俺的には『峠』だな
豪傑を意識した司馬遼作品の中でも
最もそれが表れていると思う。
この『峠』ってはるか30年くらい前に
NHKの大河ドラマに採用されたことがあるって知ってた?
皆さん、司馬遼のベスト1は何ですか?
>NHKの大河ドラマに採用されたことがあるって知ってた?
しらねーよ。糞スレ立ててねえで糞してさっさと寝ろ。
やっぱ紀行文だな。
この人の文明考察は出色
「翔ぶが如く」
事を成し遂げた人間には、栄誉に比例した責任も与えられる。
例え、かつての最大の盟友が、最大の敵に変わろうとも、己の為すべきべきを
全うし、非業に倒れた大久保と西郷に感動しますた。
やはり
街道を、ですね。
考えさせられる事が多く
とても勉強になります。
そりゃ「新撰組血風録」にきまってますやろ。
でも「峠」読んだことない。読んでみようかな〜そんなにイイの?
やっぱ『竜馬がゆく』ぜよー!
竜馬がゆく いいねェー
武市の妻一筋のところが好きだ
>>3,5
『街道を行く』のなかで一番のお薦めは何ですか?
>>4 河井継之助の生き方がカッコエェよ。是非読んでみて。
11 :
無名草子さん:02/11/04 20:11
坂の上の雲
12 :
無名草子さん:02/11/08 21:48
『坂の上の雲』
『竜馬がゆく』
どっちを選んでいいかわからないほどいい。
人生を変えた2冊です。
俺も峠だよ。
昔、東京から長岡まで自転車で行ったよ。
俺の持ってる『河井継之助のすべて』には
なぜか『平成10年NHK大河ドラマ』という帯がついています・・・
14 :
無名草子さん:02/11/11 14:24
「功名が辻」が好き。読んでて楽しい気分になるよ。最後はつらいけど。
15 :
無名草子さん:02/11/11 14:44
子規が死ぬまでの「坂の上の雲」
薩長同盟までの「龍馬がゆく」
江戸入りまでの「花神」
16 :
無名草子さん:02/11/11 16:48
>>14 あの最後はツラいよね…。
俺は「風神の門」。これは司馬初期の「時代劇小説」。
のちに書かれる「歴史小説」の匂いが入った痛快チャンバラ小説。
エチーなシーンもあるよ(w。
17 :
無名草子さん:02/11/11 23:24
城をとる話って面白い?
18 :
無名草子さん:02/11/11 23:31
「菜の花の沖」
19 :
無名草子さん:02/11/11 23:37
作品じゃないけど、エスクァイアでの堀田善衛、宮崎駿との鼎談集『時代の風音』。
司馬遼太郎の博識っぷりと宮崎駿がやけに腰が低いのが印象的。
俺は「世に住む日々」が…
高杉晋作編が特に
21 :
無名草子さん:02/11/12 00:37
燃えよ剣ってどうよ?俺は気に入ってるんだが。
>>21 この前読み終えました。私もいいと思います。
23 :
無名草子さん:02/11/12 04:05
でもこの人ってほんと技術屋さん好きだよね
久々に来ました。
司馬遼太郎の作品を読んでいつも思うのは
( )で表現された登場人物の心情を
書いた部分が際立って研ぎ澄まされているところだと個人的には思う。
想像力の傑出した作家だと思う。
「箱根の坂」
26 :
無名草子さん:02/11/12 14:18
>>17 最近、文庫版で出たね。私も気になってるよ。おもしろそう。
『国盗り物語(前)(後)』(新潮社)だよん!
サイトウドウザンタンの生き方に萌え〜〜!!
28 :
無名草子さん:02/11/12 20:54
↑サンスケと名乗る信長もイイね!萌え〜!
29 :
無名草子さん:02/11/12 21:02
「燃えよ剣」あげ!
30 :
無名草子さん:02/11/12 21:12
デアルカ
司馬は伝奇小説もスケールでかいよねぇ。。
お気に入りは「風の武士」
やすらいの里マンセー
32 :
無名草子さん:02/11/13 03:04
『韃靼疾風録』
挿図も好きです。
33 :
無名草子さん:02/11/13 05:45
奥付の検印がわりのサイン?がいい感じ
「燃えよ剣」「竜馬がゆく」これが自分のなかでは最高。
あと、一番最初に読んだ司馬遼太郎の作品が「鬼謀の人」だったんで、
よく覚えてる。
「夏は暑いものです。」の村田蔵六の一言に笑いつつも感心してしまった
35 :
無名草子さん:02/11/14 17:48
燃えよ剣
36 :
無名草子さん:02/11/14 17:54
>>19 そうそう! あのパヤヲが「先生、先生」って(w。
司馬氏が亡くなった時、朝日新聞に、
「先生はよい時に亡くなられた。
少なくとも、これからどんどん駄目になってゆく日本を
見なくてもすむ」
そう書いたんだあのオヤジ。
37 :
無名草子さん:02/11/14 19:37
私も箱根の坂に一票。
消防の頃、リアルタイムで読売新聞読んでた(年齢がバレる・・・)
千萱タン萌え
司馬スレって、立っては消えるよね
最高傑作は「君は人のために死ねるか」のはずだよ。
39 :
無名草子さん:02/11/15 00:19
>>36 日本人に勇気を与え続け、日本人はどうあるべきかを
前向きに語り続けた司馬に対して、
パヤは随分とネガティブで後ろ向きな発言をしたもんだ。
これが日本を代表するクリエーターの発言かと思うと
嘆かわしいもんだな。
40 :
無名草子さん:02/11/15 22:44
「項羽と劉邦」暗記するほど好き〜!
でもでも、「燃えよ剣」も「竜馬」も「韃靼」も「菜の花」も…
41 :
無名草子さん:02/11/15 23:00
国
盗
り
物
語
「功名が辻」が結構好き。「燃えよ剣」もね。
43 :
無名草子さん:02/11/16 02:42
全集をいつか揃える
ちょっとした夢
44 :
無名草子さん:02/11/17 08:16
城をとる話がでたので長編で残ってるのは大盗禅師だけですか。
短篇中編で取りこぼしはけっこうあるけど。
45 :
無名草子さん:02/11/17 12:43
>>16 同士ハケーン!!!!!
(ホント、嬉しいなぁ♪)
「空海の風景」「坂の上の雲」「殉死」のような小説(?)も書けるし、
「風神の門」のような痛快娯楽時代劇小説を書く司馬さんはホントに「神」だと思います。
場違いで「お前、氏ねよ」と罵られるかもしれませんが
ボクはぁ「風神の門」でかなり萌えました(*´Д`)
46 :
無名草子さん:02/11/17 12:55
>司馬さんはホントに「神」だと思います。
完全なアホ
47 :
無名草子さん:02/11/18 17:20
歴史英雄好き厨房とかPHP文庫オヤジが読むモンだと思って
司馬作品をバカにしていたオレだが、
「尻くわえ孫市」を呼んだらキャラの立て方、読者を引き込む文章の技術など
あざといけど上手で関心してしまった。
元々「講談作家」というか、エンタメとして評価されるべき作家が、PHP好きオヤジによって
文化人に祭り上げられてしまったのが司馬小説にとっても不幸? なのかも知れないと思った次第。
48 :
無名草子さん:02/11/18 18:02
「酔って候」おもろかった。
容堂嫌われ者だけど、俺は好きだ。
「箱根の坂」俺も好き。
丁度良い長さと、ハッピーエンドで読後感爽快。良く纏まってる。
ただ、最高傑作か?と言われると、ちょっと違う気もするけんども。
52 :
無名草子さん:02/11/21 20:32
高校生ぐらいのときに読みたかったなぁ。竜馬とか燃え剣とか。
読み出したの社会人になってからだよ。
どれか一つに絞るのは大変キツイ・・・「坂の上の雲」かな。
なんかのエッセイで対談相手に司馬さん自身で自分の作品のベスト1を選んでって言われたときは
たしか一つに絞れなくて「燃えよ剣」「空海の風景」を選んでた気が。
思い入れがあるそうで。
>>47とりあえずくわえるのは勘弁「尻啖らえ孫市」ダヨー
53 :
無名草子さん:02/11/22 20:26
「義経」って、連載打ち切りだったんですか?
54 :
無名草子さん:02/11/22 20:48
「坂の上の雲」に一票。
これを読めば、歴史の授業で、ただ「勝った」とだけ教えられる日露戦争が、
実は国家、国民の存亡を賭けた乾坤一擲の戦であったことがよくわかる。
現代日本人必読の書だと俺は思う。
55 :
無名草子さん:02/11/22 20:53
「菜の花の沖」ですね
NHKでやってたドラマはイマイチだったけど
56 :
無名草子さん:02/11/22 21:11
司馬批判はインテリ(特に左翼的な人)の常道
僕の知っている中では、菊池昌典が言っていた「司馬の作品は借景小説に過ぎない」
と加藤周一が言っていた
「司馬が売れているのは歴史上の英雄がサラリーマンの鬱屈を晴らしてくれるからだ」
の2つがよくある批判だった
>>現代日本人必読の書だと俺は思う。
でも、司馬ファンってこういう人が多いからウザがれるのは事実だと思うw
司馬遼太郎先生=萌え(*´Д`)ハァハァ
間違いではないですねぇ?
借景小説であるのは事実。
それを国民文学とかなんとか持ち上げる連中がいるから
>>56みたいな批判を受けるわけだな。
60 :
無名草子さん:02/11/23 22:58
文学と論文は違うんだから、エンターテインメント性を否定しちゃだめだよ。
61 :
無名草子さん:02/11/24 00:05
>>34
同意
「燃えよ剣」「龍馬がゆく」が最高!!
確かにエンタメではあると思うが、小説の中で言っていることはなんか説得力あるよな
62 :
無名草子さん:02/11/24 04:02
っていうかさあ、何年前だっけ、なくなったの。あのとき新聞ってさあ同じ時
期になくなった丸山真男、大塚久雄と司馬遼太郎ってかならず3人ならべて
「日本の知識人がまた消えた」とかやってただろ、あれはどうよ
>>62 問題無し。
そう呼びたい人に呼ばせれば良いじゃん。
第三者による評に対しての不快感を司馬本人にぶつけるのは
アンフェアと思う。
藤沢周平好きの俺が言うのも変だが
64 :
無名草子さん:02/11/24 04:33
司馬本人ではなく新聞にぶつけてるのだが
65 :
無名草子さん:02/11/24 16:39
「歴史家」と「歴史小説家」の区別もつかずに司馬を持ち上げてる連中がウザい。
もっとも本人にも責任がある。
いったい何考えて「司馬」なんてペンネームにしたのやら。
66 :
無名草子さん:02/11/24 18:14
67 :
サンデーサイレンス:02/11/24 18:21
「歳月」
地味だけど。
>>65 …作中で語ってる>PN発生のエピソード
批評、特に注文はよく読んでからナ。
細々した所を突っ込むのは簡単。
だからこそ、対象をよく知っておく義務があるんじゃなかろうか
『竜馬がゆく』…青春小説
『坂の上の雲』…歴史小説
読んでもいないのにプレジデント云々で
批判する俺の上司どうにかして欲しい。
批判するヤシの7割は元ネタに目を通していないというのが
業界の通説でつ
(ほんとかよ)
「燃えよ剣」と「新撰組血風録」と「幕末」を
3つ並べて、同じ人物が出てくる所を抜き出して
読んだりしました。
あと、道頓堀の話も好きです。
秀吉にあげた自分の妾が死んで、
道頓が泣くところがせつないです。
やえのさとに行かれた方はいますか?
司馬遷にあやかって司馬遼太郎でしたっけ?
>>72 八戸ノ里の記念館ですな。
行こうと思ってるけどまだ行った事無いです。
安藤忠雄が設計したその記念館、
建物の表彰で大阪府知事賞を貰ったと新聞に書かれました。
本題に入って、彼の著作を数点読みましたが、
個人的には「街道を行く」、「歴史の中の日本」、
「豊臣家の人々」や対談本などが好き。
莫大な資料を調べて書かれた当時の時代背景などを知る事が出来たから。
「坂の上の雲」や「竜馬が行く」とかも読んでみたいけど
幕末や明治時代の知識が漏れには無いから読めないと思う。
74 :
無名草子さん:02/11/27 16:25
>>73 >「坂の上の雲」や「竜馬が行く」とかも読んでみたいけど
>幕末や明治時代の知識が漏れには無いから読めないと思う。
んなこたあねえ。とりあえず萌えよ剣。
人間に萌えればおのずと時代が見えてくらあ。
連載小説がおおいから、時代背景の解説はある程度されてると思うし。
あんまり前知識なくても「竜馬がゆく」とかは楽しく読めてますよ。
今勝海舟との出会いあたりですが、勝に激しく萌えた。
「国盗り物語」「燃えよ剣」「竜馬がゆく」「花神」「坂の上の雲」
が好き。今「韃靼疾風録」読んでる。この作品はつかみが悪いらしく、
なかなかページが進まんので鬱。(W
76 :
無名草子さん:02/11/28 21:00
>>75 私もだ。
韃靼疾風録はなかなか進まなかった。
知識があったほうが楽しいのは「空海の風景」あたりじゃないかな。
弘法大師マンセーの真言宗僧侶の皆さんは、あの司馬節に不平たらたらですがw
>>76 今年の年初にNHKスペシャルで空海の風景を基にして
空海の生誕地や中国での修行した場所などを追った番組を見ました。
それを見てから司馬の空海の風景を読んだけど面白かった。
TVは2週に渡って放送してたと思うけど
やっぱり文庫本2冊とは内容の濃さが全然違うと思いました。
78 :
無名草子さん:02/11/30 20:53
全集に未収録な作品って『城をとる話』以外にある?
>73
司馬遷に遼(はるか)に及ばず。だっけな
80 :
キャラメル紳士:02/12/01 23:18
「燃えよ剣」に一票。
あれで土方歳三のファンになった。
男に生まれたからには、死ぬまで自分の信じた道を貫きたいよな・・・。
81 :
無名草子さん:02/12/01 23:21
司馬遼太郎って、高度経済成長期には良かったが、
バブル崩壊⇒不況の真っ只中の今読むと、なんか時代外れ。
82 :
無名草子さん:02/12/02 00:15
>>72 『けろりの道頓』ですね。私も大好きです。読むたび泣く。
以前ドラマ化されたけど酷かった…
(道頓が西 田 敏 行 なんだよー違うだろ)
83 :
無名草子さん:02/12/02 00:37
韃靼疾風録は俺的には萌えた。やっぱ大陸は広いなぁ!
でも。書いている司馬遼自身はこの作品に萌えてないようだ。
ラストも、疲れたから終わり、みたいな感じだった。しょぼん。
84 :
無名草子さん:02/12/02 00:39
>『けろりの道頓』
って、妾に果物だけ食べさせてイイ香り〜、の短編でしたっけ?
その部分だけ妙に印象深かった。
85 :
無名草子さん:02/12/02 12:16
坂の上の雲に一票
漏れが16の時、司馬さんが逝去した
マスコミやお昼のワイドショーですげぇ騒いでたことを記憶している
それがきっかけで読んだ本なんだ 20回は読んだ 司馬さんのファンになった
高校の時の歴史の先生が司馬嫌いだった あんなもん読むなって言ってた
正直、はらわた煮えくりかえる思いがした
俺はその後、日本史模試で偏差値90越えをしてやった
先生のお気に入りの生徒になった。そして先生にいった
「先生は授業中、司馬さんのことをあまりよくいっていませんでした。
しかしながら、私は司馬さんが好きです。先生、どうですか?」と言った
先生は「わるかったな。」っていってくれた
そんな思い出があったりする。
87 :
無名草子さん:02/12/02 16:04
まわりがよっぽど馬鹿なら。
>>87 85じゃないが、駿台の模試でやったことあるよ。板違いな話題スマソ
俺のベストは『燃えよ剣』だな。最初に読んだ作品だし。
でも読了後、1週間ぐらいしたら司馬さんが亡くなってかなりショックだった。
89 :
無名草子さん:02/12/02 19:39
>>81 高度経済成長期ねぇ・・・
1960年代も前半と後半で「時代の気分」は違うし
70年代になるとまた違ってくるし
ずいぶん大雑把な分けかたする人だな
90 :
無名草子さん:02/12/02 19:41
でも司馬遼太郎ってサヨクじゃん
91 :
無名草子さん:02/12/02 19:47
86さん
偏差値90、ありえます。
記述式で満点なら、十分ありえる数値です。
進研模試なら余裕です。
92 :
無名草子さん:02/12/02 20:03
「坂の上の雲」で近代戦史に興味が湧き、
司馬遼太郎が嫌いになる、と。
いや、司馬遼面白いよ。
だけど、好きだって言える奴に馬鹿が多いのはなんで?
94 :
無名草子さん:02/12/02 20:22
>>93 他人をバカ呼ばわりする前に、
もう少し理解できる日本語を書く練習をしましょう(笑)
95 :
無名草子さん:02/12/02 22:52
彼の描く人物に憧れる人は多いだろうね。
でも、彼や彼の描いた人物ほど高い視点で世界を見渡せる人ばっかではないのよ。
だからヘコんでるときに読むのは辛い。
96 :
無名草子さん:02/12/02 22:58
そうさなあ。
でも、若い人はこういう「日本人ヒロイック・サーガ」みたいの読むのは良いことだと思うな。
97 :
無名草子さん:02/12/02 23:15
ライトノベルのシリーズで出せばよかったのに。
見当違いな持ち上げ方をするやつがいるから、見当違いのけなしをするやつが出てくる。
…ってか左寄りか?全くワカラン
>>96 確かにサーガだとおもう。主人公は大抵凄いし(長編の場合
ただ、主人公なのに、イマイチ持ち上げられてない人もいるが>家康とか
>>97 彼の存命当時ラノベって観念が無かった様にも思うが…歴史物のラノベってのもありえ無さそうだし
観念って何だ…
概念でお願いします
100 :
無名草子さん:02/12/03 11:45
右やら左やらしゃらくせえ。
ま、日露戦争肯定して左に攻撃され、昭和の戦争否定して右に攻撃され、って単純な図式ぢゃ
単純に噛み付く単細胞がどうしようもないだけだが。
102 :
無名草子さん:02/12/03 21:43
作品の内容について賞賛(又は批判)するならともかく
政治的・イデオロギー的な賞賛(又は批判)する奴らと
「司馬のファンはうっとうしい云々」なんて言ってる奴ら多いなぁ
103 :
無名草子さん:02/12/03 21:54
馬鹿は馬鹿、かと。
104 :
無名草子さん:02/12/03 21:56
(笑)
105 :
無名草子さん:02/12/06 17:01
竜馬が行くと坂の上の雲読んだんだけど、この間を埋める小説って司馬さん書いてるの?
106 :
無名草子さん:02/12/06 17:34
「燃えよ剣」はマジで最高傑作だと思う。
>>67 オレも「歳月」好きだよ。司馬さんは主役に厳しいから好き。
隆慶一郎にも見習ってほしかった。
107 :
無名草子さん:02/12/06 18:33
>>105 いくらでもあるよ。
竜馬は戊辰戦争の直前に死んでるから、長編に限っても
「花神」「胡蝶の夢」「峠」あたりは竜馬死後の維新をカバーしてる。
まあ、明治前半という意味なら「歳月」「翔ぶが如く」くらいかも。
他の作家でも明治前半の歴史小説って少いんだよね、
お勧めは山田風太郎の明治もの。
ある意味、司馬遼と対照を成す作家なんで気が向いたら読んで欲しい。
108 :
無名草子さん:02/12/09 20:04
むかーし出てた「司馬遼太郎短編総集」が家にあったので一気読みした週末。
有意義なのかなんなのか
「燃えよ剣」は最高!
あと、「項羽と劉邦」もイイ!
110 :
無名草子さん:02/12/09 23:02
「坂の上の雲」最近読み返したけど、よかったわあ、ワタクシ的ベストワン。
「項羽と劉邦」も最近読み返したけど、最初の感動はなかった。
「峠」を押してる人がたくさんおられますが、河井継之助の話では、
「英雄児」の方が好きです。
尊王佐幕よりも、大金出して買った最新兵器のマシンガンを実戦で
使ってみたかった。現実はこっちの方が近いんじゃないかなって
気がします。「英雄児」を先に読んだあと「峠」を読んだせいか、
「峠」の河井継之助はいい子すぎな気がします。
長編もいいけど、
「一夜官女」
「女は遊べ物語」
「大坂侍」
などの短編も楽しいですね。
111 :
無名草子さん:02/12/11 06:27
佐高信だったかな、司馬の小説によれば
歴史があたかも一部の層の人間によって動かされてきたかのようだ・・・
てな事を、経営者とか財界人に司馬ファンが多いのを例に引いて皮肉ってた
112 :
無名草子さん:02/12/11 22:17
小説は小説であると割り切れる人でないと・・・・・以下略
113 :
無名草子さん:02/12/11 22:34
>>111 「菜の花の沖」あたりを読めば、その批評は当たらないでしょう。
んで、司馬批判と対にしてに持ち上げられるのが藤沢周平なんだけど、
(実在した人物・事件を扱った)歴史小説も書いてるとは言え、
時代小説が本領の人だと思うだけどねえ・・
まあ、司馬遼を批判するのもいいんだが、サタカのは見当違いだと思われ。
114 :
無名草子さん:02/12/11 23:11
>>113 失礼だが、司馬作品の総体を把握していないのでは?
一般に司馬の作品は、製作時期によって三つに分類されているよ。
初期の虚構性が高いものから、晩年の史伝まで。
佐高が批判対象にしていたのは初期の作品群だ(もっとも読者が多い)。
>>111 結局「歴史」に影響をもてる人間なんて、一部でしかありえないと思うが…
後は駒。願わくは動かす側に回りたい物だが。
>>114 司馬遼はほぼ完読してるんで言ってることはなんとなく理解できるんだが・・
>佐高が批判対象にしていたのは初期の作品群だ(もっとも読者が多い)。
ここらへんを説明してもらえます?
初期って言うと「竜馬」や「国盗り」ってこと?
サタカは「坂の上の雲」を俎上に上げて批判していたような気がするんだが。
(まあ、オレの記憶違いだったらスマソ)
118 :
無名草子さん:02/12/12 19:27
「明治という国家」、「昭和という国家」
119 :
無名草子さん:02/12/12 20:46
「最後の将軍」は良かった。
人気ないようで意外だが、「城塞」も良かったな。
下巻の真田や後藤の奮戦振りに涙した同士はいないのか。
司馬は右翼でも左翼でもないだろう。
右の根拠は「日露」のマンセーぶりで、左は「太平洋戦争」の批判だろ。
産経にも朝日にもいい顔してたくらいだから、定見っていうのはないんじゃないないか?
いや、彼自身の思想は知らんが、作品から読み取れる程度の思想はそんな程度だってことな。
ま、司馬の小説は小説に過ぎないってこった。
歴史考察として読むものじゃない。そこを勘違いして司馬をマンセーする馬鹿がいるから司馬ファンは馬鹿とか言われるんだ。
史実と切り離して小説として見ろ馬鹿ども。小説家としてマンセーするなら文句は言われねぇだろ。
それにしても何様ですか、俺は。
いや、俺は司馬が好きなんだが、どうにもファンは好かないな。
>119
最後の2行が煽りとしてヘタレすぎ。
121 :
無名草子さん:02/12/13 00:22
漏れは「国盗り物語」
ものすごいエネルギーを感じたなあ
122 :
無名草子さん:02/12/14 00:55
>>115 こういうのがいるから司馬ファンはバカっていわれるんだよな
124 :
無名草子さん:02/12/14 10:51
私は「歳月」推し。
この人のキャラの立て方って、ほんとに上手だと思う。
江藤を、あるいは土方や河井や秋山兄弟を好きになっちゃうもん。
>119
みな歴史小説とわかって読んでいるのに
人が史実として読んでいると決めつけるんだから
馬鹿で白痴でヘタレすぎなんだよ。
126 :
無名草子さん:02/12/14 19:49
こういうのがいるから司馬ファンはバカっていわれるんだよな
>>125 世界が狭いぞ馬鹿。
日本史板や文学板の司馬スレ見て来い。
司馬ファンが叩かれる理由はそれに終始してるだろうが。
128 :
無名草子さん:02/12/14 21:57
司馬好きだなぁ。
今、「翔」ぶが如く」読んでる。
巧みな語り口、詳細で具体的な記述、洞察力深い分析・・・
全てに感動してるよ。
129 :
無名草子さん:02/12/14 22:09
>巧みな語り口、詳細で具体的な記述、洞察力深い分析・・・
ハァ
>127
だからお前が119で偉そうに長文で書いてる意見なんざ散々ガイシュツなんだよ馬鹿。
見飽きた内容勇んで書かれてもうざいだけなんだよ。
わざわざ一般書籍板にやってこないで日本史板の司馬スレに籠もってろよ。
お前は普段でも自分の発見を人に講釈してるんだろうが、みんな迷惑してるんだよ。
132 :
無名草子さん:02/12/17 22:58
司馬ってそんなダメかなぁ。
すごいと思うんだけど。
スペースオペラみたいだよね。子供っぽい。
こんな単純な人間がいるかよ、と思う。
134 :
無名草子さん:02/12/18 08:25
桂小五郎は屈折しまくり。
山南敬助の最期は衝撃を受けた。
135 :
無名草子さん:02/12/18 20:47
読み物としては面白い。
小説と思うと悲しい。
136 :
無名草子さん:02/12/18 22:43
人物がよく描けてるよ。
けっして単純じゃないよ。
138 :
無名草子さん:02/12/19 20:45
139 :
無名草子さん:02/12/19 23:47
功名が辻
萌えよ剣
新撰組血風録
が漏れのベスト3
面白さは血風録
燃えるのは坂の上と翔ぶが如く
だとは思うけど、どれでも面白いよね。
141 :
無名草子さん:02/12/24 23:52
「もはや八千メートル」
このとき、世界の海軍戦術の常識をうちやぶったところの異様な陣形が指示された。
「艦長。取り舵一杯」
有名な敵前回頭がはじまったのである。
142 :
無名草子さん:02/12/24 23:54
143 :
無名草子さん:02/12/25 23:37
俺のベストは項羽と劉邦。
城を取る話の復刊、買ったよー面白かった。
司馬らしい、なんて今更だと思う文句だけど司馬っぽい話。
1)国盗り物語
2)燃えよ剣
3)坂の上の雲
かな・・
梟の城
146 :
無名草子さん:02/12/26 22:35
全てを読んだわけではないが峠
燃えよ剣 最高
土方がかっこいい惚れる。
後は 竜馬だなあ
長崎に行ってしまいました。
148 :
無名草子さん:02/12/27 03:14
燃えよと坂の上は人気ですなあ
149 :
無名草子さん:02/12/31 15:28
幕末はどうですか?
