顔をしてみせる場面。
このlip curlはにらみ返したハーマイオニーへの冷笑ではなく、
嫌そうに口元をゆがめたのではないかと思う。

■まとめ
邦訳:「そーれ」ヴォルデモートの唇のない口がニヤリとめくれ上がり、 (4巻下33章p451)
原文:‘Yes,'said Voldemort, a grin curling his lipless mouth,(UK版P565)
試訳:「そう」ヴォルデモートは唇のない口でにやりと笑った。

リドルの墓前にて。
デスイーター達にハリーを紹介するシーン。
「口がめくりあがる」という表現は変。
164無名草子さん:2006/02/19(日) 14:39:49
>>161
「ぎごちない」もう一ヶ所発見。

邦訳:二人はぎごちなく頭を下げ、ノロノロと呟いた。(4巻下33章p450)
原文:They bowed clumsily, muttering dully. (UK版P565)

クラッブ・ゴイルの父がヴォルデモートと話している場面。
165無名草子さん:2006/02/19(日) 14:42:17
>>160-163
乙です。
まだたしかフェレット問題とか「蛙の新漬」とかいくつかありましたよね。
でも一気に出すとわけわからなくなってしまうから
とりあえずゆうべの例なども反論が出尽くしてまとまったらそれらも出していきましょう。
lumosさんもサイト作りには多少の時間がかかるだろうと思いますのでゆっくりでいいと思います。
166無名草子さん:2006/02/19(日) 14:56:32
■まとめ

邦訳:あなたの目は緑色、青い蛙の新漬(しんづけ)のよう
   あなたの髪は真っ黒、黒板のよう
   あなたがわたしのものならいいのに。あなたは素敵
   闇の帝王を征服した、あなたは英雄 (2巻13章P354)
原文:‘His eyes are as green as a fresh pickled toad,
His hair is as black as a blackboard,
I wish he was mine, he's really divine,
The hero who conquered the Dark Load.’(UK版P178)
試訳:新鮮な蛙のピクルスのよう(一行目)
   闇の帝王を倒した(四行目)

ジニーが送ったバレンタインカード。
「新漬」などというよりも、
今の子供にはハンバーガーに入っている
「ピクルス」のほうがずっとわかりやすい。
「新漬」のせいで一気にイメージが純和風に。

また、conqueredを「征服した」と訳しているが、
それではまるでハリーがヴォルデモートを倒した後、君臨しているよう。
「倒した」や「打ち負かした」のほうが適当なのでは。
167166:2006/02/19(日) 15:03:39
あと残っている指摘
・フェレットとイタチ
・ハリーやネビルの子供っぽい喋り方
・「切るでないぞ」

フェレットもまとめようかと思ったのですが、
書き込みが多くてちょっと混乱しましたw
イタチの伝説(バジリスクとの関係等)に詳しい方、
またよろしくお願いします。
168無名草子さん:2006/02/19(日) 15:14:24
>>160
>「病棟のベッド」(hosupital bed) が、意味なく訳から抜けている。

hospital bedの打ち間違いですね。すみません。
169無名草子さん:2006/02/19(日) 15:35:03
>今の子供にはハンバーガーに入っている
「ピクルス」のほうがずっとわかりやすい。
を、今の子供にはハンバーガーなどでなじみのある
「ピクルス」のほうがずっとわかりやすい。
・・・・としたらどうだろう?
170無名草子さん:2006/02/19(日) 15:55:09
>>169
それ、いいですね。
171無名草子さん:2006/02/19(日) 16:02:39
まとめ案

邦訳:目を見開き、ハーマイオニーは板の打ちつけられた窓をズーッと見回していた。(3巻p436)
目を見開き、ハーマイオニーは板の打ちつけられた窓をずいーっと見回していた。(携帯版
原文:Her wide eyes were travelling around the boarded windows.(UK p247)
試訳:彼女は大きく目を見開き、板の打ちつけられた窓を一つひとつ見回していた。

ロンとパッドフットを追って叫びの屋敷に入ってしまったシーン。
邦訳のずいーっと(ズーッと)見回したという表現は古臭くておかしいばかりでなく
動揺しておびえているハーマイオニーの様子がまるで伝わっていない。


be travelling around は視線が泳いでさまよっているという印象もあるが
それを表現するのは難しいので意見が一致しやすい試訳としてはこんなものだろうか。
172無名草子さん:2006/02/19(日) 16:08:12
>>137の最終(?)まとめ案

邦訳:「あなたがたは、未来を透視する神秘の震えを乱していますわ」(3巻15章 p387)
原文:‘You are disturbing the clairvoyant vibrations!’(UK p219)
試訳:「あなた方は、透視に必要な霊気を乱していますわ」

水晶占いの授業にて。
ばかばかしいと思って談笑してしまった三人組に対するトレローニーの反応。
clairvoyantを「未来を透視する〜」としたのはまあいいけれど
vibrationsを「神秘の震え」というのがいかにも苦しい。
vibrationは「震え」という意味のほかに「霊気」「直感的に感じる雰囲気」
などの意味がある。これは明らかに「霊気」の方だろう。
173無名草子さん:2006/02/19(日) 16:13:41
>>140の最終(?)まとめ案

邦訳:「あの人のファンクラブがすぐに来るわ。ピーチクパーチクって……」
(4巻上20章522ページ)
原文:‘his fan club'll be here in a moment, twittering away...’(UK版P296)
試訳:「すぐにあの人のファンクラブがやってくるわ。ぺちゃくちゃうるさくなるから……」

クラムが図書室に来たから、ファンクラブが来て騒ぐ前に談話室に帰りましょうと
ハーマイオニーがハリーに促すシーン。
twittering awayはさえずり続ける、しゃべり続けるの意。
小鳥がチッチッとさえずるようなしゃべり方のイメージがあるので
ピーチクパーチクほどはうるさくない感じ。

またピーチクパーチクは、かつては鳥のさえずりやうるさいお喋りを意味する言葉として使われたが
(熊本県の有名な民謡「おてもやん」の一節にも、「ピーチクパーチク ひばりの子」とある。)
今どき若い女の子が使う事はほとんどないので、ハーマイオニーに言わせるのは違和感がある。
174無名草子さん:2006/02/19(日) 16:19:28
>>138は微妙すぎるのでひとまず見送り。
>>141-143はそのまま採用。
>>151も最終まとめとして採用。

というところで昨日のまとめはだいたいOKかな。
また訂正案があったらサイトに載ってから指摘という手もありますね。
175無名草子さん:2006/02/19(日) 16:34:34
>>142に、
邦訳:竈(かまど)のところに立って(5巻下23章P135)
原文:She was standing at the stove(UK版P445)

モリーがブラック家の厨房にいるシーン。

も追加でお願いします。
176無名草子さん:2006/02/19(日) 16:40:37
だいたいいいんじゃないでしょか?
でも、別の目で見るとまた違った指摘点(検証に対して、ね)が
出てくるかもしれないから、週明けに他の意見も出てくるかもしれないけどね。
そしたらまたその時々で臨機応変に対処、ということで・・・・・

それから、今のまとめサイトに載ってる誤訳例でスレ立ち上げ当初にでてきたやつは
邦版・原語版の該当箇所が書かれてないものが多いんだけど・・・・・
みんなでちゃんと調べたら、前の管理人さんそういうところ付け加えてくれるんだろうか?
177無名草子さん:2006/02/19(日) 16:44:00
>>142の最終まとめ案

邦訳:竈(かまど)のところに立って(5巻下23章P135)
原文:She was standing at the stove(UK版P445)
試訳:調理台のところに立って

邦訳:ハリーは手伝おうと竈(かまど)のほうに急いだ。(5巻下22章P98)
原文:Harry harried over to the stove to help.(UK版P424)
試訳:ハリーは手伝おうと調理台のほうに急いだ。

いくらブラック家が古いとはいえ90年代のロンドンに竈は似合わない。
竈という漢字も他ではめったに見かけない。
厨(くりや)、文机(ふづくえ)と同様、今では日本人でも言わないような
古臭いことばを現代のイギリス人に言わせているのは激しく違和感。
178無名草子さん:2006/02/19(日) 16:46:28
>>176
対応ページで抜けている物を以前にほぼ調べたんですが、
ちょうど言い出しにくい空気だったので
書き込まないでそのままになっています。
179無名草子さん:2006/02/19(日) 16:55:44
ゆうべのまとめがでたところで。
フェレットの件まとめ案

邦訳:スカンクのご馳走に(3巻p354)→イタチのご馳走に(携帯版p392)
毛長イタチの骨を(3巻p356)→イタチの骨を(携帯版p395)
原文:a large plate of dead ferrets(UK p201)  
a few ferret bones(p203)

このフェレットたちはハグリッドが与えたバックビークの餌。
ハードカバーではスカンクを食べて毛長イタチの骨を吐いたことになっている。
携帯版ではイタチに統一されているのでいいかもしれないが、
フェレットのままでもいまどきの子供達には十分わかるはず。
ちなみにイギリスにスカンクはいないらしい。

※イタチはウィーズリー家を暗示する生き物でバジリスクの天敵、
重大な伏線につながるかもしれないのでフェレットとの混同はやめて欲しいといった
意見がありましたが、この件に関しては言うにはやや飛躍してるかと思いました。
どうでしょう?
180無名草子さん:2006/02/19(日) 16:58:26
すみません。179の試訳わすれました。

試訳:フェレットのご馳走に
   (大きな皿いっぱいのフェレットに)
   フェレットの骨を
181無名草子さん:2006/02/19(日) 17:17:26
>>179
スカンクってアメリカにしかいないとオモ
182無名草子さん:2006/02/19(日) 17:18:40
>>179
関連として、これも。

邦訳:スカンクの死骸を(3巻6章P131)→ケナガイタチの死骸を(携帯版P141)
   まだスカンクを(3巻6章P131)→まだケナガイタチを(携帯版P141)
原文:a dead polecat(UK版P76)
   still swinging the polecat.(UK版P76)

ヒッポグリフのえさ用にハグリッドがふりまわしていた。
polecatはヨーロッパケナガイタチの事。
polecat=スカンクの意味になるのは、アメリカ英語の俗語。
イギリス英語ではスカンクの意味では使わないらしい。

>イタチはウィーズリー家を暗示する生き物で
確かに飛躍かも。もし説明するとしたら、
イタチがweaselで、ウィーズリー家がWeasleyだから〜
とか書いたほうがわかりやすいかもしれない。
183無名草子さん:2006/02/19(日) 17:26:21
>polecatはヨーロッパケナガイタチの事。
polecat=スカンクの意味になるのは、アメリカ英語の俗語。
イギリス英語ではスカンクの意味では使わないらしい

なるほどー。英語版持ってないから、なんでそういう誤訳になったのか
不思議だったんだよ、実は。

polecatで調べたら、フェレットとも違うんだね。フェレットよりももう少し
体が太い感じだった。
っていうか、フェレット(ラテン名 Mustela putorius furo)って
polecat(Mustela putorius)の一種ってことかな?
184無名草子さん:2006/02/19(日) 17:31:13
とにかく最大の問題点はこれだな
>ハードカバーではスカンクを食べて毛長イタチの骨を吐いたことになっている
185無名草子さん:2006/02/19(日) 17:34:21
>>181
スカンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%AF

確かにアメリカ大陸にしかいないらしい
186無名草子さん:2006/02/19(日) 17:35:40
>>178
ありがとう。
ではそのメモをなくさないように大事にしまっておいてくださいw
187無名草子さん:2006/02/19(日) 17:42:43
>また、conqueredを「征服した」と訳しているが、
それではまるでハリーがヴォルデモートを倒した後、君臨しているよう。
「倒した」や「打ち負かした」のほうが適当なのでは。

ハリーがヴォルを「征服した」と訳したのは他にも例があった気がするけど、
どこだったか思い出せない・・・・・
188無名草子さん:2006/02/19(日) 17:45:59
ウィキペディア、ネコ目より。

イタチ科 Mustelidae: イタチの他フェレット・アナグマ・カワウソを含む24属55種
スカンク科 Mephitidae: スカンク、3属10種

イタチ(フェレット含む)とスカンクって、全然違う生き物なんだね。
189無名草子さん:2006/02/19(日) 17:48:28
緑色の顔の魔女と、車酔いで顔色が悪くなってる魔女とが
がまるで違う種類の魔女であるのと同じぐらい違う種類>フェレットとスカンク
190無名草子さん:2006/02/19(日) 17:50:28
1週間以上前に静○社に出したメールは開封通知すら戻ってこない。
年末にだしたやつは開封通知だけは来たんだけどな。
191無名草子さん:2006/02/19(日) 17:55:32
>>187
邦訳:「ハリー・ポッター、おまえはあのお方を征服してはいない
    ――そしていま――俺がお前を征服する!」(4巻下35章P491)
原文:‘Harry Potter, you did not conquer him - and now - I conquer you!’(UK版P589)

これだね。前に指摘が出ていたと思う。
「征服」って、国とか領土とかに対して使う言葉で、
個人に対してはあまり使わないと思うんだけど、どうだろう。
少なくとも、>俺がお前を征服する
には違和感がある。
192無名草子さん:2006/02/19(日) 18:11:25
個人に対しては使わない、というのもそうなんだけど、
なによりも「征服した」という言葉自体が不適当。
征服者ってのは普通、そのあと、征服した相手を支配するもんだし。
征服の「服」ってのは「服従」の意味なんだから・・・・・。
ハリーとヴォルの間でそういう支配関係は発生してない。
193無名草子さん:2006/02/19(日) 18:13:28
フェレットはケナガイタチから作られた品種。
ブタとイノシシ、犬と狼くらい違う。
194無名草子さん:2006/02/19(日) 18:18:28
>>189は、どっちの魔女が最初の品種なんだろう?w
195無名草子さん:2006/02/19(日) 18:28:50
こんな感じでたいして調べもしないで適当に訳語選んでるケースが
数え切れないぐらいあるんだろうなorz
196無名草子さん:2006/02/19(日) 19:16:18
「征服」って人に対して使う場合「女をモノにする」みたいな意味で使ったりもするね。
ほんといろんな意味で不適切な表現だこと。
197無名草子さん:2006/02/19(日) 19:16:42
>>187
もしくは攻略とかな。
それだったらまだ分かると思うんだが。
198無名草子さん:2006/02/19(日) 19:26:27
攻略はもっとへんだよ。最近のゲーム攻略本みたいだしw
攻略ってのは、あらかじめなにか作戦を立ててから攻撃することだし。
「打ち負かす」「打ち倒す」「倒す」ぐらいでいいんじゃない?
199無名草子さん:2006/02/19(日) 19:32:11
>>177
こまかいことなんだけど
>今では日本人でも言わないような 古臭いことば・・・・を
今では日本人も使わないような古臭い名称を・・・・とするのはいかが?
200無名草子さん:2006/02/19(日) 19:40:09
>>197
ああいうの攻略とは言わんだろw
201無名草子さん:2006/02/19(日) 19:54:54
さ、検証のまとめも一通り終わったから
新しい誤訳例、また挙げ始めてもいいかな?
202無名草子さん:2006/02/19(日) 19:56:40
>>190
とにかくちゃんとメール出したって事実が大切なわけだから、
送ったメールの記録はちゃんととっておいたほうがいいかもね
203無名草子さん:2006/02/19(日) 20:01:23
204無名草子さん:2006/02/19(日) 20:06:37
5巻下22章101p
〜マッド‐アイが魔法の目を隠すのにあみだに被った山高帽を笑った。

あみだに被るって意味が解らなくて調べて見た。
あみだ‐かぶり【×阿×弥×陀▽被り】
《阿弥陀仏の光背のさまから》帽子などを、前を上げて斜めに傾けてかぶること。

魔法の目を隠すのに前を上げちゃ駄目だと思うんだが。
205無名草子さん:2006/02/19(日) 20:16:40
まとめ案

邦訳:スカンクのご馳走に(3巻p354)→イタチのご馳走に(携帯版p392)
毛長イタチの骨を(3巻p356)→イタチの骨を(携帯版p395)
原文:a large plate of dead ferrets(UK p201)  
a few ferret bones(p203)
試訳:フェレットのご馳走に(大きな皿いっぱいのフェレットに)
   フェレットの骨を

このフェレットたちはハグリッドが与えたバックビークの餌。
ハードカバーではスカンクを食べて毛長イタチの骨を吐いたことになっている。
携帯版ではイタチに統一されているのでいいかもしれないが、
フェレットのままでもいまどきの子供達には十分わかるはず。
ちなみにスカンクはアメリカ大陸にしかいない。

※関連
邦訳:スカンクの死骸を(3巻6章P131)→ケナガイタチの死骸を(携帯版P141)
   まだスカンクを(3巻6章P131)→まだケナガイタチを(携帯版P141)
原文:a dead polecat(UK版P76)
   still swinging the polecat.(UK版P76)

ヒッポグリフのえさ用にハグリッドがふりまわしていた。
polecatはヨーロッパケナガイタチの事。
polecat=スカンクの意味になるのは、アメリカ英語の俗語。
イギリス英語ではスカンクの意味では使わないらしい。
したがって携帯版でのこの訂正は妥当だが、
4巻でドラコがムーディーに変身させられる(white)ferretも
(白)ケナガイタチとなっており、訳語の統一を欠いている。
206無名草子さん:2006/02/19(日) 20:20:52
>>204
「斜めにかぶった」って普通の言い方にすればいいのにね。
それからハリーは「山高帽」を笑ったんじゃなくて
目を隠すために山高帽を斜めにかぶっていたムーディーの様子を笑ったわけだし。
山高帽自体がおかしいわけではない。
207無名草子さん:2006/02/19(日) 20:21:18
>>167
ハリーやネビルの子供っぽいしゃべり方は前スレの最初のほうに
ある指摘の繰り返しなのでいいと思います。
あとは「切るでないぞ」の指摘がまだまとまっていませんね。
これからまとめてみます。

あと>>160-163まだ訂正案がくるかもしれませんね。
208無名草子さん:2006/02/19(日) 20:22:31
>>201
まだちょっと待ってください。
209無名草子さん:2006/02/19(日) 20:28:26
入り口サイトにあった英在さんの文、なんで消えちゃったの?
あれすごくよかったのに。
210無名草子さん:2006/02/19(日) 20:42:45
まとめ案

邦訳:「糸を切るでないぞ」(4巻下 p469)
原文:Don't brak the connection.( UKp576)
試訳:「繋がりを切ってはいけない」「糸を切ってはいけないよ」

杖の呪文逆戻し効果でハリーとヴォルデモートの杖がつながってしまい、
不死鳥の歌とともにハリーの頭の中にメッセージが響いてくる場面。

不死鳥の歌声というのはハリーにとって「ダンブルドアを思い出させる調べ」
ではあるけど、 その後に「まるで友の声が耳の中で響いているように……」
と書かれいるので、 声自体はダンブルドアのではなく、むしろ不死鳥
(あるいは天)からハリーへのメッセージだろう。
しかし邦訳はこのメッセージを年寄り風の言い方にしている(しかもハリーが
わかっています、と丁寧に答えている)のでダンブルドアからの
テレパシーのように思えてしまい、読者の混乱を誘いかねない。
211無名草子さん:2006/02/19(日) 20:53:26
内容的にはいいと思う。

>声自体はダンブルドアのではなく、むしろ不死鳥
(あるいは天)からハリーへのメッセージだろう。
 しかし邦訳はこのメッセージを年寄り風の言い方にしている(しかもハリーが
 わかっています、と丁寧に答えている)のでダンブルドアからの
 テレパシーのように思えてしまい、読者の混乱を誘いかねない。
のところを
「声自体はダンブルドアのではなく、むしろ不死鳥
(あるいは天)からハリーへのメッセージと解釈したほうが正しいだろう。
 しかし邦訳はこのメッセージを邦訳版に見られるダンブルドア特徴である
 年寄り風言い回しにしている(しかもハリーが‘わかっています’、と
 丁寧に答えている)ので、その声がまるでダンブルドアからテレパシーで
 送られてきたかのような印象を読者に与える結果となっている。」
としてみたらどうだろう?
212無名草子さん:2006/02/19(日) 20:57:31
>211
いいですね。直してみます。

■まとめ

邦訳:「糸を切るでないぞ」(4巻下 p469)
原文:Don't brak the connection.( UKp576)
試訳:「繋がりを切ってはいけない」「糸を切ってはいけないよ」

杖の呪文逆戻し効果でハリーとヴォルデモートの杖がつながってしまい、
不死鳥の歌とともにハリーの頭の中にメッセージが響いてくる場面。

不死鳥の歌声というのはハリーにとって「ダンブルドアを思い出させる調べ」
ではあるけど、 その後に「まるで友の声が耳の中で響いているように……」
と書かれいるので、 声自体はダンブルドアのではなく、むしろ不死鳥
(あるいは天)からハリーへのメッセージと解釈したほうが正しいだろう。
しかし邦訳はこのメッセージを邦訳版に見られるダンブルドア特徴である
年寄り風言い回しにしている(しかもハリーが‘わかっています’、と
丁寧に答えている)ので、その声がまるでダンブルドアからテレパシーで
送られてきたかのような印象を読者に与える結果となっている。
213無名草子さん:2006/02/19(日) 20:58:20
>>209
ありゃ、本当だ。
内容を訂正している途中だったり?

>>210
×原文:Don't brak the connection.( UKp576)
○原文:Don't break the connection.( UKp576)
ですね。
214無名草子さん:2006/02/19(日) 20:59:00
>送られてきたかのような印象、を
送られてきたような間違った印象、にしたみたら?
215無名草子さん:2006/02/19(日) 21:00:01
きたような、じゃなくて、きたかのようか、です。すみません。
216無名草子さん:2006/02/19(日) 21:04:30
もう訂正はないかな?


最終?まとめ案

邦訳:「糸を切るでないぞ」(4巻下 p469)
原文:Don't break the connection.( UKp576)
試訳:「繋がりを切ってはいけない」「糸を切ってはいけないよ」

杖の呪文逆戻し効果でハリーとヴォルデモートの杖がつながってしまい、
不死鳥の歌とともにハリーの頭の中にメッセージが響いてくる場面。

不死鳥の歌声というのはハリーにとって「ダンブルドアを思い出させる調べ」
ではあるけど、 その後に「まるで友の声が耳の中で響いているように……」
と書かれいるので、 声自体はダンブルドアのではなく、むしろ不死鳥
(あるいは天)からハリーへのメッセージと解釈したほうが正しいだろう。
しかし邦訳はこのメッセージを邦訳版に見られるダンブルドア特徴である
年寄り風言い回しにしている(しかもハリーが‘わかっています’、と
丁寧に答えている)ので、その声がまるでダンブルドアからテレパシーで
送られてきたかのような間違った印象を読者に与える結果となっている。
217無名草子さん:2006/02/19(日) 21:37:37
もう書いていいかな?まとめが終わってからのレスでいいです。

5巻を邦訳で読んで、意味が通じないところがあったので原書を買いました。
いくつかは辞書で調べてわかったのですが、ここはよくわからない。
(下)204ページ、25章「おいつめられたコガネムシ」、UK版では484ページです。
ハグリッドが「停職になった」と言い、ロンが「停職だって?」。
その後も「ハグリッドが停職になったことは、それから二、三日もすると、学校中に知れ渡っていた。」
(語順も気に障る…どうして普通に「それから〜」が先じゃないのかと)

教師が停職になれば、授業はできないのではないですか?
でもハグリッドもトレローニーもその後ずっと授業をしていて、
「どっちが先に職を追われるだろうか」って感じになってます。
停職にあたる単語は原語ではprobationで、私の辞書には「猶予」とか「保護観察」とかのニュアンスの訳語が載っています。
つまりハグリッドはアンブリッジに「免職猶予、要観察教師」にされたんではないでしょうか?「停職」じゃないと思うのです。
英語が堪能な方、教えてください。
218無名草子さん:2006/02/19(日) 22:36:27
邦訳読みです。くだらんことだが。
ペンシーヴに記憶を入れる時って、杖を頭に「挿しこむ」ような気がしてた(痛そうだw)んだけど、
さっき5巻を読み返していて、何故そう思ってしまったかわかった。
下181p(24章)でスネイプがハリーの前でペンシーヴを使う時、
「杖を引き抜くと、こめかみから杖先まで、何やら銀色のものが伸びていた」
ってなってたからだ。引き抜くなんて言うからイメージが…。
ちと余談ですた。
219無名草子さん:2006/02/19(日) 22:42:13
>>218

今、原書が手元にないから原文わからないけど、
こめかみに杖の先をつけてから離すと、「こめかみから杖先まで、何やら銀色のものが伸びていた」って
書いてあった気がする。
「杖を引き抜く」じゃ、ほんとに杖を頭の中に射し込んでたみたいだねw


220無名草子さん:2006/02/19(日) 22:53:36
>>218
probationは停職とは違いますよね。
英英で調べると「a period of training and testing a person woh has just
started a new job.」(Oxford)となってるから、新米の見習い期間みたいな
感じですよね。
おっしゃるとおり、「免職猶予、要観察教師」にされたということです。
「保護観察」だと犯罪者の執行猶予期間みたいですが、ニュアンス的にはそんな感じですよね。
221無名草子さん:2006/02/19(日) 22:54:42
>>216
いいんじゃないでしょうか?
お疲れさまでした。
222無名草子さん:2006/02/19(日) 23:11:40
>>218

しかし、スネイプは単に自分のこめかみまで杖を上げ、
脂っこい髪の根元に杖先を押し当てただけだった。
杖を引き抜くと、こめかみから杖先まで、何やら銀色のものが伸びていた。(5巻下24章P181)
but Snape merely raised the wand to his temple
and placed its tip into the greasy roots of his hair.
When he withdrew it, some silvery substance came away,
stretching from temple to wand(UK版P471)

withdrawを引き抜くと訳したんだね。
「杖先を押し当てただけ」なのに、「引き抜く」スネイプ。
髪が脂っこくてなかなか杖が抜けないのか?w
223無名草子さん:2006/02/19(日) 23:18:20
「こめかみから杖を離すと、その間には何やら銀色のものが伸びていた。」ではどう?
224無名草子さん:2006/02/19(日) 23:51:57
↑追加するとすれば、
こめかみに押しあてていた杖を離すと
にすると、より原文に近いのではないでしょうか。
225無名草子さん:2006/02/20(月) 00:30:41
必要の部屋に書くかどうか迷ったんですが、こっちに書きます。
この話ってスレ違いなのかもしれないので、スレ汚しすいません。

旧まとめサイト管理人さんの連絡がないのは、本当に残念なことですが、
もしかしたら、なにかの諸事情で連絡がとれないのかもしれません。
仕事が忙しくなったとか、入院とか、連絡がとれない事情があるのかも。
連絡がとれない以上、新まとめサイトの話は当然と思います。
自分は、ただ意見を云うだけのスピーカーですが、
まとめサイト管理人さんの功績は本当にすばらしいです。
いつでも、まとめサイト管理人さんが来てくれるよう、自分は言いたかった。
まとめサイト管理人さん、本当にありがとう。
長文スマソ
226無名草子さん:2006/02/20(月) 00:51:14
>>222
「髪の根元」に差し入れた杖を「引き抜く」っていうことで、特に誤訳とは言えないと思うけど・・・
withdrawの訳としても間違いじゃないし、ここは読み手の受け取り方によるということでしかたないのでは?
227無名草子さん:2006/02/20(月) 00:55:17
引き抜く、はやっぱりちょっとおかしいと思うけど?
髪の根元に挿し込んでたわけじゃないんだから、
誤訳とはいえないまでも日本語としてかなりビミョーじゃないかな?
>>224のが一番いい気がする。

228無名草子さん:2006/02/20(月) 00:56:09
>>226
それは最初の指摘者も余談として「そう思ってしまった」という感じで書いてるが
その前の「停職」の方は誤訳/珍訳ってことで、おk?
229無名草子さん:2006/02/20(月) 01:00:56
「停職」は完全に誤訳でしょう。
「停職にさせられた」だったら、suspendedという言葉を使うのが普通。
230無名草子さん:2006/02/20(月) 08:41:42
>225
本当に連絡が取れないような深刻な状況だったら、
サイトトップに捨て台詞書いてすぐ消すような真似が出来ると思う?
231無名草子さん:2006/02/20(月) 11:25:12
今こどもに2巻読んであげてるとこなんですが、気になったとこ。

5章 113p マクゴナガル先生の髪型の記述で「髷にしている」

髷っていうとお侍さんとかお相撲さんとかのイメージが。

6章 151p ピクシーたちの暴れっぷりの記述で、「壁から写真を引っぺがすは、
   ごみ箱はひっくり返すは、本やカバンを奪って破れた窓から外に放り投げるは」

「は」じゃなくて「わ」でしょう。初版なのでもう直ってるかも知れませんが。

7章 170p DADAの先生がみつからないというハグリッドのセリフ「人っ子ひとり
   おらんかったんだ。」

人っ子ひとりいないって、こういう場合に使います?
   
232無名草子さん:2006/02/20(月) 11:28:54
原文が判らないけど「誰一人」って使う気がするね。
233無名草子さん:2006/02/20(月) 11:31:50
気になるのは自分だけかもしれないけど・・・

3巻第6章「鉤爪と茶の葉」より
携帯版だと157ページ、1回目の占い学の授業のあと、
マクゴ先生の授業のとこ。

「トレローニー先生の教室の、赤い仄暗い灯りとぼーっとなりそうな
香水から離れてみれば」

これって香水???

部屋に入ってきたシーンで(145ページ)、
「大きな銅のヤカンが火にかけられ、その火から、気分が悪くなる
ほどの濃厚な香りが漂っていた」ってあるから、お香とかを火にくべてた
のかなぁとイメージしてたんだけど。

それとも鍋の中でアロマオイルみたいなものでもあっためてた?
なんにせよ「香水」というと体につけるものというイメージしかない。
234無名草子さん:2006/02/20(月) 12:59:42
>>233
トレローニー先生の教室の、赤いほの暗い灯りと
ぼーっとなりそうな香水から離れて見れば、(3巻6章P145)
away from the dim red light and befudding perfume
of Professor Trelawney's classroom.(UK版P84)

気分が悪くなるほどの濃厚な香り(3巻6章P135)
a heavy, sickly sort of perfume(UK版P79)

両方ともperfumeだね。
「香水」という意味もあるけど、233さんの言うとおり、
この場面ではそうじゃないよね。
235無名草子さん:2006/02/20(月) 13:12:01
>>231
メガネをかけ、髪を後ろできつく束ね、髷にしている。(2巻5章P113)
a bespectacled witch with her hair in a tight bun,(UK版P61)

「ほかにはだーれもおらんかったんだ」
「人っ子ひとりおらんかったんだ。」 (2巻7章P170)
‘He was the on'y man for the job,’
‘An' I mean the on'y one.’(UK版P88)
(「だーれも」と「人っ子ひとり」は太字)
236無名草子さん:2006/02/20(月) 14:52:46
perfumeというのは「香水」だけじゃなく、「香り」という意味もありますね。
perfume=a pleasant smell. (Oxford Dictictionary.

with her hair in a tight bun は、「髪を後ろできつく束ねている」でも
おかったのに・・・・・。
どうしてもbunという言葉を生かしたいなら、「おだんご」?
でも、最近、この言い方あんまり聞かないような気も・・・・・。
「アップにしていた」?
私のイメージだと女性の髷っていうと、芸者さんみたいな日本髪かなw

237無名草子さん:2006/02/20(月) 15:16:41
今、4巻が手元に無いので確認できないけど
確かマダム・マクシーム?も髷結ってたとオモ。
238無名草子さん:2006/02/20(月) 15:55:34
■まとめ案

邦訳:「〜停職になった」(5巻下 p204)
原文:‘...I'm on probation'(UK p484)
試訳:「解雇されるかもしれん」「免職になるかもしれない」

邦訳:ハグリッドが停職になったことは、それから二、三日もすると、学校中に知れ渡っていた。
原文:The fact that Hagrid was now on probation became common knowlege whith in the school
over the next few days.(UK p485)
試訳:「ハグリッドが免職猶予中の身となったことは、それから二、三日のうちに学校中に知れ渡った」

上はアンブリッジに首にされそうになったハグリッドのセリフ。下は同じページの文。
probationは「猶予」とか「保護観察」といったニュアンスの語。
ここは明らかに「免職猶予、要観察期間」という意味で使われている。
「停職」は一定期間職につかせない処分のこと。ハグリッドはこの後もアンブリッジに
見張られながらホグワーツで授業を続けたので「停職」とすると話が合わなくなる。
239無名草子さん:2006/02/20(月) 16:21:45
■まとめ案

邦訳:しかし、スネイプは単に自分のこめかみまで杖を上げ、脂っこい髪の根元に
杖先を押し当てただけだった。杖を引き抜くと、こめかみから杖先まで、
何やら銀色のものが伸びていた。(5巻下24章P181)

原文:but Snape merely raised the wand to his temple and placed its tip into the greasy
roots of his hair.When he withdrew it, some silvery substance came away, stretching
from temple to wand like a thick gossamer strand,(UK版P471)

試訳:しかし、スネイプはただ自分のこめかみの高さに杖を上げ、その先端を脂ぎった
髪の生え際に押し当てただけだった。杖を離すと何か銀色の太いクモの糸のようなものが
こめかみと杖先の間に伸びていた。

こめかみには髪の毛が生えていないので「引き抜く」という表現は不自然。
これではこめかみに杖を突き刺したような印象を持つ人もいるだろう。
この場合のroots of his hairは「生え際」と訳したほうが自然では。
なお、邦訳ではlike a thick gossamer strandの訳を次の文に持っていっている。
240無名草子さん:2006/02/20(月) 16:37:40
↑こめかみには髪の毛生えていないから、やっぱりこれは珍訳だと思いまとめました。
どうでしょうか。
241無名草子さん:2006/02/20(月) 17:00:15
■まとめ案

邦訳:メガネをかけ、髪を後ろできつく束ね、髷にしている。(2巻5章P113)
原文:a bespectacled witch with her hair in a tight bun,(UK版P61)
試訳:髪を後ろできつく束ねてまとめている。

マクゴナガル先生についての描写。
髷は古臭い言い方で相撲取りや侍を連想させる。


■まとめ案

邦訳:「ほかにはだーれもおらんかったんだ」
「人っ子ひとりおらんかったんだ。」 (2巻7章P170)
(「だーれも」と「人っ子ひとり」は太字)
原書:‘He was the on'y man for the job,’
‘An' I mean the on'y one.’(UK版P88)
(「だーれも」と「人っ子ひとり」は太字)
試訳:「この仕事を引き受けると言ったのはあいつだけだったんだ」
「他にはだれもおらんかった」

三人組に向かってロックハートがなぜ教師になれたのかを話すハグリッドのセリフ。
「人っ子ひとりいない」というのはある場所に人影がないという意味のはず。
「他に適任者がいなかった」という場合に持ってくるのはおかしい。
242無名草子さん:2006/02/20(月) 17:54:30
>>241
>髷は古臭い言い方で相撲取りや侍を連想させる

これは本当か?ソースはどこだ?
243無名草子さん:2006/02/20(月) 18:07:01
>>238
まとめ作業、おつかれさまです。

on probationというのは、新入り社員などが正採用になる前の見習い期間・仮採用期間、
というときに使われるので「解雇されるかもしれん」「免職になるかもしれない」
「免職猶予中の身」と訳してしまうのは意味として少し強すぎる感じがするのですが、
どうでしょう?
ちょっと意訳になりますが、「監査付き仮雇用」というのはいかがでしょうか?

たとえば「要観察期間

244無名草子さん:2006/02/20(月) 18:08:48
すみません、途中で送信してしまいました。
最後の一行、スルーしてください。つづきは↓

あるいは、「要観察処分になった」とか?
245無名草子さん:2006/02/20(月) 19:11:48
>>242
「連想」させるって書いてるだけなのにソースなんて関係あるの?
246無名草子さん:2006/02/20(月) 19:59:55
髷は確かに古臭いイメージのある言葉ではあるけど、
それがむしろマクゴナガル先生のきびきびとした様子に合っていると思うけどなぁ。
247無名草子さん:2006/02/20(月) 20:08:34
「髷」って言葉はやっぱり侍とか日本髪とかのイメージのほうが強いんじゃ?
>>241の試訳のほうがいいと思うんだが・・・・。
あるいは「髪を後ろできつくだんごに束ねていた」???
髷はやっぱりヘンだよ。特に「髷」って漢字がすごく日本的なイメージだと思う。
248無名草子さん:2006/02/20(月) 20:20:33
>試訳:髪を後ろできつく束ねてまとめている。
これはこれでいいと思うけど、やっぱり髷は別にやり玉に挙げなくてもいいと思うな。

>あるいは「髪を後ろできつくだんごに束ねていた」???
>髷はやっぱりヘンだよ。特に「髷」って漢字がすごく日本的なイメージだと思う。
「だんご」も日本的じゃないw?
249無名草子さん:2006/02/20(月) 20:23:55
でも「シニョン」とかってふうでもない感じだよね
250無名草子さん:2006/02/20(月) 20:26:18
>6章 151p ピクシーたちの暴れっぷりの記述で、「壁から写真を引っぺがすは、
   ごみ箱はひっくり返すは、本やカバンを奪って破れた窓から外に放り投げるは」

「は」じゃなくて「わ」でしょう。初版なのでもう直ってるかも知れませんが。

これは他にも何ヶ所かあるけれど、携帯版では全て直っていますよ。
>p151「引っぺがすは、」→「引っぺがすわ、」
p151「引っくり返すは、」→「引っくり返すわ、」
p151「放り投げるは、」→「放り投げるわ、」

251無名草子さん:2006/02/20(月) 20:38:58
広辞苑より

「髷」
 髪を頂につかね、髻(もとどり)を結った上部を後方へ折り曲げ、 
 さらに前へ折った所の名。

となってる。やっぱり「髷」と訳すのはおかしいんじゃないかな?
「だんご」も日本的といえば日本的だけど、「髷」よりかはずっとマシだし
実際、今でも使われる表現でもあるんじゃ?
252無名草子さん:2006/02/20(月) 20:40:42
>>250
問題は携帯版で直されてても、ハード版買った人たちは間違ったままの
文章を読まされてるってことだよね
253無名草子さん:2006/02/20(月) 20:55:07
>>251
引用するときは、自分の主張に合ったところだけの引用じゃダメだよ。

広辞苑「髷」
髪を頂につかね、髻(もとどり)を結った上部を後方へ折り曲げ、さらに前へ折った所の名。
転じて一般に、髪をつかねて結ったもの。わげ。
254無名草子さん:2006/02/20(月) 21:10:43
>>243
そうですね。
でもここでのポイントはアンブリッジがハグリッドかトレローニーの
どちらかを解雇する気まんまんだったということだと思います。
「監査付き仮雇用」ではこれから雇われる人みたいでおかしいし。
「要観察期間」は素朴なハグリッドには似合わない言葉のような気もするし
地の文に持ってきても何のために観察されているのかわからないのでは?
ここはあくまで「解雇の可能性」を前提に観察されていたわけだから
「解雇されるかもしれん」「免職になるかもしれない」「免職猶予中の身」
というのは少しも大げさではないと思います。
255無名草子さん:2006/02/20(月) 21:13:58
×要観察期間
○要観察処分
256無名草子さん:2006/02/20(月) 21:21:10
じゃあ「見習い期間」にしちゃったら?
257無名草子さん:2006/02/20(月) 21:22:13
髷について

>>231
>髷っていうとお侍さんとかお相撲さんとかのイメージが。
この意見に特に反論がないようだったのでせっかちにまとめてしまいましたが
まあこのイメージは人によるかもしれませんね。
竈や厨など純和風で古風な名称の問題を取り上げる際、
参考として一緒に書く程度でもいいかも。
258無名草子さん:2006/02/20(月) 21:23:09
>>256
「見習い期間」もこれから雇われる場合に使う言葉だよ。
259無名草子さん:2006/02/20(月) 21:26:16
ハグリッドにふさわしい言い方にしたいんだったら「お目付け役がつくことになった」
ってのはどう?
260無名草子さん:2006/02/20(月) 21:33:29
>>254
「仮雇用」でいいんじゃない?
仮採用だったら正規採用前の試用期間みたいだけど
仮「雇用」なんだから今まで出たア試訳案のなかでは一番意味が近いと思う。
>「解雇されるかもしれん」「免職になるかもしれない」「免職猶予中の身」
は、ちょっと飛躍しすぎだと思うな。もちろんアンブリッジとしては免職の
可能性を前提にそういうことにしてるんだけど、はっきりそういわないで
probationとしたところがアンブリッジの嫌味ったらしさをあらわしてる、と
思ってたんだけど・・・・・。
261無名草子さん:2006/02/20(月) 21:42:39
いや、やっぱり「仮雇用」は本格採用の前に使う言葉という気がする。
>「解雇されるかもしれん」「免職になるかもしれない」「免職猶予中の身」
が飛躍ならやっぱり「要観察処分」でいいんじゃないのかなという気がしてきた。
ハグリッドには「観察処分にされちまった」とかいわせればいいかもしれないし。
262無名草子さん:2006/02/20(月) 21:50:25
>ハグリッドには「観察処分にされちまった」とかいわせればいいかもしれないし。
それ、イイ感じ!
263無名草子さん:2006/02/20(月) 22:04:27
じゃあ他の人はなんていうかわからないけどこんなとこでまとめときますか。

邦訳:「〜停職になった」(5巻下 p204)
原文:‘...I'm on probation'(UK p484)
試訳:「観察処分にされちまった」

邦訳:ハグリッドが停職になったことは、それから二、三日もすると、学校中に知れ渡っていた。
原文:The fact that Hagrid was now on probation became common knowlege whith in the school
over the next few days.(UK p485)
試訳:「ハグリッドが要観察処分の身となったことは、それから二、三日のうちに学校中に知れ渡った」

上はアンブリッジの査察で失敗したハグリッドのセリフ。下は同じページの文。
probationは「猶予」とか「保護観察」といったニュアンスの語。
ここでの意味は「(免職の可能性を前提の)要観察処分」といったところだろう。
「停職」は一定期間職につかせない処分のこと。ハグリッドはこの後もアンブリッジに
見張られながらホグワーツで授業を続けたので「停職」とすると話が合わなくなる。
264無名草子さん:2006/02/20(月) 22:06:22
誤訳というわけではないんだけど
4巻(上)15章p356に出てくるハリーからシリウスへの手紙で
「傷跡が痛んだというのは、僕の思い過ごしで、この間手紙を書いたときは
半分寝保けていたようです。こちらに戻ってくるのは無駄です。」という
文があるんだけど
「無駄です」といういいかたがすごくキツイ感じがして気になってました。
英語版は読んだことないんですが、原文でもこんなにキツイ言い方になってる
んでしょうか?
それから「寝保ける」は「寝呆ける」の間違いなんじゃないかと思うんですが、
これは携帯版では直っていますか?
わたしの持っているのはハードの初版です。
265無名草子さん:2006/02/20(月) 22:20:13
>>264
携帯版は3巻までしか出ていませんよw
266無名草子さん:2006/02/20(月) 22:32:23
>>264
UK版だと
There's no point coming back, everything's fine here.(UK P201)
になってます。
there's no point〜ですから「〜は無駄です」としても確かに誤訳では
ないんだけど、言われてみればちょっときついというか、失礼な言い方かも
しれませんね。
「こちらに帰ってくる必要はありません」とか、「こちらに帰ってきて
くれなくても、だいじょうぶです」のほうがハリーらしい言葉遣いかもしれませんね。
267無名草子さん:2006/02/20(月) 22:43:12
>>263
だいたい、いいと思うのですが
probationという言葉は、使われる用途によって若干ニュアンスが変わってくる言葉です。
て犯罪者が「猶予」「観察処分」になったという法的用語として使われるpobationと
雇用関係で使われるprobation(仮採用、試用期間、見習い期間)という意味で使われる
時との意味を混同してしまわないようにしたほうがいいかもしれません。
ハグリッドたちの場合はあくまでも雇用のprobationですから、正規の教師としては
認められていない、という意味でのprobation。
試訳案の「観察処分」というのはすごくうまい表現だと思いますが、解説文にある
>probationは「猶予」とか「保護観察」といったニュアンスの語。
というのはむしろ法的用語としてのprobationなので、その部分だけ
直していただいたほうがいいかもしれません。
268無名草子さん:2006/02/20(月) 22:48:18
>>264
こちらに戻ってくるのは無駄です。(4巻上 15章p356)
There's no point coming back,(UK p201)

