罪と罰

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846無名草子さん:2008/11/03(月) 08:18:21
旧約100ページで挫折したけど、新訳は1巻読み終えました。
カラマーゾフより面白いんじゃないかね。カラは新訳も3巻で挫折したけど、
もう一度読み始めました。
847無名草子さん:2008/11/03(月) 10:26:15
きのうサザエさん一家がまわし読みしてたな
848無名草子さん:2008/12/30(火) 11:37:36
専門のスレがあることが証明しているように
名作だけどひとがいない。
849無名草子さん:2008/12/30(火) 11:40:15
スビットリガイロフが自殺した理由は
そうしないとしめしがつかないからだろう。
現実世界では彼みたいな人いっぱいいるし
社会に出て成功している人たちはみんな彼のようだと思うが。
850無名草子さん:2009/01/02(金) 00:14:44
婆さんを殺すとき妹が入ってこなかったらあれほどの苦悩はあったんだろうか
851無名草子さん:2009/01/02(金) 12:58:00
ない。

婆さん殺しに関しては、終始反省していない。
852無名草子さん:2009/01/02(金) 22:47:22
>>851
ない、、よね。薄くなることは確かだと思う。じゃあ、彼の理論は正しいのかな?
社会にとって罪悪である人は殺していいんだ、みたいな理論
853無名草子さん:2009/01/05(月) 00:10:33
突然だけど深田恭子ちゃんの歌で「イージーライダー」と言うのを発見したんだ。
以下歌詞
永遠って言ってたって
なんだって終わるでしょ
始まってずっと続く
恋なんて信じられない
後悔したくない まだまだ間に合う
何かを掴むなら 何か捨てなきゃ
何も掴めない 何もできない
〜 〜 〜
倫理や論理など振りかざす前に
きつく抱きしめてよ 今すぐ

名曲だよ。
http://jp.youtube.com/watch?v=_Mu3ntiAPLU
854無名草子さん:2009/01/05(月) 14:21:16
>>853
歌詞いいね
ちょっとびっくりした
855854:2009/01/05(月) 14:22:03
ごめん違うスレかと思ってレスしてしまった
856無名草子さん:2009/01/23(金) 17:46:27
冒頭部ラスコが親父さんの時計を質に1ルーブリ50コペイカ老婆から借りた時、何で前回の利息として1ルーブリ50コペイカ分の15コペイカが手取りから引かれたんです?
前回2ルーブリ借りていた分の利息の20コペイカが手取から抜かれるのは解るのですが。
結局35コペイカ利息で取られ1ルーブリ15コペイカの手取りになったのですが。
857無名草子さん:2009/01/29(木) 17:09:30
エドワードラジンスキーの本読んだら、工藤精一郎訳だと気づいた。
新潮の罪と罰で挫折した思い出があるから読みやすい訳に驚いた。
858無名草子さん:2009/01/30(金) 01:17:07
>>851
あるだろう。
金貸しババアに対する申し訳無さとかじゃなくて、
天才への通過儀礼のはずが単なる犯罪者に堕ちてしまった自己嫌悪という意味では。
859無名草子さん:2009/02/13(金) 01:17:23
登場人物が憶えきれない。
工藤精一郎訳だけど読みやすいね。長いけど。
主人公が面白いな。恋して前向きになる辺りとか。
愛とか友情とか人間関係について考えさせられました。
期待してた犯罪者心理のほうは微妙。
860無名草子さん:2009/02/13(金) 16:44:01
>>858
俺もあると思う
直後に高熱出して寝込むのは
1人殺やろうが2人殺ろうが一緒かと
861メッキ:2009/02/22(日) 23:41:56
私は健全な精神の持ち主なので主人公は罪の意識を感じたし反省もした
と理解してしまった。
私の性格の善さが小説の理解力の妨げになってしまった。
862無名草子さん:2009/02/23(月) 01:21:16
久しぶりに読み返したので思うところ

