ってなんだかおもしろくありませんか?
小生なんだかはまっちゃいましたね。
オマエがはまってるのは妄想だろ?( ´,_ゝ`)プッ
本人じゃないのか
面白いよね。
思想性はあまりないけど、呉さんと似てるし。
>>3 売れない若手の物書きじゃあるまいし。
20冊ほどの書物のある、リタイアした学者の爺さんだよ。
PC使えないと思う。
面白いが、この前のスレは100程度で終わったな。
ゆっくり育てられるか。
「中国の大盗賊」「漱石の夏やすみ」がなにげに良書
〈文春文庫・今月の新刊〉
お言葉ですが…4
広辞苑の神話
定価(本体619円+税)
↑買ひました。
文春で連載してる人の本は結構買ってるんだが、
年寄りが多いからバタバタ死にそうだな。
高島先生に失礼だぞ。
最近の高島先生はおもしろくないです
本当にお言葉の教室になっちゃった
早く呉智英に禅譲しないと呉のほうが死んじゃうよ
この人の文章ってくどくて読むのが疲れる。
12 :
無名草子さん:03/05/21 10:22
飄々とした感じが好き。
思想性を排除して、言葉の真理のみを追求しているところが。
13 :
無名草子さん:03/05/21 17:54
それは重箱の隅だなあと思うこともありますが
皆さんどうでしょう?
あえて言うなら、そこが好き
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
16 :
無名草子さん:03/05/23 12:28
いやあ勉強になるなあ。
「座る」と書くのは間違いで、
〈小生こんな字を書く人の文章は読まないことにしております。〉
だってさ。
17 :
無名草子さん:03/05/24 02:25
どれを読んでも面白いけど
やっぱり専門の支那の話が特にいい。
李白と杜甫とか。
18 :
無名草子さん:03/05/24 02:27
よた話になっちゃうと、とたんにつまらなくなるよね。
19 :
無名草子さん:03/05/24 10:23
なんだっけ、「白話小説」だっけ?サンゲンニハク?その話は興味津々。
あたらしい中国の歴史もの(できれば三国志もの第二弾)をだしてほしいな。
21 :
無名草子さん:03/05/25 11:23
『三国志きらめく群像』でしたっけ?
あれは私がこれまでに読んだ三国志本では最高の一冊。
本人があとがきで「後期の人物は触れられなかった」と言っている事だし、
是非とも続刊を出して欲しいです。
22 :
無名草子さん:03/05/27 09:22
>>16 えっ、「座る」は間違いなの?
恥ずかしながら、今度出版する本に「座る」を何度も使ってしまった。
いまならゲラを直せるので詳細を教えてください。
23 :
無名草子さん:03/05/27 10:30
「座る」は辞書にも載ってますが、高島さんはそれだと「ざる」じゃないかと。
「坐る」が正解だそうです。間違った用法が定着しちゃったんでしょうな。
24 :
無名草子さん:03/05/27 10:40
>>23 ありがとう。
どっちにしろ字面がしっくりこないので(翻訳本です)
仮名にひらくことにします。
25 :
無名草子さん:03/05/27 10:47
それがいいですね。
高島さんも仮名で書けとうるさいですし。
27 :
無名草子さん:03/05/27 12:11
『漱石の夏休み』はかながおおすぎて正直よみづらかった。
先生の作品、古本屋で探してもほとんど見つからない。
あっても『お言葉ですが・・・』の初期のヤツだけ。
(文庫版が出たから売ったと思われ。)
やっぱりみんな手放したくないんだろうか。
29 :
無名草子さん:03/05/28 05:08
以前、産経新聞に載った一文をどうぞ。
モノサシは一つだけじゃない
*********************************************************************
イギリスで、ポンド単価でバナナを売った果物屋のおやじが当局に摘発され、はかり
三台を押収されたそうな。罪状は、EU統一度量衡メートル法違反、とのことだ。
全国から、おやじ負けるな、と罰金に数十倍する支援金がよせられているそうだが、
さてはかりをとりあげられて、おやじさんどうやってバナナを売っているのかしら。
さきごろ朝日新聞「論壇」に、横綱審議委員会委員の内館牧子さんが<土俵の「女人
禁制」は妥当>という意見を発表していらした。土俵にあがって優勝力士に賞を授けた
い、という太田房江大阪府知事をたしなめたものである。
土俵に女をあげない、というのは大相撲の伝統の核をなすものであり、その伝統を変え
るかどうかの決定は当事者にゆだねられるべきだ、という趣旨で、小生もとより全面的
に賛成だ。ただ内館さんは、太田知事に対する相撲協会の回答には説得力がなかった
ようだ、と書いていらっしゃるが、説得力なんか必要ない、と小生は思いますね。
「むかしからそういうことになっております」で十分である。説得力というのはつまり、
いまの民主主義のモノサシにあうような説明、ということだろうが、それは無理ですよね。
ポンドではかったバナナをメートル法で割り切れる数字であらわせ、というようなものだ。
いったいいまの日本人は、自分らの民主主義のモノサシが人類普遍のモノサシ、
と頭から信じこんで、よその世界にも自国の過去にも容赦なくこれをあてはめて断罪する。
むかしにはむかしのモノサシがあることをみとめない。
でもね、モノサシが一つしかないような、そんな社会はもろいよ。複数のモノサシが併存
しているほうがいい。相撲社会には相撲社会のモノサシがある。日韓併合にはあの時期
のモノサシをあててみよう。人工衛星の設計とバナナの目方が別のモノサシでもいいじゃ
ないか、と小生は思いますね。
中国文学者 高島俊男
30 :
