1 :
無名草子さん:
司馬、洋食なんぞ食っているときか
2 :
無名草子さん:2005/12/16(金) 21:39:14
乙
うむ、五九六五九六
>>6「坂の上の雲」新装版文庫5巻67P
ワロタ
確かに洋食ばっか食べてるな、街道でも>司馬
>>7 ありがとう。見てみたよ。
「203高地を日本軍が占領した」という知らせを聞いて、
祝杯をあげ、洋食のカツレツを部下とともに食っていた児玉源太郎が、
「203高地が敵に奪還された」という突然の報に接し、
部下に怒鳴っている場面だね。
この場合のカツレツは何カツなんだろ。
豚かな。
日本で最初にカツレツって名前つけた店で出してたのが豚カツなんだっけか
牛カツはあまり好まれなかったとか
カツレツ食いたくなってきた。
トンカツとは違うんじゃないか。
ポークカツレツだろ。
ポークカツレツとトンカツは同じだよ
そもそもトンカツ誕生以前に豚をつかったコートレート自体存在してないから
カツレツって名前もトンカツ作った店が考えた
>>15 そうなのか。俺の間違いだ。
ポークカツレツで違うもの食べたような記憶があったもんで。
17 :
16:2005/12/17(土) 17:48:39
わかった。ポークソテーと間違ったんだ。
>>前スレ1000
シチューおめでとう
トンカツは当たり外れが少ないので
これを食すのが私の旅の心得
司馬さんもそう言っているな。もともと偏食家というのもあるが、
どこでもカツ丼を頼んでしまうのは当たり外れが少ないからだそうだ。
>>21 厳しい時代生き抜いて、オンボロ戦車部隊率いて
あれが好きだ、これが嫌いだよく言えたもんだよ
なんてね
あと、そばもはずせない・・
>>22 チハたんを馬鹿にするな
しかし司馬氏は関西人のクセに旅先じゃうどん食わんな
関東圏はツユがアレだから食べないってのもわかるが
まぁ、あれだ、好き嫌いをあけっぴろげにするのは
カコイイもんではない、それが大政治家だろうが大作家だろうが
味が濃い〜の、薄い〜のは・・・知らんがな
そんな司馬さん
がんばって、琵琶湖の葦際の水を飲んでみました
ホテルの従業員の態度の悪さも、
それなりに受け止めてしまう司馬さんが好きだ。
記念館に入ると普通に庭を通れるんだけど
いつか変な奴が現れて、窓を割りそうで怖いw
供述によると、「犯人はメガネが欲しかったと述べている」
・・・・・。
>>25 確かに「○○が嫌いだ」とは述べないけど、偉く遠回しに述べてはいるなw
食べ物でもそうだけど。
食べ物といえば、司馬氏がまだ若いときのエッセイで、米に関する政治的な問題で
米という食べ物自体が嫌になるほどの嫌悪感を感じ、今日からもう米は食わん!って、
叫んでたのが面白かったな。無論3日持たなかった訳だが。
「長安から北京へ」で司馬さん、毛沢東を「聖人」なんていってますけど、
晩年の「台湾紀行」なんかでは毛のことを「国家を私物化したやつ」とかって
いってますでしょ?司馬さんの毛沢東観、中共観ていつから変わったんですかね?
>>30 司馬が作家としての好奇心を持続していたなら、
新事実が出るたんびに変わってたでせうよ。
たとえば晩年に信長物を書いてたら相当信長に対する評価も変わったかもね。
自分の小説の世界観と価値を自分で壊すような事をしたかどうかはさておいて。
ちなみに司馬は所謂「場所と空気読むタイプ」なので掲載紙や講演場所によって
良く言えば柔軟な語り口になるのでその辺りは注意した方がいいかと。
そうだな。矛盾を矛盾として受け止める人だからな。
>30
色々読んで読解力を鍛えよう。
>29
そんなエッセイがあるのか。街道をゆくで青森を「北のまほろば」
と賞賛しながらも、あのエンディングになっている理由が垣間見えるな。
>>27 わざと好意的に解釈した感じの文章を書いて
遠回しに皮肉を言うのが好きだ。
松前藩とか伊地知にも好意的解釈文章を書いて欲しかった。
好意的に見ようとして頑張ったんだけど、
無理だったんだろうな。
>>35 分かる
本当に好きな時は
ストレートに表現するよな
翔ぶが読んでて思ったが司馬さんって山縣極悪人で大久保が生き延びて
くれてたらって考えてたよね?
山縣のこと「金銭と権力が好きな奴」とか「ばかな男だったとしか思えない」
とかって司馬さん書いてますけど、あれは「翔ぶが」でしたっけ?
すべてをわかった上で自分の見識、想いをこの人は書き綴ってる。
スゴイ。
司馬さんは嫌ってるけど読む限り山縣って相当の切れ者だよね。
あと木戸さん。
もっと表に立って欲しかったよ。
かなりの人だったと思うよ。
木戸さんが国家元首務めてくれてら第二次大戦無かったのにな。
歴史って残酷だよね。
維新後の木戸は評論家でしかないと司馬さんが書いてたような気が・・・
45 :
無名草子さん:2005/12/20(火) 09:28:35
>>43 子孫は、太平洋戦争時に
官邸にお勤めだったようだけど?w
46 :
無名草子さん:2005/12/20(火) 09:30:21
>>40 木戸の事は、
「人望が無かった」「後輩に人気がなかった」って
書いてますね。
これも「翔ぶが〜」です。たしか。
47 :
無名草子さん:2005/12/20(火) 09:33:30
>>42 山縣が切れ者?
あの人は、
「世渡り&処世術が抜群に上手かったタダの田舎者」だよ。
同じ長州の足軽出身でも
世良なんてのが、その真反対で、
案の定、東北で早死にしてる。
司馬も書いてたね。たしか。
司馬の描き方はそうだが、実際は別なんじゃないのかな。
翔ぶが〜でも解説者が「西南戦争勝利の要因としては軍政面での山縣の功績が
大だった所がデカイが(司馬氏は) 山縣に対しての描写が弱い」みたいな
のを不満点として挙げてたでしょ。
49 :
無名草子さん:2005/12/20(火) 21:20:06
>>48 昔、「翔ぶが如く」が大河ドラマになったとき、
文春から「ビジュアル文庫」ってのが出ていたんだが、
それの巻末企画で丸谷才一が他2人程と対談して
同じような指摘を幾つかしてたな。
例えば、
「桐野の描写も物語前半では“男らしい”と好意的だったのに、
後半になるにつれて、段々酷い書かれ方になってくる」みたいな・・・。
その対談では、結局、
西郷の事も、ハッキリ“馬鹿”と書きたかったんだろうけど、
師匠筋の海音寺潮五郎が、執筆当時、まだご存命だったから、
「西郷マンセー」の海音寺に遠慮して、
ああいう複雑な描写になってるんだろう。って事だった・・・。
ちなみに
海音寺と司馬の対談って面白いよ。
司馬が腹の底では海音寺を馬鹿にしきっているのが
読んでいて手に取るように解るw
50 :
無名草子さん:2005/12/20(火) 21:20:53
沖縄行って来ました。とてもいいところでしたが、ひとつだけ。
司馬遼太郎がどこかで「南方系の顔の女性にはぐっとこない。朝鮮系美女萌え〜」
と書いていて、2chの某スレで、司馬は目が腐っとると悪評紛々でしたが
沖縄の地元女性たちを見て、司馬が正しかったと分かりました。
「 濃い顔≠美人 」です。
茨城で生まれ、大学以降を東京で過ごした私の目には
スンダランド系の女性はあまり魅力的に映りませんでした。
沖縄の人、いたらごめんなさい・・・。
51 :
無名草子さん:2005/12/20(火) 21:26:08
沖縄は知らんが
時々、ポリネシアとかに
スゲー美人いたりするけど・・w
>>50 俺も朝鮮系好きなんだよな
ガキの頃ずっと好きだった娘も
今思えば在日か、帰化してたかどちらかだろう
しかし、夫人(ry
>50
そうかあ?年に1回くらい沖縄行くけど、たしかに
「おまいらシーサーの化身ですか?」「あ、ばくだん岩!」
というのも居るが、国仲涼子か加藤ローサかというのも
けっこう居るぞ。まぁ濃ゆくない方が可愛らしいというのは同意。
それと司馬的には家康以前の関東平野は帰化朝鮮人が馬に乗って
跳梁跋扈してたそうだから茨城のおまいが朝鮮系萌え〜なのは
遺伝子レベル正しそうだね。
>52
それ以上言うなよ。絶対言うなよ!いいか絶対だぞ! w
司馬さんの好きな作家って誰だい
55 :
50:2005/12/21(水) 09:47:36
レスありがとん
>>51 白人との混血がけっこう多いらしいね。
>>52 司馬は若い頃、「弥生人=朝鮮人」説の信者だったから
ここでいう朝鮮系ってのは、弥生人っぽい顔のことでしょう。
ソーリー
>>53 国仲涼子はあまり濃ゆくないよね。
そんな可愛い沖縄人に会いたかった。
沖縄の女の子は、顔がどぎつくてひるんでしまう。
余談だが、茨城の女の子はチョソ顔ではないんだよ。
丸顔でぱっちり二重の丸い目、鼻は低く、彫りは深くない。
関東原住民はそういう顔立ちが多い。
埼玉のあたりは朝鮮系が多いのか、分からんけど。
さらにさらに余談だが、
美人で有名な、秋田の女の子も自分にはあまり美人には見えなかった。
色白で切れ長の目、薄い顔立ちで、鋭角的な印象が共通してる。
芸能人で言えば、加藤あいみたいな感じだったなぁ・・・
長文スレ違いスマソ
加藤ローサはともかく国仲は(r
美人の例として美空ひばりや中村玉緒を挙げてたね。
まあ朝鮮や沖縄云々はともかくとして、あの2人は当時誰もが認める美人だから、
司馬の美人感はまあ月並みというか当時のスタンダードできわめてまともだったんだろ。
それ以外に歴史的美人感とかあって、まあエッセイとか街道とかで出てくる美人は社交辞令も入ってる、と。
そういや中村玉緒を例に挙げてた時は、勝新が玉緒さんと結婚した時「ちっ、上手い事やりやがって」
って思ったって書いてあったのみてワラタ記憶があるよ。
>>49 まあ素人が読んでもわかるあの筆の冷えっぷりはなぁ・・・w
でも俺は翔ぶがは司馬文学の最高傑作だと思ってるけどね。矛盾してるけど。
「頭打っておかしくなってたんじゃないか」とか「酷く眠そうだった」とか
書くよりは、他の人物評みたいにはっきりと馬鹿って書いた方がすっきりはしてたかも。
ただ結局、司馬には垣根の向うを通りすぎる西郷が何者かわからなかったから明言を避けたんでしょね。
(それが「薩摩における数百年の”なにごとか”」ってので集約されてるキガス)
>海音寺と司馬の対談って面白いよ。
>司馬が腹の底では海音寺を馬鹿にしきっているのが
>読んでいて手に取るように解るw
松本清張のはその間逆だなw
山内千代こと仲間由紀恵はあまり沖縄っぽくないよな
誰か「微光の中の宇宙」を読んだかたいますか?
感想とかお願いします。
>海音寺と司馬の対談って面白いよ。
>司馬が腹の底では海音寺を馬鹿にしきっているのが
>読んでいて手に取るように解るw
単行本未収録だけど、子母澤寛との対談も面白いよ。
やっぱり腹の底では馬鹿にするというか、ちょっと呆れてる様子が見え隠れしている。
富士正晴氏との対談は面白かったな。
本気で楽しそうだった。
関西弁でだべってたよ
最近「人々の跫音」読んだけど面白かった
で、「土地と日本人」も興味が沸いたので
読んでみたけど、何か内容が
土地問題が勿論主題なんだけど
「タカジに捧げる」といった感じにも思えた
66 :
無名草子さん:2005/12/22(木) 18:32:31
翔ぶが如く読んでるんだがちょいと教えてくれないか。
2巻の最後の方で三条と岩倉が板垣と副島を説得したのに
3巻の最初の廟儀で板垣と副島がまた征韓派に戻ってるんだけど
どういうこと?
気にするな。
とにかく我慢して後半まで行け。
今「時代の風音」を読んでるんだが、’97の発刊にしては
NY同時多発テロ後の今の世の中に通じるところがあるようで、
うなってしまう部分が多い。
モンゴル紀行読んで、モンゴルへ行きたくなった。
偏食司馬氏が頑張ったエッセイですな>モンゴル紀行
>>70 今まさに読みおわってスレに来たところです。
自分も、国際化は国内での辺りから引き込まれてうなりました。
司馬さんと堀田さんの予言めちゃくちゃ当たってないですか。すごすぎる。
めちゃくちゃ当たってる、ってほどでもないと思うが、細木数子よりは当たる。
週刊「街道をゆく」いよいよ最終刊(No.50)ですな。27日発売。
年明けから欧米変編
そういうえば去年、年始に「街道をゆく」の連続放送やってたな。
またやってほしいな。
>>75 正直、欧米編はもういいよって感じ
惰性で買い続けてたな
功名が辻の千代役の仲間ゆきえも沖縄だな
この国のかたちが、
「歴史の中の海軍」の途中で絶筆となっているんだけど、
あれを最後まで読みたかったな。
山本五十六等の昭和の提督を、司馬さんがどう評価しているのかを読んでみたかった。
翔ぶが読んでると昔の人達の書いた文章ってカッコいいなぁ。って思ってしまう。
大久保の日記とかみんな。
あんな文漏れも書いてみたい。
いつから日本は何故あの文体止めたのか?
超もったいないと思う。
響きが美しいのにな。
これぞ日本だろって感じた。
政府には今の日本の国語教育もっかい見直してもらいたいよ。
このレスもあーいう文語体でレスしてみたい。
81 :
無名草子さん:2005/12/25(日) 09:11:02
司馬遼太郎を読んでると心が落ち着く。なぜだか分からないけど安らぎを感じる。
どうしてなんだろう。
街道をゆくの2の韓国旅はあまりにDQNな韓国人に
司馬さん優しすぎると思った
>>81 欠点のある人間に対しても愛をもってみてくれるからじゃないか。
愛、あまりおれらは使いづらいので使わない言葉だよね
>>80 司馬さんの本にも各所にその辺りの事が書いてあるよ
読んでいけばそのうちその個所に当たると思う
あと文章がゆったりとしてるんだよな。
ひとつの文章に情報を詰め込みすぎない。
1から順番に描いてゆく。
余談もいいクッションになっている。
お前らは司馬の作品が優れてる、素晴らしいと言ってるんだよな?
決して、司馬の人間性、生き方に共感とか持ってないよな?
フジ・サンケイ(H枝)の飼い犬みたいな過去も知ってるよな?
>86
なんか個人的な遺恨でもあんの?
漏れは本人と付き合ったコトもないし、接点は本屋で売ってる
作品だけ。だいたい読者と作家の関係ってそんなモンだろ。
作品がオモロければ読む。ツマランかったら読まん。
ソレ以外に何か求めてんのか?
>86
釣れるかね?
司馬さんは元産経新聞の社員だからな。産経出身で著名な作家ともなれば
日枝氏とつながりが有っても不思議ではあるまい。
90 :
82:2005/12/25(日) 17:16:01
>>87 そうなのか?
おれはそうは思わなかったのだが
誉め殺しなんて失礼な事めったにしないと思うが
>>90 韓国編はそんなに韓国に優しかったかな
マッサージとフロント係のくだりなど儒教体制の暗部も指摘してたと思う
当時は文化レベルで韓国に批判めいた言論は皆無だったから印象に残ってるよ
司馬さんは韓国に対する関心が深かったから案外欠点も見えていたと思う
申維翰の「海游録」における差別主義の指摘なんて定番といってもよかったし
92 :
70:2005/12/25(日) 19:08:09
「時代の風音」引き続き読んでるんだが、司馬さんが宮崎カントクに
平安時代のモノノケのアニメを描いて欲しい、って頼んでるんだな。
知らなかったよ。この本、刊行は’97だが鼎談は’92〜3らしい。
もののけ姫の公開は’97で製作は’94からみたいだから製作中に
司馬さんは逝ってしまわれたことになる。
http://www.ntv.co.jp/ghibli/diary/index.html 宮崎カントクが「間に合わなかった」と言っていたのはこの対談が
あったからなんだなあ。
>73
亀レスすまそ。「予言」ていう言いかたは安っぽくて不適当だろうな。
二人の時代認識が正確だったから現在の世情にも、その延長として
通用していると見るほうが自然だと思うよ。
>>92 > 平安時代のモノノケのアニメを描いて欲しい、って頼んでるんだな。
宮崎は、インタビューでこれについて聞かれて「関係ありません」と
きっぱり答えてたけどなw
ただ司馬の葬儀で人目を憚らず号泣したらしいから、
本当に司馬を慕ってたんだろうけど。
>>91 半島のほうも当時は良質の知識人が多かったってことなのかな
だんだんおかしな方向に行ってるような気がするのは
どこの国も同じなのかね…
>93
もののけ姫の企画自体はナウシカのころからあったからな。
張り詰めた弓の〜(高い声で)
沖縄県が日本の領土になったのって大久保の制台の一件で確立したこと
って初めて知りますた。
翔ぶが如くってためになりますね。
なんか読んでてゾクゾクしてます。
司馬さんが、森浩一さんの前で立ちションをしたという
先斗町界隈の寺がどこなのか気になって仕方ない
101 :
75:2005/12/28(水) 22:56:54
今日No.50を購入したので、無事コンプリートできますた!
書店に予約とかじゃなくてコツコツ買い集めた。中身は
まだ見てない。街道の場所の近くに行ったらあとで
文庫と一緒に読み返してみよう〜。楽しみ〜。
ツェベックマさんってまだ生きてるのかな?
