東野圭吾さんの傑作「白夜行」「幻夜」について語りましょう
感想、質問、私的見解など上記の2作品の事なら何でもOKです
ミステリー板にも東野圭吾ネタバレOKスレというのがありますが
他の作品のネタバレを知りたくないという人用です
よっしゃーーーーーーーーーーー
2げとずさ
雪穂の家庭教師の人(名前忘れた)の作ってたゲームのプログラムが
盗まれたのってやっぱり雪穂がやった事なのかな?どうやってやったのかが
気になる
4 :
無名草子さん :04/05/09 02:06
偶然にもたった今「白夜行」読破した!
長かったけど面白かった!
白夜行を読んだのなら幻夜もオススメですよ。東野さん自身は続編とは
言い切ってませんが、白夜行とつながる部分が何点も出てきます。
僕もGW中にこの2作品を読み終えたばかりなんだけどね
7 :
無名草子さん :04/05/09 08:29
1乙
>8
そのセリフは、スレが盛り上がりにくくなると思うが..。
というのも、私もよく分からないんだよね。
一応想像はしてるけど半信半疑なのだ。
>>3 ゲームのプログラムを盗まれたのが
雪穂だったということも、その方法も
家庭教師の想像として書かれているけど
それを信じていいんじゃない?
11 :
無名草子さん:04/05/09 16:36
本スレに書いたら叩かれたのでこっちに書きます。
桐原亮司って結局雪穂に利用されてただけなのか雅也とは違って本当に恋人同士だったのか
どっちなんだろう?
亮司の時折見せる優しさ(母親に別れを言うシーンや
友彦たちに手をつないだ切り絵を作ってやるところ)が好きで
結構お気に入りのキャラだけに利用されてただけだとしたら
かわいそうだ・・・
「桐原亮司も利用されていた」に1票
13 :
無名草子さん:04/05/09 19:29
雪穂の店にR&Yと名前をつけたり、高校時代に亮司に小物入れを送っている
ところから、恋愛感情まではいかないにしろ亮司の存在っていうのは
雪穂にとって特別なものだったと思うんだけどなあ
亮司が死んだ事によって他の人間を利用するだけの価値しかないという
考えに拍車がかかり、雅也のような悲劇が起きたのだと思う
なんで、雅也は美冬に騙されてると気づきながらも、最後
まで、ついて行ってしまったんだろう。
改めて、男の未練さの強さを感じた。
15 :
無名草子さん:04/05/10 16:34
白夜行と幻夜読み終わって数日が経ったけどまだ読後感が消えない・・・・
雅也の死は衝撃的だった。
ところで白夜行のラストのあたりで美佳が襲われるシーンがあるけど、
あれは雪穂が仕掛けたんだろうが、なぜ襲わせたのだろう?
美佳が反発ばかりするから自分に従わせるためにやらせたと理解していいのかな?
16 :
無名草子さん:04/05/12 13:33
age
白夜行だけで終わって欲しかった。
幻夜は裏側を見せすぎ、白夜行を読んだときのような興奮がなかった。
おれは幻夜のほうがラストどうなるんだろうとすごくドキドキしてた。と同時に
あと数ページ読んだらこの話はもう終わりなんだなっていうさびしい気持ちもあった。
できれば完結編を東野さんには書いてほしい。
19 :
無名草子さん:04/05/16 19:10
このスレ全然盛り上がらないね・・・・
20 :
無名草子さん:04/05/16 23:39
雪穂と亮司の関係はある意味姉妹のような感覚なものだと思った。
血は繋がっていなくても、それぐらいの結び付きという意味で
21 :
無名草子さん:04/05/17 00:55
友彦とその彼女が亮司が失踪したあと、どうなったかが知りたかったな。物語が進むとそれまでの登場人物が
一部の人物を除いて全く出てこないっていうのは悲しい。せっかくあんなに登場人物が多い
物語のなかで一人一人うまく書き分けられているのにもったいないと思う
22 :
無名草子さん:04/05/17 00:57
竹内ユウコが、対談で「白夜行」のヒロインをやりたいと散々おねだりしていましたな。
全然イメージじゃないと思うんですが(汗
23 :
無名草子さん:04/05/17 09:25
えぇぇ・・・白夜行は本だけでいいよね。
24 :
無名草子さん:04/05/17 16:27
>>22 確かに・・・
竹内結子自体は嫌いじゃないけど雪穂のイメージじゃないよなあ。
竹内は明るくて活発なイメージがある
25 :
無名草子さん:04/05/17 16:42
26 :
無名草子さん:04/05/17 19:21
>>24 年齢的に美冬なら、ななこって感じだけどね。
雪穂は、いないと思うイメージの人。
ニコールキッドマンあたりならOKかもね。アーモンドじゃないけど。
27 :
無名草子さん:04/05/17 19:28
雪穂は安達ゆみとか合ってるんじゃないかと思う今日この頃
28 :
無名草子さん:04/05/17 21:12
安達ゆみは顔が幼すぎる気が・・・
でも中学・高校時代だったらハマリ役な気もする
29 :
無名草子さん:04/05/17 21:38
>27
えええ?安達ゆみって、なんか、ロリコンっぽい。
それなら、仲間ちゃんの方がいいけど、東野ヒロインのデフォルトっぽいか。
30 :
無名草子さん:04/05/17 23:05
もっときつい顔立ちの、匂い立つような大人の女でないとダメぽ。
31 :
無名草子さん:04/05/17 23:28
>>30 アーモンド形の瞳を持つ人なんていないよ。
匂い立つって、小雪とか?
32 :
無名草子さん:04/05/17 23:42
雪穂、美冬は難しそうだな。
雅也はどうだろう?おれは坂口憲二か永井大かな
雅也は暴漢に襲われても冷静に対処してたし、
精悍で頼りがいのある男って感じがする
33 :
無名草子さん:04/05/18 00:15
>11
遅レスで申し訳ないが、東野自身が今出てる野性時代で白夜行について
「すさまじい純愛を描きたかった」「非常に結ばれにくい二人が結ばれ続けていこうとすると、
いろんなものを犠牲にしなきゃいけない」と語ってた。
雅也は利用されてただけだと思うが、桐原に対しては雪穂は愛情が思うよ。
>>33 桐原の心理描写ないから、よく読み取れなかったなぁ。
男性から見ると、雪穂みたいな女性となら、
形は違うけど、気持で添い遂げればいいってことなんでしょうか?
桐原、ストイック愛。
35 :
無名草子さん:04/05/18 00:40
>34
東野:他人の愛も幸せも、あとのことはすべて犠牲にしてもかまわないという部分があるわけです。
愛を守るためなら自分の命も惜しくないという決意と方針があれば、人間って強いんですよね
というようなことを言っていたよ。「そういう愛し方は最高に幸せだと思う」と。
この言葉が桐原の信念だったんじゃないかなぁ?
たしかにストイックではあるね。
36 :
無名草子さん:04/05/18 00:46
>>33 そうだったのか。そう考えると雪穂も可哀想だな。亮司はただ1人心を許せる人だったのに
それまでも奪われてしまったんだから。それが美冬での暴走につながったのかな
>>35 ありがd。恋愛に疎い自分には、桐原の愛し方は最高に幸せだと
思えなかった。自己満足って言うか…。
雪穂も自己愛が強い女、それはそれで、徹底振りが
気持いいとは思ったけど。彼女も犠牲を払ったってことなんだよね?
38 :
無名草子さん:04/05/18 02:45
で、結局、雪穂=美冬ですか??
本物の美冬が雪穂に憧れてってセンはないかなぁ。
>38
ないとは言わないけど…
38さん、ガンがれ!
40 :
無名草子さん:04/05/18 12:08
うーん
でも二人の間に愛情があったとすると、
最後桐原が死んだ時の雪穂の態度が解せないわけだが。
それに自分を買おうとした男の息子を愛せるもんかな?
41 :
無名草子さん:04/05/18 18:28
>>38 おれも最初美冬が雪穂に憧れて真似をしたというセンを考えてた。
でも雅也に殺された人(名前忘れた)が以前会ったことがあると言っていた
点やホワイトナイトの名前が変わる前は大阪にも店を出すほどだったっ
ていう点から美冬=雪穂だと考えるようになった
42 :
無名草子さん:04/05/19 01:11
一応確認しておきたいのだが、「幻夜」によれば
本物の美冬がやり手の店長にあこがれ、一緒に外国へ
↓
本物の美冬の震災による死を利用してやり手店長が美冬になりすます
↓
雅也を利用
だよな?
>>38や
>>41の美冬は本物のこと?乗っ取られた後のこと?
やり手店長=「白夜行」の雪穂だと考えれば
>>38の
>本物の美冬が雪穂に憧れてってセンはないかなぁ。
でいいと思うが。
>>39や
>>41は何が疑問なのですか?
あれ?俺ってすごい勘違いしてる?
>>42 ごめん、42さんは何が疑問なんでしたっけ?
メルランは認めてるんですよね?
このスレは
>>1 によれば白夜行と幻夜に限ってネタバレもありですよね?
ってことでメル欄はつかいません。
>>42 「本物の美冬が雪穂に憧れてってセンはないかなぁ。」の意図は、
最後に生き残った美冬も本物の美冬で、雪穂に近づくために
整形をも繰り返しているのでは、ってこと。
雪穂の生死は不明。新海家の不明死体も雪穂である必要は特にないかと。
あ、でもまだ一回しか読んでないから、読み直したら矛盾が生じるかも。
まあでも
>>41 の指摘でやっぱりそれはないかと思い始めました。
俺としては、雪穂のストーリーは白夜行で終わって欲しかったなぁ。
>>44 是非、読み返して。でもって感想聞かせて欲しいな。
46 :
無名草子さん:04/05/19 13:42
東野圭吾は、穢多、在日に造詣が深いなあ。大阪のディープな場所
出身だからなあ。
「アホでした」の中学校の描写とか、「殺人の門」だっけの、
ムラの描写とか。
白夜&幻夜も、微妙にずらしながら地名がぞろぞろ。見事!
高村薫も詳しいらしいね。
>>42だ。文句あるか。
えらそうなことを書いてしまったが改めて考えてみたら混乱してきた。。。
>>43 「乗っ取られたあとの」美冬という意味ならば認める。
だから、おまいら美冬に関することを書くときは
・震災で死んだ本物
・乗っ取られたあとの偽者
・
>>44のように、乗っ取りは想像だけで実際にはなかったとする立場を取ることを明記する
などに注意して明確にしろって。
じゃないと俺のような頭の悪いやつが混乱するだろうが!
おながいします。。。
>>46 東野や高村の作品中の大阪の地名は結構ディープ。
風景描写って言うのかな?を丹念に読むと、想定しているであろう実在の場所がよく分かる。
48 :
無名草子さん:04/05/20 01:23
たしかに混乱してきた。もう1度白夜行、幻夜を通して読んでみないと。
でも乗っ取りが想像だけだった場合、アパートから出てきた身元不明の
遺体はだれだったのかという疑問が生じてくると思うけど。
細かいところを忘れつつあるので記憶違いだったらごめん
とにもかくにも、幻夜はつまらなかった。傑作と思う白夜行とはエラい違い。
特にラストはぼろぼろ。何をやっても読者に「つじつまあわない」もしくは
「二番煎じ」と突っ込まれそうだから何もしませんでした。とでも考えたの
かなぁ?と、こちらが心配するくらい、何というか、責任放棄された感じ。
東野さんは、相変わらず傑作と駄作の境界がはっきりしてるなぁ。と、思た。
幻夜って、100ページぐらい削ったんだよね、
冗長だからとかで、どんなことが書かれてたんでしょうか?
なんか登場人物も削られてるらしいから、
たぶんその削られた人物から見た美冬の行動とかが削られてるんじゃない?
文庫版で復活したりしてね<ウマ-
53 :
無名草子さん:04/05/20 19:57
もし完結編が書かれるのなら「○○夜」ではなく、「○○朝」や「○○昼」が
使われるのだろうか?ようやく雪穂が救われたという事で。
でも雪穂が救われるなんてシナリオは東野さんは書かないだろうなあ。
あるとしたら雪穂が死んで幼いころのトラウマから解放されるとかだろうか
トラウマって言うな
>>54 美冬が言ってましたね<トラウマ=陳腐みたいなこと。
確かに、最近の日本のドラマ・小説もトラウマだらけだよね。
というか、東野自身が否定している
福田和也に「トラウマ作っとけばそれでいいと思ってる」みたいな感じで批判されてたよね。
白夜行。
58 :
無名草子さん:04/05/22 00:49
トラウマ云々って話になってるけど、雪穂が美佳にだけ自分の幼いころ
の体験を話したのはなぜだろう?同じ体験をしたということで仲間意識
のようなものを芽生えさせ自分に従順にするためだろうか?
59 :
無名草子さん:04/05/22 02:02
美佳レイプって雪穂が仕組んだものでは無いでしょ?
美佳だけ中出しされてたんじゃなかったっけ?
あれを雪穂とは関係無しとするのは、極めて不自然だと思うんだが
あのあとのフォローといい
61 :
無名草子さん:04/05/22 10:13
語れるほど覚えていないけど、読み終えたときの、何とも言えないぬるぽ感は素晴らしかった
ガッ(AA略
63 :
無名草子さん:04/05/22 14:28
>>57 白夜行ってトラウマがどうこう言う話なんかな?
違うと思うが。。。。。
64 :
無名草子さん:04/05/22 20:36
東野は最初から雪穂は誰かって事をイメージして書いてたと思う。
>63
そうそう。
だから東野は美冬にあの台詞を言わせたのさ。
「トラウマ?そんな安っぽいストーリーは勘弁してちょうだい」と。
>>40 遅レスだけど、自分は雪穂の最後の態度も亮司を愛してた
からだと思った。老刑事みたいに亮司と雪穂の接点を見つけて
父親殺しの犯人だと解ってしまう人がいるから、どんなことが
あっても隠しておきたかったんだと思う。
例え目の前で死んだとしても。
父親殺しだけはやっぱり特別だし。
亮司もそれを望んでたと思う。
って、妄想すぎですか?w
妄想ついでに、自分が雪穂の愛情を感じたのは中学の時の小物入れかな。
安っぽいけど、安っぽいからこそそんな感じがした。
雪穂にとって、太陽の無い夜を照らしてくれていたのが
亮司だったんじゃないのか?彼女の科白から見るに。
苦しい道行きの中、時には見上げながら、しかし、直接
手を触れる事はない、己の拠り所にできる存在として。
あの雪穂の科白があるからこそ、ラストが切なく、哀しく
活きてくると思うのだが。
>67
幻夜を読むと、余計に、桐原は特別な同志だったんだなと思ったよ。
その一方で、雅也はちと哀れ。
顔は雅也の方がいい男って印象なんですが。
69 :
無名草子さん:04/05/23 19:00
このスレ読んでると理解が深まるな。近々読み返してみようかな
[幻夜]なんか、いまいち評判悪い?
自分は結構好きだけど、もう一度、白夜を読み返したくなるけど。
やぱり、やりすぎ感、お腹一杯みたいなの感じてる人多い?
>70
いやいや、面白いよ。
でも白夜行が凄すぎるから、それに比べると劣るってだけだと思う。
このミスにランクインされるかな?
72 :
無名草子さん:04/05/23 22:23
>71
「幻夜」ミステリー板では人気薄くない?
逆に「白夜行」は、熱いヲタが入るから、余計に蛇足みたいに言われちゃうのかね。
73 :
無名草子さん:04/05/23 23:36
おれは、むしろ幻夜のほうが好きだ。ラストの雅也の気持ちを考えると
泣きそうになる。もちろん白夜行という基盤があってこそ雅也の悲劇が
浮き出てくるものだと思っているんだけど
74 :
無名草子さん:04/05/24 01:58
美冬は雅也に何の想いも抱いてなかったのだろうか・・・。雅也に対する美冬の行動と他の男達に対する行動とを
比較すると、多少は雅也に特別な感情を抱いていたようにも思えるんだけどな。
だけどおそらく一番使える男だったから、他の男とは多少違う扱いをしただけなのだろうね。作中に何度も「有子を選んでいれば」
みたいな記述が出てくるから、余計に雅也が可哀想だよ。
それにしても美冬は最後の加藤と雅也の死亡まで計算していたわけじゃないよな?
幻夜って「神戸震災が人物の入れ替わりに使える」というアイディアだけで書き始めた希ガスr。
「白夜行」もそうだったけど宮部さんの「火車」へのオマージュ的イメージが凄く強い。
「幻夜」とか、プロット勝負の作品で登場人物の感情とかを語るのもどうか知らんと思う。
そういうの読みたいなら浅田次郎さんとか横山秀夫さんとか読めばよいじゃんと思う。
>>74 美冬は最後の加藤と雅也の死亡に微笑んでいたりする?
東野の書く悪女はなんていうか「作り物」っぽいんだよね。
外国映画的というか、粘土細工的というか。
78 :
無名草子さん:04/05/24 18:07
それは、雪穂や美冬が周りに本心を見せていない(常に演じている)から
他人から見た彼女たちを描くと作り物っぽく見えてしまうんではないだろうか。
それも物語の演出のひとつじゃないかと。
79 :
無名草子さん:04/05/24 21:39
東野さんは、老若男女に幅広く愛されてる気がするので
女性の描き方はちと画一的だけど、支持されてるみたいだよね。。。
80 :
無名草子さん:04/05/25 00:13
白夜行、幻夜共に大好きなんだけど、性描写が露骨過ぎてちょっと嫌だ。
他の作品はそこまで露骨じゃないのになんであの2作品だけあんなに詳し
く書いたんだろう?
肉を無理やり口に詰め込んで泣きながらフェラは凄かったな。
>>76 最後に「妖しく微笑んだ」という描写があるよ。「こんな素晴らしい夜は初めて。幻みたい」という科白つきでね。
これは二人が死んだということを知ったからこそだろうね。なんかしたたかな女というよりも、もっと人間を超越
したものに思えてくる。
全体として面白かったけど、白夜行の時のほうがリアルな怖さだった気がする。もう本物の悪魔だよ美冬は。
83 :
無名草子さん:04/05/25 02:11
>>81 でも美冬があそこまで雅也に対してしてあげるんだから、少しは雅也
の事を特別な存在として考えていたのかなって思ってしまう。
ただ単に利用するときに差し支えるからそれを矯正しようとしただけか
もしれないけど
84 :
無名草子さん:04/05/25 05:40
>>82 美冬のそういうところが超人的っていうか、化け物みたいで
嫌いって声多くない(by女性)?
雪穂の場合は哀しみとか信念がより伝わってたよね。
自分は美冬もあっぱれ、で好きなんだけど。
85 :
無名草子さん:04/05/27 00:31
幻夜は裏で美冬が糸を引いてるっていうのが分かってたからなあ。
白夜行では徐々に雪穂の真の姿が見えてくるといった感じでよかった
雪穂って実は40才ぐらいってこと?
>>84 そうなの?他の書評読まないから知らなかった。
自分としては、女には多かれ少なかれ美冬的な部分があると思う。男はわからない。
先ほど読了。
●桐原のモノローグはなかったが、雅也はあったので、協力者の男の弱さが見えてしまうこと。
●桐原と雪穂の協力関係はやはり愛(しかも純愛?)と信じられたが、雅也は愛じゃないと思うこと。
●美冬と雪穂の喋り方の違い。特に美冬と雅也の会話シーン。
に、違和感というか白夜行より好きになれない部分があって、やっぱり白夜行が好きだと思った。
もちろん幻夜も傑作だと思うんだけど。
たぶん、幻夜は美冬(雪穂)に近すぎる視点(雅也)が度々あったのが自分的マイナスポイント。
所詮雅也は亮司をプロトタイプとした劣化コピーなんだと思わされた。
ところで、読み終えて疑問。順不同でスマソ。
○雪穂が「もう何もかもどうでもよくなった」のは事実?そしてそれは、桐原の死が真の原因?
○「篠塚雪穂」はどうなった?世間的に。離婚したのだろうか。
○ホワイトナイト=R&Y(改名)?それとも、また別の店?
○桐原亮司が唯一射精する相手がいたとしたら雪穂だったのだろうか?
○雪穂(美冬)は「コンドームをつけても中では出さない」と雅也に躾けていたけど、
それは亮司の性癖だったのか?それとも、亮司もまた躾けられていたのか?
○雪穂(美冬)の最終的な人生の目標って何?
○雪穂(美冬)の最終的な人生の目標
なんか、考えると哀しいね。
89 :
無名草子さん:04/05/28 12:50
>>87 >○「篠塚雪穂」はどうなった?世間的に。離婚したのだろうか。
同じくすごく気になる。離婚したとしたらそれはなぜなんだろうか?その辺りが
雪穂が別人にになろうとするきっかけを作ったと思うんだけど。
>○ホワイトナイト=R&Y(改名)?それとも、また別の店?
これは恐らく同じ店だと思う。ホワイトナイトが以前東京と大阪に何店か
店を出していたという点と自分たちには昼はないと言うセリフをよく雪穂が使っていて
白夜を英語に直した店名を使っている点から、そう判断した。
>○雪穂(美冬)は「コンドームをつけても中では出さない」と雅也に躾けていたけど、
>それは亮司の性癖だったのか?それとも、亮司もまた躾けられていたのか?
どっちが原因かは知らないけど、雪穂が初めて結婚した相手(高宮?)が
雪穂の中に出すという描写がどこかにあった気がするので少なくとも雪穂は
まだこの時、そういうことはしてなかったと考えられる
90 :
無名草子さん:04/05/28 13:09
白夜行の凄さを知るには、中学生のころ白夜書房の雑誌を入手した時のドキドキ感を思い出して欲しい。
今朝あんな時間まで起きていたので廃人文章で申し訳ない。レスありがとうございます。
>>88 そうなんですよね。最終的に彼女はどこへ行きつきたいのか。
幻夜の最後で「アガリ」なのかな。
>>89 「篠塚雪穂」は篠塚家の嫁(しかも評判がいい)だった以上、簡単に姿を消せる状態じゃ
ないと思うんですよね。これは白夜行のラストで亮司が死んだのを「知らない人」と
言ったが、篠塚家で発見されたサングラスの破片から、亮司と雪穂の関係を
問いただされ、共犯として立証できないまでも立場が悪くなり離婚させられた、
ということなんだろうかと思いました。亮司死亡、今まで作り上げたものも崩壊、
という事態が「もう何もかもどうでもよくなり」震災で「別人になろう」としたのかな。
中出しの件については、少なくとも高宮誠との間では「妊娠できる状態」だったわけで、
(まぁ外出しでも妊娠の可能性はあるが)ある程度認めてたと思う。
亮司が中出ししない性癖だったのだろうか。
でもそうすると、友彦が高校時代ひっかかって心不全で死んだ女の体内にどうやって
精液を注いだんだろ?外で出したものを注ぎ込める構造ではないと思うし...。注射器とか?w
それとも、あれから亮司は射精できない性質になったのだろうか。
>>91 自分はなぜ美冬がそれほどリスクを冒してまで
過去と決別したかったのが理解しきれない。
時代的にはバブルで土地絡みで大借金だったのかな。
美冬の過去の知人にはバレバレだし、雪穂の
過去の知人から身元ばれそうじゃない?
>>91 >それとも、あれから亮司は射精できない性質になったのだろうか。
亮二はその前からですよね?
確かその女か誰かに
「何をやっても射精さすことは出来ない」と言ったような記憶が・・・
遅漏だと思ってたけど、幻夜を読むとコントロールしてたのかな?とも思う。
>>92 >自分はなぜ美冬がそれほどリスクを冒してまで
>過去と決別したかったのが理解しきれない。
雪穂としての人生が崩壊へと向かっていたので、
(店が上手くいかない、殺人の件で刑事が迫ってくる、
亮司の死によって株で儲けれなくなった等々・・・)
新しい人生が欲しかったのではないかと思う。
戸籍上の「若さ」もね。
とはいえ、そうそうそんなチャンスもないのだが、
阪神大震災という千載一遇のチャンスが訪れた。
雪穂なら入れ替わりを決断すると思う。
どうせ「昼」なんて無い人生なのだから。
>>93 >新しい人生が欲しかったのではないかと
震災のゴタゴタの中の判断力はすごいよね、使える男をとっとと捕まえて…
そういうところは凄いけど、美冬って、詰めが甘いとこない?
>>94 その詰めの甘さをきっと「白夜行」では亮司がフォローしてくれていたんだと思われ。
>>94 >震災のゴタゴタの中の判断力はすごいよね
雪穂は小学生の頃に母親の自殺を事故に見せかけたり、
どんな過酷な状況でも最善手を打てる判断力がある
キャラクターなんだと思います。
確かに美冬は詰めの甘さという部分はありますねえ。
95さんが指摘してる通り、亮二ありきの部分が多かったからでしょう。
自分としては亮二という光を失って、白夜から何も照らすもののない
真っ暗な夜だけになってしまった雪穂(美冬)が
ただひたすら美と若さとお金に執着してるだけになってしまったように思えます。
>95-96
亮司のフォローを雪穂はどう評価してたんでしょうね。
色々考えると、白夜行のラストでの雪穂の描写が神々しい気もします。
雪穂は、美と若さとお金に執着してるけど、彼女の場合、
家族とか愛情の観念が欠落してる(させてる?)し、
「名声」を手に入れるような環境にもなく、、、雪穂の執着心って凄まじいね。
98 :
無名草子さん:04/05/30 02:22
雪穂が高宮相手に「怒る」という感情を見せたときがあったけど、あれって
本当に怒っていたんだろうか?最初は雪穂も普通の女性なんだなって
思って読んでいたけど、雪穂の正体を知ってからはなんかあのシーンは
違和感がある
99 :
無名草子さん:04/05/30 22:18
ツマンナイ本に良く熱くなれるな・・・
>>98 あれは演技では?離婚を上手く行かせるための布石として
夏美を家に泊めたんだろうし...。
自分も篠塚雪穂がどうなったか気になる。
101 :
無名草子さん :04/05/31 21:49
雪穂の髪型のイメージって、やっぱりロングだよね?
