☆★ あなたをうならせた、最高の短編小説は? ★☆
短編の名手といえば、誰を思い浮かべますか?
よくできた短編ほど読後はしばらく余韻にひたってしまうものですよね。
読み手をひきこむ導入部、文章、構成、ラストのおさめ方が、実にうまい。
海千山千の読書家のあなたが「お見事!」とうなった短編作品と作家の
名前を教えてください。
わかれば、収録されている短編集の題名もお願いします。
なつかしい、私にとっての原点のような短編
(というか、ショートショートくらい短い)
英語の教科書に載っていた、
James Thurbur の
A Moth and A Star (Thurbur Carnivalの中の1つ)
日本のおとぎ話にはありえない展開に、意表をつかれた
今ようやく、これもアメリカの真骨頂をしめす一つの
作品だったのだとわかってきた。
日常的によっかかっていた狭い壁が、急にとっぱらわれて、
あわわわ、あやうい、糸の切れた凧のようだ
どこ行っちゃうんだよお
でもものすごい広い宇宙空間に
すうっといざなわれる、
そしてつきつけられる、幸福って一体なんなのさ?
あの感覚にはマジ、
あっけにとられたもんさ。
え〜い!そんな高尚なスレにはさせん!
ベタなとこいこう
オー・ヘンリー傑作選
「賢者の贈り物」「改心」「最後の一葉」
いまでも泣くことができるよう、心の状態をニュートラルに入れとけ!
ベタというならレイ・ブラドベリの「10月は黄昏の国」は有名。
幻想的でちょっと怖い雰囲気。
ホラーだとクライン・バーカーの血の本シリーズは秀逸です。
すばやいレス、ありがとうございます>ALL
日本の短編ではどうですか?
短編つったら、おーへんりともーぱっさんは外せないね。
角川ホラー文庫の小林泰三の「玩具修理者」って本に載っている、短編「酔歩する男」は初めて読んだ時に鳥肌でした。お勧めです。
ブックオフで100円で売ってますよ。
カミュ「異邦人」
フィッツジェラルド「冬の夢」
カポーティ「ミリアム」
ベタなとこで。
・・・よく考えたら2番目は別に全然上手くない。
横光利一「機械」
10 :
無名草子さん:02/11/15 21:16
カポーティ「ミリアム」に1票。
なつかしいな〜。
ポオの短編集だって、いいの沢山あるでしょ?
タイトル忘れたけど、伝染病でお城を封鎖して舞踏会やるやつさー。
11 :
無名草子さん:02/11/15 21:23
フレデリック・ブラウン「後ろを見るな」。
短編集「真っ白な嘘」に収録。
めちゃめちゃ怖い。
12 :
茨城陸 ◆WgohBatObk :02/11/15 21:34
すばる新人賞第一回受賞作、山本修一「川の声」に収録されていた「寒菊に自転車」。
表題作よりも良かった。
失恋した女が故郷に戻り、その日常に起こる雑多な出来事に懊悩するというもので、
短いし奇想天外な物語というわけでもないが静かな迫力があった。
無名な著者だがこの作品を書いた筆には神が宿っていたと思う。特に最後の一行が・・・・。
13 :
茨城陸 ◆WgohBatObk :02/11/15 21:37
「最後の一行」じゃなくって「最後の場面」の誤りでした。
14 :
無名草子さん:02/11/15 21:38
ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』
SF界のオー・ヘンリー。
15 :
無名草子さん:02/11/16 18:06
age
16 :
無名草子さん:02/11/17 03:25
すれ違いかもしれないけどP.K.ディック。
17 :
無名草子さん:02/11/17 03:48
短編と言えばサキです。
どれもこれも外れがなくて、意地の悪いユーモアが利いています。
「ゲイブリエル・アーネスト」とか「シュレドニ・バシュター」とか。
「サキ短編集」良かったら読んでみて下さい。
18 :
無名草子さん:02/11/17 04:03
ブルース・スターリング「巣」(『蝉の女王』)。
大どんでん返し!っつーかどんでん返されるものがすごい。
読後五年たっても、驚いたまま。
19 :
無名草子さん:02/11/17 04:19
ボルヘス「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」
20 :
無名草子さん:02/11/17 13:24
星新一も入れとこう。いろいろ書いてるけどボッコちゃんが最高ぽい。
21 :
無名草子さん:02/11/17 13:41
山本文緒のプラナリアは良かったです
22 :
無名草子さん:02/11/17 13:42
ヘミングウェイも一応入れといたら?
「殺し屋」
23 :
無名草子さん:02/11/17 14:12
おまいら松本清張も読めや
24 :
無名草子さん:02/11/17 14:49
読まんよ
25 :
無名草子さん:02/11/17 17:08
山本文緒「ブラックティー」
遠藤周作短編集「十一の色硝子」
28 :
無名草子さん:02/11/25 15:04
武田泰淳『ひかりごけ』。
古今東西を含め記念碑的な傑作です。
この薄気味の悪い文章を見よ。
まだ出版してるのかなあ?
29 :
無名草子さん:02/11/25 15:35
>>22 それどこがいいのかぜんぜんわからなかった。よかったら教えてちょ。
「九マイルは遠すぎる」とかどう?
30 :
無名草子さん:02/11/25 15:38
筒井康隆「農協月へ行く」
31 :
無名草子さん:02/11/25 15:52
村上龍+坂本龍一『モニカ』
文章を読んでると、
頭の中に風景が映像で
浮かんでくる。
32 :
無名草子さん:02/11/25 15:53
シュペルヴィエル「沖の娘」
ジャック・フィニィ「失踪人名簿」
島尾敏雄「草珊瑚」
天沢退二郎「海と少女」
ロバート・F・ヤング「魔法の窓」
ブラッドベリ「女」
アーサー・ポージス「1ドル98セント」
デヴィッド・ブルックス「ブラック」
ドナルド・ハーディング「頭がない私」
33 :
無名草子さん:02/11/25 15:59
ラフィク・シャミ「まだ神が祖母だった頃」
34 :
無名草子さん:02/11/25 16:23
芥川龍之介「羅生門」
夢野久作「あやかしの鼓」
35 :
無名草子さん:02/11/25 16:29
坂口安吾「桜の森の満開の下」
太宰治「駆込み訴え」
梶井基次郎「交尾」
魯迅「小さな事件」
カフカ「橋」
36 :
無名草子さん:02/11/25 17:45
川端康成『夜のさいころ』『母の初恋?(忘れた)』
日影丈吉『かむなぎうた』
マンスフィールド『園遊会』
連城三紀彦『桐の棺』
ショー『80ヤード独走』
これでどう?
37 :
赤ザコ ◆Sg5h3.Zako :02/11/25 17:48
連城三紀彦「戻り川心中」
38 :
無名草子さん:02/11/25 18:17
読んでからも特に印象に残っているのは、
ブラッドベリの「万華鏡」「号令に合わせて」
>4も言ってるけど「十月は黄昏の国」の各短編
ヘミングウェイ「F.マコンバーの短い幸福な生涯」
「清潔な明るい場所」
カポーティ「あるクリスマス」
漱石「夢十夜」
芥川「蜜柑」
宮本輝「小旗」
ぐらいかなあ。とりあえず。
39 :
無名草子さん:02/11/26 22:27
ディックの「自動工場」には戦慄した。
「〇〇〇〇の暴走」という現代的テーマを完全に先取りしてる。
あ、伏字はネタバレ回避用ね。
40 :
無名草子さん:02/11/26 22:30
ロアルド・ダール「あなたに似た人」
あとカポーティ「あるクリスマス」はおれも好き!
41 :
無名草子さん:02/11/26 22:40
>>40 ダールは最高っすね。
個人的に一番好きなのは「女主人」
「王女マメーリア」「牧師の愉しみ」とかもいい。
あと題名忘れたけどワインの銘柄を当てるやつ。もうハラハラもん
里見ク「椿」
43 :
無名草子さん:02/11/26 23:41
韓非子
44 :
無名草子さん:02/11/26 23:50
坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん
坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん
坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん
坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん
坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん
坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん坊ちゃん
勃起ちゃん
ルーディ・ラッカー&マーク・レイドロー「確立パイプライン」
書き出しが凄い。
「トラブルはサーフ・シティにはじまって、異次元で終わることになった。」
で、本当にそういう内容。ラリパッパな若者が、とんでもないサーフボードで
無茶苦茶する話。
行ったら行きっぱなしのラリパッパ・サーフィンハードSF。
なんか、「小説ってこんなのもアリなんだ」と感動しました。
46 :
無名草子さん:02/11/28 22:44
フレデリック・フォーサイス「シェパード」
村上春樹「シドニーのグリーンストリート」
イアン・フレミング「ナッソーの夜」
小松左京「オルガ」
どれも渋くて好き。
映画「デモリションマン」でサンドラ・ブロックと
シルベスター。スタローンがバーチャルセックスしようと
するシーンを見て
ああ、これ30年前に小松左京が書いてたよなぁ、なんて思いました。
47 :
無名草子さん:02/11/28 22:53
ヘンリー・スレッサー「ママにささげる犯罪」
マーク・ストランド「犬の人生」
これだね。
49 :
無名草子さん:02/11/29 01:08
三浦哲郎「金色の朝」
志賀直哉「網走まで」
キャサリン・マンスフィールド「園遊会」
山本周五郎「晩秋」
エリナー・ファージョン「ボタンインコ」
安房直子「きつねの窓」
梶井基次郎「檸檬」
・・・あかんわ、いくらでも出てくる。
このへんでやめとこ。
50 :
無名草子さん:02/11/29 01:26
畜犬談だべ
51 :
無名草子さん:02/11/29 03:45
フィリパ・ピアス「影の檻」
今西祐行「ヒロシマの歌」
杉みき子「夜のくだもの屋」
52 :
無名草子さん:02/11/29 06:39
中島敦『山月記』
松本侑子『防波堤』
共に、なんか考えを根底から揺さぶられたような作品。
草枕
54 :
無名草子さん:02/12/04 01:52
吉野せい「洟をたらした神」
55 :
無名草子さん:02/12/04 02:00
大坪砂男「天狗」
最高かどうかはともかく唸りました。
篠田節子「操作手」ほか
小林泰三「兆」ほか
変なのしか思いつかない(笑)
57 :
無名草子さん:02/12/04 07:57
女性の流行作家では
宮部みゆき『裏切らないで』
山本文緒『ブラックティー』
山田詠美『放課後の楽譜』
とかかな。あと妙と印象に残ったのは
渡辺浩司『1999年のゲームキッズ』
物語よりも、収録ネタ&方法が面白い。
ストーリーの初めにネタとなる技術を解説するのが斬新だと感じた。
みやざわけんじ よだかの☆
何度読んでも号泣
59 :
無名草子さん:02/12/06 01:57
>>49 ファージョンの「ボタンインコ」って、どの作品集に入ってます?
60 :
無名草子さん:02/12/06 03:28
上でもあがってるけど『山月記』。
これにまいって中島敦全集をそろえたよ。
その中に入っていた孔子とその弟子の物語もまた泣けたなー。
>>35 手に入らなそうなやつばっかだな。
大学の図書館で全集を探すか…。
62 :
無名草子さん:02/12/06 04:44
ジョバンニ・ヴェルガ「ネッダ」
(岩波文庫「カヴァレリーア・ルスティカーナ」に収録)
これにはマジでショックを受けた。
最後のネッダの悲痛な祈りには、叩きのめされた…
漏れのなかで、「ブッデンブローク家の人々」がただの陳腐な耽美小説と化してしまった。
ここから「居酒屋」「怒りの葡萄」と涙の読書遍歴を歩むことになる。
まだ読んでない方は、是非一読を。せいぜい40ページほどの小品ですが、
いままで読んだ作品が陳腐に思えること請け合いです。
63 :
無名草子さん:02/12/06 05:39
>>1さん
私は障碍歴約40年の男です。前からこのホームペイジを見ていて不思議に思い
また、憤りをおぼえていた者です。
この掲示板では、feelさん、前の大野氏いずれも障害者としての正当な権利や意
見の主張をしたに過ぎず、それを受け入れないばかりか他の主張も、健常者に媚
び諂い、同じ障害者を援護するどころか、貶めている傾向がある。
過去と現在の障碍者を取り巻く扱いは明らかに不当であり、差別であった事は
火を見るより明らかな事実であってそれを改善するという正義の革命は
今以上に性急に行わねばならない障害者の権利は、これを健常者が無条件で
受け入れねばならず、それに異論を唱えるものはすべて差別主義者であると言
わざるを得ない。
あらゆる物事、結婚、就職、就学などに障碍を理由にして断わられる事はあっ
てはならない
もしそれらを行った場合、その個人または団体に対し、刑事または民事で訴え
られるような法律の整備こそが最優先で、また、障碍者差別をなくす唯一の方
法であると確信しています。
障碍、健常のお互いの理解などは不可能です
健常である事は暴君であり、障碍を得ている者は市民であり、強者と弱者、お
互いにお互いの心など酌みようがないのはあたりまえと言えばあたりまえであり
仕方のないことである。
小生も40代にして、いまだに独身なのは障碍のせいではなく障碍を差別視する
世の中の風潮や、世の中の女性の悪しき思想のせいであることは言うまでもなく、
今まで何人もの女性に自分の偽りのない愛を告白して来たが、みな障碍を理由に
断わられてきたという、あからさまな差別を受けてきたのである。
真のバリアフリーや真に差別をなくすという事は健常者と障碍者が話し合い行う
ものではなく、障害者の要求と要望をすべて健常者と社会が受け入れるべき
なのである、現在のような差別発言や、差別発言を行う者への援護の書き込みは
厳に慎まれたい。
障害者特別性交特権の早期実現を!
64 :
無名草子さん:02/12/06 09:34
ジョルジュ・バタイユ「ガンキュウタン」
65 :
無名草子さん:02/12/06 22:25
「バスク奇聞集」のなかで
キリストさまの頭の後ろに目があって
弟子たちを見ている、という話。
オチも何もあったもんじゃない。
でもなぜかユーモラスで大好き。
>>59 「麦と王さま」という童話集にはいってます。「ボタンインコ」は
原稿用紙にして七枚程度の作品ですが、生きることの哀感みたいな
ものがしんと心に染み通ってくるような、そんな作品です。
67 :
無名草子さん:02/12/08 16:25
>>66 ありがと。私のもってる岩少版には入ってなかった。
てことは、新しい方(「本の小部屋」が2分冊になってるやつ)に入ってるんだな。
英語版のペーパーバック(途中までしか読んでない)には確かにはいってた。
こっちから先にいってみようか・・・。
68 :
無名草子さん:02/12/09 04:18
山本周五郎 『日本婦道記』
これには十一の作品が収められていてみんな秀作揃いなんだけど、
とりわけ「墨丸」だとか「糸車」なんかは見事だわ。
山周ってほんとに巧いと思う。絶品。
69 :
無名草子さん:02/12/09 04:50
「范の犯罪」志賀直哉
「正義派」同上
「藪の中」芥川龍之介
「訃音」三島由紀夫
やっぱ短編といえば志賀直哉か芥川龍之介かと。
内田百間「旅順入城式」
三島由紀夫「橋づくし」
短編はラストの一行がとりわけ重要と思う。
71 :
無名草子さん:02/12/27 04:51
中島敦「山月記」
太宰治「黄金風景」
72 :
無名草子さん:02/12/27 07:28
「夢十夜」夏目漱石。
堅苦しくなくホラーとして読める。
ボリスヴィアン「蟻」
74 :
無名草子さん:02/12/27 23:18
川上弘美「神様」
独特の節回しが好き。
75 :
無名草子さん:02/12/27 23:22
横光利一「翼」
羽だっけ?タイトルうまく思いだせん。
短篇の展開の仕方が天才的。
76 :
無名草子さん:02/12/28 00:52
カポーティの「カメレオンのための音楽」
吉本ばななの「とかげ」
村上春樹の「カンガルー日和」
77 :
無名草子さん :02/12/29 22:40
JDサリンジャー「対エスキモー戦争前夜」
志賀直哉「万暦赤絵」他(というか他もすごいよね)
芥川龍之介「或阿呆の一生」
カフカもいっぱい佳作があったと思うが題名までは忘れました。
78 :
無名草子さん:02/12/29 22:46
ポオの「赤死病の仮面」にしようかと思いましたが、
すでに
>>10氏が挙げていますね。
で、中井英夫「幻戯」(『とらんぷ譚』)
にします。
79 :
無名草子さん:02/12/29 23:01
蜘蛛はいないでしょうか?
____
/ /\ ∧ ∧
/| ̄ ̄ ̄ ̄|\/ 〜' ― (*゚ー゚)
| しぃ .|/ し―し-J
 ̄ ̄ ̄ ̄
80 :
無名草子さん:02/12/29 23:07
ブルーベリーはどこ?
____
/ /\ ∧ ∧
/| ̄ ̄ ̄ ̄|\/ 〜' ― (*゚ー゚)
| しぃ .|/ し―し-J
 ̄ ̄ ̄ ̄
81 :
無名草子さん:02/12/29 23:14
集英社文庫から出てる
筒井康隆・編「異形の白昼」に入ってる
曽野綾子の「長い暗い冬」がものすげえ怖えー。
メリメの「マテオ・ファルコーネ」
出川哲郎のように「ヤバイヨ、ヤバイヨ」と心の中で叫びながら読み進み、まさに「ヤバイ」結末で終わってしまう。
ヤバイ一品。
83 :
無名草子さん:02/12/30 15:37
中井英夫「炎色反応」
84 :
無名草子さん:02/12/30 15:42
夢枕獏の短編はどれでもめっちゃおもしろい。
85 :
無名草子さん:02/12/31 19:50
芥川「藪の中」
バタイユ「マダムエドワルダ」
86 :
無名草子さん:02/12/31 21:52
清水義範の『スノー・カントリー』
これは氏の作品の中では割と万人受けする短編だと思う。
87 :
無名草子さん:02/12/31 21:55
那覇でナハナハ!!
88 :
無名草子さん:03/01/08 15:04
氷室冴子「冴子の母娘草」
母への絶縁状で泣き笑い。著名人が天然ボケの母を持つと大変なんだなと。
89 :
無名草子さん:03/01/08 19:34
太宰治「満願」
パラソルをくるくると回す描写に、夫婦生活が解禁になった奥さんの嬉しさが
よく現れていて読んでて、幸せな気分になった。
90 :
無名草子さん:03/01/08 19:45
探し物はどこ?
