「海辺のカフカ」上下巻 9・12発売 新潮社
日本人で最もノーベル賞に近い作家から、世界でも最有力な候補へ。
本人も、もう意識して、おちゃらけエッセイを、控え出した。
海辺のカフカ、1600枚。表紙はどうも、ノーベルっぽい。
村上春樹はノーベル賞に相応しいか。ほかの内外の候補は誰か。
「海辺のカフカ」の出来はどうか(読んでからだけどね)。
2げとずさー
初めてなので許してー
「海辺のカフカ」
→期待薄
でも評論家が絶賛すると、それが北欧の小国の王立の委員会に伝わって…。
ゲットだぜN賞
ここで一句
ピョンヤンに フライト一回 平和賞 ちょろいもんだぜ ノーベルゲット!
金大中
5 :
通りすがりの猫:02/08/20 02:20
海辺のカフカ、おもしろいよ。
特にナカタさんと猫さんが話すシーンが好き。
ミミさんとゴマちゃんが助かってよかった〜。
まだ上巻しか読んでないけど
ナカタさんは四国へ突入寸前だし、カフカとどんな関係性があるのか
早く知りたい。みなさん、お楽しみに!
>5
もう読んでいる人がいるんだー。いいないいな。
8 :
通りすがりの新潮さん:02/08/20 03:27
アマゾンからメールがいっぱいきて
読みたいとは思ったけど。
あたし今まで一冊も春樹の本読んだことない。どんな人なのかも知らない。
だからいいや。
金がない。
10 :
無名草子さん:02/08/20 03:54
>5たん
また主人公はいけていない中年男で、若くて美人な姉ちゃんが出てきて、
軽くエッチ夢見ちゃったり、なんか棚ぼたでうまいこと彼女とセク―ス
しちゃったりして普通に考えるとウハウハな状態なはずなのに、
死体がいっぱい出てくる夢見ちゃったりして、やっぱり世の中は
気だるかったりする、そんなお話なんでしょうか?
ああでも! ノーベル賞最有力っていうのは日本人としてうれしい
ですね。大江健三郎よりは大衆受けするよきっと。大江は海外の大学
で特別公演を開いたら、観客3人くらいだったことがあった、と
聞いた。
>>10 ノーベル賞最有力候補? だと?
興味ねえよタコ。
出版社が勝手にほざいてるだけじゃねえのかよ。バーカ。
買えねえんだよ! タコ!
12 :
無名草子さん:02/08/20 05:04
ノーベル賞が欲しいなら新潮タコなどから出さないで
野間さんのところの世話にならなきゃね。
野間さんところは伝手があるから。(苦笑
13 :
無名草子さん:02/08/21 10:30
井伏鱒二(早稲田)井上靖(京大)遠藤周作(慶応)
みんな残念でしたで賞
やはりノーベル文学賞は、東大の牙城(二人だけど 苦笑)
早 稲 田 ( 私 学 ) の 春 樹 じ ゃ 無 理 、 無 理
14 :
無名草子さん:02/08/21 11:01
5、もう読んだなんて嘘こくなよ。
まだ印刷にもかかってねえだろよ。違うか?
15 :
無名草子さん:02/08/21 11:02
16 :
無名草子さん:02/08/21 11:05
>>12 なんと言っても、村上春樹のメインは、野間のとこだと思うよ。
群像新人賞取ってるし、初期3部作、「ノルウエィの森」もあそこだし。
ノーベル取ったら、講談社も馬鹿売れ。
ノーベルは、作品じゃなく人にあげる賞だからね。
春樹がノーベル取れそうだったら、野間佐和子っちは頑張るでしょう。
17 :
無名草子さん:02/08/21 11:14
自然科学分野の候補者って日本にも現在かなりいる(過去にもいた)らしいん
ですよね、ほとんどは候補者のまま終るんですが。選考の建て前上、毎年のよ
うに順送り的にめぼしい研究者が「ノーベル候補者」に祭り上げてゆくシス
テムなのです。
文学症はどういう選抜システムになってるんでしょう? 今のところ春樹氏だ
けなんですか?
18 :
無名草子さん:02/08/21 14:34
楽しみだなワクワク
どうせ、寝ないで最後まで読んでしまうのだろう
19 :
無名草子さん:02/08/21 14:40
確かに、村上春樹がノーベル文学賞をとれば、文学賞に限らず、わが国のノーベル
賞受賞者の中で、初めての私大出ということになるな。
それも、いいかも。
「出版不況対策としての、村上春樹のノーベル文学賞受賞」いいかも。
どうせ先々で取るなら、このさい来年くらいで行こうよ!
20 :
無名草子さん:02/08/21 14:40
海辺のカフカごみ
21 :
無名草子さん:02/08/21 14:44
学歴が問題になるなんて、日本らしいですね。プププ
そんだけ、みんな自分に自信が持てないってことか・・・・
22 :
無名草子さん:02/08/21 15:13
朝日堂しか読んでない漏れは、
ああいう庶民的なプー的な生活を送っている人物が
ノーベル賞を取ったらと空想するだけで
素直に嬉しいぞ。
23 :
無名草子さん:02/08/21 15:27
>>22 >素直に嬉しいぞ
だからどうした?別に俺は嫉妬してるわけひゃないよ。
24 :
無名草子さん:02/08/21 16:02
学歴なんて問題になるんだ?
さむー
26 :
無名草子さん:02/08/22 17:04
ノーベルなんてあんなダイナマイトキチガイの余銭にそんな価値があるとは思えんのだが。
しかし、春樹には正直がんばって欲しい。
27 :
無名草子さん:02/08/22 17:13
何かあると学歴の話になるのが不思議。
頭の悪い高学歴の連中よりも勉強ができなかった人達が不思議。
28 :
無名草子さん:02/08/23 00:22
日本人だからさ。
29 :
無名草子さん:02/08/23 00:26
ノーベル賞ってのはただの絵空事だろうが、
まず下地として少しは海外で評価されているってことなんだろうか?
30 :
通りすがりの猫:02/08/23 01:39
>>8
は〜い。すみませんでした…。もうここには書き込みません。
>>14 申し訳ないけど本当にもう読んでいるんだよね。
校了前のバウンドプルーフだけど。
>>30 はいはい、wかったわかった、
オマエのことなど誰ひとりナ〜〜んの興味もなし、
さっさと逝ってよし!
32 :
無名草子さん:02/08/23 12:15
ノーベル賞なんて、パフォーマンスで取るものだ。
大江健三郎だって、@反戦反核運動A知恵遅れの息子との共生パフォーマンスで、
ノーベルゲットしただけだ。
ま、村上春樹にしても、神戸の震災の被害者のインタビュー集、「アンダーグラウンド」
を出した頃から、うさんくさい感じあるけどね。
震災後のボランティアと言えば、〇中康夫のことも思い出すけどな。胡散臭〜。
33 :
無名草子さん:02/08/23 12:27
34 :
無名草子さん:02/08/23 14:37
げらがでまわってるね。俺もってないけど。
読んでる人たちにしつもん。
また、井戸が出るの。
スプートニクの「この島に井戸はありません」てのは、笑えた。
10さん
簡潔ですてき。
>34
ありがと。ほぼ全ての話がこれに当てはまると思うのですが、どうでしょう?
36 :
無名草子さん:02/08/23 15:03
今回は「新潮」になんかのったのかなあ。
ねじまき3は、予告編みたいに一部が載ったよね。
37 :
無名草子さん:02/08/23 19:14
あげ
38 :
無名草子さん:02/08/23 22:19
いやあ、5さんがうまくたちまわってくれれば
おもしろかったのになあ。
まだ間に合うから、おもしろい予告スレニしようよ。
とりあえず、猫はまたいなくなるの?
39 :
無名草子さん:02/08/24 00:26
>>32さん、アンダーグラウンドは地下鉄サリン事件の被害者
のインタビュー集です。
40 :
無名草子さん:02/08/24 01:18
なんだ、上のほうで新潮さんが書くなと釘刺してたか。
たしかに、5さんのじまんばなしより、
公式HPのほうがじらしがうまいものな。
読みたい人の質問に答えるスレがほしいよ。
答えないほうが良さそうな質問には「ないしょ」とか答えてくれるやつ。
発売日に向けてじわじわ盛り上がりたいね。
当日は直前にカウントダウンとか。
なんか脳内イベントで終わりそうでさみしい。
41 :
無名草子さん:02/08/24 12:33
ノーベル賞に値するほどの作品があるのか…。
しかし「蝿の王」の作家でさえ取ったしな…。
文部科学省のエライさんに春樹フリークがいて
ひたすら騒ぎつづけてる
ってのが事の発端でしょ???
43 :
無名草子さん:02/08/24 15:13
‘94のねじまき鳥・・は人間皮剥ぎの描写が残虐すぎて第一部で辞めて
しまいますた。
巻末に参考文献のってたけど、あんなこと戦時中の中国であったのか?
スレと無関係スマソ
44 :
鏡の中の村上春樹:02/08/25 11:43
僕は今度の「海辺のカフカ」には期待している。
何しろ、「スプートニクの恋人」は酷かった。群像新人賞に応募したら、一次予選
通過しなかったろう。講談社は、エッセイにも良く登場していた木下陽子が、児童書
の方に行ってから、担当がイマイチしっくり行かないようだ。
また、夫人の村上陽子が春樹のファーストリーダーとしてとてもいい意見を言って
いたのも、過去の話のようだ。もう、読んでない。
以前の春樹は、W陽子という女に、支えられていた。その体制が崩壊し、また春樹が
年齢を取ったせいで、村上文学は衰退した。
しかし、新潮社は、文芸出版社の最高峰だ。最近は、春樹のメインは新潮社だといえ
る。以前の担当はやや頭が硬い鈴木力、今は知らないが、いずれにしても、春樹はその
適切なアドバイスに惹かれて、講談社→新潮社になびいたと言える。
「海辺のカフカ」は、村上春樹と新潮社の、底力が問われる、今年最大の話題作だ!
>>43 俺は、ねじまき鳥では、あの第一巻のラストのノモンハンの長い話が、
絶対的に、圧倒的だったと思うよ。
46 :
無名草子さん:02/08/26 14:09
上げ。「海辺のカフカ」、期待したい。
47 :
無名草子さん:02/08/26 19:11
春樹がノーベル賞を受賞したとして、
授賞式にはどんな格好で行くというの?
タキシード姿なんてレアな春樹を見られるのでしょうか?
辞退するんだよ。
49 :
無名草子さん:02/08/26 22:03
>>47 川端みたいな羽織はかまです。
家紋もついてます。
50 :
無名草子さん:02/08/26 22:15
>>47 スニーカー&スーパーでバーゲン特売のスーツを洗濯機でまわしてヨレヨレ
にしたやつを着て。
>>44 ほんとスプートニクの恋人は酷かった.
春樹かぶれの春樹しか読んだことがない大学1年生が書いた作品といった感じだった.
あまりの酷さを信じられず,自分の読み方が悪いのかと思って5回も読んでしまった.結論として,僕は時間の無駄をしただけだった.
あれは,自分で自分の作品のパロディーでも書いたのだろうという結論に達した(案の定,カフカHPにそれに近いコメントが書いてあった.本当に"職業"作家なら,読者にそんなもん金だしてかわせるなとちょっと腹たった.).
もう春樹氏は終わったと思っていたが,神の子〜は秀逸だと思った.
ということで,それに続くカフカには一応期待している.
52 :
無名草子さん:02/08/26 23:40
zaghesdf
53 :
無名草子さん:02/08/27 10:28
「レキシントンの幽霊」「スプートニクの恋人」などはバツだったが、
新潮社の「神の子供たちはみな踊る」(だっけ?)は、すこしイケてた。
村上春樹は、復調してきている。今度の作品には、期待している。
54 :
無名草子さん:02/08/27 10:56
今朝の朝日の2面によると、
今年のノーベル賞の受賞者を発表する日程が公表されたそうだ。
医学生理学賞10月7日。化学賞・経済学賞8日。平和賞11日。
文学賞は後日、スウェーデン王立アカデミーが日程を公表する、だって。
きっと新潮社と、「海辺のカフカ」のセールスに、一番インパクトのある
日を、相談しているんだろう(冗句)。
春樹はノーベル賞の授賞式には、イタリアで買った、ビシッとしたスーツで行くだろう。
55 :
無名草子さん:02/08/27 21:10
賞の方が大きいのか、作家の方が大きいのか?
56 :
無名草子さん:02/08/27 21:32
あー、早く読みたい。
つっても、漏れは買わないけどね。
姉貴が買ってくることに期待大。
57 :
無名草子さん:02/08/27 21:33
んーそういう心理ってあるよネ
いつもハードカバーを発売日に買う.
人に貸す.
戻ってきたらまた貸す.
繰返しているうちに誰に貸したか忘れる.
結局戻ってこない.
文庫本が出るころにまた読みたくなる.
文庫本買う.
60 :
無名草子さん:02/08/28 00:04
好きな本は人に貸したくなるという罠、ですな。
61 :
無名草子さん:02/08/28 13:39
確かに、神の子〜は読みやすく、迫力はあったが、
「こわれている」「イカレている」「キチガイじみている」「精神が異常をきたしている」
種の小説であったことを、認識したほうがいい。
新作には、もう少し一般倫理性を期待したい。頑張れ、春樹!
>>61 >「こわれている」「イカレている」「キチガイじみている」「精神が異常をきたしている」
>種の小説であったことを、認識したほうがいい。
ん?「こわれている」・・種の小説は評価できないってこと?
63 :
無名草子さん:02/08/28 16:56
ぜんぜん「こわれて」いなかったり、ちっとも「イカレて」
いなかったりする小説があるのかな。
64 :
無名草子さん:02/08/28 18:09
「こわれてる」って言っても村上春樹的に壊れてるだけであって
本気の殺人者とか真面目な殺人者みたいな電波が出てこないんだよね
真面目な殺人者??
もちろん,いいたいところはなんとなく分ります.
春樹作品のキャラは皆してどこか損なっているけど,きちんとというかかたくなに自分を保っている.
自殺ですら,自分を保った結果にすぎない.
春樹叩きスレで,私のスプ駄作書き込みが具体的でないとの御批判をうけておりました.
いやはや,私の書き込みを追っていただいて嬉しいかぎりです.
そこで幾つが具体的にいくつか駄作の理由を思い浮かべてみたら,それらの全てがこれまでの村上春樹作品の特徴として当てはまるものばかり...
うーん.かといってファンである私はこれまでの作品が駄作とは思わない.
ということで,村上作品がデフォルメされ過ぎているところが駄作ということで.
って,これカフカスレでしたね(^^;).
68 :
無名草子さん:02/08/29 00:30
そもそもノベールなんてとれんのか?
70 :
無名草子さん:02/08/29 01:30
>>69 それはわからん.
あの賞ほど予測つかんものはない.
アーヴィングはとっているんだっけ?なら,とれるかもね.
どうでもいいから、とっと獲っちまえ!
72 :
無名草子さん:02/08/29 17:53
春樹とか心底どうでもいい。春樹がノーベル獲れるならヴォネガットや
オースターがとっくに獲ってるはず。「世界の終わり」は偶然の産物。
>「世界の終わり」は偶然の産物。
ハァ?なんだそれ。お前もうアホかと。
74 :
無名草子さん:02/08/29 19:35
>73
「世界の終わり」はいいと思うよ。
75 :
海辺のトトロ:02/08/29 20:24
ところで、カフカについてよく知っている人から見ると、
この題名はどういうイメージなの?カフカってアフリカの内陸に住んで
て実は海に縁がなかった人だとか?「海辺の武田信玄」って感じなのかな?
少年が主人公らしいけど、カフカは少年時代の有名な逸話とかあるの?
ここは発売後は感想スレになりそうだから、どんな作品かの予想を語って
おくと、後からみて面白いと思う。
76 :
無名草子さん:02/08/30 10:30
あげぽん。
77 :
無名草子さん:02/08/30 11:05
長編たのしみだよ。
短編は、あたしには、どうもあわなかった。
世界の終わり・ねじまき風の作品って聞いてるんで期待大。
78 :
無名草子さん:02/08/30 13:36
新潮から出してる小説は基本的にヘヴィーで読み応えあるのでいいね。
79 :
無名草子さん:02/08/30 13:40
あたしは自分のペースで読む。
でも、このスレのせいではりあってしまいそう。
「ただいま120ページ踏破」てかんじで。
ああ、たのしみたのしみ。
あと2週間かい。
80 :
無名草子さん:02/08/30 13:45
75さん。
ビートニクとスプートニクみたいに、音感とみた<カフカ
でも不条理と関係があるかもしれないね。
81 :
抽象的いわし:02/08/30 23:33
カフカといえば変身.
村上作品が変身してるんでないのかな?
カフカと言えば3部作でしょ。
つまり、不条理一直線。
春樹には似合わんかな。
83 :
無名草子さん:02/08/31 03:19
えーびっくり。
「世界の終わりと〜」が不条理の世界でなくてなんなの?
不条理一直線に春樹はよく似合うよ!
84 :
無名草子さん:02/08/31 03:33
このスレ見て愕然としている。
春樹は最近はまって、すごい好きになったけど…
ノーベル賞候補?
まじでいってるんですか?どういうこと?新作はもちろん
買うつもりですが…エッセイであんな普通の親父丸だしに近い
あの春樹が…(゚д゚;)
詳細を聞きたいです!
素朴な人だね。
86 :
無名草子さん:02/08/31 08:55
でも欧米の読書好き意外の一般の人で春樹知っているのは多いんですか?
韓国では凄く有名なんですよね。
87 :
抽象的いわし:02/08/31 12:13
>>86 中国都市部でもですね.
しかし,ノーベル賞候補というより,これからノーベル賞候補になることが期待されている人材といったところでしょう.
候補というと,すでに賞に値する作品が出ている人をいう.
やはりノーベル賞が文学としての"格式"が問われる.
これまでの春樹氏の作品は,その善し悪しとは関係なく,ノーベル賞に値する"格式"は持ち合わせてるとはお世辞にも言えない.
アジアでの目覚ましい売り上げ,および欧州北米の知識層での一定以上の評価を背景に春樹氏の名前が世界的に知られる様になって,作品が推薦者や審査員の目にとまる様になった.
そういった人々にノーベル賞に値するという評価はさすがに受けていないというのが現状.彼の作品が非常に好まれているのは事実であり,ノーベル賞に値する"格式"をもった作品を出せば,いっきに候補におどりでるといった状態といえる.
88 :
抽象的いわし:02/08/31 12:15
ノーベル賞"は(が×)"
現状,"その一方(挿入)", 彼の作品が
89 :
無名草子さん:02/08/31 12:32
その格式の壁を超えるために書かれた作品が海カフなんですね。
90 :
無名草子さん:02/08/31 13:56
ノーベル賞だの格式だの、私はくだらないと思う。
小説そのものの価値とは無関係だから。
政治力とおつきあいの世界に、春樹が巻き込まれて欲しくない。
91 :
無名草子さん:02/08/31 14:09
まあ政治的に受賞しちまうノーベル賞には魅力はないけどね。
でも村上春樹のように政治には距離とっている人が受賞することは
ノーベル賞にとってもよいと思う。
92 :
無名草子さん:02/08/31 16:38
TVピープルと風の歌を聴けは良かったYO!!
93 :
無名草子さん:02/08/31 19:11
君たちまだ読んでないの(プ
ケケケ
94 :
無名草子さん:02/08/31 23:30
好むと好まざるとに関わらずノーベル賞とはそういうものだ。
95 :
無名草子さん:02/09/01 00:23
過負荷がどう絡んでくるのか知らないが、
今更題材として過負荷はないとおもうよ。
96 :
無名草子さん:02/09/01 00:25
最初から外国語に翻訳される前提で小説を書くなと言いたい。
日本語の真髄で翻訳者を悩ませてやろうじゃないか。
97 :
無名草子さん:02/09/01 04:41
ノ−ベル賞とったら普通にニュースとしてメディアに出てしまうけど、テレビに出たくない村上春樹はどうするのかな?
私の名前を書名に使うなんて。
恥辱が残っていく……
99 :
無名草子さん:02/09/01 05:35
↑
どんな字なの?
カタカナ ダロ!(w
101 :
無名草子さん:02/09/01 14:59
ノーベル賞なんて今やレコード大賞と同じくらい
無意味なお祭りに過ぎないでしょ。
./ ̄ ̄ ̄\
. ./ ,,ィ ハ ヽ
{. _,メ lノ/)人}. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(l「 ●l⌒l●' |!) < いまなら海辺のカフカに葬送がセットで付いて3200円
r:、 ヽ._.l_l_ / ,n \_____葬送はジャパネットが負担します
ヽ.`-'7.\゙''ー''゙/ ,「゙-'ノ
. ゙ヽヽイ ̄ ̄`ト、/ /
` ´| .|゙ -'
俺は小説が面白きゃ、どうだっていいよ。
ていうか、早く文庫にならねえかなぁ…。
104 :
無名草子さん:02/09/01 18:02
あと2週間か。
>102
そういえば平野啓一郎スレッドって無いんですか?
106 :
無名草子さん:02/09/01 22:27
>>105 102ではないですが…
平野啓一郎のスレッドは文学の板に沢山あるよ
107 :
無名草子さん:02/09/01 22:30
平野啓一浪かあ。
あんま好きじゃないなあ。
三島、田中康夫、石原とか法学部出身の作家はおしなべて好きじゃない。
なんか虚栄心というか自己顕示欲が文章に滲み出ている感じがする。
108 :
無名草子さん:02/09/02 01:10
あれっ?
109 :
無名草子さん:02/09/02 02:05
ん?
110 :
無名草子さん:02/09/02 02:09
>>107 私は平野は結構好きかな。三島も好きだし。
でも、田中康夫や石原慎太郎のんには興味はないね。
111 :
無名草子さん:02/09/02 02:24
>>107 漏れは作者の学歴なんて気にしないよ。
あてずっぽうだけど、君はまずまず名の通った一流私大に
昔、通ったか在学中で、法学部に何かのコンプレックスを感じてるんじゃない。
あるいは挙がった作家は、皆、政治的な活動をしてるからそう見えるとか。
112 :
無名草子さん:02/09/02 02:40
私はむしろ法学部出身の作家には親しみを覚えるけどな。自分が法学部だから。
まあ、普段は作者が何学部出身かなんて全然気にしてないんだけど。
スレの内容に戻すと、試しに立ち読みして面白そうだったら買ってもいいかな。
でも高い・・・
113 :
無名草子さん:02/09/02 02:55
文庫はいつ出ますか?
文学板か。盲点でしたサンクスコ。
>113
3年後くらいを覚悟
スレタイ通りノベール獲ったらもっと引っ張るかも…
あ、逆に普及版って事で早まるのかな?
>>111 学歴そのものは気にしません。
というか僕も法学部卒です。地方では名が通っている国立の。
>あるいは挙がった作家は、皆、政治的な活動をしてるからそう見えるとか。
これですね。
学部時代の知人に小説家目指している人がいたのだけど、いいもの書くというより、どう書けば凄く思われるかばかりを気にしていたもので。
そいつを彼等にみてしまうんですね。
116 :
無名草子さん:02/09/03 00:15
このスレタイを見たとき、
初めて、この本を買いたい、と思った。
117 :
無名草子さん:02/09/03 01:37
え〜やだ〜
この人にノーベる賞取って欲しくない〜
なんとなく〜
>>118 好むと好まざるとに関わらず,未来の候補であることには違いない.
120 :
無名草子さん:02/09/04 00:35
斎藤美奈子の、ハルキワールド=ゲーセン理論はおもしろかった。
『文壇アイドル論』
121 :
無名草子さん:02/09/04 12:58
ゲーセンだっけか?
RPGじゃなかったっけ
立ち読みだからよく読んでないけど
122 :
抽象的いわし:02/09/04 22:15
123 :
無名草子さん:02/09/04 22:50
『ハルキランドはゲーセンである』
そして羊をめぐる冒険やダンスダンスダンスなどいくつかの
村上作品を『PRGに酷似している』と斎藤は書いています。
124 :
無名草子さん:02/09/04 22:51
あ、まちがえた。
PRG→RPG(ロールプレイングゲーム)
125 :
無名草子さん:02/09/04 23:16
春樹の作品は、ミステリー小説なんだよ。
しかも終わりの無いミステリー。
126 :
無名草子さん:02/09/05 01:06
作家と読者の共謀ってやつ?
それはそれでいいけど、
やっぱ作家の中で完成されたものが読みたい。
だってコミットするのは疲れちゃうから。
127 :
無名草子さん:02/09/05 01:12
読者にもレベルがあるからね。
ものを考えようとしない読者に「面白い」と言われるのはどんな作品?
