http://www.asahi.com/obituaries/update/0303/002.html 「時刻表2万キロ」など、ユーモラスで詳細な鉄道エッセーで知られる
作家の宮脇俊三さんが2月26日、肺炎で死去した。76歳だった。
故人の遺志により葬儀は家族のみで済ませた。喪主は妻まちさん。
自宅住所は公表していない。
埼玉県生まれ。東大卒後、中央公論社に入社し、「中央公論」編集長などを歴任した。
編集者として北杜夫さんの「どくとるマンボウ航海記」などを手がけた。
78年退社し、文筆生活に入った。
国鉄全線の乗車を果たした鉄道ファンで、「鉄道廃線跡を歩く」
「シベリア鉄道9400キロ」など数多くの著作を発表。
鉄道紀行を文芸の一ジャンルとして確立した功績で菊池寛賞を受賞した。
小説や歴史紀行も手掛け、推理小説集「殺意の風景」では、
泉鏡花文学賞を受けた。
2げっと〜
鉄道おたではないが、なぜかいっぱい鉄道旅行記は読んでました。
ご冥福をお祈りいたします。
4 :
無名草子さん :03/03/03 18:08
隣家が北壮夫さん家なんだっけ。
ドクトルまんぼうもガカーリしているだろうな。
特別に鉄道ファンというわけではないのですが
宮脇氏の鉄道旅行記は、一時期夢中になって読んでいました。
氏のエッセーは、派手ではないものの
旅への意欲がかき立てられるんですよね。
学生時代に「青春18切符」使って
各駅停車を乗り継ぐ旅をしたのも
氏の書いたものの影響を受けたからでした。
ご冥福をお祈りいたします。
今夜は「時刻表2万キロ」を読み返そう…。
ご冥福をお祈りいたします。
北杜夫スレから来ました。
まんぼう物の産みの親、名編集者にして、
鉄道紀行文の名手であられた、
宮脇先生のご冥福を、心からお祈りいたします……。
_____
///////////ヽ,,
f メー-----ー弋メヽ
ト| ___ ____ ____ .|ミミ| __________
ト|_,,,,,,__メ __,,,,,,_ |ミミ| /
f| ^ H ^ iー6}リ < これで私も安泰だな
'ヒ______ノハ、_____ノ !!| |
f _, ,ム、、_ ./ \
ヽ ィ-==ー-i, ,ノ 人  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\,____// /~丶_
人,_____/ / \
/|_/又 \ /
10 :
無名草子さん:03/03/03 20:59
YahooのTopに氏の訃報が載ってて、ビックリ。
宮脇先生の作品が自分に読書の習慣を与えてくれた作家でした。
非常にまったりした独特の描写が、なんとなく好きでした。
シベリア鉄道9400キロを始め、ハードカバーの本が10冊ほどあるので、
もう一度読み直してみようかな。
謹んでご冥福をお祈りします。
11 :
無名草子さん:03/03/03 23:08
深い知識と、鋭い観察眼
それらに裏打ちされた、上品な文章と、ユーモア
小学生のころから、憧れでした。
安らかに。
北杜夫先生のコメントはごく簡単なものが出ていますね.
阿川弘之・斉藤茂太両先生のコメントが聞きたいですが,
両先生ともショック大きいのでしょうね.
宮脇先生,これからも先生の御本を大雪,もとい,大切にします.
13 :
無名草子さん:03/03/04 00:05
彼の文章には真の「ユーモア」があった。
「鉄道作家」とカテゴライズしてしまうには惜しいくらいの名文家。
日本でも指折りの上質な「随筆」の書ける人だった。
14 :
無名草子さん:03/03/04 00:45
文章が上手かったですよね。
熱い感情を、上品な言葉で包み込む技術があったように思います。
お酒がお好きだったようですから、体にご無理をなさっていたのでしょうか。
ご冥福をお祈りいたします。
15 :
無名草子さん:03/03/04 01:12
宮脇書店の社長なんですか?
16 :
無名草子さん:03/03/04 12:54
鉄道板に比べてここの閑散ぶりはどうよ?
この板の住人は宮脇本読まないの? ものすごい名文家なのに。
台湾鉄道本、まだ途中だった。
これから読みます・・・
鉄道板みてきたけど、宮脇スレパート11までいってたんですね。
この板よりまじめな人が多いみたい。
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21 :
無名草子さん:03/03/04 13:53
時刻表昭和史、大好きだった・・。いい大人になってからまじで感動する本なんて、
そうはないのに。嗚呼
22 :
無名草子さん:03/03/04 23:05
これだけは追悼フェアするぞ!
23 :
無名草子さん:03/03/04 23:49
24 :
無名草子さん:03/03/05 00:29
25 :
無名草子さん:03/03/08 12:35
26 :
無名草子さん:03/03/09 17:41
作品を全巻揃えるには、全集しか手はないでしょうか?
27 :
無名草子さん:03/03/10 12:28
全集も、全作品を収録してるわけじゃないからなあ。
はじめてきました。
「終着駅へ行ってきます」がきっかけで、ほとんどの本を読み漁りました。
文字通り、「終着駅」についてしまいましたね。
ありがとうございました。
29 :
キッド ◆kQOyJA.DgI :03/03/13 06:17
インドのやつ、面白かった
「太陽、あっちから上って、こっちに沈むネ」
冥福を祈る
(^^)
31 :
無名草子さん:03/03/13 22:04
宮脇さんの「車窓はテレビより面白い」がきっかけで、鉄道にのめり込みました・・・
32 :
無名草子さん:03/04/02 22:04
もうネタは無いよなあ…
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
35 :
無名草子さん:03/04/23 02:10
日本最長片道切符の旅 しか読んでいないけど、凄い方だったんだな。
二十年前ぐらいかな。
36 :
無名草子さん:03/04/30 03:39
鉄道での一筆書き。
37 :
無名草子さん:03/05/20 07:22
線路は続く
ここも続く
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
記念カキコしておこうと思う。
ここだけは、山崎駅も違和感なし。
42 :
無名草子さん:03/05/27 06:19
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
44 :
無名草子さん:03/06/05 06:21
45 :
無名草子さん:03/06/05 07:18
隣に北杜夫さんが住んでるんでしょ?
