921 :
無名草子さん:2008/01/05(土) 19:48:29
>919
あの文春でさえ、偽書ほぼ確定の偽インド人・山田和・著
「喪失の国・日本」を平気な顔して売り続けてるんだから、
ソニー出版なんて弱小なら、売れると思ったら偽書でもなんでも
いくらでも売るだろな。
>文春
つイザヤ・ベンダサン
923 :
無名草子さん:2008/01/10(木) 01:33:21
うわわーん
>919
文庫はヴィレッジブックスからなのね
ヴィレッジブックスは販売をソニーマガジンズに委託してるから
大差ないでしょ。
926 :
無名草子さん:2008/01/11(金) 00:27:47
私が今まで読んで面白かったのは
電子立国日本の自叙伝
将棋の子
福翁自伝
技術系の男ですが、こんな私にお勧めの本があったら教えてください。
>>926 将棋のノンフなら、「真剣師 小池重明」「修羅の棋士」が面白かったなあ
どっちも文庫であるよ
928 :
無名草子さん:2008/01/11(金) 01:44:31
>>927 ありがとうございます。技術者版でそういったものもありますか?
漫画・栄光なき天才たち
も面白かったくちです。
930 :
無名草子さん:2008/01/11(金) 10:57:13
>>929 ほんとオレたち日本人ってのはすげーよな。
こうやって、必ず目標を達成するんだから。
逆に、世界で一番無能なのは中国人と韓国人w
あいつらは何をやってもだめww
>>931 チュウゴク、「神舟」上ゲタアルヨ。
有人宇宙飛行ジリキで成功シタノハ、
ソビエト、アメリカ続イテ、
チュウゴク、三番目アルネ。
歌舞伎町のシャブ女王
>>926 自伝系で、リチャード・ファインマン「ご冗談でしょう ファインマンさん」、石橋湛山「湛山回想」あたりどうかな。
936 :
926:2008/01/11(金) 23:22:46
>>935 ありがとう。
ご冗談でしょう、は読みました。面白い話とそうでない話がまじっていました。
それなりに楽しめましたが、ファインマンは生まれながらに聡明で失敗談も
挫折もほとんどなく、順調な人生を語っているという印象で。。
プロジェクトXみたいに挫折や認められなかった苦しい時期を乗り越えて、
みたいな話が好きです。
>>931 中国人はすごいよ。
最終的な目的を達成するためなら、何だってやっちゃうから。
日本人なら体面を気にするような人権無視や環境破壊も何のそのだし。
中国は10国ぐらいに分裂すべきだと思う
10に分裂してもまだ日本よりも大国だし
すべきと言われても、当の中国にそのつもりがないんだから仕方ない。
識者が論じてるけど、中国は実質的に多民族国家なんだけど、
昔から中央集権的な統一国家の形態を求めつづけてきてるから。
人民みんな個人主義なんだけど、なぜかその感覚は一致してるらしい。
「ファインマンさん最後の冒険」も滅茶苦茶おもしろい。
前代未聞の旅行に行かない旅行記。
旅行に行かなかったのは、スペースシャトルの事故調査で多忙だった上に、
癌に冒されていたからだっけ?
本にははっきり書いてないけど。
942 :
無名草子さん:2008/01/13(日) 07:26:07
最近「神に棄てられた裸体〜イスラムの夜を歩く」を読み終えた。
イスラム社会における同性愛や売春、堕胎など、あまり知る機会のない世界を
覗き見られて面白かった。
著者が日芸で文芸を学んだからか、一般のノンフィクションに比べ、
情景描写、表現が上手く、すごく読みやすい文章で、まるで小説みたい。
ていうか、乞食などまともにコミュニケーションできない最下層の人々と、
たとえガイドがいたにしろ、あそこまで交流したり理解を深めたりできるのかが疑問。
彼の脳内の妄想も多いのではないかと。
>>942 後半は漏れも思った。
あとがきで旅は半年以上と書いてるけど、地図を見ると
いろいろな国を回ってるよね。大雑把に5ヶ所。
滞在期間は1ヶ所1〜2ヶ月と見積もって、その間にあんなに
溶け込めるものかなあと。
「インドの大道商人」「ミニアチュール幻想」で評価された山田和も
ヒンディ語もろくにしゃべれないのに、あそこまでつっこんだ話が
聞けるか?という疑問は前からあったが、「喪失の国、日本」で
馬脚をあらわし、作り話を平気で事実と称する人だという評価で
落着。
945 :
無名草子さん:2008/01/13(日) 21:55:30
藤原新也系の主観的なノンフィクションには辟易することがおおい
>>945 最近も、麻原は水俣病だっていうデマを信じて本書いちゃってたね。
弁護のためならなんでもありの弁護団ですら、相手にしなかったネタなのに。
947 :
無名草子さん:2008/01/18(金) 02:13:05
ttp://miranca.com/entry/article6 この博士も知らないニッポンの裏に出演していて、はじめて上杉隆という人を