ラスコーリニコフが老婆殺害を悔やんでいないという見方があるけど、俺はそんなことないと思った
老婆を殺したことを悔やんでいないわけじゃなく、老婆の殺害だけを特に悔やむ理由がないだけじゃないのかと

リザヴェータ殺害に苦しんでるのは、自分の無能さ、計画の杜撰さを悔やんでいるからじゃないかな
良心の苦しみというよりは、自分の無能さや迂闊さを責める自虐的な自意識の苦しみ
それとは別に老婆もリザも関係なしに、人を殺したこと自体に苦しむ場面が何度も出てくる
自分は永遠に他人と切り離されてしまった、と実感する場面
こちらは純粋に良心の苦しみだと思う
殺すつもりの無かった人間を殺したぶん、苦しみが大きかったのも確かだと思うけど、例えリザヴェータを殺していなかったとしても、人を殺したことの苦悩は変わらなかったんじゃないだろうか
良心の声に苦しめられていたからこそ、最終的に自意識や理性が良心に対して完全に屈服し、ソーニャの膝に抱きついて泣く場面で物語が終わる

うまく言えないがそんな感じです

誰かが言ってたけど、新潮の裏表紙の解説はちょっとズレてる気がする
863862:2009/02/23(月) 01:53:53
と書いたけど、ラスコーリニコフが特にリザヴェータの殺害だけに苦しんでる所が見当たらなかった

思い込みだけで話すもんじゃないですね
864無名草子さん:2009/02/23(月) 17:01:47
>>856
前回2ルーブリ借りた分の利息20コペイカ
+今回1ルーブリ半借りる分の利息15コペイカ
=35コペイカ
だよ
865無名草子さん:2009/02/23(月) 18:51:10
>>849
スヴィドリガイロフは以前ペテルブルグに居たころ、少女を陵辱して自殺に追い込んでいる
彼はこの頃から既に虚無主義に取り憑かれていたんじゃないかと思う
もしこの時彼が投獄されるようなことがあれば、悔い改める機会があったかもしれない
そのような機会が無かったため、良心の声から逃れるために虚無主義の中に深く嵌りこんでゆくしかなかったのだろう
虚無主義に嵌れば嵌る程に新たに罪を重ね、最後の希望(ドゥーニャの感化による悔い改めの機会)も失い最終的には死を選ぶしか無くなる
彼が自殺する直前に例の少女の悪夢に苦しめられるのは、彼の中に残っていた良心が、ずっと苦しみ続けてきたことを表しているんだと思う

そしてラスコーリニコフも彼と同じ道を辿るかもしれなかった
スヴィドリガイロフが自分とラスコーリニコフを同類と感じたのはそのためだろう

現代にスヴィドリガイロフのような人間が沢山いたら恐ろしいことだと思う
866無名草子さん:2009/02/23(月) 20:00:43
あとドゥーニャに何もせず帰してやったのも、僅かに残った良心の一瞬の閃きだと思う
867無名草子さん:2009/02/23(月) 22:24:53
ラスコーリニコフの人格は、「良心」と「自意識、理性」が激しくせめぎ合う状態にある

例えば、ラスコーリニコフが街で、酒を飲まされ乱暴された挙げ句、通りに放り出された少女に出会う場面
良心に駆られたラスコーリニコフは少女を巡査に渡して、家に帰すための馬車賃も与えてやる
しかし巡査が少女の事を引き受けた途端に自意識が顔を出し、ラスコーリニコフは先ほどとは正反対のことを言い出して、巡査にキチガイだと思われる

また警察署に自首しにいく道、センナヤ広場でラスコーリニコフは良心の発作に駆られ、大地に接吻し世界に対して許しを乞おうとするが、すんでのところでまたもや自意識が顔を出し、「私が殺しました」という言葉が舌先に凍りつく