150 :
無名草子さん:03/01/01 21:27
アメリカスケッチ
151 :
無名草子さん:03/01/01 21:32
>>143 胴衣....竜馬も良かったけど余りに長すぎて好きだったシーンを
探すまでに時間がかかる。好きなんだけど。
「項羽と劉邦」は何かで劉邦の名を聞き手に取った。一気に読み上げた。この二人どっちが好きでしたか?
>>147 京都を訪れた時、ヒッソリとした場所(あれどこだったんだろ? サンネン坂の近くだったような?)に竜馬のお墓がありました。
一応、手を合わせてきました。お線香の煙は絶え間なく上がっているそうです。
153 :
無名草子さん:03/01/02 23:16
長編は出尽くした感があるので、短編で好きなやつ。
「貂の皮」・・・脇坂安治のあれね。
「若江堤の霧」・・・木村重成のあれね。
「結城秀康」・・・結城秀康のあれね。
154 :
無名草子さん:03/01/03 00:20
坂の上の雲 と 太郎の国の物語(明治という国家) が
おいら的にはイイ。
155 :
無名草子さん:03/01/03 12:01
司馬の作品って読みづらくないか?
やたら難しい漢字が使ってあると思ったら易しい言葉をひらがなのまま使ってみたり。
皆さんはリズムよく読めますか?
156 :
無名草子さん:03/01/03 13:18
157 :
無名草子さん:03/01/03 13:36
きっかけが燃えよ剣で、
はまったのが竜馬が行くで、
感動したのが峠で、
好きなのが世に棲む日日で、
なんかいい感じなのが箱根の坂。でつ。
158 :
無名草子さん:03/01/03 14:47
≫156
そんなことも含めて楽しんでいるの?俺にはできない芸当だ。
俺の場合イライラしてくるんだけど。
まぁ、それでも読み進めてしまうんだが・・・
159 :
無名草子さん:03/01/03 16:21
ラストがあっけなかったけど、私も峠が一番よかったなぁ。
160 :
無名草子さん:03/01/04 20:45
長曾我部の「夏草の賦」がイイ
161 :
無名草子さん:03/01/04 23:30
長編は以前ここに書いた。
短編は『人斬り以臓』、若しくは『最後の将軍』。
ドキリとする場面があるよ
162 :
無名草子さん:03/01/06 21:44
マイベストは世に棲む日々。高杉晋作がかっこいいです。
表紙のイラストも渋くて良い。
163 :
無名草子さん:03/01/07 17:16
北斗の人もいいよ。
千葉周作の才能が描かれてる。
164 :
無名草子さん:03/01/07 17:29
隠し子ねえ(w
165 :
無名草子さん:03/01/07 20:07
おもしろき こともなきよを おもしろく。
すみなすものは ところじょーじ。
167 :
無名草子さん:03/01/08 04:44
↑こころがところに・・・。
んーホスィ。何かが足りない。
晋作はこの下の句を読んでくれた、「野村もと」に下手だな、みたいな顔をして
「吉田へ・・・」なんて言いながらこの世を去るんだよね。
漏れはまだ、死なないが166さんの下の句は晋作と同じ心境だ。
しっかし、かっこいいんだな。
晋作。
168 :
無名草子さん:03/01/08 17:49
だな。
169 :
無名草子さん:03/01/08 17:56
発すれば雷電の如しっていう碑銘がすきよ
170 :
無名草子さん:03/01/08 18:59
この人の本ってイメージ的に男性受けする内容の気がするんだけど
女性が読んでも面白いと思える作品ってありますか?
>>168さんの「だな」
と
>>169さんの雷電風雨のレスみただけで、体がぞくぞくしました。
俺の人生って・・・。
それから、169さん、間違って覚えちゃだめだめ。
発すれば雷電の如しではないよ。
「動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し」です。
これは、晋作の腰ぎんちゃくであった、初代内閣総理大臣・伊藤博文が生前の
晋作の行動をこういう言葉で表現したのですよ^^
NHKで平成18年に「坂の上の雲」を放送決定と
7時のラジオNHKニュースで言ってますた
173 :
無名草子さん:03/01/09 19:42
>>170 女子ですが「坂の上の雲」「関が原」は面白かった。
皆が良いという竜馬は途中で挫折。なぜだ。
>>172 映像化しちゃだめなんじゃなかったけか。
NHKニュース(テレビ)みてビクーリしたよ。
174 :
無名草子さん:03/01/10 02:06
「坂の上の雲」と「巧名が辻」は主人公が、ゲームと思ってたのに
最後になって人々の死をまのあたりにし価値観崩壊、「今まで良いと信じて
やってきたことは人の死につながることでしかなかったんだ〜!」といったところ
が似てるね。司馬氏は竜馬や木戸孝允が好き(きらいではない)だけど、
それは彼らが一回も殺人をしなかったからでは。
「坂」や「巧名」の主人公を主人公っぽく書いてはいても、著者は「人々を殺した
罰」を与えてると思う。
歴史小説というと、人々の死の原因となってるような人物をえらそうに描いてる
ものもある中、この2作における司馬氏の態度が好き。人命を軽んじた者は、
誰であろうと許さない、というところが。
175 :
無名草子さん:03/01/10 02:26
まあね「坂の上の雲」は日清戦争では平壌占拠したり仁川から日露戦争
おっぱじめたり時局がらいいネタではある
176 :
無名草子さん:03/01/10 03:32
みどり夫人の英断に感謝。
将来間違いなく映像化される作品。
どうせDQNドラマにされるなら妻の許諾で・・・・。
天国の司馬も一応納得するだろう。
177 :
無名草子さん:03/01/10 08:47
>>174 まぁ、燃えよ剣なんか、人殺しをかっこよく書いてる典型なんですがな。
沖田なんか極度にイノセントに書かれてるけど、現代に置き換えたら暴力団の殺人鬼。
178 :
無名草子さん:03/01/10 19:22
秋山好古 中川剛
秋山真之 中川礼二
正岡子規 軌保博光
広瀬武夫 上島竜兵
東郷平八郎 いかりや長介
乃木希典 若松勉
伊地知幸介 出川哲郎
ニコライ ダニエル・カール
ロジェストウェンスキーチャック・ウィルソン
ステッセル エリツィン
桂太郎 山本太郎
明治天皇 ビートたけし
でどうよ
>>174 えらそうに書いてるけど、勉強しなよ。もっと。
竜馬が殺人してないだって(w
ちょっと考えただけで、脱藩したときその手助けをした姉ちゃんが
それがもとで、死ぬはめになったし、亀山社中のおきてをやぶった
近藤のまんじゅう屋だって、切腹させたじゃん。
ったく、わらっちまうぜ。
この大馬鹿野郎。
180 :
無名草子さん:03/01/10 23:17
>>179 まんじゅう屋に関しては竜馬は一切関わってないっぽかったけど・・・。
まぁ、寺田屋事件で確実に何人か撃ち殺してるわな。
防衛のためにやむをえないことだったが。
寺田屋が防衛殺人なら、日露は防衛戦争。
殺りたくなくても、殺らなきゃ殺られる。
軍国主義批判は別にいい。が、あんまり人偏狭な権屋フィルターを通して司馬作品を語って欲しくないもんだな。
そんな
>>174には「燃えよ剣」の感想を語って欲しいけど、どうなん?
人々の死の原因となってるような人物をえらそうに描いてる小説の典型なんだが。
ずれずれ修正
人偏狭な権屋フィルター→偏狭な人権屋フィルター
182 :
無名草子さん:03/01/11 22:23
>>179 私は174ですが。竜馬が人を殺していない云々は私ではなく著者が書いていること。
アナタ、ちゃんと本よんでますか?
私自身は、直接殺してなくても政局に関わってた人は反対派の人の死に関わった
ことになるからちょっと、と思う。でも、「どちらかというと殺してない感じ
の人のほうが好き」という著者の傾向が好きです。
>177
歴史小説家だから人殺してる人物が主役の作品が多くなるのはしかたがない。
作品によって伝えたいテーマが違うし、テーマを伝えきるために、「殺人ダメ」
という考えをいちばん目立つところにはもってこれない作品もある。それは
作品の完成度を高めたり、読者が気持ち良く読むためにはしかたないです。
あと、著者は暗殺を一番きらっていますよね。だいぶ前に読んだんで、正確には
覚えていないんですが「百歩譲って仕方ないと思えるかもしれない暗殺はこの一件
だけ」みたいな文があったと思います。
歴史小説好きは小説好きと歴史好きに分かれる、という説をなにかで読んだことが
ありますが、その他に「ばんばんあぼーんしまくるシーンカクイイ」みたいな感性
だけで読んでる人いるかもしれないと思うとヤですね〜。
183 :
無名草子さん:03/01/12 01:08
>>180 174がまた書かせていただきますけど
語りますよ「燃えよ剣」。
著者はこの作品に関して「人間の集団を描くことがテーマ」と言ってるでしょ。
「殺人者エラい」なんて書こうとは思ってない。小説って、自分の言いたいテーマ
を比喩的にストーリーに託して書くものでしょ。わたし的には、ここで描かれて
る「殺人」は何かの比喩と捉えて読みました。確かに沖田をイノセントに書いて
はいますが、それは「技」を持つ技能の人、への賛美の比喩であって、
「沖田よ、どんどん殺せ〜〜」みたいのとは違う。
それに小説は読んでもらってナンボ。殺人者やだ〜〜みたいな感じで隊士たち
全員を憎々しげに描いたら読む人少ないんでは?エンターテイメントなんだし
土方などがカコイイ感じで読者を最後まで引っ張っていくのは、読了してテーマを
わかってもらうためには必要なこと。
184 :
無名草子さん:03/01/12 01:25
>>180 174ですが180さんの防衛殺人の件について書き忘れてた。いわゆる
正当防衛は自分でもいざとなったらすると思うよ。私が言いたいのは
「この局面でこの人を殺さなかったら日本史はまずい方向へ行ってた」
というのは頭では理解できるけど、殺人の場面を想像すると感情面では
なんか・・・って思ってしまう、ということ。
私は偏狭な人権屋ではありませんよ。むしろ、「人権がどうとかっていう
問題じゃないんだが」っていう問題にまで人権を振りかざす人はおバカ
だと思ってる。
185 :
無名草子さん:03/01/12 02:11
174ですが、この際、全部書かせていただきます。「好きな作品は?」とい
うスレだから好きな作品をあげたまでのこと。好きな作品をあげろという
ことは、その理由もということが暗にあると思いましたが?
人が作品をどう読もうとそれは個人の自由、だから、「殺人シーンはやく
でないかなワクワク」で読む人はキモいけど個人の自由だとは思う。人が
その作品を好きな理由を聞いてとやかく言う人こそ偏狭なのでは。
ましてや、ここは好きな作品について語るスレですよ。
通りすがりですが、日本は平和ですな。
187 :
無名草子さん:03/01/12 02:41
なんか必死だな(プ
昆布は?
(^^)
>>174 お前、もっと勉強しろっていってんだろ?
ほんとエラそーに。
おまい、より本、よんでるよ〜。
ばーか。
おまえ、きちがいじゃねーか。
191 :
無名草子さん:03/01/12 22:06
>>174 なんだかんだいって、お前が一番キモイ。
逝ってきなさい。
192 :
無名草子さん:03/01/12 22:08
「坂の上の雲」と「巧名が辻」は主人公が、ゲームと思ってたのに
最後になって人々の死をまのあたりにし価値観崩壊、「今まで良いと信じて
やってきたことは人の死につながることでしかなかったんだ〜!」といったところ
が似てるね。司馬氏は竜馬や木戸孝允が好き(きらいではない)だけど、
それは彼らが一回も殺人をしなかったからでは。
「坂」や「巧名」の主人公を主人公っぽく書いてはいても、著者は「人々を殺した
罰」を与えてると思う。
歴史小説というと、人々の死の原因となってるような人物をえらそうに描いてる
ものもある中、この2作における司馬氏の態度が好き。人命を軽んじた者は、
誰であろうと許さない、というところが。
「坂の上の雲」と「巧名が辻」は主人公が、ゲームと思ってたのに
最後になって人々の死をまのあたりにし価値観崩壊、「今まで良いと信じて
やってきたことは人の死につながることでしかなかったんだ〜!」といったところ
が似てるね。司馬氏は竜馬や木戸孝允が好き(きらいではない)だけど、
それは彼らが一回も殺人をしなかったからでは。
「坂」や「巧名」の主人公を主人公っぽく書いてはいても、著者は「人々を殺した
罰」を与えてると思う。
歴史小説というと、人々の死の原因となってるような人物をえらそうに描いてる
ものもある中、この2作における司馬氏の態度が好き。人命を軽んじた者は、
誰であろうと許さない、というところが。
193 :
無名草子さん:03/01/12 22:09
私も燃えよ剣が一番好きですね
それで新選組好きになりました
195 :
無名草子さん:03/01/12 22:12
196 :
無名草子さん:03/01/12 22:13
197 :
無名草子さん:03/01/12 22:34
しかし、
なんで司馬が好きな奴って揃って頭悪いのかねぇ。
いや、作品は確かに物語として面白いと思うけどね。
198 :
無名草子さん:03/01/12 22:42
>>174さん。
お願いします。
あなたのような方をDQNというのです。
もう、このスレみるだけにしてください。
テキトーな知識を、自慢しないでください。
本当に本当に迷惑です。
199 :
無名草子さん:03/01/12 23:15
174叩きウザ
200 :
無名草子さん:03/01/13 00:03
174も悪いがかまってる諸君も悪い
201 :
無名草子さん:03/01/13 19:49
100年以上前が舞台の話に、殺す殺さないなんて現代の命の価値観で考えるのは間違い
。維新進士が現代に生まれていたら勿論、あんなテロはしないわけですよ。
あの時代で、彼らがいかに革新的だったとか、いかに平和的だったとかを司馬は皆に紹介
して、ヒーロもののエンタメに仕上げているのだと思井思われマスル。
202 :
無名草子さん:03/01/13 20:01
なんで司馬ヲタは史実に投影しちゃうのかね。
何か釣れましたか?
204 :
無名草子さん:03/01/13 23:50
>>174のヴァカが釣れた。
すっげー、楽しんでまつ。
お、釣れた。
釣れた釣れたと
騒ぐ釣師はヘボばかり
207 :
同志募る!応戦求む!:03/01/14 19:31
司馬ファン同士で啀み合い。
司馬作品の底が知れるということですね。
209 :
無名草子さん:03/01/19 11:48
秋山真之 桜井和寿
正岡子規 窪塚洋介
秋山好古 平井堅
広瀬武夫 中村獅童
東郷平八郎 岡部幸雄
大山巌 長嶋茂雄
乃木希典 田村正和
川上操六 明石家さんま
田村怡与造 所ジョージ
児島源太郎 ビートたけし
伊地知幸介 竹中平蔵
伊藤博文 萩原健一
桂太郎 山口祐一郎
山本権兵衛 香川照之
明治天皇 (声のみ)
で、どうよ
210 :
無名草子さん:03/01/19 12:04
主役二人は、仲いいし、やっぱ芸術肌な所が必要。
とくに真之は、死とか宗教がかったところに幾分か行きそうなタイプでないと。
秋山好古は、w言わずもがな。顔と手足の長さで。
東郷サンはバランス感覚ある中年の勝負師を探したらこうなりました。
あんま喋んなくていいし、調教師になる前にやっといてもらいたい。
大山サアは、空っぽな大将を探したらこうなりました。
勝負師と、たんなる俳優では、オーラが違う。
乃木さんは端整で足りないという難役だけに。
川上−田村−児島は、本当に頭のいい人にやってもらいたい。
源太郎=たけしは、伊地知=竹中とともに譲れないw
川上・田村はすぐ死んじゃうので、個人的に思い入れのない人を選んだまで。
あと戦場に行かなかった人は、モロ最近の大河の印象で(もう面倒になって)
明治天皇は、司馬遼太郎ならこうする気がするんだけど。
212 :
無名草子さん:03/01/19 22:15
ビート武とショーケンはずっと出れる役にしてホスィ。
213 :
無名草子さん:03/01/20 23:41
夏草の賦など、マイナーだが好きです。
214 :
無名草子さん:03/01/21 00:11
丁汝昌 チューヤン
「ちゅぢゅいてはこちら! 電波少年的鎮遠で吉野は沈められるかぁ」
215 :
無名草子さん:03/01/22 04:57
>212
同意。空を見上げる場面は泣ける。
短編では五黄加持が好きです。
主人公が飛んでっちゃうのも無理はないw
>>209 完全に一名名前を勘違いしてるな
210でも間違えてるし・・・
どうでもいいことなんでさげ
島 玉
(^^)
219 :
無名草子さん:03/01/29 19:59
あげとく
220 :
無名草子さん:03/01/29 22:59
坂の上の雲
花神
菜の花の沖
世に棲む日々
それにしても大河ドラマの花神はおもしろかったなぁ
221 :
無名草子さん:03/01/29 23:11
おいらの高校は五稜郭のすぐ隣、というか
一部同化してて(防風林を共有してる部分がある)、
「萌えよ剣」にはかなり萌えた!ああここで戦ったのか〜なんて。
読み終えたあと土方最期の地(五稜郭からはちょっと離れてる)
にいってしみじみしますた。
222 :
無名草子さん:03/01/31 00:03
223 :
無名草子さん:03/01/31 00:04
224 :
無名草子さん:03/01/31 01:36
>>220 大河って司馬原作ものになると視聴率下がるらしいね。動きが少ないから?な
んでだろ
225 :
無名草子さん:03/02/03 08:15
あげます。
226 :
無名草子さん:03/02/03 08:33
えっ、なにをくださるんですか?
227 :
無名草子さん:03/02/07 23:05
松浦亜弥は司馬文学に通ずるものがある。
228 :
無名草子さん:03/02/08 10:14
ナニソレ
229 :
無名草子さん:03/02/08 17:09
本屋で司馬池波フェアやってたage
230 :
無名草子さん:03/02/09 22:04
タイトル忘れたけど、四国の襖屋さんが蒸気船作る話。
231 :
無名草子さん:03/02/09 22:06
>>228 ナニソレのスレが立ったときがあったな、げらげら。
>>224 脚本家が原作に気を遣いすぎるんじゃないか。
>>232 翔ぶが如くは、原作をかなり逸脱していたと思うが...
234 :
無名草子さん:03/02/11 14:07
城をとる話に続いてまた全集未収録の大盗禅師がでましたようで。
エッセイとか書簡は大量に未収録っぽいけど、小説ってどのくらい未収録なんすかね?
235 :
無名草子さん:03/02/12 19:12
菜の花忌なので、あげさせていただきます。
236 :
無名草子さん:03/02/12 21:14
>>234 全集出してる出版社が「全集未収録」を売りにして文庫出すなよ、と・・・
のこってるのは初期の中編。
「魔女の時間」「古寺炎上」みたいな現代ものだけどつまらんよこれ。
時代ものの短篇はけっこうある。
「伊賀の四鬼」とか「忍者四貫目の死」とか。
朝日でやってた「ただいま十六歳」シリーズの近藤勇主役の短篇も未収録か。
238 :
無名草子さん:03/02/12 23:31
「峠」のあとがきで泣きました。
239 :
無名草子さん:03/02/13 01:28
>>236 第四期全集出す気はあるんだろうか…
特別大河ドラマ放送の2006年ごろに期待。
240 :
無名草子さん:03/02/13 13:40
新撰組血風録
242 :
無名草子さん:03/02/15 18:53
血風録読み始めた。
つまみ読みしながら惣三郎のとこ読んで、なんかえもいわれぬ感慨に浸った。
「御法度」面白いんでしょうか?
ごらんになった方の感想聴きたいです。
243 :
無名草子さん:03/02/15 22:30
韃靼疾風録 あのあたりの歴史ってよくわからなかったから面白かった。
尻食らえ孫一 エンターテイメント色が強いがラストに至るまでの展開に心震えた。
上杉謙信の挿話がおもしろい。短い文だが、海音寺の「天と地」全巻読むよりも謙信を理解できる。
項羽と劉邦 宮城谷は中国物で司馬の屍を超えることが出来た。それ以外の作家は未だ超えられないでいる。
殉死 読み物としては面白くないが司馬文学を語る上で欠かせない。
244 :
無名草子さん:03/02/16 18:20
245 :
無名草子さん:03/02/16 18:31
ちょっとお馬鹿な質問だけど、全集ってどこで買えるの?
246 :
無名草子さん:03/02/16 21:19
>>245 新書なら取り寄せればどこでも。ネット書店とかも便利。
古書ならやっぱ神田じゃない?俺が以前買った時は全68巻で12,3万位でした。
「御法度」どうなんでしょう・・・。
249 :
無名草子さん:03/02/16 21:53
別に1位ってわけじゃないけど、こないだから全集にも入らなかった長編が
文庫化されている。ファンとしてはありがたいんだけど、やっぱり読んでみると司馬さんが
全集に入れなかったのも分かるような気がする。あれほどの作家でも駄作ってあるのかと思った。
ちなみに「城を取る話」は話の規模が小さい、主人公の最後も不明、突然に終了(打ち切りか)
だし、「大盗禅師」は途中まで面白かったんだが、完結してないんだよね。
250 :
無名草子さん:03/02/17 20:35
「城塞」が一度しかあがってないのは意外や意外。
自分の中でこの作品は、後藤又兵衛と真田幸村に尽きる。
251 :
無名草子さん:03/02/17 21:20
>>249 ハゲドウ。「大盗禅師」は読んでないけど、「城をとる話」はつまんなかった。
俺の中でベストは「尻くらえ孫市」かな
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254 :
無名草子さん:03/02/18 23:08
来島又兵衛もまたよし。
255 :
無名草子さん:03/02/18 23:27
村田蔵六もまたよし。
256 :
無名草子さん:03/02/20 15:37
>>250 後藤又兵衛と真田幸村なら『軍師二人』(短編)も良いぞ。
『城塞』での(二人の)絡め方より、こちらの絡め方のほうが好きだ。
街道を行く、只今40巻目読書中手応え有り
258 :
無名草子さん:03/02/20 18:48
坂の上の雲、最高!
259 :
無名草子さん:03/02/20 18:51
新撰組のこと書いた短編集ってなんていうんだっけ?
俺はあれが一番好き。
260 :
無名草子さん:03/02/20 19:17
俺は「花神」と「項羽と劉邦」が好き。
司馬遼太郎は長編、と勝手に思いこんでいたので、
長編しか読んでなかったのですが、
このスレ読むと短編も面白そうですね。
おすすめの短編集があれば教えてくだされ。
262 :
無名草子さん:03/02/21 01:30
>>260 どれも面白いですよ。
文庫タイトル「大坂侍 」とか「果心居士の幻術」とか。
あと、どの文庫に入ってたか忘れたけど、
河井継之助の話「英雄児」も面白かったし、
「アームストロング砲」っていう短編もおもしろかったな。
なんか全部読み返したくなってきた。
長編は面白いんだけど、読み始めるときに「よし、読むぞ」って感じで覚悟というか
気合いがいるんだけど、短編は気楽に読めるからいいです。
263 :
無名草子さん:03/02/21 20:38
264 :
無名草子さん:03/02/21 20:43
「坂の上の雲」全六巻、八百円でゲト。
「萌えよ剣」しか読んだことなかったけど、sp大河までに読むため。
いま、一巻の半分くらい。まだあんま面白くない。これからかな。
266 :
無名草子さん:03/02/22 07:49
>>260 短編で面白いのは『人斬り以蔵』。
絶対いいので、読んで見てください。
あと、『酔って候』もいいかな。
漢(おとこ)なら、鯨海酔侯の気分がかっこいいよ。
うあー、「御法度」どうなんすかー
映画板にスレはないし、関連スレで質問すると「キモイホモ映画」なんて言われる。
キャスト見た感じではものすごい豪華なんですけど。
司馬ファン的にはどうですか?
あまりこの映画見た方いらっしゃらないのかしら。
「見りゃわかるだろ」って言われればそれまでなんですが・・・。
最近「竜馬がゆく」を読みました。
歴史にはまったく興味が無かったけど、むしろ苦手分野だったけど
とーっても面白かった!!
学生時代、くだらない教科書よりこういうのを読みたかった・・・。
このスレを参考にして司馬作品を読んでいってみようとおもいます!!
270 :
無名草子さん:03/02/24 21:36
>>269 だったら、次は『坂の上の雲』だな。
あるいは『項羽と劉邦』かな。
ただし、これは歴史的名著なので色々作品を読んでいくうちにどんどん
トーンダウンしていくぞ。
『竜馬かゆく』
『坂の上の雲』
は文学史に残るすばらさしい作品のだから・・・。
271 :
無名草子さん:03/02/24 22:17
>>269 私も昔「竜馬がゆく」で司馬にハマったクチです。
「竜馬がゆく」で幕末の時代背景がわかったら次は
「燃えよ剣」「人斬り以蔵」「新撰組血風録」なんかどうでしょう。
>270、271
次に読むの迷ってたんで、参考にしてみます。
今、私の周り幕末ブームで、学校ではもっぱら幕末の話題です。
微妙にみんな言葉づかいとか土佐弁とかだし・・・
いいなー羨ましい。周りが幕末ブームなんて。
私は女だからかそんなのありえなかったよ。
一人黙々と幕末関係の本読んでマイブーム(死語)になってますた。
今も幕末大好き。司馬で一番好きなのは「世に棲む日日」!
高杉晋作も吉田松陰もいいよー。
>273
私も女ですよ!
なんか幕末の人、素敵ですよねー。
ちょっとあの時代の人に憧れます。武市さんの妻とか素敵な女性だと思います。
275 :
無名草子さん:03/02/25 19:47
なぜ司馬ファンに馬鹿が多いのか?
