【大江セヴンティーン】スキャンダル大戦争【風流夢譚】

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1無名草子さん
『スキャンダル大戦争2』(鹿砦社)に、出版界が封印した幻のテロ小説が再録されていた。
大江健三郎の「セヴンティーン第二部・政治少年死す」と深沢七郎の「風流夢譚」。
どちらも40年まえに日本を震撼させた作品だけど、絶対に一度は読んどくべきだと実感しますた
いま読むとずいぶんと軽い小説だけど、こういう作品がきっかけで「風流夢譚」事件みたいに
本物のテロ殺人事件が起きたなんて、なんとも馬鹿馬鹿しい感じがする。まあ1960年頃って
政治的にむちゃくちゃに熱かったんだろうな。 ちなみに『スキャンダル大戦争2』の中身は
●深沢七郎『風流夢譚』大江健三郎『セヴンティーン第二部 政治少年死す』復刻の衝撃!
●飯島愛のベストセラー『プラトニック・セックス』、ゴーストライターに肉薄!
●決定的証拠! 落合信彦のゴーストライターへの集英社の印税支払通知書を掲載!
●死後40年を迎えたマリリン・モンローのデスマスクと、その死の真相とは?
●『BUBKA』『POWERS』『ダークサイドJAPAN』など“鬼畜系”雑誌に
 仕掛けられた言論弾圧の真の意味とは?
●ビル・ゲイツ、トーニャ・ハーディングなど米国著名人の“マグショット”の背後の悲喜劇、等々
…………まじ面白い雑誌でした。『噂の真相』その他の雑誌もこれくらいの読み応えはほしいね。
2無名草子さん:02/08/22 15:05
>>1
一番上の企画以外はホントくだらないのばっかりだね
どうでもいいやプラトニックセックスのゴーストライター
なんて。
大江の「〜政治少年」ってマルクスボーイのことだろうか?
3無名草子さん:02/08/22 15:06
宣伝でした。
4無名草子さん:02/08/22 15:10
オレ的にはプラトニックセックスのゴーストライターのほうが興味ある。

プラトニックセックスが出た当時、飯島愛は父親がすごい厳しい人で
小学生のころに志賀直哉かなにかの小説を“写経”させられたって
報じられてたぞ。なるほど文章修行にはもってこいだから、当時のオレは
それを真に受けて感心してたんだけどな。

なーんだ、ゴーストライターが書いてたのかよ。(´・ω・`)ショボーン
5無名草子さん:02/08/22 15:12
>>4
いや、あの女は「あたしは本当はかしこいけど、わざとバカそうにしてる」
ってのを売りにしてるけど、本質的にはやっぱバカなんだよ
6無名草子さん:02/08/22 15:13
低俗な糞雑誌だな。金の無駄。
7:02/08/22 15:17
>>2 
大江のいう「政治少年」とは、マルクスボーイと
国粋主義少年の両方を指していたように思える。
大江本人だってそういう意味での“まじめ”な政治人間じゃないでしょ。
文壇政治みたいなセコい政治にはご執心だけど。
だからこの作品は大江文学の黙示録だったのかもね。

>>3
私はこの出版社や書店の人間ではないよ。
だけど出たばっかりだし
たまたま買って面白かったから紹介したんだけど。

8無名草子さん:02/08/22 15:18
>>6
分かってることは言うな。
とてつもなく虚しくなる
92:02/08/22 15:19
>>7
なんだか、国粋主義少年であった方が神秘的な感じがしてカッコいいね
10無名草子さん:02/08/22 15:23
>>5
>いや、あの女は「あたしは本当はかしこいけど、わざとバカそうにしてる」
>ってのを売りにしてるけど、本質的にはやっぱバカなんだよ

これは現代日本の若い女の大部分に当てはまるんじゃないか?
飯島愛についていえば、やっぱりAV女優としては「学力」はともかく
かなりアタマはいいと思うが。(「実践知>>>>学校知」という意味で。)
ほかのAV女優のその後を見ると、この格差は歴然としているような気が。
しかしそれはともかく、小説を“写経”するのは文章作法を学ぶにはイイ方法だと
思うんだけど。(ゴースト本だと判明すれば、これは飯島には当てはまらない
かも知れないけどさ。)
11無名草子さん:02/08/22 15:23
>●飯島愛のベストセラー『プラトニック・セックス』、ゴーストライターに肉薄!
>●決定的証拠! 落合信彦のゴーストライターへの集英社の印税支払通知書を掲載!
>●死後40年を迎えたマリリン・モンローのデスマスクと、その死の真相とは?
>●『BUBKA』『POWERS』『ダークサイドJAPAN』など“鬼畜系”雑誌に
>仕掛けられた言論弾圧の真の意味とは?

