それで、芥川賞をとりましょう。
授賞式には参加した人全員で出席しましょう。
「こぉのやろぉぉぉ!!」
買い物客で賑わう、とある地方都市の商店街の真中で怒号が響き渡った。
夕暮れで、電灯がところどころ付き始め、空が赤くなっていた。赤い色に
染まった雲がよりそらをきれいにみせていた。
「なんだよ…ったくよぉ…もぉ。」
この春から、商店街を抜けたところにある交番に配属された若田巡査は、
人だかりの中で叫びつづける男に近づいていった。
(何で俺がこんな所でこんな訳の解らない奴の相手しなきゃいけないんだ畜生鬱だ早く帰ってメシ食いたい)
姿の見えない誰かに延々と悪罵を垂れ流しながら近付くのだが、気が済まないのか足がいっこうに進まない。
矢張りどうしても苦手意識が払拭しきれない。
小さい頃から強くてかっこいい警察官は、若田の憧れだった。
(何処が強くてかっこいいんだよもううんざりだ道案内も落し物探しも始末書書くのも!)
(まだ日も暮れきってないのに、酔っ払ってんのかぁ?あぁ、まぁこれも
仕事のうちさぁね…。しゃあねぇよな。クソ!クソ!おやじめ!!)
警らを終え、交番に帰るところに騒ぎに巻き込まれる不運を呪いながらも、
人ごみを掻き分けようとした時、耳を聾するような金切り声が、あたりの
空気を引き裂いた。
急いで声のした方に行くと、中年の男が気持ちの悪い笑顔を浮かべながら自分の首にナイフを
つきたてグリグリと動かしていた。Tシャツは血だらけで、その周りに円が出来て、遠くから群集が見守っていた。
「も、もっと、し…死ぬぞ」なんとか声が聞き取れたと思った瞬間、その男が倒れた。血の海だった。
これがこの後に続く謎の連続自殺事件の始まりである。
(マ、マジか…)
若田巡査は、その酸鼻たる光景を目の当たりに一瞬、自らの職分を忘れて
立ち竦んだ。
頭が沸騰しそうになりながら、若田巡査はSWに手を伸ばす。
「えー、こ、こちら駅前交番若田PM、中年の男が手にしたナイフで自傷、場所は…」
─同じ頃─
芳村浩次は、今日最後の出荷伝票を書き終え、事務所へと足を向けた。
事務の小母さんに伝票を手渡し、奥にいる所長に声をかける。
「それじゃあ、オレあがります!おつかれっしたー。」
「おーぅ、ごくろうさん。明日もよろしくなー。」
所長は、禿げ上がった頭をつるりと撫でながら浩次に労いの声をかける。
事務所を出た浩次は腕時計に目をやる。
「まだ時間があるな」
いつもよりは上がる時間が早かったので太り気味を気にしていた
浩次は電車をやめて途中まで徒歩で帰ることにした。
事務所から浩次の自宅は電車で15分くらいのところにある。
浩次の自宅周辺には最近不審者がよく現れると言う情報があったが
浩次は特に気にもしていなかった。
11 :
無名草子さん:04/05/13 23:48
浩次は着替えをするため、更衣所に向かい、立て付けの悪いドアを膝で
軽く蹴りながら開けた。
(あれ、誰もいねぇでやんの)
自分のロッカーを開け、作業着を脱ぎ、ロッカー備え付けの鏡を覗き込み
ながら、耳にお気に入りのピアスを付け直す。
「ふぅ、よし。」
髪の毛もセットしなおし、ロッカーのドアを閉めようとしたとき、鏡の中
にきらりと光が翻った。
「ん?」
次の刹那、背中に強い衝撃が走り、焼けるような激痛が浩次の心臓を
鷲掴みにした。
12 :
無名草子さん:04/05/14 00:13
浩次は激痛に膝を折りながら、両手をリノリウムのひんやりとした床に付けた。
「はぁはぁ…ぐ…はぁぐぅ…」
自動的に溢れ出す涙と、脂汗で滲んだ視界の隅から赤いものが広がってくる。
(なんだよ…すげぇいてぇ…なんなんだ…血が出てるのか?いてぇ…マジいてぇ…)
13 :
無名草子さん:04/05/14 00:35
脳裏には、不審者という文字が激しく明滅しながら飛び交う。
(オレンちの近所に出るヘンタイ?…でもここバイト先だよなぁ…あぁいてぇ…)
「はぁはぁ…だっ…誰か…た、ぐふう…」
(おいおい、死ぬのかオレ?死ぬのかオレ?マジむかつく…なんなんだよ…)
リノリウムを踏みしめるキュッキュッという音と、更衣所のドアが開けられる
音をキャッチする芳村浩次の脳は虚血状態になり、急速にその機能を失いつつ
あった。
14 :
無名草子さん:04/05/14 00:58
こんなに一人一人のレスが長いと読む気がおこらん
15 :
無名草子さん:04/05/14 01:00
全くだ
16 :
無名草子さん:04/05/14 01:14
企画倒れだろ
17 :
無名草子さん:04/05/14 01:16
不審者ふたりの謎の言葉を遠くに聞きながらとうとう意識を失った。
18 :
無名草子さん:04/05/14 01:36
>17そう!一人一文がちょうどいい。
19 :
無名草子さん:04/05/14 01:42
|┃三 人 _____________
|┃ (_ ) /
|┃ ≡ (__) < >1 糞スレ立てるな、蛆虫。氏ね。
____.|ミ\__( ・∀・) \
|┃=__ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ≡ ) 人 \ ガラッ
20 :
無名草子さん:04/05/14 02:42
夢の声:さぁ、前スレ1000さん感想を
21 :
無名草子さん:04/05/14 02:51
22 :
無名草子さん:04/05/14 02:55
これからは一人一文字で小説をつくらないか?と提案
23 :
無名草子さん:04/05/14 02:56
あ
24 :
無名草子さん:04/05/14 02:56
はっはっは、じつは俺が主人公だ今度こそ最後まで出続けるぜ。
25 :
無名草子さん:04/05/14 02:57
“ひといちしょっつ”のオフスレは、ここでつか?
26 :
無名草子さん:04/05/14 03:00
今回はサスペンスの様だが
何処から繋がるのかな?
行じゃなくて文字数にすればいいかと
28 :
無名草子さん:04/05/14 03:03
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
29 :
無名草子さん:04/05/14 03:04
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
30 :
無名草子さん:04/05/14 03:05
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
31 :
無名草子さん:04/05/14 03:06
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
32 :
無名草子さん:04/05/14 03:12
サスペンスは難しいだろうな。ハードル高いや。
では1人1行で、13の続きからどうぞ
↓
33 :
無名草子さん:04/05/14 03:14
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
34 :
無名草子さん:04/05/14 03:14
あっ、今ね、前スレのau携帯
1000に繋がるよ。
35 :
無名草子さん:04/05/14 03:14
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
36 :
無名草子さん:04/05/14 03:15
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
37 :
無名草子さん:04/05/14 03:16
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
薬が、まだ効いてる方がいらっしゃいます
39 :
無名草子さん:04/05/14 03:18
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
って何のこと?
ハっていうスタンス
40 :
無名草子さん:04/05/14 03:19
田代のこと?
41 :
無名草子さん:04/05/14 03:21
変態の変体の編隊がまたまたやって来た。
42 :
無名草子さん:04/05/14 03:23
前スレ、とても面白かったです。
才能ある皆さん、おやすみなさい。
43 :
無名草子さん:04/05/14 03:30
前スレ999に書き込もうとして、かぶって1000になってしまった。
でも微妙な味のラストになって自分的にはまぁいいか、です。
44 :
無名草子さん:04/05/14 12:21
昔昔あるところにあじさんとおばさんが住んでいました
45 :
無名草子さん:04/05/14 12:53
おじいさんは山に姥捨てに
46 :
無名草子さん:04/05/14 13:04
若田巡査が、一人一文スレにも登場してたw
私が考えたワケじゃありませんが
ポッチャリ青年=芳村かと思われます
第一幕:混迷始動変
49 :
無名草子さん:04/05/14 13:39
第二幕:
50 :
無名草子さん:04/05/14 13:46
既に小説じゃねーし、やめちまえよ〜^^
51 :
無名草子さん:04/05/14 14:02
と、たんか切ったものの、止められない篇突入
52 :
名無しのオプ:04/05/14 14:04
俺、結構楽しみにしてたんだけど…。
53 :
無名草子さん:04/05/14 14:40
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
54 :
無名草子さん:04/05/14 14:41
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
55 :
無名草子さん:04/05/14 14:42
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
56 :
無名草子さん:04/05/14 14:42
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
秀明の戸籍上の名前を秋樹、ただ「あきき」という響きが
あまりに珍妙だったため、可哀想だという母の要望からひであきと呼ぶことにしたのだ。
て感じのを前スレで書こうと思ってたけどタイミング逃した
58 :
無名草子さん:04/05/14 14:48
最後は急激な勢いでスレがのびたもんな
59 :
無名草子さん:04/05/14 14:51
チンカスってみんなどれくらいたまる?
60 :
無名草子さん:04/05/14 14:54
このスレもう終わってるな
とりあえず、こうグデグデじゃ始まらないから
どうしたら面白いのが書けるのかについて
話し合いで
スレの
>>100あたりから
小説スタート
>57みたいな
前スレのオフ話も聴きたい。
>>61 のんびりいこう。
よし、スタート・・目を覚ます。
64 :
無名草子さん:04/05/14 18:44
そこは、見たこともない世界が広がっていた。
65 :
無名草子さん:04/05/14 19:04
誰か新しいスレ立ててくり〜〜〜〜〜〜ちゃんと一文で制限してね
66 :
無名草子さん:04/05/14 19:25
俺今日下痢気味なんだけど・・・
このスレは捨てられた様です・・
て、ことは、何してもいいのネ!
第三幕:捨て子放浪偏
日が沈んだ..母さんは戻って来ない事に気づいた。
ワタシは、捨てられたんだ・・
春とは言え、このカッコじゃ夜は肌寒い。近くの事務所に入り込んだ・・
・・男の人が倒れてる
男の人は裸だ・・ピチャピチャと音がする
暗闇に目が慣れると、ハゲたおじさんが男を舐めているのが分かった。
「芳村クン、芳村クン、ハアハァァァ!」ハゲオヤジの突起物を目にした時
悪寒が走った、思い出したくもない事が呼び覚まされる様・・
73 :
無名草子さん:04/05/15 01:35
そう私の親父はハゲテイタノダ。
74 :
無名草子さん:04/05/15 01:43
そして、トルコでチンコ出して捕まった。
75 :
無名草子さん:04/05/15 02:30
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
76 :
無名草子さん:04/05/15 02:31
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
77 :
無名草子さん:04/05/15 02:32
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
78 :
無名草子さん:04/05/15 02:33
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
79 :
無名草子さん:04/05/15 02:41
なんだなんだお前はなんなんだ
80 :
無名草子さん:04/05/15 02:42
なんだなんだお前はなんなんだ
81 :
無名草子さん:04/05/15 02:43
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
82 :
無名草子さん:04/05/15 02:44
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
83 :
無名草子さん:04/05/15 02:45
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
84 :
無名草子さん:04/05/15 02:46
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
85 :
無名草子さん:04/05/15 02:47
あほかあほかお前はしつこいよ
86 :
無名草子さん:04/05/15 02:48
あほかあほかお前はしつこいよ
87 :
無名草子さん:04/05/15 02:49
哀れなスレに涙。。。。。。。
88 :
無名草子さん:04/05/15 02:53
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
89 :
無名草子さん:04/05/15 02:54
ちがうちがうこいつは偽者なんだ
90 :
無名草子さん:04/05/15 02:58
91 :
無名草子さん:04/05/15 02:58
しねよしねよもう付き合わないぜ
92 :
無名草子さん:04/05/15 03:03
うんこうんこうんこはくさい
93 :
無名草子さん:04/05/15 03:12
ちんこちんこちんこもくさい
94 :
無名草子さん:04/05/15 03:17
まんこまんこまんこもくさい
95 :
無名草子さん:04/05/15 03:19
しょんべんしょんべんしょんべんもくさい
96 :
無名草子さん:04/05/15 03:20
おならおならおならもくさい
97 :
無名草子さん:04/05/15 03:21
きむちきむちきむちは臭すぎ!!
98 :
無名草子さん:04/05/15 03:27
おすぎおすぎおすぎもくさいの?
そんなことを口走りながら、僕は脳障害で天国へと旅立った―… 完
第弐部;デジタル・ソウル混沌記
警官が大好きだ
この春から、近くの交番に
たまちゃんみたいな警官がいる
103 :
無名草子さん:04/05/15 13:52
たまちゃんは食肉加工工場でぶら下がってるので厳密にはたまちゃんではない
柔道の棟田にも似てて
チョーラブリーだ
酔っ払って署っぴかれた時に、夜中の交番には彼しか居なく
酒の勢いもかりて「なめたい」とせがんでみた
彼(タマちゃん似のK官)は、最初はもちろん怒り気味に拒否してたが
潤んだこちらの目を見て、時計を一瞥した後、無言でチャックを下ろした。
“ぷるんっ”とした太っちょカメさんが、「GO!」と合図してきた。
春の帳、深夜の交番のライトの下(モト)
赴任してきたばかりのK官が、目を閉じ春の夜を感じてるかの様
その机のシタで蠢くモノありけり
そのK官が、まさか、あんなことになろうとは・・
chapter:2
『ガキコのツカイ』
最近、携帯にイヤガラセのメールが何通も来る。
内容は、『ちがうちがうこいつは偽物なんだ』という文
PCからだと思うのたが、偽メルアドを表示して返信出来ない様にしてる。
迷惑メール機能をすると、他のPCメールも受け付け無くなって不便だ。
他人と争わない方なので、思い当たるフシが無い
近所のガキを鼻であしらったくらいしか・・
それは、“ジャンプ”とか読んでそうな、うんこ,しっこ,ちんこ(所謂、3後K)
と言う言葉で喜ぶ年頃
その3後K語に、新しい言葉を覚えたようだ
「ねぇちゃん、“マンコ”って何?」
「果物よ」
「え〜、それ、じゅくじゅくして、くさいもんなの〜?」
こういう“ミミドシマ”なガキには、本物のマムコ様を見せつけてやって
トラウマからホモになってしまえばいいんだ。それが、次の世代の女の為だわ
118 :
無名草子さん:04/05/16 19:48
―――はぁ。
わたしは、いつもこうして―何故だかわからないけど―、ひとり
ありもしない出来事について考えてしまう。
机の上のコーヒーを一口飲んで―渋い―、ふと外を見ると、いつの間に
振り出したのか、雨だった。
雨には良い思い出が全く無い。
結婚式は、下手にジューンブラインドとか狙ったがために豪雨でぐちゃぐちゃ、二ヵ月後に離婚を切り出されたときも、少し気の早い台風が荒れ狂っていた。
120 :
無名草子さん:04/05/16 21:07
今日は雨だから
お前の人間としての役割も終わったようだから、
その腐ったレモンの匂いのする部屋にガソリンを撒き
光ゲンジのレコードと一緒に燃えてしまえ!
そんな気分の日曜日の夜に
121 :
無名草子さん:04/05/16 21:14
さようなら。
122 :
無名草子さん:04/05/16 21:20
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DIWMOIR@AE MERUMNwop`pw@
[email protected] vpok,oyjidmnyyuetorew;ew]@e-
ewiduie@oirtpatouorkle,kpeoptuujgjeuelkgtpapep-o@ew:aw@etpe
]
123 :
無名草子さん:04/05/16 21:32
ガソリンスタンドにガソリンを買いに行ったら断られた。
それは私がずぶ濡れの裸足だからではなく
鍋を持っていたからだろう。
124 :
無名草子さん:04/05/16 22:03
仕方ないので帰りにコンビニに寄って、おでんの玉子二つと大根一つを買った。
125 :
無名草子さん:04/05/16 22:19
そういえば離婚を切り出された夜メシもおでんだった。思い出したら悔しくなって
鍋ごとおでんを歩道橋から投げ捨てた。いっそ私も飛び降りようかと思ったけど
頭の中で光ゲンジの歌が廻り始めたから、家に帰り2chで工藤静香の悪口でも書き込む
ことにした。
126 :
無名草子さん:04/05/17 11:06
くるくるむーちょぱっちょんぺん
127 :
無名草子さん:04/05/17 13:26
たしか、浜崎あゆみがCMで唱えてた呪文って
こんなんだったかな〜
と、ぼんやり
128 :
無名草子さん:04/05/17 16:38
やけになった私は元妻をレイプするため、イギリスへと飛んだ。
129 :
無名草子さん:04/05/17 17:30
イギリスの飛行機の中で変な乗客に出会った。
自分の隣に座ってた客だった。客室乗務員に向かって
「飲み物はありまつか」とか、「ありがd」などと言う言葉を
使っていた。そしてさらにパソコンで逝ってよしなどと書き
込んでいる。
130 :
無名草子さん:04/05/17 18:11
搭乗する時には気付かなかったが、乗客のほとんど全員がターバンを
頭に巻いていた。そしてみんなが機内食に「豚肉は入っているか?」
と喧嘩腰で質問をして客室乗務員を困らせていた。
この飛行機は本当にイギリスに向かって飛んでいるのだろうか、
私は少し不安になってきた。
131 :
無名草子さん:04/05/17 18:19
何気なく窓を覗くと、遠くに高いビルが見えた。
あれは、確か世界貿易センタービル?なぜだろう?
慌ててスチュワーデスを呼び止めた。
132 :
無名草子さん:04/05/17 19:35
「ハワット ワールドビル カム ウイ フライ?」
尋ねて気付いたが、私は英語がしゃべれなかった。
青い目をしたスチュワーデスは軽蔑と困惑の表情を浮かべ
コカコーラを差し出した。
133 :
無名草子さん:04/05/17 20:08
そうこうしているうちに、あっという間にアルカヨーダに占拠された飛行機は今にも貿易センタービルへ突っ込んで行こうとしていた!『危ないッ!!』そう叫んだ瞬間だった、あたりをもの凄い光が包み機体が激しく揺れ私は気を失いそうになった。
僕の意識をつなぎ止めたのは一つの言葉。「ドッキリでしたー!!」
135 :
無名草子さん:04/05/17 21:09
我ながら陳腐な言葉だと思ったかが、今の自分には「ドッキリ」
にすがるしかなかった。「ドッキリ」の歴史は意外に古く
「ドッキリ」を語る時、私は慧能の説法集「六祖壇経」から語りたいと思う。
ふつう「ドッキリ」は達磨から始まるといわれるが、
136 :
無名草子さん:04/05/17 21:17
そう、ターバンを巻いていたのは皆どっきりの野呂圭介だったのだ…
見渡す限りの野呂圭介にうんざりした私は「キテレツ、アラーは偉大なりヨ!」と呟きながら非常口からパラシュートで飛び降りたのだった。
137 :
無名草子さん:04/05/17 23:09
ものすごい速度で落下した。息が微妙にできない。胸にある紐を
引っ張ればパラシュートは開く。それだけを知っていた自分はそれを
思い切り引いた。
138 :
無名草子さん:04/05/18 00:32
しかし「はずれ」だった。
139 :
無名草子さん:04/05/18 00:46
普段から「はずれ」には慣れていた。養護施設から3才の時に貰われっていった
養子縁先も立川の乾物屋を経営する在日朝鮮人の家だったし、毎日のように養父は
酒をあびる程飲み私を殴った。
140 :
無名草子さん:04/05/18 00:48
それでも私はあきらめる訳にはいかず、遠慮がちに羽ばたいてみた。
141 :
無名草子さん:04/05/18 01:00
落下
する
途中
ビルの
窓から
サインを
おくる
メグライアン
142 :
無名草子さん:04/05/18 01:02
を、目撃した。
それは、スローモーションの様に
私の脳裏に焼き付いた。
143 :
無名草子さん:04/05/18 01:05
桑田佳祐の歌にある通り「人は悲しみが多いほど人には優しくできるのだから」
そうやって私は生きてきたつもりが、
144 :
無名草子さん:04/05/18 02:14
気がついたときには二十代で総入れ歯で、脱肛でおまけにエイズだもんな。
145 :
無名草子さん:04/05/18 04:50
すべては、何かのサインである
146 :
無名草子さん:04/05/18 09:50
それはあたかも桑田佳祐の歌が人生賛歌であるかのように語る、
彼の傲慢さが垣間見えた瞬間であったが、例の歌詞は海援隊の
しかも武田鉄矢の生涯最大ヒット曲である事に気付くまでには
147 :
無名草子さん:04/05/18 12:30
なんてことを考えるのは止めにして予備パラシュートを開いて
無事に着地した。
148 :
無名草子さん:04/05/18 13:39
「あ、たんぽぽ踏んづけちゃった!」
149 :
無名草子さん:04/05/18 14:19
タンポポのくせに調子にのりやがって〜
150 :
無名草子さん:04/05/18 14:33
そのタンポポは食虫たんぽぽであった。
私はたんぽぽにキャロライナと名付け育てることにした。
しかし「餌のネズミは南米産の生後50日ものがいい」などとほざきだしたので、生き造りにして食べてやった。なかなかの大味だった。成仏しろよチャールズ。
152 :
無名草子さん:04/05/18 23:08
どうも変だと思ったら、ツインタワーは作り物で
ハリウッドの撮影現場に降りてきてしまった様だ。
つまり、これは箱庭の中というサインであり
自分のある領域を超えてはいけないと暗示している
「わかったワ、分かったからもう止めて、芳村君、これ以上薬は打たないで・・」
カチカチカチカチカチカチカチチカチカチカチカチ
時計の音が大きくなる
154 :
無名草子さん:04/05/19 10:13
時計は以前に近くのスーパーで490円で買った物だった。
特に買うと言う必要は無かったのだが、なぜか買ってしまった。
時計を買う時に、そのレジのおばさんが言った
「あなたは、世間よりも七分ズレてるから、時計を7分遅らせて使いなさい」
しかし、世間のスピードに合わせる為に
私は私である均衡を壊してしまった。
パソコンから自分の携帯に迷惑メールを送るくらいに・・
157 :
無名草子さん:04/05/19 13:45
……そんな、一年前の自分の姿が、目の前のモニタの、
粒子の粗い画面に映し出されている。その記録映像を、かれこれ
半日は眺めているのだが、記憶は戻ってこない。
カチカチカチカチカチカチカチチカチカチカチカチ
時計の音が大きくなる。
158 :
無名草子さん:04/05/19 13:52
頭が割れそうだった。
159 :
無名草子さん:04/05/19 17:28
「頭が割れる割れるって、あんたはいつもそうなんだから、頭が割れたためしがないでしょう
薬のんで早く寝なさい」口うるさい母だ。
160 :
無名草子さん:04/05/19 17:33
「頭じゃなくて股が割れてる癖に」という言葉は飲み込んだ。
161 :
無名草子さん:04/05/19 20:03
ここは一般書籍板です。
創作文芸板の方にスレを立てられてはいかがでしょう?
162 :
無名草子さん:04/05/19 20:49
頭に絡まるノイズ。
それは僕の頭の割れ目に入り込み僕の心を穢し僕の体を侵しああもう何も聞こえない。
時計の音だけが虚しく響く。
「ところで俺のキンタマを見てくれ。こいつをどう思う?」
僕は金玉を出して母に尋ねた。
「気にするコト無いわよ〜、やーね、お父さんにからかわれたの?」
「ううんっ・・」
(近所のムカツクねぇちゃんのせいなんだよ)
でも、女に負けた事は言いたくないガキ心・・
chapter:3
『女ノ鼓』
「あっ、西内!」
おじさん家からの帰り、クラスの虐められっ娘を見かけた。
小学6年ともなると、女子の方がマセてくると共に
インケンだ。
確かに、西内は暗いし、いつも同じ服を着ている。
「西内っ、お前こんな所で何やってんの?
母さん,父さん心配すんぜ!」
「・・・あたし、お父さんいないし
・・母さんには・・捨てられた・・」
(それ、マンガかテレビみたいな話しだな)
そう口にしそうだったが、今、この西内の現状は現実だ。
凄い、昨日は頭のイカレタねぇちゃんに女の生果実を見せられるし
今日はクラスメイトが親に捨てられた。
どうしちゃったんだろう
この春のこの街・・
[「じ、地震だああああ!!!」
突然、地震が起こり日本は壊滅した。
さらに壊滅した日本にサイヤ人が襲来した。
171 :
無名草子さん:04/05/20 11:10
イルカだけが生き残った
完
chapter:4
『ドキッ!ポロリ!ホモだらけの水泳大会』
174 :
無名草子さん:04/05/20 15:51
綺麗な男の子ならいざしらず
アキバ系のホモの子がいた
175 :
無名草子さん:04/05/20 16:03
以前のリレー小説はもうちょっと「それまで」を尊重したもんだったが、
今はすぐ展開を変えたがるなー。
目立ちたがりやが多いってことか・・・。
彼がプールに入った。驚きだ。
そこにフレディ・マーキュリーによく似たナイスガイが現れた。
Fマーキュリー・ナイスガイは、
>>175Rに言った
「なんでも壊してしまいたがる虫暴が、一匹いるな」
>>175R「多分、コンプレックスがあるんだよ、深層心理にね
それなりに頭のイイやつなんだろうケド、それ故、ゆるく思想ブリ入って作ってる和が
気に入らないんだよ
オレもそんな時期あったし・・」
アキバ系ホモの子は、なんだか自分の事を言われてる様で
プールから上がり辛い気持ちだ。
それどころか、もっとプール深く沈んでしまいたい。
よく見るとこの水泳部、カッコイイやつばっかりだもんな〜
それも皆、モーホーだなんて・・
[「じ、地震だああああ!!!」
突然、地震が起こり日本は壊滅した。
さらに壊滅した日本にサイヤ人が襲来した。
182 :
無名草子さん:04/05/22 01:13
と、うるさいドラゴヲタのガキが突然
プールでポロリしてしまった。
>>175R「あーあ、あいつの人生、一生あんなんだぜきっと・・」
183 :
無名草子さん:04/05/22 01:15
chapter:5
『イルカノイズ』
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんは寝たきり老人でした。
おじいさんの介護に疲れたおばあさんは、おじいさんを事故に見せかけて殺すことにしました。
186 :
無名草子さん:04/05/22 13:27
結構辛い話しだな・・
私はそっと本を閉じた。
サスペンスものを楽しむつもりで買った本だが
犯行に陥る成り行きが、胸に痛い・・
片思いが終わった土曜日の午後
雨の降り出しそうな空と気持ちは同じだ・・
187 :
無名草子さん:04/05/22 15:40
すっかり気持ちが滅入ってしまったので 酒でも飲む事にした。
188 :
無名草子さん:04/05/22 17:01
酒といっしょに睡眠薬も300錠飲んだ。
189 :
無名草子さん:04/05/22 18:12
目を覚ましたのは翌日の夕方だった。午後四時。もう一日の大半は過ぎ去ってしまっている。
15時間程眠っていたことになるが、それは別に珍しいことではない。
頭が痛い。床には大量の錠剤が転がっている。コップ一杯の水で飲める薬の量はせいぜい10錠までだ。
何錠まで飲んだのかは分からない。でも、それは致死量には達しなかったのだ。
頭が痛い。頭の周りに柔らかな空気のかたまりがあって、それに締め付けられるような痛みだった。
体を動かすのが億劫だった。起き上がったところで、やりたいことなんて何もないのだ。
私は、自分が自殺を試みた理由について思いを巡らせようとした。
その思いは結実することなく、私はまた泥のような眠りと同化していった。
「お母さん…」
190 :
無名草子さん:04/05/22 18:24
次の日私が目を覚ましたときなぜか北朝鮮にいた。
私は北斗神拳でチョンどもを次々と爆殺していった。
本当に目を覚ましたら
TVで北朝鮮拉致被害者の特番がやっていた
夢がそれに影響されたのだろう。
何故かふと力が漲ってきた
復讐心ってやつだ・・
夢を正夢にするために鬼退治ならぬ金退治に出かけることした。
ディズニーランドで、ジョンナムの方を見つけた!
[「じ、地震だああああ!!!」
突然、地震が起こり日本は壊滅した。
さらに壊滅した日本にサイヤ人が襲来した。
196 :
無名草子さん:04/05/24 02:20
という脅迫メールが、彼女に届いた。
ジョンイルには、手を出すなというコトらしい
そう、プールでポロリしたホモは
北の詐愚士だった!!
197 :
無名草子さん:04/05/24 02:49
しかし、これはチョンゲル侵攻だけの話しではなかった。
同じ文をしつこく相手に送りつける現代病
“イルカノイズ”と呼ばれる現象だった。
198 :
無名草子さん:04/05/24 03:19
“イルカノイズ(不協和音によっての安定心破壊)”
199 :
無名草子さん:04/05/24 04:04
冒頭で起こった事件・・
若田巡査←フェラした♂?