無名草子さん:03/05/28 09:00
「三国志きらめく群像」にしても「中国の大盗賊」にしても
はじめに実際に出た本の3倍ぐらいの原稿があるのを、ページの
都合でなくなく削ったんだってさ。
限定発売でもいいから、そのまま本にしてくれないかな
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
32 :
無名草子さん:03/05/29 07:41
本屋に行ったら「漢字と日本人」しか無かった。
33 :
無名草子さん:03/05/29 10:01
「李白と杜甫」を読んでいる途中です。面白い。
次に読むお薦めはなんですか? 中国物がいいんですけど。
エッセイでもなんでも主張の妥当か否かを手軽にチェックする試金石は
「受け売りに耐えるかどうか」である。
「じゃ高島じーさんのトラウマである学園紛争の時代も、当時のモノサシ
で計らなければならないの?計るとしたら誰のモノサシで計るの?」と突
っ込まれたら何と答える?ちょっと骨のある相手だったらこの位は言うよ。
つまるところこのエッセイは「物事は自分に都合の良いモノサシで計れば
いい」と言ってるのに等しい。早い話が無価値だ。
>>34 モノサシで「計る」などとわざわざ漢字をあてる香具師のレスなんぞ
小生読みとばすことにしております。
ごめん、別に話をそらすことが本意じゃない。
話の筋からいえば、事件に関わった当事者(学生、教員等)、あるいは彼らと
同じような境遇にあった人(例えば周辺の他学生とか)のモノサシってことじゃないの。
要はその当時まだ生まれてもなかった漏れのような人間がたいした取材もせずに、
当時の事件について現在のモノサシでもって断罪するようなことを戒めているだけでしょ。
漏れは高島さんが学園紛争について深く言及した文章を読んだことないんだが、
ひょっとしたら
>>34氏はそのあたりについての矛盾を指摘しているのかな。
だとしたら作品名だけでもよいので、誰かご教示頂けるとありがたいんだけど。
でも、文章読んでるとふつうに東大紛争のこととか出てくるけど、
トラウマだという印象は受けなかったよ。
36 :
無名草子さん:03/05/30 10:49
要はいろんな角度から見た上で適切なモノサシを使えってことだな。
相撲に男女同権のモノサシをもってくるなんて笑っちゃうねと。
だからそういうことになっておりますと言っとけばそれでおしまい。
学園紛争ってひとつのものさしに
統一しようとしてたんじゃないの
(小生の認識がまちがってるかもしれないけれど)
けど、そのものさしをひろめようとした
ひとたちを、わかろうとすることはできる。
38 :
無名草子さん:03/05/30 23:02
39 :
無名草子さん:03/05/30 23:31
40 :
無名草子さん:03/05/30 23:31
41 :
無名草子さん:03/05/30 23:32
あざとく受けを狙う香具師もいるが。
http://sports.2ch.net/test/read.cgi/sumou/1053508314/858-862 |858 :待った名無しさん :03/05/30 21:12
|「おめこ券」だったら金券屋で見かけるけど、「やさい券」なんてあるか?
|859 :待った名無しさん :03/05/30 21:12
|どるじが日本で換金して、ぜんぶ自分のポケットに入れるというのならわかるが。
|しかし、そうすると「モンゴルに送って金に換えた」という文春の記事の意味がなくなる。
|860 :858 :03/05/30 21:13
|「おこめ券」だった、失礼。
|861 :待った名無しさん :03/05/30 21:15
|>860
|わざとらしい
|862 :待った名無しさん :03/05/30 21:16
|大胆なまちがい、ありがとう
42 :
無名草子さん:03/05/30 23:38
「お言葉ですが…」第四巻が文庫で出たので現在読んでいる。
それにしても、「これは賤しきものなるぞ」のくだりはすごいですな。
いや、高島センセの舌鋒もだが、俎上にあげられた渡部芳紀なる
人のDQNぶりが…。
43 :
無名草子さん:03/05/30 23:45
太宰治の『津軽』(新潮文庫)の注がものすごくいい加減だという話だね。
44 :
無名草子さん:03/05/31 19:22
46 :
無名草子さん:03/05/31 19:29
47 :
無名草子さん:03/05/31 21:11
48 :
無名草子さん:03/06/01 07:09
中国語を深く学んだがゆえに
「漢字はいくらがんばっても、日本語表記としては
無理がある」ということが解ったという人ですね
日露同時通訳の米原万里さんが【漢字かな混じり文は日本の宝】と題して、
高島さんとは別の観点から漢字とかなについて書いてます。
ロシア文字はキリール文字という取っ付きにくい文字です。以下抜粋。
<それにしてもロシア語の場合、その数わずか三十三。大文字小文字両方合わせても、
たかだか六十三である。ひらがな、カタカナ五十字ずつに加えて、三千字前後の漢字を
書けて、五千字以上の漢字を読めることになっている日本人が、怖じ気付き、覚えるのを
億劫がるような数ではない。その気になりさえすれば一時間で覚えられる量だろう。>
<小学校の三年からの五年間をチェコスロバキアで過ごし、中学二年の三学期に帰国して
地元の区立中学に編入した私は、何はさておき、大わらわで教育漢字、当用漢字を詰め込んで
いかなければならず、その膨大な数を前にして愕然とした。幸い、チェコでの五年間は、
両親が日本から持ち込んだ日本語の書籍をしつこく何度も読み続けてきたおかげで、受け身の、
いわゆる消極的知識としての漢字読解力はわずかながら持ち合わせていた。