128 :
無名草子さん:02/09/05 01:34
いつ発売なの?
129 :
無名草子さん:02/09/05 02:23
9月12日に発売予定。
130 :
無名草子さん:02/09/05 03:47
レベルが高い読者=ものを考える読者なのかな
そんなふうに根底から物事を見ていない人にも
ものを考えることができるのだろうか?
127はやや上滑りしている
こいつ、サリンジャーの「ライ麦畑」訳すんでしょ?嫌だなあ・・・・・・。
なんか凄い汚される感じ。
大量の春樹厨が、「野崎訳より面白い!」「やっぱし春樹さんは天才ですね!英文学にとても精通してるし」
みたいなことを発し続ける状況になんのかな・・・。今から懸念して鬱だよ( ´Д⊂ヽ
132 :
無名草子さん:02/09/05 12:35
よんでもないのにそういうこというのは
どうだろうか。
先入観で本読む人に懸念されても、まぁしれとるね
133 :
無名草子さん:02/09/05 14:52
面白いの?
なんか逃げてるよねこの人、力があるならストレートに書いてくれよ。
134 :
無名草子さん:02/09/05 14:56
いわゆる文壇のひとは嫌がるだろうね。自分達より権威が上になっちゃうから。
それだけでも春樹がノーベル賞とるのを見てみたいよ。
村上春樹がそんなに優れた作家とはまったく思わないけど、
ノーベル賞を貰うのは大賛成。
何なら村上龍とか島田雅彦とかにもやったらいいと思う。
ノーベル賞自体の価値をもっと引き下げるべきなのだと思うから。
136 :
無名草子さん:02/09/05 15:11
村上龍って昔はいいと思ったけど、今はただのSM小説家。ノーベル賞は
無理だろう。
ところでどうしてノーベル賞の価値を引き下げたいの?
>>136 ヨーロッパ中心主義的な考えに基づいた賞だってこととか、
文学自体がそんなに他者との優劣を決めるものじゃないんじゃないかってこととか。
そんなことが理由なんだけどね。
あと、70年代以前くらいの「追いつけ追い越せ」の時代の名残のような気もするし。
ノーベル賞の獲得を一つの国家の達成としてみたような時代だね。
諸々、今でもちょっと過剰に価値を置いていると思っているから。
ここはID無かったんですね、失礼。
139 :
無名草子さん:02/09/05 15:28
そういう理由だと少しは意味があるかな。結局ある賞の価値を引き下げても他の賞が替りになるだけだからね。
日本国内の問題についてはマスコミの関与も大きいんじゃないかな。
140 :
無名草子さん:02/09/05 15:36
公式ページ、書店の方に読んでいただきましたって何じゃありゃ。
すげー不愉快。
ネタバレないから大丈夫ってそんな問題じゃねー。
>>140 禿同。
ネタバレしないは当然として、あの感想文どっちもどうしようもなかったね。
なんか読んでて不愉快になった。
142 :
無名草子さん:02/09/05 19:15
>>133 面白いよ。
村上がストレートに書く力量があるかどうかは俺には判断できないけど、
文体といい、ちょっとしたスパイスの利かせ方と、俺は好きだな。
本自体では「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が一番好きだな。
143 :
無名草子さん:02/09/05 20:58
>>1 の1600枚、って各1600「円」のこと?ページ数は832ページでしょ?
144 :
無名草子さん:02/09/05 21:16
>>140 書評以前に、発売前に出版者サイドで公式ページが作られてる時点で嫌。
まあABCの人のレビューの方は小難しくってうんざりだったけど。
海カフ、なんか今までになく力いれてる感じだね。
しかし
>とにかく私は猫探しの「ナカタさん」に心を奪われてしまいました。
またそういうキャラがでてくるのかと、、、。
ちょっと期待。
145 :
無名草子さん:02/09/05 21:28
ところでもうこの作品を読んだ人は、ここにいるの?
いるよね?
なんか嫌だからこのスレにもう来ません
147 :
名無しさん:02/09/05 22:12
文学賞の候補、他どんなラインナップなんすか?
148 :
無名草子さん:02/09/05 23:10
これ読み方は「うみべのかふか」で良いの?
149 :
無名草子さん:02/09/05 23:13
でも前もって「カフカ」とかいっちゃうと、カフカの小説と比較しながら
読んじゃいそうでイヤなんだよね。それも楽しみのうちなのかもしれんけど。
カフコンザショァァァァァァ
151 :
無名草子さん:02/09/06 00:54
私はABCの人の書評すごく好きだった。
>127
「ものを考えながら読む」ってどういう事?リア厨なんでよくわからないんですが。
俺は本読む時、別に何も考えずにただ文章を追って読むんだけど。
本を読む上で読書を意味のあるものにするために何かを考えるってコト?真性なんでホント「考えて読む」ってことが
わかりません。読書量もあんまりないですし。普通本読む人って意識的にいろんなことを思考したりするんすか?
スレ違いとはわかっていながらついきいてしまった・・・スマソ
153 :
無名草子さん:02/09/06 02:49
127じゃないけど、
考えながら読むんじゃなくて、
読んだあと考えるってことじゃないの?
>>127は
>>126に関するレスだしね
154 :
無名草子さん:02/09/06 08:29
>>154 グッジョブ!! まとまってて読みやすい。
また更新が止まったころにうpして欲しいなぁ・・・かなり先だけど ( ^ ^ ; )
156 :
無名草子さん:02/09/06 21:01
>>152 びっくりしたー、もの考えないで本読む人がいるんだ?
157 :
無名草子さん:02/09/06 21:04
言葉の意味を吟味して考えながら精読する人と
ストーリーだけ追って読む人とがいますからね。
作家の小説が娯楽タイプから思索タイプまでさまざまであるように。
(どちらがエライとかいう話ではありませんので念のため)
158 :
無名草子さん:02/09/06 21:19
そういやー、村上春樹の本だったら考えながら読んでるなぁー。
宮部みゆきとかなら考えなくて読んでるけど。ストーリ楽しむのが主
なので。私の場合だけどね。
159 :
無名草子さん:02/09/06 23:43
私も村上作品の場合は、頻出する井戸はこの本では
何のメタファーなんだろうとか考えながら読んでます。
読み流しちゃうと面白くないんで。
むしろ、そういうのがフトゥーだと思われ。
>>159 井戸とエレベーターは良く出てくるね。
それで、ノルウェイの森、ダンス・ダンス・ダンス、
ねじまき鳥…etcそれぞれの
井戸やエレベーターって何のメタファーなの?
一つだけでもいいから答えて。
162 :
無名草子さん:02/09/07 21:29
一部の本屋には、入ってきたね。
163 :
無名草子さん:02/09/07 21:38
この人が獲ったらノーベル賞の権威が一気に落ちるね
164 :
無名草子さん:02/09/08 02:01
てか、ノーベル賞とるかもってのは
どっからでてるの?
もしや1に釣られたのか俺?
165 :
無名草子さん:02/09/08 02:29
あらすじとか知らないけれど期待age
恋人が失踪して井戸のメタファーが乖離してたら
やれやれ
166 :
無名草子さん:02/09/08 03:04
折れは本読むときはなんも考えんなぁ
書き手の書いたことにただ引っ張られるだけで
167 :
無名草子さん:02/09/08 09:18
>>166 日常生活でも、人の言葉の裏は考えないの?
168 :
無名草子さん:02/09/08 10:04
日常生活で人の言葉の裏を考えていたら、しんどくないか?
ある程度、理解していると思っている奴だったら考えるけど。
井戸とエレベーター?普通に考えたら、隔離された空間ってしか
思っていない。それか、一人で考えていられる空間か?
169 :
無名草子さん:02/09/08 15:20
井戸とかは春樹氏の言葉を借りるとすれば
self(自己)→ego(自我) じゃなかろうか。
でもユングだとかフロイトなんて話になってくるとつまんなくなるよね。
だからオレは考えないように一気に読む。
それでも後からどっぶぁぁぁーーーっと押し寄せてくる春樹の怨念。
一度読んだらもうのがれられない・・・・・・キャーーーーーーーーッ
170 :
無名草子さん:02/09/08 15:31
同意、春樹のボディーブローは確かにきつい
自分に子供ができても大学生になるまでは読ませたくない。
春樹に純真無垢な自我を呪い殺されては困る。
私もあの時読んでいなければ(略)
172 :
無名草子さん:02/09/08 16:03
ハハハ、リングの呪いのビデオみたくなってきたね
「この本は100パーセントの恋愛小説です」
呪いのビデオにこんなもの貼っちゃダメダメ
174 :
無名草子さん:02/09/08 17:04
井戸は精神分析用語のイドに当たると思われ。
idね。アイディーじゃないよ。
春樹の本スレでガイシュツだったりするわけだが。
漏れは一回目は何も考えず、グワーッと読む。
で、終わった後色々考えるかも。
175 :
無名草子さん:02/09/08 17:06
>>131 「ピュアさ」みたいのを信じてるんだね?特に子供の純粋無垢とやらを?
漏れに言わせりゃ野崎訳の最大の問題点はそこだと思う。
「ピュア」を訳文にでっち上げちまったこと。サリンジャーはそんなもの書いてないのに。
176 :
無名草子さん:02/09/08 17:11
>>96 翻訳者が悩んでしまうような日本語は「悪い日本語」です。
伝達に失敗してるから。
「真髄」などというものがもしあるとすれば、それは文化を超えて理解されるもの
でなくてはいけません。でなければそれは「真髄」ではない。
177 :
無名草子さん:02/09/08 17:45
>>174 なるほど、井戸=id、こんなレトリックまで散りばめられてたのか。
>「イド(id)」=自己保存の欲求に基づく本能的衝動の意。原始的自我。
もろハマってるね、ぜんぜん気づかんかったyo、、、、アリガト
178 :
無名草子さん:02/09/08 17:52
>96 :無名草子さん :2002/09/01(日) 00:25
>最初から外国語に翻訳される前提で小説を書くなと言いたい。
>日本語の真髄で翻訳者を悩ませてやろうじゃないか。
井戸はどう訳されてるんだろ
井戸みたいなのはそのまま直訳するしかないだろうね。
実際どう訳されてるのか知らんけど。
でも、こういう言葉遊び的な文章が小説には存在するのだから、
>>176が言ってることには漏れは疑問を覚える。
そもそも「日本語ならでは」「英語ならでは」というもの、
それを真髄と呼ぶのかはなんとも言えないけど、
そうじゃないと文化というものが成り立たないはず。
だから、ライ麦の野崎訳について賛否両論あるのは当然だと思われ。
そして、春樹訳についても以下同文。
180 :
無名草子さん:02/09/08 18:41
>>179 そうかねえ?
>>174だって仮説にすぎん。翻訳者が無視したとしても文句は言えんよ。
井戸はどこまでいったって井戸だ。
ただ、翻訳を読んだある外国の読者がたとえば「このホギャラヌコ(=井戸)って
フロイトの言うidの比喩かな」と考えるのは自由だけど。
で、その読者がホギャラヌコの日本語での発音がidoであるであることを知って
「わたしの推測あたってるかも」と考えるのもまた自由。
181 :
無名草子さん:02/09/08 18:46
井戸=ido
これは駄洒落とどう違うの?
182 :
無名草子さん:02/09/08 18:54
>>181 もともとのつづりはidだもの。idoではない。
「井戸=フロイトのイド」の洒落は日本語の枠内でしか通じない。
日本語の枠内でしか通じない洒落を村上が作品で使うかどうか?
漏れは否だ。漏れはね。
「気に入った本について、思いを同じくする誰かと心ゆくまで語り合えることは、
人生のもっとも大きな喜びの一つである」 (『若い読者のための短編小説案内』より)
長文でも(・∀・)イイ!!からイパーイ語って。
『世界の終わりとハード〜』の"洗い出し(ブレイン・ウオッシュ)"とかはどうなんだろ?
そのまま訳したら誤解しちゃいそうだけど。知ってる人いたら教えて
184 :
無名草子さん:02/09/08 19:10
春樹はこういう言葉遊び好きだと思うな
本人は無意識とか言ってるけど、絶対"意識的"・作為的だよ
185 :
無名草子さん:02/09/08 19:13
「おやじギャグ」なんて言っちゃったら泣くと思うな、春樹くん
186 :
無名草子さん:02/09/08 19:36
>>180 訳者の力量が試される場面だね、汲み取るか、見過ごすか、投げ出すか。
ある意味"投げ出す"がもっとも正解に近い。原書に勝る訳本はnothing
訳す段階でいろんな可能性がつぶれてしまう・・・
ってそんなこと言ったら元も子もないか、日本語学んでまで読むとは思えんし。
訳者の責任って重大だね、今更だけど
>井戸はどこまでいったって井戸だ。(by180)
これは当然のことながら真実だね。
「ねじまき鳥」においても井戸は井戸であって別の物じゃないんだから。
なので、179で漏れが言ってることは漏れの考えでしかないし。
そして、それは
>>180が言ってる読者の自由ってやつでしょ。
ただ、実際のところ、井戸=id?とか考えたりするとおもしろい。
そして、その「自由」こそが読者が持ってる唯一の権限なのだから。
188 :
無名草子さん:02/09/08 19:55
春樹が自分で訳せば(・∀・)イイ!!
189 :
無名草子さん:02/09/08 20:27
英訳者はもう決まってるのか?
あの風来坊か?それともあの学者か?
190 :
無名草子さん:02/09/08 22:49
映像で井戸ーって目の前に突きつけられちゃったら
それはもう紛れもなく「井戸」になっっちゃうけど、
井戸が井戸であって井戸じゃない別の何かにもなり得るアヤフヤさ
それこそが活字のいいところじゃなかろうか。
さらに字面だけにとらわれず音の響きとか時代による言葉の重み・・・
はては自分の人生そのものまで巻き込んで頭の中でうねる感覚。
私が「井戸」という言葉にいざなわれた先は心のずっと深いところ、
自分さえ知らない本当の自分に出会える真っ暗闇、未知の領域。
それは
>>174で言われるまで気づかなかったけど紛れもなく「id」でした。
もしかしたら作者さえも気づかずに引き寄せられてたのかもしれないね。
自称考えて読む派は「村上春樹イエローページ」でもみたらどうだい?
確かに各作品にリンクしていたり、言葉遊びの部分はあるけど、
それ以上の意味が込められていると考えるのは牽強付会だと思われ。
「井戸=id」だとして、じゃあエレベーターはどうよ?
192 :
無名草子さん:02/09/08 23:09
エレベーターって世界の〜以外でどこででてきますか?
あんまり読んでないもんでスマソ
193 :
無名草子さん:02/09/08 23:56
モノ考えない191はたまには自分の考えも述べてくださーい。
194 :
無名草子さん:02/09/08 23:57
>>192 羊をめぐる冒険のがたがた揺れるエレベーターに、
ダンスダンスダンスではドルフィンホテルのエレベーター、
五反田君と話してたCMがエレベーターについて。
あとはスプートニクの恋人では観覧車がその役目を果たしているのかな?
>>193 何についての考え?
俺の考えで言えば、村上作品に出てくる
井戸やエレベータというのは異世界への扉なんだと思う。
あまりにもいろんな作品に出すぎてるし、意味深だ。
ノルウェイの森でも、「何の話をしていたんだっけ?そうだ、井戸の話をしていたんだ…」
という記述があるし。
井戸を地上にまで持ち上げたのがエレベーター、
あるいはエレベーターを地下まで下げたのが井戸。
村上は、空間を上下することについて、何か特別な考えをもっているのかな?
蛇足だが、何かの短編で、図書館の地下に監禁されてひつじ男が出てくる話もあったしね。
196 :
192じゃないけど:02/09/09 00:08
>>194 そいえば、そういうとこで出てたのね。
「世界の〜」くらいしかすぐに思いつかんかった。。
まぁ、「世界の〜」では冒頭に出てくるから印象が強かったんだろうけど。
ただ、漏れはエレベーターからはさほど強烈なイメージは受けてないなぁ。
井戸が強すぎなのかもしれないけど。
あ、でもドルフィンホテルのエレベーターって重要だね。
よくよく考えてみると。
本を読んでものを考える・考えないとかじゃなくて、
191の本を読む時のスタンスの取り方のように思える。
井戸を単に重要な位置を占める物として捉えるか、
井戸=idのように一歩踏み込んで捉えるのか。
前者を牽強付会と言うのは個人の問題だし、
それがその人のスタンスの取り方はじゃないかな。
でも俺は、そういう事を考えながら読んでいるわけでもないんだな。
やっぱり何というか…スプートニクの恋人の冒頭部分のような、
あの独特の春樹節に惹きこまれる感じで、にやにやしながら読んでるよ。
うん、まあそういうことだよね。
深く考えるまでもなく惹き込まれる感じ。
それがあるからこそ、これまで春樹を読みつづけてるわけだし。
そして、新作に改めて期待age。
>>199 確かに、どっちが偉いというモノでもない。
スタンスの取り方の問題で、そこのところが判っていればいいと思う。
「ものを考えずに読むなんて、バカじゃないの?」
みたいに言われてる気がして「おいおい、そりゃ違うぜ?」と言いたかったんだ。
以下、名無しに戻るYO
あ、
>>199の文章間違えてる。。
>前者を牽強付会と言うのは個人の問題だし
×前者→○後者ですね。
間違いスマソ。逝ってきます。
>188
村上春樹は小説を書くとき、まず英語で書いてそれを日本語に訳し直す
といったようなことを、何かで読んだことがある。
どっかの大学の教授も言ってた。
んなこたぁない、って思うけど。
206 :
無名草子さん:02/09/09 07:53
それ、本人がどこかに書いてたような気がします。
207 :
無名草子さん:02/09/09 09:53
風の歌を聴けは、英語で書いて日本語に訳したって。
本人のエッセイに書いてあったよ。
208 :
無名草子さん:02/09/09 16:29
春樹ちゃんは典雅な文章なんて書けないだろ?
209 :
無名草子さん:02/09/09 16:55
>>204 207も指摘しているがそれはデビュー作のときだ。
書き出したがどうも調子があがらないので
一旦英語で書き、後に日本語に直したらしっくりきた、と。
まさか今でもソレをやってるとは到底思えない。
(上記が事実だとしても)
210 :
無名草子さん:02/09/09 17:14
良く映画には、トンネルとか橋とかが象徴的に出てきますよね。
「ポンヌフの恋人」の橋とか、「POLA X」のトンネルとか。
(どちらもカラックスで申し訳ない。他に思いつかなかった。)
トンネルや橋は、水平。
井戸やエレベーターは垂直。
異世界への扉だとしても何であえて垂直にするんだろう?
211 :
無名草子さん:02/09/09 19:59
きっと垂直は深さと関係があるんでしょう。
垂直に掘り下げることはできるけど、横に掘り下げるって
あんまりイメージできない(w
212 :
無名草子さん:02/09/09 23:20
ユングの心理学の無意識の考え方に似てるね>イド
河合氏との対談で、やっぱり河合氏が注目してた。
あの対談で、ねじまき第三部を書こうと決めたそうだね。
三部があってよかった。二部まででは、あたしにはきつかった。
ああ、はやくかふかよみたい!!
ねじまきクラスという評判を(読んだ人から)聞いたよ。
貸してくれなかった。
HPも、いつもみているよ。
213 :
無名草子さん:02/09/09 23:20
>>211 垂直に掘っていったつもりが
ほっぺたに痣を残してつきぬけてしまう
こともあるかもしれない。
214 :
抽象的いわし:02/09/10 00:28
カフカHPの春樹氏のコメントは,ところどころが言い訳くさくていただけない.発売日が近付くにつれその傾向がつよまっている.ごちゃごちゃいわず読ませればいい.
春樹タンは昔から大好きだったけど、
のーべるなんてまぁさかぁと思ってますた。
ホントに候補に上がってるんですか、びつくり。
でも、でっかい賞なんか取って偉くなんかなってほしくないというのが正直なところ。
書籍ってCDみたいに発売日前日には店頭に並ぶんでしょーか?
あるいは前々日の今日に並んでるお店とかあったりする?
春樹新刊だったらフライングするとことかありそうだけどなあ。
217 :
無名草子さん:02/09/10 14:10
先ほど店頭で売ってたので買ったけど、これってフライング販売なのかな。
書店必死だな(ワラ
219 :
無名草子さん:02/09/10 15:05
春樹新刊だから出来ない。
220 :
無名草子さん:02/09/10 15:45
>>219 どういう意味?
さっきパルコブックセンター行ってみたけど、置いてなかったyo
221 :
無名草子さん:02/09/10 15:56
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
書店必死だな書店必死だな書店必死だな
222 :
無名草子さん:02/09/10 17:41
有隣堂目黒店にガンガンおいてありました。午後3時。
情報どうも。
これから買ってきます。
224 :
無名草子さん:02/09/10 18:30
225 :
無名草子さん:02/09/10 19:02
買ったよ。
226 :
無名草子さん:02/09/10 19:28
カチャータ
227 :
無名草子さん:02/09/10 19:34
裏山スィ〜
228 :
無名草子さん:02/09/10 20:23
都内の書店では今日の午後から販売開始みたい。
渋谷だと三省堂とブックファーストの店頭にあった。
今、家に帰ってパラパラ読み出したとこ。
229 :
無名草子さん:02/09/10 20:30
>>213 君は口の中に井戸があるんですね。
つーか、それは虫歯だ。
私も口の中に井戸が2つほどあります。
230 :
無名草子さん:02/09/10 21:29
もうすぐだ
231 :
無名草子さん:02/09/10 21:32
もうすぐだと思う。
232 :
無名草子さん:02/09/10 23:16
今、上巻の真ん中くらいを読んでます。
図書館の人の作ったサンドイッチが美味しそうです。
233 :
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234 :
無名草子さん:02/09/11 00:32
上巻途中まで読了。面白い・・・
235 :
無名草子さん:02/09/11 01:14
Amazonが今日発送したとメールがきた。。。。
頼む、まだネタバレしないでくれ。。。
236 :
無名草子さん:02/09/11 01:37
全部読んだ。とてもよかったです。
235、スマンがネタバレさせて。
↓
↓
今までの作品より断然わかりやすい。
なぜなら…今までは主人公が一人で背負っていたキャラクターが
複数の登場人物に分散されている。
それから、今までには見られなかったような口語表現がウソくさくて良いです。
もちろん「やれやれ」は健在。
今日買った。
途中まで読んだが・・・げ!つまらんのじゃないか?
今までのは昔からでるとすぐ読んでたけど。
なんか、ばななっぽい。
導入部の感じがコインロッカーベイビーズの
ムードと共通する気がする。
239 :
無名草子さん:02/09/11 07:21
240 :
無名草子さん:02/09/11 07:57
上巻読了。
な、なんなんだ。この面白さは・・・
ぜんぜん期待してなかったからか?
241 :
無名草子さん:02/09/11 08:04
カーネル・サンダースにバカウケ。
242 :
無名草子さん:02/09/11 08:11
243 :
無名草子さん:02/09/11 10:16
上巻の途中まで読んだが、とりあえず
「僕」はずるむけ赤チンコということが分かった。
244 :
無名草子さん:02/09/11 14:58
発行日が 9月 10日になっている。だから 9月 10日から販売が始まった?
245 :
無名草子さん:02/09/11 16:14
カフカよりもナカタさんの方が人物造詣も筋立ても魅力的に思える
のだが…ジョニーウォーカーとかカーネルサンダースとか。
246 :
富良野3.7:02/09/11 16:28
ここってネタバレしても大丈夫?
かなり春樹の色じゃなくて、なんというかアレだ。
248 :
無名草子さん:02/09/11 17:42
>>246 ネタバレ禁止です。
そういう専用スレ立ててください!
249 :
無名草子さん:02/09/11 20:51
今、上巻読んでますが面白いです。
下巻も買っておいて良かった。
250 :
無名草子さん :02/09/11 22:49
本屋で見た、あんな薄い本で¥1600はないよ
251 :
無名草子さん:02/09/11 22:58
読んでて思ったんだけど、なんか「海辺のカフカ」って「世界の終わりとハードボイルトワンダーランド」と似てないか?
二つの話が進行してくとことか、入り口の向こうの世界では、図書館が記憶を管理しているとか、影の話とかね。
どうも「海辺のカフカ」はそこんとこが気になってしょうがない。集中してよめん。
252 :
無名草子さん:02/09/11 23:11
上巻を読了し、下巻に入りました。
休憩がてらここに来ました。
あまり期待していなかったからか、凄く面白いです。
「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」の要素が入っていていいですね。
253 :
無名草子さん:02/09/11 23:47
春樹ともあろう人が、自分の代表作の二番煎じをするなんて許せん!失望した。あんなことしなくても書けたはずだ。
254 :
無名草子さん:02/09/11 23:50
あれを二番煎じと読むとは。
自分の読解力について疑問を抱いたことはないの?
