読書家のリハビリテーション

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6181 ◆WCXgu31Pks :2005/05/09(月) 18:52:00
高知県の漫画文化雑感
高知県にとって「manga」とはマンガでもまんがでもコミックでもなく「漫画」である。漫という字には、「とりとめもない」、
「放っておく」、「水面が広々として果てがない」、「水が自由に流れていく」という意味がある。高知県の「漫画」は、こ
の漫に基づいた画である。つまり、オタク・商業主義以前の「manga」であり、人々の様々な感じたこと、思いついた事をとり
とめもなく自由にのびのびと描く表現分野の事を指す。コミックマーケットがオタクという刻印を持ち、二次創作やらエロパロ
ディやらが多数を占め、商業漫画がこれで生計を立て、職業とする漫画家たちが如何に売れるものを作るか、という中にあり、
双方、「オタクという刻印」、「商業主義」という限定が入る前の、はらたいらがいて、フクちゃんが描かれ、手塚治虫がまだ
風刺漫画を描いていて、サザエさんが描かれ、やなせたかしのアンパンマンが絵本として馴染まれていた頃の漫画というものが、
今でも残っているのが高知県の「漫画」文化なのである。
高知県で行われる2つの漫画賞、一般人を対象にした黒潮マンガ大賞も、高校生を対象にしたマンガ甲子園も、この「漫画」と
いうもの、オタク・同人にも商業主義にも囚われない、自由な絵の表現としての「漫画」の出来を競う大会である。黒潮マンガ
大賞には、1コマ〜4コマまでの一枚紙に描く部門と、ストーリ部門とがある。ストーリといっても、メジャーマンガ雑誌の一
回分くらいの短い分量である。描かれるものは、高知空襲の体験談や、昔戦争で夫を失った老女の話や、小学生と河童の交流話
や、蛙を使って酒を造るという頓珍漢な話など、画風も作品内容も様々である。
高校生の部門では、形式自由の個人部門と、お題に則って一枚紙に描く団体の部門とがある。なぜ高校生たちのマンガを評価する
のかというと、高校生という多感な時期だからこそ描けるもの、中学生以下でも大学生以上でもなく、高校生だから持つ独特の
6191 ◆WCXgu31Pks :2005/05/09(月) 18:55:39
感性があるから、それを自由に表現して欲しいという考えがあるからである。この高校生たちの1コマ漫画の中で特に心に残って
いるのは、「一番長い日」というお題で描かれ、第一回マンガ甲子園で最優秀賞を獲得した初芝(?)高等学校の質素な作品で、
画の中央左に軍服を着た男性の白黒写真があり、画の中央右には古いテレビがあり、テレビからは「本日、世界で最後の核爆弾
が処理されました」とアナウンサーの声が聞こえる。そのテレビと対比するように、画の中央左下方に、ハンカチを当てて泣く
白髪のおばあさんがいる。おばあさんの顔は見えない。わずかに、遺影、テレビ、おばあさんが配置され、画の中央には部屋の
端と分かる縦・横・高さを示す線が三本ちょこんと描かれているだけである。このようなシンプルな画で、ここまで人間の心理
を切なく表す高校生たちの感性には私は脱帽する。私は、こういう昔からの「漫画」文化が続く事を望む。
高知県出身の漫画家、西原理恵子はメジャー漫画専門の漫画家ではなく、週刊誌にも新聞にも描き、一度に書く量は少ない。また、
6201 ◆WCXgu31Pks :2005/05/09(月) 18:55:59
彼女の漫画には実体験ものやら自分の生活を素材にしたもの、つまり自分の体験とそこで考えた事を描くものと、叙情的な創作漫
画とがある。彼女の場合、叙情的な創作漫画にしても、彼女の深い深い人間洞察を詩や随筆にしたようなものである。私は、西原
こそ、現代における「漫画」の継承者ではないかと思う。大塚英志は西原の『ぼくんち』を評して、感動的だが古いと言うが、人間
というのは、本質的には変わらないものである(そうでなければ我々は万葉集など読む事はできない)。その人間の本質的・普遍の
ものを見事に描き出すから凄い作家なのである。古いもくそもない。
なお、「manga」の歴史や創作方法など、「manga」に関する様々な書籍のガイドブックとして、アジアMANGAサミット実行委員会
が発行している『日本マンガを知るためのブック・ガイド』(2002年)がある。私はこの本をコミックマーケットにて入手した。
ただ、大塚英志・ササキバラゴウがオタク系知識の断絶した若い世代に向けて書いた『<教養>としてのマンガ・アニメ』の紹介
や2002年以降の「manga」関連の書籍の紹介がないのが玉に傷である。
また、本格的・高度な「manga」創作を考えている人には、季刊の「エス」や「Comickers」という雑誌がお勧めで、「Comickers」
の2004年春号のテーマが「ストーリー構成」であり、いくつか「manga」創作の入門書も紹介されている。私は一時期「Comickers」
のバックナンバーを古本屋で沢山集めた事があり、できれば、ここに登場する様々な作家たち(描き手たち)のウェブページを探して
紹介したいという考えに捕らわれている。が、冊数が多く、非常に手間だ。
621574:2005/05/09(月) 19:06:25
素直な意見だね。
そんな感じで書けばいいんだな。