しかし、積極的知識としての漢字を書く能力の方は実にみすぼらしいありさまだった。>
<「日本人が全国民的に文字習得に費やす膨大な時間とエネルギーと記憶容量を考えると、
何たる非効率、何たる無駄。同じ時間を何かもっと意味のあることの習得に使えないものか」
この思いこみは、ついこのあいだまで私に取り付いていた。実際、明治以降ヨーロッパの
言語を習得した知識人の一部からも、日本語ローマ字化の声が何度かあがっている。
ところが、同時通訳稼業に就いてサイトラ、すなわち sight translation (黙読通訳)
をするようになって、この考えがコペルニクス的転換をとげた。サイトラとは、
スピーカーが文章を読み上げるような場合、その原文テキストを事前に入手して、
目は文章を追い耳はスピーカーの発音を確認しながら訳出していくやり方のことである。
あらかじめ翻訳しておいて訳文を読み上げるのではなく、耳と目からインプットする情報
を瞬時に訳出言語に転換してアウトプットしていくというやり方である。>
<このサイトラを何度もやっているうちに、日本語のテキストからロシア語へサイトラ
する方が、その逆よりはるかに楽なことに気付いた。ロシア人のロ日同時通訳者に確かめると、
「われわれは、もともと日本語からロシア語へ訳していく方が楽なんですよ」
と、軽くいなされてしまった。たしかに、一般的な母語への、つまり私の場合ならば、
日本語への通訳の方が楽なはずだ。なのに、サイトラに限ってロシア語にする方が格段に
容易なのはなぜなのか。念のため、わが日本人の同僚たちにたずねてみると、みな異口同音に、
「あら、そういえばそうねえ」
と嬉しいことに、私の発見の正しさを再確認してくれるではないか。ということは、
アウトプットの問題ではなくて、インプットのプロセスにこそ謎が隠されている。
そのようにして私は、時間単位当たり最も大量かつ容易に読解可能なのが日本語テキスト
なのに気付かされたのである。
表音文字だけの英語やロシア語のテキスト、あるいは漢字のみの中国語テキストと違って、
日本語テキストは基本的には意味の中心を成す語根に当たる部分が漢字で、意味と意味の
関係を表す部分がかなで表されるため、一瞬にして文章全体を目で捉えることが可能なのだ。>
<すっかりこの発見に有頂天になった私は、様々な種類の文章の、日本語版とロシア語版を
時間を計りながら黙読してみた。>
<そして、活字にして断言できるほどの自信満々な確信を持つにいたった。黙読する限り、
日本語の方が圧倒的に早く読める。私の場合平均七・六倍強の早さで、私の母語が日本語
であることを差し引いても、これは大変な差だ。>
高島さんってどうして勤めていた大学の名前がどこにも出ていないわけ?
普通、定年迎えればほぼ自動的に名誉教授だから、○○大学名誉教授って
肩書きくらい、略歴欄に出ててもおかしくないんだがなあ。
54 :
無名草子さん:03/06/02 01:51
>>49 原文丸写しじゃないことを断った上でいうと、
高島氏は「漢字と日本人」のなかで批判してる。
「こういうことをいう人は必ず馬鹿である。
漢字に対応するのはスペル、単語のつづりだ。
それは大体5000-6000程度が日常会話に必要で、
さほど違いがあるわけではない」てな感じで
55 :
無名草子さん:03/06/02 01:53
いま見つけた。同書43ページです。
>>55 ありますねえ。この本まだ読んでなかった!
漢字は「むしろ英語のスペリングよりやさしいかもしれない」けれど
日本の漢字はえらく難しい、これを読みこなすのは日本人の神業だって。
63 :
無名草子さん:03/06/02 12:55
>>53 水滸伝と日本人のあとがきを読むと、
病気で倒れた母親の介護のためにやめた、というか、
会議を休んでばかりなのでやめろと言われて辞表を出した。
89年だから52歳くらいで辞めたんで、
定年でやめたんじゃないでしょ。
だから、大学名出して執筆活動するような宣伝的な事を
する気もないんでしょ。
66 :
無名草子さん:03/06/03 02:19
>>53 よく知らないけど、東大助手→岡山大じゃなかった?
高島さんカッコイイ
あの毒舌に悶絶・・・
67 :
無名草子さん:03/06/03 03:42
毒舌なんて吐いてないじゃん
68 :
無名草子さん:03/06/03 07:43
朝日新聞03年6月3日付(夕刊バージョンでは6/2の夕刊?)に
「「シナ」なぜあえて使う」というけっこう大きな記事が載ってるよ。
朝日だから批判かちうと、さにあらず。
「新しいシナ派が論理を重んじる人だと大まかに定義するならば、
反シナ派は心情を大事にする人たちだといえる」
両論併記の時点で大勝利だなあ。(呉智英スレとマルチポスト)
>>68 高島さん、「従来の支那派の論客」と勝手に決められているが・・・。
70 :
無名草子さん:03/06/03 08:09
71 :
無名草子さん:03/06/04 07:22
本屋に行っても文庫本がない。売れてないのかなあ。
ブクオフだと「お言葉ですが」の2冊目だけがよく置いてある。
73 :
無名草子さん:03/06/04 09:53
あまり認知されてないんでしょう。
このスレで知ってもらいましょう。
74 :
無名草子さん:03/06/05 02:27
あまりメジャーになってほしくない気もする。
ワタシだけの高島さん・・・
時代の違う価値基準で別の時代を裁くなという高島説には
半分しか納得できん。時代の移り変わりの動機に、先行する時代への
反省が無かったとでもいうのか←この考えが極端なのも承知、
だから半分は納得しているのだ。
ところでこの人の言葉エッセイをよむと怖くて口が開けん。
76 :
無名草子さん:03/06/05 10:06
↑時代が進めば人間も進歩すると思ってるのかい?