道具立てに似ているところがある=二番煎じ、なんて短絡的すぎる。
255 :
無名草子さん:02/09/11 23:53
>>250 CD に比較しても高いと言えないと思うが、それで高いと思うなら買うな。
256 :
無名草子さん:02/09/11 23:55
ナカタさん
257 :
無名草子さん:02/09/12 00:02
>>250 あなたにとっては、本の価値=本の厚さ、なんですね。
258 :
無名草子さん:02/09/12 00:10
読み終わった。最後でうるうるきちゃった。
世界で一番タフな15歳でなければならなかった少年に。
259 :
無名草子さん:02/09/12 00:17
>>254 話の筋立てが二番煎じと言っているだけで、テーマまでもそうだとは言ったつもりはない。それに感想は人それぞれだから、そういう風に馬鹿にするような言い方はないんじゃねーの?ホント困るよな。
260 :
無名草子さん:02/09/12 00:36
うん、確かにテーマは同じではないよね。
色んな視点で書かれていて面白いよ。
ここで感想読んでないで、本を読んでみては…
でも、この本2冊にしなくても良かったんじゃないかなぁ。
絶対に「世界の終り…」よりは薄いよね?
こういう事されると「印税稼ぎか?」と思ってしまうよ…(鬱)
261 :
無名草子さん:02/09/12 00:38
で、どんくらいおもろいの?
262 :
無名草子さん:02/09/12 00:46
ワンダとカフカの共通点、
サンドイッチが食べたくなる。手作りのをね
263 :
無名草子さん:02/09/12 00:48
作家に入る原稿料なんてたかが知れてますが。
264 :
無名草子さん:02/09/12 00:57
俺も片方で\1600はちょっと高いと思う。
アンダーグラウンドが\2500だからカフカは上下合わせたら
\2800くらいが妥当かなあ。
まあ装丁とかいろいろあるんだろうけど。
265 :
無名草子さん:02/09/12 01:00
>>261 めっちゃおもろいよ! 君に読む力があればの話だけど。
266 :
無名草子さん:02/09/12 01:07
267 :
無名草子さん:02/09/12 01:34
衒学的に様々な音楽、文学、などイロイロな事が散りばめられている。
それがストーリーのキーワードで有ったり、人物を現す説明的単語有ったり
…判り安すぎると退屈だし、難解過ぎると嫌みになる。
この辺りはバランス良いね
268 :
無名草子さん:02/09/12 02:14
読み終わりますた。
いや、ほんとおもろい・・・・・
え、ノーベル賞候補??
269 :
無名草子さん:02/09/12 02:44
>>250 ベストセラー以外読まないんだろ?
書籍としては結構安い部類に入る
270 :
無名草子さん:02/09/12 03:01
>>269 いったい何と比べてるのか知らんが
書籍って言っちゃえば哲学も歴史も人文も全部書籍だからねえ、、
文芸としては同じ厚さのと比べて安いとは言えない
と、
>>250は言いたかったのでは
271 :
無名草子さん:02/09/12 03:44
まあ、ネームバリューでしょ、単に。
いやなら買うな、商品なんだしよ
272 :
無名草子さん:02/09/12 04:29
本屋で見て「なにこれ…薄くねえ?」って思ったけど
良く見ると紙も上質の薄くてもしっかりしたいいものを使ってるし
ページ数もねじ巻き鳥一部一冊分より多いんだよね。
そうやって見ると、この本安いと思う。
一冊に纏められたら正直、辛いかもしれない…800P超は。
とりあえず上巻が読み終わったところ。
春樹っぽくない気もするけど、続きが気になる…朝までに読み終わるかな…
1600円に文句つけるお前自身の人生ってどうよ
274 :
無名草子さん:02/09/12 07:16
犬のような人生です
275 :
無名草子さん:02/09/12 07:45
わんわん。
276 :
無名草子さん:02/09/12 08:51
きゃんきゃん
くいーんくいーん
ばうっ ばうっ
278 :
無名草子さん:02/09/12 09:30
ヽ(`Д´)ノウワアアアアン
楽しみに待ってたのにもう売ってたのかYO!
今日かってくるYO!楽しみだYO!
紙の質感が素晴らしい。
400頁でも250頁ぐらいの厚さ。
普通に本屋で手に取ると1,600円がやや高く感じるだろうが、
この頁数では妥当だと思う。
本文を2段にするとこの作品の重さを軽妙に感じさせる
微妙なニュアンスを崩してしまうだろうし・・。
もう値段はええやんけ
281 :
無名草子さん:02/09/12 10:24
春樹キタ━━━━━━(*゚∀゚*)━━━━━━!
282 :
無名草子さん:02/09/12 10:54
もう読み終わった人もチラホラいるみたいだけど早いなあ。
よっぽどの著作じゃない限り1日30分くらいづつしか読まないから、、、
今下巻入ってちょっとしたところです。
ひさびさに読書が楽しい。
283 :
無名草子さん:02/09/12 12:07
上巻読み終わった!
猫好きなので16章はキツかった・・・
284 :
無名草子さん:02/09/12 12:56
うん。面白かった。
ゆっくり二度読みしようっと。
285 :
無名草子さん:02/09/12 13:13
村上氏って辻なんちゃら言う作家(?)が嫌いなんですか?
286 :
無名草子さん:02/09/12 13:21
ナカタさんと星野君は好きだった。
逆に主人公のシーンよりも好きだったくらい。
どうも大島さんが・・・
引用が多すぎたような気がしました。
うーん、個人的には世界の終わりのほうが好きです。
今までの集大成作品のように思える。
287 :
無名草子さん:02/09/12 18:26
>>283 あの場面は、
猫であってもコミュニケーションが取れて人格のようなものを感じてしまうと
尊厳というか思い入れはなんら人とかわりない、というのを思い知らされた。
その点、あそこで止まったのはまだマシな方かな、と。
288 :
無名草子さん:02/09/12 19:02
読み終わったよ〜ん
とりあえず寝不足なんで、報告のみ。
私もメインよりナカタホシノ組のほうが好きだな。。
最初の方の砂嵐のくだりで太字になってるとこ
遠目に見ると砂嵐に見えます
290 :
無名草子さん:02/09/12 20:24
学校の図書館に入るまであと二週間待とうかと思ったけど…。
買ってしまおうかな?
ノーベル取れるくらいの出来栄えなのかなぜか心配。
奇妙な読後感。
ナカタさんパートは動きが多いせいかこちらの方が牽引力あるよね。
15歳の未熟な恋してるころに読みたかったなあと。
292 :
無名草子さん:02/09/12 21:35
上巻読んだ時点で「これ、あと一冊で済むのか?」
と思い、上下読了時点で「もう一分冊は必要だったんじゃ?」
と思った。
ネタばれかも
↓
「僕」の章であれほど現在形にこだわった理由が分からんかったぞ。
俺が未熟だからか?
293 :
無名草子さん:02/09/12 21:37
紙が本当に薄いです。手が汗っかきなので、読んでるとページが
ふにゃふにゃになってしまいます。
294 :
無名草子さん:02/09/12 21:51
売り切れで買えなかったYO・・・
295 :
無名草子さん:02/09/12 22:03
↑
まあすぐにがんがん印刷するし
296 :
無名草子さん:02/09/12 22:06
>>294 最高傑作です、と言ってじらせてあげよう。
297 :
無名草子さん:02/09/12 23:35
今日朝買って今読み終わりました。
久々の長編、やはり良い文章ですよね。
紙質の良さにも感動。
薄いけどページ数があるから分けたのではないのですか。
まあその辺はどうでもいいのですが。
お金に困っているヒトでなければ買って損はないとおもうな。
298 :
無名草子さん:02/09/12 23:58
読み始めたばかりだが、
さっきつい、コンビニにサンドイッチ買いに
行っちゃったよ。
と、思ったら今度はうどんかい!
というところ。
299 :
?C???X?g?E´e´x?3?e^?1/2?1/4?3?μ?3?n:02/09/13 00:25
s
300 :
無名草子さん:02/09/13 00:44
十一日に買ったがまだ三十ページしか進んでない…
301 :
無名草子さん:02/09/13 01:03
ものすごく静かなところで何にも煩わされること無く読みたい本ですね
↓ネタバレ
甲村記念図書館検索にかけちゃったよ。
ちょっと行ってみたかった。
302 :
無名草子さん:02/09/13 01:18
私もまじで行きたかった。
303 :
無名草子さん:02/09/13 01:19
読了。
『村上ラヂオ』のちらし寿司の話で、私の知る限りはじめて
「母」について書いた文章を見たとき、泣ける話でもなかったのに
なぜだかすごく胸が痛んだ。
今回、この作品で「お母さん」という言葉が出るたびに
やっぱり胸がいっぱいになった。
304 :
無名草子さん:02/09/13 01:21
薄いのに高いってなことを言う人は、
あの本の紙をさわってみたことがあるのでしょうか。
辞書並みとまでは言わないまでも、ごく薄い特別な紙でできてます。
見かけよりずっと「厚い」本です。価格は穏当。
305 :
無名草子さん:02/09/13 01:25
薄いのに高いとか言ってる人が信じられない。
とにかく厚けりゃ満足らしいね。
電話帳でも読んでな。
306 :
無名草子さん:02/09/13 01:30
私も読了。
ナカタさんは日野原重明先生をイメージして読んでました。
なぜだろう・・・
随分ディレッタントだった
308 :
無名草子さん:02/09/13 01:43
少しずつ読んでます。
上にかいてたかたもいらっしゃいますが、
わたしも、こうぼうのときに読みたかった。
にどよみができる。
あたしの年では、60・70になってまた違う感じを
えられるか、自信がない。
それにしても、この紙のかんじいいね。
ゲラで読んだ人にはわかるまい。
というか、わかんね、ていわれた。
貸してくれなかったあなたにかんしゃ。
309 :
無名草子さん:02/09/13 02:22
>>303 それは、雑誌連載のですか?
まだ、本になっていませんね?
310 :
無名草子さん:02/09/13 02:44
一回目読了。ここ最近の村上作品の中では一番おもしろかった。
自分の中では最高傑作ではないけれど、
またのんびり読み返したら多少変わってくるかもしれない。
311 :
無名草子さん:02/09/13 02:50
この作者の作り出す登場人物って
なんかこう、凄く視覚的
イメージしやすい それが楽しい
312 :
無名草子さん:02/09/13 05:37
現在進行中、読破まではまだまだです、
ヘンなものを知事さんが食ったー、普通に気持ちわるう。
313 :
無名草子さん:02/09/13 08:58
一晩かけて読了。
夜明けと共に読了。
世界に身を投じれて良かった。
何もかもがそこに見えて、文字を目で追っている自分はいなかった。
314 :
無名草子さん:02/09/13 09:25
>>309 恐らくマガジンハウス社の「村上ラヂオ」
「人はなぜちらし寿司を愛するか」の運動会のくだりだと・・・
泣けるとは思えんが、確かに母親について述べているのは珍しい。
甲村記念図書館よかったな・・・「どこどこの図書館をモデルにした」とか
「うちがモデルだ」とか言い出す腐れが出るんだろうな。
315 :
無名草子さん:02/09/13 09:28
316 :
無名草子さん:02/09/13 09:55
317 :
無名草子さん:02/09/13 10:07
>>285 たしかにあの部分は明らかに意図されてましたよね。
あの部分だけまわりから浮いてるような気がした。
318 :
無名草子さん:02/09/13 12:58
読み終わったyo!今回泣きどころは無かったけど、すごく好きな作品だ。
ナカタさん&ホシノさん‥逢いたいよ。それくらい気に入った。
紙の質も上品な感じでよかった。佐伯さんみたいと思った。
やっぱり春樹作品は好きだ。誰が何と云おうとも。
319 :
無名草子さん:02/09/13 14:34
買ってきたー!よしっ!
これからガシガシ読んで
そのあとでこのスレを読むのだあ♪
320 :
無名草子さん:02/09/13 17:21
紀伊國屋11日夕方購入→本日読了。
星野くんサイコー。
おまいらなら誰に自分を重ねて読むよ。漏れは星野くんだ星野くんサイコー。
さてもっぺんよむか〜。
321 :
無名草子さん:02/09/13 17:44
こちらも只今終了〜
面白くってグングンと読んでしまった・・・
瀬戸大橋を渡りたくなりました
世界の終り〜とリンクしてたようだけど以前いってた
続編ってこれにあたるのかな?
とりあえずこれからゆっくりと2読目に入りたいと思います。
322 :
無名草子さん:02/09/13 18:12
夢中で読みました。おもしろかった。
「生き霊」「魂」の日本人的な考え方についての説明的な文章が多少鼻につく
(例の事件がアメリカ側の調査報告書という体裁をとっていたために余計)。
田村カフカより、ナカタさんの人生についてのほうが、
考えさせられるものがある。
で、あのシーンは「ねえツジ?ツジ?やっぱツジなのっ?」って思ったYO!
323 :
無名草子さん:02/09/13 18:54
辻もそうだけど、石原知事はモロだもんね(藁
324 :
無名草子さん:02/09/13 19:04
>>323 辻は執筆時期と合わなくないか?
まさか原稿直し時点で慌てて取り入れたとは思えんし。
325 :
無名草子さん:02/09/13 20:24
ホシノさんを注意すればよいのですね
かしこまりました
326 :
無名草子さん:02/09/13 20:58
15歳の田村君に共感できなかったです・・・
すごく楽しみにしていた長編だったけど。
でも、皆さんの評価は高いみたいですね。
田村はおとりで
メインは星野&中田のほう かな
328 :
無名草子さん:02/09/13 21:36
おとりと見るか、単に田村は失敗と見るか
329 :
無名草子さん:02/09/13 21:46
もう15さいなんてずいぶんむかしなんで説得力ないけど、
そのころだとナカタさんsideは、難しいよ。
15さいには、カフカsideのほうが読みやすいと思う。
みじかだしね、感覚が。
330 :
無名草子さん:02/09/13 21:52
>15さいには、カフカsideのほうが読みやすいと思う。
だろうけど、共感できなかったってのは別の問題だろ
331 :
無名草子さん:02/09/13 21:55
>>326 別にカフカに共感しないけど、
春樹の最高傑作だと私は思いますよ
332 :
無名草子さん:02/09/13 22:01
333 :
無名草子さん:02/09/13 22:02
登場人物の誰かに共感できたかどうかと作品の善し悪しは別だよな。
龍みたいに小説を放棄してなくて安心。
なかなか面白かった。
335 :
無名草子さん:02/09/13 22:04
名無しが共感したからどうなのさって話でもある
336 :
無名草子さん:02/09/13 22:07
>>334 うーん、共感したいけど、なんとも。
別にりゅう好きじゃないけど、行動力には敬意を払っています。
337 :
無名草子さん:02/09/13 22:10
338 :
無名草子さん:02/09/14 00:35
336は作家の作品ではなく行動力を読んでいるそうです。
たしかに、自分が共感できなかったからなんなのさって感じですね・・
主人公の視線で読めなかったというか。
もっと時間がおいてから、また読みなおしてみようと思います。
340 :
無名草子さん:02/09/14 00:46
上下巻2冊で各1600円って高い。
新潮め、読者の足元見やがって…。
341 :
無名草子さん:02/09/14 00:56
>>340 今までのカキコ読んでね。
値段の話題はもうウンザリよん。
342 :
無名草子さん:02/09/14 01:17
>>340 てーかね、良心的。
今、ほぼ同じ厚さの「ジョンレノン対火星人」とページ数比べたら
243ページvs397ページ。
比べる本が古くてスマソ。手許にある本で他に手ごろな厚さのがなかったす。
397ページは上巻ね、ちなみに
344 :
無名草子さん:02/09/14 01:25
>>340 1000ページ500円でも嫌いな作者の作品は買わん、以上!
345 :
無名草子さん:02/09/14 01:28
ごもっとも。
346 :
無名草子さん:02/09/14 03:11
2日かかって読破、
星野青年マンセーでした、
しかし最高傑作かというと疑問ですね、
自分は世界の終わり&ハードボイルドのほうが好きかな。
347 :
無名草子さん:02/09/14 10:57
発売楽しみにしてたわりには5章までしか読めなかった。。。
おまけに布団に入って読んだので、本がぐしゃぐしゃに。
ちょっと悲しい。
348 :
無名草子さん:02/09/14 12:21
一晩かけてやっと読破
最初は春樹作品にしては珍しく主人公の年齢が若いのに違和感を覚えたが、
どんどん引き込まれていった。
衰えてないね、この人
350 :
無名草子さん:02/09/14 15:51
>1
>日本人で最もノーベル賞に近い作家から、世界でも最有力な候補へ。
これはホンマですか?
351 :
無名草子さん:02/09/14 17:08
主人公が15歳である、ということを作者村上は非常にプッシュしていたが
あまり、15歳ってカンジがしなかった。
世界で一番タフになるにはこのくらいしっかりしていないとダメなのか(w
ナカタさん→本田老人を思い出してカティーサーク(ジョニーウォーカーじゃなく)
が飲みたくなったYO
352 :
無名草子さん:02/09/14 19:01
>>351 15歳って感じしたなー。
ご飯のときに牛乳飲むから、なんとなく(w
353 :
無名草子さん:02/09/15 02:00
>>348 カフカ少年は瀬戸大橋渡ってる。
ナカタ&ホシノは明石海峡大橋。
しまなみ海道は忘れられている。
354 :
無名草子さん:02/09/15 02:06
今、十六章まで読み終えました。
ネコ冷蔵庫きつかったです。
355 :
無名草子さん:02/09/15 02:11
村上春樹読んだことないんだけどこれ面白い?
356 :
無名草子さん:02/09/15 02:15
>>355 あくまで個人的感想だけど、村上初読でこれを読むと
ぴんとこないと思われてしまいそうな予感
初読みは何薦めたい?つか皆何からですか?ノルウェイ?
私は春木はねじまき1、2かなにかの読中ノルウェイ、羊、ねじまき3、
ダンス、鼠壱作目、テレビピープルあたりの順で読んだのですが。
アンダーグラウンドとシドニーはうまいこと読めなくて返した(藁
で、今作。感想はネタバレの方で。
俺はフィクションなら「中国行きのスロウボート」から
春樹だよ。(×春木)ごめんまちがった。
>>353 しまなみ街道は本当に島の中の一般道路も走るので
道幅狭いし、老婆が飛び出してきたりして大変なのだ
361 :
無名草子さん:02/09/15 05:10
>>356 初めて読んだのが世界の終わりで、次に海カフなのだが、
空気感はそのままだと思った
他の作品はどうなんだろう
362 :
無名草子さん:02/09/15 09:26
まだ途中だけど、上巻はイッキに読破しました。
個人的にはねじまき…の方が好きかな。
大江の「万延元年のフットボール」へのオマージュ?
みたいな気もしないでもない。
363 :
無名草子さん:02/09/15 16:29
364 :
無名草子さん:02/09/16 02:00
ナカタさんのスタンドはウェザーリポートみたいですね
365 :
無名草子さん:02/09/16 02:16
ジャコですか?
366 :
無名草子さん:02/09/16 02:36
大島ウンチクたれてんじゃねーよ
367 :
無名草子さん:02/09/16 07:47
何回も読み返したくなる文章が多々あって、
本当に価値ある一冊だと思った。よかった
368 :
無名草子さん:02/09/16 08:03
どうでもいいが
>>363のリンク先「安室奈美恵ちゃん山」ってすげえな。
メチャメチャ本読んでそう
「海辺のカフカ」読んだけど
経済については何も書かれてないね。
今のトレンドは「金融経済」だよ・
あと
「ナカタ」は俺の専売特許だよ。
「ナカタ」はおれの親友だよ。
「ナカタ」のこと書くなら一言言ってよ。
あとさあ
日本食が国際化したって言うのは
ホテルの朝食のビュッフェで
外国人(証券マン)
の半分が日本食を食っているということだよ。
今年のキーワードは
「国際化」だね。
センチュリーハイアットで
また
会おう。
370 :
無名草子さん:02/09/16 10:51
読了しました。ジュブナイル小説だなって思いました。
多分、15歳の少年少女は面白がって読んでくれるんじゃないかな。
ルビもウルサイくらいにふってありますし。
春樹小説でこんなに笑いながら読んだ小説は初めてです。
ところどころのギャグが私的にとても楽しかった。
371 :
無名草子さん:02/09/16 11:47
うん。ナカタさんがいい味だよね〜
読了。印象的なシーンが多いな。
漏れの意見では作品への読者の共感度は
15歳の男>15歳より上の男>その他
じゃないかな。乱暴なことを言わせてもらえばこの作品の最大の関心事は
「硬くなった×××をどうするか、それはどうなるのか」
につきると思う。いくつになっても男なら切実な問題のはず。
374 :
無名草子さん:02/09/16 13:59
「硬くなった×××をどうするか、それはどうなるのか」
それは春樹作品に毎回出てくる、重要なテーマですな
375 :
無名草子さん:02/09/16 15:07
>>374 それは登場したら
処理されなければならない。
まさに俺のために書かれたような小説だと思った。
なぜ村上春樹氏は俺の気持ちがわかってくれたのだろうか??
378 :
無名草子さん:02/09/16 23:53
星野ちゃんは哀川翔
379 :
無名草子さん:02/09/17 00:27
ディルをおもいだした。
380 :
無名草子さん:02/09/17 01:02
おまえもなと言った猫さんがいました
距離なんてものはたいして重要じゃないような気がするね(だっけ?)
382 :
無名草子さん:02/09/17 02:57
セクシー・マザー・ファッカーは
プリンスのグレーテスト・ヒッツには入ってないという罠
MDだから自分で編集したのかしらね
383 :
無名草子さん:02/09/17 07:02
すごい!
その一言につきます。
384 :
無名草子さん:02/09/17 15:46
たぶん
385 :
無名草子さん:02/09/17 19:38
フィリップ・グラスのオペラ
「浜辺のアインシュタイン」
(原題は確か Einstein on the beach)
みたいなタイトルだな、と思った。
386 :
無名草子さん:02/09/17 20:39
>>385 それホームページで本人が言ってたような。
387 :
無名草子さん:02/09/17 22:39
この中に感想が「海カフHP」に載った人いる?
載ったからなんだっつうの?
載らなかったから悔しいとか?
質問の目的が分からん
なんでもない平ベったい普通の質問レスに
物凄くネガティヴなレスがついた時に
相手の体調の事を心配してあげてください。
なに、お茶飲めばすぐに治るでしょう。
391 :
無名草子さん:02/09/18 07:02
ナカタはお茶が大の好物であります。
392 :
無名草子さん:02/09/18 08:48
正直、村上はだめになったと思ったけど、今回の作品はおもしろかった
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドみたいな感じ
394 :
無名草子さん:02/09/18 09:26
そうだ、オチンチンのことだ
395 :
無名草子さん:02/09/18 09:37
396 :
無名草子さん:02/09/19 02:30
何故彼は排泄シーンを必ず出すのですかね
返事来ました。うれしー
398 :
無名草子さん:02/09/19 23:52
カーネルサンダースとホシノちゃんの会話に出てくるミッキー●ウスとか
マツダのレンタカー屋のファミリアに対する下りが毒づいててちょっと不思議
な感じ。あそこだけ妙にリアルなの(w
399 :
無名草子さん:02/09/20 01:33
400 :
無名草子さん:02/09/20 01:36
>>396 そりゃ、人が毎日することだからでしょ。
生活のリアリティを求めれば、自然とそうなる。
食事、排せつ、セックス(毎日ではないかもしれんが)、睡眠(夢)。。。。
禿道
402 :
無名草子さん:02/09/20 01:50
生理とか生理用品についても彼はよく書いている
でも、そんなハナシべらべらしゃべる女はリアリティとはかけ離れてると思うが
403 :
無名草子さん:02/09/20 03:41
>>396 気にすんな。
スティーブンキングの方が書いてる。
404 :
無名草子さん:02/09/20 04:52
15歳の少年のクセに手コキしてもらいやがって・・・
405 :
無名草子さん:02/09/20 08:17
406 :
無名草子さん:02/09/20 09:19
408 :
無名草子さん:02/09/20 15:09
高校の時、田村少年そっくりな同級生が居た。
彼は父親が精神的・経済的に家や自分を台無しにしたと憎んでいて、
母親は自分が小さい頃に失踪・腹違いの心を患ってる姉と3人暮らし
(彼女も自分の母親が誰だか解らないらしい)という家庭環境だった。
「強くならなくちゃ・一人で生きていけるようにならなくちゃ」
が口癖で、地方のイイトコの大学に入るためにいっつも勉強していて、
暇ができるとエクササイズをやっていた。
実際学校で主席クラスだったし、筋肉ムキムキだし、
余り友達も居なかったし、無口だった。
でも孤独を完璧には愛せきれないし、甘えられる(限定された)相手には
とことん甘えるし、理解して欲しい相手にそれ
が叶わなかったり、自分の未熟さを指摘されると激しく怒っていた。
(自分に対しても、相手に対しても)
なので、15歳にしてはリアリティが無いというのは主観的に
同意なのだが、まるでモデルになったような人間を知ってるので
家庭環境とかがそうなるとこうなるのかなぁ、と思ったです。
409 :
無名草子さん:02/09/20 21:43
ノルウェイの森依頼だな
ほんよんだの
410 :
無名草子さん:02/09/20 22:19
15歳のリアリティが無いという感想を書いている奴等は
どういうのが15歳のリアリティなのかぜひ教えてください。
もっとオナニーするはず。
とりあえず(ある程度想像できる範囲のではあるけど)ネタバレ堂々とやってのけた朝日はマジ氏ね
413 :
無名草子さん:02/09/20 23:14
>>411 それはあなたの15歳の頃。
ハルキには「典型的な15歳」「類型的な15歳」など書いてほしくない。
414 :
無名草子さん:02/09/20 23:34
411は410に答えたんでしょが。
415 :
無名草子さん:02/09/20 23:39
>>411 15才くらいって、たまに思い立ってオナニー断ちをしたりしますよね。
タムラ少年もそれやってるし、かなりリアルな15才に思える。
あと、これまで必死に壁をつくってきたはずなのに、自分に優しい人が現れると割とすんなり受け入れちゃうそういう矛盾的行動も15才らしい。
よって、タムラ少年は異常に本読みをする以外はかなりリアルな15才といえると思います。
416 :
腐れ30男 ★:02/09/20 23:48
> 15才くらいって、たまに思い立ってオナニー断ちをしたりしますよね。
いや、女だから知らんです(笑)
417 :
無名草子さん:02/09/20 23:48
いろんな15歳がいるってことだね
418 :
腐れ30男 ★:02/09/20 23:49
>>413 > それはあなたの15歳の頃。
> ハルキには「典型的な15歳」「類型的な15歳」など書いてほしくない。
そんな事ぼくに言われても困ります
419 :
無名草子さん:02/09/20 23:50
辻×南果歩登場
馬鹿ロッカー大先生は僕も嫌いです。
420 :
無名草子さん:02/09/20 23:51
↑誤爆?