芳村浩次=芳村くん←ハゲおじさんのイタズラ
↓
ある女性に薬を投与=精神病の痴女
↓
小学生男子
↓
母親に捨てられた西内という女の子→ハゲ&芳村の行為を目撃
→ドラゴンボールヲタのポロリホモ・チョンゲスト
↓
北を憎む失恋女
アキバ系ホモ
今、所沢という街の輪郭が見えてくる・・
200 :
無名草子さん:04/05/24 04:13
201 :
無名草子さん:04/05/24 04:35
※注)
これは、架空の話しです。
登場する名所や名前は
実在するものと一切関係ありません
だがしかし、ここで全てを覆すような想像を絶する出来事が起きてしまうのである。
大地はうなり、海もうなり、隣で寝ていたオヤジもイビキの合間に唸るのである。
巨大なビルは大きく揺れ、おねーちゃんのおっぱいも揺れ
妹の平たいおっぱいはちっとも揺れないのだ。
そうこうしているうちに日本列島は瞬く間にその姿を変え、
巨大な、それは巨大な幻のムーとなるのである。
「な、なにを考えている、学研!」
俺は気がつくとそう叫んでいた。
意識が遠のいていく中、ゆっくりと開かれたムーの扉の中には
謎のUMA現る、の文字と共にハルウララの躍動感ある写真が踊っていた。
203 :
無名草子さん:04/05/24 13:42
そうポロリン・モホこと“キム・ワイルド(16)”がPCにカキコしてると
姉の“キム・べイシンガ(19)”が部屋に入ってきた
「なに〜 また小説書いてんの〜 うわっ、あんたって幼稚ね〜クスクス」
「うるせーよ、バーカ」
そこへ、母親の“キム・ノヴァンク(43)”も入って来た
「あら、また意地悪しちゃダメよ、べイシー」
「だって、見てよマム、この話し」「あら、そうねー・・こういうマキシマムなものって、一人一文さんもやってるじゃない
区別化するためにも、ミニマムな世界にした方がイイんじゃない?
204 :
無名草子さん:04/05/24 13:46
19「やだ、マム、編集者っぽ〜い」
43「そりゃね・・」
16「うるせっ!、もう出てけよ!」
くそっくそっくそっ! 世界なんか滅びちまえ!
chapter;6
『カコクラブ』
夕暮れの壁に囲まれた公園
男の子はサッカーを、女の子はブランコを楽しんでる。
誰かに呼ばれて、子供達が一斉に姿を消した
ほんの数秒前の賑やかな公園は、静かなオレンジになる
いつからサッカーを応援するようになったんだろう・・私・・
随分乗ることの無かったブランコを
無性にコギたくなった。
しかしブランコの上には人糞が乗っていた。
これではブランコには乗れない…。
209 :
無名草子さん:04/05/27 09:43
あっ、小学生の頃、やはり
ブランコに乗ろうとして
同じ状況に出会った事がある!
210 :
無名草子さん:04/05/27 14:42
「やるな……」
思いがけず、口ずさんでいたあの歌。猫じゃらしが風に揺れる。
ブランコのてっぺんに、とても小さな人影が見えた。
211 :
無名草子さん:04/05/27 16:22
一寸法師だ!
でも乱歩の方・・・。
212 :
無名草子さん:04/05/27 17:58
不意に、江戸川乱歩の「芋虫」の内容が頭に浮かんできた。
「そう言えば、『芋虫』に出てくる手足を千切られた生き物は、
どのようにして便を足したのであろうか。
当然、自分の力では便は足せまい。
だとすれば、あの生き物の妻が絶えず
男の便の面倒を見ていたことになる。」
しかし、コメカミに力が入り、すぐにその考えを打ち消した。
「このブランコの上の人糞は、あの男のものなのだ!
あの生き物は、死の直前になって
(ブランコに乗りたい・・)
ただ、その一心で身をくねらせ、擦り傷で真っ赤に
なりながらもここまでたどり着いたのだ!」
私はこのように確信し、ブランコの上の人糞に敬意を表した。
213 :
無名草子さん:04/05/27 18:12
天地真理暗殺計画実行部隊見参!!!
214 :
無名草子さん:04/05/27 18:19
下品な落書きに汚された塀に囲まれた巨大な屋敷。
表札には「天地」とある。
三階建ての屋根の高さをはるかに凌ぐ、サボテンの向こうに
沈みゆく夕日が輝いている。
おそらくは芋虫のものだと思われる血の跡が、ひとすじ、
鉄扉から公園まで、くねくねと続いているのに気付いた。
215 :
無名草子さん:04/05/27 18:33
私の脳の中では、数秒間、その男は夕暮れの風景に溶け込んでいた。
しかし、その男の輪郭がしだいにその風景とはかけ離れてゆくにつれ、
体中の血液が逆流し、激しい鼓動とともに以前ヤクザに絡まれた事
を思い出した。
私は反射的に、犬が腹を見せ従属を見せるような薄ら笑いを浮かべた。
男の目はギョと目を見開き、何もなかったように
「天地真理暗殺計画実行部隊見参!!! 」
と同じ事を私の目を凝視しながら繰り返した。
216 :
無名草子さん:04/05/28 11:18
「天地真理暗殺計画実行部隊発見ンンンッ!!! 」
私は叫んでいた。叫びながら男に馬乗りになって、気付くと、何度もなんども
男の顔を殴りつけていたのだった。男は、それでも見開いた目を、
私からそらさなかった。
紋白蝶が、ヨタヨタと、空中をさまよっている。
217 :
無名草子さん:04/05/28 13:34
太陽の幕が退いた。
暗転の後、街灯という舞台照明が灯る
あっ、私の次のステージが始まる・・
218 :
無名草子さん:04/05/28 16:08
chapter;7
『夜の紋白蝶』
219 :
無名草子さん:04/05/28 18:59
「マダム・バタフライってどんな話しだっけ?」
220 :
無名草子さん:04/05/29 00:22
「知らない〜、それってオペラ?
“蜘蛛女のキス”なら知ってるけど・・」
221 :
無名草子さん:04/05/29 00:24
「あっ、それって、オカマ3人がバスに乗って旅するやつじゃない?」
222 :
無名草子さん:04/05/29 14:36
ミスドの2F
女子高校生がたまってる
女子高生たちはみな死んでいた。
224 :
無名草子さん:04/05/30 22:23
死体がゴロゴロ転がる上に
幽霊達が、まだその死を知らぬかの様
会話を楽しんでる。
何かのガスが、ミスドの2Fに
立ち込めていた
225 :
無名草子さん:04/05/30 23:54
「くそ・・・チョンどもめ」意識が遠くなっていった。
気がつくと僕は地獄に落ちていた。
227 :
無名草子さん:04/05/31 13:15
『ヤバイ』
フォークで、掌を刺す。
死体や地獄の幻想を
蝶がヒラヒラ見せてくる
隣の女子高校生が、不信に僕を見る
直ぐにミスドを出て、ビル陰に蹲った。
228 :
無名草子さん:04/05/31 13:41
携帯を取り出し電話をかける
「芳村!薬欲しいんだけど!」
「・・・・中西さん??」
ピッ(携帯を切る音)
しまった! 違うトコにかけちゃった!!
229 :
無名草子さん:04/05/31 15:20
しかし、もう後の祭り。バケモノは電波をたどってここまで来てしまう!
230 :
無名草子さん:04/05/31 16:36
「携帯って便利ね」
バケモノは舌なめずりをした。
231 :
無名草子さん:04/05/31 16:43
「なぐご〜はいねが〜っ!? な〜ぐご〜はいね〜が〜っ!?」
幼き日、父に背負われて泣いた、ナマハゲの記憶がフラッシュバックする。
視界が歪み、目に入るなにもかもがハレーションを起こしてしまったかのようだ。
細い髪の毛のような光の針の束が、まっすぐに瞳孔を突き刺してくる。
232 :
無名草子さん:04/05/31 20:04
頭に浮かぶ記憶は、いつも嫌な思い出だけ。
裏を返せば、そんな思い出しか作れない自分がいた。
233 :
無名草子さん:04/05/31 20:18
思い出の扉を抜けると、そこは南国だった。
234 :
無名草子さん:04/05/31 20:26
目の前には今にも襲ってきそうな南国白熊20頭。
235 :
無名草子さん:04/05/31 20:33
その熊どもを、私はすべてたいらげてしまった。
236 :
無名草子さん:04/05/31 20:36
いける!小林タケルにも白田にも勝てる!
「ねぇ、ちょっと!」
先のミスドで、隣の席に居た女子高生が
話しかけてきた時、僕はガッツポーズで我に帰ってた。
「お兄さん何の薬やってるの?
“ラダ”?“ミナ”?
「いいのがあるんだ・・コレ」
女子高生の出してきた、小さな白いプラスックの
サプリメント・ケースには紫のラべルに白ヌキの蝶マークが入っており
その蝶の下に『AG』という文字があった。
「コレ、かなりトべるよ。
後で、また欲しくなったらココにテルして
“なお”って娘が出るんだけど
ハルマン(一万円売春の事)も紹介してくれるよ」
239 :
無名草子さん:04/06/01 19:45
「ごめん、
240 :
無名草子さん:04/06/02 04:46
オレ、年下の女って苦手なんだ・・」
女子高生はニヤつきながら
「なんだ、ホモ?」
241 :
無名草子さん:04/06/02 07:17
ちんこちゅんこちんこー
おほー
ちんこーーーーーーーーーーーーーーーーー」「
242 :
無名草子さん:04/06/02 10:21
○」
/::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
|:::::::::::::::::|_|_|_|_|
|;;;;;;;;;;ノ \,, ,,/ ヽ
|::( 6 ー─◎─◎ ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ノ (∵∴ ( o o)∴) /
>>241って俺と同じ臭いがするよ。
/| < ∵ ___∵> < なんつーの?超イケてる男、ってやつ?
::::::\ ヽ /__/ ノ\ \ そんな
>>241が立てたこのスレは超優良スレだね!
:::::::::::::\_____ノ:::::::::::\ \_____________
244 :
無名草子さん:04/06/02 11:50
やばっ、幻覚激しくなってきた・・
夜という幕が降り、街灯が灯る
それが、華やかな蝶の光となって
僕の目の前を輝かせた。
「嗚呼、綺麗だ・・・」
「あんたバカァ?」
chapter;8
『コドモシキ』
スケベイスってあるじゃん。
アレさ、ああいうのもどこかの工場とかで作ってるわけだよね。
そう、スケベイス工場。
多分そんなにでっかい工場じゃないんだろうけどさ、一応プラスティックとか加工できる設備があるの。
んで、そこにはスケベイスを作るための機械があって、一日何千個とかスケベイスを生産してるわけ。
スケベイス生産機。
んで、スケベイスの企画会議とかもあるわけだ。
スケベイス会社の重役が集まってさ皆、実際に試してみたりするのかな?
企画した社員は「中心のくぼみを大きくすることでより高度なプレイが・・・」とか解説したり。
で、話は前後するけど、スケベイス工場にも工場長はいると思うんだよね。
スケベイス工場長。
彼はスケベイスの売り上げで家族を養ってるんだろうね。
そして毎朝彼のプランとかそういうのに従ってスケベイスが生産されていくの。
彼の号令一過、ラメとかはいった色とりどりのスケベイスがベルトコンベアを流れていくの。
壮観だろうね。
スケベイス工場長はその時何を考えてるのかな?
そんなこと考えてたらさ、なんだか自分がちっぽけな存在に思えてきたわけよ。
まあ、それだけなんだけどね。
248 :
無名草子さん:04/06/03 01:27
少女は、その台本を読み終えると
フェンスに囲まれた工場を見上げた。
「それ何の芝居?」
フェンスの向こうの少年が尋ねる
「あら、テラヤマシュウジよ、知らないの?」
「知らない・・」
少年が恥ずかしそうに答えた。
249 :
無名草子さん:04/06/03 11:08
「じゃあ、ちょっとこれに座ってみて。教えてあげるから」
250 :
無名草子さん:04/06/03 13:31
少女は、フェンスの内側から
銭湯にある様なプラスチックのイスを
少年側へ放り投げた。
251 :
無名草子さん:04/06/03 13:44
「この下のフェンスが、ちょっと開いてる所に来て座って」
そう言うと、少女はマネキンの手を取り出した。
「アタシの方に背中を向けて座って」
「ねぇ」
「なに?」
「ナゼ君は、そこ(フェンスの内側)に居るの?」
「アナタこそ、ナゼそちら(フェンスの外側)に居るの?」
252 :
無名草子さん:04/06/03 15:37
「それはね・・・ボクがこちら側の住人だからだよ」
「・・・よくわからないわ」
「君とボクはお互いの側の代表なのさ・・・もうちょっと右」
「代表・・・どういうこと?」
「つまちね、僕らは結ばれて子作りに励まなければならないんだよ痛いっ、気をつけてくれ」
「子作り・・・それってあなたとセックスしろってことなの?」
「そうさ」
「嫌だわ、そんなの」
「なぜ?」
「だって、そんなことしたら私とあなたのこの今のこの関係が崩れてしまうもの」
253 :
無名草子さん:04/06/03 18:11
「そんなことはない。関係性は崩れるものではなく、変容するものなのサ」
少年が白目をむいた。
「子作りをしたところで、君とボクの本質が変わることはないし、
そもそもボク達、今あったばかりだし・・・っあ、待って」
少年はたまりかねたように、背負っていたバックパックから、ソプラノリコーダーを
取り出して、力任せに吹いた。
余談だが……
質量保存の法則は、化学では、化学反応前と化学反応後での系の
総質量は変らないという法則のことをいう。フランスの化学者、
アントワーヌ・ラヴォアジエが発見。
同様に物理学でも、物質の流れに関して閉じた系において、
物体の運動などあらゆる物理現象の過程で系全体の質量の和が
一定であることをいう。
ただし、光速度に比較できるほど高速な運動や核反応などの、
相対性理論が必要となる現象では質量とエネルギーは等価であり
相互に変換するので、上述のような意味での質量保存の法則は
成り立たない。しかし、エネルギーとみなした質量を考えた上で、
系全体のエネルギーが保存するというエネルギー保存の法則は
依然として成り立つ。言い換えれば、質量保存の法則は
エネルギー保存の法則が非相対論的近似の下で現れたものである。
「大丈夫、ボク達が結ばれても、なにも崩れはしないさ・・・はうあっ!」
254 :
無名草子さん:04/06/03 21:30
「まだ、イっちゃダメよ。
次は、このロボット・アームを使いたいんだから・・」
「君はイジワルだね」
「アナタは理屈っぽいワね」
255 :
無名草子さん:04/06/03 21:45
「あなたはだれ?」
「だれでもないわ、まだ」
汚い仔猫を見つけたので虐待することにした。
他人の目に触れるとまずいので家に連れ帰る事にする。
嫌がる猫を風呂場に連れ込みお湯攻め。
充分お湯をかけた後は薬品を体中に塗りたくりゴシゴシする。
薬品で体中が汚染された事を確認し、再びお湯攻め。
お湯攻めの後は布でゴシゴシと体をこする。
風呂場での攻めの後は、全身にくまなく熱風をかける。
その後に、乾燥した不味そうな塊を食わせる事にする。
そして俺はとてもじゃないが飲めない白い飲み物を買ってきて飲ませる。
もちろん、温めた後にわざと冷やしてぬるくなったものをだ。
その後は棒の先端に無数の針状の突起が付いた物体を左右に振り回して
猫の闘争本能を著しく刺激させ、体力を消耗させる。
ぐったりとした猫をダンボールの中にタオルをしいただけの質素な入れ物に放り込み
寝るまで監視した後に就寝。
「ハァ、ねぇ、しながら、台本読むの止めてよ・・」
「そうね、もう止める」
「そっちを、止めちゃダメだよおぅ!!」
258 :
無名草子さん:04/06/04 01:28
「私達、このフェンスがある限り、身体を重ねるなんて出来ない」
少女は、フェンスのダイヤの形のヌキから
人差し指を出して、グルグル回した。
259 :
無名草子さん:04/06/04 04:58
いや〜んうんこしたくなってきたどうしよう・・・
260 :
無名草子さん:04/06/04 04:58
ああっ、もうダメッ!!!!
ぁあ…ウンコ出るっ、ウンコ出ますうっ!!
ピィ、ピュッ、ピュュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ピュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ピュッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウー、ウー、ウンコォォォッッ!!!
ピュッ!!ピュッチュッッ、ピュッィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!アナル見てぇっ ああっ、もうダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ピュッィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンコ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ピュッッッ!!!
ぁあ…ウンコ出るっ、ウンコ出ますうっ!!ああ〜いい気持ちいいー
ビッ、ピュッッ、ピュッピュッゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ピュッ!ピュッーーーーーーッッッ…ピュッ!
ピュッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
261 :
無名草子さん:04/06/04 13:25
「なんなの? その携帯の着信音?」
「下品でしょ?
ヤやヤツからの通話撃退様なの」
「ヤなやつって?」
「アタシが下品なことに参るとカンチガイしてるヤツ
甘いのよね
下品さなんて日常茶飯事よ
こっちの世界てはね」
262 :
無名草子さん:04/06/04 13:59
「つまり、僕の世界では、下品さが突飛な事なんだけど
君の世界では、下品な事なんて並列化された没個性なわけだね。」
「でもね、“コドモシキ”と言うことでは
アナタの世界と一緒よ。」
chapter;9
『do tei run』
俺はヘッドホンを装着すると、大好きなエロゲを立ち上げた
家族と同居する者にとってヘッドホンは必須である
さっさと抜いてしまいたかったから回想モードを選んだ。
「すごい・・・もうこんなに大きくなってる・・・・」
「ハァハァ・・・・ん・・おししい・・・○ンポおいしい・・・」
「駄目こんな格好恥ずかしいよぉ!」
「はぁはぁ・・・気持ちぃよぉ!オマ○コ気持ちいよぉ!!」
耳が痛くなるような大音量の喘ぎ声・・・・
ヘッドホンとは言え音漏れが心配になり、
ヘッドホンのコードに付いているコントローラで小さくしようとした・・・・
だが全く小さくならない。「壊れたかな?」呟きながらヘッドホンを外した
「ハァハァ!!ハァハァ!・・・イクッ!・・・イっちゃうよぉ」
・・・はずなのに大音量の喘ぎは続いた。
最悪の事態だった。なんと始めからヘッドホンのプラグを繋がっておらず、
スピーカーから音が流れていたのだ・・・・・
どうしよう・・・恥ずかしくて部屋から出られない・・・・
265 :
無名草子さん:04/06/05 12:23
隣の妹の部屋側の壁に耳をつける
(聞こえてたよなぁぁ・・)
その時、携帯が鳴った!
ビクつきながら出てみる
「芳村!薬が欲しいんだけど」
「・・・・中西さん?」
プチ、・・ツーツーツー
劇団員の先輩の中西さんからの電話だった。
(??)
それより、妹の動向が気になり
また直ぐに、壁に聞き耳を立てた・・
266 :
無名草子さん:04/06/07 12:28
・・・何も音がしない
・・とても静かだゆっくり居間の方の扉を開ける・・
誰も居ない・・
ラッキー・・というより変
夜7時近くになろうとしてるのに
あれだけ大きな音だったら
マンションでも隣近所に聞こえてるかもしれない・・
外に出てみる
静かだ・・
そう
僕以外
誰れも
イナイ
バニラスカイ(又は、“オープン・ユア・アイズ”といべきか)
のオープニングの様に・・
268 :
無名草子さん:04/06/08 01:02
「ねぇ、誰か居ないの?」
「ここにいるYoo!」
そう叫びながら、誰かが窓の外を落下していった。
グシャっという嫌な音。
「イッ…イタッ…痛い…イタタ…タッ…イタイ…」
まだ生きているようだ。
270 :
無名草子さん:04/06/08 16:55
「そういうことか!」
あのチンケな俳優は、目覚める為に飛んだんだ
「チン毛じゃねぇ、チン毛ぢゃねえんだよぉぉぉ!」
まだ目覚めていません。
272 :
無名草子さん:04/06/09 01:27
皆と同じ時空間を生きていながら
現実を個人としては把握出来て無い事がある。
それを確かめる(現実を実感する)為に
我々は色々な事を
この世界で試してみようとする。
それが、殺人であれ自殺であれ、他を愛する事であれ・・
イタミを
273 :
無名草子さん:04/06/09 15:29
生きる事が何なのかさえ分からなくなり、
それが分かるときが来るとも思っていなかった。
「この世界は、俺は、なんなのか。」
彼には職がなかった。しかたなく、人員不足の国軍に入隊。
しかし、彼は後におこる悲劇を知る由もなかった。
274 :
無名草子さん:04/06/09 18:27
そして、彼がこのマンションの屋上の縁に立つまでの物語を語ろう・・
275 :
無名草子さん:04/06/09 18:34
私がマンションの屋上に出ると必ず聞こえる声がある
「ソンナコトイワナイデ・・・」
と、どこからともなく女ともババアともつかぬ声が聞こえるのだ
276 :
無名草子さん:04/06/09 18:43
嘘じゃないよ
277 :
無名草子さん:04/06/09 19:16
ラジオの番組から桐島フミカが、俺にそうささやいた。
278 :
無名草子さん:04/06/09 23:26
俺はラジオの電源を消した。こんな事ははやく忘れてしまいたい。
だが消したはずのラジオから、まだ桐島フミカが囁いてくる。
「嘘ヂャナイヨ嘘ヂャナイヨ嘘ヂャナイヨ嘘ヂャナイヨ嘘ヂャナイヨ嘘ヂャナイヨ嘘ヂャナイヨ…」
ピストン西沢Mix攻撃だ
ミックス・・ラジオ・・チャンネル・・
そうだ、飛び降りを見てから
ヤツの精神が俺に同調している
孤独で入隊したヤツは、その後の不幸から
このマンションの上から飛んだ・・
281 :
無名草子さん:04/06/10 13:45
「あんたは、俺に何を伝えたいんだ?
そして、何故、他の人が見えなくなってるんだ?!」
「チャンネルだよ」
「えっ?!」
「2ちゃんねるだよ」
「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!」
283 :
無名草子さん:04/06/10 14:40
す・て・き
284 :
無名草子さん:04/06/10 16:35
すてき・・・なのか?
数え切れないほどの良民を殺め続けてきたこの俺が、
すてき
ふと周囲を見ると、いつのまにか野武士たちに囲まれていた。
俺は覚悟を決めることにした。
ここで死ぬべきか、生きるべきか、運を天にまかせることにする。
俺は今、ゆっくりと雨の群雲を抜いた。
おっといけねえ、竹光に摩り替えられていやがる。
さきほどの茶屋でか?
婆ぁと娘っこしかいなかったが。
畜生めえ、婆ぁだったら袈裟懸けにしてやる。
娘っこだったらぁ・・・・・・ウヒョヒョヒョヒョ。
野武士たちは戸惑っている。
286 :
無名草子さん:04/06/11 13:51
サムライチャンプルー攻撃だ
「おいっ、このダイビンク野郎!
お前の過去は、つじつまが合わんぞ!
恥ずかしがってチャカしてないで、本当の心の痛みをさらけ出せ!」
「・・・分かった・・聞いてくれ・・・」
消えかけた魂が、やっとその殻を脱いだ
彼の話しは・・
彼自身は、デブのくせにホモで年下好き
その上、ウケだそうだ
17才の少年に狂い、友達の助言も聞かずに
案の定、身も心も破滅した。
彼の話しを聞いても、同情心は湧いて来ない
なぜなら、彼は正に、身のほど知らずなのだ。
現実を理解しながらも、真実をねじ曲げて
世界と自分を繋いでる
そうしないと、彼は生きていけないのだ。
それはつまり、現実と正面に向き合っては
彼は死んでしまうという事。
そう、そこへ、ただ
当たり前の終わりが来ただけなんだ・・
291 :
無名草子さん:04/06/12 03:22
彼の意識が消えてくと同時に
他の人々の存在感覚が僕に戻って来る
「キャー、大変よー、飛び降りよー、飛び降りー!」
へしゃげたデブの死体に僕は呟いた
「
292 :
無名草子さん:04/06/12 17:57
これは、終わりなんかじゃないよ
誕生なんだから・・」
近所のオバサン共が騒ぐ中で、僕の声が聞こえたのか
彼は安らかな顔で眠った
【お知らせ】
このリレー小説は不評につき前レスを持って打ち切りとさせていただきます。
>>1先生の新スレにご期待ください。
294 :
無名草子さん:04/06/13 12:00
冒頭の事件の続きが気になります
始めた方は、結末を書いてくらはい
295 :
無名草子さん:04/06/13 16:58
僕は、彼の葬式にも通夜にも参列しなかった。そのほうがよかった。
彼を殺してしまったのは、僕であるような気がしてならなかった。
もっと早く彼の気持ちに気付いていれば・・・。
そう思うと、彼に合わせる顔がなかったからである。
296 :
無名草子さん:04/06/14 15:14
だけど、この喪失感や自責の念は
僕の特殊能力の始まりでもあった。
“デス・チャネリング”という・・
297 :
無名草子さん:04/06/14 15:48
僕は、新宿のスクランブル交差点を全裸で歩く女に遭遇した。しかし、周囲の雑踏は彼女の裸には全く気づかないかのようだ。僕は吸い込まれるように彼女の後をつけてみた。
女はやがて薄汚れたビルの中に入っていった。僕は立ち止まり一瞬躊躇したが、思い切って中に入ってみた。そこには女が、まるで僕を待っていたかのように、うっすらと笑みを浮かべて佇んでいた。
僕は言った。「監督が悪いんであって選手に責任はない!」
彼女は煙草の煙を少しずつ吐き出しながら、僕の様子を観察している。
しばらく間をおいて彼女は言った。「温泉の成分って万病に効くらしいわよ。」
僕は怒りに震えながら彼女の陰毛を睨んだ。
298 :
無名草子さん:04/06/15 11:39
ちぢれた陰毛が歓楽街の光を乱反射しているかのようだ。
すべての原子がプリズム効果を演出し、僕の意識に七色の光線を投げつける。
……光の糸に包まれた僕は、気付けば繭のなかの蛹となっていた。
「こ、こ、こ、ここは?」
自分の足元と脳天を中心に、どこまでも続くシンメトリーの世界が
ゆらゆらと揺れている。
299 :
無名草子さん:04/06/15 18:24
僕は目を閉じて、カチカチカチと頭の中で
スイッチを回すイメージをした
300 :
無名草子さん:04/06/15 19:07
300get
301 :
無名草子さん:04/06/16 13:33
チン!
エレべーターの開く音がして
ドアが開き、光を背に女の子らしきシルエットが浮かぶ
302 :
無名草子さん:04/06/16 20:01
彼女こそがあの大ヒット小説「小説リレー第三幕:捨て子放浪偏」の著者、
そして新興宗教の教祖でいてヤクザの娘という裏の顔を持った阿部加奈子本人であった。
303 :
無名草子さん:04/06/17 00:28
「オッホホホホホホっ、もうすぐ双子の妹が落ちるわ
そうすれば、影であった、この私が光をあびるのよー!!」
304 :
無名草子さん:04/06/18 01:43
んなこたぁない、鋭い突っ込みがどこからともなく聞こえた。
305 :
無名草子さん:04/06/18 01:49
阿部加奈子は元々中年男性であった。
306 :
無名草子さん:04/06/18 02:12
しかも少女時代から中年男性だった。
307 :
無名草子さん:04/06/18 02:56
ちょっと、姉妹スレのラスト
素晴らしかったケドぉー
308 :
無名草子さん:04/06/18 03:07
「あんたに姉さん呼ばわりされるいわれはねーんだよ!」例のスレから越してきた阿部加奈子が叫んだ。
309 :
無名草子さん:04/06/18 09:36
「それじゃあ、ユジンさんは僕に彼の幻を見てるというんですか?」
と、茶髪のメガネ男登場。
310 :
無名草子さん:04/06/18 13:41
レイプマンが今回狙っている獲物。
それは「竹内結子」だ!