科学は発達しても人間の心はむしろ後退してると思うが。
77 :
無名草子さん:03/06/05 12:13
>>76 >科学は発達しても人間の心はむしろ後退してると思うが。
ちょっとベタな表現ですね。新聞の社説みたい。
78 :
無名草子さん:03/06/05 13:24
>>75 それはごもっともだし、オレもそう考えるけど、
でもエッセイの中にでてきたのとは意味がまったく違うだろ。
あれはやらないよ。ただの歪曲だもん。
テーゼのみ取り出してアレコレいうのはどうかと思う。
79 :
無名草子さん:03/06/11 01:01
「本が好き、悪口言うのはもっと好き」文春文庫(476圓+税)
講談社エッセイ賞を受賞したこの本、GETしましたが通販でもかなり時間がかかった。
みなさんもお早めに・・・・・・
80 :
文芸誌もやっているので:03/06/11 01:14
マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8
http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html 598 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/03/06 16:45 ID:OnbB/0Jy
ある作品が誰かからの盗聴をネタもととしているかどうかを
証明するのは難しいのは確かでしょうが、日本の主要マスコミ各社なみの
規模の大きさで盗聴が行なわれていることからすると、そこと何らかの
繋がりのある制作者の作品が盗聴をネタもととしたものではないことの
証明も難しいのではないでしょうか。
盗聴という行為本来が犯罪的なものである以上、それを行なうのには、
それなりのリスクを犯してもなお達成する必要のある
目的があればこそなのだろうことは想像に難くないですね。
それが、制作のネタもととした上で得る対価なのか、
まったく他の何かであるのかは、被盗聴者それぞれのケースと同時に
盗聴者それぞれの立場によっても異なるものと思う。
でも、いずれにしたところで、盗聴という行為に頼り続けてけていること
自体、影でこそこそやらなければいけない何らかの理由があるのでしょう。
私の体験上、同時期に同じモチーフ、同じ言葉が
違う番組、違う人、違う制作の中で繰り返し使われていたりすると、
それらは盗聴がネタ元である可能性大です。
昔「文学界」に掲載した
幸田露伴の「運命」についての文章が読みたいんだが
単行本にはなりそうもない
82 :
無名草子さん:03/06/11 09:32
そういうのがあるんですか。
大和書房から出るあのシリーズにそのうち入りそうなヨカーン
83 :
無名草子さん:03/06/11 17:50
「本が好き、悪口言うのはもっと好き」文春文庫(476圓+税)
>>79 講談社エッセイ賞を受賞したこの本、GETしましたが通販でもかなり時間がかかった。
みなさんもお早めに・・・・・・
近所(西宮)のブックオフに有りましたよ100円棚に。
今日の昼休みに見ました、ご入用の方はどうぞ。
84 :
無名草子さん:03/06/11 17:51
書き忘れ、ハードカバーです。
85 :
無名草子さん:03/06/14 22:45
<さてこのぶらぶら総本山教師は、かつて二十何年も学校につとめていたくせに、
どういうものか教室という場所が苦手である。居心地がよくない。
講師控室へ学生をつれこんで、一人々々豪勢なソファにおさまり、
勝手にお茶やコーヒーをいれて重役会議みたいに授業をやっていたら、
それは困りますと追い出された。目下集団流浪中である。>
こんな先生に習いたかったなあ。
86 :
無名草子さん:03/06/15 08:52
tHIS IS 読売の「戦後漢字改革のまちがい」はそれを発展させて
「漢字と日本人」にしたということで単行本にはしないのかな
87 :
無名草子さん:03/06/17 21:21
高島さん銀行員やってたんだね。
89 :
無名草子さん:03/06/18 10:01
90 :
無名草子さん:03/06/21 11:44
新刊購入!読むぞ〜!
91 :
無名草子さん:03/06/21 12:04
92 :
無名草子さん:03/06/21 20:05
声無き処に驚雷を聞く : 「文化大革命」後の中国文学 / 高島俊男‖著
/ 日中出版 , 1981.6
文学の自立を求めて : 今日の中国文学を読む / 高島俊男‖著 /
日中出版 , 1983.10
この2冊、高島さんの略歴に出ているの見たことないんだけど、読んだ人
います?
93 :
無名草子さん:03/06/21 20:25
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その7A●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1004/10049/1004950940.html 38 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 19:17 ID:/Jozo2co
フジのスーパーニュースを見ていたら、盗聴、盗撮をしていた。
とにかくレポーターとか、テレビ局の人間と話しをする時は、
カメラやマイクで隠し撮りをしていることを、常に念頭に置くべし。
マスコミをとにかく用心するに超したことはない。
取材を受けて、物がなくなったというのもよく聞く。
39 名前: >38 投稿日: 01/11/09 21:33 ID:qM1FVdrM
蛆は自爆か(W
カミングアウトをするより、盗聴を止めろ
置かれた盗聴機はいつ撤去するんだよ?
そんなことを電波に流されたからって、不安で寝れやしない。
40 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 01/11/09 22:32 ID:GPVrbaOJ
マスコミ相手にしても仕方ないぜ。まじで自分らの生活を死守する方が大事。
テレビ・ラジオは出来る限り無視しよう。ついつい見聞きするから調子に乗らせる。
今後世の中どうなっていくかわからんのだから、必要な情報のみ入手して身の保全を
図れ。いい加減な娯楽メディアは放っておくべし。
94 :
無名草子さん:03/06/22 08:04
>>92 読んだことはないけど地元の図書館に確かあった
95 :
無名草子さん:03/06/22 18:08
96 :
無名草子さん:03/06/29 21:06
「専門家は、一般の人に研究成果をわかりやすく語る本を書くのが義務だ」
という、彼の根本的なポリシーに拍手したい
97 :
無名草子さん:03/06/30 22:05
十本、二十回を「じゅっぽん」、「にじゅっかい」と読むのは東京なまりなんだってね。
「じっぽん」、「にじっかい」が正しいんだそうで。
またまた勉強になっちゃった。
そういえば七十歳は「ななじっさい」と言ってるような気がする。
はちじっさい、きゅうじっさい・・・・・
98 :
無名草子さん:03/07/05 22:59
高島さんは国語の番人ですね。
あはは。
良いスレだ。俺も高島本は好きだよ。
文庫しか買わないけど。
高島スレで100いったの初めてなような気がするな。
とりあえず100getとage
101 :
無名草子さん:03/07/07 09:31
↑ageというからあげるのかと思っていたらsageになってるからずっこけるじゃ
ござんせんか
102 :
無名草子さん:03/07/07 13:31
高島さんがやたらおもしろいと絶賛している「風雲児たち」って漫画
誰か読んだことある?
