2 :
無名草子さん:2005/03/21(月) 08:14:14
「峠」の河井継之助の台詞。
4 :
無名草子さん:2005/03/21(月) 09:07:01
>>3 うわああ、そうか。最近読んだのに忘れていた!
やあ
6 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 11:27:16
あげ
7 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 16:32:07
とりあえず「花神」読み始めた
落ちるかね
うん、落ちる
前スレで教えてもらったアメリカ素描よかったよ
10 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 20:49:10
>>10 そうねえ・・・
司馬さんの他の紀行モノと似た感触だけど
特に秀逸な気がする
題材がアメリカだから(かな?)街道シリーズには無い部分もあるよ
過去の人(歴史人物)や旅であった人の描き方もちょっとほろりとくる
さわやかな語り口で、読後はアメリカが好きになる
とりあえず「坂の上の雲」の話は引き続き禁止な
とりあえず「坂の上の雲」の話は引き続き禁止なw
「ひとびとの跫音」の話はOK?
15 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 06:58:20
「司馬遼太郎が考えたこと」文庫になったんで1巻買ってみたんだが
あまり面白くなくて少しがっかりした。やはりエッセイは肌に合わんな。
俺はエッセイがおもしろくてしょうがない
坂の上の不毛議論も嫌だが
話題が少しでるだけで妙に過剰に拒否反応おこすやつもいやだ
前スレの最後のほうとか
なんか日本語がおかしいな
坂の上だけ別スレにしたらいいのだ
ここでは「坂の上」の話題は前スレに続き禁止で。
21 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 18:06:32
>>20 了解!
では「坂の上の雲」以外で「殉死」という小説があるのだが、それなら
OKということだな。
>>21 ああどうぞどうぞ
好きに「乃木は無能か否か」とかで荒らしたらよろしい
信親が早死にしなかったら
長宗我部家が後継者問題でゴタゴタにならず
よく統率されて中央の情勢にいち早く反応して
江戸時代まで残ったりしたのかな
関ヶ原で結局東軍に合流できずに結果は同じと見た
>>22 過剰に反応するからからかわれるんだよ、ほっとけw
>>23 少なくとも家督でゴタゴタする事はなかったろうね
信親が小説のように本当に優秀だったかはさておいて、
長男いんのに末っ子を後がまになんて普通しないだろうから
>>24 なんか普通に西軍について普通に戦いそうだな
んでそれが原因で西軍が勝ったりしてw
実際後5千の本気の軍が西軍側にいたら日和見小早川がどう動いてたか
26 :
無名草子さん:2005/03/23(水) 22:48:48
ていうかうんこ
嫌ならNGワードにでも登録するか読み飛ばせよ。
司馬って毛利関係なんか書いてる?
>>28 世に棲む日日?
今仙石秀久が主人公の漫画あるよね
>>29 あ、ごめん、それと花神以外で。
毛利っていうか、毛利元就。
31 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 00:32:42
>>28 その漫画の仙石と夏草の賦の仙石との格差が・・・・・・
夏草の賦を読むかぎりでは対島津戦の作戦はひどすぎるけど
実際どうなんだろうね
「夏草の賦」
読んでると、一両具足で四国統一したところまでは面白い。
ただ四国統一してからは織豊と外交攻勢で妥協を図るという道を選ばなかったね。
それがボクトツと言えば言える気もするし人間としてはむしろ美点なんだろうけど
小説にするには難しい気がする。紆余曲折がないから。
34 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 06:04:10
NHKディレクター「(略)坂の上の雲に関しては原作にはない恋愛シーンなんかも追加して、
老若男女みんなが楽しめる一大エンタテインメントに仕上げだいと思ってます。」
35 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 06:49:35
>老若男女みんなが楽しめる
これが大河の鉄則だからな。
36 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 07:23:47
ていうかうんこ
37 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 07:24:26
ていうかうんこ
>老若男女みんなが楽しめる一大エンタテインメント
「老若男女みんなが楽しめる」作品では、「俺が楽しめない」のだが。
んで、ドラマ版坂の上の雲は来年?再来年?
なんか情報が未だにあやふやな気が
てか無理だろ。映像化しなくてよし!
「原作 司馬遼太郎」
と言いたいだけちゃうんかと
乃木役がマツケンなら許す
松平容保を書いた短編ってなんだったけかな。
あれは最後ちょっとグッときた。
44 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 15:29:43
ていうかうんこ
>>32 あの作戦は史実。エッセイだったか、他の作品で仙石に触れたのがあったね
「仙石程度の香具師がよくまあ大名になれたもんだ」ってな書き出しから始まるやつ。
>>33 結局中央から遠くて疎かったから立ち回りが駄目駄目で、
当時の先進国だった阿波の三好の上手い立ち回りと好対照で面白かったといえば面白かった
戦雲もそうだけど主人公結構駄目駄目系だね
>>34 「恋愛」・・・ですか。オワタなw
>>39 2007年放映を目指して鋭意製作中
>>43「王城の護衛者」だっけ?
あれ読むと慶喜嫌いになるよなw
九州戦の秀吉の人事もワケわからんよな
必ず、屠る。
>>33 北方謙三が得意そうなジャンルだな。
揉みに揉む、寄って立つ
これがキーワードだ!
司馬さんのセリフってさ、何か血が騒ぐみたいな名せりふが多いけど、
実際それを人が言うのを聞いてみると、ものすごく寒くなっちゃうんだよね。
しかも、そのセリフを言うやつがどうしょうもない奴ばっかでさ、
俺は会社の朝礼で、上司が
>>1みたいなことを言っているのを聞いて、
逆の意味で鳥肌が立ったよ。
小説の台詞なんてどれもそんなもんでしょ。司馬に限らず。
あと
>>49の場合は上司に対する個人的な感情もあるだろうしw
51 :
長州ファンA:2005/03/24(木) 22:25:47
週刊「街道を行く」の10巻(長州路)今日買いました。
当代ナンバーワン(?)売れっ子学者の斎藤孝が「世に棲む日日」
褒めてて、うれしかった。
52 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 22:42:09
ていうかうんこ
>>46 軍事的に圧倒的だったし、ひょっとして武将の10人や20人くらい死んでもらった方が都合が
いいなんて思ったかも。
恋愛だからオワタ・・っておまえらもずいぶん頭が固いな。まるで日本陸軍・・w
おれは好古と多美のれん愛みてみたいけどねえ
たぶん真之と律の恋愛シーンはあると思う
>>54 「恋愛だから」ヲワタではないと思われ。
司馬作品でそんなこと言ってたら読むもの限定されてしまう。
「今時のガキがこさえる脚本だから」
57 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 07:51:56
ていうかうんこ
秋山兄弟ハンサムだから、役者の人選むずかしそう。
本人のほうがかっこいいとか言われそうで。
60 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 12:56:54
司馬さんも小説らしくも少し恋愛ネタも入れてくれれば良かったのにな。
廣瀬中佐とロシア女性の恋物語のあたりもうちょっと読みたかった。
「ロシアにおける広瀬武夫」は読んだか?わりと面白かったよ。
>>61 「ロシアについて」だったかな?
今手元にないので本のタイトル知ってたらきぼん
もし大河で陸戦やるとしたら人間関係のドロドロあって嫌だね。
司馬さん海軍は比較的マンセーな感じだけど陸軍はボロクソ傾向あるね。
やっぱり戦車部隊にいたときのトラウマなんだろうね。
方向音痴が祟って司馬さんの分隊(?)満州で道に迷ったり、訓練で標的間違えて
ぶん殴られたとか。
笑い話(?)として書こうとはされてるんだけどね。
毒吐いたりしてるよね。
なんでロシア人は西欧人に劣等感を持ってるんですか?
そういえば池正スレで司馬を長文で貶してた奴がいたけど、
このスレとしては、ああいう人情ものみたいなのはどうなん?
>>63 坂の上の雲によるとあの当時、ロシアは少し文化的に遅れていたらしい
ことがその劣等感に繋がってるみたいなこと書いてた。
>>64 このスレとしてはと言われてもスレは複数の人で成り立ってるわけで
>>64 漏れは悪くないと思う。
ただ司馬の文章とはちょっと違うので読み辛さは感じる。
慣れの問題だけど。
場面場面の表現力はいいと思う。
エッセイは激しく好かんけど。
68 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 17:34:48
>>64 池波とか藤沢とかだって、悪くないと思うよ。嫌いではない。
ただし、司馬を読むときに求めるものとはかなり違う。
逆に、池波風を求めて司馬を読んじゃうというのも大間違い。
美食なんか出てこんしな。
>>64 俺は池波も好きだし司馬も好き。
つか、その文章読んでないんでなんとも・・
池波は読んでて腹減るねw
>>65 ヨーロッパ人じゃないからだよ、人種的にも歴史的にも
まあ飯の描写に関しては対照的でさーね>池波と司馬
72 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 22:29:08
池波さんは新国劇で脚本を書いていただけあって、読んでい
て絵がすぐ浮かんでくる。行間に絵のある文章と言われてい
たのを記憶している。
司馬さんは新聞記者だけあって、客観的な描写が多い気が
する。その重厚感といい、読後の満腹感は大したもの。
73 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 23:06:49
ていうかうんこ
74 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 06:26:06
義経。
白河の関目指してる。
司馬さんの本のリストをまとめてるページない?
自分が全体のうちどれだけ読んだかしりたいんよ
できれば作品まとめてでなく一冊ごと(第何巻とか)だといいんだけど、
そういうページがみっかんない・・・
しってたらおしえてくれ
76 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 07:28:25
78 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 10:15:38
ていうかうんこ
(^ω^;)
もし司馬遼太郎が今生きていたら
今の日本をどう思うんだろう
昔とかわらないでしょうね。
弥九朗が好きだと言った菜々と今までどおり接する元親。
信長が殺されたときに信長がお可哀そうと言った菜々。
どっちも理解できません。
83 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 14:06:29
ていうかうんこ
84 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 16:16:36
那須の与市との出会い。
後のことを思うと感慨深い。
すまんが、うんこ厨は「うんこ板」かなんか立てて
逝ってくれんか。
「この国のかたち」の6巻に載ってた、
鳴門秘帖を音読したら楽しかったっていうアレに基づいて、
今吉川英治の剣難女難読んでる。
確かに読むための文で、目で追っていくとつまんないね。
けど頭の中で声を出しているイメージで読めばGJ!
新スレ乙
ところで今日から始まったNスペの「明治」シリーズの
話題は無しかよ
俺は面白く見たけどな・・・
88 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 22:48:59
ていうかうんこ
89 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 22:51:25
テレビあんまり見ないんでね。
活字中毒者ばっかなのか?
91 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 01:50:02
ていうかうんこ
92 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 02:42:35
ていうか真之
孫氏も龍馬ファンか。何歳くらいの時に読んだのだろうか。
あらしはNGワードしとけばいいんじゃない?
それでもダメなら運営出動願い
95 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 06:45:55
起業家、革命児ということで、経営者に竜馬ファンは多いだろうね。
96 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 08:50:42
ていうかうんこ
97 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 12:02:01
翔ぶが如く
と竜馬がゆくはどちらもおもろい?
あと司馬でこれは読んどくべきだろってのあげてくれ
坂雲と梟はよみますた
>97
俺は竜馬。
読んでおくべきねえ・・・ 花神と関ヶ原かな。
>93
堀江は「孫は竜馬で途中で倒れる、私は伊藤博文」と言っている。
>>97 俺も関ヶ原を勧めとく
あとは功名が辻、純粋に面白いし、来年は大河ドラマにもなるしな
100 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 13:06:27
ていうかうんこ
>>97 定番を上げると、
燃えよ剣、新選組血風録、峠、関ヶ原、風神の門、国盗り物語、尻喰らえ孫市。
>>98 ホリエモンが伊藤かよ?w
うーん、
あえて幕末の(司馬作品での)人物でたとえると、
どっちかっつーと後藤象二郎だと思う>堀江
なるほど
穴だらけの大風呂敷か
あんま詳しくは知らんが、印象的には家康か山県かなあ。
模倣王。
数百人が「チャチャチャ・・・・」
今でもやるのか?w
ていうか右近
>>101 新撰組ものだと
壬生狂言の夜、新撰組血風録、燃えよ剣の順に書かれたんだよな。
微妙な違いを探しながら読むのも面白いかも。
109 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 15:22:24
花神の読みやすさにびっくり
>>108 小説らしさ
壬生狂言>>新選組血風>>燃えよけん
面白さはどれもそれなりにあるけどね。
>>102 堀江は饅頭屋だろうと・・・どっかの板に書いてあった。
112 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 19:58:56
海援隊で金着服して腹切った人だっけ?
饅頭屋は一応向学心からああいう事やったんだし、
貧乏ながら苦学してエリートに、って感じだからちと違うな
ってホリエの話もうやめよーぜ
いまに長州=ライブドア 薩摩=ソフトバンク 幕府と旗本八万騎=フジ&ニッポン放送
みたいな事言い始めるアホが出てきそうだ
ってアホを見つけた訳だが。
115 :
長州ファンA:2005/03/27(日) 23:49:06
「世に棲む」再読始めました。
「若殿様は、おなごはおきらいであられますそうな」
「たれがそう申した」
「みな。電柱では」
そういっているという・
「きらいではない。おれはな」
夢中でしゃべっている。
「照れくさいのだ、女が。気恥ずかしさが先にたって、結局は馬の方がよい」
「まあ、お馬を」
小雪はなにか勘違いしたらしい。
>>115 再読っておもしろい?
読むうちに頭の中で先のことを次々思い出して全く楽しめないんだけど、、
俺は今まで再読したことがない。
俺って特異なんだろうか?
118 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 00:12:09
>>117 初読で全てを、完璧に理解し、暗記してしまうんだろうね。
一般的に貴方のような人を天才と呼びます。
>>117 筋はわかってても、概ね忘れてるから楽しめるけど。
俺は漫画ですら三読、四読する。
登場人物や作品世界に魅力を感じる小説は再読したくなるな。
司馬作品だと「峠」とか。
121 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 01:49:55
ていうかうんこ
>>118 ははぁ、、俺が幾ら魯鈍な人間でも愚弄されてるのはわかるぞw
>>119 漫画は読むね
読むって言うか絵を楽しむ
>>120 なるほど、、
ありがとう、俺が異質なのはよく分かった、、
俺は図書館で借りて読んでたから、再読はしない。
気に入った文や気になった所の抜書きを時々やってたが、
再読するときはもう少しきちんとやろうと思う。
本を買わないのは部屋が賃貸で狭くなるし引越しが大変という事情。
再読用に自分で買うなら、一冊目は「箱根の坂」かな。
再読っていうか、司馬の場合初見だと色々な意味で「?」ってなる事が結構ある
特に長編
125 :
97:2005/03/28(月) 03:04:27
情報ありがと
結局司馬のはおもしろくないのはないのかな
>>125 おもしろいがな(´・ω・`)
ちょっと冗長すぎるのも混じってるけどw
127 :
97:2005/03/28(月) 04:00:20
長いよね 坂雲はおもしろいからなんとか読んだけど
128 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 04:59:12
ていうかうんこ
俺は読んでから何年かたって再読したら楽しめた
大筋のストーリーは頭に浮かぶのだが
登場人物の言葉や行動に対する感じ方が昔と違ってたのが面白かった
130 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 07:18:28
ていうかうんこ
131 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 07:19:14
ていうかうんこ
132 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 07:30:45
後の展開がわかっているからこそ面白い場合もあるよな。
「そうか、俺は特異な人間なのだな」
>>117はほくそえんだ。
この男の心理としては、どんな形であれ自分が特殊であるという、ただそれだけを示せればよかったのである。
ただその一事が、この男の子供っぽい自尊心を十分に満足させていた。
峠読了。
あとがきや解説も含めて面白かった。
功名が辻おもしろいな
大河化よりもアニメ化したほうがよさそうなのに
136 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 12:47:00
>133
司馬風味
137 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 14:59:01
ていうかうんこ
つか何度かドラマ化されてるがいまいちだった>功名が辻
一番最近(つっても結構前だが)のは檀ふみがやったやつだっけ?
どっちにしてもブラックな部分(エロシーン含めて)消すんだったら原作の映像化なんてすんなと言いたい
139 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 16:55:05
禁止されてるらしいけど・・・坂の上の雲って面白い?
ちなみに小説ほとんど読んだことないです
何でそういう風に取るかね、、
偏屈親父が多いスレですね。
>>139 殆ど小説読んだ事無いの?
俺は面白いと思うけど、自己責任で買って読んでくれw
141 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 17:33:17
ていうかうんこ
>>139 あーうーんーえーとーをーえーあー
やっぱり2、3司馬作品読んでからの方が・・・
143 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 00:01:19
当時、ほとんど本読まない人間で
歴史も関心なかった俺が初めて読んだ司馬の作品が
坂の上の雲だったけど、読みやすいし面白くて一気に読んでしまった
ただ、一発目にとぶが如くは避けた方が良いだろうな
今年の5月は日本海海戦100周年だから
坂の上の雲再読しようと思ってる
同じこと考えてる人多いかな?