____
/ /\ ∧ ∧
/| ̄ ̄ ̄ ̄|\/ 〜' ― (*゚ー゚)
| しぃ .|/ し―し-J
 ̄ ̄ ̄ ̄
(^^)
92 :
無名草子さん:03/01/14 22:04
藤沢周平『ただ一撃』
吉野せい「洟をたらした神」にまず一票。
(^^)
96 :
無名草子さん:03/03/01 15:20
阿刀田高の「女ごころ」(講談社文庫「危険信号」収録)
タイトルの意味もオチとともに一層わかる。
97 :
無名草子さん:03/03/01 23:06
つげよしはる「無能の人」
98 :
無名草子さん:03/03/01 23:17
大江健三郎の初期の短編
初期の方が大江のすさまじい才能がわかる。
99 :
無名草子さん:03/03/03 11:53
乱歩の初期短編には秀逸なのが多いけど
最高なのは「芋虫」。
エログロでありながら、死ぬほど切ないラブストーリー。
100 :
無名草子さん:03/03/03 12:37
赤い部屋
天国の小話
「あのよ」
102 :
魚塚探偵弐号:03/03/03 13:14
吉村昭「星への旅」という短編集に収録されている「少女架刑」。
ある意味ホラー、エロティックでグロテスク。
刺激的な描写の向こうに、生きる者たちの哀しみを冷ややかに見つめる
眼があります。内容は言いません。
村上春樹「螢・納屋を焼く」はどれも味わい深い名短編集。
一枚のよくできたレコードを聴くようです。春樹そのまんまですが(笑)
中の「冬の博物館」が特にお気に入り。
ちょっと気持ちがめげたときに読むなら、筒井康隆「笑うな」。
同名の短編集に入っています。意識して仏頂面で読んでみてください。
悩んでいることが馬鹿馬鹿しくなってきます。
103 :
無名草子さん:03/03/03 13:32
「民子」
ずぶ濡れ民子「とっても素敵!おめでとう」
ここはどうも一方通行なスレですね。
他人が何を読んだかにはみなさん興味がないようです。
105 :
無名草子さん:03/03/03 15:42
106 :
無名草子さん:03/03/09 22:09
阿刀田高「来訪者」
kon na sre age ten ja ne yo!
Kasu ga !!
108 :
無名草子さん:03/03/13 02:36
あげ
109 :
無名草子さん:03/03/13 02:40
(^^)
小川未明の「野ばら」 反戦モノ
112 :
無名草子さん:03/03/18 22:10
向田邦子「隣の女」。
113 :
無名草子さん:03/03/18 22:49
夢野久作「瓶詰地獄」
江戸川乱歩「人間椅子」
・・・この二つは構成自体がトリッキー。
でも技巧に走り過ぎていず、あの文体の雰囲気が最高!
太宰治「駆け込み訴え」
・・・太宰って天才なのねー、とコレを読んで思った。
114 :
無名草子さん:03/03/28 16:13
山川方夫「夏の葬列」
救いもへったくれもない。
115 :
無名草子さん:03/03/29 11:36
藤沢周「屋上」
116 :
無名草子さん:03/03/29 11:48
117 :
無名草子さん:03/03/31 20:24
らもの人体模型の夜
118 :
コビックリ ◆2f3JXZRcvc :03/04/01 04:07
メリメ「マテオ・ファルコネ」
119 :
無名草子さん:03/04/01 11:09
村上春樹「今は亡き王女のために」だったっけ?
山本文緒の「ブラックティー」何度か出てるようですが、
「絶対泣かない」「紙婚式」とかも面白かったッス。(短編集)
志賀直哉「剃刀」
阿刀田高「冷蔵庫より愛を込めて」
星進一「おのぞみの結末」
筒井康隆「笑うな」 など。松本清張はまんべんなく好きでつ。
121 :
無名草子さん:03/04/04 03:53
筒井康隆の、
お父さんが白い線からはみ出て下に落ちていってしまうやつ。
世にも〜にも使われてた。
122 :
無名草子さん:03/04/04 18:04
123 :
超真剣です!!!マジで聞いてください!!!:03/04/04 18:13
ほんとの話です!!!!
女の子が40日間渡って監禁され、計100人ぐらいに強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。(深くかかわったのは5,6人)
膣を灰皿代わりにされ、自慰(オナニー)を強制され、
真冬に裸で外(ベランダ)に出され、裸で踊らされ、手足を押さえつけられ、膣やお尻の穴に鉄の棒を突っ込まれ、お尻の穴に花火を入れ爆発させ、20キロの鉄アレイを身体(裸体)になんども落とされ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、
手足を押さえつけて、膣にマッチ棒を入れられ燃やされ、膣の中のや裸体をライターで火あぶり、精液を大量に飲まされ、500ccの尿を飲まされ、基礎の他むちゃくちゃ。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうだ。
女の声だが、人間とは思えない叫び声(悲鳴)(絶叫)を上げ続けた!苦しさのあまり何度も気絶した。
殺された彼女の親友が言うには、監禁され殺される一日前、幽霊(生霊)となって「助けて!」と親友に助けを求めたが、親友はどうすることもできず、泣きじゃくった。
「狂宴犯罪」は 一ヶ月以上 続いた 。
そして(失禁して)死んだ。(殺された)i78i78i78i
専門家によると自死(あまりのつらさに耐え切れず、脳が死ぬことを選択した。(命令した。)らしい。(死体にの脳は溶けていたらしい)
死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。死体には髪がなくなっていた。
40日間の監禁で極度のストレスのあまり全部髪が抜け落ちた
死体の膣(マンコ)にはオロナミンC2本、入っていた。
grdfgdsfgadgf
「裁判記録」は死ぬほどエグイ内容であった。「コンクリート詰め事件」で検索すればわかる。
(俺は何時間も涙が止まらず、夜も何日も眠れなかった。たとえ99.9%の人が幸せでも残る0.01%の人が(超)不幸なら、そんな世の中、絶対承認しない!!!!!そんな世界いらない!!!!!絶対、絶対いらない!!!!!絶対認めない!!!!!)
l;ok;l(私の心の底からの叫びでした。)
dsadasd
124 :
無名草子さん:03/04/04 20:21
宮本輝「五千回の生死」同じ本のトマトの話もいい。
125 :
無名草子さん:03/04/04 20:44
>>125 相手にしちゃダメよ。
他のスレで全く同じ文章見たよ。
コピペ貼り付けしてるだけだな。
女子高生コンクリート詰め殺人事件の裁判記録は、涙なしでは読めんよ、マジで。
下手な短編小説なんかよりも心を貫く。
俺はなんでこんな世界に生まれてきてしまったんだろうと思ったもの。
128 :
無名草子さん:03/04/06 11:44
阿刀田 高
「来訪者」
(『ナポレオン狂』の第2話に収録)
最後に(((; ゚д゚)))
129 :
無名草子さん:03/04/06 13:37
筒井康隆の、タイトル忘れたけど
「いままでみんなで落ちていたのである」とかいう話。
短さが強烈に印象に残ってる。
130 :
無名草子さん:03/04/07 18:39
太宰治
「皮膚と心」
出てくる人達の行動がかわいい、テンポが結構早いけど読んだ後マターリできる。
山川方夫
「海岸公園」(夏の葬列)
この短編集はみんなイイ!けど特に最後のこれは強烈
上とは逆に短いのに人の悪意の連鎖で読むと疲れる。
131 :
トリ ◆AqSQUBSJwA :03/04/08 22:03
中島敦 『山月記』
文章の格調高さが好きだ。
スティーブン・ミルハウザー『アウグスト・エッシェンブルク』(『イン・ザ・ペニー・アーケード』収録)
どちらかというと中篇だが。
「計算され尽くした叙情性」というものがあるとすれば
ミルハウザーの右に出るものは無い、と断言。
どの一篇をとっても珠玉の作品ぞろいだが、
ややストーリー性が高く、とっつきのいいこの作品を推す。
京極夏彦『小豆洗い』(『巷説百物語」収録)
京極堂シリーズではすっかりキャラ萌え作家となってしまった感のある京極だが、
短編集はなかなか読ませるものが多い。
中でも「巷説百物語」「続巷説百物語」は秀逸。
シリーズ第一話にあたるこの作品の切れ味にぶっとんだ。
133 :
無名草子さん:03/04/09 05:26
江戸川乱歩の「人間椅子」
134 :
無名草子さん:03/04/09 05:39
大坪砂男「天狗」
久生十蘭「湖畔」
芥川龍之介「南京の基督」
江戸川乱歩「押絵と旅する男」
マルセル・シュオッブ「黄金仮面の王」
バルベー・ドールヴィ「罪の中の幸福」
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
138 :
無名草子さん:03/04/29 15:32
ユルスナール「東方綺譚」より、「老絵師の行方」。うっとり。
「死者の乳」も泣ける。
川端康成「片腕」
140 :
無名草子さん:03/04/30 09:47
安部公房「人魚伝」
何故か印象強く残ってます。
安部公房の作品は最初とっつきにくいケド
短編がすごく面白いと思った。
141 :
阿刀田 高嫌い:03/05/01 00:51
パクリが多い
心根が卑しい
142 :
無名草子さん:03/05/04 20:58
ジョン・コリアの「死者の悪口を言うな」
R・ブラッドベリの「10月のゲーム」
日本だとヤッパ芥川かなぁ。
太宰治「カチカチ山」(「お伽草子」)
山尾悠子「遠近法」(「山尾悠子作品集成」)
ユルスナール「老絵師の行方」(「東方綺譚」)
エリアーデ「ダヤン」(作品社から出る「エリアーデ幻想小説全集」第3巻に収録予定)
スタージョン「ビアンカの手」(晶文社から出る短編集に収録予定)
キリマンジャロの雪
145 :
無名草子さん:03/05/12 10:27
言っとくけど芥川はパクリ
ビアスもニーチェも丸写しの箇所いっぱい
146 :
無名草子さん:03/05/12 12:51
エリアーデしょうせつぜんしゅーまだでねーんでハゲシクむかつくんですけど
147 :
無名草子さん:03/05/12 13:17
カポーティ「無頭の鷹」「楽園への小道」
マイナーだが、吉行エイスケ「地図に出て来る男女」
148 :
無名草子さん:03/05/12 23:08
安部公房の「鞄」がすごく好き。なんかすごく綺麗にまとまった話で、読み終わってため息ついた。
ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」
なんだかよく分からんけど号泣した。
150 :
無名草子さん:03/05/17 00:08
???????????????
?????????????????????
>>149 ???????????????????????????
?????
151 :
無名草子さん:03/05/17 00:10
ハーラン・エリスン「少年と犬」
子供のころに読んでちょっとショックだった。
>>149 いま「世界の中心で愛を叫ぶ」とかいう本がでてませんか?
あれは何?
ガイシュツだけど
マーク・ストランド「犬の人生」はすごーくいい。
村上春樹の短編翻訳モノはいいもの多いね。
本人だと多分ガイシュツだろうけど「蛍」
153 :
無名草子さん:03/05/17 03:14
リング・ラードナー「アリバイ・アイク」
J・D・サリンジャー「優しい軍曹」
小松左京「くだんの母」
既出だけど「サキ短編集」は殆ど秀作
赤毛のアンシリーズの短編集
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
菊池寛の「形」。
超短編ってトコかな。
156 :
無名草子さん:03/05/30 05:13
モーム
157 :
無名草子さん:03/05/31 20:34
S・モーム、O・ヘンリー、モーパッサン、F・ブラウンは、
記憶喪失になって、もう一度読みたく思います。
小松左京や星新一、筒井康隆もいいですね。
1本に絞るのは難しい。
コードウェイナー・スミス「ショイヨルという名の星」あたりでしょうか。
「ママ・スイート・ママ」って話。
確か異形コレクション。
159 :
無名草子さん:03/06/13 23:59
モームの雨。
レス読んでみるとモームって書いてる人結構いるね。
160 :
無名草子さん:03/06/14 00:02
三島由紀夫「月」
161 :
無名草子さん:03/06/14 00:08
うならせたっていうか、なんだかんだいって進路を決めたのは
小学校の時に読んだ「愛の妖精」ジョルジュサンドかなぁ。
けっこううなったのはw アゴタの「悪童日記」の三部作!
作家=男みたいなイメージがあるけど、突出した女流作家もちらほら
いるんだなって思いました。
イワンのばか トルストイ
163 :
無名草子さん:03/06/20 23:11
短編というよりは連作中編だけど
ジェイムス・ティプトリー・ジュニアの「たったひとつの冴えたやりかた」
「愛はさだめ、さだめは死」こっちは短篇
フレデリック・ブラウンの「うしろを見るな」(「まっ白な嘘」所収)
最初のほうで出てたけど、すんばらしい。
唯一の難点は「翻訳された」という時点でキレが鈍ること。
英語で読みたかったぁぁぁ
世界の中心で愛を叫ぶはとてもいいです。私も好きな人を失ったからすごく共感のできる作品です。
やっぱし芥川やね。
167 :
無名草子さん:03/07/04 03:31
P・Kディックの短編にはいつもぶっとぶ。
シャーリー・ジャクソンの短編には静かな狂気を感じる・・・
>167
ディックって「電気羊」しか読んだことないんだけど、どの短編集から
入門すればいいですか?教えてくだされ
170 :
無名草子さん:03/07/04 13:53
>>168 ジャクソンは長編の「たたり」しか読んだことないんですが、
短編のお薦めってあります?
私は中島敦がイチ押し!!!
>170
短編集「くじ」の表題作「くじ」が有名です。
小児病棟
173 :
無名草子さん:03/07/05 04:07
ある流刑地の話
174 :
無名草子さん:03/07/05 04:10
サルトルの【壁】
175 :
無名草子さん:03/07/05 04:43
映画人だけどご勘弁を。
ヒッチコックの「最後の一人」だったかな?正確なタイトル分かる人いましたらよろしく。
第三次世界大戦が起こり、世界中の人々は死に絶えてしまいました。
シェルターの中にただ一人、運良く生き残ったあなた。
そのとき「コンコンコン」とシェルターの扉をノックする音が。
あなたは扉を開けますか?
これだけです。故・淀川長治さんが紹介してました。
原作ってどんな文章なのか興味アリアリ。
乙一の「優子」って作品です。情景描写もうまいんですが、それ以上にストーリーがよかった。
177 :
無名草子さん:03/07/05 21:02
皆川博子『たまご猫』
178 :
無名草子さん:03/07/08 00:21
フィリップ・K・ディック「追憶売ります」
シュワルツェネッガー主演の映画「トータルリコール」の原作だが、
単独の短編として読んでも楽しい。
現実と幻想が二転三点する、この作家ならではのスリルが味わえる。
179 :
無名草子さん:03/07/08 00:37
J・G・バラード「時間の庭」
この作家は見事な工芸品のような完成美をもった短編を
いくつも書いている。これはその代表例のひとつ。
外部から訪れる災厄によってロココ調の美しい庭園が廃墟と化す
という不思議な幻想性をたたえた作品。
180 :
無名草子さん:03/07/08 00:49
J・G・バラード「重荷を負いすぎた男」
この短編は「フォークナーは徐々に発狂していた」と書き出されている。
バラードは一種の内面世界、彼自身の言葉を借りると
「内宇宙」に取り付かれている作家である。
その内宇宙は外宇宙を映し出し、その特性を共有している。
外宇宙の解体は、内宇宙の解体を招き寄せずにはいない。
自我の解体を起こし始めた主人公の見る異様な幻想世界が
ここには描かれていて、ほとんど息苦しいまでになまなましい。
>179
初期のバラード、特にヴァーミリオンサンズという架空のリゾート地(?)を
舞台にした連作は好きです。
182 :
無名草子さん:03/07/08 01:02
ベタだけど
レベッカ・ブラウン「汗の贈り物」
183 :
(・∀・)イイ!:03/07/08 01:24
有名だと思いますが
宮部みゆき「サボテンの花」(「我らが隣人の犯罪」に収録)。
イイ話です。
184 :
無名草子さん:03/07/08 01:48
185 :
無名草子さん:03/07/08 01:54
177
皆川博子いいね!
私は「ゆめ子縮緬」が好きかな。
186 :
無名草子さん:03/07/08 02:11
三島由紀夫「月」
187 :
無名草子さん:03/07/08 02:14
ディックの短編で名前忘れたけど、歩くと身長が半分になって「はたしてゴールに辿り着けるか!?」みたいな話の奴。
オチが馬鹿馬鹿しくて好き。
あとスティーブン・キングの「生き延びるやつ」怖すぎ。
188 :
無名草子さん:03/07/08 02:25
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
190 :
無名草子さん:03/07/18 10:18
文学通の皆さんにぜひお聞きしたいことがあります。
昔読んだ外国の短編ですごく面白かったのですが、どうしても誰のものかわからないのです。
内容は、バスの中で向かいにすわっている男がどうも昔の同級生らしい。そこから主人公の男の回想になって、
子供の頃ずいぶんいじめられたことを思い出します。
そして、ラストで意を決した主人公が思い切って向かいの男に名前をなのると、相手は丁寧に返事をしたけど、全くの別人だったというオチです。
あまり本を読まないほうなので、すぐに手に入る新潮文庫かなにかで読んだと思うのですが、気になってさがしてみても見つかりません。
オー・ヘンリかと思ってたのですが違いました。
どなたか思い当たる方がいらしたら、ご教示ください。
191 :
無名草子さん:03/07/19 00:16
192 :
無名草子さん:03/07/19 01:32
内田康男の「生まれた日に何があったか」
193 :
無名草子さん:03/07/19 01:37
>191
ご親切に有難うございます。
自分でも後でそのスレに気づいて、そちらに書き込みました。
どうも失礼しました。
浅田次郎「うらぼんえ」
浅田作品結構ベタだけどこれは短編で一番好きかも
195 :
無名草子さん:03/07/19 01:50
196 :
無名草子さん:03/07/19 03:43
山口瞳「庭の砂場」
切ない〜!!
中島敦「犬」 だれか同志はいませんか?
>197
ひょっとして中勘助の「犬」では?
