1 :
無名草子さん :
俺は太宰治だと思う
2 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 21:49:22
太宰!
3 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 22:49:09
田中さん
4 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 23:04:36
辻邦生
5 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 23:08:26
山本周五郎に決まってる
6 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 00:34:09
星新一
7 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 00:51:54
京極夏彦
でも、うまいうまくないの基準は何よ?
読みやすさ?正確さ?
8 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 00:57:57
橋本治
9 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 01:19:42
私も太宰。うまいわぁ〜、あの内容で上手すぎるところが、
人物をうさんくさくさせていると思う。
そのうさんくさいところが好き、という人とは共感できるけど、
太宰の苦悩が〜とか言う人見ると、こいつ鍋や釜や浄水器をさんざん、
買わされるタイプだなぁ、と思ってしまう。すごいローンくまされて、
まだ地球にやさしいだのなんだの言ってそう。
10
三島由紀夫。
ちょっと華美に過ぎる所もあるけどね。
すまん出なおしてきます……。
12 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 07:56:48
山田悠介(吐
13 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 15:09:16
>>8は微妙。
言葉が綺麗なだけで構成が下手で読みにくい。
太宰と筒井と三島と全盛期の東海林さだお
14 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 18:37:41
15 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 18:52:05
武田百合子
漱石だべ。ルビと注釈があれば現代の小学生でもわがぬこを読めるのは凄過ぎる。
17 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 19:21:11
三浦哲郎
美し過ぎる
連城三紀彦
19 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 23:30:19
村上春樹
金原瞳
谷崎潤一郎、丸谷才一。
評論家なら(本業は詩人だが)大岡信か。
>>20 おまっwwwwwそれはないだろwwwwwwwww
樋口一葉
主に死んだ人を挙げるスレはここですか?
25 :
無名草子さん:2006/02/01(水) 13:11:23
文章が上手いのは夏目漱石で、
文章が美味いのは谷崎潤一郎で、
文章が巧いのは誰だ?泉鏡花か?読んだことないので分からんが。
舞城王太郎以外考えられない。あ、あと太宰治。
Z武にちんぽはついてんのか?
樋口一葉の文章はお馬鹿な僕には理解できん
皆川博子
30 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/09(木) 11:59:58
三島由紀夫
31 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 13:53:08
文章うまい奴は作家にならないよ。
科学者(今なら技術者も)の書いた文章見てごらん?
平均でも突出したもの同士でも科学者のほうがはるかに上だよ。
漱石だって寺田寅彦に到底かなわない、って告白してたくらいだもんな。
32 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 16:27:02
現役ならまあ誰も文句ないだろうけど
貴志祐介だね
ていうかこの人の小説映画化されまくりだから上手いって証拠だよ
33 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 16:45:32
メーカーの技術者は国語力ないですよ
彼らは製品や図面を言葉代わりにしてモノを語る人種
粗雑な一般論にはうんざりさせられる
35 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 20:45:47
乱歩と鏡花
37 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 21:35:07
岩本志摩子
>>37 舞城読んだことないの?文句なしに上手いじゃん。
連城ならわかるけど……
舞城の文章のどこがうまいのかさっぱりだ。
舞城がうまいならほとんどの作家はうまい部類に入ると思うよ。
42 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 12:17:47
寅彦
太宰キモイ
44 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 12:28:04
鴎外はダメ?
46 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 12:45:56
町田町蔵
47 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 14:22:58
三島由紀おんつぁん。
>>39 プロとして一級の文体だとはおもうが、
「上手い」って感じではないなあ。
技術的にどうこうではなくって。
49 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 21:21:12
皇太子殿下の書いた本読んだことあるけど、すごくきれいな日本語で、文章からも品性が感じられた。
50 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 21:22:17
東野圭吾
51 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 23:23:57
東野圭吾
高橋源一郎
53 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 23:38:45
三郷直敏
54 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 23:44:58
村上春樹
‥上手いとはちょっと違うか
55 :
無名草子さん:2006/02/19(日) 23:58:30
柳美里
東野はわかりやすいだけで描写が文芸ではない。結局理系。
村上は個性。
藤沢周平だな。
プロたちも認める文章の端正さと平明さ、リズム。
読者の想像を導く的確な措辞。
感情を豊かに伝える柔らかな比喩。
藤沢周みたいな下手糞と勘違いしないように。
結局、作者の自意識が全面に出て目立ちたがる印象の文章は駄目。
私小説でも駄目。
ましてエンタメで作者が世を憂えたり説教始める最近の若手は論外。
ダラダラ長尺でどうだ感動だローレライみたいな。
補足。村上は個性。
つーか言うまでもなくヴォネガットやバーセルミやあのへんのパクリ。
上手いといえば上手い。賢さがあざとい文章。
ただしああした純化ハードボイルドの文体を好きなやつはそう賢くない。
58 :
無名草子さん:2006/02/20(月) 07:20:07
向田邦子
59 :
無名草子さん :2006/02/20(月) 07:57:06
49みたいな気持ち悪い身障ウヨが品性とか言ってもねぇw
偏差値低いバカ専用のオナニー本ってとこかwww
60 :
無名草子さん:2006/02/20(月) 08:06:52
吉本ばなな
61 :
無名草子さん:2006/02/20(月) 08:58:36
文のうまさなんてのを比較すること自体、ナンセンスだが、
>>56さんみたいに藤沢賞賛する人っているよね。
自意識というか自我が強いものは駄目というのは賛成だけど、
だからと言って、100%藤沢賞賛する気にはならないなあ。
愚直というか、もっとずっとスマートに書けるのに、
わかりにくいところもあるしね。
それが味と言えばそれもけっこう、
>>56さんはそこまで見越して
言ってるのかもしれないけど、そうではなくて、ただ「プロも認める」
とか「定評がある」とか、他人の意見(というか、出版社の宣伝)に
影響されて、藤沢を持ち上げる人が多いのも事実。
東野さんは実に明晰な文章だけど、理系だなんだってのは、
これもまたありきたりの決め付けだしね。
文学でも漱石とか三島とか超一流の作家ってのは明晰だし。
>>56さんを批判するのではなく、藤沢を賞賛する人は多いけど、
だれも具体論を書かない。藤沢を持ち上げるなら、
自分の意見でもっと具体的に書いてもらいたいなあ、
といつも思うもので。
北杜夫なんかは?
幽霊の序文なんかは素晴らしいと思ったけど。
最高級だよ。三島より上。
三島は書けなくなって、馬鹿な死に方をしたが、北は馬鹿な死に方こそしなかったものの、
全盛期はごくごく短かったね。作家ってのはそういうものかもしれないが。
紀貫之
あっ、山上憶良
うむ。
「プロも認める」は、それはそれで一材料。
あとは本人次第。
>>63 三島は書けなくなって死んだと言うより、
書けなくなったら死のうと考えてたって感じじゃね?
聖徳太子ってめっちゃ字上手いよね
なんでえ、結局(似非?)藤沢ファンってのはこの程度かよ。
プロも認めるなら、どのプロか名前出せよ。
どうせ文庫本の解説か藤沢本に金もらって寄稿してる連中のことだろうけどよ。
たしかにうまいなあ、って思うところもあるが、冗漫なところもまた多い。
特に短編で冗漫なところが多いのは致命的だ。
田舎者の訥弁でそれが味と思える人にはいいのだが、
もっと都会的な機知に富む文章を期待する人には物足りないだろうね。
この話題、藤沢スレで何度か出てたけど、藤沢ファンっていい人が多いから、
それを認めての上のファンだったよ。
佐高なんかが司馬への対抗馬として藤沢持ち上げ始めてから、
変なファンが増えたよな。
ふーん。
内容はどうでもいいのですが、文章下手ですね。
東野圭吾の文体が好きな自分は結局理系ってことなのかな。
>>71 理系というより、説明調の文体が肌に合うだけだと思う。
百鬼園先生の名が挙がっていないとはこれいかに。
74 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/02(木) 12:41:14
三島由紀夫
Yoshi
中島敦
格調高い文章でおなじみ。あんだけ馴染みのない単語散りばめた文章なのに
すらっと読ませる文章力はさすが、と思う。
77 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 15:31:27
windows xpのヘルプ
78 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 15:34:23
79 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 16:44:35
理系・文系ってのも単純分類だなあ。
でも、東野さんは文章うまいよ。
説明調だったって、ろくに意味がとおらないひとりよがりな文芸作家の連中よりは百倍ましさ。
言われてみれば百鬼園先生も文章うまいって言えるね。
ああいうものでエゴが強くでないってのは、技術いるんだよ。
漱石とか荷風もあの手のものうまかったよね。
凡百のエッセイストなんてエゴが強すぎて嫌気がさすの多いもんね。
名指しで悪いが林望先生とかさ。そこがいいって人もいるんだけどね。
東野は上手くない。読みやすいだけだろ。
81 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 16:47:57
秋山瑞人 ラノベ作家だけど
82 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 16:52:01
読みやすいってのは大事だよ。
もしかして読みにくいのが芸術と思ってないかい?
知らないだろうが、昔、小林秀雄なんて人がいて、
「私の文章は読みにくい。読者は三回読まないと理解できない。すなわち、私の本は三倍の価値があるのです」
なんて大威張りしてたけど、大バカヤローだよな。
若い人って難しいことがいいと思い込むが、文学の世界だって超一流はやさしい文体なんだよ。
確かに村上は読みやすいけど上手くないね
85 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 17:14:00
>>82 小林秀雄は自身を皮肉って言ったんじゃなくて?
宮部みゆきと東野はどっちが上手い?
87 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 17:18:37
なるほど。
シェークスピアもそうだってな。
ドストエフスキーも原文はさほどでもないが、翻訳悪すぎるそうだ。
フロイトなんて原文のドイツ語はやさしいのに、英語訳すると難しくなるとかw
トールキンやCSルイスもやさしいしな。
クリスティも平易なんで馬鹿にされてたらしいね。
ドイルも平易だね。本来書きたかった歴史小説はちょっと難しくなってるけど。
88 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 17:20:42
宮部みゆき<<(超えられない壁)<<東野
ホント、宮部って何書いてるかわからない、
必要以上にごちゃごちゃしてることが大杉。
ああいうのうまいと勘違いする(若い)読者いるんだろな。
>>85 これ、「本居宣長」発売時の有名な話だよね。
皮肉も込めてかもしれないが、得意そうに語ってたのは事実だよ。
まあ、評論家ってのはどうでもいいことをかっこつけて語る商売だがね。
90 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 17:36:48
重松清!重松清!
_ ∩
( ゚∀゚)彡
( ⊂彡
| |
し⌒J
91 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 17:54:45
>>84 同意。村上はスラスラ流されるが、決して深い上手さはない。
俺は太宰に芥川かな。
92 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 18:08:22
太宰はうまいよなあ。
あんなの下手に真似たら愚痴っぽくてかなわなくなりそう。
93 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 18:52:38
紀田順一郎
>>88 うまいかどうかはまだ別として、
宮部くらいでわかんないなんて言ってたら本なんて読めないだろ。
東野の文章は読み易い、けど味がない。
少なくとも名文家でないのは確か。
96 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 21:23:20
そりゃ言えてるな。
まあ、そのわからないところを飛ばすのが読む技術なんだけどなw
けど、書いてるほうは絶対に頭混乱してああなってるんだぜ。
読者が適当に、わからないのは自分が頭悪いのか?
って錯覚してくれるから成り立ってる面はあるよな。
97 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 21:26:19
>>95は小林秀雄をありがたがる口かい?
数学や物理の本なんて、わかってればわかってるほど読みやすく書けるぜ。
芸術だって同じだぜ。わけわからない文章は自分が混乱してるんだよ。
少なくても宮部は意図してああ書いてるんじゃないな。
単にストーリーの状況思い浮かべるのに、頭のキャパシティが足りない、つまりメモリ不足起こして、暴走気味になってるだけさ。
98 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 21:30:34
澁澤龍彦
>>88 宮部みゆき>>(超えられない壁)>>東野
東野は赤川次郎に毛が生えた程度
華美でも禁欲的でもない綺麗な日本語だから、久世光彦。
と書こうと思ったら…………
101 :
無名草子さん:2006/03/02(木) 22:08:00
赤川に毛の生えた程度なんて東野にとっちゃ最高の褒め言葉だろうが。
>>101 文体はどちらも凡庸だが、東野は駄作が少ない。
名作もファンが煽り立てるほど多くないけどねw
アスリートもアーティストも、自分がやらない奴と自分でもやってる奴では見方が違うんだよ。
別に小説でなくてもいい。ノンフィクションだろうが論文だろうが解説書だろうが、5冊や10冊書いてみな。
自分がよく知ってることについては、東野みたいな文章になって、わからないことについては宮部みたくなる。
フィクションなら、ストーリーがどんどん浮かぶ、状況が目の前に鮮やかに現われてる時には東野みたくなり、ストーリーがどうしても浮かばない、それでもなんとか原稿埋めないと……って時には宮部みたく、長々と風景描写・心理描写を書き続けるんだよな。
言ってみれば、東野は解像度300万画素、宮部は10万画素ってところだ。東野は視力2.0、宮部は0.1な。
囲碁だったか将棋だったかチェスのプロに聞いたことがある。自分のいい局面では、なるべく単純な手を指す。
不利になると、なんとかまぎれの多い局面に持っていくために、わけのわからない手を指す。
それでなんとか泥沼の状態にして、相手のミスを待つ、ってことなんだよな。
まあ、文章ってのはゲームじゃないから、勝ち負けじゃない。
泥沼状態を敢えて楽しみたい読者だっているから、下手な物書きがわけのわからない文章書いたところで、それはそれでいいのかもしれないがね。
まあ、そんなところだ。
>>104 必要のない例え話しをくどくど入れてる人に「自分でもやってる奴は見方が違うんだよ」
とか言われても説得力がない。語尾もうざいし。
「
>>104さんはもの書きさんなんですか?すご〜〜〜い!!!」
みたいなレスでも期待してたのか?
>>104 東野の描写力(説明力?)が解像度300万画素なら、
連城とかはいったい幾つになるんだ?
東野は五十歳目前にしても、いまだにあの文体だが、
連城が「戻り川心中」を書いたのは三十代前半。
比較論が好きな今西サン、
どうかこのレベルの差を判り易く説明してくれ。
107 :
無名草子さん:2006/03/03(金) 12:48:22
小野不由美
108 :
無名草子さん:2006/03/03(金) 12:53:58
>>104 とにかく君の妹のパンツを見せてくれるかな?
110 :
無名草子さん:2006/03/03(金) 17:28:12
>>104は 知ったかぶりのええかっこしが見事に
見抜かれてしまったね。
君の文の気色が悪いことに
自分だけが気がついていないようだね。
近松門左衛門!!
114 :
無名草子さん:2006/03/03(金) 17:41:41
おっぱい!おっぱい!
_ ∩
( ゚∀゚)彡
( ⊂彡
| |
し⌒J
まともに語れるやつは現れないかい?
まあ、若い奴らがこういうこと語らない時代になったと言えば、いい時代になったってことなのかもな。
ちょっと頭のいい奴は、今では全部技術系の職業についちゃうからな。
昔、といっても、今の50代以上かな。技術系でも教養がないと恥ずかしいような、旧制高校的な文化があって、それはいろいろ背伸びしたもんだ。
しかし、背伸びする奴すらいなくなったのか?
あおりだけじゃ背伸びにもなってないぜ。生硬でかなり受け売りではあっても、まともに語れる若者が現れるのを気長に待ってるがね。
宮部も東野も、オレは読んだことないよ。オレくらいになれば、それは本屋で2、3ページ立ち読みすれば、どれくらいの質かわかるよな。
自分で書いてみれば、どういう時にどういう文章になるかわかるんだよ。宮部はずいぶん苦し紛れだったよな。何箇所か眺めたが、どこもそうだった。
それが味といやあ味なんだろうがな。ピカソは言ってたそうじゃないか。なんでもいいから、描いちゃえ、と。
解説は評論家がしてくれるってな。なんだか高邁な理論をつけてくれるって大笑いしてたらしいが、まあ美術ならそれもよかろう。
あるいは雑音鳴らして前衛音楽とか実験音楽ってのも、これもた面白かろう。
けど、文章でそれはな。まあ、徹底的にそれをやれば、それも認めるがね。でも前衛文学や実験文学ってのはあまりないんだよな。
安部公房がやりそこなったくらいのもんだ。安部の時代は医学やってても、教養主義だったんだよな。
長文乙
下手糞な文章乙
118 :
無名草子さん:2006/03/03(金) 22:08:21
若ハゲの奴は全部技術系までは読んだ。
119 :
無名草子さん:2006/03/03(金) 22:13:50
久しぶりに本気の電波見た
120 :
無名草子さん:2006/03/04(土) 11:25:47
>>104 ↑
本好きの俺だがこんな人間にはなりたくないもんだ。
121 :
無名草子さん:2006/03/04(土) 11:28:45
122 :
無名草子さん:2006/03/04(土) 11:55:09
井原西鶴
>>115 「釣りでした」に方向転換したか
きたねえ野郎だ
124 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 01:25:25
司馬遼太郎はどうしょうか?