史実と物語を履き違えるから。
>>269 武市さんの妻・富さんは素敵なイメージありますねえ。
私は中岡慎太郎が大好き。マイナー嗜好なのです。
「竜馬がゆく」の中でも「中岡慎太郎」という章は何度も読み返しています。
中岡の地道で裏方っぽい感じと、顔が好きですw
>>275 司馬ファン(特に『竜馬がゆく』しか読んでないのに司馬ファンって言う奴)
はほんとに、「司馬遼太郎が一番史実に近いの!!」と思ってる人多いですよね。
っていうか昔はよくそういう人に出くわしました。藤兵衛なんていたんだと思ってたりね。
なぜ司馬ファンに女が多いのか?
やはり新撰組を書いてるせいでやおい小説だと思われているからだろう。
シバリョー本人は「韃靼疾風録」とか読み限りロリコン趣味だとしか言いようがないが。
項羽と劉邦、上巻の中盤で挫折した…
梟の城、三分の一で挫折した…
こんなオレだから司馬作品を新しく読みはじめるのが怖い。
文章がオレにあわないのか(単に低脳なオレだから文章が難しすぎてついていけないのか)
何なのかよくわからないが兎に角ダメだ。
こんなオレにピッタリな作フィんはある?
279 :
無名草子さん:03/02/26 19:08
>>278 短いのを試してみては?まず人斬り以蔵or酔って候なんかはどうでしょう。
それが良かったら新撰組血風録へ。血風録がOKなら燃えよ剣。
燃えよ剣が良けりゃ竜馬がゆく。と、だんだん長くしてみる。
とか言ってるうちは項羽と劉邦や梟の城はダメやったんで。
うちは幕末ファンの低脳やから幕末以外の時代小説はついていけないんす。
280 :
無名草子さん:03/02/26 21:49
>>278 興味のある時代を選んで読んでみるのもいいぞ。
特になけりゃ、やっぱり幕末。昔の作品の方が読みやすい。
「世に棲む日日」や「燃えよ剣」がおすすめ。
かくいう私は「城塞」と「坂の上の雲」は2度挫折して3度目で読了。
「胡蝶の夢」は2巻、「菜の花の沖」は5巻で挫折中だ。
1さんの影響で峠を読んでみたのだが…上巻の半ばで挫折…。
自分の頭の悪さが悲しい。ていうか主人公の性格がいまいち好きになれないの…。
少し前にNHKで再放送されてたシルクロードに生前の司馬さんが出てたけど、
現地の人と通訳無しで話してたのを見てビックリ。
関係無いけど、今、さんまのまんまでさんまが司馬さんの本を結構読んでると発言。
司馬記念館を設計した安藤忠雄は知らないとの事。
284 :
無名草子さん:03/03/01 23:14
俺は城塞と最後の将軍、どっちも捨てがたいが…。
直接関係無いけど、次の大河ドラマが「新撰組!」に決定して
主役の近藤勇役にSMAPの香取信吾が選ばれたそうな。
俺的には、大河ドラマで「竜馬がゆく」を再びやってほしくって
その主役には香取信吾しかいないと思っていたのだけど。
あの天真爛漫なキャラは竜馬にピッタリだと思うがどうだろう?
脇を固める俳優もSMAPから起用して、
武市半平太 → 草ナギ剛(あだながアギだったため、真面目そうだし)
桂小五郎 → 稲垣吾郎(若き日の写真を見たことがあるが、稲垣に似ていた)
高杉晋作 → 木村拓也(やっぱ一番もてる男はコイツで決まりでしょ)
ちなみに中居君は未定です。
その他のキャラ
乙女 → 中澤裕子(やっぱ頼りになる姉さん役で)
権平 → 武田鉄也(父親役、ほとんどゲスト出演)
おりょう → 葉月里緒奈(変わった女だし気が強そう、何のかんの言って美人だし)
岡田以蔵 → 江頭2:50(ほとんど思いつきだけど、あの暗い目は案外はまり役)
285 :
無名草子さん:03/03/02 01:44
>>284 ハイ、ハイ、そんな配役だったら視聴率10%ですな!
考えただけでも反吐が出る。
286 :
無名草子さん:03/03/02 08:38
>>284 江頭の暗い目だけに禿同。
あとは、つまらん。
晋作は、まあまあいいかも。
>284
中居君には
加納惚次郎をやってもらいましょうハァハァ
時代劇板でやれよ、そういう話は。
289 :
無名草子さん:03/03/05 23:33
>>285 この板はマニアックな香具師が多いからね。
ちょっとくらいミーハーな方が一般受けすると思うぞ。
「燃えよ剣」の砲煙で、近藤達が出てきた所で大泣きした。
291 :
無名草子さん:03/03/07 00:17
あげ
今まで「街道を行く」や「ひとびとの足音」などのエッセイ類を読んで来たが
最近ドラマ化されるのを聞いて「坂の上の雲」を読み出した。
(1巻目読了、2/3ぐらいから面白くなってきた)
昔古書関係の本読んでて司馬遼太郎が新聞連載を始めると神保町の古書店から連載内容の
資料が根こそぎ無くなるって書いてあったけど「司馬遼太郎のかたち」(関川夏央)って文庫本に
読んだら新聞連載の契約料が1000万出てたらしいね(昭和30年代の初契約時)
司馬側は「そんなに貰えない」って固辞したんだけどサンケイ側が「うち出身の作家(司馬は
サンケイの記者出身後、直木賞取って文化部長になった後独立)だからそれぐらい払わないと
こちらがかっこ付かない」ってなって「じゃ余分は還元しましょう」って契約料のほとんどを
資料代に当てたみたい。
司馬小説は初体験なのでこれからの盛りあがりが楽しみ。次はなに読もうかな
やっぱ評価の高い「竜馬がいく」「翔ぶが如く」あたりにになるかな?
自分的には”負けた者の生き様”が好みなんでいいのないかな
293 :
無名草子さん:03/03/10 22:42
>>292 オマイ、頼む。
句点打ってくれい。
なかなか、エラそうなんだが読みにくくてしょうがない。
オマイはもしかして○しかしらないのかい?
くてんというのは、点のことだよ。
「、」←これのことです。
294 :
無名草子さん:03/03/11 06:49
>>293 「、」は読点ではないかと...
>>292 「翔ぶが如く」は、それほど評価が高くないと思う。
西郷隆盛の人間像が見えない状態で書き始めて、結局、わからないままに
終わった小説だから。
ただ、「ひとびとの跫音」を読めたぐらいだから、
>>292さんにはOKかも。
295 :
無名草子さん:03/03/11 20:33
「坂の上の雲」って、小説っていうより、
司馬の日本論・日本人論って感じがした。
特に後半の主人公は「日本」そのものだった。
いたく感動するが、小説としては、どうか。
>>292はエッセイから入ったから
いい選択だったかもしれんな。
296 :
無名草子さん:03/03/11 20:35
項羽と劉邦か坂の上の雲かどっちか
>>292 すんまそん。小学生の時から読点振るのが苦手で
つい気が付かなくて、どんどん書きこんでしまった。
勤めが神保町なんで、昨日は時代劇専門の古書店(海坂書房)で
「明治という国家」を購入(1000円)、「坂の上の雲」の副読本で
日本海海戦の展開図が載ってる「歴史群像」のムックを同店舗で探したんだが
どうやら出てない模様、文春のビジュアル文庫で昔出てたそうなんだが、なかなか
手に入りづらいって言われた。今度は文華堂あたり行ってみるかな
現在の読んでるとこは2巻の黄海海戦が終了したとこ
「ひとびとの足音」は一応小説。
299 :
無名草子さん:03/03/13 00:05
>>292 > 自分的には”負けた者の生き様”が好みなんでいいのないかな
幕末ものだと
『峠』『燃えよ剣』
戦国時代ものだと
『関ヶ原』『城塞』
あたりかな。
300 :
無名草子さん:03/03/13 00:24
「坂の上の雲」
なぜか児島襄「日露戦争」を読んで以来一度も開かなくなった。「日露
戦争」はたまに読むんだが。うーむ、謎です
301 :
無名草子さん:03/03/13 01:59
NHK大河にもなった「翔ぶが如く」しか思いつかん。
その次がテレ朝のドラマになった「新撰組血風録」だな。近藤役の渡哲也が見事にハマっていたよ。
302 :
無名草子さん:03/03/13 15:04
>>300 スレ違いだけど、
児島襄「日露戦争」って、どんなの?
(^^)
304 :
無名草子さん:03/03/14 07:51
「風の武士」が良かったです。
文章が分りやすくて、
展開が軽快なのでサクサク一気に読めました。
>292
負けた者の生き様を描いた作品は、
「戦雲の夢」なんかも面白いですよ。
関ヶ原&大阪の陣において両方とも負け組についた
長曽我部盛親のお話です。
>>302 脚色あんまなし。ゆえに小説としての面白みは乏しい気がする。
史伝としては面白いと思うけど。
306 :
無名草子さん:03/03/15 02:44
>>305 小説として、って・・・もともと小説じゃないんですけどw
そーいやそうだなw
こりゃ失礼。
308 :
無名草子さん:03/03/15 12:30
高校生くらいの人には「胡蝶の夢」を是非読んで、伊之助のことを知って欲しい。
それから医療関係者にも松本良順や関寛済のことを知ってほしい。
310 :
無名草子さん:03/03/15 12:36
「未来の君達へ」って司馬氏の文章が教科書に採用されてるって
なんかに書いてあったな、確か小学生向けの教科書だったと思う。
妙文でもいいから小説のほうも載っけてほしいな
311 :
無名草子さん:03/03/15 13:02
抄文でも、と言いたかったのかな?ひょっとして?
312 :
無名草子さん:03/03/15 19:16
どうして史実と混同するんだろう
313 :
無名草子さん:03/03/16 00:01
>>310 「21世紀に生きる君たちへ」だね。
これの全文がいろんなWebサイトに
掲載されてるけど、転載フリーなのかな。
314 :
無名草子さん:03/03/17 00:38
うっひゃーー司馬遼太郎おもしれー!坂の上の雲おもしれー。色々読んだけど
どれもこれもおもしれー。今『項羽と劉邦』読んでるけどおもしれー。
話のテンポが速くて読み心地が軽快でおもしれー。
315 :
無名草子さん:03/03/17 02:08
おもな作品だいたい読んじゃった身からいわせると実にうらやましいわね
これからあれもこれもと読んでいくことができるのね・・・
ああ、同感。
こんなに心を動かされる作品をこれから読める人が羨ましい。
「竜馬がゆく」を読んで人生変わった人、多いからな。
今は儲かってないみたいだけど、ソフト・バンクの孫正義もこの本の影響を
もろにうけて、人生哲学がこの本をもとに構築されてるし。確か、「竜馬がゆく」を
舞台でやったんだよな。自分が竜馬役になって。
317 :
無名草子さん:03/03/19 01:27
ここ読んで、昨日から竜馬がゆくを読み始めました。
今まではノンフィクション中心で読んでて
夫が持っている小説なんてフン!って感じだったけど正直ハマリました。
318 :
無名草子さん:03/03/19 21:21
面白い物語だと自覚出来ない人に、
司馬遼太郎は難しすぎる。
319 :
無名草子さん:03/03/21 01:10
なぜ あんなにアンチ家康なん?
覇王の家、城塞、関が原、どれよんでもちょっと誉めつつ
完全にけなしてるぞ。現代日本のわるい性質を形成したのが
江戸幕府だと仮定してるからなのか?
320 :
無名草子さん:03/03/21 05:56
>>319 司馬遼太郎は関西人なので、アンチ家康というより親秀吉じゃないのかね。
321 :
無名草子さん:03/03/21 07:44
産経新聞記者時代、「風神」の筆名で執筆した夕刊コラムが
「新聞記者司馬遼太郎」(扶桑社文庫)に何本か入ってるが、
なるほど後に連載された「風塵抄」はここからきてたのか・・・と納得
322 :
有名草子さん:03/03/21 11:21
この前から、「国盗り物語」「新史太閤記」読んでいるけど、なかなか面白い。
特に「国盗り物語」も斎藤道三編と、「新史太閤記」は最高。
オススメです。
323 :
無名草子さん:03/03/21 15:07
322は、この後、「関ヶ原」→「城塞」なんだろーなあ。
ああ、うらやますぃ。
324 :
無名草子さん:03/03/21 18:01
>>320 堺屋太一と同じような理由ってとこ?
だとなんだかあまりにも軽薄って気がしないでもない
何にしても、面白いから俺は好きなんですが
国盗リ物語の斎藤道三編が最高っす。
宮城谷何とかの晏子を読んだ直後だっただけに余計に鮮烈だった
325 :
無名草子さん:03/03/21 19:17
俺は、「国盗り物語」の斉藤道三、「世に棲む日々」の高杉晋作、
「風神の門」の霧隠才蔵が好きです。
いずれも、破天荒というか酔狂なところが良いですね。
あと、後年の作品だけど、「箱根の坂」の北条早雲も好きです。
326 :
無名草子さん:03/03/21 19:53
「酔って候」
やっと竜馬2巻突入しました。
読みたいのだけど時間が無い。う〜
328 :
無名草子さん:03/03/21 22:33
禿ゲロ!!(=禿同→禿げろ)
329 :
無名草子さん:03/03/22 08:06
大阪・関西の文化は、「おもろい」を重視するからな。
家康は面白みがないら、好まれないことは事実だろ。
マジで『街道をゆく 人名・地名録』がイイよ。
『街道をゆく』からの抜粋を約千四百項目の事典形式に編集した1000ページ弱の本だけど、
話題がシャッフルされているだけに、切り口が新鮮な交錯をみせて刺激的。
バロウズ風にカットアップされた司馬遼って感じ。
331 :
無名草子さん:03/03/22 17:44
俺も関西系の人間ですがどっちかというと家康派
司馬遼太郎のすごいとこは、史実かどうかわからんとこを
史実、もとい真実だと思わせてしまうとこ。それもかなり
劇的に。
俺は『関ヶ原』だなあ。長編小説として読むとどうか、だが、列伝風の読み物とし
てとらえるとこんないいものはないと思う。家康や三成の権力闘争に巻き込まれ
た地方の小大名の身の振り方もきっちり描いているのがいい。田丸のエピソードな
んて思わず目頭が熱くなっちまったよ。
ただ、山田風太郎『妖説太閤記』を読んで以来、どうも司馬小説は読む気しなく
てなあ…。あれは、佐高のアホとは比べようもない辛辣な司馬批判(というか、歴
史小説批判)小説だと思うよ。
333 :
無名草子さん:03/03/22 21:35
ここを読んで参考にしつつも竜馬3巻目突入です。
ネットやっている暇が無くなって参りました。
おりゃぁぁぁあ!竜馬4巻目。
やっと竜馬が目覚めました。
ますます面白いですね。
これ読み終わったら次はどれにしようかスレの最初から読まなくっちゃ。
335 :
無名草子さん:03/03/24 23:13
>>334 次は「世に棲む日々」がいいんじゃないか!
高杉晋作(・∀・)イイ!
>>332風太郎の「妖説太閤記」は傑作!
太閤記は、吉川英治→司馬遼太郎→山田風太郎、と読むのが正しいと思われ。
336 :
無名草子さん:03/03/25 00:15
竜馬読み終わったら最低2週間は本を読まぬが吉
なに読んでもおもしろいとおもえなかったりもする。(司馬の本に限らずそういう本ってございますでしょ?)
337 :
無名草子さん:03/03/25 22:08
>>333 >>334 おもしろいのは、わかるがもう少し
落ち着いて読むなり。
もったいないよ。
マジで・・・。
338 :
無名草子さん:03/03/26 09:59
竜馬が行くを読んだときは、2年ぐらい抜けなかったな。
そのときの残影に浸りながら生活していた気がする。
339 :
無名草子さん:03/03/26 10:16
サクラサク
340 :
無名草子さん:03/03/27 13:21
>>338 2年も抜けないとは、影響力ありますね。
きな臭い世の中になってきているので、自分をしっかり持つのに役に立ってます。
いい時に竜馬を読めたのでこのスレに感謝してます。
>>337 味わいながらゆっくり読みたいのですが、つい・・・。
この本がいけないんですよ。
面白すぎるから。
>>335 高杉晋作をおすすめ、有難うございます。
その題名、記憶にあるので、もしかすると夫の部屋にあるかも知れません。
しばらく司馬遼太郎を読み続けたいと思っていますので
その時もよろしくお願いします。
連続スマソ
今日から第5巻に入ります。
疑問なんですが、この本に出てくる坂本竜馬は実際の彼にかなり忠実なんでしょうか。
女性から見てもかなり魅力的なんですが。
344 :
無名草子さん:03/03/27 22:48
面白い物語だと自覚出来ない人に、
司馬遼太郎は難しすぎる。
345 :
無名草子さん:03/03/28 01:09
よし、決めた。
竜馬がゆく、20年ぶりに読みかえす。
二十歳前に読んで熱狂的にハマった小説を、四十歳を前にした自分がどう感じるか。
それも楽しみ。
346 :
無名草子さん:03/03/28 02:10
古本屋さんでお店にある文庫が全部¥80均
だったので、30册くらい買ってきたよ。
読むのに半年はかかりそう。
347 :
無名草子さん:03/03/28 09:23
坂の上の雲の2巻を読んでます
1巻読んだ時の「子規退屈、早よ逝け」が
だんだん「味がある奴かも」に変わってきた
でももうすぐ死ぬんだよな…いっぱい血吐いてるし
348 :
無名草子さん:03/03/28 09:28
司馬読んでる奴ってなんかロマンチストな人多いよね。
俺はもう歴史の本沢山よんでて、脚色があまりに
ベタベタで全然読めなかった。
ホントに歴史を楽しみたい奴は古事記から始めろ!
これお勧め→「古事記 口語訳」(文藝春秋)
349 :
無名草子さん:03/03/28 09:47
>ホントに歴史を楽しみたい奴は古事記から始めろ!
読んでるのは小説が楽しみたい人間ばかっだとおもうんだが
350 :
無名草子さん:03/03/28 09:51
351 :
無名草子さん:03/03/28 10:00
>>350 信者発見!
>>349 なぜわざわざ歴史小説を読むの?まるっきりインチキ
だって知っていて。
不思議だな〜
やっぱり、司馬のやることは全部間違いがないと思い込んでるから
だろ。
352 :
無名草子さん:03/03/28 10:52
うるさい
353 :
無名草子さん:03/03/28 12:00
>>351 歴史の細部なんて、所詮小説みたいなもんでしょ。
古事記? おみゃー古事記が史実だと思って読んでるのか(w
354 :
無名草子さん:03/03/28 12:09
司馬の話になると同じようなことを繰り返す荒らしがでてくるからな。
司馬の手法は、まず手紙などの事実を集めて、そこからその人物が
どういう人物だったかを想像し、執筆するのが司馬のやり方だろ。
その人物象に説得力があったからここまで多くの人の支持を集めた。
メジャーなものに因縁をつけて自分に注目を集めようとする人間はど
こにでもいるから、司馬の本をはじめて読む方はこういう人たちの言う
ことをあまり気にしないほうが良いですよ。
355 :
無名草子さん:03/03/28 12:10
>>353 おもってねーよ。
ただ、物語として歴史を捉えるなら、古代人が現実
をどうとらえていたかってのが分かって
面白いし、司馬みたいなバカ左翼の固定した
視点から解放されて新鮮なんだよ。
最初に読んだ「国取り」がベストかなあ。
「坂の上の雲」がずっとベストだったんだが、乃木の評価で
WW1の西部戦線の将軍達と比べるとそークソミソにいわんでも・・とか
「日本海海戦の真実」なんか見るとドラマチック過ぎておもろすぎて・・とかね。
幕末・戦国モノでいくと戦国4部作あたりが一番乗ってたと思う。
まー晩年は小説家じゃなく歴史家・文明評論家になっちゃったのが評価の分れ目か。
>>355 おまえ、歴史の本『しか』読まない奴だろ?
358 :
無名草子さん:03/03/28 22:13
『国盗り?』の斎藤道三もいい。
『坂の上の?』秋山好古もいい。
『新説太閤記』の秀吉の人誑しっぷりももちろんいいけど、
『燃えよ剣』の土方歳三の、なんちゅーか、いじらしさがたまらなくいいですな。
『新撰組血風録』の歳三と、ずいぶんイメージ違う気はするけど(w。
アレ読んでから、浅田次郎の『壬生義士伝』読むと、またこれもよかったり。
359 :
無名草子さん:03/03/28 22:21
燃えよ剣の最後、俺泣きそうになったよ。あれで土方歳三の虜になった。
360 :
無名草子さん:03/03/28 22:30
くっそーっ!藻前らっ!
このスレにあまり書かないでください。
読みたい本がどんどん増えて困る。
ただいま竜馬5巻半ばです。
>>359
俺もラスト辺り近藤達の幽霊?が出てきた辺りから涙がぼろぼろ出てきた。
「総司相変わらず行儀がよくないな」
陳円円でハァハァする
363 :
グラディエーター:03/03/30 18:14
昨日、「箱根の坂」(上)(中)(下)古本屋で買った。各100円で計300
円。しかも、文庫初版なのに美品。今度読もうっと。今は「城をとる話」読んで
いるので。
坂の上の雲。
最高。
それから坂の上の雲、とつけた理由が書いてあるあとがき。
これがたまらなく好きだ。
勉強に挫折しそうになったら、この本の最初の方を読む。
懸命な人達を見て、心を入れ替える。
大好きだ。
365 :
無名草子さん:03/03/30 19:59
初めてこいつの萌えよ剣よんだけど
敵から逃げたら切腹とか決めるじゃん
なのにその後土方自身が逃げてるじゃん
ぷ
366 :
無名草子さん:03/03/30 21:00
竜馬が好き。
367 :
無名草子さん:03/03/30 21:10
竜馬7巻目。うりゃ。
短編の[割って、城を]が好きな人はいませんか?
古田織部正っていう茶道でのしあがった大名の話。茶器を鑑定するときの
場面が鳥肌が立つほど面白いのですが。
歴史は好きだが歴史小説はあまり読まないな。
ただ司馬だけは彼の文章が好きだからか幾つか読んできた。
項羽と劉邦 菜の花の沖
特にこの2つは面白かった。
370 :
無名草子さん:03/03/31 07:21
やっぱ『坂の上の雲』と『竜馬がゆく』でしょ
371 :
無名草子さん:03/03/31 07:41
>>365 レッベルひっくー
最近見た書きこみの中で一番バカ
『商道をゆく』だな。おもしろい。
ブックオフに全然「坂の上の雲」無いね・・
ちゃんと文庫本で揃えるしかないか
374 :
無名草子さん:03/03/31 18:57
367は、竜馬を読み終えたのであろうか。
375 :
無名草子さん:03/03/31 20:46
ちなみに、皆さんのイチオシ女性キャラは?
僕は……、うーん、悩むな(w
とりあえず、『龍馬がゆく』の千葉さな子を押しておこう
376 :
無名草子さん:03/03/31 21:47
最高と思ったあとの落差が又さいこーなのよ、司馬遼。
377 :
無名草子さん:03/03/31 22:58
今、功名が辻を読んでるが千代が凛としたいい女だ。
一知れば十悟る、頭のいい女だね。
>>377
禿同
さな子さんもイイけど千代さんが司馬作品の女性の中で一番好き。
「ほほほ、鬼ばばあ」
韃靼疾風録は千と千尋並のロリコンカミングアウト小説。
380 :
無名草子さん:03/04/02 07:20
竜馬がゆく、レポしてる人、読み終わりましたか?
みょーに気になるんだけど・・・。
はやく、レスつけてくれい。
381 :
無名草子さん:03/04/02 19:25
司馬遼で歴史小説初体験しちゃうと不幸だね。
382 :
無名草子さん:03/04/02 19:28
史記!
383 :
無名草子さん:03/04/02 20:27
ベタだけど燃えよ剣だな。
384 :
無名草子さん:03/04/02 22:04
どりゃぁぁぁあ!竜馬8巻目です。
只今、半ばまで参りました。おかげでお昼にテレビでやっている
暴れん坊将軍と桃太郎侍の話がよく分かるようになりました。
読むのが遅くって申し訳ないです。
この人のエッセイで出雲の人達は今でも古代のことを根にもっていると
書いてあったんですけど、これ本当ですか?
386 :
無名草子さん:03/04/04 23:49
387 :
無名草子さん:03/04/04 23:50
>>384 この所、おまいのファソになってしまった。
ここまできたら、ゆっくり読め、ゆっくり・・・。
勿体ないよ。
388 :
無名草子さん:03/04/05 00:09
>>384 竜馬が「ほたえな!」と言ったら、そこで読むのやめる、ってのもいいかも。
389 :
無名草子さん:03/04/05 00:12
「木曜島の夜会」って誰か読んだ?
これって小説なの?それとも事実なの?どっち?
390 :
無名草子さん:03/04/05 01:11
皆さんありがとうございました。
無事「竜馬がゆく(全8巻)」読了致しました。
いつ竜馬が殺されるのかとビクビクしながら8巻目を読み進めました。
結末が分かっていながらも、あまりのショックで
「最後まで読まなければ良かった・・・。」と
今は複雑な心境です。
久々の良い作品でした。
サンクス
391 :
無名草子さん:03/04/05 08:13
>>388 お、お前、泣かせんじゃね〜よ。
思いだしちまったよ。
392 :
監禁コンクリート殺人事件no!!!!:03/04/05 09:17
ほんとの話です!!!!!!
女の子が40日間渡って監禁され、計100人ぐらいに強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。(深くかかわったのは5,6人)
膣を灰皿代わりにされ、自慰(オナニー)を強制され、jfghjgfjgf
真冬に裸で外(ベランダ)に出され、裸で踊らされ、手足を押さえつけられ、膣やお尻の穴に鉄の棒を突っ込まれ、膣やお尻の穴に花火を入れ爆発させ、20キロの鉄アレイを身体(裸体)になんども落とされ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、
手足を押さえつけて、膣にマッチ棒を入れられ燃やされ、膣の中のや裸体をライターで火あぶり、精液を大量に飲まされ、500ccの尿を飲まされ、基礎の他むちゃくちゃ。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうだ。
女の声だが、人間とは思えない叫び声(悲鳴)(絶叫)を上げ続けた!苦しさのあまり何度も気絶した。
殺された彼女の親友が言うには、監禁され殺される一日前、幽霊(生霊)となって「助けて!」と親友に助けを求めたが、親友はどうすることもできず、泣きじゃくった。
「狂宴犯罪」は 一ヶ月以上 続いた 。
そして(失禁して)死んだ。(殺された)i78i78i78i
専門家によると自死(あまりのつらさに耐え切れず、脳が死ぬことを選択した。(命令した。)らしい。(死体にの脳は溶けていたらしい)
死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。死体には髪がなくなっていた。
40日間の監禁で極度のストレスのあまり全部髪が抜け落ちた
死体の膣(マンコ)にはオロナミンC2本、入っていた。
「裁判記録」は死ぬほどエグイ内容であった。「コンクリート詰め事件」で検索すればわかる。
(俺は何時間も涙が止まらず、夜も何日も眠れなかった。たとえ99.9%の人が幸せでも残る0.01%の人が(超)不幸なら、そんな世の中、絶対承認しない!!!!!そんな世界いらない!!!!!絶対、絶対いらない!!!!!絶対認めない!!!!!)
l;ok;l(私の心の底からの叫びでした。)
もし心にきた方は過去ログ26に俺の思いが書いてあるので読んでください!!!
asasあsasあs
393 :
無名草子さん:03/04/05 13:26
>>390 パチパチパチ!