@ここで問題になってるのは〜である。
A自分なりの用語の定義。
B立論。
C筆者への反論や別の視点を提起。
D原因を分析。
E解決方法を提示。

こういう話の進め方をするか、それとも

@筆者の主張のまとめ
A反論と現状認識
B原因を分析
C問題に対する発想の転換

しかし上の2つの解答例は、問題解決や認識を深めようとする時に
発生するだろうと予想される障害や潜在的問題にはずいぶん楽観的な
意見だと思いますが。
でもこのくらいで試験ではとりあえずOKなんだね。
622無名草子さん:2005/05/09(月) 19:10:16
彼女の漫画には実体験ものやら自分の生活を素材にしたもの、
つまり自分の体験とそこで考えた事を描くものと、叙情的な創作漫
画とがある。彼女の場合、叙情的な創作漫画にしても、
彼女の深い深い人間洞察を詩や随筆にしたようなものである。私は、西原
こそ、現代における「漫画」の継承者ではないかと思う。
大塚英志は西原の『ぼくんち』を評して、感動的だが古いと言うが、
人間 というのは、本質的には変わらないものである(そうでなければ我々は万葉集など読む事はできない)。
その人間の本質的・普遍の ものを見事に描き出すから凄い作家なのである。古いもくそもない。
なお、「manga」の歴史や創作方法など、「manga」に関する様々な書籍のガイドブックとして、アジアMANGAサミット実行委員会
が発行している『日本マンガを知るためのブック・ガイド』(2002年)がある。私はこの本をコミックマーケットにて入手した。
ただ、大塚英志・ササキバラゴウがオタク系知識の断絶した若い世代に向けて書いた『<教養>としてのマンガ・アニメ』の紹介
や2002年以降の「manga」関連の書籍の紹介がないのが玉に傷である。
また、本格的・高度な「manga」創作を考えている人には、季刊の「エス」や「Comickers」という雑誌がお勧めで、「Comickers」
の2004年春号のテーマが「ストーリー構成」であり、いくつか「manga」創作の入門書も紹介されている。私は一時期「Comickers」
のバックナンバーを古本屋で沢山集めた事があり、できれば、ここに登場する様々な作家たち(描き手たち)のウェブページを探して
紹介したいという考えに捕らわれている。が、冊数が多く、非常に手間だ。
感性があるから、それを自由に表現して欲しいという考えがあるからである。この高校生たちの1コマ漫画の中で特に心に残って
いるのは、「一番長い日」というお題で描かれ、第一回マンガ甲子園で最優秀賞を獲得した初芝(?)高等学校の質素な作品で、
画の中央左に軍服を着た男性の白黒写真があり、画の中央右には古いテレビがあり、テレビからは「本日、世界で最後の核爆弾
が処理されました」とアナウンサーの声が聞こえる。そのテレビと対比するように、画の中央左下方に、ハンカチを当てて泣く
白髪のおばあさんがいる。おばあさんの顔は見えない。わずかに、遺影、テレビ
623574:2005/05/09(月) 19:19:06
時間があったら京極純一を読んで1200字書いてみるよ。
じゃあね ノシ
6241 ◆WCXgu31Pks :2005/05/09(月) 19:21:21
>>621さん
1です。そろそろネットカフェから帰ろうと思った矢先の書き込みですね。書き込みありがとう
ございます。ただ、もうお暇(いとま)したいので、返事は明日以降でご勘弁下さい。小論文と
いうより、アーギュメント(立論)の仕方の本としては樋口祐一が有名ですけど、駿台文庫(叢書?)
から出ている『論文ってどんなもんだい?』っていう本もお勧めです。
6251 ◆WCXgu31Pks :2005/05/09(月) 19:21:52
>>622さん
???スレッドの浪費ですか?何をされたいのですか?
6261 ◆WCXgu31Pks :2005/05/09(月) 19:29:49
>>623さん
はい、私も失礼します。1200字書かれるのでしたら、早稲田の時のように、考察・発問を付けて
考えやすくする方がいいですね。準備したいと思います。

それではまた。
627514:2005/05/09(月) 19:31:10
変化がないようなのでまた書かせて頂く。
まず、今後>>1がすべき事を箇条書きにする。
1.スレ趣旨の明確化及び一般書籍板に沿う書き込みをする。
2.雑記の縮小及び、雑記の排除。
3.必要性のないレスの自粛。
>>1の書き込みは、リハビリテーションに到底成りえないものばかりである。
これまでの書き込みを見ると、>>1はスレの主人になり皆の意見を取り仕切りたいだけであろう。
これは大変迷惑な行為である。
また>>1>>595において、本に限定しなくてはならないのかと初歩的で稚拙な質問をしている。
板の趣旨も分からない者はスレを立てないほうが良い。
この一般書籍板に、人文系の知識や社会学系の知識を語るスレは必要ない。それ相応の板がある。
また、ナショナリズム、文化、国家のスレも必要ない。それ相応の板がある。
本の紹介がないスレは必要ない。サーバ資源の無駄。
6281 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 18:15:24
1です。
>>623さんのために、一応、考察と発問を書かせてもらいます。小論文紹介による話題提示はとりあえず、ここまで
にします。やめるついでに、私が小論文について考えた事を、書かせてもらいます。本来は「知識篇」と題してプル
との対話にしたかったけれど、とても、そんな事は>>627>>514さんが許しそうもないので、ダデアル体で書きました。

考察
設問把握:
<問→答→説明>の論文構造を押さえると、論文試験は主観重視の国語表現よりは数学の証明問題に近似する。正確な設問把握
は妥当な解答提出と適切な論証の前提である。論文試験では同一の資料文と設問を示し、設問に対する同様な解答形式の土俵上
で各自の考えを比較評価する。自分で勝手に問題や枠組みを作って主題を論じても、相対比較評価はできないから、設問要求と
外れた答案や資料文と無関係な解答説明は当初より合格対象外である。設問文を整理すると、A下の文章を参考にしてB“戦後
日本の”民主主義についてC考えるところをまとめなさいである。
Aでは、参考にした事が第三者にも分かるように解答の中で明確に示す必要がある。通常やB(主題)に引き寄せた筆者の考え
の道筋やポイントをまず示し、それに触れつつ論述を展開していく(資料文の単純要約は不要だ)。
Bは、論述主題の特定指示だ。Aの参考指示を含め解答文全体をこのB主題に集中して構成する必要がある。「〜について」と
の設問は主題は示されているが、それをどのように書くかの切り口は特定されていない。この場合、Bとは何か、何故そうなの
か・何が問題か・どうすれば良いか等の具体的な問いを自分で作成し、自問自答しつつ解答構成していくのが王道だ。
なおBの“”という曖昧な対象指示はまずい。“”の内容的には、明確に戦後日本の民主主義の二色の受容差を述べている。
また「戦後民主主義」は既に社会に定着している一般用語だ。これらを配慮すると「B´筆者の言う民主主義について」とする
か、前文で資料文に触れ、「B´戦後日本に民主主義について」とするか、前文で日本の民主主義には様々な考え方があるとし
て、「B´いわゆる戦後民主主義について」とすれば、“”をどう扱うかの困惑は避けえただろう。
6291 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 18:16:30
Cは自分の考えを述べる論文を書けとの端的な指示だ。資料文の要約や、感想や、テーマを見ての思いつきではなく、他人に
内容を説明し説得でき批判可能な自分の系統的な考えを述べよというのだ。

資料文大意
資料文は、日本の政治の特色としての「民主主義」を説明している。用語
が独特で説明に遊びが少ないので、論理の筋を読み番えると誤読する恐れ
がある。通常は論述主題を軸に論旨把握を行なうが、設問の「戦後日本の
民主主義」は資料文全体のテーマであり、読解に格別の配慮は不要である。