102 :
無名草子さん:04/05/31 23:11
>101
髪型のイメージはロングだけど雪穂と美冬は顔のイメージがつきにくい。
ものすごく綺麗な女性といわれてもピンとこないなあ。
皆さんはどんな人をイメージしてますか?芸能人とか漫画のキャラクター
でもいいですが具体例を教えてください
若村麻由美もしくは小雪
104 :
無名草子さん:04/05/31 23:58
>103-104
全然タイプの違う2人だね。
ロングのイメージだと仲間ゆきえさんかな
いっそう、アジエンスCMのチャンツーイーあたりか。
セミロングのイメージで中谷美紀
映画ラストクオーターのHP見た?
あの成宮と並んで歩いてる栗山千明は雪穂そのものだと思う…
異論多いだろうけど…
107 :
無名草子さん:04/06/01 00:48
夏美…
真逆にすると美冬…
雪穂はロングのイメージだけど、現実に存在する女優で考えたことはないな。
栗山千明大好きだ(ゴーゴー夕張萌え萌え)けど、ちょっと雪穂には怖すぎない?
純粋無垢で育ちの良い天使に見えなくちゃいけないわけで、
そういう意味では仲間ちゃんの方が近い気もする。
栗山千明が下品なわけではなく、眼に野心が見えてしまう感じ。
いずれにせよ、、雪穂は実写にしてほしくない。
きっと誰にしても、イメージが崩れすぎる...。
友彦くらいなら、成宮とか若手ジャニーズとか想像できるんだけどね。
>>107 自分もそれ考えたことある。美冬は本名で明らかに別人だってわかってるけど。
夏美も相当雪穂のこと慕ってたが、あの後どうなったんだろう。
毎回毎回この話になると栗山千秋と書くヲタが怖いです。
自分は雪穂から亮司への愛情に対して亮司から雪穂への贖罪と感じた。
亮司は罪の意識ゆえに雪穂を愛せない、という感じ。
>110
桐原は雪穂にたいして同志っていう意識が強すぎたのかな
112 :
無名草子さん:04/06/02 11:16
桐原は高校時代に屍姦したとき以降射精できなくなったと思われる。
>>112 そう思ってたんだけどさ、読み返してみたらもっと前
友彦をはじめて連れてきた日に、忘れ物をした女に
「そう簡単に射精しない」みたいなこと言ってるんだよね。
ひょっとすると、小学生時代、好きだった子を父が...っていうのを見て以降かもと
思った。でも、勃たなくなるんじゃなくて出せなくなるものなのかな、それ?
>>110 少なくとも小学生時代(事件発生前)は好きだったと思うんだが、それ以降は贖罪なのかな。
愛していた、というより神のように畏れ悪魔のように魅入られていた気もする。
114 :
無名草子さん:04/06/02 17:49
亮司が射精できなかったとすると、ホテルで死んだ女の中に入ってた精液は誰のもの?
この点がずっと疑問なんですが・・・
中出しは出来ないけど、雪穂が手とか口とかでやってあげたら出るんじゃなかった?
同棲した女に、(雪穂より)手が小さいからお前じゃダメだみたいな事を言ってた。
ホテルの女の時は、ギリギリまで雪穂がやってあげて出る瞬間に突っ込んだんだと思ってる。
死んだ女に成りすますために、雪穂は部屋にいたみたいだし。
そう、たぶん雪穂が相手なら射精するんだと思う。
それが愛なのか、雪穂のテク(ry
ただ、中だし出来なくて雪穂以外では射精もしない体質で、
よく膣内に精液入れられたなと思ったので、ひょっとしたら
手コキ→コップとかに射精→注射器のようなもの(水鉄砲とか?)で
膣内注入とかもありうるのかなあと。
皆さん、精子の話題がお好きなようですね。
118 :
無名草子さん:04/06/02 23:07
じゃあ精子の話題から離れるために話題を一つ。
雪穂って感情が欠落してるんじゃなくて、ただ単に本当の感情を表に出さないだけだよね?
演技だけで。そもそも感情がないなんてことが実際にあるのかどうか知らないけど・・・
桐原洋介に雪穂の心は殺されたんだよ
120 :
無名草子さん:04/06/03 13:19
雪穂の母親は自殺ではない。殺害された。
雪穂は半年も前から、計画し実行。
母の自殺に気づいたけど、見てみぬ振りをして見殺しにした、ではなく?殺害?
122 :
無名草子さん:04/06/04 15:27
自殺説、事故隠蔽説は不自然だね。
やっぱ計画殺人。
ちりん
124 :
無名草子さん:04/06/05 17:55
詳しく知りたい!母親の死!
つーか、ここまできたら実の父も事故じゃないような気がしてきました。もはや雪穂の初体験は父親だったんじゃ
くそ小説を真剣に語る読者に囲まれて東のさんは幸せだと思います。
これも全て東のさんの思惑通りかもしれませんね。さすがだと思います。
読者年齢低いんだから煽っちゃダメだよ。
雪穂という人物が社会上消えてしまったのに、彼女の消息を探そうとする人が
いないのかが疑問。
美冬よりもよっぽどそれまでに築いた社会的立場や人間関係は膨大でしょう。
美冬の生前の人間関係にびくびくするよりも、雪穂の前歴から今を辿られる
方が100倍ヤバくて足着きそうなものだよね。
もしかして美冬の側にいた身元不明死体が雪穂として処理されてるとしても、
あの夫と離婚してたとしても、誰にも不審に思われずその後を探されないのは
無理がありすぎる。
東野って、自虐的に、今までの作品の価値観をぶっ壊して喜ぶ傾向がある。
今回の「幻夜」にしても、作中で「トラウマについて語るな」って言ってるのに、
真剣に悩んで語り合う読者がいっぱい要るのは、東野にとって、最高の快感なんだろうね。
それとも「俺が決別したいジャンルを好む読者が多いのか?」と、鍵付きミステリから脱却
仕切れなかった時期が長引くみたいに、自虐的な、手の込み過ぎの詰まらん作品を乱発する?
いずれにせよ、東野の狙う読者層は低すぎる。今のうちにしとかないと、後々、路頭に迷うぞ。
もとい。路頭に迷う事は無いですね。
ただ、川端康成のように、独自の地位を築いたと思ったら、あまりに読者のレベルが低くて、
身を捧げてそれを破壊しない事を望みます。
では、続きをどうぞ↓
>>128 よって雪穂≠美冬というふうに考える人もいるんだと思うけど…
そもそも最初の疑問は雪穂=美冬を前提にしないと出てこない疑問だし
雪穂=美冬としか考えられないけど、
雪穂の関係者が雪穂を探さないのか
美冬の関係者・知人が入れ替わりを見破る可能性・リスクが大き過ぎるよね。
そのたびに抹殺してたら切りがないし。
美冬があまりマスコミとかに自分を出したくないのは雪穂の関係者に
見られたら困るからだろうと思った。
後半で整形を繰り返している描写が出てくるのも、若さを保つだけじゃなくて
今後の露出を考えて「美冬=雪穂?」と気づかれないためっていうのもあるんじゃないかと。
それにしても元ダンナ(高宮はまぁいい、忘れていても)や篠塚(大学の先輩の方)が
全然探さないとは考えにくく、やはり雪穂はなんらかの問題を抱えて
離婚した...ということなんだろうか。もしくは戸籍上の自分を抹消したか。
ただ、美冬になってからも雪穂の財産は持っていたように思われるし、
そう考えるとやっぱり不自然だよなあ。もう、亮司もいなかったわけだし...。
続き↓
>133
でも最後にミレニアムのパーティには出席してたよね。
いくら整形したって、昔の雪穂知人にはバレルよう気もするが。
>>135 むしろそのパーティに参加するために整形したんじゃないの?
美冬にずっと粘着してた男ですら「あれ?」と思ったみたいだから、
雪穂時代とはかなり顔が変わってると思われ。
つまり、多少顔が似ていても「よく似てる人がいるなあ」程度に整形したんじゃないかと。
たとえば、柏原崇が整形繰り返して玉山鉄二になった(逆でも可)みたいな。
堂珍が整形繰り返して柏原崇、でもいいが(この二人顔も似てるが結婚も同時期か...)
>>136 雪穂の顔遍歴どんなだろうね。
柏原→玉鉄って、微妙に悪くなってるようなw
138 :
無名草子さん:04/06/12 01:05
age
堂珍→玉鉄→柏原っていう整形なら、可能そうだし「似ている他人」として認識できるから
わかりやすいなw
うちのオカンは未だに玉鉄と柏原の区別がつかんよ。
140 :
無名草子さん:04/06/13 01:46
うろ覚えだから間違ってるかもしれないけど、マンション(亮司がオバサン相手に若い男を斡旋してたところ)
でゲーム製作していたころのメンバーで女が一人いたと思うんだけど、
あの女って結局亮司に殺されたのかな?もしくは亮司が情報を流したのか。
あの女が逃げた名古屋に亮司の借りていたマンションがあったっていうような描写がどこかにあったと思うんだけど。
そうだとしたら理由が分からないんだけどな。亮司があの女は同じ間違いを
するバカな奴みたいなことを言っていたのは覚えているんだけど
>>140 直接手を下したかどうかはわからん。おそらく情報をヤクザに流しただけでは?
ただ、預金を下ろしたのは亮司(か雪穂)だろうけどな。
で、それが動機だと解釈しました。
白夜行 手が小さいとだめだっていうのは
単におやじとやってる雪穂の手を思い出すからだろ
後になって出てくるおやじと雪穂の関係への伏線で
わざわざ亮司にいわせたんだろう
射精に関しては高校生の時はいけたんだろう
薬剤師で射精できないのはラストに向けて
性的トラウマがあることを強調するためだろ
幻夜って見てないけど白夜行だけで完結するように書くだろう
白夜行って、最後の方でHのところで桐原が射精しないよね。
これって、昔、ホテルで死んだ女とやってるから?
144 :
無名草子さん:04/06/17 15:53
雪穂は十和子のイメージだな。
あのアパレルメーカーの御曹司とケコーンした巻き髪女優。
>142
トラウマがあるのに高校生の時には射精できたっておかしくない?
トラウマ=死姦だったら分かるが
普通に考えて亮司のトラウマって父親殺しとその原因だと思うんだが
146 :
無名草子さん:04/06/20 01:48
雪穂(美冬?)の悪事を全て暴くのは加賀恭一郎にやってほしい。この2人は東野さんが
特別な思い入れを持って描いているように感じる。あくまで自分の希望的観測だけど。
きっと次作はあるよね。
>>145 そうだね。高校のときは勃起も射精もコントロールできる男に書きながら
チロウってのはないよな。トラウマだったら勃起しないのがふつうだしな
東野は雪穂と親父との性的関係を匂わせるためにあんなせりふ(手が小さい)
を言わせたんだとは思うが、あまり深く考えていないかも。
149 :
無名草子さん:04/06/21 00:34
>>147 次作は書いてほしいけど、結局「幻夜」と同じように女の正体が徐々に暴かれてきて・・・・
っていうパターンでマンネリ化しそうな気がするから、「白夜行」「幻夜」の評価を悪く
しないためにもこのまま謎を残したまま終わったほうがいいのかもしれないなあ
雪穂が高宮と結婚した理由がわからない。
結果的には会社のデータ盗んで利益はあったんだろうが、
大学時代に雪穂が目を付けた理由は何だったんだろう?
篠原なら財力でなっとくするんだが・・・
151 :
無名草子さん:04/06/22 23:31
内容をあまり覚えていないので150の質問には答えられないが、雪穂って
本当に篠原の事が好きだったのかなあ?亮司以外の人間には信頼を寄せ
ていないと思うんだけど
>150
篠塚は騙すのが難しい。高宮誠は騙せそうだ。
>150
あくまで私の解釈ですが…
大学時代の雪穂の狙いは、財力のある男を見つけることだった。
条件を満たしつつ、好意も持った相手が篠塚。
(恋愛感情といえるかどうかは不明だが、それに近い感情はあった
と思われ)
しかし篠塚は直感で雪穂の危険な匂いをかぎとり、雪穂になびかず。
篠塚は落とせないとあきらめ、恋愛感情はまったくなかったが第2候補
の高宮で妥協。
偽装妊娠→結婚→株→ブティックへの出資→離婚(千鶴を利用)
とほぼ完璧な計画に基づき、まんまと自分の店を手に入れた。
ちなみに雪穂と亮司は、一蓮托生の同志的つながりで結ばれ、恋愛
とは違うというのが俺の解釈。
>>152,153
そうか、高宮も土地持ちのボンボンだったね。
地味キャラだったから設定忘れてた。
派遣会社の子を遠ざけてでも結婚するという固執ぶりはなんだったろう
と思ったが、よく考えたら結婚前に逃げられたという醜聞を
嫌っただけだったんだろうな。確かに騙し易そうだし。
ありがd。
155 :
無名草子さん:04/06/27 03:43
age
156 :
無名草子さん:04/06/27 16:37
雪穂は、「風と供に去りぬ」を小学生の頃読んでいたから、
自分と亮二も、キャッシーとヒースクリフのようでいたかったのかもね。
二人とも、そう思っていたと思う。
キャシーとヒースクリフは、「嵐が丘」だった・・・嵐に飛ばされて逝ってきます。
158 :
無名草子さん:04/06/28 13:45
前のほうにもかいてあったけど
幻夜のラスト、美冬にはあまりにラッキーではないかと・・・
確かに煮詰まった雅也が二人で死のうと銃を持ってくるのは予測できるけど
そこでパーティーの間に加藤ともみ合ってあぼーんするだろうというのは
予測できたにしてもそんな保証はないわけで
それともなんか仕掛けたのかな
159 :
無名草子さん:04/06/29 09:07
あれ?ここは、ネタバレOKですか?
160 :
無名草子さん:04/06/29 13:13
白夜行と幻夜のみネタバレしてもいいみたいですよ
161 :
無名草子さん:04/06/30 01:05
白夜行を読み返してたら、雪穂は関西弁を好まないって言う台詞が
あったんだけど幻夜では美冬は雅也と話してるときは関西弁使ってたよね。
あれはどうしてなんだろうか?東野さん自身が設定を忘れていたか、
雪穂=美冬と確定させないためにわざとやった事なのかな?
後者。
もう少しいえば、雅也に親しみを感じさせ、自分の目的のために利用するためならば、
嫌いな関西弁を使うことくらいのことは、美冬にはどうってことないと思われ。
163 :
無名草子さん:04/07/01 01:59
桐原亮司は成宮があってると思う。
というか、読んでると思い浮かべてしまう。
別にファンでもなんでもないんだけど。
>>163 ドラマ「高校教師」(新しいほうね)を見てたとか。。。
>163
桐原亮司はカンヌの柳楽君に1票(10年後に俳優やってれば)
167 :
無名草子さん:04/07/01 23:53
江利子を襲わせたのは雪穂だろうと思うんだけど、倉橋香苗のほうにも何か
したのかな?雪穂は倉橋の方に目が向くように足跡を残してたけど、倉橋が
それに対してどう反応したのかが描かれていなかったから気になったんだけど
桐野の「OUT」がハリウッドで映画化だってね。
白夜行もその路線でいけば豪華にはなりそうだ。大阪・関西弁じゃなくて
テキサス訛りの雪穂とか。。。
169 :
無名草子さん:04/07/02 16:23
スレ違いだけど、OUTって何年か前にドラマになってなかった?
「OUT〜妻たちの犯罪〜」みたいなタイトルで。
>>169 田中美佐子でTVドラマ化、原田美枝子で映画化された。
本は、外国でも発売されて大人気!!
先月だったか?「徹子の部屋」に桐野夏生ゲストで出演してた。
171 :
無名草子さん:04/07/03 08:32
白夜行も英語に翻訳したら受けるかな?
バカ受け
173 :
無名草子さん:04/07/04 00:13
仮に翻訳されてバカ受けしたら、桐野さんみたいに日本で話題になって
映画化というようになりそうで嫌だな〜
174 :
無名草子さん:04/07/05 03:22
雪穂が高宮をゴルフ場に連れていったのは三沢ちづるに会わせて離婚に持ち込むためと考えていいのかな?高宮と一緒にいる必要がなくなったということで。
あと、雪穂が篠塚一成のことを好きだったというのが疑問だ。でもそう考えないと時計のことを覚えていたことなどが説明できないし。もし好きだったのなら亮司とはどういう関係だったんだろう?
>>174 雪穂は、亮司が好きだけど、同志、恩人、親友、幼馴染、兄弟、分身・・・
そんな一体感みたいな繋がりだと思う。
肉体関係は、有ったと思う。
篠塚に対しては、野望達成の為の目標人物だったのかなぁ〜〜
176 :
無名草子さん:04/07/05 11:25
一旦帰郷した三沢ちづるが戻ってきたのも
何かの策略の結果なんだろうか。
177 :
無名草子さん:04/07/08 22:23
「幻夜」で直木賞候補age。
でも「白夜行」で取れなくて「幻夜」で取ったらちょっと複雑。
178 :
無名草子さん:04/07/08 22:39
>>177 白夜行は直木賞じゃ足りないくらいの名作ってことで
179 :
無名草子さん:04/07/09 12:51
白夜行かってきました。
ハードカバーのやつが300円でした
180 :
無名草子さん:04/07/09 13:57
後輩にどんどん直木賞もっていかれて、東野もすごく悔しい思いしてると思う。
今回、年齢的にもキャリア的にもひとまわり以上年下の伊坂が直木賞取るような
ことがあったら、マジ発狂すると思うよ、東野。
幻夜が直木賞とったら映像化するだろうなぁ・・・
雅也・・・豊川悦司
美冬・・・松嶋菜々子
加藤・・・上川隆也
3人ともお年をとり過ぎてる気もするがイメージではこの3人がぴったり。
加藤はもっと汚いやつがいいな。
雅也ももうちょっとだけ人がよさげなのがいい。
183 :
無名草子さん:04/07/10 09:05
雅也は坂口憲治をイメージして読んでた。
724 名前:名無しのオプ 投稿日:04/07/08 01:45 ID:bcovHI3t
白夜行を再度読み終えました。1回目では気づかなかった伏線に気づけて
新たな面白さを発見できたけど、それ以上にあの2人の絆を強く認識させられた。
雪穂のメル欄1がメル欄2だということが理解できたときにラストの場面での
雪穂の印象が完全に変わった。1回目のときはとことん冷酷な女だと
思ってたから。あの場面での雪穂やメル欄3を決意したメル欄2の気持ちを
考えると泣けてくる。だから「幻夜」(特に美冬について)が結構批判される理由も分かりました。
ネタバレだけどはっきり書くね。
>184
亮司の死が自殺というのは俺的には新解釈なのだが、
みんなそう思ってた?
186 :
無名草子さん:04/07/15 10:16
うーん。。。
死んだのは飛び降りた高さではなく、ハサミが原因だからなぁ。
事故に1票。
ただ、奴は死ぬと分かってても飛び降りた気はするよ。
あ、自殺派はもしかしてハサミを自分で刺したって解釈すか?
それなら飛び降りる必要はなかったのでは。
あ〜、事故に見せかけたかったという解釈もあるか。
うーん。。。
187 :
無名草子さん:04/07/15 10:43
自殺かどうかは分からないが、いつでも命を投げ出す覚悟はあったと思う。
亮司は自分が捕まったら、雪穂の身まで危険に晒すことになるから
飛び降りて死んだと思ってる。
鋏は偶然だと思うけど、そのあたりが巧いなと思った。
死ぬことで、ギリギリ雪穂を守りたかったんじゃないかと思う。
189 :
無名草子さん:04/07/15 23:57
っていうか、幻夜に直木賞をあげて欲しい。
まじで
190 :
無名草子さん:04/07/16 00:38
直木賞は取れなかったけど、東野さんは腐らずにこれからもいい作品を
書いてほしいと思う。お偉方に評価されなくても読者は評価してるんだから
191 :
無名草子さん:04/07/16 06:09
>>190 お偉方には評価されてないんじゃなくて嫌われてるんだよね
ミス板の方の「読者は白夜のラストを誤解している」っていう東野の発言、
何が誤解?
・亮司が飛び降りたのは事故だと思うこと
・亮司が飛び降りたのは自殺だと思うこと
・雪穂は亮司のことも利用していただけ
・雪穂は亮司のことを利用していただけではない
・それ以外の何か
193 :
無名草子さん:04/07/16 07:42
それを言うなら今までの直木賞作家だって、受賞作より他の作品の方が優れていた。
結局、その作品の評価というよりその作家の評価としての直木賞なんだと思うよ。
>>192
ミス板に自分の見解書いといたけどちがうのかなあ
196 :
無名草子さん:04/07/16 21:01
>>194に賛成。
直木賞って、作家への功労賞みたいなものだろ。
だからこそ東野さんにはあげて欲しい。
これだけ実力あるのに直木賞もらってないのはおかしい。
197 :
無名草子さん:04/07/18 10:36
落選記録塗り替えてほしい。
たしか11作で新記録だっけ?それまで頑張れ。
198 :
無名草子さん:04/07/18 12:41
ノミネートされるだけでも素晴らしいと思います。
審査員に嫌われているのなら、ノミネートはされないのではないでしょうか?
ただ、毎回ノミネートされることで、新鮮味がなくなってしまう予感。
199 :
無名草子さん:04/07/18 14:13
>>198 候補作をノミネートする人間と、賞の選考する人間はまったく別だよ。
東野が受賞できないのは、単純に文学性の問題だと思う。
ミステリーであれ、ホラーであれ、ションベン臭い青春ものであれ、
仄かに香る文学性があれば誰でも受賞できる代物なんじゃね?直木賞なんて。
それを受賞できないのは、東野がパズル作家の域を越えられないって証しなんだよ。
今までノミネートされた作品は、東野の中でもパズル性の低いものばかりだと思う。
他の作家に比べてどうか、っていうのは分からないけど。
まー今回の直木賞は妥当な気もするけどな。
201 :
無名草子さん:04/07/19 23:42
幻夜を読み終えた。
504ページの下段で、震災後、美冬が一時的に身を寄せていることになっていた「最も
信頼できる人」っていうのが、結局「ブティック・ホワイトナイトの社長=雪穂」ってことで
いいのですよね? 失踪前に曽我が妻に語ったところによると「えらく若返っている」
ということだが、これが雪穂のことですよね?
それとも、ホワイトナイトの社長っていうのが結局美冬だったということなんでしょうか?
202 :
無名草子さん:04/07/20 02:13
白夜行、半分くらいまで読んで、鬱になってきて中断してるんですが・・・
203 :
無名草子さん:04/07/20 03:10
>>202 白夜行を初めて読んでいる人ですか?どういうところで欝になってきた?
登場人物の皆がひたすら不幸になってく(嵌められていく)描写ばかりじゃん。。。
今、「それ、カルチェの限定品ですね」 のとこ。
206 :
無名草子さん:04/07/20 14:54
>>204 なんとなく同意だが、まあ作品というのは最後まで読んで評価しましょう。
207 :
無名草子さん:04/07/20 15:41
184の文章書いたのおれだけど、1回読んでもし心に残るものがあったら
もう1回読んでみてください。たぶん感想が変わってくると思うよ
208 :
無名草子さん:04/07/21 12:29
白夜読んだけど、五百ページがなんとも冗長だったような気がする。
トラウマさえあれば、雪穂の悪行も正当化されるみたいな空気感がムカつく。
現実にはどんな不幸を背負っていようと、誰にも迷惑かけずに生きてる人が大半だというのに。
雪穂の主観が描かれないからミステリアスな魅力があるとかぬかす厨房がいるが、
単なる幼稚で残酷な自己中女だろ。最後は地獄に落として欲しかったね。
秘密のときもそうだったけど、東野は女に甘く、男に厳しいね。
209 :
無名草子さん:04/07/21 17:06
東野圭吾HPの白夜行に関する著者のコメントを抜粋
「ところで本作品にはトラウマとい う言葉は出てこない。そんな一言で済まされるものを
描いたつもりは全くない。早合 点した評論が多かったのには閉口した。」
どんな感想を持つかは人それぞれだし、つまらなかったり、むかつく人もいて
当然だと思う。でも上の著者の言葉を理解しておいてね
210 :
無名草子さん:04/07/21 23:30
>>208 東野さんは「トラウマさえあれば、雪穂の悪行も正当化される」
なんて言ってるんじゃないよ。
現に雪穂が「自分の歩んでいる人生は夜」と同僚の女性に言っている。
雪穂達は、世間的に見れば、確かに夜の中を歩んできた。
でも、二人にとっては、その夜の人生は昼間のように明るく輝いているものだった。
彼らが歩んでいる人生は夜は夜でも白夜だった。
だからタイトルが白夜行。
そういうことでしょ。
>>208 >雪穂の主観が描かれないからミステリアスな魅力があるとかぬかす厨房がいるが、
>単なる幼稚で残酷な自己中女だろ
作者の人物描写に対する評価を
雪穂自身に対する評価と履き違えていると思う。
>>206 最後まで読みました。
が、やはり私には合わないですね(´・ω・`)
でも別スレの「〜最高傑作」では1位になってるんですよねえ・・・
なんか、どこかで多少なりとも溜飲が下がるようなとこでもありゃいいのに。
213 :
無名草子さん:04/07/22 01:55
>>212 209にもあるけど、感想なんて人それぞれだし。
ただ208みたいに自分が納得できないからって、他の感想を持つ人の事を
けなすのは腹立つけどね。自分を絶対化するなって思う。
204さんは東野作品なら何がお気に入りなんですか?
214 :
無名草子さん:04/07/22 06:26
雪穂の店の名前「R&Y」は
「Ryoji&Yukiho」ですよね?
