1 :
カチスキー:
「天国にいちばん近い島」の作家・森村桂さんについて、語りましょう。
前スレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1096310357/ 997 名前:無名草子さん 投稿日:04/10/14 00:42:02
代表作は「天国にいちばん近い島」
998 名前:無名草子さん 投稿日:04/10/14 00:42:39
処女作は「違っているかしら」
999 名前:無名草子さん 投稿日:04/10/14 00:43:16
遺作は「アリスの丘のお菓子物語」
1000 名前:無名草子さん 投稿日:04/10/14 00:43:38
1000!
1001 名前:1001 投稿日:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
1さん、スレ立て乙です!!
もうないのかと思ってシュンとしてたので嬉しいです。
>>2 前スレタイトルは
「天国にいちばん近い島」の作家・森村桂さんが死去
5 :
sage:04/10/14 01:40:03
乙!です。
ここで、年譜とかが来るものなんだろうけど・・・。
前スレでもあったように、そういうのがない人だったんだよね。
>>1 977 名前:無名草子さん 投稿日:04/10/13 23:27:53
次スレ立てる人は、同時に中傷を書き込む場を提供していることに
なるのだから責任持って訂正できる人に立ててもらいたい。
そのくらいできないならやめて欲しい。
7 :
無名草子さん:04/10/14 06:24:24
>>1 乙です。
母がファンでした。
私は森村=原田知代のイメージが抜けない。
映画化された頃って、桂さんは再婚してたんですか?
私は30年代生まれのファンでした。
こういうスレがあって嬉しい。
森村さんの書くお菓子にまつわる話が好きで、
ウイーンのデーメルで食べてきたりしました。
ほとんどの本は読みましたが、
古本屋を探してもなぜか「森村桂香港へ行く」だけは
見つからなくて、読んでいません。
どなたか読んだ方いらっしゃいます?
それから、森村さんの家にはいろんな方が滞在してたみたい
ですが、一人ネパールの男性がいらっしゃいませんでしたっけ?
シェフを目指していた方だったような・・・。
前スレがなくなって寂しかったから、このスレができてうれしいです。
今度こそ本当に「作家森村桂」が死んでしまったようで、心に穴があいた
ようでした。
二、三年かけてゆっくりと書きこむのもよし、悪くてスレが続かずdat落ち
するもよしです。
>>6さん、中傷とは具体的にどのような内容でしょうか?
なんだかそれだけでは抽象的過ぎてわかりかねます。
また、ネットの世界は玉石混合で故意にくだらない偽情報を流す馬鹿な人
も大勢います。
それをどう選択していくかは個人にまかされているのが残念ですね。
「香港へ行く」読みましたけどもう本は手元にないです。
うーん、どんなだったかな、香港の屋台の食べ物の話がすごくおいしそうだった
のとか、、タイガーバームパーク(?)だったかな、そこで気味の悪い思いを
したとかあとなんかきれいな刺繍のカーディガンだかセーターを買ったとかが
印象にあるかな。
いつも値切る場面とワンセットになってて、、、。(ピンぼけな説明でゴメン
あんまり覚えてニャい〜〜!!)
食べる買う観るなど海外旅行の楽しさ満載だったと思う。
>>10 香港の貧民窟だか阿片窟だかの描写もなかった?
あと、香港人はタンをよく吐くだとか。
あの本を読んで香港は恐い所だとインプットされたので
まだ行ってないです。
>香港は恐い所だとインプット
えっほんと?
私はあの本読んで香港は食いもんのウマいとこなんだなあ、と。。。
>>12 個人的に感じたことだから気にしないで。
楽しい食事や買い物だけじゃなく、裏の顔も書かれていたので勉強になりました。
>13
私も香港人は狡猾だなって感じました。
「アメリカへ行く」「パリへ行く」は何度も読みたくなるんですが、「香港」」
はちょっと苦手。
タンの描写があるからかな。
今日の「ザ ワイド」で美智子様との交流がみられるみたい。
でも新聞のラテ欄でも、週刊誌の見出しも「急逝した女性作家」と書くだけで
名前は出さないのですね。
>>1さん、スレ立てていただいて、本当にありがとうございます!
>>15 本当だ〜。情報ありがとうございます。
徹子の部屋も追悼やって欲しいですよね。昨日ブックマーケットで
沖縄へ行くとアメリカへ行く、をゲットしました。
楽○フ○マでは物凄く値があがっていません?初版だから、とか?
森村さんの画集とか、ポストカードとかないのかな?
絵を見るとなんか幸せ〜な気分になれるんですよね。
ポストカードがあれば、額にいれて部屋に飾りたい。
ネット古書店で、「それでも朝がくる」「12時の鐘が鳴るまで」を入手して一気読み。
ヨタヨタのハッピーエンドなんだが、「結局は自殺したんだ(よね?)」と思いながら読むと、どうにもやりきれない気分。
森村さんが鬱病だった晩年のM氏の心境は、かなりつらかったんじゃないかと。
それ朝で一番ショックだったのは、離婚後に
「顔のない人でもいい。今にも死にそうな老人でもいい。結婚したい」
って思う心理だわ。
幸せを装ってたってことも、前夫に未練があったってことも何となく
わかるけど、再婚に至るまでの話が一般人には全く理解しがたい。
経済的精神的に逼迫していたからってこれはないんじゃないかって
今まで読んできた多くの人は思ったんじゃないのかな?
う〜ん、彼女は「養って」もらいたかったんじゃないかな。
自分の本が売れ続けるという自信が無かったし、何よりまた貧乏になるのが
怖かったんだと思う。
扶養の中で伸び伸び気ままに本を書いていきたかったんだろうなぁ。
それって覚悟も出来てないしズルイってなるかもしれないけど、それでも私は
森村さんの本が読めて良かったよ。
22 :
無名草子さん:04/10/14 13:28:26
>>20 何処までも率直な人と思いたいが
前夫との生活を綴った本について
離婚後に実は真実はこうでした
と新しい本で書かれたのでは
彼女の書くこと100%信用出来ない
と思うようになりました。
後から「実は」なんて誰でも出来るし
新しい本のネタにもなるしね。
気の毒という気持ちと何処までずるいのか
という気持ちと複雑だった。
23 :
無名草子さん:04/10/14 13:35:33
ワイドショーのテレビ欄って本当に有名な人の時は名前が出ますよね。
ザ・ワイドが有名作家としているのが釈然としないわ。
この番組は視聴者の年齢層が高いはずなのに。
S30年代生まれの人だったら本屋さんに森村桂文庫(背表紙が黄緑と濃いピンクだっとと思う)
がずら〜と並んでいたことを覚えていると思う。
24 :
無名草子さん:04/10/14 13:44:58
>>22 ずるいと言っても、そのずるさは他者を欺こうと意図したというより、
自分自身を欺いちゃってるところからくるものでは?
彼女のつまずきそこからきてるんじゃないでしょうか。
>>再婚に至るまでの話が一般人には全く理解しがたい
これ私もホントにそう思った。
再婚する相手に失礼だし、こんなふうに再婚して幸せになれるんだろうか、と思ったよ。
彼女はずっと「愛されたい」と思いつづけたのかもね。
最初の結婚でそれが叶わなかったから余計に二度目の結婚に
こだわったとか。
理解しがたい所は、確かにある。けど、人として憎めないから嫌いには
なれないのだけど。 再婚したかったのは、経済的な事もあったのかもしれ
ないけれど、あの世で魂がさまようって事じゃなかった? より一層理解に
苦しむのだけれど、森村さんの独特の感性なんだと思う。
再婚はすぐにしたかったみたいだけど、相手に望むハードルは実際は高め
だったと思う。Mさんも、優しい目と絶対の愛を感じなければ、断っていたの
だと思うし。
>26
でも顔がなくても、今にも死にそうな老人でも・・・要するに誰だって
いいんだよ。何故こんなに結婚にこだわったんだろう?まるで自分が
誰からも相手にされないのが露呈するのを強迫的に恐れてるって
感じじゃない?(そんな筈ないのにさ。)
29 :
無名草子さん:04/10/14 14:27:50
今、ザ・ワイドにアリスの丘でてる!
30 :
無名草子さん:04/10/14 14:29:57
↑4チャンネルです。
>再婚に至るまでの話が一般人には全く理解しがたい。
著書を読むと解るけど、桂さんは結婚に対して異常なこだわりを持っていた人
だと思う。だから、離婚をして独身でいる状態がイヤだったのではないかな。
32 :
無名草子さん:04/10/14 14:31:39
M・一郎が出て、皇室話しとるよ‥
33 :
sage:04/10/14 14:31:53
ほんとだ!
でてるね!
元気な時の写真も、VTRも・・・。
お店、再オープンしてるんだー。
嬉しい。
Mさん、初めて、みたけど、やさしそうな人。
ロス疑惑の人に似てるね。
34 :
無名草子さん:04/10/14 14:35:46
久しぶりに見たけど、桂さん、やさしい人間性が滲み出たイイ顔してるね。
お店に遺影があるんだね。行って手を合わせたい。
桂さん、美智子さんと一緒の写真可愛らしい。
初めて森村さんが動いて喋ってるところを見た。
去年の映像だったけど、年のわりには老けてるなって思った。
色々と苦労したからなのかな。
本当に皇后さまと電話でいろいろお話していたんだね。
古希のお祝いに絵とケーキを準備していたところだったのに
実現できなくて残念です。
亡くなったのは何らかのアクシデントがあったからではないかな。
>36
私もビックリしちゃった。
随分前にTVで見たときは、せわしなく話す人だなー、つーか話とぎれねーって
オシャベリな印象だったんだけど、
去年のは「話したいけど、舌がうまくまわらない」風で
「ザ ベストテンの時から今の黒柳テツコへの変化」的だった。
Mさんも年より老けてみえた。(うすーいお茶入れてたね
でも映像見れて良かった。
美智子様も寂しく感じておられだろうな。
動いている映像を見て涙が出てきたよ。
それから絵が独特のタッチでかわいらしいのにはおどろいた。
もう描いてらっしゃると思うけど、絵本作家としても余裕でいけたんじゃないかな。
ちらっと映っていたコーヒーはそんなに極薄に見えなかった。
森村さん直伝のケーキはあるのかしら。
ティールームきれいでしたね。
あれならお客さんから文句出ないんじゃないの?
Mさん、物凄くゆーくり話す人だね。
森村さんは一年前より、亡くなる六日前の映像はもっとろれつが
まわってなくしんどそうだった。 列車を追いかける写真があったけど、
あのときの描写が最新刊に出てた。 壁画のこと「見ましたよ〜」
って大きな澄んだ声で、叫ばれたそうで・・。
美智子様の胸の内を思うと辛い。
>>39 多才な人だったんじゃないかな。皇后から好かれるくらいだから人間的にも
信頼される人だったと思う。
絵も素敵なんですよね。 平成6年に出た、天国に〜の
カラーの絵が素敵なんです。 特に最後の、海とニューカレドニアの
現地の人達が描かれている絵がすきで切り抜きたいのですが、
そうすると裏のくじらさんが真っ二つに切れてしまい・・、ってな
感じでポストカードなどあればよいな、と。色使いが美しいです。
44 :
無名草子さん:04/10/14 15:20:38
紅茶?を茶漉しで漉してるのが映ったよね?
前スレで、ティーバッグで3杯淹れるとかあったけど・・・。
茶漉し使ってるなら、紅茶を葉っぱで淹れてるんだよね?
ちらっとだったから、自信ない・・・。
死ぬ理由なんか無いように見えるけど、死んじゃうんだね。
鬱病の人が自殺するのは自殺じゃなくて病死なんだと納得してる。
前に香港の大スターが鬱病の挙句の自殺で亡くなった時にそう思って納得した。
古本ってどうしてこんなに臭いんだろう・・。
新刊であれば揃えたいのに。
>47
ねー。
変な茶ジミとか出来てたりね。
森村さんの本は古本でしか買えないからものすごーく妥協して買ってるよ。
ホント、新刊で欲しいな。
アリスの丘の公式ホームページあればいいのにな。
ティールームで置いてる本を買えたり、パウンドケーキの通販など
あれば買うのにな〜。
アリスの丘の映像でちらりとパソコンらしきものが映っていた。
もしかして愛用のワープロかもしれないが。。。
オフィシャル作ればいいのにね。
商才がないのかな。
誰かアドバイザーになってよ。
ザ・ワイド見てなかったよ。ショック。ここ覗けばよかったよぉ〜。
あのMさん皇室話していたとありましたが、それは葬式の時の喋った
時のですか?週間朝日や女性誌でも葬式の時の挨拶で皇室の話したのを
あたかも出版社がインタビューしたように書いているから、それと
全く同じなのかなぁと思いまして、ザ・ワイドがわざわざ葬式後に
Mさんにインタビューしている映像なのでしょうか?
何で2週間以上も経って流すの〜無いと思ってたよ。ザ・ワイドは
皇室ご用達番組だから先週火曜他のワイドショーで美智子様がらみで
流れたので、今ごろ取り上げたのかしら?見たかったよぉ…。
つい最近の映像と思われます。 Mさんも普段着でリラックスした映像でした。
公式じゃなくても誰か作ってくれないかなぁ・・ってずうずうしいね。
森瑤子さんのファンサイトとか素敵だね。
>>52 復刊ドットコムって、復刊率高いんですかね
みんなで頑張れば望みあり?
お店に遺影がある、皇后さまと電話でいろいろお話していた、
古希のお祝いに絵とケーキを準備も亡くなった後の話の
週刊誌の内容と全く同じですね。
マドモアゼルいくこの「秘密のケーキづくり」は復刊になった。
私も投票したので嬉しかった。
海竜社っていう、出版社の社長さんが、森村さんにもう一度書く希望を与えた
って書いてた。 海竜社さんに、追悼の本作って欲しい。・・って要望出そうかと思います。
>>58 あーいいね。昔ブームを起こした頃の内輪話とか知りたいな。
それと写真もいろいろ載せてほしい。
死亡直後、週刊新潮に社長さんの話出ていましたね。
桂さんが今日体調良くても、明日はどうなるかわからない状態と
おっしゃっていた。随分お体の状態がすぐれないと。
長年の不眠症、鬱病で末期状態だったのね。最近は話をするのも
出来たくなったご様子ですし。
鷺沢萠さんも10年の長年の鬱病で、他の症状もあり、特に極度の不眠症。
不眠症で長期に薬を飲み続けると逆に副作用が出てくると自覚していたし、
誰かが言っていたけど、私も桂さん鷺沢さんは鬱病は病死と思いたい。
あれだけ結婚にこだわっていたのは生半可なことじゃなかったんだな、と
いうのを「それでも―」を読み返してみて思いました。
一時本気で死のうと思いつめ、だけどこのままでは死ねない、と思い直したのは
あるキリスト教信者の人が書いたものの中で、魂がぴったりを寄り添った夫婦は
死んでからもその魂が一緒になる、という個所が心にピタッとはまったからだ
ということでしたよね。
桂さんはその頃、死後はどうなるか、とかそんな本を多く読んでいたとも
書いてあったし、その中から上記の考えだけが心にはまって来たわけですから。
寄り添うべき魂とか何とかいう以前に自殺は絶対にいけない、と書いて
あるものがほとんどだったでしょうから…そこを飛び越えて考えている
ところが桂さんの思い込みというか、バランス感覚のなさというか、涙出ます。
ザ・ワイドのこと教えてくださってありがとうございました。桂さんの映像や写真、
トシは取ってましたが可愛かったですね。。。
>>62 どの写真も良かったよ。無垢な童女みたいな人だったんだね。
>>55 とにかく、100票集まれば、出版社に交渉してくれるそうです。
寄り添うべき魂を求めるなら、誰でもいいから結婚したいとは
どう考えてもならないような気がするんだよね。
離婚当時、人気は下火だったとはいえ、まだ本屋にはやたらと
自分の書いた結婚指南書が流通していたから、自分の書いたものに
追い詰められてしまったってことはないのかしら?
全てをリセットするには新しい結婚しかないと思い込んだとか。
でも、復刊して欲しい本が沢山あるからなぁ。
天国にいちばん近い島は比較的新しいのがあるし。
人間トシ取ると顔じゃないなー、と思った。
だってさ、皇后と桂さんが写真の中で並んでたでしょ。
これが3、40年前の若かりし頃なら、片や絶世の美女、片や感じは悪くない
けどどう見てもシコメちゃんでしょ。
年月が経ったら、一人は気品のある美しいおばあさま、一人は可愛らしい
愛嬌たっぷりのおばあちゃん、どっちにしてもお婆さんに変わりはなく
それぞれの内面が滲み出ていて甲乙つけがたい魅力がある。
あと私、右手を高く上げて宙でタマゴをぱかん、と割るのマスターしようと思った。
どの写真も・・・何枚ぐらい写真出たのですか?以前肩車のは見たことあるのですが。
>66
そうねえ…コトバには言霊が宿っているっていうから、書けば書くほど考えが
確固たるものになっていって、いざ離婚となったら逆にそれに追い詰められて
しまって苦しかったということはありそう。
美智子皇后と紀宮様とMさんと森村さんの4ショットの写真。
Mさんもまだ若くサングラスとネルシャツ、桂さんは満面の笑み、美智子皇后も
リラックスされたお顔で素敵な写真でした。 あとは、美智子皇后と並んで歩く
森村さん。手振りで一生懸命、皇后様に話している様子の森村さんの写真。
軽井沢の駅で手を振り美智子皇后を見送る森村さんの写真。などなど。。
2ちゃんの過去ログに、内田春菊さんと森村さんを比べるスレがあるんですね。
すごく似てるとかで。 そのレスが進行中でなくて良かったぁ。
>>71 どうもありがとうございました。へぇー4ショット写真あるんですね。
軽井沢駅の列車の皇后に手を振るのは私も以前見たことあります。
あの森村さんの姿と笑顔素敵です。
74 :
無名草子さん:04/10/14 21:45:21
亀だけど、1さん、乙。
リアルタイムで知らないけど、元夫の暴行はラブラブモードの小説・
エッセー書いてた頃〜あったんですよね?
当時の編集さん、出版社は当然気付いてたけど、書いて貰うためには
ダメンズ夫も接待したり見て見ぬふりだったんでしょうか?
なんかなぁ、結果論かもしれないけど、周りに相談できるいい大人いなかったんだろうか?
>>74 一般的によほどのことがあっても、夫婦間に他人が介入することはありませんよ。
森村さんの場合は森村さん本人が夫に操られてる状態に納得してしまっている。
そんなところに介入すれば森村さん自身から恨みを買うことにもなりかねないし。
一緒に暮らしていたお母様でさえどうしようもなかったから、他の人は何にも
言えなかったと思うよ。
離婚後も「あんな幸せな11年間はなかった」とか言ってるからDV洗脳は恐ろしいです。
攻め立ててない時にものすごく優しくなる時もあって、アメとムチとはこの事だと思う。
77 :
無名草子さん:04/10/14 22:25:56
>74
別居、という名では呼んでなかったけど、別居状態が
長かったと読んだことあります。
前夫は、冒険だの男の付き合いだので、長期留守にする。
森村さんも、旅行だ取材だで、長期留守にする。
お互い、離れていても愛はかわらないと、夫婦の結びつきの
深さをアピールしてたと思います。
そういうアピールの中に、度々、友人たちから
「あなたたちそんなで、大丈夫?」
と心配されるけど、愛があるから大丈夫、という
自慢というか、自分に言い聞かせてた文章を書いてた。
78 :
無名草子さん:04/10/14 22:35:04
>>自分に言い聞かせてた文章を書いてた。
だからこそ、女性がいることにも気がつきにくかったんでしょうね。
79 :
無名草子さん:04/10/14 22:48:59
>75
出版社も売れてナンボだから、作家の女としての幸せ、人間としての尊厳よりも
作品優先だったのかも。もし親身になって弁護士とか紹介すれば早期解決できたかなと。
タラレバでしょうがないけど、もにょります。
あの脚本家の巨匠・大xさんも弟さんの大借金抱えてたけど、馬車馬のように
脚本書続けてたけど、同業者・周りに助けられて、何とか乗り切ったみたい。
こういう話題の時は特に、sageて行きませんか。
一年の半年は前夫は山に行って家にいないと言っていましたね。
思うんだけど、森村さんにとってはじめての男っていうのも大きかったんじゃ
ないのかな。操っていう言葉も使っていたよ。他の男と比較しようがないの
かも64歳のこの世代は、結婚したら添い遂げると言う結婚の価値観なのかも。
それと父親が売れない作家で貧乏なのに母親は最後まで添い遂げた。
そういう家庭で育っているので、夫婦はどんなことがあっても添い遂げるものと
思っていたのかもと読んで感じたんだけど、嫌な事もあるけど良いこともあるのが
夫婦だと。前夫は何度か離婚をほのめかす発言していたけど、まさか森村さんは
離婚するとは思っていなかったと何度も言ってるし。自分の父と母の関係、
家庭の影響は大きかったと思うんだけど。
>>77 別居というのは森村さんは不眠症で床についてから、なかなか寝れない。
旦那様は寝る前、枕もとで本を読むのが習慣で余計寝ることが出来ない。
気を使うので、話し合いの上、寝室が別になった。
別居状態が長いは、そのことを指しておっしゃっていました。
父上が言ったという、恋愛至上主義がやはり染み付いていたのでしょう
ね。 年代的には、加藤○紀子さんも同じ位と思いますが、森村さんの
恋愛の考え方は少しうぶだと、結婚なんて離婚をする覚悟が出来てなきゃ
できないものだし、私は離婚を罪だなんてこれっぽちも思ってない、と
書いてる。
身近な友達や周りの人が、どんなに説得しても、森村さんの信念は固かった
のでしょうね。
離婚後数年経ってからある桂さんの講演の中で、(私はそれの録音されたものを
聞いたんだけど)
ある老夫婦の奥さんの方が結婚生活何十年を振り返って、「離婚しようと思ったこと
は一度もありません。だけど殺そうかと思ったことは何度もあります」と言ったのを
聞いて、桂さんはすごく感動したんだそうです。
夫婦っていうのは何があろうとも添い遂げるから意味があるんだと
ずっと思って来たそうです。だから自身の離婚に苦しんだと。
この話そのあとTVで徹子さんにも話してたよ。
桂さん一流の結婚哲学だねーー。(しかし、では何故ふらっと離婚届に判押した?
と思ったんだがそこが運命ってものかもしれない)
判を押したときはパニック障害起こしていたのかも。
もう1つの学校の卒業式で頭が一杯の状態だったと言ってたし
何かあると1つのことしか頭に無くて不器用と言っていたし。
不意のことに魔がさしたのかな。
夫の御蔭で大借金を蒙り離婚っていうと、大正生まれの佐藤愛子が
思い浮かぶけど彼女は自分を洒落のめす気概やプライドみたいな
ものが感じられて安心して読むことができた。
森村桂の「それ朝」は相当病気とか依存の匂いがする。事情を知ってる
人は同情が入るだろうけど、フツーに読んだら支離滅裂なところが多いし。
作家としてはあれで終わっちゃったのでしょう。御菓子の方に行って
よかったと思う。
でも亡くなった時は作家として・・だったような気がしてならないです。
>>84 徹子の部屋に出演していたのですか?
追悼みたいなので見たいなぁ。
今尚、一線で活躍されている人でなければ
視聴率の関係上、取り上げない。無理なんでしょうね。
88 :
無名草子さん:04/10/15 05:14:22
>>86 うん、愛子先生は元夫を「困った奴」と思っていながら憎んでいなかった。
それより彼から「書く」ということを習ったので彼が残した借金より
得たものが大きかったと言っていた。
あっぱれだ。器が大きい。
89 :
無名草子さん:04/10/15 07:12:03
愛子先生は20歳で見合い結婚して、夫がヒロポン中毒者で、
子供二人婚家にのこして離婚している。
だから、二番目の夫と別れるときも
ナイーブな夢子さんではなかったのでしょう。
実家にもかわりものの兄弟が多かったし。
>89
それとやっぱり、元々のキャラが違いすぎるわ>森村桂と佐藤愛子
佐藤愛子の信条は
「人間は負けると判っていても戦わねばならぬ時がある」だもん。
夫が無断外泊した時は、ドアを開けた途端に頭から盛大に
バケツの水をぶちまけたりしてたみたいだし
桂さんにそんなマネができたとはとても思えない。
前夫に対して優しすぎたんだよね。もうすこし厳しい態度で臨んでも
よかったと思うけど…。やっぱり惚れた弱みってことなのかなあ。
でも、優しかった分自分がいろいろ抱え込むことが多くて、余計に
傷ついちゃった。ある意味とても寂しかったのかも。
作家として続けていくには、繊細すぎたのかな。
一年の半分は別居していて、後の半分は睡眠時間があわなかったりして
別室で、って生活は森村さんには楽だったのでしょう。
夫という後ろ盾があっての自由な生活がある意味できるのだから。
結婚本に筆をふるって相当何冊も書いてたよね。
彼女はある意味お母様に良く似てると思う。捨てられるとは思っても
みなかったのでしょう。
>>92さん
82を書いた物だけど、あの〜誤解されたらいやなのだけど
>一年の半分は別居していて・・楽、自由
寝室が別なだけで(一緒の布団で寝ない、そういう夫婦たくさんいると思うし)、
別居していたなんて森村さんは書いていないので、そういう風に取られたら嫌なのだけど
森村さん自身別居とは全く思っていなかったのだし、そういうつもりで私自身は
書いたつもりは無くって、そういう風にとられると、私の書き方悪かったなぁ、
変な事書いたなぁ、こんな事、書かなければ良かったなぁ〜と、すご〜く反省しています。
そういう風に批判的に取られるとは思ってみなかったので。
うーん、おとしめるつもりで書いたつもりなかったのに、森村さんごめんなさい。
同じ布団で寝ていないだけを書きたかっただけなのに、別居と思われてしまった、うぅ反省・・・。
>93
半分は別居っていうのは、探検家の夫は一年の半分は知人と山に出かけて
いていないっってことなのだけど、何か誤解しているかしら?
それに作家としてはその生活の方が楽だったってことが、彼女をどうして
貶めていることになるのか疑問・・・。
>94
古本屋の100円棚に何冊も出回ってるようだと、復刊って難しいかも。
97 :
無名草子さん:04/10/15 17:09:48
マドモアゼルいくこさんの場合は復刊されるまで、ヤフオクでもけっこうな
値段がついてたしね。
復刊を待ちきれずに落札した人もいた。
森村さんの料理の本、ネットでも入手出来ないし、個人的には欲しいけど。
皆さんはどの本の復刊をお望みですか。
99 :
無名草子さん:04/10/15 17:22:25
>>97 ヤフオクのこと知らなかったです。
「秘密のケーキづくり」持ってるんだけどボロボロなんで欲しかった。
お菓子の本はたくさん持ってるんだけど、
「秘密のケーキづくり」は手軽さなどの実用性、オリジナルのユニークさ、
いつの間にか参考にする確立が高くなった。
森村さんのお菓子の本読んだこと無いけど、どうなんですかね。
お菓子の本としてもあるみたいだけど、普通の本の中にサラッと
レシピが載っていますよね。 最新刊の、アリスの丘のお菓子物語にも
バナナケーキや幸福のお菓子とか、色々なレシピがありました。
まぁ、ざっと書いてる感じなので、分量どおりざっと作ってみましたが、
それなりに美味しく、昨日のテレビでみた桂さんの作り方も、近いものが
あったので、また違うの作ろうと思ってます。
101 :
無名草子さん:04/10/15 19:27:11
「桂のケーキ屋さんパート2」が実家にあります。
レシピは基本のカトルカーの作り方があるだけで、あとは赤砂糖の量を
調節してお好きなジャムやフルーツを混ぜて焼いて下さい、みたいな感じ。
あとはひたすらアリスで出してるケーキの写真でした。
でも、粉が違うので本の写真のようなキメは出せないと思います。
いくこさんの本も40前後の人には懐かしいけど、リッチな原材料や
スタイリッシュなデコレーションに慣れた若い人達には物足りないみたい。
生きてきた時代が違うんだなあ、としみじみ思います。
こないだワールドカップで有名になった、中津江村に行ってきました。
道の駅で、カメルーンに因んで、バナナケーキが売られていて思わず買って
しまいました。 桂さんの忘れんぼうのバナナケーキも、ニューカレドニアで
覚えた味ですもんね。 それを知らない人や若い人には物足りないのかな。
今日紀伊国屋にいったらケーキ本置いてあった。
出版年が2004年7月某日だったから、今年になってから
発売したんだ。
>>103 え、写真なんかも入ってるんですか? だったら欲しい。
料理の本、絶版ではなかったです。買えました。
>104
写真はなかったかな。でも表紙のイラストが可愛い本でしたよ。
森村さん、最初のニューカレドニから30年後か、何度か?
再訪問されていましたが、その時ユミチャンも同行されていましたか?
どなたか本読まれた方いますか?
私が読んだ中では、同行したという記述はなかったです。
離婚した後と、Mさんとの新婚旅行、あとは最近出版された写真入りの
本位しかわかりませんが・・。
今は小学生でもデジタルスケールで1g単位でキッチリ計量して
シリコンゴムベラできれいに作りますからね。
中高ともなるとデジカメでそのまま本に載せられそうな写真撮れるし
業務用材料もネットで簡単に手に入るようになった。
近頃の若いやつはとよく言うけれど
自分の頃よりだいぶまし♪
私としては、コニャックと共にカメに漬けたバナナの行方が気になります。
桂さんは秘伝と書いていたから、その後も公開はされていないのかな。
コニャックは無理でもVOで挑戦してみようかな。
弓ちゃんは今、どうしているんでしょうね。
111 :
無名草子さん:04/10/15 22:46:10
>101さん
いくこさんって、今何してるのでしょうか?お料理研究家?
>>108 最近出版された写真入り・…は南の島の本なのですか?
ゆみちゃんて親父に性的虐待もされてそう
親父の暴君と浮気くらいで、家出してきたり
結婚前に家で桂さんといちゃいちゃしてたMさんに包丁で斬りつけたりするかなあ
父親崇拝してる桂さんには言ってもわからないと思ったか、
つらくて表面しか言えなかったんじゃないかなと思った
>>112 ごめんなさい。最近と言っても結構前ですよね。
世界でいちばん近い島よ永遠に 絵とお菓子の旅という本。
ご存知でしたらすみません。
115 :
無名草子さん:04/10/15 23:36:54
>95
森村さんの価値観と似た人が多いのかも。
勝手に定義ずけしないで下さいね。
>110 >113
私も弓ちゃんのことが気になってます。
>>111 料理板の3年以上前の書き込みによると、いくこさんは結婚されて
その当時で13歳の娘さんがいらっしゃるそうです。
復刊された本には追加レシピもあるそうなんですが、これはあまりよく
なかったらしい。普通に主婦されてるんじゃないでしょうか。
最新作の「アリスの丘のお菓子物語」を読みたいですね。
ただ今図書館で借りるのを待っている状態ですが、
その中に弓ちゃんは出てくるのでしょうか?
年齢はもう40代ぐらいになっているのかな。
すごく男性不信ぽいから結婚はちょっと無理そうで、アリスの丘に居続けても
M・一郎さんは儲けが少ない時はバイトのお給料を渋る人だから、収入面でも
ちょっと心配。
整体士としての技能はあったらしいから、その道で生計を立てているのかな。
>>113、
>>120 「性的虐待もされてそう」「「結婚はちょっと無理そう」・・・勝手な想像
「儲けが少ない時はバイトのお給料を渋る人だから」・・・確認済ですか?