すでに他界されてます。
>>103 そうなのか。娘さん思いの人だったよね。
今街道を行くの沖縄編を読んでる
この巻は情緒が溢れている巻のようだ
いい。
>>105 沖縄編は、竹富島に上陸した須田画伯の格好に萌えました。
週刊朝日を立ち読みした
タイトルとか忘れたが新連載で
カラー企画で、司馬遼太郎作品の舞台を紀行するというページだった
・・・また類似企画かと思いながら買おうかと思いながら
結局買わずに帰った
街道をゆくで、アフリカも行ってほしかったな。
司馬さんみたいな人が大阪に成立したってのが奇跡w
昨日深夜、テレ朝で芸人たちによる大忘年会みたいな番組やってたけど、
その中に大木凡人も出てて、さかんに、他の芸人から、
「司馬遼太郎」ってはやし立てられてて、ちょっと嬉しかった。
モンゴル紀行読んでるけど、
現代のモンゴルも司馬さんにぜひ描いてほしかった。
90年代の民主化、高原の砂漠化、それによる遊牧の壊滅的打撃などを、
司馬さんが見たら、どう思うだろう。
112 :
無名草子さん:2006/01/01(日) 01:17:18
新年はまず「坂の上の雲」を読むことからはじめましょう。
113 :
無名草子さん:2006/01/01(日) 02:17:10
新年も一人
俺の友だちは司馬さんの本だけ
いや、司馬さんをつうじて歴史上の人物すべてと友達だ。
こんな心強いことはない。
巧妙が辻の影響か、CSなんかではずいぶんと司馬原作ドラマをやるようだね。
今年は爆発的な司馬ブームが起きる。
今でも司馬文庫はバカスカ売れているから、ずっと司馬ブームが続いているとも言える。
NHK、六平田は千代の幼馴染だったのな。
まあおもしろくしてくれるなら別にいいけど。
「功名が辻」
「翔ぶが如く」
「関ヶ原」
「竜馬がゆく」
「豊臣家の人々」
120 :
無名草子さん:2006/01/02(月) 13:51:24
坂の上の雲アマゾンで全巻セット2000円くらいで出てる。
文庫でこの値段は割り高な気がするが、ブックオフ行くのがめんどうな人とかが買うのかな?
>>120 新品だと1冊620×8冊=4960円だから、アマゾンの送料合わせても約半額じゃん。
ブックオフだと350円×8冊=2800円。
俺はもう読んだ。
>>120-121 悪気はないと思うけど、そういうカキコは宣伝と取られても
おかしくないから、止めたほうがいい。
宣伝と取られるとマズいのか?
ネット通販で古本は危険だぞ。amazonじゃないけど酷い本にあたったことがある。
自分で手にとって買ったほうがいい。
126 :
120:2006/01/02(月) 20:43:18
>>123 ごめんよ。
ブックオフだと1冊100円だと思って、100円x8冊で800円。
アマゾンで中古買えば2000円にさらに送料がかかるからかなり割り高な気がして・・・
ブクオフの105円コーナーでは、古い表紙の司馬文庫が良くあるね。
私は新しい表紙の司馬文庫ばかりもっているから、
ブクオフで古い表紙を見るのが楽しみ。
今年はヘンテコな司馬批評をたくさん眼にすることになるのか…
129 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 03:06:08
司馬遼太郎はどうしょうもなく朝鮮と中国に甘いからね。そこをつついてくるネット評論家は多いだろう。
今年はって今年になにかあるの?
131 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 04:32:10
>>129 むしろ辛口だと思うが
ストレートに表現しないだけで
やな辻だなw
ドラマの山内一豊役の人、かっこよすぎない?
原作ではもっと抜けた、無能なキャラなんだよね。
まあ1年間の長丁場のドラマで主人公ブサイクもってこられても困るって事で。
原作云々史実云々よりはドラマでわビジュアル重視。
ブサ説もある義経だってイケメンタッキーがやったっしょ。
内容まで美化(有能のように描かれる)されるとアレだけど。
祖父江新右衛門と五藤吉兵衛がビジュアル的に汚くていい感じ
137 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 17:40:55
132、133
笑った
いりくんでいそうだな
>>135 何か内容も美化されるような気がするよ。
義経だってそうだったじゃない?
大河義経は別に、司馬義経とは直接はカンケー無いでしょ。
>>138 四国に転封した一豊が、長曽我部遺臣を虐殺したのは絶対はしょられるだろうね。
もしそこまで放映したら見事。
個人的には長曽我部遺臣あぼんシーンは別にはぶいていいとオモ
あれはほぼ同時進行連載だった竜馬のフォロアーというかそういうのも含まれてる訳で、
功名だけの単発ドラマにするならある意味不要。後味悪くするよりはすっきり終った方がいい。
困るのは原作シカトこいて一豊が人格者でかっこよくて颯爽としてマンセー、
千代がエロくなくて徹頭徹尾賢妻で夫婦揃って誠実真実一路、な感じで描かれた場合だよ。
最近の大河の傾向だとやりそうで怖い。
って書いてるけど功名なんてどうでもよくて実は坂の上の方が心配なんすけどね。
しかし「巧妙が辻」でググったら結構な数ヒットしたのがワラタ。
だから一豊には3枚目を使うべきだったんだよ。
>>143 私なら一豊役は、ふかわりょうを起用する
145 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 22:41:07
俺も一豊はフカワがやるもんだと思ってた
俺は大木凡人だな。
147 :
無名草子さん:2006/01/03(火) 23:27:25
フカワ クン フカワ クン ヒトコトネタ ヤテヨ
なんかNHKの特集見たら千代が原作のイメージじゃなくて
もろに仲間、って感じだったな。
149 :
無名草子さん:2006/01/04(水) 03:23:16
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000007-mai-soci <古書店>司馬遼太郎も通った老舗が閉店 大阪・梅田
明治45(1912)年に創業し、大阪を代表する老舗古書店と言われた「高尾書店」(大阪市北区梅田1)が、今月で閉店することになった。
現店主の高尾武彦さん(76)=兵庫県西宮市=が双子の兄安彦さんとともに、先代の父彦四郎さん(故人)から受け継いだ看板を守ってきたが、
体力の衰えや経営悪化のため廃業を決めた。歴史や美術の専門書中心の品ぞろえに定評があり、過去には故司馬遼太郎さんが足しげく通ったことも。
武彦さんは「長い間、楽しくおもろい商売をさせてもらいました」と話し、古本一筋に歩んだ半生に区切りをつける。
>>149 古書のまち(だっけ?)に入ってる店舗のひとつ?
だとしたらしょっちゅう前を通ったことのある店だが、
あの並びは俺のようないち大学生ごときにはとても入りにくい雰囲気なんだよな。
ところでいま「義経」を読んでるんだが、満仲かなり萌えキャラだなw。
脚本家の大石静は原作を読んでも「司馬作の千代は小賢しい女だった」程度にしか理解しておらず
大河では自分好みの人格に改造してるらしい。
インタビューでは早くも半年分の脚本を書き上げた事を自慢してた。
仲間ゆきえのキャットファイトシーンを忠実に再現してくれれば
あとは何やってもおk
153 :
無名草子さん:2006/01/04(水) 22:26:58
テレビの影響ってすごいな。
司馬作品で特に注目でもない「功名が辻」が「坂の上の雲」や「竜馬がゆく」より売れているんだもんな。
>>151 なんだ、そんな程度のおばさんなのか!?限りなく不安だ。
>>153 去年なんか、原作でもないのに「義経」が煽られまくってたぞ。
司馬作品の映像化は好評なほうが珍しいな
街道をゆく くらいか。
ずっとナレーションで原作を朗読してればいいんだよ
原作無視の人物像なんて描くなら原作の名前冠するなと言いたい
「翔ぶが如く」くらいか、評判がいいのは。
まぁ、あれにしたって原作から逸脱しすぎてるがw。
後期になってくる程そうだけど、司馬の語りが司馬文学のキモだから、
ただ単に登場人物にセリフしゃべらせてもつまらないんだよね。
一番映像作品には向いてないのに取り上げられ続ける悲哀。
誰だっけが「小説は面白いのに映像はつまんない」例として、司馬遼太郎の他に
S・キングを挙げていてワラタ。
語り口と独特の雰囲気がキモで、原作逸脱してる作品ばっかで、評価されてるのも原作無視なのばっかり。
確かに似てるけどな。
まあ司馬氏が自分でメガホン取ったりしなかったのは幸せだと思うw
以下余談であるが〜ではじまる司馬遼のウンチクとか、
映像で再現するのは無理だよな。
もう大胆に原作を逸脱するしかないだろうな。
原作にはヒントを借りる程度にして、独自のものとして作るしかない。
163 :
無名草子さん:2006/01/06(金) 10:42:15
しかし続ける
見ヨヤ、者
大胆に原作逸脱すると原作ファンが怒る罠
で、「もっと柔軟に観るべき」「原作とは別物と思えば十分楽しめる」
とか言い出す香具師が湧くと。
一夜官女読んでる
短編はユーモアが多くあってとてもヨイ
168 :
砂猫:2006/01/06(金) 14:44:00
今は去年年末の藤沢周平の「蝉しぐれ」からの時代劇の流れで司馬遼太郎の
「功名が辻」を読んでいます。面白い。去年の夏に義父が亡くなったのですが、
その形見として僕には本棚一杯の司馬遼太郎全集を残してくれました。
司馬遼太郎の作品は僕も学生時代から結構読んでいました。
「竜馬がいく」「国盗り物語」「峠」「翔ぶが如く」「坂の上の雲」…。
それが義父との共通の話題にも結構なっていたのですが、
まだ未読の「功名が辻」が今年のNHK大河ドラマになることもあって
手にとってみた次第です。大河ドラマもここ2年くらいは学芸会みたいな
軽量級のキャストが続き、全くご無沙汰していたのですが、
今年のキャストはなかなか期待が出来そうなので、ちょっと見てみようかな
なんて気になっています。しかし「功名が辻」、今年は日本中で「なんでオレの
奥方は仲間由紀恵じゃないかな」と嘆く旦那衆が続出するんだろうな。
勘違いするなよ、「女房は亭主の鑑、子供は親の鏡」とこの言葉を先回りして
送っておこう、なんてな。
卑しくも日本人であるならば司馬遼太郎くらいは最低の教養として
読んでおくべき、というのが僕の持論であります。
大河期待はできんね。大体なんで司馬の小説のような映像化しにくいものを
原作にしたがるかねぇ?ネームバリューだけで選んでるとしか思えない。
脚本の大石某にしても司馬をほとんど読んでないようだし、のっけから一豊と
千代の出会いを陳腐な設定で創作していてそれだけで興ざめ。これなら原作
をそれなりに読み込んで、場面や台詞を忠実にドラマ化してくれる小山内美江子氏
のほうがまだよかった。『翔ぶが如く』でも、司馬が考察した維新に対する西郷
の思いを、太政官廟堂における征韓論の西郷と大久保の論戦で西郷自身に
開陳させるという、ギリギリの線での織り込みをやってのけた。あれぐらいに
原作の芯をつかんでドラマに取り込むという姿勢を見せてほしい。ただタイトルと
人物設定だけ借りてあとは好きなように脚本化するというのでは原作に対する冒涜
と言われても仕方がない。
170 :
無名草子さん:2006/01/06(金) 16:44:54
>卑しくも日本人であるならば司馬遼太郎くらいは最低の教養として読んでおくべき
すごいね。俺はとてもそこまで薦められない…。
>>169 坂の上の雲の映像化が難しいのはテーマが難しいからだと思ってるくらいだから。
あれはただ単純に金の問題なんだけどなw
司馬文学を映像化する事はそろそろやめて欲しいんだが。
一昨年の武蔵なんて原作無視もいいとこだったし今に始まった事じゃないけどな。
あれはお通出す限りは吉川原作って名前出さないと駄目って程度の雰囲気だったし。
小説はそのまま映像化難しいんだから素直に漫画かなんか原作にしとけよとw
あ、一昨昨年だった
「竜馬がいく」ってのはナントカしてほしいな。
「竜馬がイク」よりはちょっとマシにせよ。
大雪のニュースをみてると、『峠』の冒頭思い出しちゃう。
雪国は損だね
桜飯だっけ、奈良漬け入れて炊いたご飯。「峠」の河合が好きだったとかいう。
奈良漬け大嫌いな俺からすると驚異の飯だった。
吉田松陰がらっきょだけだったとか当時の武士の食生活がショボイっての
さんざん列挙したエッセイがあったなぁ。
「だから私の小説では美食等の描写がないのである」とでも結びたいのかと
勝手に想像してニヤニヤした記憶があるよ。偏食作家め、とw
「奈良漬け」じゃなくて、「大根の味噌漬け」だったと思う。
確かに司馬作品って美味佳肴が出てこないってのは定説なんだ
が、「湯漬けに香の物」なんてのが妙にうまそうに思えるとき
がある。
いや、貧乏口の俺としては池波正太郎的な美味佳肴よりそういう庶民的な
食い物のほうがうまそうに思えた。「箱根の坂」で新九郎早雲が荒木兵庫と
山中小次郎にふるまった菜飯なんて、鮎でとっただしの匂いや山芋の羮
の味すらしてきそうだったし。司馬作品の文中で不意に出てくる「めし」って
単語も食い物って感じですごくいい。
>>176 大根のみそ漬けだったのかありがと。でも美味しくなさそうだな。
>>177 庶民的っていうか食い物の描写自体がな。
司馬作品に美食はもとめんけど、飯くってすぐゲロ吐いてまた飯食うとか、
悪臭のする油飯をかかえこんで貪り食ってるとか、悪臭を放つ飯とか、
冷たい固まった飯に冷たいみそ汁をかけてかきこむとか、
洋食用意させといて食べさせないとか、
食い物に悪意があるとしか思えないのも結構あるよ
うまそーだなと思ったのは竜馬が食べてた鶏鍋とか西郷が食べてた鍋とか
あと壬生菜を食べてて「あんなもん美味いもんか」とかニラミながらの食事とか、
不味い豆腐を食べながらイヤミ言われてさらに不味いとか、
不味い煮魚を我慢して食べた後ボコボコにされるとか、
どうも飯絡みでいいのがあった事よりもこういう系統のが多い気がするんすけどw
180 :
無名草子さん:2006/01/06(金) 18:49:02
おまえら、司馬さんって何か悪い噂とかないんですか?
最近発売された司馬本には心温まる良いエピソードしか書かれていなけど
「じつはVIPPERだった」とか影の部分はないのですか?
>180
そりゃ、悪い噂くらい探せばそれなりに、虚実とりまぜて出て来
るだろう。そういうのが好きなら、がんばって探してくれ。が、
「一般書籍」は作品を語る場所だから、その手のハナシはどっか
ヨソの適当な板でやってくれればありがたい。
182 :
181:2006/01/06(金) 19:07:22
作品に体するアンチコメントは、まあココでもカマワンと思う
が。「ぜひとも荒らしたい」という場合でなければ、ほどほど
に。
まあ作者本人のスレだからその手の話は回避不能だわな。
定期的に出てくるのは司馬が誰それを干したとか、元嫁との関係云々とか。
やり過ぎない程度ならいいよ。
↑その手の話は駄目といっても回避不能の間違い ですた
まあできればないほうがありがたい。
スカパで街道録画してたのを最近まとめて観てるけど、
収録時点でも連載当時からン十年後だから仕方ないとはいえ、
作品中で出てくる旅館とかが閉店してたりなくなってたりすると寂しくなるね。
街道をゆくの沖縄編読んでる。
流してない大便を始末する青年の話は、絶品だった。
ああいうちょっとした事件から、
深い歴史的・民族的考察にまで発展させる目を、俺も持ちたいものだ。
原作・司馬遼太郎!(オオオオオオオオ!!!)
脚本・三谷幸喜・・・・・!(ゲェェエッェェェェl)
大河ドラマ、「坂の上の雲」の話題だから控えめに言うけど、これは「功名が辻」以上に期待できない。
金の問題もあるけど物語の核心上でいえば「原作のようにロシア側の事情を丹念に描くことができない」
からだ。もっとも典型的な例として、一つの巻の半分近くが費やされたロジェストウェンスキー航海がある。
あれは「坂の〜」の中でも最高に面白いところの一つなのだが、あの場面があることによって外交的な面など
ロシア側の負けるべくして負けたという事情がよく理解され、全体の構成がバランスのとれたものとなった。これが
大河ドラマになったら、残念ながら視聴率的にもほとんどロシア人俳優のみ(ロシア人でなくても
他のヨーロッパ系でもいいが)の場面だけで話しを引っ張るのは難しく、ほぼ日本側の描写に終始して
ロシア側のほうなどはナレーションだけでさらりとすまされる程度になるだろう。司馬遼が映像化に反対
していたのはそういうあたりでの限界にも気づいていたからだと思われる。脚本家が自殺したり受信料の
問題があったり民営化が取りざたされたりでいいどさくさだからこのまま企画自体フェードアウトしてほしい。
内容面の描写の深さには司馬の語りがない以上全く期待してない。
とりあえず「二百三高地」か「プライベートライアン」並の戦闘シーンが
全編のせめて5割以上続けばいい。それすらできんならすんな。
全編の7〜8割が戦闘関係で占められるこの作品で、戦闘ちょっとで
訳わからんヒューマンドラマだけとかだったらマジで大河見限る。見限る事になりそうだが。
いや、きっと正岡子規を中心にした友情ものになるんじゃない?
舞台は松山が中心。
で、あの司馬さんのユーモアセンスは大阪人だからですか?
大阪っぽくないような気もしますが。
>191
吉本の若手芸人だけ見てる限りではそうでしょう。
上方落語なんかも見てみると、また印象が変わる
かも。
(司馬さんオススメは桂米朝。上方落語だけじゃなく、
東京の志ん生なんかも好きだったらしいが)
落語については、エッセイ集「以下、無用のことながら」(
文春文庫)収録の「米朝さんを得た幸福」に書かれているほ
か、対談集「九つの問答」(朝日文芸文庫)には米朝師との
対談も収められている。
193 :
192:2006/01/07(土) 12:21:01
ついでに、
「大阪的笑い」という面で司馬作品を読むなら
「俄〜浪華遊侠伝」(講談社文庫)は外せません。
>>189 ロシアに勝ったニッポンバンザーイみたいな国威発揚ドラマになって、
韓国、中国が不快感みたいな、最悪な展開は避けて欲しいね。
195 :
無名草子さん:2006/01/07(土) 16:16:33
教えてください。
司馬先生が新聞記者時代を振り返って書かれた話(エッセイかな?)
が乗ってる本ありますか?
お願いします。
ウジ虫がわいてきたな。
>>194 安心しろ。天下のNHK様がそんなことするはずない。
「戦争は何があってもやってはいけない」
「日本がすべて悪いのです」方向で話がすすむのは間違いない。
>>198 ロシアに侵略戦争し掛けちゃってごめんなさい、
になりそうだな。
横レスで申しわけないのですが・・・
司馬先生の「項羽と劉邦」って面白いですか?
ラノベばっかり読んでいるもんで、
そういう分野には疎いんですが・・・
教えて頂ければ幸いです。
好みもあるけどね。
図書館にもあるだろうし、興味があるなら読んでみた方がいい。
高校の世界史レベルの知識があるとより楽しめるかも。
204 :
無名草子さん:2006/01/07(土) 22:34:13
司馬氏の著作を読んだあと高校の教科書を読むと流れがつかみやすいかも
>>201 おもしろいよ〜
それから
ラノベが好きならば新潮文庫から発売されている「風神の門」が特にお薦めだよ〜ん。
超一級品のツンデレ小説だよwwwwうぇwwww
司馬作品って教科書に載ってないの?
