【生誕】森茉莉ってどうよ?【100年】

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1無名草子さん
祝 筑摩書房の全集復刊! 
河出書房新社からムック本出ますた。

一歩間違えば電波とも取られかねない、
永遠の少女森茉莉について語りませう。
2無名草子さん:03/04/20 13:52
2げとー
31:03/04/20 13:53
河出書房新社から出たムック本
http://www.kawade.co.jp/search/index.htm
4:03/04/20 14:11
「甘い蜜の部屋」が好きだ。
永遠の少女モイラ
5あぼーん:03/04/20 14:12
6無名草子さん:03/04/20 15:18
もしかして「河出」って「かわで」と読むの?
ずっと「かわいで」だと思ってた
7無名草子さん:03/04/21 00:57
「茉莉」はふつうだけど、
兄弟の名前が「爵(じゃっく)」「類(ルイ)」
「杏奴(あんぬ)」「於菟(オットー)」だった
というのを何かで読んでビクーリしますた
森鴎外って普通じゃないね。
8無名草子さん:03/04/21 11:21
>>7
森茉莉スレに書きこむような人がなぜ知らなかったのか、と(以下略)。
茉莉もこの字は普通じゃないね。
91:03/04/21 12:24
あげときます・・・森茉莉ってあまり人気ないんかな(涙
それとも文学板向きだったのかな?

>7
子供に「樹璃亜」とかつけるヤンキー親の元祖?
10動画直リン:03/04/21 12:29
11無名草子さん:03/04/21 15:29
高校の頃、かなり入れあげたな。35を過ぎたいまでは
懐かしい思い出さ。
12動画直リン:03/04/21 15:29
13無名草子さん:03/04/21 20:35
>8
せっかくネタふりをしてるのに…
わかってないなー
14無名草子さん:03/04/22 00:12
>11
やっぱり小説ですか?
私は随筆の方が好きなんだけど。
15無名草子さん:03/04/22 01:17
随筆、いいよね〜。「贅沢貧乏」とか。
ところで皆さん文庫で読んでます?それとも古本屋?
16無名草子さん :03/04/22 17:18
随筆の方を好きな人が揃って「小説より随筆の方が好き」と言うのは何故だろう。
17無名草子さん:03/04/22 17:33
小説も随筆も両方好きだけどなあ。

「刺」は何度読んでも切なくなる。
18無名草子さん:03/04/22 18:40
高い美意識と鋭い観察力。文章の上手さ。
最初は耽美な小説から入りましたが
今ではエッセイの大ファン。
森茉莉って名前と小説と鴎外の娘、ていうので
すごく上品で美しいご婦人を想像してて
雑誌に載った写真見てびっくり。
そこにはタバコ片手に髪ザンバラなバーサンが。
今おもうと特に酷い写真だったみたいだが。
19無名草子さん:03/04/22 21:08
耽美なくせに汚部屋。
担当編集者が掃除したらキノコが出てきたって話を
「部屋が汚い自慢」スレで見たことある。
私も汚部屋だけど。

>15
私は主に文庫。全集復刊したけど買う予定なし(汚部屋だし)。
できれば旧仮名の贅沢貧乏と記憶の絵がほすぃ。
20無名草子さん:03/04/22 23:39
この人に関しては,なぞがいっぱい。
一応,鴎外の娘なのに,どうして風呂も無いぼろアパートに住み続けてたのか、とか
前のだんなとの息子とは交流が無かったのか,とか
妹とは疎遠だったのか,とか
もしエッセイに書いている事が全部本当だったとしたら,
どうやって生活してたんだろう?とか。

でも、貧しいアパートの生活でも,
想像力と美意識さえあれば、王侯貴族の生活にも勝る,
と この人は教えてくれた気がする。
21無名草子さん:03/04/23 22:57
age
22無名草子さん:03/04/24 04:24
>>20
えーと、もう何冊か関連本を読めばわかってくることも多いと思いますが
経済状態については
細部間違ってると思いますが、大体こんな↓感じだったかと。

先妻の子で長子である森於菟が、実質森家の跡継ぎになって
於菟や鴎外の母と折り合いの悪かった後妻のしげ+その子ども達は、
森家の運営からほとんど蚊帳の外におかれた形になったこと

茉莉は戦争中?のころに二回目の結婚をするけどすぐ離縁されて
そうこうするうちに母しげも死んで、何とか常々の野望であった
文で身を立てたいという思いで、着物や本を売りながら執筆修業するうちに
ちらほらと仕事が入りだした
でもその収入も、一つ一つはそんなに莫大なものではなかったこと

戦後のGHQの政策で、戦前の資産や預金がかなり無効になったこと

それでもオトは東大医学部教授、アンヌは画家夫人で
そこそこ裕福に生涯を終えたけど、出戻りで身よりもない著述業のマリ
(・・と、勉強できなくて旧制中学を中退し、戦後は町の本屋を営みながら
妻と三人?四人?の子を養わなきゃならなかったルイ)については、
経済的に恵まれた状況ではなかったこと

また、家族の受け取れる鴎外の印税は、死後50年でストップした
(1922年没だから、72年てことかな)こと

などだったと思います。
23無名草子さん:03/04/24 04:43
22追加
戦後から印税ストップまでは、もちろん売り食い以外にも
一定額の印税が分配されてたはず(類のエッセイにもあった)
まともに働ける性格じゃないの自覚してるし、
このお金がなくなるまでに何とか・・・っていう焦りも
執筆修業に加速をつけたと、どっかに書いてたような。
ボロアパートに住んでたのは、はじめは本当に貧乏だったせいだろうけど
住に関してはあまり現実的な執着がなかったのかも・・?
また、住人への憤慨も、小説のタネになったと書いてますね。
24無名草子さん:03/04/24 06:42
「お父様話」が許される数少ない作家という気がする
25無名草子さん:03/04/24 08:24
>>7
当時の留学は、選りすぐられた超エリートに
さらに学をつけるための国家事業だから、
いま…ていうかちょっと未来に、文明の進んだ星に送り込んで
帰ってきたら、その記念に異星人の名前を
当て字にしてつけるみたいなものじゃないでしょうか。

鴎外の命名した名前一覧表↓
ttp://www2.odn.ne.jp/sasabomb/tables/morilyn.html
それにしても鴎外の區鳥の字がJISコードにないのはなぜ…。
2620:03/04/24 09:47
>>22
有り難う御座います。
そう言えばそう言う話しだったな気が
でも、このひとのエッセイ(小説はいまいち苦手)では
そんなに必死になって,生活のため書いてたような気がしないの
夢と幻と現実、それから生と死の境もぼやけて来るような
不思議な世界に住んでましたね,マリさん。
27無名草子さん:03/04/24 11:31
>>20さん
時代を超越した天然(良い意味で)だったようですね。
昔はかなりの不面目だった離縁をされて実家に帰っても
家族の心労や近所の目など意に介さずに
ぬけぬけと朝寝坊して芝居にでかけていたそうですから・・
ちなみに、その辺のあまりにもあっけらかんとした茉莉の姿は
末子・類(姉弟のなかでどうしても水を空けられがちですが、私小説風?小説は哀愁があって面白いです)のエッセイ『鴎外の子供たち』が
一番いきいきしてるように思います。

類「少しは卑屈になったらどうです」
茉莉「あたしは卑屈になれないたちなの」とかいう会話が最高・・
28無名草子さん:03/04/24 11:56
>>22
アンヌタンは、言葉は悪いけど貧乏画家とケコーンしたので、
「裕福」というのは語弊があるかも。
(講談社文芸文庫から出てる『朽葉色のショ−ル』byアンヌタン
を見ると、戦後電話が金銭的な問題から引けないとか、の
話もあります。)

先に文筆業で有名になったのはアンヌタンであり、金銭的には
裕福ではないが、社会的名声はあったというところじゃないでしょか。
茉莉タン、ルイタンは社会的には文豪のDQNな子どもというところ
ということでずっときたというところかな。
茉莉タンは自分でも書いてるように、家事もなにもできないから
疎開に際しても、文字通りのお荷物だったようでつ。
29無名草子さん:03/04/24 12:10
同じ姉妹でもアンヌタンは「清貧」、茉莉は正反対の贅沢貧乏ってすごい。
一応「晩年の父」は読んだけど、いい子すぎて面白いとは思えなかった。

群ようこの本に、実は茉莉にはどっかの土地が遺されていた
みたいな話がなかったっけ?

30無名草子さん:03/04/24 12:51
結構本によって話を作ってることが分かって、それから
熱が少し冷めた。
他の子ども達の証言(父は皆に平等だった。)を聞いて
「パッパとお茉莉」の関係もベースは真実でも、彼女の妄想と思い込みによる
美化が激しいんだろうなと思った。
31無名草子さん:03/04/24 13:39
寝間着を洗濯しても、お嬢様育ちで力を入れて絞ることが出来ないから
いつのまにか、ミケランジェロの「ラオコーン」
(蛇に全身まきつかれた苦悶のポーズの彫刻)
みたいになってしまう茉莉タンに爆笑した。
32無名草子さん:03/04/24 13:55
ラオコーンはミケランジェロ作ではありませんが何か?
33無名草子さん:03/04/24 14:03
あれ?失礼。
ミケランジェロに多大な影響を与えた
古代ヘレニズムの彫刻でしたね これでOK?
3433:03/04/24 14:05
茉莉さんが寝間着を
ねじれがもどらないように、ひたすら細く長くぶきっちょに絞っていくうちに
ラオコーンのように体に巻き付いてしまう姿を想像するとカワイイ
35無名草子さん:03/04/24 14:07
別に可愛いとかそういうんじゃないと思うけど。
ある意味ホラーだ。
そのホラー寸前の面白さを楽しむってなら分かるが。
36無名草子さん:03/04/24 14:53
ぶっちゃけ電波さんだったんだろ結局。
37無名草子さん:03/04/24 17:53
>>39
茉莉は確か土地持ちだったと思います。
でもその土地は人に貸してて、自分はアパート暮らししてた。
亨(次男・山田珠樹との子)が再会後面倒みようとしてたんじゃなかったっけ。
38無名草子さん:03/04/24 21:22
電波でも好きだよん
贅沢貧乏は、月給11万家賃3万で暮らしてたとき
区のリサイクルセンターで(泣)
新潮文庫を40円で買って読んだのが出会い
衝撃的だったなー 同じ貧乏でも高貴な貧乏というのもあるのねと
39無名草子さん:03/04/24 21:26
寝台(ベツド)、牛酪(バタア)、肉汁(スウプ)
洋杯(コツプ)、火酒(オー・ド・ヴィ)といったルビ
アルモンドの実をチョコレエトで包んだ(くるんだ)菓子・・といった言い回し

そしてそんな華麗な言葉を書いている
本棚にキャベツの置いてある部屋…
40無名草子さん:03/04/25 00:18
>30
私は逆に書いたままじゃなくて良かった、とも思ったよ。
あの性格だと作るの無理そうに思うけど、面白く見せるために
徹底的に自分を落としたりしてるし。

ところで河出ムックの早川ヨーコさん、写真見たら意外に(失礼?)
かわいいのね。でも早川茉莉はねえだろ、茉莉は。
41無名草子さん:03/04/25 09:45
>でも早川茉莉はねえだろ、茉莉は。
おれもオモタ。
42無名草子さん:03/04/25 12:55
日本でのやおいというカテゴリーの系譜をたどっていくと
70年代の美少年ホモマンガ、
そしてその先にこの人の『枯葉の寝床』がどーんと鎮座しているように思う
43無名草子さん:03/04/25 14:55
高貴な貧乏ではないよ。
むしろすごく悲惨。ぼろいアパートで掃除せずにごみの中で
暮らしてるお婆さんだもん。
ただ、現実が悲惨な分、昔の楽しかった思い出を綺羅綺羅しく
しないと生きていけなかったんだろうなあ、と思う。
エッセイの文章は面白いから好きだけど、彼女の実生活があんな風だった
とはとても思えない。
44無名草子さん:03/04/25 17:54
>>43
汚部屋住まいだったのは事実として
本人が悲惨さを感じてたかどうか。
類の本によれば
一番金が無かった戦後〜30年の時期でも
「(茉莉は)映画を見、チョコレートを食べ、という生活を心から楽しんでいて
少しも暗い感じはなかった」
とあるからなあ。

部屋がとんでもなく汚かったり
後年金ができてもなかなか引っ越さなかったのは
単なるものぐさから来てると思うし。
45無名草子さん:03/04/25 19:14
だね。
子供時代はお風呂も洗髪も母親や女中まかせでお勉強やお稽古だけしてたというから
手や体のつくりが、ハウスキーピングやグルーミングやメンテナンスに対して
作動しにくいのかも・・「自分の仕事」じゃないっていうか。
それでも外出とかパーティーでは
趣味のいい着物をキチンと着てたというから
完全なDQNババとはそこがちょっと違うようにも思う。
このひと自分のこと抽象的な意味で「貴族」とよくいうけど、
心を無辺の想像世界に遊ばせるのに忙しくて具体的なこと構いつけなかった
という意味では正しくそうかも。
売れるようになってから晩年までは
ハウスキーパーが数日おきに来てたらしいし、それでなお
汚部屋がそのままになってたってことは、
創作のために本人に最適な環境だったとしか思えなくなってくる・・
新聞や雑誌やその切り抜きが何十年分も地層のようになってたらしい。すげ。
46無名草子さん:03/04/25 22:09
森茉莉については
だいたいにおいて自分中心で他のことに気が回らないとか
あまり他人の目は気にしなかった、ていうような文章が多い。
でもなんかの雑誌で森茉莉の写真を 怯えた少女みたいな、て表現してて
案外当たってた気もする。
賢い人だったろうから自分のある意味悲惨さも承知しながら
ああいう絢爛豪華もしくは批判精神旺盛な文章を書いてたんだろうなって。
世間に対して鈍感じゃあんな文章は書けない。
晩年、レストランの裏口で残り物のご飯もらってて
その現場を記者に見られて真っ赤になった、てのも読んだな。
自分の生き方貫くのは誰にとっても厳しいもんだろうな。
47無名草子さん:03/04/25 22:54
最近、自殺した矢川澄子さんなんかは
森茉莉の老後をずっと見守ってきた結果、
自分は老いを拒否して死んだんだよね。
森茉莉の晩年は確かに孤独で惨めな部分も
あったかもしれないけど、
チョコレートやゴシップが好きだったり、
生活を自分なりに楽しむ術を知っていた
ってことがやっぱり彼女の才能でもあり、
救いでもあったんだろーね。
48無名草子さん:03/04/25 22:54
実際はどうなのか分からんけど、著作やエピソードを聞く限り
ADHDとかADDっぽいとオモタ。
現実での社会生活は困難だけど芸術方面ですごい才能を出すこともあるらすぃ。

自分の想像にかまけてるのに一杯で現実に目が向かないというのはハゲドゥ。

最初「うわ、読みにくい文章」って思ったけど『ぼやきと怒りのマリア』
を読んだら著作の文章はそれなりに計算されているんだなあと思ったよ。
一回通読したらあとは斜め読みだけしかしてない自分・・・
49無名草子さん:03/04/26 01:46
私は貧乏サヴァランが好きです。

麝は長男の名前だと記憶してたけど
違うかったっけ?
50無名草子さん:03/04/26 06:35
そうでつ。
山田爵さんは有名なフランス文学者です。
51無名草子さん:03/04/26 17:21
フランス文学者でエッセイストの鹿島茂氏の恩師だったらしい>ジャック
52無名草子さん:03/04/26 17:29
しね
53無名草子さん:03/04/27 18:55
>>7
茉莉の子・ジャックの字はどうも爵でなくて、上の「ノ」+「ツ」が「木」みたいですよ。
変換しても出てこないけど
あと、茉莉の弟で鴎外の長男「不律」がいます。一、二歳で亡くなった
54無名草子さん:03/04/28 00:54
与謝野晶子の子供の名前モナ〜

スレ違いsage
55無名草子さん:03/04/28 20:19
光、秀、八峯、七瀬・・だっけ?>与謝野晶子の子女
べつだん衆目を浴びるほどの名前ではないんじゃないの?

スレ違いsage
56無名草子さん:03/04/29 00:30
>54
四男アウギュスト、五女エレンヌのこと?
57無名草子さん:03/04/29 00:43
茉莉ばあさんは典型的な注意欠陥障害だよん!
片付けられない女、って奴
他人のはなしを聞けない、自分勝手で我侭ってのも
全部そのせいだよん!
付き合いきれないよ、頭狂っちゃう
58無名草子さん:03/04/29 04:07
私の美男子論(筑摩)に写真があるんだけど、すこせっしイメージが違った。
ビスケットのエッセイは美味しそうだった。たしかちくま文学の森の
美味しい話の巻あたりに収録されてたかな…?
59無名草子さん:03/04/29 10:56
ちくま文庫のどれかの著者紹介の顔写真には、
16才頃のお見合い写真と思われる
桃割れに結ってほっぺと唇ふっくらした、大きな黒目がちの
後年の魔女然とした風貌からは想像も付かない
それは可憐な茉莉さんが出てます
鴎外が膝にのせてベタ可愛がりするのもうなずける
60無名草子さん:03/04/30 18:25
>59
うん、あの頃の写真はかわいいね。
でも嫁入り前に急いで帯の結び方教えてもらった位だから
着付けは下手そうだな(w

家事(特に掃除)は苦手だけど料理は上手だったらしいのが意外。
昔はガスとか冷蔵庫とかなかったのにそのへんの要領は良かったのか?
お芳さんの筍寿司とかドイツ風サラダとか食べてみたいっす。
61無名草子さん:03/04/30 19:16
若奥様時代はお手伝いさん指揮して作らせたから
下ごしらえなんかはしなくて済んだでしょうね。

エッセイのお料理おいしそうだー。
書き方のせいもあるだろうけど。
62無名草子さん:03/04/30 23:27
汚部屋でおいしい料理。普段は汚い婆さんなのに、パーティには上品な着物で出かけていく。
そのギャップが素適。
63無名草子さん:03/05/01 18:58
>>58「カルケット」が昔食べてたものに近いといってたね。意外だった・・<ビスケット
64無名草子さん:03/05/01 20:21
森茉莉に影響されてやってみたり、買ってみたり、
行ってみたりってあります?

私は下北の喫茶店、邪宗門に行ってしまいますた(汗
マスターに森茉莉のことをいうと直筆のサインのようなのを
見せてくれますた。
65無名草子さん:03/05/01 20:27
私はまりさんが亡くなるまで住んでいた(多分)下北のアパート訪ねましたよ。
学生アパートみたいな、とこでした。
文京区の団子坂は,良く通りました。
鴎外記念館で、むかし、白石かずこが森マリを懐かしむ講演会、みたいなのやって
マリさんがしゃがれ声でフランス語の歌を歌ってるテープ,とか聞かしてもらいましたよ。
なんか、けっこう、凝ってましたね,あの頃の自分。
66無名草子さん:03/05/01 23:59
↑いいなあ。そういうのって……。

森鴎外の最高傑作は、「舞姫」でも「即興詩人」でもなく、「森茉莉」だと思うわ。

カルトなファンが多いはずなのに、あの文体を継承している人っていないね。
桐野夏生とか、旧ペンネームが「野原野枝美」(甘い蜜の部屋か何かに出てくる)で、
そうとうなファンだったと思うのに、文体がまるで違う。

67無名草子さん:03/05/02 00:12
>>64
カルケット買っちゃった・・・です。
68無名草子さん:03/05/02 09:44
「森茉莉浪漫館」というファンサイト(ここしか知らないけどなかなかよくできてます)
ttp://morimari.net/roman/top.htm
の年譜によると、亡くなる三年ほど前に下北沢から経堂に越したみたいですね。

あと↓読売の訃報記事には終焉の地の番地まで載っていました。
ttp://www.yomiuri.co.jp/yomidas/konojune/87/87h5d.htm
69無名草子さん:03/05/02 09:59
>>64
馬鈴薯と “あじ”か “さば”の身を酢であえる「独逸風サラド」
貧乏時代、リッチな気分になれた。

「笹重の粒味噌」が何であるかを調べて、さっそく買いに行き
(仙台の有名なお味噌だった)
かつぶしで出汁を取り、日本酒を下味に効かせた豆腐のみそ汁をつくってみた(゚Д゚)ウマー

夜、川にいらない服を捨てに行った(嘘)
70無名草子さん:03/05/02 12:21
結婚直後の茉莉に、「おしっこがいままでと違うところから出るような気がする」
と相談された鴎外パパは、
ご不浄に連れてって下からのぞき込んで異状ないことを確かめたらすぃ
軍医総監としては当然の診察でも、父としてヤヴァイだろそれは…
7164:03/05/03 01:50
>69
>夜、川にいらない服を捨てに行った(嘘)

このエピソードは強烈っすね。
邪宗門行ったときに教えてもらったけど、今は桜並木の遊歩道になってます。
思ったより幅狭くて驚いた。なんとなく地元の広い川を想像してたんで。
72無名草子さん:03/05/03 13:46
最近、古本市で小堀杏奴の本を見つけて読んで
みたんだけど、少しは森茉莉ぽいテイストがあるの
かと思ったらまったく違うんだね。
あまりに凡庸な感じなので途中で読む気なくしますた。
装丁はすごく凝った可愛い本だったんだが。
茉莉のことも「婚家との折り合いが悪く、出戻った姉」
とか現実的に表現していてあまりおもしろみのない
人だったんかなーと思いました。
73無名草子さん:03/05/03 14:10
矢川澄子って自殺したんですか?
びっくり…。

あと、森茉莉の部屋がいかに汚かったかというエピソードをもうひとつ。
雑誌の切抜きが堆積して土になっていたそうな。
いくら私でも部屋の中に土はつくらんぞ。

ドイツ風サラダはうまい。
私はウデタマゴを入れん方が好きです。
74無名草子さん:03/05/03 20:07
>>69
>「笹重の粒味噌」
これは2度目の結婚で,仙台に2年ほど暮らしたときに覚えたのかしらん。
山田珠樹のことはいろいろ書いてるくせに
仙台時代のことを書いたエッセイは見たことが無いので,
マリさんにはよっぽど詰まらん,取るに足ら無いド田舎だったんだろうって思ってたら
こうことも書いていたのね
仙台が,しょうもない思いでばっかりじゃなかったって事,知っただけでも
仙台出身のわたしとしては、ちょと安心。私事でごめん。
出来れば,どのエッセイか教えて欲しい・・。
75無名草子さん:03/05/03 23:41
ドイツ風サラダ、私も作った。確かに美味しい♪
中野翠の森茉莉論には愛があるが、群ようこのそれには愛が感じられない。
なんかギスギスしてて嫌い。
76無名草子さん:03/05/04 01:06
>>75
群ようこは結局自分を語りたいだけだからね。
77無名草子さん:03/05/04 09:18
群ようこもだが、森茉莉本の中で最悪なのが、森娘ナントカっての。
書いてあるのは文壇への愚痴だけじゃん。
なんであんなのが賞を取れるんだ?
78無名草子さん:03/05/04 09:41
群ようこのは、前から森茉莉好きな人には軽すぎるけど
あれが森茉莉に入るきっかけになる人もいると思えば
手軽な入門書? みたいでいいと思われ。私はブクオフで買った。

>77
笙野頼子の「幽界森娘異聞」か。
ありきたりな評伝だと面白みがないから、あの人なりの森茉莉への愛なのか?
と思って読んだけど。貧乏贅沢のマリアよりは楽しかったけどな。
79無名草子さん:03/05/04 11:37
>70
このエピソードは知らなかった。どこに載っているんですか?
80無名草子さん:03/05/06 09:16
>>79
70さんじゃないけど、ドッキリチャンネルのどこかだったと思います。

この連休で、ぼやきと怒りのマリアを読破!
ジャックって、再開後の初めは
恋人のように和気藹々とつき合っていたように思ってたのに
後年(この書簡を書く昭和35〜51頃)は、
茉莉の土地をだましとって付き合いも断ってるような記述がありびっくり。
81無名草子さん:03/05/06 09:35
ジャックと同居している妻の母:
「ジャックが手に負えないと思っていましたが、それを上廻るのが出て来ました」
82無名草子さん:03/05/06 12:57
茉莉さん、自分のことを「令嬢育ち」と言ってるのは
ちと違うのでは・・・と思う。同じく自分で言ってた「牛乳育ち」は
正しいと思うんだけどね。
令嬢と言うよりも甘やかされて育って社会性ゼロのぶっ飛んだ人間(良くも悪くも)
になったってのがことの真相のような・・・。
83無名草子さん:03/05/06 13:36
>82
同じように育っても、アンヌたんのようにまともな賢夫人になった妹もいるし
母から離されて育ったたジャックも同じようなドキュンだったとしたら
血筋としか思えない...(^^;
>60
結婚したの17才だから、その前に着付け仕込まれたのなら
いまの平均的日本人よりは相当着られるんでは...
84無名草子さん:03/05/06 16:44
>>64亀レス
平目のおさしみを醤油びたしにして、ご飯を包んでたべる。
これは本当に(゚Д゚)ウマー
85無名草子さん:03/05/06 18:24
そういえば、お饅頭をご飯の上にのっけて煎茶?かなにかかけて
お茶漬け風に食べるってのを試してみた人はいるかな。
86無名草子さん:03/05/06 19:44
「上等の分の茶をくれ」byパッパ だっけ。
それを思い出して、グラニュー糖と抹茶を混ぜたものをなめるんだよね。うひー

こんなのもあった
1)チョコレートを削ってポロポロのかけらにしたもの
角砂糖を下ろし金で摺って、2)粉になったのと3)ポロポロ塊になったの
この三つを、上等の緑茶とともに代わり代わり口に運ぶ・・っていうの。

辛党の自分には読むだけで十分(゚Д゚)アマー
でもマリさんが心底おいしーーって思ってる感じは分かった
87無名草子さん:03/05/06 21:06
コンデンスミルク舐めてみるのは やってみた。
アツアツの紅茶とロックアイスでアイスティー淹れるのとか。
8886:03/05/06 21:18
青い分の茶をくれ、だった(恥
逝ってきます
89無名草子さん:03/05/06 21:44
>>73
紙が土に還るエピソードに驚いて友達に話したら
「うん、たまになるよ」とあっさり答えられてびっくりしました。
三畳間に本棚六本置いてロフトベッドで寝てる活字中毒者だから
部屋の隅がどうなってるか本人も把握していないようです。

取材の為に贅沢貧乏のインテリアを再現した時の写真が見てみたい。
90無名草子さん:03/05/06 22:51
>89
森茉莉に部屋を貸したがらなくても、これじゃ大家を責めるわけにはいきませんねえ。

そう言えば小火を起こして部屋を追われたことがあったとか。
老人の一人暮らしってのも、大変なんだ。
91無名草子さん:03/05/07 01:27
>>82
確かに令嬢じゃないよねえ。いくらドイツ帰りの学士様とは言え
明治時代の作家なんて社会的地位も低かったし、軍医(それも医学的論争に
負けた)だしねえ。

茉莉さん、やっぱり美化しすぎだよなーとは思う。
文章が面白いからいいけどさ。
92無名草子さん:03/05/07 01:42
>>86

チョコレート+粉砂糖、作ったことあります。「甘い蜜の部屋」のあとがきに出てくるやつですよね?
無糖の製菓用で作ったら結構おいしかったです(甘党)
ただ、やっぱりかなり甘いんで、スプーン1杯ずつなめてリフレッシュ…ってのにちょうどいい感じでした。
しかしあのレシピで作るには本当に「ドコンジョー」です。チョコレートと角砂糖をすりおろす加減が
本当に難しい。粉になっちゃったり大きな固まりになっちゃったりします。チョコは固いから力要るし…。
タオルも絞れない人が、好きな物を食べるには情熱を費やすんだなとちょっとびっくり。


93無名草子さん:03/05/07 01:48
>>83
洋服が一般的な服装である今の日本人と比べてどうすんの?
結婚前の森茉莉のレベルは「洋服が一人で着られない」って状態だよ。
94無名草子さん:03/05/07 10:46
伊藤整の日本文壇史を読むと
鴎外は全18巻のごく初期から終わり頃まで延々と登場して
翻訳家、小説家、歌人、研究者、評論家として先鞭をとり、雑誌を出し、話題作を書き、後続を育て
同時に医学論文も書きと
かなり凄い人みたいですけど・・・
ひとくちに明治の作家っていってもいろいろで
鴎外に限っては、かなり社会的地位は高かったんじゃないでしょうか。
傍観機関論争も、学術的内容と言うよりは政治的パワーゲームに敗退したわけで。
それでも留学経験のある人は少なかったから、軍医総監の地位は保持されたし

年収もいまの数千万円はくだらなかったみたいですし
もちろんその程度の資産は財閥なんかに比ぶべくもないけど、
社会的地位を含めて、お嬢様と呼ばれるだけの暮らしはしてたと思うんですが・・?

べつだん庇う義理もないんだけど
令嬢じゃないって断定も逆に疑問なものでカキコしました
逆に91さんの典拠が知りたいです(^^;。
95無名草子さん:03/05/07 15:09
こんなとこもありました。
蔵書を世田谷文学館に寄贈したほどの森茉莉ファン
俳人の白川宗道さんのサイト
「森茉莉ドット文学館」
掲示板などもあり。
ttp://homepage2.nifty.com/shirakawa/bungakukan/index.html
96無名草子さん:03/05/07 17:03
>>82>>91>>94
たしか、シゲと茉莉とで悪妻二代とかいわれたんだよね。
鴎外自身が幼時から漢学や外国語のお稽古中心の生活で、しかもいちいち完璧にこなしてきたし
その子供も、勉強中心と考えてもおかしくない。でもって茉莉は勉強できたし。
それにしてもの甘やかしぶりは、
うんと年下で美人の奥さんとその子達にはデレデレだっただろうし
所詮同等には見ていないし
多少のフォローくらい、己の完璧な頭脳で朝飯前のつもりだったんでは。

「ぶきっちょ」→「だから徹底的にしつける」じゃなくて
「ぶきっちょ」→「だから家事をしなくても済む家に嫁にやる」で
パーフェクトと思っていた(らしい)ところに、
鴎外の隙というかゆがみというか(茉莉に伝幡される)エキセントリックさが
顕われてるように思うのは気のせいでしょうか……。
あと、常軌を逸した甘やかしは
自分を縛り続けた母(茉莉のおばあちゃん)への無意識の反抗もあったんでは。

97無名草子さん:03/05/07 21:12
孫がいておかしくない年齢で長女だと甘くなるよね。
でもアンヌと類の本読んでも、それぞれパッパに溺愛された
エピソードがあるから平等にかわいがったんだろう。

パッパは自分だけいい顔しておいて叱るのはおしげさんなんて
損な役回りだと思う。嫁姑の仲違いもバカ正直で姑に負けてるし。

>95
森茉莉関係サイトは、「森茉莉浪漫館」と「黒猫ジュリエットへの手紙」
が好き。ネット始めた頃真っ先に「森茉莉」で検索かけたっけ。
リアル知人に森茉莉ファンがいないから嬉しかったな。
98無名草子さん:03/05/08 00:08
しげさんが腐りかけの魚を長男(継子)に食べさせようとした、というのに、オドロキ。
もちろん虐めじゃない。ちょっと食べてみて、てな感じで。

そら、陰口も言われるなあ。
99無名草子さん:03/05/08 01:36
>>94
作家の地位が明治時代に高かったということは、断じてありません。
作家=単なる文士です。
鴎外の場合はドイツ帰りの学士様ということが社会的地位を作る
重要なバックボーンでした。漱石も同様。

それから私が言っている医学的論争と言うのは、脚気に関する
鴎外の対応のことです。彼がドイツ医学に対する盲信とプライドから
生涯過ちを認めなかった結果、陸軍に大量の死者を生み出し、おまけに
脚気は細菌感染ではないと主張した高木兼寛、北里に対して、
鴎外は性質の悪いバッシングを繰り返しました。

お嬢様論争ですが、私はあくまで森茉莉は「アッパーミドル」であって
令嬢(これは間違いなく上流を意味する言葉ですよね)ではないと
思います。
別に令嬢じゃないから悪いとか言うんじゃなくて、戦前の「上流」と
「中流」には厳然たる一線が引かれていますから。
100無名草子さん:03/05/08 07:17

>99
まあ森茉莉自身も、令嬢と書いたすぐあとで、「令嬢は良すぎる」と予防線を張っていますから。
101無名草子さん:03/05/08 13:26
あまりに令嬢過ぎたら縛りきつくてああいうふうにはなれなかったでしょうしね。
甘やかされた中産階級ってあたりが一番、誇大自我の温床でしょう。
現代に大量生産されてる自我肥大の個性大好き乙女の先駆けですね。
102無名草子さん:03/05/08 15:43
>>99
鴎外って医学者としてはダメダメだったの?
103無名草子さん:03/05/08 16:42
鴎外の脚気の話、ついこないだテレビで見たやつだ。
飯島愛が出てたような。まじめな番組ではなかったような。
あれだけでダメダメって言ってんなら、根拠薄いんじゃ?
104無名草子さん:03/05/08 17:11
>甘やかされた中産階級ってあたりが一番、誇大自我の温床でしょう。
本当だね。確かに,あの時代の本物のお嬢様(お公家さんとか殿様とかの末裔)
の書いた本なんか読むと,生活は実際、質素堅実。
嫁に行っても使えるように,の配慮もあったろうね。
マリさんは明治の新興階級?とかいうイメージがぴったりくる。
105無名草子さん:03/05/08 18:36
>>74亀レス。
きのう読み返したら、笹重の粒味噌のことは
「贅沢貧乏」@新潮文庫のなかの
「紅い空の朝から……」というようなタイトルの
贅沢貧乏シリーズの一作に書いてました。
椿山荘?で出された狸汁を模した、鶏こまと白髪葱の赤味噌碗
プラス栗の渋皮煮で、秋の献立……というのもおいしそうでした。

ガラスの他にも、いい匂いの石鹸好きだったんですね。
10674:03/05/08 18:54
>>105
ありがとうございました。探してみますね。
このスレ読んで,「お刺身しょうゆに浸してご飯に乗っける」思い出して,
やってみました。あと,「牛と葱」炊いたのも。
たいへん美味しうございました。
107無名草子さん:03/05/08 19:12
饅頭を使ったお茶漬け風のご飯を一度験してみたいと思うのだが
饅頭はきらいで、偶然手に入るのを待っていてもさっぱりそんな
機会は訪れないのであった。
108無名草子さん:03/05/08 19:15
↑あ、わたくし85です。
109無名草子さん:03/05/08 19:41
>>107偶然ご飯とお饅頭とお茶があっても、それを饅頭茶漬けにするかといわれると微妙ですね

ところでしげさんて、檀ふみの目をきつめにプチ整形したような感じの日本美人ですね
昔の美人といわれる人の写真を見ても「……?」ていう人も多いのに
いまみてもかなりきれいな方。あれであまり笑わなかったそうだから怖いですね。
茉莉さんは、パーツは似てるんだけど、微妙にバランスが(^^)
類さんのおじいさんになってからの写真を見たけど、
一番しげさんにいい感じに似てるように思いました。
110無名草子さん:03/05/08 21:10
エッセイによく出てくる、よく利用してたらしきレストラン
「スコット」「バンガロオル」@下北沢っていまもあるのかな。どのへんなんだろ。
111無名草子さん:03/05/08 22:17
>109
しげさんて、青鞜に小説発表してたらしいですが
それを読んでみたいのですが
どこかで読めるのでしょうか?
しげスレではないのでさげ 
112無名草子さん:03/05/08 22:18
鴎外が医者としてどうだったかはわかりませんが
衛生学者としては駄目だったと断言できますよ。
ドイツ留学中も学問として衛生学を考えていないです。
(留学先のドイツの)先生の政治的影響力の延長線でしか衛生学を考えていないです。
帰国後は日本の衛生行政に多大な影響を与えられる立場の人間に
なりましたが、本当に日本国のことを考えていたとはとても思えないです。


113無名草子さん:03/05/08 22:32
お茉莉のパッパの学者としての評価は、とりあえずどうでもいい。
114無名草子さん:03/05/08 23:19

>106
牛と葱って、
百日咳から奇跡的に生還(弟フリッツは逝去)したときの献立でしたね。
白米のお粥セットで更にパワーアップ。
115無名草子さん:03/05/08 23:57
いくら好きでもさすがに葬式饅頭のお茶漬けだけは試せない(W
11699:03/05/09 00:14
>>102
他の方も書かれてますが、鴎外の研究者、医学者としての質はダメダメ
と言っても過言ではないかと。
脚気論争に関しては、自分と主張の違う一派を潰そうと執拗なまでのバッシング
を繰り返し、挙句、陸軍の兵隊を大量に死亡させるという今で言うなら
薬害エイズ級の医療被害を生み出した訳ですから。
その後、脚気の原因が分かった後も、一切謝罪なし。(同じく陸軍医療関係者
だった人は謝罪してます。)
この件に関しては、いくら当時の医学レベルが低かったとは言え、言い訳は
許されない。