こういう書き込みが「そうだったんだってさ」と一人歩きするものです。
こういうのも中傷にあたります。思いついたことを何でも書き込むのは
やめましょう。
122 :
無名草子さん:04/10/16 02:06:24
>119
ありがとう。いくこさんは平凡に幸せな主婦してるのかな。
>>121 「暮らし ドラマチックに 心をつくして」の109ページから始まる「ケーキは材料にある」
を読んでそう思ったのです。
全部引用するは長くなるのでしませんが、110ページの「なに、金?スタッフの給料だと!? お前たち、毎日レジやってりゃわかるだろ。よく、この俺から金ふんだくっていけるなあ」
「ム? 休みだから、出かけるのに金がいる? だから、俺は安みなんかいらないっていったんだ。店番でもしとれ」
というM・一郎氏のせりふから、「人を雇うなら給料を払うのは常識なのに」と思ったからです。
もちろん森村さんが書いたことは100%本当のことかわたし確かめることはできないのですが、
わたしの勝手な憶測でも中傷でもないですよ。
120と123ですが、そうですね。
「結婚はちょっと無理そう」という書きこみはデリカシーがなかったかも知れないです。
どういう道を弓ちゃんが選んでも、弓ちゃんには幸せになってほしいです。
>>123 そういうセリフがありますが、本当に払っていないのでしょうか?
>>124 私も、
>>121に同意します。
特に113は深読み過ぎると思いました。
>>123 Mさんって嫌いですか?森村さんはああやって書いていますが
一日売上1200円とかの世界だからじゃないですか。夏の売上で冬差し引くと0円
の世界の書いてますし、Mさんはゆみちゃんにお金貸したりして、指圧師の資格も
取得していますし、森村さんはフォローのない書き方するから、ひどいように
感じるけど、実際はそうでもないと思うの。
遅レスですが、「香港へ行く〜」について、
カキコしてくれた方、サンクスでした。
内容はパリ編やアメリカ編のほうがよさそうですね・・・。
でも、読んでみたいけど。
森村さんを愛子先生や森茉莉さんと比較されてる方がいて
おもしろいなと思いました。
私はこの3人とも大好きでほぼ読んでいます。
茉莉さんは森村さんに少し否定的なことを書かれていますが・・・。
でも、私は森村さんの書くものを読んでいて、
どうしても、ジロちゃんは好きになれなかったな。
森村さんが離婚されたと聞いて「だろうなあ」と思ってしまった。
書いてある言葉のはしはしからも、とてもいい人とは思えなかった・・・。
でも、夫婦のことは夫婦にしかわからないんだよね。
たとえ、親でも子でも入れないものがあると思うし。
128 :
無名草子さん:04/10/16 06:52:00
バイトした人の話によると、Mさんがケチ(倹約家)であるのは
確かみたいだね。浪費家よりは、うーんとよかったのでは?
ある意味安心だし。
>>114 ありがとうございました。世界でいちばん・・知りませんでした。
お菓子と旅?が載っているのですか?
なにか、よくわかりませんが借りてみたいと思います。
浪費より安心。前借金あったしね。(まだ残っていたのかもしれないけど)
いきなり軽井沢の家の手付金うったり、M姉さん家の庭木を大量に購入して
びっくりさせたり、今までの金銭感覚だと余計桂さん、Mさんの事
そう思うだろうね。
桂さんに任せていたら、お店20年以上も続いてなさそう。
軽井沢は夏だけの商売、周りの店の経営者もみんな大変って言ってたものね。
131 :
無名草子さん:04/10/16 08:55:33
>130
自分のお金を引き締めるのは、倹約
他人を巻き込むのは、ケチ
らしいです。元旦那とは対照的だよね、えかったです。
>>126 好きか嫌いかというのはわたしの個人的な感情なので書くのは差し控えますが、
利益がないからといって給料を払うのを渋るの常識以前の問題だしなぁ。
赤字になる季節は営業しなければいいと思う。
ただ、離婚後の森村さんを支えてくれた人であるのは間違いないし、弓ちゃんに指圧師
の資格のお金を貸してくれたのは大したものだと思う。
本当は人の悪口を言いたくないし、願わくばケーキの材料費をケチらないで欲しいです。
アリスの丘をたずねて、ふんわりした苺ショートなんかしかなかったら真剣に悲しいぞ。
「父のいる風景」、昨日読みました。
桂さんがとても小さな頃からのこともいろいろ書かれてあります。
少し大きくなってから生じたお母さんとの心の葛藤なども、、、
どこかのニュースにあったような「虐待」という言葉はあてはまらない
かもしれないけど、お母さんが「なんで子供産んじゃったのかしら」と
ため息をつく場面もあります。優しかったエピソードも
たくさん書かれていてそうヒドイばかりには見えませんが
気分次第というか、自覚には薄い人だったのではないかと思いました。
>>127 お節介ですが、昨日、楽天の料理本のフリマにまぎれて
香港〜売っていましたよ。
>>129 ニューカレドニアで絵を描いたり、お菓子作ったり、
桂さんの写真も満載の本だったと思います。96年頃の出版だったと思います。
時間のある方、「動物と文学」「森村桂」でぐぐってみて下さいませ。
とーても興味深い、話を書いてる。説明下手なんで。
読んでみました。赤毛のアンも実は深いの?
>>132 お店に2度ほど行ったけど、二回とも「スタッフ募集」って張り紙
がありましたよ。多分スタッフっていうのは、従業員とは違う
感覚なのかも。(ある種の森村ケーキの作業所みたいな感じ?)
138 :
無名草子さん:04/10/16 12:49:43
アリスの丘まだ営業してるの?
スタッフといっても、バイト代は恐ろしく安かったから、
なんだろ、体験入学みたいなもの?
>>128 Mさん倹約家説は桂さんが書いている通りのようですね。
>バイトした人の話によると…(中略)…確かみたいだね。
直接聞いたのですか。2ちゃんねる内で「昔バイトしてたんですが…」
というレスがありましたが、まさかそれによるというのではないですよね。
>2ちゃんねる内「昔バイトしてたんですが…」というレス
そのことだと思います。でもそれって悪意ある嘘の書き込みだと思います。
だってこれって本に書いてあったぞっての内容、登場人物だもの。
本でバイトや仲間達と楽しく和気藹々とディナーしている写真ずいぶん有るゾ。
それ見ているから、うそだぁ〜と思っちゃう。すごい楽しそうなんだものみんな。
自分と関わりをもった人が、自殺という死に方をされて、わざわざ2ちゃんへ
きて悪意ある書き方しないよ。少しでも森村さんの人柄に触れていたら・・。
141 :
無名草子さん:04/10/16 14:59:58
ホントに、アリスの丘行っておけば良かった。とそればかり。
実際に会った人は皆さん人柄にふれて、暖かいエピソードとして書かれていますね。
森村さんは今更ながら、優しくて人に夢やぬくもりを届けていた人なんだなぁ・・
と、残した功績は大きいなぁと思う。
>140
そのバイトしてた人の発言、私も読んだけど特に悪意があるとは
思わなかった。M氏がコーヒー普通に入れたら怒る吝嗇な人だった
って言ってるだけだし、実際コーヒー薄くてケーキ小さいし。
私自身は地元に近いので中軽井沢行く時、車で頻繁に前を通るけど
お店に行かない方が彼女のイメージ(特に御菓子本の)は保たれる
ような気がする。実際行けば分かるけど、入り口までの雰囲気も
かなり独特のお店だから。
>>141 Mさんのビクター勤務の頃からの親しいテレビ局勤務の方も書かれていましたよ。
はしゃいで、けらけら笑っていた桂さん。
童女のような桂さん。
親しく頂いて誇りです…と。
なんだか、桂さんって憎めないお人なのかなぁなんて・・。
ごめんなさい。
× 親しく頂いて→○ 親しくして頂いて誇りです…。
実際、憎めない人、憎まれない人でしたよ。
よほど相性が悪くない限りそういうことはない人だと思いました。
作家ってペンで気に入らない人をやっつける人多いじゃないですか。
森村さんの本沢山読みましたけど、そういう文章がないのもいいですね。
>>143 そのTV局の方の文章はどこで読めますか。
雑誌か新聞ですか?教えてください。
その方のHPです。それ以上は・…ご迷惑をお掛けするので勘弁してください。
>>147 残念…ま、仕方ないでつね。(´・ω・`)
149 :
無名草子さん:04/10/16 17:13:42
>142さん
どんな風に独特なんですか?
店はべらーっとした結構安普請な造りだから冬は寒そうだよね。
冬の営業は止めたほうが採算取れただろうにね。
1日の売り上げが1200円とは苦しいですね。
10年位前私が行ったのは平日の午後だったけど、お客はずっと私一人だったから、そんなものかも…
ちなみに、森村さんもMさんも居なかった。
殆ど売り上げがないのに、人を使っていたらそれは大変でしょう。
151 :
無名草子さん:04/10/16 18:35:24
1日の売り上げが1200円….絶句
>>149 森村さんはお洒落なお店は今時たくさんある。
でも家は見過ごすところにある、へんぴな地のお茶屋さん。
だからこそ、そのお茶屋さんにふらってわざわざ入って、寄って来て下されば
それだけて嬉しい。
お店を開いた経緯は、ニューカレドニアのような満天の星の地に魅せられたこの地で
静かに暮らしたい。
年収300万で、冬のストーブ代の費用を捻出できて暮らせていけばそれだけで十分と
けっこう何度か語っていますね。もう下界の世界に降て行かない。
お客さんいなくても下界におりて講演とかも行きたくないって。
ご自身でも古ぼけたお茶屋さんで思っていらっしゃるそうですよ。
なにせ、二人なら、起きて一畳、寝て二畳だから大丈夫。とのことですからね。
下衆の勘ぐりばっかり・・・だから次スレなんか立てなければ(ry
154 :
無名草子さん:04/10/16 23:09:19
>152
ありがd。年収300万って、また極端な生活を…
本当ならもっと資産もあっただろうにね。
殆どが本人の文章や取材からの引用なのにね。
つーか、次スレ立てるなとかこういう話はするなとか、2ちゃんでそれは無理。
話したい人がいるかぎりスレは続くし、イヤだったら自分がその場を離れるしかない。
>>155-158 いいじゃないの。
何を書き込んでも、そうやって誰かがレスしてくれるから
居心地がいいのだと思うよ。
>>155 >来ると思ったw
だってさ。下衆の勘ぐりの自覚あったんだ…。あーあ。
162 :
無名草子さん:04/10/17 02:41:32
前スレで教えてくれたMさん友だちの歌手スガ○○ヤス○○さん
この人のHPにある桂さん、優しい人間性が滲み出たイイイお顔していた。
探してみてけれ。これも下衆かい?すんまそ。
>>162 下衆ではありませんことよ。
っていうかすがわらやすのりさんはプロ歌手だから実名でも
いいんじゃありませんか?
下衆も何も、本人自らが自分のイメージを激しく裏切ってまでも
現実世界にいたくなかったってことを認識してあげるべきでは?
周囲に愛されて、みんなに元気を与えて、ケーキは評判で
皇后からは信頼厚く、でも本人はもう一秒たりともこの世にいたく
なかったのでしょう?
×「すがわら」
○「すがはら」でしたね。
162さん、すがはらさんのHPの写真見て来ました。いい笑顔ですね。
あの7段重ねのケーキ注文したかった。
>>164 この世を去った事情までは誰にもわからないし、読者が各人で想像するしか
ないことだけど、この上私生活をネット上であれこれ詮索するのは冒涜に近いよね。
著作だって、ネットで一般人にあれこれ書かれることなんか想像もつかなかった
時代に出版されたものがほとんどなんだし。
まぁ作家は亡くなってからその生き方を含めて評価されるものだから、
弓ちゃんやジロさんの今の生活まで詮索するのはやりすぎとしても
本人がセンセーショナルな死を選んだ以上、いろいろ取り沙汰される
のはある程度仕方ないのでは?
ただの若者向きのベストセラー作家。私生活が破綻して再婚してからは
逼塞してメルヘン御菓子を作ってた人って評価では気の毒な気がする。
自殺してはじめて「思ってたよりずっと複雑な人だったのだな」って
思う人も多いと思うし。
>>167 「センセーショナルな死」
・・・ね?本当ならもっとジャーナリズムが派手に書き立てそうでしょ?
ところがそれがない。もちろん忘れ去られたわけじゃない。皇室との
縁がある事への遠慮もあるかもしれないけど、マスコミ人にもそっと
大事にされている気がする。
愛されていたんだろうと思う。
「天国にいちばん近い島」はずっと評価されるでしょう。
ただ単純に、>忘れ去られたわけに・・に近いと思う。
四半世紀も一線でコンスタントに書きつづけていないと、
かつての担当編集者は定年で去り(既に死亡かも)、現在、出版社に
担当編集者がいなければ、もう事情を知っている人がいないので、
死亡した時にどう取り上げて書けばいいのか出来ないんだと思う。
なので、記事には誰でも知っている「天国に・・」の評価と皇室の事しか
書け無いんだと思う。ここにくる読者の方が彼女の事をよく知っている。
出版界によく知っている人が残っていたら、離婚した波乱万丈の人生を
週刊誌なりが取り上げたと思う。
実績では下の現役の鷺沢さんの方が新聞追悼、週刊誌の取り上げ方が多い。
それは彼女の親しい編集者がいるから、死後も偲んで追悼で3.4冊出版される。
四半世紀過ぎたのが大きいのだと思う。
>>149 ザ・ワイドで放送していた店内の様子を見ると、本当にお客が座る席の
脇にダンボール箱が積んであったりしました。
(繁忙期以外は使わないスペースなのかもしれませんが)
紅茶はリーフティーだったけど、確かに薄く淹れてました。
窓際などお店の至る所に小物がびっしり飾ってあって、これらを掃除する
のは大変だろうな、という感じ。
でも物事を理路整然と片付けていくのが苦手だった桂さんらしいお店かも。
私、あのMさんが
「皇后が(雅子様を)見守るしかないとおっしゃった以上、森村も遠くから
ご案じ申し上げるしかない・・・」みたいなことを言ってたのがちょっと
気になった。特製元気の出るケーキとかお届けしようと一時は思っていた
のかしら?
172 :
無名草子さん:04/10/17 09:48:33
>169
世間の関心は薄れたというか、あまり知られてなかったのかな。
亡くなり方は、鷺沢さんより”センセーショナル”だったよね。
ところで、森村フェアというか、追悼フェアはやらないのかな、今更って感じかしら?
色々詮索されるというかそれについて語られるのは、私生活をネタにしたきた作家
さんの宿命だと思うよ。
その中でモデルにした人物の不利になることも多々書いてあるわけだし、
例えば弓ちゃんがMさんを切りつけて精神科に入院したとか、Mさんの趣味は不燃物などの
つかえそうなごみ収集だとか、そういう事って内々で内緒にしておいてしかるべきなんだと
思う。
ごみ収集が趣味なんて一歩間違うとテレビでたまにあるごみ屋敷を想像して、決して食べ物商売の人が
していい趣味とは思えない。
その他に、お店についてもずいぶん営業的に不利になること書いてきたはず。
それらについて語り合うのに、ネットではだめで他のメディアではいいなんておかしい。
というか、多分あらゆるメディアの中でここが一番森村さんの情報が多いんじゃないかと
思う。
こんな2chで申し訳ないけど、ここの他で森村さんを語り合う場所はないよね。。。
こんなにスレが伸びるほどこの作家が知られていた事に
驚くよ。
前スレからの変なアンチさんはお一人だと思われ。
一人多役でご苦労様!
176 :
無名草子さん:04/10/17 10:31:31
死者は忘れ去られ生者はそのつかの間の生を謳歌する。
それは宇宙のもたらした祝福である。
と書いた女流作家がいた。
森村さんそこまで苦しかったんなら
死んでも良かったんだね。
充分に苦しんだり楽しんだり濃い人生だったのだもの。
合掌。
M一郎さんと結婚されてからのものは殆ど読んでないのですが、
弓ちゃんて誰なのでしょうか?
私がMさんの記述で強烈に覚えているのが、
離婚のショックで泣きじゃくっている桂さんをMさんが両手で抱きかかえて
お姫様だっこしてベットまで連れて行ってくれた、という話。
そんなに離婚を引きずっているのに再婚して大丈夫なのかな…とか
他の男のことで泣いてる女と結婚するなんてよっぽど好きなのかな…とか
思ってましたけどどうなのかなぁ。
鬱病を患っている人にとって自殺は病死、と書き込んでいる人が
いたけど、私もそう思う。
ご苦労や苦悩の多い人生を送られた皇后様が無事に古希を
迎えられたことを、心からおめでたく思って
お祝いしたいと、森村さんは誰よりも望んでいたはずだから。
>171
私もそれちょっと思った。
天真爛漫にケーキを東宮妃に献上しようとして断られちゃった
のかな?って。
180 :
無名草子さん:04/10/17 12:17:58
>177
Mさんはどういう気持で結婚決意したんでしょうか?
>>180 177サンではないですが。
Mさんは結婚するなら生涯でただ一度だけ、という思いが強い人で、
しかもお見合いするなら、男の方から断るのは失礼だからという理由で
お見合いもずっと断り続けていた人。 しかし、上司の奥さんから桂さんの
写真を見てしまい、写真だけで心惹かれて写真見た後には結婚をもう決めていた
との事。 結婚は生涯ただ一人と、という決意のもと桂さんの全部を引き受ける
覚悟をした・・と言ったらしいです。
>>175 >前スレからの変なアンチさん
実はこの人がこのスレを立ててくれたのかも。
下衆の勘ぐりスマソ。
183 :
無名草子さん:04/10/17 14:48:51
>171
>179
私もみてて、同じこと思ってた。
きっと、妃殿下のためのケーキとか考えて
献上しようとして、やんわりとお断りがあったんだ、と。
黙って見守りましょうといわれ・・・というからには、
何かをしたがって、拒絶、という印象が。
>183
あー、なるほどお!
みんな、鋭いなあ、、、私もMさんのあの言い方には何を言おうとしたんだ?
とひっかかっていたんだけど、そういうふうに考えつかなかったよ。
>桂さんの全部を引き受ける覚悟をした
イチャモンをつける無粋を承知で言うけど、
本当に強い人がこれをやれば森村さんは救われていたと思う。
普通に未熟者同士が傷つけあっていろんなことに気づいて成長していくスタイルの方が健全だと思う。
186 :
無名草子さん:04/10/17 16:25:10
>>183 マサはあーいった素朴な焼き菓子は好まない。
バタークリームとかターップリ載ったアメリカンタイプの
大味大甘なケーキがお好みかと。
187 :
無名草子さん:04/10/17 16:34:16
皇太子ご成婚の時にはお祝いのケーキを献上したんでしょ?
雅子さんをイメージして、「南国の酋長の娘」とかそんな類のことをテレビで森村さんが言ってた覚えが。
188 :
無名草子さん:04/10/17 16:42:25
189 :
無名草子さん:04/10/17 17:17:49
>181
どんなお見合い写真だったんでしょうね。ちと気になります。
>>177 すごく好きになったんだと思うよ。旅行でトラブルにあった時、誤解されて
「桂のことは他の人には理解しにくい。」。
森村さんの良い所を一番理解してたのはMさんと思う。
>全部引き受ける覚悟をした。
というかMさんは森村さんをすご〜く愛したんだと思う。
最近の森村さんの記事読んだけど、20年以上経ってもMさん相変わらず
変わらない愛だったんで微笑ましくて心温まった。
森村さんはMさんによってもう救われていた思う。
森村さんの死は老いに対する死だと感じた。
Mさんが酒好きで病気で先に死なれたらと恐怖し、不安ですごく心配している。
死は還暦過ぎてもう十分生きたから、この年になると友、身内いろいろ死んで逝く。長生きしてMさんに先立たれるなら、一人孤独で
寂しく生きるより、今この年齢で、もう死にたい。子供がいない夫婦、
64才で今生きていて現在幸せでも、老後年々、老いて行くと将来一人になると
将来の自分が不安と。亡くなる一年前にも仏教の本で森村さんの死に対しての文を
目にしていたので。最近の記事の中にもMさんは森村さんの書いた文を
覗いているという、かわいらしいエピソード書いていたので、
一年前の仏教の本もMさんは読んでいるだろうから、Mさんは森村さんの死を
理解しているだろうと思った。死は過去のいろいろな事が原因ではなくて
森村さんの死生観の最良の死の選択をしたのだと感じた。
森村さんはMさんに見守られ望み通り亡くなり、穏やかに生涯を閉じれて
安らかだっだんだと思う。一年前の仏教の本で死にこだわっていて感じた。
>>189 はっきりした引用ではないのですが、ふっくらして幸せそうな写真、だったか
な。 本当のお見合いの時は、ぼろぼろの渦中だったから、その写真より痩せて
化粧も乗らなくて・・など書いてますね。
でもそのお見合いの時点で決めていた、というMさん。
読んだ時、いいなぁと思いました。ホントに愛されていたんですね。
加藤登紀子さんも昔の本のあとがきで、Mさんと結婚してから、またふっくら
肌もツヤが出て、幸せそうと書いてます。
192 :
無名草子さん:04/10/17 18:54:56
>191さん
ありがとうございます。
愛されてた妻に先立たれたMさん…やっぱり予感はあったのかなぁ。
病気とはいえ、余りにも衝撃的な、旅立ち方で
残された人の心境たるや…
193 :
無名草子さん:04/10/17 21:50:06
>>190さんが言うように今現在幸せであるのに、積極的に福音としての死を選択したのなら、
本能化している死への恐怖を乗り越えられる、よほど強靭な精神の持ち主ということになるのではないでしょうか。
それよりはむしろ
>>老後年々、老いて行くと将来一人になると 将来の自分が不安と。←鬱の表れ
なのではないでしょうか。
鬱というのはストレスが引き金になって神経系のバランスが崩れてしまって、
自分の心や身体を制御できなくなってしまった状態です。
幸せのまま亡くなった、と思いたいのがファン心理なのかもしれませんが、
満足して幸せなら鬱にならないし、
自分の心を制御できなくなるほどの問題を抱えていた
苦しいこと疲れて恐怖を乗り越えて死を選択した、という面はあるのでは?
森村さんって、雅子様のケーキの子宝の実(?)の件もそうだけど、
本人は何の悪意もなく、良かれと思ってしているのだろうけれど
相手がちょっと困惑するような善意の表明ってのがあったような
気がする。そういうことで誤解を受けたりしてショックを受けること
もあったのだろうな・・とは思う。
>>170 >本当にお客が座る席の
>脇にダンボール箱が積んであったりしました。
あれは玄関わきの森村さんの本の販売コーナーで、ダンボール箱では
ありません。
下の方の本は茶紙で包んだ未開封状態なのでそう見えたのだろうと
思いますが。
196 :
無名草子さん:04/10/17 23:15:40
昔から不眠症で鬱病は再婚前から持っていたと思う。
もともと旦那さんに守ってもらわないと生きていけない
心の繊細の人だから強靭な精神を持つことは
できないんじゃないのかなぁ。
鬱病抱えていても、強靭な精神を持たなくても
いま幸福とおもうこともあるのではないの。
そして自害することも。
鬱と幸福、両方持っていたのじゃないのかなぁ。
「動物と文学」の所の感想が少なくて寂しい。。( ´・ω・`)
桂さんは、「多くの人に愛された明るい青春小説の作者であるが、実は紛れもなく
古典的な意味での芸術家、文学者であり、異常さや激しさを充分に内に秘めている・・」
なかなか興味深くて考えてしまったのです。昔読んだ童話に裏側に悲しい秘話がある
ように。 森村さんの作品も、読む人によっては裏側の悲しみなどを感じとれるのかな、
と思った。
>>197 そう、自分で愛読者だと思い込んでいる人がかえって
森村桂を過小評価していたりする。
>>197 光あるところには必ず影がある、
表面の輝きや明るさが増せば増すほど、裏面の影も深くなる、とか…
>194
私もそれ思った。
皇室関係のエピでは、紀宮さんが軽井沢で他のケーキ店に行ったというニュースに
ショックを受けられたという話も誰か書いていましたよね。
でもそういう事に「ショックを受けてしまう」というところが
困惑しちゃう側にしたらまた重かったりするんじゃないかなあ…。
(紀宮さんは親しくなさっていたと思いますが)
ここでこういう事書くのは禁忌かもしれないけどね。
渡る世間は○○ばかり
>>198 >>199 ありがdです。 願いを描くことも芸術だ、と言う
森村さんの言葉も重いですね。
生きることの悲しみや苦しみを、いかにも文学的な表現で
もったいぶって描くのは、森村さんの美学に反したのでしょうね。
どんな奥深い内容も、常にリズミカルで簡潔な文体で描くという
信念があったのかも。
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡
205 :
無名草子さん:04/10/18 06:04:09
>203
知らなかったでつ。ありがとん。
>203
美学とはまた違うような・・・。赤裸々な「それ朝」も出しているわ
けだし・・・。
単に、そういう文体を持ち得なかった、作品として昇華できなかった
(しようとしなかった)悲劇なのでは?
彼女は自分であることにこだわり過ぎるほど、こだわる人では
あったみたいですね。
207 :
無名草子さん:04/10/18 08:28:44
なんか私と桂さんって、不器用なところが似てると思った…。
208 :
無名草子さん:04/10/18 09:02:38
46 :無名草子さん :04/10/14 15:28:38
鬱病の人が自殺するのは自殺じゃなくて病死なんだと納得してる。
前に香港の大スターが鬱病の挙句の自殺で亡くなった時にそう思って納得した。
あの大スターの年下のご主人は全身全霊をあげて彼を愛していたよ。20年連れ添って
病んだ時も必死の看病をした。でも駄目だった・・・
桂さんも彼も運命としてご冥福をお祈りするだけです。
209 :
無名草子さん:04/10/18 09:19:58
香港スターの夫婦?愛はあれで同性愛が見直されたといわれていますね。
鬱病で亡くなったのに三角関係の清算とか嘘八百書かれて・・・酷かったです。
森村さんとは子供っぽいピュアなところが共通していました・・・
>>203 簡潔な文体というのは、有名になりたいとかの野心や、
自分を大きく見せようという気負いがあまりない
東京生まれ、東京育ちの作家の特徴と、どこかに
書いてあった。
話変わるが、天国にいちばん近い島の恩人である、社長さん・・
最終的には良い人だったのかな。桂さんを商談に使ったりして・・。
素敵な足長おじさんとして書かれているけど、あの話も結構、裏側があるよね。
212 :
無名草子さん:04/10/18 13:08:15
森村桂のエッセー.本人の自筆イラストとサイン入り本が105円コーナーに
あったが買う気にはなれなかった
213 :
無名草子さん:04/10/18 13:28:54
>211
社長さんはごくごく当たり前に商売人としての抜け目なさもあったり
一方ではトップに立つ人特有の情の深さやふっと計算抜きで行動
するような読めないところを持っていたり、、、という感じの人
だと思いました。
でも桂さん自身、自分にとって足長おじさんならやっぱり足長おじさん
だと思っていたのだと思います。
桂さんも自分のやりたいことのためにはどんどん人を巻き込む人だもんね。
214 :
無名草子さん:04/10/18 14:16:27
森村さんは物事や人物を、ドラマになるような善意の脚色づけで解釈し、
感動に結び付けるところもあったように思う。
うん。悪意なく、こうした方が物語として面白いという所は脚色してる
ところがあるね。 天国に〜は、島田のおじいさんだっけ、盲腸の入院中
ずっと見てくれていたおじいさんに、可愛いい人形を貰ったって書いてるん
だけど、続天国〜 には実は人形はムッシュワタナベから貰ったものだった。
って書いてる。 話的に、ワタナベ氏からは貰いすぎてごっちゃになるのと、
そのエピソードを入れることで島田のおじいちゃんのキャラが立つ・・みたい
事を書いてた。
216 :
無名草子さん:04/10/18 14:29:20
>>169 あなた訳知り顔で書いてるけど本当にマスコミのことご存知?
どうも耳年増が想像逞しくしてるとしか思えないんだけど(もっとも
ここは年齢層高そうよね)。
マスコミってそんなに簡単に忘れてくれる世界じゃないのよ。
「ここにくる読者の方が彼女の事をよく知っている。」ような気がするのは
表の事情だけ。
今回の「自殺」が腫れ物に触るような扱いになっているのは上にある通り
美智子皇后のご友人、というのが正解。遺族にとっては救いになったはず。
>鬱病で亡くなったのに三角関係の清算とか嘘八百書かれて・・・酷かったです。
なんか鬱病について誤解してないですか?
鬱病の発症は根本的には解明されたわけじゃないけど、
器質的な要因ではなく、圧倒的にストレスなど心の問題が発症要因とされてます。
鬱病の人が自殺するのは自殺じゃなくて病死と言いますが、
脳に避けられない器質的変化が不可抗力的に襲ってなるわけではありませんから、
それはごまかし的表現だと思います。
結局心の問題を解決できなかったことに尽きると思います。
明らかに苦しんでいたのが三角関係のドロドロであれば(のように見えれば)
三角関係の清算と書かれるのは仕方ないと思いますけどね。
>>216 事情をご存知なら婉曲に教えてもらえませんか?
具体的な状況に興味があるというより、
彼女の人生の結末が何故自殺だったのか知りたい。
1.慢性的な精神的負荷に耐えられず?
2.慢性的に精神的負荷がかかった状況に突発的な何かが起こった?
3.安定していたが想像を超える突発的な何かが起こった?
4.理由不明の自殺
もしよかったら教えてください。
220 :
無名草子さん:04/10/18 16:38:05
>>217 三角関係そのものが嘘だったのです。該当する人物がいないのにそう書かれた。
だから嘘八百と書いたのです。
それとお医者様ではないのでしょう?
ごまかし的表現なんて、あなたこそ誤解していませんか?
鬱病には心のみならず脳内の器質で起こるものがあるのは有名ですが・・
香港の大スターの原因は恋愛ではなく仕事です。(家庭はとても幸福でしたし。)
制作者が金銭で問題を起こしたりして計画していた映画初監督作が暗礁に乗り上げたため
そのストレスから身体面にも影響が出ていました。
愛されるのに美貌はどの程度必要なのでしょうか?
あくまでも私見で失礼なのですが
森村さんのご主人お二人を合わせたより
パートナーの男性に溺愛され尽くされていました、その香港スターは。
香港スターの話なんてどうてもいいじゃない。
そんなにこだわらないでよ。
自分と解釈が違うからっていつも粘着なスレしないでよ。
貴女いつもウザい。
224 :
無名草子さん:04/10/18 17:43:28
>>212 どうしてそんな貴重なものを売ってしまう人がいるんだろう。ショックです。
>>223 自分と解釈が違うからっていつも粘着なスレしないでよ。
貴女いつもウザい。
はあ、私は初めてよ!いつもって何?
あなた頭大丈夫なの?
227 :
無名草子さん:04/10/18 17:56:16
221、222、223って連続の書き込み?
一本にまとめて書いてください。
前スレからの変なアンチさんと間違われたのでは・・・?
まぁまぁ、もちついて。香港のスター話はよくわからないのでポカーンだったけど。
たまに失敬な人が紛れてるね。
232 :
無名草子さん:04/10/18 19:31:17
>メルヘン?
全然.