客観的におもしろい漫画だと思うよ。
個人的にはつっこむとこが多すぎてちと読みにくいけど。
>>104 「本が好き、悪口言うのはもっと好き」の中の「書評十番勝負」で。
潮出版社っていうから買うのよそうと思ったけどリイド社からも最近出たらしい。
この先生漫画も読むんだな。
106 :
無名草子さん:03/07/11 09:12
奥さんいないの?
107 :
無名草子さん:03/07/11 15:30
毒男だろ
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あぼーん
112 :
無名草子さん:03/07/15 10:56
マンガの「日露戦争物語」もなかなかいける。
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|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
114 :
無名草子さん:03/07/15 20:19
おい、山崎わたる。
いらんことするな。落ちるだろが!
116 :
勉強になるなあ:03/07/18 09:17
おお、ちょうど支那の由来のところ読んでました。
おお!携帯だと支那に変換できる。ATOKは初期設定ではできないのに。
明治の半ばから敗戦まで専ら支那だったが、今では辞書にも載ってないそうですな。
ATOK、「差別語」をほんとに無視してるよね。
思いつくまま変換してみるとわかる。
差別語がいいか悪いかと、それを無いものにするのは別だろうに
118 :
無名草子さん:03/07/19 11:10
差別語載せてるなんて言われて悪いイメージがつくのが恐いんだろうね。
それに「支那」が差別語だというのは支那のとんでもない勘違いです。
日本がそれを信じてしまっているようです。「中国」は中華人民共和国の略だと僕はてっきり思ってましたが、
本当は中央の国といった意味だそうです。
119 :
(´・ω・`):03/07/23 23:01
>>97の十本は「じゅっぽん」ではなく「じっぽん」と読むのが正解だというのが
今日の「トリビアの泉」で出ました。
結果は12へぇでした。最低記録だそうです。
でも東京訛りなどとは全く言わなかった。高島先生に取材すれば良かったのに。
120 :
無名草子さん:03/07/25 02:50
高島さんの文章ってどこ切って読んでもおもしろい。
知的好奇心を刺激され、さらに母性本能をくすぐられる感じ。
121 :
無名草子さん:03/07/25 08:01
「独断!中国関係名著案内」(東方書店)は手放せない。
中国に関する本はそれこそ山ほどあって、門外漢の私などは、はずれを引く
こと再三であったが、この本をたよりにしていてはずれたことはない。
この人が褒めている本はどうやっても手に入れたくなる(w
122 :
無名草子さん:03/07/28 16:50
その本もう品切れだった。
>>121 その本自体が品切れだが、そこに挙がっている本もどうも絶版が多いん
だよなあ。
「シュラフを抱えた遣唐使」なんて自費出版だしなあ。
124 :
無名草子さん:03/07/28 22:55
>>121 確かにあれはいい
どこかから再販してくれないだろうか
126 :
無名草子さん:03/07/31 01:17
高島先生がスーパーでオカズ買うとか,書いておられるのを読むと、
ご飯作ってあげたくなります。
写真見ても体力無さそうでいたわってあげたくなる。
ところで、食べ物にはうるさくない方なんでしょうか?
127 :
無名草子さん:03/07/31 02:15
友人と、この人の書く文章をどこかで見つけるたびに
「また高島のじいさん辞書に喧嘩売ってるぞー」とそのソースを
見せ合ってる。この人の面白いところは自分が指摘する理由をしっかり述べ
それから、ここと、ここと、この部分の質問に答えてから反論してこい
という所。感情的に言い返せない急所を突いてるから読んでるこっちは
非常に胸のすく思いがする。
こうやって書きながら自分の文章で変な所は無いか?と気を使うように
なったのも高島のじいさんのお陰。
「いつも心に高島を」がスローガンだ。
>>125 高島先生はもう支那について書きたくないと
いっておられるので、また、大学を追われるようにして
辞めているので、復刊はないでしょう。
>>126 しょっぱい鮭でご飯を食べるそうです。
以上、現在手に入る本からの情報ですから、
本を買ってください。
ちなみに高島先生はもともと恒産があり、大のけちでありますし、
本もベストセラーになりましたので、呉智英先生より
お金持ちだと思います。余計なことですが、そうなんです。
129 :
無名草子さん:03/08/01 03:56
ますます好きになった。>呉智英先生よりお金持ちだと思います。
呉智英先生にも文春コラム連載の話が来ないかなあ
「いつも心に売春を」の129
132 :
無名草子さん:03/08/01 13:39
>>128 自分で言ってるんですか?>大のけち
ま、気前良さそうには見えませんけどね。
やたら細かそうだし。
>>132 エッセイの中にあるのですが、
粗大ゴミの日には使えるものをあさるそうです。
着る物は全部他人からのお古です。
その他いろいろおもしろい逸話があります。
『お言葉ですが・・・』でも自分について触れた文章は
おもしろいです。文庫本になっていない大和書房から出版された
『ほめそやしたりクサしたり』『寝言も本のはなし』も
先生の人柄がよく分かります。
最近の『お言葉ですが・・・』は少しマニアックな傾向なんですが、
今週号の文春はおもしろいです。昭和天皇について江上波夫が
野糞しながら、回想している・・・読んでください。
とにかく東大を2回も卒業して、相生の自宅は書庫になっており
しょっちゅう仕事場を変えています。夏は信州の衣笠峠の別荘で仕事を