中しか合ってないが。
>>198 はずかし、スマソ。おっしゃるとおり間違ってました。ありがd。
200 :
無名草子さん:03/07/20 05:55
三島由紀夫「女神」
201 :
無名草子さん:03/07/20 16:34
ジョン・ファウルズ「謎」(『黒檀の塔』所収・サンリオ出版)
ミステリータッチのこの短編は、失踪した議員を追う若い警官の捜査を中心に
展開するが、これは単なるミステリーではない。
捜査が展開するにつれていつのまにか、作中人物を自在に操る作者とは何か、
作中人物と作者との関係はどうなのか、という問題を追求する内容へと変化していく。
知的で巧緻な、しかもエンターテイメント的要素を併せもつ一篇。
202 :
無名草子さん:03/07/20 16:36
太宰治の『眉山』(漢字あってるかな?)
ぐっときた。
いぜんに同じような感じをもった気がして自分の人生振り返ってみたけどどうしても思い出せなかった。
ジュール・シュペルヴィエル「沖の娘」
あなたの愛する人が不慮の事故で死んだとする。しかしあなたは、
その人の死を信じることができない、はたしてそのとき、
その愛する人は、ほんとうに死んでいるのか、いないのか?
人の想念による産物は非現実的であるのと同じくらい現実的なのである。
ジョルジュ・ランジュラン「彼方のどこにもいない女」
長崎の原爆投下によって死んだ者たちが、放送時間外のテレビの画面に
現れるという奇妙な短編。
206 :
無名草子さん:03/07/21 15:44
シュルレアリスムの美人女流作家を二名ほど紹介。
■レオノーラ・カリントン「最初の舞踏会」
社交界に出るのが嫌で嫌でしょうがない少女は、友達のハイエナにかわりに
出てもらうことにする。でもやっぱりハイエナ、上品に振舞えないのが可愛い。
ブルトンが賞賛し、澁澤龍彦が熱愛した名篇。
■ジョイス・マンスール「肉腫」
老女の背に巣食う肉腫の禍禍しさゆえに魅了され、愛さずにいられない唖の少年。
シュルレアリスムが生みだしたラブ・ロマンスの逸品である。
安部公房「赤い繭」 (「壁」だったと思う)
戯曲だけど 別役実「にしむくさむらい」
ボブ・ショウ「去りにし日々の光」(ハヤカワのアンソロジー「追憶売ります」)
ジャック・フィニィ「愛の手紙」(「ゲイルズバーグの春を愛す」)
うなったつうか、単に好きなんだが。
208 :
教えてください!:03/07/23 06:02
長く気になっていた短編ですが、題名がわかりません。何が言いたいかもわかりません。
誰か教えてください。
作者は三島由紀夫かそのあたりの人。
主人公「僕」は父親と住んでいます。舞台はもやにつつまれているというか、描写その他ももやの
中って感じの文章で主人公たちの背景等も説明されていません。
僕と父親はある日、町でミステリアスな男の人に会います。父親と男の人は意気投合しますが、
男の人は旅に出るとかで僕たちの前から消え去ります。
ラストは男の人が旅から帰るという前日、父親が嬉しそうに主人公にこう告げるところで終わります。
「これで明日から3人だね」
すっごく?で、題名も作者も忘れてしまった今も気になっている短編です。誰か教えてください。
あのさ、こういうところに書き込む感想で「である」調は使わない方がいいよ
210 :
無名草子さん:03/07/24 17:17
>>208 三島由紀夫の「仲間」です。
中公文庫の『荒野にて』で読んだ記憶があります。
211 :
無名草子さん:03/07/24 19:07
「乳首のイエス様」という短編集
がとっても面白かったです。
212 :
無名草子さん:03/07/24 21:15
プロスペル・メリメの「マテオ・ファルコネ」。
切れ味抜群。
芥川には好きな短編たくさんあるけどなー。
213 :
無名草子さん:03/07/24 21:55
中島敦「名人」
吉村昭「総員起シ」
吉村昭に戦争ものの短編書かせたらいいと思うのは漏れだけ?
っていうか、ほかにまともに戦争をかける作家をあまり知らん
214 :
無名草子さん:03/07/24 22:50
リング・ラードナー「アリバイ・アイク」の
「アリバイ・アイク」
215 :
無名草子さん:03/07/24 23:14
丸谷才一の「樹の影」がよかった。
217 :
無名草子さん:03/07/26 19:38
宮本輝 「力」
218 :
無名草子さん:03/07/26 23:05
久生十蘭の「母子像」泣けるよ
確か国際短編小説コンクールで優勝したはず
英訳したのはあの吉田健一
219 :
無名草子さん:03/07/30 00:17
短編、つぅかアンソロジーだけど
井上雅彦編集の
異形コレクションシリーズは個人的にイイ!と思いますだ
本田孝好の短編集はどれも秀逸ですねー。
個人的には『MISSING』の「瑠璃」が気に入ってます。
テーマが分かりやすいというか、良い意味でさっぱりした文章が。
やはりアウグスト・モンテローソ「恐竜」が最強でしょう。
おーい、でてこい
223 :
無名草子さん:03/07/31 18:21
ピーター・ストラウブ「ミセス・ゴッド」Peter Straub "Mrs God" Conjunctions No.14
友達の結婚式のためにイギリスを旅するひとりのアメリカ人の、
ロンドンから目的地までの奇妙な体験をサイコスリラー的タッチで描いたもの。
主人公の男は車で旅をするのだが道に迷い、何度も同じ(ように見える)道を通り
頭のおかしい(と思える)人間に追いかけられたりする。
頭のおかしいのは、果たして誰なのか。
224 :
無名草子さん:03/07/31 18:39
スティーブン・ミルハウザー「手がかりのゲーム」(『バーナム博物館』所収 福武書店)
ハーヴァード大学の大学院で学位を取ろうとしている若い夫婦と15歳の息子、
夫の愛人らしき女の四人のプレイヤーたちが織りなす人生ゲ−ムと、
机上で繰り広げられるアガス・クリスティばりの殺人推理ゲームの二つの世界の境界を
故意にぼかした文体により、読者を眩暈にも似た不思議な読後感に誘う。
あぼーん
226 :
無名草子さん:03/07/31 19:44
乃南アサ
なんか以前から評論家みたいな文体で書き込んでいる人がいるね。もう少し
くだけた感じで書き込まないと周囲から浮いちゃうよ
星新一「球」。星新一はどれもすごいけど、その中で1番を選ぶなら。
太宰治「フォスフォレッセンス」「ダス・ゲマイネ」その他もろもろ。一時期中毒になった。
サキ「開いた窓」「アン夫人の沈黙」O・ヘンリーよりもサキのほうが俺は肌に合う。
モーム「雨」(既出ですが)。嫌な後味ではこれに勝る作品はたぶんない。
辺見傭「ゆで卵」自分の「卑俗」に気づかされる作品。単純に笑えるけど。
向田邦子「大根の月」(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル なでだし。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
228だが訂正。
星新一「処刑」でした。球の印象が強くてつい書いちゃった。
_, ._
( ゚ Д゚)
中嶋敦の山月記 が何だか忘れられない
連作短編集ですが。
レベッカ・ブラウン「体の贈り物」
淡々と過ぎ行くようにみえる彼らの日々を、
コレからも生きていく者として一緒に過ごす…。
静かに、じわじわと何かが伝わって来ました。
234 :
無名草子さん:03/08/10 02:44
山本文緒
235 :
無名草子さん:03/08/10 17:21
星新一。「ボッコちゃん」
236 :
無名草子さん:03/08/10 18:17
既出ですが、フィッツジェラルドの冬の夢
ジュディー・ジョーンズに惚れたよ
237 :
無名草子さん:03/08/10 18:47
連城「戻り川心中」
ミステリ好きでない人も満足の一品。
238 :
無名草子さん:03/08/10 22:09
239 :
無名草子さん:03/08/28 00:25
O・ヘンリー
「二十年後」
240 :
無名草子さん:03/08/28 01:56
ジェームス・ティプトリー・ジュニア「接続された女」
心のトップテンっす
241 :
無名草子さん:03/08/28 03:13
岸田理生「最後の子」角川ホラーから出てる。今はもう絶版だから新刊書店では買えないけど
ブクオフに結構置いてある。日本の作家で今まで読んだ中で最高。特にお勧めは「楕円球体」和製ボルヘス・アレフです。
海外のものではスタインベック「蛇」
242 :
無名草子さん:03/08/28 11:27
沢野ひとし「花嫁の指輪」に収録されてる「クジラの夏」は20ページ
程の短編なんだけど何度読んでもため息とともに読み終わるよ。
ちょっといい加減そうな男にはまった女の不倫話しなんだけど
話のしめ方が悲しくて美しい。
243 :
無名草子さん:03/08/29 08:52
『中世』ー三島由紀夫ー
乱歩「人でなしの恋」
怖かった
筒井康隆「会いたい」
出来上がっているときに読むと泣けます。
「笑うな」(こちらはガイシュツ)には入っています。
246 :
無名草子さん:03/08/30 11:02
JGバラードの「ウエーク島へ飛ぶ夢」と
「時間が語りかけてくる」
247 :
無名草子さん :03/08/30 14:48
中島敦「山月記」
梶井基次郎「檸檬」
色々あるが、この二つは基本として、
おさえておきたいものだ。
248 :
無名草子さん:03/08/30 22:57
梶井基次郎なら「桜の樹の下には」の方が好きだな・個人的に
「檸檬」のほうがたしかに名作ではあると思う
249 :
無名草子さん:03/08/30 23:32
太宰の作品のなかで、実は『トカトントン』が白眉。
250 :
無名草子さん:03/08/30 23:55
藤沢周「ブエノスアイレス午前零時」
ラストシーン最高。
251 :
無名草子さん:03/08/31 01:28
どんな話だっけ?>冬の蝿
253 :
吾輩は名無しである:03/09/09 21:38
小松左京の短編集全部。
254 :
無名草子さん:03/09/09 22:58
太宰『トカトントン』に一票。
あと『桜の樹の下には』にも一票。
『冬の蝿』は部屋に蝿がいる病人が
夜中に体がぼろぼろになるほど山道を歩き、
帰ったら蝿が死んでた、みたいなあらすじでは?
「そんな簡単な話ではない!」とかいうの抜きにした
あらすじは…確かそんな感じ。
誰か補足お願いします(泣
春樹の『午後の最後の芝生』
読んでて爽やかな気分になれる。本当に自分がその主人公になってその場所にいるような気がする。
これが春樹の魅力の一つなんだろうな。イヤミ臭さも無いし、名作。
「駆込み訴え」太宰治
とにかく切なくなった…
映画、舞台で「ジーザス・クライスト・スーパースター」を観たせいかもしれないけど、ユダに感情移入しまくった
「刺青」谷崎潤一郎
ラストで呆然となった 女の変貌に女ながらに愕然 ちょっとああなってみたいけど怖い
「焚火」稲見一良
あの短さで人生の重さつらさと美しさと希望を書ききった事に感動
「ニジンスキーの手」赤江漠
最後の一言で、芸術というものの狂気を感じた時、殴り飛ばされたような衝撃を受けた
「白魔」赤江漠
語り手の正体と最後の一言で業というもの感じて(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>169
亀レスですが、早川書房の「ディック傑作集(全4冊)」はどれも短編集なので入りやすいかと
1の表題作「パーキー・パットの日々」はリカちゃん人形やバービーで遊んだ人なら
苦笑しながら読み進められますよ(男性だったらすみません)
4の「妖精の王」はガス・スタンドの老人と本物の妖精達との出会いから、意表をついた
ハッピーエンドで心温かくなります
半堕胎派なら「まだ人間じゃない」をお薦め(笑
×半 ○反
長文の上に誤変換ごめん
258 :
ヽ(´∀`):03/09/18 20:55
良スレage
>>208 なんかホモ臭い筋だと思うのは俺だけでしょうか
260 :
無名草子さん:03/09/24 00:16
何度も上がっている星新一は初期から中期の「意外な結末」もいいが、後期の枯れてきた作風もとても味わい深い。
「出現したやつ」などは、彼自身も自らに課していたいわゆるショート・ショートの定義を無にする作品。
目立たない小品だけど、個人的に忘れられない。
同じくショート・ショートの定義を彼なりの反逆精神と諧謔で旨く転調させた、筒井康隆の「怒るな」(概出の「笑うな」ではない)も小品ながら秀逸。
彼は(認めない人も多いだろうが)短編の名手。ドタバタではない文学を感じさせるものでは「夢の検閲官」「退場させられた男」など、中期から断筆直前までは、どれも高い意識で貫徹されていると個人的には思う。
あと、あまり人に上げられていないものから。
ドナルド・バーセルミのコラージュもの「冒険」。
おなじくバーセルミの「無−叙事録」は、ポストモダンそのものとさえ思わされる傑作。
村上春樹の「眠り」もいいねぇ。
島田雅彦の「そしてアンジェは眠りにつく」は良質な短編集だと思うけど、どう?
あとは、あとは、うーん。
いろいろありすぎて、まとめきれない。
と、書いていて、思ったんだけど、最近の文学の凋落って「良い短編」を「無理矢理長編にしたてました」ってところに案外原因があるのかもね。
中島よしき「このスレは終了させていただきます」
262 :
吾輩は名無しである:03/10/06 01:08
小松左京「お糸」
こういう時代小説もあるものだなあと感心。
263 :
無名草子さん:03/10/06 02:13
ベタだけど、乱歩の「心理試験」。
最初読んだときは感動した。
既出だが、渡辺浩司『1999年のゲームキッズ』。
ファミ通(当時まだファミコン通信か?)連載当時、はじめ読まずに飛ばしていたが、
ある時読んでみて、ゾゾッときて、バックナンバー引っ張り出してまとめて読んだ。
太宰治「葉桜と魔笛」
夢野久作「キチガイ地獄」
などもよろしいかと。
渡辺浩弐 のマチガイ
ごんぎつね
は短編しょうせつでつか
267 :
無名草子さん:03/10/06 12:33
筒井康隆「鳶八丈の権」(字が違ってたらごめん)
ふさぎの虫だな権。 「一ドル98セント」「猿の手」「ラパチーニの娘」
「住宅問題」 モダンホラーだな結局
269 :
無名草子さん:03/10/06 18:57
星新一「きまぐれロボット」
東野圭吾「怪笑小説」
「毒笑小説」
田宮虎彦「朝鮮ダリア」→('Д`)ハアハア
川上弘美「物語が、始まる」
筒井康隆「ヨッパ谷への降下」
山野浩一「メシメリ街道」
伊井直行「本当の名前を捜しつづける彫刻の話」
小林恭二「予言」
村上春樹「かえるくん、東京を救う」
安部公房「R62号の発明」
星新一「門のある家」
不条理な短篇が大好きです。
272 :
無名草子さん:03/10/07 00:04
筒井康隆なら「走る取的」ね。取的のしつこさが最高。
筒井康隆なら,「関節話法」が好きだ.小説で大笑いして腹が痛くなったのは
あとにも先にもこれ一本だけだな.
274 :
無名草子さん:03/10/11 00:01
小池真理子の短編っていいと思うんだけど、ダメ?
江戸川乱歩の「赤い部屋」。最後の表現が秀逸、読んでしばらくは余韻に浸ってた。
梶井「Kの昇天」
石川淳「山桜」
L男性尼各短編
277 :
無名草子さん:03/10/15 22:58
夢野久作「木魂」
太宰「燈篭」
安部公房「赤い繭」
村上春樹「めくらやなぎと眠る女」
江戸川乱歩「踊る一寸法師」
大槻ケンヂ「くるぐる使い」
筒井康隆「顔面崩壊」
278 :
無名草子さん:03/10/15 23:04
永井龍雄のタイトル忘れたけど、葬式に行って最後喫茶店で
店内の色がなくなって灰色になるやつ
279 :
無名草子さん:03/10/15 23:05
岡本綺堂「西瓜」
280 :
無名草子さん:03/10/16 22:14
「愛の手紙」ジャック・フィニイ
時々読む。こういう秋の夜に読む。
「辛ろうござる」山田正紀
しみじみ読む。こういう秋の夜に読む。
「名人伝」中島敦
いま読んで頂戴。青空文庫で。
281 :
無名草子さん:03/10/17 00:06
F・R・ストックトン「女か虎か」
尾も白い
筒井康隆「夢の検閲官」
これぞ究極
283 :
無名草子さん:03/10/21 02:39
ジュンパラヒリ
「停電の夜に」に入ってる
「ビルザダさんが食事に来たころ」
と、カポーティのクリスマス3部作
284 :
無名草子さん:03/10/21 02:56
ron sexsmith
[strawberry blonde]
[pretty little cemetary]
短編小説のようなうた
アザーストーリーズという
セカンドアルバムにはいってる
連続カキコすまそ
285 :
無名草子さん:03/10/21 10:01
サリンジャー「エズミに捧ぐ」
読了して素直に感動できました。
286 :
無名草子さん:03/10/21 11:12
>>281リドル・ストーリーっていうんだってね。 これ読んで始めて知った言葉。
287 :
無名草子さん:03/10/21 17:40
短編て気軽にいつでもすぐに読めるからいいよね。
ごん狐
288 :
無名草子さん:03/10/23 04:02
>>286 ね!
志賀直哉「范の犯罪」もリドルっぽい
289 :
無名草子さん:03/10/23 23:25
西秀夫「マンホールの熱」
290 :
無名草子さん:03/10/23 23:34
SFマガジン2003年11月号の ドラドワームホールで
ジェフリーAランディス
は結構よかった。ワームホールで時間がごっちゃ
になった世界が舞台。あるワームホールで遭難事故があり、
それはひょっとしたら恋人かもしれない・・・という話なんだけど・・
291 :
無名草子さん:03/10/23 23:48
学校で読んで鳥肌が立った サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」死にたくなった
292 :
無名草子さん:03/10/24 01:16
スレの最初のほうにも出てきたけど、
『山月記』に一票!
293 :
無名草子さん:03/10/24 01:32
村上春樹「蜂蜜パイ」好きだな〜
294 :
無名草子さん:03/10/24 09:09
既に2件もあげられていますが、やはり、
レベッカ・ブラウン著‘汗の贈り物’
(‘体の贈り物 : The Gifts of the Body’収録)他を。
病んでいると言われ死に体だとさえ言われる現代アメリカ、
それが本当かどうかは
実際に‘病’と‘死’の周辺を描いたこの作品を読んでから言えと…。
295 :
無名草子さん:03/10/24 21:48
本多孝好「FINE DAYS」今から読む!