>210
> でも、二人にとっては、その夜の人生は昼間のように明るく輝いているものだった。
「白夜を昼だと思い込むことで、なんとか生きていけた。
でも本当の昼(太陽の下)を歩むことは許されない人生だった」
と自分は思っていたのだが・・・。
210氏の解釈なら、なんか少し救われた気になるね。
>>212 「白夜行」は感動する話ではなくて、感心する話です。
他の作品も読めば、構成、人物描写の点においてこの作品が
どれだけ突出しているかが分かると思う。
勧善懲悪型の話が好きであろうあなたとは合わないでしょう。
読書に求めるものも人それぞれだからね。
白夜行 がここで人気な理由
性的暴行等で人の心を操るような話というのは、ここ2chの年齢層にウケやすい。
218 :
無名草子さん:04/07/22 11:47
東野は、「トラウマなんて言葉はこの作品には出てこない。そんな一言で済まされるものを描いたつもりはない。」
とかぬかしておるが、実際トラウマが鍵になってるじゃん。基本的には、雪穂と亮二のラブストーリー書いてるつもりなんだろうけど、
この二人も過酷な運命の犠牲者なんだという雰囲気を出すためにトラウマだの不幸が必要だったわけで、犯罪者を心理的に免罪するありふれた構造。子供のときに大勢の男に犯されたとか雪穂自身の口から語らせる手法には閉口した。
しかし文芸批評に露骨に反応する作家って・・なんか興ざめ。そういう作家が真に深みを感じさせる小説描くのは無理っぽいなぁ。
鍵になるのと一言で済ますのは違うけどな
言っとくけどミス板の本スレはネタバレ禁止だからな。
コピペしても削除されるよ。
>>215 なるほどー、215さんみたいな解釈も確かに納得できます。
そういう見方もあったんだなあ。
参考になりました。
>>216 >勧善懲悪型の話が好きであろうあなた
自分ではそうは思ってないんだけど、まあそうかもしれない。
演劇とかではよくある手法だけど、どこかで緊張感が緩むような場面があると
よりシリアスな場面が引き立つ、とか、そういう部分がないような気がするんで
すよね、頁数も多いのに。なんか疲れたというのが率直な感想でした。
223 :
無名草子さん:04/07/24 02:54
ネタバレスレで美香をレイプされたのは雪穂や亮司の仕業だと言ってる人たちがいるけど、
そうなのかな?そうだとしたら美香の場合だけどうして最後までやったのかが説明できないんだけど。
俺はあくまであれは第三者が起こしたもので、同じような目にあった美香を見て
雪穂が彼女に自分の過去を話す気になったって思ってたんだけど。
224 :
無名草子さん:04/07/24 02:56
ごめん、なんか日本語おかしくなってた。
×美香をレイプされたのは
○美香がレイプされたのは
ネタバレスレの解釈じゃだめなのか?
>>223 へぇ〜〜
そうゆう解釈が有ったとは・・・・意外
>>223 あれを読んでも理解出来ない知性の持ち主に説明出来ることはありません。
>>223 あのストーリー展開で流しの犯行だと思えるあなた、素敵です
223を擁護するわけじゃないけど本スレかどこかでも同じような意見見かけたことがあるぞ。
まあ確かに亮司が娘にだけ射精できた理由が分からないんだけど。
>>229 「射精した」って何ページの何行目に書いてある?
>>229 写生しないで、装入しただけなんだけど・・・
なんか・・・いろんな解釈する香具師が多いね・・・(゚o゚)ポカーン
解釈以前の問題だよ、これは。
思い込みが激しいというか・・・
脳内で補完しすぎ
雅也が心中の舞台に船上パーティを選んだのには特別な理由があるの?
普通に夜道を襲うとかじゃダメだったのだろうか。
周囲の人間に対して自分と美冬の特別な関係を誇示したかったとか?
235 :
無名草子さん:04/07/26 10:24
時代の差では?
昔ならあの程度でもダメージをかなり負わせられたけど、
最後のは実際に事に及ばないと効果が薄い、とか?
236 :
無名草子さん:04/07/26 23:52
誰かが前に書いてたけど、ドラマ化するなら
雪穂(美冬)役は松島奈々子だな。
「幻夜」は「白夜行」の続編だと思いたい人には続編に、
思いたくない人には独立した物語に読めるようになっていると思う。
その辺がうまいというか・・・ずるい。
>>234 これまでの流れを見れば分かると思うんだが、君に対してのレスじゃないだろう。
なんで美香に対してだけは本当にコトに及んだか、ってことでそ。
上の方の話題
240 :
無名草子さん:04/07/27 19:43
美香が中田氏されたっていう描写あったっけ?
いや、だからないってば
だよな?
中田氏されたとは書いてないよな。
なんでミカだけが中田氏されたことになってるのか
なんでミカのレイプだけは雪穂の仕業でははいと思ったのか
もうちょっと他の意見を聞いてみたい。
ミカ:下腹部の痛みの描写。
眠らされ、襲われてる最中に(たぶん痛みで)目を覚ましている。
=つまり、挿入までされた。
エリコ・中学同級生:裸にされたが身体は汚されていなかったとの描写。
眠らされ、助けられるまで意識不明のまま。
=つまり、挿入まではされてない?
ミカだけ襲われ方がひどかったのは確か、かな。何でだろう。
ノリコに「お前はチロウや!」って言われてショックをうけたリョウが
色々と試行錯誤してた時期だったんだろ。
文庫版ってなんか削れられてるシーンないすか。
真・秋吉がバイトのネエチャンと結婚するときに
自分の過去を語って許してもらうシーンとか。
もしかしてハードカバー版にもこんなのなかったのか?
俺が個人的に妄想してるだけ?なにぶん、前に読んだのが5年以上前だから。
おっと名前間違えてた。園村友彦だ。
最近読んだ文庫の内容ですらこれだからなぁ、だめかもしれん。
文庫には智彦が結婚するシーンはなかったけど・・・
ハードカバー版にはあるの?
やぱハードカバー版買おうかな。
247 :
無名草子さん:04/07/31 11:46
あげ
248 :
無名草子さん:04/08/04 00:25
雪穂は笹垣をどうしたんだろうか?「幻夜」を読んでると自分の過去を探る
者は全員消しているから笹垣にも何か手を加えてもおかしくないと思うんだが。
亮司も雅也もいなかったから、消したくても出来なかったのかな。
笹垣から逃げるためというのも別人に成りすました理由の1つという気もする
>>248 別人になるだけで充分でしょう。
退職済みの老人ですから……。
美香の場合は、これからも家族として一緒に暮らしていくため、
より自分に従属させる必要がある、と雪穂は考えた。それには
単なる「脅かし」ではなく、よりダメージの大きい方法を考えた、
ということではなかろうか?
251 :
無名草子さん:04/08/06 02:24
亮二は親父と同じでロリコンだから美香だけは挿入までやったんでは?
>251
それは衝撃的な解釈だな(^_^;
亮司は、雪穂の指示どうりやっただけでしょ。
亮司の純愛物語は、相手が雪穂だった為に、最悪な人生になった。
雪穂に、利用され続けた可哀相な亮司物語ですね。
254 :
無名草子さん:04/08/06 21:15
亮司もやっぱり雪穂に操られていただけなのかな?
雪穂が言っていた自分を照らす光っていうのは亮司の事だと思ってたんだけど
255 :
無名草子さん:04/08/08 05:23
白夜行読むとミスチルの「HERO」が流れます
あー、分かるような希ガス
257 :
無名草子さん:04/08/08 19:28
おれは幻夜のラストの辺り(美冬に復讐を加えようとするところから自爆するところまで)
に平井堅の「瞳を閉じて」が流れる
雪穂は亮司を利用してただけではないでしょ。
亮司に対して思いがあるからこそ、「R&Y」って店の名前つけたんだと思うよ。
それが恋愛感情かはわからんけど。
東野さんは壮絶な恋愛を描いたみたいなこと言っていたよね。
259 :
無名草子さん:04/08/09 20:01
やっぱりそうだよな
亮司の冷酷な人間のようにしていて時折見せる優しいところがかなり好きだったから
東野さんがそういう考えを持って描いてくれたのはうれしい
亮司が死んだ事で、雪穂は完全犯罪を成功させた。
亮司が死んだ事で、雪穂は白夜から開放された。
亮司は死ぬ事で、純愛を貫いた。
261 :
無名草子さん:04/08/11 01:26
美香の場合実際のレイプまで行ってしまった…というのは
「二回目は”失敗”したから」とは考えられないだろうか?
一度目は相手を隷属させることに成功した雪穂は
二度目も同じ効果を狙って、同じような計画を実行した。
ところが、初めのうちはうまくいっていたが、やがて相手は
自分から離れていった。
(雪穂が、加奈子が離れていったとき
最初は戸惑っていた…という描写があったよね)
三度目は失敗するわけにいかない。相手は一つ屋根の下で
これからも一緒に暮らす相手なのだから。
そこで、より大きなショックを与え、混乱に陥れることで
確実に相手をコントロールできるようにした。
あともうひとつ思いついた事があったんだが
なんだか忘れちまった。
とりあえずこれだけ書いとく。
すまん、江利子だっけか。
間違えた…
雪穂は、自分が少女時代に悲惨な少女売春をさせられてたから、
レイプくらい何よ・・・私は、もっと悲惨だったのよ(T_T)と、
妬み、嫉妬、が有ると思う。
264 :
無名草子さん:04/08/11 15:52
雪穂って父親がいた頃はそこら辺にいる女の子といっしょだったのかなあ?
売春をさせられようになって大人の世界を知り、変わっていったのか疑問だ
265 :
無名草子さん:04/08/11 23:34
誰かすごいブスがヒロインの小説かかないのかな
雪穂は幼少期の件がなかったとしても
そこそこの悪女になっていたと思うが、どうか?
当然
268 :
無名草子さん:04/08/12 01:30
今日、やっと幻夜読み終わった。
誰かも書いてるけど美冬は下品で受け付けなかった…
雪穂には感じなかったのに。
「チャンスやで」ってのがギャグに思えてこのセリフが出てくるたびに萎え萎え。。
ところで雪穂を芸能人で例える人がいるけど、私は最初に読んだとき
「悪女聖書(バイブル)」←漫画です、だ〜!って思ったので
美冬もあの漫画の主人公の顔で読んでしまってちょっと後悔でした・・・
ついでに書くと前に芸能人の人相学、みたいのを雑誌で見たとき
アーモンドアイ美人の代表は羽田美智子だって書いてありました。
あとモー娘。の藤本美貴なんかもそうみたいです。
学生時代→藤本美貴
社会人→
幻夜→羽田美智子
とか面白いかもです。
270 :
無名草子さん:04/08/12 01:39
「アーモンドアイ」って表現は使い古されてて陳腐では?
せめて「アーモンドフェイス」とか「ピスタチオみたいな目」とか書いて欲しいね。プロの作家なら。
>>270\
> せめて「アーモンドフェイス」とか「ピスタチオみたいな目」とか書いて欲しいね。プロの作家なら。
それもどうかと思うなぁ・・・
なぜ\が・・・
雪穂の本性は、育ちは悪くて、悪知恵が働き人を踏み台にして成り上がる悪女。
だけど、顔だけは綺麗で品が良い。
芸能人にたとえると・・・。
274 :
無名草子さん:04/08/12 12:32
いくら顔だけは綺麗で品が良くてもなぁ。
あの大阪弁だけは駄目。
いくら雅也の気を惹こうとしてでも、もしかしたら雪穂も素ではこんな感じだったのでは
と思ってしまう。普通の姉ちゃんじゃん・・・って。
私の身近に関西人がいないからかもしれない。
絶世の美女が大阪弁を操る想像が出来ないんだよね。
脳内変換だとオセロとか上沼美恵子になってしまう・・・_| ̄|○
>>274 お笑い系の関西弁しか知らないようでつね。
ちなみにドコの地域の方?
キレイな子が上品に関西弁使うと、本当にグラッときますよ・・・
京都弁は、サスペンスドラマに向いてると思うけど・・・
腹黒くて、美しい殺人女って、良いと思うけど。
>>275 神奈川です。
常盤貴子とかが関西弁話しているのは聞いたことあります。
あ、あと藤原紀香も(ウロ覚え・・そうですよね?)
でもこの二人も関西弁で喋るとどうも庶民的(親しみやすい)感じがしてしまって・・
(映画やドラマでイイ女を演じているときとは別人のよう)
「慣れ」の問題かもしれません。
あと、京都弁は同僚の奥さん(めちゃめちゃ美人)が話しするので知ってます。
おっとりした感じがまさに「品の良さ」と「腹黒さ(本音を見せない)」を
感じさせて良いですねー。
>277
おまえの周り話やおまえの好みの話なんてどうでもいい。
だれも聞いてない。
279 :
無名草子さん:04/08/19 14:05
age
280 :
無名草子さん:04/08/21 19:48
有吉佐和子スレに書いてあったのだけど…。
>東野圭吾の「白夜行」読んだんですけど、あの女のイメージが有吉先生の
>「悪女について」とかぶってしょうがない。
>というか比べると東野の小説がひどくレベルの低いもののような気がしてきた。
有吉先生も好きだから読んでみようと思います。
そんなのいちいちコピペしなくていい。
しかもageで
悪女について もおもしろいよ。
主人公を周りの視点のみで語るという点は似ているけど、
でもそれ以外は被る点は無いと思うけどな〜
283 :
無名草子さん:04/08/24 22:06
白夜行読みました。
雪穂と亮司の微妙な関係が、最後まではっきりと書かれていないところがよかったです。
(色々想像できて楽しい)
雪穂の化けの皮が剥がされないままってのもちょっとガカーリな気もしますが…
続編もあるんですね!さっそく借りてきます〜
>>283 君は「幻夜」読まない方がいいと思う。
さらにがっかりすることになる。
原野をまだ読んでないので、スレを見ないで書くが、
亮司が少年期に男娼のような仕事をするのは、雪穂への罪滅ぼしなのではないのかと思いました。
自分も同じ境遇を味わってみようとしたのでは。
意識はしてなくても、無意識にね。
それにしても、雪穂の母親は死ぬべきだ(いや、死んでるけど。つーか、もう一回死ね)
他の貧しい国でならいざ知らず、1970年代の日本で30代の女が、小5の娘一人食わせられないってどういうことよ?
娘に売春させといて、自分はタラタラうどん屋でパートしてんじゃないよ!
娘売っといて、自分は公園のブランコで黄昏てんじゃねー!
もちろん亮司の親父も死ぬべきだ。
亮司の雪穂への献身は、親父の罪に対しての贖罪なのだろう。
親の罪を息子が命で償う、ということ。東野の意図としてはね。
雪穂は最後まで亮司を許さなかったのかな?
続編の原野でそこらへんは明らかになるんですかね。
>>285 >雪穂は最後まで亮司を許さなかったのかな?
手編みの小物入れをあげたり
ブティックに「R&Y」という店名をつけたりするところを見ると
雪穂もまんざらではなかったような気がする。
小物入れの件に関しては「桐原の心を掴んで思い通りに動かすため」とも考えられるが、
ブティックの店名に関しては雪穂が桐原を特別な人間だと考えていたことを
裏付けていると思う。
>続編の原野でそこらへんは明らかになるんですかね。
君も「幻夜」読まないほうがいいでしょう・・・
>285
うろ覚えでスマソが、
亮司はもっぱら友人たちを誘っていただけで、自分では女性客の相手は
してなかったんじゃなかったっけ?
>>287 んだ。
単に儲かったからだと思ってる。
なんで原野読むなって言うの??釣りですか?
どっちにしても当分読めそうにありません…図書館で予約入れたら50人待ちだった…1人2週間借りたとしたら…orz
>>289 千円でおつりが来るんだから、買えばいいじゃないか。
名作は何度読んでもおもしろいぞ。
292 :
無名草子さん:04/08/26 00:41
>>289 二千円でおつりが来るんだから、買えば良いのに・・・
待つなんて・・・
いや、まあ、買ってしまって「損した...!」とか思いたくない人なのかもしれないし。
自分は何故か中古本や図書館本が苦手なので(部屋ちらかってたりわりと大雑把な方なのに
買っちゃうけど、借りるという選択肢だってそこまで否定することじゃないと思う。
更に言えば、ここの白夜行読者には幻夜は評判悪いわけだしw
289が近所の人だったら貸してあげたいくらいだ。
294 :
無名草子さん:04/08/26 02:18
大学時代の親友、江里子(だっけ?)をレイプするのはなんでだろ。
これ以上深入りされないように自分から遠ざけるため?
白夜行ファンだけど幻夜も好きだよ
あれはあれでアリかと。
つい最近白夜を読み終えたんだけど。
雪穂とリョウにかかわった人たちで不幸度が違うのはなぜだろう。
友彦とちづるは「いつかやられる!」と心配してたのに幸せENDっぽいし。
あと、探偵さんも実家に埋められてるのかな。
あとあと、リョウの母親が普通にその後の人生送ってるのが解せなかった。
そして、養母は手にかけなくても・・・。
でも、もう一回読み直すんだろうな。
>>294 篠塚と別れさせるため
>>296 友彦は桐原にノウハウを提供してくれる大事な仕事仲間。
三沢千都留は雪穂が高宮誠と離婚するための口実。
不幸にする理由がない。
2人が排除するのは自分達の邪魔になる人物だけ。
>297
邪魔な人物は排除、で思ったんだが、
いちばん真実を知っていたはずの刑事・笹垣が、狙われたという記述は
ないよね?
雪穂も亮司も笹垣の動向に気が付いていなかったからだろうか?
それはともかく、
笹垣と雪穂が対峙する場面というのを読んでみたいものだ。
299 :
無名草子さん:04/08/26 18:52
刑事・笹垣のイメージは、伊東四朗ですね。
自分の中では山崎務。
>297
でも篠塚と別れさせる(つきあおうとするのを阻止)→レイプ
高宮と別れさせる(結婚前逃亡させない?)ため→別のホテルに移動させる。
てのが寛大すぎやしないかと。
雪穂としては自分の思う相手がよそに目を向けるの面白く思わなかったろうし。
それか、高宮とは時期がきたら離婚ということも想定してコマを残しておいた
のかな。
>>298 笹垣と雪穂は対峙したでしょ?
篠塚康晴邸と、あとラストシーン
>>301 「寛大」って・・・雪穂だって好き好んで無益な犯罪行為はやらないでしょ。
三沢千都留の件に関しては、高宮が結婚式前日に会いに行くことさえ
阻止できればよかったんでしょ?
離婚のコマ説に関しては、この時点でそこまで考えてたかどうかは不明。
あと、江利子はレイプされてないからね。
江利子の場合は「おしおき」みたいな意味もあったからね。
笹垣とは対決して欲しかったなぁ。
原野との間に何かあったと想像してみたい。
>301
篠塚には恋愛感情を抱いていた。しかも、あのえりこに負けるという屈辱。
→激しい嫉妬・憎悪の対象
高宮には恋愛感情はなく、単なる金づる。千鶴の存在は、またそのうち使える、
と判断した。
美冬=仲間由紀恵
雅也=竹野内豊
で読んでますた。
>>301 江利子はレイープされてないよ。
茶巾絞りされただけじゃない?
自分を引き立たせるために地味な江利子を連れて回ってたのが
自分に振向かせるつもりの篠塚が江利子に目をつけて、
で、江利子がだんだんかわいくなってきて
自分の立場が危うくなってきたから、やっちゃったんだと思う。
308 :
無名草子さん:04/08/31 00:35
白夜行は2年くらい前に読みました。誰か同じようなこと言ってたけど、
読んでるときはおもしろかったが今はほとんど内容を覚えてない。
個人的に東野作品で好きなのは[手紙]是非読んでみて!
309 :
無名草子さん:04/08/31 01:11
白夜行、幻夜、片想い、手紙は今でも余韻が残ってるな。
白夜行、幻夜は最後の悲しげな終わり方が忘れられないし、手紙、片想いは
色々と考えさせられたり、興味を強く持たせてくれたからいつまでもでも忘れられない。
話は変わるが、今真保作品にはまっている。でもよく言われるとおり本当に
この2人似てるね。題材がよくかぶるっていうのもあるけどなんというか小説を
通しての雰囲気がそっくりな気がする
310 :
無名草子さん:04/08/31 02:22
東野ファンにお薦めの真保作品は何ですか?
312 :
無名草子さん:04/08/31 14:14
白夜行の感想も書いてあるんだし、別にいいんじゃない?
>>310 おれは「黄金の島」、「奪取」、「ホワイトアウト」をオススメするよ。
真保の話は完全にスレ違いだろ
白夜行の最後の数ページは
どんなハリウッド映画にも負けないくらいの
スリリングな場面展開だったね。
心臓止まりそうだったよ。
316 :
無名草子さん :04/09/02 23:15
さっき白夜行読み終えた。
オレは亮司の父親が殺されたのは、
雪穂が計画してやったんだとおもう。
だって雪穂をビルに連れ込むなんて不自然だから。
親父はアパートに連れ込もうとした。その間雪穂の母親は
買い物に出かけていた。(いかされていた)
だから公園で時間をつぶしていたんだと思う。
でも雪穂は親父をビルに連れ込み、亮司はダクトの中で待機。
親父が油断したところで亮司が殺した・・・
どうだろう?
317 :
無名草子さん:04/09/03 01:54
>>316 真相がはっきりとしているわけじゃないから、その解釈もありだと思うけど、
私はそう思いたくないな・・・。
それならこの物語の重さというか、切なさ、哀しさがなくなってしまう気がする。
幻夜、今読み終わった。読むか迷ってたんだけど読んでしまいました。
面白かったけど、白夜行みたいに興奮しなかったな。後を引く感もあんまりない。
白夜行で勝手に自分が描いてたものを壊された感じがした。
ま、これは自分の主観なんだけど。
318 :
無名草子さん:04/09/03 02:51
おれも幻夜は好きなんだけど、白夜行みたいに色んな解釈ができないからな〜。
美冬が裏から手を回しているっていうのが前提で話が進んでいるから、「謎」っていう
部分で面白みを感じれなかった。それでも楽しく読ませられるのは東野さんの
力量のおかげなんだろうけど
>>316 妄想膨らませすぎ。
その辺の経緯は笹垣刑事の視点から説明済みだよ。
もう一回ちゃんと読んでみることをお勧めする。
>>319 たしかに。
でも笹垣刑事の説明も彼自身の想像にすぎない。
雪穂が売春をさせられていたなら、その場所は
いつも決まっていたと思う。
寺崎がアパートに何度か行っていた、というところからも
想像できる。
具体的な計画を立てていなかったにしても、
雪穂は亮司に助けを求めたんだと思う。
自分がひどいことをされているところを亮司に見せて・・・
そう考えると物語の切なさ、哀しさは無くならない気がする。
いやいや、笹垣刑事が雪穂を19年間も追い続けて出した結論に
イチャモンをつけるのは如何かと思うぞ。
by 笹垣ファン
322 :
無名草子さん:04/09/03 13:32
小学生の頃から売春させられていた雪穂は、二重人格だったと思う。
幼児期にそんな体験をした子は、普通の精神状態では無いと思う。
323 :
無名草子さん:04/09/03 14:00
白夜行は二重人格とかトラウマとかそんな安っぽいもので
片付けられないと思うんだけどな
雪穂は亮司が父親を殺すとまでは考えていなかったのかもしれない。
ただ現状から抜け出したくて、でもどうすれびいのか分からなくて・・・
誰にも心を開かない雪穂が唯一心を許した存在である亮司にだけは
自分のことを理解してほしい・・・
そう思ってあの場面を見せた・・・
その結果、亮司は自分の父親を殺してしまう。
そして雪穂は母親を殺す。
亮司もおばさんの相手をする・・・
おたがいに傷つきあって成長していくというような物語、のようなきがする
>>323 公式のコメントそのままですね。
白夜行
著者の一言コメント
ある人物の成長過程を描き、それがそのまま犯罪小説になる、というものを書きたかった。
また、周囲の人々からのみ描き、主人公の内面は想像するしかない、といったふうにもしたかった。
登場人物たちは何が起きたのかを知らず、真相は読者にだけ わかる、という構造である。
『小説すばる』に連載、というのは正確ではない。じつ は短編連作という形をとっていた。第一回の作品は、本作第二章にあたる。
その時点 で、まだ書かれていない第一章のことを決めておかねばならず、
その後の作品もすべ て、後々に長編として繋がることを前提に書かれた。
考えてみれば、大変な仕事だっ た。
出来はともかく、思い入れの強い作品である。ところで本作品にはトラウマとい う言葉は出てこない。
そんな一言で済まされるものを描いたつもりは全くない。早合 点した評論が多かったのには閉口した。
俺はちょっといいことしようと廃ビル連れ込んで
手コキ(&フェラ?) だとおもった
亮司が小さい手うんぬんと言う所からの推測
おれは雪穂が亮司に父親を殺すように仕向けた(わざと見せつけた)とおもってる
そういうわけで亮司には確実にトラウマはあるとおもってる
雪穂にはトラウマなんか感じなかった。もう彼女の人生というか存在自体がアレだとおもった
あと、作品は作者の意図することより読み手の読後感がすべてだとおもってる
下手くそな文章だな
329 :
無名草子さん:04/09/07 00:35
ここまで議論をさせてしまう白夜行はやっぱすごい。
読んだときは、亮司と雪穂が羨ましかった。あの関係が。
ここまではしたいと思わないけど、これくらいの関係を持てる人に出会いたいとか思った。
ものすごい壮絶な恋愛物語な気がしたな〜。
それだけじゃないけど。色んなこと考えた。東野さん、大好き。
これくらい衝撃を受けさせる作品を書いてくれ〜。
キモ
議論っつーか、ここ最近は一部の香具師の妄想カキコだがな
ところでみんな、俺は白夜行のストーリーテラーとも言える
笹垣刑事のファンなんだが、変か?
「追いかけてるで・・・・・・・ハゼとエビの両方をな」
笹垣刑事について、もっと知りたいね。
不夜城とだぶったんだが・・・変かな?
337 :
無名草子さん:04/09/07 15:37
幻夜を、読んでる最中です。
主人公の女は、沢口靖子をイメージして読んでいまつ。
なんだと!