教科書とは違うがセンターの国語の過去問で項羽と劉邦が出ていたな
洪庵のたいまつってのもあるみたいだね
>君たちさえ、そういう自己を作っていけば、
>二十一世紀は人類が仲良しで暮らせる時代になるのに違いない。
>「君たち・・」
>君たちはつねに晴れ上がった空のようにたかだかとした心をもたねばならない。
俺も頑張ろう・・・
>>206 高校の頃の道徳の教科書に、
胡蝶の夢の一部分が載ってあった。
>>211 興味あるな。
あの作品で道徳になるようなところあったっけ?
>277
たぶん弾左衛門のくだりでしょ。
>277 …×
>212 …○
>>212 胡蝶の夢自体は未見なんだが、
たしか被差別関係の文で、
ある人物が自分の身分を気にして、
良順との同席を遠慮するシーンを載せていたと思う。
なるほど。同和教育か。
でも司馬はあまり教訓的に書いてないよね。
新選組ファンは浅草弾左衛門が新選組を裏切ったことを恨んでいるらしい。
胡蝶の夢で、
弾左衛門が住んでるところは、
白くなってて地図に載ってないみたいなこと書かれてたよな。
その古地図見たいんだけど、探しても見当たらないんだよなあ。
時代劇専門チャンネルで
2月に「菜の花の沖」放送だそうだ。
220 :
201:2006/01/08(日) 18:46:39
皆さん、ありがとうございます。
「項羽と劉邦」買う気になりました。
「風神の門」も探してみます。
221 :
無名草子さん:2006/01/08(日) 18:52:26
で、産経新聞大阪本社文化部長時代は仕事をしていたんですか?
変な奴が書き込んでくるね
文藝春秋の今月号読んだ?
養老猛が「司馬さんの予言は当たってる」って書いてるね。
外れた予言・・・司馬遼太郎記念館なんてできない
超超短編でもないし、教科書に載る分量ぐらいじゃ話がすすまないから、
教科書に載せるタイプの小説じゃないのかな?
歴史小説なんか普通教科書載らんと思うが・・・
そんなことより功名が辻が予想をはるかに上回る糞っぷり発揮な件
ああ、今日だったのか。
大河に期待してないからいいよ。
>13 :日曜8時の名無しさん :2006/01/08(日) 21:38:02.44 ID:4wYGjsc9
>『功名が辻』(NHK出版・前編)脚本の大石静インタビュー(72頁)
>「憲法改正も取りざたされたりして、まさに何が起こるかわからない
>世の中で、だから今こそ、反戦の思想は必要だと思って、千代にそれを
>担わせているんですけど」
>「それだけではどうしても、1年間のドラマにするには足りないんですね。
>じゃ、そこに何をつけ加えるか。そこにどんなオリジナリティーを出すか。
>それが書き手としていちばん大事なことだと思うんです」それ=司馬原作
>「大石オリジナルはけっこうあって(笑)……信長と濃と光秀は、三角関係のような
>感じだったと思いますしね」
> ε-('д` )
みっけてきたが。
なんとなく予想ついた。
反戦思想
ミスキャスト
原作&史実無視
NHK側からするとよっぽど有名な脚本家でない限り、
山之内モノならとりあえず司馬原作ってことにしとかないと
後から「パクリだ」とか言うヤツが出てくるから
看板代として「功名ヶ辻」ってことにしてるんじゃないの?
看板だけだから中身に期待するのは間違ってるよ。
別に司馬スレなんだしやりすぎない程度ならいいんじゃね>大河の話題
多分ドラマ系の板いって小説と違うとかいったら、小説板に行けとか言われそうだしw
原作と離れてもいいけど、ひとつの作品として面白くないといけないだろ。
そういう点からいって、今回の大河はどうなんだ?
>>234 まだ判断できね
せめて4月くらいまで観てみないと
236 :
無名草子さん:2006/01/09(月) 00:30:10
原作無視ならば「翔ぶが如く」も凄かったけど・・・
>234
そういう視点なら大河スレの方がよくね?
>>237 まあいいじゃん。そう堅いこというなよ。
240 :
237:2006/01/09(月) 04:21:21
>232
流れ速いね。もう埋まってるよ。
>239
まぁ、そう言わずに大河ドラマ板を見てみてよ。「テレビ等」の下にあるから。
共感できるスレが多分あるww。
ああ、今日からだったのか、ド忘れしてたよ。
土曜日の再放送で観るわ。
>>198 >>200 昨日の大河みたら大体わかるな
もうちょっと見続けないとなんともいえないかもしれんが、
今後の流れは大体想像がつく
楽しみにしてた俺が馬鹿だったってことだな
なんかいきなり空爆の映像映したり、千代の母親ぬっころしていきなり
戦は嫌だとか言わせたり色々凄かったらしいな
仲間嫌いだからスルー予定だったけど、ビデオ録画しときゃよかった。
今年の大河は司馬の作品とは無関係、
功名が辻に影響されて山内夫婦に興味を持った人が書いた作品
そう思ったほうが無難のようだ。
翔ぶが5巻兆民中江篤介かっこいいな。
今の日本の教育に必要なのはまさに人格を高める徳育だよな。
実利的な教育に走りすぎたつけが今まわってきてるんだよな。
昔は無かったような少年の犯罪って。
色々勉強になるよ”翔ぶが〜”は。
>>242 信長役の舘ひろしの演技にご注目ください
泣けてくるよ(´・ω・`)ショボーン
>>213 浅草弾左衛門のセリフ「人並みに年貢を納めとうございます」
小泉が聞いたら泣くだろな?
今でもそういう人っているの?
今だと税金を納めない人が多いよ。
>250
「そういう」っていうのが、所属階層が理由で租税が免除され、
「納税しとうございます」というヒト、という意味なら、現在は
いないだろう。
祖先がそういう階層の出身であるという理由がモトで、社会的に
冷や飯を食うハメになってるヒトだったら、たぶんまだいるんだ
ろう。
法的措置としては、とりあえず一段落したコトになってるのかな。
http://www.soumu.go.jp/chiki/chiki_f.htm
>>248 実況も舘ひろしの信長が、酷すぎるって批判続出だった。
その煽りで、風林火山がよく見えたと。
鹿児島はもう菜の花が満開のようだ。
255 :
無名草子さん:2006/01/09(月) 16:39:35
>>196のような奴を喜ばせたくないから、
本人は映像化を許可しなかったわけだが。
にわか司馬ファンが大量発生のヨカン。
にわかでもナンでも、読むキッカケになりゃイイとは思うけど
ね。むしろ、ドラマだけ観て「司馬はツマラン」ってのが出て
こないコトを望む。
無理だな
>>252 丁寧なお答え、ありがとうございます。
弾ザエ門の子孫はまだいるの?
260 :
無名草子さん:2006/01/09(月) 17:49:16
司馬遼太郎は最後が淡々としてるとこがイイ
261 :
無名草子さん:2006/01/09(月) 17:54:11
スレ違い
264 :
無名草子さん:2006/01/09(月) 18:25:42
>>261 韓国とか台湾の時代ものってあの髪型とか服装が好みに合わない
>263
「捏造」と「ドラマ」という2つの言葉は、基本的に無関係
だろうと思うんだが。
「捏造」が修飾すべき対象は「報道」「論文」「ノンフィクショ
ン」とか「新発見」であって、フィクションとして提示されてい
るものが、いかに事実に反していようと、それは「創作」と言う。
「ドラマ」という言葉は、事実かどうかとは無関係な言葉で、
「ドラマチックな事実」「野生動物たちの織りなすドラマ」な
どと使う場合には「事実」を基盤とする場合もあるが、「テレ
ビドラマ」という風に使う場合、特に「事実を再現したもの」
と明示されていなければノンフィクションと考えてよいだろう。
韓流ドラマを見たことも、とりあえず見る気もないが、使い方
も知らずに「捏造」なんて言葉を得意げに振り回す日本人って
のは国辱モンだと思う。
AMAZONレビューのべたぽめぷりに引いた
その上で件の国はその「ドラマ」を「事実」として放送してそうなイメージがあるから困る
主題歌の「オナラ」ワロス
269 :
265:2006/01/09(月) 18:56:34
間隔を開けて訂正入れるのもマヌケだが
ノンフィクションと考えて→フィクションと考えて
で、そろそろ俺様に司馬さんのお薦め「萌え小説」を教えてくれないか・
竜馬がゆく
「風神の門」なんかどうだ?
隠岐殿に萌え、青子に萌え、お国に萌え、小若に萌える。
「燃えよ剣」は、お雪に萌える。
「韃靼疾風録」ではロリ系のアビアに萌える。
>>257 ガキのころ、大河で「花神」見て、本読もうとは思わなくなった。
十何年後に何かの拍子で読んだら、それはそれは面白かった。
読んでから大河見ると多少楽しめたかもしらんが、順番逆だときついな。
>>274 そのパターンあるね。
昔、加州知事が主演してた刑事物映画で「レッド・ブル」ってあったんだけど、
映画だけみてはーつまんねーと思ってたんだけど、小説読んで見方が変わった。
>>275 俺は映画のほうが面白かった口だな。
J・ベルーシのファンだったせいかもしれないけど。
278 :
無名草子さん:2006/01/09(月) 22:31:17
>>271 『城塞』でお夏に萌える。
というか司馬さんの作品に出てくる女性はみんな素敵に思える…。
「夏草の賦」の信親のういういしさに萌えた
最近なんだか作品を貶めるような物言いが増えたね
282 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 10:14:41
どのへんが?
さな子はツンデレ
韃靼疾風録の陳円円はロリ調教もの。
幕末関係の作品で暗殺を糞味噌に貶してたが
風神の門て暗殺の話だよね・・・
>>285 暗殺ってのは歴史を変える上で殆ど意味がなく無駄なもんだったが桜田門外の変は云々・・・ってやつ?
逆に暗殺は素晴らしい暗殺者マンセーとか書かれても困るでそ。
暗殺がソースになってるのと司馬自身の暗殺に対する考え方は別かと。
>285
戦国忍者ヒーローものを、今日的な倫理規範をベースにして書く
方がどうかしとるよ。現代人が共感しうる部分が全くなければ、
娯楽としても成立しにくいのは確かだが。
風神の門も梟の城も暗殺に失敗する話ですがな。
「戦の虚しさ、平和の大切さ、命の尊さ」を語るヒューマニスト
の霧隠才蔵。
>>286 いや歴史云々じゃなくて、暗殺などというものをするのは碌な人間じゃないとか書いてなかったかな
暗殺者にだっていろいろあるだろうに十把一絡げにするのは如何なものかとおもた
>>287 gomottomodesu
>>290 ロクな人間じゃないってのは幕末物では記憶にないな
どれ?
292 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 18:55:11
大河で一豊は出世する前は伊右衛門て名前だったのに
スルーしてたね。
やっぱお茶の宣伝になるからダメだったのかな
293 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 18:58:12
単に説明が面倒だったんじゃない?
信長も自分のことを三郎とか弾正忠って言わずに信長って言ってたし
あの時代に上の学校進めたってことは、司馬の家って金持ちだったのか?
296 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 22:20:30
翔ぶが如く7巻の終わりのところに来たけど面白くなってきた。
永山弥一郎格好いいね
父親が薬剤師で祖父が餅屋
祖父の事はエッセイで延々と書いてたな。
最後、神社かどこかで祖父の名前を見つけるやつ。
298 :
無名草子さん:2006/01/10(火) 22:59:59
『空海の風景』を読んで司馬遼太郎のファンになりました。
司馬さんの作品は多くて困ってます。
次に何を読めばいいのやら。
エッセイなども読んでみたいな。
「空海の風景」とは・・・
私はあまり・・・だったんですが
自分が好みの時代でいいですよ
大河ドラマ系で「義経」「功名が辻」ほか
「国盗り物語」「新史太閤記」「関ヶ原」「城塞」⇒戦国モノ色々
「竜馬がゆく」「燃えよ剣」⇒幕末モノ色々
エッセイだと
「司馬遼太郎が考えたこと」の前半の巻、「手掘り日本史」「この国のかたち」は読みやすかった・気がする
街道シリーズは、巻によって好き嫌いが分かれそう
最近は、短篇全集が出ているから短編集も集めやすい
長短編に限らず
本屋めぐりをして、どこの本屋にも置いてある本(定番)を購入するのも可
「大河ドラマ系」って、ドラマのノベライズみたいだな。
>>229 >>信長と濃と光秀は、三角関係のような
>>感じだったと思いますしね」
つまり本能寺は痴情の縺れによる犯行なるのか。
蘭丸を絡ませろよ
その脚本家たぶんわかった上でうそぶいてるんじゃないかな・・・
304 :
無名草子さん:2006/01/11(水) 21:43:42
私も空海の風景はじわじわ
ワクワクしますた
舘ひろしは朝倉義景役が似合うと思ったよ…
306 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 00:25:48
>「大石オリジナルはけっこうあって(笑)……信長と濃と光秀は、三角関係のような
>感じだったと思いますしね」
これは「国盗り物語」を読んでいないから言えたのかと思ったけど
実は大石は以前テレビ東京の「国盗り物語」の脚本に参加してたらしい・・・
池宮といい、脚本家って何でも自分のオリジナルにしちゃうのね
307 :
無名草子さん:2006/01/12(木) 00:49:44
こううと劉邦上巻の最後のページの章邯は韓信にって文を読んだら鳥肌たった。
>>306 『国盗り物語』、原作では確かに光秀が信長に仕官する際にそれらしい描写が
あるな。その後は濃姫も含めて一切そのへんが出てこなくなるけど。本能寺の
遠因のひとつにそれを加えようというなら、まぁなんというか女らしいひっかかり
というか。少女漫画やレディコミの世界観だわな。
戦国物で高虎が出るとかなりの確率で、
余談だが…と幕末の藤堂藩の寝返りのエピソードを語りだす司馬センセ。
藤堂高虎嫌いなのかね。
峠で継之助にいやらしい奴だって言わせてるし。
>>309 司馬は藤堂とか国盗り@斎藤とか、
花神@大村とか峠@河合とか一癖も二癖もあるようなのを題材にする割に、
個人的な人物好悪の感情としては、多少欠点はあっても義を通したとか、
そういうオーソドックスなタイプが好きっぽい。
家康嫌いなのに家康書いたりとか乃木とかも。ああいうタイプ嫌ってたよな。
少なくとも執筆当時は。
それが司馬文学の魅力でもあるんですけどね。
司馬さんは夢の中2
て、どーよ?
週刊朝日の連載
あとでまとめ本出るだろうか…
鉄器って重要なんだな。
「時代の風音」読み終わった。アジアとヨーロッパのイメージが
ちょっと変わった気がする。10年以上前の鼎談とは思えなかった。
次は「ひとびとの跫音」読もう。
316 :
314:2006/01/15(日) 19:21:03
いいイメージてw
そんな浅薄な基準を提示されてもなんて答えて良いかわからんよ。
具体的に言うなら、アジア・ヨーロッパの歴史的な発展の経緯が
漏れのコレまで学んできた角度と違った角度から判って
より身近なイメージに変わったってところだな。
なるほど、角度が変わったのか。
って、どこが具体的なんだよw
318 :
314:2006/01/15(日) 21:32:56
ははは。そうだな。馬鹿には難しい表現だったな。ごめんよ。
( ゚Д゚)ポカーン
>>317(´・ω・`)カワイソス
ある意味314もカワイソス
322 :
無名草子さん:2006/01/16(月) 01:45:42
良い角度だ
323 :
無名草子さん:2006/01/16(月) 02:42:09
314が何を言いたいのかさっぱり分からない。(´・ω・`)
>>314 振り返らない覚悟でついでのような角度で誉めりゃいい
司馬さんは読書速かったらしいね
フォトリーディングが出来たらしいね。
『街道をゆく』の「秋田県散歩」は登場する人物がいずれも清々しくて、
読んでいて気持ちがいい。菅江真澄とか安藤昌益とか狩野享吉とか。
中でも防砂林をつくるために奔走した秋田藩士栗田定之丞が最高。
「名利ヲ求メズ、公ニ尽ス」まさに公務員の鑑。
テレ東の国盗り物語、今さら見たんだがけっこうおもしろいね。
それにひきかえ大河は・・。
あの時代の人間に現代の反戦思想語らすなよ。
なんかちょい前の「ホタルの墓」実写版を思い出した。
まあ司馬の映像化に期待する方が間違いです
>>316 ワラタ
語彙がいかに少ないかバレバレw
>>329 脚本家のブログ見ると館位置が良くわかるよ
可愛い可愛いと今朝まで思い
今じゃ愛想も継之介
↑これすごく良いよね。このシーン読んでくらくらした。
ここは香ばしいインターネットですね
食べてみるかい?
アームストロング砲、面白かったんですけどオススメの短編集
教えてもらえませんかね。
「馬上少年過ぐ」と「人斬り以蔵」あたりはオススメかな。
表題作もイイけど、「馬上〜」収録の「喧嘩草雲」、「人斬り〜」
収録の「おお、大砲」なんかは、特にオススメ。
功名が辻は激動の時代ではあるけど
主人公がその激動のど真ん中にはいない立ち位置だから
比較的気楽に楽しめる。
>>337 アリガトゴザイマス
どっちも読んでない、楽しみ。
知事グッジョブ!!
342 :
無名草子さん:2006/01/19(木) 01:28:12
右の人が専門家ね
343 :
無名草子さん:2006/01/19(木) 11:57:13
司馬フアンなんですけど、たまには違う人の本を読もうかなと思ってます。
皆さんは、他にどなたの本を読まれていますか??
お勧めの本を教えて頂けるとありがたいです。
ちなみに、私は、「新説太閤記」、「戦雲の夢」が面白いと思いました。
ここで西尾維新をすすめてみる。ここの住人のほとんどが
年上だろうか?