296 :
無名草子さん:03/10/25 13:35
「蜂蜜パイ」、私も大好きです。
村上氏の影響で読んだカポーティの、
「誕生日の子どもたち」も良いです。
「夜の樹」という短編集に入っていますが、
この本は超おすすめです。
297 :
無名草子さん:03/10/25 23:34
福永武彦『幻影』
298 :
無名草子さん:03/10/26 00:07
本多孝好「FAIN DAYS」からイエスタデイズ
これはいいです。
筒井康隆『北極王』 なんか悲しくて泣ける。
300 :
3時帰り希望:03/10/26 02:30
主旨がズレますが
沢木耕太郎 「おばあさんが死んだ」<人の砂漠>
志賀直哉 「灰色の月」
司馬遼太郎 「京の剣客」<真説宮本武蔵>
301 :
無名草子さん:03/10/26 02:55
筒井康隆「北極王」
中島敦「山月記」
江國香織「デューク」
302 :
無名草子さん:03/10/26 09:42
age
303 :
無名草子さん:03/10/26 10:04
ま
sage
305 :
無名草子さん:03/10/27 22:07
野坂昭如(この字だったか?)
『凧になったお母さん』
中学校の教科書にも載っているが、
泣ける。
読みやすい短篇集でオススメなのありますか?
307 :
無名草子さん:03/10/27 23:33
野坂昭如「姦」
野坂昭如「姦」
野坂昭如「姦」
なんといっても野坂昭如「姦」だな。
(゜凵K)ツマンネ
(゜凵K)ツマンネ
313 :
無名草子さん:03/11/01 23:54
フィッツジェラルドの
夜はやさしの中?の
【残り火】泣いた。
314 :
無名草子さん:03/11/02 19:40
夢野久作
『童貞』
ハリー・ポッタァ嗚呼ァァア!!!!!!!!!
ポッタリアン→ (T。T)ハリィ‥。
316 :
無名草子さん:03/11/04 02:55
江國香織「晴れた空の下で」
「帝王」フォーサイス
スカっとした
ヴァージニア・ウルフ
「青と緑」
青編と緑編があるのだが、それぞれ400字程度。
319 :
無名草子さん:03/11/05 00:48
筒井康隆 「北極王」
320 :
無名草子さん:03/11/05 01:19
321 :
無名草子さん:03/11/05 13:30
>>272 初めて「雅山」を見たとき、走る取的の脳内イメージとそっくりだったので驚いた。
タイトルも作家も忘れたけど、家族愛的なヤツで、最後に焼き鳥屋を営む話、
鶏の首の肉は一番おいしいんやでぇってアドバイスするグルメな義父がいて・・・
ってやつ知ってる?明治の話だと思う。
芥川賞取ってる。
323 :
無名草子さん:03/11/05 22:36
江戸川乱歩は
「芋虫」
これだけ突出している。
326 :
無名草子さん:03/11/12 13:58
327 :
無名草子さん:03/11/12 15:22
「ゆでたまご」
向田邦子短編集「男どき女どき」に収録
レスが続きさえすればいいと思っているやつっているよね。
「来訪者」とかは出てたけど〜。
やはり阿刀田高といったら「ナポレオン狂」
330 :
無名草子さん:03/11/16 23:55
うまい、という感じではないけど心に重く響く短篇として
太宰治「眉山」
331 :
無名草子さん:03/12/02 14:26
時雨沢恵一『キノの旅』
文庫本で持ち歩きしやすいし、めっちゃ短い章だと4ページとかあるよ。
332 :
無名草子さん:03/12/02 17:07
北村薫「ものがたり」(『水に眠る』所収)
はじめに読んだときはわかりませんでしたが
何かひっかかって読み返して、電撃のように理解しました。
以来心のベストテン(短篇部門)第一位を譲る気配なし。
333 :
無名草子さん:03/12/03 07:41
ブラッドベリ「乙女」。
334 :
無名草子さん:03/12/03 08:06
335 :
無名草子さん:03/12/03 20:32
筒井康隆「ジャズ犬たち」ベタだけど雰囲気がスキ
カフカ「断食芸人」と船上でサルが人にちょいと進化する話
336 :
無名草子さん:03/12/03 22:08
短編小説ってあまり知らないけど
五木寛之さんのサイレント・ラブ
がおもしろかった
「南部高速道路」
新井素子のひとめあなたに・・・
がイイ!青い感じもしますが読む価値はあるかと。
短編じゃないのではないか、と思われる作品が
ちらほら見えますが。
341 :
無名草子さん:03/12/18 18:08
アウグスツス へっせ
笑い男 さりんじゃー
342 :
無名草子さん:03/12/23 12:02
「パストラリア」を
読んだ人いますか?
「乳首のイエス様」が最高でした
343 :
無名草子さん:03/12/23 13:40
宮部みゆき「返事はいらない」
お前がいらない。
345 :
無名草子さん:04/01/17 15:58
346 :
無名草子さん:04/01/17 22:23
しまった!やっと短編スレ見つけたと思ったら
もう終わっているのか?
誰かいないのかな…。せっかくだし、書くこと書いとこう。
筒井康隆の「自薦短編集A怪物たちの夜」がとてもおもしろい。
ちなみに
>>121や
>>129も入ってる。
自分は「帰郷」が好き。反応あるかな…
川端康成「朝雲」
「文学といふこと」の紹介ドラマで緒川たまきが先生役をやってた。
イメージどおり!
348 :
無名草子さん:04/01/17 23:49
よかった…人がいた。
星新一も好きだなあ。「いじわるな星」が特に。
349 :
無名草子さん:04/01/18 00:07
レイ・ブラッドベリ「霧笛」
「乳首のイエス様」の中だと「なんでもあるけどなんにもない世界」が好きです。
350 :
無名草子さん:04/01/18 00:23
「七つの怖い扉」の阿刀田高が書いてる「迷路」が好きです。
マルセル・エイメ「七里のブーツ」(『壁抜け男』に収録)
しんみりさせるような地味な良作が最後の数行で大暴走。
あっけにとられて、笑えるやら泣けるやら。
それでいて美しくまとまってるし。
352 :
無名草子さん:04/01/18 01:42
ていうかさ、短編小説ってけっこうあるもんだね。
ショートショートはあまり見当たらないけど。
星新一と筒井康隆以外で短編小説の巨匠(ってか有名な人)いる?
353 :
無名草子さん:04/01/18 01:52
>>352 芥川。。
結構短編書いてるだろ。トロッコとかとししゅんとか。
354 :
無名草子さん:04/01/18 01:55
>>353 ありがと。今度読んでみるわ。
「ショートショートの広場」って途中から阿刀田高に
変わってるけど、阿刀田高誰か読んだことある?
355 :
無名草子さん:04/01/18 02:09
SFが健闘しているんだが、イーガンは出てないなあ。
>>352 皆川博子
幻想小説っていう、よくわかんないくくり方が一番しっくりくる人。
どうも俺の好きな小説って『幻想小説』らしいんだよね。
357 :
無名草子さん:04/01/18 11:00
>>332 遅レスだが、「ものがたり」印象に残るね。
恋愛系はほとんど読まないのだが、これは未だにじわじわ残るよ。
358 :
無名草子さん:04/01/18 12:12
>>354 本好きなら一冊くらい誰でも読んでるだろう。
「誰か読んだことある?」・・・って言われるような
作家じゃないよ。
359 :
無名草子さん:04/01/18 14:28
360 :
無名草子さん:04/01/18 17:09
>>358 ごめん。阿刀田高のショートショート読んだことある?って
聞きたかったんだ。探したけど、近くの書店には見当たらなくて…
361 :
無名草子さん:04/01/18 17:22
子供向けの文庫本だけど、「お父さんがいっぱい」
俺はあれ見て小説の楽しさを知った。
362 :
無名草子さん:04/01/18 17:24
>359
村上 龍
古典解説本は好きなんだが>阿刀田
阿刀田氏は日本ペンクラブの理事やってるのが一番似合う。
著書は・・・
365 :
無名草子さん:04/01/18 22:42
このスレ、結構筒井康隆の短編、人気あるんだね。
俺はちょっと・・・
ダンセイニ卿 『二瓶のソース』を挙げる。
田宮虎彦『足摺岬』
>>368 キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!
黒菅藩シリーズ最高傑作
370 :
無名草子さん:04/01/22 22:12
カルロス・フエンテス「アウラ」。岩波「アウラ・純な魂」に入っている
闇がねっとりまとわりつく感じで今まで読んだ中でも一番気持ち悪かった。
大江健三郎の人間の羊
江戸川乱歩なら「二銭銅貨」が好きなんだけど。
373 :
無名草子さん:04/01/23 00:14
ご ん 狐
374 :
無名草子さん:04/01/23 00:35
オカルト板にあったんだけど、俺はこれ読んでちょっとびっくりした。
「妹」
妹の小夜子がアイドル歌手になりたいと言い出した。
「おまえにアイドルなんか無理だよ。小夜子」僕が言うと、
「そんなことないもん。お兄ちゃんの意地悪」と妹はふくれた。
「どうせお兄ちゃん、わたしのことブスだと思ってるんでしょ」
「小夜子はかわいいよ。だけどアイドルは無理だ」
「お兄ちゃんなんか大嫌い。わたし絶対アイドルになるんだもん」
いくら言っても聞かない妹に僕は手を焼く。
だけどおまえには無理なんだ。
だっておまえは3年前に死んでしまったんだから。
おまえの体は焼かれて灰になってしまったんだから。
おまえのかわいい笑顔はもう僕たちの心の中にしかないんだから。
無邪気に笑う妹に、僕たちはそれを伝えられない。
375 :
無名草子さん:04/01/25 14:17
富永太郎が誉めていた、
志賀直哉の「或男、其姉の死」が良かった。
復讐病棟。
377 :
無名草子さん:04/01/25 21:48
阿刀田高ってつまらなそうだから読んだこと無い。
ショートショートは都筑道夫が好きだった。
都筑道夫氏のご冥福をお祈りします。
>376の小説、聞いたことないんだが
380 :
無名草子さん:04/01/27 16:02
小説じゃないけど一番好きな短篇といえばアンデルセンの「マッチ売りの少女」だなぁ。
短篇小説とはちょっと違うけど、阿部公房『壁』の石川淳の序文はいい。
映画『ツィゴイネルワイゼン』のパンフレットにある鈴木清順の「富士には月見草がよく似合う」に始まる文章もいい。
島田荘司『糸ノコとジグザグ』
筒井康隆『夢の検閲官』
Roald Dahl "The Wonderful Story of Henry Sugar"
あと、小説ではないけれど、
Bob Greene "The ABC's of Courage"
383 :
無名草子さん:04/01/31 11:11
中島敦『山月記』、自分にとっては語彙の水準が高すぎて
手に負えませんでした。みんなすごいなあ。
筒井康隆『関節話法』をあげている人がいたけれど、確かに面白い。
読みながら、ふっ、と吹いてしまいました。
384 :
無名草子さん:04/01/31 11:23
なんで「山月記」なんだろ。
中島敦の燃える短編は「名人伝」じゃないの?
385 :
無名草子さん:04/01/31 11:26
書き忘れてた!
中島敦は「文字禍」も凄いぞ!
バロウズの名言「言葉はウイルスだ」を思い出した。
読書の虫には一読をすすめる。
中島敦は「悟浄歎異」とかも凄いです。
大好き。
387 :
無名草子さん:04/01/31 21:28
安部公房の「人魚伝」
小松左京の「くだんのはは」
松本清張の「家紋」
宮本輝の「五千回の生死」
388 :
無名草子さん:04/01/31 23:24
短編になるかな
谷崎潤一郎 「刺青」
オイッ磯野w
村上春樹の「納屋を焼く」
雰囲気がいい・・・
>>387 言われてみれば「名人伝」よかったな。
「魁!男塾」にでてきそう。
>381に同意。
俺の人生観が少し豊かになった。
感動して周囲に言いふらしたのを思い出す。
ベタに…星新一の「ボッコちゃん」かな。
あと…倉橋由美子の短編で、ミカという名の猫が登場
する作品があるのですが、これが実にエロティックで
よい。タイトル忘れたので、わかる方教えてください。
古井由吉「夜はいま」
精神状態ヤヴァいときに読むと連れていかれそうになります
395 :
無名草子さん:04/02/02 13:59
モーパッサンの短編がおもしろいよ。
「メヌエット」「ジュール伯父さん」とか。なんだか切ない気持ちになる。
岩波から短編集がでているのでお奨めします。
396 :
無名草子さん:04/02/04 22:56
中島敦「山月記」
臆病な自尊心と尊大な羞恥心。
言葉が心に突き刺さり揺さぶられた。
397 :
無名草子さん:04/02/05 13:41
P,D ジェイムズ「いともありふれた殺人」
リチャード・ミドルトン「ブライトン街道で」
マイナーかなあ。
私は体が震えるくらいだったんだけど。
>>395 モーパッサンン、中編の怪奇もの、おもしろかった記憶が・・・
でも題名忘れた
399 :
無名草子さん:04/02/09 03:50
>>4、「10月は黄昏の国」
>>38、「十月は黄昏の国」
共に表記が違う。
「10月はたそがれの国」でないと検索でけまへん。
皆さんも気を付けて頂ければと思いまする。
400 :
無名草子さん:04/02/09 15:48
永井龍男「青梅雨」
池波正太郎「五月闇」
401 :
無名草子さん:04/02/17 00:04
西秀夫「マンホール」
402 :
無名草子さん:04/02/17 00:14
乙一「手を握る泥棒の物語」
山川健一 「夏 少年」
春と秋と冬はどんな話だったか覚えてません。
404 :
無名草子さん:04/02/17 00:38
「鉄道員」
原作があんなに短い話だったとは。
>301 「デューク」いいですね!立ち読みで泣いてしまいました^^
童話ですが浜田広介はどれもいいですよ♪
「よぶこ鳥」とか「りゅうの目のなみだ」とか。
406 :
無名草子さん:04/03/10 15:09
椎名誠 鉄塔の人
407 :
無名草子さん:04/03/11 17:46
彼女に筒井康隆の「顔面崩壊」を読ませたら、うなった。
けんかになりました。
浅田次郎/ろくでなしサンタ
409 :
無名草子さん:04/03/11 21:54
確か筒井の短編もってたんだが、内容が下品で読まなくなった。
>409
そら高尚なこって。井戸から出なければ蛙もきっと幸せだよ
>>379 遅レスだが、清水義範という作家の「世にも奇妙な物語集」に入っていたはずだ。
漏れはその中では列の話が好きなんだが。
他には梶井基次郎の「Kの昇天−或いはKの溺死」が好きだ。
須磨祖。「世にも珍妙な物語集」だった。
413 :
無名草子さん:04/03/12 22:33
二分間の冒険 作者の名前わすれた。小学6年の頃読んで、この本のことで頭いっぱいにしていた。
夢野久作「卵」。
コワイ。ウマイ。
415 :
無名草子さん:04/03/12 23:32
ネパールのビール
文春文庫の短編傑作シリーズなどと
銘打ってたような。最近では教科書
にも使われていたそうな。
「ネパールのビール」という本の
ネパールのビールというお話なんだな。
去年まで短編といったら星新一か芥川だった俺。
しかしそれを上回る勢いで乙一が登場しやがった。
「GOTH」でやられた。
417 :
無名草子さん:04/04/18 17:36
それより最近の短編を紹介してくれ
柴田よしきの京都の話の短編集は全部よかったよ
デビッド・イーリィ「理想の学校」
マージャリー・アラン「エリナーの肖像」
ヘレン・マクロイ「Q通り10番地」
421 :
無名草子さん:04/04/28 21:18
筒井康隆「熊の木本線」
筒井の短編の中では一番好き。怪談・・のはずなのに何故か読後涙腺がゆるむ。
422 :
無名草子さん:04/04/28 21:22
ヴォネガットの短編で第二次世界大戦直後のドイツの孤児院が舞台のやつ。オチがわかっても泣いてしまう。
423 :
無名草子さん:04/05/10 12:19
森瑤子のドラマティックノートのなかの短編ぜんぶ。
とくにミルとビザ−ンスがいい。おかげで香水両方買いました。
424 :
無名草子さん:04/05/10 12:38
好みわかれるけど嶽本野ばら。
でも私的にはカフェー小品集よりミシンや世界の終わりという名の雑貨店、下妻物語おすすめ。
425 :
無名草子さん:04/05/10 16:21
ドラゴンの短編集「白鳥」の中のマナハウスは大好きだ。ドラゴンの短編って洗練されてていいと私は思う。
好き嫌いがはっきり別れる作家、作品ではあるけれど。
ガダラの豚
井上雅彦「よけいなものが」
筒井康隆「お助け」
キング「トラック」
ゴーゴリ「外套」
ゴーゴリ「狂人日記」
ドストエフスキー「九通の手紙に盛られた小説」
トルストイ「クロイツェル・ソナタ」
プーシキン「ベールキン物語」
ゴーリキー「チェルカッシ」
チェーホフ「決闘」
チェーホフ「6号病棟」
カタ―エフ「ナイフ」
ツルゲーネフ「初恋」
ソルジェニーツィン「クレチェトフカ駅の出来事」
ショーロホフ「人間の運命」
429 :
無名草子さん:04/05/15 10:31
「乳首のイエス様」ニック・ホーンビィ
「エレンディラ」ガブリエル・ガルシア・マルケス(これは全短編とてもよい)
430 :
無名草子さん:04/05/15 12:48
小粒で傑作な短編集ということで
小林恭二の「日本国の逆襲」。
陳舜臣の「青玉獅子香炉」
安岡章太郎「ジングルベル」
433 :
無名草子さん:04/05/19 00:58
おまいら、なんか勘違いしてないか?
