星新一総合スレッド

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902無名草子さん:2005/09/30(金) 21:03:46
その一見すると文章が稚拙で、子供っぽく見えるところに
星新一を理解できるかどうかの選抜試験があるんだな。
それをそのまま見てしかうか否で決まる。
これはある程度のセンスや読解力や想像力があれば解くことが出来る。
今批判してる香具師は試験に落第した典型的な厨房。
だから誰も真剣に相手にしてない。

前にも言ってるけど本当にその程度の作家なら、
とうの昔に消えてなくなってる。
おかしいと思わないか?
如何に大衆に受け入れられやすい材料が揃ってるとはいえ、
そこまで駄目な作家の作品がほぼ絶版せずに残っているということに。
903882:2005/09/30(金) 23:41:19
>888,889
ありがとうございます、探してきます。
904無名草子さん:2005/10/01(土) 00:42:22
>>902
一見稚拙にみえるストーリーテリングや文章表現に、なにやら不可思議なおかしさがある。
落語の世界でいうところの「フラ」がある。
そこが星作品の強みだと思う。
エッセイなど読むと、なんのアイデアもなくただ読書感想文を書いてるだけのものがあるが、
それでも文体その他に得もいわれぬ妙なおかしさが漂っていて、ついつい読んでしまう。

ひょっとすると星さんの最大の武器はアイデアではなく文体にあったんじゃないか。
何か、そう思うが、みなさん、どうでしょう。
905無名草子さん:2005/10/01(土) 00:50:02
>897
星の文章を、中学生並みだと書いてる人がどこかにいるの?
906無名草子さん:2005/10/01(土) 02:49:43
『きまぐれ博物誌』
「人間の描写」より

私がよく登場させるエヌ氏のたぐいである。なぜNとローマ字を使わないかというと、
日本字にまざると目立って調和しないからである。なぜ他のアルファベットを使わない
かというと、日本人の名はそれによって人物の性格や年齢が規定されかねないからである。
貫禄のある名とか美人めいた名というのは、たしかに存在するようだ。

    ・・・・・・(中略)・・・・・・

当初は意識してなかったが、いまや寓話の復興が私の目標である。それには時事風俗を
排除しなければならず、流行語も使わぬようにせねばならぬ。大部分はなんとかなるが、
困るのはアパートだ。マンションとかコーポとかビラとか新語が続出し、それぞれ意味
がちがう。定着してくれるのかどうも不明。
907無名草子さん:2005/10/01(土) 06:02:20
無茶苦茶だな。
星新一のスタイルをむりやり
欠点に解釈してけなしてる。
908無名草子さん:2005/10/01(土) 09:03:51
小説にも賞味期限がある、SFは特に早い、
だもんで批評はリアルタイムでやれ。
909無名草子さん:2005/10/01(土) 09:47:28
大人になってから読み返すとなんで小学生の頃こんなもの面白かったのかなあ
と自分の幼稚さに恥ずかしくなる。
一見稚拙、実は稚拙なプロットや文体に「何かある」ってのは、例によって
「何かあるところには何もない」というカルトに洗脳されてる連中と同じ性向だよ。
めちゃくちゃな絵を描いて「芸術だ」と言ってる奴らと同じ。
また星新一自身が>>906みたいなこと威張って書くから信者はだまされるんだな。
星がどうしてこんなこと書いたかってことを考えみな?
内心書けないことへのコンプレックスが渦巻いてたのさ。
「何かある」作家なら大人になってからも面白く読めるはず。
信者はこの稚拙な駄作を「おれはわかる。わからないやつは馬鹿だ」と自分を特別な
ものと思い込みたいんだな。芸術はしょせんそんなものと言えるが、
そういう信者とこの程度で面白いと思うガキが次から次へと現れるからいまでも絶版にならないんだろうな。
それこそ短編にしてもらいたい題材だぜ。
星には書けないだろうから、もっとうまい作家か漫画家にね。
910無名草子さん:2005/10/01(土) 10:15:35
>>909の分析。