ゆっくり余韻にひたってくれ。
項羽と劉邦が好き。
司馬作品はこれしか読んだことないけど。
個人的には宮城谷や吉川より面白いと思う。
395 :
無名草子さん:03/04/05 17:19
『坂の上の雲』が最高。
『燃えよ剣』も結構好き。
396 :
無名草子さん:03/04/05 20:17
池宮age
398 :
無名草子さん:03/04/05 21:19
>>390 おまい、次どうするよ。
一気に『坂の上の雲』に挑戦するかい?
これ読んじまうと、マジ勿体ないよ。
とりあえず、『項羽と劉邦』あたりにしとくか?
これも、スケールでかくておもろいぞ。
おまいのレポ、次回もキボンヌ。
399 :
無名草子さん:03/04/05 21:28
>>390 竜馬のあとは
『飛ぶが如く』がいいと思う
その後、『坂の上の雲』いけば歴史の流れに沿って小説を楽しめますぜ
幕末シリーズを全部読んでみるのもいいかもしれません
俺は、そうしてました
400 :
無名草子さん:03/04/05 21:31
「木曜島の夜会」って誰か読んだ?
これって小説なの?それとも事実なの?どっち?
誰か答えろ!
事実だからといって小説じゃないとは限らない。
池宮age
403 :
無名草子さん:03/04/06 13:32
人斬り以蔵
404 :
無名草子さん:03/04/06 13:43
「坂の上の雲」がいいね。
日本人必読の書だと思う。
竜馬の後は、時代が絡んでいる物を読みたいと思ってます。
しかし、皆さんのお勧め攻撃は激しいですね〜。
取り合えず、手元に司馬さんの本が一冊も無いので何とかしないといけません。
まず、もう一回このスレを最初から読まなくては。
短篇のほうがいいよ
逆に、つまらない作品を挙げていくのはどうだ?
義経。
409 :
無名草子さん:03/04/08 11:45
竜馬を読み終わって、本屋さんに行ったら
「飛ぶが如く」がありました。欲しいっ!
しかし、ここで読んでしまうのはもったいなさそう・・・。
そこで、買うのを止めて自宅に帰り寂しく「墜落遺体」を読みました。
義経は面白いって。
411 :
無名草子さん:03/04/08 14:21
やっぱ「義経」もあのひとの「平家」のねた本になってるんでしょか
>>406 今度は長州だ
「花神」でどうよ
412 :
無名草子さん:03/04/08 20:06
洋学先生より、松陰門下にいったらどうだい。
『世に棲む日々』だな。
413 :
無名草子さん:03/04/08 20:07
アメリカ素描読んだ人いないの?
オモロイで。
414 :
無名草子さん:03/04/08 21:54
流行り物で真説宮本武蔵を。
415 :
無名草子さん:03/04/09 06:32
俺もおすすめは世に棲む日々
ただ長州藩の面々が主役なのに禁門の変がさらって流されてたのは残念。
竜馬のほうで詳しくかかれてたからだろうけど
416 :
無名草子さん:03/04/09 20:35
つーか普通竜馬のあとなら「新選組血風録」と「燃えよ剣」じゃないの。
417 :
無名草子さん:03/04/09 20:55
司馬氏が「書いた順」を推薦する。
司馬さん、愛読者が多いですね。
ここまで沢山オススメ作品を挙げられると
もう私は決められません。
こうなったらスレに出てくる順番に読むか
あるいは、本屋さんに並んでいる順番に読むか・・・。
ひとつ質問なのですが
皆さんは読む順番をどのようにして決めましたか?
歴史がつながっている順で読んでいる方はいらっしゃいましたが、
やはりそれが王道でしょうか。
419 :
無名草子さん:03/04/09 22:02
420 :
無名草子さん:03/04/09 22:19
大別したら戦国と幕末なんですよね。
「項羽と劉邦」「義経」は時代が外れているので後回しも可。
佐幕派で固めるか勤皇派を進むか
421 :
無名草子さん:03/04/09 22:43
>>418 俺は幕末→戦国→幕末以降→項羽と劉邦という順だったなあ。
歴史順でなくてもいいけど、417が言うように
俺も「書いた順」がいいと思う。
「竜馬」がよかったんだったら、
同じ頃に書かれた作品を読むべし。
422 :
無名草子さん:03/04/09 23:00
竜馬がゆくをレポしてた香具師、人気ものだな。
もれも、おまいのレポを楽しみにしていたひとりだが・・・。
みんな、色々アドバイスしてくれているようだね。
漏れ場合は、流石に司馬先生といえども同じ時代のものを読んでいると
あきてしまう現象に陥ってしまったこともあった。
その辺りのところも参考にしてほしい。
ただ、君がまだ司馬ビギナーということであれば、
歴史にそってというのもいいかもしれない。
基本的に戦国・幕末物が多いので作品を読みあさるにつれ
あきてくるんだよ。
423 :
無名草子さん:03/04/09 23:04
↑飽きてきた時は、ナンシー関の文庫でたのしもう。
味のある、消しゴム彫刻と的を獲た人物観察の長けた文章で
なかなか乙なのです。
↑東海林さだおの「丸かじりシリーズ」でもいいなあ。
425 :
無名草子さん:03/04/10 08:07
↑あっ、それ漏れも書こうと思ったんだよ。
東海林は、別角度で文章がうまいしね。
決めましたっ!
「飛ぶが如く」にケテーイ!
元々歴史が苦手で、時代の順も分からないダメ大人です。
よろしくご指導ください。
427 :
無名草子さん:03/04/10 22:17
>413
アメリカ素描、面白いです。
寅さんの映画のくだりでは彼の人物描写の
本質が垣間見えると思う。
司馬作品、小説以外から入った人って少ないのかな。
428 :
無名草子さん:03/04/10 22:20
>>427 そうだね。司馬の本領はやはりエッセイにあると思う。
429 :
無名草子さん:03/04/10 23:25
430 :
無名草子さん:03/04/10 23:26
>>429 漏れは、かなりの異論があるが、仕方あるまい。
がんばってくれ。
レポ、わすれんじゃねーぞ。
楽しく、読ませてもらうからな。
皆さんありがとうございます。
楽しく読んでもらえるのはいいけれど、私のレポは
「おりゃ!」
「うりゃぁぁぁあ!」で中身は無いです。
それでも良いのでしょうか。
432 :
無名草子さん:03/04/11 11:45
おれ430じゃないけど、
「おりゃ!」でいいと思うよ。
おれも昔はそんな感じで本読んでたけど、
最近は、小鳥がエサをついばむような読み方だからなあw
そういえば「竜馬がゆく」を読んだら、
夕飯のメニューに文句を言う子供たちを威圧できるようになりました。
「おぬしも偉くなったもんじゃのう。」
「めっそうもない。お代官さまお許しを〜。」と間髪入れずに答える小2女子。
もっと台詞回しを練習したいと思います。
頑張ります。
434 :
無名草子さん:03/04/11 12:06
台詞=大根?
435 :
無名草子さん:03/04/11 19:08
>>433 漏れは大爆笑。
しかし、間違った方向に進んでいるよ。
やはり、20代前半に読んで欲しかった。
やってることが小さいよ・・・。
でも、可愛い子供さんですね。
幸せそうなので許す。
436 :
無名草子さん:03/04/11 20:04
437 :
無名草子さん:03/04/11 20:26
438 :
無名草子さん:03/04/12 00:02
釣りではない。
まじ、レポキボンヌ。
ほのぼのしてて、いい香具師だよな。
439 :
無名草子さん:03/04/12 00:09
「余話として」&「歴史と小説」読んだよ〜
でも司馬遼太郎の小説を全く読んで無いのでちょっと失敗した。。。
エッセイに書いてある該当作品を読んでからの方がより一層楽しめそう。
440 :
無名草子さん:03/04/14 22:50
梟の城も十分秀作だと思う罠。デビュー作だよな確か。
441 :
無名草子さん:03/04/14 23:04
>>440 デビュー作じゃないでしょ
直木賞受賞作
個人的にはあまりよいと思わないが
442 :
無名草子さん:03/04/15 21:26
うりゃぁぁぁあ!・・・と思ったら誰もいないんですか?
今日、「新撰組血風録」「幕末」「世に凄む日々」をゲットしました。
図書館で全集を探していたら司馬さんは結構人気があって
貸し出し中が多かったです。
443 :
本当の話だ!読め!!!:03/04/15 21:40
1989年、女子高校生が41日間渡って監禁され、計100人ぐらい(少しでも関った人を含めて)に強姦、朝から晩まで超暴力と超陵辱された。(深く関ったのは5,6人)
ヤクザ顔負けのリンチで、天井に血が飛び散っていた。
「なんでもするから家に帰して」という女の子に、自慰(オナニー)を強制され、裸で「キチガイ」の真似をさせられ、
真冬に裸で外(ベランダ)に出され、裸で踊らされ、強制され、手足を縛り、お尻の穴に花火を入れ爆発させ、膣やに直系3センチの鉄の棒を何度も強引に突っこみ、性器や尻の穴を完全に破壊する。●女が被害者の顔にマジックで落書きをした
(途中、膣をタバコの灰皿代わりにされる。)
重い鉄アレイを身体(裸体)を何度も殴られ、瞼(まぶた)に熱いろうそくをたらされ、(追加●陰毛を剃り、女性器に異物を挿入 ●ライターのオイルで皮膚を焼いた ●肛門に瓶を挿入し思いきり蹴った) 手足を縛り、膣にマッチ棒(ライター)を入れられ、燃やされ、
膣の中のや裸体をライターで火あぶり、
苦しさのあまり何度も気絶する。
(この時ストレスと恐怖のあまり髪が全部抜け落ちていく)しかし、
犯人どもは哀れみの情など一切見せず、引き続き、陵辱、暴行を行う・。
大勢の男にかなり大量の精液を飲まされ(フェラチオで)、500ccの尿を飲まされた。(生きてるか死んでるかわからないが)ゴキブリも食わされたそうである。また女の子の悲鳴や激しいリンチの音は監禁されている
部屋の中で音楽をボリュームいっぱいで流しているため、外に届かない。
その間の食事はほとんど牛乳1本。
そして最後はひどく殴られ失禁して)死んだ。(殺された)
死体の顔は目の位置がわからないほど、変形し、親でも誰かわからず、原型をとどめてないほどで、性器のほうは顔よりもっとひどく完全に破壊されていた。死体には髪がなくなっていた。死体の膣(マンコ)にはオロナミンC2本、入っていた。
なお、死体は手足を縛られた状態であった。
以下の内容は「全く」誇張されておらず、「コンクリート詰め事件」で検索すればわかります。
445 :
無名草子さん:03/04/15 22:14
>>422 ばかやろう。
おまいがレスつけないから、カキコできないじゃないか。
このぼけえ。
娘さんを現代人に引き戻すんだよ。
446 :
無名草子さん:03/04/15 22:15
すまん。
442じゃった。
447 :
無名草子さん:03/04/15 22:17
今、ひとびとの足音を読んでいますが、面白いですね。
ちなみに、今まで読んだ中で気に入っているのは、
殉死、木曜島の夜会、といったところでしょうか。
448 :
無名草子さん:03/04/15 22:57
『俄』
痛快で好き。維新までは。
449 :
無名草子さん:03/04/15 23:12
台湾紀行で李登輝に会ったりしているけど、
あれは、司馬が台湾に行くこと自体が、台湾側にセッティングされたものだ
ったということなんだろうな、
司馬とか小林とかそれなりに影響力の強い人を選択してるけどだれがリサーチ
したんだろう。
(司馬はともかく、小林なんて李登輝自身が知っていたなんて思えないし)
おかげで、台湾は北朝鮮とともに国交がないにも関わらず、
隣国のなかではダントツで好感度が上がってしまったけど司馬を呼んだ
台湾を評価すべきか司馬を評価すべきかわからない。
という見方はあまりに一面的か、
俺は台湾はきらいではないからいいが、
450 :
無名草子さん:03/04/15 23:16
>>449 はぁ?李登輝は物凄い読書家で日本語も日本人より堪能だから、日本で
どんな人間が話題になってるか、なんてとっくに知っていただろう。
特に政治的発言をする人間の話ならだまってても教えてもらえるだろうし。
451 :
無名草子さん:03/04/15 23:39
、、どうかな、
ただ、話題になればいいということだったのかもしれないけど、
李登輝が小林の書いたものをいちいち読んでたとは思いたくないな。
というか、司馬もそのくらいの意識で呼ばれたのかなと思うとすこし寂しい。
(^^)
453 :
無名草子さん:03/04/17 11:51
>>413 「アメリカ素描」もいいと思います。
司馬さんはアメリカ文学が結構すきだそうで、
古きよきアメリカと今のアメリカある意味断絶した様は
日本について比較的若者びいきの司馬さんですらちょっと嘆いたように
あまりよく思わないだろうな。
454 :
無名草子さん:03/04/17 15:03
アメリカ素描、買おうか迷ったけどやっぱ買いかな。
455 :
無名草子さん:03/04/17 22:38
老台北の書いた本を読んだら、
陳舜臣が、台湾に帰ったとき李登輝から、台湾について書ける作家について相談を
受け、司馬の名を出したということらしい。
その他、あの李登輝との対談によって、司馬は中国から猛反発を買い、日中文化交
流協会の代表理事を辞任することになった、なんてことが書いてあった。
中国の武力侵攻の危機に曝されている彼らとしては、日本の自衛隊に対する期待なん
かもあるのだろうな で小林が出てきたりするということかな、
”長安から北京へ”って読んだ人いますか?
いたら 感想をおねがいしますだ。
456 :
無名草子さん:03/04/18 02:19
今日はじめて司馬作品を読んでみました。記念すべき第一冊は「燃えよ剣」
今まで歴史物は読んだことなかったのですが、こないだ「武士道」を読んで猛烈に感動してしまい、歴史物を読んでみようと思ったわけです。
まだ100ページくらいしか進んでないですが、めちゃめちゃ面白いですね!
勿体ないから、ゆっくり噛締めながら読もうと思います。
457 :
無名草子さん:03/04/18 14:19
奇遇ですね!
私は竜馬がゆくを読んで「武士道」を購入しました。
いやー、世の中って狭いですね。
458 :
無名草子さん:03/04/18 20:53
日頃ミステリーやノンフィクション物ばかり読んでいると
歴史小説って特殊な世界に思えてきませんか?
このスレの住人に「歴史小説を読み出したきっかけ」なんぞ聞いてみたいですな。
459 :
無名草子さん:03/04/18 21:24
るろ剣を読んで、新撰組血風録を買いました
>>457 そうですかー。今度は竜馬を読もうと思ってます。
長いから長期戦になりそうです。燃えよ剣は上巻の中盤まで読みました。
461 :
無名草子さん:03/04/19 18:40
30歳にして、初めて司馬遼太郎を知り、はまってるよ。こんなに面白いもんだとは思わんかったです。
司馬をきっかけに、吉川英次、陳舜臣、藤沢周平といった人たちも読み始めましたが、目からうろこ。
恥ずかしながら、今までの読書の範疇になかった。
日本の文学界が意図的に司馬ら歴史・時代小説作家を意図的に見下し排除してしまっているということもわかったが、
それが、若者がこんなに面白い小説へ接するきっかけを妨げてしまってるんでしょうか。
雑誌のダビンチや、安原なんとかという評論家、おまけに佐高なんとかという批判的な人、むかつく。
462 :
無名草子さん:03/04/19 19:43
>>461 名前もろくに覚えていないのに、書き込むんじゃねーよハゲ
463 :
無名草子さん:03/04/19 21:44
うるさい
464 :
無名草子さん:03/04/19 21:51
>>461 だから君はその程度の知能なんだよ。まぁバカにはもってこいさ。
465 :
無名草子さん:03/04/19 22:31
466 :
無名草子さん:03/04/19 22:40
464=465
必死杉(プ
467 :
無名草子さん:03/04/19 22:52
468 :
無名草子さん:03/04/19 22:58
469 :
bloom:03/04/19 22:59
470 :
無名草子さん:03/04/20 02:06
>454
買いです。
だけど「人間の集団について」は、もっと買い。
モチロン小説もイイんだけど。
買いですか。
このスレ読んでるとどれも欲しくなってしまうんですよね・・・。
はっきり言って、お金が続かないわー。
困ったスレですね。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
473 :
無名草子さん:03/04/20 09:04
>>470 「派閥」(筑摩新書)を書いた永森氏によると未だにアメリカ研究書としては
斬新で古びていないらしい。
474 :
無名草子さん:03/04/20 13:11
467=468
あのさ、二重投稿するならもうちょっと時間空けなよ。
475 :
無名草子さん:03/04/20 16:51
>人間の集団について
他所の国から無尽蔵に武器もらって、内輪の戦争するな とか結構、酷なことを書いていたようなような気がするけど、よく覚えてないな、読んだときは面白いとおもったのだけどな、、
読み直してみるかな、、
476 :
無名草子さん:03/04/20 17:36
司馬遼好きって、なぜこれほど馬鹿が多いのかな?
477 :
無名草子さん:03/04/20 17:54
司馬の本って対象年齢が中学生だろw
478 :
無名草子さん:03/04/20 18:01
普通に中学生でも歴史好きなやつは結構読んでるな。
俺はるろ剣から入ったんだけど。
479 :
無名草子さん:03/04/20 18:27
>>477 じゃ、幼稚園なみのおまえには無理だな。
480 :
無名草子さん:03/04/20 18:47
いや、司馬作品は面白いと思ってるよ、物語として。
しかし、馬鹿読者の面白さに比べたらどーよ?
481 :
無名草子さん:03/04/20 19:02
>>480 バカ読者の方が面白いな。
俺が中学校の時に竜馬がゆくを読んでる奴いたけど、そいつ
はシュミレーションゲームばっかやってるバカオタクだった。
しかも、なぜかいつも偉そうにしてるw
482 :
無名草子さん:03/04/20 19:04
俺が好きなのはやっぱり「アメリカ素描」だなぁ。
ありゃ本当に面白い。
483 :
無名草子さん:03/04/20 20:49
484 :
無名草子さん:03/04/20 22:13
>>483 彼は生まれてこのかた、なんの疑問も持たず
「シュミレーション」で通してきたのだから、
そっとして置いてあげよう(w
485 :
無名草子さん:03/04/20 23:19
俺が好きなのは
1.峠
2.燃えよ剣
3.世に棲む日々
4.坂の上の雲
5.花神
の順かな。あと「王城の護衛者」が短編集版では1位です。
486 :
無名草子さん:03/04/21 23:56
>>485 峠の河井は最高に「武士」してるな。
あくまで小説としてだが。
俺、峠は3回読みました。
487 :
無名草子さん:03/04/22 12:08
をおっ!今読んでいる「世に凄む日々」が3位に入っているっ!
488 :
無名草子さん:03/04/22 12:43
あのぅ・・・エロっちい場面が少〜し入っている作品なんてあります?
>>488
エロっちいとは男女の絡みがあるのかってことか?
そんなもん無いやつを探す方が難しいと思うぞ。
490 :
無名草子さん:03/04/22 15:44
司馬さんの本『胡蝶の夢』を読んで
幕末の利権社会に駆り出さられた人間臭い登場人物がよかったです
国内で利権争いをしていては 外国に食われるだけ!
幕末の勇者が いかに柔軟に独自性と自由を守りながら
政治や学問を発展させたか?
年下の稼ぎ(税金)をあてにして 権限と利益を独占し
腹切りする度胸もない今の政治家さんにもお薦めしたいですっ
491 :
無名草子さん:03/04/22 22:57
いやあ政治家の多くは「読書」といえば司馬くらいでしょ
読んでる連中がああなのだと知れ
492 :
無名草子さん:03/04/23 00:08
世に棲む日々
吉田松蔭の純粋結晶ぶりと高杉晋作の動けば雷電の如く発すれば風雨のごとき
奔馬ぶりに惹かれて3位です。作品にでてくる高杉の詩歌も好きです。
493 :
無名草子さん:03/04/23 01:11
紳士な方も 同じムジナになってしまうのは
謙虚や善意を悪用する人間(同朋の保身体質)と
その同盟に優秀でなくても楽が出来る奴隷を望む低い向上心の国民性のおかげだと
奴隷側も気付くべきでしょう
それが「出世術 常識」と云い
疑いもなく敬意を払い「先生」と呼び おこずかいを払って・・
市民の自尊心を奪って 恩義背がましい詐欺師 国民を導く教育者ではないのにね
報酬が特権階級に集中した結果市場経済は全滅です 会社なら倒産です
金銭を受け取る方が奴隷労働するんです
嫌なら威信にかけて学を就けタダで働け!
シマ争いに夢中なだけの政治家は
勤勉で優秀な技術者を規制を盾に潰し
私腹を肥やし自滅させる方法しか考えてないん違うか?って
気付かされた作品です
福沢諭吉が「人の上に人をつくらず」と文明開化させた時代の話でしたね
494 :
無名草子さん:03/04/23 07:11
三千世界の烏を殺し〜。
ぬしと朝寝がしてみた〜い。
いいな〜。
歌詞の意味がわからなければ、落語の「駒長」を
聞くといいよ。
志ん朝のもちネタだよ。
MXで・・・。
495 :
無名草子さん:03/04/23 08:24
496 :
無名草子さん:03/04/24 01:39
>>488
一番エロいのは『国盗り物語』の斎藤道三だろう。
授業中に隠れて読んでたけど、そこだけみたらエロ本に近かった。
497 :
無名草子さん:03/04/24 15:19
そんなにエロかったっけ?<国盗り物語
読み返してみるか
ロリコン武将が出てきたな。
499 :
無名草子さん:03/04/24 21:20
エチー!
501 :
無名草子さん:03/04/25 21:33
坂上の雲はエロ場面がまるでないね。
ほとんど男しかでてこないし。
502 :
無名草子さん:03/04/26 00:14
↑そこがいいのよ。
漏れも含めてこの頃の先輩たちと比べると
何やっても軟弱なのがよくわかる。
503 :
ひこーき雲 ◆O.K2hnVRPI :03/04/26 18:44
「花神」も捨て難いし「燃えよ剣」には燃えた。
でもやっぱナンバーワンは「坂の上の雲」かな。
出来ることなら三十路過ぎてからでなくて、10代の多感な頃に出会い
たかったなあと少し後悔。
その後の生き方が絶対変わったと思う。そうさせるだけのパワーを与えて
くれる一作だと思う。
504 :
無名草子さん:03/04/26 20:58
頭痛してきた
宮城県をバカにするな!
506 :
無名草子さん:03/04/27 20:09
坂の上の雲、後に取っておいたほうがいいのか
先に読んだほうがいいのかどっちよ。
507 :
無名草子さん:03/04/27 22:12
>>506 俺は読み始めたぞ。ただ今2巻。
ドラマが始まるまでに読み終えておかんと……。
……いや、今から読み始めれば、
いくらなんでもドラマが始まるまでには読み終わるだろうけれど。
509 :
無名草子さん:03/04/28 07:17
『竜馬がゆく』をレポしていた香具師、
今はどうしているのかな。
いたら、またレポを禿げしくキボンヌ。
510 :
無名草子さん:03/04/28 21:36
いますよ。ここにw
家族が病気で読む時間が無いーーーーっ!
家族6人(子沢山じゃないよ念のため)が順番に風邪をひいてます・・・。
ちなみに司馬さん全集の中の
「世に凄む日々」を読んでいる途中というか、途中で中断してます。
「竜馬がゆく」を読めた日々は平和だった・・・。
512 :
無名草子さん:03/04/28 21:49
項羽と劉封
はじめて読んだ司馬作品。人物の描写が特によかった。
登場人物に血が通うというのはこういうことかと思った。
簡潔かつ独特のリズムがあるあの文体もいい。
>510がんがれ〜
∧∧_∧∧ 風邪に負けるな〜
(((・∀∀・∩∩)))
(((つつ 丿丿
((( ヽヽノノ
しし(((_)))
思いがけない言葉で涙が・・・アリガトウゴザイマス。
515 :
無名草子さん:03/04/29 08:50
>>510 しかし、おまいのおかげで
このスレも随分、平和になったよ。
『世に棲む日々』を読んだあと、おまいは
娘を塾にかよわせることであろう。
>>515 またしても涙が・・・。
このスレいい人ばっかりだ。勇気を出して「読めてません」と言って良かった。
このスレが長く続いてくれることを祈ります。
517 :
無名草子さん:03/04/30 00:58
S 司馬遼の
A あの作品もこの作品も
R りっぱに盗むぞ
S 彰一郎
SARSじゃないですよ〜。
鼻かぜです。のども痛いけど・・・。
あ、その風邪、漏れもかかったな。
のどがやけに痛いんだよ。
一週間くらい続いたかな。
ま、安静に汁。
ありがとうございます。これから眼科に行くので、
分厚い全集を持参します。
1時間は読めそうです。嬉しい〜。
帰ってきました。
久しぶりに侍の世界に浸れてし・あ・わ・せ(はぁと)。
馬鹿みたいな言い方ですけど本心です。
日本人で良かった〜。すっきりする〜。どりゃぁぁぁあっ!
・・・このまま一気に読みたいところです。
ageそこなったーっ!
今日は雨が降っているのに私の心は晴れているっ!
なんか知らんけど皆さんに感謝ーっ!