46 :
無名草子さん:03/06/05 08:00
田口ランディ新刊「旅人の心得」角川書店
でっかく、広告が出てるゾ・・・・
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
48 :
無名草子さん:03/07/19 13:11
急がず、ゆっくり ですな
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
52 :
無名草子さん:03/08/07 07:26
最長片道切符の旅
「補充片道乗車券」横一〇センチ、縦七センチ
「広尾」「枕崎」発売日共「六八」日間有効 ¥「六五〇〇〇」円
53 :
無名草子さん:03/08/08 05:10
第1日 昭和53年10月13日
広尾ー大樹ー幸福ー帯広ー新得ー落合ー富良野ー美瑛ー旭川ー上川ー丸瀬布ー遠軽
54 :
無名草子さん:03/08/09 03:42
第2日 昭和53年10月14日
遠軽ー生田原ー留辺蕊ー北見ー置戸ー陸別ー足寄ー本別ー池田ー浦幌ー厚内ー音別ー
白糠ー釧路ー厚岸ー浜中ー厚床
55 :
無名草子さん:03/08/11 06:12
第3日 昭和53年10月15日
厚床ー別海ー中標津ー計根別ー標茶ー弟子屈ー斜里ー網走ー常呂ー佐呂間ー計呂地ー中湧別ー紋別
56 :
無名草子さん:03/08/12 07:08
第4日 昭和53年10月16日
紋別ー興部ー西興部ー名寄ー美深ー音威子府ー小頓別ー浜頓別ー鬼志別ー南稚内
58 :
無名草子さん:03/08/13 07:32
第5日 昭和53年10月17日
南稚内ー抜海ー豊富ー幌延ー手塩ー遠別ー羽幌ー留萌ー石狩沼田ー深川ー滝川ー砂川ー
岩見沢ー追分ー沼ノ端ー千歳ー札幌ー小樽
59 :
無名草子さん:03/08/14 06:24
第6日 昭和53年10月18日
小樽ー余市ー小沢ー倶知安ー喜茂別ー伊達紋別ー洞爺ー長万部ー八雲ー森ー
渡島砂原ー大沼ー函館・・・(青函航路)・・・青森ー野辺地ー三沢ー八戸ー
一戸ー好摩
60 :
無名草子さん:03/08/15 06:33
第7日 昭和53年10月28日
好摩ー荒屋新町ー湯瀬ー十和田南ー大館ー弘前ー川部ー五所川原ー鯵ヶ沢ー深浦ー
能代ー東能代ー追分ー秋田
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
63 :
無名草子さん:03/08/17 07:32
第8日 昭和53年10月29日
秋田ー羽後本荘ー象潟ー酒田ー余目ー鶴岡ー鼠ヶ関ー村上ー坂町ー小国ー今泉ー米沢ー
赤湯ー山形ー天童ー大石田ー新庄ー真室川ー及位ー湯沢ー横手
地道な作業しとるね
65 :
無名草子さん:03/08/18 06:31
第9日 昭和53年10月30日
横手ー大曲ー角館ー田沢湖ー雫石ー盛岡ー区界ー茂市ー宮古ー陸中山田ー釜石ー遠野ー
花巻ー北上ー水沢ー一関ー摺沢ー千厩ー気仙沼
66 :
無名草子さん:03/08/19 06:58
第10日 昭和53年10月31日
気仙沼ー本吉ー志津川ー前谷地ー石巻ー本塩釜ー仙台ー岩沼ー白石ー福島ー二本松ー郡山ー
三春ー小野新町ー平ー高萩ー日立ー水戸
67 :
無名草子さん:03/08/20 06:36
第11日 昭和53年11月 1日
水戸ー常陸大子ー磐城棚倉ー磐城石川ー安積永盛ー須賀川ー白河ー黒磯ー矢板ー宝積寺ー
宇都宮ー小山ー結城ー下館ー笠間ー友部ー土浦ー我孫子
68 :
無名草子さん:03/08/21 06:24
第12日 昭和53年11月 9日
我孫子ー成田ー佐原ー香取ー松岸ー旭ー八日市場ー成東ー東金ー大網ー茂原ー
上総一ノ宮ー大原ー御宿ー勝浦ー安房鴨川ー千倉ー館山ー浜金谷ー君津ー木更津ー
五井ー千葉ー西船橋
69 :
無名草子さん:03/08/22 07:13
第13日 昭和11月11日
西船橋ー新松戸ー松戸ー北千住ー日暮里ー尾久ー赤羽ー田端ー池袋ー新宿ー
中野ー荻窪ー吉祥寺
この日のルートには、ややこしい問題があるようで、詳しいことは、この本をお読みください。
訂正
第13日 昭和53年11月11日 です。
第14日 昭和53年11月12日
吉祥寺ー西国分寺ー東所沢ー南浦和ー浦和ー大宮ー上尾ー熊谷ー本荘ー倉賀野ー
藤岡ー児玉ー寄居ー小川町ー高麗川ー東飯能ー拝島ー立川ー府中本町ー登戸
72 :
無名草子さん:03/08/24 06:34
第15日 昭和53年11月23日
登戸ー尻手ー浜川崎ー鶴見ー川崎ー品川ー渋谷ー代々木ー御茶ノ水ー神田ー
秋葉原ー錦糸町ー東京ー新横浜ー小田原ー湯河原ー熱海ー沼津ー御殿場ー山北ー
松田ー国府津ー平塚ー茅ヶ崎ー寒川ー厚木ー橋本ー八王子
73 :
無名草子さん:03/08/25 07:10
第16日 昭和53年11月24日
八王子ー高尾ー上野原ー大月ー勝沼ー塩山ー甲府ー下部ー身延ー富士宮ー富士ー清水ー
静岡ー金谷ー掛川ー遠江森ー遠江二俣ー三ケ日ー新所原ー豊橋ー豊川ー新城ー湯谷ー
中部天竜ー水窪ー飯田
11月1日から9日まで9日間も我孫子に滞在してたんだ。。。
でもこれ貼ってる人は毎日だいたい同じ時間帯に書き込んでるね。
性格が垣間見えるようで好印象だよ。
77 :
無名草子さん:03/08/26 06:37