なんか情報の中で感じる憂鬱の典型的な文字群だな
なんで厭きもせずこんなん記事にするのだろう?
大手の新聞社に行きたがる奴の気持ちがちょっとだけわかった・・・
12無名草子さん:02/08/22 15:24
>>10
写経なんかより、音読の方が効果はあるよ
13無名草子さん:02/08/22 15:29
>>9
国粋主義少年とナショナリストはどう違うのかな。
自分的にはクソ英語の「ナショナリスト」という言葉自体カコワルーイけど、
国粋主義少年もファッションとしてはダメダメだと思うよ。
舶来文化崇拝のマルクスボーイはましていわんや(以下略)

パンクロック全盛時代に、なにを勘違いしたか旧日本兵の格好をした
「紫電改のタカ」みたいな風情のパンクバンドが出たけど、それはそれは
格好悪かった。本当の神秘性を習得したいなら町を出て山にこもって
修業すべきだとおもう。カラス仙人みたいに。西洋風の都会で神秘性を
追究するなら、シド・バレットみたいに“月の裏側”の住人になるしか
ないかも。
14無名草子さん:02/08/22 15:30
>>12
写経と音読をいっしょにすると、もっと効果ありそう。
なんだかキオークマンみたいだけど。
15無名草子さん:02/08/22 15:33
>>11
>なんで厭きもせずこんなん記事にするのだろう?
>大手の新聞社に行きたがる奴の気持ちがちょっとだけわかった・・・

大手の新聞社に行きたがる香具師の気持ちが、どのようにわかったのか、
あなたの推測をちょっと聞かせて。
大手新聞社のやってることはもっとひどいと思うけど、どうよ?
16無名草子さん:02/08/22 15:34
>>13
ナショナリストってのはもの凄く難しい言葉なんだよ。
ナチもそうだし、アメリカ人もそうだしね。
要はどんな種類のナショナリストかって所が大事で、
本当はナショナリストであることは国民の普通のカタチなんだけど
連合国的ナショナリズムなりナショナリストで無ければならないってのが
アメリカやヨーロッパの意図とする所なんだよね、今は。
まぁ難しい、自分でも意味が分からない
17無名草子さん:02/08/22 15:38
>>15
いやでも、酷いなりにも、それなりに一般的な世間に対して影響力なりがあるだけ
クソオタクカルチャー雑誌よりは遥に有意義な感じがするでしょ。
大体、モーニング娘の記事なんていい年こいたらオヤジはやっぱり
書きたくないでしょう。それに、くだらない芸能人の記事だって。
やっぱり、それなりに意義が無いといやだっての
18無名草子さん:02/08/22 15:42
>>16
nationalistというのは言葉本来の意味からすれば「生まれた場所にこだわる人」
という事だと思う。場所とは「土地」であったり「社会的な地位・門地」
せあったり、とにかく「出自」のこと。
だからnation stateという国家や、まして国際的な制度枠組み(アメリカ的
世界秩序とか)に回収されるのは、言葉の原義からすればインチキなnationalism
なんだよね。民族主義といっても、医学的・自然人類学的「民族」と、社会制度的
な「民族」が混同されているし。だから本当は、英語の「ナショナリズム」
を使わずに、日本の社会のなかで適切な表現が開発されるべきだった。
しかし日本の知識人は怠慢で舶来文化信者で知的鈍感野郎だかりだったから、
そういう表現が生み出せずにきた。そこが日本における「ナショナリズム」の
限界。 似たようなことが「デモクラシー」とか「フェミズム」という言葉
でも起きている。欧米での動きはともかく、日本では概念の政治的悪用・乱用・
腐敗が著しい。
19無名草子さん:02/08/22 15:44
>>18
へ?なんで?本居宣長やら平田篤胤やら福沢やらとにかくみんな
凄かったじゃん。結構なもんだよ、昔の知識人も
20無名草子さん:02/08/22 15:51
>>17
しかし大衆迎合は、大新聞のほうがひどいと思うよ。
その意味では朝日もサンケイも同じ穴の狢だと思う。
朝日は大昔から大衆迎合がひどく、世情の風向きに媚びてコロコロと主張を変える。
サンケイは営業右翼で、愛国的主張も非常にご都合主義的なものだしさ。
読売は共産党くずれのナベツネスターリン体質のせいか、「プラウダよりも
多くの読者を抱える大新聞です」などと馬鹿な自慢をしてるしさ。
新聞の拡販団って住民票を不正入手してヤクザが営業してるわけでゲシュタポ以下だよ。

