1 :
無名草子さん:
無いから立てました。
文学板だと荒れそうなので敢えてこちらに。
2get
3 :
無名草子さん:05/01/20 21:56:44
4様
4 :
無名草子さん:05/01/20 21:56:48
5 :
無名草子さん:05/01/20 22:18:18
雪国が一番好き
6 :
無名草子さん:05/01/21 13:43:19
この人、人気無いの?
文板別に荒れてないじゃん。
新潮文庫を結構持ってます。
雪国・山の音・千羽鶴・伊豆の踊子・愛する人達・古都・新文章読本
最近講談社文芸文庫で「文芸時評」入手
今好きなのは千羽鶴
8 :
無名草子さん:05/01/23 12:17:55
古都いいよね
>>8 ラストがいいよね〜
ヽ_('A`) 〜♪
/ ̄ ̄ヽ、)
 ̄ ̄  ̄ ̄
10 :
無名草子さん:05/01/26 10:03:56
良いね
11 :
無名草子さん:05/01/26 22:04:06
↑
\ ∩─ー、 ====
\/ ● 、_ `ヽ ======
/ \( ● ● |つ
| X_入__ノ ミ そ、そんなエサで俺様がクマ――!!
、 (_/ ノ /⌒l
/\___ノ゙_/ / =====I like sigmarion2
〈 __ノ ====
「古都」の連載期間、川端のあとがき、勘違いしてるんだぜ。連載期間は
昭和36年10月8日から翌年の1月23日まで。単行本も文庫も27日になってる。
なんでだろうねえ。4日も間違えるなんてね。
>>12 そうなんですか。出版社に教えてあげたらいいのでは?
14 :
無名草子さん:05/01/30 12:06:35
( ・∀・)つ〃∩ ヘェー
|
|
|
|
/V\ ,J
/◎;;;,;,,,,ヽ
_ ム::::(;;゚Д゚)::|
ヽツ.(ノ::::::::::.:::::.:..|)
ヾソ:::::::::::::::::.:ノ
` ー U'"U'
エサがついとらんじゃないか!
17 :
無名草子さん:05/02/03 02:47:58
伊豆の踊り子良いね
18 :
無名草子さん:05/02/04 20:32:33
>>17 短編のうえに、川端康成の個性がよくあらわれていて、初めて
川端小説を読む人にはお勧めかもね。
19 :
無名草子さん:05/02/04 23:10:57
皆さん、上戸彩の古都は見ますか?
私は山の音、眠れる美女、片腕が特に好きです。
雪国と伊豆の踊り子はあまり好きじゃないです。
古都と川端康成って関係あるんですか?
21 :
無名草子さん:05/02/04 23:45:08
死ぬのが怖い。川端の本を読んだら救われますか?
みずうみがすきです
23 :
無名草子さん:05/02/05 21:59:59
片腕と月が好きです
短篇ばかりスマソ(´・ω・`)
24 :
無名草子さん:05/02/05 22:27:09
川端康成、ポピュラーなイメージなので、
よく知ったつもりでいましたが、
考えてみたら、一冊も読んだことありません。
25 :
無名草子さん:05/02/06 00:52:03
26 :
無名草子さん:05/02/06 09:07:12
>>24 読んだほうがいいと思うよ。純日本文学という感じがする。
27 :
無名草子さん:05/02/06 17:13:33
古都に出てくる千重子は大友秀男と結ばれたんでしょうか??
28 :
無名草子さん:05/02/06 22:27:19
そうですかぁ。
やっぱり許婚とむすばれたんでしょうね。
30 :
無名草子さん:05/02/08 04:28:34
散りぬるを、みずうみが好きなのですが
他に似たような作品をご存知でしょうか?
31 :
無名草子さん:05/02/09 13:56:21
>>29 何かで読んだ記憶があるのですが、「古都」の続きを書くと、
二人が不幸になるような気がする、と川端自身が言っていた
そうです。
この人の書いた少女小説が好き。
行き当たりばったりでご都合主義なのに、さくさくと読めてしまえます。
全然そんな描写はないのに、エロを感じる・・・。
33 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/13 11:41:34
12
34 :
無名草子さん:05/02/18 11:17:20
二人が、不幸になる。ってそんなん嫌〜
ソースありがとう。心底悲しい話なんですね古都。でも何処となく温かみもある話でもありますよね。
37 :
無名草子さん:05/02/20 13:01:20
ね。
川端康成の小説で一番の名作は何ですか?
39 :
無名草子さん:05/02/27 10:19:21
伊豆の踊り子
雪国
41 :
無名草子さん:05/02/27 12:31:51
みずうみ
42 :
無名草子さん:05/02/27 14:35:38
古都は川端康成の小説であまり評価されていないのですか?
43 :
無名草子さん:05/03/03 23:40:13
>>42 そんなことはないでしょう。
でも一番評価が高いのは、やっぱり「雪国」だと思う。
44 :
無名草子さん:05/03/04 02:03:56
「禽獣」を読むと猛烈に鬱になる。
ガス管を咥えることは、この頃から決っていた。
45 :
無名草子さん:05/03/04 18:52:16
名人(・∀・)イイ!!
46 :
無名草子さん:05/03/08 22:59:30
>>45 俺は将棋ファンだから、囲碁を題材にした「名人」は
読まないことにしている(-_-;)
別に棋譜をよむわけじゃないからね。
俺も囲碁は知らないんだけれど、一応読んだ。
でも、星とか小目なんぞという言葉が分からないし、たとえば
「つなぎがね、長かつた。」
という会話のニュアンスまでは残念ながら理解できない。
知っていれば何倍も楽しめるんだろうなと思う。
囲碁を打つ方のコメントを頂きたいところですね。
記述が、観戦記的な部分と、その周辺にも及んでいて、
全体として一番感じたのは緊張感だった。
川端が男を描いてるという意味では珍しい作品ですよね。
囲碁という緩衝というかクッションがなかったら、
男の生活の断片としては名人を書かなかったかもしれないと思う。
『虹いくたび』ってどうですか?
読んでみたいけど売ってないなぁ…
あと『美しさと哀しみと(だっけ?)』も読みたいな。
>>48 確実なのは全集だろうな。16巻本にも虹いくたびは入ってる。
虹いくたびの印象は山の音っぽい。
美しさと哀しみと、は中央公論でハードカバー、中公文庫で出てるね。
しかし、渋いというか、変わったチョイスだね。
50 :
無名草子さん:05/03/14 23:32:11
>>47 将棋ファンは、囲碁に敵対意識を持っているものだ。
だから、囲碁を題材にしているという時点で、読む
対象から除外されるのだ。
>>49 ありがとござんす。探してみます。
…変わってますかねぇ?
>>50 俺も将棋は指すけど、そこまでこだわらなくてもいいんじゃ^^;
>>51 新潮文庫に虹いくたび、はいってたんだね。スマソ。
全部文庫出してくれないかな?最新の全集欲しいんだけど金と場所が...
千羽鶴は旧版+波千鳥=新版になってるね、今気づいた。
角川の千羽鶴には挿絵が入ってる。
最近講談社文芸文庫、川端もけっこうでてるね。文芸時評は一部だけだけど
人柄がうかがえて面白いよ。
53 :
無名草子さん:05/03/15 14:35:54
何で自殺したの?
54 :
無名草子さん:05/03/15 19:57:17
作家って自殺する人多いよね。
才能が枯れてくると生きる意味を失うのでしょうか?
無能なアチキにはわからない…
55 :
無名草子さん:05/03/15 20:54:09
>>32 遅レス。
川端の少女小説は他人が書いたものが多い。
お弟子さんに草稿を書かせて、川端が添削リライトしたとか。
「歌劇学校」が全集に入っていないのもそのためだと
羽鳥先生から直接聞いたことがある。
>>55 代作話は文学板でも話題になった。
羽鳥さんて、一英さんかな、徹哉さんかな。
お二人とも川端のご研究のある方だよね。
「空の片仮名」、龍胆寺雄の「M・子への遺書」の
中で、内田憲太郎の代作と書かれているけれど、
最近の全集21巻に掲載されているよね。
代作について、専門家はどう考えているのかな?
えーっと…、いちおうマジレス。
「一英」が本名で「徹哉」が雅号です。
雅号の由来は不明。パーティの時に尋ねたら、笑って誤魔化されました。
「空の片仮名」の件は今度調べておきます。
私も龍胆寺雄側からの資料しか読んでないので。
>>56 知りませんでした。ご教示感謝。
代作って言っても
(1)完全に名前貸し。その作品を読んでもいない。
(2)他人の作品に目をとおし、自作として発表を承認した。
(3)目をとおし、手を入れた(添削リライトってのかな)。
(4)作品の構想を書き手(お弟子さんなのかな)に話し、書き手が書いたまま。
(5)できあがった(4)に手を入れる。
(6)口述筆記で筆記者が適宜修正。てにおはレベルだろうね。
ほかにもあるかもしれないな。
気持ちとしては、(5)や(6)は代作とは言えないかもしれないけれど、少なくとも
(1)から(4)は、全集なんかでは筆記者の名前も公表してほしいな。
出版社であれば裏事情にも精通しているだろうから。現代ではともかく、
川端の時代、別に業界慣習てして認められていたんならやむをえないことだろうから。
まあ、100%その作家の書いたものだけを全集には入れてほしいとこだけどね。
川端の対談っていろんな人がやってると思いますけど、
面白いのは武田勝彦さんとの、国文学の
「川端康成、その孤影の文学」掲載のもの。
作品について、川端より武田さんのほうがずっと詳しくて、
笑ってしまう。ソ連の翻訳、弓浦市は「曲がった湾の町」になってますね、
みたいに話題をふるんだけれども、わたし見ていません、とかね。
全集の話題でも、川端が、(気にいらないものは)困りますけどね、とか言ってるのに
武田さんはでも序文などはほしいと思う、なんて主張(笑
まるで、武田さんの教えている学生さんみたいな調子で、爆笑もの。
古い雑誌だけど、面白かった。
武田さんは今も早稲田の先生されていらっしゃるんですかね。
60 :
無名草子さん:05/03/20 08:32:24
<<59
ふむふむ。でも知識量と作家としての能力は別物だからな〜。
>>60 いやね、川端の作品に対する知識が、本人川端と対談している武田さんの方が
あるように感じられて、それが面白かったわけなんだけれども...
読まないとわかんないかな。
川端は呼び捨てで武田はさん付けなのね…
別にいいけど。
川端を客観視するためには呼び捨てがいいらしいんだけれど、
御注意いただいたので、以後は川端さんで統一したいと思います。
武田さんは当然ご存命で、力量は遥かに上なんだけど、同じ方向を見ている
先達だからね。ご指摘に感謝します。
ついでといっちゃなんだけど、よく比較される横光利一の昭和11.1覚書
川端康成氏の偉大さは、他の何事よりも人の云わぬことを云うところに
ある。つまり、氏の非常識の偉大さだ。氏は動いている限り、新しさを
発見してやまぬ。全く発掘の名人は近代文学中氏を第一としなければ
ならぬ。しかし、ジッドは発明にさいして、整理を怠らない。発明の整理
とは変貌の余地を与えることだ。(ちょっと新かなへ改悪)
横光さんもまたその慧眼をもって知られる作家だけれど、さすがですね。
「しかし」、以降は批判になるのかねえ。
64 :
60:2005/03/21(月) 21:04:47
『山の音』はどうですか?
菊子さんがとても可愛らしくて良かった。
>>65 他人の家庭の話に口を出すのもどうかと思いますが(笑
動物的なパワーポリティックスの観点からは、
修一夫婦は別居したほうがいいんではないかと私も思います。
山の音はあんまり考えないで読んでいたほうが好きだ。
とても好きな作品です。
67 :
無名草子さん:2005/03/22(火) 03:40:03
川端康成の短篇で娘が
財布を行商のババーに
盗まれちゃう話。
タイトル教えてください。
川端がおれのじいちゃんに似ている
70 :
69:2005/03/23(水) 19:43:02
勘違いだったぜ '`,、(´∀`) '`,、
72 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 00:04:30
>>58 川端は(3)。
「乙女の港」は修行時代の中里恒子による下書原稿の一部が現存する。
ちなみに大宅壮一の場合、(4)もしくは(5)のものがある。
73 :
58:2005/03/26(土) 01:20:29
>>72 フォロー感謝。
福永武彦さんが、「末世の人」という小文の中で、川端さんの代作について
メントをしていますのでその部分を引用しておきます。
...私は時々冗談として「川端式ニヒリズム」という言葉を使うが、これは面倒くさい、
どうでもいいというのの大袈裟な表現である。川端さんのニヒリズムには我々の
端倪すべからざるものがあって、生活の上のことばかりでなく作品の上にまで
それが及ぶことがあった。例えば誰も敢て公にしないようだが、川端さんの二三の
作品が代作らしいという噂があり、これなども代作は明治以来の文章伝授の習慣
だから川端さんは気楽に試みられたらしいが、こういう陋習は絶滅させたいものである。
...代作者の生計のためにするので川端さん自身のためではないとしても、やはり
川端流のニヒリズムの現れとしか思われない。空しいのである。どうでもいいのである。
しかしこのどうでもいいは、秦野某氏の場合にも、川端さんの死にかたにも、結局は
つながっているように思われる。...文芸読本川端康成(河出書房新社1972.4.23)
秦野さんってのは都知事に立候補して敗れた自民党代議士。川端さん応援したわけ。
74 :
58:2005/03/26(土) 01:32:31
川端さんを高く評価している福永さんだけど、いかにも純文学の作家らしい、
先輩への批評だと思う。中里さんも随分世話になったらしいですね。
日活が綿谷と金原で「古都」をやろうとしているらしい。芸能ニュースに掲載されている。
76 :
吾輩は名無しである:皇紀2665/04/01(金) 13:02:47
g
77 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 14:29:34
>>75 そうなの?