第17日 昭和53年11月25日
飯田ー駒ヶ根ー伊那市ー辰野ー岡谷ー上諏訪ー小渕沢ー清里ー野辺山ー松原湖ー
中込ー小諸ー軽井沢ー横川ー高崎ー新前橋ー渋川ー沼田ー水上ー土合ー越後湯沢ー
六日町ー小出
78 :
無名草子さん:03/08/27 06:45
第18日 昭和53年11月26日
小出ー大白川ー只見ー会津川口ー会津柳津ー会津若松ー喜多方ー津川ー五泉ー新津ー
水原ー新発田ー新潟ー白山ー吉田ー柏崎ー宮内ー越後川口ー十日町
中間地点 喜多方の西方 一四・二キロ (六六五九・七キロ地点)
午前11時19分 通過
第1日 9月1日
浅草ー上野ー銀座ー赤坂見附ー渋谷ー青山一丁目ー錦糸町ー押上
ソウハチ
81 :
無名草子さん:03/08/28 06:32
第19日 昭和53年11月27日
十日町ー森宮野原ー飯山ー豊野ー黒姫ー妙高高原ー高田ー直江津ー糸魚川ー中土ー
白馬ー信濃大町ー松本ー塩尻ー奈良井ー木曽福島ー上松ー南木曽ー中津川ー恵那ー
多治見ー名古屋ー弥富ー桑名ー四日市ー亀山ー津
第2日 9月2日
押上ー人形町ー新橋ー三田ー内幸町ー春日ー若松春日ー都庁前ー練馬ー
千川ー池袋ー月島
金曜日は落ち着かない。
84 :
無名草子さん:03/08/29 06:32
第20日 昭和53年11月28日
津ー松坂ー多気ー三瀬谷ー紀伊長島ー尾鷲ー九鬼ー熊野市ー新宮ー紀伊勝浦ー
串本ー白浜ー紀伊田辺ー御坊ー箕島ー海南ー和歌山ー粉河ー橋本ー五条ー
吉野口ー高田ー桜井ー奈良ー王寺ー天王寺ー大阪ー京橋
第3日 9月6日
月島ー勝どきー六本木ー茅場町ー秋葉原ー御徒町ー北千住ー
町屋ー千駄木ー国会議事堂前ー東京ー後楽園ー四谷ー新宿
86 :
無名草子さん:03/08/30 06:54
第21日 昭和53年11月29日
京橋ー四条畷ー長尾ー木津ー伊賀上野ー柘植ー甲賀ー貴生川ー草津ー大津ー山科ー
近江今津ー近江塩津ー長浜ー米原ー関ケ原ー大垣ー岐阜ー美濃太田ー白川口ー
飛騨金山ー下呂ー高山
第4日 9月7日
新宿ー曙橋ー神保町ー森下ー門前仲町ー神楽坂ー高田馬場
水戸駅は早起きだ。
彼女の古びた山陰本線
90 :
無名草子さん:03/08/31 06:23
第22日 昭和53年11月30日
高山ー飛騨古川ー猪谷ー笹津ー越中八尾ー富山ー高岡ー石動ー津幡ー金沢ー
小松ー加賀温泉ー福井ー武生ー敦賀
明「中央公論の仕事はしないんですか」
宮「(キッとなって)決してすることはないでしょう」
92 :
無名草子さん:03/09/02 07:05
第23日 昭和53年12月 3日
敦賀ー美浜ー上中ー小浜ー若狭高浜ー東舞鶴ー西舞鶴ー丹後由良ー宮津ー天橋立ー
丹後山田ー峰山ー網野ー豊岡ー八鹿ー和田山ー福知山ー綾部ー園部ー亀岡ー京都
93 :
星のオオジm:03/09/02 15:33
第23日 昭和53年12月 3日
京都ー新大阪ー新神戸ー西明石ー尼崎ーー加古川ー姫路ー東津山ー鳥取ー
倉吉
第23日 昭和53年12月 4日
京都ー新大阪ー新神戸ー西明石ー尼崎ーー加古川ー姫路ー東津山ー鳥取ー
倉吉
95 :
無名草子さん:03/09/03 06:27
第23日 昭和53年12月 4日
京都ー新大阪ー新神戸ー西明石ー明石ー神戸ー尼崎ー宝塚ー三田ー篠山口ー谷川ー野村ー
加古川ー姫路ー播磨新宮ー作用ー東津山ー智頭ー鳥取ー浜村ー松崎ー倉吉
がんばれ。結構楽しみにしてるよ。
第24日 昭和53年12月 4日
京都ー新大阪ー新神戸ー西明石ー明石ー神戸ー尼崎ー宝塚ー三田ー篠山口ー谷川ー野村ー
加古川ー姫路ー播磨新宮ー作用ー東津山ー智頭ー鳥取ー浜村ー松崎ー倉吉
99 :
無名草子さん:03/09/04 07:17
第25日 昭和53年12月 5日
倉吉ー伯耆大山ー根雨ー生山ー備中神代ー備後落合ー出雲坂根ー出雲横田ー木次ー宍道ー
出雲市ー田儀ー太田市ー江津
100
///////////ヽ,,
f メー-----ー弋メヽ
ト| ___ ____ ____ .|ミミ| __________
ト|_,,,,,,__メ __,,,,,,_ |ミミ| /
f|.-=・=H-=・=~iー6}リ < これからも僕を応援して下さいね。
'ヒ______ノハ、_____ノ !!| |
f _, ,ム、、_ ./ \
ヽ ィ-==ー-i, ,ノ 人  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\,____// /~丶_
人,_____/ / \
/|_/又 \ /
102 :
無名草子さん:03/09/05 06:17
第26日 昭和53年12月 6日
江津ー石見川本ー粕淵ー浜原ー口羽ー三次ー塩町ー上下ー府中ー福山ー新倉敷ー倉敷ー
総社ー備中高梁ー新見ー刑部ー月田ー美作落合ー津山ー亀甲ー岡山
103 :
無名草子さん:03/09/06 06:12
第27日 昭和53年12月 7日
岡山ー宇野…(宇高航路)…高松ー三本松ー引田ー佐古ー鴨島ー学ー穴吹ー阿波池田ー
土佐山田ー高知ー佐川ー須崎ー窪川ー岩井ー土佐大正ー江川崎ー北宇和島
104 :
無名草子さん:03/09/07 06:11
第28日 昭和53年12月 8日
北宇和島ー卯之町ー八幡浜ー伊予大洲ー伊予長浜ー伊予市ー松山ー堀江…(仁堀航路)…仁方ー