うりゃ。
竜馬がゆく読んでるんだけど、3巻買いに行ったらちょうどそこだけなかったから世に棲む日々
を買ってきました。俺もなんだか風邪ひいてだいぶ良くなったけど喉だけ痛い
525 :
無名草子さん:03/04/30 17:17
>518
藁った。
田口ランディ、別分野ではきみまろといい、人の褌で相撲を取る輩ってホント最低だな。
下がっているじゃんーー!
私がもう一作読む前にDAT行きになってたら泣くよっ。
527 :
無名草子さん:03/05/02 09:10
そかそか、おまいの為に
あげてあげるよ。
漏れもこのスレの影響で「龍馬〜」読んでる。
スレ保全ならageる必要ないよ。
529 :
無名草子さん:03/05/02 14:07
↑ガンガレ
ただ、この作品に関しては「龍馬」ではなく「竜馬」
なのでつ。
530 :
無名草子さん:03/05/02 14:24
アームストロング砲って作品、おもしろいですよね。
531 :
無名草子さん:03/05/02 20:04
非小説系では「アメリカ素描」があがってるけど、
他はなにかないかな。
532 :
無名草子さん:03/05/02 21:57
先日『この国のかたち』全巻を読破しました。
司馬作品はこれが始めて。高校の歴史の教科書がこんな内容だったら
面白かったのに、と思いました。
でも、このスレ見ている限り、私はちょっと邪道なスタートみたいですね。
次は『坂の上の雲』を読みたいです。
533 :
無名草子さん:03/05/02 21:58
始めて ×
初めて ○ 訂正です。すみません。
堀田善衛・宮崎駿との対談本の「時代の風音」。
街道をゆくシリーズでは「アイルランド紀行」が
好きだなあ。
535 :
無名草子さん:03/05/02 23:52
金達寿なんかとの対談、なんだっけ。あれよかったな。中公で4冊くらいでてた。
よかったというわりうにタイトル忘れてるけどさw
536 :
無名草子さん:03/05/03 01:24
>>531
タイトル忘れたけどベトナムについて
語っていたのがあった。鋭くておもしろかったと思う。
昔、高校の国語の教科書に「アメリカ素描」載ってたよ。
初めて司馬遼の文章読んだときだったから、すなおに
文明と文化の定義の仕方に感心した。
それ以来、「世に棲む日日」「竜馬がゆく」「花神」「菜の花の沖」
「燃えよ剣」「坂の上の雲」と幕末中心によんできたけど「坂の上の雲」
は文句無くbPだった。これよんで人生観変わったし、明治時代の日本の
イメージも変わったからなぁ。
537 :
動画直リン:03/05/03 01:25
538 :
無名草子さん:03/05/03 13:59
>>532 作家へのアプローチは色々な角度があると思うから、いいんじゃないでしょうか?
例えば、僕は『竜馬が行く』から入りましたけど、また違った意見が聞けると思います。
司馬さんが小説書き始めた経緯とか知ると、『この国のかたち』から始められるというのも、凄くアリなんじゃないかと思いますが。
539 :
無名草子さん:03/05/03 21:01
レポの香具師、家族と娘さんと
どっかいってて読んでないんだろうな・・・。
540 :
無名草子さん:03/05/03 21:28
『剣鬼』
ところが読んでいます〜。
近所の公園で「世に棲む日日」を少し。
次は「この国のかたち」を読みたくなってきました。
早く「世に棲む日々」をよまなくっちゃっ。
542 :
無名草子さん:03/05/04 08:06
読んでいたのか・・・。
この3連休は天気よくてなかなか乙な
読書方でつな。
『この国のかたち』は司馬ヲ読みこんで
からの方がよくないか?
今だと、小説の中の人が何をなした人か
わかんないでしょ。
ところでおまいをやさしく煽っている
漏れだけど、山口県の萩が故郷なんだよな。
今は東京にいるけど。
読了後、おいでませ山口へ。
なんてね。
543 :
無名草子さん:03/05/04 09:50
「燃えよ剣」ヨカタ
544 :
無名草子さん:03/05/04 09:55
空海の風景でしょう…。
545 :
無名草子さん:03/05/04 10:05
\ 毛 /
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>>535 「日本の渡来文化」、「日本の朝鮮文化」、
「古代日本と朝鮮」、「朝鮮と古代日本文化」ですな。
私は「日本の渡来文化」、「朝鮮と古代日本文化」を持ってます。
あと2冊は古本屋で探してます。
>>542さん、分かりました!
この国のかたち、沢山司馬さんを読んでからの楽しみに取っておきます。
山口いいですね〜。(行ったこと無いけど。)
私は東京生まれですが今は名古屋に住んでいます。
関が原や桶狭間に近い場所です。
先日は名古屋城に行っていました。
司馬さん読んでから歴史のある場所に愛情を感じるまでに成長しました。
立派な日本人になってきた〜
>>542 なんか、萩っていう地名(市名?)がなくなりそうなんだって?合併かなんかで。
549 :
無名草子さん:03/05/05 08:26
↑そりゃ、知らんかった。
でも可能性はあるかもね。
この市にある、大きな中学校2つがいつのまにか
名前がかわっていたし・・・。
550 :
無名草子さん:03/05/05 09:24
「新選組血風録」を読みました。
映画の『御法度』はこの作品の「前髪の惣三郎」の映画化なんですね。
やはり原作がいいですね。ラストも美しい。
余韻が違いますね、余韻が。
551 :
動画直リン:03/05/05 09:25
『はぎ』と『おぎ』は違う字であることに最近気づいたw
553 :
無名草子さん:03/05/05 19:10
↑誰におそわったの?
もしかして・・・
心あたりがあるもんで。
あなたは女性ですか?
554 :
無名草子さん:03/05/05 22:48
心あたり?
555 :
無名草子さん:03/05/05 23:01
俺は国取り物語かな。
ところで、何かのエッセイで「コンクリート打ちっぱなしの建物は下品」
なんてことを読んだ記憶があるんだけど、記念館って打ちっぱなしだよね?
誰かツッコんだりしてないのかなぁ。
556 :
無名草子さん:03/05/05 23:37
「燃えよ剣」、己の信じる道(いいか悪いかは別だが)を突き進む
男の物語に感動!
「項羽と劉邦」もいがった!こんな時代あったんだな〜
と想像するのが楽しい!(全てがホントではないにしても)
「世に棲む日日」はなかなか進まないのですが、読んでいて思ったことを一つ。
最近の子供は授業中でも結構うるさいようです。
「今日も○男と×男が怒られてた。怒られたら、すねて給食も食べなかったよ。」と
小2の娘が教えてくれました。
先生も大変だけど、親はもうちっと上手く育てられないものかと
なんとも言えない気分になった。
「世に棲む日日」を読んでいると塾に通わせたくなるのかなぁと
>>515読んで思ったけど、目の前の日本の子供達を見ていると
複雑な気分になります。
559 :
無名草子さん:03/05/08 00:05
>>555 なにっ
俺んち打ちっぱなしだYO
バブル期に流行ったんだよな・・・
560 :
無名草子さん:03/05/08 17:32
昔「世に棲む日日」を読んだときは、高杉晋作に感情移入したなあ。
ちゃんと萩にも行きましたよ。もう20年も前だけど。
のんびりした、いいところだった。1週間くらい滞在したっけなあ。
561 :
無名草子さん:03/05/08 21:12
↑その頃、私は厨房でグラウンドをかけずり廻って
おりやした。
まあ、竜馬がゆくの中で紹介されている信号機が
ひとつしかないというのは、かなり昔のことで
今はそういうことはありません。
しかし、20年前、山口市に出たときセブンイレブンを
見た時感動しました。
なかったんですよ。当時。
そんな所なんですがね・・・。
562 :
無名草子さん:03/05/08 22:58
「菜の花の沖」は拿捕されるところから読んでて火がついた。
今は「燃えよ剣」を読んでいる。
最期を知ってるだけに、伏見の敗戦から恐くて読めなくて停滞中。
通勤電車の中で伏見以降の章をランダムに読んでいる。
気づいたら何時の間にか局長はいないし 総司はディルになり損ねてる。
もーいいや、と思って五稜郭の最期を読んだ。
そこから宇都宮に戻って、甲府〜遠州で、地理めちゃくちゃ。
どこを読んだのかもよくわかんない・・・。少し後悔。
22歳の時か。
母の葬式で田舎に帰る車中で
むさぶるように坂の上の雲を読んで
現実逃避してたなぁ。
564 :
無名草子さん:03/05/10 01:12
「ダ・ヴィンチ」で歴史小説の特集やってた。
竜馬がゆくが1位は別にいいとしても、坂の上の雲が
翔ぶが如くよりランキングが低かったのに驚いた。
565 :
無名草子さん:03/05/10 02:36
燃えよ剣、高校の時通学電車で読んでたらぽろぽろ泣けてきてまいった。知らないおじさんがティッシュくれた。
>>565
いいおじさんだな(笑
俺も燃えよ剣は泣いた。
特にラスト付近戦場へ向かう歳三のところへ、
馬丁の忠助をはじめ旧新撰組の隊士達がやってくるあたり。
そのときの忠助のこのセリフで、もう泣けた、泣けた。
胡蝶の夢の司馬凌海の最期や斬殺の世良修蔵読んで
俺もこんなふうに一生人に愛されず一人で死んでいくのだと悟って泣けたよ
568 :
無名草子さん:03/05/11 19:30
569 :
無名草子さん:03/05/11 20:25
燃えよ剣は評価高いけど俺の中ではイマイチなんだよね
土方のイメージが自分のと違うってのもあるが。
同じ新撰組なら『新撰組血風録』の方が好き
570 :
無名草子さん:03/05/11 21:07
>>564 さんの書き込み見て、すぐ書店に走りましたが、ダヴィンチの特集、ちょっと期待はずれですた。
ところで司馬と池波正太郎と吉川英二と藤沢周平をあげて4大巨匠とかいって比較してましたね。
個人的には藤沢周平ってなんか嫌いなんですが、皆さんどうでしょうか。
といっても短編読んだだけなんですが、あの作者の顔が生理的に嫌いなのと、弱者の視点とかゆー後ろ向きなところが嫌です。
顔が嫌いといえば、宮城谷も嫌なタイプの顔だ。
歴史(時代)小説作家は超然とした顔をしててほしい。
司馬や池波タイプの顔の上司だとついていこうという気になるが、藤沢とか宮城谷はいじめたくなる上司顔だな。
吉川英二はまあ、いいかな。
>>570 藤沢周平は面白いぞ。初期のドロドロした奴とか(笑)。『隠し剣孤影抄』
『隠し剣秋風抄』のアクションシーンは俺の読んだ時代小説の中でベストだ。
というかその四人の共通項って「売れている」だけのような。司馬と吉川、
池波と藤沢ならともかく、司馬と藤沢ではさすがにジャンルが別だろう。
司馬と藤沢じゃ佐高の駄本ですな。
勝手に二人を対立させようとするヤツはうさんくさいっす。
573 :
無名草子さん:03/05/12 20:00
>>571 4人の共通項は「今すぐ本屋で手に入る」じゃないだろうか。
藤沢、日常のシーンは淡々としすぎていて、好きじゃないが、
刀を振り回すシーンはドキっとするくらいリアル。
「秘太刀馬の骨」は面白かった。
ま、今は俺、宇江左真理にメロメロだが...。
575 :
無名草子さん:03/05/12 23:40
>>574 中国語文字サポート入れんのいやだから、止めとくわ。。
576 :
無名草子さん:03/05/13 14:44
実はわしも図書館の分館に行ってしまっている「竜馬が行く」を、
取り寄せてもらおうとしているところであります。
本館にあるのは目の悪い人用の大きな字のやつで16巻もあるし、
どうも小学一年生の教科書を読んでるようになるので、今まで回避してました。
それしかないと思ってたので、いつ読めるやらと思ってましたが、
検索してみると、よそに出張してたことが判明。
丸谷才一のエッセイを読み終えて返してに行くとき、注文してきます。
しかし、2週間で2冊読めるかしらん。
今まででは「花神」がよかったかなあ。
これ読んでから、幕末モノにはまりました。現在も進行中
(道草もしてますが)。
577 :
無名草子さん:03/05/13 15:24
「六三四の剣」がよかったです。
578 :
bloom:03/05/13 15:25
579 :
無名草子さん:03/05/13 15:32
うひひひひひ、図書館に取り寄せてもらうように手配してきた。
しかし一週間かかるので、その間にまたエッセイなんかでお茶を濁しておく。
>>580 もうぜんぜん全くこのスレには関係ないんだけど、
丸谷才一のエッセイって面白いよね。
昔の本は、ほとんど絶版になってるのが哀しいっす。
>>581 他の話しちゃっていいのかな?(汗)しかもあげても??(大汗)
いま丸谷さんのエッセイ2冊目を借りてきたんよ。
「竜馬がゆく」が来るまでのつなぎに。
歴史的仮名遣いも勉強できていいし、私も好き。
でも図書館にもこのひとの本はあんまり置いてないんだよね。
ダヴィンチ立ち読みしてきたけど、見当違いのくだらない評価だったな。
もともと時代劇ブームってのがでっちあげくさくてバカバカしいからな。
たまたま時代劇映画が重なっただけだし。
バガボンドが当たったのは作者が井上であと格闘漫画ブームにのったからだし。
ブームと関係なしに10年以上前から時代小説読んでるっつーねん。
司馬遼太郎唯一の推理小説、本人曰く「嫌々書いた」という『豚と薔薇』
ってどんな話なのだろう。きっと全集には収録されないのだろうな。ああ、
激しく読みたい。
585 :
無名草子さん:03/05/16 06:42
586 :
無名草子さん:03/05/16 23:26
>>585 俺には、樋口一葉に見える。
もしかして、樋口一葉記念館の壁には.......。
587 :
無名草子さん:03/05/16 23:41
>>585 なわけねーじゃん
大体竜馬がわざわざ残ってる写真の通りの輪郭になって出てくるかよ
因みに俺は脱藩直前に丸亀で撮ったといわれる写真の方が好きだ
588 :
無名草子さん:03/05/17 10:24
あわれなひとだね
590 :
無名草子さん:03/05/17 19:41
きみが
>>584 >>司馬遼太郎唯一の推理小説、本人曰く「嫌々書いた」という『豚と薔薇』
いかにも嫌々書いたような題名にワラ
592 :
無名草子さん:03/05/18 19:48
いま「功名が辻」2巻目読んでます。
千代のイイ女振りに萌。
593 :
無名草子さん:03/05/18 20:17
燃えよ剣
594 :
無名草子さん:03/05/18 20:28
俺は播磨灘物語にしておこう。
黒田家勃興記だ。
595 :
無名草子さん:03/05/20 02:37
「燃えよ剣」「花神」を読み終えて今は「世に棲む日日」読んでます。
次は竜馬かなー
596 :
無名草子さん:03/05/20 03:27
「竜馬がゆく」最高です
もっぱら大学の授業中に読んでる
597 :
無名草子さん:03/05/20 07:27
『世な棲む日々』の香具師、生きているか〜。
おまい、読んでいないだろ。
気にいらなかったか???
『花神』までは、進化しないかもしれんね。
598 :
無名草子さん:03/05/21 00:39
>>15 超遅レスだが、お前はバカか?
坂の上の雲は、子規が死んでからが本題のようなものだろう?
599 :
無名草子さん:03/05/21 01:09
「坂の上の雲」の愛媛県松山市民ですが、松山市は市長がこの作品の大ファンなのか、「坂の上の街作り」なるものを推進中。
大河ドラマ放映に間に合うように町を整備するそうです。ファンの人は遊びにきてねー。
ちなみに私は秋山兄弟と同じ小学校だったのですが、坂の上の雲を読んで後、私の出身高校の校長を晩年の好古がつとめていた事を初めて知りました。
今の松山北高です。
600 :
無名草子さん:03/05/21 05:34
>>598 バカはどっちなんだか
だから
>>15は本題に入るまでがいいといってるんじゃないの?
作品の面白い部分=本題
っておもいこみがすさまじすぎるよ。
601 :
無名草子さん:03/05/21 10:11
602 :
無名草子さん:03/05/21 12:05
>>594 播磨灘物語は地元なので楽しめました。
地名で場所が想定できるのはまた面白いもんですね。
うちの図書館は秀吉が攻めた三木城の跡地に建ってるのですが、今日取り寄せ
してもらった「竜馬がゆく」が来るので、お昼から取りに行きます。
近くのお寺には別所公廟もあり、馬にのった別所公の石像もあります。
別所公祭りなんてのもあるんだから。(しょぼいけど)
地元ネタは萌えるよね。
「城塞」読んでるとき、うちの近所を徳川方が攻め上るんだが、
足音とか聞こえそうで、わくわくしたなあ。
司馬は短編が秀逸。
峠の前身の英雄児(だったっけ?)
無論、峠も素晴しい作品だが、英雄児ほど文章を
削ぎ落しても、司馬の旨みは損なわれていない気がする。
605 :
SARS 台湾人医師の訪問先を公表!!:03/05/21 15:23
606 :
bloom:03/05/21 15:24
607 :
無名草子さん:03/05/21 15:54
短編なら「伊達の黒船」が面白い。卑屈な主人公と超然とした村田蔵六の対比がよい。
長編なら「韃靼疾風録」が気になる。面白いけど司馬遼っぽくない。アビアは後半になっても
十代のような錯覚に陥る。読後、宮崎市定の「雍正帝」を読み返したくなった。
しかし、「この国のかたち」の続きが読みたかった(海軍の次は陸軍か?)
韃靼疾風録はシバリョーのロリコン趣味が発揮された素晴らしい作品ですよ
609 :
無名草子さん:03/05/22 00:29
受験で日本史をやってるんですが文学を楽しみながら勉強をしたいと思うので、何か日本史の流れのようなのが書かれてる作品はありますか?
それは無理でしょ
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
612 :
無名草子さん:03/05/22 03:08
こりゃひどい。
足切り防止age
>>609 安部龍太郎氏の「血の日本史」
新潮文庫
・・・司馬遼太郎ではないけれど・・・
満足度はその人次第
>>603 我が家の近所も
太閤記ではお馴染みの土地なので萌えるのですが
なかなか周りの共感を得られない・・・
615 :
無名草子さん:03/05/23 10:19
>>614 興味ないひとには、あっそう、で終わることだもんねえ。
うちの近所のひとも、まったく興味なさそうだ。
わしは引っ越してきたから、余計楽しいのかもしれんのだが。
さて、予約してあった「竜馬がゆく」。
水曜に入るといったがその日は行けず、昨日行ってみたら、館内整理のために8日間休む、と。
あああ〜、今から一週間悶々して暮らすのかああああ。
事前にもっと目立つように書くとかして、教えてくれよおおおお。
古本屋でなにかかってくるべきか。
活字中毒解消になにをすりゃええんだ…。
そーだねえ、
待ってる間、気分を変えて、
池波正太郎の「剣客商売」シリーズでも読んでみる、
つーのは、どうよ?
古本屋にイパーイあると思うし。
>>616 池波正太郎は読んだことないなあ。
子母澤寛は 読んだんだけど。
「剣客商売」シリーズ、お勧めだすか?
そんなら明日にでも行てみる。
ありがとうね。
>>613 安部龍太郎ってどうなんだろ・・・血の日本史は読んでないけど、
隆慶一郎が最期に会いたがった人とかいうから期待してたんだが
「神々に告ぐ」「関ヶ原連判状」上読んだところで見切りつけた
はっきりいって糞だと思いマスタ
読めない〜!
図書館で借りてきたのでは読めませんっ!
期限が来たので途中だったけど返したら即効で誰かが・・・。
レポしたいのに読んで無いからできない(泣
仕方が無いから買おうか迷っています。
司馬さん買い始めると切りが無さそうだし。
でも読みたいっ!『世に棲む日々』買うしか無いですね・・・。
読まないとここにも参加しづらいし。(泣
620 :
無名草子さん:03/05/24 00:06
司馬さんいいっすねぇ。
抑えた書き方がいい。
621 :
無名草子さん:03/05/24 00:35
>>619ヴァカかてめえ。
一時、おまいのレスでこのスレがナリタっていたんじゃん。
買え。
先月だかに、新装版がでただろ。
622 :
無名草子さん:03/05/24 02:24
村田蔵六さんの長編のお話が良いと思います。サラリー
マン必読でしょう。あとがきにもありますが、
ちゃんとした仕事をする人というのは、ああいう人生かも
しれません。
西郷さんなんかは英雄とはかけ離れた、賊のような評価
をする彼にはかなり笑えます。しかし、技術屋さんは
そんなような気がします。人物(手柄)主義で他人を表に
出して常に影の黒幕にいる人間なんか何をするか判らない
ということです。
坂の上は確かに人生観が変わります。
良い本です。視点が登場人物に対して読者が親しみを
持てるようにかかれています。又、日本人とはなんだった
というか、どのような事をしてきたかを、群像劇として
描いています。この二編は大好きです。
司馬遼太郎異色作best5
5 上方武士道
大阪の若旦那の珍道中もの…だったような気がする。何分もう忘却の
彼方だ。本も手元にないし。結構面白かったのだが。
4 風の武士
伝奇もの。滅茶苦茶面白い。山田風太郎とも遜色ない。この方向に行って
くれていればなあ…。国民作家(w にはなれなかっただろうが。
3 ひとびとの跫音
現代?もの。共産党関係の本を読んでいて「西沢隆二」の名を見つけて
喜んでしまうのは俺だけではないはずだ。私小説的でしみじみ良い。
2 豚と薔薇
未読。つーか本当にあるのか?古本マニアがネタとして作った架空本
じゃねえのかと思う今日この頃。
1 サラリーマン人生訓(?ごめん、題名に自信ない。)
未読。本名の福田定一名義で書いたとか。これも架空本じゃねえのか。
見つからねえよ!
1、2に関しては読んだという猛者の感想きぼん。
624 :
無名草子さん:03/05/24 07:51
日本海海戦記念日あげ
625 :
無名草子さん:03/05/24 08:51
ロジェストウェンスキー
626 :
無名草子さん:03/05/24 11:00
「燃えよ剣」
しか読んでないんだけど、これ以外
でおもしろいのあるの?
>>626 燃えよ剣読んだなら、次は新撰組血風録嫁
司馬さんの描く主人公は無愛想で「なにいいやがる」って心中つぶやく人が多いね。
629 :
無名草子さん:03/05/24 11:18
・・・とは言わない。
↑いい加減飽きる手法
>>619 まあまあ、マターリいきなはれ。
古本屋にもイパーイあるし、
旦那巻き込んで、旦那に買わす、という手もあるがな。
司馬の本は、絶版になることもないし、
まあ、ぼちぼち読みなはれ。
632 :
無名草子さん:03/05/24 19:02
司馬遼太郎さんの作品を読みたいのですが、何を読めばいいでしょうか?
ちなみに時代小説は全くといっていいほど読んだことがありません。
633 :
無名草子さん:03/05/24 21:45
新史太閤記とか国盗り物語とかが読みやすい ?
短編集で新潮文庫の「人斬り以蔵」とか
豊臣家の人々
新潮社と講談社から発刊されている短編集(これで大半が揃うはず)
これらを拾い読みしてみるとか、かな
>>632
>>621 >ヴァカかてめえ。
と言いつつ、新装版が先月に出たと教えてくれる。親切だ・・・。
早速買ってきます。
せっかく教えてくれたのだから買ってきますです。
あ、でも古本屋さんにもあるのを忘れていました。
>>630さんサンクス!
私は竜馬が行くしか読んでいないから、今の所これが司馬さんのベスト1だけど
元はと言えばこのスレがきっかけで読んだ竜馬。
他にもいっぱいよい作品があるようですから
じっくり腰を据えて読みたいと思います。
637 :
無名草子さん:03/05/25 08:37
「うりゃ」のハンドルほどは勢いがなくなったようだな。
楽しみにしているぞ。レポ。
638 :
無名草子さん:03/05/25 15:40
司馬先生大好きです。
だけど、「・・・ほど〜〜なものは今までなかった。」
っていう表現が多すぎるのがきになります。
司馬は自分が知っていることが即ち歴史の全てだと思い込んでいるからね
640 :
無名草子さん:03/05/25 16:22
それは違う。
全くの出鱈目をあれほど真に迫って書ける人はなかなかいない。
だから性懲りもなく日本史板でスレが立って
板違いと煽られるんだな
642 :
無名草子さん:03/05/26 21:59
司馬さんって出鱈目書いてるの?
丹念に史料を読んで、歴史に忠実に書いてるとばかり思ってたけど。
643 :
無名草子さん:03/05/26 22:01
>642
ほら、こうやって騙されるのがいるから
日本史板で評判悪いんだ
645 :
無名草子さん:03/05/26 22:57
>>644 司馬先生は歴史に忠実に書いていると思います。
どこが出鱈目なのか指摘してみろ。このkitty guyめ!
646 :
無名草子さん:03/05/26 23:36
ま、この人のことを否定する人物ってのが、元々、人格がおかしいのでは・・・。
ああだこうだいうんだったら、てめいら堂々と何か書くなりなんなり表現してみろや。
できないだろうな・・・。
647 :
無名草子さん:03/05/27 00:20
司馬ほど、史料を大量に集めて読み込んでる人間は
学者にもいないよ。司馬を批判してる奴は、才能の無い
学者や文系学生ばっかり。
648 :
無名草子さん:03/05/27 00:24
あくまで小説なのに、内容の史実云々が問われるということは、それだけ作家が巨大な存在になりすぎたからなんだと思う。
しかし、燃えよ剣や竜馬などは30代後半にして書き始めてるんだね。
とんでもない力量だと素直に思うよ。
649 :
無名草子さん:03/05/27 07:23
旧海軍記念日あげ。
竜馬像序幕式日あげ。
所持している「日本史人物辞典」って本の昭和の文豪の項に吉川英治が載ってた。
そのうち司馬さんも載るのかなあ。
30台後半にこんな作品を書けるなんて素晴らしいじゃありませんか。
才能のない私には羨ましい限りです。
せめてその恩恵に預かろうと、やっと司馬さんの本を購入致しました。
しかし、本屋さんにも!『世に棲む日々』は一冊もないのはなんで?(泣
私がせっかく司馬さんに目覚めたというのに・・・。
というわけで、ここでも評判が高い『燃えよ剣』を買っちゃいました〜。
今は仕事中なんで、夜に読もうと思います。
購入報告age
652 :
無名草子さん:03/05/27 13:35
司馬作品って物に例えると何?
