1 :
無名草子さん:
2もゲットしておく。
ウィンチェスターM70面白いよと言いつつ3ゲット。
4 :
無名草子さん:04/11/01 23:38:38
4は我が友
ヘッドハンターは我がバイブル!
6 :
無名草子さん:04/11/02 10:31:17
時代的に主人公はRay-Banをかけてる事多いんですか?
8 :
無名草子さん:04/11/02 23:30:34
8獣都市
9 :
無名草子さん:04/11/04 09:57:43
認識番号YZ-九
銃は知っている
11 :
無名草子さん:04/11/05 18:13:25
矢吹貴
12 :
無名草子さん:04/11/05 23:30:20
>>5さん
漏れの家にもブラッディな文庫が
たくさんあるぜ!
13 :
無名草子さん:04/11/06 00:35:22
街娼のように群がる女学生キボン
消防のころ古本屋でカッパブックスの西城のを読んだが
アクションシーンと銃器の薀蓄ばかり丹念に見て後は飛ばし読み。
内容など分る訳ありません。でも夢中に成った。
すぐ厨房になって「野獣死すべし」を読んだがアクション少ない薀蓄も無いで
不満だったが、善意の三者や経済のことがスルスルと頭に入ったので子供ながらに驚いた。
よく生島とか五木とか大陸系だと言われたが本当の大陸系は大藪だけだろう
あのふてぶてしさは朝鮮人や中国人にしか出せない。
15 :
無名草子さん:04/11/07 22:24:51
大学の講義が児戯か・・・・・
>>14 でも大陸系って言われたら大藪先生は怒ると思う
17 :
無名草子さん:04/11/08 23:35:50
初期から中期にかけての大藪氏は、筒井康隆が疎開時代農民の子供に
虐められて農民嫌いになったように、大陸引き上げ時や戦後の三国人
から受けたイメージを結構作品に反映させていますね。
「汚れた英雄」の北区十条あたりとか。
なんかウエポンハンターあたりから柔らかくなったというか、そんな
感じがします。
梅花とかね。秀夫とかいてシュウフか。
昨日短編の「女狩り」をよんだ。シャレた落ち方をしてた。
りゅっくべっそとか映画化しないかな。
19 :
無名草子さん:04/11/09 10:55:27
>>18 >>秀夫とかいてシュウフか。
この名前がずっと気になっている。
西城と同じ名前だからね。
伊達邦彦のシリーズに出てきたのは、何か意図があったのだろうか?
単に、深読みし過ぎかな〜?
20 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :04/11/09 23:56:13
えっと、アスファルトの虎で高見沢は
マールボロ煙草を自分で買ってるけど
スポンサーからは支給されてなかったんだろうか?
思い入れのある名前かもしれませんね。
主人公を自分の分身トして作る場合が多いと思うが、秀夫に関しては
自分の子供みたいな書き方をしていた。
>20
高見沢はタバコの香りを楽しむため、買い置きはしない。
・・・と想像してみた。
22 :
無名草子さん:04/11/10 01:38:52
大藪春彦の本ではなく映画で言えば、
「顔役暁に死す(原作・火制地帯)」(東宝61年)監督・岡本喜八/主演・加山雄三
「野獣の青春(原作・人狩り」(日活63年)監督・鈴木清順/主演・宍戸錠
「蘇える金狼」(角川映画79年)監督・村川透/主演・松田優作
が漏れのベスト3かな。(年代別・順不同)
23 :
無名草子さん:04/11/10 23:36:52
確かヒューイコブラで電気毛布にくるまって横になるエピソードが何かであったけど、
あれはヒューイの間違いですよね?
24 :
無名草子さん:04/11/12 03:29:55
「俺に墓はいらない」とか他数作品でそんなシーンがありましたね。
ヒューイとヒューイコブラってどう違うんですか?
25 :
無名草子さん:04/11/12 20:42:45
ヒューイコブラAH-1は直列2座の対戦車ヘリで、ガンナーとパイロットの二人乗り。
ヒューイUH-1は2+4の8人乗りの多用途ヘリ、別名「イロコイス」。
映画「Matrix」終盤で出て来たヘリですね。
ヒューイコブラに横になって乗り込むのは赤ちゃん以外は不可能ですね(w
AHがアタックヘリ、UHがユーティリテイ、多目的ヘリ、
OHがオブザベーション、観測用ヘリ、でしたか。
ヒューイは、ベル社のつくったヘリコプターのシリーズだそうです。
(折れも今始めて知った、てっきりヒューイ社があるんだと・・ないって。)
カローラシリーズみたいなもんですかね。ヒュ−イシリーズは人気があり、
いろんなタイプが作られたようです。
27 :
無名草子さん:04/11/13 10:44:15
アスファルトの虎で高見沢の金づるの一人の
占いのおばさんのモデルは細木数子かな?
のが多くてスマソ
28 :
矢吹貴:04/11/13 16:57:56
モデルといえば、「餓狼の弾痕」の金(割引金融債)を巻きあげられる方のモデルはわかりやすかったですね。
竹元昇、金高信、小野沢一郎、中根崎猛、御殿田清春etc・・・
どっかで聞いたような名前に似てますよね。
29 :
薄髪のアポロン:04/11/13 17:34:25
>>28 その前でいえば、やはり「沖元首相」でしょう。
30 :
無名草子さん:04/11/13 21:54:50
アスファルトの虎の「ウーマンリバティ」は、実際存在してもおかしくない
新手の利権団体だと思うけど。読んだとき「こんなにありそうで無い
団体を考え付くなんて凄いな。」と思いました。自分が女だったら
絶対真似してそう。
31 :
無名草子さん:04/11/13 23:08:54
私は鬱というか、その種の症状で通院していたことがあります
薬を出されるだけで症状が好転しないので通院はやめました
症状が激しくてどうにもならないときに大藪作品を読むと
よく効きます
32 :
無名草子さん:04/11/14 01:47:54
ここの住人は伝説の漫画『アスファルトのコンドル』って
知ってるかな?
あの“池沢さとし”の作品なんだが。
>>30 私は中ピ連がモデルだと思っていました。
>>32 まったく知らなかったので検索してみたのですが、これは
色々な意味で凄いと思います(w
34 :
無名草子さん:04/11/14 12:08:49
鷲の様な顔つき
35 :
無名草子さん:04/11/14 12:26:36
>>33 確かにモデルは中ピ連だの、市川房江の何だっけ名前は忘れましたが
団体ですよね。ただ中ピ連は、あの奇抜なピンクのヘルメットと当時と
しては過激な主張だけで、大して女性の生活を守らなかったので、
結局イカモノ扱いで終わってしまいましたよね。
ウーマンリバティの凄いところはやっぱり、つるし上げで男達や
企業から取った金の20%をピンハネし、残りで女達の生活保障や
職業訓練しながら増殖していくという、主義主張だけでは団結
できない女達を、経済的に取り込んでいくという発想が、経済に
詳しい大藪氏の偉大なところだと思いました。
>>32 >>33 『アスファルトのコンドル』、ググってみて禿ワラタw
すげーなぁ、これ・・・古本屋で見かけたら即購入モノだね(゚∀゚)
スレ違い失礼。
37 :
薄髪のアポロン:04/11/14 18:40:21
池沢さとし先生が凄いのは、登場するスーパー・カー(大藪先生いうところのエキゾ
チック・カー)のほとんどを実際にドライビングしているという点。購入したクルマ
も多数。ただ、ストーリーとデッサンに“?”がつくけど、そこはご愛嬌ということ
でw 実際に筑波サーキットでお会いして少し話したことがあるけど、人柄もストレ
ートで好印象でしたよ。
私が先生と呼ぶのは、文壇では大藪春彦。マンガ界では、池沢さとしですw
疑問に思ったんだけど、野獣に死なずや野獣は蘇えるのころはまだ30代に見えるけど
実際は60か50ぐらいだぞ!おかしくないか?
>>38 まあゴルゴ13と同じってことでご勘弁をw
伊達邦彦シリーズで映画化されている作品は野獣死すべしと復讐編しかないぞ
「諜報局破壊班員」とか「日銀ダイヤ作戦」とか映画化しろよ。
41 :
無名草子さん:04/11/15 18:17:13
スケールがでかくなるほど、原作と離れていくことは必至。だから特に映画化
なんてしなくてもいいよ
「ああ、マノン、マノン」で勃った。
43 :
無名草子さん:04/11/16 13:20:38
盗んだ車は必ず燃料満タン。age
大藪がまだ生きていたら暴力租界やウェポンハンター、エアウェイハンター
伊達邦彦シリーズ、エミーなどまだ書いていたかもしれない。
エミーは北とか潜入してそう。
うえポンハンター、イラクへ。
ビフィーターのジンに焼酎用のレモン入れて飲んでる
いまひとつカッコいい気分になれない
大藪読んじゃうと他の日本人作家読めなくなりますよね…
船戸の初期と隆慶一郎以外は糞みたいに思える…
48 :
無名草子さん:04/11/21 11:50:55
>>47 ジャンルの違う作家なら、そうは思わないケドね。
馳星周とか好きだし。
ハードボイルドではなく、大藪は大藪で一つのジャンルだと認識している。
>>48 耳に蛸かもしれんが
「大藪の前に大藪無し、大藪の後に大藪無し」
つう感じですかね。
おまいらボロニアソーセージは好きでつよね?
>>51 ボロニアもサラミも大好き
ハム好きはテンカン質でソーセージ好きは神経質だったっけ?
「ハム党はテンカン質、ソーセージ党は精神分裂症」です。
北杜夫の「ドクトル・マンボウ」からの引用だとか。
でも私の記憶では「ソーセージ好きが分裂気質で、
ハム好きは偏執気質」みたいな感じだったような……。
今は迂闊に“テンカン”が使えないから書き換えられたかも
知れませんね。
何かそんな事大藪のコラム本で読んだことありましたね!
大藪読んじゃうと馳も読めませんでした…
海外だったらドンペンドルトン位かな?
エルロイは乗れないし、せいぜい寿行を電車中に読むライトノベルって言う感じですかね…
大藪読破した後は司馬とかにいっちゃいました…
新城彰
>>54 ドンペンドルトン!
死刑執行人マーク・ボラン(マック・ボラン?)シリーズですね。
岩波だったか、早川だったか、文庫で出てて、立ち読みしたな〜。
オートマグが出てくるシーンを探したりしてね。
氏が自分の文体に似てる、なんて事を言ってたな。
59 :
無名草子さん:04/11/25 15:36:26
20年ぶりに「汚れた英雄」を読み返して、いま自動二輪免許取りに
通っています。最近は2サイクルエンジンって言わないんですね。
若い人はみんな2ストとか言っています。確かにアメリカ人は
ストロークを使うけど、2サイクルでも一応外人に通用したから
別にどっちでもいいのかな。最近は2ストあまり見かけませんね。
一時期はGPレースでも4ストに対して排気量半分のハンデを
負わされるぐらい凄かったのに。
>>58 死刑執行人知ってる人いて嬉しいです。
創元でしたね… デスマーチャントも好きでした!
悪党パーカーも良かったんですが俺の時代は手に入れられなくて… 国会図書館に読みに行ったりしました。
そういえば大藪の問題作「火制地帯」も国会図書館で読みました!
61 :
無名草子さん:04/11/27 00:46:29
雌豹が、自作自演の銀行強盗団からゼニを取ろうとする話を読んでて、
凄い男の正体が実は「あいつ」だったという部分を読んだ瞬間、
「大藪センセー、それは反則ですよ〜〜〜〜〜!」と思った。
う〜〜〜む。予想だにしてなかったんで、驚いたよ。ナハハハハ。
ホームズ対ルパンみたいじゃのぉ。
>>59 自動二輪は普通免許ですか?
大型にも挑戦して、RZV500で平レプリカのメットで、
北野晶夫を再現しましょう(笑)
それと、2サイクルエンジンは、やはり環境問題に配慮しての事なので、
仕方ないでしょうねぇ・・・・
パワーバンドに入ってからの、頭の中が真っ白になる加速感が好きでした。
>>61 意外な処での登場でしたね。
自分は、思わずニヤリとしました。
63 :
無名草子さん:04/11/27 20:39:23
>>62 いえいえ、普通二輪です。「昔は中免」って言いましたよね。
高校時代MB50に乗っていて「ヘイルウッドをぶっちぎる〜」とか
わけも分からず小説の台詞を叫んでいたけど、一度無免でCB180だか
(名前を忘れてしまったホンダの180cc)を乗りまわして捕まって以来、
取るチャンスを逃していました。なんでも来年から400cc以下の
AT免許もできるらしいですね。
2サイクルエンジンは、なんか言葉狩りに近い、メーカーのバカな
自粛みたいな感じもしますね。大体ロータリーエンジンが堂々と
走ってるし、それにも増して馬鹿デカいドンガラに一人しか乗って
いないミニバンだの、廃車までアスファルトの道路しか走らない
RVとかの方が環境に矛盾していると思うのですが。
64 :
無名草子さん:04/11/27 20:57:08
あと会社の同僚にアメリカ人のバイク乗り(日本で免許取った:
ホンダのホーネット乗ってます)がいて、そいつに刺激された
面もあります。「水冷エンジンって英語でなんていうの?」とか
色々きけるし、結構そばにいると便利ですw
しょっちゅう厨房だのトラ運に絡まれるらしいんですが、ヘルメット
のシールドを上げて「ナニ?」とか言うと「あっ外人だ...」
でみんなすごすご引っ込むそうです。
そいつのバアチャンが凄いんですよ。80歳だっていうんですけど、
写真見せてもらったら、ハーレーの1600ccぐらいありそうなやつに
跨っていました。
>>63 自分もMB50に乗ってましたよ。
ステップが、やや前よりなのを除けば、良いバイクでした。
奥多摩行ったり、上野行ったりと楽しんでました。
CBだと、70年代にCB185と言うのが在りましたが、それでしょうか?
ガソリンタンクが、ブルーと白のツートンでした。
66 :
無名草子さん:04/11/28 17:24:25
調子に乗って長い文章済みませんでした。
>>65様、有難うございます。ググっても分からずじまいですが、
CB185ではなかったと思います。
憶えているのは180cc、空冷エンジン、並列二気筒、4サイクル。
タンクにホンダの羽マーク。トライアルでもアメリカンでもない
オーソドックス。色は地味なこげ茶。名前は確かCBだかRCだか
英文字XX180な感じで、本当に見た目の地味なバイクでした。
残念な事に自分の所有物で無かったので名前を忘れてしまいました。
ご存知でしたら教えていただけると幸いです。
>>66さん
ぐぐっても出ませんねぇ(笑)
自分の記憶だと、ホンダのバイクで180ccって、国内だと無いんですよ。
輸出車だと、CM180とか在りますが・・・
差し支えなければ、何年頃の話で、
当時新車だったか中古だったか教えて貰えませんか?
タンクが丸っこいとほぼ其れなんですが。
68 :
無名草子さん:04/12/01 01:41:52
>>63 メーカーうんぬんいうより、中古でも本当に乗りたいマシンに乗ればいいんじゃ
ないですかねぇ。私はRG50,RD250と2ストを乗り継いだんですが、やっぱり当時
のことを忘れられなくて、今はz400FXをレストアしていますよ。ちなみに今年、
不惑の年齢になりましたがw
69 :
無名草子さん:04/12/01 02:02:55
松田優作
70 :
無名草子さん:04/12/01 03:34:00
バイクの雑談、そろそろ・・・
角川文庫は一体いつウエポンハンターシリーズを完結させるつもりなのか。
隔月刊行とかにすれば購買者も増えるかもしれないのに。
ウェポンハンターは読む意味無し!
73 :
無名草子さん:04/12/01 23:17:24
ペースメーカー型爆弾を政治屋や秘書に埋める話し、
延々と同じネタの繰り返しで、どうにも読むのが
辛いのだが。
晩年だから、ボケてたんか?
政治屋、秘書、愛人の名前を変えるだけで、毎回殆ど同じやんか。
メイドを犯してるボディーガード2人&メイドを射殺。
秘書を気絶させる。
政治屋は愛人とハメハメ。ビデオで撮影。
持ってきたビデオを見せる。
悪事を喋らせてビデオで撮影。
秘書に金庫を開かせる。
政治屋か秘書&愛人に手術。
愛人を死体袋の中で爆殺。
袋を開けて、首がちぎれた愛人を見せる。
死体処理班到着。合言葉は.........
別の愛人宅に行き、金庫を開ける。
さらに別の愛人宅に行き、金庫を開ける。
秘書か政治屋に抗生物質を渡す。
ペースメーカー埋め込み証明書(偽造品)を渡す。
車の中に政治屋&秘書を放置。約3分後に目を開けろ!
大藪春彦をはじめて読んだ体験が、
高校生のころ書き下ろしで出版された(光文社文庫だったかな?)
ウェポンハンタ-第1作でした。
当時、海外の冒険小説ばかり読んでいたので、
日本人作家で質の高い小説が読めて幸せでした。
その後図書館で借りたのですが、なんかお話がヤクザの抗争モノで、
逆に肩透かしを食らった記憶があります。
俺も高校生の頃(ずいぶん昔)に、ミステリーとか冒険小説は海外がエライとおもってそればかりよんでいて、ある日たまたま中期の大藪をよんでしまいました。ええ、日本の皆さんごめんなさいって気分でした。
うえぽんシリーズはドラマ仕立てで、それまでヤクザの抗争ばかり読みなれていた身としましては、作風が変って面白かったです。
76 :
無名草子さん:04/12/02 16:14:48
>>73 「ウルフ」「飢狼」
あれは多分ビートルズでいうと「レボリューションNo9」とかの域なのでは?
>>71 出版社が遺族から許可を取り、他の作家に書いて貰うのはどーだろ?
たとえば大沢在昌なら、故・大藪氏より緻密な作品に
仕上げてくれそうな気がする。
78 :
無名草子さん:04/12/02 21:23:29
数ある大薮作品の中で一番好きなのが
「蘇る金狼」なのだが、好きな理由がわかった。
前半の朝倉の貧乏な生活の描写が俺の琴線に
触れたのだ。本を売って金をつくったり、服のポケットを
探って小銭を集めたり・・・俺の貧乏学生時代を思い出す。
まぁ、後半は大金持ちになるんだけど。
そんな訳で、例えば、北野晶夫の豪奢な生活を描いた所
など反感を覚えながら読んでいる。
何よりも「獣たちの黙示録」を完結させてほしかった…
ウェポン読んでないで西条シリーズ読んで欲しいです…
ごめんなさい。西城でしたね…
大藪との出会いは中二の時。
「偽装諜報員」だった。
それからの数年は大藪しか読んでいない。
今はほとんど本も手放し、読むことも無くなってしまったが、特別な存在ではある。
誰かも言ってたが、『大藪の前に大藪なく、大藪の後に大藪なし。』だ。
82 :
愛犬家チリー:04/12/03 19:42:13
大藪ファンは、最初に読んだ作品が
ベスト1になると思う。
おいらは「諜報局破壊班員」が初めてだったけど、
こんなカッコいいスパイアクションものを
日本人が書いてたことにビックリした。
だからベスト1。
俺は幸いな事に最初に読んだのが「野獣死すべし」だった。
それは小学生の時でした。
あれから不協和音が鳴りっぱなしですよ!
親爺の書棚から盗み読みしていて、
好きな銃のところだけ飛ばし読みしていた
自分でコレって思って読み始めたのは「汚れた英雄」
今までは飛ばしていた最初の1ページから引き込まれたよ
85 :
矢吹貴:04/12/03 22:37:28
最初に読んだのが『蘇える金狼』
映画(松田優作主演)を観てから読んだけど
楽しく読めましたね。
>>83 小学生ですか、早いですね。
僕は高校2年のとき読んであの本は危険書だなと思いました
まだ二十歳前なのに・・・
>>83 私も野獣死すべしを小学校6年の冬(卒業間近)に読みましたねw
その後の人生に好影響(悪影響か?)を与えたのは言うまでもありませんw
89 :
矢吹貴:04/12/05 16:00:12
>>83 >>88 小学生で「野獣死すべし」ですか・・・
私は小学生の時に「野獣死すべし」を読んでも多分、
意味がわからなかったと思います・・・
90 :
無名草子さん:04/12/07 13:25:34
処で、大藪氏の声って、甲高いんだってね?
以前、笑っていいともに北方謙三が出た時に、
タモソがそんな事を言ってたんです。
「電話掛けると"はい、大藪です"なんて、イメージと合わない云々」、と。
NHKの歴史への招待?に出た時は、どんな感じだったんでしょうねぇ・・・
91 :
無名草子さん:04/12/07 17:12:50
図書館から借りた「ウィンチェスターM70」を読んでるところ
面白すぎて電車を乗り過ごしそうになった
いま手に持ってるこの本が昭和40年刊行ってところもいいな
漏れ以外の何人がこの本を手に取ったんだろう
漏れの感じる登川への憧れを40年前の読者も共有しているはずだ
93 :
無名草子さん:04/12/07 23:22:21
なんか一度だけ氏の(多分自宅での)インタビューをTVで見た事あるが
そんな甲高い声との印象はなかったなあ。ちょっとしわがれた声でタバコ
を手放さず、煙を少しづつ吐き出しながら「フフフ」と小声で笑うのが
印象的だった。あの体型は当然小説の主人公のような筋トレなどしていない
体型だけど、高見沢のトレーニングシーンの描写は、自分がベンチプレス
やったりするとき本当にリアルに思えるよ。
甲高いって印象は受けなかったです
顔相応の声で
>>93.94
なるほど、甲高いってのは電話だったからなんでしょうかね?
そういや、若い頃に日活かなんかの映画に出てたりもするんだよね。
前スレの話題だったかな・・・
96 :
無名草子さん:04/12/11 23:54:28
女豹は、スペインとのハーフだよな?
辺見マリあたりをイメージしたキャラ?
辺見エミリで実写版を作ったら、悪役が
ダチョウ倶楽部で、拷問が熱湯風呂とかに
なりそうで、イヤだな(w
97 :
無名草子さん:04/12/13 14:21:15
女豹は確かに一番強烈なキャラですね。
前レスにあるように、手刀で相手を気絶させられるほどの
力をもつ割に、体重50kgは少なすぎる気がしますが。
他にも印象に残る女は数多いですが、私は「復習の弾道」
の家政婦の信代が結構好きです。「脳が弱いだけにブレーキが
効かないらしい。」とか「信代は小鼻を膨らませた。」とか
いう表現に、苦笑いしまくりでしたw
98 :
無名草子さん:04/12/13 20:31:36
「復讐の弾道」は船戸が言っている程面白いとは思えない。
99 :
無名草子さん:04/12/14 13:17:31
>>97 あくまで女性キャラでの話しですよね? そうでないとちょっと…
100 :
矢吹貴:04/12/15 11:11:04
>>96 >>辺見エミリで実写版を作ったら、悪役がダチョウ倶楽部で、拷問が熱湯風呂とかに
なりそうで、イヤだな
「女豹」のパロディ版って感じで、それはそれで、ある意味面白いかもしれませんね(w
でも、マジでやるならエミー=辺見エミリってのは、ちょっとイメージが・・・
確かに・・・w
でも上島竜平は大藪小説に良く出てくる
「肛門にナイフの切っ先を軽く差し込むと、怪鳥のような悲鳴を上げ」る
キャラのイメージにピッタリだなw
102 :
無名草子さん:04/12/15 16:28:02
竜平がそこで一言
「訴えてやる!」
もう随分前の話になるけど
角川の文庫本を買った時、新刊のお知らせが折り込んであった。
珍しく何人かの著者について趣味や好きな食べ物が紹介されてた。
他は覚えていないのだが、我が大藪先生は好きな食べ物に
『ビフテキ』
と書いてあった。
大爆笑しました。
>>103 昔、ビフテキとすき焼き食いすぎて膵臓をやられたらしい。
船戸与一との対談で言ってた
たしか諸氏乱想っていう対談集にのってた
105 :
無名草子さん:04/12/17 00:53:36
私が自分で「読みたい」と思って初めて読んだ作家は大藪先生でした。
その後、就職面接で「大藪春彦が好き」といって笑われようがなんだろうが
特別な作家です。
このスレを見て涙が滲んできました。
映画の出来はともかく、
「汚れた英雄」公開初日に見に行った俺は
生まれて初めてバイクのスピード違反で捕まった。
一発免停だった。悔いはない。
「大藪に銃と車を取り上げたら何もない」という批評家もいるけど、こいつら考え甘いよ
取り上げられてもアクション派時代劇小説とバイク小説でファンを魅了するさ。
脱糞する敵小物もいるよ
もうちっと長生きしてくれたら、不倫のメロドラマとか、
短剣を使った冒険活劇でも魅了してくれたはずさ。
110 :
無名草子さん:04/12/19 23:13:21
私もあの文体が好きです。あの文体を発明しただけで、もう使いまわし
のストーリーに沖、山野組といった使いまわしの登場人物団体でも
許せます。ナイフの切れ味やマグナム・ライフルの破壊力、ステーキの
旨さ、車のエンジンの性能をあれほどリアルに文章で表現した人はいないと思います。
111 :
名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw :04/12/20 07:36:05
大藪春彦の文体をバカにするセンセイ方は、きっと
あの個性が羨ましくて仕方がないんでしょうね。
あるいは、本当にあの魅力を理解できないか。
>>111 デビュー当時を見れば確かに凄いと思いますよ。
誰の真似でもないオリジナルなストーリー構成や文体を
現役学生が確立したのだから。
ただね〜その後の作品って同じパターンの
焼き直しじゃないですか?
113 :
無名草子さん:04/12/20 13:11:24
川端康成が「これほどうまくならない作家も珍しい。」と評したらしい。
それは納得だが、オレはむしろ川端康成が大藪春彦を読んでいたことの方に驚いた。
114 :
オデン屋:04/12/20 13:29:11
人生七転び八起き
中井英夫も大藪春彦の大ファンだったが、
ハンティングで野生動物を殺しまくるようになって
大嫌いになったと書いてたな。
川端、中井といった耽美派の琴線に触れるものがあるんだろうな。
117 :
無名草子さん:04/12/21 00:54:04
関東会のモデルはなんですか?
山野組は分ります。
首相の名前リストも欲しいかもw
実は意外にわかってない。沖、江藤は仲が悪いんでしたっけ。
>>117 関西は山野もとい山口組が実力で制覇したけど、関東は話し合いで連合作っちゃったんだよ。
関東会ってろはそこから考えたんじゃないかな。
大元は住吉連合で、大小の暴力団が連合体になってる。まあ、山口組に対抗するにはしかた
なかったんだろうけど、古い任侠は「ヤクザが民主主義やってどうする」と嘆いてるみたい。
120 :
無名草子さん:04/12/21 10:57:56
>120
thanks
122 :
無名草子さん:04/12/24 07:37:33
>>118 そんなことを聞く前に聞く前に「小説 吉田学校」でも読んで自分で調べてみたら。漫画版
もあるぞ。またそれに親切に答える香具師がいるからスレが止まるんだよ
象の足のイス。これちょっとこわい。先日大人の一抱えでも余るくらいの、アメリカンバッファローの頭の剥製を見た。ちょっと欲しいけど、アレがあると四畳半の半分が埋まる。狩猟って理解の得にくい趣味だと思う。
時々病院で薬の名前入りのボールペンをみる。
ああ、今日もどこかで戦士のバラードみたいなことが起きてんだなあと。
124 :
ベッドハンター:04/12/24 21:49:35
おいらの住んでるところは
ド田舎で、猪出まくり田荒らされまくりで
困っております。
銃の免許取って猪たちと戦うべきでしょうか?
>124
やっぱり大藪ファンならガーバー・マークIIを模した
自作ナイフで、イノシシの隙を見て脚を掴んでひっくり返し、
刺殺するべきです(無責任
126 :
無名草子さん:04/12/25 09:02:20
そしてそのまま、肉を飽食しましょう。センセイ曰く、猪肉はいくら食べても
不思議と血圧は上がらないそうですからw
127 :
無名草子さん:04/12/25 12:25:33
>>126 アレ?
確か、食べ過ぎて鼻血が止まらなくなったんじゃなかったっけ?