「〜と思った」が多用する作者には首を傾げるね。
描写で、「あっ、主人公は悲しいんだ」とか
「いま、猛烈に怒っているんだ」と伝えるのが
『文の芸』のはずじゃん。
それを基準にして考えると、三島の「憂国」はすごいくない?
腹を切った痛みや、筋肉の強張りが伝わってくる。
あと、藤沢周も描写で伝えられる貴重な作家だよね
逆に、村上春樹はどうなんだろ。
「〜思った」を封印させたら、果たして文章が書けるのか?
「ベイビー」を封じた吉川晃司のように。
126 :
125:2006/03/05(日) 01:42:21
↑推敲不足で申し訳ない。
誤)「〜と思った」が多用する作者には首を傾げるね。
正)「〜と思った」を多用する作者には首を傾げるね。
誤)それを基準にして考えると、三島の「憂国」はすごいくない?
正)それを基準にして考えると、三島の「憂国」はすごくない?
海老沢泰久。
既出の丸谷才一が絶賛した。
小野不由美
十二国記で、これほんとにラノベ?と思った。
あと太宰
129 :
無名草子さん:2006/03/12(日) 14:42:29
梶井基次郎。理系だったけど叙情的ないい文章書いてたな。
リア房の僕から言わせてもらうと、漱石ほど読みやすい小説はないよ。
131 :
無名草子さん:2006/03/16(木) 10:18:48
志賀直哉。ごめん、国語の先生みたいこといって。
132 :
無名草子さん:2006/03/16(木) 10:24:09
>>95 小林英雄ほど簡単な文章はないだろ。だって、基本的にいいたい事は常に同じなんだものw
133 :
無名草子さん:2006/03/16(木) 18:08:55
比喩が普通に上手いのは村上春樹
しばしばアクロバットを決めてしまうのは筒井康隆
スムーズに一気通読出来るのは江國香織
細かい説明をことごとく省いて読者に対して不親切なのは佐藤亜紀
歴史の薀蓄や解釈をやたらぶち込む司馬遼太郎
全部好きな作家ですけどもねw
134 :
無名草子さん:2006/03/16(木) 18:42:38
Yoshi
久世光彦と三浦哲郎の日本語が好き。
136 :
無名草子さん:2006/03/21(火) 17:50:10
ラクルテル。
訳されたものを引き合いに出しては駄目?
外山滋比古
名文家ってわけじゃないんだろうけど、この人の文章に対する考え方が好き。
やっぱり太宰と三島。
生きてる人だと伊集院 静。
139 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 03:00:52
奥田英朗うまいと思うんだけどどうよ?
難解な文章が文学的だと思っていました('・c_・` )
141 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 04:48:20
重松清
村上龍
個性的な文章してる癖に読み易い
143 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 17:03:41
志賀直哉
大江健三郎 サトウイチロウ 三島由紀夫
岩井志麻子と和久光彦。親子そろって文章が読みやすく、品がある。
146 :
無名草子さん:2006/03/25(土) 21:58:52
145です。
和久じゃなくて久世です。間違えた。
ジョイス
上手すぎて何言っているのかわからん
148 :
無名草子さん:2006/03/26(日) 00:05:56
荻原浩
サリンジャー
150 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/02(日) 16:41:05
変人さ。
現役なら皆川博子、津原泰水、連城三紀彦、北村薫
福澤徹三
地味に上手いと思うんだけど
153 :
無名草子さん:2006/04/07(金) 14:52:13
鷺沢萠も巧いと思うよ
>>145 俺もその二人が好きだ。
淑やかって言うのかなんていうのか。
親子そろってどういう意味だよ?
久生十蘭
長野まゆみ
飛浩隆
159 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/15(土) 12:25:11
連城三紀彦
160 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/24(月) 13:32:48
関心がない
連城は抜群に上手いよね。
エンタメ系の作家で、
連城に比肩する名文家って、
あと誰がいる?
作風の好みを度外視すると、
志水辰夫、藤原伊織、浅田次郎、
女性作家では小池真理子や皆川博子
あたりは上手いと思うんだけど。
一時、東野や宮部が挙がって荒れたけど、
このふたりは読み易いというだけで
決して上手くはないよね。
>>161 宮本輝の上手さが連城と同じ系列という勝手な印象
163 :
無名草子さん:2006/04/24(月) 21:24:54
綿谷りさ
好みが分かれるだろうけど、あのひとつひとつに対する表現力は神だと思う。
164 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 01:01:41
西尾維新。ページのパッと見がキレイ。京極夏彦といっしょ。
165 :
↑:2006/04/25(火) 01:04:39
うわ〜知能低そ〜
166 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 01:23:00
>>161 皆川さんは文句なしにうまい。
『蝶』(文春刊)なんかを読むと実感。
167 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 07:15:19
遠藤周作や梁石日などの一見淡々とした文章書く作家が凄いと思う
黒田晶
デリーロ
169 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 21:36:02
スカイ クロラ
ナ バ テア
ダウン ツ ヘブン…辺りの森博嗣…自分的に。
>>166 75歳のお婆さんが書いたとは思えないよな>『蝶』
好きな漫画がベルセルクという
75歳離れしたばあさまですから
開高健はどや?
沢木耕太郎
174 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/06(土) 12:25:56
連城三紀彦、
真保裕一はかなり上手いと思うんだけど。
花村萬月
177 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 13:30:57
倉橋由美子
エッセイはね けっこう巧いよ
178 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 16:13:11
連城は好きだがなんか表現がパターン化されてるような気がする。
名前ふせられてても文章読んだだけで連城だと判断できる、みたいな
179 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 16:14:29
>178
それが個性と呼ばれる物ではないのかね。
180 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 16:22:26
うーん、言われりゃそうだな。
でもなんつうの、ワンパターンっていうか。ねぇ?
181 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 16:27:00
結局のところ、「上手い」ってどういうことでしょうか?
まあ、比喩は大事だね。
宮部をやたらと否定する人がいるけど、
ところどころ挿入される彼女の比喩に、唸らされる俺みたいな人もいる。
185 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 21:02:15
素直に感動するか、あざといと感じるかは結局個人の好みだからなぁ
186 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 21:11:12
フィッツジェラルド
187 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 22:12:51
フィッツジェラルドって事は原書で読んでるって事?
やはり鴎外が抜けてるな。
190 :
無名草子さん:2006/05/08(月) 21:27:39
鷺沢萠
葉桜の季節に思い出す。
惜しい人を亡くしました。合掌。
191 :
無名草子さん:2006/05/08(月) 21:40:21
192 :
無名草子さん:2006/05/08(月) 22:03:10
お前らが言う上手い文章ってのをちょっと引用してみてよ
深いだの浅いだのわからんのよ
193 :
無名草子さん:2006/05/08(月) 22:20:39
北杜夫
辻邦生
三島由紀夫
この辺が上手いし、旨いと思う。
194 :
182:2006/05/08(月) 23:17:22
純文学大嫌いな、あくまでも俺の主観だけど。
比喩の独創性、挿入の上手さ。
違和感の湧かない現在系の文章の使用。
視点。
語彙。
心理描写をするときに、どれだけ外的な現象でそれを表せるか。
とかかな。
エンタメだと更に条件が増えるんだけど……。
他人の意見きぼんぬ。
文の一部だけを見て上手いとか下手を決めるのは何か違う気がする・・・
違わないような気がする・・・壬生義士伝よもっと
196 :
無名草子さん:2006/05/08(月) 23:44:18
文の全体を見ると、構成力の方が気になるな、俺。
197 :
無名草子さん:2006/05/09(火) 00:12:18
堀江敏幸くらいなもんじゃん
198 :
無名草子さん:2006/05/11(木) 16:24:45
佐藤愛子!
199 :
無名草子さん:2006/05/12(金) 00:40:33
村上龍と松尾スズキと花村萬月
200 :
無名草子さん:2006/05/12(金) 01:29:54
三島由紀夫かなぁ
201 :
無名草子さん:2006/05/12(金) 02:31:56
みんなの定義する「文章力がある」ってどういうことですか?
202 :
無名草子さん:2006/05/12(金) 14:08:13
>>201の定義する「文章力がある」ってどういうことですか?
「あの人は文章力がある」っていうのは、「あの人は頭がいい」」というのと
同じようなもので、多くの人が明確な定義がないまま使っている表現だと思う
だとしたら、帰納的に定義すればいいんじゃない
たとえばどういうふうに?
たとえば、最大公約数的に
207 :
無名草子さん:2006/05/13(土) 13:08:02
こんな事を論じている事自体馬鹿馬鹿しい。
208 :
無名草子さん:2006/05/13(土) 15:55:13
209 :
無名草子さん:2006/05/13(土) 16:04:21
んじゃぁ
>>1から
>>208まで出た中から一般的法則を導き出そうぜ
ただし、絶対全てに当てはまる法則な
210 :
無名草子さん:2006/05/13(土) 18:15:21
211 :
無名草子さん:2006/05/15(月) 18:57:11
文章力の無いかたの書籍はあまり出版される機会がないと思うよます。です。
212 :
ぼぶ:2006/05/16(火) 21:29:51
海老沢泰久はガイシュツ?
ようく考えるとYoshiはすごい。
しんじられないくらいリアルだし、ストーリーをたんたんと追う文章力
は素晴らしい。鮎や寿司ゆきの悲劇は見ものだからね。
知らない人ってもういないんじゃない?
ねむくなってきたし、そろそろデーブラブ見ながら寝ようっと♪
>>213 読書家の鏡だね、Yoshi最高!彼の本を読んでると自分の想像力が
うーんと広がるんだ
いやあ、本ってすばらしい
215 :
無名草子さん:2006/05/21(日) 03:04:34
中島敦
216 :
無名草子さん:2006/05/21(日) 03:11:55
渋いなぁ…!
217 :
無名草子さん:2006/05/21(日) 03:19:14
団鬼六
私をして素直に勃起させる筆力は類まれなものだと思ふ。
218 :
ぼぶ:2006/05/21(日) 04:24:42
うまいと言っていいのか・・
新井素子
結局、好みの問題かもね。
220 :
無名草子さん:2006/05/24(水) 00:13:03
まぁ、そうだろうね。
221 :
たか:2006/05/24(水) 00:28:09
yosiはちょっと頑張れば誰でも書ける文章だよ。日本でうまいのは、夏目漱石じゃない。現代なら綿矢りさとか。
222 :
無名草子さん:2006/05/24(水) 04:29:49
太宰は言葉のセンス、リズム感がずば抜けて天才だと思う
今だと町田さん。
二人とも流れるように畳み込むからすごい。
文章の上手さの定義の仕方にもよるが、個人的には夏目漱石。
小学生でも読める文章、中高生が夢中になれる文章、大学生がしみじみできる文章、大人になっても堪能できる文章。
他の作家に比べて凄く作品に入りやすい感じの文章だと思う。
作家にありがちな変なアクはないけど、きちんと個性はあって、書こうと思ってもなかなか書けない文章って印象かな。
ギラギラした個性を求めるなら、漱石は少し違うのかもしれない。
太宰…上手いと思わない。心理描写が多少巧みなだけって感じだ。
漱石…心理描写も状況描写もいまいち。古典にありがりがちな硬質な文体の羅列なだけ。
三島…心理描写が抜群に上手いと思う。ただ表現形式に凝りすぎていてしつこい。あまり好きじゃない。
谷崎…いちいち綺麗。三島と違って自然体だし、手馴れているというか余裕を感じる。好き。
現代だと村上龍だと主
古典作家のそれと同じく、内容は…なのが多いが。
ここまできて川端康成を誰一人挙げていないのが意外
村上ドラゴンは悪文だろ
いや村上龍の文章は一見読み辛そうで、意外なほど論理的で読み易い。
他には大江健三郎の文章は実際読み辛いんだけど、心理描写は一級品かと。
228 :
ぼぶ:2006/05/24(水) 21:21:46
まあ、夏目漱石の坊ちゃんで近代小説の文章表現は基礎づくられたと言って過言じゃない。
それ以前の「言文一致」というのがどれほど読みづらかったかは二葉亭四迷あたり読めばわかる。
その漱石の文体に落語の語り口調が大きく影響しているのは面白い。
ところで村上龍だけど、一見力づくに見えて実はよくよく考えて文体を練り上げた上手い書き手だと思う。
>>227氏が正しい。
229 :
無名草子さん:2006/05/24(水) 21:50:11
断トツで夏目漱石だと思う。
太宰、志賀直哉、芥川竜之介も上手い。
230 :
無名草子さん:2006/05/24(水) 22:39:56
新人の女子高生作家の優希さんはどうだろうか?
デリンタ(悪魔の子)と呼ばれた天使達を読んだが、素晴らしかった。
231 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 04:14:56
夏目 漱石に100票
232 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 22:08:34
土居豊
233 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 22:37:52
中島敦には同感! もうね、鳥肌もんですよ。
234 :
無名草子さん:2006/05/26(金) 08:58:11
トビラノムコウを書いた山下康代は上手いと思った。
235 :
無名草子さん:2006/05/26(金) 09:02:37
矢作俊彦じゃなかろうか。
236 :
無名草子さん:2006/05/26(金) 12:51:01
描写は志賀だろうな
語りは太宰
237 :
無名草子さん:2006/05/26(金) 12:56:05
語りは司馬だよ
238 :
無名草子さん:2006/05/26(金) 13:26:53
>>237 同意
でも小説は正直読みにくい
あと何気なく買った米原万里のエッセイはよかった
239 :
無名草子さん:2006/06/01(木) 06:54:09
宮本輝は上手いと思うぜ。
創価学会とかで批判しないでさ。
>>221 た
て
よ
み
を
知
ら
ん
の
か
?
しかも綿矢wwwwwwwww
241 :
無名草子さん:2006/06/01(木) 21:01:39
村上春樹の短編集は良かったと思うけど
レキシントンの幽霊とかパン屋再襲撃とか蛍、納屋を焼くとか
芥川くらい一文一文に気を遣ってるように感じた
恋愛小説で文章が上手いって思える作品って何がある?
243 :
無名草子さん :2006/06/12(月) 13:16:39
nai
宮本輝はどうですか。
読んだこと無い
中島敦はあの硬いのに涼やかなところがいいですよね。
時々震えるような一文があって、
教科書ではじめて読んだときからずっと虜です。
現代の作家だと誰がこういう雰囲気を持ってるのでしょうね。
余り現代物は読まないのですが、
寡読が楽しみを損なっているような気がして・・・。
このスレッドで上がっている作家さんは読んでみようかな、と思います。
247 :
無名草子さん:2006/06/18(日) 19:15:27
Kocici jazyk?(なな)
248 :
無名草子さん :2006/06/30(金) 13:52:36
宮本輝
連城を下手というヤツには出会ったことが無いので、連城。
連城を読んだことない
連城下手じゃん
253 :
無名草子さん:2006/06/30(金) 21:09:24
堀江敏幸とかはどうでしょう?
255 :
無名草子さん:2006/06/30(金) 21:12:41
256 :
無名草子さん:2006/06/30(金) 21:22:00
間違いなくリアルの山田
257 :
無名草子さん:2006/07/01(土) 00:23:13
やばい空気をかくのが上手い
桐野夏生
258 :
無名草子さん:2006/07/01(土) 00:54:30
星新一
259 :
無名草子さん:2006/07/01(土) 02:27:35
星はもったいぶりすぎてるしくどすぎる
そりゃ好みだろうなぁ。
文句なしに文章の下手――というなら、
みんなの意見が一致するところも多いだろうけど、
上手いってのはなかなか難しいね。
261 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 02:08:23
ぶっちゃけ俺のほうが上手い
村上龍は上手いと思う。美文家ではないけど、読んでて引きこまれる。
あんまり文章の上手い下手って気にしないけど、作品以外になると途端に上手さが出る
というか・・・生きる作家っていると思う。
それが村上龍…作品よりも分かりやすいからかぁ?
小林秀雄とかどうでしょう?
264 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 17:23:22
女子高生作家の優希さんは年齢のわりに文才があると思うのですが、いかがですか?
現在出版されているデリンタ(悪魔子)と呼ばれた天使達もすごく引き込まれる本だったのですが・・・
265 :
無名草子さん:2006/07/03(月) 21:09:01
「女子校生」はAVの中だけで充分
小説の分野にまでそんな単語が出てくるとすごく低俗な感じがする
誰が「女子校生作家」なんてコピーつけたんだろう
圧倒的に中田英寿
268 :
無名草子さん:2006/07/13(木) 21:52:35
ワラタw
269 :
無名草子さん:2006/07/13(木) 23:11:12
五木 寛之 なんてどう?