ラスコーリニコフは殺人を後悔していない訳ではなく、純粋に殺人を悔いる良心と、それを許さない傲慢な自意識との間で常に板挟みの状態にある
だからこそあれほどまでに病的な夢や熱病に苦しみ、殆ど気が狂うような状態にまで至ったんだろう
ラスコーリニコフの殺人を悔いていないような思考や言動は、良心の声に対する自意識の必死の抵抗として理解するべき

もし彼の中で自意識が勝利をおさめていたら、ドゥーニャ達が危惧したように、ラスコーリニコフは自殺していただろう
最終的に良心が勝利するところに、ドストエフスキーの、人間に対する希望が表現されていると思う

駄文、長文失礼致しました
868無名草子さん:2009/02/24(火) 00:41:21
罪と罰の主人公は苦悩しているのでいい子の私でも
面白く感じたのか。
善人が文学作品読むときは注意するように。
869無名草子さん:2009/02/25(水) 19:06:52
あげ
870無名草子さん:2009/02/26(木) 16:15:29
読もうと思うのだが、誰が訳したのがいい??
871無名草子さん:2009/02/26(木) 17:09:41
>>363>>528>>559>>631
辺りで比較されてるよ

俺は工藤訳しか読んだことないが、合わない人もいるみたい
872無名草子さん:2009/02/26(木) 17:17:46
ありがとう。
だけど初めて読むから正直わけわかです・・・
873無名草子さん:2009/02/26(木) 17:24:48
まあ手に入りやすい新潮(工藤訳)か岩波(江川訳)でいいんじゃないかな
874無名草子さん:2009/02/26(木) 17:56:53
新訳を忘れてた
>>842だそうだ
新訳は光文社(亀山訳)
875無名草子さん:2009/02/26(木) 22:54:05
しかし亀山訳はいろいろと悪評判が絶えないわけで‥。
まあ支持する人は支持するんだろうけど。
876無名草子さん:2009/02/26(木) 23:05:16
しおりってねたばれにならない?
877無名草子さん:2009/02/27(金) 00:11:13
ネタバレ気にする人には向いてないよ
878無名草子さん:2009/02/27(金) 23:53:36
それまでほとんど読書らしいことをしたことが無かったのだが、
26才の時に2日間かけて取り付かれたように読んだ。
読み終えた後一週間くらい感動のあまりめそめそ泣いて過ごし、仕事にならなかった。
読書好きにになるきっかけとなった最愛の作品だけど、何か怖くてあれ以来一回も開かずに本棚にしまってある。
879無名草子さん:2009/02/28(土) 00:00:14
一番いい出会いの形だね。
880無名草子さん:2009/03/02(月) 01:16:19
>>878
いま何歳だか分からないけど、
最後に読んだ時から5年経てば5年分の、10年経てば10年分の新しい発見があると思うよ

だから機会があれば読んでみてはいかが!
881無名草子さん:2009/03/06(金) 21:00:36
あれだけひっぱって謎を残さず描ききってあるのはすごい。しかも納得のラストだった。
あの心理描写は現実を超えてるだろ、人の言葉にできない気持ち以上の事が書いてある。
結構シンプルな小説だと思ったが、あれに匹敵するのは読んだ事がない。
882無名草子さん:2009/03/08(日) 20:57:12
顔なし人間のくだりは、何か現代の前衛みたいな感じで新鮮でした。
883無名草子さん:2009/03/08(日) 21:15:16
あのあとWW1・WW2があることを考えると切ない
884無名草子さん:2009/03/19(木) 17:50:14
ロシアの作家なのかね!
885無名草子さん:2009/03/21(土) 04:29:41
ロシアの作家だよ
886無名草子さん:2009/03/21(土) 09:50:44
ロシアの作家、ロシアの作家ですよ、へ、へ、へ。
887無名草子さん:2009/03/23(月) 23:00:15
>>881 結構シンプルな小説
読みが足りないと思うのでもう一度読んだほうがいいよ。
888無名草子さん:2009/03/28(土) 12:12:58
第一章がかったるくて読みさしてから数年、もう一回挑戦してみた
殺人事件後はもうぐいぐい物語に引き込まれていく感じで
特に五章、六章は一気に読んだ(気づいたら夜が空けてた)
学生時代の偏見から文学作品なんてお堅いインテリしか読まない
つまらないものと思ってけどそれが完全に払拭された
まだ心がジーンとしてる
なのにもう一度読み返す気になれない不思議
889無名草子さん:2009/03/28(土) 22:00:31
>>888
結構疲れるからじゃない?
面白いけどね。
ところでレベジャートニコフって日本にいそうだよね。
890おすすめ厨:2009/04/02(木) 23:33:21
みなさん、落合先生のドフトエフスキーさんヨロシク「罪と罰」好評発売中
1〜5巻にて・・・・6巻につづきます。
なかなか、おもしろかったです〜
891無名草子さん:2009/04/08(水) 12:42:03
さきほど読了。新潮・工藤訳。昼休みと就寝前に読んで1週間を要した。