128 :
無名草子さん:04/12/25 13:02:40
>>125 棒にナイフを括りつけて猪の喉を裂いた方が良くないですか?
129 :
無名草子さん:04/12/27 21:05:00
大藪さんが「ハンターと酒」というエッセイで
書いてたシシ鍋真似して知り合いの
ハンターと作って食ったことあるよ。
たしかにウンチくさいけど美味だった。
130 :
無名草子さん:04/12/27 21:08:08
そーいや世間はクリスマスでしたね。
皆さんナニしてました?
おいらは・・・
「傭兵たちの挽歌」読んでました。
>>127 肉は食いすぎると鼻血が止まらなくなるけど、内臓は
大丈夫らしいと「傭兵たちの挽歌」に書いてありました。
実際はどうか分かりませんが。
>>128 そりは熊を倒す時です(ぉぃ
>>130 血のしたたるステーキを食ってたよ(マジで)
冷水と熱湯を交互に浴びてました
他人の車のタイヤの空気を抜いてました
ボロニアソーセージ1s食べてました
137 :
126:04/12/28 08:17:15
>>127 スマソ、その通りでした。で、いくら熱く煮ても口の中が火傷しないん
でしたよね?
138 :
無名草子さん:04/12/29 00:25:57
元旦、スカパーで仲代のと藤岡の野獣伊達を一挙放映
139 :
無名草子さん:04/12/29 10:50:12
仲代のだっけ? 先生がチョイ役で出てるのは
140 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :04/12/31 09:21:09
ご無沙汰しておりました。
さて、明日は正月だ。
京都でおせちをを食い散らかした後に
サラミソーセージでも齧るか。
皆様、よいお年を!
141 :
無名草子さん:04/12/31 11:41:34
↑
ホントは、世界各国の美女たちと、豪華ヨットに乗って、
取っ換え引っ換えハメハメするんだろ!
このスケベ!
さてと、戦士の挽歌読もっと
143 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :04/12/31 21:38:55
>>141さん
ハメハメだけでなくナメナメもしますよ。
と、云いたいところですが実は
田口のボディーガード軍団の杉原から
ヤバイ仕事を押し付けられたのでね。
今は使用する銃の着弾修正をしてます。
>143
じゃあ、仕事が終わったら女優の八木陽子と初詣したり
お節料理を食いながらファ(ry
皆様、良いお年をお迎え下さい。
皆さんあけましておめでとう。
ところで大藪春彦に感化されて犯罪犯したって例あったっけ?
結構ありそうな気がするんだけど。俺も野獣死すべし読んだら
危ない感情が頭を占めて二、三日犯罪計画のことを考えてしまう
146 :
無名草子さん:05/01/01 09:43:08
147 :
無名草子さん:05/01/01 12:16:13
ウル覚えなんだけど、何処ぞの郵便局だったか銀行だかを襲った犯人が、
出入りしてた銃砲店で「伊達邦彦」を名乗ってたってのが有ったな。
も一つコネタで、去年まで箱根驛伝に「高見沢勝」が出場してました。
襷を受け取る時、テレビ見ながら「マッシー、ゴー!」と言ってニヤリ。
今年は「伊達」が出場します。
三億円の人も
三億円は未確定だろ。
150 :
無名草子さん:05/01/01 23:59:19
私が中学校の頃(1970年代後半)も「大藪作品また悪用される」などの
記事が多かったですね。いまでも憶えているのは、79年千葉で起こった
女子大生レイプ殺人事件。被害者はアキレス腱をナイフで切られて
逃げられないようにされていたんだけど、これが「氏の著書『処刑軍団』
を模倣したと思われる」などと書かれていました。この記事を見て
軍団を読んでみたんですが、別にアキレス腱切るなんてのは大藪作品で
あったら軍団以外どの小説にもあるわけで。
ひどいのになると三浦和義のロス疑惑が「汚れた英雄」の模倣だと
言われていました。(ベラがエヴァを殺すのが、たまたま女に依頼して
妻を殺させようとした三浦氏と環境が似ているというだけで)
このとき確か大藪氏本人もテレビでコメントを求められていました。
>150
ロス事件の時の大藪春彦へのインタビューは私も
断片的に憶えていますが、あれはひどい言いがかり
でしたね。大藪ファンなら北野晶夫と三浦和義の
両者がまったく違う生き方をしていることが分かり
ますから、マスコミの勘違いはとても滑稽でした。
大藪本人も「あの作品は男のストイックな生き方を
書いたものであり、心外だ」という意味のことを
言っていたと記憶しています。
三億円事件が起きた時に「血まみれの野獣」に
手口が似ていたので作者事情徴収。
作品は大幅書き直し。
153 :
無名草子さん:05/01/02 16:50:44
>153
これは貴重ですね。ありがとう。
ネオ麦茶も大藪の小説を真似たのかな。
,⌒⌒\
((||.|__||))) )
(( |□-□) ヒヒヒヒヒ
ヽ ∀ノ __
⊂ つ== \ +
人 Y  ̄ ̄ ̄
(_)__)
156 :
無名草子さん:05/01/03 23:35:07
スカパーで、仲代が主役の「野獣死すべし」を見たが、
伊達が花売りの婆さんに札を見せ付けて、歌わせて
躍らせたシーンは激しく違和感があった。
伊達って、婆さんにそういうイジメをするキャラかぁ?
ずいぶんと古臭い映画だなぁと思って見てたよ。
原作は色褪せないのに、リアルタイムで映像化したのを
見ると、大昔って感じ。ヤボったい。
女の顔、骨格、体形、下着なんぞがミジメに古い。
店の造りや、BGM、登場人物の服装、建物の外観、内装、
往来、クルマのデザイン。み〜〜んな、古い。
活字じゃあまり表現されていない部分が古臭い。
当時の男って、やたらに帽子をかぶってるし、どこででも
タバコ吸って、そこらにポイと捨ててたんだね。
157 :
無名草子さん:05/01/04 16:18:45
>>156 そういうのも含めて当時の風俗を保存するのには役立っている
と思われ。
ただ、日活の清順・錠モノの方が先生の原作では面白いかな。
既出ですけどね
158 :
無名草子さん:05/01/04 16:54:08
仲代が主役の「野獣死すべし」と藤岡 弘が主役の「野獣死すべし-
復讐のメカニック」スカパーで連続してみた。どっちも初見。
それなりストーリーじゃ原作に則しててもなんか文字で
読むといいんだが映像にすると陳腐なものが多いな。
>>156 仲代版、あの婆さんを踊らせるシーンは原作伊達のキャラじゃないよ。
藤岡版の冒頭で伊達がお札を破いて捨てたり現金輸送車を中の現金ごと
爆破するのは「自分以外に頼りになるのは、金と武器だけだ」という
原作の伊達と違いすぎて萎えた。復讐メインなのは分かっているのだが。
「野獣死すべし」映画の決定版はないと思う。世間的には松田優作版なん
だろうけど。原作と別物なので「野獣死すべし」という名で映画に
しないほうがよかった気がする。
Vシネの木村一八版も以前見たが刑事とのボクシング対決で台無しだし。
スカパーで、本郷タケシ主役の「野獣〜」を見た。
黒沢トシオのブン屋が、原作ほど重要な役割を
果たしてないねぇ。もしかして、オンエア時間に
合わせて、長さを短くしてた?
映画じゃ、最後、伊達が蜂の巣だったが、あの当時、
大藪先生は続編を書いてなかった(=伊達復活せず)の?
原作じゃ、こりゃ伊達は99.9%死んだぞって終わり方
だったけど、死んだとは書いてなかった。
1時間モノにして、全10話ぐらいにしないと、
原作の、株を買い占め云々までの道程が盛り込めないわな。
伊達の用意周到さ、知能犯ぶりが描かれておらず、見ていて、
不完全燃焼じゃ。
しかし、当時の映画って、キチガイだのメクラだのが
平気だったのだなぁ。
160 :
無名草子さん:05/01/04 22:41:34
TVドラマ版の「蘇る金狼」、世評はどうあれ好きなんだけど、ビデオにもDVD
にもなっていなくて。
やっぱり不評だったのかなぁ。
漏れはあのドラマの音楽CDをもっているけど、あれはドラマ終了後に発売された
からもしかしてレアアイテムかな?
ところで、大藪先生は自分が運命論者である事を何度か自分自身で語っているけど
作品に対する明らかな才能の枯渇と死期を考えると本当に運命ってあるのかなぁっ
て不謹慎ながら思ってしまいます。
161 :
無名草子さん:05/01/05 00:11:12
>>160 ある程度、名声やら資産を築いて、ハングリー精神とかが
なくなったのかな・・・
話は変わるけど、作品中によく出てくる
「悪運の神に祈る」というのが好き。
自分は無神論者なんで、使わせていただいております。
松田優作の「蘇る金狼」だけど、あれ、評判が良いのか?
オレ的にはまったくしらけてしまって、ダメなんだが。
真の朝倉なら「ジュピターまでウンヌン」などと、腑抜けたセリフは吐かない。
そもそも刺されたら刺されたで、隠れ家で傷が癒えるまで野獣のように潜
伏してるだろうと思う・・・。
どうも日本の映画監督は、「原作に忠実にやるのは恥」と
思っているかのように作品をこねくり回す癖がありますね。
それもひどい時には前衛劇モドキみたいに。
キムタク主演、テレビの長時間ドラマという形でも良いから、
とにかく原作通りのストーリー、主人公の性格描写による
映像を観てみたいものです。
あと、山口智充で「孤剣」とか(・∀・)
164 :
矢吹貴:05/01/05 08:38:22
TV香取版の「蘇える金狼」に比べれば、優作の「蘇える金狼」は
遙かに良いと思いますけどね。
TVのは、香取慎吾ファンに媚を売るような脚本に感じました。
>>163氏の言うとおり、「原作に忠実にやるのは恥」と思ってるんなら
少なくとも「大藪春彦の世界」を感じるような作品にしてほしいと思います。
室伏のアニキ主演で大藪作品を映画化して欲しい。
さすがに伊達邦彦みたいなキャラは無理だろうけど、圧倒的な暴力を
全面に押し出すキャラなら、かなりいいんじゃないか(・∀・)
大藪ヒーローって純日本人顔ではキツイのが多いですよね。
体もマッチョでなきゃいけないし・・・
羽賀ケンジ主演で、何か出来ないかねぇ?
女がショックの余り膣痙攣おこしてチンポ抜けなくなって焦ってる男役ぐらいかね
「ケンちゃん」と呼ばれる、ソープ嬢のヒモ役がせいぜいでしょw
女の前で粋がるが、主人公が拳銃を抜き出すと腰を抜かして脱糞、
直後に起こる山野組との銃撃戦に巻き込まれ射殺される男の役。
借金のあるひとに頼みやすいかもね。
見てくれは良いけど、台詞回しがいまいち。
ハガケンヂ、甦る金狼の主役どないだ?
いい友青年隊ではメガネかけてた。
松田優作は、映画の金狼では、昼間、
サラリーマンを演じてる時はメガネ&
ヅラだったよね。
ハガも、昼間はメガネでオドオドさせて、
夜や休日には..........。
やっぱ、無理か.......。
せいぜい、脱糞するヒモ役だな。
今、日本に、アクション俳優と言われて
異論のない奴って、いないよなぁ。
凶銃ルガーP08の阿部寛はまあまあだったが
「銃を手に入れて狂気に染まっていく(しかもナチの呪い)」
という古くさいストーリーで萎えた。
「銃を手に入れて人間性を取り戻す」
が大藪世界だろ!!
温水さんとか、銃持ったとたんにカッコ良くなったら怖いなあ。
上戸彩で女豹もむりか。杉本彩の女豹はどうよ。今の杉本で。
・・・邦彦不足か。
174 :
無名草子さん:05/01/07 08:31:41
>>173 エミーのウエィストはもっと細くなければ…w
176 :
無名草子さん:05/01/07 18:35:10
凶銃ルガーP08の阿部寛はよかったね
本人も色々迷っているとき、この作品やって
俳優やっていく気になったようだし
177 :
無名草子さん:05/01/07 19:59:14
178 :
無名草子さん:05/01/07 20:24:26
>>177 1994年ですね。
阿部寛は役作りでフィリピンに実銃ルガーP08の射撃に行って来たそうだ。
前半の不慣れな銃の扱いと後半の手馴れた扱いの違いが上手い。
主人公の妹(三浦綺音)がレイプされるシーンもよい。
>>178 それは見たい気がする
三浦綺音は良いオッパイしてたからなぁ〜
鼻は違和感あったが・・・
180 :
無名草子さん:05/01/08 00:12:25
Vシネ系が充実しているレンタルビデオ屋に行けば
運がよければ出会えるよ
杉本彩の女豹ねぇ。頭がデカ過ぎるような気がする。
みんな贅沢だなあ。杉本ぐらいで我慢しよう。
原作の印象が強烈で、各個人の中にマイイメージがきっちりできあがってしまってて、それで映画を受け付けにくいのかな。
役者は良くてもストーリーというか大藪の思想を理解してないと言うか…
婆さんをいじめる陰険な仲代伊達
女に刺されてヤニ下がって死んでいく松田朝倉
ハードボイルド=無表情じゃねえ!と突っ込みたくなる一八伊達…
文庫本の表紙なんぞのイラストの人物は、大藪先生の
OKを貰ってるの?
男だと、浅黒い肌で、バタ臭い顔の香具師が多いが。
一応、先生はダメ出しとかすんのかなぁ?
先生が、「オレがイメージする伊達の顔は仲代だ!」
とか「オレがイメージする北野の顔は草刈だ!」と
言い残してたら、素直に認めるしかないなぁ。
でも、言ってないよね?
185 :
矢吹貴:05/01/10 00:21:44
草刈正雄はVシネ『名のない男』(・・・だったかな??)で、主演してたような・・・
曖昧な記憶でスマソ・・・
個人的には、観てて退屈はしませんでしたけど他に観た方はいますか?
186 :
チームマグ名無:05/01/10 09:59:40
>>185 「名のない男 破壊」だよ。結構よかったね。ただアメ車じゃなぁ。
前スレでも話は出たけど…
>184
角川のはそんな感じですね。俺スキだけど。
辰巳先生のイラスト〜コラージュとも。
徳間のウインチェスターM70の表紙を見るとひでえなあとおもう。
一応中身よめっと。
食い終えた高見沢は、
「うまかった。腹一杯だ」
と、腹を平手で叩いた。
「毎度ありい・・・・・・お勘定は五万円です」
浅見がおどけた調子で言った。
二人は声を出して笑う・・・・・・。
(アス虎・PARTXより引用)
この二人のやり取りが好き。
単に、ドライバー(雇い主)とマネージャー(雇用者)以上の、
友情と云うかなんと云うか、絆みたいな物を感じる。
そう云やこの二人、穴兄弟でもあるんだね(w
>>188 心を許す他人が登場するのって大藪作品にしては
めずらしいですよね。
>187
角川文庫でも、デキの良し悪しが極端な場合が多いです。
「アスファルトの虎」の8巻と12巻は、同じ顔写真を
使い回しているし……。
>188
あの「毎度ありい〜」で2人が笑うシーンは、なんか
オヤジギャグ全開で笑っちゃいました。浅見は本当に
甲斐甲斐しく働きますよね。彼の奥さんはかなり楽な
生活ではないかと。あ、でも留守がちか(w
191 :
チームマグ名無:05/01/11 08:25:43
>>190 留守がちだから、なお良いのかもw
>>188 高見沢ばかりがもてるので、拗ねたこともありましたね。そんで高見沢が
オンナを買った金は経費で落としてもいいと… うーん、うらやましいww
大藪小説の主人公と一緒に美味いもの食べて、射撃場で
銃を撃ちまくって、アフリカでのハンティングに同行して、
若い女の子たちと楽しんで、海外の銀行に大金を隠匿する。
考えてみたら、浅見って無茶苦茶うらやましいですね。
193 :
矢吹貴:05/01/11 21:36:02
大藪ヒーローが相棒だったら人生、楽しくなるかもしれませんね。
誰と組むかで、人生が大幅に変わるような気がします。
皆さんだったら、誰と組みたいですか?
私は一番、普通っぽい「石川克也」に一票!!
でも、スリルを求めるなら伊達か西城ですかね・・・
朝倉と仲良くなってヘロインを格安で・・・・・・ってのは冗談として、やっぱり
高見沢じゃないの?
深く首を突っ込まない限り、命の危険はなさそうだし。
みんな真田希望?
俺はエミーの所属する組織で武器の改造担当とかしたいかも。
196 :
矢吹貴:05/01/11 23:51:27
なるほど・・・エミーとは盲点でした・・・
普通の女になってくれるなら、私もエミーに一票入れます(w
197 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :05/01/12 01:00:06
私は星島かな?
武器商人でボロい儲けができるかも?
或いはカメラマンとして大スクープを狙うとか?
最終的には『アームズ・インターナショナル』を乗っ取るんだけどね。
198 :
無名草子さん:05/01/12 01:36:04
あ、彼らを忘れてた!
ほら、米軍空母を乗っ取って人工島を作っちゃうヤツら。手元に本がない
から、名前とか忘れちゃったけどw
あの一味に加わって、パラダイス国(だっけ?)でハンティングとハメハメ三
昧が(・∀・)イイ!!
199 :
チームマグ名無:05/01/12 08:44:41
ボーニエのように北野晶夫のメカニックとして世界を転戦するのもいいね。
名前忘れたけど、専属のジェット機のパイロットも
200 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :05/01/12 10:36:18
>>198さん
『戦いの肖像』ですね。
水島哲夫を筆頭に長谷見、片平、粕谷といったメンバーと
米軍空母を奪取。核兵器で日本政府を威嚇し
駿河湾の先に『ユートピア共和国』を作らせました。
一方、『唇に微笑…』では桂木、正岡、狩野、黒須の結成した
『チーム・パラダイス』に若林誠が加入。
東京都から三宅島西方約百キロのところにある『緑島』を
一億円で購入し楽園に仕立てました。
こちらは自衛隊から膨大な武器弾薬を詐取して武装してます。
ただ、独立宣言はしてないようです。
私が行くならユートピア島かな?
201 :
無名草子さん:05/01/13 04:46:54
ああ、大藪さんのところだけ、記憶がすっぽり欠落して、もう一度むさぼるように一気に読みたい!
間断なき戦いの荒野に、再び彷徨いこみたい!
昨日、有線で「汚れた英雄」やってた。
飛ばしながら見てたが、つまらんなぁ。
公開されたころ、汚れたヒデヲって言ってる
奴がした。
当時から、草刈は植毛??
ビートたけしの「オールナイトニッポン」によると、「汚れた英雄」の
映画が公開された時の試写会で、司会者が間違えて「汚れた俳優」と
言ってしまったとか。当時、草刈の大麻疑惑が騒がれていた頃だった
そうです。
204 :
無名草子さん:05/01/14 02:37:39
食わず嫌いで何となく敬遠してた「孤剣」読んだけど、おもろいなコレ(・∀・)!!
大藪ノリは時代モノでもやっぱり大藪ノリで、大変に良いね。
セルフパロディかと思ったくらいだが、文庫の解説読むと「野獣死すべし」と同年に
執筆した作品なんだね。
ちょっと驚いた。
205 :
チームマグ名無:05/01/14 08:23:10
>>203 村田英雄先生は「俺は汚れてねぇぞ!」と言ったとかw もちろんネタでしょう
けどww
蜜壺が狭い女はずり上がってしまい、
頭がヘッドボードに当たり、首が「くの字」に曲がる。
眉間を撃ち抜かれた男は、一瞬「信じられぬ」という表情を浮かべ、
次の瞬間に、顔が衝撃波でくしゃくしゃになる。
漢字表記だと、大便、便など。
カナだとウンチ。
______
/ ))) ________________
/ /// /―――-ミ /
/ 彡彡 // / ヽ)) | 卵が好きな人はなぜ「卵が好きなのか?」
/ 彡彡 iiiiiiiiiiiiiii iiiiiiiiii| | とは聞かれない。
/ 彡彡 < ・ > 、<・ >l | しかしながら女の卵が好きな人は決まって
/ | ヽ 〉 | 「なぜ幼女が好きなのか?」と聞かれる。
/ ( | | __) | / 卵を様々な調理法で食す人は美食家と呼ばれ、
/ | ≡ /, ――― |ゝ < 女の卵を調理して食す人はヘンタイと軽蔑される。
/ | | L ___」 l ヾ \ 同じ卵好きにも関わらず後者は卵を割るだけで、
_ミ l ______ノ ゞ_ |この世の中に住みずらくなってしまう。
| l ヾ ー / | l | この場を借りて皆に知って頂きたい。
| | \ー ‐/ | | \ 真の卵好きは、卵が喜ぶほど優しく割るのだと・・
ルガーはルーガー。
ガバはナショナルマッチでもGIコルト。
209 :
無名草子さん:05/01/23 16:59:48
バンダーナのハンカチ
レイバーンのサングラスage
210 :
無名草子さん:05/01/23 17:22:35
スカパーで「汚れた英雄」を見たけど,大藪らしからぬさわやか系のストーリー
どこが 汚れた なのかな?小説はバイクレースものということで敬遠してた
けど、全然別物だよね?
>210
あなたは、ある意味ラッキーかも知れません。小説→映画なら
失望する可能性が高いですが、逆の場合はそんなことありません。
原作は文句なしに面白いですよ。
212 :
無名草子さん:05/01/25 23:57:29
大藪賞、発表されたね。
ボロニアソーセージはどうやって食べるのがおいしいですか。
そのまま食べたらムネヤケが。。。
214 :
無名草子さん:05/01/26 19:37:55
ステーキみたいに厚めに切って、塩コショーで焼くと(゚д゚)ウマー
高いボロニアはほんとにうまいよ。
>>214 塩コショーですか。今度やってみます。
しかし安いボロニアしか買えない私…。
216 :
無名草子さん:05/01/30 13:34:33
>>214 ウヰスキー(まぁ、スコッチでもバーボンでも)呑みながらだと、
尚更旨そう。
自分は、ビール呑みながら氏も好きだった"天豆"を丼一杯喰(ry
ヴァイブラムのソールを刳り貫き、隠し物入れを作るage
さらにエレキギターの中にも隠し物入れを作りましょう。
219 :
無名草子さん:05/02/02 13:30:14
>217 アガッテナイゾw
傷口を調べると、化膿するどころか薄皮が貼っていた。
トカゲのような生命力だage
220 :
無名草子さん:05/02/02 14:29:48
>>219 俺なんか肉芽が盛り上がって葉っぱが出で花が咲いたぞ。
221 :
無名草子さん:05/02/02 14:47:43
肉芽だってさ、きもーーい
この人ボロニアソーセージ好きなんだね
223 :
無名草子さん:05/02/03 20:08:34
ちなみに、自分は大藪先生のおかげで
レッドウイング好きになった。
一足平均3万以上するけど、どれもこれも10年以上履けるよ。
特にエンジニアブーツなんて、15年も履いてるw
ソールも3回くらい張り替えたかなぁ。
ヴァイブラム底(ショップの店員はヴィブラムっていってたけ)マンセー
224 :
無名草子さん:05/02/05 05:42:07
>223
当然そのビブラム底にはデリンジャーが隠してあるんだよねw
225 :
無名草子さん:05/02/05 08:27:22
>>211 同意。
自分は映画公開時リア厨でして、バイク映画ということで観に行きました。
映画→小説でしたがやはりスケールの違いを感じました。
でも松田&草刈は大藪ワールドにフィットしてると思います。
226 :
無名草子さん:05/02/05 14:08:36
>>224 いや、パスポートと身分証明書かも知れない。
227 :
223:05/02/05 19:55:57
>224
残念PPKでしたw
>226
もちろん偽造だけどなw
228 :
矢吹貴:05/02/05 21:52:35
松田優作は既に他界。ってコトは現在、大藪ワールドを体現できる
俳優は草刈正雄だけってコトなんですかね?
個人的には、最近の俳優さんでは皆無って気がしますけど・・・
>>228 背が低いの別にしたら、真田寛之もいけるかもよ。
矢吹は舘ひろしがやっても面白いかも。
230 :
無名草子さん:05/02/07 00:52:09
大藪作品をプロのアナウンサーに朗読してもらえないだろうか。というのは、年末にNHKのラジオを聞いて
いたら、藤沢周平の作品の朗読をやっていたのだが、これがなかなか良かったのだ。(朗読していたのは
松平定知アナ)あまりエロシーンが露骨なものは公共の電波では無理だろうが、そういった描写の少ない
初期の短編とか。「野獣死すべし」も良いだろう。
また、ラジオドラマというのも良いかも。新会長に期待したい。って無理か。
231 :
無名草子さん:05/02/07 13:22:18
NHKは『新宿鮫』をテレビドラマ化しているくらいで丁度いい。
センセの作品を朗読したりラジオドラマ化するなんて、もって
のほかw
232 :
矢吹貴:05/02/07 18:19:27
>>229 舘ひろしは、『あぶ刑事』や『西部警察』のイメージが強すぎて個人的には
大藪ヒーローとダブらないんですけどね・・・
>>230 う〜む・・・当然のことですが、これは朗読する人によって、人それぞれの
イメージに合致するかしないかで賛否両論に分かれるんじゃないでしょうか。
やはり大藪ヒーローは、活字か映像で楽しむ方が良いと思いますけど。
233 :
無名草子さん:05/02/07 23:22:31
NHKでTVドラマ化して、悪徳政治家役の
エビ・ジョンイルを弩派手に.....
朝の15分でやるの?
235 :
無名草子さん:05/02/08 08:25:06
>>232 「映像で楽しむ〜」
楽しめるんですかねぇ
236 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :05/02/09 10:30:53
>>228 高橋克典あたり意外といけるのでは?
『特命係長・只野仁』のノリで戦士の挽歌。
身体も結構鍛えてるようだし。
身長が足りないのは目をつぶってください(笑)
237 :
矢吹貴:05/02/10 00:31:01
>>235 松田優作の『蘇える金狼』は楽しめましたけどね。
まぁ こういうのも個人のイメージと好みによると思いますけど
>>236 それは意外とイケるかもしれませんねぇ〜
身長はともかく、体をもっとビルドアップさせれば
退屈しない程度には楽しめそうな気もします。
238 :
235:05/02/10 08:35:50
>>237 “過去の”「映像で楽しむ〜」という意味だったのね。元PPFのボス
の文章からそこまで読み取れませんでスマソw
239 :
無名草子さん:05/02/10 22:26:27
400ポンドのビフテキあげ
240 :
矢吹貴:05/02/10 22:50:55
>>238 ”これから”のモノであっても、楽しめるならば映像化してほしいと
思ってます。
元PPFのボスですか・・・
『アフロディチ号』を復活させて優雅にクルージングしたいですね(笑)
もっとも、私に有り余るくらいの『ヒマ』と『金』があればの話ですが・・・_| ̄|○
241 :
無名草子さん:05/02/11 00:31:42
大藪先生のファンが結束して組織をつくり資金調達・・・
どのような事から創めましょうか
242 :
無名草子さん:05/02/11 08:41:18
洒落にしても、つまんねぇな…
なんでも結束して組織をつくんなきゃって発想が。先生の作品
を読んでる? 基本はローンウルフだろ。って釣られたオレも
くだらないかw
243 :
無名草子さん:05/02/12 00:17:55
>>242氏
申し訳ありません
先生の作品は全てではありませんが拝読させていただいております
244 :
無名草子さん:05/02/12 11:03:20
>>242 そんなにやりこめなくてもいいじゃないの
245 :
242:05/02/12 14:22:14
>>243 別に「やりこめた」つもりなど毛頭ないので。あやまられても
恐縮してしまいますよ。もうすぐ命日なので、サンダウナーの
スコッチウイスキーでも、同時刻に飲りましょうw
246 :
無名草子さん:05/02/13 12:38:45
>>245 そのスコッチはシーヴァスか、はたまたテリーウォーカーか?w
ところで244のやこめなくても・・・ってのは、ネタであるんですよ。
244に続くのが「やまない雨はないじゃない」ってなるんです。
247 :
242:05/02/13 18:13:30
>>246 テリーウォーカーはキャンプで飲んでないでしょw サンダウナー
という意がわかっていないねww
「やこめなくても」はいいとして、そこまで言うならネタの出誌を
お願いします。純粋に知りたいッス
248 :
無名草子さん:05/02/14 22:22:40
寒いからコーヒーにバターでも入れて飲むか
明日からまた寒くなるようなので、漏れはコーヒーにコニャック落としてみますわ。
ベルはうまかったが、ブキャナン・ブラックアンドホワイトはまずかった。
大藪の影響で酒のみになったり、デヴになった香具師は多いはずだ。
漏れもふくめて。
さてと、1キロのベーコンと卵6個のベーコンエッグスでも食うかな。
252 :
無名草子さん:05/02/19 11:57:29
253 :
無名草子さん:05/02/19 12:40:03
主人公がみんな屋外で食ってる、インスタントホットケーキ
って、どんなの?