レイプマンは竹内結子をレイプしてくれと
ある金持ちから依頼を受けていた。
それもレイプしたあとは金持ちの陵辱パーティーで使うから
そのまま誘拐してくれと頼まれたのだった。
311 :
これけ?>>307:04/06/18 17:07
2 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/05/14 20:29
私たちはここからまた新たな一歩を踏み出すのだ。
3 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/05/14 20:35
もう昔の過ちを繰り返す悪循環からは抜け出すつもりだ。
4 名前: 無名草子さん [sage] 投稿日: 04/05/14 20:45
失った右腕に誓って。
以下ry
994 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/06/18 01:21
彼女は突然、腕を振り上げると私の首にめがけて鋭く振り下ろした。
995 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/06/18 01:27
グシャッ。
何かがえぐれるような音と同時に、私の視界は真っ白になった。
996 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/06/18 01:27
ぐしゃっという鈍い音が聞こえ、目の前が真っ暗になった。
997 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/06/18 01:29
「これが走馬灯というものか」 冷たい床が何故か心地いい。
998 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/06/18 01:30
薄れゆく意識のなかで私が見たものは
999 名前: 無名草子さん 投稿日: 04/06/18 01:31
いないはずの彼の姿であった・・・・それは「やり直そう」と私に言う
1000 名前: そして繰り返す [sage] 投稿日: 04/06/18 01:32
>>2
312 :
無名草子さん:04/06/18 17:19
↑なるほど よく考えたね
314 :
無名草子さん:04/06/18 17:38
___
/ \
/ / ̄⌒ ̄\
/ / ⌒ ⌒ | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| / (・) (・) | |
/⌒ (6 つ | |氏ねえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
( | / ___ | <
− \ \_/ / \__________________
// ,,r'´⌒ヽ___/ ,ィ
/ ヽ ri/ 彡
/ i ト、 __,,,丿)/ ζ
| ! )`Y'''" ヽ,,/ / ̄ ̄ ̄ ̄\
! l | く,, ,,,ィ'" /. \
ヽヽ ゝ ! ̄!~〜、 / |
ヽ / ̄""'''⌒ ̄"^'''''ー--、 :::|||||||||||||||||||||||||||||||||
Y'´ / """''''〜--、|||||||||||||||||)←
>>1 ( 丿 ,,;;'' ....::::::::::: ::::r''''"" ̄""ヽ |
ゝ ー--、,,,,,___ ::: ::,,,,,ー`''''''⌒''ーイ ./
ヽ \  ̄""'''"" ̄ \____/-、
ヽ ヽ :::::::::::::::::::: / `ヽ
ヽ 丿 ) / ノ ゝ ヽ ,〉
ゝ ! / ∀
! | / 人 ヽ ヽ
| ,;;} !ー-、/ ヽ _,,,-ー'''''--ヘ
|ノ | | / Y ヽ
chapter;X
『マワルシマイ』
「何が、原因なんですかね?」
若田巡査は、そのはちきれそうな胸のタイを緩めた
目の前に、ここ最近の自殺者の名簿がある。
5/13
夕暮れの商店街・・中年男性自殺
○○事務所・・芳村浩次、ハゲ所長
変死(死体が見つかったのは週明け5/16)
5/15
西内まゆみ(38)・・自殺
5/19
精神病患者(女性)・・自殺
5/20
小学生男児・・自殺
5/24
鬱病の女性・・自殺
5/25
キム一家・・一家心中
5/28
夜の公園で、女性の死体・・死因は自殺と特定
5/30
ミスド2Fで、女子高校生が
薬の回し飲みによる集団自殺
6/2
夜の街で男性が薬によるオーバードーズ
6/8
太った男性、マンションからの飛び降り自殺
マジックミラーの向こうで、青年と刑事が話してる
「・・そうです。マンションの飛び降り事件の時に
自覚しました。」
「ん〜・・正直、信じがたい話しなんだが
公表されてない事まで言い当てられると
認めざるおえないよね。」
320 :
無名草子さん:04/06/20 03:28
若手の刑事は、興味ある様に話しこんでくる
「じゃあ、気になるのは
西内という小学生女子の行方と
フェンス越しの男女
そして阿部加奈子という中年男性に
レイプで狙われてる“竹内結子”だね」
「
>>1も、
>>314に狙われてるかもしれません・・」
321 :
無名草子さん:04/06/20 18:55
「その“気になる”小学生女子の行方がわかったぞ。」
そう言って扉をあけたのは藤田巡査長だった。
「エジプトだ」
数秒の沈黙の後若田が素っ頓狂な声をあげた。
「エジプト!?国外じゃないですか、何故そんなところに?」
「そんな事俺が知りたいくらいだ。ま、とにかくだな。今朝早くにエジプト最南端のエイラットという町で保護されたらしい。
今はその町にある領事館で預かってるとさ。」
エジプト。ピラミッドや巨大神殿をはじめとする古代文明の遺産が数多く残る国。
何故、どうやってそんな所までたどり着いたのだろう?不思議に思っているうちに
藤田がこっちに歩み寄ってきていた。
「さらに驚くことにな、その家出小学生がな…」
「どうかしたんですか?」
「なんとお前をご指名だ」
「はい?」
そして僕はエジプトに飛ぶことになった。
322 :
無名草子さん:04/06/21 13:43
エジプトに辿り着いたのは、夜だった。
僕は、乾いた暑さの中で思考を巡らせている・・
西内という女の子と僕が、思考の上で繋がっているという事は
彼女に死が迫っているという事なんだ
だが、今は正直、その子の思考が感じられない・・
もう、死んでるんじゃないのか??
323 :
無名草子さん:04/06/21 13:58
そのころ永井真理名はキャバレー「チカコ」の
バニーガールオーディションを
受けていた。「はい、もっといやらしく
プリン、プリンとお尻をふって!」
経営者でボーイッシュな髪型の星チカコの檄
がとぶ。
324 :
無名草子さん:04/06/21 14:04
「このぐらいのお尻の振り方では
とてもうちでは採用できませーん」
福店長でゆうに百二十センチをこえる
巨乳バニーのモリュー・バリモア
も手厳しい。
真理名は少し休みたかった。
ボディスーツが股間にぐいぐい食い込み
女の敏感な部分をようしゃなく
刺激していたからだ。
もともとこのバニースーツは
角度が20度のTフロントで
それが真理名のキャットウォークで
さらに食いこみをまし、
一条の線と化していた。
325 :
無名草子さん:04/06/21 14:07
そして言うまでもないが、
当然後ろはTバックである。
バスケットボールとみまごう
双臀は丸だしで、
真里名は前と後ろへの
容赦なき食い込みで
叫びだしそうに
なっていた。
326 :
無名草子さん:04/06/21 20:15
「真理名、そんなに褌の食い込みが
気持ちいい?
327 :
無名草子さん:04/06/21 20:21
コノ程度の食い込みでひいひい
要ってるようなのは
「この教則本を
みならいなさい」
と清家翔の
プロモーションビデオを
バリモアが取り出した。
画面せましと怪しく揺れる
翔の美尻。はしめは普通
サイズの海パンもじょじょに
尻に食い込んでいき
最後はTバックになる。
328 :
無名草子さん:04/06/21 20:23
そして翔は「キャッツアイ」のエンディング
曲にあわせお尻を突き出し
エアロビクスをはじめる。
当然画面は翔の尻に占領される。
329 :
無名草子さん:04/06/21 20:26
そして満ち足りた表情で
横になる翔。
「全国の男の子におケツを
見てもらった恍惚感で
あの表情になってるの」
チカコ。「お尻の動きにあわせて
パンツのくいこんでいくのが
秀逸でしょ?」
330 :
無名草子さん:04/06/21 20:32
お話かわって僕は
喫茶店でお茶を飲んで
いた。隣の席の客は
「ゴッドマジンガー」で
アマゾネスにとらえられた
火野ヤマトは結局
身体検査の時に
白濁精をアマゾネスに
ぬかれたのかとか
雨宮淳の漫画に出てくる
女は何故机の角に陰部を
こすりつけるのが好き
なのか、と話している。
ハッ!
・・・・
「・・ここは、家だ・・」
夢?
いや、どうもまたチャネリングをしてたようだ・・
どこからかな・・
僕は誰になってた?
警察には僕が行ったのか?
♪チェッチェッチェチェキェナウ
そうだ、あの工場の風景!
川崎じゃないのかな?
あのフェンス越しの少年&少女に会えるかも!
所沢から川崎に行く電車の中で
チャネリングで見た『永井真理子』という人のアルバムを
ブクオフで\105で購入して聴いてみた。
『キャチボール』つう名のアルバム
『23才』という曲が流れてる・・
「3年後かぁ・・」
334 :
無名草子さん:04/06/23 13:44
ちなみに、このアルバムのジャケット
永井真理子が左に寄り過ぎていて
左の空間がやけに空いているのはナゼだろう?
335 :
無名草子さん:04/06/23 13:49
訂正「右の空間が空いている」
先程買った永井真理子のアルバムを
ひととおり聴き終わると
早速ブクオフに売る
身軽になったところで川崎競馬場へ直行!
337 :
無名草子さん:04/06/23 23:35
競馬場に着くと、ヒゲでぶメガネのオッサンが
「兄ちゃん、こんレースのアナ教えたるで〜」
と、近寄ってきた。
「非公認な話しなんで」というわけで、ちょっと離れた大便トイレに二人で入った
ガチャ!
カギをかけた時に気づくべきだった
いきなり、ヒゲデブメガネオヤジに下顎を殴られた
転倒した僕を便座にうつぶせにして
僕の両腕を後ろにして、何かで縛ると
更にベルトを外して、ズボンと共に下着も脱がし
膝辺りで止めて、足の間のズボンを踏んづけ
僕の足の自由も奪った。
おまけに、右の靴下も脱がされ
それを口におしこまれた!
「コレが、アナ狙いやて!」
人生最悪の冗談だった
ここのレスは読むことができません
そして僕は、歓声の上がる競馬場を背に
胸で両腕をクロスし、自分を抱くかの様に
そこから走り去った。
幾つかの路地を抜けると、見覚えのあるフェンスにぶつかった
「あぁ、ここは・・」
工場を取り巻くフェンス沿いに、僕は少女を探した
343 :
無名草子さん:04/06/29 03:10
あっ
344 :
無名草子さん:04/06/30 03:50
時が期待に答えるのが奇跡と言うのだろうか?
逢いたいと思って会える世の中では無い
むしろ、遭いたくく無いのに遇ってしまう現実
好きな人に逢いたくて、一日
駅の出口に佇んでも
奇跡は起きなかった。
しかし、彼女は居た
まるで、そこに行けば
必ずある標識の様に
妹が生きる限り、日の目を見る事は無い−−
−−そう思ってたのは間違いだった
姉は、妹に比べてポップな感じでは無かった
その分、取っ付きにくく
人を寄せ付けない存在である
孤独に進む彼女は、自分自身で道を切り開くしかない
何も聞こえないその道を・・
「何を読んでるの?」
「“マワルシマイ”、ツツイヤスタカよ
知らないの?」
「知らない」僕は羞恥な気持ちで、俯きかげんに答えた。
「僕も劇団に入ってるんだ」
「へぇ、なんて名の劇団?」
「・・ラフレシア・・」
笑われるかと思って小声で言ったのだけど
彼女は興味深そうに目を見開いて身を乗り出した
「君の所は、なんていうの?」
「“第4パルス”よ」
「へぇ、イイ名前だね」
「あなた、少し泣いた?」
「あっ、ぁぁ・・そう、泣いた」
「そちら側は辛いの?」
「つらい?・・辛いかもね・・」
「じゃあ、何故そちら側に居るの?」
「他に行き場が見つからないから」
「ステージは?」
「あそこは空間さ」
「くうかん? オナニーの話しなら聞きたくないな」
「厳しいね、でも、僕のいう空間は客席のシートも含めた扉の向こう全てさ」
「幕の内で、はしゃぐのとは違う?」
「違う」
「今は、どんな役を演じているの?」
「“さえない僕”、今日の事なんて消してしまいたい」
「私も、今日はまた恥をかいたわ」「アナタは、本当はどんな役を演じたい?」
「誇れる自分を演りたい」
「抽象的ね。
役の数が決められてるとしたら、空きを待つしかない
または、自らその空きを作るか・・」
「陥れるって事?」
「でなければ、アナタの番は回って来ないわ
アナタが成るべき人は誰?」
「誰だろう..そんなこと考えた事もないや」
「例えば、ウタダの旦那とか?」
「あぁ..ぼんぼんってイイよね..」
「ねぇ、私達で犯罪犯してみない?」
「共犯かぁ、イイね。 でも、どんな?」
「そうね・・・」
「山手線をジャックするっていうのはどう?」
「Oh yeah, good idea!」
「特に朝のラッシュの山手線がいいよ!
サイクル・マシーン化している民衆に、新しい朝を僕らが与えてやるんだ!」
「電車の中にすし詰めされた愚民共が皆人質になるのね」
「そうなると、あと一人位欲しいよね」
彼女は携帯で、誰かに連絡をつけていた
程なくして現れたのは、デスチャンネルでこの少女と会話してた少年だ
(死んでなかったんだ・・)
「でも、捕まった時とかTVで騒がれるんだろうな〜
“また、若い世代の犯罪です! 今後の人生を無駄にして、何の得があったんでしょうか?”
てね、親も泣いたりなんかして・・」
「決行時は変装をしてるし、3人のうちの誰が捕まったとしても
私達は、各々の素性を知らないから、共犯を割り出すのに手間かかるハズ」
「それに・・」
「それに?」
彼女は近くで干上がってる浮浪者に視線を向けて
「何もしないとも、今後の私達の人生が順風満帆に運ぶ
なんて保証はどこにも無いし、もしかしたら追い詰められて
下らない殺人を犯すかもしれない」
358 :
無名草子さん:04/07/05 23:51
「歳を取って、この世界にひれ伏し、朽ち果てるより 今、この世界にイシを投げよう」
彼女は、路上の隅で干上がった浮浪者を哀れむでなく
また見下す訳でもなく
恐れているようだった
その“恐れ”は浮浪者へではなく、彼を作り出した
この社会の圧力を恐れているようだった。
chapter;XI
『too young 2 Die』
運命の朝が来た
あれから約10日間の準備での決行
「今日も暑くなるわね」
この暑さが、犯罪成功の鍵となる
池袋〜新宿間の8時台
朝のラッシュ・ピークの山の手が狙いだ!
最近駅構内には、警察や私営ガードマンが沢山いる
たった3人で、山の手線ジャックが成功するなんて
あり得ない状況だと皆思うだろう
8:17、池袋駅の5番ホームに電車が停車した時
5番車両の下から煙が上がった
同じ頃、新宿駅の山の手線の池袋方面のホームからも
同じ状況で煙が出る
これだけの事でもう山の手線は
しばらく動かない
各駅のホームで、溢れ人の多さと暑さに
人々の苛立ちは、爆発寸前だ
特に新宿駅構内は殺人的な位人が溢れてる
364 :
無名草子さん:04/07/09 13:45
しかし、実は山の手はフェイクで
目的は別にあった。
都庁関係の高層ビルのクーラーを供給してる
巨大なプロペラが回るコンデンサーを
僕らは見下ろしていた
「こんなものがあるから、ヒートアイランドなんかが起こるのよね」
「確かにこのデカさは、バカげてる」
僕は手製のある物を投げ込んだ
「やっぱ、破壊は出来ないのが惜しいよね」
「しばらく復旧に時間が掛かるだけでも十分さ、この暑さだからね」
365 :
無名草子さん:04/07/10 00:21
ある物・・・それは、今日の朝、六時に起きて作ったワラ人形。
ワラ人形は、生きているように、プロペラに絡みついた後、無残に引き裂かれた。と、同時にビルの一室から、甲高い悲鳴。断末魔の叫び。
僕は、腹の底から笑いが込上げるのを感じていた。あえて、表情にはださない。僕のもう一人の人格と能力が・・・バレテシマウカラ
「フェェェェェエエエエエエエーーーーーーーーーーーーーー
ックシュン」
367 :
無名草子さん:04/07/11 04:15
「呼ばれて飛び出て、じゃじゃじゃじゃぁーん」
フルフェイス髭の太った上半身裸のオヤジが現れた
「あぁ・・暑いしネ・・」
368 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 11:55
第二章 獣達の謳歌
369 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 12:52
しょうが焼きのにおいがしたので、あいつが来たなと思ったらやっぱり
あいつだった。
370 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 16:35
警視庁G3システム・サポーターのハルカさんだ
371 :
無名草子さん:04/07/11 22:31
ハルカは、赤面して言った。「みょーーーーーーん」
372 :
無名草子さん:04/07/11 22:32
ハルカは昨日、108歳のバースディを恋人の佐々木実とワインで祝った。
373 :
無名草子さん:04/07/12 13:48
佐々木実・・
裏政界のドンだが、今は沢山の管に繋がれた
ただの生きる屍だ
ハルカはその佐々木のおでこをなでながら言った
「もうすぐ貴方は甦るわ・・G5ユニットで」
374 :
無名草子さん:04/07/13 13:33
ハルカが、ふざけて挨拶して来る時は頼み事があるってサインだ
「周りクドイ事はいいから、用件を短刀直毛に言え」
ハルカはコギャグを無視して
「G5をしばらく佐々木さんの元に置きたいの」
「ダメダメ、ロボット殺人でも起こされちゃかなわんからな」
「やだ、ウィル・スミス主演の糞映画と一緒にしないで」
「オイオイ、あれの原作は、一応、有名なSF小説なんだぜ」
「しらないわよ、そんなの」
375 :
無名草子さん:04/07/14 14:09
「大体、あのデザインは、明白なパクリでしょう」
「イノセンスの?」
「イノセンスもパクリよ、ビョーク・ロボの!」
「それを言うなら“クリスカンニガムの”だろ?」
「現実のAIなんてただがしれてるのよ・・
コピーの疑似人格なんて、人間程の深みなんてないわ
ただ、0101...での思考錯誤
感情に流された判断なんかしない」
377 :
無名草子さん:04/07/16 13:50
「そういえば、こないだの山手線事件はどう? 進展あった?」
「いや、考えや思惑、便乗犯やイタズラが錯綜してる
水面に投げられたイシの波紋を追い続けてる感じだよ」
「じゃあ、イシを投じた者は沈黙してると・・」
ドドドドドッ!!!
地響きと共に背後から現れたのは、巨大なイノシシだった。
「なんでこんな所にっ?!」
「ブキキーーッ!」
鼻息荒く吠えたイノシシの目が、チカチカと点滅していた。
イノシシ型ロボット?一体誰がこんな物を。
379 :
無名草子さん:04/07/18 20:52
「あぶなーい!」
その身を呈(挺?)してハルカを守ったのは、天才少年のツワブキ君だった。
ツワブキ・ミツル...
11歳にしてロボット工学の天才
子供故の独創的な発想や理論が受けている
警視庁G3ユニットのハルカに憧れて、周りをうろちょろしてるが
ハルカは彼を正式にチームに入れる気が無い様だ。
380 :
無名草子さん:04/07/18 22:45
「まったく、やってらんないでげすよ」
ツワブキはゆっくりと立ち上がり、ビン底メガネを掛け直すと
ウェストポーチから小さな白い機械を取り出した。
「これで、粉砕してやるでやんす。グヘヘヘ」
その笑いを合図のように、イノシシ型のそいつは、地を蹴った。
「ブキーーーーーーッ!!」
ツワブキをその影が覆ったその瞬間
382 :
無名草子さん:04/07/20 13:32
“白い小さな何か”を持ったツワブキ君が、蒼い閃光に包まれた!
イノシシロボは、宙で止まったかのように思うと
横に“ズドン”と突然落ちた
「ツワブキ?!」
そこに立っていたのはツワブキ君ではなく
ブルーメタルの人形のマシン?!
ツワブキが変身した?!
ありえないっ!いくら天才少年とは言え
そんなことが現代の科学力で、ありえるわけない!
(ボイスコーダーの入ったマシンボイスで)「-{《ハルカサン ダイジョウフデスカ?》}-」
近寄ってきたブルーメタルのマシンの股間を
ハルカはオモムロに撫でた
「《?!》」
「分かってるんだよ!ツワブキっ、その辺に居るんだろっ!出てきな!」
白いコントロールBOXを持ったツワブキが
物陰から罰の悪い顔をして出てきた。
「どういうことなんだ?」
メチャクチャになった居酒屋のテーブルの下から
俺はハルカに近づいて尋ねた
「ツワブキの芝居なのよ、あのイノシシロボも」
「何の為?」
「私の気を惹いて、チームに入れて欲しかったんでしょ!そうよね!」ツワブキ君は、うなだれる様に頭を下に下げた
「つまり、自ら危険な状況を作り上げ
変身トリックでヒーローを演じたってワケ」
「あのブルーメタルマシンは何処から?」
「あのイノシシロボに入ってたのよ
下らない子供じみたトリックよね」
(子供じみたトリック・・・)
イノシシロボに荒らされた居酒屋店内
そんな状況下でも、酔っ払って嘔吐している男達
策略を実行した、頭の良い子供
馬鹿な大人達
演技する子供
「そうか・・」
第三幕 〜夏シ811〜
山の手&高層ビルでの出来事は、その後も波紋の輪が続いていた
過剰緊度を極めた地下鉄では、ライターひとつの不信物で
駅構内を閉鎖した程だ
イタズラによる、ビル設置の外付けのクーラーファンを
破壊する行為も続いている
特に、この暑い夏には効果的なイタズラだった
犯人の特定は、無職の二十代後半から三十代の男性・・
「ありがちだな」「じゃあ、村上さんは犯人像を、どう考えてるんですか?」
「子供だよ、暇と思想を持て余した学生だな」
「確証の無い時点で、子供が犯人の可能性があるなんて言えませんよ」
「確証無くとも、二十代から三十代の無職は犯人扱い出来るのにな」
「彼らは犯罪予備軍なんですよ、一様に犯人に当たる可能性も高いし・・
で、村上さんは、犯人を子供だと特定して、それをどうやって立証させるんですか?」
「林、お前メガネ曲がってんぞ」
「えっ?!」
「お台場だな」
「はぁ?」
ブゥ〜ン、ウゥ〜ン
ジジジジジジジ....
28℃に設定された暗闇の部屋で、TVがついてる
画面には、ヒートアイランドについての特集番組が流れている
なんでも、エアコン使用過剰以外にも
お台場にあるビル郡の存在もその要因に含まれるらしい・・
ジジジジジジジジジ
ブゥ〜ン、ウゥ〜ン....
390 :
無名草子さん:04/07/29 19:53
「ハァイ、“二十代から三十代の無職の男性”な学生さん」
「はぁい!“二十代から三十代の無職の男性”な少年、少女」
「あらっ、このひとは“二十代から三十代の無職の男性”な理屈っぽい人よ」
「なんだよ、それなら君は“二十代から三十代の無職の男性”な金網少女だろ」
「あたしからみたら、あなた達の方が金網の男達よ」
「次は、お台場だね」
「えっ、まだやるの?」
「んーんっ、実行犯としては、この前ので終わり。
次は、演劇実験よ」
「演劇実験?」
「何それ?」
「不特定多数の人を、心理的に追い詰めて実行犯に仕立てあげるの」
「そんなこと可能なの?」
「人は情報に左右されるじゃない?
前は、多くの人が共有できる情報を発信、コントロール出来たのが、マスメディアだけだったけど
今は、インターネットを通じて、誰でも出来るわ」
「それって、この前あった小学生女子児童殺害を
ネットのカキコを使って意図的に促す様なもんだよね・・
何かやだなぁ、本当の悪人になっちゃいそうで・・」
「あたし達がやらなくても、マスメディアは“それ”を続けるだろうし
他の誰かが、必ずネットで“それ”をやる・・
・・いえ、やってるのよ」
「つまり、君はインターネットの危険性ウンヌンではなく
情報に躍らされる愚民的な知性の盲目を、この世界に提示したいと?」
「いや〜んっ、君って、物分かりイイ子ちゃん!」
この後起こる悲劇を考えれば、僕達は
たった一回の成功でイイ気になってたと思う
世の中の皮肉な現実を理解出来ない子供だった
ちなみに、彼女の計画は
こうだ・・
お台場にはFテレビ局がある
Fテレビは男性社員のデブ率が高い
当然、太ったオヤジ上司や汗かき男性に合わせて
エアコンの温度設定がされている
細身の容姿で採用されてる女子社員は、当然
寒いのである
それでなくても細身の女性は、冷え性なのだ
膝掛け毛布を常備してたり、社内外の温度差にクラっとしたりもする。
396 :
無名草子さん:04/08/08 00:56
ネット一般の仮名掲示板に、Fテレビ局社員のスレがあり
社内事情が色々と書き込まれてる。他の人には、確かに興味無い事ばかりだ。
だけど、その内容から
Fテレビ局内の人間関係が、ある程度は把握出来る。
社内の人間のフリして勝手にカキコする事により
微妙な人間関係のコントロールが出来る。
あくまで、仮定、推測、憶測の域ではあるが
それ故の仮名の書き込み文が、現実の世界に影響を及ぼせる。
現実世界と言っても、人の心理の森の中への影響
表面的ではないにしろ、その森は個人にとっての現実領域だ。
「あぁっ、それで女性社員を心理操作して
エアコンデンサーを破壊させる?!」
「いえいえ、心理ストレスに弱いのは、男性の方なのよ
この前の策で、あの日に問題を起こしたのは男性率が高かったらしいよ
レイプ件数も、通常の日より多く発生してる
事件柄、報告されてないのも多いと思うし
それらが皆、普通の会社員の犯行だったりするのよ」
つまり、操作の第一段階は
冷房の利きすぎた社内に対して
女性社員の改革心を促す
(女性特有のポジティブ改革心理を利用)。
第二段階は、一度圧された男性社員に
メインで働いている自分達が、暑い社内で働かなきゃいけない事への
不満を爆発させる。
「そんなに上手くいくかな〜?
TV局ってゆう特殊な環境だし、部門によっての環境もあるだろうし
アナウンサーやタレントなんかは、喉の為に元々、冷房には気をつけてるだろうし・・」
「そうね、実験には、比較対象が必要なのよね!
同時に、お台場にある別の大型企業も狙いましょう」
そう、これは子供じみた実験なんだ・・
日も、とっぷり暮れてしまった
夏の日暮れは遅い
とうに夜の7時を過ぎていた
「じゃあ、また」
僕らは別れを告げた
その帰り道、あの競馬ヒゲデブメガネのレイプ男を見かけた!!
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11
8月11日
僕は公園のトイレで、黒い水を浴びていた
いや、水は本当は透明で、僕の腕から黒いモノを剥ぎ落としてた。
少しづつ頭が機能し始めてくる
理性とか、普通とか言う状態。
金網越しの少年少女と別れてから僕は・・
トイレのキツいアンモニア臭が、突然鼻について
気持ち悪くなり、外へ出た。
403 :
無名草子さん:04/08/11 04:21
その臭いで直ぐ思い出しせたのが、あのオヤジがズボンを脱いだ瞬間
その股間の特有の臭いに涙が出そうになった場面
鼻の奥に染みついて気分が悪い
それどころじゃない・・
僕はもう一度トイレの中に戻って
カガミの自分を見た
404 :
無名草子さん:04/08/11 17:29
鏡には、昨日とは違う僕が立っていた
黒い染みのついた見覚えの無いカーキグリーンのTシャツ
ボサボサの頭に腫れぼったく薄汚れた顔
鏡の自分に目を合わせられず、視線を下に外した。
?!
紙袋がそこにある
ついた黒い染みが、僕の所有物だと主張する
半覚えの記憶が、それに手をのばさせた
405 :
無名草子さん:04/08/14 01:15
第四幕 〜1.1人格〜
金網の花さんへ
そちらの作業は順調ですか?
ヘリクツボーイの方はなんとなく上手くいってる感じです。
Fの方は、最初貴方の存在が確認出来たのですが
今はサッパリ分かりません。
BY,金網の向こう側
金網の向こう側さんへ
今ボクは、Fに実際に存在する人物と
スレの中で人格を共有してる状態にあります。
あることがあって、ボクは引きこもりな状況なんです。
正直、現実ではなく
Fスレの中で生きているような感じです。
作り上げたはずのFの社員のキャラが
実在のF社員と同化してしまってます。
ボク自信の人間としての機能は、0.4位しか可動してません
そして、現実のF社員の3%をボクが作り上げたキャラが侵食してると思えます。
つまり、ボクと実在するFの社員と
スレの中で肥大したキャラを
人格係数の合計が2.3とするなら
スレの中で生きている人格係数は
内訳1.1が機能してると考えられます。
from ; 金網の花より
金網の花さんへ
もし良ければ、何があったのか教えて下さい。
金網の向こう側より
金網の向こう側さんへ
アナタと初めて会った日
実は、ボクはその前に知らないオヤジにレイプされた後でした。
そのイタミは、心の何処で分離させても
身体的な痛みが憎しみを募らせました
(しばらく正面に排便が出来ない程に!!)。
"アノ" ことで個人的な復讐をはたしたハズでした。
しかし、この前、最後にボクラが会った後の帰りに
またヤツを見かけたんです・・
恐怖心を眠らせた為に
剥き出しの復讐心が、彼の後をつけさせ
何かしてやらなきゃ気が済まないと思わせたのです。
ヤツのアパートまでつけて、部屋を確認しようと
通路中に別れた部屋が並ぶ
暗いアパート内に入ったとき、ヤツが扉影に隠れてました・・
昔、トラックに轢かれそうになった事があるんだ。
車道に出た途端、トラックが走ってくるのが目の前に広がると
早くその場から避けるか何かすればいいのに
足がすくんで動けなくなった
轢かれてしまうであろうその現状に、受動的になってしまった。
レイプオヤジが、扉の影から出て来た時も同じく
予期しない恐怖に身体が固まり、抵抗できなかった・・。
その恐怖心の受動を知ってか、無抵抗なボクをヤツは
自分の部屋へと連れ込んだ
そこは・・
私生活のある部屋ではなかった
エアコンは無く蒸した室内には
家庭用の簡易ブランコの様なモノがあった
簡易ブランコの変形の真ん中にある
茶色の小さめな便器型のイスを抱え込む様なカッコで
クロスされた手には革ゴムの拘束具が付けられ
足は開かれる様に同じく吊らされた革ゴムの拘束具を付けられた。
キリキリキリ・・
カッターの刃を出す音がする
ボクの目の前の畳みをヤツが、カッターの刃でガリガリさせてみせる
"カッターを使うから動くな" という意味と、恐怖心煽るための暗黙の警告
突然、首根っこを押さえられ
ヤツがボクの首を絞めてきた
殺す気ではなく、苦しんで大きくあけたボクの口に、穴の空いたプラスチックボールを突っ込む為にだ
"さるぐつわ" ってやつだったよ
416 :
Nyaaaa!!:04/08/26 02:11
当時、僕は小学校6年生だった。10月くらいだっただろうか。それまでは遊ぶことに夢中な毎日だったが、
受験が近いということで僕は学校が終わってからは遊ばないで家で勉強をする生活になった。
母親がいわゆる「教育ママ」だったのだ。幼いときからどこから取り寄せたのかわからないような教材を
山のようにやらされ、ピアノという情操教育装置も習わせられた。
今となっては僕は「人生の勝ち組」とでもいうのだろうか、将来にそんなビジョンが見えるようになった。
これも親のおかげなのだろう。しかし、子供だった僕にそんな親の気持ちが理解できるはずもない。
嫌だった…。受験が終わるまであと4ヶ月程度。たかが4ヶ月程度でも、僕には大切な時間、今勉強などしていたら
二度と取り戻せないような時間であるような気がした。それでも親には逆らえなかった。
417 :
Nyaaaa!!:04/08/26 02:12
学校が終わってからでは遊べないので、僕は休み時間に友達とたくさん話した。くだらない話題だった。
ゲームのこと、行事のこと…今となってはどうでもいい話題だが、当時の僕らには重要なものだった。
でもやはり遊べないという苦痛を雑談だけで紛らわすのは無理だった。そんな僕の心の支えになったのが
「恋愛」である。僕には2年生のときからずっと片思いの子がいた。明日香という名前だった。
明日香は、目がパッチリしていて、髪の毛は薄茶色でサラサラ、色白といった具合に人形のような可愛い
女の子だ。クラスの男子の3分の1は明日香のことを好きだったかもしれない。修学旅行の夜、女子の話を
した時にも明日香は人気だった。「修学旅行の夜」なんて言ったらたいてい子供は初めて友達と異性のことを
語り合うことになるのではないだろうか。少なくとも僕の時代はそういう時代だった。明日香は小2のときのバレンタインデー
に他の男子にチョコレートをあげている。僕はそのことを知っている数少ない男子のうちの一人だ。そのときは小2
ながらも、相当なショックを受けたことを覚えている。初めての失恋だったかもしれない。でも小6の今、
明日香は別に好きな男子はいなさそうである。むしろ僕に少し気があるのではないかと思った。遠足などで、グループ
をつくる時、僕は明日香と同じグループになることが多かった。
話しの筋が合ってない気がします・・
419 :
無名草子さん:04/08/29 04:05
で、どうなったの??