原文のニュアンスは
「戻ってくるなんてとんでもないよ」
「戻ってくるような理由はないよ」って感じだと思うんだが。
「無駄です」とは確かにきつい言い方だね。

>それから「寝保ける」は「寝呆ける」の間違いなんじゃないかと思うんですが、
「寝呆ける」は「寝惚ける」が正しいってことかな。
たしかに辞書では「寝惚ける」が載ってるね。
あと4巻の携帯版はまだでてないようです。
269携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/20(月) 22:54:10
3巻20章
p494「先頭は相変わらずクルックシャンクスだ。」の後に改行。(554)
p494「シリウスのすぐ後ろを歩いた。」→「シリウスのすぐ後ろを歩いていた。」(554)
p494「スネイプがシリウスに宙吊りに」→「スネイプがシリウスによって宙吊りに」(554)
p495「君はそんなことは望まないだろうと思ったが』」の後に改行。(555)
p495「『とんでもない!』」の後に改行。(556)
p496「時折ヒーヒー泣いていた。」の後に改行。(557)
p497「あの薬を今夜飲んでないわ!危険よ!』」の後に改行。(558)
p497「『逃げろ』」の後に改行。(558)
p500「『やめろおおお』」の後に改行。(561)
p501「僕は名付け親と暮らすんだ。ダーズリー一家と別れるんだ。」が薄い色の文字に。(562)
p501「シリウスは大丈夫だ。僕はシリウスと行く。シリウスと暮らすんだ。」が薄い色の文字に。(562)
p501「『エクスペクト――』」の後に改行。(562)
p501「杖先から、銀色の」→「杖の先から、銀色の」(563)
p501「漂った。同時に、」→「漂った。と同時に、」(563)
p502「シリウスは無実だ―(省略)僕はシリウスと暮らすんだ―。」が薄い色の文字に。(563)
p502「『やめろ―やめろ―』」の後に改行。(564)
p503「湖を疾駆していく動物を見た。」の後に改行。(565)
270無名草子さん:2006/02/20(月) 22:55:19
寝呆ける、が正しいんじゃないの?
ちゃんと目が覚めてない状態で呆けてる、というのが
寝ぼける、ってことなんだから。
寝惚ける、とは書かない気が・・・・
271携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/20(月) 22:55:22
3巻21章
p509「『死ぬことはありません』」の後に改行。(571)
p509「マダム・ポンフリーがなだめるように言った。」の後に改行。(571)
p510「スネイプが言った。」の後に改行。(572)
p510「『大臣!先生!』」の後に改行。(573)
p511「『なんてことでしょう!』」の後に改行。(573)
p511「『病棟をいったいなんだと」→「『病室をいったい何だと」(574)
p511「ノックアウト状態だったからです!』」の後に改行。(574)
p511「ハーマイオニーが熱心に言った。」→「ハーマイオニーが必死になった。」(574)
p512「『まあ、まあ、スネイプ』」の後に改行。(575)
p512「三人だけで話したいのじゃが』」の後に改行。(575)
p512「『校長先生!』」の後に改行。(575)
p512「バタンと戸を閉めて」→「バタンとドアを閉めて」(575)
p512「ファッジはチョッキにぶら下げていた」→「ファッジはベストにぶら下げていた」(575)
p512「三人だけで離したいのじゃ』」の後に改行。(576)
p512「能力を顕(あらわ)した』」→「能力を露(あらわ)にした』」(576)
p512「能力を顕した』」の後に改行。(576)
p513「なにしろ時間がないのじゃ』」の後に改行。(577)
p514「ほとんど役には立たんじゃろ―」→「ほとんど役には立たんじゃろう―」(577)
p514「『スネイプはシリウスを憎んでいます』」の後に改行。(578)
p514「『その通りじゃ』」の後に改行。(578)
p514「足元がガラガラと」→「足下の地面がガラガラと」(578)
272携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/20(月) 22:56:14
(3巻21章続き)
p515「『でも―』」の後に改行。(579)
p515「ダンブルドアは腕時計を見た。」の後に改行。(579)
p516「『ハリー、こっちに来て』」の後に改行。(580)
p517「ドアをバタンと閉めた。」→「戸をバタンと閉めた。」(581)
p517「『時間を逆戻りさせたの』」の後に改行。(581)
p518「『つまり』ハリーが囁いた。」の後に改行。(582)
p519「『でも、やってみなきゃ。そうだろう?』」の後に改行。(584)
p520「『いいわ。でも温室を回り込んで行きましょう!』」の後に改行。(584)
p520「よく読み込めないまま、」→「よく呑み込めないまま、」(585)
p522「ハーマイオニーが囁いた。」の後に改行。(586)
p522「ハリーは突然思いついた。」の後に改行。(586)
p526「『早く!早く!』」の後に改行。(591)
p526「ハリーがハーマイオニーに囁いた。」の後に改行。(591)
p527「うれしくて力が抜けたようだった。」の後に改行。(592)
p529「あのときダンブルドアが」→「あの時に、ダンブルドアが」〈『あの時に、』は太字〉(594)
p529「一緒に来てくれてさえいたら……』」→「一緒に来てくれていたら……』」(594)
p532「ハーマイオニーは興味津々で聞いた。」の後に改行。(598)
p532「あの―お亡くなりになったのよ』」の後に改行。(599)
p533「『バカげてるって、わかってるよ』」の後に改行。(599)
p535「『早く!どこへ行ったら」→「『早く!ねぇ、どこへ行ったら」(602)
p536「ハリーが考えながら言った。」の後に改行。(602)
p536「守護霊」のルビが「パトローナス」→「しゅごれい」(603)〈p537,539でも同様〉
p539「『さあ、そろそろ時間だわ』」の後に改行。(606)
p539「あと四十五分くらいあるわ。」→「あと四十五分くらい。」(606)
p539「『シリウスはもう上に行ったと思う?』」の後に改行。(607)
p539「西の塔」→「西塔」(607)〈p541でも同様〉
p541「『あそこだ!』」の後に改行。(608)
p541「『ど―どうやって―?』」の後に改行。(609)
p541「ハリーは手綱を一振りした。」の後に改行。(609)
273無名草子さん:2006/02/20(月) 22:56:15
>>267
解説部分を下のようにすればいいですか?
(てか遠慮なく自分で書き直してくださいよw)

上はアンブリッジの査察で失敗したハグリッドのセリフ。下は同じページの文。
probationは雇用関係においては、仮採用、試用期間、見習い期間等の意味でよく使われる。
ここでは「(免職の可能性を前提の)要観察処分」といったところだろう。
「停職」は一定期間職につかせない処分のこと。ハグリッドはこの後もアンブリッジに
見張られながらホグワーツで授業を続けたので「停職」とすると話が合わなくなる。
274無名草子さん:2006/02/20(月) 22:56:54
ごめん、辞書調べたら「寝惚ける」になってた。
ひとつ勉強になりましたw
275携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/20(月) 22:57:25
3巻22章
p544「『ハリー!』」の後に改行。(612)
p544「空を見つめていたハリーが、やっと目を離した。」の後に改行。(612)
p545「―もし病棟に戻らなかったら―」→「―もし病室に戻らなかったら―」(613)
p545「また時計を見ながら呻くように言った。」の後に改行。(613)
p545「ハーマイオニーは緊張していた。」の後に改行。(614)
p548「マダム・ポンフリーが金切り声を上げた。」の後に改行。(616)
p549「『あの男、どうも精神不安定じゃないかね』」の後に改行。(618)
p549「ダンブルドアが静かに言った。」の後に改行。(618)
p549「ファッジが声を荒げた。」→「ファッジが声を荒らげた。」(この後に改行)(618)
p549「『それで、吸魂鬼は?』ダンブルドアが聞いた。」の後に改行。(618)
p549「連中は出ていかねば』」→「連中は出ていかねばならん』」(この後に改行)(618)
p550「事務室へと戻っていった。」→「医務室へと戻っていった。」(619)
p551「なんせ、昨晩あんなことがあったし』」の後に改行。(620)
p551「ちゃんと繋いどかなったんだな」の後に改行。(620)
p551「朝になって心配になった……」→「朝んなって心配になった。……」(620)
276携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/20(月) 22:58:12
(3巻22章続き)
p552「『いなくなるんだ。そうだろうが?』」の後に改行。(621)
p552「羊皮紙を指差した。」→「羊皮紙を指した。」(622)
p555「もうカバンを閉めようとしていた。」→「もうスーツケースを閉めようとしていた。」(624)
p555「ルーピンが微笑んだ。」の後に改行。(624)
p555「『それでは、さらばじゃ、リーマス』」の後に改行。(625)
p555「ダンブルドアが静かに言った。」の後に改行。(625)
p556「恐ろしい」のルビ「テリブル」がなくなっている。〈2箇所とも〉(625)
p557「もしかしたのかもしれんのう』」の後に改行。(626)
p557「ダンブルドアは考え深げに言った。」の後に改行。(626)
p558「守護霊」のルビが「パトローナス」→「しゅごれい」(628)
p562「気が狂いそうだった。返したわ。」→「気が狂いそうだった。だから返したわ。」(632)
p563「『爆発ゲーム』」→「『爆発スナップ』」(633)
p563「手紙を読んだハリーが、叫んだ。」の後の改行なし。(634)
p567「ロンがその後ろ姿に大声で呼びかけた。」の後に改行。(638)
p567「ハリーがまだしっかり握り」→「ハリーがしっかり握り」(638)
p568「バーノンおじさんがしどろもどろになった。」の後に改行。(639)
277無名草子さん:2006/02/20(月) 23:02:38
>>273
ありがとうございます。すみません、ちょっと遠慮しましたw
probationの説明はそれでいいと思います。
もうひとつ、細かい点ですが「停職」の説明部分、「職につかせない」だと
「無職」というニュアンスがあるのでちょっと変えてみました。

上はアンブリッジの査察で失敗したハグリッドのセリフ。下は同じページの文。
probationは雇用関係においては、仮採用、試用期間、見習い期間等の意味でよく使われる。
ここでは「(免職の可能性を前提の)要観察処分」といったところだろう。
「停職」は身分は保つが、一定期間職務に従事させない処分のこと。ハグリッドはこの後もアンブリッジに
見張られながらホグワーツで授業を続けたので「停職」とすると話が合わなくなる。

どうでしょうか?
278無名草子さん:2006/02/20(月) 23:07:37
すごくいいですね。じゃ、
■最終?まとめ

邦訳:「〜停職になった」(5巻下 p204)
原文:‘...I'm on probation'(UK p484)
試訳:「観察処分にされちまった」

邦訳:ハグリッドが停職になったことは、それから二、三日もすると、学校中に知れ渡っていた。
原文:The fact that Hagrid was now on probation became common knowlege whith in the school
over the next few days.(UK p485)
試訳:「ハグリッドが要観察処分の身となったことは、それから二、三日のうちに学校中に知れ渡った」

上はアンブリッジの査察で失敗したハグリッドのセリフ。下は同じページの文。
probationは雇用関係においては、仮採用、試用期間、見習い期間等の意味でよく使われる。
ここでは「(免職の可能性を前提の)要観察処分」といったところだろう。
「停職」は身分は保つが、一定期間職務に従事させない処分のこと。
ハグリッドはこの後もアンブリッジに見張られながらホグワーツで授業を続けたので
「停職」とすると話が合わなくなる。
279無名草子さん:2006/02/20(月) 23:12:37
>>278
ありがとうございます。
私はそれでいいと思いますが、あとは他の方たちの意見を待つことにしましょうw
280携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/20(月) 23:13:55
議論ぶち切りですみません。
携帯版4巻は今のところ出版されていないので、これで携帯版チェックは一応終了です。
最後におまけ。各巻携帯版帯に書かれていること。

(1巻)
ベストセラーシリーズ 携帯版『第一巻』
ハリー、おまえさんは魔法使いだ 
しかも、そんじょそこいらの魔法使いじゃねぇ

9と3/4番線から魔法学校行きの汽車がでる
ハリーを待ち受けていたのは夢と冒険、友情 
そして生い立ちをめぐるミステリー

推薦の言葉 アルバス・ダンブルドア(ホグワーツ魔法魔術学校校長)
わが校では、11歳から17歳までのものしか入学させておらんが
この本は3歳から108歳まで読まれておりますぞ。
大人も子どもも夢中になるらしいのう。
281携帯版チェック ◆vNFYAR5c0g :2006/02/20(月) 23:14:34
(2巻)
ベストセラーシリーズ 携帯版『第二巻』
ハリー、自分が何者かは、持っている能力ではなく
自分がどのような選択をするかということなんじゃ

秘密の部屋で何かが起こる
ホグワーツ校に仕掛けられた罠
ハリーには隠された力が・・・

推薦の言葉 ハーマイオニー・グレンジャー
私が石にされている間に、ハリーはすごいことをやってのけたみたい。
でも、その秘密の鍵を見つけたのは私なの。図書館でね。

(3巻)
ベストセラーシリーズ 携帯版『第三巻』
闇の帝王は、召使いの手を借り
再び立ち上がるであろう

脱走不可能のアズカバンから脱走した囚人
死神犬グリムの暗い影・・・
ハリーの命が危ない!

推薦の言葉 リーマス・ルーピン(「闇の魔術に対する防衛術」の先生)
ハリーはよくがんばった。「守護霊の呪文」は
大人の魔法使いにだって難しいのに。
それにしても、私にあの障害さえなければ……。
282無名草子さん:2006/02/20(月) 23:17:30
1巻はいいとして2巻からはネタバレ満載だねw
283無名草子さん:2006/02/20(月) 23:29:50
>携帯版チェックさん

>これで携帯版チェックは一応終了です。
たいへん、たいへんお疲れ様でございました。
携帯版での変更から誤珍訳が見つかった例もいっぱいありましたね。
まだまだあるかもしれませんから見直してみようと思います。

それにしても…2、3巻帯のネタバレにはギャフン(死語)ですw
284無名草子さん:2006/02/20(月) 23:32:35
携帯さんおつおつです。

ネタバレもそうだけど、
キャラの推薦の言葉って、やっぱり松岡さんが書いたのかしら。
勝手にこういうの作るのって、JKR嫌がりそう。
しかもこれ、日本語版の公式ってことになるし。
285無名草子さん:2006/02/20(月) 23:33:01
携帯版チェックさん、本当にお疲れさまでした+ありがとう。

>それにしても…2、3巻帯のネタバレにはギャフン(死語)ですw
こういう時こそ、この言葉使ってください。
   ↓
「おったまげー!」「おどろき桃の木」その他多数w
286無名草子さん:2006/02/20(月) 23:33:53
携帯版チェックさん
ほんとうにお疲れ様でした。
こっそり書き込みを楽しみにしていました。
大変な作業、ありがとうございました。

>>283
そこは驚き桃の木にしておきましょうよ。
いや、おったまげーかな?w
287無名草子さん:2006/02/20(月) 23:35:42
>この本は3歳から108歳まで読まれておりますぞ。
大人も子どもも夢中になるらしいのう。
英語版だとねw
288無名草子さん:2006/02/20(月) 23:35:46
携帯版買うのはハードカバー(?)をすでに読んで内容を知ってる人だと勘違いしてたりして…
でもネタ晴らし好きの訳者だからただ単にネタ晴らししてるだけかも。
289無名草子さん:2006/02/20(月) 23:36:22
ルーピンは
「それにしても、私にあの障害さえなければ……。」
なんていいそうなキャラじゃないと思うんだけどなあ。
思っても口には出さないと思う。
290無名草子さん:2006/02/20(月) 23:38:32
>>289
ていうか、3巻をはじめて読む読者にしたら
リーマス・ルーピンって誰?状態だと思うがw
291無名草子さん:2006/02/20(月) 23:39:49
>>289
そうだね。そのセリフのイメージ違いははなはだしい。
そういうこと勝手に書くのはすごく問題あると思う。
292無名草子さん:2006/02/20(月) 23:41:41
>>288
携帯版買う人は映画をみたりして
すでに多少のネタを知ってる人という決めつけがあるのかも。
293無名草子さん:2006/02/20(月) 23:42:42
いろんな「決めつけ」「思い込み」「思い入れ」の宝庫みたいな人だからねw
294無名草子さん:2006/02/20(月) 23:44:28
適当なだけという気もす。
295無名草子さん:2006/02/20(月) 23:45:28
さて、そろそろ次の検証いきますか?
本、チェックしてきまつ。
296無名草子さん:2006/02/20(月) 23:50:38
なんでここまでネタバレしたがるかなあ?
そうしたほうが読者の購買意欲を刺激するとでも思ってるんだろうか?
絶対に一緒に映画を見に行きたくないタイプだな。
横でネタバレうるさそう・・・・
297無名草子さん:2006/02/21(火) 00:12:57
>広い校庭に出るころには、闇がとっぷりと呪文のように三人を覆った。(3巻17章p430)
>By the time they reached open ground, darkness was settling like a spell around them.(UK p244)
「魔法のように」ならわかるけど、「呪文のように」は変じゃない?

>「こいつがわたしを追ってくるとわかっていた!こいつがわたしを狙って戻ってくるとわかっていた!
  12年も、わたしはこのときを待っていた。」(3巻19章p477、ペティグリューのセリフ)
>'I knew he'd come after me! I knew he'd be back for this for twelve years!' (UK p269,270)
このときを待っていたって、待ちわびていたみたいじゃない?

>「(省略)わし自身、魔法省に、シリウスがポッターの『秘密の守人』だったと証言した」(3巻21章p513)
>I myself gave evidence to the Ministry that Sirius had been the Potters' Secret-Keeper.'(UK p287)
「ポッター」→「ポッター夫妻」だよね?
ダンブルドアがポッターなんて冷たい呼び方をするわけがないし。
298297:2006/02/21(火) 00:15:43
×>'I knew he'd come after me! I knew he'd be back for this for twelve years!' (UK p269,270)
○>'I knew he'd come after me! I knew he'd be back for me! I've been waiting for this for twelve years!' (UK p269,270)
299無名草子さん:2006/02/21(火) 01:27:58
>>297
the Potters'ですから、「ポッター家」ですよね。この場合は「ポッター夫妻」として
しまってもいいかもしれないけど、あの時点でハリーがもう生まれてたから
正確には「ポッター家」かな?
「ポッターの」だったら Potter's のはずですよね。
300無名草子さん:2006/02/21(火) 01:31:12
>darkness was settling like a spell around them.
Spellという言葉は呪文だけじゃなくって、魔法とか魔力って意味もありますね。
「魔法のように」でも、「魔術のように」、「魔法のように」でもいいでしょうね。
呪文が覆う、という表現は日本語としてヘンですねw
301無名草子さん:2006/02/21(火) 01:35:49
> 12年も、わたしはこのときを待っていた。」(3巻19章p477、ペティグリューのセリフ)
>'I knew he'd come after me! I knew he'd be back for this for twelve years!' (UK p269,270)
>このときを待っていたって、待ちわびていたみたいじゃない?

「こんなことになるんじゃないかと、12年間思っていた」、または
「今まで12年間、こういう日が来ると思ってた」(若干、意訳入ってますw)
というのはいかが?
302英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/21(火) 03:23:05
すみません、若干、ネタ違いなんですが、ちょっと気になったもので・・・・。
ネタバレスレ>>370はここの方でしょうか?

以前、ここでハグリッドの訛りが話題になった時、「南西部や近隣地域には巨石遺跡が多い。
だからもしかしたらハグリッドもあのあたりの出身かも?ストーンヘンジもあの近く」みたいな
ことを書いた記憶があったので、もしかしたらそれが元で誤解した方がいらしたのかも?、と
ちょっと心配になりました。

あのあたり、巨石遺跡やブリテン島原住民の伝説は多いですが、私が知る限りでは
巨人伝説はないと思います。
巨石遺跡や巨大地上絵なんかが多いので、もしかしたらJKRはそれを元に
「南西部で巨人が大暴れ」(6巻)をつなげたのかもしれないなあ→ハグリッドが
南西部訛りなのはそのせいか?、という私の勝手な推測だったわけで・・・・・・。
その時の書き込みはスレ3の>>151,180ですが、
もし私の言葉足らずで誤解を生んでしまったのならごめんなさい。
303無名草子さん:2006/02/21(火) 09:45:54
>>239のまとめ訂正案。
「杖を離すと」では手から離すような感じになるので「引くと」にしてみた。(withdrewだし)
解説もやや変えましたがどう?


邦訳:しかし、スネイプは単に自分のこめかみまで杖を上げ、脂っこい髪の根元に
杖先を押し当てただけだった。杖を引き抜くと、こめかみから杖先まで、
何やら銀色のものが伸びていた。(5巻下24章P181)

原文:but Snape merely raised the wand to his temple and placed its tip into the greasy
roots of his hair.When he withdrew it, some silvery substance came away, stretching
from temple to wand like a thick gossamer strand,(UK版P471)

試訳:しかし、スネイプはただ自分のこめかみの高さに杖を上げ、その先端を脂ぎった
髪の生え際に押し当てただけだった。杖を引くと何か銀色の太いクモの糸のようなものが
こめかみと杖先の間に伸びていた。

スネイプは毛髪に杖を突っ込んだわけではないので「引き抜く」という表現は不自然。
これではこめかみに杖を突き刺したような印象を持つ人もいるだろう。
こめかみには髪が生えていないのでこのroots of his hairは「生え際」と訳したほうが自然では。
なお、邦訳ではlike a thick gossamer strandの訳(太いクモの糸のような)が
抜けているが、それはなぜか次の文の頭に持っていってしまったようだ。
304無名草子さん:2006/02/21(火) 09:47:44
このまとめが抜けてましたね。
よくわからないけどこういう意味かな。


邦訳:トレローニー先生の教室の、赤いほの暗い灯りと
ぼーっとなりそうな香水から離れて見れば、(3巻6章P145)
原書:away from the dim red light and befudding perfume
of Professor Trelawney's classroom.(UK版P84)
試訳:トレローニー先生の教室の赤いほの暗い灯りと
頭がぼうっとなりそうな匂いから離れてみれば

トレローニーが香水を使っているという描写は出ていない。
135pに「大きな銅のヤカンが火にかけられ、その火から、気分が悪くなる
ほどの濃厚な香り(a heavy, sickly sort of perfume UK P79)が漂っていた」
とあるのでお香のようなものを火にくべていたのだろう。
したがってこのページのperfumeも「匂い」あるいは「お香の匂い」などとすべき。
305無名草子さん:2006/02/21(火) 10:22:35
英在さん・・・南西部、特にコーンウォールとかデヴォンやエイヴォン渓谷あたり
巨人で有名ですぜw

ま、南西部に限らず、ウェールズにも、北アイルランド(ジャイアンツ・コーズウェイ)
とかイギリス各地にありますけどね。
306あぼーん:あぼーん
あぼーん
307あぼーん:あぼーん
あぼーん
308あぼーん:あぼーん
あぼーん
309あぼーん:あぼーん
あぼーん
310あぼーん:あぼーん
あぼーん
311無名草子さん:2006/02/21(火) 12:59:20
またマルチポストやった人がいるみたい



377 :無名草子さん :2006/02/21(火) 11:49:20
後世に残るであろう世紀の名作、大人読者をこそ魅了している
優れた作品ハリー・ポッターが誤訳・珍訳のおかげで大被害に(>_<)

優れた作品をキチンとした日本語で読みたい・・・
そんな当たり前のことを求めて、誤訳改善運動をしています!

詳しくはここを読んでください!!!
http://www.geocities.jp/hendayo_hp/

他の出版社からマトモな訳が出ますように・・・
312無名草子さん:2006/02/21(火) 15:47:52
児童書板アンチスレからのお客さまのようですねw
313無名草子さん:2006/02/21(火) 19:26:54
アンチ様はこっちでレス数消費しないで欲しいですな。
マルチポストはここの住人ではありませんね。
「他の出版社から」なんてものは求めてないのは、
サイト見ればはっきり書いてあるのにねw
314無名草子さん:2006/02/21(火) 19:28:33
>311
その書き込みは幼稚すぎる。
悪意のある人が書いたもの臭いな。
315無名草子さん:2006/02/21(火) 19:31:08
>313いやアンチスレの人もこんなとこにコピペしたくはないだろう。
単なる第三者のアラシだと思う。相手にしてはいかんよ。
316無名草子さん:2006/02/21(火) 19:39:28
2.3日ぶりです。
>>281見てびっくりした。こういうのってアリなんでしょうか?
原作がコメディなのならまだしも・・・
まるで子供が作ってる同人誌みたいなノリ(ハリポタ同人誌は知らないけど)。
317無名草子さん:2006/02/21(火) 19:49:12
>>316
帯とか広告とかは原作とかけ離れた提灯記事になるもんすよ。
318無名草子さん:2006/02/21(火) 19:58:23
かけ離れたのも困るけど、ここまでネタバレなのもなんだかねw
319無名草子さん:2006/02/21(火) 21:05:42
>>316
ですが、推薦の言葉の件なのです。言葉足らずですみません。
指定教科書に爺が推薦の言葉を寄せるのとは、わけが違うと思うんですが。
320英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/21(火) 21:15:08
>>305
すみません、確かにあのあたり、巨人伝説がないわけじゃないみたいですね。
南西部は好きでよく旅行に行くのですが、今までそういう伝説については
聞いたこと無かったので、不注意にあんなこと書いてしまいましたが、
ネットで調べたらいくつか出てきました。訂正ありがとうございました。

ただ、あのあたり出身だったり、大学時代をあのへんですごした友人たち数人に
聞いてみたんですが(いずれもイギリス人)、その中であの地域の巨人伝説に
ついて聞いたことがあるのはひとりだけでした。その人は指輪ファンでもあり、
元々ファンタジーに興味あるので知ってたみたいですが、イギリス人にとっても
ファンタジーに詳しくない人にはあまりなじみがない伝説らしいので、それを
「有名」と言ってしまっていいのかわかりませんが・・・・。
あの地域でだれでも知ってる伝説といったら、アーサー王伝説とコーンウォールの
ピクシー伝説ですね。
ウェールズやアイルランド・コーズウェイの巨人伝説は私も知ってますw

すみません、私もファンタジー関係はあんまり興味がないので、間違ったことを
書いてしまいました。お詫びします。
なんて書くと、ファンタジー知らなくてよくハリポタ読んでるな、なんておっしゃる方も
いるんでしょうが、ハリポタファンにはファンタジー好きで読んでる人と、
現実社会との対比が面白くて読んでる人と二種類いると思うので・・・・・。
私は後者のほうですが・・・・。

とにかくそういうわけでファンタジー関係にはめっきり弱いので、その話題に
詳しい方はこれからも情報提供よろしくお願いします。
それから、英語だろうと英国事情だろうと、私の書いたことが間違ってると
思われる方はどうぞご遠慮なくバンバン指摘してください(具体的に)。
なるべく正確を規してるつもりですが、間違ってたり、思い違いしてる
こともあるかもしれないので・・・・・。
これは何度もお願いしたことですがw、これからもぜひよろしくお願いします。
321無名草子さん:2006/02/21(火) 22:13:23
4巻携帯版の推薦コメントはセドリックで
「頑張れハリー!君と“あの人”との宿命を見届けてみせる!例え僕が命尽きても――」
みたいな感じですよ、きっと
322無名草子さん:2006/02/21(火) 22:16:13
>>321
すごいありそうなのがorz
323無名草子さん:2006/02/21(火) 22:18:49
>>303,304
まとめ作業、ありがとうございます。

「杖を引くと」が若干気になるのですが、
「杖を生え際から話すと」ではどうでしょう?
324無名草子さん:2006/02/21(火) 22:19:51
×話すと
○離すと
325無名草子さん:2006/02/21(火) 22:20:17
>>320
イギリス人のファンタジー好きでもいろいろ意見が分かれることはあると思います。
たまの間違いくらいお気になさらずに。
326無名草子さん:2006/02/21(火) 23:28:50
正確を「期す」
ほんと英在ってヴァ(ry
327無名草子さん:2006/02/22(水) 00:11:04
間違いに気がつかないでレスしてる>>325もヴァカだけどな
ここにいるヤツラなんてしょせんこんな程度
328無名草子さん:2006/02/22(水) 00:24:03
>>321
なんか本当にそんなのありそう。
どうも宣伝方法なども不思議な部分が多いですね。
329無名草子さん:2006/02/22(水) 00:26:14
そうだ。昨日5巻読んでて笑ったんだけど
「なーるへそ」はガイシュツでしたか?(下巻243)
うちの親が死ぬほど昔に言ってた気がする!
330無名草子さん:2006/02/22(水) 00:30:26
なーるへそ!!!
原書調べたら、ただの"Well"だったお。
331無名草子さん:2006/02/22(水) 11:47:27
>>323
生え際という言葉が重なるのはどうかなと思ったんだけど
その方がわかりやすいかもしれないね。

試訳:しかし、スネイプはただ自分のこめかみの高さに杖を上げ、その先端を脂ぎった
髪の生え際に押し当てただけだった。生え際から杖を離すと、何か銀色の
太いクモの糸のようなものがこめかみと杖先の間に伸びていた。
332無名草子さん:2006/02/22(水) 12:13:16
>331
2回目の「生え際」を「そこ」としたらどうだろう。
333無名草子さん:2006/02/22(水) 12:26:59
レスがもったいないから修正案だすだけじゃなく遠慮なく自分で書き直そうよ。

試訳:しかし、スネイプはただ自分のこめかみの高さに杖を上げ、その先端を脂ぎった
髪の生え際に押し当てただけだった。そこから杖を離すと、何か銀色の
太いクモの糸のようなものがこめかみと杖先の間に伸びていた。
334無名草子さん:2006/02/22(水) 15:14:26
いいんじゃないでしょうか>333
乙〜
335英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/22(水) 23:42:27
亀レス、失礼します。

>>328
ああ、やっぱり見つかっちゃいました?
おっしゃるとおり、正確は「期」さないといけませんよねw
送信した後で、しまった!と思ったんですが、後の祭りで・・・・。
人様のお仕事について「校正が足りん!」なんていってるのに
自分で校正ミスしてちゃ世話ないっすよね、ホント、面目ない。
ご指摘ありがとうございました。
これからもどうぞよろしく〜w
336無名草子さん:2006/02/23(木) 06:04:52
いやレス番、レス番!!w

どうしよう、何だか知らないけど
原作者やエージェントに送るレターの内容自体は、非の打ち所がないほどパーフェクトなのに
投函するとき切手を貼り忘れてたり住所を書き忘れてたりする
そんな英在さんのイメージが浮かんで来たw
337無名草子さん:2006/02/23(木) 08:19:21
送信前にしっかり見直し。
他人の誤字脱字はキニシナイ。
アラシにはレスしない。
これ基本。
338無名草子さん:2006/02/23(木) 09:45:21
>>336
想像するとなんだか可愛いな。
ドジっこキャラみたいで。
339無名草子さん:2006/02/23(木) 11:46:25
そろそろ>>333にレスがもったいないと言われる悪寒
340無名草子さん:2006/02/23(木) 17:23:35
既出だったらすみません。
たまに会話に出てくる「やっこさん」が気になります。
1巻8章 ハグリッド「俺は奴(やっこ)さんが気に入っとった」
2巻4章 フレッド「やっこさん、いったい何を考えてるんだか」
たぶんまだあると思います。
ハグリッドはなんとなく使ってても違和感ないんですけど、
若い人が「やっこさん」って言葉普通に使いますか?
初めて読んだのが2巻だったので意味がわからず「誰かのあだ名??」と思ってしまいました。
341英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/23(木) 18:12:11
ああ、またやっちゃいましたね、スミマセン
>>337
はい、「基本」は一応わかってるんですけどね、ついついw・・・・失礼しました。

>投函するとき切手を貼り忘れてたり
つい最近、ホントにやっちゃいました orz

で、本題!w

別の知人から邦版第一巻を借りることができました。
まだ最初のほうをさらっと眺めただけですが、4巻に比べると日本語がずいぶんと
マシな気がしました。言い回しやせりふなんかには違和感覚えるところが多少
ありますが、日本語自体が文法的におかしいところは、それほどないような???

ただ、地文でペチュニアのことを「奥さん」(原文 Mrs.Dursley)と書いているのが
なんかヘンな気がしました。バーノンのことを「ダーズリー氏(原文 Mr.Dursley)」に
してるんだから、それに対応させて「ダーズリー夫人」のほうがよかったんじゃないかと
思うのですが・・・・・・。

それから、ペチュニアがハリーに話しかける時の言葉遣いが乱暴すぎ・・・・というか
すごく下品ですね。
確かに原文でもペチュニアからハリーへのせりふは命令口調が多いのですが、
乱暴な言い方ではなく、単に「ハリーとはあんまり関わりたくない」という
ペチュニアの気持ちが極端に短い「話しかけ」になってるようなニュアンスの
しゃべり方なのですが・・・・・。
ああいう下品な口調にしてしまうとペチュニア自身があまりお育ちのよくない女性
みたいな間違ったイメージを生んでしまうのではないか、と気になりました。

まだはじめの1,2章、目を通しただけなので、また他に気がついたことが
あったら書きにきます。

以上、概出だったら失礼。
342無名草子さん:2006/02/23(木) 19:24:38
>>340
たしかに、フレッドが「やっこさん」を使うのは変だね。
「あいつ」とかなら良いよね。
ハグリッドの「やっこさん」はOKだと思う。
343無名草子さん:2006/02/23(木) 21:45:01
「やっこさん」ってかなりオジサン言葉だよね,かなり昔の`。。。。。orz
344無名草子さん:2006/02/23(木) 22:13:07
自分(47歳)が子供の頃の本には出ていた覚えがある
自分の子供の世代の頃の本では、もうお目にかかった記憶がない
>やっこさん
あいつ、くらいが相応でしょう、今では・・
ハグリッドが言うのには、さほど違和感ないものの、子供にわかるかどうか
345無名草子さん:2006/02/23(木) 22:22:07
耳に馴染みがないのでググってみたら、やっこさんって
(1)下僕。召し使い。しもべ。家来。
(2)目下の者を卑しめて呼ぶ語。やつ。
(3)「奴豆腐(やつこどうふ)」の略。
(4)「奴凧(やつこだこ)」の略。
(5)遊女などが町奴の風をまねること。また、その遊女。
(代)三人称。人を卑しめののしっていう語。あいつ。やつ。
なんだね。さげすんで呼ぶ時の語なんだ。
346無名草子さん:2006/02/23(木) 22:28:20
やっこさんと言ったら、大名行列を連想するなw
347無名草子さん:2006/02/23(木) 22:29:16
とにかく言葉のセンスが古臭いよね
わざとやってるのか、古臭いという自覚がないのか?

>>341
英在さん、ついに1巻も手に入れましたかw
たしかに1,2巻めあたりは読んでてもイライラするほどの日本語違和感はそれほど
感じなかった気がします。
邦訳版しか読んだことなかった頃は、ペチュニアおばさんがいかにも成り上がり者という
雰囲気を出すための原作者の演出かと思ってたんですが、あとで英語版読んで、原文は
そうじゃないことがわかりました。
348無名草子さん:2006/02/24(金) 08:10:15
概出→既出
ほんと英在って書き込むたびにヴァ(ry
349無名草子さん:2006/02/24(金) 08:14:30
>>348
ヒント:2ch語
350無名草子さん:2006/02/24(金) 08:29:06
>>340
>>345
「やっこさん」がさげすんで言う言葉なら、
使い方がおかしいんジャマイカ?とふと思った。
351無名草子さん:2006/02/24(金) 09:58:26
さげすむだけじゃなく、単にくだけた言い方としても
使われていたみたいだけどね。>やっこさん。
時代劇や落語とかに出てくるの聞くとw

髷とおなじく古臭い言葉に言及するとき参考としてあげとくといいかもね。
352無名草子さん:2006/02/24(金) 14:10:51
>>349
自分は348とは別人だけどさ、
「がいしゅつ」とか「ガイシュツ」なら2ch語だって分かるけど、
なんでわざわざ漢字で「概出」なの?と思ったよ
本気で「既出(きしゅつ)」と間違えてるのかと思った
353無名草子さん:2006/02/24(金) 15:57:35
>>341
確かに4巻以降とくらべると1巻は初仕事ということで丁寧さを心がけたのか
日本語の言い回しなどかなりましな印象もありますね。
そう思って読んでるとパロミノの件のようにまったく??な文章が出てきたりするので
なかなか侮れないとは思いますがw
354無名草子さん:2006/02/24(金) 16:41:06
>>341.353
1巻は英語自体も4巻以降より簡単だからかもしれないね
それに量もそんなに多くないから時間かけて訳せたのかもしれない
4巻以降は本当にやっつけ仕事みたいな出来だもんね
355無名草子さん:2006/02/24(金) 16:53:55
一巻は校正の人に見せてバツつけられまくったから、
他の巻より日本語がマシなのかな。

356英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/24(金) 17:55:29
一巻4章P74
ハグリッドから思いがけずプレゼントをもらったハリー
>「ありがとうと言うつもりだったのに、言葉が途中で迷子になって、
  かわりに、「あなたは誰?」と言ってしまった。」
原文(UK P40)
 "He meant to say thank you, but the words got lost on the way
to his mouth, and what he said instead was, 'Who are you?'"

「言葉を失う」という意味のwords got lostを「言葉が迷子になる」と訳してるのが
なんかなぁ〜〜〜、と思いましたw
ユーモアのつもりでわざとそうしたのか、got lost=迷子になる、という固定概念から
きたものなのかは定かではありませんがw・・・・・あんまり普通の表現ではないですよね。

まだ全部読んだわけではないので大体の印象ですが、今のところは4巻読んでるときほど
ひっかかるところは多くない感じですね。
一番気になるところはやはりペチュニアの乱暴な口調です。いくらなんでも下品すぎな気がします。

1巻が他に比べてマシなのでしょうか?>>354さんや>>355さんがおっしゃってるような
理由なのでしょうか?
2巻も英語レベルやボリュームは同じぐらいですが、翻訳・日本語の質はどうですか?
357英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/24(金) 17:56:24
で、スレ違いですが・・・・w

>>352
すみません、ここじゃ「概出」って使わなかったですね。
数年前に居たスレでは「がいしゅつ」「ガイシュツ」をもじって「概出」「外出」「害出」
なんて遊んでる人が多かったので、昔のクセでついうっかりやってしまいました、失礼。
でも「がいしゅつ(ガイシュツ)」って、元々は「既出」→「概出」のもじりが起源に
なったんじゃなかったっけ? 違うのかな?
358無名草子さん:2006/02/24(金) 18:29:16
>356
2巻は個人的な印象だと急に奇妙な日本語が増えるような感じがありますね。
ビーカーは骨生え薬をの飲むしw、マクゴ先生は空気でうちわをつくるしw、
「宿命の天敵」「あたり中」「秘密の部屋を密封する」「死んでいちゃだめだ」など
変な言葉(いずれも既出)が続出するし。
まとめサイトをみると文末が主語に対応してない文の指摘も二〜三ありますね。
昔はじめて読んだときは下訳の人が帰国子女のアルバイトとかなのかなと思ってました。
359無名草子さん:2006/02/24(金) 20:10:08
議論豚切りすみません。
ではいろいろ直していただいたようなのでこれが
>>239の最終まとめ案ということで

邦訳:しかし、スネイプは単に自分のこめかみまで杖を上げ、脂っこい髪の根元に
杖先を押し当てただけだった。杖を引き抜くと、こめかみから杖先まで、
何やら銀色のものが伸びていた。(5巻下24章P181)

原文:but Snape merely raised the wand to his temple and placed its tip into the greasy
roots of his hair.When he withdrew it, some silvery substance came away, stretching
from temple to wand like a thick gossamer strand,(UK版P471)

試訳:しかし、スネイプはただ自分のこめかみの高さに杖を上げ、その先端を脂ぎった
髪の生え際に押し当てただけだった。そこから杖を離すと、何か銀色の
太いクモの糸のようなものがこめかみと杖先の間に伸びていた。

スネイプは毛髪に杖を突っ込んだわけではないので「引き抜く」という表現は不自然。
これではこめかみに杖を突き刺したような印象を持つ人もいるだろう。
こめかみには髪が生えていないのでこのroots of his hairは「生え際」と訳したほうが自然では。
なお、邦訳ではlike a thick gossamer strandの訳(太いクモの糸のような)が
抜けているが、それはなぜか次の文の頭に持っていってしまったようだ。
360無名草子さん:2006/02/24(金) 20:11:03
まとめ案
(この三つはあえて試訳として全文訳し直さなくてもいいかなと思いましたがどうでしょう)


邦訳:広い校庭に出るころには、闇がとっぷりと呪文のように三人を覆った。(3巻17章p430)
原文:By the time they reached open ground, darkness was settling like a spell around them.(UK p244)

「呪文のように覆った」は変。Spellという言葉は呪文だけではなく、魔法、魔力という意味もある。
ここは「魔法のように覆った」などとすべき。



邦訳:こいつがわたしを追ってくるとわかっていた!こいつがわたしを狙って戻ってくるとわかっていた!
  12年も、わたしはこのときを待っていた。」(3巻19章p477)
原文:'I knew he'd come after me! I knew he'd be back for me! I've been waiting for this for twelve years!'
(UK p269,270)

シリウスに追い詰められたピーターのセリフ。
「このときを待っていた」としてしまうと、ピーターがシリウスを待ちわびていたように感じられる。
三行目を「12年間、ずっとこのときが来ると思っていた」などとしたほうが良い。



邦訳:「(省略)わし自身、魔法省に、シリウスがポッターの『秘密の守人』だったと証言した」(3巻21章p513)
原文:I myself gave evidence to the Ministry that Sirius had been the Potters' Secret-Keeper.'(UK p287)

ダンブルドアがジェームズとリリーを「ポッター」と呼ぶのは冷たい印象で不自然。
the Potters'は「ポッター夫妻」と訳すべき。(ハリーが生まれていたので「ポッター一家」でもよい)
361無名草子さん:2006/02/24(金) 20:31:49
>>359-360
ありがとうございます。
いいと思います。
362無名草子さん:2006/02/24(金) 20:54:27
以前、ネタバレスレの頃(?)に出た指摘だけど、
ペンシーブでハリーが見たスネイプの「灰色パンツ」、
原文だと確かにgreyになってるけど、本当に灰色だったわけじゃないよね。
色の薄いものが「薄汚れた」時にもgreyっていうから、むしろそっちの意味では?
363無名草子さん:2006/02/24(金) 23:32:25
>>362
同感!
364無名草子さん:2006/02/25(土) 00:42:36
>>362
私は邦訳版しか読んでなくて、スネイプは何日もパンツを履きっぱなしだったから、灰色に変色したのかと思ってました(汗)
365無名草子さん:2006/02/25(土) 01:05:22
>>364
同じく。
「薄汚れた」の訳の方が納得できますね。
自分も邦訳のみなので、どうやったらパンツが「灰色」になるまで
汚くなるのだろうかと???


366無名草子さん:2006/02/25(土) 02:12:06
てっきりパンツの色が灰色なのかと…。
367無名草子さん:2006/02/25(土) 06:22:54
灰色のパンツが薄汚れていたんじゃないの?
スネイプは寝巻きも灰色だったしー。
灰色好きなんだーと納得してた。
368無名草子さん:2006/02/25(土) 08:30:03
ひょっとして、寝巻きも「薄汚れていた」だけなんか?
原文知らないけど。
369無名草子さん:2006/02/25(土) 11:49:02
いやそこまで不潔な先生だったら、いくらなんでも別の意味で
嫌われてる。髪質細いのとハリー視点だから脂っこい描写が
あってもあまり不潔さを意識してなかった。
灰色が好きなカラーなんだよ。
370無名草子さん:2006/02/25(土) 11:59:09
暗に黒でも白でもないっていうことを表してる?
371無名草子さん:2006/02/25(土) 11:59:56
>>362
ささやかな指摘でも一応、何章何ページか書いてよ。原書持ってる人が調べやすいので。
(でもここは有名wなシーンなのでみんな覚えてると思うけどねw)

灰色に汚れたパンツ(5巻下28章p356)
a pair of greying underpants.(UK p571)

このgreyingは確かに灰色に汚れて変色しつつあるという意味だと思うけど
邦訳にも「汚れた」という言葉が入っているので、ここはおkかと思うんだがどうでしょう。

ちなみに寝巻きの件は

長い灰色の寝巻きを着て〜(4巻下25章p170)
He was wearing a long grey nightshirts and....(UK p407)

これは生地がグレイの寝巻きを着ていたのだと思われる。
白か黒かわからないスネイプ先生には灰色がよく似合う…のかもw
372無名草子さん:2006/02/25(土) 15:01:30
>灰色に汚れたパンツ
パンツって汚れると「灰色」じゃない色になるよねw
この場合のgreyingは汚れたというより、すごく着古したパンツだから
真っ白じゃなくってくすんだ色になってる、って意味じゃないのかな?