>>103
あなたはTVで知ったのかもしれませんが、脚気論争って別にマイナーな話でも
なんでもないんですが。
11799:03/05/09 00:17
>>93
遅レスだが禿げ同。
何が何でも茉莉をマンセーしなきゃいけない人のレスは変。
11899:03/05/09 00:19
あのー、99=116ですが、私117の書込みしてないんだけどなあ・・・。
117は騙りですか?それとも間違いですか?
関係ない書き込みですみません。
119無名草子さん:03/05/09 00:21
>>72
アンヌは出戻り姉のおかげで縁談がいくつも壊れたんだよ。
妹からすれば、姉に迷惑したことも多かっただろう。
120無名草子さん:03/05/09 00:28
鴎外の文学者としての資質はどうよ?
12199(116):03/05/09 00:45
茉莉さんは作家としての鴎外はそんなに評価してなかったですよね。
そもそもそんなに読んでない、と書いてありませんでした?「渋江抽斎」
のなめくじのことが良かったと書いてあったのは覚えてます。

この間出た「文藝春秋八十年傑作選」の中にあった久保田万太郎、
正宗白鳥、武者小路実篤、山本有三他の座談会の中では
『鴎外さんは文人として、もう少し欲しいものがあった。足らないやうな所が
あるやうに思ふ小説だなア、技術家としては偉かったかも知れないが・・・。』
『鴎外さんのは好い所があるけれども、主観の燃焼と云ふものがない。』
「雁」に関しても『考えて書いた小説だな・・・あれを好いと言えば好いが、やはり
作られた人間だなあ。』
なんて書かれてます。

私、作家としての鴎外って全然興味ないんですけど、どうなんでしょうねえ。

122無名草子さん:03/05/09 01:14
鴎外の文学者としての評価は玄人すじには抜群だよ。漱石は素人玄人両方に受けが
いいけどね。

鴎外を師と仰いだ文学者は、芥川龍之介、石川淳、永井荷風、三島由紀夫、伊東静雄
、泉鏡花(正式な師は紅葉だけど)、近いところで林望とか。

日本の近代短編小説は鴎外の「諸国物語」ぬきには語れない。(あまり知られてないが)
123無名草子さん:03/05/09 02:30
いちいち厳しいこといわれてたら、怖くて書き込みしづらいなあ。
124無名草子さん:03/05/09 03:04
>>122
でも121に書いてある人も充分玄人筋のような気がする。
私は舞姫と雁しか読んだことのないから良く分かんない。
125122:03/05/09 05:14
>>124
こんなこといっちゃあ気分を害するかもしれないけど、121に書いてある
人たちっていうのはいわゆる文学通からいわせると芥川や三島に比べて
「格下」の作家達なのよ。業界の常識っていう感じではね。
真に文学がわかると自負してる人々のあいだでは鴎外って絶対的権威で
ほとんど「神」。芥川なんか言葉遣いで疑問点があったら鴎外全集を
しらべて鴎外先生の流儀にならったという。堀辰雄が直に芥川からそう
聞いている。鴎外崇拝の凄まじさは三島の「作家論」(中公文庫)を読んで
みるといい。
126無名草子さん:03/05/09 06:03
へぇ、文学通なんだ>>125
業界の常識なんだ、へぇ。





高説ありがとう。でもどうでもいい。
127無名草子さん:03/05/09 06:12
鴎外がいかにすごくないか、ということを延々と力説してる人と
鴎外がいかにすごいかということを力説してる人
森茉莉ってどうよ?
128無名草子さん:03/05/09 08:11
>>103
自分が学んだドイツ流の学説に従い、存在しない“脚気菌”を探し出すことにこだわって
対立派の主張する、麦飯の兵糧への導入を延々遅らせ(お米の方がカロリーが高いからと)、
結果、何万という兵隊を脚気で戦病死させてしまったのです。
当時はSARS並みに手探り状態だったから(ビタミン自体が発見されたのがその後)
タイミングや運で逆の立場になっていたかもしれないけど
一生一言も侘びなかったことも含め、キャリアの拭えない汚点になった。
目上に服従を通してきたエリートの落とし穴って感じでしょうか。

マリさんに関係あることもひとつ
>>110 ↓ここのバングロールがバンガロオルかも。片岡義男さんのコラムです
料理名は書いてないけど、何かおいしそうな雰囲気。いまあるのかはわかりません。
ttp://webfreestyle.com/kataoka/k-bn7.html
129無名草子さん:03/05/09 10:25
ううう、ご高説の披露はムキにならんでおもしろおかしく工夫してやってくれ…

>>119
茉莉の二度目の結婚は妹のためにしたんだって書いてるね。
でもお姑さんが怖い人で、いきなり箪笥開けて「ちゃんとしてない!」って
叱り飛ばされるんでまた出戻って来ちゃったとか。
茉莉の箪笥のぐちゃぐちゃかげんが目に浮かぶー。
130128:03/05/09 10:47
>>129
すみません。今朝、昨夜の脚気論争のとこのやりとりを読んで、
103さんの見聞きしたのは風聞じゃないけど
99さんの、邪説提唱医療犯罪者という論調も、ちと違うのではと思ったので。
いずれにせよマリさんのスレッドで脱線でした。以後控えます。
(それを思ってマリさんのことも入れたつもりでしたが(^^))
どうぞ、楽しいおしゃべりに戻ってください
131このスレの1:03/05/09 12:01
>128(=99)
パッパの文学者や医者としての評価(?)を語られていたようですが
スレ違い・板違いなので、文学板のオーガイスレにでおながいします。

最初文学板にスレ立てるか悩んだのですが、文学論で堅苦しくなるよりも
マターリ語りたいと思って一般書籍板にしたので。

私はオーガイ作品読もうとしましたが、途中で挫折しますた。
しげさんに「おかあちゃん、なすびの漬け物おくれ」といってるパッパに萌え。
132無名草子さん:03/05/09 14:20
萌えとゆえば、お茉莉は「虞美人草」(漱石の)の甲野さん萌え。
読んでみたらなかなか素敵だったわ甲野さん。
133122:03/05/09 14:21
念のため言っておくけど俺は「高説」を披露したり、「鴎外がいかにすごいかを
力説」したりしてはいないよ。よく読んでくれよ。
鴎外の文学者の資質はどうよっていう問いかけに「業界の常識」的な線を「紹介」
しただけ。そういう「業界の常識」や「ホンネ」を知ることが出来るのが
匿名掲示板のよさだろう。
自分の説を主張してるわけじゃないんだから「ふーん、そういうものなんだ」って
流してくれればいいんだが。
ま、俺の書き方がちょっときつかったかな。いづれにせよここは「茉莉」ちゃんの
スレだからもう鴎外について述べることはやめるね。
134無名草子さん:03/05/09 14:36
>>133
はいわかりまちた。
高圧的でこわかったんでちゅ

文学者鴎外のイメージと茉莉パッパのイメージって別人みたいだもんね。
お客そっちのけで茉莉の嫌いな三つ葉を取りのけてあげる鴎外さん…
ほほえましいな。
135無名草子さん:03/05/09 14:44
おかしい おかしい
136128:03/05/09 14:54
え、えーと、130にも書いたのですが、私は99さんではなくて
医者として文学者としてどうか論争にも参加してないです。
むしろ105,109で別の話題を振っていたのですが
103への116の回答を読み、つい出来心で128を書きました。そこんとこだけよしなに…

そ、それでは…
わたしは夜中に子供たちを
「うんよしよし、しっこだよ」といっておしっこにつれてくパッパに萌えです(^^)
137無名草子さん:03/05/09 15:39
>>122
私は別に高圧的だとおもわなかたよ。
むしろ,教えてくれてありが糖、だけど。
鴎外の医者としての評価,なんて考えた事も無かったし。
またーり行こうよ。
138無名草子さん:03/05/09 16:32
私も高圧的って程には思わなかったけど。
でもカタイ話が続くとスレから人が離れるからね。
バランスよくいこーよ。
139このスレの1:03/05/10 01:31
>136
あ、よく読まずに勘違いしました。失礼しました。
しかも自分のレス読み返すと偉そうですね。すみません。

最近「父の帽子」を読み返しました。
自分の世界どっぷりな贅沢貧乏もいいけど、
淡々とおさえ気味な文章が新鮮だったりしました。
140無名草子さん:03/05/11 00:15
結局、このスレの1って最低だね。
141無名草子さん:03/05/11 00:19
偉そうにして一番空気ぶち壊してると言うね。>1
142122:03/05/11 00:38
ん??
ちょっと待てよ
みんな森茉莉のファンじゃないの?
俺はとにかくこのスレ作ってくれた1さんに感謝してるよ。
しばらく書き込みはひかえようと思ってたけど。
みんな前のようにマターリしてくれ。
ちなみに俺は85と107書いた人間だよ。
143無名草子さん:03/05/12 01:21
森茉莉って中島梓の「美少年学入門」で知った。
やおいの元祖説があったけど、このあたりから来るのかな。
144無名草子さん:03/05/12 13:19
>>143
お願いだからそんなたぐいまれなDQN作家と一緒にしないでくれ。

(あ、茉莉タンも社会人としてはDQNだけど。w)
145143:03/05/12 14:00
ごめん、一緒にしてるつもりはないんだ。
「美少年学入門」読んだの15年前のことだから、勘弁して。

146無名草子さん:03/05/12 16:02
>>143
あ、私も!です。竹宮恵子があの調子の表紙(ヒラヒラブラウスから乳首が見えてる)を描いてるやつね。
「森茉莉」という単語を初めて知ったのがこの本だった。中学生のとき、学校の図書館で。
でも、中島さんがどう感動したか、ということがわりと真摯に書いてあったので
思わず「枯葉の寝床」買ってしまった。なので、出会いのきっかけになったよ。
ちなみに「美少年〜」は、モリマリさんの紹介箇所以外、内容覚えてない…
147無名草子さん:03/05/12 19:00
私は昔は「枯葉の寝床」が好きだったけど
最近は「日曜日には僕は行かない」が好きです。
他の二作(恋人たちの森と枯葉)に比べると現実味がちょっとありますね。
女の子が可愛そうだったけど。
148無名草子さん:03/05/12 19:24
過去の人のつもりで読んでたら、ドッキリチャンネルに松田聖子のことが
書いてあってびっくり。
同世代を生きたこともあったんだなあってちょっと感動した。
聖子と並べて比較してるのが石野真子ってあたりがなんだかなあ…とは思ったけど。
マリ的には聖子は×で真子は○だそーです。
149無名草子さん:03/05/12 21:29
あれ面白いね〜ドッキリチャンネル。
タモリはは虫類みたいで嫌いだったみたいだが
今のタモリならどうかな?
あと岸本加世子はお気に入りだったみたいね。
150無名草子さん:03/05/12 22:04
桃井かおりも好きだったんだよね。
でも水沢アキがいい女だってのはどーも解せん。
151無名草子さん:03/05/12 22:15
山田邦子とかも、気に入ってたような。
インテリ染みた?竹下稽古が気に入らん,という意見には
激しく同意した覚えがw。
152無名草子さん:03/05/12 23:26
単に東京の人が好きで田舎者が嫌いなのでは?
153無名草子さん:03/05/13 11:49
日頃、トシちゃんの媚びた笑顔が気持ち悪くて大嫌いだったのに
油断してたら、ミカンのネットみたいな
赤いアミアミの衣装で出てきたのを見てしまった、恐怖!みたいなところワロタ

テレビに映った嫌いな顔はハガキで隠す茉莉さん(^^)
154無名草子さん:03/05/13 12:03
>151
石坂コージもインテリぶってて嫌ってたね。クイズダービーコンビだが。
155無名草子さん:03/05/13 12:23
『贅沢貧乏』読み返したら、この頃から既に
「外観は、内容である。」ってズバリ書いてあって、す、すげえと思った。
人の顔から発する、好ましさ(もちろん茉莉にとって、だけどある程度普遍的な共感を呼ぶ)から
その人が一番つつかれたくない取り繕った部分までを
微細に拾い出すのがむちゃくちゃうまいよね・・。
(大平首相は田舎の小知恵の働く爺さんみたいで嫌いで
花沢徳衛は◎らしい。うーん)

あと、たしか80年代初頭、テレビの端役かなにかで出てた内藤剛志を
ちゃんと名前覚えてて
「少ししか出なかったけどいい演技だった。きっとのびるだろう」
って書いてあって驚いた。<ちくま全集の『ドッキリチャンネル(全)』より
156無名草子さん:03/05/13 13:40
ナンシーの先駆者みたいだねぇ…
やおいの先駆者でもありつつ。
157無名草子さん:03/05/13 14:58
マリタンがひいきにしていた女性の有名人って誰がいたっけ
平野レミ、大屋政子(太陽の愛娘、とまでいっていた)は覚えてる
明るい人が好きそうね……
158無名草子さん:03/05/13 16:39
お腹に何もなさそうな人が好きだったみたい。
彼女から見て、だろうけど。
やっぱり日頃バカにした目で見られることが多かったからそうなったのか。
159無名草子さん:03/05/13 17:10
>>157
樹木希林は?
160無名草子さん:03/05/13 17:11
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161無名草子さん:03/05/14 05:22
実際よりも自分を「良く見せよう、賢く見せよう」という
臭みが感じられる人に敵意を持っていたような気がする。

だから、純粋な意味での「田舎の人」のことは何とも思って
なかったろうけど、そういう出自を隠すかのようにインテリ
ぶったりする「田舎者」に我慢がならなかったのでは?

関連して私が思い出すエピソードは、洋食屋のボーイとの
やりとりが、モリマリ度炸裂の
「カツレツ=ウィンナシュニッツェル」の話かなー。
162無名草子さん:03/05/14 10:17
>>161「フランス語ならコトレット・ド・ヴォオよ」ですな(^^)。

あと、買ったセーターがラメ入りだったことに気付いて、返しに行ったら
「一回気に入ったくせにどうして返すんだ」と小娘店員にいわれて、
次の日出直してズバッといってやった
(エッセイには書いてないけど、『ぼやきと怒りのマリア』では謝罪までさせたらしい)
というエピソードも・・
普段言えずに黙ってしまうことが多かったらしいだけに
怒りのたまり方(とカタルシス)もすごひ。

163無名草子さん:03/05/14 11:05
甘い蜜の部屋の林作=欧外(林太郎
モイラ=茉莉
って考えると、
チト、きしょい
164無名草子さん:03/05/14 11:36
徳光をけなした文章は何度読んでも笑える!!
165無名草子さん:03/05/14 11:41
>>164「お千代お花の顔」って笑えるよね!
どう嫌いか、どう好きかを表現する語彙やイマジネーションが豊か。
166無名草子さん:03/05/14 13:53
>>163
確かに(^^)
「精神的近親姦に近い極度のファザコン」は、
モリマリの大前提の一つとして読んでる。
そのベースが口に合わない人は、とことんついていけないかも…。
167164:03/05/14 17:40
あと好きなのが母親の遺品のダイヤを売りに行って鼈甲の飾り物に
頭をぶつける話
168164:03/05/14 17:42
それから『記憶の絵』の「あとがき」はあとがきの白眉!!
169164:03/05/14 17:51
>>165 それそれ!
<つまりいやな顔でいやな腕を振り廻して「ズーム、イン」とわめか
れると朝の気分がこわれるのだ>だって。禿藁。
170無名草子さん:03/05/14 17:56
料理番組で「しんとり菜のクリーム煮」と出たのを見て

 そんな菜っぱ知るか。

で、その回の原稿が終わっていたのも衝撃的だった(^^)<ドッキリチャンネル
171無名草子さん:03/05/14 19:07
インスタントラーメンの作り方が分からない,っていうのは感動的だった。
美智子皇后様より、ずっとお嬢w。
172無名草子さん:03/05/14 19:49
>171 明治生まれでそこそこの生まれ育ちだった人は、インスタントラーメンの
作り方など知らないのでは? うちの他界した祖母二人も、インスタントラーメン、
作ったことも食べたこともなかったと思う。
173無名草子さん:03/05/15 08:06
だね。
それに得体の知れないもの、ていう言い方してた。
あの麺が固まってる姿が不気味だったみたい。
インスタントなものや
売ってるジャムパンとか、何が入ってるかわかんないものはダメだった。
174無名草子さん:03/05/15 11:57
うん、うん。
で、一方では、ただのトマトでも森茉莉の手にかかると、
「玲瓏なるトマト」なーんて、どんなに素晴らしい食い物か
と思うような形容をされてたり。
夏の朝食を真似してみたりしたもんです・・・。

あと、ピーマンは種よりもジフテリアの膜みたいなのを
注意して取り除くという表現も忘れられない。
ジフテリアの膜ってどんなんだ?
175無名草子さん:03/05/15 14:20
>>174ジフテリアの症状として、
喉とかの粘膜が壊死して硬化した膜みたいになると聞いたことがある。
裏側の、気泡状のよく見るとキモイ部分のことかな・・・

KAWADEムック昨日入手。若い頃の写真が結構多数あり。
5,6歳の、ワンピースを着た写真が秀逸。
ピンボケの分を差し引いてもむちゃくちゃ可愛い。こりゃ甘やかすわ〜

山田珠樹さんは、笠智衆をうんと若くして、目つきを意地悪そうにして
チョビヒゲを描いた感じでした。
176175:03/05/15 14:23
見直したらキャプションが何もありませんでした。
×5,6歳の
◎たぶん5,6歳の
177無名草子さん:03/05/15 21:45
ドッキリチャンネルで、山口百恵のことを
海の家でアルミのさじでカキ氷を食べる女の子が
「おばちゃんうまいねこれ」って言うのみたいだ、
(うろ覚えなので大分違うかも)というたとえもすごかった。
178無名草子さん:03/05/15 22:32
冬はお汁粉屋をやっている店の軒先の縁台で
口を突き出すようにして食べて
「おばちゃん、すーっとするねえ」じゃなかったっけ
自分は、百恵にそんな快活さ(下世話といえど)を
感じた事がなかったので、正直不思議な見解に思ったけど
この人の文て同意の有無に関わらずいちいちイメージが鮮明なので覚えてしまう・・。

浅草の町や町衆は大好きだけど、
塩煎餅とか下世話な食べ物がきらいだというのと
関係あるのでしょうか?
179無名草子さん:03/05/15 23:05
河出ムックによると
美輪明広はマリさんの「枯れ葉の寝床」
「恋人たちの森」「日曜日には僕は行かない」に感銘を受けて、
これら三つ足し合わせた内容の脚本を練り、公演をして、
プレやおい世代ともいえる当時の乙女たちにかなり受けたそうです。昭和40年代初頭?
ムックには仲良さそうな二人の対談もあり。

しかしおそらくそれからしばらく経ってからのエピソードだと思われますが
美輪×マリでタクシーに乗り、車中できまずくなり
先におりたマリの背中に、ものすごい下品な罵声を浴びせられ、
蛇の本性を現したと思った、みたいなことが「ドッキリチャンネル」にはズバズバ書いてありました。
二人の仲はおそらく、それっきりと思われます。

美輪さんはマリさんのことを
ゲイの理解者だと思って最初は信奉してたと思うんだけど……
見解(見ていたもの)がなーんか違ったってとこかなあ(やおいとゲイの対立の原点?)。
マリさんて仲たがいした人の話も割と書いちゃうよね。
180174:03/05/15 23:32
>> 175さん、ジフテリアの膜について説明ありが?ォ。
全然知らなかったっす。

> 裏側の、気泡状のよく見るとキモイ部分のことかな
あぅ...これからピーマンを見る目が変わりそうだ。
181無名草子さん:03/05/16 00:33
同じ美形の役者でも、沢田研二は好きみたいだったのにね。>>179
182無名草子さん:03/05/16 00:41
演劇板のスレッドにあったけど、
美輪明広って、人が呪い殺せるって公言してるらしいしね(ワラ
年をとる程に抹香くさくなっていくし・・・・・
ジュリーはなんか、そういうことしなそう。
183無名草子さん:03/05/16 06:07
>>181
ショーケンも絶賛してるね
184無名草子さん:03/05/16 08:29
私その舞台観に行きました。>>179
歳くってるもんで。
で、茉莉さんはその芝居が気に入らなかったとどっかに書いてた。
美輪さんと気まずくなったのはそれでかな?
確かに主役の少年は酷かったです。
客席に水着姿の若者がおおぜいわらわら出てきて肝つぶしました。
185無名草子さん:03/05/16 09:47
やっぱ「キャラ作ってる感」が強い人は嫌いだったんじゃない?<美輪
松田聖子も「あたしはかわいんだ」ってわかってやってるぽいのがヤダって
書いてたし。

ジュリーの主演映画はフランスならもっとウケル!って絶賛してたねぇ。
186無名草子さん:03/05/16 13:43
>184
「マリアの気まぐれ書き」23にありました。
花森安次の名もこの本の記述で知ったのを思い出した。
茉莉がたった一度だけ「生活の手帳」で役に立ったエピソードが好きだ。
187無名草子さん:03/05/16 14:15
マリアの気まぐれ書きとドッキリチャンネルは
2回目以降は読む気起こらずorぱらぱら斜め読み。

森茉莉の本って改行ないよね〜
188無名草子さん:03/05/16 17:12
>>186

×花森安次
○花森安治

×生活の手帳
○暮しの手帖

http://www.kurashi-no-techo.co.jp/
189無名草子さん:03/05/17 00:49
>>134=1
感じ悪いです。とても。
190無名草子さん:03/05/17 00:59
UBOOKで森茉莉を検索したら、森丘茉莉というのがたいそう引っかかった。
どーにかしてくれこのシステム。
191無名草子さん:03/05/17 17:00
図書館で検索したら「森まりも」が出てきたことならあるが。
192無名草子さん:03/05/18 14:31
>>184
貴重な目撃証言ありがとうございます。
シリアス、耽美って共有できないと
とことんお笑いに転げて行くんですね・・・トホホ
>>186
茉莉さんて、暮らしの手帖社にも数カ月就職してたんですよね。
室生犀星に師事中?のころかな?
花森さんの困惑が目に浮かぶ・・・・(^^
193無名草子さん:03/05/18 14:41
たんなる、やおい女
194無名草子さん:03/05/18 15:00
>>193=燃料にしては(略
195134:03/05/19 10:42
>>189
感じ悪かったんだ。ごめんね。
でも1さんじゃないよ。
196無名草子さん:03/05/19 13:18
山田珠樹って、茉莉が出てくるとき「社会から抹殺してやる」と言い放って、
事実、自分の周辺の知識人の間に
茉莉が淫婦だという噂を流しまくったらしいですね。コワッ

二度目のダンナも、東京に芝居を見に行っておいで、といって騙して出しておいて
東京に着いたら、離縁状と荷物が追いかけるように届いたっていうのも凄い。

茉莉もじゅーぶん悪かったんだろうけど、
既成のシステムに適合できない女性への風当たりというの、昔は相当厳しかったんだろうなあ。
197無名草子さん:03/05/19 13:59
ひええええ! こわ!
結婚前、山田珠樹って性格冷たそうだからやめればーって
周りから待ったかかったんだよね。
でも茉莉が行きたがったんでしょ? 
16やそこらでヨメに行っちゃいけませんね、やはし。見る目なし。
198無名草子さん:03/05/19 14:47
>>197
写真の珠樹は、自分には、田宮二郎の目を細くした感じに思えました。
プロポーションも昔の人にしてはまずまずで、スーツも似合う。
つまりちょっとニヒルないい男。
面食いの小娘が顔に吊られちゃったんでしょうね……

25歳頃、やんわりとナンパされかけたという矢田部達郎――
――珠樹がそれに感づいて離縁の一因になり、
矢田部も珠樹たちのグループから追放された、
オーガイも才能を買っていた美男の学者
――と結婚してたら、どうなったんでしょうね。
まあ、もしもでしかありませんが…。
199無名草子さん:03/05/19 14:58
珠樹は早漏にて候
200無名草子さん:03/05/19 14:59
>>199マジ?
201無名草子さん:03/05/19 15:03
矢田部は岡田時彦(岡田茉莉子の父の超美形俳優)似だったらしい
どこまでも面食いさん(クス)。
202199:03/05/19 15:06
>>200
たしかどっかにそういうことを匂わす記述があった。
203無名草子さん:03/05/19 15:14
パリ遊学時代の新年パーティーで、
マリが隣の人に請われてニューイヤーズキスをしたら
タマキンは顔面蒼白になって、楽しい気分の茉莉を強引に宿に連れ帰り
「うがい汁!」とだけ怒鳴りつけてふて寝したとか。
昔の男とはいえ、同時代の岡本太郎などに比べると
相当に無粋なーり・・・
204無名草子さん:03/05/19 15:19
203プラス
同時代には確かフジタもいたね。
パリの粋を口では謳いながら、中身は旧弊な日本男児だったという。
205bloom:03/05/19 15:24
206無名草子さん:03/05/19 15:39
>パリの粋を口では謳いながら、中身は旧弊な日本男児だったという。
これはフジタではなく珠樹のことね。
まーでも、そういう珠樹みたいな留学生の方が圧倒的に多かったろうとは思われ
207無名草子さん:03/05/19 16:37
>>202
あったあった。
花園の手前でいつも引き返す……とかなんとか。
マリはイッたことないのよ。
下世話スマソ
208無名草子さん:03/05/19 16:54
>>207
その文章覚えてる。じゃ早いと言うよりヘタなのか(スマソ
209無名草子さん:03/05/19 17:17
>>198
 矢田部が追放された直接の原因は茉莉ではなく
(茉莉も危なかったわけだけど)
他の学士仲間の奥さんに手を出したからじゃなかったっけ。
 留学中も、珠樹と違ってパリジェンヌにモテモテだったそうだし、
かなりのヤリチンと思われ。
 でもそれだけに心根も粋かつ大らかで、
珠樹よりは人生を楽しめる人だったとはいえるかも。
「枯葉の寝床」のギドウのモデルでもあるらしい。
210無名草子さん:03/05/19 19:07
青白きインテリ(ヘタ)がヤリチン男に嫉妬するの図か。
いつの時代も男の嫉妬は変わらんのお…
211無名草子さん:03/05/19 19:55
「茉莉さんお乳を飲まれるといい気持ち?」
「それは張っているのを飲まれるからいい気持ちよ。」
「そうじゃなくさ。」
(ドキーン)

「こんどどっかに行かない?」
「行きたいときは山田に連れてってもらうからいいわ(あー何いってんの私のバカ〜)」
「そう…」

不倫のチャンス去る……
212無名草子さん:03/05/19 20:49
茉莉の本ではクソミソに言われてる辰野隆も
東大仏文の元祖で、パリに関するエッセイやらはわりとあるみたいね。
今でも全集が残ってたりしてるけど、山田珠樹は仏文学者としてもダメだったのか?
213無名草子さん:03/05/19 22:02
玉キンは,「鴎外の娘婿(旧)」という肩書きがあっても、仏文の教授になれなかったのかなぁ。
214無名草子さん:03/05/19 22:28
>二度目のダンナも、東京に芝居を見に行っておいで、といって騙して出しておいて
>東京に着いたら、離縁状と荷物が追いかけるように届いたっていうのも凄い。

これ、初耳。
まあ確かに当時としてはぶっとんだ嫁だったと思うが。
現代の実家べったり女のはしりかもしれん。
215無名草子さん:03/05/19 22:49
茉莉さん、パリに関しての半分知ったか入った礼賛エッセイは
あんまりおもろない。
216無名草子さん:03/05/19 22:50
自分が招いたこととはいえ、ちゃんとしたお嫁さんができないことで
かなり浮き沈みの激しい辛い目にも会っている人ではある。
そういう経験も、熟年になってから書き出した小説
(「濃い灰色の魚」「青い栗」「曇った硝子」など)で見事にネタにしているし
決してムダではないのかも。
217無名草子さん:03/05/19 22:56
>>215
ネタもちょっとリサイクル気味だしね。
まー、2年居ただけの記憶のなかで熟成されたパリだと
自分でいってるから・・・婆ちゃん許したってな(^^)
218無名草子さん:03/05/19 23:03
そういえばナンシーが
「ドッキリチャンネルは、テレビ批評ではなく
森さんが赤いものを『青い』と書いても、
森茉莉の目にどう青く映ったかを楽しむべき読み物」
みたいなこと書いてて、なるほどと思った。
記憶が思いこみで繰り返されるうちにどこまで都合良く熟成されていくかも
ある種のダイゴミかも
219無名草子さん:03/05/19 23:26
小さんの『笠碁』みたいなもんか?
何遍も聞いたし聞くたび微妙に緩んできてるけど、始まったらやっぱり
いよっ御大待ってました!みたいな<マリのパリー話
220無名草子さん:03/05/20 10:04
ババアデビューの作家じゃなきゃできない技だよねぇ。
森茉莉リスペクトの小娘ライターが真似しちゃいけません。
221無名草子さん:03/05/20 10:10
それだーれ?>>220
222無名草子さん:03/05/20 10:41
>>212
遅レスだけど、検索してみると東大名誉教授まで行かれたようです。
ギリシア文学やスタンダール研究、ルナールの『にんじん』の翻訳など
結構大きなお仕事してるみたい。
マリさんスレでは悪役のタマキンも、一応ちゃんと頑張ってたということで・・
223無名草子さん:03/05/20 18:06
山田珠樹の名がのちのちの人の記憶にとどまるとすれば
それは結局森茉莉のエッセイによってなのだろうな。

ある意味文学者流の「復讐」だな。
最後に笑う者が最もよく笑う。
224無名草子さん:03/05/20 18:15
大島弓子のネコ漫画(たしか、サバの最初の方)に

「老女と猫 これはあたしの憧れです」

というネームがあったけど
ひょっとして森茉莉の影響かな・・キャラへのちょっと変わった名前の付け方とか。
225無名草子さん:03/05/20 22:12
>218

山本夏彦は
「森茉莉を読むということは森茉莉と契約してそれを許すことだ」
と書いてますね(『最後の女』)
どんなことを書いてもパッパのように「お茉莉、よしよし」
ってな姿勢でいることを要求されるというか。
パッパのドイツ留学は本当は2年なのに、晩年の脳内では8年になってたらしい。
226無名草子さん:03/05/20 22:13
23才OLです。彼氏がHしてくれないので、いつも一人でオナってます。
でも、けっこうオカズに困るんですよね。そんな時見つけたのがYUIS!!
安いし、安心して買えるし種類もいろいろでなかなかいいですよ!
私はいつもバイブモノとかレイプモノ買ってます!

http://www.dvd-yuis.com/
227無名草子さん:03/05/20 23:05
姉の友人が、茉莉の孫と知り合いで、
おばあさまの作品が大好きだと言ったら
「はん!あんの糞婆あ」と…
それを聞いて大笑いしたけど、普通なら
悲愴感漂うよね。
228無名草子さん:03/05/20 23:08
>>225

うーん。山本夏彦が森茉莉について語っていたとは知らなんだ。
とても誉めるようなイメージがないが。
その「最後の女」って文庫本で読めますか?
よろしければ教えて下さい。
229無名草子さん:03/05/20 23:13
「泥棒も記憶違いも、お茉莉がすれば上等よ」
これが言えない人は、森茉莉を読んでもそもそも面白くないでしょうね。
アラばっかりが見えて。
230225:03/05/21 00:40
>228
分春文庫に入ってます(最後のひと、が正しい署名)
花柳界の話に混じって幸田文と森茉莉の父娘エピソード満載。

実は幸田文もよく読むとパッパ自慢はすごいと思うが。
でもあっちは謙遜してても優等生だもんね。両方好きだけど。
231228:03/05/21 03:29
>>230
ありがとうございます。
>>幸田文と森茉莉の父娘エピソード満載
ほうほう。これはまたいいことを聞きますた。

子供の育て方については露伴に軍配があがるなぁ。
まあ、本人が幸せだからいいけど。
232無名草子さん:03/05/21 15:02
マリさんと友達だった萩原葉子の「イラクサの家」を読むと
昔の親っていってもいろいろなんだなーと思ってしまふ
233無名草子さん:03/05/21 15:35
>>232二十年近く違うからねえ。といっても今に比べればそう違いはないかな・・・

類さんが最晩年のマリを訪ねたときのエッセイで
近所で食事してアパートに帰るとき、類も何の話を受けてなのか思い出せないが、
部屋の鍵を開けながらまるで独り言のように
「とうとうひとりだった。」と淡々とつぶやいたというエピソードがセツナヒ
あまりにも強烈な個性ゆえに、
ついによき伴侶に巡り会えなかった今生を総括するかのよう・・・
234無名草子さん:03/05/21 19:43
>188
ごめん、「マリアの気紛れ書き」に書いてあった通りに打ってしまったのだよ。
235無名草子さん:03/05/21 20:07
↑お茉莉が間違えばタイプミスも上等!
236山崎渉:03/05/22 01:33
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
237森マリ汚:03/05/22 06:44
つまりいやな顔文字でいやなマルチポストを振り廻して「山崎■」とわめか
れると朝の気分がこわれるのだ。
238無名草子さん:03/05/22 12:08
NHKアニメの「おじゃる丸」に
昔は大金持ちのお嬢様だった「マリー婆」という人が出てくるけど
茉莉さんから思いついたキャラなのかなあ。
貧乏だけどプライド高く、優雅に暮らしているかわいい婆さんです。
239無名草子さん:03/05/22 13:05
へー、そんなのあるんですか。>>238
>貧乏だけどプライド高く、優雅に暮らしている
これは限りなくクロでしょう。
犬丸りんの絵ならきっと可愛いキャラなんだろーな…。
240無名草子さん:03/05/22 15:30
>>235さんと>>237さんウマイ
241無名草子さん:03/05/24 09:25
おじゃる丸関連のサイトにあったマリーおばあ様のプロフィール。
・・・微妙だな。ココア色とかのセーター着てないし(w
http://www.linkclub.or.jp/~asako55/cast/chara/main_05/mary.html
242無名草子さん:03/05/24 10:53
>>241
直リン(・A・)イクナイ
243無名草子さん:03/05/24 19:45
今日暇に任せて「貧乏サヴァラン」読んでたんですが
茉莉さんはけっこう「健康指向」だったんですね。
毎日15種以上の食品をとるとかご飯はお粥ですこしずつ
健康のための薬もきちんと飲んで
料理嫌いの友人心配して缶詰の洋食(シチューかな)差し入れたり。
父親ゆずり、ていうか
添加物も嫌ってたようだし
80まで生きたのはそれもあったんだろうと思いました。
244無名草子さん:03/05/24 21:19
しげさんは、歩かずタクシーばかり乗って
白いご飯にえびやきすや鯛ばかり食べていたので腎臓を悪くした・・とか
『ぼやきと怒りのマリア』に書いてあった。
だから人ごとじゃなかったのかも。
ほうれんそうの大きな束を一度に食べるとか
高血圧にいけないといわれると卵の白身をやめたりとか、気使ってますよね。
アリナミンとか栄養剤もよく出てきますね。
245無名草子さん:03/05/24 21:27
しげタソ(*´Д`)ハァハァ
凄い美人(*´Д`)ハァハァ
246無名草子さん:03/05/24 21:44
ほんときれいですよねー。女優さんみたい。

卵と言えば、昭和30年代後半の手紙で、
20円のバニラアイスに卵の黄身を混ぜて食べたという記述があるんだけど
これだと確かにいまの100円くらいのチーピーなアイスでもコクが出て美味しくなる気がする
247無名草子さん:03/05/25 00:55
今、NHK教育で「食は文学にあり」再放送してるね。
茉莉さんの「父の帽子」からも引用されてる。
248無名草子さん:03/05/25 00:58
>>247
教えてくださってありがとう!
249無名草子さん:03/05/25 12:20
「記憶の絵」に、戦争が激しくなった頃、毎日アイスを食っていたとある。
金持ちだったんだなあ。
250無名草子さん:03/05/25 16:23
>>59
超遅レスでつまらないことスマソが。あれは、桃割れじゃなくて丸髷かも?
(お見合い写真にふさわしい、桃割れよりフォーマルな髪型)
251無名草子さん:03/05/25 17:49
>>249
戦争さえなかったら一生困らない遺産があったんだろうね。
類が結婚するとき
「類さんは働いていないのに本当にだいじょうぶか?」
と相手の親に心配されて類本人がムッとしてたもんなぁ。
252無名草子さん:03/05/26 00:08
過去の思い出を限りなく美しく面白く粉飾してるのは
読んでて楽しいからいいんけど、同じアパートに住んでる人たちのことを
面白く笑い飛ばす(母ちゃん連は必ずジュースを飲むのである。みたいな)
ネタの中に、時々ヒステリックな感じが混ざっていて、「やっぱり目の前の
現実を拒否したくても拒否しきれない時もあったのね〜」と思ったりする。

>>244
でも高血圧に悪いのは卵の「黄味」
誰かなんとか言ってやれよ、と思った(笑)
253無名草子さん:03/05/26 06:43
鴎外ってなんで茉莉のことをあんな風に育てちゃったんだろうね。
自分で靴の紐も結ばない、髪にリボンもかけられない、着物の帯も締められない
ってやばいよ、それ。