森村の信仰者じゃないもん。
いい年してるから、メルヘンなんてとっくに卒業してる。
ある年齢になったらメルヘンな人って、今時いないんじゃないの。
遅くても20代で卒業でしょ。現実生活送り続けてたら、
メルヘン入っていたら、頭おかしい人なんじゃない。
ここは2CH誰でも覗くでしょ。
>>228-
>>229 続けてレスするのが粘着なの。>>230-
>>231も同じ時間帯
連続レス。いつも一人何役ごくろうさん。そういうのが粘着なんだよ。
あのー、初心者の方でしょうか?
メルヘンではなくてメンヘルです。
要するにメンタルヘルスって事です。
とはいえ、まったりいきましょうよ。
喧嘩腰はいかんよ。
>>232 メルヘンじゃなくって、メンヘル。私は別に223がメンヘルとか思わないけど。
私は231だけど、連投じゃなくってよ。信仰者とかやめてくれる?
今まで語れなかった森村さんのあれやこれや、思いを語っているだけでしょ。
森村さんを勝手に神にしちゃ、森村さんに失礼だし。
235 :
無名草子さん:04/10/18 19:51:00
メンヘルね。
メルヘンと読み間違えたわ。申し訳ない。
しかし、人を精神病って。失礼なやつ。
勝手に心の病にするな。
粘着、粘着言ってる本人が粘着なワケで。
前スレからの変なアンチさんが出てくると荒れるのよね。
一人で何役もこなして大暴れされるから。
今やこのスレの名物だわ。
238 :
無名草子さん:04/10/18 21:31:30
>216
それほど、皇室への影響力ある程の親交があったんですか?
239 :
無名草子さん:04/10/18 22:16:40
いいえ、そういうわけではないです。
ただ、雅子様が統合失調症、と発表された状態で、皇后と
付き合いのあった作家が、鬱から来る割腹自殺、というのは
時節柄、ちょっと、マスコミも扱いにくいのだと・・・。
統合失調症ちがう〜、適応障害。
大分違うよ!あードキッとした、、、。
243 :
無名草子さん:04/10/18 23:20:36
246 :
無名草子さん:04/10/19 00:02:39
>239
ちょっと考え過ぎじゃない?かな(と思う)
もう、どーでもいいですよ〜〜♪
桂さんは、結局離婚後は一度も山下氏と会わずじまいのまま
永遠の別れになってしまったのですね。
おしかして 天国にいちばん近い島
あれが売れたのが悲劇のはじまり?
251 :
無名草子さん:04/10/19 00:25:08
でも、映画化された時って離婚後だよね?
そんな、悲劇なんてことはないよ・・。人生を自ら幕を閉じたのは本当
なんだろうけど、人生を悔いているかはわからない。
森村さんにとって時代の流れが速すぎたのかなぁ、とは思う。
書いた、焼いた、描いた、恥かいた。
254 :
無名草子さん:04/10/19 08:50:54
天国に が売れなければ
最初の夫と出会うこともなかったでしょうに
この人は勘違い系の人では決してなかったと思うけど
本が売れて、時代の寵児になったことによって
本来の運命から どんどん逸脱した運命をたどっていったのでは?
255 :
無名草子さん:04/10/19 10:19:37
桂さんが天国で楽しく過ごしていらっしゃることをお祈りしています。
そのうち、私も行きますから、待ってて下さいね。(^-^)
>>212 サイン本、欲しかった
今からでもいいから、買ってオクで売って、お願い
地方のファンにとっては垂涎のものだったんだよ
>>256 なんか212は釣りっぽい気がしませんか。
>>257 そっかー、がっかり
ティールームの悪口言う人居るけど、いけただけでもウラヤマシイ
恐らく軽井沢なんて死ぬまで行けないと思う
>>258 行けばいいでしょ
貧乏なの?赤貧?
気の毒なおばはん
軽井沢、何度も用事で近くまで行ってるのに、アリスの丘があることも
森村さんに会える確率高いことも知っていたのに、行かなかった。
それがクヤシイ。
いつだって行けるさと思ってたのね。
>>258 このスレでは、“前スレからの変なアンチさん”に
レスをいただいたら一人前なんですよ。
変なアンチさんってアンチ森村さん?それともスレ立てに文句言ってた
粘着ファンさんのこと?
森村さんの本を引っ張り出して読んでるんだけど、だんだん女版山下に見えてきた。
本人も山下とは性格の過一致って言ってたけど、その通りだと思う。
トンボの尻尾の先に穂が付いてる・・・っていう言葉が森村さんにもピッタリ。
だって外国に何度も行って好きなお菓子や料理を一流店等で食べまくり、有名人の
知り合いも多くてTVにも出ていたんだよ。
それだけでも十分に身のある生活だったと思う。
山下から受けた仕打ちは十分同情に値するものだけど、世の中にはもっと不幸な生活を
送っている人がいくらでもいる。
Mさんという献身的な人まで現れたのに、一体彼女はこれ以上何を望んでいたんだと腹立
たしくなってきた。
でも、森村さんのことは好きなんだよ。
釣りかもしれないけど、釣れらてみます。
森村さんが外国に行ったのは取材旅行みたいなもので、そういうスタンスの作家だから
必然性があったと思うよ。
一方山下氏は奥さんからお金を毟り取り雪男探しなんて荒唐無稽な事をして、ただ
無謀なだけ。
これ以上何かを望んでいたというより、疲れ果てて何の希望も持てなくなったから
この世を去っていったんだと思う。
それに彼女は同情なんてまったく期待してないと思う。
要するに、妬ましいのかしら?>263
私には妬ましいようには取れなかったよ、
>>263 もっと、気がついてよ!好きな故にちょっとイラだってそう言ってみたくなる、みたいな感じで。
森村さんは、ジローに徹底的に否定されたが故に、
逆に彼女の中でジローの存在感が膨れ上がってしまったのでは?
得られないからこそ欲しくなるのが人生だから…
Mさんとは愛し愛されたんだろうけど、それが原因で幸せに気づけなかったのかも。
もう少し気持ちを燃焼できる形で離婚できてたらよかったのにね。
あの離婚可哀想過ぎる。(何回も言いたいくらい可哀想に思ってる)
「天国」」が売れたことより、あの離婚がターニングポイントじゃないかな?
ジローが家庭子供出世と着実に幸せを形にしてるから余計辛いと思うわ。
なんであんなに簡単に離婚届に判を押したのか、読み返してみたけどよくわからなかった。
離婚後迷って人に相談していくあたりはよく整理されて書かれていると思うけど。
あんなふうに離婚届をつきつけられること自体激しく傷つくはずで、
でも、傷ついた自分を直視している部分の記述はあまりない。
恐らく、怒りや拗ねる気持ちを核に傷ついた部分を守るような感じで自尊心が反応して、
判を押させたようには推測するけど(ヨクワカラン)
自尊心自体が脆弱だったので結果的に自分を支えきれなかった、とか。
森村さんの場合は、結婚本で世間に名を売っていたから、
離婚を届を突きつけられ時に整理しなくてはならない感情は
普通の人より複雑多岐に渡る筈で、世間体恥、怒り憤激、生活上の不安、後悔etc、
とにかくもつれにもつれた感情と闘わなくてはならなかったと思う。
ジローはサッサと逃げ過ぎ。
Mさんにぶっつけるんじゃなく、ジローにぶっつけないと整理できないのよ。
あの離婚可哀想過ぎる。
みなさん、釣り馬鹿は華麗にスルーが鉄則ですよ。
>>259 谷口ムスメの釣りなのはわかってるけど…
正直、ハワイやグアム・台湾韓国のほうが軽井沢よりも近いしお安いでしょうな
羽田から軽井沢への行き方が判らんよ、仕事で上京するだけで
山手線内しか移動しないし、飛行機&レンタカーの生活が長いので。
自分のレベルだけでものを考えないほうがいいよ
>268
軽井沢って長野新幹線に乗ったら東京から1時間のお手軽さですよ。
死ぬまで行けないなんて言わないで、是非行って見て。
>>269 ありがとう、でも新幹線って乗ったことなくて…(赤面)システムが判らない
イナカモンだなー…だからこそ、バリバリ東京っ子の森村氏の本が
新鮮なのかもしれないです
ツアーがあれば参加しちゃうかも…森村オフとかないしら
>>265 読ませていただいて涙が出て来ました。
>ジローが家庭子供出世と着実に幸せを形に
しかも、雪山再挑戦も成し遂げたんですよね。
これだと、ジローは元々家族を養い、ちゃんとした家庭を築く能力
のある一流の男で、前結婚が破綻したのは、自分の方に問題があったと
鬱状態の森村さんが思ってしまいそうな展開。
性格の過一致ってことはお互いにライバル意識もあったんでしょうね。
前夫は森村さんに嫉妬していたのかもしれない。
273 :
無名草子さん:04/10/19 16:19:38
桂さん…(涙)。
桂さんは知らず知らずのうちに男を髪結いの亭主にしてしまっていたのかも。
本人はあくまでポジティブシンキング
勿論尻に敷くタイプでもない
>>262 短文で森村さんを貶めたり、過激なことを書き込んだり、
人のレスの何でもないことにツッコんで来たり
あげ足とってからんできたり、そして、スレ立てに粘着的に
文句を言ってたのに、このスレを立ててくれた人です。
>>275 その人のレス番を提示してください。
また、それらがどうして同一人物で、スレ立て人だとわかるのか
理由を示してください。
根拠がないのならやめてください。あなたが荒らしです。
277 :
無名草子さん:04/10/19 18:45:33
ここはおばさんくさいインターネッツですね。
熱狂的というか、なんと言うか。
いろんな側面から桂さんのこと話したいのに。
280 :
無名草子さん:04/10/19 19:50:07
>266
森村さんにとって、離婚=IDの崩壊みたいな感覚だったんだろうか?
でも当時も既に夫婦の絆は崩壊してたんですよね?
それでも離婚しきれなかったのは当時の風潮・彼女の結婚神話のせい?
一度契りを交わしたら添い遂げる
そういう古い部分も持ってたと思う
女らしい、可愛らしい人
でも男性にとっては重いところもありそうですね
まっすぐすぎて マジメすぎて
絆が崩壊って言っても大きな事件がどかんと来たわけでもなく
徐々にずるずるとという感じだとなかなか自分では気づけないんじゃ
ないかなあ。後から思えばそうだったとわかっても。
当時の風潮も桂さんも一度結婚したら死ぬまでその人と一緒なのが
当たり前で「うまく行かないから別れる」なんて観念自体薄かった
ように思える。
森村桂は中島梓と似たようなもん
どっちも自己愛肥大でうざいブス
284 :
無名草子さん:04/10/19 22:13:28
中島梓って、SFの人?どこが似てるの?
彼女も保守的で繊細なの?
>>280 森村さんにとって自分のすべて、家庭、仕事、社会的立場、が結婚を基盤としてたんじゃないでしょうか。
夫婦の絆といっても時期によって変化もするし、
親子であることをことさら意識しないのと同じ様に、何も考えず固く夫婦であると思い込んでいたんじゃないのかな。
普通の離婚の失意や孤独の上に、何万もの読者に対する立場や世間的な見栄から仕事上の不安が加わったとしたら?
そう簡単に離婚は考えなかったと思う。
私はあんまりいい読者じゃないですが「それ朝」を何気なく読んだ時、ホント引き込まれました。
「血の書」みたいなものだと思った。
こう言っては変かもしれないけど、あまりにも傷つきすぎたから判を押してしまった。
本気で離婚届を突きつけられて、怒りや言い分を素直に出せないくらい傷ついて萎縮していた、
表現できない怒りが自尊心を刺激して判を押してしまった、みたいに思うんだけど…
ジロー氏にも離婚に至る言い分がありそうなのは当然としても、あの別れ方だけはいただけないと思う。
「それ朝」を読んだ時まだ高校生で、桂さんが離婚後ものすごく苦しんでいる様子は
よく分かったんだけど、その苦しみの理由が分からない感じがしていた。
最近読んでみて、やっぱり理由がぼやけていると思う。
>あまりにも傷つきすぎたから判を押してしまった
>表現できない怒り
私もそう思います。
書けなかったから読んだ自分にも分からない気がしたんだなあと思う。
作家としてはそこのところこそ書きたい部分だと思うのにとても書けなかった。
そう思うと可哀相。
「それ朝」ぜったい読もう。
森村桂をちゃんと知るためには、一番欠かせない本なんですね。
明日皇后さまのお誕生日ですね。
描きかけだったお祝い用の桂さんの絵、いつか皇后さまのお手元に届くといいんだけどな。
289 :
無名草子さん:04/10/19 23:48:34
男女関係を描いた本を色々読んだ中、
『それ朝』以上に切なくて、泣ける作品はないと思う。
>>279 いろんな側面から桂さんのこと、語り合いましょうよ!
今もしドラマでカチの役をやる人を選ぶとしたら絶対
市川実和子がぴったりだと思うんですがみなさんどうでしょう?
、、市川実和子、知らない、、、。
若い人?
昔桂さんの役をやってたという吉永小百合さん、またやってくれないかな、、、。
吉永さんが桂さんのおうちに来てコロッケ何個もペロリと食べて「あら、もうない」
とお皿を見回した、っていうエピソード覚えてます?「二人はふたり」だったかな。
何だかカワイイね。。。
市川ミワコさんってモデルだった人? 女優ではどんな役してましたっけ?
キム蛸のパイロットのドラマでチョイ役してたのしか知らない。
カチ役ってどの話かによりますね。天国に〜をもう一度リアルにやるとして
考えたんだけど、設定が24歳くらいですよね。あんまりその年頃の人が思い浮かばなくて・・
ちょっとユーモアも出せて明るくて、というと優香かなぁぁ。
294 :
無名草子さん:04/10/20 06:33:33
>289
当時、それ朝って売れたの?
どういう評価だったんでしょうか?衝撃の真実みたいな?
やっぱり私も森村さんの「結婚賛歌」な著書を立て続けに
思春期に読んだものだから、「結婚生活破綻」のニュースには
かなりショックを受けた。ただその顛末を書いた本が出たことは
当時読書の好みが変わったこともあって、知らなかったよ。
私はお菓子本から入って古本屋で初期3部作と旅行記を読んでいった口な
ので、森村さんは離婚歴があることは最初からインプット済みだったけど
ずっと順繰りに著書を読んできた世代の人は「それ朝」を読んでちょっと
森村像が揺らいだってことはあったのではないかと思う。
今までの自分から脱皮するための渾身の連載だったのかも知れないけれど、
もっと寝かせて自分を客観視できてから書いた方が作品としても彼女に
とっても良かったような気がするなぁ。
旅行記もそうだけど、彼女の本は本人のキャラが立っていて、
森村桂の行く○○、森村桂が見る○○事情、森村桂の結婚ってコンセプト
で売れていて、本人も実生活との多少の齟齬はあっても若い人への
オピニオンリーダーみたいな意識があっただろうから、結婚の破綻に
よって自己像が揺らいだのは大きかったのかも。
ジローは再婚後女の子を授かり、前スレによると
その後育児書を書いたり、教育関係の仕事に携わって
トントン拍子に出世したとか。
お子さんも立派な娘さんに育て上げていると思うけど
森村さんが結婚した歳に近づかれて、
ご自分が森村さんにした同じ仕打ちを,娘さんが他の男性から
受けられたらとか仮定したりして、悲しい思いにならないのかしら?
そこまで考えてないと思われ。
池上の家は結局ジローにとられてしまったのだろうか?
気になる。
300 :
無名草子さん:04/10/20 11:19:00
>299
私も、すごく気になる・・・。
裁判の結果については、森村さん、何も書いてないよね〜。
著作で読む限り、あんな無茶苦茶な山下の主張が通るなんて、
と思うんだけど・・・。
無事裁判に勝ったなら勝ったで、なにか書いてくれそうに思って、
当時からずっと待ってました。
301 :
無名草子さん:04/10/20 11:24:08
前スレで、借金があったので自宅は売った、というのを
見た気がするけど。
その借金は、森村氏の病気の借金だったと。
(山下の浪費じゃなくて)
もし、これがほんとなら、裁判のこととか、不当にひどいこと
前夫に対して書いてることになるよな、と思ってた。
山下さんが友人の弁護士のところへ駆け込んで、著作にAとかBとか段階をつけて
自分が協力しているから、自分の取り分はこれくらいだ、と主張したとか
そういう話でしょ。
結局山下さんに取られず自宅は売ったのだとしても、その話にウソは
ないんじゃない?
離婚の原因は山下さんの方にあるわけだから、慰謝料と著作に対する今までの
貢献分でチャラってことになったのでは?
裁判は実際に行われたのでしょうか?
友達の弁護士さんに相談して終わったのだと思ってました。
池上の家の名義は誰だったのでしょうね?
ところで、今朝のどの局だったか忘れたけど、ワイドショーでMさんが
肩車している写真出てましたね。
美智子様の古希関連でした。
ベネッセの育児本は子供が赤ちゃんの頃に愛読してたな〜。
ものすごく優しい雰囲気があって、編集の人はみんな子供好きなんだと
疑わなかった。
森村さんの書いた物を話半分としても、そんな人格破綻者がかかわったと
とても思えない。
もしかして、子供が生まれて別人のように変わってしまったのもと思う。
森村さんとの間にお子さんがいたら、また関係は変わっていたと思う。
最初の結婚の頃は、あっちだこっちだと海外飛びまわてった印象だけど
Mさんと結婚後はずーと軽井沢での生活だよね。
いろんな意味で相手に合わせちゃう人ですね。
>>306 Mさんとの結婚後も海外は色々行ってますよ。
94年はトロントに滞在していたって記事があるし、冬は仕事も暇なので
気が赴くところへ行ってたみたいだし。 軽井沢は桂さんの希望で住んだ
んだし。
>>305 変わっていたのかもしれないけれど、森村さんが子供を望んでいた時には、ジロー
はいらないって言ったんだから。 子供が出来たからって根本的に人って変われる
ものなんですかね? 子供は自分の分身になるから、子供に対しての愛情は深いのかも
しれないけれど、その他の人格的な所まで変わるとは思わないな。
>>301 あれだけ本が売れていて、余程の難病でも抱えてるならともかく
「病気による借金」というのは解せない。
>>305 テレビの入社試験問題を扱った番組でベネッセが取り上げられていて
採用したい人材は「家族を大切に愛するひと」でした。
社訓は「良く生きる」だろうな。
なのにどうしてこんなDV野郎を採用したのか?バブル期で人災枯渇
していたのだろうけど…私は離婚後ベネッセで不倫やセクハラをしていた
、というので、谷口(山下二郎)がもう退職したとしてもベネッセの本を
買う気に慣れません。会社に2面性があるような気がして。
「それ朝」に子供が欲しくて治療の為に病院行ったって書いてあった。
一度だけの通院で挫折した様だけど。
ドア開けた瞬間、ビックリされたらしい。
子供がいたら確かに関係はかわっていたと思う。
>>309 雪男探検に費やした費用、当時で1億円だそうですよ、借金があった
としてもおかしくないと思います
>>もっと寝かせて自分を客観視できてから書いた方が
それができるような人なら自殺はしないと思われ。
>>310 ベネッセは二面性があるって、やっぱり企業だから本音と建前があるんだろうな。
子供がチャレンジしてるからちょっと複雑。
いや、塾よりずっと廉価だからしてるんだけどね。
雪男探しは一回だけじゃなくて他にも海外旅行何回もしてるし、その度に
同行する人達の収入まで補填してたんじゃ、いくらあっても足りないな。
おまけに最期のネパールだかエベレストは愛人同行で、お金がかかるの〜。
なんかの本のあとがきに、再婚してしばらくたっても鬱病みたいだった
って書いてあったから、そのころの記述ってあまり鵜呑みにしない方が
いいような気がする。元気な頃だって結構いろんな設定を脚色する人
だったし。
森村さんの何かの文庫本の解説で
谷口氏が「僕が出てくるエピソードには、かなりフィクションがあるんだけどね」
と語っていた記憶があるんですが、ひょっとして、「裁判」自体フィクションだった、っていう可能性はないのか?
それ朝はともかくとして、「僕が出てくるエピソードうんぬん」ってそれ以前の
結婚賛歌の本の頃のエピソードでしょ。 今となってはフィクションもあるんだろうと
思うよ。でもその頃の話はジローにとってマイナスになる程の事は書いてないし、
仕事を辞めてしまった旦那様の為にも、書かざろうえなかったんじゃない?
森村さんは、それ朝もジローへの恨み節ってわけでもなかったし、わざわざ裁判なんて
難しくて大きい問題、フィクションで書くだろうか。
そう 森村さんはジローさんを貶めるような書き方はしてなかった
一体どういう人なんだ
320 :
無名草子さん:04/10/20 19:35:08
>315さん
再婚して愛される喜びがあったにも拘わらず
うつ病になったのは、なんでだろう?
過去のトラウマ?
離婚その後の事は結局闇の中なんじゃないの?
当事者が今さら話すとは思えないし。
まぁあくまでも私の見解だけど、それ朝とほかのエッセイは意味あいが
違う。 それ朝以前の本は確信犯的に脚色してる部分があって、それは
桂さん自身、夢の配達人になりたい・・という願望があるから、読者の
夢が壊れないように、リアリティよりユーモラスにテンポよく快活な文が
多かった。でも、それ朝は自分の思いのたけを綴って人の非も自分の非も
赤裸々に綴ったもの。 少なくとも一ファンとしては、桂さんの渾身の作
を否定したくない。 人を貶めて自分を優位にするとか、そういう計算が
できなさそうだし。今で言えば天然で、強さと弱さが魅力。
323 :
無名草子さん:04/10/20 20:40:08
>322
ここのスレの人は違うだろうけど、
夢・愛・結婚みたいな演出でエッセーをずっと書いてて
いきなり、現実のそれ朝を若くして読むとショックじゃないかなー。
反動で男性不信になったりした人いないのかな。
「それ朝」は森村側の思いのたけを赤裸々に綴ったもの。
山下側から見ると、書かれていないこともあるし、言いたいことも
山ほどある。
しかし、ここはあえて沈黙を守り、男山下、一人で泥をかぶります。
女流作家の元夫としては、内容はフィクションであれ、ノンフィクション
であれ、売れる本を書いてくれればいいです。
なんて周囲に言ってたんじゃないでしょうね?
>>323 わたしは中学生ぐらいで読みましたが、
その「夢・愛・結婚」みたいなのはなんか嘘っぽいと思っていた冷めた子供でした。
だから今でも読み返したいと思わないなあ。
>>323 実際はいたんじゃないでしょうか。前スレかニュース板でそういう人いました
よね。 私は大人になって知って、結婚賛歌の本から読んだんですが、
不思議と結婚賛歌だと思ったことはないんですよ。 当時付き合ってる人が
ジローさんぽい匂いがあって、結婚してジローさんぽくなったらどうしよう・・って
悩んでたくらい。 幸せいっぱいの本とは到底思えなかったですね。
>>316 谷口正彦氏の事を「山下ジロー」と称している記述はすべてフィクションですが、伺か?
328 :
無名草子さん:04/10/20 21:44:20
>>326 私も子供の頃読んで、
「うわ、こんなに不幸せそうなのに、自分は幸せだと言ってる」
と思い、怖かったです。
なので、それ朝読んだ時、納得する部分はありました。
329 :
無名草子さん:04/10/20 21:48:27
関係ないですがコバルト系だと思って読んだ「おいで初恋」がめちゃくちゃ面白くてびっくりしました。ただそれだけです。ご冥福をいのります
コバルトも書いてたんだ
331 :
無名草子さん:04/10/20 22:11:13
ごめんなさい。さっき調べたら角川文庫でした。すみません、、
332 :
無名草子さん:04/10/20 22:34:48
>328san
どんなとこが不幸せそうだったの?
>324
そういう言い方ホント、ヤマシタジローぽいね。
男ヤマシタを強調したいヤマシタさんと、いい女房幸せな結婚にひたすら
こだわる桂さんと。
確かにどっか似てるっていえば似てるのよね二人は。
334 :
328:04/10/21 00:09:29
>332san
赤福の件とかもそうですが、森村さんのこだわりポイントというか、
「これだけは、こうしてほしい」というところを、ことごとく
はずされてる気がしたので・・・。
おおまかにいえば、森村さんの書く結婚生活は、
「これだけは、こうしてほしい。他はどうでもいいから。
でもしてくれなかった。してほしかったのに。・・・私は、幸せだ」
という風な文章だと思って、読んでいました。
自分なら、これだけは、という譲れないポイントは、やはり
譲って欲しいし、せめて話し合いたいと思ってました。
でも、文中の夫は、森村さんのこだわってる部分を
まるでピンポイントみたいに狙って邪魔してるみたいでした。
そしてそのことに、森村さんは傷ついているらしいのに、
何故か文章の結論だけは
「私は幸せ、結婚はいいもの」
だったので、怖かったのだと思います。
森村さんって「これだけは」といいつつ結構こだわりが多いんだよね。
しかもその場で言わないで、後で「これだけは○○して欲しかったのに」
っていう。
私は四六時中、自分を理解して欲しいと思い続けている人なのだろうなぁ
って思ったよ。相手を思うあまり、その愛情を計ったり試したりせずには
いられない人なんだろうなぁって。
次郎氏はデキル男としての見栄や体裁に人一倍敏感みたいな感じでしょ。
多分、有名人の夫であることのちょっとした優越感と、
自分自身は有名でないこと、又有名人である妻への
なんとはなしのコンプレックスの間で本人自身混乱していて、
その辺り、桂さんとうまく呼吸が合わなかったみたいな感じがするんだよね。
ま、2人とも若かったんでしょう。
337 :
無名草子さん:04/10/21 05:51:43
>335
桂さんって、ちょぴーり、ACの傾向があったのかなぁ?
>>335 そうかもしれない。
「赤福」の件も、ジローがよそ見してる間にコッソリ買うとか、
ジローに知られない様に、宿の人に買ってきてもらうなり何なり
いくらでも入手できる方法はあったと思う。
そういう狡さがない所が桂さんっぽいけど、
「生きぬく知恵」もある程度必要だと思った。
「実は赤福欲しかった」と後で山下が読むであろう本に書くって事は、山下に
直接言えなくてもわかって欲しかったんじゃないかなと思う。
噛み合わない夫婦関係の間に面白おかしい理想とも言えるフィクションを混ぜた
本があって、すんごくゆがんだ夫婦だと思う。
山下は無理難題をおしつけて相手が服従する事で愛情を確認するとっても
変な人だったと思う。
森村さんはそれを「わたしだけにそうやって甘えてたり頼ったりするんだわ
辛いけど愛されてるし幸せ」って勘違いしてる人だったと思う。
心から良かったのは、そういう関係を山下から終わりにした事だな。
山下もそういう変な依存関係から飛び降りるのは怖かったと思うけどさ。
>339
私もそう思う。
赤福欲しいのを山下から無視された時点で、桂さんの関心は「赤福」から「ないがしろにされた自分」
に移っているんだよ。
だから赤福さえ手に入ればそれでいい、っていう問題からさらに問題は大きく深くなってる。
ACの人ってそうなんじゃないかな。
誰に対してもってわけじゃないけど。
この人こそは、って思う人に対しては相手の愛をいつも探ってしまう。
離婚届けに判を押してしまったのも、はたから見るとささいなこと
に対する「ないがしろ」感の積み重ねから連なる、彼女の中のパワ
ーゲームみたいなものの一環だったのかも。
でも相手はゲームどころか極めて現実的で本気だった。
それであんなにショックを受けてしまったって思うと少しは納得が
いくような気もするなぁ。
>>342 >パワーゲームみたいなものの一環
ぅわ〜! 上手い表現!
>>338 「生きぬく知恵」というか、サバイバル力や世渡り術。
これらが基本的に備わっていなければ、他にどんな才能や能力が
あってもダメなのよね。
ジローと張り合うことは、森村さんにとって所詮無理なことだった。
ん〜でもさぁ、高校時代に演劇部の部長をやった話が真実なら、その時は
結構したたかにやってたような気がするけどな。
アパートの893を追い出した話も同様。
ジローに出会って骨抜きにされたのかな。
うん。繊細のようでいて、勇敢な武勇伝みたい話も沢山あるし、強さもあるんだよね。
私が昨日読んだ本には、テレビの企画かなんかで田○角栄さんと辻留さんと味噌汁を飲む
機会があって、「家は5年ものの味噌を取り寄せてましてね」「やはり5年モノですね」
という二人に 「どんな味噌でも美味しくするのが辻留さんの仕事だし、市販の味噌を美味しく
する様に言うのが田中さんの仕事じゃないですか」って言ったら二人とも苦虫を噛み潰したみた
いな顔をしてた・・とか。その話は結婚後なんだけど、その本にはジローが森村さんに、常識
知らずは恐いなって言ってる記述もある。 昔とは違う読み方をしてしまうね・・。
それは結局「相手」によるんじゃないかなあ。
自分の意思を主張できる相手と。
相手の愛を探らずにはいられない相手と。
そうですね。やっかいな所は、二人ともそういうタイプって所ですよね。
ジローは、天国に〜読んで惚れたわけだから、森村さんの快活な冒険心みたい
明るい部分も好きなはずなのに、女房としてのぞむ部分は古風な部分を求めて
いるっぽいし、はたからみててもちょっと無理があるなぁ。
349 :
無名草子さん:04/10/21 13:05:27
市川実和子さん見ました。たしかに背が高くて髪が長くて、雰囲気ありますね〜
思ったよりまだ若いんですね。
>>344 いくらか健康だった独身時代は気力があっても、ヒモに追い詰められて
生死をさまようような病気続きで、結婚後は精も根も尽き果てたんだと思う
DVで離婚できない妻にもいるよ、こういうからだ壊して動きが取れない人
夫の虐待で別居して、毎日夫が床に投げ捨てていく薬と食品で
生きながらえるのが屈辱だ、と泣いてた奥が他スレで居た
若さや名門校の友人と肩書きや、出版社や世論の支持に守られて発揮できる
闊達さと、実際に自分ひとりで発揮できる能力ってまた違うと思う。
現に、就職先ではうまくやっていけなかったのだし。
彼女自身の能力は「創作」と「自意識を守ること」に殆ど費やされるって
感じだったのでは?
本人もそれがわかっていて、そんな自分を理解してくれる人に、日常の
いろいろはあるにせよ手綱をしっかり握って守ってもらう生活を求めて
いたのだと思う。
義妹が恐い。
兄弟の嫁=自分のパシリなんて、どんな土人の風習なんだか。
>ジローと張り合うことは、森村さんにとって所詮無理なことだった。
これ、すごく納得できる。
ジローって、森村さんの要領の悪さみたいなものを寛容に受け止めそうな男じゃないもの。
義妹は確かにお兄さんに似てちょっと変わった人で、こんな義妹がいたら大変だな
と思わせる人なんだけど、ウエディングドレスを縫ってもらった事は素直に感謝だけ
するべきだったと思う。
義妹は好意でしてくれたことだし出来映えも素晴らしいかったらしいのに、何年たっても
不満に思うのはどうかと思った。
そういうささいな事でどんどん人間関係が悪化する事もあるのに。
ああいう気難しそうな兄妹なら特に。
義妹のトコちゃんねー。
小姑は鬼千匹と自分で言うというあの人ねー。
憎らしい義妹だ。
ドレスそのものについての感謝は思いっきりしてたと思うよ。
ただ、それは桂さんには納得のいく方針変更ではなかったわけで、
そこを我慢に我慢した上でのドレスだから、気持ちは複雑だろうね。
そもそも結婚式なんて、自分中心、少なくとも夫婦中心で
夢を描いてしかるべき、一生にそうないセレモニーなわけで
そこに余計な水をさされたっていうわだかまりは、
何年経ってもどうしようもなく残るんじゃないかなあ。
ドレスがいくら素晴らしくても。
357 :
無名草子さん:04/10/21 18:53:21
>356
うーん、そんなに気に入らないなら初めに言えばよかったのかも。
後に愚痴ってもストレスたまるだけ。
どうしてもいえないからストレスがたまったんでしょ・・・
>>346 「どんな味噌でも美味しくするのが辻留さんの仕事だし、市販の味噌を美味しく
する様に言うのが田中さんの仕事じゃないですか」
これ初めて聞いて思い出したのが
森村さんと親交があった美智子妃殿下の
子育てについての語録で
「幸せな子」を育てるのでなく
どんな境遇に置かれても「幸せになれる子」を育てたい。
という発言があるんですよ。
みそと子ども、語ってる対象は違うけど、物事に対してのスタンスが
似てるような気がします。
お二人が仲が良かったのわかるような気がした。
>>354 トコちゃんの知り合いなんですか?