421 :
無名草子さん:02/09/21 00:03
腐れ30って女の人なの?
422 :
無名草子さん:02/09/21 00:49
423 :
無名草子さん:02/09/21 00:59
登場人物を俳優に置き換えると誰だろう。
オレカが思うに、
ホシノさん〓今井雅之だな。
まあ、共通点は自衛隊出身ってェとこだけだが(藁
424 :
無名草子さん:02/09/21 01:47
田村カフカの父=伊武雅刀
星野青年=中居正広
ナカタさん=ビートたけしor松本幸四郎
大島さん=内田有紀
佐伯さん=松坂慶子
425 :
無名草子さん:02/09/21 02:50
中居クンはそれだけは絶対に拒否すると思う。
マーボーと星野くんが被るのはしょうがないと思う
427 :
無名草子さん:02/09/21 13:28
NTTドコモの店に置いてあった時事通信の電光掲示板に
週間ベストセラーとして「海辺のカフカ」が挙げられていました。
読んだことないけど、そんなにいいの?
>424
佐伯さん=松坂慶子
読んでるとき、このイメージで読んでたよ!
大島さんは及川ミッチ−がいいとおもうよ!
もう2刷りだね。うらやまし。
430 :
無名草子さん:02/09/21 18:49
小説としてはいい出来だね。青少年に勇気を与えてくれる。オジサンにも少し。
ただ、テーマは井戸のやつの延長かな。それよりずっとこなれてるけど。
それにしても、ユング派の人と接するとなんかみんなこんなテーマになる
ようだね。CGユングの自伝やら、河合隼雄の一連の書物に出てくる事例を
を小説にしたみたいな。そういえばヘッセの荒野の狼とかも連想される。
家族的無意識とか民族的無意識とか共時性とかを今さらしつこく小説に
されてもねぇ。これが20年前ならもう少し新鮮だったかもしれないけど。
ま、将来を担う、悩み多き中高生のために書いたのかな。
431 :
無名草子さん:02/09/21 20:57
>>430 あなた自身がユング派だからそのように読めた、というだけです。
432 :
2チャンネルで超有名:02/09/21 21:00
433 :
無名草子さん:02/09/21 22:18
おいらの中のキャスティングでは
田村少年・・・松田龍平
田村父・・・内藤剛志
佐伯さん・・・萬田久子
大島さん・・・内田有紀(彼が女性だと解る前から
何となく想像図が彼女だった。前レスに同じ人が
いたから、やっぱりみんな、中性的で好感が持てる
となると、彼女を思い出すのだろうか)
ナカタさん・・・大滝秀治
ホシノくん・・・V6の森田剛
さくらさんは、若手の女優に詳しくないのでパス。
しかしながら、愛欲の四輪駆動車哲学娘だけは、
是非小池栄子にやって頂きたいと思う(苦笑。
俺がユング派とは初耳だ。
ところでなぜ語尾が「です。」なんだろう。「では?」や「だと思う」ではなく。
君がうつろな人々でなければよいのだが。死んだ土地から木々を育てる、残酷だよな。
>>430 ではヤカン派だかラカン派だかは、どんなテーマで小説を書くんだろう?
ていうか、学術書じゃねーんだからかたいこと言うなよ。
ああわかったよ、星野さん。
キャスティング
カーネルサンダーズ・・・・小林克也
>>433 キャスティングいい!
内田有紀ぴったり。
439 :
無名草子さん:02/09/22 00:48
漏れが読んでるときは、こんな感じで脳内映画化してた。
カフカ:元スマの森クン(デビュー当時)
ナカタ:田中邦衛
星野:中居正広
大島:及川みっちー
さくら:国分佐智子
佐伯:黒木瞳
ジョニーウォーカー:平幹二朗
#国分佐智子は「ロッカーのハナコさん」で萌えてるから。ハアハア
440 :
無名草子さん:02/09/22 01:02
私見だけど春樹の小説は、なんか映画にして欲しくない
…特にノルウェイの森はそうかな。
安直にレイコさんを浅野温子、とかはイヤすぎる。
映画と原作、両方よかったって最近だとハリーポッターぐらいじゃないのかな?
若手俳優の売名のために何でもかんでも映画化は正直言ってウザい。
441 :
無名草子さん:02/09/22 01:32
>>440 ノルウェイの森映画化はベストセラー当時あったよ。でも春樹が断固
断った。
ちなみに映画「風の歌を聴け」は糞。
442 :
無名草子さん:02/09/22 01:45
>>441 ニュースソースは忘れたけど、当時フジテレビが映画化(ドラマ化?)権を
買ったとかいう話があったような...。
フジテレビは「すぐには映像化しない」と言ってたみたいだけどどーなったんだろう?
443 :
無名草子さん:02/09/22 01:50
カーネル・サンダーズの役は
オースティン・パワーズに演じてほしいだす。
444 :
無名草子さん:02/09/22 01:51
カフカ君もハリーポッター役の少年にやってもらおう(w
445 :
無名草子さん:02/09/22 03:24
>>441 さすが春樹…わかってる。
しかしもう50歳越えてるんだよね。
それでいてあの文章は本当にすごい。
15歳の少年のリアリティよりも、一人称が「俺っち」な27歳の青年のリアリティが気になった(w
いや、大好きだけどね星野青年(w
447 :
無名草子さん:02/09/23 00:51
2ちゃんだとさ、星野青年のような人は典型的ドキュンで片づけられるんだ
よな。星野の前に出てきた哲学的な運転手も前振りっていうかね、ユング心理
学的な深層の繋がりを表現したかったんだろう。
ナカタさんの単純なセリフは哲学的で、それに感応した「近い人々」が引き
寄せられるように集まった。
星野の、俺は中日ドラゴンズの大ファンだけれど、中日ドラゴンズが読売
ジャイアンツに勝ったからといって俺の何かが変わるわけではない、みたいな
のには笑ったけど、でも、そういうのって自己変革の一歩なんだよな。
俺はインテリでもなんでもないから思うのだろうけれど、教養っていいなって
思った。
448 :
無名草子さん:02/09/23 00:57
春樹は好きなんだけれど、
ノルウェイの森は面白くなかったな。(ごめん)
ノルウェイを読んだときは、(その他の作品には強く心ひかれたけど)
「え?これはギャグ?」と思った。
んで、カフカにもノルウェイを読んだときの違和感、なんか期待してたのと
全然違うなぁという失望を感じた。長いこと新刊を楽しみにしてたからね。
450 :
無名草子さん:02/09/23 01:50
>>448 アレは10代後半に読むのが適当だと思う。
俺は19で失恋した時に読んでジャストミートした。
でも、いま見たらそれほど面白くないと思う。
カフカはまだ読んでないから、
俺は「世界の終わりと〜」が、今のところベストかな。
次は「羊」か「ダンスダンスダンス」が好き。
451 :
無名草子さん:02/09/23 01:53
今「ノルウェイの森」読み返すと泣けるよ〜。
やってみて。
452 :
無名草子さん:02/09/23 03:36
やってみようと思って今、注文した
453 :
無名草子さん:02/09/23 11:22
私もノルウェイの森は今読むほうがずっと好きだ。
あらためて発見した部分も多かった。
454 :
無名草子さん:02/09/23 11:28
高校生の時にノルウェイを読んでティンティンがたちっぱなしだった
455 :
無名草子さん:02/09/23 13:39
田村少年・・・えなりかずき
456 :
無名草子さん:02/09/23 14:07
454に同意しない高校生はいないだろ
>454
電車の中でオニンニンがヴォッキッキしてしまいました
458 :
From Greece:02/09/23 14:43
「スプートニクの恋人」で村上春樹をやめた。
彼はいつの間にか出版市場の中でマーケティングをしだした。
「ノルウェーの森」では一生懸命生きようとする姿があった。
おそらく今回もマーケティングしているだろう。
なので、買わなかった。
もう十分、金はあるはずだ。
等身大の村上春樹さんに戻ってまた一生懸命さを見せてほしい。
そして、ファンもそうあるべきだ。
459 :
無名草子さん:02/09/23 15:01
>彼はいつの間にか出版市場の中でマーケティングをしだした。
業界人ですか?
世間が関心を持つテーマと
作品のテーマがかぶったからといって
金儲け主義というのは
うがって考えすぎ
460 :
無名草子さん:02/09/23 15:29
なんだよ?いったい…
フカフカフカフカって…
日向で干した布団の話か?
461 :
無名草子さん:02/09/23 16:39
お前ら入れ入れしてるか?
462 :
無名草子さん:02/09/23 18:09
>>458 >おそらく今回もマーケティングしているだろう。
読まないで堂々とこんなことを書けるのは2chらしいな。
恥ずかしくない?
463 :
無名草子さん:02/09/23 18:13
うーん、でも「おいなりさんが降ってくるシーンは
編集の人にやりすぎと言われてカットした」とか言ってるね
やっぱり、ある程度はマーケティングしてるんでしょ
こんなの書いたら読者は喜ぶし、ここまでやったら退くよ、って
>463
あれはおそらく害のない嘘だと思うよ
465 :
無名草子さん:02/09/23 20:45
漏れは村上春樹大好きだし、
全部読んでるし、新作も出るとすぐ買って読んでる。
それくらい好きだけど、>458のいうこともわかる。
みんな知ってるとおり、今回のカフカは映画の予告編張りに
キーワードばかりを閉じこんだ、文庫への折り込み広告の
大量投入や、HPでの小出しの情報提供。
手垢のついた言葉でいえば「飢餓感」をあおる
一大プロモーションがかけられた。
もちろんそれは出版社がやったことだ、というのもわかる。
しかし、「ダンス・ダンス・ダンス」であれだけ資本システムに
シニカルな視線を注いでいた作家の作品がこういう売り方をされるわけだ。
HPだってそう。
単純に作者とメールを通してコミュニケーションしたいのであれば、
相対でいいじゃん!?公開する必要はないし、春樹も返事を直接その人にだけ出せばいい。
それで読者も村上春樹に感想を伝えたい、
運がよければ返事ももらいたい、という目的は達せられるし、
村上春樹もみんなの感想はちゃんと読める。なんの問題もない。
HPの注意書きにあるとおり、あのメールは出版される予定がある。
ホテル・ジャンキー図を教訓に、著作権放棄をきちんとうたってる(w
作品のテーマは村上春樹が追いたいものを追っている(と思う)。
けど、その商品は完璧にマーケティングにのってないか?どうyo?
マーケティングの結果、
中居くんみたいなマーボーや、裸の大将みたいなナカタくんや
アナルセックスの大島さんが出て来てるのだとしたら
それはかなり失敗だ(泣)
ま、お前らが心配することじゃねーから気にすんなって。
468 :
無名草子さん:02/09/24 05:01
>>465 他人がどんな質問をして、ハルキがそれにどう答えるか
興味大なので、個別にメールやりとりされたんじゃ困ります。
それから、マーケティングにのってるか否かと
作品の良し悪しは何の関係もないと思う。
出版社川に売ろうという戦略がある=駄作という
短絡的な読みをする人もいそうで、なんだかヤな感じ。
469 :
無名草子さん:02/09/24 08:27
つーかそれ以前に他人の作品の題名も正確に書けないような輩の言うことは
まともに取り合う必要なし。
「ノルウェイの森」だ。
>>458
470 :
無名草子さん:02/09/24 13:24
マーケティングとプロモーションがごっちゃになってない?
いいこと言った。
>465
言いたいことはわかる。漏れもあのコーナーに興味はある。
けど、本を読むって元々そういう行為だったか?
本を読む、という行為の根っこは、作者と読者がサシで向き合う関係にあるだろ?
(少なくとも読者側にとってはね)
誰ぞがいった「ハルキクエスト」ならぬ物語の謎解きゲームこそが、
村上春樹のおもしろさだ、というんなら、みんなで謎解き、そりゃそうだろうけどね。
自分は読み手が謎解きするのは別に楽しみ方のひとつだと思うけど、
(事実漏れもそれを楽しんでる部分がある)
なんか作者自らがいかにもヒントをちらつかせてるような、
今回のこの作品のHPとの連携的展開って、どうかな?とほんとうに思わん?
作家は基本的には作品ですべてを語れよ。謎解きにいそしむのは読者の役割だ。
インタビュー等でちょこっと語るのはアリだけど、あれはやりすぎじゃないかい?
>470
いいこという。たぶん、ちゃんと意味がわかってる人なんだと思う。
だからこそ聞くけど、プロモーションって単体で存在するものなのか?
マーケティング的な背景及び意図を持たずして、
プロモーションだけが存在することってあるのか?教えてほしい。
答えのない問いをごちゃごちゃうるせえぞ
>473
なんの答えも思いつかない低脳はひっこんでろ。
475 :
無名草子さん:02/09/25 00:47
_
'´ ヽ
.卯 jリノ)))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,イl〉l ゚ ヮ゚ノ|ヽ < 夢はいつかさめなくてはなりません…。
li⊂I!†!つ \__________________
|! lく/_|〉ノ
し'ノ
476 :
無名草子さん:02/09/25 00:49
あなた方はそこなわれています。
478 :
無名草子さん:02/09/25 01:08
>>472 >マーケティング的な背景及び意図を持たずして、
プロモーションだけが存在することってあるのか
んー、ないと思うけど、
それは新庁舎がやることだし、
はるき主導でこうやったらうれるんじゃねえ?
みたいなことはないんではないか。
むしろHPなんかは春樹自身面白がってる感じで、
面白い試みではあると思う。
彼自身自分の本がどう読まれているか判っていると思うし、
その読まれ方への対応としては正しいんじゃないかな。
作家は作品でものを語るべきというのはもっともだけど。
それから、僕は何かわかっている人では全然ないです、ほんとうに。
>>472 >作家は基本的には作品ですべてを語れよ。謎解きにいそしむのは読者の役割だ。
っつースタンスに基づいて、本編に関してはあたりさわりのない返事書いてるのが
公式サイトの春樹氏なわけですがね。
>>474 君の亀頭よろしくひっこんどいてやるぜがははは
春樹HPは春樹小説の攻略法でも書いてあるんですか。
ネット関係なら、筒井の「朝のガスパール」のほうが面白かったけど。
482 :
無名草子さん:02/09/25 19:06
星野さんは故松田優作がいいと思う
483 :
無名草子さん:02/09/25 22:05
>>478 頭がいい人ですね。マジで。
そういう頭がいい人には、僕も何もいえません。
>>479 それは違うかな、という印象があります。
少なくとも村上氏本人は「やる気」があるでしょう。
よくわからん答えが多いのは、彼を刺激するメールがないからでは?
>>480 それがいい。
少なくとも自分なりの答えが持ってこれるまでは。
484 :
無名草子さん:02/09/25 22:11
奇しくも公式の今日更新のメールボックス、
似たようなネタが出てた。
自分が買えなかったというDQNのメールは発端はアホだが、
結果として微妙なところに触れてしまってる。
あと一件、似たようなとこに触れたメールがある。
村上氏がレスをつけてるので、みんなが好きに感じればいい、と思うけど、
漏れの個人的感想を書いておくよ。
1)これ絡みだけ、妙にレスが長い。珍しいよね。
2)新潮社に頼まず、自分自身のHP作ればいいじゃん。
他の有名人だって、自分で作れなくても、いろいろ工夫して運営してるよ。
3)なんでメールの著作権放棄させるのさ。
本人にメールで聞けよ、なんていうなよ?
漏れだって本当に村上春樹ファンなんだ。
もし万が一、答えが返ってきてそれがしょうもなかったら・・・・哀しいだろ?
485 :
無名草子さん:02/09/25 22:32
>>484 1)苦情や文句に対しては長いレスになる・・・というのは
朝日堂からずっとそうじゃないか?それを「丁寧に答えていて
律義だ」と捉えるか「何だか言い訳がましい」と見るか。
2)HPって作るのは簡単でもちゃんと運営するのは面倒・・・
定期的に更新しなくちゃいけないしなあ・・・
ってことで、新潮社がやってくれると言うならやってもらおうと考えた。
3)村上朝日堂をCDROMで売るときに色々文句を付けられた(想像)
ので今回は出版前に防御策をば。
ってなとこかな、と。
486 :
無名草子さん:02/09/25 23:21
>>485 レスをありがとう。意見のやりとりだと思ってこのレスを読んでほしい。
1)に対して
買えなかったDQNのは確かに苦情だが、もう一件のほうは、
少なくとも苦情という体裁はとっていないよ。紳士的に質問している。
本文より長いレスというのは、これがはじめてじゃないかな?うろ覚えだけど。
3)に対して
そのとおり、出版するための準備、ととるべきだと思う。
ではなぜ、出版するのか?ということなんだ。
村上氏の目的は「読者の感想を知りたい」だけだから、村上氏に出版する理由はないよね。
読者カードを集めて出版する作家がいないように。
でも出版することを(半ば)前提としてメールは集められてる。
たとえば僕は(これは個人的だけど)作家への感想は、ファンレターのように私信として出したい。
他の人に読ませるものでもないし、読まれたくもない。
僕みたいな読者の感想は村上氏は聞きたくはないのかな?
487 :
無名草子さん:02/09/25 23:31
2)に対して
まず、ほとんどの有名人のHPがそうであるように、
自分でページを更新してる人なんてわずかですよ。
多くの人は、自分のファンのために、ということで自腹を切って外注してるか、
善意のボランティアの協力でやってるはずです。
では、なんで村上氏はそうしなかったんでしょう?
単に新潮社がやってくれるというから、ほい、と話に乗った。
まあわからなくはないです。
でもね、言わせてください。
出版社がただのボランティアでHP運営を請け負ってくれるわけはないことを、
わからない村上春樹さんではないはずなのです。
出版社も、ハードやウェブデザイン、ある程度の人手。
それだけのコストを見返りなしに提供はしないのですよ。なんだかんだいって。
それこそが村上氏が「ダンス・ダンス・ダンス」で指摘した
「資本システム」のある側面ではないですか?
投下した資本は必ず利潤を回収するために使われるのです。
486さんと487さんは同一人物ですよね?と前提して・・・
確かに出版を前提としてはいると思いますが、例えばあなたが
メールで感想を送っても、最後に「これは公開しないでください」
と記しておけばそれは公開されないと思います。少なくとも以前の
村上朝日堂ではそうだったと記憶しています。もちろん、新潮社が
必ず朝日新聞と同じ対応をするとは断言できませんが。
あなたが新潮社なりHP運営者なりの仲介を予想してそれを
嫌っているのなら、あるいは出版を前提としたHPの仕組み
そのものを嫌っているのならば、普通に郵便でファンレターを
送ればいいんじゃないかな?
手紙は読まない、というわけでもないだろうし。
2、3に対して)に対して。
私は作家がギブアンドテイクなやり取りをすることに
487さんほど抵抗が無いせいか、あまり気にならないです。
村上氏は「メールという手段で読者の声を訊きたい」と思い、新潮社は
「宣伝もしたいし、CDROM版村上朝日堂をぱくって利益を上げたい」
と思い、双方の願望が一致すればこういうことになる、と(想像)。
個人的には出版前に作者のインタビューを載せるような行為はちょっと
不快でしたけど(見なけりゃいい、ったってあれば見てしまうよ)
朝日堂のころからずっと、読者のメールを見るのが結構好きなので(自分が
想像もしなかった意見を見て「おおお」とか)たとえバーターであっても
HPが無いよりはいい、と思ってますね、私は。商売の匂いがしても。
489 :
無名草子さん:02/09/26 23:19
わーい 返事がもらえた マジでうれしいな
わーい わーい わーい わーい わーい
商業主義でもなんでもいいや
いきなりたくさんレスしたもんだなあ村上さんは。
491 :
無名草子さん:02/09/27 15:41
ダンス〜において村上は
高度資本主義を糾弾しようとしたのでも
否定しようとしたのでもないと思うのです
では、どうしようとしたのか?
僕には一種の諦念であるようにおもえるのです。
>>422 >>物語の最後に出てくる大島さんのお兄さんはプロレスラーの高山をイメージ
>>してるとおもわれ。T−シャツ・風貌等
僕もそう思って、文学板のほうに同趣旨の書き込みをしてたんだけど
他の人の話によると、スポーツブランドに「NO FEAR」というのがあるから
Tシャツはそこの製品だろうというところに落ち着きました。
春樹がプロレス知ってるとは考えにくいし。
超亀レスでごめんなさい。
甲村家の当主が山頭火を「ほらふきの乞食坊主」と切り捨てた、というのは
「プータローの2ちゃんねらー=ほらふきの乞食坊主」
ということなんだろうな。優しい春樹タンがそんなキツイこと言うわけない
という人もいるだろうが、んなこたーない。
495 :
無名草子さん:02/09/27 22:17
なんだそれ
496 :
無名草子さん :02/09/27 22:37
発売たちまち55万部!だそうです。ぱちぱち
497 :
無名草子さん:02/09/27 22:37
掲示板で好き放題言ってるバカども=ほらふきの乞食坊主(=山頭火)
「では、掲示板で好き放題言ってるバカどもの中から、いずれ山頭火のような
大物が出るのか?そうかもしれない、あるいはそうでないかもしれない。
それは誰にもわからないことだ。優れた鑑識眼を持った甲村家当主でさえも
見誤ることがあったのだから」
という保留を残してるところに春樹らしいエレガントな気分が出てますな。
498 :
無名草子さん:02/09/27 22:38
春樹ってなんかよいぞ。
499 :
無名草子さん:02/09/28 00:51
>>488 レスをありがと。そろそろこの話も根本的には
スレ違いだから縮小の方向で・・話は続けたいんだけどね。
488のレス読んで、正直、無邪気でいいなあ、と思いました。
悪く聞こえたらごめんなさい。反論、行くよ。
・公開を希望しない旨を書けば、そう対応するとは、
ハウスルールのどこにも書いていない。
もちろん、そう対応してくれるんじゃないか、とは僕も思うが、
もし公開・出版された場合に抗議しても、
ルールを読まなかったDQN扱いで終わり、ということもありうるよ。
・ないよりはいい、という意見は僕も否定しにくいところがあるんですが(w
ないよりはいいから、これでいいでしょ、という論法は
僕の得意とするところではないですね。
より、双方にとってベストな形態を求めるべきではないでしょうか?
489って煽りなのか、単純な喜びなのかわからないけど(w
こういうある種の思考停止状態って(489スマソ)危なくない?
>>491 糾弾でも否定でもない、というのはうなづけるけど、
諦念、というのはどうかなあ?