突然、地震が起こった。
僕たちは死んだ。
第4幕 完
地震で全滅するの好きよね・・
第五幕 〜黄金律〜
最近の持田アナは、前よりも攻撃的なコメントが目立つ
時に熱が入り、カメラに向かって訴えかける
彼女からオーラが上がる様だ
まるで、何かの指導者みたいに
カリスマを感じたりもする
持田アナは突然便意を覚えた。
持田アナはトイレを求めて走り出した。
トイレの個室に入り用をたしながら
携帯を取り出して掲示板にカキコし始めた。
すると突然、何処のトイレの個室から
悲鳴が上がった!
それは、悲鳴というより
歓喜の奇声であった
操作していた携帯の画面が、ちょうど
掲示板のリロードを終えて
新しいメッセージがカキコされていた。
――――――――――――――――
『あんたが誰だか分かったよ!』
持田アナはカキコを見て歓喜のあまりショック死した。
第五幕 完
428 :
無名草子さん:04/09/06 13:30
第六幕 〜リビングループ〜
429 :
無名草子さん:04/09/07 13:09
毎日同じ声を繰り返してませんか?
430 :
無名草子さん:04/09/07 14:05
持田アナの急死は、生前の言葉を加速させ
まるでロッカーの死の様に
死してその存在が増長しはじめた
431 :
無名草子さん:04/09/07 22:36
ナゼ?ナゼ?なぜ?何故?
この社会の仕組みに疑問はありませんか?
432 :
無名草子さん:04/09/08 06:56
「神の声を聞いたひとってあなた?」
突然、背後から声がきこえた。
433 :
無名草子さん:04/09/08 20:05
「あっ、ごめんなさい、宗教関係には興味が無いんで・・」
反射的に立ち去ろうとすると
「あたしも首筋にも啓示の後が出たんです」
新手の作戦か?と
不意に自分の首筋に手をやると、何かが出来てる?
「"シとシの間"の話しですよ・・」
???
434 :
無名草子さん:04/09/10 13:36
不意にの反発行動から理解しがたい現実に
私は受動的に変化した。
相手が女性だという安心感もあったためだろう・・
彼女と近くで、とりあえずお茶をした。
「今の医療制度の根本がおかしいことは、自分でも気づいていました
でも、暗黙の了解ってゆうか・・
変えられない世界に抵抗して生きてはいけない現実
そして私は自ら死を選んだ。
完
第奈々幕 〜ループツー〜
そして私は知った
続
438 :
無名草子さん:04/09/12 04:29:59
シΩ
と
シβ
の
間
439 :
無名草子さん:04/09/12 16:16:32
言葉は死なず
増長
変化を続ける
440 :
無名草子さん:04/09/12 16:51:17
知ることによって選ぶ死、死ぬことによって知るトウ
441 :
無名草子さん:04/09/13 15:01:07
殺人的な混み具合
何故土日休みにしなきゃいけないの?
殺人的な混み電車
何故皆9-5時勤務にする必要があるの?
殺人
殺人
殺人
ストレス
ストレス
442 :
無名草子さん:04/09/13 16:00:03
自分で勘違いして、勝手に不幸になってないですか?
443 :
無名草子さん:04/09/14 00:34:17
僕は最近イライラしてる。
イライラ?
すでにおかしいのかもしれない。
僕はここにいていいの?
444 :
無名草子さん:04/09/14 13:41:27
存在意義を問う思春期を過ぎて思う事は
変革だ
自分が世界に順応するのか
世界を変えるか
イライラは地下鉄の扉で爆発しかけている
それも日常とされるのか?
445 :
無名草子さん:04/09/14 16:32:32
でも、僕には爆発させる勇気はなく、
かと言って、感情を止める気力もない。
このままなりゆきにまかせてしまえばいい。
どちらにせよ、大した事にはならない。
僕にそんな力は無いから。
少なくとも、僕は自分の力を過大評価するような馬鹿ではない。
小さな僕。無力な僕。それだけが、唯一わかっていること。
これからについては、もう考えたくない。
446 :
無名草子さん:04/09/14 18:41:29
地下鉄の階段を上る魚の群れの中
呼吸困難になりながら
僕も泳ぐ小さな魚だった・・
しかし
その
サインは突然現れた
447 :
無名草子さん:04/09/14 23:21:34
「かつん」
ふと、足元に何かがぶつかり、反射的に僕は下を向く。
その瞬間だった。
世界が大きく揺れたのは。
眩暈?
違う。
誰かが叫ぶ。
「地震だ!」
誰もが、しゃがみ込む程のヒドイ揺れだった
エスカレータに乗ってた人達が、波うつ様に上から飛んでいく
その状況を見て何故か僕は、非常識と知りながらも
おかしくて笑っていた。
その、あり得ないハズの現実の状況を、目の当たりにしたら
僕が例外ではなく、誰もが笑うと思う。
―死ぬかもしれない―
恐怖と絶望に爽快感が為たうちしてきた
449 :
無名草子さん:04/09/15 13:56:03
実際には、それは地震ではなく
地下陥没だった。
僕が階段の方から振り返ると、さっきまであった
駅構内が、真っ暗な闇の穴になっていた。
止まっていた電車も駅構内に溜まっていた人達も
皆、あの闇の穴に消えたんだ・・
450 :
無名草子さん:04/09/15 20:21:53
そうそう、そう言えば僕は十年前にジュディとマツケンサンバをあの暗闇で
踊っていたんだっけ。ダンケシェンと不意に昔習った独逸語が口をついた・・。
そのとき僕の心の奥底でお嫁サンバが鳴り出した。
そのことにしばし呆然としていたら、チョッキのポケットからてんとう虫
がしゃしゃり出てサンバを踊り出し、不思議なサンバの2重唱を聴いたのだよ。
今宵は楽しくなりそうだと、僕は思っていた。
ところが・・・
451 :
無名草子さん:04/09/15 20:41:21
灰色うさぎ「今日、お前は何を食べた?
バナナ、カレーセンべエ、インスタントヤキソバ
サプリメント、ピーナツパン
炭水化物ばかりだ
お前は未来人なのか?
何故、生き残ってる?」
452 :
無名草子さん:04/09/15 20:43:55
突如、大山のぶよが猛スピードでダッシュしてきて、飛びつき腕十字を仕掛けてきた。
かろうじて交わしたので、安堵していたところ、のぶよがハーブカネヨンを
僕の自慢のアルマーニのチョッキにぶちまけてしまったのだ!何たる屈辱!
のぶよはあのドラエモンの声で「くっくっく」と勝ち誇った顔で再び猛スピード
で去っていったのだ。
思わず涙が緒々切れ「僕は馬鹿だ」と世界の中心で叫ぶほかなかった。
みのもんたも溜まらず遺憾の意を表明し「う〜ん残念!」と一緒に叫んでくれた。
僕は嬉しかった。二人は抱き合い接吻し、互いの持ち場に戻っていった。
453 :
無名草子さん:04/09/15 20:49:40
>451
「畜生!灰色うさぎの奴め!僕のお話を中断しやがって・・・」
と心中複雑ではあったがもうあとの祭りだ。”しかたないさっ”と
執着心を絶とうと、インドの山奥で修行をしなければと思い立ったのだ。
454 :
無名草子さん:04/09/15 21:10:20
桃色うさぎ「ハイ!、お注射の時間ですよ」
455 :
無名草子さん:04/09/15 21:43:01
ふと目が覚めた。
いつもの部屋。
手足を拘束され、首しか動かない。これもいつものこと。
窓の鉄格子の影が縞模様になって、僕の腹の上に映っている。
僕が内心「桃色うさぎ」と呼んでいる、若い看護婦が微笑む。
「落ちついてこられたようですね。」
どうやら僕はまた暴れたらしい。
記憶には無い。ただ、やけに愉快な気分だ。
夢と現実。
破壊衝動も、ラブロマンスも、夢の中でしか叶わないのなら
ずっと夢の世界の住人でいたい。
注射された安定剤が効きすぎたのか、僕は又まどろみ始める。
456 :
無名草子さん:04/09/15 22:10:08
<僕が内心「桃色うさぎ」と呼んでいる、若い看護婦が微笑む。>
<「落ちついてこられたようですね。」 >
「この症状はNOVAうさぎグッズ目当てにNOVAに押しかけてみたものの、
NOVAの美人受付嬢にめろめろになってしまい、うっかりNOVA会員に
させられてしまったものの、結局英語が物にできなかったルサンチマンの投影なのである」
と日本でのユング派心理学の第一人者の河合準雄氏はしみじみと語った。
これでカチカチ山は大騒動になったとさ。
457 :
無名草子さん:04/09/15 22:17:34
注射された安定剤が効きすぎたのか、僕は又まどろみ始める。
「僕」の舞台は一気にカチカチ山に飛ぶ。
まどろんでいると「イッパイキケテ〜、イッパイシャベレル〜」とNOVAうさぎの
声を聴いた。「ええい!いまいましいNOVAうさぎめ!むきーっ!」と僕は吼えた、
うぁあうぁぁぁ!!!!!!!!!????
完
458 :
無名草子さん:04/09/15 23:02:11
すべてはナンシー関の妄想であった。
459 :
無名草子さん:04/09/16 02:05:06
生前に書き残したナンシーノートを観ながら
大月隆寛は涙を流していた
独り月見酒を、かっくらいながら・・
460 :
無名草子さん:04/09/16 11:14:11
第蜂幕 〜スカイ・フィット・へブン〜
スタッドラーの製図用シャーペンをチンコにぶっさした。
462 :
無名草子さん:04/09/16 13:38:56
『やだぁー、コレ(チンコ)本当に役に立つの〜』
あのビッチの声が、頭にこびりついている
『太った人の(チンコ)って、ホント、何処にあるか、分かんないんだネ〜』
463 :
無名草子さん:04/09/16 19:55:29
下げ進行にした方がよくないか??
464 :
無名草子さん:04/09/17 00:10:07
私は今朝六時に眼がさめた。それは枕の中から微かな音楽が聞えるかと思うと、段々大きくなって寝る
事が出来ないので起きたのだ。「ナーンだ、枕の中に眼ざまし時計が仕込んであった」のだった。
それから顔を洗い、和洋折衷の朝飯を食った。味噌汁のスープ、米で出来たパン、魚と肉が少々、
野菜、コーヒー、緑茶等で済ました。先ず新聞をみた。「ハハー、之は面白い」。一面にはデカデカ
と世界大統領の選挙戦の記事が出ていた。投票日は数日後に迫っている。各国の大統領侯補者拾数人
の名前が写真入りで出ている。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、南米、印度支那、日本、
ソ連(此時代ソ連の国家名は変っていた)。やはりアメリカの侯補者が第一位を占めるらしい、
とかいてある。三面を見ると洵に意外だ。犯罪記事などは殆んど見当らない。重なる記事としては
スポーツ、旅行案内、音楽、美術、演劇、映画其他の芸能等、娯楽方面は遺憾なく出ている。
そうして頗る気の利いた編輯ぶりで文章も詳々しい所はない。簡潔で、要を得ており、昔の新聞のよう
な諄々しい冗漫な記事がないから短時間で読み終り、読者を疲れさせないよう意を払っている。又昔
と大いに異う事は写真の多い事で、記事と写真と半々位である。次に広告欄はとみれば、之も余程異っ
ている。売薬の広告は全然ない。化粧品は極僅かで、多いのは書籍、衣食住に関するもの、機械類、新
規発明品等々であるが、之も記事は極僅かで殆んど写真である。斯んな訳で、私は十五分間位で全部読
了した。私は快適に新聞を読み終った。それもその筈だ。窓が非常に大きく明るい事に気がついた。何
等の防備設備もないからだ。後に聞いた話だが、盗賊の侵入などは昔語りに過ぎないとの話で、成程素
敵な世界だと思った。
465 :
無名草子さん:04/09/17 00:14:28
私は外出すべく自動車へ乗った。私は美々しく着飾って外出をしたが、町の美しさには驚いた。
まるで花園のようで、面白い事には自動車以外、他の車の類は一台も見えない。それもその筈で、汽車
も電車も地下を走っていて、車道は自動車だけである。而もその自動車も音が少しもしない。之は不思
議と思ってよく見ると、車道は恰度キルクで舗装したようである。よく見るとゴムの中へオガ層を混ぜ
たような物質で、弾力があり、頗る柔軟性であるから、その上をゴムのタイヤで走り、自動車の窓枠や
、一切も無音装置となっておるから、騒音などはありよう訳がない。而も雨が降れば滲み込んで了うか
ら水溜りが出来ない。そうして、自動車を走らす動力は指の頭位の鉱石で、何十哩も走らせる事が出来
るから素晴らしい。之はウラニウム、プルトニウムの如き鉱石で、原子破壊の原理を応用したものであ
る。私は先ず自動車に乗った。運転手などは要らない。乗客が片手で一寸棒を握っただけで快く走らせ
得るからである。尤も贅沢な人は運転手に操縦させる事は勿論である。
466 :
無名草子さん:04/09/17 10:54:14
藍色うさぎ「こんな長ったらしい文は、読む気になりませんね」
ポイっと
その原稿は捨てられた
467 :
無名草子さん:04/09/17 11:08:40
その原稿は屑籠に捨てられた、いや、自由になったのだ。
468 :
無名草子さん:04/09/17 11:50:42
そこへまたしてもO山のぶよが猛スピードで現れ、藍色うさぎをとっつかまえて
早速今夜のディナーにしようと思い立った。少しばかり試食してみるととても喰え
たもんじゃないと藍色うさぎを吐きだし、そばにあった屑篭にポイっと捨てた。
のぶよは藍色うさぎの味がまだ口のなかにとどまっていることを認識し、嫌悪感
を感じ、無意識に手持ちのハアブカネヨンでうがいした。
するとポイ捨てした藍色うさぎのそばにくしゃくしゃになった原稿を見つけた。
469 :
無名草子さん:04/09/17 13:09:48
そこに書かれてた内容は・・
"「僕らの7日間戦争」とかの「僕ら〜」シリーズを読んで
感銘を受けた子供達は、どんな大人になりましたか?"
470 :
無名草子さん:04/09/17 13:56:19
レボリュウション♪
有線から、TMネッツの「7デイズウォー」が流れてる
三十代前後の男性の目が遠くを見ていた
『あなたは、どんな大人になりましたか?』
471 :
無名草子さん:04/09/17 21:05:00
『うんじゃ、わたすの思い出話でも話そうかい?』とのぶよは470の耳元で
囁いた。
470は動揺したが、強い好奇心にかられ思わず「う、うん・・・」と返答して
しまった。
それからのぶよはしみじみと語った。
<回想シーン>
ガムをクチャクチャ噛んでたら、普段わたすのことキモイとか言って避けてる男が寄ってきて
「オレにもガムくれや」って言ってきやがった。かなりむかついたんで、男の首根っこ掴
んで口移しで自分の噛んでるガムをやるフリをしてやったの。殴られるか、悲鳴をあげられ
るか、どうでもいいが二度と近寄るなと思った。ところが、驚いたことにその男は目を閉じ
て唇を少し開いたんだ。わたすの方がビビッて、あわててちょっと離れた。しばらくの間があった
後、その男は、「マジでするのかと思った」と小声で言って、ガムを奪って走り去った。
それから何日か後、その男がキャンディーを食ってたので今度はわたすの方からひとつくれ
と言ってやった。そしたら俺をからかうように、なめてたやつを唇にはさんで口をとがらせた。
わたすはその女の唇ごとキャンディーをほおばってやったよ。
今ではその男もわたすの夫。その時なめてたキャンディーはもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら彼もまた、特別な存在だからです。
「どんな様子?」「まだ、精神的には混沌としてるみたい・・
O山ノブヨやウサギやら、現実的観念になかなか結びつかない事ばかり言ってる」
「まだ逃避中かぁ、彼だけが頼りなんだけどなぁ〜」
「薬を変えて、催眠療法を深い位置まで進めてみましょう」
473 :
無名草子さん:04/09/18 14:18:36
ついにチンコミサイルの開発に成功した。
474 :
無名草子さん:04/09/18 16:20:26
と同時にロシアのプーチン大統領はおっぱい型ミサイルを開発したと発表。
冷戦がまたもや勃発か?と僕はちょっぴりセンチになった。
が、それは杞憂であった。チンコミサイルは実は皮かむりの小学生のよくある
ドリル型ちんこを見間違えたのだとBBCは放送した。僕は安堵した。
これは平和への第一歩かと。読みかけのデラベッピンを捨てに街へでかけようと僕は
ヴェルサーチの一張羅を羽織った。もちろん下半身はいつものことだがフルチン
である。警察につかまらないかって?大丈夫。僕は資産家の息子で警察にも
顔が利くのさ。
475 :
無名草子さん:04/09/19 00:31:32
でもやっぱりだ、アナルが痛いよ。相変わらず我慢出来ない位痛い。
昨日の事が頭によぎる。切ない。悔しい。屈辱。
476 :
無名草子さん:04/09/19 00:33:38
くそー痔になっちゃうよ。
477 :
無名草子さん:04/09/19 00:42:31
痔はリレー小説全てにおける不滅のテーマであり、モチーフであり、創作への儚き夢である。
「このデブ、なかなか子供の件に関しは出てこないですねー」
「刑事さん、表面的には下らない事の羅列に見えるでしょうが
全てが何かのサインなんですよ」
「そんな、宗教的な事を言われてもねぇ」
「人間行動の心理学です。捜査の上でもお使いでしょ?」
「チンコネタは精神的幼児性を示し
痔は大人になることへの恐怖を表します。
典型的な児童愛好者の特有ですね」
「それって・・ロリ・・
あぁ、犯罪心理学で少しだけ読んだ事が・・」
「児童愛好者には、以外にインテリが多かったりします
討論好きで、クズな男」
「それ、女性としての個人的私恨が入った意見じゃないんですか?
若さに靡く男性の愚かさを・・」
「私の心理探求は結構ですから
早く少女の行方の割り出しに知力を尽くしてみてくださいよぉ」
二週間後
「あっ、刑事さん、女のコ見つかって良かったですね」
「あっ、ええ、真澄さんのご協力があったからですよ」
「また、そんな改まってやーねー
あのデブさんなら、昏睡催眠状態から目覚め無くなったままですよ・・」
「いえ、あの、保護した少女の件で、ちょっと・・」
第九 幕 〜No'9〜
今、私のこの状態は、映画 "羊たちの沈黙"でいえば
ジョディ・フォスターの役どころと言えよう。
しかし、日本においてのこの現実
目の前に立ちはだかるのは、お地蔵さんが埋まる山林。
長閑な田舎の風景も、含む事情が違えば
緑と黒のコントラストは不気味さを引き立てる。
アべカナコと名乗る巨デブのオヤジに催眠療法をかけ
行方不明のニシウチユカという少女を探してる
487 :
無名草子さん:04/09/25 13:46:27
ニシウチユカ・・
埼玉県所沢で今年6月頃から行方不明
母親は育児放棄の後、死亡
小学校の担任からの届けで、捜査が開始された。
ニシウチユカの捜査ファイルを見て、刑事は少しニシウチユカに同情した
自分がもし彼女と同じような環境で育っていたら
自分がもし彼女と同じような道に進んでいたら・・
刑事は周りの風景を見渡した
お地蔵さんが埋まる山林、長閑な田舎の風景
この豊かな風景のどこかにニシウチユカが埋められているかもしれない
刑事は左右に三度ほど頭を振り、自戒に務めた。いけない、いけない。
「刑事たるもの、常に冷静に、客観的に物事を見つめなければならない」
在りし日の上司の言葉を思い出し、刑事は顔をあげた。今は俺が担当者だ。
「あれか?」
葉と木陰に隠される様にして
その小屋はあった
死んではいなくとも、酷い状況で見つかるかもしれない
または、別の共犯に出くわすかもしれない
セラピストの真澄の言葉が甦る
『このデブの思考連鎖からも、その娘が性的扱いを受けてる可能性は高いわよ』
どんな姿を目にしても・・
と、覚悟を決める
ギギィ・・・と軋みながら木造の扉が開いた。
眼前にはきっと凄惨な光景が広がっていることだろう。
刑事は乾いた喉に無理やり唾を飲み込んだ。
やがて視界が広がり、ひんやりとした空気が流れる。
扉の影に隠れて中の様子を伺っていた刑事達は、一同に唖然となった。
黒い固まりがゴロゴロしていて
それが、犬や猫の小動物の死骸だと直ぐに気付いた
同時に凄く獣臭がした。
共犯者がいた・・
その死骸のひとつとして
(女の子はどこだ?)
バァン!!
小屋の入り口にいた地元警官が発砲した。
「なんだ!?」
「バケモンみたいのが!」
小屋の中の状況を見た後だと、その突拍子もない言葉も
素直に納得できた。
(アレは、何かに喰い散らかされたアトなんだ!!)
入り口に見張りを置き、残りの刑事達は震える足取りで小屋の中へと進んだ。
無残な姿になった共犯者らしい者の残骸が視界に入り、
思わず酸っぱいものが込み上げて来る。しばらくレバーは食べれそうに無いな。
「あっ!」前衛を担当していた警官が声をあげた。
刹那、皆凍りついたが、続く警官の報告に緊張を解くことができた。
「少女発見」
少女は壁の段差下に、隠されてる感じで寝かされていた。
衰弱している様だ。
共犯者が、何かから守る為に
ここへ隠したのか?
それとも、何かにここで生かされてたのか?
髪はグシャグシャ顔は泥だらけ・・
何より、体からはあまりいい匂いはしない
少女の整っている顔からは、表情も読み取れない
一体ここで何が行われていたのか知るよしもなかった
そして、一同は一先ず少女の安全を本部連絡し、少女の意識がしっかりして
いるか確かめる事にした
彼女が、ある種のショック状態にあることが見て分かった。
「早く、ここをでましょう」
「ああ、彼女を背中におぶって降りることにしよう」
帰り道の途中
地元警官が、先ほど何かに襲われた額の傷の血が止まらず
目を開けてられなくなった。
「どうしましょう、道が分からない・・」
「多分こっちだよ・・」
「水島さん凄い記憶力だなぁ」
独りの時に、オナニーした葉が目印になったなんて言えない・・
私が、地元警官の肩を担いで共に歩いていると
額の血をハンカチで押さえながら
彼はボソッと言った
「刑事さん、第九の歌詞って知ってますか?」
「へぇっ?、あっ、いや・・」
「そうですか、なら、いいんです」
「それが、何か?・・」
「いえっ、いいんですよ、ふと、思っただけなんで・・」
「・・・」
(こいつはあの時に、一体何を見たんだろう?)
四日後
500 :
無名草子さん:04/09/30 13:39:21
「あっ、刑事さん、女の子見つかって良かったですね」
「これも、真澄さんの、ご協力あってのことですよ」
「そんな、カシコまらないで下さいよぉ〜
そういえば、あのデブはまだ、自己意識造形の天国に逃げ込んだままですよ...」
「いえ、保護した少女の事でちょっと..」
501 :
無名草子さん:04/09/30 14:37:45
三日後
502 :
無名草子さん:04/10/02 12:53:52
「多重人格って初めてみましたよ」
「確かに、日本じゃ滅多に無い症例ですからね・・
最近生まれた統合人格が10番目として
1を西内ユカ本人とするなら
2が母親役
3が父親役
4が幼初期の彼女
5は彼女の痛みを
6が彼女の怒りを
7が目覚めさせられた性を
8は犯人の望む役を
とすると・・
私達の前に、まだ、9番目の人格だけが
姿を見せてないわ」
「で、ナビとなる十番目の人格は9の事を何て?」
「“ソレ”(No9)は人間では無いと・・」
「・・・・」
「テン(10)は、ネットの誰かの模倣人格だったわ
保護された後のこの世界で必要として、彼女が見つけ出した役
ドクターかのPCから、ここのTV局の社員サイトの
あるカキコ人物と同化してる」
「彼女が三日目にPCを使いたいと言うから、ある程度のネット規制をしたものを与え
その接続記録はモニターしてたんで、FTVの社員サイトにアクセしてたのは知ってましたよ」
「そこの掲示板で、ユカちゃんが性格同化した人物を“R”としましょう。
でね、これが、その“R”らしき人物の書き込みIP・・」
「・・・ざーっとみて、メインは二人で、後半は三人に・・ユカちゃんですね・・
でも、凄いなぁ、同一人物にしか思えないカキコだぁ」
「癖まで似てますよね」
「凄い、真澄さんも優秀な刑事になれますよ」
「だからといって、何か解決するような事じゃないんですケドね」
「でも、分かりますよ。
ひきこもり気味の因子が、他の負的要素を持つ精神を
結びつける状況に、仕事柄興味が惹かれる
ということですよね」
「・・・水島さんも、心理分析の素質有りですよ」
笑
「話しズレて、ごめんなさい。
で、ユカちゃんをどうするかというと
通常は人格の統合を行うのだけども
誘拐かつ、児童に対しての性的虐待がある場合
暗い記憶を封印させることもあるの」
「誘拐後の児童の場合は、家族の協力が不可欠だけど
ユカちゃんは孤児だし
精神統合されても、前の生活の記憶と繋げても
それが幸福とは言えないかもしれない
人生が“そんなもの”だとしても
12才の少女には重すぎる」
509 :
無名草子さん:04/10/07 13:47:35
「それに、“9”の存在も気になるところ・・」
『羊たちの沈黙→Xファイル→モンスター・・な流れか・・』
「えっ、今なんて??」
「あ、いえ(笑)、実は(笑い消え)彼女を救出保護した時に
地元警官が、怪物を見たって・・」
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
突然、登場人物たちは全身から血を吹き出して死んだ。
完
511 :
↑タイトル「苦しい妨害は痛いだけ」:04/10/08 13:12:41
第十幕 〜テンペスト〜
512 :
無名草子さん:04/10/09 00:04:04
テンペストの中
あなたは何をしてますか?
テンペストの中でフランソワは野グソをしていた。
物陰からピエールがフランソワを見つめていた。
「君はだれ?」
「僕は君だよ」
515 :
無名草子さん:04/10/09 07:50:06
「僕はだれ?」
「君は僕だよ」
516 :
無名草子さん:04/10/09 17:19:18
テンペストの世界の中
相似鏡な問いが聞こえる
517 :
無名草子さん:04/10/10 12:52:43
ソノ痛みを知らない僕は、地震による世界崩壊を何度も夢見る
コノ痛みを感じてる僕は、世界の終わりを夢見ていた
…僕は夢からさめた。
「作家気取りの低脳が書いたようなクソつまんねえ夢だったぜ。」
僕は唾を吐き捨てた。
完
519 :
無名草子さん:04/10/10 15:51:39
しかし、人生は今だ完結しない
のに
終わらせたがりやが、僕の性分だ
520 :
無名草子さん:04/10/10 16:26:27
そう、僕はさみしがりやなんだ
自分では分かってる
他人とのコミュニケイトが未発達だし
全ての“気取った”が気に入らないんだ
綺麗なべべ着て、空っぽなコピー機が歩いてると
糞を投げたくなる
引き攣ったそいつの顔を見る事によって
自分の存在を維持出来る気がする。
521 :
無名草子さん:04/10/10 16:34:04
全ては自分自身のコンプレックスから
僕は日本人じゃない
集団という圧迫が、僕を育てた
そうだ、京都へ行こう。
いや、大阪へ行こう。
524 :
無名草子さん:04/10/10 23:14:31
やっぱり、沖縄へ行こう。
525 :
無名草子さん:04/10/10 23:38:59
で、結局計画倒れ
旅行をあきらめ僕はパチスロで一山当てることに決めた。
そんな、僕の脳内妄想の殻の安定は壊された
刑事が来たのだ
山手線の事か
クーラー屋外機の事か
レイプ髭オヤジの事か
僕は静かに諦めを覚悟していた。
しかし、刑事と来た女の方から予想外な言葉が飛び出した
「あなたに、救って欲しい娘がいるの・・」
528 :
無名草子さん:04/10/12 14:56:18
そう、僕は天才外科医なのだ
そうまた妄想へ逃げ込もうとしたとき
男の刑事の顔に見覚えがある事に気がついた。
そう、こいつは、デスチャネリングの妄想で
出てきた刑事だ!
確か、あの時も行方不明の少女を探すとかで
エジプトに・・
あの娘の名前・・なんだっけ?