それとも本に書いてある人物像から
>義妹は確かにお兄さんに似てちょっと変わった人で、こんな義妹がいたら大変だな
と思わせる人なんだけど
と言ってるのでしょうか?トコちゃんが実際どんな人かは知らないけど
たまたま兄嫁が作家だったという事で自分のほとんど悪口にとられるような事を
書かれてちょっと気の毒に思った。
ほんとうにいじわるな人なのか、桂さんの事が嫌いだから桂さんからしたら
ヤナ奴だったのかわかんないし。
そうね……
まあ、言える人だったら「それ朝」書いてないでしょうしね。
義妹のふるまいもだけど
それを許している旧弊な家風そのものが水に合わない、太刀打ちできない感じ。
でも憧れのお嫁さんでいるためには我慢しなくちゃいけない矛盾→ストレス
一般人からすれば、その場で言わないで後で雑誌に連載されちゃったり
する方が余程ダメージ大きいと思うわ。
森村さんは書いて気が済んだのかしら?
363 :
無名草子さん:04/10/21 19:38:11
>362
書いて余計落ち込みそう。書いて自分も傷ついたみたいな。
結局相性悪かったんだろうね。
相性悪くても表面的に合わせる要領のよさを持ち合わせてないというか
絶対に絶対に人を傷つけまいとしていたら、
それこそ、人間を描けるわけがないと思います。
人を傷つけたくなかったら、そもそも作家になどなるべきではありません。
それでも書かずにいられない作家という病気が芸術として認められているから、
難しい判断を迫られるのではないですか
>>360 354ですが、もちろん実際にトコちゃんにお会いした事はないですよ。
だけど、わたしも昔少しだけ洋裁していたことがあるんです。
ウエディングドレスを作るのは途方もなく大変な手間隙がかかる作業なんです。
多分トコちゃんなりに、それが方向性が食い違っていたとしても一生懸命縫ってく
れていたはず、本当に感謝しているなら何年もたって本に不満があるように書くはず
がないと思いました。
「それ朝」で後に森村さんが人形を心をこめてトコちゃんのお土産にしたのに、喜んで
もらえなくて残念がってましたが、やっている事は同じじゃないのかな、、、と。
でも、もちろん作家さんに完璧な人格を求めること自体幼稚な考えだし、わたしが
どうこう言うべきことではないです。
だけど、ちょっと森村さんは思いやりに欠けていて大人気なかったという感想を持ちました。
でも森村さんって所謂自分の問題をつきつめて昇華させるタイプの
作家じゃないと思う。それ朝も結局は「婦人公論」的なゴシップ
と女性の悩みの範疇から出られなかったし。
古今東西の本もあまり読んでらっしゃらないような気が・・・。
(国文科なんだよね。専門はなんだったのかしら?)
今「12時の鐘が鳴るまで〜それでも朝はくる、その後」を読んでるんですけど、
一朗さんが、女房である桂の仕事は「ニコニコしていること、それと、元気でいること」
って言ってそれを一番望んだ結婚だったろうに、晩年こんな鬱で自殺未遂の後に亡くなる
なんてことになっちゃって本当に気の毒です。
もちろん桂さんも気の毒だけど。なんかこの2人って結婚相手としての相性ってどうなんだろう
って、今更どうしようもない事だけど考えさせられた。
三宅さんはもっと普通の堅実な節約好きの女性が会ってる気がするし、
桂さんには三宅さんのように小さくまとまった人より、もっと大きな(経済力もふくめて)
人物があってたんじゃないのかなぁ。
もし離婚しても、悲しみが癒される前に勢いで再婚するもんじゃないと思った。
>現に、就職先ではうまくやっていけなかったのだし。
単にミスマッチなだけじゃない?
森村さんが、花森安治率いる全盛期の暮らしの手帖の手駒になれるとはとても思えない。
>365
普通の人が思い描くようないわゆるウェディングドレスを作るのは確かに大変だと
思う。
が、森村さんが義妹に作ってもらったドレスはロングワンピに毛がはえた程度の
ものだろうと勝手に想像してた。
実際はどうだったんだろうね。
>>368 ん〜〜捉え方は人それぞれだけど・・私はMさんで良かったって思う。
森村さんのあの状態からいけば、Mさんに会わなければあの時点で命を
落としていたかもしれない。。 それに晩年をアリスの丘で好きな事が
出来たのだから・・。Mさん、経済力はともかく器は大きいよ。
メンヘルには精神的に圧迫されない、器の大きい包容力が必要だと思う。
結果からみて、否定する人も多いのだろうけど私は誰がってことより、森村さん
自身、自分と向き合っての結論だと思う。
373 :
無名草子さん:04/10/21 22:52:29
>368
確かに、ぴったんこの相性ではなさそう。
お互いにキズを舐めあうような、共依存になっちゃったのかなぁ。
もっと器の大きい・経済力・包容力のある人と出会えれば又違う方向性もあっただろうに。
内面の充実はあるんだろうけど
本当に要領の悪そうな方ではある
だから惹かれるんだけど、実際傍にいたら
どんな方なんだろう
全く話がそれますが、ケーブルTVまたはスカパー入ってる方へお知らせ!
日本映画専門チャンネルで来週の金曜日10月29日の22:00〜
「天国に一番近い島」やりますよ〜。
実際そばにいたら「憎めない不思議ちゃん」。
広く浅い友達の一人なら楽しい。
けど深く付き合ったり、義理の家族になったり、恋人になったりすると
なんせ本人はまったく悪気がなく純粋なだけに、距離をおきたくなりそう。
私は森村桂よ、という自負心もかなりあるみたいだし、
確かに、距離は置きたくなるかもしれない。
私も距離を置くような気がします
実は結婚もあまり向いてる人ではなかったのかもしれない
>372
ご本人が「本読むのめんどくさいから読まない」ってどこかで書かれて
いましたよ。
380 :
無名草子さん:04/10/21 23:49:46
>378
確かに微妙かも。でも、担当の編集さんとは上手く付き合ってたんだよね?
381 :
無名草子さん:04/10/21 23:55:18
感じ悪いね、ここの人達。
桂さんも深い付き合いなんて望んでないんじゃない?
弱っている傷ついてる人なら限りなく、優しさを注ぐ人だと思うよ。
>>379 372さんじゃないけど「もうひとつの学校」や大学時代を書いた
作品を読むとイメージが変わると思うよ。読書が苦手なのも本当では
あるらしいけど。
また熱烈さんがw
あのね、清濁併せ呑むのもファンだと思うよ。
>>381 いや、むしろ、弱っている傷ついてる人なら限りなく、優しさを注いで飛び込んじゃうタイプの人だと認めてるから
距離を置きたくなるんじゃない?
皆、桂さんのようにできない、疲れるわーと限界を知ってるから、巻き込まれたくない、距離を置きたい、と。
>>374さんが
「本当に要領の悪そうな方ではある、だから惹かれるんだけど」と言ってるけど、
端的に言うとそういうことだと思う。
森村さんがスマートな要領派なら、ここまでスレは伸びない。
>>385 横レスすまそ。
「距離」といえば、ティールームのおかみとお客の読者という
距離はお互いにちょうどよかった気がします。
>>381 私が言いたいのは、桂さんも深い付き合いは望んでないし、出来ないだろう
って事。 自分とタイプが似てるから解る。どんなに仲の良い友達でも、明るく面白い
自分を演じたり、気を損ねない様に細心の注意を払いどこか心を許してない。
だもんで、一日会ったら一日は寝込みたい位。 そういうのって相手にも伝わるから、
結果、距離感が生まれると思う。 でも、弱い人にはとことん付き合って、
愛情を示してあげたい。 自分が得られなかった愛情、私は掛け値なしに持っているよ
って教えてあげたい。 その弱い人以外は、無意識だけど、敵なのかもしれない。
まぁ、妄想なのかもしれんが・・誰かといても無防備に眠れなかったり、
旦那に常に愛情を試すことしたり、要領の悪い自分にコンプを持っていたり・・
色んな共通点があるから。
森村さんのネガティブな側面の指摘があっても
そういう面を含めて、やはり森村さんに共感or好感を持つという
行間の雰囲気が出ていて、感じの悪いレスなんか
ほとんどないと思います。
389 :
無名草子さん:04/10/22 10:12:42
なんだか自分のことを言われているみたいだなぁ…と思いながら、
読んでいる、私以外にも結構いらっしゃったりして…。(^^;;
私は、純粋で、些細なこと(←他者から見たら)にこだわりやすい、
一生懸命で不器用な桂さんが大好きです。『それ朝』は私の宝物です。
390 :
無名草子さん:04/10/22 11:23:19
この人は感性を優先させてしまう人なんだろうな。
エッセイを読んでそう思った。
391 :
無名草子さん:04/10/22 11:23:45
>389
私も持っているすべての本の中で、『それ朝』が一番好きです。
392 :
無名草子さん:04/10/22 11:26:32
吉永小百合主演の森村原作映画ギボン
子供の頃再放送で見た多分森村原作と思われるドラマを見たいです。
ジローさんと思われる男性に「生活費が欲しい」と言うと着ている服のあちこち
についているポケットから手品みたいにたくさんお金を出すシーンしか覚えてないです。
それが吉永小百合主演のドラマかいまいち自信がありませんが。
394 :
みぶっこ:04/10/22 12:27:57
ジローさんとの結婚生活を,彷彿させる本,全部買って読んだもんです。その朝を
読んだ時,びっくりしました。アリスの丘で,元気に活躍しているとばかり思って
居ましたのに。浅香さんはどうされているのでしょう?
395 :
無名草子さん:04/10/22 13:44:24
アリスの丘は、離婚後の住まいだよ?
396 :
389:04/10/22 15:59:13
>>391 同じことを思っていらっしゃる人が! 嬉しいです…(感涙)。
>>396 12時の鐘が鳴るまで、
は、どうですか??
398 :
みぶっこ:04/10/22 17:26:18
ええそうですよね。再婚されてからアリスの丘を、
開かれたんでね。ケント・デリカットがお菓子屋さん訪問
するテレビの番組で知りました。
ケント・デリカット これまた懐かしいお名前がw
髪の毛が近くによるとすごく臭かったってほんとですか
店で
401 :
無名草子さん:04/10/22 18:35:04
匂いまではわからないけど、不潔ではあったようですね。
高島夫妻の番組で、かなり厳しく指摘されてましたよね。
フランスの粉ってそんなに違うのかな。
この間近所の西友で売ってたよ。
見た目、色がちょっと濃いくらいだったかな。
探せば入手可能だ思うので、「粉が違うから」とお嘆きの方々には朗報かと。
>>400 それ朝に書いてたけど、精神的に参っていたときは臭かった・・みたい
です。 不潔かどうかはわからないけれど、その時期は病的に臭かったらしい、
と。 高島夫妻の番組は見てなかったけど、その後の写真や映像では
ちゃんと髪結んでますよ。
404 :
無名草子さん:04/10/22 19:18:22
>401
高嶋夫妻がゲストに文句たれたってこと?
そんなの放送するのもどうなんだろうか。
奥さんのスミハナヨさんが、遠慮がちに桂さんの髪の毛を後ろから縛った
ってレスを見た。
>>405です。
司会者にそんな事させないで、スタッフ側が番組収録前に「髪結んでください」
とお願いしておけば良かったのにね。
高嶋夫妻の番組も奇しくも日テレ。
鬱がひどい時やハゲが気になる時はあまり洗わなかったのかもしれないですね。
だけど、故人とはいえ「臭い」っていうのは失礼な気がするよ。
>>402 我が家の近所には西友はないけど、マニアックなケーキの材料店があるので
探してみます。
自分で焼いたバナナケーキはとっても美味しくて家族にも好評だけど、
売り物としては見た目じみーーで微妙ですね。
408 :
無名草子さん:04/10/22 19:54:37
その時のこと、ナンシー関が書いてるよね。
汚い髪にあきれた夫妻が無理やり髪を結んだ。
「そんなでいつも料理してるの?」と。
で、出来上がったケーキ食べて
「これで800円もとるの?ひどいよ、それは」と。
本当だとして、高嶋夫妻もナンシー関もあんまりすぎるよ。
見た目不快だったとしても傷つけるような事は良くない。
繊細な人だから深く傷ついたと思うよ。
汚い髪といっても、テレビに出るのだからちゃんと洗ってスタイリスト
もついているはずだと思うんだけどな。
ホントそういうの悔しくて涙出る。私だって桂さんがリッパなご大層な人だった
なんて思ってはいない。欠点もいっぱいあって、バランス感覚も悪くて見ていられない
ようなとこがたくさんあったのに違いない。
だけどナンシー関なんかにそんな冷たい目で見られるのはすっごいくやしい。
理屈になってないけど要するに何が言いたいかと言うと私はナンシー関
大っキライだし、桂さんは好きだ。
411 :
無名草子さん:04/10/22 20:09:44
それはそうだよね。
いじめっぽかったもん、あれは。
でも、スタイリストって、誰にでもつくんじゃないよ。
あれは、自分の服とか決まってるタイプだと局に思われたら
つかないよ。
水森亜土とか、そういう個性派さんと認定されたらつかない。
ドーランは塗られるけど、嫌ならいいですけど〜って位。
コメンテーターとかだと、服から髪から顔から、ぴしーと
されるけどね。
412 :
無名草子さん:04/10/22 20:11:35
桂さんにマネージャーいなかったとしても、そういうときこそ
懇意にしてる出版の担当編集者さんが親身にアドバイスしたりしないものなの?
413 :
無名草子さん:04/10/22 20:15:45
テレビ出演の仕事を、出版の担当者がアドバイスするかなぁ。
それに、桂さんの全盛期の話じゃないから、専属の担当とかも
いなかったのかもしれないし。
高嶋父はあの番組で結構毒舌だった。
「それ朝」でハゲのこと、
気がつくと薄くなったところを探ってさらに抜いちゃってる……ってあったから
神経性の脱毛に、抜毛癖(これも神経症の一種)も加わってたみたいですね。
自分もストレス溜まると抜いてしまうので
読んでてとても痛かった。
「それ朝」に、離婚後まだ全然立ち直っていない時期に講演に行って、十円ハゲ隠しに
リボンで結ぶんだけど、正面から見ると痩せてて顔が貧相になりすぎるので
話し始めると同時に片手でリボンをはずすことにした、っていう場面あったよね。
あれを思い出したんだけど…やっぱりテレビ映りには結んでいない方がいいって
思ったのかなあ、と。きっとふだんアリスの丘で作っているときはちゃんと
結んでいたんじゃないかなあ。。。
テレビ局でバイトしたことあるけど、料理番組ってちょっとでも
不手際があると、ものすごく苦情の電話が来るんだよ。
髪の毛とか爪とか味見の仕方とか、果ては背景の置物が不潔に見えて
気分が悪くなったとかって。ホスト役が髪の毛を結ぶように促したのも
多分プロデューサーの指示でそれはある意味仕方ないと思うの。
ただ、桂さんもテレビ初出演じゃないし、打ち合わせだってしただろうに
どうして最初から帽子をかぶるなり結ぶなりしなかったのか疑問・・・。
私ナンシー結構好きなのよね。あの人も料理手まめで結構いろいろ作る
人だったからそこら辺の違和感に敏感だったのかも。鬱病だなんて
知らなかっただろうし。
418 :
無名草子さん:04/10/22 20:43:32
アリスでも髪は結んでなかったみたいだね。
無頓着そうだから、周囲の人が助言すればよかったのに。
一応飲食店だし。
皇后様と一緒の写真も髪の毛結んでいなかったし、
アリスの丘でも結んでいなかったと思う。
こないだのザ・ワイドでは結んでケーキ作っている所が出ていましたよ。
ビデオとって見たから確か。
結んで白い帽子かぶって、お揃いっぽい桂さんの絵がついた
エプロンしてましたね。
422 :
389:04/10/22 21:23:53
>>397 未読なので、探して読んでみようと思っています。>『12時の鐘が鳴るまで』
423 :
無名草子さん:04/10/22 22:07:29
森村さんはロングが好きだったのかな、さっぱりした
ショートカットの方が似合ってたかも。
あの髪がベト―っとした感じはちと…
歳をとってあまり似合わなくなってもロングを続ける人は、ものすごく髪に愛着が
ある人なんだと思う。
お顔にはコンプレックスがあったそうだから、髪がとても大切だったんだと思う。
わたしは茶色い癖毛だから真っ黒なストレートにあこがれるけど、中年以降ストレート
ロングが似合う人はなかなかいないね。
>>392 原作「違っているかしら」の映画で「私、違っているかしら」という題らしいです。
私も見てない、見たい。
400なんかも釣り馬鹿だと思う。
「臭い」って子供が仲間はずれによく使う決り文句だよね。
大学の頃は、楽だし演劇をしやすいという理由で髪が短かったみたい
だし、天国に〜の頃もザンバラ頭とか書いてるから、その後ロングに
して誰かに誉められたのではないかと・・(ジローと思う)
推測だけどね。
高島夫妻の番組って「ごちそうさま」だったよね。私見ました。
ビデオもとったけどもうないですorz。
昭和61年だったはず。たしか生放送。
桂さん帽子はかぶってましたが後ろ髪が広がるからか、打ち合わせ通り
なのか、ケーキの前説を桂さんがしている時に寿美さんがうしろから
そっと束ねたのを見た気がする。
さてケーキ作り。高いところから粉を入れるので粉が舞い、高島忠夫が
ちょっと不機嫌に。浅間ぶどうのジャムをパッパと入れる時に高島忠夫に
向かって少しはね、忠夫がさらにムッとしていた。忠夫さんはこの日はどうも
低気圧だった感じがした。寿美さんはアラアラという感じで少し笑って最後まで
冷静だった。ケーキを食べるときお店の宣伝もした。忠夫さんが「結構な
お値段ですね」ぐらいは言ったかもしれない。
以上、あくまで私の記憶です。たぶんゆがみもあることだろう。
ちなみにそのころナンシー関ってまだ駆け出しでほとんど知られて
なかったと思う。
どうしてわざわざ、事実を歪曲したい人がいるんだろ。
単なる暇つぶし?
私も見たよ。ケーキの粉がうわぁ〜っと舞って高島さんがのけぞったとき、
桂さん「飛びたい粉は飛ばせればいいんです♪」って楽しそうに
言ってた。
あの頃は早口で喋ってたなあ、桂さん、、、思い出すと泣けてくるよ。
この間見た「ザ・ワイド」ではすっかりお婆さんみたいな喋り方の桂さんが写ってた。
433 :
無名草子さん:04/10/23 05:53:10
>432
老けて見えたのは、あの年に合わない髪型のせいとも思う。
でも、桂さんはロングが好きだったんだろうね。
いつまでも娘の気分だった・・というか、髪の毛切って
老いが露になるのが嫌だったのかも。全く地味な年寄りに
なってしまう恐怖っていうか。
亀だけど 要領のいい人ってなんか魅力がないっていうか。
伝説の森茉莉なんかもそうだけど、こういうチョット世間の常識をはずれた人って
作家にふさわしいとも思うし、作品にも付加価値を与えると思う。
森村さんの良さというのは、人によっては
通じない人にはまったく通じなくて
「変な人」と思われてしまうかもしれない。
例えば、皇后様や紀宮様、紀子様には通じても
雅子様には通じないかも。
437 :
無名草子さん:04/10/23 12:30:30
>436
納得。キコさんにも通じるかなー?
臭い云々って、「離婚後友人から、あなた臭いわよ って言われた」って
森村さん本人が何かに書いてたよね?
臭いって表現は侮辱的というより、離婚後の森村さんの体調の悪さをよく表してるとオモタ。
鬱の症状がひどくなってくると、
お風呂に入ることすら嫌になっちゃうんだよね?
そのせいなんじゃないの?
臭いといえば、12時の〜ではジロさんには独特の体臭があったって書いてた。
12時の〜を書いてる時は、それ朝の時にはまだ残ってたジロさんに対する怒り
みたいのは綺麗になくなってたそうだけど、自分の事ならともかく人の体に対する
事の暴露はちょっとかわいそうに思った。だってワキ○持ちってばらしてるようなもんでしょ。
でもそんな正直なカチが好き。
>>438 そうそう、だから私も釣人にそう答えたの。釣られちゃったのかも、だけど。
私が記憶してるのは、あの当時は臭かったらしい、っていう記述。
本人が記述してる言葉だから失礼じゃないし、もし本当にそうゆう噂がたってた
(美容室で髪を洗ってもらってるって書いてたから)のであれば、病気の事もあるし
自分の言葉でそう語ってましたよ、と伝えたかっただけ。
物凄く繊細な人なんだろうけど、作家らしく自分の事を客観的に
けろっと書いてる感じもしますね。
おととしの11月ごろ「レディス4」にゲスト出演したときのビデオ
うっかり消しちゃったんだ。。゚(゚´Д`゚)゚。
444 :
無名草子さん:04/10/23 16:40:08
おととし11月・・・お元気そうでしたか?
どんなご様子だったら、よかったら教えてほしい。
445 :
無名草子さん:04/10/23 16:59:33
化粧ッ気もなかったように思いますので
ロングヘアーがトレードマークというか
おしゃれだったのかもしれませんね。
そう言えばずっとあの髪型だった気がする。
>>436 要領悪く見えるけれど、その芯に見え隠れするピュアな部分をどう思うかじゃないでしょうか。
皇后様などはピュアな部分を感じ取って愛されたような気がする。
うんうん、ほんと。
桂さんは、相手は高貴なご身分の方だから、というような意識や計算があまりなく、
ごく自然に人間としての皇后さまを敬愛してお付き合いしていたように思う。
ふだん誰からも崇められている人は、真心を見抜く目ができていると思うから。
448 :
無名草子さん:04/10/23 17:41:32
>441
でも病気なら髪の毛もっと切った方が軽やかにすっきり
したような。ろんげでID保ってたのかな?
>>444 意外と見ていた人は少ないのかもですね。
ニューカレドニアの観光紹介と「いまでも天国にいちばん近い島」の本と
アリスの丘の宣伝を兼ねた企画でした。
桂さん…「ごちそうさま」のころみたいな躁状態はなく落ち着いた話しかた
でした。その分元気さは減って、ちょっと桂さんが小さくなって見えて心配
でした。足が痛むのか、足を組んで、ときどき左右組み替えていました。
(実況スレで「すごい態度のゲストだ…」といわれてたw)。
主に話をしたのは岩崎美智子さんと小林節子さんで、二人とも顔なじみらしく
好意的で楽しい放送でした。あの二人ももう引退しましたね(ノД`)。
忙しい最中に見たのでもう一度見たいと思っていたのにビデオ上書き
しちゃった。・゚・(つД`)・゚・ 誰か見た人他にもいないかな。
450 :
みぶっこ:04/10/24 08:54:14
皆さん桂さんにとっても好意的な、ご意見ばかりで嬉しくなります。千週の
週刊朝日だったかに、三宅さんが、桂は愛情欠乏症・飢餓感を持ってた女性だったと
書いてましたね。でも桂さん善い人と再婚されてよかったですね
451 :
無名草子さん:04/10/24 09:39:24
>450
ACってこと?
人間、いくら自立心が大切と言っても
愛されていると実感することによって自己評価が
高くなり、自信ももてるという部分がある。
ACというより、完膚無きまで叩きのめされた、
あの離婚の後遺症だと思う。
一度目の結婚は愛されてる実感があったのかな?
過一致の二人だから、補いあうのが難しかったのでは?と
推測するのだけど。 ジローはもたれかかると、やめてくれ
という、M氏は僕に全部体重をあずけてごらんと言う。
これって大きな違いだなと思う。
精神の病気は後遺症だと思う。
454 :
無名草子さん:04/10/24 12:30:31
もう何日かで一ヶ月たつんだ・・。早いな。
455 :
無名草子さん:04/10/24 12:41:45
坂本九が死んだ時、その時間に何故か空を見上げてた、って
書いてるのを読んだ。
もっと生きてて欲しかった、早すぎる、惜しいって。
そういう、先に逝く人を悼む気持ちの深い人だったのに、
どうして、自殺を選んじゃったのかなぁ。
ジローは、元々高嶋父と同じタイプで
森村さんタイプの人に、何かイライラを感じる男だったのかしら?
ジロータイプってマザコンが多いような気がする。
包み込むよりも、包んで欲しい みたいな。
冒険行くから援助して、なんてね。
お互い相手を間違えたんだと思う。
もともとヤマシタさんはフラストレーションの固まりのような人と思う。
だけどそれを人にぶつけるってことはそうそうできないよね。
周りが普通許さないし。
だけど桂さんという人はヤマシタさんの気持ちがなまじっか解るような
何か飢えのようなものを自分でも持っていたし、結婚に対するこだわりが強かった
から、自分の方を押さえ込んで、図に乗らせてしまったんだと思う。
ヤマシタさん自身がやめたいと思ってもやめられないくらいに。
459 :
無名草子さん:04/10/24 14:21:12
>458
「図に乗らせてしまった」
に同意。
それ朝読んでると、本当にそんな感じがする。
桂さんの不幸はMさんが愛情欠乏症・飢餓感だと思い込んでしまったことだと思う。
足りていないのは愛情ではなくプライド。
ジローによってプライドを粉々にされ、そのプライドはMさんに愛されることでは回復しなかった。
愛情欠乏症と思われて際限なく甘やかされたから、余計プライドを回復できなかった。
自力でプライドを取り戻す過程を静かに見守られれば立ち直れたかもしれない。
皇后様が苦しまれた時、周囲は皇后様が自力で立ち直られるのを静かに見守った。
信頼して黙って見守る強さこそが桂さんに必要なものだった。
「それ朝」では、ここは桂さん怒って当然、というところで泣いて謝ったり
半泣きのような感じで甘えたりしてるよね。
それは夫には心地よかったろうし、それで夫が気持ちを収めてくれることに
桂さんにもヘンな満足感はあったんじゃないかなあ。最初のうち。
だけどそんなパターンには長く耐えられるものじゃないしね。
二人とも最後はそれに逆にがんじがらめになってウンザリしながら
抜け出せないという苦しい状態だったかも。
462 :
無名草子さん:04/10/24 16:13:53
>>460 Mさんが、森村さんのことを「赤ちゃんみたいな」とか
「赤ちゃんと同じ心を持った」とかおっしゃっているのを
読んで、私もちょっと違うのでは?と思いました。
Mさんの優しさはよくわかるんですが。
桂さんが出てきた頃って、日本も高度成長期に入った頃だよね。
全ては明るく、未来は微塵の影もない。
そういう時代の終わった頃、桂さんは離婚し、
ルンルンを買っておうちに帰る女性たちが主流になっていった。
465 :
無名草子さん:04/10/24 19:22:51
>463
Mタンは、傷ついた森村さんにとって、いい人、(都合のいい?)人だったけど、
彼女を自立させ成長を促すタイプじゃなかったかも。
正直、もったいないというか、状況が違えば、合わないカップルってか。
当人たちにしかわからないこともあるだろう。それをこういう場で
どうこう言うべきではない。
467 :
無名草子さん:04/10/24 20:20:49
無責任な風聞はよろしくないですが
「それ朝」「12時」という作品は世に出ている以上
読んだ人がそれについて胸に去来することを
どうこうと語り合ってしまうのは、やはりしょうがないと思いますよ。
ましてその作者が突然人生を終えたときというのは
どうしたって語り合わずにはいられない。
作者本人の悪意ある噂にならないように気を遣うのは当然ですが。
テーマは家庭や結婚、親子、夫婦、対人関係と
誰もが自分の経験になぞらえて共感したり疑問を覚えたり。
それだけ描写の鮮烈な、傑作だということでは?
それ朝周辺の話題に関しては
登場キャラが架空の人物でも、レス内容はあまり変わらないように思うがどうだろう。
無責任な風聞についての意見です。
それ朝や12時・・などの感想は人それぞれにあるでしょうし
多いに私も語りたい。でも、まだ亡くなられて日も浅く、毎日
どのような気持ちでお過ごしなのだろうと思われるMさんの事、
あれこれ言うのはどうかと思う。これから桂さんと築いてこられた
お店を守っていかれるMさんの事考えずにはいられない。
Mさんにとって一番悲しいのは桂さんが忘れ去られて、お店が全くの
ドライブインみたいになってしまうことなのでは?
当人しかわからないことを、あれこれ言うべきではない
というけれど、そんなこと言ってたら、現国の授業や
試験問題が成り立たない。
登場人物の心情について憶測するのは定番。
>470
いつ亡くなろうと
人間である限りどの時代の誰にだって身内はいるし……
もうほとぼりが冷めたから語っていい
そんな見極め誰にも決められないんじゃないんでしょうか。
むしろ亡くなった直後だから語りたいわけで。
少なくともMさんに関しては少し控えたいという気持ちはわかる。
そのへんはチョット微妙かと。
475 :
無名草子さん:04/10/24 22:03:15
今ありす、どうなってるの?
休業状態だとは思うけど。Mさん、今後、彼視点のサイドストーリーとか
書いたりしないよね?
このスレ、平和な時は議論もちゃんとかみ合って
その平和が続くんだけど、時々急に水を差す人が現れて、
すると、必ずすぐに同意するレスも出て来たりして、
何だか自作自演っぽいワケよ。
離婚再婚について語らず、という道もあったのに
恥も含めて洗いざらい書いた、作家として覚悟を決めて仕事をした人に、
当人しかわからないことを、あれこれ言うべきではない、なんてむしろ失礼なんじゃない?
Mさんだって覚悟の上だろうし。
478 :
無名草子さん:04/10/24 22:41:08
>477
だね。一番寂しいのは、放置、あっさり忘れられちゃうこととちゃう?
>>477 確かにMさんに対して失礼だ、というのもまた違うとは思うんだけどね。
うん。語りたい人を抑えつけるような言い方はイクナイかも。
>>476 2chをどれほど沢山の人が見ているのか考えてみましょう。
お店の営業妨害にならないことならば、失礼にならないように
充分気を遣って語るのは許される希ガス。
ただ森村さんは「天国にいちばん近い島」やケーキについて語られる方が
本意じゃないかと思う。
>>476 むむ、自演じゃないです。私は467と470ね。
かみ合ってたのに、水を差すって気持ちはわかりますが
色んな価値感の人がいるんです。ここで、自分の意見述べても
受け入れられない事もあるのわかっているし、でもこういう場だから
自分の意見を素直に書き込んでるだけです。前スレでは、次スレをぜひ
立てて欲しいとお願いしてたほう。後から、ここが嫌だったからもう辞めましょう
じゃなくて、その都度納得いかない事があったら言っておきたいと思うから。
文才ないから、言葉足らずだったりするかもしれないけど。共感するレスも
いっぱいあるし、これからも続いてほしいと思うけど。
485 :
無名草子さん:04/10/24 23:51:28
>484さん
気持分るけど、2chだし。ファンサイト作った方がいいかも。
>>484 ご自分の意見を素直にお書きになればそれでいいのよ。
>>467のように、>勝手なこと言い過ぎ なんて煽り文は余計。
いずれにせよ、変な人。
変な人と思わないよ、別に。
勝手に自演とか決めつけるアフォもどうかとオモ・・
488 :
無名草子さん:04/10/25 00:18:26
勝手なこと言い過ぎ は確かに煽りだったかも。
なんかカチンときて即レスしちゃったから。
ファンサイトとかあればいいけど・・(作る能力はまだないから)
煽りや釣りは放置ということで!