あの作品での「僕」はそんな社会に、
諦め流され身を委ねる存在としては描かれてなかった、と思うんだけど。
(まあ、これは個人的な「ダンス」の感想)
500 :
無名草子さん:02/09/28 01:18
海辺のカフカででてくる
峠口って何したヒトだっけ?
読んだんだけどわすれたー。
オフィシャルサイトにでてきたんで、きになって・・・
501 :
無名草子さん:02/09/28 01:46
>>499 最後の
>>491に向けた発言
「そんな社会に、諦め流され身を委ねる存在としては描かれてなかった」
は、具体的にどこにそれを感じる?
俺は五反田君と経費について話してたり、彼が奥さんと会うのに苦労したりを、
お馴染みの「やれやれ」という感じで描いてる部分に諦念を感じるんだけど。
>>499さん
縮小の方向でとのことで、短レス。
・公開を希望しない旨を〜
ですから、そんなにHPが嫌でなおかつ感想を読んで欲しいなら
郵便で手紙を出したらどう?という提案は無視ですか。
・無いよりはいいという意見は〜
うーん。私からすると、あなたの方が変に理想主義的で無邪気に
思えてしまうんですけど。HPの運営に関して「よりベストな形態を」
求めるのは期待し過ぎじゃないですか?HPは多少問題含みでもいいから
(と言うかそっちで忙殺されないようにして)小説で「よりベストを尽く」
して書いてくれればそれでいいけどなあ。
私は小説が読みたいんであって、ベストなHPを求めているわけじゃないし。
>>499 メールもらうと単純にうれしいもんだ。(経験者)
それを思考停止とまで言うかあ?
自分の理想のハルキ像に拘りすぎの君の方が
思考が硬直してるようだぞ。もうすこしかんがれ。
直接民主主義みたいなのって公式HPに書いてたけど、
読者が出したメールを全部読んでくれて、そこそこ返事も書いてくれるっていうのは
なかなか良心的だし画期的だとおもうけどなあ。
金が絡んでるのが気にいらんらしいが、全部メール読んで返事書く労力考えたら、
別にいいんじゃないの?
村上春樹なんて広告にチョコっと書くだけで何百万、仮にビールの宣伝でたら
何千万の人物なんだし。 また当然原稿書いたほうが儲かるわけで。
仮に村上春樹が守銭奴だったとしても、いい小説書けばそれでいい。
505 :
無名草子さん:02/09/28 15:45
506 :
From Greece:02/09/29 22:44
話の途中、ごめん。>>458以来はじめて書きます。
(2ちゃんねるは約1ヶ月前に知り、株式板で時々書き込みをしていました。
それで先週ここを見つけました。初版のノルウェイの森が出たときは高校生・・
でも結局読んだのは1991年。バブルがはじけたといわれても何のことだか
さっぱりわからず、それより、ねえ、あなた今どこにいるの?に混乱していた。)
507 :
From Greece:02/09/29 22:46
森では最後小説のなかに取り残されたような感じを受けましたが、
それは意図的にやったのではなく作者自身そうだったのだと思います。
その後も、「37歳の主人公」はおそらく「16〜23歳の頃」にいて、
小説を通して今自分がどこにいるのか探そうとしてきたと思います。
でも自分がどこにいるのかわからず・・・、でスプートニクを読んだ後、
意図的に書いたなあ、と思い、これをマーケティングしたとこの前のと
ころで書きました。
なので本来のマーケティングという意味では使っていないかな。
この点は反省。
508 :
From Greece:02/09/29 22:49
そして、458で書いたこと、ここで書いていることは基本的に
スレッド違いなので大変失礼いたしました。でも、
(村上春樹さんはいまどこにいるのでしょう。
16〜23歳の頃にいるのではないでしょうか。
もしそうだとしたらその「場所」にいることがわかっている
村上春樹さんがみたい。)
海辺のカフカはいくつかのスレを見てから買う買わないを
決めようと思います。
510 :
無名草子さん:02/09/29 23:58
>>485&488
もうちょい頭いいかと思ってたんだけど・・
一点目のレスへの答えは次のとおりだ。
485 名前:無名草子さん 投稿日:2002/09/25(水) 22:32
>>484 1)苦情や文句に対しては長いレスになる・・・というのは
朝日堂からずっとそうじゃないか?それを「丁寧に答えていて
律義だ」と捉えるか「何だか言い訳がましい」と見るか。
486 名前:無名草子さん 投稿日:2002/09/25(水) 23:21
1)に対して
買えなかったDQNのは確かに苦情だが、もう一件のほうは、
少なくとも苦情という体裁はとっていないよ。紳士的に質問している。
この部分に対するお前のレスを先につけろ、ボケ。
てめーの読み違いだったのか、それともお前に他の考えがあるのか。
自分がレスすっ飛ばしといて、人のレスにいちゃもんつけるなぞ千年早い。
ちなみに、そこをはしょったのは、この議論の本質をちゃんとわかってくれてれば、
その質問に意味はないからだよ。議論の本質を考えな。
511 :
無名草子さん:02/09/30 00:01
>>503 それはやっぱり思考停止だよ(w
その状態って、いいたとえかどうかわからないけど、
自分の憧れの有名人とじかにあって、
握手かなんかしたりしたときの状態と同じじゃないかな。
俺もそういうときはあるけど、
そういうときはさすがにその相手への
批評精神なんて吹き飛んで、舞い上がる。
そういうのを思考停止っていうんじゃないかな?
512 :
無名草子さん:02/09/30 00:05
>>501 君に納得してもらえるように、
まだ説明できる(言葉に置き換える)自信がない。
もう少し待ってくれ。スマソ。
>>502,503,504
漏れが理想的だ、というのはもっともだ。
漏れの考えを次レスで書いておく。
それを読んで、その上で君らが現実を語るのなら、
あるべき理想を考えたい僕との議論は無意味だろう。
513 :
無名草子さん:02/09/30 00:06
「現実なんて、みんな、糞くらえだ」
鼠は憂鬱そうにそう呟いた。
それはいつものことだったから、僕は聞こえないふりをした。
「理想を考えるのには頭が要るが、現実を受け入れるのには何も要らない。
ただ、そういうものなんだ、と認めちまえばいいんだからね。
でも、俺はそうじゃないし、あんただって違う。
生きるためには考えつづけなくちゃいけない。
いま、あるものをよりよくする方法についてね。」
「でも、現実を無視して事は進まない」
僕は試しにそう言ってみた。
「そりゃそうさ。現実は大事さ。
でもね、現実をただ、そんなもんだ、として受け入れる連中を見ると
虫酸が走るんだ。こいつらにはよりよいものを想像する力がないのか、ってね。
理想を説かなくて、何を説く?そうだろ?」
「でも、彼らは自分の理想を人には押しつけないかもしれない」
「欺瞞だね」と鼠は鼻をかんだ。
「理想を自分の中だけで実現して何になる?
人間なんてものは大なり小なりなにかを押しつけあって生きてるんだ。
望むと望まずに関わらずにね。違うかい?
他人に対し、なにもコミットしない人生なんてあるものか?」
514 :
無名草子さん:02/09/30 00:31
515 :
無名草子さん:02/09/30 01:27
>>501 まず、念のため最初に断っておくけど、
これは漏れの個人的な読み方だ(前レスにも書いたけど)
異論は待っているけど、
あっている・あっていない、という次元でのやりとりは勘弁ね。
(君の考えとのやりとりはしたいけど、村上氏はこういっていた、とか、
誰々の春樹本にはこう書いてあった、とかいう異論はいやだ、ということ)
「ダンス・ダンス・ダンス」では、
「高度資本主義社会」に生きる人間として、三人の人間が登場すると僕は思う。
1.「僕」の昔の共同経営者 2.五反田君 3.牧村拓
彼らがそうだというのは、ストーリー的に理解してもらえると思うし、
(ここは異論ないかな?
>>501)
あえて象徴的な点をあげるなら、彼らが「経費」を使う人間であることか。
「経費」は君も触れたように、この作品で「高度資本主義社会」を考える上で
かかせないキーワードというところは意見は一致すると思う。
516 :
無名草子さん:02/09/30 01:28
(以降テキストは僕の手元にある講談社文庫(第1刷)を使う。
ここが2ちゃんである以上、引用は最小限にとどめるので、
文章の流れは自分で確認してほしい。また改行は随時漏れが入れた。)
まず1の共同経営者と「僕」の位置関係を考える。
上巻P125を引用すると、
「(前略)下らないとは思いながらも懸命に経費を使い、
誰かを銀座のクラブに連れていって接待する。
もし僕と一緒にいたら、彼は緊張して
そういうことがすんなりと上手くやれなかったと思う。
いつも僕の目を気にして、こういうことをしたら僕がどう思うだろうと
いうようなことばかり考えていただろう(後略)」
「僕」が「諦め身を委ねる存在」だったら、
共同経営者は「僕」に対してこういう反応を示しはしないんじゃないかな?
517 :
無名草子さん:02/09/30 01:29
先に3の牧村拓について、同じように位置関係を考えてみる。
上巻P369
「頑固ではないです。僕には僕なりの考え方の
システムというものがあるだけです」
「システム」と彼は言った。そしてまた耳たぶを指でいじった。
「もうそういうものはあまり意味を持たないんだよ。(中略)
考え方のシステムがどうこうなんて時代じゃない。
そういうものが価値を持っていた時代もたしかにあった。
でも今は違う。何でも金で買える。考え方だってそうだ。(中略)
システムなんてことにこだわってると時代に取り残される。
小回りがきかない。他人にうっとうしがられる。」
「高度資本主義社会」と僕は要約した。
「そうだ」と牧村拓は言った。(後略)
この文脈を素直に考えるなら、
「僕」は「高度資本主義社会」とは異質のシステムを、まだ有している人間、
と考えるべきだと思う。
ここでも「僕」は牧村と同じ場所(諦め身を委ねた存在)には立っていないと思う。
518 :
無名草子さん:02/09/30 01:30
最後に2の五反田君。
物語を象徴する会話が多く文中に占める量もまた多い。
その中で、特に僕がそう感じる場所を抜粋する。
下巻P172
それほど物を欲しいと思わない、いまは必要がない、と述べる「僕」に、
五反田君は「必要というのは人為的に作り出されるものだ」と語り、
「僕の住んでるのはそういう世界なんだ。」
同じく下巻P175〜176でも、
五反田君は「愚痴ばかり聞かせて申し訳ない」と謝った後で、
自分を取り巻くものについて語った後、
「僕の生きているのはそういう世界なんだ」
これはたぶん「僕」と五反田君の住む世界の違いを表している。
もし「僕」が五反田君と同じように「高度資本主義社会」に
生きる人間なら、五反田君が「僕」との会話を望み、
求める理由がなくなってしまうように思う。
>>491で漏れが書いた
糾弾でも否定でもない、というのはうなづけるけど、
諦念、というのはどうかなあ?
あの作品での「僕」はそんな社会に、
諦め流され身を委ねる存在としては描かれてなかった、と思うんだけど。
この三人は、ある意味「諦め流され身を委ねる」存在だと思うんだが、
この三人との物語上の関係を見ても、「僕」は違う、というのが漏れの考え。
519 :
無名草子さん:02/09/30 01:44
いまんとこ、513の勝ちーー
この後、どういう争いになるのか見ものだ。
520 :
無名草子さん:02/09/30 04:10
>>518 491は俺が書いたんだけど、確かに諦念は適切じゃないかもしれない。
だけど、高度資本主義に対する「僕」のスタンスがよく見えないんだよね
たとえば「僕」は五反田君と高級レストランに行く。
マセラティに乗る。
システムをさける人間がシステムの産物を利用する矛盾。
高度資本主義が存在することについてはもう諦めてると思うんだ。
これが俺の言いたかった諦念。
ただ彼はそこに含まれないようなステップを踏む。
不完全ながらも。
村上が書きたかったのは、高度資本主義に対する嫌悪感だけなのか?
521 :
無名草子さん:02/09/30 05:46
オフィシャルサイトの読者とのメールのやり取りは出版されないよな。ありえん。
>>515-518 なるほど非常に得心がいく。
というか同じ捉え方をしているよ。
確かにその3人は高度資本主義に飲まれている。
俺が言いたかったのは
>>520での
>高度資本主義が存在することについてはもう諦めてると思うんだ。
>これが俺の言いたかった諦念。
これだよ。単に表現のミスだと思われる。
嫌いだけれど、其れ(※高度資本主義)を乗りこなさないと生きていけない。
こういう姿勢は明らかに諦念だと思うんだ。
523 :
無名草子さん:02/09/30 06:04
おい520は俺ですよ>501
524 :
無名草子さん:02/09/30 06:33
525 :
無名草子さん:02/09/30 06:49
手紙のやり取りが出版されたらみんな買うわけ?
526 :
無名草子さん:02/09/30 06:52
かわねえ
でもあの信長と何とかっていうCDロムつきのやつが欲しい
527 :
無名草子さん:02/09/30 07:13
528 :
無名草子さん:02/09/30 07:39
↑ちょい上のほうまだまだやってます。まだまだ続きそうです。
529 :
無名草子さん:02/09/30 07:42
どゆこと?↑
530 :
無名草子さん:02/09/30 09:01
>>500 まだ見てる?もう自分で確かめちゃったかな?
未読の人は読まないで下さい。
↓
ナカタさんを高速まで車に乗せてくれた人だよ。OL
二人組の同僚で、自分の思いをナカタさんにぶちまけて
すっきりしてた。
531 :
無名草子さん:02/09/30 11:20
29日午前2時半ごろ、北海道釧路市東川町の道道を通行中の人から「道路にサンマが
散らばっている」と110番があった。
釧路署員が駆けつけたところ、道路上約50メートルに約800匹と大量の生サンマが
散乱していた。さらに隣の釧路町の国道44号には約500匹が落ちているなど、5カ
所で計約1500匹が落ちていた。箱などはなかった。
釧路署は、サンマを運送中の車が落としていったとみて、漁業関係者に問い合わせるな
どして調べているが、落とし主の手掛かりはつかめていない。同署は「脂で滑る車も出
るほど危険だったが、事故がなくて良かった」と話している。
532 :
無名草子さん:02/09/30 11:24
やっぱり道道っていうんだな
ナカタ降臨
>>510 1)に対して
買えなかったDQNのは確かに苦情だが、もう一件のほうは、
少なくとも苦情という体裁はとっていないよ。紳士的に質問している。
本文より長いレスというのは、これがはじめてじゃないかな?うろ覚えだけど。
「うろ覚え」という程度のことなんだから、そんなに気にしているポイント
でもないのだろうと思ってここには反応しなかっただけです。そちらもこちらも
関心のない部分に返事しても仕方ないだろうから。
しかしまあ、この話はもうどうでもいいですよ。ちょっと突つかれての返事に
「もうちょい頭いいかと」「ボケ」「てめー」「千年早い」という枕言葉無し
ではレス出来ない厨房相手に真面目に答えてたなんて、こっちが馬鹿みたいだ。
534 :
無名草子さん:02/09/30 13:28
531ってほんとのニュース??
535 :
吾輩は名無しである:02/09/30 15:46
ノーベル賞ってもう終わってるジャン
>>523 うい、その通りだが?
反対のための反対やってるんじゃないんで、
言いたいことが正しく伝わればよいかと。
とにかく、主人公が流されるだけでないのは納得したが、
しかしながら積極的な反対者にはなりえなく、
その意味で諦念が入っているなあっていうのは拭えないかな、と。
537 :
無名草子さん:02/09/30 16:20
538 :
無名草子さん:02/09/30 21:23
海辺のカフカを読んだ奴が犯人だったら笑うな
539 :
無名草子さん:02/10/01 00:20
共時性?ププ
540 :
無名草子さん:02/10/01 01:56
今出てるtitleの名古屋特集、
ヤクルトのユニフォームを着て名古屋ドームでの
あまりのマヌケズラにワラタよ。
541 :
無名草子さん:02/10/01 02:00
542 :
無名草子さん:02/10/03 21:46
>>522 その後でた「国境の南、太陽の西」で主人公がバーを2軒経営して
義父との昼食のあと、高度資本主義社会について記述がある。
僕はそこからもある種の諦観を感じますね。
543 :
無名草子さん:02/10/05 02:39
これが最高傑作間違いなしだな。
次回作からは「カフカ越え」という難しい課題がついてまわるが。
544 :
サーネル=カンダーズ:02/10/05 02:46
ちょっと、決定論的世界感に違和感を感じたな。
面白かったヨォ!!
春樹復活!みたいなカンジがした!!
僕はまだ22の若輩モノだが、、、
「振り向かないで行きよう!振り向くヒマがあったら
足元を見た方まだマシだ!」
今の世の中、どんなタフさを手に入れても
起こる事のすべてはそれを超えていると思います。
なぜなら、もしそうでないなら・・・
フィクションとノンフィクションの境目が曖昧になり
世の中の作品の面白さ・強さなどが全然伝わらない事になってしまう
と思いますた。
どうです?
無知の大学生でスマソ
546 :
スロッターズ用WEBサイト:02/10/05 08:01
547 :
無名草子さん:02/10/05 11:36
春樹さんの小説は、ホントに面白いんだけど、
読み終わったあと、アレッ、って言う気がいつもするんだけど、
皆さんはどうですか?何もなかった、って言う感じが。
期待だけで引っ張られて、最後まで終わってしまった、と言うような。
『よい時間つぶしこそ小説の使命』と考えるならば、
これほど面白い小説は無いんだけど…
548 :
無名草子さん:02/10/05 19:46
ナカタさん(ほうじ茶)に対して
ジョニーウォーカー(ウイスキー)の対比?
とか思ってみたりして
549 :
無名草子さん:02/10/07 05:55
>>547 面白ければそれでいいよ、俺は。
ただ何というか、読後は何となく
こういう生き方しててもいいのかな?
とかいう焦燥感が高まるような感じがするかな。
550 :
無名草子さん:02/10/07 11:45
>>549 生き方、と言うと、主人公たちの?
あるいは作者の?主人公たちであるとすれば、
それはフィクションだから問題ないと思うし、
作者だとすると、相対的に立派な社会人のように思えます。
551 :
無名草子さん:02/10/07 14:26
>>550 違う違う、俺の生き方って事だ。いろいろな事を諦めたり、無くしたり、流されたりしてる。
何かに挑戦したり、意地を通したり、これは許せないというモノが徐々に摩滅してなくなっていく…。
大人になるという事が、プライドや意地や夢を無くして社会のシステムに組み込まれていく、
そんな気がしてならないよ。
おい、どこにいるんだよ?
頭の中で誰かが自分を蹴るわけだ。
552 :
無名草子さん:02/10/07 17:03
>>551 ボクの勘違いでした。失礼しました。納得です。
ついでにソデすりあうも的に、ちょっと質問なのですが、
春樹の小説に、そんな焦燥感を誘発するようなものあるのかなあ?
確かにカフカ君をはじめとして、潔癖なモラルを持っているのだが、
う〜ん、やっぱり読み手の状態によって、色々な反応が起こるんだろうなあ。
ちなみにボクだったらなんだろう?やっぱり『アレッ』だなあ。
なんだか極めて重要な問題が提示される(様子)がある。
その提示およびその解決を期待して、
どんどんページをめくっていく。そして最後までそのまま終わってしまう。
引っ張られる運動だけがあった、と言う置き去られ感だけが残る、って感じで。
ニュース見たらノーベル物理学を東大のセンセがとったみたいだけど、
春樹のことは言ってないって事はとってないよな
>>553 あれは一日一つって感じで発表して行くから、待ってるべし。
明日は化学賞。
555 :
無名草子さん:02/10/08 22:15
エーッ、このスレマジなの!
冗談かと思ってた。
556 :
無名草子さん:02/10/08 22:20
エーッ、このスレ冗談なの!
マジかと思ってた。
557 :
無名草子さん:02/10/08 22:23
朝からノーベルの話しちゃったよーーってルンルンって思って
歩いてた。よく考えると、
鐘=ベル
オレは取るわきゃない(あるいは取って下手にお偉いさんになってほしくない)
と思ってるけど、本気の人もいるみたいで、ついやっぱ気になっちまったい
悪いが、…いくらなんでも春樹がノーベル取ったら、シャレにならんよ…
冗談でしょ…
560 :
無名草子さん:02/10/09 00:51
そうだよね。でもホントに明後日位に
春樹受賞とかなったらビックリするよな。
561 :
無名草子さん:02/10/09 18:39
春樹がテレビに出てたらちょっと笑っちゃうな。
大学時代の成績表を公開とかしたらどうしよう・・・。
562 :
無名草子さん:02/10/09 18:52
優が2つってのもあり得るかも。僕も早稲田の演劇専修卒なんですけど
優12個でもかなり優秀だと言われました。基本的に文学部文学科で
優を取るのは難しい。先生との相性でほとんど決まるようなものだから
春樹さんみたいにユニークな人は、ひょっとすると先生に理解されにくいかも。
脳鐘化学賞も日本人がとったじょ。
まさか日本人3人目ってこたぁ、ねーだろーな〜・・・
564 :
無名草子さん:02/10/09 23:44
なんだか誰も知らないところで、
盛り上がってまいりましたー♪
さて、文学賞は今日な訳だが。
なんか恐いなぁ。。。。
もしかして、とか思わないでもないような、ほんとにとっちゃったら
普通じゃないバッシングが。
567 :
無名草子さん:02/10/10 02:55
>>566 そうだよな…。
しかしじゃあ、誰なら妥当かと言えば、思いつく候補、いる?
倉本聰(笑)
569 :
無名草子さん:02/10/10 16:13
もし日本人が取るとすれば春樹が最有力でしょう。
問題は日本にいつ順番が回ってくるか。
570 :
無名草子さん:02/10/10 18:02
「いつかは受賞する」ということは確実なんでしょうか
571 :
無名草子さん:02/10/10 18:42
つまらない質問なんだけど春樹たんが芥川だか直木をとれなかったのって
大江が猛反対したからって聞いたんだけど本当?