前半 … 「“信者”は洗脳されている」
中盤 … 「“信者”にバカにされている」
後半 … 「“信者”をバカにしたい」

結論 … 「そうだ“教祖”をバカにすればいいんだ♪」
911無名草子さん:2005/10/01(土) 13:02:41
『きまぐれ博物誌』
「読書遍歴」より

 中学に入ると、たちまちうちにあった「楚人冠(そじんかん)全集」というのが面白いことを発見し、それに
とりつかれた。私の父が著者と知りあいであり、その関係で贈呈されたか買わされたかしたので
あろう。
 楚人冠とは本名・杉村広太郎。朝日新聞の人。博学であり、外国生活の経験が長く、思考が柔
軟で感覚が鋭敏で、上品なユーモアがみなぎっている。身辺のエッセイや旅行記が主だが「現代
新聞学」といった巻もあった。題名はかたくるしいが、わかりやすく日的な面白さはすばらしか
った。
 むずかしい文章は決して使わないが、それでいて自己の感想をすっかり読者に送りこむ。絶妙
というしかいいようがない。私には、いいなと思うと物事に耽溺する性格があるようで、この全集を
ずいぶん長いあいだ読みふけった。学校での作文に、その文体のイミテーションがしぜんにあら
われてしまったほどだ。ついには本ががたがたになってしまった。
912無名草子さん:2005/10/01(土) 13:13:32
 この本が私に与えた影響は甚大である。私がいま、難解で晦渋な文章が書けず、書く気にもな
らないのはそのためである。また難解で晦渋な文にお目にかかると、ニセモノじゃないかとまず
疑うようになったのも、そのためである。ユーモアには教養と上品さがなければならない、借り
物の思想をふりまわすべきでない、押しつけがましいのはいけない、人生における感覚を大切に
すべきだ、といったことを知ったのもこの本である。
 楚人冠という人がどのていどの評価を受けているのか、私は知らない。だがそんなことはどう
でもいいことだ。変に再評価などされないほうがいい。新版など出て他人に読まれるとしゃくで
ある。中学時代、この本にめぐりあったことで私は満足である。読書遍歴はここで終りにしたい
くらいだ。

913無名草子さん:2005/10/01(土) 13:35:38
難解でないのはいいんだけど、簡明に書いたにもかかわらず下手だった星新一。
↑のような言い訳どうしてするんだろう。よほど劣等感もってたのかな。

それはそれとして、星の場合はひとえにビジネスモデルの成功。
ネタも文章も五流だが(これもわざとしたのではなくこれしかできなかった)
あのスタイルに特化したら、文章の下手さとネタのくだらなさが背伸びしたがる
小学生にマッチしたんだろう。ちょっぴりSFみたいなこと書いて、
これはヘタウマなのでは? って。実はヘタヘタ。
914無名草子さん:2005/10/01(土) 13:40:50
長文厨うざい
915無名草子さん:2005/10/01(土) 13:46:08
>>913
煽りばっかり上手になってこの子ったら…
916無名草子さん:2005/10/01(土) 13:48:29
「処刑」のような作品が書ける作家を下手だと言ってしまう奴って、
よっぽど馬鹿なんだろうなとは思う。
917無名草子さん:2005/10/01(土) 13:48:38
>>913
キミが一流と認めている作家の名を挙げてみて。
918無名草子さん:2005/10/01(土) 13:59:59
星新一を読んだ小中学生は、
こんなのならオレにも書けるとばかり
猫も杓子もショートショートなるものを
大学ノートに書き付けたもんだ。
ま、すぐにこれはおいそれと真似できるものじゃないと気づくわけだが。
いい年こいて気づかない>>913のような小学生並みの方もいらっしゃいますね。
919無名草子さん:2005/10/01(土) 14:04:12
>>918
小学生並みなんじゃなくて、実際に小学生か中学生くらいなんじゃない?

>ネタも文章も五流だが(これもわざとしたのではなくこれしかできなかった)

この文章見る限りそうとしか思えん。

(これもわざとしたのではなくこれしかできなかった)って……w
920無名草子さん:2005/10/01(土) 15:50:02
漏れは大人になっても面白く読めたがなぁ。
子供の時には気付かなかった毒や人間不信がわかるようになってな。
921無名草子さん:2005/10/01(土) 16:11:04
>>913は安部公房、大江健三郎、川端康成、太宰治、三島由紀夫
等に対してはどう思ってるのだろう。
ベタ褒めかな。
922無名草子さん:2005/10/01(土) 17:07:06
>>909
これ、アマゾンのレビューに投稿してくれないかな。
参考になった票が何票入るか見もの。
923無名草子さん:2005/10/01(土) 17:25:48
ある種の参考にはなると思う。
こういう文章を書く人(ていうか、子)が、一生懸命否定するような作品なのだな、というような意味で。

