用心棒〜シリーズ読んだけど面白かった。
小話がうまいというか、大筋のストーリーの中で起伏に富んだ
日常描写が面白いね。
3で主人公が自分より剣技が優れると言っていた牧与之助と、
いつか対決するんだろうなと楽しみにしてたから、4の最後は
ちょっと拍子抜けした。
細谷との別れも情薄い気がした。
ただ左知との結末は安堵させられた。
平四郎2話目終わったがこれは良作かもしれんね。
役者も脚本も原作の雰囲気を壊さずに良い味出してる。
惜しむべくは中村さんの微妙な殺陣・・・演技はいいのに
よろずやは良作の予感。
うん、確かに悪くない。
このレベルで作ってもらえるなら、文句なんか言っちゃいけないんだろうな。
でも・・・無いものねだりかもしれないけど、ちょっと物足りないんだよなあ。
平四郎ってもっと・・・なんつーか、ぽじてぃぶなカンジでしょ。
ドラマはなんだかひ弱っちいカンジがするんだよね。好青年すぎるような。
そのへんがなんだかもったいないなーと。
自分も良い作りだし、楽しく見ているんだけど、小説読んでいる途中なので大変。(「子攫い」まで読了)
来週は「女難」かと思っていたら「道楽息子」らしいので、頑張って読み進めないと。
一度NHK版は見ているけど、だいぶ忘れているし、映像で見てから読むよりは、読んでから楽しみたいので。
>>936 うん、原作の平四郎はもっと陽気でやんちゃな感じ。
仕事ぶりも大胆というか大雑把なとこがある。
落ち込んでもすぐ立ち直る。
ドラマの平四郎は見た目も中身もお坊ちゃんで、
ちょっと頼りなげだけど好青年。
でもこういう平四郎もいいかなと思うよ。
よろずや平四郎は漫画化しても面白そうな気がするな。
藤沢周平というと
「地方の下級武士」「つましい暮らし」「ささやかな幸せ」
なんてイメージが定着しつつあるような気がするので、
平四郎みたいな作品があることももっと知られてほしいと思う。
>藤沢周平というと
>「地方の下級武士」「つましい暮らし」「ささやかな幸せ」
>なんてイメージが定着しつつあるような気がするので、
いやあんた。おや失礼、
>>938氏。
それは気のせいなんかじゃないですぞ。
あたしゃ危機感覚えてますわい。
このスレの人ならわかってもらえると思うから書くけど、
今、藤沢周平をそーゆー目で見たがる人、そーゆー風にもって行きたがる人大杉。
藤沢作品は確かにそーゆーところありますが、そんなん、神格化したらアカン。
まあ自分で崇め奉る分には構わんけど、人にそれを押し付けたら絶対にアカン。
そんなこと、作者は絶対に喜びはせんです。しっとりと楽しめば、それでええんです。
940 :
無名草子さん:2007/04/29(日) 09:00:33
>>939氏の言われる通りですね。淡々と楽しむのが一番です。
おれは、最近の娘さんを前に押し出してる宣伝方針も好かん。
てか娘さん、もっと露出抑えて。
おめぇのもんじゃねぇんだよー、作家藤沢周平はー。
イメージ的には一昔前の織田祐二
快活でちょっとお茶目で
色はもっと白いほうがいいけど
二話の録画を今見たけど、敵持ちの浪人と内縁の妻は私のイメージしてた通りだったな
さてさてGWですが、予定が無いので私はのんびり近頃発刊された藤沢周平未公開集でものんびりよんで過ごそうかな…
平四郎役に一番似合ってるのは、青江又八郎役の頃の村上弘明な希ガス
秘太刀馬の骨の珍説って何?
946 :
無名草子さん:2007/04/30(月) 16:23:38
地元の人間ですが、御本人はきっと、記念館なんて凄く嫌だろうと思う。でも、娘さんが大乗り気なんだなあ…。
山桜が映画化てマジ?
>>946 そんなエッセイありましたね。娘さんじゃなく、元の教え子が記念碑をうんぬんの話しで。
よろずや平四郎の「娘ごころ」に感動してしまった。
盛り上がり所の話ではないんだけど、
こういうささいな話が、鳥居一派との激しい斬り合いとの対比で心に染みる。
煮豆どんぶり一杯で話を請ける平四郎の心意気がまた良い。
すっかりTVドラマから離れていたので今ごろ知ったよ……
次は四日かー。見逃さないようにしなきゃ。
>>949 おとし見たかったなあ。
951 :
949:2007/05/02(水) 23:45:41
>>950 小説の感想です。
紛らわしくて申し訳ない。
今やっているドラマでは割愛の模様
>>951 ありゃ。
こちらこそ、早とちり申し訳なかった。
954 :
無名草子さん:2007/05/03(木) 21:52:44
先日某作家の故郷にぶらりと足を伸ばしてきたのですが、
「蝉しぐれ」のオープンセットに行ったところ、なんと「山桜」のロケをやっていました!!