「ニシウチユカ」
ボソっとイッツオートマティクに口に出した言葉に
刑事共の顔色が変わった
刑事達は言う。
「ドクター、しっかりしてください」
「オペの最中に抜け出すなんて、どうかしたんですか?」
531 :
無名草子さん:04/10/13 03:20:01
ダブルトリップしてる
532 :
無名草子さん:04/10/13 15:29:16
そう、僕は今までトリップの中に身をおいていた。
4日前のこと。
僕は軽くシャワーを浴び、熱いコーヒーをいれ椅子にどっかりと座った。
そしてコーヒーを口に含みため息をついた。
タバコに手をかけようとしたとき、足の裏が目に入った。
2週間前ガラスを踏んづけ6針縫った傷跡が今や大きくて分厚い瘡蓋
となっていた。
シャワーを浴びたせいで水を含んだ瘡蓋は、今にも飛んでいきそうなぐらい
白くふわふわしていた。
その中央に縫い後の赤黒い血のかたまりが線路のように走っている。
僕は静かにゆっくりとかさぶたに手をかけた。
丁寧にそれを剥いてるうちにだんだんと意識がぼやけていったのだ。
バカらしい・・・くく
静かに笑ってマルボロに火をつけた。足の裏からは血がでている。
傷口が開いたようだ。
やれやれ。まただ。
3日前。
休日ということもあって、何となしに近くの川辺へ散歩しに出かけた。
川の流れを呆然と眺めていたら、なんだか無性に泳ぎたくなった。
どうにも我慢できず、その場で服を脱ぎ勢いよく川へ飛び込んだ。
通行者が何事かとこちらへ視線を向けた。・・・いい気分だった。
534 :
無名草子さん:04/10/13 18:49:27
そう、ホントに気持ちよかった……
そして今日、僕はアテネのプールで「超気持ちいい」と叫んでいる。
そして思った…『3日でどうにかなるもんだな』と
「おい!」
桃源郷の中で夢心地だった僕を奈落の底へと落としたのは若い刑事だった。
「ヤマさん、やっぱりこいつヤバイんじゃないっすか?」
「もう一人のIP書き込み者であったアナウンサー亡き後
彼だけが望みだから・・
それに、彼女を助ける事が
彼の治療方でもあると思うの」
第十一幕 〜ユニゾン〜
ページをめくった。リアル鬼ごっこを読んでる。
歯がヤニでむずむずする。
もう1年歯を磨いていない。
AM10:30、起床。
だるい。仕事に行く気がしない。
グラビア雑誌を片手に、ひと時の快楽を愉しむことにする。
540 :
無名草子さん:04/10/14 10:57:56
た*い*く*つ
よって終了。
完
542 :
無名草子さん:04/10/15 07:17:10
全に完璧なシナリオを、ふと、思いついた!
543 :
無名草子さん:04/10/15 12:23:05
と、このように
西内ユカの心の人格はバラバラだ
均一融合は、困難な道に思える
544 :
無名草子さん:04/10/15 12:35:16
だいたい、通常の人間が精神的に一つに融合するなんて
ありえないんだから・・
それを考えると気が重い
545 :
無名草子さん:04/10/15 12:44:36
しかし、ワイヤードというサブ現実の中で
何人かが同一の人格を演じられるというなら
個を持っての人格融合の可能性も
あるのかもしれない
546 :
無名草子さん:04/10/15 12:52:16
ワタシタチハ ユウゴウデキマスカ?
「無理っす」西内ユカの第五の人格はあっさり拒絶した。
548 :
無名草子さん:04/10/15 13:37:30
「こりゃ、険しい道のりになりそうだ」
549 :
無名草子さん:04/10/16 12:43:45
だが!
私は諦めない!
と、
いうわけで冥土喫茶に向かう事にした。
550 :
無名草子さん:04/10/16 19:41:17
歩いて
551 :
無名草子さん:04/10/17 02:58:58
とりあえず、冥土喫茶で
>542の完璧なシナリオとやらを聞く為に待ち合わせたのだが・・
.
.
.
.
.
遅いな、
>>542のヤツ!
その時、帽子を目深に被ったコートの男が現れた。
「ふふふ、奴はもう現れんよ」
「なんでぇっ?」
554 :
無名草子さん:04/10/19 01:32:24
「君がそれを知る必要はないよ」
コートの男は
>>553に銃口を向けて・・・
「まってよ、一つしかない器を争うより
貴方の痛みも分け合い融合した方が良いでしょ?
No,5!」
「君の言っていることはよくわからないよ」
男はいよいよ引き金の指を動かそうとした。
しかし銃には安全装置が掛っていた。「あれ?
558 :
無名草子さん:04/10/20 07:25:08
男は銃口を覗いた
559 :
無名草子さん:04/10/21 01:41:56
銃口の中では、ノッポのサリーがカウチに腰掛けて編み物をしていた。
男の視線に気が付くと彼女は言った。
「今日、同伴してくれる?」
男は天に向かって銃を撃った。
「なかなかシニカルで良かったよ、デビット・リンチの
造る映画のシーンの様だ」
通路を挟んだ隣の席の男が、拍手をしてる
「あんたは誰?」
「僕はピーターパンさ」
円楽「…といったところで本日の笑点はお開きとさせていただきます。」
完
564 :
無名草子さん:04/10/22 02:14:15
>552:ピストルの男=No,5
>562:ピーターパン野郎=No,4
>563:終わらせたがりや完結マン=No,3
冥土喫茶という、西内ユカの心の舞台に
役者が揃い始めた。
ちなみにNo.3は円楽師匠である
566 :
無名草子さん:04/10/22 14:44:05
「…で、ではNo.5は…」
荒俣宏が震える口調で問う。
「それを君が知る必要はない」
コートの男は銃口を荒俣宏に向けた。
「あれ、こんな場面をどこかで見たことがある・・・」
荒俣宏はふいにデジャヴに囚われた。
569 :
無名草子さん:04/10/24 12:35:44
確かあれは去年の暮れのころ
570 :
無名草子さん:04/10/25 01:15:50
波や葉や波や〜んっ
....
「おい、何やってるんだよ、このデブ!」
「回想シーンなんだよ、回想シーン!
たいてい夏なんだよ、思い出すのが!」
「馬鹿じゃねぇの、お前」
「うっせ、このユダヤ野郎!」
こうして新たなユダヤ人迫害の誕生である。
.
.
.
「ちょっと待って下さい、ユカちゃんは12歳でしょう?
キタチョーどうのこうのは知っても
ユダヤの事は知らないでしょう、普通」
サイミンをかけて、ユカちゃんの話しを聞いていたのだが
水島刑事は、そのユカちゃんの話しに
疑問を感じた
「いいえ、人間の意識の深層は、あらゆる人類にとって共通ともいえる
集合的無意識というものに結びついており、ある特殊な能力を持った人間にとって
はそこから情報を引き出すことも、場合によれば可能なのです。
おそらく謎の第9人格も、そこいらへんと関係あるのではないでしょうか。
あくまで憶測ですが。」
と、傍らにいた少年課の刑事が言った。
「よしお前に任せた。良く調べてくれ。」
と、いわれた少年課の刑事だったが、趣味が昂じ過ぎて
トンデモ番組制作のためテレビ局に転職してしまった。
事件は振り出しに戻った。
↑
ここまでが荒俣宏の回想である。
ここから物語りは再開する。
↓
ハア?
第十幕 〜roop〜
ワケワカンネ
579 :
神の声:04/10/26 01:39:31
ただいま第11幕中ですが?
OK
第十二幕 〜roop〜
とりあえず、西内ユカの精神融合は失敗した。
どころか、無理な実験が祟り精神に影響を及ぼした。
「結局このままじゃ、ヒキコモリの彼さえ救えないわね」
しかし、ヒキコモリの彼は、彼自身としての機能が
ワイヤード内の人格の軸を持つことにより、その生の強さは
現実の彼自身にも影響を与えた。
今は、バイタリティーが彼自身から溢れてる
もう、ヒキコモリの彼ではない。
その喜びは、皮肉に変わる
その彼の強さは、西内ユカの中のNo,10の強さでもある
それが、彼女の中の人格均衡を
崩してしまってもいた。
「こうなったら、あの人に頼むしかないかも」
「誰?」
「ダニエル・K」
しかしNo.5がそれを許さなかった。
コート姿のNo.5が銃口をNo.10に向けた。
「バトルロワイヤルで席を取り合おうって事?
無理よ、この世界での強さというものを
貴方はちゃんと理解してない様ね」
テンの態度がデカい
何か策があるのか?
「そんなことよりも、もっと夢のある話をしようじゃないか」
No,3「円楽師匠」もNo,4「ピーターパン」の提案に同調した。
突然、冥土喫茶内に音楽が流れ始めた
誰かが、ジュークボックスにコインを入れたのだ
実際は、催眠中のユカちゃんに
ダニエルKが音楽をかけはじめていた
「これ、ビョーク・・」
ダニエルKの指示で、ユカちゃんに携帯電話を持たせ
他の携帯電話からユカちゃんの手に握らされてる携帯に
電話をかけた。
そして、催眠中の彼女の耳元で囁く
「No,5、電話だよ」
催眠中のユカちゃんが、機械的な動きで携帯を
顔元に持って来た
ここで、TVや映画なら
ユカちゃんのインナーサイドを、別場面として描くのが
物語の分かり安さに繋がるのだろうし
今までここでも、そう描くてきたが
ここからちょっとだけ、リアルフィールドの中だけの表現で
判断してもらおう
ユカちゃんの声が変わった
No,5が電話に出たのだ
「No,5、お前の痛みを誰も理解出来ない
理解させるには、己自身を全てを弾に込め
引き金を引くんだ」
携帯を切って置いた催眠中のユカちゃんは
右手を上げ、ピストルを空で構えた
その仕草の後直ぐに体が、ボンっと跳ねた。
「誰が撃たれた?」
「おれおれ、おれだよ!」
ピーターパンはニヤニヤして答えた。
そんなピーターパンを円楽師匠が一喝。
「山田君、全部もってっちゃって」
595 :
無名草子さん:04/11/07 21:44:48
「でもさぁ、これ、痛てぇよ、マジ痛てぇよぉー!」
童夢と痛みと笑いが融け合っていた
ダニエルKの指示のもと、このようなユニゾンを繰り返し
テンと9と6以外の人格統が、驚くべき発想の手腕で行われた。
ダニエルKのレポートには、「ロック・オフ・オン・プール実用」と記されてた。
597 :
無名草子さん:04/11/08 13:32:22
第13幕 〜69〜
598 :
無名草子さん:04/11/08 13:46:03
6の怒りが爆発した
「いいかげんにしろよハゲぶたジジイ!
よたってんじゃねーよ!
足くせーんだよ!」
599 :
無名草子さん:04/11/08 15:01:48
9は靴下を耳に履くと満足げに微笑んだ。
「そうだ、僕が新世紀の神なんだ。」
No.6は情緒が著しく不安定なようだ。
我々はNo.6を「林家こぶ平」と呼称することにした。
601 :
無名草子さん:04/11/09 17:18:41
6=こぶHeY「きさまらグズ猿人(エンジン)が、あせくせ働いたって
俺が一契約で貰う金にみたねぇんだよ!
馬鹿馬鹿しいだろ!
消えちまえよ!
猿人ども!、代わりは幾らでもいるんだよ
パンピーが!」
602 :
無名草子さん:04/11/10 15:33:44
まったく面識の無い6と9は結果として69をした
それが良かったのか悪かったのか僕にはわからない
それは、私にとっては
イイコトには思えなかった。
69とは性行為の体位の事ではなく、ここでは
6と9の融合体のコトである。
何故今まで、怪物と称された9がなかなか出て来なかったが分かった
9は6からの副産物で、融合することにより
それは、また別の人格を形成したのである。
「?」
「分かり安く言えば、6と9は自己融合&分離可能なのよ
私達の手を借りずともね・・」
69が低い唸り声を上げた
それはメロディのようだった
「あっ、第九だ」
605 :
無名草子さん:04/11/11 13:56:14
融合した6と9とエルビスプレスリーの発するメロディーは
空間にかがやかしい光を描くようだった
しかし、所詮は林家こぶ平だった。
「そういうことかぁ」
「チョット、何、独りで納得してんのよ?」
「いや、今の第九の中盤、男性コーラスが低く奏でる部分に
そっくりだったから」
「えっ、今の呪文みたいのが?」
608 :
無名草子さん:04/11/12 14:09:02
「呪文?」
僕はいぶかしんだ。確かに第9はふいに口ずさむような曲ではない。
「!!!」
光が収束し何かを描き始めた。
「これは…」
「いっぺい・・・」
こぶ平の顔から血の気が引いていた。
ちょっと話しを整理しよう
ユカちゃんの体外的現実状況と
精神世界での解釈が難しいところだ
69なるモンスターの6と9は自己融合&分離出来るらしいが
お互いの認知がちゃんと出来てないらしい。
9は6の副産物らしく、9単体では
まるで知障の様だ。
それ故、69のべーシックな部分は
こぶ兵の様な声を出す6にあるらしい。
コブ閉が「いっぺい」といったのは、No,1
つまりユカちゃんの基本人格の事だ
ただ、それは人格分離時前の1ではなく
1〜5&7,8が統合された新人格である。
こぶ平といっぺいの激しい69が世界を変える
第14幕 〜ロスト・オブ・ミー〜
613 :
無名草子さん:04/11/15 13:20:17
ダニエルKの話しは、経験と独自の発想から
興味深い理論を持ち合わせていた
「多重人格は、世間一般で精神病として
社会生活の障害として受け止められてるが
私は、本当は多重人格というものが
複雑な社会構造に対応しようとする
人間の進化なんじゃないかと思ってる」
「複雑な社会構造に対応する進化というわりに
生活の障害にしかなってないのでは?」
615 :
無名草子さん:04/11/16 13:42:48
「いや、記憶の分離が出来ない子は
自己精神理解を超える危機的状況下に対して、心を閉ざし、体を放棄してしまう。
生命を放棄してしまうんだ
“ショック死”ってあるじゃない
あっさり身体と心の繋がりを切ってしまうんだよ。」
「・・・それは“進化”というものより
人間の原始的規範、生きるという事に対しての
本能的対処なのでは?」
「ああ、でもね、進化ってのは
元々遺伝子に組み込まれた記号を
体が解読していくという事なんだよ」
「それより、君の日本語は流暢だね。何人?」
突然の質問に己の持論を制されたダニエルKは
少し憮然として答えた。
「地球人です。」
小難しい事ばかりではなく、ユーモアのセンスもある様だ
水島刑事の問いにダニーはそう答えてたが
難しい話しは英語で、私が彼に訳して
伝えてやった。
618 :
無名草子さん:04/11/18 13:15:05
69のモンスター融合も、思ったより上手くいった様にみえた。
だが、69を取り込んだのは融合体 "イッペイ" ではなく
「イッペイ」のフリをしたテンだった。
「真澄さんどうしたの?」
「10が裏切った・・・」
その時、全裸の男が勢いよく扉を開けて室内へ入ってきた。
「子供大好き味噌キムチ鍋!」
警備員がすぐに駆けつけ
裸の男を取り押さえた
真澄が恥ずかしそうに言い訳した
「そういう病院ですから・・」
621 :
無名草子さん:04/11/20 14:26:08
それを聞いた警備員はついでに真澄も押し倒した
622 :
無名草子さん:04/11/20 14:46:13
真澄はときめいた
必死の抵抗を試みるが、警備員は荒々しく真澄の衣服を剥ぎ取っていく。
真澄は動揺していた。自分はこの異常な事態に興奮している。認めたくない。
水島刑事たちが唖然としてる間にも真澄の白い肌が露になっていく・・・
624 :
無名草子さん:04/11/20 21:35:27
筈だったのですが
ここでCM入ります
625 :
無名草子さん:04/11/21 14:07:31
と、思ったらスポンサーが撤退していた・・
室内では引き続きレイプショーが行われていた。
部屋中に響き渡る真澄の悲鳴に、ダニエルKは不覚にも勃起した。
(やだ、あたしったら)
自分の妄想にダニーまで出してきて
股間が "じゅん"とした
(男の人がエレクトした時に、腰が引ける動作が分かるかも)
そう、今しがた裸の男を抱えて出て行った
警備員の鈴木さんの事が、真澄は好きなのだ
「ドクタ・マスーミ、大丈夫ですか?」
「あっ、ええ、今ので緊張が切れたもんだから・・」
「裸の男に興奮したんじゃないすか?」
「ち・が・い・ま・す」
真澄は水島の横腹にスクリューパンチを入れた
心理学者として、自己探求は常だが
恋愛を成就させるのは上手くいかない
一般的なピュアを夢見る様な恋じゃなく
変に自己完結が出来てる分
相手への欲求が俗物的なのだ
デートどうこうよりも
セックス重視で考えてしまう
心理学者には多いパターンらしい
629 :
無名草子さん:04/11/22 12:30:05
「もしもし、お客さん立ち読みは困ります」
630 :
無名草子さん:04/11/22 13:34:50
「あっ、はい」
(とりあえず結末を見ちゃおう)
パラパラパラ
・・真澄の片思いは、その日終わった
鈴木さんの為に、しっくはっくして作った
お手製のカレンダーも渡せず
雨のなかを彼の上着を被って
駆けていく二人を見たとき
終わったのだ
ザーザーザー
631 :
無名草子さん:04/11/22 14:32:31
つづく・・
これはアリコのCMです
実は、ダニエルKとの契約で
ユカちゃんの人格統合の道のりを
本にするというものがあったのだが
成功の見通しがつかない今、ダニーを引き留める事と
資金援助の為に、真澄は自分の事を本に書いたのだ。
プライベートな恋愛話や仕事の事、ユカちゃんのコト等々もさらっと触れたその本は
かなりの好評を招き、TVドラマ化もされて
今こうして放映されてる。
そして、CMがあけた・・
(あれ、ここからって、あの本ラストからの続きだ)
ザーザーザー
雨は、まさに私の心を演出してた
なのに、私は何も無かったかのように仕事をしている
心を引き裂かれるような失恋をした後でも
私は冷静にスタッフと会話しているのだ
頭の中では、先のシーンが繰り返されていた。
彼に近づこうとする私
彼が、チラッと私を見たのに
目をそらしてしまった私
彼女と楽しそうに話す彼
少し後を追う私
私に目もくれずに彼女と別れて去って行く彼
そして雨
これはアリコのCMです
636 :
目次1:04/11/24 02:52:41
637 :
目次2:04/11/24 03:01:02
638 :
目次3:04/11/24 03:11:29
639 :
目次4:04/11/24 03:21:48
640 :
目次5:04/11/24 03:39:15
641 :
無名草子さん:04/11/24 03:42:59
デジタル・ソウル卵産期
act1『デリバリーズラブ』
642 :
無名草子さん:04/11/24 12:34:59
その朝おきると自分は携帯電話になっていた
643 :
無名草子さん:04/11/24 22:02:04
1日目に自分の今置かれた状況を考えた
なぜ僕は携帯電話になったのか わからない
2日目にメールを受信した
メールの付属データが、僕の中にリードされていく
そして、気付いた
僕は突然携帯になったのではなく
始めから携帯電話だったのだ
645 :
無名草子さん:04/11/25 13:14:10
3日目、汗ばんだ手がおもむろに僕を包んだ
646 :
無名草子さん:04/11/25 13:15:26
「もしもし〜、オレオレ・・」どうやら僕は悪の手先になっているようだ
647 :
無名草子さん:04/11/25 19:50:51
僕に付いているカメラが、角度自在なので
周りを見まわしてみた
ミニスカの女の子の秘密の花園を絶妙なアングルで覗いて見る
649 :
無名草子さん:04/11/26 12:32:03
「逮捕します」その時、僕の持ち主の手に冷や汗が流れた
650 :
無名草子さん:04/11/26 12:34:47
どうやら交番というところへつれていかれるようだ
僕はというとなにやら証拠というものになるらしく
知らない人の手に渡ってしまったようだ
これからどんな運命が待っているのだろうか・・・
また、付属データ付きメールを受信した
今回もそうだが、持ち主の操作なく
僕の中で自動処理されていく
「??」
652 :
無名草子さん:04/11/27 12:36:52
おまわりさんという人の目が僕を
なめまわすように見ている
653 :
無名草子さん:04/11/27 13:21:54
そして、その警察は
おもむろに僕を自分のポケットに入れた
(えっ、これって、警官による
証拠物件横領なんじゃないの?)
654 :
無名草子さん:04/11/27 13:27:09
実は僕は持ち主の不幸にする呪いの携帯なんだ
655 :
無名草子さん:04/11/27 13:34:50
最初の持ち主はドラネコをくわえたサザエさんに
ぶっとばされてあぼ〜ん。
2番目の持ち主は43歳・NHK集金人
トレーニング中鉄アレイが頭に落ちてあぼ〜ん。
3番目が今取調べ中の大学教授
656 :
無名草子さん:04/11/28 07:52:10
なら、悔しくないから証明しないwww
何、お店の片付け終わったの?
↑
誤爆
という、また訳の分からないメールが来た。
659 :
無名草子さん:04/11/28 14:37:38
着信のたびに僕の脊髄を快感をはしる
660 :
無名草子さん:04/11/28 14:39:57
この時の震えがバイブ呼ばれているようだ
661 :
無名草子さん:04/11/28 16:22:34
そんななか10年ぶりに尼僧格闘家瀬戸内ジャクソンが尋ねてきた。
「コンニティワ。ジャクソンでございますぅ〜。いやね、ふにゃちんスレが
落ちちゃったんでね。こちらよってみましたの」
662 :
無名草子さん:04/11/28 21:30:51
「消えろ」
警官はそう呟くと、拳拳銃を発砲した!
拳拳銃?なんだそれは?
つまりは、指ピストルである
(手で拳銃の形を真似る動作)
「バァ〜んっ!」
665 :
無名草子さん:04/11/29 12:23:11
>>661 「もう〜忘れないでいてくれたのね・・」
私ことジャクソンはうれしさのあまり爆発した
666 :
無名草子さん:04/11/29 12:26:14
「そうあの携帯はあたしの分身でふにゃちんの変身だったのよ」
その言葉をいう前に爆発しないようにしなくっちゃだめよね
ダミアンからのメールのメッセージを読んで
僕が何かと繋がってる事を理解した
668 :
無名草子さん:04/11/30 00:38:36
そして、一人一文難民がここに群がる事は予想していた。
669 :
無名草子さん:04/11/30 12:25:21
ここは、あったかいのよね・・
ふにゃちんは一人では生きていけないのよ・・
670 :
無名草子さん:04/11/30 12:29:23
<前書き>魔法使いに姿を携帯に変えられた二人が
魔法をとくため北朝鮮へと向かうおはなしだポ
君は、そう教えられてきたんだね
でも、現実は残酷さ
お城もお姫様もいない
01010101010101010101010101001011
の羅列の中さ
アホリックスみたいに、人がデジタライズされた訳じゃなく
僕らは、その歪みから生まれたモノなんだ
つまり、元々存在しなかったモノなんだよ
コギトエルゴスム故
今ココに存在する魂なんだ
672 :
無名草子さん:04/11/30 15:41:25
我ありと我思う、ゆえに我ありと我思う、ですか・・
673 :
無名草子さん:04/11/30 15:42:53
自分は携帯電話より伝書鳩に生まれたかった
・・・ポツリ
674 :
無名草子さん:04/11/30 21:28:10
と、突然
瀬戸内ジャクソンの復活を祝おうと、セバスチャン、黒田豹太郎(黒豹)、
綿矢りさ、荒俣博、金原ひとみ、トーマス万次郎ら「ふにゃちん」スレの
メンバーらがお祝いにかけつけた。あまりにもドタバタしていたので、
携帯電話が、地面に落ち荒俣に踏み潰されてしまった。
「あっ!」
「えっ?」
「万次郎ったら、若田さんのケータイ踏んじゃった!」
676 :
無名草子さん:04/12/01 12:04:59
「イッタ〜イ!!」
僕を踏んだ万次郎にしかえしをしたかったが
僕は携帯なので架空請求送りまくり攻撃にした。
ついでに、オレオレ攻撃もついでに・・・
それでは、あとは若田さんにおまかせだ〜
677 :
無名草子さん:04/12/01 12:08:56
と思ったがやっぱり出会い系メールの帝王
万次郎のところへみんなが寄ってくる
「私セックスフレンド探してま〜す・・」
クリック好きな若田さんは万次郎の携帯を奪い
239回クリックした
「みんな!空を見てみろ!」
679 :
無名草子さん:04/12/01 14:00:22
「空から小僧が降ってきた」
べちゃっ!
・
・
・
「キャー、飛び降りよー」
「警察呼んでー!」
「わっ、若田が警官なんだから行けよ!」
「おぉ、・・って、救急車呼べよ!」
マンションの上から飛び降りたらしく
デブが地面に叩きつけられて、ひしゃげてる
早速、近所のオバサン達が出てきて騒ぎ始めた
「あっ、皆、中でパーティ進めてて
俺、管轄の警察と話してから戻るからさ〜」
「こういう時は、花さんが休みであっても
職務上の義務ってあるんだね
やっぱり・・」
「ああ・・」
「?、万次郎?どったの」
「暑い夏になりそうだな」
(相変わらずのブットビ野郎だな、こいつ...)
682 :
無名草子さん:04/12/02 12:56:13
しばらくして警察官がめんどくさそうにやってきた。
「ちょっと、花さん今日は燃えないゴミの日なんだから」
「それにちゃんと燃えるものと燃えないものは分別してよ」
花さんは自分は休みなのにと、ブツブツつぶやきながらも
生真面目な性格から作業を始めてしまった
683 :
無名草子さん:04/12/02 12:59:49
「ひとつ、人よりろくでなし〜」
自分の部屋からセバスチャンの歌声が聞こえてくる
「はぁ〜」
花田のため息は、その夏も深く続く
act2『リコールオブラブ』
686 :
無名草子さん:04/12/02 13:34:36
その頃、花田はため息のはきすぎで呼吸困難におちいっていた
その夏、若田巡査は
うだる暑さの中、エアコンの外部コンデンサーを見つめていた。
連発しているイタズラの為に、こうして
溶けそうな世界を、汗だくで巡回しいる。
正面から通りすぎてく長髪の綺麗な少年が自分の胸元を、ジッと見ていた
(何か付いてたかな?)
見ると、汗ビッショリの若田の大きな胸元は
脇から濡れてシャツの下から乳首が透けてる
(うわっ、恥ずかしいな〜 やっぱ濡れててても、タンク着ておけばよかった)
ふと、春先に夜中の交番で
しらない男にフェラさせた事を思い出した。
つまり、ため息と暑さで呼吸困難になりながらも
ムラムラしていたのである。
その時に、少年の見た若田巡査の姿というのは・・
真夏のうだる様な暑さの中、汗べトで
チクビスケのガタイの良い警官が
ゼェゼェ言いながら歩いてるという
異様な光景だったのだ。
690 :
無名草子さん:04/12/03 13:29:06
しかし若田は自分を異様というより華麗だと
思っていた。
そう彼は自分を回りの人間にヨン様と呼ばせていたのだ・・
691 :
無名草子さん:04/12/03 13:53:26
(若田の友人、矢吹の日記帳より抜粋)
パリから日本に帰国して半年の者ですが、先月、叔父の住む大磯から厚木の叔父の知人宅
まで使いを頼まれ、雨の夜の土曜日に相模線に乗りました。 相模線。味がありますね。
なんかB級映画の主人公になった気分。退廃的というか、時の流れに抗えない人生に疲れ
た大人。漠然とした不安に追われたかのように青ざめた暗い表情の方々。深いため息を
つく未来に希望のもてない学生さん。なぜこの土地で生きる必要があるのかといった
苦悶の表情の方々が多数見受けられました。さらには刹那的に生きているような、
少し時代から取り残されたかのような雰囲気のカップル。 以前暮らしていたパリ郊外では、
たしかに人生は厳しいものさと、悟りきっている人間は日本同様にいましたが、皆、
それでも、陽気にアルジェリア移民系もトルコ移民系も肩を寄せ合いながら人間的な
温かみがありました。日本はいつから、こんな世相になってしまったのでしょうか。
列車内の、そんな絶望的な様子を見聞しながら思いを馳せていると、留学していた頃に、
「・・・中心地から河川を渡り距離が遠ざかる毎に中心地の時間軸とはズレた文化が
営まれる・・・」とのソルボンヌで受けた歴史地理学講義の教授の言葉が見事に証明され
ていると回想。もっとまじめに講義に出ていれば良かったとあの頃を省みて後悔。
ラテン語圏のポルトガル語源でいうSaudade(深い郷愁): 同語圏のスペイン語源でいう
Nostalgia(深い郷愁): 同語圏のフランス語源でいうmal du pays(深い郷愁):な気分に
なってしまいました。また相模線に乗ってみたいと思いました。雨の日の夜、
地方のローカル線に乗ると病んだ現代日本社会が鏡として写っています。
もう少し元気をだして、胸を張って前向きに生きたいですね。
矢吹のメルは、いつも長くてワケわからないので
すぐデリートした。
それよりも、おさまらないムラムラを
解消させる為に
一発トイレでヌこうと、公衆便所に入ると
先ほどのE-BOYがいる。
わざと隣でシコシコ始めたら
あまりの驚きに彼は、魔法にかかったように
俺から目を放せなくなった。
出るモノも出なくなった少年は
俺から目を離さずに、トイレの個室へ入って行く
多分、べトついた暑さと呼吸困難せいだろう
そんなことをしたのは
俺は警官だし、巡回中の身で
制服も着ていた
なのに・・
少年の入った、トイレの大へ行く
やはりカギはかかってない
怯える少年が便座に座ってる
俺は背中でドアの鍵をかけた
694 :
無名草子さん:04/12/03 14:35:29
と、若田は疲れのせいか不気味な白昼夢を最近見るのだ。
パリで猟奇事件を次々と解決し、その溢れる知性と行動力に
パリ警視も一目置く矢吹と自分の才能の違いには
友人とはいえ神を呪うしか術は無かった。
俺のイチモツを少年の顔にナイフの様に突き付ける
おそるおそる、彼はその芋を手にした
「うぁ」
二人共そう小さく声が漏れる
それぞれの意味合いは別だが
俺はたまらず、制服のシャツのボタンも外し
胸元を大きく露出させる
やはり、彼は魔法にかかった様に
俺の体から目をが離せなくなってる
怯えるながらもだ
たしかに、今となってはそれが暑さにやられた白昼夢
としか思えなかったりする
パリの矢吹だけにメルで告白した事なのに
荒俣博から来たメルに
「俺も、ソレやったぜ!
