積ん読(つんどく)vier

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449無名草子さん
ニー男はご飯を食べます。もぐもぐと。もぐもぐと。水も飲みます。ごくごくと。ごくごくと。
ニー男は人間なのでご飯を食べたり水を飲んだりすると排泄をします。ぶりぶりと。じょろじょろと。

ニー男は毎日普通のご飯と普通のお水を飲んでいるので普通だったら健康な筈なのですが、生活が昼夜逆転だったり、自慰行為をし過ぎたり、だらだら遊蕩しているので少し不健康なのです。

ニー男の給仕の担当をしているおとおさんとおかあさんはニー男の将来に不安を抱えているのですが対処方が解らずに困惑している模様です。しかったら逆ギレして暴力をふるわれました。
しかし、おとおさんは毅然とした態度で対応しました。すると今度はいじけてしまいました。

おとおさんとおかあさんは情けないと思いました。だけどニー男が可愛いし可哀想だからその思いは伝えずに叱咤激励をしてあげました。ニー男は憮然としていました。

翌日、ニー男は部屋に篭って出てきません。おかあさんが声を掛けても返事がありません。
不安でいっぱいになったおかあさんは「入るよ」とドアノブを回し、様子を覗くとカーテンレールに荒縄をくくり付けてドキマギしているニー男を確認しました。

「ニー男ちゃん!あqwせdrftgyふじこlp」おかあさんは気が動顛して言葉にならない叫びを発しました。ニー男は声を出さずにすすり泣いていました。
おかあさんはこの出来事をおとさんに報告して相談しました。結果、私達ももう少しは働けてニー男を養ってあげれるから様子をみようか、それまでの間にニー男もどうにかなるさ。という結論になりました。

でも、不安は払拭出来ず、とても不安定だと思いました。だけど寛容するしかありませんでした。
当のニー男も焦燥感と行動が噛みあわず、ただ、ただ、もがいていました。

どうすればいいのでしょうか。どうすればいいのでしょうか。
わからない。わからない。
そして今日も一日が過ぎてしまいました。