妄想多い奴らの為の隔離ネタバレスレだからいいじゃねーかよ
328も下手な文章でいいからもっとおもしろいレスしろよな
「白夜行」読了。
いまさっき読み終えたんだが、俺は調子がのってくると2.3行づつとばしながら
読んでしまう癖があるので、もういちどじっくり読み直さないと。
なんせ最後は、30分で100ページ読んでしまった(笑
東野圭吾の作品は初めてだった。どれを読もうかと思っていたら、
このスレをはじめ、いろんな板・スレで「白夜行」の名前がひんぱんに
出てくる。それでこの本から入った。
確かに手錬の作家の絶頂期の作品、という感じがする。東野がすばらしい
ストーリーテラーだという意見にも全面的に賛成する。
東野圭吾というと、青春ミステリーのイメージが強くて、俺くらいの年齢では
とっつきにくい感じもあったんだが、十分のめりこませてくれる小説だった。
>>341 もう一度じっくり読むと新たな発見があると思いますよ。
「こんなところに伏線が!」みたいな
いってみれば、桐原と雪穂との壮絶なラブストーリーだね。
レスの中には、ラストシーンの桐原の死に対する雪穂の態度が解せない、
という意見もあるようだが、あのシーンでは彼女はその神がかり的な
魂の強さで涙をこらえた、と解釈すべきだ。
・・彼女は一度も振り返らなかった。
この一行で小説は終わる。・・そう、振り返ると涙を見られてしまうからだ。
この小説の最初の伏線は、雪穂が「風とともに去りぬ」を読んでいる
シーンだ。襲いくる運命の激しさに抗って生きる一人の女性の物語。
雪穂のサクセス・ストーリーも含めて、スカーレット・オハラの姿は
彼女と重なっていく。
>>343 俺は結局、桐原も雪穂の手の中で踊らされていたに過ぎなかったと
解釈して身震いしたんだが、貴方の解釈も中々良いな。
345 :
無名草子さん:04/09/07 22:18
幻夜読み終えたんでつが、白夜行の続きと言われるのは、
美冬の正体は雪穂ではないか?と思えるからでつか?
百夜行を読んでいる時は、仲間由紀恵イメージですたが・・・貧乏臭い美人
幻夜は、沢口靖子イメージだったし・・・関西弁の美人
別人だと思います。
にしても、雅也みたいなバカが、いるわけ無い!!と思いました。
もうひとつ。
桐原と雪穂は本当に愛し合っていたのか。このスレでは、この点で
議論があるようだが、これは二人の間に肉体関係があったかどうか、
というのがポイントだろう。
これには二つの記述が答えを出してくれる。
雪穂は性的に満足したという記述が無い。濡れない。一方で桐原も
射精しない。桐原にはある相手ならば射精できる、ととれる記述がある。
「典子は手が小さい」という言葉だ。
これは桐原と雪穂との間に肉体関係があり、彼ら二人のセックスに
おいてだけ、性的満足が可能であった。
そう解釈すべきではないか。
桐原は悪人で殺人を含めてあらゆる犯罪に手をそめるが、性暴力については
妙に淡白な印象を受ける。これはやはり雪穂が相手でなければ、
不能だった、とみるべきかもしれない。
それにしてもこの小説、伏線の塊なんだよな。んだからこうやって
解釈論が百出するわけだ(笑
347 :
無名草子さん:04/09/07 22:28
>>343 言いたかったことをあなたに言われてしまったようです。
誰かオレと笹垣刑事の話しようぜ!
>>343 >あのシーンでは彼女はその神がかり的な
>魂の強さで涙をこらえた、と解釈すべきだ。
その解釈に対して著者は異を唱えているらしいが
さらに一点。
今ぱらぱらめくり返していて思ったんだが、この小説には続編があるようだ。
あるいは完結篇と言ってもいい。
俺は「幻夜」とやらを読んでいないが、これとは違う、「白夜行・完結篇」
とでもいうべきものだ。東野圭吾はおそらくそれを念頭において、
「白夜行」を書いている。
そう思う理由は篠塚一成の存在だ。雪穂の篠塚に対する感情は特別なものだ。
これは第五章で、嫉妬から川島江利子を排除したことからも明らかだ。
そして小説の中で、篠塚の存在はきわめて大きい。後半になると狂言回しの
ような役割を担ってくる。
桐原との愛は、いわば桐原の父性的・保護者的な立場からのものだが、
雪穂の篠塚に対する愛情は、オトコに対する粘っこいオンナの欲望だ。
「白夜行・完結篇」は、雪穂と篠塚との関係が軸になってくる。
・・俺にはこう思えるのだ。
だが篠塚は桐原とは根本的に異なる存在だ。自らが陰を背負い、雪穂に対する
闇のなかの白夜を作り出す弱々しい太陽であった桐原と違い、篠塚は強烈な
太陽そのものだ。彼の人生は明るく輝きに満ちている。
・・そして、篠塚は雪穂の悪魔性に気づいている。
この二人を軸にした「白夜行・完結篇」を、東野は書くのではないか。
介入不要のようですね
>346
自分は、雪穂と亮司には肉体関係(恋愛感情)は無かったと思う。
>>352 あなたと同じ解釈をする人は多いと思うし自分もそうなんだけど、
「読者の多くがラストシーンを誤解している」みたいな東野氏の発言があったらしい。
となると、最後桐原を見捨てたのは道具の切り捨てに過ぎないのかな、と。
ただ、桐原を太陽に例えた点、手編みの手芸品をプレゼントした点、
ブティックに「R&Y」と名付けた点等から考えると、
特別な存在であったということは疑いようがないとも思うんだが。
>>343 >>354 個人的には
「雪穂にとって桐原は無二の存在であり、
だからこそあの結末でも雪穂は涙を流さない」んじゃないかと考えています。
あの状況で下手に動揺して、万が一にも桐原との関係が疑われたりしたら
今まで二人三脚で築き上げたものが台無しになる可能性もあり、
それこそ桐原の献身(というか人生そのもの)を無に帰す行為じゃなかろうか。
桐原のためにも雪穂は生き様を貫かねばならなかった。
そういうわけでで自分の想像するラストシーンでは
雪穂は恐ろしいくらいの無表情でエスカレーターをのぼっていくのですが…
(現実で大切な相手だったらそんな反応有り得ないけど、そこは良くも悪くも小説なので)
桐原を体よく利用してた部分も皆無ではないだろうけど
希望半分でそう考えたい…
356 :
無名草子さん:04/09/08 05:41
東野さん曰く白夜行は壮絶な恋愛を描きたかったそうだから、亮司が雪穂に
踊らされていたっていうのはないでしょう
357 :
無名草子さん:04/09/08 05:46
それとおれが思うに、東野さんが誤解しているっていうののはそれこそ
雪穂が冷酷な人間で亮司が死んでもなんとも思わないっていう解釈の事を言ってるんじゃない?
おれも初めて読んだときにそう思ったし
>>354 >>357 ふふん。つまりは東野圭吾は、雪穂が桐原を切り捨てた。という解釈に
対してこそ、異を唱えているとみるべきだね。
もし雪穂悪女説に立ては、この小説に出てくる大半のエピソード、伏線が
意味をなさなくなるし、そもそも、最初の殺人事件からの結末まで続く小説の
軸線がおかしくなる。
ま、いろいろな解釈が出てくるのも、あっさりしすぎるエンディング、
そして伏線だらけのこの小説そのものが原因なわけだが。
359 :
無名草子さん:04/09/08 18:38
幻夜を読んで思ったんだが、雪穂=美冬と気づく人は曽我以外にも
たくさんいるはずだが……
雪穂は人気ブティックの辣腕経営者で、美冬は「花屋」の社長夫人で
更に美容室の経営にも成功している。
高宮は?篠塚は?笹垣は?
あれだけ目立ってたら、普通はばれるだろ。
360 :
無名草子さん:04/09/08 19:41
ばれないために整形繰り返してるんでしょ。
曽我と会った時の姿が雪穂の姿だったとは限らないし
>>359 曽我は雪穂の存在は知らない。
美冬の上司としか認識していない。
だからニセ美冬=雪穂と断言することも出来ない。
362 :
無名草子さん:04/09/08 21:11
「白夜行」のそもそもの発想の原点は、
犯人に、その犯人と全く接点の無い他人の共犯者がいたならば、完全犯罪を
成し遂げられるのではないか。という東野のミステリー作家らしい
アイデアだったのではないか。
その通りに、桐原と雪穂は小説中では全くの他人として行動していく。
その他人同士が共犯関係になることによって、彼らは次々と完全犯罪を
成し遂げていくわけだ。
しかし、全くの他人が共犯になることはありえない。そこで、この二人には
最後に明らかにされる共生関係が編み出された。これが、この小説の切ない
骨格となったわけだ。
363 :
無名草子さん:04/09/08 21:16
文庫になったの、安いやつのこと。
探したけどなかったよ。
幸穂と享司って、どうやってコンタクトを取ってたんだろ
>355の解釈に同感だなあ。
ま、あと、単純に
人間って死を目の当たりにして泣くんじゃなく
ふとした日常の一コマでその人がいないことを再認識したり
(例えば、ただいま〜と言っても返事が返ってこない、みたいな)
その人の事を思い出したりしたときに涙が出るもんだと思うので。
あのシーンで涙をこらえてるってのが、私にはちょっとピンとこなかった。
でも雪穂は、あとで亮司のことを思い出して泣いたりはしないかもね。
死んだ人のために泣くことがその人に対する愛情表現、とは
思ってなさそうだし。
366 :
無名草子さん:04/09/08 23:00
>>364 電話。ポケベル。サンタクロースの扮装。
しょっちゅうコンタクトとってる。
>>366 肉体関係にあるわけでもない、それだけの関係であったのに
二人が深く愛し合っていたというのは無理がある。
やはり桐原は雪穂に利用されていたに過ぎない。
雪穂や美冬のような人間はいるかも知れないけど、
亮司や雅也のような人間は、いるわけない!!
好きな人の為に、人殺しまでするほどのバカっていないよねぇ〜
>367
肉体関係の有無だけが愛情を図る全てでもあるまいに。
370 :
無名草子さん:04/09/09 05:51
>>361 曽我は美冬の上司の雪穂の事を知っていると書いてあるよ。
>>370 雪穂って名前が、何ページの何行目に書いてありまつか??
思い込みでは?
>>370 ニセ美冬は雪穂なのか(白夜行の続編なのか)と気を揉ませるのが
この作品の最大の売りなのに、はっきりと「雪穂」の名前を出すわけがない。
>367
高校時代に友彦の女がホテルで死んでしまった件では、
亮司を助けるために雪穂が深夜にもかかわらず家を抜け出す
というエピソードもある。
恋愛感情や肉体関係があったかどうかは置いとくとしても、
雪穂が一方的に亮司を利用というより、互いに支え合う「同志」
的な関係だったと見るべきではなかろうか。
>>373 >高校時代に友彦の女がホテルで死んでしまった件では、
>亮司を助けるために雪穂が深夜にもかかわらず家を抜け出す
>というエピソードもある。
それは桐原を助けることが自分の利益になるからそうしたんだと思うが。
以後も桐原に色々助けてもらうつもりだっただろうし。
>雪穂が一方的に亮司を利用というより、互いに支え合う「同志」
>的な関係だったと見るべきではなかろうか。
だからそれもちょっと違うと思う。
ひたすら尽くすことが桐原の雪穂に対する愛。
ひたすら尽くさせることが雪穂の桐原に対する愛だと思う。
>374
自分の利益になるから桐原を助けた
と
(桐原に)ひたすら尽くさせる
というのは矛盾してない?
してないだろ
377 :
無名草子さん:04/09/09 16:58
「自分を照らしてくれる光があるから夜の中でも生きていける」っていうような
事を雪穂が言っていたと思うけど、この光っていうのは亮司のことだよね?
だったら恋愛感情かどうかははっきりしないとしても雪穂にとって大切な
人だったっていうことは間違いないと思うんだけど
個人的には亮司の作った切り絵のようなラストになると思ってましたから意表をつかれました
>>377 自分にとって大切な環境だった。ともとれる。
380 :
無名草子さん:04/09/09 23:06
>>371>>372 本物の美冬の上司を知ってるって事。
上司=偽美冬=雪穂である事は白夜行と幻夜読んだ人なら
誰でも分かるだろ。
R&Y改めてホワイトナイト
>>380 言ってることが支離滅裂だが・・・まあいいか
>>380 読者が分かるのと作中人物の曽我が分かるのとは違うわけだが。
>377 >379
「白夜の中の光」ってのは、それなりの思いがこもった比喩。
それが恋愛感情なのかどうかはともかく、
単なる「環境」=都合のいい男って意味ではないだろう。
美冬の正体が雪穂だとすると・・・
雪穂は、ますます恐ろしい殺人鬼になったね。
完結編で、惨めでこのうえない哀れな殺され方で、最後は死んで欲しい。
>>384 直接自分は手を下さないわけだがな。
雅也みたいに便利な操り人形はそうおいそれと手に入らないだろうし、
あれ以降はもう何も出来ないんじゃない?
386 :
おやぢ:04/09/11 09:03:15
再度じっくり読み返した。これほど余韻を引っ張る小説を読んだのは久しぶりだ。
まだ余韻が残ってる。
松本清張が逝き、大藪春彦も去り、西村京太郎や内田康夫なんか読む気がしない。
これであと森村誠一がいなくなったら、日本のエンタテイメント小説界に人無し、
となるのではないかと思っていたら、まだ東野圭吾という才能が
あるようだ。
・・安心したよ。
387 :
おやぢ:04/09/11 09:10:53
それにしてもこのスレ、若いのばっかりなんだな。だからだろうが、
おまいら読み方が浅いぞ(笑
桐原と雪穂は恋愛関係にある。これがこの小説の基本線だ。
当然二人には肉体関係もある。考えてもみろ、雪穂は小学生の時から
ロリおやじ相手にHしまくってたんだ。それから救い出してくれた
桐原とのセックスを拒否する理由がどこにある。
おそらく第一章あたりから、ズバズバやりまくっていたにちがいない。
388 :
おやぢ:04/09/11 09:17:51
「白夜行」の小説的発想の原点は、「全く他人の共犯者の存在による
完全犯罪」だ。
雪穂と桐原は、表面上は全くの他人として人生を歩んでいる。
二人がわずかでも関係があることがバレれば、それは直ちに全ての犯罪の
露見を意味するからだ。しかしながら犯罪の実行においては、絶妙の
タッグを見せる。そのためには雪穂と桐原の絶対的信頼関係が必要だ。
二人はあらかじめ入念に打ち合わせをしたのだろうが、実行の際には
基本的に単独行動だ。たとえ太陽が西から昇ることがあっても、
相手が自分を裏切ることはありえない、という絶対の信頼がなければ
これを実行できない。
一部のレスが言っているように、相手を利用したりされたり程度の
関係では、ここまでは不可能だ。あまりにも無理があり、二人の同盟は
どこかで破綻をきたしていたはずなのだ。
このような濃密な人間関係が可能なのだろうか。確かに、現実社会では
「?」だ。ある程度人生経験を積んだ俺のような年齢の者が読むと、
この二人はまるでバケモノのように感じられる。しかしそれにリアリティを
与えるのが、手練の作家東野圭吾が語りあげる、ラストに明かされる
雪穂と桐原の哀しくも切ない秘密なのだ。
桐原と雪穂は恋愛関係にある。いやそれ以上だ。それは「宿命的絆」
とでもいうべきものだ。適当な言葉を小説の中から捜してみると、
笹垣刑事のモノローグにある「彼等は自分たちの魂を守ろうとしている
だけなのだ。」という表現が適当だろう。
・・桐原と雪穂の同盟。それは自らの父親を殺した少年と、
幼女売春の地獄から救い出された少女が、あのビルの一室で互いに
感じあった「互いの魂を守るための宿命的絆」というべきものだったわけだ。
この作品は主人公の行動描写のみで構成されている。
だから、読み手によって様々な解釈があるのは当然。
それをこうなんだ!と決め付けるのは結果的に
この作品の価値を貶めることになる。
気をつけて欲しい。
>388
うならせられるほどの名文。オリジナルだとしたら素晴らしい。
それともコピペ?
気持ち悪い自作自演だな
恋愛関係=肉体関係って短絡思考なのがいかにもオヤジだな。
393 :
無名草子さん:04/09/11 14:18:29
ここはいろんな解釈を披露したり議論する場でしょ?なんで読み方が浅い
とか決め付けるわけ?自分の考え以外認めないっていうのはそれこそ浅い考えの持ち主だよ
394 :
無名草子さん:04/09/11 15:39:50
自分達にとっての邪魔者はことごとく排除してきた、雪穂と亮司が
なぜ、笹垣と一成だけは、ほったらかしだったのかが分からない。
一成が雪穂から受けた罰って、左遷くらいだろ。
一番鬱陶しい笹垣に限っては、何もされてないからな。
>>394 一成は雪穂に愛されていたのだから言わずもがな。
笹垣は仮にも警察の人間。それこそ相当な芸当を持って
偽装殺人等を行わなければ足が付く。
396 :
おやぢ:04/09/11 16:00:19
>>390 ありがと。こっちは書くほうも年季が入っていてね。
>>392 キミは青いな(笑 まだ彼女はいないと見た・・。
これから傷ついたり、泥まみれになったりして、経験をつまないと、
雪穂と桐原みたいな恋愛は出来ないぞ(笑
397 :
無名草子さん:04/09/11 16:12:54
>>395 警察の人間つったって普段はただのオッサンだろ。
雪穂は人を本気で愛するなんて事が出来るとは思わないけど……
左遷って中途半端だよな。本当に一成を愛してたのかどうかも怪しい。
本当に一成の事が好きなら、大学時代からもっと積極的に
モーションをかければ良かったのに、その辺の所は記述されてない。
雪穂にとって一成は、自分が誘惑しても誘いに乗って来なかった
唯一の男だから、そういう点で意識があったのかなとか思う。
>>397 笹垣自体を消すのは簡単だが、身内が殺されたとなれば
警察はだまっちゃいないという意味だと思うぞ。
笹垣は警察内でも人望があったようだしな。
399 :
無名草子さん:04/09/11 17:03:16
>>398 職務中ならともかく、私生活で酒飲んで酔っ払って歩いてる時に
強盗に襲われたとしても、それは関係ないと思うけどな。
それに、警察の捜査ってのは元来組織的に行われる物であって、
担当外の事件を個人的に追ってるような人間が殺されても
犯人=笹垣がマークしてる人物だとは思われないはずだろ。
実際に作品の中でも、笹垣は自分の推理を警察内で発表したら
頭がおかしいと思われるとか言ってた。
>>397 >本当に一成の事が好きなら、大学時代からもっと積極的に
>モーションをかければ良かったのに、その辺の所は記述されてない。
親友の江利子があんなことになったのに、
そこに付け込んで篠塚にモーションをかけるなんて出来るわけがないだろ。
>>399 じゃあさ、笹垣が殺されてたら物語どうなってたと思う?
真相に迫る人間が他に誰かいる?
>>400 そうかな?
江利子をあんな目に合わせたのは、一成を狙ってたから
という見方も出来る。周囲の人間を自分の思い通りに
操ってきた雪穂が、その件だけ上手くいかなかったというのは
考えにくい。
>>402 >江利子をあんな目に合わせたのは、一成を狙ってたから
>という見方も出来る
「見方も出来る」もなにもその通りだよ。
ただ、江利子と篠塚を別れさせることに成功したからといって
すぐさま江利子の後釜に納まるわけにはいかないだろ、って言ってんの。
>>401 いや、この作品の矛盾点を重箱の隅をつつくように挙げて見ただけw
娯楽作品なんだから、その辺はしょうがないと思うよ。
もし、他に考えられるとしたら、笹垣の行動が個人的ではなくて、
ある程度、警察内部で認められてたんじゃないかと、雪穂、亮司が
警戒してたのかも知れない。
しかし、笹垣と雪穂、亮司が久しぶりに対面した時、雪穂は笹垣の事を
覚えてたかも知れないような反応を見せたけど、亮司は
笹垣を見た時、最初は誰なのか分からなかったみたいだった。
一瞬の内に思い出したような事が書いてあったけど……
う〜ん、難しいなw
405 :
無名草子さん:04/09/11 17:43:44
>>403 江利子を狙ってたのは一成だけじゃなく、高宮だってそうだよ。
江利子が永明大の男子の間で、自分以上に人気者になってしまう
事に対して、雪穂は危機感を持ったという見方が一番正しいと思う。
>すぐさま江利子の後釜に納まるわけにはいかないだろ
ある程度、間を空けてさりげなく近づいて行ったらいいだろ。
雪穂だったら、その程度の芸当はお手の物だよ。
でも、作品中にはそんな下りは全く無いからな。
>>405 雪穂が今まで経験したことのなかった「恋愛感情」を
初めて一成という男に抱いた。彼女はそれを上手く対処できる
自信が無かった。だからずっと一定の距離を保った。
と仮定してみる。
>>405 >ある程度、間を空けてさりげなく近づいて行ったらいいだろ。
だから「ある程度」間を空けたじゃないか。
少なくとも在学中には無理だよ。
>>407 雪穂の母親の葬式の時まで、間を空けたって事か?
長いな。
>>408 一度はあきらめたけど、
再会のチャンスを逃さなかったってことかもね。
>>おやぢさん
>387と>388は別人が書いたのかと思った(笑)
小学生の頃にロリ親父にヤラレタ女と、そんな実のロリ親父の行為を目撃した男
SEX嫌悪症になるには十分な状況だと思うが
必要とあればSEXするだろうが、桐原と雪穂の関係では普通の愛情以上の深いつながりはあっても
いや逆に深いつながりがあるからこそ肉体関係はなかったのではないか
(一部桐原の台詞と食い違う(小さい手)が、幼少期のトラウマから来るものと強引に解釈)
この個人的解釈で387と真逆なのに388には賛同(笑)
雪穂と亮司は、セクースしました!!
なぜならば、
義理の娘がレイープされて、立ち直れないでいる時に、
雪穂が寝ている娘の上に乗って押さえ込んで、
「その男を思い出しそうになったら、私の顔を思い浮かべなさい!!」
みたいな事を言ってたから、
雪穂そうやって、きたのだろうと思った。
もちろん、相手は亮司。
おやぢさんいうところの小説的発想の原点(主題)ってのは、私の考えでは
主人公の犯人達の心理描写と犯行の記述をしない意欲作!!
というだけのような気もする
東野先生はこういうことすきでしょ
容疑者が2人しかでてこない本格推理!! とか
殺人犯のいない殺人事件!! とかね
東野先生はプロットを完全に組み立ててから書き始めるタイプだから
こういう目的をまず最初に立ててるんじゃないかな
先生はチャレンジャーだしね
そして心理描写なしに人物像を描き出すには雪穂みたいな強烈なタイプが必要なのでは、とおもう
おやぢさんも書いてるが共犯者というのも重要。つまり雪穂の犯罪を亮司達の描写で
亮司の犯罪を雪穂たちの場面で炙り出している。そうしないと書きようがないからね
つまり真夜中の風景を描くのは、白夜であれば可能ということ
それから全く他人の共犯者というのはあまり納得できない
体裁はそうなってるだろうけど現実的には今の警察が組織で捜査すれば
尾行や通信記録などで必ず接点がばれるとおもう
413 :
無名草子さん:04/09/12 01:08:37
>>411 すげ〜そうかも。今まで、なんであんな事したんだろう?とか思ってたんだけど、
そういうの有りだね。その解釈好き。
いや〜、みんな、すごいね!ここ読んでると勉強になる。
414 :
おやぢ:04/09/12 07:52:07
>>410 そんなに違うかな(苦笑
実は、書いた状況が少し違うんだ。
>>387は、直接書き込み欄に書き込んだ。恋愛と肉体関係は違うみたいな
やたら童貞丸出しの発言をするガキがいたんで、ちょっとからかってやろう
と思って、これを書いたんだ。
>>388は、実はワードに書いて推敲したうえでコピペで貼り付けた。
だからかなり練られた文章になっている。ま、この程度の文章で名文とか
ほめられるのは、汗顔ものなんだがね。
415 :
おやぢ:04/09/12 08:56:48
>>411 ふうん。その解釈には気がつかなかったな。
確かに、雪穂が美佳にやったその行為は、自分自身が桐原にされていた
行為だったのかもしれない。
>>410 ロリおやじ相手にしていたせいで、雪穂がセックス嫌悪症になった、
というのはあり得るが、桐原はどうだろう。男の場合、「出す」必要が
あるからな。桐原は小説中では射精しないから、じゃあ誰相手に出して
たのかとなると、やっぱり雪穂ではないかと・・・。
それにしても、すごい生臭い発言。ここ女性見てるのかな。
見てたらゴメンナサイ。
416 :
無名草子さん:04/09/12 14:03:53
原野読み終わったけどがっかりだな。
京都で驚くべき事実が…なんて書いてあったが
ただ写真の顔が別人だっただけ。
それ以外にも書きっぱなしでフォローなしの
無駄挿話が大杉。
>>おやぢさん
(生臭い発言返しで失礼)普通の男なら一定周期で出す必要があるけど
桐原は特別だから普通扱いしなくてもいいのではないだろうか?
普通男がSEXするのは自己の欲望だったり快楽だったりするのだが、桐原の場合相手を自分にひきつける為(ホスト的)
SEXは目的じゃなく手段、だから目的を達成できたら無駄な体力を使わない(出さない)
>411のは、同じように桐原にされて雪穂もトラウマを乗り越えたと思ったけど
だからこそ逆に、そこでSEXしちゃったら凌辱者がロリ親父から同年代に替わっただけではないのか
故に肉体関係を持たない方が精神的つながりは深いのではないだろうか
まあ、これは俺がSEXに至った女より至らなかった憧れの女性にいまだ深い憧憬があるという
逃した魚は大きいというか、童貞厨房くさい感性の持ち主だからかも知れないがw
まっとうに考えればいい歳の男女が惹かれあって肉体関係持たないまま続く方が変なのだが
架空小説の登場人物の話だから、普通であって欲しくない
雪穂が初婚時代SEXが苦手のような描写は、単に愛が無かったからなのかな、やっぱ
桐原の「手」に関する発言があるから、理性では肉体関係ありだと思うのだが、感情的には無い方が美しいと思うんだよ(厨丸出しw)
418 :
無名草子さん:04/09/13 00:22:05
仲間由紀恵を想定しながら読んだんだがそういう人って多いみたいだね。
はい?
オレはドラマとか全然見ないから、
雪穂をイメージしようにも誰も思い浮かばないw
自分独自のイメージが構築できるから却っていいのかな?