母と妻の板ばさみ、作家と軍人であることの板ばさみからの逃避だったのかね。
子どもをおもちゃのように可愛がるってのは。
なんかどっか壊れたものを感じる。
しかも自分は絶対家庭内の生々しいトラブルに関わりたくないからって
常にニコニコしてるって調子よすぎ。
254無名草子さん:03/05/26 08:25
子育てについては漱石のほうがマトモだったのかね。
255無名草子さん:03/05/26 08:54
日曜日には僕は行かない
256無名草子さん:03/05/26 09:30
>>253
自分で箸も持たないで,口をあけて女中に食べ物を口の中に入れてもらっていた、
というエピソードは,可愛いと言うより不気味だった。
257無名草子さん:03/05/26 11:50
今鴎外が生きてりゃ、「有名作家のヴァカ息子&DQN娘」スレに
きっと書かれてたね。
258無名草子さん:03/05/26 14:25
2ちゃんのない良い時代に生まれたもんだ<茉莉
259無名草子さん:03/05/26 14:35
2ちゃんて未来の森茉莉を潰してたりすんのかもね。
いや、2ちゃん好きだけどね。
260無名草子さん:03/05/26 14:57
>>256
しかもそれを茉莉が半分自慢げに書いているのがますます不気味だった。
261無名草子さん:03/05/26 21:26
ところで森茉莉の命日って、そろそろじゃなかったっけ。
墓参りに行く人、いるのかな。
ファンとか、ジャックとか、亨とか。
妹ってまだ生きてるの?
262無名草子さん:03/05/26 21:51
ジャックは故人
263無名草子さん:03/05/26 21:51
アンヌたんはもうお亡くなりになったような気が.(記憶違いならごめんなさい)
264無名草子さん:03/05/26 21:54
バイト見つけた。1000円くれるってさ。
http://nigiwai.net/windstorm/
265無名草子さん:03/05/26 21:56
>257
故人だけど、そのスレで名前挙がってました・・・合掌。
266無名草子さん:03/05/26 22:25
アンヌたんは柳ミリと接触があったんだよね。
太宰の…なんだっけ桜桃祭?だかなんかで。
267無名草子さん:03/05/26 22:39
アンヌたんの「枯葉色のショール」って読んだことある。
しょっぱなから、親と子の視点の落差、みたいなことが書いてあって
「何て森茉莉と違うんだろう…!」と、どえらいショックだった。
268無名草子さん:03/05/26 22:49
>>253
禿げ同。
文学界では「お茉莉とパッパの関係」が結構肯定、賛美みたいな形で
語られてるけど気味悪い。
幸田文と露伴の関係が気味悪いのと一緒。

富岡妙子辺りが中勘助の美談の裏に隠れた気味悪さを指摘したように
誰か真面目に評伝を書いてくれ、と思ったりする。
269不倫の代償!!ウッチャン慰謝料5000万円?:03/05/26 23:23
270無名草子さん:03/05/27 00:39
露伴と文の場合は
露伴みたいなオヤジはやだ〜と思うけど、
親子関係としては気味が悪いとは思えんな。
271無名草子さん:03/05/27 02:34
>>270
俺もまったく同意。

>>幸田文と露伴の関係が気味悪い
はぁ? です。
272無名草子さん:03/05/27 02:46
男性には分かりにくいかもね。

私は幸田露伴と文の関係が気味悪いというのもなんとなく頷ける。
何といえば言いのか、鴎外も露伴も娘を自分の思う鋳型にはめようとする
強烈な意図を感じますね、私の場合は。
そこが怖い。父なるものの恐ろしさを感じる。
しかしまるで美談のように語られますよね、露伴&文。
文自身もそうとうファザコンぽい。

ところで、はぁ?ってレスって感じ悪いと思いますよ。
自分と違う意見は排除って頑なさが漂っているような気が。
273無名草子さん:03/05/27 03:21
茉莉の場合は違うが、文のは虐待に近いと思うがな。
茉莉は高等遊民で生産性がもともとないタイプだが、
文ほどの者が「女」というだけで、しょーもない結婚をし、
出戻って世間体を失い、生涯絶対父に仕えてた時代は、切ない。
ま、しかし、文学なんてもんは人間の歪んだ魂から産み落とされる果実でもあり。

茉莉はどっちかというとただの偏屈きわまりない変人で、アート系。
文学というよりも生き方がゲージツって感じ。
274無名草子さん:03/05/27 03:47
茉莉と文の親を取り替えっこしてたら凄いことになりそうだね。
275無名草子さん:03/05/27 04:42
生き方がゲージツゥ?
そういう安っぽい言葉でまとめるのが一番やだ。
276_:03/05/27 04:43
277無名草子さん:03/05/27 05:28
茉莉ちゃんって、どっか安っぽいことに命かけてた感じがするけど。
それも本人にはまるで自覚なく。
お耽美派的にいわれるよりも、乙女な妄想で安っぽい現実を生きた
キッチュ加減、あたしはそこが逆に愛おしい。
278無名草子さん:03/05/27 05:47
茉莉さんよ〜、番茶も醤油せんべいも美味しいよ。
279無名草子さん:03/05/27 10:10
かりんとうもネ!
>>267
◎朽葉色のショール
280無名草子さん:03/05/27 11:46
下北沢の銭湯でアルハンブラのバッサンにいる気になれるマリさん・・・
「もちろん目は閉じるのである。
ちりちり頭の中婆さんや地獄の針の山に追い立てられる亡者のような
痩せた婆さんが見えては台無しだからである(引用不正確)」
っていうのおかしかったなあ。

281無名草子さん:03/05/27 11:54
>>274
ワロタ。
ぞうきんが絞れず露伴に罵倒されるお茉莉。(;´Д`)ハァハァ 
282無名草子さん:03/05/27 12:52
>>272
脱線スマンが室生犀星と娘もそうかも。
朝子のエッセイ「三人の女ひと」によると
夏休みの別荘に、ボーイフレンドを招待したいといった朝子に
「おいおい馬鹿いっちゃ困るよ。君のボーイフレンドは僕一人で充分だ」
といって本気で怒った犀星。自分は愛人二人も囲ってた。
それでもパパへの愛慕の情は冷めないどころか、愛人達の方を軽く侮蔑してる朝子・・・怖い。
283無名草子さん:03/05/27 17:53
>>80
遅ですが、あれって、再会後の蜜月時期に発表した「曇った硝子」で
ジャックに愛人がいる事とか妻の悪口を堂々と書いたからジャックや
家族が怒って疎遠になっちゃったのかな?



284無名草子さん:03/05/27 18:48
そうなんだ……>>283
でも、20何年ぶりにジャックがマリさんのアパートを訪ねてきた日の文はいいよね。
玄関に奥さん置き去りで、いきなりマリさんの横に座って
一緒にひなあられを食べ出したってやつ。東大助教授が。
285無名草子さん:03/05/27 18:57
↑その後の現実のことはどうあれ、その一瞬の光景を強烈に焼き付けて
一生反芻しては、ダイヤのように磨き上げていくのがマリさんなんだろうなあ
良くも悪くも
286無名草子さん:03/05/27 20:04
>>277
安っぽい自覚あったんじゃないかな。
自分には文学の重みみたいなものがどうしても足りないとかなんとか
編集者に切々と訴えかけた手紙を読んだことがある。
親友萩原葉子の作品に対する嫉妬もあったし。
意外と本人自覚してキッチュにやってたような気がする。
287無名草子さん:03/05/27 20:54
>>272
フォローサンクス。
言いたいことは大体一緒なり。
文にしろ、茉莉にしろ、親の愛情(が無かった訳じゃないとは思うが)
と言うより「親の思い込み」とか「親の都合」で創り上げられた子ども
って感じがして、それが薄気味悪い。
文なんてずーっと自分が「愛されていない」って飢餓感かかえてた訳だし。
特に露伴の場合は二番目の奥さんと上手く行かなかった挙句の「女性嫌悪」
みたいのを全部文にぶつけてる感じがして、サディスティックなのが
気味悪い。
それなのに文が父親の陰から結局抜けきれず>>273でも言われてる通り
あんなに才能あったのに結局「娘」としての位置から本人も社会も
抜け出させようとしなかったのも。

お茉莉の場合はあのどーしようもない育ちだからこそ、後世の人が
面白い文章読めるわけだけど、「茉莉は何にも出来ないから金持ちがいい。」
って相手を15で決めちゃう辺りも怖いんすよ、鴎外。

>>282
朝子さん(だったっけ?犀星の娘)は結局一生独身だったっけ。
288無名草子さん:03/05/27 21:09
いや、離婚して戻ってきたんだよ。<杏っ子
289山崎渉:03/05/28 16:24
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
290無名草子さん:03/05/28 20:59
萩原葉子も離婚してるよね。
偉い文学者を父にもつ娘たちの共通点。
291無名草子さん:03/05/28 21:04
とみおかたえこと白石かずこもだ!←離婚
あっ、矢川澄子もだ!離婚してないと茉莉と
仲良くなれないのか?
292無名草子さん:03/05/28 21:40
茉莉が萩原家に生まれていたら、
五分ともたないだろう。
「イラクサ」のシリーズはえぐく凄かった。
293無名草子さん:03/05/28 22:06
露伴と文の関係はそう不気味とも思えない。
露伴はものすごく自己中な父親だけど、
あの時代は中流家庭ならどこでも「家長」という重きがあったからね。
まあ露伴はやりすぎだろうが「虐待」とは違うのでは。
また文自信も、父親のやり方を受け止める強さがあったから
露伴もあそこまで徹底したのかと。

文に関して”あれほどの才能があったにもかかわらず”
という書き込みがあったが、
もちろん本人が持って生まれたものもあるが
露伴の元で培われたものも大だと思う。

萩原葉子の場合は明らかに虐待だよなぁ。
茉莉とは関係ない話なのでサゲます。
294無名草子さん:03/05/28 22:14
>>293
受け止める強さというよりあそこから逃げ出す強さを持っていなかったような感じ。
離婚した後再婚もせずずーっと父親に仕え続けるんだから。
共依存っぽい。
295無名草子さん:03/05/28 22:26
>>294
いや逆に弱かったら逃げ出していたのでは?
出戻り後は義母は長野に引っ込んじゃったし露伴は病気だしで
出るに出れない状況も重なっていただろうし、
一概にに共依存なんて言っていいのかしら?
296無名草子さん:03/05/28 22:29
>>295
うん、だって文は自分が要らない子だっていう負い目を
露伴が死ぬ直前まで持ってたから。
要らない子だって思われたくないがための必死の頑張りっぽい。
優等生の看板を最後まで下ろせなかった文の悲劇。

露伴センセも文がいなかったら仕切ってくれる人だーれもいないでしょ。
297合掌:03/05/29 10:20
298無名草子さん:03/05/29 11:04
299無名草子さん:03/05/29 11:30
お墓まいりいこーかなー。
300無名草子さん:03/05/29 11:46
301無名草子さん:03/05/29 15:33
ななななんとご親切に。感涙。
302無名草子さん:03/05/29 18:01
芸術文化センターの近くなんだ。バスで結構かかった記憶あり
303無名草子さん:03/05/29 19:19
(ギド、死んじゃ駄目)
304無名草子さん:03/05/30 09:18
萩原葉子の『輪廻の暦』読んでたら
葉子の母(このアホぶりはここでは略)が、
ヨーコが家族の面倒と執筆の過労で倒れて入院したときに、わざわざヨーコに
「聞いたよ、あんたもう子供生めないんだってね。私なんてまだまだ女なんだから」
っていうためだけに見舞いにきて、そこに鉢合わせした茉莉(森舞子)が、
「いくら女だって60では……。
それに、女の存在意義は出産や恋愛だけではないんですから(引用不正確スマソ)」
ってバシッといってやったところは、かっこよかった。
周りの人にわからないヨーコの苦労を見抜いて、
無遠慮に他人の母へ突っ込みを入れられる茉莉タン偉い。

お墓に英国(イングランド)製チョコレエトでもお供えに行こうかしら。(汚すので持ち帰るけど)
305無名草子さん:03/05/30 09:22
↑しかもこのときヨーコの母の方に近い年だし。
306無名草子さん:03/05/30 23:26
茉莉と葉子を足して二で割ったら、
ちょうどいい人間が出来上がるのではないかと
思った時もありました。
307無名草子さん:03/05/31 05:50
しかし茉莉が家族だったら、やっぱりものすげえアホで迷惑だと
思う。
308無名草子さん:03/05/31 08:05
同意。しかしそういう甚だ厄介な人格のこしらえたおいしい料理を好きな時に
堪能できるのが文藝というものの嬉しいところ。
309無名草子さん:03/05/31 15:07
マリって日本一の斜陽族だと思った。
でも本当にフラ語がペラペラなの?
310無名草子さん:03/06/01 05:37
>>309
いいえ。全然ペラペラではありません。
311無名草紙さん:03/06/01 22:55
復刊の全集買ってしもうた。支払いがあああ。。。
312無名草子さん:03/06/02 18:38
すごいね!
私は前出たときに、1巻と3巻だけ買った。
313無名草子さん:03/06/02 23:59
>>309
華族で貧乏を苦にして自殺された某宮妃の父上が一番かと。
所詮お茉莉さんちは成り上がり。
有閑階級ではございません。
314無名草子さん:03/06/03 01:06
群ようこが、この人について書いてたけど、
ピンとはずれというか・・・・・

階級や育ちが違う人間のことを書こうとするときには気をつけなきゃなあ。

題材も、人を、選ぶよね。
315無名草子さん:03/06/03 01:09
森茉莉に関する論評(短いけど)で一番的を射ているのは
贅沢貧乏の文庫版の解説だと思う。
誰だっけ、あれ書いたの。確か女性だった。
316無名草子さん:03/06/03 01:30
>>315
女性なら、ちくま文庫の方かな?小島千加子が書いてる。
新潮文庫なら吉行淳之介だけど。
317無名草子さん:03/06/03 01:32
>316
そうそう、小島千加子のだ。
中野翠のは論評になってないし。
318無名草子さん:03/06/03 08:28
北杜生の解説が一番よかった。背伸びしてないし。
北さんって、本当に育ちの良いボンボンなんだ、って感心した覚えがある。
作家とどこか波長が同じじゃないと、解説なんて書けないのかもね。
319無名草子さん:03/06/04 13:54
結構ぶさいくですよね。この人。
320無名草子さん:03/06/04 14:18
放置
321無名草子さん:03/06/04 23:09
文庫本の解説で最悪なのが早川ようこだな。
「私は茉莉さんみたいなところがあって・・・」
みたいな解説にかなりひいた。共感もてるように書くのが作家の仕事だろうに。

それに比べればナカノミドリはましだと思われ。
322無名草子さん:03/06/04 23:14
>>321
禿同。
確かに森茉莉好きなのはわかるが早川ようこは読んでてイタイ。
323無名草子さん:03/06/05 09:23
>>321
ま、あれは「作家」じゃなくてタダのお茉莉ファンだよね。
ガイシュツだと思うが、最近は「早川茉莉」名義で書き出し
ているのがアイタタタ。
だれか止めてやるやつはいなかったのか。
324無名草子さん:03/06/05 23:27
>323
確か自分で雑誌作ってるみたいだし、作家とまではいかなくても
編集者・もの書きくらいには思ってそう。
325無名草子さん:03/06/05 23:46
「早川ようこ」でぐぐっても、一件もヒットしない。
326無名草子さん:03/06/06 00:31
俺もそうした、誰? 早川ようこって。
327無名草子さん:03/06/06 00:47
早川暢子さん、だよね。
しかし、この字、「よう」と読めるの?
流暢の暢だから「ちょうこ」じゃないの。
女優にも秋野暢子と書いて、「ようこ」がいるけど、
どうもわからんなあ。
328無名草子さん:03/06/06 01:05
はやかわのぶこ、ではないのか???
329無名草子さん:03/06/06 01:21
>>327
ま、人名だから。
330無名草子さん:03/06/06 05:16
早川さんが編集した「貧乏サヴァラン」自体は面白い。
331無名草子さん:03/06/06 05:33
命日age
332無名草子さん:03/06/06 07:17
この日、通いの家政婦さんが見つけた、だっけ?
それとも見つけたのは四日で、死亡推定時刻が二日前だからこの日を命日にしたのだっけ。
333合掌:03/06/06 09:10
http://www.yomiuri.co.jp/yomidas/konojune/87/87h5d.htm
物故<国内>
87/06/09 東京朝刊 社会面 04段
鴎外の長女 森茉莉さん孤独な死 簡素な身辺、孤高の人 死後2日の発見
 文豪・森鴎外の長女で、随筆家の森茉莉(もり・まり)さん(84)が、八日昼前、東京・世田谷の
一人住まいのアパートで、ひっそり死んでいるのが見つかった。鴎外に溺愛され、その父を活写し
た随筆「父の帽子」でデビュー、ひたすら空想と美の世界を一人、歩き続けた女流エッセイスト。死
後二日経過していたが、六畳一間の“城”で筆をとり続けたその顔は、安らかで、夢を見ているよ
うだったという。
八日午前十一時半ごろ、東京都世田谷区経堂五の二三の二二、フミハウス二〇三号室で、同室
に住む茉莉さんが、布団の中で死んでいるのを、家政婦の高山峰子さん(60)が見つけ、一一〇
番した。
 北沢署の調べによると、森さんはベッドの上で眠るように死んでおり、死因は心不全。死後二日
ほど経過しており、死亡推定時間は六日午後四時ごろ。高山さんが前回訪れた四日には、森さ
んは元気だったといい、九年前から患っていた心臓病から心不全を起こしたと見られている。http://www.mars.sphere.ne.jp/juliette/nenpu.html

http://www.mars.sphere.ne.jp/juliette/nenpu.html
http://archangel83.tripod.co.jp/solitude.htm
334無名草子さん:03/06/06 09:27
しかし矢川澄子『「父の娘たち」−森茉莉とアナイス・ニン』によるとかならずしも「その顔は、安ら
かで、夢を見ているようだった」というわけではなかったようだ。そのへんがまた凄いといえば凄
い。
335無名草子さん:03/06/06 10:00
>>327は馬鹿
336無名草子さん:03/06/06 14:18
今日がご命日ですね。(1987年、享年84、発見は8日)
「大袈裟にみとられるより
『ここ数日見かけないし、郵便物もたまってて、どうもおかしいと思ったら死んでた』
そんな死に方がいい」
と生前おっしゃってたそうですが、まったくその通りの最期でした
337無名草子さん:03/06/06 14:51
合掌
338332:03/06/06 18:51
四日に見つけて二日前に死んだとしたら六日が命日だと計算した私は寝ぼけていたらし。
339無名草子さん:03/06/06 19:05
>>334

死後硬直していて、目も口も閉じさせることができなかったとか。
340321:03/06/06 23:20
えー、すみません。早川さんの名前は「のぶこ」なんですね。
「群ようこ」と「陽」の字のイメージで間違ってたのをいままで気がつかなかった(汗
回線切って逝ってきます・・・
341無名草子さん:03/06/09 17:56
お墓参りいったひとー?
342無名草子さん:03/06/10 10:04
仕事で行けなかった(´Д⊂)
でも、ずっと敬遠してた「甘い蜜の部屋」@ちくま文庫
を、電車の行き帰りと家でかなり読み進んだ
萩原葉子タンが茉莉と同い年になって登場してるのねん・・・
343無名草子さん:03/06/10 21:15
結局茉莉さんの小説は五つですか?
「ボッチチェリの扉」「恋人達の森」「枯葉の寝床」「日曜日には僕は行かない」
「甘い蜜の部屋」。
他にあるかな。
一般には随筆家として知られてたんでしょうね。
もうちょっと早く世に出てたら、て思わないでもないです。
344無名草子さん:03/06/10 21:34
禿鷲とか青い栗とか曇った硝子とか
初期の作品もあります。五つきりではないはず。
345無名草子さん:03/06/12 12:43
初期の作品の暗さはすごいよね。
とてもドッキリチャンネルと同じ作者とは思えない‥。
346無名草子さん:03/06/13 02:01
>>343
「或る殺人」とゆーのもあるでつ。
日本にはカーテンの向こうの生活がない(なんでも白日の下にさらされてしまう)
と怒ってる小説。
347無名草子さん:03/06/14 00:04
すごい、皆細かいとこまでよく読んでるんですねーー
このスレを見て自分はとても茉莉ファンとは言えない
と思いました。顔洗って出直してきまつ
348無名草子さん:03/06/14 00:37
>347
森茉莉はかなり好きだけど小説は文庫のを一度読んだだけだし
内容も描写もほとんど覚えてないです。随筆のほうが好きなので。
私のような森茉莉好きもいるから無問題。

随筆も同じネタループだから「えっと、あの話は何に載ってたっけ」
と思い出すのが大変だ。
349無名草子さん:03/06/16 18:24
エッセイ派と小説派はわりとくっきり嗜好が分かれるようですね。わかるけど。
自分も絶対随筆派!だったのだけど、食わず嫌いはイカンと
最近あえて小説も読んでおります。
でも、344,346さんのいってる初期作品は文庫に入ってないみたい・・?
全集を買うか借りるしかないかな。
350無名草子さん:03/06/17 08:25
小説では「ボッチチェリの扉」が好き。
恋愛模様よりむしろ、大家のババアとか、くたびれた娼婦とか、
いろんな女たちの生活感丸出しな描写が面白かった。
ついでに、これを初めて読んだのが失業中だったもんだから
主人公の“貯金が尽きる恐怖”がリアルに伝わってきた。
351無名草子さん:03/06/17 21:12
私はお耽美小説には興味なかったりする。
甘い蜜の部屋だっけ?ケース入り、薄紙のかかったものを
ブクオフに売り払いますた。
352無名草子さん:03/06/17 21:20
この人の全集と森類の本読んでたらなんでか元旦那(山田さんの方)さんが
好きになってきた・・・この人、茉莉さんのこと好きだったんだなあって。
いくらフランス文学を研究してたって明治生まれの人だもんね、心までハイカラ
になれる人のほうが実際はずうっと少なかったと思うし。
そんな彼が子供の病気もほったらかし、洗濯も掃除も一切せず、仕事から
帰ってきた主人を出迎える事もないし、出かけたら家の事は忘れて帰ってこない。
こんな奥さんと10年近く暮らしてこれたんだから、茉莉さんの事よっぽど
好きだったんじゃないのかな・・・
可愛いお茉莉を本当にしあわせにできるのはパッパしかいないので、
なまじ結婚したばかりにお互いを不幸にしてしまったのかも。
353無名草子さん:03/06/17 21:49
>352
うん。そうだね。私もそう思う。
私はパリでのキス事件、不粋だけど珠樹の苦い気持ちが伝わってきた。
亨に茉莉が母親だって教えなかったのも、こだわってたんだろうなと思う。
本当に茉莉とは感性が平行線のままだったんだろうなぁ。かわいそう。
354無名草子さん:03/06/17 22:08
わかる〜。
亨が後で「僕が父親に可愛がられたのは母に似ていたからだろう」
って言ってて、珠樹、すっごくお茉莉の事好きだったんだなあって
ほろりとしたよ。
お茉莉にとってはパッパとは違う味のお菓子にしか過ぎなかったんだろうと思うと
尚更可哀想な気がしてさ〜。
355無名草子さん:03/06/18 19:04
>>350
この人って意外と下世話な観察眼がすごいと思うんだけど
ドッキリチャンネルなんかまさにって感じ
356無名草子さん:03/06/19 08:51
暑くなってくると
茉莉さんが一日二回風呂屋行って
そのうえバラの香料入りの化粧水(?)だかで体ふいてた
というのを思い出す。
クーラーもない部屋で大量に汗も出ただろうが
それにしてもあのお年(70くらい)で。
でもって部屋は汚い、ていうのがまた面白い。
357無名草子さん:03/06/19 09:55
>356
お気に入りのタオルをベッドの枠にかけたり
夏場座ってるところに敷いたりしてたんですよね。
その色とりどりのタオルの色や模様を表現する言葉がとてもステキだったのだけど
忘れてしまいました( ´Д⊂) 
358無名草子さん:03/06/20 23:19
晩年はクーラーを導入したようですよ。
類が寒いと文句を言っていた。
359無名草子さん:03/06/21 21:34
そんで、コーラが好きなんだよね。
360無名草子さん:03/06/21 21:42
テレビ嫌いはいつの日か♪
361無名草子さん:03/06/22 15:42
>>356
文章で読むから面白い、けど身近にいたらかなりホラーだと思う。
「汚部屋に住んでロマンに浸る怪女」ってことで。

家族じゃなくてよかった。
362無名草子さん:03/06/22 16:36
こういう暑い日には「甘い蜜の部屋」に書いてあった、
林作の夏用のきものについての描写がよかったなーと思い出す。
立ち居の際のサワサワーって涼しげな音が聞こえるようだった。
そういう自分は夏に和服は絶対無理で
タンクトップ+短パンでダラダラ汗をかいてるわけなんだけど。
363無名草子さん:03/06/28 14:42
>362
うん、最近暑くてむしむしするから、林作の立ち居振舞い(の描写)は涼しそう。
後、「贅沢貧乏」の牟礼未里みたいに水割り用のグラスにロック氷入れて
冷紅茶飲みたくなる。
この人寒さには強かったのか(>>358)冬よりも夏の不快感をしのぐやりとり
をよく書いてるよね。
私はクーラー嫌いなんで汗だらだらで夏を過ごすから、冷紅茶はかかせないw
364363:03/06/28 14:44
何か推敲しないで書き込んだら文章へたれ過ぎ・・・スマソ
365無名草子さん:03/06/28 16:15
しかも名前間違えてるよ。牟礼マリアだろ。
でも森茉莉も白雲荘のおっちゃんおばちゃんのこと
コテコテに言っておきながら、自分だって夏になると
シュミーズ+スカートでしょ。
それ、あんたの嫌いな「庶民のおばはん」の典型やんけ、とオモタよ。
366無名草子さん:03/06/28 16:37
いや・・おなじに見えても
マリタンには違う服なんだよ!きっと!
367無名草子さん:03/06/28 18:03
>>366
茉莉ルールの中では「清浄野菜であるマリアがシュミーズ姿になっても
少女の変形と言う形でちっともおかしくないのである」って感じなのだろうけど
他人から見ると怖いだろうね、目がうつろでざんばら髪のおばはんが
深夜奇声を発しながら、皿を洗っている姿。
368無名草子さん:03/06/29 01:03
>>365
>コテコテに言っておきながら、自分だって夏になると
>シュミーズ+スカートでしょ

…茉莉さんの著作を読む前は、彼女について
「夏でも襟の高いドレスを着て、胴をコルセットで締めた婦人」
みたいなイメージを抱いていたんだが(汗)
まあ、こういうギャップも面白いからいいや。
369無名草子さん:03/06/29 01:33
>>365

エッセイのあの辺りはいかにも森茉莉!で面白かった。
自分の勝手で、アパートの廊下を下着姿でうろついているくせに、
すれちがう車屋の方がいかんて話になるんだから。

嫌なら服着りゃいいでしょーとは、この人には言っても無駄なのだ。
370無名草子さん:03/06/29 04:00
>369
まあ一種のメンヘルだからね。
371無名草子さん:03/06/29 09:10
その面減る加減が読んでる方としちゃ大変面白いのでよし。
身近にいた人は随分迷惑したかもだけど、その割に茉莉さんに優しくて、
ああ〜、いい人が沢山そばにいてくれたんだなーってほのぼのしちゃうので
またよし。
この人、周りの人間に恵まれてるよね。
372無名草子さん:03/06/29 16:12
>>371
別に悪いとは言ってないけどね。

気の毒だなと思ったのは類の嫁。
疎開に関してのトラブルで「彼女は別に悪くない」みたいな書き方してるけど
よく読むと茉莉の嫌いな「やったるで」精神の持ち主って書いてあるから
実は悪口なのがバレバレだったりする。
反論の手段を持たない一般人(それも集団ではなく個人)に対して
そういう巧妙な悪口を書くのはやめれ、と思った。ちょっとやり方が卑怯。
373無名草子さん:03/06/29 17:02
>>372
類の嫁なら類が弁護してくれるかもしらんが、
私が同情したのは、近所の某主婦。
「食事に招んでくれたのだが、これが不味くて閉口した」みたいなこと書いてあるんだもの。
こりゃ名指しだよ。
この文が某主婦の目に入った可能性は大だし、
さぞかし嫌あああな気分がしただろうさ。

だからって森茉莉がこう書くのを非難する気にはならないのが、
森茉莉ファンの不思議なところ。
374無名草子さん:03/06/29 17:44
森茉莉って、ちょっとした珍獣だよね。動物園の檻の外から見てると楽しいし、
コミュニケーションとりたくなる。しかし一歩同じ檻に入ったらガクプル。
375無名草子さん:03/06/29 18:06
>>374
コミュニケーションは遠慮します(^_^;)
実のところ道で擦れ違うのもごめんこうむりたい。
376無名草子さん:03/06/29 20:13
世田谷文学館で森茉莉展やってくんないかなぁ
377無名草子さん:03/06/29 20:48
>>373
私は茉莉の嫌な所は嫌だと思うよ。
ファンだけど全部受け入れる気持ちにはならないな。
やっぱり不愉快な文章は不愉快だったりするから。
そうじゃない文章は面白いけどね。
378無名草子さん:03/06/29 21:20
>>376
禿堂。やるべきでしょう。
379無名草子さん:03/06/30 10:10
筒井康隆が、会ったら嫌われそうだから会わないでいる内に死んでしまった、
と茉莉について書いていたのも言い得て妙だな、本当に。
380無名草子さん:03/06/30 11:51
このひと、映画ファンのくせに淀川さんが嫌いだったんだよね。
あの「サヨなら、サヨなら・・」を聞くとぞっとするって,みたいに書いていた。
茉莉は「パッパ」のことだけ延々書いていれば飯の種になる、悪い意味でも苦労知らずの
世間知らずだから,ああいうちょっと苦労人の?、ベタな?魅力が分からなかったんだろうね。
筒井にしても同じだと思った。その辺が,茉莉の少女的感性の限界と言いましょうか。
漏れは結構茉莉ファンだけど、でもやっぱり淀川,筒井>>>>>>茉莉
なのだ。

381無名草子さん:03/06/30 19:45
世間知らず、には同意だけど、苦労は離婚後に相当してると思われ。
温室育ちの茉莉にはあまりに辛い現実だったからパッパとの思い出を書く
事が慰めだったんだろうね。
382無名草子さん:03/06/30 20:26
>>380
長治vs茉莉
見てみたかった・・・
383無名草子さん:03/06/30 20:58
長治のような、半分色町育ちの人間に対しては、階級意識丸出しで食って掛かりつつ、
映画好きなので存在を認めてあげるって感じだっただろうね。
384無名草子さん:03/06/30 23:55
淀川さんの「私には嫌いな人がいません」発言が偽善的で
許せない、とかではなかったっけ。
茉莉にしてみれば、離婚した山田とその仲間から社会的制裁を受けて
そんなきれいごとは信じられないのかもしれないが。

茉莉の真骨頂は役者の悪口だしね。
385吾輩は名無しである:03/07/01 00:17
信楽直也とか牙田錬二郎とか、作家の変な表記が笑える。
386無名草子さん:03/07/01 06:20
晩年の淀川が女性ライターの取材に対してもんのすごい
意地悪だったインタビュー記事があったの思い出した。
あれ、嫌いな人いないんじゃなかったっけ、って思ったよ。
387無名草子さん:03/07/01 07:01
ただ、「女」が嫌いだっただけ。
388無名草子さん:03/07/01 08:15
長冶は,嫌いな映画はめちゃくちゃ言うし,すごくナーバスで、
他人のちょっとした事が気にいらなくなる,だからわざと「他人歓迎」みたいなことを揚げるんだ、
って自分でも言ってた.
でも、没落した両親や,で戻りの姉を食べさせるために、必死で働いてたらしい。
そういう、人を食べさせるために苦労した,ってのは
茉莉には無いわな。
ごめん、すれ違いでした。
389無名草子さん:03/07/01 09:31
マリタンと淀さんの苦労度を比べてもしょうがないyo!
自分を生かしていくために立ち上がっただけでもほめてあげなきゃ・・なんちゃって

>>385
実在の人物も自由自在に変えるよね
いちばん衝撃的だったのは、創作だけど『甘い蜜〜』の
疣山痣子(いぼやまあざこ)
390無名草子さん:03/07/01 10:24
書くものに出てくる変名(?)とか、読んでる物の種類が耽美趣味の人とは
思えないほど下世話なものが多いよねw
びっくりしたのが希樹希林を奇鬼綺喜って勝手に改名したのを読んだ時かな。
キキキキって名前どころか擬音ですらないし、何て強引なんだと。
本人は自分の事令嬢育ちの上品なイメージで過ごしてるけど、実はすっごく
下品っつーか、おやじくさい人なのが笑える。
391_:03/07/01 10:25
392無名草子さん:03/07/01 10:41
>>389
ときに下世話だとは思うけど、
下品だとは思わないんだよねー自分は。
そのへんは読む側の捉え方の違いなんだろうね。。。
393無名草子さん:03/07/01 12:07
変名は『恋人たちの森』の
鎌倉→奥白ってのがなんか好きだわ
法則がわかんないけど風光明媚な奥座敷、古都って感じがする。
394無名草子さん:03/07/01 15:32
>>363
遅レスだけど
冬は、汚部屋でベッド+湯たんぽでぬくぬく…だったみたい。
室生犀星が茉莉の部屋を訪問する、っていう取材が持ち上がって
下宿の女の子と一世一代の大掃除をしたそうで。
(ベッドの下の新聞の地層からキノコがでてきたのはこのとき)
さすがに恩師に汚部屋は見せられないという常識もわきまえつつ、
急激に片づいて、茉莉の小宇宙として機能していた部屋の各配置が消えた部屋を
残念がってたようなことを
小島千加子さんの文章で知ってらしいなーと思いました。
きっと、すぐ元通りになったんでしょうね(^^)
395無名草子さん:03/07/01 20:48
淀長の「私は嫌いな人にあったことがない」発言にかみついた後
淀長のコラム読み直して「なんでああいうことを言ったのか納得した」って
茉莉は書いてたから、まあ嫌いって程ではないのでは。

>>390
ゴシップ大好きだしね。ゲイネタ(オトゥールとオマー・シャリフが
つきあってるとかなんとか)もしつこく書くしね(w
今、オマー・シャリフを変換したら汚マー・舎利腑と出た(w
茉莉ならどう書いただろう。(ってか外国名はいつもカタカナか)
396無名草子さん:03/07/02 03:37
美輪明宏への考察は的を得ていると思う。
山田邦子をべた誉めしてるのはどうかと。
もっと硬質なナンシー、否、テレビ人としては
ナンシーが軟派なお茉莉だったのかしらん。
397無名草子さん:03/07/02 04:47
>>396
的を得ているという日本語は存在しません。
蛙の小便で面ぁ洗って出直しな!
398無名草子さん:03/07/02 10:08
>>396
彼は耽美趣味の所謂「田舎族」そのものだもんね。
口ではご高説を垂れるけれど中身はすごく嫉妬深い、みたいなとことか。

自分を無理に飾らない、素朴な人とか、自分自身の哲学がしっかりした人が
好きだったんだろうね。
だからインテリぶったおハイソな「美人女優」はケチョンケチョンにけなすけど、
自分を落として馬鹿な事もやってしまう人は誉めてるもんね。
399無名草子さん:03/07/02 14:05
田中邦衛=
西班牙(イスパニア)の、
血族結婚のために頭が悪くなった領主に仕えている
ソ「メ」リエ

おもろい
400無名草子さん:03/07/02 17:13
森茉莉ムックに載ってたナンシーの文章、
すげー面白かった。この二人に愛されるとは
さすが田中邦衛。
401無名草子さん:03/07/02 18:01
森進一のような美少年・・
ほんと、どこに書いてたんだろう。読みてー
402無名草子さん:03/07/02 18:10
>>390
「キキキキ」は、キキキリン自身も気に入ってたみたいよ。
昔、いいとものテレホンショッキングに出たときに
「本当は、キキキキにしたいくらいなんです(といって390の字を述べる)」
って確かにいっていたから。キキキリンも改名後の名前だよね。
読んだか、直接話したのかいずれにしても
ドッキリチャンネルのその文章を知っての発言みたいだった。
茉莉たんのことリスペクトしてたみたい。
403無名草子さん:03/07/03 12:11
この人の少女時代の写真見たー。
明治時代って事考えるとかなりの美人だったんじゃないかな。
自分の事「明治の薔薇」ってうぬぼれてたのも分かる肝。
つってもばあさんになってからのこの人はとても見られたもんじゃない
けどw
年取るとぱっちりした瞳もずるそうな細い目になっちゃうんだと
思うと既に今不細工な自分の将来が更に不安になる今日この頃。
404無名草子さん:03/07/03 13:55
>>402
何ヶ月か前、ラジオの長嶋茂雄の番組に樹木希林がゲストで来てたんだけど、
長嶋さんに「あの厳しい、あまり人を誉めない森茉莉さんが、長嶋さんを好きだと書いてらっしゃいます」
というようなことを言っていた。
405無名草子さん:03/07/03 21:05
ミスターは茉莉を知ってるのだろうか‥
406無名草子さん:03/07/03 23:43
いわゆる一つの森茉莉語。
407無名草子さん:03/07/04 00:50
>>403
趣味嗜好の違いだけど、少女時代も顔でかくてのっぺりした驢馬みたいな
顔だなあ、と私は思った。あんまり美人じゃないなあって。
茉莉が大正三美人に名前を上げていた林きむ子さんなんかは
すごい美人だね。
408無名草子さん:03/07/04 07:21
森しげに会ってみたかった。
彼女が森家に嫁いだ時も、姑が「この世にはこんなに美しい人がいたのか」と驚いている。
美の嗜好は人それぞれなのに、
こんな風に万人に「美しい」と評価される女性って、どんな顔していたんだろう?
写真は粗くて、いまいちようわからんのだなあ。
409無名草子さん:03/07/04 11:57
>407
確かにちょっと馬面っぽいね。
表情がないせいか、のぼーっと間延びした感じに見える。
でもあの時代の写真見るとうわ!!って顔の人も多いから
まあ、綺麗と言ってもいい部類だと思うけど(ってえらそうだな。スマソ)
本人、ものすごく写真写りがイイって言ってたから(森茉莉の性格からして絶対
謙遜はしなさそうだし)実物はあんまり綺麗じゃなかったのかも。

それより元旦那の顔の長さにびっくりしたw

>408
森しげの写真見たいんだけど、どの本に載ってるか教えてホスィ・・・
全集は持ってるんだけどしげの写真は載ってないんだよね。
明治を代表する美人とか言われてるくらいだから綺麗なんだろうなあ。
410無名草子さん:03/07/04 21:30
ほんと明治の頃の美人って,この世のものとは思われないよね。
(写真がモノクロでボケ気味なのが良いのかも)
まったくすれ違いだが,シラス正子の母君も,柳の精のやうにお美しい。
先に出てた長冶の2人の姉も,少女の頃から絶世の美女。
モリシゲたんの写真も見たいよー。
411無名草子さん:03/07/04 23:01
しげタソの写真は新潮文学アルバムとかに出てると思う。図書館で見てみ。
412410:03/07/05 00:00
>>411
ありが豚。
413無名草子さん:03/07/05 06:34
シゲさんは別にブスじゃないけど「絶世の美人」てほどではないっすよ。
目がでかくて顔が丸い感じ。
明治の美人の基準って
・切れ長の目に面長の顔の日本美人(時代は下るが九条武子とか、後は芸者の
「ぽんた」や「おえん」系の路線)
・目が鈴を張ったようなパッチリ系で顔がふっくらした初々しい感じ(美人コンテスト
で一位になったことで校長だった乃木元帥の逆鱗に触れて、学習院を退学になった
末広ヒロ子たん、上述されている林きむ子など。)

しげさんはまあ下の系統。でも絶世って程じゃあない。でかい写真が残ってないのが
幸いしてるっつうか話を伝説化させてるっつうか。
414無名草子さん:03/07/05 10:29
これがもりしげタソだ(;´Д`)ハァハァ
ttp://www.avex-io.com/morishige.htm
415無名草子さん:03/07/05 11:48
↑森繁久弥ぢゃないだろうな
416無名草子さん:03/07/05 12:41

   ∧∧
   /⌒ヽ)  ・・・。
  i三 ∪
 〜三 |
  (/~∪
  三三
 三三
三三

417無名草子さん:03/07/05 16:28
わら
418無名草子さん:03/07/06 13:57
この人、所謂「女の嫌な面」が嫌いなせいか、割かし女性に厳しい気もする。
男性に甘いって言うか、女性の気持ちを無視しているというか・・・。
父親の伯林時代のエピソードで「父は18歳だったから街の女を買う必要が
あったのは当然」とか「性病になるのを恐れて母と同居している娘と暮らし始めた」
とか、別に18歳だからって買春する必要はないし(別にやらなくても身体に
支障はないのは医学的にも証明されてる)、自分の身体可愛さに素人娘に手をだした
あげくあっさりと捨てて、健気にも日本にまで会いに来た娘に会いもせずに
追い返した男をさも優れた人類の標本であるかのように得々と書いているのが
なんだかなあ。
(自分以外の)か弱い女性が男のエゴの犠牲になるのを「浪漫だ」と言って肯定
してるのがどうも・・・。
419無名草子さん:03/07/06 15:18
1の「一歩間違えば電波とも取られかねない」ってのは、まったく事実。

森茉莉は結局自分が可愛いだけなので、
お茉莉を溺愛してくれたパッパは理想の男なのだと、そーいう話。

森茉莉の周りの人間には心の底から同情する。
例えば山田珠樹。
「夫とは父親と同じで、愛し甘やかしてくれる存在だと思っていた。
夫の方も愛してもらいたがっているなんて、思いもしなかった」なんて言っているんだもの。
もし森茉莉が男で
「妻とは母親と同じで、愛し甘やかしてくれる存在だと思っていた。
妻の方も愛してもらいたがっているなんて、思いもしなかった」などとほざいたら
おお冗談じゃないマザコン男!!
こんな奴と結婚したら一生後悔するね!!