144 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 00:29:04
ていうかうんこ
145 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 00:41:37
小説ほとんど読んだことなかったけど坂の上の雲はおもろかったよ
ただ日本史の基本的知識もないやつって理解できるのかねえ
まあ基本的知識なんてあってないようなもんだが
つか写説 坂の上の雲ってのみたけど秋山兄弟と東郷はかっこいいな
>>143 100周年に合わせる訳ではないが、そろそろ再読しようかなと思ってる。
1回しか読んでないから、細部は完璧に忘れてるし。
広瀬と明石だけ妙に記憶に残ってる。
147 :
ラスプーチン:2005/03/29(火) 01:21:40
司馬め!真の支配者たるワシを無視するとはなにごとじゃ
GWに児島の日露戦争再読のつもり
司馬でなくてすまぬ
149 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 03:56:16
やれやれ
好きにしてくれ
151 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 10:37:52
坂の上の雲の話題は解禁
もともと禁止なんてされてないだろw
153 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 15:32:43
やれやれ
書籍板じゃ進みの早いスレだけあって変なのにくっつかれてますな。
>>146 俺は秋山弟が無銭旅行するのが印象に残ってる
155 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 17:24:07
やれやれ
>>151 >>152 坂上のうんちくとか、議論、キャストとか、
そういうのでスレが占領されるのが嫌なんだよ。
必ずムキになって反論する奴が出てきて、殺伐としだすから。
坂上面白いとか、好きとかいうレスならいいんじゃないの。
ほのぼのとしてて、ねぇ。
>>156 お前の感情って考慮してやるほど価値のあるものなのか?
春休みらしい展開ですね
159 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 18:54:20
2chでほのぼのとした状況を好む人間がいる。
2chで議論を好む人間がいる。
それで良いのだ。
な、禁止にすべきだろw
>>156 その間はみなきゃいいだけ
流れの速いスレじゃないんだし
162 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 22:47:06
やれやれ
163 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 23:35:52
禁止禁止言う奴がスレを荒らす原因なのさ
そしてこの俺のレスもな
164 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 01:41:56
愚痴言ってないでましな話題を出せばいい。
うんざりしている人間が複数人いるなら無理矢理にでも盛り上げて流れを変えられるだろ。
なにも西郷兄弟ほどの機知が必要でもないんだから。
165 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 03:09:29
現在、花神読んでます
今まで読んだ司馬さんの作品のなかで一番読みやすいかもしれん
面白い
166 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 07:00:05
167 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 09:10:48
やれやれ
蔵六はほんとにイネと出来てたのかな
170 :
156:2005/03/30(水) 12:50:44
松本良順が通行人の尻を吹き矢で狙撃する話最高
花神読ん出るときは豆腐が食いたくなってしょうがなかった
174 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 14:37:35
やれやれ
>>173 豆腐をまずそうに食う描写しかなかったあの小説で?w
ごちそうを食べさせるといって豆腐しか出さないのはどうかと思う
それが蔵六クオリティー
179 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 17:25:27
やれやれ
蔵六とか関係なく湯豆腐食いたい
181 :
165:2005/03/30(水) 18:55:12
現在文庫本の中間に入ったところです
一緒に暮らしてる祖父の部屋の本棚に
司馬さんの本がたくさん置いてあるのでラッキーでした
182 :
長州ファンA:2005/03/30(水) 19:05:41
山口県では、
「坂之上の雲」よりも「世に棲む日日」の方が
人気だという噂。
2ちゃんねるの厨房どもに担ぎ上げられて司馬さんこそいい面の皮であっただろう。
あー、でも花神での豆腐は結構うまそうだったよ。
他の著作と比べたらね。
185 :
無名草子さん:2005/03/30(水) 20:19:29
司馬のせいで日本史マニアになってしまった
>>184 基本的なスタンスが「こいつは豆腐しか食わん変わり者」って感じだからなぁあの作品では。
飯美味しそうに食べてるつったら「翔ぶが〜」くらいかな。
関ヶ原の前田利家とか。
殺されるつもりで赴いた先でご馳走だされたぐらいで和む利家には笑った。
ちょうど、今峠の河井が牛肉(ステーキ?)
食っているシーンを読んでいる。
ほんとにまずそうに食っているなw
せっかくうまい料理が目の前にあったのに・・・児玉ったらってのもw
花神は小説では特に食欲わかなかったけど、NHK大河では湯豆腐食いたくなった。
見たのは子供のころだったんだけど、中村梅之助の食い方がうまそうだった。
大河でイネが浅丘ルリ子というのはすごくはまっているような気がする。
今大河でやったら、まさかとは思うけど、ベッキーかも。
191 :
無名草子さん:2005/03/31(木) 01:56:45
やれやれ
192 :
無名草子さん:2005/03/31(木) 09:08:18
やれやれ
ただ、司馬の本とかで、
諭吉が物干し台に行くと、蔵六が晩酌をしていた。
鰹節の乗った豆腐に生姜を摺りこんだ醤油をかけた肴に、
思わず諭吉も
「ふむぅ…」
と唸った。
みたいになってたらそれはそれで不自然だと思う。
194 :
sage:2005/03/31(木) 12:20:43
「うんこ」のつぎは「やれやれ」か。すこしは賢くなったな。
構って欲しいのならこんな場末でなく、堀右衛門のとことかの無料出会い系で
高学歴、高収入、器量よしの嘘ついてばか女相手にしたり、
ネカマでヲタ弄んだ方がよっぽど面白いと思うけどね。
頭悪すぎて二、三行の文字しか書けないならどうしょうもねぇが。
書き込み時間を見ると明らかにニートか。
それであんたの行動心理は容易く知れるってもんだ。
どうだいカウンセラーか新興宗教でも紹介してやろうかい?
えらそーにいって書くとこ間違えちゃせわねーや。
>190
梅宮アンナとか
大河の「花神」は面白かったな
「翔ぶが如く」は、幕末維新映像ダイジェストという感でつまらなかったが
さて「坂の上の雲」はどうなるやら
秋山兄弟が高嶋兄弟の予感もする
>>196 坂の上は全編の7割以上が戦闘関係だったら許す
それ以外は許容できね
「花神」を書いて以来豆腐にこっている、とか「街道〜」で書いてたくせに、
豆腐を自分が食べる描写は全く無いのが司馬らしいっちゃー司馬らしい。
ひとびとの跫音書くとき秋山、正岡家の子孫たちと会ったのは梅田辺りの豆腐料理の店だった
記憶がある。
うろおぼえ
街道の2巻だか3巻だかで、杣料理?だっけ。
飯の描写に無頓着な司馬が、メニュー内容を詳しく書いてるのは珍しいとオモタ
気に入ったんだろうか
201 :
無名草子さん:2005/03/31(木) 15:54:46
やれやれ
ていうか左近
皇紀?
神武天皇元年(前660) のことだな。
一応西暦に足せば今年になるが、エイプリルフールと何の関係が……?
>>199 「キタの新地の料理屋」としか書いてなかった
208 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 23:00:50
やれやれ
209 :
無名草子さん:皇紀2665/04/02(土) 00:16:55
やれやれ
211 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 06:33:35
やれやれ
こんな人のいない板でなんで荒れてるんだ?
悪貨は良貨を駆逐するってことさ
>>212 人のいない板の中では人が多い方のスレだから
215 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 15:17:14
ならほど
八咫烏を読んだ。
俺は短編ではこれが一番好きだ。
歴史考証云々言うと萎えるが・・・・。
ネタ尽き大河がなぜ古代に手を出さないのか疑問な今日この頃。
話としてはかなり上物だよね>ヤタガラス
218 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 17:18:25
やっぱ萌え剣と血風録ですよ。
219 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 17:21:39
司馬はうちのばーちゃんに似てる
>>218 それと壬生狂言の夜な
新潮文庫「果心居士の幻術」はパフォーマンス高いよ。
八咫烏って短編?
どれに入ってるの?
>>221 >>220 できれば神武東征伝くらいは頭に入れておいたほうがいいかもな。
福永武彦「現代語訳古事記」が読みやすくリーズナブル。
223 :
221:2005/04/02(土) 19:01:58
>>222 221ですがありがとう。
1コ上に書いてあったのか orz
どうでもいいが「尻啖え孫市」の背中の御紋は八咫烏
>>216 非大河ではあるが、大和朝廷時代とかやったけど視聴率的にはコケた
226 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 21:12:24
花神での石鹸
227 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 23:18:45
やれやれ
頭って意外に重いものだな
231 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 00:58:22
やれやれ
「頭って意外に重いものだな」と忠三郎さんは言った
山田風太郎の忍法帖や魔界転生みたいな怪奇譚を司馬遼って書いてますか?
そっちの系統結構好きなんであったら読んでみたいんですが。
>>233 司馬遼太郎にそれを求める意味がよくわからない。
忍法帖だったら、山風とは大分違うと思うけど、
「梟の城」とか「風神の門」がある。
あ、後「十三番目の志士」もいいんじゃないの。
怪奇譚つーか、荒唐無稽な感じの小説だけど。
>>234 風の武士、最後の伊賀者あたりか
初期の作品に多い。
>>234-235 サンクス
風神の門、風の武士、最後の伊賀者は読んだ。
梟の城は映画は観たんだけど本は読んでないんで探してみます。
>>233 室町末期の混沌を題材にした「妖怪」も結構怪奇系ですね
「飛び加藤」に「果心居士の幻術」だろうな
↓司馬ヲタなら必見?
NHK映像ファイル・あの人に会いたい
「司馬遼太郎」
放送日時 4月3日(日)19:45〜19:55 NHK教育
240 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 17:17:10
やれやれ
なんだ、たったの十分だけか?
>>238 飛び加藤は上杉謙信と武田信玄の対比がわずかに書かれていている。
「飛び加藤」をどう扱ったかについて。
ヤタガラスって何に収録?
「果心居士の幻術」収録作品
果心居士の幻術
飛び加藤
壬生狂言の夜
八咫烏
朱盗
牛黄加持
246 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 23:14:30
やれやれ
247 :
無名草子さん:2005/04/04(月) 00:18:31
果心居士ってほんとにいたんだろうか?
>>247 この作品の着想を得たネタ元史料を見れば大体おのずから答えが出るのでは?。
作中に書いてるわ。
存在しない史料自体を作っちゃうのも司馬クオリティ
250 :
無名草子さん:2005/04/04(月) 09:38:12
やれやれ
果心居士みたいなのって中国史学のじゃメジャーだけど、
日本じゃあんまり例がないな。やっぱ仙人=大陸だから?
>>234 > あ、後「十三番目の志士」もいいんじゃないの。
.。o(…突っ込んだらいけないのかな、いけないんだろな、ドキドキ)
>>249 史料をたくさん漁るけど、信憑性は考えず、
ただ面白そうなものだけ拾って、できたのが「竜馬がゆく」。
>>252 俺も思った!
「十七番目の志士」、だよな。
254 :
無名草子さん:2005/04/04(月) 22:42:37
やれやれ
今翔ぶが〜の2巻読んでます。
大久保一蔵ってなんか今の民主党代表の人をイメージしちゃいますね。
功名での伊右衛門が
ラスト近くで急に人格豹変するけど
これは単に逝っちゃったと解せばいい?
千代にも全然従わなくなっちゃうし…
258 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 06:21:41
やれやれ
>>257 面白みの全くない人物って評価されてるとこ。
趣味は囲碁。でもそれも久光に取り入るためだけにやったとか。
岡田代表の評も他の民主党議員が笑顔で言ってた。
付き合ってみれば分るけど全く面白みのない男ですとか言ってたもん。
それが悪いとかじゃなくて。
面白みがないのは「翔ぶが如く」自体。
5巻程にしぼればきっともっと面白かっただろう。
「海洋地形学の物語」のようなものだ。
小金が入ったので、
坂の上か翔ぶが如くをどちらか全巻買おうと迷って、
結局翔ぶが如く買っちゃった。
あーあ。
>>259 大久保は久光の命令で淡々と勤皇派の殺害の直接指揮に当たったり
大久保が長官を務めた内務省は大久保在庁中は静まり返っていたとか
面白みがないというのは分かるが、ちょっと耐え難い重圧のようなものを感じるんだよね。
中江兆民の話を眼ぇ瞑って聞いて、寝てんじゃねえよと切れられたら、
そっち方が話し易いと思ったと大久保が言い返した話とかからその辺窺えるよな。
このエピソード司馬遼の明治物で頻繁に出てくるのはやっぱ強烈に印象に残ったからなのだろうか。
264 :
無名草子さん:2005/04/05(火) 23:54:42
氷山のような冷徹さ。
265 :
無名草子さん:2005/04/06(水) 00:30:44
やれやれ
俺も小金が入ったら、司馬遼太郎全集がほしい。
267 :
無名草子さん:2005/04/06(水) 00:44:40
印象に残ったというだけではなく、俯瞰の視点ではこういうエピソードを切り取ることが
性格を描くために必要不可欠なピースになるんじゃないかな。
それを度外視しても大久保という心に重厚な甲冑を纏っているため、
周囲に得体が知れないと写る人間のコンプレックスを垣間見せる唯一の場面だと思う。
>>267 同じこと思ったよ。
信念の為には手段を選ばない冷酷非情な人間、というイメージが、
「翔ぶが如く」でも「歳月」でも印象づけられてしまったんで、
「翔ぶが〜」の最後で、西郷を殺してしまった事に動揺しまくっていた
大久保に関して「はぁ?」としか最初は思えなかったけど、
>心に重厚な甲冑を纏っているため、
>周囲に得体が知れないと写る人間
こう考えると納得がいくんですよな。司馬はそう言いたかったのかな?と。
そう言い換えれば西郷も同じだよな。
無論実際の人物がどうあれ、な。
270 :
長州ファンA:2005/04/06(水) 21:29:37
結局
「世に棲む」>「翔ぶが如く」ということでよろしいか?
お風呂でおしっこして斬られる短編>>>>>>>>>>花神>>>>>>>>世に棲む日々>>>>>翔ぶが如く
玉出の滝か。
プロとはいえ、言われてすぐ出るところがすごい。
273 :
無名草子さん:2005/04/07(木) 15:18:21
ほしゅ
274 :
無名草子さん:2005/04/07(木) 22:29:39
花神は面白い
最後まで飽きさせないね
>>274 同感。適塾時代から彰義隊討伐まで、だれるところがなかった。
この本のおかげで「海江田」姓の人間はすべて嫌いになってしまった。
あまり話題に出ないが「ひとびとの跫音」ってどうよ?
>>276 全体としてみれば話にまとまりがなく、知人の話を思い出した順に書いている感じ。
部分的には好きだけど、今のところ読み返そうって気にはなってない。
え・・あれってそういうものではないと思うが<ひとびとの〜〜
司馬遼の作品の主人公としては珍しく普通の人である
正岡忠三郎さんなんだけど、京大卒なんだよな・・。
>>277 忠三郎氏の自宅って伊丹だったよね。
もうないんだろうけど。
旧宅周辺うろついたいる?。
一度うろついてみたい。
忠三郎氏が売り込んでいた丹波焼、最近灰皿買った。
>>279 デパートで鍋売ってる人が主人公ってスゴイな
282 :
無名草子さん:2005/04/09(土) 21:29:43
幕末もんはほとんど読んじゃったから、
そろそろ戦国ものいくかな〜
国盗り物語→太閤記→関が原ってのが基本だと思うんだけど、
間に挟んだりした方が良いと思われる作品ってありますか?
夏草の賦 とか
字があってたかな ?
尻喰らえ孫市を忘れちゃいかん。
長編作品を大まかな流れで行くと
箱根の坂 → 国盗り物語 → 新史太閤記 → 関が原 → 城塞
← 播磨灘物語 →
← 功名が辻 →
← 夏草の「貝武」 →
←風神の門→
※「貝武」の字は一文字に変換できなかった
賦←普通に出てきたけど・・・・なんて読んでたんだろ
と言いつつなんて読むか言わないあたり意地悪いな
俺も言わないけど
>>285 その中に覇王の家を入れるとしたら
太閤記と関ヶ原の間ぐらい?
というか、この作品って位置づけが難しいね。
夏草のぶ ←なぜか変換できない
賦
変換できたけど読み方と意味が分からない。
新装版に慣れてしまったので、「夏草のぶ ←なぜか変換できない」
は今のところ読めない。早く新装版にしておくれ
292 :
無名草子さん:2005/04/10(日) 00:48:19
ふ【賦】
1 詩や歌。「惜別の―」
2 「詩経」の六義(りくぎ)の一。
比喩(ひゆ)などを用いないで感じたことをありのままによむ詩の叙述法。
3 漢文の文体の一。対句を多用し、句末で韻をふむもの。「赤壁―」
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]
293 :
無名草子さん:2005/04/10(日) 12:48:42
しらんがな
文藝春秋社で企画されている短篇全集
毎月14日発売で単行本扱いのようなのだが・・・
うれしいような腹立たしいような・・・
文句を言いながら全巻購入してしまいそうな・・・
完結した翌年ごろに文庫版を発売しそうな気も・・・
絶対文庫化、しかも早期な予感プソプソ。
>>294 >完結した翌年ごろに文庫版を発売しそうな気も・・・
それはないでしょ。短編ばかりでも「全集」が文庫なるとは思えないし、
文庫化するにしても最低3年はあけないとダメじゃん。
だいいち、すぐに文庫化じゃもうからない。
短編全集何冊出るのかな?10冊ぐらいかねl。
「司馬遼太郎が考えたこと」ほど長くはならないように願いたいものだ。
>>297 冊数多くて、隔月での発行とかなら
全集の最終巻が出てすぐに、文庫での第一巻が出る可能性もあるよ。
私も全集が文庫化されるってのは、違和感あるけどね。
全集文庫自体は別に珍しくもなんともないし、どうだろ。
300だったら昼寝する
覇王の家(前半)→関ヶ原→城塞→覇王の家(後半)
家康三部作
全集に入ってる月報を一冊にまとめてほっすぅい…
ある運命について これいいね
304 :
無名草子さん:2005/04/10(日) 20:23:33
義経。大河の進行をいつのまにか抜いてた。
ネタバレ注意
義経は有名なエピソードのいくつかがいつでてくるかでてくるかと思って読んでると
でてこないまま終わってしまった(´・ω・`)
306 :
無名草子さん:2005/04/10(日) 22:15:50
別にいいよ。
司馬遼太郎という人 和田 宏
は面白かった。
>最近有望な新人はいませんか?