しているはずです(健康ならば)。
で、昨日も書きましたが、岡山大学で支那語を教えていたので、
共済年金もあるので、どう考えても呉智英先生よりはお金持ちです。
もっとも持病はたくさんありますが、糖尿病のような致命的なものは
ないようです。しいて言えば、緑内障が心配なんですが。
まあ、この先生のエッセイはおもしろいので、特に読書家には
お勧めです。
大事なことを書き忘れましたが、高島先生はワープロを打ちます。
一本指で。呉先生は・・・。
134 :
無名草子さん:03/08/02 02:05
詳しく教えてくださって、ありがとうございました。
聞けば聞くほど、萌えてしまいます。
何か忘れたけど、風邪ひいても元気な時もライフスタイルが変わらない、
ゴロゴロしながら本読んでるだけだから・・・ってのがありますよね。
いいなぁ、そういうのって、としみじみ思いました。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
136 :
無名草子さん:03/08/03 11:07
137 :
無名草子さん:03/08/03 11:31
耳の中に泡が生じるっていう奇病に罹って入院したりしなかったかな。
食生活に問題あるんでないか(w
138 :
無名草子さん:03/08/05 03:43
身長、何センチぐらいなのかしら。
139 :
無名草子さん:03/08/05 10:19
筧先生とは仲がよいのかしら。
140 :
無名草子さん:03/08/05 11:55
碁は好きだが弱いってな
141 :
無名草子さん:03/08/05 12:13
言葉お上手ですね。
142 :
無名草子さん:03/08/05 16:59
>>128 >高島先生はもう支那について書きたくないと
残念ですね。この人の著作は中国関係が一番面白いのに。
143 :
無名草子さん:03/08/05 23:38
書きたくないって、何かあったのかな?
144 :
無名草子さん:03/08/06 00:17
「支那」については書きたくないってことだな
「中国」については・・・どうかな
編集者(出版社)次第じゃないか
>書きたくないって、何かあったのかな?
いろいろあったんでしょう
145 :
無名草子さん:03/08/06 23:28
でもこう言ってるよ。
「ぼくはね、支那ということばが好きなんだ。大きなゆたかな感じがして、いい言葉だろ?
ところが、支那は差別語、ということになっていて、ここはどうしても支那でなきゃ、
というところでも使えない。中国と書かなきゃならない。そんなことでだんだんいやになってきた」
「じゃなにを書きたいんですか?」
「そうね、日本の明治のことについて書きたいね」
文芸春秋の人とこの会話があって、「諸君」に支那と中国について書くことになったそうな。
146 :
無名草子さん:03/08/12 22:59
六甲おろしに颯爽と〜
の颯爽は杜甫が言い出しっぺだってさ。
週刊文春を立ち読みした。
この人丸谷才一の文体にクリソツだよね
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
高島age
山崎対策age
152 :
無名草子さん:03/08/16 16:12
$B!d$3$N?M4]C+:M0l$NJ8BN$K%/%j%=%D$@$h$M(B
$B!)(B
$BJ8BN$O;w$F$M$'$@$m(B
$B4]C+:M0l$KG'$a$i$l$?$N$,$-$C$+$1$GGd$l$k$h$&$K$J$C$?$_$?$$$@$1$I$J(B
153 :
無名草子さん:03/08/16 21:46
丸谷才一の小説は十年くらいたって読もうかな。エヘヘ
>>153 今おいくつか存じ上げませんが、丸谷文学好きとしてはなんか嬉しいセリフです。
自分、高校のころは「へんだ。旧かななんてつかっていけすかないやつ」
なんて思ってましたから、自己をかえりみてちょっと同意したくなるw
とりあえず「桜もさよならも日本語」は、高島御大の論とかぶさるところもあるのでおすすめです。
高島御大と丸谷氏とを比べたときに、文体にはまるで類似は感じませんでしたが、
思想の根本的なところ、なんというか「ぴちぴちと生きた日本語を楽しみたい」
っていう、「おもしろがっているところ」に類似を見ました。お二方には失礼ですが。
(これはただの感想ですが、丸谷氏よりも高島氏のほうがより厳密に「言葉」を見ているように思う)
雑誌「東京人」での鼎談(「丸谷才一と**人の**年代ジャーナリズム批判」
というシリーズで書籍化されています)で、高島御大がゲストでいらっしゃっていたときは、
御大の的確な指摘にメンバー全員が「はっ」として、おおいに禿同(笑)する瞬間などがあり、
いやもう高島ファンとしては愉快痛快でした。なんか俺酔ってるな。いや、でもいいんすよ。マジマジ。
155 :
無名草子さん:03/08/22 22:36
高島さんは丸谷さんの何か世話になったの?
156 :
無名草子さん:03/08/26 21:48
国鉄職員はひでえなあ。民営化してよかったよ。
157 :
無名草子さん:03/08/29 14:03
>>155 なんか高額所得者向けの雑誌(たしか、クレジットのゴールド会員限定みたいなやつ)
への連載を丸谷氏が世話したんじゃなかったか。
158 :
無名草子さん:03/08/29 22:03
そういや「本の雑誌」でも自分のオールタイム・ベストテンの
紹介してたね。高島さんの愛読書が分かってなんか嬉しい。
紹介エッセイも例の調子で面白かったよ。
本に収録されるか分からんから、そこだけコピーしてきた。
ちょうど図書館だったし。
むむむ、さわりだけでも聞かしてくださらんか。
愛読書はやはり中国モノがおおいの?
>>160 立ち読みなので記憶違いかもしれませんが
やはり、支那モノはなかったかと?