でもなぜか映画は観たいと思わないな。
_____________
|| ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| 昨日は4月1日。 ∧_∧ 4/1はねえ、
|| エイプリル・フールです。 (゚ー゚ *) 嘘ついていいのよ〜
||______________ ノ⊂⊂ | ほら、>77前みてね。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|
∧ ∧ ∧ ∧ ∧ ∧ |____|
(・,, ∧ ∧ ( ∧ ∧ ( ∧ ∧
〜(_( ∧ ∧ __( ∧ ∧__( ∧ ∧
〜(_( ∧ ∧_( ∧ ∧_( ∧ ∧ は〜い、先生。
〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,)
@(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ
俺も見たくないけどな。
79 :
無名草子さん:2005/04/02(土) 20:21:52
>>78 どうせやるなら、もっとおもろいことやらんか!
>>79 もれは釣れたので満足だ。
ありがとう、>77!
81 :
無名草子さん:2005/04/04(月) 05:16:44
『古都』の千恵子と苗子どっちが好き?
82 :
無名草子さん:2005/04/06(水) 21:10:58
>>81 「千重子」の間違いでしょ?
千重子の方が好きです。理由ははっきりしないけど。
小磯良平 「画譜 古都」飯塚書房
という本があります。別スレに書いたかもしれません。その際はご容赦ください。
この本には「古都」の新聞発表時に小磯良平氏によって描かれた挿絵と、単行本発表の年に、
川口松太郎によって脚色され、上演された新派芝居のシナリオと、早川利康氏の解説が書かれています。
明治座の三幕七場。登場人物に名前が付けられていて、なんとなく新鮮でわくわく。
苗子は木村苗子となっているから、千重子は木村千重子が出生時の名前ですね。佐田家の店員さん、
植村さんいがいには、内山、酒井、本田、市原さんと女中のたねさんが出てきます。でも残念なこと
に水木の親父さんは出てきませんので名前わかりません。
「古都」のあとがきにこの芝居について川端さんもふれているので、まあ公認かな?
今後木村さんという女性を見る目が変わりそうなのがなんとなく恐い^^;
84 :
吾輩は名無しである:2005/04/13(水) 13:56:50
l
みずうみ読んでて久しぶりにぞくぞくした。終わる間際の後味の悪さも凄い。今まで読んできた本の中で最悪だ、この小説。
今、眠れる美女を読んでいます(ToT)
片腕意味がわからないorz
温泉宿読んだけどワケワカンネ
90 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 16:50:51
眠れる美女は確かに良かった。
それ以外の小説はどこがいいんだかさっぱりわからん
つーか大半は途中で投げた。
91 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 00:40:11
92 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 17:29:49
やっぱりか。俺も自分でそう思うんだ。
でも雪国を通読出来た試しが一度も無い
助けて
93 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 18:01:11
雪国は小説と言うよりアートを見てる感じだったなぁ。
オレ様的には古都が好き。一気に読めたよ。
95 :
無名草子さん:2005/04/27(水) 21:56:02
金沢の美術館で川端関係の展覧会あるらしいんだけど
「美術コレクター」としての川端康成ってどんな作品を好んでたの?
遠方なので簡単にはいけないが、興味はある。
96 :
無名草子さん:2005/04/28(木) 00:04:22
95です。
自己解決しました。失礼しました。
97 :
無名草子さん:2005/05/04(水) 13:46:59
川端康成ほど、「日本の美」をうまく表現した作家はいないと
思っているが、皆さんはどう思いますか?
98 :
聖緑ジュンキスト隠れ難波派2階担当:2005/05/04(水) 13:55:48
超短編「夏の靴」ヨカタ。
>1
文学板ってあるのですね。知らなかった。
でも確かに、覘く気がおこりましぇん。
99 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 21:51:47
「雪国」で島村は駒子と葉子どちらが好きだったんですか?
100 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 21:52:27
「雪国」で島村は駒子と葉子どちらが好きだったんですか?
101 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 22:12:41
正直
川端の作品は
何が面白いのか
サッパリ分からん
>>101 川端作品はある程度年とったり経験積まないと理解できないかもね。
あなた、すごく若いんじゃない?学生?
私も20前後で踊り子読んでも理解できなかったが、20代後半で開眼した。
びんびんきましたね。
川端が面白くないって人は嫌味でなく、人生で美味しいもの食べ損ねてる
みたいでかわいそ。でもある意味わかんない方が幸せかもなw
>>97 西欧の美は装飾の美、上塗りの美であり、
日本の美とは「無地(無色ってこと)の美」だそうです。
この場合の無色とは何も色がないことではなく、
「全ての有色を包含した無色」なんだそうだ。
川端を読んでて感じるのは確かに、ぎらぎらの有色(意味の徘徊)ではなく、
意味性を放棄した淡々とした無色感だなあ。
明治の文明開化後、西欧文化が浸透するにつけ作家の自殺が相継いだのも、
日本人の精神性と西欧の精神性が拮抗したことが知識人を混乱させた
んじゃないかって見方もあるね。
しかし、日本の美を表現した川端も自殺しちゃったね。
104 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 17:45:46
>>100 >「雪国」で島村は駒子と葉子どちらが好きだったんですか?
個人的には「雪国」は「何が白で黒か」といった択一的ことは提示してないし
答えもないしテーマでもないと思うんだな。
105 :
無名草子さん:2005/05/08(日) 13:10:12
山の音最高!
20前後だが全集が欲しくて仕方ない。
新潮文庫のライナップが少な過ぎて悲しい。
107 :
無名草子さん:2005/05/10(火) 00:03:21
>>106 古本屋とかブックオフならあるんじゃないかな?
>>102 >川端作品はある程度年とったり経験積まないと理解できないかもね
そんなことないよ
18ぐらいの時「千羽鶴」読んで川端作品にはまったもん
話の筋云々じゃなくて文体にはまった。読んでると心が洗われると思った
109 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 18:08:03
>>108 そういう方もいるんだね。それは失礼しました。
>話の筋云々じゃなくて文体にはまった。
なるほど。そういうはまり方だったんだ。
18で話の筋やあの世界観に共感していたらある意味怖いね。
110 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 18:10:29
上戸彩主演の「古都」良かったね。
百恵ちゃんのもいいぞぉ
112 :
吾輩は名無しである:2005/05/23(月) 12:16:20
o
113 :
無名草子さん:2005/05/23(月) 23:08:30
「青い海黒い海」について、わかりやすく
説明してください。
114 :
吾輩は名無しである:2005/06/05(日) 12:02:54
h
115 :
21歳。大学生:2005/06/08(水) 19:11:47
いきなし雪国や伊豆の踊り子を読んでも、
彼の"叙情作品"の奥深さと裏に隠された真の意図、
琢磨された感受性を理解できないと思います。
これがノーベル文学賞?とか思うはず。
初めての人は、"虹いくたび"や"川のある下町の話"あたりの
"小説"から読むことをお勧めします(^^)
ストーリーラインが割としっかりしてる方なので、普通に読めるかと思います♪
116 :
無名草子さん:2005/06/09(木) 09:14:17
>>115 そうかなー?
自分はいきなり「雪国」や「伊豆の踊り子」を読んだけど、やっぱり
深く感動したよ。他の小説とは違うと実感した。
117 :
21歳。大学生:2005/06/09(木) 21:34:20
>>116 自分の言ったことが、誰にも当てはまるって訳じゃないですしね(><)
雪国や伊豆の踊り子にかなり感化されちゃって、自分は何回も湯ケ島や越後湯沢の方に
一人旅に行ってます♪
PS。駒子のもでるさんの小高きくさんは、綺麗な方ですよね(^^)
118 :
無名草子さん:2005/06/11(土) 13:36:54
いいなぁ。自分も行きたいな。
119 :
21歳。大学生:2005/06/11(土) 21:25:39
>>118 思ったなら行ってきなさいよ!
厭世的になって僻んでるんでしょ(^^)
120 :
無名草子さん:2005/06/12(日) 15:53:05
ばれた?ごめん、ごめん。
「虹いくたび」も「川の〜」も売ってないよヤスシくん
122 :
吾輩は名無しである:2005/06/21(火) 02:43:12
「みずうみ」のストーカーのような変態さが
たまらなく好き
123 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 00:25:35
川端康成、変態小説傑作選集
1みずううみ、2片腕、3眠れる美女 4禽獣 5散りぬるを
124 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 00:38:03
かおるたんハァハァハァハァハァ…どぴゅ
125 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 13:19:58
森茉莉も、川端のこと、この痴漢野郎!って絶賛してたように思う
126 :
無名草子さん:2005/06/26(日) 18:12:16
川端康成って1899年〜1972年までの人生の中で時代の大きな変化に驚いただろうな〜
とくに川端が60代ぐらいのとき・・・
音楽ではビートルズ、アニメでは鉄腕アトムとか特にドラえもん何か見た川端はどう思っただろうか?!
あとノーベル賞受賞したときにヒットした洋楽、シルヴィ・バルタンのあなたのとりこ
を聞いてどう思っただろうか?
>>89 温泉宿は読むべき?
川端通の方教えてくらはい
温泉宿は途中でやめちゃった。実写で見たい。
川端の伝記で良書無いですか?
130 :
無名草子さん:2005/07/02(土) 20:50:31
,.r<弌ヾヾヾヾヾヾ`ト`、-、__
/-ニニヘヾヾヾヾヾヾヾヾヾヾ`ー-、
./ー二e `゙ `゙ ゙`ヾヾヾヾヾヾヾヾ、シナヘ
仁一彡 ゙、ヾ、ヾヾ ゙ヘイ〃メ入
f‐ニ=ツ ,.' - 、 __ チ彡ニ┤
!彡ニヽ ` ー -- 二 _ー_-- 三ニ-}
V;〃ラ /〃ニー  ̄ メ二ーヲ
ハテj ,. ニ、 、 、tヘヾi、 ヾミニソ
.l. レ < (・) > .; .;:' ,.= 、 lミ,‐ヲ
! l 、  ̄ ,! .i < (・) > レ' ノ
l ト 、 ` '"´ ,! l 、  ̄ , : ,j
`1゙ヽ ,! l ` ´ ,.イ ,/
l '; ,.:' (´,、 ,. ヽヾ ,.:' /`
.| ; ,:' ` ´ ′ヽ ,.' /
! ; ,.' _,,,_ __ ; ;' /
', ゙、"ー-ニニニ=ヽ ,.' /
ヽヾ `ー--'''ー-一''′ /
`ヽ、 、 _ノ/
` ー--一''''"´
「古都」をamazonで検索したら、「古都ひかる」が大量にヒットする事実・・・
時代ですなw
132 :
無名草子さん:2005/07/11(月) 15:12:51
雪国と伊豆の踊り子は文庫オンリー?ハードはナシ?
川端が日本の美や叙情を描いているって、そんな素朴な感想でいいのか?
伝統美の領域は川端の狭い一部分でしかないんだから、
みずうみや禽獣を読めば、そんな意見で纏まるはずがないって分かるだろう。
>133
吉行淳之介が円弧と直線の中で、川端の冷徹な目を、
女性に対する思いやりを放棄したからだと述べている。
その始まりは禽獣かもしれないが直接はみずうみだと言っている。
そして眠れる美女の境地に達したのだと…
どう思う?
135 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/25(月) 12:49:28
re
「いい人ね」
「ほんとにいい人ね。いい人はいいね」
薫たん(*´Д`)ハァハァ
初めて日本文学を私小説から解放した人。
「私」が消えていってしまっただけなんだけど。
逆説的だね。
138 :
無名草子さん:2005/08/10(水) 14:07:58
まず、雪国について語ろうぜ!
突然終わるね、雪国。
140 :
無名草子さん:2005/08/23(火) 20:32:05
驢馬に乗る妻っていうの、面白いよ。
主人公の凄まじいエネルギーを感じました
141 :
無名草子さん:2005/08/23(火) 23:28:12
雪国の聞き間違いがよくわからない
なんて聞き間違えたの?