竹原ー三原
今日はサボってるな
106 :
無名草子さん:03/09/09 06:43
第29日 昭和53年12月15日
三原ー西条ー八本松ー瀬野ー広島ー宮島口ー岩国ー柳井ー光ー徳山ー防府ー小郡ー
山口ー長門峡ー津和野ー益田
107 :
無名草子さん:03/09/10 07:06
第30日 昭和53年12月16日
益田ー東萩ー長門市ー美祢ー厚狭ー下関ー門司ー小倉ー八幡ー折尾ー赤間ー香椎ー
宇美ー吉塚ー飯塚ー上山田ー豊前川崎ー後藤寺ー新飯塚ー直方ー伊田ー行橋ー城野
第31日 昭和53年12月17日
城野ー香春ー添田ー彦山ー夜明ー田主丸ー久留米ー鳥栖ー博多ー東唐津ー山本ー
伊万里ー松浦ー平戸口ー佐々ー佐世保ー早岐ー南風崎ー大村ー諫早ー肥前鹿島ー
肥前山口ー佐賀
109 :
無名草子さん:03/09/11 07:38
あっ!
110 :
無名草子さん:03/09/12 06:37
第32日 昭和53年12月18日
佐賀ー筑後柳河ー瀬高ー大牟田ー熊本ー肥後大津ー立野ー阿蘇ー波野ー豊後竹田ー三重町ー
大分ー臼井ー津久見ー佐伯ー宗太郎ー延岡ー日向市ー美々津ー砂土原ー宮崎ー南宮崎ー飫肥ー
大堂津ー志布志
111 :
無名草子さん:03/09/13 06:33
第33日 昭和53年12月19日
志布志ー鹿屋ー垂水ー国分ー霧島神宮ー西都城ー都城ー小林ー吉松ー真幸ー大畑ー
人吉ー八代
あぼーん
113 :
無名草子さん:03/09/14 06:28
第34日 最終日 昭和53年12月20日
八代ー日奈久ー水俣ー出水ー阿久根ー川内ー宮之城ー薩摩永野ー薩摩大口ー栗野ー隼人ー鹿児島ー
西鹿児島ー喜入ー指宿ー山川ー枕崎
114 :
無名草子さん:03/09/15 01:54
ああ、終わってしまうのか・・・
115 :
無名草子さん:03/09/15 02:48
つうか、この企画がスタートしてからもう一ヶ月以上経っていることに驚いた。
・・・1日に3日分ぐらい書き込んでないか?時が経つのが速すぎるぞ最近。
116 :
無名草子さん:03/10/15 04:15
ダイヤ改正があったね。
117 :
無名草子さん:03/10/20 01:20
もそもそ
118 :
無名草子さん:03/10/22 23:49
そういうことにしておく。
119 :
無名草子さん:03/11/01 22:14
120 :
無名草子さん:03/11/07 01:22
>>119 読んでみた。なかなか面白かった。
でも、文庫版なら買ってもいいが、自分の個人情報晒して
市民登録とやらをしてまで欲しいとは思わん。
でも、そういえばここのとこ、こうゆう系統の鉄文ってなかったような…
旧車好きの漏れにとってはフェアウェイの行や、マリンブルーくじらなみの行は良かった。
121 :
無名草子さん:03/11/09 00:41
鉄版誘導頼む
122 :
無名草子さん:03/11/09 00:51
宮脇文学
123 :
無名草子さん:03/11/09 01:18
>>119はもそもそっぽいところもあるような気がするが。
125 :
無名草子さん:03/11/09 01:49
飲みすぎだとは思う。あとヤニ吸いすぎ
>123
ありがと。ちょっとばたばたしてて今みました。
いってきます。
おれ、鉄道板の初代宮脇スレからいるけど。
鉄道板にはwww3サーバの頃からいるけど。
128 :
無名草子さん:03/12/05 05:57
まだ惜しい。
129 :
無名草子さん:03/12/05 18:01
>>128 宮脇さんの死が、まだ惜しいってこと?
もう半年以上も前のことじゃんか
もそもそスレとこのスレが並んでるな。
たしかに面白い。もそもそ並び宮脇
??????.???? ????????????? ??? ?
133 :
無名草子さん:03/12/30 01:01
age
134 :
無名草子さん:03/12/31 00:31
>>119 宮脇先生の模倣だね。まぁ影響を受けてると言い直しても良いが。
135 :
無名草子さん:04/01/05 16:55
age
136 :
無名草子さん:04/01/26 14:25
宮脇さんの追悼本(雑誌)前に出てましたけど何という雑誌だったでしょう?
北杜夫さんなどが出てたやつですが、本屋でみかけて次来た時買おうと思って
買いそびれたまんまわかんなくなって・・。
よろしくおねがいいたちまつ
138 :
無名草子さん:04/01/27 02:44
>>136 137のやつなら、鉄道書籍に強い書店をあたれば在庫があると思われ。
皆様お礼が遅れました。
ありがとうございます<( )> 両方当たって見ております。
141 :
無名草子さん:04/01/31 08:06
142 :
無名草子さん:04/02/01 17:50
143 :
無名草子さん:04/02/10 17:47
age
144 :
無名草子さん:04/02/26 12:40
周遊忌age・・・黙祷。
一周忌age・・・東北新幹線全通まで頑張って欲しかった・・・
ageてなかった(凹
147 :
無名草子さん:04/02/26 18:36
/ 丶
↓ / 気 !
l |
''''''''''‐-、, | に !