今日、椅子のおいてある本屋で8時間かけて幻夜を読んできた。
俺ホモだから雅也に感情移入できなかった。
てか美冬キモイ。特に最後の方はマイケルジャクソンを連想して笑ってしまった。
オチもつまんなかったし。
119頁の「セックス感」は「セックス観」の誤植だし。
しっかりしろよ講談社。
白夜行は大好きで泣きながら読んだけど。
集英社だよ
ホモなのに桐原には感情移入できたのだろうか
美冬って、福田かず子みたい・・・。
幻夜を読んでて昔なつかしいドラマ「もう誰も愛さない」を思い出した。
なんかテイストが似てると思った。
配役はもちろん若い頃の山口智子と吉田栄作。
今後映像化するなら松嶋奈々子と反町隆史っていうのはどうでしょう。
実際の夫婦がえげつないセックスシーンを演じたら話題になると思う。
びゃ、白夜行にぱらぱらマンガを書くなんて〜!!! >> バク天@TBS
427 :
無名草子さん:04/09/18 22:19:47
雪穂のイメージは日本の女優なら・・
@葉月里緒菜 A大石恵 B小沢真珠 C中谷美紀 D伊藤美咲
あたりしか思いつかないけど、やっぱり全部役不足かな・・
428 :
無名草子さん:04/09/18 22:38:54
役不足の使い方間違ってますよ。
429 :
無名草子さん:04/09/18 23:27:50
>>426 自分も見て笑った。
でもぱらぱらマンガも面白かった(笑)
オレはぱらぱらマンガより活字のほうに目がいった。
「ナミエ」という単語があったので本当に白夜行だと確認できた。
>>426 爆笑問題の太田が何度も「これ分厚くって…」と言ってたな。
太田も読んでたのか…
>426,432
何? 詳細おしえて
そういえば、いまだかつて白夜行より分厚い文庫本に出会ったことが無いな。
435 :
無名草子さん:04/09/19 08:12:36
雪穂や桐原のように人生ふみにじられたら
もう2度と、普通に幸せになれないですよね?
なんとか幸せになれないのかなぁ?
幸せになる小説だったら読み返したかったんだけど。。。
>>433 爆笑問題の番組でパラパラ漫画を披露するコーナーがあり、
500〜1000ページ程の大作が多いために辞書の隅に描く場合が多いのだが
昨日は白夜行に描いていた。
ただそれだけなんだが、反応していしまうここの住人が好きだ(自分を含めて)
説明下手でスマソ
>>435 表立って仲良くしたら質屋殺しの真相に到達されるでしょ。
だからと言って完全に別々の人生を歩むこともしない。
いびつではあるが、繋がりを保ったまま二人で生きていこうとする姿が
読者の感傷を呼ぶのではないだろうか。
雪穂役は、荻野目けい子が似合うと思う。
440 :
無名草子さん:04/09/19 20:59:23
<a href=438 target=_blank>
>>438</a>
435です。お返事ありがd
雪穂があんなふうに、友達の幸せを踏みにじったり、(表向きは違うように見せかけてるけど)
自分の利益のためなら、どんな手段でもかまわないというような
悪女になるのでなく、
本当に、友達の幸せを喜ぶような人格にはもう戻れないんですかね。。
やっぱり。。
一度、そんな風に人格を歪まされたら、
もう2度と戻れないんですかね。。
なんか、辛すぎるなぁって。。
なんか雪穂と美冬が頭の中でうまく結びついてくれない。。。
雪穂は好きだけど美冬は大嫌い。
美冬のキャラ設定に無理があるような気がする。
442 :
無名草子さん:04/09/19 23:33:42
雪穂も美冬も中山忍で読んでたな
443 :
無名草子さん:04/09/20 20:41:37
雪穂のイメージは
名前は忘れたが
ぼくらの勇気未満シティに出てた
堂本光一の彼女だな。なんていったっけ…同じ学校のやつ
雪穂は倉木麻衣。あのナチュラルな暗さがなんともマッチしそう。
美冬は浜崎あゆでいいだろ。根からの悪女。美容整形やてるとこなんかも一緒だ
さっき百夜読み終わったが正直微妙。明日からまた読み返してみるよ。
桐原洋介殺害の凶器は、あの鋏だったのね。
白夜行より先に幻夜読んじゃった。
結局美冬が雅也に中田氏させなかった理由がわかんないんだけど。
ゴムつけてても、ってやつ。
白夜行読めば分かるよ
つーか白夜行読まずに幻夜読んだら分からないことだらけだろうに。
一度幻夜のことはきれいさっぱり忘れて、白夜行→幻夜と読み直すことを勧めるが。
白夜行読まずに幻夜読んだら、面白くないような気がする。
幻夜だけだと、変な話って気がする。
白夜行ですっかり東野圭吾にはまった。
「幻夜」は「白夜行」のおまけみたいな位置付けの作品だと思う。
あんなの2年もかけて週刊誌で読まされた人かわいそう。
幻夜は無くてもよかったな。。。
454 :
無名草子さん:04/09/25 01:54:41
美冬はどうして曾我の未亡人を雇ったのですか?
罪悪感?まさかね。。おしえて、ネコい人。
>>454 P430で雅也が推測してる通りでいいんじゃないの?
どうしても穿った解釈をしたいのなら、
旦那の失踪を下手に調査されないよう側において監視するため、とか。
>>453 そういう人のために「続編だとはっきりさせていない」のだと思う。
それなら「これは白夜行とは全く別の話だ」と自分に言い聞かせられるでしょ?
>>454 雇って恩を売っておくことで、自分に疑いの目を向けないためでは?
でも普通に考えたら逆に怪しいよね
459 :
無名草子さん:04/09/26 18:41:07
他の東野スレかもしれないけど、
先週書きましが、サザエさんの途中のCM「きゅうりはトゲが痛いくらいのが新鮮!」
とか叫んでる人が雪穂のイメージそのままなんだけど、ダメ?今すぐみて!
やってなかったかも…
あとアラポテトの女の人も。
461 :
無名草子さん:04/09/26 18:58:37
もっと掃除とかきちんとやってくんない? そろそろ本社に通告だな。マンボー
462 :
無名草子さん:04/09/26 23:15:13
幻夜読みながらいつのまにか雅也を応援していた
だから最後のあの結末は残念でした
463 :
無名草子さん:04/09/30 21:17:40
初めの図書館で仲良くなったのから計画性があったんやろな、雪穂は
長すぎて、毛一回読む気しない。白夜行
おもしろい。でも長すぎる、白夜行。
白夜行って、ケキョーク、不眠症人生って意味だと思う。
468 :
無名草子さん:04/10/01 17:12:06
不眠=安らげる時がないってこと?
おれは亮司と雪穂が2人で会えていた時間は真に心を許しあえていたと思うんだけど。
まあ美冬は言わずもがなだけどね。あの女は人生を謳歌してるっぽい。周りは不幸に
陥ってるけど
469 :
ホットカルピス(;´Д`)ハァハァ ◆3W19ESJvcw :04/10/01 17:51:22
(;´Д`)ハァハァ さすが 大阪府立大学工学部卒業の「エリート」
なだけはある。面白い作品だねぇ。
太陽をいっぱい浴びたかったという台詞が何とも物悲しく
何か訴えてくるものがあるねぇ。
470 :
無名草子さん:04/10/01 18:38:08
雅也には美冬を問い詰めて欲しかった。
「お前はいったい何者なんだ?」
★完結編は、こんなのが良い。
誰かに、雪穂をコテンパンにやっつけて欲しい!!
哀れな死に方をして、雪穂の正体を知る老刑事が、
雪穂の骨壷を亮司の骨壷の隣に置いてやる・・・
死んでやっと安らかに眠り、白夜終わり。
472 :
無名草子さん:04/10/01 23:49:05
その終わり方だと雅也は完全に忘れられてるね・・・・・
雅也と食堂の子の間に実は子供がいて
その子が10代になった頃、14歳未満である事を逆手にとって
復讐で雪穂をヌッ頃す、ってのはどう?
474 :
無名草子さん:04/10/02 00:45:56
食堂の子いい子だったよね 雅也とくっ付くと面白かったのに
>>473 惜しいけど、雅也と有子はそんな関係になってないので却下。
(襲ったけど未遂)
476 :
無名草子さん:04/10/02 11:15:34
白夜行より幻夜の方が映像化簡単そうだよね。美冬、雅也、加藤刑事の3人を中心にして
話が進んでいくわけだし、男が信じていた女に裏切られて最後にその女を
守るために死ぬっていうラストも受けそう。白夜行よりごちゃごちゃしてないから
理解しやすいだろうし
>>476 その場合は白夜行との繋がりは完全に断ってしまうわけか?
美冬を独立したキャラとして設定するの?
478 :
無名草子さん:04/10/02 19:53:22
>>476 白夜行を映像化した場合、子ども時代、中学・高校時代、大学時代、それ以降と
4回も雪穂と亮司役を演じる役者が変わる事になる。
長編ドラマならともかく、映画や1クール程度のドラマで、
そんなに頻繁に役者が代わったら見ている人は訳が分からなくなるし、
白夜行をよく知ってる人も感情移入出来ないだろうな。
479 :
無名草子さん:04/10/02 21:05:09
だから476は幻夜の方が映像化簡単じゃないか?って言ってるんじゃないの?
だから478はフォローしてるんじゃないの?
>>481 統合したら、ゴチャゴチャして、ワケワカメになるから、
ここは別が良いと思いまつ。
483 :
無名草子さん:04/10/04 16:09:52
白夜行や幻夜っていうのは語る機会が多いからこのままでいいだろ。
現に500レス近くついてるわけだし
賛成!
>>482-484 ネタバレスレがどうなるか判りませんが、次スレ建てる様な状況になった時、このスレ住人さんで考慮してもらえたら十分かと
>>485 同意。
このスレが終わる頃には議論もある程度出尽くすでしょうし、
そしたら合流ということもあり得るでしょう。
一年ぶりくらいに読み返した。
最初に読んだときにはよくわからなかった部分や、気づかなかったことに、
なぜか2回目にはいろいろと気づかされた・・・。
こんなに奥の深い作品だったのか、と改めて感じました。
正直、一度目は「?」の部分が多く、よくわからない作品って感じだった。
でも昨日、今日と読みながら、雪穂とリョウが、仄明るい白夜のもと、
しっかりと手に手をとりあって歩いている姿が胸に迫ってくるようで・・・。
ひたすら暗く、重たい、どうしようもないものを背負って歩いている。底の知れない怖さのなかにいるふたり。
その怖さに足をすくれそうになりながらも、かろうじて、お互い、相手の存在によって生きている。
抵抗するすべもなく男たちのおもちゃにされた雪穂の心は、
すでに壊てしまっていて、ふつうには戻れないんだと思う。
自分たちの魂を守ろうとした、そのために犯罪を重ねる結果となった。
彼らにとってはそれ以外の道はなかったのだろうと思う。哀しすぎる話だ・・・。
リョウのおかげで「夜を昼とおもって」生きてこれた、という部分が一番印象的。
ふたりは、刑事たちに訴えればよかったのに。
「こんなひどいことをされた!」「こんなひどいことをしている大人たちがいる!」って・・・。
でも、それをできない子どもの弱さがとても哀しい。
雪穂のされていたことは、訴えれば立派な犯罪である、ということがわからない。
そんなにふたりで必死に支えあわなくても、あの男たち、母親は罪を犯しているのだから、
訴えれば彼らは捕まるんだよ・・・・という実感がない。大人を信じることができない。
そしてふたりが大人になるころには、皮肉なことにその手はともに汚れている。罪にまみれている。
ふたりが昼間の道を歩くことは永久にない・・・。
哀しい。
488 :
無名草子さん:04/10/11 15:36:02
幻夜やっと読み終わった・・。
美冬の生い立ち、知りたかったな!
>>488 美冬の生い立ちは、雪穂の生い立ちなのに・・・
どう考えても釣り
492 :
無名草子さん:04/10/13 01:26:51
そうなの?
雪穂=美冬なの?
もいっかい白夜行読みます!
493 :
無名草子さん:04/10/13 03:37:52
白夜行は傑作だけど、幻夜はダメダメ〜
東野圭吾に早く直木賞あげて欲しい〜ってか、白夜行であげればよかったんに〜、もったいな〜東野圭吾にやらんかったらそれこそ大問題だし。
もう、候補になったのこれで4回目だよね?あと1、2回で候補にあがらなくなる。ヤバイな〜
>>493 5回目です。
「秘密」「白夜行」「片想い」「手紙」「幻夜」
つーか渡辺がいる限り受賞は無理だって。
いや、いつか獲るだろう。獲らなきゃ嘘だ!
と信じている自分。
「白夜行」で獲ってほしかったよ。
496 :
無名草子さん:04/10/16 20:50:48
雪穂は亮司を愛していたのだろうか?
498 :
無名草子さん:04/10/20 15:35:27
>>494
渡辺って誰?
499 :
無名草子さん:04/10/20 17:28:23
498>
渡辺=渡辺淳一
日本で売れて、かつ下手くそな作家。そして読めない選考委員。
特に「失楽園」のひどさときたら…ミルトンの名作の題を借りるだなんて、犯罪もいいところ
500 :
無名草子さん:04/10/21 02:07:08
>>499
なるほど サンクス
笹垣刑事のイメージは山崎務
加東刑事のイメージは平泉成
加藤を演ずるには平泉には毒がないか・・・
笹垣刑事は、伊藤四郎イメージなんだけど・・・
西村京太郎シリーズで刑事役やってるし、あのイメージ!
503 :
無名草子さん:04/10/26 19:02:28
白夜行読んだら、中島みゆきの「二隻の舟」って曲思い出した。
歌詞が亮司と雪穂にピッタリだ
白夜行の最初のほうで
桐原の親父がプリンアラモードを4つ買って、
雪穂の家に行ったってあったけど、
桐原の親父、雪穂、雪穂の母以外に誰の分なの?
それが、ずっと気にかかってたんだけど、
なんかヒントあった?
>>504 そういえば、あんまし気にかけなかったな。
単純に、雪穂が1つ、母が1つ、桐原の親父が2つ食べたんだと思った。
>>503 気付かんかった
なるほど言われてみれば
桐原オヤジ、亮司、雪穂ママ、雪穂の四人で食べるつもりだったと思うよ!
オヤジがママと密談する時に、雪穂の遊び相手として、亮司を連れて行ってたと思うよ。
単純に雪穂とママが2個づつ食べたと思ってた。
509 :
無名草子さん:04/10/27 10:53:25
子供は甘い者が好きだからと
雪穂のぶんを余分に1つ買っていったのだろうよ。
>507
なるほど!!
雪穂と亮司の出会いは、オヤジに連れられて行っていたのが始まりかぁ!!
いや、プリンアラモードを持っていった日に桐原オヤジが殺されたんだから、
桐原亮司が雪穂の家に行っているわけがない。
513 :
無名草子さん:04/10/30 17:04:26
家にある文庫本の中で一番の厚さです
近所のブックオフ、雨の日セールで文庫全品105円だった。
図書館で借りて読んではいたけど、買ってこようかな。文庫白夜行。
白夜行105円になるのを待ってるのになかなかならない。
なってたら速攻買うのに。
>>503 俺もそう思った。長いけどいい曲だよね。
笹垣さんは雪穂が何者かって知りたくて捜査してるって言ってたけど
ラストらへんで2人の関係がなんとなくわかってからは心のどこかで
この2人を救ってやれなかった戒めみたいなのもあったんだろね
白夜行=white night go?=眠れない夜 に行く?
ただ英和・和英変換しただけなんだけど、意味違うんだけど偶然こんな言葉になって
びっくりした
白夜行って時代が変遷していくとき、どうしても滑らかじゃないよね。
下手とは思わないけど文章の上手い人でもない。
あと、ちょっとそれはどうよ、と思うような偶然に頼りすぎ。
着想を物語にする際、もう少し頑張れないのかな。
あんまり完成度なんかに拘らない人なのかな。
>>518 >あと、ちょっとそれはどうよ、と思うような偶然に頼りすぎ。
例えばどんなこと?
ゴルフボールが植木鉢を直撃してグラサンの破片が・・・とか?
他には?
おれは宮部みゆきの「火車」の方が偶然に頼りすぎてると思う。
物語の重要な謎が2度とも偶然によって解決されてる。金田一やコナンじゃあるまいし・・・
はっきり言って壁に投げつけたくなった
>>521 でも「白夜行」と「火車」ってどっか重なる部分を感じた。自分も。
若く可憐な美人が、とてつもない「バケモノ」であることが、チラリチラリ
と見えて来る展開。孤独の影と恐るべきしたたかさ。雪穂の正体を家庭教師
が「恐ろしい想像」として見抜く辺りの不気味さのチラリズムがいいな。
>>388 が、「白夜行」の主題をいちばん正確に言い当ててると思った。
雪穂にとって普通の関係(結婚やセクース)など生きて行くうえでの手段に
すぎない。高宮も笹塚も退屈しのぎ。桐原との関係はそれ以上、まさに究極の
関係ですよね。
でも火車は微妙だった。
東野(白夜行)より面白いわけがない!ってつもりで読んでたからかもしれない。
貨車は発表当時の空気感をあざといぐらい織り込んでいたからこそ、
あそこまで話題になったのだと思う。
時代が流れてしまった今読み返すとピンとこないのは仕方ないのかもしれない。
その点、白夜行はテーマからして普遍的。
古くなることはないし、何年経っても読み継がれると思う。
貨車は、はい上がろうとする女の必死さがリアルで印象深い。
血眼になって官報の隅から隅まで目を通す女、
その姿に女の本性を見た伊勢のボン。
雪穂は必死さを表に出すことはない。
そういう作りの本だから、だと思うけど。
貨車は白夜行系っていうより黒革の手帖系だとおもう。
うーん、仕事があるのに徹夜して読んでしまった本だ。「白夜行」。
徹夜で読んだのは「ガダラの豚」以来かな。
思うに、雪穂と桐原は光をあびる者とその影の関係なんだな。光をあびる表の
顔は雪穂で、影の部分を桐原が受け持つ。光をあびる部分もその影も本体
(つまり本性かな)はひとつ。自分の影なんて普通は無視してるが影からは
絶対に離れられない。一心同体の関係。でも意外とプラトニックなのかもしれ
ない。
桐原は「自分も昼を歩きたい」と本音を話し、また、パソコンショップ経営な
どそのチャンスもいくらでもあったはずだが、結局は雪穂の影であることを選
んだ、もしくはやめられなかった、という感じか。雪穂が成功するほど、桐原
はますます闇にまぎれ込んでゆく。このふたりの「最終目標」はなんだったの
かな。その辺がちょっと気になる。
ラスト。
雪穂は桐原の女装した時の姿だった、、、、関係者脱帽、事件解決。
…とういオチが良かった。ダメ?
なぜなら、ふたりは決して、同じ「章」に同時に現れない。
(ただし最終章はのぞく。間違ってたらゆるひて)
桐原は、雪穂に変身して「次の章」に現れるのだ。
何言ってんの?
アホ?
ハッチワークも、ゲームのソフトも、そして妊娠検査薬も
どうやって手渡したのか。一挙解決。本人だから。
さらにそれぞれのセクースシーン。雪穂が濡れないのは桐タンのコーモンだか
ら。桐原が射精しないのはクリ、、、??? お下品後免。
そんな謎を残しながら強引に終了。ツマラン?
連続投稿、深くお詫び…。
>>528 申し訳ないけど・・・ちっとも面白くない謎ですね。
白夜行はペドファイルに実娘を提供した鬼母によって全てを歪められてしまった少女と
ぺドファイルを父親に持った少年が一連托生的な結びつきによって周囲の人たちをどん
どん巻き込んでいく話なんだけど、亮司は竿師でもあるんだね。
勃起も射精も思いのままにできる、AV男優も顔負けの特技を持つ男。
だから、いくら女が頑張ったって亮司は射精しないんだよ。
ペドファイル?
ペドフィリアの事か?
>>534 『児童性愛者 ぺドファイル』ヤコブ・ビリング著 中田和子訳 (解放出版社刊)を読まれよ
酔ってました。ごめんね。逝ってくる。
顔立ちが違うけど、雪穂は水川あさみ、美冬は松嶋菜々子でお願いしたい。
キャスティングはいいよ。
自分の好みを書くだけで不毛。
中出しさせてもらえなかった雅也に心から同情した。
そんで本人は結婚して中出しさせまくり、ひどいよなぁ。
ageてやる
541 :
無名草子さん:04/11/27 21:20:59
雪穂にとて亮司は特別な存在だたと思います。どこかにあたけど白夜行のラストの雪穂の態度は亮司の気持ちに答えた精一杯の態度だたと思います。
543 :
無名草子さん:04/11/27 21:46:40
どう思われますか?
「っ」
打てない場合はコピペして使うとよいよ。
545 :
無名草子さん:04/11/27 23:06:07
>>544
ありがとうございます。
あとタイトルのことで「白夜行」の「白夜」は実際にあることですけど「幻夜」は「幻の夜」で雪穂にとっては亮司はやっぱり特別で雅也は可哀相だけど利用されただけだと思います。
ってどこかに書いてあったことの受け売りですがあたしはすごく納得してしまいました。
547 :
無名草子さん:04/11/27 23:43:18
「sage」
メル欄に入れるとよいよ。
549 :
無名草子さん:04/11/28 02:33:45
今、幻夜を読み終えた。
漏れは白夜行よりも幻夜の方が好きだな。
読んでて次々に予想を裏切られる展開で楽しかった。
白夜行は展開が予想した通りの展開だったからな。
分からん部分が美冬が雅也に「中ではゴムをしてても出したらダメ」言った理由。
快楽さえも自分の支配下に置いてコントロール出来る人間になって欲しいという雅也への願望?
美冬は雅也に亮司の面影でもかぶらせていたのかも、って思う。
亮司自身、中で射精をしないんじゃなくて、出来ないって言ってたから、雪穂とは手コキか、フェラでイカせてたんだろ。
典子に「手が小さい」と比較したように言ってたし、美冬が雅也に手コキやフェラを1時間もし続けてるって事は亮司との行為でかなり慣れてたんだろうと思う。
だから、美冬は雅也に対して恋愛感情とまでは言わないが、青江や秋村に対する利用価値以外の想いがあったのかもしれない。
>>545 なるほどですね。実際にあるものと幻しでしかないか・・・
うえのほうのレスに「おやぢ」さんというかたのレスがあります
>>343>>346あたりです。私はすごく参考になりました
ちなみに・・・・
totte → とって atta → あった か LTUという風に
Lをつけると小さい文字になります
551 :
無名草子さん:04/11/28 23:17:26
漏れは、雪穂(美冬)は柴崎コウのイメージだな。
亮司は松田優作の息子、水原雅也は竹之内豊だな。
亮司は涼平でいい。名前も似てるし。
同じ人だったら狭そうな業界なんで気づく人が出てきそうなんだけど、
かなり大幅に整形してるんだろうか?
>>554 夏美と美冬がキャラ的にオーバーラップできるのは誰でも気付かないか?
しかし名前が違う以上明白な別人として処理するしかあるまい。
>555
その点についても書いてあった
夏美=本物の美冬だとすれば、
美冬の方が本名とみられるから、何らかの理由で夏美は偽名だったのか。
>>557 その「何らかの理由」が作中で説明されていないのでアンフェア。
よって夏美≠美冬でしょ。
>558
「アンフェア」の解釈を取り違えてないか?
作者がその理由に触れているのに、何でそこまで頑張るかなと思う。
>>559 作者が「美冬は夏美だ」って言ってるの?
そして夏美が偽名を使った理由についても言及してるの?
どこで?
>>559 ニセ美冬≠雪穂 ならば 本物美冬≠夏美 であり、
ニセ美冬=雪穂 ならば 本物美冬=夏美 である。
↑こういう図式にしたいのであれば、「白夜行」時代の美冬が
偽名を使っていた可能性を「幻夜」の中で臭わせてないとアンフェアじゃないか?
と言っているのだが。
そりゃそうだ。
「前作との関連を曖昧にしたいので登場人物の名前を変えました。
前作では偽名を使っていたのだとでも思ってください」
なんて、そんなムチャクチャは通らないよ。
東野は、ズバリ書くと無粋、と言ってが。
隊長、行間が読めません
>>564 それ、飽きた。
感じ方人それぞれだから、
>>561のような解釈があるのも当然と思う。
けど、アンフェアと言い切ってしまうのはどうかな?
俺は、夏美を美冬にしたのは作者の読者に対する配慮だろうと感じた。
>>561 あんたは厨房か工房?
あんたには東野ダメだ。
真保にしとけ。
567 :
無名草子さん:04/12/15 16:15:24
東野氏の「ズバリ書いてしまうのは無粋」というコメントは、
普通に考えれば「ニセ美冬の正体を雪穂だとはっきりさせなかったこと」
を指しているのだと思うが。
「夏美の名前を変えたこと」だと思うのは飛躍しすぎというか。
最初から「ニセ美冬=夏美」という思い込みがあるから
そういう風に都合の良い解釈になってしまっているんじゃないのかな。
568 :
567:04/12/15 16:17:12
訂正
5行目
× ニセ美冬=夏美
○ 本物美冬=夏美
だからそういう問題点が気になる人は
幻夜≠白夜行の続編 だと思って下さいってスタンスなんだろうよ。
んで、どうとでもこじつけて解釈をしてくれる良心的なファンは
幻夜=白夜行の続編 だと思って下さいってことでしょ。
個人的には認めたくない姿勢だが。
まあ、幻夜を白夜行の続編と認めつつ
本物美冬≠夏美 とすることも可能だが。
これはもう各自好きな説をとって下さいってところでしょうな。
雪穂に惚れた。
>>573 君は「アンフェア」くん?
何をどう考えるかじゃなくて
俺は「アンフェア」に関しての返事が欲しかった。
誰が何をどう思うのかは自由。
でも、物語を算数的な図式に当てはまらないと「アンフェア」とまで
言い切ってしまうところに子供っぽさを感じる。
>>572 ハゲド
>>567はまじで誰を相手に書いてるのかようわからん。
無粋どーたらは上に出てたサイトに書いてあっただけだろ?
ここでそれを取り上げてる人はおらんと思うが。
正直どーでもいいんで、白黒付けたいならそのサイトに行ってくれ。
>>574 「アンフェア」という言葉に過剰反応しすぎですよ。
あなたはは「アンフェア」と言われると作品全否定された気になるんですか?