★連合国の戦後占領方針→a)日本の政治制度の前面転換(憲法改正など)
 ↓
b)政治原理としての(欧米式)
「文明と民主主義」の理想宣布→1)知識人・文化人+学校が普及する民主主義
               =日王制放棄囲碁の精神的空白を埋める民主主義
               →(青少年を中心に多数の信徒を集結)
2)堅気の生活者にとっての民主主義=「みんなで仲良く」の秩序原理
  ↓(日本の伝統的秩序意識に組み入れ)
「みんなで仲良く」の内容=日本社会の内側の秩序原理
一)集団一体(勤め先集合体の正当性の承認)
二)全員参加(参加の民主主義)
三)全員一致(採決の回避と全員の拒否権の承認)
四)全員均?(分配の政治)
3)世間常識のなかで具体化された民主主義<上の2)の一〜四>の運用
一)+伝統的信仰(村内安全、現世安穏)
   →上の1)の運用の「巻き込まれたくない平和主義」と合流
二)「洋式政論としての民主主義」<=上の1)の>学校的民主主義とは不一致
  ↓
個性尊重と自由保障・人権確保と平等尊重・国民自治と国民連帯などの理想
6301 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 18:18:34
制度と理想、民主主義理念の普及と運用などの対比項を押さえ、指示内容を見れば、「洋式政論としての民主主義」は憲法が
示す学校的民主主義と推測できる。最終文は戦後日本の生活者的な民主主義の運用と、欧米的普遍的人権・憲法理念(の学校
的解釈)との不一致をまとめている。
民主主義は戦後憲法により外部から輸入された。民主主義理念は庶民にとってはなかなか定着しないが、民主主義を掲げる集
団運営は児童会、町内会、株主総会、各種議事、国会まで貫徹している。そこで理念と運用が違う得意な戦後民主主義について
繰り返し議論されてきている。その多くは戦後憲法と関連させた議論である。だが、憲法の民主主義を普遍的原理として絶賛
ないし維持を図る戦後民主主義派(大塚センセなど?/引用者)と輸入された欧米的原理は馴染まず見直しが必要とする民主
主義批判派といった一般的対立と、4両分の民主主義評価は土俵が異なる。京極は新憲法制定への制度的転換の評価と民主主義
の受容を区分し、後者の戦後憲法下の民主主義の受け止め方の違いに着目する。憲法は国の基本法であり制定後50年経ってお
り、日本の政治を分析するには憲法を前提とする議論の方が当然ながら実効的である。
筆者は民主主義の学校的な知識理解とせい活者の日常的受容を区分するが、正誤評価を加えていない。京極の括りは、知識人も
学校集団も生活レベルでは「みんなで仲良く」の集団秩序に従っている事実だ。この理念と実際運用の隔たりの直視が本問の出
題前提だろう。
資料文前半は、民主主義が理論反芻に止まり、生活者の集団秩序の形で民主主義は運用されている論旨である。後半は、最終文
に誤読の恐れもあるが、憲法制定直後に二色の民主主義の流れのその後をどう考えるかが、本問の出題意図であることは明確で
あろう。
6311 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 18:20:01
発問
資料文は民主主義のあり方を、受容の二色の流れから述べる。実際には個人主義も基本的人権の尊重も表現の自由も男女平等も
平和主義も実社会では実現されていないことを知っていよう。戦後日本とは第二次世界大戦後であり、現在もその延長にある。
とすると、筆者の書く敗戦直後の憲法受容の二色の流れと、現時点での憲法理念と実際運用の差をつき合わすことが<戦後民主
主義>を考える最初の糸口だ。
学校民主主義は普及したが、なぜ世俗宗教化し、青少年が信徒化したのか。移入民主主義は日王制に変わる精神的シンボルにな
り得たが、社会に着地する通路が見出しがたかった。古い伝統的社会土壌に馴染まない理想は机上の空論で終わった。
民主主義は世俗宗教家したのに、なぜ生活者の民主主義は社会的に定着しえたのか?移入民主主義は基盤のない個人主義理念と
しては着地できず、多数決の運用システムのみが伝統的な集団主義に接木されたのだ。日本的なムラ社会では建前は飾りに過ぎ
ず、内部利益確保を一義とする。内部利益確保には全員納得の分配(平等ではない)が軸で、議論は邪魔になる。そこで伝統的
な集団主義的組織秩序に形式的多数決を加えた運営方法が、生活レベルでの民主主義として定着した。
二色の民主主義の流れは、伝統的社会基盤への外来憲法理念の移植から生じている。この背景からは日本社会が洋式政論を血肉
化し、生活者民主主義の成熟が国際的に認知される等の社会基盤の変動がなければ、二色の民主主義は変質しつつも残存するはず
だ。戦後日本は驚異的な高度成長を遂げたが、その原動力は集団主義的民主主義による組織運営であり、豊かな社会の到来に伴い
学校的民主主義は青臭い建前論となる。
現に、民主主義理念と運用が隔たっている、日本の戦後民主主義をどう考えるか。洋式政論の学校民主主義を強化するとの論は、
戦後五十年に渉る二重底の残存をどう解消しうるか、社会土壌への新たな通路を示さねば説得力を欠く。また生活者民主主義は異質
だが組織運営に定式はないとするなら、根回しや談合が国際社会で通用するか、しない場合にはどう対処するかを示さねば単なる
居直りになる。また理念と運用はどういう関連にあるのかの切り口もあり、両者は並進せぬとの論もよいが、では現状でよいのか、
どうするかに答えないと現状肯定で終わってしまう。
6321 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 18:24:07
他に、日王制と民主主義の比較・民主主義は欧米資本主義社会の理念・洋式政論の非欧米社会への移植は困難・西欧民主主義への同化
は不要・憲法理念との運用の隔たりは政府の責任・集団主義的民主主義は集団運営者の隠れ蓑・個人を尊重せず民主主義の建前を教
えても無意味・冷戦後には時代遅れの憲法は見直すべき・非民主主義的な現実をまず直視すべき、等の論も可能だ。だが、戦後民主
主義の現状と問題点(=民主主義理念と運用の隔たり)にピントを合わせぬと、単なる政策論に終始する天に特に配慮すべきだろう。

あー、疲れた。これだけの文章を書き写すと腕と指がきしむ。確か、宮台真司は、「成熟社会では、社会の不透明化が進み、従来の
集団主義的な生活をして仲間内の既得権の確保をしようにも、どこかで誰かがいい思いしているんじゃねぇかという猜疑心に囚われ
る」とどこかで書いていた(『自由な新世紀 不自由なあなた』だったっけ?『世紀末の作法』だったっけ?よく覚えていない。宮台
は、戦後民主主義的なタテマエとホンネの生き方・人間関係は、「成熟社会」ではもう害毒を流すだけと言っていたような気がする。
何しろ、大学を出てから宮台は全く読んでいないから)。宮台なら、どういう解答を書くんだろうかね?
6331 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 18:44:17
小論文についての考えは>>621さんへの返事の形で書く事にしたのでデスマス体で書きたい。

>>621さん
>素直な意見だね。
>しかし上の2つの解答例は、問題解決や認識を深めようとする時に発生するだろうと予想される障害や潜在的問題にはずいぶん楽
>観的な意見だと思いますが。でもこのくらいで試験はとりあえずOKなんだね