森村さんに対する距離感は人それぞれだからね。
ある部分懐疑的に思いながらもやっぱり読んでしまう人、とか
全面的に森村さんを支持するから、少しでもマイナスに感じることを
読むと、つい感情的になってしまう人とか。
どちらがいいということではないんだよね。
今日もご苦労様
もし森村さんが再評価されるとしたら、天真爛漫な活動家、アリスの
御菓子の創作者ってよりは、ベストセラー作家としてのブームが去った
後に、矛盾に苦しんだ姿とか、悩みながらも自分であり続けようとした
葛藤とかも語られていいのではないのかなぁ?
森村さんと暮らした人は、彼女の筆によるとかなり特殊な人ばかりに
見える。それはある意味彼女と関わることでそうなってるわけだし。
彼女の筆によるところもあるのかも知れないし。
494 :
無名草子さん:04/10/25 09:28:28
しかし、国文科出身で読書嫌いの作家というのも珍しいタイプだな。
創作の意欲や才能が既成作品の研究のそれを上回っている人っているんじゃないかなあ。
つーか突き詰めればそれらって科が別かも
(勉強しなくていいってことではなくて)
古典を読みこんでたって雰囲気じゃないよねぇ。
二条が好きで「それ朝」を書きましたって言えばそれなりに
カッコイイような気もするけど。
授業としてレポート書いたりはしてたでしょうし
卒業したらまとまった勉強しなくなる人だってたくさんいるよね。
それよりなにより、卒業後に作家として名を成し、
ヒット作を書き、コンスタントに筆で食べていける稀有な才能の人が
本読むの嫌いとケロッと書いてしまうところが
なんと無防備な人って印象です。
イメージにどう影響するかとか頓着しなかったのかなと思う。
古典の教養を顕示して自作に箔付けするようなことは
どっちみち桂さんはできなさそうだけど……。
文庫本の解説によると、森村さんは駆け出しの頃、同人雑誌に参加して
一緒に勉強するように薦められたのを、「私一人で自分の書くものを
見つめていく」ときっぱり断り、そして処女出版をきっかけに
「書く速度より頭の中の考えの方が先へ先へ歩きはじめて困る」と
超人的な速度で書いて行ったと。
ある作品中では、胸の底から湧き上がるものがあって、今書かないと苦しい、
汗が身体から出ようとして出られないと苦しいように、苦しいから書く、
というような記述もありました。
>古典の教養を顕示して自作に箔付けするようなことは
こういうことのできる人だったら、ずっとコンスタントに書き続けていたと思うよ。
500 :
無名草子さん:04/10/25 11:35:24
桂さんの最後の原稿は「軽井沢ヴィネット」の
2004年夏号「アリスの丘からこんにちはU」です。
坂本九さんのお話が載ってます。
長年、この雑誌に連載しており、必ずこの雑誌を皇后陛下
に直接送るそうです。
女性作家で、無防備を装う人はいても
森村さんみたいに本当に無防備な人はいないですよね。
技巧なしの直球勝負の森村さんは希有な存在だった。
>497
んだ。凡人が本嫌いというのと森村さんが嫌いというのは
ベースとなる物がいろんな意味で違うと思う。
森村さんの卒論を読んでみたいな。
やっとのことで就職を決めた後で時間がなく、教授に直談判して
最低枚数を言ってもらい、それでも足りなくてどうにかおまけして
もらったそうだけど、一つの古語だけを元に書きまくったとか。
なんかすごい、と思った。
離婚時、ジローのお父さんからの手紙に、「終生の痛恨事である」と
書いてあるのを、お母さんが、「いばった言い方」と嫌悪感を持ったとか。
(それ朝)
桂さんも、俗に言われる教養的、文学的っぽい表現は嫌いなんだと思われ。
それが、本を読むのは嫌いということなのかも。
桂さん自身が名作と見なしている愛読書は結構あったりして。
桂さん自身に教養的バックグラウンドに対するコンプレックスが
あんまりなかったんだろうね。背伸びしてないっていうか、肩肘張ってないというか、
そういう気持ちよさがある人。
>502-504 そう思う。
>495も書いてるように、作品づくりと
作品を研究したり評論したりするのは
まったく別とはいわないけど明らかに適性違うもんね。
創作に才能発揮する人は、他人の作品より自分ありきなのは確か。
本人のいう「読書嫌い」ってそういう意味だと思う。
古典を知らないというレベルの話じゃなく。
でもさ。精神的に苦しい時、古典とかある種の教養って結構役に立ったり
慰めになったりするもんじゃないのかなぁ?
私は教養とかをひけらかすとか以前に、彼女の中には絶対的に他者が
いないような気がする。それが彼女を際立たせてると同時に、苦しみの元
でもあるような。
そうね、絶対的に自分が前面に出て来る桂さん、、、だけどそれでいて
人に依存したい気持ちも持ってるみたいなのよね。
ちぐはぐな感じ。収拾がつかない感じ。
>>506 同意。 ってか、もうひとつの学校で、源氏物語とか万葉集を授業に取り入れて
いたんだよね?! 普通に古典を役立たそうとしてるのでは?
それでも朝はくる下 135p より。
源氏物語や万葉集テーマはどれも愛である。授業のたびに胸がしめつけられるようで
どうしようもない。嫉妬に狂う磐媛なんたのは、可愛いい。
嫉妬こそ正義だと思ってしまう。 誰だってどうあっても自分の愛するものを手放した
りはしないのだ。
ジロー兄の2度目の結婚式の時、
「嫁を総取っ替えできてよかった」と口走った義母に
「総取っ替え?私も嫁だが」と疑問に思った桂さん。
ジローに別の女性がいる事を義母も知っていたんだろうね。
森村さんって、小学生の途中から中学高校を経て大学まで
ずっと学習院なのに、そのわりに学習院関係の友達が少ないのでは?
コダさん(後輩)やビジョさん、アコさんは高校からだけど
コンスタントな付き合いじゃなさそうだし。
思春期を一匹狼のような存在で過ごされたのかしら?
森村さん自身の資質に507、508で言われているような、
生き辛らさにつながる特徴的なものはないように思うのですが…
独身のままか最初に違う人と結婚していれば、ごく普通に幸せだったんじゃないのかなあ。
513 :
無名草子さん:04/10/25 19:51:57
>493
でも森村さんの評価って、時代の先駆けの女性の冒険(?)エッセーって
感じじゃない?一般的に、それ朝以降って知られてるのかしら?
ファンとしては、その葛藤を曝け出してることに共感したり、様々な気持があるのだけど。
自分20代後半だけど、森村さんのこと知ってる同世代って余りいない。
彼女って賞とかも取ったりしてるのかな?
それとも実績・知名度の割に、評価されにくいタイプだったの?
(賞が絶対というわけでは全然ないのですが、いわゆる客観評価として)
森村さんは文壇には興味なさそうなタイプだよね。
そういう意味での評価は望んでなかったんじゃない?
>493さんは再評価されるなら・・って書いてるからね。
ファンとしてはそこからの森村さんが一番評価したいし知りたいって事
なのかな? 書いてるものも少ないし評価するには対象になる書物が少
ないしな。 絵の方に傾倒していったのもあって晩年の本が少ないのが
寂しいよね。もっと早くファンが結束して働きかけるべきだった。
516 :
無名草子さん:04/10/25 20:44:28
晩年は積極的に本人も出版社もプロモしてなかったかもね。
森村さんは必要とされたら、物凄く力が沸くタイプの人ではないかと思われ。
近年も皇后様が軽井沢に静養にこられるってわかってから、不思議と力が
沸いてきて制作意欲が沸いてきて…って語ってる様に。
それ朝以降、実際離れたファンも多かったろうし、天国に〜も有名になった
ばかりに、逆に心ない人がニューカレドニアで心無い行動を取ったり、
第一すぐ行けてしまう時代になって自分の役割は終わったと感じただろうし。
もっと作家としての森村さんが必要とされていると、感じられれば違った
んではないかな…と思うのだけど(´・ω・`)
森村さんはどんなに外からの働きかけがあっても、
自分自身の内に書きたいものが溢れて来ない限りは書かないだろうし、
反対に、前夫に書くなと言われても、書きたいものがあれば
書かずにおられないのだと思う。
森村さんの人柄は好感なんだけど、ここって、少し過剰にマンセー過ぎない?
客観視点がないっていうか。
ファンってこんなもの?
人による。
521 :
無名草子さん:04/10/25 23:09:41
偏ってるのも個性
523 :
無名草子さん:04/10/25 23:25:11
このスレに、過剰に森村さんマンセーな信者っていないと思うけど。
皆さん結構クールな感じだし。
524 :
無名草子さん:04/10/26 00:29:42
>523
一人強烈な人が昨日いたよ。
熱心だなと吃驚した。
変な人って言われてた人?
人それぞれだからいいんじゃない?
びっくりするほどの事は見た事ないよ。
どっちかというと、このスレの人達がどこか少しはみ出してる感じの人が多そう。
感性が世間と少しズレてる…とか、良くも悪くも。
527 :
無名草子さん:04/10/26 03:18:58
他の人のスレなんてもっと凄いよね。
ここの人達は森村さん以外にも色々読んでる人が多いみたいだし、
アンチスレよりまったりしてて愛が感じられて好きよ。
居心地が悪いのかしら? 面白くないならあなたが変えたら?
528 :
無名草子さん:04/10/26 05:42:07
アンチスレもあるの?
森村桂って人間的に叩けないカンジ。
強欲なカンジもしないし、不器用そうだし。
530 :
無名草子さん:04/10/26 10:25:54
>528
アンチスレ、森村さんのはないです。スマソ。
他の作家さんの、アンチばっかりのスレとか見るので。
でも、何年か前に森村さんと内田春菊さんの比較スレが
あったのね。少し覗いたけど、ひどい言われようだった。
531 :
無名草子さん:04/10/26 11:20:10
なんで、森村さんと内田さんの比較スレが?
どの点で比較してたんでしょう?
あまりにかけ離れてる気がするのですが・・・。
エッセイで、自己愛が強すぎるところ、嫌いな人を
名指しで書くところなどがソックリって書いてた。
内田さんのエッセイ買ったことあるけど、私的には
なじめなかった。
533 :
無名草子:04/10/26 12:32:05
桂さんのおかあさん浅香さんの消息ご存知の方、教えて
前スレで、だいぶん前に亡くなられているとありましたよ。
>>530 森村、内田
一部、書いてるテーマが似てるかな。
それでなのかな。
浅香さんのエッセイ・・・
夫が小菊の咲き乱れる頃に亡くなった。葬儀は大輪の菊で飾られ、自分に
とって菊はそれ以来「喪の花」になった。
娘の結婚式で自分に送られた花は菊の花だった。無縁仏に供えるような
貧しい花だった みたいな。
顔はお父様似だけど、森村さんのメンタリティーはお母様の血も確実に
引いていると思いました。
普通でも結婚式に菊の花はあんまり使わないようにおもうんだけど、どうなんだろう。
私のイメージも、仏壇に添える花、ですね。
それ朝にその事書いてあるよ>小菊の話
結婚式前日だか台風でお花やさんに花の入荷がなかった。
取りあえずある花かき集めて花束にしてもらった。
小菊の花束が楽天家の義母に渡していたら、何の問題もなかったのに
未亡人の浅香さんのところに・・・。
その仏壇に供える様な小菊見て「もう用無しだ」と言われたような気分になったらしい。
540 :
無名草子さん:04/10/26 16:34:47
「ガラスの仮面」というケーキがあったの覚えてるなあ。
素地は焼き菓子でその上に林檎のグラッセ?が敷き詰められて
半透明でガラスみたい! ということらしい。
美内すずえタンに食べてもらったらしく
「激馬〜」みたいなイラストも一緒に載ってた。
菊の花渡す位なら花束贈呈なんてしない方がいいと思うのは
あまりにも今風の考え方なのかなぁ。
浅香さんもおばあさんが行くシリーズでいろんな紀行本出してるのね。
読み比べて見た方、いらっしゃいますか?
花のエッセイは歌人らしい怜悧な文章で評価が高いみたい。
542 :
無名草子さん:04/10/26 17:13:46
食わず嫌いなのかもしれないが、一冊読んで合わなかった。
なんつか、主観に溺れているというか感性だけで書いている作家
という感じがした。今の作家でいうと唯川恵みたいな感じかな。
>>542 エッセイって合う合わないってすぐわかるよね。
食わず嫌いではないと思うよ。
唯川恵はナルシストっぽくて好きになれない。
内田春菊は前に、メンヘルっぽい人の事を罵倒してたり
自慢が多くて合わなかった。
でも桂さんの書いたものに、お母さんは明治の女…っていう記述があったよ。
今生きてたらすごい高齢じゃない?
普通に考えても80は軽くすぎてるだろ>母
546 :
無名草子:04/10/26 19:14:05
有難う、逆さ仏に浅香さんがあわなくてよかった。
桂さん美人の浅香さんがちょっぴり自慢だったんですよね。おとうさんっこだった
桂さんお父さんが亡くなって、二人っきりの毎日になったとき、気が合わなくて
悩んだそうです。或る日浅香さん詩集を発表するお祝いに。バイトで貯めたお金と
後は分割で、銀座の御木本パールの社長に手紙を出して頼み。パールのネックレス
を贈って、それ以後は、無二の親友のような、親子に成れたと言う、話感動しまし
た
ググっても亡くなったという記事がヒットしないのだけど
もしかしてご健在かもしれない。
548 :
無名草子さん:04/10/26 20:05:58
>>532 森村さんって、やっぱ自己愛が強いのかな。ジコチューじゃないんだろうけど。
でも内田春菊って、H漫画の人だよね?購読者層が全然違うかと思うのですが、
テーマは似てたの?夫婦関係とか結婚とか?
二人の名前入れてググルと途中まで見れるよ。
>546
>無二の親友のような、親子
これ、たぶん桂さんもこう表現してますよね。
現実の桂さんのお母さんではなく
あくまでも「それ朝〜」などのキャラとしてのお母さんの印象を書かせてもらうと
そんな美しい関係ではない気がする……。
桂さんは、愛を十分与えらえなかった悲しい子供時代の空洞を
埋め戻して、見なかったことにしようとしてるような勢いで
物や旅行をプレゼントしまくり、生活全般尽くしまくり
でも望むような反応は得られずバランス崩す→∞ループ
というふうに見えてしまいます。
どうも「ジローと私は最高の相性、幸せ幸せ」と同じニオイというか
事実にちょっとプリズム当てて見てるようで
痛々しく感じるのは自分だけかなー
こころの不安定な娘を「足くじいた」といって心配させて
Mさんとのデートを中断させてまで家に呼びつけて
シップ用の高価な山芋買わせて
翌朝お礼も言わずに山へ行くカチ母・・・
サバサバした人とかいう範疇を通り越して何かおかしい。
桂さんの筆運びも、そういう捉え方を無意識にしてるように思う。
でもねぇ、森村浅香も桂さんの母ってよりはまぎれもなく、文学者の
メンタリティをもった一人の人間なんだよね。
うばわるるものわれになく
雪の上にきぶしの淡き花房は散る
ってな結構強靭な歌を作る人なわけだしさ。
553 :
無名草子さん:04/10/26 20:56:55
>550
うん、なんか無理してるのかな、不自然な気がする。
>でもねぇ、森村浅香も桂さんの母ってよりはまぎれもなく、文学者の
>メンタリティをもった一人の人間なんだよね。
そう思う。桂さんも大人になった後なら
このことは十二分にわかってたと思う。
しかし桂さんが物わかりのいい大人になるのをこそ
母は待っていたとも思われ……
大人として過去を飲み込んだところで、
時間や愛情を自分に惜しまれたという
子供時代の悲しみや恨みは、一生癒えてなかったんじゃないかな。
才能ゆえに許そうって割り切りは、子供だからこそし難いように思う。
555 :
無名草子さん:04/10/26 22:11:45
DDD
556 :
無名草子さん:04/10/26 22:24:33
>550
ご意見に賛成。
桂さんは、「こうありたい人間関係」を、はっきりイメージして求めるあまりに、
現実の自分たちから微妙に目をそらしてると思う。
強引に
「いま、私達はこういう関係!しあわせ!」と
自分に言い聞かせてる感じ。
それが、読者としてはいつもう痛々しかった。
>>550 桂さんは、お母さんが未亡人になった時、“私という母思いの
寂しがりやの娘が支えになった”という自負がある。
実際、お母さんも子供がいなかったら生きていられなかったと。
じゃあ、前夫が早々と再婚してしまって、復縁の可能性も
何の支えもなく絶望している私の気持ちがわかるでしょう?
との桂さんの問いに、
「ご冗談を。あなたには仕事があるじゃないですか」と
とりつくしまもない。
で、桂さんは、昔から母親とは根本的にわかりえない部分、間に河があると
再認識。
時に、焦燥感のあまり母親をなじると、母親は自分の部屋に逃げて行ったり
さっさと気晴らし旅行に。
ほとぼりが冷めると、また桂さんが母親に尽くすんですよね。
(それ朝より)
>>552 母と娘が、ふたりとも「作家」「文学者」であった悲劇という気がする。
もし娘が「フツーの娘」だったら、母に文学者である以前に母親であること
を素直に求められただろうし、そうしたら、もし母が「母親」であることを
拒否したとしてもあきらめがつく。けど、桂さんの場合は自分も「作家」として
の母の心情がわかるだけに、母に「母親」であることを要求せずに我慢
してしまったんだと思う。だから、自分のなかに説明の付かない空虚感が
残ったような気がする。
559 :
無名草子さん:04/10/26 23:30:45
森村ママって、それほど著名なの?
むしろ、娘の七光りって気がするけど。
560 :
無名草子さん:04/10/26 23:34:39
母親と元亭主
一番身近な人間達に恵まれなかった、なのに
美しく才能ある母と頼り甲斐のある夫を持つワタシ
を半ば意識して作っていた気がする。
二人とも桂さんに甘えすぎていたよ。
ただねぇ。それも桂さんの筆によるもので、客観的に見てどうかは
判らないと思う。Mさんにかしずかれるようにされても結局は
満足できなかった人なのだから。
「ご冗談を。あなたには仕事があるじゃないですか」と
母親は自分の部屋に逃げて行ったりさっさと気晴らし旅行に。
これはこれで正しい態度だと思うんだけど。
40近い娘の結婚に失敗した苦しみに応えていたら、それこそ母子依存じゃないかと。
563 :
無名草子さん:04/10/27 00:43:56
うーん、、、そうかなぁ。
私はもう少し「依存はさせない、だけど冷たくない」そういう姿勢もあると
思う。具体的にっていうと分からないけど。
桂さんは冷たく感じたんだよ、それを書いているってことは。
>562
おっしゃることは正しい正論だけど、
人間、絶望に打ちひしがれる時は、正論というのは
すごく冷たい響きをもつものです。
「それ朝」昔読んだ記憶しかないけど、
>何の支えもなく絶望している私の気持ちがわかるでしょう? との桂さんの問いに、
>焦燥感のあまり母親をなじると
とか、この部分を読むと、桂さんも相当甘えてるなあと思う。
ACの概念のない当時を考えれば、桂さんが結婚に失敗したことを母親の責任に結びつけていたとは考えにくいし、
結婚に失敗したことは基本的に母親に無関係、なのに、桂さんは母親にあたってる。
結婚という男女の微妙な部分を含む関係は、あまり親に踏み込まれたくないものだし、
それを考えると、親にアタル行為に一層違和感を感じる。
>>561さんの言う「それも桂さんの筆によるもので、客観的に見てどうかは判らないと思う。」
この視点に賛成。
566 :
無名草子さん:04/10/27 06:25:18
567 :
無名草子さん:04/10/27 06:44:51
>565
>561さんの言う「それも桂さんの筆によるもので、客観的に見てどうかは判らないと思う。」
同じく。人間誰でも自分は可愛いから。無意識に正当化するのは世の常。
表現ていうのは
主観しかありえない
>>562 その気晴らし旅行も含め、住んでる家も何もかも
娘のお金なんだよ
物質的庇護はちゃっかり受け取り、母らしい情は何も与えない。
娘は、ない情を求めて空井戸を掘るような痛々しさで物心両面尽くしまくる。
永遠に噛み合わないが強力な共依存関係。
570 :
無名草子さん:04/10/27 11:00:42
森村さんの母親としてのあり方を、特にこれと言った問題はなく
森村さんが不満げに書いてある事も、母親の態度はそれはそれで正しいと
いうとらえ方をする人もいて当然。
森村さんが、そういう人たちと同じタイプだったら
ジローとももう少しマシな形だったかも。
誰が悪いというより、巡り合わせが悪かった。
>母らしい情は何も与えない。
あえて与えないというより
与える術を知らなかったというのが真実に近いかも。
お母様自身もネグレクト気味で育ったらしいし。
Mさんと母が折り合い悪いために
兄さんが、桂さんとMさんの新生活のため母との同居を申し出たとき
お母さんはすごく嫌がったんだよね。で、山芋シップで呼び出したりする。
なんか、母の愛と言うより、お母さんの母のように尽くしてくれる桂さんを
失いたくない、捨てられたくないという執着に近い感じを受けた。
572 :
無名草子さん:04/10/27 11:19:44
浅香さんこそ被害者意識で一生を生きた人だと思うが。
母親違いの兄姉に遠慮して過ごした少女時代
自分を熱愛してくれる男を得て婿養子に迎え、本当は欲しくなかったけれど
時代や夫の要請で生んでしまった二人の子供。
嫌いじゃないけど邪魔であることは確かだった。
だからこそ恋愛結婚が破れこそしたが子供の無い桂さんに
「あなたには仕事があるでしょう」と言えたんでしょうね。
本来は自分がそうしたかった、理解のある夫を持ち勉強趣味三昧で
才能を華咲かせる。
桂さんの気持ちなど関係無く子供の無い桂さんに嫉妬していたのでは?
ごめんなさい、私自身父親に愛され(普通に)母親に嫉妬され続けて来た
者ですから。
でも、本当にあるんですよ。
娘への母の嫉妬って。
>571
それも「桂さんの筆によると」だから・・・。
「それ朝」に顕著なんだけど、私は○○してあげた。私は○○に気を配った
でも感謝されなかった。私は○○だけは○して欲しかった。でもしてもらえ
なかったって記述がすごく多いじゃない?
これって、前の方で言ってたパワーゲームっていうか、人間関係を既にプラス
マイナスでとらえてる人の発想だと思う。桂さんののそんな病んだ部分に気付か
なかったか、気付いても付き合うのをよしとしなかったのかわからないけれど
単純に書いてあることをうのみにして、冷たいとかネグレクトとかは言えないの
ではないかな?
>>573 ま、そりゃそうかも知れないけど、それ言うとこのスレは続かないよ。
ホントに関わった人がそれは違うって言うのはわかるけど、桂さんの
書いた残した作品の中から語りあうのが、まっとうな姿で。
桂さんの筆によると、って今ある全ての文学作品にあてはまる訳で。
それとも、桂さんは特別に脚色して被害者意識が強いとでも?
本当に傷ついた感情は隠蔽する場合が多いから(だからこそ心理学がある)
本人が言う、子供時代寂しかった、は必ずしも額面通りには受け取れない。
成長し切れていない面の無意識の言い訳だったりする場合もある。
庇護された不器用なお嬢さんが親や配偶者に転嫁した可能性もなきにしあらず。
AC的な要素がある人の気持ちは、ない人にはわからない。
そして、ACの人同士はお互い攻撃し合うことが多いとか。
ACの人は、他人のACは甘えに感じられるらしい。
ジローの離婚届のいきさつを泣きながら告白したのに、憤慨したMさんに一変、
「うるさい!あの人を悪くいうな!お前に何が分かる!」って
あんた頭いかれとる……
(まあしかしそこを自分で書いているわけだけど)
Mさんは、森村さんが「この人とは愛し合っている、理解し合っている」
という幻想に縛られてどうしてもできないでいる
「ジロや母を正当に批判し、害を受けないよう遠ざける」
ことを代わりにしてくれた
そのことは(感想は人それぞれだとは思うけど)
森村さんを癒したように自分には思えた。
私は上男、下女の子持ちなんだけど、下の女の子って何となく親の愛情を
いつも計ってるような気がする時があるよ。与えられる愛情に満足する
容量ってのがあるとすると、あきらかに下の娘は上の子より大きいって
いうか、自分が一番愛されてることを確認したくて、習い事だの勉強だの
も人一倍頑張っちゃって褒めてもらおうとする・・・みたいな。
桂さんとはもちろん事情が違うと思うけれど、利発な分、愛情の量に敏感で
ある意味ピュアなまま成長した人って気もする。人間関係に傷ついた時、
原風景みたいにそれに支配されて、そこから抜けられなくなってしまったとか。
事実がどうだったかとかにこだわってる人がいるけど
それ朝や12時が「作品」だということを忘れてないか?
主人公の欠落感や依存心が招き寄せる人間関係の
じりじりするような主観的描写は
やっぱりひきつけられると思うのだが。
581 :
無名草子さん:04/10/27 12:21:42
子供時代、親から十分に安心感をえられなかった人って
それでも愛されたいから、なんとか順応しようとする。
その結果、愛情を「飢餓感や苦痛とセットで」刷り込まれる。
成人して人間関係をつくるときも、そのモデルケースしか知らないから、
「(恋しいけど+)苦しいもの」に自分からしてしまいがち。
>>576 >本当に傷ついた感情は隠蔽する場合が多いから(だからこそ心理学がある)
同情を買うために誰にでもベラベラ喋るのと、
自分の恥をさらし、
作家としてのパブリックイメージを裏切るリスクをおしてまで書くのとは
どう考えても違うんじゃないの。
本に書いて言葉にしたからフカシだっていうなら
萩原葉子なんかはさらにやってられないだろう……。
それ朝読んだのが高校生くらいだったか、全然印象に残らなかった・・
というか、それまでの旅行記のファンだったのでつまらなくて
すぐ捨ててしまった。暗い内容だったとそれだけぼんやり覚えている
多分、エッセイじゃなくて小説だと思って読んだんだと思う
個人的に森村さん自身のファンではなく、個人情報に興味がなかった
のもあるかも(旅行記というジャンルが好きで、色々な人のを読んでた)
ここを読んで、みなさんの読みの深さに驚いた
今さらながもう一度読んでみたいので、古本屋で探してみよう
>>582 576ですが、同情を買うために誰にでもベラベラ喋ったとか、
本に書いて言葉にしたからフカシとか、
そんなことを言いたいのではない。
森村さんが切実に真摯に書いたことは理解してますよ。
桂さんが離婚したことの後悔で苦しみ、何も手につかなかった時に
家の中は人がいるのに食卓上で油虫が平気で徘徊してたり、
ノミが足が真っ黒になるほど飛びついて来たりで、半端じゃない
状態だったとのことだけど、お母さんは本当に家事をしない人だった
みたいですね。
(そういう家をMさんがくり返し掃除した)
580さんに賛成です。小説であって裁判記録とかじゃないわけだし、とくにこの手の語り口は、タイトルロールに肩入れできなければ読む醍醐味ないですよね。
共感できない人もそりゃあいるでしょう。でもスタイルの好みの違いが口に合わなかったってだけのことで。
共感できないって言ってる人は特にいないと思うけど。
実生活でのお母さんとの関係とかを断定的に語ることについて
言ってるだけで。
苦しみは真実でもそれが外因的なものか内因的なものかは
複雑に絡み合ってるわけだし。
ACの側面から見る人はすべて家庭環境のせいにしてしまうのかな?
>>572 さんに同意。お母さんこそ被害者意識が強い人ですよね。
そして桂さんへの愛情表現が不器用だったのだと思う。
桂さんはお父さんの、情緒を受け継いでいるから、桂さんの‘お母さん
とはこういうものだ‘っていう価値感とずれていたというか。
天国に〜などを読むと、桂さんも気丈だからお母さんのそうせざろうえ
なかった背景・・みたいのまできっちり書いてたけど、それ朝は、桂さ
ん自体、自分を保てなかった時だから。弓ちゃんに暴言吐いたり、母親
に依存したくなったりっていうのもリアルだった。
でもさ、Mさん踏み付けにされてるよね。(例
>>578)
桂さん、被害者であることに傲慢なほど開き直ってる。
根底に甘え(ワガママ的な)があるんじゃないのかなあ。
それ朝での自分を保てない状態のすべてを引き受けたのが
Mさんだと、私は思う。Mさんも桂さんが自分を頼りにしてくれる
のが、仕事以外に初めて出来た僕の生きがい、って桂さんに言ったん
だってね。 最初から桂さんに病気の匂いを感じ取ったうえで、全て
受け止める覚悟が最初から出来ていたというか。
ウンウン。 前のレスで、Mさんじゃなくもっと経済力も包容力もある人だったら
…ってあったけど。あの時の状態の桂さんを経済力のあるような上昇志向の
強い人が惚れるだろうか? Mさんみたいな人が現れること自体、森村さんって
運が強いなぁ…と思うのは私だけ?ちょっと甘えさせすぎって気もするけど。
理想主義的な人かと思ったら、経済観念(コーヒーのこととか)も細かい
くらいある・・・。不思議な人だけどまさに森村さんの為に生まれてきた
人みたいな印象だよね。
593 :
無名草子さん:04/10/27 19:59:11
>>575 >桂さんは特別に脚色して被害者意識が強いとでも?
そうは思わないけど、自己愛の強い人だなとは思う。
私小説って、無意識に自分を正当化したりすることもあるような気がするからなぁ。
読者はどうしても森村さんの心情に感情移入するから…
ジローの「冗談じゃない、アンタみたいな我侭女」発言にも真実はあるんじゃないかと思う。
Mさんに対する態度、激しく傷ついた人だということを考慮しても、ひどすぎる。
森村さんに感情移入しなくとも、、、Mさんにキッツイ言葉を言ってしまった件。
あーいう事って、わかる気がするんだよね。これを言ったら、だめだって頭では
わかっているのに言ってしまう事ってない? 確かにヒドイんだけどねー。
でも森村さんて、根っからの我侭女じゃないし、自己愛が強くても劣等感も強い
から人に対する暖かさも持ち合わせているしさ。そういう所もMさんは理解してた
んじゃない?
森村さんって確かにジローの言うとおり、「主婦失格」なんだと思うよ。
料理が出来そうなこと書いてたって実は片付けながら料理を作るっていう基本も
なってなかったって「それ朝」で告白してたし。掃除も出来ないし。
お手伝いさんがいたからやってこれてただけなんだよね。
「香港へ行く」は特に森村さんのワガママぶりが顕著に現れてるよ。森村さんが
ツアーの一員として香港旅行に行くんだけど、自分勝手な行動の多いこと。
そんな欠点も含めて私は森村さんという人に興味と好意を覚える。
森村さんにも悪いところはいっぱいあるだろうけど、少なくとも他人を故意に傷つけ
ようとする人ではないと思う。それがジローとは違うところ。
やっぱりジローの仕打ちは許せないな。
最初の幸せそうな結婚にまつわる著作やイメージを「それ朝」で
ゼロに戻し、二度目の理解あるご主人に見守られてのアリスの
穏やかで静かな生活のイメージを突然の死でゼロにして、結局は
一人で旅立たれたような気がしてしまうのは何故なんだろう?