ちなみに私の「アンフェア」の定義は
「読者が伏線から推理できる状態ではないこと」ですよ。
それも美冬=夏美の件に関してだけです。
不愉快になったのなら謝りますが、あなたも過剰反応しすぎですよ。
煽りまで入れなくていいのに・・・グス
>>575 >>556の「その点についても書いてあった」は
まさに無粋どーたらのくだりを指していると思ったんだが
思い違いだったのかな・・・
どちらにしろウザがられてるようなのでこれ以上はやめます。
それでは。
>>576 いや、君は意図を勘違いしている。
読者に自由な解釈をしてもらいたい、
と何度もアナウンスしている作者に対し
アンフェアという表現を使うのは、おかしいと感じたから書いた。
君は端から間違った方向で読んでいるのではないか?
という点を指摘したかった。
数式を好む「無粋さ」がそれを物語っている。
俺は、=も≠も不明なところが、この作品の良さだと思っている。
東野のセックス描写って全然エロくない。
ただの行為説明なのね。
本人はきっとセックスを心から楽しめないタイプだと思う。
理系に多いしね。
>>579 何か勘違いしてない?
エロいのが良ければそれなりの本を読みなさい。
581 :
無名草子さん:04/12/19 03:25:55
映画化するなら、
雪穂は松雪泰子
亮司は千原jr
笹垣は沢田研二
亮司の母はわかぎゑふ
松浦は板尾創路なんて…
亮司=千原Jr
イイ!!
想像とぴったりすぎてちょっとワラタ。
>>582 ピッタリなのか…orz
止む無く高卒、しかし中身はかなり優秀な人間を想像しているから
そいつは対称的な存在のように思える。
584 :
無名草子さん:04/12/19 13:56:30
俺ははらはらドキドキ系がスキやからいまいち白夜行の面白さわからんかったなぁ。
>>584 はらはらドキドキ系
↑みたいに書くと、サスペンスとは別物の体系みたいだ。
584には赤川じろうさんや山村みささんがおすすめ
>>583 Jr.もなかなか、いい感じだよ。
趣味は、法廷巡りだって。
ドラマで見る裁判よりも、現実の裁判の方がおもしろいからだって。
ただのお笑い芸人とは思えないユニークさ。
>>583 自分の中で亮司は、目の細い陰気なイメージ。
大阪弁ネイティブだし、Jr.はいい感じなんだ。
逆に男前だとちょっと萎える。
589 :
無名草子さん:04/12/27 18:29:50
映画化するなら音楽はどんな曲をつけようか、たとえばオープニングの笹垣登場シーンとか。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。
全編通してバーバーのアダージョ。
それすごすぎw
じゃあ、全編通してアルビノーニのアダージョ、ってのもw。
593 :
無名草子さん:04/12/28 18:44:37
クラッシクですか・・・
594 :
無名草子さん:04/12/28 18:48:41
時代設定73,4年?70年代のニューソウルとか・・・
俺はオーペスがいいと思います。
なぜなら、コレを聞きながら白夜行を読んでいたから
音にするとそのイメージしかない…。
596 :
無名草子さん:05/01/04 01:32:20
自分はアイズレーブラザースのフォー・ザ・ラブ・オブ・ユーが
いいな。
クラシックの話に、作曲家の名前だけって何でだ?
演奏家の名前を入れなきゃ意味ないじゃん。
バガニーニだって、奥村愛と諏訪内だったら全然違うのに。
意味なくはないだろ。
それにそこまで言うなら、いつどこで録音した演奏かも書くことになるぞ。
きりがない。
>>598 >いつどこで録音した演奏かも書くことになるぞ
いや、クラネタなら当然そうなるよ。
少なくとも、誰が弾いたか、誰が振ったかは書かなきゃ。
つまりアレだ。半端な知識で話を膨らませるなってこった。
いや、だから、誰もクラネタ(?)にしようと思ってないのでは?
なんでもいいけど。
601 :
無名草子さん:05/01/06 00:29:17
クラシックですか。しかしこの正月休みを利用して東大阪の知人の家に
久しぶりに行ったんだけど、布施駅の周辺に似合うというか違和感のない
曲とか有るんだろうか??
通ぶったクラヲタがしゃしゃり出て、曲想という事すらわからない馬鹿っぷりを晒してるスレはここですねw
殺人の門も同じ方向性の作品だね。こういうの大好きだわ。
605 :
無名草子さん:05/01/09 12:30:55
今白夜行読み終わった・・・。
亮司が死んでしまったのがかなりショック。
亮司がいない続編なんて読まない〜!
けど速攻図書館行って幻夜げと
最初の方のスレ「桐原亮司も利用されていた」に1票
ってあってビックリしたけど、
それじゃ一気にめちゃめちゃツマラン小説になってしまう。
幻夜、たった今読み終わった。
美冬むかつく〜
こうなったら、続編で加賀刑事に
何とかしてもらわないとね。
607 :
無名草子さん:05/01/18 22:27:56
幻夜やっと読み終わったー
あっというまに読んだ。
はっきり白夜行のが面白いじゃん・・・・
幻夜てとんでもない悪女とその周りの操り人形達て感じ
美冬が雪穂なんなら面白いけど
まー雪穂としか思えないけど決定的でないし
白夜行の続きとしてわくわくよんだから不満だったのかも
結局雪穂は篠塚を本気で好きだったの?
609 :
無名草子さん:05/01/20 11:34:53
亮司は利用されてただけでしょ。
好きな男に、女を犯させるのかなぁ?
雪穂が掛け値なしですきだったのは一成だけだと思うよ。
掛け値あるんじゃね?
他人を本気で好きになっていつまでもあのままはありえない気がする。
欲しいものは何をしてでも欲しいって感じだし、
もし、欲しいのがお金や地位とかだったら、
高宮誠でも良かったし、篠塚康晴でも構わなかったと思うんだよね。
そうじゃないと、江利子に乱暴した理由がわからない。
>>294 >>297 >>301 >>303-307 あたりにも書いてあるね。
そういえば、江利子の時は亮司に頼んで、やくざか何かを使ったんだよね。
なんでだろう。
612 :
無名草子さん:05/01/20 12:38:49
亮司は利用される程馬鹿じゃなくない?
613 :
無名草子さん:05/01/20 13:35:33
恋は盲目ってやつじゃん?
高校時代までは助けたり、助けられたりだけど、
大学は行ってからは雪穂が利用してばっかってかんじじゃない?
614 :
無名草子さん:05/01/21 21:33:17
雪穂が愛しているのは亮司だけだよ。
白夜行に出てくる相手も、幻夜に出てくる相手も、皆所詮利用されただけ。
ちなみに、雪穂=美冬は確実。
白夜行より幻夜のほうが面白かった(ボソッ
作者が純愛って言ってるんだから
雪穂が亮司を利用してただけってことはないだろ。
なんかさ、流れぶった切ってすまんのだけど
「白夜行」って「びゃくやこう」だよね。
「東野圭吾」って「ひがしのけいご」だよね。
ずっと「びゃくやいき」「とうのけいご」と読んでいましたよorz
アマゾンの作者別のページでで東野圭吾が「は」行のところに並んでいたのを見て
いま気づいたばっかりorzヒガシノサンスマンコ
>>617 自分は「あずまのけいご」と読んでいたよ…
スレ違い便乗スマソ
620 :
無名草子さん:05/01/23 15:25:01
一成は、雪穂のことを疑りつづけていて、いいつになっても騙されなかったからそれに対して
感心していただけ。すきってわけじゃない。
621 :
無名草子さん:05/01/23 15:34:41
あの康之の娘が襲われたのも雪穂の仕業だよね?
622 :
無名草子さん:05/01/23 21:17:04
Mの悲劇見てて、亮司と雪穂役が稲垣吾郎と長谷川京子でもいけそうだと
思えてきた
623 :
無名草子さん:05/01/24 00:22:14
おいおいあんな大根役者勘弁してくれよ
624 :
無名草子さん:05/01/24 01:27:53
ドラマ化スレで、雪穂と亮司役に
金八に出てる八乙女光と黒川智花が上がってた。
演技力は置いといて、雰囲気だけなら合ってるとオモタ
626 :
無名草子さん:05/01/24 08:57:01
コイツ
>>625 黒川智花合ってるかも・・。
私的に雪穂は背が高くて黒髪ストレートのロングでもちろん色白痩せ型。
本では雪穂の外見について書いてあったか覚えてないけど・・。
628 :
無名草子さん:05/01/25 05:14:29
映画化するとすれば監督は?豊田利晃とか・・・。
「とうのけいご」「あずまのけいご」はまだ理解できるが、
「びゃくやいき」はちょっとーあんたー
どこの路線だよw
今、白夜行読み終わった。
東野氏は「すさまじい純愛を描きたかった」そうなので
その辺について私なりの解釈というか妄想してみる。
一成との会話で雪穂は「男の人をどう愛すればいいのか、よくわからないんです」
と語っている。何気ない会話だが、雪穂は真実を語っているのではないかと感じた。
普通の恋人や夫婦は、セックスや中出しで愛情を確かめ合うこともある。
しかし、雪穂は幼少の頃に母に売られ、大人たちに弄ばれた経緯がある。
恐らくは、幼少期に犯されたことで、中出しされたとしても女性としての
機能を果たさない身体になってしまっていることだろう。
雪穂にとってのセックスは愛を与えられるものでもなく、愛を与えるものでもなかった。
唯一、雪穂が愛として受け入れられたのが、雪穂の為なら犯罪をも厭わない行為をする亮司の愛情。
だが、愛し方の分からない雪穂は亮司の行為を遂げさせることを愛情とした。
最後の場面、故意にしろ偶発にしろ亮司は雪穂のために死んだ。
これに対し雪穂の対応は冷淡で、普通の者(笹垣や読者)にとって残酷なものに映ったかもしれない。
しかし、雪穂がここで悲嘆に暮れてしまっては、今までの亮司の愛情を無駄にしてしまう。
雪穂は冷淡な対応をすることで亮司の愛を受けとめ、また、亮司に行為を遂げさせる愛を与えた。
この瞬間、雪穂と亮司の二人にしか理解できない究極の愛は成就し、二人の愛は永遠となった。
う〜ん、クサイw
2人の関係は恋人・結婚・セクースなどを超越した純愛関係つーことか
>>632 40男に、純愛なんて幼稚な発想はないでしょ。
子供の頃の異常体験がこの2人に
類稀なるエネルギーと特殊な価値観を与えたって事だと思う。
性行為に重きを置かない男女関係は色々な作家が書いてるし
互いが自分以外の異性と性行為を持っても愛情関係が揺るがないとは
まさに最強の愛情関係なんだと思う。
>>631 >普通の恋人や夫婦は、セックスや中出しで愛情を確かめ合うこともある
そうなの?
だとしたら、凄まじく安っぽい愛情。
というより、それは男の側の身勝手を愛情って言葉に置き換えてるだけでは?
子供を望む状態ではないのにその可能性がある事を望み
愛情と言い換える男は、女から見れば最低最悪の屑。
>>634 >普通の恋人や夫婦は、セックスや中出しで愛情を確かめ合うこともある
愛情の一部として提示しただけと思われ
ところで安っぽくない愛情ってどんなだろう?
あ、そうか!
>>633さんの書かれたことが2人の高みの愛情か・・・
637 :
無名草子さん:05/01/28 17:23:19
多分そうだろ。
性行為とか婚姻に縛られる一般的な愛情は安っぽく低俗で
どのような状況におかれても揺るぐことのない愛情こそ至高だとでも
言いたいんだろ。東野は。
>>635 ○出しなんて表現を平気で書けるのは安っぽい人間。
そんな人間が感じている発情形態が安っぽい愛情。
男の欲情を愛という言葉で摩り替えないで欲しい。
>>637 他の作品ではそんな事言ってないじゃん。
この作品では、そんな愛の形を書いた、ってだけでは?
もまいは批判しかできんのかw
>>639 批判がなぜいけない?
それより、wがキモイ。
>>639 横だけど、>637=>639?
東野を睥睨しているかのような書き方に驚いたのだが。
>>641 いや、違うよ。
中出し(膣内射精って書けばいいのかな?w)を男の欲情と
判断してしまっては、雅也の気持ちが理解できないと思ったわけよ。
それに東野の他作品を持ち出すのはスレ違いと思っただけ。
>そんな愛の形を書いた ってのは同意するが。
>>642 前提が中田氏も愛情表現の一つとなっているからの事で
そのからどういう経緯で雅也が出るんだ?
スレは白夜行と幻夜専用だが、今の流れは雪穂と亮司の愛に関してだと思うが。
>愛情こそ至高だとでも言いたいんだろ。東野は。
↑は東野の価値観に言及した表現ではないのか?
そのから×
そこから○
>>642 このスレ読んでるとリア厨が多い
責任能力のない未成年のSEX観と責任能力がある成人のSEX観の
違いを分からせるのは難しいよ
てゆうか、お前は睥睨の使い方を指摘してやらないのかよ!
>>645 性意識の薀蓄を語るなら
どこかよそで専用スレを立ててくれ。
○○しの話をここではやって欲しくない。
>>645 やっぱ難しいかw
643にとって愛は穢れなく綺麗なんだろうな。
子供相手にスマンカッタw
>>641 覚えたての言葉か?睥睨の使い方ちょっとおかしいよ!
>>645 OK?w
性行為の話がでても仕方ない小説なのに…お嬢様も2chするんだね
>>648 東野さんがそんな下司な表現をしているとでも?
東野さんがそんな安直な価値観を披露しているとでも?
性描写のある本を読むには脳足りん男の身勝手を理解しろとでも?
>>647 ごめん。意味不明なんだけど。
どこに穢れない綺麗な愛なんか語った?
更に付け加えると、多分、あなたの方がお子様だとも思う。
>648
さわらぬ厨房に祟りなし
>>651 煽ってないで、中出しも愛情表現の一種である事の意味を
説明すればいいのではないか?
捉え方の違いが男女間の軋轢や性犯罪を生む原因にも
なっているのだから。
大人の愛情を理解できる男なら女の声は聞かねばいかんよ。
それが例えヒステリックな感情論であったとしてもだ。
俺、田嶋の授業を取ってて(年がばれるな)、
在学中はあの反吐が出る程あの女を嫌ったけど
就職してからは、いい勉強になったと思った。
性行為は愛情表現の一つか否か。
男が欲望行為を愛情と置き換えているだけではないのか?
ということだよね。
俺は男だから男側の見解しかできないが、
確かに桐原洋介や寺崎忠夫のような欲望を満たすために性行為に及ぶ人もいる。
けど、すべての男が欲望を満たすために性行為をする鬼畜ではない。
俺の場合は、彼女との愛情を確かめ合う一つとして性行為をしている。
彼女も性行為をしたいと思わなければ、性行為はない。
愛してるからこそ愛する人の中で果てたいとも思う。
あんたの身勝手な欲望を満たすためだけに性行為してんのよ!
と彼女が思ってたら俺は泣く(w つーか、もう彼女とセックルしない
これから逢うから聞いてみよう・・・ノシ
厨扱いしてるが
>>634は辛い過去があるのかモナー
>>654 お怒りの旨は中田氏に凝縮されていそうだ。
望まない子供を生まない、もしくは堕胎させない
という事を前提にした上で中田氏をする場合は
基礎体温を取らせるかピルを使わせるしかない。
西脇がやってた方法は失敗もあるし独身者向きではないからな。
そのリスクを、女の側に、愛情という言葉で背負わせて良いのか
という点に触れねばならんと思う。
結婚を焦る女は自分から中田氏を望むから
男側の判断は極めて難しいものがあるがな。
>>655 おいおい、それは女性論の典型的な主張だ。
最近の企業はセクハラやパワハラの騒動に頭を痛めてるから
管理職がフェミニズムやジェンダーフリーを勉強したりしている。
労務担当はその種の本を読み漁ってガイドラインをまとめているのが現状だ。
お怒りの女性はいずこへ?
>>658 俺はどちらかというと、大人の愛とぶち上げた奴の意見を聞いてみたいと思う。
>631が中出しなんて書かなければ問題なかったのにな。
中出しに過剰反応するのも問題だけどな。
>645は責任能力がある成人のSEX観と言ってるけど
これは中出しでデキテしまったら産ませる事ができるという意味かな?
一般社会のデキ婚はDQN認定になるような。
おろさせるよりはましだけど。
>>663 過剰反応するべきだろう。
命に関わる問題を軽く扱う事の方が厨っぽいと思うぞ。
>>664 俺もそんなふうに読んだ
妊娠したときに、責任を取る覚悟までしてセックスしてる大人と
責任を取れないのにセックスする子供ではセックスの考え方に隔たりがあるって
>>666 それは相手の人格や人権を無視した発想だよ。
仮に相手の女性が責任ある仕事を持っている場合は
産ませる事で、彼女は社会的な制裁を受ける事になるし
(使えない女のレッテルを張られる、という意味)
学生なら、その人間の可能性を奪うことになりかねん。
それは本当の愛なのかな?
>667 2chは「中出し」と書いて喜ぶ香具師が多いからたまってたマグマが噴いたとか?
>>668 俺に言われても困るけど、
なんで女だけの立場になってるの?
覚悟や責任は男にも女にもあるよね
学生は責任取れない子供なんではないかと考えてみる
>>670 すまん、産ませればそれで済む、という考えに同調したのかと思った。
そうではなかったようだな。
妊娠が絡む問題に関してはリスクが同等にならんので
男の側の配慮が重要だと思ってる。
リスクが同等のものに関しては勿論こうは思わん。
書き落としたため、追加
>学生は責任取れない子供なんではないかと考えてみる
>>645の責任能力がある成人が、男女双方を指すのならその指摘が正しいが
俺は、発言者の状態を語ったものと受け止めた。
>>671 >>664さんにレスしてたからね
勘違いさせてスマソ
妊娠、出産、結婚は男と女でリスクの質が違うから難しい
男の側の配慮が重要は同意
>>672 俺は
>>645に性別は書かれてないから
成人男女と思って読んでた
中田氏が愛情か否かなんて、個人の価値観の問題であって、他人が決める事ではない気がすんだけど。
それを言ったら法とかモラルとかで括れないもんは、
ほとんどが個人の価値観の問題である気がすんだけど。
御尤も
望まない妊娠をする可能性がある中出しは、モラルの問題だと思うけど違うかな?
避妊しないでやって、デキたら産む、
妊娠で結婚の決意への踏ん切りを付ける人らも多いから
そんな人らにとっては>674の考え方でもいいのかもしれんが。
煽るつもりはないが、男女に関係なく
中出しも愛情表現、価値観の問題と言ってしまう人はDQNだと思う。
このスレは男が批判されているけど、女にもデキ婚狙いはいるしな。
ここまで読んで思ったんだけど言葉足らずで進んでる感じがする。
中田氏を言葉通りに生で中で出すと思ってる人とゴムを使って中で出すと思ってる人。
↑間違った;
避妊せずに中田氏すると思ってる人と避妊して中田氏すると思ってる人。
>>679 読んでいたら、そうではないことぐらいわかりそうなもんだが
>>679 ゴムを使った中出しってどんなだ?
更に言うとピルは医療関係従事者に知り合いでもいない限りは
独身者には出してもらいにくい。
内膜症とでも偽れば入手できるが。
避妊措置を講じた中出しなら基礎体温に頼るしかないが
これも周期がでたらめな人がいるから
確実に安全なんて日を設定するのはかなり困難だと思うが。
間違いにツッコむ奴っていったい・・・
>>684 何が間違いかさえも判らんのだが。
ログは読んでるようだし、
西脇式もピルも基礎体温の話も出ているからこれは違うだろ?
ゴムを使った奇抜な中出し避妊法があるのかと思って
尋ねているのだが。
>680は、ゴムを使っても挿入時に出せば中出しと言う人なんかとオモタ
中田氏派、必死だな。がんばれ。
器具を使う方法もあるけど
あれは外す時に相当な苦痛を伴うようだし
プロの女性でもなければ使わんような気がする。
避妊措置を講じた中出しって、まじで何だ?
後学のために教えてくれ。
自演乙
>>682 >>634の>子供を望む状態ではないのにその可能性がある事を望み
これは、中田氏→生で中に出す。で
>>642の>雅也の気持ちが理解できないと思ったわけよ。
は「幻夜」文中の「〜一番気持ちのええ時に、自然に出したいもんや。
〜せやからコンドームをつけるんやろ」を前提に言ってると思ったから、
中田氏→ゴム使ってでも好きな女を抱きながらいきたい。
ってことかなあって思ったの、違うのかな、すまん。
2chブラウザ使ってるにしても一般書籍板の
こんだけ下がってるスレに短時間レスが集中したら素人でも自演に気付く罠
>>692 いやだからどれが自演?
自分の意見に賛同してるようなレスがあるか?
>>691 申し訳ないが、何が言いたいのかがよう判らん。
気付かないと思ってるなら別にいいけど
>>692 昨日のこの時間帯のログを読むといいよ。
もっと盛り上がってた。
>>694 そういう言い方は良くないよ。
どれとどれが自演かを指摘するべき。
でくなきゃただの荒らしだ。
でくなきゃ×
でなきゃ○
閑散とするから自演に突っ込むなよ。みんな分かってる。
701 :
無名草子さん:05/01/30 01:20:42
H野って、変Tだろ?
そのファンつーのもなんか言ってることが幼Cっぽいぜ
702 :
無名草子さん:05/01/30 01:29:42
幼虫?
703 :
無名草子さん:05/01/30 01:46:27
C=稚
虫でもいいけど、何ムシ?
704 :
無名草子さん:05/01/30 03:17:59
IF C=稚 THEN T=態 OR 質者
中出氏の話ってまだ続くの?
連書きと思えるレスは多いが自演があるか?
それともここは、連書きすれば自演認定!?
言い訳しなくていいよ
708 :
無名草子さん:05/02/02 17:09:47
映画化した場合の雪穂・美冬役が務まりそうな女優ってちょっといないね
亮司は稲垣吾郎で雪穂はハセキョウ
若かりし頃の富田靖子なんてグッと来る
711 :
無名草子さん:05/02/05 15:42:13
今幻夜読み終わった。美冬怖すぎる・・・・
>>709 Mかいw
712 :
無名草子さん:05/02/06 09:21:00
俺の中で加藤は佐土井けん太
713 :
無名草子さん:05/02/06 10:10:40
木村多江に1票
714 :
無名草子さん:05/02/07 19:44:02
俺の中で雅也は大森南朋
715 :
無名草子さん:05/02/07 21:17:00
716 :
無名草子さん:05/02/08 00:56:46
雪穂・美冬は戸田菜穂(ノーメイク時と、バッチリ仕上げた時の差が良い)
亮司・雅也は安藤政信(キッズ・リターンの印象が良かったので)
白夜行、読了した。
このスレで度々、話題になってたが雪穂が愛してたのは
誰かということが気になるのは確かだな。
雪穂がリョウジを男として愛してたといのは見当はずれだよ。
私には太陽が無かった。だけど太陽の代わりに
なってくれる人がいたというようなこと言ってるけど、
リョウジは血を分けた双子のような大切な同志という
関係がぴったり当てはまる。
雪穂が追い求めたのはあくまで太陽で、白夜ではない。
雪穂のいう、太陽がそのまま金や地位のことではないことは、
康晴との関係のくだりで明らかだし、そうでなければあの時の一成への
求愛が説明つかない。一成は御曹司といってもちょっとしたことで
左遷される程度の所詮は分家。それに対し康晴は揺らぎない本物の御曹司。
康晴を切ってまで一成と結ばれるメリットが全く無い。
その上、雪穂自身もすでにそれなりの財は持ってる。
大学時代の嫉妬心を満たすためにとは理由にならん。雪穂はそれほど
馬鹿ではないしな。
では、なぜかと考えると一成は雪穂にとって太陽だからだろう。
大学時代、雪穂に見向きもせず一目で江利子を選ぶ。
それだけなら、雪穂も一成を単なる物好きと思うだけかもしれない。
しかしあの毒にも薬にもならない江利子がみるみる洗練されて、
雪穂を凌駕するほどの存在に変貌する。雪穂が戸惑いをみせたのは
このことで、うだつのあがらない平凡な人生を歩むであろう江利子でさえ
太陽が微笑めばその人生や運命すらひっくり返すぐらいの力があると感じたの
ではないか。雪穂は太陽の持つ信じられないほどの魔力を垣間見た気分になった
ことだろう。はじめてみた本物の太陽に魅入られた。
それまでは雪穂にとって太陽とは金や地位に恵まれた生活に
限定されてたのが、本物の太陽と出会った事で変わったんではないだろうか。
リョウジでも決して代用できない本物の太陽。何としてでも手に入れたい太陽。
雪穂は失敗が許されないと思ったから長期的に一成を落とす計画をずっと考えてた。
10年ぐらい前の自分の結婚式の時に一成が一度だけ身に着けた時計を覚えてるのが
何よりの証拠。一度見たきりの時計を10年もたって、わけのわからんおっさんが
身に着けてても一成のものだと確信できるほど思い続けた執着、尋常じゃない。
そして葬式の一件、雪穂が私はもうひとりなのっ!と慟哭するような場面がある。
これは演技だと思うが、それにしても表面上いつも自分の手を汚さずスマートに
生きてきた雪穂にしては違和感がある。何が何でもとなりふりかまわず、
自分を捨てた捨て身の行動ではないだろうか。
それと「愛し方がわからないの。」という雪穂の台詞は本音だろうし、
一成に「私に本当の愛を教えて欲しい」という切ない意思表示だ。
リョウジが唐沢婆さんを殺した後、「何もかも終わった。」と呟いてるが、
それは雪穂の計画のもと、婆さんを殺すことで最愛の太陽、一成と結ばれる為の
これ以上ない場面をセッティングして、もう俺の役目は終わったということを
意味してるだけでなく、リョウジは雪穂が一成を本当に愛してるということを知って
いたからでた悲しい台詞に思える。
俺はこの物語は、リョウジの雪穂への純愛。雪穂の一成への純愛だと捉えている。
話を雪穂に戻すと帰り際に一成の背中に抱きついて私を抱いて状態なんかは、
雪穂にしては泥臭すぎて、ある意味、何もかもかなぐり捨てた究極の行動
だったんだろう。
これを拒否される形になった雪穂は全てを打ち砕かれた。愛というもの全てを。
普通の女だって本気の肉弾戦で男に攻めていって玉砕したら大きなショックだろう。
しかも雪穂の場合だとそれは計り知れない。
思えば、雪穂は常に上品に生きようとし、泥臭く下品な行動や言葉(関西弁)を忌み嫌って
きたのは自分は太陽に照らされていきたい、その為にはそれに相応しいものを
身に付けなければいけないと考え、そうしてきた。
しかしそれが打ち砕かれた瞬間、必要の無いものになった。愛を失くしたのだ。
それが、幻夜の美冬につながっていったのではないだろうか。
(幻夜は読んでないからあくまで推測)
最後にもう一度言うと、この作品のテーマは俺はこの物語は、
『リョウジの雪穂への純愛。雪穂の一成への純愛だと捉えている。』
だから完結編はこのスレで誰かが言ってたように、雪穂と一成の
ガチ勝負になると思う。
俺の論に異論がある人は、レスしてほしい。
俺は本は再読はしないタイプだし速読なんで、解釈の間違いが
あるかもしれんし。
>>716 あぁ、亮司に安藤はなかなかいいかもな。
俺は雪穂には幅広い年代をこなせそうな水川あさみを推す。
721 :
無名草子さん:05/02/08 19:33:04
幻夜読みました。
ラストがちょっと呆気ない感じ
雅也(長瀬智也)美冬(黒谷友香)加藤(渡部篤郎)
がイメージです。
722 :
無名草子さん:05/02/08 20:47:58
今日、暇だったから読んでみた。
>>717-719の
>リョウジの雪穂への純愛。雪穂の一成への純愛。
は激しく同意。
ただ、一成に出会う前の亮司と雪穂は相思相愛だったと思う。
一成に出会う前は助けたり、助けられたりの関係だったけど、
その後は一方的に雪穂が使っている感じがした。
亮司が死ぬときも雪穂は本当に近くに居たことすら知らなかったのだと思う。
>ぴすとるさんへ
今枝に、殺害せねばならない程の脅威を覚えた雪穂が
今枝と繋がっている事が明白な篠塚一成に、
そこまで真っ直ぐな愛情を抱けるものだろうか?