142 :
吾輩は名無しである:2005/08/23(火) 23:56:03
森茉莉が、川端の中に痴漢がいる、と褒めていた
私も聞き間違いのところの意味がわからなかった。
144 :
無名草子さん:2005/09/01(木) 12:20:46
雪国は映画の方がイイ
145 :
無名草子さん:2005/09/08(木) 00:43:29
ガルシアマルケスは、日本が世界に誇る変態作家:川端の「眠れる美女」に
触発されて作品を書いてる
146 :
無名草子さん:2005/09/08(木) 23:20:39
14歳ですが、「みずうみ」と「眠れる美女」で
川端に嵌りました
BSの成瀬特集で山の音の映画放映してたね
原節子の菊子はガタイ良すぎだけど
セリフとか原作そのままで雰囲気出てて良かった。
私も見ました。原作は読んでないのですが、なぜタイトルが「山の音」なんでしょうか?
149 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/20(火) 12:55:32
:
映画・寅さんに川端 康成みたいな人出てない?
なんかのCMにチラッとさ。
152 :
無名草子さん:2005/09/22(木) 22:04:13
物事の分かった女性なら、川端は唾棄すべき人間だと
知っている。
ノーベル賞なんて値しない。人間としては最低。
日本の男にはこういうの、多いけど。
薫たん(;´Д`)'`ァ'`ァ
14歳(;´Д`)'`ァ'`ァ
踊り子(;´Д`)'`ァ'`ァ
舌足らずなしゃべり(;´Д`)'`ァ'`ァ
155 :
無名草子さん:2005/10/07(金) 13:10:41
注文したくなりました
156 :
無名草子さん:2005/10/18(火) 17:24:10
国境って「くにざかい」って読むんですか?
>>156 川端はどっちでもいい派。
各種勘案すると、くにざかいと読んでおけば、しかられ度は少ないと思われw
158 :
156:2005/10/19(水) 07:49:49
157さん、ありがとうございます
159 :
無名草子さん:2005/10/19(水) 16:47:09
川端康成って誰ですか
160 :
無名草子さん:2005/10/30(日) 12:56:05
161 :
無名草子さん:2005/11/02(水) 10:22:07
薫たんの若鮎のような脚あげ
162 :
無名草子さん:2005/11/13(日) 10:59:45
age
>>152の気持ちなんとなくわかるかも。
自分も川端作品って生理的になんか受け付けない部分があるんだよな〜。
でもこわいものみたさで読んでしまう。
164 :
無名草子さん:2005/11/23(水) 20:41:08
「結局この指だけが、これから会ひに行く女をなまなましく覚えている、・・・・
・・・・この指だけは女の触感で今も濡れていて、自分を遠くの女へ引き寄せるかのようだと、
不思議に思ひながら、鼻につけて匂ひを嗅いでみたりしていたが、・・・・」
ところで、みなさまにも、この指の感触は残っておいででしょうか?
165 :
無名草子さん:2005/11/25(金) 13:39:57
川端マニアに質問!
「沢 純子」という名の登場人物がいる
作品があるって聞いたけど、なんてタイトル?
166 :
無名草子さん:2005/12/04(日) 10:30:43
知らん
167 :
無名草子さん:2005/12/11(日) 12:10:49
age
168 :
無名草子さん:2005/12/25(日) 13:07:12
「眠れる美女」は本当に川端が書いたとは思えない。
他の作品とは文体がガラリと変わるよね。
三島が書いたという説もあるけど、作品の世界はもろ川端だし、真相はどうなんだろう。
新潮文庫「名人」が改版で文字がデカくなっているぞ。
奥付を見ると平成十六年十月二十五日に改版となっているのだが、
何故かカバー背の値段にアンダーラインが無いので、
中を見ないと旧版と区別が付かないから注意!
170 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 11:44:44
あげ
171 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 05:59:42
こいつ死ぬまで処女に拘り挙げ句の果てに80代で10代の処女に恋して自殺かよ!!!
けど、おれ好きだよ、こいつ。
173 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 19:30:17
「ノーベル賞作家、川端康成(72)は十六日夜、仕事に使っていた逗子マリーナ マンション四階の自室で、ガス管を口にくわえ、自殺した。」
って事なんだけど、意味が良く分かりません。
なぜ、ガス管を口に咥えるだけで死んでしまうのでしょうか?
174 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 19:38:03
>>168 でもあの江口老人が嬉しそうにおっぱい触るところとか生々しくて
川端らしいヘンタイと思うがな・・・
175 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 19:38:50
176 :
無名草子さん:2006/02/09(木) 19:45:55
>>175 では、ガスの種類(13A・12A・6A・5C・L1・L2・L3)は関係が無く、
あごが外れた事が直接の原因という事でしょうか?
そもそも、殆どの記事が「ガス管を咥えて」としか書いてないので、
元栓を開けていたのか否かが分からないので、
ガスの種類を論じるのは意味がない事は分かったいたのですが・・・
でも、あごが外れただけで人間って死ぬものなのか?
ショック死という言葉は説得力がありますが、
あごが外れる事が、いかなるショック状態を生むのか、
いささかの疑念が残ります。
177 :
無名草子さん:2006/02/12(日) 18:43:04
>>173 1、ガス管を口にくわえて、切腹した。
2、ガス管を口にくわえて、餓死した。
3、ガス管を口にくわえて、毒を飲んだ。
4、ガス管を口にくわえて、首吊りをした。
5、ガス管を口にくわえて、頚動脈を切った。
6、ガス管を口にくわえて、窓から飛び降りた。
7、ガス管を口にくわえて、鼻を塞いで窒息死した。
8、ガス管を口にくわえて、頭を柱にぶつけ脳内出血した。
9、ガス管を口にくわえて、水の中に頭を突っ込んで溺死した。
10、ガス管を口にくわえて、部屋の中を通る電車に飛び込み轢死した。
178 :
あ:2006/02/12(日) 20:02:33
あ
179 :
無名草子さん:2006/02/13(月) 05:52:09
さすがノーベル賞をとっただけあって、いろんな死に方をされたんですね。非常に感心しました。
180 :
無名草子さん:2006/02/16(木) 21:51:53
山の音読んだのですが、私自身がまだ20代だからでしょうか
信吾というおじいさんがとても気持ち悪く感じられました。
私自身、もう少し年齢を重ねれば…とも期待しておるのですが、
181 :
無名草子さん:2006/02/17(金) 01:43:12
いや、川端は変態だから気持ち悪くて当然。
むしろ歳をとって川端の感性に共感できるようになったら、まずいと思うが。
川端スレ、今でも立つのか。
川端康成は日本で一番名の通る作家であるけど、その作品は、実は日本で一番近寄りがたい。
俺が思うに、それは「読み方」だ。
まず、ストーリーありきではない。ストーリーで小説を読む人には受けにくい。
川端康成の魅力は文体にこそ現れるからだ。
雪国を読んで、出だしの「夕景色の鏡」のくだり。
ここの描写に感嘆できるタイプの人間じゃないと、読んでもつまらんでしょ。
そして、はっきり言ってしまえば、川端の小説は「ポルノ」だ。
でも、それがポルノとされないのは、その作品の中に秘めた共通する美意識があるからだ。
それは「完全なる純真無垢」。
残念ながらこれが男性の本能に訴えかける。それが決してあり得ない物だと知りつつも。
あやうさにこそ、美を感じる。
前に書き込んだ180ですが、
皆さん氏の掌編はいかがでしょうか?「気持ち悪い」と書いたのにまた
誉めるのもおかしいのですが、
文庫「掌の小説」で
万歳→有難う の流れなどは、泣いてしまいます。
>>183 それは大好きです。弱き器、子の思い、心中など
原稿用紙が無かったから書いたとは思えないほどの
素晴らしい短編揃いだと思います。
185 :
無名草子さん:2006/02/22(水) 22:53:49
みなさん死体紹介人についてはノーコメントですか?わたしは死体紹介人が
一番すきです。あややが出てた伊豆の踊り子見て、原作を読みたいと思い
十四の時に初めて川端さんの作品を読みました。
そのときはさっぱり良くなかったのですが、十七になった今川端さんの作品
を読むと、金原と綿矢の作品に感激していた自分が恥ずかしくなりました。
なんで国語の教科書に載らないんですかね?
死体紹介人。やっぱり変態の匂いがするから?
あーあった!あった!死体紹介人!
私も忘れていたが「(娘は)花束を振り回すように笑い転げた」という
表現があって、なかなか当を得た美しい表現だ!と感動しましたね。
187 :
無名草子さん:2006/02/23(木) 10:28:41
物書きは究極の変態だ!!!そんなこともわからんのか、低能ども!!!
188 :
183です:2006/02/24(金) 09:23:25
死体紹介人は最高ですょ!死体をうっぱらうなんて発想は川端さんにしか
出来ない発想ですよね、しかも二人も…。さすがは日本が世界に誇る天才
作家。。。
189 :
無名草子さん:2006/02/27(月) 15:43:20
あまり有名じゃありませんが『朝雲』という短編が大好きです。
190 :
183です:2006/02/28(火) 09:44:37
どういう内容ですか?朝雲?
191 :
無名草子さん:2006/02/28(火) 14:06:28
『朝雲』は女の子が学校の女の先生に憧れるっていう短編です。とても美しい文章ですよ。未読なら一度読んでみてください★
オレンジレンジに川端康成みたいな顔の人いるよね?
195 :
183:2006/03/05(日) 10:26:02
たかこぉぉぉぉぉぉっっ
196 :
無名草子さん:2006/03/05(日) 10:51:35
十代とかで川端康成を好きだという人はよほど感性が鋭いのだと思う。
自分は高校の時、伊豆の踊り子や雪国を読んでまったく良さがわからなかった。
三十を過ぎて伊豆の踊り子を読み返しひどく感心した。久しく忘れていた瑞々しい、
追憶にも似た自己陶酔の甘美な感覚を思い出させてくれた。
あんがと川端さん。あんたやっぱり偉大だよ。
197 :
匿名希望:2006/03/11(土) 20:23:22
川端康成の作品は日本語がかなりきれいですよね。
でも、なんだか近寄り難いという気もします。
いまさらながら自殺してしまったことが、かなり残念であります。
その理由もなぞのままですし。前のスレで八十代で十代の女性に恋をして自殺
というのは間違いだとおもいますよ。
198 :
無名草子さん:2006/03/12(日) 00:33:36
>>197 いや・・・決して間違いではない・・・
彼は死ぬまで処女性にこだわっていた・・・
作品がそれを物語っている・・・
199 :
匿名希望:2006/03/12(日) 10:40:11
そうなんですか・・・。売れっ子の作家でしたから、女性関係もいろいろ
あったでしょうけど・・・。
ちなみに初恋の相手は伊藤初代さんというかたですよね。お写真を拝見
いたしましたがなかなかかわいらしい人でありました。
なんで自殺したんだ(自殺だっけ?
芥川も太宰も。
201 :
無名草子さん:2006/03/13(月) 00:24:51
死にたくなったんじゃないかな。
202 :
匿名希望:2006/03/13(月) 21:12:12
そうとしかいいようがないです。
やっぱり大作を書かなきゃいけないようなプレッシャーがあるのでは?
しかしそれは本人のみぞしるところ。
芥川はぼんやりとした不安だったと思います。幼い頃母親が精神を病んで
いたことも関係があるのではないでしょうか。
203 :
無名草子さん:2006/03/14(火) 00:29:30
危険なかんがえかも知れないが、
作品以外でも、歴史に名を残す
下心があったのも一因かと
無為徒食で旅行三昧
貧乏女の人生を高みから観察
そこで一句詠んだのが雪国
205 :
無名草子さん:2006/03/19(日) 16:19:34
自殺は三島の割腹が影響してると思われ
206 :
無名草子さん:2006/03/20(月) 20:58:47
↑同感。楯の会事件がよっぽどショッキングだったんだろうね。
それできっとガスであっぱらぱぁ〜になろうと思って、逝っちゃったんだろうね
川端は盾の会は反対で、そのため疎遠だったらしい。何年後だっけ?三島の。直後じゃないから、ショッキングのため、ってのはまとはずれ。
208 :
無名草子さん:2006/03/29(水) 11:45:28
楯の会反対だったの?三島は川端尊敬してたんだよね?
つかここ過疎すれだね
209 :
無名草子さん:2006/03/30(木) 10:38:47
川端の三島追悼文にあったな。
210 :
無名草子さん:2006/04/07(金) 18:13:11
過疎で結構!チェーホフの「可愛い女」が「プリティ・ウーマン」であれば、川端康成の「雪国」は英訳では「スノウ・カントリー」になる。「川端選手、ジャンプが見事です。世界最高のジャンプを決めました!にっこり笑って金メダルです!」といった感じで面白い。
211 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 08:43:42
川端康成って足フェチだよね
俺もそうだから分かる
212 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 19:53:37
そうかも。でも谷崎潤一郎の足描写が凄い。
213 :
無名草子さん:2006/04/18(火) 23:26:25
伊豆の踊り子のドラマとか映画って結構でてるけど、どれが一番評判がいいとかある?