572 :
無名草子さん:02/10/10 19:01
…うぐぅ。
このスレ終了っすか
来年がある、来年が。
576 :
無名草子さん:02/10/10 20:30
>>572 あれ、そうだっけ?「アメリカの小説をぱくっただけじゃねえか」
と反対したという話をどこかで読んだけどな。
577 :
無名草子さん:02/10/10 21:15
>>572 ボクも擁護派には思えません。
大江の小説も好きでほとんど読んでいるのですが、
主にエッセイとかで、なんだかチクチクと
春樹の小説は雰囲気だけの通俗小説だ、
と言う意見を匂わせています。
>>576-
>>577 それは、いつ頃の話ですか?AERA MOOKでは、春樹に好感を持ってるような
印象を受けたんだけど。
>>576 それは丸谷才一だと思う。これは自分の目で読んで知ってる。
「擁護派」っていうのは表現がまずかったと思いますね。なんというか
他の作家や評論家が攻撃するほどには、積極的な批判をしていない、という
ほどの意味にとってください。
留保付きで認めてる、というのかな。戦前生まれの人たちには理解できない
部分がある作家であることは間違いないと思う。
580 :
無名草子さん:02/10/10 22:23
ふん、ふん。
今日は私は「春樹はノーベルとれるだろうか?」と心の中で
ずっと思っていた。つーかつぶやいた。そしたら
正面で話していた二人組みがこそこそ話していたのに、
「もうちょっと」と急に大きな声で言った。
タイミングよすぎた。なんだったのだろう・・・
581 :
無名草子さん:02/10/10 22:31
「もうちょっと」=「海辺のカフカ英語訳」出版+「ライ麦畑」出版
時間の問題だあね。
>>579 それなら納得。でもそういう意味でなら、
大江は誰をも批判してませんね。
またそういう批判をする感じの人ではないですよね。
ちなみに全面的に肯定したことのある作家は、
生きている人では古井由吉だけじゃないかなあ。
この人まだ生きてますよね。ちなみにこの人の小説の
ほとんどは絶版になっています。
それからいくらかでも肯定的に名前のでてきた彼より若い世代と言うと、
中上健次と島田雅彦ぐらいじゃないのかなあ。
ちなみにボクがなぜチクチクといったのかと言うと、
大江がその小説理論を書いた『新しい文学のために』のなかで、
文学の方法を異化だといっているわけです。
またその同じ本で、当時アメリカで売れていて話題となっていた
『ノルウェイの森』を(直接名前を出してはいませんが)
異化されて無い雰囲気だけの小説と言う感じで書いていました。
もちろんこんな露骨な言い方ではありません。
(今パラパラめくったんだけど、見つかりません。
多分この本だと思うので、暇な人は読んでください)
では異化とは何かと言うと、文章を何度も書き直して、
分かりにくくすること(=単語のレヴェルから
言葉を磨いていって、その結果小説自体をこれまで
見たことの無いようなものにすると言うこと、だと思います)。
このような文学観を持つ人が、時々テレビとかでも
『妻に、頼むから書き直さないで小説を出版してくれ、といわれる』
とか自嘲気味に言うことがあります。これって実は強烈な自負の裏返し
だと思うのです。そしてやはり同じ自負の部分からだと思うのですが、
春樹、最近はばななと二人並べて、読みやすい文章でよく売れる作家と指しています。
(これは最近出た2冊のエッセイのどこかにでていたと思う)
大江の文学観に興味のない人はその部分を字義通りに読むんだろうけど、
ボクは、ああ馬鹿にしてるんだなあ、あるいは実は自分のほうが
偉いんだとえばってるんだなあ、と理解しています。
このようなことでボクは、大江は特別に春樹を嫌いではないと思うのですが、
評価もほとんどしていないと思っています。
逆に春樹の方は小説の題名にしても、文章の書き直しと言うやり方にしても、
大江を慕っている感じがするのですが。
ちなみにボクは両方好きです。と言うか、この二人が一番面白い。
この二人の小説だけページを惜しみながら読むことができます。
だから先月は非常に嬉しかったです
584 :
無名草子さん:02/10/10 23:49
torenaka ttanda
585 :
無名草子さん:02/10/11 00:48
>>581 ノーベル賞的には「ライ麦」はあまり関係なさそう。
586 :
無名草子さん:02/10/11 05:24
>>583 俺もこの二人の作家が好きだな。
大江の小説の中には俺には理解ができないものもあったが
ズバ抜けて人間の汚い部分を抉る文章がうまいし、
しかもそれをどこか余裕をもって楽しんでるような凄みがある。
自分の文章について知悉しており、かつ短編に切れ味があって、
ブラックな笑いという点では阿刀田高などを、はるかに凌駕するものを書ける。
…ところで、すまんが「ピンチランナー調書」の魅力を俺に教えてくれ。(スレ違いか)
春樹はある意味雰囲気だけの小説という言い方は正しいが、真似できない。
というか文体模写はできても、それで一貫したストーリーを構築する事はできないだろう。
毎回、冒険に出て最後に出発点に戻るという構造なのは判っていても、惹き込まれる。
この人の一人称「僕」が時々思ったりする事には、本当にシンパシーを感じるんだ。
社会に関する観察とその表現が非常に上手で洗練されてると思う。
587 :
無名草子さん:02/10/11 05:59
大江が他の作家を批判する基準は只一つ。
それは文壇で自分を高みに置くため。
文壇政治で大江ほど巧みにその力を発揮し成果を上げた
作家はいない。
何時、誰を、どのように批判すれば、自分に最も益があるのか
を大江は知り尽くしている。
あの薄気味わるい笑みと吃り口調で寄り添う大江に、
古くは小林が、三島が、石原が、
新しくは中上、龍、春樹が懐柔されてきた。
反核も、芥川賞選考委員のごたごたも、すべては
日本文壇の、湿った土壌が生み出した怪物の私利私欲なのである。
岡崎京子の「PINK」という漫画の、主人公の恋人が書いた小説は
きっとこんな話だったんだろう。
訳わからないカキコミでしょうがご容赦
589 :
無名草子さん:02/10/12 01:03
>>587 作家同士のごたごたなんかに興味はねえYO
何がそんなに気になるのかね、サヨだから?(藁
590 :
無名草子さん:02/10/12 01:33
入り口の石って何ですか?
591 :
無名草子さん:02/10/12 01:36
592 :
無名草子さん:02/10/12 02:18
>>591 いいんだな、オナニーしてもいいんだな!
全裸で3回くらいしてもいいんだな!
593 :
無名草子さん:02/10/12 03:21
カーネルサンダースってなんだ?
高松の町でなんでいきなり抽象概念がでてくるんだ?
わけわからん。
でも濡れもセクシーダイナマイトのセックスマシーン女子大生に
奉仕してもらいたい。
「ねじまき鳥」より格段に良い。
わりと最後の方まで、本当に解決されてオチがつくのか?
とドキドキしながら読んだ。
長編できちんとものごとが解決した本は久しぶり。
でも一番好きなのは「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」!
あれを超える作品、もう書けないのでしょうか?
ノーベル取れなかったのね。
ま、取ったほうがびっくりだわな・・・
いっぺんに読むともったいないから、いま電車に乗るときだけゆっくり読んでます。
猫萌え〜(w
買おうかどうか迷って立ち読みしたんだが、
登場人物が出て来ると文章で直接どういう
キャラか説明しちゃうのがどうもなじめない。
と書くと小説で文章使わないでどうするんだという
突っ込みがありそうだが、「風の歌」みたいに
エピソードを積み重ねて行って段段とそいつが
どんな奴が分かって来る、というような書き方は
もうしないのかなあ。
昔はそういうテクニックが抜群に上手かった。
俺としてはそのへんの文章の呼吸みたいなものが
「国境」あたりから楽しめなくなった。
597 :
無名草子さん:02/10/14 00:41
まあ、無理だわな。もろ団塊の世代。きちがい世代だからな。
あきらめてくだらんエッセイ量産しろや、あほ。
598 :
無名草子さん:02/10/14 00:48
>>596 あー、なんとなく同意
説明しちゃうのはいいんだけど、それが不自然で
せっかくなじみやすいようにドラマを作っている
はずなのに「損なって」しまっているような気が
する。
599 :
無名草子さん:02/10/14 01:24
600 :
無名草子さん:02/10/14 02:37
>>599 597のような「便所の落書きそのもの」にレスするのはお互いやめましょう。
601 :
無名草子さん:02/10/14 03:49
>登場人物が出て来ると文章で直接どういう
キャラか説明しちゃう
いったいどの部分よ?
私が読んだ「海辺のカフカ」と、596が読んだ「海辺のカフカ」は
違うようですね。
>>596 「風」みたいのはもうやらないでしょう。若い時にしかやれんよ、
ああいうのは。あれはもはや別の作家だと思った方がいいと思う。
カーネルサンダーズと「ズ」だったような。
604 :
無名草子さん:02/10/14 12:40
>登場人物が出て来ると文章で直接どういうキャラか説明しちゃう
そういやどっかあったね。図書館のおばちゃんだっけ。地の文でいろいろ略歴
紹介されてたような。
なんで33。。。。
606 :
無名草子さん:02/10/14 14:33
>>588 サンプリングを組み合わせただけの作品だ、と仰りたいのでしょうか?
607 :
無名草子さん:02/10/14 17:32
608 :
無名草子さん:02/10/14 17:34
略歴紹介とキャラの性格紹介は違うと思うんですけど
性格紹介???
なんじゃそりゃ。
>>601 ってことは私たちはパラレルワールドの共通2chにカキコを・・・(以下略
まあ冗談はともかく一番最初の15歳の少年が筋トレに励むところなんか。
突然ずらずらっと説明が並んでるような気がスルのよ。
「風」の鼠との出会いのシーンあたりと比べて見ると違いが
分かってもらえると思う。
なんか批判的なこと書くと怖いなこのスレ・・・
上読んだんだけど年齢見ると面白いな。ちなみに俺腐れ31男。
次から年齢+性別書くように・・・と言ったら
勝手に決めんなって言われるか。
いや気が向いたらでいいんだけどね。
意見と年齢照らし合わせるとなんか
納得行ったりすることもありそうだ。
だから何故俺のハンドルが、、、、
面白いからだろう。
>なんか批判的なこと書くと怖いなこのスレ・・・
狂信的な方がいるみたいなので、あまり相手にしない方が、、、
おまけに文章の理解力も拙いようなので、相手にすると不毛な議論が展開しますです、はい。
615 :
無名草子さん:02/10/15 08:53
「風」はいいよね。こんなことを言うのは少し、いや
かなり恥ずかしいんだけど、いまだに理屈抜きで一番
好きなのが「風」なんだよなぁ、いい歳こいてさ。
てな俺は腐れ40じゃ、ゴルァ。
616 :
無名草子さん:02/10/15 12:20
今日発売の週刊朝日の書評面白いよ。
「海辺のカフカ」=お粗末なゲーム
617 :
無名草子さん:02/10/15 14:42
そんな書評を鵜呑みにする616。
618 :
無名草子さん:02/10/15 14:45
>>616 多少でも村上に好意的なことを書くと
たちまち「狂信者」にされてしまうこのスレ・・・
ノルウェイの森が一番好きというのは、これまたあれですか、
なんていうのか、ラルク最高とかビーズかっこいい!とか
バンプオブチキンは神とかいうのと同じような感じですかね。
30歳です。
>>618 いえいえ、好意的なことを書いても「狂信者」にはされません。
ただし、批判的な意見に対して熟慮なしに
>いったいどの部分よ?
>私が読んだ「海辺のカフカ」と、596が読んだ「海辺のカフカ」は
>違うようですね。
みたいな反応をすると、狂信者扱いされることがあるかもしれません。
そうそう、他人のRESを少しずつねじ曲げていくのも、このスレに
いらっしゃる狂信者の方の特徴のです。どうも一人だけのようですが。
622 :
無名草子さん:02/10/15 17:28
>他人のRESを少しずつねじ曲げていくのも
621のことだね。
622さんが焚きつきました。
以後20レスくらいで温いバトルがはじまります。
>>621 >みたいな反応をすると、狂信者扱いされることがあるかもしれません。
いるいる、そういうぶっとんだ断定する人。
625 :
無名草子さん:02/10/15 18:40
624に1票(ワラ
626 :
無名草子さん:02/10/15 19:06
ワラ
>>596 俺もそれが気になった。
ナカタさんについての部分もただただひたすら何ページにも渡って
「説明」だけしてる。
628 :
無名草子さん:02/10/16 00:25
今週発売の「週刊朝日」読みました?
「カフカが泣いている『海辺のカフカ』」。
あげ
630 :
無名草子さん:02/10/16 01:12
週刊朝日の書評はそうレベルが高くないんで・・・
的はずれ、もしくはただの私怨と思われる書評も多いし。
それって川本三郎のかな?
だとすると私と大体同じような意見だったんだが。
632 名前:無名草子さん 投稿日:02/10/16 01:20
>>631 それを鵜呑みにする631
とかいうレスされたりして
632 :
無名草子さん:02/10/16 02:55
「虫」という正体不明の人の書評ですね。
実は大御所らしい。
634 :
腐れ30男 ★:02/10/16 04:17
福田和也も熱く語っておりました
635 :
無名草子さん:02/10/16 12:32
僕は彼女の肩を抱いた
君は彼女の肩を抱いた
のとこ、鳥肌たった。
私は鼠が出てくるあたりの初期作品より
最近のほうが好きなので、この作品も好き。
一番好きなのは「世界の終りと〜」。
続編だからって飛びついてカフカも買ったよ。
一位の座を譲るほどでもないけど、読めたし、
感心する部分もあったけどな。
でも初期のが好きっていうひとは、これ嫌い
っていうよねえ。
636 :
無名草子さん:02/10/16 12:50
よっ、ノーベル候補!!!あっぱれ。
>>631 川本はカポーティ関連で春樹と近い印象があるけど、川本の春樹批評は他の論者と比較して粗雑な批評だからすぐ色褪せるね。何につけ少なくとも自分では詳しいつもりのアメリカ文化に頼るから作品を論じるという点から遠いね。
それに共鳴するあなたもきっと何も見えてないのねw
638 :
無名草子さん:02/10/16 15:17
>>637 >川本の春樹批評は他の論者と比較して粗雑な批評
例えば誰の批評はまともだと思える?
個人的には笠井・加藤・竹田の『村上春樹を巡る冒険』
は面白かったけど。
639 :
無名草子さん:02/10/16 15:59
DQN
640 :
無名草子さん:02/10/16 18:40
↑あんたが?
>>638 やっぱり笠井では?
あと、今更声に出しにくいけど柄谷も。
でも今井清人の「羊〜」論が白眉かとオモワレ。
亀レスすまそ。
642 :
無名草子さん:02/10/16 23:17
今頃ですが読み終えました。
説明が多すぎ感。分かりやすくはなってるが、蛇足と思われる部分もちらほら。
もう少し簡潔にサッパリまとめられたんじゃ無いかとは思う。
けどそれなりに楽しんで読めましたな。
643 :
無名草子さん:02/10/16 23:28
あれだけ文章力あるなら、あの半分でも出来たはず。
644 :
無名草子さん:02/10/16 23:34
でもそれを言うならノルウェイだって…ぶつぶつ
>>1 村上春樹が1000年行き続けて作品を溜め続けてもノーベル賞とは無縁。
二度とスレ立てんじゃねえ、気違い。
いやー大反響ですな(w
ベストセラーリストでも首位独走中
ハリポタまではこの勢いかな・・・・・
647 :
無名草子さん:02/10/17 14:26
詰まんなかった。
なんで読書マンセーな世界なの?
とてつもなく下らない本だった。買わなくて良かった
648 :
無名草子さん:02/10/17 16:48
えー。頭悪いんじゃない?
649 :
無名草子さん:02/10/17 16:49
>>648 そういうこと言ってるやつが一番アタマワルイ
650 :
無名草子さん:02/10/17 20:35
>>615 うん、風はいいよね。
毎年夏になると最低1回は読んでる。
>>635 風好き腐れ31男ですが「世界」と「ダンス」までは
好きですよ。
初期が好きで世界はもう駄目というわけでは
ありませぬ。
村上春樹好きが揃って腐らなくても僕はいいと思うんです。
そかもしれませんね。
654 :
無名草子さん:02/10/18 15:33
「あなたが覚えていてくれるなら、他の誰からも忘れられてもいい」ってとこが
すごい好き
655 :
無名草子さん:02/10/18 16:13
セリフ、文章は輝いてるのに
話は輝いてなかった。
キモイ、近親相姦なんてテーマ嫌だ
658 :
無名草子さん:02/10/18 19:29
それにしても村上春樹ってなんで駄目になっていくんだろ。
やっぱ才能ってすりへっていくのかな?
659 :
無名草子さん:02/10/18 19:32
660 :
無名草子さん:02/10/18 19:34
661 :
無名草子さん:02/10/18 19:36
んーー。でも春樹は胸きゅんしたのらったら大丈夫。
>>637 ・・・一生懸命書いてくれ悪いが、川本のはその2ページの記事しか
読んでない。で、エピソード単位では面白くなりそうなのもあるが
話がまとまってないということに同意した。
一生懸命書いてくれ
↓
一生懸命書いてくれて
664 :
無名草子さん:02/10/19 10:05
ノーベル賞とるまえではなんでもいえますねえ。
665 :
無名草子さん:02/10/19 10:36
「海辺のカフカ」は激しく駄作。
ノーベル賞なんて、とんでもない話です。
読み始めて早々に、彼のあさはかさを感じてしまいました。
例えばP44の中沢医師のインタビュー部分
「まるで前衛的な芝居の場面を見ているようでした。」とあるが、
当時の日本に、しかも田舎に、このような表現をする人物がいたかどうか。
オコンネル少尉によって「医師というよりはむしろ農場監督のような」
と説明させた人物がである。
この辺で、すでにぐったりする。
そして、下巻での「メタファ」連呼に、私は呆れて本を投げ出したのだった。
ノーベル賞ものの文学は、つっこみどころのないものであってほしい。
666 :
無名草子さん:02/10/19 12:36
大江健三郎は「燃え上がる緑の木」しか読んだことないんだけど
海辺のカフカにはそれに登場したのと共通のアイテムが、
偶然と思えない頻度で登場しているように感じるんです。
四国の山、イェーツ、内ゲバ事件、両性具有ぽい人物、妙に衒学的な人物、
など。ぐうぜん?
667 :
無名草子さん:02/10/19 12:46
>>665 ささいなディテールに噛み付いて
全体を否定しようとする暴論。
668 :
無名草子さん:02/10/19 13:48
いや、665の言っていることはわかるよ。
全体を否定しているのではなくて、ノーベル賞うんぬんのレベルではないってことでしょ?
確かに、違和感を感じる場面は、多々あったように思う。
それに「メタファ」の連呼(w も鼻についたしね。
669 :
無名草子さん:02/10/19 13:53
激しく不満なのはなんでナカタとかいうジジイは大塚だかいうネコさんを見殺しに
して、タイミングよく雌ネコの時だけ立ちあがってジョニーウォーカーを
殺したんだ?
男性差別と障害者差別のダブルじゃねえか・・・
670 :
無名草子さん:02/10/19 14:02
しかしノーベル賞の大江や川端の作品に
ツッコミどころがないとはまったく
思えないわけだが。
671 :
キャロルくん:02/10/19 14:07
672 :
無名草子さん:02/10/19 16:10
面白いとは思うけどど、
過去の村上春樹作品と比べるとどうか、と思う。
近親相姦とか猫の虐殺とか、より過激な方向へいくのは、
余り良い兆候とは思えない。
それがたとえ社会批判の意味があっても。
でもさ、いまの日本文学で
まがりなりにも最後まで読ませる作品は少ないよ
そういう意味で、語り手としての才はすごいと思っている
674 :
無名草子さん:02/10/19 16:58
ラップシンガーっていう表現は痛すぎだろ。
675 :
無名草子さん:02/10/19 17:02
>>673 禿同。
でもカフカは駄作といっては言いすぎだが、
それに近いといえる。
676 :
無名草子さん:02/10/19 19:31
ナカタさんより頭が悪そうなツッコミがたくさんあるけど、
笑ったりしたらやっぱ狂信者呼ばわりなのかな?
677 :
無名草子さん:02/10/19 19:46
漏れは今日ようやく全部読み終えたが、気になることがある。
カフカの父、田村浩一(ジョニー・ウォーカー)である。
カフカには恨まれ、変な予言はしているし…
猫の虐殺は行うし、ナカタさん(カフカ?)に殺され、
森の中の世界に行く途中では、カラスと呼ばれる少年に串刺しにされる、、、
しまいには、白い物体となってホシノさんにバラバラにされて焼かれるわ。
彼は笛を使い何をしたかったのか?
678 :
無名草子さん:02/10/20 14:07
佐伯さんって、入り口を空けて恋人を殺した上に好きでもない田村浩一
と結婚してカフカ少年を捨てて読み方に追っては中田さんを死に追い
やっているわけでしょ。
悪人度からいうと
佐伯さん>>>>>田村浩一(ジョニー・ウォーカー)
なのに田村さんはそんなひどい目にあって佐伯さんさんはカフカ少年に
許しをうけて成仏できるっていう理不尽な話だな。
679 :
無名草子さん:02/10/20 15:18
春樹先生へ
手にとっただけで、読むべき本だと分かりまた。
紙が好き。
あと太文字のところがいい。
あたしは集中力切れ。またね〜。
680 :
無名草子さん:02/10/20 20:02
今日の特命リサーチ200Xは
落雷からの生還特集
681 :
無名草子さん:02/10/20 23:41
>>678 佐伯さんは事実としては恋人を殺されたのであって殺したわけではありません。
ジョニー・ウォーカーは暴力的、根源的な悪として登場しているので
佐伯さんとはもはやレベルさえ違う悪人です。
そして「好きでもない人と結婚する」のが悪なら、
この世には悪人が少なくないようで(W
てゆーか、あなたは海辺のカフカに勧善懲悪を求めているんですか?
682 :
無名草子さん:02/10/20 23:44
>>681 好きでもないひととケコーンするなんてケコーあるのかな?
683 :
無名草子さん:02/10/20 23:49
いや、ケコーンは奥深いね。
佐伯さんは影が薄いが何故薄くなったのだろうか?
ナカタさんのように事故でもあったのか?
ホシノくんも猫と最後喋っていたが影が薄くなったのだろうか?
685 :
無名草子さん:02/10/21 00:18
(゚∀゚)イイ!
686 :
無名草子さん:02/10/21 00:29
さえきさんは彼氏が死んだ時点で人生が終わって
陰が半分になったんじゃないの
687 :
無名草子さん:02/10/21 01:05
>>マネージメント云々金の話をしている人々
小説は作者のサイフを気にして読む物では無いのであります。
そーゆー人たちは図書館の本以外は読まなくていいです。
過負荷は村上作品の復活ののろしと考えたいです。
復活のためなら、過負荷少年のこれからの行き方を
見てみたい気もします。
688 :
無名草子さん:02/10/21 01:07
ナカタさんを殴った、小学校教師の心理をもっとえぐってほしかったです。
そうでないと、ナカタさんの存在理由がはっきりしません。
689 :
無名草子さん:02/10/21 02:10
>688
戦時に大人だった第一世代の人は最初に歪みを作った人たち。しかしこの歪み
は小学校教師がっというよりも、戦争という歴史が作り出したものだから、
この世代の一人一人を深くえぐる必要はなかったのではないか。
その歪みによって第二世代(全共闘世代)の佐伯さんやもう少し上のナカタさん
が苦しんで、それをカフカ少年が修復するっていうしくみになっている。
その修復こそが春樹が書きたかった部分だから、それ以前は結局仮説のまま
残っていると思う。
>681 ジョニーウォーカーはその歪みを永続させる力として描かれているから
悪人になってしまっているんでは?
690 :
無名草子さん:02/10/21 02:22
海カフは暴力の描き方がより深くなっているし、歴史とのつなが
りっていう部分がところも進化していると思う。
あと、神社、うなぎとか、日本的なものがたくさん描かれているのも
新しいところ。あと前に比べて物語の筋が分かりやすくなって、
謎解きが筆者の手で結構なされている。
マイナス面としては説教がましくなったっていうのと、分かりやすく
なりすぎたっていうのとあと、ノルウェーの森とか世界の終わりの
方が表現が瑞々しかった気がする。
691 :
無名草子さん:02/10/21 21:43
上中下巻の3部作くらのボリュームで読みたかったな。
カフカ兄さん、今日はなんだか変だぞ。
693 :
無名草子さん:02/10/22 21:58
これでノーベル賞もらえる?
694 :
無名草子さん:02/10/23 00:03
春樹はノーベル賞なんざ欲しがってないと思います。
695 :
無名草子さん:02/10/23 00:14
あげ
696 :
無名草子さん:02/10/23 13:58
>>693-694 先週?日経にノーベル賞関連の記事が出てたね。
文学賞に関しては特定の言語(で書かれた作品)に偏らないよう
「回り持ち」的配慮がなされてるんだとか。
で、前回の大江からまだ10年も経っていないので
暫く日本人には廻ってこないんだってさ(w
ま、本人が欲しいかどうかはワカランが(確かにピンと来ませんな)
翻訳点数からいっても村上が候補の最右翼だそうだ。
芥川賞発表待ちで新喜楽の近所でマージャンしてたハナシ読んだな。
697 :
無名草子さん:02/10/26 09:51
村上さんの話は大好きだけど、
だからといってノーベル賞をとって欲しい、もしくはとったらうれしいとは
個人的には思えないなぁ。
逆に一部の人にしか認められないような小説家でいてくれ。
そんな万人受けしないでくれ。売れっ子作家なんて言われないでくれ。
って感じがしちゃうのは、私だけ?
というか、もともとこんなに沢山の人が読む(万人受けする)話には思えない。
と思うのは私だけ?
本当は本人もそれでも(有名にならなくても)いいと思ってるように思います。
村上さんは、その方が似合う。と勝手に思ってしまいます。
698 :
無名草子さん:02/10/26 11:38
村上春樹にノーベル賞はありえない。文学賞は他の賞と違って世界的な
比較ではなく、よく言えば地域性が重視される。悪く言えば国地域の回り持ち。
欧州にとっては日本一国が意識に上るわけではなく、アジアとかせいぜい
東アジアという感覚だろう。その時二人取ってる日本は今回は良いだろう、
よそへ回せという声が半島あたりから出てくるのは確実で、お得意の買収で
めでたく初受賞という筋書き。その次となるともう予想がつかない。
699 :
無名草子さん:02/10/26 14:42
ズサ
701 :
無名草子さん:02/10/26 23:15
>>679 あの紙良いよね〜
作者自身の好みかと思ったら、
新潮社の装丁になってる。
でも似合ってるよね。
702 :
無名草子さん:02/10/26 23:16
703 :
無名草子さん:02/10/27 02:56
村上春樹が偉いな、と思うのは、
カフカのサイトでにちゃんねらもちゃんと相手にしてること。
本当に細かいことばっか指摘してる奴多くて、
大変だね。
そういう奴はみんな死んじゃえばいいのに。
>>697 >というか、もともとこんなに沢山の人が読む(万人受けする)話には思えない。
と思うのは私だけ?
読んだ人に「自分だけがこの世界を分かる」と思わせる罠
が仕掛けられているのです。
というか、これがネタにマジレスというやつか?