小論文とはその受験生に大学生の適性があるかを試すものです。当該学部で議論されているようなテーマたちの基本的な事項を押さ
えていて、論理的展開ができ、論理的読解の対象となる文章(=テキスト)が読める事を受験生は示さねばなりません(大学では数
々のテキストを読まされ、レポートやレジュメ発表や論述試験や卒業論文を課されます)。また学者、政治家、評論家ではないし、
字数と時間の制限では「これくらい」「楽観的」な解答しか無理でしょう。
 脱線しますと、物事が分業化・専門化・細分化・複雑化した現在で、全てをしっているかの如く、声高に唱えるのはみっともない
 事です。自分はこういう分野の専門家・業界の人間だが、私が体験等した事から少なくともこうする必要があると指摘できますと
 控えめに言うしかないでしょう。
論理的というのは「問い→答え→論証」、「前提→論証→結論」の三段階ですが、「論証」が重要です。この妥当性が評価されます。
論文学習で大切なのは、様々なテーマ達の基本事項(知識)を押さえる事と、論理の基本的な構造・進め方を把握し、様々な問題を
扱い、各問題の様々な解答例たちを比較検討し、こういう論理の展開ができるのかと気づき、自分でもいろんな論理の進め方を試みて
第三者から評価してもらう事です(実際、予備校などの小論文講座はこれを踏まえている)。
小論文の学習はいわば知識を元に考える事の勉強であって、大学のみならず社会人として生活する上でも避けられない基本的な精神
活動です。知識を持って、論理の仕組みを勉強し、課題文とディスカッションする事で、論理的なやり取りが分かるようになってく
ると、後々、組織で頭を使う仕事(例えば問題解決とか企画の説明とか)にも自分の生活設計にも、応用がきくようになると思います。
6341 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 19:08:20
さて、ここからが「知識篇」のクライマックスである。人間や社会、また過去から続く現代についての基本的、原則的事項の理解(知識)
は重要で、いくらテレビニュースのみならず、女性週刊誌、スキャンダル週刊誌、ワイドショー、ファッション雑誌、娯楽雑誌などが垂
れ流す瑣末な事実や憶測(具体的情報)を知っていても駄目です。それは地にへばり付き、這い回るようなもので、地面しか見えない、
自分の生活世界を知るばかりの無教養な「オヤジ」「オバハン」「ジゴロウ」「ギャル」に留まります。知識なくば、抽象の階段の上から
実際の様々な問題を見まわしてその有様を認識できないから(階段を天まで登った、論壇誌や朝まで生テレビの言論人は神々の言葉のお遊
びしか分からず、下が見えないからこれも駄目です)。人間生活には、目的、考える力、知識が大事です。目的なくばしたい事が分からず、
よく考えられないと目的達成に際して支障があるし、知識がないと考える幅が狭く不自由です(宮台は小林の『脱聖議論』の文脈を無視し
て「情のつながり」ではなく「真のつながり」をと言うが、私は私で「真理は人を自由にする」と言い換えたい)。目的とは、その人の人
生の目的という最大のものから、したい仕事は?得たい達成感は?一緒にいたい人は?というものまで様々です。要するに、あの有名な歌
が言う、「何が君の幸せ?(以何為爾福?)何をして喜ぶ?(成何爾嬉嬉?)分からないまま終わる?(不知以終乎?)そんなのは嫌だ
(是非我所欲!)」なのです。
6351 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 19:22:33
最近読みたい漫画:『夕凪の街 桜の国』。05春号「Comickers」に記事があった。原爆を背負って生きる人達の生き様を描いた漫画らしい。
「漫画」の匂いがプンプンする。欧「米」人は自分の正義とドグマ(教義)が侵されると生きていけない連中だから、アメリカ人にこの漫
画を読ませるといやいやと手を振って避けるだろう。それでWas it a test?など問おうものなら床を蹴って興奮するだろう。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E5%A4%95%E5%87%AA%E3%81%AE%E8%A1%97+%E6%A1%9C%E3%81%AE%E5%9B%BD&btnG=Google+
%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
最近観たい映画:『やさしい嘘』。死んだ息子の振りをして、お婆さんに手紙を書きつづけたという、「あなたのことが大切で、本当のこと
が言えなかった」映画。思いやりや優しさについて考えさせられる映画らしい。 
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%84%E5%98%98&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

>>627さん、とりあえず小論文の紹介は、あとはこの問題の解答例を後に2つばかり紹介してそれでお仕舞いとします。小論文についての考え
はこれでも結構短くした方じゃないかと思いますが、スレッド1つ以内に収まらなかったので満足されないでしょうね。まぁ今後は雑感の縮小
ができるようにしてみますよ。書いた文章を読み返して短くできないか検討してみますよ。あとは本の板だから本について語る、それ以外は余計、
ですか?これは分かりますけど、スレの主人になり仕切るのは迷惑ですか?・・・1としては、後は前に東京某所でベンチャー企業の立ち上げに
携わったという人の講演を紹介する事、奥井潔先生が駿台生たちへの餞(はなむけ)の講演でおっしゃった読書論を紹介する事、あとは「Comic-
ers」からの絵の描き手たちの紹介、自分の好きな音楽とアニメの紹介ができればもうこのスレッドは私にとっては満足いくもの(奥井潔の人生
観などは、駿台生その他以外には全く知らない事ですし、あえてここで紹介しなくてもいいかと考えるようになってきている、また、キリスト教
やこのスレッドの最初の方で語った純粋無垢なものへの愛についてと小泉八雲の精神は、どうしようか微妙である)ですけど。とりあえず、今後
やりたい事はこれくらいです。

ageます。それではまた。     
6361 ◆WCXgu31Pks :2005/05/10(火) 19:28:00
日王制蛇足
多くの日本人は日王という<空虚>およびこれをとりまく靄に何か、我々の安心を
与えるものがあると期待し、甘え、精神的によりかかる。もし日王制度を廃止すれば
日本人が精神的に甘えるものがなくなってギスギスしたものになるだろう。だが、これ
が日本人に精神的緊張を強い、甘えから自立に至るかもしれない。目下、日本人は日王
の赤子(せきし)である。

漫画蛇足
『夕凪の街 桜の国』のような「漫画」は、現在、マンガやコミックが氾濫する中で、ひ
っそりとまだ生きている。こういう「漫画」を探すには嗅覚がしっかりしていないといけ
ない。マイナー漫画はどうか?マイナー漫画は、オタク系かエロマンガばっかりで、とても
「漫画」の匂いはしない。

蛇足、以上。それでは。
637無名草子さん:2005/05/10(火) 20:23:35
>>1は何時消えてくれるの?
とっとと消えてよ。
質問できないじゃないか。
6381 ◆WCXgu31Pks :2005/05/11(水) 18:12:27
頑張って書いてきたけれど、書く気力が萎んできて、しばらくここに来たくなくなりました。
>>627さんに何言われようと、今回は気にしない事にしよう。