254 :
無名草子さん:05/02/19 12:52:54
>>253 どれだけ食べても胸焼けがしない不思議なホットケーキです。
255 :
無名草子さん:05/02/20 17:15:16
ついでにビタミン剤も
256 :
無名草子さん:05/02/25 22:49:44
ホモでユダヤなら鬼に金棒age
257 :
無名草子さん:05/02/25 22:49:47
排便後はリンスキンLで肛門を拭く
258 :
無名草子さん:05/02/26 21:50:39
今日は大藪先生の命日なのでageます。
259 :
無名草子さん:05/02/26 22:41:00
_,.. ---- .._
,. '" `丶、
/ ` 、
,..-‐/ ...: ,ィ ,.i .∧ , ヽ.
. ,:' .l .::;',. :::;/..://:: /,':/ ', l、 .i ヽ
. ,' ..::| .::;',' :;:','フ'7フ''7/ ',.ト',_|, , ',.',
,' .::::::!'''l/!:;'/ /'゙ / '! ゙;:|:、.|、| 'l
. ,'. .:::::::{ l'.l/ 、_ _,. 'l/',|.';|
l :::::::::::';、ヾ  ̄ `‐-‐'/! ';. '
. ! :::::::::::/ `‐、 ゝ |'゙ |
| ::::::::/ \ 、_, _.,.,_ ノ::: !
|::::/. _rl`': 、_ ///;ト,゙;:::::./
.. `´ /\\ `i;┬:////゙l゙l ヾ/ 合掌
,.:く::::::::`:、\ 〉l゙:l / !.|
. /:.:.:.:\:.:.:.:.`:、ソ/:.:| | |
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:У:.:;l /./
. /:.:.:.:.:.:.:.r'´`‐,`、:/.,.:‐{ | !`:、
,'.:.:.:.:.:.:.:.:.';_,゚.,ノ.:./,:':.:.:.:', | |`、:|
!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.゙、:.::/:.:.:.:.:.:.ヽ, / ,!:.:`、
先生!ボロニアソーセージじゃなくて普通のハムじゃ駄目ですか?
261 :
無名草子さん:05/02/27 12:48:00
大藪先生はハムはお嫌いです
ボロニアかサラミをキロで買ってきて
墓前に捧げなさい
262 :
無名草子さん:05/03/05 19:43:52
でも惜しいよね、現代を生きるローンウルフが見たかった。
263 :
無名草子さん:05/03/13 01:42:55
今日は無性に寝つけないな。
強力睡眠薬のノルモレストでも飲むか、熱いスープと共に・・・。
264 :
無名草子さん:05/03/13 02:35:27
はじめてヘッドハンター読んだ。なんかちょっと生きる目的が狂気入ってる主人公が
いいなあ。
265 :
無名草子さん:05/03/13 03:58:56
「ヘッドハンター」、最高傑作の1つですね。第一部のアラスカ篇も第二部のNZ〜
豪州篇も、どちらもいい。
266 :
無名草子さん:05/03/13 13:29:01
伊達 北野 高見沢
どれが好き?主人公と作品名で
267 :
無名草子さん:05/03/16 19:03:04
ウィンチェスターM70のゲーム化記念age
268 :
無名草子さん:05/03/17 16:09:37
270 :
無名草子さん:05/03/18 20:55:56
セニョール シエテ最高age
271 :
無名草子さん:2005/03/26(土) 00:45:49
相談です。もうかれこれ20年近くかけ大藪本をほぼ全巻集めました。始めて読んだ「ヘッドハンター」を除き全ていったんヤフオクで売り出そうと思います。まとめて(70冊以上)出した場合どのくらいの価値があると思いますか?下世話な話ですみません。
文庫なのかハードカバーなのか、初版なのか重版なのか、帯や関連する
しおりとか付いているか、キズや折れや書き込みがないか等々によって
だいぶ違ってくると思います。
文庫なら、たぶん二束三文。古本屋で探せば初版も結構安く買えるし。
273 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 00:56:15
>>272 ほぼ文庫です 86年〜89年の3年間に集中的に集めたものです。初版は少ないと思います。角川・徳間・光文社がメインです。氏の4WDノウハウもの
もあります。「孤剣」「暴力租界」以外はほぼ揃っていると自負しております。272さんが言われるように二束三文なら、保持していたほうがよさそうですね・・
「みな殺しの歌」読んでみますた。
大藪さんのは10数冊読んでますが、このすっきりしない終わり方はなんでしょう。復讐する相手の大多数を残して終わってしまうんですよ。なんだかなぁ。
まるで、視聴率が取れないドラマなんかがストーリーを変更して無理矢理終わらすみたいな感じです。
275 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 02:31:38
>>274 続編の凶銃ワルサーP38でちゃんと完結しているよ
276 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 03:03:28
処刑軍団シリーズってゴーストラ○ターって本当かな?
>>275 あ、そうだったんですか。なるほどね。
あんな終わりかたされたらたまらんですもんね。
映画「TATOOあり」の主人公の愛読書が大藪っていうのはイタかった。
279 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 12:17:52
「みな殺しの歌」は佐藤まさあきに
劇画化されてましたね。昔持ってたけど
なくしちゃった。もったいないことしたなあ。
映画化もされてたみたいだけど、観た人います?
280 :
無名草子さん:2005/03/29(火) 17:39:10
伊達が助けた王子が、跡を継ぐのか?
↓
モナコ(CNN) 地中海岸にあるモナコ公国の大公家は26日、気管支肺炎の悪化のため
同公国心臓病センターの集中治療室(ICU)に22日から入院している元首の大公
レーニエ3世(81)の容体が、悪化を続けていると発表した。
大公家は担当医3人の署名を伴った声明で、「最善の治療を施しているにもかかわらず、
(大公の)容体は悪化し続けている」と発表。心臓・肺・肝臓の機能が徐々に衰えているという。
レーニエ公は気管支肺炎に感染して3月7日から同センターに入院し、22日からICUで
人工呼吸を受けている。
■以下省略
引用元:CNN.co.jp (
http://cnn.co.jp/ ) 2005/03/27
http://cnn.co.jp/world/CNN200503270004.html
テロ朝…
先生!
牛の子宮やチンポの刺身を食べると
魚の刺身では淡白すぎて物足りなくなるっていうのは本当ですか?
283 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 04:56:21
韓国ロビィスト
不実企業
嫌韓ムード一色の一般2ちゃんねらから見ると大藪作品ってどう見えるんでしょうね?
「チョンシナに一方的にタカられてる被害者ニッポン」ではなく「日本の権力も韓国権力と共犯で甘い汁を吸っている」大藪作品では。
「ブサヨ」「チョンの手先」とか言われたりしたりして。
最近、嫌韓サイトとか多いけど、こういうネットウヨクっていうのって
なんなんでしょうかね。
286 :
無名草子さん:2005/04/07(木) 19:31:27
「チョンシナに一方的にタカられてる被害者ニッポン」と「日本の権力も韓国権力と共犯で甘い汁を吸っている」
は表裏一体だよ。
韓国海兵隊は作中でよく殺されたな。
タイトル忘れたけど大藪さんの本で
「手榴弾型ライター」ってのが出て来たw
「ライター型手榴弾」ですよね?いくらんんでも
映画汚れた英雄を観て、大藪文学は読まず嫌いになった。
数年後、小説汚れた英雄を読んで、角川春樹に殺意を覚えた15才の夏。
289 :
無名草子さん:2005/04/12(火) 05:01:04
汚れた英雄は車の描写が凄かったね。
何てったってジャガーのDタイプやSLR(初代)テスタロッサ(初代)GT40なんか
ゴロゴロでてくる。値段のつかない一級品ばかりで、ため息がでた16歳の春。
ちょっと間違っていないか?テスタロッサが出たのは1984年
84年のテスタは2代目。
GTOも2つある。
クルマなら、「フルスロットルで飛ばせ」「破壊指令No.1」あたりかな。
292 :
無名草子さん:2005/04/12(火) 23:19:50
293 :
287:2005/04/13(水) 00:47:18
294 :
無名草子さん:2005/04/13(水) 05:28:19
「全開で飛ばせ」は良かったね。
確かシェルビーGT500 ミウラ GTR(初代) で大暴れ。
カンナムカーで襲ってくる敵が登場。クワトロポルテでカーセックスして、相手
のチョン女が「アイゴー」と叫ぶシーンがあったなあ。本当にイクときにアイゴ
って叫ぶのかな?
夫が在日の人妻がセフレだが(多分、彼女も在日)、
アイゴ〜〜は言わないよ。
ベッドではずっと日本語だし、イクときも日本語。
生まれも育ちも日本だと、そうなるのかもね。
ハングル読めないみたいだし。
そりゃ日本語だろw
>>295 そりゃそうだろw
遺伝子だけじゃそんな事言わんよ。
298 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 00:26:00
しかし、チョン女は本当にアイゴーと叫ぶのだろうか。
キニナルー
299 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 03:41:54
aigo-!
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
Λ_Λ Λ_Λ Λ_Λ Λ_Λ Λ_Λ Λ_Λ
< `∀´> < ´Д`> < `∀´> < ・∀・> < `∀´> < `ー´>
⊂ つ⊂ つ⊂ つ⊂ つ⊂ つ⊂ つ
( ヽノ ( ヽノ ( ヽノ ( ヽノ ( ヽノ ( ヽノ
レ\__フ レ\__フ レ\__フ レ\__フ レ\__フ レ\__フ
みんなそんなに気になるのかw
今度、韓国女(在日じゃないよ)と結婚した知り合いに聞いてやるよ。
ただ、仕事上の関係なのでオレと月に一回会うか会わないか。
それに加えて、そいつが大藪キャラ並みのSEX力を持ってねーと意味がない
気がするな・・・。
それで良ければ、いつになるかわからんが聞いてここで報告するぜ。
そいつもカミさんも、そーゆー話好きなのは知ってるしさw
301 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 08:25:09
頼みます。因みにタイの女の子は「オーイ オーイ」と叫びます
そんなおいらはやっぱり母国語が一番
工業高校で鳴らした俺達大藪部隊は、アフォしぃに大藪を侮辱されたが、
高校を中退し、家に隠れた。
しかし、家でくすぶっているような俺達じゃあない。
大藪侮辱すれば命次第でなんでもやってのける警察知らず、しぃを虐殺しアフォしぃを
皆殺しにする、俺達、大藪野郎2ちゃんチーム!
俺は、リーダーモララー。通称伊達さん。
ハードキルと虐殺の名人。
俺のような大藪愛好家でなければヒッキーどものリーダーは務まらん。
俺はモナー。通称ヤッピー。
自慢の肉体に、女はみんなイチコロさ。
ハッタリかまして、サリンからトマホークまで、何でもそろえてみせるぜ。
よおお待ちどう。私こそレモナ。通称ハッピートリガー。
処刑人としての腕は天下一品!
ネカマ?本当に大藪好き?だから何。
クックル。通称軍曹。
殺しの天才だ。糞虫をぶっ殺してみせらぁ。
でも暴力租界だけはかんべんな。
俺達は、大藪を認めない世の中にあえて挑戦する。
頼りになる神出鬼没の、大藪野郎 2ちゃんチーム!
大藪を読みたいときは、いつでも言ってくれ。
(゚д゚)ハァ?
大藪春彦か
おいらの青春時代を思い出しちゃう。
あの頃はよかったなぁ・・・・・
(´・ω:;:.:...
大藪小説は高校の頃によく読んでいて、その中に出てきた
「金で買えないものにロクなものはない」という言葉に強い衝撃を受け
今では座右の銘になっているのですが、どの作品に出てきたか思い出せません。
何ていう作品だったか判る方はいらっしゃいますか?
307 :
305:2005/04/15(金) 18:44:23
>306
おおっ、即レスありがとうございます。
308 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 19:37:41
「金で買えないものにロクなものはない」はてどこかで聞いたような?
ホリエモンの40年前に伊達邦彦が・・・・・・・
309 :
無名草子さん:2005/04/15(金) 19:48:43
おいらの収入で買えるものに、ろくなものがない・・・・
(´・ω・`)ショボーン
あげちゃったし・・・・
_l ̄l......〇
司会者「堀江さんの愛読書は?」
ホリエモン「『野獣死すべし』です。僕は伊達邦彦に成りたいんです。」
放送後、大藪春彦ブームが訪れる。そして、角川書店の株がライブドアに・・・
312 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 10:18:06
>309
おいらは収入がない・・・OTZ
>>312 己の肉体と知力と鋼鉄の意志があるだろ!
虐殺いいな 殺れたないいな
糞しぃ、ちびギコ殺りたいけれど
みんなみんなみんな殺らせてくれる
有名小説家叶えてくれる〜
「しぃをぶっ殺したいな」
「はい!ワルサーP38」
あんあんあんとっても大好き大藪えもん
315 :
無名草子さん:2005/04/20(水) 20:21:03
>>313 30代なかばを過ぎて体力落ちたし
DQN高校卒だし
誘惑に弱いし
もうだめぽ・・・・・
316 :
無名草子さん:2005/04/22(金) 13:16:00
伊達邦彦や高見沢勝以外に大卒はいなかった気がする。がんばれ・・・・・
317 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 01:17:03
「蘇る金狼」の朝倉、「謀略空路」の水野、「死はわが友」の島崎、
それに「唇に微笑 心に拳銃」の若林などが大卒です。
「奴に手錠を…」の白鳥は大学卒業後にハーバード大学に進み、
さらにパリ大学でも学んでいます。「非情の女豹」の小島恵美子は
オックスフォード大学から大学院へ進んで博士号を取得し、さらに
大学講師という表の顔も持っていました。
>>318 おー凄いですね。もしかして記憶されているのですか・・
「死はわが友」は島崎が手錠を引き千切って「ガタガタしてはみっともない・・
私はこういう者です」と身分証を出すシーンが印象に残りました。角川版の
表紙が確かヒゲのおっさんだったようなww
やっぱり手元に置いとかないとダメですね薮本・・・
>319
さすがにすべて憶えているわけではなく、朝倉と白鳥とエミーだけで
後は文庫本で確認しました。
島崎が横柄な税関の役人を殴り飛ばしたシーンは痛快でしたが、
その後の「私はこういう者です」の時は、靴を脱いで中から身分証を
取り出すので、その様子を想像するとちょっと笑ってしまいます。
口髭の主人公といえば、島崎と片山を真っ先に連想します。
321 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 23:02:56
「木っ端役人が・・・・」age
322 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 23:30:43
朝倉は二部ではなかったか?
そうです。かなりの苦学生だったみたいですね。他に「戦いの肖像」の
水島も夜間部卒業だったはずです。
324 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 08:31:04
>>322
二部も大学だろw
矢吹や毒島も出てるんじゃなかったっけ? 北野晶夫は2つの大学を中退。
325 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 15:43:57
ホリエモンこそ現代の伊達邦彦である。
326 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 23:12:00
>>325 ヾヽヽ
(,, ・∀・)ソレハチガウ チュンチュン
ミ_ノ
""
>327
3,4年前に出張が終わった後、行ったきりだけど。
入ったところのカウンターで常設展の入場料を払い、2階へ。
世田谷ゆかりの展示物のある広いホールを無視して、壁の向こうを目指す。
ガラスケースの中に、愛用品、各種ライセンス、原稿、メモなどがあります。
舐めるように見ても30分もかからないでしょう。
私が行ったときは、「暴力租界」用と思われるメモがありました。
時間があるなら、ビデオライブラリーを確認してみては。
327です。
レスありがとうございます。
月曜日に行こうかと思ったら、定休日でした・・・
またの機会に、ぜひ訪れたいと思います。
>>327さん
>>328さん、
こんな素晴らしい施設があるなんて知らなかった。
教えてくれてありがとう。
331 :
無名草子さん:2005/05/03(火) 10:35:30
冷徹にして非情age
327です。
>>330 楽しんできてください。
GWは、久しぶりに本を読むことにしようかな
大藪ファンって、いかにもけんか強そうな奴より、弱そうで本物の暴力とかだめぽ、って感じの人の方が多いと思う。漏れなんかもそう。
>>333 GUNの購読者だったり、ダーティハリーシリーズをリアルタイムで映画館に通いつめて
観たようなひとだったりしますよね。
ところで映画「野獣死すべし」は、松田優作のも悪くないんですが、
仲代達矢の主演したヤツの方が、原作により近い味わいがあるようにおもえて
気に入ってます。
335 :
無名草子さん:2005/05/05(木) 15:35:54
今夜、スカパーで放送されるで!
■原作 大藪春彦
野獣の青春 63日活
■監督 鈴木清順 ■原作 大藪春彦
■脚本 池田一郎/山崎忠昭
■撮影 永塚一栄 ■美術 横尾嘉良
■出演 宍戸錠/渡辺美佐子/川地民夫/木島一郎/鈴木瑞穂
いわゆる清順美学が初めて画面に登場した記念碑的作品である。
例えばファースト・シーンとラスト・シーンが白黒画面になっているの
だが、そこにある赤い花だけがカラーのアップで浮かび上がっているとい
った映像や、暴力団事務所がガラス張りになっていたり、別な暴力団事務
所は映画のスクリーンの裏側にあって画面には常に映画が流れていたり、
また部屋から出ると庭が黄色い砂嵐の舞う荒野になっているといったふう
な実験的なセットが登場してくるのである。
こうしたセットのなかで命をやりとりするドラマが繰り広げられること
で独特の映像空間が出来上がり、清順流の「諸行無常」ともいうべき空気
が漂い始める。
単なる暴力やアクションだけではない、人間の愚かしさや哀しみといっ
たものまでもがドラマの蔭から貌を覗かせ始めるのだ。
川地民夫が普段は女のような優男なのだが、母親がパンパンで、それを
一言でも言われると相手の顔をカミソリでスダレのように切り刻むという
不気味なヤクザを好演している。
こうした個性的なキャラクターが登場することで俄然映画に鋭さが加わ
ってくる。
アクション映画にとってこうした役柄の造型は重要な要素のひとつであ
る。
鈴木清順はこういった個性的な人物を登場させるのがうまい監督であ
る。
こうしたところにも清順映画の大きな魅力が隠されているのである。
作中にロレックスが良く出てきますけど、時代的に実用度は高かったからなんでしょうか?
もしそうなら、今も大藪ヒーローが活躍していたらGショックで電波な時計してたりするのかもしれませんね・・・
それはそれで、微妙・・・・
最近少しずつ読み始めましたが、銃や車に興味なくても、おもしろく読んでます。
337 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 23:27:38
ロレックスが実用性が高いってのもあるでしょうが
大藪氏は機械式時計が好きだったんじゃないでしょうかね
ロレックスは衝撃に強い。
だから、オヤジが時計をつけたままゴルフできるので
選ぶわけだ。
(昔の)ベンツといっしょで、高価であるが最高の実用品
と言えるのでは
アスファルトの虎ではセイコーのクォーツが主人公の好みってなってましたね
340 :
336:2005/05/07(土) 00:06:06
>>337 >>336 レスありがとうございます。
作品を読んでると肉を食べたくなるのと同じで、もし機械式時計を買うならロレックスを
選んでしまいそうです。あとオメガも。
>>339 そうなると、やはりGショックも・・・
341 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 00:16:22
今夜は寒いから、バターを落としたコーヒーでも飲むか
342 :
336:2005/05/07(土) 00:21:29
間違えました・・・・
×
>>336 ○
>>338 とりあえず、冷たいシャワーと熱いシャワーを交互に浴びてきます。
今さっき、ミステリー板のほうを見ましたが、自分と同じこと書いてた人がいました・・・orz
世界の中心でアイゴー!と叫んできます。
343 :
無名草子さん:2005/05/07(土) 01:28:05
腹が減ったんでボロニアソーセージ喰ってきまつ
あとオレンジジュース半リッターも
今日は出勤してまつ。
これから食事でちかくの店でステーキでも食おうかとおもってるのですが、胃もたれするのが目に見えてるのでハンバーグにしておきます。
ハンバーグは一リットルくらいのトマトジュースで流し込みます。
338です。
>>339 ゼンマイとクォーツとの比較なら、圧倒的にクォーツですね。
ちなみに、私はセイコー派です。
今の時代、大藪さんが書いてたら、携帯とかネットとかの技術もふんだんに取り込まれただろうか?
347 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 10:55:42
>346
行動が基本だから、無料で携帯やネットをやって情報を得たり、
掲示板のIPで個人を突き止め、強襲したりは考えられる。
きっと、無線や自動車工学と一緒で2〜3時間の勉強で
苦もなく技術を得とくすると思われ
348 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 16:53:05
機械式の某高級腕時計を買いました。
機械式を使うのは20年ぶりくらいですか。
使ってみて感じた事は
やたら盤が分厚い・重い。
二日で一分の誤差。
一日二回、100回程度ふらないと止まる。
やっぱりクオーツの方が実用的だと思いました。
349 :
無名草子さん:2005/05/09(月) 19:32:01
大藪氏本人はロレックスとタグホイヤーを愛用していると
インタビューで答えていました。マグナムライフルをぶっ
ぱなしても狂わないからだそうです。
>>348 2日で1分の誤差は大きいですね。アンティークですか?
まあ、ゼンマイ式は完全に趣味の世界ですね。
>>349 ちなみに、最後の愛車(死語?)は、ビーエムの5(先々代)。
そのまえも、ビーエムだったような。
作品名は忘れたましたが、後期の作品で
主人公のクルマが32GT-Rだったのがありました。
まさに、これしかないという選択で、うんうん!と
読んでいて思ったものです。
351 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 00:01:51
齋藤昭彦さん、彼には野獣の血が流れているとみた。
武運長久を祈ります。どうか御無事で。
>>351 うんうん、ニュースで見てカコイイとか思ってしまった。
ああいう世界に生きるひとってほんとにいるんだね
最初に写真を見た時、「柘植久慶みたいな雰囲気の人だな」と思って
いたのですが、陸自空挺部隊からフランス外人部隊へ渡り歩いた人
らしいですね。やはり、戦いのプロは目が違うと思いました。生還を
祈っております。
354 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 08:35:28
柘植久慶と一緒にしたら失礼ですよ。
355 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 09:01:05
まあ覚悟してただろうし、生きて帰ってくることはないでしょう。
しかし1日6〜7万てすげーな儲かるんだな傭兵って
そうか? 経験や能力でも違うだろうが、年収にすれば365日働いても2000万
くらいだろ。儲かるという程ではないな。
それに、実働何日だかわかんないし
傭兵の仕事は基本的に一つのミッションがいくらとか、ある期間でいくらという事が多いから日給換算にしたら安い事がある。
戦闘をベースの請負業だからね。
たまに戦利品とかでおいしいボーナスがある位か。
「酒代とタバコ代だけ」という高部正樹氏の説もある。
載ってたのは「戦争ボランティア」だったかな?
361 :
無名草子さん:2005/05/13(金) 14:32:34
>>100は100ゲトだぞわかってるのか?
で女豹シリーズだけど、今演じられるのは藤原紀香しかいねーだろ?尋常に考えれば。
…ってアゲ
年取ってくるとヘッド・ハンターにこめられた自由への思いに泣けてきますね。
363 :
無名草子さん:2005/05/13(金) 21:28:45
>>361 酸性。でも、のりかはちょっとでかすぎ。
364 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 15:20:25
>>334 >Gun誌の購読者
呼んだ?
水野美紀なんかどうですか
男女かよ。
366 :
無名草子さん:2005/05/16(月) 21:37:34
?
367 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 21:54:10
高島礼子さん
宮沢りえさん
368 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 22:46:43
小池栄子さん
369 :
無名草子さん:2005/05/19(木) 12:02:03
「女豹」を読んだとき思い浮かべたのは、安室奈美恵だね。
豹なら雛形あきこ。
372 :
無名草子さん:2005/05/21(土) 03:08:30
雛形もうただの小母さん
小池エイコが近いかも。目もきついし乳もでかいし。
373 :
矢吹貴:2005/05/23(月) 22:23:14
>>369 安室奈美恵ですか・・・
もっと、顔の造りが薄くて巨乳だったら良いかもしれませんね。
374 :
無名草子さん:2005/05/24(火) 12:27:47
5月のCS大藪春彦原作映画6作品
・野獣の青春・・・チャンネルNECO:5/5,14,18,26 (原作:人狩り)
・凶銃ルガーP08・・・V★パラ:5/1,2,3,4,5,6,7
・暗黒街の対決・・・日本映画専門チャンネル:5/10,16,25 (原作:血の罠)
・名のない男 破壊!・・・東映チャンネル:5/2
・蘇える金狼・・・東映チャンネル:5/4,15,21
・野獣死すべし(松田優作主演)・・・東映チャンネル:5/3,9,15,21
6月のCS大藪春彦原作映画
・顔役暁に死す・・・日本映画専門チャンネル:6/3,15,20,29 (原作:火制地帯)
JCOMのVODで蘇る金狼と野獣死すべしがあったな。高いから見ないけど。
376 :
無名草子さん:2005/05/25(水) 01:01:51
>>374 紹介遅すぎるよ…
唯一見たことない、「暗黒街の対決」今日で終わりじゃん。
377 :
無名草子さん:2005/05/26(木) 12:38:08
心配するな、暗黒街の対決は来月上旬も流れる
378 :
無名草子さん:2005/05/27(金) 21:46:19
角川映画、用心棒をリメイクだってね
だったら孤剣を映画化(リメイクではなく)しろや
379 :
無名草子さん:2005/05/28(土) 01:55:30
>378
もし漏れに金があったら「孤剣」を漫画化する。
作画は石川賢先生&ダイナミックプロ。
「爆末伝」のテイストで好きなように書いてもらいたい。
彼の描く伊吹勘之助がみてみたい。きっと拳銃どころか
その当時ありそうな武器で片っ端から重装備し、
大暴れする彼がみれるでしょう。
そんでもってOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)も
つくる。実写よりもはるかにこのほうがこの小説が生きると
おもんだけどどお?
380 :
無名草子さん:2005/05/28(土) 22:31:26
いいっすね
池上遼一先生もいいと思います
実写やと優作さんの金狼っぽくね
381 :
無名草子さん:2005/05/30(月) 02:46:09
「孤剣(赤い手裏剣)」は大映で市川雷蔵で映画化されてる。
獣臭というより、どっかのお殿様のお忍びみたいで上品だけど、
肝心なアクションはけっこう面白かった記憶はある。
漫画化なら「シグルイ」の山口貴由先生も面白いかも。
382 :
無名草子さん:2005/05/30(月) 22:45:16
雷蔵版はTVでしか観たことありません
おもしろかったですけどね
俺なら暴力租界を映画化する。
384 :
無名草子さん:2005/05/31(火) 01:58:13
暴力租界・・・・あのリフレインと死によって中断された
ラスト以外、十分映像化のネタになるとおもう。それに
いまのご時世にぴったりな内容。でも頼むから短絡的に
主人公を竹内力にするのはやめてもらいたいもんだ。
カオルちゃんになってしまう(W。
意外と「IZO」の中山一也に主人公させたら合うんじゃないかな?
385 :
無名草子さん:2005/06/03(金) 12:03:54
>>294 遅レススマソ。
「アイゴー!」は、クライマックスで、本当にそう言います。
コリアンクラブのホステスを何人も喰ったが、みんなそう。
「チョワヨ〜!チョワヨ〜!チョワチョワチョワチョワチョワ・・・
ア イ ゴ 〜 !!!