>「司馬遼太郎」という人がいますよ
309 :
無名草子さん:2005/04/11(月) 00:13:56
知らんがな
310 :
無名草子さん:2005/04/11(月) 17:01:02
司馬さんの義経は評判悪いような気がして避けてるんだけど、
実際どうなんでしょう?
世間一般のイメージを裏切られるのは別に構わないのだけれど、
読み物としてつまらないのですか?
読み物としてちょいと盛り上がりに欠けるかと
そんなにつまらなくもない
そんなにおもしろくもない
>>310 最初にホモセックスシーンがあるのと、
全編通して義経が空気よめない天然扱いなので、
義経に感情移入したい人には評判悪いかもね。
というかなんだかもう可哀想で見てられない。
>>310 今ままでの義経像
「悲劇の青年武将」というイメージを持たずに読めばおもしろいかも
小説としてはそんなに面白くない。司馬の話を聞いているとでも思えばかなり面白い。
司馬と小田実の対談集が出てるね。
小田は全く受け付けないので、手に取る気もしない。
話はかみ合ってるのかな?
319 :
無名草子さん:2005/04/11(月) 23:57:10
義経は面白いぞ。
>>318 小田は「なんでも見てやろう」の時は結構笑って読めたんだけどね。
朝までで初めて肉声を聞いて七言絶句。
321 :
無名草子さん:2005/04/12(火) 02:05:21
知らんがな
頼朝が義経を討ったのは義経がアホだから。頼朝に落ち度なし、義経に同情の余地なし。
判官贔屓の心情とは真っ向から対立してるんだよね。
それでも主人公が義経だから小説としてはちょと辛いものがある。
俺は義経に思い入れなんてないから楽しめそうだな
大河の義経は、、、スレ違いだな
324 :
無名草子さん:2005/04/12(火) 07:52:47
知らんがな
天才の暴走って感じだよね。
おもしろくないの一言ですませるような作品でもないとおもうが
もうちょっと上手く生きろよって思ってしまうところが人気のなさなのかな
あの時代は敵将含む将士(要するに純戦闘員)を何人倒してナンボ、
ってのが評価の対象だから、作戦があんまり評価されなかったからってのもある。
その点ではまあ悲劇の武将ではあるんだけども>義経タン
司馬のはタイトルが別に「源頼朝」でもいーじゃん。
タイトルセンスのある司馬にしちゃー、らしくないなって気はするな。
義経よりも梶原景時がおもろかった<司馬義経
328 :
無名草子さん:2005/04/12(火) 14:27:54
知らんがな
義経のことなんにも知らずに読んだが、いまいちでした。
他の司馬作品にすればよかったって少し後悔したよ。
いずれ全作品読むんだから、大河やってる今、義経読むことにも
若干の意味はあったんじゃないかと。
義経、平家滅ぼした瞬間出家して
頼朝の目の届く鎌倉の小さい寺に
引き篭もったら命助かったかな
>>331 頼朝自体、清盛に生かされて這い上がったのだから、もしもってことを考え恐れると思う。
しかも義経は稀代の戦上手ときているからなおさら。
仮に頼朝が助けても、鎌倉幕府のありようを見ると謀殺されることになったんじゃないのか。
義経のバカの子っぷりがかわいくて
結構好きだったけどな
334 :
310:2005/04/12(火) 22:10:07
みなさん様々な意見ありがとうございます
うーむ、やはり司馬作品にしてはあまり面白くないみたいですね
幕末ものは短編集以外ほとんど読んでしまった感があるので、
国盗り物語読んでみようかな
ところでスレ違いだと思うのでレスは結構ですが、
司馬作品を読んでて毎回、
大政奉還のところだけがよく理解できません
慶喜という人間の実体がはっきりしないせいかもしれませんが、
あの時点で政権を朝廷に返上するというのがどうも解せない
ということでいつか「最後の将軍」読んでみたいと思います
>ということでいつか「最後の将軍」読んでみたいと思います
それがいい。いつかといわずに早急に。薄いし。
「最後の将軍」読んだけど、いまだに大政奉還、及び慶喜が理解できない
俺の頭が悪いのか、司馬さんもよくわからなかったのか・・・
337 :
無名草子さん:2005/04/12(火) 23:38:27
知らんがな
>>336 そうかなぁ、俺はよく分かったけどな。
たとえば慶喜が将軍家直系だったら大政奉還のストーリーはもっと複雑だった気がする。
幕府の独裁君主である将軍って先入観が理解を阻害しているのでは?。
慶喜の出自を考えてみると少しすっきりしない?。
ニッポン放送の亀淵社長が、 『もう取締役 辞めます』 って言って ホリエモンが乗り込んでくるみたいなもんだろ?
340 :
無名草子さん:2005/04/13(水) 09:27:27
知らんがな
慶喜は人望の無い長嶋監督みたいなもんだと思ってください
優秀なのには違いないんだが他の人には理解できない自分の理論にのみ忠実
>>336 理解できるって訳じゃないけど、セットで「王城の護衛者」もどーぞ
343 :
無名草子さん:2005/04/13(水) 11:01:00
>>336 山岡荘八の『徳川慶喜』を読むと解るかもしれない。
ただし、右曲がり山岡荘八主観が強すぎて鵜呑みにするのは危険。
山岡荘八は右じゃなくて徳川マンセーなだけですよ
>>334 つーかこのスレのながれで
>やはり司馬作品にしてはあまり面白くないみたいですね
と言ってのけるのは読解力がないと思うのは俺だけ?
なんとかして家康をいい人に描こうと努力した作品って感じ>山岡家康
全26巻 これでもかこれでもかと、家康と家臣団との 裏の裏を読みあう心理描写が懐かしいな。
あー、確かに司馬の大政奉還はあっさりしすぎてて、
あまりにも味気ないよね。
はじめ呼んだ時はおいおいこれで奉還完了かよ!とか思ったけど、
今はこれでいいんじゃないのと思う。
349 :
無名草子さん:2005/04/13(水) 21:00:48
大政奉還は俺もよく分からんのですが、
最後の将軍はその辺よく説明してあるんでしょうか?
まー、本当のことは慶喜以外には分からんのかもしれんが、
そういっちゃねぇ・・・
350 :
無名草子さん:2005/04/13(水) 21:51:18
知らんがな
今、功名が辻読んでいるけど、おもしろいね。
他のに比べて文章が明るい気がする。
「ホホホ・・・・鬼婆あ」で笑ってしまった。
これを仲間がやるのかぁ・・・
近所のレンタルビデオ店で「花神(と「世に棲む日日」)」の総集編1巻借りてきたが、今のところ原作に忠実で面白い。
ちょっと前に借りてきた「翔ぐが如く」と大違いだ。
「最後の将軍」で慶喜が水戸史観の影響受けてるため、後世に天皇への反逆者としての
汚名を残したくないから大政奉還、という理屈だったと思うけど、でもでも
釈然としない。それなら慶喜、そう説明すりゃいいのに、と思ってしまう。
慶喜は
家康の再来と言われたほどの英傑だから
体制疲労をおこした幕府が新時代を開くことができないことはわかっている
佐幕派は人材不足と思っている(忠誠心問わず)
尊皇の家(水戸家)出身の貴人だから
大義名分に弱く、朝敵とされ自分の評価が汚されることに耐えられない
馬鹿な部下達には付き合えない
実力を以って強引に大義名分をを立てることは不実であり潔くない
どうせ公家達には実務能力がないから徳川家に妥協案をもってくる
と考えていた人でいいのかな
世に棲む日日の2巻で木戸をこき下ろすところで笑ったよw
356 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 02:02:50
知らんがな
358 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 08:39:06
知らんがな
知覧だな
益満休之助もな
まー確かに旗本八万騎は全然駄目
以前読んだなんかの資料じゃ、薩長軍と戦い、ってのが現実味を帯びてくると、
江戸の旗本達は、病気と称して寝込んでしまったり、
20歳や30歳そこそこなのに隠居して2、3歳の子供に家督を継がせ、
「当主幼弱につき戦争に参加できませーん」ってシカトこいたりしてたんだってな。
勝海舟も怒ってたが。そりゃ将軍もやる気なくすわw
でも現場レベルでは戦闘的な連中が沢山いた訳で、それを無視こいて夜逃げ同然に逃げるってのはどーもね。
なんか典型的な秀才タイプっているじゃん?
凡人には理解するには3ステップ必要なのに、1ステップ抜いていきなり2ステップで進もうとする人。
良くも悪くも慶喜って典型的なこのタイプだと思う。
363 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 14:48:07
司馬遼太郎記念館に行ったが、来てたのは俺以外老人ばかりでしたw
一人で逃げ出すのはどうかと思う
>>364 一人で逃げ出すならまだしも会津候とか老中とか引き連れて逃げてるし
逃げるが価値。
>>363 平日だとさすがに…
休日なら老若男女問わずいますよ
368 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 19:50:11
知らんがな
記念館って司馬さんの蔵書以外何があるん?
>352
同感である。
さらには、動く宇野重吉が見られることを重畳とすべきであった。
翔ぶが如くいまだ2巻途中ですが・・・。
伊藤博文こそが今の日本の一番の偉人かなとかおもた。
今まで竜馬最高とか思ってたけど。
維新を成立させた人々がヒーローのように思ってたけど、維新=革命
=破壊と考えるとそんなに凄いと思わなくなってしまいました。
破壊なんて物作りより簡単だと思うし。
それより破壊された後、整理し国を形づくってきた人達の方が偉いんじゃ
ないかと。
なんかそんな考え方も頭に生まれてきてます。
司馬さんの書くものって色々と考えさせらて楽しいですね。
>>336 司馬さん後になって慶喜観変わったって書いてたよ
主要な作品群の発表が大体60〜70年代で、
90年代半ば過ぎまで存命だった人だからね
作品を書いて以降色々見方が変わるのはデフォ。
>>373 〜が凄いって単純な比較論じゃなく、
破壊できるのも作れるのもそれ相応の才能が必要だけど、
作る人の後には作る人が必要な場合もあるけど、
破壊する人の後には破壊する人は必要ないからね。
377 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 02:19:48
知らんがな
竜馬と高杉は革命の半ば若くして死んだことが
歴史ロマン心をくすぐるんだろうな。
>363
「竜馬のシミ」の話は聞いた?
反応するのもアレだがw
知らんがなって流行ってるのかね?
顔文字付きで、他板でも結構見るんだが
>>378 まーね。維新後生きてたら評価がどーなってたか。
特に竜馬の場合は維新前の業績がやや不明瞭な人物だけに、
維新後の事歴のウェイトがでかかったと思う。
竜馬、ナントカ財閥の基礎作ったんじゃないかな
生きてたら
まぁどっちも凄いと思いますよ。
ガチガチに凝り固まった慣習や文化や制度を破壊するのも一筋縄では
行かないと思うし、その後国を建て直すのも大変だもの。
壊すもの作るもののレベルが凄すぎるから。(w
383 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 13:29:46
大久保が生きてたら
初代総理大臣になってたかな?
>>383 結果からする推測論だけど、大久保が生きていた場合、
多分議院内閣制樹立はもうちっと遅れたと思うんで、
(良かれ悪しかれ伊藤だったから大久保死後6年で議院内閣制こぎつけたと思う)
引退してたか、へたするとそれまでにやっぱり暗殺の対象になったか、どっちかかと。
385 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 13:44:57
>>382 壊すの見てる方がハデだもんなw
当事者はたまったもんじゃないが、
俺らは歴史の傍観者。
大久保、なろうと思えば我欲に満ちた独裁者になることも可能だったのに
無私無欲なんでそれなりに尊敬に値するかんfか
独裁者になる前に殺されたからともいえる
権力を良く知ってる男って書かれてた。
権力の座は神以上であるとともに一つ間違えば死刑台みたいなことも。
こんなに首相の座を勧められて嫌がったのは明治以降大久保だけみたい
なのとこ読んで3日で宇野首相のことが頭によぎりました。
3日で辞めた宇野首相のことです。
>>378 高杉って人は大好きだが、まさにあの時期死んで良かったと思おうよ。
あれ以上生きてたら・・・・ねぇ。
坂本は生きてたら実業界で岩崎をこき使ったんじゃない?。
政治家になったとしたら大隈なんて坂本にやや近い感じがする。
維新の時期というのは奇跡的に人物がその使命を終えるとサッと消えていったところかな。
その後の近代史も役目を終えたらみんなサッと消えていったならもう少しは維新後100年を誇れたかも。
・・・・なんか書いてて危険な香りがしてきた。
391 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 22:09:08
392 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 22:43:37
知らんがな
>>391 村田:中村梅之助
シーボルト・イネ:浅丘ルリ子
高杉:中村雅俊
他
394 :
無名草子さん:2005/04/16(土) 00:15:28
木曾義仲がかっこいい。
>>393 そうだ、遠山の金さんの中村梅之助だったな。
放映当時子供だったから、遠山の金さんの話は分かったが、
花神にはついていけなかったのを思いだした。
396 :
無名草子さん:2005/04/16(土) 01:33:58
ペルシャの幻術師ってどんな話?
オカルト
>>396 はるばるペルシャまで攻め込んできたモンゴルの王子様が地元の女ガキに惚れる
その王子あぼーん計画に加担したペルシャ側の幻術師と王子様と女ガキの話
オカルト風歴史短編。
短編全集買った?
高杉が生きて高官になったら、失政連発したり、アメリカ行って、
公金使って、ラスベガスで豪遊したりしそう。
>>400 その当時ラスベガスで遊ぶってバッファローか何かと?
高杉の場合西郷や板垣のように
雛人形になっておとなしくしたとは思えませんし。
最後は山口で反乱起こしたかもしれません。
その鎮圧に福岡、佐賀、広島あたりの士族が
活躍し、結果的に佐賀の乱は起こらなかったかも。
402 :
無名草子さん:2005/04/16(土) 17:48:00
>>393 レスどうもです。
ツタヤで探してみます。
高杉がアメリカ行ったらアレやって欲しかった。
「よ!大統領」
高杉は洋行したがってたから、まずは海外留学だろう。
どんな影響を受けて帰朝するかは想像がつかないけど。
でもDQNで毛利家恩顧の家臣である事を誇りにしていて、
薩摩・西郷を快く思っていない高杉が太政官でうまくやっていけるとは思えない。
結局、萩の乱の首謀者は前原一誠ではなく
高杉晋作だったという程度の最期のような気がする。
>>403 やっても別になんも問題ないじゃねーかw
>>404 だな。
まだ木戸だったからネチネチ文句言う程度ですんでたんだと思う。
個人的には高杉がもし長命した場合、評価がどうなったかっていうのは、
高杉本人よりむしろ山県の方に興味がある。
翔ぶが〜まだ2巻途中だけど桐野ってカコイイね。
これマンガとかにしたら桐野が主人公になるのかな?
読み進んでいけば分かるよ‥‥
>>406 3巻過ぎたら絶対考えが変わる
そのまま読み進めれ
今NHKでやってる外国人から見た明治の日本がとてもおもしろい。
日本の学生は何でも本から学ぼうとし、観察や実験をおろそかにする
410 :
無名草子さん:2005/04/16(土) 21:44:31
義仲の田舎者ぶりに笑っているところ。
>>409 俺も興味深く見てる
ってか今までの分、全部録画してる
支那とか半島の人達に見せつけたい気がした
412 :
無名草子さん:2005/04/16(土) 22:16:28
司馬さん出てるの?
414 :
無名草子さん:2005/04/16(土) 22:31:59
まじ?
見よう。
>>405 高杉が存命して更に長州閥の首領として君臨すれば、単なる優秀な軍政家で終わる。
暴走して萩で乱起したら結局同じ所に行き着く。
>>414 再放送
4月19日(火)午前0:15〜1:07(18日(月)深夜の放送です)
>>415 新政府内ではロクに働かず東京で飲み暮らすんじゃないかなぁ。
不満は有っても逆らわず遊びに韜晦するタイプかも?
たとえ山口にいたといても、反乱の首謀者へ祭り上げられる前に
さっさと遁走する様にも思える。
司馬さんの評価は天性の革命家と言うか騒動屋と言うか・・
日本史における幕末と言う、あの時期以外では使い道が無いくらいの天才
と言う記述も有りましたよね。
418 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 08:55:54
知らんがな
>>417 情勢が悪くなったらヒッキーこいて隠れて飲み遊びまわってたからなぁ
無論担ぎ上げられて、って事も無かったろうし、
案外政府の事が気に入らなかったらとっとと辞めて帰りそう。
でも、つーことは、結局どっちに転んでも不摂生で長生きはできなかっただろうって事か。
>日本史における幕末と言う、あの時期以外では使い道が無いくらいの天才
これは多分皮肉w
こんな事書くから司馬はアンチ長州とか言われるんだよな。別にいいけどw
そうか?最高の誉め言葉に聞こえるし、
司馬は高杉みたいな人物は大好きだと思うがな。
422 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 12:03:52
欠点であるがゆえに愛している場合ってあるよな。
何で桐野は司馬さんに愛されなかったの?
少しおかしいよ。
国家戦略に長けた面々と軍事戦略に長けた桐野と同一に比べて
やつは小物とかって貶めてるのは。
今読んでるところまでの感想でつ。
もし生きていたら 司馬さん、昨今の中国問題 どう思うのだらうか?
>>423 心配するな。
軍人としても西郷の過大評価に支えられてただけで実際は小隊長程度の器でしかない。
中村半次郎だった頃の印象が悪いんでは?
実際中村半次郎って、史実竜馬→司馬竜馬くらい、
実際と伝説化された人物像とのギャップがある人って言われてるけど、どーなんかね。
>>421 どうだろ?