寝巻きはたぶん灰色なんだったと思うけど。
373無名草子さん:2006/02/25(土) 18:22:09
greyingは辞書に高齢化という意味が載ってるけど
(たぶん白髪が増えるからだね)ものが古くなる場合も使うの?
たんに生地が古いだけで、汚れてるわけじゃないならリリーが
「私ならパンツ洗うわよ」みたいなこと言わないと思うので
やっぱし薄汚れているのかなって思ったんだけど。

日本では古くなったものや汚れたものに灰色とは言わないので
邦訳読者はとにかくこの「灰色パンツ」が不思議で心に残ったらしく
もうスネイプのトレードマーク?みたいになってるよねw
「あれは色なの?汚れなの?」ってしょっちゅう議論の種になってるし。
(ファンにとってはこういうどうでもいいような事こそ大問題なんだなw)

それを思うとやっぱり「汚れた」だけならともかく「灰色に」をいれたのは
あまり適切な訳じゃなったのかなという気もする。
374無名草子さん:2006/02/25(土) 19:28:13
>373
落ちない汚れをわざといった可能性もある。>リリー
375無名草子さん:2006/02/25(土) 20:24:50
パンツは年期が入ったもんかもね。
スペアがあまりないというか。“白が微妙に変色した”が正しい?
376無名草子さん:2006/02/25(土) 20:36:56
grayじゃなくてgrayingなんだから
灰色はという色限定訳は違うだろう。
「薄汚れた」若しくは「使い古された」とか
「真新しくない」っていう意訳でもいいかもね。
377無名草子さん:2006/02/25(土) 20:44:51
使い古しが灰色になるのは水の関係もあるのかも。
これはフランスの洗濯事情だけど

フランスの大部分の地域では水に石灰分が多く含まれています。
中略ー石灰は洗濯物の繊維にも付着して、乾いた洗濯物をゴワゴワにし、
白地や薄い色のものは洗濯を重ねるうちに灰色っぽく変色させてしまうのですが、
これを防ぐ成分の入った中和剤も最近出てきました。

ttp://www.e384.com/imadoki/008france/france_08.html

使い古すとちゃんと洗濯しててもぼろっちく見えるし
灰色に変色してるようじゃあ、本当に薄汚れたように見えるのかなと
好意的に解釈していた。
378英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/25(土) 20:46:02
おっ、スネイプの灰色パンツがまた話題にのぼってますねw

原文は a grey underpants ではなく、a greying underpants ですから、
元々の色が「灰色」だったのではなく、長いことはいてるうちにだんだん
元の(多分)白い色がくすんできている、という感じなのではないでしょうか?
白かった生地が何度も洗濯を繰り返すうちに、だんだんくすんできたり、汚れが
落ちにくくなったりすることありますよね?そういう状態を「greyになってきた」
、と言い方をよくするので、多分、スネイプは同じ下着を何年も使ってたんじゃ
ないかな、と思ってるんですが・・・。

というのは、問題のシーンの前に出てくるスネイプの子供時代の記憶から連想
するに、彼ってあんまり裕福な育ちじゃない雰囲気ですよね。・・・・っていうか
結構貧しい家庭の子だったんじゃないかと、推測してるんですが・・・・。
6巻に出てくるスネイプ自宅は典型的労働者階級の住宅街って感じだし、
母親のお古の教科書を使っていたかもしれない(?)ってことも
ああ、やっぱりね、という感じだったんですが・・・・w

ただ、髪の毛もあんまり洗ってなくてギトギトみたいですし(これは単に
油っぽい髪質だけじゃなくって、filthy(不潔な)って形容詞が使われてる
箇所がいくつかあったと思うんだけど、どこだったか思い出せない・・・)、
リリーにあんなこといわれてるわけだから、単に着古して色あせてただけじゃ
なくって、本当に薄汚くもなってたのかもしれませんね。

多分、その両方だったんじゃないかな?というのが私の解釈なんですが
あくまでも私見です。原文読んだだけでは、どっちともとれるし、両方かもしれない。
でも元々の色が「灰色」ではなかったのは間違いないと思います。

だから邦訳で「薄汚い」となっているのは、必ずしも誤訳とは言い切れないとは思いますが、
「灰色の」とつけたのは余計だったかもしれません。
原文だけだと古くてくすんできてるのか
前に出てきた「緑色の顔を青くしてた魔女」と似たような感じの悪訳例かな???
379英在 ◆hSmsbjjvMg :2006/02/25(土) 20:48:20
>>377
フランスとイギリスは水質似てます。
っていうか、ヨーロッパって石灰が多く含まれた硬水のところが多いから
本当に洗濯繰り返すうちに色がくすんできちゃうのです。
380無名草子さん:2006/02/25(土) 20:52:02
かなりかぶったかきこが並びましたなw
じゃ、結論は「灰色」としてしまったのは間違い、ってことでいいのかな?
381無名草子さん:2006/02/25(土) 21:02:41
英在さん、原文は「灰色に汚れたパンツ」ですよw

>元々の色が「灰色」だったのではなく、長いことはいてるうちにだんだん
>元の(多分)白い色がくすんできている、という感じなのではないでしょうか?

日本でも蛍光染料や漂白剤の入っていない洗濯石鹸で洗うと
白モノはだんだん黒ずんで灰色になってくるみたいですね。
スネイプのパンツも同じような感じだったのかな。
英在さんがいように汚れが落ちにくくなって汚くなってたてのもあるのかな。

でもここで適切な訳があるとしたらなんだろう。
「はき古して黒ずんだパンツ」?「薄汚れた古いパンツ」?

いずれにせよ「灰色に」はやっぱり余計ですね。
382381:2006/02/25(土) 21:07:25
×原文は「灰色に汚れたパンツ」ですよw
○邦訳は「灰色に汚れたパンツ」ですよw
383無名草子さん:2006/02/25(土) 21:30:57
>filthy(不潔な)って形容詞

そうなんですか。
やっぱり洗ってないのかな髪の毛。
職業柄、湯気で脂っぽく湿ってる風に思っておりました。orz
384無名草子さん:2006/02/26(日) 00:44:24
細かいことなんですが、原文を読める方、教えてください。

4巻5章 バーサの失踪についてパーシーが話すところ。
「…バーサはたぶん地図を見まちがえて、アルバニアではなくオーストラリアに
行ったのだろうって言うんですよ。しかし」

ここはほんとにオーストラリアですか?オーストリアじゃなくて?
どう地図を見まちがえても、アルバニアと間違えてオーストラリアには
行かないと思うんです。それともバーサはそこまでバカなキャラなのか。

ついでにもう一箇所。4巻12章最後の文章。
「自分にだけ見えて、ロンには見えないのが、とくにうれしかった。」

ハリーが、ベッドの中で対校試合に優勝する自分を空想するシーンですが、
この文章の意味がよくわからないのです……。
自分の読解力が足りないせいかとも思うんですが、参考までに原文を
教えていただけるとうれしいです。
385無名草子さん:2006/02/26(日) 03:13:11
オーストラリアであってるよ。
Aで始まってAで終わるくらいしか共通点無いのに
間違えるくらいバーサのオツムが怪しいと言いたいんでしょ。
386無名草子さん:2006/02/26(日) 06:56:35
アルバニアとオーストラリアはカタカナだと全然違うんだけど、
英語で書くと(AustraliaとAlbania)スペルが似てて(Aではじまり、iaで終わる)、
イントネーションが同じだし、韻を踏んでる(両方とも、後半の母音発音が’エイリア’)
ことからでしょう。
本当にアルバニアと間違えてオーストラリアに行っちゃったわけじゃなく、「そんな
間違いを犯しかねないほど、バーサは(ry」ってことを揶揄してるジョーク。
英語だとこの手の言葉はちょっと似てるけど、実際には全然違う「似て非なるもの」的
な感じで、このタイプのジョークをよく使います。

ハリーがベッドの中で空想してるとこは、優勝した自分の姿よりも
「ぼんやりとかすむ群衆の中で、チョウ・チャンの顔がくっきりと浮かび上がる。
勝算に顔を輝かせている・・・・。」なんてのを空想しちゃったから、その空想シーンが
ロンにみえなくてよかった、ってことだと思います。

・・・・で気がついたんだけど、原文(UK P170)だと
'Harry grinned into his pillow, exceptionally glad that Ron coundn't
see what he could.'
の「glad」を「うれしかった」と訳してるんですね。
これを「ほっとした」と訳したら、もっとわかりやすかったかもしれませんね。
そんなこと空想してる自分が恥ずかしくて、「ロンにみえなくてよかった」と
思ってるわけだから・・・・・。
387無名草子さん:2006/02/26(日) 11:56:33
なるほど。よくわかりました。ありがとうございました。

2つめのとこも、やっと意味がわかってすっきりしました。
自分の空想がロンに見えないのが、うれしかったんですね。
枕に隠れて笑ってたのが見えなくてよかった、ってのもあるのかな。
388無名草子さん:2006/02/26(日) 12:08:39
いくらバーサが困った人でもアルバニアと間違えて南半球のオーストラリアに行くなんて
ちょっとありえないよね。だからこれは386さんの言うとおりバグマンのジョークで、
彼女の失踪は騒ぎ立てるほどのことではないと強調したかったのだと思うよ。


>ハリーは枕に隠れてニッコリした。自分にだけ見えて、ロンには見えないのが、
 とくにうれしかった。(4巻上12章p298)
>Harry grinned into his pillow, exceptionally glad that Ron coundn't see what he could.
 (UK p170)

この直前にハリーがトーナメントで優勝してチョウにうっとりされるという
映像を頭に浮かべているから、「自分にだけ見えて、ロンには見えない」のが
その妄想映像のことだとは察しがつくとは思うけど…。
384さんがあれっと思ったのはこれが主語のない悪文で読みにくいせいもあるのじゃないかな。
(日本語の文だと主語なしで済ませられるのも多いけどこれはいけないと思う)
「自分に見えているものがロンには見えないということに〜」とかすべきじゃないかな。

試訳:ハリーは枕に顔を埋めてにやりとした。自分に見えているものが
   ロンには見えないということにすごくほっとした。

てな感じでどうでしょうか。
389無名草子さん:2006/02/26(日) 12:09:42
>枕に隠れて笑ってたのが見えなくてよかった、ってのもあるのかな。

そこまでの意味は入っていないよ。
自分の笑った顔なんてハリーにも見えないからねw
390無名草子さん:2006/02/26(日) 17:24:15
>>384を読んで気づいたんだけど、日本語として不完全なために邦訳だけ読んでる人にはわかりにくい書き方が
多いのかもしれないね。
自分では無意識のうちに脳内補完したり、細かいところはあんまり深く考えないで飛ばし読み
してたけど、よく意味を考えながら読もうとするとひっかかるところかなり
多いんだろうな。
391無名草子さん:2006/02/26(日) 17:30:10
>アルバニアとオーストラリアはカタカナだと全然違うんだけど、
英語で書くと(AustraliaとAlbania)スペルが似てて(Aではじまり、iaで終わる)、
イントネーションが同じだし、韻を踏んでる(両方とも、後半の母音発音が’エイリア’)
ことからでしょう。
本当にアルバニアと間違えてオーストラリアに行っちゃったわけじゃなく、「そんな
間違いを犯しかねないほど、バーサは(ry」ってことを揶揄してるジョーク。

これは英語とかイギリス風ジョークを知ってる人じゃないと、ちょっとわかりにくいよね。
むしろカタカナにしてもジョークっぽくなるように、「アルバニアではなく、アラバマに・・・」
みたいに変えちゃったほうが日本人には通じやすいかもしれないね。
392無名草子さん:2006/02/26(日) 18:15:36
5巻下を読んでます。数ページの間にまた微妙な日本語がいろいろと…。
29章368 「ジョージやフレッドと一緒に育ってよかったと思うのは」ジニーが考え深げに言った。「度胸さえあれば何でもできるって、そんなふうに考えるようになるの」
…文がおさまりよく繋がってません。
最後が「そんなふうに考えることができるようになったことなの」ならわかるんだけど。

369 図書室でチョコレートを食べたハリーにピンスが怒鳴りつけるシーン。ジニーのセリフが「やばいっ」。
…女の子なら「しまった」か、せめて「まずいっ」くらいであって欲しかった。

388 ハリーがシリウスの家の暖炉に、頭だけ現れるシーン。
 首の周りに特別熱いマフラーを巻いているような気持ちになりながら、ハリーが目を開けると、そこは厨房の暖炉の中で、木製の長いテーブルに男が腰掛け、一枚の羊皮紙をじっくり読んでいた。
…暖炉の中にいるのはハリー、男がいるのは部屋なのに、暖炉の中に何もかもがあるような文です。

30章402 双子のずる休みスナックのところ。
 アンブリッジが教室に入ってくるだけで、生徒は気絶するやら、吐くやら、危険な高熱を出すやら、さもなければ鼻血がどっと出てくる生徒が続出した。
…一文に「生徒は(が)」がダブっていて子供の作文みたいになってます。
はじめの「生徒は」がなければスムーズだと思います。
393無名草子さん:2006/02/26(日) 18:35:28
>ハリーは枕に隠れてニッコリした。自分にだけ見えて、ロンには見えないのが、
 とくにうれしかった。(4巻上12章p298)
>Harry grinned into his pillow, exceptionally glad that Ron coundn't see what he could.
 (UK p170)

なるほど、主語がちゃんと訳されていて、さらに「うれしかった」ではなく
「ほっとした」だったら、なにも疑問をもたなかったかも。
394無名草子さん:2006/02/26(日) 18:37:23
 
>369 図書室でチョコレートを食べたハリーにピンスが怒鳴りつけるシーン。ジニーのセリフが「やばいっ」。
…女の子なら「しまった」か、せめて「まずいっ」くらいであって欲しかった。

5巻の原書でもジニーは兄達の影響なのか、結構男勝りだったと思う。
だから「やばいっ」くらいはいいんじゃないかな?
 
他同感!i!i!i!i!i
まさかルーピンも暖炉の中にいたとは… 
読んでる羊皮紙が燃えちゃうよw 
395無名草子さん:2006/02/26(日) 21:06:51
でも邦訳読んでるとジーニーって「やばい」とか言いそうな感じじゃないな
子供っぽかったのが大きくなるにつれて活動的になってきてる感じはするけど
そもそも周りの子供たちの成長が感じられないから(「僕、目に涙なんかない!」だし)
突然ジーニーだけ性格が豹変したように見えるんですよね、端々の男勝りな科白って。
まず文学という時点でやばいってセリフ自体どうかと思うし・・・。

個人的にはジーニーは此処で「いけない!」とか言いそうなイメージです。
松岡マジックに騙されてる?
396394:2006/02/26(日) 21:57:01
文学的に考えたら「やばいっ」はやっぱだめなのかな。
自分まだ学生だからそこんとこがよくわかんないだけなのかもしれない。
 
でも原書(特に6巻)読んでたらジニーってすごい男勝りだって感じがするんだよね。
マイケル・コーナーをditch(振る、捨てる)するし、
クィディッチでザコライア・スミスに突撃するし、
ロンのことをPrat(間抜け)って呼ぶし。
397無名草子さん:2006/02/26(日) 22:01:08
ジニーの性格云々は抜きにして考えても、
「長く読み継がれるべき作品に使って欲しくない言葉」には相当すると思うなあ。
398無名草子さん:2006/02/26(日) 22:25:52
てか、ジニーって最初の頃に比べてずっと快活になってきてはいるけど、
別に男勝りになってるわけじゃないもんね。
原語でも普通の気の強い女の子って感じの話し方なだけで
言葉遣いがオトコっぽくなってるわけじゃない。

アンジェリーナ・ジョーンズがクイディッチのキャプテンになった途端
オトコみたいなしゃべり方になっちゃったのもヘンだったし、
英語だって男と女じゃ言葉遣いとか言い回しが微妙に違うのに
訳者はそういうことがわかってないんじゃないかな?
399無名草子さん:2006/02/26(日) 22:33:58
>鼻血がどっと出てくる生徒が続出した。
鼻血が「どっと」出てくる、って言い方もやけに口語調じゃない?
あんまり地文に使って欲しくない表現だな。
そういうのすごく多いけどw
400無名草子さん:2006/02/26(日) 23:23:28
口語的といえば、4巻12章p267
新学期でホグワーツに到着した生徒たちがピーブスの水爆弾に攻撃されてるシーン、
マクゴナガルがゆれた床ですべって思わずハーマイオニーにしがみついたところ
だんだけど、
「ハーマイオニーがゲホゲホ言いながら」ってのも地文にはふさわしくない書き方
だと思うのだが。
原文も「ゲホゲホ」みたいな表現になってるの?
401無名草子さん:2006/02/26(日) 23:46:40
話の流れを切ってすみませんがこの辺でまとめときます。
訂正等よろしく。

まとめ案

邦訳:灰色に汚れたパンツ(5巻下28章p356)
原文:a pair of greying underpants.(UK p571)
試訳:はき古して黒ずんだパンツ 薄汚れた古いパンツ

スネイプの最悪の記憶の中に出てくる有名な灰色パンツ。
何かというと話題になるのは、日本語では汚れたり古くなったりした衣類を
灰色とは言わないので、読者に奇妙な印象を与えたためと思われる。

greyingとは何度も洗濯を繰り返したりして衣類の色がくすんだり
黒ずんだりしてきているときによく使われる形容。
スネイプのパンツも同様だったのだろう。
この後のシーンでリリーに「私ならパンツを洗うわよ」というような
ことを言われるので薄汚れていたというのもありかもしれない。

しかしgreyと書いてあるわけではないのだから灰色という言葉を使うのはおかしい。
402無名草子さん:2006/02/26(日) 23:47:24
まとめ案

邦訳:ハリーは枕に隠れてニッコリした。自分にだけ見えて、ロンには見えないのが、
   とくにうれしかった。(4巻上12章p298)
原文:Harry grinned into his pillow, exceptionally glad that Ron coundn't see what he could.
   (UK p170)
試訳:ハリーは枕に顔を埋めてにやりとした。自分に見えているものが
   ロンには見えないということにすごくほっとした。


この直前にハリーがトーナメントで優勝してチョウにうっとりされるという
映像を頭に浮かべている。だから「自分にだけ見えて、ロンには見えない」のが
その妄想映像のことだとはだいたい察しがつくが、この文には主語がないためか
人によっては何のことかわからなかったようだ。

gladを「うれしかった」と訳したのも工夫がない。
自分の空想が恥ずかしくて「ロンにみえなくてよかった」と思ってるわけだから
「ほっとした」とすればもっとハリーの気持ちがわかりやすかっただろう。
403無名草子さん:2006/02/27(月) 00:42:07
>>392
「ジョージやフレッドと一緒に育ってよかったと思うのは」ジニーが考え深げに言った。
「度胸さえあれば何でもできるって、そんなふうに考えるようになるの」(5巻29章p368)
‘The thing about growing up with Fred and George,’ said Ginny thoughtfully,
‘is that you sort of start thinking anything’s possible if you’ve got enough nerve.’(UK p577)

「フレッドやジョージなんかと一緒に育ってごらんなさいよ」
「度胸さえあれば何でもできるんじゃないかって考えるようになるから」って感じか?
原書のジニーは「よかったと思う」とは言っていない。半分自嘲気味にいってるような印象もある。
双子流のやり方もいいことばっかりじゃないからだろうね。


「やばいっ」(同p369)
‘Oh damn,’(UK p578)
このdamnってのはもしかしてちょっと品がない言い方なのかも。
それにしても「いっけない」とか「やだ、最低」とか女の子でも口にしやすそうな訳があったと思うが。
404無名草子さん:2006/02/27(月) 00:52:51
ハリーが目を開けると、そこは厨房の暖炉の中で、木製の長いテーブルに男が腰掛け、
一枚の羊皮紙をじっくり読んでいた。(5巻29章p388)
Harry opened his eyes to find that he was looking up out of the kitchen fire place at the long,
wooden table, where a man sat poring over a piece of parchment.(UK p589)

気がつくとキッチンの暖炉から長い木のテーブルのそばで羊皮紙を読んでいる
男性(ルーピン)を見上げていた…ってことでしょう。
まともに訳すなら文をふたつに分けたほうがいいような気がする。
「目を開けるとハリーはキッチンの暖炉の中にいた。
長い木のテーブルに腰かけて羊皮紙を熱心に読みふけっている男性が見えた」とかね。


アンブリッジが教室に入ってくるだけで、生徒は気絶するやら、吐くやら、危険な高熱を出すやら、
さもなければ鼻血がどっと出てくる生徒が続出した。(30章p402)
Unbridge only had to enter her classroom for the students assembled there to faint,
vomit, develop dangerous fevers or else spout blood from both nostrils

原文では両方の鼻の穴から鼻血出しちゃってる子がいたんだねw
直訳したら品がなくなるとは思うが「どっと出てくる」っていうのも変。
「とんでもない高熱を出すやら、あるいは大量に鼻血を出す生徒が続出した」とかどう?
「生徒」がダブってるのはホントに小学校低学年の子の作文みたいだね。
405無名草子さん:2006/02/27(月) 01:39:57
>「とんでもない高熱を出すやら、あるいは大量に鼻血を出す生徒が続出した」とかどう?
うん、そのほうがずっといいですね。

「鼻血がどっと」も「ハーマイオニーがゲホゲホ」もそうだけど、
地文に口語的表現が多すぎる、というのは本当に同感。
あのおかげで全体の雰囲気がすごく安っぽくなってる気がする。

>>400
ちなみに「ゲホゲホ」部分の原文はこうなってます。
"Hermione gasped, massaging her throat.'(UK P153)
gaspedだから、ごく普通に「息を切らす」、「あえいだ」という意味の動詞。
「ゲホゲホ」みたいに安易な口語調にはなってないです。

「ハーマイオニーは首筋をさすりながら苦しそうに言った。」
「ハーマイオニーは首筋をさすりつつ、あえぎながら言った。」
なんてのはどうでしょ?
406無名草子さん:2006/02/27(月) 01:50:44
>>401
まとめ、ごくろうさまです。

greyingというのは、生地の洗濯を繰り返した時に限らず、いろいろな物の色が長年使ううちに
だんだん薄汚れてきたりする時にも使う表現なので、説明文を少しアレンジしてみましたが
どうでしょう?

まとめ案 (訂正案)

邦訳:灰色に汚れたパンツ(5巻下28章p356)
原文:a pair of greying underpants.(UK p571)
試訳:はき古して黒ずんだパンツ 薄汚れた古いパンツ

スネイプの最悪の記憶の中に出てくる有名な灰色パンツ。
何かというと話題になるのは、日本語では汚れたり古くなったりした衣類を
灰色とは言わないので、読者に奇妙な印象を与えたためと思われる。

greyingとは、長い間、衣服やその他のものを使い古したり、何度も洗濯を繰り返したりするうちに
色の鮮やかさが消えたり、黒ずんでいる様子を表す形容詞。
スネイプのパンツも同様だったのだろう。
この後のシーンでリリーに「私ならパンツを洗うわよ」というような
ことを言われるので薄汚れていたというのもありかもしれない。

実際にパンツの色が灰色だったという意味でgreyという単語を使っている
わけではないので、「灰色に汚れたパンツ」と訳したのは適当ではない。
407無名草子さん:2006/02/27(月) 01:53:37
>>403
>原書のジニーは「よかったと思う」とは言っていない。半分自嘲気味にいってるような印象もある。
原語でも「said Ginny thoughtfully」だから、特に自嘲気味というわけでもない気がしますが・・・。
むしろ客観的に自分のことを分析してる、って感じなのでは???
408無名草子さん:2006/02/27(月) 02:04:56
>damnってのはもしかしてちょっと品がない言い方なのかも
・・・・ですねw
自分の娘がそんなこと言ってるのを母親が聞いたら、絶対に叱るでしょうw
そのまま同じようなニュアンスの日本語にすると、「くそ!」とか「ちぇっ!」と
いうのをもう少しマシにした感じかな?
「F○○○!」ほど下品じゃないけど、あんまり女の子が使うべき言葉ではないw
そのへんのさじ加減が難しい感じですがw、「しまった!」ぐらいでいかがでしょう?
ニュアンス的には「やばっ!」ってのも悪くはないと思うんだけど、あんまり長持ち
しそうもない表現かもしれませんね・・・・w
409無名草子さん:2006/02/27(月) 08:30:23
>>407
そうですね。
自嘲っていうのは大げさだけど、小さいときは
やれやれうちの兄弟って…っていう思いがあったのが
今はこんなこともいえるようになったって感じかな。

thoughtfullyとはあるけど本当に考え込んで分析してるというよりは
「だから私も意外と大胆なのよ」と冗談めかして言ってる感じもあると思いました。
410無名草子さん:2006/02/27(月) 15:04:53
>原書のジニーは「よかったと思う」とは言っていない。

少なくともこういうよけいな言葉をいれるくらいだから
訳を工夫しようという気持ちがあり、考えたんだろうな。
それなのに二つに分かれたセリフの日本語が繋がってないというのは
誰かスタッフに相当重症の日本語オンチがいるんだろうなあ。
411無名草子さん:2006/02/27(月) 15:22:55
しかし原書は現代的だから
竈とか髷とか奴さんがおかしい、とするのに
現代的な「やばい」は言葉が汚いからよくない、というのはダブルスタンダードじゃないか?

>>410
>少なくともこういうよけいな言葉をいれるくらいだから

>>78
>文芸翻訳ではそのぐらいのことは許容範囲だし、そういう柔軟性も必要。
>・・・・・ってこと、知らなかったんだろうね、訳者さんたち

もダブルスタンダードだな。

412無名草子さん:2006/02/27(月) 15:22:59
>>405
>「ハーマイオニーは首筋をさすりながら苦しそうに言った。」
>「ハーマイオニーは首筋をさすりつつ、あえぎながら言った。」

いいですね。
gaspなんて普通によく出てくる単語なのに
どうしてゲホゲホなんてへんな訳にしたのかすごい不思議w
413無名草子さん:2006/02/27(月) 15:38:50
>>411
>しかし原書は現代的だから
現代的だからではなくイギリスらしさが持ち味の作品だから
純和風で古臭い言葉は似合わないというのがこのスレの大方の意見だと思います。

78は「原文がひとつだから訳もひとつである必要はない」という意見で
410は「ジニーのセリフの中の原文にない言葉はよけいっぽいし日本語も繋がってない」
という意見なので特にこの二つの意見は矛盾してないですよ。
410が言及してるジニーのセリフは原文でもふたつに分かれてますし。

まあスレの中にもいろいろな人がいますし人によって違うことをいってる事も当然あるでしょう。。
だから指摘をまとめるときはよく注意しあって矛盾や言い過ぎがないようになるといいなと思ってます。
なかなか完璧にはできないとは思いますけどね。
414無名草子さん:2006/02/27(月) 15:43:05
ということは原文にないセリフを加えるの柔軟性は要らないのか?
415無名草子さん:2006/02/27(月) 15:51:13
>414
私は410じゃないですがときにはそういう柔軟性も大いに必要だと思います。
ただ問題のジニーのセリフは「よかったと思う」という言葉をいれなくてもちゃんと訳せますし
よかったと思っているのかどうかはなんともいえないですから人によって意見が分かれるでしょう。

ちなみに私は「よかったと思う」は入れないほうがいいと思いますが
damnの訳として「やばい」はそんなに非難するほどではないと思っています。

ジニーのセリフの指摘はまとめるときは日本語が繋がっていないということがポイントになるでしょうし
「やばい」のほうは参考ということでまとめサイトなどに載せるほどではないかもしれませんね。
とにかくこのスレではまずとりあえずおかしいと思ったことを何でもかいてみようということになってますんで
ここに書いてあることが即、ここのみんなの総意ではないんですよ。当然ですけどねw
416無名草子さん:2006/02/27(月) 15:53:30
>>411
現代的だからといって、原語版にも使われてないような
パッとはやってさっと消えていく短命流行語的言葉を使っていいことにはならない。
「長く読み継がれる文学作品には使って欲しくない言葉」ってこと。
原作者だってそういう言葉は使わないように気遣っているのに、訳者が勝手に
そういう訳しかたをするのはおかしいんじゃないか?

>少なくともこういうよけいな言葉をいれるくらいだから

>文芸翻訳ではそのぐらいのことは許容範囲だし、そういう柔軟性も必要。
>・・・・・ってこと、知らなかったんだろうね、訳者さんたち

英語と日本語、イギリスと日本、っていう違う文化・社会背景、違う言語習慣の
間の「翻訳」なんだから、時には原文を少しアレンジした訳しかたをしないと
翻訳版の読者にわかりづらいことがある。そういう工夫が翻訳者に求められるのは
常識。
でも、かといって翻訳者が勝手に原文にない言葉を翻訳文に入れてしまったことで
かえって読者に原文とは違うイメージを与えてしまったり、誤解させてしまったり
することは許されない。これも常識。
つまり、そのTPOに合わせて柔軟に対応しなければいけないのがプロの翻訳者の仕事。
これはあたりまえのこと。
ダブルスタンダードとはいわない。
そういう柔軟対応ができるかできないかが、優れた翻訳者なのか、ヘボ翻訳者なのの
分かれ目なわけです。
名訳と言われる翻訳書の原語版と翻訳版をていねいに読み比べてごらん。
きっとこのことがわかると思うよ。
417無名草子さん:2006/02/27(月) 16:06:50
1、
>時には原文を少しアレンジした訳しかたをしないと

>原語版にも使われてないような
>パッとはやってさっと消えていく短命流行語的言葉を使っていいことにはならない
とは矛盾しますか?流行語を入れるのが「アレンジした訳し方」に該当するのではないですか?

2、
ある文章が
>そういう工夫が翻訳者に求められるのは

>誤解させてしまったりすることは許されない

工夫か余計かはどうやって判断しますか?
418無名草子さん:2006/02/27(月) 16:34:56
>417
>流行語を入れるのが「アレンジした訳し方」に該当するのではないですか?

少なくとも静山社のスタッフはそう考えたようだねw
「チョー」とか「マジ」とかいう流行語に加えて「驚き桃の木」「金剛力」「おったまげ」とか
今の人がほとんど使わないような古い言葉を混ぜてしゃべらせるのも「よいアレンジ」と考えたらしいし。
でも今後長く読みつがれていくべき児童書にはやはり安易に流行語を使って欲しくないし
一方、日本の古臭い言葉は若いイギリス人である登場人物に似合わないと思う人も多いはず。
それらのセリフが世代を選ばないわかりやすい日本語に置き換えにくいのかといったらそうではないのだからね。


>工夫か余計かはどうやって判断しますか?

その工夫とよけいの境界線を決めるのがプロの判断力。
ただし人の考え方はそれぞれだから名訳といわれる訳でもそこで意見が分かれることはあるだろうね。

しかしとにかくハリポタの邦訳場合は「これは余計じゃない?」「これは工夫が必要じゃない?」と
多くの人にいわれる箇所があまりにも多いということが問題。
これでは翻訳スタッフのプロとして求められている判断力に問題があるのではと疑われても仕方がないと思うよ。
419無名草子さん:2006/02/27(月) 16:53:08
>>417
とにかくあんただってさ
「大ビーカーになみなみと「骨生え薬」を飲ませたばかり」
と書いてあれば、あれ?ビーカーが骨生え薬をのむのかな?と思っちゃうだろ?
もし、違うなら(違うんだよ!)こんなおかしな訳は直して欲しいと思わないか。

自分的にもこのスレの指摘の中には微妙で細かすぎると思われるものも多いと思うが
誰が読んでも確かに改善が必要だと思うしかないようなものもたくさんある。
とにかく工夫も余計もへったくれもない明らかな誤訳、珍訳くらいは
何とかして欲しいと思う今日この頃なんだよ。
420無名草子さん:2006/02/27(月) 17:18:54
どんな翻訳書にだって多少の誤訳や原作のイメージと若干違ってるところはある。
それはある程度はしかたがないこと。
ただ、ハリポタ翻訳版の場合はそういう問題点が多すぎるってこと。
どのぐらいひどいかってのは、他の翻訳作品と読み比べてみれば一目瞭然。
ハリポタ翻訳でさらに問題なのは、「誤訳」「原作とは違うイメージ」という
翻訳書特有の問題だけではなく、日本語自体が文法的に間違っていたり
使われている語句が普通ではないということ。
これも読めばすぐにわかること。

>>417の質問2についてだが・・・・・
このスレずっと読んでれば、邦訳版読者からの「ここで説明してもらうまで
誤解してました(あるいは、どういうことなのかわかりませんでした。)」と
いうコメントが非常に多いことに気づくはず。
邦訳版を読んだだけじゃちゃんと理解できなかったり、誤解してしまったりしてる
読者が多いってことこそ、訳者による「工夫」「余計」の判断が間違っていると
いうことの証拠。
421無名草子さん:2006/02/27(月) 17:22:43

>>時には原文を少しアレンジした訳しかたをしないと
>と
>>原語版にも使われてないような
>>パッとはやってさっと消えていく短命流行語的言葉を使っていいことにはならない
>とは矛盾しますか?流行語を入れるのが「アレンジした訳し方」に該当するのではないですか?

矛盾はしてません。
>>416をもう一度、よ〜〜〜く考えながら読んでください。
言葉の表面読むだけじゃなくって、その向こうの意味もよく考えながらね。
422無名草子さん:2006/02/27(月) 17:40:05
>>417
レノミナーレ?
423無名草子さん:2006/02/27(月) 18:37:38
誤訳・珍訳も問題だけど、とにかくあのヘンな日本語をなんとかしてほしいです。
ハリポタ日本語版読んでると、英語が苦手な私にすら元の英語文が浮き上がって
くるような印象受けるときあるし、ひとつの文章の最初と最後がつながってなかったり、
普段ぜったいに使わないような言い方とか漢字も多すぎると思う。
他の翻訳作品に比べても本当に読みづらい。
昔訳された本だと時々ひどいのがあるけど、最近の作品でこんなの珍しいと思います。
424無名草子さん:2006/02/27(月) 19:06:49
>>417に質問したい。
ハリポタ邦訳版、本当にちゃんと読んだことある?
もし本当に読んだことあるんだったら、読んでて読みづらかったり
意味がわかりづらかったりしたことない?
この日本語の文おかしいとか、言葉使いが不自然だとか感じたことない?
通常の日本語のセンスの持ち主があれ読んだら、そういうこと感じると
思うんだけどな。
そうすれば>>417みたいな、人の書き込みの文字面だけを論ったような
意味なしレスは書かないと思うよ。
ここでの議論についての疑問を投げかけてくれるのは歓迎だけど、
その前にハリポタ邦訳版がどういう状態なのかちゃんと自分の目で
確かめて欲しい。
ちょっときつい書き方になったかもしれないけど、「議論のための議論」みたいな
レスは控えて欲しいと思う。
自分自身の目で本当の問題点をちゃんと見てください。
425無名草子さん:2006/02/27(月) 19:26:47
真剣に議論されてる所を豚切りで亀レス申し訳ないのですが、自分>>384さんの指摘してる

「…バーサはたぶん地図を見まちがえて、アルバニアではなくオーストラリアに
行ったのだろうって言うんですよ。しかし」

をずっと言葉通りの意味にとらえてました…orz
よくそんなドジを通り越してる人やとってたなあ、仕事ちゃんと出来てたのかなあと不思議に思っていました。
>>391さんの「アルバニアではなく、アラバマに・・・」みたいに書かれていれば、
ジョークだなとすぐピンときたと思うので、このいう所には翻訳の柔軟性を取り入れて欲しいと思います。
426無名草子さん:2006/02/27(月) 19:38:53
他言語のジョークを訳すって、翻訳者のセンスがかなり問われるところだよね。
でももしかしたら、訳者の人たちも本当にバーサはアルバニアを間違えて
オーストラリアに行ったと思ってたかもしれないけどw
427無名草子さん:2006/02/27(月) 20:12:18
>訳者の人たちも本当にバーサはアルバニアを間違えて
オーストラリアに行ったと思ってたかもしれないけどw

いくらなんでも、それはないだろw
・・・・・と、きっぱり否定できないところが哀しい orz
428無名草子さん:2006/02/27(月) 20:59:49
やっぱり邦版読者が不可思議に思ってたり、誤解してる箇所ってかなり多そうだね
429無名草子さん:2006/02/27(月) 22:03:59
>>426
う・・・あり得る。
なにしろ原文が言葉遊びだとわかるとすぐ「爪にツメなし〜」
「モー、クセー」みたいなことをやりたがる人たちだかなあ・・。
そのまま訳してるとこが大いにあやしい。
430無名草子さん:2006/02/27(月) 22:15:08
>そのまま訳してるとこが大いにあやしい
まじ爆笑しちゃいましたwww
431無名草子さん:2006/02/27(月) 22:32:03
384さんや425さんみたいな人がいるならこれも一応まとめときますか。
アラバマは国の名前じゃないけど別にいいよね。?

○まとめ案

邦訳:「〜バーサはたぶん地図を見まちがえて、アルバニアではなくオーストラリアに
    行ったのだろう〜」(4巻上5章p94)
原文:‘...she probably misread the map and ended up in Australia instead of Albania…’
    (UK p58)
試訳:「〜バーサはたぶん地図を見まちがえて、アルバニアではなくアラバマに
    行ったのだろう〜」

パーシーのセリフ中にある失踪したバーサについてのバグマンの言葉。
いくらバーサが困った人でもアルバニアと間違えて南半球のオーストラリアに行くとは
考えにくいので、これはバーサの間抜けぶりを強調したバグマンの冗談と考えられる。

原文でアルバニアとオーストラリアを並べているのは、
英語だとスペルが似ている(AustraliaとAlbania、Aではじまり、iaで終わる)
イントネーションが同じで韻を踏んでいる(両方とも、後半の母音発音がエイイア)
といった共通点があり、一種の駄洒落になっているから。
しかしカタカナにするとふたつの国の名前はあまり共通点がないため、
邦訳読者の中にはこれを冗談と気づかず、バーサは本当にそんなに馬鹿なのかと考え
そんな人が魔法省で働いていることを訝しく思った人たちがいたようだ。

試訳のように日本語でも駄洒落とわかるように工夫してくれればこのような誤解は避けられたはず。
432無名草子さん:2006/02/27(月) 22:51:07
4巻(下)第27章242ページ
ハリーが鰓昆布を盗んだとスネイプが疑ってるシーン。
>スネイプのヒソヒソ声が続いた。
 「わかってるぞ、ポッター!今度はマッド・アイ・ムーディーがおまえのファンクラブに
  入ったらしいが、我輩はおまえの行動を許さん!・・・(ry」

ヒソヒソ声のはずなのにその後に続くせりふには各文最後に「!」がついてる。
あんまりヒソヒソ声っぽくないんですが、原文ではどうなってるんですか?
433無名草子さん:2006/02/27(月) 22:53:28
口語的な表現が多いし、擬音語・擬態語も多いですよね。
そのへん、児童書ということで、わざとそうしてるのかなあ。

例えば
>2巻14章P379 オリバー・ウッドはガーンと打ちのめされた顔で地上に降り立ち
 「ガーン」て。昔のギャグ漫画?
>3巻17章P433 …ハリーは大声を出し、あとを追おうとしたが、太い枝が
空を切って殺人パンチを飛ばし
 「殺人パンチ」…?いや、雰囲気は伝わりますが。
>4巻35章P489 「クラムにディゴリーをやっつけさせ、優勝杯への道を
すっきりさせようと…」
 偽ムーディーの告白のなかに何度かでてくる「やっつける」という子どもっぽい言い方。

これ全部シリアスなシーンなのに、笑わせたいのかと思ってしまったのは
私だけでしょうか。
細かすぎるとこかもしれないけど。
434無名草子さん:2006/02/27(月) 23:07:29
>口語的な表現が多いし、擬音語・擬態語も多いですよね
同感です。
わざとなのかどうかわからないけど、作品のイメージを著しく幼稚にしてるのは
確かですね。
原語はぜんぜんそんなことないのにね。
435無名草子さん:2006/02/27(月) 23:10:53
>>433
いや、細かすぎはしないと思うよ。
そういうのの積み重ねが全体を幼稚にしているのは否めない事実だと思う。
中学の時習ったんだけど、「くるくる回った」「ぱちぱち燃えた」を
「激しく回った」「勢いよく燃えた」と置き換えると落ち着いた地文になると。
そういう工夫はあっていい作品だと思うな。
ウッドのなんかは「激しく打ちのめされた顔で」「ひどく打ちのめされた顔で」
で充分だと思う。
436無名草子さん:2006/02/27(月) 23:20:30
ちょっと余談ですが、私は仕事で広告文など書いています。
擬音、擬態語は最低限にするようにとクライアントからも言われます。
そうでないと、商品が安っぽく(あるいは子供っぽく)なるからと。
自分で書いたものは、見直し時点でかなりそういう語を書き換えています。
安いものなら逆にそれがいいんですけどね。
「外はパリッと中はふわふわのパンに、大きなハンバーガーがドーンと入って」なんてね。
余談でごめんなさい。
437無名草子さん:2006/02/27(月) 23:20:31
>3巻17章P433 …ハリーは大声を出し、あとを追おうとしたが、太い枝が
空を切って殺人パンチを飛ばし

UK P246
'Harry shouted, trying to follow, but a heavy branch whipped lethally through the air'

whipped lethallyを「殺人パンチ」に・・・・orz
意味は間違いじゃないけど、なんとも安易で安っぽい訳語ですね。

「太い枝が恐ろしいほどの勢いで打ちつけてきた(または、襲ってきた?)」
としたほうが原文のイメージに近いかな?
438無名草子さん:2006/02/27(月) 23:27:18
>>432
原文(UK p448)だと、Snape hissed.です。
hiss というのは、たとえば猫やへびなんかが敵を威嚇する時なんかに
「シュッ!」とか「シーっ」とかいう音を出す時なんかにも使われる単語。
決して大きな声(音)ではないけど、声を殺しながらも力の入った発声音だから
「ヒソヒソ声」とは違いますよね。
まさか、hissと発音が似てるから「ヒソヒソ」としたわけじゃないとは思うけどw
439無名草子さん:2006/02/27(月) 23:28:05
>>436
そうやって文章を書くのを職業としている方の意見は非常に参考になります。
ありがとうございました。
440無名草子さん:2006/02/27(月) 23:36:55
>>431  まとめ作業、ありがとう。
試訳のところが、もっと冗談っぽい感じになるようにちょっと変えてみました。
それから解説文のところも少し加筆してみたけど、どうでしょう?

●まとめ案(試案)
邦訳:「〜バーサはたぶん地図を見まちがえて、アルバニアではなくオーストラリアに
    行ったのだろう〜」(4巻上5章p94)
原文:‘...she probably misread the map and ended up in Australia instead of Albania…’
    (UK p58)
試訳:「〜どうせバーサのことだから、地図を見まちがえてアルバニアじゃなくアラバマにでも
    行ったんだろうよ〜」

パーシーのセリフ中にある失踪したバーサについてのバグマンの言葉。
いくらバーサが困った人でもアルバニアと間違えて南半球のオーストラリアに行くとは
考えにくいので、これはバーサの間抜けぶりを強調したバグマンの冗談と考えられる。

原文でアルバニアとオーストラリアを並べているのは、
英語だとスペルが似ている(AustraliaとAlbania、Aではじまり、iaで終わる)
イントネーションが同じで韻を踏んでいる(両方とも、後半の母音発音がエイイア)
といった共通点があり、一種の駄洒落になっているから。
しかしカタカナにするとふたつの国の名前はあまり共通点がないため、
邦訳読者の中にはこれを冗談と気づかず、バーサは本当にそんなに馬鹿なのかと考え
そんな人が魔法省で働いていることを訝しく思った人たちがいたようだ。

別に「アラバマ」でなくてもいいが、とにかく試訳のように日本語でも駄洒落とわかるように
工夫してくれればこのような誤解は避けられたはず。
441無名草子さん:2006/02/27(月) 23:44:06
ガーンと
殺人パンチ
やっつけろ
ヒソヒソ声(しかもカタカナ)・・・・・・・etc,etc.