アイゴ、アイゴ、リチビ〜・・・」
って感じw
>385
すみません。最後の「リチビ〜」はなんていう意味なんですか?
387 :
無名草子さん:2005/06/03(金) 14:25:19
>>386 俺もよく分からないんだ。
勿論、ヤツ等に訊いたけど、恥ずかしいらしくて教えてくれない。
どうも、「糞ッ垂れ」とか「畜生」とか「参った」とか、そんなニュアンスの、
汚い言葉の模様。
因みに、支那人の女は、「アイヨ〜、アイヨ〜」ってよがる。
388 :
無名草子さん:2005/06/05(日) 13:57:13
最近、大藪作品を読みはじめたのですが、
どうして先生は、あんなに朝鮮人を嫌うのでしょうか?
ほとんど作品に朝鮮人、韓国人が出てきて、ぶち殺されます。
フィクションとはいえ、個人的に嫌っているとしか思えません。
大陸から引き揚げてくる時に、朝鮮人に何かやられたのでしょうか?
多分そうだったはず。<大陸から引き上げる時
どー読んでも日本の権力層が一番嫌われてると思いますが。
391 :
無名草子さん:2005/06/05(日) 22:35:29
>>388 朝鮮人だから嫌っているのではないと思う
392 :
無名草子さん:2005/06/06(月) 14:50:42
>>388 引き揚げてくる時、死に掛けた妹を背負って、鮮人には辛酸を舐めさされている。
唐辛子で真っ赤なマッコリをがぶ飲みして酔っ払った朝鮮人に、酷い目に遭わされているんだ。
引き揚げて来てからも、朝鮮部落の連中にフクロにされたりしている。
例えば、鮮人は決してタイマンは張らない、直ぐに得物を出す、蹴り一つとっても
日本人は足の裏で蹴るが、鮮人はつま先で肋骨をへし折りに来る・・・などなど、
随筆には色々書き残している。
俺も近所に朝鮮部落が在ったから、全部本当のことだということが、物凄い説得力
で分かったので、強く印象に残っている。
そういえば、朝鮮人の描写で、よく「顔に開いた裂け目のような眼」って
のが出て来たなw
大藪春彦は引き揚げ体験で、結局国家権力というものは民のことなんて考えていない
自己保身しか考えていないとわかった、という意味のことを何度も語っているね
第一大藪作品に通底する「ワンマンアーミー」の心意気からいえば、
時勢に阿った集団主義から朝鮮バッシングみたいなものに大藪作品を使うとは醜悪そのもの
真っ先に殺される雑魚みたいなもん
395 :
無名草子さん:2005/06/08(水) 01:13:50
オレのオヤジも大藪と同世代で奉天・大連で少年時代を過ごしたが、
敗戦前に引き上げてきたので地獄体験は免れたそうだ。
70年代はサラリーマンとしてソウルに何年も駐在して、当時は韓国人の
友人も少なからずいたが…
それでも朝鮮人そのものは嫌っているところがあるな。
西城秀夫シリーズで1つ読むとしたらどれが良いかな?(・∀・)
>>394 >朝鮮バッシングみたいなものに大藪作品を使うとは
誰もそんなことしてないと思うよ。
大藪氏個人が朝鮮人を嫌っていたのだろうか?、或いは引き上げの際
酷い目に遭わされたのだろうか?という
>>388の疑問に対する推察を、
客観的に述べているだけだ。
なんでそういう、まるで火病のような過剰反応を示すのか、さっぱり
分からない。
ま、何を言っても直ぐに「差別だ!」と騒ぎ立てる人種も居る訳だがw
>>396 第一作です。
伊達邦彦シリーズは、作を重ねるうちに作者の思い入れが募ってゆき、
また趣きを増して行っている側面があるが、西条シリーズは、第一作
にこめられた力にそれ以降の連作は及ばない。
この人ってしスコープの十字は静止しないっていつも言ってたよね。
>>388 別に半島の人間じゃなく、自民党や官僚、右翼、大企業なんかも
同じように嫌ってるでしょょ
処刑軍団とか読むと2ちゃんのガキ臭い嫌韓とは対極という感じがする。
日本のアンダーグランドを描く際に朝鮮人が出てくるのは必然であり、別に嫌韓ではない。
ヤクザや献金ルートの本場であるし、韓国海兵隊も外貨を稼ぐため傭兵的活動をしていた。
「遅かったな、苛々したぜ」
「この頃、痔の具合はどうなんだ?」
404 :
無名草子さん:2005/06/13(月) 12:44:59
>>398 そうそう。
あと、標的を狙っていると、涙の筋が眼球を流れるのが見えるとも。
それは、俺が実際射撃をやるようになってから、実感した。
405 :
無名草子さん:2005/06/13(月) 22:44:10
つ〜か今とちがって朝鮮人に対して腫れ物にさわるように
してた時代でも大藪先生は実体験から彼らの汚さみたいな
ものを堂々と描いてたように思うね。
406 :
無名草子さん:2005/06/14(火) 11:45:01
教えていただきたい事があるのですが、野獣死すべしの主人公の設定を虚弱な肉体にし、精神的に崩壊しているとして映画化した故松田優作さんの代表作のことなんですが。
公開当時、確か2週間ほどで公開中止となった記憶があるんですが、何故だか分かる方おられますか?
伊達邦彦の設定を丸々書き換えられたからでしょうか?
それとも主人公の伊達邦彦が利益の為ではなく、単に殺生を楽しんでいたというストーリーに何か問題があったのでしょうか?
408 :
無名草子さん:2005/06/14(火) 21:43:46
今日は仕事ハ−ドだったので特大ビフテキを夕食とした。
別冊新評をゲット!
まんだらけで525円だった。
そのあと行った神保町では2千円代で売ってた。
しかし、もともと紙質悪いうえに年数たってるから、
かなり状態悪い。
410 :
名無し募集中。。。:2005/06/15(水) 02:30:04
あの映画は駄作だからね。公開当時はボロクソだっただろ。
今見てもつまらん。
412 :
無名草子さん:2005/06/15(水) 21:57:21
「野獣死すべし」は原作そのままでいくしかないのではないでしょうか
413 :
矢吹貴:2005/06/16(木) 23:02:34
たしかに我々が求める『伊達邦彦像』とはかけ離れてましたね
しかし、松田優作が演じる『狂気』には鬼気迫るモノがありました。
『野獣死すべし』は過去に何度か映画化されてると思うのですが
もっとも、原作に近いのはどの作品なんでしょうか?
藤岡弘の伊達邦彦w
仲代伊達はブンガク犯罪者。松田伊達は病人。
藤岡伊達が健康的な分マシか。
一八伊達っつーのもあったが無駄に陰気で無表情でなんか違う。
個人的には陽気バージョンの松田優作で西城をやって欲しかった。
>>414 でも最後銃弾浴びまくってたのが何だかな・・・
417 :
無名草子さん:2005/06/17(金) 14:14:31
瀕死の状態で伊達が運び込まれたのが、ショッカーの基地で.........
418 :
無名草子さん:2005/06/17(金) 18:40:01
あの映画のヒロインは良かったな
えと、顔の長いやせこけたタレントで普段はスゲーブスで酷い面相なんだけど
あの映画のみ綺麗だった。
>>415 一八伊達って印刷工員役だったよね?
印刷工員なんかが裏で悪をやってるって時点でDQNが悪さしてるってことで全然オサレじゃないし貧乏臭くて嫌。
松本清長の鬼畜じゃないんだから。w
こういう奴たまに新聞で載ってるし。
設定では松田の東大卒で翻訳の仕事をやってて裏では殺人鬼ってのが映画的にはおもしろかった。
趣味もクラシックというどこか時計じかけのオレンジっぽいとこも妙にオサレだった。
421 :
無名草子さん:2005/06/25(土) 22:46:13
もー、グロいのは小説の中だけにしてください!
結構小説のなかで、主人公が撃ち殺した相手のグロい様をみて黄水(ようするにゲロ)を吐いたって描写が多いよね
最近「凶銃ルーガーP08」を読み返したんですが、殺しまくりですね。
一番目の話の主人公の名前をとってVシネマが作られていますが原作通りだったら死にまくりで強烈なイン
パクトがあったでしょうが、見た方は御存知の通り、妹萌えの市警団気取りの男の話になっています。
Vシネマの予算でも同じ話が作れたと思うんですが(首を折られて死ぬ人には弾着エフェクトいらないし)、
やっぱりドコドコ死にまくる話は色々制約があって作れないんでしょうか…?
424 :
無名草子さん:2005/06/29(水) 15:29:08
制約と言うより単に萌え系の方が客集めしやすいと判断したのでは
と思います
425 :
無名草子さん:2005/06/29(水) 16:38:07
>>422 黄水(きみず)ってのは、いわゆるローゲーとは一寸違うんだ。
胃液のこと。
色も黄色いじゃない。
腹膜炎をおそれて無理やり自分で吐くシーンがよく出るよな
感心するよ、いやまったく
南の島でへんな物質を手に入れた話を今読んでる。
なんで茶碗に入れて持ち歩いてるのか謎。
428 :
427:2005/07/16(土) 00:53:14
丹沢山中を襲撃中
429 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/07/18(月) 10:56:52
今日はスプーンの先を削った合鍵を使って車を調達しドライブするか…
大藪作品の主人公は
標的を探りに出掛けたときに食堂とかで「チャーシューメン二杯食べた」とか「五目ソバ三杯平らげた」とか同じモノを食べるのか…
いや大藪は食べさせるのか?
そんな注文してると足がつくと思うが…
431 :
427:2005/07/18(月) 15:56:42
風呂上がりに7upを2リットルほど流し込みたいのですがどこにも売ってません。
どこにいったら買えますか?
432 :
無名草子さん:2005/07/18(月) 17:07:35
>>407 野獣死すべしって普通に一月くらい公開してたと思うが。
その後、テレビ放映もしたし内容に問題はないんでは?
駄作だったが松田優作の演技は凄かったな。
牛乳半ガロン…単位が違う
松田優作の野獣死すべしは駄作っていうのが大藪ファンの一般的見解?
おれは好きな映画で傑作と思っていたのでショック!
あまり丁寧な作りじゃないし余計なシーンもあるけどね・・
なお、あの映画のヒロインは小林麻美です。おれはリア厨のころ、
この映画をテレビで見て「こっ、こんな綺麗な人が、いたのか、
この世に!」と思った。
高校一年のころ野獣死すべしを読んで、邦彦の高校時代のエピソード
「図書室で借り手のないマル・エン全集をむさぼり読む」を読んで、
マル・エンという名前の一人の人物がいるのだと思い込んでいたのは、
人に知られてはならない私の秘密。
437 :
無名草子さん:2005/07/18(月) 22:23:59
>>434 小林麻美
その頃TBSの「ザ・ベストテン」という歌番組で小林麻美が『雨のショパン』で「今週のスポットライト」に登場だったが…
その時は映画の撮影所からの中継だった。
それが「野獣死すべし」の銀行襲撃のシーンの撮影だった。
歌の最中ずっと松田と加賀はあの衣裳のままで後ろに立ってた。
空気、異様だったのを覚えている。
438 :
427:2005/07/18(月) 23:32:11
大藪小説読むたびに体を鍛えなきゃと思うんだけど、気が付いたらもう36歳。
下手にトレーニングなんかしただけで寝込んでしまいそうなほど体力が衰えてしまった。一日に歩く時間は10分未満。座りっぱなしで外にも出ずに一日中パソコンに向かってる仕事。もうだめぽ。
439 :
無名草子さん:2005/07/18(月) 23:52:09
↑情けない
サラミ食ってウォッカで流し込めよ!!
ウォッカの瓶は栓を開けずに手刀で飛ばせ
440 :
427:2005/07/19(火) 00:20:00
>>439 おまけに歳をとるごとにどんどん早漏になってきてます!
女を二時間ほどアヘアヘいわせるなんて絶対にむりぽ。
長時間眠る事だけは、なかなかいい線いってます。20時間くらい眠れます。
441 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/07/19(火) 00:28:09
復讐しろ!オヒャ!
いまだに読まれているとは意外。
443 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 00:45:37
>>442 お宅の便所に【大藪作品】置いてないの?
ボロニアソーセージ買ってきてひたすら食ってたな〜
サラミやソーセージなんかも三越とかのデパ地下で売ってる高けぇーのをわざわざ買ってきてシーバスと一緒に食ってた
味もわからないのになっ。
>>443…確かに糞の出が良くなるな
>>443 便所で読んでると、シーンによってはまずいことが起きませんか?
とくに女豹シリーズとか。
447 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/07/19(火) 18:31:35
男根を切り刻むしかないだろ!
オヒョヒョヒョー!
若い子も読んでるのか?
大藪好きな漏れは西村も好きだったりする
大藪と西村寿行のケンカは有名だね。
西村寿行といえば、80年代に、層化をモデルにして書いたとしかおもえない小説を出しましたね。
単行本で買いましたが、もうタイトルも忘れました。ちょっと期待外れの内容でしたが、その意気やヨシ、
ぐらいのことはおもったもんです。大変僭越ながら。
452 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 21:37:40
初めて大藪先生の顔写真を見たとき「大橋巨泉にそっくり!」
と思った。なんとなく、伊達邦彦ばりのイケメンwを想像していた
ので少々がっかりした。しかし、今ではあれはあれで(失礼!)
良いのだ、と思っております。
「黒彪の鎮魂歌」をちょっとだけ読もうと思ったら、
最後まで読みきってしまった。
仕事中のほんの息抜きのつもりだったのに…。
あぁ、もうこんな時間だよ。
しかも、仕事進んでねえ…orz
ま、楽しんだから良しとするか。
454 :
無名草子さん:2005/07/20(水) 17:02:48
「黒彪の鎮魂歌」おもしろいよね。3部作だし。
大藪作品は長いのが面白い。
「蘇る金狼」の他に長いのなにがあったっけ?
私は最初に「蘇る金狼」を読みました。それからむさぼるように大藪作品を
読みました。NO.1は「蘇る金狼」です。
>>454 オレも読んでるなぁ〜。
少しも飽きないね「蘇る金狼」は。。。
「汚(ケガ)れた英雄」…は、ちょっと長すぎかな。
一時は「ヘッドハンター」にはまったこともある。
え、「よごれたえいゆう」と読むのじゃないの?
ヘッド・ハンターまさに今はまり中。麻薬的な何かがある。
458 :
コロナ:2005/07/20(水) 21:44:54
最近は大藪の本から遠ざかってましたがこのスレ見て無性に読みたくなって来た。
蘇る金狼、良いですね。
長く熱い復讐(コロシ)なんかも好き。
ヘッドハンターってハンティングの話しでしたっけ?
どんな風に面白いのですか?本は持ってるけど未読なんです。
↑若い頃は退屈だった。年取ってくると面白い。
>>455です
>>456本来(当初)は「けがれたえいゆう」だったはずです
>>457『ヘッドハンティング』
読み終えてから、ちょうどアラスカへオーロラを見に行った時期でもあり何とも言えず臨場感ありました。
>>458コロナさん是非、一読を
いつもの大藪作品の対人間の暴力(後に出てきますが)ではなく
標的が野性の動物に変わります…
獲物を待ちながら何日も何日も自然の中に身を置く主人公にいつしか自分もそこに居るような
錯覚に自分は落ちました。
道具や衣服、ライフルにと大藪グッズも盛り沢山でした。
461 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/07/20(水) 23:42:46
ヘッドハンターに出てくる熊の油で揚げるサーモンのフライを食いたい。
リバーステーキもいいな。
オヒャ!
言える(笑)
本物の腸詰めも
アレ読んでるとマジで腹減る
463 :
427:2005/07/21(木) 00:57:04
>>462 喰えそうな気がしてくるけど、無理して大食いすると次の日胸焼けがひどくてもうだめぽ
464 :
無名草子さん:2005/07/21(木) 02:27:51
大藪作品の「時代」に憧れる。
車簡単に盗めたりするし、粋な感じがするね。
そこに粋を感じますかw
>>464主人公がよく狙うのが日産ブルーバードだ。
常習的にすぐ、かっぱらう。
467 :
無名草子さん:2005/07/22(金) 01:58:03
↑これお気に召さない?
わかりましたm(__)m
では「ベルトの革をしゃぶっても生きてやる」こんな主人公いましたよね
作品名が思い出せないですがヨロ
468 :
無名草子さん:2005/07/22(金) 04:06:29
朝倉哲也みたいになりたい。
とりあえずポロニアソーセージから始めるか。
コンビニへいってくる。
>467
「非情の掟」の島津浩ですね。手足や胸を拳銃で撃たれながら
山中に逃げ込み、銃の負い革、ズボンのベルト、さらに靴まで
食って体力の回復をはかり、やせ細って餓死寸前になりながら
撃ちとめた鹿を生で骨の髄まで食い尽くして生還する。ちなみに
この作品は、「ランボー」の原作の「一人だけの軍隊」より前に
書かれています。「ゴルゴ13」で、負傷したゴルゴが傷口に
薬草を詰めたりヘビなどを生で食うシーンが出てきますが、
あれは「ランボー」より大藪小説に影響を受けているのだと
考えています。
「処刑の掟」で、島津浩が自分を追跡してきた猟犬を殺して食料に
したり、「ヘッドハンター」で杉田淳が肺炎を克服するエピソードと
共に、私が最も好きなサヴァイヴァル・シーンです。
主人公の受けたダメージと、そこから回復する時の凄まじさで
言えば、「非情の標的」の浅岡晃一が腹を撃ち抜かれて森の奥の
沼地に逃げ込み、銃創に絞った藻を詰め、水を飲みに来た野生馬を
刺殺して心臓や肝臓を生で食い、3週間かけてすべて食い尽くすと
いうシーンに並びますね。
>「処刑の掟」で、島津浩が
速見誠ですた。_| ̄|○
471 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/07/22(金) 11:22:55
売女やズベ公と遊んで病気になり、山中に追われるしかないな。
抗生物質を忘れるな!
オヒャー!
473 :
無名草子さん:2005/07/22(金) 17:19:38
靴やらベルトやら馬やら、そんなもん食って壊さない
丈夫な内臓がうらやましい。靴なんてばい菌の宝庫だろうに。
「孤狼は挫けず」の宮内猛は少年時代にコキ使われていた
カツオブシ工場で、捨てられるカツオの内臓を食べ続けて
飢えをしのぎます。もちろん、生のまま。うえっぷ。
「旺盛な食欲でそれを平らげた」(笑)
476 :
無名草子さん:2005/07/22(金) 22:38:23
>>474 カツオの内臓って塩辛(酒盗)にすると美味いけどね。
生のままでもショウガのすり下ろしかドレッシングと一緒なら結構美味い。
>>460 ずっと「よごれた〜」と思っていたので、勉強になりました。
ありがとう
>>477、d
「ケダレタ」の方があのストリー、グッと来ません?
確か角川文庫位から「よごれた」に定着した模様ですね。
479 :
427:2005/07/23(土) 00:46:12
バッド(・∀・)ワイザー!
スエー(・∀・)ター!
ピック(・∀・)ルス!
全部(・∀・)イイ!
>>478 俺は「よごれたひでお」って読んじゃうw
482 :
無名草子さん:2005/07/23(土) 12:24:23
男の掟を「プロのおきて」と読ませるのが好き。
483 :
無名草子さん:2005/07/23(土) 21:35:08
ズズビズビズバ
ハイ! ハイ! ハイ! ハイ!
北方を15年間読んできた。
先日、なんとなく「野獣死すべし」を手にとってみた。
なんでかというと伊達邦彦全集の最終巻で北方が解説を書いていたから。
…面白い。いろんな意味で。だけど止まらない。
また夢中になれる作家に出会えてうれしい。
純粋に、うれしい。
↑うらやましす。
幻魔大戦書く前までの平井和正が大藪作品の影響を受けてるんだよなあ
487 :
無名草子さん:2005/07/24(日) 12:57:40
大薮春彦より先に死んじゃったけど、竹島将ってのがいた
大薮の後継者候補のなかでは期待してた
489 :
無名草子さん:2005/07/24(日) 14:55:47
大藪春彦が「その容貌を別にすれば伊達邦彦そのもの」と評されていたのを
読んで、おお、そうなのか、スゲー、まあルックスは仕様がない、目つぶろう
と思ったのだが、その後「その容貌と良き家庭人であることを除いては
伊達邦彦そのもの」と書いているのを読んで、それは流石に無理が有りすぎ
と思いましたな。むろんどうでも良いことですが。
>>488 竹島将は「ファントム〜」と「野獣舞踏会」は適当にしか読んでないけど
「破滅の日」「情報クーデター」「制覇する者」とかは好きだったな
B級作品の「魔宮戦場」をとおしで3回も読んだ人間は漏れくらいなもんだろう・・
491 :
無名草子さん:2005/07/24(日) 16:56:24
竹島将は片岡義男の後書きで見たことがあるな〜
バイクレースで死んだんだっけ?
ヘッド・ハンター
「十五羽のターミガン(雪雷鳥)
の胸肉をフライにしたもので夕食を終えた杉田は…」
どれだけ食べるんだ?
>>492,493
バイクレースの監督してたけど、死んだのは都内でバイクに乗って交通事故。
大藪さんに影響受けた作家って、結構居るのね・・・
トマス・ハリスの『ハンニバル』って大藪春彦みたいと思ったのは俺だけか。
>>498 、銃身が冷えきっている上に、火薬の燃えかたも遅くなり、弾速がさがる。
したがって、少し上目に狙いをとらねばならぬ」
500 :
無名草子さん:2005/07/25(月) 11:13:33
大藪春彦賞ってのもあるしな。
ハードボイルド系の作家で大藪作品読んでない奴はいないだろう
作品への影響は・・・よーわからんが
>>500 いや、オレもそう思いますよ。
でも、あれくらい強烈なニヒリズムは彼以降知りませんね。
それから作家だけでなく犯罪者達にも多大なる影響を与えてますね(笑)。
>>499 フォロー、ありがとうございます(冷や汗
「この寒さでは、1回に2キロは肉を食わないとスタミナが衰える」と
書いたはずなのに……。_| ̄|○
>>名無しの掟さん
焦りましたよww
お題が出たかと…必死で探しましたから
「ヘッドハンター」
確かヘッド・ハンターは先生が病気やワシントン条約等で実際にハンティングが出来なくなってから書かれたんですよね?
この小説こそが先生に取ってのユートピアなんですかね。
505 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/07/27(水) 00:34:51
どの本か忘れたが…主人公が追われて学生の部屋に逃げ込み、肉を買いに行かせて「君もどうだ?「」と進めるシーン。
なんかいい…
オヒャ!
突然だが、PPSH41という短機関銃の愛称が“バラライカ”だという事は
結構銃の本を読んでいる筈なのに大藪センセの本でしか読んだことがない(※注)
のですが、誰か他の本でそういっているのを読んだ事がありますか?
※例外が一つだけあって、それは小峯隆夫率いる3K-SWATの編集した「モデル
ガン大百科」という本。だけど小峯さんが大藪さんの読者なのはこの本の中にも書
かれているので意味がない。
ご無沙汰しておりました。名のない男です。
実は山に狩りに行ってまして。そこで小人に会ったんです。
何て名前かは忘れてしまいましたが、とにかく会ったんです。
そこで、小人に酒を呑まされまして、眠ってしまいまして。
で、ようやく目が覚めましてまたココに戻ってきました。
幸い、何十年も過ぎてはいませんでしたが(笑)
リップ・バーン・ウィンクル?
X・Y・Zを飲まされる前に帰ってきたんだな
>>508 えぇ、XYZは呑みませんでした。
もし、呑んでたら還って来れませんでしたから。
510 :
無名草子さん:2005/07/28(木) 02:39:52
竹島将は俺も好きだった!野獣舞踏会と野獣外伝の石田徹が好きだったな〜 商社マンあがりでめちゃくちゃ強いやつ あとは男たちの伝説とか
>>509ラムとコァントロー、それにレモンを少々…入れるんです。
512 :
無名草子さん:2005/07/28(木) 14:49:24
コンビニに「PALL MALL」があって、ポールモールと書いてあった。
「ペルメルと書け!」と言いたくなった。
513 :
無名草子さん:2005/07/28(木) 14:51:53
ttp://www5f.biglobe.ne.jp/~ssbohe/ranged_ppsh41.htm PPSh41は第二次大戦時の独ソ戦でロシア赤軍が使用した短機関銃である。
ドイツ軍のMP40サブマシンガンに対抗すべく開発された銃で、第二次大戦
の中期〜後期にかけてロシア赤軍にて大量に運用された。
上図はその初期型のもので、71連発のドラムマガジンを装着している。
その特徴的な姿から「バラライカ」「マンダリン」などと同じ形の楽器の
名前で呼ばれた。ロシア語読みでは「ペーペーシャ」だが前述の
ニックネームの方が一般的である。
>>512 一流のホテルマンは、たとえアメリカ人の田舎客が「ポールモールをくれと」言っても、
決して「ペルメルですね」などと言いなおさない
ってなんかで出てきたよね。
でもさ〜【汚れた英雄】の中で
確か「『クラブハウスサンドイッチ』とは蟹をボイルしたもを挟んだサンドイッチだ」ってなんか…恥ずかしかったよ。
>>515 そう云えば星島が好きだったね、
ソフトシェルクラブサンド。
518 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/07/30(土) 12:43:50
西村寿行の、学歴の無い犬に登場する拝郷と、大藪作品の主人公の対決が見たい。
バドワイザーが旨いのは
土曜日の夜引きずり込まれるように深い眠りに落ちた。
目が覚めるとこんな時間になっていた。少し頭が痛むが、やけどするような熱いシャワーと冷水を交互に浴びると頭がすっきりしてきた。
いまや、股間の凶器は天を尽くばかりだ。こいつをなだめるために来れから西川口あたりに言ってくる事する。
もちろん、財布には現金は入れない。カードは別の場所に隠してだ。
無理にツクシのようなものを刺激してはイカン!
もしやオチン○ンにホクロある?
葛の葉の下に落ちた処女の徴(シルシ)の中で蟻が溺れかかっている
>>425ワロスww
貴兄のモノがそうであっても
相手は「ジャングルは密生し、使い古したものは古くなったマグロの赤味のような色で食欲をそそらない」
では?
ふと思い出したけど「汚れた英雄」の中でも登場したレルモントフ『現代の英雄』て本 誰か読んだことあるのかな?
現物の存在すら確認事が一度もないけど。
>>526のおかげで、
なんか懐かしくなって「現代の英雄」と「バラントレー」を引っ張りだしてきた
中学生で「汚れた英雄」を読んでものすごい影響を受けて、
この二つの本も一生懸命探したさ
当時はネットで検索なんて無いから、図書館に行って検索してみるんだけど、
近所や学校の図書館には無いんだよ
受験生になった時に、大学の図書館に見学に行って
「現代の英雄」を発見した時は、本当に嬉しかった
大学生協のカバーが付いたままになってる「現代の英雄」は、
きっと大学生になって生協で見つけて買ったんだろうな
バラントレーはもっと大変だった
イギリス文学史とかの本に名前が載ってるので存在は確認したんだけど、
当時は翻訳されたものがすべて絶版だった
昭和20年代に角川文庫で出てたらしいとか、そんなの
神保町の古本屋街に探しに行ったけど、見つけられなかったし
で時は流れて、会社にあった岩波文庫解説目録を眺めていたんだよ
何となく索引で「は」を見たら、「バラントレーの若殿」が!
あの時はやっと時代が追いついてくれたと嬉しかった
どちらも期待して読んだ割りに、面白くなかったのもいい思い出
「汚れて英雄」の面白さを期待していた俺が悪いんだけどな
>>527-529 サンクス♪
読んでみたいと思ってたんですよ。昔は本屋に行く度に探してみたりしてたんですが発見出来ませんでした。やっぱり同じように考えてるひといるんですね。
今度探してみます。
大藪春彦作品は周期的に読みたくなる。
初めての出会いはTV放映された角川映画を観てはまった10代後半…
で「蘇る金狼」「野獣死すべし」のワンマンヒーロー物、特に
伊達邦彦シリーズを読んでいたものだが、
「汚れた英雄」の二輪マシーンのメカニズムに酔うと共にバイクに乗りまくった20代…
そして最近はエージェント物をじっくり考えながら読めるようにもなった30代中盤…
古本屋に立ち寄ったときに買い求めておいた「孤高の狙撃手」をつらつら読みながら
「荒野からの銃火」「男たちよ戦いの荒野に死ね」を買い求めていた昔の自分に
感謝している。ちなみにまだ「戦士の挽歌」「アスファルトの虎」は読んでいない。
これも昔の自分に感謝、かな
>>531 (・∀・)スエーター
(・∀・)ピックルス
バッド(・∀・)ワイザー
ほかになんかないかな?
