スレが無いので立ててみました。
彼の書いた物でお勧めありませんか?
筆頭はやはり「銀河鉄道の夜」でしょう。
「よだかの星」
ラストシーンが「あしたのジョー」のラストと重なる
感動的。・゚・(ノД`)・゚・。
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|∵∵/ ● \| < 俺達、童貞の星だよあんたは
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上げます
銀河鉄道の夜は読んだこと無いです。
999とは関係がないことだけ知っていれば十分です。
イーハトーブage
新潮文庫が出してる宮沢賢治の「新版」〜ってどういうこと?
「銀河鉄道の夜」はブルカニロ博士が出てこない方が好き
温暖化をおこして冷害を防ぐアイディアはSFもの
11 :
無名草子さん:04/01/07 17:14
猫の事務所
竈猫が可哀想で可哀想で・゚・(ノД`)・゚・。
獅子にはもっとフォローしてほしかったが
泣きやんでまつすぐに立つ竈猫だから大丈夫だと思ったのかな!
12 :
無名草子さん:04/01/12 19:52
銀河鉄道の夜は結構悲しい話なんだね
この人の詩は孤独感が漂ってて読んでて切ない気分になってくる・(ノД`)
中学時代から
私も賢治にハマってしまった1人です。こんにちは、どうぞ宜しくです。
よだかの星もいいですね。
個人的に よだかの星でオススメは
パロル社から出てる絵本(絵=小林敏也さん)です。
とても美しい。 せつない。
15 :
無名草子さん:04/01/18 20:57
注文の多い料理店 の感想文400字以上書かないといけないのですが
何を書けばいいんでしょうか。
>>15 「……狩人さんもたいへんですね。僕だったらこうします(ry」
おとなしく食べられておしまい
19 :
無名草子さん:04/02/04 16:47
角川文庫のが好き。
なんとなくね。
絵が好きだとか……?
21 :
無名草子さん:04/02/07 00:50
じっとスレを見る。
22 :
無名草子さん:04/02/14 00:59
どなたか『夏幻想』or『北上川は螢気をながしぃ』について
解説ください。
「マリヴロンと少女」「ガドルフの百合」が好きだ。
24 :
無名草子さん:04/03/23 23:03
「めくらぶだうと虹」のほうがいい。
シグナルとシグナレス
がなんだか無性にどうしようもなくひたすら
好き!シグナレスさんのような女性にはなれないけど大好き
26 :
無名草子さん:04/04/03 22:28
童話より詩集の方がいい
貝の火が好きよ。色彩が鮮やかで。
では僕、食べよう
29 :
無名草子さん:04/06/10 21:59
オツベルと象より
4日午後2時半頃、野原の近くの自宅で昼寝をしていたオツベル(51)さんが何者かに踏み潰されていたところを仕事していた百姓が発見した。
オツベルさんは病院に運ばれたがまもなく死亡、仕事をしていた百姓も三人死亡、八人が重軽傷二人が行方不明。
行方不明の二人の捜索はは続いている。
地元警察は容疑者として赤い着物の童子(12)と象二十数頭を殺人罪で逮捕。
赤い着物の童子(12)は容疑を否認している。
ロイター通信
30 :
無名草子さん:04/06/19 23:37
なんか賢治らしい散文的過疎スレでいい
詩集、よんでみようかな
この不可思議な
大きな心象宇宙のなかで
もしも正しいねがひに燃えて
じぶんとひとと
万象といっしょに
至上福祉にいたらうとする
それをある宗教情操とするならば
そのねがひから
砕けまたは疲れ
じぶんとそれからたったもひとつのたましひと
完全そして永久に
どこまでもいっしょに
行かうとする
この変態をぬるぽといふ
風の又三郎の意味がわからない
なんで空気が読めないんだ!!
ジョージもポールも俺もマツモトも禿げてるからって馬鹿にするな!はまた!
そもそも宮澤賢治を読んでる人自体が少ないのですか?