「最高の」だぞ。最も良い作品を選ぶんだ。
ひとつでいいんだよ。自我を出そうとするな。自意識過剰者が。
the bestとa bestの違いだ。
ブラッドベリ「乙女」
多分「黒いカーニバル」収録。ページ数はわずか2枚。
短編作家として名を馳せた彼だが、実際読んでみると肌にあう作品はそう多くなかった。
しかし、好きな作品は凄く好きで、他には「愉しい別れ」「霧笛」「集会」などが有名で自分も
好きだけど、正直この「乙女」だけで彼が作家やってる価値あると思う。
豊かな表現力と描写力で、最後の最後まで素晴らしい。
乙女だと思って戯れていた物が、実は…という話。
まあ見かけたら立ち読みでもしてほしいな。
うう、書いたのに消えてしまった…
レイ・ブラッドベリ「乙女」
多分「黒いカーニバル」収録。ページ数2枚。
短編作家として他に「霧笛」「集会」「別れも愉し」「ウは宇宙船のウ」など有名な短編はあるけど、
これが一番衝撃だった。
自分にはこの作家、ハズレな作品も結構あるけど、その豊かで愛情深い描写力のおかげで、ハマる
話は凄く印象に残る。
これは、戯れ、愛した乙女の正体は実は…という話にもなってない話。
まあ、見かけたら立ち読みでもいいから触れて欲しい作品。
>435,436
お前面白いな。
前と後では、推敲の努力が認められますな。
おいらは「バーン、お前は死んだ」とその続編、とか
ギミック凝らした棺桶の話とか
「歓迎と別離」とか(えねーちけーのラジオドラマで聞いて感動)
人殺して、証拠隠滅に狂う話とか
教室でイジメラレッコが物置きに閉じ込められて、その日が大事な日で…
なんていう話とか
あ、「最高の」を選ぶんだったね。
ブラッドベリは、個人的には肌にあってます。
>436
何度か出ているけど、ブラッドベリだったら「霧笛」かな。
あと稲垣足穂の「黄漠奇聞」が好きだけど、誰か読んだ?
中島敦の「弟子」。
真正直で不器用な子路の生き方に惹かれた。
あんなに直球で孔子に身も心もささげた人は
彼だけだと思う。
父親が夜空の星を売って金持ちになり、その息子がそのお金を返す話。
だったような気がするのだが、誰か知っていたら教えて頂戴。
小学校の給食の時間に放送されたのだが題名も作者も憶えていない。
442 :
無名草子さん:04/05/31 20:17
ベタ過ぎだけど・・・ゴーゴリ「外套」。
444 :
無名草子さん:04/06/01 00:11
新潮6月号の短編なら、誰を取ります?
海外にこれ一冊もってきてヒマなとき読んでいるけれど、けっこう
読めるものがある気がする。
445 :
無名草子さん:04/06/01 00:45
山本周五郎 「土佐の国柱」
こんな人間、今の日本にはいないだろう
446 :
無名草子さん:04/06/01 00:49
横光利一「蠅」
向田邦子「犬小屋」
447 :
無名草子さん:04/06/01 02:57
「発芽」
448 :
無名草子さん:04/06/02 01:16
夏目漱石「倫敦塔」
石川淳「紫苑物語」
横光利一「機械」
志賀直哉「焚火」
古井由吉「水」
小林恭二「人沼家の一族」
山田正紀氏の「終末曲面」。絶望・無力感等々を感じさせられます。
誰か筒井の『北極王』の要約ください。
「范の犯罪」についてです。
妻は恐怖を感じた瞬間、死んでも言いと考えたでしょうか?
意見おねがいします。
453 :
無名草子さん:04/06/03 01:13
GOTHにヤラれたとかいってる奴は
姉飼を見てないな?
乙一は好きだが、姉飼の方が衝撃的だ
乙一って何故か図書館に置いてないから、いつまでたっても読めない。
455 :
無名草子さん:04/06/03 01:29
>>454 図書館にあったとしても予約多いから
買ったほうが早いぞ
456 :
無名草子さん:04/06/03 01:35
GOTHそんなにおもしろい?
乙一の本の中では系統が違ってたけど
いまいちだったな。
乙一はほとんど読んだけど
いいと思った話は
ブルーとコーリングミー?(テレパシーのやつ)
後はマリアの爪とかハジメも良かった。
乙一は切ないやつがいいですよ。
セブンズルームも良かったけど。
457 :
無名草子さん:04/06/03 01:42
切な系か。
でもBLUEとはじめは微妙だった。
CALLING YOUの事だな、あれは良かった。
華歌や未来予報も切な系だったな。
458 :
無名草子さん:04/06/03 01:43
未来予報ってどういうのだっけ?
ブルーは自分の中では
乙一の中では一番なんだけどな。
459 :
無名草子さん:04/06/03 01:47
クラスメイトに同じクラスの女の子といつか結婚するって言われる話
そのクラスメイトは予言があたるって設定でさ、
それから2人は気まずくなるんだけど・・・思い出した?
460 :
無名草子さん:04/06/03 01:50
>>459 それ読んでないや。
なんて本に載ってる?
461 :
無名草子さん:04/06/03 01:52
さみしさの周波数。
角川スニーカーだよ。
ちなみに自分的にも一番はセブンズルームかな〜
462 :
無名草子さん:04/06/03 01:59
セブンズルームとコーリングユーは
アイデアがすごいと思う。
463 :
無名草子さん:04/06/03 02:06
うん、それとアイディアで言うなら、
A MASKED BALLはかかせない!
464 :
無名草子さん:04/06/03 02:12
>>463 また読んでない。
けっこう読んでないの多いな。
何の本に載ってる?
465 :
無名草子さん:04/06/03 02:21
これは集英の「天帝妖狐」
ちなみにさっきの「さみしさの〜」に入ってる、
手を握る泥棒の物語はちょっとコメディーだから読んでみるといいよ。
乙一の話ばっかになってきたから言うけど、
もし、暇があれば遠藤徹の「姉飼」をすすめるよ、前にも書いたけど。
短編ホラーだけどすごかった!GOTH読んだんならすすめる。
466 :
無名草子さん:04/06/03 02:27
>>465 手を握る泥棒の物語はつまらなかった。
ストーリーがありきたりだと思った。
467 :
無名草子さん:04/06/03 02:29
まじかい。
じゃあしょうがないな・・・
人の好みだからな・・・
姉飼いいよな
あれ何度も読みたくなるから売れない
469 :
無名草子さん:04/06/12 01:08
age
エドガー・アラン・ポー『陥穽と振り子』
ホシュ
472 :
無名草子さん:04/06/22 17:54
あ
山田正紀「回転扉」
>>441 遅レスだが、別役実の「淋しいおさかな」に
そんな内容の話があった気がする。
違ってたらスマソ
475 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:04/07/11 09:42
小池真理子なら?
476 :
無名草子さん:04/07/12 04:19
田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」
ダメ?
477 :
無名草子さん:04/07/12 05:05
志賀直哉『小僧の神様』ですね
478 :
無名草子さん:04/07/12 06:50
筒井先生
「最後の喫煙者」
479 :
無名草子さん:04/07/12 19:27
筒井康隆『ヨッパ谷への降下』
『薬菜飯店』に入ってる。傑作。
泣ける。
連続カキコスマソ。
連城三紀彦『桔梗の宿』(『戻り川心中』収録)もすごかったなあ。
481 :
無名草子さん:04/07/12 22:03
ヘミングウェイの「キリマンジャロの雪」
中篇なのかもしれないけど、とにかくラストも含めて完全な傑作。
サマセット・モームの「雨」。
483 :
無名草子さん:04/07/13 07:14
484 :
無名草子さん:04/07/14 15:20
ヨッパ谷への降下て何が面白いの?ハァ?て感じだったんですが
485 :
無名草子さん:04/07/15 00:31
レス全部読んでないから多分出てるとは思うけどOヘンリ「最後の一葉」短編というよりショートショート名作中の名作だと思います。
486 :
無名草子さん:04/07/15 16:14
猿の手
「猿の手」よりも岡本綺堂の「猿の眼」のほうが怖い。
牧野修「インキュバス言語」最高に笑えた
ブルーススターリング「巣」他の収録作も良いけどインパクトではコレだった。
乙一「未来予報」やっぱあげてる人居るね。コレは泣けました。
489 :
無名草子さん:04/07/17 18:15
筒井康隆「顔面崩壊」。
490 :
無名草子さん:04/07/18 10:59
東野圭吾の超・殺人事件とか名探偵の掟。
笑える。
491 :
無名草子さん:04/07/18 18:33
キリンジ「奴のシャツ」
短編小説っていうと変則かもしれんけど、
タレ物語ってのがいい話だった。
松沢呉一のぐろぐろに所収
493 :
無名草子さん:04/07/18 20:33
三浦綾子「壁の声」「毒麦の季」「赤い帽子」「病めるときも」「奈落の声」等等・・・。
短編だけにどれもしっかり濃いです。
三浦綾子って短編あんまり書いてないんだけど頭に残るのが多い。
今スグうなりたいので
青空ブンコで読めるやつキボンヌ。
495 :
無名草子さん:04/07/21 20:46
キリンジ 「奴のシャツ」
水曜日 継母の従兄弟を訪ねてみる
金曜日 姪が歯医者に行くので付き合う
「暇だね。」俺の顔になにか付いてるかい
覗き込んでニヤリと囁いた
「ボタンを掛け違えたまま大人になるのは嫌ね。」
ああ、聞いた風なことを言う娘だね
そうさ、遺産があればしばらくしのげる
今夜 あつらえた黒のスーツを下ろす
「どうにも深刻さが足りない、お前には。」
溜息をついて叔父は嘆いた
「ボタンを掛け違えたまま年をとるのは恥ずべきことだ。」
親父の通夜でからまれる
グラスの底に沈む顔と目が合えば
苦笑いで野郎はうそぶいた
「俺だけのシャツの着こなし。姿見の前を逃げ出し、
ボタンを掛け違えたまま年をとるのは切ない。」
ああ、知ったふうな事を言うね
森?外「高瀬舟」
497 :
無名草子さん:04/08/05 22:30
age
江國香織『デューク』。
映像化したい…川原亜矢子とオダギリジョーで。
499 :
無名草子さん:04/08/06 03:34
モームの「中国の屏風」の中の「大哲学者」という
短編が好きです。
500 :
無名草子さん:04/08/25 07:12
内田百? 「花火」
芥川竜之介 「蜘蛛の糸」
鷺沢萌 「川べりの道」
カーヴァー 「像」
フィッツジェラルド 「哀しみの孔雀」
サリンジャー 「バナナフィッシュにうってつけの日」
501 :
無名草子さん:04/08/25 10:01
既出かも知らんが
「ブッコちゃん」
連城三紀彦『桔梗の宿』
泣いた。
筒井康隆『日本以外全部沈没』
『火星のツアラトゥストラ』
矢作俊彦『敗れた心に乾杯』
『神様のピンチヒッター』
石原慎太郎『風の使徒』
『死に行く者との会話』
『ニクソン』
『虹』
ろくごまるに『夢の涯』
あとは渡辺浩弐『ゲーム・キッズ』シリーズの短編おおむね。
結城昌治「孤独なカラス」「惨事」
読了後、暗鬱な気分に。
505 :
無名草子さん:04/08/30 21:04
うーん。みんなセンスいいなぁ。
石川淳『紫苑物語』
何度読んでも良い。〆の名文は鳥肌もの。未読の方は是非。
坂口安吾『桜の木の満開の下』
高校生の時に読んで号泣。先日再読をした折、また泣いてしまった。
コルタサル『南部高速道路』
魔術的リアリズムというほど派手な仕掛けはないが、現代人の孤独を鮮やかに
描き出した秀作。
サルトル『壁』
もはや説明は不要か。人間の<限界状況>を抉り出した傑作。読み終えたあと
は常に汗びっしょり。
筒井康隆『関節話法』
笑い死にしそうになりました。
506 :
無名草子さん:04/08/30 21:06
しまった!『桜の森の満開の下』だ。
梶井の『桜の木の下には』とごっちゃになってた(汗)。
507 :
あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう?:04/08/30 21:12
筒井康隆の
時間が最後滝になって落ちてるやつ。
508 :
無名草子さん:04/08/30 22:44
芥川龍之介「白」
>>501 >ブッコちゃん
星新一のボッコちゃんか?
510 :
無名草子さん:04/08/31 08:33
「サキ短編集」byサキ
サンリオ文庫(のが一番良い)
511 :
無名草子さん:04/08/31 09:41
「楢山節考」深沢七郎
はとよめかよ
514 :
無名草子さん:04/08/31 14:10
三嶋由紀夫『憂国』『詩を書く少年』/凄すぎる!
志賀直哉『小僧の神様』/あまりに見事であっけに取られた。
芥川龍之介『藪の中』/無駄というものが全く無い
トーマス・マン『衣装戸棚』/泣いた。
515 :
無名草子さん:04/09/01 02:18
短編、「アルジャーノンに花束を」。
ラストの……、が気に入らないとは、某漫画の台詞。
516 :
無名草子さん:04/09/01 12:21
椎名誠「雨がやんだら」
>>58 鬼頭隆の「もずの心」って絵本を本人の読み聞かせで見たことがあって、
その後によだかの☆を読んだとき、あまりにも内容が酷似していて、ど
っちが本物なのかばかりが気になって、という最悪の読後を味わったせ
いか、良い話だろうに、どうも引っかかる。今思えばミヤケンのが明ら
かに元ネタなんだけど。
518 :
無名草子さん:04/09/02 20:18
唯川恵の「ため息の時間」
マンガチックな恋愛話がおもしろかたよ。
519 :
無名草子さん:04/09/03 13:01
曽根綾子「長い暗い冬」
麻耶雄嵩『遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる』
見事だと思った。
521 :
無名草子さん:04/09/07 19:09
あ
522 :
無名草子さん:04/09/09 13:32
ロアルド・ダール「南から来た男」
523 :
無名草子さん:04/09/09 21:18
524 :
無名草子さん:04/09/10 01:39
>>508 久しぶりに「白」読んだら、号泣してしまいました…。
525 :
無名草子さん:04/09/11 01:01:04
宮本輝の初期の短編は素晴らしいよ
蛍川とか泥の河とか
あと短編の天才は横光利一だね
S.キング
恐怖の四季の中の「刑務所のリタ・ヘイワース」
(「ショーシャンクの空に」?として映画化済)
527 :
無名草子さん:04/09/11 01:32:36
短編と言えばサキだな。
右に出る者なしじゃね?
528 :
無名草子さん:04/09/11 01:33:34
「あなたの人生の物語」テッドチャン
『ここに母あり』を読んだらとてもそうは思えない
>>190 死ぬほど亀だけどダールだね。
というわけでロアルド・ダール「韋駄天のフォックスリィ」
531 :
190:04/09/14 19:40:04
>>530 ありがとうございます!!
一年以上かかってやっと分かった・・・
>>531 あ、すごい本当?
ハヤカワミステリ文庫の『あなたに似た人』の中に入ってますよん。
あとやっぱり「南から来た男」も良いね。
『六枚のとんかつ』蘇部健一 講談社文庫
別のイミでうなる
534 :
無名草子さん:04/10/09 01:13:10
川端 康成「五拾銭銀貨」 掌の小説 新潮文庫
川端 康成「母の初恋」 愛する人達 新潮文庫
五拾銭銀貨は六ページなので、立ち読みでもしてみてみて。
たしか「ウは宇宙船のウ」収録
「かけまわる夏の足音」レイ・ブラッドベリ
おまいSF作家じゃなかったのか? というくらいSFじゃないですが
心に残る話。
村上春樹はいくつか出てるけどマイベストは
「パン屋再襲撃」。タイトル良し、パン屋さんよし、謎の奥さんよし。
読むとお腹がすきます。
散々出てる「駈込み訴え」太宰治。
凄まじい愛情の奔流にうならされます。
福永武彦の「世界の終り」。
「寂代(さびしろ)」や「弥果(いやはて)」といった地名が、いかにも北国を感じさせて
いい感じ。
537 :
無名草子さん:04/11/03 21:18:46
小池真理子の恐怖配達人
538 :
桜井中生:04/11/05 20:38:37
今日の、お話や歌とても感動的でした!
特に、「もずの心」というお話が印象的でした。
良かったら、また桜井中に来て下さいね!
539 :
無名草子さん:04/11/05 21:09:08
短篇っていったら、「星新一」だろう?
星新一といえば、「ショートショート」だろう?
541 :
無名草子さん:04/11/20 00:01:07
山本周五郎の「プールのある家」。
542 :
無名草子さん:04/11/21 01:29:28
オスカー・ワイルド「ロケット花火」
543 :
無名草子さん:04/11/23 01:20:30
このスレ、なんか良いですね。読書初心者なので参考にしています。
短編は読みやすくて良いですよね。
べたですが、次はオーヘンリー読んでみたいです。クリスマスも近いことだし。
ところで、オーヘンリー短編集は新潮と岩波のどちらがおすすめでしょうか。
分かる方、教えてください。
544 :
無名草子さん:04/11/23 02:03:35
芥川龍之介の 「秋」 終わり方がキザでズキューンときたです。
>>543 どちらがオススメというよりも、
ペラペラとめくってみて自分に合いそうな
訳の方を買えば良いのではないかと。
546 :
無名草子さん:04/11/23 14:41:46
1作だけ挙げるとするなら、やはり
>>46にも出ていた
フレデリック・フォーサイス「シェパード」 。
同じフォーサイスなら「帝王」もイイ。ちなみにどちらも短編集の表題作ね。
547 :
無名草子さん:04/11/23 15:20:34
東野圭吾の「あるジーサンに線香を」。
本人が「『アルジャーノンに花束を』のパロディ」と言っているが、
こっちのほうがストレートに感動できた。
『怪盗ニック登場』 エドワード・D・ホック
ハヤカワだったかな。価値のないモノばかりを盗む怪盗ニック。
シリーズ化されてるし、ひとまず自分こういう話は大好き
550 :
これから:04/12/17 18:32:04
誰かわかりやすく冬の蠅を教えて・・・?
