「立ち読み」は日本文化だ!

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132ミステリ板住人 ◆qzqKe0UO2g
コテハン叩き目的が先に立って、「立ち読み文化」といったものを真面目に語る姿勢が
無いのが残念だ。
このスレちゅーか、2ちゃんねるでいくら「立ち読み文化」批判をしても、
こうして議論している間にも全国津々浦々で立ち読みは行われているし、
また将来的にも無くなる事もないであろう。
こうした現実を頭においた上で、雑誌を含んだ書籍を主たる商品とする書店における
立ち読みを深く考察してみる必要がある。
書籍しか売るものがない、書籍を主力商品とする、いわゆる単品の商法における
「立ち読み」の功罪は罪の方が大きいように思える。
この点で、多品種の商品を販売対象とし、雑誌等書籍はそのひとつという位置付けに過ぎない
コンビニの場合とは大きく異なる。
極端な話、雑誌等を捨て駒にして他商品を売りまくるというセリングを取り得るのがコンビニ、
書店にこれは出来ないしょ。
では書店における立ち読みの事実上の規制強化、極論としては規制のための立法化に賛同できるか、と問われれば素直に「イエス玉川」とは言いにくいものがある。
それは「立ち読み文化」の功の部分に関連するのだが、広く文化の普及に寄与するという面
を否定出来ないことなんだよな。
書籍に関する品揃えは、小さな書店でも専業だけあってコンビニの比ではないしね。
実際、大岡昇平「野火」、井上靖「天平の甍」、野坂昭如「アメリカひじき」等を
立ち読みで読破してしまった者もいるくらいだ。
実際、2ちゃんねらーでも「書店は漏れの心の故郷だ!」と思っている人は多いはず。