特に初期の作品いいんじゃない?最近はエッセイしか書いてないけど
270 :
無名草子さん:2006/07/13(木) 23:22:21
漱石の「こころ」何十年ぶりかに読んだが、いやはや文章うまいね。
夏の鎌倉の海岸で「先生」に初めて出会った時の様子から書かれてるが、
特に変わった出来事も何もないのに、どんどん引き込まれていく。
271 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 00:21:40
三島由紀夫 密度が高くて綺麗
小池真理子 読みやすい
好きな作家は他にもいるけれど、この二人はスゲーー。
土居豊最強説
273 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 01:31:55
274 :
無名草子さん:2006/07/14(金) 04:21:44
マジレスで辻邦生かな。
『夏の砦』は、最高だよ。
赤江瀑
三島の気になるところは、あの文体で登場人物全員を語らせているところだな。
私小説だから、そうなって然るべきとも考え得るけれども。
例えば60歳の爺さんと20歳の女では多少知性、思考共に差が生じるはずなのに、
特に区別もなく進行。要するにこの人にとって、登場人物そのものに意味はなく
己を語れればそれでいいと感じます。普通の小説だと、もっと登場人物が活きて巧い人だと
伽羅が作者本人から離れて独立体に昇華しますから。文章で上がって、語りで落ちる作家さん。
あぁ語りじゃなくて、物語全体…。一冊の世界観。です。
メンヘルだもんな。人の気持ちが分からない人なんだろ。
279 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 14:59:24
>>276 それはオレも感じた。
この人の作品には「会話」のカタルシスが全くない。
そのくせ劇も書いてるんだから不思議なもんだ。
280 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 15:38:21
ああ、でもその辺、難しいんだよな。
リアリズムだったら、会話だって、20歳の女はそれなりの語彙、その時の流行の言い方などに染まることになるけど、それだとテーマと齟齬を来したりする。
第一、実際の会話をそのとおりに書いたら読めたもんじゃないぜ。
小説の会話ってのは、いわば会話もどきなんだけど、それをどう処理するかも作家のスタイルだよな。
281 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 18:37:07
石田衣良
282 :
ななし:2006/07/19(水) 18:41:57
ドフトエフスキー見ろ。彼が作家の頂点
283 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 19:08:25
284 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 19:28:22
登場人物の全員が全員、こんなに饒舌なんてありえねーよ。
ってドスト批判は昔からあるな。
シェークスピアだってそうなのだが。
俺なんかは「渡る世間は鬼ばかり」が断トツで会話のリアリティが無いと思う。
小学生が理路整然と人生について語るんだぜ?
リアル鬼ごっこの人
東野圭吾
書評家がこぞって絶賛し、
他の作家が嫉妬して止まないように、
この人の代名詞ともなっている
研ぎ澄まされた文体からは、
芥川や三島に通ずる芸術性を感じる。
288 :
無名草子さん:2006/07/30(日) 19:49:22
暑さのせいか?
うーん……
こういうのは、好きな作家になっちゃうな、どうしても。
私は、東野圭吾とか中村うさぎの、
文章の読みやすさが上手く感じられて、好きだな。
微妙にスレ違いかもしれぬが……
290 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 00:40:05
東野ヲタ、マジうざい。
寝言はミス板の東野スレに書き込め。
291 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 00:52:22
宮部みゆき
まじおすすめ。
特にホラーはすごい。
292 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 00:55:16
俺はヘミングウェイだな
293 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 01:09:16
筒井康隆
SF物が特にいい…
重松清と乙一。
気付いたらこの人達の世界に引きずり込まれて、知らない内に泣いてました。この二人のせいで何度駅を乗り過ごした事か…。
295 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 01:53:20
司馬遼太郎の文章は艶っぽくね?
瀬戸内寂聴
彼女の原氏物語はすげー分かりやすい。
テンポが好き。
やっぱり三島由紀夫です。
298 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 02:42:29
幸田文につきるでしょ。
浅田次郎良くない?
上手いと言うか、日本語の綺麗さを凄く引き出してる気がする
300 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 07:53:27
下手くそだよ。
何書いてるかさっぱりわからね。
ストーリーぐちゃぐちゃ。
描写下手。
東野作品は大好きだけど、この人文章は上手くないね。
302 :
無名草子さん:2006/07/31(月) 14:24:32
女性作家はダラダラ、グダグダで
どれもこれも上手いと感じない。女性っていうのはそういう生き物らしい。
吉田修一は?
305 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 13:14:33
金原ひとみ
あいつは百年に1人の天才だろ
芥川龍之介
307 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 15:35:59
スレチスマソ!
誰か教えてくれ!
アヤコっていう若い女と、中年おやじの物語!誰の何てゆう本だっけ?
ちなみに、手塚さんのアヤコではなく…
誰か知ってますか?
308 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 15:47:15
>>307 内田春菊の『水物語』じゃないかな?
主人公・アヤの本名が日下文子(くさかあやこ)だったと思う。
309 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 16:08:31
金城一紀かな
310 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 16:14:48
東野文章うまいじゃん。
無駄がなく論理的。
文芸みたいなわけのわからない文章がうまいと思ってる人は受け付けないかもしれないが。
311 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 16:45:33
312 :
無名草子さん:2006/08/01(火) 16:59:00
情緒もなにも、ひどい文章を賞だとか評論家に金渡して売り出そうとしても、
一発屋がいいとこじゃないの。
というか、そんなのしか話題にならないのが文芸で、
歌が下手なアイドルを宣伝で売ってしまう芸能と同じ構図なんだけどね。
>>310 学術論文ならいざしらず、小説の場合は
「無駄がなく論理的=文章がうまい」とはならないのでは。
ま、東野圭吾は「理系作家」と呼ばれているようだから、
その点を意識した発言なのかもしれないが……
314 :
無名草子さん:2006/08/02(水) 00:19:03
>>310は今年の春頃このスレを荒らした粘着東野オタか?
文章力
筆力
リーダビリティ
316 :
無名草子さん:2006/08/03(木) 19:03:29
リーダびりテーw
日本語でおkw
317 :
無名草子さん:2006/08/03(木) 20:31:23
北村薫はイイ!
>>310 東野作品はたくさん読んでるし、おもしろいし好きだ!
でも文章は決して上手くはない。
難しい単語たくさん使っとけばうまいと思われるよ
320 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 20:56:29
田中ロミオさんは神だと思うのだが・・・
奈須きのこ と書くのはつりですか?
321 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 21:08:14
村上龍。
322 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 21:32:46
浅野真澄
お勧めだよ
323 :
無名草子さん:2006/08/12(土) 22:07:06
水谷先生
房の頃、森鴎外と中島敦はすげーと思った記憶がある。
何がすげーのかは説明できないけど。
325 :
無名草子さん:2006/08/14(月) 18:49:42
福井晴敏
表現がちと難しいけど、綺麗な文。
エンタテインメントで歴史に残る作家は、ドイル、クリスティ、江戸川乱歩、「坊っちゃん」と「猫」での漱石のように、非常に簡潔な文体を持ってた。
オレは現代物は読まないが、立ち読みの範囲では、東野という人は明晰な文章を書く。
だからと言って、これらの人々に並ぶというわけではないし、内容についての賛美もあまり聞かない。
宮部という人は、わかりにくい文体だったな。しかも、何か効果を狙ってそうしたというよりは、明晰に書く技術がないだけのようだ。
娘は彼女がなぜ犯罪者の異常心理のようなのをしつこく書くのか理解できないと言ってた。
いずれも、それが文芸と言えばそうなんだろうな。
327 :
借りた猫:2006/08/14(月) 19:16:08
ドグラ・マグラの夢野久作は凄いうまいと思った。
チャカポコチャカポコ…
328 :
無名草子さん:2006/08/14(月) 20:33:35
>>326 また遠回しに東野の擁護か。懲りないやつだw
たしかに東野はベストセラー作家だが、
文章レベルはどうみても並だろ。宮部と大差ない。
そんなに東野を褒めたければミス板の東野スレに書き込め。
>>128 屍鬼はともかく、十二国記は完全にラノベだよ・・・。
面白いといわれて、ワクテカして手に取った後のむなしさを思い出す。
はまれば、文章関係なく面白く読めるんだろうけどね。
331 :
無名草子さん:2006/08/15(火) 01:44:13
私、飯田譲治(梓河人と共著だけど)が好きなんだけどどこみても名前が出てこないね。
あぁいう小説は誰にでもかけるもんじゃないよね…って思った。
アナザヘブン、NIGHTHEADとかまじではまった。
今、アナン読んでる。
妙に現実離れしてないスピリチュアルな世界がなんとも絶妙…と私は思うけど。
同じように思う人いないかな?
ってかこの板じゃ飯田譲治はどういう批評受けてるのかな…
芥川龍之介
333 :
無名草子さん:2006/08/15(火) 01:58:27
>>327 ドグラマグラは始まり方が
イイ(・∀・)!
334 :
無名草子さん:2006/08/15(火) 02:07:57
「文章が上手いの定義」
あなたがそうだと思うものが上手さです。
ただし、他人の同意を得られるとは限りません。
俺
336 :
無名草子さん:2006/08/17(木) 19:23:49
>>333 確かに始まりすご。
なんというかすご。
>>335 俺
↑このたった一文字の中におまいの主張やら力強さ、溢れんばかりの父性、引いてはならぬ男としてのプライドを感じた。
これだけは言える。
おまいは上手い。
存命中の作家に限れば、金井美恵子でしょう
338 :
無名草子さん :2006/08/31(木) 13:26:53
鴎外
沢木耕太郎。
全五巻の『深夜特急』を一気に読ませる筆力は凄すぎる。
文句なしに文章の下手な盗作作家w
↓
【盗作3バカ】田口/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪スレ。盗作犯人同士がバトル?!
341 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 17:56:50
素樹文生
342 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 18:43:44
筒井康隆の筆が乗ってるときの文章は、
マシンガンのようにダダダダダダダダと頭に刻み込まれていく。
343 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 22:34:46
堀江敏幸っしょ
344 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 23:14:21
やっぱり辻邦生でしょう。
『夏に砦』最高だよ。
古井由吉
文章の語感の気持ち良さだけで読める。
作家ではないが川本三郎。
カポーティ『叶えられた祈り』の流麗な訳文に圧倒された。
『ティファニー』もこの人が訳してくれればいいのに...
347 :
:名無し物書き@推敲中?:2006/09/15(金) 12:43:14
2006/
東野圭吾
坂東眞砂子の仔猫殺しに対する寄稿を読んで、
この人は何を書かせても読ませると思った。
彼のおかげで仔猫のうちに殺してあげるのも
飼い主の義務、愛情の一手段だと納得した。
筒井康隆なんてどうだ?
言葉遊びなんかで本領発揮しそうだが。
俺が好きな文体は山田正紀みたいな感じのだなぁ。
350 :
無名草子さん:2006/09/15(金) 18:42:46
>>348 確かにお前さんが言ってるようなことを書いていたけど、
あの寄稿文はループしまくりで支離滅裂だったぞ。
そもそも東野圭吾は文章で読ませる作家じゃないだろ。
山田正紀は紙一重の上手さ
>>348 東野信者って、こんな基地外ばっかなのか?
教祖がカスなら、信者もクソだ。
353 :
無名草子さん:2006/09/17(日) 21:06:50
>>352 東野『ファン』の俺が答えてやる。
確かに『信者』はクソだが、
良識ある『ファン』の多くは、
今回の寄稿には心底ガッカリしてるし、
あんなことを書いた東野に対して、
憤りを感じてもいる。
だから東野作品が好きだからといって
ひとまとめに悪く言わないでくれ。
354 :
無名草子さん:2006/09/18(月) 16:47:04
355 :
無名草子さん:2006/09/18(月) 16:51:38
生きてる中では
マジレスで筒井
356 :
無名草子さん :2006/09/18(月) 17:28:43
「グロテスク」を書いた人は語彙が豊富で、文章もうまいと思うのでてすが
このスレ凄い。盗作で賞金500万円泥棒だと!佐藤亜紀って奴
盗作本「バルタザールの遍歴」
ここ
↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪!! 盗作犯人同士がバトル?!
359 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 01:39:51
桐野夏生は古臭い語彙を唐突な印象を与える形で使用する悪い癖があるね。
「メタボラ」では「仰臥」なんて使ってた。こんな言葉を使うはずがない語り手に
語らせていた。
わたしがうまいなと思うのは、久生十蘭、村上春樹です。村上の作品は好きじゃないけど
文章のうまさは否定できない。
村上は嫌いだけど巧いと思う
アンダーグラウンド一気読みした後に吐いて数日寝込んだし
361 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 02:38:46
奥泉光
362 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 05:23:15
東野は工学部卒だけあって工学部の俺にとっては読みやすいなww
363 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 05:36:40
すまね、読みやすいじゃなくて、余計な文章がなくてイライラしなくて済むな。
364 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 12:49:31
筒井康隆に一票。
ノンジャンル、乱読で
活字中毒の私も推薦
365 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 13:01:06
畠中恵
スルスル読めるが
読みごたえというか文章の重量感もある
東野の小説はオモシロイ。
けど文章はやたらと薄っぺらい。
本人いわく、ワザとらしいが。
367 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 14:23:45
最近の筒井はなんか文体が幼稚、よんでて辛い
368 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 14:56:52
369 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 15:05:10
井伏鱒二・・・飄々とした語り口、何度でも読み返したいし、読み返している
室生犀星・・・悪文(私の独断と偏見)の様だが読み出したら止められない
詩も好きだし、随筆も又良い
370 :
無名草子さん:2006/10/13(金) 15:30:28
高村薫 彼女嫌いで(見当はずれだが容姿話し方まで)しかし変な言い方だが
腕力の有る作家だ、忌々しいが反発しながら読んでしまう。
さんざん既出みたいだけど、連城。
声に出して読みたい日本語w
東野圭吾 特記するほど文章が美しいとは思わない。巧い作家ではあるとは思うけど。
辻邦生 文章に美しさが見える。物書きとしての才能を感じる。
宮本輝 作品によって波があるが、総じて美しいという観点から言うとまだまだ伸びる余地はあると思う。
村上春樹 描写力はある。文章が美しいかというと辻ほどの才能は感じない。
なんで上から目線なのw
374 :
無名草子さん:2006/10/27(金) 16:55:38
オレの目線が常にそうだから。
宮部みゆきはすばらしいと思う
376 :
無名草子さん:2006/10/29(日) 00:49:47
麻耶雄嵩は構想力だけじゃなく文章も光ってる。
377 :
無名草子さん:2006/11/02(木) 20:57:11
辻仁成ってどうですか?
378 :
無名草子さん:2006/11/02(木) 21:02:08
ど外出だろうけど中島敦
379 :
無名草子さん:2006/11/02(木) 21:12:20
泉鏡花
夏目漱石
宇野浩二
武田泰淳
内田百けん
水上勉
藤枝静男
古井由吉
何故に出ない、森鴎外?
高瀬舟の喜助の独白は圧巻だろうに。
うはwww鴎外を挙げている人いたwwwww
見落としていた、すまん・・・
383 :
無名草子さん:2006/11/03(金) 02:54:09
安倍公房と清水義範がなんかいい。
開高健
星新一
385 :
無名草子さん:2006/11/04(土) 21:17:11
宮本輝
386 :
無名草子さん:2006/11/04(土) 23:48:31
誰か、谷崎と吉行に文句をつけてみてくれ
>>1 文章が上手い、の定義、意味をはっきりさせないとな。
みんなバラバラに解釈してるから無駄な議論になってる
文章に躍動感を感じる作家なら岡本かの子。
普通の日本語としてはかなり変な表現が結構出てくるのだが、
それでまったく違和感を感じないのはあのリズムの力か。
お前の文章には違和感を覚えるけどな
390 :
369−370:2006/11/10(金) 19:14:18
>>388さん
岡本かの子が登場したのには驚き、文章の巧い下手は置いて若い頃
耽読した時期があります。『河あかり』『金魚瞭乱』は良かった
これを機に、読み返したいと思います。
391 :
無名草子さん:2006/11/10(金) 19:40:26
人間万事塞翁が馬だね
>>387 基本的には羅列紹介スレなんだから、議論がしたけりゃ自分で話題ふりな。
393 :
無名草子さん:2006/11/18(土) 12:17:05
司馬遼太郎、松本清張
文章の巧拙は置いて、俺としてはストーリーテラーとして力のある作家もいい
394 :
無名草子さん:2006/11/18(土) 12:44:16
色川武大
>>1 同意です。
「富士が、よかった。」
「さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」
テンポがいいですよね!(・∀・)b
断トツで太宰!