星新一の作品は、本人が目指したとおりに確かに寓話に近いと思う。
教訓や風刺、思いがけない苦味を「説教くさい」と評する辺りがとてもコドモ臭いんだよね。
実体験がないから、キツイことを言われるとそれだけで反発する・・・

>>913
次に書き込む頃には、君の中では六流になってるのかな?星作品。
できたら教えてほしいんだが、星の「ビジネスモデル」とやらを。
星程度の文章力でいいから、星程度には簡略に。
924無名草子さん:2005/10/01(土) 21:08:35
>>909>>913は深い考えのない単なる暇つぶしの煽りだと思うけど、
これ見てたら、むかし三浦雅士が「星新一なんて大したもんじゃない」
と切り捨てていて、筒井康隆が怒って必死に反論してたの思い出した。
三浦雅士じゃなくて火野鉄平とかいう別の筆名だったかも。
925無名草子さん:2005/10/01(土) 23:07:09
えらい人増えたなあ
926無名草子さん:2005/10/02(日) 00:35:44
>>924
確かあれは相当的外れな批判だったような。
927無名草子さん:2005/10/02(日) 22:30:30
>>926
星評では唐沢俊一のが一番よかったな
928無名草子さん:2005/10/03(月) 06:48:56
>>927
何に載っていたか明確に断言したまえ
929無名草子さん:2005/10/03(月) 23:58:55
検索してみたらこんなのがあったけど。

唐沢俊一の裏の目コラム『星新一追悼』
ttp://www.netcity.or.jp/otakuweekly/BW1.0/column1-1.html
930無名草子さん:2005/10/04(火) 00:00:32
唐沢俊一の裏の目コラム
『星新一追悼』
ttp://www.netcity.or.jp/otakuweekly/BW1.0/column1-1.html
931無名草子さん:2005/10/04(火) 00:32:28
今酷いケコーンを見た
932無名草子さん:2005/10/04(火) 00:38:56
唐沢俊一って筒井康隆が嫌いなのか?
そこ読んで筒井康隆ファンとしてなんか腹が立った。
筒井康隆が実験小説を書き始めた動機を勘違いしてるんじゃないのか。
スレ違いすまん。
933無名草子さん:2005/10/04(火) 09:48:46
>>932
動機なんてどうでもいい
要するに唐沢は筒井が嫌い
それだけでいいじゃないかうひひ
934無名草子さん:2005/10/04(火) 17:19:59
別に筒井が嫌いなようには読めないけどな >>932-933
935無名草子さん:2005/10/05(水) 20:00:16
いちいち筒井に関する記述にとげがある
936無名草子さん:2005/10/05(水) 22:46:25
唐沢は元々は筒井の大ファンだろ。
「文学」に色目を使い始めてから批判に回ったんじゃないの。
937無名草子さん:2005/10/05(水) 22:53:09
>「文学」に色目
ここがもう悪意のこもった勘違いw
938無名草子さん:2005/10/06(木) 10:58:01
勘違いかもしれんが
そういう見方をする人は多いんじゃね?
939無名草子さん:2005/10/07(金) 17:24:37
こんなスレあるなんて知らなかった

「処刑」が人気なんですね
私も大好きで中学1か2年の時に、
夏休みの読書感想文で書いた思い出があります
でも、感想文って書いても、その感想文を読む人(担任でしたが)が
その本(あるいは作品)を知らないと意味ないですよね・・・

放課後に担任に呼ばれて
「お前の感想文読んだよ、先生はお前の死に対する考え方が心配だ。
何か悩みでもあるのか?」など言われたのをはっきりと覚えてる。
そんな意味で捉えられるとは思わなかった、もしくは私の感想文が稚拙過ぎたかorz

940無名草子さん:2005/10/07(金) 18:36:48
それは不運だったな。
おれの小学校の担任は感想文読む前に
対象の本を全部読んでくれてたけどあれは特別だったのかな。
941無名草子さん:2005/10/07(金) 19:51:04
それはあんた、恵まれすぎだよ
942無名草子さん:2005/10/07(金) 20:43:51
処刑の感想だけ読んだら
そうなるだろうなぁ。
943無名草子さん:2005/10/08(土) 08:35:07
>>939
なんて書いたかが気になる、
簡単なあらすじ希望。
944939:2005/10/08(土) 10:40:57
>>943
感想文がもう手元にないので、あやふやな記憶しかないけど
結構「死」について書いていたのだと思うよ