これじゃあ、ハリポタ=ガキっぽい、って思ってる人が多いのしかたないな。
言葉遣いがまるで小学校低学年向けのコミックみたい orz
442無名草子さん:2006/02/28(火) 04:29:03
既出だったらごめん。三巻でハリー達三人がバタービールをグビっと飲んだ
っていう表現があったけど、これもどうかと思った。グビグビ飲むとか、今使わないだろうに。
なんか音が汚いし、全然おいしそうじゃない。
443無名草子さん:2006/02/28(火) 05:44:10
それも地文には使って欲しくない言葉だね
444無名草子さん:2006/02/28(火) 08:16:38
>>440
431ですがすごく良くなったと思います。
ありがとう。
445無名草子さん:2006/02/28(火) 09:03:04
今までキャラのせりふが変なのが気になってたけど、
確かに地文の口語調表現もやたら多いね。
原書に比べて全体の雰囲気がすごく薄っぺらな感じなのは
そのせいもあるのかもね。
446無名草子さん:2006/02/28(火) 13:00:41
グビッというのは、大人の男性が、のどを鳴らして酒を飲んでいる様子じゃないかな。
「では一献」というような場面じゃなく、もっと下品な飲み方だと思う。
普通に「ごくごくと」くらいでいいんじゃないの。
地文に使うなとなると、どう書くか今思いつかないけど、グビッは確かに違和感〜。
447無名草子さん:2006/02/28(火) 15:53:50
>442
該当箇所の章とページも書いて欲しい。
原文がどうなってるのか調べられない。
448無名草子さん:2006/02/28(火) 18:02:20
>>392の指摘、まとめ案出しときます。
・まとめ案

邦訳:「ジョージやフレッドと一緒に育ってよかったと思うのは」ジニーが考え深げに言った。
「度胸さえあれば何でもできるって、そんなふうに考えるようになるの」(5巻29章p368)
原文:‘The thing about growing up with Fred and George,’ said Ginny thoughtfully,
‘is that you sort of start thinking anything’s possible if you’ve got enough nerve.’
(UK p577)
試訳:「フレッドやジョージなんかと一緒に育ったりするとね」ジニーが考え深げにいった。
「度胸さえあれば何でもできるんじゃないかって考えるようになるのよ」

邦訳はふたつに分かれたジニーのセリフが日本語として繋がっていない。
また「よかったと思う」という部分は原文にはないし、
入れることで訳がまとまるというような必要性も感じられない。


これはサイトに載せるほどのものかどうかは意見が分かれたようですが一応。

・まとめ案

邦訳:「やばいっ」(29章p369)
原文‘Oh damn,’(UK p578)

原文のdamnも女の子の言い方としては品がないセリフなので、
「やばい」もニュアンス的には悪くないが、
今どき風の言い方なので将来的には古い印象になってしまうかもしれない。
「まずい!」「しまった!」くらいが良かったのではないか。
449無名草子さん:2006/02/28(火) 18:07:35
・まとめ案

邦訳:ハリーが目を開けると、そこは厨房の暖炉の中で、木製の長いテーブルに
男が腰掛け、一枚の羊皮紙をじっくり読んでいた。(5巻29章p388)
原文:Harry opened his eyes to find that he was looking up out of the kitchen fire place
at the long, wooden table, where a man sat poring over a piece of parchment.(UK p589)
試訳:目を開けるとハリーはキッチンの暖炉の中にいた。
誰かが長い木のテーブルに腰かけ、羊皮紙を熱心に読みふけっているのが見えた。

ハリーがブッラク家のキッチンの暖炉に現われるシーンだが、文の繋がりがおかしいため
厨房の暖炉の中にテーブルがあるように思えてしまう。
試訳のように文をふたつに分けたほうがわかりやすくなるのでは。


・まとめ案

邦訳:アンブリッジが教室に入ってくるだけで、生徒は気絶するやら、吐くやら、
危険な高熱を出すやら、さもなければ鼻血がどっと出てくる生徒が続出した。(30章p402)
原文:Unbridge only had to enter her classroom for the students assembled there to faint, vomit,
develop dangerous fevers or else spout blood from both nostrils.(UK p597)
試訳:アンブリッジが教室に入ってくるだけで、気絶するやら、吐くやら、
とんでもない高熱を出すやら、あるいは大量に鼻血を出す生徒が続出した。

邦訳は重文ではないのに「生徒は」と「生徒が」のふたつの主語がありおかしい。
「鼻血がどっと出てくる」という表現も口語的で地の文にふさわしくない印象がある。
450無名草子さん:2006/02/28(火) 18:08:27
400の指摘も。
・まとめ案

邦訳:ハーマイオニーがゲホゲホ言いながら喉のあたりをさすった。(4巻上P267)
原文:"Hermione gasped, massaging her throat.'(UK P153)
試訳:ハーマイオニーは首筋をさすりながら苦しそうに言った。
    ハーマイオニーは首筋をさすりつつ、あえぎながら言った。

「大丈夫です。先生」というセリフに続く文。
gaspは「息を切らす」、「あえぐ」という意味でよく使われる動詞。
「ゲホゲホ」という訳はあまりにも漫画的でやはり地の文にはふさわしくない。
451無名草子さん:2006/02/28(火) 18:24:25
>>432,438
>スネイプのヒソヒソ声が続いた。(4巻下第27章p242)
>Snape hissed.(UK p448)

ヒソヒソ声では単なるナイショ話みたいで変ですね。
スネイプはこのあと!をつけて怒っているのだから
「スネイプは声をひそめて凄んだ」なんてどうでしょう?
452無名草子さん:2006/02/28(火) 22:29:38
2巻8章、ピーブスがマートルをからかいながら追いかけて行く様を見たハーマイオニーの一言

邦訳「なんとまあ」(2巻P201)
原文「Oh,dear」(US2巻P135)

例によってティーンらしからぬオバサン臭さです。
「ああ、もう」くらいで丁度いい気がしますが、どうでしょう。
453無名草子さん:2006/02/28(火) 23:53:34
>>448-452
いいと思います
454無名草子さん:2006/03/01(水) 19:48:28
>>433
>オリバー・ウッドはガーンと打ちのめされた顔で地上に降り立ち(2巻14章P379)
>Oliver Wood, looking devastated, landed and…(UK p189)

マクゴ先生にクィディッチの試合中止を言い渡された場面だね。
devastatedはそのまま「打ちのめされた」「衝撃を受けた」という意味の形容詞みたい。
「衝撃を受けた様子で地上に降り立ち〜」とかすればいいのに。
どうして「ガーン」なんてよけいな演出をするのかな。

>「クラムにディゴリーをやっつけさせ、…」(4巻35章P489)
このシーン他に「やっつける」が出てきたっけ?
とりあえずこの「やっつける」は‘finish’(UK p588)でした。
たしかに子供っぽい。「片づけさせ」とか悪役らしい言い方があるのに。
455無名草子さん:2006/03/01(水) 19:52:45
訳者の語彙の乏しさ、日本語センスの欠如の表れだね
456無名草子さん:2006/03/01(水) 20:51:10
>シリウスに手紙を送り、ハリーが、無傷で対決したドラゴンを出し抜いたことを
知らせるためだった。(4巻下21章P6)
>so that Harry could send Sirius a letter, telling him that
he had managed to get past his dragon unscathed.(UK P317)

「無傷で」は「出し抜いた」にかかっているのだろうが
この位置では「対決した」にかかっているようにも読めるのでわかりにくい。
またハリーは完全に無傷でホーンテールの攻撃をかわしたわけではないので
unscathedの訳は「痛手を受けずに」とした方がよいのでは。(痛手は重傷の意味だから)

あとこの場面を始め19章〜22章くらいでドラゴンをget pastするという意味で
「出し抜く」という言葉がたくさん使われているがどうも奇妙な感じがする。

辞書で調べてみたら「出し抜く」は
「他人の油断につけこんだり、相手をだましたりして、人より先に物事をする。」
という意味だとある。
ドラゴンをうまくだましてかわすのが目的の試合ではあったわけだけど
「先に物事をする」という部分が関係ないし、ちょっと使い方が違うのでは。
なぜ普通に「攻撃をかわす」「すり抜ける」という言葉を使わなかったのだろう。

さらにこの部分、原文はget past の前にmanage to が入っているので
「ドラゴンの攻撃をなんとかすり抜け、痛手を受けずにすんだことを」などと
した方が感じが伝わったと思う。
457無名草子さん:2006/03/01(水) 21:37:36
豚切れスマン

密林顧客書評に新しく載ったやつが驚愕モノだったので、一部コピペ

>「翻訳への不満が多いようですが、原著も読みましたが、かなり正確だと思いました。
  第一巻の翻訳に比べ、会話文がこなれてきて、実際のこの年頃の男の子の会話に
  近づいた点はとくに評価できます。」

巻を経るごとにひどくなってるせりふ回しなのに・・・・。
一体だれだ、こんなこと書くヤツは?
458無名草子さん:2006/03/01(水) 22:53:07
回し者。
459無名草子さん:2006/03/01(水) 23:01:28
>>457
いいよ、いいよ、気にしなくて。
密林のカスタマレヴューの絶賛は出版社の手前ミソじゃ?
っていうのはみんな思ってることだからw
460無名草子さん:2006/03/01(水) 23:11:00
3巻で個人的に引っかかった箇所。

>丸っこい魔女(5章p104)ホグワーツ特急のお菓子売りの魔女
ちなみにこの人2巻では「まるっちい魔女のおばさん」(5章p106)

>ドラマチックに見開かれた(6章p141)ドラマチック??

>曲がりくねった階段(p143)
p133ではらせん階段になっている。原文も違うのかな?

>クラス全員がこっくりした。(6章p149)
>三度目のコックリをした。(17章p437) 前二回は「こくり」
 「頷いた」でいいのでは?

>「ちょっとくらいの雨はへいちゃらよ」(9章p227)
 へいちゃらとは言わないと思う。「へっちゃら」「平気よ」では?

>軽はずみをしちゃいけない。(11章p277)
 「軽はずみなことを〜」じゃないのかな?

>いつにも増して青い顔をしている(マルフォイが)(15章p395)
 
>「キックオフはいい蹴りができる」(p395)
  クィディッチで足は使わないのでは?

>フーチ先生が怒りでぶっとんだ(15章p402)
 ぶっ飛んだ…

>ブラックのニヤリ笑いがますます広がった(17章p439)
 ニヤリ笑い…この場面でそんな言葉はあんまりだぁ

461460:2006/03/01(水) 23:25:17
続き

>「ばかばかしい!」ハーマイオニーもヒソッと言った(18章p452)
 ヒソッと言ったのに、語尾に!が

>ハリーとハーマイオニーがしんがりだった(18章p494)
 普通に「一番後ろだった」とかじゃだめなの?

>胸の奥が真っ暗になりながらハリーは戸を開けた(1p31)
「胸の奥が真っ暗になりながら」って?

>二人が離れたときには、まぎれもなく、ダドリーのブクッとした手に
 十ポンドのピン札が握られていた。(p32)
ピン札って…新札じゃいかんの?

ディメンターの息を吸う音
前半→ガラガラ(p111,p310,p312)
後半→ザーザー(p502-503)  

細かいことばっかりになってしまった…orz
別におかしくないじゃん!て意見があればお願いします。
462無名草子さん:2006/03/01(水) 23:26:17
>>460
>ドラマチックに見開かれた
見開かれたのが目ならありだと思うが。
おかしいかどうかは場面にもよるので説明を詳しく。

>へいちゃらとは言わないと思う。
それは言うよ。昔風の言い回しだと思うけど。

>いつにも増して青い顔をしている
マルフォイはいつも青白い顔と紹介されてるからじゃない?
これは別におかしくない気がするけど。

>「キックオフはいい蹴りができる」
そこは確かにちょっとおかしいけど確か直前にピッチがしっかりしてるっていってるよね。
試合開始の際、地面を蹴って飛び上がることを言っているのだと思った。
463無名草子さん:2006/03/01(水) 23:29:52
>軽はずみをしちゃいけない。
この程度もセリフならありだろう。地の文だと良くないと思うが。
464無名草子さん:2006/03/01(水) 23:35:27
>>461
申し訳ないのだけれど、もう少し前後の文章とかどういうシーンかなどの
説明してくれないと、原文がどこだか探せない orz
465無名草子さん:2006/03/01(水) 23:44:42
クラス全員がこっくりした・・・・って変な言い方w
とにかく安易な擬態語が多すぎるね
訳者さんたちが普段の自分たちの日常会話そのままに書いてる感じw
466無名草子さん:2006/03/01(水) 23:45:06
>>460-461
そうだな…。
へんだと思ったところを何でも書くのはいいんだけど
どんなシーンでどこが変だと思ったのかとかも詳しく書いてくれないと
原書を持ってる人も探しにくいしコメントしにくい。
(中には一言でポイントがわかるのもあるけどね)
原文を探して引用する人や試訳をつけたりまとめたりする人の苦労も考えて、
指摘は一つひとつを丁寧に、あまり一度にたくさん書かないということも
考えてもらえると皆助かるんじゃないかな。
467460:2006/03/01(水) 23:45:15
申し訳ないorz
以前メモっていたのをそのまま打ってしまった…

>ドラマチックに見開いて
は、トレローニー先生がハリーのカップの葉を見て、グリムが見えたことを
ハリーに宣告する場面です。ドラマチックでもわからないでも無いんだけど


>へいちゃら=へっちゃら と言うのは知ってたけど普段使わないと思って。

自分の知識不足もあると思う。勉強になりますorz
468無名草子さん:2006/03/01(水) 23:52:13
>>467
いいんだよ、今度から気をつけてくれれば・・・・w
これからは引用する箇所ももう少し長めにお願いします。そのほうが原書の
該当箇所探しやすいので・・・・・。
でも何よりも、そうやってちゃんとメモをとりながら読んでる、
ということがエライ!

>ドラマチックに見開いて
原文(UK P82)もドラマチックになってるね。
Prefessor Trelawney's huge eyes opened dramatically,
これをそのままカタカナでドラマチックにとしたんだろうけど、
dramaticという言葉は日本語の「ドラマチック」とは必ずしも
同じように使われるわけではない。
むしろ「おおげさに」としたほうが適切な表現ではないだろうか?
469無名草子さん:2006/03/02(木) 00:02:32
>>曲がりくねった階段(p143)
>p133ではらせん階段になっている。原文も違うのかな?

原文133ページってのはどの章?
もしかしたら、ハリーたちがはじめてトレローニーの教室に向かってるところ?
原文(UK P78)'Puffing loudly, Harry, Ron and Hermione climbed the tightly
spiralling steps, getting dizzier and dizzier'

143ページのは、トレローニーの授業が終わって階段を下りてるところ?
原文(UK P83) 'Harry, Ron and Hermione descended Professor Trelawney's ladder
and winding staircase in silence'

もし該当箇所が上ので正しいんだったら、一応、原文に忠実に訳してるようだけど。


470無名草子さん:2006/03/02(木) 00:04:00
>軽はずみをしちゃいけない。(11章p277)
 「軽はずみなことを〜」じゃないのかな?
そうだと思う。

>ニヤリ笑い
この言い方もなんかねーw
471無名草子さん:2006/03/02(木) 00:05:00
>曲がりくねった階段
6章のトレローニー先生の教室に続く階段です。
教室に行くときは、「螺旋階段」で次の授業に向かうときには
「曲がりくねった階段を下り」になってました。

>クラス全員がこっくりした
ハグリッドの最初の授業で、「怪物的な怪物の本」を誰も開けなくて
ハグリッドに「だ、だーれも教科書をまだ開けなんだのか?」言われた場面。


472無名草子さん:2006/03/02(木) 00:10:29
リロできてなかった…orz
あぁもうごめんなさいorz

>>469さん
そこです。別に訳としてはおかしくないんですね。ありがとうございます。
読んでいて、さっきは螺旋階段だったのにと思って。
もうなんだか、少しでも引っかかったらメモするくせがついてしまってorz
473無名草子さん:2006/03/02(木) 00:24:39
>少しでも引っかかったらメモするくせがついてしまって
いや、そういう地道な努力が大切ですw
これからもヨロシク

>>クラス全員がこっくりした。(6章p149)
とりあえず、一回目の「こっくり」の原文(Uk p87)
'The class all shook their heads.'
普通に「首を振った」と書いてある。
英語だと否定形質問に対して「そのとおり」と返事するときは「NO」(あるいは首を横に振る)
けど、日本語だと否定形質問を肯定するときは「はい」(あるいは首を縦に振る)わけ
だから、「こっくり」してること自体は間違いではないけど、こういう口語的擬態語を
地文に使うというのはふさわしくない気がするね。
「うなづいた」のほうがよかったのにね。

474無名草子さん:2006/03/02(木) 00:29:06
>ディメンターの息を吸う音
 前半→ガラガラ(p111,p310,p312)
 後半→ザーザー(p502-503)  

すみません、これも該当の章と前後の文章お願いします。
(できればついでにどういうシーンかも)

でもとにかく、ディメンターの吸う音が「ガラガラ」ってのはおかしいなw
うがいしてるのかな?w
475無名草子さん:2006/03/02(木) 01:03:20
なかなか書き込めなかった…

>二人はいよいよだと、三度目の目配せをし、三度目のコックリをした(17章p437)
ブラックに連れ去られたロンを追いかけて、ハリーとハーマイオニーが
叫びの屋敷に入って目配せをしながら進んでいくところです。

ディメンターの息を吸う音
(5章p111)ホグワーツ特急の中で
>それから頭巾に覆われた得体の知れない何者かが、
 ガラガラと音を立てながらゆっくりとながーく息を吸い込んだ

(12章p310)吸魂鬼祓いの練習
>吸魂鬼は箱から出て、音もなくスルスルとハリーの方にやってくる。
 深く息を吸い込むガラガラという音が聞こえる。
(p312)同じく練習
>部屋は再び氷のように冷たく、暗くなった。
 吸魂鬼がガラガラと息を吸い込み、滑るように進み出た。

(20章p502) シリウスの声を追って湖のそばへ
>がっぽり空いた形のない穴が、死に際の息のように、
 ザーザーと空気を吸い込んでいる。
(p503)
>何かが、吸魂鬼を追い払っている……何かがハリー、シリウス、
 ハーマイオニーの周りをグルグル回っている……
 ザーザーという吸魂鬼の息が次第に消えていった。

です。
476無名草子さん:2006/03/02(木) 01:25:02
>軽はずみをしちゃいけない。(11章p277)
 「昨日私たちが聞いてしまったことで、あなたはとっても大変な思いを
  してるでしょう。でも、大切なのは、あなたが軽はずみをしちゃいけない
  ってことよ。」(ハーマイオニーのセリフ)

>「キックオフはいい蹴りができる」(p395)
 15章だね。朝食を食べて大広間から競技場へ行ったとこのウッドのセリフ
 「よーし……風らしい風もなし……太陽は少しまぶしいな。
  目が眩むかもしれないから用心しろよ……グラウンドはかなりしっかりしてる。
  よし、キック・オフはいい蹴りができる……」

スリザリンとのクィディッチ優勝戦
>フーチ先生が怒りでぶっとんだ(15章p402)
>>ボールとデリックが双子のいないすきを突き、ブラッジャーでウッドを狙い撃ちした。
  二個とも続けてウッドの腹に命中し、ウッドはウッと言って宙返りし、かろうじて箒にしがみついた。
  フーチ先生が怒りでぶっとんだ。

 
477無名草子さん:2006/03/02(木) 01:38:44
>ブラックのニヤリ笑いがますます広がった(17章p439)
 
それでもロンは、痛々しい姿でハリーの肩にすがり、まっすぐ立っていようとした。
「僕たち三人を殺さなきゃならないんだぞ!」
「今夜はただ一人を殺す」ブラックのニヤリ笑いがますます広がった。

>「ばかばかしい!」ハーマイオニーもヒソッと言った(18章p452)
18章の冒頭
突拍子もない言葉を、呑み込むまでに数秒かかった。
しばらくして、ロンが、ハリーの思っていた通りのことを口にした。
「二人ともどうかしてる」
「ばかばかしい!」ハーマイオニーもヒソッと言った。

>ハリーとハーマイオニーがしんがりだった(18章p494)
20章冒頭

>胸の奥が真っ暗になりながらハリーは戸を開けた(1p31)
これは1章ですね。
「玄関の戸をお開け!」ペチュニアおばさんが押し殺した声でハリーに言った。
胸の奥が真っ暗になりながら、ハリーは戸を開けた。
戸口にマージおばさんが立っていた。






478無名草子さん:2006/03/02(木) 07:50:21
>胸の奥が真っ暗になりながら
どういう日本語だ?
479無名草子さん:2006/03/02(木) 08:16:41
>>475
(20章p502) シリウスの声を追って湖のそばへ
>がっぽり空いた形のない穴が、死に際の息のように、
 ザーザーと空気を吸い込んでいる。

・・・がっぽり?本当にがっぽりになってるの?
空洞の表現は普通「ぽっかり」じゃあるまいか。
がっぽりは一攫千金。
480無名草子さん:2006/03/02(木) 08:33:30
>がっぽりは一攫千金
まったくだw

>がっぽり空いた
原文(UK P281)は gaping, shapeless hole だね。
gapingを「がっぽり」に? すばらしい日本語センスですorz
481無名草子さん:2006/03/02(木) 08:34:56
>フーチ先生が怒りでぶっとんだ
なんとも「現代的」な表現ですなw
482無名草子さん:2006/03/02(木) 08:36:05
>ヒソッと言った・・・・・orz
483無名草子さん:2006/03/02(木) 16:12:47
>>469
邦訳:〜急な螺旋階段を上った。(3巻6章P133)
原文:..climbed the tightly spiralling steps, (UK P78)

邦訳:〜無言でトレローニー先生のはしごを下り、曲がりくねった階段をおり、(同P143)
原文:..descended Professor Trelawney's ladder and winding staircase in silence,(UK P83)

私はこのspiralling stepsとwinding staircaseは460さんのいうとおり、
どちらも同じ「らせん階段」と訳されるべきだと思います。
どちらもちゃんと「らせん階段」と辞書に載ってますし。
いくらホグワーツの階段が動いたりするからって
「らせん階段」と「曲がりくねった階段」では変わりすぎていておかしいと思います。
484無名草子さん:2006/03/02(木) 16:58:35
>>475
>ガラガラと音を立てながらゆっくりとながーく息を吸い込んだ。(5章p111)
>…drew a long slow rattling breath,(UK p66)

>吸魂鬼がガラガラと息を吸い込み(p312)
>drawing its rattly breath;(UK p178)

>がっぽり空いた形のない穴が、死に際の息のように、ザーザーと空気を吸い込んでいる。
(20章p502)
>…a gaping, shapeless hole, sucking the air with the sound of death-rattle.(UK p281)

>ザーザーという吸魂鬼の息が次第に消えていった。(p503)
>…the rattling, sucking sounds of the Dementers were fading.(UK p282)

ディメンターの喉を鳴らす表現はどれもrattleだね。
これは「ガラガラ鳴る」とか「ガタガタ音を立てる」という意味だけど
「臨終の人が喉をゴロゴロ、ゼイゼイいわせる」ときも使うみたいだから
ディメンターのイメージからしてどう考えてもそっちを使うべきだったと思う。

おそらく訳者はdeath-rattle(死に際に喉が鳴る音)という言葉がでてきたとき
そのことに気がついて擬音語を変えたのだろう。(それにしてもザーザーは変だけど)
しかし、そこでそれまで出てきた「ガラガラ」を修正しなかったのが怠慢だなあ。

「ながーく息を」と「がっぽり空いた」がさらなる脱力を誘ってるし。orz
485無名草子さん:2006/03/02(木) 20:26:11
>「…グラウンドはかなりしっかりしてる。キックオフはいい蹴りができる……」
(3巻15章p395)
>‘...ground's fairly hard, good, that'll give us a fast kick-off...’(UK p224)

ゲームに備えてピッチの様子確認してるウッドのセリフ
この「いい蹴りができる」というの私も気になってたんだけど
たぶん「試合開始のときしっかり地面が蹴れる」という意味なんだろうけど
やっぱり「あれ、サッカーだったっけ?」wという印象も否めない。
あとfastには「しっかりした」という意味もあるけど、しっかり地面を蹴れば
速く飛び上がれるわけだから「すばやい試合開始になるぞ」とかいうんじゃダメだろうか。
 

>フーチ先生が怒りでぶっとんだ(15章p402)
>Madam Hooch was beside helself.(UK p228)

「フーチ先生は怒りで我を忘れた」「フーチ先生は逆上した」って感じか。
「ぶっとんだ」なんてマンガ的なことを書けば子供に受けるとでも思ったのかな。


>「今夜はただ一人を殺す」ブラックのニヤリ笑いがますます広がった。(17章p439)
>‘There'll be only be one murder here tonight,’ said Black, and his grin widened.(UK p249)

叫びの屋敷でついに三人組とシリウスが対面するシーン。
「ニヤリ笑い」じゃすごくおちゃらけてるみたいだね。

「今夜殺すのはひとりだけだ」そう言ってブラックはさらに大きくにやりと笑った。
ってところでどうでしょう。
486無名草子さん:2006/03/02(木) 20:30:35
>「ニヤリ笑い」じゃすごくおちゃらけてるみたいだね。
ていうか、「ニヤリ笑い」って普通の言葉じゃないでしょw
「にやりと笑った」が通常の日本語だと思いますw
487無名草子さん:2006/03/02(木) 21:01:06
>>485
>「試合開始のときしっかり地面が蹴れる」という意味なんだろうけど
そうだよね。
サッカーだったらボールを「蹴る」ことで試合開始、という意味のkick-offだけど、
クイディッチは地面を蹴って飛び上がることで試合開始、という意味のkick-offだよね。
わざわざサッカーでなじみのあるKick-offという言葉を使ったのは、
JKRによる一種のシャレみたいなものなんじゃないだろうか?

もしそのまま生かすんだったら、「キックオフの時、勢いよく飛び上がれるぞ」と
してみたらどうだろう?
「キックオフ」に続いて「いい蹴りができる」なんて言葉をつなげるから
まるでサッカーみたいな印象になっちゃってるんだと思うんだけど。

488無名草子さん:2006/03/02(木) 21:44:32
キックオフは(試合)開始という意味ではあるけれど
やはり日本ではサッカーなどでしか使っていないので混乱の元だと思う。
「飛びあがる」といえばクィディッチでは試合開始のことだとわかるし
ここではわざわざキックオフを使わなくてもいいような気もするな。

「グラウンドはかなりしっかりしてるな。これなら勢いよく飛び上がれるぞ。」
でいいんじゃないかな。
489無名草子さん:2006/03/02(木) 21:57:40
>>484
なるほど。
ディメンターは死に際の人のような不気味な呼吸音を響かせていたんですね
はじめてわかりました

>「臨終の人が喉をゴロゴロ、ゼイゼイいわせる」ときも使うみたいだから
でもそんなことを知らなくてもrattlingな breathと書いてあれば
普通の人は息が苦しそうなときのゴロゴロとかゼイゼイとかいう擬音語にしますよね
ガラガラなんて辞書に載ってるままの表現は使わないと思います。
490無名草子さん:2006/03/02(木) 22:35:33
>>477
>「ばかばかしい!」ハーマイオニーもヒソッと言った(18章p452)
>‘Ridiculous!’ said Hermione faintly.(UK p256)

スキャバーズがピーターだといわれて三人組がショックを受ける場面。
faintlyなのに!がついているのは英語としてはどうなのかよくわかりません。
弱々しくてもはき捨てるような言い方は可能だから、
そういう言い方をしたということなのかな。
それにしても「ヒソッと言った」は変ですね。
「ハーマイオニーも消え入りそうな声で言った」というのはどうでしょうか。
やっぱり!と合わないでしょうか。
491無名草子さん:2006/03/02(木) 22:41:42
>ハリーとハーマイオニーがしんがりだった。(20章p494)
>Harry and Hermione brought up the near.(UK p277)

ルーピンやシリウスたちとピーターを引っ立てて叫びの屋敷を後にする場面。
しんがりはそもそも軍隊の最後尾で敵を防ぐことをいうと辞書にあります
単に列の最後の人のこともいうので別に使ってもいいとは思うけどここは微妙ですね。

それより気になったのはその直前の:

>こんなに奇妙な群れに加わったのはハリーにとって初めてだった。(同上)
>Harry had never been part of a stranger group.(同上)

「群れ」はないでしょう!「群れ」は! せめて「一団」と言ってください。
あとこんな変な一団に加わるのは「誰にとって」も初めてに決まってます!
「ハリーはこれほど奇妙な一団に加わったことはなかった。」と
普通に訳せばいいものを……。
492無名草子さん:2006/03/02(木) 22:45:21
>said Hermione faintly.
弱々しい、というより、あまりに突拍子もないこと言われて、
唖然としながら思わず'Ridiculous!'とつぶやいた、って感じだよね、きっと。

「そんなばかな!」と、ハーマイオニーはつぶやいた。・・・・ではどう?
493490:2006/03/02(木) 22:59:19
>492
>「そんなばかな!」と、ハーマイオニーはつぶやいた。
それ、いいですね。
一番簡単な表現だけど納得します。
なぜ思いつかなかったんだろう。

494無名草子さん:2006/03/02(木) 23:00:34
>胸の奥が真っ暗になりながらハリーは戸を開けた(3巻1章p31)
>A feeling great gloom in his stomach, Harry pulled the door open.(UK p22)

いやいやマージおばさんを出迎えるハリー。
stomachとくればすぐに胃がどうしたとか訳してるという指摘もありましたが
胃から離れてみようという試みもあったのですね。失敗してますけどw
無難に訳すなら「胸の奥にひどく憂鬱なものを感じながら〜」ってとこでしょうか。
495無名草子さん:2006/03/02(木) 23:18:52
>無難に訳すなら「胸の奥にひどく憂鬱なものを感じながら〜」ってとこでしょうか
いいんじゃないでしょうか?
496無名草子さん:2006/03/02(木) 23:27:08
494の指摘は2章の間違いでした。すみません。
あと460さんの指摘では同じ章のこれも残ってましたね。

>二人が離れたときには、まぎれもなく、ダドリーのブクッとした手に
  二十ポンドのピン札が握られていた。(3巻2章p32)
>when they broke apart, Dudley had a crisp twenty-pound note
  clutched in his fat fist.(UK p22)

「まぎれもなく」はいらないのでは。
「ブクッとした」は「太った」、「ピン札」は「新札」にすべきですね。
497無名草子さん:2006/03/02(木) 23:44:28
あとこれも確かに気になる。

>丸まるっちい魔女のおばさん(2巻5章p106)
>丸っこい魔女(3巻5章p104)

ホグワーツ特急のお菓子売りの魔女のこと。
どちらも原文は“the plump witch”
「ぽっちゃりした」とか「小太りの」でいいと思うんですが。
特に2巻の「丸まるっちい」は変ですね。
もういい飽きましたがどうしてこんな言葉を地の文に使うんだろう。
498無名草子さん:2006/03/02(木) 23:46:07
>「ブクッとした」は「太った」、「ピン札」は「新札」にすべきですね。
そうですね。

>「まぎれもなく」はいらないのでは
該当箇所の原文、その前の部分も書くと、
Harry knew perfectly well that Dudley only put up with Aunt Marge's hugs
because he was well paid for it, and sure enough, when they broke apart,
Dudley had a crisp twent-pound note clutched in his fat fist.
となっています。
つまり、「sure enough」を「まぎれもなく」と訳したのでしょう。
該当箇所、前の部分の和訳はどうなってますか?
それによって、「まぎれもなく」という言葉をそこに入れるのが
適切かどうか違ってくると思うのですが・・・・。

それにしても「まぎれもなく」ってどこから出てきたんでしょう?w
499無名草子さん:2006/03/02(木) 23:48:00
>ぽっちゃりした」とか「小太りの」でいいと思うんですが。
そう思います。

>どうしてこんな言葉を地の文に使うんだろう。
もしかしたら、それが松○流「訳文に命を吹き込む」ということなのかも?orz
500498:2006/03/02(木) 23:48:40
すみません、最後の一文、さらっと無視してください。
消し忘れました。。。。。。
501無名草子さん:2006/03/03(金) 00:03:19
>>498
該当箇所の前は
「ダドリーが我慢してマージおばさんに抱きしめられているのは、十分な見返りがあるからだと
ハリーにはよくわかっていた。」です。
確かに原文のand sure enoughを「まぎれもなく」と訳して「二人が離れたときには、」のあとに
持ってきたのだと思います。見逃していてすみませんでした。

それにしても「まぎれもなく」は「正真正銘の」みたいな意味なので若干ピントがずれてるような気もしますね。
ここは「思ったとおり」などとした方がいいのではないでしょうか。

「そして思ったとおり、二人が離れたあと、ダドリーの太った手には二十ポンドの新札が握られていた」とか。
502無名草子さん:2006/03/03(金) 00:11:10
>それにしても「まぎれもなく」は「正真正銘の」みたいな意味なので若干ピントがずれてるような気もしますね。
ここは「思ったとおり」などとした方がいいのではないでしょうか。

「そして思ったとおり、二人が離れたあと、ダドリーの太った手には二十ポンドの新札が握られていた」とか。

同感です
503無名草子さん:2006/03/03(金) 00:21:28
こういう「気になる日本語」指摘も大切だけど、
もう少し「明らかな誤訳」や「用法が間違ってる日本語」例も
挙げたほうがいいかもしれませんね。
504無名草子さん:2006/03/03(金) 00:50:02
いやまあ、思いついた(気づいた)のはとりあえず何でもやってみて
「これはたいしたことじゃないし、いいんじゃないか」みたいなのがあれば
それはそれでいいし・・・色々出してみない?
505無名草子さん:2006/03/03(金) 00:50:05
>>503
私も同感です。
たまにはピンボケ日本語の微妙な指摘もいいですがあまりにもそればっかり
検証してると他にもっと明らかな間違いがあるだろうにという気もしてきますし。
原文探しやまとめで皆の労力が使われることを考えると細かすぎる指摘について
時間をかけて検証するのは合理的でないという気もします。

しかし、>>460-461のような素朴な指摘があった場合
それをスルーするわけにもいかないので難しいところです。
今回の460さんの指摘の中にはとても鋭いものもあり、チェックしてくださってすごく感謝してますが。

とりあえずこのスレにずっといる人はもう微妙な日本語のずれなどを
指摘していてはキリがないということはよくわかっていると思いますので
なるべくはっきりした誤訳や明らかな日本語の間違いを上げていくように
心がけるといいかもしれませんね。

また細かいところがどうしても気になる人も問題箇所の前後の文もきちんと引用し、
状況など説明してなるべく丁寧な指摘をし、2〜3個出して皆の意見がまとまったら
タイミングを見てまた出すという具合にして欲しいです。
対応する人が本当に大変ですし。
あまり一度に大量の細かい指摘を検証してると「やれやれたいした誤訳でもないのに」と
内心考えて引いてしまう人も出てくると思いますので。
506無名草子さん:2006/03/03(金) 01:17:25
>とりあえずこのスレにずっといる人はもう微妙な日本語のずれなどを
 指摘していてはキリがないということはよくわかっていると思いますので
本当にキリがないです。骨身に染みてます・・・・・w

でも、邦訳版だけの読者で、今までずっと「これは変なんじゃないか?」と
思ってた人からのいろんな指摘はやはり貴重だと思うんです。
ハリポタ翻訳版の大きな問題のひとつは、やはり「おかしな日本語た多すぎる」と
いうことだと思うので・・・・・・。

ですから、このスレ住人はこれからなるべく「微妙な日本語のズレ」よりも、
「明らかな誤訳」、「明らかな日本語の間違い」を指摘する努力をするとして、
常駐型住人wでない人たちからは、ジャンルにこだわらず、いろいろな疑問点を
なんでも投げかけてもらう、という方法でいいのではないでしょうか?

新まとめサイトが出来た時には、そういう「微妙な日本語」は他の誤訳・珍訳例とは
別の項目にしてもいいわけですし・・・・。
507無名草子さん:2006/03/03(金) 01:49:27
>でも、邦訳版だけの読者で、今までずっと「これは変なんじゃないか?」と
>思ってた人からのいろんな指摘はやはり貴重だと思うんです。

それはそうですね。
そういう指摘は原書を読み込んだ人にはかえって気づかないようなものもありますし。
常駐型住人wはなるべくあきらかな間違いをさがすよう心がけるにしても
最近このスレを知った人などがささやかな疑問でも気軽に書き込めるような余地は
残しておくべきだと思います。
508無名草子さん:2006/03/03(金) 08:39:41
ごくシンプルな「ここの日本語、意味がわからないんですが、原文ではどうなんですか」
という質問って、問題の基本だものね。
509無名草子さん:2006/03/03(金) 10:51:17
>ごくシンプルな「ここの日本語、意味がわからないんですが、原文ではどうなんですか」
という質問って、問題の基本だものね。

質問って問題の基本だものねって日本語じゃないですがwwww
510無名草子さん:2006/03/03(金) 12:55:40
問題を指摘するスレ。
その「基本」。別におかしくないだろ。
511無名草子さん:2006/03/03(金) 13:04:44
5巻下の最後の方、魔法省のところを読んでいると、
見開き2ページのうちに数ヶ所は擬音が出てきますね。
やはりあれだけ出てくると幼稚な感じが否めません。

さらに最後の校長室での爺のセリフ、意味がなかなか取れないところがいくつかあります。
何度も読み返して「ああ、この語はここにかかってて、こういう意味か」みたいな。
ガイシュツでなかったらまた具体的に書いてみますが…。
まあ、もともと結構セリフ回しが複雑なのかもしれないなあ、あのあたりは。
512無名草子さん:2006/03/03(金) 15:32:35
>ガイシュツでなかったらまた具体的に書いてみますが…。
過去ログ全部チェックするの大変でしょうから、
とにかく書いてみてくださいw
ヨロシク〜
513無名草子さん:2006/03/03(金) 20:09:18
ひえぇぇぇ。
まとめなきゃいけないのが溜ってるw
夕ご飯食べてからやってみるのであまりがんがん飛ばさずに待っててね。
514無名草子さん:2006/03/03(金) 20:31:13
ちょっとまとめようと思い、やっていたんですが
うまくまとめられない…orz
>>513さんお願いします
515無名草子さん:2006/03/03(金) 21:50:19
すみません。お待たせしました。
一応まず>>460の前まで、まとめてみました。

・まとめ案

邦訳:スネイプのヒソヒソ声が続いた。(4巻下27章p242)
原文:Snape hissed. (UK p448)
試訳:スネイプは声をひそめて凄んだ。

ハリーが鰓昆布を盗んだとスネイプが疑ってるシーン。
ヒソヒソ声のはずなのにその後に続くせりふには各文最後に「!」がついてるので不自然。
原文のhiss というのは、猫やへびなどが敵を威嚇する時などの
「シュッ!」「シーっ」という音を表すときにも使われる単語。
大きな声(音)ではないが、声を殺しながらも力の入った発声音なので
「ヒソヒソ声」と訳すのはふさわしくない。
516無名草子さん:2006/03/03(金) 21:51:55
・まとめ案

邦訳:オリバー・ウッドはガーンと打ちのめされた顔で地上に降り立ち(2巻14章P379)
原文:Oliver Wood, looking devastated, landed and…(UK p189)
試訳:オリバー・ウッドは衝撃を受けた様子で地上に降り立ち〜

マクゴ先生にクィディッチの試合中止を言い渡された場面。
devastatedは「打ちのめされた」「衝撃を受けた」という意味の形容詞。
「ガーン」という言葉を入れたのは幼稚な感じ。


・まとめ案

邦訳:ハリーは大声を出し、あとを追おうとしたが、太い枝が空を切って殺人パンチを飛ばし〜
(3巻17章P433)
原文:Harry shouted, trying to follow, but a heavy branch whipped lethally through the air…
(UK P246)
試訳:ハリーは大声を出しあとを追おうとしたが、太い枝が恐ろしい勢いで飛んできたので〜

whipped lethallyの訳として「殺人パンチ」は間違いとはいえないが、
表現が安っぽくて児童文学にふさわしいとはいえない。
517無名草子さん:2006/03/03(金) 21:54:04
・まとめ案

邦訳:シリウスに手紙を送り、ハリーが、無傷で対決したドラゴンを出し抜いたことを
    知らせるためだった。(4巻下21章P6)
原文:…so that Harry could send Sirius a letter, telling him that
   he had managed to get past his dragon unscathed.(UK P317)
試訳:シリウスに手紙を送り、ハリーがドラゴンの攻撃をなんとかすり抜け、
    痛手を受けずにすんだことを知らせるためだった。

邦訳の「無傷で」は「出し抜いた」にかかっているのだろうが、
この位置では「対決した」にかかっているようにも読めるのでわかりにくい。
またハリーは完全に無傷でドラゴンの攻撃をかわしたわけではないので
unscathedの訳は「痛手(重傷)を受けずに」とした方がよいのでは。

またこの場面を始め19章〜22章くらいで「ドラゴンを出し抜く」という表現が
たくさん使われているが、「出し抜く」は「他人の油断につけこんだり、
相手をだましたりして、人より先に物事をする」という意味の言葉。
ハリーが切り抜けた第一の課題はドラゴンをうまくだましてかわすのが
目的の試合ではあったが、何か「先に物事をする」わけではないので
「出し抜く」というのはふさわしくないのでは。
get pastの訳なら「すり抜ける」「攻撃をかわす」などとした方がよいのではないか。

さらにこの部分、get past の前にmanage to(何とか成し遂げる)
が入っているので、試訳のようにした方が原文の感じが伝わったと思う。
518無名草子さん:2006/03/03(金) 21:55:50
・まとめ案

邦訳:「〜クラムにディゴリーをやっつけさせ、〜」(4巻35章P489)
原文:‘…so that he would finish Diggory,…’(UK p588)
試訳:「〜クラムにディゴリーを片づけさせ、〜」

偽ムーディーが自分が画策してきたことを告白するセリフ。
悪の正体を現したところなのに「やっつけさせ」は子供っぽくておかしい。


・まとめ案

邦訳:「なんとまあ」(2巻8章P201)
原文:「Oh,dear」(UK P135)
試訳:「ああ、もう」

ピーブスがマートルをからかいながら追いかけて行く様子を見たハーマイオニーの一言。
「なんとまあ」は中年女性のようでティーンのセリフにふさわしくない。
519無名草子さん:2006/03/03(金) 22:01:14
ひとまず、こんなもんでしょうか。
訂正案あるかたは全体、または部分を遠慮なく書き直してください。

では460-461も原文と試訳、解説が出てる分はまとめてみますが
時間がかかると思いますので新しい指摘などある方はどうぞ。
520無名草子さん:2006/03/04(土) 15:23:59
>>515の指摘はスネイプの怒っているセリフがあったほうが
わかりやすいのではと思い書き直してみました。

・まとめ(訂正)案

邦訳:スネイプのヒソヒソ声が続いた。(4巻下27章p242)
原文:Snape hissed. (UK p448)
試訳:スネイプは声をひそめて凄んだ。

ハリーが鰓昆布を盗んだと思い、スネイプが怒るシーン。
続くセリフは「わかっているぞ、ポッター!(中略)おまえの行動を許さん!〜」
ヒソヒソ声のはずなのにその後に続くセリフには各文最後に「!」がついてるので不自然。
原文のhiss というのは、猫やへびなどが敵を威嚇する時などの
「シュッ!」「シーっ」という音を表すときにも使われる単語。
大きな声(音)ではないが、声を殺しながらも力の入った発声音なので
「ヒソヒソ声」と訳すのはふさわしくない。
521無名草子さん:2006/03/04(土) 17:49:13
すみません。ずっと書き込めなくて遅くなりました。

・まとめ案

邦訳:トレローニ先生の巨大な目がドラマチックに見開かれた(3巻6章p141)
原文:Prefessor Trelawney's huge eyes opened dramatically,(UK P82)
試訳:トレローニー先生はとてつもなく大きな目をおおげさに見開いた。

茶の葉占いで先生がハリーに悪運を宣告しようとするシーン。
「まあ、あなた」というセリフに続く描写。
dramaticという言葉がそのまま「ドラマチック」と訳されているが
このふたつは必ずしも同じニュアンスではないし、日本語の「ドラマチック」は
安易なカタカナ語という印象もあるので別の言葉にしたほうが良い。
また「目が見開かれた」という表現も日本語として自然でないので
ここはトレローニー先生を主語に訳した方がわかりやすいのでは。


・まとめ案

邦訳:胸の奥が真っ暗になりながらハリーは戸を開けた(3巻1章p31)
原文:A feeling great gloom in his stomach, Harry pulled the door open.(UK p22)
試訳:胸の奥にひどく憂鬱なものを感じながら、ハリーはドアを開けた。

いやいやマージおばさんを出迎えるハリー。
stomachを胃と訳さなかったのはいいが、「真っ暗になりながら」という表現が
日本語としてあまりにもぎこちない。
522無名草子さん:2006/03/04(土) 17:54:55
原文が出ていたものに加え、もうひとつのコックリも調べてみました。

・まとめ案

邦訳:クラス全員がこっくりした。(3巻6章p149)
原文:The class all shook their heads.(UKp87)
試訳:クラスの全員がうなずいた。

ハグリッドの最初の授業で「怪物的な怪物の本」が開けなかったのかといわれ
生徒達がうなずく場面。
原文でshook their headsとなっているのはハグリッドの質問が否定形だったため。
これは「そのとおり」ということなので「首を振った」としなかったのは良いが
「こっくり」は口語的表現で子供っぽく地の文にふさわしくない。


・まとめ案

邦訳:二人はいよいよだと、三度目の目配せをし、三度目のコックリをした。(3巻17章p437)
原文:They exchanged a last look, a last nod.(UK p248)
試訳:二人は最後にもう一度目を見交わし、うなずきあった。

ロンとシリウスを追って叫びの屋敷に入り込んだハリーとハーマイオニーが
ただならぬ物音のするドアの前で突入の覚悟を決める場面。
ここでも「コックリ」という口語的な表現が場面の緊迫感を壊している。
ここに来るまでに確かにハーマイオニーは二回「コクリと頷い」てはいるが
(原文はどちらもnodded)ここでわざわざ「三度目」と書く理由よくわからない。

また「二人はいよいよだと」にあたる部分は原文にないが、
“last”という言葉にあとには引けないという二人の決意が伺える。
原文が端的な文でリズムを出し、場面の緊迫感を伝えているのに対し
邦訳はよけいな説明をしていて間延びした印象がある。
523無名草子さん:2006/03/04(土) 17:56:41
・まとめ案

邦訳:〜急な螺旋階段を上った。(3巻6章P133)
原文:..climbed the tightly spiralling steps, (UK P78)

邦訳:〜無言でトレローニー先生のはしごを下り、曲がりくねった階段をおり、(同P143)
原文:..descended Professor Trelawney's ladder and winding staircase in silence,
(UK P83)

このspiralling stepsとwinding staircaseはどちらも同じ「らせん階段」と思われる。
授業の前に「らせん階段」であったものが、授業が終わって教室から戻ってくるときは
「曲がりくねった階段」に変わってしまっている。


・まとめ案

邦訳:フーチ先生が怒りでぶっとんだ(15章p402)
原文:Madam Hooch was beside helself.(UK p228)
試訳:フーチ先生は怒りで我を忘れた。/フーチ先生は逆上した。

「ぶっとんだ」はあまりにもマンガ的で品がない。
524無名草子さん:2006/03/04(土) 18:04:43
・まとめ案

邦訳:ガラガラと音を立てながらゆっくりとながーく息を吸い込んだ。(3巻5章p111)
原文:…drew a long slow rattling breath, (UK p66)

邦訳:吸魂鬼がガラガラと息を吸い込み(12章p312)
原文:drawing its rattly breath;(UK p178)

邦訳:がっぽり空いた形のない穴が、死に際の息のように、ザーザーと空気を吸い込んでいる。(20章p502)
原文:…a gaping, shapeless hole, sucking the air with the sound of death-rattle.(UK p281)

邦訳:ザーザーという吸魂鬼の息が次第に消えていった。(20章p503)
原文:…the rattling, sucking sounds of the Dementers were fading.(UK p282)

ディメンターが喉を鳴らす音の表現。
前半では「ガラガラ」だったのがクライマックスシーンでは「ザーザー」になっている。
rattleは「ガラガラ鳴る」とか「ガタガタ音を立てる」という意味だが
「臨終の人が喉をゴロゴロ、ゼイゼイいわせる」ときも使われる。
原文にdeath-rattle(死に際に喉が鳴る音)という表現があることから
作者は吸魂鬼に死に際の人出すような不気味な呼吸音をたてさせようとしていたのだと思われる。
「ガラガラ」も「ザーザー」もどちらも不自然。「ゼイゼイ」などに変えたほうが良い