今の作家だと桐野夏生かなー
桐野かぁ。「文句なしに〜」という
スレタイを考えると微妙な気もするけれど、
このスレに東野や宮部を挙げる
狂オタの妄言に比べれば遥かに説得力がある。
398 :
無名草子さん:2006/11/19(日) 19:15:18
ミステリ作家はおしなべて文章レベルが低い。
東野の文章なんか、読書好きの学生が
背伸びして書いたレポートみたいで、
味も素っ気もない。内容はまあまあだけどね。
基本純文学は文章力がないと話にならないが
ミステリ作家は必ずしもそういう訳じゃないからね。
東野の文章は記号みたいな感じ。あくまで内容を伝えるための手段。
読みやすいけどはっとするような表現って別にないと思う。
宮部も読みやすいが、ちょっとひねったつもりなんだろうなという
表現がたまに鼻につく。
ミステリ作家かわからんが、個人的には篠田節子の文章は結構綺麗と思ってる。
400 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 01:02:57
>>399 >東野の文章は記号みたいな感じ。あくまで内容を伝えるための手段。
東野に限らず、エンタメ系はこの手の作家が多いよね。
読みやすいのは歓迎するけど、陳腐な記述は勘弁してほしい。
東野なんか「ふだん本を読まない人でも楽しめるように、
簡単でわかりやすい文章を心がけている」とのたまうけど、
その犠牲となって底の浅い文章を読まされるのはたまらない。
連城三紀彦かなぁ。
402 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 07:50:01
高橋源一郎
403 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 12:25:25
星新一
村上春樹
谷崎潤一郎
番外編として
赤川次郎
あれだけ内容が無く、トリックや動機も目茶苦茶な面白くないストーリーで
多くの固定ファンを得て長年に渡り異常なまでの速さでの執筆は
自分には分からない何かがあるのかも知れない。
404 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 12:38:37
赤川次郎は文章がうまいと思う。赤川次郎の書いた
他の作家の解説とか読んだら分かるけど、読みやすく
内容が理解しやすく、オチもついている。この人
文章がうまいんだなぁと思ったよ。
ただそのせいで亜流がたくさん出てきて小説全体のレベルが
以後かなり下がっちゃったけど。
405 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 13:26:36
中村うさぎw
406 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 18:10:31
赤川次郎は上手いと言うより「透明」といった感じだな。
クセも無く、色も無く、誰の視界にもすーっと溶け込んでいく。そんな文章。
それだけに好きとか嫌いとかいう感慨も沸かないんだけど。
石坂啓、まんが家だけどエッセイを読んだらきれいな文章書くなと思った。純文学には程遠い育児の話とかだけど。
409 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 21:12:11
山田詠美 村上春樹
410 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 21:46:57
トリイヘイデン
いつも読破させられる
411 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 22:26:26
赤川次郎の本はなんで「ホテル」が「モテル」になってるの?
412 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 22:30:32
モテル(モーテル)を知らないのか?
413 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 22:38:08
>>412 いま調べました、ラブホテルってことですね。
あーすっきりしましたありがとう。
414 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 22:43:48
文章がうまい下手なんてどうでもいい
内容が肝心の時代なんだよ
415 :
無名草子さん:2006/11/20(月) 23:18:51
うさぎがホストの犬にならんかなぁ
うさぎの首に首輪をつけてメイドのコスプレさして「ご主人様」
だとか抜かす番組つくってくれないかな
ホスト「チンポやるぞ」うさぎ「ワンワン ご主人様のチンポおいしいワン」みたいに
それかM嬢やって欲しい っか強制的にやらせろ 文化人気取るな馬鹿女の分際で
417 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 00:50:29
瀬戸内寂聴。
文章のナイフのような切れ。
そして、まろみも含むという凄さ。
418 :
無名草子さん:2006/11/21(火) 01:38:32
太宰の文にはウットリして惚れそうになる
筒井にはとことん振り回されてそれが快感
村上龍の初期の感性とパワーは圧巻
>>342 ああ、なんかその感覚はすごくよく分かる。
>>375 宮部は構成力が秀逸なので、文章も自然にすごく見えてくるんじゃないだろうか?
彼女の文体は名文、と言うより癖のない良文とでも言うべきだと思う。
中勘助
422 :
無名草子さん:2006/11/26(日) 21:40:59
故人なら中島敦。
現役なら奥田英朗。
タイプは違うが…。
志水辰夫。
東野や宮部を読んだ後、シミタツの作品を読むと、
同じような言葉しか使っていないのに、
なぜここまで表現の奥深さに差が出るのかと、
練達の妙に唸らされる。
424 :
無名草子さん:2006/12/01(金) 15:14:23
志水辰夫 いいね同意、ストーリーテラーしても一流
三島の金閣寺は極上文学だ!
現役では筒井が緻密な文章書いてて文句なしに尊敬出来る
でもあのオッサン太ったなあ もう顔がタルタルだよ
426 :
無名草子さん:2006/12/01(金) 23:30:05
>>422 俺も中島敦は巧いと思う。文のキレがいい。
若くして夭折してしまったのが残念。
隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、
ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃む所すこぶる厚く、
賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。
この山月記の冒頭が大好きで覚えてしまったくらい。
427 :
無名草子さん:2006/12/02(土) 00:23:46
>>385 『花の降る午後』の文庫版を読んだときに誤字ハケーン。
「意外と」とすべきところが「以外と」になってた。
誤植の可能性よりも作者のミスの可能性の方が高いと思う。
さすが売れっ子のプロだなと思ったよ。
428 :
無名草子さん:2006/12/02(土) 00:51:55
エンタメ系でいうなら、
女では篠田節子、男では奥田朗英朗が素直にうまいと思うけどね。
石田イラと宮部はアザトイって感じ。東野は、こっ恥ずかしい。
連城は殿堂入りだけど、ストーリーがイマイチ。
>>386 吉行の文章ははっきり言ってかなり硬質で「流麗」とは程遠いよ。
少なくとも、長編小説には向いて無いと思う。
それでも読ませてしまうのは、文章を貫くリズムが正確無比だから。
谷崎が「メロディの文章」なら吉行は「リズムの文章」か。
どうでもいい。
431 :
無名草子さん:2007/01/20(土) 11:29:53
鳥山明
432 :
無名草子さん:2007/01/20(土) 11:46:22
重松清。おもしろい。
文章がうまいかあ・・・。
内容と関係なく文章だけでで判断できる能力が自分にあるとは思えないけど
川端康成と遠藤周作
435 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 05:12:04
あまり本読んだこと無いから誰がうまいのかわからないけど
一文一文が面白いと思ったのは、京極夏彦です。
昨日で2作品だけ読み終わって今宮部の火車読んでますが、
2,3頁ごとに飽きて全然前に進めなくなりました。
436 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 11:19:59
矢作俊彦は巧い、というか狂いがないね(文体に関しては)。
437 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 11:35:03
堀江敏幸
438 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 12:52:20
桐野夏生は情景とかの描写がいい感じに回りくどすぎずうまいとオモ。
何より読みやすかった。
桐野夏生は上手いよね。
440 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 13:12:09
重松さん好きだけどな、あの人の作品は子供から大人まで範囲広いよ。
441 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 13:28:59
>>436 同意。
でも独特の漢字使い(死体→屍体など)と
ある程度の雑学がないと完全理解には至れない比喩など
決して万人向けではない。という印象もある。
442 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 16:28:46
やっぱりチェーホフでしょう!あの短さで日常生活を淡々と
切なく書き上げる!!
443 :
無名草子さん:2007/01/24(水) 18:58:02
訳の人が頑張ったんだね
444 :
無名草子さん :2007/01/25(木) 01:56:34
ガイシュツ? いしいしんじ。
445 :
無名草子さん:2007/01/28(日) 03:11:55
我が愛しの三島由紀夫サマ
446 :
無名草子さん:2007/01/28(日) 04:22:15
和辻哲郎
>>435 京極夏彦は言葉のリズム感にはこだわりを感じるね。
ただ、個人的には彼の小説はどれを読んでも同じ印象なのがちょっとね。
作品が似通っているせいか、コンピュータが作ったみたいな文章だと感じてしまう
こともしばしばある。
今生きている作家に限定すると、
ガイシュツだけと堀江敏幸。
「いつか王子駅で」しか読んでないけど、ああいう下町物(と言っていいんだかどうなんだか)は苦手なジャンルなのに、文体で読ませる作家っているんだと、しみじみ思った。
後ガイシュツだったらスマソだけど、いしいしんじと小林恭二。
特に小林恭二は、もっと評価高くてもいいと思うんだけど。
最近だと平山夢明かな。ヘタウマなようでかなり上手い
汚い座布団に染み付いた、長年の匂いは一家族の財産だ。父ちゃんも使ってたし。爺ちゃんも使ってたし。
エッセイストだが玉村豊男。
初期の『料理の四面体』とか、かなりふざけちらかしているのに
上品に感じさせるのは凄いと思う。
452 :
無名草子さん:2007/02/10(土) 17:18:23
赤川次郎と東野圭吾。
コミックを小説化したみたいでスルスル読める。
453 :
無名草子さん:2007/02/10(土) 17:44:07
村上春樹
454 :
無名草子さん:2007/02/10(土) 17:48:59
重松清、森絵都、東野圭吾かな。読みやすいし
455 :
無名草子さん:2007/02/11(日) 13:58:21
「読みやすい」と「うまい」は同義じゃないと思うんだけど
例えば赤川や東野、宮部、京極なんかは何度か挙がっているけど
それってファンだから贔屓目に見てしまってるんじゃないか
漫画のネームみたいなもんか<読みやすい
457 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 00:43:46
若い頃の筒井康孝
458 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 07:25:42
作家じゃないんだけれど、江口之隆。
作家では、朝松健。
459 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 07:34:00
だんぜん村上春樹
460 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 12:15:17
蹴りたい時代の綿矢
461 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 21:56:19
中村うさぎ
久生十蘭
澁澤龍彦
太宰治
宮澤賢治
中井英夫
野坂昭如
文体が文句なしにカッコイイ。
真似すると、あきらかにダサクなる。
463 :
無名草子さん:2007/02/26(月) 02:28:36
重松清
赤川次郎
星新一
赤羽建美
465 :
無名草子さん:2007/02/26(月) 22:20:12
石原慎太郎って書いたら人気出るかな
466 :
無名草子さん:2007/02/26(月) 22:42:37
1・24日経よりコピペ
文:渡辺淳一
小説は人間の本質を追い詰め、問いかけていくものだから、そこに
リアリティーがないと。読んでくれる人に絵空事と思われてはいけない。
467 :
満族:2007/02/26(月) 23:06:57
三島由紀夫は読みにくいと思うが悪文なのだろうか?
468 :
無名草子さん:2007/02/28(水) 03:02:17
輝りん宮本に一票
469 :
無名草子さん:2007/03/01(木) 12:39:18
遠藤周作、男の一生、絶品!
470 :
無名草子さん:2007/03/01(木) 12:55:07
>>467 装飾過多でくどいよね。宮本輝はフランスで「あれのどこがいいか
解らない」と言って三島ファンの多いフランス人を憤慨させたらしい
俺は中国で「アレを好きな人とは友達になれない」と言って
村上春樹ファンを憤慨させました
472 :
無名草子さん:2007/03/01(木) 18:22:04
古処誠二、無駄の無い切れ味のある文章を書く。
473 :
無名草子さん:2007/03/01(木) 22:04:52
有吉佐和子。すげー。
幸田露伴
夏目漱石
森鴎外
永井荷風
中島敦
475 :
無名草子さん:2007/03/03(土) 16:58:54
連城三紀彦
夏目漱石に一票
477 :
無名草子さん:2007/03/03(土) 17:15:09
長編 漱石、谷崎
短編 太宰、芥川
谷崎は「痴人の愛」だけで文句なく上手い。
478 :
無名草子さん:2007/03/03(土) 17:18:32
というか芥川龍之介はじめてでたな、そんなにうまくない?
480 :
無名草子さん:2007/03/15(木) 16:00:17
意外と出てるけどねえ、芥川龍之介
481 :
軟骨:2007/03/15(木) 23:14:09
夏目漱石
芥川龍之介
太宰治
この3人しかいない!!
鴎外や川端などの有名な作家はたくさんいるけど、
文章が上手い!となると・・・。
ちなみに現代の作家さんのことは・・・?
そっち方面はあまり読まないのでわかりません。
ちなみに、うちの大学の教授も同じようなことを
言ってました。
482 :
無名草子さん:2007/03/15(木) 23:19:57
星新一
483 :
無名草子さん:2007/03/15(木) 23:57:30
司馬遼太郎
短編は異常
484 :
無名草子さん:2007/03/16(金) 00:00:04
寺山修司
485 :
無名草子さん:2007/03/16(金) 00:25:48
☆新一は新鮮な名前やね。殺ぎ落としの名手やね。珠玉。
芥川も好きだけど、どうも読み終わって疲れる・・・
うまいんだけど、神経質さがジカに伝わるような。
486 :
無名草子さん:2007/03/16(金) 00:37:24
星新一のミニマリズムはすばらしい
これが筒井とかになってくるとノイズがはいりまくる
山本周五郎
488 :
無名草子さん:2007/03/26(月) 21:12:15
連城三紀彦
山田風太郎
490 :
読書くん ◆syB2oUkKNs :2007/03/26(月) 23:23:28
赤川次郎
横溝正史
江戸川乱歩
大仏次郎
あと訳書ですが、牛島正明さんの『ドン・キホーテ』(岩波文庫)の文章は最高です。
491 :
無名草子さん:2007/03/26(月) 23:27:17
中島敦
石川淳
この二人はまず挙げなくてはなるまい。
加賀乙彦
分厚い本でもすんなり読める。
かといってシンプル・イズ・ベスト的な文体でもない。
493 :
無名草子さん:2007/03/27(火) 00:44:58
小説の神様・志賀さんの文章は今となっては上手いと言えるかどうかはわかりませんが、偉大だと思います。
494 :
無名草子さん:2007/03/27(火) 04:06:38
高橋源一郎
ジョイス
寺山修司
村上春樹
プルースト
サド
マーク・トゥエイン
夢野久作
495 :
無名草子さん:2007/03/29(木) 16:13:07
福永武彦
辻邦生
496 :
:2007/03/29(木) 18:47:52
>星新一のミニマリズムはすばらしい
>これが筒井とかになってくるとノイズがはいりまくる
同意。
497 :
無名草子さん:2007/03/29(木) 19:06:06
小林秀雄はダントツ
あとは白洲正子
立原正秋
澁澤龍彦
加藤周一
498 :
無名草子さん:2007/03/30(金) 21:35:52
島田まさひこw
泉鏡花
500 :
500:2007/03/31(土) 17:49:35
/⌒彡:::
/冫、 )::: モウ…夏カ…
__| ` /::: 軽であやと。。
/ 丶' ヽ:::
/ ヽ / /:::
/ /へ ヘ/ /:::
/ \ ヾミ /|:::
(__/| \___ノ/:::
/ /:::
/ y ):::
/ / /:::
/ /::::
/ /:::::
( く::::::::
|\ ヽ:::::
| .|\ \ :::::
\ .| .i::: \ ⌒i::
\ | /:::: ヽ 〈::
\ | i:::::: (__ノ:
__ノ ):::::
(_,,/\
501 :
無名草子さん:2007/03/31(土) 23:20:29
巌谷国士
夏目漱石
503 :
無名草子さん:2007/04/04(水) 17:42:46
初期の有吉佐和子
幸田文
この二人の著作を読むときは、小説のストーリーよりも
散文の美しさを楽しみます。
男では
和田芳恵
日影丈吉
504 :
無名草子さん:2007/04/22(日) 02:32:46
u
金井美恵子
506 :
無名草子さん:2007/04/22(日) 17:13:46
>>505 あの辛辣を、最後まで読まないとどうなってるのかわからない
入れ子構造の文章でわざわざ読ませる意地悪さが堪らないよね
生まれながらの意地悪。
馬鹿を拒絶し、はじき出す天才。
ながし読みがまったくできない作家だよね。
508 :
無名草子さん:2007/04/23(月) 00:49:03
このスレを読んでいたら、異様に中島敦が読みたくなってきました。
そういえば、リア厨の頃めちゃくちゃ好きだったのに、最近は遠ざかっていたなぁ。
このスレのみなさんのおかげで思い出せました。
ありがとうございました。
ノンフィクションなら誰だろうね
山際淳司
海老沢泰久
エビちゃん
513 :
無名草子さん:2007/05/15(火) 11:59:02
>>379 武田泰淳が一回しか出てない。
マジ鳥肌が立った経験あり。
古井由吉
森鴎外
自分的には群を抜いて鴎外
鴎外なんて昔過ぎて判断の仕様がないじゃん
それだったら大正の新聞読んでこりゃ巧いって思うのと同じでわ?
漱石や鴎外を上手いと思う人って一種の明治大正の文体に
陶酔してるだけでは?って思っちゃうよ
519 :
無名草子さん:2007/05/25(金) 18:17:47
いや、そのりくつは(ry
520 :
無名草子さん:2007/05/26(土) 00:27:56
上手いが何を指しているのか分からない以上、
作家の名をあげつらってみたところで、
何の比較もできないスレはココですか?
文の上手さ≠表現の難しさ
文の上手さ=表現の分かり易さ
春樹、東野なんかは読み易いから好き
タレントでうまいのは中谷美紀
まあ、ゴーストかもしれんが
志水辰夫
あと、太宰
好みなんだろうけど
524 :
無名草子さん:2007/05/26(土) 15:43:05
司馬遼太郎でしょ。語彙の豊富さ、言葉の使い分けなど本当に上手い。
小説でできるほとんどの表現方法を作りだしたし
正に万能の作家、「文章のピカソ」だと思う。
それからその司馬を尊敬する宮城谷も新しい表現方法をつくりだした現在最高の作家だ。
俺も志水辰夫はうまいな〜と感じる。太宰治もw
>523と好みが似てるんだな。女なら俺とつき合ってくれw
526 :
zash ◆H8s.SckvxY :2007/05/26(土) 21:45:59
志水と太宰が好きな二人はつきあわないほうが良いのではないかと愚考するです。
527 :
無名草子さん:2007/05/26(土) 22:42:33
シミタツ好きな
>>523は、まず女ってことはないからか?ww
528 :
無名草子さん:2007/05/27(日) 00:45:12
■月刊PLAYBOY(7月号)より 渡辺淳一インタビュー
PB)渡辺先生に続く男性作家が見当たらないような気もします。
渡)だとしたら嬉しいような寂しいような(笑)。でも、ライバルがいた
方が頑張れると言うこともあるから。昔は谷崎潤一郎と川端康成という
二大巨頭がいたわけで。
PB)その谷崎・川端から渡辺淳一へと受け継がれてきた恋愛小説の
系譜と言うのは、これからも続いてゆくと思われますか。
渡)それは続くでしょう。
中 勘助
「銀の匙」しか読んだことないけど
531 :
無名草子さん:2007/06/28(木) 23:11:18
ん?何で清涼院流水の名が出てないわけ?