知ったけど、この番組(最新のだけネットで無料で見られる)を見ていて
おもしろかったから本を読んでみようと、なんでもベストセラーになってるそうだから
と思って図書館で借りようとしたら、予約がたくさん入ってて順番待ちだった。
なので予約が入ってない少し前に出た本を読んでみてるところだけど
この人やっぱおもしろいかも。「小泉の勝利 メディアの敗北」という本。
結局はジャーナリストに対しての批判&自己反省が主題になってるようだけど
小泉政治のことも知れてとてもよいかも。蟹瀬氏が田中真紀子のところで
触れられていたけど、あの人もやっぱすごい人だとおもた。
なんといっても読んでて読みやすい。これほど読みやすいのはめずらしいかも。
興味をひかれるというか。
今ベストセラーになってるのは、「官邸崩壊 安倍政権迷走の一年」という本らしい。
ジャーナリストに対しての批判じゃないや
それでもあってるけど、マスメディアに対する批判の方が正しいかも
949 :
947:2008/01/18(金) 07:19:11
読みやすいけど内容は政治のことをしってないと難しいし退屈かも。
おいらもそれにあてはまるから、だんだんむずかしくなってきたと共に退屈にもなってきた。
でも政治に興味持ってる人はこの本かなりいいのかも。
イグ・ノーベル賞 大真面目で奇妙キテレツな研究に拍手!
おもしろいかもw馬鹿らしいというかw内容はまじめでおばかという感じ。
とんでもないことをした人間を表彰してるw
例えばオレンジ州を破産させた人に、イグノーベル経済学賞とか
その上級版と言うわけでもないんだが、「ダーウィン賞!」
あまりにもアホらしい死に様を晒した愚か者を、劣悪遺伝子を取り除いて人類進化に貢献したものとして表彰する。
ずいぶん不謹慎な様だが、肝心の中身というのが…
1 三人で、ロシア製対戦車地雷に飛び乗りっこのロシアン・ルーレットをやらかして、地雷が爆発して消し飛んだカンボジア人
2 目の前にパトカーが止まっていて、中で警官がコーヒーを飲んでいて、客でごった返している、
アメリカ西部の銃所持が認められている州の銃砲店へ強盗に入って、手を上げろ!と発砲した奴。店主・警官・客全員が即座に反撃、射殺
3 ポケットに金は入っているのに、コカコーラの自販機から小銭を盗もうと苦労した挙句、自販機が倒れこんできて圧死したアメリカ人
4 イタリアの田舎の小道でカーセックスを、ただし188kmで暴走しながらやらかして事故死したカップル。
5 (日本版未収録) 92000tの弾薬が詰まった弾薬庫で荷積み中に、煙草を一服して燃え差しを弾薬庫の中にポイ捨てたウクライナ兵。木箱に引火し、弾薬庫全体が爆発。
爆発は一週間続き、25マイル彼方へ破片が降り注ぎ、半径2マイルの住民が避難。被害総額7億5000万ドル。
(ソース
http://www.darwinawards.com/darwin/darwin2004-08.html)
…確かにこりゃ、死ななきゃ直らんかも…
「ホージンのススメ 特殊法人職員の優雅で怠惰な生活日誌」
若林アキ 朝日新聞社
内部告発本。筆者が女性ということもあってか、ちと私怨っぽい部分が
ひっかかる人がいるかもしれないが、それでも特殊法人の内実を暴いていて
おもしろい。税金を払うのがバカバカしくなるような内容。
ある意味、知らないでいたほうがいいかも。
筆者は、退職直後にこの文章を発表したため、役所は退職金を払わないという
嫌がらせに出た。結局裁判になったが、筆者が勝訴。
>>942-943 その本、私もそう思い、2ちゃんなら、
妄想説で盛り上がってるだろうと思って、
wktkしながら来ました。
でも、あまり盛り上がっていないみたいですねー、残念。
そこで自分で燃料を投下したいと思います。
まずは、言葉遣いから。
(1)ペシャワールでの「ヒジュラ」の話がありますが、
「ヒジュラ」はインドで呼び方で、
パキスタンなら「クスラ」でしょ。
(2)メダンの婆のところで、
「リキシャと呼ばれるオート三輪の運転手」を
通訳として雇ったって書いてありますが、
インドネシアなら「バジャイ」じゃないの?
次スレ以降は定番モノをテンプレ化して欲しいな。
もの食う人々とか、夜と霧とか。
956 :
無名草子さん:2008/01/25(金) 01:53:49
960 :
942:2008/01/25(金) 10:50:01
>>953 やっぱり眉唾ですよね。
彼は、ホームページによると、分かりやすくするために編集したり、
一部設定を変更しているそうですが、相当話を作りこんでいるとしか思えないです。
ヒジュラとリキシャについては同様に思いました。
あと、どうでもいい話ですが、表紙の写真はバンコクのゴーゴーバー集合ビルのナナプラザ。
タイの話なんてなかったのに、なんでだろう?