551 :
吾輩は名無しである:05/01/13 13:53:43
お見事
552 :
無名草子さん:05/01/13 14:03:11
「納屋を焼く」村上春樹
長短編合わせてもこれが最高傑作だと思う。
553 :
無名草子さん:05/01/13 15:30:31
既出だろうが、宮本輝の「星々の悲しみ」
554 :
波田陽区:05/01/13 15:46:33
長嶋有の「サイドカーに犬」
レイモンドカーヴァの「ダンスしないか?」
O・ヘンリーの「警官と賛美歌」
今邑彩「双頭の影」
おもしろくて少しぞくっとしてうまい。
556 :
無名草子さん:05/01/14 00:44:48
サキの短編集は取り敢えずどれも良いと思うな。
ラードナーの『アリバイ・アイク』も全部良い。
井伏鱒二の『山椒魚』も大好きだ。
志賀直哉の『清兵衛と瓢箪』『剃刀』あたりも捨てがたい・・・。
ジャック・フィニーの『愛の手紙』も出色。
アントン・チェーホフ「谷間」
岩井志麻子=ネ申。
山月記が気になります!よければさわりだけでも…
559 :
無名草子さん:05/01/14 05:27:57
浅田次郎の『鉄道員』『ラブレター』
作者がベッタベタに狙いまくってるのは百も承知なのだが、それでも泣いてしまう。
560 :
無名草子さん:05/01/14 13:48:07
高校の教科書に載ってた話は、忘れがたいのが多い。
山本周五郎『鼓比べ』だったかな? 「音楽は、争うものではございませぬ」という老人の言葉、そしてラストに泣ける。
中島敦『山月記』も習ったな…。すごい衝撃を受けた。
あとおすすめ。
連城三紀彦『カイン』(『蛍草』収録)二重人格の患者と、彼の主治医。ホモなところもミソ。仰天ラストにやられた。今じゃ珍しくないパターンのどんでん返しではあるけど。
阿刀田高『ナポレオン狂』 既出だけど、よくできた短編。ラストにぞっとする。
561 :
無名草子さん:05/01/14 13:51:14
小林泰三『吸血狩り』
最後の一文で(゚∀゚)アヒャ!ってなる。
562 :
無名草子さん:05/01/14 14:46:17
骨餓身峠死人葛(野坂昭如)
北川はぼくに(田中小実昌)
みちのくの人形たち(深沢七郎)
村上春樹 「めくらやなぎと、眠る女」
何故かはわからないが、どうしようもない寂しさを感じました。
言葉にしたいけど私にはできません。
564 :
名無し物書き@推敲中?::05/01/19 12:45:29
rw
565 :
無名草子さん:05/01/19 13:46:34
泉鏡花が出てないことが不思議でならないんだが
「外科室」には読者を圧倒してやまない美しさがあると思う。特に「上」
566 :
無名草子さん:05/01/19 16:14:26
我孫子武丸『小さな悪魔』
井伏鱒二が一つしか出てないな。
「遥拝隊長」は戦争モノなのに、明るい調子でいいぞ。
後、司馬遼太郎の「新選組血風録」とかかな。
ヘミングウェイもサキ短編集も
おすすめだけど
やっぱり宮沢賢治の銀河鉄道の夜
これが最高です
>335
亀レスで、既出だが、
私もカフカ『断食芸人』は最高の短編小説だと思う。
中学の時に受けた衝撃が忘れられない。
筒井康隆『関節話法』も大好きだ。友人にコレが一番だと進められた
570 :
名無し物書き@推敲中?::05/01/25 11:47:35
yy
571 :
無名草子さん:05/01/25 12:23:46
映画小説集だろ
>568
銀河鉄道は未完なのがな…
それでも素晴らしいとは思うけど
皆さん読書量すごいなあ…恥ずかしながら未読のものばかりだ。
参考にさせてもらいますー。
個人的には金井美恵子の「兎」が好き。
近いところで同作者の「血まみれマリー」もおすすめです。
描写が細かくて、文面から生臭さが漂ってくる感じ。
574 :
無名草子さん:05/01/29 22:44:21
深沢七郎。怖さがたまんねー
羅生門が凄いと思ったけど、
あとカフカの「変身」は良いと思った、最初から最後までものすごい勢いで読んでしまった。
576 :
無名草子さん:05/01/30 23:24:15
「変身」は所謂短編小説って事になるの?
577 :
無名草子さん:05/01/30 23:49:36
なる
死刑囚がどっかの星(火星だったかな)でボールみたいなものを渡されて云々の、
タイトルうろ覚えだけど
星新一の「処刑」
かなり前に読んだんだけど、衝撃的だった。
579 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/08 15:05:53
87
580 :
無名草子さん:05/02/08 19:11:40
ジェフェリー・アーチャーもなかなかのものだ!
581 :
無名草子さん:05/02/11 19:54:52
森遥子『デザートはあなた』収録の「磯のアワビの片想い」。失恋した人にオススメ
582 :
無名草子さん:05/02/12 13:52:03
星新一の「解放の時代」 読んだらティンコ立っちゃった。( ・ g・)うそーん
小川未明 「野ばら」
森博嗣 「キシマ先生の静かな生活」
584 :
無名草子さん:05/02/12 20:47:10
対話編
585 :
無名草子さん:05/02/12 21:22:32
●意外!? 女性より男性に多い「結婚していない人のほうが幸せだ」●
男性のほうが女性よりも、「結婚=幸せ」という意識が薄くなっていることが、
NHK放送文化研究所の「家庭と男女の役割に関する調査」で明らかになった。
全国の16歳以上の男女1,800人を対象に、2002年11月に調査をした。このテーマの
調査は、1994年にも同じ調査方法で行われており、前回の調査と比較しながら分析をした。
それによると「結婚している人のほうが、していない人より幸せだ」という考え方を
どう思うかたずねたところ、「そう思う(「どちらかといえば」を含む)」割合は
男性48%(1994年)→38%(2002年)
女性48%(1994年)→45%(2002年)
と、女性よりも男性の意識の変化が大きくなっている。一般的なイメージとは逆に、
男性のほうに、結婚に対するより冷めた見方が広がっていることがうかがえる。
586 :
無名草子さん:05/02/13 06:17:37
別に意外でもなんでもないとおもうが
あれか?30間近の男が集まって合コンやらお見合いしたりで
必死にもがいているイメージですか?
まぁ一人のほうが気楽だし遊ぶにしても
なんのしがらみも無くていいよな
とりあえず俺は我孫子武丸のメビウスの殺人をPush!
587 :
無名草子さん:05/02/13 09:53:53
銀色夏生の「夕方らせん」
最高に面白かった。続編出ないかなー。
588 :
無名草子さん:05/02/13 21:36:23
半村良「伊勢屋おりん」
残酷な女心の描写がいい。
589 :
無名草子さん:05/02/13 21:42:58
>>580 最初の短編集だけじゃない?すごく良いのって。
590 :
無名草子さん:05/02/14 14:30:27
横光利一 「蝿」
「笑い男」 作家は忘れた外国人
592 :
無名草子さん:05/02/22 02:12:30
「押し絵の奇跡」夢野久作
>>591 サリンジャーのナイン・ストーリーズ収録のことかな
>>592 サリンジャーって「ライ麦畑で〜」のサリンジャー?
ありがとん
595 :
無名草子さん:05/02/25 17:44:34
太宰治「正義と微笑」
なんというか、滑稽でも葛藤しながら生きていくための力を思い起こさせてくれます。
自分の中では太宰作品にはすべてそういう流れが感じられる。
596 :
無名草子さん:05/02/25 17:58:21
深沢七郎『みちのくの人形たち』『秘儀』
597 :
吾輩は名無しである:05/03/05 11:42:33
5
598 :
無名草子さん:05/03/05 12:04:06
『駆け込み訴え』
太宰治だったと思う。
森博嗣の「卒業文集」
600 :
吾輩は名無しである:05/03/13 23:21:22
hhhi
このスレ見つけて俺も書き込むと思ったら既に・・・
>>3 オー・ヘンリー傑作選 「最後の一葉」
602 :
小石:05/03/14 15:40:25
ぼっけえ、きょうてえ
603 :
無名草子さん:05/03/14 15:55:32
津原泰水 「サイレン」
この作家は文章に意味以上のものを与えることができる、と思う
604 :
無名草子さん:05/03/14 21:34:07
O・ヘンリ作「失われた混合酒」
やっぱりO・ヘンリは人気高いね。
606 :
無名草子さん:05/03/15 21:05:34
スコット・フィッツジェラルドの残り火、冬の夢、罪の赦し、氷の宮殿、リッツホテルのように大きなダイヤモンド、取り扱い注意、貼り合わせ
607 :
まことに申し訳ございません:05/03/15 21:45:34
関係ないレスで申し訳ありませんが天使のしおりってどこでかえますでしょうか?><
またそのようなスレッドはどこにあるかおしえてもらえないでしょうか?
楽天にでも行け
609 :
無名草子さん:05/03/17 22:22:36
芥川は?
610 :
吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 13:01:17
-09
611 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 13:11:27
筒井康隆の「急流」とか「関節話法」なんて最高に面白かった
あと、夢野久作の「縊死体」っていう3ページぐらいの短編もイイ
612 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 17:18:08
星新一
613 :
無名草子さん:2005/03/25(金) 21:27:31
「スナッフルズ」は、鼻血が出るほどいい。
「ヒューストン、ヒューストン聞こえるか」もいいぞ。
614 :
無名草子さん:2005/03/31(木) 21:12:31
「吃りの父が歌った軍歌」車谷長吉 何もないけど悲しい
「こちら一の谷」筒井康隆 こんなのありなんだと思った
615 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 15:13:57
谷崎潤一郎「秘密」
ひとつひとつのシーンがとても鮮やか。
着物の裏地まで見えてきそうな感じ。
谷崎といえば「私」。
所詮、習作の域を出ない、と言われればそうだが、谷崎的世界(小)爆発の一品。
617 :
無名草子さん:皇紀2665/04/01(金) 23:55:36
太宰 トカトントン
618 :
無名草子さん:皇紀2665/04/02(土) 00:21:48
やっぱ阿刀田
619 :
無名草子さん:皇紀2665/04/02(土) 00:22:22
あと川端の掌の小説、これは濃い
620 :
無名草子さん:皇紀2665/04/02(土) 00:22:54
安部公房の超短編『赤い繭』
筒井康隆なら「未来都市」
622 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 18:46:18
太宰治なら約2ページくらいの超短編「海」がいいですよ。
決意・憧れ・期待・家族・誤解・倦怠・失望
短いのにすごく豊富なイメージ。立ち読みでどうぞ。
>>620 激しく同意だ。
10ウン年前、僕がまだ高校生だったころ、模試に出た。
そっからハマって阿部公房全部読んだんだよなあ。
624 :
無名草子さん:2005/04/03(日) 22:28:42
カフカの掟
625 :
無名草子さん:2005/04/08(金) 01:07:22
梅崎春生「桜島」
626 :
621:2005/04/08(金) 04:48:29
間違えた。
筒井康隆なら「近代都市」です。
太宰の「海」が挙がってたけど、俺はやはり短いけど「待つ」が凄く印象に残ってる。
最高というのとはちょっと違うと思うけど。
サリンジャー ナインストーリーズなら
「ド・ドミエ・スミスの青の時代」
万人はこれ尼僧である
姉:「私たちの後を35分間つけてきている男がいるわね。なにかしら」
妹:「論理的に考えて私たちをレイプする気でしょうね」
姉:「嫌だわ。この速度差だと13分程で追いつかれるじゃない」
妹:「論理的にはもっと速く歩くべきでしょうね」
姉:「…あまり効果が無いようね」
妹:「そうでしょうね、論理的に明らかだけど相手も速く歩きはじめたみたいだし」
姉:「困ったわ。この速度差だと追いつかれるのに1分もかからないわ」
妹:「論理的には二手に分れるべきでしょうね。お姉さまはあっち。わたしはこっち」
姉妹は二手に分れ、男は妹のほうを追いかけた。
姉のほうは無事家に辿り着いたが、妹はいなかった。
しばらくして妹が帰って来た。
姉:「大丈夫?何が起きたの」
妹:「お姉さまを追わなかったことから論理的に明らかだけど、男は私を追いかけてきたの」
姉:「それで?」
妹:「全力で走ったけど相手のほうが足が速くて。それから論理的に導かれるように、奴に追いつかれたわね」
姉:「大変。どうしたの」
妹:「わたしは論理的に考えて、スカートをたぐりあげたわ」
姉:「あら。男はどうしたの」
妹:「彼も彼の論理で自分のパンツを下ろしたわ」
姉:「まあ。それからどうなったの?」
妹:「論理的に明らかじゃなくって?お姉さま。パンツを下ろした男よりスカートを上げた女のほうが速く走れるのよ」
630 :
吾輩は名無しである:2005/04/17(日) 11:45:42
i
>>629 面白いね。もう一ひねりあるといいんじゃないかな。二幕目期待します。
632 :
無名草子さん:2005/04/20(水) 01:54:10
有島武郎の『一房の葡萄』
633 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 02:12:57
阿部昭『鵠沼西海岸』
634 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 02:26:24
志賀直哉『范の犯罪』
江戸川乱歩『人間椅子』
ですかね。
ルミナス
636 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 04:24:28
三島由紀夫『雛の宿』 ロリコン風です。
637 :
無名草子さん:2005/04/25(月) 19:37:26
629
oh!マイキーを連想してしまった
638 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 20:35:24
大江健三郎『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』
639 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 20:40:47
川端康成
『夏の靴』
640 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 20:42:12
眉村卓
『美しい手』
641 :
無名草子さん:2005/04/26(火) 20:47:16
半村良
『ボール箱』
642 :
無名草子さん:2005/04/27(水) 06:53:24
星新一は、森鴎外の『寒山拾得』に呻いたらしい。
俺、何度読んでも呻けなかった。
羅生門
644 :
無名草子さん:2005/04/28(木) 01:51:11
>>642 親戚の本だから少し大げさに褒めているのかも。
開高健 ロマネコンティ1938年
646 :
645:2005/04/28(木) 02:56:50
もとい 『ロマネ・コンティ・一九三五年』開高健 同名の短篇集(文春文庫)収録。スマソ
向田邦子「思い出トランプ」
爆笑問題の大田がテレビでうなってた。
「私が今まで読んだ本の中でずば抜けている」ってよ。
648 :
無名草子さん:2005/04/28(木) 17:55:30
短編の名手といえば、田久保英夫でつよ
649 :
無名草子さん:2005/04/28(木) 22:12:50
星新一選 ショートショートの広場 第?集
『前足をなくした犬の話』作者忘れた。
作品名だけじゃなくて、ちょっと感想とかようやくみたいなものがあると、手に取りやすいな
651 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 08:23:52
筒井「関節話法」
笑い殺された。
652 :
無名草子さん:2005/04/29(金) 14:32:00
庄野潤三『プールサイド小景』
夕暮れのプールの水面から男の頭がひとつだけ出ているという、
ラストの不安な光景が秀逸だった。
どっちも有名な死刑ものだが、
ヘンリースレッサー「走れ、ウィリー」 → ショートショートはかくありたい
アンブローズビアス「アウルクリーク橋」 → その手(オチ)があったかー!!
654 :
無名草子さん:2005/05/01(日) 09:15:35
北杜夫『岩尾根にて』
スレ汚しすいません。
田舎が舞台で、季節は夏から夏の終わり。時代背景は昭和が終わる頃…
あまりに漠然としていますが、そんな小説はありませんか?
恋愛ものでもなんでもいいのですが、読み終えたあとに余韻に浸れるような
そんな作品が読みたいのですが、もしも上記の条件に合うような作品を
ご存じでしたら、ご紹介願えませんか?
キャサリン・マンスフィールドの「しなやかな愛」
最高といえるほど技巧的ではないけど大好き
658 :
無名草子さん:2005/05/05(木) 09:48:40
愛する人へ という短編集の
「ジョニーはネコではない」
ほのぼのしていてよかったです
659 :
無名草子さん:2005/05/12(木) 19:31:05
中上健次 『修験』
660 :
無名草子さん:2005/05/12(木) 21:59:19
655
片岡義男は読みました?
多分そんな感じでは?
661 :
無名草子さん:2005/05/13(金) 11:13:25
モーパッサンの「脂肪の塊」って好きだけど、短編じゃないか?
663 :
吾輩は名無しである:2005/05/25(水) 12:58:53
iu
664 :
無名草子さん:2005/05/26(木) 00:48:38
ブラッドベリの短編は世代に関係なくうけそう。
最高ってほどじゃないけど
吉川英治の『ナンキン墓の夢』はまあまあだったな
666 :
無名草子さん:2005/05/27(金) 22:40:12
泉鏡花『外科室』
梶井基次郎『檸檬』『蒼穹』『闇の絵巻』『愛撫』etc・・・
芥川龍之介『カルメン』
667 :
無名草子さん:2005/05/28(土) 10:23:44
梶井「桜の樹の下には」
668 :
無名草子さん:2005/06/08(水) 00:03:17
ブコフ105円で筑摩の「現代文学大系35 梶井基次郎 堀辰雄 中島敦 集」を買ってきました。
中島敦を新潮文庫でしか持っていなかったので、悟浄を読みたくて買ったのですが、
まだ読んだことのなかった梶井もなかなかでした。オマケで得した気分です。
上記以外だとベタですが
「藪の中」芥川
「孤独者」魯迅
「中年のひとり者ブルームフェルト」カフカ
669 :
無名草子さん:2005/06/08(水) 23:12:53
新潮の「名短篇」て買った人いる?
正直、目次を見てもしっくりこないんだが。
このスレでも馴染みのないタイトルばかりみたいだし。
670 :
無名草子さん:2005/06/09(木) 01:11:24
ロアルド・ダールの短編集「サムワン・ライク・ユー」。
もうじき40歳になるが、
22年前に古本屋で買ったこの本だけは何度も読み返す。
カポーティの『無頭の鷹』は短編になるのかな?
672 :
無名草子さん:2005/06/10(金) 02:53:59
アーウィン・ショウ「愁いを含んでほのかに甘く」
「ニューヨークの街を探し歩いて」
アーウィン・ショウ最近本屋で見かけないね
673 :
無名草子さん:2005/06/12(日) 22:16:11
>>672 「小さな土曜日」持ってる。
他に何かおすすめある?
674 :
吾輩は名無しである:2005/06/27(月) 12:03:37
9
中島らもの『えびふらっと・ぶるぅす』。
ちょうどこれを読んだ頃、身近で孤高な死を遂げた人があったこともあり、
久々に本に泣かされた。
676 :
無名草子さん:2005/06/27(月) 13:39:14
既出かもしれませんが、
乙一の短編はかなりよいです。
よくもああいう展開・設定を思いつくものです。
素晴らしい才能の持ち主ですね。
お勧めです。
芥川龍之介 『蜃気楼』 余りに好きで百回くらい読んで二回模写した
江戸川乱歩 『盲獣』 これも好き(中篇かも) 異世界の肌触りが伝わってくる
S・キング 『人間圧搾機』 B級ホラー(バカホラー)マジ笑った
個人的に芥川はモダンホラー作家でもあると思う
地獄変とか歯車とか玄鶴山房とか普通にホラーしてるし
ホラーとして誰かドラマ化しないかなー
01 地獄変
02 偸盗
03 蜘蛛の糸/MENSURA ZOILI
04 蜃気楼/寒さ
05 玄鶴山房
06 羅生門/点鬼簿
07 藪の中
08 杜子春/首が落ちた話
09 河童 前編
10 河童 後編
11 歯車
12 或阿呆の一生(最終回)
こんな感じで
>>644 いや、それ以外はぼろくそだったから、本心じゃない?