653 :
無名草子さん:03/05/27 14:57
655 :
無名草子さん:03/05/27 21:26
小説という枠をはみ出しているところがいいね。
司馬は純粋に「小説」として面白いからね。
これについて「実際の史実では・・・」と重箱の隅をつつく奴は
野暮だし、逆に司馬の小説と現実の歴史を混同させる奴は馬鹿だ。
俺もいろいろ読んだけど、ベストと言うと矢張り
「猿蟹の賦」かな。
657 :
無名草子さん:03/05/27 22:26
未だに「飛ぶが如く」は読んでません。
「燃えよ剣」も読んでないし、「世に棲む日々」も読んでない。
「坂の上の雲」は集大成過ぎるため他が読めない。というか、
小説という手法に司馬さんが疑問を持ってしまったような感じがする。
>>656 初期作品はともかく、後期のものは「小説」の楽しさとは別物のような
気がする。もちろん学問としての「歴史」でもない。強いて言えば「史談」か。
>司馬の小説と現実の歴史を混同させる奴は馬鹿だ。
貴方は他の作家と混同しておりますがな。笑ったけど。ネタだよね?
司馬は「講談」だろーがよ
660 :
無名草子さん:03/05/27 23:40
661 :
無名草子さん:03/05/28 01:20
ヘンナカタチダネ
662 :
動画直リン:03/05/28 01:25
安岡章太郎(だったと思う)が、
司馬は、小説を全部エッセーに
しちゃったからなーとか言ってた。
664 :
無名草子さん:03/05/28 07:08
>>658 「史談」か。そうだね。俺もそんな印象持ったな。
歴史を、あるときは「中」から、あるときは「上」から、視点が自由に移動するのが面白い。
665 :
無名草子さん:03/05/28 11:26
>>644 偉そうなこといってるけど、「空海の風景」から「坂の上の雲」まで
全時代通して史実とどこが違うのか、あんた指摘できるのか?
こういうこという奴の方が、実はよくわかってなかったりする。
666 :
無名草子さん:03/05/28 11:42
以上余話ながら煽りとして。
667 :
無名草子さん:03/05/28 13:22
司馬の小説は史実ではないと目くじらをたてる必要もない。当たり前だから。小説だし。
が、司馬の小説は全て史実だと思ってるアホがいるから仕方ないけど。
小説だけ読んで史実だと思ってる奴はなんでそう思うのかね?
「小説」なのに。
669 :
無名草子さん:03/05/28 14:35
つーか、
史実=事実
と思いこんでる香具師の方が
アホだと思うが(w
もともと小説に定義なんかない、作家が書いたものを世間が認める
かどうかだけだと思うが。
671 :
無名草子さん:03/05/28 15:53
672 :
無名草子さん:03/05/28 16:01
燃えよ剣しか読んだことのない司馬初心者だが、
予備校時代に日本史の先生が
「幕末にかけては『竜馬がゆく』だけ読んでおけば問題ない」
って言ってた程だから、
司馬の小説って史実に忠実なんだと思っていたよ。
673 :
無名草子さん:03/05/28 16:01
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
>>672
忠実っていうか、まあ幕末の出来事が大体わかるよって意味かと。
676 :
無名草子さん:03/05/28 17:06
太平洋戦争を描いた
司馬の小説を読みたかったなあ。
677 :
無名草子さん:03/05/28 17:30
教養としての歴史知識くらいなら良かろうが、
司馬の受け売りで知識をひけらかしてると、そのうち恥をかくことになる
燃えよ剣、読み始めage
あーこれでまたネットしている時間が減っていく〜。
しかし、面白いですね、司馬さんの本。
実は今日、我慢できなくて「アメリカ素描」買いました。
歴史に疎い私には面白くって堪らないです。
勉強じゃなくて趣味で読めるなんて大人の贅沢ってやつですね。
>678は童貞。
歴史本ではなく、あくまで小説として読んでいます。
(ここ読んでてそれはわかりました。)
だけど、しっかり生きようという勉強にはなるような気がします。
使い捨てみたいな本を読むよりよっぽどイイ!
では、今から続きを読みますのでまた後ほど。
683 :
無名草子さん:03/05/28 23:30
司馬作品を注意深く読むと、史料に基づいて書いてる事実の部分と、
司馬さんの想像、推測、洞察の部分と、きちんと区別して書いてると思う。
そういう司馬さんが自由に想像している部分をあげつらって、
歴史を捻じ曲げているとか、歴史への冒涜とか言うのは、的外れだと思う。
小説ということが気になるなら、街道をゆくシリーズや講演集やエ
ッセイの類も読めばいいと思うけど。司馬さんほど文明、歴史感覚
のある人もまれだと思う。よくこんな島国からあんな人間が出てき
たものだ。
685 :
無名草子さん:03/05/28 23:58
史料としての価値の薄い逸話集とか軍記物に基づいてもそれは史実とはいえん罠
まあそれも確信犯らしいけど
686 :
無名草子さん:03/05/29 00:07
坂本龍馬は剣の達人だったというのも嘘
実は薙刀が少し出来たくらい
687 :
無名草子さん:03/05/29 01:25
海音寺潮五郎が司馬との対談でこんな主旨のこといってる
「史書や逸話などが食い違う場合、史実と思われるものより面白いと思われる方を選ぶ」
これが歴史小説だ、と。これしかないでしょ。
688 :
無名草子さん:03/05/29 01:28
敗因を国力の差に帰結させたがるのはわかるが、結局アメリカは致命的ミスを犯さず、
日本はそれを犯し続けた。
やっぱ米軍には致命的なミス(大損害に繋がるような戦術・戦略的ミス)はなかったと考えてよいね
ごめん間違えた
まぁ、マターリと行きましょうよ。
どれが本当で、どれが嘘かなんてどうでも良いじゃありませんか。
つか、そんなに本当かどうかが気になるなら
その気になる部分について沢山本を読んだり、情報を収集したりすれば
はっきりしてくることでしょうに。
私は面白い方を選びますよ。
>>687 だからここに来ている。
命を掛けてまではっきりさせなくてはいけないことなど
そんなに無いと思うよ。
うちの子供達にもそう教育している。
それが何かってことは個人的なものなんでしょうから、
そこまでは口出ししませんがね。
693 :
無名草子さん:03/05/29 01:43
要するに研究者並に史料を駆使した上で、創作を混ぜるから
研究者(&もどき)は「嘘吐きだ!」って怒るんじゃない?
「研究史料を活用するからには厳正な学問的手続きをふまえなければならない」
って考えてる気がする。研究書じゃないんだかムキにならなくてもいいのでは。
創作を真に受ける奴がいたら、史学との違いを説明すればいいわけだし。
司馬さん初心者の私が言ったら偉そうなんだけど
同じ時代のできごとを、角度を替えていろいろな小説で表しているわけでしょう?
それを私は「成る程そうか〜面白いなぁ」と言って読む。
それをどうにかしようっていうなら話は別ですか、
別になんでもないんでしょ?
ここは司馬さんのどれが最高かってスレなわけだし。
だから結局は
小説として素直に読め
ということになる
>>693そうそう。その通り。
頭堅くっちゃ嫌われるよん。
って、初心者の分際でここであれこれ言っている場合ではなかった。
あしたすっきりした頭で「燃えよ剣」を読めるように
もう寝ます。
オヤスミ
697 :
無名草子さん:03/05/29 02:01
マターリといってる誰かさんが一番挑発的だな
698 :
無名草子さん:03/05/29 07:09
事実かどうか怪しい逸話を採り上げる場合、「こんな逸話が残っている」というような書き方してない?
いや〜スミマセン。
ちょっと言い過ぎでした。
でも余りにもしつこいから心に引っかかって。
そのしつこさはどこから来るのかなぁと考えてたら
むかむかむか〜。
なぜ司馬ばかりが史実との関連性についていろいろ言われるのかね。
史料をふんだんに使う作家なら、例えば津本陽などは史料をそのまま
引用したりしている。ある意味司馬以上である。
しかし津本陽の小説は史実だ!などという馬鹿はいない
ようするに司馬しか読まないような司馬信者が原因
701 :
無名草子さん:03/05/29 10:01
>>699 それよりおまい、『世に棲む日々』はどうしたんだよ〜。
レポ楽しみにしてたのに。
苛めるぞ・・・。
703 :
無名草子さん:03/05/29 10:30
読解力の無い漏れにとっては、史実も創作の部分も
全てもっともらしく書いてあるようにしか思えないから、
どれが創作でどれが史実か区別つかねーよ。
まぁ、それが司馬の凄いところの一つであるんだろうが、
せめて、どこどこが創作で、どこが史実か書いた本が欲しいなぁ。
そんな本無い?
>>703 だから小説から史実を読み取ろうとするから混乱する
あくまでも娯楽として受け流すべし
史実が知りたきゃ学術書とか読むべし
705 :
無名草子さん:03/05/29 11:05
>>704 でもさ、学術書とか無味乾燥で読んでて面白くないのが多いじゃん。
その点、司馬の小説は文句の付け所が無いし、実際司馬自身も
膨大な資料を読んで、史実に忠実な箇所も多いんだろ?
どこが史実で、どこが創作なのかが分かるだけでも学術書としても
流用が効くし、小説という枠に無理矢理押し込めてしまう必要も無いと思う。
こうやって可能性を広げれば、書いた司馬本人も
浮かばれるんじゃねーの?
>>705 まあ学術書と言わず歴史群像とかでもいいが
つうかそんな面倒なことするくらいなら学術書読む方が楽だろw
司馬さん本人はその件について何か喋っているのですか?
なーんて質問しておいて、消えます。
時間が無いから夜また来ます。
708 :
無名草子さん:03/05/29 12:13
>>698 むしろ実在しもしない文献の名前をわざわざ書いて「●●によると」なんてことまでやってる。このあたりいい
感じだよ。
小説家なんだからもう作中はうそもまこともやりたい放題ですわね。
司馬の小説が史実のみで構成された小説だというなら、山川あたりが高校の日本史教科書に司馬を執筆者で
起用したかもねw
709 :
無名草子さん:03/05/29 12:25
>>706 うーん、まぁ漏れにとっての問題は、楽しみながら読めるかどうかだからなw
確かに漏れのやり方だと、司馬の小説→その検証本で二度手間にはなるけど、
司馬の小説自体面白いから、学術書と違って全然苦にもならないんだよね。
それに司馬の小説と歴史への理解も深まるから、一石二鳥だと思う。
まぁ、漏れの考え方が分からなければスルーしといてくれればいいよw
>>707 いや、知らない。司馬の著作を全て読んだわけじゃないし。
ただ、あれだけたくさんの資料を読んで書き上げた作品を、
単なる小説の枠に押し込めてしまうのは可哀想かなって思うだけだよ。
史書→司馬の小説だと
小説を途中で放り投げたくなりました。
>708
「××だったと古文書には記録されている」とか、よくあるよね。
そんな古文書、どこにもねーっての。
具体例を書いてくれ
なにが可哀想だ。
小説なんだから小説として楽しめばいいだろ。
そんなこと言ってるから710のような日本史板出張組が湧いてでてくるんだよ。
713 :
無名草子さん:03/05/29 21:01
>>709 そこまで司馬おもしろいか?
他の作家の本も読めよ
714 :
無名草子さん:03/05/29 21:05
「単なる小説」でないものが世の中に存在してると思ってる時点で
>>709の負け
715 :
無名草子さん:03/05/29 21:05
>>712 横から口出しするのもアレだが、そりゃ何の説明にもなってないってw
>>714 釣りだと思うが、本気でそう思っているなら相当ヤバイなお前。
717 :
無名草子さん:03/05/29 21:28
716のがヤバイ
718 :
無名草子さん:03/05/29 21:29
どうあがいたって単なる小説だろw
大説とでも命名するか?
勝ち負けの問題でもねーだろ。楽しみ方なんて人それぞれなんだし。
読後に得た物を人生訓と受け取ろうが、単なる娯楽と受け取ろうが、
教養として受け取ろうが、そいつの自由だろ。
まぁ、司馬に関しては上で誰かが言ってるが、予備校の先生も薦めている程だから
史実と創作の部分の区別がはっきりつけば、確かに学術的な意味での効果も期待できるかもしれないな。
720 :
無名草子さん:03/05/29 21:35
気の狂った書きこみ、つづく
721 :
無名草子さん:03/05/29 21:38
714は単なる小説の枠を超えた書物に出会ったことが無いだけだろ。
>>719 前半三行は、まあいい。
後半三行 ハア?
723 :
無名草子さん:03/05/29 21:40
おまえらターミネーター見ろ
724 :
無名草子さん:03/05/29 21:45
司馬遼から歴史に興味を持つのは悪いことではない。
そのうち司馬がなぜ叩かれるのかも理解するであろう。
725 :
無名草子さん:03/05/29 21:48
確かに史実と小説は別物だけど、歴史小説においては史実と全然違うことを書くのは、
許されないと思う。
726 :
無名草子さん:03/05/29 21:50
727 :
無名草子さん:03/05/29 21:52
司馬は史料を読んで、そこから自分の思ったこと、考えたことを書いている。
>>726 いや、俺は勉強不足なんで分からない。
ただ一般論を言っただけで、司馬さんがそうだとは思ってない。
むしろ司馬さんはそうでないだろうと思ってるよ。
729 :
無名草子さん:03/05/29 22:01
全体的にどの程度創作が含まれてるのか知らんが、かなりの部分で史実に忠実なんだろ?
731 :
無名草子さん:03/05/29 22:08
実際、小説本来の面白さも加わって頭にスイスイ入ってくるし、
かなりの部分で史実に忠実なら、そっから創作の部分を除けば
歴史の勉強にもなるんでねーの?
それを実行するかしないかも本人の自由だろ?どこが悪いの?
>>731 どうやって創作部分を除くんだよw
創作部分がわかるくらいの知識があるなら司馬の小説から歴史を学ぶ必要もないだろ
733 :
無名草子さん:03/05/29 22:15
っていうか司馬から「歴史の勉強」をしようという根性が卑しいな
734 :
無名草子さん:03/05/29 22:15
>>732 読後に709の言うような検証本(?)なり何なり読めばいいんでない?
普通の歴史小説ならともかく、司馬くらいデカイ作家になれば、
関連本もいっぱいでてんじゃないの?よー知らんけどw
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/| / / /ヽ /〔 祭 〕〕つ
| | ̄| | |ヽ/l `/二二ヽ
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| |/ ゚/ ̄ ̄_ヽ ⊂〔〔 祭 〕
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|/ (__) (_ノ ヽ ヽ
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>>734 んなもん出てねーだろ
ていうか「この小説はどこが史実でどこが虚構か?」なんて検証する馬鹿はおらんw
737 :
無名草子さん:03/05/29 22:29
そのうち「信長の野望」のどこまでが史実か、とか言い出す奴が出そうだ
>>736 本当に?こないだ本屋行ったら
「司馬遼太郎コーナー」とかあって、「司馬小説の読み方」とか、
そういう類の本たくさんおいてあったけどなー。
それにそこまでダイレクトな批判本じゃなくてもいいし。
時代背景や写真中心の本なんかでも、「実際はどうだった」とか、
色々書かれてると思うんだけど。
739 :
無名草子さん:03/05/29 22:33
>>736 ま、仮にここの日本史板出張組(?)の言うように
大部分が創作だったとしても、読後にその時代に関する
学術本なんかが格段に読みやすくなると思うんだよ。
小説により、興味を引き出されたからだと思うんだけど、
それだけでも十分価値があると思うんだけど。
>>738 シラネーヨ
そんなもんが出てるんならそれ読んで教科書代わりに読めば?w
>>739 そういう読み方はいいと思うよ。
俺もそうだったし。
742 :
無名草子さん:03/05/29 22:39
ここで言われている「創作」ってどういう意味で使ってるの?
司馬がさまざまな史料を読んでいくうちに芽生えてくるイメージや思いを「創作」というなら、
そういう「創作」の部分は司馬作品の場合かなり多いだろうな。
しかし、まったく根拠のないでっちあげのことを「創作」というなら、
司馬はそういうことはしない人のように思えるんだが。
それは歴史に対する冒涜だよ。
・・・ここの人って本当に司馬さんが好きなんですね。
私も一生懸命読もうっと。
744 :
無名草子さん:03/05/29 23:19
>>742 「十一番目の志士」は主人公自体が創作。
司馬作品を全てを事実だと思ってる奴は知らないだけだろ。
それを鬼の首でも取ったかのように騒ぎ立てるような研究者はイタすぎる。
司馬の小説と史実の関係は
猿蟹の賦とさるかに合戦の関係に等しいです。
例えおおまかなストーリーが同じでも、
猿蟹の賦でさるかに合戦の真実を判ったつもりになって
熱く語ったりすると引かれまくります。
746 :
無名草子さん:03/05/30 01:37
「小説」なんだから「何を書いてもよい」に決まっておろうが。
頭に「歴史」がつこうがつくまいがそれは同じだ。
>746
だからよ、それを「小説だ」と思わない読み手が問題なんだって。
でも池宮みたいに平家物語という「物語」を「史書」なんて書くプロもいるくらいだから
素人な読者が勘違いしても無理ないかw
平家物語も史実に基づいてる部分と虚構と入り混じってるからな。
749 :
無名草子さん:03/05/30 07:22
>>744 そうなのか。俺が読んだのは、
「胡蝶の夢」「空海の風景」「坂の上の雲」「菜の花の沖」「翔ぶが如く」くらいだが、
出てくる人はみんな歴史上の人物だと思ってた。
この中に想像上の人物っているの?
751 :
無名草子さん:03/05/30 07:28
個人的な意見だが、俺はやっぱり歴史小説の中に、
想像上の人物や根拠のない虚構を入れてほしくないな。
それじゃ時代小説になっちゃうもんな。
752 :
無名草子さん:03/05/30 07:36
このスレ読んでて、司馬の小説に対する態度をタイプに分けてみた。
@全て史実だと思ってる者
A虚構が入ってると思ってる者
(1)虚構が入ってても小説なんだからよしとする者
(2)根拠のない想像を入れるべきではないとする者
753 :
無名草子さん:03/05/30 08:05
.∧
_.,||,,,,..
.:;;..::;; ;; ;;;ヽ,,,
(/ (┃∪*。ー)
┃ ∨∨
┃
∧_∧ ┃/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・) < あーキモいキモい、
( <y> つ | 糞同人虫猫はとってもキモい!
// :ヽ| ┃\______________
(__)_)
だいだい、「小説」作品が完全な「史実」にもとづく事柄によってのみ
成り立っていたところで、「何を書き何を除くか」という時点で作者の
恣意が入ってしまうのは明白。
橙?
だいたい、だ。
まあスレタイ通りに話をすれば、俺は「歳月」が一番好き。
一番司馬の切れ味が出てる気がするし
タラタラタラタラ西郷について書いてる「翔ぶが如く」より
よっぽど西郷という人物が見える。
江藤の凄みと空気読めてない性格も個人的にツボだった。
逆に何故かダメなのが燃えよ剣や新選組血風録。
理由は分からんが司馬の書く新選組には違和感を感じてしまう。
>>749 「翔ぶが如く」の幕臣の娘の千恵なんかは創作。
まあ最後には作者にも忘れられてたが。
757 :
無名草子さん:03/05/30 13:35
丸腰の歳三と日本刀持った漱石どっちが強い?
>>751 そうは思わないな。俺は山田風太郎や隆慶一郎の小説も立派な歴史小説
だと思う。例え荒唐無稽でも作者なりの歴史観が読み取れるからだ。
逆に山岡荘八みたいな史実には一応忠実だけど、人生訓話的な英雄伝。
ああいうのは本来の歴史小説とは違うんじゃないのかな。所詮これも個人的な
意見だが。
スレ違いスマソ。
>>751
759 :
無名草子さん:03/05/30 20:32
小説ではなく面白い物語、と司馬作品が呼ばれるのは
人物に奥行きがないからだろう。
760 :
無名草子さん:03/05/30 21:08
どこで言ってた、そんなこと?>759
761 :
無名草子さん:03/05/30 22:10
「歴史に登場していない人物を創作する」のと
「史実をねじ曲げる」のでは意味合いが違うと思う。
史実を「明らかに」ねじ曲げている具体例を出してくれないと
司馬ファンとしては納得いかないなあ。
762 :
無名草子さん:03/05/30 22:29
講談や義太夫の語りや節を歴史の事実かどうか気にするものもいないだろうが。
それが、適度の資料を用いて文章になって流通してるだけで、
どこかにあったが、「事実がどうか」じゃなく
「おもろいかどうか」なんだよ。
ええ話を聞いたな、と思ってりゃあいいものを
それが事実がどうかだの、何で気にしなあかんのよ。
誰も司馬を歴史学者だとは思ってないし、その必要もないでしょ。
小説家に何期待してんねんよ。
アカデミズムの中で、歴史学やってる連中は、
「歴史学研究」だとか「史学雑誌」だとかできちんとまじめに仕事したらええやんか。
別のもんやろ。あほくさ。
763 :
無名草子さん:03/05/30 22:30
読者が史実だと思おうがかまわんじゃない?
八犬伝読んで、史実だと思うか?
源氏物語読んで史実だと思うか?
現実におった人間を題材にとりあげたところで、
小説は狂言綺語なんだよ。
その程度に考えておいていいんだよ。
だが、その狂言綺語こそが、小説家にとっては命だし、たまらんのだろうけど。
歴史家は歴史家でまじめに仕事してくれ。
読むやつは読むよ。
764 :
無名草子さん:03/05/30 22:31
いつの時代でも、大衆は歴史観なぞ持たないよ。
目の前の現実にあたふたと対応するだけ。
何がとくかどうかめざとくね。
歴史人物のエピソードはどの時代でも、
大衆の好物だった。
司馬読んでるからって、別に歴史がわかってるわけじゃない。
大衆としては正しいあり方だがね。
765 :
無名草子さん:03/05/30 22:31
サラリーマンや武田鉄也がいかに司馬好きだろうと、歴史好きじゃない。
大衆への語り部として司馬が好きなんだ。
テレビで「司馬さんは日本の行く末を心配しておられた・・・・」みたいな番組があると、
まあ、よくやるわなあ、と思う。
林真理子だって、村上龍だって、吉本バナナだって、一応心配してんだけどね。
司馬は、大衆の歴史理解の、象徴として機能してるから、使いやすいんだろうね。
ええやん、ないより、ましよ。
766 :
無名草子さん:03/05/30 22:33
司馬ほどの才能もなく、文才もなく、細々と、重箱の隅つついたような駄文をものし、
大学で、学生相手に、誰かの著作からくすねてきた話をしてる、
凡百の大学教員よりは、よほど、まともだぜ。
しかも、私語ばかりの学生無視して、一人でお経をつぶやいてるような
歴史教師は、司馬の語りの面白さを少しは見習えよ。
>>761 383 名前:日本@名無史さん[] 投稿日:03/05/15 20:39
「竜馬が逝く」は完全な妄想小説
384 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:03/05/15 20:41
『峠』では何故か津城に天守の記述あり。
385 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:03/05/15 20:42
「燃えよ剣」で斎藤一が函館まで行っている。
386 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:03/05/15 20:46
『国盗り物語』何故か斎藤道三が一代で国盗り。
387 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:03/05/17 00:18
「功名が辻」では武田家は長篠の戦いで滅亡したことになってる
388 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:03/05/17 19:21
>>385 しかも斎藤一諾斎と混同
389 名前:日本@名無史さん[sage] 投稿日:03/05/18 11:31
「城塞」では豊臣秀頼が死んだことになっている
768 :
無名草子さん:03/05/30 22:47
>>768 いや、具体例出せって書いてあったから・・・。
というか司馬が史実だと思ってる人がいるってのがちと衝撃。
一つの見方としてはありだし小説としてはおもしろいと思うけどね、
でもあくまで事実と虚構入り乱れて書いてあるってことを認識しとくべき。
770 :
無名草子さん:03/05/30 23:02
誰が小説をそのまま事実だと思うよ?
771 :
無名草子さん:03/05/30 23:11
坂本竜馬を偏愛する方々に広く見うけられる特徴
@靴を履いたの新婚旅行だの、およそ歴史の本筋とかけ離れた事例を並べ 、
さも歴史上無視できない偉人であるかのように叫びたてる。
A竜馬こそ最強キャラだと、同時代の重要人物を何も知らずにひたすら矮小化。
必然的な反発を買っている。
B竜馬と海舟だけは真に日本を考えた正義超人。対立する勢力は
視野の狭い小物という二元論。
Cだから小栗上野介も海舟さんと対立した売国奴のくず野郎。 小栗が凄いなら、
なぜ海舟さんと対立したかが理解不能だから。
D「世界の海援隊でも」等のエピソード他、漫画やドラマで登場する
陸奥のホラ話を史実と錯覚している。
E薩長同盟、大政奉還、みんな竜馬の発案。信長なんかと同列の歴史の
キーパーソンだと、本気で思い込んでいる。
F竜馬が殺されなければ、戊辰戦争も藩閥政治も太平洋戦争なく
素晴しい歴史だったろうにと妄想。
Gそれなのにこれ程の人物が「維新の三傑」から外されているのは薩長による
不当な評価だと思っている。
H横井小楠や大久保一翁など知らぬ。みんなみんな竜馬の思想。
Iよく知りもしない世界史を持ち出して、日本が植民地化しなかったのは、
竜馬が存在したからだなどとほざく。
J竜馬の行動はすべて四民平等の世の中をつくるための手段だから正しい。
いろは丸事件も竜馬が全面的に正しく、悪いのは紀州藩。
K日本海軍も三菱商事も竜馬のプロデュース。 陸奥宗光の功績まで関連付けて
竜馬を権威化。
Lお姉さんの名前がどうだの、つまらん話を日本史談義に持ち込む。
M暗殺をした人の墓を荒らしたり、罵倒したりする。
Nテレビで竜馬をもちあげない学者がいたら脅迫・いやがらせをする。
772 :
無名草子さん:03/05/30 23:14
>「城塞」では豊臣秀頼が死んだことになっている
違うの!?
出典はどこ?
773 :
無名草子さん:03/05/30 23:14
ま、それだけ、『竜馬が行く』に力があるってことだろ。
ええやん。こんな馬鹿話が堂々と活字になって出版されて
誰もが読もうと思えば読めるのやから。
ただの小説やがな。なにむきになってんねん。
あほちゃうか。
史実史実ってうるさいなぁと思ってたけど、
初めて司馬さんを読んだ後、ここで「本当のことが書いてあるの?」と
私ゃ質問したんだった・・・。(爆汗
小説内の会話があんなに細かいのに、
アホな私は全部信じそうになってた。
早く気が付けつーの、昔の自分よ。
>>771さん、これ自分で考えたの?