この人の作品は時々声に出して読みたくなる。
音楽に似ているのかもな。と思う。
詩集では、「春と修羅」”林と思想”とかいいな。
童話では、「銀河鉄道の夜」”さそりの火”の話のあたりが好きだ。
36 :
無名草子さん:04/07/17 16:08
雨にもマケズあげ
子供の時は、小学校の図書室で「どんぐりと山猫」のタイトルを見て
変なタイトルだなあ。と手に取ることもしなかった。
それから数年、初めて手にしたのは「銀河鉄道の夜」中学か高校の時か
この人の作品は小さい子供には受け入れられやすいのだろうか?
38 :
無名草子さん:04/07/25 15:01
夏祭りあげ
玄米って人類が獲得した中で最も贅沢な作物だそうだ。
それだけで人間が必要とする栄養分が全部含まれてるわけよ。
居れはビンボーだから白米しか食えんがな。
あ〜 玄米くいてー。
40 :
無名草子さん:04/08/02 14:47
「グスコーブドリの伝記」に出て来る穀物オリザって、何のことかと
思ったら、米のラテン語名なんだね。平田オリザの父は賢治ファン?
平田米・・・。
新種の米みたいだな
ゴメン、米と言うより稲の学名だった。
平田イネ・・・。
農家で嫁いびりするしゅうとめみたいだな
いるのかいないのか
出された味噌汁は塩辛いのか薄いのか
平田イネ
りんどうの花を見ると、銀河鉄道の夜を思い出す
ところで「銀河鉄道の夜」ってタイタニック号の遭難者が
出て来るよね。国際的な大事件だったんだな。
賢治がリア厨ぐらいの頃じゃないかね
細野晴臣の祖父が乗船していたんだってね。そこで死んでいれば
YMOは出来なかったわけだ。
ということは、アニメの銀河鉄道の夜のサントラも違う人がやっていた可能性も。
このあたりの時代の人達とか、世界との距離感って自分は不思議な感覚だ。
渡航なんかも容易でなかったはずなのに、海外留学などの話もよく聞くし、
かえって現在よりも、海外が感覚的に近いような感じを受けることもあるから。
遠いような近いような。それほど強い憧れがあった時代ともいえるのかな?
49 :
無名草子さん:04/09/17 11:23:40
過疎なのは文学板に宮沢賢治スレが既にあるからか?
取り敢えず「銀河鉄道の夜」文体読み辛い上微妙に長くて嫁ねー
という人がいたら
『宮沢賢治 銀河鉄道の夜』 星の手帖社/1200円
を嫁。amazonじゃ出無かったがオススメ。
CGによる幻想的な色彩が泣ける程美しい。
俺は科学館で買ったが多分本屋でもあると思う。
しかし猫の「銀河鉄道の夜」アニメは無いよな。
弟の清六さんは最後まで反対していた。そこで著作権が切れるのを
待ってアニメ化したんだよ。
51 :
無名草子さん:04/09/18 05:05:38
>50
(´Д`;ぇ!
しらんかった。けど俺は好き。泣いた。
でもあれをアニメだとした場合人間でやるのは無理があったと思うよ。
宮澤賢治の中でも銀河鉄道の夜は一際根強いファンがいるからさ。
下手な絵だと理想を壊してブーイングがくるんじゃないかって
宮澤賢治スキーの知人と話してたくらいだ。
片山愁の漫画は結構良かった。
残念ながら絶版みたいだが。
NHKが昔イメージ映像みたいなものを作り、カムパネルラと
ジョバンニを外国の少年が演じていて、セリフはナレーターが
代わりに読み上げる感じ。あれは良かった。二人が外国人ゆえ
かおるとの対比が生きて来る。
水仙月の四日
が一番すき。美しい
タイトルが絶妙ですよね。
「光の素足」とか。
55 :
無名草子さん:04/09/23 20:26:30
途中エグイ描写が有るんだが、ラストは切ないんだよなあ…
「インドラの網」が好きな人っている?
人界の善悪諸行とかそういうのを超越した天上世界が最高。
あれって数ページの断章じゃなかったっけ?