::::::::::::::::::::\ | |
:::::::::::::::::::::::::ヽ _,,,,,,_ .| す |
:::::::::::::::::::::::::::::':, ,.-''"::::::::::::`l |
::::::::::::::::::::;ヘ::::;::i /::::::::::::::::::::::::| る l
::::::::::::::::::::'、|ヽ!ヾ /::::::::A:::;::::/!::ムli /
:::::::::::::::::::、:'、 ,':::::::::ハ;ハ;l レ' '|ヽ な /
:::::::::::::::;:::| `! ,.,.._ レi::;lV. ┃ ┃''"ム /
::::::/l:::ハ:|,/ i ヽヘ, '〈| ソ'''''、
:::/ ,|/,,/ ', l, ヽ. l、 r一‐:、 /:::::::::::'、
/ | '' \ 丶.ll''r、.,_ /::`':.、 ヽ--‐',.イ、::::::::::::::'、
:‐┴:、. `i''y'l |: : : ``''ヽ‐''ヾil´`i';、''" / >、:i、::::::',
\ '-'、/ : : : : : : :`: : : lL,, l /_ ,//: :\'、;::、
,.-‐ヽ, `'-、: : : : : : : :l: 〈<,_i-‐l_,>〉′:i|: : \ヾ
//´`.ヽ `'-、 : : : : | : :`'ヾ l''": : : : :| : : : :ヽ
もう一周忌なんですね。
東松原在住が長かった私は一度お散歩中の先生にお会いしたいと
思っていましたが,それもかないませんでした。
先生に影響されて,越前かにを食べにいったりしたのも思い出。
鉄じゃないけど,先生の文章すきでした。
宮脇さんて、赤かぶ検事の原作者でなかったですか
150 :
無名草子さん:04/03/25 06:23
違います。それは和久さんです。
150さん有難う,勘違いしてしまうところでした
152 :
無名草子さん:04/04/07 17:29
>>142 買ってしまった。
教えてくれてサンクス
153 :
無名草子さん:04/05/14 06:22
稚内から肥前山口まで
宮脇さん死んだのか
寂しいね
155 :
無名草子さん:04/08/03 05:48
!
156 :
無名草子さん:04/10/05 05:44:01
!!
157 :
無名草子さん:04/12/23 20:19:07
! ! !
(二ヶ月ごとにビックリマークが1こづつ増えるのか・・流暢なスレだなw)
159 :
無名草子さん:05/01/06 21:54:27
喪もあけたことだし,あけおめ.
160 :
無名草子さん:05/02/01 21:10:26
!!!!
161 :
無名草子さん:05/02/02 01:18:05
つぎは4月か・・・
162 :
無名草子さん:05/03/07 20:27:24
!!!!.
163 :
無名草子さん:05/03/07 23:40:16
芽が出たか・・・
164 :
無名草子さん:2005/04/01(金) 00:04:36
!!!!!
165 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 00:21:16
タモリが加藤紀子にインドの鉄道のことを語ってたぞ
166 :
無名草子さん:皇紀2665/04/02(土) 01:10:38
つぎは6月か・・・
いや、成長が早くなるかもな、春だから。
167 :
無名草子さん:2005/04/08(金) 19:05:07
!!!!!!
168 :
無名草子さん:2005/04/09(土) 20:12:56
!!!!!!
169 :
無名草子さん:2005/04/14(木) 01:43:20
age
170 :
無名草子さん:2005/04/28(木) 22:08:05
!!!!!._
171 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 12:27:34
だれだ?抜いたのは・・・
1
起点・北海道広尾駅。
終点・鹿児島県枕崎駅。
最短経路・二、七六四・二キロ。
__最短経路、と記して宮脇俊三さんはこともなげだけれど、それだって気が遠くなるよ
うな容易ならざる距離である。そのニ、七六四・二キロを、蜿蜒一三、三一九・四キロに、
文字どおり敷衍して、結果的に地球の直径にも相当する距離を、鉄路、えっちらおっちら乗
り継ぐという壮大な遠回り計画の、立案から完遂までの正味三十四日間の記録が本書の内容
である。
鉄道マニアのあいだで‘ひと筆がき’と呼ばれる最長片道切符の旅についての説明は、本
書の序章にあたる「遠回りの話」で詳述されている。ひとことでいえば、同じ駅を二度通る
ことなく一枚の切符で考え得る最長距離の旅ということであって、何千何万通りもあるルー
トの中から、最良と思われる組み合わせを抽出して、ただ一本の線につなぐ作業からすべては
はじまる。口でいうのは簡単だが、実際には人知の限界に挑戦するようなもので、愛媛大学
の工学部の先生が「多経路システムみおける最長もしくは最短経路の探索」というテーマを
掲げて最長片道切符の研究を続けているぐらいだから、謎解きは推して知るべしである。
余談になるけれど、その先生が、最長片道ルートの立案に加えて、実際に敢行するとなったら、
これがまた大事業で、知力、体力、気力の三拍子ともなわなければ出来るわざではない。だ
いいち、一分一秒でも時間を惜しみたがる現代の風潮にさからって、二千七百キロを一万三
千キロに引きのばした無用の旅をすること自体、趣味性の極致、ひらたくいえばものずきの
極致である。ものずきの極致のことを、世間一般にはふつう「阿呆」という。そうして、そ
んなことは百も承知の上で、宮脇さんは出発進行にあたって、抱懐の一端を次のように録す。
「阿呆らしさ極まって襟を正させるような趣さえある」
羊腸たるルート図の中でも、豊橋から飯田線、小海線、只見線などを通って会津若松まで