専用の秘密の部屋もあるからさー
今度、カモ捕まえたら一緒にヤろうぜ!」
とかいてあった
(マジかよ、こいつ!)
697 :
無名草子さん:04/12/03 15:24:09
荒俣博は、競馬好きのヒゲデブなのだが
夏の終わり頃から連絡が取れなくなった。
秋口に入り、俺が一度関わった件の
行方不明の少女が見つかったと
警察内の情報で知った
俺はホント、矢吹のレベルにホド遠いな・・
そして、年末になった時
リサちゃん(綿矢)が、俺に合いに来て
「ゴメン、花43、この携帯返すね」
「あっ、これ無くしたと思ってた」
「夏のパーティの日、酔った勢いで持って来てから
返し辛くて・・
そのままにしてたんだけど、これを持ってから
嫌な事ばかり起こるの・・」
698 :
無名草子さん:04/12/03 15:27:40
極度の疲労から若田は神経衰弱のように熱にうなされたように
デイドリームからナイトメアへと変化した狭間に意識が遠のいてゆく。
オレハ、イッタイナニモノ?記憶があやふやになる
目が開けられない。息もできない。突然の死の訪れ。人生の終局。
心肺機能停止と思われたその瞬間、男はテレポートとした。
若田が意識を取り戻した時、自分がテレポートしていないことに気がついた。
ベットの下には読みかけの虎よ!虎よ!とバイバイ・エンジェルの
ペイパーバックが落ちていた。
ただいまの話しは、登場人物の主である花田の
インナー世界とアウターが
交差しております
ご了承ください。
700 :
無名草子さん:04/12/03 16:00:00
若田は気を取り直して、ペイパーバックには目もくれず
散乱した新聞を読み返そうと思った。この手で事件を解決して
手柄をたてたかった。新聞にヒントが隠されているかもしれない。
彼は一縷の望みを賭けて東スポの紙面を開いた。
(あの人は今!?)
美少女仮面ポワトリンで有名な元アイドルの花●優●さん
牛久で飲食店のママをしているが芸能界復帰を熱望。
戦慄が走った、若田はついに犯人逮捕の手がかりとなる
埋まらない最期のピース(断片)を見つけた。
701 :
無名草子さん:04/12/03 16:01:00
act3『ナイトメアビフォアーラブ』
(若田の友人、矢吹の日記から抜粋)
:2004年6月14日:
沖を走る貨物船の汽笛で目覚めた。ブラインドを開けると左下方に
横浜港中心にみなとみらい、山下公園、マリンタワー、中央に目を
向ければベイブリッジ、そしてさらに右へとゆけば浦賀水道から
太平洋へとキラキラとした水面が輝いている。
いつ見ても見飽きぬ風景。パタパタと数字の真ん中の位置で半分に
折り畳まれて倒れて時刻を刻む電気時計は午後二時を過ぎていた。
愛用のスカイセンサー5900のスイッチを入れAFNにチューニング。
軽めのフリーソウルが流れた。窓を開け外気を入れる。
湿った潮風が軽く頬にあたる。素敵な午後のひとときだ。
703 :
無名草子さん:04/12/03 19:02:23
「矢吹さん、矢吹さん!」
「?!」
「矢吹さん、いつも独り言の世界にトリップしちゃうんだもん
ミサミサ、こわーいよぉ」
「それって、何のマネなの?
エイティーズってやつ?
ミサミサわかんなーい、だってそれ
オタクっぽいつーかぁ
ぜんぜん、矢吹さん、パリンぽくないけど
本当に行ってたのぉ?」
705 :
無名草子さん:04/12/04 09:21:27
若田は覚醒した。気づくと夢を見ていたようだった。
若田はテレポートしたがテレポート出来なかった夢を見ていた。
しかし現実には若田は実際はテレポートしていたのだった。
しかし高度、緯度、経度が通常の位置から0.0005ミリ移動できただけだったので
知覚出来なかったのだ。後に知覚出来るほどの移動が
証明されるには25世紀のジョウント博士の時代まで待たなければ
ならなかった。
706 :
無名草子さん:04/12/04 09:59:45
「チョット、矢吹さん、またですかぁ?
花田って誰?
矢吹さんって、本当はラジオのCM作家とかなんじゃないですか?
アレ、すんっごいセンス無いですよねぇ〜
リアル性の無い、キモイカップルの話しが多いの
はぁあ〜、つまんないな〜
バカばっか、くだらないよね〜」
707 :
無名草子さん:04/12/04 11:35:08
「矢吹さんてさぁ、他人との協調性無いでしょ
そのくせ、変に自己主張強いのね
イライラしながら街を歩いているタイプ
運動したり、もうちょっといいもの食べた方がいいよぉ」
708 :
無名草子さん:04/12/04 12:37:03
瀬戸内ジャクソンはくそレスばかりなのに腹を立て、
矢吹、若田、ポワトリンにボディスラムをかました。
しかもポワトリンだけ文字通り”ポワ”されてしまった。
709 :
無名草子さん:04/12/04 12:40:36
「この女は何をしゃべっているんだ・・」
いつ、この女がここへきたのか矢吹には記憶がない。
ベットに入りペーパーバックを手にしたところまでは
覚えているのだがそこからプッツリ記憶が途絶えている・・・
ラジオのCM作家・・?おれは警官ではなかったのか・・
矢吹を頭の中を神の声がかけまわる
710 :
無名草子さん:04/12/04 13:34:34
気がつくと目の前の女の顔がセッチーこと瀬戸内ジャクソンに・・・
711 :
無名草子さん:04/12/04 13:35:40
やはりオレはパンチドランカーになってしまったのか・・・
賢明な読者ならお気づきだろうが
現実の若田と
矢吹の思考の若田とは別のモノである
自分が認知した他人と、現実のその使徒は違うモノである様に
8
他人が認知した自分は、自分とは違う
714 :
無名草子さん:04/12/04 17:14:20
若田は、そんな形而上の概念を若き頃に矢吹と無謀な論争をし、
無惨にも論破され打ちのめされた、ほろ苦い思春期の思いでをふと思い出していた。
いま思えば何一つ矢吹より秀でた能力が無いことに
いまさらながら笑うしかなかったのだった。
715 :
無名草子さん:04/12/04 18:23:53
そんな矢吹も、今は犯罪者だ
自称ミサミサなる女を助手席から突き落とし
ターンで二回轢いた
716 :
無名草子さん:04/12/04 20:10:39
ふと若田は妄想で矢吹が苦境に陥るシーンを構築し、
己のアイデンティティーを、どうにか正常に保つよう努力していた。
そうしなければ若田は劣等感から精神が崩壊してしまうことを
直感的に悟っていたからだ。
逃亡中の矢吹は、花田へのプライドだけは保ちたくて
いかにもパリで難解な捜査をしてる様な内容のメルを
送りつけてたのである。
世の中の犯罪事件の成り行きは
どんなに計画を練ったものでも
他人と言う穴から足がつくものと
突発的、衝動的におこした事が
いつまで経っても解決されないことがある。
矢吹の場合は、後者になった。
矢吹が、花田に偽装メルを送ってたのには
もう一つ理由がある
花田は警官だから、自分(矢吹)に容疑が掛かれば
何かアクションを起こしてくるだろうと
ふんでいた。
しかし、矢吹はしばらく放っとかれる存在であった。
もちろんその間、花田は矢吹への劣等感を募らせ
矢吹の落ちる姿を想像しては
自分の小さな人間性を恥じた。
この話しは詰まらないので
次へ進もう
携帯の行方だな
act4『バーミリオンプレジャーラブ』
721 :
無名草子さん:04/12/04 22:18:53
=ハンコックは語る=
『矢吹は非凡である。彼はベースで感性を非常に驚かせるようなサウンドを
生み出すことができる。シングル・ノートだけではなく、
コード、ハーモニクス、この楽器の音色から生まれるあらゆるニュアンス
これらが組み合わされ矢吹を通して翻訳された時、
私がこれまで聞いてきた中で最高の部類に入る音楽となった。』
722 :
無名草子さん:04/12/04 22:35:43
=ミサミサは語る=
『矢吹さんて、しつこくてナルで
言うこともキモって感じ
ちんぽちっちゃいのよね、ああいう男って』
723 :
無名草子さん:04/12/04 22:44:04
=瀬戸内ジャクソンは語る=
『打倒、ヴァンダレイ・シウバ』
オレハマダ夢ヲミテイルノダロウカ?
若田は、矢吹や花田といった断片的な記憶がフラッシュバックで
映像が浮かぶのをセンシティブに感じながら
花田よりも大江の方がルースターズにはハマっていたフロントマン
だったと確信に変わってきた。
同時に大江と言うと慎也ではなく千里でしょ。という
30代のエピックソニーヲタが許せなく、
爆裂都市に大江慎也と一緒に出演していたコント赤信号のリーダーこと
渡辺が捨てた女、柴漬け食べたい女が
横浜で雑貨屋のママをしており牛久のポワトリンと
点と点が線になり犯人逮捕に希望が持てたことに安堵するのであった。
「オイっ、妄想や夢ネタは逃げだから
書かせるなって言っただろ!」
「先生も不安定な状態で..話しに終始を持たせる為に・・」
「先生をコントロールすんのも、お前の仕事なんだよ!」
編集長に、怒鳴られるのはいつものことだが
綿矢りさの気分を憂鬱させるのは
携帯に送られてくる意味不明なメルだ。
いや、意味不明ではなく
確実にその送られてくる言葉が、りさの胸を
不安にさせるのだ
726 :
無名草子さん:04/12/05 13:43:16
「なあ〜んだ。これこのまま新作として発表しちゃえ!!」
727 :
無名草子さん:04/12/05 13:45:04
でも今度のは何のジャンルに入るかな?
前回は<蹴りたい>という書名のため格闘技になってたし・・
728 :
無名草子さん:04/12/05 14:33:19
久々の若田とリサリサのデート。
若田はリサリサのために、あらかじめ見つけていたセーターを
プレゼントしようとした。だがリサリサは、突然店を飛び出してしまう。
以前から体を要求していた若田に、今日はリサリサもその気で来ていた。
だが、抱かれたとき、「今日は買ってもらったから」という気持ちが
かすめることが許せなかった。
若田と対等でいたいリサリサは、不安でいっぱいだったのだ。
一方、ラーメン屋を継ごうと決心した花田は、
突然やって来た大江が気に食わない。
《日曜日に誰と逢いますか?》
・・・
「オイっ、なんだこりゃ」
「えっ?」
「話しが、繋がってねーじゃねーか!!」
「だって、先生がっ!」
「"だって"じゃねー!
オメーちゃんとこの作品読んでるのか?
"リサリサ"ってなんだよ?
ウチはなー、他の文章リレー社とは違うんだよ
おてがるにホイホイとパラレルしゃちゃう様じゃ
ココでやる意味ねーんだよ!
さっさと、他の文章リレー社にいっちまえよ!
ウチでやるんなら、与えられた全てのパーツを使って
作品を完成してみせろ!」
「だから、それは先生がっ」
「それをコントロールするのが、てめぇの仕事なんだよ!」
「すみません、」
女性といえど、これくらい檄を飛ばされるのが
この業界だ。
その時、また綿矢りさにメルが来た
『毎日同じ声を繰り返してませんか?』
731 :
無名草子さん:04/12/05 21:27:33
若田がリサリサとのデートが気まずい別れで終わり
東中野のボロアパートに戻ると、しばらくしてから
電話がかかってきた。リサリサの奴、なんだかんだ言っても
俺が好きなんだなと若田は受話器をとった。受話器の相手は、
732 :
無名草子さん:04/12/06 00:43:16
『そんなに寂しいの?』
(ハッ、多元法も面白いかもしれない・・・)
734 :
無名草子さん:04/12/06 01:57:27
電話の向こうではなにやら数人でいるらしく
彼女の意識や言葉や息遣いは途切れ途切れに受話器の向こう側の人たちの
耳や肺、皮膚へと吸い込まれていった。
735 :
無名草子さん:04/12/06 08:33:13
若田が受話器をとると、たどたどしい日本語で話す声が聞こえてきた。
すこし話し込んでから受話器を切ると、
若田は、友人の矢吹が、今日も人からも頼りにされ、信頼されていることに
軽い嫉妬心を持った。
矢吹がパリ滞在中に懇意にしてもらったフランス娘が
わざわざ日本まで矢吹を訪ねにきたらしい。
前に迷宮入りと思われた世田谷一家殺人事件を友人として
矢吹に事件の内容を手紙にしてパリに送った。
そのとき若田は自宅電話番号も書いていた
どうやらパリから矢吹を探しにきた娘は、若田が送った手紙から
なにか矢吹の居所を掴めるかと思い若田の自宅に電話してきたのだった。
若田にはリサリサから電話が、かかる心配もあった。同時に、
矢吹を訪ねにフランスからわざわざ日本まで来たパリ娘の顔を見てみたい
好奇心も持っていた。このままリサリサの電話を待ち続けるのがいいのか?
それとも指定された六本木ヒルズのスタバに行くのがいいのか思案していた。
すると、また電話が鳴り始めた。受話器をとると、
受話器を取ると
「この電話番号は現在使われておりま・・〜番号をお確かめの・・〜」
不思議だ、何故先方からかかる電話に出たのに?!?
若田は気味が悪くなり受話器を置いた。
すると、また電話が鳴りだした。
若田が受話器を取ると、
受話器を取ると
「この電話番号は現在使われておりま・・〜番号をお確かめの・・〜」
不思議だ、何故先方からかかる電話に出たのに?!?
若田は気味が悪くなり受話器を置いた。
すると、また電話が鳴りだした。
仕方なく再度、若田が受話器を取ると、
受話器を取ると
「この電話番号は現在使われておりま・・〜番号をお確かめの・・〜」
不思議だ、何故先方からかかる電話に出たのに?!?
若田は気味が悪くなり受話器を置いた。
すると、また電話が鳴りだした。
いい加減に汁!と若田が乱暴に受話器を取ると、なんと、
739 :
無名草子さん:04/12/06 13:23:42
(矢吹の日記から抜粋:続き)
:2004年6月14日:
AFNはインスツメンタルに変わっていた。エモーショナルで
グルーヴィーなテレキャスのシングルコイルによる16ビート
シャッフル。デユープリーか?。そうだコーネル・デユープリー
のHow Long dose it ・・・・。
温もりののあるレイドバック・サウンドが、5900にビルトイン
された大型スピーカーから拡がる。その音は決して最新HIFI機材
のような抜けのある音ではない。しかし音楽をファンするという
哲学が基礎にあり、それ故BCL全盛時代の銘機に恥じず、
聴き疲れない中低音のイコライジング・カーブが心地よい。
ルクセンブルグにいる知人から贈られた
マグカップにコーヒーを入れる。スカンジナビアで育まれた木材
をふんだんに取り入れたソファーに腰を掛け水平線の彼方をゆく
貨客船をぼんやり眺めていた。その時AFNから聞き覚えの或る
メロディがはっとさせた。「暮れかけた街をすり抜ける風のように」
山下達郎の“サーカス・タウン”私のフェイバリットソング。
吉田美奈子のペンによる透明感のある詞の世界観が
山下達郎によって生命(いのち)を吹き込まれてゆく心に響く一曲だ。
「だめだ」
先生をコントロール出来ない今
りさが自分で先生のゴーストとして書くしかない
「長ったらしいだけのリズムの悪い文を、誰が楽しんで読むと思うの?」
亡くなったキム先輩の言葉を思い出した。
確かに、今の先生の文は
リアリティに欠ける、自己満足だけの
ラジオのCMライターレベルだ
そして、またメールが届く
『見えない自覚無き病気に、取り囲まれた世界を
アナタは、まだ泳いでますか?』
741 :
無名草子さん:04/12/06 13:32:35
(矢吹の日記から抜粋:続き)
:2004年6月14日:
AFNのDJ/D・マクファナスも当時N.Yの名プロデユーサー
チャーリーカレロとN.Y一級のスタジオミュージシャンが演奏を
手がけたとはいえ、サーカス・タウンをピックアップするセンスには
脱帽だ。渋谷スペイン坂スタジオとは正反対のアテイテユードに
心が洗われる気がした。クローゼットからポールスミス
のクウオーターチノと、Jプレスのザックリした麻と混紡の綺麗な
軽い特殊なツイードジャケット、インナーにアウトラストクルーEC2
とアウトラストボトムEC2ジャケットの下にはケーベンデイッシュの
襟付きオムニドライ・シャツ。ループタイをポケットに忍ばせる。
足元はプラダスポーツのオペリカを履き、ハミルトンカーキ自動巻き
を左手に外へ出た。ガレージには1999年式のMINI COOPER 1.3i
モスグリーンXアクセントにホワイトラインのトラデイショナルカラー。
その隣に我が愛機のランドナーが鎮座する。探しに探した
ラ・スコルサ・ツーリング。クランクはスギノ・コスペアで
その他はサンツアー・シュパーブプロをメインにアッセンブルが完了。
自宅からしばらく進めば下り坂。変速Wレバーを巧みに操作し、
数分で本牧十二天の交差点に到達。そこから南へ進路をとる
742 :
無名草子さん:04/12/06 13:36:26
そう、犯人は山田だ!!
幼き頃一緒にポワトリンで抜いた記憶が蘇る。
21の時ふいに消息をたった山田。
左手にマニキュアを塗ることでしかイかなかった山田。
こんな形で再び巡り逢うなんて…。
(自覚無き病巣が、この世界だっていうの?!)
イタメールに、マジになってしまった
しかしこのメール、受信拒否が出来ない上に
返信するとミラーで跳ね返ってしまう
もうメルアドを変えようと携帯を操作してると
自分の携帯にメールのサブアドレスがあった
(携帯に?)
サブのメルアドを見て、思わず携帯を落とした
(!?あのイタメルの発信現はこの携帯自体からだ!?)
744 :
無名草子さん:04/12/06 13:55:38
act5『ビルトレックフォーラブ』
745 :
無名草子さん:04/12/06 15:46:21
たけし君は、叔父の若林が、昔のように遊んでくれないのが、
つまらなかった。叔父が警察官になってから、忙しいのは理解できるが、
それでも昔のように、近所の沼で釣りや、野球や、缶けりや、
ドロ警や、お地蔵さんや、ケンケン・パトロールや、Sの字や、
Sケンや、あて野球や、どす馬や、キックベースをして遊びたかった。
そんなたけし君も、17歳になり、進学校に入学していた彼は、
ひたすら物理学と数学を特に勉強し、東大目指してがんばっていた。
(英国ネイチャー誌のジュニア部門で銀メダルを獲得した、たけし君の科学論文より抜粋)
私は、テーブルの上にあるトマトを眺めながら、積年の疑問を考えていた。
それは「なぜトマトは赤いのだろうか」という問いである。
「赤いから赤いのだ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄な人間もいるが、
それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外なにものでもない。
「赤方偏移」という現象がある。宇宙空間において、地球から高速に遠ざかる
天体ほどドップラー効果により、そのスペクトル線が赤色の方に遷移する
という現象である。 つまり、本来のトマトが何色であろうとも、
トマトが我々から高速で遠ざかっているとすれば、毒々しく赤く見えるはずなのだ。
目の前のトマトは高速で動いているか否か?それはトマトの反対側に
回ってみることでわかる。運動の逆方向から観察することで、スペクトルは青方遷移し、
青く見えるはずなのだ。逆に回ってみたところ、トマトは緑だった。
よってこのトマトは完熟していないと言う推論が導きだされたのである。(了)
746 :
無名草子さん:04/12/06 17:24:43
・・・と、桜中学3年B組で名物教師と呼ばれた説教好きな男は、
生徒から薦められたリレー・ネット小説を1から全部読んでみたが、
さっぱり内容が理解できず、明日のホームルームの際に生徒には
どう感想を話せばいいのか、困惑していたのだった。
747 :
無名草子さん:04/12/06 19:18:45
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
748 :
無名草子さん:04/12/06 19:19:06
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
749 :
無名草子さん:04/12/06 19:19:40
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
「最近なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ!、今は三つ巴の展開らしいんです」
「ながったらしいのはやだよな」
「ポワトリンも気になるよね」
755 :
無名草子さん:04/12/06 19:28:07
「なんか突如として人気らしいけど、先生にはさーぱりだったよ」
「センセ、今は三つ巴の展開なんですよ」
「ながったらしいのは、スルーでいいのに」
「あたしは、ポアトリンが気になるとこ」
756 :
無名草子さん:04/12/07 06:43:12
【取り調べ中】
容疑者「刑事さん。信じてください。俺にはアリバイがあります。」
若田「吐け吐け。楽になるぞ。吐いちまちえよ。」
源さん「豚丼でも食うか。吉野家になるがな。」
若田「署長、こいつが犯人です。」
源さん「証拠はあるのか。」
若田「だって署長、見てくださいよ。この顔」
「こんな悪い顔してますよ。犯人の顔ですよ。」
「なんだおまえその顔は、いまダーウィンが生きていて」
「おまえの顔を見たら進化論を書き直すぞ。悪い顔しやがって」
源さん「こらこら、その辺にしといてやれ。」
署長「どうでもいいが取り調べ室にいる、こちらの角刈りの方は、誰なのよ?」
「さっきから口を挟んでいるが、若田君の知り合いの刑事か?」
若田「さっきから私も気になっていたところですが署長のお知り合いかと。」
源さんは、若田と署長と容疑者の三人を前に、語り始めた。
BlackGoatで重いです。。。
758 :
作者:04/12/07 11:25:10
{{{読者への挑戦状}}}
賢明なる読者諸君!聡明なる諸君なら、
これまでの内容から犯人が既に誰なのか指摘できるだろう。
もし、それが指摘できない方も、気を落とす必要は無い。
作者は諸君ら全てに犯人が誰なのか分かるように、手がかりを
これまでの文中に記してある。
是非もう一度、読み返してみて欲しい。
作者はフェアに仕掛けを施しました。
それを解明するのは読者諸君の脳細胞に懸かっているのです。
犯人は誰だ?健闘を祈ります。
三浦●義
ヤス
761 :
無名草子さん:04/12/07 12:19:36
なっち(*^o^*)
762 :
無名草子さん:04/12/07 12:32:29
「あれっ、結末は袋とじになってるじゃん」
763 :
無名草子さん:04/12/07 12:34:04
「しかも結末の袋とじの方が本文より長いし・・」
764 :
無名草子さん:04/12/07 12:43:08
袋とじを見ようとしたら
「お客さん!買って下さい!」
注意された…
765 :
無名草子さん:04/12/07 12:53:55
それでも隙あらば袋とじを見ようとする僕。
奇妙な客をにらみつける店員。
二人の間にただならぬ緊張が走る。
766 :
無名草子さん:04/12/07 13:10:05
「その前に、事件なんか起こってませんよ」
767 :
無名草子さん:04/12/07 13:14:24
と、いう一文のみがすきまから見えた
768 :
無名草子さん:04/12/07 13:22:56
そう言われれば、誘拐犯はとっくに死んでる
前半も、薬のオーバードーズで
とっくに解決してますが?
770 :
無名草子さん:04/12/07 13:33:05
司会・田原
『あんたね、違うんだよ、9.11からアメリカはね。うるさい、
今、私が話している。はい!CMにいきます。』『だからアメリカはだね・・』
771 :
無名草子さん:04/12/07 13:34:56
「システムエラーが色々起こったようだな
若田、もう自分の管轄に帰れ
無かったんだよ、何も」
「そうか・・今は卵産期か・・
って "卵産"ってなんだよ
"産卵"じゃねーのか?」
772 :
無名草子さん:04/12/07 13:40:07
そう、自分は若田。かつてシャア・アズナブルと呼ばれていた男だ
みゆき「全ての出来事が、個々の一人芝居でしかなかったのよ」
774 :
無名草子さん:04/12/07 14:00:22
犯人は山●美江
根拠は肥えてるから。
ポワトリンは犯人にみせかけて犯人でなかったという
火曜サスペンス劇場のありがちなシナリオ。
牛久の住人に悪い人はいないのも理由。
775 :
無名草子さん:04/12/07 14:24:05
ACT6「ダンサー・イン・ザ・マック」
センセっ!
タイトルの最後に、「ラブ」が付いてません!
777 :
無名草子さん:04/12/07 14:50:08
リレー小説で芥川賞受賞狙いだぁ。
_ / わかってねえっ・・・・!
、N´ `ヽ、/
ゝ l 7二ニ7==‐-_、 文筆活動と内容よりも、
イ l / // ̄\ /、`'‐、 選考委員へのコネと裏金と
"W._ヽ=-‐|/-──'-~、.._/ `'‐、 \ SEX接待をどれだけ展開したかに
 ̄, ̄7 ⌒ヽ / \.ヽ かかってるってことを。
/ ./ }. k \!
/ / |____| /‐┬f=i ただごとじゃねえんだ。
. / 7'''─r/ \. , ' .|_| ‖ 「これこそ選考委員の全会一致」だの
. / / // //ヽ. // ‐''´ ,E! リ 「10年に一人の逸材」だの・・
/ f_/ .// / ヽ/.∠. -‐┬f=i 胸糞悪いプロパガンダ合戦
/ _,:=/ /'´ ,' / |_| ‖ この苦しみが
` / {三 ' _,ノ l _, -‐''´ ,E! リ お前らに分かるか・・・・?
./  ̄ ̄ `ー-‐ ''"´ ゝー'
778 :
無名草子さん:04/12/07 15:02:16
act6「ハウルの鈴木史郎」
ツマンネ
(矢吹の日記から抜粋:続き)
:2004年6月14日:
我がラ・スコルサ・ツーリングは乗り手の意思に素直に応える。
クロームの輝きが眩しいSUNTUORシュパーブ・プロの変速機。
この港街に溶け込む愛すべき我がランドナー。ブルーグレイの機体。
風を集めて走り抜けるのは素晴らしい。馬掘海岸のテトラポッドの
直線に少し飽きてきたところで、防大の裏手からグルっとまわり、
くたびれた観音崎京急ホテルに到着。ロビーには先に着いたのか、
一人の若い10代後半の女性がすぐ目に入る。年上のある人は、
その綺麗な横顔は1986年前後に活躍していたと言われている、
往年の美人女優の早瀬優香子に面影が似ているということらしいが、
世界を旅していた私には俗世間には疎く、その早瀬優香子が誰なのか
分からないのでピンとこなかった。そんな回想も束の間
「ちょっと、もっと早くきてよ。」
当の彼女は少し機嫌が悪い。チェックインを済ませ部屋へいく。
次の朝、ベッドに彼女はいなかった。残されたメモには
「ごめんなさい。やっぱりパペーテ島にいる松尾さんのもとに帰ります。
昨夜のことはふたりだけの秘密。松尾さんには絶対に内緒にしてください。
それでは 」自宅へ戻る道。我が愛機のラ・スコルサ・ツーリングの
足取りも少し重かった。潮風に吹かれながら、
心によぎる麗しきサーカス・タウンのメロディーと
吉田美奈子のエバーグリーンに色褪せない素晴らしい歌詞。
♪いつかすり抜けるさ時の迷路。いつかすり抜けるさ夢の迷路。
♪いつかすり抜けるさ時の迷路。いつかすり抜けるさ夢の迷路。
い つ か す り 抜 け る さ 愛 の 迷 路
781 :
無名草子さん:04/12/07 15:48:47
こうして1から続いた一つの矢吹の物語は今、完結したのである。
読者の皆様、長い間有り難うございました。
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で真犯人は結局メール欄でいいわけ?
784 :
無名草子さん:04/12/07 20:58:20
真犯人はニート?
785 :
無名草子さん:04/12/07 21:58:18
記録係! 登場人物をまとめて紹介願うわ。
だから、犯人なんていないの!
787 :
無名草子さん:04/12/08 11:49:17
【プロローグ】
昔、岡山県津山で、津山30人殺しという大虐殺事件がありました。
青年、都井睦雄(といむつお/22歳)による村民30名の殺害事件。
しかし、これは、このスレたての芥川賞が欲しいと盲執に冒された
1の先祖を筆頭に悪しき風習の夜這いを
習慣していた事に対する告発を恐れた村民達と気が狂ってるほど芥川賞が
に執着した1の先祖を含めて、肺病に侵された都井に対して
1の先祖と村人の過度の偏見が都井を犯罪に走らせたともいえる。
都井は最終的には猟銃で自殺する訳だが、この事件が世にでるのは
それから30年以上経たあとで、村のイメージ低下を恐れた
1の先祖は全てを都井の責任にしたてあげた。何も無かったようにのうのうと
子孫である1は現代で2ちゃんをして暮らしていたのです。
しかし、これをモチーフにした横溝正史による「八つ墓村」によって
この事件が世間一般にも知られるようになりました。
排他的な岡山県の風土というよりも芥川賞狂いの1の先祖の責任逃れが
津山30人殺し事件を生みました。
呪われた土地、以上に1の先祖は無責任と糞スレたてた恥知らずなところは、
まさに芦ノ湖の水を江戸時代にどさくさに紛れて
勝手に箱根用水を引いて、いまだに神奈川県にビタ一文水道使用量を
現在まで支払わない静岡県と同罪でありましょう。
そこへ、静岡へ戦争を仕掛ける一人の人物が現れたのです、その人物とは、
どうやって、へゲモニーに
繋がるの?
789 :
無名草子さん:04/12/08 12:28:41
神奈川連合「反邪魔華(ホンジャマカ)」
リーダー、中村えび男(15)であった!