>>532 その年代に読んじゃったりしたことがなにか人生にあれな影響を与えちゃってると思いませんか?
534 :
532:2005/08/06(土) 22:04:53
>>533 がいしゅつだがヴァイヴラム
リヴォルヴァー
ガヴァメント
野獣死すべしの不協和音を聞いてしまった身と成り果てては、
平凡かつ普通の幸せをあきらめるしかないと、ため息をついた夜もありました。
問題はその意識がいまだ薄れはすれど、消え去ってくれないことです。
平凡に生きることが似つかわしい器しかないと思い知っていてもです。
>>533帰省中実家で調べているが…
面白くなって違う箇所を読んじゃってる
まぁオーヴァー・ホールやオーヴァーヘッド・ヴァルヴ、、シヴォレー、ライヴァルの【ヴ】
【シャンペーン】とか【ローレックス】の無駄な【ー】
あとハーレーを【ハーレー・ディヴッスン】って言ってなかった?(笑)
伊達や西城、その他エージェントが駆るマシーンに使用されてる技術、
当たり前のことだけど、作品発表時には煌びやかな最先端のものだったんだよね。
今となっては旧式、または普及装備だったりするわけだけど。
スペッシャル
↑それ、わすれてた。
ジャギュワ
ジャグワー じゃなかったか?
航空機のジャギュアも、車のジャガーも、同じ【JAGUAR】 だよなあー
フィッリ(・∀・)ピソ
ってのもなんかで出てきてた気がする。けど、他の作家かも。
>>541 そうだったかもしれん。手元に本が無くてうる覚え。スマソ
544 :
名のない男 ◆bjgqCApaa. :2005/08/08(月) 00:29:23
>>537 そうそう、あったね。
チーフ・スペッシャルとかディティクチブ・スペッシャルとか。
鯨はいつも…「テキ」
547 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/08/08(月) 11:10:17
大盛りの飯もな
自動車評論家の徳大寺がメルツェデスとかジャグワァとか
変なカタカナ使いたがるのは、ひょっとしたら大藪ファンのせいかな?
>>547さすがヒッキーさん
トロロご飯どんぶりで
>>548片岡義男もよく使いますね「マーセディス」(笑)
マカーなんだけど、
「デスクの上にはマッキントッシュのパソコンが置かれてあった。
もちろん、インターネットに接続されているものだ」
なんてのが、出てくるのを読むとうれしくなるね。
「おい、アンチャン。マグロをもっと切れ」
大盛りご飯やキロ単位で肉を食う
ことができたらさぞかし痛快なんだろうなあーと思いながら
主人公の食事シーンを読んでます。体力消耗している時とか、
あこがれちゃうなあ
散髪しに行ってきた。
クルー・カットにして下さい
と、言ってみたかった…
>>548 そんなこと言ったら英国車(とくにジャグワーマニア)
ファンに怒られるぞ。
正確な発音は「ジャグワー」に近く、車マニアに
近い人ほど、こう呼びたがるのです。
ドカッティ
ドゥーカッティーじゃなかった?
ぶら下がり走法
テレヴィ
金子次長愛咽のゲルベゾルテ
キャリブーのリーヴァーステーキが食いたくなった
唐突に
優希瞳
俺も是非会いたかったなあ…
ルーガー
デミフォーンの
スウィッチ
>563
そう狼の追跡です。
大薮さんも彼女のビデオ見たんだろうか?大薮さんの好みだったのかな?なんて思ったよ。
ところであの作品初めて読んだ時、ずいぶん作風変わったなあと思ったのは俺だけかな?
伊達邦彦シリーズの「甦える」「死なず」もかなり印象が違うし。
俺は正直別人が書いたのではと感じたけど、どうなんだろ?
>565
すみません、デミフォーンって何でしたっけ?
どうしても思い出せません。
蘇る金狼
朝倉が盗聴に使ってた補聴器だよね。
571 :
567:2005/08/19(金) 01:17:50
>568-569
思い出しました。ありがとうございました。
首とかにチョップして、力加減で気絶時間を調整するって現実的には可能なんでしょうか?
多分無理でしょう。
仮にそれが出来る人がいたとして、その人は武道の達人で何度も実際に人間に対して試した上で力加減を知るしかない。
大藪の主人公達は時々超人的な能力を発揮するけど、そう言う処も魅力のひとつ。結果としては物質的なものや風景等の細かい描写のリアルさでバランスが取れてると思う。
>>572 レスどうもでした。
大藪小説は大好きなのですが銃の知識がないので、せっかくの細かい描写を楽しみきれていません。
ガンマニアになるつもりはないけど、大藪小説を楽しむ程度には銃の知識を付けられるようなサイトってないもんでしょうか?
サイトは解りませんが本ならありますよ。
文庫本サイズで写真入り、何種類かあるはずです。大藪春彦自身が出したものもあったはずです。
他に「GUN」と言う雑誌もありますが、最近のは多分比較的新しい銃器ばかりかもしれないし、大藪作品に出てくるような銃は紹介されてないかもしれないから、古本屋でバックナンバーをチェックしてみるのも良いかも。
>>576 サンクス子。この文章って面白いね。
一個の野獣でなくて人間のひととなりって奴が
が大藪にもあったんだねー
読み終えて気づいたのだが、
どうもオレは大藪春彦を人間だと思っていなかったらしい
そしてそういう読者は他にも沢山いるだろう
>577
うん、小説を読んだ限りではそう思ってしまうね。
でも以前、テレビの「知ってるつもり」という番組で
大藪氏のひととなりが紹介されて見方が変わった。
580 :
578:2005/08/24(水) 00:29:20
>579
例えば、お子さんが病気になったときに病院の対応が悪くて、
それに対して猛烈に抗議したというエピソードが紹介されていて
家族を大事にする人なんだなと思った。
581 :
576:2005/08/24(水) 02:09:28
大藪好きなひとって、喧嘩が強くて、体を鍛えててってタイプよりむしろ、
体弱いです。喧嘩とかこわくていやです、っていう心優しい平和主義者が多い希ガス。つか、漏れの場合はただのヘタレなわけだが。
>>580 非情な主人公でも家族だけは別だもんな。
>580
>582
むしろ家族の為に戦うよね。復讐物は殆ど家族の為。
>581
俺も同じ。今の世の中、下手に強がったりイキがったりしてもロクな事にならないし、穏やかに事を済ませたい。
と言うかこのスレ自体も平和だよね。
ほのぼの感さえある。
584 :
576:2005/08/24(水) 21:14:20
自分がヘタレな分だけ、悪に対しての恐怖と嫌悪を人一倍もっているんですよ。
悪者をやっつける。
単純な図式だけど、心だけは燃えるんだよな。
平穏、単調な毎日を送ってるとこういう刺激がないと。
>心だけは燃える
それよ〜く解る。
燃えるけど、小説と現実は違うってのもちゃんと認識してるんだよね。
ポカリ・スウェット
587 :
576:2005/08/26(金) 22:19:43
>>585 そして、肉体はヘタレなのに言う事だけは過激な漏れがいる。
漏れのことを殴りたいと思ってるヤシはイパーイいるんだろうな(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
肉体も必要だけどまず精神じゃないか
怒ることを忘れた人々には大藪作品は理解できないんだろうなあ
『アスファルトの虎』第一巻を読んでますが、「ルンルン気分〜」
「ルンルン娘〜」っていうのがあちこちにあるのが気にかかるんです
これから巻が進むに従ってなくなっていくんでしょうか?
作者含め主人公も健康とトレーニング中毒の筋肉信者で、数々の
歴戦に鍛えられ生み出され得た弱肉強食哲学が薄いようなんですが
気のせいでしょうか?
スポンサー探しにまつわるディティールは、
作者自身のレーシングチーム主宰の頃の経験のようで、面白いです…
この路線で進んでいく、銃が前面に出て来ない『虎』でもよかったのでは
ないかと思うくらいです
と思ったら、『汚れた英雄』がそれに近かったか
キャヴィア
592 :
576:2005/08/28(日) 17:22:54
サー(・∀・)ヴィス
スピード(・∀・)オーヴァー
マルティニ
594 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/08/28(日) 23:32:01
男根を切り刻みてぇ!
595 :
無名草子さん:2005/08/28(日) 23:37:39
>>594 実行したらいかんよ。やるにしても、(男性なら)自分のにとどめときなさい。
やたらと硬度のある特殊鋼のナイフでやるからオオヤブ的なのであって
これが100均のハサミ使用だったりすると目も当てられんな
597 :
無名草子さん:2005/08/29(月) 23:08:34
>>591 ガンもカーも必要ない。
「戦士の挽歌」は大部分、銃撃戦もカーチェイスもなく、
リーマン生活の描写だけだけど、すごく面白い。
大藪作品の中でもベスト3に入ると思う。
>>597 レーサーの話なんだから、カーはいるんじゃない?
599 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/08/29(月) 23:49:04
オヒョー!大藪の描く復讐描写のメインである男根刻みだが、腹をかっさばき内蔵を溢れださせるシーンや、男根をライターで焼くシーンも素晴らしい。
復讐いいよね。オヒャー!
600 :
無名草子さん:2005/08/30(火) 00:09:40
医者に診てもらいなさい。
601 :
無名草子さん:2005/08/30(火) 00:19:19
短編「女猫」は銃が一切登場しない。
そういう作品って他にもあるかな?
602 :
無名草子さん:2005/08/30(火) 07:35:20
20年ぶりに「軍団」と「輪殺」を買いなおして読んで見たのですが
津場がバイクに乗っていない!!!「軍団」はスカGで「輪殺」は
なんの仕様も書いていないブルーバードです。
あれ????津場ってCB1300かなんかに乗って登場しなかったっけ?
この狂気の連中が登場するのは上記二作だけだったと思うのですが...
掟様、よろしかったら教えてください。
603 :
576:2005/08/30(火) 19:49:28
>>599 そうそう、そのとき、キリストみたいに、手首の付け根を木に打ち付けて貼付けにしちゃうんではなかった?
それで、胸元から、恥骨まで一気にナイフで。自分の内蔵がこぼれるのを見ながら氏ぬんだよね。
でも、主人公も、肘から先を失って、露出した骨で這うとか・・・凄まじ過ぎ
>>603さん不謹慎だけど俺笑っちゃうんだよね…そうゆうシーンが
逆に凄すぎて
「蛙のように岩に叩きつけられて」とか「口から心臓が迫り出して」「足首を掴んでそのまま立ち上がると相手の頭がコンクリートぶつかり生卵を潰したような音が…」
残忍で残虐で残酷なシーンであればあるほど…
605 :
576:2005/09/01(木) 02:06:58
>>604 悪に対してものすごい嫌悪感を持ってるからだと思う。基本的に優しい人なんだと。悪は虫のように殺してもいいんです。
「ライターであぶって」気絶から目を覚まさせるのも好きだなw
とかいう漏れも、虫も殺せない。
でも、世の中優しいばかりじゃ、便利屋にされちゃうんで、クールな風を装ってると、冷たいとか言われちゃうんだな。<漏れ
>>593 一つ思い出した
ヴァカ(・∀・)ンス
縮んだ男根から小便を漏らしながら…
…舌を銃剣で切断した。
続いて男根も切断する。
声を出せないまま気絶した
…心臓を刺して抉る
たまに読むけど色褪せないねぇ…
中には痛快な作品ばかりではなく無残で悲惨な結末を迎える主人公もいるし…
戦後の東京をはじめ日本各地の風景の描かれ方にも興味をそそる。
スティンレス・サーモス
607 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/09/01(木) 20:37:00
確かにな。
新宿で二十円で寿司を腹一杯食えたり、宿が何百円だったり。
男根を切り取り、舌を切断し、キリストさながらに張り付け、内臓を…
たまらないね。復讐はやはりそこまでやらんと。
それにしても鯨のテキ食いてぇ…
>>607 ハムステーキだな
温泉マーク帰りのカップルを横目でみなから
609 :
576:2005/09/01(木) 23:24:08
食べ物の単位はキロ。飲み物の単位はリットル。漢だ。
30分を半時間、っていう言い方も好き。
>>610 バレルも良かったな
白ワインを半バレル
>>611 あったあったww
ワロタww腹痛え(>_<)
613 :
576:2005/09/02(金) 21:50:34
あとどんな単位があったかな。フィート、ヤード、オンス・・・
だめだ、半ガロンツボに入りますた。
すっかり、食が細くなったんで、漢らしい喰い方は全然出来ないです。
大藪小説の主人公並みに出来るのは長時間眠る事だけっす。
寝過ぎで、朝の5時だか夕方の5時だかわかんなくなります。そして寝過ぎのせいで頭痛くて、またそのまま寝てしまいます。
そういうときは、「やけどしそうな熱いシャワーと、冷たいシャワーを交互(ry」だよな。
>>613さん
セックスしても射精したらダメですよ
性交の後はトイレに入り長い放尿です。
とにかく射精しちゃダメ!です
これが大藪流のセックスです。
グレイン
616 :
576:2005/09/03(土) 18:52:08
えと、今、「よみがえる金狼」読んでますが、「ゴーグル」を「ゴッグル」って書いてあってワロタ
>>614 歳をとるごとに、どんどん早漏になってます。
厨房のときより、保たないです。
大藪対談集なんかでは、女性関係の話になると
女に魂を移さない、酒飲んでるからか遅漏、ってたいてい言ってるね
618 :
スーパーグレードヒッキー:2005/09/03(土) 22:45:31
どうも寝付けんからマーガリンをたっぷり塗った食パンをたいらげて、脂肪分を体に回らせてから寝るか。
今日は頭痛がするんで抗生物質も飲んだ。
これで朝食がリバーステーキか牛タン数ポンドなら言う事ないんだが…
>>519 強烈に冷やしてある時で、ぬるくなったバッドワイザーは
バッドワイザーではないんです。
亀レス。
620 :
576:2005/09/06(火) 00:00:28
バッドワイザーは6本(半ダース)まとめて冷蔵庫からだすこと。
ビールは水替わりに飲むこと。
何本飲んでも酔わないこと。
622 :
576:2005/09/06(火) 01:32:00
>>621 そして豪快に放尿。
最近ションベンの出が悪いですorz
俺は、今だに肉1キロにオレンジジュース1リッター位いけるな…もういい歳なんだけどなぁ…
よく、グァムやL.A.で拳銃も射ったし、50ヤードのマンターゲットで全弾外した事無いよ。ノーマルのガバはグリップセフティの形状の為か人差し指と親指の付け根が痛くなるのが欠点だった。
ライフルは30口径の方が風の影響が少ないからよいね。223口径は撃ちやすいのだけど、遠距離はかなり辛い。
>>622出した小便と大便はビニールの袋に入れてきつく縛って下さいね。
でないと…獲物に逃げられますよ。
獲物を倒した後は、周囲に小便を引っかけておきましょう。
>>625 そして、獲物の毛皮には
たっぷりと塩を揉み込んでおきましょう
薪を使う大型の【ストーヴ】を使う日が近い今日この頃
「テキサス製のウェスターン・スロー・ハットを目深ににかむり…略…
HバーCの明るいチェツクの柄のウェスターン・シャツとリーのジーパン、
それにラングラーのウェスターン・ショート・ジャケットの袖を切ってヴェストにしたものを着けていた。
靴はジッパー付きのウェスターン・ショート・ブーツだ」
とまぁ〜盛り沢山の【ウェスターン】連発に【ヴェスト】のオマケ付き
628 :
無名草子さん:2005/09/08(木) 17:11:44
エヴィフライ
630 :
576:2005/09/08(木) 23:26:37
影丸讓也の「ワル」という作品に「小説読むなら大藪春彦か柴田錬三郎だな」
みたいな台詞をチンピラが言う場面があったらしい。少年マガジンに連載されていた奴。
大藪は野獣で、柴錬は野良犬か
>>632言えてる…
文体の硬さが似ているのかな?
634 :
無名草子さん:2005/09/14(水) 01:36:02
この前、電車の中で野獣死すべしの不協和音を聞いたんだが、家に帰って
豪快に放尿したら聞こえなくなった。
>>634 深い銃創から来る高熱にあえぎながら失禁してたのか?
636 :
576:2005/09/14(水) 23:24:53
今日仕事でイヤなことがあったよ。
きっと、唇の周りが白っぽくなって、ほおにグリグリ(←理解出来ねー)が出来てたと思うよ。
637 :
無名草子さん:2005/09/15(木) 00:08:59
みんないいねぇ〜このスレ。
大藪の楽しみ方を分かっている。
暴力租界だって楽しく読めてこそ大藪ファンだぜ。
638 :
無名草子さん:2005/09/15(木) 00:49:20
この前の俺の豪快な放屁の音こそ、野獣死すべしの不協和音だと感じた。
639 :
無名草子さん:2005/09/15(木) 02:34:39
俺は最近唇を歪める事が多い
三味線を弾いた
昨夜は疲れていたので泥のような眠りに落ちました。
>>642目覚めてた後は熱いシャワーと
冷たいシャワーを交互にあびるといい
頭と身体がすっきりしたら、鼻をつまんで野菜ジュースを1リッター飲み、
1キロのベーコンをフライパンであぶり、その脂で卵5個と細切りにした
ジャガイモをフライにして食う。
644 :
無名草子さん:2005/09/15(木) 17:58:17
やっぱり大藪と言えば以下のフレーズ。
“射入孔は点だが、射出孔はバケツいっぱい”
大藪好きの友人とゲラゲラ笑いあった。この過剰な描写が好きだよ。
645 :
576:2005/09/15(木) 19:42:45
で、たまに出てくる「ほおのグリグリ」描写ですが、大藪先生の感性がぶっ飛びすぎてて漏れには理解出来ません。
>>643 もちろん、別の飲み物で舌を洗いながらですか?
>>644 拳が入りそうなくらい大きいんですよね。
>>645 “舌を洗う”という描写では、「トラブル・シューター」の北見がローガンの
スコッチで舌を洗いながら、分厚いシマアジの刺身を二十切れ平らげるシーンと、
「傭兵たちの挽歌」の片山がよく冷えたウォッカで舌を洗いながらカスピ海産の
キャビアを豪勢に口に運ぶシーンが好きです。
>>645 歯を食いしばった時に筋肉が張り詰めて固く隆起するところがあるだろう
唇が白くなるほど、というのもそうだが、思い切り口元を引き締めて、
何かに耐える時の状態をあらわしているのではないか
>>645 その後、後髪がバリバリと音を立てて逆立つんですよ!
「二見沢は脂汗にまみれながら歯ぎしりをした」
何気ない描写だけど情景を想像するとすごい。
大藪小説の最多フレーズの一つとして、
“弾倉上端の実包を薬室に送りこむ”
を挙げたいと思います。
>>652 後はマグナムライフルを撃った時の
“落雷のような衝撃”ですね。
654 :
無名草子さん:2005/09/17(土) 02:14:31
大藪春彦は小っちゃくて、不細工、非力とコンプレックスの固まりだったんだと思う。
憧れと妄想があのヒーローたちを生み出した。
なんか凄いね。
>>654 壮年、晩年期の写真はともかく、デビュー当時はスラリとした美男子であるとの
評価(?)がある。「大藪ヒーローを体現できるのは若き頃の作者自身しかいない」
、という作者像も長く信じられてきた。その前提があるから
>>576が生きてくるわけだ
《強烈な破壊力を秘めた銃器、
圧倒的に速い車――それらは力のシンボルであり、力への憧憬だ。
しかし、それだけのことではない。
素晴らしいメカニズム、精巧な機械は現代の宗教なのだ》
蘇る金狼 野望篇
オートヴルはイノシシの燻製の薄切りと、
メキシコ湾でとれた巨大なアワビの乾物
真鴨のスープ、バラを觜にくわえたキジのミラネーズ、
鹿のステーキ、熊の子の丸焼き、ウズラのパイ
大きなモーニング・カップに半分ほど注いだ濃いコーヒーに
四分の一のポンドのジャージー・バターを落としたものと
大鉢の野菜サラダ、それに半熟卵三個
「溶かしたバターを塗ったように膝の上まで光らせていた」
>>645同じく、主人公が怒ると
“唇のまわりが白っぽくなる”
660 :
576:2005/09/17(土) 22:49:07
>>646 酒にはめっぽう弱いんで、漏れが食事のときに舌を洗うのは麦茶です。
>>647 なるほど。そこまで歯を食いしばった事などない人生だったもんで理解出来ませんですたorz
>>652 〜を〜した。
もちろん〜だ。
って言い回しが好き。
>>654 確かに初めて写真を見た時は(´,_ゝ`)プッ
読み始めは、表紙?(包んである奴)がない黄ばんだ古本ばかりだったから写真を初めて見たのはかなり経ってからです。
>>657 バター入りコーヒーはいつかチャレンジしてみたいです。チャレンジしたヤシ、いますか?
661 :
無名草子さん:2005/09/18(日) 00:05:21
俺は小6のとき兄貴のワニブックスで読んだのが初めだった。
当然その暴力的内容と「大藪」という名前とライフルを構えている
太っちょのオッサンの写真がすっごく怖かったよ。
662 :
576:2005/09/18(日) 01:03:09
>>661 小6で大藪w
漏れは小5で親父の本棚の寿行コソーリ読んでますた。
活字の本は全部まじめな本だと思ってた少年時代。
>662
わかる!子供の頃って小説は難しいもんだと思ってた。真面目なインテリが小説を書いて、同じようなひとたちがそれを読むんだと思ってた。実際は真面目なインテリが書いた小説ほどつまらないと感じる今日この頃。
ところで、「男根」って表現を初めて使ったのは大藪なんだろうか?それ以前からあった表現なのかな?
独立した生き物のように収縮を繰り返すw
松の根っこ
小4で、「無法街の死」を愛読書にした俺って・・・
花弁の奥の花芯
ベリーダンサーのような腰使い
>>667アハハハハハww
あったなぁww「ベリーダンサー」
腹痛え・・・
大衆的なオデン屋で五合のと酒と三百円分のオデンを平らげ…
670 :
無名草子さん:2005/09/20(火) 19:00:04
>687
テレビかなんかで観たんでしょうね。
ベリーダンサー。そんで大藪先生、興奮して書いたと。
5キロの肉のかたまりを10個に切り分け、その内の3キロ分を焼いていたが
待ちきれずに残り2キロ分の生肉に塩をつけてむしゃぶりつく。とりあえず
蛋白質への飢餓感は薄れたが、肉が焼ける匂いにまた食欲が出てきてさらに
1キロをたいらげる。一緒に肉を食った人質の大学生は1個分(500グラム)も
食いきれず、残った1.5キロ分の肉は翌日の夕方に食う。
島津って、ほんとすげーよ! ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン!!
島津はその前のサバイバルシーンも凄い。
>672
たぶん、“その後”の方だと思うんですが、“その前”の方でも爆弾で
骨折や内臓のダメージ、さらに囚われの身になり、そこから脱出するも
拳銃や散弾で撃たれたりと散々な目に遭いますよね。
圧巻は、手足や右肺を拳銃弾で撃ち抜かれた後、山奥に逃げ込んで40度
以上の高熱に襲われ、その後は銃の負い革やベルトや靴を食い、まるで
ミイラのように痩せ細って餓死の恐怖に襲われる。そしてギリギリの
段階で撃ちとめた鹿の内臓や肉や骨髄を生で貪り食う。ほんとスゲーです。
674 :
無名草子さん:2005/09/22(木) 16:15:52
その小説の名前はなんですか↑
非情の掟だったかな?
>675
そうです。大藪小説の中でも、最も壮絶ななサバイバルを繰り返した
主人公だと思います。クライマックスの山中への逃亡では、銃創による
高熱で意識不明になり3日間水を飲めず、さらに2週間以上ほとんど
絶食状態になって70キロ以上あった体重が50キロ以下に。そしてついに
雄ジカを仕留めて……。
「三日間は、糞をしごき出しておいた腸を食って過ごした」
677 :
無名草子さん:2005/09/22(木) 21:55:53
ありがとうございます
非情の掟って、モーテルから始まるやつでしたよね?
今、血の来訪者を読み返しはじめたところなので
これを読み終わったら非情の掟を読む事にします。
歳のせいか、言われてみれば思い出すんですがw
狼は復讐を誓う
西城は“兎の耳”という薄汚いレストランに入った。腹ペコだ。
腹ペコ、って(笑)
>>677 「処刑の掟」で速見誠が、自分を追跡してきた猟犬を射殺して手早く解体し、
腐らないように川底の砂の中に埋めておいて、傷が癒えた後に丸焼きにして
食うシーンも好きです。犬肉を食い尽くした後に、罠で捕らえたウサギを
蒸し焼きにして、文字通り“丸かじり”するところとかも。
>>678 そのシーンに登場するパリのレストランや市場の様子は、「黒豹の鎮魂歌」でも
同様に描かれていますよね。脳味噌やレバーや腎臓などの料理は、おそらく
作者がヨーロッパに取材旅行をした時に実際に味わったものなのでしょう。
680 :
576:2005/09/23(金) 01:41:35
金額の描写で、ものすごい安くて藁ってしまったりするんだけど、東京もちょっと外れに逝くとウサギがいたりとか、すごく時代を感じますね。
>680
特にモノの値段や運賃が詳しく書かれている「蘇る金狼」なんて、タクシー
料金や朝倉の給料などの数字に驚かされますよね。
あの当時の物価水準で億単位の金を手に入れた朝倉というのは、ほんとうに
凄いヤツだと思います。
>>681 漏れは大体10倍の値段にして理解していたよ
683 :
576:2005/09/24(土) 15:19:31
>>680 >>681 地理的な現在との比較も面白いよね。
金狼でタクシー運転手の冬木の墓穴を生田の山の中に掘ってたけど、今ならもっと開けてるし、拳銃の試射で何度も来た、てなってるけど今なら絶対無理だ。
あと道の呼び名、放射四号とか出てくるけど今はこんな呼び名は無い。練馬の大泉の方に放射七号ってのが少し残ってるだけ。多分、今の目白通りが放射七号だったのかな。
放射四号は246だと思うが。
685 :
無名草子さん:2005/09/26(月) 20:32:40
大藪原作の漫画て「蘇える金狼」と「復讐の弾道」くらい?
復讐〜は 上巻のみなのかなぁ〜
686 :
無名草子さん:2005/09/27(火) 01:24:15
「蘇る金狼」ってのは良い題名だよね。
この作品名なんか元ネタみたいのはあるのかな?
この上巻が大藪の中で一番好きだ。
主人公たちが“平凡な一市民”を装いながら身体を鍛え、銃の腕を磨き、
着々と最初の犯行の準備を進めるシーンが好きです。「蘇る金狼」も
そうだし、デビュー作の「野獣死すべし」ももちろんそうでした。その点、
「戦士の挽歌」は物語の後半近くまで延々と準備期間のような作品ですが、
それがまた“団塊の世代”の主人公らしくて面白かったです。
688 :
ブル:2005/09/27(火) 18:53:47
>>686 元ネタがあるかどうかは解りませんが、「蘇える金狼」単体で考えると全く意味の無い題名ですね。
野崎六助氏が「血の来訪者」の再構築だと言うのを踏まえて考えると、来訪者での不本意な結末もあり、もう一度、同じテーマの野望に挑戦したかった。大藪は類似作品沢山書いてるけど、あれは書きながら「練り上げ」てたんだと思う。
来訪者を書き始めた時点ではその練りが不十分であんな結末になったから、もう一度あの野望を、と言う意味合いで「蘇える」ってなったんだと解釈してる。
作者にとっても伊達邦彦にとっても最挑戦と言う意味。
だからこそ、邦彦と朝倉はなんとなく同一人物的な魅力感じてるな。
689 :
ブル:2005/09/27(火) 19:04:13
>>687 「戦士の挽歌」良いですよね。
いつまでたっても格闘シーンが出てこない、だからこそ最後の怒りの噴出感が凄い。
ただ、専門知識の説明部分が多すぎて読み終わった後で二度と読めねえ、と思った(笑) 結局、一度も再読してない。
そろそろ再挑戦してみるかな。。。
>689
語学に堪能、体力抜群、精力絶倫、銃器を手に入れるルートも持っている。
そして、自分の家族に妻と、2度も大切なものを喪失している。さらに、
屈辱的な日々の連続で手に入れた財産の大部分も失ってしまう。
溜まった鬱憤の量が半端じゃない、その後の怒りも凄まじいですよね。
私は一時期、けっこう繰り返して読みました。まあ、「ヘッドハンター」
ほどではないですが。
大藪春彦を侮辱するしぃは死刑!