男の人はこういう発言を読んで、どんな風に感じるんだろう?
怒る? 呆れる? それとも守ってやりたいと思う?
420無名草子さん:03/07/06 17:39
男じゃないけど、あきらめる。
そういう人もいるんだなあと。

つか、ぬけぬけと書くよね。ふつう、隠すよ、そんな本音(w
>「夫とは父親と同じで、愛し甘やかしてくれる存在だと思っていた。
>夫の方も愛してもらいたがっているなんて、思いもしなかった」
421無名草子さん:03/07/06 19:27
「母は西洋の女のように父を愛していた」とか書いてるのにねえ。
それと
>「夫とは父親と同じで、愛し甘やかしてくれる存在だと思っていた。
>夫の方も愛してもらいたがっているなんて、思いもしなかった」
これの矛盾にいっかな気がつかなかったんだろうねえ。

422無名草子さん:03/07/06 21:02
倫理観も自分の都合のいい時だけ欠如してるよね。
仲間の奥さん寝取った矢田部達郎をマンセーして、それに怒った山田珠樹達を
心が狭いとか弱いものいじめだとか・・・。
矢田部達郎は巴里でもさんざん女遊びしまくって(しかも素人にばかり手を出してる
当たり性質が悪い)、ようするに女に節操がない男じゃんね、寝取られた方の仲間
の肩を持つのは普通当然だと思う。
それをちょっといい男で自分に言い寄ってきたからって野放図に誉めるなよって
思う。
423無名草子さん:03/07/06 21:12
普通は隠す。
でも隠さないのが森茉莉。
自分だけは何を言っても許されると思っているのが、森茉莉。
夫を嫌いな自分にも、
主婦を見下げ果てている自分にも、
うっとりと見惚れているのが、森茉莉。
424無名草子さん:03/07/06 22:34
時々感じるのは、しげさんは茉莉と鴎外の関係を「おかしい」と
思わなかったのかなあ、ってこと。
茉莉も鴎外も変な人だけど、しげさんも相当変だよね。
娘のマムコを父に覗かせたり、歯医者に向かって「治療を二分したら
休憩してください。(それじゃ治療になんねーよ)」とか。

一家揃ってなんか欠落した部分があるっつーか。
425無名草子さん:03/07/06 23:09
しげって、今で言う最高裁判所長官の娘なんだよね。
茉莉のエッセイ読んでても、女中も書生もいるにぎやかな家で、普通なら
しっかりしたお嬢さんに育ちそうなもんだが。鴎外夫婦とオト、茉莉の四人の
昼食の時、このお魚怪しいからオトちゃん食べてみてって言ったってのを
読んだ時はひっくり返った。普通生さぬ仲の長男に、もっと気を遣わんか?
426無名草子さん:03/07/06 23:14
>>424
でもそこが面白いところでもある。
お茉莉が珠樹の後を追って洋行する時、船が沈没した時の為に
「上等の浮き輪も持たせましょう」としげさんが言ったのには笑った。
427無名草子さん:03/07/06 23:26
>>425
茉莉はしげを庇って「母は心の底に悪意をためるようなことがない人だ」
的なこと言ってて、確かにそれはそういう一面もあるんだけど
大人になってから「配慮」ってものを出来ないままの状態をキープしてるのは
ある意味ドキュソでもあるのよね・・・。
茉莉の逝っちゃってる部分は、しげから受継いだ要素もかなり大きそうだと
思う。
428無名草子さん:03/07/07 09:11
つーか、しげは「悪意がない」かもしれんが「善意もない」と思う。
もし少しでも善意があるなら継子のオットに対してあの態度はないよ。
オットは鴎外のせいで生まれてすぐ母親と引き離され、ずっと父子家庭
で育って母の愛情に飢えてただろうし、その上一番多感な時期に継母ができる事
になったんだから、好き嫌い以前にもう少し配慮するだろ。
大好きだった父とは(同じ屋敷内とはいえ)別居させ、父の部屋には写真も
飾らせず、腐った魚の毒見をさせる・・・悪意とか言う以前に人間としての
優しさが欠如していると思う。
429無名草子さん:03/07/07 09:27
>>428
そう、しげさんってなんか妙なんだよねえ。
出来の悪い類に対しても冷たいっていうかひどいし。
アンヌたんにたいしても「この子は構ったってどうしようもないから」
と言って放置だし。
アンヌと茉莉の双方に贈られた反物を両方とも茉莉の着物に仕立て上げてしまう
とか、相当ひどい。
愛情のない家庭(機能不全の家庭)で育てられたのかなあと思う。
(まあ明治の家庭を、全て近代の基準で判断するのは無理があろうかとは
思うんだけど。)
鴎外に対する強烈なまでの愛情も、愛に飢えててまず自分が愛されたいという
欲求があってかな、って感じ。

鴎外も自分の都合で子どもを猫可愛がりしてるだけだしね。自分は
悪者になりたくないからすべてしげに嫌なことをさせるというのも
最悪だ。
430無名草子さん:03/07/07 10:24
うん、茉莉りんは嬉々として自分の家族自慢してるけど、
歪みまくってる感じだよね。
429タンの言う通り、近代の家庭と明治の家庭はだいぶ違うのかも。
(勿論今も昔もドキュソはいるし、家庭の事情は様々だろうけど)
中尾彬(この人は全然明治じゃないが)の家も、食べ物がない時代だったのに
ごくたまに食卓に並ぶ肉を長男の彬ががつがつ食いまくり、弟妹達は残り物しか
ありつけなかったのに両親はそれを微笑ましく見ていた、というような事を
本人が自慢するように言っていて、びっくりした事がある。
只でさえ食べ物がないんだったら幼い弟妹を優先して食べさせてやるのが普通
じゃないのか?と。
仮にそんな家庭であったとしても敢えて(自分の恥を)話さないだろうし、話すとしても
「酷い家庭だったんだよー」みたいなニュアンスになると思うんだけど、
違うんだよねー。
431無名草子さん:03/07/07 12:27
>茉莉りん
この呼び方ちょっと受けた。
茉莉が白いワンピースを着て風に吹かれて「いやぁ〜ん」って
やってるとこ想像してもうた。

しげさんが変な人なのには同意。悪妻とかそういう評判は置いといて
なんかもにょる人だ。
鴎外が完璧変なのは研究者も分かってるだろうけど。
432無名草子さん:03/07/07 12:29
スレ違いだが、
「もにょる」って言葉見ると、それこそ「もにょる」。
433無名草子さん:03/07/07 12:37
>432
そいつは失礼。
でも私はもにょらないので使わせてもらうよ。
434無名草子さん:03/07/07 13:12
昨日、図書館閉館間際に駆け込み、文学アルバムゲットー!!
と思ったら「新潮文学アルバム別巻」だった・・・
しげタン載ってなかった・・・今日は休館日だし・・・トホホ
でも鴎外タンの写真は結構載ってた。
茉莉りん(漏れもこの呼び方気に入ったw)の描く鴎外のイメージ
=色白で背が高く優しそうな男性、だったんだけど、・・・うーむ。
がっしりしててむっつりすけべそうなおっさんだった・・・。
どうも明治の美意識はよく分からん・・・。
435無名草子さん:03/07/07 13:30
>434
「明治の」ではなく「森茉莉の」美意識だと思われ
436無名草子さん:03/07/07 14:31
>>434オト著「父親としての森鴎外」の初版本
(ちくま書房だったかな・・古本屋で買ったので出版社思い出せず)
の最初に、わりかし鮮明なポートレートがあった。
いまのちくま文庫にも収められてるけど写真は未確認。
高島礼子+壇ふみ÷2って感じです。
誰に比べれば云々てのは知らないけど、自分はかなり美人だと思った。

ボケボケだけど、伊藤整著「日本文壇史」(講談社文藝文庫)の10巻あたり
森鴎外の再婚について触れられたところの最初にも写真有る。
437無名草子さん:03/07/07 17:09
森まゆみ『鴎外の坂』にもあるね。
私の持ってる新潮文庫版だと345・355・423p。
ちなみに423pには茉莉タソも写っているが顔でかっ!
438無名草子さん:03/07/07 18:51
皆詳しいなあ
436たん、473たん、ありがトン♥
図書館行って見てみるYO!

高島礼子+壇ふみかあ・・・どっちもしっとり美人系でつなあ
439無名草子さん:03/07/07 19:25
>434
鴎外は老成してからいい顔になってくるタイプだよね。
若いときはちょいキモかったりモサかったりして垢抜けないんだけど、
年と共に深みが出てくる。
茉莉はその逆って気がする。若いうちはバスに乗ると乗客が皆振り返る
程綺麗なんだけど中年以降はいかにも下卑た婆さんになってる。
まあ女だからどうしても加齢に対して不利だってのはあるんだけど。
後、茉莉の場合精神的な物が顔に出たって事もあるかもね。
若いときは鴎外から蜜のような愛情でひたされてて、生活も女中に
かしずかれて高級品に囲まれて暮らしてたのが、後年は汚部屋で
食べたいものもままならず安物ばかりの中で暮らしてたんだもんね。
(でもこの困窮した暮らしが茉莉の贅沢貧乏を開花させたわけだから
悪い事ばっかじゃないかも)
440無名草子さん:03/07/07 20:59
ちょっと質問。
森まゆみって、鴎外の子孫??
441無名草子さん:03/07/07 21:13
図書館にあった、明治から大正にかけての美女を取り上げた本
(結構大きめの本でしたが題名忘れてしまいました、次に行った時に調べます)
にも載ってました、しげさんの写真。
ぼやけた写真で撮ってあるのが勿体ないような、鋭利な容貌だったのではと推察。
眉から目にかけての部分がきりりとしてそうでしたから。
442無名草子さん:03/07/08 10:08
>440
どうだろう?でも名前だけ読むと違う気がする。
子孫だったら森ローズマリーとか森マーガレットとかになるはず。
443無名草子さん:03/07/08 11:56
>>440
違います。
森まゆみの「森」は元々は「森橘」と書いて「モリ」と読む
家だったと自分で書いているので。
444434:03/07/08 16:22
遂に新潮文学アルバムゲトいたしましたー!
皆様教えてくれてありがトン
そしてしげタン拝見・・・うーん、微妙かも・・・
確かに「美人だよね」と言われればそうだねえと思うけど、
言われなければ敢えて「美人だ」とは思わない顔かも。
(その辺は好みなんだろうけど)
それより茉莉タンに散々言われてた前妻の登志子さん、
全然醜くないんですけど・・・明治ではこれは醜女になるのか?
登志子タンと比べてしげタンはちょっとは綺麗かもしらんがそんなに大して
変わらんような気もする。まあ写真だしなあ。
それよりか鴎外タンの隠し妻(妾?)の人のがすっきりしてて綺麗だと思った。
まあようするに鴎外タンは面食いだって事ね。
445無名草子さん:03/07/08 16:46
鴎外に妾いたの?しげと再婚の後?
オシエテクダサイ‥。
446434:03/07/08 17:30
>445
登志子タンとの離婚の後、しげタンと結婚するまで(たぶん)ずっと
鴎外タンの世話をしてたみたいだよ。
オットタンが「知識も教養もなかったが忍従の人で優しく美しかった」
とか何とか著書に書いてたみたい。
447無名草子さん:03/07/08 17:36
しげたん、わりと男っぽい美人だよね。
顔立ちがはっきりくっきりしてる。
今の時代だと珍しくもないかもしれないけど、
和風ののっぺり顔(それこそ御妾の人みたいな)とは違うとこが、
あの時代、まわりの人に高く評価された理由かもしれないと思った。
448無名草子さん:03/07/08 18:02
あの時代は割と現代と美の感覚が似ていたのかもって気もするね。
厚ぼったい一重の鴎外は全然もてなかったけどぱっちりした目の
啄木なんかは美青年って言われてたし。
449445:03/07/08 18:02
>446
アリガトン!!
しげとの再婚後彼女は一体どこへ‥。
オットの本読もう。
450445:03/07/08 18:04
鴎外記念館行ったことある人いるー?
451無名草子さん:03/07/08 18:14
>450
ないよー。んでも一度は行ってみたいなあ。
しかし鴎外タン、著作権が切れるまであの茉莉タンを養えるほど
印税が入ってたんだなあ。
日本の文学を代表する一人なだけあってやっぱりすごい。
茉莉タンはパッパのおかげで銀座通い、演劇通い&食道楽が
できたんだもんね。
パッパはえらいのう。
452無名草子さん:03/07/08 19:40
>>442
森ローズマリー・・・有り得そうな所が嫌だw
オットーにアンヌにルイにレオにマックスにああもう・・・って
家系だもんなぁ・・・
453無名草子さん:03/07/08 21:31
鴎外に妾がいたのは有名な話だよね。それも確か鴎外ママンが
世話してやったんじゃなかったか?
この辺も変な家族だと思う。それにママン、しげと嫁姑問題で
ぶつかった時も「顔が綺麗な人なら性格も綺麗かと思った。前の嫁が
不細工で林ちゃんが可愛そうだったのお。」みたいなこと言ってて
それもはぁ?って感じだった。
このお妾さんについては森まゆみが「鴎外の坂」で詳しく書いてる。
それから当時妾を囲ってた奴らの暴露記事を書いた黒岩涙香の
「畜妾の実例」でも読めます。(この本面白い)

鴎外がくっきりした顔が好きなのは、単純に西洋コンプレックスから
くるものだと思われるが。なんでもドイツマンセーだからな。
この辺が上に書かれてたような脚気問題を引き起こしちゃう原因でも
あったね。

>>448
一重だからもてないわけではない。山田美妙とかモテモテね。
単に鴎外が今一つの顔(なんか陰にこもった顔つうか)だからでしょ。

素朴な疑問なんだけど鴎外は子どもの名前を付けるときに、正式名称ではなく
愛称というか俗称でつけてしまうことをおかしいと思わなかったんだろうか。
マックス→マキシミリアン トム→トーマス
なのに。
454無名草子さん:03/07/08 21:42
>>450
鴎外記念本郷図書館なら行ったことあります。茉莉タソの本もさすがによく揃っている。
併設の展示室は小規模だけどなかなか見ごたえがある。何よりも場所が観潮楼跡だ
し(一部遺構あり)。団子坂、藪下の道、根津神社など周辺にみどころも多い。
http://www.city.bunkyo.tokyo.jp/shisetsu/library/ougaikinen.html
あ、展示室は図書館より先に閉まるのでそのへんご注意を。
455無名草子さん:03/07/09 07:54
うむ、鴎外タンの顔は茉莉りんがどう褒めちぎろうが不細工だとオム。
茉莉りんは大好きなパッパに似ちゃったのでおかめ顔。
456445:03/07/09 10:20
>>451.455
アリガトー!!!
457445:03/07/09 10:22
マチガッタ!454さん、有難う。
早速いってみよう。
458無名草子さん:03/07/09 17:38
>>453
「畜妾」ってすごい造語だなあ・・・(それともそういった単語があるのか?)
鴎外さんって結構お盛んなのね・・・それとも明治の男ってそんなもんなのかなあ。
何か森さんのパッパ話を読んでると清廉潔白ってイメージがつよいから。

445タン、2ちゃんだとコテは嫌がる人も多いから気をつけてね
(おせっかいスマソ・・・)
459無名草子さん:03/07/09 18:36
>453
息子の妾を世話する母親・・・うへぇー・・・
何か病んでる脳・・・
やっぱこの家族、どっか歪んでる・・・
460無名草子さん:03/07/09 19:32
そういや
甘い蜜の部屋の主人公の父親にも
外国人だか混血だかの愛人がいたね
461無名草子さん:03/07/09 19:50
>>459
しげも類の筆おろしのために
赤線勧めたりしてなかったっけ。
462無名草子さん:03/07/09 20:26
うーむ。この家系が乱れててる訳ではなく明治が乱れているわけか。
まあ、いつの時代も性事情ってこんなモンかも知れんが。
463無名草子さん:03/07/09 20:29
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464無名草子さん:03/07/09 20:39
しかし男は「ヤる」って事に重きを置く時代だったんだな(社会的な意味で)
医学的に間違った情報でも流れてたんだろうか
別にやらんでも不具になる訳でもないし、玄人相手にヤリまくったからって
テクが上達するってもんでもないだろうに
それとも「男の欲望」に対して社会が寛容だったのかな
「女の欲望」に関してはものすごく不寛容だったってのは感じるが
465無名草子さん:03/07/10 00:33
>>458
辞書にも載ってるよ。
「ちく」の字が違うけど。「蓄妾」
466無名草子さん:03/07/10 05:13
>>464
男の欲望に対して社会が寛大だったんだろうね。
旧制高校の有名な寮歌にも

ハイソサエティのメッチェンと恋をするのが真実の恋であって、
高田原の姐ちゃんと恋をするのは真実の恋ではないと一体
誰れが云えようか。
酒は飲むべし百薬の長、酔うて枕す二本木の宿、醒めては
握る天下の剣。
花は摘むべし山合の百合花、啼鳥は聞くべし老梅の鶯、
女には抱かれるべし これ又 無常の快楽なり。
いざや歌わんかな、浸らんかな、偲ばんかな 我らが若きロマンの歌
・・・・アイン、ツバイ、ドライ サ。

こんな一説があるくらいだし。
女の欲望に対してはヒステリックとしか思えない叩き方をするのにねえ。
(これは今でも不倫カップルの女性が一方的に叩かれるものと通じますな。)
柳原白蓮とか芳川鎌子とか藤原あきとか、ものすごいバッシングを受けた。
467無名草子さん:03/07/10 05:38
「畜」妾はストレート杉だ罠
>>466
×一説
○一節
468無名草子さん:03/07/10 05:45
>>467
変換ミスとかはスルーしてください。
いちいち指摘するレス見るとなんか
PTAのおばさんみたいで萎えます。
469PTAのおばさん:03/07/10 06:07
あら奥様いくらいいレスでも護持がございますと綯えますわよ
470無名草子さん:03/07/10 08:30
>>465
サンクス!
うげぇぇ・・・って単語が結構あるもんだなあ。はあ・・・。
何か森茉莉に興味を持って明治時代の事とか色々読んでるけど、
ほんっと、あの時代に生まれなくてよかったよー。
471無名草子さん:03/07/10 09:14
児玉せきを囲って、(もちろん、雇ったのはおかーたま・・)
再婚のため契約を解消する頃のことを
オトが「父親としての森鴎外」に書いてる。
十代のオトに、妾は面倒だから「ちらしにしておけ」
(=セックスはプロの女と単発でやれ)と諭したんだって。
ろくな教育受けてないせきさんと鴎外は合う話はなかっただろうとも。
472無名草子さん:03/07/10 11:29
母親のことはともかく妾の口自体も
いまよりは大した倫理的抵抗感なくふつうにあったんだろうなあ。
おせきさんって確かバツイチなんだよね
473無名草子さん:03/07/10 17:16
茉莉の嫁ぎ先のお舅さんにもお妾さんいたよね?
粋な料理をする人。
474無名草子さん:03/07/10 18:10
お妾でも芸や躾の仕込みがよくて頭のいいお芳さんみたいな人は
おせきさんのように性欲処理だけでなく、
実質的な本妻の役割も務まったんでしょうね
カキ酢にショウガの角切りを散らしたの、(゚Д゚)ウマーそうだった……
475無名草子さん:03/07/10 18:19
茉莉が山田家でおそるおそる一回だけつくった
「鮭の白ソオス」も興味深い。
鮭の切り身を茹でて、そのゆで汁を
小麦粉とバター炒めたのに入れてのばしてホワイトソースって、
いまから考えると、どないやねん!て感じだけど
好評だったというし、チョト試食したい気もする。
476無名草子さん:03/07/10 18:58
>>350
遅レスですが私も『ボッチチェリの扉』は印象大きいです。
大家の婆さんの、唇が薄いのにねめつくような感じの描写と
下男の裸の乳首が男にしては大きく飛び出してしかも爛れている!(ギャ)という描写を
これらを交互に出して、二人の淫靡な関係をそこはかとなく匂わせるところ
エロかった〜
高校生のときに読んでドキドキしちゃいました・・
477無名草子さん:03/07/10 19:36
>476
そりゃまた嫌なエロさだなw
その辺の雰囲気の描写って上手いんだよなー。
ただの我儘ばあさんじゃないって感じ。

>471
しかしひでーな森鴎外・・・
ほんっとに性処理のためだけに囲ったんだなー。
その辺が鴎外の女に対する意識が垣間見えて嫌だな。
割と女に優しいっぽく振舞ってるけど、所詮その程度って感じ。
怒った時に「毛唐!」って罵倒するのも西洋コンプレックスの嫌な面が
出てる気がして何だかって思うし。
山田珠樹の事「仏文学学んでる割には明治の男丸出し」って
非難してたけど、パッパも同じ穴のムジナですな。
478無名草子さん:03/07/10 19:48
昔は、家=会社みたいな感じだったとすると
鴎外の母のみねさんは、会社
(代々続いた津和野の御殿医だっけ――の家)をもり立てるため
社長(家長=息子)の、下のお世話までコントロールする
優秀なセクレタリーって感じかな。

ところで森家でお医者やって家系を継いでる人いるのかな。オトの息子さんとか?
>>446
「としなどはただ女だというばかりだったが、今度の奥さんは、いやはやありゃあ大変だ」
と、十四歳のオットのいる席で
みねママに笑いながらいったそうな。
これは表向きは「しげは感情表現が豊かで大変だけど楽しい」という意味だけど
うがって聞けば
「しげはsexのとき、あえぎ声とか凄くて積極的」って意味にも取れるわけで・・
母+ローティーンの息子に言うことか〜。
しかもとしさんはオットの母・・
明治って・・もとい鴎外ってゴイスー 
480無名草子さん:03/07/10 20:09
っつーか、「としなどはただ女だというばかり」
って目の前にいる子供の母親の事をよくまあ・・
すごいっつーか鴎外・・・嫌なやつダナ・・・
481無名草子さん:03/07/10 20:11
うーむ。しかしそんなパッパをマンセーしてる茉莉りんってすごうい♥
482無名草子さん:03/07/10 20:37
>>476を書いてて思い出した
『甘い蜜の部屋』のモイラの乳首はネコみたいで(ピンクで小さい)
マムコも豊かに盛り上がってて陰毛の生え方もツヤツヤきれいで
入浴のお世話をするハイミスの教育係が自分の体とひきくらべて秘かに嫉妬する…
みたいなとこもえぐかったッス。
エロな描写は食べ物に並んで印象的。
っていうか自分がそういうとこしか覚えてないのか(汗
483無名草子さん:03/07/10 21:09
>>471
ちらし、ですか。ははははは。

鴎外にとってホントに茉莉は、後腐れのない、いい玩具だったんだなあ。
いい子いい子と甘やかしてりゃ、それですべてOK。
つっかかってくることも、今後の生活の保障を要求することもない、大人しい長女。
484無名草子さん:03/07/10 22:16
当時にしても異常な家だろうことはわかるけど
同じような育ちでもアンヌは賢夫人に育った訳だしなぁ
妾のことはともかく躾については鴎外と茉莉双方に原因と責任がありそうな
485無名草子さん:03/07/10 22:47
>>476
そういうリアルなおぞましさも隠さず書きとめられる観察力って
浅草と下北沢の下宿時代で、磨きがかかったんだろうなーと思える。
486無名草子さん:03/07/10 23:05
美醜さまざまの女の裸の描写なんか、確かに
銭湯での観察で培ったのかも。
487無名草子さん:03/07/11 07:43
銭湯で、湯船からこっそりと
洗い場にいるきれいな娘の体を舐め回すように見ている
ゲスなバーサンのことを「贅沢貧乏」で書いてたけど
それはマリたんも絶対やってるだろ〜。
488無名草子さん:03/07/11 08:26
>487
つーか茉莉たんこそやってたんでしょうw

>482
モイラってほんとに茉莉たんの偶像だよね。
でも私はあんまりモイラに魅力感じないんだよなあ・・・。
身体描写も単なる子供にしか見えないし、うーん、綺麗なお子さん
なのね、くらいで、モイラにことごとく参っていく男達が
ただのロリコンに見えてしまう。
父親との近親相姦的なのは秀逸だと思うけど。
(好き嫌いはともかく、納得できるというか、その歪み具合を上手く
エロスにまで高めているというか)

関係ないけど、マムコって盛り上がってる方がいいモノなの?
489無名草子さん:03/07/11 08:42
>488
形にもよるんだろうけど、
いろいろなタイプのなかでも、見た目もグワイも最上とされていたかと。<下品でスマン
すごいと思うのは、その魔性のパーフェクト(と思われる)ボディの描写のすぐ前後に
それを見ている教育係のおばさんの、衰えきったボディの描写を
これでもかというくらいリアルに見せて、残酷なまでに明暗をつけてるとこ
視覚的な文章だけに強烈ッス
490無名草子さん:03/07/11 08:54
茉莉タンが元旦那につけられたあだ名の意味が分らん
「醤油樽」ってどういう意味なんだろ
樽のようにお腹が出てたって事?それとも中身が醤油のように
黒い(腹黒い)って事?
辞書調べたけど載ってないし。。。
491476 482 489:03/07/11 08:58
あのーなんか、昨日からマムコだの何だの下品ですみません
もう出勤なんで、ご不快の方、ご遠慮なく他の話題に移って下さい・・それでは
492489:03/07/11 09:01
と思ったけど>>491さんへのレスが
自動的に下品になっちゃうのでこれだけ トホホ
醤油樽の注ぎ口って横についてて、、
常に栓をしてないと醤油が漏れちゃう
=男なしでいられない女=淫婦、というかなり侮辱的な呼称です
493490:03/07/11 09:12
>492
ありがトン。。。
そんな意味だったのかー
てっきり茉莉タンが太ってきたのをイジワルで言ってるのかと
思ってまつた。。。

今日は暑くなりそうだねー
「贅沢貧乏」みたいにロックアイスを水割用のグラスに入れて
冷紅茶飲もうっと♪
494無名草子さん:03/07/11 10:37

『贅沢貧乏』の下北沢時代は
リプトンのティーバッグが最高の贅沢って感じで出てきますが
その昔、マリタンが女学校から帰って、
青木堂のイタリアン・ウェファースと共に、
角砂糖を一個半落として三時に臨んだそのお紅茶は
リーフティーだったんでしたっけ……?

あと下北沢の氷屋さんで買う「ダイヤ氷」
何かすんごくおいしそうだけど、
いまはないのかなあ。
495無名草子さん:03/07/11 10:58
>>488
>モイラにことごとく参っていく男達
幼女の頃から
百合のような強烈な芳香がしていて
自分に惚れた相手を精神的にいたぶろうと悪巧みをしたときに
一層その香りがきつくなるとか……それでイチコロだって。すげ。
モイラ、妖怪じゃないならワキガ……違うか
496無名草子さん:03/07/11 12:09
なんかページが進むごとに
人間離れしていくよねモイラって。
497無名草子さん:03/07/11 12:36
モイラの描写はハイパー過ぎて現実味が全然感じられんよ
マリたんも実際「モイラみたいなのは現実にはいない」みたいに
言ってたしなぁ

西洋で尊ばれる(あの時代の日本じゃ淫婦扱いだと思うので)
「悪女」を極めたのがモイラだったのかも知れんがまるで
マトリックスのごとく現実感がないので漏れはイマイチ好かん

>495
>モイラ、妖怪じゃないならワキガ
ワロタw
498無名草子さん:03/07/11 12:56
今森茉莉の恋人たちの森読んでいるんですが、
パウロってギドウが勝手にそう呼んでるだけなんですね。
本名はばりばり日本人だし、ギドウのように混血なわけでもないし
いくらつばめ(男同士でもこの表現なんでしょうか)だからって
名前を勝手に変えるってちょっとおかしいような気がするんですが・・・。
そんな細かい所ばかり気になって物語りにのめり込んでいけない
のが作品そのものが好きなだけに歯がゆいです。
499無名草子さん:03/07/11 14:38
>498
その非現実的な名前こそが、
服から家から食事から石鹸に至るまで
茉莉好みのアイテムで綿密に構築された
あの絢爛な虚構世界にのめりこんでいくキーだと思うんですけどね…
「瓶ごともってこさせたキャヴィア」とかさ(W
500無名草子さん:03/07/11 14:49
>>488
モイーラ=ロリータと韻を踏んでいると
『ぼやきと怒りのマリア』のなかで
小島さんへの手紙で説明してたよ。
だから魔性のロリータで
あながち間違いでもないんじゃないかな
501無名草子さん:03/07/11 16:07
>>497
1960年代前後って
ジャンヌ・モローとかBBとかが演じる
男を破滅させる運命の女みたいなヒロインの映画が多かったような
それを自分にして、舞台も大正時代の日本に設定したと…やるう〜
502無名草子さん:03/07/11 16:27
>498
ハイドとかガクトとかも本名はばりばり日本人のはずですが・・・てのはおいといて
それに慣れてのめり込むか、読まないかしかないっていうか・・・。
のめりこめないなら、我慢して読んでもつまらない小説だと思いますが・・・。
503無名草子さん:03/07/11 18:36
>>494
お茉莉が実家に居た頃飲んでいたのは
リプトンの青缶と書かれていましたな。
茉莉の思い出のティータイムの描写に心引かれた私は
実際に青缶(今もある)買ってきて飲んでみたんですが
びっくりするくらいマズーでしたわ。
うちの母親曰く、出がらしの味・・・
当時としては高級品だったのかもしれませんが、
今となっては、その辺で売っているティーバッグの方がずっと美味しいです。
504無名草子さん:03/07/11 19:56
>>503さん
レスサンクスです。
ふーん、今もあるんですね。でまずいんだ。ぜひ飲んでみたいなー
名称は何ていうの?「青缶」じゃないよね?