またdrew a long…を「ながーく」としたのはシリアスなシーンにそぐわないし、
「がっぽり空いた」という表現は日本語としておかしい。「ぽっかり開いた」にするべき。
525無名草子さん:2006/03/04(土) 18:09:28
・まとめ案

邦訳:「…グラウンドはかなりしっかりしてる。キックオフはいい蹴りができる……」
    (3巻15章p395)
原文:‘...ground's fairly hard, good, that'll give us a fast kick-off...’(UK p224)
試訳:「…グラウンドはかなりしっかりしているな。これなら勢いよく飛び上がれるぞ。…」

ゲームに備えてピッチの様子を確認しているウッドのセリフ。
「試合開始のときしっかり地面が蹴れる」という意味なのはわかるが
キックオフ(試合開始)、「蹴り」という言葉がサッカーを連想させるので
何かの間違いかと思った読者もいたようだ。
クィディッチでは「飛びあがる」といえば試合開始のことだとわかるので
試訳のようにすれば誤解は避けられたはず。


・まとめ案

邦訳:「今夜はただ一人を殺す」ブラックのニヤリ笑いがますます広がった。(17章p439)
原文:‘There'll only be one murder here tonight,’ said Black, and his grin widened.
    (UK p249)
試訳:「今夜殺すのはひとりだけだ」そう言ってブラックはさらに大きくにやりと笑った。

「ニヤリ笑い」という表現が日本語として自然ではない上、
シリアスな場面にふさわしくない。
526無名草子さん:2006/03/04(土) 18:17:47
・まとめ案

邦訳:「ばかばかしい!」ハーマイオニーもヒソッと言った(18章p452)
原文:‘Ridiculous!’ said Hermione faintly.(UK p256)
試訳:「そんなばかな!」とハーマイオニーがつぶやいた。

スキャバーズがピーターだといわれて三人組がショックを受ける場面。
「ヒソッと言った」という表現が日本語として不自然。


・まとめ案

邦訳:こんなに奇妙な群れに加わったのはハリーにとって初めてだった。(20章p494)
原文:Harry had never been part of a stranger group. (UK p277)
試訳:ハリーはこれほど奇妙な一団に加わったことはなかった。

ルーピンやシリウスたちとピーターを引っ立てて叫びの屋敷を後にする場面。
「群れ」という表現が適切ではない。
また「ハリーにとって初めてだった」とあるが、こんな状況を経験するのが
二回目以上であるはずがないのでこの言い方もきわめて不自然。


--------------------------------
>>491の「しんがり」は指摘するほどの珍訳と思わなかったのでうまくまとめられませんでした。
確かに微妙な表現ですが、隊列の一番最後の人のことをいうのは確かなので
「おかしい」「そぐわない」とかは言い切れない気がして…。どんなもんでしょうか?
527無名草子さん:2006/03/04(土) 18:21:08
・まとめ案

邦訳:二人が離れたときには、まぎれもなく、ダドリーのブクッとした手に
  二十ポンドのピン札が握られていた。(3巻2章p32)
原文:and sure enough, when they broke apart, Dudley had a crisp twenty-pound note
  clutched in his fat fist.(UK p22)
試訳:そして思ったとおり、二人が離れたときダドリーの太った手には二十ポンドの新札が握られていた。

「ブクッとした」「ピン札」は日本語として品がない印象。
またand sure enoughの訳を「まぎれもなく」としたようだが、「まぎれもなく」は
「正真正銘の」「間違えようもなく」と同様の意味なので、ここは試訳のようにした方がよい。


・まとめ案

邦訳:丸まるっちい魔女のおばさん(2巻5章p106)
邦訳:丸っこい魔女(3巻5章p104)

ホグワーツ特急のお菓子売りの魔女のこと。
どちらも原文は“the(a) plump witch”
特に2巻の丸まるっちいは地の文としてふさわしくない
「ぽっちゃりした」とか「小太りの」などとすべき。
528515-527:2006/03/04(土) 18:35:01
ふぅー。ディメンターじゃないけど呼吸がゼイゼイするw

だいたいこんなもんで今までのところまとまったと思います。
訂正やフォロー、ありましたらよろしくお願いします。


>また細かいところがどうしても気になる人も問題箇所の前後の文もきちんと引用し、
>状況など説明してなるべく丁寧な指摘をし、2〜3個出して皆の意見がまとまったら
>タイミングを見てまた出すという具合にして欲しいです。

↑これ、いい意見ですねw
せっかく指摘を書いてくれる人にいろいろ注文つけるのも申し訳ないですが。
でもあんまり一度に大量にまとめることになると見直す人もうんざりですよね。
できたら少しずつ検証したほうがスレも見やすくなると思います。
529無名草子さん:2006/03/04(土) 20:06:23
>「ブクッとした」「ピン札」は日本語として品がない印象。
「ピン札」はともかくとして、「ブクっとした」は別に品がないわけじゃないだろ
幼稚な口語的言い方だから地文にそぐわない、ってことじゃないのか?
530無名草子さん:2006/03/04(土) 23:24:22
「ブクっとした」もおせじにも上品とはいえないと思うけどね。

気になるならそこを
「ブクッとした」は口語的で幼稚、「ピン札」は品がない言葉で地の文にそぐわない。
とすればいいかもね。
同じような説明ばかり続くけど。
531無名草子さん:2006/03/04(土) 23:36:32
>「ブクっとした」もおせじにも上品とはいえないと思うけどね
上品とか下品とかってことじゃないと思うけどねw
言葉の感覚ヘンなんじゃね?www
532528:2006/03/05(日) 11:23:46
>>529
それもそうですね。
一度にたくさん適当にまとめてしまったので見直すとあまり適切じゃないところもあると思います。
適当じゃないと思うのを見つけたら書き直してくれていいですよ。
とりあえず>>527の上のは直しときます。


・まとめ修正案

邦訳:二人が離れたときには、まぎれもなく、ダドリーのブクッとした手に
  二十ポンドのピン札が握られていた。(3巻2章p32)
原文:and sure enough, when they broke apart, Dudley had a crisp twenty-pound note
  clutched in his fat fist.(UK p22)
試訳:そして思ったとおり、二人が離れたときダドリーの太った手には二十ポンドの新札が握られていた。

「ブクッとした」は口語的で幼稚な印象、「ピン札」は品がない言葉で地の文にそぐわない
またand sure enoughの訳を「まぎれもなく」としたようだが、「まぎれもなく」は
「正真正銘の」「間違えようもなく」と同様の意味なので、ここは試訳のようにした方がよい。
533無名草子さん:2006/03/06(月) 00:52:14
新まとめサイトができたみたいだね。
lumosさんお疲れ様です。
534lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/06(月) 21:42:39
「新」じゃなくて「続」ってことなのです。
本当に簡単なつくりでお恥ずかしいのですが、途中から来た人などがまとめて見られる場は
必要だと思ったのでとりあえずです。
あとからの修正ももちろんお受けしますので、その時にどの話かわかりやすいように、
それぞれに小タイトルをつけました。
ではまた、最終まとめが挙がった項目から、追加していきます。
535無名草子さん:2006/03/06(月) 22:14:16
続まとめサイト、灰色パンツの誤訳も付け加えてください
536lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/07(火) 00:17:00
はい、引き続きやっています。
まとめ案をやってくれている人たち、すごく助かっています。
たまーーに、巻数が抜けているので、よろしくお願いします。
537無名草子さん:2006/03/07(火) 03:29:53
上の方でグビっと飲むという表現は変だと書いたものです。
三巻の日本語版が見つからないので、UKの原書のほうから。
p218
he drank deeply.it was most delicios thing he had ever tasted and
seemed to heat every bit of him from the inside.
なんでhe drank deeply.がグビっとになったんだろう。
エキサイト翻訳にかけてみたらこうなった。
彼はdeeply.itを飲みました。彼がそれまでに味わった中で最も美味しいことであり、
内部から彼のあらゆるビット離れたところで暖まるように思えました。

538無名草子さん:2006/03/07(火) 06:36:49
>なんでhe drank deeply.がグビっとになったんだろう
それが松岡クオリティw
539無名草子さん:2006/03/07(火) 09:49:13
2巻9章212頁、ミセスノリスが石化した時のロックハートの台詞、
「そう、非常によく似た事件がウグドゥグで起こったことがありました。」
この「ウグドゥグ」、どこの町か解りますか? どこか、イギリスか、せめてヨーロッパの田舎町だと思いませんか?
原文は、UK版156P、
「I remember something very similar happening in Ougadougou.」
「Ougadougou」はアフリカのブルキナファソと言う国の首都で、外務省のホームページにも、どの中学生向け地図帳にも、「ワガドゥクー」と言う読みで出ています。
ブルキナファソなど知らぬと言うなかれ、JKRはこの国を重視していて、「幻の動物とその生息地」に三頭蛇「Runespoor」の生息地として出てきます。
辞書を引けば一発で出てくる地名、ここでも手を抜いたとしか思えません。

ついでながら、「幻の動物とその生息地」も誤訳だと思います。
「FANTASTIC BEAST & WHERE TO FIND THEM」。
魔法動物はマグルにとっては見ることが出来ず「幻」でも、魔法使いには馴染みの深いものも多いのです。
原文どおり「魅惑的な動物」で良いと思いますが。
540無名草子さん:2006/03/07(火) 11:40:46
ブルキナファソってさー路上の天使川島あいwが
学校つくるとかいう場所だよね。
541無名草子さん:2006/03/07(火) 12:45:53
このスレを読んで初めて知った!ということがたくさんあるのですが
これもそう。「ワガドゥグー」なら知ってましたよ。
まさか実在の土地の名前だったとは…てっきり創作の名前だと思ってた。
JKRの創作というより、ロックハートが誰も知らなさそうな地名を挙げて
手柄話をしているようなイメージで読んでました。スマン、ロックハート
542無名草子さん:2006/03/07(火) 14:37:28
>>539
>辞書を引けば一発で出てくる地名、ここでも手を抜いたとしか思えません。
同意。つかわりと重要な登場人物の名前さえ適切な発音を調べずに
適当に書いたりするような人たちだから、アフリカの地名なんて
かなりいい加減でも驚くには値しないかもね。orz

FANTASTIC BEASTS の訳は難しいね。
fantasticは「幻想的」「空想的」「魅惑的」「すばらしい」「奇怪な」・・といろいろな訳が考えられる。
マグル界で出てる本なら「幻想動物」「空想動物」でいいと思うが
魔法界ではトロルやピクシーなんかリアルな動物なんだからそれじゃおかしい。
少なくともホグワーツの生徒がしょっちゅう目にするような動物も
たくさん載ってるんだから、これを「幻」としたらうそになるね。

でもこの本に載ってるのは「魔法界でのみ見られる不思議(奇怪)な動物」の
わけだから単に「魅惑的な動物」とすると少し意味が違うような気もする。
でもこれを「魔法動物」とか訳してしまうとおもしろくなさそうだね。

そこでちょっと意訳になるかもしれないけど「魅惑の魔法生物」なんてどうかな?
「魅惑の魔法生物とその生息地」なら内容にも合ってるんじゃないかと思うんだけど。
543無名草子さん:2006/03/07(火) 17:52:50
∩ ̄\/       /=/  \/ ̄ヽ  
  リ   /    ヽ /=/ 、   ヽ  ノ
   ̄/ ̄/   |_L! !/ / |リ川ト! || ̄
   ト /  |イ´|/ ||! | | /!ヽ|リ川 /
   ト |  | /|/⌒リ/|//⌒ l/ |   
   ト |  |/━━ ′━━ | /  FANTASTIC BEASTS は幻獣でいいと思うよ
   ト |  |          | |
   / /|  |、    ▽     〉 |
544無名草子さん:2006/03/07(火) 18:05:19
>543
だめだよ、幻獣じゃw
それじゃマグルのおたくが読むファンタジーの資料本みたいじゃないか。

トロルやドラゴンを実際に目にしている魔法使い書いた本っていう設定なんだから。
書いてある動物達は幻でも幻想でもないって感じをださないと。
545無名草子さん:2006/03/07(火) 18:37:41
マグル界で出てる本なら「魔法」「呪い」でいいと思うが
魔法界では箒や変身なんかはリアルな術なんだからそれじゃおかしい。
少なくともホグワーツの生徒がしょっちゅう目にするような呪文も
たくさん載ってるんだから、これを「魔」みたいな怖いイメージにしたらうそになるね。

本人には自然なんだから
書いてある呪文は魔でも魔怪でもないって感じをださないと。
546無名草子さん:2006/03/07(火) 18:40:05
>>537
邦訳のページみつけますた。

>ハリーはグビッと飲んだ。(3巻10章p260)
>He drank deeply.(UK p149)

原文のニュアンスは「深くじっくり味わった」ってことかと思ったんだけど…。
続いてはじめてバタービールを飲んだハリーの感想みたいのが書いてあるし。
deeplyは「強く」「激しく」みたいなニュアンスのこともあるらしいけど
そういう解釈なら「一気に飲み干した」とかするべきだと思うし。
…とにかく地の文に「グビッ」なんて書いちゃう感覚はわからんね。
547lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/07(火) 22:40:36
追加分アップしました。
「ブクッとした手にピン札が〜」の件までアップしてあります。
もちろんこれから修正のご意見があれば直します。

アップする際、勝手ながら語尾を多少いじったところがあります。
「〜はおかしい」「〜のほうがよい」と断定的なものについて、場合によっては
「と思われる」「のではないか」と付けて柔らかくしています。
それと4巻「ゲホゲホ」ですが、試訳で「首筋」となっていたのは「喉」の誤りだと
思いましたので、これは修正しました。

あとついでに思ったんだけど、4巻「バーサ失踪」のやつ、アルバニアとアルメニアじゃだめ?
albaniaとarmenia。2字目がlとrだけど、日本人には一緒だし。
548無名草子さん:2006/03/07(火) 23:20:33
>547
サイト更新、乙です。
試訳や解説の細部などある程度lumosさんの判断で直してもらっていいのじゃないでしょうか。
アップされたのを見て納得いかない人はまた修正案を出せばいいと思いますので。

>4巻「バーサ失踪」のやつ、アルバニアとアルメニアじゃだめ?
その試訳を出したわけじゃない私が言うのもなんですがいいと思います。
アラバマは国の名前じゃないから微妙ですしね。
549無名草子さん:2006/03/07(火) 23:40:11
すみません。ageちゃってました。
専用ブラウザでsage設定になってるのに変だな。??
550無名草子さん:2006/03/08(水) 00:01:32
AlbaniaとAustraliaをかけたのは、名前が似てるけど、とてつもなく遠い国ってことが
重要。そのぐらいバーサがアフォだって意味なんだから。
アルバニアとアルメニアじゃ同じユーラシア大陸だから、近すぎる。
せめてアルゼンチンぐらいではどう?
名前は「アルバニア・アルメニア」ほど似すぎてないほうがいいし。
551無名草子さん:2006/03/08(水) 00:09:19
自分的には「アルバニア」と「アルゼンチン」とかいいと思うな。
「ちょいおま(ry アルしかあってねーしw」という反応が予想できる。
552lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/08(水) 00:09:58
たびたびすみません。
書き忘れていましたが、1件だけ、まとめ案まで出ているのにちょっとはずしたものがあります。
>>460さん指摘の中の「ドラマチック」を>>521さんがまとめたものなのですが。

私個人的には、トレローニーは悪い運命を大げさに宣告するのが好きなんで、
あの場面で「目をドラマチックに見開いた」のも、その芝居がかった様子だと思ったのです。
もちろんこれは、私個人がアップしようとして読み直していて感じただけのことなので、
皆さんが入れておいたほうが良いと思われれば、入れておきます。
とりあえずお知らせまで。

500番台あたりのまとめ案は、まとめ案に対してあまり意見がでていないので、
もう待たずにアップしてしまいましたが、載った後でもいくらでも修正しますので、どんどん意見を!
まとめサイトは、一般の方を説得するような、より良い内容にしていきましょうね〜。

アルバニアとアルメニアは支持票があればw変えますが・・いやまあ、どっちでもいいです^^;
ちょっと思いついただけ〜。
アルメニアって知らない人が多い?そんなことないかな。
553lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/08(水) 00:11:26
書いてる間に・・・。
ああ、なるほどー!
じゃあ、アルバニアとアルジェリアってのもアリですねw
554無名草子さん:2006/03/08(水) 00:17:01
↑それなら頭の「アル」と最後の「イア」が合ってるねw
555無名草子さん:2006/03/08(水) 00:33:43
>>552
>まとめ案まで出ているのにちょっとはずしたものがあります。
そうねえ。
まあ確かにドラマチックの指摘も言われてみれば、もっともではあるんだけど、
微妙すぎて重箱の隅といわれやすいかもしれないね。
もともとその指摘は>>460に対する>>468の気遣いっぽい感じもあったしね。
556無名草子さん:2006/03/08(水) 00:47:40
>>539
いつのまにか慣れてしまってたが、そういえば自分も最初にあの本を買った時
「幻の」はおかしいじゃないかと強く感じたことを思い出した。
マグルには幻でも、あの世界には「いる」んだからさ。
どうならいいか、うまく言えないんだけど、「幻」じゃないことだけは確かだ。
557無名草子さん:2006/03/08(水) 02:10:51
「幻の」ってつく用な本って、ルーナが読んでそうなイメージ。
教科書じゃないよな。
558無名草子さん:2006/03/08(水) 10:31:21
>>556
>>545さんが批判してますが?
559無名草子さん:2006/03/08(水) 19:33:00
>>556
そういえば自分も最初に見たときおかしいと思ったのを思い出したよ。<「幻の動物」
マグルの世界で科学や科学技術によって開発された道具がリアルであるように
魔法使いの世界では魔法や魔法の呪文、様々な魔法の力を持つ動物達はリアルな存在だ。
それが存在するというのが物語の大前提なのに、その魔法の世界の教科書に
魔法世界の動物達が「幻」と書かれているのは理屈に合わないな。
560無名草子さん:2006/03/09(木) 12:00:48
fantastic
1 ((略式))とてもすばらしい, すてきな, すごい
2 ((限定))途方もなく大きい[多い]
3 〈事・物が〉空想的な, 奇想天外な, 現実離れした
〈計画などが〉とてつもない;奇妙な;
〈人・考えなどが〉気まぐれな, とりとめのない
4 ((限定))想像上の;根拠のない fantastic terrors
理由のない恐怖. fan・tas・ti・cal・ly [副]
[ プログレッシブ英和中辞典(小学館) 提供:JapanKnowledge ]
ファンタスティック【fantastic】
[形動]1 非常にすばらしいさま。感動的。「―な光景」
   2 幻想的で、夢を見ているようなさま。「―な舞台効果」
[ 大辞泉(小学館) 提供:JapanKnowledge ]

と、英語に弱い私でも、「幻の」はちょっと違うと感じる。
「魅惑的な」「感動的な」「空想的な」「幻想的な」
どれでもいいけど、「幻」って限定してしまっているのが問題。
だって「FANTASTIC BEAST」なんですから。
ハリポタ本文ではないけど、JKR著書関連として載せるのは
どうでしょうか。

561無名草子さん:2006/03/09(木) 15:18:43
それを言ったら「小説」って言葉だって、すごく変だろ。なんだよ、「小さい説」ってのは。
562無名草子さん:2006/03/09(木) 15:34:16
>>561
そういうの屁理屈っていうんだよ
「小説」というのは別に「小さい説」という意味ではない

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC
563無名草子さん:2006/03/09(木) 18:58:05
>>562
では>>560が屁理屈でないといえるのはなぜ?
564無名草子さん:2006/03/09(木) 20:23:12
>>560
本文でないけどローリング作、松岡訳の本だから変なところはまとめに載せていくべきだと思う。
チャリティ本の2冊は手元に邦訳ないんだけど中身も詳しく検証する必要ありそうだね。
565無名草子さん:2006/03/09(木) 21:15:20
>lumosさんへ
まとめスレ3巻の「ずいーっと」について。
すみません。これをまとめた者ですが間違いに気づきました。

>ロンとパッドフットを追って叫びの屋敷に入ってしまったシーン。
とありますがパッドフットは別に黒犬に変身したときのシリウスの呼び名ではなく
彼の学生時代のあだ名でしたよね。
「ロンとシリウスを追って」に変えたほうがいいと思います。

あと
>be travelling around は視線が泳いでさまよっているという印象もあるが、
>それを表現するのは難しいので、意見が一致しやすい試訳としてはこんなものだろうか
とありますが、この部分は解説ではなく、スレの皆さんに同意を求めた部分ですので
つけなくていいと思います。(正しく書くならeyes are travelling around ですし)

また「ずいーっと」という表現を「古臭い」としてしまいましたが
これは古い、新しい以前に口語的でふざけたような感じの言い方であり
(古いのも確かですが)それが場の緊張感を壊しているというのが一番の問題でした。

修正案を考えてみましたがどうでしょうか。↓

ロンとシリウスを追って叫びの屋敷に入ってしまったシーン。
見回す表現として「ズーッと」「ずいーっと」が使われているが、口語的で
くだけているため地の文にふさわしくない。またこれでは場面の緊張感が台無しになり、
動揺しておびえているハーマイオニーの様子等がまるで伝わらない。
特に「ずいーっと」は古臭くふざけたような印象もあり場面にふさわしくないのでは。
566565:2006/03/09(木) 21:16:46
×まとめスレ3巻の「ずいーっと」について。
○まとめサイト3巻の「ずいーっと」について。
567無名草子さん:2006/03/09(木) 21:34:17
歌舞伎とかの口上でありそうだね<ずいーっと
568無名草子さん:2006/03/09(木) 21:44:04
下38章 689 マリエッタとチョウが列車の中を歩いてくるシーン。
「目出し頭巾を被ったマリエッタ・エッジコム」
UK 762  Marirtta Edgecombe, who was wearing a balaclava. 

先に邦訳を読み、「目出し頭巾」ってなんなのかわからず(そりゃ見当くらいはつけた)、
画像グーグルで調べたけど該当画像が1件もありませんでした。
それで原語を調べたら、balaclavaだったので、それで画像をググったら13400件ヒットし、
ああ、テロリストなんかが被ってるマスクのことなのかと納得。
あれ、現代日本語では普通「目出し帽」といいます。
ニュースでも強盗などが被っていると「目出し帽」という言葉で報道しています。

そして確か三本の箒かどこかのシーンでは「バラクラバ頭巾」と訳されていたのを思い出しました。
569無名草子さん:2006/03/09(木) 22:27:46
>歌舞伎とかの口上でありそうだね<ずいーっと
まとめにこれも書いて欲しい
570無名草子さん:2006/03/09(木) 22:42:35
>>568
今、自分の手元には邦訳がないんですが
「バラクラバ頭巾」は2、3巻あたりでハグリッドがよく被っていたと思います。
最近、図書館に行ってもハリポは置いてないんですよね。
まだまだ人気があるのか…
571無名草子さん:2006/03/09(木) 23:01:01
「隅から隅まで、ずずずいーっと」口上の定番だあな〜
572無名草子さん:2006/03/10(金) 14:01:59
歴史魂で検索して見つけたbalaclavaの抜粋です。

雪にまみれたウールのバラクラバ頭巾で、頭から肩まですっぽり覆われてはいたが、
厚手木綿(モールスキン)のオーバーを着て、廊下をほとんど全部ふさいでいるのは、
まぎれもなくハグリッドだ。(2巻11章P299)
Hagrid's face was entirerly hidden by a wooly, snow-covered balaclava,
but it couldn't possibly be anyone else,
as he filled most of the corridor in his moleskin overcoat.(UK版P150)

ハグリッドはバラクラバを引き下げて話しかけた。(2巻11章P299)
he said, pulling up his balaclava so he could speak.(UK版P150)

目を血走らせ、真っ黒なもじゃもじゃ頭の上にバラクラバ頭巾をチョコンと載せて、(2巻12章P309)
a wild look in his eyes, his balaclava perched on top of his shaggy black head(UK版P156)

それに、あるときは、どうやら鬼婆だと思われる人が、分厚いウールのバラクラバ頭巾に
すっぽり隠れて、生の肝臓を注文していた。(3巻4章P66)
and, once, what looked suspiciously like a hag, who ordered a plate of raw liver
from behind a thick woollen balaclava.(UK版P42)

チャーリーは防火頭巾を繕っていた。(4巻上10章P237)
Charlie was darning a fireproof balaclava(UK版P136)

チョウが目出し頭巾を被ったマリエッタ・エッジコムと一緒に通り過ぎるところだった。(5巻下38章P689)
Cho was passing, accompanied by Marietta Edgecombe, who was wearing a balaclava. (UK版P762)
573無名草子さん:2006/03/10(金) 14:06:25
これはbalaclavaとは関係ないんだけど、三つ目の例の「目を血走らせ〜」の直前。
ジャスティンとニックが石化された現場にハリーが居合わせ、校長室に連れて行かれた場面。

バーンとどえらい音をたてて扉が勢いよく開き、ハグリッドが飛び込んできた。 (2巻12章P309)
the door of the office flew open with an almighty bang amd Hagrid burst in,(UK版P156)

「どえらい音」ってまたやけに口語的だなあ…。
そもそも口語でも最近あまり使わない?
574無名草子さん:2006/03/10(金) 15:36:08
チャーリーのはこんな感じかな?
ttp://image.depart.livedoor.com/upload/image01/3/d/3df6493d88a77338.jpg
575無名草子さん:2006/03/10(金) 15:38:44
ハグリッドのはウールで防寒用っぽいから
ttp://www.gamefisherman.co.uk/ishop/images/1019/t1344.jpg
576無名草子さん:2006/03/10(金) 18:37:37
まとめサイト 3巻の「ずいーっと」について。

>>565の解説、「歌舞伎の口上」を入れてまとめなおしてみました。
これを入れれば「古臭い、ふざけた印象」は書かなくても伝わると思い
省いてみましたがどうでしょうか。

ロンとシリウスを追って叫びの屋敷に入ってしまったシーン。
見回す表現として「ズーッと」「ずいーっと」が使われているが、口語的で
くだけているため地の文にふさわしくない。特に「ずいーっと」には歌舞伎等の口上を
思いだし、笑ってしまった人もいたようだ。これでは場面の緊張感が台無しになり、
動揺しておびえているハーマイオニーの様子もまったく伝わってこない。
577無名草子さん:2006/03/10(金) 20:04:59
>>572
ヤフーの辞書で調べたところ「目出し頭巾」は該当情報なし。
「目出し帽」は、

・両目の部分のみを明け、顔全体をすっぽり覆う防寒用の帽子。めでぼう。(大辞泉)

とありました。
572さんのいうとおり、>>575のような防寒具は日本語では「目出し帽」といい、
「目出し頭巾」という言葉は使われていないというのが正解のようですね。
2、3巻でそのまま「バラクラバ頭巾」としていたのは「パロミノ」をそのまま
カタカナ語として使っていたのと同じ翻訳スタッフの怠慢を感じます。
これで目出し帽を思い浮かべることができた読者はほとんどいなかったのでは。

チャーリーのfireproof balaclavaは難しいですね。
「耐火性の目出し帽」じゃちょっと説明っぽいし気もするし、
「防火頭巾」で>>574みたいのが思い浮かべられる?からいいような気もしますが。。
ただ辞書には「防災頭巾」はあっても「防火頭巾」というのはないみたい。
厳密に言えば正しい日本語として認識されてはいないのでしょう。
でも世間では「防災頭巾」のかわりに「防火頭巾」と書いてしまう人も多いらしく
ネットで検索すれば防災情報のページなどにヒットしますね。
「防火頭巾」で意味は通じるということでしょう。
578無名草子さん:2006/03/10(金) 20:09:14
>>572
ハグリッドの着てるmoleskinは本当にモグラの毛皮だと思うが・・・・
モグラってのは庭を掘り起こしたりする害獣だから、game keeperである
ハグリッドはモグラ退治を当然してると思う。そういうモグラの毛皮をはいで
作ったお手製コートを着てるんだと思う。
579無名草子さん:2006/03/10(金) 20:36:39
>>578
そういえば映画のハグリッドもつぎはぎだらけみたいな毛皮のコート着てるね。
そうか、あれはもぐらだったのか
580無名草子さん:2006/03/10(金) 20:37:37
防災頭巾ってやけに日本チックじゃない?w
581無名草子さん:2006/03/10(金) 21:06:56
蛙の新漬がよくないって言ってた人たちが
防災頭巾とか防火頭巾がおkってのがワカランwww
582無名草子さん:2006/03/10(金) 21:28:41
>>578
moleskinの出てくる場面をいくつか。

丈長のモールスキン・コートにくるまり、うさぎの毛の手袋をはめ、ビーバー皮のどでかいブーツをはいていた。(1巻11章P264)
bundled up in a long moleskin overcoat, rabbit-fur gloves and enormous beaverskin boots.(UK版P133)

厚手木綿(モールスキン)のオーバーを着て(2巻11章P299)
in his moleskin overcoat(UK版P150)

厚手木綿(モールスキン)の半コートを(5巻下30章P435)
Hagrid's moleskin waistcoat(UK版P616)

特に一つ目の例なんかは、他の動物の毛皮で作った衣服と併記してあるから、
本当にモグラの毛皮っぽいよね。
この「どでかい」もちょっとな…。さっき「どえらい」が指摘されていたけど。
583無名草子さん:2006/03/11(土) 14:21:01
>>581
誰もおkとは言ってないじゃんよw
「いいような気もするがどうかな?」って意見がでてるだけで。
まあ訳語については皆が皆同一意見じゃないだろうから話し合ってるわけで…w
「新漬がよくないって言ってた人たち」も常に意見が合うわけではないのは当然だよ。

だいたい漬物にはピクルスという一般によく使われる外来語があるけど
バラクラーバは一般的じゃないし、「目出し帽」もすごく日常的に使われる
言葉ってわけでもないから微妙なところはあると思う。

でも言われてみれば「防災頭巾」「防火頭巾」はやたらニッポンチックだし
学校で避難訓練のときつける座布団で作った三角頭巾を思い出しそうな感じもある。

しかし「耐火性の目出し帽」じゃ説明っぽくて思い浮かべにくいかもしれない。
チャーリーの被ってたのは「防火マスク」としたらどうかな。
(FIドライバーがメットの下に被るフェイスマスクも一種のバラクラーバだが
防火マスクと呼ぶこともあるみたいだし)
こういうときこそ原文のbalaclavaにこだわらず、わかりやすさを考えて
「マスク」としてしまうくらいの柔軟性があってもいいと思うんだが。
584無名草子さん:2006/03/11(土) 20:34:54
>>578,582
衣料関係については疎いんだけどモールスキンは通常モグラの毛皮のことでしょう。
でも厚地の綿織物の種類で光沢を出すことでモグラの毛皮に似せたのがあって
「モールスキン」がそれを指すこともあるということだよね。

問題はハグリッドみたいに普段おしゃれに凝るようなタイプでもない人が
毛皮がいくらでも手に入る環境で、しかも雪の季節に防寒服として身に着けるのに
わざわざ綿でできたフェイクファーを選ぶ必要があるのかということだと思う。
どう考えてもそれはおかしいよね。

厚手の綿コートもありかもしれないのは5巻30章にでてくる半コート。
歴史魂のタイムラインによるとこの場面は5月後半くらいだから。
ただUKは場所によっては真夏でも暖房をつけたりニットを着たりすることも
あるらしいし、モールスキンはそんなに分厚い毛皮じゃなさそうだし
5月でも北部の森の中で着るというのは十分ありうるんじゃないかな。

あと「厚手木綿」にモールスキンとルビをふる邦訳の書き方だと
単にモールスキンというのが厚手の木綿の別名みたいな感じもあるから誤解の元だと思う。
585無名草子さん:2006/03/11(土) 22:21:18
モール"スキン"だから、毛皮じゃないってw

モグラの革もしくは、それに似た風合いのコットン素材(防寒用)
586無名草子さん:2006/03/11(土) 22:47:16
モールスキン [moleskin]
もぐらの毛皮。暗灰色で光沢がある。また、それに似せた厚手の綿織物。
(大辞林 三省堂)

私もモールスキンはスキンというからには革かなと思ったんだけど
辞書とかにはなぜか「モグラの毛皮」とあるみたいね。
綿モールスキンも起毛素材みたいだし。
綿モールスキンは軍用コートとかにも使われるみたいだから
それならハグリットが冬に着ててもおかしくはないのかな。
彼には本物の革や毛皮が似合うとは思うけど。
587無名草子さん:2006/03/11(土) 23:04:46
Wikipediaより:

Moleskin, originally referring to the short, silky fur of a mole,
is heavy cotton fabric. The word is also used for clothing made from this fabric.

ってことでモールスキンはそもそもモグラのfurでいいみたいよ。leatherじゃなくて。
今では一般的には起毛して光沢をだした綿織物のことなのでしょう。
しかし私も個人的には578さんが言うようにハグリッドの生活から考えて
本物のモグラの毛皮のような気がするな。
しかし綿素材と考える人がいても間違いとはいえないですね。
588無名草子さん:2006/03/11(土) 23:30:10
mole skinとmoleskinは違うワケなんだが
589無名草子さん:2006/03/11(土) 23:44:10
「モグラの毛皮」とも「起毛した厚地の綿織物」とも解釈できるmoleskinについて話しています。
590無名草子さん:2006/03/12(日) 01:27:06
ハグリッドが着てるmoleskinコートがどういうものなのかは
映画を見れば明らかだし、ハグリッドの生活スタイルから考えれば
そんなに迷うことじゃないと思うんだが・・・・・
なんか最近、このスレ、議論のレベルが低すぎ。
バラクラーバが「頭巾」だとかなんとかw
591無名草子さん:2006/03/12(日) 01:49:44
>ハグリッドが着てるmoleskinコートがどういうものなのかは
>映画を見れば明らかだし、

見いたかぎりじゃ、ほんもののモグラ皮か綿モールスキンかよくわからないと思う。
あんたはどちらと思うの?ぼかさないではっきり書いてよ。

>バラクラーバが「頭巾」だとかなんとかw

邦訳で「目出し頭巾」てなってたから「目出し帽」が正しいって言ってるのでは?
592無名草子さん:2006/03/12(日) 09:02:47
つっこむべきは「半コート」だろ。
waistcoatは普通、「チョッキ」「ベスト」と訳す。
ttp://www.potter-and-all.com/hagrid.jpg
これのことじゃ。

映画の服装はあきらかに原作と違うから(ロックハートとかも、スネイプ
とかと同じような服で色はライラック色とかのはず)、映画の衣装を参考
にはできないとも思うけどな。
593無名草子さん:2006/03/12(日) 09:12:13
松岡さんの、イギリス英語は基本単語も知らない疑惑が再燃ですな。
もしかして、ウェストまでの丈のコートと思ったのか?
594無名草子さん:2006/03/12(日) 09:19:01
映画ではあきらかにmoleskinではない毛足の長いファーコートを
着てることも多いハグリッドだがこれなんかmoleskinぽいかも。
ttp://image.guardian.co.uk/sys-images/Film/Pix/gallery/2002/10/23/Hagrid3.jpg

>591
ほんとだw 気づかなかったよ。
ベストならぶ厚いのを初夏に着ててもおかしくないね。
595無名草子さん:2006/03/12(日) 14:32:58
バラクラーバの件の前までまとめてみます。

・まとめ案

邦訳:ハリーはグビッと飲んだ。(3巻10章p260)
原文:He drank deeply.(UK p149)
試訳:ハリーはじっくり味わって飲んだ。

ハリーが『三本の箒』でバタービールを飲むシーン。
続いて「こんなにおいしいものは今まで飲んだことがない」等と
初めて飲んだバタービールの感想が書いてある。
「グビッと」という表現が例によって口語的で地の文にふさわしくないばかりか
deeplyのニュアンスとしても適切ではない感じがする。
このdeeplyは「深くじっくり味わった」という意味ではないか。



↑このdeeplyは一気に飲み干したのでなく、やっぱり上記のようなニュアンスだと思うのですがどうでしょうか。
596無名草子さん:2006/03/12(日) 14:35:09
・まとめ案

邦訳:「そう、非常によく似た事件がウグドゥグで起こったことがありました。」
(2巻9章p212)
原文:‘I remember something very similar happening in Ougadougou.’(UK p156)

ミセスノリスが石化した時のロックハートのセリフ。
「ウグドゥグ」は間違いで「ワガドゥグー」となるのが正しい。
これは西アフリカのブルキナファソという国の首都で、外務省のホームページにも
中学生の地図帳にも「ワガドゥグー」の読みで出ている。
調べればすぐわかることなのに適当なカタカナにしてしまった理由がわからない。


↓これはすぐまとめサイトに載せられるかわかりませんが念のためまとめときます。

邦題:幻の動物とその生息地
原題:FANTASTIC BEASTS & WHERE TO FIND THEM

チャリティー目的で出版された関連本の題名。
魔法使いが書いたホグワーツの教科書という設定で、ホグワーツの生徒達にとっては
なじみの深い生物であろうトロルやピクシーなどを紹介しているのに
邦題が「幻の動物〜」となっているのは納得できない。
FANTASTIC BEASTSの訳は「魅惑的な動物」「魅惑の魔法生物」などとした方がよいのではないか。
597無名草子さん:2006/03/12(日) 16:57:42
>>595
かなり上のほうであった
「グビッという表現は大人が喉を鳴らして酒を飲む様子を思わせ下品な印象がある。」
みたいな意見を加えたらどうでしょう。あと若干書き直してみました。

・まとめ訂正案
ハリーが『三本の箒』でバタービールを飲むシーン。
「グビッと」という表現は地の文にふさわしくないし、
大人が喉を鳴らして酒を飲む様子等を思わせ下品な印象がある。
またdeeplyのニュアンスとしても適切ではない感じがする。
続いて「こんなにおいしいものは今まで飲んだことがない」等と
初めてバタービールを飲んだ感想が書かれていることから考えても
このdeeplyは「深くじっくり味わった」という意味ではないか。
598無名草子さん:2006/03/12(日) 20:04:33
>大人が喉を鳴らして酒を飲む様子等を思わせ下品な印象がある

いくらなんでもそれは無いですが。
599無名草子さん:2006/03/12(日) 20:11:21
私はすごくそう思うな。見解の違いだね。
子供がジュースをグビグビ飲むとは言わないと思うし
令嬢がワインをグビグビ飲むともいわない感じ。
600無名草子さん:2006/03/12(日) 20:16:40
私も「グビッ」は品のないオヤジがビール飲んでるみたいなイメージだけどな。
でもそれはないという人もいるならここを
「大人が喉を鳴らして酒を飲む様子を思わせるということで品がないという印象を持つ人もいた」
とすればいいかもね。
601無名草子さん:2006/03/12(日) 20:26:14
ぐぐってみたら、「ぐびっと飲む」のはよく冷えたビールか
ビン入り牛乳にほぼ限られているようだ。
のど越しサイコー!って感じ?
602無名草子さん:2006/03/13(月) 16:37:06
確かに「グビッ」は冷たいビールか牛乳をのむときの表現を思わせるな。
喉が渇いて暑くてとにかく冷たい水分が欲しいときのややはしたない飲み方かも。
バタービールみたいな温かい飲み物を味わって飲む感じとは対照的なニュアンスだな。


・まとめ修正案

邦訳:ハリーはグビッと飲んだ。(3巻10章p260)
原文:He drank deeply.(UK p149)
試訳:ハリーはじっくり味わって飲んだ。

ハリーが『三本の箒』でバタービールを飲むシーン。
「グビッと」という表現は口語的で地の文にふさわしくない。
また大人が喉を鳴らしてビール等を飲む様子を思わせるということで
品がないという印象を持つ人もいた。
さらにdeeplyのニュアンスとしても適切ではない感じがする。
続いて「こんなにおいしいものは今まで飲んだことがない」等と
初めてバタービールを飲んだ感想が書かれていることから考えても
このdeeplyは「深くじっくり味わった」という意味ではないか。
603無名草子さん:2006/03/13(月) 21:12:53
ちょっとすみません。
最近近所の古本屋で携帯版の1〜3巻を買いました。
そしたら「豆ふくろう通信」というしおりみたいなカードがはさんでありました。
いろいろ書いてあってハリポタの豆知識や周辺情報を紹介してるつもりみたいなんですが…
持ってる皆さん、これ、なんかすご〜く変じゃないですか?

ハードカバーのふくろう通信は持ってないんですが、もしかするとそれもかなり変で
今更さら豆ふくろう通信の変な文なんかで邦訳読者は驚かないのかな?
編集が静山社(ふくろう郵便局)、編集協力がハリー・ポッター友の会とあるので
おそらく松岡さんじゃなく編集を手伝ってる人が中心になって作ったと思うんですが
ちょっと日本語が不自由な上、ハリポタをよく知らない人が書いたとしか思えないです。

本編の文章じゃなくてすみませんけど、本のイメージやハリポタ世界の知識にかかわる
大事な情報の問題だと思うのでこのスレで変な箇所指摘してもいいでしょうか。
604無名草子さん:2006/03/13(月) 21:51:29
いくつか指摘出てたよね>豆ふくろう通信
605無名草子さん:2006/03/13(月) 21:56:00
ダンブルドアのスピーチの珍訳の奇妙な言い訳なら、ガイシュツで
初代まとめサイトにもあるよ。
606無名草子さん:2006/03/13(月) 22:28:17
>>603
とりあえず、書いてみてください
607無名草子さん:2006/03/13(月) 23:11:02
それじゃちょっと長くなるかもしれませんが書いてみます。
1巻の豆ふくろう通信はそんなにひどくはないです。
確かに‘Nitwit! Blubber! Oddment! Tweak!’ が
「そーれ!わっしょい!こらしょい!どっこらしょい!」になってしまった言い訳は苦しいですが。
裏には例の誤訳のあるスネイプの毒薬パズルの詩が載ってます。
ちょっと気になるのは詩の下に7つの瓶の絵が描いてあって、勝手に左から三番目を「小人の瓶」
一番右端を「巨人の瓶」に描いてあること。(原作には書いていないことですよね)
絵を見れば詩の訳がおかしくてもパズルが解けるといいたいのかと思ってしまう。

2巻の豆ふくろう通信はロックハートが紹介してあるんですがこの一部がとても変。

>ハーマイオニーでさえボーっとするほどのハンサムだが、実はほとんどスクイブ(魔法力が弱い魔法使い)で、
>唯一「忘却術」だけはうまい。第5巻に再登場する。

スクイブって魔法力が弱い魔法使いのことを言うんだっけ?
ロックハートがほとんどスクイブ? はじめて知りましたw
5巻に再登場するって情報もよけいなネタバレですよね。

「英語教室」にはロックハートの著書の原題が紹介してあって、
裏には「ポッタリアン豆知識」として本書のバジリスクの説明(致命的という
言葉の使い方が間違っていると指摘のあった部分)と「幻の動物とその生息地」から
やっぱりなんとなく日本語があやしいバジリスクの説明を抜粋して載せてあります。

3巻の豆通信はシリウス関係、犬関係の情報?を載せてますがこれが圧巻でほぼ全部変。
608無名草子さん:2006/03/13(月) 23:15:48
すみません。「英語教室」というのは「松岡佑子のハリー・ポッター英語教室」というコーナーで
Nitwit! Blubber!〜の言い訳もここにかいてあります。
2巻の豆ふくろうの同コーナーでロックハートの著書名が変な理由を説明しているというわけです。
609無名草子さん:2006/03/13(月) 23:20:02
3巻の豆ふくろう通信。
まず人物豆知識のコーナーでシリウスを取り上げてます。全文引用します。

>J.K.ローリングは、「ハリー・ポッター裏話」(静山社刊)の中で、
>「自分は登場人物の一人一人の過去を完全に把握している。シリウス・ブラックが
>良い例で、どんな子供時代を送ったかすべて知っている」と語っている。

作者が登場人物の過去を把握しているのは当たり前。
この書き方ではJKRが変なことをいう人みたい。私はこの本読みましたがJKRは
「登場人物は本に出さないことも細かく設定してある、特にシリウスについては
少年時代など細かく考えてある」という意味の筋の通った話をしているのに。

>黒い犬に変身するシリウスは、大犬座の星の名でもあり、狼星、天狼星とも呼ばれる。

シリウスが黒い犬に変身するということと、シリウスが星の名であるということを
いっしょくたに説明しようとしていて文章になっていない。

>また、黒い犬は悪魔の化身とも言われ、まさにトレローニー先生の予言する「死神犬」なのだ。

トレローニー先生の死神犬の予言はいい加減なものだし、シリウスは悪魔の化身じゃない。
ていうかそもそもこの文どこもシリウスの紹介になってないようなw


続いて「英語教室」より

>シリウスは犬のような笑い声(bark-like laugh)をあげます。(bark=犬が吼える)

変な文です。「シリウスの笑い声は犬の吼える声に似ています」とか書けばいいのに。
あと5巻でマルフォイがシリウスのことをほのめかすとき使った動詞の‘dog’を紹介していて
そんな先の巻のネタバレをしていいのかと思いました。
610無名草子さん:2006/03/13(月) 23:22:58
裏面のポッタリアン豆知識がまた???です。
「登場犬」として4匹の犬(?)を紹介しています。
ファング、フラッフィー、リッパー、そしてなんと…「スナッフルズ」です。
(ハリポタ読者なら誰でも知ってることだけどスナッフルズは犬じゃない!
4巻の後半でシリウスが三人組に提案した彼の暗号名ですよね。)

…とりあえずファングの説明から
>ハグリッドのペット。名前は牙という意味の強そうな名前だが、臆病で甘えん坊。
>同じファングでも第2巻の「秘密の部屋」に出てくる毒蛇の王バジリスクの牙はものすごい。
>ハリーの腕に刺さって、ハリーは一旦死にかけるが、不死鳥のフォークスの涙で生き返った。

途中からというかほとんど犬のファングの説明になっていない!