・・・日本史板かな?
777 :
無名草子さん:03/05/30 23:42
要するに、司馬は本気かどうか、信じてるか信じてないかしらんが、
週刊誌月刊誌連載中、話を面白おかしくしようと筆をすすめただけで、
それにつられた
>>771にでてくるあほ読者いうのがたまらんわって感じだわな。
中沢新一にだまされてオウムに入るようなイタイやつらが多いってことや。
中沢はエンターティメントとして書いただけやのにな。
だまされる読者があほや。
でもうまくだましてるほうがまだええやろ。
うまくだまされて司馬信者になっとるやん
笑うポイントだったのか・・・。
でも番号が振ってあるから読みやすい。w
>>771 司馬さん並ですね。
では、燃えよ剣の続きを読んできます。
>761
史実を捻じ曲げている具体例というと、やはり
忍者かな。
781 :
無名草子さん:03/05/31 00:02
大江健三郎は、ある時期まで、司馬のことを陰に日向に馬鹿にしていましたが、
(相も変らぬクソ文体のことを)
司馬が、同郷の子規のことを書いたので少し見直して対談にも応じました。
が、ノーベール以降は、またまた馬鹿にしています。
「国民作家は俺のはずなのに、どうしてあっちのほうが国民作家扱いを受けてるんだろう」と。
大江健三郎って、正直で、好きです。
782 :
無名草子さん:03/05/31 00:13
うーん。
「小説なんだから史実だろうとそうでなかろうと面白ければいい」
という意見が多いようだな。
俺の考えと違うな。
俺は、「歴史の語り手」として司馬作品を読んでた。
司馬作品を通して、歴史そのものの面白さに感動してるつもりだったから、
架空の人物が出てきたり、実際には起こらなかった出来事が書かれていたりすると、
ちょっとがっかりするな。
そんなことしなくても、司馬さんなら歴史を面白く書けるんじゃないかと思うのだが。
783 :
無名草子さん:03/05/31 00:32
>>782 一度、中央公論社の「日本の歴史」を全巻読むといいですよ。
歴史学者が歴史を語るとどれくらいつまんないか、わかるから。
司馬のエンターティメント性に魅かれることと、
歴史そのものの面白さに感動することは、まったく別物だよ。
史実は、個別の事象が偶然必然を問わずポンポンと起こるだけで、
それを比較的鮮やかに(ものすごく単純に)結びつける司馬の才覚に魅かれてるだけでしょ。
1週間ぶりに、このスレを覗いて見たら…なんかすごく盛り上がってますね。
>>782,783
司馬の語り口が面白いだけで、
歴史が面白いとは限らない、ってのは同意。
あくまでも小説=フィクション
ノンフィクション=ドキュメンタリー、史書、教科書、他。
司馬さんの「お話し」が好きなの。
何で「フィクションである小説」に対して「ノンフィクションじゃない!」
と怒ってる奴がいるのかよくわからんな。
788 :
無名草子さん:03/05/31 04:13
789 :
無名草子さん:03/05/31 04:17
790 :
無名草子さん:03/05/31 04:42
研究者から一言だけ(といっても日本史専門ではないけど)
歴史学者が司馬批判をしていると思いこんだ発言(
>>762とか
>>763)があるけど、小説にかみつく歴史家はいない
よ。小説にうそがあることはわかってるからね。それを愉しむことを否定するひともいないし。
ただ、まあ出版社から乞われて歴史小説のうそを指摘して欲しいみたいな原稿の依頼があるにはあるようで。
だからそれに応じて書くひともいる。それだけよ。歴史小説を積極的に攻撃する人間なんて見たことない。
歴史研究者が歴史小説否定者で史実ヴァカと思うのはまちがいです。というかそういう思いこみで攻撃する
人、それ誤解だよ。だいいち、史実というもの自体なにがどうだかわからんから研究が続くわけで。歴史解釈
の問題はさらに複雑だし。
ただまああえていうなら、会社経営者あたりで司馬、吉川あたりの小説にあるエピソードを「史実(というより史
話かな)として」人生訓、経営戦略をのたまうひとがいるのもまたほんとみたいですね。こういう人にはたしかに
「そりゃあんたつくりばなしだよ」と言いたいけど。小説から、って言ってるんだったらかまわないけど、ほんとに
あったことのように語られるとそれをまた別のところで別の人が語ることもあるし。こうして小説中のエピソー
ドがほんとのこととして流布していくってのはあることみたいですね。(歴史学者はそれを積極的に批判する
ことはないけど)
791 :
無名草子さん:03/05/31 05:11
大衆の歴史理解なんていうのは、
英雄豪傑の成功譚や道徳訓を引き出せるエピソードで成り立ってて、
歴史の流れを全体的にとらえようとか、どう解釈したらいいかとか、
また一体それが史実であるかどうかなんて、ほとんど、気にしないと思う。
平家の琵琶法師や、聖徳太子の伝説や、義経の安宅の関やが、
渾然一体となって、茫漠としてるようなものでしょう。
ひょっとしたら、昔のことは、聖徳太子も清盛も義経も、
「昔々」でひとくくりにされてるのじゃないか。
少なくとも、江戸歌舞伎のむちゃくちゃを大衆の歴史理解の一般的水準だとすると、
司馬遼太郎でも、まあ、ましなほうやと、俺は思うのだよね。
歌舞伎や文楽には決して行かない人たちのためにも、
司馬は、必要だと思う。
793 :
無名草子さん:03/05/31 06:09
「坂の上の雲」
子規が死ぬまで。あくまで子規がメイン
子規に感情移入出来れば凄く面白い
でもメインの日露戦争絡みの話はダルイだけ
典型的な尻すぼみ
794 :
無名草子さん:03/05/31 06:24
アナタ文章滅裂ヨ
「めいん」ハナニナノデスカ
795 :
無名草子さん:03/05/31 07:44
歌舞伎や文楽に逝かない無教養の引きこもりは
コヴァとか藤岡とかがまとめて面倒みてますがなにか?
796 :
無名草子さん:03/05/31 08:09
司馬の小説に出てくる人物の生き様とかエピソードって「すさまじ」すぎるんで、読んでて史実という実感はあまり無い。
さすがにこんなやつはいないだろ、とか、こんなことしねーよ、って感じ。
けど、後から別の本などで、それらのエピソードのいくつかがほぼ史実に近いということを発見したときなどには、感動を覚えることがある。
797 :
無名草子さん:03/05/31 08:59
俺が司馬作品で一番感動したところは、
個々の人物や出来事の面白おかしいエピソードではないんだよな。
もちろんそれも面白いんだけど、
一番は、歴史上起こるさまざまな事象やそこでの人物の行動なんかには、
みんな背景や原因があって、繋がってるんだなぁということ。
事象の羅列に終始する無味乾燥な歴史書よりも、
「人間により捉えられた歴史」に初めて出会ったと思ったんだよ。
司馬作品のそこのところに感動してたから、
そこに想像上の人物や架空の出来事なんかが織り込まれていると、
「やめてくれよ〜」って思っちゃうんだよ。
あくまでも自分なりの捉え方で「歴史」を語る司馬が好きなのであって、
「面白い架空の話」を語る司馬は、俺は期待してないんだけどねぇ。
798 :
無名草子さん:03/05/31 09:05
司馬は歴史家じゃないから、大胆にどんどん自由に考えを巡らせて語っているから面白いんだろうな。
799 :
無名草子さん:03/05/31 09:43
司馬の小説に出てくる女って魅力的なんだが、女からみたらどうなのよ?
ちなみに漏れは、おまあとおゆきとさなこに萌え。
800 :
無名草子さん:03/05/31 10:00
マスコミ(テレビ局・新聞社)が国民にその「痛み」の内容をきちんと説明しなかったことはかなり重い罪。
「痛み」というと、あたかも全国民がその痛みをみんなでわかちあう、そしてそれは収入が多少少なくなる程度の印象をもたせたんだね。マスコミは。
しかし、最初からそれは違っていて、その「痛み」は倒産・リストラ=失業で、主に零細企業社員や自営業者などの弱者の人達が苦しむものだったんだよ。
マスコミも最初からそれをわかっていた。
小泉の構造改革=弱者を潰して再生を図る=人身御供。
そういうことをね。
表向きは「無駄をなくす」だったけど、大蔵族の小泉が銀行改革などできないことなど最初からわかっていたこと。
官僚も損をしないなんてこともわかっていたんだ。マスコミは。
つまり、政府もマスコミもグルになって国民を騙したわけ。その辺りは太平洋戦争と似てるね。
しかし、久米宏や筑紫哲也は今でも「国民のほとんどは当初、痛みを受け入れたわけですが」などと
平気でそういうことを言ったりしている。
よく言えるとおもうよ。
小泉の構造改革=弱者を潰して再生を図る=人身御供。これが狙いだったのにね。
ま、それがあいつらの本性なんでしょう。
政治や経済は難しいし、国民のほとんどはその政治経済がわからないわけだから、
影響力のある久米と筑紫が「構造改革は正しい」みたいな報道をとれば、国民は洗脳されちゃうよ。
久米と筑紫は小泉・竹中批判を一度もしたことないからね。
だから、あの二人の責任はかなり重いんだ。
801 :
無名草子さん:03/05/31 10:10
>>799 俺男だけど、なんか司馬作品って女性の登場少なくない?
出てきても添え物程度って感じだな。
まぁ俺は「坂の上の雲」と「翔ぶが如く」しか読んでないけど。
802 :
無名草子さん:03/05/31 10:37
>一番は、歴史上起こるさまざまな事象やそこでの人物の行動なんかには、
>みんな背景や原因があって、繋がってるんだなぁということ。
>事象の羅列に終始する無味乾燥な歴史書よりも、
>「人間により捉えられた歴史」に初めて出会ったと思ったんだよ。
>>797 それこそ、司馬の妄想。エンターティメントの真骨頂。
>一番は、歴史上起こるさまざまな事象やそこでの人物の行動なんかには、
>みんな背景や原因があって、繋がってるんだなぁということ。
それは小説だから。
点と点を結んで線を引いてしまうのが人間とはいえ、
一歩間違うと陰謀論になる危険性は自覚した方がいいよ。
「歴史の影にフリーメーソンが!」とか言いだす前にね。
804 :
無名草子さん:03/05/31 11:27
>>803 その通り。
人間がある事象を「理解する」とは、点と点を結んで線にすることだ。
人間はこの認識方法から逃れることはできない。
でも特に歴史の場合、この点と点の間の繋がりが純粋客観的に実証されることが少ないから、
人によって、さまざまな歴史「解釈」が生まれる。
で、俺の疑問なんだけど、それが陰謀論になるのと、そうならないのとでは、
何が違うからなんだろうか?
805 :
無名草子さん:03/05/31 11:28
坂本竜馬を偏愛する方々に広く見うけられる特徴
@靴を履いたの新婚旅行だの、およそ歴史の本筋とかけ離れた事例を並べ 、
さも歴史上無視できない偉人であるかのように叫びたてる。
A竜馬こそ最強キャラだと、同時代の重要人物を何も知らずにひたすら矮小化。
必然的な反発を買っている。
B竜馬と海舟だけは真に日本を考えた正義超人。対立する勢力は
視野の狭い小物という二元論。
Cだから小栗上野介も海舟さんと対立した売国奴のくず野郎。 小栗が凄いなら、
なぜ海舟さんと対立したかが理解不能だから。
D「世界の海援隊でも」等のエピソード他、漫画やドラマで登場する
陸奥のホラ話を史実と錯覚している。
E薩長同盟、大政奉還、みんな竜馬の発案。信長なんかと同列の歴史の
キーパーソンだと、本気で思い込んでいる。
F竜馬が殺されなければ、戊辰戦争も藩閥政治も太平洋戦争なく
素晴しい歴史だったろうにと妄想。
Gそれなのにこれ程の人物が「維新の三傑」から外されているのは薩長による
不当な評価だと思っている。
H横井小楠や大久保一翁など知らぬ。みんなみんな竜馬の思想。
Iよく知りもしない世界史を持ち出して、日本が植民地化しなかったのは、
竜馬が存在したからだなどとほざく。
J竜馬の行動はすべて四民平等の世の中をつくるための手段だから正しい。
いろは丸事件も竜馬が全面的に正しく、悪いのは紀州藩。
K日本海軍も三菱商事も竜馬のプロデュース。 陸奥宗光の功績まで関連付けて
竜馬を権威化。
Lお姉さんの名前がどうだの、つまらん話を日本史談義に持ち込む。
M暗殺をした人の墓を荒らしたり、罵倒したりする。
Nテレビで竜馬をもちあげない学者がいたら脅迫・いやがらせをする。
806 :
無名草子さん:03/05/31 11:38
今でこそ、坂本竜馬や大村益次郎は歴史の主たる登場人物として認知されてしまったが
司馬が過剰なまでにスポットを当てて、前面に押し出さなければ、
従来の歴史認識からは零れ落ちたままだったろう。
信長や家康を書くのもわかるが、
そうした、それまで、スポットの当たらなかった人間を
描く方法は、特に、作家の腕の見せ所でしょう。
ゆえに、多少、妄想が入る余地が大きくなる。
「大胆な想像力」と言ってしまっていいか、
ま、新たな資料が見つからない限り、その解釈によって
人をどれだけ説得、納得させることができるかが勝負で、
エンターティメント的な要素は、作者の構築し他ストーリーに読者をひきこむために
不可欠の要素になってくる。
807 :
無名草子さん:03/05/31 11:41
歴史研究者はエンターティメントを狙う必要もないから、
無味乾燥というか、冷静な、記述をする。
不確定要素は不確定要素のままに残し、
司馬や、松本せいちょう的な記述はしない。
808 :
無名草子さん:03/05/31 11:44
司馬遼太郎は日本人に間違ったプライドを与えた
日本文化の太鼓持ち。耳障りの良いご託を並べて、原稿料を稼いでいただけ。
サラリーマンが自分を武士に例えて悦に入ってるのはこの親父のせいだ
リーマンが武士の分けないだろ。
例えるならなぜ百姓にしない、武士は人口比率で5%以下のエリートなのに
ね。存在自体が高度成長期のあだ花。
第二次大戦で日本人がどんなに醜かったかを避けて書かなかった。
だから幕末と明治維新になってしまう。だから太鼓持ちという。
809 :
無名草子さん:03/05/31 11:48
自分を武士に例えたサラリーマン
ってのを見てみたいもんだな!
810 :
無名草子さん:03/05/31 11:54
親戚のうちに行って
親父の本棚に「山岡」とか「司馬」が並んでるのを見ると
気がめいってくる。
811 :
無名草子さん:03/05/31 12:01
小説読んで意気軒昂して仕事がはかどるなら、こんなお目でてーことはねーじゃないか。
思い込みだろうが、幻想だろうが、ぜんぜん悪くないと思うのだが、、。
佐高某系の様な後ろ向き恨み節評論家は、ああいう熱血漢をただ生理的に受け付けないだけなんだろ。
812 :
無名草子さん:03/05/31 12:01
>>806-807 さまざまな史料や逸話を読んで、司馬の中に、
「これはすごい」
というような、感動が湧きあがってくるんだろうな。
歴史学者であれば、そういう主観的な感動を書くことはないだろうが、
作家である司馬の場合、どうしてもそういう自分が感じた感動を表現して読者に伝えたい。
そういうことが、あれらの作品群の原動力になっている気がするよ。
813 :
無名草子さん:03/05/31 12:01
やっぱ「司馬ファン」と「歴史ファン」は別物なのねw
だから「司馬史観」と馬鹿にされるんだよ
814 :
無名草子さん:03/05/31 12:06
ふ〜ん
冷静で無味乾燥なのが歴史なのかい。
816 :
無名草子さん:03/05/31 12:13
司馬を読む前とあとでは仕事に対する取り組み方が変わったよ。
それまでは普通に冷めてたが、出世欲も生まれたよ。
817 :
無名草子さん:03/05/31 12:16
司馬=ユンケル
818 :
無名草子さん:03/05/31 12:18
中高あたりで司馬にいかれて、大学の史学科にでも行ったりすると、
幻滅するだろうなあ・・・・・・・・・
819 :
無名草子さん:03/05/31 12:27
塩野スレより
750 名前: 世界@名無史さん 91 投稿日: 03/05/30 03:07
カエサルの話で、征伐されていく異民族(ガリア、ゲルマンの諸族)に対して
あまり配慮が無いように感じた。
カエサル、ローマ側を美化し過ぎて、異民族を悪であるかのように描いている
印象を受けるというか。
女性特有のロマンチシズムのせいなんだろうか?
751 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 03/05/31 12:23
塩野は司馬に敬意を払ってるらしいが、
塩野の書くものは、司馬とは、違う。
大阪外国語学校と学習院の違いとでも言うか・・・・・・・・
異民族=悪という書き方は、
司馬なら絶対しない。
752 名前: 世界@名無史さん 投稿日: 03/05/31 12:25
大阪外国語学校蒙古語学科 VS 学習院大学哲学科
日本史版に籠もってクダまいてるのが歴史ファンでつ。
歴史研究者と一緒にしないでほしいものだ。
821 :
無名草子さん:03/05/31 12:38
>>817 ほんと、司馬はユンケルみたいなもんだ。
朝の通勤電車で司馬読んで会社行こうものなら、朝一発目からびんびん、テンションあがりまくり。
モーレツ社員と化す。
試してみそ。
822 :
無名草子さん:03/05/31 13:16
>>24=1
に集約されてる。
結局は今も昔も心理があった筈。歴史家は文献に忠実で心理に疎い。
司馬が書く歴史小説が事実に基づいた想像の産物な訳だが
我々はそれを全て否定することはできない。
家康なり竜馬なりの心理は、如何に高名な歴史家も
正確に言い当てることは出来ないのだから。
言えることは司馬遼太郎は小説家としては超一流ということ。
823 :
無名草子さん:03/05/31 13:35
日本の歴史学は当時の人間の心理までなかなか考えが及ばない。
あるいは皮相的にしか捉えようとしない。
非科学的な不確実なものを排除する傾向にあるからです。
それで仕事をやってる気になっている。
だから物語を避けて通っていくのです。。
>>801 坂上の雲 →全編通じて女っ気ほとんどなし
竜馬がゆく→若いのから熟女まで竜馬モテモテ
825 :
無名草子さん:03/05/31 17:13
>>822-823 全く同意。
まぁでも、歴史家は歴史家なりに一生懸命やってるんだと思うよ。
歴史に対するアプローチの違いで、どっちが優れているとかの問題ではないのでは?
827 :
無名草子さん:03/05/31 17:41
そんなこと言うから、歴史ファンが息巻いて来るんですよ。
学者が「非科学的で不確実なものを排除」するのは当然。
歴史に対するアプローチとして優れてるのは当然歴史学者の方だし、そもそも司馬の歴史観をそれと同列にとらえようとする司馬ファンは少ないと思うよ。
司馬の本はあくまで小説。娯楽小説なの!雑学的に歴史のエピソードを楽しんでいる程度。
アカデミックなところに持っていこうとするのはやめれ。
828 :
アダルトDVD:03/05/31 17:41
829 :
無名草子さん:03/05/31 17:52
>言えることは司馬遼太郎は小説家としては超一流ということ。
>だから物語を避けて通っていくのです。。
あのなあ、言っておくけど、本来「小説」と「物語」とは相反する概念。
反物語として発展してきたのが「小説」という文学ジャンル。
そんなことも知らないで、「司馬遼太郎は小説家としては超一流」
なんていう妄言を吐くなよ。チャンチャラ可笑しいよ。
830 :
無名草子さん:03/05/31 18:00
>>827 だから小説と学問とどっちが優れているかの議論はやめろよ。
小説は小説、学問は学問なんだから。
同じ基準で優劣は比較できないよ。
そのつもりはないのかもしれないが、
後ろ4行には、「学問は小説よりも高尚なもの」というニュアンスがぷんぷんしてるぞ。
>>829 >本来「小説」と「物語」とは相反する概念。
>反物語として発展してきたのが「小説」という文学ジャンル。
そうなの?どういうことなのかもっと詳しく説明してくれない?
831 :
無名草子さん:03/05/31 18:10
832 :
無名草子さん:03/05/31 18:37
>>829 オマイの「超一流の小説家」とは誰だ?言うてみー
833 :
無名草子さん:03/05/31 18:42
日露戦争に従軍して、この物語の連載当時(昭和45年頃?)まだご存命
の方々に取材してお世話になったことを作品中で披露したり感謝したり
していることからも、これは文学とは言えまい。むろん文学でないから
といって価値が低いということではない。膨大な資料のなかから後世に
伝えるべき部分をこの作家が選んで残した戦記リポートであり、明治時代
に関する長大な論文だと思えば、「古今東西‥‥な例はない」とか「戦史
上初の‥‥」「織田信長とナポレオンだけ‥‥」という指摘もおもしろく
読めるが、学者の研究ではないだけに、真実のほどは疑わしい。
834 :
無名草子さん:03/05/31 18:45
「取材してお世話になった」って妄想を書いたっていいんだもんな
小説だから
836 :
無名草子さん:03/05/31 18:48
>>822.823
「当時の人間の心理」なんて、何百年も経った人間には、軽々しく想像なんてできないだろ。
歴史に真摯であればあるほど、そういった事柄を書くには慎重になる。
時代背景、精神性、社会構造、価値観、全てを多角的に見て、信頼すべき文献を総合し、やっと少しは見えてくるものだからね。
小説家はそこまで苦労せずとも、現代人の視点から、安直に当時の人間の心理らしきものを書いてしまうことができるが、
それは小説家だから許されることであって、歴史学では許されない。
‥‥つーかさ、今更そんなこと当り前だろ?
歴史学と文学を混同してるやつがいるな
838 :
無名草子さん:03/05/31 18:53
>>833 リポートとか論文とも少し違う気がするな。
司馬作品はなかなかカテゴライズするのが難しい。
>「古今東西‥‥な例はない」
>「戦史上初の‥‥」
>「織田信長とナポレオンだけ‥‥」
この辺の表現は、司馬の勢い余った誇張表現と俺は理解してるけど、
まぁ作品全体の評価を左右するものでもないだろ。
839 :
無名草子さん:03/05/31 18:56
840 :
無名草子さん:03/05/31 18:58
>>836 >>823は確かに言い過ぎてるかもしれんな。
「歴史家も小説家みたいなことしないと、仕事したことにならないぞ」
って言ってるように読める。
それは違うよね。
841 :
無名草子さん:03/05/31 19:02
正史と演義の関係だろ。
漏れらは司馬の書く「演義」を楽しんでる。
比較のしようが無い。
842 :
無名草子さん:03/05/31 19:11
843 :
無名草子さん:03/05/31 19:28
>>839 >学者が書こうと作家が書こうと、人間が書いた史料をもとにして書かざるを得ないのが歴史ですが、
>その場合に重要なのは、あやふやな史実の間をバランスをとりながらも、
>自分ならばそれをどう解釈するかを読者の前に明確にすることだと思います。
この塩野氏の言葉は、歴史に対する態度について、作家と歴史家との共通的な部分を語ったものだが、
俺としては、両者の相違する部分も語ってほしかったな。
844 :
無名草子さん:03/05/31 19:51
ちょっとした会話やエピソードを
いかにも本当にあった事のようにして書くから
どれがウソでどれが本当なのか油断ならない。
「胡蝶の夢」で良順とポンペの写真にまつわるエピソード、
実際の良順の自伝を読むとちょっとずつ小説と違う。
やはり脚色か、とガッカリしたが
これはありえねーだろ、小説だからといってやり過ぎだろ、と思っていた
将軍との添い寝?シーンは事実だった。
だから司馬は侮れない。
845 :
無名草子さん:03/05/31 20:05
もしかして・・・
果心居士の幻術も史実なんでしょうか
846 :
無名草子さん:03/05/31 20:28
>>844 その場合、良順の自伝の方に脚色があると司馬は考えたんだろうか?
何か別の資料からそう判断したのかな?
それとも話を面白くするために、司馬が勝手に脚色したのかな?
そうであれば、そういう勝手な脚色は個人的にはちょっとがっかりする。
848 :
無名草子さん:03/05/31 20:37
史書を書いているわけじゃないのだから、勝手に想像して面白可笑しく書いたっていいじゃない。
司馬に何を求めてるんだい。
849 :
無名草子さん:03/05/31 20:49
自分が小説家だったら、
資料そのままで盛り上がらないストーリーであれば、
本当らしい嘘をかためて、作品を構築するがな。
現実は、比較的、退屈なものだよ。
誰の人生も。
850 :
無名草子さん:03/05/31 20:52
歴史小説というのは、小説でもなく歴史書でもない、中途半端なもの。
史実と違うと言われれば、小説だからと言い逃れ、創作力のなさは歴史事実でカバーする。
作家にとって、これほど楽な分野はない。だから年をとって創作力が衰えると歴史小説を書き出す作家が
多い。そして、日本人は歴史小説が好き。日本は、作家天国だな。
日本史版のコピペばかりだな!