犯罪報道は空しい。残虐、身勝手な加害者の犯行の行動や、心理や生い立ちをいかに解説しても、我々の目と耳にいみじき感銘
を与えるような認知はない。それに、落ち度もないのに殺された人間は戻ってこない。くだらないソープ・オペラ(昼メロ)を
観たあとのようなバカバカしさが残るだけだ。宮台真司は、異形の者たちを社会の外に追いやるから、また奴等が不穏な事をし
でかすと言う一方、殺人への動機の敷居がとても低い連中には、同情に値する心理的ドラマなどないと仄めかす。殺人犯はバカ
だから、結局、自分を責め抜き、悶える事など極めて高い精神でなくばできない、非常に困難な事はできない。所詮、自分はあの
人間の生命を奪った、勝った、スゴイスゴイと密かに勝ち誇るか、被害者の側に身勝手な落ち度をでっち上げて、自分を責め抜く
事から気を逸らすしかしない。殺人犯はバカで思慮が浅い、下等な感情の下僕に過ぎない。香山リカは、犯罪者を自分と切り離
さずに、自分にも該当するものがあるのではないかと考えるべきと言うけれども、バカにそこまでするのは時間と精神力の無駄
でしかない。こんなゴミは生きたまま肉骨粉に加工され、牛のエサとして社会に貢献すればいい。
それにしても、挿入に至らない、痴漢などの軽めの性犯罪を犯した公人が、私人たる殺人犯よりも再起しにくいこの現実は何なの
だろう?
6391 ◆WCXgu31Pks :2005/05/11(水) 18:21:14
日本の国際空港と開港に、国家主義と帝国主義と資本主義と共産主義が犯した数々の犯罪・問題を展示する長い長い回廊を設け、
例えば、ブリテン人ならば、検疫・入管・税関(CIQ)が終わったら、ブリテンが世界中の異なる文化を蹂躙し、単に海外市場と
タダ同然の労働力供給元として搾取して、今日のアジア、中東、アフリカのゴタゴタの遠因にもなっている事を示す回廊を必ず
通過させるようにしてはどうだろうか?イスラエルの連中は、はじまりからテロ国家である原罪とパレスチナの民を苦しめてきた
事を示す回廊に通さねばならない。アメリカ人は、当然、日本の民間人に対して行った大量殺戮の展示を嫌でも通過させねばなら
ない。日本人に対しては、日本が行った国家主義・帝国主義・植民地支配・十五年戦争の蛮行を示す回廊を通過させなければ不平
等だろう。また、沖縄の那覇空港には、戦争で無残に殺されていったボロボロの姿とギョロギョロの目をした夥しい亡者たちが、
日王・裕仁の首に縄の輪をかけ、もがく裕仁の足を引っ張る壮絶で巨大な銅像を設けておくとよい。

資本主義といえば、社会学ではウォーラーテインという人が「資本主義世界システム論」という非常に壮大で、かつ途上国に
とっては救いようのない理論を打ち立てていたのを思い出す。また、社会学者が書いたハードな資本主義の本といえば、鈴木
秀一の『経営文明と組織理論』、大澤真幸の『資本主義のパラドックス』がある(東浩紀から見れば、宮台の『権力の予期理論』
も大澤の『行為の代数学』も同根なんだろう)。またマルクスの『資本論』第1巻は、社会学を学ぶ者の必須文献であり、資本
主義を考える上で欠かせない本である。我々を支配する資本主義という怪物について書いた良書はありませんか?読書家のみなさん?
640無名草子さん:2005/05/11(水) 18:31:08

>>1はブログというものを知らないのだろうか?

6411 ◆WCXgu31Pks :2005/05/11(水) 18:44:36
私はなぜ公務員になったのか?いろいろあるけれど一番大きい理由は、高度資本主義社会だの高度消費社会だの呼ばれる現在に
おいて、その末端兵にも、その奴隷にもなりたくなかったからである。現代は、基本的にモノとサービスが必要だから皆様のため
に提供するという社会ではなく、人をマーケティングの机の上に、電算機の中に弄び、白痴化させ、または余計なチエを付けさせ、
モノやサービスを欲しい欲しいと欲求を喚起させる社会である。企業は、表では客の奉仕者の顔をし、裏では客を操作する。そし
て従業員は、その空しい活動に従事させられ、重労働を強いられ、そして余暇を有益に使わず、企業によってバカでワガママで傲慢
になった他人(客)のために媚びへつらい、ご機嫌を取り(お客様、どういうサービスに満足されますか?)、ストレスをためていく。
つまり民間企業に入ると、腹黒い企業とワガママな客に仕える下僕にならねばならない。こうした奴隷になるのが嫌だったのである。
全体の奉仕者などという綺麗事をまともに信じて公務員になったのではない。私は現代の消費社会に息苦しさと生きにくさと閉塞感を
抱いている。もちろん日立製作所のように、B to B(企業間取引)が中心で、プラント建設やインフラ整備など、公共性の高い、社会
の土台を支える民間企業もあるのだが、私は学生社員をやってクビにされた経験があり、自分は民間では採用されない、仮に採用されて
も試用期間でクビになるだろう、と思い、またゼミの先生から「公務員になる方が会社で働くよりも君にとっていいんじゃないの?」
「会社に入ると嫌なこと、辛い事だらけだよ。」と言われ、まだ下積みから地道に試行錯誤して、経験を積め、先輩や上司に助けられ
642無名草子さん:2005/05/11(水) 18:47:05
>>1のレスはこの板のサーバの無駄としか言いようが無い。
>>1を相手にする自体間違っている。
各個人で徹底的に>>1を排除した話を持つべきだ。
643無名草子さん:2005/05/11(水) 18:47:58
税金泥棒、サーバ資源泥棒が何を偉そうにwww
6441 ◆WCXgu31Pks :2005/05/11(水) 18:51:03
ながら、メンバーの競争よりもメンバーの協力を旨とする公務員になる方が自分の性にあっていると考えた。
私は、共産主義とアメリカ型資本主義以外の、もっと人間にやさしい、おおらかな生き方を提供できる社会・経済システムはないのだ
ろうか?日本はアメリカ型資本主義を容れ、貧富の差と階層の差を色濃くしていって、どうするのだろうか?と思う。私は、東南アジア
かオセアニアの田舎のような所で、家族親族や隣近所と仲良くやりながら、自然の中で農業や漁業をやって必要な分に満足し、余計な欲
求やらチエやらに振り回され、雇用とカネに思案する必要のない社会が人間の生きる社会だと思う。ゆっくりとした近代化を推し進めよう
というブータンという国は、「国民総生産」ではなく「国民総幸福」というスローガンが唱えられている。私は、年を取ったら、こういう
社会に移り住みたい。