続いてフラッフィー
>頭が三つある三頭犬。ハグリッドがパブ「ホッグス・ヘッド」でギリシャ人から買い、
>ダンブルドアに貸して「賢者の石」の見張りをするが、音楽を聞かせると眠り込む。

頭が三つある三頭犬…orz 「見張りをするが」は「見張りをさせるが」となるべき。
登場の経緯を書いているが最後の「音楽を聞かせると〜」は性質の説明。支離滅裂

リッパーはとばしてスナッフルズの説明行きます。
>シリウス・ブラックが黒い犬に変身したときの暗号名。
>スナッフル(動詞)は、クンクン嗅ぐという意味。「忍びの地図」現われるシリウスの
>呼び名はパッドフット。パッドは犬の足の裏にある柔らかい肉趾のこと。

パッドフットはシリウスが学生時代の四人組の間でのあだ名ですよね。嘘ばっかり。
611607-610:2006/03/13(月) 23:31:52
なんかうっかりageちゃたみたいですみません。

とにかくこんな感じで怪しげな便乗本のインチキ情報よりずっとひどいです。
なんかホントに文章が変で日本語が不自由というか、商業的な出版物の原稿が
書けるだけのまともな教養が備わっていない人が書いてるという印象です。
なによりコレかいてる人はハリポタをよく読んでいないし愛していないと思います。
松岡さんはこれをちゃんと読んだ上で発行を認めたのだろうか。
なんかすごい不思議でショックでした。
(編集協力「ハリー・ポッター友の会」(2,3巻のは「ホグワーツ校友の会」)
ということですが友の会関係の出版物は大丈夫なんでしょうかね?)

長々と失礼しました。
612無名草子さん:2006/03/14(火) 00:43:17
一番右端にあるのはハーの飲んだ丸い瓶で、巨人と確定される情報はなかったと思う。

「ハリー・ポッター裏話」は自分も読んだけど、同じような内容の「作家JKRの素顔」と
書いてあることが矛盾してたので(例:父の職業→車の整備工場/軍人)
あんまり信用してない…。もちろん「JKRの素顔」のほうが間違ってる可能性もあるけど。
613無名草子さん:2006/03/14(火) 00:57:31
「ハリー・ポッター裏話」の真偽はともかく、JKRが語ったとされるその内容を
豆ふくろう通信でさらに変なふうに書いてあるというのが問題だと思う。
614無名草子さん:2006/03/14(火) 03:37:56
>>610
>「忍びの地図」現われるシリウスの 呼び名はパッドフット。

ひょっとしてコレって、スネイプを侮辱するメッセージで名乗っていた部分のことを
言いたかったのじゃない?
615無名草子さん:2006/03/14(火) 10:14:11
>>610
分けて説明すればいいことを無理に一緒に説明するから
意味がわかりにくくなってるんだね。

ファングの説明のところでバジリスク持ってくるってのはなあ…。
616無名草子さん:2006/03/14(火) 11:10:27
原文:Dumbledore nodded glumly.(UK版P15)
邦訳:ダンブルドアはむっつりとうなずいた。(1巻1章P22)

物語の冒頭、マクゴナガルに「ハリーを殺し損ねてヴォルデモートが消えたという噂は本当か」と聞かれた時の台詞。
たしかに辞書を見るとglumには「むっつりした」という意味もあるみたいだけど、
この場面で「むっつり」だと、なんだかダンブルドアが無愛想で不機嫌なような感じがするような。
(「むっつりすけべ」を思い出してしまう、という事もあるw)
「ふさぎ込んで」「意気消沈して」「憂鬱そうに」ではいけないのかな?
617無名草子さん:2006/03/14(火) 12:04:12
>>609-610
確かにかなり適当ぽい感じがするな。
変な文とかスナッフルズが犬とかいう情報を子供の読者が何度も読んで
真に受けてるかもしれないと思うと頭が痛い。

あとポッタリアン豆知識ということでハリポタに出てきた犬に関する情報を紹介するなら
フラッフィーのイメージの元になってるのはギリシャ神話の地獄の番犬ケルベロスだとか
パッドフットは英国のスタッフォードにおける黒い魔犬の呼び名だとか、
もっといくらでも紹介するにふさわしい知識があると思うんだが…そんなことはしらないんだろうな。

>>614
パッドフットはシリウスの呼び名として忍びの地図も現われるが
地図上に限っての呼び名ではないんだからおかしいと思うよ。
618無名草子さん:2006/03/14(火) 15:40:42
パッドフット、ワームテール、プロングス、ムーニーってのは
4人組の間でのヒミツの呼び名だよね
地図に限ったことではない

>ちょっと日本語が不自由な上、ハリポタをよく知らない人が書いた
松○女史自身もそのカテゴリーにはいりますがw
619無名草子さん:2006/03/14(火) 15:59:09
>>616
「ダンブルドアは重々しくうなずいた」とするのはどうかな。

ダンブルドアにしてみればヴォルデモートが消えたのはいいことだから
完全にふさぎ込んで真っ暗になってるわけでもないと思う。
でも完全に消滅したわけでないのはわかっているし、
ポッター家が見舞われた不幸やハリーの今後を思うと複雑な心境だったろう。
表現は難しいが、とにかく重い気持ちでうなずいたのだと思う。
620無名草子さん:2006/03/15(水) 20:45:53
3巻の最後の方見直してて、小さいことかもしれませんが気になったので。

>「〜わたしがいつ、自分より強く、力のある人たちにヘコヘコした?〜」(3巻19章p480)
>‘…When did I ever sneak around people who were stronger and more powerful than myself?…’
  (UK p271)

>「このヘコヘコしている碌でなしは、あのとき君も死んでいたら、
  それを平然と眺めていたはずだ。」(19章p488)
>‘This cringing bit of filth would have seen you die, too, without turning a hair’
  (UK p275)

叫びの屋敷のシーンでのシリウスのセリフ。
地の文ではないけれど、「ヘコヘコ」はやめて欲しい。
真剣に怒っているという感じがぜんぜん伝わってこない。
こういうときは「媚びる」とか「へつらう」とかいうちゃんとした日本語があるのに
なぜそれを使わないのだろうか。
621無名草子さん:2006/03/15(水) 20:51:01
>「あの人は無実だ……エクスペクト―エクスペクト・パトローナム―」(3巻20章p502)
>‘He's innocent …expect―expect patronum―’(UK p281)

湖のほとりでディメンターに襲われたシリウスを助けるため
ハリーが必死でパトローナスの呪文を唱える場面。
すぐそばに倒れているシリウスを「あの人は」というのはおかしい。
「その人は」「彼は」あるいは「シリウスは」とするべきだと思う。
「こそあど」がおかしいのは今までもあったと思うけど。
622無名草子さん:2006/03/15(水) 22:27:56
>>620
「ヘコヘコ」は既出だったと思ったけど、今、旧まとめ見たら見つからなかった。
既出ではなかったっけ???(見方が悪かっただけかもしれないが)
できれば旧まとめと続まとめ、一緒になるとわかりやすくて良いんだが…
いずれは一緒にというのは視野にないのかな?
623(亀改め)KAME ◆8ZVBjcwtfo :2006/03/15(水) 23:36:16
「ヘコヘコ」は以前ちょっとシリウスらのセリフの人称代名詞がおかしい件が話題になったとき
ついでに触れられたことがあったと思うけど
ちゃんと前後の文や原文が引用されたことはなかったと思います。

まとめサイトは一緒にできたら理想ですね。
今私も過去ログと旧まとめサイトを見直しているところです。
lumosさんにばかり負担をかけては申し訳ないので
今のテンプレ等にあわせてまとめ直しできないかなど個人的に試行錯誤してみようと思います。
624lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/16(木) 00:07:17
いやー、基本的にはコピーですから、まとめることはできると思いますよ。
ただ、まとめるとなると、ページ数などが記載されていないものは調べないといけないんです。
これをみなさんに協力していただけるなら、比較的簡単だと思いますー!
もともとのまとめサイトは素晴らしいんですが、別れたままでは確かに不便でしょうね。
もしまとめるなら、この際2ちゃん的言い回しの軽減なども考えた方が良いかもしれませんね。
625無名草子さん:2006/03/16(木) 00:36:19
>ページ数などが記載されていないもの

これですが、調べた物ありますよ〜。
前にまとめて調べたんですが、ちょうどスレが今後のまとめサイトのことで
ごたごたしている時だったので、出しそびれて未だに私のメモに残っていますw
必要とあらば出しますね。
626無名草子さん:2006/03/16(木) 11:48:43
まとめサイト(旧)を見ていて気になったところ。

s-2-18
原文:...he kept close to Harry, who could feel him quivering.(US版P274)
邦訳:すねっ子のようにハリーにぴったりくっついている。(15章P406)
野生化した車におびえるファングですが、それにしても「すねっ子」って初めて聞きました。
すねっ子が「拗ねっ子」ならむしろ近づいてこない気が…。

ファングの描写をちょっとながく引用すると、
原文:Fang didn't seem at all keen on it;he kept close to Harry,
   who could feel him quivering.(UK版P203)
邦訳:ファングは車がお気に召さないようだ。すねっ子のようにハリーにぴったりくっついている。
   ファングが震えているのが伝わってきた。(15章P406)

これは「すねっこ」という妙な表現が問題になって指摘されたんだけど、
そもそも「すねっこ」に当たる表現が原文にはないと思う。
627無名草子さん:2006/03/16(木) 12:24:06
>>625
> 2ちゃん的な言い回しを修正
確かに必要だと思います。今後、幅広く多くの人たちに見てもらいたいし・・・。
それと「そもそもこれを知らない人が翻訳なんかするべきじゃないよ」というようなことが書いてある部分。
(このとおりの言葉ではありません、内容がです)
それは自分も大いに(!!)思いますが、それは数々の指摘を読んだ人が思うであろうに任せて、
まとめサイトには書かない方がいいのではないかと思いました。無用の反感を買ってはマイナスですし。
今後一本化するならこの際と思って書きました。
628KAME ◆8ZVBjcwtfo :2006/03/16(木) 12:47:32
>>624
>この際2ちゃん的言い回しの軽減なども考えた方が良いかもしれませんね。
チョウの「あン…」をひとこと「エロす」って書いてあったりするとことかですねw
前の管理人さんのそういうセンスもちょっと好きだったんでもったいない気もするけど
もし総合まとめを作るならやっぱまじめに書き換えたほうがいいのでしょうねぇ。

旧サイトは本当によくできているので今後も何かと参考にしたいですが
前管理人さんがたぶんたたき台のつもりでどんな意見でも載せてくれていたのと、
私達が管理人さんに任せきりで今みたいに皆でまとめ方を話し合ったりしなかったので
中には議論があいまいに終わったものや指摘した人が反論を受けて引っ込めたものなど
そのまま煮え切らない形で載ってるのもありますね。
あと適切な試訳をつけたほうが良さそうだけどないものもいくつかありますね。
役に立つかわかりませんがそういう抜けてる試訳を考えるなどのフォロー作業を少し始めてみています。

>>626-627
言われてみればそうですね。
そういう指摘の内容や言い方などできたらこの際見直したほうがいいというのもありそうですね。
629無名草子さん:2006/03/16(木) 14:11:51
原文:‘Mornin'!’Hagrid said, grinning at Harry, Ron and Hermione.(UK版P173)
邦訳:「おっはよー!」ハグリッドは、ハリー、ロン、ハーマイオニーににっこりした。(4巻上13章P303)

尻尾爆発スクリュートの授業前で上機嫌なハグリッドの台詞。
「おっはよー!」を見て、一瞬誰か若い女の子の台詞なのかと思った。
ハグリッドが使いそうな言葉ではないと思う。
試訳するなら「おはようさん!」辺りだろうか。
630無名草子さん:2006/03/16(木) 17:11:05
原文:‘and eef a poltergeist ever entaired into Beauxbatons,
'e would be expelled like zat.’
‘Absolutely right,’‘Like that.Yeah.’(UK版P364)
邦訳:「もしーも、ポルターガイストがボーバトンに紛れ込むようなことがあーれば、
    追い出されまーす。コムサ(ルビ:こんなふうに)!」フラー
   「そのとおりだ」「コムサ!うん」ロジャー・デイビース(4巻下23章P91)

ダンスパーティーの場面。フラーの言葉をダンスパートナーのロジャー・デイビースが繰り返している。
訳に「コムサ」とあるので、フラーがフランス語で‘comme ca’(caのcにセディーユ)
と言ったのかと思ったら、原文では普通に‘like zat’だった。
わざわざルビをつけてまでフランス語にする必要のない所だと思う。
631無名草子さん:2006/03/16(木) 17:31:49
>629
確かにハグリッドが「おっはよー」はないね。
単に「おはよう!」でもよかった気もするがそれもハグリッドらしくないかな。
たしかそのとき魔法生物飼育学は2時間目の授業だったよね
ハグリッドはMornin'!とは言ってるけど朝の挨拶ということにこだわらず
「よお!」とか「よく来た!」でもよかったかもしれないね。

>630
私もそこは原文でも‘コムサ’と言ってるのだと思った。
違ったのか・・・。
フランス語知ってるとこを見せたい?ならならフラーの名前をちゃんと
フランス語読みにするとかそういうことに頭を使えばよかったのに。
632無名草子さん:2006/03/16(木) 18:25:46
原文:‘Yeah ... mind you, it's a very cheap one,’Ron said.(UK版P61)
邦訳:「ウン……だけど、安モンだよ」ロンが言った。(3巻5章P101)

スニーコスコープについて。
地の文じゃないけど、安モンはちょっとなあ…。
せめて「モン」を片仮名にするのはやめてほしい。
ルーナ登場の伏線か?w
633lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/16(木) 20:27:59
>>625さん、助かります!
ではお手数ですが、1巻から順に「必要の部屋」の方で教えていただけますか?
あちらに専用スレを立てておきます。お暇な時で構いませんのでヨロシク!
634無名草子さん:2006/03/16(木) 20:29:37
許可が無い以上、人が作ったサイトを丸コピして弄るのはどうかと思うよ。
そんなにひとつにしたいなら、面倒でも最初からちゃんと自分たちでやったほうがいいよ。
635lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/16(木) 20:42:21
丸コピーなどいたしません。
私も全部掲示板のログを取っていますので、それからまずコピーし、旧サイトを参考にしつつ新たに起こします。
624で「コピーする」と書いたのは、旧サイトからのコピーではなく、自分が保存しているログのコピーという意味です。
私は、旧サイトの迅速でわかりやすいサイト構築には感心しましたし、今でも凄いと思っています。
「そんなにひとつにしたい」わけではないんですけど(私だって、やらないほうが楽です)、不便と言う意見や、
言い回しを再考したほうが良いという意見が実際に出ましたし、先頃からの著作権についての調べでもわかったとおり、
ページ数などまで明確に載せないとまずいというのもありますので、この際仕方ないかなと思った次第です。
不要なら、こんなに楽なことはないんですが・・・。
636無名草子さん:2006/03/16(木) 21:07:48
>私も全部掲示板のログを取っていますので、それからまずコピーし、旧サイトを参考にしつつ新たに起こします。
それは今このスレでやってるまとめみたいなことを4スレ分ひとりでやるということ?
それを「基本的にコピー」で「比較的簡単」なことといえるなんてすごいな。

637無名草子さん:2006/03/16(木) 21:13:41
旧まとめの中の人は、あれにページ数などを付け加えると言う修正をしてくれないだろうか?
ああ、でも、言い回しとかまでは、いじってくれないかなあ・・・?
638lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/16(木) 21:33:34
あ!!そうか・・・早まってましたっ!!すみませんっ!!!
ログは全部あるし、旧まとめができるまで(できたあともいくらか)、自分なりに項目別に分けたりもしていたので、
「比較的簡単にできるだろう」と軽く書いたのですが、

>>628
中には議論があいまいに終わったものや指摘した人が反論を受けて引っ込めたものなど
そのまま煮え切らない形で載ってるのもありますね。
あと適切な試訳をつけたほうが良さそうだけどないものもいくつかありますね。

を今よく読んで、ギョエーと思いました。
そうですね、旧サイトのは、今のような「みんなで作ったまとめ案」ではないのですよね。
私が整理保管したものを、私だけの意見でまとめてはいけないですね。
ああー、早まっちゃってすみません。
合体するなら、このあたり1件1件検証して、またみんなで意見を出し合わないといけないでしょう。
・・さて、みんなそこまでやるかな?  うーん。
とりあえず、早まってごめんなさいの書き込みです。すみません。
639lumos ◆kB.Rp6wEqA :2006/03/16(木) 21:41:36
なんだかバタバタして、大変申し訳ありませんでした。
書き込みづらくなっていたかもしれません。
この件のご意見がありましたら、あっちでやりましょう。

ではどうぞ、元通り、訳に対する指摘などの書き込みをお願いします。
640無名草子さん:2006/03/16(木) 21:56:01
>>630
わけのわからない改変だなあ・・必要性も感じない。
フラーのこのセリフだけなのかな?クラムにはないのかな。
641無名草子さん:2006/03/16(木) 22:30:18
>>620
>「〜わたしがいつ、自分より強く、力のある人たちにヘコヘコした?〜」(3巻19章p480)
>‘…When did I ever sneak around people who were stronger and more powerful than myself?…’
  (UK p271)

追い詰められたピーターに「シリウスがヴォルデモートのスパイだった」といわれ
憤然と言い返すセリフですね。
sneak around はまわりをうろつくみたいな意味だからこの場合「すり寄る」でもいいかも。
しかしヘコヘコもおかしいけどセリフの全体になんとなく力が入ってない感じがするのは
When did I〜を直訳しすぎているからではという気もします。
日本人ならこんなときは「俺は自分より強い奴らにすり寄ったことはない!」とか
「俺は自分より強い奴らにすり寄るような人間じゃない!」とか言いそうなものですよね。

こんなときWhen did I〜というのは英語ならではという感じもあるから、直訳して日本語で
「わたしが(俺が)いつ強い奴らにすり寄った?」とやったら迫力が出ないと思います。
(邦訳の「人たち」っていうのも殺人も辞さないほど怒っている男の言葉じゃないですね。)

原文の疑問形を活かして試訳するなら
『俺が自分より強い奴や力のある奴らにすり寄ったことがあるか?』ってところでしょうか。

>「このヘコヘコしている碌でなし(19章p488)
>‘This cringing bit of filth (UK p275)

これは『薄汚い腰抜け野郎』なんてどうでしょう。
642無名草子さん:2006/03/16(木) 22:33:11
>>641
ああ、なんかすごくいいかも。シリウスっぽい。
邦訳だとよくわからないうちに死んでしまった変なおじさんだけどw
643無名草子さん:2006/03/17(金) 15:22:42
「すり寄る」よりも「へつらう」のほうがいいんじゃない?
644無名草子さん:2006/03/17(金) 20:51:02
>643
そうですね。
邦訳の「ヘコヘコする」をちゃんとした言葉に直すなら「へつらう」でしょうね。
でもシリウスがスパイ容疑かけられて怒ってるのは単に自分は俺様にぺこぺこしたりしないって
ことじゃなくて、ピーターみたいに強いものに取り入って手先になったりはしないと
いうことのようなので(‘But you, Peter―’という後のセリフから考えても)
その意味なら「すり寄る」の方が近いかなと思ったんです。
まあその辺の印象は人にもよると思うので「へつらう」にしといてもいいとは思いますが。
645無名草子さん:2006/03/17(金) 22:13:47
ハグリッドの衣服関係wまとめてみました。

・まとめ案

邦訳:チョウが目出し頭巾を被ったマリエッタ・エッジコムと一緒に通り過ぎるところだった。
   (5巻下38章P689)
原文:Cho was passing, accompanied by Marietta Edgecombe, who was wearing a balaclava.
    (UK版P762)

balaclavaは現代日本語で通常「目出し帽」と呼ばれているのになぜか「目出し頭巾」となっている。
「目出し頭巾」は辞書にも載っていない上、「頭巾」という言葉が日本的すぎて違和感がある。
なおbalaclabaは2〜3巻でハグリッドも被っており、それはなぜか「バラクラバ頭巾」となじみのない
半カタカナ語になっていて、大方の読者はイメージするのが難しかったのではないかと思われる。

また4巻でチャーリーが繕っているfireproof balaclaba(UK p762)は「防火頭巾」(上10章p237)と
なっているが、これも「耐火性の目出し帽」もしくは「防火マスク」などとした方がよかったのでは。
646無名草子さん:2006/03/17(金) 22:15:48
・まとめ案

邦訳:厚手木綿(モールスキン)の半コートを(5巻下30章P435)
原文:Hagrid's moleskin waistcoat(UK版P616)

waistcoatは男性用のチョッキやベストのこと。
半コートとなってしまったのはウエスト丈のコートだと考えたためだろうか?

なおハグリッドは1〜2巻でもモールスキンのオーバーコートを着ており
2巻から「厚手木綿」にモールスキンとルビを振る書き方になっている。
モールスキンはもともとはモグラの毛皮の意味で、
現在では軍用コートなどにも使われる防寒用の綿の起毛素材を指すことが多い。
しかしハグリッドの日ごろの暮らしぶりやよく毛皮を身につける習慣から考えて、
本物のモグラ皮である可能性が高いと思われる。
「厚手木綿」のコートというのもイメージしにくいので、ここは単に「モールスキン」として
注釈をつけるなどしたほうが良かったのではないか。


※「モールスキン」については↑このように解説してみましたがどうでしょうか。
647無名草子さん:2006/03/17(金) 22:17:51
・まとめ案

邦訳:〜丈長のモールスキン・コートにくるまり、うさぎの毛の手袋をはめ、
   ビーバー皮のどでかいブーツをはいていた。(1巻11章P264)
原文:...bundled up in a long moleskin overcoat,
   rabbit-fur gloves and enormous beaverskin boots.(UK版P133)

「どでかい」が地の文としては口語的でくだけすぎている。
「巨大な」などとするべきでは。


・まとめ案

邦訳:〜バーンとどえらい音をたてて扉が勢いよく開き、ハグリッドが飛び込んできた。
    (2巻12章P309)
原文:...the door of the office flew open with an almighty bang amd Hagrid burst in,
   (UK版P156)

「バーンとどえらい音をたてて」というのが口語的過ぎる。
「轟音とともに」「とんでもない音をたてて」など地の文にふさわしい書き方はいくつもあるはず。


※修正案等よろしくお願いします。
 まるごと書き直していただいてもいいですし、ひとことアドバイスでもいいです。
648無名草子さん:2006/03/19(日) 04:43:21
目だし帽っていうと銀行強盗を連想する
649無名草子さん:2006/03/19(日) 09:57:19
そう。それくらい普通にニュースで使われている日本語だってことだよね。
頭巾の方だと、どういうものなのか想像がつかなくなってしまう。

ハグリッド関連のまとめ案、わかりやすいと思います。あとヘコヘコwも。
650無名草子さん:2006/03/19(日) 22:12:39
ヘコヘコその他、3巻の指摘まとめてみます。

・まとめ案

邦訳:「〜わたしがいつ、自分より強く、力のある人たちにヘコヘコした?〜」
    (3巻19章p480)
原文:'…When did I ever sneak around people who were stronger and more
    powerful than myself?…' (UK p271)
試訳:「〜俺が自分より強い奴や力のある奴らにすり寄ったことがあるか?〜」

追い詰められたピーターに「ヴォルデモートのスパイだったろう」といわれ
憤然と言い返すシリウスのセリフ。
「ヘコヘコ」という表現がおかしくて真剣に怒っている感じがしない。
「すり寄る」「へつらう」「媚びる」など、この場合にふさわしいちゃんとした
日本語があるのに、このような奇妙な言い方にした理由がわからない。
また「力のある人たち」という言い方も丁寧すぎて怒っているセリフにふさわしくない。

さらにセリフの全体になんとなく力が入ってない感じがするのは
When did I〜を直訳しすぎてるせいもあるのではないだろうか。
シリウスが言いたいのは「俺は自分より強い奴らにへつらったことはない」とか
「俺は自分より強い奴らにへつらうような人間じゃない」ということ。
こんなときWhen did I〜というのは英語ならではという感じもある。
そのまま日本語で 「わたしが(俺が)いつ〜」と訳しても迫力が出ないので
試訳のようにした方がいいのではないか。
651無名草子さん:2006/03/19(日) 22:24:23
・まとめ案

邦訳:「このヘコヘコしている碌でなしは、あのとき君も死んでいたら、
   それを平然と眺めていたはずだ。」(19章p488)
原文:‘This cringing bit of filth would have seen you die, too, without turning a hair’
   (UK p275)
試訳:「この薄汚い腰抜け野郎は、目の前でおまえが殺されたとしても
    平然としていただろう」

ピーターを殺すのを止めようとしたハリーに対するシリウスの言葉。
ここでも「ヘコヘコ」という変な表現が場面の緊張感を台無しにしている。
またwould have seen you die とは「死ぬ(殺される)ところを眺めていただろう」
という意味だが、邦訳では「死んでいたら〜眺めていたはずだ」となっているので
「死体を眺めていた」とも解釈できるため、わかりにくい文になっている。


・まとめ案

邦訳:「あの人は無実だ……エクスペクト―エクスペクト・パトローナム―」(3巻20章p502)
原文:‘He's innocent …expect―expect patronum―’(UK p281)

湖のほとりでディメンターに襲われたシリウスを助けるため
ハリーが必死でパトローナスの呪文を唱える場面。
すぐそばに倒れているシリウスを「あの人は」というのはおかしい。
「その人は」「彼は」あるいは「シリウスは」とするべきではないだろうか。
652無名草子さん:2006/03/19(日) 23:49:18
・まとめ案

邦訳:「もしーも、ポルターガイストがボーバトンに紛れ込むようなことがあーれば、
    追い出されまーす。コムサ(こんなふうに)!」(4巻下23章P91)
原文:‘and eef a poltergeist ever entaired into Beauxbatons,
     'e would be expelled like zat.’(UK版P364)

ダンスパーティーの場面でのフラーのセリフ。
原文では‘like zat’なのにわざわざ(こんなふうに)とルビをつけて
「コムサ!」というフランス語になっている。(!も勝手につけている)
またこれに答えるロジャー・デイビースの‘Like that. Yeah.’(同ページ)という
セリフも「コムサ!うん」となっている。どちらもよけいな脚色ではないか。
653無名草子さん:2006/03/19(日) 23:58:25
・まとめ案

邦訳:「ウン……だけど、安モンだよ」ロンが言った。「エロールの脚にハリーへの
    手紙を括りつけようとしたら、メッチャ回ったもの」(3巻5章P101)
原文:‘Yeah ... mind you, it's a very cheap one,’Ron said.‘It went haywire
    just as I was tying it to Errol's leg to send it to Harry’(UK版P61)
試訳:「うん……言っとくけど相当ちゃちなやつだよ」ロンが言った。「ハリーに送ろうとして
    エロールの脚にくくりつけようとしただけで狂ったみたいに回ったんだから」 
    
スニーコスコープに興味を示したハーマイオニーに対するロンのセリフ。
原文ではなにも変な言い方をしていないのに「安モン」「メッチャ」という言葉がひっかかる。
また2番目のセリフではこのスニーコスコープがあてにならないということを言ってるので、
最初のセリフのcheapは単なる安物ということより、「ちゃちで品質が悪い」という意味ではないか。

さらに原文ではスニーコスコープをエロールの脚につけようとしたら回りだしたと書いてあるのに
邦訳では「手紙を括りつけようとしたら」となっているのは不注意によるミスと思われる。
(携帯版では安物に「やすもん」とルビ、「メッチャ」はひらがなに変わっているがミスの訂正はなし)


※この指摘を確認しようと思って邦訳と原書をみたらメッチャとか手紙をくくりつけたことになってるとか、
 他にも変な点がみつかったので加えさせていただきましたがどうでしょうか。
654無名草子さん:2006/03/20(月) 17:28:29
>最初のセリフのcheapは単なる安物ということより、「ちゃちで品質が悪い」という意味ではないか。
英語のcheapは両方の意味があるよ
655無名草子さん:2006/03/20(月) 18:57:32
最近、誤訳指摘のレベルが下がってるね
日本語の表現方法の指摘ばっかりじゃね?
656無名草子さん:2006/03/20(月) 19:31:55
>>654
cheapは「ちゃちで品質が悪い」と「値段が安い」の両方の意味があるから
日本語に訳すときは文の前後から判断して
どちらを強調するか考えなければならないということだよね。
この場合は確かに「ちゃち」にした方が意味がつながるだろうね。
657無名草子さん:2006/03/20(月) 19:51:57
>この場合は確かに「ちゃち」にした方が意味がつながるだろうね
ずいぶんこじつけだな
「安物」のままでいいと思うが
658読み聞かせ ◆52K8zbOmxA :2006/03/20(月) 20:28:42
ウン 安モン ロン
で、松岡女史は韻を踏んで楽しんでる感じがあります。
ただ、カタカナ語が多いことと、話し方に成長がなく児童の域をでない邦訳は、
JKRの著書をきちんと訳しているとは言えません。
「安物」というと、ロンの家庭事情からいって、ロンがすごく自分をへり下っている印象を受けます。
安価を強調するよりも、信用ならない代物であることがこの文章であると思います。
私は「ちゃち」で賛成です。
659無名草子さん:2006/03/20(月) 20:35:15
>「安物」というと、ロンの家庭事情からいって、ロンがすごく自分をへり下っている印象を受けます
ロンはまさにそういう意味もふくめてcheapって言ったんだと思うが
660読み聞かせ ◆52K8zbOmxA :2006/03/20(月) 21:19:45
そうですね。へり下っているからこそ「安物」

いっそのこと「安物だし、ちゃちなやつだよ。」にしたらどうですか?
661無名草子さん:2006/03/20(月) 21:31:04
「安物だよ」って言い方で「ちゃちなやつ」ってニュアンスも含んでるような気がするけど
662無名草子さん:2006/03/20(月) 21:43:00
「安物」ではなくわざわざ「安モン」としてるのが変、ってことでしょ?
意味としては、「安物」でも「ちゃちなやつ」でもどっちでも
大差ない気がするけど。
むしろ「安物だよ」のほうが自然な気もする。
663無名草子さん:2006/03/20(月) 22:12:08
すみません。まとめたものですが私も読み聞かせさん同様、
>安価を強調するよりも、信用ならない代物であることがこの文章
と思ったもので「ちゃち」としてしまいました。

プレゼントしたハリーに言ってるならロンがへりくだって安物を強調したとも解釈できますが
この場合は単に興味を示したハーマイオニーへの言葉なので「あてにならない品物だよ」というのが
彼の一番言いたかったことだと思うのですが・・・。
ただ原文は‘very cheap’なので「ひどい安物だよ」とすれば「ちゃち」という意味も強調できるかもしれませんね。

邦訳はよく読むとこの文にあるような‘very’とか‘just’とかニュアンスを解釈する上で大切と思われる語を
なぜか省いて訳出してあることがありますね。
原文には手紙なんて書いていないし、訳す前にしっかり読んでいないのかなと思うことがあります。
664無名草子さん:2006/03/20(月) 22:19:15
>意味としては、「安物」でも「ちゃちなやつ」でもどっちでも
 大差ない気がするけど。
 むしろ「安物だよ」のほうが自然な気もする
同感。
最近、こういう細かいことにいつまでもこだわる検証が多すぎる気がする。
こういうの重箱の隅つつきっていうんだよ。
665無名草子さん:2006/03/20(月) 22:30:29
まあ、読んでて何に引っかかるかは人それぞれというのもあるからな。
666無名草子さん:2006/03/20(月) 22:40:23
でも確かに最近、どうでもいいような細かい指摘が多すぎる気はするな
667無名草子さん:2006/03/20(月) 23:00:45
たしかに安モンはまあスルーしてもいいような問題だけど
スニーコスコープが回りだしたのはそれ自身をエロールの脚に結ぼうとしたときなのに
邦訳じゃ「手紙を括りつけようとしたら」になっているのはわりと立派な誤訳じゃないか?
こういうふうに小さい指摘から芋づる式にもっと大きなミスがみつかることもあるので
ばかにならないところはあると思うよ。
668無名草子さん:2006/03/20(月) 23:08:56
>邦訳じゃ「手紙を括りつけようとしたら」になっているのはわりと立派な誤訳じゃないか
手紙ってのはスニーコスコープと一緒に送ったハリーへのバースデーカードのことだろ?
「立派な誤訳」とまではいえないんじゃないか?
669無名草子さん:2006/03/20(月) 23:22:27
>>668さん
じゃないか?ってd切りしないで、どうしたらいいのか書いて下さい。
重箱じゃなくて、意見言うだけ言って、どうすべきなのか書かない人がこのごろ多い。
つっこみだけ書くなら、絶対前に進まないよ。
670無名草子さん:2006/03/20(月) 23:38:41
だからそんな程度じゃ「立派な誤訳」なんていえないから
誤訳例として挙げるなってことだよ、アフォ
671無名草子さん:2006/03/21(火) 00:13:24
>‘It went haywire just as I was tying it to Errol's leg to send it to Harry’(UK版P61)

それ(スニーコスコープ)をエロールの脚に結ぼうとしただけでめちゃくちゃに反応したと書いてある。
「手紙を括ろうとしたら」ではその状況がよくわからない。
「それ」を「手紙」とすることで訳しやすくなるとかわかりやすくなるとかいう理由もないのに
(バースデーカードと一緒に〜などと意訳するならまだともかく)
勝手に変えてしまったのは訳者の不注意による単純ミスである可能性が高い。
別にたいした誤訳ではないかもしれないが、プロの校正者や編集者の手が入っていないので
細かいところのチェックがおろそかになりやすいというサンプルのひとつにはなるだろう。
672無名草子さん:2006/03/21(火) 14:20:55
>>653
試訳も「安物」でまとめ直しました。
手紙の件も少し書き方を変えました。


・まとめ修正案

邦訳:「ウン……だけど、安モンだよ」ロンが言った。「エロールの脚にハリーへの
    手紙を括りつけようとしたら、メッチャ回ったもの」(3巻5章P101)
原文:‘Yeah ... mind you, it's a very cheap one,’Ron said.‘It went haywire
    just as I was tying it to Errol's leg to send it to Harry’(UK版P61)
試訳:「うん……言っとくけどひどい安物だよ」ロンが言った。「ハリーに送ろうとして
    エロールの脚にくくりつけようとしただけで狂ったみたいに回ったんだから」 
    
スニーコスコープに興味を示したハーマイオニーに対するロンのセリフ。
原文ではなにも変な言い方をしていないのに「安モン」「メッチャ」という言葉がひっかかる。

また邦訳では「手紙を括りつけようとしたら」となっているが
原文を読むとロンがエロールの脚に結び付けようとしたitは明らかにスニーコスコープ。
一緒にバースデーカードを送ってはいるが、このitを手紙にする理由はないと思われる。
(携帯版では安物に「やすもん」とルビ、「メッチャ」はひらがなに変わっているが
スニーコスコープを手紙としてしまった件の訂正はなし)
673無名草子さん:2006/03/21(火) 21:47:14
試訳、ロンの話す姿が見えました。
とても良いと思います。
674無名草子さん:2006/03/24(金) 12:32:46
そろそろネタも出尽くしたのかな。
英在のレターとやらもさっぱり出てこないし、もうこの辺で自然消滅?www
675無名草子さん:2006/03/24(金) 20:55:58
今はまだレターを出すの出さないのって段階じゃないと思うけどね
でも最近の様子見てると、自然消滅か?ってのはちょっと気になるw
676無名草子さん:2006/03/24(金) 21:11:34
両方のまとめサイト全部読んでる?すごい指摘量だと思う。
指摘量自体は、少しずつ減っていくのが当然だし、こんなものじゃないの?
内容も、大きな問題は初期に出て、だんだん小ネタになるのが自然だと思う。
6巻が出たら、またすごいことになるだろうよ。
677無名草子さん:2006/03/24(金) 21:40:52
ネタ?
4巻か5巻で「〜メートル豊か」っていう表記にぶっ飛んだ覚えがあるが、
書こうと思って探したんだが、見つからなかった。
今から通読する人いたら、見てみてください。
678無名草子さん:2006/03/24(金) 23:24:59
最近ちょっと停滞してたのはさすがにみんな疲れてきたのと
小さい指摘にこだわるのもたいがいになんて怒られて萎縮していたんじゃないかな。
6巻出たらまた盛り上がるかもしれないのでそれまで細々とでも続けようよ。

5巻下28章p351
>少し高慢ちきに構え、退屈している様子だったが、それが実にハンサムだった。
>looking rather haughty and bored, but very handsomely so.(UK P568)

スネイプの最悪の記憶の中に出てくる学生時代のシリウスの様子。
原文のhandsomelyは通常「りっぱに、みごとに、堂々として、気前よく」
などと訳される副詞のはず。
日本語のハンサムはほぼ男性の顔がいいという意味でしか使わないので
ここを「ハンサムだった」と訳すのはすごくおかしいと思う。

それに直前の教室のシーンですでにシリウスはハンサム(good-looking)だと
書いてあるので見た目がいいのはもうわかっている。
ここは顔じゃなくて彼のしぐさからハリーが受けた印象が述べられている場面。
「いくぶん偉そうな感じで退屈そうに見えたが、そんな様子もとても堂々としていた」
とかするべきじゃないかな。
679無名草子さん:2006/03/24(金) 23:39:36
>handsomely
この場合は、「かっこよく」とか「スマートに」ってニュアンスだと思うが
680無名草子さん:2006/03/25(土) 11:57:20
>but very handsomely so.
「だがそんな様子もとても絵になっていた」ってとこか。
681無名草子さん:2006/03/25(土) 13:31:10
そうだよね。「絵になっていた」は上手い日本語だと思う。
私も、様子がハンサムというのには引っかかってた。
682無名草子さん:2006/03/25(土) 13:48:08
邦訳:「それから妹は、自業自得で吹っ飛んじまった。おかげでわたしたちゃ、おまえを押しつけられたってわけさ!」(1巻4章P83)
原文:‘and then, if you please, she went and got herself blown up and we got landed with you!’(UK版P44)

ペチュニアの台詞。リリーについて。
if you pleaseは、ここでは「驚いた事に」「事もあろうに」みたいな意味で、
「自業自得」じゃないんじゃないかと思うんだけど、どうでしょう。
683無名草子さん:2006/03/25(土) 14:46:51
>682
そこはif you pleaseの訳ヌケでしょう。
「自業自得」はwent and got herself blown upのニュアンスを
出そうとしたんじゃないかな。
684無名草子さん:2006/03/25(土) 15:08:39
邦訳:ダドリーはバーノンおじさんの母校、「名門」私立スメルティングズ男子校に行くことになっていた。(1巻3章P50)
原文:Dudley had a place at Uncle Vernon's old school, Smeltings.(UK版P28)

原書ではこの場面は「母校」としかないけど、他のところに「有名」「私立」「男子校」と書いてあったっけ?
ハリーとの対比でそう訳されているのかな。
685無名草子さん:2006/03/25(土) 18:54:01
今ではイギリスのパブリックスクール=名門男子校ではないらしいね。
今でも名門校は男子校が多いみたいだけど。
とりあえずダドリーが行ったのは状況から推察して裕福な階層の子が行く
私立校と考えていいだろう。
ハリーが行くことになってたcomprehensive schoolは一般的な地元の公立校のことだから
ダーズリー夫妻が差をつけたことが日本の読者にわかりやすいよう
スメルティングズを「名門」「私立」「男子校」と書いたのかなという気はするが・・・。
686無名草子さん:2006/03/25(土) 23:10:14
地元の公立との対比で「私立」くらいは補った方が親切な訳だと思う。
イギリス人が読めば私立って分かるけど、日本人には分かりにくいし。
でも「名門」とか「男子校」とか断定的な情報入れない方が良いよな。
ローリングに設定を確かめたんならともかくさ。
687無名草子さん:2006/03/25(土) 23:29:34
そうだね。
ダーズリーの性格からしてダドリーを入れるなら少しは名の知れた私立校にするだろうし
生徒が杖を振り回してるような校風から考えてスメルティングズは男子校じゃないかとは思うが
原作に説明がない以上、あまり勝手に書くのはいただけない。
ハリーを入れようとしていたのは地元の公立校、ダドリーのは私立校という情報だけあれば十分と思う。
688無名草子さん:2006/03/26(日) 01:20:46
>684の記述のすぐ後のページにSmeltings boysって言葉が出てきたから
「男子校」って勝手に解釈しちゃったんじゃないの?
Smeltings boysって書き方だから、男女共学の「スメルティングズの
男子生徒」なのか、本当に男子校なのか、断定できないはずだけどね。
689無名草子さん:2006/03/26(日) 16:45:20
誤訳とは関係ないんですが、ダンブルドアの肩書きにある
邦訳:最上級独立魔法使い(1巻4章P80)
原文:Supreme Mugwump(UK版P42)
の、「独立魔法使い」という表現がどういうニュアンスなのかよくわかりませんでした。
Mugwumpを英和で調べると「党を離れて独自の行動をする人」とあって、元は政治の場で使われる用語のようです。

ここではどんな感じの役職だと思われますか?
690無名草子さん:2006/03/26(日) 18:24:00
どうでもいいよ
691無名草子さん:2006/03/26(日) 19:39:00
>>689
>Supreme Mugwump
役職というか、おそらく魔法界でもリーダー的存在で政治的発言力があるが
特別な政党や勢力には属していないという意味なのだと思います。
もう少しうまい訳があるかもしれませんが…難しいところですね。
692無名草子さん:2006/03/26(日) 20:54:29
どうでもいいとか、最近変な日本語を直すのみで、
大きな誤訳がない、終結?とか、言う人がいますが、

ちゃんと英語版の検証できる人<<英語でハリポタ読める人<<<
<<<邦訳ハリポタでイライラしている人

という動かせない事実があります。ぜひ、山が動くまでがんばってください。
アラスジだけではなく大きな世界観から小さな小道具、
この世界の人の言いそうな言葉ややりそうな仕草、
それこそ重箱の隅まで待っている人が沢山います。

モールスキンに皆が注目したからこそ、半コートの誤訳にも気付いたんだし。
頭から翻訳することが出来ないという制約があるからこそ指摘が大切だと。

がんばってください、・・・英語ダメなんだワシorz
693無名草子さん:2006/03/26(日) 22:51:59
>692
はげましありがとうございます。

確かに、小道具の呼び方とか登場人物の言葉やしぐさに関することなど
重箱の隅つつきといわれそうな小さなことでも
もっと適切な訳があるなら知りたいと思っている人が結構いるかもしれませんね。

山が動くかどうかはわかりませんがぼちぼちがんばります。

一見ささいな指摘から別の問題が見つかることがあるのも確かです。
邦訳のみの読者の方も納得いかない部分等あったらぜひまた書いてください。
694無名草子さん:2006/03/27(月) 07:29:07
>682

683さんの指摘で正しいと思います。
抜けている「if you please,」のニュアンスは
「言わせてもらうなら」かな。

ペチュニアが嫌みったらしさを強調するため
わざと文の間に入れた言葉だね。

それにしてもここのペチュニアのセリフをあらためて読んで
その年寄りくさい言い回しにびっくり。
「わたしたちゃ」って…
リリィの姉といったってせいぜい今40代くらいでしょ?
こんな100歳のおばさんみたいな言葉遣いしなくたって。
(中流なのに)上流を気取りたがる彼女は
もっと気取った言葉遣いをしそうだ、と自分は思った。
「ザマス」まできどんなくてもいいけどw
695無名草子さん:2006/03/27(月) 07:56:26
リリーの「妹」だから、一巻では三十歳くらいだね。もしかしたらまだ二十代だったかも…。
696無名草子さん:2006/03/27(月) 08:35:40
>695
間違い指摘dクス。
セリフの「姉」に引きずられた。
松岡さんのこと笑えナサス。

20代であのセリフか…ますますヌゲーw
697無名草子さん:2006/03/27(月) 16:33:23
>>694
if you please,は普通に言うなら「よろしければ」みたいなニュアンスだよね。
でも皮肉な口調で言うときは682さんの言うとおり「驚いたことに」「事もあろうに」
みたいなニュアンスになるということでいいように思うんだけど…。

ここを試訳するなら
「それから、なんてことでしょう。姉は自業自得で吹き飛んでしまったわ。
それで私達はおまえを押し付けられたというわけよ!」
みたいな感じかな?と思っていたんだけど…。どうかな?
698無名草子さん:2006/03/27(月) 16:42:51
ペチュニアは中流だけど、別に上流を気取ってるわけではない。
少なくとも原書ではね。
邦訳のペチュニアのしゃべり方(特にハリーに対する時など)は
まるで下層階級のよう。
原書ではハリーに対するしゃべり方は、そうでない時のしゃべり方に
比べてぶっきらぼうではあるけど、階層の違うしゃべり方ではない。
邦訳のイメージに影響されて「中流なのに上流を気取ってる」なんて
勘違いしてるんじゃないか?
699無名草子さん:2006/03/27(月) 17:23:40
ていうかイギリスの階級制度にあまり詳しくはないんだけど
イギリスで上流っていったら貴族とかすごいことになってしまうんじゃない?