57 :
無名草子さん:04/09/26 01:14:22
賢治の西域ものが好き。
NHKの「にほんごであそぼ」はアメニモマケズとか賢治乱発してるなあ。
あの時代に西域とは!
河口慧海って僧侶が変装してチベットに潜入した頃かな。
子どもの頃に読んでいて、ゴーシュがタヌキに言う、
「『愉快な馬車屋』ってジャズか?」ってセリフが洒落てるな、
と思ったよ。
風の又三郎のお父さんがモリブデンを掘りに来た、って設定も
印象的だ。今なおモリブデンと聞くたびに又三郎を思い出す。
59 :
無名草子さん:04/09/26 11:39:57
ゴーシュがトマトの虫をとったり、タヌキの子に「貴様みたいなのをキャベジと一緒に
くたくたに煮ちまうものだ」とか。
トマトもキャベジも洒落てるよ。
賢治好きというと「いい人」ととられそうで隠してる。
その気持ち判るよ。
偽善者が免罪符がわりに使うのが宮澤賢治ってところがある。
61 :
無名草子さん:04/09/26 20:26:15
童話より詩の方が好きなんだけど、賛同者いるかな。
ことばのつながり方が常人の発想をかるく超えてる。
つぎにどう来るかまったく読めない種類の天才。
最初はいったのは「春と修羅」からだけど
「永訣の朝」には読むたびに胸を引き裂かれる。
絶唱ってこういうのをいうんだよね。
62 :
無名草子さん:04/09/30 00:53:52
青森挽歌が一番好き。
泣けてくる。
小学生のうちに読んどけばよかった…
猫の事務所
もっとかま猫が救われる終わり方にしてくれんか
最後にライオンが出て来て一喝する。
ネコ界ではライオンが神なのだろう、と思った。
妹萌え〜(*´д`*)ハァハァ
67 :
無名草子さん:04/10/05 13:53:05
漏れ、ミヤケンさんの生まれ変わりかなあ・・・
いまだ童貞な上、病弱な妹萌えなのかね?
69 :
負けっぱなし、でも懲りてない。:04/11/14 22:48:06
雨ニモマケズの中で
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
のカンジョウの意味は感情なのか勘定なのか
どちらの意味で賢治は書いたのか、長い間気になっている。
わかる人がいたら教えてもらいたい。
70 :
無名草子さん:04/11/15 07:01:26
たしかにどちらの意味にもとれるな。あけびのつるはくもにからまり、の
「くも」も「雲」なのか「蜘蛛」なのか、両方にとれる。どっちかというと雲かな
71 :
無名草子さん:04/11/19 14:44:02
勘定です
ここ重要です
72 :
無名草子さん:04/11/19 14:47:35
自分は銀河鉄道好きですね。
珍しく泣きました。45分という言葉に涙腺が過剰反応して
困ってます。
あとはインドラの網。
73 :
無名草子さん:04/11/21 22:04:59
宮崎駿の「セロ弾きのゴーシュ」が原文ほとんど変えてないんでおすすめ。
DVDにもなってる。
絵本ではパロル舎小林敏也がよく読みこんでいて絶妙。
74 :
無名草子さん:04/11/23 02:08:17
国柱会を右翼として蛇蝎のごとく嫌う人は、宮沢賢治は一時的に国柱会
に関わったが、後には心は離れていたなどと宮沢を「弁護」するのだが、
宮沢は終生、国柱会の信者として過ごした。
「日蓮主義者。この語をあなたは好むまい。私も曾ては勿体なくも烈しく
嫌ひました。但しそれは本当の日蓮主義者を見なかった為です。東京鴬谷
国柱会館及『日蓮聖人の教義』『妙宗式目講義録』等は必ずあなたを感泣
させるに相違ありません」。宮沢賢治が知己に送った手紙の中の一節である。
宮沢賢治の遺言というのは「国訳妙法蓮華経」1000部を親しい友人に配布
する事であった。
75 :
無名草子さん:04/11/23 09:22:21
>>65 聖獣・獅子を起源として、百獣の王、から来るものだろうけど、
恥ずかしい位に染み付いた固定観念だね。