再婚前にM・一郎さんに暴言を吐いた気持ち、なんとなくわかる気がする。
どこかで、M・一郎さんのことを試してたんじゃないかな?
「こんなにサイテーな自分から逃げない? ちゃんと受け止めてくれる?」って。
再婚後に、「やっぱり僕には重荷だった」と逃げられて、これ以上傷つきたくない
と、桂さんは心底思ったのではないかと思う。身勝手だといえば、それまで
だけど。
599 :
無名草子さん:04/10/27 22:50:03
素朴な疑問だけど、Mさんから親のように見守られてたにも拘わらず
なんで、自殺しちゃったんだろう?自分をナイフで傷つけたり何度もしてたみたいだけど。
うつ病が酷かったから?
病気が酷かったんだと思う。
ある方のエピソードにはアリスの丘で絵を描いている、桂さんに
いくら呼びかけても、一心不乱に絵を描き続けて、気がつかない
様子で、心を患っている様子を感じた・・とあった。
最新刊でも記憶の一部が抜けている部分があると書いてあるし…。
度重なる入院もで心身ともにくたくただったんだと思う。
最新刊では、風邪をひいた時の記述があって、Mさんがいてくれる
おかげでだいぶん、心強いっていう記述もあった。
601 :
無名草子さん:04/10/27 23:07:10
森村さんの自分勝手なワガママぶり、Mさんに対しても子供っぽいワガママぶりだよね。
だから憎めないのはよくわかる。(同時にジローが辟易したのも)
で、その天真爛漫なワガママぶりで40年やってきた。
言い替えれば、相手の立場に対する複雑な洞察を欠いても許される状態で40年やってきた。
(思いやりがないと言うのではなくあくまでも複雑な洞察ね。)
相手の立場がよく見えないから「それ朝」は
>>574が言うように、「私はしてあげた」的な表現が多くなる。
だからMさんに対しても、自分のこと棚にあげてよく言うよ、よくできるよ、レベル。
ま、簡単に言うと子供っぽいということなんだけど。
森村さんは子供っぽさを魅力と感じさせていたと思う。(奇跡的)
そんなことができたのは、親の力も大きいんじゃないかと。(ACではなく)
心身ともにくたくたな人がナイフで自殺なんてするかなぁ?
心が弱ってたところに、何だか余程自己嫌悪にかられるようなことが
あったんじゃないかと思ってしまう。
603 :
無名草子さん:04/10/27 23:20:53
発作的じゃなくて計画的?
皇后にケーキの差し入れは結構と言われたとか?
でも、肉体的な痛み・苦しみから自殺してしまうって結構あるんでしょ?
戸川京子さんとかも喘息の苦しさで発作的に首つりしたのでは・・って
実の父が言っているよね。
誰かに何か言われただとか、他人の行動(度合いによるけど)に
傷つけられて死を選ぶというケースは
年をとるほど減るような気がする。いろんな意味で鈍感になるというか、
自己肯定が強くなるし。(自分は自分でいいんだ、これまでこうやって
生きてきたんだ、というような自負心)
戸川京子は狭心症だよ。
発作の度に死の恐怖が襲って辛いらしい。
森村さんは結婚前から不眠症だったし、愛情欠乏感が強かったのなら、かなり生きにくい
メンタリティだったと思う。
やっぱり鬱病は怖い。
どうして?って人が死んだりするから。
>605
自己肯定が全くなくなるのが鬱病なのでは?
唯川さんのエッセイ合わなかったって、カキコしたけど
唯川さんて森村さんの本の全集が家にあって、たくさん読んでいた
みたい。森村さんの影響を少なからず受けた部分があるのかな?
609 :
無名草子さん:04/10/28 17:59:20
age
610 :
無名草子さん:04/10/28 18:08:43
唯川と親しい山本文緒も鬱病らしいね。
山本文緒だって二度目の結婚して幸せなのかと思ってた。
鬱はそういう問題ではないのかな。
613 :
無名草子さん:04/10/28 19:43:35
>605
桂さん、これまでも何度も自分を傷つけたり自殺行動に出てたって
書いてあったよ。鬱病が相当重かったのかな。
昔の明るい小説からは想像つかないのですが。
>>581 子供時代に親から十分に安心をえられないと
愛情を「飢餓感や苦痛とセット」で刷り込まれ
成人後の人間関係もそれがモデルケースとなる、
ということは、桂さんにとって
全面的に自分を受け止めて、安心を与えてくれるMさんとの
関係より、前夫との病的な関係の方が適応しやすいってこと?
リストカットって若い子しかやらないんだと思ってたよ。
ある種の自己顕示と言えなくもないみたいだし。
晩年はよりメルヘンチックになっていたでしょ。
お店の外のお人形、数々の絵、そういう外観を異様と捉える人も
いたみたい。 逃避したい事が沢山あったのかな。
617 :
無名草子さん:04/10/28 23:32:18
晩年は、あの髪型にかんしては少女趣味ではあったよね、
(お人形は怖いなー、店に飾ってたら客が引きませんか?)
でも、昔はむしろ、世間をあっと驚かすような、バンカラ風の
元気のいい女の子って感じではなかった?
そうだよね。周りが言えないことを、スカッと言えたり、決して
女々しいタイプではなかったよね。色んな側面がある人だなぁ。
森村さんてA型なんだよね。 クリスマス生まれだから、やぎ座。
まぁ、一概にはいえないけど、知ってるやぎ座Aの人はみんな気を
使いすぎる位すぎる人だわ。
店のお人形はティコゼでしょ。ティールームならでは。
620 :
無名草子さん:04/10/29 00:32:17
A型なんだ。マイペースっぽいからてっきりBだと思った。
私もBだと踏んでたんだけどね。
622 :
無名草子さん:04/10/29 06:13:44
>616
やっぱり昔とは性格も趣味も変わったのかなー?
お店の中の桂さんの写真(ピンクのオーバーオール姿)と手書きの説明
(この店の御菓子はアリスの動物達が作ってると思ってください・・とか)
に何も知らずに入ってきた人の中にはびっくりした人もいたみたい。
「動物が作ったから、まずくても文句言っちゃいけないってことなのか?」
って軽井沢スレで言ってた人がいて、ちょっと笑ってしまったよ。
624 :
無名草子:04/10/29 08:47:32
桂さんをはじめて、テレビで観たのは、吉永小百合さんといっしょに、
木島モーニングショー、テレ朝の前身の、番組ででした。
20歳になったら、200ccの血液献血・2週間作業奉仕を、
しようと、檄を飛ばしていました。天国に一番近い島を
発表した頃だったようです。そのときは、けらけら笑って
早口でしゃべる、おかしな娘だなあと、思ったものでした。
その後、本を読んで、すっかりとりこになりました。絵のない
漫画本といった感じ。
まったくスレには関係ないが、生まれた日とか血液型で運命や性格が決まっていまうほど
物事は単純じゃないと思う。
わたしの場合素直じゃないからどうも占いは信じられない、もちろんそういうが好きな
人の事は否定しないけどね。
>木島モーニングショー、テレ朝の前身の、番組ででした。
おちついて解説希望
627 :
無名草子さん:04/10/29 11:26:04
私、浅香さんはやっぱり利己主義な人だと思うよ。
他人には冷たくても家族には優しい人って案外多いけど
浅香さんは逆、他人には良く思われ血を分けた子供達に冷たくする。
本人は冷たいなんて意識ないんだけどね。
こういう人が子供作るなんて犯罪のように思うよ。
>>622 私が見たある人のHPでは、アリスのティールームを通るたびなんかざわざわ
したものを感じていたと。 逃げ場を探してさまよっているもののエネルギー
みたいものを感じていた、と。 で実際、ティールームに行って桂さんに会った
とき、他の人はメルヘンの可愛らしさに喜んでキャーキャー言っていたが、
その人は桂さんがくすんで逆に影が濃くなっているように感じた…って。
(本に偏見もないし、マイナスな感情は最初から一切ないとの前置きで)
629 :
無名草子さん:04/10/29 12:52:43
>627
ま、犯罪とまで言ってしまうのは厳しいと思うけど気持ちは分かるよ。
自分の家庭よりも友達に会ったり勉強会に行きたがってた人のようだからね。
豊田さんもそれを咎めるでもなく、むしろ庇っていたしね。
惚れた弱みなのか、美人は得なのか?
森村さんがお金を袋分けしてやりくりをしたのに、それを浅香さんが駄目にし
てしまうシーンを読むと胸が痛くなるよ。
それなのに結婚後も母親の面倒をみた森村さんは偉いな。
そのお金を袋分けにしてやりくりして・・って話、確かにヒドイと
思ったけど桂さんが結婚してから、そんなにやりくりが上手な人だった
んだろうか?と疑問に思った。 お母さんと桂さんってタイプは違うから
反面教師で、こうはなるまいと思うと思うんだけど、実際似てしまうって
ことない? お母様はお金をはたいても美味しいモノ食べたいタイプで、
多分着る物にも気を使う人と推測するけど、桂さんもMさんと結婚した当時
安物を買って来るMさんに、不快感を露わにしていたり、軽井沢の物件もポ
ーンと買ってしまって、Mさんが尻拭いしてるし。
経済観念が強いタイプとは思えないのだけど…。
お菓子と私だっけ?貧しくてお金が無いのに、お父さんがケーキを
買ってきて、桂さんが経済観念がないってお父さんのことを
なじったことを回想して、「本当に心貧しかったのは子どもの私で、
父はそんな貧しい自分にせめて豊かな気持ちを味わせてやろうと
ケーキを買ってくれたのだった。」みたいに書いてるの。
あのエピソード好きだったな。桂さんは豊かなものを求める
気持ちと貧しさへの恐怖みたいなのが入り混じってるような気
がする。
633 :
無名草子さん:04/10/29 16:22:01
ある種の生産性はある人だったんだろうけど、それを維持したり
運用する才能は持ち合わせていなかったのかも。
離婚は避けられたのに、と何度もそれ朝に書いてあったけど、
この人は全く危機感を持ったことのない人なんだなと思った。
それほどの美人でもないのに、子供がいたわけでもないのに、
なぜそこまで自分に自身が持てたのか。
「善意」がすべての人だったような気がする。
悪意さえなければ、人は自分を好きでいてくれる。
だから、善意を尽くしてるんだから嫌われるはずはない、と。
637 :
無名草子さん:04/10/29 19:51:02
>634
文字化けするんですが
639 :
無名草子さん:04/10/29 20:07:00
>636
そうかなぁ。そうだとすると逆に鈍感な人、
人の気持を推し量れない人とも言えるよね。
>>639 逆に「善意」だからこそ
本人も自分の成長しなさ加減に気づきにくいというのもある。
「好きだから、好きっていう気持ちは悪いことのはずはない」っていう
確固たる思い込みっていうか。
自信があるなしではなく、魂がぴたっと合わさった運命の人<ジロー
と思いこんでいた訳だから、離婚なんて桂さんの辞書にはなかったんだと
思う。 性善説といい、結婚観といい桂さん独特の考え方があり、そこは
親しい人がなんと言おうとも、生涯変わることない哲学があったのだと思う。
642 :
無名草子さん:04/10/29 21:34:34
>640
でもさー、それならそれで、最後まで貫けば漢だけど、
それ朝でいきなり暴露だと、正直、今までのは、何だったの、騙された
ムキ―ってなる人もいそうだ。
リアルタイムで知らないけど、家族礼賛で愛人問題の原田宗ノリや
いい人ぶって、DQNな椎名と同じ香りがしなくもない。
人に不変を求めてはいけないと思う。この人は心の移り変わりに正直なだけだろう。
644 :
無名草子さん:04/10/29 22:37:13
自分は不変を求めたりはしないけど、主張をコロッと変えられると
あららとは思うな。
ん? 森村さん自身はなんら変わってないと見たが。
結婚賛歌は離婚後も書いてるし、考え方も少女時代と変わらない
稀有な存在だと思うし。
>>645 同意。
現実離れしてるのは彼女の「理想」の方なのに、「理想」ではなく、
「理想」を実現できない「自分」を責めてしまったところに彼女の悲劇が
あると思う。
647 :
無名草子さん:04/10/29 23:31:36
離婚前は仮面夫婦だったってこと?
>>647 仮面かどうかは知らないけど、セックスレスだったというのは書いてあったね。
森村さんが誘っても、元夫が拒否してたと。
「12時の鐘〜」だったかな。
桂さん個人に含みはなくて、あくまでも文についての感想を書くと
ジロとの関係を称して連呼する
「性格の過一致」「性格の過一致」って言葉が
なんとも気持ち悪かったのは自分だけでしょうか…
赤の他人とそこまでの一心同体を求める(強いる?)、距離感の不健康さっていうか
仮面夫婦ではないと思う。仮面夫婦って、二人とも確信犯的に
演じてる夫婦では。森村さんは楽しく書いていたエピソードは
実は、こういう側面があったんです…ってそれ朝で、暴露して
るけど、嘘は書いてなかった。嘘をつける位の人で、平気で読者
を騙せるような人だったら…あんなに心の傷が深くなかったと思う。
>>649 キモかったね。
DV夫といつも顔色うかがってる奥さんの性格があっているはずがない。
もちろんたまに意見が合うことがあって、他人から見てどうって事ないことでも
ものすごく感動してたりする。
「性格の過一致」という幻の魔法の呪文で自分自身も縛っていたのだと思う。
652 :
無名草子さん:04/10/30 00:02:29
>649
結婚への憧れ・理想が強すぎたのかもね。
学生時代には結構モテテたけど、1x1で気軽に男性とつきあってなくて
免疫がなかったとか?
当時からちょっと現実離れしていたのかな。辛い現実から目を背ける為に
理想の結婚生活にむりやり当てはめて、ちょっとしたエピソードも魔法を
かけてしまう癖みたいのが出来ていたのか。 その間に、ジローは着々と
新しい生活への足場を作ろうとしていたというのに…。
ここ数日で桂さんの青春三部作「おいで初恋」「青春がくる」「友達ならば」を読み返して
いたんですが…
桂さんの人生って、思えば3人の男の人に去られているんですね、
織田さんと青地くん、それからヤマシタさん。
前の二人は桂さんを嫌いになって去ったわけではなく、止むにやまれぬ事情で
別れが来た、ということに作品上ではなっているけど。
それぞれその時々で、誰よりも大切と思っていた人ですよね。大失恋ですよね。
人生において3回も好きな男の人から去られるのって、かなりきついことかも。
お父さんも早くになくされているし。
自分のことで恐縮ですけど私は一回の失恋から立ち直るのに約10年かかったので…
比較してはなんですが、新井素子は自らの結婚から新婚時代を元に何冊か本を書いてますね。
フィクションを織り交ぜながら書いたはずが、脳内で記憶がかなりあやふやになっていて
思いだそうにも本にした方が思い出としてしっくりするので、自分の新婚時代を振り返ると
よくわからないそうです。
現実とフィクションを織り交ぜて新しい世界を作るのって、かなり危ないかも。
656 :
無名草子さん:04/10/30 00:59:54
>655
新井素子「結婚物語」だっけ?同級生結婚で幸せそうにみえたけど
実は問題いっぱいで、離婚したの?
あそこは別に離婚もしてないようだけど。
ってか、655が何をもって「かなり危ない」としているのかわかんないけど。
658 :
無名草子さん:04/10/30 01:12:16
新井素子さんはSF作家だし、現実的なメルヘンだから
問題無さそうだよね。
昔、ぬいさん(ぬいぐるみさん)と話ができる云々の
エッセー読んで吃驚しましたが。
素子さんには危機感感じないけど、むしろ強運をもってそう。
655さんじゃないけど、リアルでも虚構と現実の区別がつかなく
なるって事、じゃないかなぁ?
新井素子ってメルヘンSFの人だとずっと馬鹿にしてたけど、「おしまいの日」
だったっけ?現実と妄想とメルヘンを逆手にとって怖い作品も書ける人なんだ
って思った。あれで評価を相当上げたよね。
661 :
無名草子さん:04/10/30 16:15:34
新井素子ってメルヘンだっけ?
彼女は、良くも悪くも、確信犯的だと思うけど。
学生っぽい、健全さもある。
メルヘンっつーかぬいぐるみ信者なんだよ。
663 :
無名草子さん:04/10/30 17:03:17
ぬいぐるみじゃないよ、 ぬいぐるみさんです。
恥ずかしいが以前、森村さん桐嶋洋子さん中島梓(栗本薫)さんの3人のお顔の
区別がつかなかった。
みなさんに共通しているのはあまり美人じゃないこと。
そのせいか3人共あれほどの才女なのに「羨ましい」という声が聞かれない。
才能が無くてももっと美女に生まれたほうがお幸福だったかも。
新井素子の全盛期を知ってる自分としては、現状は淋しい限り。
高校生・大学生のお姉さん作家というイメージがあったからあの文体にも
人気があったのかなあと。
>>663 というか、ぬいさんです。
最近の新井さんは確かに「チグリスとユーフラテス」はおすすめなんだけど、
エッセー類は同じネタが繰り返されている感じで、最新作の「ハッピー・バースディ」
はちょっと・・・つまらなくておすすめできない感じです。
667 :
無名草子さん:04/10/31 11:49:46
>665
結婚して、モチベーションダウンなのか、発表しなくても
脳内小説で満足してるのかなー。
常に書いては、破棄、書き直す、の繰り返しかも。
新井素子さん、読んだことないです。今度読んでみよ。
作家って、あんまり美人な人はいないけど魅力的には見える。
森村さんも美人ではないけど、人柄がにじみでた可愛いらしさが
好きだけどな。
ここまで想われたら、本望というより
重荷だっただろうなぁ・・・
山内一豊の妻 一回にしとけば良かったのに。
山内一豊の妻ってなんですか?無知でスマソ。
>>669 やまのうち かずとよ のつま(1557〜1617年)夫、一豊は織田信長の部下。
一豊のために嫁入り仕度のお金で馬を購入、その馬の手入れをした。
信長はそれを喜び、ほめたたえた。
ジロさんの山男探検などに、黙ってお金を差し出したことなどで
桂さん自身も自分を一豊の妻に例えている。
670あてでした(w
674 :
無名草子さん:04/10/31 16:11:23
>671
自分で「内助の功」って言ってたの?どういう文脈か知らないけど、
なんかもにょるなぁ。本人も疑問に思って書くくらいなら、やめとけばよかったのに
って、冷たすぎか。
675 :
無名草子さん:04/10/31 16:38:46
お父様が亡くなられた後、アルバイト代をためて出版社を訪れ
お父様の書かれたものの出版を依頼されたというエピソードを
来賓が一度目の結婚式の時に紹介し「山内一豊の妻」とたたえたのです。
670です。解り易い説明、ありがとうございました。
性善説を信じてるからこそ、
自分も絶対的に善人でいたい人なんだなあ。
そりゃ悪人になりたいとは、普通は想わないけどさ・・・
678 :
無名草子さん:04/10/31 23:08:30
>671
山内一豊って、妻の内助の功で、出世したんだよね?
ここは、森・ジロとは違うんじゃないの?
お金出して甘やかして、自滅したって感じだけど。
占い嫌いな人はスルーして下され。
姓名判断の無料鑑定で、森村桂・△口桂・○○桂で占いしてみました。
森村の時の字画は明るい事書いてて、はつらつした性格でお人よし…
みたい風に書かれているのに、△口の時は最悪で、離婚するし身体も
悪くなるし云々・・とすごく悪い。ちょっと当たっているかも、とオモタ。
では、森村さんは△□さんを婿養子にすればすべてうまく行ったのですね。
まあ絶対に婿養子になんてならない△□さんだと思うけど。
確か日本式姓名判断はある雑誌記者が中国の姓名判断を、適当にアレンジして
話ネタとして発表したものが起源らしい。
わたしは昔ホテルで働いていた時、泊まっていた○島易団の人に「超能力がある」
と言われた事がある。
単にコンセントが外れていたドライヤーをコンセントにつないで使用できるように
しただけだったのに。
>>666 「チグリスとユーフラテス」は書店でも手に入りやすいですね。
彼女昔からサイエンスの考証は得意じゃなかったけど、「最後の子供」
ってけっこう使い古されたネタだし、メインテーマへ辿り着くまでの過程が
くどくどしていて、ここまで長くする必要あったのかなあと。
彼女も年取ったなあと思いました。
ラストにはちょっと感動したけれど。
イラクの今の状況を顧みて、複雑な気持ちになりました。
>>682 新井素子スレは現在SF、一般書籍、ライトノベルに一つずつあって、そちらに
書きこんだ方が適切だったかもです。(すみません)
文章をくどくど書くのは昔からそうですが、わたし的にも昔からの文体に抵抗を
感じるようになりました。
違った意味で、わたし自身も歳をとったなあと感じました。
うちの旦那もチグリス・・・は完読するのは辛かったと言ってました。
登場するのが、子供のいないおばさんと老女ばかりで男の人の興味をそそら
なかったのと、普通に年を取ったはずの老女でも内面がせいぜい30代の
女性にしか見えなかったと。
誰だったか「女には私小説しか書けない」と言った人がいましたが、
新井さんも片足そこから抜け出せないように思いました。
私は森村さんの作品はほとんどエッセイと旅行記しか読んだ事がないんですが
私生活がワクワクドキドキでなくなって、読者も離れていったように思います。
森村さんの場合、結婚して10年以上人気作家であり続けたのですから。
今回のことであらためて思ったのは、去るもの日々に疎し って事でした。
なんらかの理由で人気絶頂の作家が書くのを辞めてしまうと、とたんに人から
忘れ去れてしまうのですね。
作品や感性はどんどん時代から取り残されてしまうし、その点現代でも書店に
ある古典と言われる人達はすごいんだなあ と感心します。
686 :
無名草子さん:04/11/01 16:53:31
そうですねー。
森村桂さん、賞にこそ縁はなかったものの押しも押されもせぬ超ベストセラー作家
だったんだものね。
漱石や芥川、太宰治、武者小路実篤、、、こういう人々ってこの先たとえ百年経っても
書いたものすべて絶版なんてことはないんでしょうかね。それを思うとスゴイね。
今度お札になった樋口一葉の「たけくらべ」は私の親世代(戦前生まれ)は
抵抗なくスラスラ読めるそうなんだけど、今の子にとってはほとんど古典。
原文を読む人がいなくなっても、文学全集には残るんでしょうね。
最近の人で意外とがんばっているのは星新一氏かなあ。
確か千一作目で断筆し、亡くなってからもうだいぶたつけど、未だに文庫
コーナーの一角にしっかり陣取っているし、オムニバスものの原案に
使われたりしてますね。
厨房の頃は星氏も単に楽しいお話としてしか読んでなかったんですが、
普遍的な奥深さを持っていたのですね。
私は基本的に理系の人間なので、プロの人の書く文章はみんな上手いと思い
表現力がどうとか、さっぱり分からず本を読んでいました。
しかし「天国・・・」を読み、実際のウベア島のビーチを目の当たりに
した時、目から鱗が落ちました。
目が眩むような真っ青な空、珊瑚礁の真っ白な砂はなぜかエメラルド色に輝く
南半球の海へ溶けていき、水平線の遥か彼方には日本では見たこともない
形の雲が浮かぶ。天国どころか、まるで別の惑星に降り立ったような神々しさ、
清浄な世界でした。
(天候に恵まれたせいもあるのでしょうけど)
自分の文才のなさは棚に上げて、森村さんたら、どうしてこんな美しい場所を
あんなにあっさり書いてしまうの、と思ったものです。
いいなぁ、ニューカレドニア行ってみたいです。
うーん、森村さんの「天国に〜」読んで行きたくなってるくちですが
確かに赤土のイメージの方が強く残っているかなw
森村さんと写真家の方との共著の写真集、買ったんですが本当に素晴
らしい景色ですね。 森村さんが忘れたパパイヤの木も、いまや立派
に育ってますね。あの木の下に記念碑を建ててもいい位、貢献はして
ると思うケド。
森村さんは感性は素晴らしいけど、そんなに文才はあるほうだと思えない。
しっとりとした情感を描くとかその場の雰囲気や空気を書いた文章は、そんなに
なくて、その時自分自身や他の人が発言したことや自分が感じたり思ったことが
メインの文章だと思う。
ただ、それだけ飾りがない人だからこそ感動した風景をまるで写真のように
切り取ることができたのだと思うし、人の心を打ったのだと思う。
691 :
無名草子さん:04/11/01 19:10:37
>>684san
>私生活がワクワクドキドキでなくなって、読者も離れていったように思います。
>森村さんの場合、結婚して10年以上人気作家であり続けたのですから。
離婚前は、面白い生活・愉しい夫婦を演じてたのに、離婚しちゃって、
説得力がなくなって読者が離れたってことですか?
>>691 前の方のレスを読んだり、森村さんの著書読んだりして自分で判断すれば
いいのに。 何度も同じような質問があってウザイ。
693 :
無名草子さん:04/11/01 22:11:14
>685
死んだ時期と死因が微妙だったし皇室が絡んでイマイチ後追い記事もなかったね。
鷺沢・野沢クラスは、当時現役だったから、良くも悪くも盛上がったのにね。
>>693 亡くなったときの報道がどうこうじゃなくて、書き続けてないとどんどん人から
忘れ去られていく と言いたかったです。
最近、昔好きだった作家の本を読み返そうと思ってもなかなか書店ではなくて
図書館で借りたりしてます。
そしてあらためて読み返してみて時代を感じる。
例えば新井素子の「絶句・・・」を読んで、二人称がほとんど「お宅」なのには
ものすごく違和感感じた。
当時はそれほどでもなかったが。
村松友視の追悼文はよかったと思う。
森村さんのシリーズって出版社との企画にのってあちこち旅したり
結婚指南したりってのが多かったのでは?
書かなくなって忘れられたというよりは、アンアン・ノンノ筆頭に女の子
達の雑誌が創刊されて、旅やいろいろな情報が生で届くようになり
一ベストセラー作家の指南がだんだんと必要なくなっていって
読まれなくなり、露出が減ってきたところに離婚が重なったような
気がする。雑誌の御蔭で、モデルさんとかビジュアル重視な、それも
若い人のお洒落な生活が取り上げられる機会が増えたってのも
あるかも。
>>694 新井氏の初期の作品の一部は「おたく」の部分を差し替えて、新訂が出た
みたいですよ。しかし、国鉄とか6時に閉まるデパートとか直しきれない
部分もあったとどこかのスレで読みました。
確かに今は雑誌や番組の企画でかなり有名な俳優やモデル、カリスマ主婦
なんかがお買い物したりグルメしながら海外を紹介みたいなのばっかですね。
名所を漏れなくチェックしてくれるのかもしれないけど、編集者の紋切り型の
文章には個性が感じられず、面白いというより情報提供ですね。
TVだとどこまでヤラセなのかと量ってしまうし。
行こうと思えばぶらりイラクにだって入国出来てしまう現状では、まず
自分の目で見てやろうという風潮なんでしょう。
改めて読んでるけど、ほんとあらゆる国に行ってる。
旅と結婚と食と出会い…って感じか。
今読んでも、森村さんって面白い。天然のユーモアっていうか。
「さくらももこ」みたいにユーモアの方向を追求しても良かったかも。
さくらももこも離婚した時、えーーちょっと騙されたー感があったな。
元旦那さんが普通に面白いエピソード一杯で、エッセイに出てたから。
大人というか、同年代の人だと森瑤子さんとか外国を舞台に大人の
エスプリを効かせた、異国情緒ただよう作品も一杯出てきたもんなぁ。
でも森村さんって、亡くなってからずっと心を離さない。改めて、
魅力的な人だったんだな。。
699 :
無名草子:04/11/02 09:11:24
689さんカメラマン名前、教えてください。
>>699 後藤鉄郎さんという方です。
PHP研究所 いまでも天国にいちばん近い島 2002年刊
>>688 私も森村さんのすごいところは、事象の次元の高低に関係なく
皆あっさりした文体で統一されていることだと思います。
読む人によっては、作文みたいとか、文才がないとか、これくらいだったら
私でも書けるかと。
しかもユーモアのセンスもいいよね。
こう、笑わしてやろう っていう感じじゃなくて、
自然に噴き出させる、品のいい笑い。
角川文庫って、要望を出せば案外他よりは復刊が容易く出来るような
システムを構築中…って前にどっかで読んだ。沢山刷らずに倉庫に
置いといて希望があれば出す・・っていうような。
それと、どこかしらの出版社で、追悼本を出して欲しいな。
704 :
無名草子さん:04/11/02 19:17:53
>698
旅もの・冒険の女パイオニアって感じの割には、あまり残ってないね。
本としては時代を超えて伝わらなさそうなジャンルなのか。
森瑶子も蔵書の数の割には、消えていきそう。
山崎豊子なんかは、時代を超えて語り継がれそうだけど、昭和の女性作家では
普遍的に愛される人っていないかねぇ。
705 :
無名草子さん:04/11/02 19:52:41
向田邦子 次元が違うが
私はオヤジ様、オフクロ様って桂さんがふざけて書いているのかとずっと
思ってましたが、「十二時・・・」で、M一郎さんに怒鳴り散らす桂さんが
やはりそう呼んでいるのを読んでびっくり。
皇后様ともそういうボキャブラリーでお話してたのかな・・・
貧困層のたくましさとお嬢さん学校育ちが端々までミックスされてて面白い。
707 :
無名草子さん:04/11/02 20:50:54
今の10代で、桂さんのこと知ってる子供って、少なそう。
親が熱烈なファンなら、親から子へ伝えるってのも多少はあるかもしれないけど。
私は30代だけど、私の周囲だって殆どいなかったよ。
私が十代の頃は、原田知世の映画はあったにしろ、今はお菓子を
作ってるイルカみたいなおばさんって印象だったし。
三十二歳ですが、名前だけはかろうじて知ってました。
でも著作は一冊も読んだことなくて「もりむら けい」さんだとばかり
思ってました。
彼女の文章は、ガラスの仮面の文庫版の解説しか読んだことないのですが、
他の方はちゃんと作品についての感想を書いてるのに、森村さんだけは
「アリスの丘に美内さんがいらしたとき、
周囲の人間は大興奮だったけど、私はガラかめはまったく読んだことがなくて、
その後送られてきた単行本もちゃんと眼を通さないままでいる」とあり、
あとはガラスの仮面ケーキのレシビが長々と書いてあって、正直「?」と首を傾げたのを覚えてます。
あれだけの大長編だし、一人ぐらいちょっと変わった解説があっても
別にいいんだろうな、とは思いましたが
なんだか自分のことばかりしゃべっているような人の印象を受け、
自殺のニュースを知って前スレからずっとロムってましたが、
なんとなく腑に落ちたような気がしました。
長々とすみません。「それ朝」読んでみたいと思います。
>イルカみたいなおばさん
悪いけど笑ってしまった。見かけは似てるかも。
てか、あのくらいさっぱりとした、髪型の方が可愛かったのでは?
友達がロング+白い帽子の森村さんを見て、幽霊みたい、と言ってました。
良くも悪くも自己愛強そうですね。
ガラスの仮面のファンなのかな?