司馬ってのは基本的にある程度欠陥があっても理と気を押し通すような人が好き
(三成贔屓でもわかるよーに)
高杉は人物的に好ましく思っていても「そばにおったらかなわんわ」って感じで、
要するに爆弾を爆発させるような天才、って評価だったんじゃねーかと思うんですが。
>>423 司馬さんには、桐野は『タクチーキのみを知ってストラトギーを知らざる者』の典型に見えたのだろう。
>>429 タクチーキ、ストラトギーってなんですか?
何語?哲学用語??
タクティクス=戦術、ストラテジー=戦略って感じですか?
432 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 14:43:28
「花神」で、大村益次郎が言っていたセリフだよ。
竜馬がゆくが受け付けなかった奴っている?
俺はなんだか五巻ぐらいで興味が薄れちゃった。
途中までは良かったんだけど。
434 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 15:15:36
俺は面白くてどんどん読めたな。
いろいろなエピソードが面白くてね。
竜馬は一気だったな。まぁ確かに前半から中盤あたりが一番面白かったけど。
>>433 あー、確かに後半は面白さがしぼんでいったよね。
別に読むのをやめる程盛り下がったとも思わないけど。
なんか後半はスケールが大きくなりすぎて、
その前の青春小説のテンションでまとめきれなくなっちゃった感じ。
437 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 17:30:47
>なんか後半はスケールが大きくなりすぎて、
>その前の青春小説のテンションでまとめきれなくなっちゃった感じ。
それは坂上でも言えるな。
>>437 竜馬はともかく、坂上と翔ぶがは、むしろ前半のヒューマンドラマから戦争描写になると
急に筆致が生き生きとしだした気がするんだけど気のせいかな?w(特に翔ぶが)
439 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 18:33:13
どっちが面白いかは意見の分かれるところだな。
俺は翔ぶは前半、坂は後半が面白かった。
440 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 19:08:32
今日の日中関係を、大久保だったらどう思い、行動するだろうか。
>>440 静養するふりして静観。
誰かに何とかしてくれと言われたら木戸さんがイイと推薦する。
442 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 19:32:06
そうか。
台湾問題で清に乗り込んでいったのときような行動力を期待したいんだが。
>>441の通り、大久保静観だろうね。国力が違う。
まだまだ臥薪嘗胆の時期だし。
西郷なら即戦争だろうが
444 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 23:39:36
国力が違うって、どっちがどうなの?
大久保は征台しているし、限定的な武力行使に躊躇しないと思うが。
どっちがって・・・中国の方が「軍事力」上でしょ
海軍力では日本が圧倒していますが。
448 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 23:52:35
とりあえずMDに自信が持てるまでは引きこもるさ
今の日本は民権が十分成長してるので、そんな国権発動的なことは
簡単には出来ないし、憲法で戦争放棄してるから静観が正解だと思う。
大久保が、政府の憲法解釈にとらわれるとも思えないんだけど。
必要なら平気で解釈を変更しそうだ。
上手いやり方は日本がメチャクチャ苛められてるように諸外国に見える
ように情報操作することだね。
久光の権力を使って薩摩藩を倒幕に向かわせたぐらいの器量を持つ
大久保だし。
452 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 00:03:38
今はそんな権限持てる立場はないよな。
453 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 10:31:22
なんか微妙にスレ違いっぽいけど、確かに現状大久保だったらどう対処するか興味あるねぇ、
征台のときの外交手腕を知ってるだけに。ただ大久保は小泉のようなおぼっちゃんでもなければ
感傷主義者でもない骨の髄からの合理主義者だから、そもそも靖国参拝して無用に叩きの口実
を与えることはしないかも知れないな。
むしろ大久保の真価が発揮されそうなのは尖閣諸島や韓国との竹島における領界問題かな。
征台時の北京談判のような驚異的粘り腰とやや強引な論理性、優れた「見切り」を遺憾なく示して
くれそう。
つか人物論はスレ違いだよやっぱw
ほどほどにしと毛
ゴビの匈奴ってどの短編集に収録されてるの?
>>455 ガイシュツの文春文庫「ペルシャの幻術師」
457 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 15:42:25
あげ
ヒント
大久保:士籍剥奪の上梟首
高杉:おれぁ逃げるぜ
つかそもそも靖国神社(の前身である東京招魂社)をつくった蔵ろ…じゃなくて
大村益次郎はどう考えるかね。
あと「痛快だから」という理由だけで竹島に殴りこみをかけた
某財閥初代総帥I崎Y太郎氏とか
司馬ってエロいようで微妙に淡白のような気が、
柴田錬三郎の眠狂四郎読んでたら、してきた。
>>460 司馬さんの作品にエロい描写なんかあるの?
初期短篇、国盗物語、梟の城、項羽と劉邦・・・
それっぽい場面はあるがあまりエロくないかも
463 :
無名草子さん:2005/04/18(月) 23:53:49
たしかに読んでて勃起したことないな。
このスレ読んでると、結構司馬でハァハァしてる人いるみたいだけど。
>>460 このシトは司馬さんの作品のどこに”エロいようで”って感じてるのか
知りたくなった。
語ってもらいたい。
あれでエロだと思うならよほど想像力が逞しいとおもわれ。
着物の下に下着など付けていなかった時代
日本でも暖かい地方においては
男女間の事故も多かったと思われる ハァハァ *´∀`
468 :
長州ファンA:2005/04/19(火) 04:07:54
「最後の将軍」今読んでる。
慶喜悪くないね。
熱いね。
竜馬がゆく
風神の門
功名が辻
エロシーンいぱーい(゚∀゚)
470 :
無名草子さん:2005/04/19(火) 07:59:46
昔は覗きやっても罰せられないんだよな。
坊さんのセンズリは、エロじゃなくて、オカルトか?
互応家事
エロっつーよりなまめかしいんだよ。
あえぎ声とかの描写もないし。
474 :
460:2005/04/19(火) 18:05:51
まず国鳥。
おまあが道三にいれられて、宙に浮いた感覚を味わうトコは
ポイント(エロさの)が高いと思う。
また、おまーが浪人(だっけ?)に誘拐され、輪姦される場面でも、
普通の奴なら直前で道三が助けに来るトコを、
司馬タンは寸止めせずに書いた。(普通しない)
と、後はごおうかじ。説明はしないけど。
他は割りと淡白かな。
(「功名が辻」は読んだ事がない)
兜率天の巡礼を読んだ
出来はどうかわからないが、司馬作品としては
かなり新鮮な感じがした
476 :
無名草子さん:2005/04/19(火) 19:29:16
最後の将軍読んでるけど、
慶喜についていけない
>>475 近代説話の頃だよね。かなり古い。
ところで、近代説話の同人に、堤義明っているんだけど、
同姓同名の別人?
清二のほうだろ
「以下、無用のことながら」読んでます。
これが司馬デビューなんですが、いいのかな?
読んでみて
自分の好みに合えば別に問題なし
司馬作品なら全てが好き、という方ばかりおられないと思う
長編は好きだけど短編は嫌いとか(逆とか)
小説はいいが、エッセイとか対談の類は全てダメとか
この作品だけ受け付けないとか
ある作品だけ好み、あとは自分にとっては駄作ばかりとか
個人の好みは色々でしょうから
481 :
無名草子さん:2005/04/20(水) 21:09:20
最後の将軍面白かった
短いからだれることなく読めた
司馬さんの小説って文庫本一冊で完結ってのが結構少ないよね
483 :
長州ファンA:2005/04/20(水) 22:17:16
>481
俺は今、大政奉還のシーン。
数時間も慶喜がしゃべったってのには、驚いた。
さっぱり終わったと思ってた。
慶喜熱いな。
長州びいきの俺も感服。
484 :
無名草子さん:2005/04/20(水) 23:31:18
でも慶喜もちょっと甘ちゃんなところがあったんだろうな
いや、西郷と大久保、岩倉らが徹底していたということか
485 :
無名草子さん:2005/04/21(木) 00:06:24
しかし、イメージが緻密だよな。
作中に(何を言いやがる)が出てくると
キタッ!って思ってしまう…
488 :
無名草子さん:2005/04/21(木) 13:07:26
土方かっこよすぎだな・・
489 :
無名草子さん:2005/04/21(木) 18:20:37
街道をゆくの何巻か忘れたけど、司馬氏が泊まった所が温泉宿で、
展望風呂になってんだけど、温泉街なのと、多分階数が低い?んで、
下の道路から丸見えで、観光客がじろじろ見てて、
「でも当方は男だから、残念ながら観光資源とはなりえない」
とか大まじめに書いててワラタ記憶がある。
国盗り物語のロリコン
>481
俄
歳月
北斗の人
妖怪
大盗禅師
覇王の家
すみません、質問です。
司馬初心者はどこから手をつけるのがお勧めですか?
自分は「坂の上の雲」か新撰組ものあたりと行こうかと思っているのですが・・・。
登竜門としては 『果心居士の幻術』 収録の 『牛黄加持』 からだろ?
特に食事中に読むことを勧めよう
マジレスするなら、普通に「龍馬がゆく」とか「燃えよ剣」とか。
>492
過去に書き込んだ気もしますが
初心者がいきなり「坂の上の雲」はキツイと思う
最近、新装版として出版されなおしている各社の文庫(短篇)とか
「国盗物語」などの戦国ものとか
幕末もの(龍馬がゆく)とか・・・がいいと思う
伝奇性が高い忍者ものとか幻の名作扱いになっている作品などは・・・
はじめは避けたほうが無難かも
エッセイとか紀行文とかは自分の感覚にあうかどうか判断が難しいところ
>>492 上でも言われているが初心者に「坂の上の雲」はお勧めしない。
もっとも俺はそれが最初の司馬遼作品だったが。
俺としては「関ヶ原」を勧めとく
499 :
492:2005/04/21(木) 21:35:47
レスありがとうございます。
やっぱり有名な戦国か幕末ものから入ったほうが良いのですね。
単純に明治時代や日露戦争に興味があったので「坂の上の雲」を、と
思ってしまいました。
500GET記念
若い人なら、龍馬がゆくをなるべく早く読むことを
自分の後悔とともに勧めます
そうでないなら、覇王の家あたりで老獪な家康に
共感とか希望を抱くのではないでしょうか。
>>497 ま、俺が毎月のように行って
カウント増やしてるんだがなw
坂の上の雲もかなり面白いので司馬遼太郎に慣れたら
絶対おすすめ
司馬未読の人に、坂の上を貸したら面白いと言ってた。
興味ある時代(人物)から読んだ方が良いと思う。
竜馬を受けつけない人もいるみたいだし。
>>499 最初に幕末物を適当に読んで最後の閉めに「坂の上の雲」を
読むといろいろ感慨深い。
俺は、坂の上の雲が最後に読んだ司馬小説だ。
司馬ファンの父が、「面白かったけど、読むの凄く疲れた」なんて言ってたので
そのうち読もうと思っていたら、結局最後に読む羽目になった。
今度は5年後ぐらい休暇を取って読みたい。
506 :
長州ファンA:2005/04/21(木) 23:16:59
>492
「坂の上」は俺も2巻の途中で挫折した。
(またチャレンジしたい)
最近の流行は、やっぱり新選組の「燃えよ剣」もしくは「義経」だろう。
ただ、長州びいきの俺としては、
松陰・晋作ものの「世に棲む日日」を薦めたい。
507 :
492:2005/04/21(木) 23:37:46
またまたレスありがとうございます。
司馬作品の中で最初に興味を惹いたのは「坂の上の雲」だったものの、
あの長さに「挫折してしまうかも・・・」と躊躇しておりました。
時代としては戦国も幕末も好きなのですが、まずは
>>504さんお勧めの幕末→坂の上の流れに挑戦してみます。
508 :
無名草子さん:2005/04/21(木) 23:48:03
司馬さんは坂の上の雲が初めてだったけど、18ん時に1ヶ月くらいで読んだな。
「雨の坂」を読み終えた時に1分間くらい全身がゾクゾクして、涙ぐんだのを今でも覚えてる。
509 :
無名草子さん:2005/04/21(木) 23:51:42
「世に棲む日日」を読んだら、「花神」もセットで読むこと。
「歳月」を読んだら、「翔ぶが如く」もセットで読むこと。
「坂の上の雲」を読んだら、「殉死」と「ひとびとの跫音」もセットで読むこと。
ところで、今日古本で買ってはじめて気がついたんだが
「故郷忘(ぼう)じがたく候」なのね。「故郷忘れじがたく候」だとずっと思ってた。
>セットで読むこと。
ってのはさすがに余計なお世話なんじゃね?w
512 :
無名草子さん:2005/04/22(金) 07:40:28
気の向くままでいいよ。
坂の上は3巻を乗り切ればおもしろい。
なぜ3巻で挫折しそうになったら『殉死』でも読んで乃木さんを勉強してみよう。
514 :
無名草子さん:2005/04/22(金) 10:53:21
「花神」って「カシン」って読むんだね、下巻の最後の方まで「ハナガミ」って読んでたよ
次は「コノクニノカタチ」でも読むか・・・
>>514 漏れは途中で挫折。
あんまりにも重複内容が多くて。
517 :
無名草子さん:2005/04/22(金) 14:40:01
>>515 さっき1巻買っちゃったよ!薄いし字もでかいから、侮ってたよ・・・
>>516 だって中国の花咲か爺さんなんて知らなかったんだもんよ
この国のかたちは、文春連載中は図書館でよく読んだな。
なつかしい。
俺も途中まで鼻紙って読んでた
花神って、余談とか抜いたら半分以下の量になる気がする
花神って→司馬遼太郎って
これが正解
司馬遼太郎が考えたこと読んでると
物語よりも自分の思考や薀蓄ばっか書いてしまって
これが小説と呼べるのか、と悩んでいたみたいね一応
だがそれがいい
何を言やがる
526 :
無名草子さん:2005/04/22(金) 23:57:41
義経、やっと下巻。
結局、あの余談があったからこその司馬小説だよな。
歴史小説でああいうことをやることによってよりその世界(時代)がリアルに浮かんでくる。
やっぱりなんだかんだで司馬人気の核はそこだと思う。
ただ、いわゆる司馬史観を歴史的事実、結果として捉えたがる読者さえいなければ、もっと評価されたのかもなぁ。
って、今でも十分過ぎるくらい評価されてるが。
>>527 歴史事実とかそういうのはおいといて、
司馬の語りが好きかどうか、に限られるとしたら、
大勢の人に支持を得てるってのは凄いとは思うな。
529 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 07:41:38
坂の上の雲はなんといっても7,8巻が圧巻だね。
もう一気に読ませるよあの日本海海戦は。
530 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 07:44:11
あ、ごめん。坂の上は禁止だったねここでは。
531 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 08:36:23
最初の30分で決まったんだよな。
>>530 別にかまわん
神経質な坊やが駄々こねて勝手に禁止って言っただけだ
>>526 司馬「義経」の覚日禅師は、NHKのとはだいぶ違う。
胡蝶の夢はどう?俺好きなんだが…
俺も胡蝶の夢好き。
でも伊之助の生き方は読んでるこっちがストレスたまる。
良順の話はすげー面白いんだけどね。
もう不茶苦茶
538 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 23:33:39
>>533 違って当然だと思う
ましてNKHだもの・・・
神木君がエライことにならなくて良かった
542 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 16:45:12
木曾義仲が死んでしまった。
すごいあっさりした描き方だったな。
543 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 17:06:41
歴史に興味がある人は最初に手を出さないほうがいいと思うが、司馬は。
上級者向けだからな、マジで。
544 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 17:18:52
そうかな?
歴史に特に興味はないけど最初に手をつけました
543の意図はわからないが、
少年野球でいえば、変な癖のついた投げ方を
最初に教えられるような気がしないでもない。
547 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 17:57:49
しかし教科書の歴史には全然興味持てなかったよ。
548 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 18:04:28
司馬遼太郎の小説はドラゴンボールより面白い。
ジャンプに連載させるべき。
俺も教科書の歴史はつまんなかったなー
特に世界史は記号の羅列って感じでわけわからなかった
図書館にあったマンガの日本史から歴史に興味を持って
それから小説に入っていったな。
550 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 18:10:49
不神経だって
551 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 18:20:44
授業の歴史は、
「覚えなきゃ」っていう強迫観念だけがあって、
興味を持つような余裕がなかったな。
今は試験もないし、ゆったりと浸れる。
単なる小説なのに、歴史を勉強したと勘違いする奴が
出やすいところが、司馬の上級者向けたる所以。
>>547-551みたいに。
553 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 18:53:40
>>552 >>547-551は「司馬で歴史を勉強した」なんて無いよう一切書いてないが。
無理矢理そんなふうにとろうとする
>>552の方がどうかと思う。
>>548を見てふと思ったんだが、
例えばジャンプやサンデーの中にポーンと一作、司馬のような長編小説を連載したらどうなるかな。
中高生くらいなら読むかもしれないな。
555 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 19:04:44
レスに対する批判であるかどうかはともかく、
司馬の小説を読んだだけで歴史を勉強したように錯覚する人に対して、
にがにがしく思っているということだろう。
>>552は。
これは司馬ベースにしているなって感じの劇画はあったよね。
作者の名前を言っていいのかどうか、わかんないけど。
557 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 19:21:23
日露戦争物語ってどうなの?