790 :
無名草子さん:04/12/08 13:03:57
「はっ・・」どうやら本屋の店員とにらみ合ううちに
夢を見ていたようだ・・
いつのまにか頭の中に「完」という文字がうかんだりしたのは
あの店員が袋とじを守ろうとしているからなのか・・・
791 :
無名草子さん:04/12/08 13:19:57
若田は、悩んだ末、興味本位と好奇心にかられて、
交番に届けられたプラダのバックに入っていた
原稿らしきものを読んだ。もし、この行為が上司に見つかれば
当然、懲戒免職だ。しかし、欲望は抑えられなかった。中身は、どうやら、
鞄の持ち主が手書きで書いた10代の頃の記憶といったような
内容のものだった。若田は貪るように手書きの原稿に没頭していた。
(満里奈の日記より)
私の自転車での強烈な記憶は、まだ、おにゃんこクラブに入る前の、
中学1年生の夏の日の事でした。テニス部員の山口さんが部活動の
朝練習中に半月盤を損傷し、東海大相模の大学病院に入院していた、
あの夏の黄昏の出来事でした。
私は愛機のロードマンに跨り、川崎の中原区を出て中原街道経由で、
厚木飛行場付近を通過して246に合流、病院までの片道約40Kmを快走して
お見舞いに行きました。・・・・・・・・・(続く
ガタンと音がした。若田はとっさに原稿だけを、
別の公務日報の分厚いファイルの下に隠した。突然交番に入ってきたのは、
792 :
無名草子さん:04/12/08 13:52:10
アルプスの少女ハイジだった
と、一瞬、若田の脳細胞は混乱して♪口笛はなぜ遠くまで聞こえるの♪
との既視感でブランコに乗るハイジの映像がチラツイタ。
はっと気がついて落ちついて振り返ると、別に誰もいなかった。
彼は、安心して原稿を再び読み返した。
(満里奈の日記より)
何故、わざわざ自転車などで行くのかと
問われると厳しい質問なのですが、私が通っていた中学校の間では、
ドロップハンドルの変速ギアの多い自転車で見知らぬ遠くへ
旅にでるのが、かわいいと思われていた時代でした。
女の子は、ソフト部だろうが、茶道部だろうが、吹奏楽部だろうが
関係なくて、自転車を持った女の子が集まって真夜中に出発して鎌倉や
江ノ島や茅ヶ崎を徹夜で走り朝、海沿いのマクドナルドで食事をして
おしゃべりをしたり、好きな男の子の話題で盛り上がるのが、
楽しかった思い出です。
若田は、読みながら自分が、まるで自転車のペダルを踏んでいるような
主人公の気分で、さらに没頭していくのでした。
(満里奈の日記より)
話が元に戻りますが、当日は、暑かったので私も途中で自動販売機で
何度かジュースを買いました。その時飲んだ、カネボウのVIVOコーヒーは
鮮明に記憶にあります。ルート246に合流して少し走ると、
キグナス石油系列のくたびれたガソリンスタンドの端に自動販売機が
あるのを発見しました。自動販売機の側面に書かれていた
「ビーボより美味いのはビーボだけ」を見たのが印象的でした。
フツーにつまんないです
あまりの下らなさに、担当の先生ごとクビになった
綿矢りさは、夏の前に花田さんのトコからパクった
携帯を返しに行く事にした。
「これが来てから散々だった」
以上、デジタル・ソウル散々期でした。
第四部;デジソ配剤篇
「真澄さん、警視庁の・・えーと・・
技術開発部テクノ課の
井上ハルカさんという方が・・」
スタッフの説明途中で、制服を着た
ポニーテールで吊り目の女が、づかづか入ってきた。
「ここね、あたしのG5に干渉してきたヤツが居る部屋は」
「はぁ?」
>>1-799まで通しで読み込みました。
語彙、文法、語義、語法、語源、文旨を慎重に
解読した上でメール欄に犯人を推理してみました。
「犯人など、ココには居ませんが、何か?」
「デカい態度とるんじゃないよっ
"ウツセミ"なんてチャチな手で、G5に干渉したってばれてんだよ!」
「なんです? "G5"って?」
「秘密だよ」
「ハァ?」
犯人分かりました!
メール欄に書いておきました
「ごめん、キチガイみたいに犯人、犯人、言うなら出てってくれますか?
ここは病院ですし・・
あぁ、患者さんだったのかしら?
自分が正常だと思いこんでるヤツ程
タチの悪いのはいませんから・・」
真澄は、かなり強い口調で言った
「私は、自分の仕事を続けたいんで
さっさっと自分のトコへ
帰 っ て 下 さ い !!」
あまりに感情が入って、唇が震えてた。
「やっと、普通に仕事ができると思ったのに・・」
真澄は涙ぐんだ
ユカちゃん人格統合失敗以後
マスコミやらなんやらがやって来て
散々引っ掻きまわされた後に、やっとの静寂を
取り戻したばかりだったのだ。
806 :
作者:04/12/09 08:36:13
【取り調べ中】
容疑者
>>804&
>>805黙秘中。
容疑者
>>803「刑事さん。信じてください。俺にはアリバイがあります。」
若田「吐け吐け。楽になるぞ。吐いちまちえよ。」
源さん「パンでも食うか。パンとは名ばかりの山崎になるがな。」
若田「署長、こいら全員犯人です。」
源さん「証拠はあるのかよ。」
若田「だって署長、見てくださいよ。この顔」
「こんな不細工な文芸ヲタ崩れな顔してますよ。犯人の顔ですよ。」
「なんだおまえら、その顔は、いまダーウィンが生きていて」
「おまえらの顔を見たら進化論を書き直すぞ。ヲタ顔しやがって」
源さん「こらこら、その辺にしといてやれ。」
署長「どうでもいいが取り調べ室にいる、こちらの角刈りの方は、誰なのよ?」
「さっきから口を挟んでいるが、若田君の知り合いの刑事か?」
若田「さっきから私も気になっていたところですが署長のお知り合いかと。」
源さんは、若田と署長と容疑者の五人を前に、ついに告白を始めた、
““読者への挑戦状!””
賢明なる読者諸君!ついに犯人が誰なのかが分かる時がやってきたのだ。
既に分かっている優秀な読者も、まだ分からない読者も
今一度読み返して作者が施した手がかりを頼りに犯人を見つけだして欲しい。
健闘を祈る。
「だめよ、源さんここに入ってきちゃ、また自分がスリラー作家だと
思い込んでるのね
さぁ、自分の病室に帰ってね
先生、今忙しいから」
「川上さん、源さんを連れてってちょうだい」
ほ〜う、読者からの挑戦状が複数くるとはな。
ならば、誠実にメール欄に犯人を書いておくよ。
>>807 読者へのだろwwwww
メール欄に真犯人書いといたぜ。
810 :
無名草子さん:04/12/09 12:40:21
真澄「なんで私のとこばかり挑戦状がくるのよ〜!!」
811 :
無名草子さん:04/12/09 12:41:37
やっぱりこれが悪いのね・・・
真澄はそう言って携帯をナイスショット
>>809 アンカー808への間違いじゃないのかな。
僕もメール欄に犯人書いておきます。
(満里奈の日記より)
無事に山口さんにも会えて、電車で来た部員と一緒に、お見舞いも無事に終わり、
満里奈も夜の6時過ぎに一人また自転車で病院を出て帰路に向かいました。
丁度その頃、遙か先の上空、右、斜め前方から後方へジェット旅客機の
機体から明滅する発光を見ながら、しばらくの間、黄昏の空を見上げていました。
通常の高度より今思うと、かなり低かったと思うのですが、
早く家に帰りたいので、それ以上の疑問を持つ余裕は
ありませんでした。
夜10時頃に自宅へ戻るとニュースで
日航機が墜落の可能性との報道。まさかと思っていましたが、
その数週間後か数ヶ月後に123便の墜落予測ルートが
私の走ったルートと時間的にもぴったりと照合します。さらには通常の旅客機ルート
では無いことから、私が自転車で遭遇したのは日航機123便と確定したのでした。
あの夏の夜の空の飛行機のテールランプの軌跡は生涯忘れることができないと思います。
私の個人的にも大好きなアルバムにある「助手席の夏」は、その一日をもとに
作詞したのでした。
若田は漸く手書き原稿を全部読むと、深い感動に包まれた。MARINA1970 11/18
蠍座 血液B 15歳の夏となれば、1985年だ。
若田の脳細胞がフル稼働する。1985年夏、123便、大阪行き、午後
6 時 24 分 35 秒垂直尾翼の破壊。その後の迷走。太平洋から御巣鷹山に
墜落までの飛行ルート上には関東平野の南端を通過したのは必然的だ。
若田は、矢吹に連絡をとるべきだと思い、電話をした。
回線がつながる。受話器の声は、
「ちょっと、このメール乱キチガイを
外に連れ出しちゃってちょうだい!」
「なんで、この人ここに居るの?」
真澄は半狂乱気味だ
「さびしいんですよ、誰もメールの所なんて読んでないし」
815 :
無名草子さん:04/12/09 13:09:37
w
しっかり読んでくれてる死
「はいはい、源さんも、メル乱キチさんも病室に帰りましょうね
真澄先生は疲れてるみたいだから」
川上は二人を連れてった後
温かいお茶を持ってきて
真澄を落ち着かせた。
817 :
無名草子さん:04/12/09 13:38:47
落ち着いたように見える真澄だが
その体内には欲情の炎が燃え盛っていた。
「先生、わたし・・・」
懲戒免職覚悟で個人情報を盗み見した若田があわてふためいて、
矢吹に電話をしていた頃、矢吹は既に日本を出国していた。
矢吹はカナダの沿岸警備艇の依頼で、ある殺人事件の捜査依頼を
内密に非公式に受けていた。過去にも英国政府の依頼でアフリカ大陸の西岸に位置する
アセンション島内(英領)での3重密室殺人を解決した手柄もあり、その名はパリ市警にとどまらず、
未解決事件発生にはMR.YABUKIを至急探せが当局の間で暗黙の了解だった。
矢吹はカナダのザックビル中継局から送波されたラジオ日本にチューニングを合わせ
警備艇の船室で聞いていた。ぼんやりと聞いていると、彫刻のような端正な顔の
矢吹がふと笑みをもらした。昔、矢吹がラジオ日本の海外安全情報を
若田に録音しておいてくれと頼んだのだが、若田は放送時間帯は同じだが、
NHKワールド:ラジオ日本では無くて、JORF1422:ラジオ日本のパチンコ情報番組を
録音してきたのを思い出したのだ。
819 :
無名草子さん:04/12/09 13:42:25
いつの間にか、お股に<フニャチン>が・・・
820 :
無名草子さん:04/12/09 13:46:46
わーい!
入れ替わりだね〜
【取調べ室】
源さんは、二人の警官と三人の容疑者を目の前に、ポツリポツリと
身の上を話し始めた。源さんはSF作家になるのが、小さい頃からの夢だったこと。
それが、まだフロリダでメジャーデビューする前のジャコ・パストリアスが、
どんなもの凄いミュージシャンと出会っても、誰に対しても、眉一つ変えず、
相手には「俺は世界最高のベースプレイヤー。」と自己紹介したことと同様に、
強気な姿勢で源さん自身も同じ様に「俺は世界最高のSF作家。」と
胸を叩いて自己紹介していたこと。云々。(長い話が3時間続いたw)
署長:「源さんとやら、もういいよ。わかったから。」
容疑者:「源さん。すまねー。俺がいけないんだ。」
容疑者:「・・・ううっう・・。(号泣)」
容疑者:「素晴らしいよ源さん。素敵だよ源さん。でも俺は無実だよ。」
若田:「なんか、源さんが書いたSF小説を読んでみたいな。」
若田は、この場はこう言うしか間が持たないことを瞬時に悟り、そう言うのが
精一杯だった。
源さん:「実は・・。」
全員:嫌な予感がした。
源さんは、鞄からぼろぼろの年代ものの原稿を出すと若田に手渡した。
822 :
無名草子さん:04/12/09 15:40:11
表紙にはこう書いてある。「メイド魔女きらら」
823 :
無名草子さん:04/12/09 15:45:05
そして別冊付録に高倉陽二先生のどらえもん百科
(復刻版コロコロコミック1982年新年号)も付いていた。
824 :
無名草子さん:04/12/09 15:51:09
そこで、ワイルドカリスの登場だ
「花田お前!」
カードスラッシュ!「ワイルド」
ビギュー!!
取り調べ室は吹き飛んだ
825 :
無名草子さん:04/12/09 15:53:36
なんて脳裏を掠めるのは疲労のせいだ。
内容よりも付録に魅入られた。
826 :
無名草子さん:04/12/09 15:57:47
源さんも負けじと
Kフォームへ変身だ
「エボリュウション!」
「くらえ!ワイルド花田!」
コロコロは吹き飛んだ
「やっぱテレマガだな」
827 :
無名草子さん:04/12/09 16:01:16
矢吹はトライアルPだった
「カードはあと三枚」
828 :
無名草子さん:04/12/09 16:05:46
やばい疲労が激しすぎる。目眩と一緒にコロコロコミックに掲載されていた、
漫画ごりぽん君の狂人のような映像が浮かんできた。
あるいは、おじゃまユーレイ君?
あるいは、名探偵カゲマンと怪人19面相?
駄目だ、疲労が激しすぎる。こんな時は矢吹がいてくれたらな。若田はそう呟いた。
829 :
無名草子さん:04/12/09 16:09:23
矢吹の日記より
マンガよりマンコ
830 :
無名草子さん:04/12/09 16:11:49
そう、テレマガとテレビくんは
ライバルだった
831 :
作者:04/12/09 16:19:42
賢明な読者なら矢吹が暗号通信文を
湾岸警備艇よら打電したことにお気づきであろう。
こんまりよがんま。
commaリオデジャネイロγ
これは1944年9月に連合軍のモンゴメリー将軍が
オランダのアインツェホーヘンを補給ラインとして確保する為の
マーケットガーデン作戦に於ける米101空挺師団宛の暗号通信だった。
メール欄
833 :
無名草子さん:04/12/09 16:44:03
メール乱
834 :
無名草子さん:04/12/09 16:44:35
メール卵
835 :
無名草子さん:04/12/09 16:46:05
メール欄バカ氏ね
836 :
作者:04/12/09 16:50:37
では、そろそろ犯人を発表します
犯人は・・・
若乃花です!
837 :
無名草子さん:04/12/09 16:54:22
マジ、当たってた!
838 :
作者:04/12/09 16:55:47
メール欄バカ氏ね
839 :
無名草子さん:04/12/09 17:09:10
確かに、メール乱野郎ウザイ
840 :
無名草子さん:04/12/09 17:13:53
メール欄野郎は包茎
841 :
作者:04/12/09 17:18:48
メール欄野郎は素人童貞
842 :
便乗:04/12/09 17:26:52
メールRAN野郎キモイ
843 :
無名草子さん:04/12/09 17:38:24
メール欄野郎
やってる事がコスイ
「ちっちぇなぁ」
844 :
無名草子さん:04/12/09 17:54:36
メール欄野郎は、神経質メガネ野郎
若田はWOWOWにチャンネルを変えてみた。映画「市民ケーン」だ。
(セリフ)
「一部で勘違いしている連中に言いたいのは、このリレー小説スレに
進展なんかいらないの。ここでカキコを読んでいるだけで、凄く
面白いんだ。格好の暇つぶしになるんだな、これが。
過去のレスのメール欄なんかでの発言が、全てとは言わないが、
相当に的を得てる訳よ、アニヲタを馬鹿にしたり、マンガヲタを馬鹿にしたり、
そういう視点から読み返してみれば、いかに文芸ヲタがサブカルに汚染されている
酷い集団だったかが晒されてる訳よ。それと文芸ヲタ君達さぁ、本を出すなんて
別に今の時代、大正時代の文豪でも無いんだから、誰の専売特許でもないぜ。
活版印刷時代ならいざしらず。とにかく、メール欄Uze----とか言う暇あるなら、
言わずもがな自費出版でもしてくれということだな。こんなところで何を言おうが無駄だよ。
今回の文芸ヲタ君達の苛立ちは、10年前のNIFTYフォラームへのリンク事件以来の激しさだね。
そうとうショックだったのかな?」
若田にはなぜ、オーソンウエルズが、訳のわからんセリフを吐いているのか見当がつかない。
疲労感はますばかりだった。
846 :
作者:04/12/09 18:18:31
じゃあ次はビンゴ大会です
847 :
無名草子さん:04/12/09 18:19:12
53
848 :
無名草子さん:04/12/09 18:21:31
赤の12
849 :
作者:04/12/09 18:24:20
は止めて、黒髭危機一発ゲームをはじめる。
剣一本、サク。 セーフ!
次。
850 :
無名草子さん:04/12/09 18:33:05
やっぱメール欄野郎超ウゼ
851 :
花田:04/12/09 18:36:30
自己弁護長文メール欄野郎氏ね
俺を引き合いに出すな
852 :
無名草子さん:04/12/09 18:37:40
白の69
メール欄見なくていいよ。
854 :
無名草子さん:04/12/09 19:28:30
メール乱心野郎ケツマンサンバ
855 :
無名草子さん:04/12/09 19:34:10
もうメール欄野郎見たもくない
856 :
無名草子さん:04/12/09 20:31:47
黒の22
うわぁっ、メール欄野郎
酷いヤツやなー、話し進めようとしてる人の
邪魔して破壊しおってるわ
なんや実生活でやな事あって、こんなカタチでウサはらしてんのか?
858 :
無名草子さん:04/12/09 21:41:05
リサリサは、若田に教えられた巨大掲示板の某スレッドを覗いてみた。
まるで意味不明なやりとりが続いており、
さらには自分たちについて書き込みがあることに得体の知れない恐怖を感じたのでした。
859 :
無名草子さん:04/12/09 21:46:23
おしまい
本日、二名による自作自演が多すぎたので
当レス以前30レスまで無効と致します。
神様、30どころじゃありませんよ
862 :
無名草子さん:04/12/09 23:26:34
おお 神よ!私達にもう一度やり直す機会をお与え下さい!
>>900までにテーマを決めますから
神のジャッチもあった事で
>>785のリクエストもあった
キャラ図鑑です。
>花田(♂)
警官、体格はいいらしい
実は、元祖一人一文スレからの続登キャラ
元祖のラストで、ポケットに忍ばされたドラックの行方が気になる所
無垢な感じで親しみ安いキャラだが
春先の夜中の交番で、せかんできた男にフェラさせたり
味をしめて夏には少年にトイレでイタズラをした
前半の所沢ドラック事件も、描かれてはいないが
彼のポケットのモノが・・・
(押収した証拠品の携帯電話も、盗む様なやつだし)
>西内ユカ(♀)
小学生、唯一の肉親である母親が、男と失踪
日々、母親からの愛情をちゃんと受けてないで育ったと思われ
学校でも、「汚い」とか「臭い」とかイジメられてた?
母親に捨てられ、さまよってた所を誘拐される
長野か何処かの山奥の小屋で9月頃に発見
誘拐犯の一人は小屋で死体で発見
もう一人のデブな誘拐犯は、催眠て精神崩壊
ユカちゃん本人も精神分裂で入院中。
865 :
無名草子さん:04/12/10 07:52:22
たった二人だけかいボケ!登場人物全部分かるようにあげろ
待て、しかして希望せよ!
>>863 花田≠若田?なの、それとも花田=若田?
868 :
無名草子さん:04/12/10 12:39:18
「まだ煩悩が・・・修行が足りないわ」
瀬戸内ジャクソンはさらに激しい修行へと突入していった
【取調べ室】
源さんが若田に手渡したSF小説は、斬新なタイポグラフィーに満ち溢れ、
視覚のみならず、まるで聴覚までもが反応するように渾然一体となった音楽の
ように心を揺さぶる独特な文体で感性に訴えてきた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■が■■ぐ■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■目■■■■■■■■■る■■■■■■■■■■
■■■■■■■■は■■■■■■■■■■■■■ぐ■■■■■■■■
■■■■■■■■■田■■■■■■■■■■■る■■■■■■■■■
■■た■■■■■■■■■若■■■■■■■ま■■■■■■■■■
■■■■め■■■■■■■■■■■■■わ■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■じ■■■■■■り■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■は■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■タ■■■■■■■■■■■■す■■■■■■■■■
■■■■■■ヲ■■■は■■■■■■■ん■■■■る■■■■■■
■■■■芸■■■■■■■2■■■ゃ■■■■■■■■前■■■■
■■文■■■■■■■■■■■ち■■■■■■■■■■■■■に■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■仕事探せ!■■■■■働け!■■■■■■■■■■■■■
■■■■仕事探せ!■■■■■■働け!■■■■■■■■■■
■■■■■仕事探せ!■■■■■■■■働け!■■■■■■■
■■■■■■仕事探せ!■■■■■■■■■働け!■■■■■
■■■■■■■■仕事探せ!■■■■■■■■■■働け!■■
■■■■■■■■■仕事探せ!■■■■■■■■■■■働け!
若田は震えた。これは歴史的名作に違いない。
870 :
無名草子さん:04/12/10 13:47:02
震える携帯を手にとってみるとメールが
「もうダメポ、たちけてワカたちゃんbyワカメ」
ごめん「花田」でなく「若田」ね
とにかく、たった二人じゃ図鑑も糞もね〜だろよ。
リサリサだの、源さんだの、矢吹だの、瀬戸内だの、容疑者だの、
その他多数もお願いしますわ
>金網越しの少年少女
それぞれ名前が記載されてない、中盤のメインキャラ
「僕」(♂)
話しの主として物語を進めてく人物
所沢に両親と暮らし、妹がいる
ラフレシアという劇団に入ってるらしい
年は二十歳位?
前半の死に目を、デスチャネリングという特殊能力で知覚してた。
若田の友人らしき男から、二度のレイプを受け
ヒキコモリに、その男を殺したかは不明
F社の著名スレの架空人物と同化中
874 :
無名草子さん:04/12/10 14:35:06
べスター・ヲタ ぱくりキター!!!!!!!!!
「金網の向こうの少女」(♀)
13〜15歳位?
川崎の工場の中に居るらしい
劇団「第4パルス」所属
いつも台詞の練習をしてる
876 :
無名草子さん:04/12/10 15:07:40
>>872 その、お前の作った糞キャラは
自分で書け
(まずは)読め、しかしてカキコせよ!
ところで、この内容だとジャンルは何になるのかな。
879 :
無名草子さん:04/12/10 16:53:45
↑
お前はもう来るな
「金網の外側の少年」(♂)
13〜15歳位?
金網少女と仲が良い
エアコン外部コンデンサ破壊や、山手線ジャック(混乱?)
の共犯
企業BBSを使った、人間関係不信作戦で
三人は別れた後は不明
「枢斬安豚子」(読み)スーザン・アントンコ、 一応♀一応女子高校生
特技・公衆の面前で「犯したるぅ〜!犯したるぅ〜!」を連呼。
馬面。身長192cm。体重85Kg。空手4段。
好きな歌手 松山千春 好きな料理 何でも食う。
男との喧嘩に一度も負けたことのない枢斬だが
さすがに極虎一家の富樫にボコられる。途中、大将のマサが止めに入り
それから学帽のマサ(まさ)に恋い焦がれ、かなわぬ恋に人格が変わり
マサの前では短歌を詠む乙女に変身。
しかしマサがいないと富樫と乱闘、あるいは弱い男を犯しまくる不細工な女子高校生。
882 :
無名草子さん:04/12/10 19:11:09
花田は深い溜息をついた。・・・なん、なんなんだ!!
この四次元的に理解出来ないストーリー構成は!?
いったい作者の狙いはなんなんだ。
花田は怒りに震え、外へでた。
あっ、そっか花田=若田で、パラレルしちゃってるんだ
どうしよう?
884 :
無名草子さん:04/12/10 19:45:07
雨あがりの世界に花田がさよならをすると
花田は海岸沿いのポーチに座って夏の終わりを夢見ていた。
すぐ側にはシボレーのピックアップトラック。
どこか遠くからの街のざわめきに心うち震わせている
なにもかもインチキに見えたら悲しいぜと花田は呟き、
車のエンジン・キーにゆっくり手を伸ばした。
885 :
無名草子さん:04/12/10 19:48:44
カチッ
ボム!!
花田を乗せた車が炎上した
丘の上で男が見ている
「任務完了だ」
886 :
無名草子さん:04/12/10 19:59:41
丘の花は黄色に塗ろう。その方が見つけ易いから。三日月がひかる頃、
僕の右手の絵の具を飛び越えて10年後の同じ日までに
迷わぬように。神様ちいさな二人に今夜だけ魔法を効かせてくれ。
僕らが大人になっても
じゃあさ、スレも残り少ないからさっ
登場人物を一人ずつ殺していって
全て無かった事にするって
どお?
【仮想】一レス一殺【殺人リレー】
殺し方は自由です
889 :
無名草子さん:04/12/11 03:13:53
登場人物の前にお前等作家になれないヲタから先に
リアルで死ねと言われるのがヲチだろうし実際その意見に賛成だ。
殺人ルール
1.今まで登場したキャラのみ殺せます
2.一レスに殺せるのは一人までです
3.前半で、死んだキャラは使えません
4.川上と真澄は、スレ逃亡に成功してしまったので、殺せません
891 :
無名草子さん:04/12/11 03:22:46
ここに居るのが、作家志望だと勘違いしてる
>>889を、まず焼き殺した。
892 :
無名草子さん:04/12/11 04:20:06
そして満足した
>>891は自らの頭をピストルで撃ち抜いた
893 :
無名草子さん:04/12/11 08:16:46
やばいくらいつまらなくなってきますた
894 :
スレたて1:04/12/11 11:05:07
ふぅ〜。御免よ〜、スレたてたまま放置していたら、
取り返しのつかない地点まできてしまいましたね。
895 :
諸人:04/12/11 12:16:16
pt弐;LIMBO
897 :
無名草子さん:04/12/11 12:26:43
真澄はなぜ清原が残留してまで
自分に喧嘩を売ってくるのか理解できなかった。
川上は自己破産も時間の問題だし、綿リサも言われているほど美人では無く
しいて言えば暴論だが、悪意は無いのだが、30過ぎに熟女AV(ジュエル系)
出演がありえそうな顔立ちであろうか?
あのう〜、このスレは神を含めて4、5人程度で回転していませんか?(∋_∈)
殺人解禁令が出ても
人々は理性を持って闇に手をかさなかった
しかし、
>>892だけは
殺人犯の
>>891の罠にまんまとハマった
次の朝892は震えてる
「何故誰も殺人ゲームを始めないんだ?」
891の霊が囁く
《君も僕と同じさ》
穏やかな土曜日の午後
子供達の声が遠くで聞こえる
哉久二(892)は、自分がその光のとは別の次元に居る気がしていた
また、夜孔仁(891)の声が聞こえる
《君はもう闇の住人だよ》
901 :
無名草子さん:04/12/11 13:12:05
《君がメロンパンとしたら僕はウグイスパン わかるだろう?》
「そうか!結局は同じ菓子パンどうしじゃないか…」
周りの者がすべて殺すべき敵に見えていた孤独な892の心に
891の言葉はチョココロネのように甘く響いた。
《他人を見下して、自我を保つんだ
君には、その素質がある》
903 :
無名草子さん:04/12/11 13:22:54
雨の夜の土曜日の野田線に乗りました。
職場が都内なので普段は山手線や地下鉄を利用しています。
野田線。味がありますね。なんかB級映画の主人公になった気分。
退廃的というか人生に疲れた大人、
金策に追われ青ざめた暗い表情の方々ばかり。
他には未来に希望のもてない学生、なぜこの土地で生きる必要があるのかと
いった苦悶の表情の方々が多数見受けられる。
さらには刹那的に生きてるようなとても21世紀の匂いがしない、
少し時代遅れな雰囲気のカップル。そんな絶望的な車内の様子を見聞しながら
中心地から河川を渡り距離が遠ざかる毎に
中心地の時間軸とはズレた文化が営まれるとの
フランスの地理学の専門家の言葉が見事に証明されたと
感じました。また野田線に乗ってみたいと思いました。
《哉久二、もっと他人をバカにしろ
さげすめ!見下せ!破壊しろ!
お前は闇なんだ》
905 :
無名草子さん:04/12/11 15:00:34
900レス以降の恥ずかしい始末に負えない痛いカキコしてるアホへ。
まじしねば!
906 :
無名草子さん:04/12/11 15:39:21
↑
お前もな
907 :
無名草子さん:04/12/11 16:04:17
友人がパタンと本を閉じた。
真澄は自費出版した本をどう評価するか楽しみだった。
友人は、言葉を選び慎重に感想を述べた。
「お前もな。での結末もわけが分からないし、糞としか言いようがない。」
「自己満足の自費出版とはいえ金は大切に使えよ。」
真澄の友人は、それだけ言うと去っていった。
(完)
908 :
無名草子さん:04/12/11 16:47:55
↑
真澄使いたきゃ、他のリレースレに居るから
そっちへいっちまいなー
909 :
神の声:04/12/11 17:06:34
残り少ないレス数を肝に銘じて精進せよ。
無駄にされた様に見えるレスと
話しを紡ぐ為に
展開を説明しよう。
実は『夜孔仁』とは、西内ユカちゃんの分離人格 "テン"がワイヤード内に放った "モンスター"と呼ばれる人格である
それは、ウイルスの様にハルカの所のG5というマシンに侵入
また、M社が開発した特殊携帯のテストタイプに
人格を与えるという快挙をなした。
悪意は『夜孔仁』に増長され、ネットに携わる者の優しさを無くし
『テン』は、人々の今の生活に疑問を投げかけた。
破局と混沌、破滅へと道は進む様にみえた道は
へゲモニー交代への道のりであった
912 :
無名草子さん:04/12/11 17:57:00
上戸彩のDVDのCM 居酒屋編は可愛いいよな。
913 :
無名草子さん:04/12/11 21:23:09
テーマはどうなったんだ!
キャラ図鑑が途中で止まっているのだが、
途中で止まってる事に何か意味があるのか?