多分、感想文の1/4はざっくりのあらすじで、残りはこの主人公に対する”想い”だったと思います。
しかも、最後は文章に酔って「私の日々の生活も、銀の玉を押し続ける様な人生なのだと思いました。」
こんな事を書いた記憶があります・・・
確かに暗いし、危険な発言に思えちゃうかもね

でも、私の日々の生活も常に「死」と隣り合わせって言うか、
自らの身を引き締める意味を書きたかったのだと思うけど
今思うと、中1や2で「死」に対する事を書いてる感想文なんて
異質に捉われてもしょうがないのかと^^;
945943:2005/10/08(土) 16:27:11
>>944
サンクス!
「処刑」の死生観は、人生の辛酸を舐め尽した星さんならではの思想(の一つ)
なんだから、それを中学生が語ってたら確かに怖い・・・
946無名草子さん:2005/10/08(土) 20:05:50
この三連休が全く用事が無いので
星さんの本でも読もうと思った。
とりあえず、今まで長編はあまり手を付けてなかったので
「悪魔の標的」を一気に読破。

感想:
読んでいて星世界に引き込まれるが、何か最後が好きになれなかったです・・・
何かすっきりしないと言うか、まだ俺の読解力が未熟かな?今度また読もう!

明日は「ブランコのむこうで」を読みたいと思います〜
947無名草子さん:2005/10/09(日) 02:56:17
次回は「夢魔の標的」だと気づいてくれると期待しています
948無名草子さん:2005/10/09(日) 04:28:50
読解力に問題がある事は疑う余地が無い
949無名草子さん:2005/10/09(日) 13:46:16
「悪魔のいる天国」の間違えだろきっと
950946:2005/10/09(日) 16:21:00
思いっきり勘違いが恥ずかしいです・・・
「夢魔の標的」でしたね・・・orz

ちなにみ「ブランコのむこうで」はおもしろかったです
ちょっと子供っぽい内容なと思いましたが
「彫刻」して人のは、結構深いかと思いました。

明日は何読もうかなぁ
951無名草子さん:2005/10/09(日) 17:47:04
クリスマス サンタを譲る話に涙しました
処刑を読み心に残りました
おーいでてこい 地球を大切に
悪魔 妄想 マイ国家も好きでした
今 僕の部屋には壁掛けテレビがあります
ノックの音がした
扉の向こうには誰がいるのだろう
35年前の純情だった自分が居るのかも知れない
952無名草子さん:2005/10/09(日) 23:21:27
ふぐのくしカツ
953無名草子さん:2005/10/11(火) 00:11:52
教えてください
シンデレラ?のような設定で作中の王子が「自分が物語の中にいることを分かってて」
ものすごく都合よく話が展開していく作品の題名が分かりません
954無名草子さん:2005/10/13(木) 21:01:31
夢魔の標的は結構イイ感じ!!
まぁ、最後は流石ショートAの達人って感じな終わり方だったけど。
955無名草子さん:2005/10/16(日) 15:06:48
悪魔のいる天国の『宇宙のキツネ』って最後操縦士に尻尾あるのなんで?
キツネが化けたの?それとも操縦士がキツネ食ったからそうなったの?
あのヲチの意味がよくわからないんですけど。
956無名草子さん:2005/10/16(日) 15:56:47
>>955
宇宙船から出てきたのは操縦士に化けたキツネで、
本物の操縦士の方が喰われてしまったっつーこと。
957無名草子さん:2005/10/16(日) 17:13:11
星新一って短篇より中篇(他作家と比べると短篇の長さだけど)
とかエッセイの方が好きだな。SF落語みたいな。
958無名草子さん:2005/10/16(日) 18:57:47
>>956dクス。小学校3年のときにきまぐれロボット読んで面白かったから
数年ぶりにまた読み始めたばっかりなんだ。どんどん買ってしまいそう。

ところで悪魔のいる天国って面白い?
959無名草子さん:2005/10/16(日) 19:38:44
面白いがこの程度のオチは解説なしで理解しなくては
960無名草子さん:2005/10/16(日) 19:55:20
「気まぐれ指数」最高!
961無名草子さん:2005/10/22(土) 23:54:30
そういえばこの間初めて
「なりそこないの王子」を読んだんだが
何か星先生っぽくない描写が多くないか?