>690
「ニュー・アリラン酒幕」で腹一杯飲み食いしたい・・・
締めにマムシの肝と血を吸い、その後福生ピンク街へ。
>692
私の独断で選ぶ「ぶっ続けムチャ食いベスト3」は、「ヘッドハンター」で
「この寒さでは“1回に”肉を2キロは食わないと」とか言っていた杉田淳、
「諜報局破壊班員」でタバコ吸いまくり酒飲みまくりキャビアからカエル
まで食いまくりの伊達邦彦、そしてこの石川克也です。
692氏の書いた安富忠治を接待するシーンは、冒頭の“長い1日”のラスト
近くなのですが、朝は熟れた大きいトマト3個、卵4個と300グラムの
ベーコンを使ったベーコン・エッグ、茹でホウレン草の半ポンド缶、
バター約150グラムとメープルシロップをたっぷりかけたパンケーキを
少なくとも12枚。昼は白ワインと共にスモークド・サーモンとパンと
サラダとステーキ約700グラム。そして夜が“ニュー・アリラン酒幕”で
リガン酒やマッコルリを飲みながら様々なキムチ、塩辛、ナムル、ユッケ、
仔豚の丸焼きを半匹分、カルビクイ6本、水ギョウザ、ピンジャット、
マクワウリを平らげます。
さらに翌日は朝と昼に約700グラムずつの羊の背肉を茹でたもの、夜は
再びジン・トニックやワインやウォッカを胃に放り込みながらヤマドリの
丸焼きやシシ鍋と、前述の「諜報局破壊班員」の時の伊達邦彦と並ぶ
鯨飲馬食の毎日ですね。それにしても、160センチにも満たない体躯で
石川と同じ量の韓国料理を平らげた安富忠治も、たいしたものだと
思います。
694 :
スーパーグレードヒッキー ◆iGQELORqHQ :2005/09/29(木) 01:36:15
695 :
ブル:2005/10/01(土) 22:18:27
狼は復讐を誓う
久々に読み終わった。
なんか西条て面白いよね。小便ちびったりするし、ヒッピーのナンシーに優しかったり、やたら人間臭いところがある。大藪ヒーローの中では変わりダネだな。あきらかに伊達邦彦とは正反対のような気がする。
696 :
無名草子さん:2005/10/02(日) 09:58:09
>>695 友達になるなら西条って作者自身が言ってたよね。
ヒッピー的な自由人であろうとする、大藪春彦の理想のような人物で
あるような気がします。エレキギターを借りてビートルズやジョン・
レノンのナンバーを弾きまくったり、酒場の寂しい雰囲気にに耐えきれず
みんなに酒をおごって盛り上がったり、実に魅力的な人物です。
彼はきっと生還して、アフリカで100パウンドの象牙を手に入れたに
違いないと信じています。
無法街の死 14歳のときに初めてよんだ
ラスト高城の描写は逸脱
東名高速に死す 中学生の時読んだ
「うじ虫の一人や二人殺すことは大きな目的にとっては
取るに足らないことだ」と、潜入した組織の指令どおり
あっさりと殺人をする西条。
700 :
登美子:2005/10/06(木) 22:15:17
汚れた英雄を14の夏、読んだ。
今、38才。未だ、たまにペラペラページをめくり
読み直す。もう何度読んだことやら。
最近、アムステルダム空港での待ち時間「地獄からの生還」
をひとり読んでた。
怪鳥のような悲鳴・・・・見てみたいぞ怪鳥。
このフレーズと「シャンソンを唄った。ヘタであった」
言い切るフレーズにはげしく笑える。
いつ読んでも大藪本は、読んでいて表現しにくいけど、なにか
フィットするんだな。ほかの作家を読んでもあまりこの
感覚はないんだな。やはりガキの頃から読んでいるせいかな。
そんな感覚ない?アイゴー
701 :
無名草子さん:2005/10/08(土) 10:04:06
傭兵たちの挽歌
昔、徳間映画化ケテーイと見たけど流れた
理由はナンだったんだろ?んで主役は誰の予定だったのか?
好きな表紙
唇に微笑心に拳銃
野獣死すべし 初期イラスト版
野獣に関してはLARKのCMをしていたころの
ジェームズボンド俳優 ピアースブロスナンが伊達邦彦に近いかな、と
704 :
ブル:2005/10/09(日) 14:56:22
久々に戦士の挽歌を読み始めてる。
石川が最初に登場する時って、腹巻に縞のパンツだけってのに笑ってもた!
腹巻って(笑)らしくない。
その後の食事を作る場面では甚平にステテコでパンケーキを焼く、こういうとこが微妙に面白いんだよな。
>704
>石川が最初に登場する時って、腹巻に縞のパンツだけってのに笑ってもた!
確かに腹部を冷やさないというのは大切なことなんですが、昔の大藪小説の
主人公たちなら美学優先で全裸とかパンツだけとかだったはずです。ただ、
この“長い1日”の最後は例の“貫頭衣”で寝ていますが。
>甚平にステテコでパンケーキを焼く
しかも、この甚平とステテコは調理用の服装なんですよね。つまり彼は
この立川の家で調理をする時はたいてい甚平とステテコなわけですw
じゃあお二人には八オンスくらいかな。僕はヒレを二十四オンス。
バター替わりに脂身。これが大藪クォリティ。
>>705 石川は色んな面で異色の大藪ヒーローだよね。
少なくとも、途中までは目的を持ってないし、割引の差額を着服してるのはともかくとして、真っ当に仕事してる。常に怒りを抑えて影で
「ファック!」なんて言いながら、休日のアウトドアで欝憤を発散させてる。
大藪ヒーローの中でこれほど普通に生活してる主人公は他にいないよね?
>708
いちおう、デカイ犯罪をやってやろうという気持ちはあって、それなりに
準備もしているんだけど、それまで人を殺したこともないのでなかなか
踏ん切りがつかないんですよね。そんな自分に腹を立ててまた「ファック!」w
精神的に参った時に「ひどく会いたい」と思うような心の拠り所である
女性(裕美子)がいるのも珍しいですね。
家族を皆殺しにされたり、妻を事故でなくしたりしているので平穏な生活が
砂上の楼閣に過ぎないことを体験的に知っているのは他の主人公たちと同じ。
それでも、財産の大半を銀行倒産で失うまではひたすら忍耐の日々。
それにしても、最後の犯罪後に国外へ行ったけどあればそのまま姿をくらます
つもりなのか気になるところです。獲物の保管が終わったら何食わぬ顔で
日本に戻り、本当にやばくなるまではプロパーを続けて、そのうちに退職
して正式に国外へ出るつもりなのかも知れませんね。そうでないとパピーが
可哀想だし、先にアメリカへ行っている江崎とも顔を合わせることができなく
なります。
書き忘れていたけど、最後まで人を殺さずに金と女と名声を手に入れた、
北野晶夫という珍しい存在のキャラもいましたね。
711 :
ブル:2005/10/12(水) 21:21:24
おお!そうだ!
晶夫って殺人はしてなかったんだ。
考えてみると、大藪の作品は人物が書けてないとか、主人公がみんな同じだとか、色々言われてたけど、ちゃんと読むとそれぞれに個性がある。
朝倉なんか京子に対してちゃんと特別な感情を持ってたんだよね。京子を殺した後の描写は簡単でそっけない文章だけど切ない。
まだ戦士の挽歌は読み切ってないけど、やっぱり読み始めるとハマるんだよなぁ。
邦彦、朝倉、西条は別にして、石川は一番魅力的な主人公かもしれない。
>>711 京子を単なる道具として見ていたなら、殺した後でウォッカを痛飲して
泥酔する必要もなかったわけですからね。他にも、任務で罪のない人間を
殺した主人公が酒で神経をマヒさせる描写がある作品は複数あります。
個人的には、人を殺す時には無表情なのに倒した獲物と一緒にタイマーで
写真を撮る時には、にっこりと笑顔をつくる杉田淳がお気に入りです。
>>712 ヘッド・ハンター、何度読み返した事だろう。
風邪ひいた時、倍の量の薬を飲んだりしたなぁ。
個人的には邦彦を除けば最高のヒーローは
ケネス・片山・マクドーガルと思ってます。
片山のお陰でGIコルトが好きになりました。
>713
とりあえず風邪ひいた時は、自分を励ますためにあのシーンを読み返す
ようにしています。薬は飲みませんが。
>片山のお陰でGIコルトが好きになりました。
日本政府から依頼された片山が身辺を整理し、ハワイの貸し金庫で
チューンアップされたGIコルトを持ち出す。一度は沈黙したかに
見えた復讐の悪霊が、再び動き出すというワクワクするシーンですよね。
それにしても、爆弾テロで愛する妻子を失った片山が、復讐のために
今度は自分が爆弾テロを起こして罪もない人々まで殺傷するという
展開に、地獄に堕ちてでも恨みをはらすという彼の執念を感じました。
傭兵たち、も読んだのはかなり昔になってて、内容殆ど忘れてる。
覚えてるのはラストシーンのあの、
ちょっとだけ休ませてくれ、てところと、何処だったか覚えてないけど、侵入した先にラリった女が十人いて、彼女達を四つん這いで並ばせ順番に貫いていく場面、当時高校生だった俺には強烈過ぎた。
思えば十年以上も大藪読んでなかったし、忘れてしまってるから、また新しい気分で大藪を楽しめる。なんたる幸せ。
>715
>また新しい気分で大藪を楽しめる。なんたる幸せ。
本当に羨ましいです。でも、私の場合は元々集中力がないのですでに
何十回も読んでいる作品でもけっこう新しい発見があったりします。
あと、作者の勘違いによる矛盾(弾倉が二十連になったり三十連に
なったりとか)を見つけるのも楽しみだったり(悪趣味
傭兵たちの挽歌、ちょうど読み返しています。
ガバメント(大藪流に言うとGIコルト)を愛銃にする主人公は珍しいですよね。
大藪先生は9ミリや32口経がお気に入りだったからなぁ。
714さんも触れてるけど、爆弾テロで家族を失った主人公が、復習のために
自らも爆弾テロ行為を行うくだりには、子供だった頃の自分にはついて行けなかったぁ。
片山一家のような悲劇を、みずからがまた無数に作り出しちゃう訳じゃないですか。
エゴイストにも程がある、と主人公に肩入れできなくなった昔の私……
思えば、片山が爆弾テロにあった時、売り子の女の子を肉の盾にするところから
読者を突き放したところがあったなぁ、片山には。
片山を雇った国家機関、名乗れ!
「内閣情報室」とか、「I.S.I.E.(民間だっけ?)」とか・・・
片山が死ぬシーンは泣いた
720 :
無名草子さん:2005/10/15(土) 15:57:16
奴に手錠を読んでるけど、超おもしろい
銃撃戦も素晴らしくいいが主人公が豪快に物を食べる描写が好き。
口の中に唾が湧いてくる。ウマソー(゚д゚)
>721
グリズリーのレバーをあぶって塩だけで食べるとか、馬のレバーに塩と胡椒と
タバスコをなすりこんで生のままたいらげるとか、実際にやったら一口で
吐き出しそうな内容でも、まるで自分が主人公になったかのように食欲を
感じるんですよね。
銃創による悪寒と高熱に耐え、意識を取り戻した時には傷に薄皮がはって
いるといった描写などと共に、生命力を分けてもらっているような感じです。
723 :
ブル:2005/10/16(日) 20:35:58
多分、食べる事に関する描写は全て実体験なんだろうね。
仕留めた獲物の肉を生で食するなんて普通の人間、少なくとも日本人の想像の範疇を越えてる。体験したものでないと語れない生々しさがある。
とりあえず戦士の挽歌はまだ半分も読めてない。でも読み終わったら、次は傭兵か黒豹のどちらかに挑戦しようと思ってる。
当分読む本に困らないのが嬉しい。
test
>>723 >多分、食べる事に関する描写は全て実体験なんだろうね。
エッセイなどを読む限り、射殺した獲物の心臓や肝臓を焼いて食べると
いうのは実体験のようですね。特にエルクのレバーステーキは美味いと
書いていましたから。高見沢優や矢吹貴などが猟友たちと猪のモツ鍋を
食べるシーンなどは、完全に作者自身の思い出と重なっているようです。
血のしたたる内臓を生で食うシーンは、たぶん牛や豚の臓物料理などから
イメージをふくらませたのではないでしょうか。
大藪作品での、女の裏切りはタマラナイ
青春期に読むとショックだが
オヤジになって読むと勃起モノだ
勃起するだけマシだ
伊達邦彦
DK! だったか KD!はナシだろ。 一瞬で萎えたよ
朝倉哲也
最初から最後まで名字だけで一箇所だけ名前が出て
しかも自分で名乗ってる。
>>729 それはどこかの解説からの受け売りか?
角川文庫版では、数カ所にフルネームが出ているよ
>>731 それがあなた、昔は一ヶ所を除いて、姓だけしか書かれてなかったのよ。
金色カバーの頃の角川文庫さがしてみ。
733 :
731:2005/10/23(日) 13:44:45
>>732 これは失敬…文庫の解説かどこかでその行を読んで、古本屋を探した
クチだったものだから。
しかし大藪作品が並んでいる古本屋も少なくなった気がする。
やっぱ角川文庫版に惹かれてしまうな
735 :
ブル:2005/10/23(日) 20:25:50
金色の背表紙の角川版「死はわが友」持ってる。今、古本屋行ってもこの金色背表紙のやつ殆どないよな?まず見たこと無い。唇に微笑みを近所の古本屋で一度見掛けた。ましてや金狼なんて…
それにしても、今の金狼は修正(?)されてるって事か?
そんなのありなん?初めて知った。
>>735 伊達邦彦全集だっけ?伊達ばかりが出てくる全集では、いわゆる問題用語の
書き換えもされていた記憶があるよ。俺が覚えているのは「野獣死すべし 復讐篇」
邦彦が頭取の娘・佐和子を攫う場面
「そうでしょうかね…まあ、あっさり死ぬのなら楽でしょう(中略)障害者になって生きのびたら
なおつらい」
以前にも書いたと思いますが、近年の大藪春彦の文庫本は“差別用語”と
やらがかなり書きかえられていますよ。「マンハッタン核作戦」とか
「孤剣」とか……。
大藪に熱狂してしまった人種としては、一冊はぼろぼろになるまで読み込んでしまった
作品があると思うのですが、このスレの住人としてはどうですか?
俺は「野獣死すべし」と「処刑の掟」 野獣死すべしは紛失や背表紙割れなどで3冊目
「処刑の掟」は一冊目を読み込んでいるが中の頁が何箇所か外れてしまっている状態だ
>>735 金色の背表紙の「金狼」主人公のイラストはイメージが合わない
>>738 「処刑の掟」、「非情の掟」、「汚れた英雄」、「蘇る金狼」、「戦士の挽歌」
などは最初に買った文庫がボロボロになってしまいました。いちばん多く
読んでいる「ヘッドハンター」は2冊目もヨレヨレになりつつあり、他に
保存用の初版と予備の2冊を持っています。
741 :
ブル:2005/10/24(月) 18:36:38
野獣死すべし、問題の箇所確認、本当に変わってた!でも「不具(カタワ)」って表現はそんなにマズイ表現なんだろうか?
修正しなければマズイほど差別用語を平気で沢山つかってたんですね。考えてみると大藪の小説はつくづく常識からはみ出してたんだなあ、と思った。権力者を悪人にしたり主人公が犯罪者だったり、今でこそよくある設定だけど、当時としてはタブーみたいなもんだったろうしね。
それにしても、みんなボロボロになるまで読み込んでるなんて凄い…
松田優作表紙の金狼は流石に傷みが出て来たけどまだ全然大丈夫だ。光文社の邦彦全集なんて殆どまっさら。
それはそうと、角川版は今どこまででてるの?暴力租界は出てる?西条シリーズは当然全部出てるよね?角川文庫でまだ出てないのってあるのか?
>741
>光文社の邦彦全集なんて殆どまっさら。
実際、昔の作品を再度文庫化したものは“差別的表現”が変更されていたり
するのでほとんど手付かずの状態ですね。
血の来訪者はなんで角川から出なかったのか?
新潮版は地味。
744 :
無名草子さん:2005/10/25(火) 00:36:59
戦士の挽歌は絶版?
大藪の単行本が以前のように簡単に手に入ってくれればいいんだが、
言葉狩りのみに目を光らせる愚者共が跋扈する現状では、再販もままならないのだろうか
地方のブクオフなら簡単に手に入ると。
冒頭部分の「トルコ風呂」が全部「ソープランド」に書き換えられている
だけでなんだか別の作品のように感じられた。輪殺の掟?だっけ?
>745
再販されず、大藪春彦という存在が忘れられていくかもしれないと思うと寂しい。
数は少ないが、光文社ではテキストで販売してる。これならあらゆる
デバイスで読めるぞ。ちょっと前までは徳間でも「汚れた英雄」とか
「戦士の挽歌」「傭兵たちの挽歌」なんかがテキストで販売されてた
けど、今はなくなったみたいだ。
「野獣死すべし」とかはパブリで販売されてるけど、こっちはテキスト
じゃないんだよなぁ・・・残念。
751 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/10/26(水) 21:30:44
>>743 そう言えば「血の来訪者」の角川文庫版は無いね。
計画貫徹のため、邦彦が行なう恋人(?)の死体処理の非情な凄まじさ等
それなりに迫力に富む作だが、版権の関係だろうが、無理して取る必要も
無い程度の作かもしれぬ
と言うのが、新潮文庫解説にもあるとおり、警視庁の検閲まがいの介入等に
より、ペースを乱してしまった作者としては悔いが残る完全な出来とは言い難い作
なのである。
本作の復讐篇的意味で書かれたのが、設定に類似したところもある「蘇える金狼」
とのこと。
752 :
無名草子さん:2005/10/26(水) 22:00:06
伊達シリーズ角川で出てないのは血の〜くらいじゃない?(単独は不屈の野獣が最後?)
ドスコイドスコイ
血の来訪者は結構綿密に警察の捜査活動が描かれたり強烈なライバルの私立探偵が登場したりかなりの意欲作だったのでは
755 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/10/27(木) 21:50:39
>>754 意欲作だけに、官憲の介入、早期の連載終了は作者としても無念だったのではないかな。
やはり、後半の展開は拙速で、初期の大藪氏にしては薄味な感がある。
別に角川文庫にあってもよいが、無いなら無いでも良いという程度の作では?
不可欠というほどの作ではないように思う。
伊達作品として納得出来なかったゆえ、新作が生まれたのかもしれないな
以後はほとんどスーパーマン化したけど・・・
「マンハッタン核作戦」のラストも吃驚するくらい駆け足だったが、
永井豪が解説を書いているのが何ともはや(角川文庫版)
大藪を多く読んだのは、高校時代。作品の多くは中年男性が多くて
当時少年な自分は当然違和感を覚えた。ヒーローは、やはり20代が好ましいなんて、ね
でも自分がオヤジになると「やはりハードボイルドは中年からだな!」なんて勝手に思う
角川版「処刑の掟」「男の掟」のイラストに オヤジ顔なんとかならんか?なんて
反対に「青春は屍を越えて」はカコイイと思った
759 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/10/28(金) 21:51:21
真田殺害シーンの逡巡に見られるとおり、
伊達邦彦も「野獣死すべし」では、まだ青い感じを残している。
この点で、年齢的に少し上の設定だが、「蘇える金狼」の朝倉は目的貫徹関しては
精神的にもタフガイそのものだ。
この辺に大藪ヒーロー理想型が完成へと近づいて行くのがわかる。
>>758 角川文庫の表紙イラストって、なんかいかにもやっつけ仕事みたいなのも
少なくなかったような気がします。「孤剣」の初期の表紙は病的な感じで、
あとで変更になっていたなあ。「処刑の掟」も確かにオサーン顔でした。
「アスファルトの虎」の8巻と12巻なんて、同じモデルのまったく同じ
写真を使っているし……。
シュワもどきの表紙の作品もあるよね〜
それとか、それ違うだろ〜て主人公の適当なイラストとかw
このスレ読んでると大藪作品集めなおしたくなってきた
ヘッドハンターシリーズで10冊ぐらい出して欲しかったね
>>761 >シュワもどきの表紙の作品もあるよね〜
徳間文庫版の「東名高速に死す」とかですね。あと、同じく徳間文庫の
「長く熱い復讐」の下巻にレーシングカーが出てくるのは意味不明だとか、
光文社文庫の「香港破壊作戦」の表紙のオッサンは柘植久慶そっくりだとか
ツッコミ入れたらキリがないです。
>>762 植村直己みたいに犬ぞりで北極圏へ行って白熊やセイウチを追ったり、
高見沢優のようにモンゴル猟へ行き、パート2で手に入れた資金によって
政府の監視人を兼ねたガイドたちを買収し、ベースキャンプに残して
これまで通りの単独猟を行うといったストーリーを読んでみたかったです。
764 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/10/29(土) 19:29:18
角川文庫初期の金背の表紙(「復讐の弾道」「蘇える金狼」「死はわが友」「戦いの肖像」等)
のイラストは渋くて良いものが多かったように思う。
>>762 相当な通だね(w、
「ヘッドハンター」が大藪春彦らしい最後の作品だと思う。
これでエッセンスを出し尽くしたというか。
>>764 俺みたいに残酷描写とか犯罪小説に興味の無い人間にとってはヘッドハンター
万世なんだよね。自然描写+小物(キャンピンググッズだの銃器だの)への異常なこだわり
肉体描写(病気してる時の苦しみなど)+食事、排泄、内面描写ほぼ無いか、本能に近い描写のみ、
腹減った、怖いとか・・・。これがたまりませんな・・・。
俺はもはや小説では古井由吉の心理描写くらいしか読みたくない(うるさいから)ので大藪春彦のヘッドハンターは
ほんとに読んでてやすらぎまふ・・・。
>765
>ほんとに読んでてやすらぎまふ・・・。
「ヘッドハンター」って大藪ファンの間でも人気がないと思っていたので、
好きだという方がけっこうたくさんいて驚いています。
自分の肉体と厳選された本物の道具だけを頼りに大自然の中に入り、常人なら
たちまち遭難するような厳しい環境の中で獲物を追う。その姿には修行僧の
ような崇高さすら感じます。確かに内面の描写は少ないですが、肺炎で死に
かけた時に今まで殺したゲリラたちの顔が浮かんできたり、目覚めた時に
暗闇の中で、一瞬だけ地獄に堕ちたのかと思ったりするし、ポルノクラブでの
ハードな生活に疲れて一時的に不能のなったりもする。何より、死の淵から
生還したり狙った獲物を手に入れた時に、ひざまずいて運命の神に祈りを
捧げたりする杉田が好きです。
767 :
無名草子さん:2005/10/29(土) 23:50:51
>>751 > 計画貫徹のため、邦彦が行なう恋人(?)の死体処理の非情な凄まじさ等
書斎は相変わらず女の死体をナニするシーンにこだわってるねえw
「男たちよ戦いの荒野に死ね」の中に出てくる大藪は、非常に人間ぽくて
楽しいですね。
おいおまいら肉類ばっかに気を取られて
「見れくれは悪いが、噛むと果汁がサイダーのように飛ぶ青リンゴ」
を忘れてはいませんか!?w
この描写のお陰でどれだけ青リンゴ食べてきたことか・・・未だに見つかんないけどwww
ほんと大藪さんの食事に対する描写力って凄いと思う。見ると腹が減りまくる(;´Д`)
普段食ってるようなものでさえ旨そうに思えるし、
「コブ胃に残ってた半消化の草」
みたいなもんでも旨そうに思えるのが不思議だw
>>769 両方覚えてるぞw
そんなリンゴは妄想の中にのみ存在する。つーかどっかで喰ったのかね大薮さんは。
コブ胃に残っていた未消化の草、なんて喰ったら吐くよな普通ww
胃液の混じった草(人間にとっては雑草だよね)なんて想像すら困難なまずさだろう。
>>769 >「見れくれは悪いが、噛むと果汁がサイダーのように飛ぶ青リンゴ」
口の中ではじけ飛ぶ美味しさ キタ━━━━━━(・∀・)━━━━━━ !!!!!
「ヘッドハンター2」と「アスファルトの虎」の11巻で出てきますが、
共にニュージーランド猟の時です。「荒野からの銃火」の中に作者が
ニュージーランドへに行った時のことが書いてありますが、ローリーと
いうハンティング・ガイドがモデルになったシーンは大藪作品の中に
何度も登場するので、この猟の時に食べたのかも知れませんね。
同様に“噛みしめると肉汁がはじけ飛ぶステーキ”も食べてみたい。
>>770 >コブ胃に残っていた未消化の草
ビタミンを補うために、苦いのを我慢して1キロくらい食うんですよね。
海藻みたいに半消化された“ナーロック”なら、何とか食べられそうな
気がしています。
ナーロックって何?
775 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/10/30(日) 20:09:29
「ヘッドハンター」は、ガンとカーどころか、クライムやアクション(活劇)さえ
大藪作品の本質そのものではないということを証明した作。
(密猟者との戦いのエピも挿入されるが本筋ではない)
ただし、一般受けする娯楽性に乏しいため、さすがに大家になってからでないと
書けない作品だったと思う。
本当に大藪作品が好きか否かの試金石となるのはこの作でしょ。
>>772 >ナーロックって何?
「アスファルトの虎」の文庫版8巻で高見沢優がカナダで密猟をする
エピソードがありますが、そこでステーキに添えられたサラダとして
出てきます。キャリブーの胃の中で半消化された苔で、グリーンや赤の
海草のようなものらしいです。
「ヘッドハンター」で杉田淳が食べた「半消化のキャリブー苔」も、
このナーロックだと思われます。
777 :
ブル:2005/10/30(日) 21:04:27
話は戻るが、古い角川版の金狼では朝倉の名前は一箇所を除いて苗字だけ、と言われて、ふと思いだした。徳間書店から出ていたホットノベルシリーズの野望編だけ何故か持ってたのを思いだし、確認してみると、確かに冒頭の場面で既に苗字だけだった。びっくりだね。
で、ヘッドハンター、実はまだ読んだ事ありません。もう少しでやっと戦士の挽歌読み終わるから次に読もうかと思うが、傭兵たちの挽歌もまた読みたくなってきたし、迷ってしまう…
俺は「戦士の挽歌」を読みたい。まず入手からはじめないといけないのだが。
以前、古本屋で第二部だけ買ってきたことがあるのだが(何故!?)
表紙を開くと、全く別の作家のミステリー系(?)小説だった。誰だよ!表紙カバーだけ
すげ替えた奴は!
俺だ!スマン!!
>>779 大藪作品に出てくる下っ端構成員のような目に遭わされるぜ
ええっ。自分のチンポちょん切られて口に突っ込まれて爆破ですか!!!
カバー変えただけでぇぇぇぇ!!