引き返したりする、とりわけくねくねの度合いがはげしい苦心のコースほど、宮脇さんにとっ
ては「襟を正させるような」自信作なのである。せっかく豊橋までたどりつきながら、目的
地の枕崎に背を向けて正反対の会津若松まで二日間も乗り続けるなどという旅程は、実際、
われわれ凡愚の発想にすらうかぶところではない。その一大遠回りの飯田線に乗り込んだと
ころで、宮脇さんは、もう一度同じ感想を筆にのせている。
「阿呆らしさもここまでくると、かえって厳粛な趣を呈してくるかに私は思うのだが。」
「思うのだが」で文章にマルどめになっているところに、えもいわれぬ味わいがある。もっ
といえば、「くるかに」の「かに」と、「思うのだが。」の「だがマル」に、万感の思いが封
じ込められている。控え目な筆致にのって、含羞の底の矜持が快く伝わってくるところが、
宮脇流名文の一特色なのである。
子どもというものは、汽車に乗りたがる点は自分によく似ているが、乗るとたちまち降りた
がる、と宮脇さんは『汽車旅12ヶ月』の中で考察していわく。
「こういう面白いものに乗っていながら、なぜ降りたいのかときくと、早く着いて遊びたい
からだと言う。鉄道に対する考え方が大人たちと同じである」
世間の大人たちは、つまり、子供たちと同じだ、とこの文章はいっているのである。その
大人の中に宮脇さんは入っていない。もちろん子供でもない。ということは、宮脇さんは大
人でも子供でもないことになるわけで、その微妙な立場に、鉄道旅行の達人としての矜持が
存在する。自負の間接表現といってもいいこういう文章技術の冴えが、宮脇さんの鉄道エッ
セイすべてに共通する大きな魅力である。
>>173 上の段落を、以下のように訂正
余談になるけれど、その先生が、最長片道ルートの参考までに、と親切にも資料を送って
くれたので、宮脇さんがいそいそと封を切ったら、コンピュータの穴のあいた紙が出てきた
だけで、何がなんだかわからなかったそうである。
知的パズルの粋ともいうべき最長片道ルートの立案に加えて、実際に敢行するとなったら、
これがまた大事業で、知力、体力、気力の三拍子ともなわなければ出来るわざではない。だ
いいち、一分一秒でも時間を惜しみたがる現代の風潮にさからって、二千七百キロを一万三
千キロに引きのばした無用の旅をすること自体、趣味性の極致、ひらたくいえばものずきの
極致である。ものずきの極致のことを、世間一般にはふつう「阿呆」という。そうして、そ
んなことは百も承知の上で、宮脇さんは出発進行にあたって、抱懐の一端を次のように録す。
「阿呆らしさ極まって襟を正させるような趣さえある」
以上
2
本書の姉妹編で、いわば姉にあたる『時刻表2万キロ』は、日本ノンフィ
クション賞、新評賞の両賞を受賞した名紀行であると同時に、宮脇さんの出発を飾る記念碑
的作品である。幼少年期から半世紀にわたって時刻表を耽読してやまなかった宮脇さんは、
国鉄全線完乗の記録であるこの本を執筆するにあたって、一流出版社常務取締役の椅子を去
った。編集者としてさんざん人さまの出版を断わってきた手前、自分の作品を時運の社から出
すわけにはいかない。他社から出す以上自社にとどまっているわけにはいかない。これが退
職の理由であり、宮脇さんのけじめであった。
みずからの出処進退も含む生活態度のすべてに、宮脇さんはけじめを求める。早い話、偉
業といってもいい宮脇さんの国鉄全線完乗は、多忙をきわめた出版社勤務の間隙を縫って達
成されたものだけれど、そのための旅行は常に正当な休日になされている。最後に乗り残し
た四線区、わずか一八・三キロの乗車を完うするために、実に二、一三三・二キロの旅を敢
えてせざるを得なかったのも、その律儀さの現れである。
この最長片道切符の旅でも、宮脇さんのけじめは、随所に遺憾なく発揮されている。常磐
線の松戸から日暮里まで乗って、そこから東北本線に移って尾久駅経由で赤羽ー田端ー池袋
というふうに乗るのがあきらかな最長ルートであるのに、東北本線が日暮里駅に停車しない
という難問に逢着した宮脇さんは、六法全書顔まけのややこしい「旅客営業規則」と「旅客
営業取扱基準規定」をひもとくことによって、けじめの枠内でみごとにネックを解消させた。
最終目的地枕崎を目前にして、有効期間が切れる乗車券の「継続乗車証明」をめぐって駅
員とかわすやりとりと、交渉不能に終わったその結果をふりかえって、宮脇さんは、こだわり
のない筆致でこう書いている。
「だが、思い返してみると、この駅員こそ私の最長片道切符に対して真正面かえあ対応してく
れた唯一の国鉄職員ではなかったか」
ここにもまた、宮脇さんのけじめに忠実な姿勢がにじみ出ている。
当然のことながら、その姿勢は文章にも及ぶ。格調があって、抑制がきいている。何時何
分何駅着、何分の待ち合わせののち、何時何分何列車で何駅に向かった、という行動のくり
かえしが本書の基本的な内容であって、同好の鉄道マニアにとってはその委細が何より興味
をひくところだろうが、一般の読者にとっては、原則としてわずらわしい。わずらわしい記
載が連続すれば、単調で退屈という結果を伴うのがふつうである。趣味性のつよい作品に避
けがたい一種のハンディキャップといってもいい。そのハンディキャップを毛ほども感じさ
せない文章の妙が、本書の最大の魅力である。
最長片道切符の旅という行動自体、制約の中の自由を求めるよろこびが核になっているわ
けだけれど、それを表現する宮脇さんの文章もまた、制約の中に無限の自由を見いだして、
いきいきと躍動している。
「紹介された旅館は魚野川の橋を渡り、細い商店街を五分ほど行ったところにあった。表か
らでは早々に店を閉めた酒屋としか見えなかった。
酒瓶の積んである暗い土間に立って声をかけると、じいさんが出てきた。部屋に入ると、
ばあさんが出てきた。食事の膳は娘さんが運んできた。いまはスキーや鮎釣りのシーズンで
はないので、客は私一人であった。茶の間でいっしょにテレビを見ていると、旅館どころか
民宿の感じすらしなかった。風呂場とトイレだけが大きく清潔で、そこに入ったときだけ旅
館にいる気がした」