性的な作品と言うか、表現と言うか
読んでて嫌になった初めての本だった

何であの本だけ多いの?教えてエロイ人
別に理由は無いのかな?
962無名草子さん:2005/10/23(日) 10:24:13
星作品のを全部集めるには何を買えばいい?
新潮とスターダストと?
天国と不思議な夢って何?
963無名草子さん:2005/10/23(日) 12:13:02
>962
天国からの道とふしぎな夢だったら
気まぐれスターダストを再編集した物だよ。
964無名草子さん:2005/10/23(日) 16:42:04
ショートショートは全集+スターダストor天国&不思議な夢
かな。あとエッセイとか、連作の「声の網」(講談社文庫)
は今は電子ブックの形でしか手に入らなものも。
965無名草子さん:2005/10/23(日) 21:14:47
星新一作品集6には「声の網」と「夢魔の標的」の長篇二つが入っててお得のような気もする。
966無名草子さん:2005/10/23(日) 22:30:50
>>957
「四で割って」みたいなやつ?
僕も好きだ、長めの、ちょっと落語っぽい作品。
967無名草子さん:2005/10/23(日) 23:56:04
全作品収録DVDを4980円で出して欲しい>初潮社

全文検索も出来る奴。
968無名草子さん:2005/10/24(月) 10:16:01
なあなんでこのスレの住人、みんな俺がひっかかったのと同じコラム持ち出してくるん?
969無名草子さん:2005/10/24(月) 11:19:24
>全作品収録DVD
そういうの、著作権残ってる作家で出してる人おるん?
970無名草子さん:2005/10/24(月) 12:48:19
次スレは
星新一(笑)
あたりか?
支持者は子供だし、安置は子供の頃読んで大人になって読んだらばからしくて
昔の自分に腹を立ててるようだし。
だけど支持者のなんてのかカルトっぽい「自分たちにはわかる」みたいのって
いささか受け入れがたいね。
実際に星新一は技術的には低い。大人になってから読むと、
赤塚漫画でも藤子漫画でも、実はすごい技術だと思うし、
別スレの星の王子様でも大人になって改めて深い意味を感じ取った感想が多いけど、
こと星新一だけはネタの陳腐さと話の展開の下手糞さ(もっとこうやって書けば
わかりやすいし効果も上がるのに……)ってのが目に付くんだよねえ。
971無名草子さん:2005/10/24(月) 13:03:13
>>970
「星新一を卒業」したばかりの小生意気な思春期のガキの言い草だな。
早くオトナになれよw
972無名草子さん:2005/10/24(月) 13:19:46
すぐに他人を子供認定したいこと自体が子供なんだが。
酒やタバコや女性の経験とかさ。
それでそれのない同級生や一学年下を子供扱いしたがる。

まあ、それはそれとして、1960年代にリアルタイムで星を見てたけど、たしかに新聞や雑誌に時々掲載されてたが、さほどの人気ではなかった。
今はどうなんだろう?
当時は、私は男子校だったが、中学でも星ファンで文庫本集めてたのはクラス(40人くらい)で1人か2人じゃないかな。
図書室にはそろってたようだが。

