303 :
ミステリ板住人 ◆hr24ALqEXE :
>そうすることによって、図書館の中での利用者の方の調査能力も向上します。
こういうおごった物言いが図書館職員に限らず役人が批判の対象にされる要因かと思う。
前スレを含めて、ここまで図書館というシステムに関して明らかになった点を整理し、
スレ参加者の便宜に資するようにしておきましょう。
以上、3点は全く反論が出なかった点である。
1 図書館は、行政組織上は知事・市長の直接の所管になく、
教育委員会の所管に属し、外局の出先的位置付けのため、
その組織上のステータスは低いものがある。
2 1と関連するが、配属先としてのステータスが低いため、事務系の行政職上級採用者の
配属は稀であり、専門職としての図書館司書採用者以外は、
中級職(短大卒レベル試験採用者)と初級職(高校卒程度レベル試験採用者)が配属される
ケースが大部分である。
3 図書館には使えない職員が配属されるという話がある。
*2と3は、21世紀において図書館が「知」の情報センター足る場合に大きな問題を
孕んでいるといえる。
思うに、上からの刷り込みの思想に対する抵抗感の無さ、いわゆる図書館職員に限らず
公務員一般に指摘される「過度な体制順応の体質」、これが図書館改革に対する大きな壁
になっているようである。
専門職たる図書館司書は数も少なく、多くは現行体制に順応してしまっているのが現実と
いえよう。
図書館改革は、住民サイドからの「外からの改革」の動きに頼らざる得ないのであろうか。