558 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 19:32:16
タルルートくんだな、歴史版の。
あの漫画、変な汁とばすのやめてほしい
>>543 上級者ってのはえらくレベル低いんですね。
>556
本宮だな。
ジャンプで歴史物だと隆慶一郎氏の一夢庵風流記「花の慶二」良かったね。
原哲夫の絵がとてもマッチしてた。
563 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 21:34:26
北斗の拳みたいだったな。
司馬小説で原哲夫の絵がマッチしそうなのは、尻喰らえ孫市だな。
功名が辻なら萌え絵でもいけそうだな
和月は燃えよ剣描きたがってるっぽい。
568 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 23:01:40
ケン月影とかいいな。
なんか久々にレンタル屋行ったら
「国盗り物語」のDVD出てたんだな
ダイジェスト版とはいえ、今度借りてみるべか
借りたらソッコー、コピるべか
そんときは別のソフト借りたんだが
「お客様、1月で会員期限切れてますが・・・」・・・ort
「国盗り物語」は名作、総集編でも必見
・・・らしいですよ
当方、DVDを購入しようと思いつつ金欠で未だ果たせず、ですが
571 :
長州ファンA:2005/04/24(日) 23:54:17
渋谷と三茶の蔦屋には
「徳川慶喜」総集編ビデオ置いてない。
どっかにあったら、教えてください。
>>570 総集編でも、というか本編残ってない・・・
しかし、所詮小説小説というが、「坂の上の雲」だけは歴史書の参考文献欄でよく見かけるねぇ。
それだけよく調査して書かれた作品ということなんだろうか。
>>573 精神的にとことん追い詰められるほど膨大な資料調査したっていろいろ書いたり語ったりしてるよ。
>>564 そうだな。
実写版は脚本、演出、キャスト共に期待薄だから是非漫画化をお願いしたい。
「俄」もやや劇画チック。
ただこちらは主演のキャストが当たってれば実写版も期待できる希ガス。
20年前の堺まさあきか10年前の竹中直人とか・・・。
>>575 『俄』はむかし、山城新吾だったかが明石家さんまを主人公に映画化しようとしたって話聞いたことある。
山城新吾じゃなかったかも知れないがさんまを主人公に擬していたのは確か。
上の日露戦争物語だけど、私は好きだ。
つかほとんど「漫画版坂の上の雲」だけど、それでも面白かった。得るものは多かった。
司馬遼好きなら、大丈夫だと思うがなー。
>>577 まだ読んだこと無いけど、正岡子規は出てるの?出てるなら読む。
真之主人公なんで出ないはずがない
坂の上にでない人物もでてくるよな
絵が好きじゃないが
>>576 「さんまのまんま」で明石家さんまと武田鉄矢が自分たちが
出演した映画の監督をメチャクチャ貶しながら、「俄」を映画化
したいと大盛り上がりで話してたのを覚えてる。
>>573 坂の上の雲は本人が認める通り小説の範囲を逸脱してっから。
第三者からの批判も評価も小説という範疇を逸脱するのも仕方ない。
だから話題出すと(色々な意味で)荒れるって言う香具師がいるんだと思われ。
何の知識もなく「新撰組血風録」を読みました。
とても面白く、新選組に興味を持ちいろいろサイトを回ってみたら、
この小説には架空の人物が混ざっているようなことが書かれていました。
この小説(司馬小説)はフィクションなのでしょうか?
小説はフィクションにきまってる。
峠は読み終わって数ヶ月してからじわじわいいなと思いはじめてきた
ところで村田蔵六最悪だね。おれこういうやつだいっ嫌い!
夏は暑いのがあたりまえですだ?現実にたまーにいるよね・・・あーあー
585 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 22:00:13
今週号の『AERA』「女性のための司馬遼太郎入門」。
先月かなんかも須田画伯の特集してたなぁ。なんかキャンペーン中なんやろか?
没後10年やったら来年やしなぁ。
586 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 23:54:12
女に司馬がわかるか!
>>578 出てくる。のぼさん、っつて。
ところで私、国(もしくは大きな目的)の為に自分を犠牲にする、ってシーンが好きなんですよ(右翼とかそんなんじゃなくて単純に)。
変な例だけど、翔ぶが如く、で西郷と岩倉が対談するシーンがあったんですよ。んで岩倉は西郷に対して言いにくい事を言わなくちゃならないんですけど、西郷の傍らには桐野がいて睨み利かせてる訳です。
だけど岩倉は、「国の為にならず」、って思って言うんですよ。こんなシーンが好きだ。
変な例ですけど、このテのシーンが好きな私は、日露戦争物語の陸奥宗光に軽く感動しました。
そういうメルヘンティックな愛国心とか、漢と書いて男っすよ魂、を持ってる人(司馬遼好きには多いのでは?)にはダイレクトに伝わってくる物がありましたね。日露戦争物語。
深夜の漫喫で、そう思いました。そして長い文章でした。
588 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 00:09:44
所詮シバリョーなんざ読む漫画。見てきたかのように書くわ、自分の曲がった歴史観を説くわで、
まあ子供が喜びそうな本しか書けない作家ですな。
大久保房男の言葉を借りれば、「隅から隅まで通俗」というやつか。
見て来たように書くってのはイカンの?
例えば誰の小説ならオトナが喜ぶのだ?>588
>>588 >自分の曲がった歴史観を説くわ
それを嗅ぎ分けながら楽しめる位のセンスは司馬を読むなら必要ということだよ。
俺も昔友達に
「所詮歴史小説なんか不完全な小説だろ。嘘書いてどうすんだ」
みたいな事言われたよ。結局馴染めない人間には馴染めないんだよな。
上の人は司馬遼を批判してるけど、大なり小なり歴史を題材とした小説は、みんな上の人の批判が当てはまるよ。
森鴎外、芥川龍之介とか全部アウトだね。
>>591 歴史小説批判する人の10人に9人までは小説と教科書の区別がつかない人だと思うよ。
あー、歴史小説っつーのは歴史を描いてる訳だから、
作者の歴史観とか主観とか入りまくりなのは当たり前。
それを不完全とかいう人は頼むからどっか言ってくれって感じ。
それが間違ってる事に対する突っ込みは全然おっけーだけど、
小説として不完全とか言われると流石にファンとしてもカチンとくるなあw
アンチはスルー汁
595 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 19:38:14
歴史上どうでもいい人のことを書くのは嘘八百でも構わないと思う。有名な人のことを
方言混じりで書いて人物像つくりあげて、それが日本を代表する小説のように
もてはやされるのは、何だかなあって思う。
空海のやつは話題にすらなんないの?
人気ないの?
読み始めちゃった
598 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 20:38:03
アンチ司馬も多くはその面白さは否定しないんだけどな。
上にあるように血風録を史実と違うんですか?
なんて聞く人がいる現実を鑑みるとねぇ。
司馬にノンフィクションはない。
司馬は南條みたいに史料を捏造してまでウソを書いたって手法ではなく
ストーリー作りの上で余計な史実は書かないという手法を使った。
600 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 22:06:48
601 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 22:11:57
まあ、結局「絵空事」なんだから、小説読んで、その主人公が実物でもそうだったなんて
勘違いするなってことだよな。
602 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 22:16:51
今、「戦雲の夢」を読んでいてもうすぐ終わりだが、
次に読むとしたら何がいい?盛親の父、元親の「夏草
の賦」かな。「関ヶ原」と「城塞」は読み終わってる。
もともと同志だった親子や主従が運命のいたずらで、
後に戦場でお互い敵になって戦うストーリー大好き。
603 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 22:37:45
じゃあ真田太平記だ。
史実は小説より奇なり、か
606 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 23:02:11
;
607 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 23:09:01
天がついちょる。
>>597亀レスだけど。俺は好きだよ、空海。二番目に好きだ。
あの司馬遼太郎特有のスケールでかさと、小説なんだか随筆なんだかはっきりしれ的な手法が好きだよ。
司馬さん、辞書なしで小説、エッセイ書いてたの?
信じられない・・・
> 司馬さん、辞書なしで小説、エッセイ書いてたの?
そうなの?
そうらしいね。俺はPHP文庫の「人間大学司馬遼太郎」とかいう怪しげな本を立ち読みした時、ちらっとその逸話を見た覚えがある。
>>601 そうだな。
ちなみに「箱根の坂」、これは史料調査もしっかりしていて、なおかつ従来の北条早雲像とは
異なる人物像を描き出した。
司馬の執筆後も研究は進んで「伊勢新九郎」という人物は京都から何百人となく地方に派遣された
ロビイストの一人だったという結論している研究もあるし現在の研究結果を参考にしつつ「箱根の坂」
が書かれたなら多少は内容が違ったかもしれない。
何より北条家の面白いところは、西国出身者によって東国に築かれた初めての長期安定勢力だったところ
だな。
>空海
司馬は人間としては空海より最澄が好きだと語っている。(手堀り日本史)
ただ最澄の場合純粋で一途でありすぎ小説の主人公には向かなかったとも・・・。
まあ確かに歴史考証の面では突っ込みどころが多々ある。
信長の鉄砲三段とか色々。
でもこの人のメイン作品は60〜70年代に集中してる訳で、
最近の研究結果他を下敷きにしちゃうと、重箱の隅をつつく結果になるからね。
あと、あからさまに史実を無視して書いてる部分もあるし、微妙。
小説はファクト(事実)を書くんじゃなくて
トゥルーを書くんだって何かの本で言ってたな
>>611 あ〜、それウチの大学の教授の本だ
俺は学部が違うから講義受けたことないが人気ないらしい
空海が好きな人がいてよかったです。
僕が読み終わったら感想など
話しあいましょう。
男3女3ぐらいでこじゃれた居酒屋で。
>>609 そうなの?
司馬さんが編集者か誰かから辞書を贈られた話で、
さすがに辞書ぐらいは持っているとか書いてた気がするが。
うろ覚えなので誰かフォロー頼む。
持ってるけど使わなかった、に一票
>>617 つーか彼辞書使わねーで小説書くよ、っていわれて、
え、辞書もってないの?っていう思考にはならないと思うが。
620 :
無名草子さん:2005/04/27(水) 23:11:26
言葉をいっぱい知ってるんだね。
621 :
617:2005/04/28(木) 06:31:24
『世界の中の日本』(中公文庫)のなかの「わが辞書遍歴」って項に、
直木賞受賞後の1作目を書くときに辞書を持っていないない話をしたら、
編集のかたに辞書を贈られたが、使ってみると便利なものだ、みたいな話がある。
梟の城は辞書なしで書いたらしい。
617はその項の冒頭のエピソードとごっちゃになってた。スマソ
そういう視点で梟の城読むと面白いな。
623 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 07:19:17
ひよどり越えの逆落とし
>>602 別にどれを読んでもいいけれど
講談社文庫「おれは権現」を読んでみては ?
その中の一編「信九郎物語」、たしか盛親の弟の話・・・だった気がする
「脇道にまぎれこんだ。話を、もとにもどす。しかし多少の未練がある。
あと少しつづける。」
今日読んだ本の、一番印象に残るフレーズ。
>>625 「項羽と劉邦」を高校の図書館で初読した時、
一直線に敵の方に進んでる項羽軍に対して、
咸陽を目指すといいつつあっち行ったりこっち行ったりしてる劉邦軍、
とか書いてるの読んで「まるであんた(司馬)の余談みたいだな」
って思ったのを思い出したw
627 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 20:44:24
余談余談っていちいち断らなくてもいいのに。
>>627 余談って言わないと新聞連載だから何の展開か意味不明になるから
630 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 21:53:06
たれ?
>>626 項羽と劉邦で、思い出したけど、
最後って、劉邦どんな顔したんだ?
遼太郎って○○といっていい。
って言うフレーズが好きな人だよな。
>脇道にまぎれこんだ。話を、もとにもどす。
>しかし多少の未練がある。 あと少しつづける。
チラシの裏にでも書(ry
>>631 (#・∀・#)ノシ ←項羽
(-_-;)←范増
( ゚ρ゚ )←劉邦
(・ε・)←韓信
(@∀@)←蕭何
( ´_ゝ`)←張良
||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||←韓信(良狗煮られたバージョン)
<`∀´メ>←黥布
(`・ω・´)←陳平
余談だが〜
たれ
○○の□□さというものは〜
これさえあれば、あなたも今日から司馬遼太郎。
>>635 余談だが
>>634のAAはたれがたれかわからないんである。
大体、AAの持つ神秘性、芸術性というものは、
時として本質を隠すものである。
みたいな?
物凄い違和感を感じる
638 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 21:33:24
>>635 自分は誰を「だれ」と言わず、「たれ」と発音してるぞ
一般的ではないのか(´・ω・`)
>>584 自分は「義経」の頼朝が嫌いだ。臆病なくせに欲深、冷酷なくせに獰猛という感じがした
まぁ、日本人の多くが源頼朝を嫌ってるんじゃないか
あれほど、判り易い「悪役」というのは尊氏以上だな
俺は頼朝のが可哀想と思った
640 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 21:40:40
両面から見られるように描いていていいと思ったな。
641 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 21:45:36
おまいら、頼朝に会った事あるのか?
642 :
無名草子さん:2005/04/30(土) 21:51:30
小説の中で。
ほどよくsageてね
>>638 >自分は誰を「だれ」と言わず、「たれ」と発音してるぞ
どこの生まれ?
>一般的ではないのか(´・ω・`)
周りにいるか?w
殉死、義経、ってホント異質な作品ですよねぇ。司馬遼太郎の、政治感覚、っていう見方が一番全面に出てていいね。
歴史小説に、政治、っていうテーマを最初に取り入れたのは司馬遼太郎だと思うんですけど、そこら辺どうなんでしょうか?
>>645 歴史小説に「政治」はつきものなんでは?
まぁ、義経とか乃木さんはつまらないとしてもだ
647 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 06:06:15
歴史って、政治史でしょ。戦だって政治の一手法にすぎないわけで。武将がそのまま政治家や官僚的役割を果たしていたわけだし。戦しないで天下統一できるなら誰もしないでしょ。まぁ、そんなことはありえないけど。だから、司馬が政治を書き出したとは思わない。
司馬は、昭和については、政治よりも善悪を語っているのが好きではない。その論理でいけば、項羽など愛すべき人物として描けないはず。
話がずれて、スマン。
「政治」というのは大抵、暗殺、誘拐、離間工作等を含む謀略が常に寄り添ってるわけで、
そういう謀略を、なんの目的のために行うか、どのように行うか、そしてその後の出処進退など過程でその人物の本性が見えてくる
649 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 10:03:14
司馬の好き嫌いと俺の好き嫌いがピタリ。
650 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 10:18:51
司馬の好き嫌いってなんだ
カレーライスととんかつが好きで、魚とシャコが嫌い
652 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 10:44:35
魚嫌いなのか。さしみもダメなのかな。
>>651 「街道を行く」では、行く先々でとんかつだよね。
司馬さんが「食わず嫌い」に出て勝てる可能性は限りなく低いわけだな
655 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 12:50:32
バラエティーに出る司馬さんを一目でも見たかった。
朝鮮戦争とか、ベトナム戦争とか、中国のチベット侵攻とかを
司馬さんタッチで書いた本ってないかな?
第一次、二次世界大戦も・・
誰か知らない?
ベトナム戦争については、中公文庫から出てる
「人間の集団について」がある。小説じゃなくて
ルポルタージュもしくはエッセイだけど。これは
オススメ。
658 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 15:44:03
で、司馬は賛美してたの?
んじゃあ図書館でいっちょ借りてくるか
>>651 カレーライス
蕎麦
トンカツ
上記3種類がデフォ
ビフテキ
焼き飯
うどん
ラーメン
すき焼き
たけのこ
海産物は総じて駄目だけどイカは好き
野菜山菜類は全部オッケーのよーだね
>>648さん、あなたの言葉で全ての謎が氷解しました。
「街道をゆく」は前期の頃は、過剰に親切な一方で自分の好みを押し付けてくるような、いわばクセのある人が結構いたけど、
後期の旅では、親切ながらも物静かな人ばかりだった・・・
あと、2巻の韓国の旅ではホテルでマッサージ頼む時にフロントにぼられたのが災難だった
663 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 20:28:05
ああいう旅してみたい。
>フロントにぼられたのが
後で、あれは儒教の教えがどうのこうのと
理由付けしてるよねw
665 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 20:56:51
地元の項を読むと胡散臭さが鼻につくけどな、街道を逝く。
司馬の女房はなんであんなにブスなんだ。
>>666 そりゃお前の目を腐らせるためにきまってるだろ
666を踏んだな
>>666 漫画家の蛭子さんの亡き奥さんに似ている気が・・・
菜の花の沖、いいね、夢があって
671 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 07:47:03
男らしいよな。
来年の「功名が辻」は「利家とまつ」と内容かぶるんじゃないか
翔ぶが如く3巻に入りました。
西郷どんが司馬さんのように饒舌だったら征韓政策やってましたね。(w
どんな日本になってたんだろうな?
国家は会計で成り立つものではないと言ってた、西郷どんのビジョンから
行くと薩摩武士だらけみたいな日本になってたかも。
示現流が国技で、学問よりも颯爽を尊び、死ぬことがのは当たり前みたいな。
まるで修羅の国になってましたよね。
あとここまで読んで、司馬さんの言葉で印象に残ったのが”処理家の時代”
色々と面白いですね。
ばんばん読み進めるのがもったいなく思ってます。
あっ、シロケ!
何か気の利いた感想述べたいなら、せめて全部読んでからにしたら?
676 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 22:48:28
大久保の方が好きだな。
677 :
長州ファンA:2005/05/02(月) 23:55:57
「世に棲む日日」大河ドラマ化、みんなでプッシュしよう!
「夏草の賦」より長いぞ!
678 :
無名草子さん:2005/05/02(月) 23:58:22
>>676 江藤新平が好きなので、自分は大久保が大嫌いだ
島田一郎GJ!!!