登場人物どいつもこいつも変なヤツばっかで楽しかったw
ドゥーニャとソーニャがまともすぎた。
ドストエフスキは女性に時代錯誤的な偏見(女性に女神的神聖さ)
を求めているのかな。たわばさんみたいだな。

当時のロシアの時代背景が分かるとさらに面白さが増すだろうな。
昨日古本屋で「ロシヤ文学案内」(金子幸彦・岩波文庫)を見つけたので、
まずこれを読んでから、ロシア文学作品を時系列で読んでいこうと思う。
892無名草子さん:2009/04/08(水) 20:09:58
>>891
それもありだけれど、『罪と罰』が気に入ったんなら
ドストエフスキーに絞って読み込んだほうが面白いかも。
背景的知識は江川卓『謎解き罪と罰』がお薦め。
893無名草子さん:2009/04/09(木) 00:14:58
>>892
>謎解き罪と罰
おお、それおもしろそうだぬ。読んでみるよサンクス。

時代背景的には農奴解放のあたりに興味あるんよ。
当然クリミア戦争が絡んでくるから「戦争と平和」にも取り組んでみたい。

個人的にはプーシキン、ゴーゴリ、レルモントフ、オストロフスキにも興味がある。

今のところ、革命後には興味がないんだけどね。
「ロシヤ文学案内」を読んでいくうちに興味がわくかどうか。
894ひゅん:2009/04/09(木) 22:29:48
罪と罰って何ページあるんですか?
895無名草子さん:2009/04/09(木) 23:41:11
夢中で読めば3日で読み終わるくらいかな。
896無名草子さん:2009/04/10(金) 13:28:07
>>894 
新潮文庫の工藤清一郎訳では
上巻 P488 下巻 P485
合計 973ページ

1ページ 18列 41行
1ページ 738文字以内
文字数は全部で718074文字以内
一般的に1分間に600字〜700字読めるらしい。
1ページ1分のペースだと16.2時間 大体17時間。
1日の読書の時間を3時間だとすると大体6日という計算になる。
でも私は一週間以上かかるけど。
897無名草子さん:2009/04/10(金) 20:04:26
>>887
現代の小説と比べたら相対的にシンプルだとは言えるんじゃない?基本ミステリーだし。
例えば、佐藤亜紀の過剰な洗練や、村上春樹のパラレルな展開なんかと比べると。

いや、私も読むまではもっと難解複雑なもんだと思ってましたよ。読んだ?
898896:2009/04/11(土) 00:30:43
一分間に600文字というのは簡単な雑誌のことみたい。
登場人物の名前とかニックネームが入り乱れているこの小説では
一ヶ月ぐらい時間がかかると思う。
あれ、この人誰? というポイントがあるはず。
899無名草子さん:2009/04/27(月) 00:59:59
ソーニャよりもドゥーニャよりも、ナスターシャが好きだ
900無名草子さん:2009/05/05(火) 07:04:26
主人公の親父はなんでいないんですか?
901無名草子さん:2009/05/06(水) 01:27:32
死んだのは確かだが
902無名草子さん:2009/05/27(水) 22:03:09
謎とき罪と罰すごいね
ってか罪と罰がすごいんだが
903無名草子さん:2009/07/13(月) 14:54:16
ちょっと教えてくれ

ラスコーはなんで老夫婦を殺した?