711 :
無名草子さん:04/11/02 21:26:45
>709
ガラスの仮面ケーキのレシビ どんなものですか?
でも、本読まないで解説書けるものだろうかw
>>709 私も同い歳です。私の場合は偶然、図書館で手に取って借りて読んでみたら
面白かったので、それから結婚生活を書いた本を中心に読みました。
その後それ朝を見つけて読んで、壮絶さにびっくり…アリスの丘の本へと順
を追って読んでいる内に、いつも気にかけている人ではないけど、元気で幸せ
に暮らしていて欲しいなぁ…と差し出がましいけど、心の隅で思っていました。
アリスの丘もいつか行ってみたいなぁ、と。
私はリアルタイムの読者ではないけれど、そういう読者は沢山いたんですね。
現実の世界では、同じ世代の人達は映画の話題くらいしかしらないので、話し
たことはありません。
>>711 ガラスの仮面ケーキは、文庫版15巻に載ってます。
ちょっと長いですが、抜粋しますね。
では軽井沢アリスの丘より、紫のバラの花束を思い、
また、シンデレラがガラスの靴をはいたとたん、"お姫さま"に変身してしまう不思議な力を持つイメージの"ガラス"、
「ガラスの仮面」のお菓子を──。
●りんごは,サンフジ、またはフジを、皮とシンをとり、いちょうに切って、
赤ザラメ、または何でもいいからお砂糖を、ほんの少しいれて煮ます。
●浅間ぶどうは、軽井沢でしかとれないので、
ブルーベリーのジャムでもいいです。
●ケーキのタネは、バター120g、赤砂糖か、何でもいいから砂糖を少々、
ナポレオンか、または何でもいいから洋酒少々。
こねてフワッとしたところに、玉子を一個ずつ二個、割ってまぜ、
最後に、粉120gにペーキングパウダーを2gまぜてふるったのを、さっくりとまぜます。こねるとかたくなってしまうので。
●これを、円型の型にうすくしいて、その上にりんごをしきつめ、
紫のジャムを散らして、焼きます。
こうばしい、そして何とも神秘的な甘ずっぱいにおいが、台所中にただよったら、焼き上り。
できれば、紅茶も、お砂糖をいれないプレーン・ティでどうぞ。
ケーキカットをする時、変身したい役をイメージして、
「よろしくネ、ガラスの仮面ケーキさん」といって食べるのがコツ。
では、おいしいお茶のひとときを。
715 :
無名草子さん:04/11/02 22:56:31
昨日ぐぐってて、なんかの拍子に見つけた「日本の名随筆集・別巻3・珈琲」
って本に、森村さんの随筆も載ってるのを発見。 題名は「ふんぞり返って飲むコーヒーの味」
だそうだ。 激しく気になる。
>>713 桂さん…そんな事言うのは桂さんしかいないと思われ…
もう一度、ちゃんと読み返してみました。
美内さんがアリスの丘に最初に来たのは、
「ティールームが開店した夏の終り、九月半ばの連休の頃」 で、
そのとき美内さんが食べたのは、
「ツルバラの花をちらしたカレーと忘れんぼのバナナケーキ、
女王さまに捧げるケーキ」だったそうです。
で、お礼に美内さんがガラかめの単行本(一冊ずつサイン入り)を送ってくれて
ファンのスタッフの人たちがすごく欲しがって、
「森村さん読むの遅いんだもの」と言って持って行ってしまったそうです。
「難しくてなかなか読み進めない。これを若い人たちがスイスイ読んでいくのに圧倒されてしまう」とあり、
一度は解説を書くことを断ったそうですが、編集さんから、
「ガラスの仮面ケーキの作り方でいいですから」と言われ、引き受けた、と書いてありました。
「今回は(解説としては)番外編としてお許し願いたい」ともあったので
一応、自覚なさってたんだな、と……なんだか自分勝手な人のように感じたのは私の早とちりだったようで、すみません。
そしてまた長くなってしまって、すみませんです。
漫画嫌いな人もいるからね。
719 :
無名草子さん:04/11/03 00:44:37
>717さん
ありがとう。しかし、読まないでガラスの仮面ケーキどうやって
イメージしたんだろうね?
>>719 そーですね(笑)。
「それにしても『ガラスの仮面』とは、何と神秘な、タイトルだけでも胸踊る本である」とあるので、
言葉からイメージをふくらませてみた……のかなあと思います。
あとは内容をざっと聞いたんじゃないでしょうか、スタッフや編集さんから。
私としては、ツルバラの花をちらしたカレーというのが気になりました。
彩りとして散らしたんですかね?
>>713 レシピ、乙!
「〜か、または何でもいいから」がウケた。
「何でもいい」なら、赤ザラメとかナポレオンとか指定しなくてもいいのに(w
そういう大雑把なところが桂さんらしいけど、人生とか自分自身に対しても
このくらい大雑把だったらよかったのに・・・と複雑な心境。
722 :
無名草子さん:04/11/03 07:26:37
>713
ガラスの仮面ケーキレシピ、乙!
最後の一言は、桂さんらしいが、かなり引いたガラカメファンも多いはずw
723 :
無名草子さん:04/11/03 11:32:47
つまるところ、ガラカメに全く興味持てなかったんでしょ
724 :
無名草子さん:04/11/03 13:15:01
話が戻るようで恐縮なんだけど、昨日‘幼児期に虐待を受けた”‘2001年5月にも
自傷行為”‘うつ病と不安神経症に悩まされ…”など書かれた記事、遅いけど、
見たんです。本当に記事になっているのを見ると、改めてショックっていうか。
それ朝でさえ書くことがなかった、もっと大きな傷、秘密があったのかな。
母上の菊のエッセイのページも見たのですが・・あの結婚式の菊のエピソード
よっぽど根に持っていたんだなぁ、、とちょっと怖くなりました。
>724
菊のエッセイ、私も読んだ。
桂さんとは視点がまた違うというか、娘を突き放しているような
印象を受けた。桂さん自身たくさん弁解しただろうし、本にも書いてるのに。
726 :
無名草子さん:04/11/03 17:03:23
>712
3歳上ですが、森村桂って知られてなかったなぁ。
ちょうど、春樹・ばななブームでした。
私は、図書館でなんとなく読んだ。原点は、天国でした。
桂さんのリアルタイム読者って、もう孫もいるような40-50代ぐらいなのかも。
727 :
無名草子さん:04/11/03 18:06:02
うん、けっこう年配の人々だよねーきっと。
私が読み出したのは父親の本棚に並んでいたから。
父親は昭和9年生まれ。70歳です。
何だかお父さん可愛いね。
729 :
無名草子さん:04/11/03 18:39:57
そっかぁ、どうりで、ここのスレって年配の人多そうな気がしてたよ。
727さんのパパ、いい趣味だ、GJ!
>>726 私も昔、普通にばなばさんのキッチンやらつぐみ、読んでました。
春樹さんのノルウェイの森は今も心の中でベスト10に入る愛読書
なんだけど… 森村さんのこのスレッドが一番落ち着くわw
731 :
727:04/11/03 19:44:14
>728
>729
ありがと。父に言っとく。
>724
虐待かどうかは知らないけど
この人、自分が桂さんの母としてどうだったかとかよりも
成長した娘が「お母さん大変だったね、あのときもこのときもごめんね」
といってもらうことしか常に考えてない感じで
結構ぞっとするんだが……
お母さんが「悲観してはいけませんよ。」と容姿のことを言った所は
いいお母さんだと思ったけど。
>お母さんが「悲観してはいけませんよ。」と容姿のことを言った所は
あまりコアな読者じゃなかったのでこの文がどういう脈絡で
語られたかはわからないけど、
なんとなく桂さんは嘘でもいいからお母さんから
”何言ってるの、あなたはとっても可愛いわよ”
というようなリアクションを望んでいたのでは
ないのかな・・とか思ったりするのですが。
735 :
無名草子さん:04/11/04 14:17:20
「悲観してはいけませんよ」ですかー。
私も子供の頃パッチリ二重の母に似ず一重瞼でした。
気にする私に「一重の方が良いのよ、キレイな目だわ」
と常に言ってくれました。
その後、高校生の頃自然に二重になり目がきれいと言われるようになり
あの時母が励ましてくれたから整形したりしなくてすんだのだと思っています。
森村さんのお母さんは良くも悪くも率直正直な人ですね。
例えば「あなたは美人じゃないから、だれにも頼らずにがんばろうね」と育てるのも
愛情だと思うけど、本当は親ばか気味に「可愛い、可愛い」と育てるほうが自然な
親の愛情の形かも。
きっと森村さんは生まれつき繊細だったのだと思う。
737 :
無名草子さん:04/11/04 14:25:10
>>734 森村さんの昔のエッセイの中に
「不美人ならば見方を持とう」というのがありました。
それは学習院時代ものすごいブスの人が二人いて
一人の人はお母様がとにかく可愛い可愛いと連発してキレイな服を着せ
お見合いでハンサムな人と結婚して幸せだという話。
もう一人はお兄さんが彼女を本当に可愛いと思っていて
ずっとナイトのように映画や芝居にエスコートして大事にしてもらった。
そして常々妹の性格の良さをアピールしていた兄の友達と結婚。
桂さんもそんな見方が欲しかったのではないでしょうか?
>>737 なんかわかる気がする。幼児期とか成長期に誉められないのって
一生引きずる気がする。
なんだろう、性別に関係なく可愛い可愛いと言って育てるほうがいいような気がする。
そうやって育った子は顔の造作に関係なくふんわりとしたかわいらしい雰囲気を持っている
気がする。
740 :
無名草子さん:04/11/04 17:56:52
>737
私それ読んだ時小6だったんだけど、子供ごころにそのブスな子に
「可愛い可愛い」を連発するお母さんを、すごい!それこそ母親ってもんだ!!
って思ったよ。
派手なタイプの虐待じゃないんだろうけど
ネガティブな言葉や態度が積み重ねられることで
損なわれていくものってあるよね。自尊心とか生きる力とか。
口に出してブサイクとはいわなくても、
「あんたなんかより私の方がきれいで才能もあるのよ」みたいな母の思念は
子供は敏感に受け取るもの。
幼児期の虐待って記事になる位だから、カウセリング受けて明確になった
部分とかあるのかな。 新婚当時、桂さんは夫婦の土台を築くまでは、2人
で暮らしたいって言って、離れて暮らしていたけど、あの時のお母さんの
描写も怖かった。 暗いところでジーッと話しかけてくるでもなく、へそを
曲げてて・・。 新婚当時、ジローさんはあんなだしお母さんはそうだった
ら、板ばさみですごく辛かっただろうな。
743 :
無名草子さん:04/11/04 18:24:42
「それ朝」に書かれてた新婚当時のエピソードが怖かった。
出勤する二郎に「早く帰ってきてね」と桂さんが言ったら
じゃーオレ会社行かないよとふてくされるというもの。
お愛想も含んだ言葉なのにね。
私の母なんて猫が外へ出て行くのにも「はよう,お帰り」
って声かけてるよ。
744 :
無名草子さん:04/11/04 19:13:32
>739
田辺x子さんが小さい頃、親から可愛いx2を連発されて
育ったので、大きくなるまで、xxだって気付かなかった、おかげで
明るい人間に育ったって自ら語ってたよ。
彼女は、雰囲気可愛いですよね、年齢不詳でw
でも、女親が美人x子がxxだと、親も相当しんどいみたい。
強迫観念みたいに、この子は可愛いと言い続けて、精神的に追い詰められる
母親の葛藤を描いた、さいもんふみさんの漫画(このスレの住人は読んだ事ないだろうな)があったよ。
>737
これってさぁ、フィクションですよねぇ。
同窓生にこんなこと書かれたらすごくショックだと思う。
それも森村さん位の容姿の人に。
746 :
無名草子さん:04/11/04 20:19:08
>745
うーん、言われてみればそうかも。
でも、自己愛の強い人だから、悪気はないかと。
ポイントは、容姿悪くても幸せになったってことなので。
森村さんの作品の殆どはご自身で見聞きしたものだから、まず本当の事だと思う。
読んでいるとはらはらする記述もかなりあるから、それで人間関係を悪くした事も
案外多いと思う。
けっこう人の心の機微なんかには鈍感な人だったのかも。
748 :
無名草子さん:04/11/05 06:38:22
でもブスって書かれるのは御免だよねw
森村さんは善意で書いてるとは思うけど。
善意でブスって言うって事は無神経な人って事なのでしょうか?
750 :
無名草子さん:04/11/05 09:28:30
無神経というより、何も考えてないかも。
善意で書けば気持は通じるとか?
751 :
無名草子さん:04/11/05 09:51:58
善意でブスと言う(忠告?)人とは友達になれない。
753 :
無名草子さん:04/11/05 10:11:25
754 :
無名草子さん:04/11/05 10:20:06
>>737 二郎と結婚して初めて
ばか正直ばか素直は決して良いことではなく
しばしば人を傷つけるものだと理解したと書いていたね。
それまでやはり率直過ぎる母親と素直をモットーとする
学校教育でそれを美徳と思いこんでいた桂さんが伺えるエッセーだった。
756 :
無名草子さん:04/11/05 10:27:18
┗┳┳━ |_| ━━━┳┳┛
┃┃ / ヽ ┃┃ もういくつ寝ると 出て行くの
┏┻┻ |======| ━━┻┻┓
┗┳┳ ヽ__ ¶_ ノ ━━┳┳┛ 朝鮮人は ウソついて
┃┃ (/) ┃┃
┃┃ (/) ┃┃ 日本に居座り たかります
凸┃┃ (/) ┃┃凸
Ш┃┃ (/) ┃┃Ш 早く出て行け 朝鮮人♪
.|| ┃┃ (/) ┃┃.||
∧_∧ (/) ∧_∧ ∧ ∧
( ・∀・) (/)(´∀` ) <゜Д゜ > 元歌:童謡「お正月」
(つ つミ (/)(⊃⊂ ) ⊂ ⊃
|_|_|_I(/)_|_|_|__| |
/////ノ,,,,,,ヽ ////|| |〜
//////////// |∪∪
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 奉 納 |
昨日から「森村桂の食いしん坊旅行」を読んでます。
桂さんやっぱり面白い。
高級ホテルに招待されて、神戸牛の最高級ステーキを振舞われ
ん?ソースと肉が口の中で合わない…?と思ってその感想を
シェフに言ってしまって、ムッとさせてるw
その後、本場フランスでステーキを食べて神戸牛より落ちる
肉とフランスのソースはなるほどベストマッチ!最高級肉は
醤油でも塩でも生でわさび醤油でもなんでも美味しいのだ…というオチ。
率直な人だから近くにいたら、ヒヤヒヤするかも。
知り合いにそういう人いたから確かに冷や冷やした。
その人となるたけ外食は同席するのを避けていたよ
だってこっちの食事までまずくなるし、人の目は気になるしね
桂さんって純粋な食べ歩き本ってのは出していないけど
依頼はこなかったんだろうなぁ。恨ミシュラン以上の激辛な内容に
なってしまうからかな?
それはそれで読んでみたかったけど。(w
味覚に関して、あれだけ辛口に高級ホテルの料理人をやりこめておいて、
自分の店では薔薇をちらしたカレー(?)とか薄いコーヒに甘んじてた
のは納得いかないような気もする。
まぁ若気の至りというか、店を持って知る苦労ってのもあったのでしょう
けれど。
自分の事に関しては敏感ですごく傷つくけど、人のことに関しては
意外と鈍感な人なのかもな。ある意味自己本位というか。
森村さんって、時代は違うけれど、ストレートにものを言い、
ひたむきで真っ直ぐな性格でありながら、内心に深い孤独感と
屈折をも抱える、「東京ラブストーリー」の赤名リカみたいな
タイプだったのかも。
地方出身の男性にとって、常識にとらわれず、自由奔放に見える
そういうタイプの東京娘が新鮮に思われ、引かれるものの、
生活感のないエキセントリックな面について行けず、だんだん
イライラを感じるようになる。
パワーゲームで何となく劣勢だった男性側が、最後に相手に
手痛い仕打ちを与えて別の女性に。そして、家庭、出世等
幸せを形にしていく。一方は立ち直れないまま。
赤名リカって「○○しよっか」って人でなかったかしら?
イメージが合わないよーな。
その説は新鮮だけど、ジロー=カンチにはどうしても思えない(w
そうだね。なんか私の中では
スーパー●リーのリーダーに重なっちゃってるよ。ギラギラしてて、
女性を心身ともに踏みにじって男としての征服感を得てるようなところが。
ってこれもひどいか・・
でもともかくカンチとはだぶらないなぁ。むしろMさんのがカンチぽくない?
スーパー●リーのリーダー=ジロ?
766 :
無名草子さん:04/11/05 18:23:56
思うけど、ほとんどすべての人間が(私もだけど)、自分のことに敏感で
人には鈍感だよ。
それでその中のごくごーーく少数の人がその逆で、そういうのが
お釈迦さまだったりイエスキリストだったり良寛さまだったりするわけ。
それを自分はあたかも人のことばかり思って生きているみたいに書く人も
いるんだから、桂さんは正直なだけいい人って気がする。
一番最初の本から読んでたけど
特に学習院在学時の話あたりは、のびのびした青春物というより
それなりの学友に囲まれて家柄もなくお金持ちでもなく
コンプレックスを抱えている人だなあと感じた。
そして、周囲にそれを悟られたくなく元気に振る舞ってるような。
結婚相手によっては、その両方も解消されたかもしれなかったが
焦ってしまったのか失敗続き。
かといって男に頼らず自力でというタイプでもなし。
白馬に乗った王子様は来なかった。
結婚相手達は元気で奔放な印象だったのに
いざ結婚すると相手に頼り神経質なのがわかったんじゃないかな。
時代は高度成長で、新種の成功者も続出。
さらに気持ちの奧では沈んでいったのでは。
どういう理由にしろ美智子さまと交流を持てたことは
彼女をささえていたと思う。
一度、その気でなくて軽井沢に行ったときに
偶然みつけて立ち寄った店で出たケーキは
素朴といえば素朴だけど、ぱさぱさ乾いて古い感じだった。
それを口に押し込んだ途端、さっと皿を下げられて余韻すらなかった。
その桂さんの正直さが人を惹きつけるところだと思うよ。
エピソードの中でも、率直さがプラスに働いてることも沢山あるから
面白い。 アンズが食べたくて、長野の駅長さんに直接電話した話とか
、天国に〜だって社長さんに手紙を書いたからあの話が生まれたし、最近
では薔薇の美しいお宅があって思わず車を止めてジャムにしたいので少し
分けていただけませんか…ってお願いして、結局庭中の薔薇を分けてもらっ
たり。 あまり思惑なく動くことがプラスに働いたり愛されたりする、めず
らしい人だと思う。 つっこみどころ満載な所含めて愛すべきキャラクター
だな、と思うよ。
>>757 「美味しんぼ」にもそんな話がありますね。
凝って作った鴨の血のソースよりわさび醤油のほうがうまい、とか。
上流階級への憧れもあったけど、肩書きに拘らず、率直な感想を持てるって
今じゃ珍しくないのかもしれないけど、当時は
「へー、そんなことが!」と読んでましたよ。
森村さんの味覚の順応性もすごい、と思った。
カレー好きでもないのに、インドに行けば本場のカレーをウマイと感じ
ドリアンとかも大好物、ぶたの丸焼きだの葉っぱで焼く料理…どれも野趣
あふれる味とか表現してとりこになってたり…不眠症など繊細なところも
あるけど、タフなところもあり一言ではくくれないね。
771 :
無名草子さん:04/11/05 22:31:24
>759
自分には甘い人というか、自己愛は人一倍強そう。
むちゃくちゃに愛してくれる、良質の旦那が出来れば良かったのにね。
私は森村さんが自己愛が特別強いとは思わない・・とゆうか、ピンとこない
のだけど。。そもそも私の知ってる作家のエッセイを読んで、自己愛が弱そう
な人って見た事ないな。 しいていえば、エッセイじゃないけど、ナンシー関
かなw
私だったら自己愛で思い浮かぶのは中島梓とか林真理子とか
ちょっと分野違うけど池田晶子とかかなあ。
森村さんもけっして弱くはないと思う。
ナンシー関の自己愛はよくわからん。それこそピンとこない。
>>773 772だけど、自己愛を作品に感じられない人>ナンシー関って意味ね。
他の読んだことある人は大抵自己愛を感じる。
>>774 あー、ごめんごめん、読み間違えてた。
ナンシーの自己愛まで読み取るとはすんごい自己愛センサーだと思って
ちょっと感銘すら受けてしまってたw
>>775 いえいえぃぇ… 林真理子サンと森村さんは世に出るまでの話がなんとなく
似てるかな、と思う。ドジで男の子にもてなくて、劣等感がいっぱいで社会
に出ても会社でドジばっかりしてなんとなくオドオド、そして人一倍夢見がち
なところとか。
林さんと森村さんの違いといえば、
皇后さまがお友達になるか、ならないかという点ではないかと。
皇后さまはあの森村さんのピュアに近い天真爛漫なお人柄に
ひきつけられたのだと思う。
林さんは、これはステイタスを手に入れたいという
下心がみえみえで皇后さまはお近づきにはならないのでわ。
林さんは林さんでまた、いいんだけどね。
林さんは女性が持つ欲望をひとつひとつそれもすごいスケールで
手に入れてしまう稀有な人だと思う。
森村さんは・・・うーん。
狐狸安先生が「ミルクキャラメルのようにかわいい女」と言ってましたね。
778 :
無名草子さん:04/11/06 08:17:16
>775
自己愛センサーって、面白いね。
やっぱり森村さんって、自分を評価して欲しい、感謝して欲しい、
言わなくても分って欲しいって、タイプだったのかな。
育ちの良さからくる天真爛漫さだね
自己愛の出し方にもいろいろあって、他人や読者からの目を意識する
人や露悪的に率直を装う人もいるよね。
森村さんには他者が殆ど存在しなかったような気がする。
だから他人の気持ちに無頓着に題材にもできるし、反感を買ってはじめて
「こんな風に言われた」ってまた文章にしちゃったりするのでは?
自分の言動が他人にどう影響するかなんて、夢にも思ってないのでしょう。
孤独な人だと思う。
何か書くことで、かろうじて
自分のプライドを保っていられたのかも。
784 :
無名草子さん:04/11/06 13:55:02
>782
それって無邪気といえば聞こえがいいけど、
思慮が浅いってこと?
785 :
無名草子さん:04/11/06 15:07:35
てか、無神経と紙一重という気もする
>782
自意識との格闘や、明るい(あるいはちゃんとした)自分を装うことで
精一杯で他人まで神経が行き届いてないって感じなのではないか・・・
って思うのだけど。
787 :
無名草子さん:04/11/06 16:56:48
今日(11/6)の毎日新聞夕刊に掲載されてるよ
どんな人間も欠落も自己愛もある
そういう自分を作品にできるかできないかの差
790 :
無名草子さん:04/11/06 19:00:18
自己愛というより、自己弁護に徹してる人だったと
何かに書かれてたけどそうなの?
ファン以外の一般Pからみた、森村さんって、自己愛とかそんな
イメージもないのでは?(知られてないというか)
例の自殺の時に、亡くなって残念って話をふった友達は、
「ケーキ屋のキモイおばさん」扱いだっよ(ショボン)
一言にまとめると好き嫌いが極端に分かれる作家だと思う。
すごく好きな人、絶対受け入れられないという人。
どちらでもないという人が少なそう。
>791
10才年上のうちの夫に話題を振ってみたら、「山下達郎みたいな人だっけ?」
どこがだよ。
イルカサンに似ているってのは、昨日Mステ見て思った。
うーん、30代位の人は知る人ぞ知るで、リアルで活躍してたのを知っている人も
過去の人(昭和の人)って感じで好きだった人も昔のまま永久保存して、折に触れて
桂さんの姿を確認しては「お元気そうで良かった」って心にとめていたんではないかな。
私はMさんとの新婚生活から近況を知らなくて、天国に近い島よ永遠に・・って写真入り
の本を図書館で5年位まえに見て、「あぁお元気そうで良かった」て思ったよ。
>793さん
ごめん、でも長髪と雰囲気は似てるよ<山下達郎
私の友達は、群よう子と区別がつかないと言ってたけど、文章ではないだろうから、
容貌だと思う。群さんと似てますか?
手持ちの本などに写真があるんだけど、ぐぐってもあまり群さんの写真は出てこないから
わかりにくいけど、あまり似ていると思わないなあ。
性格があまりにも違いすぎるせいかもしれないが。
797 :
無名草子さん:04/11/06 23:05:09
群よう子さんって、ぼやーってした顔だよ。最近の作品面白くないな。
ちょっと似てるかも。
でも、さくらももこさんの方が似てる。
群さんの最近の作品は昔から使いまわしていたネタを、しょうこりもなく
使いまわしてる感じ。
それでもそこそこ売れてるから、次々と新しい読者がつくのかな?
スレ違いすみません。
ちなみにここのスレの皆様は今は誰の本読んでますか?
自分は森村さんとは全然違うけど、東野・宮部
エッセーでは向田さん、たまに岸本葉子さんです。
群さんの初期の頃の作品でアメリカに滞在した話の本が面白かった。
最新刊の料理をつくるエッセイ面白くなかった。
東野さん私も好きだ〜。白夜行、幻夜イイ!けど、読み込みが甘いから
東野スレは殆ど行かないw 桐野夏生のアウト今更ながら読んだ。面白かったな。
山本文緒も面白いな。
私は、(昔の)栗本薫さん、山崎豊子さん、野沢尚さん、
三浦綾子さん(「氷点」)あたりです。
森村さんの本も、読みたいのがあるけれど、探しに出かける機会と気力が…(涙)。
エッセイでは(昔の)中島梓さん、姫野カオルコさんでしょうか。
802 :
無名草子さん:04/11/07 01:05:54
女性作家の作品で、印象に残ったのは結構あるのですが
3回以上読み返したのは、『それ朝』だけです。
803 :
無名草子さん:04/11/07 04:22:18
森村さんは、出版社に勤めていたころの自分の「不名誉なあだな」が、
「こわしや」だったと書いていたのを覚えている。粗忽でよく物をこわして
しまうからだとか。
本から受けるイメージは、客観的に自分のことを笑えるさばさばした性格で、
体当たりの行動力があり、正直に生きるかっこいい人。
でも、その後、テレビでご本人を拝見したら、
悪く言うと、今でいう空気の読めないヒト、だったので、
幻想は急激にしぼみました。
今あらためて考えると、ピュアであることを実践した人として、
評価したい気持ち。
804 :
無名草子さん:04/11/07 05:22:42
>>802 私もです。ついさっきも読み返してました。
805 :
無名草子さん:04/11/07 07:50:42
>803
バリバリ邁進して働いてる時はいいけど、
正直、一緒には働きたくないかも。
806 :
無名草子さん:04/11/07 09:30:01
>>803 同じこと感じました。
何か、実物を拝見して 著書を読まなくなった最初の作家かも。
807 :
無名草子さん:04/11/07 10:11:27
>806
他に誰?
808 :
無名草子:04/11/07 17:53:36
暮らしの手帳に、勤めて居た時、セロテープの
粘着度の検査、他の人達とは、間反対の結果が
でたそうですね。
やり方がとても、ユニークだったようですね。
809 :
無名草子さん:04/11/07 18:10:52
もしかして、知障を伴わない経度自閉の傾向があったのかも。
810 :
無名草子さん:04/11/07 22:02:06
>>808 「これが私」と、ユニークであることにこだわりすぎたのでは?
なくなられたこと、今日やっと知りました。
お菓子の本好きだったな…。
ご冥福をお祈りします。
>>810 いや、笑いの神様が勝手におりてくるタイプだと思うな。
ユニークを意識していない、天然ぼけタイプ。
813 :
無名草子さん:04/11/07 23:01:59
森村さんって、その天然の良さを活かしてくれて守ってくれる
サポーターがいないと難しいのかも。
離婚前後からあまり編集者に恵まれなかったのかな。
814 :
無名草子さん:04/11/07 23:24:46
天然ボケだけじゃないとも思ったり。
それ朝なんて読んでると彼女なりのエンタテイメント感じる。
落語の要素も盛り込んでそうだよ。
815 :
無名草子さん:04/11/08 00:15:00
>802 804
近日中に地球が滅びることになっていて
私が最後に読みたい本は『それ朝』。
育ちの良い人が、べらんめい調になったり毒吐いたりすると
結構親しみが湧く。タイプ違うけどバイオリンの高島チサコとか。
817 :
無名草子さん:04/11/08 05:26:11
『それ朝』って、絶賛されてるんだね。知らなかった。
この本って、桂さんの本としては売れた方なの?
にしこりと噂になってる酒井真紀?だっけ、スッピンでインタビュー受けてて
桂さんに似てたような気がする…それ朝を映像化する場合はヒロインは
酒井か?
819 :
無名草子さん:04/11/08 09:29:02
820 :
無名草子さん:04/11/08 11:40:23
>>817 世間的にはそれほど絶賛されていなかったように思います。
でも、一部の人には名作としていつまでも心に残っているのでしょう。
821 :
無名草子さん:04/11/08 16:18:46
ここはファンスレですか?
この人の文体が生理的に受け付けられないのでマトモに読めません。
822 :
無名草子さん:04/11/08 19:08:16
>820
どういう人からは名作扱いなんだろう?
自分もACとか、辛い体験を共有するとか?
自分は、初期の旅作品が圧倒的に好き。リアルタイムのファンじゃないからかも
しれないけど(20代)。ここで評判の、「それでも朝・・・」読んだけど、
自分は、言い訳がましさが鼻に付いて合わなかったです。
80年代の女性の価値観だからかしら。
作品として優れているのはやっぱり初期の青春ものとか旅のものだと思う。
しかし、「それ朝」は何故か何度も何度も読み返さずにいられない。
読後感爽やかとは言い難いし、名作という言葉はどうもあてはまらない
ように思うのに何故だか…
私は個人的には、森村さんのことはいくつか作品を読むうちに作家というより
身内に近いよく知っている人という感覚になっていたからだと思っています。
30代の私も初期の旅作品が作品としたは一番完成されてるし、楽しく
読めるなぁ。
でも「それ朝」で意図的ではないかも知れないけれど、あれ程だめな
自分が曝け出されてるのを見ると、のほほんと生きてきた私は、
ある種の畏怖の念を覚えるのは確か。
愛情に関して確執をかかえたことのある人は、よりリアルに読むの
でしょうね。尚更、自殺で生を終えて欲しくなかったと思う。
私は名作とも駄作とも思わない。
壮絶すぎて当時の私にはお腹いっぱいだった。
言い訳とか自己愛の賜物とは思わなかったけど。
あの手の本はそれ朝ただ一度だけだから、今は生身の
森村さんを知る一番の本でとても貴重。
今、「父のいる光景」を読み終わったんだけど、桂さんと浅香さんの確執が
けっこう描かれていた。
少しは家にいて家事をやってくれと桂さんが浅香さんに訴えると、浅香さんは
「私に洗濯ばばあになれって言うの!」とキレる。
桂さんに初潮が来た頃から家の中にもう一人の「女」が現れたことに怯える浅香さん。
父親が亡くなるまでは桂さんは家事をしない浅香さんを冷たい目で見ていたように思えた。
とにかくギクシャクした母子関係。
そう、名作とは私も思わない。
ただ今まで小説のネタ扱いだった夫婦関係を
比較的リアルに描いたものとしては興味深かった。
娘を「女」として見る母親って、よほど闇が深いね。
父のいる光景って、90年代に入ってからの著書ですよね。
私も読んでみようかな。それ朝タッチで書かれているんですかね?