705 :
無名草子さん:02/10/28 09:23
>>704 >読んだ人に「自分だけがこの世界を分かる」と思わせる罠
>が仕掛けられているのです。
そういう風には感じるんだけど、どんなところが
「罠」なのか、俺には良く分からん。
具体的に指摘して。
えーと、マジレスのつもり。
706 :
無名草子さん:02/10/28 14:19
「海辺のカフカ」の読後感をドラクエ風に表現してみる
勇者は宝箱をあけた
しかし何も起こらなかった
708 :
無名草子さん:02/10/28 23:39
海辺のカフカ、純粋におもろいと思った。
ここしばらく、やれオウムだ、オリンピックネタだで萎え〜だったけど、
待たされただけの価値はあったと思ふ。
709 :
無名草子さん:02/10/29 21:06
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」と「海辺のカフカ」、
どっちかを無人島に持って行くとしたら、どっち持ってくか?
710 :
無名草子さん:02/10/29 22:22
>>709 どっちも持ってかないなあ。
春樹は面白いけど、そんな深みのある感じはしないから、
持ってくなら聖書とかプルーストとかジョイスとかが良いなあ。
>>710 709じゃないけど、
>どっちかを無人島に持って行くとしたら、
って聞いてるんだから、どっちか持ってってやれよw
じゃなきゃ、レスしなくてもよろしいかと。
712 :
無名草子さん:02/10/29 22:59
>>709 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドを持っていきまつ。
713 :
無名草子さん:02/10/30 00:04
>>709 「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」だったら
「世界の終わり」にします。
714 :
無名草子さん:02/10/30 01:36
>>711 君もなんか答えてやれよ。
じゃなきゃ、レスしなくてもよろしいかと(w。
715 :
無名草子さん:02/10/30 01:40
無人島ネタって女の子がA君とB君選ぶならどっち?ネタみたい。
716 :
無名草子さん:02/10/30 01:42
「世界の終わり」か!
718 :
無名草子さん:02/10/30 13:33
>>709 世界の終わりとハード・・・だな。
飽きないのはこっちだと思ふ。
>711
‘深み’があると思っているコドモに、‘深み’がないことを覚醒させる意味があるだろ。
ちゃんとオルタな選択肢も挙げているし。
「そこで立ち止まるな」というメッセージを含んだ、きちんとしたレスだと思うぞ。
711のレスこそモンキリモンキーあっち行けだ。
ひさびさ『ねじまき鳥』読み直してるんですが
映画『マルホランド・ドライブ』思い出した。
意識中の錯綜って事でおもいだしたのかしら。。。
721 :
無名草子さん:02/10/31 21:04
多くの人が指摘されているのだけれど、
カフカって、
やっぱり千と千尋に似てるよね。
今DVDで千と千尋観て、あれ、これカフカと同じだ、
と思った。
村上春樹は、千と千尋みてないそうなので、
やっぱり観てから感想書いて欲しいね。
722 :
無名草子さん:02/11/01 17:15
今回 自らが、読者から感想メールを募集したのに、それ対して・・・
(以下抜粋)
長いメールが多いようです。読むのに時間をとりますし、読みづらいんです。
目も痛みます。それからいくつもの話題がひとつのメールの中に詰め込んであると
印象が散漫になります。ひとつのメールには話題は1つか2つ、というのが理想的です。
だって。言ってることにも一理あるんだろうけど、正常な神経もってれば
こんな事言えない筈だろ。いつからこんな傲慢になったんだ…(悲)
周りはYESマンばかりなんだろうな…
724 :
◆Z1sp.Bulpo :02/11/01 22:19
2冊で1600円でちょうどいい感じかな
725 :
無名草子さん:02/11/02 02:47
>>722 そう言いたくなるくらい、無内容でただただ冗漫な
メールが多いんだろうな・・・と村上氏に同情。
>>722 これ、村上にメール出す時のお約束(ハウスルール)だよ。
「村上朝日堂」サイトとか見てなかったのか?
つーかメールって本来そういうものじゃん。
だから「件名」ってのがあるんだろ。
漏れもだらだらしたメール読まされるのは嫌いだ。
727 :
無名草子さん:02/11/02 14:02
「国境」の方が面白かった(20回ぐらい読んでいる)
728 :
無名草子さん:02/11/02 22:15
だらだらしたメールは嫌だけど、
初めてのメールで挨拶もないのは
余りにも無礼だな。
>>721 マジレス希望なんだが、どのへんが似ているの?
いや揶揄してるとかじゃなくて。
730 :
無名草子さん:02/11/05 11:41
春樹ファンって長いメール書きそうな人が多いね。(w
知り合いでも、自前のサイトに毎日異様なまでに長い
日記書いてる人がいる。
731 :
無名草子さん:02/11/05 12:29
カフカが一番らぶ。
732 :
無名草子さん:02/11/05 20:02
カフカは世界の終わり〜を別な表現で書いたような印象。
ねじまき鳥より数段ポップで読みやすく、初心者向け。
音楽でいうと、売れ線的要素が前に出た感じ。
強引な展開やファンタジー的な要素が目立つが、
基本的な内容ははいつもと同じ。
気になったのは、ホシノの描き方がもうひとつ。
最近の若者の世界や庶民の遊びのことをあまりわかっていない。
いまどき2千円、3千円でパチンコは楽しめないし、トラック
ドライバーの彼がクラシック音楽に興味を持つというのも
現実ではまずあり得ないだろう。と、細かく言えば、問題の多い突っ込み
入れやすい作品だと思うが、ま、それでも基本的に春樹萌え〜だ!!!
ナカタさんがよかったからだ。主人公の少年にはイマイチ感情移入
出来なかった。
カーネルサンダ−ズが連れて来た
超絶セックスマシーン女にホシノが
サービス受ける場面が一番よかった。
全然エロくなくて、実に楽しそう。
「カフカ」を読んで気になったのはやはり新聞記事の書き方。
公式サイトにも指摘があったけど、あれは普段、普通に新聞を
読んでる一般人でも違和感を覚えるほどに下手くそ。
あと暴力描写が春樹は巧くない。心に迫る緊迫感というか、
直接的な暴力が書けていない。多分書けない作家なんだと思う。
また、寓意やファンタジーに満ちた作品を書くなら、なおさら
現実的な細かい描写をおろそかにしちゃダメ。
それが書けてないと、この類の小説は陳腐な作品に終わりやすい。
無意識の問題を全面に出しすぎているのもうざかった。
ただ、相変わらず春樹にしか出来ない巧い文章も健在だったし、
楽しめた部分もあったけど、そのぶんダメな箇所がやけに目立った。
やっぱり春樹はなんでも書ける作家ではないんだと思う。
736 :
無名草子さん:02/11/06 09:02
737 :
無名草子さん:02/11/06 10:42
>トラック ドライバーの彼がクラシック音楽に興味を持つというのも
現実ではまずあり得ないだろう。
そうかなー
現実でもそう言い切れないと思うけど。
そしておおよそ興味をもたなそうな人種が
クラシックに興味を持つことが面白いんじゃないの?
中卒ヒッキーのクラシックファンですが何か?
739 :
無名草子さん:02/11/06 12:42
>トラック ドライバーの彼がクラシック音楽に興味を持つというのも
現実ではまずあり得ないだろう。
つうか、キャラ設定としてあまりにもありがちなので萎え〜
740 :
無名草子さん:02/11/06 12:52
というか、運ちゃんがシュレッダーについて
「街の大きなコピー屋に行けば貸してくれるよ」
という会社の総務の人みたいな知識はさすがにもっていないと思われ。
星野ちゃん、無教養じゃないよね。俺っち、というしゃべり方で粗野さを出そうとしているけど、
すげえインテリだよ。
741 :
無名草子さん:02/11/06 13:35
街の大きなコピー屋って何だろう? キンコーズのことか?
742 :
無名草子さん:02/11/06 13:43
キンコンズっていっちゃった。
743 :
無名草子さん:02/11/06 13:45
オスマン・キンコーン
キンコーズだろうね。
キンコーズに行ったことのある運ちゃんというのもいいけど。
745 :
無名草子さん:02/11/06 15:11
いまいちだったなぁ・・・。
海辺のカフカ。。。ヤフーオークションに山程出品されてて笑えますた
747 :
無名草子さん:02/11/06 22:18
失敗作だとしたらやっぱり惰性で書いているぽいところ。
メタファーの乱舞はともかく、人間の造詣がどれも似てきてしまっていてなんだか
と思う。
ま、しかし、売れる小説を書くことが難しい時代に珍しく売れる人だから
いいか。
748 :
無名草子さん:02/11/06 22:58
春樹、椎名化現象
749 :
無名草子さん:02/11/07 02:54
そろそろ落ち着いてきたのでキャスティングしましょうよ。
僕 ・・・サビオラ
ナカタさん・・・梅津栄
星野青年・・・・V6の森田
田村父・・・・・江守徹
大島さん・・・・杉浦太陽/内田有紀
大島兄・・・・・照栄
佐伯さん・・・・さくら伝説
若年佐伯・・・・小倉優子
背の高い兵隊・・おさる
がっしり兵隊・・なべやかん
カーネル爺・・・池乃めだか
峠愚痴・・・・・安住アナ
さくら・・・・・aiko
セクースマシン・・・・川村ひかる
さげ
751 :
無名草子さん:02/11/07 03:05
>そろそろ落ち着いてきたのでキャスティングしましょうよ。
おっ、やろうやろう。
オフィシャルサイトに負けずにね。
> 若年佐伯・・・・小倉優子
イイ!!
> 背の高い兵隊・・おさる
> がっしり兵隊・・なべやかん
これも目の付け所がよいな。
> さくら・・・・・aiko
映画だと絵になるな。俺はさくらはもっとフツーの不細工だと思う。
> セクースマシン・・・・川村ひかる
これもいい線行ってるけれど、もっとアクがあったほうがいいな。
インテリでなければいかん。
752 :
無名草子さん :02/11/07 03:41
754 :
無名草子さん:02/11/07 13:29
755 :
無名草子さん:02/11/07 14:44
おい、春樹。元気か?
756 :
無名草子さん:02/11/07 20:01
>>736 「Niobe」って、悲嘆に暮れている女(母)って意味もあるけど
悲しみのあまりに石になってしまったTantalusの娘でもあったよな。
それと佐伯さんとは何か関係あるの?
15の少年の繊細で不安定な内面より、ナカタ、ホシノの
キャラの方がずっと魅力的で面白くなってしまっている。
これって小説としてはどうなのかな?ハッキリ言って少年が
石の入り口の世界から抜け出そうが、中で暮らそうが
別にどうでもいいと思った。
>>749のキャラ設定は全然ダメ!全くわかってない。
腹立つ。
さくら=aikoだけよい気がする。
>さくら=aikoだけよい気がする。
さくらはもっと痩せてるような感じがする。
760 :
無名草子さん:02/11/08 09:58
>カーネル爺・・・池乃めだか
はいいとおもう。
762 :
無名草子さん:02/11/08 16:34
ところで、ノーベル賞取ったら
春樹は、今の田中さんみたいに露出するかにゃあ
しろよ、村上!
奥さんを見るのがちょっとだけメリットかも。
どうでもいいけどな。
見る→見れる
765 :
無名草子さん:02/11/09 12:08
ニュース番組に今日の村上さんってコーナーできるかな?
できたら、今日のハルキ君だろうなあ
767 :
無名草子さん:02/11/10 02:59
20人に1人くらい「つまらなかった」とほざく香具師がいるな
>>767 それは健全な状態ってもんでしょう。俺はこの小説、気に入りましたけどね。
769 :
無名草子さん:02/11/11 00:37
>>766 なんか、見れるでもOKになるらしいよ(いや、もうなってるかも)
770 :
無名草子さん:02/11/11 15:44
771 :
無名草子さん:02/11/12 22:38
atgre
「私、ナカタはこんな時間にここに書き込みをしてるくらい頭が悪いので、
とてもこの作品のすべてを理解したとはいえないのであります。」
「ああ、わかったからさ、おじさん、とにかく感想言ってみてよ」
「はい。それでも、感想というほどのものを言わせて頂けるようでしたら、
ファンにはおなじみの道具立てで展開され、より洗練されて完成度が高い分ドッキリさせられるところがすくないような気が、しょうしょういたします。」
「現代の大人向けの寓話としては構造がシンプルでやや深みにかけるかもしれません。でも、私は格段に読みやすい小説とウナギは、好きであります。」
「なるほどね。でも、俺っちは思うんだけどさ、主人公の少年って、現代のリアルな15歳っていうより、ハルキ風の「リアルな15歳」って感じじゃない?ハルキワールド的にリアルな15歳ってことだけどさ、もちろん」
「はあ、私が15歳の時は、確かにあんなにタフではありませんでした。いつもいろんなものにビクビクしながら暮らしていたような気がしております」
「それはつまるところ、最高傑作ではないにしても、駄作というほどのものではないということだよ。」突然現れたカラスと呼ばれる少年が言った。
「そして、この書き込みは、いささか長すぎる。明日の仕事と現実に備えて、君はもっとタフにならなくちゃいけないよ。」
たぶん彼の言うとおりなのだろう、と僕は感じたので、そのままPCを落として眠ることにする。
773 :
無名草子さん:02/11/13 04:03
1600円は高いよ、と言ってみる。
774 :
無名草子さん:02/11/14 03:14
カフカ=k
この紙でこの内容だったら、
安すぎると思っています。
1600円
手にした第一印象は紙でまじまじと見てしまいますた。
透かしの和紙みたい。
だって、ちょっとした本でも1300円するよー。
それとたった300円しか違わないなんてーー。
ハンドバックなんて何万円もちがうのに〜
マツキヨの100円ネイルと
シャネルの3000円ネイル。
2900円分の内容の違いはみつかりましぇんーーー。
化粧品とコンタクトはぼったくりよ〜。
高い=いい。
だから買いたくなる。
春樹の本も思い切って高くしてやれ。
本って内容によって価格の差がつかない世界なんですね。
内容が価格に反映しないんですね。怒!
部数と紙質だけに依存された価格設定なんだな〜つくづく・・・
だって、一般労働者の平均時給が1500円だったら
頭脳系労働者は時給10000円以上なのに〜
これくらい差があるのにね、普通は。。。
「けいことまなぶ」に載っているちょっとした
1日講座でもけっこうするのにね。
今度は思い切って値段を高くして
いい本ですよって訴えたらどうでしょうか?
ぼったくってみましょう。
義務教育がタダだからいけないのかな〜って思ってます。
宿命でしょうかね☆
>>778 >高い=いい。
>だから買いたくなる。
そうそう、なんかのスレで「医学書院」の社長が
「医者や医学生はバカだから値段を高くすれば価値ある本だと思って買う」
と言ったとか言わないとか・・。
どんなスレか忘れたので、記憶が曖昧だけど。
783 :
無名草子さん:02/11/14 15:18
勝手なイメージなんだけど星野青年が忌野清志郎に思えてしかたない。
年齢差がありすぎるけど。
784 :
無名草子さん:02/11/14 21:25
みんな知ってるか。
魚が降って来るって、単なるフィクションじゃなかったんだ。
何と今日のニュースで岐阜県の小学校にハリセンボンが
降ってきたんだって、いってたさ。ローカルすぎて知らんかなあ。
そこでついでに外国で魚が降った話も紹介してたさ。
世界中でありますね。大体は竜巻などで吸い上げられた
魚が降っただけとのこと。
786 :
無名草子さん:02/11/15 00:44
でも今回は岐阜県だよ。
小学生の女の子が、虚言症かも知れんなあ。
787 :
無名草子さん:02/11/15 01:10
で、本当にノーベル取れそうなんすか?
アリアドネ、愛してます。
790 :
無名草子さん:02/11/23 15:41
あげあげげ
791 :
無名草子さん:02/11/23 17:25
2002年4月10日
読んだ本:インストール
今まで読んだ本の中で1番良かった!マジ!
なんか心がはじけ飛びそうだった!
もうなんて感想書けばいいか分からない。
この気持ちを直接著者に伝えてあげたい!
とにかくよかったです。ありがとう!
(やまだー/17歳 )
792 :
無名草子さん:02/11/23 19:10
この小説の根幹的欠点はNE。
春樹さんが、先を探しながら書いてるところだYO。
だから、部分部分は面白くても、全体的に説明がついてないNE。
とっちらかってRU。
あとあと「いい小説だった」とは、言いたくない汚い印象があるNE。
793 :
無名草子さん:02/11/23 19:40
風〜おわりとハード〜ねじまき〜スプ、のフラッシュバックの塊になってるような気がする。
ただ、トビ時間が短い、分量が後2倍必要だと思った。
音楽で言うところのパッサカリアであるわけだが、ブルックナーのような巨大さが無いと、
話の内容が耐えられて無い。
アリストテレスの形而上学みたく過去の文献を都合よく引用して神話を書こうとしたのならばのはなし。
個人的には期待以上の面白さで、さらに進化してる春樹を見られてうれしかった。
晩年に向けて、神憑かりな作品が仕上がる事を祈って。
795 :
無名草子さん:02/11/24 12:04
ハローちんこ先生
きゃらめるの味はいかがかい?
翻訳カキカキしてるんかい?
やっぱり
ノルウェイの森が一番面白いな。
何回も読んでしまう。
797 :
山田デビル:02/11/25 11:03
■批判1■
春樹さんが先を探しながら書くことは、たとえば全集の「世界の終わり〜」の月報
などに、自ら白状している。だからもう一つ説明がつかないことが多いし、最後の
方はまとめようとしているから、あまり面白くない。真ん中当たりが一番筆が乗っ
ていて、自由に(つまり説明をしなくていいことを書き散らしているので)書けて
いて、面白い。たとえば「ねじまき」の、一巻の最後のノモンハンの長い話とか。
本作の野方猫殺しの話とか。
798 :
T@おょー:02/11/25 11:18
やいやい
799 :
山田デビル:02/11/26 11:41
■賞賛1■
この小説に対して「素晴らしかった」という「読者の声」が起こったという風にマス
コミを通じて言われるのには、頷けないこともない。部分部分の文章は読みやすく、
楽しげで、強固の論理的でありながら、同時にリリックでもある春樹文章が、かなり
戻っている。
少なくとも「スプートニク」よりはうんといい。本作は「春樹のコア読者を満足させ
た小説」であると総括でき、成功作と言えるだろう。ただ、もともと春樹の熱狂的な
読者は、日本で一番読む目がある純文学の読者人であると断言できたが、作者に引き
ずられて、彼らの文学観が少しずつ歪まされているとも言えそうだ。
「素晴らしかった」という意見もそれなりには分かるが、本当に読む目のある読者は、
「ノルウエイの方が良かった」と言う人間だろう。
800 :
山田デビル:02/11/27 10:44
■批判2■
この小説は、父殺し、母犯しが主軸になっているが、彼の昔のエッセイを読んでいると、
受験に買ってきてもらった破魔矢をへし折った話などがあり、両親への(特に父だろう、
やはり)不仲な憎しみという、ストレートに醜い感情が、今も昔も春樹の心から抜けて
いない事がわかる。カフカの父=春樹の父。
また、母については、やはり「五十代の女性を性的対象として見る目は、五十代の作家
ならではだなあ」と、情けなく思った。カフカの母=春樹の目から見た女性像。
しかも、この小説は、とても厭世観が漂っている。ジャズ、クラシック、世界文学など
に対する膨大な知識がひけらかされているが、全然楽しげでない。カフカの父=村上春
樹自身でさえある。「両親も嫌い、自分も嫌い、生きてても面白くねえや」という虚無
感が、あふれ返っている小説だ。
この小説の隠れたテーマは、五十代だ。子供のいない春樹のむなしさ。やるせなさ。
801 :
無名草子さん:02/11/27 12:46
>800
批評内容について語るのは避けますが、(書けというなら書くけど、私かなり
きつい文章書くから今回は控えます)一つだけ。
全然同じ内容を書くにしても、あまり偉そうでない、普通の感じで書いたら
印象は全然違うよ。
「偉く思われたい」または「俺は頭がいい」というのが滲み出ている文章は、
実はあまり人から「すげえ」とは思われません。
小難しい言葉ばかりを使いすぎる文なんかもそうだけど。
だから、なまじいい大学を出ていたりする人が、その罠に落ちたりするんだよね。
文章は平易に、しかし書かれている内容はなかなか読ませる、というのが
もっとも望ましいんじゃないかと思います。
802 :
無名草子さん:02/11/27 12:59
というか、単に内容がまとまってないだけのような気がする。
内容が自分でも明確じゃないから、偉そうになり、
それが浮いてしまっているのであり、内容がしっかりしてたら、
偉そうでも何でも、それなりの説得力をもつと思う。
う〜ん、偉そうな文章で内容も伴っている文章って、2ちゃんではほとんど
見たことないからなあ。内容より自己顕示欲が勝ってる。
本当に頭のいい人なら、わざわざ偉そうにする必要がないからしないのかな、と
と私は思ってましたが。
あと、書いてる内容が甘くても、態度が謙虚であれば、まあいい感じに
受け取られたりするじゃない。偉ぶると、態度のわりに…ってなるけど。
そういや、科学者とかでも、一流の人は自分がまだまだなことを知って
いるから謙虚だけど、それより一段落ちる1.5流の人はやたら威張り
たがるって言いますね。それなんじゃないかと。
でも、800さんが十代であれば、何も気にしないでください。
十代の人が自分を認めて欲しいと思うのは、それは普通です。
逆に私が外道だよ。
頑張って素敵な大人になってください。
805 :
山田デビル:02/11/28 13:53
■批判3■
本作専用のHPを見ると、「ボクは15才の少年の気持ちがありありと書ける」などと
ぬけぬけと言っている。思い上がっている。それが作品に出ている。
また毎朝4時に起きて、一日10枚まったく休まずに書き続けたという。村上は意思の強
いオヤジだ。しかし芸術作品は、そこまでマニファクチャラーライクに生み出すもので
はない。調子のいい日に10枚でやめるのはともかく、調子の悪い日にも10枚書くのは間
違ったことだ。それで物語が歪んでいく。
結局のところ本作は、「俺は天下の村上春樹だ。成功者だ、平成の文豪だ」という尊大
な気持ちと、「でも生きていても面白くない」という虚無感がない交ぜになった作品。
806 :
無名草子さん:02/11/28 15:09
マニファクチャラーライクって、何のために書いたんだ?
全体の文章からしても、違和感ありすぎなんだが。(他の文章のひどさと、
気取った外来語が全然合わない)
あんまり気取るな。アホみたいにみえるから。
それと、村上春樹は何度も作品の手直しをするらしいぞ。
なら調子悪い日に書いたって大丈夫だろ。
村上春樹は確かに成功した作家で、そうでない奴もいるんだろうよ。
村上春樹が生きてて楽しくないようにはおもえんけどな。
やるべきことをやってる感じがする。
807 :
無名草子さん:02/11/28 23:53
村上春樹ってだけで無条件につまらない。
807ってだけで無前提でつまらない。
まあ此のスレにいるのは
一応かつては好きだったor今でも好きの二者しか
ありえないわけで
810 :
無名草子さん:02/12/05 21:20
最近、ジングルベルが目立ちますが。
811 :
無名草子さん:02/12/08 23:55
一言。
駄作
812 :
無名草子さん:02/12/09 00:00
一言。
傑作
813 :
無名草子さん:02/12/09 00:05
駄作じゃないもん!駄作じゃないもん!
814 :
無名草子さん:02/12/09 00:08
どこに基準を置くかじゃないの?
ノーベル賞とか言えば、駄作と言うか、不似合いだし、
面白さからすれば、極めて素晴らしい。
815 :
無名草子さん:02/12/09 02:00
中田さんもいいけど、星野君のキャラがかなり良かった。
816 :
無名草子さん:02/12/09 05:41
小説の中でメタファーってセリフがよく出てきたけど
これはどういう意味なんですか?辞書ひいたんですけど、いまいち分らないのです・・
どなたか教えていただけませんか・・?
甲村図書館はメタファーじゃなくて・・具体例を出して貰えると嬉しいです><
817 :
無名草子さん:02/12/09 05:50
メタファー便利だよね。
ちょっと小腹がすいたときなんか、腹ふさぎになるし。
818 :
無名草子さん:02/12/09 07:29
メタファーとカテゴライズ
819 :
無名草子さん:02/12/09 07:48
>>816 実はチンポ好きだと言いたいけど、芸術性を高めるために
アスパラガスが好きと言うみたいな。
820 :
無名草子さん:02/12/09 11:52
メタファーとは象徴(簡単に言えば比喩)です。
比喩とはあるものを、別のもので表現することです。
あるものと別のものとが、まったく無関係では比喩になりません。
性質が似ていると言うことから比喩に使用されるものをメタファーと言います。
他に物理的接触関係から比喩に使用されるものとして、
めったに使われませんがメトニミーとかもあります。
メタファーの例としては、たとえば夕日と死の関係とかです。
小説の脈絡の中で、誰かの死が夕日の描写で表現される場合などです。
両者には終わっていくものと言う性質の共通性があり、
それによりメタファーとして使用されたと言うことです。
821 :
無名草子さん:02/12/09 12:53
マグノリアに似ていると思ったのは私だけ?