532 :
無名草子さん:2007/06/29(金) 00:06:04
何故平野啓一郎が出ていない
////////////////な ぜ マ ン コ は 臭 い の か//////////////
1. @尿 Aおりもの B恥垢 C腺体からの分泌物
を乳酸桿菌が分解してヨーグルト臭を放つ。
2.@プロピオン酸 Aイソ酪酸 B酪酸 Cイソ吉草酸 D2メチル酪酸
E4メチル吉草酸などの脂肪酸が腐ったチーズ臭を放つ。
3.1オクチン3オール物質がカビ臭い臭気を放つ。
4.トリメチルアミンが魚の腐った強烈な臭気を放つ。
5.カラジンがイカ臭い臭気を放つ。
6.ウンコの付着によりウンコ臭を放つ。
これら複数の臭気が混合してあのマンコ独特の悪臭となるのである。
/////////////////////////////////////////////////////////////
硬質かつ平易な文章で一見そっけなく見えるが、選ばれた語句の的確さや時折挟まれる
比喩が上手さ、構成のそつのなさが際立つ、というタイプでは奥田英朗。あとホラーの福澤徹三。
横山秀夫もこの手の文体だが、妙をそぎ落としすぎてそっけなさばかりが目立つ印象。
ただ、このスレでは簡素な文章こそ秀逸という意見が多いみたいだけど、逆に俺は冗漫でひとりよがり、
レトリックだけに腐心したような、複雑かつ不親切な文章が好きだ。文章の意匠を紐解いて
いくような面白さがそこにはある。
そういうタイプでは最近デビューした沼田まほかる、大山尚利、ちょっと前だと開高健。
戦前の作家では、佐藤春夫がたぶんナンバーワンだと思う。
あのこってりした『田園の憂鬱』しか知られていないのがつらいが...
東海林さだお
あの食べ物の描写はなかなか出来ないと思う。
東海林は肝心の漫画が叩かれまくりだからな...
中河与一の『天の夕顔』は「です・ます」基調の一人称語りとしては最高だと思う。
誰がなんと言おうと
矢作俊彦
矢作にもう一票
542 :
zash ◆H8s.SckvxY :2007/08/12(日) 08:22:09
へえ。けっこう評価たかいね。
若き日の大沢が矢作の小説を読んで「俺にはあんな華麗な比喩は書けない」って、へこんだという話がある。
矢作自身は「今までハードボイルドを書いたつもりはない」なんて言ってるがw。
台詞とかシチュエーションとかに、ありとあらゆるパロディが入ってくるから、読む方も気が抜けない
544 :
無名草子さん:2007/08/12(日) 17:13:30
他人が、この人は文章が上手いと思う、
と言うのを聞くと、
そう言っているその人の呼吸までがわかった気がする。
また翻って自分自身を省みると、
この人の文章は上手いなあと思うとき、
ああ、自分はこういうリズムが好きなのかと
自分自身を知ることがある。
どちらの経験も面白い。
いい作家に出会えることは幸せなことだと思う。
545 :
無名草子さん:2007/08/12(日) 18:29:54
三島由紀夫は「春の雪」しか読まなかったけど 文は今まで読んだ小説の中でベストだな
546 :
無名草子さん:2007/08/12(日) 18:39:52
Vipperの文章はまねしようったって出来ない
うはwwww
とか
テラワロスwwww
とか
ちょwwwwおまwwww
とか
個人的には
宮本輝
中島敦
安陪公房
川端康成
かなー。
韻を一番うまく踏んでるのは阿部公房
情景描写その他もろもろ美的感覚に優れているのは断トツに川端康成
三島由紀夫の鉄塔を崩して中心部のキレを覗かせるのは中島敦
ライトノベル調の読みやすさという点では宮本輝(決して語彙貧困というわけではない)
それからマイナーなとこでいうと、断トツに
佐野洋
心理描写では右どころか小指に値するものも無し
それより三島由紀夫がノーベル賞受賞しなかったのは当然の成り行きだよな
端々の哲学は良しとしても、全体的な思想は一過性のものだから、さ。
逆に有名なのに文章下手な作家
石原新太郎
五木寛之
550 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 06:16:20
太宰はたしかに上手いけど
息がやや長めな気がする
551 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 07:17:04
江戸川乱歩の黒アゲハ
司馬遼太郎の空海のいる風景
双璧です
一文一文がやたら長い上に文章が上手い作家は?
ろくに文章の書けない池沼がうまい下手を論ずることの愚を知れよ
554 :
無名草子さん:2007/08/13(月) 10:45:09
中山可穂が挙がってない件
可穂りんの文章はネ申
556 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 16:35:58
やっぱ三島だよ
557 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 16:37:34
JKローリング
558 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 17:30:14
559 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 18:58:06
取りあえずスレ一通りよんだが
池波正太郎が出てないことに愕然とした。
文章うまいよねぇ?
560 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 20:20:39
>>559 池波正太郎は文章上手くないけど、ストーリーはピカ一。
561 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 20:22:21
>>560 同意。
でも559さんの意見は尊重します。
司馬さん私は苦手だけど、それも尊重はする。
池波正太郎のは読むと腹減るな
563 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 20:27:44
だから文章上手いともいえるよね〜
564 :
zash ◆H8s.SckvxY :2007/08/14(火) 20:56:36
565 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 21:04:45
好みの問題なのかねぇ
566 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 23:20:57
>>552 そりゃなんと言っても
紫式部ちゃんじゃない?
567 :
無名草子さん:2007/08/14(火) 23:56:45
文章の巧さがわかりやすさということなら井上章一以上の人間はおるまい
568 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 02:15:52
こんな夏の夜は乱歩だよ乱歩
569 :
無名草子さん:2007/08/15(水) 17:45:26
夏目漱石
>>560 下手なんだよな。あのジャンルの小説としては。
文章も構成も。視点もグダグダだし。
でも、面白い。
あ、もう一人。
決して上手くないはずなのに
ハマると上手く感じてしまう作家。
西村寿行。
572 :
zash ◆H8s.SckvxY :2007/08/16(木) 19:24:13
わろた
574 :
無名草子さん:2007/08/17(金) 00:39:37
ヘタだけど味があるといえば中上健次とか夢枕獏とか
宇野コウイチロウ先生も推薦します。
純文学の人です。文章力はありますとも。はい。
>>574 夢枕獏は雑だと思う。味はない
構成はしっかりしているが
577 :
無名草子さん:2007/08/22(水) 20:59:20
長田幹彦。
山本周五郎とか文章が綺麗で好き
三浦綾子に一票
司馬遼太郎を書く人いないね
批判する奴が多いからか?
個性は確立されているけど
文章が巧いとは思わないんだなあ。司馬。
582 :
581:2007/08/24(金) 05:47:22
類似ジャンルで、
>>578の山本周五郎は確かに綺麗だね。
新井素子
口述的なあの手の文章としては上手いとおもう
584 :
無名草子さん :2007/08/24(金) 18:50:41
最近の若手は、あまり文章が上手じゃない。
並のレベルで、乙一、伊坂幸太郎、三崎亜紀、新堂冬樹、こんなところ。
うまいと思ったのが居ても、その上の年代になる。
それも十人は満たない。
傑作はいつ入ってくるんだ?
585 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 19:50:21
夢枕獏と同時期に全盛期だった作家で、
菊地秀行がいるけど、文章はこちらの方が上じゃないか。
でも、困ったことに面白いのは獏なんだよ。
個人の好みもあるだろうけど、ストーリーと構成と文体がマッチしてるんだな。
続きを書いてくれないんだがw
587 :
無名草子さん:2007/08/24(金) 20:38:21
>>580 司馬は、全体構成とか正確性において批判されることが多いけど、
司馬のは史伝文学ではないから、正確性に関する批判は的外れなんだよな。
文体自体、特に後期小説のものは絶品だと思うけどな。
例えば海音寺のような格調高さがあるとは言い難いけど端正で綺麗。
588 :
581:2007/08/24(金) 21:18:46
>>587 司馬の場合、史実を引っ張ってきている時と、
自分の解釈の時の文章の印象がかなり違う
急に階段を踏み外した感じがする
次に読む機会があったら丁寧に読んでみるよ
美嘉
590 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 09:27:31
中沢新一の文章とかヤヴァイと思うが。
塩野七海だな
こいつは似非読書家ホイホイとしては最高
592 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 10:09:08
美文かどうかわからないけど
有栖川有栖はミステリ作家には珍しい部類だと思う。
庄司薫を思い出す。
有栖川って上手くも下手でもない普通の部類な気がするがなあ
箸にも棒にも、毒にも薬にもというかw
>>594 そうそう。
それが推理小説では珍しいなと思って。
くどくなるか(京極)派手になるか(綾辻)四苦八苦するか(宮部)
そういう人が多いから。
中沢新一は今読むとなんだこりゃ?なんだけど20年前にはあの文体にイカれて騙された人がたくさんいたそうで
保田與重郎みたいなもんとは大月隆寛の言葉
そういう大月も癖のある文体で人を煙に巻いていたが
>>595 ああ、そういう意味かw
舞城とかマヤユタカとか独特な人もいるね
と思ったけどマヤは内容がアレなだけで文章は普通だっけ
598 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 14:08:56
塩野七生は結構読んでいるが、文章が巧いと思ったことはない。
紋切り型の表現多いし、読み易くはあるがお世辞にも上手とは言えない。
エセ読書家って自分のこと言っているのか?
>>591は。よくわからんが。
上のほうで、東野圭吾などを挙げている輩が結構いるのに驚いた。
まあ上手いの定義にも依るのかもしれないが、
どう考えても読み易いだけで、むしろ稚拙の部類に入るだろ。
好みのジャンルや、どの時代に焦点を当ててるかでも随分と違うと思うよ。
韻律が綺麗なのを好む人もいるし、
端的だけど情景が目に浮かぶ文章を上手いと捉える人もいる。
自分は辻邦夫や福永武彦の文章が好みだけど、
美文かと言われたら考え込むな。
悪文家ならいくらでも出てくるんだけどなw
601 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 15:39:40
詩集
一流の詩人の詩は芸術品
井筒俊彦。
603 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 15:48:54
604 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 16:02:42
散文しか取り柄のない作家に文章のうまさを求められてもねえ
>>601 し、詩集ってw
例えば??
>>604 散文しか取り柄がなくて、文章の上手い作家は幾らでもいると思うが?
韻文の方が優れている、あるいは韻文の素養が文章の上手さに必須である論拠は?www
小説的な文章と、詩的な文章は違うからねえ
佐藤春男なんかは小説家いても上手そうな気がするな
あはれ秋風よ、くらいしか読んだことないけど
上手いってどういう意味?
608 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 18:22:34
夏目漱石じゃねーの?
和歌だと在原業平とかか好きなんだけどな
そこまで古くなると、世界最古の小説を出さねばならなくなるw
610 :
無名草子さん :2007/08/25(土) 18:39:39
ここで東野圭吾を馬鹿にする人がいるが、
出版社が本気で売ろうと思ったら、
東野圭吾風の文章が良いんだろう。
ここはあくまで上手いかどうかのスレあって出版社が売りたいとか関係ないから
612 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 19:06:43
乙一
613 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 22:39:26
結局売れてるものへの僻み根性にすぎない
>>610 >>613 東野は、というか大衆小説は、文章が良いから売れるのではない。
面白い(と思う人が多い)から売れる。
文章の巧拙は、読むに耐えないレベルを免れている限り、
売れるか否かに殆ど関係ない。
東野ファンて、女子中高生辺りに多いのだろうか。
そんなことはないでしょ。
普通に読めるレベルだもの。
わかりやすさ=上手さとするなら、
東野や赤川って上手だと思うよ。
下手に変な癖がついている作家より読みやすい。
文章の上手下手と作品内容とは
切り離して考えると吉かもしらんね
補足
変な癖がついてると感じる作家
野坂とか光瀬とか平井とか。
そういえばSFで、これは文章が上手い!という人っていたっけ。
ブラッドベリは翻訳だしなあ
翻訳家の力量を語るのは別スレのがいいんじゃないか
619 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 23:34:14
東野圭吾が上手いという人は
誰のどのような文章と比べて
そのように感じているんだろうか
620 :
無名草子さん:2007/08/25(土) 23:38:20
小川洋子かな
621 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 00:13:43
東野や乙一は癖がなくて淡々としすぎている
引き込まれるような感覚に陥らない
面白いと思った作家は沢山いるが、読みながら上手いと感じたのは藤沢周平だけかの。
623 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 00:23:20
明快でわかりやすいことでは呉智英の巧さはたいしたもんだと思うよ
624 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 00:53:21
文章のうまさで売れてるわけじゃない。ただ読者に媚びて読みやすく書いてるから、売れてるだけ。
東野、赤川なんて口に出すのも恥ずかしい。リアルで好きな作家の話になったときに、この二人の名前がでたら、ドン引き
625 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 01:08:42
永井荷風の巧さは郡を抜いてる
626 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 02:01:36
恋空の美嘉
>>619 胡桃沢だの栗本だの山村だの。
えーと、あとなんだっけ。無責任艦長書いた奴とか。
同時代に売れていた同系等の作家と比較すればの話。
あれに較べりゃ百倍マシ。
文章の上手さと読みやすさは別物だからな
東野は故意に文章レベルを落として書いている、
語彙が少なく、表現が紋切り型なのも
ふだん本を読まない人にも分かり易くするため、
とどこかで読んだんだけど、これって本人が言ったの?
631 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 07:03:21
いやいや単に馬鹿なだけ
馬鹿は馬鹿向けにしか書けないでしょ
しょせんミステリだし
>>598 逆。皮肉だよ。塩野なんか読んでるから文章の裏の意味と悪意を読み取れないんじゃないのw
空想の中のオママゴトじゃなくてもっと生の感情に根ざした小説読んだ方がいいよん
>>631 そんなことを言ったら宇野先生はどうするw
てか、なんかえらく性格悪い奴が混じってきてるな
他人の意見を見下す前に、
自分が「悪感情を呼ばない文章」を考えた方がいいんでないの?
性格悪い奴は2ch的にはデフォだから華麗にスルー汁
なんか痛い文学オタがきてるようだな
>>630 東野は知らないけど、赤川は意図的。
ラノベ系だと編集者にも要請される。
漢字少なくしろとか。
赤川次郎は小学生高学年でも読めるし理解できるからなあ。
あの人の読みやすさは異常。
あの人の作品で本を読むようになった人も多いのでは?
12歳くらいの頃は三毛猫ホームズばっかり読んでいたよ。
639 :
無名草子さん:2007/08/27(月) 00:15:24
とりあえず昔の名作挙げといて現代の作家は文章力がない!
とかいうやつは痛い。あまつさえ人の意見に文句つけてたりするし
昔の名作の良さが分かる俺SUGEEEEEE!とでも思ってんだろうか…
四十歳を過ぎても東野とか赤川を愛読している人っているのかな?
いたとしたらかなりイタイ。若い頃どんな本を読んでいたんだろう。
イタロ・カルヴィーノ
642 :
無名草子さん:2007/08/27(月) 01:38:53
東野なんてミステリオタにしか受けてないよ
文学筋からは総スカン。もちろん携帯小説好きのギャルにも。
>>639 昔知り合いに
「ブラックコーヒーなんて苦いだけの水を飲む奴はみんなカッコつけだ」
なんてほざく奴がいたよ
君、そっくりだわ
>>638 すごいよな。
書けと言われてもおそらく書けない。
以前に、児童文学の作業をしたことがあるんだが、
自分の持っている文章を簡易化するのって本当に難しいんだ
>>640 若い頃は世界日本名作全集から始まって、
だいたい有名どころの代表作は読破してるはず。
途中で江戸学に行ってしまって路線が逸れたが。
でも赤川と星新一は今でも引っ張り出す。
内容を面白がっているわけではないが勉強になることが多い
三十代。
>>630 そのものズバリじゃないけど、それに近いことは言っている。
そのインタビュー記事を読んだとき、自分はちょっとムカっときた。
「書こうと思えば味わいある文章だっていくらでも書ける」
みたいな安っぽい見栄が透けて見えてさ。
東野に限ったことじゃないけど、
一作品中で同じ表現を多用するのは明らかに推敲不足。
それを「読者のことを考えて」と言い訳するあたり、
作品と同じく、なんとも薄っぺらいと思った。
文学筋(笑)
三島辺りを有難がっているタイプじゃね?