>>343 山岡荘八「徳川家康」おすすめ
司馬と正反対
>>343 隆慶一郎氏の「一夢庵風流記」、「吉原御免状」、「隠れ里苦界行」、
「影武者徳川家康」とかも面白いですよ。
山岡荘八は時間の無駄。
>>344 奇遇だな。俺最近、戯れ言シリーズ読み始めたとこだよ。
あとはネコソギラジカルだけだ。
>>343 司馬みたいな歴史物なら、宮城谷昌光を読んだらどうよ。中国古代史がメインだけど。
隆慶一郎は俺もお勧め。
西尾維新みたいなゴミクズ読んでる奴に
勧められてもw
年寄りは年下を見下さないと気がすまないからねw
なにが綿矢りさだコノヤローってか。
若い作家を道連れにするなよ。
ゴミクズなのは西尾だけだってw
高校生くらいなら楽しめるかもね、西尾
あと自分が特別とか思ってる人も楽しめると思う
なんにしろいい大人にはお奨め出来ない
ちなみに俺はヒトクイマジカルまで読んだ
当時はまだ若かったんです
>>348 隆慶一郎は自分も認める良質作品ばかりだが
あえて難点を言えば、取り上げる時代範囲が狭い事(戦国〜江戸初期)
>>343 池波正太郎の人斬り半次郎とかも面白いですよ。
桐野利秋です
むしろ戦前の本に遡りなさい。
356 :
無名草子さん:2006/01/20(金) 01:11:31
>>343 343さん、吉川英治の三国志、池波正太郎の剣客商売はおもしろいですよ。
とくに吉川三国志は本家を超えていると思います。人物の描き方とか会話とかが面白いし、教訓小説のような感じです。
気力があれば新、平家物語もいいんですけど・・・
357 :
無名草子さん:2006/01/20(金) 01:13:10
隆慶一郎なら「死ぬこととみつけたり」が好きです。
読んだあと何故かいつでも死んでやる!ってな気分になれます。
隆慶一郎惜しいな。
もっと生きていてくれたら。
ホント惜しい人亡くしたと思う。
隆慶一郎は60過ぎてから作家になったから、
60過ぎて小説の才能が枯渇した司馬なんかよりずっと期待してたのにな・・・残念。
若いとき読むなら、尻啖え孫市
司馬節絶好調を読みたいなら、菜の花の沖
壮年なら、胡蝶の夢
死ぬまで読むなら、ひとびとの跫音
かと思っています。
で、最高傑作は、最後の小説、韃靼疾風録だと思っています。
俺のベスト司馬は、「項羽と劉邦」
>356 本家読んだことあるの?すごいね。で、どの三国志?
吉川版「三国志」は確かに示唆に富んでいると思います。
隆慶一郎ので読んだのは「一夢庵風流記」だけだな。米沢の
前田慶次郎の墓がある寺の前まで行ったことはある。墓までは
行かなかったけど。
司馬さんの本で推奨するのは「坂の上の雲」「竜馬が行く」
かなあ。読後感がイイ。若いころに読むといいね。読む前と後で
自分の何かが変わる感じがすると思う。(そういう意味では
吉川さんの「宮本武蔵」も同じかな)
「項羽と劉邦」は会社に入ってから読むとイロイロ実感
できるんではないかな?(笑)
漏れは旅行好きなので「街道をゆく」が一番好きだけど。
頭悪そうなレスだな、おい。
あんな旅行記を書いてみたいものだ。
366 :
362:2006/01/21(土) 01:24:23
ちょwwwwおまwwwwwwショボイ煽りktkr。
まぁ週末だからな。2ちゃんもいいけど、休みの日は元気に
外で遊んでて欲しいよ。いまの子供たちには。くれぐれも
クスリとかやるんじゃないぞ。w
歯磨いて寝れ。
輪をかけて頭悪そうなレスだな
>>367 輪をかけて悪そうじゃなくて、輪をかけて悪いんだよ
かっこわらい
街道の沖縄編、もうすぐ終わる。
文春の増刊「司馬遼太郎再び」は説教くさくてイマイチだと思ったが、
みなさまどうでしょう?
俺もツマランかったとおもう。
買いに行くつもりが、立ち読みですましちゃったし。
預言者みたいに奉られちゃってるからな。
374 :
無名草子さん:2006/01/21(土) 22:56:41
単行本化なしの講演とか原稿が最近目に付きすぎ。
嫁がちょっとオカシクなってると思うわ。
司馬関連本は、一定部数が見込めるドル箱なんだろう。
本が売れない時代で、出版社も大変だからさ。
嫁も昔から世話になってる出版社をそうそう簡単に切れないでしょうよ。
ビジュアル版街道をゆくの欧米編買ってみた。
クロガネヒロシのマンガがちゃんと欧米ネタになってた。
菜の花忌とかって、またやるのかなぁ。もうやめればいいのに。
死語10年近くにもなるのに毎年仰々しくイベント仕立てやられても
引くだけ。書を遺した人は書において語らしめるべきで、周囲の人が
寄ってたかってあれこれやる必要はないと思う。司馬賞にしても
どんどん目方が軽くなっていくような印象がある。
>377
まだ10年じゃん。司馬さんに言わせるとまだ生々しい期間だと
思うけどな。その間はイベントになっちゃうと思う。
それに司馬さんの書が後世に残り続ける限りは、菜花忌自体は
なくならないでしょ。太宰の桜桃忌も続いてるし。
もう死んでしまったことが未だに信じられない。
まだ日本のどこかを旅してるような気がする。
須田画伯と。
『坂の上の雲』読んで興味が湧いたんで、こないだ横須賀の戦艦三笠記念館を見に行ってきた。
値段(500円)の割りに内部は結構充実してて、観光客も少なく大満足だったんだが、
館内に据えられてる一言コメントノートみたいのに「キター!!!」とか「テラワロスwww」とか書き込んでるアフォがいて
感激した気分に激しく水を差された。日本の将来は大丈夫かと不安になったよ・・・。
>>380 戦艦三笠記念館の何に、
「テラワロスwww」
だったんだろう?
382 :
380:2006/01/22(日) 09:55:42
>>381 特に何かが笑えたというわけでなく、
単に最近覚えた2ch語をどこかで使いたくて仕方ない!!っつー感じでした。
だからこそ痛々しかった。
383 :
380 :2006/01/22(日) 09:56:40
ageちゃったゴメソorz
落書きなんて大昔から意味のないものじゃん。
それを短絡的に日本の将来とかに結び付けちゃう
>>380のほうが心配。
385 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 11:16:30
タイガドラマの原作ぶち壊しには引いた。井上靖の氷壁同様、
こんな勝手をやってタイトルや作家で釣るのは良くない。
ムック本では姫野カオルコとか意外な人たちの司馬作品のオススメが
のっていたのが面白かった。谷なんとかとか司馬作品を語る人って
うさんくさかったり意外と幅がないという印象だったので。
短編だと「人斬り以蔵」はオススメ。いい意味の若さがあっていい。
「大阪侍」も関西の人間としては共感できて面白かった。
大河は原作が軽い作品なんだからアレでいいと思う。
前野とか司馬遼作品に出たことがないやつが重要キャラになってるのは嫌だがな。
俳優つながりで風間五平とか出るなら喜ぶんだが。
388 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 16:20:51
>>380 >日本の将来は大丈夫かと不安になったよ
大丈夫なわけないじゃないですか!
389 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 16:22:09
>>384 意味ありますよ。時と場所を考えられない、空気を読めない若者が増えているといえるでしょうね。
>>366 あまり気にするな
最近スレの雰囲気が変わったらしい
391 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 17:31:21
竜馬が行く 何日くらいで読み終えますか?
人によるけど、2日くらい?
一ヶ月ってとこかなあ
それと「竜馬がゆく」だ
通勤電車内だけだと1ヶ月。
395 :
393:2006/01/22(日) 17:46:22
396 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 18:16:38
397 :
391:2006/01/22(日) 18:57:22
398 :
功名が辻:2006/01/22(日) 19:17:48
大河ドラマの「功名が辻」と原作は別物であるが、登場人物は共通している。
原作を今、読んでいるが、流石にスピードが早い。第二巻目で二万石の長浜城主。
あと二巻読むと終わりで、大河ドラマはスピードを落しているのだろうか?
よね、が死んだ。どうなるのだろうか?
功名が辻おもしろい?
山之内一豊がどうもカッコ悪い印象があるので今まで読まなかった
功名が辻、俺も読んでいない。
女性が主人公だと、どうも読む気がしないな。
甘ったるい感じがして。
401 :
功名が辻:2006/01/22(日) 20:56:52
ドラマちょっと見てたら、原作とのあまりの違いにイメージが崩れてしまう。
ドラマ見ている人は原作読まずに、テレビだけが良いなあ、と思った。
原作を読んだらテレビ観られなくなる。
司馬作品は山内一豊と千代の内面が微妙に描かれており面白い。
ほのぼのとした感じ>>巧妙が辻
戦国時代を舞台にしたホームドラマとでも言うか。
ただラストはあまり後味の良い終わり方じゃないね。
ドラマでもあそこまで描ききれよな。
戦争って嫌ですねって言いたいみたいだし
書くんじゃないの?
>>402 数年前にテレ朝でやったのと同じく土佐入国で終わると聞いた
>>398 大丈夫。大河は国盗りとか孫市とか
いろんな司馬作品から引用して間を
持たせるらしいから
>>405 そういやテレ朝でもやってたな。
どっちかて言うと千代は
仲間より壇ふみだよな。
>>405 まえに芸スポで見たのだと、大坂の陣までやるらしいw
要するに、千代の最後までをやるんだろうか。
408 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 16:34:42
>>314 「ひとびとの跫音」は純文学だった。
正岡忠三郎が正岡子規の従兄弟で、子規の養子になって遺品の管理者になったと思う。
律の容貌が大工さんに似ていたと書いてあって、がっかりした。
409 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 19:01:38
みなさんドラマに期待しすぎ。
年始の「里見八犬伝」なんか・・・
南総里見八犬伝〈第1の物語〉妖刀村雨丸
410 :
無名草子さん:2006/01/23(月) 19:26:23
「日本民族はすでに欧州覇道の文化を得た。またアジアの王道の文化の
本質を有している。これ以後、世界の前途の文化に対して、西方覇道の手
先となるか、東方王道の干城となるか、あなた方日本人が慎重に選ばれれ
ばよいことだ。」
この後、どちらの道を進んだか、言うまでもない。
「この国のかたち(上)13章 於 孫文と日本」
司馬さんはどちらの道を進んだか、この本では言えますか?
西方覇道ではないのですか?
日本語勉強しましょう
>>410 ひょっとして東亜板でも同じようなこと聞いてなかった?
やはりホリエモンは清川八郎だったか・・・。
漏れはホリエモンと「白昼の死角」の隅田光一がなんかダブった。
415 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 06:59:40
「日本民族はすでに欧州覇道の文化を得た。またアジアの王道の文化の
本質を有している。これ以後、世界の前途の文化に対して、西方覇道の手
先となるか、東方王道の干城となるか、あなた方日本人が慎重に選ばれれ
ばよいことだ。」
この後、どちらの道を進んだか、言うまでもない。
「この国のかたち(上)13章 於 孫文と日本」
司馬さんはどちらの道を進んだか、大学で授業あったんですけど、
どちらにも進んでいない、中途半端である、が正解ですよね?
416 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 11:12:39
今日大東亜戦争について朝から語りあった訳だが、司馬史観もよしのりマニアも
良く似てますな。
>415
何が目的で書いているのかわからんが、その孫文の講演は1925年、大正14年。
言うまでもなく、日本は西方覇道の手先となって、中国に「進出」、世界(アングロサクソン)を
怒らせてみじめな敗戦にいたる。
そのあとは懲りて小さくなっているだけだろう。
>>417 なんか言葉にトゲがある気がするが・・。
司馬さん的には前者の「西方覇道の手先」だろうね。
当時の大義名分としては前者なんだろうけど
>>416 どこらへんが似てるんだ?
小林よしのりは大東亜戦争に関する司馬さんの考えに否定的だったぞ。
419 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 18:09:20
420 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 20:21:59
ライブドアってサーバー? それともプロバイダー? 何だか分からない。
楽天も何だか分からない。2 ちゃんねるはプロバイダー?
>420
すれ違いなので遠慮気味に。
ライブドアはポータルサイトを目指して失敗した、IT企業のなれの果て。
楽天の場合は、まがりなりにもショッピングモールを維持している。
2ちゃんはいまだに無料で利用できるのが奇跡のBBSサービス。ネット総会屋か?とも揶揄されるが、
広告とdat入りスレへのアクセス権の売り上げで維持しているらしい。とりあえず信じよう。
なんだかんだ言って、2ちゃんがつぶれたらつまらん。あの使いにくいヤフー掲示板を利用しろと?
422 :
無名草子さん:2006/01/24(火) 21:01:46
>>421 良く分かりました。結局、2 ちゃんねるは広告で稼いでいるプロバイダーなんだ。
423 :
415:2006/01/25(水) 00:47:40
>>417 418
返事ありがとう。
大学で授業で発表したとき、僕は西方覇道と言ったら、みんなは「そりゃ違うだろ」
って感じで恥ずかしい思いをしたんです。
でも、第3章の「雑貨屋の帝国主義」で、日本の帝国主義は西洋の帝国主義とは
まったく違う。西洋の帝国主義とは違って、何にも計画性、その地域を支配して
日本の利益となるか否か、英国の場合はインドから搾取して利益を得た。しかし、
日本は韓国を支配することで何も利益は得られない。云々とあり、
司馬さんは、日本の帝国主義は、西方とはまったく違い、なんとなく計画性なく
行ったもの、と断定してる。満州事変、日中戦争なども、搾取のためではなく行った、
無計画なもの、と。
なので、西方覇道の手先 というのは間違いなのかも、と思ったわけです。
が、しかし、当時日本の建前は、大東亜共栄圏なので東方干城と思うんですが、
司馬さんは、日露戦争後の日本の歴史に否定的ですし、司馬さんは東方干城とは
思ってなかった、と思うんで、415のような結論と思ったんですが。
「国盗り物語」で斉藤道三が、土岐のために天皇の娘を妾にする場面があったが、実際あったのか?
425 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 01:34:26
司馬って喜捨時代に西本願寺と東本願寺が合併って記事を
捏造したよな。
426 :
417:2006/01/25(水) 03:33:17
>>423 韓国の人ですね? 御国の留学生と親しんだことがあり、偏見はないつもりです。
日韓併合・日中戦争は、司馬さんが子供のとき、日本の大人(軍事官僚)がやったことです。
まったく無計画な半島・大陸進出でした。
それについて、司馬さんはずっと怒り続けました。
ただ、司馬さんは、人気小説家ですが、この怒りが日本人によく理解されていないようです。
司馬さんは愛国者なのか、それとも反日かという議論がいまでも続いています。
私は愛国者だと思います。敗戦の屈辱を反芻することほど、愛国心を刺激する行為はないと思います。
427 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 07:35:54
司馬遼太郎は熱烈な愛国者だよ。朝鮮半島への基本的な姿勢も。
資源も何もない国なんて捨てておけばよかった。ロシアに支配されるままにしておけば良かったのに。
ってもの。それがなぜか最近、司馬史観は自虐史観だといわれて攻撃されるのが理解できんのだよな。
まあ、大学紛争が盛んな頃にも司馬さんは右翼だと罵られたそうだから、時代時代によって司馬さんを
見る側が揺れ動くんだろうな。
>427
あげるな低脳!
あげたくらいで何きれてんだか。
>>427 同意。
軽薄な連中が右翼だ左翼だ騒いでるだけだよね。
日本にあれだけ愛情を持ってる人はそういないと思うし。
今までは卑屈な歴史観しかもてなかったのが、その反動か
最近では傲慢な愛国主義(他国を貶めてアイデンティティを
保とうとする)を吹聴する輩が増えてる気がするよ。
司馬さんの言によれば、どちらもいけない謙虚であるべき。
>425
それ知らん。どんなこと書いてたのだ?
個人的感想だが、司馬は左とも右ともとれる作風(?)が災いしてか、
左右の人に都合の良いように解釈されて叩かれたり持ち上げられたりしてるような気がする。
433 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 14:32:40
何で小説に政治を持ち込むのか分からん。
そもそも、司馬遼太郎はモンゴルが好きだっただけ。
小説も娯楽から始まっている。そんなに政治が好きなら政治のスレッドで書けば良いのだ。
小説は楽しむ物で、議論すべきものではない。俺はそう思う。左でも右でもつまらん小説なら売れない。
松本清張ならどうなるんだろう?トリックが上手くないとか、悪人が逮捕されるのがおちだ。
未だに司馬さんを左右で考えようとしている奴がいるとは思わなかった。
頭が悪い奴に限って左翼だ右翼だとラベルを貼りたがる
>435
結局、司馬を読み込んでないんだろうね。
437 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 20:58:23
おお大砲
>>427 > まあ、大学紛争が盛んな頃にも司馬さんは右翼だと罵られたそうだから
もっと本を読め。
439 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 22:39:38
はあ?別に俺が司馬さんを右翼認定をしてるわけじゃないんだが?お前こそ人の文章を注意深く
読んだ方が良いんじゃないか?
441 :
無名草子さん:2006/01/25(水) 23:05:13
司馬遼太郎が兵役で戦車隊に入っていたことは、何も右翼だからだと言うのではない。
学徒出陣で大阪外語大でモンゴルの勉強は大変だったという。苦手な簿記もさせられた。
文化勲章をもらった時の発言はよく取り上げられる。
作品で右翼左翼の原因を作ったのは、「坂の上の雲」だろう。海軍が好きだったという。
自身は陸軍だった。何が言いたいのか分からなくなった。兎に角、戦後の日本人は恵まれている。
「殉死」のイメージが大きいのでは?他の作品でも天皇が好きだ、と書いている。
天皇が好きで、軍の統帥権を握っていた天皇が好きなのは矛盾している、と書いたのは佐高信だった。
言われてみればそうなのだが、明治天皇からず〜っと統帥権を与えられていた、天皇の好きなことは植物学だったところが本当なんだろう。
>441
あまり嫌韓厨にえさを与えないで…。
昭和天皇は、お飾りであり、また愛すべき紳士でした。司馬さんは、その紳士としての天皇が好きだった。
宮台真司は、日本の天皇は、西洋のローマ教皇と世俗の王(例・エリザベス女王)を兼ねた存在だと言っている。
天皇制は、日本人にとって便利なんですよ。これのおかげで、アメリカが日本に遠慮してくれる。
あまり怒らせると、バンザイ突撃をするんじゃないかって。911みたいにね。
韓国は苦労しているでしょう。日本も苦労しています(私も)。アメリカの牛肉業者も苦労しているでしょう。
せっかくこうして、意見交換したのです。仲良くする努力をしませんか。
>408
亀レスすまそ。
「ひとびとの跫音」を少しずつ読み進んでいるが、こういうのを
純文学て言うの?(鴎外とか漱石とか読まんのでわからんのだが)
司馬さんには珍しい構成かもしれないけど、もともと「風土と人」
について語る作品が多い中で、この作品は風土よりも「人」に
かなりの比重が置かれているように思いますた。だから
人々の足音なのか、とタイトルにちょっと感心しているところです。
444 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 00:09:49
おお大砲よんだが、昔の大砲って殺傷力なかったんですか?