852 :
無名草子さん:03/05/31 21:07
ここまでくると、うりゃって火付け役も「漏れの煽りは天才的。ひひひひひ」ってほくそえんでるだろうな
853 :
無名草子さん:03/05/31 21:13
>>850 他の作家に対する一般論ではあっても、「司馬」には全くあてはまらんだろ。
司馬の歴然とした筆力の前にあっては、、。
だからこのスレでの書き込みとしては場違いです、、よって、カエレ。
854 :
無名草子さん:03/05/31 21:14
ひひひ
855 :
無名草子さん:03/05/31 21:22
ひひひひ
ほほほほほ
857 :
動画直リン:03/05/31 21:25
858 :
無名草子さん:03/05/31 21:25
>歴然とした筆力
おまえ、日本語、おかしい、アルネ。
859 :
無名草子さん:03/05/31 21:30
けけけけけけけ
歴史嫌いな私にとっては、なじむためのきっかけとして
司馬さんは十分過ぎるほど役に立ってます。
それは、司馬さんに感謝してます。
朝のユンケル代わりというのも良く分かる。
読んでて気分が良くなる小説って余り無いような気がする。
おっと忘れてました。
燃えよ剣、
土方さんがもうすぐ沖田さんと決闘に行きます。
竜馬は勢いで読んで少し公開しているので
冷静に読んでいます。
もったいない、もったいない〜。
土方さんがもうすぐ沖田さんと「一緒に」決闘に行きます。
公開→後悔
863 :
無名草子さん:03/05/31 22:51
司馬作品の史実以外の部分については、次のように分けられるんじゃないかな。
@司馬が幾多の史料を参照して「こうだったにちがいない」と想像してる部分
A司馬が「史実にはこんなのないけど、作っちゃえ」と自覚的に虚構を入れてる部分
B司馬の史実に対する感想・判断
@の場合は、検証は不可能だがそれが事実であった可能性を常に残すものだが、
Aの場合は、幾多の史料から見てそれが完全に虚構であることが立証できるもの。
>@の場合は、検証は不可能だがそれが事実であった可能性を常に残すものだが、
何か幽霊の目撃談みたいだな。
865 :
無名草子さん:03/05/31 23:01
4番目として「史実はこんなんだけど、脚色しちゃえ」と自覚的に虚構にしちゃったもの、っていうのも
あるとおもうけどな
一番分かりやすいのはあれね、旅順戦の伊地知ね。
「坂の上」しか読んでないととんでもない無能で頭がどうかしちゃってるようにしか書かれてないけど
実際旅順の正面攻撃なんて大本営の方針で、あたかも作中では異議を唱えたかのような児玉承認
のもとで実行されてるしね。伊地知は第3軍の参謀でその方針に基づき実作戦の立案に関わっただ
だけだわね
児玉が積極的に要塞の正面攻撃をおしてました、なんて書けない/書きたくないから犠牲者にされ
たんだろうな
866 :
無名草子さん:03/05/31 23:26
>>865 それが本当だとすれば、それは歴史の捻じ曲げだな。
でも司馬って比較的偏りのない見方をする作家だと思ってたんだけどね。
例えば、乃木のことだって、司馬は「間抜けな奴」っていう印象は持っているけど、
悪い面だけで塗り固めないで、いい面も書いてたよね。
歴史の捻じ曲げといえば「義経」でも。
頼朝は富士川の合戦の後に「このまま京へ攻め上る」と号令したが
坂東の諸将に「まず関東を平定すべき」と反対されたんだよね、史実的には。
が、「義経」では諸将が上洛を主張し頼朝が反対したと、まるで逆になってる。
大笑いだぜ。
868 :
無名草子さん:03/05/31 23:56
まあ実際のいきさつはどうであれ、登場人物の性格づけを優先させるという作家の意志が働いた結果という
ことでしょう。
869 :
無名草子さん:03/06/01 00:01
確かに、史実をきちんと踏まえて、
それでなおかつ、それを犠牲にしてもいいと感じるだけの
必然というのが、司馬氏の中にあったのでしょう。
故意にやってるのですから。
870 :
無名草子さん:03/06/01 00:08
徳間文庫から出てる本で、一般の司馬ファンが集まって作った「司馬遼太郎読本」というのがあるんだけど、その中に司馬の小説の虚構度分類という表があった。
それによれば、長編35編のうち虚構の少ない作品とされていたのは10編足らずで、残りは全て虚構か虚構の多い作品として分類されていた。
つまりディープな司馬ファンもその辺は充分判って読んで、楽しんでいるということ。
一部に勘違い司馬ファンもいるのかもしれん(それでややこしくなってるのかもしれん)が、ほとんどの人は史実とは区別して「小説として」楽しんでると思うよ。
史実か否かの議論は歴史版でやってくれ。
宮本武蔵のおつうさんも吉川英治の創作だし。
この人の類似ってないでしょ。でも
873 :
無名草子さん:03/06/01 00:33
>>870 へ〜 その本欲しいな。今度探してみよ。
874 :
無名草子さん:03/06/01 00:38
>>870 そうかな?
俺は逆に、「これは虚構、これは史実」とはっきり区分できるディープな司馬ファンの方が少ないと思う。
大部分の読者は、史実と虚構との区別が分からずに読んでると思うよ。
875 :
無名草子さん:03/06/01 00:41
>>870 その虚構の少ない10編ってなんなんだろ?
もしかしてそれが後期の作品だとすると、
司馬の創作態度が変化したともみられるのだがね。
恋は結婚より楽しい。それは小説が歴史より面白いのと同様である。
877 :
無名草子さん:03/06/01 01:49
カーライスです
879 :
無名草子さん:03/06/01 02:30
>>876 でも事実は小説よりも奇なりとも言うがなw
880 :
無名草子さん:03/06/01 05:50
カーライスってだれだよ
881 :
無名草子さん:03/06/01 08:44
カレーライスだったら分かるけど。
882 :
無名草子さん:03/06/01 09:39
司馬の読者は、司馬のこと以外、知らんのか?
無教養が・・・・・・・・
教養があっても下品ではね〜
884 :
無名草子さん:03/06/01 09:53
司馬は知らない奴をバカにしたりしないから好きなんだよ。
教養があっても頭がおかしいのはちょっと・・・
886 :
無名草子さん:03/06/01 09:56
シバさんは確かに素直な人ですね。
ここに来ている日本史板のしつこい人たちは
どうしたら自分たちが勝ったと思うわけ?
新聞とか、テレビとかそういう一般的メディアで
「司馬の小説はウソばかりであったっ!」とか
そういう女性週刊誌的な表現で司馬さんのことをコケにすれば
納得すんの?
てか、あまりしつこいと男を下げるぞ。
889 :
無名草子さん:03/06/01 10:55
無知に開き直るって、恥ずかしいよね。
890 :
無名草子さん:03/06/01 11:27
歴史家も作家もあんまかわらん気がするけどなあ。
網野の評価の変わりようをみてるとさあ。
891 :
無名草子さん:03/06/01 14:17
ブッシュがイラクを攻撃したことを記録した → 歴史
ブッシュのその時の心理を考え文章にしてみた → 文学
892 :
無名草子さん:03/06/01 15:30
893 :
無名草子さん:03/06/01 17:14
893(ヤクザ)げと
信長も秀吉も家康も所詮ヤクザ
だがヤクザだからおもろいのだが。
司馬遼太郎 最高にいい
894 :
無名草子さん:03/06/01 17:15
「司馬遼叩き厨」がウザイので、司馬遼を歴史学観点から考察した本を挙げておく。
成田 龍一 『司馬遼太郎の幕末・明治―『竜馬がゆく』と『坂の上の雲』を読む』 朝日選書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/402259828X/qid=1054451886/sr=1-2/ref=sr_1_2_2/249-5557652-3102733 内容紹介;
「歴史小説は〈史実〉か〈虚構〉か、という対比には意味がない。
作家も歴史家も、自分の生きている時代の中で、ある時代を切り取り、対象として書く。
歴史を書くうえで、両者の差はない。史実が書かれているかどうかではなく、記述の〈作法〉に意味がある。
本書では、「国民作家」司馬遼太郎作品のなかでもとくに人気の高い『竜馬がゆく』と『坂の上の雲』を、策日おん全体を通してたんねんに読み込んでいく。
2作品で司馬が書いた、あるいは書かなかった幕末・明治を、小説の対象となった時代・小説が書かれた時代・そしてわれわれが読んでいる今現在=「三つの時間軸」で読む、はじめての試みである。
読み手が〈いま〉を背景に、作品をどう読むかも問われているのだ。」
著者紹介;
成田龍一 1951年生まれ。日本女子大学教授。専攻は近現代日本史。著書は、『「故郷」という物語−都市空間の歴史学』(吉川弘文館)『〈歴史〉はいかに語られるか−一九三〇年代「国民の物語」批判』(日本放送出版協会)など。
895 :
無名草子さん:03/06/01 17:16
いい感じの司馬スレだったのになあ。
司馬スレは、毎度同じ議論に陥る罠。
897 :
無名草子さん:03/06/01 20:00
司馬遼太郎はなんだかんだで登場人物が魅力的。
それが他の作家にはなかなか真似できない業。
俺的には歴史云々はどうでもよい話しだ罠。
一番好きな偉大な作家だ。
898 :
無名草子さん:03/06/01 20:07
「翔ぶが如く」あと一冊だ。
今俵野から鹿児島へ還ってくるとこ。
>>891の分類は納得いかないなあ。
記録が歴史??
900 :
無名草子さん:03/06/01 22:30
>>899 記録=文献=史料=歴史
よって891は正解
901 :
無名草子さん:03/06/01 22:31
信じられんなぁ。
>>900 それじゃ残っている資料の示すことのみが歴史になってしまう。
記録に残っていないことの方が圧倒的に多いのに。
903 :
無名草子さん:03/06/01 22:40
タイムマシンがない限り、真実は永遠に闇の中。
それを思えば堅苦しい歴史書よりは
司馬文学の方が数段「タメになる」。
歴史を勉強してる人には申し訳無いが歴史的文献は恣意的なものが殆どじゃねぇ?
904 :
無名草子さん:03/06/01 22:44
905 :
無名草子さん:03/06/01 22:56
誰か司馬遼太郎を卒論のテーマにした人居ないかなぁ?
俺がもし今文学部国文科学生だったらやってるかも。
司馬遼なら十分アリだと思うのだが。
<質問>
・国文科、史学科のオーソドックスな卒論テーマとは?
またどのようにテーマを掘り下げて行くのか?
スレ違いすまそ。でも教えてちょ。
資料を重視・する(しなければならない)のが学究の徒
史実をもとに物語を語る
現代を皮肉り風刺したり、英雄伝を語ったり・・・なのが講談師・小説家
家康がタヌキ親父であっても、山岡荘八の描くように求道家であっても可
極言すれば、物語として完成されていれば史実と違っていても可
司馬氏は、小説の主人公に
ある種の清々しさを持ち、激動期を生き次なる社会を作った(影響を与えた)人々
を設定すると聞いたことがあるが
そのために南北朝とか太平洋戦争とかイデオロギー・欲望にまみれた時代は苦手 ?
それと歴史随筆風の文体がアンチを煽る、信者を盲信させる気がする
・・・まとまらなくてごめん
ここを何回かROMりながらも「燃えよ剣」進んでおります。
今夜は疲れたので、ここまでにいたしとうございます。
うりゃ
外国人に説明するつもりで小説を書く・・・と司馬氏が語っていたような気がする
たしかに、上のほうにあった津本陽氏の作品より読みやすいしなあ(個人的意見)
マスコミが小説家・文章書きを超一流の警世家、文明批評家、文士などと持ち上げすぎ
と思わなくも無い
909 :
無名草子さん:03/06/01 23:37
910 :
無名草子さん:03/06/01 23:56
ああ、松浪庄九郎のように生きてみたい。
911 :
無名草子さん:03/06/02 14:47
>>903 >司馬文学の方が数段「タメになる」。
これはどうだろ。
その考えがアンチを燃えさしちゃうんじゃねえの?
912 :
無名草子さん:03/06/02 15:56
歴史小説は他にも腐るほどあるのに、
司馬だけがここまで叩かれるんだよなぁ。
913 :
無名草子さん:03/06/02 17:58
アンチの人達のソースが知りたい・・・
あたかも、自分が見てきたように言い切って、
司馬遼作品を非難してる人って、
結局は、想像力や表現力をトテモ貧しくした
司馬遼ってコトでイイデツカ・・・?
ツマンナイヤツラ・・・(ププフ・・・
915 :
無名草子さん:03/06/02 21:49
日本人とか日本の未来とか胡散臭すぎ。
小説家だけやってれば叩かれなかったはず。
916 :
無名草子さん:03/06/02 22:01
どなたかここまでの集計頼む。
ところで、司馬ファンは、司馬しか読まない、ってカキコをよく見るけど、
そんな香具師、ほんとにいるのか?
俺は池波正太郎も山田風太郎も宇江佐真理も大好きだぞ。
藤沢周平はちょっとダメだけど。
918 :
無名草子さん:03/06/02 22:36
>>917 よく読むと信者が「司馬ファンは司馬しか読まない」って言ってる気がする。
で、それは違うという展開にもって行く。
信者の思いこみで実際は誰もそんなこといってないとおもうな
>>918 ∧,、/|
(,,゚Д゚).__
(つ_/_vaio/
と_)_) ̄ ̄
∧,、/|
(,,゚Д゚) ガシャ ,
(つ つ __ `。;.o:`
と_)_). \. \ *・:
『功名が辻』を読んだのだけれども。
かつて雑誌か何かで『三谷幸喜とはしのえみの対談』を読んだのだが、
その中で三谷が『はしのさんにやってもらうなら山内一豊の妻(の役)』
とコメントしていたことを何故か覚えていて、どうも楽しめなかった。
作中の千代のシーンは(俺の脳内で)すべてはしのに変換され……。
921 :
無名草子さん:03/06/03 21:19
>>920 『功名が辻』はこれから読むつもりなのに、そういうこと言うなよ。
俺も作中の千代のシーンは(俺の脳内で)すべてはしのに変換されてしまうだろうがよ。
922 :
無名草子さん:03/06/03 21:40
燃えよ剣、絶好調で進んでいますっ!
と言っても竜馬のような勢いではありませんが・・・。
よーし、このままのペースで最後まで逝っちゃうもんね。
と思ったけれど、明日から三連チャンで読書できない悪寒・・・。
924 :
無名草子さん:03/06/04 08:18
今日は仕事休んで「翔ぶが如く」読みます。
925 :
無名草子さん:03/06/04 17:46
>>793 こいつは文学かぶれの雑魚キャラだな。
子規に感情移入するのは、お前が文学オタクのエゴイストなだけであって
お前が本当に日本人として大局的な見解に立って物事を考えられる人間なら
日露戦争以降の巻がつまらんということは絶対にありえない。
坂の上の雲を通じて描いた司馬の主題がまったくつたわってないんだな。
お前はもう司馬を読むな。
926 :
無名草子さん:03/06/04 19:12
>>923 誰もあんたの下らない報告なんて興味ないから、もう書かなくていいよ。
司馬の凄さって、与えられた材料をもとに
あまりにリアルで魅力的な人物像を描き挙げていることだと思う。
あくまでもリアルさのあるフィクションだよね。
だから史実とかにこだわらず、素直に楽しめばいいでしょ。
司馬がいなかったら、竜馬や新撰組の評価はかなり
違ったろうね。西原理恵子が「竜馬がすごいというより、
司馬遼太郎のフカしが…。」って書いててすげー笑った。
928 :
無名草子さん:03/06/04 20:13
未だにタブーがあるから嫌。
929 :
無名草子さん:03/06/04 20:15
飛ぶが如く、あんまり読み進めない・・・
>>926 俺もあんたの下らない忠告なんて興味ないから、もう書かなくていいよ。
( ・∀・)< 925モナー
931 :
無名草子さん:03/06/04 20:23
>>920-921 俺の千代のイメージは気品のある女性だな。
はしのは問題外だな。
気品の奥に芯の強さを漂わせている女優・・・
なぜか米倉涼子が最初に浮かんだ。。。
932 :
無名草子さん:03/06/04 21:15
ああ、確かに気品はあるな。
なわけない
933 :
無名草子さん:03/06/04 21:36
米倉涼子のおつう最悪。
宍戸梅軒の娘役にすれば良かったのに。
934 :
明日の為にその1:03/06/04 21:37
>>931 「功名が辻」では、千代は「賤ヶ岳の年に二十七」となってる。
さらにさらに「永禄十年に嫁いだ」という設定になっているから、
嫁いだときは千代は十一歳か。
誰にや(演)らせるよ?w
936 :
無名草子さん:03/06/04 22:35
>>935 じゃあののたんでお願いします。
おつむの方が弱いですが可愛さはナンバー1です
むむむ。ここの楽しい会話に入っていけない。悲しい・・・
940 :
無名草子さん:03/06/05 07:53
煽り煽られ、楽しそう〜w
942 :
無名草子さん:03/06/07 09:02
今日中に「翔ぶが如く」読み終えたい。
あと40ページぐらい。
943 :
無名草子さん:03/06/07 11:15
司馬作品のお人よしキャラを楽しみつつ「本当はこんな悪い奴だったんじゃないかな」
とか思うのも吉。
俺は龍馬は本当はすごくずるがしこい野心家だったと思う。
当然殺人というものもやったことがある、ハズ。
司馬は全面的に好意的な解釈をするけれども、ね!
まあ妄想は自由だよな
946 :
無名草子さん:03/06/08 08:43
寺田屋脱出の時なんか何人か殺してるんじゃないのかな。
でも、ずるがしこい野心家の方が生き生きしてていいけどな、明るければ。
道三とか秀吉とかは、そんな感じがする。
家康のような根暗な野心家は嫌だが。
海援隊の船が他藩の船(紀州藩だったか)と追突して沈んだとき
賠償金を請求して勝ち取ったと聞いた
(竜馬は読んでないので良く知らないが)
全然知らない人なので気持ちが萎えた
948 :
無名草子さん:03/06/08 09:30
司馬の小説って同じエピソード何回も紹介しない?
しつこいって言う人もいるけど、俺はあの親切さが好き。
長い小説だと忘れちゃってたりするからね。
>935
11歳から27歳までこなすとなると
足立ゆみしかおるまい。
新撰組は手当たり次第浪士を斬りまくったように書かれているけど、
実際は新撰組が殺した数よりも隊規違反で切腹した隊士の方が多いんでしょ
951 :
無名草子さん:03/06/08 12:05
>>947 あれはやくざのいいがかりみたいなもんだよな。万国公法に照らして云々いっても、、
海援隊そのものが今のやくざがやってることとなんら変わりないしな。
その辺さっ引いても好きだけど。
>>948 雑誌に3,4年かけて連載してると、途中から読み始める人もいるだろうし、初めから読んでても普通は忘れるよね。
そんな長期間で書いていながら話が食い違ったり、破綻しないのがすごい。
性格は変わったりしてるけど。(なんかいい人になってたり)
952 :
無名草子さん:03/06/08 16:03
>>951 「翔ぶが如く」の西郷も、前半は大偉人のように書かれてるけど、
後半の西南戦争になると、
薩軍の操り人形になってしまった愚鈍な人として描かれている箇所が多くなるな。
953 :
無名草子さん:03/06/08 18:49
そのほうが西郷の死が引き立つからでは?新政府建設までは八面六臂の大活躍、その後は可哀相な勝ち目のない西南戦争に頭としてもちあげられてしまう…
近現代ものは苦手なのだが(司馬作品に限らず)
西郷さんは武士・士人意識を捨て去る事が出来なかったのか ?
新政府に対して、自らが作った政府だという誇りと責任と蔑視を持っている
閣僚たちが武士階層を切り捨てる政策をとる事が我慢できない
有徳の人ではあるが、現実的に政府を運営する実務能力は無い ?
滅び行く(薩摩)武士階層に身を任せ自滅・・・なのか
「翔ぶが如く」は西郷さんスゴイ、しかし人物像が捕らえきれない
という記述ばかりだった気がするが
俺は西郷は極端な軍国主義を推し進めたために新政府からはじきだされた、という解釈をしてます
956 :
無名草子さん:03/06/08 21:28
司馬はやっぱり地べた這いつくばってぼろぼろになりながら成り上がっていくようなキャラが好きなんじゃなかろうか。
西郷や家康のような理由のよくわからんおおらかさで人を惹きつけ偉くなるようなタイプ(現実社会に多いと思うが)はよくわからんのだろ。
人望といっても、例えば、武市のような種類の人望に魅かれるんじゃなかろうか。
957 :
無名草子さん:03/06/09 22:27
1000盗り物語
>>956の「魅かれる」発言で思った。自分のベストワンは「竜馬がゆく」だけど
「長州がかわいそうじゃないかー。」という一言に竜馬の優しさを感じた。
そこに魅かれて今でもあの作品は忘れられないものとなっています。
959 :
無名草子さん:03/06/10 01:51
なんだこのスレは。
司馬といえば「坂の上の雲」と「竜馬が行く」に決まってるだろが。
あとちなみに「世に棲む日々」と「項羽と劉邦」と「国盗物語」がお勧め。
960 :
無名草子さん:03/06/10 02:15
また頭の悪そうなのがやってきたな。
961 :
無名草子さん:03/06/10 07:57
「翔ぶが如く」朝の通勤電車の中で、西郷の死のところ読んだ。
「普どん。もうよか。」
泣きそうになりました。
「また」とは何だ「また」とは。
963 :
無名草子さん:03/06/10 17:04
>>961 「フどん。もうよか。」ってなんだよ。
普と晋は違うぞ。
965 :
無名草子さん:03/06/11 01:32
そう読んでしまった自分に泣きそうになったのさ
966 :
無名草子さん:03/06/11 02:11
司馬遼太郎の竜馬像は、おいらは、かなり現実に近いと思うよ。
というか、たとえば、今現実にいる小泉首相を見ても意見が
分かれるように、評価する人によって、自然に人間像が違ってくる。
でも、歴史的な資料、一番有名な「人はみな、笑わば笑え・・・
我のなすこと、我のみぞ知る」だったけ。ああいう文章を、
19歳のときに書いたっていったら、やっぱりすごいなと
思う。他にも海援隊を立ち上げたこともそうだし、ただずるがしこい
人間だったらできないと思う。今のように、頭脳プレイよりも、義とか
礼とか恩に忠実だったと思うから、人間関係をうまくくみたてる人間的
な魅力はあったと思う。司馬はそういった
歴史的な資料に基づいて、多少、大げさに書いた部分もあるだろうけど、
竜馬の雰囲気は、あんな感じになったのだと思う。
新しい政府立案を作ったときに、役員人事でも自分の名前をはずしたしね。
今の政治家みたいなタイプだったら、絶対とびつくでしょう。
だから、多少着色はあっても、ほぼ、司馬の竜馬像は本物の竜馬に近いと
考える。
も・う・そ・う
969 :
無名草子さん:03/06/11 16:20
>>920 君のせいで俺の中の「功名が辻」は最低ランクの作品に成り下がりました。
いや、君というより三谷幸喜が糞だな。
本当に小説のイメージって大切だな。
970 :
無名草子さん:03/06/11 16:45
971 :
無名草子さん:03/06/11 18:20
>>966 てか義とか人間関係を考えてるような人間に海援隊なんてつくれる訳がない。船からなにからみんな自分の懐からは金出してないんだからね。狡猾な外交手腕があってこそ金を出させることが出来るんだよ!わかるよな?それくらい
司馬信者サイコー!だと思う。
>>969 気を取り直せ!はしのえみをそのまま若返らせてあややのイメージにすれば……
も っ と だ め ぽ デ シ タ !
974 :
司馬遼太郎:03/06/11 21:41
なんや、もう次スレ、立ってるがな。
こっちのスレで何にも言うてへんのに。
ちゃんと、スレ立てたレポくらいせなあかんで。
あちゃー、また、何ちゅうスレタイや...。
日本の宝、って。
また荒れそうやないか。
かんにんしてくれ。もう、頼むから、ゆっくり寝かしてくれ。
それでのうても、この安藤はんが作った寝床、
コンクリだらけで、よう寝られへんのに。
975 :
無名草子さん:03/06/11 21:43
公平に見て日本史板の連中に軍配をあげた。
>>964-965 おお、恥ずかしい。別府晋介の「晋」を「普」と間違ってしまった。
許して〜
「翔ぶが如く」読了。最後の大久保の暗殺シーンも凄かったな。大久保の最期の言葉が「無礼者!」だもんな。
次は、「世に棲む日々」を読み始めました。
はたして、1000が来る前に、司馬のベスト1の結果はでるのか?
はたして、うりゃさんは再び登場するのか?
そして、はたして池宮彰一郎の「平家」は大丈夫なのだろうか?
978 :
無名草子さん:03/06/12 23:23
夏草の賦で茶釜蹴るところがNO1
979 :
無名草子さん:03/06/12 23:34
「花神」が1番かな。
「関ヶ原」もおもろかったから
続けて「城塞」読み始めたら、これはテンション落ちた。
980 :
無名草子さん:03/06/13 20:17
981 :
無名草子さん:03/06/13 21:22
ていうか、司馬の妄想じゃ駄目なわけ?
物語でしょ、しょせん・・
982 :
無名草子さん:03/06/13 21:24
あ、次スレの1が泣いてるぞ。
>>979 「城塞」は主人公不在だから、読みづらいね。
985 :
無名草子さん:03/06/14 07:16
986 :
無名草子さん:03/06/14 13:03
じゃ、とりあえず
司馬遼太郎のベスト1は
「尻啖らえ孫市」ということで。
竜馬読み始めたが、なんだかだるくなってきた。
ほんとに面白くなっていくの?
叔父さんが法螺話をしていると思えば面白くなるよ。
まじめに読んじゃいけません。
990 :
無名草子さん:03/06/14 20:29
無理に読む必要は無い。
基本的に社会経験の希薄な人にはあまり面白くないよ。
おじさんに受けるのは、登場人物の考え方や行動に、自分の仕事上の経験とてらしてみて、目が覚めるような意外性と有用性があると感じるから。
991 :
無名草子さん:03/06/14 20:54
ハァ?
992 :
無名草子さん:03/06/14 21:33
>>990 するどい!!
「竜馬が行く」や「坂の上の雲」という作品についてはその通りだと思う。
993 :
無名草子さん:03/06/14 21:34
うるせー。
994 :
無名草子さん:03/06/14 21:37
このスレも後7つで完全に消費できるね。
きっち最期まで埋めてしまおうよ。
すでに次スレも立ててくれてるし・・・。
995 :
無名草子さん:03/06/14 21:38
社会のレベルが下がってるからな。
996 :
無名草子さん:03/06/14 21:40
司馬のもともとの評価は娯楽小説であって歴史小説ではないというものだった。
997 :
無名草子さん:03/06/14 21:41
人材がいなくなって大家になってしまったというのが実情だろ。
998 :
無名草子さん:03/06/14 21:43
>>995 どういう意味?
レベルが下がってるとは思えないんだけど・・・。
司馬氏の書く時代とは成熟度が違うよ。
ほぼ何もかも飽和状態にきてると思う。
まだ何も無い時代とは違うんだ。
こうした飽和時代に至っては、中々新しいものも見つからないし、
今までに無い新しいものを生み出すことも難しいんじゃないかな?
一握りの天才の登場を期待したいな。
999 :
無名草子さん:03/06/14 21:43
違うだろ。マスコミにのせられて学者になったんだよ
1000 :
無名草子さん:03/06/14 21:43
1000
1001 :
1001:
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