三島は「文章は」上手いけどね
>>645 星新一も読みやすいよな
本人が「読みやすすぎかも」とか書いてた。
>>649 美文というんじゃないけど、本当にわかりやすいよね。
あの人のエロっぽいショートショート読んだ時驚いた。
そういうの書かない人だと思ってたから驚いたのと
いつもみたいに単純で直接の表現は全然使ってないのにすごくエロく感じた。
651 :
無名草子さん:2007/09/01(土) 18:55:02
>>632 遅いレスになってしまったが、こっちも嫌味で書いていたんだが
こちらの悪意が伝わらなかったみたいだなwww
> 逆。皮肉だよ。塩野なんか読んでるから文章の裏の意味と悪意を読み取れないんじゃないのw
> 空想の中のオママゴトじゃなくてもっと生の感情に根ざした小説読んだ方がいいよん
痛すぎるwww
門田泰明
赤川次郎の文章はすごいよ
美文という意味じゃなく最高のリーダビリティという意味で。
リズムと文末の変化のつけかたが半端ない。
ただ上手いというほめ方とまた違うんだけどね。
そして全然作品は読まないんだけど。
654 :
無名草子さん:2007/09/03(月) 07:27:08
>赤川次郎の文章はすごいよ
>美文という意味じゃなく最高のリーダビリティという意味で。
>リズムと文末の変化のつけかたが半端ない。
赤川と東野は文体が似ているという意見をよく聞くけど、
リズムとか文末表記に対する気遣いを比較すると
東野は赤川の域にまだ達してない。
あくまで「読みやすさ」にこだわるなら、
赤川の域(ある意味スカスカ)まで突っ走ってほしい。
最近の作品は社会派っぽい味つけがしてあるけど、
それがまた中途半端(あるいは微妙)で
余計に「東野らしさ」が失われている気がする。
文章が上手でも中身がスカスカの小説よりも、
文章がへたれでも中身の濃い小説が読みたい。
どっちも限度ちゅうもんがありますが・・・
へたれで中身が濃いのっているのかな
例えば福井晴敏
読んだことないや
今度図書館で探してみる
>>655 自分は全く正反対。
大嫌いな題材でも文体の完成度が高ければ読む。
(山本周五郎の『赤ひげ診療譚』とか)
どうってことないネタを文章だけで読ませる作家は
やっぱり上手いと思う
たとえば清水義範
筒井康隆も文体がネタを引っ張っていく作家かな
太宰もそうだな
リズムだけで読ませるような作品が多い
「女学生」なんて
中身何もないのに面白く感じるからなー
女学生全然ダメだった\(^o^)/
あまりに女学生でついていけないw
清水義範 筒井康隆 三島由紀夫
ちなみに清水義範はスレタイの質問に対して
谷崎潤一郎 を挙げている
665 :
無名草子さん:2007/09/17(月) 20:42:47
黒猫魔道さんだと思います。
2ちゃんねるで叩かれてる作家ですが、この前万博で展示されてる絵本を読みました
殻の作品はかなり面白く、なかなか良い感じの話でした。
666 :
無名草子さん:2007/09/17(月) 21:58:01
私は三島がいいです。
ワキ毛の描写の上手さに痺れました。
667 :
無名草子さん:2007/09/17(月) 22:11:22
谷崎なんてストーリーの人じゃん。全然だめ。
芥川、漱石、川端のようにストーリー性を重視しない作家の文は、ある意味、散文詩に匹敵する。太宰も筋を重視しない文体の作家。
668 :
無名草子さん:2007/09/17(月) 22:38:05
文章のうまい作家と言ったら俄然、俺も花村満月なんだけど2ちゃんの間では認知度低いのかね?
669 :
無名草子さん:2007/09/17(月) 22:44:18
うまくないよ、満月なんて。
90年代組なら、保坂、藤沢周、赤坂、阿部がうまいよ
670 :
無名草子さん:2007/09/18(火) 16:27:34
読んだことないけど、ボブソン鈴木は凄く上手い
川上弘美は?
いつも話つまんねーて思うんだけど
単に一文一文を追ってるのがただただ楽しい
文章に芸があると思うんだけど、
狙い過ぎで鼻につく?
>>552
保坂 和志『カンバセーション・ピース』はダントツに文章長くて、かつ巧い。
673 :
無名草子さん:2007/09/20(木) 23:40:47
>>671 今の時代、
狙っている人などほぼいないのだからすばらしい。
今の時代の人と人との間の語らいのうちにある
一抹の淋しさをよく見つめていると思う。
ストーリー展開よりは、文章だね。
674 :
無名草子さん:2007/09/20(木) 23:52:55
おれのなかでは
「長田幹彦」
675 :
無名草子さん:2007/09/21(金) 00:34:26
連城三紀彦の文章は美しいから好き。
676 :
死刑反対政権交代希望:2007/09/21(金) 02:38:48
桐野夏生の文章はすばらしい
たるみがなくて美しい
比喩もいい
自由間接話法が特にうまい
677 :
無名草子さん:2007/09/21(金) 10:25:38
茨木のり子
「残業代が出ないことで、サービス残業は減ります。サービス残業の合法化に
取り組みます。」
by 厚生大臣 升添要一
現に残業代が出ないサービス残業があらゆるところで行われている現実を無視して、
馬鹿ですか?
>>676 私も桐野夏生にはまってる。ぐいぐいと引き込まれる
文章力はすごいと思う。
うぉw仲間がいっぱいでビクーリw
自分も桐野夏生に一票!
ガイシュツだと
石田衣良
重松 清
久世光彦にも一票
理由は飽きて読みとばした事がないから。
作品にもよるけど
平野啓一郎も(・∀・)イイ!
少数派になるかもしれないけど、
本多孝好にも一票!
桐野ってそんなにいいか?
東野みたいに誰からも絶賛される文章じゃない気がするんだけど……
682 :
無名草子さん:2007/09/21(金) 15:06:31
太宰のヴィヨンの妻なんて
あの文章じゃなきゃとても読んじゃいられない
腹立つだけだろうな
683 :
無名草子さん:2007/09/21(金) 15:46:58
谷崎潤一郎
>>681 桐野夏生は好き嫌いはハッキリしてるんじゃないかな。
後味悪いのも多いけど、途中で読むの止められないうまさがある。
ネットでの評判を見て読んでみたけど、一気読みしてしまった。
685 :
無名草子さん:2007/09/23(日) 17:57:39
東野、このスレで取り上げるほど文章うまいかなぁ。
ミステリーファンのあいだでは、
ああいう淡白な文章が最高とされているの?
上手いっていうか好きなのは夏目漱石。
大体において読むのが遅く、途中で一度はダレてしまう私が唯一ダレない作家。
私は一度に読みきらないので読書を再開する時には戻って読み直すんだが、
漱石の場合は読み直しがあまりいらない。
登場人物の人となりや情景が一度でビシッと頭に入ってしまうので読書を再開しても
すぐに前に読んだ世界に戻れる
>>684 OUTは、分厚いの一晩で読破できたからな
しかし、それほど面白いとは思えんかった
解体した死体を運んでくところ見て
「弁当工場みたい」と言って主婦たちが笑うところは冴えてた。
あそこが書きたくて、あの話書いたんじゃ?
688 :
無名草子さん:2007/09/25(火) 12:03:48
東野なんてただの5w1h型の作文。桐野なんたらも。
689 :
無名草子さん:2007/09/25(火) 19:51:43
開高健
赤江瀑は上手いよね
団鬼六、武田泰淳
開高健少ないねえ…
古井由吉
谷崎潤一郎
>>691 開高健や池波のように、
自分の価値観を表に出して説教をする作家は好みが激しくわかれる
私小説が頂点だった時代はそれも認められたけど、現在はね
どちらにしても「こいつウゼえ」と思わせてしまう辺り、技術は高くないな
連城三紀彦、藤原伊織
たいしたシーンじゃないのに、ウムム!と唸ってしまう
久世光彦は上手い。
が、「文句なしに」かと問われると首を捻る。
書いていることが基本的に全部同じだしなあ……
一作だけだと巧く感じる人っているよね
バリエーションがないと飽きちゃうけど
あらいもとこも最初は上手だと感じたけど飽きた
徳田秋声
>>698 大昔に目を通しただけだが、
あれ、釣りのルポみたいなもんだったよな
写真満載で自慢語りの
好きな奴は読んで面白いだろうとは思うが
文章が巧いか否かでは範囲外
>>698 >>700 中国や現地の格言を引用したり、突然「作家は〜」とか言い出したり
比較文化論をやってるところは説教と受け止められるかも試練。
702 :
無名草子さん:2007/10/01(月) 11:41:03
そうは思わないけどな。何も通俗的人生論を語ってるわけじゃないし。
個人がどう感じるかは本当に個人差。
娯楽だと割り切ってエンタメ的な姿勢で書いている作家よりは、
「説教」と受け止められる確率ははるかに高い。
それは事実。
三島や太宰も作品によっては自己愛が鼻につくけど、文章はうまいと認められる。
開高はそこまで到達していないということ。
しかし、あれだけ物事の確信をつける作家を知らんぞ俺は。
開高や中上は確かに上から目線が多いけど、鼻につくかどうかは時代の読み手
次第じゃないか?それに開高の文章が先の二人に劣ってるとは思えないし、ま
ともな「説教」すら出来ない近年の作家から、間を飛ばして古典作家にすがる
のは文学の土壌が悪くしないか?
705 :
704:2007/10/02(火) 01:44:16
ゴメン
土壌が→土壌を
あと何か骨子がずれてるね。ageちゃって
何をうまいとするかでも違うし、好き嫌いの問題なんだから、
自分が巧いと思っていればいいんじゃないの?
中上の名前は何度も出ているし特に異論も出ていないよ
開高の場合はあの修辞の洪水を楽しむべきなんじゃないの?
一見カオス的にしか思えないほど修辞過多でも、
実は一本芯が通っているのが開高の文体の魅力だから。
(『夏の闇』のような例外→失敗作もあるけど)
>>707 その作者は読んだことがないが、信者が痛いということはわかった
本当のことを言ってるだけなのに。
てか、信者なら「開高が書いたのなら(夏の闇も含めて)何でもいい」って言うわけで。
711 :
無名草子さん:2007/10/12(金) 23:03:46
開高健もそうだし、三島、安部、大江、、挙げるときりがないけど
戦前生まれの戦後作家って、簡潔さ・平明さに欠ける人が多いよね。
あくまで個人的な感想だけど、
正直ガキっぽいというか、いい年になって読み返すには臭みが強すぎるというか。
北方謙三の文章に慣れると他の人の文章が蛇足だらけで喧しく感じてしまう。
713 :
無名草子さん:2007/10/15(月) 21:24:03
ミステリー系の作家だと、ストーリィーを追いかけて行く楽しさを優先させる
ため、簡潔な文章で、センテンスは短い場合が多い。文章の面白さや深みを
味わうというよりは、結末に興味があるから。
東野さんは、上にいくつもレスがあるけど、特徴のない文章だと思う。
「白夜行」「幻夜」はすっごく面白かった。
ハードボイルド系の人の文章も似ていると思う。「不夜城」の馳星周、
北方健三、大藪春彦。比喩がうまいのは矢作さんだと思う。
714 :
無名草子さん:2007/10/16(火) 12:57:06
金井美恵子
715 :
無名草子さん :2007/10/16(火) 18:32:05
ここで特徴がない作家だと、批判された人の方が売れるのは何故だ?
それに、私はそうした作家の方が上手だと思うが。
そうした評価の方が、一般読者の視点に合ってないか?
まず第一に、君の好みはあまり問題ではない点。
第二に、そもそも何をもってして一般読者なるものを判断しているのか、2chで作家についてあれこれ語るの人間は一般読者ではないとでも言うのかという点。
第三に、何故一般読者の視線に立つ事がこのスレで必要なのかという点。
これらが不可解で文意を把握し損ねますかな。
>>715 読みやすいから。
読みやすくかつ売れるのが「上手い」ことの条件なら、赤川次郎は日本最高の作家だろうね。
あと、「一般人にはここに上がるような本は売れない」、
それはただ単に通好みな作品は素人にはウケないという事でしょう。
>>717 赤川は文句なしに上手いよ
美文ではない
720 :
zash ◆H8s.SckvxY :2007/10/21(日) 17:07:17
俺的には、わかりにくいことや斬新な発想を誰にでもわかるように書ける人は上手いというのがひとつの評価基準。
そのものずばりで言えば星さんとか。
逆に、なんの内容もないのにおもしろく読めたり読者を感心させたりできる書き手も高評価。
中沢さんあたりがそうかな?
向田邦子
林 芙美子
向田邦子は心底同意
脚本家なのかもしれないが小説のほうがうまいと思う
題名とか出だしが凄い
723 :
無名草子さん:2007/10/22(月) 09:23:02
丸谷才一、貴志祐介はガチだろ
724 :
チョイス:2007/10/22(月) 10:13:48
725 :
無名草子さん:2007/10/22(月) 10:46:25
ナンシー・関が好き
726 :
レベル58:2007/10/22(月) 18:25:09
ジョイス デ・ラ・メア ブローティガン あとは、ラブレー、アポリネール
このへんはまだまし。
728 :
無名草子さん:2007/10/23(火) 10:46:02
皆さん、石川淳を忘れちゃいませんか?
729 :
無名草子さん:2007/10/23(火) 14:45:05
エッセーのような小説が得意な作家って誰ですか?物語としてとくに何かが起こるわけでもないけど、印象的なシーンを描き出す小説家を教えて頂けませんか?
意外かもしれないが海老沢泰久の短編小説なら『帰郷』でも『二重唱』でも。
別に劇的な展開になるわけでもないのに「空気」だけで一篇もたせてしまうのは凄い。
731 :
無名草子さん:2007/10/24(水) 19:41:19
村上春樹に純文学っぽい知的な感じを加えると丸谷才一になる
豆知識な
732 :
無名草子さん:2007/10/24(水) 20:06:03
733 :
無名草子さん:2007/10/25(木) 10:07:33
丸谷は上手いと言うより文壇っぽく悪ズレた印象だけど。
しばらくはディレッタントっぽさに目が眩んでも、
いつもある幅に収まっているのに気が付いて飽きが来る。
734 :
無名草子さん:2007/10/25(木) 11:20:06
三島由紀夫
735 :
無名草子さん:2007/10/25(木) 14:35:06
ほししんいち
736 :
無名草子さん:2007/10/25(木) 14:44:30
谷崎潤一郎
池波正太郎に山田風太郎、星新一、向田邦子、吉村昭など。
例外に、作家ではないが浅倉久志と大久保康雄。(ともに翻訳家)
738 :
730:2007/10/25(木) 19:52:11
海老沢は『監督』や『美味礼讃』を見ても分かるように本質的にはストーリーテラー型の作家だけど、
そういう作家が概して苦手な(谷崎や尾崎紅葉が代表格)「空気」を描写できるのはかなり凄いと思う。
ついでに言うと、丸谷才一はある意味海老沢の「師匠」だが(『美味礼讃』を海老沢に書かせたのは丸谷)
丸谷は丸谷でストーリーテラー型なのに短編では「空気」を描くことが出来るから面白い。
(『鈍感な青年』は恋愛の「空気」を完璧に描けている)
やっぱり矢作俊彦
>>729 あなたが大人の女性なら、向田邦子がお薦めです。
「鮒」とか、玄関に何者かによってバケツに入った鮒が置かれている
ところから、物語が始まったりします。
エッセイも面白いです。
741 :
無名草子さん:2007/10/26(金) 09:54:39
田辺聖子だろ
742 :
無名草子さん:2007/10/27(土) 04:52:30
蔵書いた人
743 :
無名草子さん:2007/10/27(土) 08:34:10
レベルの高いスレだなw
俺は泉鏡花「婦系図」が凄い好き
何回も読んでる
三島由紀夫だろうなあ。
あと久世光彦、堀江敏幸。
池波正太郎も上手いけど独特の文体に飽きがくる。たまに読むと凄くいい。
>>744 久世も飽きるぞ。文体も内容も全部一緒だからな。
大好きだけどな。
三島とか昔の作家はなしにしようぜ
ある種その時代が綺麗な日本語の基準点なわけなんだし
747 :
無名草子さん:2007/10/27(土) 18:55:55
三島が昔じゃ話にならんよ
明治以降で十分だろw
749 :
無名草子さん:2007/10/27(土) 22:43:43
貴志裕介かな。文章も上手いし、情報集めが凄いだけあって、
現実味のある描写を可能にしてるね。まったく新しい場所や空想した世界とかは
生み出せなさそうだが。文章はうまいよな。
751 :
無名草子さん:2007/10/28(日) 01:06:58
>>742宮尾登美子。確かにいいですなー。三浦綾子もあげとく。
>>750 凡百。東野や山田正紀と同等。
ただ彼らの書く「お話」を評価しないわけじゃない。
物語をつくる才能と文章の才能はなかなか一致しない。
実は、文章下手でも好きだった山田正紀を読むのを、ある作品読んでから一切やめた。
貴志や東野がそうならないのを祈る。
読む気がないからしらんけど。
ここで出しちゃいけない「高村薫」は絶品の悪文だし、物語も面白いと思わないが、
幼稚で味気ない文章読むくらいなら、ああした文章を書ける才能の方を逆に評価したいw
テキトーな才能(それでも世に出てるだけ2ちゃんにたむろする連中より遥かに上だが)で
エンタメ業界渡りが長くなって、文章崩してる人間よりは、
書かざるをえん、みたいな骨をもってそうで書いてる人間を評価したいというか。
スレ違いになるが。
高村薫、全然面白いと思わないんだけど。
753 :
無名草子さん:2007/10/28(日) 10:32:25
飯島愛
754 :
無名草子さん:2007/10/28(日) 10:54:01
>>749 あえて、理屈をでっち上げれば
「随筆の骨法は博く書をさがしてその抄をつくることにあった。」
ってスタイルが今風じゃないのかも…
(俺は好きなんだけど、あの「いっそ嬉しいねえ」とかいう捻りまくった文章。)
756 :
zash ◆H8s.SckvxY :2007/10/28(日) 14:00:24
>>739 うーん、そうですか。
大友氏のマンガ原作者としてしかよく知らないのはマズいな。
読もう。
757 :
無名草子さん:2007/10/28(日) 20:28:51
辻邦生
>>752 東野や山田正紀に比べれば、貴志の文章は上質。
少なくとも前者のように薄っぺらくはない。
>758
文章力で、貴志と山田を同じ位置で比べてる時点で、明らかに読み手側のレベル不足。
一般的に、貴志と山田比べたら、明確な差があるのには気づく。
>物語をつくる才能と文章の才能はなかなか一致しない。
ここの部分にはある程度同意ではあるがね。
どうでもいいけど、最近の作家は文章が下手糞だなぁ。
最近の作家ってどの辺の人?