214 :
無名草子さん:2006/04/19(水) 22:09:45
>>214 お邪魔してきました。
気になったのは
川端は。。。交流の否定。。。
ではなくて
眠れる美女においては、交流の否定?を書いているとは思うけど。。。
交流の定義が私と違うかもね。
メジャーな作品も書いてね。楽しみにしてます。
216 :
無名草子さん:2006/04/21(金) 20:58:55
>214
川端がホモだったって点から『私』に『美しい』って形容が被さっただけなんて言ったら
ナンセンス??
217 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 15:27:25
>>215 いらして下さり、ありがとうございました。
交流の否定は、眠れる美女だけじゃなく、結構他にもあるような・・・。禽獣とか。
なのに、私生活では、社交的で、友人も多くで、なにか矛盾を感じる私です。
215さんは、その矛盾をどう解きますか?
218 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 15:36:57
>>216 川端さんの「少年」とかを読むと、川端さんに同性愛的な傾向があることは
見て取れますが、決してホモではないのではないでしょうか。
男同士の精神的な繋がりというのは、美しいものです。川端と三島との間にも
そういうものがあったそうです。
また、いらして下さいね。
>>217 川端は…、という表現は川端全体の傾向を評価する表現なわけでしょう?2,3の作品から
全体を評価するのはどうかな。
伊豆の踊り子、雪国、山の音、古都、千羽鶴…、などなど、人が人として登場するものはすべて、
むしろ琴線に触れるような交流があると思いますけど。
それから、実生活が作品に映し出される、と考えるのはむしろ芸術家に対する侮辱のように
思います。これは説明したくありませんが。
220 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 17:44:18
>>219 ご指摘の箇所は、実はそんなに深く考えないで、書いたところです。で、ご指摘を
受けて、読み返してみたのですが、そんなにおかしな表現とは自分でも思えません。
2,3の作品から全体を評価するのは、たしかに間違いでしょうが、逆にすべてが
眠れる美女のような小説であるというような小説家などありえないわけで、その部分だけを
切り取って読むのでなく、ブログ全体の流れとして読めば、「川端は」という表現は、
そんなにおかしいとは思えないのです。
210さんが、お挙げになった小説は、いずれも名作で、山の音以外は、すべて私も
拝読いたしております。「琴線に触れるような交流」たしかにあります。おっしゃられた以外の
小説以外でも、たくさんあります。私も氏の作品はかなり読んでいるつもりですので、
自覚しております。でも、川端論としては、なぜかそういうふうに書きたい。それが、間違って
いるとおっしゃられるのであれば、仕方ありませんが・・・。
>>220 まあ、感想は人それぞれだし、意見を合わせる必要はないですね。(笑
222 :
無名草子さん:2006/04/22(土) 19:01:53
>>221 そう言って、もらってほっとしました。論争から喧嘩に発展する事態は避けたかったです。
実は、他の川端文学愛好家と話をするのは、ここが始めてです。周りには、
哲学者や大江愛好家はいましたが、同じ川端好きの同好の士はいませんでした。
川端のメジャ−はもちろん、マイナーな小説までもが、あたりまえのように
飛びかって話がすすんでいく。私にとっては、夢のような空間です。
えー、ブログ公表して喧嘩しないんじゃ、意味ないんじゃー?
お嬢様のお付き合いでもあるまいしー(笑
喧嘩大歓迎でしょう?
224 :
無名草子さん:2006/04/23(日) 04:37:35
↑なにこいつ
225 :
無名草子さん:2006/04/29(土) 20:45:50
>>223 224は、私ではありません。
お嬢様のお付き合いでも、いいんじゃぁないかと。
そういえば、川端の描くお嬢様ってお嬢様らしくていいですね。
>205
前に鎌倉の覚園寺というところに拝観にいったんだが、
康成さんが死ぬ前の日に来て、ただただじーっとずっと
仏像を見てたんだって。
あのでっかい目を見開いて、何を考えてたんだろうか。
227 :
無名草子さん:2006/04/30(日) 03:28:43
『贋食物誌』?だったろうか、
自殺1年前ぐらい?にも吉行淳之介に
川端が「今度一緒に…に行きましょう」とか何か言ったことがとあるそうな。
…は忘却
吉行自身は一緒に行くような仲ではないのでいぶかっていたとあるが、
228 :
無名草子さん:2006/04/30(日) 16:43:35
昨日本屋で川端康成の『雪国』という小説を買いました。
まだ読んでませんが
いま山の音読んでます。
精読で。
230 :
無名草子さん:2006/05/04(木) 21:15:27
保守
231 :
無名草子さん:2006/05/05(金) 13:48:16
おお!
こんなスレが存在していたとは!
実に嬉しいので今後、頻繁に覗くとする。
川端で好きな作品は『浅草紅団』『浅草の姉妹』『眠れる美女』だな。
『伊豆の踊子』
これまでに幾度となく映画化、ドラマ化されているが
数年前の正月にもTBS系でドラマ化されたことがあった。
ハロプロの後藤真希、保田圭、辻希美が出ていた。
いまでも時々見る。
『伊豆の踊子』これはやはりストーリーがドラマ化しやすいんだろうか、
ほかにも何編かをしっているが、どれもそこそこには見られるんだよな。
232 :
無名草子さん:2006/05/05(金) 19:45:50
講談社「日本現代文学全集」全108巻のうち第66巻「川端康成集」は昭和36年6月の発行。
集英社「日本文学全集」全88巻のうち川端康成集が第39巻と第40巻の2冊にあった。
233 :
無名草子さん:2006/05/06(土) 19:26:38
私も山の音読み始めました。
234 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 17:20:23
「伊豆の踊り子」の感想文を書いてください。
235 :
無名草子さん:2006/05/07(日) 17:48:22
「伊豆の踊子」は、メジャーだから、露骨にその人の読み方というか読みの深さがバレテ
しまう。だから、まだ書いていません。
あんな爽やかな青春の出来事、もう俺にはないのかなあ。
「山の音」いいですよ。私には普通のホームドラマのような感じがしますけど。
信吾も修一も会社で仕事してるのかなあ。
236 :
浪人:2006/05/16(火) 15:44:58
あんたやん、すげいなあ、名のない草子さん、ものすごい喋ったよな!
237 :
無名草子さん:2006/05/23(火) 12:42:26
十代のころ嵌って色々読みました
伊豆の踊り子はラスト、誰かのマントの中で
泣いてるとこの描写が好き あまやかで
温泉宿も泥臭くて、女たちが逞しくて良い
みずうみも最初のお風呂のとこは熱心に読んでしまう
自分がもし湯女でこんな客だったら気味悪いことだろう
ひとの心の中の景色は誰にもわからない…
238 :
無名草子さん:2006/05/23(火) 15:14:49
ここのスレの住人さん、首をかしげないで答えてほしい、頼む!
質問:なぜ今「川端康成」か? と聞かれたら、
どう答えますか?
239 :
無名草子さん:2006/05/23(火) 17:47:58
なぜ今ってことないけど、自分の好みに合うから
「時代を超えて」読めているのだと思う(おおげさですが)
すなわち自分の感性に合っているのでしょう
240 :
無名草子さん:2006/05/23(火) 18:07:21
優れた作品に「なぜ今」なんて言葉は意味がないでしょう。
241 :
無名草子さん:2006/05/23(火) 20:20:21
182はなるほどと思いました
エロスの正体を探ってるような、、あやうさ
悲しいほど美しい、触れてはいけないもの、
確かにある意味ポルノなのかも…
夕景色の鏡のとこはやばいくらいきれいですね
酩酊してるかのようで
242 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 03:28:16
>>238 しかしそう言われてみるとそうですね。
なぜ川端なんでしょうか。
私はいちねんに一度ぐらい、『古都』を読みかえします。
毎回、ラストの抱き合って寝る所で涙が出てきます。何故川端か。不思議ですね。
>>238 質問の意味がよくわからないな。ほかにもいい作品があるのに、という意味?
なら、答えは俺的には、川端以上の作品はここんとこでていない、というところ。
川端の濃い描写読んでると、最近のって気の抜けたビール以下の希薄さ。何読んでもそう。
ビジネスレター読んでるみたいだ。ワープロとかPC使うからかな。
ひょっとしてやっぱり日本語には言霊ってあるのかも(笑
244 :
無名草子さん:2006/05/27(土) 20:41:49
三島由紀夫が仮面の告白で”自意識”を取り上げたのは周知、
川端さんはそれよりもっともっと奥深くの根底に在る人間誰しもが持っている”もののあわれ(孤独・哀しみ)”と
その状態で見る自然などの美しさを、独特の方法によって描きました。(行間にかなり深く描かれています)
雪国や山の音、古都・美しさと哀しみとetc・・は、
表向き、女との戯れや通俗小説風だと思われがちですが大きな間違いです。
今の平和ボケした世で、
川端さんの小説から”もののあわれ”を取り出せる人が、果たして何人いるでしょうか
245 :
無名草子さん:2006/05/29(月) 09:51:47
もののあわれ… なるほど〜!
(自分の薄っぺらな書込みが恥ずかしくなっちゃった)
246 :
無名草子さん:2006/06/01(木) 16:28:17
川端康成が初恋の人にプロポースをした場所は岐阜市。これは事実です。
皆さん、ご存知でしたか?
雪国は偶に読み返す作品です。とても短いし、一寸した短編の趣。私が思うのは作品全体を通しての静謐さです。
温度が一、二度低い様子ですかね。冬に一人、炬燵でこの本を読むと落ち着いた気分になります。
このような気持ちにさせるのは作者の心持がそうさせるのだと思うし、また、雪国の白い清らかさ
厳寒の澄んだ空気が伝わってくるようです。夕暮れ山峰、写実の美しさ、夕風という
描写が好きです。叶わぬ恋を底流に雪国が持つ幻想的な美しさを見事に描写したまさに名作ですね。
248 :
無名草子さん:2006/06/01(木) 22:47:42
『篝火』を知ってる人はいますか?
249 :
無名草子さん:2006/06/04(日) 20:13:58
>>248 南方の火と合わせて知ってますよ!
”海の火祭り”の”鮎”の章に入ってますよね!
チヨモノは僕も大好きで、山の音や雪国と違って
作風が人工的ではないですよね!
250 :
無名草子さん:2006/06/04(日) 23:49:34
>>244 おっしゃる通りで。年を重ね辛い人生経験をしないと,彼の作品は理解できないという所以がよく分かりますよね。
251 :
無名草子さん:2006/06/05(月) 11:26:24
>>249 凄い!なぜ『篝火』をしっているのですか?
知ってる人はほとんどいないと思ったのに、
チヨモノは、実話だから いいのかな?
でも知ってる人がいたという事実は嬉しい。
252 :
無名草子さん:2006/06/05(月) 11:27:11
>>249 凄い!なぜ『篝火』をしっているのですか?
知ってる人はほとんどいないと思ったのに、
チヨモノは、実話だから いいのかな?
でも知ってる人がいたという事実は嬉しい。
253 :
249:2006/06/05(月) 21:44:27
254 :
無名草子さん:2006/06/09(金) 15:04:34
"伊豆の帰り"にチヨと東海道線?で偶然遭う話が書かれてるけど,これって実話ですか?
255 :
無名草子さん:2006/06/12(月) 12:31:11
短編小説「非常」・・・どういう意味だったのか判る方いますか?
256 :
無名草子さん:2006/06/12(月) 19:44:22
なんか川端の試飲が腹上死だったとか言う噂聞いたことあるんだけどホントかな?
257 :
無名草子さん:2006/06/12(月) 20:43:59
古都の読書感想文提出で一番好きな部分とか心に残った部分を
書き抜けってあるんだけどみなさんどこが一番印象に残ってる?
迷う…
258 :
無名草子さん:2006/06/13(火) 13:14:21
>>255 非常じゃなくて,本当は事情または諸事情です!ちよは学力がなかったためか,間違った単語を手紙に使ってしまいました。
>>256 試飲×
死因○
>>257 祇園祭の日,御旅所で苗子が七度まいりをしてる箇所! 天涯孤独の川端の,痛切な祈り,優しさが感じられます(泣
259 :
無名草子さん:2006/06/13(火) 14:22:06
>>258 さん、教えて下さい。
「非常」が「事情」だとしても、判りにくいです。
短編小説『非常』を読むと、何らかの「病気」になってしまったようですが、
その通りには受け取りにくいのですが。
その通りだとすれば、どんな「病」だったのでしょうか?