弾自体は爆発しないからねえ。殺戮というより破壊兵器じゃないかなあ。
投石機に近いかもね。
446 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 00:39:36
でも当たると痛いんでしょうね。
陸上競技の砲丸だって、直撃食らったら命にかかわるワケで、
殺傷力が無いわけじゃなかろう。ただ、後世の大砲に比べりゃ
射程も短いし精度も低い。当たりどころによっては「アタマに
当たって耳鳴りがする」みたいな冗談のようなコトも、起きや
すかったんじゃないか?
448 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 01:46:31
試してみますか?
本当の人間を使って。
おお大砲はエロイよな
最初意味分からない描写あったもん
ああ純粋だった幼き日の俺
>>445 最初は石入れて飛ばしてたからね。カタパルトの強力な奴っていう認識だったでしょな。
中世になると城壁や城郭構造物を中距離から貫通できる攻城槌としての機能も担った、と。
家康時代の大砲はこれですよね。
やっぱり人気あるね「おお大砲」
452 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 12:33:20
>>443 取り上げて下さいましたか? 有難う。実はここにも政治関係者の問題があるんだ。
共産党員なんだけれども、「タカジ」という人物だ。もう、読み終わって何年も経つのですが。
司馬さんは純粋に正岡子規が好きだったようだ。その友人として登場するのだが。
俺は政治には興味が無い。主人公は正岡子規の従兄弟なんだ。中途半端だけど。
453 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 12:49:57
失敗した。正岡子規の従兄弟の正岡忠三郎の友人が隆二(タカジ)なんだな。
ほのぼのとした作品です。
454 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 13:00:27
ライブドア事件をうけて
再度「項羽と劉邦」を読んでいます。
石の砲弾でも直撃すればミンチだろうなあ
>>455 帆船時代の海戦史とか読んでると、直撃した時に敵が数人単位で吹っ飛んだとかそういうのが結構出てくるね。
まああの時代は100メートル以内の至近距離で撃ち合ってるから多少割り引く必要はあるけども。
「考えたこと」の、得阿弥の話が好き
余韻がたまらん
458 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 21:03:35
大分、司馬遼太郎の作品は読んだ。中でも面白かったのは幕末ものだ。
それも「胡蝶の夢」「花神」など医学物だ。何で医者に対する時に日本人が腰を低くするのか?
幕府の残した漢方医の頃の習慣だと云う。医学部は偏差値が高く、開業医になると勤務医よりも、
収入が増えるらしい。池田弥三郎の残した医師優遇税制の為だろうか。
しかし、医師に診てもらうと安心する。
もてる呪文がどうのこうの言ってるスキンヘッドのおっさん見て
大盗禅師思い出した
>454
面白いよねえ。項羽と劉邦。身の回りの○○と××を思わず比べたくなる。
>455
当てに行くなら火縄銃だろ。大砲なんかで人が狙えるかよ。
鎌倉と室町ものをもっとかいてほしかった
462 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 22:46:04
>>450 火薬をよほどうまく調節しないと暴発するとかで
むしろ撃つ側のほうが緊張しまくってたような
北斗の人と妖怪はいまいちだったな
464 :
無名草子さん:2006/01/26(木) 23:22:27
「俄」と「歳月」は面白かったが。
講談社文庫が続いたんで、ついでに「尻啖え孫市」も推しておこう。
司馬さんは歴史小説より幻想小説の方が面白いよ
467 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 00:42:57
朝日新聞社は「街道をゆく」で儲けた。文芸春秋。新潮。中央公論。講談社。角川。
司馬遼太郎は一人で日本文化研究センターをしていたようなもの、
と渡辺恒雄の中央公論買収前の「司馬特集」で対談で掲載された。
死んで十年以上。まだ人気が衰えないのは国民作家だったのか?
昭和の漱石みたいになりますか?
日本の国語教育を憂う。
469 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 00:51:17
>>464 その辺の文庫何であんなに厚いんだろうか
2冊に分かれてたら読みやすいのに
戦国ものは男も女も動物的でそのあたりが苦手
>461
室町あたりから一族内とか家族内での報償争いやら土地相続争いやらの
ドロドロした小さい紛争がたくさん起きていて、そういうのは
深入りするときりが無いから近づかないようにしている、と司馬さん
が語っていたのを何かで読んだ憶えがある。
あのころは長男が相続するとかの秩序ができる以前なんじゃないかな。
>>462 帆船にのっけてる大砲だと戦闘で死ぬ人数よりもむしろ(帆船にのっけてる
大砲って固定してないもんで)荒天時に大砲がごろんごろん転がって阿鼻叫喚、
って方が読んでて悲惨な気がした。
473 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 09:19:35
北斗の剣、俄、妖怪、尻喰らえ孫市、は確かに分厚いな。
風の武士みたいにマイナーな作品が分冊になってるのにさ。
俄なんて、3冊に分けてもいいぐらいですよ。
1冊だと、分冊にするよりも安くてお得感があるけどねw
475 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 21:11:26
「新史太閤記」は面白かったけど、秀吉の天下統一後もみっちりやって欲しかった
司馬氏は興味ないのかな
>475
そこでお勧めが「播磨灘物語」。黒田官兵衛から見た秀吉像が読める。
「新史太閤記」が、いかに計算されて書かれた大衆小説なのかわかって、
醒めるかも知れない。が、それを通過してこそ、真の司馬遼ファンになれる。
司馬の小説は、主人公の終わりを省くか、あっさり書くのが多いよね。
天下をとるまでの秀吉が好き、とどこかで語っていた気がする
司馬氏の執筆姿勢
歴史を探る、時代の空気を求める、そのための手段として歴史上の人物を描く
だから、その人物の一生を描くことは必ずしも必要ではない
歴史の転換点を題材とすることが多い
ある種・清涼感を感じさせる人物が好き
そういう人がいない・と感じた時代は描かない
こんな感じか・・・ ?
揚げ足取りで恐縮なんだが、ひとつだけ。
>474
「ほくとのけん」は「北斗の剣」ではなく「北斗の拳」で「あたたたたた」。
481 :
無名草子さん:2006/01/27(金) 23:51:09
何で司馬遼太郎の本を読みますか?歴史が好きな人が多いからだろうか。
皆さんの意見が訊きたい。面白いからだろうけれど。初歩的な質問ですが。
>481
その言葉遣いって日本人じゃないよね。どこの人ですか?
「義経」の中で牛若が坊さんにレイープされてるけど
あれは歴史的事実なんですか。妄想ですか?
>481
>何で司馬遼太郎の本を読みますか?
こういう書き方は不自然。
「あなたは、司馬遼太郎のどこが好きですか?」
と書くべき。
司馬遼太郎は、若者に元気を与えるから人気があります。誇大妄想になる危険もあるけど。「竜馬がゆく」がその例。
ホリエモンも、きっと現代の竜馬みたいに思われて、若者に人気があったのでしょう。
映画で、「ニッポン無責任時代」というのがあります。1960年代の高度成長期に、
あるサラリーマンが、ゴマスリと要領のよさで出世するという話。
まるで、戦国時代の豊臣秀吉みたいです。韓国にとっては鬼のようなものでしょうが、
ひとりの農民の子供が日本の頂点に立つというストーリーは、日本人にすごく受けています。
司馬遼太郎が書いた小説は、多かれ少なかれ、このような「日本人を励ます」意識をもっています。
それだけ、元気を失っていた日本人像というものを、察していただきたい。
まあどこの人でも別にいいんじゃね?
別に歴史はそこまで好きじゃないんだけど、司馬小説は好き。
なんで面白いかって聞かれるとよくわからないな。
やっぱ文がはっきりしてるし、登場人物を魅力的に書いてるからかね。
486 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 00:46:10
>>462 >>472 ウルトラマンなどヒーロー番組で最後まで必殺技を使いたがらないのは
そういう先祖の記憶が残ってるからではとふと思った
「なぜ読むのか」と「どこが好きなのか」は、イコールでもない
気がするけど。まあ重箱の隅みたいなハナシではあるが。
488 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 03:12:00
>>484 ホリエモンって坂本龍馬というよりは斎藤道三な気がする。
まあ数段劣る道三だけど
社内報に書く文章頼まれてるんだけど、
司馬みたいにはうまく書けないもんだなあ。
坂本龍馬というよりは清河八郎程度だろ
491 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 11:47:11
>>489 それはそうだろう。社内報にあれだけの名文が書けたら作家になるしかない。
読書量も膨大だったそうだし。
492 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 11:57:41
司馬も私生活では、いろいろ問題あった人だよね。
493 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 12:30:36
離婚した奥さんに子供を押し付けて
その後、一切会おうとしなかったとか、まぁいろいろ。
金があるなら普通子供は自分で育てたがらない?
>>494 子どもは司馬さんの両親のとこで育ったんじゃなかったっけ?
497 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 13:25:31
>>490 清河八郎タイプって結構いるよね
自信満々でいろいろ企画するが胡散臭いやつ
下世話だが、前妻と今の奥さん、どっちがキレイなんだろう?
下世話だが今の奥さんよりキレイじゃない女性は
なかなか居な(ry
501 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 16:21:43
以上、余談が過ぎた。
ホリエモンも将来、誰かに小説のネタにされるんだろうな
ホリエモンがゆく
504 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 17:50:34
どこかのスレで映画『二百三高地』は「坂の上の雲」を基にしてる、って書き込みがあった
でも、「昭和の劇」では笠原和夫氏は「坂の上の雲」については特に触れていないんだよね
これは単なる勘違いなのかな?
なんかもう
司馬が誰の作品の元になったとかならないとか何年代の日本に影響を与えたとか
どうでもいいな
オタクになってもあまり意味は無いんじゃない
506 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 19:36:47
「司馬遼太郎が考えたこと」15 巻。完結。新潮文庫。
大阪の司馬遼太郎記念館に行った人の感想が訊きたい。
>>454 「項羽と劉邦」は私が最初に読んだ司馬小説。
今まで推理小説ばっか読んでいたから司馬さんの小説にはかなり戸惑ったことがありました。
・結論を最初に書いてしまう
「〜はのちに○○候に封じられる」「〜はのちに戦死する」という記述を人物の登場と同時に書く
・小説なのに筆者の解説が挿入される
歴史小説というよりも歴史教科書という印象があって物凄く読みづらかった記憶があります。
「ちょwwwwネタバレするなよwwwww」
みたいな。
もう今ではこういう小説スタイルに慣れすぎてしまって逆に困っていますが。
508 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 19:49:47
「項羽と劉邦」は持っているが読んではいない。中国史に詳しくないからだ。
司馬遼太郎の場合、原稿用紙の真ん中に一行だけ書きたいことを書く。
その後にその周囲に補足して書いていく、と何かで読んだ。
追悼特集で読んだように思う。それと、晩年の書き直しを色鉛筆で繰り返す、
というのは小説にあぶらがのっている頃はしていなかったようだ。
その「周囲への補足」がどんどん広がって余談になるんだな。
「翔ぶが如く」やっと読み終わった。
司馬さんの作品初めてだけど面白かった。
>翔ぶが如く
・・・えーと、何つーか、他の本はもう少し読み易いですよ?
>>508 >追悼特集で読んだように思う。それと、晩年の書き直しを色鉛筆で繰り返す、
>というのは小説にあぶらがのっている頃はしていなかったようだ。
司馬が売れっ子の時期は、推敲する時間がないので、原稿がそのままで綺麗だったが、
晩年は原稿にかけられる時間が増えたので、推敲が増えてそうなったって聞いたことある。
あと、
売れっ子で忙しい時期の原稿も、のちの単行本化や全集化のときに、かなりの修正や書き足しをしていたらしい。
まず四百字詰め原稿用紙の最初の五行ばかりをあけて書き始める。そしてやはり
五行ばかり残したところでつぎの用紙へいく。
さてそれから削ったり、横に書き加えたり、さらにその場所からペンを前後の五行あきの
ところまで持ってきて、吹き出しを作る。その上ペンだけでは間に合わなくなって
赤鉛筆を使う。後年には赤鉛筆でも足りなくなって、青、緑、黄、紫などの鉛筆を
動員するものだから、七色の原稿が出来上がった。
「十一番目の志士」のころはまだ赤鉛筆どまりだったが、それでもむやみに
書き加えてあるページがあるかと思うと、全滅に近いほど消し潰してあるページがある。
>>511 自分としては西郷よりも桐野の方に感慨深いもの感じました。
この時代の人々は思想は違えどみんな信念を持って生きてるんだなぁって思った。
>>512 「翔ぶが如く」を読んでてちょっと背景描写が多いと感じました。
他にも司馬さんの本読んでみよう思ったのでそれを聞いて安心しました
他の本は読みやすい→背景描写が少ない
と思ったのなら、違うけどね。
「翔ぶが如く」は一番読みづらいんじゃないかなあ
少なくとも俺が読んだ中では
俺は空海の風景と坂の上の雲が読みにくかったな
小説以外ではもっと上があるかもしれん
519 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 22:48:34
「坂の上の雲」第二巻で挫折した。戦艦の名前がずら〜っと出てくるでしょう?
頭がこんがらがって読めずにいる。どうしたら読めますか?
「翔ぶが如く」も長いでしょう?「竜馬がゆく」は戦争じゃなかったから、読めたが。
気にすることないよ。
521 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 23:26:33
>>519 三笠に東郷と秋山真之が乗ってるのだけ覚えて読み進めていけばいいと思うよ。
522 :
無名草子さん:2006/01/28(土) 23:42:29
>>519 自分も坂の上の雲は途中でめげそうになった。
メインの展開から話が大幅にズレだすと(またそれが長い)きついわな。
が、日露が始ると睡眠時間を削って読むようになったよ。
読み通したら、最終の8巻では鳥肌立つほどの壮大な感動が静かに襲って来た。
時間をかけてじっくり読んだら?
>>506 >司馬遼太郎記念館に行った人の感想…
定期的に出てくるなwこの話題
感想は人によりけりだろうが
行って損はしないはずだ
司馬小説ってのは、とりあえず最初は全部史実だと思って読む。
で、読み終わってから、その話の内容・時代の専門書を読んで、
どこまでが史実でどこまでが小説かを探っていく。これがおもしろい。
そんなことしなくても、小説部分はだいたいわかるだろw
しかし、「韃靼疾風録」で、マカオのポルトガル人が「満州で出
会ったショースキーと名乗る倭人」の印象を語っている、なんて
トコを読むと、フィクションとは思いつつも、一瞬だが「もしや」
って気になったぞ。
、「竜馬〜」の六本矢車とのカラミとか、
527 :
526:2006/01/29(日) 00:08:42
↑ 、「竜馬〜」の六本矢車とのカラミとか、
の部分は意味なし。
>523
近くまで行って司馬さんが見て暮らした景色を肌で感じてくる方が
趣がありそうだな。もちろんついでに中を見てもいい。
こんど関西に行く用事があったらついでに行ってみるかも。
街道をゆくに沿って旅をするのもいい。
>529
漏れは行ったあとで「街道をゆく」を読む派。
まず自分がどう感じるかを大事にしたい。読むのはいつでも読めるから。
国内はあと2、3冊で制覇。海外はどうしようか悩んでるww。
>>530 私は逆で行く前に読む派です。
なにぶんニブい性格だから「自分で感じる」などたかが知れてますし
たぶん見落とす可能性のほうが高いでしょうね。
それなら前もって予備知識を付け自分なりのプランを付加させて上で
旅行を計画するパターンが多いかなぁ?
勿論それは人それぞれだし否定する気も押し付ける訳でもありません。
>530
幻の「街道をゆく」、ハンガリーというのはどうだ?
>532 は、おそらく >492 の言うところの「私生活での
問題」というのは「趣味で歴史を捏造する事」なのか、とい
う意味なんだろうな。
日本語が不自由なうえにアタマも…
アメリカ素描を読むと、司馬もある程度予備知識がないと
旅には行けない人みたいだな。
紀行文書かなければ、必要ないんだろうが・・
向うで色々な人に聞いたり案内を頼まない主義とかいってるしな
胡蝶の夢
大まかに言って伊之助部分はオモロイ
良順や他の人パートはいまちい・・・
ポンペは面白かったぞ。
俺は伊之助のパートが暗くてイヤだったけどなあ。
悪気はないけど誤解されやすい男の、もの悲しさに溢れてて。
司馬って、伊之助や蔵六みたいに、情緒や性格に欠陥のある主人公を書くのが上手いよね。
「どうしてお前はそうなんだ」と、主人公にツッコミいれたくなる。
自然、主人公に惹きつけられるわけで。
542 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 18:17:59
「功名が辻」文庫三巻目突入。秀次殺された。
いよいよ秀吉の精神の均衡が崩れてきた。
順天堂大学が舞台になった大学なんですか?松本良順が最初にいた医学校。
それとみどり夫人の本は読みましたか?面白かったですか?
('A`)?
544 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 18:21:13
司馬さんって生粋の大阪人でしょ?
545 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 18:22:43
そうです。純粋な大阪人です。
546 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 18:44:09
別に生意気じゃないんじゃないか?
丸谷才一の「司馬遼太郎論ノート」が、いちばんよく分析ししている司馬評だと思うが、どうでしょう。
「司馬の作風は本質的に喜劇を狙つてゐる」
「司馬の人間に対する関心が知的で乾いてゐて、社会を覚めた態度で観察してゐるため、
登場人物はおのづから喜劇的世界に置かれてしまふのだ」
人物月旦、ゴシップ的要素も大きいと指摘している。
「近代日本をあつかつたものは、明治維新以前に材を採つたものにくらべて総じて
劣るやうな気がする」とも。
丸谷の奇をてらった仮名遣いが嫌だ。
549 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 19:46:17
丸谷才一は奇を衒って書いているのじゃなくて、戦後の新かな遣いも使わない。
戦前のままが良い文章だと思っているのでしょうね。
戦前の教育を引きずっているんだ。
550 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 19:53:06
そういうのを奇を衒ってるっていうんだよ。
ついでに本多勝一もな。
なにが合州国だ。数字は日本流に4桁区切りとかな。
読んでるほうが迷惑なんだよ。
丸谷は奇を衒っているわけではないが、本質はキザ。
司馬とは合わないと思う。
552 :
547:2006/01/29(日) 20:11:54
ここは曲げて、旧かな遣いのことは忘れてほしい。
けっこういい分析をしていると思うのだ。いろいろな形式を混成していると指摘して、以下のように書く。
1.大衆小説、2.歴史小説、3.史論、4.伝記、5.人物月旦、6.創作ノート。
「花神」文庫版下巻p237では、まるで落語のようなシーンもあるね。
勝海舟が、明治20年、西郷隆盛の追悼会で政府高官たちに説教したという。
(なぜ幕府は官軍に負けたのでしょうというマヌケな問いを受けて…)
「外国から金を借りて三、四年も戦えば国家国民の疲弊は想像を絶する。そうなれば松方さん
あなたは大蔵大臣としてエライお人だが、しかしそれでやってゆけますかね」
というと、さすがに剛腹な松方も、わざわざ座ぶとんをはねのけ、恐縮したように、
「とてもとても」と二度頭をさげた。
要するに一つの型にはまってないってことだろうな。
554 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 21:35:49
丸谷才一は評論家で大衆文学の人ではない。純文学の作者である。
然るに、司馬遼太郎はあらゆる分野に興味を示した、ということでしょうか?