消費社会についてはこちらを参照されたし。www.geocities.co.jp/WallStreet/7734/document/essay050425.htm
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
帰省していた時も憂鬱で、仕事が始まっても憂鬱だ。郷里ではそれでも頑張って方々回った。仕事が始まると、またひどいだるさと暗い
思考にますます襲われる。半分言葉のような半分霧のようなもやもやした様々な否定的な考えが次々と心の中にスモッグのように、私の
意思と関わりなく流れていく。アメリカ人は絶対に自分の正義を疑わず、原爆投下も東京大空襲も絶対に反省しない、アメリカの支配層、
パワーエリート(ミルズの用語で、アイゼンハワー大統領も退任間際に認めた)は絶対に自分たちの利益とエゴを通し、何ら神に後ろめ
たさも感じない、貧富の格差より経済活動の自由のドグマだ、一方、日本というクソ国家・クソ社会は絶対に個人の幸福追求を支援しない
し、近代国家の諸システムを用いて様々な問題に、可能な限り手当てをし、直す事もできないし半永久的にそうやって社会を運営しなけれ
ばならないという諦念もないし、各利益集団は日本という全体も考えず、自分たちの利益のパイをなるべく奪い取る事しか眼中になく、後
6451 ◆WCXgu31Pks :2005/05/11(水) 19:01:09
ろめたさもなく、政治がこれを是正する事もない(民度の低さという奴か?)、自分を精神的、経済的に拘束してきた権力者たる親どもは、
いざ私が精神的困難の日々に嫌気がさし続けていても、結局ウザがり煙たがり建前を言うだけで、何ら私への同情も私への助けにもならない、
同僚だって、あまりアテにならない。30歳を過ぎて係長クラスになったら、やっていけるのだろうか?将来は大丈夫だろうか?こういう時は
4〜5人の同僚たちと飲み会でも開き、酒のままにハイテンション(躁状態)になりたい(慨以可慷=がいしてもってまさにこうすべし)。
さもなくば、気がめいって、鍵を閉め、電気を消し、カーテンをかけ、毛布をひっかぶって四畳半の棺桶の中に、もの言わぬ静謐の中に眠る、
積み重なった本や本棚やら机やらパソコンやらと共に、薄暗闇の中にいつまでも時間の支配の及ばないまま、とりとめもなくいたい。不要刻、
不媚人(つまらんときに、ひとにこびず)?ご〜ろご〜ろゴ〜ロンタきょうもゆく〜おさんぽポカポカい〜よ〜き〜ひなたぼっこい〜つも〜
のば・しょ・で〜ふわっふわっぬ〜くぬ〜くゆ〜めご〜こち〜きら〜くそ〜に〜み〜え〜るけれどなやみ〜は〜あるんだよ〜♪

ああ、書き込んでも書き込んでも、内容についてはホンノちょっとしか注目してくれず、書く形式と2ちゃんねるの常識との不具合ばかり文句
言われる。もう書くのが嫌になってきた。1消えろだぁ〜!?あっそっ!しばらく消えらぁ!それでおまんら喜べや!書く事に徒労と感じたん
じゃ!私が書いた事や私が試みている事にはレスが僅少で、文句と批判ばかり。もーいや!!!!!!!!帰ってエロゲーでもやる!

職場にて
「ブスと車はバックから、だな!」/「はぁ?何ですか?」/「あとはビックリ!」/「え?」/「ビッグなクリだ!」/「はぁ・・・。」/
「つくつくほ〜し!」/「はぁ。」/「突く突く欲しい〜!」/「はぁ・・・・・・。あのう、私、生身の女にはムラムラしませんので。」/
「じゃあ何にムラムラするんだ!」/「私は裸の女なんぞより、裸の可愛い猫にムラムラします。」/「猫をレイプしたら犯罪だぞ?」/
/「ちょっと、違うと思いますけど・・・。私はアニメやエロゲーの女しか愛せないんです。」/「そうか!ネコムスメがいいのか!」
6461 ◆WCXgu31Pks :2005/05/11(水) 19:12:06
小学生の時に通っていたピアノ教室を思い出す。非常に落ち着いた年配の優しい女の先生が、またピアノと
グランドピアノが置かれ、作曲家たちの肖像画が飾られた、落ち着いた部屋で個人レッスンを受けていた。ああ、
ああいう生活をしたい。心の平静は如何に得られるのか?トルストイの『アンナ・カレーニナ』に描かれる「精神
的な人たち」たちの生活とは、こういうものなんだろうと思った。また、アニメの『To Heart』は学校生活やイベ
ントや恋愛など、高校生の少女たちの日常生活と心理を非常に繊細に描いた名作で、これを観ると理想化された高校
生活に戻りたくなるんだろう(実際は、厳しく管理され、せわしなく世話を焼かれ、それに生徒たちは飼いならされ、
また、受験指導ばっかりで、しかも周りには何もないド田舎の高校で、若さの良き爆発と懐かしい思い出など期待で
きない高校生活を送った。遠距離通学だった。第一志望だった、自転車で通える距離にあった公立高校(落ちた)の
文化祭の活況ぶりは憎らしかった。私はド田舎が嫌になり、多摩・八王子にある法政や中央や都立大は受験しなかった)。


しばらく去ります。いつ帰るか分かりません。帰ってきたら、(私が>>635で書いたやりたい事以外は)、>>627さんに
なるべく従いたい。去り間際なので、今日は好きにやらせてもらいました。迅く去ね?あっそう。さようなら。
647574:2005/05/11(水) 19:50:13
>>633
解答例1で論理的に変だと思ったところを書くよ。
まず、お国の文化自慢が、民族紛争や戦争などという
深刻な事態に進んでしまわないことだけが問題だ、
というように解答例1では書いてあるけど、
近現代の戦争って、資源・食料問題や武器商人の利権
や対外貿易の不公正や所得格差などの経済構造の矛盾
と、植民地主義の残余や国家権力の腐敗や情報処理の
中央集中など国内の社会問題の矛盾が外に向いたと
いうのが大きいと思うよ。
文化の違いによる差別だけで戦争が起きるだなんて、
前近代ではいざ知らず、現代では経済を抜きにした、
そういう意見は認めにくいな。
闘争心や団結心を高めるために、我が国の民族文化は
世界一で相手は悪魔だという観念を利用するのだけど、
その観念が肥大化して文化的衝突から戦争を起こすとは
現代では思えないよ。
648574:2005/05/11(水) 19:50:50
戦争や紛争が起きないためには経済的安定性と公平性が
重要なんだけど、解答例1の解決方法は、もっと文化交流
を活発にしてお国自慢大会の参加者を増やすということ、
なんだそうだ。これは違うと思うなー。
それと、課題文の主張には、比較文化の研究では文化の
流れに多様な対立の図式を見て取り、普遍性とローカル性を
抽出しなければ学問研究にはならないという箇所もあるの
だから、学問論でもあるわけでしょう。
戦争や差別を無くすのが最大目的であるがために、あえて
文化の虚構性の空しさを叫んでいるわけではなく、
比較文化論はそういう研究の在り方なんだ、
という説明でもあるのじゃないかな。
だから、解答例1は課題文の趣旨を読み違えてるという
評価になるかもよ。
それに、お国自慢大会の参加者を増やすというアイデア
だけど、南半球の国々など、小さい部族が沢山集まって
構成されてる国にとって、国家単位でお国自慢をやることが
果たして良い事なんだろうかと疑問に思うな。
ロシアなんかも多様な民族がいるのに。