俺には、雪穂の一連の行動は、保身のための懐柔策としか
映らないのだが。
篠塚が、雪穂が見下していた女に惚れた男、という位置付けも気になる。
こうした場合の女性は、
太陽と思うどころか、侮蔑の感情を抱くケースの方が多いのではないだろうか?
江利子への暴挙が、実は高宮誠のためであった事を示唆した内容との間に
大きな矛盾が生じる事も見逃せない。
大阪弁の解釈にも首肯できないものが残る。
雪穂は、本当に大阪弁を忌み嫌っていたのだろうか?
俺には、自己演出のためのポーズとしか見えなかったが。
笹垣に、篠塚を最愛の人と言わせている点が決定的だとも思う。
これはミスディレクションであり、夏美の会話で出て来た太陽の話が
雪穂の愛情問題に関する作者の回答、と捉える方が自然ではないだろうか?
細かい事はわからんが、雪穂の最愛の人が篠塚だったら
東野の後日談がおかしい事にならね?
誤解している読者が多い・究極の恋愛小説を書きたかった
という言葉に合わない感じがする。
725 :
無名草子さん:05/02/09 18:59:52
>>725 アドだけ貼られてもどうしようもないわけだが。
727 :
無名草子さん:05/02/13 15:46:23
桐原は雪帆のテコキとフェラでしかイケナイ。雪帆のテクは絶品。でも彼以外には封印してる。
728 :
無名草子さん:05/02/13 17:50:26
幻夜って文庫になってますか??
まだ。
単行本が出てから3年待て。まだ1年だ。
白夜 読んだ 面白かった
章の終わりに、この悲劇は桐原or雪穂が画策したものです と匂わせて
次の章でさらに別の側から補強する というのが見事
笹垣と篠塚の二回目の会合で断片的だった情報がガンガン組みあがってくのも見事
二人の周囲からの目だけで物語が出来がってくのも見事に成功してる
残念なのは時事ネタ、俺には邪魔だった
偽名に秋吉という名を使ったのも、余計じゃないか? と思う
亮司は贖罪で動いていたのかな、と俺は思った
732 :
無名草子さん:05/02/18 23:04:43
>>717-719 うーんなるほど
面白かったです
桐原好きだったので幸せになって欲しかった・・・
まあ本当にそんなラストだったら納得いかないんだけどさ
雪穂は嫌い・・怖すぎっていうか何が欲しいのかわからん
結局すべてを手に入れても満足できなそう
>>731 俺は、時事ネタがあるから時系列が理解しやすくなっていると感じた。
秋吉の事は同意。亮司が安っぽい人間に思えてしまう。
>>732 雪穂は魅力的だと思うがなー。
両方読み終わった。なんかなああ。
なんでこんなに評判いいのだろう、という気分でいっぱい・・・。
構成はいいけどどこまでも雪穂に都合のいい展開。
その雪穂も周りの人が綺麗とか怖いとか「特別感」を匂わせる
描写がうるさくて全然魅力感じなかった。
735 :
無名草子さん:05/02/25 21:46:14
人それぞれ
おれだって絶賛されている宮部の「火車」が全く面白く感じなかった。
>>734 刊行直後だったら違った感想を持ったのでは?と思う。
評判が高くて、作者の代表作に位置付けられてしまうと
どうしても、見方が厳しくなってしまうのではないかな?
予断を持って読んだにも関わらず素晴らしいと感じた本は
俺の場合はあまり多くない。
>>723 雪穂が一成を好きだったというのはありえないよね。
初対面から自分の正体を見抜かれた、自分を嫌っているというのを
感じて警戒していただけでしょう。
プライドが傷つけられたことで強く意識するようになったのもあるかも。
養母を殺させた時に、家庭教師や高宮を騙したお得意の嘘泣きで
健気な女だと信じ込ませる一歩手前までいったけど失敗。
泣き落としは雪穂が男を騙す時にいつも使ってる手だよ。
一成も殺せるものなら殺しておきたかっただろうけど、
リスクが大きいから諦めたんだろう
>>732 雪穂が欲しかったのは亮二と昼の太陽の光の下で生きることで
それが叶わない以上満足することはないのでは。
>>734 雪穂賛美や「特別感」強調の描写がうざいのは同意。
亮二がそのへんぼかしてあるから余計そう感じるのかもしれないけど
作者の悪女信仰とあこがれが露骨に出過ぎてしまったのか。
それでも魅力的だとは思うけど。
>>738 >作者の悪女信仰とあこがれが露骨に出過ぎてしまったのか
そうかな?俺には全然異質の印象が残った。
亮司は書かずに描ける自信があったんじゃないかな?東野は。
でも、雪穂に関してはそこまで伝え切る自信が持てなくて
それが過剰な装飾になってしまった、と感じた。
雪穂に「特別感」がなければ成立しない内容ではあったからね。
東野は、自分は女を描くのが下手だと言ってるけど
実際にはそうでもない。
半端なコンプは捨てた方がもっと良いものが書けると思う。
740 :
無名草子さん:05/02/28 19:59:55
なぁ、白夜行の雪穂が、幻夜の新海なのか?
白夜よんだのが5年前だから、ぜんぜん覚えてねえ。
うーん…。私が女だから?その辺うがって読んじゃったのかなあ。
>雪穂に「特別感」がなければ成立しない内容ではあったからね。
多分ここなんだろうなあ。魅力感じられなかったので
こんな都合のいい展開あるのかよーという印象しかない。
後味が悪いからぼかされてるけど、一種のご都合主義小説と思う。
美冬のイメージなんか最後は叶姉妹だったし。
こういう感想もあるということで。
女性は江利子とかのほうに感情移入するだろうから
雪穂に反感持つ人多いかも。
男のほうが魅力感じる人が多そう。
東野氏は雑誌で悪女に破滅させられることへの憧れの
ようなことを語っていたことがあるので、あんなに
ノリノリで雪穂を描いたのかなと思った。
類型的なタイプが多い東野作品の女性キャラの中で雪穂は
よくも悪くも際立ってる。
しかし美冬は作者も見切ってるようだ。
なんで幻夜の最後に拳銃が爆発したんだ・・?
>>743 そこを「なんで」と思うのか?
も一回読み直せ。
>>742 >女性は江利子とかのほうに感情移入するだろうから
そこまで安直な読み方はしないと思うが。
>美冬は作者も見切ってるようだ
「見切る」には色々な意味があるが
完全に掌握する、という意味なら作者だから当然だし
見限るという解釈にも無理がある。
そもそも
「悪女に破滅させられることへの憧れ」は美冬に対してのものではないのか?
webサイトでの東野はそう語っているが。
>>745 女性のほうが雪穂の行為に嫌悪感持つ可能性は高いんじゃない。
まだ神秘性があった雪穂と比較すると美冬ははっきり下品な印象。
悪女を変に美化せずに、醜悪な面もシビアに描いていると思う。
見限っているという意味ではないよ。
>>746 >女性のほうが雪穂の行為に嫌悪感持つ
雪穂の対極にいる存在ならそうなるかもしれないが
並みのレベルだったら小気味いいと感じるのでは?
少なくとも、女性は・・・と括れるような話ではないと思う。
美冬の下卑た印象は大阪弁に因るもの?
もしそうだったら、東野の狙いを外していると思う。
いや、東野は、ここで勘違いする奴もいると踏んで書いたのだろうが。
愚かしいと映る部分も、彼女の計算だとしたらそれまでだ。
いや、そんな事より
雑誌のインタビュー記事に関しては解釈違いなのでは?
って事を言いたかったのだが、その点はどうなった?
747さんは美冬の大ファン?
フォロー熱いなあ。
並みのレベルの女が、気に入らん相手は即レ○プで服従強要を
小気味良いとは思わんだろう。
俺は雪穂も美冬も同じように魅力を感じたな。
>>748 なんでそんな方向に行くかなー。
読書板に「熱い」もへったくれもないだろ。
ついでにいうと、作中人物のファンになれる程純情でもない。
>>749 既遂は一件。
尤もこの点は、雪穂というより東野が、執拗過ぎるしくどいとは思ったが。
>>747 女性なら誰でもと括ったつもりはない。
741のような女性の感想もあったし、このスレ読んでもはまれない、雪穂が嫌いと
言う人の意見にその辺ひっかかってるようなものが多かったから。
もちろん性別上下並み問わず小気味いいと思う人はいるでしょう。
ただ、お気づきでないのかもしれないが相当雪穂に入れ込んで読まないと
小気味いいという感想にはならないのでは?
既遂かそうでないかとかは、あまり関係ないと思いますよ。
大阪弁は美冬は意識して使ったのだろうし、作者的にも同一人物か混乱させる
意図もあったと思うので下品な印象には関係ないです。
運命の女、悪女の魅力みたいなものは氏に限らず好んでテーマにする男性作家は多いし
雪穂と美冬両方に存分に表現されてると思う。
webのコメント以外に雑誌でもそのような記事を読んだ記憶があるのですが・・
陶器のような白い肌の、フランス人形のようなうら若き美女にして悪女
という造形は当時の東野女性キャラの集大成のようだし。
美冬には雪穂にあった共生関係の哀切さもなくなり、トウが立って
寄生して吸い取るばかりになってしまったなれの果て感みたいなものを感じた。
個人的には美冬はそこが好きなんですが。
あくまで勝手な感想です。
悪女のイメージがどこまでも予想した通りのステレオタイプではあるな。
雪穂と美冬は悪女の範疇に入る女ではないような。
>>752 >748には美冬の大ファンと言われ
今度は>お気づきでないのかもしれないが相当雪穂に入れ込んで読まないと
ホントに、何でそんな解釈が生まれるかな?
むしろ、作中人物に入れ込む状態が如何なるものかを教えて欲しいぐらいだ。
悪女は、美人だが性格が悪い女を想像する事が多いが
本来の意味は、「性格が悪い・容貌が醜い」。
毒婦・奸婦の方がいいかもな。
758 :
無名草子さん:05/03/03 19:06:21
>751
>雪穂というより東野が、執拗過ぎるしくどい
ちょっとずれてないか。
むしろ東野がそこまで執拗に書いた狙いを読み取ろう。
>>758 で?喪舞はそこに作者のどんな狙いを読む取ることができたの?
トラウマを真っ向否定しながら、
二人の行動には心因性のトラブルがあるとしか思えない方向性があるとして
書評家の間でもかなり取り沙汰された箇所なんだが。
毒婦・奸婦だと時代がかっちゃって横溝に出てくる女キャラみたい。
>>756 まさにこういう場所で作中人物の解釈について議論したり自説を展開する
ことじゃないの=入れ込む
うん、このスレが作中人物への入れ込み具合を証明してるような。
個人的にはありきたりなキャラだなくらいにしか思わなかったけどな。
ありきたりでつまらんというレスも割とあるな。
心理描写ができないとなるとよくあるキャラにしないと
書くのがむずかしいんだろうな。
好みの問題はあるにせよ、一応東野代表作として高く評価されてるわけだから
よく書けてると思う方が多数派なんじゃないかな?
個人的にはあまり好きな作品ではないが、二作とも。
雪穂をどう思うかに男女は関係ないだろうなあ。
同性だけど、小学生時代の話から読んでるわけで、
どうせならとことんまでやってしまえと思っていたよ。
目的のために手段選ばなくても、平穏な幸せなんか掴めなくても、
欲しいものはがつがつ手に入れていくのが面白かった。
美冬は雪穂にあった余裕みたいなものがないというか、
行き着くところまで行っちゃってるから好感持つ程じゃなかった。
うはwっをkwwww
がつがつっぷりに引かずに、ある程度は雪穂視点で読めるか
どうかがこの作品の評価の分かれ道だろうね。
>>764 雪穂が望んだものってこんな安っぽい栄光だったのかと
残念に思ったよ。<美冬の得たものに関して
誰かが書いてたけど、いっそなら政治家になって
好き放題しまくってくれた方が面白かったと思う。
768 :
無名草子さん:05/03/06 07:32:01
雪穂は中谷美紀だな。演技上手だし。エルメス・・・
769 :
無名草子さん:05/03/06 22:31:14
結局、えりことかはレイプされなかったのに最後だけやられちゃったのは何で?
作者のご乱心サービス
>>769 正解を知ってる人なんかいないでしょ。
読者が自分なりに想像して自分なりの落としどころをひねり出すしかない。
>>771 > 読者が自分なりに想像して自分なりの落としどころをひねり出すしかない。
1.自分の言うことを聞かない義理の娘を操縦したかった
ま、これだけならレイプ未遂の他のケースでもいけそうだが、
2.少女売春の痛みを娘に味あわせたかった
というのがわたくしの想像。
>>772 1じゃないの?
自分の思い通りに操縦するためには親父に相談できる状況ではダメ。
よって既遂にした、って事かと。
おれも1が大半だとおもう
なんでも思いどうりにしないと気がすまない一番恐ろしい雪穂の一面だろ
でも2がなかったとはいえない。
1が9割2が1割ってとこ
2も3割くらいありそう。
悪評高かった江利子への狼藉も、学生時代に亮司が通っていた
本来なら雪穂も通ってたはずの荒んだ学校を江利子がこきおろした
件も伏線になっていたのかな?
この苦労知らずのお嬢め、みたいな怒りがあったのか。
776 :
吾輩は名無しである:05/03/14 13:09:30
9
777 :
無名草子さん:05/03/14 14:16:18
初歩的な疑問なんだけど
質屋殺しの凶器何だったんだろう?
鋏は無理あるよね?
初めから殺意無いと犯行難しくない?
え、鋏でしょ?あれだけ描写あるんだから…。
779 :
無名草子さん:05/03/15 04:14:05
僕はちょっと特殊な例だと思うんですが、漫画で「HEADS」というのがあるんです。
それは東野先生の「変身」が原作なんですが、それが初めての東野先生の作品です。
最近、「さまよう刃」というの読みましたが、これも面白かったと思ってます。
ここで話し合いしている、「白夜行」、「幻夜」はこれらの作品よりも面白いですか?
当方、苦学生のため2つも購入というのは少し勇気が要ります・・・
情けないとは思うのですが、僕に後押しください。
>779
面白いと思うよ。
何だったら「白夜行」だけでも一読されたら?
あと、新古書店巡ってみるとか…。
781 :
無名草子さん:05/03/15 14:09:26
》778 さんくすです
ということは常に鋏携帯していたことになるのかな?
偶然父親と雪穂が歩いているのを見たとうけとっていたから
>>779 苦学生ならどうして図書館を活用しないんだい。
>>782 図書館って、住んでる場所によっては却って不経済にならない?
学校の図書館にあれば別だけど。
今の時代に苦学生なんて存在するものなのか!?
新聞販売店に住み込んで奨学金で生活してる?
>>784 子供の学費を払うのがやっととか、それすらできない家庭だってあるでしょ、普通に。
学費も生活費も出すが、それ以上(小遣いとか)は出せない(出さない)場合だって
ある。
787 :
吾輩は名無しである:2005/03/22(火) 13:03:42
y
788 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 12:37:21
今枝はどうなったの?
雪穂は夜中にタクシーでどこいったの?(家庭教師に見られているとき)
>>788 一冊最後まで読んでわからんの?
…東野読むの止めたら?
790 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 20:58:55
花岡夕子が死んだホテルに行ったと思われ
誰とは言わんが死んだ方がいいな
793 :
無名草子さん:2005/03/24(木) 23:06:22
これからはこういう読解能力の無いゆとり教育世代が沸いてくるから
作家も大変だろうな。
読解力というか想像力というか、はぁ・・・
>>793 ゆとり教育「世代」なんてない。
おまえも無知。
>>795 横だが、「ゆとり教育世代」という表現を無知と言い切る理由は何?
「世代」の語意には合っていないという理由なら、
団塊世代という表現もおかしい事にならないか?
尤も、ゆとり教育は勉強以外の分野に力を入れさせるために始まったものだから
計画通りに進んでいれば、計算力は落ちても、
読解力や想像力は向上している筈だが…。
797 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 22:15:15
798 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 01:53:50
美冬を下品に感じるのは雅也との会話のせいかと思いました。
もし雪穂と亮司の会話があれば、こんな風だったのかなと…
違った視点から書いていれば、美冬も雪穂のときと同じように妖艶な雰囲気をもてたのかもしれない…
原野では裏を見すぎたので、リアルに下品なところを感じてしまいましたけど…
799 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 04:05:26
》781
鋏ネタに固執して申し訳ないですがやはり薄々雪穂と父親の関係に気付いていた、
というのが妥当なのでしょうか?
確か本文に二人の姿を見て、胸騒ぎがしたというあくまで老刑事の推測描写があるのですが、
それゆえ何らかの殺意をあらかじめ持っていないとしっくりこない気がして…
>>799 レスのアンカーくらいちゃんとして下さい。
>>799 鋏を持っていた事を不自然に思うの?
それとも、あのタイミングで殺害に及んだ(及べた)事が気に食わない?
前者ならば、鋏を常備していた事を匂わせる記述が何回か登場するし
なぜ疑問に思うかが疑問なのだが。
>>800 アンカーは使わない方が望ましいとされている。
だから専用ブラウザには、>でも>でも反映するようになっているものがある。
使用を強要する事ではないよ。
》君が鯖への配慮でやっているとも思えんが・・・。
>>802 スレ違いだが「アンカーは使わないほうが望ましい」ってどこで言われてる話?
聞いたことないんだけど。
それに、何で鯖への配慮なんて話が出てくるの?鯖は無関係でしょ?
>>803 聞いた事ないのは、
君が昔からのネラーではないからだ。
>>803 聞いた事ないと言わずに知らないから教えて、
と書くべきだったのかもな。
今は専ブラ使用が一般的だから
アンカーの事もとやかく言う必要はないと思うが。
>>798 下品下品を連呼してるけど、あれは関西の標準的なやり取りだろ?
あんたの捉え方だと、関西人=下品になってしまう。
>>803 余計な一言を発した為に、追い込まれてますね。
ここは2ちゃんねるです。
》781 みたいなアンカーじゃ専ブラでも元レス見れないから不便。
>>808 それは誰もが認めるところではあると思うが
「》」みたいな記号を探し出して来た、頓馬な熱意が愛らしい。
810 :
無名草子さん:2005/03/27(日) 17:23:14
>>810 スレ違いも甚だしいが、
40男の月収が20万弱って、切ないな。
812 :
無名草子さん:2005/03/28(月) 09:45:44
鋏よりも、雪穂が亮のお父さんに遊ばれるのって、いつもあのビルだったのかな?
それとも、あんときが初めて? いままで見かけた人とかいなかったのかな?
そもそも雪穂に手を出したのはあの日が初めてなの?お金を払ったから。
っていうか、あのときの100万(金額あってるかな?)は雪穂が隠し持ってたの?
それとも雪穂のお母さん?母親の口座くらいは警察は調べてるよね?
その辺がすごく気になります。
>>813 >いつもあのビルだったのかな?
違うだろ。
>雪穂に手を出したのはあの日が初めてなの?お金を払ったから。
初めてではないだろ。
>っていうか、あのときの100万(金額あってるかな?)は雪穂が隠し持ってたの?
>それとも雪穂のお母さん?
母親の存命中は母親、死後は雪穂、というのが自然な解釈では?
メル欄をさせていてもあの貧しさだから、それができなくっては
かなり目減りしていたと思われるが。
>母親の口座くらいは警察は調べてるよね?
母親は重要参考人になってないだろ?
何回読んでもよく分からないんだけど
幻夜で拳銃が爆発したのって何故?
えー、母親って何回か取り調べうけてるでしょ?
重要参考人ではないの?重要参考人にならないと、
口座とか調べられないの?
>>816 銀行が、ただの参考人の個人情報をホイホイと出す世の中だったら
そっちの方が怖いだろ?
つーか、下らん事で悩む前に読み返したらどうだ?
犯行時刻のアリバイを持つ人間を容疑者扱いしたら
人権問題に関わる。
まとまった金は預貯金するものと決め付けているあんたの感性の方が
俺には不思議なぐらいだ。
>>815 爆発はしていない、暴発だ。
無理心中で決着を付けたかった、それだけの話なのでは?
血で汚れた手を持つ者のベタな判断と感じたが。
同一人物かどうか知らんが、最近幼稚園児並みの「どうしてこうなるの?」君が
頻繁に現れるな。
釣りなどではなく、本当に「わからない」というのだったら、それはそれで
ちょっと怖い気がする。
同一人物かどうか知らんが、最近DQN並みの「どうしてわからないの?」君が
頻繁に現れるな。
煽りなどではなく、本当に「教えたくない」というのだったら、それはそれで
ちょっとDQNながする。
やっと幻夜読んだ
俺は白夜行より幻夜の方が好きだな
雅也の心情描写があるからかもしれない
桐原のことは愛してたけど雅也は利用してただけだと俺は思った
まあ一番思ったことは俺も定食やに通いたくなったってことだなw
想像力を働かせるとか、ミステリならではの推論を自分で組み立てるとか、
そういう事ができない、やらないんだろうな。いきなり答えを要求してくる。
何を楽しみにミステリを読むんだろうね。
ここのスレは白夜行と幻夜のどういう話をするスレなんですか?
両方読み終えた人が好き勝手に語っていいスレ。とくに決まりはない。
>感想、質問、私的見解など上記の2作品の事なら何でもOKです
とあるからといって、何でもかんでも質問していいかは別だと思う。
基本的なことくらいは自分で想像或いは推察して、その上での質問なら
問題ないと思うけど…。
質問が存在する事自体がおかしいのかもしれん。
答えはひとつではないのだから。
ここのところはどう思う?俺はこうだけど、って話題なら楽しいが。
そうだね。
今の流れで「質問」するのは恥ずかしいのだが
「サブマリン」はどうやってコピーしたの?
俺は単純に家庭教師の目を盗んで亮司に渡してコピーしたと思っていたが
書評サイトの日記にカセットデッキを使ったダビングもできると書いてあった。
家庭教師の独白は実はこいつの無知を晒す罠だったって事?
だから正解は無いって言っている。
>>829 カセットデッキでもコピーは可能、という事を知ってる人が少数派だと思う。
東野があの時代にパソコンを持っていたら「罠」だし
持ってなければ、一般論を書いた事になる。
つまりあんたの推理、家庭教師の目を盗んで亮司に渡してコピーした
事になるんだと思う。
832 :
吾輩は名無しである:2005/04/04(月) 12:11:59
h
白夜行、柴崎コウ主演で映画化はマジネタ?
本当なら亮司は誰になるんだろう・・・
834 :
吾輩は名無しである:2005/04/10(日) 23:59:31
u
835 :
無名草子さん:2005/04/11(月) 15:53:41
雪穗は若い頃の島田陽子がイメージに近い。何となくね。
柴咲なら確かに今の女優で一番イメージ近いかもね。
富田靖子だっつーの
>>833 その噂はどこから?
片想いのドラマ化がほぼ確定、みたいな話が出てたけど
ガセだった。
2chには、関係者と称する無関係な人が多いし
俄かには信じられない。
839 :
_:2005/04/16(土) 04:36:03
白夜行、今読んだ。震えが止まらん。震えることおよそ1時間弱。
これほど心を持っていかれたのは本に限らず初めて。
何て言っていいか分かんないけど。。チラシの裏でごめんなさい。
白夜行の感動をもう一度と、ひたすら東野作品を読み漁ってきたが、
いいかげん諦めた方がよさそうな気がしてきた今日この頃。
841 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 01:33:43
まあ、あれは5年かけたからね
東野は2-3ヶ月で長編一冊仕上げるのが普通。
>>840 激しく同意だ。幻夜読んで失望したクチか?
>>842 ん。の通り。
でも幻夜、ラストの雅也の科白が印象に残ってるよ。
加藤に対しての、
「そんなことはさせない」
「俺と彼女の世界に入ってくるな」
愛情と憎しみは表裏一体なんて使い古されたコトバがあるけど、
この場合それらが同時に顔を出しているよね。
すごく胸が詰まりそうだったよ。
844 :
無名草子さん:2005/04/17(日) 22:10:21
ネタバレNG
847 :
_:2005/04/19(火) 21:18:12
幻夜読んだけど正直、期待外れだった。
最後まで白夜行のようなパワーは感じられなかったし。
それだけ、白夜行は特別ってことかな?