翌日のスケジュールの都合で、よんどころなく泊まることにした「ぱっとしない」土地に降
り立ってから一夜を過ごすまでの状況が、宮脇さんの筆にかかると、こんんふうにえがきだ
される。簡潔で、しかも雰囲気が手にとるように伝わってくる。上質のユーモアをたたえた
こういう文章は、小手先の芸だけで書けるものではない。
車窓をかすめ去る沿線風景の一瞬の描写にも、文体は小揺るぎもしない。
「磐城石川を発車すると分水嶺にかかり、これを超えると阿武隈川の上流に出る。線路
脇に薪を背負ったお婆さんがひと休みしている」
「谷が開けて三田を過ぎると風景は鄙びてくるが、家のつくりは入母屋の堂々としたものに
変る。摂津から丹波に入ったのであろう。家々の軒に黒くなった干柿が吊るされている。吊し
たての干柿は美しいが黒びてくると、なんだか数珠つなぎにされた睾丸のように見える」
「五時すこし前、夕日の下端が水平線に接すると、日が沈むという表現そのままに、たちま
ち海中に没した。もうこれきり二度と現われないぞ、と言うかのような沈み方である」
的確な描写力に裏打ちされた宮脇さんの文章のリズムに身をゆだねていると、戦前の最優
秀列車特別急行『富士』や『つばめ』の一等展望車に乗っているような快適さをおぼえる。
現代の人間にもっとも欠けたる、ほんものの贅沢が、ここにある。
江國 滋
昭和五十八年 三月
181 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 09:17:55
!!!
182 :
無名草子さん:2005/05/06(金) 23:15:12
おお、こんなになってしまったか・・・
6月には復活してるといいのだが・・・
183 :
無名草子さん:2005/05/10(火) 20:02:24
!
184 :
無名草子さん:2005/05/10(火) 21:31:53
age
185 :
無名草子さん:2005/06/01(水) 06:14:08
!!!!!!
186 :
無名草子さん:2005/06/03(金) 01:00:52
おぉ、元にもどったか!
枯れてしまうと思ったのだが。
宮脇先生の完乗記念日のおかげか?
つぎは8月か・・・
187 :
無名草子さん:2005/06/20(月) 00:12:03
!!!!!!!
188 :
無名草子さん:2005/06/20(月) 00:49:34
成長が早いな・・・
189 :
無名草子さん:2005/07/02(土) 16:27:17
!!!!!!!!
190 :
無名草子さん:2005/07/10(日) 00:33:00
このところ雨が多いからな・・・
8月が楽しみだ
191 :
無名草子さん:2005/07/19(火) 11:06:17
!!!!!!!!!
192 :
無名草子さん:2005/07/20(水) 23:57:24
梅雨明けとともにのびたか。
193 :
無名草子さん:2005/07/22(金) 22:08:50
|
―◎―
|
| !!!!!!
194 :
無名草子さん:2005/07/23(土) 01:40:57
ん?
陽が強くなってきたか?
花が咲いたか?
195 :
無名草子さん:2005/07/23(土) 13:18:55
宮脇さんみたいな枯れたおじさんと一緒に
シベリア鉄道に乗りたかったなあ
196 :
無名草子さん:2005/07/25(月) 16:36:11
この人のエッセイは、単なる異文化レポートじゃなく、
異文化に接してもマイペースを貫く「山の手文化人」のおかしみを描いた
ものだって言えそうだな(悪口じゃないよ)。
鉄ヲタだった厨房時代はそんなもんわからなかったが、
このスタイルの先達の内田百閧竅Aちょっと世代が上の
山口瞳のエッセイを読んで、あらためて御大の偉大さを実感したよ。
197 :
無名草子さん:2005/07/25(月) 16:42:29
それに比べてもう一人の「御大」は...
厨房時代は宮脇氏以上に尊敬していたが、今では「癖」ばかり
わかるようになってしまって自分でも悲しいよ。
(宮脇氏はその「癖」を文学的に昇華させたわけだが)
スレを汚してしまったのならゴメン。
でも言いたいことはわかるだろ?
わかる
宮脇先生もヨーロッパのツアーとか行ってるあたりになるとつらいものがあるけどね…
199 :
無名草子さん:2005/08/13(土) 13:03:17
もうはえないのかな
200 :
無名草子さん:2005/08/16(火) 00:02:22
!!!!!!!!! ! ! !
201 :
無名草子さん:2005/08/27(土) 01:06:22
若草まで・・・これで尽きないな。
次は10月か。
202 :
無名草子さん:2005/09/01(木) 13:54:41
!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
世界の車窓から
204 :
無名草子さん:2005/09/18(日) 21:24:57
御大の偉大なところは(歴史をのぞいて)教養も何もないヲタ連中に
「文学」を教えてくれることだろうな。
205 :
無名草子さん:2005/09/18(日) 21:31:07
嫌韓厨にも読ませてやりたい。
206 :
無名草子さん:2005/09/18(日) 21:32:59
韓国紀行もあるしね。
戦前派のオジサンとの交流話は本当に泣けた。
207 :
無名草子さん:2005/10/01(土) 09:05:51
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
208 :
田中:2005/10/01(土) 10:00:00
びっくり・・・
209 :
無名草子さん:2005/10/03(月) 23:41:40
みごとに殖えたな。
去年から九倍か。
次は12月か・・・
210 :
無名草子さん:2005/10/10(月) 09:10:17
中公新書を作ったのも宮脇氏。
211 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 18:00:53
! ! ! ! ! ! ! ! !