鳴海章「指定席」
しょうゆのかけすぎたシュウマイに家庭の悲哀をあらわせるってすごい。
680 :
無名草子さん:2005/07/07(木) 23:36:04
アースキン・コールドウェルの「The Dream」ってコールドウェル
短編集に収録されてますか?
筒井康隆「生きている脳」
682 :
無名草子さん:2005/07/08(金) 17:24:53
やっぱ太宰の駆込み訴え。
1行目からグイグイと引きずり込む勢いがすごいよ。
683 :
無名草子さん:2005/07/08(金) 23:33:15
平山夢明「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」
グロいけど最高。
684 :
無名草子さん:2005/07/09(土) 00:23:38
ピート・ハミル「ニューヨークスケッチブック」は切ないショートストーリーが沢山詰まってる。読むなら秋かな。
685 :
無名草子さん:2005/07/09(土) 00:42:05
向田邦子って出てきた?
『思い出トランプ』の「大根の月」と「花の名前」はまさにうなった
686 :
無名草子さん:2005/07/09(土) 22:20:54
687 :
無名草子さん :2005/07/14(木) 23:34:22
既出だったらスンマセン。
創元推理文庫から出ているクリチアナ・ブランドの「招かれざる客たちのビュッフェ」
収録されている短編全部が面白い。
688 :
無名草子さん:2005/07/15(金) 00:10:34
既出?
星新一
時代を感じさせないSF?小学生のときはまりました。
東京のプリンスたち
横顔
>>687 クリチアナ・ブランド→クリスチアナ・ブランド
の間違いです。スンマセン。
トム・ゴドウィン「冷たい方程式」
ジョージ・R・R・マーティン「サンドキングス」
692 :
無名草子さん:2005/08/16(火) 23:40:15
トーマス・マンの初期の作品「幻滅」
太宰治「トカトントン」は これのパクリだと思う。
出来は「幻滅」の方がクールで深い。
スタインベック「朝めし」
(『スタインベック短篇集』(新潮文庫)所収)
なんでもないシンプルな光景を
わずか4〜5ページの中で切り取り
こんなふうに生き生きと描ききった短篇を俺は他に知らない。
694 :
無名草子さん:2005/08/17(水) 04:20:52
乙一
はつまらん
696 :
無名草子さん:2005/08/17(水) 07:41:11
697 :
無名草子さん:2005/08/17(水) 12:00:29
乙一の「はじめ」がヨカタ。
最後の一文にグッと来た。
俺が初めて読んだ「平面いぬ。」に入ってて、乙一にハマった。
芥川の短編全部
>>697 個人的な意見でない意見などあるだろうか?
>>697 面白いっつーのもツマランっつーのも個人的意見だからな。
このスレで他人の挙げた本に「ツマラン」とか言ってる奴は
スレ違いも甚だしいが、君の反論も見当違いだと思うぞ。
702 :
無名草子さん:2005/08/18(木) 18:18:37
笠井潔『エディプスの街』
まとめ方が素敵だった。
サリンジャー「ナイン・ストーリーズ」
アンデルセン「絵のない絵本」
所収の短編はどれも秀逸だと思うのですが・・・。
アンデルセンは「小説」ではない鴨ですが?
704 :
吾輩は名無しである:2005/09/02(金) 11:06:42
09
705 :
無名草子さん:2005/09/02(金) 11:58:15
みちのくの人形たち
ポロポロ
>>683 俺もそれが最高
怖くて痛くて恐ろしくて切ない
グロくてえげつない話なのにあのラストシーン、最高の短編だと思う
人にすすめても拷問物って言ったら全然読んでくれないんだよなー
707 :
無名草子さん:2005/09/02(金) 14:18:15
>>706 あのラスト良いよね。一本の長編映画のような目まぐるしい展開のラストにあの静謐さ。
凄惨な拷問と禍々しい風景のイメージが交錯し、虚実綯い交ぜの狂気に堕ちる展開は素晴らしい。
氏の短編では「枷」も大好き。実話系掌編や長編も良いけど、短編の出来が一番良いと思う。
708 :
無名草子さん:2005/09/02(金) 15:33:06
乙一の「しあわせは子猫のかたち」と「失はれる物語」ですね。
ほんとに最高です。泣きました。
どちらもハードカバーの「失はれる物語」に入ってます。
てか、乙一の短編はすべて最高です。
また乙一か。信者が多いな。
作家辞めて新興宗教でもはじめたほうがいいんじゃね。
麻耶雄嵩「メルカトルと美袋のための殺人」は面白いよー。
ベタに…
山月記なぞを挙げてみる
712 :
無名草子さん:2005/09/02(金) 22:18:37
乙一だったら「落ちる飛行機の中で」が良いな。
菅浩江の「五人姉妹」
>>712 それもすきだけど、「血液をさがせ」のがよかった。
深刻なことをギャグでかいてるとこがスゴ
儲よよばれてもかまわないくらいすき
715 :
無名草子さん:2005/09/06(火) 17:08:24
短篇といったらチャールズ・ブコウスキーだろう。
すべてが傑作。
短篇といったらプロスペロ・メリメだろう。
すべてが傑作。
短篇といったらヴィリエ・ド・リラダンだろう。
すべてが傑作。
短篇といったらチェーホフだろう。
すべてが傑作。
短篇といったらモーパッサンだろう。
すべてが傑作。
720 :
無名草子さん:2005/09/09(金) 12:40:39
糸山秋子の川端賞取ったものはよかったと記憶
721 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2005/09/11(日) 07:57:14
村上春樹の「駄目になった王国」が良かった。
芥川龍之介の独壇場はここですか?
偏差値
70 芥川龍之介
68
66太宰治 乙一
64
62筒井康隆
マンドクセ
乙一 「天帝妖狐」「記憶(GOTH収録)」
森鴎外 「高瀬舟」
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
読書量がすくなくてこれしか挙げられん
725 :
無名草子さん:2005/09/13(火) 00:33:33
私もベタですまん
夢十夜
未だに侍は無を悟ったのか悟っていないのか考え中w
726 :
無名草子さん:2005/09/15(木) 01:29:35
筒井が最高です。
「バブリング創世記」の収録作品、全部名作。
>>724 作品の質はともかく
短編のカテゴリーに入らないと思う>「銀河鉄道の夜」
マンスフィールドの
「園遊会」と「初めての舞踏会」
前者の主人公ローラと後者の主人公リーラは従姉妹同士というリンクもあります。
728 :
724:2005/09/15(木) 22:09:13
「銀河鉄道の夜」は短編じゃないのか…
代わりというわけではないが「ごんぎつね」を追加
> 「園遊会」と「初めての舞踏会」
いいよね
いいよね
( ・∀・)人(・∀・ )人(・∀・ ) ナカーマ
730 :
無名草子さん:2005/09/28(水) 13:32:46
p
731 :
無名草子さん:2005/10/10(月) 07:04:53
あげ
筒井康隆の短編なら『RPG試案――夫婦遍歴』もすごい
独特の世界にどんどん引き込まれた
芥川龍之介「燈籠」
734 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 02:53:23
宮沢賢治「貝の火」
735 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 07:52:13
星新一「ボッコちゃん」
736 :
耽美。:2005/10/12(水) 17:32:50
谷崎潤一郎の『秘密』は後の作品の原点が詰まってる気がした。(・∀・)ケッコウイイナ!
あとは ゴ ン ギ ツ ネ 。
737 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 17:54:17
アガサクリスティ「うぐいす荘」
738 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 23:45:40
安房直子「鳥」
739 :
無名草子さん:2005/10/12(水) 23:51:08
筒井康隆「乗り越し駅の刑罰」
「うぐいす荘」、あれは良かった。
私も短編では最高だと思います。
今は「ナイチンゲール荘」って題名になってるみたい。
741 :
無名草子さん:2005/10/22(土) 15:47:52
筒井康隆「わが良き狼(ウルフ)」 『睡魔のいる夏』収録
S・キング「刑務所の中のリタ・ヘイワース」 『ゴールデンボーイ』収録
サリンジャー「小舟のほとりで」 『ナイン・ストーリズ』収録
芥川「沼地」
743 :
無名草子さん:2005/10/22(土) 16:08:48
乱歩「心理試験」
744 :
無名草子さん:2005/10/23(日) 05:00:44
藤原伊織「ダックスフントのワープ」
ファンタジックな雰囲気が、結末のやりきれなさを増幅する。
田宮虎彦「落城」
746 :
イラストに騙された名無しさん:2005/10/30(日) 23:02:08
s
747 :
無名草子さん:2005/11/01(火) 14:57:27
レイモンド・カーウ゛ァー
ささやかだけれど役に立つこと
太宰治の女語りの短編なら「皮膚と心」が一番好きだなー。
女ってそうだよね、とくすっと笑って微笑ましく思えるあの感じ。
「だざい」で「太宰」が全く出てこない東芝の携帯って…
スレ違いスマソ
750 :
無名草子さん:2005/11/03(木) 20:50:23
fd
751 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 12:00:42
微笑ましく思えるあの感じ
752 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 15:41:55
ラファティ「みにくい海」
753 :
無名草子さん:2005/11/04(金) 15:52:28
丸谷才一『鈍感な男』。
「丸谷は評論はともかく小説はイマイチ」とかいう連中に読ませたい。
>>753 それは「鈍感な青年」では?確か図書館で知り合った男女の話だよね。あれはよかった。
おれはアーサー・ミラーの「ある老人の死」を挙げたい。ほんの掌篇だが、心に残る。
『ミニ・ミステリ傑作選』(創元推理文庫)に入っている。
755 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 12:53:18
r
756 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 13:17:40
深町玲子「あなたの知らないこと」の中の同題のやつ。
浮気はやめるべーとオモタ。ちなみに彼女は超マイナー。
757 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 13:31:55
∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴
| ̄P━━━━━━∴∴∴∴∴∴∴∴
/ \
| ̄ ̄ ̄|
| エア |
| ダスター|
| . |
| . |
|___|
758 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 16:45:26
川端「掌の小説」の中の「神います」
759 :
無名草子さん:2005/11/08(火) 18:51:47
小松左京
「牛の首」
760 :
36歳主婦:2005/11/08(火) 19:45:51
短篇でうなることなんて出来ないな。
モーム、太宰、三島、ポー・・
みんな面白いけどねえ・・
>>760 お、文学板から追い出された馬鹿主婦だw
762 :
無名草子さん:2005/11/13(日) 15:02:44
浅田次郎はちょっとくどいけど、割りと面白い短編がある
すんません。
何枚以上が短編で、何枚未満がショートショートなんでつか?
イーガン 『貸金庫』
チャン 『地獄とは神の不在なり』
ラファティ 『カミロイ人の初等教育』
堀晃 『悪魔のホットライン』
小林泰三 『予め決定されている明日』
貸金庫は、もしかしたらそんなアイデアを思いつくかもしれないけど、これぞ奇想という感じがする。
765 :
無名草子さん:2005/11/13(日) 16:57:07
泡坂妻夫「生者と死者」
766 :
無名草子さん:2005/11/16(水) 02:57:51
平山夢明「オメガの聖餐」
767 :
無名草子さん:2005/11/16(水) 05:00:20
ガルシア・マルケス
「幽霊船の最後の航海」
あまりにとんでもないオチのためにしばし呆然。
>>764 たった今アンソロジーに入ってる小林泰三の『攫われて』をよんだ
油断してたわー 酷いなこの小説
769 :
無名草子さん:2005/11/16(水) 12:25:07
小林泰三はどの作品も巧いし面白いけど、
「酔歩する男」が一番面白かったな。
770 :
無名草子さん:2005/11/16(水) 12:27:09
でも確かに「攫われて」は駄作だな。悪い意味で裏切られた。
771 :
764:2005/11/16(水) 15:58:09
>>769 「酔歩する男」は面白いですね。
小松左京の「果しなき流れの果に」と
ヴォネガットの「スローターハウス5」(屠殺場5号)を足して割ったような話ですが、
読み易いし、長ったらしくなくて好きです。
星新一が好き
小説じゃないかもしれないけど
773 :
吾輩は名無しである:2005/11/17(木) 13:12:52
オペラ座の怪人 ガストン・ルルー
O・ヘンリーかな、やっぱ
775 :
無名草子さん:2005/11/17(木) 23:46:57
第三の時候
やっぱPKディックだろ。面白すぎ。
宮沢賢治「貝の火」
山田詠美「風葬の教室」
太宰治「駆け込み訴え」
村上春樹「トニー滝谷」
778 :
無名草子さん:2005/11/18(金) 04:20:46
あなたならどうしますか? シャーロット・アームストロング
短編集なんだけど、あほうどりって話が一番好き
いろいろ読んだけどやっぱ
ロアルド・ダールの「味」 >41
「これ、あなたさまのものと存じますが・・」
ハーヴィー『炎天』
南木けいし「冬への順応」なんてどうよ?
782 :
無名草子さん:2005/11/20(日) 10:50:44
サリンジャー『テディ』
783 :
無名草子さん:2005/11/20(日) 10:59:48
筒井「夢の検閲官」に尽きるおれ
>>753 「鈍感な青年」、さっそく読んでみました。
かなり生々しいですね。
匂いの描写とか、ちょっと「う゛」となりました。
吉行淳之介の短編が出てないなあ。
ということで、ベタだけど「百メートルの樹木」。
山奥の村から出てきたお手伝いさんの話。
短編小説のお手本というか教科書みたいな作品。
「鞄の中身」という短編集に入ってます。
786 :
無名草子さん:2005/11/26(土) 20:01:21
>>784 ただデートの情景を描いてるだけなのに、ベッドインまでの流れが
無茶苦茶自然で、そうなるだけの必然性を感じさせられたしね。
丸谷は小説の構成力が無茶苦茶あるけど、短編はそれが発揮されるね。
(長編はそれが裏目に出てしまうことも多いけど)
787 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/05(月) 12:35:22
r
小泉八雲は範疇に入らないですか?
地下室の手記も違いますか?
790 :
無名草子さん:2005/12/05(月) 19:46:43
星新一の代表作全部
791 :
無名草子さん:2005/12/06(火) 01:15:05
多分既出で既に名声を得ているが
ヘミングウェイの『蝶々と戦車』
ロシアの作家で、仔馬の話。
作家名覚えてないんだけど、
最後主人公が倒れてく瞬間の「馬の尾から七色の水滴が〜」って描写が忘れられない。
793 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/13(火) 13:03:53
vb
何度もあがっているようだが「山月記」。
795 :
無名草子さん :2005/12/22(木) 13:13:43
地下室の手記
796 :
無名草子さん:2005/12/22(木) 21:44:42
推定恋愛
797 :
無名草子さん:2005/12/24(土) 00:43:36
カーシュ最高。
798 :
無名草子さん:2005/12/25(日) 01:35:56
モーム 『コスモポリタンズ』
799 :
無名草子さん:2005/12/25(日) 13:52:20
山田詠美「晩年の子供」
800 :
吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 14:39:35
吉行淳之介「寝台の舟」
開高健も絶賛してた
801 :
吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 14:41:53
チェーホフ「かわいい女」
トルストイの絶賛してた
802 :
吾輩は名無しである:2005/12/25(日) 14:46:58
井原西鶴「好色5人女」
上田秋成「雨月物語」
ともに短編集で、どれもGOOD
現代語訳で読みました
乙一「こどもは遠くへ行った」
個人的には「未来予報」よりもセツナス・・・
804 :
無名草子さん:2005/12/28(水) 10:53:43
806 :
無名草子さん:2005/12/28(水) 11:31:36
「朱」 森真沙子著 角川ホラー文庫
807 :
無名草子さん:2005/12/28(水) 23:48:13
808 :
無名草子さん:2005/12/29(木) 02:29:56
浅田次郎「オリオン座からの招待状」
ベタだけど、状況がリアルに浮かぶ。
最後の方に口もとを両手で覆って泣くシーンがあるんだけど、
その仕草をマネると、情景を思い出していつでも泣けるようになったw
809 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/08(日) 12:35:34
小松左京
810 :
無名草子さん:2006/01/08(日) 14:59:29
藤沢周平 全般 もっと読みたいっス。
須賀敦子 全般 エッセイだけど文章が好きっス。
井伏鱒二 「屋根の上のサワン」最高っス。「へんろう宿」泊まりたいっス。
吉行淳之介「娼婦の部屋」男ならグっとくるっス。
坂口安吾 「青鬼の褌を洗う女」刹那的っス。
チェーホフ 「可愛い女」かわいいっス。
スタインベック 「二十日鼠と人間」あんまりっス。
キング 「霧」何にも見えないっス。
811 :
無名草子:2006/01/09(月) 02:50:28
サリンジャー「バナナフィッシュにうってつけの日」
もっと鏡見た?
812 :
くれおぱとら:2006/01/09(月) 16:55:24
短篇なんかお手軽すぎて読む気も起きないね。
そんなんだからあんたら人生に負けたんだよ。
>812
どきどきしてる?
現代物・日本国内・推理小説、の短編集でおすすめはあるでしょうか?