その前に母から姉が金持ちと結婚したっていう手紙が来たけど
どういう関係があるのか分からん

ただ金が無くて精神が病んでたから?

でも酒場で飲んだくれのオヤジを助けてやったり
強姦された婦女子を助けたりまともなのに
よく分からん。

殺意の動機は何だったの?
904無名草子さん:2009/07/14(火) 22:18:16
>>903
おまいが言ってるのは漫画版の罪と罰のことじゃないか?
原作ではこうだ。↓

×老夫婦
⇒○金貸しバアさんとその妹

×母から姉が金持ちと結婚したっていう手紙が来た
⇒○母から妹が金持ちと結婚するっていう手紙が来た

ラスコーは自分も貧乏なのに貧乏人に金をめぐんであげたり、基本的には優しいヤツ。

殺意の動機は、ウィキペディアにこう書いてある。

>頭脳明晰ではあるが貧しい元大学生ラスコーリニコフが、
>「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」
>「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」
>という独自の犯罪理論をもとに、金貸しの強欲狡猾な老婆を殺害し、
>奪った金で世の中のために善行をしようと企てるも、殺害の現場に偶然居合わせたその妹まで殺害してしまう。
905無名草子さん:2009/07/14(火) 22:41:24
>>904
レスありがとう!超嬉しい

こんなの誰か読むのか?と半信半疑だったので
独り言のように、適当になりました。すみません
ちゃんとした文庫本です。

説明は分かりやすいです。
でも、あまりにも崇高?気高い?現代人には馴染みの無い理解不能な殺意だけど
そう言われて、ここのスレをROMると、話がつながりました。

登場人物が変な奴に見えるのは、そいつらを通した社会性とか精神論とか
色々入ってるからなんですね。初め訳が下手なのかとか思ってましたw
米川正夫=訳

新刊て読みやすいなーと思いました。
でも喉のつっかえが取れてよかったです。どうもありがとう。感謝してまっせー!
906無名草子さん:2009/07/16(木) 01:36:46
>>905
あんなんで助けになったのなら幸い。
確か罪と罰はナポレオンの時代と同じだった気がする。
だからラスコーみたいに「俺もナポレオン側の人間だ。英雄なんだ。普通の人間とは違うのだ!」
ってアブナイ妄想する若者が多かったんじゃないかな。

俺が読んだのは新潮の工藤精一郎訳のだけどそっちは分かりやすかったよ。
最初は米川訳を買おうと思ったけど、とっつきにくそうな文章だったから止めたw
しかし訳によってそんなに話の解釈が違うのか…?ちょっと他の訳が気になってきた。
907無名草子さん:2009/07/16(木) 22:30:52
>>906
いやいやw指摘された通りです。
ほんと適当で誤解させて申し訳ない。

>×老夫婦
>⇒○金貸しバアさんとその妹
>×母から姉が金持ちと結婚したっていう手紙が来た
>⇒○母から妹が金持ちと結婚するっていう手紙が来た
908無名草子さん:2009/07/30(木) 22:44:00
ラザロ→ラスコーリニコフ(スヴィドリガイロフ)であることは明白だが
マリア→ソーニャになるのだろうか?