もし、お判りになれば、>258さんのお考えで結構ですから、
是非教えて下さい。よろしくお願いいたします。
260 :
258:2006/06/13(火) 15:06:13
>>259 病気ではないです!岐阜に戻ってる間ちよに情人(好きな人)ができてしまったので、
婚約破棄の申し出(”非常”の手紙)を送りましました!
川端を傷つけないようにちよは、遠回しな言い方で言葉を結んでいますけど、
彼には逆効果だったみたいです。
なぜはっきり嫌いと言ってくれないのか!と嘆いていました…
解らない点がありましたら、また質問ください、259さん
261 :
無名草子さん:2006/06/13(火) 22:36:09
ありがとうございます。
「非常」の最後のくだり、
この娘のどこが一ヶ月前のみち子なんだ。
(中略)
顔は人間の色でなくかさかさに乾いている。
・・・色つやといふものはどこにもない。
これは、ちよ(みち子、初代)の心を表した言葉という事でしょうか?
それとも康成の心の何かでしょうか?
空想と現実が混ざっているのでしょうか?
読解力がなく、申し訳ありませんが、教えてください。
「非常」は短い小説ですが、私には『謎』が多い小説です。
262 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 00:28:57
>>261 岐阜にいる間,寺を建てるための辛い作業をさせられていて,壁塗りの仕事とかして皮膚が荒れてしまったり,ストレスとかでヤツれてしまったみたいです
でもそれから後年の,東海道線の中で偶然ちよに逢う"伊豆の帰り"では,『美しい白い肌,幸福になった彼女の印章ばかり強まった』と言ってます・・・
263 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 09:31:56
うーん、そうですか。助かります、ありがとうございます。
ちよ(初代)と岐阜についての作品を、時系列順にすると、
(カフェ・エランでの出会い)…
南方の火・篝火…
非常…
雨だれに散(←すみません、この字、読めません、おしえて下さい)…
(伊豆の帰り)…
という事ですね?
『伊豆の帰り』を読んだ事がありません、探してみます。
でも、本当に色々とありがとうございます。
「なんだ、こんな事も知らないのか!」と無視されても良いような
質問ばかりだと思っていたので、嬉しかったです。
康成、ちよ、そして岐阜での小説について、今、夢中になっています。
また、判らない事がありましたら、書き込みます。
264 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 12:20:55
>>263 篝火→非常→霰を基にして海の火祭の"鮎"の章を書いて,またそれを独立させて,南方の火に改稿したそうです・・
自分も微力ながら,わかる範囲で,お答えできればと思ってます(><)何かありましたら,その時はまた・・
265 :
無名草子さん:2006/06/14(水) 14:45:32
ありがとうございます。
岐阜と康成と初代について、小説について、
わからない事がありましたら、書き込みます。
助かりました。
266 :
無名草子さん:2006/06/15(木) 13:08:13
「雪国」衝撃的でした。そんなに本を読んでいないので、ほかの作家さん
とは比較できませんが、とにかく美しい。透明な輝きを感じました。
中学生のとき、高校生のときに読もうと決心して2回とも30ページくらい
で挫折したのですが、今となってはあれをつまらないと思って挫折した
自分に苦笑です。ん〜、10年後みたらまた違って見えるんだろうな。
大学1年生です。
267 :
無名草子さん:2006/06/15(木) 20:31:07
もうそろそろ、川端を狂人とか変態とか言う目で読むのやめた方がいいと思う。
至ってまとものは人だよ。
268 :
無名草子さん:2006/06/17(土) 02:09:20
私もそう思うけど、眠れる美女の発想はありゃすごいですよ
269 :
無名草子さん:2006/06/17(土) 12:45:21
「雪国」のこれから女に会いに行く途中の汽車のなかの
島村は退屈まぎれに左手の人差し指をいろいろに動かして眺めては、
結局この指だけが、これから会いに行く女をなまめかしく覚えている…。
という部分に激しく萌え〜〜〜。
270 :
258:2006/06/17(土) 15:23:45
雪国64ページの駒子のセリフ,『ううん,難儀なの』 の,ここでの難儀の意味は"生理"です! 生理中なのに,してしまったんです!
271 :
無名草子さん:2006/06/17(土) 21:00:52
生理中でできないときに『生理中だからだめ!』といわれるより、
駒子のように色っぽく『ううん、難儀なの…。』といわれたほうが
激しく欲情しそうな希ガス。
頬を少し上気させて上目遣いの濡れた瞳で
消えそうな吐息のような声で言ってくれい!
272 :
無名草子さん:2006/06/17(土) 23:19:32
>>271 いやぁ、凄くいいねぇ。
そんなこと言われたら、オジサンむしろしたくなっちゃうなぁ
273 :
無名草子さん:2006/06/23(金) 16:34:58
眠れる美女で
江口を一瞬エロと読み間違えて\(^o^)/
274 :
無名草子さん:2006/06/25(日) 22:43:57
孤児根性って何?
詳しく
275 :
無名草子さん:2006/06/26(月) 17:49:28
276 :
無名草子さん:2006/06/27(火) 01:17:45
>>274 たぶんあれでしょうか。お父さんもお母さんもいなくなって、
両親以外の、大人の顔色を見ながら卑屈に育った、
「子供らしくない気をつかう」や「他人を信用するまでに時間がかかる」
などの特徴を持ったことを、孤児根性と呼んでいるのではないでしょうか。
『伊豆…』のときの解説などに使われているキーワードですよね。
まちがってたらゴメンナサイ
277 :
にゃんぽいんと:2006/07/03(月) 09:53:03
福田和也の日本人の目玉のせいで、(たぶんはじめて)読み出しました。
文体文体って言うけれど、そもそも文体が無い…って引いている福田に対して、日本はあまり文芸評論で文体研究って
ないですね、江藤淳みたいな。
美しさと悲しみと、と、山の音って、おなじ長編なのに両極端な印象があります。
「伊豆の踊子」の「何か白いものを振り始めた」の
「白いもの」って何?
精子
281 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 04:45:08
綿の手ぬぐいみたいなものじゃないかな。
手を振ったとかアリかな?
283 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 12:57:54
伊豆の踊り子の旅芸人の構成メンバーと年齢は??
284 :
無名草子さん:2006/07/22(土) 21:47:06
栄吉 24歳 千代子(妻)19歳 薫(妹)14歳 百合子(雇い)17歳
おふくろ(義母)40歳くらい
285 :
無名草子さん:2006/08/08(火) 22:05:57
雪国の行男の存在は、なにを意味しているのでしょうか?
>>285 行男の両親の行為の結果を意味している。
287 :
無名草子さん:2006/08/20(日) 10:37:43
age
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
雪国読んだ
……何故これがノーベル賞ものか理解できません><
というか島村きもい
290 :
無名草子さん:2006/09/02(土) 21:32:20
雪国のよさがわからないなんて、まだまだだな。何歳かな。もうちょっと大人になって
から読んだら理解できるかも。
>>288 そのスレ凄い。盗作で賞金500万円泥棒だと!佐藤亜紀って奴
盗作本「バルタザールの遍歴」
ここ
↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪!! 盗作犯人同士がバトル?!
292 :
無名草子さん:2006/09/05(火) 00:05:33
雪国、伊豆の踊り子と読んできました。川端康成の背景と女性の描写が好きなんですが、他にオススメの作品を教えてください。
山の音
294 :
無名草子さん:2006/09/06(水) 02:47:29
禽獣
何故か踊り子やら芸者に拘りがある川端
296 :
無名草子さん:2006/09/17(日) 20:02:40
297 :
無名草子さん:2006/09/20(水) 18:08:06
「美しい日本の私」川端康成
「美しい日本」安部普三
「美しい日本のお茶漬け」永谷園
永谷園の商売上手には呆れる。
「美しい日本の芸者」川端康成
こっちのほうがしっくりくるね
>>298 あれはノーベル賞受賞の記念講演だから、私じゃないとまずかっただろ。
川端のこだわりは女そのものじゃないかな。
川端は実生活では犬が好きだったらしいんだが、猫⇒女⇒魔界
って流れが自然な気がする。
美しい日本の私(の小説。横光には申し訳ないけど)
301 :
無名草子さん:2006/09/30(土) 16:10:38
菊子がすんごくかわいかった
信吾の気持ちよく分かるぞ
逆に修一は死ねとしか思えなかった
>>291 見た! 本人後輪中! 盗作同士が激バトル!?!
盗作で500万円詐欺佐藤亜紀が
田口ランディに叩きつぶされ涙のAA荒らし…ORZ
,ここ
、 ↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
303 :
無名草子さん:2006/10/11(水) 20:06:20
伊豆の踊り子の原作と映画(百恵ちゃんの)の違いを教えてください
304 :
無名草子さん:2006/10/15(日) 01:27:10
無知な者ですみませんが、質問させてください。
伊豆の踊り子は実話ですか?
フィクションだと思っていたら、川端康成のおいたちには
実際に伊豆に行ったと書かれていたものですから。
初歩的なことですが、レスお願いします。
305 :
無名草子さん:2006/10/21(土) 11:32:00
「みずうみ」読んだ。
ストーカーチックで、ゾクゾクした。
伊豆の踊り子 は何回も読みたくなるぐらい好きだな
こういう小説もっと読みたい
川端康成 新潮文庫絶版リスト
か-1-3 花のワルツ
か-1-7 千羽鶴(旧版)
か-1-8 虹・浅草の姉妹
か-1-10 川のある下町の話
か-1-12 虹いくたび
か-1-17 新文章読本
か-1-19 現代語訳竹取物語
か-1-20 天授の子
308 :
無名草子さん:2006/11/05(日) 13:03:32
山の音って絶対に未完だよな?
310 :
無名草子さん:2006/11/06(月) 18:54:01
311 :
無名草子さん:2006/11/08(水) 18:50:05
「雪国」がよく分からなかったが、三島に嵌る(春の雪イイ!)につれて川端に再チャレンジしてみたくなったよ。
どの作品がいいと思う?俺、厨房。
312 :
無名草子さん:2006/11/08(水) 18:53:45
短篇:片腕
みずうみも暗くて良いなあ。
313 :
無名草子さん:2006/11/11(土) 18:57:38
311だが、伊豆の踊子を図書館で読んできたよ。
注解を読まないとエロスが分かりにくいね。
『みずうみ』か『眠れる美女(片腕も入ってるよね)』を読みたいのだが、
どっちの方が分かりやすい?
314 :
無名草子さん:2006/11/11(土) 23:33:03
あまり川端読んだことないなら
片腕読んでみて、なにか共感するものあったら
みづうみにいったら。
片腕が別に何とも感じなかったら
川端とは縁が無かったと思えば良いかと。
健康的な事は良いと思う。
315 :
川端康成:2006/11/17(金) 01:13:03
「あなたぼんやりね。」
「君が来てほしいと言ったから、こうして来たんじゃないか。」
島田は小さな石ころを拾って、淑子の頬にぶっつけた。
「痛い、あんた、酷い人ね。」
淑子はそう言って、急いで胸元からハンカチを取り出し、唾で濡らして頬に当てた。
島田は徒労だと思った。思い切り徒労だと怒鳴りつけてやろうかと思った。
しかし頬がざくろ状に裂けたらしいのを見て、島田はそれを美しいと思った。
「大丈夫か。おれが介抱してやろう。」
島田そう言うと、突然淑子の頬にかぶりついた。
「ギィャアーーーーー」
316 :
無名草子さん:2006/11/22(水) 18:50:20
314様、みずうみも片腕も眠れる美女も読みました!
川端康成最高ですね
千羽鶴と山の音はどちらがいいと思われますか?
317 :
無名草子さん:2006/11/22(水) 22:43:59
>>316 >>314じゃないが、俺なら圧倒的に山の音だな。個人的に川端作品の
男と女の話は苦手だ。どうも女性が貞淑過ぎて逆に馴染めないというか・・・。
家族テーマにした作品の方が好きだ。山の音、古都、舞姫、この3つは最高。
318 :
無名草子さん:2006/11/23(木) 00:32:56
>>316 みづうみ、片腕、眠れる美女と読んだなら、
千羽鶴と山の音もいいけど、
晩年の路線で、もっと窒息しそうな「たんぽぽ」がいいかも。
短編がいいなら「反橋」「しぐれ」「住吉」「隅田川」かな。
もちろん川端に興味が出てきたなら
千羽鶴も山の音も必読だよ。
319 :
無名草子さん:2006/11/27(月) 19:06:41
「みずうみ」と「朝雲」の感想を書けって言われたんだけど
どう書けばいいんだろうか。まとめられない。
文学板でも書き込んだんだけど、微妙な意見で・・・
誰か良い案無い?ボスケテ
321 :
無名草子さん:2006/11/30(木) 17:16:35
雪国で葉子が行男の妹だなんてわかった?
俺ずっと恋人だと思っててwikiみてびびった
というか妹だとすると駒子はどうして葉子と難しい関係だったんだ?