ロケという事で中は見れませんでしたが、今から映画の完成が待ち遠しいです。
ぶらりw
>>941 そうかしら?
死後に出版された評論、関連書籍のほとんどを
私も、皆と同じく買って読んできたけれど、
娘さんの2冊ほど心動かされた本はなかったよ。
素人同然の文章で書かれたあの2冊には、
確かに、藤沢周平のもうひとつの側面がある。
そして、それはとても好ましいものだった。
死後10年経った今だからこそ、
家族から見た藤沢のさまざまなエピソードを、
作品とは距離を置いて、同時に、作品と引き比べながら
楽しむことができるのだと思う。
古くからの藤沢ファンにこそ、読んでほしい本ですよ。
記念館は、娘さんが乗り気、というより、
大病を患って老いつつある未亡人を慮って、
動いているのだと思う。そのぐらいはいいんじゃない?
あのご遺族ならば、藤沢さんや作品を貶めるような
ことはないだろう、ということも思うのだ。
957 :
無名草子さん:2007/05/06(日) 19:38:28
娘が父を理解していなかった事が本当に残念です。
読者へ与えてくれたものが全て
娘にこんな事を望んではいなかった。
いいえ、決してして欲しくわないこと何故と思います。
徐々に痕跡を消して
藤沢周平の弟さんの書いた本の内容がスルーされちゃってるのもねぇ。
959 :
ふとんの池田:2007/05/07(月) 22:59:27
庄内は昔から貧乏人が多い所だなだ。
他所の百姓はみな自民党支持だんども、
この辺りは左がかったインテリ百姓も少なぐねぇっていうもんだっけ。
留治先生の思想の背景にはこのへんの事情も関係してんであんめがのぅ。
>>938 監物が原作と比べると優しい兄貴の部分が多く出てるね。
原作の監物はほとんどおっかないだけな感じだが。平四郎から見ると。
女にゃあ、最後までハードボイルドはわからんってことよ。
だからドラマでそうした演出になる。ドラマとしては良くできてる。
でも、ああした弟をもった兄の背中まで盛り込めないという証明みたいなもんじゃないかなぁ。
962 :
無名草子さん:2007/05/11(金) 23:36:16
海坂藩の年表があったら教えてください・・・きになるきになる
作品ごとに違う海坂藩をつなげても無意味だと思うけどなあ
忠臣蔵や元禄大地震みたいな歴史的背景から一目で時代が判別できる作品もあれば
詳しい年代がハッキリしない作品も多いし。時間の読み方とかである程度は分けられるけど
委細になると結構難しい。
一番明治に近いのは……平四郎?
あれっ天保だよね、幕末の作品とかってなかったっけ??
回天の門とか
明治に一番近いのは白き瓶。
現代に一番近いのは早春。
のはず。
969 :
無名草子さん:2007/05/16(水) 08:06:03
キャストは悪くないな……
たしかに最近の藤沢周平ブーム仕掛けようとしてる動きがなんか嫌だね。
ブームで読むものではなく定番として残るものだと思うし。
以前、「よろず屋平四郎活人剣」が一番好きだ、と書いた者です。
テレビ東京の「よろず屋平四郎活人剣」、結構楽しんでいますよ。
原作を大事にしてくれています。今の山田洋次に撮られるより100倍マシです!
うん、正直中村さんの殺陣以外はすごくいい。
個人的には映像化された藤沢作品の中では最上位に近い
ほほう。
再放送して欲しいな。
975 :
無名草子さん:2007/05/29(火) 21:41:23
生前に、大きな賞も与えずにいて、なんでいまさら……
>>975 ご存命で貰えたとしても辞退してたと思う
明石がちょっと貧相な気がする。
ふてぶてしい感じはすごくいいんだけどw
978 :
無名草子さん:2007/06/13(水) 08:37:37
個人的には
腕に覚えあり以来の納得できる仕上がりだ
ここで感動しなさい!的な押し付けがましさがなくていいね
丁寧かつ淡々としてる
それこそ藤沢文学の醍醐味。
980 :
無名草子さん:2007/06/15(金) 09:36:51
おちえってツンデレ?
また藤沢周平(というか小菅留治)関連本がでるんだねぇ。うーん……