湯治のお供に持って行くので、チョビチョビ楽しめてすぐ作品世界に入り込める本を
何冊か選ぼうと思っております。
希望するだけというのもどうかと思うので個人的オススメを。
式貴士「マイ・アドニス」(『ヘッド・ワイフ』に収録)
サラリとした文章で、情景が耽美。オチがちょっと怖い……けどやっぱり耽美。
他の収録作はグロやお笑いなので、これだけ異質です。
>>814 松本清張あたりは失敗がないのでは。
私が読んだので面白かったのは「隠花の飾り」。
816 :
無名草子さん:2006/01/15(日) 23:59:59
内田百閨u豹」
もう何度読み返していることか。
817 :
無名草子さん:2006/01/16(月) 01:31:09
べロニカハートの陰影
小川未明
「のばら」
林檎の樹
820 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/22(日) 11:13:00
苦手意識が
821 :
無名草子さん:2006/01/22(日) 20:33:37
鼻 芥川
星新一の作品全般
823 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/04(土) 11:32:27
お見事
824 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 18:21:23
半村 良
小説浅草案内
雨やどり 他
825 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 18:43:04
乗り継ぎのための3時間
フィッツジェラルド
826 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 18:50:01
○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
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○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○
827 :
無名草子さん:2006/02/04(土) 20:42:16
828 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/15(水) 13:45:24
陰影
向田邦子 「きんぎょの夢」
短編ていったら向田邦子でしょ。
短編といったら星新一
>>829 向田邦子は短編もいいよね。
自分は宮部みゆき「幻色江戸ごよみ」の「神無月」を推す。
現代物は好きになれなかった宮部だが、これはきた。
832 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/24(金) 12:44:41
解決せよ
833 :
無名草子さん:2006/02/24(金) 13:11:41
りんごの袋
林檎の樹
835 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/06(月) 12:53:39
ファウスト
836 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/15(水) 13:15:55
鼻
837 :
無名草子さん:2006/03/15(水) 23:13:23
川端康成『片腕』
838 :
無名草子さん:2006/03/16(木) 10:49:19
ヨダカの星
小学校の時の担任がバリバリ日教組で宮沢賢治好き
よだかの星も感想書かされたなぁ
すっかり苦手になった
普通に宮沢賢治読みたかったな
840 :
840:2006/03/19(日) 23:19:23
短編小説で面白いサスペンスを探しています。
好きな作家は
フィリップ・K・ディック
ヘンリイ・スレッサー
スティーブン・キング
などです。
あと、漫画では荒木飛呂彦なんかも。
映画「CUBE」や「SAW」みたいなノリの小説があればいいなと
期待しているのですが…。
>>840 その面子が好きなら
ロアルド・ダール
ピーター・ラヴゼイ『煙草屋の密室』
フレドリック・ブラウン
当たりは好みにあうんじゃないかと思う
乙一『Seven Rooms』は短編でCUBEみたいなノリの話
843 :
840:2006/03/20(月) 10:28:59
乙一はジョジョファン。
だからといって、ジョジョファンが乙一のファンになるとは限らない。
…正直、自分はお薦めしない。
自分の「最高の短編小説」は「山月記」です。
本当にありがとうございました。
845 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/24(金) 12:35:49
勘弁して下さい
中島敦「山月記」、星新一「繁栄の花」、宮部みゆき「器量のぞみ」
あと、藤沢周平の短編集「橋ものがたり」は全部いい。
847 :
無名草子さん:2006/03/28(火) 14:32:12
姫野カオルコの「よるねこ」
848 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/05(水) 12:45:47
英検1級
灰谷健次郎
850 :
無名草子さん:2006/04/05(水) 16:43:37
星新一
851 :
無名草子さん:2006/04/05(水) 18:20:29
文句なしに「アリバイ・アイク」byリング・ラードナー
852 :
無名草子さん:2006/04/09(日) 01:57:47
サリンジャーの先生だな。
853 :
無名草子さん:2006/04/09(日) 03:25:34
江戸川乱歩の『芋虫』
太宰治の『グッド・バイ』乙一の『A MASKED BALL』 『はじめ』
854 :
無名草子さん:2006/04/12(水) 22:44:45
森博嗣の「ラジオの似合う夜」はどう?
855 :
無名草子さん:2006/04/14(金) 12:32:47
短編といったら
モーパッサンと梶井基次郎
856 :
無名草子さん:2006/04/14(金) 12:47:36
星新一は「鍵」ですね。
確か星新一だと思ったけどタイムマシンのが良かったな
タイトルは忘れたw
博物館の一画にほこりをかぶったタイムマシンが置いてある。
時間の進みを遅くして未来に行こうとする計画のタイムマシンで最初はマスコミ達も
ちやほやしていたが微動だにしないタイムマシン(当然なんだけどw)に飽きられて
やがてほこりをかぶった置物と化している。
ただ一つの変化はパイロットが落としたらしき真珠が宙に浮かんでいることだけ。
厳密には落ちている途中なのだけど周りの人には時間の進みが遅すぎて
その真珠が宙に浮いてるように見えてしまう。
それに気が付いた少年の話だった気がするが・・?
858 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/23(日) 11:38:33
この有様
星新一
おーい でてこーい
これ読んだとき,星新一が神だとオモタ
860 :
無名草子さん:2006/04/25(火) 12:56:09
題名忘れたが阿刀田高の短編で人生相談に電話する女の話。
読み終わった時の恐怖は今でも忘れられん・・・
陰日向に咲く
>>860 気になるじゃねえか
頑張って題名思い出してくれ
863 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/04(木) 13:25:53
駄作にすぎないからな。
864 :
無名草子さん:2006/05/13(土) 12:39:02
鼻
865 :
無名草子さん:2006/05/14(日) 00:19:38
カポーティの無頭の鷹
圧巻としか言いようが無い
日本詩吟選集第三巻
867 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 13:53:21
鼻
868 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 21:19:59
カポーティの「無頭の鷹」はいいよね
「誕生日の子供達」も
869 :
無名草子さん:2006/05/25(木) 21:59:16
田中小実昌『北川はぼくに』
『ポロポロ』よりこっち
870 :
名無し物書き@推敲中?:2006/06/04(日) 11:49:26
雨やどり
871 :
無名草子さん:2006/06/05(月) 09:04:47
馳の『M』はティンティンがうなりました
873 :
無名草子さん:2006/06/06(火) 19:22:02
『フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯』(ヘミングウェイ)
『楢山節考』(深沢七郎)
『鉛の卵』(安部公房)
三島由紀夫「百万円煎餅」「橋づくし」つくづく、コントの名手だと思った。
深沢七郎「東京のプリンスたち」「みちのくの人形たち」怖い。
宮本輝「星々の悲しみ」こんないい小説書いてたのにねぇ・・・
芥川龍之介の『歯車』は本当に怖い。
夢に歯車が出てきてうなされました。
876 :
:2006/06/07(水) 12:19:26
877 :
無名草子さん:2006/06/07(水) 18:59:36
吉村昭
城山三郎
とか面白いと思う
フロベール『ヘロディア』
マンスフィールド『幸福』
幸田露伴『観画談』
879 :
無名草子さん:2006/06/08(木) 14:21:15
大学の授業で教科書にマラマッドのユダヤ鳥とか使われて面白味が全然判らなかった
ちょっと後に筒井康隆のパロディの日本鳥を読んだ時、講師の爺さんが仕掛けたちょっとした悪戯に気がついた
880 :
無名草子さん:2006/06/11(日) 11:39:55
フアン・ラモン・ヒメネス「プラテーロとぼく」
日本ではなぜか児童書として出てる
ノーベル賞作家だということはずいぶん後になって知った
881 :
879:2006/06/11(日) 15:14:42
講師にしてみれば
理系の再履修クラスに集まった不勉強な学生達は
都会の片隅に暮らすユダヤ鳥の死体を踏み過ごす都会のマスのシチズンに例えられる
のね
講師の爺さんお茶目だったのね
882 :
無名草子さん :2006/06/22(木) 12:59:01
なんちゃら
中島敦「山月記」
太宰治「女生徒」
川端康成「禽獣」
「禽獣」は新潮文庫の「伊豆の踊り子」に収録されているけど、
「伊豆の踊り子」より好き。
884 :
無名草子さん :2006/06/30(金) 13:59:23
伊豆の踊り子
age
886 :
無名草子さん:2006/07/02(日) 12:45:34
ここにもage sageさんWW
887 :
無名草子さん:2006/07/11(火) 14:11:56
筒井康隆「秒読み」
ラスト一行のセリフにしびれた
回転木馬のデッドヒ-ト
889 :
無名草子さん :2006/07/20(木) 12:52:08
芥川
890 :
無名草子さん:2006/07/20(木) 14:22:24
絶対「人間椅子」!!
最高!
マルグリットユルスナール「老絵師の行方」
アランシリトー「雪の降る前に」
ヴァージニアウルフ「キューガーデンズ」
サキとブラッドベリとレイモンドカーバーは一作を思いつかず。
ごめん、ボルヘス「バベルの図書館」図書館は無限で周期的だ。
中島敦は「名人伝」
ボルヘスは神だな
ティム・オブライエン「本当の戦争の話をしよう」
894 :
吾輩は名無しである :2006/08/02(水) 13:18:27
M
895 :
無名草子さん:2006/08/02(水) 23:16:03
筒井康隆の「驚愕の荒野」
896 :
無名草子さん:2006/08/03(木) 18:39:24
天童荒太 「喪われゆく君に」
梶井基次郎『桜の木の下には』
泉鏡花『外科室』
鯨統一郎『邪馬台国はどこですか』
太宰治『きりぎりす』
芥川龍之介『地獄変』
ポー『黒猫』
江戸川乱歩『人間椅子』
新井素子『ずれ』
O・ヘンリ『緑の扉』
一杯ありすぎて書ききれない!
筒井康隆 かくれんぼした夜
この独特の余韻がすばらしい
筒井康隆 駝鳥
ぞくっとした。
901 :
無名草子さん:2006/08/18(金) 02:13:55
国内は、今のところは石田衣良の「スローグッドバイ」だな。
海外の短編では、O・ヘンリーの「最後のひと葉」も良かった。
韓国教科書
夢のあるファンタジーです
太宰治「桜桃」
この憂愁情景は神。
【盗作3バカ】のスレに
田口ランディ本人後輪中?! 盗作犯人同士がバトル?!
乃南アサ
「団欒」に入ってる
「ママはなんでも知っている」が良かった
906 :
マロン名無しさん :2006/08/31(木) 13:23:44
『人間椅子
907 :
無名草子さん:2006/08/31(木) 18:43:42
サキの「開いている窓」
サリンジャー「愛らしき口もと目は緑」
『ナイン・ストーリーズ』の作品はほとんど既出だけど、まだ名前があがって
ないものから選んでみた。
ありたきりなメロドラマが狂気の話に変わるラストが怖いです。
あ、ありたきりって何なんだorz
910 :
無名草子さん :2006/09/14(木) 12:39:27
へのア
大江「他人の足」
912 :
名無しさんの次レスにご期待下さい :2006/09/26(火) 12:14:29
ランディ
913 :
無名草子さん:2006/09/26(火) 17:39:32
チェーホフ「中二階のある家」
>>904 そのスレ凄い。盗作で賞金500万円泥棒だと!佐藤亜紀って奴
盗作本「バルタザールの遍歴」
ここ
↓
【盗作3バカ】田口ランディ/ 佐藤亜紀 /篠原
本人後輪中! 盗作同士が激バトル?!
915 :
無名草子さん:2006/09/29(金) 21:57:51
C・L・ムーア「シャンブロウ」
916 :
無名草子さん:2006/09/29(金) 23:02:59
夢十夜
中上健二の指
舌を噛み切った女 またはすて姫
短編ではなく中編(100p程度だけど)だが、
ミュッセの『二人の愛人』。
新庄嘉章訳で読んだけど、ギャラントリーの伝統の強いフランスらしい佳品。
920 :
無名草子さん:2006/10/07(土) 22:18:17
掌の小説
雨の日の鼻緒の
921 :
無名草子さん:2006/10/16(月) 23:33:57
「愛妻日記」重松 清
いや、まいった。噂には聞いてたけどここまでとは思わなかった。
922 :
無名草子さん:2006/10/16(月) 23:49:39
923 :
無名草子さん:2006/10/17(火) 01:34:24
晩年の子供 山田エイミ
924 :
無名草子さん:2006/10/18(水) 22:16:46
ヘミングウェイ「キリマンジャロの雪」
ウェルズ「緑のドア」
925 :
無名草子さん:2006/10/19(木) 01:28:38
芥川の「蜜柑」
926 :
無名草子さん:2006/10/20(金) 07:54:18
山田詠美なら
「BAD MAMA JAMA」「カンヴァスの柩」
927 :
無名草子さん:2006/10/21(土) 04:23:07
浅田次郎「うらぼんえ」かなり泣ける
928 :
無名草子さん:2006/10/21(土) 04:38:32
短編の名手なら絶対に山本文緒。彼女を読んでから江国香織、吉本ばなながただの薄
い内容のないものに思えた。ハズレがない。ただ綺麗な世界だけじゃなくてしっかり毒
があるとこがいい。泣けるのは浅田次郎。何回か出てきてるけど、『鉄道員』の中の
ろくでなしサンタ、うらぼんえ、角筈にて、ラブレターは泣ける。鉄道員が一番泣け
ない。浅田の後では伊集院静、宮本輝はきつくなる。
929 :
無名草子さん:2006/11/13(月) 19:35:49
藤原伊織
「紅の樹」
930 :
無名草子さん:2006/11/13(月) 21:31:51
ありきたりだけど、ダールの「南から来た男」とジェイコブスの「猿の手」
931 :
無名草子さん:2006/11/16(木) 14:10:43
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
道端珠恵氏ね
932 :
無名草子さん:2006/11/16(木) 16:47:16
河野多恵子『骨の肉』
933 :
無名草子さん:2006/11/27(月) 19:04:04
芥川竜之介 ほぼ全て
森博嗣「卒業文集」
ディケンズ短編集はいい。
ちょっと薄ら寒くなる感じ。
935 :
無名草子さん:2006/12/02(土) 04:03:06
伊藤ミナ
『恋色』
936 :
無名草子さん:2006/12/02(土) 05:10:18
↑あちこち貼ってあってウザい。
シリトー「漁船の絵」
中島敦『山月記』
山月記 で絞り込んだら私で19番目でした。
>>937 読んでみたくなってググったら中学2年の時の教科書に載ってた
のを思い出した。
もう一回読み直してみよう。
筒井康隆好きが多いけど「二人の印度人」がまだないね。
あれは唸ったし途中経過の印度人の描写が悶える程に好き
940 :
無名草子さん:2006/12/17(日) 21:52:16
中島敦なら、おれは「李稜」。
山月記より名人伝より弟子より、李稜。
でも短編では筒井康隆よりヘミングウェイより宮沢賢治より、中島敦。
941 :
無名草子さん:2006/12/17(日) 23:42:00
私も中島敦好きだなあ。
高校の教科書に載っていた山月記、忘れられん。
あれ?俺がたくさんいる
恩田陸「常野物語」
944 :
無名草子さん:2006/12/19(火) 01:11:39
でもこっちにしてみりゃタイヘンだよ、中島敦や宮沢賢治超えなきゃなんだよ?!
945 :
無名草子さん:2006/12/19(火) 01:39:40
O・ヘンリー
サキ
ボルヘス
モーム
ポー
くらい?
946 :
無名草子さん:2006/12/19(火) 02:21:25
俺も中島敦なら「李稜」。日本の純文学系だと芥川と中島は傑出してるかな。
ちょっと畑の違うとこを出しておく。
マイク・レズニック「空にふれた少女」
最近読んだなかでは
T.カポーティー 「クリスマスの思い出」
D.アリグザンダー 「そして三日目に」
がよかったな。
948 :
無名草子さん:2006/12/25(月) 13:56:21
夢野久作「瓶詰の地獄」 これ以上強烈な作品は無い
949 :
無名草子さん:2007/01/07(日) 20:02:02
若竹七海の「依頼人は死んだ」
どれも結末でゾッとする。
950 :
無名草子さん:2007/01/11(木) 23:47:45
山川方夫「煙突」。太宰治の「逆行」のなかの「盗賊」。
「甲斐ない努力の美しさ」ってのが好き。
あとはヘッセの「青春は美わし」かな。なんかヨカッタ。
951 :
無名草子さん:2007/01/22(月) 17:50:50
フォーサイス
シェパード。
952 :
無名草子さん:2007/01/22(月) 22:40:14
椋鳩十「愛犬シロ」
有名過ぎるけど
スティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」
読んだ時はまだ映画化前だった。。。
954 :
無名草子さん:2007/01/25(木) 16:23:07
乙一の冷たい森の白い家
955 :
無名草子さん:2007/01/25(木) 16:53:57
今邑彩「ささやく鏡」
956 :
無名草子さん:2007/01/25(木) 17:02:45
話の種提供
1981から1983の間にK谷市H陽中にてM畑44Xの
7某上野家系泰市の子泰和とその仲間たちは
6弱者にいじめがバレたら親族に危害を与えると脅迫し、
4えたひにんと呼び、遺書や奴隷契約書を書かせ、
0殴る蹴る汚すを繰り返し、金銭も恐喝していた。
2こういう類は親族ともども不幸とは無縁の
6社会的信用を得たお金持ちの生活をしている
永久に評判良し
弱者は給食費さえ取られていた
給食のほとんどを取られ、汚されて
まともに食べたこともない
957 :
無名草子さん:2007/01/25(木) 20:59:53
950も超えたし、ここいらで集計したいね。
ね、暇な人。
GOTHに決まっとるじゃないか
その日のまえに 重松清
960 :
無名草子さん:2007/01/25(木) 23:39:19
GOTHは「短篇集」の名前
その中から更に厳選すると何??
森鴎外 舞姫
続きを授業で書かされたからか キョーレツだた16の冬
芥川龍之介の羅生門と蜘蛛の糸
963 :
無名草子さん:2007/01/26(金) 07:43:55
LOVERS 江國香織
>>948 同意。
たった3通の手紙だけで構成されていて
驚愕した。
965 :
無名草子さん:2007/01/26(金) 18:00:00
乙一の土
966 :
無名草子さん:2007/01/26(金) 20:33:06
本多孝好のMISSINGの瑠璃
967 :
無名草子さん:2007/01/26(金) 20:37:05
968 :
無名草子さん:2007/01/26(金) 20:37:19
969 :
無名草子さん:2007/01/29(月) 00:45:57
TVピープル(村上春樹)
970 :
無名草子さん:2007/01/29(月) 00:48:45
971 :
無名草子さん:2007/01/29(月) 00:59:01
なんといっても菊地寛のかたち
宮部みゆきの「取り残されて」
個人的にこの人の作品で一番だと思ってる。
973 :
無名草子さん:2007/01/29(月) 22:21:08
フレデリック・ブラウンのなかでオススメの本はどれですか??
創元の真っ白な嘘。
後ろを見るなが入っている
975 :
無名草子さん:2007/01/30(火) 11:48:03
佐藤春夫の家常茶飯は思わずうなったね。
ミステリファンが読んだら吹っ飛ぶんじゃないかな。
976 :
無名草子さん:2007/01/30(火) 13:50:28
墨攻 酒見賢一。
終わり方が好き。
麻耶雄嵩「遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる」
短編でこの破壊力
筒井康隆の「北極王」。
読んだ後しばらく頭の中になんかこびりついて離れないかんじがした
979 :
無名草子さん:2007/02/02(金) 15:04:33
芥川龍之介の『地獄変』
980 :
無名草子さん:2007/02/02(金) 16:56:22
ぼっけぇきょうてぇ
面白かった
乙一のゴスの中の「犬」が良かった