212 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 13:06:20
百鬼園先生がどんどん復刊してる今、御大も見直されて欲しいものだ。
御大は鉄ヲタが独占するには惜しすぎる(してないか)。
213 :
無名草子さん:2005/11/28(月) 22:26:25
今でも文庫本全巻並べて、ちょいちょい取り出して読んでます。流麗な文章に、旅心がわきます。
宮脇先生の本を読んで実際に訪ねたところも多いです。
最近、本屋に先生の本が少なくなっているのが寂しいですね。若い方々にこそ読んでほしいものです。
214 :
無名草子さん:2005/11/29(火) 19:08:59
やっぱり、「鉄ヲタのための作家」って思われてるのかな...
215 :
無名草子さん:2005/11/30(水) 21:42:41
伝説の編集者
216 :
無名草子さん:2005/12/01(木) 08:12:55
一流の編集者ってのは深い学識と教養が要求されるものだが
(少なくとも中公レベルなら)、御大もそうだったんだろうな。
217 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 22:28:09
しばらく見ないうちに、レスも増えてるな・・・
つぎは2月か・・・
218 :
無名草子さん:2005/12/24(土) 11:18:04
ガイシュツかもしれませんが、
出版されたものでの宮脇先生の絶筆はなんでしょうか?
亡くなられた時の「旅」特集号に、
先生が最後に目にされた鉄道が、虎ノ門病院の書類などを運ぶ天井のレールと書いてあって、
微笑ましいようなほろ苦いような気分になった。
220 :
無名草子さん:2005/12/27(火) 00:44:21
病院のカルテ運ぶやつもそうだが、果樹園なんかで収穫した果物を運ぶような
モノレールも、俺は立派な鉄道だと思うんだが。
「病院のカルテ運びにまで乗りたくなったら大変である」
なんて書いたかも。
御大はやっぱり百鬼園先生の系譜を曳いてるんだな。
223 :
無名草子さん:2006/02/01(水) 21:27:10
2月なのでご冥福を祈りつつage
224 :
無名草子さん:2006/02/02(木) 22:13:31
!!!!!!!!!!!!!!!!!
225 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 00:58:53
寒いのに先生のご冥福を祈るためにか、
春を待つ芽か・・・
次は4月か・・・
226 :
無名草子さん:2006/02/26(日) 07:09:31
御命日226get!
もう3年も経つのですか・・・
227 :
無名草子さん:2006/02/26(日) 09:17:45
本当にもう、三年もたつのですね。
酔っ払った宮脇先生に絡まれたかったです。(w
三年続いているこのスレもすごい
229 :
無名草子さん:2006/04/04(火) 18:29:29
?
230 :
無名草子さん:2006/04/05(水) 06:10:05
? ? ?
231 :
無名草子さん:2006/06/06(火) 01:24:13
&
232 :
無名草子さん:2006/07/12(水) 10:32:13
新種か?
どこかで新しい宮脇俊三が生まれているのか?
次は8月か・・・
233 :
無名草子さん:2006/07/19(水) 14:41:45
向井敏が「文章読本」で絶賛してた。
適度にユーモラスという意味で、洒落が過ぎる内田百閧謔閧熄繧セって言ってたな。
234 :
無名草子さん:2006/08/13(日) 23:48:48
3年の命脈を保ったこのスレも
新しい宮脇俊三の誕生を見ずに
もう、終わるのか・・・
235 :
無名草子さん:2006/08/15(火) 06:41:36
米坂線あげ
236 :
無名草子さん:2006/10/03(火) 19:48:22
今年ももうすぐ「最長片道切符の旅」の季節ですね。
237 :
無名草子さん:2006/10/06(金) 19:07:47
「♪忘〜れ〜ちゃ〜、いや〜よ〜、忘れな〜いでね〜♪」あげ
238 :
無名草子さん:2006/11/19(日) 21:10:10
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
239 :
無名草子さん:2006/11/23(木) 00:41:17
240 :
無名草子さん:2006/11/23(木) 07:58:11
モタ先生まであちらに行ってしまった・・・
れ→●
性→●
の子→■■
「」→××
242 :
無名草子さん:2007/01/25(木) 22:05:41
別冊「太陽」あげ
243 :
無名草子さん:2007/01/30(火) 01:18:03
父・宮脇俊三への旅 あげ
保守
245 :
無名草子さん:2007/03/11(日) 14:54:46
電車に乗りに行こうかな
246 :
無名草子さん:2007/04/27(金) 02:43:45
+
247 :
無名草子さん:2007/05/19(土) 02:48:44
「時刻表ひとり旅」 講談社現代新書
248 :
無名草子さん:2007/05/19(土) 08:49:17
父・宮脇俊三への旅読んだけど、亡くなる数年前から重度のアルコール依存症
だったんだなー。言葉選んで書いてたけど。
中公はコネ入社だったんだ...
250 :
無名草子さん:2007/07/11(水) 16:58:28
メインテナンス
>>248 寝台車には絶対酒持ち込んでたし、山口瞳みたいに糖尿病で控えたりもしてないし
「飲んではいけない」理由はなかったんだろうね。
252 :
wata-ken:2007/07/14(土) 16:24:25
この先生、西洋史科の出身で、鉄道物以外にも「平安鎌倉史紀行」「室町戦国史紀行」とかを出してくれていた。
鉄道モノで歴史原理主義者の私としては南正時カメラマンと組んで「西洋版・街道をゆく」をやって欲しかったなあ。
他にやれる作家さん、居るだろうか。「道路=街道」としてなら、塩野七生さんが良いけど、鉄道に史学を繋げ得る作家
となるとそうは居ない気がする。
編集者出身の作家はかなりいるけど、「編集者としても」大成したのって
この人くらいだろうな。
(あとは吉行でも山口瞳でも編集者としてはせいぜい中堅クラスだろうし)
しかし、中公はなんでこの人の本を出さないんだ?
(本人の意思ならまだしも)
254 :
無名草子さん:2007/08/26(日) 20:24:58
今日のBSブックレビューで紹介されてたな
関川夏史が推してた
父親が好きで何冊か読んだけど読み直したくなった
255 :
無名草子さん:
あげ