西方教会ではベタニアのマリア(マルタの妹)とマクダラのマリア(娼婦)を同一視するらしいが、
東方教会ではこれを否定している。
ドフトエフスキーは当然東方教会に属すが、
マリアを娼婦と当てはめるという西方教会(ドフトの嫌いなカトリック)的な考えをするというトリックなのか?
909無名草子さん:2009/08/19(水) 10:15:52
亀山郁夫氏の『罪と罰』の解説は信頼できるか?
―『『罪と罰』ノート』および新訳『罪と罰』読書ガイドの事実誤認について ―
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost133.htm

910無名草子さん:2009/08/19(水) 13:48:53
亀山さんの本が売れたのはプーチンの国家神話作りのブームに上手くのったから
ユーラシア主義という大義名分を内側から強化するため18、19世紀の古典を見なおす運動が必要だった
911無名草子さん:2009/08/22(土) 23:25:12
ハゲはスパイだな。受賞させ、注目させたのも。露でスパイ疑惑で捕まってるが
そのとき寝返ったのかもな

14 :吾輩は名無しである:2007/07/20(金) 23:29:42
想像するに亀山はバフチンを引用しこそすれ、その実ほんの数ページを読んだことがあるだけで、まともに読んだことさえないのだろう。
バフチンをちゃんと読んでいるのなら「ミクロの対話」や「アクセントの移動」「言葉の対話的な分裂」「意識の分裂」を知らないはずはないのだから。
そして、それが「ポリフォニー」の根幹に関わる概念であることも。
おそらく亀山は様々なレベルがあるといいつつ(p200)、ポリフォニーを「多くの声=登場人物たちのそれぞれの思想」と単純に理解しているために間違った解釈をしてしまったのだろう。
(「多くの声=登場人物たちのそれぞれの思想」はポリフォニーのほんの一部にすぎない)
だから、せいぜいが「ポリフォニー精神あるいはポリフォニーの原理=複数の視点による相対化」というくらいのことしか言えない。

しかし一方で、亀山は解題(p253)で「登場人物は、真実のいくつもの層をそれぞれの役割に即して語っている。ポリフォニー性とは、真実のさまざまな層同士の対話ということになる」
という記述もしているのだが、ポリフォニーを「多くの声=登場人物たちのそれぞれの思想(真実)」と解釈しているために、やはり本来のポリフォニー概念を捉え損なっている。
解題(p264)の記述も惜しいがここでも的を外してしまっているように見える。
http://hanemimi.tumblr.com/post/19929520
912無名草子さん:2009/08/24(月) 22:15:34
今から読むなら新訳がいいですか?
913無名草子さん:2009/08/26(水) 19:56:34
亀山郁夫氏の『罪と罰』の解説は信頼できるか?
―『『罪と罰』ノート』および新訳『罪と罰』読書ガイドの事実誤認について ―
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost133.htm

○再読『カラマーゾフの兄弟』
「父親殺し」がはたして主要テーマか?
― 亀山解釈を批判しつつ、主題構成について考える―                          
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost131.htm

○ 亀山訳『カラマーゾフの兄弟』検証・補遺 
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost130.htm
                        

○НИЙДЭ Нобору (新出 登)
Самозванец-авторитет?
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost129.htm

○―亀山問題の現在―
アリョーシャの「あなたじゃない」の解釈をめぐるさらなる重大なテクスト歪曲と誤訳
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost128.htm

○亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』を検証する
http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dos117.htm
914無名草子さん:2009/09/08(火) 22:10:19
おんまさんをフルボッコにする件で3日かかりました。やめておくれよぅ 可哀想だよパパン…
915無名草子さん:2009/09/26(土) 00:23:18
沢尻エリカのクローズド・ノートでは宗教的なモチーフを使っていて罪と罰の位相を反転させた様なストーリーだよねー。
916無名草子さん:2009/09/26(土) 06:15:06
確定しました。やっぱり来るみたい。今回は10月1日までは警戒が必要。
千葉神奈川静岡東京茨城や他の関東が危険