なんてことないティバッグから「ハヴァナの薫香」まで
嗅ぎ取ってしまう茉莉(・∀・)イイ!!
茉莉タンくらいの強力なで鮮明なイマジネーションがあれば
マトリックスの世界では最強だろう……。
505無名草子さん:03/07/12 08:13
>503
マリタンの描写読むとすごーく美味しそうに見えるものって多いよね
でも実際試してみるとうむぅ?ってのも案外多い気がする
その辺は時代の違いって事で仕方が無いのかなあ
鮭のゆで汁入りのホワイトソースとか、チョコレートを削ってグラニュー糖と
混ぜたものとかビスケットにジャムやらチーズやらはさんだものとか
一応全部やって見たものの、うぎょ!マズーって程じゃないにしても
生臭いよーとか、こりゃ子供の食いモンだろ、とか別々にして食った方が
ずっと美味いYO!とかでした
ま、料理って匙加減が重要だから、料理上手のマリタンが作ると陶然となる
ものになったのかもね
506山崎 渉:03/07/12 08:17
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 ̄\(  ^^ ) (つ  つ / ̄ ̄  ┃....    .|;|レ'      .(_;);;.| -〜、 .┃
|\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| ̄   ┃. ::;〜⌒^^⌒⌒´⌒` ̄ ̄ ....:: , ⌒~┃
|::::.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|    ┣━━━━━━━━━━━━━━┫
|::::.| . 山崎渉ニュース (^^) | .|_  ┃..と〜けたこおりのな〜かに〜♪ ┃
\.|__________|/  ......┗━━━━━━━━━━━━━━┛
507無名草子さん:03/07/12 09:11
最近茉莉の小説も読み始めたんだけど(今までエッセイのみだった)
大抵の小説に矢田部達郎が出てくるねw(勿論本名ではないけど)
主人公達を苦悩に陥れる役から少女を性の目覚め(?)に導く役から・・
よっぽど好きだったのかねぇ
エッセイでもマンセーしまくりだもんな元旦那の事はけちょんけちょんなのに
しかも2度目の旦那に至ってはどんな男だったのかすら書いてないしw
矢田部自身(著作や本人の容貌・心理学者としての功績)を全然知らないので
単なる女好きのチャラ男にしか見えんのだが・・
508直リン:03/07/12 09:15
509無名草子さん:03/07/12 10:08
>>507
ていうか、設定が基本的に身近にあるものを多用するのが
まりりんの特徴なんだよ
大体出てくるのが東大の助教授or教授(しかも仏蘭西文学)
とか心理学の助教授or教授、ようするに学者ばっかなのよね
やぱし書きやすいんじゃない?特にまりりん自身の恋愛経験は
パッパしかいないから他は想像するしかないしさー
510無名草子さん:03/07/12 12:37
モイラはあの後どんな人生を送ったのかなー。
林作パパは先に死んじゃって
少女のような容色を保ったままモイラも40歳くらいで死んじゃうか。
案外小説なんか書き始めたりして
511無名草子さん:03/07/12 13:11
512無名草子さん:03/07/12 13:46
>>511
507タンじゃないけど、サンクスコ!
おお〜、やぱし二人共ちゃんと名を残してるんだねー
まりりんの手にかかるとばっさり切られちゃうけど
(矢田部タンはマンセーされてるけどw)
著作を読んでその道に進むようになった人とかいるんだろうなー
513無名草子さん:03/07/12 19:48
矢田部達郎の顔みたいねえ。
写真とかないのかな。
なんとなく、「えっ、これ?」
てなかんじで激しく肩すかしくらいそうな予感。
514無名草子さん:03/07/12 20:27
岡田茉莉子の父、岡田時彦に似てたと茉莉が書いてた…
と、前の方のレスにあった。
もし本当なら、かなり正統派の美形ですな。
ちょっとずれててもパリでももてたスケコマシなら
それなりのルックスだったと思われ。
うん、岡田時彦のギドウと、たとえば美輪明宏(註:19歳時)のパウロならきれいなカップルね。

カワデムックにも、山田珠樹さんの写真はあっても矢田部さんはにゃい。
「さすがに不倫しそうになった相手」なんていうキャプが
不可避でつくとわかってる人の家からは、借りられなかったか・・・

岡田時彦主演映画は、
小津の『その夜の妻』だったら大きいビデオ屋にはあるかも。
515無名草子さん:03/07/12 20:28
×「さすがに不倫しそうになった相手」
◎さすがに「不倫しそうになった相手」
516無名草子さん:03/07/12 20:36
ちなみに、もう一つのギドウのモデル、
ジャン・クロード・ブリアリはこんな人↓
ttp://www.fmstar.com/movie/j/j0195.html
パウロはアラン・ドロン。
この二人が一緒の写真から話が思い浮かんだんだよね(たしか)。

茉莉の、
雑誌の写真から話が思い浮かぶ
(だから気に入った切り抜きをシコシコ切り抜いて部屋が地層化)
という創作方法は、なかなか面白いと思う。
517無名草子さん:03/07/12 21:50
>>494
これじゃないかな? <ダイヤ氷
ttp://www.kh.rim.or.jp/~yauchi/104.htm
518無名草子さん:03/07/13 03:25
>>477
確かに今の価値観からすると、妾に対する扱いはしどい!ってなるんだけど
明治だとそれでも普通だったりするんだよね。むしろ円満解決(トラブルなく
手切れした)んだから、マシな方かも。
何せ妻妾同居させてる人もいた時代だからねえ。
鴎外(というより明治の男性の殆どか)にとって女性は家庭にいる妻や子ども、か
芸者、娼妓の2パターンしか認識できなかったのだろうなあ。
貧しい女性観。でも妻と話が合わないって結局は男性自身の不幸も招く原因なのに
つい最近まで「女は世間知らずの方がいい。」って価値観まかり通ってたよね。

>>478
オトさんの家系が引き継いでらっしゃったと思う。

茉莉タンって同じ話を何度も何度も書くけど、年とって記憶の細部がぼやけてくるのか
お芳さんの作った牡蠣も「上にウドを散らした」って書いてるものもあるよね。
絶対生姜だと思うんだけどねえ。
519無名草子さん:03/07/13 06:58
ウドバージョンもあったのかも。
けど季節はギリギリだなぁ。
520無名草子さん:03/07/13 11:26
そうだねえ。
鴎外パッパの渡欧も4年間が8年間になってたり戦争行った間に自分が生まれた
設定になってたり(マリタンが1歳の時に行ったんだよね)、パッパが結婚した年齢が
40歳→48歳になってたりw
割と自分の世界に合った(都合のいい)設定に変更されてるよね。
だから矢田部達郎もものすごーく美化されてて、顔写真実際に見たら
ショボーンorザケンナゴルァ!になる予感がするのよね・・・
521無名草子さん:03/07/13 12:31

>>520
岡田時彦で納得してあげましょう。
522無名草子さん:03/07/13 14:30
「森雅之なんかが正統派の美男子ですって顔してるのを見ると
プって思っちゃう(もちろん、この通りじゃないけど)」

ってどっかで言ってたから
もっと彫りが深い顔が好きなのは確かなんじゃないかな
523無名草子さん:03/07/13 14:55
>>516
うーん・・濃ゆーい〜
524無名草子さん:03/07/13 17:07
>>520
矢田部さんのルックスはきっと思ったほどではない説に、ネスレエチョコレエト
五個分賭けよう(w
私は旦那の珠樹タンの写真見たことなんだが、彼はどうなのかすぃら。

茉莉タンの細部脳内作り変えネタとしては、他には
・妾のお芳さんに「うちのが近頃遊んで困る」と珠樹の姉が言ったら
お芳さんが「遊ぶの」と皮肉な口調で・・・というエピソードが
別のものでは、茉莉タン自身がそう言ったら、お芳さんが皮肉な口調で
聞き返したので、なんとなく困ってしまって黙ったって風に
なってる。
茉莉タンが言ったってのが真相では・・・という気がする。
525無名草子さん:03/07/13 17:19
河出mookで2枚見れますよ。<山田珠樹
笠智衆を若くして、ちょっと意地悪そうにして
細い口ひげを生やした感じです。
頭は大きめだけどスーツも着こなしてるしすっきりハンサム。
526無名草子さん:03/07/13 21:03
うん、いじわるそうw
つーか目つきが今の男性には中々いないくらい鋭いよね。
マリタンが「暗い光をたたえてた」みたいに書いてたけどその通りな感じ。
でも割とカコイイと思う。
これで大金持ちの息子な上に東大首席ってまさに「お茉莉の王子様」だよねw
俗物思考のパッパが気に入ったのはよく分かる。
527無名草子さん:03/07/13 21:46
>526
そうだね。でも、そうパッパの思惑通りにはうまくいかなかったと・・

「茉莉は、本当に独りになってから、やっと自分の足で動き始めた人間である」
って自分のこと書いてたね
自分がいくつになっても社会性ゼロのDQNだってことは
痛いほど自覚があったと思われ・・

タマキンが、パッパと同じくらい茉莉を溺愛するキャラで
うまく、幸せに添い遂げていたら
お茉莉ワールドは花開かなかったし・・

ある意味、影の貢献者かも。
528無名草子さん:03/07/13 21:54
もう一人のDQNっ子、類にとって
「類ちゃん、男は東大くらい出てなきゃこの先、生きていけないゾ!」
みたいな「激励」を何の迷いもなくくり出してくる義兄は、
かなりコンプレクスを刺激される人だったみたい・・
ワラ(っちゃいけないんだけど…プププ
529無名草子さん:03/07/13 22:16
類で思い出した。(一応さげ)
たぶん、80年代のなかばくらいだと思うんだけど、
鴎外としげが主人公のドラマがNHKでつくられて
そのとき、ドラマ化の了承と、子供から見たよりリアルな時代考証を兼ねて
類のところにnhkスタッフと鴎外役の俳優(佐藤慶)が来たんだって。
そのとき、鴎外はこうだった、ああだったと一生懸命説明したんだけど
「死んだとき10歳だったアンタに何がわかる」
みたいな調子で全然相手にしてもらえず
以後は完全無視で放映まで連絡がなかった、そうな。
で、放映されたのを見たら、鴎外はもとより、しげ役の女優・藤真利子が
すんごく気に入らなかったらしい。
その理由が「家にずっと女中を置いていたので、
女中とそうでない女性の区別くらいはつくつもりだが、
あれは全くの女中顔」だから・・・らしい。
確かになんか子供心に陳腐なドラマだったのでご愁傷様だけど
女中顔がわかるなんてさすがお育ちだなーと思っちゃったYO。
女中を置く暮らしなんて知らないもんね・・・・
まりたんのいう、「お千代お花の顔」もそうなのかなー。と思った。
530無名草子さん:03/07/13 22:40
お茉莉の「女中顔」のたとえは、
「千葉県のもよでございます」だったような
531無名草子さん:03/07/13 22:57
まあ確かにな…
「家政婦は見た!」の人が上品で美しい奥様役とか演ってると
驚くもんなあ。
532無名草子さん:03/07/14 01:33
>>529
鴎外のドラマ…おぼろげに覚えている。

不律が死んで、茉莉が安楽死させられそうになった、百日咳のエピソードがあった。
ドラマの中では、鴎外の母→鴎外→しげの順でこの案が通ったんだよね。
しげは「い、いやでございます、そんなの!」と抵抗するが聞き入れられず、
考えた挙句、実家の父に手紙を出す。
で、あわやというところで、父親がとびこんできて、茉莉は安楽死を免れると。

茉莉のエッセイでは、安楽死に積極的だったのは、むしろしげの方だった。
この通りにすると鬼ママみたいになっていかんのだろうな。
533無名草子さん:03/07/14 08:53
>528
タマキンはすごいガリ勉タイプでもないみたいだし(つっても人並み以上にはガンガったん
だろうけど)、普通に東大首席だったって感じだから、別に悪意マンマンで言った
わけじゃないんだろうね。
素で義弟にハッパかけてたんだろうなあ。
これはほんとに人種の違いって感じで類タンが可哀想だねw(笑っちゃいかんが)

>532
しげタンのDQNっぷりはあの家庭の不思議加減を知ってる人じゃないと
痛すぎるからね・・・
あの家庭の中にいるとさして際立った人ではないけど、一般人の人の感覚
に照らし合わせたらすごいヒドイ人な気がする。
534無名草子さん:03/07/14 09:41
>>527
茉莉たんって本当に遅咲きの作家だよね。
若い頃はただお嬢さんお嬢さんしてただけで無駄飯食い、
しかもグルメで我儘で気取ってて、他人に対しての配慮もないし、
交友関係も家族のみでほとんど友達もいなかったっぽい。
それが人生老年になるやびっくりするような世界観の小説を書き上げたん
だからねぇ。
無駄飯食いが無駄ではなかったんだよね。
535無名草子さん:03/07/14 09:55
でも類たんの時代って確かに「男は東大出てなきゃ意味ない」的価値観が
幅を利かせてたから、ほんとに辛かっただろうねえ。
茉莉は女だから言い訳効くけど、類は後妻の子どもでオトちゃん優秀だから
余計にな。
しかし生き残った三人の子どものうち二人が社会性ゼロのドキュソって
やっぱり鴎外&しげ夫婦の家庭は・・・
536無名草子さん:03/07/14 10:56
>>534
>交友関係も家族のみでほとんど友達もいなかったっぽい。
うん。それが一人になって文筆の道に入ってからは
池田満寿夫だの富岡多恵子だの白石かずこだの
若いアーティストたちの集まりに飄々と顔を出す交際家になるんだもんね。。
ふつう老年にさしかかった女性なんて、
年相応に自分自身に線引をしちゃって
子供より若い人たちの群れなんて、
用がない限りは近寄らなくなっていくと思うんだけど。
アパートでも、みいちゃんという中学生の女の子と一番仲良しだったというし
本人はそういう風にしか生きられないんだろうけど、
何気にすごいなーと思うことではある。
537無名草子さん:03/07/14 10:58

同じ遅咲き作家のヨーコベエ(といってもかなり年下だけど)と
赤ちょうちんの入り口で、思い切って入るの入らないのってモメモメしてる描写
小さな女の子二人が冒険(はじめてのおつかい系の)してるみたいで
なんか可愛くて笑っちゃったYO。
538_:03/07/14 11:00
539無名草子さん:03/07/14 12:15
>>536,537
禿同。
普通なら若い盛り(10代から30くらいまで)の方が交友も広くて
友人や恋人と銀座通いをしているはずだろうにね。
マリタソはいっつも一人、たまに知った顔に会ったとしても弟のルイタソだもんね。
本人「脳みそはいつまでも新しい」って言ってたけど、本当だとオム。
後、いわゆる「普通」の女性が嫉妬深くて遠まわしに針を含ませたような
お世辞を言うのがすごく苦手みたいだったから、そうじゃない、
「普通ではない」女性達(天才と言われた白石かずこなど)とは案外
気が合って気兼ねなく友人付き合いができたのかも。
結構普通の女性(に限らず男性もだと思うが)って自分の周りの人間が突出するのを
嫌うというか、自分と同じランク(若しくは自分より下のランク)にまで
引き摺り下ろしてやろうってこっそり足引っ張る人、多いじゃんね。
マリタソはそういう「悪意」の毒気にあてられるのがすごおく嫌だったんだと思う。

晩年はマリタソの周りは優しい人ばかりが集まってて、マリタソを大事にしてくれて、
マリタソ、良かったよね。
540539:03/07/14 12:17
すごい読みにくかったね・・・スマソ
541無名草子さん:03/07/14 12:25
>>539
>「悪意」の毒気
デビュー時期が似ていたこともあって、
室生朝子とヨーコと茉莉で、「父の娘」トリオっぽく
もてはやされたことが一時的にあったらしいんだけど
朝子さんとは、徐々に朝子さんの取り巻き連に意地悪されて
疎遠になっていったとか。
(被害妄想もあるかもしれないけど、
ヨーコには、ライバルとしての嫉妬はあれども、そういうドロドロの葛藤はなかったみたい)
542無名草子さん:03/07/14 12:44
>518
>鴎外(というより明治の男性の殆どか)にとって女性は家庭にいる妻や子ども、か
>芸者、娼妓の2パターンしか認識できなかったのだろうなあ。
>貧しい女性観。

ホントーに関係ないけどここ読んで
森喜朗さんとか、山崎祐さんとかを連想してしまったッス
543無名草子さん:03/07/14 12:45
たまきん写真ミターーーーー!!
おおぅ!スカシタ奴だぜ!
気取って口も利かない茉莉りんとはお似合いだね。
でも割と好みかも・・・ポ
544無名草子さん:03/07/14 12:54
>542
明治っていうか、平成の今でも多いよね、女性観の乏しい男。。。
結局は男性自身にもマイナスになると思うんだけどなあ。
しかも自分の子供にもほぼ確実に継承されていくし。
むむう、ドキュンスパイラル。。。
545無名草子さん:03/07/14 18:33
>>543
たまきん・・・ワロタw
森茉莉はむちゃくちゃ最低な男、みたいに書きまくってるけど、
割と優しかったんじゃないかなーって気がする。
パッパみたいにでろでろあまあまではなかったかも知れんが、
とりあえず森茉莉が10年くらいは一緒に居られたわけだし。
最愛の恋人の息子とは6年でしょ?
事情は多々あったかもだけど、あのワガガガモノの森茉莉が
10年一緒に添い遂げたんだから普通の男より余程忍耐強くないともたんよw
546無名草子さん:03/07/15 04:34
>>545
でも醤油樽はねぇよ。悪口いいふらしたりさ、陰湿すぎだよ。
実際茉莉と森家の人達は、数年間隠れるようにして生活しなきゃならなかったんでしょ?
(お茉莉は芝居だ銀座だと出掛けてたみたいだけど。社会生活という意味で)

類が書いた本(森家の子どもたちだっけ?)の中に、茉莉のことを書いたある部分が
大問題になって、まず編集長が止め、茉莉に相談し、茉莉は泣いて抵抗し、
結局削除されて刊行され日の目を見なかった、“化粧の話”ってどんな内容だったか
知ってる人いますか?
547無名草子さん:03/07/15 08:25
えーとね、マリリンは鼻がテカってるのを気にしてて、
化粧をする前に針で毛穴をつついて油を出し、丹念に油取紙でふきとり、
その上から白粉をはたき込んだ、じゃなかったかな。
今でこそコメドが〜とかいちご鼻〜とか言えるけど、
昔は女性の秘め事としてこっそりやってた事だったと思うので、
特にナルシストで自尊心が強く見栄っ張りなマリリンにとっては
耐えがたかったんでしょうなあ。
548無名草子さん:03/07/15 08:58
>546
当時、女性に不倫のレッテルを貼るのは
いまよりも遙かにシビアなレベルの社会的抹殺に等しかったでしょうからね・・
549無名草子さん:03/07/15 09:52
お茉莉さんて案外立派な、日本人にはめずらしい立体的な鼻をしてるのよね
お母さんの志けさんの斜め横からの写真見たらそっくりで
鼻はよく受け継いでるなーと思った。
二人ともおでこから鼻筋がパーンと秀でてて、日本髪に合うのよね
お歳を召してくると「桃屋」の三木のり平になっちゃうんだけど(ゴメンネマリタン)
550無名草子さん:03/07/15 09:55
なんか半裸で化粧する姿を
猿(ましら)とか、女怪とか、ひでー!!!
類いくら天然だからって、そこまで言うなよと
茉莉にかなり同情しました。泣きっ面に蜂‥。
551山崎 渉:03/07/15 11:19

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
552無名草子さん:03/07/15 12:27
うーん、でも自分の家族って綺麗とか可愛いとか特に小さい頃は
良くわかんないし成長しても中々実感湧かないし、
男の子にとって女性の化粧はどっちかっていうと
気持ちの悪いものだしね。(した後の顔が綺麗だと思うかは別問題)
しかも茉莉タンは気取りまくって口も利かなかったくらいだから、
余計そんな事思ったのでしょう。
男の兄弟なんてそんなもんだと思う。
553無名草子さん:03/07/15 13:45
類の、そのトラブルに関する原稿読んだけど
「姉たちが家族のことを詳細に書いてるのに
自分が書いてお金を得て悪いことはないのに
なんで自分だけ……」みたいな調子で
552のいうような無邪気なイメージじゃなくて
もっと恣意的な暴露って感じだった
まあ、そのお陰で茉莉の隠したがってた様子もリアルに残って
読む方は面白いんだけど。
554無名草子さん:03/07/15 14:05
類タンって被害妄想ありまくりだよね。
アンヌタンやマリタンはそれほど兄弟の事と自分を比べてどうのこうの言わないのに
ルイタンはオトタンと比べてどうの、姉達と比べてどうの、長じては森本家の
自分に対する扱いに対してどうの・・・ってうるさい。
出来の悪い自分のコンプレックスからつい比べてしまうのも分らんでも
ないが、いい年していい加減にしろ、と思ってしまう。
しかも自分自身は大して努力するでもなく、パッパの印税アーンド美穂タン(妻)に
頼りっきりでコバンザメように生きてるだけだし。
典型的な末っ子体質だよね。

でも、文章はマリタンと張るくらい面白いと思う。
ちょっとガンガッて若いうちから文筆業に入ればよかったのになあ。
555無名草子さん:03/07/15 14:36
>554
うん、私も類の私小説(でいいんだよね)は好きです。
茉莉はDQNでもひとり気ままに想像の楼閣に遊ぶことができたけど
類はとりあえず子沢山のパパだから、テーマもリアルで
自分を含む人間のもつ「いやらしさ」の容赦ない描き方には魅力がある。
生意気な小作人に土地を取られちゃう話とか、
お金ないくせに血統書突きの犬とか大好きで育てようとして失敗とか
負け人生のリアルな哀愁が、何とも(・∀・)イイ!!です。
観潮楼で遊んでたおぼっちゃまが、反抗期の息子にうろたえ
生活費にあくせくする中年おじさんに・・・ううう。
556無名草子さん:03/07/15 15:19
茉莉さんの部屋に常備してある
サンタのハンバーグ缶ってなんか美味しそう
コンビニとかない時代には、夜も昼もない生活の人には
手軽に食べられる美味しいもの(のなかでもちょっとリッチなもの)って感じ
サンタ ハンバーグ 缶で検索したけど出てこないわ・・・
557無名草子さん:03/07/15 15:31
うんうんw
洋食缶詰、美味しそうだよねー
私はサンタのロオルキャベツが食べてみたいw
酸っぱすぎるトマトピュウレに無糖ミルクを入れて作るんだよね
茉莉りんの料理の描写って本人好きなだけあって
すごく美味しそう。
後はお芳さんの作る鯛の皮を酢の中にもみこんで作るたけのこ寿司と、
赤貝のぬたが気になるww
ヨーコベエのお見舞いに持っていったのがこのぬただったよね。
後で編集者が聞いたらすごく美味しかったという。
558無名草子さん:03/07/15 16:42
「ボルドオ風茸」って、しいたけのバター炒めに
刻みパセリを振るだけなんだけど、これもシンプルで美味しいんだよね。
自分だけの食事でパセリせっせと刻む茉莉さん
ホントに食べるの好きなんだにゃー。
(マッシュルームの方がらしい気もするけど、昭和30年代の東京の八百屋さんには
シャンピニオンて感じのものは椎茸くらいしかなかったのかなと推察)
559無名草子さん:03/07/15 18:34
さやえんどうや人参のバター煮とか、
玉葱の輪を浮かせた冷たい牛肉のスウプとかもあったっけ。
バターと卵と牛肉(とくに挽肉)は不可欠なアイテムですよね(^^)
560無名草子さん:03/07/15 18:59
スープ、ではなくスウプなとこがすげー美味そうw
いちいち漢字にする所とかも、古くさいんだけど、そこが
何とも言えず美味しそうに感じるんだよねーw

食べ物じゃないけど私の中の一番のヒットは贅沢貧乏(たぶん)の中の
「薄い薔薇色、なぞのアネモオヌ」
ってところ!!
アネモオヌだよーーーww
花屋さんとかでアネモネ見るたびに「アネモオヌ、アネモオヌ」
と思ってしまうw
561無名草子さん:03/07/15 20:06
モリオーガイは小説家としては優れてたかもしれんが、軍医としては
全くの無能で、兵士の栄養対策を誤り多数の犠牲者を出した犯人なんだよ。
しかも栄養対策の論争相手(彼の方が正しかった)を非難しまくって失脚させた。
知ってた??
562無名草子さん:03/07/15 20:07
>>561
常識でつ
563無名草子さん:03/07/15 20:11
>561
きしゅつ
564無名草子さん:03/07/15 20:11
>561 がいしゅつだし、オーガイのスレじゃない。
565無名草子さん:03/07/15 20:35
>>560
バタア=牛酪
スウプ=肉汁 とかだっけ

その「アネモオヌ」
のあと、たしか、ダッシュつなぎ一字下げで
とんっっっっでもなく長い脱線(連想)の濃密な記述が続くのも
茉莉らしくて面白かった記憶があります。あまりにもいきなりすぎてジェットコースターみたい(笑)。
566無名草子さん:03/07/15 20:56
森茉莉の文章のカッコはカッコというより注釈として
終わりページにでも掲載させた方がいいくらい長いよね
しかもカッコ閉じると何事も無かったかのように
普通に話が続いてて、あり?何の鼻祖なんだっけ?
ってカッコの前まで戻って読まなくちゃいけなかったりするし
でもそんな茉莉りんがしゅき♥
567566:03/07/15 20:56
鼻祖ってなんだよ・・・
話 でしたスマソ
568盛押害:03/07/16 12:46
びそ 1 【鼻祖】
〔胎内で鼻が最初に形作られるとされたことから〕その事を始めた人。始祖。元祖。
「欧州に於ける自然画若しくは景色画の―は/文芸上の自然主義(抱月)」
三省堂提供「大辞林 第二版」より
569無名草子さん:03/07/16 22:51
鬼平犯科帳に出てくる料理の本があるくらいだから
森茉莉の作中に出てくる料理の本(写真つき)があってもええじゃないか。
向田邦子の料理本みたいなノリでさ。無理だろうけど。

著作を見ると家庭料理じゃなくて、日本酒をたっぷり入れてさっと煮たり、
味噌汁に辛子を入れたり(うろ覚え)料亭の料理みたいだなと思った。

ところで倉運荘って、確か炊事場は共同で冷蔵庫もなかったんだよね?
茉莉はどうやって料理してたんだろ?
570無名草子さん:03/07/16 22:53
571無名草子さん:03/07/17 08:04
倉運荘って浅草族の方だっけそれとも痰吐き族の方だっけ
茉莉タン、普段は簡単料理のみ!みたいな事書いてたから
ビスケットとかパンとかで済ましていたのかもよ。
贅沢貧乏だっけ?の朝ご飯はパンを焼いてきゅうり・ゆで卵・トマト
・ハムにマヨネーズかけて食べてたし。
572無名草子さん:03/07/17 08:16
>569
火口一個くらいのガスコンロは部屋に持ち込んでたのかもと
感じる記述もあった(お茶のためにいつもお湯が沸いている、みたいな)けど…どうでしょう
何かあぶない気がするし、やっぱりそれも共同炊事場かな
(それはそれで、他の住人の方には(゚Д゚)ゴルァ!って感じだろうけど)
洗濯のためのタライで湯を沸かす所もあったけど、そっちは共同かな。

関係ないけど、お湯が沸くときの「ドボルコドボルコ」という茉莉さんの擬音は結構お気に入りです。
573無名草子さん:03/07/17 08:23
>571
下北沢の方です。浅草(下谷)は勝栄荘
574無名草子さん:03/07/17 09:29
ジャポの写真見たかったなあ。
お茉莉と部屋で一緒のところとか。
犀星が来るっていう取材のために一世一代で部屋片付けたくらいだから
(その取材の前にジャポは死んじゃってるし)
写真が撮られてる可能性は限りなく低そうですね 残念
575無名草子さん:03/07/17 10:05
そーいや571のパンを焼く、でふと思ったんだけど、
マリリン、どうやってパン焼いてたんだろう・・・
レンジは勿論、トースターとかオーブンはなさそうだし、
パッパと住んでた時代だったら火鉢で焼いていたんだろうけど
(たしか漱石もそうしてたんだよね。)
ガス火に直接あぶって焼いてたのか?
それとも魚焼き用の網に乗せて焼いてたんだろうか。
イギリスの本でチーズトースト焼くのにフライパンで焼いて
たってのがあったけど・・・

お茉莉話と微妙にずれますな。スマソ
576無名草子さん:03/07/17 13:21
火鉢で焼いたトーストって美味そう!
577無名草子さん:03/07/17 13:45
珠樹のお父さんのためにお芳さんが毎朝、
薄いカリカリのトーストを網で焼いて
紅茶を焙烙で煎ってミルクティー淹れたのと一緒に出してるとこもあった
しかし紅茶を焙烙で煎るって
何か(というか、かなり)間違ってる気もするが
美味しそうではある。
578無名草子さん:03/07/17 16:17
>576
火鉢は分らんけど、七輪で焼いたトーストは絶品だったよ。
外はカリカリ・中はふっくらふかふかでウホッって感じで。
田舎に帰った時(実家今誰も住んでないからガスとか止まってんだよw)
やってみたんだけど(ホカ弁屋しまっててご飯がなくて)
トースターで焼くよりずっとふかふかになる。

>577
お芳さんがタマキントウチャンに尽くしてるのはかいがいしくていいねえ。
そのほのぼのさが食卓に出る食べ物も美味しそうに見せてる気がするよ。
579無名草子さん:03/07/17 18:27
オオ・ドゥ・コロオニュで体を拭くてーのにあこがれるけど、まんまコロンで体を拭いたら結構香りがきちいと思うんだよなぁ。使ってたコロンの銘柄知りたし。あとベイラムって何だ?今もあるの?
580無名草子さん:03/07/17 18:40
>オオ・ドゥ・コロオニュ

を、入れた水だったでしょたしか
581無名草子さん:03/07/17 18:56
お芳さんてお妾さんで
奥さん亡くなったあと家に来たけど籍は入れないままだった、け。
たまきのお父ちゃんて魅力的な男だったんだろうて思うね。
582無名草子さん:03/07/17 19:14
>581
籍入れなかった原因はタマキンが反対したから説と前に二人妻を
亡くしてて籍を入れると死ぬような気がするから説と二つ
あるよね。(マリリンの例の記憶違い?のおかげでどっちか分らん)
他にもタマキンだけお芳さんの事「おかあさん」って呼ぶのを
拒否した、とか(下の弟妹達は抵抗なかったらしい)の記述も
あるから、案外タマキン反対説が有望なのかねえ。
タマキン父、意外と息子に弱そう(っていうか溺愛してそう)な感じも
受けるし。

でも二番目の奥さんはお芳さんの事が原因で自殺
したんだよね。
タマキン父、いわゆる「遊び」をたしなめる人だったんだろうけど
そういう話聞くと残酷だよなあ・・・
583無名草子さん:03/07/17 19:43
>582
女性が自分の才覚を生かす道とか幸福を得る権利とか自己主張する権利とかとか
いまの価値観に照らし合わせても意味ないんだけど……
それにしても気の毒。(オーガイの前妻としさんも)

そのどれもに人並み以上に貪欲かつ、どっかぶっとんでいただろう茉莉は
そういう世界からはみだして、一旦社会的生命を断たれたけど
独りで放り出された戦後の昭和の世に見事に返り咲き
気鋭のアーティストたちや若い読者たちに、永くリスペクトされる存在に。

どんな時代の人生にも不幸も幸福もあるんだろうけど、
とりあえず、茉莉の書いたものが読めてよかったと思う。
584無名草子さん:03/07/17 20:31
晩年の茉莉のお世話をしたヘルパーさん(優秀な人だったみたい)の家に
茉莉が見てた(=見てドッキリチャンネル書いた)テレビが
いまも置いてあるんだってね。
世田谷文学館とかで買い取って保存してくれないかにゃ。

えーと典拠は『著名人50人の死に方』みたいなタイトルの文庫本でした。
585無名草子さん:03/07/17 21:45
下北沢の邪宗門にあった森茉莉指定席の椅子は
熱心なファンが死後もらっていったらしい。

お店に行くとマスターご夫妻が今も健在で、
森茉莉直筆の色紙だっだかを見せてくれました。
お店での森茉莉のエピソードとか聞けておもしろかったよ。
まあ、なんつーか端からみればかなりヘンな人だったらしい。
586無名草子さん:03/07/17 22:43
ちなみにってことで貼っとくか・・・
http://homepage3.nifty.com/jashumon-setagaya/
587無名草子さん:03/07/17 23:04
椅子かー・・・ちょっと気持ち悪いな、悪いけど

なんだっけ、風月?だっけ?もう一軒お気に入りの喫茶店があって、
そこで、茉莉さんがいつものように原稿を書いていて
電話か何かで席を立ったら、遠くの席からずっと見ていた男が
茉莉の席に勝手に座って、原稿を読み始めたんだって。
お店の人が「ちょっとあなた何してるんですか!」っていっても
「いや、ちょっとだから」(←記憶不正確)
か何かいって、結局全部読んで逃げるように出ていったという
不気味な事件もあったみたい。そういうおかしな人を引き寄せる磁力もあったのかも。
(その椅子、ひょっとしてそいつが・・・(((゚Д゚))))
でもまあ、無事でよかった…
数十年前の事件だけど、まったく、マリタンに何すんだ!まったく!
588無名草子さん:03/07/17 23:08
茉莉タソ2ちゃんあったら巡回してそーだな
589無名草子さん:03/07/18 02:02
>>588
実況系の板に常駐してたかもねw
590無名草子さん:03/07/18 02:14
実況系だとちょっとテンポが合わないんじゃないかな、と思うが…
591546:03/07/18 02:44
546ですが
レス下さった、>>547-548>>550さんありがとうございました!

>>588
絶対してそう。調子に乗ってきて得意のロンをぶち上げたりとかw
592無名草子さん:03/07/18 08:22
>>585
誰だっけか忘れちゃったんだけど、森茉莉全集の解題書いてる人で
森茉莉の近所に住んでてよく歩いてるのを見かけてた人も
「ボッティチェルリの海の色のセーターは緑の胃薬を飲んだ翌日のうんコ色、
全体が毛玉だらけで気味が悪かった」
「変なばあさんが全身に霧のようなものを漂わせて歩いている」
等と書いてて、ああ、端からみると単なる変な人だったんだろうなーw
ってちょっとほほえましかったよ。
まあ、その頃はかつて自慢だった明治の薔薇の美貌は無かったし、
頭の中の美しい霧の世界は外から分らんし、仕方ないよね。

美貌といえば、お茉莉の明治の薔薇時代(10代から20代はじめ)の写真と
天下の森茉莉(50代以降?)の写真しかないのかなあ。
若い頃と晩年の顔がえらい事違うので(そりゃ面影はなんとなくあるけどさ)
その移行過程の顔も見てみたい・・・。
593無名草子さん:03/07/18 09:42
>588
電波・メンヘルにされそーだな。悲惨な1とか。

>592
それはサノヨーコだね。月報で印象的だったのは鹿島茂の
「想像力×値段=1」という話。鹿島茂は東大でジャックに教わったらしい。
594無名草子さん:03/07/18 09:59
うほー、ジャックに?
月報ってどの本に収録されてるの?
読んでみたいよー。
何かジャックってお茉莉エッセイ読んで結構DQNっつか
自分の欲望に甘いだけのお調子者な気がするんだけど。
出会った当初は恋人みたいに→急に疎遠になる→土地を騙し取る?
みたいなさ・・・
593タン、よければ詳細キボン
595593:03/07/18 11:10
月報というのは全集におまけでついてる小冊子のようなのです。
図書館の全集だったら裏表紙についてたり、月報だけ集めて綴じたりしてる。
鹿島茂はジャックのことはちょこっとしか書いてないよ。

ジャックのエピソードで好きなのは、
入学式だかの写真撮影で茉莉とジャックだけぼやっとした顔で
あさっての方向を向いてたってのと、
戦時中なぜか頭がおかしいということになって精神病院にぶちこまれたってやつ。
一応東大教授だけど茉莉に一番似てるのではないかと。
596無名草子さん:03/07/18 11:30
ジャックが兵役中に病気になって、軍の病院に入院したときに、
オトのはからいで静かな個室に入れてもらえたけど
「◎◎棟にいるってことは、人にいっちゃだめだよ。変に思われるから」
ってオトに念押されて、あとで聞いたら精神を病んだ人の病棟だった・・・
って話でそ。
597無名草子さん:03/07/18 12:26
おいおい随分ちがうぞ どっちがほんとよ
<精神病院ぶちこまれ:オトのはからいで精神病棟の静かな個室
598無名草子さん:03/07/18 15:39
漏れも知りたい。<ジャック精神病orたまたま精神病棟にいただけ
んー、でも茉莉たん、老後の面倒見てくれたのは亨なのに
らぶ♥なのはジャックなんだよね・・・
「甘い蜜の部屋」書いた作家なだけあって「魅力」というものに
シビアだよね。
端からみりゃジャック:割とクズ、亨:優しいって
気がするんだけど、茉莉たんが好きなのはジャック。
599無名草子さん:03/07/18 15:51
ジャックの晩年の話が佐藤亜紀のエッセイ集にありますよ。
亜紀タン大学でジャックにフランス語を教わったそうです。
「この世にこれ以上素敵なおじいちゃんはおるまい、と誰しも思ったに違いない」
だそうで・・・
毒舌の彼女にしてはかなり手放しで誉めている。
600無名草子さん:03/07/18 15:57
仏文学者としてはかなり高名な人ですよね
601無名草子さん:03/07/19 04:18
ジャックさん話もっとキボン。ママンのスレだけど。
602無名草子さん:03/07/19 07:26
どーでもいいけど鴎外の医療ミス問題が出ると
「ここは鴎外のスレじゃない」って過剰反応してる人は
一体なんすか?
前のほうでその話が出たとき見当違いな○○=○○してた人?
603無名草子さん:03/07/19 09:10
過剰反応かなあ?
100番前後の殺伐とした感じにまたなるのは自分もやだ・・
604無名草子さん:03/07/19 10:43
>>602
ガイシュツなことを得々と書きに来るから
反発くらうんじゃないかなあ。
せめてスレ1つぐらい読めよと。
新しい情報があるならまだしもさ。

ああ、既出なことを得々と…って森茉莉もよくやるけど。
605無名草子さん:03/07/19 11:42
一家に一匹森茉莉
606無名草子さん:03/07/20 05:13
>>603
殺伐としたのは、唐突に文学板へ行けとキレた人がいるからでは?