>>847 裏側をあえて見せずにミステリアスな雰囲気を出したほうがいいか、
裏側を見せて登場人物(原野の場合は雅也)に感情移入できたほうがいいか、
読む人の価値観の問題。847は前者だっただけのことでしょ。
実際、幻夜の方が好きってやつもいるようだし。
849 :
_:2005/04/20(水) 01:11:12
>>848 そうなのかな?
何か、登場人物一人一人のスケールが
白夜行に比べて小さかった気がしたんだけどな。
まあ、それも
>>847のいうとこのミステリアスな雰囲気によるものなのかな。
たった今宮部みゆきの「理由」を読み終わりました。
雪穂は猫かぶりと演技の達人なのに、店の近くで死人が出たにも関わらず、知らない人だとだけ無表情に言って立ち去ってしまった。
つまり『突然の事故死に怯える普通の女』を装えないほど亮司の死に内心動揺していたという解釈をおれはした
亮司にめちゃくちゃ惹かれました。当方男ですけど。
俺が女だったら抱かれてみたいし、亮司を癒してあげたい。
まあ雪穂以外の女じゃ無理だろうけど。
853 :
無名草子さん:2005/04/23(土) 18:08:13
堤監督がドラマ化する噂ありますが。。。
>>853 本決まりになったら教えてくれ。
東野によると、9割は企画だけで終わるそうだから。
855 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 12:37:48
>854
へぇ。企画倒れが多いのか。
「秘密」も初めは、深田恭子かヒロスエが候補だったらしいよね。
年齢的には深田の方が良かったかも。
白夜行は、映像向きなのか。
>855
主人公2人が別々の場面で生活しているから
どっちメインに描くのか難しいと思う
表面上は接点無しだしねぇ〜
白夜行は映像化は難しいんじゃない?
二人の接点は表面上は無いわけだし、
二人をそれぞれ描いて、読者がそれをつなげて読んでるわけだし、
まだ、幻夜だったら、映像化も出来るだろうけど。
858 :
無名草子さん:2005/04/24(日) 18:53:21
TVでは絶対無理だろうけど、映画化されたら、
純愛とか、泣けるとか、とんでもなく煽られそうだ。
オダギリジョーとか、小雪ぐらいで映画化もあるかもね。
自分は東野さんの映画って一度も見たことないけど、NHKのトキオで懲り懲りだよ。
2時間の映画じゃ全く期待できないから止めて欲しいな。
やるならTVで2クール位使って気合入れて作って欲しい。
無理だろうなぁ最近は何も考えずに見られるドラマしか受けないみたいだし
結局登場人物とかも多いし、人間関係が複雑に入り組んでるから、
大事なとこまで省略されたりして、簡素化されて映像化されるんだろうね。
そうなると別の作品になっちゃうよな。
ていうか、雪穂に当てはまりそうな役者が想像つかない。
柴崎コウなんて問題外だ。
まあいかにも非現実的な人物像だったもんな。ある種嘘臭い。
小説じゃなきゃできないキャラだろう。
「ユリイカ」時代のスタイルを維持したままに成長した宮崎あおい
だから富田靖子だってば
>>861 雪穂アーモンドアイにするなら
柴崎コウ(ヤンキー雪穂)
加藤アイ(薄幸・痩せ雪穂)
HW女優、小雪もありだけど、年齢が…
若手なら、綾瀬はるかか、長澤まさみ、じゃないのかな。
ほんとに合うな「二隻の船」
雪穂のイメージ的に、麻生祐未(字あってる?)がいいんだけど、
年齢的にきついよね。
白夜行読んでこのスレも全部読んだ。
雪穂が一成に惹かれているんじゃないか、ってことに
>>717-719で凄く納得のできる考察がなされてたけど
「惹かれてる」ってとこには同意する。でも、愛していたのは亮司だったと俺は思う。
雪穂の亮司に対する気持ちを「愛」と簡単に表現するから語弊が生じるんだろうけど、
雪穂と亮司は魂の部分で補完し合ってる二つで一つの存在なんじゃないかな。
そういう意味では2人の間に恋愛感情は無いということは言える。
2人の性交渉はあったんじゃないか、と思う。二人とも肉体的に満足していない様子が書かれている事も含め
精神の部分で繋がりあってる2人は性交渉によって互いの存在を確認する作業を行ってたと推測。
それでも雪穂が一成に惹かれてる、と考える。それは一成が雪穂の求めていたものを持っていたから。
ここらへんは
>>717-719と同じ。恋愛感情じゃなくて憧れだと思う。
他の人の例で照らし合わせれば、一成は間違いなく排除されなければならない立場。
それなのに本人に直接危害が与えられなかったのは、雪穂が一成という存在に一目置いていたからだと思う。
人目で雪穂の抱えてるモノの一端を見抜いたり、エリコの本質を引き出したり・・・
だから、葬式で雪穂が一成に言った事は本心から出た言葉だと言いたい。
全編通じて彼女が弱さを覗かせたのは、エリコが変身して来た時と、葬式の時じゃないかな。
雪穂はラストで亮司が目の前で死んだ時に、努めて冷静に反応を返しているけど、
ある意味でこれは雪穂らしくない行動だったと感じだ。普段の雪穂なら、「店長に任せてますから」と突き放して
さっさと消えるなんてことはしないはず。冷静に捜査協力を申し出るぐらいの行動は取ったでしょう。
それをせず、素早く現場から去ったのは動揺し、また亮司を見ていられなくなったから。
幻夜で「雪穂らしくない」言動ばかりなのも、決定的な喪失を経験して心の平衡を失ったからだと思う。
869 :
868:2005/04/30(土) 23:27:40
ところで読んでる最中に漫画のモンスターを思い出した。
ヨハンと重なったのは、勿論雪穂だけどね。
それから、読みおわった瞬間に「伏線一杯置きっぱなしじゃん」なんて
まず思ってしまった自分にちょい自己嫌悪。
870 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 12:10:57
>>869 >>「伏線一杯置きっぱなしじゃん」 例えば?
>>869 禿同。モンスター好きなヤツなら絶対楽しめる作品だった。
>>866 「空と君の間に」も亮司っぽくてなかなかいいかも
>>870 俺は「伏線一杯置きっぱなし」という意味がわからんかった。
伏線だけ敷いて答えの提示がない
かとも思ったが、白夜行にそれを言うのは愚の骨頂だし・・・。
874 :
868:2005/05/01(日) 20:25:44
>>873 そういう意味だよ。伏線というか、それぞれの殺し方とか
意味深な鈴とか、登場人物たちのその後とか・・・
>>873の言うように「白夜行にそれを言うのは愚の骨頂だ」と思ったから自己嫌悪したわけ。
875 :
873:2005/05/01(日) 21:39:41
>>874 そうか、すまん。
文中に回答を求めない事を前提に考えていたので
伏線に矛盾があるという意味か?
などと妄想していた。
>>872 彼女の歌には、しっくりくるのが多いかもな。
>>872 「空と君の間には」は、家なき子2の主題可だったねぇ・・・
安達祐美と堂本光一で白夜行やっても良いような気がする
どうしてもキャストネタに行きたい奴がいるな。
吉井ロビンソンの「CALL ME」って曲の歌詞が幻夜にぴったし。
雰囲気もそれっぽい。
>>874 鈴って答えほぼ出てるんじゃね?
自分は白夜行で一番ガクプルしたのがそこなんだけど…
俺も鈴の件はぞっとしたな。
882 :
868:2005/05/02(月) 21:08:20
すまん、直ぐに人に貸しちゃって手元に本がなくて確かめられないんだが
鈴の答えって何だっけ?
お母さんを殺したんでしょ?
>>882 鍵を家に忘れたから、家の中の母を助けられなかったと言ったのに、
鍵に付けていた鈴の音がカバンの中からチリンチリン・・・
恐ろしいガキ・・・
>>884 養女に入る前の過去を捨てたがっている雪穂が
小学校の時に使っていた鈴を愛用し続けているのは
かなり不自然だと思った。
もっと違った方法で関連付けられなかったものかと思う。
>>885 そう言われたらそうだね。
自分も鈴は衝撃的だったんだけど。
逆に言えば、母親が死んだ事にある程度はショックを受けてて、鈴を捨てられなかったとか?
母親の死になんらかの工作をした自分への戒めというか
雪穂に限ってそれはないか
ショックを受けてっていうのはないけど、
昔から持ってるものを戒めみたいにもってるのはあるかも。
昔苦労してたって見えるものを持っているのは、
世渡り的には重要だと思うけどね。普通に。
それよりも、パッチワークの小物入れのほうがちょっと考え物のネタだと思う。
普通持たないけど。パッチワークの小物入れなんて。雪穂に似合わないし。
亮がもってたらもっと人目を引くよ。全然似合わないもん。
>>887 ああ、そこも気になった。
>雪穂に似合わないし。
>亮がもってたらもっと人目を引くよ。
まんま同じ事を考えたものだった。
実は彼らは、そういう物を作ったり持ったりする事を嬉しいと感じる子供達。
でも、そんな感性を持つ事を許されない環境にあるのでぐっと堪えている。
二人で居る時は、捨てざるを得なかった稚気を取り戻し、そっと確認し合ってる。
というような事を、パッチワークの記述で伝えたかったとのかとも思ったが、
二人のやる事を見ていたら、そんな甘い連中ではないし…。
今思うと、亮司が雪穂の作った小物入れを持ってるってちょっと微笑ましい。
自分はパッチワークの小物で、雪穂と亮司のつながりが初めてわかった。
単純に読者にそれをわからせるためじゃないかとも思うけど、それだけじゃ味気ないね。
手作りの物をつくる→それを所持するという行為で、精神的な繋がりは感じた。
>889
そうそう、それを作者が意図してるのはよくわかるんだけど、
ちょっとパッとワークっている代物が、しっくりこなかった。
だからって、これだったらってのは見つからないんだけどね。
まあ、作者も困ったのかなと思って、納得してるけど。
他に置きっ放しの伏線ってあった?
>>891 いっぱいあるだろ
寺崎死亡の真相
亮司の親父殺しは計画殺人か偶発的なものか
その他諸々
ま、一番大きなのは二人の愛憎問題だと思うが
ここでも、雪穂の最愛の人は篠塚か亮司かで別れているが
>>891 伏線は、ほとんど置きっぱなしだから、
気つかないヤシは、少ない犯罪しか気づいてないと思うけど
勘ぐれば、犯罪だらけだと思う。
読み手の想像力と疑りで、いろいろ勘ぐれるけど、気のせいかも知れないし・・・
伏線の解説は無いね。
>>寺崎死亡の真相
亮司の親父殺しは計画殺人か偶発的なものか
こういうのは置きっぱなしの伏線とは言わないんじゃない?
たくさんヒントも出てるし推理できるから。
置きっ放しっていうのはヒントも手がかりも無く「この文章イラネ」ってやつじゃないですか?
以下、私の解釈。突っ込みはいりません。
寺崎死亡の真相 ⇒ライターの存在からやっぱり・・・
亮司の親父殺しは計画殺人か偶発的なものか
⇒以前より殺意はあったかも知れないが父親が西本家に行く事を
事前にする術はなかっただろうから図書館帰りに2人を見つけて
後を付けて行って・・・
>>894 >突っ込みはいりません
突っ込まれるのが嫌なのなら
2chに書くべきじゃないよ
>>894 突っ込みが困るということだが
いい歳の親父があんな場所にやりに行くか?
俺は、餓鬼の遊び場だから餓鬼の誘導があったとした方が
スッキリすると思う。
亮司の親父は100万円で雪穂を養子にしようと
雪穂の母親に話をつけにアパートに行ってお金を払う。
そのとき雪穂は図書館に行っていたから、親父は雪穂を図書館に迎えにいき、
雪穂の母親はその後公園のブランコで物思いにふける。
亮司は二階の窓から忍び出て図書館に向かう。
図書館員の話で亮司と雪穂が図書館で紙きり遊びをしていたのを見たことがあるので、
亮司は図書館に行くときにはいつもはさみを所持していた。
廃墟のビルは図書館と亮司の家の間にあり、雪穂を家に連れてかえる途中
親父は我慢できなくなり、ビルに雪穂を連れ込む。
それを亮司が偶然目撃して・・・
確かこんな流れじゃなかった?
>>898 >親父は我慢できなくなり、ビルに雪穂を連れ込む。
それもひとつの解釈だろ?
実母に金は払う、女房にも離婚を要求して
異常性愛者なりの手続きを踏んでるイイ歳の男が
こともあろうに自分の生活圏内でそんな真似はできんと、俺は思う。
過疎地ならばともかく、あの界隈ならラブホも多い。
雪穂が誘ったと考える方が俺には自然。
でも、いい年した大人が、自分の生活圏内で小学生連れてラブホってのも
いかがなものかと…。
自分のものになりそうってことで興奮したとか?
テンション上がり過ぎたんじゃね
>>900 それを言ったら、大抵の小説が成立しなくなるよ。
>>902 自分の読書傾向に偏りがあるのかもしれんが、そんな設定の小説は
あまり読んだことがないな。
今はそういう小説が「大抵」なのか?
あの廃墟ビル程度の生活範囲内では、あり得ないと思うけど。
生活範囲内としてももう少し離れてるのが普通じゃないか?
自分がよく分からないのは、あの日以前には雪穂には何もしてなかったのか?
何かしていたのなら、あの日以前はどこでやっていたのか?がよくわからん。
あのビルは子供の遊び場になっているのだから、あそこに立ち入るのは初めて、
もしくは、23回目くらいだと思うが、よく行き先を告げずに出かけてたという話はあっても、
どこかで見られたという話は出てこなかった気がする。
それとも、母親同席のもと雪穂宅で行われていたのか?
905 :
904:2005/05/09(月) 16:02:21
すみません。あげてしまいました。ほんと申し訳ない。
>>904 その疑問に、きちんとした答えを出せる人間は居ないよ。
置きっぱなしの伏線が多い。
そんなに多いか?
多いじゃん、例えばこんなところだ。
って流れで、話が行きつ戻りつしてるだけだ。
因みに俺は、あの日以前にもあったと思ってる。
何もなくていきなり100万は出さんと思うし
複数の客を桐原一本に絞るという意味の金かとオモタ。
雪穂は奥菜恵がいいなー
>>909 それかもしれない!
(と打ち込んだときタイピングミスで『それかもしれんばい』になってしまった)
911 :
無名草子さん:2005/05/11(水) 23:55:00
>>904 あの日以前には雪穂んちでやってたんじゃ?
複数の男の出入りがあったとかって記述なかったけ?
で、おかんはそういう時間は公園にいたと。
白夜行を2年ぶりくらいに読み返してみましたが(十章まで)。。。
園村(及び奈美江)関連の話は、ほとんどが都合よすぎると感じました。
1.亮司はいかにして男娼の斡旋業を始めたのか?
あるいは、当初からエノモトと係わっていたのか?
2.なぜパソコンショップなのか?(作者自身が詳しかっただけ?)
雪穂がブティック経営に執心なのは、
ガキの頃のみすぼらしい服装からの反動と強引に納得。
3.奈美江が亮司をかばい信頼する(言いなりになる)決定的な理由は?
4.園村は普通に就職しなかったんかい!
5.偽造カードで儲けるってのは、リアルすぎてこの物語には合わない希ガス。
てか、無関係の第三者を不幸にしてるし。
義理の娘だけヤラれるってのは、亮司がロリコン親父の血を受け継いでいるに同意。
雪穂の一成への想いは、自発的にはなかったのでは?
とはいえ、充分に面白い……というかよくできた小説だとは改めて実感しましたが。
>2.なぜパソコンショップなのか?
亮司は、園村の部屋で花岡夕子が死んだ時の様子聞かされている時に、園村のパソコンに気づく。
その時点で亮司は、パソコンの専門用語を知っていた。
あのマンションにもパソコンがあった(ナミエが時計を取りに戻った時見つけている)。
亮司はパソコンの知識があって、これからはパソコンの時代だとも言っていたから、
パソコンショップを経営するのはおかしくないのでは?
(亮司は園村の部屋でパソコンを見つけた時に「こいつは使える」と思ったんだと思う。
パソコンを見る前と後では亮司の園村に対する態度が全然違う)
>4.園村は普通に就職しなかったんかい!
園村は花岡夕子の件で亮司に借りがある。
(第三章の最後の方でナミエからそれを聞かされる)
その時に園村は亮司に「俺、何でもする。おまえのためやったら、どんなことでも」と言ってる。
たぶん園村は、この時に一生亮司についていこう(運命共同体みたいな)と決めたんじゃないかな?
だから就職しないで(普通の生活を選ばないで)、亮司と一緒に働く道を選んだんだと思う。
>>913 俺もその通りだと思う。
てか、みんな一字一句読んでないだろ?
きちんと読んでいれば、
>>912のような疑問はわいてこないはず…
全て文中に記されている事だし。
>てか、みんな一字一句読んでないだろ?
みんなって言うなぁ!
竹内祐子、映像上では無理だったけど
現実に悪女っぽくなったね。 中村が女たらしなだけかもしんないけど
>912は展開を理解できない訳ではなく
方向性に対する疑問を提示しただけだと思ったが…。
俺は、流れに無理があるものの列記と解釈した。
>ガキの頃のみすぼらしい服装からの反動
>偽造カードで儲けるってのは、リアルすぎてこの物語には合わない
等、個々の捉え方に関しては、自分とは違うなーと感じたが
違う解釈を楽しめるのも白夜行の良さではあるし
少なくとも批判されるようなレスではないと思うのだが。
919 :
912:2005/05/13(金) 03:47:49
えと、みなさまレスありがとです。
最後まで読み返したらまた来ますが、昨日のカキコの意図するところは
>>918が指摘してくれたとおりですね。
特に2の疑問については、言葉足らずでスマソ。
・亮司がパソコンに興味を持ったきっかけ
・パソコンショップ経営の前後では裏稼業だったり偽名を使ってサラリーマン
やってるのに、そこだけカタギなのはなぜ
という意味ですた。
亮司の「昼間に歩きたい」という台詞が好きなだけに、あえて突っ込んでみた。
>>亮司がパソコンに興味を持ったきっかけ
そんなこと言ったら雪穂がパッチワークに興味を持ったきっかけは?とか、
いくらでもきっかけの疑問が出てくるんじゃ・・・?
まぁパッチワークとパソコンじゃ本に占める意味の割合が大分違うけど。
もっとサラッと読んでいいんじゃない?まぁ個人的な考え方ですけど。
あの時代で、先を見越せる人はパソコンに興味をもつんじゃない?
そんなこと言ったら、そもそも株で儲けるとか完全に都合のいい話だよ。
みゆきの「空と君との間には」の
君が笑ってくれるなら、僕は悪にでもなる・・・ここの歌詞が亮司っぽいね
ベルサイユのばらのアニメのエンディングソング
「君は光、僕は影、離れられない二人の絆、苦しめば苦しむほど愛は深まる」
が亮司そのもの。
本の中でも出番は雪穂と同じくらいなのに、
雪穂に比べて輪郭がぼやけてるというか存在が希薄。
926 :
無名草子さん:2005/05/14(土) 20:59:13
亮司は母性本能をくすぐられるタイプ。ラストのサンタクロース姿で雪穂の店を手伝ってた辺り(子供に切り絵を作ってあげてた)でグッときました。。
>>926 それは母性によるものなのかな?
紙切りという行為にささやかな幸福感を見出している彼が
痛まし過ぎて、グッっと来るよ、俺は。
二人に翻弄された周りの人間のほうが痛ましい
>>926 どうでも良いけど、くすぐるタイプの間違いでは?
結局、亮は雪穂を一番に考えてたんだろうなって思う。
幻夜が続編だってここで知って、白夜行をよんだんだけど
どうつながるのかわからなかった。雪穂と美冬のイメージが重ならない。
作者が公言したのん?
>>931 続編と思うも思わないも、読者の自由。
けど、つながりを暗示させる記述は山のようにあるような…。
だれか三部作で、いづれ、もう一冊でるって言ってなかったっけ?
>>934 どっかのコミュニティで見た事ある。
出ればいいがいつの間にか既成事実になったようだ。
白夜行が19年、幻夜が5年。
インターバルだけで考えれば書けなくもないだろうが
2000年からの5年間ではテーマに困りそうだ。
2001年の時点でNYに渡ってたりはするかもしれない。
でも幻夜の時にも思ったが、取り上げられる時事的な要素に
まだ生々しさが残るものが多そうだな。
もう出さなくていいですよ。
>>937 俺は出して欲しい。
読みたくなければ買わなきゃいいだけだけだが
出なきゃ、何の選択肢もないからな。
>>937 同意。白夜行で止めとけば良かったのにね。
およそ2週間かけて白夜行と幻夜を読みおわりました!!
東野さんの作品は今回初めてだったのですが、結構はまりました。
雪穂はずっと純奈理沙をイメージして読んでました。
あと、両作品のラストの「サンタクロース」と「船上パーティー」は
ドラマ「眠れぬ森」を連想させられたのはわたしだけでしょうか・・・。
アーモンドアイって、浅野温子みたいな目かなって思いました
>>944 君もそっちに行けば?
ここは、チラシの裏よりはまともな場所であって欲しいから。
946 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 18:13:11
残りもわずかのスレに必死な人が沸いてますね( ´,_ゝ`)プッ
おそらく自演でしょうけど( ´,_ゝ`)プッ
949 :
無名草子さん:2005/05/18(水) 20:06:33
どっちかって言うと( ´,_ゝ`)プッを2回も使ってる948の方が必死に見えるよ・・・
これ次スレ立てんの?東野圭吾スレで十分じゃないか。
>>950 俺も同意。
話題がループしてしまっているし、
スレの乱立も好ましくない。
雪穂=美冬を3部作目でギャフンといわせて欲しい!
悪をのさばらせたくない〜これじゃずるいもの勝ちみたいな
女性にとってみれば、美に惑わされないからただのイヤなやつとする
勧善懲悪じゃないとスッキリしない!!日本人です
>>953 どん底から這い上がった奴が悪事の限りを尽くして
富や名声を手にしても、それはそれで面白いと思うが。
現実には、銀のスプーンを咥えて生まれて来た奴の優位が動かんし
今の世の中の勧善懲悪は
雑魚が雑魚を潰すために存在しているようなもんだ。
>>954 そうともいえるけど
今の世の中は、ずるい奴、上手い奴が得をするように出来てんじゃない?
現実でもイイ子っていうのは、イヤなやつにかげ口いわれるし。
この小説でも、トラウマがあったかないか知らないけれど、
雪穂=美冬は罪のない人、自分に親切な人を利用したり、レイプしたり
殺させたり、自分で手をくださないところがまた汚いって言うか、
それが容認されるのは、かくのも容認するのも男性っていうことかな〜
美人の悪女っていうことで、って小説か!まあ現実もそうなんじゃない?
美女ならずるくて上手い奴マンセーみたいな これが男版ならどうか
女側からは美しくて素敵でいいけど、男側からは不評かも
悪代官が最後まで高笑いにならないかも
はめられた人が勝手に死んでいくみたいな
犯人の女にとっては都合がいいー
東野氏は雑誌で悪女に破滅させられることへの憧れっていうのを
言ってる見たいだから、雪穂が破滅っていうのは限りなく期待薄いね。
3部作目があったとしても。
最後まで悪はのさばる路線で行くでしょ。
やっぱ『幻夜』が出たからには完結編も欲しいね。
雪穂の最終目的が知りたい。
いっそ雪穂の一人称で語られる物語ってのは?
960 :
吾輩は名無しである:2005/06/02(木) 12:48:08
o
961 :
無名草子さん:2005/06/02(木) 15:35:08
>>いっそ雪穂の一人称で語られる物語ってのは?
(゚听)イラネ
亮司って何歳で死んだの?30くらいかな?
美冬は雪穂じゃなくて、夏美じゃないの?美冬が憧れてた人が、雪穂じゃない?
>963の解釈もアリでしょ。
けど、そういう特異な持論はしっかりした理論構築が必要だね。
サイトを立ち上げて主張してみたらどうかな?
967 :
吾輩は名無しである:2005/06/15(水) 11:07:43
9
968 :
無名草子さん:2005/06/15(水) 12:04:15
細かい事ですが……
笹垣の吸っているタバコの銘柄が
ピース→ハイライト→セブンスターと変わっていました。
健康に気をつけたのでしょうか?
969 :
無名草子さん:2005/06/15(水) 12:13:41
白夜行&幻夜に出でくるケーキ屋『ハーモニー』は
白夜では桐原洋介が西本家におみやげとして持っていき
幻夜では有子が雅也にあげた。
『ハーモニー』って、全国展開してるお店なのかなー?
970 :
無名草子さん:2005/06/15(水) 12:33:28
今枝――ラサール石井
笹垣――全日本女子バレーの柳本監督
幻夜の加藤刑事――「笑い飯」の髪の毛長いほう
971 :
無名草子さん:2005/06/16(木) 14:20:36
>>966 理論構築できる自信がないので。また読み直してみます。自分では、中盤からは、てっきりそのつもりで読み進めていたのですが。すると、雪穂と美冬が同一人物だとすると、美冬の憧れの人って、誰なんでしょう
>>972 欺瞞に満ち溢れた美冬の言動を前にして
憧れの人って言葉を鵜呑みにしてしまう理由は何?
笹垣=全日本女子バレーの柳本監督
笑った。 実は自分もちょっと思ってた。
>>970 ワロタ
今枝と笹垣は同意。
加藤については俺の場合、オールバックで無精髭の下品な感じから、
マネーの虎に出てた美空ひばりの息子をイメージしてたw
部落がぶたい?
978 :
無名草子さん:2005/06/22(水) 18:01:28
小学生の時の西本雪穂、桐原亮司の家
桐原洋介が殺されていた場所の近辺は
作者「東野圭吾」が住んでいた所と聞いておる。
東野自身も「僕の住んでたとこは大阪の生野区です」
と、言っておる。
それより、
>>977、部落とか、そんなん知ってどーするの?
加藤はうじきつよし
980 :
無名草子さん:
雪穂はなんで高宮と離婚したの?
仕事することに文句言ったから?