829 :
無名草子さん:04/11/08 20:38:04
>827
年配の人に聞いたけど、当時は理想の風変わりな夫婦で
売ってたのに、いきなり暴露で、萎え〜って女性も
多かったらしいけど、ここは生残った濃厚なヲタの集まりってことかね?
旅行とかケーキの話の本が面白かったからなんとなく読んでて、
でもいつのまにかブームが去って本屋の棚からも消えてって
忘れてて、離婚とか全然知らなかったんだけど5年くらい前
たまたま古本で「12時の鐘」見かけて買って読んでみて「へー、
そうだったんだー」で、それ朝も探して買った。
ワイドショー的な興味で読んだけど、やっぱりなんかこの人の
文章は上手に読ませちゃうって感じだな。
海外旅行も手作りケーキも当たり前になっちゃったからね。
>828
朝タッチ・・・ちょっとワロタ。
そうですね、同じようなシリアス調です。
本のオビの文句にはこうありました。
「明日から書くぞ」の言葉を遺して、突然逝ってしまった父、作家豊田三郎。
その魂を求めて34年。森村桂が父と同い歳にして、初めて書きあげることの
出来た、父のいる光景・・・
正直、読んでた頃は(リアルタイムじゃないよ)
工房で顔面至上主義だったから、「この人の世界には嘘がある」って
思い込んじゃったんだよ。それが読むのやめた理由。
スマソ
834 :
無名草子さん:04/11/08 21:13:12
>833
どういうこと?
お菓子・手作りの萌えの雰囲気の顔じゃないからアウト?
>834
そうじゃなくて、旦那さんとの関係
>833
えっ?、、つまりいろいろ恋愛の話も出てくるけど、あの顔で恋愛?、、、と?
ははぁーん、アナタ様は男の方ですわねw
桂さんの顔は美人という言葉からは程遠いけど、感じの悪い顔っていうのとも違うよ。
若い頃なんか見ようによってはかわいいと思った人もいるはず。
837 :
無名草子さん:04/11/08 21:39:04
>>835 私女性だけど、あの顔はツライ、正直ツラかった。
小説ならいいんだけどね。
あの、一応女です。
だからゴメンナサイ
839 :
無名草子さん:04/11/08 21:45:15
桂さんエッセーって、顔写真がデフォだったの?
なんでだろう?
当時は、需要あったってことかな。
>838
ありゃ。あやまらなくてもいいけどね。
そっか〜桂さんの容姿は一般的にそっちの評価かな〜。
私のはファンの欲目だろうか。。。
桂のブライダル講座って本のカバーに桂さんの写真とプロフィール入り
なんだけど、その写真がすごく若い。その本はMさんと結婚してからの
著書だけど、写真は20代だと思う。
雰囲気、あくまでも雰囲気だけど中井美穂さんに似てる、とオモタ。
うちの母なんてひどいですよ。作者プロフィールの写真見て
「この人とっても可愛い育ち方してる人よね。
でもこういうお顔ずっと見てると、なんか自分のお顔も面白くなっちゃいそうね。」
だと。
843 :
無名草子さん:04/11/08 22:11:12
晩年の顔しか覚えてない(困り顔)。今の老けた美智子さんに似てた記憶。
桂さん。若い時も困った老け顔だったっけ?
>842
うちの母なんて「学習院には男も女もああいう感じの顔が多い。美智子様や
三島由紀夫は例外・・・」
845 :
無名草子さん:04/11/08 22:26:53
あー似てるよ、中井美穂。
あれもっと貧相にした感じ。
>>844 美智子様、昔は高貴な美人顔だったけど、今は…年より老けてるよ。
苦労がにじみ出て気の毒。森村さんもある日を境に老けた感じ。
847 :
無名草子さん:04/11/09 00:29:19
>>829 濃厚なヲタや信者と呼ばれるような人は、すでに“卒業"したと思われ。
このスレに集まっているのは、結構距離を保ったクールなファンかも。
848 :
無名草子さん:04/11/09 00:30:57
“卒業"って、加齢でDEATHってこと?(ブルブル
>847
リアルなファンってどういう感じだったのだろうね。
ファン相手にケーキの店を開こうって位だから相当コアなファンがついて
いる自覚があったのだと思うのだけど。
どんな風にブームが起こって売れてたのか知りたい。
角川だと銀色夏生とかみたいな感じ?
850 :
無名草子さん:04/11/09 01:40:48
>>828 闇が深い母親ってかなりいると思う。
美しくなっていく娘と年老いて行く自分。
浅香さんはご自分の美貌にかなりの自信を持っていたようだけど
「年取った美人は若いブスに負ける」
これは有名美容外科院長の言葉、至言だと思う。
本を読んでいると、精神を病んだ人が森村さんに助けを求めていくってパターンが
多いような気がする。
森村さんもほっとけばいいのに親身になって相談を聞いて、あげくに自分の身体を
壊している。
歳をとってわかったんだけど、若いってだけできれいなんだよね。
必死に加齢によるダメージをなんとかしようとしているそばで、子供のお肌が
きれいでうらやましいよ。
だからってもちろん「呪いをかける母」になろうと思わないなあ。
浅香さん自身もちょっとAC気味のような気がする。
さびない人
そんなのおるか
854 :
無名草子さん:04/11/09 11:42:15
浅香さんは苦労人だしACになる素養はありそうだけど、そうやって
自分の欲や闇を外に放出して、案外均衡を保っている気がする。
娘に(女がもう一人いる…云々)の闇の部分を出してしまうって
よっぽどじゃないかなぁ。
そういう風に母親を描写するってことは、裏返せば、桂さんがそれだけ
母親を女として意識しているってことなんだと思う。
優しい父親を慕う父親似の容姿のちょっと難のある娘が、優しさに甘えて
る勝気で美しい母親に批判的な目を向けるって、結構ありがちなのでは?
森村さんの著書を浅香さんは読んでいたのかな?
だとしたら怖い・・・。
娘が自分の母親失格ぶりを全国的に晒してるなんて。
森村さんはどうか知らないけど、林芙美子なんて勝手にモデルにした人達と
いざこざが絶えなったよ。
柳美里にいたっては訴えられていた。
ノンフィクションで身近な人間関係を書くのは難しいよ。
向田さんのご家族も嫌がってたみたいだね。
859 :
無名草子さん:04/11/09 13:40:03
柳美里さん…水辺のゆりかごって作品がそれ朝読んだ時と同じ感じ
だった。 重くて壮絶で・・・。あれ以来、柳さんの本は読んでない。
森村さんはその後、違う方へ方向転換して行ったのと(作品上)
親しみが湧く人だったので続けて読んでいけた。
コダさんのこと仲良しとか言いながら「不美人、妾の子」って書くのってどうよ?
って思った。
旅行記読んでてもこの人がこんなことしてくれたけどありがた迷惑ととれることを
書いていたんでこっちがハラハラしたよ。
お世話になった人なのに恩を仇で返してる。
>>お世話になった人なのに恩を仇で返してる。
暮らしの手帖に対する態度も似たようなもの。
向いていないのに憬れて強引に入社、ついていけず退社、その後批判。
批判の内容は頷けないでもないけど、なんだかなあと思った。
自分勝手な面はかなりあったんじゃ?
自己愛というのか知らないけど、人のことが見えない人だよね。
母親批判も割り引いて考えた方がいいと思う。
>>849 私の一番古い記憶が70年代の半ばごろなんですが、
当時の文庫は今ほど百花繚乱ではなく、文豪の作品を全集から持ってきた
みたいなのが多かったと思います。後は娯楽として読むミステリーや、
SF、歴史小説もありましたが、男性の作家が多かったような。
(角川映画の原作とか)
少女向けのコバルトも既にありましたが、マンガの代わりって感じ。
当時、難病や自殺で夭逝した子供の日記が出版されるという事が多々あり、
「○月○日 「森村桂どこそこへ行く」を読む」などど書いてあって、
「あ、読んでる人いるんだ」としばしば思ったものです。
森村さんのコーナーは今ほど在庫管理が行き届いてなかったせいもありますが、
同じ本が2〜3冊づつ突っ込んであったりして、少し古いものでも売れる
ようでした。
ワーホリで気軽に海外に出る時代でもなく、女は25歳までに結婚、が普通
だったので、生涯体験する事のないだろう海外事情を覗いてみたい、と
買ってた人もいると思います。
863 :
無名草子さん:04/11/09 17:33:00
海外を覗いただけで 本になる時代もあったよねー。
小田実とかさー
864 :
無名草子さん:04/11/09 17:57:44
そこら辺は自分でも書いてたよ。(天国にいちばん近い島 30年後のあとがきより抜粋)
日本はまだ夜明け前。この私に起こったおとぎ話を「灯」と思って下さる人がいるかも
しれない。
その灯りを届ける案内人になろう・・
でも時代はめまぐるしく変わってしまった。太陽もサーチライトもいっぺんに
来たような時代になり、小さな灯りなどかき消されてしまった。そして私自身
一時は自分の行くべき道を失った・・・。
865 :
無名草子さん:04/11/09 18:06:19
864ですが、この一文が印象に残った。というか切なかった。
でも30年たってこの本が生き続けている事に感慨無量である…と
続くのでちょっとホッとする。
866 :
無名草子さん:04/11/09 18:50:37
>864
切ないね。でも、いまや書籍も消費品になってるし、
売れる本・マーケティングの時代だからなぁ。
森村さんは本が売れなくなって、ケーキの道に進んだの?
それともその逆?
売れなくなって、、というよりも以前のようなものを書けなくなって、という
感じが私はしてる。以前に書いたものはある時期まではそこそこ売れていたん
じゃないかなあ…。
お菓子の話にしても比較的古い「お菓子とわたし」なんかは、以前のような
おもしろさがある作品だと思う。
最新刊の「アリスの丘のお菓子物語」になると、本屋で立ち読みしたんだけど、
文体が全然違っていて、まさにメルヘンタッチ、お花畑調。
文体変わってもメルヘンでも悪いわけじゃないけど、以前の作品の
おもしろさを知っている読者としては、桂さん書けなくなっちゃったんだ…
そんな思いが頭ん中ぐるぐる。
>>866 本が売れなくなったから、ではないと思う。
森村さん自身、行くべき道を失ったってある通りMさんと結婚しても
ダメージをひきずっていて、東京の生活にも疲れて軽井沢にいついて
しまった。Mさんが週末だけくる生活を続けていたけれど、森村さんが
ポーンと軽井沢の土地を買ってしまったのもあって、Mさんが桂さんの
為を思っての最善策がアリスの丘だった様に思われる。
脱サラして、退職金をあててって確か前スレにあった様な・・。
森村さんはまだ初婚の頃の作品に、お菓子やお茶をだす店はわたしの憧れ
って書いてあるのをこないだ発見。 Mさんが桂さんを思いやっての選択
と思われる。 あくまでも私の見解ですが。
生きることへの勢いというか貪欲さが、書く事に直結しているみたいな
人だったのでしょうね。自己顕示欲と作品を世に問うことがぴったり
一致しているというか。
いろんな経験を経て、ものを見る目や表現が研ぎ澄まされていくとか、
円熟味をましていくタイプの作家さんではなかった。
お菓子や絵で心を癒しながら過ごしていたのだろうと思うけれど、
864さんの紹介されたあとがきとか読むと、若い頃の自分をどんな風に
振り返っていたのだろう?ってちょっと怖いような気持ちになる。
870 :
無名草子:04/11/09 19:51:08
軽井沢銀座ともてはやされた、時期は当に過ぎ、
軽井沢はお年寄りが多く集まるようになったと
ドキメンタリー番組で放送してましたね、今年は皆さん
Mさんを慰める為に、軽井沢へ行きましょう。
今年は行けないなぁw
でもいつかは行きたい・・・・・・って思っている内に
森村さんはいない・・ウワァァァァアン
「12時〜」
チキンライスをつくって縁側にテーブルセッティングして
お姫様のように招いてくれるMさんをラストシーンにしたところが
Mさんへの信頼が隠されてる気がして結構好き。
それは再び依存の始まりだったとしても、そういう愛もあるだろうし。
悪い見方をすると、森村さんは、たいした才能も覚悟もないのに世に出たがりで
潰れていった人という感じがする。
自己顕示欲が強すぎて、「普通」の生活に憧れながらも「普通」に生活する自分が
許せないみたいな。
いつでも何かしらのドラマを求めていたんだろうな。
だからこそDV夫ジロとの生活のほうが実は楽しかったのかも。
>>860 コダさんがお母さんと二人暮らしだということは知ってましたが
そういう境遇でいらしたとは…
875 :
無名草子さん:04/11/09 20:32:51
アイスまだやってるの?
子供がたくさんのお母ちゃんになるのが夢だった、子供が出来たら仕事はきっぱり辞める
・・・って書いてたけど、いやただのお母さんでは絶対物足りないハズだ、とは思った。
離婚したら、君 今までのようなものは書けないよ。
イメージダウンだからね。
それ朝のジロの言葉、ホントに意地悪だと思ったけど、
結局そういうかんじになってしまった。
879 :
無名草子さん:04/11/09 21:19:43
親父がなくなった正月
コダさんの家に行ったってあったけど。
他所に作った娘でも学習院に行かせるんだから
お父様はそこそこの方だったんでしょうね。
私は実家が渋谷だったのだけど、私の両親の頃は女学館が
お妾さんの娘が行く学校だったそうです。
本妻さんのお子さんは学習院や聖心へ行かせているような人達の。
なので女っぽい娘が多かったそう。
880 :
無名草子さん:04/11/09 21:21:20
>878
自己顕示欲の強い人だったのかな、良くも悪くも。
離婚で、自分の優位性が崩れて書けなくなったとか。
>>880 なんか、そこから新しい自分が始まるっていうより
「もう一番輝いていた自分の終わり」が強調されてた感じがしました。
確かに自分の優位性が大事だったのかも。
戦前生まれ&学習院出の人の言う「妾」は今とは微妙にニュアンスが違うのかも
しれませんね。
昭和天皇の両親は双方正妻の腹ではなかったわけですし。
時代に自分を軽やかに合わせていく術をもっていなかったんでしょうね。
同じ年代の加藤登紀子さんや吉永小百合さんなんかは芯はぶれずに、上手く
時代に合わせて今も活躍なさっている。 離婚なんていつでもできる、という
覚悟のあった加藤さんはご主人を最後看取って・・依存しない精神性の方が
上手くいくのかな、と思ったり。
884 :
無名草子さん:04/11/09 22:46:45
そう言えば母上の浅香さんて
後妻さんの娘?それともお妾さんの?
自分を産んだお母さんは亡くなってしまって母親違いの兄姉に
遠慮しながら生活してた、とありましたよね。
実際森村学園のお嬢さんでしょう、なのに娘を学習院に行かせたのが
不思議だと思ったことがありました。
>860
どのあたりの本ですか?
そうとう若い時期に書いた本なら、ぺろっと書いちゃったのかもしれないけど…
でも、幾ら何でも書いちゃまずいだろうに…
アリスの丘に一度行ってみたいのですが、
関西の人間にとって、名古屋よりあっちは
外国みたいなものですから。
888 :
無名草子さん:04/11/09 23:37:36
ここ読んでると、森村さん個人は面白そうだけど、身近な関係者になるのは
ちょっと嫌かも…我侭そうだW
えっ森村学園?そういう学校があるの?
森村って小中高一貫の学校だよね
森村市左衛門をぐぐってみると、裸一貫から財を築き上げた人だとわかった。
確か浅香さんは財閥のお嬢様から、周囲の反対を押し切って結婚したはずだから
ものすごい「恋愛至上主義」だったのだなあ と思う。
結婚の条件が森村姓を名乗る事と遺産放棄だったような覚えがある。
お嬢様だから貧乏暮らしはこたえただろうなー。
892 :
無名草子さん:04/11/10 00:06:50
毎晩、このスレをチェックするのが楽しみです。
皆さん、興味深い書き込みをして下さって、本当に
有り難うございます!!!
893 :
無名草子さん:04/11/10 01:06:02
コダさんを不美人て・・・
森村さん程じゃないよね。
>891
身一つでお嫁に来てくれたお嬢様だから、お父さんも大事にされたの
でしょうね。森村さんって結構現実的(旅行客からもっと金をとれとか
金銭的な記述とか見ると)なところがあるから、母親に反発するのも
わかるような気がします。
悪いけどお顔で得をしていたと思う。いい性格に見える顔だもん。
同じ事を美人がいったら袋叩きになりそう。
ジローと離婚する数年前に成田空港が開港して、海外への門戸がグッと
広がりましたよね。その時から徐々に変化が起こっていた気がする。
今みたいな格安チケットやツアーはないけど、海外へ出る事は冒険でも
なんでもなくなったし、大人数の素人の中から世界の僻地へ出かける人も
出てきた。
90年代の頭にインテリア・ブームがあって、雑誌やムック本に有名人や
雑貨屋のオーナーの家が盛んに紹介された時期があったけど、その後
素人でもちょっとセンスとお金があれば、同程度の事はやれると分かって
しまったのに似てる気がします。
(先駆者としての価値は否定しませんが)
桂さんもなんとなくその空気を感じて、もうひとつの学校や暮らしの学校
など、国内・家庭向きの方向へ転換しようとしたのかもしれない。
しかし、家庭に活動の場を持ち込んだ事が一因?で家庭は崩壊し、思想も
崩壊してしまった。加齢によるソフトランディングはうまくいかなかった
のかもしれないけど、64才まで出版の話が来ていたのだから、それほど
悲惨な老後だったという気はしません。
>895
あっほんとだね。
コダが不美人とかすっごいブスで早く結婚した二人の級友の話とか
むしろ桂さん自身も美人じゃないから言えることだよね。
ブスにブスとあけすけにいわれるのも結構つらいものがあるかも・・・。
というか、普通、60過ぎで学習院卒の人ってもう少しつつしみみたいなのが
あるような気がするんだけどなぁ。
「ああ結婚」で書いてたミセス・テルコの話を覚えている人いるかな?
高校の演劇部で一緒だった嫌な奴だったらしんだけど、留学して身を滅ぼしたん
だけど、プエルトルコ人の男に救われて結婚したっていう話。
秘密の話にしてとテルコが言ってるのに、この人書いちゃってるよって読んでて
焦った。
売春して子供が出来ない身体になったっていう話をばらすなんて・・・。
高校時代の恨みを晴らすために書いたとしたらガクブルなんですが。
ミセス・テルコ覚えてるよ!
あのさ、「おいで初恋」にオイドンっていう割とイヤな役回りの登場人物がいるよね。
あれがミセス・テルコかなあ…と想像しながら読んだ。
>>899 当時の森村さんはベストセラー作家で、ネタになりそうな題材は、
何にでも食いつくという状態だったのでしょうね。
でも、学習院出身のご本人が書いてもいいわよ、って言うわけないし、
確かにそれは問題。
902 :
無名草子さん:04/11/10 10:54:40
そのミセステルコさんて、富豪のお嬢様だったよね。
好きな人の留学に合わせて同じ船に乗ることが出来るくらい。
桂さんは学習院では経済的に異端だったのでそういう人達を叩いても
良いと思いこみがあったのでは。
森村さんも初期の作品の方が、失礼な事書いているのかな?
林真理子も最初はめちゃくちゃ過激だったけど、だんだんオブラートに
つつむようになって、今はあからさまな名指しの批判しないもんね。
森村さんって自分より弱者には、物凄く優しいんだろうけど自分より
優位にある人には無頓着って気がする。
すごく気分の悪いときにファンの人から電話がきて、最初は不機嫌に
応対していたんだけど、そのファンが味噌を送ってくれるというのと、
心臓が悪いっていうのを聞いて急に対応が変わって話こんだ…って話が
あって、聞いてたジローがつっこみ入れてたのが面白かった。
>900
やっぱりオイドンのことだと思いましたか?
私もそうじゃないかなぁって思ってたんです。
もしテルコ=オイドンだとしたら、森村さんって相当執念深いよね。
>904
やっぱり〜?
演劇部時代の敵キャラの中でいちばん雰囲気ぴったりくるのはオイドンだもん。
>もしテルコ=オイドンだとしたら、森村さんって相当執念深いよね。
うん、そうかも。青春モノで書き、旅モノで書き。
名前こそテルコとオイドンでどこも結びつかないようにしてるけど
相当数の読者がテルコ=オイドンと思うことも分かってただろうし。
『友だちならば』に出てくる、“茉莉花”さんの恋のエピソードも
当時の学習院在学のお嬢さんにとっては、スキャンダルっぽく、
森村さんも関係していると誤解した彼女のお父さんは、
「どうかもう茉莉花とは付き合わんで下さい」とか
「もううちの娘をバカにせんで下さい」とか心ない言葉。
あげくの果ては、「どこへなりといって、娘の不始末を吹聴したら
いいでしょう。」と。
娘の“不始末”がまさか本になって全国の書店に並ぶとは
夢にも思っておられなかったでしょうね。
>906
そうだね。まさか娘の初体験がアオカンと暴露されるなんてね。w
茉莉花さんって本当に実在するのかな?
あまりの赤裸々さにてっきり森村さんの脳内キャラかと考えていたんだけど。
あ、でも他の本でハーフの美女が友人にいたと書いていたからやっぱ存在するのか。
ずっと美人の茉莉花さんを恨んでいて『友だちならば』を書いたのかな?
こうして考えてみると森村さんの心の闇もかなり深そうだね。
>907
青春3部作とか、それ朝は、もちろん脚色されたフィクション
としての作品だと思うけど、読んでいて、登場人物の心拍や体温を
感じる迫力があって、かなりの部分が実話に基づいているような気がする。
>>907 母校である学習院とおぼしき大学を舞台にした作品で、森村さんが、当時としては身持ちの軽い(?)女子学生というキャラを創作するはずがないので、やはり茉莉花さんに似た人物は実在したと思います。
910 :
無名草子さん:04/11/10 19:58:20
訴えられなくてよかったよ。
911 :
無名草子さん:04/11/10 20:22:20
母が「もう一つの学校」に通っていました・・・おかげで自然に森村桂さんを
知っています。
母は田舎で苦労してて終戦のどさくさで大学進学がかなわなかったので、それは
それは生き生きと「もう一つの学校」を楽しみにしていました。
森村さんにはお礼の言葉でいっぱいです。
912 :
無名草子さん:04/11/10 20:29:17
>>911 うわぁ、そういう人このスレで初めてですね。
生の森村さんに接してるお母様がうらやましい。
過去の人といっても確実に色んな幸せをもたらしていたんだと
思う。 なにかエピソードなど思いだされたりお母様から聞いたら
良かったらまた覗いて教えてください。
913 :
無名草子さん:04/11/10 20:45:52
>912
暖かいお言葉、ありがとうございます。
今、母は別に住んでいて高齢ながら健在です。
10日後に母と会う予定ですのでその折りにでも森村さんの生前のエピソードを
聞き出そうかと思っています。
その時また報告させて下さいね。
914 :
無名草子さん:04/11/10 20:51:52
>911さん
お母様はいくつぐらいの方ですか?
桂さんのリアルファンの年齢層ってよく分らないんですけど。
915 :
無名草子さん:04/11/10 21:23:03
911です。
母は昭和6年生まれで74歳になりました。
母は恋愛至上主義かもしれませんね・・・若い頃は「我が青春に悔いはないわ」
なんて申してました。
916 :
無名草子さん:04/11/10 21:25:15
>915
すいません。いつも母は数え年で話すので、厳密には満73歳です。
917 :
無名草子さん:04/11/10 21:37:34
>911=915さん
ありがとう。お母様素敵だ。
どうぞ、お母様によろしく。
でも身近に桂さんに接触したお母様、桂さんが亡くなってショックでしょうね。
しかも、昔の元気溌剌のイメージもなくなってしまったし。
是非、エピお願いします。学校の様子とか、生徒さんの交流とか…
918 :
無名草子さん:04/11/10 22:26:26
>917さん、
ありがとうございました。
母はおそらく森村さんが自殺したということは知らないのではないかと思います。
「病気で入院していて、悪化して亡くなった」という報道しか目にしてないので
(私も新聞だか雑誌だかの小さい記事で知りました)鬱病で自殺だなんて知ったら
母まで落ち込んでしまいそうです。
最近、親戚で不幸が続いていますので敢えて知らせないようにします。
おそらく、今、ネットで匿名でこういうやりとりが瞬時にできてしまう・・・っていうのも
母には理解不能の世界だと思いますが、917さんのことはお伝えしますね。
いろいろとありがとうございます。
919 :
無名草子さん:04/11/10 23:30:56
>918さん
丁寧なレスありがトン。そうだよね。お母様には内緒の方アいいと思いまつ。
美しい想い出に浸って下さいませ…。しかし、桂さんのファンって年齢層幅広いですね。
びっくーりです。
920 :
無名草子さん:04/11/11 11:04:52
古い文庫本のあとがきが興味深いです。
私の逢った神様たち という本のあとがきは宮城まり子さん。
(一部引用させて戴きます)
>私ね、あなたが、いつも、ふりふりのレースのついたワンピースを着てる
感じ、大好きなんだけど、或る日、すかっとしたシックなコートも着てほしい
の。 そう、これ仕事のこと。
>桂ちゃん、この本の中でも、あなたったら、いっぱい、あなたの神様をみつけ
ちゃってるけど、人の中の神様の世界を探し出して、そこで生きようとしてるけど
、神様ってみつけるとつらいよね。 そして、人の中の神様をみつけて生きてゆこう
とすること、悲しいことだよね。
だってみつけなきゃならないものね。神様がいればそうでないものの方が世の中に
多いのだもの。 それでもあなたも私も、神様を探してみつけて、それをたよりに
生きているみたい。。
桂さんの闇の部分を表現していて興味深く読みました。二人ともどこか
似てるとお互いに思っていたようですね。 初対面の日は、同じ色の白と黒
の服を着ていたそうですが、お互いに会う前から多分同じだろうな、と感じて
いたそうです。森村さんも自身で予知能力があるような事書いてましたけど。
921 :
無名草子さん:04/11/11 13:22:56
>>882 曽野綾子氏だって
笹川の私生児ですしね。
922 :
無名草子さん:04/11/11 14:37:22
>>921 ホホント?初めて知りました そういえば料亭の娘だよねえ
どうりで順調な作家生活なわけだ…
私生児生まれでカトリック信者って自分の中で矛盾しないんでしょうか
924 :
無名草子さん:04/11/11 15:57:45
イエスはててなし子だったのをご存知ないのかね?
>>924 漏れもミッションスクール出だけど自分を無原罪の母から生まれたと
信じてるってこと?>曽野
コワスギル。
926 :
無名草子さん:04/11/11 16:19:11
ミッション出のオバサンか・・・
キモイナ。
笹川の私生児なんてデマだよ。
928 :
無名草子さん:04/11/11 21:13:49
>>921 笹川の理事ってまだ代行してるの?
あれって曽野sanが無償でやってるは謎だったわ。
929 :
無名草子さん:04/11/11 22:25:31
>>926 クリスチャンに偏見を持つのはイクナイ!
つーか、自分の出自に後ろめたい事のある人間程、
宗教で自分の根元から浄めたいとしてのめり込む傾向は無いか。
931 :
無名草子さん:04/11/11 22:52:56
私生児は自分の責任でそうなったんじゃないじゃん。
うしろめたくなんかないゾ!!
933 :
無名草子さん:04/11/12 05:31:24
>920
ありがとう。なんだか、この2人、ちょっといちゃってる感じもしますね。
934 :
無名草子さん:04/11/12 07:10:21
>>920 宮城さんの文章、心に沁みました…。
920さん、書き込んで下さってありがとうございます。
私自身も、桂さんと宮城さんに似てる部分があるなぁ、と感じました。
935 :
無名草子さん:04/11/12 08:58:27
宮城はずっと吉行の愛人で本妻と壮絶なバトルをしてるしね。
後年は本妻が産んだ娘まで取り込んで本妻に嫌がらせの限りを尽くした。
まあ、吉行はその後の愛人に宮城のことをこぼしていたんだけどね。
自分が本妻に対して言っていたのと同じことを愛人に言われてる。
なんつーか、宮城さんがどうこうという前に、男は勝手な生き物だね。
宮城さんがよくわからないので、検索してたら吉行淳之介記念館、
って出てきて、ん?と思ってたけどそういうことだったんだ。
920です。
もう一箇所、気になったけど昨日は長くなるので書き込まなかった
んですが・・。
>ねぇ、お母さん大切にしようよ、あなたは元気なお母さんに、私は
心の中の母に。
宮城さんは12歳でお母様が亡くなってると書いてて、森村さん宅に遊びに
行った時は、浅香さんが手入れしてるであろう庭の花々や二人で並んだシル
エットを見てうらやましがられている。先を見据えたようなするどい視点も
もってる宮城さんだから、森村さんとお母様の関係に何かを感じて危惧して
いたのかな、と思ったり・・。
939 :
934:04/11/12 13:54:21
>>938 なるほど…。私も母親との関係がいろんな意味で微妙な状態なので、
ますます、宮城さんのお言葉が痛いくらい心に沁みてきました。
920さん、改めて感謝いたします!
>>939 とんでもないです。私も心に入ってきた言葉でした。
共感して下さって嬉しいです。
941 :
無名草子さん:04/11/12 21:29:35
>935
吉行が生きてるときから本妻とバトルか。
最期は彼女が看取ったの?
清純そうに見えて結構腹黒いのも萌えかも。
ちょっと興味が出てきたのでググってみたら、昨年宮城さんの著書「淳之介さんのこと」
が出版され、今年の六月には「淳之介の背中」って本、本妻が出版してるんだね。
激しく気になる。
943 :
無名草子さん:04/11/12 22:30:52
以前に愛人の方も出版されてますよね。
ワイドショーで見たことがあります。
944 :
無名草子さん:04/11/12 23:11:20
鬼女板風な展開は避けようね〜。(^^;; マターリ行こうよ。
945 :
無名草子さん:04/11/13 00:08:58
曽野アヤコといい、宮城さんといい、裏の顔の噂が出るところは
2chらしいね。
森村さんスレはまだまたーりでいい感じだよね?
このスレもう終わりが見えてきましたね。
後半は変な決めつけ屋が消えたようでマターリしてよかったです。
次スレは噂板でもいいかも?
>>946 噂板より、ここの方がマターリできると思われ
948 :
無名草子さん:04/11/13 07:40:32
>921
曽野綾子氏=笹川の私生児ってガセだよね?
949 :
無名草子さん:04/11/13 08:48:07
>>948 ガセだよ。曽野綾子のエッセイを読めば判る。
950 :
無名草子さん:04/11/13 09:09:40
>935
宮城さんの黒い噂もガセ?
951 :
無名草子さん:04/11/13 09:28:09
曽野の件は本当だよ。
けっこう前からみんな知ってんでしょ。
曽野のエッセイは自分に都合の良いことばかりだよ。
本来は高慢なザーマス婆で失言でカトリック会からも
今は。
952 :
無名草子さん:04/11/13 09:38:56
曽野綾子の話はスレ違いだよ。
したかったら曽野スレッドへ行けば良い。
このスレもホントもうちょっとですね。ここを覗くのは毎日の日課に
なっています。 たまーに覗く人が迷子になったら困るので、私も書籍版の
ままでよいのでは? と思います。
954 :
無名草子さん:04/11/13 11:57:24
955 :
無名草子さん:
桂さん、今頃は天国でケーキを作っているのかな…。