>>604
ガイシュツ、と言われるのは分かるんだけど
なぜ「ここは鴎外スレじゃない」とまで言うのか謎。
鴎外ネタは散々出てるのにこの話になると
いきり立つ人がいるな、と思ってね。
607無名草子さん:03/07/20 06:18
もういいから誰かジャックたんの話をお願い。
608無名草子さん:03/07/20 06:51
>>606
まあまあ、マターリマターリ
鴎外タンの麦飯論争は確かに
・性格の悪さ(超ネンチャック)
・ドイツマンセー(茉莉の場合はパリマンセーになるわけか)
・謝罪しない
の三拍子揃った極悪キャラぶりだったが(w

茉莉はこのことには全然触れてないよね。
609_:03/07/20 06:52
610無名草子さん:03/07/20 08:53
>606
>ガイシュツ、と言われるのは分かるんだけど
>なぜ「ここは鴎外スレじゃない」とまで言うのか謎。
>鴎外ネタは散々出てるのにこの話になると
>いきり立つ人がいるな、と思ってね。

他の鴎外ネタでも延々続くようなら「鴎外スレへいけ」って言われると思う。
でも大抵「ふ〜ん、そうなの〜。」くらいだし、エピソード自体に
森茉莉と関係がある事が多い。(鴎外の女性観=茉莉の家庭環境みたいにね)
鴎外の麦飯論争は茉莉とは全く関係ない上内容がヘビイで笑えないだけに
どうしても議論になるというか、さらっと流せない。
だから皆(って訳じゃないかも)「あ、荒れちゃうかな〜」って
心配してさっさと鴎外スレに行ってくれって言うんじゃないかな。
しかも、茉莉自身は麦飯論争に対して一切書いてないわけだから、
本当にスレ違いだし。

誰かジャックタンの話お願い。
611593:03/07/20 09:18
>597
どの本に掲載のエピソードか忘れたけど、
「オト兄ちゃんの計らいで静かな精神病棟」が正しかったと思います。

>598
離婚したときトオルはまだ小さくて、ジャックは10歳だったせいかな?
ジャックのほうが茉莉に似ていて「悪魔的なもの」があったからとか。
トオルが茉莉について書いたものを見るかぎり、かなり普通の人(ワラ
に感じられたし。
612無名草子さん:03/07/20 09:40
>611
ジャクタンは外見は旦那に似て男前、性格は自分に似て
粋である。(タマきんは外見はともかく性格は無粋でネンチャックだったしね)
ようするに理想の男だったんだろうねー。
そう考えるだに亨タンは気の毒じゃね・・・
物心つく前に母親に捨てられ、継母には冷たくされ、ようやく
再会できても母親は兄ちゃんにめろめろ。
そういや、ジャクタンは仏文学者としてかなり高名になったみたい
だけど、亨タンはどんな人だったんだろ?
茉莉タンの書いたものってほとんどジャクタンばかりで
亨タンが何してる人なのかよく分からん。
613無名草子さん:03/07/20 12:45
何でみたか忘れたけど、亨タンは心根の優しい人みたいだよ。
614無名草子さん:03/07/20 15:19
亨は平凡社のかなり偉い人になったはず。
615無名草子さん:03/07/20 15:40
>>610
つまり君が他スレ行ってくれちゃんなわけね
616ななし :03/07/20 15:50
もりまり
617無名草子さん:03/07/20 15:58
>615
610じゃないけど、610に賛成だよ。
麦飯問題はヘビー過ぎるし、マリに絡んでこない。
618無名草子さん:03/07/20 16:06
うむ。
鴎外の味覚(まんじゅう茶漬けとか)や女性関係などは
茉莉自身もエッセイで何度も書いているとおり、
茉莉自身に多大な影響を与えてる。
しかも、鴎外の味覚・男女の心の機微などの感覚はまんま
茉莉の感覚と言っていいくらい同じ。
だから鴎外まんじゅう茶漬け話が出てきてもそのまま
茉莉話に移行できるけど、麦飯問題は茉莉話に繋がらない。
よって漏れも610に賛成。
619無名草子さん:03/07/20 19:07
お茉莉が語る、会えないでいたあいだのジャックとのシンクロニシティが笑えるYO。
*茉莉編
戦争中、棒の先につけた割いたボロ布に水を浸して
火元を叩いて行うご町内の消火訓練で
マリがその棒をもつと、みんなワラワラよけた
(どこに水が飛んでくるかわからないから)
*ジャック編
軍事教練で、ジャックが手榴弾を持つとみんなワラワラ除けた
(どこに手榴弾が飛んでくるかわからないから)
620無名草子さん:03/07/20 19:08
ジャックたんコエー…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
621無名草子さん:03/07/20 20:49
ジャック・・・しゃれにならねえ・・・
いかーん!ジャックが好きになってきちゃったじゃないか!

しかし名を残すほど高名な頭脳を持っていても運動神経は
ままに似ちゃったのねえ。
622無名草子さん:03/07/20 21:07
今日、図書館にて「森鴎外の三男坊」って本借りてきますた
類ちゃん、単なるヴァカ息子だと思ってたけど、
色々苦労してんだなーとちょと感心
ここの姉弟、結構仲いいのね 杏奴ちゃんとは義絶しちゃったけど、
若い頃はアンヌチン、ルイチンの仲だったし
オットちゃん以外とは割と気が合ったのねえ
623無名草子さん:03/07/20 21:23
茉莉が今のお茶の水の付属小を裁縫の教師との不和が元でやめたと言うのがなんとも。
自分はあそこの中学高校卒だが、高校の時、同窓会の催しが学校であっても、卒業生の
お婆様がたは、「片付ける」ということを考えずに帰ってしまうというと先生が言っていたのを思い出した。
624無名草子さん:03/07/20 21:35
二人で絵画学びにパリに留学してるしね<アンヌ、ルイ
お茉莉の鼻その他諸々の暴露→筆禍事件さえなければ・・・
でも、アンヌは生涯ルイのこと許してくれなかったけど、
茉莉は、しばらくしたら何事もなかったようにふつうに応対してくれるようになったって。
そういう男のようにサッパリしたところがあると姉に感心していた。
おいおい、自分が蒔いた種だらう・・・

ちなみに茉莉の油絵(わらづとに入ったワインボトルとレモン)
カワデムックでみたけど、しっかりデッサンとれてて、
ハイライトの入れ方とかも出来ててかなり上手いと思った。
絵心のあるきょうだいだったのね。
625無名草子さん:03/07/20 21:42
>623
へーそんななんだぁ。乳母日傘のお嬢様って多少の差はあれそういうものなのかしら
お嬢でない自分はちとわからん・・・うむむ。
626無名草子さん:03/07/20 21:46
>624
マリリンは好き嫌いが激しいというか、感情の起伏が激しいけど、
意外とおおらかだよね。
じめじめねっとりと根に持つ事があまりないというか。
義絶した時もルイタンの事が心配になったかで
ルイタンの本屋の前を通り過ぎるんだけど、姪に声かけられて
「今忙しいからよれないのよ」みたいに
言ってそそくさと立ち去っていったというエピソードが
ほのぼのしたよ。
ルイタンのした事は許せんが姪に罪は無いって事で
義絶した事実は姪にはわからないようにしてあげたんだろうね。

マリリンってほんとに他人の事は気にしないけど、気付いた事には
ちゃんと接する事ができる人だったんじゃないかとおむ。
ヨーコベエの母ちゃんに対した時とかさ。
「優しさ」の意味をちゃんとわかってるんだなーって。
627無名草子さん:03/07/20 23:15
広末に茉莉を演じさせてほしい。=ふがふが〜とした声なんでしょ?
鴎外=江守徹
628無名草子さん:03/07/20 23:26
広末いやだぁ〜 と思ったが、でも以外と・・?
じゃあ中年編は、藤谷美和子か桃井かおりで。
629無名草子さん:03/07/21 00:03
15年以上前NHK銀河テレビ小説で、
「父(パッパ)からの贈り物」 
というタイトルのドラマをやっていたのですが、
これって森茉莉と林太郎をモデルにしているのでしょうか?
ちなみに主演は斉藤由貴です。
私は予告編しか見ていないのですが、
着物を着た女の子(由貴)が日本庭園で、
カイゼルひげの男性に
「パッパ!」と呼びかけるシーンだけ記憶してます。
お茉莉のファンサイトにもこのドラマの事は記述が無いようなのですが、
どなたか憶えてらっしゃる方はいませんか?
630無名草子さん:03/07/22 12:41
>>629
長岡輝子だと思った。
631無名草子さん:03/07/22 13:20
おいおい随分違うYO
斉藤由貴と長岡輝子 どっちがほんとよ
632無名草子さん:03/07/22 13:32
>>631
言葉足らずでスマソ
斉藤由貴が長岡輝子役、ということ。
「父(パッパ)からの贈り物」 は、長岡輝子の自伝のタイトル。
633無名草子さん:03/07/22 13:37
そういうことか・・・サンクス
はからずもですが、長岡さんのルックスって老年のマリに似てる気がします
634無名草子さん:03/07/23 03:44
>633
似てない。
長岡さんは上品かつプリティーなおばあちゃま系
茉莉は妖怪系
635無名草子さん:03/07/23 07:59
マリリン、自分でも「夢ばかり見てる」って言ってるし、
ルイタンも「年を取っても天使のようにあどけない」って
言ってるのに、何で端から見ると妖怪なんだろうねえ。
写真写りが余程悪かったのか
本人も写真と実物だと全然違うって写真嫌ってたもんね。
636無名草子さん:03/07/23 16:22
長年にかけてつもりにつもった世間への不満や怒りが全身から
妖気のように漂ってたんじゃないかなあ。小島千加子にあてた
手紙とかエッセイのたぐいとか、もちろん面白いんだけど、
怨念っていっていいぐらいの毒気に満ちた文章あるじゃないですか。
「怒りとぼやきのマリア」は読んだ後本当に疲れた。
637無名草子さん:03/07/23 16:51
あの書簡集は私も読むの疲れた。というか飛ばし読み。
んー、でも貧乏贅沢他エッセイの通り夢と空想の世界だけの人だったら
ある意味怖いというか出来すぎな気もするので
ああいう暗い、弱い部分もあって当然かなあと思い直した。
638無名草子さん:03/07/23 18:08
>636-637
ほんと。『甘い蜜』スランプのときなんて、ヘビーでしたよね。
何かをゼロからつくる人の苦しみは、才能のない自分にはわからないけど
「書きたいのに書けない」ということの
宇宙に放り出されたような不安は、
読んでて肩がぐーっと詰まってくる感じでした。
書けなくて迷惑かけてるのに
不安や言い訳を綴った手紙だけは絢爛豪華というのも悲し面白かった(^^)
639無名草子さん:03/07/23 18:27
小島さんに当てた最初の、句読点もおぼつかないような怪しい手紙
――不安そうな老婦人がひたすら低頭に
「何もわからないのでお願いいたします」てな感じの
――からずっと読んでいくと、
文章のあまりの急速な上達→スタイルの成熟ぶりに驚いてしまいます。遅咲き桜の見事さよ
640633:03/07/23 20:39
>634
>似てない。
そ、そうですか。スイマセン
641無名草子さん:03/07/24 08:33
小島さんに宛てた書簡集というのは、全集に載ってますか?
載ってるのだったら何巻に載ってるのでしょうか
文庫の「贅沢貧乏」読んで、森茉莉に興味を持ったんですが
近くの図書館には全集くらいしかないらしく、しかも閉架の本なので
さすがに一度に全冊持ってきてもらうのは気がひけてしまって。
とりあえず一巻は借りてきて今読んでるのですが前レスの小島さんに
宛てた豪華絢爛の言い訳が読んでみたくて・・・w
642無名草子さん:03/07/24 10:44
『ぼやきと怒りのマリア――ある編集者への手紙』(筑摩書房)
は、全集にはなかったと思います。たぶん。
残念ながら絶版です。そんなに昔じゃないんだけど(怒)。
私は、古本ネットで探してとりよせました。
お近くじゃないかもしれませんが、
大きな図書館なら、有るんじゃないかと思います。
643無名草子さん:03/07/24 10:49
なついた小島さんへ、ふだんのぼやきを思いっきりぶちまけてる手紙のなかには『贅沢貧乏』になったネタも多数あるようです。
でも読み比べると『贅沢貧乏』は、その素材を元に
ものすごく気を遣って練り直されてることがわかり、
同じネタでもリズムや流れ、文そのものの魅力の差にビックリします。
『ぼやき〜』は魚、『贅沢〜』はお寿司みたいな感じというのでしょうか。
644無名草子さん:03/07/24 13:10
茉莉タンには「なつく」って言葉が良く似合うねw
仲良くなるとか親交を深めるとか思慕するとかではなく、なつく。
茉莉タンはやぱしいつまでーも子供で、可愛がってくれる人が好きなのよね。
645無名草子さん:03/07/24 17:18
そして一度なつかれた人はかなり大変な目にあうよね。
かなり年下の人間にパッパ級の愛情を求める老女、茉莉。
うーん‥。文才あって良かったねー、ホントに。
646無名草子さん:03/07/24 17:20
「ぼやきと怒りのマリア」は小島さんの冷静な
つっこみ満載の註釈がおもしろい。
647無名草子さん:03/07/24 19:15
>646
茉莉さんが、新潮に版権のある自分の小説を
別の出版社で勝手に文庫化しちゃって(もちろん、権利とかよく知らなくて)
トラブルになったとき、反省して
「これからはもう少し大人になる」みたいなこと書いてて。

それに対して小島さんの解説
「念のためにいっておくが、茉莉はこのとき五七歳なのである。」
がお気に入りです(^^)     引用不正確
648無名草子さん:03/07/24 19:38
神田うの28才の、「この経験(婚約解消)で少し大人になれた」云々を
軽く引き離すね・・・世間知らず女王・・・いや、お姫様・・
649無名草子さん:03/07/24 20:20
ちうか、茉莉タンは世間を学習するって事がないよねw
たぶん、離婚して、一人暮らし始めてからはそれなりに
自分の力で生活してたんだろうし(収入はパッパの印税からだったとしても)
作家デビューだってその前は永井荷風のとこに持ち込みに行ったり
編集者のコネを頼って編集部で働いたりしてたんだし。
それなのに決して現実を見ることなく他人のそぶりや外見のみ
観察してボッティチェルリの夢を見る茉莉タン・・・
かっこよすぎ。
650無名草子さん:03/07/24 20:38
暮らしの手帖社のすみっこに机もらったけど
数カ月で、花森安治さんに洋食ご馳走してもらって
クビ言い渡されちゃった熟年女性のマリチャン・・・
格別のお働きもしかねて
ぽぉーとしてるのが目に浮かぶ…
651無名草子さん:03/07/24 21:00
しっかしこの人、運が良いと思う。
勿論「森鴎外」の娘っていうブランド+コネがあるのは分るけど、
弟の類が本人すごく頑張って色々根回しして、使えるコネは全て
使いまくって、作品自体もさして悪くない(個人的にはかなり面白いと思う)
のに、何故か出版業界では受け入れられず、「鴎外の子供達」
と晩年になってようやくエッセイを書けるようになったくらいなのに
茉莉林はさしたる苦労もしてないのに三島由紀夫やら室生犀星やら
池田万寿夫やらの大物達に可愛がられ、白石かずこなどの若い友人達にも
ものすごく親切にされて、こんなに運のいい人も珍しいような・・・
特に茉莉林のとんでもな性格を考えると、恵まれすぎてるような気がする。
茉莉林、よかったねえ。
652無名草子さん:03/07/24 23:34
>恵まれすぎてるような気がする。
>茉莉林、よかったねえ。
ってのはどうなのよ。
才能があったからに決まってると思うんだけど・・・
653無名草子さん:03/07/25 01:05
>>652
世の中、才能あっても芽が出ない人なんて腐るほど
いると思うよ。
茉莉のように生きてきた人が晩年恵まれたのは
本当に珍しいし運の良いことだと思う。
654無名草子さん:03/07/25 15:32
森茉莉は才能があるだけじゃなく、あのキャラクターで人をひきつけたと思う。
普通の親に溺愛されたお嬢様なら、二度の離婚、一人での貧乏暮らし、明治、
大正、昭和の時代の流れの中で、人間として、女として自立するだろうけど、
彼女はそれがなかった。小説のキャラクターとしても、なかなか考え付かない
タイプの人間だと思う。
655無名草子さん:03/07/25 20:11
>654
そうですね。
>二度の離婚、一人での貧乏暮らし、明治、
>大正、昭和の時代の流れの中で、
大抵ここまできた女性は、
自分の人生を不幸な一生だった、孤独な一生だったと
精算してるのが普通だと思うけど
茉莉さんは……
656無名草子さん:03/07/27 11:04
「ぼやきと怒りのマリア」もう絶版なのか。
高かったけど買っておいてよかったかも。でも再読はしてない。
でも大きな図書館には置いてあることおおいから借りれば充分かも。
657無名草子さん:03/07/28 10:59
>656
私は借りて読んだよ。再読しないよね、厚いし、なんか怖いし。
今日は「鴎外の五人の女と二人の妻」借りた。写真多いし、期待大。
658無名草子さん:03/07/30 14:09
「鴎外と五人の女と二人の妻」かぁ。
登志子タンとしげタン、隠し妻のせきタンは知ってたけど、その他に四人・・・
意外とたくさんいたのね。
でも、茉莉タンが生まれてから(しげタンとケコンしてから)はずっと
しげタン一人だったみたいだし(森茉莉談)、茉莉タンの中では
パッパは女好きではないんだろうなあ。
ま、茉莉タン自身男の浮気(っつうか、愛人?)には寛大な事言ってるから
どっちにしろ気にしないのかも。
659無名草子さん:03/08/01 16:40
あげまーす。
660無名草子さん:03/08/01 19:55
ここんとこ何か書き込み少なくなっちゃったねー
寂しいのう・・・
といいつつ新しいネタをふれない自分に鬱。
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ
662無名草子さん:03/08/02 12:42
>660
「ぼやきと怒りのマリア」で茉莉からの手紙が少なくなった時期に
ついて小島千加子が、この頃茉莉は邪抄門?の常連の一人に猛烈な
恋心を抱いていて、彼に対する想いをフランス語の日記に書いていたって
あったよね。全集にのってたその日記の妄想爆裂の情熱ぶりにやられました。
息子の享は、解説でこれは母の創作だと思うって書いてた。
そう願いたい彼の気持ち、よくわかる。ワラ。
663_:03/08/02 12:56
664無名草子さん:03/08/02 15:36
亨氏の事はあまり知られてないようだけれど
全集の解説に載っているのですか?
買いたかったけれど、さすが高くて手が出ないです。
茉莉さん 本は好きだけれど 家族でも友人でも
いやですね。
665無名草子さん:03/08/02 16:20
>>664

>茉莉さん 本は好きだけれど 家族でも友人でも
いやですね。

まさしく、激しく同意。
666無名草子さん:03/08/03 08:16
>>662
あれ、やっぱりリアルだったんだー!
全集図書館で借りて読んだ時う〜ん?と思ってたんだけど、
亨は創作だと書いてるし、当時の茉莉の年齢(と相手の年齢←正確には
書いてないけど茉莉よりだいぶ若そう)を考えると
リアルではないよ・・・な?みたいなもにょり感があったんだけど・・
うーん、アレは息子としちゃあ見たくなかっただろうなあ。
まさに妄想爆裂って感じ。
茉莉、自分自身の恋愛に関してはかなりクールだったのにねえ。
667_:03/08/03 08:19
668無名草子さん:03/08/03 08:40
>>662
マリたんは妄想婆だったのでつね(w。
669無名草子さん:03/08/03 09:21
まあ、基本的に妄想大好きな人だよねw
その妄想が昇華された結果作品が生まれる訳で・・・。
そういった意味で言えばその日記も将来小説になるって事で
創作(の元)と言えなくも無い。
でも実は私、妄想日記好きww
何かイマドキの中学生でももっとサバケてるだろwって
思うくらい純情なんですもんw
670無名草子さん:03/08/03 16:04
日記が載ってるのは全集の何巻ですか?オシエテ・・
671無名草子さん:03/08/03 18:08
>>592さんの紹介されてた佐野洋子の解題と同じ紙面に
おいのマックス(たしかオトさんの子:茉莉が出戻ってからしばらく一緒に住んだ)
が茉莉のこと書いていますね
・(料理以外の家事は不得手だったけど)つくる料理がムチャクチャおいしかったこと
・和服の着こなしが上手かったこと
・いつも優しかったけど、あるとき毅然と「私は文学者だよ」といったこと
など、興味深い証言が載ってます。
672無名草子さん:03/08/04 00:37
やhり女性の多いスレッドだなぁ。
8/2の夜やってたNHK教育の美輪明宏特集の実況スレにいたんだけど、
「森茉莉は美輪明宏が大嫌いだったらしい」ってカキコから森茉莉の話題が
盛り上がったのは笑ってしまった。多分男しかいなかったみたいだけど、
意外に知名度が高くてビックリ。読んだことある人はすくなかったみたいだけど。

かくいう俺もエッセイは好きだけど小説はダメの一人です。
673無名草子さん:03/08/04 10:27
>>670
んとね、全集の最終巻(6巻だっけ?)に載ってますよー。

しかし、あの妄想日記、第三者から読むと茉莉タン、結構相手に
嫌がられてたんじゃないか?
茉莉タンの被害妄想でなければかなり茉莉タンを避けまくってるように
読めるんだけど。
まあ、妖怪灰色猫の外見でうつろな眼のお婆さんにまとわりつかれたら
大抵の人は引くだろうけどさ。(しかも行動がストーカーっぽいし)

>>672
茉莉タンの美輪嫌いは有名だねー。
茉莉タン原作の舞台を美輪がやったんだけど、すんごい下品になったって
むちゃくちゃ怒ってて、それ以来嫌いなんだっけ?
後、仲良しだった人(三島由紀夫)が被っちゃってたのも原因の一つ
だろうけど(美輪さんのコンセプトとしては私は三島にもっとも愛された
ってのがあるみたいだから、茉莉タンの事も可愛がってた事実が許せないんだとオム)
674無名草子さん:03/08/04 15:22
私は根本敬に森茉莉のことを書いてもらいたかったなあと思う。
電波キャラをいじる才能は天下一品なので>根本
675無名草子さん:03/08/04 19:32
根本さんが取材しても
湊雅子さんとか洗足のゴミ屋敷ババと同じ扱い・・・ではやっぱりないような。
676無名草子さん:03/08/05 03:48
茉莉の電波ぶりを書けるのは、同じ階級に属してきたような人間だけだよ。
群なんぞ、論外。
677無名草子さん:03/08/05 08:21
すみませんが、根本敬って知らない、
教えてほしいです。
私も群の本、単行本買って、損したよ
文庫にすればよかった。
678無名草子さん:03/08/05 09:10
>677
つかネットしてるんだし、そう思った瞬間に検索すれば?
679無名草子さん:03/08/05 09:11
>>676
その根拠がわからない。
茉莉のことを書けるのはむしろ階級とかそういう上っ面なことから
離れて、もっと冷静に見抜ける目を持ってる人だと思うけど。
680無名草子さん:03/08/05 09:47
階級というのは上っ面なのではなく、
人間の根底です。昔も今も。
そこを抜きにへたな幻想を持ち始めたのが、
戦後民主主義とやらの世の中です。
おそらく、階級というのは階級が自明な人間にとってきわめて普通のものですが
階級意識の薄い人間にとってみれば、
なにやら上っ面に見えるのかもしれません。
681無名草子さん:03/08/05 09:48
>>680
本当に茉莉の著作読んでる?
ぜーんぜん茉莉のこと分かってないと思う。
682無名草子さん:03/08/05 09:51
そうそう、別に茉莉のことを語るのに「同じ階級であること」は
絶対条件にはならないよ。
むしろ同じ精神を持っている人というのが一番大事でしょう。
と言っても「お耽美精神のみ」の人もいるだろうし「ドッキリチャンネル精神」
のみの人もいるだろうが。
683_:03/08/05 09:53
684無名草子さん:03/08/05 09:54
同じ精神が、
階級を離れて存在することは、
まったくありません。
685_:03/08/05 09:58
686無名草子さん:03/08/05 10:00
で、茉莉と同じ階級っつと、今で言うと誰になんの?
687無名草子さん:03/08/05 10:05
>>684
ううん、そんなことないよ。少なくとも森茉莉自身
階級意識を毛嫌いしてるしね。
茉莉にとってはああいう階級に生まれたってことよりも
パッパの娘だったってことが大事なんだから。
この人は著作をほんとに読んだか怪しいに5ビスケット
688無名草子さん:03/08/05 10:07
>687
その路線で行くと矢川澄子の「父の娘達」だよね。
689無名草子さん:03/08/05 10:20
>>681>>682は、現実認識に甘さがあるのでしょうね。
ゆえに、文学(森茉莉)にひかれるというか・・・・・・・
690無名草子さん:03/08/05 10:23
階級意識を毛嫌いしてるからというのは、それが己がものとしてしみついてしまっているからであって、
階級意識がないのではありません。
パッパの娘だったということも、階級あってのものです。
大工の父親には、決して森茉莉は生まれなかったのです。
691無名草子さん:03/08/05 10:32
>>689-690
つうか階級は茉莉を構成する一要素であって
全てではないって単純な事実をどーしても受け入れられないんですなあ。
酒井美意子か、あんたは。
692無名草子さん:03/08/05 10:33
>酒井美意子か、あんたは。
激しくワラタ。
ミイちゃまからすれば茉莉も塵に等しい「庶民」に
なってしまうんだろうな。
693無名草子さん:03/08/05 10:34
階級はすべてですよ。
694無名草子さん:03/08/05 10:35
>>693
分かった分かった。階級話がしたいなら別板で
独自のスレッドでも立ててくれ。
695無名草子さん:03/08/05 10:36
だめだこりゃ。具体的なことなんにも言ってないしなあ。
696無名草子さん:03/08/05 10:40
作家の出自を考察するのは大切だけど
階級意識というキーワードで読まない人に
押しつけるようないい方もはどうかと思う・・

あと、現実認識甘いって、己の「階級」を意識しないってこと?
697無名草子さん:03/08/05 10:42
>>696
もういいよ。構うだけ無駄。
698無名草子さん:03/08/06 17:18
夏だねー。
699無名草子さん:03/08/06 18:01
>698
茉莉の発明料理で、実なし茶碗蒸し(つまりやわらかい卵豆腐か)を
大きな匙ですくって冷やして、ワサビ醤油を添えて供するっていうのがあって
夏向きのすごく美味しそうな献立だと思いました。
全集の『ドッキリチャンネルII』だったかな。
700無名草子さん:03/08/06 20:10
700
701698:03/08/07 13:30
>699
こんな発言にレスが貰えるとは。笑。
私はやっぱりダイヤ氷の冷紅茶かなー。
702無名草子さん:03/08/08 00:04
茉莉タソの出た11PM観たい
703無名草子さん:03/08/08 14:57
みたいみたい。
映像でみたい。
704無名草子さん:03/08/08 20:18
あたしは女学校ではフランス語だったから英語は知らないんですよ(怒)
705無名草子さん:03/08/08 20:27
そういや茉莉タン
作品中で大抵の日本人と同じように
ムーディの意味誤解してたっけね。
あれ見て英語は全然出来ないんだな〜と思った記憶あり。
706無名草子さん:03/08/08 21:25
利口な娘は、プレサンチマンがなくてはいけない
707無名草子さん:03/08/08 21:28
マリタン「アンシャンテ、ムッシュウ」
三島由紀夫「いやー今日はフランス人がいなくて」
マリタン「(;´Д`)」
708無名草子さん:03/08/09 23:49
>698
森茉莉の文章は一文が長くて改行が少なくて、
ぱっとページを見たときに字の密度が高いように見えるので
夏読むと暑苦しいような気がしてしまう。
「甘い蜜の部屋」は確か2月くらいに読んだ。
709無名草子さん:03/08/10 01:20
森茉莉の文章はあんまり音読したくない。
710無名草子さん:03/08/10 02:28
息継ぎのしどころがわからなくて、一文読むだけで
ハァハァしそうだよね。
更に途中でカッコ書きが挟まってたりしたら・・・。
711無名草子さん:03/08/11 19:09
「なんとかが、あった」って感じの文章が多いから、きれいに鼻濁音が出来る人
以外には音読してもらいたくないな。
712無名草子さん:03/08/12 18:05
うむ、文章をパッと見ただけでも隙間が異様に少ないので暑苦しい
けど、読んでも暑苦しいよね。
言葉の表現とか言い回しとかが濃いいw
カタカナでも暑苦しいもんなー(オォ・ドゥ・コロオニュとかアネモォヌと)

今、ぼやきと怒りのマリア、読んでるんだけど、茉莉タン、本当に
色んな人から可愛がられてるんだねーw
編者の小島さんは元より三島さんやら池田さんやら・・・
後、茉莉タンの作品って思いつくままに書き綴ったっぽい感じだけど、
実は結構考えられて作り上げられてるんだなって思ったよ。
特にジャックに対する意識が全然違う。ああ、本当は冷静なんだって
びっくりした。
713無名草子さん:03/08/13 13:47
>>704
でも、茉莉さん、あなた時々フランス語、お間違えになってますよ。
セント・バーナードの「ボワ」のことを「セント・ベルナァル」って
フランス風に表記したつもりでしょうが、もし本当にフランス語として
正しく発音するなら「サン・ベルナァル」ざますの。
714無名草子さん:03/08/13 14:03
ところで茉莉タンは仏蘭西語、ぺらぺれにお出来になるのでしょうか?
女学校時代アーンド仏蘭西に二年間行っていたとはいえ、それ以来
何十年も喋ってないわけだし、身近に仏蘭西語の書物が沢山あった訳でも
なさそうだしなー。
全集にはフランス語日記もあるけど、あれは仏蘭西人が見ても
ちゃんとした日記になってるのかなあ・・・
715無名草子さん:03/08/13 14:14
>>713
英語で「セント」は、フランス語で「サン」と発音するというのは
フランス語の初歩ですよねぇ。
よってフランス語の語学力はカナーリ怪しい(ヴァカ留学生並み)
と思ワレ。
716無名草子さん:03/08/13 14:19
>>715
絶対たいしたことないよね>お茉莉のフランス語
脳内パリジェンヌつか・・・。
本の中に出てくるフランス語も「ヴ ペルメッテ」(英語に直すと
you permit?だ。)とかそういうレベルだし、きちんとした
フランス語ではないしなあ。
怪しげなホテルに逗留してたから、正しいフランス語をしゃべる人と
知り合う機会もあまりなかっただろうし・・・。

フランス語ペラペラお嬢だったらサガンの翻訳者である
朝吹登水子様の勝ちだろうなあ。
717無名草子さん:03/08/13 15:09
だから誰の方が勝ちとか茉莉にあてはめても意味内って
718無名草子さん:03/08/13 15:13
茉莉、フランス語の本翻訳してたよね?
「マドゥモァゼル・ルウルウ」
正確さはどんなもんなんだろう。
719無名草子さん:03/08/13 15:17
>>717
つーか、そんなに怒んないでよ。
720無名草子さん:03/08/13 15:19
>>716
茉莉は朝吹さんのことどう思ってたんだろう。
内心意識してそうだけど、文章では具体的なこと
一度も書いてないね。
721無名草子さん:03/08/13 21:16
>720
世代がちょっと違うからね、どうだろう。
白州正子の自伝にはトミコ話出てくるよ。
本人の目指すところも価値観もかぶるところは
同じフランスでもなさそうに思えるが。

茉莉が意識していた作家は幸田文と円地文子じゃない?
円地文子は森茉莉のことをバカ扱いしてたみたいだけど、
そういう円地文子も娘から言わせれば米をといだこともなかったそうで。
世間ずれしてるのはどっちもどっちだと思った。
722無名草子さん:03/08/13 23:43
円地文子さんが、お米も研げなかったってのはショック。
戦前の中産階級のお嬢さんですごく頭がよくて向学心がある人だと思ってたのに。
明治生まれ、女学校卒のうちの祖母二人は、お手伝いさんを使いながら、自分で
やることはやれたからなあ。
723無名草子さん:03/08/13 23:47
>722
娘さんが出しておられた回想本で、ちゃんと読んだわけじゃないんだけど。
大きい図書館なら置いてると思います。思い違いだったらごめんなさい。
724無名草子さん:03/08/14 05:00
>>722
円地さんは体も弱いし、好きな古典のお勉強だけしてれば良しという
両親の理解もある、ものすごいお嬢様育ちだったんだよ。
それこそ乳母日傘の人。旦那さんもそのことに対する理解はあったから
家事に関しては求めてなかったし。

言葉は悪いが、あなたの祖母のような良妻賢母コースを辿れば良しとされていた
一般人(階級がじゃなくて業績の話ね)と比べても意味がありません。
725721:03/08/14 23:36
円地文子は724さんの言うような理由で米も研がないっていうのは
納得できるんだけど。

同世代の女性に比べて家事にうといのは茉莉も円地も同じなのに
円地文子が森茉莉をバカ扱いしてたのがどうも。
世間から見れば円地文子はお勉強も出来て立派なんだろうけどね。
料理は上手だけど、ぶっとんでて電波入ってると世間の風当たりは強いのか。

茉莉の文章に出てくる円地文子ネタを見ると根に持ってるみたい?
幸田文については「根性は嫌いだけど、この人は根性を突き抜けてる」
とか語ってるね。露伴仕込みの雑巾がけテクには敬意払ってるようだし。
726無名草子さん:03/08/15 00:18
円地タンはかなりの天然キャラの持ち主でもあった。
戦後、平林たい子と海外旅行するんだけど、その時
円地タンの夫君がたい子タンに「うちのはお嬢でワガママですからね。
ご迷惑かけると思います。」って事前通告しておいたんだけど、
旅行中、円地タンに対してたい子たん呆れてポカーンみたいな感じ
になったらしい。
別に悪口とかじゃ全然ないんだけど、例えばパーティーだと
自分が主賓席じゃないと「なんで〜」って駄々こねる。んでいい席に
移ると無邪気に「良かったこと!」と喜ぶ、みたいなことが書いてあった。
それ読んで、円地タン、文学以外のことはやっぱり天然なのね、と思ったよ。

ところで円地タンがお茉莉をバカ扱いしてたって具体的にどういうことで?
ソースキボン。
727無名草子さん:03/08/15 07:02
遠地は確か岡本鹿の子をも生暖かく見守っていたのではなかったっけ?
728無名草子さん:03/08/15 09:30
オーガイ「挽肉の料理をくれ」
ボーイ「ペラペラペラのペラペラでございますね?」
オーガイ「(゚Д゚)ゴルァ!」
729無名草子さん:03/08/15 09:33
マリタン「セーター取り換えてください」
デパガ「一回気に入って買ったんでしょう」
マリタン「(゚Д゚)ゴルァ!」
730無名草子さん:03/08/15 09:43
テレビ「今日のお料理は、しんとり菜のクリーム煮です」
マリタン「そんな菜っぱ知るか(゚Д゚)ゴルァ!」
731721:03/08/15 15:20
>726
すみません、どこか忘れました・・・
もしかしたら森茉莉本人じゃなくて、森茉莉について語った本かもしれない。
ロールシャッハテストをやってみて云々、みたいな話のついでだったような。

こういうとき古典みたいにテキストデータになってればなと思う。
同じネタループ多いし、キーワード検索できるから。
そうすればナンシー関が探していた「森進一ネタ」も一発だったのに。
著作権の問題があるから無理?
732山崎 渉:03/08/15 21:40
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
733無名草子さん:03/08/15 22:56
美輪氏が、ずいぶん前の(女性誌で連載している)人生相談の中で
「森茉莉という人はひどい斜視だったけどとってもスバラシイ作品を書き・・・」
みたいに書いていて、驚いた。

茉莉、自分が斜視だって、自分では書いてないよね。
734山崎 渉:03/08/15 23:15
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
735無名草子さん:03/08/16 00:24
>>733
美輪タンって割とさらっとひどい事いうよね・・・。
茉莉タンの小説舞台化した時も徹子の部屋で「原作は森鴎外のお嬢さんです」
って言ってたらしいし・・・。
いくら何でも自分の舞台の原作者を作家として認めてないってのは
どうなのか・・・(認めてたら作家の森茉莉さんですって言うだろうし)

でも実際は斜視だったのかな。どうなんだろ。
736無名草子さん:03/08/16 15:07
NHKの戦前カラービデオ番組で、森マリの文が流れましたね。
737無名草子さん:03/08/16 17:36
>>731
ソースがないなら、なんとも言えないわな。
いや731たんが嘘ついてるって言いたいのではなくて
その文章の受け取り方が人によって違ってくるだろうからさ。
738無名草子さん:03/08/16 20:15
>>718
大抵の海外本の翻訳は、それを予め原書を翻訳する人(下訳)がいて、
その原稿を元に有名作家が自分の文体に書き改めるのでつ。
勿論語学力の高い有名作家でも、一から翻訳するのは大変時間が
かかるので、下訳を元にして翻訳します。
だから語学力がなくてもOK。
>>735
ここの書き込みによると、彼女は美輪と喧嘩したらしいよ。
739無名草子さん:03/08/16 21:19
>>738
「マドゥモァゼル・ルウルウ」翻訳時点では、
有名作家とは程遠かったのでは? 自費出版らしいし。
ちなみにこれは昭和8年出版、「父の帽子」が昭和32年だとか。
740無名草子さん:03/08/17 22:01
>738
たしかに、茉莉自身も美輪タンに喧嘩売ってるね。

主人公の美少年が、与えられた小金を怒って投げ捨てるなんておかしい、
美少年はお金に不自由せずに育ったから、屈託なく受け取る筈、
受け取らない、変にこだわりをもっているのは美輪タン自身の姿では?
花柳界の大店に育ったなんていってるけど、ずっと裕福だったんじゃ
ないんでしょ〜(超ウロ覚え。でも要旨はこうだった)