(重要事項につき会員同時公開) 2009/09/25

(5) なお、HAARPに誘引されて、関東地方ではM5前後の中規模地震が発生するだろう。

(3) HAARPの影響は大気イオンのみならず、気象現象や通信、動物の狂乱状況をも生み出し、
疑似宏観異常現象を発現させる。いわば環境テロである。
(2) HAARPは電磁波を宇宙に向けて放出、電離層を刺激し、反射して地表付近の大気イオンに影響を与えるものと聞いている。
HAARPの運用状況と大気イオン濃度変動を見比べると、明らかに同期しているとの指摘を多数頂戴した
大気イオン地震予測研究会e-PISCO
理事長 弘原海 清 大阪市立大学名誉教授
http://www.e-★pi★sco.jp/r_i★on/at★tention/090925weekly_z.html
http://s01.megalodon.jp/2009-0925-1414-33/www.e-★pisco.jp/r_i★on/attention/090925weekly_z.html
http://s02.megalodon.jp/2009-0926-0102-46/www.e-★pisco.jp/r_i★on/attention/090924weekly_e.html

HAARPの動きを四川地震のパターンに今回に当てはめると9月27日が危険
http://gol★den★tamat★ama.bl★og8★4.fc2.com/blo★g-date-20090922.html
http://s03.megalodon.jp/2009-0926-0114-47/goldentamatama.bl★og8★4.fc2.com/bl★og-date-20090922.html

世界的科学者がハープは地球の気候や人の脳を損傷させる兵器の疑いがあると
http://www.yo★utube.com/wat★ch?v=8A★MlqRsHUXI&feature=player_embe★dded#t=51★1

2ちゃんねる地震情報 
http://li★ve2★4.2ch.net/eq/

9.11事件、破壊されたWTCで働くユダヤ人は1名も死んでいませんでした。
http://da★mhantaikanuma.we★b.infoseek.co.jp/Sonota/91★1dead.html

地震来たら権力者達が犯人。・・・ユダヤ人は大量に人を殺しています。
917無名草子さん:2009/10/02(金) 21:33:38
ラスコーリニコフはソーニャの愛で蘇ったみたいだけど、
母親や妹、ラズミーヒンからもものすごい愛情を感じる。
ラスコーリニコフってこういうところはわりと恵まれてたよね。
ただこの3人とソーニャはラスコーリニコフにとってなにが違ったんだろう。
918無名草子さん:2009/10/05(月) 19:42:43
不幸さ度
919無名草子さん:2009/10/06(火) 15:28:15
>>917 ソーニャはラスコーリニコフに近い側にいたからだよ
ラスコーリニコフとはまた違うが、ソーニャもそれとは別の一線を踏み越えた側にいる
ということで、まだ近い存在だった
ロシア語で『罪』という意味を表す単語は、他にもあるらしいが
『罪と罰』のタイトルに使われている『罪』という単語は
(越えてはならないものを)踏み越える という意味を含む罪という意味だそうだ
920無名草子さん:2009/10/10(土) 22:17:38
登場人物の名前が覚えれません(泣)
921無名草子さん:2009/10/10(土) 23:00:41
覚えるんじゃない
心で感じるんだ!

ってソーニャも言ってたよ。
罪と罰はラスコーニコフが罪を犯して罰を受けて罪と罰の現実を永遠に背負い続ける物語だよー。
923無名草子さん:2009/10/16(金) 23:01:30
現実などない。
924無名草子さん:2009/10/19(月) 09:40:38
何年かぶりに読み返し始めた(工藤訳)