解答例2は、最初の方は哲学的で筋が通ってると思うけど、
後半になると怪しくなって、最後は筋が通って無くて、
言いたい事は何となく分かるような、同意を得やすいよう
な曖昧な表現でゴマかしててズルいと思うし。

と疑問に思ったので駿台にメールで質問してみるよ。
649無名草子さん:2005/05/11(水) 20:08:01
>>1が現実にカキコしているところを
見たんですけど。
さっきまでこの店にいました
650無名草子さん:2005/05/11(水) 20:09:33
>>649っす。うっかりageてしまったorz
651榎本行宏二十歳 ◆aXy7M764q2 :2005/05/11(水) 20:50:34
わかった!>>1よオマエが評論家になって本を出してくれ。サイン本が出てたら買ってあげるから。そして>>2chにはもう来ない方がいい。痛いだけだから。だいたい2chの書き込みを読んでる余裕あるなら本は読めるだろ?ま、所詮これも戯言だけどね、>>1ーたん。
652無名草子さん:2005/05/12(木) 05:51:52
おめでとうございます
653無名草子さん:2005/05/12(木) 09:10:06
13 名前:8[] 投稿日:05/01/25 18:22:03
専門書については、>>5さんの言うとおりで、自分も大学でレポート書くために付箋
を貼って読む本という印象っす。

セカチューは読んだことない。なんか、つまんなさそうで。

東 浩紀はエロゲーやライトノベルの批評もかなりやっているけど、自分にはそんなに
興味ない。それに、「頭が変になる」ってエロゲーやって仕事に支障が出たら困る。

解説目録と図解雑学シリーズは、まぁよさそうなので、やってみようかと思う。

14 名前:1[] 投稿日:05/01/25 20:23:17
あれ?8じゃなくて、>>13>>3>>1です。自作自演じゃないです。ミスです。


書いてあった事やってみたんだろうかね。
6541 ◆WCXgu31Pks :2005/05/16(月) 18:38:03
1です。保守ageします。

私が踏んだオタク地雷の話:
用があって先輩と一緒に別の部署に行った。そこに、私がこのご時世に珍しく控えめで仕事熱心で可愛く、いい娘だと
思っている女の子がいて(別に恋している、とかそんな訳ではない)、彼女の前で「ゴロンタさんは今日も行く」という
歌(秋葉原で買ったまり見て系同人CDに収録)を歌ったら、思いっきり、「この人何?どう突っ込めばいいんだろう?」
という顔をされた。私の精一杯のギャグの披露だったのに。笑ってくれれば嬉しかった。「君、人一倍の責任感があるん
だって?(と新人紹介の時に愚かにも、こんな事書いた)」「そんなもの、ありませんよ!あの書き込みは、未だに何とか
訂正できないかって思っているくらいですから!」「無理だね。」「(ゴ、ゴフ!)そんな!僕はただのゴロゴロゴロンタ
なんです!」と叫んで突然歌いだした。それが例の(>>645の)「ご〜ろご〜ろご〜ろんたきょう〜もゆく〜♪」であった。
前に彼女の前で、「僕は、灰色の高校生活を送っていたから、アニメでは純愛ものとか、青春ものとか、ダメなんです。」
と言ったところ、コロコロ笑ってくれたのに、と思った。最初は変わってるけど普通の人のカテゴリーに入ると思われたから
笑ってくれたのだろうが、変人、オタクのカテゴリーに入れられたのだろう。
6551 ◆WCXgu31Pks :2005/05/16(月) 18:39:06
職場の同期の女の子で、非常に面倒見がよく、人の和を大切にし、人と明るく接する事ができる、これまたこのご時世には珍
しい娘がいて、彼女に『黙・ドラえもん』やら『それいけアンポンタン』やら、ギャグアレンジの同人誌を送り、ついでに、
『マリア様がみてる』の同人誌まで送ったところ、反応がなかった。直接彼女の部門まで行って感想を聞いたけれど、困った
そぶりだった。「私、普通のドラえもんとあんぱんまんの方が好きだから…。」と。そんな!シャブおじさん面白くないの?
と思った。ついでに、「(マリみての)志摩子さん(しまこさん、藤堂志摩子。お寺の娘。でもクリスチャン。聖女のような
不思議な優しさと、フランス人形のような容姿と、感じやすい心を持つ、内向的な娘。性格が180°異なる、市松人形のような
娘に積極的に申し込まれて、妹契約(志摩子さん達が通うリリアン女学園の伝統)をした)、いいでしょ!ほら、こんなにいい
人いないでしょ!」と言うと、彼女の代わりに別の人が返事をして「しまこさん、アソコの色素が沈着しているかもよ。」と
言われた。ゴ、ゴフ〜〜〜!後で、その娘の先輩から、「彼女、優しいから何も言わないけど、迷惑しているみたいだから、
辞めた方がいいよ。」と言われた。

別の女の人にエルピー・プルの魅力を『エルピー計画』をみせながら語った所、「そんなの見せられて困らない人はいない
でしょ。」と突っ込まれた。また、さらに懲りずに『魔法遣いに大切なこと』のサイトをプリントアウトしてものを見せ、
ヒロインのユメたんの可愛い表情を見せたところ、彼女は「いいかげんにして!私、そういうの免疫ないんだから!」と怒
られた。別の人が、「かわいいな〜おい。18歳未満の女とやっちゃだめだぞ。大丈夫だろうな。」と言われた。あの〜私、
二次コンなんですけど。