ダーズリー家はよくいるなり上がりの元労働者階級で
成功していい家に住み、昔からの中流を気取っているって感じだな。
ちなみに上流はイギリス人の2〜3パーセント、中流は20パーセント
残りは全部労働者階級だそうです。
ttp://www13.ocn.ne.jp/~uk_fan/jpage/library/lb_q006.htm

イギリスの中流(専門家、経営者など高額所得者)は
日本の中流とちがってかなり馬鹿にならない階層みたいよ。
700無名草子さん:2006/03/27(月) 17:51:55
>イギリスで上流っていったら貴族とかすごいことになってしまうんじゃない?
だね。
日本でいう「中流階級」ってのは、単なる「中産階級」だからね。
日本的中流階級=サラリーマン階級ってのは、イギリスだとむしろ
労働階級に近い。
イギリスのmiddle classとは全然違うよ。

701無名草子さん:2006/03/27(月) 18:26:03
>699
>ちなみに上流はイギリス人の2〜3パーセント、中流は20パーセント
>残りは全部労働者階級

今でもこの割合なの?
そのサイトの
中流=労働者ではあるが、肉体労働によるも のではない
という定義によったら、現代はもう少し中流が多いんでない?
702無名草子さん:2006/03/27(月) 18:28:44
階級とか日本とあっちでの中流の違いはともかく
ペチュニアが120歳のおばばみたいなしゃべりかたしないでくれれば
それでいい
703無名草子さん:2006/03/27(月) 18:55:48
あと下層階級みたいな下品なしゃべりのペチュニアもかんべん
松岡の脳内ペチュニアイメージってどうなってるんだ?
704無名草子さん:2006/03/27(月) 19:55:39
イギリスの作品では登場人物の階級意識がどんな言葉を話すかということと
密接な関係を持っているので、そこをいい加減に扱うと全体の雰囲気を損なうよね。
でも松岡さんは人物の階級意識とかそんなことは考えてみたこともなくて
とにかくハリーの前では鬼婆みたいな人としてペチュニアを描こうとしたんじゃないの?
あとペチュニアはリリーよりうんと年上だと勝手に激しく思い込んでいたんじゃまいか。
705無名草子さん:2006/03/27(月) 19:57:47
いくら年上だと勘違いしてたってあの婆くさいしゃべり方はひどすぎ
あれじゃリリーのばあさまだよ
706無名草子さん:2006/03/27(月) 20:00:20
>>701
肉体労働者じゃない勤労者=中流階級、って日本的意識から脱皮できないかぎり
イギリスの階級制度は理解できないよ
707無名草子さん:2006/03/27(月) 20:45:40
ミドルクラスって、労働者階級でも(旧)支配者層でもない中間って
意味だからね。

爵位持ちじゃない会社社長さんあたりはUpper-middleってとこでしょか。
リーマンだとLower-middleでしょう。

ワーキングクラスとミドルクラスの差は、週給でもらってるか、
年俸を月割りでもらってるかとかいう差もあるね。

ちなみに、スメルティング校が11歳から始まっているところは注目点。
いわゆる歴史ある進学校ではないようです。
歴史あるパブリックスクールで男子校には、13歳入学のところが多いもんで。
ということは、比較的新しい私立校でしょう。共学かもしれん。
名門校に入る学力の無い子でも、金出せば入れるような・・・。
ヴァーノン氏は成金じゃなくて、2代目のような気がプンプンしますね。

ところで>699のサイトひどいね。
イギリス今では大学進学率40パーセント以上あるよ。
女子なら日本より進学率高い。
708無名草子さん:2006/03/27(月) 20:50:43
なんつか、このスレってこういう勉強ができるのもありがたいです。
英語板の頃から、どれだけハリポタの背景を教えてもらって目から鱗だったか、
感謝してます、ほんと。
709無名草子さん:2006/03/27(月) 20:55:09
>スメルティング校が11歳から始まっているところは注目点。
 いわゆる歴史ある進学校ではないようです
今はそんなことないよ。
歴史ある名門私立校でも11歳からスタートにしてるところがたくさんある。

それから「高等教育」を受けてるのは40%以上になってるけど、
これにはCollege(日本で言う短期大学みたいなもの)とか、
専門学校も含まれてる。
ちゃんとした「大学」への進学率は20%程度。
それにメイジャー政権時代の大学システム変更により、
それまでPolytechnicと呼ばれていた短期大学的専門学校も
Universityという名前をつけられるようになったのも
最近の「大学進学率」が上がってる大きな原因。
つまり昔からあるちゃんとした大学への進学率はさらに低い。
ただしこういう「ちゃんとした大学」は日本の大学よりかなり高いレベル。
710無名草子さん:2006/03/27(月) 20:58:21
ちなみにメイジャー政権時代に上記のようなシステム変えがあったのは
イギリスの高等教育進学率が他の先進諸国に比べて低かったため、
数字だけでも「進学率」が上がるようにメイジャーが小手先テクニックを使っただけ。
ちゃんとした大学に比べて格段にレベルが低いPolytechnicをUniversityに
格上げしたことに対しては、今でも批判が多い。
711無名草子さん:2006/03/28(火) 09:25:55
全然関係ないけど
うちの近くに職業訓練施設でポリテクセンターってのがあって「ポリテク?」って思ってたんだが
イギリスにそういう制度があったんだね。勉強になった。
712無名草子さん:2006/03/28(火) 14:48:39
◎まとめ案

邦訳:少し高慢ちきに構え、退屈している様子だったが、それが実にハンサムだった。
   (5巻下28章p351 )
原文:looking rather haughty and bored, but very handsomely so.(UK p568)
試訳:いくぶん偉そうな感じで退屈そうに見えたが、そんな様子もとても絵になっていた。

スネイプの最悪の記憶の中に出てくる学生時代のシリウスの様子。
日本語の「ハンサム」はほぼ男性の顔がいいという意味でしか使われないのに
様子の描写で「ハンサム」という言葉を使うのは不適切。
また直前の教室のシーンですでにシリウスはハンサム(good-looking)だったと
書いてあるのに同じ言葉を繰り返すのもおかしい。

原文に使われているhandsomelyを形容詞のhandsomeと混同したのだろうか。
handsomelyは通常「立派に、みごとに、堂々として、気前よく」 などと訳される副詞。
ここは「格好良くきまって」「絵になって」というニュアンスだと思われる。
713無名草子さん:2006/03/28(火) 15:02:57
ところで>>682の訳抜け部分‘if you please,’は
「事もあろうに」「何たることか」というニュアンスということで
>>697のような試訳でよろしゅうおますか?
714無名草子さん:2006/03/28(火) 17:44:41
プログレッシブ英和中辞典より:

if you please

(1) お許しを願って、よろしければ、どうぞ、
([参考] please は「楽しませる」という意味で、もとは if it please(s) you と言い、
you は目的語であったが、it が省かれ you が please の前に来ると、
その主語であるかのような感じを与えるようになった)

・ If you 〜, I'd like to finish what I'm saying.
お差し支えなければ最後まで言わせていただきます.

(2) 〈抗議, 憤懣(まん)を表して〉ところがどうだろう; こんな事があってたまるか.

・ And then, if you 〜, the fellow had the nerve to show up the next day.
ところが、恐れ入ったことに、やつは次の日ずうずうしくも顔を見せた.


↑この(2)のニュアンスで間違いないと思います。
715無名草子さん:2006/03/28(火) 18:15:55
よろしゅうおま
716無名草子さん:2006/03/29(水) 01:37:48
またぞろ細かいことにこだわりスギと怒られるかもしれないが
>>682の指摘箇所読んでたら直前の

「〜同じように変てこりんで、同じように……まともじゃないってね〜」(1巻4章P83)
‘...just as strange, just as-as-abnomal-..’((UK版P44)

っていうのも気になった。
10年の沈黙を破って姉が魔女だったと衝撃の告白するときに
「変てこりん」なんてふざけた言葉を使わせるのはどうかと思うんだが。

「まともじゃない」っていうのもabnomalの訳として間違いではないが
ペチュニアの必死の気持ちを想像すると言葉として弱い気がする。
(原文はas-as-と言葉に詰まっているし邦訳よりペチュニアがずっと必死でシリアスな感じがする)

strange=「変」、abnomal=「異常」でいいと思うのだが。
なんか邦訳は言葉遣いが乱暴なわりに訳語の選択は手加減してるというかユルい感じなのは
ちびっ子読者への配慮の仕方を間違えているんじゃないかな。
717無名草子さん:2006/03/30(木) 00:11:39
>just as strange, just as-as-abnoma
「同じように変で、お――同じように異常なのよ」とするか。
「変てこりん」は確かに「変」の方がいいが、後半は
「同じようにまともじゃないのよ」でも別にいい気がする。
718無名草子さん:2006/03/31(金) 00:38:34
ちょっとすみません。どうでもいいことかもしれませんが
旧まとめサイトの【監督生バッジについての考証】で

>邦訳2巻3章P46では色についての記述がないのに「監督生の銀バッジ」
>になっていた。その後携帯版で金バッチに変更。

とありますが、これはローリング女史の設定変更かなにからしく
1巻原書でパーシーの胸にあったのはsilver、
5巻でロンに送られてきた監督生バッジはscarlet and goldとなっており、
この問題は歴史魂の5巻のErrors or Not? で指摘されてます。
ここのページのかなり下の方。
ttp://www.hp-lexicon.org/about/books/op/book_op-facts.html#Errors

おそらく松岡氏がフォローのつもりで携帯版2、3巻のバッジの色を
銀→金と変更したものと思われます。
719無名草子さん:2006/04/02(日) 14:15:52
>>718
なるほど、色についての記述が邦訳については「銀」の記述しかなったから、
旧まとめサイト時点では、携帯版のみの変更となりましたが、そういうことでしたか。
ありがとうございました。
720無名草子さん:2006/04/02(日) 21:41:50
回転さんも、めちゃめちゃ緻密かと思うと、たまーにポコッとやってくれるからねw
最たるものが人数だろうけど。

もう6巻の訳も出来上がってる頃なのかね。
またここが忙しくなるんだろうか。
ならなくて済むなら嬉しいことだけど。
721無名草子さん:2006/04/03(月) 19:10:06
>回転さんも、めちゃめちゃ緻密かと思うと、たまーにポコッとやってくれるからねw
5巻で監督生バッジの色が寮カラーを反映したものになったらしいのは
回転さんのミスというより意図的に設定を変えたものという可能性もあると思う。

邦訳は2巻などで単にprefect badgeとなってるところを「銀バッジ」と訳したりしていたため
5巻の変更を受け携帯版で「金バッジ」と変更せざるを得なくなったというのもあるかと。。
まあそれにしてもそんなところに気づくなら他にいくらでも直すべきところが(ry
722無名草子さん:2006/04/06(木) 13:32:20
>>448
今さらの話題にレスしてすみませんが、
ジニーの「やばいっ」は全く問題ないと私は思いました。
「まずい」とか「しまった」のほうが、若い女の子のセリフとして違和感があります。
723無名草子さん:2006/04/07(金) 16:52:24
>722
「まずい」「しまった」が女の子のセリフとして違和感あるとは思わないが
damnの訳として「やばい」が良くないともいえないと思う。
でもたしかその件はまとめサイトにも採用されてないし
蒸し返さなくてもいいんじゃないかな。
724無名草子さん:2006/04/08(土) 16:57:35
パーシーのバッジに絡んで思い出したこと。
3巻84ページ
「――HBって『首席』じゃなかった――『石頭』の頭文字さ」(フレッドの冗談)
89ページ
バッジには『首席』ではなく『石頭』と書いてあった。(双子のいたずら)

HBから推測して首席がHead Boyの訳らしいということは中学生でもわかると思うが
『石頭』と訳された言葉がHumungous Bighead(超頭でっかち?)の訳だということは
多少英語を知ってる大人でも原書を調べないとわからないと思う。
これでは双子のジョークが意味不明なのであれ?と思うから読書が中断されてしまう。

上手い代案は浮かばないが、例えば「首席」には「ヘッド・ボーイ」とルビを振り
「HBは『首席』(ヘッド・ボーイ)じゃなかった――『偏屈坊や』の頭文字さ」
とするとか(これも苦しいけどw)何か工夫するべきだったのではないか。

かなり難しいとは思うけどこういうことろが訳者のアイデアの見せ場では。
何より意味の通る訳が難しいからあきらめてしまったという感じが
丸出しなのが良くないと思う。
725無名草子さん:2006/04/12(水) 17:39:44
キモヲタの集会所はココですか?
|||||
(−◎◎−)
( )3 )
726無名草子さん:2006/04/13(木) 04:45:36
>>724
私はハードヘッドかと思っていた。
こういう語呂合わせは難しいから、ルビふるだけでいいんじゃないだろうか。
727無名草子さん:2006/04/13(木) 18:52:19
そういえば、カタカナでのルビふりをあまり用いない人だね。
うまく使えば、わかりやすくて良いと思うんだけど。
728無名草子さん:2006/04/15(土) 23:17:48
それにしてもこのスレ過疎っちゃったな…。
みんなどこ行ったんだよぉ。さみしいじゃないか〜。(´;ω;`)
青△社から過疎の呪いwでもかけられたかな?

…まあ気を取り直してとりあえず>>724の前後と原書でも引用しとくとしよう。

パーシーのために魔法省から車が来るというセリフに続けてジョージが言う。
>「それに、小さな旗が車の前につくぜ。HBって書いてな――」
>「――HBって『首席』じゃなかった――『石頭』の頭文字さ」
>フレッドがあとを受けて言った。(3巻p84)
>‘And there'll be little flags on the bonnets, with HB on them―’
>‘―for Humungous Bighead,'said Fread.(UK版p52)

Humungous Bigheadはそのまま訳せば「超特大のうぬぼれや」かな。
これはパーシーが監督生総代に指名され得意になっているのを双子がからかっているのだから、
言葉の意味を変えてしまうと面白さがわからなくなってしまうかもしれない。
725のいうとおり下手な語呂合わせなどしないでルビふったほうがいいかも。
「ヒューマンガス・ビッグヘッド」はルビとしてはちょっと長くて読みにくいかもしれないけどね。

「HBって『首席』じゃなかった」っていう説明もいらないと思う。
このセリフの前にHBがヘッドボーイの頭文字だとわかるようにしておけばいい。
「旗にはHBって書いてあるはずだ」「超特大のうぬぼれや(ヒューマンガス・ビッグヘッド)の略さ」
とかもっとテンポ良く言わせて欲しい。そうすれば邦訳読者も少しは笑えたのでは。
とにかく今の邦訳ではパーシーとモリー以外の皆がなぜこの冗談に大ウケしたのかわからず
(そもそもこれが冗談なのかどうかもわからず)読者はポカンとするしかないのが痛い。
729無名草子さん:2006/04/15(土) 23:22:14
>バッジには『首席』ではなく『石頭』と書いてあった。(3巻p89)
>The badge now read Bighead Boy.(UK版p54)

これもルビを使うなどして原書の面白さを伝える努力をして欲しかった。

試訳:バッジの上の『監督生総代』(ヘッドボーイ)の文字は
    『うぬぼれや』(ビッグヘッドボーイ)に変えられていた。

とでもすればバッジにBigの文字が付け足されただけで意味が変わったのがわかり
邦訳読者も双子のウィットに感心して楽しく読めたと思う。

とにかく日本語で語呂あわせを試みようとかいう努力もせず
「しゅせき」と「いしあたま」の頭文字をHBにしてしまったのはあんまりだ。

石頭という言葉がどこから出てきたのかも不明だし。
(パーシーの頭が固いのは確かだけれど…)
もしかしたら日本人にわかりやすくということで「Hardhead Boy」で語呂を合わせたが
ルビをふり忘れたため意味不明になってしまったとかいうことだろうか?
だとしたら携帯版で直してありそうなものだが……これが直してないんだよね。
やっぱり静△社スタッフの考えてることはさっぱりわからん。
730無名草子さん:2006/04/16(日) 09:47:38
>>728
ここ暫くぶりに見たんだが、正直>>724-729のようなのは重箱の隅としかいえない。
語呂合わせの不整合まで『おかしい』に含めたら、文芸翻訳はほぼどっかおかしいよ。
すっかりトリビアスレにみたくなってるが、普通の奴にとっては
どっちでも構わないレベルの推敲をしてるように思う。

ところで、英国在住さんのレターとやらはどうなったの。
731無名草子さん:2006/04/16(日) 10:07:19
>>728
いるよ〜!ちゃんと読みに来てるよ。
ネタはだいぶ出揃って一段落なのかなと思うね。
しかしもうすぐ新刊が出るから、出た途端怒涛の流れになりそうだ。
732無名草子さん:2006/04/16(日) 11:51:36
>>730
>語呂合わせの不整合まで『おかしい』に含めたら、文芸翻訳はほぼどっかおかしいよ。

原文の冗談に対して訳者が語呂あわせをするなどしてわからせる努力をしているなら
それが気に入らないといって細かく批判するのは重箱の隅つつきかもしれないけど、

この場合は場合は語呂合わせもなにもしないで

>「しゅせき」と「いしあたま」の頭文字をHBにしてしまった

のを問題にしているわけで。
これではわけがわからないのではぁ?と思うから現実に引き戻されてしまう。
他の文芸翻訳でこんないいかげんな奇妙なものは読んだことないよ。


733無名草子さん:2006/04/16(日) 12:33:38
このスレの指摘が最近細かすぎるということが言われだしてから
書き込みがなくなってきたようだが、過去ログ見ると
ルーピンの返事が「はいはい」になってるのが感じ悪いとか
「唐傘」は「パラソル」にするべきだとか昔から細かいことをやってるよ。
合言葉みたいに「塵も積もれば山」とか言ってたよ。

そもそもこの翻訳の問題の特徴は明確な大誤訳がいくつかあるとかじゃなくて
小さな違和感を感じる微妙な箇所があまりにも多いということにある。
ひとつひとつの指摘はトリビアネタみたいに思えるかもしれないが
その小さな違和感への追求を否定しだしたら成り立たないスレだと思う。

ただスレ上でまとめをやりだしてからさりげなくできる指摘にも
詳しい引用や解説が必要な感じが強まってしつこい感じも
強まったかもしれない。(仕方がないんだけど)
素朴な疑問や小さな違和感をなにげに書き込める感じがしなくなったのが
過疎化の一因にあるような気がするし、それが残念といえば残念。
734無名草子さん:2006/04/16(日) 13:45:02
>>733
過疎化はそのまま共感できないことの表れだと思うよ。

>ルーピンの返事が「はいはい」になってるのが感じ悪いとか
>「唐傘」は「パラソル」にするべき

完全に好き好きの範疇を出ない、細かすぎる指摘だと思うし
そういう瑣末な突っ込みも以前も多かったんだが、それでも昔は
誤訳と思える重大な指摘も混じってたのでそれなりに見る価値はあった。
今はただ細かいだけで「こいつら暇なんだな」としか感じられない。

ちなみに「塵も積もれば山」という全体を通しての違和感に重点を置きたいなら
個々の詳しい検証は逆に不要だろ。
一点一点詳しく論ずるから何か奥があるかと思って真面目に読んでいくと拍子抜け。
却って揚げ足取ってるようにしか見えない。

まぁ非参加者の率直な感想にすぎないけどさ。
735無名草子さん:2006/04/16(日) 14:35:53
過疎化と共感は別のものだと思う。

ある程度出つくした上に、新刊待ち気分もあって過疎化しているけれど。
その分このスレにも、大誤訳にも期待してる。

2ちゃんなんだから共感しなければいけないものでもないし、
それで見ない人もいるだろうけれど、色々な考え方があるからこそ
見る人もいるんだから。

細かすぎる、と言っても線の引き方は人それぞれ。これで決まりと言うのはなくて当たり前。
私は、日本ラシサ、イギリスラシサにもこだわってほしいので、
「唐傘」や「竈」はなめとんのかい!!と思う。
736無名草子さん:2006/04/16(日) 15:56:35
>>734
>ちなみに「塵も積もれば山」という全体を通しての違和感に重点を置きたいなら
>個々の詳しい検証は逆に不要だろ。

しかし、違和感を覚える点を並べていくだけならだれでもできること。
問題箇所の原文引用して「この感覚が変、こういう訳し方があるのに」くらいの
説明はしないとそれはそれで説得力ないと「非参加者」に怒られそうな気がするな。

そもそもスレッド立ち上げのときどんな細かい指摘でもしていこうと言い合ったのは
こんなに多くの人がこんなに多くの点に違和感を感じているということについて
具体的な声やデータを集めるのが無駄ではないと思われたからだと思う。
当初からその細かさについていろいろな意見があったのも確かだが。

まあ書き込みが減ったのはハリポタ自体の話題性の問題もあると思う。
このスレも他のハリポタ関連スレ同様、細かいネタでつなぎながら
邦訳6巻発売を待ってるってとこかな。
はたして新刊が出てもとの活気をとり戻すかどうかお立会いw
それまでせいぜい生暖かく見守ってやってくれや。
737読み聞かせ ◆52K8zbOmxA :2006/04/18(火) 17:09:05
細かい違和感は、他にもたくさんあるけれど、本当にいっぱいありすぎて・・・。
以前あげたこともあるけど、どうでもいいことなので・・・そのうち自分が疲れちゃう。

6巻は、「謎のプリンス」になった時点で落ち込んだ。
それと、「悲しみを乗り越えて・・・」の宣伝文句も、
7巻の宣伝文句じゃないかと思ったし、抗議した。
返信は来ない。

もうすぐ日本語版出ますし、
それまでは体力温存しといた方が良いと自分は思ってます。
各巻とのつながり部分や、読むところはいっぱいありますし。
6巻がすごく素敵な訳だったら、それは本当に喜ばしいことだし、
祭りになるかどうかは二の次です。
素敵な訳になってたら、感激の投書します。
でも、そうじゃなかったら戦います。
そんな気分でいました。
738無名草子さん:2006/04/18(火) 23:11:52
>素敵な訳になってたら、感激の投書します。
>でも、そうじゃなかったら戦います。

ほんとだね!同意同意!!
739無名草子さん:2006/04/19(水) 07:31:34
言い訳だけはりっぱだな
キモ
740無名草子さん:2006/04/19(水) 16:27:37
>737
>「悲しみを乗り越えて・・・」の宣伝文句

これはシリウスの死の悲しみを乗り越えて・・・ってことじゃないの?
ハリー的には6巻の人の死とどっちがつらいんだろうね。
741無名草子さん:2006/04/19(水) 20:50:12
体力温存案には同意ですw
今が過疎っていうかこのスレ前半までの流れが怒涛すぎたよw

細かい違和感はまだいっぱいあるのも同じ。
どうでもいいとは全然思わないけど。
(これがどうでもいいなら違和感のない文章を書くために
まじめに修行しているプロや、小さいミスや不適切訳をなくすため
がんばってる校正者とかがどうでもいい仕事をしてることになる)

新刊に変な箇所が少なくてここやネタバレスレが祭りにならなければ
本当はそれに越したことはないと思います。
でもストーリーが深みを増していくのに「俺様」「我輩」「まーす」etc.
が変わらないのは確かなんだから「素敵な訳」は正直ちょっと期待できないと思う。
それにしても少しは「ましな訳」であることを願っています。
742無名草子さん:2006/04/20(木) 08:58:26
とりあえず
「この本は謎のプリンスの所有物」
「わたーしが二倍綺麗だからいいでーす」
「セブルスどうぞ…」
でないことを願うw
743無名草子さん:2006/04/20(木) 14:53:30
>>742
w「セブルスどうぞ」はどの場面だっけ?
744無名草子さん:2006/04/20(木) 16:54:36
校長。
745無名草子さん:2006/04/20(木) 17:00:02
>>744
d
746無名草子さん:2006/04/20(木) 20:34:43
ありえそうでイヤだ・・・>どうぞ
747無名草子さん:2006/04/20(木) 20:55:01
>>742
>「この本は謎のプリンスの所有物」
ヘンテコな教科書の絵にヘンテコなフォントで書いてあるに違いない。
(もちろん縦書き)

>「わたーしが二倍綺麗だからいいでーす」
これが邦訳のフラー節。こんな調子でしゃべらせるしかないだろう。
たとえ感動的シーンが台無しになろうと…。

>「セブルスどうぞ…」
いや、さすがにこれだけはないと思うぞw
でも「セブルス、どうか…」ならありえるかもしれない。
748無名草子さん:2006/04/21(金) 23:41:22
このスレが「セブルスどうぞ」祭になってる夢を見たorz
それだけはやめてよ松岡さん
749無名草子さん:2006/04/22(土) 00:00:41
>>748
買ったら(買わなくても店頭で)とにかく「セブルスどうぞ」を確認する人がいっぱいいそうww
750無名草子さん:2006/04/22(土) 00:23:23
うん、いきなりあのページ探してしまいそうだw
751無名草子さん:2006/04/22(土) 01:32:49
2冊組みビニールパックじゃないの?
752無名草子さん:2006/04/22(土) 09:02:50
>>751
じゃ、かってすぐ本屋の店先であのページを!
753無名草子さん:2006/04/23(日) 03:32:46
買ってた確認した方は是非結果報告おねがいします
754無名草子さん:2006/04/23(日) 19:13:30
静△社の本を定価で買うなんて癪だけど今回は古本屋落ちを待ってないで買おうかな。
「どうぞ」以外でも作中のHalf-Blood Princeが「謎のプリンス」になっているのか、
スラッグホーンの太鼓腹を覆っているwaistcoatは「半コート」にされているのか
新刊でもすべてのdetentionが「罰則」と訳されているんだろうかなど
このスレのおかげで気になるポイントがいくつもできて考え出すと眠れないよw
755無名草子さん:2006/04/24(月) 03:41:13
こんなスレあったのか・・・
友人から借りたハリーポッター文章が厨過ぎて最初の数ページで断念したのを思い出した。

スレ住人頑張れ
756無名草子さん:2006/04/24(月) 21:12:53
一番ありそうな訳
「セブルス、お願いだ…」
757無名草子さん:2006/04/25(火) 12:23:48
むしろ
「セブルス、お願いじゃ…」



ありえそうで、めさ恐い。
758無名草子さん:2006/04/25(火) 12:46:30
>>757
「セブルス、どうぞ…」

と比べるから、全然普通に見える。
759無名草子さん:2006/04/25(火) 16:22:53
セブルス、後生じゃ… もウルトラアリエール
760無名草子さん:2006/04/25(火) 22:42:41
>>755
イ`!!
みんな通った道じゃ。
761無名草子さん:2006/04/25(火) 23:57:49
>>759
うわ、それもありそう!
762無名草子さん:2006/04/26(水) 21:58:45
だんだんドキドキしてきたw
年に一度の大祭りのオカン…
763無名草子さん:2006/04/28(金) 04:28:23
オカーン!
764無名草子さん:2006/04/28(金) 22:09:52
ハーマイオニーが女の子っぽい字と言ったせいで
プリンスの書き込みが丸文字フォントにされたりしないか心配
それかもっと斜め上でギャル文字とか

⊇ σ 夲 レ£ 言ぇ米 σ ┐o └| ・/ ス σ も σ ナニ″ ょ
765無名草子さん:2006/04/28(金) 23:01:36
読 め な い 。。。orz
766無名草子さん:2006/04/29(土) 01:11:49
>>765
この本は謎のプリンスのものだよ

本題から逸れるけど、夲なんて字あるんだ…ギャル文字書くのにも教養がいるねえ。
767無名草子さん:2006/04/29(土) 11:49:12
静△社のお母さんたちにもギャル文字は読めない(存在を知らない)ので却下。
768無名草子さん:2006/04/29(土) 11:58:45
ギャル文字は高度な知性の産物だよ。
位相幾何学を直観的に知ってなくては作れないw
769無名草子さん:2006/05/01(月) 18:43:35
保守
770769:2006/05/01(月) 18:46:10
すまん間違えたorz
771無名草子さん:2006/05/01(月) 22:11:26
ギャル文字ワロタ
頼むから実現すなや
772無名草子さん:2006/05/04(木) 02:20:20
今更だけど、「気持」ってどうなんですか?今まで読んだ本は「気持ち」と書いてあったと思うのですが
773無名草子さん:2006/05/04(木) 11:47:28
そうなってたっけ?
今学校で教えてる送りがなと違うことって、他にもあった気がする。
普通は出版社がチェック入れるんだろうけど…。
774無名草子さん:2006/05/04(木) 11:50:54
自分も今更だけど…。
ミンビュラス・ミンブルトニアは「寸詰まりの小さな植物」らしいけど、
寸詰まりって?と思った。
寸詰まりってズボンの長さとかが足りなくてつんつるてんになってることだよね?
775無名草子さん:2006/05/04(木) 13:13:53
なんだよ、このスレ。
けちつけてるやつは、日本語能力の無さそうなヤツばっか。。。
776無名草子さん:2006/05/04(木) 14:30:38
まぁまぁ。
日本語能力の無さは日本語の辞書で補おう。
ここで話題になっている訳者(実質誰が訳しているのか知らないけど)
の最大の問題点は、辞書を引かないことであろうと思う。

寸詰まり…
【明鏡国語辞典】
普通のものより長さが短いこと。幅に比べて丈が足りないこと。
【広辞苑】
寸法の足りないこと。普通より少し短いこと。
777無名草子さん:2006/05/04(木) 15:33:17
>>776
わざわざ引いてくれてありがd
自分も一応書き込む前に広辞苑と国語事典を引いて、どちらも用例では寸法が足りないの意味で使ってたからやっぱり変だなと思ったんだけど、
明鏡の説明を見ると寸詰まりでもいいみたいだね。
でもわかりにくい…自分の国語力のせいかorz
別のシーンでの小さいサボテンって描写を読むまで想像出来なかったよ。
778無名草子さん:2006/05/04(木) 20:31:01
謎解き「ハリー・ポッター」
http://delphi.blog23.fc2.com/

こんなサイト見つけたんだけど、
日本語でこんなに謎解きが深いサイトなんて珍しいと思った。
それに、すごく興味深い^^
779無名草子さん:2006/05/04(木) 20:55:47
http://harry-ch.hp.infoseek.co.jp/index2.htm
ハリポタネタばれ掲示板
780無名草子さん:2006/05/05(金) 03:45:17
外部リンクを貼る時はhを抜け。話はそれからだ。
781無名草子さん:2006/05/05(金) 13:31:31
ttp://arry-c.p.infoseek.co.jp/index2.tm
これでいい?(´・ω・`)
782無名草子さん:2006/05/05(金) 19:20:37
'arry って貴方…フルール・ドラクール嬢ですか?
783無名草子さん:2006/05/06(土) 02:14:58
781って素でいい人かもしれない。
784無名草子さん:2006/05/06(土) 02:32:06
フルールの'arry中国語で見たらハリーというより、アリババのアリのような字ズラだった。
翻訳って大変な仕事だと思った。
785無名草子さん:2006/05/06(土) 19:38:29
明日、松岡が地元に来て講演会を開くみたい…
 
またとないチャンス!どんな質問をしたらいいんだろうか?
786無名草子さん:2006/05/06(土) 20:56:19
>>758
翻訳をするとき、どんなことに気を使いますか? とか?
787無名草子さん:2006/05/06(土) 21:40:13
>785
いいな〜。もし質問ができたらいいチャンスだね。
でもまさか講演会で誤訳珍訳の細かいことを聞くわけにもいかないね。
あまり白けた感じにしちゃったら楽しみに来てる人に悪いしね。

とりあえず私ならこんなことを聞くかな。

「5巻に厨とか竈とかすごく古い日本的な言葉と、アトリウムみたいな
耳慣れないカタカナ語と両方出てきてイメージするのが難しかったです。
こういう言葉はどういう基準で選んでいるのですか?」

「原作のイギリスらしい雰囲気を出すためにどんなことに気をつけていますか?」

「シリウスの弟はレギュラスとなっていますが、
これはしし座の一等星のレグルスからつけた名ですよね。
どうして弟の方だけ英語読みにしてしまったのですか?」
788785:2006/05/07(日) 00:04:38
なるほど…
訳すときに(原作の雰囲気を損なわないように)どんなことに気をつけているか、っぽいことですね。
ありがとうございました!
789786:2006/05/07(日) 11:26:18
レス番間違えてたorz
>>785ですじゃ
講演会行くのかな?質問できたらいいね。
790無名草子さん:2006/05/08(月) 12:54:27
>>787
最初の質問はぜひしてほしい。そういや自分とこの地元にもきてたなあ。
行く気なんてさらさらなかったけど
791無名草子さん:2006/05/09(火) 19:22:43
>>776-777
「こんな寸詰まりの小さな植物」の原文は
this stunted little planet (UK p169)なので
「こんな発育不良のちっぽけな植物」「こんないじけたような小さな植物」
とか訳した方がいいと思う。
(stuntedは「発育を妨げられた」「いじけた」みたいな意味)
翻訳スタッフはやっぱり「寸詰まり」の意味を何かしら誤解してるような気がする。


ま、それこそほとんどの人は読み流しちゃうような
あげ始めたらきりがないような小さなピンボケ訳だとは思うけどね。
792無名草子さん:2006/05/09(火) 19:30:56
上の引用は5巻ね。
793無名草子さん:2006/05/09(火) 23:06:04
>>791
planet?
794791:2006/05/10(水) 00:22:37
ごめん。
×planet
○plant
795無名草子さん:2006/05/10(水) 15:30:41
>>787の最初の質問とかぶつけても
「日本語の様々なバリエーション入れました。たいへん好評をいただいてます」
とかしゃあしゃあとした答えが帰ってきそう。
796無名草子さん:2006/05/10(水) 20:12:43
講演会行った人、どうでした?
797無名草子さん:2006/05/10(水) 20:49:14
だって、誤訳の指摘受けたこと無いらしいからねぇw
798785:2006/05/11(木) 06:43:49
はは、
自分以外の人が
「ヴォルデモートの一人称が文中「俺様」となっているのですが、これにはどういうわけがあるんでしょうか?」
って聞いてました。
 
で、それに対する返答は、
「日本語と違って、英語では一人称がすべて「I」なんですよね。ここのところをどう訳すのかも、翻訳の醍醐味なんです。」
っぽいこといって、
答えになってなかった…
799無名草子さん:2006/05/11(木) 10:40:52
>>798
お疲れさまでしたw
785さんは質問しなかったの?
800死食:2006/05/11(木) 12:57:46
まじで、本当に本当に、「俺様」なんて訳を松岡は気に入ってるんだろうか。
ほんの少しも後悔したことないんだろうか?
801無名草子さん:2006/05/11(木) 15:04:21
松タソが「俺様」って言葉を気に入ってるんならもうしょうがないね
802無名草子さん:2006/05/11(木) 15:44:22
「俺様」の別訳案
わたし、わたくし、あてくし、朕、僕、儂、拙者、おいどん、我
803無名草子さん:2006/05/11(木) 16:45:26
だだだ醍醐味〜!!??
そりゃアンタ一人で楽しんでるだけでしょ、と言いたいね。
それに付き合わされる何万人もの読者の身にもなれよ・・・
804無名草子さん:2006/05/11(木) 16:45:31
>>800
実はちょっとまずかったかなと思ってると思う。

学生時代「僕」だったトムをいつから俺様にするかとか6巻ではかなり困ったろうし。
(ボージン&バークスで俺様店員がでてきたら大爆笑。社会人として「僕」もないだろう。
ヘプジバをたらしこんだときは「私」か?俺様の「私時代」がでてくるぞwww)

「我輩」も6巻では正直後悔したかもしれない。
クライマックスのシビれるスネイプが台無しだからね。

ただあっちこっちで「気にいってる」って言い張っちゃった手前、
いまさら引っ込みはつかないってとこじゃないの。
805無名草子さん:2006/05/12(金) 00:52:29
1巻で「わし」だったのをワザワザ俺様に直しちゃったもんねぇw
今更ヒッコミつくまい。
806無名草子さん:2006/05/12(金) 02:37:31
>>2 見てください。
このスレ6巻のネタバレも入ってますし基本sage進行でお願いします。
807無名草子さん:2006/05/12(金) 14:11:25
静山社には社長に御注進できる社員はいないのか
原作者も金が儲かれば無問題なのかねー
何しろ積まれた金額で静山社を選んだらしいしw
808無名草子さん:2006/05/12(金) 20:16:37
金額がきめ手だったのかどうかはしらないけど
そういうの決めるのはエージェントの仕事だと思う。
809無名草子さん:2006/05/12(金) 20:35:12
金額が決め手だったんですよ。桁が違ったんだってさ。
エージェントが決めたにしても、そういうエージェント雇ってたんだし
本人の責任だよね。
810無名草子さん:2006/05/12(金) 23:25:18
>>791
ありがd!!凄くわかりやすい訳です。

6巻の訳が少しでもマシになってればいいけど・・・
811読み聞かせ ◆N4efGDCvmE :2006/05/13(土) 22:58:57
いよいよ近づいてまいりましたね。
あと4日!
あと4日ですよ。
もう、1週間前から2冊セットのビニール梱包が終わっていたらしいですから
中の文章は決まってるんでしょうね。
あぁなんだかドキドキしてしまいます。
812読み聞かせ ◆52K8zbOmxA :2006/05/13(土) 23:02:31
あぁ、久々だったからコテ間違えちゃった…orz

ドキドキしすぎですね。
落ち着かなくちゃ。
813無名草子さん:2006/05/14(日) 10:35:42
でも、全然話題になってないね。
日本でのブームは去ったか。

…その方が良いけどね。
814無名草子さん:2006/05/14(日) 10:50:57
ワクテカしながら待っているのが、既に読んでしまった人ばかり…なんて変な本!
815無名草子さん:2006/05/14(日) 16:09:55
あと4日って週の真ん中だね。
GW前なら長い休みだし読もうって思う人もいるかもしれないのに。
4巻だったか5巻だったかの発売日も9月1日で、
夏休み前の発売日にすればいいのにって言われてたのに、
全然生かせてないのね。
816無名草子さん:2006/05/14(日) 22:05:32
興奮して待ってる人は原書ちゃんと読んでないんじゃないかな。
読んでてワクテカしてるならぜんぜん気持ちわからない。
私はなんか胃が痛い。
またせっかくのいいシーンがこんなになっちゃて…ってがっくりするんだろうなと思うと。
本音を言うと発売日こないで欲しい。
813じゃないけど日本でのブームは去って欲しいと思うくらいだよ。
817無名草子さん:2006/05/14(日) 22:16:40
悲しいけど、ふと同意してしまったワシだった。>>816
818無名草子さん:2006/05/14(日) 22:57:11
つ、あの翻訳でなんで日本でブームになったか不思議
原作とはベツモノだろ、アレは
819無名草子さん:2006/05/14(日) 23:00:30
ストーリーも酷いもんだけど
原書と日本語訳とではストーリーが違うの?
820無名草子さん:2006/05/15(月) 00:41:04
ストーリーの流れは一緒だし、内容に違いはない。
ただ、表現や表記に違いがあり、受け取る印象やイメージが変わる。
原書は現代
日本語版は一昔前+異世界
って自分は感じております。
821無名草子さん:2006/05/15(月) 00:49:33
映画のできが良かったからね。子役が劣化してない時は。
あと、欧米で流行ってるっていうと、大抵のジャップは飛びつくし。
822無名草子さん:2006/05/15(月) 13:03:42
>>821
貴公は己が洋書を心得て世の流行にも飛びつかない高貴な人間だと思さるるや
823無名草子さん:2006/05/15(月) 19:17:25
>>822
なんだか懐かしい日本語だね。
久しぶり!
824無名草子さん:2006/05/15(月) 19:27:51
まだいたのか。英語もわからんくせに
825無名草子さん:2006/05/15(月) 20:35:13
ttp://mdn.mainichi-msn.co.jp/entertainment/news/20060512p2a00m0et005000c.html

ここがおかしい、ハリポタ日本語翻訳者
・・・タシケテ(;´Д`)
826無名草子さん:2006/05/15(月) 20:42:45
>>825

なんだあのエメラルドグリーン…表紙の色と併せたのか?

はしゃいでんなぁ。
ちょっとイラっと来たぞ。
827無名草子さん:2006/05/15(月) 22:36:03
あんな格好がハリポタっぽいと思ってるってことが
ハリポタ全然わかってない動かぬ証拠
もういいかげんにしてほしい、あのババア
828無名草子さん:2006/05/15(月) 22:44:16
色については原作風じゃない?orz
たまらないチープさは、まさに日本語訳ならでわ。
829無名草子さん:2006/05/15(月) 23:34:14
俺たちゃ、魔法使いじゃなくてただのマグルだよ。
翻訳者ごときが魔女気取りはダメだろ・・・。
830無名草子さん:2006/05/16(火) 00:01:13
作者ならともかく何で翻訳者が
831無名草子さん:2006/05/16(火) 00:07:29
表紙の色といえば、3巻までは紺・ワインレッド・深緑と
渋い色合いで結構好きだったんだけど、
4巻からやたら明るい色になってちょっと面食らった。
本棚に並べててもそこから違う本みたいなんだよ…
832無名草子さん:2006/05/16(火) 20:21:29
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060512-00000048-zdn_n-sci

>表紙の色に合わせ、エメラルドグリーンの魔女服姿で登場した松岡さんは、
>「シリーズ開始以来『魔女』というニックネームで呼ばれるようになった」
>と笑う。前作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」発表時にも、表紙の
>色に合わせてピンク色の魔女服を着たという。

逆だとオモ。
つまりだ。ピンクやエメラルドグリーンが期待から、表紙の色も・・・
7巻はレインボーカラーとみた!

833無名草子さん:2006/05/16(火) 21:48:28
7巻は鮮やかなパープルじゃないかな。
(ほんとはカナリアイエローにしたいんだけど文字が黄色なんであきらめて)
4〜7巻をならべると悪趣味な色合いに気分が悪くなること請け合い。

それにしても魔女コスプレのパフォーマンスはどうかしてるな。
黒子に徹するべき翻訳者が自分に注目を集めるなんて勘違いもはなはだしい。
この上キャンペーンでマジックショーをやるんだろ。
ハリポタが明るい愉快なファンタジーならまだわかるんだが。
ストーリーのシリアスな展開と楽しい手品ショーにどんな関係があるんだよ。

834無名草子さん:2006/05/16(火) 21:56:30
このスレってハリポタ日本語版の誤訳検証が目的だったのに
いつのまにかこんな低次元の文句たれスレになっちゃったんだね。
残ったメンバー、英語力なくて誤訳が見つけられないとか?ww
835無名草子さん:2006/05/16(火) 22:14:28
>それにしても魔女コスプレのパフォーマンスはどうかしてるな

それで世間にハリポタが売れてくれればそれでいいじゃん?
逆に松岡が訳すだけで何もしなかったら
「それにしても社を代表して顔ぐらい出したほうがいいんじゃない?あ、自分の容姿にコンプレックスがありそうw」
とか文句をたれるんじゃないのか?
836無名草子さん:2006/05/16(火) 22:16:31
まぁまぁ、いよいよ明日だし。過疎してた時より楽しいよ。
低次元万歳!
明日、日本語版6巻が出た後の検証が楽しみ。

5巻までの大きな誤訳はもう出ているし、膨大なデータもサイトとしてまとまっている。
ここは、ハリポタ日本語版が原書との違いをなくすためには必要なんだな。
837無名草子さん:2006/05/16(火) 22:17:09
…出版社の中の人としか思えないはずしっぷりだな。
838無名草子さん:2006/05/16(火) 23:40:47
誤訳検証してると細かすぎるとかって突っ込みに来たり
住人装って低次元な書き込みをあおったり、アンチ暇すぎ!