大人になって、うちの子供が借りてきた星を見て思ったのは、この人はすごく屈折した人だと。
たしかに大人の目で読むと、どうして星がこういうの書いたのかわかる面もあるんだけど、それはどちらかと言えば不愉快な面なんだね。
彼が星製薬の騒動で奔走して、そのうさばらしにこういうの書いてただけあって、大人の嫌な面に気づかされるんだな。
そうではなくて、大人になって読んでさらに深い内容がわかるというのは、人生の複雑さ、それでも人生はすばらしいということがわかるということだろう?
星の場合、世の中ってこんな嫌な面もあるって気づかされるんだよな。そんなことばっかり書いてるんだよな。
彼の自作に対する言い訳も、これは単に作家として取り上げられて、作家とつきあう機会が増えて、自分の作家としての力量のなさを嫌というほど自覚したからじゃないのかね。
本当の売れっ子がこんなに言い訳しないでしょう。赤川さんにしても西村さんにしても。
973無名草子さん:2005/10/24(月) 13:43:50
いや、「文は人なり」なんていうけど、そんなことないぞ。
社会人になってから気づいたが、ものすごく善良な人でも、
文章となるとものすごく自分勝手なことばかり書いてる人とかいるぞ。
こういうのは人格ではなく能力の問題なんだ。
星さんはすごく正直でいい人だったんじゃないかな。
でも不器用な人だったんじゃないかな。
それでちょっと屈折したように受け取れる文章になってしまうのでは?
まあ、文章自体、もともとさほどうまくなかったんだろうけどね。
上に書いてあった人で言えば、三島なんてものすごく屈折した人で、
最後にはああいう大騒ぎで周囲に迷惑かけて自滅したけど、
文章はさわやかそのもので信じられないことだよ。
彼は文章が達者で、「読者にさわやかに思われる」文章を書く技術も
達者だっただけのことだからさ。
974無名草子さん:2005/10/24(月) 15:14:26
星新一作品の賛否あるいは関心無関心を問うなら、
アマゾン書評ではなく、一般の掲示板でやるべきだろうな。
前に読売だったかな?
HPの掲示板で、「手塚作品てどこが面白いんですか?」という率直な問いかけがあった。
熱心なファンたちは、比較的冷静に、「手塚作品にはたしかに駄作が多い。
○○は傑作と思う(ところがこの傑作、人によって違う)ので、
それをお読みになられてはいかがですか?」
と答えてたし、(本当か嘘かわからないが)プロの人が、「手塚に駄作が多いのはプロの間では常識です」
って答えてましたけどね。
星新一も一度そういうところで「どこが面白いの?」ってやったらどうかな。
手塚ほど知名度がないので、「誰それ?」で終わりかな。
975無名草子さん:2005/10/24(月) 16:07:07
星スレッドはお子様認定合戦になるな。
仕方ないけど。
何でもそうだけど、信者も熱狂が醒めると一気にアンチに移行しそうな雰囲気
が見える。
マジな話、現在五十代とかで、子供の頃ファンで、
大人になって読んだらさらに楽しめた、
再読したら面白みが増したという方がいたら
意見書いてもらいたいです。
976無名草子さん:2005/10/24(月) 18:00:33
結局は個人の好みの問題だと思うがな。
自分のこれまで送ってきた人生と、
その作家に出会ったタイミング、その時の印象。
三島だろうと赤川だろうと西村だろうといくらでも欠点があり、
欠点のない作家なんて有り得ない。
短所も含めて好き。これが最終的な結論だな。
いくら議論しても、仮に、絶対的な結論を出せたとしても、
個人個人の相対的な思いを覆すのは不可能。
つーか、それをやったらどうなると思う。
まあ絶対的に見て星は高みにいる作家ではないのかもね。
しかし、それがどうしたというのだろう。
スゴイと誰もが認められる作家だけ読む。
それのどこが楽しいと言うのだろうか。ただの権威主義ではないか。
977無名草子さん:2005/10/24(月) 18:21:46
はげど。
ってより、アンチは権威主義というより、元ファンでしょ。
熱烈な恋愛みたく、好きな時はめちゃくちゃ好きなところが、
一度嫌いになるともう我慢できない(笑)。
978無名草子さん:2005/10/24(月) 19:53:00
>>972
1960年代にリアルタイムで見てきた?
つーことは50歳以上?なのにこんな内容なの?
979無名草子さん:2005/10/24(月) 20:03:06
再読に耐えるか云々だけど
ショートショートの性質上再読にはあんまりなじまんでしょ
ネタ割れちゃってるわけだから

再読に耐えないから駄作ってわけではない
980無名草子さん:2005/10/24(月) 21:31:13
手塚治に駄作が多いというのもあったけどそれもどうかと思うよ
例えるならばそれは「シェイクスピアに駄作が多い」と言うようなもの
自分の無知さを露呈してるだけ
981無名草子さん:2005/10/24(月) 23:46:20
ウザイから次スレ立てるとき
アンチスレも作ってそっちでやってくんないかな
982無名草子さん:2005/10/24(月) 23:53:37
昔立ってたんだが速攻で落ちた
983無名草子さん:2005/10/24(月) 23:54:37
>>981-982
つまりアンチは星新一を叩きたいんじゃなくて、
単なる構ってちゃんってことだな。
984無名草子さん:2005/10/25(火) 09:05:33
>>970
>こと星新一だけはネタの陳腐さと話の展開の下手糞さ(もっとこうやって書けば
>わかりやすいし効果も上がるのに……)ってのが目に付くんだよねえ。