読んでないから判らないや。
個人的には貴志は巧いと思わなかった。
辻は好き。美しい。
761 :
無名草子さん:2007/10/29(月) 12:24:26
新人だったら、森見登見彦とかどうよ?
あと、三浦しをんとか?
山田正紀は下手なようでかなり上手いぞ。
文章を眺めるだけなら下手糞にしか見えないんだけど
聞いたこと無いね。どこらへんで言われてるの?
いい加減に読ませる技術と文章の上手さは別物と気づいてください
スレタイに「文章の上手い」とあるから
技術=上手いという定義の人がいても不思議じゃないよ。
そういうタイプの人は美文でも難解なら、技術的に上手いと感じないだろうし、
逆の定義の人ならもちろん逆だし
久し振りに松本清張を読んだが、結構美しい文章だったので意外だった。
若い頃には気付かなかったことも多いんだな。
「読みやすく」て「引き込まれる」ような文章が「文句なく上手い」文章でしょう。
それを言うと、究極は星新一になる
>>768 同意。
スポーツドリンクみたいに飲みやすいんだよ
だけどたまにはウイスキーも飲みたいしコーラだって飲みたい
巧さってのはいろいろあるから一概には言えないんだよな
だからこそこのスレが伸びるんだしね
770 :
無名草子さん:2007/11/14(水) 11:03:03
中島敦の文章はリズムが良くて声に出して読みたくなる。
あと藤沢周平。他の時代劇作家と比べて、句読点の位置とか漢字の使い方
とかキチンとしてて読みやすい。もちろん他のが駄文ってわけじゃないけど。
771 :
zash ◆H8s.SckvxY :2008/01/21(月) 23:06:27
>>617 遅レスだけど半村良は上手いと思う。
文章家としてよりストーリーテラーとしてのほうが、より上手だとも思うが。
>>770 時代小説は雰囲気を作る為に、わざと古い言い回しや文体を使う
藤沢はそれを現代風で通している
現代人が読みやすいという点では同意だが、突出して巧いというわけではない
773 :
無名草子さん:2008/01/22(火) 00:54:09
長田幹彦。
ミステリ作家は総じて文章レベルが低い。
東野や宮部など売れっ子ほどこの傾向が顕著になる。
締め切りに追われるのが原因か?
それとも執筆に対する情熱を失ってしまったのか?
せめて同じ言い回しや紋切り型の表現くらい避ければいいのに・・・
775 :
無名草子さん:2008/01/22(火) 02:44:28
読ませる技術なら、断然、山崎豊子。
元記者だけあって、読者の興味をひく文章作りが巧い。
>>774 求められているものが美文ではなく、
読み易くミステリ部分が切り分けできる作品であるので。
表現に凝ると駄目出しを食らったりもするジャンル。
あれで通している京極は特殊。
ここまでで挙げられていないのだと古川日出男かな。
作品ごとに文体変えてもブレてないのは感心する。
778 :
無名草子さん:2008/01/23(水) 14:54:49
躁病のときにすばらしい文章を書く作家って
いるよね。ゲーテとか。
ここを見ていて気になることがある。
人気のある作家が必要なら、そうした文章を見抜かないといけない。
それを美文だと言わなければならない。
それができない人間が評価をすると、読むに値しない作家ばかり持ち上げてしまう。
>>776 でも連城三紀彦とか小池真理子とか
ホレボレするほど文章うまいよ、内容は別として。
そう考えると、文章がヘタなのは
単に力量不足のような気もするんだけど。
それとも東野とか宮部はわざとヘタに書いてるの?
>>780 東野は何か勘違いしていると思う。
赤川を参考にして、手抜き部分を間違ったんだろう。
宮部はもと新聞社なので、土壌が違うのだと思われる。
宮部でも江戸ものはいいよ。
もともと推理小説は文章を重視されない分野なんで、
胡桃沢みたいな悪文家でも第一線を張れるんだよ。
ミステリ部分さえ作る能力があれば、文章を磨く必要がない。
文章表現に凝るとミステリ部分が霞む恐れも強い。
結果、単純でパズル的な作家が人気が高くなる傾向がある。
そんな感じじゃないかね。
>>780 美文や名文が売れるとは限らない。
むしろ誰でもわかる、適度に読みやすい文体の方がウケはいいだろう。
ついでにちょっと知的な装いでも仕掛けておけば完璧だ。
>>782 つまり東野や宮部は、
売れるためにわざとヘタに書いている、
という結論でオッケー?
784 :
無名草子さん:2008/01/23(水) 23:04:10
バルザックはうまい。
スタンダールは下手。
ユーゴーは最強。
サルトルは下手。
ユルスナールはいい感じ。
ランボー、上手い下手の次元ではない。
全部原語で読んだの?
すごいな
宮部、東野は上手くはないけど下手というほどでもない
下手だと思うのは天童荒太だな
>>784 スタンダールはロマン派の気取った文章が大嫌いだったから、
あの骨組みだけで装飾を排除した文体は狙ってやったんだろう。
名文ではないにしても、独特のよさやリズム感はあると思うな。
俺が仏文で上手いと思うのはプルースト。これも名文だとはお世辞にも言えないけど、
あの比喩が異常に多くてくどい文体でなければ描けない世界がある。
個人的に恋愛描写でプルーストを超える作家はいないと思っている。
泉鏡花の上手さは異常
>>788 ああいう文章を読むと、
日本人に生まれて良かったと
つくづく痛感させられる。
山田風太郎をして「一行たりとも真似できない」と言わしめたお人だからな
791 :
名無し:2008/02/11(月) 14:54:03
徳富蘆花とか。
自然と人生。
792 :
無名草子さん:2008/02/11(月) 20:16:52
専門中退京極夏彦は下手
793 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 02:24:38
京極夏彦は下手ではないだろ。
下手だったらあんな分厚い本読めやしないよ。
794 :
無名草子さん:2008/02/12(火) 04:25:44
俺は古川日出男だな。あの独特の文章はたまらん。嫌いな奴は嫌いだとはおもうが…
京極堂の上手下手は知らんが、
あの厚みを見ただけで手に取る気がしないのは漏れだけですかそうですかw
スティーブン・キングとW.M.サッカレーかなぁ。
訳者さんの功績もあると思うが。
797 :
無名草子さん:2008/02/26(火) 01:34:17
歌が上手いとか声がいい歌手を挙げろって言われてみんながみんな同じなわけないよなぁ
798 :
無名草子さん:2008/02/26(火) 01:45:44
山田悠介氏は計算であんな文章だったら相当頭良いな。
799 :
無名草子さん:2008/02/26(火) 02:26:19
よくねぇよ死んだ方がいい
800 :
無名草子さん:2008/02/26(火) 03:20:22
「自分は好きじゃないけど、文章はうまいとおもう」
をあげてくれ
三島、太宰
802 :
無名草子さん:2008/03/02(日) 09:20:37
太宰
吉本隆明
川端康成
三浦しをんは巧いと思った
>>761 森見は好きだし読みやすいと思うけど芸っぽい部分があるよね。熟語職人というか
三浦しをんは小説文が異常に読みやすい。
この二人は読みなれてて書きなれてるかんじがするな
恩田陸は作品に読者をぐいぐい引き込んで読ませる力はあると思うけど、文章に微妙な癖があると思う。上手いとは思えない
自分が文句なしに上手いと思うのは内田百閨B
三浦しをん上手いのか
自分はエッセイだけど無理だった
つまんないし途中で挫折したまま
異論反論モトム。
もともと三島も太宰もW村上も浅田次郎も、
てかここにあげられている人のほとんどを俺は好きだったし上手いとも思ってた。
で、こないだちょっとバカにしてたラノベを手に取ったんだよ。
『ハルヒ』さ。そしたら、すごいね。
コミカルさを際立たせている狂言回しが、
きちんと計算のうえでなされていると思った。
相手にどう伝わるかを考えた上で、その意図を達成する文章って、うまいよ。
歯応え、って言ったらそりゃ金井美恵子とか川上弘美ほどはないけれど、
十分に「空気」も伝える文章書けてると思うんだ。
ついでに、今まであげられていない(と思う)俺が上手いと思う人。
辺見庸。
特にここ最近の評論と小説。
「もの食う人びと」も初期の小説も、評論なんかも好きは好きだけど、
ここ最近の書くものの「凄み」ったら、ないと思う。
「美文」を自由自在に操って、その場の「空気」も描けて、
プラス「凄み」が文章から伝わってくるんだもの。それが備わってる物書きって、いないよ。
左巻きというだけで読むに値しない
山田詠美
814 :
無名草子さん:2008/04/08(火) 10:16:57
宮島みゆき、芥川龍之介。前者は話しに引き込まれるし、文章が上手い。
後者は狂っている人とか、荒廃した感じ、人間の欲深さをちゃんと文章に書きおこしているところが凄すぎる。
815 :
無名草子さん:2008/04/08(火) 10:18:51
>>814 宮部は文章がうまいというより、小説が上手いんだよ。
大極宮の3人は、本当に小説が上手い。
そもそも、純文学の連中って文章が綺麗だけど、小説になってない人が多すぎる。
早稲田、慶応卒業してるやつでまともな小説書いてる奴いない。
あと、池澤夏樹が出てこないのはなぜ?
818 :
無名草子さん:2008/04/08(火) 16:11:13
>>816 >早稲田、慶応卒業してるやつでまともな小説書いてる奴いない
堀江はどうよ?
819 :
無名草子さん:2008/04/08(火) 17:16:08
純文学がなっていないのは、誰もが認めてること。
それなのに、何故か偉そうなタイプが多い。
しかも、毎年のように、そう言うタイプが作家デビューする。
これで大丈夫なのか?
池波正太郎は駄目か?
自分が彼を推す理由は単純だ。読み終わるまでメシもトイレも自らおあずけにした
そんだけ。
腹の虫が盛大に喚く中読んだ軍鶏鍋の描写は、軽く拷問だった。
ただの自爆だけどな。
>>820 もう死に体に近い。これからは純文学雑誌で書くよりも
ライトノベルで名を上げてから、文芸作品を書くほうがいいかもしれん
救いは芥川賞がまだ一般人に注目される賞であり
若くて実力が抜けてる人がブレイクできる余地があること
問題は選考委員がそんな人をわざとと言っていいくらい
落選させてる歴史がある。最近はマシになったと思うけど
>>821 駄目とは言わないし、すんなり読めるテンポがあるのは上手さの証だが
表現に奥行きがないよな。とくに活劇はわざと筆を押さえてるのが気に入らん
池波はよくも悪くもラノベ的
もともと脚本畑の人だからね
長いこと直木賞を取れなかったのもその辺りが理由だろう
824 :
無名草子さん:2008/04/11(金) 00:58:25
>>1 このスレでいう「うまい文章」の定義を最初に書いてほしかったな。
定義厨か
そういうのは中学校で卒業しとけ
逆だろ。
「うまい」っていう表現自体が抽象的かつ主観的な価値観なのだから、
作家名をあげることによって、発言者がどこに着目して
「上手い」と言っているのかがわかるってだけであって、
スレの総意を決めようってわけじゃねーだろ。
827 :
無名草子さん:2008/04/11(金) 20:19:05
宮本輝
村上春樹
828 :
710:2008/04/11(金) 22:54:54
浅田次郎と
藤原伊織・・・死んじまったけど。
この二人が表現する世界を誰が越えられるっていうんだ?
829 :
無名草子さん:2008/04/11(金) 23:00:59
↑ 828の「710」はブラウザのCookieの仕業です。このスレの710さんとは関係ありません。
お詫びします。
830 :
無名草子さん:2008/04/11(金) 23:07:07
大江健三郎、池澤夏樹、三島由紀夫
鳥山明
作家じゃないけど福岡伸一は上手いと思った
中谷美紀も女優なのにやけに文章うまい
女優の渡辺えり子も文章上手いな。
糸井重里さんが好きな自分は異常だろうか。
ある意味で文章うまいと思うんです……。
野田秀樹
宮部みゆき
スタパ斎藤
>>833 ああいうのってシャドウいるんじゃないの?
>>836 俺もそう思ってたんだけど中谷に関してはガチのようだ
江國香織は評価されてないな。
感情・感性が滲みでるように伝わってくる文章。天才だろ。
エクニは 役不足 を誤用している
840 :
無名草子さん:2008/06/05(木) 05:38:31
ドストエフスキー
トルストイ
ゲーテ
>>840 ロシア語もドイツ語も日本語も出来る君は何者?
琴欧州でつが何か?
ここまで野沢尚なしとな?
半村良が一度も出てない・・
「文」の「芸」で最高峰の一人だと思っているが。
佐藤正午とかどうですかね
澁澤龍彦は上手い
安部公房最強!
848 :
無名草子さん:2008/06/06(金) 19:29:19
正岡子規。文章がかっこいい
849 :
無名草子さん:2008/06/06(金) 19:38:10
落合信彦
文章と捏造がうまい
850 :
無名草子さん:2008/06/07(土) 21:29:28
桐野夏生は文章うまい部類に入る?
まだ出てないのだと井上ひさし
852 :
無名草子さん:2008/06/09(月) 19:42:11
吉田健一
洗練された英国文学批評
北杜夫
精緻な文章の構築に相当気を使っていると思う
854 :
無名草子さん:2008/06/19(木) 17:24:11
康成
855 :
無名草子さん:2008/06/19(木) 17:44:46
太宰治
桐野夏生
冗談抜きに日本文学史上最高の存在だと思う
浅田次郎
文のまとめ方がものすごく綺麗。
文字と文章を愛してやまない自分には、最高の作家さんだと思う。
花村萬月じゃないけど
浅田次郎は叙景描写に難がある
極道もの書きすぎた後遺症かなw
秋山瑞人だな
秋山は確かに上手い。
が、ペース遅すぎ。
863 :
無名草子さん :2008/07/01(火) 18:07:37
太宰
浅田次郎ねぇppppp
役不足と役者不足を取り違えてたからねwゴミ以下。
つか、編集気つけよ。
と、日の目を見ない文学青年崩れが申しております
866 :
無名草子さん:2008/07/05(土) 10:22:53
秋山ってなんでラノベ作家なの
ウブカタ丁
868 :
無名草子さん:2008/07/13(日) 17:31:10
正太郎
秋山瑞人の作品読んだけどどこが巧いのかわからん。
鈴木光司とか吉本ばななとかピンときて好きだな
上手い上手くないの話してるけど、好みの問題はあるよね
871 :
無名草子さん:2008/07/15(火) 02:04:05
開口健。
J太郎
山田悠介ってことで
原田宗典
875 :
無名草子さん:2008/07/21(月) 16:49:44
鬼束ちひろ
876 :
無名草子さん:2008/07/22(火) 01:09:06
売りたいなら明らかにケータイ小説のほうが売れる。
877 :
無名草子さん:2008/07/22(火) 01:10:30
日本人に限定しないといけないの?
世界レベルで言うとダンテとサルトル。
原語で読めないから上手さがわからないんだ…
訳者次第だもんね
880 :
無名草子さん :2008/07/23(水) 20:23:30
>>877 >サルトル
勿論仏語の原文で読んで。だよね?
で、他の仏蘭西人作家や思想家と比べて
どこが、どう上手いの?