782 :
ブル:2005/10/31(月) 08:16:20
>>778 Cランクの本をAランクとして売り付けられたんだ。差額をピンハネされたね。
とりあえず両手両足の腱を切断して富士の樹海に放置、生きたまま野犬に喰わせてやるんだ。
もう20年以上前になるか。
角川ノベルスの「ヘッド・ハンター」買って読んだけど、どこがオモロイのかわからんかった。
明らかに、大藪春彦的カタルシスに欠けると、その時は判断したように思う。
でも、ここやミステリー板の大藪スレで「ヘッド・ハンター」の評判いいんで、今日買ってきた。
もう一回、読んでみるわ。
しかし、「ヘッド・ハンター」最後の所で主人公が
オーストラリアで核爆発やらかしてる(これだけのウラニウムが爆発したら
大した見物だろうと言いつつ)。
いいのか?環境汚染。
>>782 >Cランクの本をAランクとして
「戦士の挽歌」がCランク!? Σ(゚д゚lll
>>784 オーストラリアは、かつてイギリスによる核実験が何度も行われ、汚染され
まくっているんです。核実験やウラン鉱山の採掘などによって特に被害を
受けているのが、作品にも出てきたアボリジニたちです。あの結末は、
そうした事実に対する皮肉が含まれているのかも知れません。
786 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/10/31(月) 22:53:04
「戦士の挽歌」は、是非読んで欲しい。
数ある大藪作品の中でリーマン・アクションとまで呼び得るのは、
「蘇える金狼」とこの作品だけでしょう。
朝倉に比較して、石川の雌伏期間は長く、それゆえ第三部後半の暴れっぷりには
カタルシスが大だ。
プロパーをはじめ製薬業界の実態を描いた経済小説として読んでも面白い。
>>785 782は、「戦士の挽歌」がAランク、「全く別の作家のミステリー系(?)小説」=Cランクと読んだ。
>>785 「戦士の挽歌」をAランクと言ってるんですよ。
Cランクは「全く別の作家のミステリー系(?)小説」
>>787 >>788 完全に誤読しますた……。_| ̄|○
責任取って「ガッツ・ワン」を10本一気飲みしてから、短距離スプリント並みの
スピードで30分ほど走ってきます。
ヘッドハンターは生きてるのが疲れた夜中に読むと安らぐ。
戦士の挽歌は売ってねーなー。
あんなに溢れてた大薮春彦が手に入んないんだもんな・・・。
売れっ子も死んじゃうとこんなもんなのかね。
若い頃は大薮春彦なんて読むのはどんな白痴だと思ってたが・・・。
35過ぎてからハマッた。ヘッドハンター、野獣死すべし、蘇る金狼、暴力租界
などかな面白いと思ったのは。後は角川の「暗い春」の入ってる短編集もいいね。
戦士の挽歌が読みたいよん。
792 :
無名草子さん:2005/11/01(火) 09:24:48
「ガッツ・ワン」飲みてー
確かにヘッドハンターは若い頃は良さが分からなかった。
おっさんになって読み返すと何か体にしみこんでくる。
アスファルトの虎 てどうなん?
俺的には肥えてからの大藪作品には魅力を感じないんだが・・・
だから読んでないんだ。
主人公がボディビルマニア
796 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/01(火) 21:04:23
実は、俺も「ヘッドハンター」初読時には、少しきついものがあった。
タイトルから派手な人間狩りのアクション小説とかを期待してしまったのだ。
(本作で言うところの「ヘッドハンター」の意味も知らなかったし)
ただし、大藪作品の中では渋目の分、読めば読むほど味が出て来る本という感がある。
俺は西城のハンターシリーズとかも好きだが、こういったアクション小説の類は
再読するにはある程度の時間を置かないと読む気が起こらないが、本作の場合は、
そういうこともない。
大藪作品初期〜中期 の匂いがタマラナイ
主人公が部屋、薄明かりの中で蠢く、鋭い眼光
映画で言うなら「蘇える金狼」での優作の部屋のシーンが強烈に残っている
>>797 うんうん、分る。
角川映画版「蘇える金狼」は、大藪テイストを上手く映像化した作品として褒めてやりたい。
同じ優作主演の「野獣〜」はもう、優作と丸山昇一だけの世界になってしまって、
激しく違和感があったよ。
>>798 優作には男の貫禄とふてぶてしさが無かったのが辛いな。
桜井役をやってた千葉が朝倉を演ってたら又違ってたかもな
>>798-799 角川映画は『蘇える金狼』『野獣死すべし』に続いて『汚れた英雄』も映画化していたな。
草刈正雄が北野晶夫を演じていたやつ。
膨大な原作をタイトに刈り込んで、北野が国内バイクレースで優勝し海外へと進出する所で終わる。
これが初監督作だった角川春樹は、プロデューサーとしては有能だったかも知れんが、
自分で映画を演出すると全くダメだったという無能ぶりを露呈した凡作だったわ。
なにを語りたいのかさっぱりわからん映画だった。サーキットの疾走シーンだけしか
印象に残らないのだが、結局はそれだけがやりたかったのだろう。
初めて読んだのが『戦士の挽歌』でした。
石川が医者の接待でトルコ嬢(まだソープじゃなかった!)と
やったあとに、自宅に帰ってシャワーで股間を洗う…ってとこ
に、なんでここまで書くの? と思った記憶がありますw
なんか、描写がとにかく過剰なヒトだと思ったもんです。
それが高校二年くらいの時で、やがて浪人中の電車通学の時に
読んだのが、『野獣死すべし』でした。
大学に入って入学式の翌日には射撃部に入部したのは、やはり
大藪春彦の影響としかいえない。10年以上やってみて、自分は
伊達邦彦にはなれないとよくわかったけどw
クルマ、モーターサイクル、船舶といろいろ免許を取ったけど、
どれも中途半端です。
802 :
矢吹貴:2005/11/02(水) 22:06:36
先日、ブックオフで『凶獣の罠』ってのを見つけて、まだ読んでないと
思ったので買ってきたんですけど・・・
この「高見沢優」って『アスファルトの虎』の高見沢??
・・・って事はまず『アスファルトの虎』を読まないと
意味がわからんってことになるんでしょうか??
『アスファルトの虎』を読んでないので、何とも言えませんが
高見沢ってレーサーなんですよね??
暗殺や破壊工作と言った事もやったりするんですか??
803 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/02(水) 22:18:53
ふと、思った
>>798-800は映画しか見ないで大藪作品を語っているのではないのかなと。
「蘇える金狼」は、前半は良いとしても、終盤の展開には原作を知る者には不満が残って
当然の部分があるからである。あれはサクセスストーリーゆえの魅力なんだよね。
千葉真一云々にもなんともねぇ…(w
>>802 俺もアスファルトの虎は読んでないけど「凶銃の罠」は読みました。虎の外伝として書かれたもので、あれだけでも普通に読めましたよ。ただ、内容はあんまり印象に残ってない。大藪にしては少し、うす味だったように記憶してる。
>>802 ビンゴ!
アスファルトの虎の外伝というかなんというか。
> 高見沢ってレーサーなんですよね??
> 暗殺や破壊工作と言った事もやったりするんですか??
高見沢は大藪キャラ全てを背負わせられている、ある意味可哀想なキャラクターです。
よって、レーサーでありハンターでありジゴロでありスナイパーであり用心棒であります。
>>803 禿胴。
終盤の展開は俺らの知ってる大藪ヒーローではない!
冷徹なヒーローなら「処刑遊戯」で優作が演じたキャラなんか大藪ぽいと思うが・・・
優作氏は原作があるとあえて崩したくなる性分なんだろうな
処刑〜の後 「野獣死すべし」はあーだからね
大藪作品をそのまんま映像化すると、とても味気ないものになるのは確か。
小説だから面白いんだと思う
優作は病人みたいな脆さがあって、大藪ヒーローの健康、健啖、健○○に
そぐわないと思っただけさ。それならまだしかめ面以外を売りにできる
千葉の方が面白みが出たかもしれないと考えたのよ。ソニー千葉が
出てきたのは役の対比ゆえよ。
ところで「蘇る金狼」はサクセスストーリーでないと面白くないのかしら?
小説の映画化作品として成功したかどうかわからないけど映像としては楽しめたよ
長身でスリムだったし、ニヒル。あのツナギはサニー千葉には似合わないだろうね
優作主演でなければ大藪ブームは無かったと断言できるほど恰好良かったと思う
811 :
矢吹貴:2005/11/03(木) 00:49:17
>>804-
>>805 レス有り難うございます。
『アス虎』はレースの合間に殺し等を請け負うと言ったストーリーなんですね。
前スレでも言ったとおり、私は『アスファルトの虎』と『汚れた英雄』が未読の
ままでございまして・・・
他にも読んでないものがあると思うので、ブックオフ等で探してみようと
思ってます。
>>811 俺は「アス虎」二巻以降がまだ手に入らない。「戦士の挽歌」も探さなくてはならない
蘇る金狼を再読してるけど、時報が223だったり、今住んでるあたりに運転手の冬木を埋めたりしてるって事に気づいた。
昔は読み飛ばしてたんだなー。
久しぶりに実家に積んだままのを読み返したくなった。
814 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/03(木) 17:10:32
>優作主演でなければ大藪ブームは無かったと断言できるほど恰好良かったと思う
これは持ち上げ過ぎでしょ。
横溝正史とは異なり、大藪春彦は角川での文庫化・映画化以前からの一時代を
画した流行作家だった。
先に大藪人気があって、それゆえの映画化だったのである。
松田優作は、大藪作品の主人公が持つ不敵なユーモアは良く表現出来ていたと思うのだが、
女に刺されて致命傷を負うという展開は、最早、原作「蘇える金狼」の世界ではないし、
大藪ワールドからは程遠いものとなっている。
「蘇える金狼」は、主人公のサクセスストーリーを前提に構想されたものであって、
「…狼のように白く鋭い歯をむきだした朝倉は、誰にともなく嘲けるように手を振った。
ピンク・ダイヤのリングが、一瞬血を吸ったようにきらめいた」
このラストの一文に痺れる作なのである。
ガンやカー、食の件に限らず、緻密な取材を欠かさないことで知られた大藪氏だが、
「戦士の晩歌」の樹海に関する記述(自殺者の死臭が漂い、野犬の集団が跋扈等)は、
伝聞によるイメージで書いているかなという感がある。
「樹海の歩き方」というルポを読むと、自殺体を見つけることは稀であり、
野犬の存在はほとんど確認出来なかったとのこと。
洞窟暮らしの人なっつこい野良犬が1匹いたそうな。
>これは持ち上げ過ぎでしょ。
かなり要素はあると思うけどね。
以前は小説家としての大藪ファンはいたろうが、まず全国区知名度ではない
あの膨大なテレビCMやフェアによる宣伝は凄まじかった
でも、それだけで売れたとは思えないな。売る為には印象づけるモデルが必要だからさ
そういう意味で、かなり大きな要因になったかって思うんだが、優作は。
大藪ファンに関係ない第三者を巻き込むというね。
伊達邦彦や朝倉哲也に思い入れのない優作が、映画をどう扱おうが自由だったんだろう
大藪氏の完璧なヒーローは嫌いだと公言してたし。というか彼は大藪作品殆ど読んでないと思うがね
>「…狼のように白く鋭い歯をむきだした朝倉は、誰にともなく嘲けるように手を振った。
>ピンク・ダイヤのリングが、一瞬血を吸ったようにきらめいた」
>このラストの一文に痺れる作なのである。
まあ、いつものことだが、これは某作家の書いた下りだろ?とりあえず自分の意見を言ってくれ
816 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/03(木) 18:26:45
>>815 嘘を書くのはやめて頂きたい。
大藪春彦は横溝正史のように角川が発掘した作家ではない。
デビュー時から70年代を通じて、第一線のエンタメ作家であり、読者であるか否かは
ともかくとして、一般的な知名度(いろんな意味で)も高い作家であった。
「蘇える金狼」は、この大藪人気ゆえの映画化であり、原作が大部なことをあって、
あらたな読者層の開拓に映画が貢献したか否かは疑問である。
>まあ、いつものことだが、これは某作家の書いた下りだろ?とりあえず自分の意見を
>言ってくれ
「蘇える金狼」がサクセスストーリーでなければ、あの印象的な結びの一文は
あり得ないという意味で引用をおこなった。
他人のレスをいい加減に読んで、意味不明な質問を書くのは差し控えたまえ。
>「蘇える金狼」は、この大藪人気ゆえの映画化であり、原作が大部なことをあって、
>あらたな読者層の開拓に映画が貢献したか否かは疑問である。
あくまでもCMやファア、俳優は関係ないと。
なら現在過去において氏の作品は継続的な人気があるはずだな。
では大藪作品の今はどうなのか?書斎氏個人に聞きたいな
>「…狼のように白く鋭い歯をむきだした朝倉は、誰にともなく嘲けるように手を振った。
>ピンク・ダイヤのリングが、一瞬血を吸ったようにきらめいた」
>このラストの一文に痺れる作なのである。
引用はかまわんが「蘇る金狼」がサクセスストーリーでなければならない、その理由を
是非教えてください。そこまで考察を進めて引用を行うのがスジというものでしょう?
不本意な幕の引き方をせざるを得なかった「血の来訪者」の遺恨返しとは言われるが、
朝倉哲也というキャラクターの完成度を鑑みるに、サクセスストーリーで終わらなければ
ならないとも考えにくいのでね。
書斎は恒例「逃げ」モードに入りました
>>819 そんなこというなよ。大藪ヒーローはそんな嘲りを口にしない物だぞ
角川映画の「金狼」が公開されたことによって開催された文庫のフェアや
タイアップ、電車の中吊りポスターなんかで大藪に手を伸ばした新規読者も
多かったんだよ。
そういう映画公開当時の事情を知らないバカが一匹紛れ込んでいるな。
学生時代当時、クラスで大藪文庫を読んでいたのは1割はいたよ。
金狼、野獣 汚れた の影響だろうね
823 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 21:04:30
書斎の言うことも一理ある。まあそんなに熱くなりなさんな。たかがネットの掲示板でしょ。
大藪春彦は「野獣死すべし」によるデビュー当時からマスコミにも注目され、
映画化もされるという“シンデレラ・ボーイ”でした。その後に様々な
浮き沈みはあるものの、常に第一線で活躍してきた作家です。そして
作品の出来はともかく、角川による映画化やフェアなどがさらに新しい
読者を獲得することにつながったのは、まず間違いないでしょう。
826 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 21:26:27
>>825 書斎の見解とおよそ一致するね。素直に読めばの話しだが。
反論できないからって自演すんな
卑怯者
またどこかのアホが一匹紛れ込んでますね
大藪作品は角川以前から映画化されてるのを知らん奴がいるようだな。
角川映画が新しい読者層を発掘したのも事実だが。
原作と程遠いと思われる「名のない男」
超低予算ながら、それなりに楽しめた
ただ、あんな陳腐なら作らなくてもいいんでないかな〜
阿部寛「凶銃ルガー〜」これは、いかがなものか?
「野獣死すべし」を参考にしたと言ってたが
別に伊達邦彦を演じる必要はなかったと思う
本人は至って満足してる作品のようだが・・・
阿部の薄い毛髪だけが印象に残った。
>>829 >大藪作品は角川以前から映画化されてる
そんなことは、このスレの住人には周知のことだよ。「俺は知っているぜ、ふふーん」」って言いたいの?
あくまで角川での『〜金狼』映画化のことがネタになっているっちゅうだけの事だから、
それ以前の映画化作品について誰も書いていないだけじゃん。
それに新しい読者層は「発掘」するのではなく「開拓」されるものだよ。
書籍板にいるのなら、それぐらい理解しなよ、物識りさん。
832 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 22:12:59
おまいら、何故書斎さんの話しを無視する?
無知蒙昧な大藪ヲタどもを啓蒙しようと御自ら出向かれたのだぞ!!!!!!!
臣下の礼をとるのが当然の礼儀だろう?????????????
833 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 22:13:48
そうだそうだ!!!!!!
ミステリ板住人さんの論考を無視する者は恐ろしいタタリに見舞われるぞ!!!!!!!
834 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/03(木) 22:15:25
>以前は小説家としての大藪ファンはいたろうが、まず全国区知名度ではない
こんな重大な事実誤認をしている者を相手にしても仕方ないという気もしている。
まあ、角川映画しか見ていないような奴なのだろうが。
結論から言えば、角川が映画とのメディアミックス戦略により、
忘れられた本格ミステリの大家である横溝正史ブームを起し、森村誠一の知名度を
飛躍的に高めたのは事実である。
だが、既に当時の第一線の作家であった、木彬光(横溝、森村の「ギルティ3人組」で
CMを打つも、木ブームは到来せず)、大藪春彦の場合は、この戦略は成功した
とは言い難いものがあった。
そもそも、大藪氏の場合は、「蘇える金狼」映画化前から、徳間ホットノベルス(新書)
も大量に刊行され、コーナーまで出来ている書店があったくらいであり、
決して角川頼りの作家ではない。
この点で、ほぼ角川頼りの横溝、森村の例とは異なるものがある。
角川で映画化された大藪作品に目を転じて見ても、「野獣死すべし」「汚れた英雄」は
大藪作品としては失敗作であり、実は「蘇える金狼」も松田優作の新作アクション映画
という受け取られ方が多数であった。
この事実を鑑みると、後に言われるほどには、角川映画が大藪作品の新規読者獲得に
さほど貢献したとは思えないのである。
横溝作品は角川映画のヒット、シリーズ化と本の売れ行きが相乗効果を成していたが、
大藪作品に関しては、そうはいかなかったようである。
俺は知ってるぜ、ふふーん
836 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 22:21:09
蘇る金狼はシリアス版「無責任男」だね。
成り上がって終了でいいんじゃない?
ところで俺は最近、後輩が病気で消えて30半ばにしてハードスケジュール
で当直バリバリしてる。蘇る勤労。
>>836 ナカーマ
俺も今日は休日出勤。道路がガラガラで走りやすい朝晩だった。
838 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/03(木) 22:38:45
「蘇える金狼」は、先に引用したラストの一文に向けて物語が進行してゆく悪の
サクセスストーリーを意図した物語と読める。
それこそ、大藪氏はあの締めの一文からこの物語を構築したのではないかと思わす
ほどである。
警官隊に包囲されて華麗なる自爆、悪霊となって…という締めだと、
(「復讐の弾道」はこれ)全く別な物語になってしまうであろう。
映画化作品で叩くべき点は、上記のような自爆パターンでもなく、
女と一緒に逃げようとしたが、誤解されて刺され致命傷を負うという
およそ大藪ワールドではあり得ないヘタレた改悪である。
残念だが、映画はこの一点を持ってして駄目出しだな。
「凶銃ルガー」の阿部寛は、凶銃に憑かれた逝っている感じが出ていて、
俺は案外と良かったと思う。
ただし、原作どおりオムニバス形式にして欲しかったこともあるが、
妹萌えという、これもまた大藪ワールドらしからぬ要素は頂けないものがあった。
最早、かなわぬ願望としては「ウインチェスターM70」を、なんでも有り感があった
70年代の東映で映画化して欲しかった。
大藪作品のテーストに一番マッチするのは、あの時期の東映だったと思う。
>残念だが、映画はこの一点を持ってして駄目出しだな。
当然だが、オマエさんの人生全般駄目出し、だと思うんだがな
映画は映画だし、小説は小説。
書斎魔神氏は映画や小説を自分の都合に応じて
ほめたりけなしたり絡めたりで論点がよく分からない。
もう少し系統立った主張をお願いします。俺はあまり頭良くないから。
「蘇る金狼」という物語から紐解かれる、朝倉哲也という凄い男を読み取るにあたって、
普通の小説ならいざ知らず、たかだかラストで示される程度の「成功」や「失敗」といった完結の具合が
作品の質を大きく変えるということもないと思う。
つーか作者もそんなことにはこだわる質じゃなさげだし。
大藪ヒーローはみんな凄いが、一番凄い奴は誰かなあ。やはり伊達?
伊達邦彦
血の来訪者以降は別物として考えたほうがいいかも
842 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/03(木) 23:29:36
>>840 大藪作品の読者なら、映画版「蘇える金狼」の朝倉の死に到る理由や「凶銃ルガー」の
妹萌え要素に違和感を感じない方がおかしいと思うが。
俺は原作から読み取った大藪ワールドとは異なる点を指摘しているのみ。
それより、
>「蘇る金狼」という物語から紐解かれる、朝倉哲也という凄い男を読み取るにあたって、
>普通の小説ならいざ知らず、たかだかラストで示される程度の「成功」や「失敗」とい>った完結の具合が 作品の質を大きく変えるということもないと思う。
>つーか作者もそんなことにはこだわる質じゃなさげだし。
なぜ、大藪作品だと別な解釈が可能なのか、作者がこだわらないと考える理由は何か、
この記述だとさっぱりわからないよ。
大藪作品一の凄い男(精神面も含めて)は単発ながら、登川だと思うぞ。
なんかレス番がやたらと飛んでいるが・・・
まだいるのか、あいつ。
>>842 馬鹿だなあ。それは「大藪だから」だよ
それがわからん初心者は帰れ。
>>842 小説は小説 映画は映画と断っておろうが>840
よく文章読めよ。
少なくとも金狼含め、小説のラストを映画で使うのは
なんだと思うがな。他小説映画化作品だって少なかれラストは変えてある
そのまんまじゃ客は観にいかないだろうしな。
大藪作品完全映像化しないながらも製作側はニュアンスは組みこんでると思うぞ
映像のところどころ、大藪臭がすると思わんか?
846 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 23:51:20
書斎マジン=大藪初心者 もしくは読んでない。
映画で描かれた朝倉哲也、伊達邦彦、それから北野晶夫。
彼らには彼らなりの世界があるのさ。それを無視して原作との遠近感やバランスだけで
評価しちゃ、つまらないってことだぁね。
読んでからこい!
>>847 同意。
つまらないことばっかり言うから書斎暇人なんて言われるんだよ
長文の人は東宝版「野獣死すべし」とか日活の一連の大藪映画は見てないみたいだな。
映画と原作の差を論じること自体、あまり意味がないと思うが、それにしても角川映画しか
見てないのが丸分かりでは、ちょっと恥ずかしいと思うがナ。
851 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 00:56:28
長文の人の専攻は「ロリエロゲーム」ですから
あと引用文のつなぎ合わせですかねぁ だから意味不明文になる。
作家の本、映画はまず未見でしょうね。
俺は難しいことよくわかんないけど・・・やっぱり映画のラストも朝倉にクールにタラップ踏んでもらいたかったな(´・ω・`)
853 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 03:27:54
大藪原作の映画では原作は駄作とまではいかないがOne of themに過ぎない
「野獣の青春(人狩りより)」が最高傑作になってしまうパラドックス。
854 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 03:46:47
中1の時、「汚れた英雄」を読んで鹿の臓物料理を食うシーンを真似て、モツ料理を母に作ってもらったが、一口でギブアップ。
同じく真水のシャワーをあびるシーンを真似て、冬に真水のシャワーをあびたが、文章通り“飛び上がるほど”冷たくてすぐにやめた。
所詮俺はまだ子ども、大人ってすごいなあと実感した。
映画の話はどうでもいいけど、[sage]でお願い。頼むから。
せっかくのんびり穏やかに進んでたのに、age 始めてから急にヤな雰囲気になってきた。
ちなみに俺は角川映画で初めて大藪を知った。あれが無ければ大藪を知るのはもっと遅かったと思う。
856 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 06:08:03
某作家の作品Aが映画化された時(1979年8月4日公開)のパンフレット裏の広告「文庫500万部突破記念 某作家フェア」
作品Bが映画化された時(1980年10月4日公開)のパンフレット裏の広告「某作家文庫1000万部突破記念 某作家フェア」
(公開日はallcinema ONLINEより検索)
まぁ、角川の言う事を額面通りに受け取れば、の話だが。
書斎が大藪について詳しいことはミステリ板をみればよくわかる。
とにかくここは丸く納めてくれ。
見え透いた自演がばれてないと思っているヤシがいるようだが、さっさとミステリ板へ帰れ。
ぐえ〜!
なんだよ書斎って荒らしだったんか。
なんか最初から変だとは思ってたけど…
別の大藪スレが廃墟となったから、ここに移ってきたわけ?
すげぇ迷惑!!!
おい皆さん!
「書斎魔神」でググッてください!
掲示板荒らしだ! こいつ!
書斎のいるスレには何故か名無しで書斎を弁護したり誉め讃えたりする
「支持者」がついてきます
>書斎が大藪について詳しいことはミステリ板をみればよくわかる。
いや、詳しくないことは、このスレを見ればよく分るんだけど?
864 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 09:27:31
コテハン叩きはやめて。ルール違反だからね。
大薮の話題で盛り上がろうよ。
「所詮暇人」などというコテはスルーでok。やつに板を廃墟に出来るチカラなぞ無い
スルーしてりゃあ、そのうち居なくなる、ちっとのガマンだよ
ヤツというよりヤツの支援者(自演)がメンドーなのよw
復讐の弾道が読みたい俺。
「コテハン叩きは止めろ」が支持者の合い言葉
867 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 10:09:18
なんか荒れてきたなあ。コテハンの話しじゃなく大薮のことを書き込みしようよ。
868 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 11:01:02
西城だったら庶民をを苛めぬく子鼠にはどのような罰を与えてくれるだろうか。
>>868 そのままスルーだろ。西城は君のように暇じゃない。
さっき検索したら、書斎魔神研究とかいうサイトがHitしたのが…
このスレに来ている長文野郎と同じ奴だとしたら
えらいこっちゃな。
ログは夕方読んでみるわ。過去ログ倉庫が大杉 ┐(´ー`)┌
871 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 12:25:45
コテハンの話しはスレ違い。もうやめとけ。
・従来通り書斎魔神のレスはスルーしよう。
・わざと間違った知識や、支離滅裂な論理で住人のツッコミを待つ手口にも我慢。
スルーしよう。
・名無しに化けて自分(書斎)自身へ、携帯からレスし、会話が成り立っているように装う手口に注意。
スルーしよう。
・その応用→自分自身を罵倒する事で騒動を巻き起こし、住人を参戦させスレを荒廃させる手口に注意。
スルーしよう。
そんなややこしいことを考えなくても、2ちゃんねるガイドラインを守ればすむことなんだが。もっとシンプルに考えようよ。
同意
書斎がガイドラインをまもればいいだけの話
書斎さんを叩くな!
彼は出版者を経営する日本有数の知識人なんだぞ!
876 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 13:51:11
711が来たらこのスレ盛り上がりそうだな。
877 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 16:08:13
突然どうも。
ここは大藪春彦先生の作品について語るとこですよね?
私は「凶銃ルーガーP08」がよろしいかと。
映画版も雰囲気は出ていた気がしますし、小説も主人公が変わるたびに野望あり復讐ありで良かったと思います。
878 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 19:39:42
こと大藪に関しては、書斎氏の読み込みは凄いと思うよ。
俺も大藪ファン歴30年だが、角川映画に付いては彼と同感。
記憶の彼方にあった、角川キャンペーン時の大藪ラジオ主演の内容も
彼の記述で甦ったことがある。
大藪に対する思い入れがこれだけ強い人はなかなかいないぞ。
>>878 冗談ではなくそのとおりなんだけどね‥。
文章の癖に惑わされることなく虚心坦懐に読めばわかると思うんだが。
「虚心坦懐に読めば」は自演のキーワード。
詰まらん奴につきあって、時間を浪費するほどむなしいことはないのだ。
大藪愛読者ならまず初めにして終わりまでやるべき事は熱く作品を読みこむことだろうか。
金曜日の夜だが、このスレの大藪愛読者は、週末に大藪作品を読むかい?
俺は「凶銃ワルサーP38」「みなごろしの歌」を読もうと思う。以前読もうとしたことはあるのだが、
その時にはなぜか感情移入できなかったんだ。
「孤高の狙撃手」も半ばで放り出してあるので、これから酒でも飲みながらめくるとしよう。
>>881 「血の挑戦」です。
酒で思い出したのですが、作中で主人公北見が焼酎を飲むときに「いい酒ばかり飲んでいるので、覿面だ」って文があります。
昔はそんなに焼酎はまずかったのかな。
大藪氏の作品には、よく石油臭い焼酎がでてきますね。
安いのが取り柄の、正体不明の焼酎だったということじゃないかな?