みたいな文章、どこかで読んだ。・・・どこだったかな・・・探してこよう。
741無名草子さん:03/08/18 00:13
たぶん、どっきりチャンネルだよ。
742無名草子さん:03/08/18 11:12
ルゥルゥを訳したのは、マリタンが出戻って実家にいた頃ですが
下訳のシステムってその頃もあったの?
743無名草子さん:03/08/18 22:08
ルゥルゥは、自分で訳した筈だよ。先生にはついていたけど。

話は変わるけど、
仙台在住なので、仙台時代のエッセイが見つけられないのが残念。
744無名草子さん:03/08/19 02:08
仙台時代のエッセイってあるのかなぁ?
類がエッセイで「仙台には三越がない」って茉莉が怒ってたのは書いてたけど。
745無名草子さん:03/08/19 19:15
仙台のはないね。疎開先の福島話はあるけど。
最初の夫は大学教授だし酷い仕打ちを受けたから実名出すんだろうけど
二人目の結婚は短期間だし、義理で結婚したようなもんだし
相手は医者とはいえ一般人だし、別に憎く思っていなかったのでは?
746無名草子さん:03/08/19 19:19
ついでに。
穂村弘のエッセイで書斎というか本を置いてある部屋を掃除するって話で

「森欧外は全部捨てて、森茉莉は残すというのは何故だろう」

ってのにワラタ。森茉莉好きなんだねこの人。
747無名草子さん:03/08/20 11:28
>>745
タマキンの事の方が、よくも悪くも思い入れが強いっぽいよね。
茉莉タンは割とイパーン人に対してもずけずけ書いてるので
(勿論実名は出さないし、それなりにぼやかすけど)
読んでる人が読めば分りそうな描写も結構ある気がする。
だからむしろ仙台の医者の方は本にするネタとしてイマイチ
面白みにかけるし、どうでもいいので書いてないんじゃないかと
勝手に思ってるんだけど。
748無名草子さん:03/08/20 17:57
印象の残るほどのこともなかったか、あるいは思い出したくもないほど
醜く屈辱的な思い出だったか<仙台時代

あ、>745タソ、2人目も東北帝国大学医学部教授だったはずだよ。

三越仙台店は1933(昭和8)年開店。茉莉が仙台に来たのは昭和5年、
離婚が翌年。もう少し我慢してくれれば、間に合ったのにな。
749無名草子さん:03/08/20 18:28
三越が出来ても
仙台に銀座は無理だよねぇ・・・
750無名草子さん:03/08/20 22:14
>745
訂正どもです。二人目も教授だったのか。
タマキンは茉莉の十代の頃から知ってるし、フランス文学だから
テキトーな部分もあったけど、二人目はお堅いとこだったのかもしれん。
お芳さんみたいに物わかりのいい姑(?)もいないだろうし。

三越が日本橋以外に支店を出すのは震災以後の話で、
当時は三越の威力というのはそれはすごかったらしいね。
でも仙台三越、意外と早いな。地下鉄銀座線の銀座開通と同じ位?
751無名草子さん:03/08/21 19:14
>>750
うん、珠樹んは結構当時の夫としては例外的に優しかったのでは。
だって夫が帰ってきても出迎えない・料理以外の家事は一切しない・
子育てもしない・死ぬる程気取っている茉莉タンと
10年も暮らしたんだしさあ。
勿論、離婚後の醤油樽うんぬんの話を聞くとちょっと・・・とは
思うけど。(ようするに味方であるうちは優しくても敵に回すと
えげつない事も辞さないヤシって事なんだろうけど)
それに、田舎と東京って違いも大きいのかもね。
当時は信じられないくらい東京と他の地域の知識・情報・物資の
格差があったらしいし。(地方からの金を全て集めて東京に使ってた)
752無名草子さん:03/08/22 09:48
珠樹は茉莉と結婚する前
女中に手をつけて子供生ませてた(養子に出して女中は解雇)
結婚後も、プロの女性じゃない堅気のお嬢とばかり噂になってたそう。
お芳さんや、茉莉の身持ちのことどうこういえるほどお偉くもない。
753無名草子さん:03/08/22 18:10
えー!!
結婚前に女中に手をつけて・・って事件は知ってたけど、
茉莉タンと結婚した後も誰かに手を出したの?
知らん買った・・・やはりタマキンサイテー・・・
(しかも堅気のお嬢さんばかりって所がえげつないなあ・・・)
754無名草子さん:03/08/22 19:03
でもわかる気がするよ.べつに玉金マイタイプじゃないけどさ。
755無名草子さん:03/08/23 09:13
全集1巻にその手の話が載ってた。「記憶の書物」だったかな。
タマキンが芸者にもハマってたとか、仲間の前では夫婦の夜むつまじい(?)みたいな
自慢するのに「実際は駄目なのだ」とか、そんな話。
756無名草子さん:03/08/23 11:23
スマソ、
>>754のレスが何番に向けて発信されているのか分らん。
757754:03/08/23 17:52
ごめん、753に向けてのレスでした。
女のほうが妙にテンション高い、というか自意識過剰のお姫様だと、
男はしょうむない浮気に走るんだよ。これ定説。
758無名草子さん:03/08/23 20:52
茉莉って日本に帰ってきてから、たまきんと子供とで一家を構えてたんだよね。
女中は当然いたらしいが、ちゃんとその女中に指示を出せていたんだろうか。
759無名草子さん:03/08/23 23:51
>758
全然指示出せてなくて家じゅうゴミだらけ、
みたいなことが自虐的に書いてあったような。
タマキン的には仲間と集まって何時まで騒いでも、
普通の奥さんと違って怒らない茉莉はそれなりに利害が一致してたのかも。

女中さんとしちゃ、楽だったろうね。
760無名草子さん:03/08/24 08:49
>>757
なるほど。ようやく分りますた。
確かにね〜。
茉莉の行動ってまず自分ありき!だし、
旦那の事は二の次っぽいしなあ。
それを茉莉的に言うとぼんやりして夢ばかり
見てるって事になるんだろうけどw
でも、たまきんって茉莉の事は愛してたんじゃ
ないかなあ。(離婚後の事は可愛さ余って憎さ百倍な気が)
761無名草子さん:03/08/25 22:56
茉莉とたまきんばかりは巡り合わせが悪かったとしか言いようがないな
762無名草子さん:03/08/26 12:25
そうだねー。
今まで茉莉サイドでしか捉えてなかったから
タマキンなんて嫌な奴だと思ってたけど、このスレ読んで
タマキンの見方が変わりますた。
763無名草子さん:03/08/26 21:11
正直言って、茉莉のエッセイを読めども読めども、
どうして珠樹と離婚しなけりゃいけなかったのか、
全然わからんのだよなあ。

特に珠樹だったからいかんというわけじゃなく、
彼女は結婚生活向きじゃなかったと、そういうことだろう。


ムック本で珠樹他の写真をいろいろ拝見しました。
幼いアンヌが着ている洋服は、茉莉のお古か?
764無名草子さん:03/08/29 16:56
>763
タマキンはパッパみたいに無償の愛を注いでくれないから?

私もムック本買った。小島ちかこさんのインタビューとナンシー関の
文章、円地文子が森姉妹をテーマにした小説など興味深し。
写真はがいしゅつのばっかりで、モアレが気になった。

早川暢子さんは早川茉莉に改名だそうで・・・
森茉莉ファンはそれぞれ思い入れが深いから別の筆名にしてほしい。
森茉莉はみんなのものさ。

ナンシー関が好きだからって「ナンシー○○」と名乗ってテレビ評やったら
相当叩かれると思うんだ。本当にその作家を尊敬してるならそんなおこがましい
ことは出来ないはず・・・もしかして出たがり?
765無名草子さん:03/08/29 17:32
ファンはそれぞれに愛している茉莉の姿があるから、
書いたものにお叱りを受けることも多い、みたいなこと
笙野頼子との対談でいってたね。確信犯ていうより、逃げ口上。
766765:03/08/29 17:56
×確信犯ていうより、逃げ口上。
◎批判上等の確信犯ていうより、逃げ口上に聞こえた。
767無名草子さん:03/08/29 17:56
>764
同意。茉莉を名乗るなんておこがましいとまで
思ってしまった。
そりゃ「茉莉」ってペンネーム使ってる人は
ちまたに沢山いるんだろうけどさ・・・
早川さんにはやめてほしかったな・・・

ちなみに漫画家の森川久美は最初
「山田茉莉」ってペンネームだった・・・
まんまだなオイ
768無名草子さん:03/08/29 18:54
>漫画家の森川久美
知らない人だなと思ってググって日記読んで…。
ちょっとイタイにほひがそこはかとなく…。
いや、期待どおりといえば期待どおりかもしれんw
769無名草子さん:03/08/29 23:00
>>763
茉莉から離婚を言い出したのでなければ、たまきにとって茉莉に魅力がなくなった
(茉莉自身にか茉莉の周りの環境にかは解らない)からの離婚でしょうし、
その逆ならたまきに魅力がなくなったからの離婚なのでは?
全く難しい事では無いと思う。
770無名草子さん:03/08/30 00:06
>>763
エッセー読んでも玉金との離婚原因が判らないということは、やっぱり文章に書きづらいこと(例えば性の不一致)あたりだろうか?
771無名草子さん:03/08/30 00:54
>>770
そういうことも含めての魅力がなくなっただけでしょう。
772無名草子さん:03/08/30 10:22
河出のムック本、ナンシーのコラムは消しゴム版画がなくてガカーリ。
ナンシー関の彫った森茉莉(もしくは森茉莉の妄想する田中邦衛)が見てみたかったでつ。
773無名草子さん:03/08/30 13:13
>>769
当時だったら相手に魅力がなくなっても
割と夫婦の役割分担が出来ていたから離婚までは
行かない夫婦も多かったけど、茉莉タンのところは
そもそも茉莉タンが母・妻の役割を全くこなしてなかった
から、余計に離婚へ加速したんじゃないかと思う。
しかもタマキンは金持ちだからいくらでも家政婦を
雇えるしねえ。
774無名草子さん:03/08/30 18:58
離婚はたしか珠樹が「子供は渡さないよ」と言ったので茉莉から言い出したのでは?
珠樹としては離婚は世間体が悪いから茉莉を名目上の妻にしてあとは好き放題
ってつもりもあったのではないか。当時は妻はしかるべき筋から迎えて
別の2号さんを囲う人も多かっただろうし。
775無名草子さん:03/08/30 20:04
>>767

森川久美のPNはマジですか!?
全然知らなかったわ…・。
776無名草子さん:03/08/31 00:39
茉莉さんの魅力は、電波といわれようがなんであろうが
型にはまってなくて、人間的に面白いところだと思うw
そこが周辺住民には理解出来なかったんだろうけどw
普通な茉莉さんは茉莉さんじゃない。
お涙頂戴・偽善者ぶらないところも大好き。

しかし彼女の文章は本当に美しいですねー。
本物の"モダン"という感じで。作品はどれも好きです。
茉莉さん自身も、結婚直後の着物でビシッと決めた写真は
本当に美しかった。
知ってる人が一度(晩年に)お目にかかって、
「美しい人だ」と賞讃してました。

このスレざらっと読んで、結婚はむいてない人だと思った。
生涯独身で貫いてたらもっと幸せだったんじゃないかな。
まあ、結婚したおかげでいろんな経験も積めたんだろうけど。
777無名草子さん:03/08/31 01:23
777
778無名草子さん:03/08/31 12:29
今の美輪さんがロココ超の家でたたずんでる姿を
観たら吹くでしょうね、茉莉さん。
三島さんの家も好きじゃ無いって書いてたし。(私モナ)
美輪さんは歌は凄いけどねえ。。
779無名草子さん:03/08/31 16:35
ムック本の対談の頃はまだ仲良かったのね。
お茉莉と三輪さん。
富岡多恵子とも仲良しだったのに、後年は仲たがいしたって
どこかで読んだ気がするんですが、どうしてなんでしょう。
ガイシュツだったらスミマセン。
780無名草子さん:03/08/31 16:47
>>779
茉莉の全集の小冊子に富岡多恵子本人が書いてあったような‥。
原因は富岡本人も解らなくて、茉莉が突然富岡を拒絶するように
なったって。彼女の何気ない言葉に茉莉が怒ったらしいんだけど。
781無名草子さん:03/08/31 16:50
茉莉さんはB型かAB型のようなきがする。
なんとなく。
782無名草子さん:03/08/31 22:26
森茉莉好きじゃない人から見れば、美輪も森茉莉も耽美系で
ひと括りにされそうだけど(なんとかノバラとかも)
私はどうも美輪は好かん。昔はともかく今はただキモイ。
783無名草子さん:03/08/31 23:40
美輪はともかく、なんとかノバラは
やめてくれー
784無名草子さん:03/08/31 23:46
でも美輪様、若い頃は絶世の美少年だったよね。
今は妖怪だけど(本人談)。
785無名草子さん:03/09/01 00:43
河出ムックはナンシーのコラムと、小島千加子さんのインタビューが良かったな
美輪さんとか、富岡多恵子とか仲たがいしてる人のは、ちょっと。
早川茉莉もイタイ。
佐野洋子のあれも嫌い、これも好きに森茉莉さんのことについての、エッセーがあるけど
なんかいい。魔利のひとりごとの挿絵も好きだったな
786無名草子さん:03/09/01 02:55
しかし、エッセイとかはわりと気楽に楽しくボケ気味に書いてるけど、
この人の文章や観察力は本当に凄いと思う。
787764:03/09/01 22:13
>785
おお、同意見の方が。うれすぃ。

早川さん、食べ物ネタを集めた「貧乏サヴァラン」は良かったと思うんだ。
森茉莉読んだことない人にもとっつきやすい内容だったしね。
でも「うぬぼれ鏡」は買う気しなかったなー。次何かやるのかな。
ここ見てるなら早く改名して、地道に森茉莉研究に勤しむとかしてくれ。
苦情出しても「みんな私のことが羨ましいのね」とか脳内変換しそう。

それにしても「茉莉」に改名するときに筑摩の人は止めなかったのだろうか。
788無名草子さん:03/09/02 02:48
本気で「茉莉」に改えようとするような
イっちゃった人に何言っても無駄と思われたのでは。
789無名草子さん:03/09/02 11:26
茉莉大好きだけど、なりたいか?茉莉に。
私は遠慮します‥。
790無名草子さん:03/09/02 20:32
>>789
あっはっは!! 禿同!!

「なりたいか?」という切り口がほんのりナンシー関。
791無名草子さん:03/09/03 00:07
>790
むしろ「やらないか?」に(以下略

いやー、私もなりたくないです。
茉莉もどきはいっぱいいるかもしれないけど、本物は無理だよね。
792無名草子さん:03/09/03 00:32
なりたくない云々以前に、なれないだろw
793無名草子さん:03/09/03 01:27
>なりたくない云々以前に、なれないだろw

そうだね、マリアはマリアだし。
794無名草子さん:03/09/04 13:22
うちのシュウトメがマリそっくりだ。
もと田舎の地主のムスメ。
今はみっともない、なにもできない(しようとしない)年寄り。
もっともマリみたいに芸術的な才能はないがw
あんな人が身近にいるとまわりはすごい迷惑です。
795無名草子さん:03/09/04 14:06
なーる
796無名草子さん:03/09/04 14:26
>>794
みっともないって?
何がみっともないんだろう???
797無名草子さん:03/09/04 14:29
>今はみっともない、なにもできない(しようとしない)年寄り。

この時点で、マリとはそっくりじゃないんだけど・・・・・ 

普通の自堕落な年寄りなんでしょ。
798無名草子さん:03/09/04 16:14
森茉莉を2ちゃんで私怨を晴らす材料にすんなよ。
799無名草子さん:03/09/04 17:51
>>794
> あんな人が身近にいるとまわりはすごい迷惑です。
そんな貴方にお勧めのスレ

【ウザー】●姑が大っキライ14●【嫌】【鬱】
http://human2.2ch.net/test/read.cgi/ms/1060930208/l50

(=゚ω゚)ノ さよなら〜
800無名草子さん:03/09/04 22:27
茉莉さんみたいなバアさんいたら恋してるw
801無名草子さん:03/09/04 22:46
茉莉さんは、俺が京都(相国寺の裏側)に居た時の下宿のおば(あ)さんにそっくり。
すごくやさしくて知的な雰囲気を持った人だった。懐かしいなあ。
802無名草子さん:03/09/04 23:28
>801
お会いされたのですか?イイナア。
一度でいいから茉莉さんの美の世界と毒舌を生で聞いてみたかったですw
803791:03/09/04 23:32
>792
ナンシーが「浮世離れには才能と環境が必要だ。身のほども知らずに
手を出すとヤケドをする」って書いてた通り、普通の人はなれないね。

河出ムックの表紙写真の手つきがお嬢様ぽいと思いました。
804無名草子さん:03/09/05 00:39
>>775
同人誌時代は
山田茉莉の筆名で描いてました。
商業誌デビウの時に「森川久美」にしたみたいですね。
805無名草子さん:03/09/07 19:25
山田珠樹の墓ってどこにあるんだろう。
花の一本も手向けたい。
何たって森茉莉に書くネタを与えてくれた人だもの。
806無名草子さん:03/09/07 22:12
でもさ、自分の家の墓に見ず知らずの人の供えた花があったら結構気持ち悪いよ。
すごい有名人なら普通のことだろうけどタマキンはかなり一般人に近いから。
807無名草子さん:03/09/08 00:44
>河出ムックの表紙写真の手つきがお嬢様ぽいと思いました。

朕には藁靴の紐は結べないのだ。贅沢貧乏にあるけど、ラオコオンより好きなフレーズ


808無名草子さん:03/09/08 01:50
金とかそういう問題じゃないよな、お嬢様ってのは。
教養と精神の問題だろ。
茉莉はお嬢様のなかのお嬢様だよ。
809無名草子さん:03/09/08 03:13
家柄その他から考えても、
茉莉がお嬢さまの中のお嬢さまっていう意見には賛成できないなぁ
正直箱入り娘・籠の鳥だとは思うけど・・・
810無名草子さん:03/09/08 06:34
わたしもお嬢様と箱入り娘は違うと思う。
白洲正子とか、徳川慶喜の子ども部屋の人は「お嬢様だなぁー」と思ったけど
茉莉はそこまでのお嬢様じゃないつーか…
811無名草子さん:03/09/08 11:41
いや超お嬢様には、源氏物語の末摘花とか
芥川の六の宮の姫君という例も・・・
ってどっちも平安時代の話だし、創作か
>783、激しく同意
ノバが茉莉のことを自分と同じ少女小説家とか言っていたのに唖然
ノバと茉莉じゃ、小説家としてのレベルが月とすっぽんなんだよ
812無名草子さん:03/09/08 18:06
ノバの人は著作を読んでいなかったので特に好悪はなかったのに
吉屋信子の本に内心語りかける相手を馬鹿にしているような(例え)
浮ついた文を書いていたので私の中では信用を無くした。
茉莉についてそんなことを書いていたのか・・・。
813無名草子さん:03/09/08 19:01
戦前のお嬢様は、母親でなく御付の人に育てられ、女中頭がいて、その下に
女中やら、料理人やら。たとえば家にお客様が来るとき、料理人が献立
を考えて、それに修正を入れるのが(お客様に合わせて)女主人の役目
だと思って育った人だと思う。
茉莉のところは中産階級の上のほうだから、献立を考えるとか、掃除順序を
決めるとかからが女主人の仕事だったと思う。ただ、母親も祖母もそれをやってた
のに、茉莉はちっとも覚えなかったところが、天然たる由縁。
ちなみに故・良子皇太后は初等科のころ、ご両親が家をお留守にされた時、
「父君、母君がお留守のあいだは、表のことは兄・朝融さまがいらっしゃるが、
奥では私が一番上です。私の言うことをよく聞かねばなりません」と女中頭に
仰ったとか。
814無名草子さん:03/09/08 20:10
この話題のループは何周目ですか?
815無名草子さん:03/09/09 00:13
アホが多い事に驚きますタ。
816無名草子さん:03/09/09 09:10
>813
良子様カコイイ!!
「お嬢様の中のお嬢様」と言ったら、私がイメージするのは
一の宮蕗子さまなんだが・・・
ほら、お友達の誕生パーティに呼ばれて
「わたくしの席が一番下座だったのよ」とくやし泣きしたあの方よ。
817無名草子さん:03/09/09 10:07
お嬢様好きが必ずしも慎み深く賢いとは限らん
ちゅーこっちゃ。>>814
818無名草子さん:03/09/09 15:43
ここまで「本当のお嬢様」ってのにこだわる人の真意は
819無名草子さん:03/09/09 21:54
森茉莉のこと話そうよ
820たま:03/09/10 00:15
 
 森茉莉さんの部屋の写真あれば見てみたいです。   
相当汚かったとか。床の部分は汚すぎて紙切れなどが土になっていたらしい。
凄く興味があります。
821無名草子さん:03/09/10 00:21
その昔化粧板に「面倒くさいからドルックスでいいじゃん!」スレがあった頃
「森茉莉が好きそう」と書き込みしたら、森茉莉読者さんからのレスがあって
嬉しかった。
オイデルミンは合わなかったものの、ドルックスは今も愛幼虫。
今出てる化粧品で森茉莉っぽいのはマジョリマジョルカ?

森茉莉に影響されて買ったもの、やってみたことってあります?
822無名草子さん:03/09/10 12:12
>821
本を並べる時、背表紙の色を揃えて一人ウトーリしてます・・・

ところで化粧ネタといえば、類本だか何かの本(『クレオの顔』かな?)を
読んだ時に例の問題になった森茉莉の化粧法が載ってたのです。
ゴシゴシこすって洗うとか書いてあったけど、衝撃的だったのは鼻が赤いのを
気にしてたから鼻は白く塗り、鼻の赤さが目立たないよう頬紅は赤く塗ると
いうもの。
想像したら恐ろしくなったよ〜でも、茉莉の若い頃の写真見ても綺麗だから
(確かに白黒写真だけど)やっぱり類は大袈裟に書いたのかな。
私も鼻が赤いけど、さすがに真似できず・・・
長文スマソ
823無名草子さん:03/09/10 20:52
ちょっと妬ませておくれ。

森茉莉って人は、「生まれた時から食べることばかり考えている」のに、
どうして年寄るまであんなにほっそりしていられたんでしょう。
824無名草子さん:03/09/10 22:38
>>823
仙台時代、散歩を禁止されて太ったって類本に出てなかったっけ。

唐沢俊一編の「壁際の名言」と言う本に
茉莉さんの文章(ドッキリチャンネルの)が紹介されています。

その引用に対する唐沢氏の文章
「かなり意地クソの悪い文章だが、そこはそれ、森茉莉だから仕方が無い」
には笑いました。
825無名草子さん:03/09/10 22:42
いつも考えていたのであって、いつも食べていた訳ではないのが鍵かも。
私も一緒にちょっと妬ませて下さい。
826無名草子さん:03/09/11 06:24
>>823
ほっそりはしてないよ。
珠樹と結婚する前後も、デブデブ太って娘の容貌が内面よりも大事だった
シゲたんに嘆かれてるし。
小倉千加子も「茉莉さんがあの環境の中でも健康だったのは、昔の人間には
珍しく体格が良かったから。胸もがっしりとして厚みがあった。」的なことを
書いてるし。
827無名草子さん:03/09/11 06:29
あとちょっと遅レスだけど茉莉関連のペンネームネタ
少女小説書いてた頃の桐野夏生のペンネームは「野原ノエミ(あー漢字忘れた)」
だったはず。
桐野さんも好きだったんだね>お茉莉の本
828無名草子さん:03/09/11 10:46
庄司薫さんのエッセーに「僕のフランス語の先生である山田爵(←ほんとの字になってたかも)が・・・」っていうくだりがあって、なんかおおっ!て思った。
829無名草子さん:03/09/11 13:53
高峰秀子って決してそうダメな女優ではないと思うのだが、
なんであそこまでぼろ糞に言われなきゃならないのか気の毒だ。
830無名草子さん:03/09/11 13:58
>>821
まだ出てなかったと思いますが、『甘い蜜の部屋』に出てくるモイラの好物
いり卵+海苔+ご飯。
スプーンでお行儀悪く食べるのがより本格的…
831無名草子さん:03/09/11 16:16
女優としての全盛期
(天才子役→恋多き天才女優時代)の高峰のことは愛していたはず。
それ以後の、エッセイを書いたり分別くさいオピニオンを標榜しはじめた
デコたんがヤだなということだったんじゃなかったっけ。
背後に本を一杯並べたお書斎での執筆中写真に
板についてない、かっこわるいものを
茉莉は嗅ぎ取ってしまったんでしょう。
例によって勝手な茉莉だけど、嫌がってるポイントはわかる気がした。
832無名草子さん:03/09/11 18:03
頼近美津子さんもかわいそう。・゚・(ノД`)・゚・。
833無名草子さん:03/09/11 20:11
>822
群ようこ本には「鼻の毛穴を気にして」ってあったので
化粧板の毛穴&コメドスレに以前常駐してた私は親しみがわいたさ。
今は化粧のぶっちゃけた話とかはエッセイのネタになるけど
当時はそうでもなかったろうから、茉莉タンには同情いたします。
834無名草子さん:03/09/11 21:21
ナルホド、鼻の毛穴を気にしてゴシゴシこすって洗ってたんですね。
でも、こすったりいじったりすればする程、鼻は赤くなるような・・・
悪循環?
何時間も鏡の前に座ってたお茉莉のことだから、いろいろ
いじってみたくなったのかもね。
835無名草子さん:03/09/11 23:51
手塚治虫は、自分の鼻の脂をネタにして自画像描いて、サイン会で子供から
「華にぶつぶつがない」っていわれたらしいけど、女にとっては大事なことだよね。
836無名草子さん:03/09/12 06:54
>828
フランス文学者の鹿島なんとかさんも(茂だったか)
以前、文春のエッセイで
恩師、山田爵先生のことを書いておられたぞ。
仏英和女学校附属の幼稚園の話だったかな。今の白百合幼稚園ですね。
837無名草子さん:03/09/12 21:55
>>833

いや、たしか、「鼻の脂を縫い針でつつきだす」と書いていたような。
でもそんなことができるのでしょうか?
838無名草子さん:03/09/12 23:11
>822さん、その本って山崎国紀の「鴎外の三男坊 森類の生涯」じゃ
なかった? 私も読んだ。

>833さん、群ようこ本はファンサイト読むような気持ちで読んだほうが
いいと思う。「事実」といってしまうと私も自分の目で見たわけじゃないから
語弊があるけど、もっと信頼性の高い複数のソースと食い違っている
部分がある。
それが、調査不足なのか読み物としての面白さの為削ってしまったのか、
は分からないけど。
長男と交流が途絶えた理由について、「土地問題」が触れられていなかったりね。


それはそうと、筆名って言えば、群(むれ)ようこも、モイラの苗字「牟礼」から
取ったのかな?
839無名草子さん:03/09/13 01:11
群ようこの筆名は目黒さんがつけたんじゃなかった?
群は目黒さんのペンネームを暖簾わけ、ようこは目黒さんの好きな女の子の名前ではなかったかと。
>821さん、元々ゆで卵好きだったけど、森茉莉読んで更に好きになりました。

840無名草子さん:03/09/13 01:35
土地を、爵タソ&妻&妻の母にだましとられたんだっけ?
それでずっと絶縁だったのかな結局・・・・・
あんなに愛していたのに。愛憎紙一重?陳腐な言い方だけど。
841無名草紙さん:03/09/13 09:27
群よう子って、森茉莉の本に限らないけど、何書いても結局自分のことを
書いてるだけじゃんという気がして。。。
少なくとも伝記としての価値はゼロの本だ。
842822:03/09/13 16:38
>838さん
そうだ!その本だった気がします。
図書館で発見して何気なくペラペラしてみたら、いろいろなことが
書かれていて夢中になって読みました。
類タンのダメダメっぷりも何だか憎めない感じでw
843無名草子さん:03/09/14 23:07
>841
自分の身の回りのことを面白おかしく書いてナンボみたいな人だからね。
ちゃんとした伝記や評伝ならもっと他の専門家の仕事だろうし、
あれはあれで、群ようこ程度の本を読む人が森茉莉の本を読むきっかけに
なればいいんじゃないの。

赤瀬川源平が宮武外骨の経歴や発行雑誌を紹介した「学術小説」では
「私は女子大生になりたくない」と小説中で語っていた。
その心はオールナイトフジ(古い・・・)で女子大生が「スゴーイ」しか
言わないみたいに、自分も「外骨はすごいですねえ」の繰り返しに
なってしまってどうしよう、みたいなことを書いていた。

だから森茉莉のエピソード紹介→自分の話題に戻す
てのは群ようこなりの森茉莉消化なんんじゃないか。
という私もブックオフの100円でしか買う気はしなかったけど。
群ようこは森茉莉随筆好きだろうけど、細かいエピソードなどは
編集者に資料もってこさせて適当に抜書きしたっぽい。
844無名草子さん:03/09/15 08:50
群ようこのは、森茉莉エッセイ本の感想文として
面白く読んだよ。
「親ばかもいいかげんに…」とか普通につっこんでるし
評伝とはチョトチガウと思う。
845無名草子さん:03/09/15 20:37
教科書だったと思うんだけど、鴎外が子供たちに書いた手紙が載ってて
マリチャン、アンヌコ、ボンチって書いてあった様な気がする。
アンヌコはともかく、類=ボンチっていくら何でも私の記憶違いだろうな…
846無名草子さん:03/09/15 23:19
兄弟の仲でアンヌさんだけがご存命なのでしょうか。
847無名草子さん:03/09/15 23:23
アンヌさんはお亡くなりになられた筈です。
確かアンヌさんの後を追うようにご主人もお亡くなりになられた気が???
848無名草子さん:03/09/15 23:25
>845
確かボンチコだった気がするよ。
坊ちゃんのボンなのかと勝手に解釈してますた。
849無名草子さん:03/09/16 07:50
ドラマの中で「ポンチコ」にされていて
「ボンチコ」だって訂正を求めた話が
類さんのエッセイに書いてなかったっけ。
坊ちゃんのボンなんだろうなと私も思った。

類のエッセイに出てくる鴎外のドラマって
いつごろ放送したんでしょうか?
(郷ひろみのやつじゃないよね)
ビデオ出して欲しいなぁ。見たい。
850無名草子さん:03/09/16 11:02
1987年 nhkドラマ「玉と砕けず――ある森鴎外伝」
851無名草子さん:03/09/16 23:15
848さん。849さんレスありがと
ボンチじゃなくてボンチコだったのね。
852無名草子さん:03/09/16 23:42
今週末、上京するので、茉莉の行きつけだった喫茶店「邪宗門」に行く予定!
ひゃっほ〜! 今からウキウキわくわくドキドキです。

駅(「世田谷台田」駅)から結構あるから、タクシー使ったほうがいいかなぁ。

いらしたことのある方、いらっしゃいますか?
853無名草子さん:03/09/17 03:39
>852
そんなに歩くというほどではないと思うけど、
土地カンが全然無いならタクシーつかうのもいいかも。
世田谷代田からは行ったことがないし、下北から寄り道しながらしか
行ったことがないので参考にならなくてスマソ

邪宗門ホームページ

tp://homepage3.nifty.com/jashumon-setagaya/
854無名草子さん:03/09/17 08:51
私は三軒茶屋から歩きでしたが、どこの駅からも遠いみたいです。
周りに人も歩いてなくて聞きづらかったし。
ネットで地図を縮尺別に何パターンかコピーしていくと良いかも。

森茉莉ファンよりも学生さんや常連さんの多そうな店です。
店主やおかみさんが暇だったら森茉莉話を聞けるでしょう。
森茉莉が書いた色紙とかも頼めば見せてもらえるよ。
ドアあけてすぐ左側の席が「いつもの場所」だったらしい。

あと、近くにある桜並木は「セーターを捨てに行った川」
を埋め立てたものみたいです。
855世田谷区民:03/09/17 08:57
下北沢から行くほうが面白いのでは?
でもよけい道がわかりにくいか。帰りは下北という手もありますね。森茉莉ゆかりの街だし。

あ、小田急で梅ヶ丘まで行って南口のバスでもいいんじゃないですか。
代田1丁目下車ね。
856852:03/09/17 23:15
みなさまレスありがとうございます。「へぇ」の連続でした。
「セーターを捨てに行った川」、今は埋め立てられていたんですか。
「下北沢」も近いんですか〜地名は本で見たと思います・・・って、
路線図見たら、隣でしたね。なるほど。時間があったら是非足を伸ばしたいと思います。

生まれも育ちも仙台で、東京の土地勘は欠片もありません。
お昼ころ東京着、17時に新宿で待ち合わせの予定で、その間しか
時間がないのに、「世田谷の邪宗門と、茉莉の好きな浅草と銀座、
あとできれば神田神保町の古本屋街には行きたいな」とか本気で
考えていたくらい。結構離れているんですね、これらって。

地図、忘れずに印刷していきたいと思います。方向音痴だし。
タクシー、「いいかも」と言ってもらえてチョト安心しました。
1kmくらいしかないから、怒られたり乗車拒否されたりしないか
心配でしたので。

スレ違い気味かな? と書いた後思いましたが、親切に教えていただいて
嬉しかったです。助かりました。
また分からないことがあったら、ヨロシクお願いします。 
逆に、チェック依頼があれば、レポートしますので、何なりとドゾー。
857無名草子さん:03/09/18 11:28
>お昼ころ東京着、17時に新宿で待ち合わせの予定で、その間しか
>時間がないのに、「世田谷の邪宗門と、茉莉の好きな浅草と銀座、
>あとできれば神田神保町の古本屋街には行きたいな」

かなり無理ぽ・・・
858無名草子さん:03/09/18 12:12
下北沢は山手線の外だからねえ。しかも邪宗門は駅から遠いし。
新宿から下北沢は近いだろうけど、浅草・神田はかなり離れてまっせ。
浅草・神田・銀座は同じ地下鉄沿線だから3つ同時に見られなくもないが
どうしても邪宗門みたいならほかは全部犠牲にして(また行く機会もあると信じ)
邪宗門+下北沢ツアーかタクシーでとんぼ返りだね。

下北沢の「駅前マーケット」は森茉莉も行ったであろうし
昔の『暮らしの手帖』や懐かしキャラクターグッズを売ってる
レトロなお店があってごちゃっとした雰囲気です。
邪宗門に森茉莉のことをとりあげた『太陽』があるから
それを見ると下北沢のゆかりの店とかはわかる。
859852=856:03/09/18 21:13
えぇ、まさに「かなり無理ぽ」らしいですね。
どれほど無茶かは、夫(土地勘有。東京駅で別れ17時に新宿で待合せ)に、
小一時間じっくりたっぷり説明されました。最初は頭を抱えていました。
ちなみに、夫に言ったときには、ここに書いた浅草・神田・銀座のほかに、
千駄木の観潮楼跡や、三鷹禅林寺(森家のお墓がある)も挙げていました。

今回は、邪宗門に絞ります。
下北沢、検索したところ「迷路のよう」と表現した文章もあり不安ですが、
実際自分の目で見てみて、行けそうだったら是非挑戦したいです。

邪宗門から下北沢の駅って、最短距離を歩いて、大体どのくらいの
時間がかかるんでしょうか・・・。
860858:03/09/18 22:55
そしたら最初駅からタクシーで邪宗門に行って、
ぶらぶら歩きながら下北沢駅まで行ったら? 
今地図見たら1キロ前後でした。20分くらいか?

