★産廃物&盗作屋・田口ランディ監視スレ Part46★

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61無名草子さん
■■■田口ランディのコラムマガジン■■■ 2003.2.04
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「いてて……」
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 ある古本店で中学生の男の子が数冊の単行本を万引きしてつかまった。
 店長は名前や住所を聞こうとしたけれど、少年は何も答えない。そこで、警察官が
呼ばれた。ところが少年は警察官から逃げ出し、そして遮断機の降りかけた踏み切り
を突っ切ろうとして電車に跳ねられて死亡してしまった。

 その後、古本店の店長のもとに「人殺し」という脅迫電話や、面と向かって「オマ
エが殺したんだろう」と言うお客さんも現れて、店長は責任を感じてノイローゼのよ
うな状態になってしまった。そして、ついには古本店を閉めてしまった。

 今朝のワイドショーで、この事件の経緯が地域の住民の方々の声も交えて報道され
ていた。
 万引きをした少年を、警察に引き渡すのは行き過ぎた行為なのか。
 そのことが問題の焦点になっていた。
 街頭インタビューを受けたある女性は「中学生くらいの子が万引きをしたりするの
は、誰でもやっていることで、そんなことで警察を呼ぶなんてほんとうにひどい」と
強い口調で語っていた。

 私は万引きをしたことはない。怖いからだと思う。
 二十歳の頃、友達といっしょに吉祥寺の本屋をぶらぶらしていて、それから本屋を
出て近くの喫茶店に入った時に、その友達がおもむろに分厚い本を取りだして「前か
ら欲しかったんで貰ってきちゃった」と言ったのだ。