自分たちの巣にこもってハリポタ叩いてりゃいいものを
何だってでここがそんなに気になってかまってもらいに来るんだろう。
839無名草子さん:2006/05/17(水) 00:15:00
いよいよ今日ですね。
胃が痛くなってる原書読破組の皆様。
日本語版オンリーのワタクシめが、アマゾンから届き次第報告致します。

正直恐いです。読むの。
でも、頑張って読みます。
んで、また聞きに来ますので、宜しくお願いします。
840無名草子さん:2006/05/17(水) 00:21:35
>839
よろしくです。
ほんと胃が痛いけど、どうせ入ってくる情報だから直面するよ。
原書と辞書とベルトン本を手元において報告待ってます。
841無名草子さん:2006/05/17(水) 00:37:23
自分が読めるのは来週になってからだ…。
一週間あればここで珍訳誤訳が大分でてるだろうし、
このスレ読みながら6巻よもうかな。
842無名草子さん:2006/05/17(水) 01:16:10
ネタバレスレに、日本語版の予想があったよ。

我輩に我輩の作った呪文…とか
わた〜くしは二人分き〜れいです。とか
orzな予測文章だった。
でも、オーバーな脚色ではない。率直でなるほどな意見だったよ。

胃が痛くなるわけだな。
843無名草子さん:2006/05/17(水) 01:20:30
マッチポンプですか。
844無名草子さん:2006/05/17(水) 01:31:20
不当な利益は得たつもりはないが…他のスレのことを書いてすまん。

見たらすごく面白かったので…。
マルチっぽかったかな。
ごめんなさい。
845無名草子さん:2006/05/17(水) 01:44:52
>844
あっちとこっちの住人はしっかりかぶってるから
おせっかいしなくてもダイジョブヨ。
846無名草子さん:2006/05/17(水) 02:30:08
自分はもうあの出版社にお金落としたくないのでとりあえず古本待ち。
原書スタンバって待ってますが、報告が少ないことを祈ります。
847無名草子さん:2006/05/17(水) 09:04:58
大人向けな訳だと喋り方の違いはなくなるけど普通すぎて
子供向けはキャラの多さから個別化をはかりすぎ?
848無名草子さん:2006/05/17(水) 09:25:10
北… もう書いてもいい?
漏れ的には一つ想定外のことがっ…
849無名草子さん:2006/05/17(水) 09:45:59
ゲトしました。とりあえずいくつか報告。

「セブルス……頼む……」
「わたしだけで十分ふーたりぶん美しいと思いまーす!」
「半純血のプリンス蔵書」

俺様の一人称変遷
僕(孤児院時代)→僕(学生時代)→ わたくし(ホスト時代)→ わたくし(DADA希望しに来たとき)
俺様にこの後何があったんだw

ホークラクスは「分霊箱」
ユーノープーは「ウンのない人」

気になったのは、やたら出てくる「半純血のプリンス」。クライマックスのスネイプの告白シーンでもそうだった。(章名は「謎のプリンス」)
850無名草子さん:2006/05/17(水) 09:48:43
章の名前ではホークラックスだからそれでいいのになぁ。
851無名草子さん:2006/05/17(水) 10:27:14
>>849
を読んだだけでなんだか・・・
ホークルクスはそのままカタカナでよかったんじゃないかなぁ。
分霊箱…ホークルクスって箱物じゃないし、分霊って・・・
ちなみに、
ぶん‐れい【分霊】
ある神社の祭神の霊を他に分かち祭ること。また、その霊。

漢字で表すなら、「分魂」の方がよかったのでは?

852無名草子さん:2006/05/17(水) 10:39:16
>>848だけど、半純血が俺も想定外だた。
フラーはただただワロタw
分霊箱ひどいよなぁ…ホークラクスのままでいいじゃん…
853無名草子さん:2006/05/17(水) 10:51:21
スクリムジョールさん(だっけ?)は相変わらずスクリムジョールさんなんですか?
一人称はどうだった?
854無名草子さん:2006/05/17(水) 11:05:55
はい、スクリムジョールさんご健在です。

俺様一人称は>>849さんの通り。
855無名草子さん:2006/05/17(水) 11:08:16
ボージンがドラ子に『若様』www 腹痛し
856無名草子さん:2006/05/17(水) 12:49:03
ラベンダーがロンに送ったネックレステラワロスwww
私の 愛しい ひと
と、一つ一つの字が楕円の中に縦書きで書いてあって、
それを二つの=(縦向き)でつないでる。
857無名草子さん:2006/05/17(水) 13:46:56
>半純血のプリンス

ツボッたwww
日本語としておかしいよ!
858無名草子さん:2006/05/17(水) 14:12:37
「たまげた誕生日」

こっちがた(ry
859無名草子さん:2006/05/17(水) 17:17:50
なんか、「混血」も子供が読む本に使う言葉として誉められたものではないんだろうけど、
「半純血」って…。日本語としても、「半」なら「純」じゃないだろとつっこみたくなるし、
半分純血なら、もう半分は何なんだ?と聞きたくなる。
それこそ半分は純血じゃない汚れた血なの?という感じがする。
差別語を避けたつもりが裏目にでたのでは。
六巻のキーワードなんだから、もう少し練ってほしかったなあ。

題名が「謎のプリンス」でよかったと思えたのは半純血のおかげだけどw
860無名草子さん:2006/05/17(水) 17:32:44
6巻を買おうか迷って久々にやってきてみました。
何かもう期待以上にやってくれているようで脱力。。。
あーあぁ。どうしようかなぁ
861無名草子さん:2006/05/17(水) 17:34:23
>>859
まぁ、プリンス君の「半分はまぐるだけど半分は純血だもん!純潔なんだもん!!」
という必死さはよく表現されてると思うw<半純潔
862無名草子さん:2006/05/17(水) 17:43:47
>861
コンプレックスまるだしだよね。
きっとこれからネタスレあたりでは「半純血、略して半ケツ」とかの
我輩AAが作られるんだろうなと思うと、いろいろ切なくなってくるよ…
863無名草子さん:2006/05/17(水) 18:12:36
まぁ、プリンス君は半ケツどころかジェームズ達に下半身丸出しにされた過去があるわけで
864無名草子さん:2006/05/17(水) 19:12:59
全て日本語にするつもりなら統一しないと
ハリー→針胃、ロン→乱、ハーマイオニー→歯埋鬼
シリウス→尻碓、ダンブルドア→男振怒蛙、マクゴナガル→膜粉駆
865無名草子さん:2006/05/17(水) 19:35:43
我輩の呪文を我輩に使おうというのかぁ?我輩が発明した呪文なんだぞぉ
なぞのプリンスである わ・が・は・い がなぁぁぁ〜〜〜
866無名草子さん:2006/05/17(水) 20:10:26
我輩が半ケツのプリンスだ、我輩がぁ〜〜〜
867無名草子さん:2006/05/17(水) 20:13:37
つか、密林で死ぬほど昔予約したが来ないぞ。
何が発売日お届けだ。
868無名草子さん:2006/05/17(水) 21:15:14
なんども出てますが、「セブルス…頼む…」かぁ。
ってなると、スネイプ白説を後押ししてる感じですよね。
どうぞよりはいいけど、白黒灰色論争で楽しみたかったよ。
869無名草子さん:2006/05/17(水) 21:30:36
>>867 カード決済にした? 発売日午前中に届くのはカード決済の場合だけらしいけど
870無名草子さん:2006/05/17(水) 22:25:24
867だけどこんなとこに書いてごめん。
予約受付が始まってすぐにして、マイアカウント見たら確かに予約で入ってたのに、
今見たらないんだ。そんなことってあるだろうか…。(ちなみにカード決済)
「タイトル変更のお知らせ」とか「予約特典についてのお知らせ」とかが
何度か来たが、あれって予約者だけなのか、それともアマゾンの客全員宛だったんだろうか。
俺は自分が予約者だから、そういうメールがくるんだと思い込んでたよorz
871無名草子さん:2006/05/17(水) 22:27:51
>>851
分霊って神道の世界で意味のあることばなんだね。
そらまずいわ。
「箱」っていうのもイメージずれてるし。
わざわざそんな苦しい漢字にしなくてもいいのに。
あとhorcruxはホークルクスじゃなくてホークラックスか。
ラテン語由来の言葉なのに英語読みなんだね。
usを英語ふうにアスとするかラテン語風にウスとするかはいつも気分しだいだな。
872871:2006/05/17(水) 22:59:45
uを英語風にアと読むかラテン語風にウと読むか
の間違いでした。
873無名草子さん:2006/05/17(水) 23:04:00
レギュラス・レグルスも同じだよねぇ。
スクリムジョールはスクリムジョールなのに…orz
874無名草子さん:2006/05/17(水) 23:40:41
例のこわーい方達がお出ましになるキャビネットは
5巻目までの名称「姿をくらます飾り棚」改め「姿をくらますキャビネット棚」になっています。

さすがに飾り棚から人間が出てくるというのは無理があると考えたのでしょう。
でもキャビネットには戸棚という意味があるので「キャビネット棚」というのは変な言葉です。
とりあえず「棚」をつけて前巻までの名称との関連を残したかったものと思われます。
875無名草子さん:2006/05/17(水) 23:43:48
876無名草子さん:2006/05/17(水) 23:49:05
トムの日記や、ロケットが「分霊箱」・・・
箱ってどっから?
877無名草子さん:2006/05/18(木) 00:01:20
分霊箱より、魂の器のほうが良かった。
878無名草子さん:2006/05/18(木) 00:06:49
呪文を含めて、ラテン語系はそのままでいいよ・・・
879無名草子さん:2006/05/18(木) 00:08:42
>875
本当に載ってるページ1件しか引っかからないのか
880無名草子さん:2006/05/18(木) 00:47:58
半純血 の検索結果 約 34 件中 1 - 10 件目
ttp://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLD,GGLD:2005-30,GGLD:ja&q=%E5%8D%8A%E7%B4%94%E8%A1%80

馬とか犬とかがチラホラと…w
881無名草子さん:2006/05/18(木) 01:40:34
日本語限定でぐぐるとほとんどヒットしません。

ヒットは6件、うち2件が「1歳半・純血」などの誤ヒット。
純粋なw「半純血」のヒットは2件だけで、内容はジムとプードル。

あとは5/17すぐの6巻フライング読者の書き込み2件(同サイト)。

これが明日にはどうなってるか楽しみだ。

分霊箱は、実際の神具に存在するのかと思うと申し訳なくなってしまう。邪悪なイメージつけちゃいかんでしょう・・・
882無名草子さん:2006/05/18(木) 02:29:39
4章P94で「床置時計」にグランドファーザークロックってルビがふってあるのは、
5巻の文机効果なんでしょうかw
883無名草子さん:2006/05/18(木) 02:59:13
>グランドファーザークロック
きっと虫眼鏡で見なければ読めないような小さなルビですね。
5巻のライティングディスクと違ってその後何度も出てくるわけではないのだから
「大時計」とシンプルに訳せばいいものをw
884無名草子さん:2006/05/18(木) 03:07:23
分霊箱…
英国が舞台の物語に出てくるアイテムを神道の道具に置き換えてしまうってのは
誤訳珍訳以前の問題じゃあるまいか?
唐傘や文机をはるかに超えてしまった感じ。
885無名草子さん:2006/05/18(木) 03:15:45
スクリムジョールwww
886無名草子さん:2006/05/18(木) 03:34:36
>884
意図的に実在の言葉を選んだのだとしたらほぼ誤訳だね。
分霊箱がいかなる物なのかを知っている人が見たらhorcruxについて誤解を招くし、
知らない人は分霊箱という言葉の方を誤解してしまう。

第一ぐぐって1件しか出てこないような言葉だしなぁ…
とりあえず広辞苑には載ってなかった。
887無名草子さん:2006/05/18(木) 10:33:06
>>874
おぉ、ご報告ありがとうございます。ちょっとホッとしました。
しかしキャビネットと棚 どうしてダブっていることに気づいてくれないのでしょう?

分霊箱
最初からこの当て字で書かれているのでしょうか?
最初に登場するのは17章A Sluggish Memoryですよね?
苦戦しながら原書を読んでいた時、Horcruxesとは一体なんだ?という
その得体の知れない、なおかつとても恐ろしげな気持ちにさせられ、
モノなのか人や動物、植物の名前なのか とか、本当にさっぱりわからないので
非常に興味を持ちながら読み進めていった記憶があるのです。

最初から「分霊」って当て字されてると、漢字の意味から想像できちゃったり
少なくともモノであることが分かってしまって、ん〜・・・いいのかしら?
邦訳読者に先入観を植え付けすぎな当て字になってないかしら?
それとも英国(英語圏)の人は、Horcruxesというラテン系の造語(?)を見て
すぐにどんな物かを想像できてしまうから、問題ないのかしら?
888無名草子さん:2006/05/18(木) 10:34:07
sage忘れました。ごめんなさい。
889無名草子さん:2006/05/18(木) 10:47:49
そりゃーースミスは正しくてハリーは間違(まち)っていたよね。
ふりがなうちまちがいなんて…校正はどうなってんだ。
890無名草子さん:2006/05/18(木) 12:52:43
ヴォルデモートの母親の目の色とダンブルドアの目の色は何かの伏線ですか?
891無名草子さん:2006/05/18(木) 13:21:47
実は妹
892無名草子さん:2006/05/18(木) 13:28:22
以前のスレでちょっとでたけどベルトン本によるとHorcruxというのは
古代エジプトの「霊魂不滅の書」などに出てくる神ホルス(Horus)と
ラテン語で十字架を意味するcruxをあわせた言葉らしい。
神話的なバックグラウンドのあるよくできた造語だと思う。

一方「分霊箱」は松岡氏とスタッフがその用途から?考え出した言葉だと思う。
神道の神具に同じ呼び名のものがあるとは知らなかったのだろう。

ちなみにネットで分霊箱を紹介している神具屋さんは一軒だけだったが
「分霊」自体はググればたくさん出てくる言葉。
神社で本社の神様を新しい分社に分けるときなどに使う言葉みたい。
そのとき分かれた御霊(みたま)を運ぶのに箱に入ってもらったりするんだろう。

黒魔術の道具の名に使うのはやばすぎる。orz
893無名草子さん:2006/05/18(木) 14:54:37
>>887
分霊箱というのは最初から出てくる言葉ではなく、
スラグホーンが肝心の記憶の中でトムに説明するときはじめて出現
(それまではホークラックスとカタカナ)

「〜ホークラックスとは、人がその魂の一部を隠すために用いられる物を指す言葉で、
分霊箱のことを言う」(下巻23章p271)

以後、主に分霊箱と呼ばれます。
894無名草子さん:2006/05/18(木) 15:32:07
私は20代だけど、うちは祖母が信心深いので『分霊』という言葉も意味も知ってた。
だから年齢関係なしで、知ってる人は知ってる言葉ではあると思う。
分霊箱は知らなかったけど、字を見てぱっと浮かんだイメージは『神様を御納めする為の箱』だった。
しかも白木の超和風。
だから『分霊』を知っている人には確実に間違ったイメージを伝えてしまう。

>884が書いてる文机や唐傘は、まあどっちも机だし?傘だし?みたいな部分はあるけれど、
これはものの本質が明らかに違うのだからとんでもない誤訳だと思う。
『分霊』という言葉自体は耳慣れないまでも、年配の人なら聞いた事くらいはあってもおかしくない。
実際に使用されている言葉の意味も調べずに、イメージで当てはめたのなら、翻訳者として失格だと思う。

なんつーか、個人的な気持ちの問題なんだけど、別に神様信じてる訳でも信仰してる訳でもない自分が、
大事なものを踏んで通られたようで嫌ーな気持ちになるんだよね。
信仰している人や神道関係の人が、大切な神具を黒魔術の道具に使われてると知ったらどうなるんだろ。
895無名草子さん:2006/05/18(木) 15:48:54
>>893
UK版 p464
‘A Horcrux is the word used for an object in whitch
 a person has concealed part of their soul.’

「分霊箱のことを言う」は訳者の勝手な付け加えだな。
なぜそこまでしてこんな問題のある日本語にしたかったのか。
またあえて書くなら「分霊箱とも呼ばれる」だろう。

「〜のことを言う」っていったら一般的な言葉かと思って読者が検索するぞ。
検索されたらえらいことに……。
896無名草子さん:2006/05/18(木) 16:28:59
分霊箱なるものが本当にある物だとは知らなかった。
翻訳者が何を思って、こう訳したのかは分からないけど
こういう物は無理に訳さなくてもいいと思う。

しかも、これは俺様の「魂」を分けて隠しておく物でしょう?
ここで「霊」とするのは変だと思う。

なんか、変な魔女もどきみたいな格好してはしゃいだり、わけの分からない
ことをする隙があるならもっとましな訳をするために勉強しろと言いたい。
これで商売してるわけだし。もっとプロ意識を持てと。
897無名草子さん:2006/05/18(木) 16:30:15
ヌラーがべっとり
898無名草子さん:2006/05/18(木) 16:31:30
つくづく静山社ってクソだな。
社内に専門語を吟味するスタッフがいないんだ。
普通はそれぞれのジャンルの専門家へのパイプくらい作っとくもんだろ。
899無名草子さん:2006/05/18(木) 16:33:50
分霊箱 の検索結果 2 件中 1 - 2 件目 (0.75 秒)

ただし、一つは商売やってるサイトの商品紹介。
900無名草子さん:2006/05/18(木) 16:47:02
分霊 の検索結果 約79200件
901無名草子さん:2006/05/18(木) 16:55:11
分霊はまぁ、あるんじゃないかな。
うちのPCでも分霊は変換候補にでるし。

ちなみにブンレイは分霊と文例が候補に出る
902無名草子さん:2006/05/18(木) 17:42:41
>>893
ありがとうございます。「先入観うんぬん」については杞憂におわりました。
ま、分霊箱 という単語(造語)については、絶句してます。

903無名草子さん:2006/05/18(木) 18:50:14
なんなんだ、分霊箱って。最悪・・・。なんでわざわざ日本語にすんの?
戦時中にアウト・セーフが使えなくて、ダメ・ヨシって言ってた野球みたいに無理がある。
じゃあクィディッチも、羽根金追い空中箒合戦にでもしたらw
904無名草子さん:2006/05/18(木) 21:07:51
あー、たしかにクィディッチが日本語にされてないのが
逆に違和感w
905無名草子さん:2006/05/18(木) 21:15:10
とあるマンガでこいつ↓
http://f44.aaa.livedoor.jp/~director/doc/data/wall_1887.jpg
を見たとたん、今まで自分が想像していたスネイプの怒り顔そっくりで驚いた。

でも、誤訳なんですね。唇めくれあがらせるの。なんつー顔だよ、とは思ってはいましたが。
906無名草子さん:2006/05/18(木) 22:31:36
スレ違いだったらごめん。
何処で聞いたらいいのかわかんなかったんだけど。
原書を読む英語力もないし、ずっと翻訳版だったんだけど今回のはちょっと……。
原書で確認したくなって密林行ったらアダルト版とかあるのはどう違うの?
装丁だけだよね? 内容の違いってある?
907無名草子さん:2006/05/18(木) 22:40:14
>>906
装丁だけ。内容に違いはない。頑張れ。
908無名草子さん:2006/05/18(木) 22:44:02
>>906
日本では翻訳が幼稚だからお子ちゃま向けのイメージが強いけど
本国では大人もハリポタを楽しんでいるから
大人っぽい表紙のものも売られてるわけよ。内容は同じ。
英語はそんなに難しくないので翻訳の変な箇所を
確認する程度だったら苦手な人でもあまり問題ないと思う。
909無名草子さん:2006/05/18(木) 22:56:22
素早い回答&アドバイスありがとうございます。
先日別件で電子辞書買ったので頑張ります。
頑張って脳内で映画キャスティングで再現しながら読んでたんですけど、
相変わらずのフォントいじりに辟易し、日本語のおかしさに萎えてました。
で、分霊箱でトドメを刺されました。ダメだ。
ついでに、急に色気づいてきた連中の雰囲気に違和感も感じたので。
とりあえずゲットして拾い読みから始めてみることにします。

って、906の書き込みも勢いで日本語崩壊してますな。
失礼しました。
910無名草子さん:2006/05/18(木) 23:12:38
下巻P48の7行目って原書を読んだ人からみてどうですか?
「あのさ、ハーマイオニー、だめかな−−?」
これがちょっと違和感を感じたからちゃんと訳してあるのか知りたいんですけど
911無名草子さん:2006/05/18(木) 23:16:51
何章ですか?
912無名草子さん:2006/05/18(木) 23:17:15
ついさっき読み始めて、いま上巻のP24なんだが
下手人て表現どうなん…  犯人でいいじゃねえか
913無名草子さん:2006/05/18(木) 23:26:15
ここは邦訳版持ってない人も多いので、
何章のどのシーン、て書いてくれると
こちらも探しやすいです。
914無名草子さん:2006/05/18(木) 23:45:09
>>910
‘Look, Hermione, can't you−?’(UK p329)

「ウォンウォンはどうだったの?」とハーマイオニーに聞かれて。
ハーとロンの冷戦状態に困ったハリーが仲直りして欲しくて何度も言うせりふですね。
確かに「だめかな?」じゃ何のことかわかんないね。

「ねえ、ハーマイオニー、頼むから――」とかすれば
仲直りを懇願してるとわかりやすかったのじゃないかな〜。
915無名草子さん:2006/05/18(木) 23:54:32
>>912
下手人すか。
ははははは。
まあ、文机や竈のでてくる時代劇ですから。
916無名草子さん:2006/05/19(金) 00:18:31
若様だしね。
917無名草子さん:2006/05/19(金) 00:58:03
>>911さん、>>913さんそうですよね原書と翻訳版が同じページなわけないですよね失礼しました。
>>914さん丁寧な解説有難うございます。あなたの訳をみてスッキリしてモヤモヤが取れました。
918無名草子さん:2006/05/19(金) 01:31:24
クライマックスの戦闘シーン。
何度も「呪詛」ということばが使われてますが、これは:

特定の人に災いがかかるように神仏に祈ること。のろうこと。(大辞林 )
神仏や悪霊などに祈願して相手に災いが及ぶようにすること。のろうこと。(大辞泉)

ですから、この物語で魔法の攻撃呪文(curse)の訳に使うのは間違いだと思います。
(ハリーが死喰い人たちに「呪詛」飛ばすんですよ!orz)

松岡女史は今回Horcruxの訳に困って宗教系の本を読んだのでは。
そして神道系の本から「分霊」「呪詛」ということばを見つけてきたということはないでしょうか。
いきなり神道関係からふたつの言葉が出てきたのは偶然でしょうか…。
919無名草子さん:2006/05/19(金) 01:42:36
急にハリー達が陰陽師に見えてきましたよ
920無名草子さん:2006/05/19(金) 01:57:18
おい。今までcurseにそんな珍訳つけてたか??>呪詛
921無名草子さん:2006/05/19(金) 02:06:00
あとがき・・・7巻では誰が死ぬのかって、フツーそういうこと書くか?
922無名草子さん:2006/05/19(金) 02:13:30
クルーシオは「苦しめ!」でいいのに。
923無名草子さん:2006/05/19(金) 02:14:28
ナメクジのろのろの記憶
924無名草子さん:2006/05/19(金) 02:27:27
そろそろ次スレの事を考えた方がほうがよくない?
今リアルタイムで読んでる人もいそうだし。
925無名草子さん:2006/05/19(金) 02:39:07
ここのテンプレって>1-2だけだよね?
前スレ以外に手を加えるところは特にないんじゃない。
926無名草子さん:2006/05/19(金) 09:40:59
>>921
ええええええええーっ!!!!!
そんな事書いてるんですか?
あとがき先に読まなくて良かった。

今回も会話とかがスムーズに繋がってなくて、
同じ行をいったりきたりしながら読んでるから、
なかなか読み進まない・・・

もう名訳で読みたいなんて贅沢は言いません。
普通の日本語で書かれて、普通に装丁された本で読みたい。
927無名草子さん:2006/05/19(金) 11:45:30
ホークラックスって、どんな形でどんな色でどんな大きさものですか?
箱のような気がしないので、
詳しく本に書かれていなかったとして、
どういうものをそれぞれ想像しながら読まれました?
928無名草子さん:2006/05/19(金) 12:23:29
>927
語源に思い当たらなかった不勉強な私は
はじめ"horcrux"って字だけ見たとき、
「金属とかの材質?何だか古代の魔法なのに現代っぽい響きだ」とオモタ。
意味を聞いたあとは、「魂がとりついた状態にある立派な品物=」って理解。
「箱」のイメージはここで聞くまで皆無でした。


「分霊箱」って言う訳はどうなんだろう…、
「箱」って言葉、読み手に変なイメージ植えつけますよね。

術の効果をそのまま日本語に直すのも直接的すぎて個人的にイヤン。
ハリ系スレの誰かの意見にあった「〜の〜しもの」みたいな、
古めかしい訳はアリかもと思った。でも通常は
「ホークルクス(ホークラックス?どっちだろう)」表記とかがいいな。

「分霊」って言葉がちゃんとした意味(しかも神道用語!)を持って
既にあるっていうことは今ここで初めて知りましたが、
そんな言葉を使うくらいなら、むしろ造語作ればいいのに。


訳に関して、「これはおかしい」「こうするべき」って、
静山社の中で意見を出し合うことはないんでしょうか。ないんだろうな。

色々な場面がどんな訳になってるのか気になる…でも四千円か…。
929無名草子さん:2006/05/19(金) 12:28:38
>>927
私の中では、灰色のすり鉢より少し浅い鉢(サイズも大きめのすり鉢大)
930無名草子さん:2006/05/19(金) 12:57:30
ウーノープー、
「ウンのない人」じゃ便秘と意味が逆になると思うんですけど!ビキビキ
「例のあのウン」がよかったな。いや、「ウンの出ない人」ならまだ通じるけど。
931無名草子さん:2006/05/19(金) 14:06:33
亀だけど…
>>909 私はプリンスで初めて原書にトライしました。ハリポタが英語で読める本と一緒に読むと、辞書より楽だし楽しく読めると思いますよ。(ちょっと出費増えるけど^^;)
6月後半には原書ペーパーバックも発売らしいし、頑張って!

プリンス原書で読んだら、噂通り邦訳とのあまりのギャップに、1から原書で読み直そうかと思ってます…
932無名草子さん:2006/05/19(金) 14:10:46
最終巻はUK版を買うよ・・。
英語力ないけどガンガルよ。

第6章まで買った代金、静山社にはこの著書の紹介台と自分を騙す
事にする。

ハンケツのぷりんす。
買った方は後書きもしっかり読んで萎えを締めくくる覚悟で。
933無名草子さん:2006/05/19(金) 15:10:06
>>930
そこは音で訳すべきだったんじゃないかな。
日本語じゃ「例のあの人」だからこの言葉の響きをもじるべきだったと思うんだけども。
934無名草子さん:2006/05/19(金) 15:45:39
豚切るけど、児童書的な子供向け邦訳と、一般書籍的邦訳と二種類だせば良くない?

今の邦訳、子供向けったって、大人でも知らないような単語とか苦し紛れに使ってるんだし。

ちなみに俺、流言蜚語なんて知らなかったよ。
935無名草子さん:2006/05/19(金) 15:56:17
>>927
Horcruxのことは最初は特定の色や形を持つものでなく
何か黒魔術の「仕掛け」「概念」としてイメージしました。
正体がわかってから後はとにかく「魂のカケラが宿るもの」として
小さくても多少の厚みや空洞?があるものなんだなという理解です。

もし原書にboxとかかれていたら混乱したでしょうね。
蛇やロケットペンダントや指輪は箱じゃないですから。
(もしかして邦訳読者の一部はナギニの中とかに箱のような入れ物があるという
理解になってしまっている??)
936無名草子さん:2006/05/19(金) 16:05:57
>>934
>流言蜚語

通常は「流言飛語」と書きます。
蜚は常用漢字ではないので一般の書籍で使うことは推奨されないはず。
常用漢字に当てはまらない漢字を無意味に多用しているのも
邦訳の大きな問題の一つじゃないかな。
難しい漢字を使えば子供が勉強になるとでも思ってるのかもしれないが
じつは原則として表記上のマナー違反なんだよね。
937無名草子さん:2006/05/19(金) 16:40:57
個人的にはハリーポッターの訳し方はどうでもいいんだが、
このスレに関連しような内容が今夜の「しゃべらナイト」であるようなので貼っとく。

ttp://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p/001/21-21296.html
938無名草子さん:2006/05/19(金) 18:04:12
NHKは『世にも不思議な翻訳稼業』じゃなくて、『世にも不思議な翻訳』にすべきだな。

松岡って、会議での通訳はまともなのかな?
939無名草子さん:2006/05/19(金) 18:45:59
長年やってるし、会議ってけっこう言葉のパターンが決まってるから
そこは普通にこなしてるんじゃないかな。
っていうかこの人やっぱ通訳ならかなり適職なんじゃない。
多少の間違いとか気にせず度胸よくパッパッと訳してくれそうだもの。
通訳ならそれが正解と思う。通訳なら……。
940無名草子さん:2006/05/19(金) 19:34:24
某スレの半ケツ我輩AAワロスww
941無名草子さん:2006/05/19(金) 19:35:05
ようやく読み終わってここを参照してるとこ
ここの方のおかげで、この本で自分が気に入らない所=訳のせいってのが分かった。

今回のも珍訳沢山あるけどさー。例えばホークラクス=魂の器くらいの訳でいいじゃん

なんで神道用語みたいなのから引っ張ってくるの?と問いたい。

西洋ファンタジーが一気にジャパネスクですよorz
942無名草子さん:2006/05/19(金) 19:35:30
ゴメン…誤爆 スレチだた… スマソ
943無名草子さん:2006/05/19(金) 20:19:49
>例えばホークラクス=魂の器くらいの訳でいいじゃん
あえて訳すならね。
分魂の器(ぶんこんのうつわ)とかね。
でもホークラックスで通すのが一番かな。
944無名草子さん:2006/05/19(金) 21:04:47
>>943
分魂も分霊と似たような意味があったと思う。NGだね。
ライティングデスク→文机といい言葉に無神経な人だよなあ。
945無名草子さん:2006/05/19(金) 22:14:53
確かに分魂(わけみたま)という言葉がやっぱり宗教系であるみたいだね。
でも分霊みたく漢字変換候補にでるほど一般的な言葉じゃないからまだましかな。
まあとりあえず宗教系の言葉は気を遣ったほうがいいね。信心深い人を傷つけるから。
「混血」やめて差別に気を遣ったのなら宗教関係にも気をつけるべきだったね。
946無名草子さん:2006/05/19(金) 22:21:40
日本語版読み終わりパピコ。

……なんていうか予想以上だったよ、裕子さん。ネタとしては最高だ。

まあ、half-blood Prince→謎のプリンス・半純血のプリンスの時点で
期待はしていなかったけれど。
正式名称出る前の、混血の王子様の方が良かった気がするよ。
王子様にプリンスってルビ振って。

個人的に悲しかったのは
ダンブルドアの語尾に「〜じゃからのう」が付いているせいで、
You are with me. →I am with you.が軽くなってしまったこと……
まあ、これは仕方ないのかもしれないけれどさ。
947無名草子さん:2006/05/19(金) 23:25:45
字幕でしか劇場版観てないんですが

やっぱ”我輩”ことスネイプの吹き替えは青野武ですか?w
948無名草子さん:2006/05/19(金) 23:30:38
818 名前:公共放送名無しさん 投稿日:2006/05/19(金) 23:28:29.29 ID:LYdo6wrK
なんだか分からないけど
みんなが叩いてるから俺も
このオバサンのことを叩いとこう
949無名草子さん:2006/05/19(金) 23:32:18
しゃべらナイト見たけど… すべてがorzだなぁ…
あのオバサンには何言っても、これは私が訳した私のハリポタですからって斬り捨てるんだろうなぁ。

塚、ミッドアトランティックであーゆー発音なの? あんまり上手いと思わなかったけど。
950無名草子さん:2006/05/19(金) 23:42:22
なんか前のほうで静山が権利得たのは金積んだからってあったけど
松の境遇にどうたらこうたらって話じゃなかったんだっけ。
951無名草子さん:2006/05/20(土) 00:06:15
しゃべらナイト見た・・・

会議をメチャクチャにしたとか言って(例えジョークだとしても)ケロリとしてるとか、
無意味なジョークだと勝手に決め付けて通訳しないとか、通訳ってあれで良いもんなの?
「Please laugh」なんていい加減すぎないか?
952無名草子さん:2006/05/20(土) 00:11:42
>>951
それが通訳の極意だと思う。
Please laughは冗談も入ってる。

しかし「会議をめちゃくちゃにして通訳は成長する」って言っていたね。
「本をめちゃくちゃにして翻訳家は成長する」に近い感覚もあるんじゃないかと心配になった。
953無名草子さん:2006/05/20(土) 00:14:29
成長せんでいいから他に譲れ…。
954無名草子さん:2006/05/20(土) 00:16:51
やっぱり今回も軽く伝説劇場だったんだね。
DVD見るの楽しみだ。
955無名草子さん:2006/05/20(土) 00:53:15
>>946
「わしと一緒じゃからのう」
「君と一緒じゃからのう」らしいね。
「わし」と「じゃのう」が妥当かどうかは置いておくとして。。
なんかダンブルドアが普段からいいそうな言葉でたしかに軽いね。

「君にはわしがついている」
「わしには君がついている」
のほうがじんと来ると思う。
956無名草子さん:2006/05/20(土) 00:53:53
しゃべらナイト見ました

なんだか途中で腹が立ってきて、内容を忘れてしまった…orz
あんたが言うなよ!ってつっこみを入れたことだけは覚えてる
はぁ…この人には何を言っても通じない気がする。
最近は日本語が乱れているから、とか言ってたと思うんだけど
あなたの翻訳もおかしいのでは?と突っ込まずにはいられなかった…
957無名草子さん:2006/05/20(土) 09:05:35
私もしゃべらないとみてしまった…
翻訳家・通訳を目指すなら語学の勉強だけでなく
見聞を広めて教養を身に付けることが大切なんだそうだ。

ではあなたは 広 い 見 聞 と 教 養 を身につけているのですか?
958ダンプルドア:2006/05/20(土) 10:51:59
ほっほ、誤訳の指摘でのうてただのガキと婆さんの悪口になってきとるぞい。
959無名草子さん:2006/05/20(土) 11:50:57
ちょっと提案なんですが。
ネタバレスレがなくなって寂しいしこのスレも以前のように
ガンガン疑問箇所があがるという状態ではなくなってる。

そこで新スレは「原書読者と邦訳を語るスレ」という風にして
邦訳読者でこの部分原書ではどうなんだろう?と思っている人に
もっと気軽に来てもらえそうなスレにしては?

その中で単に訳の細かい点ばかり語り合うのではなく
原書とのキャラクターの印象の違いや感動度の違いを語り合ったり
また邦訳を離れて歴史魂でこんな情報があったよということを
語り合うのもOKにしたら。

今のままではこのスレちょっと英語オタクと訳者叩きたい人の
閉鎖的な集まりになってるっぽいのでまた人を集めるために
そのくらい方向を変えてみてもいいと思うんですが。
みなさん、どう思いますか?
960無名草子さん:2006/05/20(土) 13:45:14
>邦訳読者でこの部分原書ではどうなんだろう?
それとあわせて、
「原書読者でこの部分邦訳ではどうなんだろう?」
っていうのもお互いで教えあえたら、
どっちかしか読んでない人どうし有益だね。

でも誤訳指摘、訳改善への運動と
そういう語らいを同じ場でするっていうのはちょっと混乱しそう。
961無名草子さん:2006/05/20(土) 15:38:25
>誤訳指摘、訳改善への運動
それが盛り上がっていれば何も問題はないんだけどね。

あとキャライメージのズレや各シーンの印象の違いを語らうことも
邦訳の問題を追及する上で大事なことだとは思う。

「原書読者と語ろう!ハリポタ日本語版の疑問」っていうことで
とにかく「変だな」と思ったことを書いてもらうっていうのはどうかな。
結局いままでと同じことかな。

原書読者の「ここはどう訳されているのかな?
この部分の感動は邦訳読者に伝わったのかな?」というのに答えてもらうのも
けっこう検証に役立ちそうではあるな。
962無名草子さん:2006/05/20(土) 16:52:34
じゃ本スレで指摘があった誤訳

邦訳: 〜夕暮れの迫った〜 (10章 P319)
原文: ...back in Dumbledore's now twilit office. (US P211)
試訳:

twilitとtwilightを間違えたらしい
963無名草子さん:2006/05/20(土) 17:14:40
>>962

( Д ) ゜゜

_| ̄|○⇒_|\○_⇒_/\○_⇒____○_
964無名草子さん:2006/05/20(土) 17:26:08
>>961
ま、スレタイまでは変えなくていいかもしれないけどね。
でも今読み直すと>>1の意気込みは鼻息の荒さが前面に出すぎてる気がしなくもないので
(よくできてはいるけど)ちょっと新テンプレ考えてみました。
今の>>1-2をグググッとシンプルにして:
--------------------------------------------------------------------
日本語が不自然!読みにくい!もしかして誤訳?
何かと疑問の声が上がることの多いハリーポッター日本語版を検証し、
改善運動へ結びつけていこうというスレッドです。

単なる誤訳、珍訳指摘ばかりでなく、
邦訳読者の「この訳が不思議なんだけど原書はどうなってるの?」という疑問、
原書読者の「ここはどう訳されているのかな?
この部分の感動は邦訳読者に伝わったのかな?」という疑問なども歓迎。
互いに情報交換しあって検証を深めていきましょう。

□注意事項□
1.基本的にsage進行で。
2.荒らし、煽りはスルー。
3.まとめサイトにも目を通してね。
4.松岡女史個人や静山社を叩くことが目的ではありません。
  単なる愚痴や文句は控えめに。
5.疑問箇所などをあげる時には、皆にわかりやすいように
  何版(UK・USA・日本語/ハードカバー・PB・携帯版など)の何巻の何章の
  どういったシーンかをできるだけ表記しましょう。
6.他スレ、他サイトへのマルチ宣伝は荒しを呼ぶ元。絶対にやめましょう。
7.マターリ進行を心がけましょう。
----------------------------------------------------------------------
で2以降に過去スレやネタバレスレにあった歴史魂など便利サイトのURLを書くというのはどう?
こういう方が「版権」がどうとか「エージェント」がどうとか詳しく書くより
気軽にみんなに来てもらいやすいと思うんだけど。どうかな?
965無名草子さん:2006/05/20(土) 17:32:56
>>964
いい感じ!

そうだね、今の>>1は確かによくできてるけど、
新規にスレに入ってきにくいかもしれない。
966無名草子さん:2006/05/20(土) 18:43:25
たしかに「大半のファンは問題を知らない」とか「出版社とかけあう」とか
そういう言葉は1に書かない方が警戒されにくいし冷やかしもこないかもしれないな。
967無名草子さん:2006/05/20(土) 19:21:33
>>962
間違えてるのはオマエだろ
そんな英語力でよくこんなスレやってるなwww
968sage:2006/05/20(土) 21:00:31
>962
じゃあ、厳密に正しい訳は?
969無名草子さん:2006/05/20(土) 21:44:57
>>962が本スレから拾ってきた指摘はこういうことのよう。

〜もう夕暮れの迫ったダンブルドアの部屋に、正確に着地した。(6巻上p319)
...they landed squarely on their feet, back in
Dombledore's now twilit office.(UK p200)

ペンシーブの旅を終えハリーとダンブルドアが校長室に戻ってくる場面。
ハリーが校長室に行ったのが夜の8時。
過去から帰ってきたのは10時くらいだったのではないかな。
少し話をしてからダンブルドアの「もう遅い時間じゃ」というセリフもでてくるのに
「夕暮れの迫った」部屋に帰ってきたというのはつじつまが合わない。

twilitはtwilight(夕暮れ時・薄明かり)の形容詞形だったと思うが
必ずしも「夕暮れ時の明かりに照らされた」という意味ではない。
「薄明かりの灯った」とか「ほの暗い」などと訳せばよかったと思う。
夜の課外授業であることをきちんと把握していればこのようなミスは起こらなかったはず。

試訳:
薄明かりの灯ったダンブルドアの部屋にしっかりと降り立った。

>>964
いいとオモ。
上のような疑問をもっとみんながこのスレに聞きに来てくれるといいんだけど。
970無名草子さん:2006/05/20(土) 22:07:29
次スレがたってない状態で申し訳ないけど、言わせて。
某掲示板で「分霊箱が・・・」「でも分霊箱は・・・」「思うに分霊箱は・・・」
【分霊箱】の連呼。あぁ、もう認知されているのね。ユウコタンに疑いを持っていない方には。
どうしても、お願いだから、絶対。私は【分霊箱】は認めません。
しかし、無駄なあがきかもしれん。泣いちゃぉ。
971969:2006/05/20(土) 22:21:55
あ、このシーンのすぐ後にダンブルドアが予備ランプを点けてるわ。
きっと過去への旅にいってるあいだにいくつかランプの油がなくなって
明かりが消えちゃったんだな。
だからnow twilit oficeとnowがついているのかも。
だったら試訳は「薄暗くなったダンブルドアの部屋に〜」だね。

>>970
好きなだけ泣いたらええ。
本スレでもふくろう通信にネタバレされたって泣いてる人がいたよ。

「憂いの篩」でハリーを過去へと導いたダンブルドアは
一体ハリーになにを教えようとしたのか?
深い悲しみを乗り越えて「選ばれし者」立ち上がる。

↑このコピーでダンブルが死ぬのわかっちゃったって。
かわいそう。
972無名草子さん:2006/05/20(土) 23:40:46
ふくろう通信なんてもう読まずに捨ててる俺はきっと勝ち組
973無名草子さん:2006/05/21(日) 00:19:34
>>970
別にそんなこだわらなくてもよくね?
ただ日本の呼び名は意味なんて関係なく分霊箱で決まったと思ってれば?
974無名草子さん:2006/05/21(日) 00:19:58
>970
そこでその掲示板で問題提起ですよ。
自分も日本語訳が普通と信じて疑ってなかった一人です。訳が変だってことを外部に向けて
アピールしていかなきゃダメなのかも
975無名草子さん:2006/05/21(日) 01:03:45
>>973
まったくの造語ならそれでいいけど、この場合その名称のものが実在しちゃってるのが問題。
逆に例えるとすると聖櫃で蟲毒を作っちゃう感じだよ。
976無名草子さん:2006/05/21(日) 01:20:46
「君の気の毒な友達のルパートにあんな〜」

ルパート…原書もそうだったっけ
まさか翻訳で間違えたわけないよね
すげー普通にスルーしてたw
977無名草子さん:2006/05/21(日) 08:13:43
>>976
原書でもルパートだったよ。
ちょっとワロタw
978無名草子さん:2006/05/21(日) 09:48:47
何でルパートになってたんですか?
そんな名前の人いたっけ
979無名草子さん:2006/05/21(日) 09:56:33
ロンがルパートになってたの?
それなら中の人の名前が混ざったんだね
980無名草子さん:2006/05/21(日) 10:13:51
ルパートはローリングさんのお遊び。
スラグホーンがひいきの生徒の名以外覚えていないということで
いい加減な名前を言わせるなら何でもよかったと思うが
あえて映画のロンの中の人の名にした。
981無名草子さん:2006/05/21(日) 10:17:45
いやそこはただ、スラグホーンがロンの名前を覚えてなかっただけだと思ってたんだけど。
 
あと、映画でのロン役が「ルパート・グリント」だっていうのともかけてるんじゃないの?
982無名草子さん:2006/05/21(日) 10:18:33
この流れなら言える

その部分、頭ではルパート・グリントのことだなとわかってたけど、
それがロンの中の人だってことになぜか気づかなかったwwww

ところで、何ページ(何章)だっけ
983無名草子さん:2006/05/21(日) 11:46:12
秘密の部屋のビンズも同じ症状出てたよね。
Miss GrangerがMiss Grantになったり、Miss PatilがMiss Pennyfeatherに
なったり最初の一文字しか合ってねーってやつ。
984無名草子さん:2006/05/21(日) 11:55:26
このスレ読んでて思った
もっと勉強して、原書で読みます
訳が酷いとは聞いていたけど、こんなに違ったんだ…結構ショックです(´・ω・`)
自力で読むには、英検でいったら何級があれば大丈夫でしょうか?
私は準2(すごいギリギリ合格ww)なんですが、難しいですか?
ちなみに高2です
985無名草子さん:2006/05/21(日) 12:22:38
がんがれ!
私は高校以来ほとんど英語の勉強してないし
英検も何も受けてないけど、一ヶ月かけて読んだ。
邦訳に高い金払うこと思えば、根性で何とかなる!

勉強してからじゃなくて即挑戦しる
986無名草子さん:2006/05/21(日) 12:35:00
テンプレ案が出ていたので次スレ立ててきました。

◆ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ6◆
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1148182323/
987無名草子さん:2006/05/21(日) 12:52:44
>>984
準2級なんてとてもダメだけど、気合とこのスレで読んだ。あと、
CDブックに読んでもらうのもお勧め。
988無名草子さん:2006/05/21(日) 13:19:49
>>984
英検と原書を楽しむ力とはあんまり関係ないよ。
読みたいという気持ちがあればなんとかなるはず。
とりあえずがんがれ!!

>>986
乙です!


989無名草子さん:2006/05/21(日) 14:19:38
トレローニーの「トランプ占い」ってのがひっかかる。
「稲妻に撃たれた塔」って、そりゃタロットカードの
「The Tower」のカードなんじゃないの?
普通に「カード占い」にしときゃいいのに・・・。

あ、英語でタロットカードをトランプって言うんだったらスマソ。

990無名草子さん:2006/05/21(日) 14:31:10
むしろ、タロット占いだろ
991無名草子さん:2006/05/21(日) 15:11:33
>986スレたてありがとう〜おツ


「根性で何とかなる!」
「気合とこのスレで」
「読みたいという気持ちがあれば」
根性論者ですが、このスレ住人の熱血志向に萌えた。
992無名草子さん:2006/05/21(日) 15:13:25
>>989
トレローニーはスペードのカードがどうとか言ってなかったっけ?
とりあえず何章何ページのシーンか書いてくれると
他の人も確認しやすいです。
993無名草子さん:2006/05/21(日) 15:28:12
そろそろ埋め
994無名草子さん:2006/05/21(日) 15:29:38
スーパー埋めスマッシュ
995無名草子さん:2006/05/21(日) 15:31:12
みんな埋めようよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
996無名草子さん:2006/05/21(日) 15:32:39
おれが埋めます
997無名草子さん:2006/05/21(日) 15:33:11
おれも。
998無名草子さん:2006/05/21(日) 15:33:48
埋め埋め子
999無名草子さん:2006/05/21(日) 15:34:28
今回初めて日本語訳のひどさに疑問を持った。
本は高いし、二冊組だし…泣けてきた。
しゃべらナイト見てますます泣けた。

「箱」はないよな、「箱」は。このスレ見てためになった。
1000無名草子さん:2006/05/21(日) 15:34:32
埋めるんジャーーーーー
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。