>>67 失礼な。宮本賢治先生は未だご健在だぞ。
>>68 うん、それを覆す新たな学説が欲しいものだね。
>>69 「感情」は初めから度外視しているように思われます。感情がどうだかで
行動が左右されるわけだはありませんから。「勘定」は実践の目安になりま
すから、無視できないものでしょう。日本語の文章としても「勘定」の方が
こなれていますものね。
>>72 夢が終わった後の、博士の解説が興醒めですね。
>>74 もう、ほかのどこかがやっていそうな事だから、もう、いいじゃん。
76 :
無名草子さん:04/11/23 19:17:12
『銀河鉄道の夜』
俺の一番好きな言葉。
「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでも、それがただしいみちを進む中でのできごとなら、峠の上りも下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」
難破船の青年を、乗客の燈台守が慰める時の言葉。
ただしいみちに戻りたい…。
77 :
無名草子さん:04/11/23 20:53:06
理想はいつか裏切られ、夢はいつか現実に戻る。
ただしいみちを進もうとしても、自分にはなにがしあわせかもわからない。
賢治が夢見た世界は永遠にやってこないかもしれない。
しかし賢治が書いたものだけは、いつまでも変わりなくここにある。
それだけで自分には十分だ。
78 :
無名草子さん:04/12/06 06:13:30
「銀河鉄道に夜」を読む時に、脳内で実写映像化してます。
最近の脳内キャスティングでハマリ役はやはり(鳥捕り=小倉久寛)ですね。
なんか、しっくりきてしまいます。
怒らないで聞いとくれ。
宮沢賢治は色々良い話書いてるけど、
例えば「双子の星」なんか読んで、この人頭おかしいのか?
なんて思う人いない?凡人には書けないというか、理解できないというか
そんな発想、文章。漫画界で言ったら松本大洋みたいな。
ま、だから何だ?っていう話だけど。
80 :
無名草子さん:04/12/08 08:27:45
>>79 ま、だから何だ?っていう「レス」ね。
作品のことじゃありません、失礼。
>79
いや、私もちょっと思う。
国語の教科書に載ってた「やまなし」を読んだ時とかも
擬音語・擬態語の奇想天外なこと。
(井上ひさしが指摘してるが)
まさに奔流のようにことばが流れ出ている。
天才とはそういうものであろう。
83 :
無名草子さん:04/12/16 00:44:01
>>76 確かに、サン・テグジュベリの『星の王子さま』から
キツネの有名なセリフ、「本当にたいせつなものは目には見えないんだよ………」
を思わせる一節だな。
84 :
無名草子さん:04/12/23 00:04:00
「しかし、私がルイス・キャロルを愛読することにはならなかった。その理由は、『不思議の
国のアリス』という作品に、都会の中流・上流階級のもの、という印象をかぎつけたからであっ
たと思う。この作品に深く影響づけられていることのあきらかな安部公房は医学者の父を持ち、
母は小説を刊行したこともある、そのような家庭の出身である。宮沢賢治を愛読する人について
も同じで――いまの私は近代・現代日本文学の最上のものに賢治の作品をあげることをためらわ
ないが――、私とほぼ同年輩で幼少時に賢治に深くなじんだ、という人に出会うたびに、私はか
れら彼女らが、都会の中産階級の教育のある家庭に育った人たちであるはずだと思う。」
――大江健三郎「私という小説家の作り方」新潮社――
月並みであるが、「銀河鉄道の夜」におけるあの幻想的な情景描写には
この私でさえ舌を巻いて仕舞った。
ストーリィ展開もしっかりしており、読後感は私の小説に匹敵するやも知れぬ。
短編小説も中々捨てがたいものがある。
人生の厳しさを語ることは一流小説の一流小説たる所以であるが
彼はそのようなところにも抜かりがないのだ。