手元の『太陽』を見ると、茶沢通りをひたすら北上すると
ごちゃごちゃした下北沢の街並に行き着きます。
そこをさらにまっすぐ(といっても道が狭くなったりしているが)
行くと駅。マーケットはホーム挟んで向こう側。

今邪宗門のホームページ始めてみたけど、マジシャンが好きな人が
同名の店を開業しているんだね。知らなかったよ。
861無名草子さん:03/09/18 23:20
確かに全部行ってみたいよねw
そのうち泊りがけでこられるといいですね
862無名草子さん:03/09/19 10:04
すみません。その『太陽』は何年の何月号でしょうか?
(できれば古本で)取り寄せて読みたいです……
863無名草子さん:03/09/19 12:13
今手元にありませんが「作家のスタイル」という特集です。>862
森茉莉が紹介された書籍・雑誌などの情報は「黒猫ジュリエットへの手紙」
に詳しくでてます。あのサイトはデザインが森茉莉っぽい。

864862:03/09/19 16:29
特集タイトルを頼りにうちの仕事場の本棚を探したら……
あったぁああ。
99年6月号ですね。
たった4頁だけど邪宗門ご主人やヨーコさんのコラムは面白いし、この地図は貴重だなあ。
三軒茶屋に住んでるので、近日中に行ってみたくなりました。
白樺書院と銭湯、興味深し。
863さんありがとうございました。
865無名草子さん:03/09/19 17:01
森茉莉に縁のあった場所といえば

千駄木団子坂、三田台町、パリ、谷中清水町
駒込(このへんうろ覚え)、仙台、浅草のアパート
喜多方、下北沢。あとは住んでないけど銀座か。

他にもっとあるんだろうけど。
866無名草子さん:03/09/19 17:31
終焉の地経堂フミハウスもあるね。
867無名草子さん:03/09/21 19:25
852さんの邪宗門レポートキボンあげ。
868852:03/09/21 21:30
呼ばれて飛び出て・・・ただいま帰りました〜

みなさまお世話になりました! お陰さまで楽しい旅になりました。
取り急ぎ御礼まで。
詳細はいまテキストに纏めてますのでしばしお待ちください。
869852_長文1:03/09/21 22:48
13:35、「邪宗門」着。
感じのいい女性に迎えられ、我ながらあざといかと思いつつ
「茉莉に憧れ仙台からきた」旨言ってみたところ、入口脇の
茉莉が原稿を書いていた席に座らせてもらうことができました。

茉莉の好きだったコーヒーゼリーと、茉莉が入れ方を指南した紅茶を、
茉莉が飲んだのと同じ種類のカップで頂きました。

カップはイングランド「プリンスアルバート」製、6客セットであったそうですが、
茉莉が使ったものも含めて全て割れてしまい、最後の1客だそうです。
両方とも美味しかったです。

門主に、色々お話を聞くことも出来ました。
茉莉の親友だった萩原葉子さんが近所に住んでいること、
「いいおばあさん」ですがお元気で「体操なんか」に行かれていること、
茉莉の「恋人」の話、茉莉がアパートを追い出されたときの話
(小島千加子さんの話と食い違ってるかも? 確認してから書きます)、
あ、美輪さんの話になったとき、「美輪さん、茉莉が酷い斜視だなんて
書いていたんですが・・・」と訊いてみましたが、首をかしげ「・・・いや、
気がつきませんでしたが?」とのことでした。美輪さんの意地悪だったのかな。

お話のほかに、門主が茉莉から受け取った手紙(全集未収録。綺麗に
ファイルしてありました)や、「甘い蜜の部屋」のサイン入限定装丁盤、
「マドモアゼル・ルゥルゥ」のサイン入単行本など貴重な資料も見せて
いただくことが出来、タノシクテタノシイ、夢のようなひと時でした。

あまりに楽しくて長居をしてしまい、15時過ぎまで居座ってしまいました。
870852_長文2:03/09/21 23:00
後続の方のご参考までに、私の行き方なぞ。
12:30頃東京着、オレンジ色の電車の中央線快速で新宿へ。
12:54新宿発の小田急線で世田谷代田(\150)へ。13:20、世田谷代田着。
タクシーをハケーンするもスルーされたので、あいにくの雨でしたが地図を頼りに
歩いていってみることに。>854さんの助言どおり地図を印刷して行ったのが
役に立ちました。
「生活地図Map Fan」で印刷していった地図では環状7号線から細い道に入る
目印が「ヤナセ」になっていたのですが、実際には、中古車販売「ガリバー」に
なっていたのでチトあせりました。

運良く迷うことなく13:35「邪宗門」着。

帰りは店主が道を教えていただきましたので、教わった通りに、
15:15バスで代沢小学校前から下北沢駅前へ(\210)。
「駅前」なのに駅らしきものが見えないのですが、試しに一番多い
人の流れについていってみたら、無事発見しました。

東京のバスって前乗・中降、前払なんですね。仙台と正反対なので
面白いと思いました。
下北沢を迷わない程度に、ですが歩いて、これまた色んなお店があって
楽しかったです。ただ、お店で「太陽」等も見せていただきましたが、
「バンガロール」はハケーンすることが出来ず、残念でした。
今度はもう少し下北沢の茉莉スポットについても調べてこようと思いました。
また、茉莉のことがなくとも個性的なお店が多く、じっくり見て廻りたいなと
思いました。

みなさま、本当にお世話になりました。
何かご質問等あれば、なんなりとどうぞ〜。
871無名草子さん:03/09/22 00:14
852さん
甘い蜜の部屋の限定装丁版ってどんな感じの表紙なんですか?
872無名草子さん:03/09/22 10:49
852ではないが、限定装丁版ちょっと前にヤフーオークションに出てました。
もう今出てないけど、昔のヨーロッパ貴族の書斎にありそうな雰囲気でした。

852さんオツカレー。コーヒーゼリーに紅茶かー。次私も頼んでみよう。
邪宗門店主へあてた手紙はなんで全集に入らなかったんだろうね?

バスの乗り降り・料金支払いはちょっと郊外に行くと
後ろ乗り後払いになるとこともありますよ。
私は前乗り前払いに慣れてるので、旅行先で慌てることあります。
小銭がない場合事前に「両替」して自分で料金払うっていうのも新鮮だった。
ぜひまた東京においでませ。
873852:03/09/22 18:59
>871さん
限定装丁版は、二重に函に入っていて、表紙は白い皮に黒と金で模様があり、
ページの上部には金がしてありました。
872さんのおっしゃるとおり、ヨーロッパの薫りのする美しい本でした。

>872さん
手紙が全集に載らなかったのは、「個人的なものだから」だそうです。
「私のほかに読んだのは、小島さんだけです」とのこと。私も「見せて」
いただいただけで、読んではいません。
内容を、門主経由で「恋人」へ伝えることが目的だったらしい、ということで
「シオラシイ事書いてあるんですよ」なんて笑ってらっしゃいました。

コーヒーゼリーはメニューで見つけられなかったのですが、
コーヒーゼリーとリプトンティー(こちらは\450)で\1,150、お支払いしました。

是非、また機会を見つけて、邪宗門にもう一度と、下北沢散策と、
世田谷区立文学館見学と、禅林寺お参りと、観潮楼跡と、神田と
浅草と銀座と・・・に行きたいです(w
874無名草子さん:03/09/22 19:28
>872さん >852さん教えていただいてありがとうございました
すごく綺麗な本みたいですね。
875872:03/09/22 23:56
森茉莉の手紙、小島さんは読んでるんだ。
こういうのは手紙もらった人が了承しないと公開できないんだね。
生前必死に恋愛の気配を隠していた姉の手紙を
死語あっさり公開してしまう妹(=向田和子)もいますが。

>852さん、また東京来てね。 青春18切符とか夜行バスなら安いぞw
世田谷文学館は私も行ったことないです。森茉莉関連品常設なのかしら?
876無名草子さん:03/09/23 01:19
甘い蜜の部屋の限定サイン本、
15・6年位前に神田の古本屋で見たことあります。
ローマ字で「marie mori」のサインがありました。
たしか1万数千円くらいでした。
もしかして掘り出し物だったのかしら。
貧乏学生だったので手がでなかったけど、買っておけばよかった…
877無名草子さん:03/09/23 04:10
>>875
3年ほど前に世田谷文学館に行ったら
「森茉莉が赤木春恵に贈られたぬいぐるみ」
がありました。大きなクマだったと思う。

>>876
惜しい、私も欲しい…
878無名草子さん:03/09/24 23:28
KAWADE夢ムックの『森茉莉 天使の贅沢貧乏』ようやくゲットー。

書店で「河出ムックから出た森茉莉の本を探している」と言ったら
店員に「モリマリ?芸能人ですか?」って返されたぜ(゚Д゚*)ゴルァ!

結局ネットで買ったんだけどさ。


879無名草子さん:03/09/25 16:23
河出ムックは大きな本屋を何件か探してゲットしたです。
知人にあげちゃったのでまた買い直すつもり。
以前甘い蜜の部屋を貸して反応いまいちだった友達が
「私の美の世界」を気に入った模様。みなさんリアル知人に森茉莉好きいます?

白川宗道さんのサイトの掲示板で見たのだけど
TBSブリタニカから秋に森茉莉本でるみたいですね。
写真資料が多いらしいけど、世田谷文学館の所蔵品も出るのかな?
880無名草子さん:03/09/25 16:38
しっかし世田谷文学館は森茉莉展やるべきだよな
なんでやらないかと小1時間・・・
881無名草子さん:03/09/25 18:56
世田谷邪宗門の掲示板、なにあれ・・・絶句・・・

変な顔文字や♪に耐性がなくなってる自分に驚いた。
882無名草子さん:03/09/25 23:13
「在仙茉莉ファン」さんって、852さんですか?
日付が一致してるし、内容も・・・w

丁寧で感じのいい文章な「在仙〜」さんには素っ気ないレス2行だけで、
(≧◇≦ゞ) には・・・「家の方までお迎え?に行っちゃいましょうか?」って(キモ

「何でもいいですからカキコおねがいしますう」ですってよ、皆様w
883無名草子さん:03/09/25 23:19
ヲチなら他の場所で。
884無名草子さん:03/09/26 23:35
顔文字多用って気が狂いそうになるよな。
なんでかな、気になる自分がおかしいのかな。

耐性、ワラタ。
885884:03/09/26 23:46
関係ないので下げたつもりが忘れました、ごめん。

今掲示板覗いてきましたが、まだ我慢できる>顔文字多用。
私が気が狂いそうになるのはもっとうざいです、
スレ違い&自分語りスマソ。
886無名草子さん:03/09/27 01:01
まあ確かに2ちゃんにいるとあの種の顔文字がうざいのは分かる気が。
それにしても閑散としてる掲示板ちゅーのはなんとゆーか物悲しいものですな。
いっそのこと常連さん馴れ合い掲示板と森茉莉ファン集いの場掲示板に
分けたらいいのでは? ネットは森茉莉ファン多そうだからもっと情報出してさ。

酔っ払ってるのでテキトーなこと書いてます。
887無名草子さん:03/09/27 23:36
age
888無名草子さん:03/09/28 23:00
「星の王子さま」の翻訳者、内藤濯が書いた「星の王子パリ日記」に
茉莉とか珠樹とか辰野隆とか矢田部さんがよく出てくる。

同じ時期にパリに留学してて(と言っても内藤は国費でだけど)
最初家賃が高い所に住んでいた内藤が、金に困って
安い「オテル・ジャンヌ・ダルク」に引っ越してくる。
んで、一緒にお芝居をよく観に行ってたみたい。
ほんとに毎日のように芝居を観に行ってるの。(主にボーマルシェとか
喜劇が多かった。)
だから茉莉がパリが楽しかった、というのは分かるな、と思ったよ。
遊んでるだけだから。「プリュニエ」でごはん食べる話も出てきたよ。
889無名草子さん:03/09/29 03:08
へえ〜いいこと聞いた!
890無名草子さん:03/09/29 22:48
>888
その本激しく気になる。会社近くの図書館で検索したけどなかったから
他でも探してみよう。昔の作家の日記好きだし。
ぐぐってみたら今年は内藤濯生誕120周年なんですと。
891無名草子さん:03/09/29 23:43
>>889->>890
でも、本当に記録中心の只の日記なので、興味深くはあるけど
面白い!って言うんじゃないのでそこんとこよろしく。

辰野隆の写真もこの本で初めて見た。最初矢田部さんと勘違いしてて
「どこがかっこいいんだよ!このカバ顔のオヤジが!ゴルァ!」って
茉莉に突っ込みいれたんだけど、後から間違いに気付きました。
そして「たかし」って読むんじゃないことも初めて知った無知な私。

内藤濯は辰野隆と仲が良かったみたいで二人でお芝居見てることが多いね。
茉莉は「山田の奥さん」って書いてあって、茉莉自身がどうしたこうした
って話はあんまないよ。
内藤さんは子煩悩な人なので「妻と子どもに会えないことが淋しくてたまらない。
耐えられなくなって二年の留学を一年にしてもらった。山田夫妻も残してきた
子どもに会いたいので帰国するそうだ。」なんて書いてるんだけど
山田夫妻帰国の理由は絶対「残してきた子ども」じゃないだろうと思った(笑)
892無名草子さん:03/09/30 16:08
>>821
遅レスですが
出典=ちくま全集8巻、714頁の、宮城まり子宛の手紙の追白にあった↓コレ

「たえずおいしいものを考へてるのでいろヘと発見です。こんど松茸の頭だけを入れてバタやきめし(玉葱かパセリ)を造らんと八百やの店をにらんでゐますがまだ高くて小さいのばかりです。」

材料揃えて想像でつくってみたら(゚Д゚)ウマーでした。
(味付けは塩こしょう。もちろん、まつたけは軸も入れました)
893無名草子さん:03/10/04 21:52
さがってるのであげとこう。

>892
マツタケの洋風は勇気いるなあ。エリンギとかシメジとかで試すか。
894無名草子さん:03/10/05 22:16
この人のエッセイで
「頭の半分は捨ててしまった胡瓜の、まるまると太ったしっぽを」(うろ覚え)
というのを読んで初めて
胡瓜も部位によって味に差があるのに気付きました。
以来サラダなどは頭半分(ツル側)を底の方にして
盛り付けるようにしています。(捨てはしないw)
でも大抵の胡瓜は美味しいしっぽが痩せてるんだよなぁ。
895無名草子さん:03/10/11 22:20
最近人いないね。ショボーン。

筑摩が企画しているという全集未掲載の文章を集めた本、
出るといいなあ(ソースは白川宗道さんのサイトの掲示板)。
896無名草子さん:03/10/12 02:48
白川さんのサイト、興味深いのだが
ちと読みにくい。
897無名草子さん:03/10/16 22:18
けっこう前に円地文子が森茉莉を小ばかにしたエピソードの
ソースが分からなかった者ですが、ようやく思い出しました。
小島千加子さんの「作家の風景」の円地文子の章で

「森茉莉さんと似たようなものですよ。何とか取り繕っているだけ。
 正直言って〜(以後なぜかメモをとっていない私)」

と語ったんだか書いたんだか。これじゃソースにならないかな?
でも、事実とはいえw酷い言い様かなと思いますた。
私は図書館で借りたのをこの部分だけ抜書きしていたので前後不明。
どなたかお持ちでしたら見てくださいませんか?
898無名草子さん:03/10/18 02:38
タイトルまで分かってるなら、自分で図書館で借りりゃいいじゃん。
899無名草子さん:03/10/18 11:59
円地文子の『廃園』も茉莉&杏奴がモデルだよね?
かなり前に読んだからウロ覚えなんだけど、姉(=茉莉)が良いイメージで
書かれてなかったから、円地文子は茉莉にいい印象ないのかなーと思ったよ。
自分の個人的な感情を作品に入れないか・・・と思いつつ、ついつい勘ぐって
読んでしまいました。
900897:03/10/25 21:38
『作家の風景』図書館で読んできますた。続きは

「正直言って、自分の手でお米を研いでご飯を炊いたことなんて
一度もないんですから」 でした。

わざわざ森茉莉を引き合いに出さなくても・・・と
思ってしまったのであった。森茉莉は一人でも料理はするしさ。
でも『作家の風景』を読むと、お嬢さん育ちだから瀬戸内寂聴がパシリにされたり
娘のお見合い相手と婚約者に惚れこんだり、思ったより浮世離れしていた。
901無名草子さん:03/10/25 21:46
円地さんは茉莉とは違った路線で浮世離れしてるよ。

短編の中で「愛情がなくなった夫となんで未だに結婚してるんだろう。
離婚しないのはひとえに私の気力が足りなかったから。」
みたいなことをさらりと書いている。
最初、そういう設定の小説かと思ってたら、思いっきり自分自身のこと
だったので、んなこと書いちゃうのか、とびっくりしたよ。

まあこの人もお嬢さんなので、他人に対する気遣いとかは
あんまなくてゴーイングマイウェイなのでしょう。
でも作品は割と好き。「女坂」とか傑作だと思う。
902897:03/10/27 20:32
もしかしたらここ、二人しかいないのか・・・?

森茉莉は離婚しちゃったけど、円地文子は世間体や
生活のことを考えて夫婦仲悪くても踏みとどまったんだよね。
当時はそういう人が多かっただろうから、森茉莉は
ずいぶん思い切ったことをしたんだねえ。
幸田文との比較はよくあるけど、円地文子との比較もおもろいかも。

他の明治生まれ作家はどうですか? 沢村貞子はたまに読むけど
出来はいいんだろうけで説教臭くて、未婚だけど姑にいびられてる気がする。
白州正子は、自伝は面白かったけど他は退屈だった。好きそうだったんだけど。
903無名草子さん:03/10/28 00:28
>>902
あはは、二人しかいないかも。
まあ茉莉タン話、結構出きってしまった感もあるし。

沢村貞子、私は結構好きだなあ。でもこの人は作家って言うより
エッセイストでしょう。説教臭いとは感じない。沢村さんも色々
しがらみのある時代に自分流を貫き通した人だから「他人に対して
こうるさいこと言う」ってタイプには見えないです。

森茉莉路線だと野溝七生子、尾崎翠あたりですか?
でも、私は耽美系小説はあんま興味ないのでよく分かんないっす。
904無名草子さん:03/10/29 22:01
本当に二人しかいないねw

私は小説あまり読まないので、尾崎翠は借りて読んだけどピンとこなかった。
他の明治生まれと比較すると、森茉莉って明治生まれだけどかなり現代的だ。
ちょっと時代は下るけど随筆だったら武田百合子が好きだな。
あとは系統違うけど須賀敦子とか。

あとがいしゅつの「サンタ缶詰」は現在「二幸」(三越の関連会社)
から販売されてるようです。ハンバーグがあるかは不明だけど、
カレーとフカヒレがあった。カレー缶詰評価サイトを見たら
あまり美味しそうでなかったが。
905無名草子さん:03/10/30 16:19
>>904
須賀敦子はイタリア関係のPR誌に書いていた頃から
好きだった。
でも彼女も書き始めてから割と早くに亡くなったから
亡くなった後の神格化みたいのがちょっとイヤンって感じ。

葬式での池澤夏樹の友人代表としての挨拶が良かったです。
906無名草子さん:03/10/30 23:40
武田百合子はいいなあ
猫好きは共通してる

武田百合子は『ことばの食卓』、森茉莉は『記憶の絵』が一番好き
907無名草子さん:03/11/01 21:33
>906
好きなのが共通してますね。森茉莉の一番は贅沢貧乏と迷うけど。

森茉莉が働いてた暮らしの手帖社の「すてきなあなたに」
は森茉莉とはちょっと違うけど、昔の人が外国に憧れてた
ハイカラで素朴な雰囲気が好きだな。森茉莉エピソードも出てるし。
今日自由が丘の古本屋に行ったら、暮らしの手帖のバックナンバーが
大量に入荷していて、森茉莉が文章かいてた昭和29年のもあり。

贅沢貧乏をぱらぱらと斜め読みしていたら、ロールシャッハテストを
提案したのは円地文子なんだね。「森茉莉さんなんかおもしろいわよ」って。

斜め読みしてるのは、茉莉とジャックが再会して渋谷でロシア料理を
食べるエピソードを探し中なんです。どこにあったっけ・・・
908無名草子さん:03/11/02 04:35
暮らしの手帖って私は苦手。
うすぼんやりした表紙の絵とか、生協っぽい香りとか。

花森安治ってゲイだったのでせうか。
909無名草子さん:03/11/05 22:37
age

今月末あたりに阪急系の出版社から森茉莉本でるらしい。
910無名草子さん:03/11/13 11:19
茉莉さんって、B型かなー。
911日本雀観察協会会長:03/11/13 23:23
最近向田邦子が盛り上がってるけど、
茉莉さんも、テレビドラマ化とか、映画化とかされないかな。
あと、ドキュメンタリーっぽい番組で取り上げるとか。

結構素材的に面白いと思うんだが。
912無名草子さん:03/11/14 00:09
お茉莉の作品は耽美系だから深夜&マニア向け?
913無名草子さん:03/11/15 18:28
このところ地震が多いのですが(関東)
茉莉さんの関東大震災体験(記憶の絵)を読んで驚きました。

房州から汽車で両国駅に着いてタクシーに乗ってすぐに地震!
運転手に頼んでそのまま三田まで燃える街なかを走って
帰ってもらったとか。ドラマティック!
両国は数時間後には火の海だったというから、
茉莉さんっていざというときの判断は意外としっかりしている
気がします。強運だし。
914無名草子さん:03/11/15 19:05
森茉莉、意外とO型? おおざっぱだし。

>911
森茉莉は作者本人も作品もぶっとんでるからねえ。
向田邦子はどこから見ても優等生的だけど(今丁度読んでるところ)。

森茉莉のちょっと風変わりなエピソード
(しげさんが婚家を訪ねたら年末なのに羽根突きをしてた茉莉とか)
を再現ドラマ付きで紹介とかしたら面白いかな?

>913
記憶の絵で、家が崩れて自分達が食べるべき御馳走に
ゴミや破片がばらばらと胡麻のようにかかっていたのをまだ覚えてる
とか書いてて、命を落とすか落とさないかの大地震なのに
アンタはそんなとこばっかり見てるんかい、とつっこみたくなった。
森茉莉らしいけど・
915無名草子さん:03/11/15 21:08
「贅沢貧乏のマリア」読んだけど、言われてるほど
ひどくないと思った。
黒いドレスにダイヤモンドの貴婦人になれなかったから
谷内六郎風の女の子になることを選んだのではないか
という辺りの指摘は鋭いなあと感じたよ。
916無名草子さん:03/11/23 11:04
保守。

これだけじゃなんなので、唐突ですが「ロシア風サラダ」の
超手抜きバージョンなぞ。

1.ジャガイモ1個の皮をむき、さいの目に切る
2.冷凍ベジタブルミックスをジャガイモと同量準備
3.シーチキン1缶準備
3.1と2と3を耐熱ガラスボールに入れ、ジャガに火が
  通るまで電子レンジでチン
4.酢、塩・胡椒で味を調え、冷蔵庫へ
5.(゚Д゚)ウマー

茉莉に怒られそうだ・・・(´・ω・`)
917無名草子さん:03/11/25 16:01
ミックスベジタブルってまずいからいや。
918無名草子さん:03/11/25 21:14
ミックスベジタブルは食感がべにゃっとしちゃってるんだよね。
でも楽したいときは>916式でいいかも。
ミックスベジタブルが嫌なら、缶詰のグリーンピースとコーンはどうかな。

サバとかアジで作ると生臭そうな気がするし
酢だけだとツーンと来ないかなとちょっと心配。
919無名草子さん:03/11/29 18:26
結局、婚家で披露したのは
鮭の白ソースだけだったんかな。
920無名草子さん:03/12/01 01:18
>>918
缶詰の野菜もぐにゃっとしてるから駄目。
921無名草子さん:03/12/01 21:53
>920
森茉莉のように艱難辛苦しながら料理して食べなはれ。
実際にロシアサラダは作ったことあるの?
922無名草子さん:03/12/03 23:02
茉莉タソと並んで石井好子のお料理エッセイが好きになってもうた。
923無名草子さん:03/12/08 12:17
今ヤフーオークションに甘い蜜の部屋限定本出てるよ。
画像みたいかたは是非。あと、復刊じゃない全集も出品されてるけど
5万6千円かあ。。。。汚部屋住人だから腰がひける。
924:03/12/08 12:43
914>血液型による性格判定ってどこまで信用できるんでしょうか?
    優等生だといわれて嫌われて、一方で変わり者として嫌われるこの世の中っていったい‥‥。
925無名草子さん:03/12/09 16:15
>>921
あるよ。
っていうか缶詰野菜なんてマトモに料理してたら
まず受け付けない代物だと思ってたよ。
926無名草子さん:03/12/09 23:40
茉莉は缶詰の野菜どころか惣菜も好んでいましたが、何か?w
927無名草子さん:03/12/10 19:58
でも作家デビューしてからはあまり料理ってしてなかったんだよね、確か。
缶詰料理が多かったのは、倉運荘に冷蔵庫がなかったからかな?
928無名草子さん:03/12/10 22:40
当時は冷蔵庫自体がまだそれほど普及していなかったかも。
本当に茉莉の料理のセンスには影響されたよ。
プレーンオムレツ作る度に茉莉の事思い出しちゃうな。
929無名草子さん:03/12/11 16:55
>>926
だから茉莉って西洋料理に関してはそれほどグルメって感じしない。
むしろB級センス。
930無名草子さん:03/12/12 00:42
高踏B級グルメてな感じかな。
931日本雀観察協会会長:03/12/12 00:44
茉莉タン結構人気者だね。
よかったね、茉莉タン。
932無名草子さん:03/12/13 12:45
まあ、ここにいる5,6人にね。
933日本雀観察協会会長:03/12/13 17:22
いや、ROMってるのが500人くらいいるから。
934無名草子さん:03/12/14 00:17
>929
茉莉が若かった頃には西洋料理のレシピや素材は出回ってなかっただろうし
あんなもんでしょ。一応若いときにパリに行って本場の味も知ってるし。
香草入りオムレツがパセリのみ、キノコの炒め物が椎茸というのは
今じゃB級だろうけど、当時の環境を考えるとハイカラなんじゃないのかな。

むしろ、和食のほうが美味しそうと思った。全集に出てた甥の証言とか見ると。
あと集英社で最近でた、中原淳一のレシピ本見ると、森茉莉はゴテゴテした
料理って嫌いだったのね、とつくづく思う。
935無名草子さん:03/12/14 01:17
>>933
いや、せいぜいチラッと見るのが、15,6人ってところ。
936無名草子さん:03/12/14 01:37
いや、チラは50人位はいると思う。
937無名草子さん:03/12/14 12:58
ノ チラです、初カキコ。
938無名草子さん:03/12/15 00:54
>>934
パリには行ったけど、パリの一流レストランには殆ど行ってないから
本場の味、をどこまで知ってるかは正直疑問。

ごてごてしたのが嫌いなのは分かる。
939無名草子さん:03/12/15 01:11
そういえば、ワインの水割りっておいしい?
お酒苦手なので、自分では試せないんだ。
940無名草子さん:03/12/16 09:06
味を楽しむ為のものではないと思うよ。
水代わりに、気軽に呑める感じ。

構えず「気軽に」ってトコがポイントかな。
料理もそうだけど。
941日本雀観察協会会長:03/12/17 19:53
まあ、あの当時に海外に何度もいったってのはすごい。
船で3ヶ月くらい?
普通の人じゃ、まず金もなきゃ、時間もない。
それに、自由に行き来できなかったんでしょ。
942無名草子さん:03/12/17 21:52
「何度も」ではない。一度だけである。
943無名草子さん:03/12/17 23:02
>938
当時は円が強かったから、金があるのにあえて貧乏下宿を選んで
「貧乏ごっこ」してたんじゃなかったっけ?
辰野隆の評伝読むと、オペラ見たり豪華ホテル泊まったりしてるから
いいレストランにもそれなりに行ってるんじゃない?

阪急コミュニケーションズ(企画時はTBSブリタニカ)から
出る予定の本まだかな〜
944無名草子さん:03/12/17 23:41
もし今ドッキリチャンネルを書いてたら、
誰が出ただろうと想像してみたい。

例えば和田アキ男を「おアキ」露木茂を「露木屋」と呼んでいたが、
果たして今ならどうなのか?

何となくモリクミは気に入りになりそうな気がする。
いや、何となくなのだが・・。
945無名草子さん:03/12/18 01:43
ベッドの下にきのこはえてたんでしょ?
掃除くらい汁!
946無名草子さん:03/12/18 11:08
>>945
類の本読んだらお茉莉に掃除は無理かと。
947無名草子さん:03/12/18 19:43
ベスト・オブ・ドッキリチャンネル読んだけど、あんまり面白くなかった。
元のねたが古いからね。
マリタンのせいじゃなくて。
948無名草子さん:03/12/19 16:45
冬になると読みたくなる森茉莉のエッセイ
949無名草子さん:03/12/19 19:44
モリマリタンとナンシーを対決させたらどんなだっただろう。
950無名草子さん:03/12/19 20:17
ケンカしたら、ナンシーの勝ちっしょ。
張り手で、瞬殺。
951無名草子さん:03/12/19 23:52
団イクーマにも、
「カツ丼を振る舞っておきながら自分の分は九官鳥にやる」という
心理的いたぶりで負けをくらう。
952無名草子さん:03/12/20 23:40
>>948
なんで?
953無名草子さん:03/12/20 23:42
>875
すごい遅レスだが、本人や身内の場合はマスコミが「あの人にこんな
過去が!」とおどろおどろと暴かれて書き立てられる前に「こんな事が
ありましたが、それが何か?」と公表する事で逆に名を守ろうとする事が
あるから、一概にはいえない。

森茉莉とは関係ないインタビュー本を読んでいたら卯月妙子という人が
自分の恋愛の理想は「甘い蜜の部屋」だというような事を語っていて驚いた。
954無名草子さん:03/12/20 23:52
卯月妙子ってあの卯月妙子?
そりゃ驚くわ…
955無名草子さん:03/12/21 00:45
>952
>948じゃないけど。
改行少ない。一つの文章が長い。画数の多い漢字が多い。
すっきり爽やかというより、重厚で濃密な文章だから
夏読むと暑いかもしれん。
956948:03/12/21 01:37
>955
そうそう。そんな感じ。
暖かい部屋で、上等のヴァニラアイスクリーム食べながら読みたい。
957無名草子さん:03/12/21 11:23
薄暗い洋室で暖炉があってソファーがあって・・・
四畳半一間にちゃぶ台じゃなくてさ。

ところで森茉莉って暖房器具何使ってたんだろ。
部屋汚いとストーブとか置きづらいし、灯油の入れ替え姿とか想像しづらい。
コタツも置かないから寒いよね。なにか使わないと。
958無名草子さん:03/12/21 16:06
熱くしたゆたんぽを布にくるんで布団にいれて暖をとっていた、と
誰かが書いていたような。その様子を想像すると可愛らしい等とも
言っていたような。室生犀星?
959なんだと!:03/12/21 20:10
こんなに、キャラの立ってる人なのに、一般の人はほとんど知らない。
やっぱ、世の中の役に立った人とか、親孝行とか、感動的なエピソードがないとだめなのかな?


>>956暖かい部屋で、上等のヴァニラアイスクリーム食べながら読みたい。

なるほど。なんとなくわかる。
960無名草子さん:03/12/22 09:38
阪急コミュニケーションズの本出たね。
帰りに本屋寄ってみよう。
961無名草子さん:03/12/22 23:06
>>960
>909の本ですか?
さっそくググって見ました。写真が綺麗ですね。
感想ヨロシコ。

著者の神野薫さんって方、寡聞にして知りませんで
初めてなので、ここで感想聞いてから買おうと思います。。。
962無名草子さん:03/12/22 23:21
>961
出版社のサイトに表紙写真出てますね。でも
今日本屋3軒ほどまわったけどまだ出てなかった。
一応今年が生誕100年だからなんとしても今年中だったんだろうねw
たぶん今週中ってことで。
963奥田英朗:03/12/22 23:39
生誕100年なのに、この盛り下がりよう。
964無名草子さん:03/12/23 18:06
>962
今日、近所の本屋に行ってきたけど、962タソの言うとおり
まだ売ってなかったよ(´・ω・`)イナカダカラナ・・・

楽天とかではもう注文受け付けてて、1〜3日で届くそうだけど
160頁で\2200と安くは無い本だから、私もここで感想聞くか
内容を見るまで購入は保留・・・。
965無名草子さん:03/12/23 18:33
>962・964
昨日行った名古屋の某書店には、既に置いてありましたよ。
夕方2軒回ったのですが1軒目で1冊のみ置いてあったのを購入し
次に行った所でも平積みで置いてあるのを見かけました。
確かに奥付には「2000年12月28日初版発行」とあったので
フライング販売だったのかも・・・(´・ω・`)カッテヨカッタノカナ?

内容は姪に贈りそびれたカップや原稿、愛用品や買い物メモの写真など。
そして料理の再現写真。お芳さんの押し寿司とかコンソメとかね。
巻末に下北沢の古地図と邪宗門について少々。
文章は白川氏と姪・五百さんの全面協力が伺えます。鼻につく感じはしないよ。

とにかく写真が充実してる、って印象の本というか森茉莉ムックでした。
私は文庫9冊・文藝別冊を所有しており図書館で全集を斜め読みした程度の
茉莉好きなのですが、「買って良かった」と思ってます。
「間に合って良かったね」という情も加味されてる事は否定できません。
こんなんで参考になるかどうかは分からないけれど、売ってますよ、という事で。
966962:03/12/23 22:03
今日比較的大きな書店にいったらアッターーーーー!! で購入。
>>965タンと同様、文庫+書簡集所持+全集斜め読み程度ですが
食べ物のエッセイを中心に、料理写真と解説とともに掲載。
料理写真とエッセイを一緒に載せるのはありがちだし、
文章は何回も出てきたやつだから、細かいエピソードいくつか
以外は新鮮味ないけど。

全集やムックに出ていないようなメモ・落書きや遺品の写真もあるので
直筆文字とかゆかりの品を見たい人にはいいと思います。
あとは倉運荘や下北沢駅付近の当時の地図が掲載されていて、
ゆかりの店や場所は印がついていて現在の写真も載ってるので
現地を訪れる人にもいいかもしれません。

個人的にどうよ? って思うのはタイトル文字とか帯とか
表紙開けたとこの色紙がピンクピンクしてるとこかな。
中の文章や写真のデザインは比較的落ち着いてるけど、
外側は妙にファンシーで安っぽい印象は免れない。

著者の方は中公からフリーの編集になった方だそうで、
早川○子さんよりはドリーマー臭や自分語りはしていない。

私の印象はこんなです。他にも買う前に聞きたい! とかあったらドーゾ。
967( ̄ー ̄):03/12/23 23:29
全部で何ページくらい?
968962:03/12/23 23:32
>967
160ページくらい。河出のムックくらいの厚さ。
でも写真が多いから読むとこは少ないけど。
969962:03/12/23 23:39
書き忘れたこと追加。

パッパが買ってくれたドイツの首飾り写真もあります。
でも中心にあるハートの部分以外はぼやけてて、
イメージを大事にしたいのは分かるけど、はっきり撮ってほしかったよ。
970無名草子さん:03/12/24 09:55
コンソメ 5人分
食パン 2斤
大もりライス 2人分
971無名草子さん:03/12/24 11:49
写真つきで紹介されていた「にゅうとねい(牛とねぎ)」。
牛肉の「タタキ」ってことになってるが、
鴎外が言ったのは「牛を叩き肉にしたのをバターで焼く」
だから、「ハンバーグ」のことなんでは?
972無名草子さん:03/12/24 13:59
>>971
同意!病人にあのナマナマしたものは、いくらいい肉でも……ねえ。
挽肉料理の好きな茉莉のオーダーとは違うような。

鮭の白ソオスも、鮭のムニエルになってて
河出ムックの対談で茉莉が話してた
「鮭を茹でてそのゆで汁でホワイトソースをつくる」
てのとはちょっと違うようですね。アレンジされてるのかな。
あと、「玲瓏珠のごときトマト」は、
色の薄めの、頭のとんがった種類のことだと思ってました。

筍ずし、玉葱の輪を浮かせた牛肉のスウプ、
サヤエンドウの淡味煮などはイメージ通りでした。
973無名草子さん:03/12/24 14:18
確かにあれだと消化に悪そう。生もの嫌いなパッパの
ポリシーにも反するし。
1枚の肉を包丁で細かく刻んで挽肉状、じゃなくて、
「いわゆる牛肉のタタキ」と解釈したんでしょうな。
974無名草子さん:03/12/24 16:58
52頁のすき焼きも、砂糖ドッパーかかってるしな〜。
京都の割烹の人が料理担当したようだけど
編集者、打ち合わせ不足じゃないのかな。関東人にはかなり違和感のある写真。
そもそも文章に砂糖使うと書いてない。
975無名草子さん:03/12/24 17:54
この時代(明治末期〜大正)
牛のたたきはなかったはず……
976無名草子さん:03/12/24 20:19
たたきはなくても、牛肉食は広まってたから、まあ、食べれたんじゃない。
977無名草子さん:03/12/24 22:24
編集者懇意のお店だったのかな、その京都の料理担当。
パリ在住と再婚時と疎開以外は東京を離れたことのない生粋の東京人だから
料理はわざわざ京都に頼むことはなかったのにねえ。
うちは東京近郊だけど、すき焼きは家で作らないのでよくわからん。

>971
私は肉団子じゃなくて、細かくなった肉がバラバラだと思ってた。
978無名草子さん:03/12/25 10:09
>976牛肉が食べられてたのは明白で、問題はそこじゃない
「カツオのタタキ」は江戸時代からあった料理だけど
牛肉を同じ方法で調理する「牛のタタキ」ができたのは戦後の話。
当時ない料理法で「再現」してるんだから、おもいっきり考証ミス。
979無名草子さん:03/12/25 11:13
まあ、細かいことはいいじゃん。
980無名草子さん:03/12/26 00:29
そろそろ次スレ?
タイトルはこんなんでどうでしょう。

【耽美】森茉莉ってどうよ?その2【電波】
【元祖】森茉莉ってどうよ?その2【やおい】
981無名草子さん:03/12/26 01:00
【パッパ】森茉莉ってどうよ?その2【タマキン】
【汚部屋】森茉莉ってどうよ?その2【薔薇喰い姫】
982無名草子さん:03/12/26 23:47
その本、まだ読んでないからなんとも言えないけど
そんなにいい加減な考証ミスがあるのは許せないね。
読者カードに指摘を書いて送った方がいいのでは。

983無名草子さん
阪急本、河出ムックに出てるのと同じ写真が裏焼きのようだが
どちらの本が正しいのだろう(子供のころ看護婦さん?と撮った
写真や着物の立ち姿)。