俺、あ〜たのようなレスを待ってたんだよ。
一つでいいから、どの作品のどこをどうやったらよくなるか実例をあげて欲しい。

ただし、ファンの人でも、一つでいいなら実例を挙げることができるってこと。

たった一つなんだから、できるだけ多くのファンを納得させられるような
説得力のある実例を慎重に選んでよ。

「できない」と思って聞いてるわけじゃないので
できるというなら、他の人でもいいよ。
985無名草子さん:2005/10/25(火) 16:03:36
星作品の肯定と否定の両者が自分なりに述べてる。
ほど良く緊張感があっていい雰囲気のスレですね。
986無名草子さん:2005/10/25(火) 16:17:58
>>972
>この人はすごく屈折した人だと。
>不愉快な面なんだね。
>大人の嫌な面に気づかされるんだな
それを許容出来ないから子供だっつてんだよ。
人間の汚い部分に気づいて嫌悪感を催した典型的な厨房の例じゃん。
あのな、その時期が過ぎてさらに成長すると、
人間の醜さや弱さをも肯定出来るようになる。
もうそういう部分を見ても不愉快にならず、逆に楽しくなってくる程なんだな。
ああこれが人間なんだな。人間ってこれでいいんだなと思うようになる。

だから君の、
>大人になって読んでさらに深い内容がわかるというのは、人生の複雑さ、それでも人生はすばらしいということがわかるということだろう?
これは君自身の問題なんだな。
上記の程度で留まってるから、星新一がその程度にしか見えない。
俺の言ってることがわかるかな?
これでもまだ「信者は無いものをさも在るかのように妄信してる」
なんつーのならもう君に言うことは何も無い。
987無名草子さん:2005/10/25(火) 16:52:14
なんか子供っぽいなあ。
いくつ?
ファンは年齢層低いのはわかるし、アンチは年齢層高いからそもそもかみあわないわけだが。
五十代くらいでほんとに星新一のよさがわかったって人あらわれてくれないかな。
988無名草子さん:2005/10/25(火) 16:53:55
>>980
揚げ足とって悪いが、シェークスピアは作品数少ないし、
本当の正体わからないし、はやばやと故郷に引退してるから、
死ぬまで忙しく仕事してた手塚とは違うよな。
多作家に駄作が多いというならバルザックあたり持ってきたら?
989無名草子さん:2005/10/25(火) 16:56:08
星新一ビジネスモデル
対象12−17くらいか?(多少前後するだろうが)
各年齢150−200万人として、全体でマーケットは1000万人。
そのうち5%が(文庫を買うくらいの)ファンとしたら50万人。
おのおの5冊買えば全部で250万部。
けっこうなビジネスだね。
990無名草子さん:2005/10/25(火) 17:08:41
星ファンってのはみなこうなの?
カルト信者みたいだな。
「星新一好きなんて子供っぽい」って言われるのが嫌で、必死にアンチこそ子供っぽいって言ってるが、
反論の論拠は何もないじゃないか。作品のどこがすぐれてるか本格的に論じられる人はいないの?
まあ、いくら読書家でも30過ぎないとなかなかそこまでいかないし、そういう人は星読まないからね。