全部日本人の著作だったよ。
「本の雑誌」の八月号だから書店にはもうないだろうけど。
それによると、途中で放り出すのも含めて毎日何十冊も読んでるが、
「根拠地」と称すべき場所があってそれは次の十人の著作。
新井白石、本居宣長、森鴎外、内藤湖南、夏目漱石、幸田露伴
津田左右吉、柳田國男、寺田寅彦、斎藤茂吉。
その中で寺田は概してハズレがないが、駄作は露伴が一番多いとか
なんとかいつもの口調で語っておられます。
思うにこのエッセイも文中で述べておられる
支那の「筆記」の伝統をくんでるんじゃないかという気が。
んで最後にまとめてリストを示してあります。
新井白石『折りたく柴の記』
本居宣長『玉勝間』
森鴎外『意地』『天保物語』『高瀬舟』
内藤湖南『日本文化史研究』 夏目漱石『吾輩は猫である』
幸田露伴『評釈芭蕉七部集』
津田左右吉『文学に現はれたる我が國民思想の研究』
柳田國男『遠野物語』 寺田寅彦『藪柑子集』
斎藤茂吉『念珠集』『童馬山房夜話』
163 :
無名草子さん:03/09/06 05:05
むかし幸田露伴の「運命」を読み解く、みたいな文章を
群像だか文学界にのせてたね
164 :
無名草子さん:03/09/06 06:41
165 :
無名草子さん:03/09/06 10:20
へええ、面白そうだね。図書館行って読んでこよっと。
今月号の有隣堂の月報「有隣」にエッセイを書いてるね。「有隣」という言葉についての薀蓄話。
興味ある人はご覧あれ。
167 :
無名草子さん:03/09/07 14:24
>>155 興味あるよね。
水滸伝と日本人の後書きには、大学辞めたあと面識もないのに
突然訪ねたと書いてるよね。
そして、
>>157のような事が何かの本に書いてあったから、
もともと丸谷氏に敬意をもっていて訪ねて、
大学やめた所だから物書きでやっていくつもりという話でもしたら、
そこは文壇の大物の丸谷氏だから、ちょこちょこ仕事紹介して上げた
みたいな事なのかな。
別冊SAPIOの『まるごと一冊「台湾を行く」』に高島氏の文章がありましたね。
内容は台湾の漢字について。台湾と日中とを漢字改革の歴史面から考察
されてます。
ただ……紙面がかぎられてるためか、高島節がひかえめ。
台日中の漢字変遷の案内書というかんじ。
169 :
無名草子さん:03/09/10 02:52
>>168 それに特に目新しいことも書いてないから、立ち読みで十分。
170 :
無名草子さん:03/09/12 17:08
本の雑誌図書館で読んできました。
高島さんから紹介されると本当にどれも面白そうで読んでみたくなる。
>>168 読んだよ。たしかに短かった。けど最後のところなんかすごく
よかったよ。
Sapioだから全体が台湾ヨイショっぽくなるけど,それをは一線を
画している。それもさりげなく。
台湾は軍事優先で文化政策をしなかったのが 結果的に よかった
だけで,そんな台湾を特別に称揚するのも問題,と。
さすが保守でも歴史実証主義的な観点を堅持してるなーと感服しましたでつ。
もちろん中日の文字政策は,「下手な整形手術」とおもしろい形容してますが。
ワープロソフトも普及したことだし,新字廃止,正字復活したらおもしろい
ですね。1950年代からの数百万冊という本が新平成時代に読めなくなったりして。
でも逆に奈良朝から1940年代までの本が読めるようになるから,それでいい気も
しますがね。
さきごろまでパソコン業界で漢字のCJK問題ってのがありましたが,漢字なんかどうでも
いい米人のほうが,「どれもホントは同じじゃん」とまったく正しい認識に至れるのでつね。
新字が日本固有のうるわしい伝統と誤認した日本パソコン業界の一部が反発してましたが,
もっとちがう理由考えればいいのにと思いましたです。
>>171 いや、意味が同じだろうが、別の字形を使いたい事もあるでしょ?
それどころか、よくある誤字の字形が欲しい事だってあるでしょ?