最近の新聞の文化的な記事はひどいもので、モーオタみたいなミーハーぶりが
丸出しだしさ。これは日本の全体的な傾向だから仕方ないけど。
もっとも影響力のあるメディア(テレビ)がサッチーやら「タマちゃん」やら
モー娘。やらの腐った流行を作ってきたことは絶対に無視できない。
何の取り柄も存在価値もない梅宮アンナ&芳賀けんじ&梅宮パパが、まったく
理由もなく10年間メディアで生き延びてきたのは、まさにテレビと大衆紙の力だよ。
そういう影響力なら要らないよ。
2118:02/08/22 15:54
>>19
おっしゃるとおり。
>本居宣長やら平田篤胤やら福沢やらとにかくみんな
>凄かったじゃん。結構なもんだよ、昔の知識人も

問題は昭和期以降の知識人だと思う。自分のアタマで考えることを
さぼってきたように思える。借り物思想のパッチワークやブローカー
みたいなことが目に余る。
22無名草子さん:02/08/22 16:05
>>21
やっぱり西洋の哲学がそれだけ分かりやすかったし、ほとんどゴシック建築
のような単純さと頑丈さをそなえた思想に安心したんじゃないかね。
神道や仏教を国家思想とするにははあまりに、救済的、衆民中心すぎた・・・
だから国家神道をあらたに作った
23無名草子さん:02/08/22 16:13
1は何者だ?
ついて行けない・・・・
24:02/08/22 16:33
>>23 雑誌好きです。本当に読みでのある雑誌を渇望している今日このごろ。
25無名草子さん:02/08/22 16:43
>>22
西洋の哲学が本当にわかりやすかったのか疑問が残る。
哲学の根本にある宗教観とか倫理観とか言葉に対する感受性とかの
無意識的で書かれていない領域まで、日本の碩学たちは理解していた
のか疑問。しかしとりあえず、大学へ行って文学部とか出てそれなりに
外国語が読めて「論文」らしいものをかけば、これまでは社会で偉いさん
として通用したから、インチキで半可通な西洋の思想なんかが日本で
不完全な歪んだ形のまま定着したような気がする。

>神道や仏教を国家思想とするにははあまりに、救済的、衆民中心すぎた・・・
>だから国家神道をあらたに作った

これはそうかも知れないが、ナチスの根源にも白人なりのキリスト教の摂取があり、
連中なりの「救済」指向で「国家社会主義労働者党」(←すげえご都合主義的名称!)
を作ったわけだから……。“国家神道”は、日本をドイツ帝国なみに統合する仕掛けと
して発明されたのかもしれないが、本来そうした仕掛けには役不足の“天皇”を
祭り上げたのは無理があったのかも。観念の産物で幻影でしかないキリストとは
到底勝負にならない。同じ様な滑稽を、スターリンやポルポトやキム・イルソン
で繰り返すことになったのが人類史の20世紀だったわけで……、


26無名草子さん:02/08/22 17:11
>>1
>●『BUBKA』『POWERS』『ダークサイドJAPAN』など“鬼畜系”雑誌に
>仕掛けられた言論弾圧の真の意味とは?

これも重大事件。
言論弾圧というのはこういうところから始まる。
だけど大マスコミは常にこの段階では無視だもんね。
27無名草子さん:02/08/23 11:58
深沢七郎の「風流夢譚」読んだよ。
かるーい小説で、なんだかコントの台本みたいだった。
映画の「樽山節考」はこの人の作品だったよね。
「風流夢譚」も映画にしたら面白い作品になるんだけどなあ。
日本じゃ右翼が騒ぐから無理だろうけど。
28  :02/08/23 15:40
スキャンダル大戦争@で薬害エイズの安部英と噂真の弁護士が同じだという
ことを暴露されて(だから噂真は安部の無罪判決を批判しなかった)、噂真
とは冷戦状態なんだよね。
29無名草子さん:02/08/23 15:50
名スレの予感。
30無名草子さん:02/08/23 16:45
>>28
弁護士だって商売でやってんだから、そこに“思想性”を求めたり
ケンカしてるのは馬鹿馬鹿しいと思うんだが。
ウワシンもそんなことぐらいでヘソまげるなんて大人げない。
31無名草子さん:02/08/23 16:48
「ウワシン」が「ブブカ」や「ダークサイド・ジャパン」を
叩いているうちに(内ゲバにしか見えないけど)、「新潮45」が
スキャンダル雑誌のおいしいところをパクパクしてしまった
という罠。どっちにしても内ゲバやってる雑誌は阿呆。
32無名草子さん:02/08/29 05:30
「風流無譚」は戦後文学史を語るうえでは
一応はずせないので、
ぜったいに呼んでおくべき。