子供だましで子供はだませないとは言うが、星新一には子供だましが多すぎるよ。
でもこれ、もともとアイディアがどんどん出るタイプでない(辞書でランダムに言葉を拾ってネタをさがしたくらいだから)のに無理に書いたとか、
原稿料が原稿枚数で払われたから無駄に水増ししたとかもあると思う。
きちんと書けてない(伏線が張られてない。ABと展開させるべきところがBAになってる。凡庸なおち等)のが多いもんな。
インテリだからそれを自身十分わかってたろうし、自分の文章が下手なのも内心認めてたから言い訳が多くなったと思う。
照れ隠しもあったろうしね。
991980:2005/10/25(火) 17:08:49
>>988
へえ、勉強になりました
漏れが言いたかったのはシェイクスピアの作品は
今となってはストーリー平凡だったり台詞が長かったり
登場人物がストーリーを何度も繰り返し説明すると言った部分が
当時の民衆のレベルに合わせたからそうなってしまったと言うことと
当時の漫画の理解度に合わせて創ってるから
今では手塚の作品は駄作と呼ばれてしまってるということを言いたかったんだけどね
992無名草子さん:2005/10/25(火) 17:16:35
手塚とか藤子先生って、「鉄腕アトム(ドラえもん)にあこがれて科学者になりました」って人がけっこういるし、
スポーツ漫画でも「キャプテン翼」のほうが釜本選手よりサッカー少年への影響力多かったくらいだけど、
星作品読んで科学にあこがれたとか言う人いるのかな?
まあ、そういう作品じゃないかもしれない。

それから、>>986みたいな意見こそ子供っぽいよ。大人のインチキな面がわかってこそ大人だとかさ。
典型的な十代後半の背伸び意見でね。
まあ、俺たちもそうだったけど、君ももう少しすれば(おそらく二十代後半から三十代半ば)、
やっぱり人生、真実一路、正直なのが一番と思うようになるよ。
そうやって屈折のかたまりのような奴がひかれる星新一っていったい何なんだ?
星が嫌なのは、いい年してるのに君とそっくりのメンタリティで、大人の世界はこういう醜いところもある、
人間にはこういう醜いところもある、それを君たちガキに教えてしんぜようって態度が見え隠れするところでさ。
やっぱり「愛は地球をつつむ」のさ。世の中で本当に支持されてる人、愛されてる人、世を動かしてる人はそうなんだよ。
ちょっとばかり世間を斜めに見てかっこいいなんて思ってる奴が星新一ファンと思うと反吐が出るな。
993988:2005/10/25(火) 17:21:33
>>991
ああ、なるほど。
それはそのとおりですね。
Shakespereのセリフをそのまま聞くと笑ってしまいますもんね。
それに、星新一のストーリのひどさがさんざ叩かれてますが、
Shakespereはそれ以上、というか、早い話がパクリなんですよ。
あの時代はそれが許容されたんですね。
たとえば「ベニスの商人」の箱を選ぶエピソードも、人肉1ポンドも、
すでにあった有名なエピソードを取り入れただけなんですね。
そういう意味では、Shakespereこそパクリの王者と叩かれるべきで、
すべてオリジナルな星新一のほうが作家としては上ですよ。(笑)
994無名草子さん:2005/10/25(火) 17:28:48
>>992
少なくとも一番歪んでるのは君でないかと。
しかも君の言う星新一の短所が君自身に現れている。
995無名草子さん:2005/10/25(火) 18:04:55
ついにシェークスピア叩きに発展か?
面白くなってきたな。
996988:2005/10/25(火) 18:12:47
Shakespeareね。
いずれにせよ、4世紀以上前のシェイクスピアが今では盗作家でしかないとか、
30年前の星新一が読めたものではないというのは痛快なことではある。
電気がなかったシェイクスピアの時代、コンピュータが「電子計算機」で、
大型機でさえ今のPCに性能ではかなわなかった星の時代、
それから科学技術でもスポーツの記録でも長足の進歩遂げてるんだからさ。
文芸は見逃されがちだけど、この世界も長足の進歩を遂げてかつての大家や
それなりに売れてた人もまったく通用しないって愉快なことだね。
997無名草子さん:2005/10/25(火) 18:12:52
おい、次スレ立てたのか?
メロンライスにガムライス。おのぞみの結末は、次スレへの誘導を見届けながら
1000ゲット
998無名草子さん:2005/10/25(火) 18:14:44
>>994
確かに人は自分の欠点を他人に見た時に同族嫌悪するものだが、
その論理でいくと星新一と>>992>>994は同じ欠点を共有してることになる。
999994:2005/10/25(火) 18:21:44
>>998
992とは星新一に対する考え方は違うから、そうはならないな。
>君の言う星新一の短所
と言ってるだろ?
1000無名草子さん:2005/10/25(火) 18:22:24
つーか、星ってどの程度自分の意志で書いたの?
書きたくないのに書かされて駄作量産した作家はいっぱいいるよ。
(例:ドイル、乱歩、モンゴメリ等)
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