680 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 08:56:52
681 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 09:21:55
空海の風景をよんでおりますが中々進みません。やっとこさ上巻読み終えました。
夏に高野山に行きたいので下巻も制覇したい。
知識量が半端じゃないので全部頭に詰め込むなんていうのは
私の頭では到底無理でございます。ストーリーを追うだけでも結構楽しめます。
読むのも大変なのにこんな本書ける司馬さんは凄いとしか言いようがない。
高野山の寺、民宿として泊まれ、護摩の勤行とか見せてくれるのは 井伊。
684 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 10:07:27
直弼
685 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 13:00:45
高野山って、空海の晩年なんだよね。
奥深い山んなかに、突然、門前町が現れるのは、驚きだ
687 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 13:20:01
密教って、魔術使えるの?
飛び加藤
真言立川流
秘宝館
果心居士の幻術
>>673 宮崎八郎とルソー、芦名千絵、海老原の新聞、私学校設立のあたりになると、
「ばんばん読み進める」のが難しくなってくる
でも大久保が北京に乗り込むあたりや、神風連〜西南戦争は面白いと思うから、
途中で投げ出さずに最後まで読んでね
「征台」と言う事件が有ったと言うのを歴史の授業では習う事は無く
「翔ぶ・・」を読んで知りました。
実際に出兵したり清国との賠償交渉や琉球の帰属問題などが絡んでる分
掛け声だけの征韓論より重大問題じゃなかったのかなぁ?
司馬の奥さんってブスなの?
井上ひさしに似てると思う
697 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 00:42:46
セックスしてたのかな?
>>675 10ページ進むたびに感想文書きたくなりますよ。(w
チラシの裏にでもって言われそうだけど、また書いてしまいそう。
勘弁して
700 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 07:33:40
いや、どんどん。
701 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 07:36:48
司馬夫妻のSEX興味アル。
司馬さんは性欲あるのか?
街道をゆくのモンゴル篇では放尿してるとこ見られてたな…
703 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 08:00:49
羞恥プレイか。
なんつうかなぁ、最近のみどり未亡人には違和感を感じるな。
有名作家の妻ってんでこんなにメディア露出してるのこの人以外思いつかない。
産経に連載してる『司馬さんは夢の中』なんて正直気持ち悪いし。言っちゃ悪いが
60の坂を越えたバアサンがよくあんなベトベトないちゃつきエッセイ書けるなと吐き気
がする。『坂の上の雲』のドラマ化も勝手に承認しちまうし、何考えてんだろうな。どう
にも司馬遼のイメージと合わないことしてる。例の司馬遼太郎記念財団てのだって
どうせ税金対策で作ったものだろうし、司馬遼太郎賞などお手盛りで権威もなにも
なく辞退する人までいる始末。みどり未亡人を中心とする上村一族が司馬遼の価値
を貶めていくことにならなければいいけどな…
ちなみに財団の理事に、司馬遼の息子さんとおぼしき名前があるね。
おのよーこみたいなもんかな
日野富子
707 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 11:16:02
司馬氏は露出プレイがお好きなのですね・・。
708 :
ひろゆき:2005/05/04(水) 11:27:22
メール下さい
つか、みどり夫人にもし功罪とかあるとすれば、
罪は多分「坂の上の雲」のドラマ化を許した事になりそうな悪寒だったり
>>704 前妻との息子云々は今でもゴシップですらタブーになってるな
711 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 18:46:26
>>710 噂の真相で出たのももう6、7年くらい前だからなぁ。
司馬の実家に預けられたってのは親権は司馬が持ってた訳だろ?
まあ別にその手のゴシップはどーでもいいけど。
そういや司馬がエッセイで書いてた嫁とのなれそめ&のろけ話は、当然みどり夫人とな訳だろうけど、
料理が上手いというのはどういう根拠で書いてたんだろうw
712 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 21:58:37
前妻は司馬が引き止めが出て行ったらしい。
子供とはお金だけ渡してほとんど顔を合わさなかったみたい。
あんなに良い小説を書けるのに、なにかが欠如してたいたのか、
子供に対して愛情持ち合わせていなかったのか。
>>712 偏見を恐れず書けば、物書きや芸術家で大成してる香具師はどっかおかしいと思われ
特に平凡な家庭とかの面で
このようにして歴史は捏造されて行く。
まさに司馬史観
「北斗の人」読んだ。千葉周作が上州で道場を開いてたなんて
この小説読むまで知らんかった。地元なのに。
しかし、この小説の上州人、ガラが悪い連中ばっかだな(w
おれは剣術ものには抵抗があって北斗の人、武蔵まだ読んでないな。
他は9割以上読んでると思うが。忍者ものは好きなのに不思議だ。
>>709 坂の上の映像化だけは絶対にするな、って
遺言であったらしいんだが、本当だろうか。。
そのことは本当だと思う。「絶対に」という強い表現ではないと思うが、生前いろいろな場所で親しいテレビ関係者とかにはそう言って回ったんじゃないか
司馬サンの死後、この人本当に変わったな…「血迷った」という表現がぴったりかも
西大后
721 :
無名草子さん:2005/05/05(木) 10:08:56
暴風雨を4時間で四国へ渡る義経
司馬が「遺言」を用意すると思うかね?
まともな読者ならそれくらい分るだろうが。
>722
紙に書いていなくとも、口頭で意思を伝えるだけで「遺言」となる。
サンケイでは司馬よりも文筆の才能があると言われたらしいし、
司馬本人もよく作品についての意見を求めてたらしいから
いわゆる普通の奥さんでないことは確か。
ただ自分の考えをはっきり持っている人なのであれば、
司馬の意向と違うことをするなら、司馬が存命のうちに
本人を説得して欲しかったな。没後にあれこれやるのはちょっとね。
まあ、部外者が何言っても始まらん気がするが。大体、福田定一の事なんかほとんど知らんしさ。
>>726 いや屁理屈じゃないだろ。
遺言ってそういうもんじゃないの。
いや司馬がその「遺言」とやらになーんも期待なんかしないだろうって事だよ。
正式な遺言があろうとなかろうと、故人の意志は最大限に尊重するべきではないか
なんか、死後司馬サンの周りにいた「友人」がやたらテレビに露出して司馬史観や司馬作品を語るということも、司馬サン本人は望むことなのかどうか
そういえば、NHKの「街道をゆく」は、田村亮がナレーターをやってた最初の頃は凝ってて丁寧なつくりだったんだけど、だんだんと劣化してつまんなくなってきてたな
>>728 と、思う。
が、彼はその空しさを知った上で、後の世代に自分の思うところを語りつづけることを放棄しなかった。
それは「遺言」と言えば言えるだろう。
ただ、718が言うような世俗的な意味での遺言は彼の嗜好として残すことはなかっただろう。
彼は墓に入ることさえ馬鹿馬鹿しいことと考えていた。
ましてや遺言など。
まあ噂レベルの事情はともかくとして、
あんだけ高い評価を受けて、巨大なコンテンツ(財団含めて)を形成した作家なんだから、
死後、色々な思惑で色々な人が動くのはまあ当たり前だし、
死せる孔明、じゃないけど、色々な意味での司馬の偉大さを示す事だとは思う。
まあ作家自体に思い入れがある我々にしてみりゃ、司馬史観のように、
歴史の傍観者みたいな立場で見守ってけばいいし、それ以外なにもできねーわなw
そういやどっかのエッセイで、誰かが「某(たまにTVに出る人)は生前司馬に疎まれてたクセに、司馬が死んだら〜云々」
みたいなのを書いてた記憶があるけど、それもまあ、ね。
>>732 一応俺も好きな作家(のうち)だからあえて某ってしてんのw すまん。
酒の席なんかでは、相当辛辣な人物評をすることで有名だったとか。
内容知りたいけど、墓場ネタなんだろうな。
司馬サンは正岡子規のように生き、その最期や葬儀なんかも子規のように執り行いたかったんじゃないか
736 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 11:52:25
死者の思いを全てそのまま叶えてあげてきたら、社会の進展もなく、歴史など生まれない。
死して尚、語られる司馬氏はうらやましい限り。
>>734 酒の席では本音だったのか虚構だったのかね。
朝鮮関係も結構ボロクソに言ってたりしたらしーが。
で、結局司馬は下戸なのか上戸なのかどっちなんだよといいたいw
まあ、司馬をネタに金儲けする奴ぁ、「司馬はこう言った。」「司馬ならこう考えただろう」なんて前置きつけて
語るけど実態は「自分はこう思っている」ってだけなんだからさ。
そんなのに耳を傾ける前に文庫の300冊くらい読んでみたら?。
難解な文章じゃないんだしさ。
「街道をゆく」なんかを読んでると、司馬が気に入る人間ていうのは
すごく少なくて、残りほとんどの人間は嫌いなんじゃないかという印象を受ける。
特にこの部分からわかるという話じゃなくて、漠然とした印象なんだけどね。
2ちゃんねるよのぉ
>>739 どの文庫本に掲載されてたか思い出せないけど、物凄く嫌ってた人がいましたね。
「仕事を斡旋してくれ」と、若者(親戚?)が訪ねて来た話だったかな?
安易に自分のコネを期待してる若者の働く意欲や意識などの話を聞いてる内に
呆れ返ってしまったと言う感じの短い文だったと思う。
内容が辛辣そのものだったので印象に残っています。
結局、誰だったんだろなぁ?
>>741 「蹴倒してやろうかと思った」とか書いてたもんなw
人に対する好悪の情は強かったんだろうね。
まあ、それを抑えて人の良い部分を見つけ出して評価する姿勢を
堅持し続けたのは尊敬に値すると思うよ。
>>741 司馬「大体月給どれくらいの職業につきたいの?」
相手「そうですねー、大体100万くらい?ほしいかなー」
司馬、無言で金庫から100万円出して相手に渡す
相手は意味がわかって以後来なくなったが・・・
みたいなノリだったら司馬作品的でよかった、とか勝手な事を思ってしまった
西郷かよw
今更ながら初めて司馬遼太郎を読んでみようと思っている25歳の社会人、女です。
これくらいのこと自分で決めるのがもちろん筋なのでしょうが、
読むペースが速い方ではないですし、何しろ作品数が多すぎて、どれから読もうか悩んでいます。
初めて読むのにオススメの作品ってありますか?
やはり有名どころの「竜馬がゆく」でしょうか?
>>746 「菜の花の沖」を文庫でお勧めする。
表紙からして貴姉の心を虜にすると確信する。
>729
奥さんの「司馬さんは夢の中」で、その番組のプロデューサーが
パキスタンで事故死した云々なる記述があったから
それと番組の劣化に何か関係があるかもしれない。
それにしてもだな、「坂の上の雲」の映像化、というのは
この国の右連中にとって魅力的な目標なんだろうな。
司馬氏が死んでから奥さんの所にはいろんな人間から
依頼・要望・そして多分圧力も、あったと思われる。
それが3年も4年も続いたら根負けするしかないんじゃなのか…と
実際の事情は知らねども想像してみるがどうか?
蛇足ながら、俺個人は坂上ドラマには全く期待していない。
>>746 司馬を初めて読むなら、「風神の門」か「尻喰らえ孫市」か「燃えよ剣」。
爽快な男が主人公で、司馬の語りもあまり無いのでよろしいかと。
龍馬がゆくは幕末に興味があるんならどうぞ。
そもそも完成すると思ってないよ>坂の上の雲ドラマ化
752 :
746:2005/05/06(金) 18:27:09
>>747 す、すみませんでした。過去ログもろくに読まずに質問してしまって・・・・
>>748,750
紹介ありがとうございます。
さっそく探して読んでみますね。
753 :
746:2005/05/06(金) 18:31:09
>>748 表紙見ました。
カバー無しで電車に乗るのはちょっと恥ずかしいですね。
ありがとうございました。
>>749 司馬が書きたかったのは近代化・富国強兵に向かって旋回運動し続ける日本の本質というものを、その当時を象徴する人物を描くことで表したかったから、戦争映画として映像化というのはまったくのお門違いだしね…
あれ、ビッグコミックスピリッツで漫画化されてるな
あと、小山ゆうのおーい竜馬も実質は司馬遼太郎原作じゃないか
俺もドラマ化には全然期待しないな。
でもタイタニック並みのCGでド〜ンと対馬沖を進む連合艦隊ってのが
映像化出来るなら見てみたくもある。
これ、好戦気分とは関係なくな。
>>755 李鴻章や丁汝昌を思いっきり悪に描くとか
これだけ企画段階から叩かれてるドラマも珍しい
姉妹編で、ロジェストウィンスキー主人公で死の航海が観たい。
761 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 19:09:34
低予算で作る「坂の上の雲」
海戦シーンはすべて図上の兵棋を移動することで表現する。
203高地は大山の部屋(背景は壁の書割)での戦況報告の受け答えですます。
松山にはロケに行かず江ノ島あたりでお茶を濁す。
東野英治郎の大山巌が観たかったな。
>760
ロジェストウェンスキーくんとゆかいな仲間たちのスチャラカ大航海
だったら絶対見るんだけどな
最終回はカムラン湾出航シーン
司馬が描きたかったのは、
1.日露戦争は祖国防衛戦争だった
2.日露戦争までは日本人は(ぎりぎり)リアリズムを失っていなかった
の2点だよね。
1は最近の対アジア外交を考えるとむちゃくちゃ微妙なテーマだし、
2は映画で描くには向いてないよな。
司馬ファンとしては、弱小日本が大国ロシアを破って
バンザーイみたいな戦争映画にされると辛いなーと。
マコ岩松の李鴻章が観たかったな。
766 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 19:29:20
いっそのこと
日本軍将官のキャスティングを
韓流スターさん達で固めてみればぁ?
あと、伊藤博文もさ
ハン・ソッキュあたりにやらせりゃいいじゃんw
オバハンは皆見るぜ。
>>766 革命的な発想だな、オイ。
話題性はすごくあると思うぜ。
話題性だけだけどな。
97年にテレビ朝日でやってた功名が辻ってたしか「司馬遼太郎の功名が辻」ってタイトルじゃなかった
随分あこぎなタイトルだなw
「坂の上の雲」を忠実に映像化したら、右の人は怒るかもナ
決して日本マンセーで塗り固められた作品ではないからな
やるなら司馬遼太郎幕末編として竜馬が行く〜翔ぶが如く〜坂の上の雲
まで3年掛けてやって欲しい。
>>771 「竜馬〜」しか幕末じゃないじゃないか。
それなら司馬遼太郎明治編として花神〜歳月〜翔ぶが如く〜坂の上の雲くらいにしたほうが。
まぁ、花神も翔ぶが如く(これは微妙な出来だが)も映像化されてしまってるが。
歳月を1クール分くらいの長さでやったら面白そうだ。
>>764 1の点に付いても100%言い切ってる訳じゃ無かったですよね。
あくまで戦後の近代日本否定&自虐史観に対する意見の一つ程度の
つもりなんじゃなかったかな?
そんなリベラル意見が全盛の頃ですら映像化を許可しなかったのに
昨今の社会情勢の中でのドラマ化は百害あって一利無しな気がします。
原作に忠実でもアドリブ利かせ過ぎても失敗するんじゃないかな?
坂の上は誤読するオッチョコチョイが多そうで怖いわな。
>>746 やっぱり今からだとNHK大河だとかの話題もあるし、
「竜馬が行く」−>「翔ぶが如く」−>「坂の上の雲」の順番で
読んどいた方が色々と楽しめるかも。
>>772 広い意味での幕末ということだろ
維新回天運動の原点を考えると間違いではない
777 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 23:55:43
>>746 来年の大河ドラマの原作『功名が辻』なんかどう?
読みやすいし、そんなに量ないし。
お前ら、女だからってみっともなくガッつくな。
野暮はお言いでないよ。
これは遊戯なんだからさ。
780 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 00:26:38
最近『覇王の家』とか『城塞』とか読んだけど、司馬さん家康のこと嫌いっぽい。
行間から「なんでこんな奴のこと書かなアカンねん」というのがかすかに垣間見える。
街道をゆくも関西に比べてあんまり関東には行ってないし、生粋の大阪人やね。
781 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 00:48:02
女性の司馬ファンは少ない。
曽野綾子でさえ、読まないと言っている。
なぜだろう?
782 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 03:27:13
女を描いてないからじゃない?
坂の上の雲が、映像化が難しいと言われてたのは、テーマが難しいっつーのもあるけど、
全部やろうとすると金と手間かかって仕方がないからだろ。
本気でやろうとするならアニメしかないと思うけどな。低予算でしょぼしょぼやるならやらない方がマシ。
登場時点から黒歴史にされるような悪寒。
つか、全内容の8割が戦闘シーンで占めるこの作品で、半分以上恋愛ヒューマンドラマとかにしたら、
もう絶対NHKみねえ。だからがんばってほしいな。
>>780 司馬はアンチ家康っす。松本清張との対談でも露骨な家康嫌い三成マンセーで、
清張にからかわれておりますた。
>>781 782さんも書いてるけど女性主人公いないからじゃ?
いても短編(島津軍相手に戦った女傑とか)で人物描写があまりないし、
女性登場人物はセクースの為に存在するしで。
あと、「私がこの世で嫌いなのは女のヒステリー」とか、
「女の腐ったような(だっけ)」みたいな表現もあったり、
アンフェミな所が一部女性に気に食わなかったりするんかもね。まあ憶測だけど。
784 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 09:33:00
「まるで婦人のように・・」
必ず悪い場合の描写だもんな。この表現が出るときは。
タイタニックの制作費2億ドル。
坂の上の制作費は・・・・・。
786 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 10:07:16
いっそのことハリウッドに作ってもらえば?