915 :
無名草子さん:04/12/11 21:42:10
916 :
無名草子さん:04/12/11 21:55:56
2004年5月13日 16時39分にレナードは、掲示板にスレッドをたてた後、
わずか一時間後に交通事故により病院に運ばれ、
一命はとりとめたが、半分脳死に近い状態で昏睡したままであった。
レナードのたてたスレッドが、その後どのような展開を迎えたのかは
誰にも分からない。一つ言えるのは、
そのスレッド内容は最高に素晴らしい内容で
書き込んでいる人間は高潔な思想と
誰が読んでも恥ずかしくない書き込みをしているのだろう。
若田とか花田とか真澄とか川上とか
そんな糞みたいな書き込みは絶対に無いのだろう。
と、このように
夜孔仁に感染した悪意や嫉妬は、蔓延を極め
暴力や破壊衝動を募らせていく
「もうすぐだ」
《他人を馬鹿にしろ》
《君は僕と同じさ》
ヤサシサハ ステマシタカ?
携帯で、呪いに感染するとかいう話しがあったが
この話しで、人々が感染したモノは、"衝動"だ。
十代というものは、他人からの人格コピーの時期である
そして思春期は無駄にパワーを余らせている
アイドルが、CDを売るのと同じく
先導し、衝動を駆り立ててやれば
盲目的に驀進を始める
時の極まりの日、カリスマが現れ
日本版の天安門が起きた。
なにをかくそう、そのカリスマとは
あの金網越し三人組の
"僕"だった
しかし、その裏のフィクサーは
"テン"だ、西内ユカももはやデバイスの一つでしかない
その存在は、ワイヤードと人の心に住み着いている
"学生運動"
そういうもので終わった時代もあった
その頃のカリスマは "ミシマユキヲ"?
その出来事は、大人が冷めた目では見なかった。
暇に情熱を持て余してる学生(僕)
+悪意を極め破壊衝動に出たヒキコモリ(夜孔仁)
+失業者や社会に対する不満を持つ大人(テン)
それぞれの誘導で波紋は広がってく
失業者は減ってる?
ソレハウソダヨ
なら、今朝も電車に人が飛び込んだりはしない
更に民衆を爆発させる演出があった
通常、放水や警察&自衛隊の威圧だけで
ある程度、群衆を止めるコトができる
しかし、撃ったのだ
学生を
警察のマシンが
通常は、まずありえない
だが、仕組まれていたんだ
モンスターに
テレビを冷ややかに観てた
ミシマ世代まで駆けつけた
「あっ、テレビ? 観ましたよ〜
そうそう、警察が学生を撃ち殺していくところは
やっぱり怒りを感じました」
「でも、テレビでよく観る政治家達が、ボコボコにされるトコは
スカっとしましたね 官房長官のメガネ吹っ飛ぶシーンや
総理のあの変な髪型が毟られるトコ、サイコーでしたよ」
「俺も、あそこまで辿り着いて、一緒にやりたかったな〜」
第五部 〜シュウキ〜
発章;現実という夢の終わり
925 :
大阪精キ印精神病院医院長:04/12/12 07:54:48
患者が鉄格子を爆破して脱走しちゃったアハアハ。
現在の糞つまらないカキコはコイツのせいだからアハアハ。
926 :
最終章:04/12/12 08:55:36
グランドフィナーレに向けて、大円団。
出版社関係の方々、この作品の是非。
マーケットにだせるかどうかの判断。
キャラの是非。その他の批評願います。
まだ終わりません
928 :
無名草子さん:04/12/12 12:31:46
「あ〜、お客さん勝手に袋とじ破って読んじゃダメですよ!!」
だいたい、今時「グランドフィナーレ」とか
「大円団」とか使うなんて
何処のオヤジだよ?
930 :
無名草子さん:04/12/12 12:35:24
と、坊やは言いました。
「坊やだからさ」
932 :
清涼淫流水:04/12/12 13:22:10
僕の流水大全パート2の資料及び新作プロットの参考データや
キャラクター創作上でのヒント資料として
僕の過去著作と直筆サインとのバーター取引の条件でよろしければ代理人交渉を考えますよ。
933 :
神の声:04/12/12 16:35:55
無駄玉を撃ちすぎるな。
934 :
>>1 - >>933:04/12/12 16:44:12
老婆の見た死に際の夢でしたとさ。おわり。
935 :
無名草子さん:04/12/12 17:50:45
盗作で有名な田口さんが、このスレに興味を持たれたようです。
パクラレちゃうかもw
936 :
村上龍一:04/12/12 19:32:03
全部読んでみたが、各自のキャラクターに自己主張が強くて、
読み進めれば進むほど油ぎった味付けでゲンナリする。
しかし権威が失墜している現在の芥川賞には、
この手の海千山千の糞のような味のラーメン二郎のような作品こそ
ニート世代には似つかわしいのだろう。
麺屋武蔵の新宿店に長蛇の列が並ぶ、このご時世。
麺屋武蔵一号店(青山)で開店六ヶ月まではサンマの煮干しを
大量に使用し原価割れの最高激ウマ味で地元常連に愛されたが
マスゴミが異常に持ち上げてしまい、地方の糞なラーヲタが大挙押し寄せ、
さばききれないスープ量から、サンマの煮干しが大量に使用されなくなり
地元常連が消え、それでも繁盛するがマスゴミの提灯記事に
ラーヲタはプラシーボ効果による味覚障害を自覚できないまま
糞なラーヲタが日々並ぶのだ。
あっ、そだ
938 :
無名草子さん:04/12/12 19:37:48
降章;へゲモニズム交代の朝
こんにちは、僕は自転車では割合と名が知れたコテです。
以後お見知り置きを。人は何故、自家用車に大金を支払う割には、
自転車に自家用車に見合った費用をかけないのか疑問と個人的な
憤りを覚えております。ポルシェ、フェラリーを筆頭にスカイラインGTR、
RX7、インプレッサSTIR、ランサーエボリューション、
等々のドライバーでさえも、自転車となるとママチャリでウロウロの有様です。
僕が皆様に紹介するのはランドナー型旅行用自転車でございます。
ランドナーは日東135Bランドナーバーハンドルに象徴されるように、
ドロップハンドルが基本形です。またタイヤは35〜42(650AorB)サイズで、
太めのタイヤが道を選ばず走れます。泥除けも装着し、
電装系もダイナモandバッテリーランプ併用で夜間走破も問題なし。
駆動系はフロントギアはワイド指向が常道で、48-38-28 44-34-26のトリプル
フランスTA社のシクロツーリストあたりが一般的です。
リアは5速 6速が基本ですが13-23tのスプロケでは8速も耐久性ではぎりぎりの選択です。
前後のディレラーは好みが分かれますが、昨今、入手が困難な舶来の、
ユーレ、サンプレを使用するよりも国産サンツアーの変速性能重視もありでしょう。
変速レバーはダウンチューブにあるWレバーのフリクションによるもので
慣れが必要ですが、ティプトロニックなどポルシェで無いと思いの
ドライバーにはマニュアルシフト操作の快感がWレバーの操作にも通ずることに、
気がつくでしょう。
ランドナーを走らせて乗りこなす、それは違いの分かる紳士ならではの
知性と体力が高度に必要な遊びなのであります。
「信さん!イイネタ入手しましたよ!」
「あぁ?」
信一郎は、読んでいたツマンナイ自動車のボツ原稿を
ゴミ箱に叩き入れた
「なんだ?」
「"アレ"が起こる前に、裏世界の事務所が各地で何者かに襲われたやつ
あれ、G5ってのが殺ったって話し」
「警察がイト引いてたって事か?でもあれは
欠陥品だったってことだろう? その照明話になっても・・」
「いやいや、おかしいのは革命側の方ですよ
こんなコトになったら、フツー裏社会だって黙っちゃいないじゃないですかぁ
潰される前に叩いた・・」
「それが、G5だって言うなら、革命側は別に・・
あっ、まさか・・いや、それが本当だとしたら大スクープだ!」
「でしょ!」
「だが、今はまだ記事には出来ないな」
「なんで?!」
「TVを観ろよ、明日の日本が、どうなるかも分からないんだぜ
アメリカも武力介入してくるかもしれない
若さってヤツはさ〜・・・後先考えてんのかね〜?」
942 :
無名草子さん:04/12/12 22:13:50
信一郎によって生き残ったホワイトベース部隊は、第十三独立戦隊として
連邦軍に正式に編入され、最終決戦のために発進した
主力部隊のオトリとして、巨大な戦場が待ち受ける宇宙へ、
たった一艦で旅立つことになった。戦いの中、繰り広げられる出会いと別れ、
希望と失望。戦火はますます激しさを増し、若者たちの運命を
容赦なくもてあそんだ。終戦が迫った12月のことである。
時に宇宙世紀0079.12月2日・・・・・。
(信一郎さんガンヲタやからなぁ)
その朝は、人々は何事も無かったかのように
日常の延長を続ける人が多かった。
意味は無くなったといえど、するべき事の分からない今、学校や会社に出かける人が
地方では殆どだった。
東京では、国会議事堂の周りに、ヒッピーの集会の様に
人が集まって、たむろしていた。
細かい流れはメンドイので
結果から言うと、外国からの介入はしばらく無かった
なぜなら、電子マネーが決壊を起こし
株式相場等々の金融機関が崩壊した
日本どころじゃなくなったのである
"テン"は世界に羽ばたいたのだ。
ただ、北チョーの船が来た時に
誰かが砲撃した
北チョーは、その報復に核を使うことにしたのだが
整備不十分な核は、その地で破裂した。
かくしてかの半島は死の土地となった。
慢性的な食糧不足も手伝い、数百万という難民が発生。
海を泳ぎ日本を目指すが、放射能を受けた病身ではそれも叶わない。
日本海を数百万という腐肉が埋め尽くした。
金網越しの少女と少年の間には、もう金網は無かった
「ねぇ、彼、カリスマになっちゃってさ〜
アタシ達、相変わらず三人でつるんでるじゃない
男女男で、まるで『愛と幻想のファシズム』みたいよね」
「アイトウゲンファシィ?」
「"ムラカミドラゴン"よ、知らないの?」
「知らない・・」
少年は恥ずかしいそうに、顔を赤らめた
「いいのよ、知らなくて、ただの汚いデブオヤジだから」
少女は優しい笑みを浮かべた
少年は、もう少年ではなく
少女は、もう少女ではなかった。
おわり
あとがき
と聞いて物語の終わりを予想したお前、そうお前だよ。
そんなトウシロには今から語る話はお勧めできない。
950 :
無名草子さん:04/12/12 23:16:54
良いエンディングでしたね。
951 :
神の声 :04/12/13 00:06:23
残り50!
おまえ等にファイナル警告だ!!
過去レスを全て合理的かつ円滑にかつ芥川賞受賞できるように
収束できる文才がある者だけが以後の書き込みを許可する。
合理的かつ円滑かつ受賞できるように収束せよ。
神からの最終通告だ。
1000に神の声で評価が下る
以上。
でも、物語は完全に終わっちゃってると思います...。
そうだ、あの人を呼べば、もう一つの
終局に辿り着くかもしれない!
「ちょっと、川上くん」 「ハイ?」
「なんで私達、またココへ来ちゃってるの?」 「真澄さんを、使いたいというリクエストが多くて..」
「嫌よぉ! 何?ココ? 世界経済破滅しちゃってるじゃない!」 「でも皆、とりあえず普通の生活をしてますよ」
「待って、こっちでアタシが死んだらどうなるの?」 「向こうには戻れません」
「イヤァァァァァァー!」 「駄目ですよ、ココをもう一つの終局に、真澄さんが導くんですよ!」
「夢オチにしちゃえばイイじゃない」 「神が許しません」
「どおすれってゆうの?」
「ユカちゃんと対決するとか、若田の謎を解きに行くとか・・」
「リムリムリムリムリムリムリムリ」
近くで、男女が寝そべって話しをしてる
「いいのよ、知らなくて・・・」
「やーね、最近の若いコは、こんな大変な時にイチャイチャして」
「真澄さん、時間が無いんです、早く行きましょ」
「なんだか、ターミネイターの主人公になった気分よ」
955 :
無名草子さん:04/12/13 08:01:30
信一郎はア・バオア・クーでの激しい戦闘の最中に、ついに
人の新たなる変革(ニュータイプ)へと覚醒していた。
時に宇宙世紀0079・・・。
車掌 「こんなところで勉強ですか?偉いですね信一郎さん。」
信一郎 「あ、車掌さん。999の図書室には21世紀の本もあって昔の人は」
「インターネットというものでリレー小説というもので頑張って」
「いたんですね。昔の人は偉いなあ、車掌さんリレー小説って何?」
車掌 「いえ、私はあまり詳しくは・。」
メーテル 「信一郎、車掌さんを虐めるのはよしなさい。」
信一郎 「わかったよ。チェっ。」
メーテル 「あなたは機械の体をただでくれる星のことを考えてればいいのよ。」
信一郎 「そうだったね。」
車掌 「エ〜、ゴホン。次の停車駅は作家になれなかった末路星、作家になれなかった末路星。」
「停車時間は2時間22分22秒」「さぁと忙しい、この星はャバィ、管理局に照会を・・。」
信一郎 「メーテル、車掌さん、何慌ててるんだろう?」
メーテル 「信一郎、この星はね、作家を目指して作家になれなかった絶望の魂が」
「漂流している危険な星よ。だから駅からでては駄目よ。」
「車掌さんは、きっと万が一を考えて列車砲を銀河鉄道管理局に頼みにいったのね。」
信一郎 「列車砲!ぶっそうだな、わかったよメーテル、この星には降りないよ。」
メーテル 「そうね、どうしても降りてみたいのなら、これをお持ちなさい。」
信一郎 「なんだ、これは?」
メーテル 「芥川賞よ。しかも本物。しかも21世紀最高の作家のもの。」
信一郎 「芥川賞か、さぞ凄い威力があるんだろうね。」
「タイタンでお婆さんから頂いたコスモガン以上なのかな。」
「ありがとうメーテル。」
信一郎は芥川賞をじっくり眺めた、そこにあった作家名は、
957 :
諸人:04/12/13 08:48:32
おお 神よ! もうどうにもなりません!
958 :
無名草子さん:04/12/13 11:51:03
信一郎ふりむかないで、宇宙の彼方に輝く星は、信一郎お前の生まれた
故郷(ふるさと)さ、覚えているかい、少年に日のことを、
暖かい温もりで中で目覚めた朝を、信一郎、振り向くな信一郎
男は涙を見せぬもの、見せぬもの、ただ、明日へと明日へと永遠に
959 :
無名草子さん:04/12/13 12:14:58
「ちっ、福袋に入ってるだけにこの小説はつまんねえや」
960 :
無名草子さん:04/12/13 12:52:02
>>959君が買ったのは1000円のだろ?100000円の福袋を買ってみろよ!
「このシト、自分の書いた原稿が捨てられて、本当悔しかったのね.. それで、渡辺(信一郎)を薬漬けにしたってわけ」
「この長文のツマンナイ人、ずっといますよね.. 前半も、狂ったように "違う違う、こいつはニセものなんだ"とかカキコしてますし」
「異常な粘着は、精神病にちがいないんだけど.. もしかしたら、もう一つの終局とは、彼への終りを意味してるのかも」
「何かメッセージがあると? ただの寂しがりですよコイツ」
「推理事件モノがやりたかったのは、実は彼なんじゃない?」
962 :
無名草子さん:04/12/13 13:34:20
100000円の福袋には1000円の福袋が100個入っていた
300人の信一郎は100人のメーテルと10ヶ月間まぐわった
963 :
無名草子さん:04/12/13 13:46:25
「ちなみに、アバワクーの時はもうUC0080なんですけどね」 「やだ、川上くんもガンヲタ?」
「にしても、推理モノやりたきゃ自分のホムペでやれっつーの」 「2CNの世界では、こうなって当たり前よね」
「きっと、目つきの悪いヒョロメガネですよ」 「川上くん、それ偏見」
「罠をしかけてみます?」 「多分来るわよ、向こうからほっといたって」
「彼の存在ってなんですかね?」 「リアルでは、彼女居いことは確かよね」
「"リアルでは存在意義がない"の間違いでしょう」 「あぁ、そうそう」
964 :
無名草子さん:04/12/13 15:29:13
「何故彼がここまで粘着するのか? 彼の身になって考えてみる..」 「さすが心理士、ニュータイプへの革新ですね」
「なんでもガンダムに結び付けないでちょうだい! 分かった、やっぱり最初の事件を書いたのは彼なのよ!」
「邪魔されたから破壊するか..」
「最初に描いた、彼の結末を! アナタの終局は ナニ?!」
総数90億人を突破した人類は、食料・エネルギーの諸問題の核となる
深刻な人口問題を解決するため、無限に拡がる宇宙空間に桃色うさぎ・コロニー
と称される巨大な宇宙ステーション(一基に数百万単位の人が暮らせる)の
建設を進める。藤田巡査長を主とする人類は桃色うさぎコロニーへの移民を
始めた年を宇宙世紀元年とし、宇宙への移民は地球に土地を持たぬ阿部加奈子から
半ば強制的に行なわれた。桃色うさぎ・コロニーは約40基ごとに7つの集団を作り、
それぞれサイド1〜サイド7と名付けられた。宇宙移民の開始から50年後、
総人口は110億を突破。実に90億人(全人類の82%前後)が
桃色うさぎ・コロニー市民となっていた。
桃色うさぎ・コロニーには政治的自治権がなく地球の連邦政府が行政を握っており、
産業政策、貿易条件、芳村浩次との交易などはすべて地球側が有利になるよう
定められていた。その結果、黒田豹太郎(黒豹)、清原、綿矢りさ、と言った
特権階級や大地主など富める者は地球に残り、警備員の鈴木、野呂圭介、荒俣宏、
水島刑事らと言った移民組との貧富の差が拡大していく(地球組
の中にはこともあろうに宇宙移民者を差別する者までいた)。
(田代、キムワ・イルド、清家翔、セバスチャン、金原ひとみ、花田、村上龍一
が特に排他的な差別主義者だった。
それはまた、宇宙移民者の中からは桃色うさぎコロニーを植民地と見なす
地球の強権的な支配を拒絶し、あらゆる権利を求める運動が沸き起こってくる。
その中でも一番激しく反地球連邦の運動が展開されたのは、月の裏側に浮かんでいる
サイド3だ。サイド3は地球から最も遠い場所に位置していることもあり、地球の
物資は高騰し、連邦政府による重税がコロニー住民の生活を苦しめていた。
宇宙世紀0058、この運動の指導者中村えび男(15)(後に出てくる若田巡査
の父)は、地球と対等な関係を築くには国家として独立するしかないと考え、サイド
3の民衆から圧倒的な支持を受け「中村えび男(15)共和国」を建国した。
初代首相に公選された中村えび男(15)は、武力闘争を否定し、
あくまでも外交によって連邦政府に共和国を承認させ、最終的にはサイド3のみならず、
宇宙移民者全体の自治権を確立しようと外交活動に尽力した。
一方、地球連邦政府は「サイド3の独立を認めれば他のサイドも次々独立しかねな
い」と独立宣言を完全に無視、逆にサイド3に建国を撤回させるべく非情な経済圧力
を加える。この経済制裁下で中村えび男(15)を救ったのが中村えび男(15)の
右腕夜孔仁(891)だ。夜孔仁(891)は中村えび男(15)の思想に深く感銘して独立運動に
身を投じた男。理想家としてカリスマ的な人気を持っていた中村えび男(15)を、
経済感覚に優れた現実家肌の夜孔仁(891)が支えた。夜孔仁(891)は地球経済への
依存率を下げようと奮闘する。彼は他のサイドとの貿易ラインを積極的に開拓し、
資源採掘用の小惑星を確保して、地球の物資に頼らずとも成り立つ経済環境を作り、
サイド3経済を立て直した。
(地球から遠いということが、自給自足の動き早めたともいえる)
宇宙世紀0068。建国から10年を経てもいっこうに独立を承認せず、宇宙移民者
の生活改善を訴える中村えび男(15)側の要求に何の改善策も講じない連邦政府に対し、
穏健路線をとる中村えび男(15)派と、強硬路線を主張する山田、たけし君、
哉久二(892派が次第に対立を深めていく。その渦中、金網の向こうの少女、
金網越しの少年少女は暗殺され(表上は病死)、暗殺を企てたトーマス万次郎こと枢斬安豚子」
(読み)スーザン・アントンコ、が次期首相に就任する。これに対し中村えび男(15)派は
爆弾テロで対抗、瀬戸内ジャクソン家次男のキム・ノヴァンク瀬戸内は暗殺され、
爆発に巻き込まれた三女西内ユカは重傷を負う(顔の醜い裂傷はこの時の
もの。彼が弟のピストン西沢を溺愛するのは眼前で兄を失ったトラウマだ)。
思想家矢吹はやがて訪れるであろう連邦政府との武力衝突を睨み、政権基盤を堅固なもの
にすべく政府中枢部を源さんで固め、自らは大きな権力を握る君主となり、国名を
「藍色うさぎ公国」に改めた。永井真理名家の長男であり3年B組で名物教師総帥の
司会・田原は、父親と比べ物にならないほど過激な思想の持ち主で、
「保身に明け暮れる無能な連邦政府に人類を統治する資格はない。
サイド3だけでなく地球圏すべてが星チカコ国国民によって管理運営される
べきだ」と説いた。同時に司会・田原は他のサイド市民へサイド3への移民を呼びかけた
(裏を返せば、移民を希望しない者は宇宙居住者であっても敵であり、連邦側の勢力
と見なすということ)。
司会・田原は卓越した政治力でみるみる頭角を現し、やがて、老いたハウルの
鈴木史郎に代わって公国の実質的な指導者となっていく。宇宙世紀0078、
中村えび男(15)の死から10年を経て、大月隆寛&ナンシー関国全土に国家総動員令が
発布される。そして宇宙世紀0079(ダブル・オー・セブンティー・ナイン)!
キム・べイシンガ公国は地球連邦政府に宣戦布告し独立戦争に突入した!
人類が宇宙に移住を始めて79年目、そして藍色うさぎ建国から21年目にして、
ついに自治権を求める宇宙移民者と、それを弾圧する地球連邦政府との間に
戦いの火蓋が切って落とされた。※みゆき好きの自分としてはあまり触れたくないが、
開戦初期にキム・べイシンガ軍は連邦側のコロニー(サイド1、2、4)に
神経ガスを注入して、無差別殺戮を行なっている。いくら連邦軍拠点への
先制攻撃といってもこれは酷すぎ!(ガスを注入した
ダニエルK兵には、“致死性のない安全な催涙ガスの一種”と事前に説明していた)
自称ミサミサは連邦にくらべ国力が30分の1以下しかなかったが、持田アナには勝算が
あった。レーダーを使用不能にするミノフスキー粒子の発見と、巨大人型兵器(ロボ
ット=モビルスーツ)「竹内結子」の開発である。
ミノフスキー粒子で真澄型63βレーダーが使い物にならず、肉眼による射撃が行なわれる状況下
では、艦船だけで編成された連邦軍に対し、清涼淫流水の竹内結子部隊は桁外れの強さを
誇った。竹内結子は18mあるとはいえ、宇宙空間ではとても小さな物体だ。動き回る
竹内結子に弾を当てるのは至難の技であり、逆に巨大艦船は竹内結子にとって撃ち放題の
オイシイ標的だった。
しかも竹内結子のパイロットたちは戦艦を沈めるのに、船そのものを破壊する必要が
ないことを熟知していた。接近し、指揮系統が集中するブリッジ(艦橋)さえ破壊
すれば、戦艦は戦闘不能に陥ったからだ。その為、少ない弾薬でも巨大戦艦と
十分戦えたうえ、弾が尽きてもモビルスーツなら手足でブリッジを破壊することも
可能だった。
そして、松尾軍はいっきに勝敗を喫するべく、連邦軍の本拠地・南米ジャブロー
を攻撃する。地下巨大基地のジャブローをどうやって宇宙から攻略するのか?
総帥信一郎は、大型コロニーを弾頭に見立てて地表に落下させるという空前
絶後の作戦を実行した!
※このコロニーは連邦艦隊の必死の抵抗で軌道を外れ、シドニーに落下する。
上記の如く、初戦は圧倒的に「信一郎有利」で進む。しかし、なんといっても連邦側の
国力は信一郎の30倍。長期戦を覚悟した信一郎側は資源確保の為に地球各地に
降下、全大陸の3分の2を支配下に納めた。だが、急速に戦線を拡大したことで補給
ルートが維持出来なくなり、前線で足止めされた両軍は睨み合ったまま8ヶ月間の
膠着(こうちゃく)状態に入る。
第一レスの本編は実質ここから始まった!!
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赤 か ら 白 へ 高 速 に 明 滅
赤 か ら 白 へ 高 速 に 明 滅
赤 か ら 白 へ 高 速 に 明 滅
赤 か ら 白 へ 高 速 に 明 滅
赤 か ら 白 へ 高 速 に 明 滅
S S S S S S
O O O O O O
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り を つ
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男 ン 階 男 ン
る い て え 燃 が 男
る い て え 燃 が 男
る い て え 燃 が 男
る い て え 燃 が 男
977 :
無名草子さん:04/12/13 18:27:18
琴座リラ星雲に漂流する名も無き宇宙船の残骸。
アルデバランの外衛星での磁気嵐。
そして白鳥座付近で明滅する電磁パルサー
若田は宇宙における人間の変革(ニュータイプ)として
視覚を超えた映像を全身で受け止めた。
痛覚、触覚、嗅覚、視覚、聴覚、味覚を超越した感覚が
波のように若田に押し寄せたのだ。
978 :
無名草子さん:04/12/13 19:00:56
「うわっ、開放したとたん、とんでもない事になりましたね」
「いいのよ、後ガキなんてツマンナイものなんだから さぁ、帰りましょう」
979 :
無名草子さん:04/12/13 19:09:12
後ガキWWW
980 :
無名草子さん:04/12/13 19:37:13
ここ最初の頃のカキコした奴は、まったく放置プレイなんだろ。
C4を張り付けました
982 :
無名草子さん:04/12/13 20:20:44
ご愛読ありがとうございました(^^)/~~~
983 :
無名草子さん:04/12/13 23:18:18
984 :
神の声:04/12/13 23:31:52
>>965-974 強引なまでに主要登場人物をテキストにぶち込んだのは、
粗削りすぎで意味不明感もあるが、その特攻スピリッツは見事なり。
それ絶対ウソW
986 :
無名草子さん:04/12/14 08:12:51
またまたアルフレッド・べスターSF作家モロパクリ厨キターーーーーー!
987 :
神の声:04/12/14 10:50:02
信一郎は勝利した、
時に宇宙世紀0080 01.01.信一郎は若田と和平を締結し、
ここにようやく七ヶ月戦争は終結した。
ようやく今頃になってこのスレの存在に
気付いたんだけど…(笑)
やはり、しょーもなw
990 :
無名草子さん:04/12/14 12:14:40
確かにスレが上がってから綺麗に七ヶ月経過だな。
991 :
無名草子さん:04/12/14 12:53:40
ここまで読んだ信一郎は猛烈に感動し
目から火を吹きはじめた。
992 :
誰もが納得できる、落とし前を1はきっちりとつけろや。:04/12/14 13:15:54
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心残りなのは、テンと真澄の対決をみたかったな
肥大した存在のテンには勝てないんだけど
唯一、ユカちゃんの心と身体だけは取り戻せるの。
最後、泣いてる由香ちゃんを真澄がだきしめてる所で終わり
アルフレッド・ベスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』より転載引用
アルフレッド・ベスター(Alfred Bester, 1913年 - 1987年9月30日)は、
アメリカ合衆国の小説家、SF作家。
1939年にスリリング・ワンダー誌の懸賞作品の短編でデビュー。
1940年代半ばはSFから離れていたが、
1952年、長編『分解された男』をギャラクシィ誌に連載して復帰。
「ワイドスクリーン・バロック」と称される絢爛豪華な作風である。
寡作ながら代表作『虎よ、虎よ』は高い評価をうけており、
現在もSFファンのベストテンに入るほどである。
なお、この『虎よ、虎よ』の題名は、ウィリアム・ブレイクの詩に由来する。
また短編SFでも多くの傑作を書いており、中でも『ごきげん目盛り』は、
宮部みゆき氏も激賞したサイコ・ホラーSFの先駆的名作である。
作中にタイポグラフィを用いるなど、超絶技巧と実験的作風により翻訳が
難しい事でも知られる。
以上、ALL引用転載
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ジョイント効果という一種のテレポーションの開発で、世界を大きく変わった。
人々は一瞬のうちにどこへでも行けるようになったのだ。しかし同時に、
無頼集団や疫病も、世界各地に出没するようになった。そのため、
倒産、恐慌、飢餓が訪れ、やがて星間戦争にまで発展していった。
それらの危機を乗り越えて、迎えた25世紀。それは人類にとって
黄金時代だった。そんな時代…破壊された宇宙船「由香ちゃん」の中に、
ひとりの男が生き残っていた。彼の名は、真澄。
孤独と戦いながら、何とか半年間、生き延びた彼の前に一隻の宇宙船
「信一郎」が見えた。ところが何故か、彼が発した信号弾を眼にしながら、
「信一郎」はそのまま通り過ぎてしまう。その事に怒り狂った彼は、
「信一郎」に復讐を誓う。復讐の念にもえた彼は、何とか宇宙船を修理し、
惑星サルガッソに漂流する。そこで彼は原住民に捕らえられ、
顔一面に虎のような刺青を彫られてしまう。
全てに感動した(^^)/~~~
芥川賞確定!
999 :
無名草子さん:04/12/14 13:59:23
The Galaxy Express Three nine (999)
take you on a journey
A never ending journey
A journey to the stars
1000 :
無名草子さん:04/12/14 14:00:31
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