というところで、終わりにして欲しい。
↑なに読んだんだろう?
まさに玉石混淆。
司馬スレならではの醍醐味ですな。
557 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 22:17:47
>>555 何も読んではいないだろう。ただ眺めただけ。
↑
>>557 殿はかように言うておられるぞ、サル!
560 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 22:53:56
>>559 何も気にしなくて良いのです。本人の書き込みだから。
上様。お気になさらず。
デ、アルカ。
562 :
無名草子さん:2006/01/29(日) 23:40:33
司馬遼太郎は図書館の本を全部読んでいた。
数学以外は満点だったので数学が出来なくても入れそうな弘前大学を受けた。
そうだが、他の科目は満点で合格できると受験したというが、浪人もせずに
大阪外語に入学している。
と言う事だが、大阪外語と東京外語とでは、どちらが難しいの?
何時も疑問なので教えて下さい。面倒であれば結構です。
>562
どっちも二流の学校なら、自宅からかよえる方がいいってだけでしょう。
英語学科を偏差値(2005年)で比べると
東京外語大学 70
大阪外語大学 66
モンゴル語学科だと
東京外語大学 62
大阪外語大学 58
60年以上前の大学受験事情なんてたかがしれてる。
566 :
無名草子さん:2006/01/30(月) 11:42:24
>>565 いまよりはるかに難しいよ。
大学いける人がいない、ほとんど。
司馬氏が大学行っているというだけで氏が裕福な家庭の子だと分かる。
学力じゃないのかw
まず金、プラス学力
士官学校とか予科練とかの倍率は。
むしろ現代の有名国立大よりはるかに高い競争率だが
569 :
無名草子さん:2006/01/30(月) 15:50:58
話題ぶった切ってすまんが。
ライブドアの犯罪とか京大生の集団レイプ事件とかみると徳育を
忘れてきたという象徴のように思えるよな。
こいつら東大に京大だよ。
いくら勉強出来たってなと思うよ。
誰だっけ?
翔ぶが如くで徳育の重要性を訴えていた人いたよな。
今改めてあの人って素晴らしいなと思た。
文科省は徳育というものをもう少し考えたがいいよね。
司馬さんの本って色々勉強になるね。
司馬は繰り返し秀才信仰の危うさを説いているんだがな〜。
司馬さんの最高傑作は「妖怪」
575 :
無名草子さん:2006/01/30(月) 20:04:04
今の東大や京大は親が教育熱心なら入れる、らしいが。開成、麻布、灘などなど。
昔の漱石や子規が入った頃の熱意はもはや無い、かもしれない。
国のために働くという、人間が入った大学だそうだが。今は自然淘汰されていますね。
東大生を作る東大出身の両親が現状なのでは。
576 :
無名草子さん:2006/01/30(月) 20:10:14
「翔ぶが如く」読中。
征台の役での清国との外交交渉の大久保利通凄すぎる
日本史人物の尊敬する人物ベスト5入りは確実
翻って今の日本外務省の情けなさぶりに暗澹
>>571 > 文科省は徳育というものをもう少し考えたがいいよね。
オカミが指し示す徳目なんぞ勘弁勘弁。
文科省の号令で、それこそ全国の諸学校が「人物重視」を標榜
しとるよ。「人物」による選別は、むしろ昔より進んでるんじ
ゃなかろうか。学校教育の場だけではなく、その先にもいろい
ろ「選別の場」があって、「人物」が重視されている。
お上の考える「望ましい人物像」がどういうモノかは知らんし、
それが妥当なものか不当なものかも知らんが、「人格面での多様
性の排除」は、昔よりは進んでいるんだろう。
>>577 オカミというが今は国会議員は民選だろが!!ヽ(`Д´)ノ ゴルァ
でも官僚は今でも太政官時代のままなのよね。(´・ω・`)ショボーン
本当だよ
ひどいもんだ
ある種の型にそぐわない人間は生きづらい
徳育って言葉翔ぶが如くで初めて知った。
これから必要だよな。
国を動かす人達は司馬さんの本も読んで欲しい。
そこら中に宝石がちらばってると思う。
582 :
無名草子さん:2006/01/30(月) 21:09:03
官僚になるのが東大など旧帝国大学系の大学の卒業生。民間は、私立に任せている。
漏れ今異論反論オブジェクションとかのテレビ街頭インタビューで
今の教育についてなんて尋ねられたら間違いなくキーワードは徳育。
って答えてそう。w
あとみんな司馬さんの本読めって。
徳育なら論語でも読んだほうがよくね?
>>576 俺も凄いと思った。
酒宴になるところでの直截な質問。
>>584 論語って何?
欧米ではバックボーンにキリスト教が歩けど日本では徳育の基本はどこに
置くのかな。
やっぱ儒教なのかな?
いっそのこと武士道を基本に据えてみては思うだが。
人に徳を説くというのは傲慢な気がする。
自分が有徳者を目指せばいいのだ。司馬さんのようにね。
inazo.nitobe@¥5000 の"Bushido"だな。
かの名著「ブッシュ アイ ドゥー」。
>人に徳を説くというのは傲慢な気がする。
道徳の教育が傲慢かよ?
その道徳の基礎を人権をベースにした武士道
にしたがいい。
革新は大事だけれども節度も大事し・・・。
武士道を徳育の基本に置くのは賛成。
592 :
無名草子さん:2006/01/30(月) 22:44:08
功名が辻読みました。
エロ描写がたまりませんな。特に秀吉と千代の茶室でのシーン。
大河ドラマでは省略されるんだろうな。
江戸時代の官学は儒教な。
武士道は儒教をベースに思想化されたものであることを忘れてはいかん。
幕末の志士の多くは儒学の徒でもあったのだぞ。
>590,591
これはアメリカン・グローバライゼーションの問題なので、勉強してくれ。
まさか、去年の秋の選挙でコイズミ自民党に投票してないよな?
無用のことを書くが、儒教道徳がきびしい隣国の知り合いは、日本は自由なので好きだけど
性道徳が乱れていると言っていた。
>576
外務省って日本が真珠湾攻撃する前に持って行くはずだった宣戦布告書を
遅刻して攻撃後に持って行ったところだよね。うちのオヤジ(昭和一桁生まれ)
が、それを知ったときに呆然として「外務省なんぞ要らんわい」とボソっ
て言ってたのには迫力を感じたよ。
>593
朱子学(水戸学か)って儒教ベースなの?まぁ孔子とか孟子とかだから
そうなのかもしれんけど。
596 :
無名草子さん:2006/01/30(月) 23:42:49
南蛮の道2を読みました。
司馬にしてはめずらしく音楽を聴いて、しかも褒めてました。
ファドだっけか。
たしかに珍しいわな。
モンゴル好きの司馬がモンゴルの詩について論じても歌については
触れることがなかったというのも不思議と言えば不思議。
どんな名曲も騒音にしか聞こえないと書いていたな。
でもって、ビートルズを詞のみで愛を込めて語ったりもするw
う〜ん、変なおじさんだよな。
それアイルランドでしょ
街道をゆくは日本はあまりおもしろくない・・
自分の地元について書かれると面白いよね
自分達ですら知らなかったことを書いてたり
坂の上の雲の、奉天で好古の騎兵旅団が
乃木軍隷下を離れて進軍するシーンが痺れる!
>>576 現在の外相が麻生太郎さんということに運命的なモノを感じませんか?w
街道は最初の10巻くらいまでは、土地バブルで日本中がムチャクチャになる前の
古きよき日本の旅情というか土地と人間風景を司馬の語り口と余談入れて楽しむもの。
後期はただのよいしょ紀行文、だと思ってる。
マジで日本の土地におれまで腹が立ってくる
物の値段が高いのも土地のせいかよ
先日松山に行った。
「坂の上の雲」がらみの観光に力を入れ始めたらしくて好古・真之兄弟の生家が復元されて見学できるようになってた。
まあ平屋のしょぼい家だ。
道後温泉の裏手に好古の墓があるので温泉に行く機会があったら参るといい。
好古が生前校長をやってた北予中学は今は松山北高になってるらしい。
一度、松山に行ってみたいなあ。飛行機が一番近いなあ。
漱石が勤務していた、松山中学は松山東高校だ。
NHK の「街道をゆく」にも出ていたし。
>>585 シナ人のやり方ってのは昔から変わってないな。
今の日本人は政財界みんな歓迎されて良い気分になって
国益置いて帰ってくる
>>595 それがなけりゃ少なくとも「卑怯」イメージ刷り込み作戦は出来なかったわけで
致命的。外交暗号も解読されてたし。
>>604 麻生って牧野伸顕の孫だっけ?
しかし考えてみれば、大久保は別に外務省の人間でも何でもなく、
訓練も知識もないのいちょっと行ってくる感じで片付けてきたのが凄い。
外務省自体は柳原前光以来変わってないのかもw
現中国大使の阿南は息子が人民解放軍の将軍の娘と結婚している。
敵国要人と外戚関係にあるんだから比べるのも失礼か。
610 :
無名草子さん:2006/01/31(火) 22:07:22
>>600 音楽苦手の癖に音楽家の偉大なところは認めて
愛情がこもった文章書くようなところが好き
>>609 大久保は幕末にあらゆる勢力と
色々な意味で交渉してたから、鍛えられてたのかもね
まあ、単純に天性のものだった可能性もあるけど
揉まれた経験は他の色々な分野(例えば外交も)で役に立つんだろうね
「歳月」読んでるけど
「翔ぶが如く」の前に読んどきゃよかったと思った
>>614 どうしてですか?「歳月」読んだけど。大久保利通のことですか?
>615
>614 じゃないが、そりゃ「翔ぶが〜」を読むにしても、江藤を
ただ「その他大勢」という感覚で読むのと、「『歳月』の江藤」と
して読むのとじゃ、感慨が違うでしょ。
「歳月」だけ読んでたら大久保嫌いになってたな
「翔ぶが如く」は「歳月」の続編みたいなもんだから当たり前だな
歳月は江藤家の貧乏っぷりが泣けた。
>>592 秀吉と千代が何するのですか?まだ、三巻の最初だから知らないけれど。
そうか、じゃあ家康につくだろう筈の伊右衛門の立場はどうなるの?
確かに生々しい性描写があるけど。楽しみなような。
冷たいみそ汁を冷たい飯にかけて何杯もかっこんでたりとかな
622 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 22:38:10
「司馬遼太郎が考えたこと」のどれかにあったと思うんですが、大阪人が、自分の人生を一つの演劇だと
思って演技する演技体質を短い言葉で何と言うかご存知の方おられますか?
これは覚えておかないといけないと思ったのですが、度忘れしてしまった。
623 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 22:43:12
コント
624 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 23:15:51
取りあえず喉が痛い時は司馬流で塩たっぷりの食塩水でうがいする
文庫本、電車に忘れたので同じものをもう一冊買った。
>622
「俄(にわか)」のことかな?「〜考えたこと」は読んでないが
小説「俄〜浪華遊侠伝」には、そういう風な説明もあった。
「夏草の賦」ってなんて読むの?
なつくさのふ?
正解
「兜率天の巡礼」ってなんて読むの?
とそつてんのじゅんさつ?
札(さつ) 礼(れい)
「とそつてん の じゅんれい」ですよ。
633 :
無名草子さん:2006/02/03(金) 20:43:15
司馬遼太郎か…やっぱ天才だな…
いやあ〜照れるな
635 :
無名草子さん:2006/02/03(金) 22:45:22
いよいよ大河では、六平太に犯されて「裾が乱れ、かつそのあたりが濡れ」た仲間由紀恵が見られるわけだな!
(;゚∀゚)=3 ムッハー
>635
あげるな下郎!
仲間じゃ萌えん
上げ下げにこだわる人間は陽根が小さいと言っていい
陽根などついておらん!
大河で原作の出来事なんて期待しないほうがよいかと存じ上げます
花神読んでるんだが面白い
読む前は蔵六はいやみな男ってだけのイメージだったんだが
読んでみると妙に面白みがある
でも、やっぱりやな奴だね
そういうことです。
花神読む前に蔵六のこと知ってたのか?
>641
花神は、むかし中村梅之助主演で大河ドラマになった(1977)。
あの「遠山の金さん」が蔵六を演じたと思って読むと、またちがった味わいがあるでしょう。
イネ 浅丘ルリ子
桂小五郎 米倉斉加年
河合継之助 高橋秀樹
高橋英樹が、機関銃のハンドルを回している大仰な演技は、いま見るとなんかすごいです。
>>644 蔵六というより大村益次郎として知ってたよ
別に変じゃあるまい。日本史の教科書に載ってるような人だし
中村梅之助で「あの遠山の金さん」というイメージを持ってる
世代って、けっこう限られてくるぞ。「あの遠山の金さん」っ
て、ヒトによっては高橋英樹だったり杉良太郎だったり西郷輝
彦だったり、場合によっては橋幸夫だったりするし。
中村錦之助・・・・
651 :
645:2006/02/03(金) 23:49:29
>649
じゃあ座興で、私の生年を当ててくれますか?
花神の大河見たけど、蔵六の変人振りが薄いな。
最初イネとの関係は恋だったのかわからない、って話で始めながら
その後すぐイネとは実は両思いだった的な話をするあたり、さすがだなと思った。
あとがきで書くならともかく本文で想像で書いてますよ、と言うとは。
うーむ、649は付き合いが悪いな。私はいま41歳、1964年生まれ。
中学1年生の時「花神」を見た。
6歳も若く評価してくれてありがとう>652
40代で2ちゃんに書き込んでる人がいるんだね。
ちょっとビクーリ
みんな若いんだな。
大河はキャストの年齢層が・・・・
某超有名会社の60代の偉いさんでバリバリ2chねらー発言した人もいるし
661 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 11:03:52
二十歳の俺でも2ちゃんやってるなど外で言えませんよ
え?
友人5人と食事中に「2ちゃんねる」見る?って訊いたら、
頻度に差があれ、全員「見る」って答えたよ。
30〜40代。
ほんと恐いくらいに、色々な世代に2chが浸透しているよね。このスレの住人の平均年齢が知りたいね。
以上は余談である。
見るだけの人って多いと思う。
それが普通なのかも。
書き込む人が一人いれば30人はROMがいるって言うな
司馬さんが「竜馬がゆく」書いた頃より、年齢が上です、私。
このスレが煽り耐性低いのは、年齢層が高いからかもね。
司馬さんが2ちゃんねる見たらどういうふうに分析してくれるんだろ?
669 :
司馬:2006/02/04(土) 16:37:28
仲間テラモエス
671 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 20:27:46
街道42巻を読んで北鎌倉駅と鶴ケ岡八幡宮にいきたくなった
街道にはのってないけど、北鎌倉駅って造りが素晴らしいと思う
672 :
671:2006/02/04(土) 20:36:40
ageてしまった…。だってバルハル族だよ!
そういや、エッセイか対談かで司馬氏が「鎌倉の澁澤龍彦夫人
を訪ねた」ってハナシを読んで、「司馬ー澁澤」がイメージ的
につながってなかったんで、ちょっと意外でビックリした記憶
があるんだけど。ナンに書いてたかわかるヒトいます?澁澤氏
の没後のハナシだから、そんなに古くはないハズ。
ハナシの内容は確か、最近の団地なんかは「ナントカ台」とか
銘打った高台みたいなトコがはやりだが、日本人は古来、谷あ
いの土地に価値を見いだして来た、みたいなコトが書いてあっ
たと思うんだけど。
674 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 20:57:15
すまんが、なにを書いてるのか意味がわからん。
そういうことは、澁澤龍彦のスレで書いてくれ。あちらにも分かる人間がいない、と思うが。
澁澤龍彦夫人を訪ねた事について書いてる文章が何に載ってるかってことだろ
俺は知らん
「坂の上の雲」と「翔ぶが如く」をこれから読もうと思うのですが、
どちらの方が感動しましたか?
>>677 おそらく貴君は「坂の上の雲」の方に感動すると思います。
どっちでもいい。
先入観なしに読んでみろ。
>675
澁澤の著作には、きっと「澁澤の没後、鎌倉の澁澤夫人を司馬が
訪ねたハナシ」は書いてないと思うよ。
681 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 22:39:03
>>677 時代の流れをつかむためにまずは「おお大砲」
自分は司馬を最初に読んだのが中3の時
「新史太閤記」
いやあ面白かったね。戦国物は幕末物よりエンタティメント性が強いから夢中で読んだよ
今でも戦国物の方が好きだね
「坂の上の雲」も読んだけど中3にはちょっと難しかったね
よく政財界人の愛読書に挙げられるけど再読率はそんなに高くないと思うよ
再読はしないな。
再読の時間を新たな本を読む時間に充てる。
司馬の小説はよく再読するけど、
さすがに坂の上の雲と飛ぶが如くと菜の花の沖は数年に一度しか読んでない。
俺もしょっちゅう読み返す。
司馬遼に限った事じゃなく面白い本は何度も読み返すな。
峠の河合継之助ほどじゃないけど。
飛ぶ如くとか坂の上の雲とか何度か読み返して、
ようやく面白味のわかった作品。
686 :
無名草子さん:2006/02/05(日) 09:07:01
司馬さんの文章から、高知と大阪を深く愛してるのが伝わってくるね
687 :
無名草子さん:2006/02/05(日) 09:58:11
689 :
無名草子さん:2006/02/05(日) 10:19:41
今時アゲルな自治厨っているんだな
まあ昔は坂の上の雲は禁止って馬鹿もいたからな
こーゆーのはどこにでもいるんだろ
カーペットのダニみたいなもんだ
そうだそうだ
なんで?