>>784 三条太政大臣は司馬に悪く思われてたってことだね。(w
戦闘の回数が多すぎ/規模がでかすぎ
戦闘描写=人物描写だから戦闘は絶対はずせない
舞台が中朝ロという現代でも微妙な地帯
むずいよな>坂の上の雲
>>787 実際決断力も判断力もなんもなくただ律義なのが取り柄みたいに描かれてるしw
その律義も征韓論ん時、大久保を裏切ってしまって、それ以後公家出身政治家は・・・
みたいにも描かれてたし。悪く思われてたっつーかかなりな低評価だったのは事実でせう
789 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 10:32:23
でも司馬作品の公家というのは、
ほとんどがずいぶんな人たちだと思ったよ。
常に強い方に味方して、裏切っても平気だもんな。
きっと司馬さんの公家観がそうなんだろうと思う。
骨の有る奴は、岩倉ぐらいか?
792 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 12:52:14
司馬遼太郎には昭和史を一つくらい書いて貰いたかったな。
ノモンハンを書いてればなぁ・・・。
それと中国、韓国の近現代史も書いて欲しかった。
793 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 13:36:53
<東アジア地域のノーベル賞受賞者>
1949年 湯川 秀樹(京都府出身)※出生は東京だが両親は関西人・育ちも京都
1957年 李政道&楊振寧(上海出身)
1965年 朝永 振一郎(京都府出身)
1968年 川端 康成(大阪府出身)
1973年 江崎 玲於奈(大阪府出身)
1974年 佐藤 栄作(山口県出身)
1976年 丁肇中(華僑出身)
1981年 福井 謙一(奈良県出身)
1987年 利根川 進(愛知県出身)
1994年 大江 健三郎(愛媛県出身)
1987年 李遠哲(台湾出身)
2000年 白川 英樹(東京出身)※両親は岐阜出身で自身の育ちも台湾や飛騨高山
2000年 金大中(韓国全羅道出身)
2001年 野依 良治(兵庫県出身)
2002年 田中 耕一(富山出身)
2002年 小柴 昌俊(愛知出身)
中国北部おとび朝鮮半島と東日本出身者にはほとんどノーベル賞受賞者はいない。
何がしかの欠陥があるように思われる。例外は2000年の白川氏と金氏のみ。
これらの地域では千年に一回受賞するのかもしれない。しかしながら白川氏は高橋尚子
と親戚の生粋の岐阜血統の台湾育ち。また金大中は4億円で買ったノーベル賞と
言われている。数人の中国の受賞者が華僑も含めて全て西日本弥生人と遺伝子や文化が
もともと近かった南部出身なのも興味深い。
>>792 さんざんガイシュツだけど、
司馬がもし昭和物や太平洋戦争物書いてたら、
評価が一変、まではいかなくても、相当評価が変わったと思われ。
795 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 14:08:28
満州事変以降、日本の歴史上初めて東日本出身者が日本を主導した昭和前期に
スターリン主義を真似た革新官僚やナチス的陸上生存圏思想(北東アジア主義)
に毒されリアリズムを著しく欠いた陸軍が統帥権をたてにわが国は破滅へと導いた。
司馬遼太郎にとってあれは日本ではなかったのだ。
小説としては書いてないけど、
「この国のかたち」ではかなり書いてるけどね。
798 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 15:52:50
昭和物は、
書くのが辛すぎるって言ってるね。
気が狂いそうになるって言ってたもんな
それどころか
「書いていたら憤激のあまり、僕は死んでいたと思う」
とまで言ったとか
よく言われることだけど、そういう「負の部分」に最後まで真正面から向き合えなかったのが司馬遼の限界だわね。
なにかいいところ、ポジティブな評価ができるところがないと作品化できないってのはある意味「お坊ちゃん」なんだよ。
大体司馬は戦争中も本格的な戦闘を経験していないでしょ。確かソ連が参戦する前には大陸から引き揚げてしま
ってるし、極限状態ってのを体験していない。そういう意味では戦前の軍部とかへの批判精神はあってもどこか書生
的で、体験に根ざした執念のようなものがなかったんだと思う。
802 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 16:46:24
嫌なもの、嫌いなものにはかかわりたくなかったんだろうな。
司馬の偏食癖と似ているね。
803 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 17:58:21
ぼくは、 ノモンハンについて考えてゆくと敗戦までの
日本国家そのものまで否定したくなります。
ただ全否定しては、 思考停止になります。
辻政信は、 自分でノモンハンを調子よく書きましたでしょう。
『ノモンハン』 という小説まがいの読み物まで書いた。
しかも、 読んでみると、 驚くことに、 あれだけノモンハンでは
戦車にやられたのに戦車の知識がじつにとぼしい。
近代国家の高級軍人で、 しかも統帥権という魔法の杖をもっている人間が
戦車の知識が全くないんですよ。
日本の高級軍人というのは、 軍事そのものがわからなかったですな。
彼らにあるのは、 官僚としての出世だけだったのでしょうか。
だから国際政治がどうであるかもわからない。
そんな連中に国家を委ねていたのかということで、
もしぼくがノモンハンを書くとしたら、 血管が破裂すると思う (笑)。
なんぼ司馬といっても客観的に見れない事もあるし、限界があるからね。
「この国のかたち」等での参謀本部&統帥権への過剰なまでの司馬的ヒエラルキーを読んでいると、
この人が昭和関係書かないで良かった、とファンとして、個人的に思ってしまう。
三式中戦車にヤスリがかかったって一言エッセイで書いただけで、未だに物議かもしてるくらいなんだから、
司馬が昭和(軍事)物書いたら、良かれ悪しかれ最高のネタ本となった事は間違いないかな。
806 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 18:13:01
影響力の大きい人なんだな。
太平洋戦争は書かなかったのではなく、書けなかったのだろう、戦車長には。
吉村や大岡、諸々と比較されちゃうもんなぁ。
808 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 19:31:17
ちょっと生々しすぎるよな。
叙事詩的なものがなくなるよね。
ヤスリの件自体、知識ねぇもんな。
もっとも日本の戦車鋼鈑が
鋳造浸炭処理のソビエト以下だったのは紛れもない事実だけどな。
>>809 大戦末期で資源不足の中、意外と本当に作られてたんじゃないの?チーズ戦車が・・
ナンボ大嫌いな時代だったとしても嘘は書かんだろ?
811 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 21:42:50
すいません。ヤスリの件って何でしょうか?
というか、ここ司馬遼太郎スレでミリ厨や史実厨の中傷にわざわざ取り合う必要もないだろ………
>>811 「司馬〜の考えたこと」の最初の巻に
いくつか逸話のってたな
司馬の考えたこと六巻読み始めてるが
そんなにヒドかったのか?日本の戦車
>>814 お前よく読めよw
ま、最初のほう忘れちまうのはしゃーねーがよ
816 :
無名草子さん:2005/05/08(日) 07:25:24
最初の方忘れるよな。
でも小説だと司馬は何度も書くから助かる。
>>814を読んで、感想と思えというのは
ちと無理がある。
819 :
無名草子さん:2005/05/08(日) 15:17:12
>>810 司馬に冶金学の知識なんて少なくとも当時あったとは思えんのだが。
そもそも九七式中戦車の表面効果鋼だってヤスリがかかる。
まあ、軍事系の回顧録ってのは記憶があいまいなのと、その人の主観が入りまくりなんで、
データとしてはアテにならない。
たとえば零戦が絶対無敵の兵器だったって当時の零戦パイロットが言ったとしても、
「そうだったんですね」という感想程度に留めておくのが大人ってもの。
回顧物は、その人が戦争についてどう感じどう思ったかが重要であって、
データの正確さが必ずしも求められない。それに突っ込むのは野暮ってことでせう。
>>811 司馬遼太郎は戦争中戦車兵ですた。
その当時の体験談をエッセイに書いてるんでつが、
その中で日本の戦車をこき下ろしておりますて、
戦争前に配備された九七式中戦車という戦車には、
ボディにヤスリをかけようとしてもヤスリがかからないくらい堅かったのに、
戦争末期に配備されてきた新型戦車(三式中戦車)のボディにヤスリをかけたら、簡単にヤスリがかかった、
というエピソードを出して、「ただの鉄だった」と書いたが為に、
のちのち色々な方面から色々な意見がでるようになった訳。
司馬の冶金学や戦車への知識レベルにも疑問点があり、
表面硬化鋼とか圧力均質鋼鈑だったとか軟鉄だったとか色々と。
まあ客観的に言えば、工業製品用の鋼鈑として加工してる時点で単なる鉄ってのはありえず、
三式中戦車は166両(66両とも)も生産されてる上、
同時期かこの時期より後に生産された戦車や軽戦車も軟鉄なんてありえないので、
要するに「ただの鉄」って表現がいかんというか、
「臨機応変の軍略は苦手だったのかな?」って一言書いたばっかりにボロクソに言われた「三国志」の陳寿みたいな感じだなとか、
まあ言えば影響力のある作家であるが為にあった批判、みたいな感じです。へい。
確かにいかにも軍事オタが飛びつきそうなネタだな。
822 :
無名草子さん:2005/05/08(日) 16:54:32
で、事実は司馬の虚偽ということか。
当時の日本の戦車がダメダメだったってことは事実なんでしょ?
司馬は戦車にのって死ぬ思いしたんだから、
それぐらいの思いこみは無理ないんじゃないか。
実戦やってないっしょ
うわあ坂の上ネタじゃなくても軍事ヲタが
軍事オタは「よく気付いたね、エライね」って褒めて欲しいだけなんだから
お前らも大人の対応しろよ。
そういう煽りも大人気ないと思う
もう煽りはたくさんだ!みんなで一緒にうたおうよ!!
ばかに〜しやが〜る〜♪
たれがそ〜んな〜ことを〜いった〜♪
四海波でも切れる時ゃ切れる
>>827 お前が大人気なすぎw
>>819が言う通り、
史実的なデータに軍ヲタと突っ込むのも大人げないなら、
回顧録の記憶に対して史実的なデータで突っ込むのも大人げない
って事でオッケーかと
だから
>>805にループするわけだw
戦車にヤスリがかかったネタだけで、
軍ヲタ、嫌軍ヲタ厨、教えて厨をかくも大量生産する訳で、
全編太平洋戦争物とか書いてたらどうなったやらってのがわかるでしょw
司馬さんって理系苦手なんだっけか
数字に弱かったとか
大学受験のときは数学を零点って前提のもとで受けたとか
835 :
無名草子さん:2005/05/08(日) 20:59:36
>>833 理系というかまぁ数学一教科ができなかったらしい。
青森の弘前高校とか大阪外語学校(大阪外国語大学)受けたのも数学が無いからだったらしいし。
でも、新聞記者で京都の大学・宗教担当のときは京大で湯川秀樹博士とかと普通に理論物理学の話を
してたらしいから、もともと理数系も食わずぎらいなんだろうね。
三角関数じゃないや、なんかで挫折したって話がなかったっけ?
よく覚えてないんだけど。
作家になってから書いた文章のなかで「記者時代はサイエンスの
記事が得意だった。量子力学の簡単な解説記事くらいなら
今でも書ける」と語ってる。
いまの地雷はプラスチック製もある。
それらには金属探知機も有効でなく、一人の技術者が地を這い、
地面に釘をさし、針のさきに地雷を感じてはじめてそこにあることを知る。
一つまちがえば、いのちが吹っ飛ぶ。 、、、、、
平和のためとか人類のためなどというのは、口では言うことはたやすい。
が、いまなお、平和も人類ということばも多分に観念語で、
人間をうごかしている諸欲からみれば、絵空事(えそらごと)に近い。
その絵空事が魂の中に入っていなければ、このような作業はできるものではない。
この世に祇園精舎の平和を実現するためにとでも思わねば、
やれるものではないのである。 <風塵抄・二>
平和とは、まことにはかない概念である。
単に戦争の対語にすぎず、"戦争のない状態" をさすだけのことで、
天国や浄土のように完全な次元ではない。
あくまでも人間に属する。
平和を維持するためには、人脂 (ひとあぶら) のべとつくような
手練手管 (てれんてくだ) が要る。
平和維持にはしばしば犯罪まがいのおどしや、
商人が利を逐(お)うような懸命の奔走も要る。
さらには複雑な方法や計算を積みかさねるために、
奸悪の評判までとりかねないものである。
例として、徳川家康の豊臣家処分をおもえばいい。
家康は三百年の太平をひらいた。
が、家康は信長や秀吉にくらべて人気が薄い。
平和とは、そういうものである。 <風塵抄>
840 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 00:01:34
戦雲の夢読んだけど、確かに家康はパットしないかも。
841 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 07:44:25
やっぱり作家の文章って、深いね。格調がある。
842 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 09:52:27
週刊街道を行くは素晴らしい
分冊百科としては文章も写真も豊富。
週刊義経や週刊神社紀行は見習え
>>831 なんか話しを蒸し返すようでなんだけどw
戦争中の回想録や個人が書いた戦記を一時期結構読んでたんだけど、
何十年も前の事を物すごく事細かく記憶されている事に驚くのもあるけど、
驚くほど「記憶間違い?」っていうのが多いんだよね。
例えば(これは別の著者も指摘してたけど)二人乗りの戦闘機に乗ってて、前席の人が振り返り笑って手を振った、なんて記述があって、
それはとてもシーンとしては良いんだけど、実際その戦闘機の設計図を見ると前席と後席の間にはしきりがあって不可能だとか(しきりを取り除けるような構造じゃない)、
司馬としてみれば戦車にヤスリをかけた、ってエピソードが、実戦に出なかった彼の戦争観としての重要な部分を占めているんだろうから、
結局は上と同種とみなす事ができると思う。
でも、それについて「鉄じゃない」「記述が間違ってる」って突っ込むのはどうかと思うんだよな。駄文スマソ。
司馬さん、もしも今でもご存命ならば
どこかの雑誌で横綱朝青龍との対談が組まれていたのかなぁ・・・・?
読者不在のマニアックなモンゴルトークを交わす司馬遼太郎(;´Д`)ハァハァ
>>844 ドルジの方が会見拒否りそうな予感。いやなんとなくw
モンゴルの話題だけでもドルジが話しについて行けなさそう
一方的に司馬さんの話を聞くことになりそう
847 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 20:57:33
確かにドルジには荷が重そうだw
848 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 22:58:46
>49
つまりTPOってことでしょ。
前後の文脈があるから栄えるわけで
というか台詞自体が非常に少ないような。
>101
菜の花の沖とかは?
私も司馬作品って文章が長い作品は
一回読んだだけじゃ?になります。
翔ぶがはやっぱ読みにくいのか。
読んでるンだけど一度に40ページくらいしか読めないですね。
菜の花もおんなじノリだったからこんなもんだろうと思ってたけど。
他の本だったら300ページくらい2時間くらいで一気に読めるのにな。
翔ぶが如くここで評判悪いみたいだけど俺は面白いけどな。
坂の上そんなに面白いの?
>217
司馬って長編の作家で短編って面白くないって思ってたけど
近所の駅前に司馬作品をたっぷりそろえている
本屋があるんで買ってきます。
849 :
無名草子さん:2005/05/10(火) 00:38:59
菜の花、1巻はいじめられシーンがこたえる・・・
850 :
無名草子さん:2005/05/10(火) 01:26:56
>>848 坂の上の雲は3巻以降は戦争の描写がほとんどで好き嫌いが分かれる。
でも1,2巻は場面がどんどん変わって物語が進んで誰が読んでもおもしろいと感じると思う。
漏れの読書暦では史上最高のペースで読破したのでかなり引きこまれてしまう小説だった。
短編では題名忘れたけど、細川ガラシャの話と幕末の絵師の話がおもしろかった。
>>849 日本人特有のイジメが生々しくて、読んでて漏れも辛かった。
>>850 (´∀`;)兄さん、茶わんが1つしかないですが
( ´_ゝ`)1つでよかろう
(´∀`;)・・・。
1個の茶わんで酒飲んだり沢庵で飯食ったりするシーン
大阪のイワシが一番だといって好古が食べるシーン
クズ魚だけどタダだからといって我慢して食べるシーン
無銭旅行でボロボロになりながら最後に飯食べるシーン
洋食を用意させたけど結局食べられないシーン
飯を美味しそうに食べるという描写をやんない!
という司馬の硬骨ともいえる作家としての信念がかいま見える作品ですたね。
って偏(r
>>850 >幕末の絵師の話
「暴れ梅渓」じゃないかな?
>>852 飯を食う描写云々などに信念などなかろう。
>>852 「妖怪」に美味そうな描写がかなーりあるよ
菜の花の沖で
愛妻の作った鰹節だしの味噌汁は美味そうだった
「逮捕する」
司馬作品でこの台詞が個人的に一番好き
「菜の花」を今読んでるけど、一巻のイジメシーンはまだ大丈夫かな。
なんだかんだでハッピーエンドになるし、なんだかんだでおふさゲットしたり、
なんだかんだでカヘーも在所と違う宿に入ったりして理由があった。
けど結構カヘーもやり返してたよね。
それよりも
三巻でちょこっと出てくる、一番身分の低い、痩せたひ弱な水夫に、
儀式だっつって、素っ裸で船のヘリを三周させたのがキツかった。
ああいう明らかなイジメよりも、
アームストロング砲で、新式砲を作らなきゃいけない、
っていうプレッシャーで発狂してしまった佐賀藩士の方が個人的にはきつかった。
私は兵器ヲタクの知識のひけらかしより、実際に戦車に命を預けざるをえなかった
実体験者の言葉を信じる。
いいこと言うね。まあ、兵器オタクの言い分もあるだろうけど。
俺が好きなのはやっぱコレだよ。
「裁判長、私は」
データや数値から示される現実を直視して
方向を見誤らないようにしなければなりませんね
ノモンハンとか書いてたら物すごい突っ込みどころ満載になっただろうな。
軍ヲタVS
>>862みたいな手合との戦いでスレが埋まったことでせう。
提示されるデータや数値はあくまで検証のための参考でしかなく、「現実」そのものではない。
(升さん、人はみな死ぬのだ)
まぁ、司馬は話を作るのが仕事の人だから、歴史や体験を読者に
とって面白く書こうとするのは当然のことだわな。
が、彼の人柄から考えるに、昭和史と自身の軍隊経験を語る場合
にそう言った作話性は発動しなかったと俺は思っている。
彼はあのエッセイを小説として書いたのではないのは判るだろう?