同じだから1つで良いわけじゃないし、間違ってるからいらない
わけじゃない。
Unicodeの連中は、そういう事もわからずに、-と-と-に別の符号を
ふって、CJK文字を半端な形で統合したから文句いわれてたの。
まあ、結局複雑な文章はXMLとかで表現するようになって、Unicodeは
符号化方式を一つ増やしただけに終ったけど。
173 :
無名草子さん:03/09/22 21:51
やはり佛教用語の漢字を増やして欲しい。
174 :
無名草子さん:03/09/24 00:51
せんせ。高島せんせ。
こないだ、「対比列伝 ヒトラーとスターリン」ちゅう本が出たんですわ。列伝、ちゅうからなんや独裁者の部下がよーさん出てきよるんかと思うたら、別にそうやない。
二人並べただけで「列伝」やと思うてはるんですなこの鈴木なんとかちゅう翻訳者。
お手数ですけど、本紀と列伝の話なんか、お得意ですやろ、ひとつ文春あたりでやってもらえませんかなあ。
よろしゅおたの申します。
175 :
無名草子さん:03/09/24 20:55
そうだなあ「プロレススーパースター列伝」もレスラーがぎょうさん出ておったしなあ。
176 :
無名草子さん:03/09/24 22:23
>163
それは読んでみたいっすねえ。
おれも『運命』はド傑作だと思うが、
残念ながらほんらいのおもしろみの半分も味わいきれてないだろうとも感じる。
ところで、高島先生、露伴の考証エッセイに関しては
どういう評価してんのか、これもちょっと知りたいねえ。
あと、「幻談」とか「骨董」とかの晩年の小説についてのコメントもききたい。
……とすっかり露伴話になってしまった。
>>176 それにしても露伴の著作がなんで本屋に置いてないのか。
今は岩波文庫でいくつか出ているだけでしょ。
露伴は今も昔もベストセラー作家じゃねーからだ。
180 :
無名草子さん:03/10/05 10:00
難しいんだな。
181 :
無名草子さん:03/10/05 11:00
昭和初年に出た全集は、300部ほどしか売れず、岩波茂雄が
露伴先生の全集がこれいしかうれないのかと恨み言を言ったそうだ。
小林勇が昭和二十四年に出した時も、最終巻は500部を割ったと
谷沢永一が書いていた。
売れない露伴も、昭和に入ってから38万人が申し込んだ改造社の
「現代日本文学全集」の中に入っていたので、全集中の一巻だから
購入者は露伴だけ買わないわけにはいかないから売れて、
三万円の大金を得て「こんなにもらっていいのか」と念を
押したと言う話もありますね。
182 :
無名草子さん:03/10/05 12:22
露伴が書いた本は売れなくても、露伴のことを書いた本は売れるようだけどね
高島はその論文の中で、「露伴はじゃあ運命を書くとき、どの古典に依拠して書いたのか」、
「そもそも露伴は最後の皇帝逃亡説を信じていたのかいないのか」を考察した。
すると意外なことに・・・・
>>172 いや,あなたの言うこともわかるよ。でもそれは書き文字の世界だけでいいんじゃないのかな。
わっちも,書き文字の世界では,職業の職を「耳云」って書いたりするし。でも書籍の活字に
せよ電脳世界にせよ,それぞれ規範となったり検索対象となったりするんだから,標準化されて
いたほうがいいんじゃないかと。ちょうど話し言葉と書き言葉が違う意味・意義があるみたいに。
(と,これは呉智英の説ですな)
185 :
無名草子さん:03/10/12 21:41
現代人の論語
呉 智英 (著) 単行本
近日発売 予約可
単行本: 216 p ; サイズ(cm):
出版社: 文藝春秋 ; ISBN: 4163655700 ; (2003/11/25)
価格: ¥1,200
187 :
この本ほすぃ〜:03/10/21 20:13
独断!中国関係名著案内 / 高島俊男. -- 東方書店, 1991.2
>>187 奈良市立中央図書館に置いてる、って意味の無い情報だろうな。
仙台市泉図書館にも。
191 :
無名草子さん:03/11/10 22:32
>>187 てゆうか,友達に借りて読ましてモラタ
雑誌連載で続きがあるヨーン
192 :
無名草子さん:03/11/22 19:36
高島俊男氏といえば、「支那呼称問題」。ハングル板住人の
皆さんの率直な意見を聞かせて下さい。項目は追加できます。
http://www.ziyu.net/~rent/mvote/vote.cgi?id=mana04 「支那」と云ふ呼稱は使つて良いのか?
2003/11/22(土) 19:29:46現在の投票数: 309
1位 使つて良い(私は「右派」である) 150 48.0%
2位 使つて良い(私は「ノンポリ」である) 93 30.0%
3位 使つては駄目(私は「左派」である) 37 11.0%
4位 使つては駄目(私は「ノンポリ」である) 12 3.0%
5位 使つて良い(私は「左派」である) 11 3.0%
6位 使つては駄目(私は「右派」である) 6 1.0%
193 :
& ◆9ySIznTsmg :03/11/28 01:31
?
>>192 チャイナだからいいんだとか、理屈はともかく、2ちゃんに巣くう宣伝右翼団体と
踊らされる観念的な2ちゃんウヨ厨以外、現実的には意味ないね。
経済的にももはや大きな中国がイヤだっていうなら、呼称なんてどうでもいい。
スムースに取引できたほうがなんぼか国益。
呉や高島みたいに主義で偏屈する分には勝手だが、人に押し付けて迷惑かけるバカがいるしw
ハン板なんて自信がない厨房がくだらない差別して喜ぶ板だろ。
わざわざ「呼稱」だってさ。
旧字や歴史かなづかいで一人気取った自己満足の右翼はさ、
漢字がどこからきたのか知らないんじゃねえのw
195 :
無名草子さん:03/12/01 23:18
>>194 おまいまた蒸し返すのか?
ログ嫁。
支那は中国人が好んで使ってたんだろ。
高島さんはまだショパーイ塩ジャケでめし食ってんのかな?
高島先生は
「皆に喧伝するつもりはない。だから君達も私にとやかく言わないでくれ」
とおっしゃっておられます。
個人的は支那という呼び名は好きだな。あくまで言語的な響きの問題。しなっとしててやわらかい。
中国は「チュウ」のところで「あっ、こいつ口をとがらかせているぞ、馬鹿だぞ」と思わせておいて、
「ゴク」と凄むところが、なにか油断ならないといったふうなところがある。
つって真に受けるなよ。ただのくだらないギャグだよ。
>>197 文体が高島俊男。パスティーシュだとしたら才人。教え子だとしたら高弟。本人だとしたらネ申。
褒め杉
200 :
無名草子さん:03/12/07 21:33
日本で中国といえば四国の北の方をさす。
>>198 ただの読者でございます。絶賛いただき随喜の涙ですが、なんつーか、よせやい。
先週、先先週の文春で、丸谷才一氏のエッセイから話を展開しておられたとか。
読みたかったなあ。いま、丸谷さんの該当作「絵具屋の女房」を読んでいるのです。
いま、ちょうど如是閑・蘇峰のくだり。さてどういう展開なのかとわくわくしております。
どーも後手後手にまわる性格がうらめしいです。
この二週間の文春を読まれた方、サワリをお教え願えないでしょうか。
202 :
無名草子さん:
石川九楊について何か書いてたことある?
いや、単にどっちも好きだから興味持っただけなんだけど。