……結局、これらの悪事はわが部門の課長の知る所となり、「そんな事したらセクハラになるぞ。セクハラっていうのは、
相手が嫌だと思ったらセクハラなんだから。君の考えや善意は関係ないの。いい加減にしないと、職場にいられなくなるぞ。」
と叱られた。
6561 ◆WCXgu31Pks :2005/05/16(月) 18:54:49
本の話:
本屋で講談社現代新書の『駿台式!本当の勉強力』をパラパラ捲っていたら私が駿台でお世話になった野島先生の文章に、
社会学の巨人の一人、ハーバマスが書いたという『近代−未完のプロジェクト−』(岩波現代文庫)が紹介されており、
興味を持った。近代の終わりとしての現代社会を考える上で、近代という時代の成り立ちやら仕組みやらを知っておく
べきだろうと思った。私は書店と図書館を巡って本書を探したけれど、なかった。仕方ないから、書店にて『近代』注文
した。■なお、資本主義は近代が生み出した鬼子で、『社会学の基礎』(有ひ閣)のウォーラステインの章を読んでいたら、
資本主義を「終わりきるのに時間のかかるドラマ」と面白く述べていた箇所があった。なお、この『基礎』には、宮台も
執筆していて、「もし女のおっぱいを触るとしよう」など、センセ、相変わらずですな的なネタがあったりする。■野島先生
は、日本史の近現代史を担当しており、歴史の流れというものを理解させてくれる素晴しい講師だった。とくに、アジア太平
洋戦争の演出を行なったのは実はアメリカで、日本は、アメリカにとり涙ぐましいまでの演技を行なった名役者だという師の
結論には、かなり興奮するものがあった。■蛇足。大学受験では、歴史は原因→結果=さらなる原因→さらなる結果→…と続
く因果関係の論理的な流れとして捉える。歴史の捉え方には、大河ドラマや史跡訪問や伝記など、物語を感じる捉え方もある
けれど、大学受験の歴史はそれに組しない。ちなみに、私は受験日本史が必要なくなってすぐに、磨耗した受験日本史を捨て
6571 ◆WCXgu31Pks :2005/05/16(月) 19:04:25
てしまい、かといって物語体感の捉え方が身についておらず、歴史を嗜めない人間になってしまった。幸徳秋水の墓を訪問し
ても、そこはジイルイがはびこる小さな古い墓でしかなかった。メンヘルで脳の襞がおかしくなっているのだからなおさらだ。
現実を映画やアニメのような活き活きとした物語のように実感できる、「未開」の部族や子供が持つような認識をコンクリー
ト型の認識とすると、私が陥っているのは、物事のまざまざとした具体的な在り様を感じられず、映像の断片と、言語による
状況把握しかできない認識、すなわちアブストラクト型の認識である。■関係ないけれど、写真というのは、私が言うアブスト
ラクト型の人間が、それでもコンクリート型の認識を得ようとして、自分を今いる場、例えば史跡とかを認識する事からますます
遠ざけてしまう(だって、その場を見回したり、ああ、これがあの○○か、と物語化された歴史を思い起こして現実と重ね合わせ
て、その場の具体的な在り様を深く感じたりしないで、パシャパシャ写真取ってるだけだもん)という文章を読んだのを思い出した。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
>>574さん
574さんから見て、早大一文の小論文で、私が>>578-582で試みた解答はどうでしょうか?あなたが>>647-648で書かれた駿台解答例
への疑問にいますぐ答える余裕はありませんので、すいません。駿台からは何という返事が返ってきましたか?ところで、あなたは
受験生ですか?大学生ですか?塾や予備校の先生ですか?

保守ageしたら、もう用はないので帰ります。5月12日以降、書きこみはなし、か…。ハァ。
6581 ◆WCXgu31Pks :2005/05/16(月) 19:11:35
574さん、私はしばらくこのスレッドを避けていて、携帯電話からすら見ませんでした。東大文Tの解答例は、心に余裕ができたら
書きこもうと思います。

>>651さん
私は、自分の発言にあまり責任は取れません。また、小林よしのりに付き合って分かりました が、評論家の世界というのは醜悪なの
です。言っている事をどう検討するか、ではなく、批判と称して人の足を引っ張る事ばかりやるのが評論家なのです。東 浩紀が『郵
便的不安達』の中の「棲み分ける言論」(だっけ?)を挙げるまでもなく。ウェブログが嫌なのは、ストーカー、荒らし、クラッキン
グなどがありますが、それ以外にも、一私人でしかない私の発言が社会的発言と取られて難癖をつけられたり、醜い評論家のような連
中から「批判」されるのが嫌なのがあります。まぁ、日本の学者は『文学部唯野教授』や『大学教授になる方法』のような醜悪さがま
たありますけど。まだゼミで学生や院生を指導する教授は良心的でしょう。発言のまだマシ度と、発言の分布度は反比例します。

マシ・広まらず 良心的な学者>良心的なジャーナリスト・良心的な学者かつ評論家>評論家>週刊誌や夕刊フジなどのライター>テレ
ビなどのコメンテータやアナウンサー ヒドイ・広まる。
6591 ◆WCXgu31Pks :2005/05/16(月) 19:14:54
あとは、公務員をしている私が(国公立大学教授や官僚や政治家ではなく、一行政官たる私が)評論家になどなれると
思いますか?せいぜい、批評系の同人誌を売るくらいしかできませんよ。でもそんな事してるのが職場にバレて、目を
つけられたりしたら、私、嫌ですよ。

>>652さん、>>653さん
一体何を言いたいんですか?
660無名草子さん:2005/05/16(月) 19:37:22
>>1
>一体何を言いたいんですか?

「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
661無名草子さん:2005/05/16(月) 19:55:06
>>1は、都合の悪い文言は見えないようです。
>解説目録と図解雑学シリーズは、まぁよさそうなので、やってみようかと思う。
こう言う文を書いていながらやっていない。

「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
「ブログでやれ」ということです。
662無名草子さん:2005/05/17(火) 14:23:57
とりあえず、↓これ真似てブログやれば
霞ヶ関官僚日記
http://d.hatena.ne.jp/ k a n r y o /

同じ時間をもらって同じ公務員していてもアウトプットの質と量がぜんぜんちがう。
663無名草子さん:2005/05/17(火) 21:48:05
>>654-655
幼稚な既知外ぶりを職場で発揮できて羨ましいな。
ここと同じように、どこででもバカにされてるやつだな…。

あのー私二次コンなんです、だと。誰がそんなこと気にするよ自意識過剰。
危ない問題児がいる、って職場で軽蔑されてるだけだ。
女性たちは、あの人キモいよ最低、って噂してるだけだ。

半ば確信犯で面白がってる迂闊な卑しさは必ずしっぺ返しをくうだろうな。
出世もできず、そのうち仕事上で大問題を起こす。
調子がよくいうが抜けてる仕事をすることを上司は知ってるだろうしな。
そういう人間は文章でわかるよ。

税金で食ってることを自覚して、まともに仕事しなさい。
664無名草子さん:2005/05/18(水) 10:09:23
メンタル生活のリハビリテーション
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/utu/1112424438/

↑このスレは毎日ageていくことにしました。
絶対にdat落ちさせない。
665無名草子さん:2005/05/18(水) 10:16:04
ネタじゃないの?

いくら喪男でヲタとはいえ、本当にそこまでする奴とは思えないんだが。
1の文章を読む限り、一応、知性はあるようだし。
666無名草子さん:2005/05/18(水) 10:24:48
知性があるから、どうしたんですか?現に馬鹿げた事やってますよ?
知性がある者がここまで迷惑なことはしないでしょう。
ブログに移行してはどうか?と言われてもやらない。
解説目録取り寄せる事をやって見ると書いていながらやっていない。
本の話題を多くすると言っても増えていない。
ハッキリ言ってバカなんですね。
667665
うーん、迷惑って言われてもな。俺は、面白く読ませてもらってるから。じゃあ、
1をブログに排除しようとしない点で、俺も1と同罪かな?まあ、言ったこと
やってるんだかやってないんだか分からないのは、あるね。本の話題はあまり
してないよね。1が解説目録をどうしたのかは、1が何も言わないから知らないが。
なんか、バカっていうより、1はどこかズレてるんだよ。間違いが許されない
仕事の上もズレたことやって、叱られたりしてないといいけどね。