300字以内で説明して。
多岐川恭
技巧的には見えないしかし抑制され且つ情景が浮かびやすく読みやすい
それで居て端整で瑞々しいお手本のような文章だと思う
岳宏一郎
一見熟語や漢字を多用する文章で一種のアクもある
しかしリズムが整い一度波に乗るとすらすらと読める
骨太かつ少ない語彙での人間描写だけど悲喜劇というか切羽詰った中の
ユーモアとペーソスと歯切れのよさは痛快きわまる
歴史上の人物に血肉を与えられる稀有な才能だと思う
882 :
無名草子さん:2008/07/27(日) 17:09:18
鬼束ちひろ
現役では連城かな。
好きな文体はおっさんくさいと言われようとも横山秀夫、浅田次郎、高村薫
特別上手くはないが抜群に読みやすいのは東野圭吾 かな?
読みやすい文章が書けるってのも文才のひとつかもしれんね。
884 :
無名草子さん:2008/07/27(日) 19:44:01
黒丸尚好きだけど
上手いとはまた別なのかな
885 :
無名草子さん:2008/08/04(月) 00:37:59
吉行淳之介、山口瞳、向田邦子はうまいと思う。
山口瞳が吉行の文章の上手さを評して、
「読みやすく簡単な言葉で書かれている。誤解を恐れずに言えば、小学生でも書ける文章だと思ってしまう。
で、吉行を真似ていざ書き出してみると、書けない。選び抜かれた言葉で平易に書かれていることにそこで
気づく」
と解説していた。
山口本人の文章も含め、その通りだと思う。
886 :
無名草子さん:2008/08/04(月) 00:53:41
具体的に自分が気に入ってるその作家の、「これ見てみろよ」という一文を添えてくれると楽しいんだけどな。
幸田文
久世光彦
島村利正
作家じゃないが江畑謙介
888 :
無名草子さん:2008/08/06(水) 03:47:25
阿部公房
谷崎潤一郎
まだ読んだことないのでオヌヌメを
2,3あげてもらえると選びやすいのでお願いします。
889 :
無名草子さん:2008/08/06(水) 09:46:51
川上ひろみ
結局議論が収束しないのは
スレ建てした>1が 「文章が上手い」ということを明確定義してなかったせいか
そもそも定義を確立できないような「文章が上手い」など表現したスレタイせい
ってことでよいですか。
上手いの定義も含めて論じるスレにすれば問題なし。
そういう思考に至らないところをみると890はまともに人と対面して議論したこと無さそう。
892 :
無名草子さん:2008/08/07(木) 15:11:58
「文句なしに」を無視するな。
東野やら宮部やら賛否両論ある作家は、この制約から、
当スレで挙げられるのは不当。
満場一致にする必要ないし
さらさら読めると言えば、井上靖。
読みやすさつっても5文字改行で尺を水増しするのは
ただの手抜き。
>891
>上手いの定義も含めて論じるスレにすれば問題なし。
論じられていないではないか。
その程度の考えなど、>891程度の人間にでも浮かぶわけであるのに、以前論じらている様子はないし、
結論を出そうという気配もない。
結論なんかでないよとくだらない論は避けるように。
出すべく議論することが重要であるから
司会進行は結構。そう主張するならまずお前から実践してくれ。
断る!
いや、通りすがりで言ってみただけなんだが。
898 :
無名草子さん:2008/08/08(金) 20:48:09
イ三三三三 \
/イニニニニ\ヽ\ゝ_
/イニニニニニ\\V/彡\、
|三ニ>───、\V//彡\ヽヽ
|三ニ|  ̄ \\ヽ|
ハ三シ∠ミヽ, \ミ l
{!レ/ ミゝ.,_ ∠三ゝ |ミ l
| レ 彡ヽ`'ゝ f=・xミ; |ミ/
'┤ ノ i `'' /}
l ーイ⌒(、 ':i / / サァン!
| 《三ヲ`7≦ 〃
ト、 斤  ̄`''キ≧ /´
<| 丶 ヽニ--ソ'" /
ノ| \ \  ̄ /\
/ l / ヽ、ヽミ _彡'´.〉 /\
__/ .ト、ヽ i | / |. \_
↑
3もついてないし、3の倍数にもなってない
900 :
無名草子さん:2008/08/09(土) 18:05:00
上手いの定義⇒下手だと思わない。
ってことで村上春樹
久美沙織。デコレーションケーキ並みのど派手な意味のない文章表現がおもろい。
東野の文章は無駄がないけど味気無い、描写が物足りないと感じることも多い。
上手いは上手いけど評価するベクトルが違うような。
奥田英朗は素っ気無いけど描写が的確で味のある文だから好き。
小池真理子、桐野夏生、連城三紀彦、志水辰夫辺りも上手い。
連城は名文家だけど作品によってはくどさも感じるけど。
僕は芥川龍之介ちゃん!
>>902 > 小池真理子、桐野夏生、連城三紀彦、志水辰夫辺りも上手い。
お前、小池ババァの新聞小説を読んでみろよ?
アレが上手いのか?
オマエ、小池さんになんか恨みでもあんのか?
読めばわかるよ。
んだ、ヒデェよ、あれはないな。
新聞小説は知らないけど年取って腕が落ちただけなんじゃないの。
>>904みたいに食い付く意味がわからない。
904が上手いと思う作家↓
たぶん長嶋有
村上龍ってこのスレの人から見てどうなんですか?俺は読みにくくて苛々します
>>911 感覚がユニークだが、かなり雑なときもある
上手いという範疇にはない
913 :
無名草子さん:2008/08/18(月) 18:24:34
ばなな
酒見賢一
兼業作家だから新刊がなかなか出ないのがファン泣かせだが
915 :
無名草子さん:2008/08/19(火) 23:37:13
>1
「上手い文章」ってどんな文章のこと言うんですか?
篠田節子
917 :
無名草子さん:2008/08/21(木) 23:24:25
柳美里
918 :
無名草子さん:2008/08/22(金) 02:45:00
赤江瀑
中井英夫
結城昌治
ユウって相手に対して『慙愧に耐えない』って発言しちゃう作家ppppp
恨の作家だからな
オイラにとっては読むに耐えない作家
921 :
無名草子さん :2008/08/25(月) 17:27:32
太宰
922 :
無名草子さん:2008/08/26(火) 00:58:23
赤川次郎
俺は読まない。
923 :
無名草子さん:2008/08/26(火) 02:32:22
高杉良は文章力はないけど、作品はおもしろいよね
924 :
無名草子さん:2008/08/30(土) 18:19:36
村上春樹
夏目漱石、川上弘美(但し初期)、阿部昭。
最近で上手いと思ったのは垣川光太郎かな。
926 :
無名草子さん:2008/09/02(火) 10:40:44
桐野夏生とか
927 :
無名草子さん :2008/09/02(火) 18:48:38
人気のある作家の方が、文章は上手である。
文章が上手だと言われてる割に人気のない作家がいるが、
あれは文章その物に問題があったりする。
だから人気が出ない。本人だけが気づいていない。
最近は中学生並みの文章でも売れる時代だよ。人気と文章力は比例しないと思うけど。
929 :
無名草子さん:2008/09/02(火) 21:06:20
まあ連城の名前結構挙がってるけど人気はないしな
文章の流れが美しい。
川端康成、永井荷風。
平易な文体で、尚且つ絶妙の人物造形力。
桐野夏生、奥田英朗。
「言」になる前の段階である「思考」を叩きつけるような文体が面白い。
舞城王太郎、金原ひとみ。
932 :
無名草子さん:2008/09/07(日) 20:33:45
三島ってひとが孔雀書いてる文章よんだんですよお
超すげ〜っておもったし
つか小説家ってみんなこんな文章書くひとふつーにいるの?
いないと思うし。いたら怖いし
そうだよね。恋空が普通だよね。あれ以上はオタクって感じだよね。
しかし最近は小畑とかが純文学の表紙を書く時代なのか。
表紙に釣られた人が読了することなんてありえるのかね。
これだけだとスレ違いなので、中島敦を挙げておこう。
最近の作家では片山恭一、市川拓司が上手いと思うんだけど
ストーリーが気にくわない
重松清は上手いな。そつがない。
ゴーストライターやってただけある。
内容はワンパターンだけど。
936 :
無名草子さん :2008/09/14(日) 21:40:53
ドナルド
山川静夫
938 :
無名草子さん:2008/09/14(日) 22:48:21
林真理子、宮部みゆき、松本清張
漱石、鴎外、中島敦かな。
国語の授業で教科書を音読すると、テンポが良いんだよね。
940 :
無名草子さん:2008/09/27(土) 21:08:12
阿部昭
高橋和己
庄司薫
941 :
無名草子さん:2008/09/28(日) 02:48:39
高橋和己は悪文だよ。
そこが魅力なんだけど。
942 :
無名草子さん:2008/09/28(日) 07:11:11
小池真理子が上手いって、新聞小説読んでないひとか・・・。
堀江敏幸は文句なしに上手い。
内容に関わらず清潔で気持ちいい。
944 :
無名草子さん:2008/09/28(日) 10:27:16
>>941 彼以外に論理性を有した日本語を書ける「作家」はいない
945 :
無名草子さん:2008/09/28(日) 11:27:53
>>940 阿部昭には同意 『司令の休暇』は最後まで散文詩を読むようで
心にすっと入ってきた。
高橋は自分にとっては悪文、庄司は読んだこと無いのでわからないが。
946 :
無名草子さん:2008/09/28(日) 14:02:48
文章上手いっどういう事か考えた時にさ
設定というか、流れだけ作っといて
それぞれの小説家が書き直したら
断然、筒井御大と太宰治だね。
赤川次郎先生も、読みやすくしてくれると思う。
この三者なら、超つまらん筋でも読めそうだ。
春樹は比喩に一芸あるので、それを封じると難しそうだ。
筒井は美文というより、
既存の文体をぶっ壊して、その効果で読者の興味を惹きつける技法だからなあ。
巧みではあるが、上手いというのとは違うような気がする。
948 :
無名草子さん:2008/09/28(日) 16:31:57
春樹も龍も、文章の癖がなくなってきたな・・・と思ったらつまらなくなった。
悪文家は悪文で押し通せ。
949 :
筒井マンセー:2008/09/29(月) 02:09:39
巧みって言えばそうだね。
TPOにも合わせてる。
遅レスだけど小池真理子の文章は、時々神がかっていると思う。
どーしようもない駄文も多いから、叩かれるのはよくわかるけどw
シンプル、かつ、ユーモアあふれる読みやすい文章と言えば、やっぱり漱石だな。
向田邦子、川上弘美もすごいと思う。情緒とおかしみのバランスがいい。
独特の描写で、読者を引きずり込んでしまう魅力があるのは、
小川洋子、江國香織、村上春樹、太宰治、筒井康隆。
筒井康隆のエログロ描写はマジヤバイ。
個人的には流麗で「芸」のある文章が好きなので、
川端康成、森茉莉なんかが好み。
いわゆる「悪文」なんだろうけど、中毒性があって危険なのは、
金井美恵子、多和田葉子、笙野頼子。大好きだ。
あまり好きじゃないけど、町田康や川上未映子もこの類なんだろうな。
川上未映子は多和田の大ファンで、処女作を書く前に小説を丸ごと写したと言っていたが、
やはり本家にはまるで叶わないと思う。
951 :
無名草子さん:2008/09/29(月) 10:53:23
エログロやハナモゲラ風のドタバタばかりじゃなくても、あんだろ。
「時かけ」も「ひだりがわ」も地味に巧い。
でも、よーく読んだら ある意味既存の文体壊してんのかなと思って言わなかった。
普通ぽい口語とかでもセンスあるよ、太宰並みに。
というか、基礎があってのドタバタだな。
粘着してごめん…orz
952 :
無名草子さん:2008/09/29(月) 11:58:30
漏れは、言いたい事を伝えるためにボキャを増やしたい
倉田真由美。
倉橋由美子じゃなくて週刊誌でコラム書いてる漫画家の“くらたま”。
954 :
無名草子さん:2008/09/29(月) 19:23:25
そろそろ集計よろしく
>>951 ごめん、その二作は読んだことがない。
自分は「メタモルフォセス群島」「驚愕の曠野」「残像に口紅を」
「虚人たち」「幻想の未来」などを読んで、筒井康隆は天才だと思った。
特に、「幻想の未来」は大好きで、もう何度読んだかわからない。
>>942 あれはグダグダだけどそれまで実績で評価してるわけで
>>953 ちょwwwそれはwwwwww
でもたしかに、漫画よりは文章のほうがうまいよなぁ。
しかし、それよりなにより、自分はくらたまの美貌ぶりに驚いたのだが。
本人画からは想像できないぐらいのすごい美人。
スタイルも本人が吹聴するほど悪くない。
つーか、あのぐらいムッチリしているほうが好み、という人は多いと思う。
頭もいいしね。好きだよ、くらたま。
異論はあると思うけど山田詠美
言葉選びのセンスがしっくりくるというか
色々な空気感を出せる人だと思う
959 :
無名草子さん:2008/10/01(水) 19:51:41
異論ありすぎてワロタ
今朝の朝日新聞にあった、
香川照之「ええ、意味はありません」というコラムを読んで、
この人、文章上手いなと思った。
>>958 山田詠美は大嫌いだけど、特に異論はない。
長編より、短編を読むとしみじみうまいな、と思う。
でもやっぱり嫌いw
この人、いろんな賞の審査員やってるけど、講評を読むたびにムカつく。
こいつなんでこんなにエラそうなの?
>>961 自分にはなんとなく辛辣なオカマ的印象のひとなので
あまり偉そうでも気にならない、というかどうでもいいと思ってます
この人は黒人が主役の小説より日本人が主役のもののほうが好きです
あとこの人が選者になった短編集のセレクトがかなり自分好みで
さらに好きになりました
「辛辣なオカマ」www たしかに。言えてる。
まだ名前が出てない気がするんだけど、村田喜代子の文章がすごく好き。
黒澤の「八月の狂詩曲」の原作を書いた人(原作のタイトルは「鍋の中」)。
現実と幻想がこまやかに入り混じった、端正で実にうつくしい文章。
少しも難解なところがなくて、素直にすとんと心に落ちてくる感じがいい。
「八つの小鍋」は、何度でも読み返したくなる絶品の短編集。
「上手い」ってのとはちょっと違うけど、むちゃくちゃ読みやすいのは池波正太郎。
うどんのようにするする入ってきて消化に良い(その分、忘れちゃったりもする)。
クセのある文章や翻訳物なんかで胃がもたれた後に読むと和みます。
>>963 村田喜代子は「八つの小鍋」しか読んでないけどいいよね。
村田喜代子。
これまたいい名前が出てきたな。
倉橋由美子もいいけど、こっちはちょっと面倒くさいのが難点w
ものすごくいい作品を書く人なのに、地味だよなぁ。
川上弘美とか好きな人なら、絶対に好きだと思うんだけどな。
あれ
なんで江國香織が出てないんだ
967 :
無名草子さん:2008/10/08(水) 17:59:22
小阪由佳
つまらないこと言うなよ
江國香織は名前で得してると思うw
スレチスマソ
>>966 何人かは挙げてたと思う。
ってゆーか、自分も書いた気がするw
クセのある文体で、好き嫌いが分かれるんだろうけど。
江國はタイトルもいいよね。
>>969 そうか? ま、きれいな名前だな、とは思うけど。
133 名前:無名草子さん [] 投稿日:2006/03/16(木) 18:08:55
比喩が普通に上手いのは村上春樹
しばしばアクロバットを決めてしまうのは筒井康隆
スムーズに一気通読出来るのは江國香織
細かい説明をことごとく省いて読者に対して不親切なのは佐藤亜紀
歴史の薀蓄や解釈をやたらぶち込む司馬遼太郎
全部好きな作家ですけどもねw
838 名前:無名草子さん [sage] 投稿日:2008/06/03(火) 18:05:53
江國香織は評価されてないな。
感情・感性が滲みでるように伝わってくる文章。天才だろ。
950 名前:無名草子さん [sage] 投稿日:2008/09/29(月) 07:29:26
遅レスだけど小池真理子の文章は、時々神がかっていると思う。
どーしようもない駄文も多いから、叩かれるのはよくわかるけどw
シンプル、かつ、ユーモアあふれる読みやすい文章と言えば、やっぱり漱石だな。
向田邦子、川上弘美もすごいと思う。情緒とおかしみのバランスがいい。
独特の描写で、読者を引きずり込んでしまう魅力があるのは、
小川洋子、江國香織、村上春樹、太宰治、筒井康隆。
筒井康隆のエログロ描写はマジヤバイ。
個人的には流麗で「芸」のある文章が好きなので、
川端康成、森茉莉なんかが好み。
いわゆる「悪文」なんだろうけど、中毒性があって危険なのは、
金井美恵子、多和田葉子、笙野頼子。大好きだ。
あまり好きじゃないけど、町田康や川上未映子もこの類なんだろうな。
川上未映子は多和田の大ファンで、処女作を書く前に小説を丸ごと写したと言っていたが、
やはり本家にはまるで叶わないと思う。
972 :
無名草子さん:
>>946 村上春樹に題目あたえても、明後日の方向を描写されて
元ネタが何だか分からなくなるだろう。