【盗作猿】ランディの日記を先取り予想だ!【パクルな】2

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502上田村アガリスク01
渋谷
長崎
ラプソディ

 長崎で起きた幼児殺害事件の犯人と、渋谷の小六女児監禁事
件で自殺した状態で見つかった男には同じ臭いがする。これは
神戸児童連続殺傷事件の犯人である酒鬼薔薇聖徒にも感じられ
る臭いである。ねっとりとした母親の、鼻につくような体臭。
彼らの成長過程に置いて母親の存在が中出ししたザーメンの様
にとろとろと垂れてきて生臭い香りを放っている様な気がして
ならないのだ。子供を育てるのは難しい。それは親になった事
のある人なら誰でも解る。子供を育てている中で、寝ている子
供の顔が悪魔が笑っているように見える人もいるかも知れない。
よくワイドショーなどで子供のいないコメンテーターの女性が
知ったかぶりな教育論を語っている事を見る事があるが、そん
な時アタシの中で何かがプチンと音を立てて弾け切れる。
 「エラそうな事を言ってんじゃないわよ!」
 思わずテレビに向かって叫んでしまい、我に返って娘を見る
と、娘が怯えた目で私を見ていた。とほほほほ……
503上田村アガリスク02:03/08/09 06:03
 私も母親であるのだが、息子はいない。だから男の子の親に
なると言う事は正直言うと解らないのだ。昔から「一姫二太郎」
などと言うことわざがあり、最初に手のかからない女の子を産
んで、子供を育てると言う事になれてから男の子を産んだ方が
良いと言う意味なのだが、そのことわざを見ても男の子を育て
るのは何かと大変なのだと言う事がわかる。よくよく考えてみ
れば、私の家もそうだった。私は親に何の手間もかけさせずに
育ち、会社を設立したり、直木賞候補作家として仕事したり、
結婚し、妻となり、母親となったりして、親の手をわずらわせ
る事無く今までの人生を生きてきたが、兄は引きこもった末に、
死んでしまった。そう考えると、やはり男の子を育てるという
のは大変なのかも知れない。女の子はどちらかというと男親に
似るという。女の子にとって女親は父親の愛情を独占できない
ライバルであり、男の子にとってはその逆であるのだが、父親
の力が家庭で弱くなってきている今現在、男の子にとっては父
親はライバルとなりえず、母親にとって夫は、息子という新し
い恋人を得た時点で、過去の存在になってしまっているのでは
ないのだろうか?しかし、そう考えた上でも、3つの事件の犯
人達と母親の関係は特殊だとアタシは思うのだ。
504上田村アガリスク03:03/08/09 06:04
  3人の犯人が起こした事件はとてもショッキングでサディス
ティクな事件である。殺害し、遺体を切り刻む。イタズラし、
傷をおわせ、高所から突き落とす。拘束し、監禁し、自らの死
を体験させる。ハードSの極地なのだが、私が以前に読んだ事の
あるSM関係の本によると、人は本来SやMに偏ったりせず、ど
ちらの性癖おも持ち合わせており、相手によって変わったりす
ると書いてあった。だから仕事はSMクラブの女王様で、日夜来
店する客のM男にハードなプレイをしていたとしても、家に帰
ればご主人様がいて、従順なM奴隷になったりするというのだ。
 渋谷の監禁事件の犯人は成人していて、収入もかなりあった
様なので、残りの二人と立場は違い、本人自身が死に、被害者
を殺害していないと言う部分で違いがあるが、神戸と長崎の事
件の犯人である少年達は、マスコミの報道などによると、過剰
なほどの母親からの愛情が伝わってくる。M的な性癖が無かっ
たとしても、子供である彼らには母親の作った檻の中から逃げ
出して生きる事など出来るはずもなく(酒鬼薔薇聖徒は異常を
見せた為に、病院に連れて行かれて、医師の診断の上で、母親
の呪縛から少し逃れられたが、それまでの生活が彼の精神を蝕
んで行ったと言う事は、彼の犯した犯罪に寄って理解できるが)
いつの日か、その檻から逃げ出す事が出来ると信じていたのか
も知れないが、それが普通に生きていたなら叶わないと解った
時、彼らは壊れる事にしたのではないだろうか。
 自分が壊れなければ彼らは生きて行けなかったのだと思う。
505上田村アガリスク04:03/08/09 06:04

 長崎幼児殺害事件の犯人である少年の両親は、未だ彼らの息
子によって殺された幼児の両親に、犯人の親としての謝罪をし
ていないと言う。少年の親戚が親の変わりに謝罪をしたいと申
し入れたそうだが、殺害された幼児の両親は。犯人の親戚の気
持ちを受け止めながらも、「まずは少年の両親に」と、親戚か
らの申し入れを断ったと言う。アタシは犯人の両親の気持ちが
なんとなく理解できる。もし、アタシの子供が同じような事件
を起こしたとして、おそらくアタシも、被害にあった人たちに、
謝罪をする事など出来ないだろうと思うのだ。端から見れば、
非常識で無責任かも知れないが、おそらくその時、アタシは混
乱していると思う。混乱していて何事も把握できない状態にな
ってしまっていると思う。非常識と罵る人たちが世間にはあふ
れかえるかもしれないが、その人達は自分が加害者の親になる
かも知れないと想像できないかわいそうな人たちだ。事実を受
け入れる為に何ヶ月もかかるだろうし、もし謝る事で亡くなっ
た被害者が生き返るというならば、土下座して顔の皮が剥がれ
るほど顔を地面に擦りつけて謝るが、どんな事をしても死んで
しまった被害者を生き返らせる事はできない。その事がアタシ
をまた混乱させるのだ。どうやったら自分の息子が犯した罪を
謝罪できるのか?それを考えて両親は混乱しているのだと思う。