読んで何を思うかは、個々人の自由だが……。
33無名草子さん:02/09/03 12:51
読めてすっきりしたよ。大江のはやっぱり面白かったな。
34無名草子さん:02/09/03 19:00
鹿砦社は右翼に叩かれないの?
35無名草子さん:02/09/03 19:07
こんな作品で右翼が突撃かけるんなら、トンチンカン右翼という
ことになるぜ。
平成になって右翼に近いサイドのほうがもっとハレンチな
事をやらかしてるもん。
今上天皇の在位10周年で小泉などが仕掛けた皇居前のイベント
なんて軽々しくて皇室を侮辱したも同然。YOSHIKIだしたのは
イタすぎだった。(森新一ファミリーでとどめておけば
よかったんだけどね。)
36無名草子さん:02/09/05 12:36
見かけないんだけど、まだ売ってんの?
いくら用意すればいいんです?
37無名草子さん:02/09/05 12:51
先日出たばかりだから、まだ全国の書店に行き渡ってないのかも。
超マイナーな雑誌だから大書店でもめったに見つからない。
だからオレは通販で買ったよ。↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4846304612/

値段は950円。それで「風流夢譚」と「セヴンティーン」の
復刻版が読めるというのは非常にありがたい。ってゆーか、
単行本でこうした復刻版を買えばたぶん2000円くらいになるんじゃない?
38無名草子さん:02/09/05 13:41
襲撃はけしからん!って児玉誉士夫が怒ってたくらいだし
大丈夫でしょ(w
別にずっと禁書にする必要もなかったのでは

39無名草子さん:02/09/28 07:19
禁書にしたのは、版元の中央公論社が屁タレだったからに他ならない。
そういうことだからナベツネなんぞに買われるハメになるのさ。(苦笑)
40無名草子さん:02/10/06 23:42
こんどは
『田口ランディ その「盗作=万引き」の研究』を出すってよー(w
41無名草子さん:02/10/25 21:40
石井議員が刺し殺されて、浅沼議員のテロ殺人事件の再来になっちゃった。

偶然のタイミングとはいえ、セヴンティーンが必読小説になった
今日このごろ……。
42無名草子さん:02/10/31 00:55
「風流無譚」事件は右翼陣営からも批判が出たからね。
お手伝いさん殺してるから当然だけど。
犯人は愛国党?だったから赤尾敏叩きって意味もあった気が(うろ覚え)。
43無名草子さん:02/12/14 23:23
まさか?
44無名草子さん:02/12/14 23:37
奥崎謙三の「宇宙人の聖書」で「政治少年死す」以外は読んだ。
45無名草子さん:02/12/15 00:39
『宇宙人の聖書』って、「政治少年死す」が収録されてんの?
奥崎さんのメッセージだけ書かれていると思ってたけど。
46無名草子さん:02/12/15 01:36
それ以外・・・って書いてある。
「政治少年死す」は収録されていない。
収録されているのは、
「風流夢譚」
奥月宴著「天皇裕仁と作家三島由紀夫の幸福な死」
奥月宴著「天皇裕仁は二度死ぬ」
という三篇の小説。
47無名草子さん:02/12/15 01:48
>>45
文盲か、サザエさんみたいな慌て者だな
48名無しさん:03/01/05 02:38
                   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
Λ_Λ  | 君さぁ こんなスレッド立てるから          |
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 ( ゚Д゚) < おまえのことを必要としてる奴なんて         |
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49山崎渉:03/01/12 18:39
(^^)
50terry eagleton:03/01/14 01:17
古いですね、政治少年死すー。ところで、飯島のゴーストは、カノウ姉妹のゴーストと一緒と聞いてます。飯島の実質はいざ知らず、普通AV女優でもなんでも、文章まともに書けないもんだってこと自体、あまり理解されてないのが面白いね。
51山崎渉
(^^)