私の中では
星野君は萩原聖人です。
ナカタさんは大滝えいじ。
822 :
無名草子さん:02/12/09 23:47
短すぎるな。このテーマなら、3000ページくらい
書いてもらって、読んで、疲労して、その疲労の陶酔感とともに
味わいたい作品であって。
長い、ということだけが美点となる作品がある。
いかんせん、短いと思うわけ。これだとただ陳腐だ。
823 :
無名草子さん:02/12/09 23:48
824 :
無名草子さん:02/12/10 00:13
マジレスするけど
ノーベル文学賞というと
通常民族性や土着性の強い作風の作家
または
極めて政治的に受賞運動した作家
しか取れないのが普通
村上春樹は今のところどちらにも当てはまらないと
思うのだか
825 :
無名草子さん:02/12/10 00:28
そういう意味じゃ三島はやりすぎたわな。
826 :
無名草子さん:02/12/10 03:08
生きていれば中上健次は確実だったね。
でもいまは村上春樹しかいないでしょう。
827 :
無名草子さん:02/12/11 00:58
中上健次には十分チャンスあったと思うけど
三島って?
政治的にはやり過ぎだけど
そんなに賞欲しがってたっけ?
828 :
無名草子さん:02/12/11 01:10
>>821 僕もちょっとマグノリアを連想してしまいました。
そんな奴いないだろーなって思ってたらいたみたいで。
なぜか嬉しい。
829 :
無名草子さん:02/12/11 01:14
春樹は無理だって。
テーマが無いもん。
春樹が取れるんだったら、
カート・ヴォネガット・ジュニアがとっくに取ってるはずだっての。
830 :
無名草子さん:02/12/11 05:09
実は「海辺のカフェカ」が正しいらしい。
831 :
無名草子さん:02/12/11 22:39
わたしも「マグノリア」を連想しました。
主人公がとても15歳とは思えなかったです。
なんだか「やれやれ」と思いながら読んでしまいました。
ただ「海辺のカフカ」という題名はとてもいい。
832 :
無名草子さん:02/12/21 03:51
僕はすごく面白かった。最後の30ページは駅のベンチで一気に読んだので
すごく寒かったけど、動けなかった。
星野君は『しあわせの黄色いハンカチ』の武田鉄也だよ。これは譲れない。
中田さんは、たまのランニングで決まりだね!
833 :
無名草子さん:02/12/21 04:22
>>833 このインタビューかなりむかついたんだけど。
谷崎や三島は右翼だと決め付け戦争犯罪を扱う
村上は孤高の人権戦士だみたいな。
ま〜731部隊とか捕虜虐待半島関係扱えば
ノーベルくらい取れるってこったね。
(^^)
836 :
無名草子さん:03/01/15 20:11
やっと読み終えた〜。
物語の初めと終わりの方はそうでもなかった、中盤辺りが面白かったなぁ。
カフカのお父さんって結局何がしたかったの?笛作ってさ。
あと何故か、村上春樹の本の主人公に魅力を感じたことが無い(何故か今回も)、
有名どころの作品しか読んでないんだけど、他になんかいい本ある?
837 :
無名草子さん:03/01/15 21:49
主人公に魅力がない、ってのは確かに言えるなあ。
あぁ、でもそう言う主人公が面白い目に会うところが
魅力なのかもね。それと関係するのかどうかわからないけれど、
他の人は色々好きな作品とか挙げてるみたいだけど、
俺には彼の作品にはあまり出来・不出来はないような気がする。
どれも当たり外れなく面白いけど、愛着を持って一冊を
挙げることはできないような気がする。
838 :
無名草子さん:03/01/17 04:29
どうしたってマグノリアを連想しちゃうよねぇ。
っていうか、山崎渉(^^)って何?
いろんな板で見かけるけど。
>838
スクリプト荒らし。板やスレに来てるわけではない。
(^^)
841 :
無名草子さん:03/01/23 19:12
ファミリア
842 :
無名草子さん:03/01/31 21:47
読んだけど、稚拙な小説やったなあ
843 :
無名草子さん:03/01/31 22:31
>>836 >有名どころの作品しか読んでないんだけど、他になんかいい本ある?
すでに読まれたのはなにか、書いてもらえればお勧めもできますが。
それにしても『スプートニク』評判悪いですね。
一般のファンの方々にここまで酷評されていたとは知りませんでした。
昨日読み終わったばかりのものです。
15才のカフカにとても年齢が近いんですけど、
彼に対して感情移入ができませんでした。
なんか15才というよりも村上春樹さんの年齢そのまんま・・って感じがします。
ナカタさんのほうのストーリー展開のほうが楽しかったし・・・・。
結局この小説で何を村上春樹さんは伝えたかったのかということが
私はあまりよくわかりませんでした。
自分のバカさ加減にあまりにもショックを受けました。
おまんこはナカタの好物であります。
846 :
無名草子さん:03/02/05 23:49
はいはい
848 :
無名草子さん:03/02/09 09:53
まあ比べるのもなんだが、文壇にのさばってる若手(wよりも楽しめるはな。
特に80年代にポストモダン(wを謳歌したやつらだがな。
849 :
無名草子さん:03/02/13 22:15
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だけで充分いけると思うけど。
850 :
吾輩は名無しである:03/02/13 22:38
カフカくんにリアリティーが無すぎ。
そこが致命的な欠陥であります。
851 :
無名草子さん:03/02/13 22:53
ナカタさんが魅力的であります
それ以外は特に心に残るところはないであります
852 :
MAZDA:03/02/16 20:42
村上春樹はマツダが好きなのか?
ロードスターにファミリア。
実際に高松に行ったときに借りたレンタカーも
マツダファミリアだったらしいが......。
853 :
無名草子さん:03/02/19 19:44
HP終わっちゃったの忘れててアクセスしてしまいました
とほほ
854 :
無名草子さん:03/02/20 03:35
>>852 オープンツーシーター(O2S)が好きなはず。
855 :
無名草子さん:03/02/22 01:50
村上春樹はTVピープルあたりから、インスピレーションが枯渇してきてるように思えてならない。
それ以前の作品は天啓を受けるままに書いてたような雰囲気があるが、それ以降はどうも苦吟しながら「作ってる」という気がする。
特にスプートニク〜以降は完全に過去の作品への自己撞着。
寂しいね。ホントに。
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドなんてホントに天衣無縫の奇跡のような作品だが、全然作為的なところがない。
なのにカフカは凡人になっちゃった春樹の、必死の労作、って感じだよ。
結局、春樹文学は作者の内面投影性の色濃い、青春文学なんだと思う。
そして、老いる、ということを拒否している、あるいは昇華していないんだよ。作品の中に。
50歳過ぎたんだ。いい加減自分の殻から脱皮してくれ春樹さんよ。
856 :
無名草子さん:03/02/22 06:43
でんでん むしむし 春つむり〜
おまえの ちんこはどこにある
あすかと ごじらが 好きなのか。
857 :
無名草子さん:03/02/26 00:54
>>855 確かにそうですね。
でも昔に比べれば、随分と自分の殻から出てきていると思います。
ただ逆に、「春樹ワールド」とも言える、あの独特の世界が薄れ、
逆に没個性的になってる気がする・・・。
なんていうか、もっと昔みたいに好き勝手書いて欲しいです、春樹さんに。
>>857 そうそう。昔の春樹さんは好き勝手に書いてた。青春文学の作者の強みはある意味「好き勝手に書ける」ということでしょう。そのベースには「同時代性」というものがあると思います。
ところが、もはや彼は年齢的にも好き勝手に書けなくなった。同時代性を喪失した。青春文学を書こうとすると、それは「回顧」にならざるをえない。
なのに春樹さんは、自身の「老い」という現実から目をそむけて、青春文学にいまだ執着し続けている。
それゆえ作品に作為性、苦吟の跡、のようなものが目立ってきている、という気が強くするのです。
この点、どう思われますか?
(上からの続き)たとえば春樹さんが、40歳以上の人物を主人公に設定して書いた長編小説がいまだ存在しないのがそのいい例証です。
そこをクリアできない限り、村上春樹は先に踏み出せない、と俺は思うんです。
俺の切なる思い、それは喪失した同時代性を再び取り戻すことで、彼に再生してほしい、ということなんです。
860 :
無名草子さん:03/02/26 04:28
861 :
無名草子さん:03/02/26 21:07
>>858 859
同感です。春樹さんの初期作品のよさは、その主人公の年代(18〜30ぐらい?)
の人が読んで、違和感がなかったことです。特に大学時代の設定。
その後、“ダンス・ダンス・ダンス”“ねじまき鳥クロニクル”の様に、
“僕”の年齢も上がってきていますね。だから今から15歳は厳しい、
と言われれば、確かにそう思います。そう言う視点もありますね。
ただ問題は、春樹さん的な世界から、“中年主人公”と言うのが全く
想像できない。う〜ん・・・ 書いても魅力あるかな?
でも問題は、そこじゃないと考えています。村上春樹がほかの小説家との大きな違い、
それは“僕”が「社会に精神的に溶け込もうとしないし、それをホントに求めていない」と言う事だと
思います。“ノルウェイの森”の結末の電話ボックスでも顕著ですし、もっと分かりやすい例では
“世界の終わりと”の結末。
社会に目を向け出したのは“ダンス”の結末から、はっきりと現れたのが“ねじまき鳥”。
僕は春樹さんの特徴を“社会にコミットしない”姿勢だと思っていました。
それが薄れてきています。ま、それが春樹さん的成長なんでしょうが。
“海カフカ”では昔を思い出し、って感じです、そう言う意味でも。
だからこそ、昔と違って作為的に感じるのかもしれませんね。
862 :
無名草子さん:03/02/27 15:14
>>681 ジョニーウォーカーってそんなに根源的な悪として描かれているのかねえ。
カフカが(佐伯さんに)「ゆるします」って言ったのは、ジョニーウォーカーをゆるしたという意味が含まれていると思う。
ジョニーウォーカーって、前衛性とか云々していながらその実「フェラチオなんて恥ずかしくてできませーん」なんて恥もなく言う女を厚遇して、エロ小説読んでる女は平気で「お前は東京や」とばかりに冷遇する、セックスだけは保守的ですオヤジなわけでしょう。
わけのわからない意味付けを排除してニヒルに徹する、11PM的な端正さは魅力だが。
863 :
無名草子さん:03/02/27 15:21
そんな「海辺のカフカ」は阿部牧郎との併読をぜひとも勧めたい。
「女は十三で電車を降り」・・・・・「淡い小豆色の乳首を」・・・・・
864 :
無名草子さん:03/02/27 23:24
>>862 う〜ん、ちょっと困った。。。
863も、ちょっと困った。。。
865 :
無名草子さん:03/02/28 00:06
>>864 ジョニーウォーカーの苦悩は、善意がことごとく悪に変えられてしまうことにある。大島が「硬直したシステム」と言ってるのは(私はそんな解釈の仕方は好きくないが)そんな空回りな自己状況のことだ。
866 :
無名草子さん:03/02/28 00:16
数々のディジタルグッズはそんな情況のアンチファクターなのだよ。春樹作品にしては珍しい電子ぶりだと驚いたが。
867 :
無名草子さん:03/03/01 14:34
春樹訳
サリンジャー著“The Catcher in the Rye”が4月10日発売予定!
これでやっと野崎孝から解放される・・・!
あの訳、ホント嫌いだったんですよね。
「ギャツビー」も奴だったから、また困った訳で。
春樹さん、「ギャツビー」もはやく、ヨロシクです!
グレートギャピーはナカタの好物であります
869 :
無名草子さん:03/03/08 01:02
インタビュー読んだひといますか?
870 :
無名草子さん:03/03/08 01:31
カフカは実験的でしかも普通に読めるのがやはりテクニックすごいと思った。
そんで今までのいわゆる「作者の影」が消えていっている感じが
少し微妙な位置でうーんと思った。
神の子供くらいの感じだとうんうんて読めたけど。.
871 :
無名草子さん:03/03/08 18:46
インタビューでカフカという本の中に自我がないという感じのこと言っていて
ユングとの関連を思った。
個人の無意識じゃなくてもっと大きな無意識が世界を動かすみたいな。
登場人物の自我の境界線が曖昧だったのはこのせいかなと。
ここらへんは東洋的な思想だよね。
ユングは東洋人だったのか
873 :
無名草子さん:03/03/11 16:02
マジレスしたほうがいいのかな。
西洋人だけど東洋思想との出会いは重要だったと思うよ。
まいい加減なもんだろう、ユングも河合も。
それを読んで村上解読に適用してどうなると。
(^^)
876 :
無名草子さん:03/03/14 13:27
海辺のフカフカ
877 :
無名草子さん:03/03/14 13:34
海辺のカフカホームページのメールボックスは、
五月に本になるそうです。
878 :
出会い系ビジネス他所とは違います:03/03/14 13:42
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882 :
無名草子さん:03/03/19 17:58
今出てる「週刊文春」126Pに大島さんの体に関することが載ってまつ。実際にはありえないのかな???
883 :
無名草子さん:03/03/19 20:22
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884 :
無名草子さん:03/03/19 21:09
カフカのどこがいいのか?
具体的に述べよ
885 :
無名草子さん:03/03/25 01:42
さくらって、「僕」の本当のお姉さんなのですか?佐伯さんは「お母さん」と呼んでるので母でいいんですか?
886 :
無名草子さん:03/03/30 06:24
映像化して欲しいとは思わんけど
大島さん=hydeなんて思ったのは漏れだけ?背小さいって表記なかった?
あとカフカは市原隼人って子。
887 :
無名草子さん:03/04/05 02:58
冒頭のインタビューのとこ、テープで録音ってあったけど、
戦後すぐのあの時代にテープってあったの?
ソニーがテープ作ったのって、もっと後じゃなかった?
あ、アメリカにはあったのかな?つまらない話でスマソ
それにしてもナカタさんは人気ありますねw
888 :
無名草子さん:03/04/05 13:29
こんな15歳はいない。。。
889 :
無名草子さん:03/04/12 00:52
RADIOHEAD
890 :
無名草子さん:03/04/12 01:02
ウッチャンがよんでた。感想ききたい。
891 :
無名草子さん:03/04/12 01:27
村上春樹がノーベル賞?
万が一そんな事になったら賞の権威がガタお(以下略
892 :
無名草子さん:03/04/12 01:33
しかし、主人公がムッツリしてても、女性の方から都合よく声をかけてくれる
現実離れした妄想は相変わらずだな。
しかも、彼女の方から電話番号を教えてくれて、困ったときは家に泊めてもくれて
しかも一本抜いてくれるだと。
ここまでご都合主義だと、さすがに小説でもオイオイと思うのは俺だけか?
ちんこ立ちながら読んでます。
上巻を読みおわりました。
うーん、なんかストーリーに面白味が無いような。
特に15歳の少年の話のほう。
「世界の終わり〜」はグイグイ引きこまれるように読んだんだけど、
「カフカ」は暇で、気がむいた時にちょびちょび読みすすめていったって感じでした。
…ジョニーウォーカーの生々しい描写による猫虐殺シーンは
どうしても必要だったのだろうか?気分悪くなりますた。
(^^)
896 :
無名草子さん:03/04/19 23:22
海辺のカフカの文庫版っていつ発売か分かる?
5月発売って聞いたような・・・
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
898 :
無名草子さん:03/04/20 12:17
>>896 それはないと思うよ
身長って文庫になかなかしないもん
899 :
無名草子さん:03/04/26 02:30
>>896 早くても2005年頃? 当然予想ですけど。
901 :
無名草子さん:03/04/27 04:31
好きな作品
世界の〜
ノルウェイ
蜂蜜パイ
こんなんが好きなんですが。
村上作品はどれが一番人気?
902 :
無名草子さん:03/04/27 04:36
漏れは『世界の〜』が一番良いと思うし、人気は高い
ねじまき鳥も同様
903 :
無名草子さん:03/04/27 12:59
かえるくん、東京を救う
904 :
無名草子さん:03/04/27 18:31
≫901
私も蜂蜜パイ好きでつ。
>>894 下巻の、特に半分以降が面白いよ、とっても。
春樹さんだね、って感じ。
906 :
無名草子さん:03/04/29 12:57
907 :
無名草子さん:03/05/02 15:47
5月の下旬に少年カフカというのがでるらしいんだけど
>>877のいってるメールボックス集めた本のこと?
風の歌を聴け って人気あるよね。
女子大生に大人気
漏れは「世界の〜」だね
911 :
無名草子さん:03/05/07 22:52
ピンボールが好き。
ノルウェイは、別枠かな。
912 :
無名草子さん:03/05/10 19:27
ミルクを聞きながら「世界の終わり〜」を読んでる。
Charaの?
914 :
無名草子さん:03/05/12 17:08
そうです。「世界の〜」は読み返すたびに新しい事に気づく。「ねぢまき」は読めば読むほど分からない
915 :
無名草子さん:03/05/12 23:28
でもね、でもね、翻訳にはこんな事、書いてあるんだよ。
Murakami must already rank among the world's greatest living novelists.
ノーベル、ダメ?
916 :
無名草子さん:03/05/12 23:38
戦争ライブをテレビでみながら「やれやれ!」と発破かけているようじゃ
ノーベル賞なんてとても無理。せいぜい神田の祭りの御神輿応援団だな。
やれやれワショーイ!
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
919 :
無名草子さん:03/06/02 15:53
カフカ微妙っぽいよ。
kafkaの名前をださないでほしい。
kafkaが汚れる。
921 :
無名草子さん:03/06/02 22:19
HPに載って「少年カフカ」のメール来た人いる?
あれ来たってことは自分のも本に載るのだろうか…
どうしよう。自慢したいけど自慢しづらい…
>>921 本が出る前に「俺はこう書いた!」とここで公表しておけば、
後から「ウソはいけません」なんて書かれることもナシ。
とはいえ、実際に本に載ってなかったら結構恥ずかしいと言う諸刃の剣。
923 :
無名草子さん:03/06/03 05:47
924 :
無名草子さん:03/06/12 16:08
少年カフカ発売age
925 :
無名草子さん:03/06/13 22:45
とりあえず春樹おめえ不細工
不細工のくせにナルシスト
926 :
無名草子さん:03/06/13 23:03
927 :
無名草子さん:03/06/19 20:04
>>816 メタファー=置き換えた言葉(隠語)だろ?
928 :
無名草子さん:03/06/19 22:17
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
930 :
無名草子さん:03/07/15 15:55
ノーベル賞受賞はまだまだ先だと思う。
グレートギャッビーを60歳になったら翻訳するみたいだし。
その後が期待大かも。まだまだ貫禄が必要でしょうね。
今年はどうなるんでしょうか?
931 :
無名草子さん:03/07/15 17:45
ノーベルに聞いてみたんだけどどうやらそろそろらしい。
村上はノーベルと友達なんだってさ。
おめでとう。
経済学賞あたりかな?
さすがだね。
>>927 隠語て…。うんち君はだまっててね。どうせなら淫語ってかけよ!
いんご 0 【隠語】
(1)特定の職業・社会の者の間だけで通用する特殊な語。仲間以外の者から秘密を守るためや、仲間同士であることを確認しあうために使われる。「警察」を「さつ」などという類。
(2)謎(なぞ)。判じ物。
三省堂提供「大辞林 第二版」より
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
934 :
無名草子さん:03/08/06 05:57
大島さん=内田有紀って人、多いねぇ。
私にとって大島さんは、ハリーポッターの映画に出てくるバジリスク使いの
青年(名前忘れた)なんだけどな。
935 :
無名草子さん:03/08/06 06:31
大島さんは天海ユキだと思ってる。
はまり役でしょ。
ショートカットが似合えばいいってもんじゃない。
936 :
無名草子さん:03/08/23 13:27
海辺のカフカって「夜中に犬に起こった奇妙な事件」にそっくりだよ。
似ている箇所が多すぎて純粋に後者を楽しめなかった。
おそらくむこうの原本からネタを取り入れ、消化せずそのまま使うことは
春樹にとって罪ではないのだろう。ただノーベル賞どりは多分ない。
937 :
無名草子さん:03/09/12 01:18
938 :
無名草子さん:03/09/15 02:56
「少年カフカ」読んでるけど
これって「健康新聞」(クロレラの広告)に似てません??
自分だけかな・・・
ただでさえ痛いのに方々から真似してるのか
940 :
無名草子さん:03/09/25 23:17
941 :
無名草子さん:03/09/25 23:30
いたたー
942 :
無名草子さん:03/10/02 19:22
今日の午後8時、ノーベル文学賞発表ね。あと30分くらいかな。
943 :
無名草子さん:03/10/02 20:13
南アフリカのクッツェー氏でしたな。
944 :
無名草子さん:03/10/02 22:05
うわあああああああぁぁぁぁっ!鬱鬱鬱鬱幼女鬱鬱鬱鬱うつやまさーん!
945 :
無名草子さん:03/10/02 22:07
はいっ、現場のうつやまです(・∀・)
946 :
無名草子さん:03/10/02 22:10
部屋の隅から出てきた小人がさっきから話かけてきます(゚∀゚)アヒャッ
947 :
無名草子さん:03/10/02 22:13
辞めた…もういいや…アナルって気持良いってホント?誰かケツかしてくれない?ただし僕グルメだよ
948 :
やらないか?:03/10/02 22:20
鬱は無理しない方がいいですよ
949 :
無名草子さん:03/10/02 23:41
アナルか…葱をつかってみるか…
アナルか…葱をつかってみるか…
951 :
無名草子さん:03/10/03 19:24
今夜職場の同僚を使って射精しますもう自分をおさえきれない
きのうの深夜、公園に出て自分の糞便を体に擦り付けていたら少しは落ち着いた
火星にありました
そんなこというなよ…言わないでくれよ…死にたい
955 :
無名草子さん:03/10/04 20:28
つまらない本しかかけない作家って言っていいんだよ。何年か後には存在が忘れらてい・・・い・
956 :
無名草子さん:03/10/05 00:30
夜はやばいって本当に…
957 :
無名草子さん:03/10/05 00:31
NUDY!!夜は裸になろう
958 :
無名草子さん:03/10/05 17:07
959 :
無名草子さん:03/10/05 17:08
960 :
無名草子さん:03/10/05 17:08
961 :
無名草子さん:03/10/05 17:09
962 :
無名草子さん:03/10/05 17:09
963 :
無名草子さん:03/10/05 17:10
964 :
無名草子さん:03/10/05 17:10
965 :
無名草子さん:03/10/05 17:11
966 :
無名草子さん:03/10/05 17:11
967 :
無名草子さん:03/10/05 19:54
すべりこみせーふですか?
ノーベル賞取れなかったねw
日本人続いたから調整期間がいります
春樹は5年後のカフカ続編刊行直前に受賞することが内定してまつ
972 :
無名草子さん:03/10/28 00:24
米軍の資料は、なんで後編には
出て来ないのですか?
973 :
無名草子さん:03/10/28 00:29
この話は、松本清張にリライトして貰うと良くなるところと、
大江健三郎に取材してたらもっと面白エピソードが挿入できたのにって
ところと、★のさんの台詞は重松清さんに翻訳して貰ったら良かったし、
・・・・う〜ん、もう少しで凄く面白い小説になりそじゃないですか!
さくらは、金井美恵子センセにもうちょっと厚みを出して貰うといいかな?
それはぜんぜんだめだったってことでは?
975 :
無名草子さん:03/10/30 00:26
スプートニクより、書き方が幼稚なのは作戦?
976 :
無名草子さん:03/11/01 11:29
今季の"ステレオサウンド"って雑誌にシューベルトニ長調に対する春樹の
マニアックな考察が載っていた。レコードとCDあわせて20枚以上も
持ってるそうだ。小説にある程度ページを割いて登場させるものにはやっぱ
それなりの熱い思い入れみたいなものがあるんだな。
>>976 オレ的にはブライアンウィルソン>シダーウォルトン>シューベルト
やっぱブライアンの回は気合いの入り方が全然ちがうし
シューベルトニ長調のはだらだらCDの解説してたりして
あんまり好きじゃない
つかあの連載あんまり話題にならんね
2000円もする雑誌だからおいそれとは買えない人が多いだろうが
立ち読みしとく価値はあると思うぞ
978 :
無名草子さん:03/12/20 00:36
979
980
(゚д゚)ウマー