いかなり酒場でマルメラードフが4ページくらいずっと喋ってワロタw
925無名草子さん:2009/10/19(月) 09:42:37
>>924
自分も正直あそこは戸惑ったww
926無名草子さん:2009/10/19(月) 23:08:37
ポリフォニーと称せられる所以である訳だが。
927無名草子さん:2009/10/22(木) 00:18:09
罪と罰&宇宙戦艦ヤマト&宇宙戦艦ゴモラ&宇宙戦艦オウムVS天元突破グレンラガンVS範馬勇次郎VS幸福の科学の根本仏VS創聖のアクエリオンVS統一教会のモノポールロボットVSワールドメイトアンドロイドVSスピリチュアリズムテクノロジー。
928無名草子さん:2009/10/23(金) 18:10:03
自白しなければ、ばれなかったかな?
929無名草子さん:2009/12/13(日) 02:21:43
だれか、上巻第三章を
うまく解説してくれないか???
930無名草子さん:2009/12/14(月) 00:25:01
亀山先生の本買いな
931無名草子さん:2009/12/25(金) 23:45:54
ドストエフスキーの本
について丸一日
飲みながら語らいたいなー
932無名草子さん:2010/01/11(月) 03:57:29
ソーニャがラスコーリニコフを救おうと懸命に動くのに対し、
ドゥーニャはスヴィドリガイロフを救おうとしなかった
もしもソーニャがドゥーニャの立場だったら、
自分を犠牲にしてでもスヴィドリガイロフを救おうとしたのだろうか
933sage:2010/01/11(月) 12:20:17
こないだカラマーゾフの兄弟読んで(新訳だが)面白かったんで
今から罪と罰を買いに行こうと思う
角川の米川訳の表紙がかっこよかったんで米川訳にするわ
読み終わったらカラマーゾフも旧訳を買いに行くとするか
934無名草子さん:2010/01/11(月) 12:24:18
すまんsagaミスった
935無名草子さん:2010/01/16(土) 14:33:08
>>932
誰とでも簡単に寝る女だからな
当然そうしたでしょう
936無名草子さん:2010/01/27(水) 21:52:35
初ドストエフスキーで米川訳読んだけど面白かった
思ったほどは暗い話じゃなくてすんなり頭に入った
スヴィドリガイロフが興味深い人物だった
ナスターシャとラスコーリニコフが結婚するのかなと思ってたら
ソーネチカとそんな感じになってたね…
しかし何で金貸しの婆さん殺したんだ
精神病だったの?主人公
937無名草子さん:2010/01/29(金) 15:32:19
>>936
あなたはまず、精神病の定義から考え始めてはいかがかな
938無名草子さん:2010/03/08(月) 15:53:12
いきるために殺したわけじゃなくて単なるエゴなんだよな
939無名草子さん:2010/03/21(日) 19:15:24
>>936
亀山の解説書でも読んでなさい
940無名草子さん:2010/04/02(金) 01:13:34
ラスコーは、悪戯で無邪気な、エゴの実践だったけど
スビドリガイロフは、完全にエゴに落ちた。
それに対する、罪と罰のように思う。

社会的な罪と、個人的な罪の違いというか。
失敗は誰にでもあるが、知らずに堕ちた人と
知ってて堕ちる人では、罪と罰が違うという話かなと思った。

というか、やっと読み終わった。
こんなに文字がびっしりなのは疲れる。
あと、名前が確かに覚えられない。
ドゥーニャと、ソーニャが時々混じったが、四隅にキスしなさいって明言で
何とか繋いだ。手紙も長い。

よくこんなの創作したな。と思って、著者紹介見て
ドストエフスキーの生涯の壮絶さに、何か納得した。
941無名草子さん:2010/04/11(日) 23:40:00
主人公が特に「実はいい奴」という訳でもないし
最後に救いのあるラストだったのはなんだか消化不良だった
942無名草子さん:2010/06/30(水) 18:44:22
>>940
良心の声に屈服するか、良心を封じ込めてニヒリズムに陥るかの違いじゃないかな
943無名草子さん:2010/08/04(水) 01:20:48
夢の中で馬を殺したミコールカと
自首してきたペンキ職人のニコライって同一人物なの?
944無名草子さん:2010/08/15(日) 04:15:54
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    く/l:::L|、::`:ー-ゝ    ‐'´     /イ/|:| ヽ
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945無名草子さん
登場人物の、感情の起伏の表現のリアルさに衝撃を受けたね。