>>318 いいラインナップでつな。愛読者とみた。
>>321 墓参りのあたりで、葉子の家…駒子のいた窓…とあるから、亡くなった師匠の息子の家に同居している
ことはわかるけれど、昔の、田舎の、家族構成だと、甥姪や遠い親戚が同居することもあるから、葉子を
行雄の妹と断定するのはどうかな。それから、長男であれば、葉子が姉でも行雄さん、と言うかもしれない
し。ただ、病人に付き添い、下の世話をし、今わの際の願いをかなえてやろうとする心を持つ者が行雄の何
なのか、まあ、妹ってのもいいせんなんじゃないのかな、って程度だろう。
駒子は行雄に対して不誠実。自分を基地外になると言った、ってのが不仲の理由かもしれないし、
単に馬が合わないのかもしれないし、島村を葉子も気に入って三角関係気味になったのかもしれないし…
君の人生経験だとどう思うのかな?
324 :
無名草子さん:2006/12/04(月) 01:47:51
許婚じゃないの?
>>324 駒子は否定してるだろ?栗ぶつけたあたりで
>>324 あ、葉子と行雄ね。そのほうが可能性高いかな。
一人しか看病しないとか、墓で会いたくないって意地っ張りあたりはそんな感じだね。
でも、駒子は、行雄と駒子を、師匠=行雄の母がくっつけたがっていた、と言っているね。
そのうわさは、あんまさんあたりによると、葉子が存在するようになって、なおかつ消えていないようだ。
あと、最初の車中の描写で自分より年上の男…とあるから、姉のせんはないというんだろうけど、
ここは一般的な描写とも取れるんじゃないかな。
327 :
無名草子さん:2006/12/04(月) 05:30:00
最近「地獄」を読んだんだけどマイナーなのかな?
私はすごくおもしろかったけど…
読んだことある人いる?
328 :
無名草子さん:2006/12/07(木) 18:53:53
>>323 だから俺は葉子は行雄と恋仲でそのせいで
駒子との関係が難しいんだと思ってたけど
雪国のwikiでは妹と断定していて驚いたと
329 :
318:2006/12/10(日) 16:43:41
温泉宿が糞面白くなかった。伊豆の踊り子は結構良かったんだけど…
だいたい最初から情景が分かりにくすぎる
川端康成は戦後の方がいいと思うね
こんなオレに千羽鶴はOK?
331 :
無名草子さん:2006/12/11(月) 02:53:01
俺は温泉宿好きだけどな
何回も繰り返して読んでみ
噛めば噛むほど味が出てくる
スルメみたいな作品だから
332 :
無名草子さん:2006/12/19(火) 03:04:48
伊豆の踊り子では、マンスジの描写をもっと克明にしてほしかった・・・
マンの出てくるシーンなんてねーよ
334 :
318:2007/01/01(月) 00:39:16
千羽鶴よんだがオレは好きだった。あの雰囲気と文子が良かった。
オレ的には川端の作品の中でもかなり上位。
335 :
無名草子さん:2007/01/01(月) 00:48:40
千羽鶴には続編があって「波千鳥」っていう題がついているが、
これも読まなきゃダメよ。
336 :
無名草子さん:2007/01/01(月) 01:21:50
読みました!
波千鳥は魔界っぽさが薄れて残念だったけど、それでも面白かった。
ゆき子も良かった。本当に続きが盗まれたことは残念。
337 :
無名草子さん:2007/01/01(月) 01:29:11
ではいよいよ山の音に行ってみよー!
川端康成はオナニーにはもってこいです。
ジュンとしちゃう><
>>338 終戦後、何もない時代に育ったんだね…(しみじみ
340 :
無名草子さん:2007/01/02(火) 23:46:11
雪国読んで勃っちゃったよ
「虹」がお勧め。全てが崩壊へと向かう太平洋戦争前の暗い時代の中、
レビューの踊り子たちのやるせない日々が描かれる。
最後にはヒロインが……
川端の虚無的な面が強く表現された作品。この本を読んだ後、実際に浅草に
行って鬱な気分に浸ったりしたなあ。何やってたんだ俺は……
342 :
無名草子さん:2007/01/04(木) 18:54:15
川端康成って結婚してますよね?
夫人とはどんな関係??
>>341虹はどうやったら読めますか?
『女であること』の話題が全然無いですね。
私は大好きですよ。
古都の京都弁も良いですが。主人公さかえの関西弁も、現代の関西弁と違い非常に美しく感じました。
読み終わって、ステーションホテルに泊まりたいなって思ったら。丸の内駅舎復元工事に入るんで休業中だってさ。
リニューアルオープンは、まだまだ先ですが氏が宿泊したという部屋に泊まりに行く予定です。
344 :
341:2007/01/06(土) 18:05:02
>>342 残念ながら文庫は絶版だったような…図書館に行って全集から探すしかないのでは
ないでしょうか?探してみてください。
川端康成の作品で大阪弁もしくは関西弁の作品ってありますか?
「古都」と「女であること」以外でお願いします。
346 :
名無しは無慈悲な夜の女王:2007/01/21(日) 22:30:26
最近 川端康成にはまった。
なんか癒されるわ
348 :
無名草子さん:2007/01/25(木) 17:23:20
祖母の家に「虹いくたび」があったのでもって帰ったのですが、面白いですか?
角川のとても古い文庫です。
>>346の本はどうなの?
読んだ方、面白かったですか?
350 :
無名草子さん:2007/01/27(土) 07:35:20
芸術新潮今月号川端骨董特集。
351 :
無名草子さん:2007/01/28(日) 18:44:31
当方十代半ばですが、やっぱり雪国理解出来なかったよorz
雪国を舞台にした男女の心(命?)の儚い触れ合いの鋭い美しさに
ただ感覚的に感動するばかりだった
読みながら屁とかこけない様なそういう、美しくないものを容赦無く拒絶する
潔癖な美しさが川端作品には一貫してあるような気がする
ところで花のワルツ好きな人はいませんかー…(´Д`)
芥川スレへU-turn!!
353 :
無名草子さん:2007/01/29(月) 18:59:58
僕も雪国二回読みましたが、あまりよく分かりませんでした。
でも、駒子の純粋な心が二回目にしてようやく分かりました。
葉子の意味合いですが、これは川端康成の得意技のようなものでいたるところでオーバーラップの手法を使っています。
(古都の姉妹など)ですから、これに深い意味は考えない方がいいと思います。地の文がメタファーというか複線になっていることも多いようです。
354 :
無名草子さん:2007/01/29(月) 19:00:35
複線→伏線です。すみません
>>353 考えなくてもいいというのは単なる君の意見でしかない。
さも普遍性をもっているかのような捏造はやめたまえ。
>>351 >潔癖な美しさが川端作品には一貫してあるような気がする
川端の作品は『潔癖な美しさ』が存在しながらも『性的な女の妖しさ』も共在しているね。
矛盾しているようで矛盾していないように見せる・・・・うぅむ、深いなぁ
芸術新潮良かったよ。「女の手」素敵だ。
あの彫刻、「片腕」に影響してるのかな、と思った。
すんません。三島由紀夫の選んだ川端康成作品ベスト3ってなんでしたっけ?
359 :
無名草子さん:2007/02/16(金) 23:17:14
ひとつは、抒情歌だと思う。
で、あとふたつが禽獣と山の音だったような
361 :
無名草子さん:2007/02/17(土) 01:02:10
眠れる美女でね?
純文系のプロの作家が書いた川端作品の解説ってありますかね。
本になってるくらいのボリュームのあるもの。川端作なら、作品はなんでもいいです。
363 :
無名草子さん:2007/02/20(火) 00:27:38
事故のてん末
作品の解説
365 :
名無し募集中。。。:2007/02/20(火) 12:37:53
この人早々と家族に先立たれて寂しくなかったんだろうか…
…いれるほどの感慨があるのか…すげえな(笑
367 :
無名草子さん:2007/02/24(土) 18:02:46
今日の日経にS氏のエッセイが出ていました。その中に三島由紀夫がノーベル賞
を取っていれば、川端も三島も自殺しなかったのではないか、ということばが、
当時巷で言われていたとあります。
みなさんは、どう思われますか?
368 :
無名草子さん:2007/02/24(土) 18:38:50
僕もそう思ったことはあります。
ただ、こればっかりは不運としかいいようがないのでは。
369 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 18:54:56
川端が葬儀委員長だったんですよね。いったい、この方は、何人の方の
葬儀委員長をやったんだろう。まさに、葬式の名人ですよね。
370 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 18:56:57
もしも、川端のノーベル賞が三島を殺し、三島の割腹自殺が川端を自殺へと
追いやったのなら、不幸なことです。
371 :
無名草子さん:2007/02/25(日) 21:28:48
ある人の生のなかに 古本屋でとりよせました。今は絶版になってる。
高校のときに読んで感動しました。
今は、読みはじめたけど、なんとなく、ページが前に進まない。
372 :
無名草子さん:2007/03/21(水) 21:43:18
ある人の生のなかに 読了しました。穏やかな気持ちになりました。
文庫にはないけれど、私は、好きです。
文庫にはないけれど、
というフレーズに意味があるのか?
374 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 03:10:31
黄色人種初のノーベル受賞者?
375 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 03:11:05
376 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 12:45:08
アジア人としてはインドのタゴールがいる。
タゴールは多分黄色人種だと思う。
377 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 12:48:58
「私が月を見ていないときには月は存在しないのでしょうか?」とアインシュタインが訊ねた大詩人です。
378 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 15:12:45
379 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 15:44:54
>有史以前からユーラシア大陸の東西から何派にもわたって様々な集団が流入してきたため、黄色、白色、黒色等、多
>様な肌の色の人種が古来より暮らしている。一部他人種と混血している場合もあるが、クラスがはっきり分かれてい
>るため明確な違いがある場合が多い。同じ地域に暮らしていても、混血していることがすくない。人種はかなりの割
>合で重なった地域に暮らしている。インド、特に北インドには、イラン・イラク高原から移住し
>てきた遊牧民を祖とするアーリア人が多く居住している。彼らは分布上はコーカソイドに属する。コーカソイドと
>言っても飽くまで人種としての区分であり、アラブ人、南アジア人、などもコーカソイドである。北インドに
>居住する人々はドラヴィダ人程ではないにしろ日焼けをしたように濃色の皮膚で、同じコーカソイド人種で
>ありながらヨーロッパ人と対照的である。(詳細はアーリア人、コーカソイド参照)
wiki
380 :
無名草子さん:2007/03/23(金) 17:19:57
モンゴロイド初ノーベル文学賞受賞
381 :
無名草子さん:2007/03/24(土) 12:28:13
うんうん、川端康成はイイな。
『眠れる美女』と『浅草紅団』の二作は特に好きだ。
382 :
無名草子さん:2007/03/25(日) 23:40:46
浅草紅団読みたいけど高いわ。
そんなにいい?
383 :
無名草子さん:2007/03/26(月) 00:05:00
びんぼーにん
>>382 最寄の図書館に無いの?
『浅草紅団』イイよ。大好き二番目に。
一番は『火に行く彼女』。
385 :
無名草子さん:2007/04/03(火) 20:37:35
伊豆の踊子の冒頭にお婆さんが出てきて、最後の船の場面でもお婆さんが出てきます。
これは、何か意味があるのでしょうか?何かを象徴しているのでしょうか?
知っている人がいたら、教えて下さい。
386 :
無名草子さん:2007/04/03(火) 22:50:44
偶然
387 :
無名草子さん:2007/04/04(水) 18:43:26
伊豆の踊子はもっと長い草稿の一部だから。
偶然だと思われる。
388 :
無名草子さん:2007/04/05(木) 14:39:53
私は、雪国の世界に入るに先立って、長いトンネルが必要なように、「伊豆の踊子」
の世界に入るに当たり、どうしても、このお婆さんとの出会いが必要であるのだと
思いました。そして、東京=現実の世界に戻るには、やはり、お婆さんとの出会いと
いうか、そういうのが必要だと思いました。深読みのしすぎでしょうか?
