三沢さん以上の作家っているの?

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1無名草子さん
船出」「理想主義者」の著者、三沢さんについて語りましょう
2無名草子さん:2005/08/11(木) 23:47:16
プオタはどこにでも現れるな
3無名草子さん
三沢さんの「理想主義者」は、「信用できない語り手」を設定して
紡がれたメタ・フィクションである。
おそらく、H.ジェイムズの影響を受けたのだろう。
「理想主義者」のなかの「私」は、プロレスラーであることから
読者は「私」=「作者の三沢光晴」と錯覚させられるが、
「私」は現実の三沢光晴とは似て非なるものである。
このような文学的技法を知らないプロレスファンは同書を読んで、
「三沢さんは電波である」
「三沢さんはビッグマウスのはったり野郎だ」
と完全に曲解したのは当然といえる。
三沢さんの「理想主義者」は、プロレスファンよりも読書子に向けて
書かれた文学作品であり、現代文学の金字塔といえる作品である。