タフガイならいざ知らず、そこらのがうっかり飲んだら吐きだしてブッ倒れてしまいそうな
そんな安酒の代名詞として用いられていたのかもしれませんね。
884 :
881:2005/11/04(金) 21:55:40
>>882
カストリ焼酎の時代を大藪は想起せしめていたのかもしれないな。
じゃあ俺は第三ビールでも飲もう。安酒の範疇に入ると思うが、ちょっとパンチがたらないかな
>>854 俺はバイクでこけたりして擦り傷や打撲症をこさえたときに、西条や速見(処刑の掟)のように、
ひたすら肉を胃袋に詰め込んで休息し「肉にはもう薄皮が張っていた」くらいの回復を念じていた
886 :
882:2005/11/04(金) 22:03:21
>>883 かもしれません。飲んだ際に「耳の穴に冷たい金属を入れられたときのように、震えが足元にまで走った」
と表現されていて、何となく体験した気分になります。
しかし、作品の主人公は酒に強い。アルコール度数二桁の後半の酒をよく飲みます。
>>881 つまみは豚の臓物の串焼きですか?
887 :
881:2005/11/04(金) 22:10:26
>>886 笑うなよ。ハンバーグの出来損ないだ。牛と豚の合挽ミンチとタマネギをたっぷり使ってはいるが。。
ニラとニンニクはこれからだ(……ちょっと恥ずかしい気持ちを分かって頂戴)
>>881 「ヘッドハンター」は家にも職場にも置いてあるので、昼食の時や中途半端に
暇な時間ができた時などに良く読みます。だけど、やっぱり酒を飲みながら
読むのがいちばんです。
>>888 この果報者め!!手元に「ヘッドハンター」がないので、激烈な処刑方法を思いつかないが、
猟の途中で見つけた不正密猟組織のような目にあう…ようなことになったら貴方は一番興奮するだろう。
890 :
882:2005/11/04(金) 22:21:01
>>885 いいですね「食って寝る」
作中にニ・三日食わなくていいようにがっちり食べるときがありますね。
>>881 OKです。1.5ポンドでも24オンスでも食べてください。
肉食べたいねー。大藪氏は肉の食い過ぎで膵臓をいためたという話だけど
892 :
882:2005/11/04(金) 22:34:56
>>名無しの掟
「ヘッドハンター」ですか…
あれはアクションもありますが、やはり獲物との知恵比べや待っている間の杉田の行動を読むのが楽しいですね、無論色々な道具の説明も。
大藪氏の作品では、狩猟を題材とした作品は資料以外に本人の実体験も入っているので、いいですね。
読んでいて狩猟がしたくなったのですが、日本では規制が厳しい…
海外に行きたいなぁ
>>892 「アスファルトの虎」の最初の方も、作者の「チーム・マグナム」時代の体験が織り交ぜてあるようで
非常に興味をそそられる。
単なるコテハン叩き(大藪作品には無知)も混じっているようだが、
俺に言わせれば、大藪作品の重要部分を改変してしまっている映画を肯定する連中の方が、
全然わかっていないということだ。
「映画は映画って…」、本当に大藪ファンかと思ってしまうぞ。
大藪ファンであるなら、スクリーンに大藪ワールドがどの程度再現されているかを
重要視して当然である。
金狼も前述したような問題有りだし、
角川の「野獣死すべし」のようなテーマの映画はあっても良いが、
原作のビッグネームに頼らずにオリジナルでやれということだ。
これは日活の「野獣の青春」なんかも同様で、コメディタッチのアクションをやりたい
なら、大藪作品以外でどうぞと言いたい。
映画「蘇える金狼」に対する多くの大藪ファンのストレートな感想は、
やはり
>>852に集約されよう。
「角川映画とこれに関連したキャンペーンにより、大藪作品はあらたな読者を獲得した」
というのが、よく言われているところだが、この言に関しては、俺はかねてから
疑問を抱いている。
検証は無理としても、角川映画化前から大藪ファンは相当いたわけだが、
当初は単行本が多く、ファン層が比較的若いことを考慮すると、次々と大藪作品を
読んでゆきたい、新作を読みたいと思いながらも、価格面で手が出なかったという
時期が続いたわけである。(この辺の事情は、熱烈な大藪ファンである鏡明氏のエッセイ等にも詳しい。回し読み、貸本屋、古本屋等により当時のファンは大藪熱を諌めていたとの
ことだ)
時代が少し下り、リーマンにはともかく、学生には徳間のホットノベルス(新書)でも
続けて購入するにはきついものがあったのである。
角川の映画化とこれに伴うキャンペーンの一貫として、大藪作品は次々と文庫化されて
いったが、この時点で文庫販売数の伸びに貢献したのは、新しいファンではなく、
かねてからの大藪ファンだったのだと思う。
やっと楽に手が出るところに来た(射程距離に入った)ということだ。
むしろ、角川映画の大藪作品を見ていた連中の大部分は、本なんか読まないか、
買っても、せいぜい映画化された作品の単品のみだったのではないか。
(実際「映画で見たから、もういいやという」考えも有りだったわけである)
これでは、大藪文庫化作品の部数全体の大きな伸びは期待出来ないのである。
次に「蘇える金狼」の件だが、作家である以上、目的地(結末)を念頭に置きながら
書くのが通常であり、大藪春彦という作家をこの例外とする理由は無い。
すると、本作は、ラストの空港におけるサクセスストーリーの完結を目指して
書かれているものと理解することが可である。
実際、多少のご都合主義は見られるにしても、朝倉の計画はかなり練られたものであり、
もし、他の大藪作品にある自爆パターン(朝倉の死、ただし映画版のようなヘタレた形のものではない)を取ったすると、唐突さ、不自然さを感じさせるものがあったであろう。
結局、大藪氏が本作で書きたかったのは、「血の訪問者」で成し得なかった、
サクセスしたジュリアン・ソレルなのであろうかと思う。
映画の件についても一言、全部は見ていないが、俺が見た範囲では
大藪作品の映画化で成功した作は1本も無いと言い得る。
ある意味では記念すべき映画化作品第1作「野獣死すべし」(東宝版)
の伊達邦彦の老婆いじめ等の悪しきキャラ改変には萎え、なぜか傑作の声がある
「野獣の青春」にしても、前述したとおり、コメディタッチの演出に怒りさえ
感じたものだ。
素材として見た場合には、
意外に成功の可能性があったと思われるのは、「赤い手裏剣」だが、
市川雷蔵主演の大映作品は、たわいないさすらいのヒーローものに終始していた。
原作にある、動物殺し、少女との同衾、ジェノサイド等の要素を活かし、
なんでもあり感があった70年代東映B級時代劇の1本として映画化していれば、
かなり面白いものに仕上がったのではないかと思う。
そして、映画製作当時には想定できないことではあったが、角川作品をはじめとした
映画化作品が、DVD・ビデオやCS放送等により広く視聴されることにより、
「大藪春彦ってこんな程度」と受け取られる恐れがあることを、ひとりのファンとしては
一番恐れる。
>>894ー896
あんたは風邪引きだ。あったかくして、治してからいらっしゃい。
ここは病膏肓に至る大藪愛読者の住処だよ。
偉そうにモノ書くなら改行くらいちゃんとしてくんない?>書斎
書斎魔神氏へ
818、820、それから840、ついでに844、869は俺のレスだよ。
何か気に入らない事があるんだったら俺に向けておくれ。他の大藪愛好者に迷惑なのでね。
書斎必死杉
底が浅いから水増し長文で誤魔化すという典型的なパターンですな。
文章が下手糞で読みにくかったが、
>>850氏の指摘が悔しくて角川以外の映画の話を始めたことだけはわかった。
書斎はさぁ〜
エロゲー
やってりゃあ
いいんだよ
ロリのな!ロリの! ロリの!
905 :
882:2005/11/04(金) 23:35:56
>>書斎魔神
私が観たのは少ないですが、「蘇える金狼(松田優作、真木蔵人、香取真吾)」「野獣死すべし(松田優作)」「凶銃ルーガーP08(阿部寛)」です。
私も少々原作馬鹿な者ですから、確かにラストは私も「へ?」と言いたくなるやつがありました。
しかし、松田優作の伊達邦彦は鬼気迫るものがありましたし、阿部寛の土井は徐々に銃による狂気に目覚めていく様子が、伝わってきました。
映画化された作品を観た後に、小説に入ってまた別の、今度は非常な世界を味わう事ができると思います。
まとまりが無い文章ですみません。
906 :
882:2005/11/04(金) 23:50:47
>>書斎魔神
一つ気になったのですが、大藪春彦のファンでしたら。
間違っても「萌え」とか「萎え」なんて台詞は作品を語る上では出すべきでは無いかと。
大藪春彦の世界ではそんな軟派な方々は即刻、骨の一本折られます。
>>885 前の方でも書きましたが、風邪をひいてダウンした時には杉田淳が
抗生物質や胃腸保護薬などをすべて倍量飲んで肺炎を克服する場面を
思い浮かべながら、とりあえずビタミン剤と卵酒を飲んで布団の中で
頑張ることにしています。
精神的にキツイ時は、速見誠が犬肉を貪り食ったり、島津浩が鹿を生で
たいらげるシーンを読んで自分に活を入れたりします。
>>889 地下室にもぐるんだけど、結局は焼け死んじゃうんですよね。あんな
死に方するくらいなら、最初の段階で手榴弾の餌食になった方がマシ。
マキ、カトリの「蘇える」やキムラの「野獣」なんかは大藪作品というより
ユウサクを引き合いに出しての作品だから大藪とはあまり関係ないと思ったほうがいいよね
個人的にだけど、タケノウチユタカなんて良いと思う。
ただ、どの作品が合うかはチト分からないけど。
>
>>850氏の指摘が悔しくて角川以外の映画の話を始めたことだけはわかった。
そもそも、俺が当初から話題に出している「凶銃ルガー08」は角川映画では
ないんだが。
何もわかっていない奴がこのスレにいるようだな(w
>>905 >松田優作の伊達邦彦は鬼気迫るものがありましたし、
確かに、原作の伊達邦彦のキャラにも、映画版のような狂的な憑かれたような部分がある。
ただし、キャラの一面を捉えて拡大解釈し,ああいった奇怪な映画を撮り、
原作をないがしろにする(テーマの共通性も認められないため)のは、承服しかねるものがある。
>阿部寛の土井は徐々に銃による狂気に目覚めていく様子が、伝わってきました。
同意だが、オムニバス形式を排したことと、なにより妹萌えという、大藪作品には
あり得ないテーマ導入は批判に値する。
>映画化された作品を観た後に、小説に入ってまた別の、今度は非常な世界を味わう事が
>できると思います。
映画化作品に対して優しい見方だと思うが、俺としては、映画だけ見て、
「大藪作品はこんなもの」と思われるのを恐れるわけである。
>>906 「萌え」「萎え」の形容は、全て映画化作品に対して用いたものである。
君は、仲代=伊達の老婆いじめは未見のようだが、ルーガーの内容を指して
なんと表現するか?
骨の1本を折られるべきなのは、映画製作関係者であろう。
>>907 あの場面では出番の無かった、「左腰に吊られた刺殺用のガーバー・マークUナイフ」が貴君の喉頚めがけて
閃くかもしれない。
ガンと、そしてナイフも大藪作品の欠くべからざる要素ですね。ガーバーにも憧れましたが、
「ウエポン・ハンター」シリーズに出てきたアル・マーのSEREフォールディングアタックサヴァイバルナイフは
ネオプレーンゴムのグリップの物を手に入れたものです。必要もないのにこっそりと持ち歩いて、無くしてしまった
事に悔いが残る。
912 :
882:2005/11/05(土) 00:36:18
映画、原作の問題でなく。「萌え」は通常の意味から外れている。
アニメならまだしも、できれば「妹に対する肉親以上の愛情」とでも言って欲しい。
ルーガーP08の内容、小説の場合ルーガーは主人公によって目的は違えど、「自分の欲望を具現化するためもの」であった。
映画の場合も同じくルーガーを持つことにより「日頃の不満を晴らす、銃を撃つ事、標的を追い詰めること」っていう欲望にとらわれ始めた土井が表現されていたと思う。
914 :
882:2005/11/05(土) 00:43:57
すみません、みなさん。何時の間にか本来の趣旨から外れてました。
私はガーバーはフォールディングハンターの方が好きですね。
915 :
無名草子さん:2005/11/05(土) 01:08:03
大薮春彦の狩猟ものは開高健のオーパ読むのと同じように読むなぁ〜。
力を抜いてのんびり読むのがヨロシ。
大傑作だとかなんとか、力んで読むといいとこ逃げちゃう。
実際両者とも大傑作では無いと思うしね。
のんびりでしたら「ザ・ビッグゲーム」がいいかなと。
作者本人の海外狩猟体験記ですからね。
>>907 結婚前の妻から、FS-1を買ってもらったことがあります。あと、アル・マーの
バックルナイフも持っています。でも、普段よく使うのは“ティンカー”という
アーミーナイフだったりします。
>>914 今はカッターナイフを持っていても逮捕される時代ですから、本来は
外で使うべきナイフを登山やハイキング以外は家にしまい込んでいなくては
いけないんですよね。(;´Д`)
>>918 大藪的ナイフ・チョイスは「ランボーナイフ」に代表されるような、一時のデカブツ無用の長物ナイフブーム
とは一線を画しますね。
>>名無しの掟
そうなんですよ、嫌な時代です。
しかしFS−1ですか、いいなぁ。チョイスが渋いですね。
>>919 大藪氏のナイフは素材から拘ってますし、ガーバーMkU等は別として
狩猟で獲物を解体することを前提としているので、大きいと使いにくい場合があるのでしょう。
しかし、今となっては当時の製品のガーバーはオールドガーバーの名前で高い。
あと、飛び出しナイフは日本で禁止になりましたし。
FS−1によく似たフォールディングナイフは、刃をつまんで振って、
片手でブレードを開けてよく遊んだ物です。がたがたになっちゃっいましたが(!)
今手元にあるのはアイトールのジャングルキングUくらいしかない。
小回りの利くヴィクトリノックスを又手元に置きたいな。
>>921 ヴィクトリノックスもいいですね、改造してピッキングツール付けますか?
>>922 「処刑の掟」の速見ですか?(うろ覚えでスマソ)西城だったかもしれないなー。
>>923 確か西城だった気が…
いかん、読んだはずなのに手元に本がないと思い出せない。
ハイウェイハンターシリーズでなく、エアウェイハンターシリーズになってからでてきたような。
>>912 大藪スレには不適、かつ、瑣末な問題だとは思うが、
>「妹に対する肉親以上の愛情」
この特殊な感情を指して、2ちゃんねる的には「妹萌え!」というのではないか?
どう表現するにせよ、本来の大藪ワールドには存在し得ないものである。
>映画の場合も同じくルーガーを持つことにより「日頃の不満を晴らす、銃を撃つ事、標>的を追い詰めること」っていう欲望にとらわれ始めた土井が表現されていたと思う。
この辺は同意するのだが、原作の面白さは、ルーガーが時代劇の魔剣さながらに転々と
持主を替え、彼らの運命を左右してゆく因縁話的展開にもある。
この基本構成を捨ててしまったのは惜しまれるところだ。
>>923 速見もそうでした。
彼はヴィクトリノックスのスウィスアーミーナイフを改造してました。
「野獣死すべし」の評(好意的なもの)は、今読むと、違和感を感じてしまうものが多い。
例えば、大藪氏を大抜擢した早稲田の先輩にあたる大乱歩の「スピレイン風の痛快作」
という評、あるいは、「一気に読了」「ストレス解消になった」等の読者の感想である。
その後のアクション小説の類(西城のハンター・シリーズ等)には、そのまま該当する
かもしれないが、俺は初読時から、およそ「野獣死すべし」という作品を読んで、
痛快、ストレス解消等を感じたことは無い。
冒頭から子持ちの警察官を射殺し、暴力と殺人を繰り返したうえ、
最後は完全犯罪のためには友人と言ってもよい相棒も殺害し東京湾へ葬る。
大藪作品中でも暗く重い展開、人それぞれとはいえ、この作品に痛快感という評は
もっともふさわしくないように思うのである。
>>921 ヴィクトリノックス、通勤鞄に一つ入れてます。
出張先なんかでも重宝するんですけど、今じゃ機内持ち込み制限品なんですよね。
昔は空港内の免税店でも売ってたのになぁ。
ハイジャック企むならヴィクトリノックスじゃやらないってw
やはり偽装した銃とか爆弾ですかね。
靴のかかとに仕込んだデリンジャーとか。
大藪ヒーローは偽装武器みたいに、
事ある時以外には野獣の素顔を隠し、
一般人に紛れて生きているんだろうな。
距離を置けば頼れる友人には…なってくれないかな。
西城は淋しがりな所があるから、ちょっとならつきあってくれるかもしれない
931 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/05(土) 17:49:53
伊達邦彦だけは友達にしたくない。
基本的に美意識に富んだエゴイストで一番つきあいづらいタイプだと思う。
登川は仲間にすれば最強、一緒に深夜の歌舞伎町の裏通りを高歌放吟しながら
歩いてもOKだ。
>>929 >靴のかかとに仕込んだデリンジャーとか。
それが最近は、金属探知機がピンポン鳴っちゃうと、その場で
靴脱がされて調べられちゃうのですよ・・・
いい年した大人が靴下裸足で身体検査されている間の情けなさ orz
どうせなら機内清掃員の弱みを握って、機内のトイレに
分解したカラシニコフ小銃とプラスチック爆弾を隠して置かせるとか・・・
なんか、凄い大藪ワールドに入って生活してる人いるんだんねぇ
「血の来訪者」までの伊達なら、その酷薄な一面とは
違った部分でつきあってくれそうな気がするよ。
「野獣死すべし」では、人の目を欺くための変装だけど
「和服の着流しに眼鏡をかけ、セパードをつれて散歩」してたが
当時はそういう姿がちぐはぐに見られたりしなかったんだろうか?
作者が伊達に、日常的な部分を描かれる事を許さなかっただけで、
実際は体をあたためるために天プラウドンをつくって食ったり、
フルーツの大きな缶詰を「久しく食ってないのでうまい」とか言って一気食いしたり
そんなこともしてる(と信じたい)
935 :
無名草子さん:2005/11/05(土) 20:34:49
>>927 痛快ってなんとなく軽い語感だけど
「痛い快感」と思えば当たってなくもないんじゃ?
>>928 私もヴィクトリノックスの“ティンカー”を持って飛行機に乗る時は
苦労しています。それでも色々と便利なので旅行の時などは特に
手放せないんですよ。
>>932さんも書かれているように、靴にモノを
隠すというのは常套手段なのでピンポンとなったら靴を脱いで手荷物と
同じベルトに載せられて調べられたりするんですよね。
>>934 伊達邦彦は西城秀夫とは違いダンディですからね。サッポロラーメンを
食べるシーンはありましたが。
937 :
書斎魔神 ◆qGkOQLdVas :2005/11/05(土) 20:48:39
伊達邦彦と知り合いになっても、結局、最後は「暗い顔を知られた以上は…」という
結果になりそうだ。その点、一応国家公務員の西城は安心してお友達になれそうではある。
>>936 トウモロコシの焼けるにおいを嗅いで、
屋台で一杯やりたいのをこらえてたりしましたね。
西城は秘密捜査官だから、国家公務員とは知られないようにするんじゃないか?
うっかり正体の一端でも知ってしまうと、当局に別件逮捕、身柄を拘束されてしまいそうだ
>>576です。
このスレは好きだからコテつけますた。
ここ、何日かのこのスレの伸びはすごいですね。
ところで、大藪ヒーローが今の時代もいたら・・・
きっと、ものすごいパソコンとかインターネッツのスキルを持ってて・・・なんて、わくわくしませんか。
それでもやぱりググルは使うんだろうな
>>940 誰かがMacを使っていたという記憶がありますよ。
大藪的ディティールの解説が織り込まれた、そんなPCスキル本があったら面白いですね。
「軽合金のフレームと合板を組み立てられてできているコンピューター用デスクに向かった。
普遍的な家庭用のコンピュータの形をしているが、内部は金に糸目をつけずに電子部品のメッカ・秋葉原で
集めた最新の部品を自らの手で君立て、詰め込んである。
完全に自分向けにフルチューニングされている。
最先端の人体工学に基づき腰部の疲れを軽減する形状になっている椅子に深く腰を下ろし、
ネットに24時間接続されている状態のパーソナル・コンピューターのマウスのボタンを軽く弾いた。
素早く休止状態から目覚めたコンピュータは、親しんだ情報様式(ユーザー・インターフェース)
を翻しながらプログラムを素早く立ち上げはじめる。
そして"主人公の名字”は日本有数の情報検索サイト”ヴューヴュル”に接続し、
そのサイトを端末にして、さまざまな情報の感触(ディティール)を確認していった。
インターネット上の情報には匿名性を利用して意見の交換が行われるBBS(掲示板)
という存在があるが、その中でも殊更巨大さを誇る一つは、ガセネタや誹謗中傷ネタを
書き込む匿名者の発言のおかげでよく裁判沙汰になっている。情報の信憑性については眉唾だが、
『木を隠すなら森の中へ』を地でいくが如く、関係者に近い存在からの深くつっこんだ情報の
やりとりが行われていることもあるのだ。
"主人公の名前"が"ヴューヴュル”で得た情報を元に、その匿名掲示板の一つで
事の裏面を窺う題材を得るのに、長い時間はかからなかった。
駄文スマソ
>>938 「謀略の果て」ですよね。拷問を受けた直後に鶏の桃を10本平らげて
生ジュースをコップ5杯飲む邦彦。もっとも、その前には熊肉を3キロと
生のピーマンやネギを食べていたわけですが。
>>941 「野獣は、死なず」にMacが出てくるんですが、邦彦が使っているわけでは
ないんですよね。残念。個人的には邦彦にはぜひMacを使ってほしかった
のですが。「野獣は甦る」では大学のコンピュータ端末で情報を引き出す
シーンがありますね。
けんちんうどん大盛りで2杯
>>942 『野獣は、死なず』は常温核融合ネタもさることながら、格闘シーンで
「相手の望むとおりに組め(うろ覚え)」いくら何でもこんなト書きのような描写は
無いだろうと思って、途中で放り出しました。
ルンルン娘とニャンニャン
つーか“鶏の桃”って何だよATOK……。_| ̄|○
>>943 “グレイシー柔術”とか出てくるのに、大藪春彦と同じ時代を生きた
はずの邦彦が“40歳過ぎ”と表現されて完全にゴルゴ化。
>ルンルン娘とニャンニャン
「気分はルンルン」な「アスファルトの虎」ですが、これまでの
全作品の集大成のようなてんこ盛り状態が好きです。特に狩猟の
シーンは国内の猪猟から海外の各猟場まで作者が実際に行った
ほとんどすべてのハンティング・シーンが盛りこまれています。
「ヘッドハンター」に次ぐ狩猟シーンの量です。
繰り返し出てくる狩猟シーンに目新しさを持たせるべく、
自らの狩猟体験を注ぎ込まれたのでしょうね。
狩猟シーンといえば、『傭兵たちの挽歌』の後半、ネイティヴアメリカンの女性と
猟をしながら旅路を進んでいくシーンが印象に残っています。
>945
あれもカナダ猟がメインなんですが、片山の青年時代やアフリカでの
プロハンター時代など、やはり作者の各国での狩猟体験が基になって
いますよね。オーストラリアでもバッファローの食肉用ハンティングは
「処刑の掟」と「ヘッドハンター」に出てきますし。
朝食は塩茹での舌、昼食はリヴァーの塩焼き、夕食はリブ・ステーキ。
翌日の朝食は背肉のカツレツ。さらにエルク・ソーセージ。たまらん。
黒熊の脂肪で茶色に揚げたソーセージを食ってみたいものです。
大藪氏の作品の主人公はどうも大食漢が多いですね。
ステーキなら2ポンドぐらい食ってまだ足りないから、別の店で鶏の丸焼き食べてみたり。
その分鍛えてあるにせよ、すごい量…
>>941 カコ(・∀・)イイ!漏れはマカーなんでうれしくなります。確かにマクが似合いますね。
>完全に自分向けにフルチューニングされている。
の行の後に
「もちろん、緊急の場合にはワンタッチで記憶された情報を一瞬にして完全に消去するためのボタンも装備されている」ってのがあったらいいなぁ
スティーブ・ジョッブスとかヤッフーとか書かれそうだ。
こういう、テクニカルなディティールを組み込んだ小説って、ないかな?
大藪氏の小説の場合、銃器やバイク・車のマニアには好かれてそのデティールの細かさが良い反面、それに興味の無い人には読む場合に億劫になる事がありますね。
ですから、コアなファンがいる反面、まったく知らない人もいるかと。
大藪作品てのは個人の趣味以外のナニものでもない気がする。
銃や車、バイクにナイフなどの、『年代を超えた名機(器)』と位置づけられる優れ物の
ディティール描写を読むのは一つの快感だが、これがドッグイヤーなPC相手だったら
どう描かれるのかなあ。やはりMacの方が後々古さを感じさせないかも。
『パンサー電器社製の家庭向けコンピューター』なんていうWIN機の登場もあるだろうけどもね
>>951 個人の趣味ですが、その趣味に多くの読者が共感して、はまっていったんですよね。
私もそうです。もともと銃に興味があって読み始めました。
大藪氏の時代の描き方が好きですね。銃、車等の描写には四苦八苦したけど
時代の匂いか書かせたらピカイチな気がする。
だから晩年の伊達新シリーズは時代設定が不透明で幻滅して記憶がある
というか読まずに・・・押し入れでした
ガキっぽくモデルガンに興味を持って、専門雑誌を買ったりしたけど、
その頃にはGUN雑誌に大藪氏がコラムを書くこともなくなっていた。
かろうじて古本で「コンバット☆マガジン」の『俺とGUN』などを読んだくらい。
70年代中盤の頃の「GUN」に猟銃関係のコラムを見つけたくらいかな。
角川の優作映画から大藪にはまって、折しもサヴァイヴァル・ギアブーム。
いろんなナイフに興味を持って、できるだけそれっぽい機能的なナイフを漁ったりした。
バイクに乗り始めて、『汚れた英雄』を改めて読んで、サーキットの空気を感じたりしながら
レーサーレプリカ(その後ネイキッドの時代がくる)に乗りまくった。
空手や拳法もかじって、よりリアルに大藪ヒーローの筋骨や戦闘能力の高さを
感じた。
あと、当時の会社員の給料や、物価からも時代を感じます。
「蘇える金狼」の朝倉哲也は給料二万円少々で暮らせてました。
>>936 実はヤラレました。
夏の終わり頃にアメ横で。
ガンショップを出た後に
K官に声掛けられて。
鞄の中のG.サカイのフォールディング・ナイフと
スパイ・ダルコのミニ・フォールディング・ナイフを
見つかって、そのまま交番に連行されました。
結果、調書取られてナイフ2丁とも没収。
よっぽど島崎ばりに
「うるさい。木っ端役人が。」
と云おうと思ったのですが、無理でした。
>伊達邦彦は西城秀夫とは違いダンディですからね。
そう云えば、獣肉を炙って食べる時も
邦彦は炙った獣肉をナイフで削って食べますが
西城はそのまま齧り付きますね。
蛮人のような顎で。
>>名の無い男
そいつは災難でしたね。
西城は生焼けでも噛み切りますね。その時には味覚を楽しんで未開人のように開けっぴろげに輝いているそうで。
>>957 ご愁傷様としか言いようがないですね。かれこれ10年くらい前に
不審尋問の時にポケットから出てきたヴィクトリノックスは
「仕事で使っている」(書籍の倉庫で梱包を切るのに使っていた)
というと「こんな風に持ち歩いたらあかんで」
とそっと返してくれたものですが。今はそんな風には行かないのでしょうね。
>>956 『野獣死すべし 復讐編』にて新東商事に勤めていた伊達の給料は一万七千円でした。
それが一日の弾代にやっと足りた。とありますが…
銃って金がかかるんだなあと思った瞬間でした。
>>960 金がかかるといいますか、ただ日本がけち臭い国って話もありますね。
弾代120円のところ、17000円で百数十発、一日でこれだけ撃つ伊達邦彦も結構やりますが。
>>961 百何十発も撃つなんて、
きっと伊達は慣れない会社員生活でストレスがたまっていたんだろうな(違う)
963 :
無名草子さん:
>>957 しかし鞄の中でもいけないのではどうやって運搬すれば良いんでしょうね?