>>388 なんでそれが深読みなのかわからないね。
なぜおじいさんやポチじゃなくておばあさんなのか、その理由付けがないと意味ない話だな。
「雪国」を読んだ。よく理解できなかった。
自分はまだ未熟なのかなぁ。
会話だけひろって読んでご覧
駒子と島村の会話だけ
セックルしたことのあるおにゃの子なら、
かたっぽが大きくなったとか言いそうだろ
で、その前後の(特に人物)描写を読む
風景なんかの地の文は後回し
幸いにしてまだ童貞処女なら、
なんとなくの印象が持てればおkじゃないの
俺は子供の時、なんとなく澄んだ印象を持った
もうすこうし、年とってから読み直すとさらに吉
表現を味わうなんてのは爺婆になんなきゃわかんないかも
俺も実はよくわかった気がしていない(笑
年はくってるんだがな
392 :
無名草子さん:2007/04/09(月) 21:44:47
モンゴロイド初ノーベル文学賞受賞
>>391 わかった。しばらくしたらまた読んでみるよ。
394 :
無名草子さん:2007/04/16(月) 20:51:02
395 :
無名草子さん:2007/04/27(金) 01:32:03
以下は故長谷川泉の解説にあったんだけれど、
渋川驍(ぎょう)「掌の小説」昭和32.2解釈と鑑賞
という分析があるそうだ。
長谷川は「バッタと鈴虫」をかなり高く評価していて、
「…彫琢された文章の極致…」なんぞと書いている。
まあ、川端フリークの総元締めみたいな学者だったからね。
長谷川は鴎外の研究もしていて、かなりの論文を残した。
/⌒彡:::
/冫、 )sokoniaruyo
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/ 丶' ヽ:::
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/ /へ ヘ/ /:::
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( く::::::::
|\ ヽ:::::
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\ | /:::: ヽ 〈::
\ | i:::::: (__ノ:
__ノ ):::::
(_,,/\
全集がほしいんだけど、安い古本知らないか?
>>356 それが新感覚派たるゆえんじゃね?
伊豆の踊り子なんか、その最たるもの
光溢れる感じの清潔感のなかにエロスが感じられる
今日用事があって大阪に行ったんだけど
『女であること』のさかえとさかえのお父さんが通ったという「愛珠幼稚園」の前を通った。
大阪の人には珍しくもないかもしれないけど、なんか感激した。
>>398 おれ、百円で買ったよ。
川端康成作品は古都がいいよね。萌え小説だよ。コノヒトのかく小説。
402 :
無名草子さん:2007/08/07(火) 13:32:10
川端スレが4本も立ってる。すごいわ。
403 :
無名草子さん:2007/08/07(火) 13:37:48
404 :
無名草子さん:2007/08/18(土) 19:13:40
チヨはナルシストだな。写真見て思った。
ムリに川端読まなくてもいいんだ
つまらないと思ったらさわらなければいいだけ
漱石鴎外なら読んだって言えば読書家と思われるかも知れないし、
面白いのがいいなら綿やでも赤川でも十分
このスレ見てもわかるだろ
漫画や映画の話題レベルとあんまり変わらないのが
結局、外からの刺激に対する反応を出すのはあなた自身なんだから
406 :
無名草子さん:2007/10/16(火) 01:09:11
あげ
感動もしないのによかったなんぞとぬかして、
なんどもなんどもおんなじようなコメントを
恥ずかしげもなくつけるやつらの多い、つまんないファンの多い作家だな
みずうみ 時々挫折しそうになった
人間失格より凄いわ
>>407 日本人がノーベル文学賞受賞したことが悔しくてたまらないのか?
いくら川端やその作品を貶めようとしても無駄、実際に認められたわけだから。
それと、何かを読んで感動するか否かはその人の感性で人それぞれだから
あんたが不感症だからって他の人も同列に考えちゃいかんよ
自分と他人の区別つけなきゃだろ?
好みの問題なら読まなきゃいい訳だし、このスレに出入りする必要も無い。
そうだろ?
411 :
川端経:2007/11/04(日) 00:43:42
川端の言葉は、人の心に訴える。
その言葉を、単に小説としてしか捉えられないなら、その価値は分からないだろう。
時代とともに言葉は、その使われ方は変わり、ある程度を過ぎると別の意味や力を持ち始める。
頭の悪さの目立つレスだな
風のある道、バザー抽籤券の1等と2等の落差に吹いたwww
414 :
無名草子さん:2007/12/20(木) 11:38:34
いくら話題がないからってなあ…
神秘のベールに包まれてしまった感のありそうな川端康成ですが、彼の力量の
源は何だと思われるのでしょうか。
そのうちの一つに、多くの作品を読んだということが挙げられると思います。
その証左の一つが「文芸時評」です。今では話題にならないで消えていってしまった
作家たちに対しても、厳しい、しかし育てようという意図の随所に感じられる川端の文章
を読んでいると、もう少し長生きしてほしかったなあ、と思われてなりませんね。
416 :
無名草子さん:2007/12/23(日) 04:10:38
エキゾチックって意味でのノーベル文学賞だったと思う
つまらないと感じる人は、内容は全く難解ではないから
理解できないというより肌に合わないって事だと思う
古い日本独特の空気に引き込まれる逃避感がいい
内容にとらわれるなって何度も聞きましたが
やっぱり雪国の駒子の勘違いの意味がきになる
だれか助けて
仏は常にいませども現つならぬぞ哀れなる 人の音せぬ暁にほのかに夢に見えたまふ
419 :
無名草子さん:2008/01/09(水) 12:42:06
川端康成の作品が好きな人って他にどんな小説家が好きですか?
420 :
無名草子さん:2008/01/12(土) 00:12:51
川端康成って右翼?
>>420 なして? 生前、憂国忌の発起人に名を連ねていたけど、
その交友関係を思えば不思議ではないかと
大江健三郎がサヨなら、川端は当然ウヨ
マルチだから気にするな…
424 :
無名草子さん:2008/03/01(土) 09:59:48
川端の作品を「代筆」した人たち。
三島由紀夫
佐藤碧子
内田健太郎
伊藤整
瀬沼茂樹
中里恒子
ノーベル賞はみんなのお陰でとれました!
対応する作品もあげてね
426 :
3億円:2008/03/09(日) 06:20:39
日本の事件・事故は昔からインチキだった
三億円強奪事件と川端康成
私はふとしたことから川端康成の「雪国」を読み、そのつまらなさに驚き、
この人物について調べてみた。なんとこの人の作品は戦前のもので、
戦時中の1944年に菊池寛賞を受賞している。そしてノーベル賞1968年12月10日
------文筆家島村と温泉地の芸者駒子との触合いを描く「雪国」では、人の世の哀しさと美しさが語られる。ここでも「美しい国日本」だ。どうしてこのようないい加減な本で
ノーベル賞がもらえるのか私には謎だった。それで、当時の新聞を調べてみた。
驚いた事実があった。
http://japansconspiracy.hp.infoseek.co.jp/02/p002.html#page24
428 :
無名草子さん:2008/06/24(火) 23:05:27
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を(ry
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//|
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ
http://ultra.shueisha.co.jp/contents/news/html/info5.html?keepThis=true&
429 :
無名草子さん:2008/07/03(木) 15:01:31
川端康なり〜★
なぜか最近マルチコピペ荒らしが多いですね
431 :
無名:2008/09/23(火) 11:46:11
私は山の音と火に行く彼女?が好きです。
でも太宰も好きです。アホでしょうか?
432 :
無名草子さん:2008/10/07(火) 18:16:32
川端さんと太宰さんは、相容れないのでしょうか?
一時仲たがいした事実があるからといって、それがずっと続いたかどうかは定かではない
川端以外にノーベル賞取って自殺した人っているの?
435 :
無名草子さん:2008/10/10(金) 13:42:24
「川端康成氏を囲んで」誰かうpしてくれー
436 :
市民:2008/11/13(木) 23:52:57
今日降る雪のいや重け夜毎
439 :
無名草子さん:2009/01/17(土) 23:43:50
今まで食わず嫌いだったけど、以外におもしろいんだよね。この人の作品。
うーん「古都」読むの中止。なんだか乗り切れない。
「伊豆の踊子」と「掌の小説」はかなり好きだったんだけどなー。
掌の小説、ってのは短編集の名前
444 :
無名草子さん:2009/04/08(水) 15:32:02
魂は形容詞だとか書いてる短編の題名ってなんだっけ
度忘れした
445 :
無名草子さん:2009/05/03(日) 10:11:13
僕も酷い不眠症で苦しいんですが、川端さんも不眠症だったんですよね?
川端さんはいつ頃から不眠症になったんでしょうか?また飲んでいた睡眠薬は
何だったのでしょうか?
川満康成
>>351 星枝?意味わからんかったけどどうなるんだろうとドキドキしながら読んだ(今日)
『花のワルツ』私も好きだよ〜。
川端先生は犬とバレエが好きなのかな?
島村は舞踊の研究家
450 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 15:46:35
三島由紀夫の自刃直後、川端康成はいち早く現場に駆けた。
そして、警察の現場検証の際、中に入ることを許された川端は三島の壮絶な最期の姿を見てしまう。
あとから駆けつけた石原慎太郎は中に入らなかったが、川端が中にいることを警察から聞いた。
その後ノイローゼになっていった川端は
「ああ、ほら、そこに三島君がいる」と奇妙な言動をするようになる。
石原は、川端が三島の断たれた首を見たときの衝撃の深さを知った。
451 :
無名草子さん:2009/06/18(木) 15:53:30
三島の死後、川端康成は会議や講演などはこなしていたが、健康がすぐれず、新しい文学作品は書かなくなっていた。
そして、三島の自刃から約一年半後の昭和47年4月16日、川端はふらっと鎌倉の自宅を出てタクシーを拾い、
仕事場の逗子マリーナ・マンション417号室へ向かう。
水割りを少し飲んだ後、川端はガス管をくわえガス自殺を遂げていた。遺書はなかった。
机には太宰治の本があったともいわれている。
三島君はこの最初の長篇小説で、恋人が結婚のその日に心中するといふ心理に陥り、その作品を「盗賊」と名づけた。
自殺する二人が盗み去つたものはなんであるか。すべて架空であり、あるひはすべて真実であらう。
私は三島君の早成の才華が眩しくもあり、痛ましくもある。
三島君の新しさは容易には理解されない。三島君自身にも容易には理解しにくいのかもしれぬ。
三島君は自分の作品によつてなんの傷も負はないかのやうに見る人もあらう。
しかし三島君の数々の深い傷から作品が出てゐると見る人もあらう。
この冷たさうな毒は決して人に飲ませるものではないやうな強さもある。
この脆そうな造花は生花の髄を編み合せたやうな生々しさもある。
川端康成
「盗賊 序文」より
川端氏は僕の吹く勝手な熱をしじゆう喜んでニコニコしてきいてくれた。おしまひには僕が悲しくなつて了つた。
僕の生意気な友人たちだつたら、フフンと鼻の先であしらひさうなこんなつまらない笑ひ話や、ユーモアのない又聞き話が、
どういふ経緯で川端氏の口に微笑を誘ふのだらう。
しかしかうして一人で喋つてゐるうちに、だんだん僕が感知しだしたのは僕の孤独ではなくて、むしろ川端氏の孤独なのだつた。
ひろい家の中には夕闇がよどんで来た。ひろい家のさみしさが身にしみる時刻だ。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和22年の会計日記から
川端氏とのさびしい夕食、川端氏のかへつてゆく一人の書斎、僕は僕の行方にあるものをまざまざと見る気がした。
名声とは何だらう。
このひろい家によどんでくるどうにも逃げようもない夜のことなのか?否しかしなほ僕は名声を愛してゐる。
なぜなら名声でやつとたへられるものが僕の中にあるからだ。名声とは必要不可欠な人間にだけ来るものだ。
さうして名声があるために、ある人の慰めになる不幸があるものだ。
こんな孤独の実質を名声は少しもかへえないが、名前と形容詞だけは支へてくれる。
文学の仕事、それが形容詞の創造であるとするなら、かうして形容詞の冷酷で花やかな報いをうけるのは当然だ。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和22年の会計日記から
455 :
無名草子さん:2009/07/15(水) 23:48:56
岩波の「抒情歌・禽獣」の他の収録作品教えて下さい
456 :
無名草子さん:2009/07/16(木) 19:42:01
457 :
無名草子さん:2009/08/23(日) 01:18:00
縁起が悪いが眠れる美女での黒い女が運ばれていくシーンが
マイケル・ジャクソンの運ばれていくシーンと
重なってしまった
457が文学板のスレにもいる。きっと他の川端スレにも
「黒い娘とMJが〜…」
という457がいるにちがいない。場合によっては過去スレにまでさかのぼって、
「黒い娘とMJ」
という457がいないかしらべてみたくてならない。
過去スレのみならず、もっと広く、ブログやついったーでも
「黒い娘とMJ」
という457がいないか知りたくてならない。
そしてまた、そこまでしてかまってほしいのか?とたずねてみたくてならない。
でも調べるのが面倒だから、ここで457に
「黒い娘とMJ」
を言い続ける心なり、はっきりたずねてみたい。
でなければ457はどこまで追いつめられてまたMJと言い出すか解らない。
って書いたら実際に457に会えそうな気がする。
しかもいきなりすてられて死ぬまでひきずることになりそうな気がする。
やだこわい。
459 :
無名草子さん:2009/10/16(金) 10:59:55
雪国あげ
460 :
無名草子さん:2009/10/18(日) 22:58:08
川端さんの総合スレ、初めから一応読んだ。
中でも
>>72と
>>134は個人的にとても参考になった。感謝。
福永武彦の「末世の人」は早速読んだ。
川端の死後に、川端について書かれたもの(私が読んだもの)の中で1番いいんじゃないか。
吉行には「川端康成論断片」というのがあるが「円弧と直線」も読んでみる。
461 :
無名草子さん:2009/10/23(金) 17:09:43
とても無口な人だったらしいですね。
463 :
無名草子さん:2009/11/21(土) 22:30:07
川端康成の奥さんはどんな人だったんだろう。
他の文豪夫人の話は時々見かけるけど川端夫人の話は見たことないな。
>>285 > 雪国の行男の存在は、なにを意味しているのでしょうか?