山本七平だっけ、彼も日本軍が当時自慢にしていた機関銃(名前
忘れた)が実際に使う兵隊のあいだで故障式と呼ばれてやっかいも
の扱いされていたということを書いていたな。
後世の人間がカタログデーターを元に評価するのと、実際に兵器
に命を預けていたオーナー達の評価のどちらが、より真実に近いか
は一概には決められないと思うんだがな〜。
日本の兵器は基本設計が優秀だけれど、製造にあたっては工業力
の貧弱さと品質管理思想の欠如がそれを満たしていなかったのは
周知の通り。まして大戦後期の資材不足と工場の損失、熟練工不足
が兵器の品質を落として行ったことは兵器オタクでなくても御存知じゃ
ないのかね?当事者の証言が絶対であるとは言わない。
だが、データーや数値が真実の全てであると考えるのも危ない。
843さんが戦闘機の設計図とそれによって判る構造から、機内での
証言が「記憶違い」と断定しているけれど、果たして本当にしきりは取
り外しができなくて振り返って笑った顔を見ることなど不可能と断定で
きるのだろうか?また証言者が記憶の中で機種を誤っていて、体験は
誤っていないことだってありうる。
その場合、証言者の語る記憶は虚偽として無視しうるものなんだろうか。
資料と史料を混在して結論を出す愚は歴史好きとして避けなければ
ならないことじゃないの。
データーと証言を擦り合わせてこそ真実に近づいて行くことができるん
じゃないのかね。
一方だけを絶対の判断基準として物事を見極めようとすると思わぬ落と
し穴に落ちると思うぞ。
>>869 ネトゲやりすぎな俺はチートと最初に読んでしまった
関ヶ原の序盤でよくわからない所があるんだが
清正朝鮮から呼び返される→長盛の屋敷へ→ブチ切れて絶交
とあるが、秀吉の死後に朝鮮から撤退してきて
絶交してるのにいきなり長森を訪ねているのはなぜですか?
また、少し読み進んで行くとこの時に上のくだりがあったようにも読み取れるんだが…
わ、わからねぇ…
みんな、極度に軍ネタに行くことを警戒してる文章書いてるなぁ、いいこったw
>>870 感情的になるあまり筆が滑った、んだと俺は思ってるけどね。
装甲の材質に関しては、俺らがちょっとググればわかるような事をさ、
ましてや司馬程の人が、ちょっと調べればわかったはずなのよ。
九七式の装甲だってヤスリはかかりますよ、三式中戦車の装甲がどういうものだったかってのをね。
あれはデータを検証してる作品じゃなくて、自分の戦争観を書いた単なるエッセイな訳。
身もふたもない事言っちゃうと、少なくとも当時の司馬にとっての自分が持つ戦争観を維持する為には、
自分が命を預けてた戦車が、彼曰く「戦争ができない」程弱くて、
さらに戦争末期に配属されてきた新型戦車が「ただの鉄」でなければならず、
ノモンハンは日本の一方的なボロ負けで参謀本部は糞で統帥権はウンコじゃなければならなかった。
要するに持論を展開する為のエッセイの形を取った論評なんですよ。
多少の主観や思い込みが入ってても別に問題じゃないし。
たとえば太平洋戦争について、良かったって思う人もいれば最悪だったって思う人もいる。
戦後我々はあの戦争は史上最悪で、繰り返してはいけない悪い戦争だって習ってるけど、
それで戦争を賛美する人を判断しては本質を誤るのと同様な訳。
司馬の戦車に関するこのエッセイも、
たとえば戦車の装甲が10ミリ違ってるとか(資料としてはそれは重要な事なんだけど)、
材質がどうとかで突っ込むのは本質を見失いかねない行為だと思う。
資料とエッセイは全然違うかんね。
要するに細かい部分が違ってても文句言わず楽しもう、って事w
ま、史実と違うとか突っ込みが入るのって、司馬の数多い著作の中でも、
このエッセイと坂の上くらいなんだから、ネタとして我々も楽しみましょw
>>871 それ書いたの俺だけどさ。文体みりゃ分かるか。
不可能です。だって仕切りってのは前部座席の背もたれ兼ねてるからw
背もたれ+座席取り外さないと不可能。どこのアホが座席取り外して飛行機乗る人がいるよw
まず基本的な資料とデータを大前提として、
カタログデータと突き合わせつつ、当時の人の証言も合わせて判断するのが普通。
長文書いたけど、
本音はチハタンを小馬鹿にしたエッセイを書いた司馬は電波作家認定してます。
ディーゼルでややこしかったってお前が操縦ヘタだっただけちゃうんかと。
もちろん小説は面白いから好きです。作家本人が好きかなんて別問題だから。
長文が連続でゲンナリ。
軍ヲタのネタはただでさえ嫌われてんだから、
こんな長文送んな。
だな
そろそろ空気読んでほしい
>>876、
>>877 同意。ウザい、マジで
とりあえず、なけなしのペーパー知識を誇ってるミリ厨には、
「あなたは戦を知らぬのだ」
と言ってみるwwwww
ワロスwwwwwwwww
ところで、司馬さんは天下を統一する前の羽柴秀吉は好きみたいなこといってたけど、
播磨灘物語の秀吉は、秀吉に対する見方がかなり辛かったようだった
879 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 21:03:27
しかし、ねぇ。こういう昭和ついてのエッセイについて語るのもいいんでない?
つか、司馬遼太郎にとって戦争時の戦車体験があって、後の作品がある訳じゃない?戦車体験なくして、坂の上の雲は書けないと思うし。
だから長文ウザかろうが、空気がなんだろうが、語られるべくして語られるべきだと思うのですが。
結局、司馬遼太郎さんも宮崎駿さんも平和が大切と言いながらも
両人とも極度の軍ヲタであることは間違いないよw
>>880 同感だ〜よ。
ミリヲタの知識ひけらかし演説はウザイけど、昭和エッセイを素通りしち
まうのはモッタイナイと思うね。
>>876 あれくらいで長文ってのもすげえなw
長文って本で読むとあまりきつくないけど、
パソコンで読むとちょっときつい
単に素人の長文が辛いだけでは。
885 :
無名草子さん:2005/05/12(木) 00:01:09
「この国のかたち」で統帥綱領・統帥参考について書いていたけど、
これが事実なら司馬を始め現場の下士官以下の兵士が参謀本部のことををボロクソに言うのも分かる。
そういや、何年か前に『正論』の読者欄で司馬の上官の「轢っ殺せ!」発言が物議を醸してたな。
何ヶ月も司馬を非難したりする人間と逆に擁護する人間が投稿続けてて興味深かった。
個人的には司馬が捏造までするとは思えんし、非難している投稿は感情論ばっかだった。
>>885 「轢っ殺せ!」発言について知りたい。何があったの?
ブッシュ大統領の自由主義の輸出って西郷どんの征韓論と一緒だよな?
>>881 司馬はともかく宮崎のミリオタ(具体的には戦車オタ)は有名。
なんせ軍事漫画家がひいたくらいだから。
>>876-877 ミリオタの知識も場合によっちゃ貴重だろ。司馬の小説が
全部史実だと思ってる香具師も、現に存在するからな。
でもそういうのに鉄槌食らわせるのは、どっちかというと歴史ヲタか。
それでもウザイとか言う香具師いるしな。
文句だけ言わないで、せめて
>>878みたいに他の話題ふれやチンカスがwww
>>886 上でウザがられてる戦車関係の話だよ。
司馬が戦争中自分の上官に、もし米軍が関東に上陸したら、
道路という道路が避難民で満ちて大渋滞して動けなくなるけど、
その辺どうすんだよ?って質問したら、上官が「(民間人なんて)轢き殺せ」
って言ったという話。
>>884 そもそも読む気が無い香具師にとっちゃ3行でも長文だろwwwww
>>887 どうなんだろうね。征韓論については司馬も結論出さないまま終わってるし。
やっぱり司馬は昭和物は欠かなければよかったという結論に行き着く訳だ
しかし、たとえば竜馬の実像とか、信長とかで史実はこうだった、
って書いても歴史ヲタが!ってのはないのに、
「坂の上の雲」も含めた軍事関係だけ軍ヲタが、って突っ込みが入るのも変な話だな。
城塞読み終わったから
大阪城まで行ってくる ノシ
人斬り以蔵って短編集買いですか?
893 :
873:2005/05/12(木) 09:00:35
>>879 間違えたのか…、何でなおさないんだろう?
>>891 いってらっしゃいノシ
って大坂城って東京タワーみたいなもんだよある意味
城塞は司馬の家康嫌いが一番出てる作品だと思ってたけど、
「霸王の家」の方がなにげにアンチ家康っぷりが凄いとオモタ
895 :
無名草子さん:2005/05/12(木) 09:51:08
夏草の賦を読み直してみた。
これくらいがやっぱ分量的に自分にはちょうどいいや。
で、やっぱり泣けた。
坂の上の沖
>>873 たしかにおかしいな、気付かずに読んでた
訂正しないというのも解せん、何回も重版しているのにそのままとは
何か理由があるのか?誰か詳しい方いません?
ホモだったから
>>897 どうなんだろうね?理由があるのかも。
間違いだったとしても作品数多い作家の小説ではままあること。
気にしない気にしない。
吉川三国志とかでもぬっころされた登場人物が後半何食わぬ顔して出てきたりするし(ちと違うか)
げ、もう読んでボロボロになったから(飯食いながら&風呂入りながら本読むクセがあるもんで)、
「歳月」買い直そうと思ってぐぐったら上下2冊になってんのね(新装版)・・・。
901 :
無名草子さん:2005/05/12(木) 13:28:06
ガイシュツだろけど、菜の花のウホッ!な表紙なんとかしてよ
あれじゃ菊の花の沖だ
>>874 だから別スレでやれ
興味なし。
スクロールする手間軽減にご協力を
矛盾点って訳じゃないけど、翔ぶが如くの大久保なんだけど、
司馬の書き方だと、西郷を殺す事については大体黙認してたっぽいよね?大久保。
なのに10巻後半の大久保が西郷を殺してしまった事に、夢を語る程動揺してたってのが、
どうも結びつかないんだけど、どう思う?
まさか本当に西郷は加担してなかったと信じてたのかな。
「公」と「私」を切り離して考える
公的な立場を重んじ、私情を抑えこみ、時として骨肉を切り捨てるが如き非情な決断を下す
鉄面皮
私人として血の涙を流すほど哀しむことになろうともそれを表にだすは恥辱
・・・だったりして
歳月は前半部分がいいね
江藤が、山県や井上を次々に追及していくとことか
今の世の中では、大久保や木戸より江藤が必要だよ
>>907 江藤なんぞ墓場から呼び戻したところで、使えやしない書生政府ができるだけさ。
>>907 全編面白く読ませてもらった。
しかし優秀な弟子も何人かも道連れになってるから残念だなぁと。
江藤には申し訳ないがあの時期にはああゆう人柱が必要だったと思われ。
江藤が参議じゃなくあと2階級くらい下だったら生きながらえられただろうね。
江藤は...理屈不要の薩長コンプレックスさえなけりゃもっと評価されてたろうに。
教科書なんかじゃ司法卿としてではなく佐賀の乱を起こした不平士族としてしか扱われていないもんな。
大学生になってから読んで感動したもんな。
あんまり話題にならないけど、江藤も「歳月」で大分評価されなおしたと思う。
>>911 逆に、強烈な反薩長だったからこそ小説の題材になりえる程の人物になってる、
とも言えるんじゃないかと
特に司馬の場合、江藤を小説の題材にする事はあっても、伊藤や大隈を題材にする事は
絶対なかったろうし。
井上馨じゃないの?
「法の下には何人も平等である」
「人間は国家によって保護さるべきであり、保護を受ける当然の権利を持っている」
という江藤の精神が、薩長の藩閥政治とは対極にあって、その考えを司法の面で実現しようとした
というのが、「歳月」での江藤
身内親族で馴れ合ってチェック機能皆無の糞会社に対する株主代表訴訟みたいな感じ>江藤
やっぱり司馬さんは駄目人間が好きな所がある気がする。欠陥人間好きというか、傑出してる部分と駄目な部分が同居してる人間が好きなんじゃないか?
>>918 自分の理想に燃えて、結局志し半ばで倒れる/自爆/自滅
みたいなタイプが好きなんかもね
成功者で長寿で亡くなった人の晩年をほとんど描かないし。
秋山好古くらいじゃないのかな。あれもさらっとしてたよなぁ。
北条早雲がいる
21:00 NHKスペシャル 「明治(3)税制改革・官と民の攻防」封印された
改革原案が物語る理想の国家とは
明日あるね。
翔ぶがのころのことかな?
余談である。中国の歴代皇帝のなかで、秦の始皇帝ほど「ちんぽみるく」を愛した
皇帝はいないであろう。始皇帝が趙の山陽侯の細君に「ちんぽみるく」を所望した
話が「史記」に記されている。
「須田さん、次は中国のちんぽみるく街道にしましょう」
須田さんは、五月だというのに、クリーム色のセーターを頭からすっぽり被り、
首穴から顔だけ出すという奇妙な格好をして、画板を手にしていた。
「司馬さん、この画板を背中に入れてくれませんか?そうです、背中からずっと
頭の後ろまで」
「それは何ですか、須田さん?」
「ジャミラです」
和露田w
>>922 「翔ぶが〜」は読んでないけど
この明治シリーズは、面白いと思う
>>926 笑うなよ!
ジャミラはよ〜、あれはあれで結構泣かせる怪獣なんだぜ
さて、「関ヶ原」突入しようっと・・・
>>923 笑った!
>>925 今見終わったんだけど、面白かったね。
ここのところNHKの「その時、歴史が動いた」なんかで物足りなさを
感じていたんで、この番組はどんなものかな?と今ひとつの予感し
か持たずに見始めたんだけど、うん、見ごたえあったわ。
翔ぶがではあまり触れられていない、この時期の別な側面を映像入りで
見られたのは良かった良かった。
929 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 00:01:43
好古と真之ってどっちが偉大なの?
また厨質問か
932 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 00:20:38
>>929 ケンシロウに叩きのめされたジャギですが。
好古あにさんの方が偉いに決まってんだよ!
釣りなのかマジなのか
935 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 01:47:17
雌螺子は何故、模倣できなかったのだらう
浅井長政の頭蓋骨の盃は、現存してれば国宝だな
なんかGW前からこのスレ程度が落ちたな
>>939 ここから何を得ようとしてるのか?
得るものは、あるのか?あんの?
程度とは、いかに?貴様の程度の基準は?
答えてみろよ?おぉ?何か言ってみろよ?あぁ?
なんてね、ヽ(´ー`)ノ
>>939 何を言やがる
過去スレ見てみ
なんつーか、波があんのだ
>>938 っていうかあの杯ってその後どうなったんだっけ?
944 :
無名草子さん:2005/05/15(日) 23:53:47
平宗盛って、情けないな。
何度も何度も
弟子にあきれられたり、それとなく窘められる
江藤たん萌え〜
>>944 宗盛=傘はリ職人の子ども説というのは、史書に根拠あるの?
>>942 でもちゃんと揺り返しでまともに戻るところがこのスレの健康なところですな。
さすが司馬読者。
オトナですわ。
と、煽りにもとらえかねない書き込みをしてみる。
尻啖え孫市の小みちたんに萌え
949 :
無名草子さん:2005/05/17(火) 00:01:04
十一番目の志士、って面白いと思う今日この頃。司馬遼太郎の荒唐無稽な剣豪物も、味があっていいよね。
大盗禅師とか、訳解らなさすぎて好き。妖怪とか特に。
>>950 「大盗禅師」は、全集に収められていないので、文庫買った。
そういや、途中まで読んで、そのままだ。
「妖怪」に出てくるマ○コのお化け、きもい。
剣豪物は、だいだい良い。
>>949 レス感謝!
「武蔵の後半生は緩慢な悲劇だった」(『宮本武蔵』)
って表現は司馬遼太郎らしい表現だな…
953 :
無名草子さん:2005/05/17(火) 21:33:25
今6巻読んでるんだけど児玉がヘタレすぎる。
5巻の旅順攻略であんなにすごかったのに。好古の方が格上?
児玉を責めないで!つか黒溝台の戦いの話?
955 :
無名草子さん:2005/05/17(火) 23:02:39
黒溝台の戦いの話
956 :
無名草子さん:2005/05/17(火) 23:13:49
司馬なんかの本を読んで時間を浪費している君達、
あほですね。ばかですね。低脳ですね。
957 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 00:28:52
sage基本ルールは無くなったのか?
タクラマカン砂漠を彷徨い、オアシスで冷たい水を飲む。
乾いた熱気が湿った心を乾かし、吹き付ける黄砂が少女の死体を洗い清める。
960 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 01:52:49
燃えよ剣読んだ。
最後の市村の
「隊長。――――――」
で泣いた
>>958 > sage基本ルールは無くなったのか?
特にそういう取り決めはなかったと記憶している。
このスレの大方の住人はそういうことを決めなくても、どうすべきかは
心得ていると了解している。
>>960 「燃えよ剣」は泣けるシーン多いよな。
俺は
沖田に捕まった夜、宿で故郷の話をする山南敬助
歳三と別れ官軍に出頭する近藤勇
「新選組副長土方歳三」
で泣いたな。
副長...。