961 :
953:2008/01/25(金) 15:06:49
>>960 表紙ですか?目の付けどころがいいですね。
たしかに、裏表紙のネオンのところには"Bangkok"って書いてありますしw
要は、他にいい「夜の街」の写真がなかったんでしょうね。
そうなってくると、イスラム圏の風俗街に本当に足を運んだのか疑問に思えてきますよね。
だいたい「銃声の子」では、パキスタンのトライバルエリアの話を書いています。
アフガンへボランティアに行く人とかでも避ける地域だと思うのですが、よく行きましたよね。
あと、かなり謎なのが、紀行なのに、月日をいっさい記していない点。
前書き、後書きから2006年1月〜8月ごろの「旅」だったことは分かりますが、
途中はいっさい今が何月か書いていません。
たとえば、文体はたしかに怪しいですが、あの文体にしたメリットもあると思います。
しかし、月日を書かないというのは、怪しいだけで、メリットはないでしょう。
夜の街や、働く人々の考え方だって年月によって大きく変わるわけで、
ノンフィクションとしては、訪問した時期っていうのは大事な情報だと思うのですが。
962 :
953:2008/01/25(金) 15:30:22
それから、石井氏のhpも、突っ込みどころ満載で面白いですよね。
たとえば、読者からの「どこからどこまでが本当なのか疑問です」に対し、
> つうか、こういう話を聞くと、「その気なら小説書いてるよ」と思う(笑)。
> そもそもノンフィクションなんて書くだけで数百万円の赤字である。
> メルセデスベンツ一台買えるぐらいの赤字である。
> そんな大金をはたいて、命の危険を冒してまでフィクションを書くバカがどこにいるのだろう?
> どうせフィクションを書くなら、「フィクションだ」と最初から宣言して、
> 取材費もかけず、危険もおかさず、日本の書斎で筆だけとっていた方がいいに決まっているじゃないか。
と書いています。石井氏には失礼ですが、少し頭が弱いのかなとまで思っちゃいました。
963 :
無名草子さん:2008/01/25(金) 21:50:57
>>957 ちょっと一般性・客観性に欠ける。
>>952が言ってる通り、「私怨」が入ってる=対象との距離が十分にとれてない。
著者がその組織の一員であって事情に詳しい、というのは一見何より有利に思えるが、
往々にして対象との距離が十分にとれず独り善がりな内容になってしまうケースが多いが、
これがまさしくそれ。
対象の十分な相対化、及び自己の内省が必要だけど、それは非常に難しい。
新婚のノロケや、夫婦喧嘩を聞かされてる、と言ったら言い過ぎか。
956じゃないけど同意見なので一言、
965 :
953:2008/01/26(土) 15:33:14
>>964 すみません、やりすぎました。
「お勧めの〜」なんで、スレ違いでしたね。
966 :
953:2008/01/26(土) 16:14:13
ということで、反省して、
私のオススメのノンフィクションを1つ。
『世界屠畜紀行』
解放出版なんていうサヨ出版社から出てるので、
(まあ、屠殺といえば、部落ですからねー)
毛嫌いする人もいるかもしれませんが、
中身はサヨっぽい物言いはあまりありません。
ただ知りたいという素朴なモティベーションによる本なので、
ウヨの人でもなんなく読めると思います。
韓国、バリ、モンゴルといった独特な肉食文化をもったアジア圏から、
我々には馴染みの薄いイスラム圏、ヨーロッパの田舎、
そして、もちろん日本、さらに世界最大の牛肉生産国アメリカと、
世界各地の屠殺事情を、たんたんとした筆致のイラストと共に、
きめ細かく語っています。
ゆうべ食べた肉が、どのような過程を通ってきたか知りたくありませんか?
食に興味がある人は、読んで損はないと思います。
967 :
無名草子さん:2008/01/26(土) 17:55:22
>>966 あんた、旅人だな? 蔵前さんのでその本の事見た。
>967
え?これ新聞や雑誌でも何度も取り上げられてる有名な本だよ。
蔵前氏だけが発見してる希少本だとでも?
いろんな文芸誌でレビューを見かけるし、高野秀行らいろんな作家がお薦めしているし、
ジュンク堂でも目立つところにあったから、かなり知られている本だよね
たしかに差別に関する記述がちょっとアレだから、いつか改訂版を出して欲しいな
970 :
無名草子さん:
世界屠畜紀行は解放出版の雑誌に連載されていたものだし、
元々の読者を考えると仕方ないのでは。
部落最高