荒れたりしたのかな
司馬小説ってどれもかなり長い。
特に「翔ぶが如く」「坂の上の雲」「竜馬がゆく」「菜の花の沖」なんか。
1回読んだだけじゃおもしろさを吸収しきれないから、俺は再読する。
こうしてみると長編は文春が多いな。文春ラッキーだったな。
全部産経新聞連載。
産経が文庫もってないからね。
産経は何で文庫を作らなかったのだろう。印税は文芸春秋が高かろう。
読者層も多いだろう。産経はフジテレビ系列でしょう。文春だから売れたのだろうか?
長い方がいいなあ。
燃えよ剣はすごく面白かったんだが、短かすぎて
「もう終わっちゃうのかよ、もっと読みてー!!」という気持ちになった
それ聞いたら司馬も喜ぶよ。
>>696 会津を始めとする東北戦線を書いて欲しかった気もします
喧嘩師歳さんの本領発揮ぶりを読んでみたかった
燃えよ剣の最後のシーン 歳三が馬を進めるとモーゼみたいに
敵がわっと道を空ける?あそこ涙無しには読めないね
「焼け石に水」って言い切ったのがかっこいいね
土方、最後に「新撰組副長土方歳三」と名乗ったのは史実かな?
「項羽と劉邦」での陳勝はかなり皮肉っぽく描かれてる…
>このことは楚にそういう型がまだ中間から入っていなかったのか、
>それとも陳勝が育ちが育ちだけに、そういう型をたしなみとして身につけていなかったのか、
>おそらく後者であるに違いない
w
創作です。
だけど、将校クラスの人物がどう喋ったとかどう思ったとか、そ
ういう枝葉にはそもそも「史実」ってな表現をするモンでもなか
ろうと思うんだが。
吉田茂の「バカヤロー」とか、玉音放送の「タヘガタキヲタヘ…」
あたりになると、まあ「史実」云々と言ってもいいとは思うが。
飛ぶが如くは西南戦争始まるまでが長すぎる
初心者にはおすすめできない
戦記物かよw
関が原はもうちょい続き書いて欲しかった。
真田昌幸とかどんな活躍すんだろうとワクテカしてたら
結局出ずに終わったし・・・
「義経」は隠れた名作
709 :
長州ファンA:2006/02/05(日) 23:32:43
司馬と清張は並んで山川出版の高校日本史教科書に載ってるな。
「中間小説」と呼ばれた、とか言って。
さすが司馬。
あと載ってるのは、三島・大江・高橋和巳。
へえ、そうなのか。
俺が使ってた山川教科書(2001、2年使用)にはまだ司馬江漢しか載ってなかった。
清張は
「点と線」松本清張
ってでてたな。
とはいっても、昭和初期の文学作品みたいな括りでワクの中のひとつとしてあげられてただけだったが。
歴史の教科書ほど面白くないものはないよな。
生命保険の約款の方が、やや面白いかな。あれは、よく読むと
「格闘家は〜」ってなコト書いてあって笑えるし。
ありえないけど、高校教科書に
「日本の黒い霧」松本清張
とか出てたら笑えるな。
でもいつか、日露戦争を1行で済ますような教科書の現代文学のところに
「坂の上の雲」司馬遼太郎
とかそのうち書かれるかもしれん。
今の学校教育は左翼的に偏りすぎていてやばい
フェミ的と言ってもいい
良いことだ
2chは右翼に偏りすぎてる気もするけどね。
ていうか歴史の授業ってどうせ近代史までやらんでしょ。
幕末までもやらん。
紀子さんが三人目の子供を懐妊した。
男の子が産まれたら皇室典範変えるのは早過ぎだ。
菜の花の沖読破。ラストのセリフで泣いた。
冷静に考えたら自分を拉致った連中なんだけどね。
そんな状況でも友情って生まれるんだな
2chは右寄りというか、嫌っている団体が左寄りなのが多いだけ
思想自体は関係なくその団体の方向性がどうかにもよるw
>>720 おれもそう
私的利益追求ばかりしている団体がおおい
>>720 2ちゃんねるの参加者を十把一絡げに語るのはやめようぜ。
俺は2ちゃんねるで見かける、なんちゃってウヨクに愛想が尽きてるクチなんでね。
>>722 激しく同意。
>>707 関ヶ原はあそこで終わって良かったと思う。三成メインみたいなものだし。
如水のシメがまた良かった。
司馬の書くものの多くは男同士の友情物語と言えるんじゃないだろうか。
菜の花しかり翔ぶが如くしかり燃えよ剣しかり・・・
ホモさん関係にフアンが多いというのも頷けたりするw
司馬遼太郎のファンには政治家が多い。週刊文春の追悼特集などには小泉など、
多くの政治家がアンケートに答えていた。
然るに、松本清張のファンに政治家はいない、というのは如何なる所以か?
と言われたものです。結局、政治家ですよ。軍人にしろ、侍にしろ。
そりゃ日本の黒い霧をあばくなんて作家のファンですなんて言う、度量の大きい?政治家
はおらんでしょw
>>722 ん?なんちゃってだの右だの左だの決めつけてる方が余程カスだと思うけどw
>>726 政治家が多いっていうか司馬遼太郎って大衆小説の大家で一般常識だからなぁ
729 :
無名草子さん:2006/02/08(水) 00:08:36
そう、決め付けが問題。
「松本清張のファンに政治家はいない」とイキナリ断定しちゃっ
てるが、そうなの?
亡くなったときに政治家のコメントが多かったとか少なかったと
かってのは、メディアが政治家にコメント取りに行ったかどうか
の問題だし。
そう、断定は問題。
司馬遼太郎も赤川次郎も団鬼六も好きな政治家がいたとして、
インタビュアーに「好きな作家は?」と聞かれれば、答えやす
いのは「司馬遼太郎」だろう。「松本清張」の場合は、特に答
えにくいってコトもないが、誰かひとりってコトになると司馬
遼と答えた方が「なんとなく政治家っぽい」という感覚はあり
そうな気がする。
いわゆる一つの大衆迎合と言うやつですね。
司馬文学は政治家から一般人まで読んでて等しく歴史を知った風にさせてしまうという、
作者の本意ではない妙な力があるからファンも多い。読みやすいし。
やっぱファンの多さだと思うですよ。文学としての質はともかく。
そういや直接関係ないんだけど、いつだったかテレビで「司馬遼太郎の家康で経営学を学んだ。
人材管理等の参考になる」といってた人(確か政治関係の偉いさん)がいた。
当時は山岡かなんかと間違えてないかこのアホ、と思ったが、
調整役の政治家なんだったら当たってたのかもな(w
一昔前に司馬文学から経営術を学ぶとかなんとか流行ったことがありましたな。
「ダイヤモンド」とか何かとやっていたのを思い出しますわ。
なんか戦国武将が表紙に出るビジネス誌がはやったことがあったね
80年代〜90年代あたりかな。
○○から学ぶ帝王学とか、その手のタイトルで色々出てたなぁ。
伊東甲子太郎って、燃えよ剣でも竜馬でも狡猾な悪キャラとして描かれてたけど、
たしかに実際あんなものかもしれないな
まー歴史小説だから実際を描く必要なんてないし
丁度燃えよ剣読み直してるところだが
別に狡猾には見えんぞ・・・
好きな小説家で司馬をあげとけば、
まぁ無難であたりさわりが無いもんな。
歴史書読んで、はたして司馬小説読んだときのあの感動あるか、と考えるとやっぱり違うと思うんだよな。
そう思うと、司馬遼太郎ってのはすごい小説家だった。
すごいってのはもちろん、政治家なんかも含むあれだけ大多数の感情を震わすって意味でね。
文が下手ってのもよく聞くけど、司馬小説はそういう問題の外にあると思うな。
いろんな見方されるけど、やっぱり司馬は小説家として偉大だったと個人的に思う。
743 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 02:27:01
司馬とココイチのカレーはもはやライフラインの一つとして数えられるもの。
>>743 ココイチ?なんでやねん。
ライフラインというのならココイチよりは餃子の王将だな。
ところで「なんちゃってウヨク」ってどういう人のことを指すんだ。
俺はウヨクだって自称してるけどウヨクになりきれてない人?
>>745 右翼=土佐勤皇党にして岡田イゾウの流れを汲む者達。
>>738 以前Yサンで連載してた新撰組ものや現在Yチャンで連載中の奴も甲子太郎は表現悪い
>>744 鹿児島には「なんちゃって王将」しかないんだよなぁ・・・・・。
>>748 あれで狡猾なら平助のほうが酷いだろ。
死体を囮にした土方とは比べ物にならんが
>>750 別に平助が狡猾でない、などと
>>748には書いてないし、
土方が狡猾さがない、などとも書いてないがなw
土方のほうが狡猾に書いてるよな。
マンガとかではたいてい美化してるが。
けんかをやめて
大昔の話で誰も見てきた訳じゃない。司馬作品の読み方の相違だけの問題だ。
まあ伊東は司馬の長編の主役には出来ないよ。
土方の死に方は初志貫徹でかっこいいけど、
伊東の死に方は間抜け過ぎる。
伊東は司馬の小説での描かれ方だけだと、なんであそこでおめおめと出ていったのか
理解不能で単なる間抜けだし、それ以前の隊内運動も筒抜け(というより土方が怪しんでいる)
みたいな感じで精彩に欠ける面があるから。
でも別にこのスレで伊東の実質について論じる必要もないしね。
最後の一行は蛇足だねw
758 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 18:24:13
はいはい余談余談
アホか。こう書かないとじゃあ実際はどうだったのとかいう奴が出てくるかも知れんだろ?w
96 名前:名無しさん@├\├\廾□`/ 投稿日:2006/02/09(木) 20:31 ID:Om+2eMiw
>>91 落ち着けよ
日本が過去に輩出した過激派・テロリストはその殆どが極左だったぞ?w
お前はボケてるのか?
ちょっとお馬鹿なスレで見つけたんだが、日本史を勉強してない人は困るな。
こういう輩に司馬をよませてみたいと思うのであった。
>758
それ面白い。使うかも。
762 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 22:08:47
>>742 小説家として、文章や話の展開などの読みやすさは、吉川英治や竜門冬二の方が
面白いと感じる時があるが、人間の本質というか、この世の仕組みや人生の本質を、
冷静に見抜いて、それを小説に組み込んでいるところがすごいと思う。
彼は、人間を知りつくしている。
他の作家と、格が違うと思う。
語るのは別に構わないけど、
他の作家と比べるのはやめてくれないかな
でも他の歴史作家より明らかに頭が良いと感じる > 司馬遼
んなこたーない。
ただ作者の歴史に対する考え方を作中に直接に出してるからそう感じるだけ。
それだけのことかな
他の作家と比べるのは正直イロイロとアレな気が
わざとやってるのでは、と言う気がしないでもないけど。
どうせ比べるんだったら松本清張とかと比べろw
好きなアーティストやタレントなんかの話題でもそうだけど
贔屓の人を評価する際、他を引き合いに出したりましてや貶める手法は
見てて気分いいものじゃないな。うすっぺらいよ。
喧嘩か
「喧嘩早雲」好きだな〜。
774 :
無名草子さん:2006/02/10(金) 21:47:17
司馬遼太郎は、社会の仕組み、世の中の仕組み、人間の本質を冷めためでみつめて
いる。
司馬は、資本論で社会の仕組みや人間お本質を世に出した、マルクスと似ている
気がする。
この二人は、偉大な人間だ。
つーか世間一般で祭り上げられているものからは一歩引いて見てるよな。
冷徹な目で解剖するように分析してる。
逆に日常にあって、たれもが見過ごしているものに涙がこぼれるほどの
感動を見い出している。
776 :
無名草子さん:2006/02/11(土) 00:19:01
エアロビクスを習おうとして見学にいったと対談集で発言してるが・・・
マルクスごときと一緒にするな
それも司馬さんらしい。世間のはやりモノに対して鈍感ではない。
たぶんエアロビを冷静な口調で分析してくれるに違いないwwww。
「エアロビクスとは、どうやらリズミカルに行う自分流の
ラジオ体操であるらしい」とか言いそう。
マリオやってたんだろ?司馬タンかわいらしいじゃないか。
「信長の野望」やって感想が聞きたかった
明日は命日か…
菜の花飾ろうぜ。
ウラアアアア、タイショウ
って黙祷でもするか。
俺は明日「坂の上の雲」8巻を読もうと思ってる。
この日のために1〜7巻まで再読しておいた。
785 :
無名草子さん:2006/02/11(土) 11:05:56
>>778 日本人は何でもやりたがるという例で出してた。
ちなみに行った感想は「自分には無理」だけでした
腰痛に効くかもと思ったんじゃない
本屋の文庫本司馬本コーナー行ったが、
菜の花忌の表示はなかった。
巧妙が辻はやたら並んでるけどね。
>>788 本屋でそれ手にとって見たけど、あやうく読みふけるところだった。
790 :
無名草子さん:2006/02/11(土) 19:56:20
「巧妙」が「辻」になりますよ
と言う意味だと思われがちだが違うらしいぞ
>>790 そんなバカいねえよw
何が思われがちだ。お前だけ。
ちょっと前このスレで「意味がわからない」ってのは見たな
793 :
無名草子さん:2006/02/11(土) 22:45:37
菜の花、の筋肉質で色黒の坊主頭で、ふんどし姿の表紙はやめてもらいたいな。
本をぜんぜん読まなく、司馬遼太郎なんてしらない両親が、菜の花の表紙をみたら、
ホモ小説を読んでいると勘違いするんじゃないかと心配してしまう。
街道を行くを読み進んできたけど、司馬さん東京に全然興味ないね。書くのが面倒くさそうなのが伝わってくる。
実質100年ほどしか歴史がない街だから書くことがなかっただけかもしれないけど。
関西人の意地だろ。
表紙で本の中身を判断するようなバカに
どう思われようと気にすんな。
まあでもあのウホッ表紙は確かにいやだ。あれだけ浮いてるし。
今日昼の2時からフジテレビのザ・ノンフィクションで
「司馬遼太郎が小学生に託した日本」てのが有るらしい。
>>799 見るか・・・
きっと「21世紀に生きる君たちへ」の内容だろうな。
801 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 14:09:16
フジ見ろ
802 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 14:13:53
オリンピック見ろ
広島は高校バレー中継で見れぬガッデム!
関西もやってねー。
また菜の花忌だねー早いなあ
なんか馬鹿げたことが起こると
司馬さんはどう考えるのかなーと思うよ
でも正直、今みたいな基地街じみた世界を
見なくてよかったのかも
そういう無気力でアナーキーな人間を
司馬はいちばん嫌いそうだ。
807 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 14:51:19
今日は司馬御大の命日なので、弔い酒を飲みます
808 :
799:2006/02/12(日) 17:06:03
そうか菜の花忌企画みたいだな。>TV番組
録画しといたので後で見よう…。
見忘れた。
そっか、今日で没後十年かぁ…
早いもんだな
司馬さん、ありがとう。
812 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 22:01:37
司馬の本と中国古典、どちらが人生に役立つ内容かな。
>>794 嫌いなんじゃなくて引き上げてきた時の
イヤーナ思い出たくさんだから書きたくなかったんだろう。
本人は関東平野で街道の最終回を迎えたかったようだ。
まあ、それもかなわなかったが…
東京の取っ掛かりを神田界隈から書き始めたのは実に司馬らしい。
なんにせよ東京という街を書くには広すぎたと。
いや、司馬は文藝春秋だかで「街道をゆく」の締めくくりは関東にしたいって名言してたよ
明言ね。
ああTV忘れてた・・・
取りあえず司馬小説読みながら弔い酒するかね
テレビは、横目で見ていたが、見逃しても惜しくない内容だったと思う。
小学校で司馬をテキストに使った女の先生と、その生徒たち──いまは二十歳すぎている──の同窓会を取材。
なかなか生きるのはつらいけど、高々とした心を忘れないで生きていこうっていう結論。
まるでNHK教育の「しゃべり場」みたいな。ナレーターは本上まなみ。
司馬さんもかつて東京に出ようと考えたことはあったよ。
学生時代は早稲田のシナ文学科に入り直そうかと思ってたりしたし、作家になった後も、
一度東京にでようかと奥さんに語りかけたこともあった。
東京のもつ普遍性みたいなものには魅力があったんじゃないかな。
作家は東京に出ないと駄目みたいな常識には反発してたけど。
819 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 01:41:22
>>791 そんなことない。半分以上は分からないんじゃないか。
820 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 02:20:01
821 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 04:52:26
司馬遼太郎さんが亡くなって、12日でまる10年。
「故人となってもこれほど現役作家並みに読まれ続ける人はいない」(出版社編集者)という。
没後に初めて作品に接した若い読者も増え続け、「日本とは何か。日本人とは何か」を
追い求めた司馬さんが生きていたら、カネ万能とも映る現代をどうみるだろうかと指針を求める
思いも人気を支えているようだ。大阪府東大阪市の「司馬遼太郎記念館」に置かれた入館者ノートは、
開館5年で27冊にもなった。
司馬さんの自宅敷地にできた記念館には年間4万〜5万人が訪れている。
入館者に名前だけでも書き残してもらおうとA4判ノートとペンを置いたところ、
さまざまな思いがつづられるようになり、いつしか「対話ノート」と名づけられた。
没後新たにファンになって訪れる人も多く、中学2年の時に作品にふれたという21歳の男性は
「もう少し早くに生まれ、もう少し早くに司馬さんの本と出会っていたらという思いでいっぱいです」と書いた。
京都の大学に通う女性は「あと2日で20歳になります。『燃えよ剣』を読んだときの感動から京都へ
行く決心をしました。21世紀を生きる私は司馬先生の見られなかった今を少しでもよくなるよう
頑張りたいと思います」と決意を記した。
ソースネッ(ο・ェ・)b♪d(・ェ・ο)ネッ?
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20060211p201.htm http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1139747835/
読まれる事はいいんだけど
司馬小説を事実だと思ってしまう人がいるのがこまるw
司馬小説は真実・史実じゃないけれども事実になっていると思う。
小説しか読まない人のほうがずっと多いから、
司馬小説の内容が大衆認識になっちゃってるんですよw
この手のことは大河ドラマにも言えるけど。
>822
こまらんでしょ。それで世の中がどうなるってモンではない。
歴史学者がまるまる信じて、その結果として歴史が書き換えられ
るとも思えんし。創作は創作とわかって読んでる読者だって大勢
いるし、たぶんそういう判断力を要求される立場の人間は、たい
がいその程度の判断力は持っているだろう。
せいぜい市井のウンチクオヤジだかウンチク小僧だかがウソって
恥かく程度のハナシだ。よしんば「それは創作のハナシだ」って
なツッコミも入らず、飲み屋のオンナノコに「わ〜、すご〜い。
物知り〜」ってんでモテたからって、悪事ってほどのモンでもな
かろう。
思ってしまってそれを語る人がいるのが困るってだけだろ
妄想を自分の中に留めておけばいいが外に出したらうざいのと同じ
「司馬小説を事実だと思ってしまう人がいるのがこまる」とか
自分の中に留めておけばいいのに外に出すからホントにうざいね。
それだけ影響が大きいって事でいいんじゃない?