>>463 秀子さんだっけ。俺も気になってる。
詳しくはしらないけど、あんまり愛し合っての結婚ぽくないんだよね。
それこそちよの影が濃いからなのか。
まじで詳しい人いたら教えてほしいです。
466 :
無名草子さん:2009/11/26(木) 01:09:52
>>465 なのに長年連れ添った夫婦らしいね。
互いに嫌いではなかったんだろうけど、恋愛感情や性愛で結ばれているというよりドライな関係の同居人といった感じだったのかな。
それにしても秀子夫人の情報が少ない
以前に止めたんで、最近どうなってるか知らないけど、
ミクシに川端かおりさんがプライベート情報公開みたいなことは否定的
って某氏が怒ってたんだけど、遺族があまり喧伝されるのを好まないなら、
まあしょうがないんじゃないかな、と思う
マスコミにはひどい人もいるからね
468 :
無名草子さん:2009/12/08(火) 20:08:58
このひとロリコンなのかな?
伊豆の踊子よんで思ったんだけど、もしこの人がゲンダイに生きてたら苺ましまろみたいな漫画かいてたんじゃないか
469 :
無名草子さん:2010/01/31(日) 23:19:52
この人って自殺した人?
そうですよ
471 :
無名草子さん:2010/02/10(水) 10:40:51
川端さんへは又いつかの機会に御一緒にまゐりませう。
あの眼だけでも見ていたゞきたいと思ひます。酷薄さと温情がいりまじつた鋭い眼、あそこに川端さんの文学の
象徴があります。川端さんといふと、芸だの感覚だの抒情だのといふ言葉しか知らない批評家に憤慨して、
川端康成ノートを作つてゐますが、二、三年たつたら書けると思ひます。
平岡公威(三島由紀夫)
昭和21年7月25日、徳川義恭への書簡より
472 :
無名草子さん:2010/02/15(月) 12:41:42
この間川端さんが、睡眠薬の服用を急激にやめられたことから、禁断症状の発作を起され、東大病院に御入院中で、
面会謝絶と知りつゝ、強引に押し込んで御見舞をしましたところ、もう相当御元気で一安心しました。
「睡眠薬遊び」はもうお懲りになつたでせう、と諫言しましたら、苦虫を噛みつぶしておいででした。
三島由紀夫
昭和37年2月27日、中村光夫への書簡より
474 :
無名草子さん:2010/03/22(月) 04:29:08
「美しい日本の私」+「暗い夜の私」=「暗い日本の私」
川端康成はごく日本的な作家だと思はれてゐる。しかし本当の意味で日本的な作家などが現在ゐるわけではない
ことは、本当の意味で西洋的な作家が日本にゐないと同様である。どんなに日本的に見える作家も、明治以来の
西欧思潮の大洗礼から、完全に免れて得てゐないので、ただそのあらはれが、日本的に見えるか見えないか
といふ色合の差にすぎない。(中略)
作家の芸術的潔癖が、直ちに文明批評につながることは、現代日本の作家の宿命でさへあるやうに思ふはれ、
荷風はもつとも忠実にこれを実行した人である。なぜなら芸術家肌の作家ほど、作品世界の調和と統一に
敏感であり、又これを裏目から支える風土の問題に敏感である。(中略)
悲しいことに、われわれは、西欧を批評するといふその批評の道具をさへ、西欧から教はつたのである。西洋
イコール批評と云つても差支へない。(中略)
川端氏は俊敏な批評家であつて、一見知的大問題を扱つた横光氏よりも、批評家として上であつた。氏の最も
西欧的な、批評的な作品は「禽獣」であつて、これは横光氏の「機械」と同じ位置をもつといふのが私の意見である。
三島由紀夫「川端康成の東洋と西洋」より
…氏のエロティシズムは、氏自身の官能の発露といふよりは、官能の本体つまり生命に対する、永遠に論理的
帰結を辿らぬ、不断の接触、あるひは接触の試みと云つたはうが近い。それが真の意味のエロティシズムなのは、
対象すなはち生命が、永遠に触れられないといふメカニズムにあり、氏が好んで処女を描くのは、処女に
とどまる限り永遠に不可触であるが、犯されたときはすでに処女ではない、といふ処女独特のメカニズムに
対する興味だと思はれる。
…しかし乱暴な要約を試みるなら、氏が生命を官能的なものとして讃仰する仕方には、それと反対の極の
知的なものに対する身の背け方と、一対をなすものがあるやうに思はれる。生命は讃仰されるが、接触したが最後、
破壊的に働らくのである。そして一本の絹糸、一羽の蝶のやうな芸術作品は、知性と官能との、いづれにも
破壊されることなしに、太陽をうける月のやうに、ただその幸福な光りを浴びつつ、成立してゐるのである。
三島由紀夫「永遠の旅人――川端康成氏の人と作品」より
戦争がをはつたとき、氏は次のやうな意味の言葉を言はれた。
「私はこれからもう、日本の悲しみ、日本の美しさしか歌ふまい」――これは一管の笛のなげきのやうに聴かれて、
私の胸を搏つた。
三島由紀夫「永遠の旅人――川端康成氏の人と作品」より
「学習院の連中が、ジャズにこり、ダンスダンスでうかれてゐる、けしからん」と私が云つたら氏は笑つて、
「全くけしからんですね」と云はれた。それはそんなことをけしからがつてゐるやうぢやだめですよ、と
云つてゐるやうに思はれる。
川端氏のあのギョッとしたやうな表情は何なのか、殺人犯人の目を氏はもつてゐるのではないか。僕が
「羽仁五郎は雄略帝の残虐を引用して天皇を弾劾してゐるが、暴虐をした君主の後裔でなくて何で喜んで
天皇を戴くものか」と反語的な物言ひをしたらびつくりしたやうな困つたやうな迷惑さうな顔をした。
「近頃百貨店の本屋にもよく学生が来てゐますよ」と云はれるから、 「でも碌(ろく)な本はありますまい」
と云つたら、 「エエッ」とびつくりして顔色を変へられた。そんなに僕の物言ひが怖ろしいのだらうか。
雨のしげき道を鎌倉駅へかへりぬ。
三島由紀夫「川端康成印象記」より
浅草紅団
三島は読めなかったっけ?
「名人」について色々スレをめぐってみたけどほとんど感想無いんだな。
雪国と伊豆の踊り子は読むには読んだが、個人的にぱっとしなかった。
ただ名人は非常に面白く読めた印象がある。俺が碁を打ってるからなのだろうか。
観戦記でもあるし、小説でもある感じだけどそういう点で評価されないのかな。
碁がわかって秀哉あたりの時代の囲碁界にも興味ないと、
今の時代だと傑作と推したりしないのかもなー。
よく名前が出てた千羽鶴と古都を機会があったら読んでみようかと思う。
まずここにくる人間で、レスをつけよう、って年齢のネラーは、
張り詰めた緊張感、囲碁、川端の描く捨象された世界、…
そういうものよりは、なまめかしい男女の恋愛のほうに興味があるんじゃ、
ってのがひとつと、名人は感想が書きにくい、ってのがあるように思う。
感想文の感想文を書くみたいなもんだから。
別に世間一般の評価が低いわけじゃなくて、なんと言うか、
地味に仕上がった作品ってところじゃないの?
名人は文庫化もされている、よく知られた作品でしょ。
隗より始めよ、ということで、どうでした?
つっても読んだのは大分前なんだよな。おぼろげで悪いけど。
囲碁の観戦記を知らないとぴんと来ないかもしれないけど、
これ以上の観戦記は類を見ない。ただし俺の知る限りだけど。
長編というのもあるし、秀哉引退碁という昭和囲碁界の一大イベントという意味でも。
もともと囲碁は長時間なので、対局や対局者を始終見続けるには不向きなもんだから、
アマとういか俺の目線では、対局者の対局中はもとより対局前後の話は結構好きなんだが、
今時分の観戦記は基本的には手の解説や意味、流れのようなものを
メインに話を進めるので、そこら辺の話は結構少なかったりする。名人ではふんだんにある。
連珠や将棋の名人が集まったなどのくだりがあったけど、
それだけでも引退碁の盛り上がり振りを伝えているし、名人の状況まで説明されている。
対局中の描写も当然で、憶えているところで言えば封じ手にカッとなったことや、
その手についての後々のフォローもきちんとされていて、あとで並べてても思い出せて楽しい。
対局中のぼやき部分など、いいとこどりで自分もその場に居合わせたような
感慨にとりつかれる。対局者の心情みたいなものがにじみ出ている感じ。
確か最初に亡くなってこんなに小さかったか的な表現がされていた気がしたけど、
名人がとても大きな人のように描かれていて、対比に切なくなったりと、
結構悪評もあったりする秀哉最後の輝きがきっちり描かれている。そんな感じ。
長いな。
484 :
無名草子さん:2010/06/04(金) 03:59:30
川端康成の「生きてゐるのに」って詩を探してます
載ってるサイト・書籍ご存知の人いたらご一報
CD出てるでしょ 北条暁かエマノンズで調べるとわかります
大体こんな感じ
竹の林に朝日さしこみ
光ほの青く葉ずれせぬ無言★
二人語れど声は聞こえない
生きてゐるのに
夕映えの野にただ山一つ
黒くそそり立ち陽は横に流れ
二人見れども沈む時はない
生きてゐるのに
月の光と海は煌★き
沖を稲妻は貫★いて白く
二人歩めど砂に影はない
生きてゐるのに
生きてゐるのに
生きてゐるのに
一部漢字にしてあります
間違いがあるかも
486 :
無名草子さん:2010/06/05(土) 21:14:46
有り難う。探してみます。
487 :
無名草子さん:2010/07/20(火) 12:30:41
遅くてすまんけど 463 465 466
川端秀子夫人、情報ないか?
回想本も書いてるので探して読んでみたら?
「川端康成とともに」(新潮社 昭和58年4月10日発行)
結婚前後の事情・川端家の親戚関係とか
同時代の作家、有名人との逸話とか。色々。
他の資料で見たことない情報が多い気が・・・
(だからいま出回ってないのかこの本?)
巻末に川端家家系図があって
それが一つのテーマになってる。
川端家は代々血族結婚が多くて、身内の早逝とか
康成本人の虚弱体質もそのせいじゃないの?て話とか。
川端康成て確か、何かの談話で子供について聞かれた時の
「実子は要らない。養子貰って育てたい」て発言が有名だよね。
実際は奥さんが何回か妊娠したけど、流産したり、
生まれたけど早逝したりで実子が育たなかったらしい。
で従兄の娘を養女にしたけど(「天授の子」)、
年頃になったら縁談がまた親戚筋から持ち上がったので
血族婚繰り返すなって血相変えて反対したらしいよ。
(それで香男里氏と結婚させたのね)
あとは軽井沢での有名政治家との交流とか。
ゴルフ場で佐藤栄作からナンパ。鳩山一郎は碁を通じて。
文壇関係の逸話は当然多いけど、
他の作家からの書信等は几帳面に全部保管してたのに
太宰の手紙だけ「これは絶対公開されたらまずい」て
燃やしちゃった話とか。面白かった。
488 :
無名草子さん:2010/07/25(日) 09:20:26
○川端康成生誕之地碑
一度は訪れてみてはいかがでしょうか。
所在地→大阪市福島区福島5丁目
アクセス→阪神本線福島駅、JR大阪環状線福島駅、JR東西線新福島駅下車
ここにはこう書かれてありました。
「伊豆の踊子」 「雪国」などの名作で日本的心情文学の代表作家とされる川端康成は
短編小説の名手として国際的に知られ昭和43年(1968年)に日本人では初めて
ノーベル賞を授与されました
彼は明治32年(1899年)6月14日の生まれで生家は料亭 相生楼敷地の南端あたりにありました
ついでに司馬良太郎記念館にも足を運ぶことをオススメします。
○司馬遼太郎記念館(司馬さんの自宅隣)
所在地→大阪府東大阪市下小阪3丁目11番18号
アクセス→近鉄奈良線河内小阪駅又は八戸ノ里駅下車。
『川端康成氏の小説に、童貞を重荷に感ずる少年が、月に向かって、「僕の童貞をあげよう」
と叫ぶ美しい場面があるが、こんな厄介なそして持ち重りのする荷物は、一刻も早く捨てるに越したことはないのです。』
この小説の題名って何ていうの?