ところでこの人の最高傑作って何だと思う?
逆に言うと坂の上の雲からおかしくなったともいえる
ファンタジーやライトノベル好きの女友達に
「坂の上の雲」を貸したところ、以外に大好評。
日本軍の勝ち方はかなりファンタジックだそうで・・・・
二〇三高地ってイゼルローンみたいだねとか、
友達にも薦めまくるって言っていた。
でも物語の展開的には、正岡子規の妹と秋山弟は、
普通に恋に落ちるものと確信していたようで、
秋山弟が他の女とあっさり結婚し、
看病疲れした妹を見捨てた?ことには
「ありえない」と怒りまくっていた(W
こういうことからもおかしくなっていったのだろうか?
つか、司馬の最初の小説じゃない小説だから
>>833 そいつに城をとる話と大盗禅師も貸してやれ
感想を聞いてみたい
836 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 22:06:36
>>835 その2作の主役みたいな奴、現実に結構いる
>833
少女の客気愛すべしw
839 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 01:21:27
チハたんに乗った福田戦車隊が旅順要塞を攻略する話ですか?
>>833 でも、坂の上の雲がファンタジックってのは、わからないこともない。
そう言えるくらいのギリギリの戦だったんだから、考えるとおそろしい。
沖ノ島の少年や、Z旗が揚がった時の兵が
「ここで負ければ日本がほろびる」
と思って泣きまくるシーンがすごく好きだ。
あれ読んだ後、なぜ乃木希典さんがやたら神格化されてるのか
さっぱりわからなくなった。
>>830 ベタだけど燃えよ剣
821のスレでも最高傑作の話題があったが、見事なまでにバラバラ。
そもそも多いから。
846 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 18:17:54
「死戦の軍神福田定一最後の戦い」
>>846 あげるな低脳サル自演究極ウスラバカヤロウ!
>>842 あれは小説だからね。
かなり損な役割にされているが歪曲されている。
遺族筋から抗議があったらしくて
「やっぱり死後百年ぐらいたたないと、小説は書けませんなあ」と。
849 :
無名草子さん:2006/02/14(火) 23:57:12
>>833 明石元二郎の大諜報についてはなんて言ってた?
あの章好きなんだ
坂の上以降になるともはやどこまでがガチでどこまでが虚構なのか、
司馬の線引きが理解不能になってくるからなぁ、読んでる方も
遺族もなにも乃木家は断絶してるがな。
翔ぶが如くに回想かなんかで坂本竜馬出てきます?
名前が出る程度だったような
竜馬が行くのあとがきにもあった皇妃の夢の話ぐらいか。
↑坂の上の雲と間違えた。
中江兆民が竜馬にタバコを買いに行かされた話ぐらいかな。
回想(登場人物の)という形では出てこなかったと思います。
>>851 さまざまな所から文句言われたってなんかで書いてたな。
「殉死」か「坂の上の雲」か。
別に参考になるってもんもなかったからシカトしたと。
そういや「翔ぶが如く」だと桐野が郷士って事になってる訳だけど、
桐野は無学じゃないって反論が沢山来て「しかし郷士出身の桐野は無学だった」みたいに
結論づけてたのがあったが、あれは司馬はガチで勘違いしてたのか。
あくまで翔ぶが如くを読んだだけの印象だが、
西南戦争の戦ぶりじゃ無学を疑われてもしょうがないだろうって。
なアホな。
作中に書かれていた司馬に抗議の手紙を送った女性は、
桐野の書いた文が残っているから無学じゃないって言っていたな。
あの時代の識字率は字が書ける人間は無学じゃないって、
言えるぐらい低かったんだろうか。
竜馬は手紙を残しているけど、「竜馬は無学である」と誰ぞに言われてましたな。
まあ、あれも創作かもしれませんが、読み書きができることと「無学である」という
ことは別の問題のようです。
桐野の無学というと幣藩・尊藩だな
桐野は文盲って書いてたからそりゃ反論も来るだろう。
たしか日記残してたからな。
桐野が貧乏郷士で道場にも通えず自習して初等教育すらなかった、
ってのは司馬の創作部分なのか司馬の勘違いなのかよくわからんのよ。
実際史料読めばそうじゃないのはわかるから、小説での創作ですよって事なんだろうけど、
それだと手紙等で反論を書いてきた事について「しかし桐野は名前書ける程度のでしかなかった云々」
って書いてるから、司馬はガチでそう思ってたのかなと。
対談で創作である陸奥の「世界の海援隊」を普通に話してたりと、なんとなく本人もごっちゃになってたんかな?w
竜馬がゆくのお田鶴さまの子孫から、
うちの先祖はあんなにふしだらじゃないと
抗議されたと、どこかで読んだ覚えがある。
お田鶴さまは創作の人物のはずだが。
たしか竜馬が恋文を送った平井某の妹がモデル。
その人の子孫か?
『豊臣家の人々』の殺生関白の短編は基地外の心理描写がリアルで怖い。
>>867 「俺の創作なのになんで子孫が?」ってびっくりしたとかじゃないか、
と最初読んだときは思ってた
司馬みたいに数万冊も本読んで、
数十年も小説書いてる生活していると、
自分の頭の中の引き出しが、事実か妄想かわからなくなってくるんだろうな。
>>865 ‘陸奥の「世界の海援隊」’は否定する明快な根拠もないんじゃない
>>851 だから遺族つっても直系の遺族じゃねえよ
>>871 根拠もなにも陸奥そんな談話残してないし
873自己レス
いやちょっとまてよそれだと語弊があるな。談話自体はあるから。
要するに竜馬〜の、世界の海援隊のくだりが創作、ってのが正しいか。
ん〜、12日の司馬特番まぁいいんだけど、司馬遼が前妻と子供
ほとんど顧みてなかったってことを知ったらあの子らどう思うんだか…
人間一筋縄ではいかないって生きたサンプルになるかな。
その辺はどう捉えるかだよな・・・・
俺なんか前妻に金出してるだけ偉いと思うが。
またプチ歴史修正主義者のお出ましか。
どんな嘘でも言い続けててれば真実になるってかw
>872
遺族キターーー!
子供は祖父母が育ててたんでしょ
無論司馬さんは養育費は出してるし
別に人間なんだから離婚くらいするさ。
離婚結婚を4回くらい繰り返した作家もおるし。
プライベートなんて実際どうでもいいし。
これで「子育て云々」とか「女性には優しくしなければいけない」みたいな
作風だったら流石に?ってなるかもしれんが、
「女の腐ったような」とか「この世で一番嫌いなのは女のヒステリー」とか
わりとアンフェミな事書く人だからそれはそれでいいんじゃないw
世の中には浮気しまくり腐れ外道のくせに家族愛をテーマにした小説を書い(r
>880
賛同。
「坂の上の雲」の印象的なシーン。二○三高地の作戦でもめて、児玉が伊地知を怒鳴りつける。
「お前は、女か」
…自己中心的な視野しかもてないという意味で、児玉はそう言ったのであろう。
この一行の注釈が、初出時の司馬遼の女性読者への気配りを感じさせて、味わい深い。
いちいち史実と違うなど野暮な話だと私は思います
竜馬なら「世界の・・・」と言いそうだし言わせたら格好イイじゃないですか
函館戦争で歳三が単騎切り込みをし「新撰組副長」と名のったら痺れるじゃないですか
新選組なのか新撰組なのか・・・
司馬が史実と創作の違いがついてたのか否かって話をしてるんだが
史実と創作の「区別が」と言いたいんだろうな、たぶん。
「ひとびとの跫音」を少しずつ読み進んでいるけど、これって
「坂の上の雲」の裏話本みたいな性質があるね。今生きている
子規や秋山兄弟の親戚の人たちとの繋がりの中から、司馬さん
独特の嗅覚で当時の匂いをかごうとしている。
単なる人物伝として読むと捕らえそこないそう。
この人は些細なことにでも宇宙を見出すからなあ。
チハの車内にも小宇宙を
近江が好きな人だったね。
殺人事件が起こってしまったけど。
世の中には根っからの悪党というものがいる。
司馬さんはその手のタイプを描く場合、その滑稽さを描く傾向が多かったような気がする。
民主党の前原代表って翔ぶがに出てくる明治8年の時の人前原一誠と
何か関係ありますか?
ひ孫とか。
>>892 関係ないんじゃない?
ところでWIKIPEDIAの前原一誠の項で
>松陰は一誠のことを、「頭脳明晰な点では高杉、久坂より上かもしれないが、人格では二人に遠く及ばない小人である」と評している。
て書いてあるけど司馬作品で書かれてるのだと逆じゃなかったっけ
小人なんて評してたっけ?(実際でも)
「歳月」を読んでますけど、これって「翔ぶが」
の姉妹編みたいな作品ですな。
司馬さんが今生きてたら中国の反日騒動のことなんていうかね?
嫌中家になっちまうんでないかな?
国交正常化以前どころか、戦中の抗日運動まで見てるのに、今の
反日デモ程度じゃオドロカんだろう。
正論
ドラマ一豊は精悍すぎるな。
確かに千代と一豊どっちメインにしたいんかよくわからん所がある
あんだけ精悍に描くと内助の功なくても10万石くらいの大名にはなれそうだw
>>893 智あり勇ありとかベタ褒めだった気がする>前原
>899
加賀百万石んときのトミーと松みたいな戦国ホームドラマ路線なんじゃないの。
ドラマ辻は原作違う人と考えるべきだからね。
内助の功もなにも千代が関係する前から秀吉とベッタリだし。
ありゃ反戦ドラマですな。
戦闘シーンがいかにも暗い。
戦国物でなんで必ず架空の女性キャラをつくってたんだろうね。
初期のは読者サービスというか大衆小説だからじゃないかな。
後期になるとサービスですらなくなり、存在すらなかった事に。
千絵サァのことかーーーー!!!
正直、初老の島左近と妻のそういうシーンはいらないと思う
>>906 わかりやすく消えましたな。解説でも触れられてたし。
坂の上の雲でも正岡妹や真之嫁は空気だった。
映画では、軍事物で女がからんでくるのに名作なし、というけれど、
小説だとどうなのかw
>>907 同感だが、あの作品の場合、三成か家康のセクースシーン、
という訳にもいかんでしょ。準主役級だとやっぱ島になるかと。
本田なんて論外。島なら、猛将だから老いてなお盛ん、
というイメージがあってそういう風に描きやすいしな。
まあセクース自体いらんという論はおいといてw
そういや「関ヶ原」では家康を
「自分のふんどしも締められないほど肥満していた」
て書いてたけど、これも史実(?)に基づいた記述なのだろうか?
小説
でもそういうデブってかなり多いよな、歴史小説の登場人物で。
今川義元とかも桶狭間の際そういう記述よくあるきがする。
全部小説だからなのかな。
912 :
無名草子さん:2006/02/21(火) 14:06:39
>>899 いやいや、史実の山之内一豊は長宗我部の旧臣を
だまくらかして誘き出しジェノサイドするほどの豪の者。
意外と合っているんじゃないのか。
西郷、家康、日本史の二大デブ。
豊臣秀頼もデブ・・・つーかプロレスラー体形
WWEの大型レスラー並、つか花の慶次とかにガチで出れそうだけど、
あの記録ってホントかよ?w
歴史が好きである。
歴史の瞳が好き。春の銀河のように煌く史眼が。春の陽射しのような やさしい眼差しが好き。
歴史の髪が好き。草原に閃く遊牧民のような さらさらの髪が好き。
歴史の唇が好き。古人の想いをくれる せつない悲鳴を聴かせてくれる 唇が好き。
歴史の声が好き。教訓が心に染み込む 済みきった声が好き。
歴史の身体が好き。抱きしめると失われてしまいそうな 華奢な史料が。
薄くて でも内容の深い文献が。史料から伝わってくる 温もりが好き。
でも一番好きなのは日本人の心。脆くて傷つきやすい でもどこまでも純粋で美しい。
決して誰も責めたりはしない。全てを許す 優しさに満ちた魂が。
好きである。大好きである。日本史の全てが愛おしくてたまらない。。
歴史以外のものなんかもう何もいらない。ただ歴史だけが欲しいのである。
歴史上の人物と私 二人だけの永遠の夜が。なのに世界には余計なものばかりである。
我々の間にずうずうしく割って入ってくる、邪魔者ばかりだから。
だから余談である。以下は。
私たちは小説家。求め合えば求め合おうとするほど、触れ合おうとすればするほど傷つけあう。
切り結ぶこと、切り結ばれること、それが私たち、歴史小説の愛し方。
わかるやろ?。さあ、続きをしようや。もっと本当の歴史を刻み込んだる。
だから陳君も私に語ってくれ。君と談話させてくれ。な、。
語ろう陳君。命果てるまで。歴史談話を・・・
>914
デブと言えばハート様
918 :
無名草子さん:2006/02/22(水) 02:33:06
>>916 陰嚢フィラリアだな。
モノもデカくて遊郭では評判悪かったらしい。
ウサギの皮で作ったキャンタマ袋を愛用してたんだっけ?
ウドサァ可愛い
うっかり歴史に名を残すと大変な事になるな。
風俗嬢の評判まで後世に伝えられるなんて・・・
江戸以降なら結構残ってるぞ。
河合継之助が吉原のガイドブックを活用していたね。
古い話だが、明石家さんまが「子供みたいなセックル」と元交際相手に暴露されていた。
924 :
無名草子さん:2006/02/23(木) 00:56:19
「人は理では動かん。利(メリット)で動く。」というような台詞が
出てくる作品は「竜馬がゆく」であってますか?
なぜに題名が難解なのが多いんだろうか?
夏草の賦 世に棲む日々 十一番目の志士 歳月…はまだよんでないけど
少なくとも『十一番目の志士』は難解でも何でもないと思う
夏草の賦、だけはガチ。
乃木は確かティムポで障子を突き破ったんだっけか
軍神って割には俗なエピソードだな。司馬(じゃなかったかも知れんが)
のエッセイで幽霊屋敷のエピソードもあったし。
>>928 石原慎太郎も「太陽の季節」とごっちゃになってない?
も?
ゴメン
×も
○の
>>930 「殉死」にそのエピソードがある。
つか男根で障子突き破ったっつーのは江戸時代くらいからある
「老いてなお盛ん」の寓意だよ
乃木のエピソードと言えばこれだろ。
白昼、婦人と性交中のところを、知人に見られてしまい、
翌日、知人と会った際、「昨日は、乗馬中にて失礼!」と言ったそうな。
記念館の入場料高すぎじゃね?
>935
さすが大阪人? 東京から行くと交通費は往復3万円かかる。
500円なんてタダみたいなもんだよ。まだ行ってないけど。
別に行ってもしょうがない気もするが。大阪に行ったら寄ってみたいという程度。
膨大な蔵書を見物できますよ。
膨大な蔵書も手にとれなきゃあ、背表紙眺めるだけであまり楽しみがないな。
せめて、入館代とひきかえに司馬の蔵書リストを貰えるとかしてほしい。
保証金払うなりなんなりして実際に読めるようにした方がいいかもね。
学術的に見ても貴重な本も有りそうだし。
今日は菜の花忌か・・・
もしもし?
最近読んでない。ごめん。
943 :
無名草子さん:2006/02/25(土) 21:23:42
遼太郎って性交シーン書くの好きなの?
>>943 需要が無ければ避けてた気がする
個人的には無くても無問題
小説でも実生活でも、SEXは淡白な方が良いんですよ
みたいなこと言ってたらしい
龍馬は英雄ではなくグラバーの代理人だった
って説をTBSでやってたね
英雄グラバー
>>948 そうそれ。途中でフリーメイソンの解説が長くてだれて
しまったのが残念だが、なかなか興味深かった。
陰謀説好きな人にはおすすめだったのかも。
NHK大河、秀吉をみすぼらしく描きすぎる。
今日の舘ひろしは面白かったw
あんなのは秀吉じゃねぇ
秀吉役、早く鈴木宗男に交代させてよ
あの秀吉はただの卑屈な小物になっちゃってる。
もっと大胆不敵な部分も出して欲しい。
三谷義昭が一番合ってる気がしてくるぜ
足利義昭って評価低すぎないか。
まーあの大河に関しては最初からあんだけ一豊が秀吉にべったりで、
さらに二人に自由恋愛させといて内助の功も糞もねーだろと思うんだが、まあスレ違い。
>>956 南北朝の後醍醐天皇とかぶるのよね。
ただ義昭の場合後醍醐帝と違って治世の業績っつーもんが信長のおかげで皆無なんで、
実力が把握できないままに、乱世でフェードアウトしちゃった将軍ってイメージしかない。
乱世の将軍としては中途半端な奴が一番よくない、と光秀が言ってたね。
義輝みたく自ら兵法学んで自分の身は自分で守る、くらいの気概を持つか
もしくはただのお飾りとして政治に口を出さないかの二択だって。
そんな偉そうな事言ってたのかw
大いに発した。叫びを上げたいほどの開放感であった。
川路キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
汚ない話をするなw
963 :
無名草子さん:2006/03/01(水) 10:13:47
国盗り物語に出てた土岐頼芸の側室になった内親王って最後どうなったんだ?というか実在したの?
964 :
無名草子さん:2006/03/01(水) 11:17:51
昨日の永田議員の謝罪会見。
司馬先生の感想を聞いてみたいよなぁ。
生き返って欲しい。
あんなものわざわざ司馬に評価の手間をかけさせるほどの価値もない
966 :
無名草子さん:2006/03/01(水) 17:59:53
偉大な作家だ
前原誠司民主党代表って前原一誠の子孫だよな。
違うと思うが
仮にそうであったとしても、セールスポイントになるかどうかは微妙だな
血縁関係はともかくとして、印象としては似てる気もするな。
応用力のない優等生の風紀委員長ってカンジが。
萩の乱のあと前原一誠がボートで漂ってる場面は笑える
江藤も最期は似たようなことになるけど、印象はずいぶん違うな
坂の上の雲で乃木、伊地知をボロカスに書いた司馬だが、
彼は乃木将軍が関連の作品の映像化はすべて拒んでいたらしい。
映像作品にしてもまず間違いなく駄作になるから
それは司馬作品全般に言えることだと思うが
初期の語りと論評の少ない時代は上手にやれば面白いのもある
中後期は無理
果心居士の幻術みたいな短編をおもいっきり膨らましたほうが面白いドラマができるだろう